蔓草の森から巨大神像を回収せよ(作者 砂浦俊一)
#巨獣大陸ゴンドワナ
#巨大神像完全回収作戦
#巨大神像
#巨大神像の心臓
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●巨大神像のスクラップ
「攻略旅団の提案により、ゴンドワナ大陸に残る巨大神像の残骸の回収が進められている。知っている者もいると思うが、運用可能な3機は全て天正大戦国に移送し、修復作業を行っている。残りの神像は、要である『心臓』部分が破損か消失したスクラップ状態だ」
戌亥・辰巳(人間のデストロイヤー・g03481)は、そこで一区切りしてから説明を続けた。
「とはいえ、スクラップでも巨大神像であるのは間違いない。多数集めて、何か工夫すれば再利用できる可能性もある。そのあたりは攻略旅団の方針次第、ってところだ。何か良いアイディアが浮かんだら提案してほしい」
●問題は重量
辰巳は説明を続ける。
「残骸のある場所は把握している。近くまではパラドクス・トレインで移動だ。問題は重量だ。残骸でも総重量は100トンを超える。破損の酷い部分は解体して破棄することもできるが、使い道も決まっていない現状では可能な限り状態を維持して運びたい……ま、ここは皆の考え次第だな」
どうするかは神像の状態を見てから判断するしかないだろう。
とはいえ、とんでもない重量であるから運搬には【怪力無双】などのパラドクス効果が要る。
移動の邪魔になる森林も伐採しなければならない。土木作業を効率的に進める必要もある。
「残骸の集積場所はオベリスクのある地点だ。パラドクストレインで運べない大きさでも、オベリスクを利用すれば最終人類史に転移できる。大掛かりな作業になるのは間違いないし、巨獣の襲撃もあるだろう。集まってきた巨獣を撃退しつつ、残骸の回収を成功させてほしい」
●いざゴンドワナへ
「たとえスクラップでも、多く集めれば使い道が出てくるはずだ。ただ、キングゴンドワナとの戦いに巨大神像を利用する場合は、同じく巨大神像を利用する大阪城攻略戦の後で分解してゴンドワナに移送させる……というのが良いかもしれないな」
残骸といえども巨大神像、無駄にはできない。
これを回収するべくディアボロスたちはゴンドワナへ発つ。
●蔓草に覆われた残骸
ゴンドワナの森林で、巨大神像の残骸は横倒しになっていた。
神像の手足は胴体に繋がっているが、胸に大穴が開いていた。
また首が粉々に砕けており、頭は胴体の脇に転がっていた。
この胴体には蔓草のような植物が絡みついている。
蔓草と言っても一本が樹木の枝のように太く、まるで鎖か太い縄だ。
周囲の樹木にも蔓草が多く絡みついていた。まるで森全体が蔓草に覆われているかのようだ。
この残骸の周囲を、『紫染竜ベノムラプトル』の群れが徘徊していた。
獲物を探しているのか、巨大神像の残骸には目もくれない……だが群れの最後尾のベノムラプトルが、弾かれたように振り返った。どうやらこの個体は、遠くから近づいてくる足音に気づいたようだ。
遅れて群れの仲間たちも、足音に気づいた。
さあ狩りの時間……と思いきや、ベノムラプトルたちは足早にその場を去る。
足音と同時に、自分たちが束になっても勝つことができない、尋常ならざる気配を察知したためだ。
ベノムラプトルたちが去った後、蔓草をゆっくりと掻き分け、1体の巨獣が姿を見せた。
トリケラトプスに似た、三本の角を持つ巨獣だった。
集団で狩りをする肉食のベノムラプトルが、草食のトリケラトプス型の巨獣から、何故逃げたのか。
それはこの巨獣が、この森林のボス格であるアバタール級、『寄生龍パラサラトプス』であるからだ。
パラサラトプスは静かな動きで神像の脇を通り過ぎ、ベノムラプトルたちとは別の方向へ去っていく。
リプレイ
イロハ・アプリルシェルツ
※連携&アドリブ歓迎
回収可能な巨大神像は5つでこの間1つ回収したから今日のを含めてあと4体
この前のは湖近くにあったけど今回の残骸は森の中だね
使い道は皆で考えてまた後で提案しないとだけど何か良さげなのが思い浮かぶと良いな
取り敢えずは今日も張り切っていこうか?
