クロノヴェーダ
4/18更新:「冥海機」「アーディティヤ」「アルタン・ウルク」の情報を追加!
クロノヴェーダとは
クロノヴェーダとは、人類史そのものを改竄する禁忌の外法、人類史改竄術式『刻逆』により出現した、人類の敵です。
複数の種族があり、それぞれに異なる地域、異なる時代の歴史を改竄して、自分達の領域である『改竄世界史』を発生させています。
ディヴィジョンを支配するクロノヴェーダの王は『断片の王』と呼ばれ、来るべき『断片の王集う《七曜の戦》』に勝利して、己のディヴィジョンの元に地球の大地と歴史を統合しようとしています。
『断片の王集う《七曜の戦》』は、新宿断層碑文の情報により、最終人類史における「2023年8月」に発生することが判明しています。
現在確認されているクロノヴェーダ種族
アークデーモン
伝承上の悪魔のような姿のクロノヴェーダで、『畏怖』の感情をエネルギーとし、全ての個体が飛行能力を持ちます。
TOKYOエゼキエル戦争はクロノヴェーダが非常に苦戦したディヴィジョンで、2013年8月15日にディアボロスとクロノヴェーダによる決戦が行われています。
最終的にクロノヴェーダ側が勝利し、ディアボロスは全滅しますが、相当数のアークデーモンが死亡しています。
「伝承上の悪魔の名前」を名乗る者が多い一方、実在の著名人の名を名乗る者は一切存在しません。
身体特徴
悪魔的な風貌の、体長1.5m~5mのクロノヴェーダです。『畏怖』の回収の為、人々が畏怖する怪異な風貌の個体が多く存在し、多くの個体は悪魔の翼を持ちます。「大天使と類似した外見」のアークデーモンは総じて能力が低いようです。宿敵設定
クロノス級のアークデーモンは「2010年~2013年8月14日までに、東京23区内で過去の歴史のディアボロスと戦った者」か、「2013年8月15日の決戦に参加した者」です。
ジェネラル級のアークデーモンは「2013年8月15日の決戦に参戦した者」か、「なんらかの理由で参戦しなかった者」です。
大天使
伝承上の天使のような姿のクロノヴェーダで、『信仰』の感情をエネルギーとし、全ての個体が飛行能力を持ちます。
TOKYOエゼキエル戦争は、クロノヴェーダが最も苦戦したディヴィジョンで、2013年8月15日にディアボロスとクロノヴェーダによる決戦が行われています。
最終的にクロノヴェーダ側が勝利し、ディアボロスは全滅しますが、相当数の大天使が死亡しています。
「伝承上の天使」の名前を名乗る者が多い一方、実在の著名人の名を名乗る者は一切存在しません。
身体特徴
天使的な風貌の、体長1.5m~3m程度のクロノヴェーダです。『信仰』を得るため、天使の翼を生やした高貴な風貌をした個体が多い一方、畏敬の念から信仰を得やすい異形の個体も存在します。人々に忌み嫌われるような(悪魔のような)外見の大天使は、総じて能力が低くなっています。宿敵設定
クロノス級の大天使は「2010年~2013年8月14日までに、東京23区内で過去の歴史のディアボロスと戦った者」か、「2013年8月15日の決戦に参加した者」です。
ジェネラル級の大天使は「2013年8月15日の決戦に参戦した者」か、「なんらかの理由で参戦しなかった者」です。
鬼
日本の伝承に伝わる「鬼」のような姿のクロノヴェーダで、『恐怖』の感情をエネルギーとします。力を見せつけ、敵を恐怖させて打ち倒す事を美徳とし、暴力的かつ威圧的な言動を好みます。
『〇〇鬼』『〇〇童子』といった鬼の名前を名乗る事が多いようですが、当時の人名を名乗る者もいます。
身体特徴
頭部に角を持つ鬼のような姿の、体長1.5m~5mのクロノヴェーダです。
『鬼人』の角や腕の変異が全身に広がったような姿が一般的ですが、それ以上に異形化した個体も多く存在します。宿敵設定
クロノス級の鬼は「9世紀中頃~西暦971年」に京都周辺で人々を虐げ、阻止に現れたディアボロスに勝利したものが多いようです。ディアボロスを襲撃し、血筋ごと滅ぼした者も存在します。
ジェネラル級の鬼は、過去の歴史のディアボロスと関わらず、971年以降に活動を開始しており、巨体で戦闘力が非常に高い傾向にあるようです。
妖怪
