リプレイ
柳田・太郎
まずは深々と一礼して
「肝試しってぇのは夏の定番ですねえ」
昔、夏休み前に閉じ込められた生徒が
そのまま衰弱死したと言われる廃校で、友達数人と肝試しをする事に
当時ちゃんと捜索され、
閉じ込められた物置部屋も確認されていたのです。
なのに発見されたのは夏休みが終わって
新学期が始まってから。
その部屋のドアには
無数のひっかき傷と剥がれた爪が散らばっていたそうです。
そこに行ったグループの内、案の定一人が行方不明
もしやと「閉じ込められていた部屋」に行くと
ドアには今しがた付いたばかりの
血がにじんだひっかき傷と、剥がれた爪が数枚…
即座に警察に連絡するも、結局行方不明の人は見つからないまま。
駆け付けた警官に現場で事情聴取を受けていると、
警官の一人が話している声が聞こえる。
「現場に落ちてた爪ですけどね、9枚しかないんですよ。
後一枚、どこにも見つからないんです…」
…なんででしょうねえ…死んだ生徒さん
自分の爪、探してんでしょうかねえ…
……と話し終え、また深々と一礼して下がります。
※一応自分で考えたお話です
ゆううらり、ゆらりと。
最終人類史にある、とある演芸場に灯るのは、百本の蝋燭。
これから始まるのはそう――『納涼、新宿島百物語』。
そして今、この場に集まった一般人達は心待ちにしている。
ディアボロス達が語る、思わず背筋がぞくりとするような怪談話を。
そんな中、語り手として舞台に上がるのは、ひとりの噺家――柳田・太郎(妖狐の吟遊詩人・g00636) 。
まずは深々と一礼してから、くるりと観客達を見回して。
「肝試しってぇのは夏の定番ですねえ」
太郎はそう切り出しつつも綴り始める。
「昔、夏休み前に閉じ込められた生徒がそのまま衰弱死したと言われる廃校で、友達数人と肝試しをする事になった時のことです」
或る廃校で起こったという、学校にまつわる怪談話を。
まずは過去、その学校に閉じ込められ衰弱死した生徒に関して、こんな不可解な謎が残っていたという。
「当時ちゃんと捜索され、閉じ込められた物置部屋も確認されていたのです」
――なのに発見されたのは夏休みが終わって、新学期が始まってから、と。
そして一瞬だけ間を置き、太郎はこう続ける。
「その部屋のドアには、無数のひっかき傷と剥がれた爪が散らばっていたそうです」
捜索したはずの物置部屋で発見された生徒と、ドアに刻まれた爪痕、そして剥がれた爪。
そこで一体何があったのか……知るのは、衰弱死した生徒本人だけ。
それから事件も謎のまま、廃校となったその学校へと肝試しに訪れた友達数人であったが。
「そこに行ったグループの内、案の定一人が行方不明。もしやと「閉じ込められていた部屋」に行くと――」
太郎の語り口に息を飲む一般人。
そんな客達を再び見回した後、太郎は続ける。
「ドアには今しがた付いたばかりの、血がにじんだひっかき傷と、剥がれた爪が数枚……」
……即座に警察に連絡するも、結局行方不明の人は見つからないまま。
それからふと、駆け付けた警官に現場で事情聴取を受けていれば。
警官の一人が、こんなおkとを話している声が聞こえたのだという。
『現場に落ちてた爪ですけどね、9枚しかないんですよ。後一枚、どこにも見つからないんです……』
そう告げれば、思わずシンと静まり返る会場。
そんなどこか表情強張った客の様子に瞳をふっと細めながら、太郎はこの怪談話をこう締めくくるのだった。
「……なんででしょうねえ……死んだ生徒さん、自分の爪、探してんでしょうかねえ……」
作り噺か本当にあったことなのか――それは、語り部である太郎しか知らないけれど。
百本の蝋燭のうちのひとつを、ふっと吹き消してから。
話し終えた太郎はまた深々と一礼した後、スッと下がっていく。
どこかひやりとした空気感に変わった会場の、舞台の上から。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
シアン・キャンベル
これは私の友達が『体験』した話なのだが
夜――小腹が空いたのでコンビニ行こうと外に出た彼は、何事もなく、いつもの通りにコンビニへの道を歩いていた。夜なので、勿論、人気などまったくないので、それ自体は普通なのだが、如何にも、寒くて寒くて仕方がないと思ったそうだ。おかしい。こんなにも暑い日が続いていると謂うのに、夏だと謂うのに、この熱気はなんだろうか。不思議に思っていた彼だったがお目当てのコンビニに辿り着く。プリンを購入しよう。いや、このチョイスは別にこの話の伏線ではないとこの場でハッキリとしておく。さて、彼は皆の思っている通り帰路についたのだがここにきての違和感。なんだか、寒さが体の内側に入っているような気がしたのだ
原因不明の寒気に風邪でも引いたのかと彼は頭を傾げてみせた。その瞬間、なんとも言い難い喪失感がやってきた。なんだ。何が起きている。とてもじゃないが、考えようにも考えられない……!
急いで家に帰ると彼はそのまま、就寝する事となった
朝一番、病院に行くと
医者曰く――前頭葉が欠けていたそうだ
仄かに会場を照らす数多の炎が、風もないはずなのにゆらりと揺れる。
そんな中、壇上へと次に上がるのは、シアン・キャンベル(ルログ・g01143)。
漆黒の髪をそっと揺らし、同じ色の瞳にもふと見つめた蝋燭の炎を灯しながらも。
「これは私の友達が『体験』した話なのだが」
シアンが語り始めるのは、彼女の友人の身に起こった話だという。
いや、彼がとった行動はごくごく普通の、日常的なものであった。
「夜――小腹が空いたのでコンビニ行こうと外に出た彼は、何事もなく、いつもの通りにコンビニへの道を歩いていた」
夜なので、勿論、人気などまったくなかったというが……時間を考えれば、それ自体は特に普通のこと。
けれど、いつもとは違う感覚を、彼は覚えていたのだという。
「如何にも、寒くて寒くて仕方がないと思ったそうだ」
しかも冬ならば気候的な面で有り得ることであるが、しかしこの時の季節は夏だったというのだ。
そしてふるりと震えながらもしばらく歩いていたというが、やはりそれは一向におさまることなく。
彼はこう思わざるを得なかったという――おかしい、と。
こんなにも暑い日が続いていると謂うのに、夏だと謂うのに、この寒気はなんだろうか、と。
――そして。
「不思議に思っていた彼だったがお目当てのコンビニに辿り着く。プリンを購入しよう」
その言葉に、観客の誰かがぽつりと呟く声が聞こえる――プ、プリン? と。
そんな震えるような声に、一応念のためにと。
「いや、このチョイスは別にこの話の伏線ではない」
シアンはこの場でハッキリとしておく。プリンはただの彼の好物なだけであることを。
それから、プリンによって逸れた話をこう元に戻す。
「さて、彼は皆の思っている通り帰路についたのだがここにきての違和感。なんだか、寒さが体の内側に入っているような気がしたのだ」
……原因不明の寒気に風邪でも引いたのか、と。
彼は頭を傾げてみせたというが――だが、その瞬間だった。
突然やって来たのは、なんとも言い難い喪失感。
そしてこの時、彼にはこれだけしかわからなかったのだが。
――なんだ。何が起きている。とてもじゃないが、考えようにも考えられない……!
「そう原因不明の寒気に震えながらも急いで家に帰ると、彼はそのまま、就寝する事となった」
けれど睡眠を取った後も寒気は続いていて、やはり心配になって朝一番、病院に行ってみたという彼であるが。
一通り診てもらった後、彼はこう告げられたのだという。
「医者曰く――前頭葉が欠けていたそうだ」
そして客達が、自分が紡いだ言葉を聞いて、恐怖に固まる中で。
シアンはそっと吹き消す。百物語のために灯された蝋燭の炎をまたひとつ、ふっと。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
薬袋・明莉
あのさ。夜中にトイレに行きたくなって目が覚めること、ってあんじゃん?そういう時ってさ、だいたい夜中の2時あたりの丑三つ時って言われる時間なわけよ
だからうっすら嫌だなー、て思いつつも膀胱の方が大事だから用足しに行ったの
まぁ、結局行きは何事も無くて
スッキリした状態で寝直すか-、って寝室に戻ろうとしたんだよね
そしたら廊下の後ろからヒタヒタ、って聞こえてくるの。足音。
で、何がいるのか知りたい怖いもの見たさもあって、思いきって電気つけて振り向くじゃん?
そこ、何もいないの
歩き始めるとまた聞こえる足音
これもう埒明かねぇな、てことで足音が通りすぎるまで待つことにしたの
ヒタヒタヒタヒタ…
足音が近づいてって、俺の前を過ぎていったのを確認して俺も寝直したんだよね、そのときは
翌朝一応気になるしトイレ前の廊下確認したら何かの動物の足跡が点々と残ってたんだ
双子の片割れが使役してる魔獣とかかなー、とも思って聞いてみたんだけど、本人達も知らないって
なぁ。あのとき通りすぎたのって一体。
何だったんだろうな?
アドリブ絡み歓迎
ゆらゆら揺れる蝋燭の炎に照らされて。
次に話し始めるのは、薬袋・明莉(情熱のアーティスト・g02002)。
これは、彼自身が体験した、或る夜のこと。
「あのさ。夜中にトイレに行きたくなって目が覚めること、ってあんじゃん? そういう時ってさ、だいたい夜中の2時あたりの丑三つ時って言われる時間なわけよ」
それは誰だって普通によくあることで、目が覚めた時間に関しても、寝ぼけていて気づきもしない人だっているだろう。
でも……明莉の言うように、不思議とそれが丑三つ時であることが多いもの事実で。
そしてそれに気づいてしまえば、つい意識してしまう。
だからその時の明莉も、何となく何かを感じるような気がして。
「だからうっすら嫌だなー、て思いつつも膀胱の方が大事だから用足しに行ったの」
けれど、だからといって行かないというわけにもいかないから。
夜の闇の中、廊下を通ってトイレへと向かったのだが。
「まぁ、結局行きは何事も無くて。スッキリした状態で寝直すか-、って寝室に戻ろうとしたんだよね」
そう、行きは何ともなかったのだ。
けれど、寝室へと歩き出そうとした、その時。
――ヒタヒタ、ヒタ……。
ふと耳に聞こえてきたのは、廊下の後ろからする足音。
何か得体の知れなさを感じながらも、でも。
「で、何がいるのか知りたい怖いもの見たさもあって、思いきって電気つけて振り向くじゃん?」
胸の動きが少し早まる感覚をおぼえながらも、意を決して、パチリと。
明かりをつけてみつつも振り返った、明莉が見たのは――。
「そこ、何もいないの」
誰も、何もいない、見慣れたただの廊下の風景。
だからまた電気を消して歩き始めれば――ヒタ、ヒタヒタ。
また再び聞こえ始める足音。
でも、明莉にはこう予想できていた。
「これもう埒明かねぇな、てことで足音が通りすぎるまで待つことにしたの」
きっとまた電気をつけて振り返ったところで、何もいないのだろうと。
いや、正確に言えば……何もいないように見える、と。
だって、通り過ぎるのを待つ明莉の耳にははっきりと聞こえるのだ。
――ヒタヒタヒタヒタ……。
その足音は確実に近づいてきていると。
それから、それが自分の前を過ぎていったのを確認すれば、また寝室に戻って。
「俺も寝直したんだよね、そのときは」
とりあえず結局は何事も起こらず……と、言いたいところではあるのだけれど。
だが、朝を迎えてもう一度。
「翌朝一応気になるしトイレ前の廊下確認したら何かの動物の足跡が点々と残ってたんだ」
廊下を確認してみた明莉が見つけたのは――点々とついている動物の足跡。
「双子の片割れが使役してる魔獣とかかなー、とも思って聞いてみたんだけど、本人達も知らないって」
それから明莉は、語り部である自分を見つめている一般人達をぐるりと見まわしてから。
フッとひとつ、蝋燭の炎を吹き消しつつも、続ける。
「なぁ。あのとき通りすぎたのって一体」
――何だったんだろうな? なんて。
ヒタヒタといまにも聞こえてきそうなほど静まり返った会場で、そう首を傾けてみせながらも。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
薬袋・透
僕の祖母が若い頃の経験らしいのだけど
当時祖母はとんでもないやんちゃ(オブラート表現)で、毎晩のように道に出て通行人を脅してビビらせて(婉曲表現)は遊んでいたらしいの
で、その夜もいつものように標的を待ち伏せてたんだって
でも運が悪かったのかその日に限って人が通らない
彼女も待ちくたびれ飽きて、もう今日は帰ろうかとしたそのとき、誰かが一人通りがかったの
怪しいなとも思ったらしいけど
標的の選り好みなんてしてられないからしめた!とばかりにその人の前に姿を表したんだって
でも彼女にとってはつまらないことにその通行人は無反応
何を言っても何をしても無反応
流石におかしいと思って様子をみたらね。
そいつ、目と鼻と口が真っ黒い穴だけだったんだって
その晩のことが少しトラウマになったのか、祖母もそこからしばらくは人を夜に脅して遊ぶ(意味深)のは止めたそうよ
先に語り終えた片割れとすり違い様に瞳を細め合ってから。
数え切れぬほどの蝋燭に照らされた壇上に入れ替わりで上がるのは、薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)。
そして彼女が今回語るのは、祖母から聞いた話。
「僕の祖母が若い頃の経験らしいのだけど、当時祖母はとんでもないやんちゃで、毎晩のように道に出て通行人を脅してビビらせては遊んでいたらしいの」
オブラートに包んで言えばとてもやんちゃで、湾曲表現すれば人をビビらせていたという透の祖母。
「で、その夜もいつものように標的を待ち伏せてたんだって」
でも運が悪かったのかその日に限って人が通らない。
人が通らなければ当然だがビビらせることだってできず、そうなれば当然楽しくもないわけだけれど。
「彼女も待ちくたびれ飽きて、もう今日は帰ろうかとしたそのとき、誰かが一人通りがかったの」
だから標的の選り好みなんてしていられなくて――しめた! とばかりに、その人の前に姿を表したものの。
「でも彼女にとってはつまらないことにその通行人は無反応」
何を言っても何をしても、ただただ無反応。
だから透の祖母は、この時はじめて確認してみたのだという。
「流石におかしいと思って様子をみたらね」
そう、その通行人へと改めて目を向ければ――。
透は一息間をおいてぁら、ゆっくりと紡ぐ。
「そいつ、目と鼻と口が真っ黒い穴だけだったんだって」
瞬間、客が息を飲む気配を感じれば、こう付け加えて話を締める。
「その晩のことが少しトラウマになったのか、祖母もそこからしばらくは人を夜に脅して遊ぶのは止めたそうよ」
蝋燭の火をまたひとつ、ふっと消しながら。
ソレが一体何であったのか、恐らく人間ではないのではとか、そんなことすら考えてはいけない気もするような存在。
祖母がやんちゃで意味深な夜遊びを止めたのは……そんな或る夜の出来事があったからだった、と。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
イシュア・アルミゴス
今となっちゃこんな世界。
残留効果で大抵の事はなんとかなるけど少し前まで病院は大忙し。
これはそんな病院のお話。
ある暑い夏の日。一人の女性看護師が忙しく働いていた。
長い髪を後ろに束ね今日も夜勤で大忙し。夜でもナースコールは鳴り響く。
どこだと確認すると、長い間昏睡状態の老婆の病室。
驚き確認に行くが、おや?扉が空いている。急ぎ入るが誰もいない。
ベッドの上には誰も居らず窓もきっちり閉じられている。
探さなくてはと出ようとするとバタン!閉じる扉。
開かない。携帯を取り出すも通じない。おかしい。
パニックになり窓から出ようと振り向くと!
あれ?何も無い。街の明かりも、病院の外も、何もかもが消え去り、
暗闇だけが広がっている。
呆然としていると、はぁ。後ろから息がかかる。
恐る恐る振り向くとそこには。長い髪を垂らした白髪の老婆が!
その日からその看護師は行方不明だそうだ。
しばらく後、その病室を訪れたとある看護師は首を傾げた。
この患者さんの髪、長かったけど束ねてあったっけ?
何処か見覚えのある老婆は未だに眠っているそうだ。
仄か揺れる蝋燭に照らされ現れた次の語り部は、イシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)。
そして、彼が語る話の舞台は、そう。
「今となっちゃこんな世界。残留効果で大抵の事はなんとかなるけど少し前まで病院は大忙し」
――これはそんな病院のお話、と。
怪談話が数多語られる定番ともいえる場所、或る病院でのこと。
それは、ある暑い夏の日のことだという。
病院でその時忙しく働いていたのは、一人の女性看護師。
長い髪を、後ろにきゅっとしっかりまとめて束ねて。
今日も夜勤で大忙しである彼女の耳にふと聞こえたのは――夜でも鳴り響くナースコール。
どの病室からかと確認すれば、長い間昏睡状態の老婆の病室であったから。
「驚き確認に行くが、おや? 扉が空いている。急ぎ入るが誰もいない。ベッドの上には誰も居らず窓もきっちり閉じられている」
だから看護師は慌てて、患者を探さなくてはと、病室を出ようとしたのだけれど。
――バタン! と刹那閉じる扉。
「開かない。携帯を取り出すも通じない。おかしい。パニックになり窓から出ようと振り向くと!」
――あれ? 何も無い。
広がるのはまさに、無の空間であった。
「街の明かりも、病院の外も、何もかもが消え去り、暗闇だけが広がっている」
そんな状況に呆然としていた看護師の女性であったが。
――はぁ。
そう後ろからかかるのは、誰かの息……?
……そして。
「恐る恐る振り向くとそこには。長い髪を垂らした白髪の老婆が!」
綴られたその声に、聞いていた一般人が体をびくりと震わせたのが見えて。
さらに余韻を残しながらも、イシュアはこう続けるのだった。
「その日からその看護師は行方不明だそうだ」
だが……この話は、まだ終わらない。
それからしばらく経った後のことであった。
その病室を訪れたとある看護師は首を傾げたという。
――この患者さんの髪、長かったけど束ねてあったっけ?
それからイシュアは、ふっと。
「何処か見覚えのある老婆は未だに眠っているそうだ」
そう語り終えた後、またひとつ、蝋燭の炎を吹き消すのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
愛するクロエ様(g08917)と共に
むう。怪談を編むのは中々難しいですね
以前、レウカス島出身の作家(小泉八雲)が日本の怪談を綴った本を読みましたが、そのままの話ではいけませんし……
ヘルメース様が巧みな弁舌と機知を授けて下さることを祈りましょう
今から語るのは「古代ギリシャ」のお話です
かの地にはスパルタという国がありました
そこでは強く無慈悲な戦士達が数多の奴隷を支配し、鍛錬や戦争に明け暮れるのです
恐るべきスパルタ人でしたが、彼らをして恐怖させる出来事が起きます
非業の死を遂げた将軍の霊が神殿に憑りつき、近づく者を呪い始めたのです
血を流さぬ敵を相手にスパルタ人はどうしたと思いますか?
