断頭革命グランダルメ

自動人形（オートマタ）

　自我を持ち、自動的に動く人形型のクロノヴェーダです。人間の感情によるエネルギー回収を行っておらず、人間を殺害してのエネルギー回収量を高める『処刑』を重視しています。様々な外観の自動人形が存在しますが、精巧な人間型の自動人形も、関節部が人形特有の球体関節などになっており、近くで観察すれば、人間でない事が判別できます。
　自動人形は、『漆黒の首切り役人』といった名の者が多いですが、フランス革命期の実在の人名を名乗る例もあります。

淫魔

　人間の欲望を刺激し、『堕落』させることでエネルギーを搾り取る悪魔です。女性型が多いですが、男性型も存在します。
　淫魔は人間の精神に強い影響を与える能力を持ち、己の快楽のため好き放題に操りながら『堕落』へ導きます。特に音楽を利用した場合、その能力は高まります。
　反面、戦闘力は高くなく、種族全体が自動人形の支配下に入っています。
　淫魔は、自分が好む名前を自分でつける事が多いようですが、フランス革命期の実在の人名を名乗ることもあるようです。

　断頭革命グランダルメのヴェルサイユ宮殿には、捕縛した貴族や上流階級の人々を処刑する断頭台が設置されています。
　民衆は喝采して、その処刑を見物しており、そのエネルギーが、クロノヴェーダの力になっているようです。
　この断頭台による処刑を阻止し、敵勢力の強大化を阻止してください。
　断頭台に登り、民衆の目を覚まさせる事が出来れば、更に良い結果を得られるでしょう。
　また、事前に脱出の準備を整えておく事で、戦闘の混乱に乗じて囚人達が脱出することも可能となります。

　断頭革命グランダルメでは、ベルサイユ宮殿の断頭台で行われる処刑をエネルギー源として、大掛かりな儀式が行なわれていました。
　ですが、ディアボロスが、ベルサイユ宮殿の断頭台の事件を解決した事で、このエネルギーの供給が滞り、クロノヴェーダの大儀式に不具合が発生しました。

　ベルサイユ宮殿内には大規模な時空の歪みが発生しており、『ディヴィジョン内における、基準時間軸の９年前』の過去と繋がってしまっています。
　繋がった過去の歴史は『1793年の10月16日』。
　フランス王ルイ16世の王妃『マリー・アントワネット』が断頭台で処刑された、その日なのです。

　断頭革命グランダルメにおける改竄された歴史での処刑の状況は、我々の知る本来の歴史とは、大きく異なっています。
　マリー王妃を処刑する為の断頭台は（本来の歴史と異なり）『ベルサイユ宮殿』に置かれており、その周囲を大陸軍の自動人形達が包囲して、処刑現場を警護しています。

　おそらく、この『マリー王妃』の処刑が、断頭革命グランダルメの改竄された歴史において、重要な意味を持つものと思われます。
　非常に危険な任務となりますが、時空の歪みに飛び込み、大陸軍の妨害を乗り越え、集まった群衆を押しのけて、包囲する大陸軍に戦いを挑んでください。
　短期間に集中して敵を攻撃する事で、マリー王妃の処刑を阻止して救出するチャンスを得ることが出来るでしょう。
（このシナリオタイプが期間内に成功すると、マリー・アントワネット救出の特別シナリオが発生します）

　断頭革命グランダルメで行われていた、時空を捻じ曲げる程の大儀式は、『マリー・アントワネットの処刑を阻止しよう』とする、ディアボロスの活躍によって、大きく揺らいでいます。

　この揺らぎは、クロノヴェーダの歴史改竄を打ち砕く大きなチャンスになるでしょう。
　このチャンスを生かし、『マリー・アントワネット』を処刑台から救出し、クロノヴェーダの大儀式を破壊してください。

　処刑台の周りの観衆たちは、これまでのディアボロスの活躍によって、処刑への熱狂が覚めており、不安そうに周囲を伺っており邪魔をする事はありません。

　反面、度重なるディアボロスの襲撃で数を減らしたクロノヴェーダ達は、決戦に向けて戦力を再編。
　更に、これまで撃破されたクロノヴェーダの残滓を吸収し、『パンタグリュエル化』した自動人形ファニーサイスが、ディアボロスを退けてマリー・アントワネットの処刑を完遂しようとしています。
　素早く、クロノヴェーダを撃破し、マリー王妃の処刑を阻止して撤退してください。

　ディアボロスの活躍により、マリー・アントワネットを処刑台から救出する事に成功しました。
　しかし、マリー王妃を1802年の時代に連れてくることは出来ず、マリー王妃は、1793年のベルサイユ宮殿に取り残されてしまいました。