日本の伝承に伝わる「妖怪」の姿のクロノヴェーダで、『忌み嫌われる』ことでエネルギーを得ます。多くの妖怪は、自分の領域で狩りを行い、その恐ろしさを人に知らしめんとします。現代に存在が伝わっていないものも含め、様々な妖怪がいますが、西洋由来の妖怪(ヴァンパイア等)や現代風の妖怪(トイレの花子さん等)は存在しません。妖怪は、名は体を表す傾向が強く、見た目から推測されるような能力、性格をしています。
身体特徴
体長50cm~7mの様々な妖怪の姿をしたクロノヴェーダです。『人に忌み嫌われる』ことで力を増すため、雪女等、一部の例外を除き、人に忌み嫌われやすい姿をする傾向にあります。宿敵設定
クロノス級の妖怪は「9世紀中頃~西暦971年」に京都周辺で人々を虐げ、阻止に現れたディアボロスに勝利したものが多いようです。自分からディアボロスだけを襲撃に向かう事はあまりなかったようです。
ジェネラル級の妖怪は、伝説上の大妖怪の名前を持っていたり、有益な特殊能力を持つ者が多いようです。
ドラゴン
伝説に伝わるドラゴンのような姿のクロノヴェーダです。『信仰』と『恐怖』をいずれもエネルギーにでき、非常に強大ですが、その分、数は多くありません。また、アヴァタール級のドラゴンは、元となるクロノス級のドラゴンから、かなり弱体化しています。
西洋風のドラゴンも、東洋風のドラゴンも存在し、共通して飛行能力を持ち、姿による地位の上下はありません。
ドラゴンは、『火炎竜〇〇〇〇』『殺戮竜〇〇〇〇』など、自分の特性を表す称号と名前を同時に名乗ることが多いようです。『〇〇卿』や『〇〇騎士侯』といった敬称を名乗る竜も存在します。
身体特徴
体長5m~10mのドラゴン型で、能力に応じて様々な姿をしています。
飛行に適さない姿のドラゴンは数が少なく、かつ、戦闘力が低い傾向にあります。宿敵設定
クロノス級のドラゴンは「5世紀中頃~西暦500年」までに、イギリス周辺や妖精郷で過去の歴史のディアボロスを襲撃するか、世界各地の迷宮を守護し、探索に来た過去の歴史のディアボロスを返り討ちにしています。
ジェネラル級のドラゴンは、円卓の騎士をはじめとした、断片の王であるアーサー王直属の騎士の名を持つ者達です。
竜鱗兵
ドラゴンに仕える眷属クロノヴェーダで、人間やドラゴニアンの肉体の一部が、主のドラゴンを模して変異したような姿をしています。人間との交流を行いにくいドラゴンの名代として、ディヴィジョン支配に貢献します。
竜鱗兵は、ドラゴンの生贄である『竜の花嫁』が、命を捧げることで出現する『卵』から生まれます。
『竜の花嫁』となることは、幻想竜域キングアーサーでは非常に名誉なこととされており、花嫁の親族はそうして生まれた竜鱗兵を大切に扱うようです。
主のドラゴン、もしくは花嫁の親族から命名された名を名乗ります。
身体特徴
人間やドラゴニアンの肉体の一部が、ドラゴンの影響を受けて変異したような姿の、体長1.5m~3mのクロノヴェーダです。
基本的に二足歩行の人型で、人間用の施設や武具等を使いこなせる姿をしています。
宿敵設定
クロノス級の竜鱗兵は「5世紀中頃~西暦500年」までに、イギリス周辺や妖精郷で過去の世界のディアボロスと戦闘を繰り広げました。個人或いは少人数での襲撃を行う事もあれば、軍勢の一人として戦争に加わる事もあったようです。
ジェネラル級の竜鱗兵は、ドラゴン直属の精鋭として、重要な作戦の指揮や、重要拠点の防衛などの任についているようです。
フローラリア
『妖精郷』に潜む、植物型クロノヴェーダです。
『妖精郷』を勢力圏とし、「妖精郷の守り手」として妖精郷に暮らす人間や、異種族「エルフ」に認識されていました。
強い魔力を持ち、ドラゴン勢力とは敵対関係にあります。
妖精郷の森の知恵ある植物とエルフを融合させることで、フローラリアに覚醒させる手段を確立しています。これは妖精郷では『十分に生きたエルフは自然と一体化して新たな生を得る』ものとして、自然な現象として受け容れられています。
身体特徴
体長1.5m~7mの植物型クロノヴェーダです。植物が他の生物を模したような姿を持つこともあります。
宿敵設定