なんと……他国の高名な除霊師に助力を乞い、事態に収拾をつけました
以降の数年間、スパルタ人が世評とかけ離れた対応を笑われたことは言うまでもありません
嘲りの噂を聞くと彼らは怒気を発して剣の柄に手をかけ、しかし抜くに抜けませんでした
暫くは自分達を恨む霊を生み出したくなかったのでしょう
……これはどちらかと言うと笑い話ですね?
クロエ・アルニティコス
恋人のエイレーネ(g08936)とともに
実体験を話しても、文化の違いから恐怖話になるかどうかも悩ましいですしね、難しい……
事前に恐ろしい顔の仮面をかぶり、【隔離眼】で消しておきます。
それでは、私が復讐者になる前の話を。
その日、私は夜にどうしても頭痛で寝付けず、夜遅くに申し訳ないと思いながら、村に住む薬師の元に向かいました。
幸い薬師の家に明かりは点いており、戸を叩いたのですが……返事がない。
おかしいと思い扉を引くと鍵はかかっておらず……何やら、窓のない部屋へと続く、締め切られた扉の向こうから声がします。
その時思い出しました。薬師には噂があったことを。
曰く、薬師は仮の姿で、本当の姿は悍ましい怪物だと。
気になった私はそろりそろりと扉を開けると……
そこには座り何かを呟く薬師の後ろ姿が。
(うつむき、顔が見えないように)
なんだ、怪物なんかじゃなかったじゃないかと思い声をかけると……
見 ま し た ね ?
(顔を上げると同時に【隔離眼】解除。恐ろしい顔が!)
と、そこで私は気絶。気づけば家のベッドでした。
百近くの蝋燭を灯して怪談話をする、このような舞台がすでに日本風といった雰囲気であるが。
「むう。怪談を編むのは中々難しいですね」
「実体験を話しても、文化の違いから恐怖話になるかどうかも悩ましいですしね、難しい……」
悩まし気に紡ぐのは、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)とクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)。
地獄変のエネルギーをチャージするため、聞き手に恐怖を感じてもらうことが今回の目的であるが。
文化や風土も違う新宿島の一般人達に怖いと思ってもらえるような話……ということがまず、ふたりにとって、思いのほか難しく感じる。
でもエイレーネにとって、日本の怪談というものに触れるのは、実はこれが初めてではない。
「以前、レウカス島出身の作家が日本の怪談を綴った本を読みましたが、そのままの話ではいけませんし……」
レウカス島出身の作家……そう、小泉八雲の怪談話を読んだことがある。
しかし、読んだ通りそのままを話すのも……とも思うから。
「今から語るのは「古代ギリシャ」のお話です」
……ヘルメース様が巧みな弁舌と機知を授けて下さることを祈りましょう、と。
エイレーネが編み上げるのはやはり、古代ギリシャのこんな話。
「かの地にはスパルタという国がありました。そこでは強く無慈悲な戦士達が数多の奴隷を支配し、鍛錬や戦争に明け暮れるのです」
スパルタはアテナイと並ぶ、古代ギリシャの代表的なポリス。
ホメロスの叙事詩に謳われたその国は統一国家を形成し、軍事優先の国家体制を築き上げて。
国家防衛を最優先にする軍国主義であり、市民へと兵士になるための厳しい教育がおこなわれていた。
いわゆる、スパルタ教育の起源である。
「そんな恐るべきスパルタ人でしたが、彼らをして恐怖させる出来事が起きます」
そう、屈強なスパルタの兵士達が恐れたモノ、それは――。
「非業の死を遂げた将軍の霊が神殿に憑りつき、近づく者を呪い始めたのです」
力でねじ伏せることが出来ない、将軍霊であったのだという。
そしてエイレーネは聞き手の観客達をくるりと見回しながらも訊ねる。
――血を流さぬ敵を相手にスパルタ人はどうしたと思いますか? と。
「なんと……他国の高名な除霊師に助力を乞い、事態に収拾をつけました」
軍国主義を掲げる彼らが頼ったのは、霊的な力を持つ者達であったのだ。
そして、強く無慈悲な戦士達がこのような手段を取った後はといえば。
「以降の数年間、スパルタ人が世評とかけ離れた対応を笑われたことは言うまでもありません。嘲りの噂を聞くと彼らは怒気を発して剣の柄に手をかけ、しかし抜くに抜けませんでした」
屈強な彼らが、噂を囀り笑う輩を叩き伏せることは、物理的には簡単であっただろう。
だが、そのようにできなかったのは、きっと。
「暫くは自分達を恨む霊を生み出したくなかったのでしょう」
彼らはそう思ったのではないか。手を焼いた将軍の霊のようなモノに、再び憑かれては堪らないと――。
それからエイレーネは、最後にこう付け加える。
「……これはどちらかと言うと笑い話ですね?」
霊に翻弄されて除霊師に頼るスパルタ人の話は果して、怪談話か、笑い話なのか。
いや、真剣に耳を傾ける客達を見れば、異国のこのような話は物珍しいからか。
怪談話としても笑い話としても、ドキドキしつつ楽しく聞いていることには違いない。
そしてエイレーネが他の人に倣って生真面目に蝋燭の炎を一つ消せば。
「それでは、私が復讐者になる前の話を」
そう続くのは、クロエ。
けれど仄かに照らされた彼女の顔は、何故だか知覚できなくて。
紡がれるのは、クロエ自身が昔体験した不可思議な話。
「その日、私は夜にどうしても頭痛で寝付けず、夜遅くに申し訳ないと思いながら、村に住む薬師の元に向かいました」
幸い薬師の家に明かりは点いており、その戸を叩いてみたというが。
だが……返事がない。
「おかしいと思い扉を引くと鍵はかかっておらず……何やら、窓のない部屋へと続く、締め切られた扉の向こうから声がします」
そして首を傾けつつも、クロエはふとその時、思い出したという――薬師には噂があったことを。
そんな薬師の噂とは。
「曰く、薬師は仮の姿で、本当の姿は悍ましい怪物だと」
ただの噂か、本当のことなのか――気になったクロエは、そっと声がする部屋に続く扉に手をかけて。
そろりそろりと扉を開けると……。
瞬間、息を飲む聞き手たち。そんな観客達を見回しつつ、一息おいてから。
開けた扉の先で自分が見たものを告げる。
「そこには座り何かを呟く薬師の後ろ姿が」
俯いたその顔はどのような表情かはいまだ何故か垣間見えないけれど。
少しほっとした様子の観客達へと、クロエはこう続けるのだった。
「なんだ、怪物なんかじゃなかったじゃないかと思い声をかけると……」
――見 ま し た ね ?
「……!!」
瞬間、ひぃっ!? と思わず声を漏らす客達。
だって、ふと顔を上げた語り部の顔が、ようやくはっきりと見えたのだ。
そう、世にも恐ろしい顔が――!!
そして絶妙のタイミングで隔離眼を解除し、事前にかぶっていた恐ろしい仮面を客に晒しつつ。
「――と、そこで私は気絶。気づけば家のベッドでした」
驚愕する観客の様子に、エイレーネと視線を合わせ小さく頷き合いながらも。
目の前に灯る蝋燭をまたひとつ、ふっと吹き消したのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV4になった!
椿野・燕
【アミさん(g00467)と】
わざわざこのために和楽器を練習してくれたアミさんに感謝しつつ壇上へ
壇上に上がれば弦の音に合わせて話し始めます
今宵話すは不思議なデッサン人形の話、とお客様の興味を引けたらいよいよ本題へ
私の知り合いの画家の話なんですがね
彼も或るデッサン人形を持っていました
不思議なことにそのデッサン人形をモデルに描くと良い絵が描けて売れるんだとか
しかしある日彼が憔悴してましてね
言うんです
人形のポーズを再現できないと
変でしょう?絵の為に人形にポーズを取らせるんじゃないんですから
そして彼は悩んで数日の内に
自宅で首を吊って亡くなられました
お通夜の日に彼の家に行くと
かの人形がありました
彼と同じく、その首を、ロープに吊るされて
果たして彼は人の代わりをさせていたのか
人形の代わりをさせられたのか
今なおその人形は
自分に代わる人間を探していると聞きます
ふっと蝋燭を消して
モラさんをかかえてアミさんの下へ
怖がってる二人に笑ってしまいながらも
苦手なのにお付き合い頂きありがとうございますと
アドリブ連携歓迎
シャルロット・アミ
【椿野さん(g02761)とご一緒に】
椿野さんがとっておきの怪談を披露してくださるんですって!
これは絶対に怖いに違いないわ
だからモラさんと一緒にもっと怖くなるように頑張るの
(「もきゅ!」蝋燭持ったモラさん、大はりきり)
椿野さんと一緒に演芸場へ
もう何本か蝋燭も消えた頃かしら
モラさんには血まみれメイクを施して
椿野さんの膝の上に座っていてもらいましょう
(「も~きゅ~」やる気たっぷりモラさん)
私は舞台の袖のほうへ
この日のためにお借りした琵琶
練習?少しだけよ
だって、不協和音を鳴らすためにお借りしたのだもの
椿野さんのお話に合わせて鳴らす不協和音
それだけでも不気味でしょう?
その上に怖い怖い椿野さんのお話が重なれば…
……本当に、怖い!
最後は琵琶も忘れて耳を塞いでしまうわ
蝋燭が消えたところで先にひとりで演芸場を飛び出して
怖かったって椿野さんに泣きつくの
モラさんも怖かった?(「もきゅもきゅもきゅ」必死の訴え)
アドリブ連携歓迎です
暑さ厳しい夏に、ひやりと背筋の凍るようなひとときを。
人々を怖がらせることができれば、地獄変のエネルギーもそれだけチャージできるから。
怪談イベントが催されている会場は雰囲気も抜群、恐怖をかきたてるような百物語風。
シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)は、椿野・燕(詭弁家・g02761)とモラさんと共に、会場となっているそんな演芸場へと向かいながらも。
「もう何本か蝋燭も消えた頃かしら」
いつも以上にわくわくしてしまう。
何せ、普段聞く蘊蓄だって、シャルロットは大好きだというのに。
怪談話となれば、オカルトマニアな彼の本領も最大限に発揮されるだろうし。
(「椿野さんがとっておきの怪談を披露してくださるんですって! これは絶対に怖いに違いないわ」)
それがとっておきのものだと聞けば、尚のこと。
怖い話が得意だとは言えないのだけれど……でも、彼のとっておきとなれば。
「もきゅ!」
しゃきんと蝋燭持ったモラさんも、大はりきりだから。
……だからモラさんと一緒にもっと怖くなるように頑張るの、って。
そんなモラさんと顔を見合わせて頷き合えば、シャルロットも気合十分。
それに、舞台をより盛り上げるために。
「わざわざこのために和楽器を練習してくれたアミさんのためにも、とっておきの怪談を披露してきますね」
燕は、怪談にぴったりな和楽器を練習してくれて弾いてくれるというシャルロットへと感謝を伝えれば。
「練習? 少しだけよ。だって、不協和音を鳴らすためにお借りしたのだもの」
そう笑んで返した後、この日のために借りた琵琶を手に、ひとり舞台の袖のほうへと向かうシャルロット。
そして燕も、数多の蝋燭灯る壇上へと足を運べば、いざ怪談話を……始める、その前に。
彼の膝の上にぴょこんとお利口に座るのは――血塗れな、もふもふ毛玉のお化け!?
「も~きゅ~」
いえ、血まみれメイクを施した、やる気たっぷりモラさんです!
そして雰囲気満点な弦の音が響き始めれば――怪談話の、はじまり、はじまり。
「オカルト的な呪いの人形といえば、藁人形や日本人形が有名ですが。呪いの人形と言われているものは、何も日本だけでなく実は海外にも沢山あるくらいなんです」
まずはそう、いつものような蘊蓄も交えながらも。
「今宵話すは不思議なデッサン人形の話」
早速、聞き手の興味を引きつけるように告げたなら――いよいよ本題へ。
それは、燕の知り合いの画家の話なのだという。
「彼も或るデッサン人形を持っていました。不思議なことにそのデッサン人形をモデルに描くと良い絵が描けて売れるんだとか」
そして彼もそのデッサン人形を使って、しばらくは順調に作品を生み出していたようだが。
「しかしある日彼が憔悴してましてね、言うんです。人形のポーズを再現できないと」
それからくるりと観客を見回し、燕は首を傾けてみせる。
「変でしょう? 絵の為に人形にポーズを取らせるんじゃないんですから」
その言葉に、膝の上のモラさんをはじめとして、喉をごくりと思わず慣らす客達。
刹那、かき鳴らされていた琵琶が、絶妙のタイミングで一瞬止んで。
どこかひやりとした静寂の中、燕はゆっくりと紡ぐ。
「そして彼は悩んで数日の内に、自宅で首を吊って亡くなられました」
一斉に息を飲む観客。
けれどもこの話は、まだ終わりではないのだ。
もきゅ、とぷるぷる小さく震えるモラさんを撫でてあげながらも、燕は続ける。
「お通夜の日に彼の家に行くと、かの人形がありました――彼と同じく、その首を、ロープに吊るされて」
……果たして彼は人の代わりをさせていたのか、人形の代わりをさせられたのか、と。
それから恐怖で静まり返る中、デッサン人形の怪談はこう締めくくられる。
「今なおその人形は、自分に代わる人間を探していると聞きます」
次のターゲットを求めて、今もどこかに――。
そして、ふっと蝋燭を消してから、モラさんをかかえて舞台を降りる燕。
いや、シャルロットも張り切っていたのだ。
(「椿野さんのお話に合わせて鳴らす不協和音、それだけでも不気味でしょう?」)
舞台の袖から客席を見ていても、その効果は上々のようで。
その上に怖い怖い椿野さんのお話が重なれば――。
(「……本当に、怖い!」)
タイミング的にはかなり絶妙の演出であったのだが。
実は最後は琵琶も忘れて、耳を塞いでしまっていたシャルロット。
彼によって蝋燭が吹き消されれば、脱兎の如く、先にひとりでぴやっと演芸場を飛び出して。
そして、彼とモラさんを見つければ。
「アミさん、おかげで大変盛り上がりました。有難うございま……」
「……怖かったっ」
思わずぎゅうっと、燕に泣きついてしまう。
それから彼の腕の中でまだふるふる震えるモラさんを見つめながらも。
「モラさんも怖かった?」
「もきゅもきゅもきゅ、もきゅっ」
聞いてみれば、返ってきたのは必死の訴え。
そんなぷるぷる怖がっている姿を見つめれば、思わず笑ってしまうも。
「確かに、大切にしてきた人形には魂が宿ると考えられています。それに呪いの人形に関するオカルトは数多くありますが、実は人形を捨てることは風水的には良いとされているんですよ」
そう安心させるように蘊蓄を紡ぎつつ、燕は改めて、ふたりに礼を告げるのだった。
……苦手なのにお付き合い頂きありがとうございます、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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小鳥遊・英
みなさまを怖がらせて地獄変エネルギーを貯めるのはなかなか面白そうで有益です
わたしは戦闘は得意ではない後方支援タイプなので、こういった催しで協力できるといいですね
人前に立つのもあまり得意ではありません
プロジェクターを置いてもらい
舞台袖から配信のような形を取ります
このような形で失礼します
人前に出るのが恥ずかしい人間です
こうしてお話をさせていただきます
あ、もちろん携帯電話などの電子機器類の電源は切ってありますよね?
では始めますね
ある少女がネットサーフィンをしていたら
アングラサイトに偶然繋がってしまいました
そこは共に命を断つ友人を探す掲示板
少女は架空の人格で、面白半分に書き込みました
彼女は死ぬ気は無いので年齢も住所もでたらめ
そしてある人と約束をしました
もちろん約束の場に行くことはなく
翌日ニュースで約束の場で2人の自殺者が居たことを知ります
ピロン、教えてないはずのアプリにメッセージ
《ありがとう》
わたしも、実在するんですかね?(砂嵐と共に消える)
事前に客席に仕込んだスマホを鳴らしましょう
ピロン
その話が、作り話か本当の話かは、わからないのだけれど。
ディアボロス達の話す怪談はどこかリアリティがあり、順調に一般人を楽しませつつも震えあがらせているようで。
(「みなさまを怖がらせて地獄変エネルギーを貯めるのはなかなか面白そうで有益です」)
怪談イベントの会場となっている演芸場へと足を運んだ小鳥遊・英(Code name/Falcon・g00772)は、会場の様子を窺いながらもこくりと頷く。
(「わたしは戦闘は得意ではない後方支援タイプなので、こういった催しで協力できるといいですね」)
ということで早速、イベントに参加してみる英。
とはいえ、人前に立つのもあまり得意ではないのだけれど。
彼女は宿に住んでいる普通のオタク。
しかも、知らない人の前だと挙動不審になるが、画面越しだと妙に饒舌になるというのだから。
「このような形で失礼します、人前に出るのが恥ずかしい人間です。こうしてお話をさせていただきます」
プロジェクターを置いてもらい、舞台袖から配信のような形で怪談話をすることに。
そのような形式もまた新鮮で、これまでいくつもの怪談を聞いてきた客達も飽きることがなく、英自身もやりやすい……何気に良い事尽くしである。
それから、いざ話をする、その前に。
「あ、もちろん携帯電話などの電子機器類の電源は切ってありますよね?」
そう釘を刺しておいたあと――では始めますね、と。
英が語るのはやはり、ネットに関する、こんな不可思議なお話。
「ある少女がネットサーフィンをしていたら、アングラサイトに偶然繋がってしまいました」
そこは――共に命を断つ友人を探す掲示板。
かといって、少女がその掲示板を覗いたのは、あくまで興味本位。
「少女は架空の人格で、面白半分に書き込みました。彼女は死ぬ気は無いので年齢も住所もでたらめ。そしてある人と約束をしました」
だからもちろん、約束の場に行くことはなかった。
そして、翌日ニュースで知ったのだという……約束の場で2人の自殺者が居たことを。
だが刹那――ピロン、と。
届いたのは、こんなメッセージ。
《ありがとう》
教えてないはずの、少女のアプリに。
そして同時に――ザザァッと、プロジェクターで映されていた画面が砂嵐になって。
息を飲む観客の前から消える語り部。
……わたしも、実在するんですかね?