　しかし、悪い事ばかりではありません。
　1793年のベルサイユ……マリー王妃の元に向かうパラドクストレインが出現したのです。
　これからは、ディアボロスがパラドクストレインで直接、マリー王妃の元に向かうことが出来、1793年で起こっている事件に対処する事が可能になるでしょう。

　しかし、まずは、マリー王妃が残された『ベルサイユ宮殿』を、クロノヴェーダの襲撃に備えて城塞化し、かつ、周囲のクロノヴェーダの駆逐を行う必要があります。

　ベルサイユの城塞化とベルサイユ近郊の安全が確保されたら、マリー王妃からの情報を元にして、1793年のフランスの謎に挑む事になります。
　皆さん、どうぞ、よろしくお願いします。

　ディアボロスの活躍により、1793年のベルサイユ宮殿の防衛体制が整いました。
　このベルサイユ宮殿を基点に、1793年のディヴィジョンの探索を開始します。
　攻略旅団の提案に従い、まずは、パリ市街のタンプル塔を目指します（タンプル塔は史実で、ルイ16世一家が幽閉されています）。
　1793年のパリは、ダブー元帥配下の大陸軍によって封鎖されており、正面から入る事は不可能です。
　そこで、セーヌ川を下り、パリ市街に通じる下水道から、パリ市街に潜入する作戦を行なう事になります。
　迷宮を警備するトループス級の目を掻い潜り、迷宮を突破してパリ市街へと向かってください。

　セーヌ川から1793年のパリ市街に潜入したディアボロスは、パリ市街の情報を多く持ち帰る事に成功しました。
　この情報により、攻略旅団の提案である『タンプル塔への突入』が可能になったのです。
　下水道の迷宮を突破してパリ市街に潜入、タンプル塔を守るクロノヴェーダを撃破してください。
　期間内に、タンプル塔を警備するクロノヴェーダを十分に排除出来れば、高貴な囚人を脱獄させる特別な作戦を行うチャンスを得られるでしょう。

　タンプル塔攻略作戦の成功により、タンプル塔の囚人である『旧王家の王子と王女の救出』が可能になりました。
　タンプル塔に囚われているのは、15歳のマリー・テレーズ王女、8歳のルイ・シャルル王太子の２人です。
　彼らがいる場所を守る自動人形のクロノヴェーダを撃破し、王子王女と接触して事情を説明、一緒にタンプル塔から脱出しましょう。
　タンプル塔からの脱出後は、パリ市街から下水道迷宮を経由してパリの外に脱出。そのままベルサイユ宮殿まで撤退してください。

　王子王女は、クロノヴェーダでもディアボロスでも無い、普通の人間のようです。
　自動人形が王子王女を捕らえている理由は判りませんが、幽閉されてはいるものの、それなりに丁寧に扱われていたようです。
　その為、接触したディアボロスに対する印象によっては『救出を拒否して、塔に残る事を選択する』かもしれません。
　この場合は、救出を諦めてディアボロスだけで脱出するか、或いは、無理矢理王子王女を攫っての脱出となります。

　タンプル塔に幽閉されている王子・王女を救出したディアボロス達。
　無事にベルサイユに到着した王子・王女は、マリー王妃と感動の再会を果たす事が出来ました。

　また、この一連の事件で、ディアボロス達は『パリ大学』を拠点とする淫魔勢力と接触しています。
　彼らは、大陸軍とは別系統の勢力であるようであるため、攻略旅団から、この淫魔勢力との接触と情報収集が提案されました。

　パリ環状下水道迷宮から、パリへと再潜入を果たし、パリ大学の淫魔達と接触しその情報を持ち帰りましょう。

　パリ大学に潜入したディアボロス達は、革命淫魔を率いるジェネラル級淫魔『ロベスピエール』との接触に成功しました。
　ロベスピエールの目的は、自らが淫魔の『断片の王』となり、ナポレオンの支配から淫魔を解き放つことのようです。
　その目的上、歴史を奪還するというディアボロスと相容れる事はありませんが、強大なナポレオンの軍勢と戦う上では、一時的な共闘は可能かもしれません。

　しかし、ディアボロスと革命淫魔の接触を危惧したナポレオン配下のジェネラル級自動人形『不敗のダブー』が、配下の自動人形によるパリ大学への攻撃を仕掛けてきたようです。
　このまま放置すれば、革命淫魔勢力が壊滅してしまい、利用することもできません。
　争乱中のパリに突入し、革命淫魔を救援すると同時に、ナポレオンの支配下からのパリ解放を目指しましょう。

　ディアボロスは『1793年』の革命淫魔の拠点、パリ大学を巡る『不敗のダブー』の軍勢との戦いに勝利。
　危機を乗り越えた革命淫魔達は、パリ解放に向けて本格的に動き出しました。
　革命淫魔がパリを解放すれば、『1793年』における、ナポレオン軍の活動を大きく制限できるでしょう。