クロノス級のフローラリアは、世界各地の秘境を征服しダンジョン化する事で、地球の力を吸い取りエネルギーを吸収していました。また、ダンジョンを攻略しようとするエルフのディアボロスを、ダンジョン内で捕らえ、その力も利用していたようです。
ジェネラル級のフローラリアは、ドラゴンから本拠地である『妖精郷』を守る為に防御を固めています。
自動人形(オートマタ)
自我を持ち、自動的に動く人形型のクロノヴェーダです。人間の感情によるエネルギー回収を行っておらず、人間を殺害してのエネルギー回収量を高める『処刑』を重視しています。様々な外観の自動人形が存在しますが、精巧な人間型の自動人形も、関節部が人形特有の球体関節などになっており、近くで観察すれば、人間でない事が判別できます。
自動人形は、『漆黒の首切り役人』といった名の者が多いですが、フランス革命期の実在の人名を名乗る例もあります。
身体特徴
体長1.5m~3mの人形です。
基本的に人間型ですが、四足歩行などの異形の自動人形も存在します。
銃や大砲が組み込まれていることもありますが、ナポレオン戦争期に存在しなかった機械部品が組み込まれた自動人形は稀です。宿敵設定
クロノス級の自動人形は、「18世紀中頃から西暦1802年のフランス周辺」で、過去の歴史のディアボロスと戦いました。革命期の被害を拡大させ、それを阻止しようとするディアボロスを破るケースが多かったようです。
ジェネラル級の自動人形は、ナポレオン直属の大陸軍の将軍などの立場の者が多いようです。
淫魔
人間の欲望を刺激し、『堕落』させることでエネルギーを搾り取る悪魔です。女性型が多いですが、男性型も存在します。
淫魔は人間の精神に強い影響を与える能力を持ち、己の快楽のため好き放題に操りながら『堕落』へ導きます。特に音楽を利用した場合、その能力は高まります。
反面、戦闘力は高くなく、種族全体が自動人形の支配下に入っています。
淫魔は、自分が好む名前を自分でつける事が多いようですが、フランス革命期の実在の人名を名乗ることもあるようです。
身体特徴
体長1.5m~3mの淫欲をかき立てる外見の悪魔です。
小悪魔風の角翼尾が生える、髪や下半身が蛇になる、猫耳肉球猫尻尾が生えるなど、人々を性的に堕落させやすく魅力的な外見をしています。宿敵設定
クロノス級の淫魔は、「18世紀中ごろから西暦1802年」のオーストリア周辺で人々を堕落させ、堕落させた人間から搾り取った財貨やエネルギーを、フランスの自動人形に上納していました。これを赦せないとした、過去の歴史のディアボロスが現れるのを待ち、迎え撃っていたようです。
稀に、自動人形の軍勢に加わり、フランスで活動していた淫魔もいます。
淫魔は種族全体が自動人形に従属しており、ジェネラル級は殆どいないようです。
蟲将(むししょう)
様々な昆虫に似た姿をした、昆虫人間型のクロノヴェーダです。『大戦乱』を起こし、それにまつわる人間の感情の動きや落命からエネルギーを回収します。
『魏王・曹操』『呉王・孫権』『蜀王・劉備』の三英雄のいずれかの配下に所属しており、三国の大戦乱を引き起こして、互いに争っています。
蟲将は大戦乱で傷つき死に瀕した人間に卵を産み付ける事で、数を増やしていきます。成長速度も速く、飛行可能な個体も多いため、恐るべき潜在力を秘めると言えるでしょう。
三国志に伝わる英雄・英傑の名を名乗る者が多いですが、現代に伝わっていない英雄を名乗る者や、本名を名乗らず称号などを名乗る者もいます。
身体特徴
体長1.5m~5mの昆虫人間です。多くは二足歩行で、人間が使う施設や道具を使いこなせます。
魏軍は『甲虫類』、呉軍は『蝶や蛾』、蜀軍は『蟻』型がそれぞれ多い傾向にありますが、他の虫に似た姿の蟲将も数多くいます。
宿敵設定
クロノス級の蟲将は、黄巾の乱から三国鼎立までの期間に滅ぼされた群雄や、死亡した英雄・武将達の名を持つ者達で、その力で戦乱を広げようとしました。戦乱の拡大を阻止しようと現れた、過去の歴史のディアボロスと激戦を繰り広げています。
ジェネラル級の蟲将は、西暦218年時点で生存している、魏・呉・蜀の英雄豪傑達の名を冠している事が多いようです。
エンネアド