そう、最後の言葉だけを残して。
いや、シンと静まり返った会場に突如鳴り響く音。
――ピロン。
同時に、舞台に灯る蝋燭がいつの間にかまたひとつ、消えていたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
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怨間・ポピィ
アドリブ◎
古ぼけたペイントをした毬を横に置いて参加するよ
それじゃあ、僕から身の毛がよだつ恐ろしい程怖い話を一つ…
昔ある所に、太郎くんという男の子がいました
太郎くんは、毬をついて遊ぶのが好きでした
ですが太郎くんは、入ってはいけない所へと入ってしまったのです
黒い闇に誘われるまま、太郎くんは帰ってきませんでした
数日ほど、太郎くんを村人たちは探しました
けれど全く見つからなかったのです
見つかったのは太郎くんが持っていた毬だけでした
しばらく経って時は今
太郎くんが迷い込んだ場所には演芸場が建ちました
太郎くんはようやく毬を取り戻す事が出来ました
ああ、良かった!
ねぇ、そう思うよね、皆!?
アハハハハ、アハハハハ(憑りつかれて狂ったように笑う)
さて、皆様の前にいるのはあの時消えた太郎くんでしょうか
それとも復讐者の怨間・ポピィさんでしょうか
真実は闇の中…
(以上、オールフィクションでお送りしました)
数多くの怪談話が語られ、人々を震え上がらせてきたが。
これが、最後の怪談話となるのだという。
そんなラストを飾るのは、怨間・ポピィ(現ヒルコの戦闘狂・g09767)。
そして恐々ながらも期待の眼差しを向ける聞き手が見つめる中、ポピィは壇上に上がって。
古ぼけたペイントをした毬を横に置いた後、語り始める。
「それじゃあ、僕から身の毛がよだつ恐ろしい程怖い話を一つ……」
トリをつとめるにふさわしい、とある場所で起こったお話を。
「昔ある所に、太郎くんという男の子がいました。太郎くんは、毬をついて遊ぶのが好きでした」
そう紡がれれば、自然と観客が目を向けてしまうのは、彼の隣にある毬。
それからその視線を感じながらも、ポピィは紡ぐ。
「ですが太郎くんは、入ってはいけない所へと入ってしまったのです」
そして――黒い闇に誘われるまま、太郎くんは帰ってきませんでした、と。
それから数日ほど、太郎くんのことを村人たちは探したというが。
「けれど全く見つからなかったのです。見つかったのは太郎くんが持っていた毬だけでした」
いなくなった太郎くんと、見つかった毬……そう聞けばやはり、目の前にある毬が気になって仕方なくなる観客達だけれど。
そんな聞き手をくるりと見回してから、ふとおもむろに毬を手にして。
「しばらく経って時は今、太郎くんが迷い込んだ場所には演芸場が建ちました。太郎くんはようやく毬を取り戻す事が出来ました」
そう続けた瞬間、ポピィは急に笑い出す。
――ああ、良かった!
声を上げながら、毬を手にしたまま。
「ねぇ、そう思うよね、皆!?」
アハハハハ、アハハハハ……そう笑い続けるポピィ。
そんな急変した彼の様子に、観客も思わず驚いてしまう。
だって、そんなひたすら笑うその姿は――まるで、何かに憑りつかれて狂ったようであったから。
そして最後に、ポピィが観客に投げるのは、こんな問いかけ。
「さて、皆様の前にいるのはあの時消えた太郎くんでしょうか。それとも復讐者の怨間・ポピィさんでしょうか」
そう紡げば刹那、舞台を照らしていた百の蝋燭の炎が一斉に全て消えて。
たとえオールフィクションな話だとしても、これはあくまで怪談話、恐怖を尚も煽るような余韻は大事だから。
あまりの恐さに動揺を隠せない観客へと、ポピィは最後に一言落とすのだった。
真っ暗になった会場の中、こんな締めくくりの言葉を――真実は闇の中……、なんて。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
アンジェリーカ・リヴィンスキー
折角だから両方のコース参加したいわね…お客さんの入りや妖怪役の人員的に難しそうなら片方でもいいけど。
まずは濡れないコースね!
廃病院にゴスロリ服の首つり死体があったら怖いと思わない?
って事で、実際に首尻死体になってみようとおもうわ!
まぁ実際はロープは首が閉まらないぐらいの長さで首の位置にあるだけで、背中に仕込んだワイヤーで釣り下がってるんだけどね。
まぁ万が一があってもウチの筋力なら引き継ぎれるだろうしね、客が前を通ったらワイヤーを外して四つん這いで追いかけてあげればすごく怖いと思うわ!
続いてスプラッシュコース!
こっちはシンプル、ハロウィンの時のタイヤキの着ぐるみ(イラストID:166543)で追いかけながら水鉄砲を撃ちまくるわ!
撃ち返されたらタイヤキの中に避難!
さらにタイヤキの口から反撃の極太スプラシュでもお見舞いしちゃおうかしら?
タイヤキの中がどうなってるかは…ナイショよ!
それじゃぁ、皆の肝も身体もたっぷりと冷やしてあげましょ!
夏の風物詩と言えば、おどろおどろしい怪談話だけではなく。
ひやりと背筋が凍るような肝試しも、定番の催し物。
そして新宿島にはお誂え向きな廃病院がいくつもあるから、その場所を使ってお化け屋敷にしよう! と。
納涼妖怪イベントの一つとして、お化け屋敷が企画されたのだ。
その中でも、ただのお化け屋敷ではなく、物理的にもひやっとしてもらおうと。
水の仕掛けを使った、濡れるコースを設定している廃病院もあって。
勿論濡れないコースと共に、いざ一般人を驚かせる側として、この企画に参加することになったディアボロス達。
やって来たアンジェリーカ・リヴィンスキー(吸血鬼のダークハンター・g07564)も、濡れるコースと濡れないコースの詳細を確認しながらも。
「折角だから両方のコース参加したいわね……」
お客さんの入りや妖怪役の人員的にも問題はなさそうだから。
どうせならと、両方のコースで、訪れた一般人を驚かせてみることに。
ということで!
「まずは濡れないコースね!」
スタンダードな濡れないコースで、さて、どう一般人に恐怖に与えられるかと。
考えてみたアンジェリーカは、ふと瞳を細めて。
「廃病院にゴスロリ服の首つり死体があったら怖いと思わない?」
……って事で、実際に首つり死体になってみようとおもうわ! と。
廃病院の一室でぶらり、ロープに吊り下げられた首つり死体に!?
いや、そんなアンジェリーカの姿は一見、本当の首つり死体かと思ってしまうほどなのだけれど。
(「まぁ実際はロープは首が閉まらないぐらいの長さで首の位置にあるだけで、背中に仕込んだワイヤーで釣り下がってるんだけどね」)
勿論、本物の死体ではなく、きっちりタネや仕掛けはあるものの。
もしものことが起こったとしても……まぁ万が一があってもウチの筋力なら引き継ぎれるだろうしね、なんて。
その点でもディアボロスであるアンジェリーカにとっては危険は少ないだろうから。
「えっ! く、首つり死体!?」
「うそっ、さ、さすがに偽物、だよね……」
「それにしても、リアルな気が……」
迫真の首つり死体は、一般人を驚かせるには十分であったし。
さらに、そうあわあわと客が足早に前を通り過ぎんとすれば、すかさずワイヤーを外して。
「えええっ!? うわぁああ!!」
「ぎゃあ! お、追ってくる!!!?」
「ぎえっ、ひええっ!」
(「四つん這いで追いかけてあげればすごく怖いと思うわ!」)
逃げる一般客を、四つん這いで追い詰めてみるアンジェリーカ。
さすがにそれはとても、ものすごくこわい。
それからも散々、人々を恐怖に陥れる首つり死体役を全力でこなした後。
(「続いてスプラッシュコース!」)
次は濡れる方のコースのお手伝いも。
そしてこのコースでアンジェリーカがやろうとしているのは、いたってシンプル。
(「ハロウィンの時のタイヤキの着ぐるみで追いかけながら水鉄砲を撃ちまくるわ!」)
まさかの、水鉄砲を撃つ恐怖のタイヤキに!?
ぴょこりと現れた巨大タイヤキの口から水鉄砲が撃たれまくるのはある意味予想斜め上で恐怖なのだけれど。
客にも水鉄砲の得物は貸し出されているようだから、たまに反撃してくる一般人。
けれど今のアンジェリーカは、なんていったって、タイヤキさんなのだから。
水鉄砲で撃ち返されれば――ずぼっと、タイヤキの中に避難!
アンジェリーカが何だかタイヤキに食べられたような絵面になりながらも。
(「さらにタイヤキの口から反撃の極太スプラシュでもお見舞いしちゃおうかしら?」)
というわけで――ぶしゅうっっ!!
「えっ、何でタイヤキ……ぐあぁっ!?」
「ふ、ふん。この中にはどうせ、きっと人が……ぎゃあっ!」
「タイヤキの中がどうなってるかは……ナイショよ!」
タイヤキの口の中は、内緒なのです!!
ということで、再びタイヤキの中に潜り、その口からシャキンと水鉄砲を構えれば。
……それじゃぁ、皆の肝も身体もたっぷりと冷やしてあげましょ! って。
「何だ? タイヤキ?? ぶしゃあぁ!!!?」
水鉄砲のお返しにお見舞いするのは、容赦なき極太タイヤキスプラシュです!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
櫻田・結依
【羽根車】
名前呼び捨て
私は、その、実はお化け怖くてお化け屋敷とか入れないんだよね
でも、復讐者としてそんな弱い所は見せられないなって
「こ、怖くないからね!?」
まずは皆のお化け衣装とメイクを担当するよ
それぞれしたい仮装に合わせて衣装にダメージを【腐食】で
あ、ちょっとやりすぎたかも…ま、いいか
スマホのSNS動画を見つつ傷メイクやゾンビメイクをして
ばっちり…あ、ごめん、あまり近寄ってこないで
おやつに持ってきた西瓜投げちゃいそう
いや、金槌の前には無力
私はちょっと皆の仮装が終わったら片付けに夢中になる
声をかけられたら振り返って
「いやぁぁぁぁ!!でたぁぁああ!!!」
ってガチ泣き
驚かせるのは
鮮血赤色と濁った緑の色水の入った水鉄砲を用意
影に隠れて周ってきた人の死角から乱発で水を掛けるよ!
命中したらラッキー
びっくりしたでしょ、怖いでしょー!?急に流血っぽくなったり、腐食したりなんてないもんね!
皆の衣装にも濡れたら赤く血糊みたいになる細工をしたから
水に濡れたら怖いはず
皆と分かっててもその恰好だと殴っちゃいそ
朝来野・帷
【羽根車】
お化け屋敷側やる機会って
あんまり無いからワクワクするよね
廃病院らしい格好というと……
患者衣に点滴スタンドでも引き摺って
ゾンビっぽい動きでもしようかなぁ
中身が赤色の水風船を吊るしておいて
壁に血飛沫みたいにビシャって脅かす時にも
便利そうかなとも思って
子火さんの金槌怨霊は単純に攻撃力高そうだし
颯さんの車椅子も、實生君の足のない悪霊も
キョンシー唐揶君の武器も色々コワく出来そうで
結依さんも準備諸々ありがと……既に第一の犠牲者が…?
水鉄砲装備なお客さん向けに襲い掛かるようなフリと
服の濡れた所が赤くなる仕掛けで
撃たれたら呻きながら蹲ったり…
そのまま姿が消えてしまったり(コウモリ変身)
見えづらく予め付けておいた
足元の紐を蝙蝠姿で引っ張りながら
無人に見える点滴スタンドがひとりでに動きだす演出で
ガラガラ響く音だけが長い廊下を追い掛けてくるの
結構イヤかなぁと思ったんだけど
…やり過ぎも禁物かもねぇ
復讐者らしい恐怖の味わえる
お化け屋敷が作れてたら良いよね
驚かされる側も体験してみたかったような…なぁんて
篝・子火
【羽根車】
全力で脅かす慈悲はない。化けて出る。
白装束を着た。結依に顔をでろでろにしてもらった。
そして手が寂しいので金槌でも握る。 似合うか?
ふむ。唐揶の武器良いな。ちょっと子火に赤い水弾で試し撃ちしてみてくれ。遠慮はいらん。……怨霊の完成だ。
皆それぞれ妖も逃げ出さんばかりの様。颯は……怪我してるぞ。車椅子に?乗って?大丈夫か?思い切り押そうか?
細工に頭が回らんからとりあえず全力で追いかける。【壁歩き】で先回りして道を塞いだりしつつ、皆がいる方向へ誘導。
……おい、帷が消えたぞ!?
冷えてきて……いつの間にやらアヴィシアも姿を消している。これは……本物の霊の仕業かもしれん。やっぱりこういう場には居るのか。
誘導して行き、院長室まで追い詰めたら……追い詰めたらどうするんだったか。
實生の雰囲気に合わせて金槌を振り回しておこう。
一角・實生
【羽根車】7名
2階建ての中規模病院を使用
設定があれば更にやる気がでると思ってさ、こんなのはどうかな
『この廃病院はかつて入院患者で人体実験をしていたらしく、命を落とした患者の怨念が更なる怪異を呼び、スタッフはおろか病院全体を呑み込んでしまった。侵入者はそれらを鎮めるため、最奥の院長室にあるという告発文書を回収してこなければならない』
俺は裸足に手術衣
足首から下と翼を櫻田さんに黒く塗って貰い『足のない亡霊』で挑むよ
かくんと首を曲げ、項垂れた姿で【浮遊】し院内を徘徊
朝来野さんや水蓮寺さんに驚く侵入者を挟みうちにしたり
挑む気満々の侵入者へ【アイテムポケット】から血色の水風船を取り出し投擲
ふふ、内臓っぽいだろ
急に下がった室温には羽根が毛羽立ってしまう
んん……治まれって
院長室に続く2階の長廊下へは外から【飛翔】で飛びあがる
てのひらと顔に血糊をたっぷりつけ、窓ガラスに手形をつけながらへばりつき人々を追い込もう
篝さん、そこから窓ガラスを割っていけるかい
絶叫に喜ぶ仲間の姿
――あれ? あの真っ黒いのは誰だろう
アヴィシア・ローゼンハイム
【羽根車】の皆と参加よ
ふふ、おどろおどろしくも楽しい、素敵なホラー体験にしましょうか
實生の設定、とてもいいわね
じゃあ、私は……非業の死を遂げた女性患者役、みたいな感じで
手術着を着て、髪を顔の前側に向けてと……顔に傷もいるかしら
メイクをお願いしてもいいかしら?とびっきり怖くお願いね?
メイクに満足しつつ、芽生えた少しばかりの悪戯心
片づけに夢中の結依にこっそり近づいて、ちょんと肩を叩いてみたり
うらめしやー、なんてね?
さて、本番ね
皆、凄く雰囲気出ているわ……!私も負けてられないわね
イメージは突如現れては消える幽霊よ
「冷気の支配者」で辺りをちょっと寒めに演出
お化けってでると、辺りが寒くなるらしいわよ
その後は足音を立てたり、姿を現したと思ったら「光学迷彩」で隠れたり
そこに気配がするのに、見つからない
そこで後ろから現れて、ばあっと驚してみたり
皆と協力してどんどん驚かせていくわよ
ふふ、吃驚させるの、結構楽しいわね
とはいえ、やりすぎは禁物かしら
……あら、院長室から凄い声が
え?しらない影がいた?あらまあ
水蓮寺・颯
【羽根車】
(呼び方は名前+さん)
あは、結依さんにも怖いものってあるんですね?
じゃあ僕、帷さんと一緒に患者ゾンビ役をしましょうか。幼くして命を落とした子供……みたいな感じで。
結依さん、傷痕の化粧はよろしくお願いします。
わ、想像以上に本物っぽい。結依さん、すごいですね!…なんで引いてるんですか。
車椅子に腰掛けて、手と、前髪に隠れた右顔面を赤い水で染めて。
床も水浸しにしておくのはどうですか?突然足元が悪くなると怖いかなと!
それでは張り切って……車椅子を一生懸命漕いでたらお化けっぽくなくなるでしょうか。ゆっくり漕ごう……。
水音を立てて車椅子を進め、ゲストに向かって微笑む。
ぶつぶつと口の中で古書を読み上げ、僕の足元からどろどろと墨を広げます。
一緒に遊んでくれるの?
墨にゲストの足を登らせて……あ、逃げちゃった。うまく院長室に誘導できたでしょうか?
……今、院長室の方からものすごい悲鳴が。
車椅子から降りて、院長室へ集合。みなさん、お疲れ様でした!
ああ、通りで妙な気配を感じると……これは言わないでおこう。
万願峙・唐揶
【羽根車】の面々と参加。
2階建ての個人病院にて、ホラーショーの開幕といこうか!
(呼び方は名字呼び捨て)
水着のオーダーにあたり電動ウォーターライフルガンを試作してもらってな。
これを使わない手はねぇよなぁ!
衣装はとりあえずいつもの服にキョンシーっぽい札でも貼っておけばそれっぽいだろ。
お…腐食とか血のメイクあるとやっぱ違ぇな、サンキュー櫻田!
1Fでは皆と一緒にルートから外れないよう追い立てる役回りだぜ。
その後は隣接した建物からスコープ覗いてスタンバイ、
ターゲットが2F長廊下に入ってきたら血に似せた水弾をまず廊下奥側壁にバシャっとな。
あとは…テンポ早めながらターゲットに向かっていくように射出!
さながら見えない標的が、血の足音を響かせながら向かってくるって寸法よ。
あとは手前にバシャっと、二拍ほど置いてトドメを後ろで光学迷彩で潜んでた櫻田が…おー、やったやった。
すげぇ勢いで駆けてった、クカカカカ!
いやーお疲れおつかれ、いいタイミングで驚かせてくれたな!
え?あのタイミングお前さん居なかった? …え?
新宿島に存在する廃病院のひとつ。
2階建ての中規模病院であるその病院には、こんな噂があるらしい……?