大切なのは効率的かつ安全にオベリスクまで残骸を輸送すること
パラドクストレインの貨物車両で持ち込んだ重機を
【アイテムポケット】でチェーンソーなどの道具やロープ等の資材を持ち込んで
オベリスクまでの輸送経路を確保するとしようか
方位磁石でオベリスクまでの方角を
測量機器で土地の起伏を確認した上で最短となる経路にロープを張ろう
その上でチェーンソーや重機で樹々を切り倒すとするよ
【怪力無双】の効果を借りる場合でも丸太の上をコロコロ転がす方が早く輸送出来るだろうから
伐採した木の枝を落とした上で活用しよう
神像に絡みついてる蔓草とかは鉈とかを使ってテキパキと、だね
どの程度騒音が出るかにもよるけど巨獣が近寄ってきたら
輸送作業は中断して撃退しないとだね
月下部・小雪
無事、天正大戦国で3機の巨大神像さんが立ちました!
ゴンドワナに残っているのはスクラップ状態ですが、な、何かのお役に立つかもなので回収のお仕事、です!
ま、まずは脇に転がっている頭を回収して、その後に胴体でしょうか。
頭は【怪力無双】でごろごろ転がしていきましょう。
一緒に作業している人がオベリスクまでのルートを確保してくれているので助かり、ます。
お次は胴体、ですね。
ここ一帯を縄張りにしている巨獣さんにばれないようにゆっくりと蔓草を切っていきましょう。
チェーンソーだと音が大きすぎるかもなのでのこぎりさんで音を立てないように慎重に進めましょう。
コダマと一緒にぎーこぎーこと切っていきますね。
無事に蔓草を外せたら丸太の上をコロコロと転がして危険地帯を脱出、です。
バレないうちにすたこらさっさ、です。
※アドリブ連携大歓迎
●蔓草に覆われた森で
生い茂る樹木にさらに別の蔓植物が絡みつく、鬱蒼とした森の中。
「回収可能な巨大神像は5つで、この間1つ回収したから今日のを含めてあと4つ。今日も張り切って行こうか?」
イロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)の前には、横たわった巨大神像の残骸がある。
前回の残骸は湖近くだったが今回は森の中。蔓草が絡みついた巨大神像は、まるで鎖か太い縄で縛られた巨人のようだ。
「天正大戦国では3機の巨大神像さんが立ちました。このスクラップ状態の巨大神像さんも、な、何かのお役に立つかも、です」
月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は巨大神像の上に立ち、破損の程度を確認する。
破損箇所は胸の大穴と粉々に砕けた首。そのため頭部が外れてしまっている。
「胴体を運ぶのが大変そうだし、まずオベリスクまでの輸送経路を確保するとしようか」
大切なのは効率的かつ安全にオベリスクまで残骸を輸送すること。
方位磁石でオベリスクまでの方角を調べて、さらに測量機器で土地の起伏を確認した上で最短となる経路にロープを張る。これを先に済ませるべくイロハは作業に取り掛かる。
「頭だけ先に回収します。さあコダマ、巨大神像さんの頭をごろごろ転がしていきます、よ」
モーラット・コミュのコダマは機械駆動式の強化外骨格の腕を装着、小雪も【怪力無双】を駆使して巨大神像の頭を転がしていく。
頭部だけでも大変な重量だが、転がせる分だけ楽とも言える。
もっとも、行く手に邪魔な樹木があれば切り倒さねばならないが。
最短経路が確保できたなら、次は森を伐採してオベリスクまでの道を切り拓く。ここからはチェーンソーや重機の出番だ。切り倒した樹木は丸太にして運搬路に並べる。なにしろ巨大神像の重量は100トンを上回る。先に運んだ頭を差し引いてもかなりの重量だが、丸太の上を転がしていけば労力も軽減する。
イロハと小雪は巨大神像の残骸の回収を1度は経験しているから、以前と同じ要領でやればいい。
それに経験した分だけ、今回はより効率的に作業を進められるはずだ。
「さすがに重機を動かすと騒音が出てしまうね」
重機を動かしつつ、イロハは周囲の様子を伺う。
今のところ顔を見せるのは小動物ばかり。