獣頭人身の古代エジプトの神々を模したクロノヴェーダで、『信仰』をエネルギーとし、総じて飛行能力を持ちます。エンネアドは神としてディヴィジョン内の古代エジプトの民から信仰され、強い支持を受けています。エンネアドと敵対した過去の歴史のディアボロスは、エンネアドが偽りの神であることを看破できた、ごく少数だけだったようです。
エンネアドは古代エジプトの神々の名を名乗ります。現代に伝わる有名な神は限られていますが、本来の歴史では失伝した、小神の名を持つエンネアドも多数存在するようです。
身体特徴
体長1.5m~3mの、獣頭人身型のクロノヴェーダです。
人々の信仰を集める必要がある為、古代エジプトの神々の姿から大きく外れた外見のものは少なく、外見が特異な者ほど、能力が低くなってしまうようです。
宿敵設定
クロノス級のエンネアドは、古代エジプトの民衆を導き、エンネアドへの信仰を強化すると共に、自分達の存在を否定する、過去の歴史のディアボロスを襲撃して全滅させています。
ジェネラル級のエンネアドは、特に強力な神々であり、巨大な神殿や神像、神の名を持つ都市の建設などにより、強大な力を有しているようです。
マミー
古代エジプトの人々が死後、儀式でリターナーにされた後、覚醒したクロノヴェーダです。リターナーからマミーに覚醒する為には、多くの試練を必要とし、大多数はエンネアドに比べて戦闘力に劣ります。
しかし、断片の王である「クフ王」の存在が示すように、ファラオのミイラなど、蘇った時から強力なリターナーがマミー化した場合、エンネアドを凌ぐ強力なクロノヴェーダとなることがあります。
マミーは生前の名前に、自分が考えた称号を組み合わせて名乗るのが一般的です(獅子殺しのムウト等)。
身体特徴
死んだ人間の姿をした、体長1.5m~2mのクロノヴェーダです。
信仰する神の影響で皮膚が鱗になる、瞳が宝石に変わるといった変化を起こす者もいます。
神の姿や形状に関わらない変化を起こしてしまうと、能力が低くなるようです。
宿敵設定
クロノス級のマミーは、死から蘇ったリターナーの中でも、特に神の恩寵を得た者として民衆から尊敬されつつ、自分達の存在を否定する、過去の歴史のディアボロスを襲撃して全滅させています。
ジェネラル級のマミーは、王や貴族、または将軍や宰相の名を持ちますが、現代に名が伝わっていない者も数多くいます。
ゾルダート
機械化ドイツ帝国により、様々な改造を施されたサイボーグから覚醒するクロノヴェーダです。『戦争』による人間の感情の動きや落命からエネルギーを回収します。
機械化ドイツ帝国は、脳まで機械化することで、大量にゾルダートを生産できますが、この方法では生産された個体は能力が低い為、人間の脳を残したままクロノヴェーダにする為の、様々な方法が試されているようです。
機械化ドイツ帝国は、様々な研究や実験の結果を全ゾルダートに反映し、種族全体を強化する技術に長けています。
ゾルダートは、改造前の名前をそのまま名乗るのが主流ですが、コードネームや、外見から名付けられた通り名を名乗る者もいます。
身体特徴
人間を機械化した姿の、体長1.5mから7mのクロノヴェーダです。種族サイボーグの機械化改造をさらに進めたような姿をしており、完全な非人間型に至った個体も存在します。ゾルダートは『機械の体』を誇りとする為、表面を生物由来の成分で覆って機械部分を隠すような隠蔽行為は行いません。
宿敵設定
クロノス級のゾルダートは、「西暦1871年から1918年8月のドイツ周辺」で過去の歴史のディアボロスと戦いました。
特に第一次世界大戦期に、機械化ドイツ帝国から脱走した兵士をはじめとした、過去の歴史のディアボロスとの激戦を繰り広げたようです。
ジェネラル級のゾルダートは、第一次世界大戦を戦った将軍や英雄の名を持つ者が多いようです。
ヴァンパイアノーブル
西洋の伝承に現れるような、吸血鬼の姿をしたクロノヴェーダで、共通して飛行能力を持ちます。『従属』をエネルギーとし、支配地域の人間を奴隷のように従属させることでエネルギーを得ます。
支配する人間が多ければ多いほど、その『従属』の状況が悲惨であればあるほど強い力を獲得できます。
強い従属状態の人間に対して『吸血』を伴う儀式を施し、吸血鬼にしたり、配下のヴァンパイアノーブルとして覚醒させたりして戦力を増大させています。