『この廃病院はかつて入院患者で人体実験をしていたらしく、命を落とした患者の怨念が更なる怪異を呼び、スタッフはおろか病院全体を呑み込んでしまった。侵入者はそれらを鎮めるため、最奥の院長室にあるという告発文書を回収してこなければならない』
だが、ただの廃病院と思うなかれ。
この場所が今日は、スプラッタならぬスプラッシュな妖怪廃病院になるだなんて。
そして貴方が無事に告発文書を回収できるのか――それは誰も知らない。
……ということで。
「設定があれば更にやる気がでると思ってさ、こんなのはどうかな」
そうぐるりと緑金の瞳をひとりひとりに巡らせつつも提案したのは、一角・實生(深い潭・g00995)。
そして實生の考えた設定に、アヴィシア・ローゼンハイム(Blue・Roses・g09882)も頷いて返して。
「實生の設定、とてもいいわね」
「お化け屋敷側やる機会って、あんまり無いからワクワクするよね」
「2階建ての個人病院にて、ホラーショーの開幕といこうか!」
丁度、設定にぴったり合致した中規模な廃病院の大まかな見取り図を確認しながらも、朝来野・帷(雨降る庭・g02449)と万願峙・唐揶(黄金レシピの探求者・g02815)もやる気満々。
そしてやる気に満ちているといえば。
「全力で脅かす慈悲はない。化けて出る」
やるからにはガチで臨む心意気の篝・子火(天高し・g02594)。
慈悲はない。化けて出ます……!?
そんな皆の様子に、思わずふわりと笑み零して。
「ふふ、おどろおどろしくも楽しい、素敵なホラー体験にしましょうか」
微笑むアヴィシアも、楽しそう。
そう、今回は夏のイベントのひとつとして、皆で廃病院を使ってお化け屋敷をしよう! ということになったわけなのだが。
うきうきしている皆とはちょっぴり様子が違うのは、櫻田・結依(人間のカースブレイド・g01624)。
「私は、その、実はお化け怖くてお化け屋敷とか入れないんだよね」
それから悩まし気にこう続ける……でも、復讐者としてそんな弱い所は見せられないなって、と。
そんな結依の姿に、水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)はぱちりと瞳を瞬かせた後、思わずほわり。
「あは、結依さんにも怖いものってあるんですね?」
「こ、怖くないからね!?」
結依は慌ててそう返すも、その声は心なしか裏返っています?
ということで、設定は實生が考えてくれたものでばっちりだから。
今度は、それぞれがどうやって客として訪れる一般人を怖がらせるか、であるが。
「水着のオーダーにあたり電動ウォーターライフルガンを試作してもらってな。これを使わない手はねぇよなぁ!」
確かに今回のお化け廃病院は、夏らしい水を使ったギミックも使えるというから。
唐揶の電動ウォーターライフルガンは、確かにぴったりの代物。
そして、帷が考えてみたのは。
「廃病院らしい格好というと……患者衣に点滴スタンドでも引き摺って、ゾンビっぽい動きでもしようかなぁ」
それに加えて、中身が赤色の水風船を吊るしておけば。
「壁に血飛沫みたいにビシャって脅かす時にも、便利そうかなとも思って」
より一層恐怖を与えることのできる演出もできそう。
そんな帷と一緒に。
「じゃあ僕、帷さんと一緒に患者ゾンビ役をしましょうか。幼くして命を落とした子供……みたいな感じで」
同じゾンビでも彼とはまた違った、見た感じ子供なゾンビに立候補してみる颯。
「じゃあ、私は……非業の死を遂げた女性患者役、みたいな感じで」
「衣装はとりあえずいつもの服にキョンシーっぽい札でも貼っておけばそれっぽいだろ」
アヴィシアと唐揶も、どんな設定にするか、どのような衣装を着るか……など、それぞれ思考を巡らせて。
「俺は裸足に手術衣」
實生はそう言った後、結依へとこうお願いする。
「足首から下と翼を黒く塗って貰って『足のない亡霊』で挑むよ。櫻田さん、お願いできるかな?」
そう、結依がまずは皆のお化け衣装とメイク担当であるから。
「結依さん、傷痕の化粧はよろしくお願いします」
「手術着を着て、髪を顔の前側に向けてと……顔に傷もいるかしら。メイクをお願いしてもいいかしら?」
實生や颯に続いて、アヴィシアもこうメイクのリクエストを……とびっきり怖くお願いね? って。
そんな皆のアイディアや要望を聞きつつ、衣装や化粧を見繕ってから。
やはりお化け屋敷の廃病院という設定なのだから、よりそれらしく。
それぞれしたい仮装に合わせて衣装にダメージを腐食で……なんて、一工夫も二工夫もかけてみる結依であるが。
(「あ、ちょっとやりすぎたかも……」)
かなり雰囲気ありすぎる、おどおどろしい感に!?
けれども。
「お……腐食とか血のメイクあるとやっぱ違ぇな、サンキュー櫻田!」
「白装束を着た。結依に顔をでろでろにしてもらった」
唐揶や子火、他にも皆の反応を見れば……ま、いいか、と思うし。
スマホのSNS動画を見つつ傷メイクやゾンビメイクを丹念にしていけば。
「ばっちり……」
「わ、想像以上に本物っぽい。結依さん、すごいですね!」
颯も思わず感心した声を上げてしまうほどの、会心の出来に!
そのクオリティは、そう――。
「あ、ごめん、あまり近寄ってこないで」
「……なんで引いてるんですか」
「おやつに持ってきた西瓜投げちゃいそう」
結依本人が怖くなって引いてしまい、おやつの西瓜が空を舞うかもしれないほどです……!
けれども、西瓜が仮に空を飛んだとしても。
「手が寂しいので金槌でも握る。似合うか?」
「いや、金槌の前には無力」
「子火さんの金槌怨霊は単純に攻撃力高そうだし」
結依と帷は、金槌が似合いすぎる子火の様子に、そう紡ぐのだった。
それから金槌を手に入れた子火は、お化けに早変わりしている皆を純に見つめて。
「皆それぞれ妖も逃げ出さんばかりの様」
「颯さんの車椅子も、實生君の足のない悪霊も、キョンシー唐揶君の武器も色々コワく出来そうで」
「ふむ。唐揶の武器良いな」
帷の声を聞いて目を向けた唐揶の電動ウォーターライフルガンを見つめれば。
彼に、こう頼んでみるのだった。
「ちょっと子火に赤い水弾で試し撃ちしてみてくれ。遠慮はいらん」
そしてぷしゅっと赤い水が打ち出されれば。
「……怨霊の完成だ」
血飛沫に染まった怨霊の完成です!
そんな皆の着替えやメイクを終えれば、凝った分だけ、道具やら何やらが沢山出ているから。
結依は全員の仮装が終われば、片付けに夢中になっていいて。
アヴィシアは施して貰ったメイクに満足しつつ、ふと芽生えたもは――少しばかりの悪戯心。
片づけに夢中な結依の背後からこっそり近づいて、ちょんと不意に肩を叩いてから。
「……うらめしやー、なんてね?」
声をかけられ、結依が振り返れば――。
「いやぁぁぁぁ!! でたぁぁああ!!!」
「結依さんも準備諸々ありがと………既に第一の犠牲者が……?」
恐怖に悲鳴を上げ、ガチ泣きするその姿に帷は認定するのだった。
……お化けによる第一犠牲者、だと。
そんな、メイクを施した本人でもガチ泣きしてはびびりまくるほどの完成度のお化けたちが、ばっちりと出来上がれば。
「さて、本番ね。皆、凄く雰囲気出ているわ……!」
……私も負けてられないわね、なんて。
微笑みながらも楽しそうに配置につくアヴィシア。
「床も水浸しにしておくのはどうですか? 突然足元が悪くなると怖いかなと!」
颯もそう案を出しつつ、早速実行してみた後。
いざ車椅子に腰掛けて、手と、前髪に隠れた右顔面を赤い水で染めて……なんて、さらにゾンビらしさを出すべく凝ってみて。
「それでは張り切って……車椅子を一生懸命漕いでたらお化けっぽくなくなるでしょうか」
その姿を見た子火はぱちりと瞳を瞬かせ、こう申し出る。
「颯は……怪我してるぞ。車椅子に? 乗って?」
……大丈夫か? 思い切り押そうか? なんて。
そんな子火に思い切り押されたらどうなるか……颯はふと考えてみた後。
怪我と間違われるくらいの演出だから大丈夫であることと、心配してくれるその気持ちだけ受け取ることにして。
こう頷きつつも呟く颯であった――ゆっくり漕ごう……と。
ということで、いよいよ客がやってくる時間になって。
きょろきょろと恐る恐る視線を巡らせる一般人ターゲットを見つけたのは。
「ひえっ!!? と、飛んでる!?」
かくんと首を曲げ、項垂れた姿で浮遊し院内を徘徊していた實生。
そんな手術衣を着ている彼を改めて見た客は、もう一度悲鳴を上げる。
そう――浮遊しているのも納得、彼は『足のない亡霊』であるのだから。
そして慌てて實生から遠ざかろうとあわあわする客の前に、すかさず立ちふさがったのは。
ギイギイ、ぴちゃん、と水音を立てて車椅子を進める、子供ゾンビ!?
「一緒に遊んでくれるの?」
そして慄くゲストに向かって、車椅子に乗った子どもゾンビ――に扮している颯は微笑んで。
ぶつぶつと口の中で読み上げるのは古書。
いや、それはただの雰囲気だけではなく。
「!? びえっ!! た、たすけて……!」
颯は自分の足元から刹那、どろどろと墨を広げる。
そして、墨にゲストの足を登らせ……ようとするけれど。
「ふぎゃああぁっ!」
(「……あ、逃げちゃった」)
堪らずに、また別の方向に逃げる客。
だが――ふいに耳に聞こえ始めるのは、ガラガラと急に響きだした音。
びくっとして周囲を見回すも、誰もいないのだけれど。
「!! ぎゃあっ!」
その客は見つけてしまう。無人に見える点滴スタンドがひとりでに動きだし、そして追いかけてくることを。
それは、帷が見えづらく予め付けておいたもので。
足元の紐を蝙蝠姿で引っ張りながら、あたかも誰もいないという演出で、客を追いかけまわして。
(「うまく院長室に誘導できたでしょうか?」)
そう客の行く先を見つめながら、再びこっちにきたら通せんぼ。
實生は、そんな帷の点滴スタンドや車椅子に乗って墨をどろどろと広げる颯と共に、驚く侵入者を挟みうちにしたりしつつも誘導しながら。
順路ではない方向を探索せんと挑む気満々な侵入者を見つければ、客の行く手を阻むかのように投擲!
「!? な、なんだ、これは……もしや……ひえっ!」
血色の水風船がころりと転がり落ちれば、客は腰を抜かしそうになる。
だって、赤い色をしたそれは――まさかの臓器!?
そんな反応に、實生は微か緑金の瞳を細めて満足気。
(「ふふ、内臓っぽいだろ」)
廃病院の暗さも相まって、作戦大成功!
けれど、悲鳴を上げたり、びびりまくる客達の恐怖の時間は、まだまだ当然終わりません。
結依が驚かせるべく用意したのは、鮮血赤色と濁った緑の色水の入った水鉄砲。
そして周ってきた人の死角から――びしびしっ! と。
「!!? えッ!?」
命中したらラッキー! そんな気持ちで、どんどんびしびしと乱発して水を掛けてあげながらも。
「びっくりしたでしょ、怖いでしょー!? 急に流血っぽくなったり、腐食したりなんてないもんね!」
慌てふためき、血や腐敗したような色に濡れては驚きの声を上げる客へと再び水鉄砲で狙い打ちながらも。
先程は自分で自分の施した皆のメイクに、ガチで泣いてしまったものの。
ひぃひぃ涙目になって怖がる客を見れば、結依は死角から水鉄砲を撃ちながらも、こくりとひとつ頷く。
(「皆の衣装にも濡れたら赤く血糊みたいになる細工をしたから、水に濡れたら怖いはず」)
やっぱり自分の施した細工は、ばっちりであると。
自分もきっと、ふいに同じやられたら……無理なくらい、恐怖に慄いてしまうだろうから。
そして新たな客を、ガラガラと無人の点滴スタンドで追い立てながらも。
泣いちゃった子をみれば、帷は深追いはしないでおくことに。
(「結構イヤかなぁと思ったんだけど……やり過ぎも禁物かもねぇ」)
仲間だとわかっていても、ガチで怖がっていた結依のように、得手不得手はそれぞれあるだろうから。
不安そうに震えているような子にはゆるりと、でも挑戦心満々なチャレンジャーには逆に容赦なく。
見極めもしっかりしつつ、最大限に客にも楽しんでもらえる塩梅を帷は模索して。
……そこに気配がするのに、見つからない。
「あ、あれ……?」
足音がしたり、一瞬姿が見えたかと思ったのに。
また見えなくなった存在に、ひとりの客が首を傾げた……瞬間。
――ばあっ。
「!!!?」
光学迷彩で隠れていたアヴィシアが、後ろから現れて驚かせば。
ぴやっと脱兎の様に猛スピードで逃げていく客。
「ふふ、吃驚させるの、結構楽しいわね」
アヴィシアはそう笑みつつも、その客のことは追わないであげることにする。
とても楽しいのだけれど……とはいえ、やりすぎは禁物かしら、ってやっぱり思うから。
さり気なく様子を窺いつつも、でも皆と協力してどんどん驚かせていく。
そして唐揶も、待ち伏せしていた1階で、次のターゲットを発見。
皆と一緒に、客がルートから外れないよう電動ウォーターライフルガンを手に、怖がらせては追い立てる役回りを担って。
その後は隣接した建物からスコープ覗いてスタンバイ。
(「血に似せた水弾をまず廊下奥側壁にバシャっとな。あとは……テンポ早めながらターゲットに向かっていくように射出!」)
唐揶は作戦通りバシャ、バシャッと巧みに電動ウォーターライフルガンで赤き水弾を撃ち出していって。
(「さながら見えない標的が、血の足音を響かせながら向かってくるって寸法よ」)
いい感じにおどろおどろしい血の足音の演出を続けた後。
あとは手前にバシャっと、二拍ほど置けば、お膳立ても整ったから。
わぁわぁ逃げ惑う客の様子を眺めれば、大きく何度も頷いて見せる。
「トドメを後ろで光学迷彩で潜んでた櫻田が……おー、やったやった」
その姿こそ見えないが客の反応から、ばっちりと結依が驚かせてくれたことを確信して。
「すげぇ勢いで駆けてった、クカカカカ!」
自分達の誘導通り、びびりながらも院長室の方向へ猛ダッシュする客の姿に、満足げに笑う唐揶。
そして、そんな細工こそしないけれど。
散々びびりつつも歩みを進める客は、またひぃっと悲鳴をあげてしまう。
眼前に仁王立ちしているのは、順路ではない道を塞ぐように立ちふさがる、恐ろしい金槌を持った顔がでろでろな怨霊であったから。
そしてとりあえず、細工などには頭が回らないから。
「びえっ!! えっ、うあぁっ!?」
金槌怨霊な子火は、全力で客を追いかけつつも。
違う方向へ進まんとすれば、すかさず壁歩きで先回り。
道を塞いだりしつつも、皆がいる方向へ誘導していれば。
「く、くるなぁ!」
水鉄砲を装備していた客が、ぴゅぴゅっと水を発射。
それを見た帷が、すかさず水鉄砲装備な客へと向けに襲い掛かるようなフリをすれば。
「この、このこのっ!」
「……!! うぅっ」
結依が施していた、服の濡れた所が赤くなる仕掛けが発動!
撃たれ、呻きながら蹲ったりした帷は……。
「えっ!? 消えた!?」
「……おい、帷が消えたぞ!?」
客だけでなく、金槌怨霊な子火も思わずびっくりな声を上げてしまう。
そんな闇に紛れて、密かにパタパタと羽ばたくのは、すかさずコウモリ変身をした帷であった。
そう――お化けは消えるもの。
アヴィシアのイメージも、突如現れては消える幽霊だから。
「えっ、さっきまで確かに此処に女性が……」
「てか……す、少し寒くないか……? 何かが今にも出てきそうだ……」
姿を現したり消したりと客を翻弄しながらも、冷気の支配者で辺りをちょっと寒めに演出。
――お化けってでると、辺りが寒くなるらしいわよ、なんて瞳を細めながら。
そして、そんな急に下がった室温に、ぶわわと。
(「んん……治まれって」)
羽根がつい毛羽立ってしまう實生。
それから子火も気づくのだった。
(「冷えてきて……いつの間にやらアヴィシアも姿を消している」)
帷だけでなく、アヴィシアも消えてしまいました……!?
そしてちょっぴりだけ考えてみてから、ひとつこくりと頷く。
「これは……本物の霊の仕業かもしれん」
……やっぱりこういう場には居るのか、と。
それから、ふとまた客が進みだしたことを確認してから。
予定通り、院長室に続く2階の長廊下へと客が足を踏み入れたものの。
(「誘導して行き、院長室まで追い詰めたら……追い詰めたらどうするんだったか」)
そうこてりと子火が首を傾けていれば。
「!! うぎゃあっ!!!」
刹那聞こえるのは、大きな悲鳴。
見れば――外から窓ガラスにへばりついている怪異の姿が。
てのひらと顔に塗れている血が、べっとりと窓ガラスに禍々しい手形をつけていて。
ふと子火にだけ聞こえるのは、ガラスにへばりついている怪異こと、實生のこんな声。
――篝さん、そこから窓ガラスを割っていけるかい。
ということで、思い切り手にした金槌で、窓ガラスをがしゃん、がしゃんっ。
「ぎゃああ! く、くるなぁ!!」
實生の雰囲気に合わせて金槌を振り回しておこう、と金槌怨霊が荒ぶれば。
中へと入ってきた實生も、最後の追い込み。
そして、必死の形相で自分達から逃げて、院長室へとたどり着いた人達を全力をもって驚かせれば――。
――うぎゃああぁぁあッ!!!