巨獣が現れないに越したことはないが、油断はできない。
「あ、焦らず慎重に安全第一に、でもなるべく急いでやっちゃいましょう」
頭部を運び終え、戻ってきた小雪も伐採作業に加わる。彼女は倒れた樹木の枝をチェーンソーで落とし、丸太になったそれをコダマが運んでいった。
着々と作業は進み、そしてオベリスクまでの輸送経路に丸太の列がずらりと並んだ。
「さて。お次は首無しの神像か」
重機から降りたイロハが鉈を手にする。巨大神像に絡まる蔓草は、蔓というよりほぼ樹木の枝。枝を落とすなら剣よりも鉈の方が適している。
かたや小雪とコダマが手にしたのは鋸だ。
「コダマ、息を合わせて切っていきますよ。ぎーこ、ぎーこ、です」
木の枝同然の蔓草であっても、ディアボロスであれば刈るのは造作もない。
苦労するのは、巨大神像の胴体を丸太に乗せる作業だ。
まず足だけ持ち上げて、地面との空いた隙間に丸太を差し込む。最初の丸太を胴の方へずらして、次の丸太を差し込み、またずらして……これを延々と繰り返し、ようやく全身が丸太に乗った頃にはイロハも小雪も汗だくになっていた。
「オベリスクまで丸太が折れずにいてくれると助かるんだけど」
「コダマ、最後の大仕事ですよ。巨獣さんたちにバレないうちに、危険地帯からすたこらさっさ、です」
イロハと小雪、それとコダマは力を合わせて巨大神像を押していく。
ごろごろと音を立て、巨大神像は丸太の上を滑るように進んでいく。
あとはこのままオベリスクまで一直線……その時、森の奥から足音が聞こえてきた。
小動物ではない、もっと大きな生物の足音が複数。
蔓草や樹木の枝を掻き分ける音も聞こえてくる。
「おいでなさったみたいだね」
「い、急ぎましょう!」
巨大神像を押していくペースを上げ、オベリスクまでの道のりの半分まで来た時、当初巨大神像が倒れていた場所に紫染竜ベノムラプトルの群れが現れた。
咄嗟にイロハと小雪は巨大神像の陰に身を隠す。
このままやり過ごせれば良いが、感づかれたら戦闘は避けられない。
しかしベノムラプトルたちは、急に慌てた様子で森の奥へ退散していった。
「も、戻っていきました、ね……?」
小雪は目を丸くしてしまう。
「何かもう1匹、来る」
イロハの眼が、ベノムラプトルたちとは別の方向からやってくる来る『何か』を捉えた。
緩慢な動作で姿を見せたのは、トリケラトプス型の巨獣。額の2本の角は毒々しい色合いの縞模様、背中から尻尾の先まではびっしりと針に覆われていた。
(まるで寄生生物が角に宿っているような……それともあの巨獣そのものが、狙った対象に何かを寄生させる……?)
初めて見る巨獣だからこそ、特徴をイロハは眼に焼きつける。
緩慢な動きながら、どことなく不気味さの漂う巨獣だった。
同時に、小物のトループスであるベノムラプトルでは比較にならない、堂々たる風格もある。
この巨獣の名は寄生龍パラサラトプス、この蔓草に覆われた森を縄張りとする巨獣。
ベノムラプトルたちは、パラサラトプスとの遭遇を避けるために退散したのだろう。
パラサラトプスは遠くに見える巨大神像には興味を示さず、何処かへ去っていく。
その姿が見えなくなった頃、イロハと小雪は巨大神像の陰から身を出した。
「み、見つからずに済みまし、た」
小雪は胸を撫でおろして息を吐く。無益な殺生をしなくて済んだ、安堵の息だ。
「今回は戦わずに済んだけど、さっきの巨獣の同族と戦う仲間もいるだろうね。こういう巨獣を見たよー、って報告しておこうかな。さあ、あと半分。一気に運んでしまおう」
イロハは小雪を促すと、再び丸太の上の巨大神像を押す。
彼女たちがオベリスクまで巨大神像を運び終えたのは、それから少し後のことだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
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効果2【先行率アップ】LV1が発生!
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