　ここで、革命淫魔の代表であるロベスピエールから、驚くべき情報が伝えられました。
『不敗のダブー』が、『錬金術師』のディアボロス達を捕らえ、クロノ・オブジェクトの動力源にしているというのです。

　基準時間軸（1802年）の断頭革命グランダルメからの漂着は確認されていないジョブですが、通常のディヴィジョンとは異なる『1793年』内での事象ですし、ロベスピエールがあえて嘘をつく理由もありません。
　これまでの調査で『1793年』にはクロノス級もいないことが判明しており、もしディアボロスがいれば生存している可能性は否定できないでしょう。

　ロベスピエールは『錬金術師』の救出のためにも、セーヌ川に浮かぶシテ島を根拠地とする『不敗のダブー』の軍勢を攻略する必要があるとし、協力を求めて来ています。
　革命淫魔のパリ解放の戦いとタイミングを合わせてシテ島に上陸し、『不敗のダブー』に戦いを挑みましょう。

　なお、現段階で革命淫魔勢力との協力関係を断ちたい場合、攻略旅団でこの事件の『攻略中止』を提案して支持されれば、革命淫魔勢力はダブー軍に敗北し、関係は終了します。

　ディアボロスのシテ島への攻撃と並行して、革命淫魔勢力はパリ解放作戦を決行していました。
　シテ島に集結していたダブー軍主力が動けない事で、この作戦は淫魔側の有利で推移し、自動人形の警備部隊を一旦は退けたのですが……パリに展開した淫魔達が気を緩めた隙に、自動人形側の反撃を許してしまったようです。

　このまま革命淫魔勢力が敗れれば、シテ島の包囲網が崩れ、ダブー元帥との決戦……ひいては、錬金術師の救出を行う事は出来ません。
　ダブー元帥との決戦の前に、パリ市街の戦いで苦戦する革命淫魔を救援し、シテ島の包囲網を立て直す必要があるでしょう。

　危機に陥った革命淫魔勢力の立て直しに成功したディアボロスは、遂に、シテ島への本格的な攻略に打って出ました。
　革命淫魔も今度こそは、シテ島のダブー軍の包囲の役に立っている為、ダブーが籠っている『ノートルダム大聖堂』に直接突入できます。

　速やかにノートルダム大聖堂を制圧し、ダブーとの決戦への道を切り開いてください。

　ノートルダム大聖堂を制圧したディアボロスは、『ノートルダム大聖堂の地下にある遺跡』に繋がる通路を発見しました。
　地下遺跡内にある敵司令部は、1793年のパリを支配する最重要拠点です。ここにジェネラル級自動人形『不敗のダブー』がいる事は間違いありません。

　一方で、地下遺跡には、稼働状態の巨大クロノ・オブジェクト『オベリスク』が存在しています。
『獣神王朝エジプトからナポレオンが奪ったオベリスク』や、『1803年のコンコルド広場に設置されているオベリスク』との関係は現状はっきりしませんが、不敗のダブーはオベリスクの力を引き出すことで「不敗」の名に恥じぬ強さとなっています。
　ダブーはその力でディアボロスを撃退、パリの支配権を取り戻そうとしているようです。

　オベリスクの機能を停止し、不敗のダブーとの決戦に勝利してください。
　また、囚われているディアボロス『錬金術師』も、この遺跡内にいると思われます。

　ノートルダム寺院地下遺跡の決戦で、ディアボロスは大陸軍の元帥、ジェネラル級自動人形『不敗のダブー』をついに撃破しました。
　1793年のパリを統括していたダブーの撃破を受け、ディアボロスの勝利を信じて宴会の準備を行っていた革命淫魔による、盛大な祝宴が開かれます。

　この宴会に参加し、革命淫魔ロベスピエールや愛の囁きメリクールら革命淫魔から情報を得つつ、ダブー撃破後の革命淫魔との関係をどうすべきか決断を行ってください。
　宴会は、放っておけば、何週間も続けられていきます。
　宴会を締めくくる『今後の革命淫魔との関係』については『11月の攻略旅団からの提案』の内容も確認して、行うようにしてください。

※攻略旅団の提案について
　『今後の革命淫魔との関係』のプレイングは、攻略旅団の提案が確定する11月2日以降の採用となります。
　ダブー撃破後の革命淫魔との関係をどうするかという提案が、上位５つの提案にあった場合は、その提案に沿っていない『今後の革命淫魔との関係』のプレイングは採用される可能性が大きく低下します。注意してください。
　上位５つの提案に無かった場合は、採用に制限はありません。自由にプレイングを行ってください。