「……今、院長室の方からものすごい悲鳴が」
「……あら、院長室から凄い声が」
同時に声のした方へと視線を向ける、颯とアヴィシア。
それからその後も――散々、訪れた一般人達を驚かせまくった後。
「みなさん、お疲れ様でした!」
ぴょこんと車椅子から降りた颯は、院長室へ集合。
「復讐者らしい恐怖の味わえる、お化け屋敷が作れてたら良いよね」
帷も驚かしまくったことを思い返せば、灰眼の瞳を細めて続ける。
「驚かされる側も体験してみたかったような……なぁんて」
それを聞けば、思わず結依はびくっと反応しちゃうけれど。
「皆と分かっててもその恰好だと殴っちゃいそ」
「いやーお疲れおつかれ、いいタイミングで驚かせてくれたな!」
唐揶はそう、結依へと声を向けるのだけれど。
「? ……ごめん、それいつのこと?」
「え? あのタイミングお前さん居なかった?」
ふたり顔を見合わせれば……え? と。
高速瞬きをしながらも、同時に瞳を大きく見開いて。
ふと院長室に響くのは、絶叫に喜ぶ仲間の姿を見つめていた實生のこんな言葉。
「――あれ? あの真っ黒いのは誰だろう」
「え? しらない影がいた? あらまあ」
「さっきのあれはその霊の仕業か? やっぱり居るのか」
そして、そう小さくこてりと首を傾けるアヴィシアと大きく頷く子火であるが。
(「ああ、通りで妙な気配を感じると……」)
何となく何かがいる気がしていた颯は、そっと思うのだった……これは言わないでおこう、って。
だが、さぁっと血の気が引いた表情をして。
ふるふる震え出した仲間達の絶叫が廃病院に響くのは、時間の問題であったのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
杉崎・拳次
【AMGT】
濡れる方
お化けの格好ねぇ
お化けってわけじゃねぇけど一応妖怪だし、天邪鬼の格好でもするか
水鉄砲も良いが、ここは大容量な奴にするか
割れたら水浸しになるが、涼しさは折り紙付きだ
天邪鬼の格好でお客が来るのを待つ
気配を感じたら音を立てないで気配を殺しながら背後から近づき、首筋に水を一滴たらして驚かせ、後ろを見たら水鉄砲を取り出し、ニヤリと笑いながら打ちまくる
集中攻撃をくらうか、ある程度濡れたら負け惜しみを言いながら退散
天の近くに陣取り、天が後ろに隠れてきた場合は壁として仁王立ち
ずぶ濡れになろうと引けない。頼られているのだから
「ちくしょう、覚えてろよ!バイバイキーン!」
「俺をここから動かせると思うな!」
風祭・天
【AMGT】
旅団の皆と一緒にお化けでレッツゴー☆
皆のコスプレ見ると、多国籍風お化け屋敷ってイメージになってんよねー☆ AMGTらしさがマシマシでよきよきな感じじゃん?
ってことで、天さんは僵尸のコスプレで行くぜぃ☆ 胸元開いてて下はミニスカのセクシーかわちぃヤツー☆ 僵尸のコスプレって袖がふわっとしてるから、そこに水鉄砲隠して二丁拳銃、ってね☆
水鉄砲を持ってるからには濡れるコースで、濡らして濡れてテンアゲだぜぃ☆
やっぱり【光学迷彩】で隠れて、お客さんが通り過ぎた辺りで飛び出し☆ 腕を前に突き出した僵尸ポーズでふらふら近づいてからの~…水鉄砲乱射ウェイ☆ ある程度撃ち合ったり、額のお札に水を掛けられたら、「アイヤー」って退散なー☆
ちな、お札をやられたぼろ負け案件の場合は、近くに居るであろう拳次君の後ろに隠れるぜぃ☆
いやー…莫迦騒ぎできるのもテンアゲできていいよねー☆
最後の最後は…視線の先が怪しい男子ズとの同士討ちがお約束? なんてねー☆
ブラン・スロウ
【AMGT】
旅団の皆とお化け屋敷で交流させてもらうよ。ふふ、こういう催しは初めてだからワクワクするね。
選択肢は濡れるコース。
僕はウェアウルフだしボロ布を羽織って【狼変身】で人狼の真似事でもしてみようかな。
入場者から少し離れた場所から行動不能にならない程度に「ワオーン!」って遠吠えして近くに狼がいると存在をアピール、それと【忍び足】で近づき壁やドアを叩いて脅かし役の皆の方へ誘導を試みよう。
見つかったら水鉄砲で応戦、いい感じに濡れたら「覚えてろワン!」みたいな負け犬の遠吠えをして退散かな。
ふふ…怖がらせはするけど、やっぱり遊んでくれてる人には楽しんでもらわないとね。でも布が肌に張り付いちゃって少し恥ずかしいかも…。
アドリブ・旅団仲間と絡みは大歓迎だよ。
シークローネ・メーベルナッハ
【AMGT】
旅団の皆様と共に、来場者の皆様を吃驚させる役を担います。
夏の催し、皆様にて盛大に盛り上げて参りましょう!
コースは濡れる側で。
拙は白襦袢に天冠という幽霊を模した姿にて、コース傍らに置いた甕の傍に【光学迷彩】を併用して隠れます。
お客様が近づかれましたらば、甕から柄杓で水を汲み上げお客様へ浴びせて参ります。
この際、最初の一回は不意打ちになるよう、お客様の死角から浴びせられると最良かと。
その後は不気味っぽく笑ってみせつつ、水を浴びせて参りましょう。
「ふふふふふ、しとどに濡れてしまわれませ!」
尚、お客様より反撃を受けた場合は怯みながらも少し水を浴びせるペースを上げますが、お客様の方が逃げないなら最終的には撃退されたかのように退散致します。
「服が濡れて力が出ませぬー」
其処で気の緩んだ処を別の方が襲撃する、という形を取れれば尚良しですね。
皆様見事な脅かしっぷりでございました!
お客様も楽しまれたようで何より!
そして男性陣は…ふふ、眼福でございましょうか♪
(白襦袢が濡れて肌に貼りついてるとか)
――夏だ、祭りだ、妖怪だ!
ということで……お化けでレッツゴー☆ と。
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)が旅団の皆と一緒に今回赴いたのは、新宿島にある廃病院のひとつ。
「ふふ、こういう催しは初めてだからワクワクするね」
ブラン・スロウ(scarecrow・g10793)も初めてだというイベントに、狼の尻尾もわくわくゆらゆら。
そして、そんな廃病院で何をするかと言えば――夏といったらやっぱりこれ!
(「旅団の皆とお化け屋敷で交流させてもらうよ」)
暑い夏にぴったり、ひやりと背筋が凍りそうなお化け屋敷。
でも、お化け屋敷に参加するといっても、お化け屋敷な廃病院に挑戦する客側ではなくて。
シークローネ・メーベルナッハ(其は生ける疾風怒濤・g00007)も楽しみにしつつ、改めて自分達が今回やるべきことを再確認する。
(「旅団の皆様と共に、来場者の皆様を吃驚させる役を担います」)
……夏の催し、皆様にて盛大に盛り上げて参りましょう! と。
来場する一般人達をこれでもかと驚かす、お化け屋敷にてもてなす側。
つまり、お化け役や演出役である!
だから今日の皆の装いは、いつものものとは違っていて。
天は3人の姿を順に眺めつつ、うんうんと納得するように大きく頷く。
「皆のコスプレ見ると、多国籍風お化け屋敷ってイメージになってんよねー☆ AMGTらしさがマシマシでよきよきな感じじゃん?」
天の言うように、皆それぞれとてもバラエティーに富んだ、らしいお化けをチョイスしていて。
「ってことで、天さんは僵尸のコスプレで行くぜぃ☆」
天だって勿論……胸元開いてて下はミニスカのセクシーかわちぃヤツー☆ って。
ぺたりと額にお札を張り付けつつも、でも準備もしっかりと抜かりない。
いや、一見すると何も持っていないようにみえるのだけれど。
今回は、水を使った仕掛けもOKなコースもあるということなので。
「僵尸のコスプレって袖がふわっとしてるから、そこに水鉄砲隠して二丁拳銃、ってね☆」
すっぽりと手が隠れるような、いわゆる大きな萌え袖の中には実は、本日の得物である二丁拳銃が。
そして、一見それほど興味がないかのような素振りであるものの。
「お化けの格好ねぇ。お化けってわけじゃねぇけど一応妖怪だし、天邪鬼の格好でもするか」
何気にお祭り好きで、復讐者達とのイベントを人々が楽しみにしているようだと聞けば、杉崎・拳次(仁哮義侠・g07350)も旅団の皆と参加しないわけはなく。
恰好も、お化け屋敷にぴったりな天邪鬼の装い。
そして尻尾をゆらり、ボロ布を羽織ったブランも。
「僕はウェアウルフだし、狼変身で人狼の真似事でもしてみようかな」
狼の耳尻尾もばっちりあることだし、妖怪は妖怪でも西洋風な人狼に。
それから、いつもは改造巫女服を纏っているシークローネであるけれど。
「拙は白襦袢に天冠という幽霊を模した姿にて」
彼女の選んだ装いはやはり、日本風の幽霊を思わせるもの。
天の言うように、皆並べば、和洋中とワールドワイドなお化けたち!
そして、今回選んだのは。
「水鉄砲を持ってるからには濡れるコースで、濡らして濡れてテンアゲだぜぃ☆」
そう、水の仕掛けも使える、ずぶ濡れコース!
驚かせるお化け側は勿論のこと、客も水鉄砲を装備しているという。
けれどやはりお化け役をやるからには、きっちり客を驚かせたい! ということで。
「水鉄砲も良いが、ここは大容量な奴にするか」
……割れたら水浸しになるが、涼しさは折り紙付きだ、と。
まさに、ずぶ濡れ上等の意気込みである。
ということで、準備も万全! お化け屋敷病棟での納涼イベントが始まれば。
――ァオーン!!
やって来た客が耳にするのは、狼の遠吠え。
入場者から少し離れた場所で遠吠えするブランは、客を迎え入れながらも存在をアピールする。
近くに狼がいる、ということを。
それから、忍び足でタタッと静かに素早く移動すれば――てしてし、と。
壁やドアを叩いて、さり気なく脅かし役の皆の方への誘導も試みて。
昼でも暗い病棟の中、光学迷彩を用いつつもシークローネは身を潜める。
コース傍らにそっと置いた甕の傍に。
そしてこの甕に入っているのは、もちろん水。
そろりと恐々歩いてくる客の姿を知覚すれば、近づくまではじいと隠れておいて。
すぐ側までやってきた瞬間、まず最初の一回は客の死角から、ぱしゃりっ。
「ふぎゃっ!? つ、冷たい……!?」
最良であると思い描いていた通りに、不意打ちで水を浴びせることができれば。
「てか、誰だこんな悪戯……って、わぁ!!」
「ぎゃあっ! ゆ、ゆうれい……!?」
ぱしゃっ、ぱしゃんっ、と甕から柄杓で水を汲み上げては、客に浴びせるシークローネ。
「ふふふふふ、しとどに濡れてしまわれませ!」
「ひいっ!!」
幽霊らしく、不気味っぽく笑ってみせながら。
そしてわたわたと慌てたようにやって来た客を待っていたのは、天邪鬼な姿の拳次。
人の気配を感じれば、音を立てないよう気配を殺しながら、そっと背後から近づいて。
――ぽとり。
「!? ひゃぁ!!」
首筋に水を一滴たらして驚かせた後、
「な、何……! うわぁ!?」
ふと客が驚いて振り返れば、すちゃりと手にするのは水鉄砲。
そして、ニヤリと笑んだかと思えば……客へと拳次は、水鉄砲を打ちまくります!
それからやはり同じように、光学迷彩で隠れていた天だが。
客が通り過ぎる程度まで、じいと息を潜め待ってから。
腕を前に突き出した僵尸ポーズで、ぴょん! 客が通り過ぎた辺りで急に飛び出してから。
(「ふらふら近づいてからの~……」)
――水鉄砲乱射ウェイ☆
「わ、僵尸……ぶほ、ぶはぁっ!!」
大きな袖から取り出して、ウェイウェイ水鉄砲を発射しまくります!
けれど、適度に濡れてある程度撃ち合ったり、額のお札に水を掛けられたりすれば。
「アイヤー」
そう天はぴょんぴょんと跳ねながら、頃合いを見てそそくさと。
(「退散なー☆」)
客を立てるように、悪霊退散ならぬ、僵尸退散することに。
そして執拗に額の札を狙ってくる客がいれば、近くに居るであろう拳次にヘルプ!
天が後ろに隠れてくれば、拳次は壁として仁王立ち。
「俺をここから動かせると思うな! ……ぶはっ」
いくらずぶ濡れになろうとも、ここは絶対に引けないのだ。
だって、頼られているのだから……!
そして機動力を生かして、病棟内での連絡役であったりと、身軽に立ち回っていたブランだけれど。
「わ、わぁ! 入り口で聞こえていた遠吠えしていたのは、この狼か!?」
「み、水鉄砲効くのかな……えいえいっ」
「わふっ、きゅーん」
見つかったら水鉄砲で応戦し、いい感じに濡れたら、お耳も尻尾もぺしょりとはなってしまったものの。
「あおぉーんっ、わんっ」
……覚えてろワン! みたいな、負け犬の遠吠えをしてあげつつ退散する。
(「ふふ……怖がらせはするけど、やっぱり遊んでくれてる人には楽しんでもらわないとね」)
怖いと思うと同時に、楽しかった、満足、ってブランは思ってもらいたいから。
でもふと、ずぶ濡れになっている自分の姿に気づいて。
(「でも布が肌に張り付いちゃって少し恥ずかしいかも……」)
ぴたっと水を吸って張り付いている服に、思わず照れてしまう。
そしてひたすら甕の水を浴びせていたシークローネであるけれど。
水鉄砲装備している客から反撃を受ければ、怯みながらも、少し水を浴びせるペースを上げるものの。
お化け屋敷の恐怖と戦いつつ果敢にも逃げずに、水鉄砲で撃ってくる客に対しては。
「服が濡れて力が出ませぬー」
最終的には撃退されたかのように、ずぶ濡れ状態ながらも退散する。
そして、そこで。
「服が濡れて力が出ませぬー」
(「気の緩んだ処を別の方が襲撃する、という形を取れれば尚良しですね」)
そう思考を巡らせつつも水を浴びるシークローネ。
それから天をかばったり、単に狙い撃たれたりもして、集中攻撃を敢えて拳次は受けながらも。
「ちくしょう、覚えてろよ! バイバイキーン!」
シークローネとセットで、大多数の人が聞き覚えのある負け惜しみの言葉を口にしつつ、拳次も撤退です!
それから皆で、来る人来る人、これでもかと驚かせたり、水鉄砲で撃たれたりなんてことをしながらも。
無事にイベントが終わって皆で再び集まれば、全員が感じる手ごたえ。
「皆様見事な脅かしっぷりでございました! お客様も楽しまれたようで何より!」
「いやー……莫迦騒ぎできるのもテンアゲできていいよねー☆」
きゃっきゃわいわいと、客も自分達も莫迦騒ぎできて楽しかったから大満足。
けれど……もしかして実はこれも、夏の恒例行事で風物詩……?
白襦袢が濡れて肌にぴとりと貼りついてしまっているシークローネはちょっぴり意味深に笑んで。
「そして男性陣は……ふふ、眼福でございましょうか♪」
「最後の最後は……視線の先が怪しい男子ズとの同士討ちがお約束?」
……なんてねー☆ って笑う天。
なにせスタイルが良い女性陣も今は皆、びっしょりのずぶ濡れなのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【狼変身】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダブル】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
ミレイ・ドリムータ
【やすらぎ】
水の仕掛けを使ったお化け屋敷、面白そう!ねぇねぇ、どんな仕掛けにする?
水鉄砲とかで脅かすのも良いし、【水中適応】を使えば潜った水の中から急に現れて脅かすとかも出来そう。
天井からの水滴も恐怖の演出にピッタリだね!
所々血痕が飛び散った感じに見えるよう、赤インクで床をペイントする。
廃病院の一室に水を満たした大きな水槽を用意し、薄暗い中水槽が仄かに照らされるようライトを設置。
メイクで顔色を青くし、入院着を着たアタシが【水中適応】を使って水槽に潜る。
死体に見えるようにじっと動かないけど、お客さんが通り過ぎようとした瞬間派手に水しぶきを上げながら水槽から飛び出す!
「アハハハ!お前も水に沈めてやるよ!」
デュークも前脚を水で湿らせて陰に隠れ、背後からそっと近づき濡れた前脚でお客さんの足をタッチして驚かす。
……よし、大成功!良い感じに驚いてもらえたね。
さて、次のお客さんが来る前にスタンバイしておかなきゃね。
皆に負けないくらい、次のお客さんもびっくりさせちゃおう!
絡み、アドリブ歓迎
田淵・あゆみ
【やすらぎ】
血塗れに見えるような、赤いインクであちこち汚したパジャマを着た重症者ぽい仮装
水鉄砲の2丁拳銃スタイル 片方は赤い食紅で着色した水
手袋をはめて水で濡らしておく
「こんだけ毎日暑いんだし、たまには内側から思いっきり冷えてもらおうか」
廊下の壁に院長肖像的な顔写真の額を掛ける
二重にして、スイッチで赤いインクが滲み出るような仕掛けをしておくよ
壁歩きと光学迷彩で天井に潜んで来場者を待つ
誰かが絵の前に立ったらスイッチ入れて、変化に驚いた所で上から赤い方の水をポタポタ垂らす
上を振り仰いだ瞬間に背面に降り、首筋に濡れた手を当てよう
こちらを見るなら顔面に一発発射し、見ないで逃げるようならわざとゆっくり追いかけようか
地の底から響くような呻き声を洩らしながら歩く……って、これはグロウルとかデスボイスって呼ばれる歌唱法の一種なんだよ?
見えなくなるまで追いかけて、絵を元通りにセット
遠くから響く悲鳴ににんまりと笑う
ふふ、良い悲鳴だねー、あっちも楽しそう
ミシェル・ロメ
【やすらぎ】
怖いのはちょっと苦手だけど、たまにはドキドキするスリルもいいよね
せっかくだから思いっきり怖がらせて叫んでもらおうかな
僕も頑張るよ!
水を使った恐怖演出……水鉄砲で驚かすのもいいけど、
静寂の中でぽたり、ぽたり……と雫の垂れる音だけが響くのも、一味違う不安を感じさせるよね
人気のない狭い通路に入ると、暗闇で雫が垂れる音がする
リリコに天井の照明の影に隠れてもらって、1滴ずつ水を垂らしてもらおう
ゲル状の保冷剤に赤いインクを染み込ませて、赤いビニール袋に入れて床に撒いておく
暗がりではぶよぶよした肉塊のように見え、踏み抜くと血糊のような水飛沫が上がるんだ
僕自身は幼くして死んだ入院患者の仮装で
死人のように顔色の悪いメイクにボロボロの病院の寝間着を着て
バサバサに乱れたロングヘアのウィッグを被って……女の子みたい?
表情がはっきり見えない不気味な感じを出したつもりだったんだけどな……
よたよたと生気のない足取りで現れ
頭頂から抜けるようなファルセットで上げる甲高く悲痛な悲鳴
ふふ、怖がってもらえたかな?