ヴァンパイアノーブルの多くは貴族的な嗜好を持っており、壮麗な屋敷に住み、華美な服装を好んで着用します。『〇〇卿』や『〇〇騎士侯』といった身分を自称するものも多いようです。
身体特徴
西洋の吸血鬼のような姿の、体長1.5m~3mのクロノヴェーダです。
長い牙や爪を生やす、血の外装を纏う、オーラの翼を背中につけるなど、戦闘用の怪物的な姿を取る者もいます。
宿敵設定
クロノス級のヴァンパイアノーブルは、「西暦1855年から1915年8月の帝政ロシア及び周辺各国」で過去の歴史のディアボロスと戦いました。
特に第一次世界大戦の戦前~戦中期に、圧政に苦しめられる人々を救わんとした、過去の歴史のディアボロスとの戦いを繰り広げたようです。
ジェネラル級のヴァンパイアノーブルには、第一次世界大戦を戦った将軍や英雄の他、伝承や物語に登場する吸血鬼の名を持つ者が多いようです。
天魔武者
「てんまむしゃ」。戦国時代の鎧武者をモチーフとしたような姿の、機械生命体のクロノヴェーダです。『圧政』により、人間を反抗の気力を持たないような状態にすることでエネルギーを回収できます。
天正大戦国ではヒルコや反逆の意志を持つ者を『人柱の儀式』に捧げることにより、能力の高い天魔武者を誕生させたり、多数の人間を一度にトループス級に覚醒させたりする手段が確立されています。
天魔武者の多くは覚醒前の名を名乗りますが、断片の王から史実の武将や英傑の名を与えられることで、その性質や強さを得る者もいるようです。
身体特徴
戦国時代の武者や忍者をモチーフとした、機械生命体型の、体長1.5m~7mのクロノヴェーダです。
人間に似た体型のものから、人間からかけ離れた形状の個体まで様々な種類が存在します。体内は機械と魔力で満たされ、生身の部分は存在しません。
宿敵設定
クロノス級の天魔武者は、「西暦1467年から1580年の天正大戦国の地域」で過去の歴史のディアボロスと戦いました。
戦国時代の合戦の中で、圧政に苦しめられる人々を救わんとした、過去の歴史のディアボロスとの戦いを繰り広げた者が多いようです。
ジェネラル級の天魔武者は、戦国武将や伝説的な忍者、高名な武術家等の名を持ちます。
亜人(ディアドコイ)
ゴブリンやオークなど、神話や伝説、ファンタジー小説に登場する様々な人型怪物(亜人)の如き姿のクロノヴェーダです。人間を『蹂躙』して惨たらしく殺害することでエネルギーを得ます。男性亜人は共通して「人間の女性を母体とし、新たなトループス級亜人を産ませる」能力を持ちます。妊娠から出産までの期間は極めて短く、母体とされた人間は肉体的負荷により出産時にほぼ確実に死亡します。
人間と交わって生まれたトループス級亜人は急激に成長して戦力となりますが、極めて短命です。
戦いの中で『試練』の突破により姿形を変え、上位階級に進化できた個体を除くトループス級は、寿命を迎える前に儀式を経て生贄に捧げられ、エネルギーに変換されます。
そのため、亜人勢力は失われる以上のトループス級を新たに産ませなければならず、各地への侵略を繰り返します。
亜人のほぼ全ては男性型です。女性型亜人は稀に生まれますが、さらに稀な高い戦闘力や特殊な能力を持つ個体を除き、トループス級を増やせない役立たずとして生贄に捧げられる為、ほぼ生存していません。
身体特徴
神話や伝説、ファンタジー小説に登場するような『人型怪物』の姿をした、体長1m~5mのクロノヴェーダです。
ゴブリン、オーク、コボルトなど種類は様々で、魔法などの影響で変異した肉体を持つ者もいるようです。
宿敵設定
クロノス級の亜人は、「紀元前356年から紀元前321年までの地域」で過去の歴史のディアボロスと戦いました。
蹂躙される人々を守るために戦うディアボロスと死闘を繰り広げた者が多いようです。
ジェネラル級の亜人は、イスカンダル(アレキサンダー大王)に仕えた武将や、伝説上の怪物の名を持つ者が多く、巨大な宮殿や、神の名を持つ都市の建設などにより、強大な力を有するようです。
巨獣