ただでさえ、背筋がぞくりとしてしまうような佇まい。
新宿島にあるそんな廃病院のひとつを、この日皆で訪れたわけは。
「怖いのはちょっと苦手だけど、たまにはドキドキするスリルもいいよね。せっかくだから思いっきり怖がらせて叫んでもらおうかな」
「こんだけ毎日暑いんだし、たまには内側から思いっきり冷えてもらおうか」
ミシェル・ロメ(とわにひびくうた・g04569)と田淵・あゆみ(人間のサウンドソルジャー・g06882)が話すように、暑い夏にひやりとしてもらおうと。
新宿島の人々を怖がらせるような、お化け屋敷をやろう! という企画がある話を聞いたから。
地獄変のエネルギーチャージにもなるし、何よりも新宿島の一般人の皆が楽しみにしているのだという。
だから、あまり怖いことは得意ではないミシェルも気合を入れて……僕も頑張るよ! と頷いてみせれば。
「水の仕掛けを使ったお化け屋敷、面白そう! ねぇねぇ、どんな仕掛けにする?」
ミレイ・ドリムータ(新宿島で暮らすもの・g01550)はわくわく、ふたりと作戦会議を。
今回の廃病院のお化け屋敷は、季節は暑い夏であるし少し趣向を凝らして、水を使った仕掛けなども使用できるというのだ。
折角だから今回はそれに乗っかって、水を使った驚かせ方をあれそれ考えてみる3人。
「水鉄砲とかで脅かすのも良いし、水中適応を使えば潜った水の中から急に現れて脅かすとかも出来そう」
「水を使った恐怖演出……水鉄砲で驚かすのもいいけど、静寂の中でぽたり、ぽたり……と雫の垂れる音だけが響くのも、一味違う不安を感じさせるよね」
「天井からの水滴も恐怖の演出にピッタリだね!」
「血みたいな赤い着色はちょっとヤバいかな?」
「赤いインクも良い演出だね、楽しそう!」
そんな相談している時間も、色々と案を出し合って楽しくて。
それから各々、廃病院に到着すれば、早速準備を始めてみる。
あゆみが選んだ恰好は、やはり廃病院らしい重症者ぽい仮装。
血塗れに見えるような赤いインクであちこち汚したパジャマを着て。はめた手袋も水で濡らしておく。
用意した今日の得物は水鉄砲。しかも両手持ちの2丁拳銃スタイル!
しかもその片方の中には、赤い食紅で着色した水が。
それからあゆみが考えたお化け屋敷の仕掛けは、廊下の壁に掛けた院長肖像的な顔写真の額に。
その額を二重にして、スイッチで赤いインクが滲み出るような仕掛けをしておいて。
壁歩きと光学迷彩で天井に潜んで、来場者を待つあゆみ。
……そして。
「わ、こういう肖像画って、何かいわくつき感あるよね……」
客が絵の前に立った瞬間――満を持して、ぽちっとスイッチ入れれば。
「ひぃっ!? 何か赤い液体が……まさか、血!?」
急に滲み出たインクに驚愕する客。
さらに変化に驚いた所で――ぽた、ぽた、と。
「ひゃあっ!!」
上から片方の水鉄砲の中の赤い水を、ポタポタと垂らせば。
上を振り仰いだ瞬間、ぴたりと。
「!! うわあァァッ」
背面に降りたあゆみは、首筋に濡れた手を当ててみる。
そして恐怖のあまり、振り返らずに逃げる客のことはわざとゆっくり追いかけて。
振り返ろうとした客には、ぴゅっと顔面に一発水鉄砲を発射して目くらましを。
それからあゆみは逃げる客を追いかけ歩きながらも、地の底から響くような呻き声を洩らす――。
(「……って、これはグロウルとかデスボイスって呼ばれる歌唱法の一種なんだよ?」)
でも低音域で響く発声は、お化け屋敷には意外にもぴったりです……!?
そんな彼の元から、涙目で逃げてきた客であるが。
「……? なんか床に模様が……って、血痕!?」
実際は赤インクでペイントしたものであるが、所々血痕が飛び散った感じに見えるようにして。
「な、なんだ?」
ふと客が目にするのは、廃病院の一室にある、水を満たした大きな水槽。
薄暗い中、水槽が不気味に仄か照らされていて。
そうっと水槽に近づいた客は、ふと気づく。
「えっ、水槽の中に、人……? に、人形かな」
死体のように見えるし、じっと動かないから……人ではなくよくできた人形なのだろうと。
そう客が通り過ぎようとした、瞬間。
――ざばァ!!
「!!? ぎゃあっ!」
「アハハハ! お前も水に沈めてやるよ!」
派手に水しぶきを上げながら水槽から飛び出す死体!?
いや、それは、メイクで顔色を青くして入院着を着たミレイであった。
水中適応を使って水槽に潜って、客を驚かせるタイミングを見計らっていたのである。
けれど、それだけでも十分に恐怖であるのに。
――てしてし、ぺちぃっ。
「えっ、ふぎゃああァ!!」
背後からそうっと近づいて、濡れた前脚で客の足をタッチして驚かすのは、予め前脚を水で湿らせて陰に隠れていたデューク。
それから飛び上がるように水槽の部屋を後にして。
今度は、人気のない狭い通路に入れば――ぽたり、ぽたりと。
耳に聞こえるのは、暗闇で雫が垂れる音。
恐る恐る天井を見上げてみるも、暗いばかりで何も見えず……かといって、雨漏りするような天気でも勿論ない。
そう……それは、天井の照明の影に隠れてもらったリリコにミシェルが頼んで、1滴ずつ水を垂らしてもらったのだ。
そして原因不明の天井からの雫ばかりに、気を取られていれば。
「……!? びゃっ!!」
暗がりで何かを踏んで、びしゃあっと飛沫が飛び散る感覚。
そんな足元にあるのは何だかぶよぶよした肉塊!? そして踏んで飛び散った赤い液体は血!?
そう客がびびりまくっていれば。
「えっ、な、なんでこんなところに女の子が……?」
ふっと現れたのは、死人のように顔色の悪い、ボロボロの病院の寝間着を着た、バサバサに乱れたロングヘアの女の子……?
いや、それは、幼くして死んだ入院患者の仮装をしたミシェル。
ゲル状の保冷剤に赤いインクを染み込ませて、赤いビニール袋に入れて床に撒いておいたそれも肉塊や血だとすっかり勘違いしているし。
現れた自分の姿にも、腰を抜かすほどびっくりしている客なのだけれど。
(「……女の子みたい? 表情がはっきり見えない不気味な感じを出したつもりだったんだけどな……」)
そうちょっぴり勘違いされていることにちょっぴり複雑な気持ちを覚えながらも。
よたよたと生気のない足取りで歩み寄ったミシェルが刹那発するのは、頭頂から抜けるようなファルセットで上げる甲高く悲痛な悲鳴!
そして急に響いたその声に、飛び上がるほど客はびっくりして。
「ぎゃあっ! うわあああァァァ!!」
脱兎のごとく、猛スピードで逃げていったのだった。
そんな完全にびびりまくっている後姿を見送りながら。
「ふふ、怖がってもらえたかな?」
天井でいい仕事をしたリリカにも目を向けたミシェルは微笑んで。
あゆみもまたひとり、客を見えなくなるまで追いかければ、絵を元通りにセット。
それからふと顔をあげれば、にんまりと笑う。
「ふふ、良い悲鳴だねー、あっちも楽しそう」
遠くから響く悲鳴が聞こえて。
それからミレイも、デュークとぺちりと、ハイタッチ!
「……よし、大成功! 良い感じに驚いてもらえたね」
だけどすぐに、またきりりと気を引き締めて。
「さて、次のお客さんが来る前にスタンバイしておかなきゃね」
再び水槽の中に、ざぶんと身を潜めてから。
わくわくどきどきしながらも、またちょこりと隠れたデュークと視線を合わせれば、こくりと頷いてアイコンタクト。
――皆に負けないくらい、次のお客さんもびっくりさせちゃおう! って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】がLV2になった!
【水源】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
ア・ンデレ
愛するドラゴン、リューロボロスちゃん(g00654)と一緒にお化け屋敷やるぜ!
アンデレちゃんはお化けになって【水中適応】で水の中に隠れる。
そして客が来たら自ら顔を出して驚かせるよ。
最初は遠くから。お化けの顔がうっすら見えるくらいで。
次に出てくる時はもう少し近くから。
少しずつお化けが近づいてくる恐怖を与えてから。
最後に近くの水からザッパーン! 大スプラッシュ! みんなびちょびちょ!
人を怖がらせるのって楽しいね!
人を怖がらせた後はリューロボロスちゃんにも不意打ちで水をざっぱーんとかけちゃう。
水をかけてかけられて、泳いでおいかけっこなんかしちゃって。
人の迷惑にならないように、ちょっとの間だけだけど、デートを楽しむよ。
リューロボロス・リンドラゴ
アンデレ(g01601)とお化け屋敷よ!
お化け屋敷、小学校の文化祭でも大人気だからの!
幼子、驚かされる側も楽しいが、驚かす側も大好きなのだ!
我はアンデレが隠れておるリハビリ用プールへの誘導役よ。
自慢の巨大な尾に麻袋を被せて、ずるずる、ずるずると引きずるのだ。
まるで死体を袋に入れて引きずっておるように見えるであろう?
何かを引きずる音も怖かろう。
想像力を掻き立てつつ、音に意識が行くように通路は薄暗くしておくぞ。
【エイティーン】も使っておくかの。
我だとバレたら怖さ半減だが、見慣れぬ成長した姿なら変装も込でバレにくかろう。
尾もデカくなるしの!
翼はいっそこっちも麻袋風に覆っておくかの?
麻袋背負って、引きずってとパワフルな絵柄だが。
角は手術帽で覆い隠そう。廃病院風なら今は廃止されたナースキャップで隠すのもありか。
服もホラーゲームに出てくるクリーチャーの医者や看護師風にするかの。
誘導後は【光学迷彩】で隠れアンデレにバトンタッチ。
アンデレが顔を出す度に【冷気の支配者】で少しずつ気温を下げてホラー演出よ!
うきうきわくわく、新宿島の廃病院のひとつにやって来たのは、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)。
何でそんなところに来たのか、そしてどうしてそんなに心躍っているのかといえば。
――愛するドラゴン、リューロボロスちゃんと一緒にお化け屋敷やるぜ!
リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)と一緒に、お化け屋敷をやれるのだから!
そしてリューロボロスも、竜の尾をご機嫌にゆらゆらさせて。
「お化け屋敷、小学校の文化祭でも大人気だからの!」
……幼子、驚かされる側も楽しいが、驚かす側も大好きなのだ! と。
新宿島の一般人をたくさん驚かせるために、ふたりでお化け屋敷ができる廃病院へと足を運ぶ。
そしていざ、お化け屋敷をやるとなれば、どうやって驚かすか、であるが。
このお化け屋敷な廃病院ならではの趣向で、水を使った仕掛けも使えるらしい。
だから、ア・ンデレが考えたのは、こんなお化け大作戦。
「アンデレちゃんはお化けになって、水中適応で水の中に隠れる。そして客が来たら自ら顔を出して驚かせるよ」
そしてア・ンデレの案を聞いた、リューロボロスが担う役割は。
「我はアンデレが隠れておるリハビリ用プールへの誘導役よ」
まずは、自慢の巨大な尾に麻袋をすっぽりと被せて。
客が来た気配を感じれば――それを、ずるずる、ずるずる……と引きずり始めるリューロボロス。
「えっ、な、なに……?」
「何を、運んでるんだろ……」
そう不安そうな客の声が耳に入れば、尚のこと――ずるずる、ずるずる、と。
(「まるで死体を袋に入れて引きずっておるように見えるであろう? 何かを引きずる音も怖かろう」)
想像力を掻き立てつつも、音に意識が行くように通路は薄暗くしておいてあるし。
念のためエイティーンも使っているから、成長したものになっているリューロボロスの今の姿。
(「我だとバレたら怖さ半減だが、見慣れぬ成長した姿なら変装も込でバレにくかろう。尾もデカくなるしの!」)
そして大きな尾だけでなく、翼もいっそ、と。これもまた、麻袋風に覆っておくことに。
麻袋を背負って、さらに何かを引きずってと……よくよく考えてみればパワフルな絵柄なのだが。
恐怖で余裕がなくなっている様子の客には、そこまで考える余裕がないだろうし。
何かを引き摺るリューロボロスの恰好を見れば、さらに震え上がっているようだ。
そんな彼女の角は覆い隠されてあるが、最初は手術帽をかぶろうかと思ったのだけれど。
(「廃病院風なら今は廃止されたナースキャップで隠すのもありか」)
実際に立派な角を隠すには、ナースキャップの方が高さがあって都合がよかったので。
服もそれに合わせて、ホラーゲームに出てくるクリーチャーの看護師風にしてみているのだ。
そしてかなりびびりまくりながらも、うまく一般人をア・ンデレのところまで誘導すれば。
「えっ、あれ? あのナース、消えた……?」
リューロボロスは光学迷彩を使ってすかさず隠れて、ア・ンデレにバトンタッチ!
それから、ア・ンデレが顔を出す度に。
「てか、なんだか寒気が……」
(「冷気の支配者で少しずつ気温を下げてホラー演出よ」)
そんな効果も抜群、震えながらもふと顔を上げた客達は、気づいたのだ。
「……あれ? リハビリ―プール……顔みたいなのが見えない?」
最初は遠くから……うっすら見えるくらいに、ちょこっとだけ顔をだしているア・ンデレに。
そして一旦、水中に引っ込むけれど。
「!? さっきより近くに!?」
次に出てくる時はもう少し近くから……そしてその次はさらに近くへ、と。
少しずつお化けが近づいてくる恐怖をじわじわと与えてから。
いよいよ最後、すぐ近くまでくれば――ザッパーン!!
「!!! うわあァァァ!!」
「ぎゃあっ!!」
大スプラッシュで、みんなびちょびちょ!!
そして、ものすごいダッシュで逃げていく客を見送りながら、ア・ンデレはにこにこ。
「人を怖がらせるのって楽しいね!」
そして客も存分に怖がらせたから……次の標的、リューロボロスにも不意打ちで水をざっぱーん!!
次の客がくるまで、水をかけてかけられて、泳いでおいかけっこなんかもしちゃって。
人の迷惑にならないように、ちょっとの間だけだけど目一杯楽しむ。大スプラッシュなお化け屋敷のデートを。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】がLV3になった!
【腐食】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
月鏡・サヨコ
ロキシア(g07258)と参加
水鉄砲を扱ったことはない。だけど、実物の鉄砲なら日常的に使用している
今回の任務もつまるところは狙撃だ。……それなら、いつも通りやるだけ
あなたにも、槍投げは当たるけど銃は勝手が違う、などとは言わせない
ロキシアが仕掛けたトラップ地帯を来客が突破し、ようやく出口が近づいて来た……というところで【迷宮化】を発動
これは最初から発動するのではなく、希望が見えてきた所で発動してこそ心胆を寒からしめる効果を発揮するもの
景色が歪んで暗く先の見えづらい不気味な迷宮となり、あと脱出までの残り数秒が数十秒に引き伸ばされた所に、暗がりや遮蔽物の裏に隠れながらの容赦ない狙撃を行う
【熱波の支配者】で温めた水と【冷気の支配者】で冷やした水を交互に撃ち、熱い血が流れだし、体が冷える感覚を味わわせよう
来客が「命からがら」銃撃の雨を抜けた様子を見て、一息ついた所に……ロキシアからの銃撃
っ、藪から棒に……そんなに本職と撃ち合いたいのか?
構えろ、ロキシア。ここからはおもてなしではない――本気の戦いだ
ロキシア・グロスビーク
サヨコちゃん(g09883)と!アドリブ連携ご自由に
やって来たのは大病院の濡れるコース!僕参上!
びっくりさせるのが本日のおしごと!準備は良いかなお嬢さん
まさか水鉄砲は撃ったことないなんて言わないよね?
ウインクひとつ、ビズに取り掛かるよ
【アイテムポケット】を使って盛大におもてなし、いたしましょー!
今日のロキシアくんは恐怖の追跡者!
ぐはははは!フレッシュミート!
ガトリング水鉄砲だ!撃ち負けないぞ!ばばばん!
あとは【トラップ生成】でねー、玩具のクレイモア地雷もあるのさ!
中身は血糊入り水風船。怖がらせるのも忘れないんだなこれが!
大掛かりすぎやしないかって?ふふーそこは抜け目なし
血糊や包帯でおめかししたSeptentrionたちがいるからね
サヨコちゃんのほうを手伝えるくらい手はあるのさ!
人心地ついた頃にサヨコちゃんのお顔を狙い撃ちます
にやーっとチェシャ猫めいた笑顔で
おっとぉごめんね。手が滑っちゃったなー♪
始まるのはディアボロスの人知を超えた水鉄砲勝負
そして子どもたちの青春
始めようか、サヨコちゃん!
暑い夏にも負けず、赴くことにしたのは、新宿島にある廃病院のひとつ。
そして過去大病院であったという建物を余すことなく使って催されるのはそう、お化け屋敷。
ということで!
「やって来たのは大病院の濡れるコース!」
ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)は今日も明るく可愛く、僕参上!
そして、共に廃病院を訪れた月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)へと視線を向ければ。
「びっくりさせるのが本日のおしごと! 準備は良いかなお嬢さん」
大きく首をこてりと傾けてみせつつ、こう続けるロキシア。
「まさか水鉄砲は撃ったことないなんて言わないよね?」
「水鉄砲を扱ったことはない。だけど、実物の鉄砲なら日常的に使用している。今回の任務もつまるところは狙撃だ」
……それなら、いつも通りやるだけ、と。
いつものように表情ひとつかえずに、むしろこうロキシアへとサヨコは返す。
「あなたにも、槍投げは当たるけど銃は勝手が違う、などとは言わせない」
何事に関しても、完璧に任務を遂行する、ただそれだけである。
それがたとえお化け屋敷でも、得物が水鉄砲であっても。
そして抜かりなく、ぴゅぴゅっと本日の得物である水鉄砲の使用感を入念に確かめるサヨコを後目に。
「アイテムポケットを使って盛大におもてなし、いたしましょー!」
そうぱちりとキュートなウインクひとつ、ロキシアはビズに取り掛かって。
「今日のロキシアくんは恐怖の追跡者! ぐはははは! フレッシュミート!」
るんるんとご機嫌に、しゃきんっ。
「ガトリング水鉄砲だ! 撃ち負けないぞ! ばばばん!」
けれどそれだけではなく、さらに持参したり仕掛けたりしていくのは。
「あとはトラップ生成でねー、玩具のクレイモア地雷もあるのさ! 中身は血糊入り水風船」
……怖がらせるのも忘れないんだなこれが! なんて。
ちゃっかりしっかり、ガチ気味に準備を整えて。
サヨコと目が合えば、彼女の言いたげなことを先回り。
「大掛かりすぎやしないかって? ふふーそこは抜け目なし。血糊や包帯でおめかししたSeptentrionたちがいるからね」
……サヨコちゃんのほうを手伝えるくらい手はあるのさ! って。
とかなんとか言っている間に、いよいよお化け廃動物園に客がやってくる時間。
念入りに周到に設置されたロキシアが仕掛けたトラップに、わァ! だの、ぎゃあ!? だの、悲鳴のような声が聞こえて。
それでもふらふらになりつつ、ロキシアが仕掛けたトラップ地帯を突破した来客を確認すれば。
ようやく出口が近づいて来た……というところで、サヨコが発動するのは迷宮化。
「えっ!? すぐそこに出口が見えていたのに……どっちだ??」
すぐさまサヨコが迷宮化を展開しなかったのは、最も効果的なタイミングを選んだというだけ。
迷宮化は最初から発動せずに、希望が見えてきた所で発動してこそ発揮するものだと、サヨコは判断したから……心胆を寒からしめる効果を、と。
それからしゃきんと、狙撃するべく構えるのは、ぴゅぴゅっとよく吟味して決めた水鉄砲。
そして景色が歪んで、暗く先の見えづらい不気味な迷宮が生み出されれば。
サヨコはあと脱出までの残り数秒が数十秒に引き伸ばされた所に、暗がりや遮蔽物の裏に隠れながらの容赦ないガチ狙撃を見舞って。
……熱い血が流れだし、体が冷える感覚を味わわせよう、と。
交互に撃つは、熱波の支配者で温めた水と冷気の支配者で冷やした、2種類の水。
そんな一気に降り注ぐ銃撃の雨を「命からがら」、客が抜けた様子を見ていたサヨコであったが。
しかし、一息ついた所に不意打ちでぴしゃっと見舞われたのは。
「おっとぉごめんね。手が滑っちゃったなー♪」
そう――ロキシアからの銃撃!?
そして、何気に狙っていた顔に水がぱしゃりとかかれば、やはり無表情ではあるのだけれど。
「っ、藪から棒に……」
サヨコは、にやーっとチェシャ猫めいた笑顔を浮かべる彼を見据え、続ける――そんなに本職と撃ち合いたいのか? と。
そして、こうなったら勃発するのは。
「構えろ、ロキシア」
ここからはおもてなしではない――本気の戦いだ、と。
そう言い放つサヨコに、ロキシアも笑って返す。
「始めようか、サヨコちゃん!」
刹那、ふたりすかさず同時に水鉄砲の引き金を引いて、しゅばばっ、ぴゅぴゅーっ。
そう――これぞディアボロスの人知を超えた水鉄砲勝負であり、そしてまさに、子どもたちの青春なのである!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【フィニッシュ】がLV2になった!
宇佐美・アリス
アドリブOK
お化け屋敷かぁ
驚かす側は、高校の学園祭以来ね
(吹き抜けがあるような)大病院のエントランスに登場
【飛翔】や【コウモリ変身】【光学迷彩】等でお客の前に急に現れる演出で軽く驚かせて施設の説明役
格好はクラシックナースをベースに血糊とか包帯で雰囲気出す感じで
説明終了後、【浮遊】や【壁歩き】を使用して、お客達を上の階に連れていき、【過去視の道案内】で影に着いてって貰うわね
ずぶ濡れOK二階、濡れないコース三階、お子様用4階と、お客に合わせて案内する階を変えて対応
案内の影として、前もって一般人の人(病院の職員さん)に順路を歩いてもらうなど仕込みは前日の内に
一般人だと浮遊や壁歩きも未体験で驚くわよね
手を離さないでね~
落ちて死んじゃうわよ〜
と脅しつつ、【落下耐性】で万が一も備えてっと
複数の効果を指定してるのは、回ごとに演出変えて、リピーターにも楽しんで貰うためね
新宿島にある廃病院のひとつ。
折角なのでと、此処を利用することにぴったりな催しが開かれるのだという。
それは、夏の風物詩といわれている――。
「お化け屋敷かぁ。驚かす側は、高校の学園祭以来ね」
そう、宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)の言うように、廃病院を使ってお化け屋敷にしよう! というものであるが。
アリスにとって、驚かす側でのお化け屋敷と言えば、先に紡いだように、高校生の頃まで遡るけれど。
ディアボロスのお化け屋敷病棟は、怖さも趣向もその比ではない。
なので、新宿島の人々も楽しみにしているのだというが。
その期待にきっちり応えるように、アリスは大病院であったその廃墟のエントランスに颯爽と登場して。
「わっ!? い、一体どこから!?」
飛翔やコウモリ変身を使用し、光学迷彩等も使って、客の前に急に現れる演出をした後。
軽い驚かせからアリスが担うのは、施設の説明役。
勿論格好もお化け屋敷病棟仕様なクラシックナース。
そしてそれをベースに、血糊とか包帯やらでさらにお化け感な雰囲気を出すような方向性で。
説明を終了すれば――お客様をご案内。
浮遊や壁歩きを使用して、お客達を上の階に連れていき、過去視の道案内で影についていって貰いながらも。
ずぶ濡れOK二階、濡れないコース三階、お子様用は四階へ――客に合わせて案内する階を変えて確りと対応。
それから、抜かりなく。
(「案内の影として、前もって一般人の病院の職員さんに順路を歩いてもらったし、仕込みは前日の内にやっておいたわ」)
事前にすでに準備を済ませておく周到ぶり。
そして、訪れた新宿島の人々に楽しんでもらうことも当然、目的のうちだから。
「え、わっ、わわぁ!」
(「一般人だと浮遊や壁歩きも未体験で驚くわよね」)
そう思いつつも……客には楽しんでも貰わないとだけれど、それからあとひとつ大事なことは。
「手を離さないでね~。落ちて死んじゃうわよ〜」
「ひ、ひぃッ!」
落下耐性で万が一にも備えておきながらも。
複数の効果を指定しているのは、回ごとに演出変えて、リピーターにも楽しんで貰うため。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
地鉛・要
アドリブ歓迎
小さい場所を一人で借りてお化け屋敷にしようかな
ただ、俺は羽やら天輪やらが光っていて俺が院内に居ると怖くなくなってしまうだろうから受付
実際にお化け屋敷の中で怖がらせる役は俤に頑張って貰う
パラドクスを使って一般人が病院に入ったら雨を振らせたら怖さは増すと思うが……これは出来なくても良いかな
お化け屋敷は何かしらの目的があった方が面白いからな
大雑把だけど「カルテの写しを取ってくる」とかにようかな
院内のギミックだが……
俤には病院を彷徨って貰う。【光学迷彩】と【浮遊】を使えば幽霊っぽい移動が出来るだろう
ドッキリ用の装置は【トラップ生成】で作成しよう。即死でなければ回復するとはいえ、痛いのは誰だって嫌だし病院でけが人を増やすのは流石に何かおかしいからな
【操作会得】で靴を操作して靴音を増やしたり、布を操作してまるで人が居るかのように動かすと言った事はやっても、ケガさせるような事はしないでおこう
あとは本物の幽霊が出ない事を祈っておこう
新宿島に存在する廃病院の中でも、小さい場所。
地鉛・要(微睡む双翼・g00242)はそこを一人で借りて、お化け屋敷にすることに。
けれど、実際にお化け屋敷の中で客を怖がらせる役は、俤に頑張って貰う。
だって、きっと。
(「俺は羽やら天輪やらが光っていて俺が院内に居ると怖くなくなってしまうだろうから」)
だから、自分は受付にいることにして。
(「パラドクスを使って一般人が病院に入ったら雨を振らせたら怖さは増すと思うが……」)
そうも考えたりしたけれど……これは出来なくても良いかな、と。
また別の案を考えてみれば。
「お化け屋敷は何かしらの目的があった方が面白いからな」
ただぐるりと院内を巡るよりも、指令のような目的があった方が良いと思ったから。
大雑把だけど……と要が決めたのは。
(「「カルテの写しを取ってくる」とかにようかな」)
そしてそうと決まればあとは、病院内のギミックをどうするか、であるが。
まず、驚かし役の俤には、ゆうらりふわり、病院を彷徨って貰うことにして。
それに何せ此処は、新宿島なのだから。
「光学迷彩と浮遊を使えば幽霊っぽい移動が出来るだろう」
さらに仕掛けておこうと思うドッキリ用の装置も、トラップ生成で作成をして。
(「即死でなければ回復するとはいえ、痛いのは誰だって嫌だし病院でけが人を増やすのは流石に何かおかしいからな」)
折角の楽しい夏の催しであるのだから、とことん怖がらせようという目的はあれど、痛い思いを客がするようなことはもってのほか。
だから例えば、操作会得で靴を操作して、コツンコツンと正体不明な靴音を増やしたりだとか。
布をひらひら操作して、まるで人がそこに居るかのように動かしてみたりとか。
そういう、客に怪我をさせるような事のない驚かし方を採用して。
ひらひらふわりとそれらしく布を動かして練習してみつつも、要はもうひとつ、切実に思うのだった。
――あとは本物の幽霊が出ない事を祈っておこう、なんて。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
虚百合・香澄
初めての仕事がこれでいいのかしら。
医者としても、復讐者としても。
そんな疑問を抱きながら、ぼろぼろの看護師の服を借りるわ。
濡れないコースを借りて、病院という場所を活かして看護師姿の幽霊が追ってくるような雰囲気で怖がらせるわ。
髪が長いとこういう時に便利ね。
髪もいつものように整えるのではなく、振り乱して恐怖を演出。
後は……手持ち無沙汰だし、何か持ちましょうか。
汚れたビニール袋に何かを詰め、赤黒い汚れに見える絵の具を塗って、それを片手に持ちましょうか。
もう片手は追いかける時に相手を捕まえようとするみたいに前に突き出せばいいでしょう。
本番では暗がりから現れて、無言でお客さんを追いかけ怖がってもらうわ。
ん……ちょっとやり過ぎたかしら。
でも、怖がってくれたのたがら成功ね。
もっと怖がってもらいましょう。
新宿島の廃病院のひとつに、足を運んだものの。
(「初めての仕事がこれでいいのかしら」)
……医者としても、復讐者としても、と。
そう思ってしまうのは、虚百合・香澄(黒百合・g11389)。
今回この場を訪れたのは、廃病院でお化け屋敷をして、訪れる人々を怖がらせよう! というもの。
けれど、そんな疑問を抱きながらも借りてみたのは、病院らしいぼろぼろの看護師の服。
夏らしく水を使った濡れるコースも用意されてはいたけれど、香澄が借りたのは濡れないコース。
そしてどのように客を怖がらせようかと考えれば、やはり。
(「病院という場所を活かして看護師姿の幽霊が追ってくるような雰囲気で怖がらせるわ」)
お化け屋敷に足を踏み入れた客を、幽霊が追いかけるのは、定番のものだろう。
ということで、より恐怖を与えられるように、工夫を重ねてみて。
「髪が長いとこういう時に便利ね」
いつものように整えるのではなく、髪を振り乱すようにすれば、さらに恐怖を演出できるだろうし。
「後は……手持ち無沙汰だし、何か持ちましょうか」
そう思い立って用意してみたのは、汚れたビニール袋に何かを詰めて、赤黒い汚れに見える絵の具を塗ったもの。
それを片手に持ちながら、もう片手は追いかけながらも掴むように前に突き出せば、捕まえられそうという恐怖を感じるだろう。
それから、そう色々と考えて趣向を凝らしつつも。
いざ、本番を迎えれば――。
「!!? ふぎゃああぁッ!」
怖がってもらうべく、暗がりからぬっと現れて。
「うわぁぁ!! こ、こないでくれェェェ!!」
無言でお客さんをひたすら追いかけ回せば。
絶叫を上げながらも、涙目になっているお客さん。
そんなぷるぷる震えている姿を見れば、香澄はこうも思うも。
(「ん……ちょっとやり過ぎたかしら」)
でも、今回の目的は新宿島の人たちを目一杯怖がらせることで、それが仕事であるから。
……怖がってくれたのたがら成功ね、とひとつ頷いてから。
香澄は初めての仕事をさらに完遂するために、ゆうらり、ゆらり。
「ぎゃあっ、またァッ!! わぁぁァァ!」
恐怖のあまり絶叫する客と、再び追いかけっこに興じる――もっと怖がってもらいましょう、って。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【壁歩き】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
四葩・ショウ
ね、小乃香さん(g08451)もいっしょに、やろ?
濡れたりするの、いやじゃないかな?
ウォータープルーフな血糊風メイクに
白のナース服でそれっぽい衣装に
小乃香さんはどんな格好にするのかな?
もしよかったらメイクもしちゃう?
廃病院に参加者さん達がやってきたら
こっそり【影忍び】で、そのひとの影になっちゃうんだ
……ちょっといっしょに、肝試ししてる気分だね
鏡の前に差しかかった時とか、
何もなかったって安堵したタイミングで
解除して――ゆらり、背後に
【冷気の支配者】で気温を下げ、肩をたたく
――手術室はあちらですよ、さぁ……いきましょう?
って微笑んだら、どっきりひやっとして貰える?
参加者さんが走りだしたり、水鉄砲で迎撃するなら
水鉄砲を撃ちつつ追いかけよう!
上手くいったね、と微笑みをむけて
さぁ、つぎのひと達はどうやって驚いてもらう?
なんて、相談してブラッシュアップしてもきっと楽しいね
【光学迷彩】で隠れて、赤くした水で水鉄砲を……
きっと、暑さも忘れるくらい
はしゃいで、わらってしまうかも
楽しかったね、小乃香さん!
きっと、大丈夫だとは、普段からちょっぴりお転婆な友人を見れば思ってはいたのけれど。
「ね、小乃香さんもいっしょに、やろ? 濡れたりするの、いやじゃないかな?」
四葩・ショウ(After the Rain・g00878)がそう誘いの声をかければ、やっぱり二つ返事で頷く小乃香。
むしろ、夏だから濡れたらきっとすずしいの! とやる気満々。
そんな予想通りな様子に、微笑まし気に笑ってしまいながらも。
ウォータープルーフな血糊風メイクに、白のナース服でそれっぽい衣装にしてみるショウ。
何せこれからふたりでわくわく、新宿島の人達を驚かす舞台は、廃病院なのだから。
「小乃香さんはどんな格好にするのかな? もしよかったらメイクもしちゃう?」
「えと、じゃあコノカは、血塗れでずぶ濡れなこどもの幽霊になるの! メイクもしていただけますか?」
「もちろん。ふふ、お揃いの血糊風メイクにしてもいいかな?」
「すごーくこわーいお顔にしてください!」
そして衣装に着替えて、お揃いの血糊メイクをキャッキャし終われば。
ショウはお客さんがやって来れば、こっそり影忍びで、そのひとの影になっちゃいながらも。
……ちょっといっしょに、肝試ししてる気分だね、なんてわくわく。
そして、いかにも何かありそうな鏡の前に差しかかった時、でも何もなかったって、お客さんがホッと安堵したタイミングで。
冷気の支配者で気温を下げながらも――ゆらり、背後に立って。
とん、とその肩をたたくショウ。
「えっ、誰……うわあァァ!!」
――手術室はあちらですよ、さぁ……いきましょう?
なんて耳元で囁きつつも微笑んだりしてみたら。
(「どっきりひやっとして貰える?」)
そうその顔を覗き込まんとしてみれば。
「いやああァァ!!」
猛ダッシュで駆けだすお客さん。
けれどそこに待っていたのは、水鉄砲をしゃきんと持っている、血塗れなこども幽霊?
ショウも追いかけながら水鉄砲を撃って、コノカと挟み撃ち!
客も恐怖のあまり水鉄砲を闇雲に撃ってくるも、それもまた冷たくて楽しくて。
慌てて先へと駆けて行ったその後姿を見送れば、ふたりでそっとハイタッチ!
上手くいったね、と微笑みをむけあって、お互いの血糊メイクを改めて見ては笑っちゃって。
「さぁ、つぎのひと達はどうやって驚いてもらう?」
「つぎは、コノカが誘導してみるの!」
なんて、たのしいお化けの作戦会議をしつつも、よりお客さんを怖がらせるためのブラッシュアップをしつつ。
今度は光学迷彩で隠れながらも、赤くした水を水鉄砲に補充してみる。
そしてびしょ濡れになって、真っ赤になって、お客さんと追いかけっこしたりすれば。
暑さも忘れるくらいにきゃあきゃあとはしゃいでは、わらってしまって。
折角だからと記念写真を撮るときも、お化けあるまじきなほど、思わず満面の笑顔に。
だって――楽しかったね、って。
夏の思い出に、たくさんいっぱい一緒にわらってしまうから。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!
クロエ・アルニティコス
恋人のエイレーネ(g08936)とともに
さて、次は廃病院……いえ、「スプラッシュ廃病院!」ですね。
……スプラッシュ廃病院って何なのでしょうか。
それでは今回は【影忍び】を使うのはいかがでしょう?
こっそりと隠れられるこの効果は怖がらせるのにうってつけかと思います。
まずは入口の案内役として立ち、コースの案内をした後で扉を開けさせ……
扉に注意が向いたところで【影忍び】で消えた上で録音の悲鳴を流します。
驚いて振り向いてもそこに私はおらず……悲鳴と共に急に消えたように見えるでしょう。
その後はコースについていき、出口の直進通路では録音の足音をカツン、カツンと立てさせて……音はするけれど振り返っても誰もいない、もう一度振り返っても誰もいない、音がするだけか……と安心させたところで【影忍び】を解除して正面にいきなり現れます。
お疲れ様でした。
如何だったでしょうか?
「スプラッシュ廃病院!」楽しんでいただけましたか?
エイレーネ・エピケフィシア
愛するクロエ様(g08917)と共に
水飛沫の病院……アスクレピオス様の神殿が築かれたコス島のように、温泉でも湧いていそうですね
何はともあれ、此度は深く考えず楽しむことにしましょう!
クロエ様が【影忍び】で凝った仕掛けを考えて下さったので、わたしは水鉄砲で演出をサポートします
直接当てて驚かせるのみならず、クロエ様が影に消えた後に塗料で赤く着色し粘り気を持たせた水を散布し、血痕が残ったように見せる搦め手も使いましょう
また、影に消える以外の消え方を残留効果で見せて、「次は何が来るか」と身構えさせるようなバリエーションを用意したいですね
暗がりの中でうっすらと姿を見せ、近づいて来たところで【コウモリ変身】
あたかも吸血鬼がコウモリに変身して逃げたように見せてから、背後や側面に回り込んで血色の水を放ちます
ここでは片時も油断ならず、どこから見られているか分かりませんよ
出口の外で人の姿に戻って白々しく出迎えましょう
おお!ご無事に生還されたようで何よりです
恐ろしかったでしょう。ごゆっくりと心身を休めて下さいね
今回いくつかの種類が用意されている、納涼妖怪イベント。
そのうちのひとつ、怪談話をふたりで共に語り終え、一般人を怖がらせたばかりなのだけれど。
「さて、次は廃病院……いえ、「スプラッシュ廃病院!」ですね」
クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)が、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)と共に次に足を運んだのは、新宿島にある廃病院のひとつ……そう、スプラッシュ廃病院!