体長20mを越える巨大クロノヴェーダです。哺乳類型や恐竜型など種類は様々ですが、総じて野生の獣のような振る舞いしかせず、知性は感じられません(会話能力を持つ個体も確認されていません)。自身の身体機能を駆使すること自体をパラドクス化し、他のディヴィジョンに攻め入り猛威を振るいます。アフリカ大陸南側の『巨獣大陸ゴンドワナ』というディヴィジョンを支配している模様ですが、詳しい状況は不明です。
身体特徴
巨大な哺乳類や恐竜のような姿をした、体長20mを越えるクロノヴェーダです。戦闘向けの肉体を持ち、通常の生物にない部位や器官を持つものも多いようです。
空を飛ぶ身体機能を持つ個体は確認されていません。
宿敵設定
現在のところ、詳細は不明です。
冥海機
「海で用いられる兵器」や「海の生物」と人間が融合したような姿のクロノヴェーダで、海上・海中での戦闘に長けています。
太平洋沿岸の港湾部を支配する『冥海機ヤ・ウマト』というディヴィジョンから現れたようですが、詳しい状況は不明です。
身体特徴
「海戦用の兵器」や「海の生物」と、人間が融合したような姿のクロノヴェーダです。兵器は第二次大戦期の技術力程度のものが中心です。
宿敵設定
現在のところ、詳細は不明です。
アーディティヤ
インドに由来する神々や怪物を模した姿のクロノヴェーダです。中国南方と接する『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』なるディヴィジョンから出現し、『信仰』をエネルギーとするようですが、詳細は判明していません。
身体特徴
体長1.5m~7mの、インドの神話や伝説に由来する、神や怪物の姿のクロノヴェーダです。
宿敵設定
現在のところ、詳細は不明です。
アルタン・ウルク
モンゴル方面に根拠地を持つと思われる、無数の生物が融合したような異常な姿のクロノヴェーダです。『倒したクロノヴェーダを吸収し、自らの力とする』能力を持つことが判明しており、その強さから既に複数のクロノヴェーダを打倒している可能性が示唆されています。
身体特徴
現在、確認されたアルタン・ウルクは大きさを除き全て同一の外見をしています。他の種類がいるのかも不明です。
宿敵設定
現在のところ、詳細は不明です。
クロノヴェーダの性質
逆説連鎖戦
クロノヴェーダはディアボロスと同様、特殊能力パラドクスを駆使し、時間・空間・世界法則を書き換えながらの「常軌を逸した戦い」を繰り広げます。
詳細は、
こちら。
身体能力
クロノヴェーダの身体能力は高く、パラドクスの「効果」無しでも、肉体に由来する能力(翼で空を飛ぶ等)を発揮できます。強力な個体には、独自の特異な能力を持つ者もいるようです。
シナリオでは、こうした能力に対抗する「選択肢」が発生することがあります。
偉人などの名を持つ存在
クロノヴェーダには、ディヴィジョンの地域・時代における偉人や英雄、神々、架空の怪物といった存在の名を持つ者もいます。
これらは歴史改竄の際、「歴史的に有力な存在のエネルギーを奪ったクロノヴェーダ」です。
名前の元となった存在を思わせる姿や言動の場合もありますが、あくまでクロノヴェーダで本人ではありません。
人間の生命や特定の感情で強化
クロノヴェーダは、『人間から畏怖や恐怖・信仰といった強い感情を向けられる』ことで、エネルギーを得て戦力を増強しています。
クロノヴェーダの種族ごとに必要な感情に違いがあり、それがクロノヴェーダの行動原理となります。感情以外にも『戦乱を起こす』『人間を処刑する』『人間を生贄にする』などの手段でエネルギーを獲得する種族も確認されています。
クロノヴェーダ勢力の階級
クロノヴェーダ勢力は幾つかの階級に分かれています。
呼称はディヴィジョンによって異なる場合もあります。
断片の王
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各ディヴィジョンにおけるクロノヴェーダの支配者です。ディヴィジョンに属する全てのクロノヴェーダは、断片の王に逆らえません。
非常に強力ですが、ディアボロスが撃破できれば、ディヴィジョンの領域を最終人類史の地球に奪還できます。
別のクロノヴェーダに撃破された場合、ディヴィジョンの領域は、撃破したクロノヴェーダのディヴィジョンに併合されます。
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ジェネラル級
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断片の王に仕える強力なクロノヴェーダの幹部で、偉人や英雄等の名を持つ者も、数多く存在します。
断片の王に次ぐ強い力を有しますが、出現する機会は非常に稀で、運良く勝利できれば、完全に撃破できます。
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クロノス級
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一方通行で時間を遡る能力を持つ、特殊なクロノヴェーダです。
ディヴィジョン創造時に出現したディアボロスに対抗し、多数のクロノス級が『ディヴィジョン内の過去』に移動し、ディアボロスを撃破して「ディアボロスなどいなかった」ように歴史を改竄しました。
こうしてディアボロスを倒したクロノス級本人は、改竄後の歴史に戻れず、失われた歴史に留まっています。
代わりに、自分に酷似した姿のアヴァタール級を複数出現させ、戦力として基準時間軸に送り込んでいます。
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アヴァタール級
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クロノス級によって創り出され、ディヴィジョン内に多数出現するクロノヴェーダです。
クロノヴェーダが戦力強化のための作戦を実行する際の主力で、最も多くディアボロスと交戦する階級です。
元となるクロノス級と似通っていますが、それぞれ別個体で、感情的で非理性的な行動を取る事も多いのが特徴です。元となったクロノス級が滅ぼされると、多少の時間差があるものの全て滅びます。
断片の王、ジェネラル級、クロノス級は、戦場で敵対したアヴァタール級を強制的に従わせる事が可能なため、クロノヴェーダ同士の戦いでは有効な戦力になりません。
また、この事から、本来とは異なる勢力のアヴァタール級が、別の勢力の配下として現れる場合もあるようです。
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トループス級
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比較的弱いクロノヴェーダや、人間を改造するなどの方法で新たに生み出されたクロノヴェーダは、この階級になります。
多くのディヴィジョンで、なんらかの方法で量産する方法が確立している為、使い捨ての戦力として扱われます。
より上位のクロノヴェーダの命令に無条件で従う性質があり、配下として集団で運用されます。
ごく稀に、経験を積んで成長し、ジェネラル級やクロノス級に進化する個体もいるようです。
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異種族 (一般人)
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歴史改竄によってディヴィジョンに発生した『異種族』は、クロノヴェーダではありませんが強い影響下にあり、多くの場合、重要な拠点の住民や、人間を使役する支配者層としての役割を与えられています。
何らかのきっかけで、トループス級になる者もいます。
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人間 (一般人)
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ディヴィジョンに生きる普通の人間も、クロノヴェーダの支配下にあります。
彼らはクロノヴェーダにとっては道具でしかなく、強化する為のエネルギーとして、その命や感情を収穫されています。
異種族やトループス級にされる者もいます。
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