だがふと、クロエは首を傾けて。
「……スプラッシュ廃病院って何なのでしょうか」
そう言われれば……という疑問を口にするのだけれど。
エイレーネも一緒に、暫し真剣に考えてみて。
「水飛沫の病院……アスクレピオス様の神殿が築かれたコス島のように、温泉でも湧いていそうですね」
一番自分の思い当たる場所で近そうなところをあげてみるも。
到着した廃病院は、コス島とは随分雰囲気も違うし、温泉も湧いていなさそう。
けれど、それらは些細なこと。
「何はともあれ、此度は深く考えず楽しむことにしましょう!」
楽しみにやってきてくれる一般人をこれでもかと怖がらせて、自分達も楽しめればそれでよし!
というわけで、どうやって驚かすか、と……ふたり、作戦会議を始めて。
「それでは今回は、影忍びを使うのはいかがでしょう? こっそりと隠れられるこの効果は怖がらせるのにうってつけかと思います」
「クロエ様が、影忍びで凝った仕掛けを考えて下さったので、わたしは水鉄砲で演出をサポートしましょう」
そうと決まれば、だいたいの段取りを話し合って、準備も万端に整えば。
クロエは、まずは入口の案内役として立ち、訪れた客へとコースの案内をした後。
「こちらの扉からお入りください」
そう扉を開けさせるように促せば……。
「あ、扉が開きました……って、あれ?」
瞬間、客は瞳を瞬かせる。だって、すぐ側にいたはずのクロエの姿が、忽然ときえていたから。
まさか……自分の影に忍んでいるなんて、思いもせずに。
そして客の注意が扉に向いた隙をつき、影忍びで消えたクロエは、録音しておいた音声をぽちり。
――きゃあああァァッ!!
「!! ひゃあっ!」
刹那、急に流れた悲鳴につられ、同じように驚きの声を上げる客。
そして驚いて振り向いても、やはりそこには、いたはずの案内役はおらず……まるで悲鳴と共に急に消えたように思えて。
緊張の面持ちになりつつ、廃病院の中へと進んでみる。影に潜んだクロエも一緒に。
それからエイレーネは、水鉄砲の引き金を引いて。
「……? えっ、血!?」
まずは頬に当ててみて、そのあとは直接当てて驚かせるのみならず。
塗料で赤く着色し粘り気を持たせた水を散布して、血痕が残ったように見せる搦め手も使ってみれば。
廃病院内は暗いこともあいまって、すっかり血だと思い込んでは震えている客。
そしてさらにエイレーネは、いくつか用意している「次は何が来るか」と身構えさせるようなバリエーションのひとつを展開することにして。
暗がりの中でうっすらと姿を見せ、近づいて来たところで――バサバサッ、と。
「きゃっ! な、なに? さっき誰かいた気がしたけど……こ、コウモリ?」
そう……コウモリ変身をして、あたかも吸血鬼がコウモリに変身して逃げたように見せてから。
「何かの飛沫が……って、うわァァッ!」
背後に回り込んですかさずエイレーネが再び放ったのは、血色の水。
……ここでは片時も油断ならず、どこから見られているか分かりませんよ、って。
そう、客の恐怖を煽るように。
そして、そんなエイレーネがより怖がらせた後、クロエも行動に出る。
コースについていき、出口の直進通路に差し掛かれば――カツン、カツンと。
ふいに流すのは、録音の足音。
それを聞けばびくびくしながらも、振り返ってみる客だけれど……音はするけれど、振り返っても誰もいない。
首を傾けつつもさらに進めばまた靴音がして……でももう一度振り返っても誰もいない。
だから、音がするだけか……と出口ももう目前、ちょっぴり安心した様子を客がみせれば。
「って、わァァァァッ!!!? あ、あれっ??」
刹那絶叫しながらも、客は瞳を何度も瞬かせる。
だって……入り口で消えた案内人が、正面にいきなり現れたのだから。
そしてまだ理解が追い付いていない様子で出口から外に出てきた客を、人の姿に戻って出迎えるエイレーネ。
「おお! ご無事に生還されたようで何よりです」
……恐ろしかったでしょう。ごゆっくりと心身を休めて下さいね。
なんて、白々しく付け加えながら。
そして自分を恐々とした視線でじいと見つめている客に、クロエもこう告げるのだった。
「お疲れ様でした。如何だったでしょうか?」
まるで何事もなかったかのように――「スプラッシュ廃病院!」楽しんでいただけましたか? って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV7になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
喩・嘉
幸児(g03876)と共に妖怪横丁を楽しむ
※アドリブ歓迎
せっかくだから、のっぺらぼうの仮装をして歩こうかな
着物を着て、のっぺらぼうの仮面(自分の肌色の何も顔がない仮面)をかぶる
外を見るところがないから、歩く時は幸児に手を引いてもらおう
幸児、俺飲み物色々飲みたい
食べ物ももちろんいいんだが、どうして特別な飲み物には一際惹かれるんだろうな……
飲んだり食べたりするときは、のっぺらぼうの仮面を外して、存分に楽しむぞ
『怪火のキラしゅわサイダー』と、『妖術クリームソーダ』を一つずつ二つ買い求めて、幸児と半分こしながら楽しもう
どちらもすごく綺麗だ。爽やかで、今日みたいな暑い日にピッタリ
幸児が買ってくれた食べ物は、あーんと口を開けて食べさせてもらう
美味しいと笑って、おかわりもねだろう
怪談やお化け屋敷、それに妖怪横丁。こういう、ちょっと怖い雰囲気は大好き
お腹が満ちたら、また幸児と手を繋いで、のんびり見て回る
守都・幸児
喩嘉(g01517)と一緒に妖怪横丁を楽しむぞ
※アドリブ歓迎
俺は三つ目入道の仮装をして歩くぞ
袈裟を着て、額に玩具の目をつけて三つ目になる
装備品の「鬼火群」たちも周囲に飛ばしてみよう
お面で前が見えない喩嘉の手を引いて、俺が喩嘉の目の代わりになるぞ
だから俺の額についてる目は、こっそり赤い目だぞ
飲み物か、あそこにちょうどいい屋台があるぞっ
手を繋いで、喩嘉を飲み物の屋台に案内
どれも綺麗だなあ
喩嘉と選んだ二つの飲み物を半分こしながら飲み比べて楽しむぞ
しゅわしゅわして甘くて冷たくて美味いぞー
俺は『蛸入道のまんまるたこ焼き』も買う
軽くふーふーしてから、喩嘉にあーんして食べさせるぞ
食べてる喩嘉を見るとにこにこ笑顔になっちまう
おかわりもどうぞだぞー、ってどんどん食べてもらうぞ
自分ももぐもぐ味わって
冷たくて甘い飲み物と、あったかくてしょっぱい食べ物の組み合わせは最強だぞ…っ
どこもかしこも妖怪だらけだ
知ってる妖怪、知らない妖怪、不思議でなんだか懐かしくて、心地良いな
喩嘉の手をしっかり握って、のんびり見て回るぞ
浅草の街が今日一日だけ、まるで狐か狸の妖術に化かされたかのように。
見渡す限りの妖怪の町に変わっていて。
そんな妖怪だらけの風景にふらりと迷い込んだようにやって来たのは、喩・嘉(瑞鳳・g01517)と守都・幸児(祥雲・g03876)。
いや、今日のふたりも、妖怪に大変化。
「せっかくだから、のっぺらぼうの仮装をして歩こうかな」
着物を纏った喩嘉がそうかぶるのは、自分の肌色の何も顔がない仮面――そう、のっぺらぼうの仮面。
でも何せのっぺらぼう、当然顔がなく、外を見るための目もないから。
歩く時は幸児に手を引いてもらって、エスコートしてもらうことに。
そして喩嘉の手を取って並んで歩く幸児だって、今日はどこから見ても妖怪。
喩嘉がのっぺらぼうならば。
「俺は三つ目入道の仮装をして歩くぞ」
袈裟を着て、額に玩具の目をつけて三つ目になる幸児。
さらに妖怪感を醸すために、鬼火群たちも周囲に飛ばしてみつつも。
お面で前が見えない彼の手を引いて……俺が喩嘉の目の代わりになるぞ、って。
だから幸児の額についている目は、喩嘉のものと同じ赤い目……というのは、こっそり内緒の話。
そして下町風情のある妖怪横丁を一緒に散策していれば。
喩嘉がふと告げるのは、こんなリクエスト。
「幸児、俺飲み物色々飲みたい」
何せ此処は今日限定で妖怪横丁、売っている飲食メニューも妖怪仕様なのだというが。
「食べ物ももちろんいいんだが、どうして特別な飲み物には一際惹かれるんだろうな……」
喩嘉が心惹かれるのは、事前に話を聞いた時から気になっていた、やはり特別な妖怪ドリンクたち。
そしてそんな要望を耳にした幸児が、きょろりと周囲を見回してみれば。
「飲み物か、あそこにちょうどいい屋台があるぞっ」
手を繋いで喩嘉を導くのは、彼ご所望の飲み物の屋台。
それから、飲んだり食べたりするときは、のっぺらぼうの仮面を外して、存分に楽しむ気満々な喩嘉と一緒に。
「どれも綺麗だなあ」
「『怪火のキラしゅわサイダー』と、『妖術クリームソーダ』が気になるな……」
どれにするか、ふたりで目移りしつつも悩んでしまうのだけれど。
やはり気になっていた『怪火のキラしゅわサイダー』と『妖術クリームソーダ』を一つずつ二つ買い求めて。
ふたりで半分こしながら楽しむことに。
そしてふたりで決めたその選択は、大正解!
ぴかぴかと電飾が光る容器に、しゅわりと弾けるのは、まさに怪火が燃ゆるようなサイダー。
それに、添えられた妖術のかかった雫とやらを、青のクリームソーダへと垂らしてみれば紫へと色が変わって。
「どちらもすごく綺麗だ。爽やかで、今日みたいな暑い日にピッタリ」
「しゅわしゅわして甘くて冷たくて美味いぞー」
目でも舌でも楽しめる、暑い夏にぴったりの妖怪ドリンクに、ふたり満足気に頷き合いながらも。
幸児がドリンクの他に購入した『蛸入道のまんまるたこ焼き』も、ふたりで半分こ。
幸児は出来立てのまんまるたこ焼きを軽くふーふーしてから、喩嘉の口へとあーん。
喩嘉も口を開けて、差し出されたたこ焼きをあーんと食べさせてもらえば。
「……美味しい」
もぐもぐ食べつつもそう笑う喩嘉を見て、一緒ににこにこ笑顔になっちゃう幸児。
それから喩嘉がおかわりのおねだりをすれば。
「おかわりもどうぞだぞー」
どんどんと食べてもらいたいから、たくさんふーふーしてあげては差し出す幸児だけれど。
自分も勿論、一緒にもぐもぐと味わって。
「冷たくて甘い飲み物と、あったかくてしょっぱい食べ物の組み合わせは最強だぞ……っ」
噛みしめるようにそう言いながらも、ほわほわ幸せそうな幸児に頷きながら、喩嘉もお揃いの笑顔に。
それにやはり今日は、見回してみる町全体が妖術にかかっているかのように特別だから。
「怪談やお化け屋敷、それに妖怪横丁。こういう、ちょっと怖い雰囲気は大好き」
「どこもかしこも妖怪だらけだ」
……知ってる妖怪、知らない妖怪、不思議でなんだか懐かしくて、心地良いな、って。
お腹が満ちたらまた、のっぺらぼうと三つ目入道は、手と手をかさねて。
互いの体温がじわりと伝わるのを感じながらも、しっかりと手を握って繋いで――のんびりと、くるり妖怪横丁巡りへ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV8になった!
湯上・雪華
【猟犬と華】
白地に麻の葉柄の浴衣で黒い帯、お揃いの狼のつけ耳をつけれ完成です
漸とお揃いの格好でお出かけするのは、ふふ、嬉しいですね
漸もよく似合ってるのですよ
妖怪がモチーフのメニューがいっぱいです
食べ歩きと言えばクレープですよね!
今回は和風ですし、御抹茶と白玉のにしようかな
漸はどれにします?
小豆クリーム……わ、いいんですか!
ふふ、ありがとうですよ
ボクのも食べてみてくださいな?
あーん、です
まだまだ暑いですからアイスもなかも食べません?
いろんな味がありますね……悩ましいけど、黒ゴマ、かな
黒ゴマの風味豊かですし、濃厚で美味しいのです
ふふ、楽しいですね
漸と寄り添って歩くのは嬉しいですし、心が満たされます
どこまでも一緒に歩いていきましょうね
括毘・漸
【猟犬と華】
麻の葉柄の濃紺色の浴衣に身を包み、雪華とお揃いの狼のつけ耳をつけましょうか。
雪華、似合ってますよ。
食べ歩きのクレープですね。
そうですね、ボクはどれにしましょうか……?
うむむ、ここは小豆クリームにしてみますか。
小豆の優しい甘さとクリームの包み込むような甘さがマッチしてますね。
はい、雪華もボクのを食べてみますか?
…ここだと人の目がありますが……そうだ、これなら周りから見えずらいでしょうか。
持っていた臙脂色の唐傘を開き、二人で一緒に唐傘の下に入り、クレープの食べさせ合いっこしてみますね。
大丈夫ですよ、これなら周りから見えずらいでしょうから。
はい、あーん。
アイスもですか?いいですよ、折角の食べ歩きですから色んなものを食べてみましょう!
ボクは…さっぱりとレモン味にしてみます。
うむうむ、さっぱりスッキリです。
夏の気候の暑さを涼ませるためにアイスを食べていますが、雪華にぴったりとくっつくように並んでいましょうか。
隣にいる愛しき人の温もりはいつだって心を暖かくしてくれますから。
ふたりが仲良く纏うのは、和の風情溢れる下町散策にはぴったりの、お揃いの柄の浴衣。
湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)の浴衣は白地に黒い帯、括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)は濃紺の地色の色違い。
けれど今日お揃いなのは、何も浴衣だけではなくて。
訪れた浅草の街も、今日だけは特別な妖怪の町になっているから。
浴衣ともうひとつお揃いでつけているのは、頭にちょこんとついた狼のつけ耳。
「漸とお揃いの格好でお出かけするのは、ふふ、嬉しいですね」
そんなふたりでお揃いの狼に変身すれば、思わず嬉しくて笑みが零れてしまう雪華。
そして微笑む彼に、漸はこう囁くように紡ぐ。
「雪華、似合ってますよ」
「漸もよく似合ってるのですよ」
雪華も同じように漸へと返しながらも。見えない狼尻尾がきっとぶんぶん、ご機嫌に揺れているに違いない。
そして賑やかで摩訶不思議な妖怪横丁を、並んで散策してみれば。
「妖怪がモチーフのメニューがいっぱいです」
食べ物も飲み物もその他も、妖怪のものだらけ。
そんな沢山の店をくるり見回しながらも、やはり雪華が選ぶのはこれ。
「食べ歩きと言えばクレープですよね!」
散策しながら楽しめて、いろいろな味わいが楽しめるクレープです!
漸も雪華の言葉を聞けば、視線をクレープ屋へと向けて。
「食べ歩きのクレープですね」
「今回は和風ですし、御抹茶と白玉のにしようかな。漸はどれにします?」
「そうですね、ボクはどれにしましょうか……? うむむ、ここは小豆クリームにしてみますか」
クレープとひとことにいっても種類も様々で、目移りしちゃいながらも、それぞれ選び終われば。
くるり巻かれた一反木綿の生地がもちもちな和クレープを、早速はむり。
「小豆の優しい甘さとクリームの包み込むような甘さがマッチしてますね」
そしてひとくち味わった後、自分の小豆クリームのクレープを差し出す漸。
「はい、雪華もボクのを食べてみますか?」
「小豆クリーム……わ、いいんですか!」
そんな瞳をキラキラさせる雪華に、漸は勿論頷いて返すのだけれど。
ふと、賑やかな周囲を見回してから。
「……ここだと人の目がありますが……そうだ、これなら周りから見えずらいでしょうか」
そう妖怪横丁の風景にぱっと咲かせたのは、持っていた臙脂色の唐傘。
そして、二人で一緒に唐傘の下に入れば……そこは、ふたりだけの世界だから。
「大丈夫ですよ、これなら周りから見えずらいでしょうから」
漸は改めて自分のクレープを差し出して――はい、あーん。
そしてはむりとクレープをお裾分けしてもらえば、彼の言っていたように優しい甘さが口に広がって。
「ふふ、ありがとうですよ。ボクのも食べてみてくださいな?」
雪華も漸へと、お返しのあーん。
そんなクレープを食べさせ合っこして、美味しさをふたり占めしながらも。
「まだまだ暑いですからアイスもなかも食べません?」
次に雪華が見つけて気になったのは、化け提灯のアイスもなか。
そして、そんな彼の提案には当然の如く。
「アイスもですか?いいですよ、折角の食べ歩きですから色んなものを食べてみましょう!」
漸もすぐに頷いて返して、大賛成!
キュートな化け提灯のもなかに挟むアイスを早速店へと足を運んで吟味してみて。
「いろんな味がありますね……悩ましいけど、黒ゴマ、かな」
「ボクは……さっぱりとレモン味にしてみます」
バリッとした化け提灯のもなかとそれぞれ選んだアイスが、絶妙の食感と味わいで。
ふたり並んで、ほこほこと。
「黒ゴマの風味豊かですし、濃厚で美味しいのです」
「うむうむ、さっぱりスッキリです」
ふたり一緒に、つけ耳のはずの狼の耳がぴこぴこ……揺れている、かもしれない。
そして夏の気候の暑さを涼ませるためにアイスを食べてはいるのだけれど。
漸は、雪華にぴったりとくっつくように並んで歩いて。
伝わるいつもの熱に酔い痴れるかのように、そっと瞳を細める。
……隣にいる愛しき人の温もりはいつだって心を暖かくしてくれますから、って。
でもそれは、同じように身を預け、寄り添い歩く雪華だって、お揃いの気持ちだから。
「ふふ、楽しいですね。漸と寄り添って歩くのは嬉しいですし、心が満たされます」
そう返した雪華は漸へと、くるり開いたふたりだけの臙脂色の下で、改めて紡ぐ。
――どこまでも一緒に歩いていきましょうね、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【ドレイン】がLV2になった!
四方堂・あんな
【忍庵】の皆と妖怪横丁だーい
妖怪モチーフのお祭りってんで、みんな思い思いの服装ですなー
ここは一足早いハロウィンかな?
まー、ボクは無難に昨年の浴衣引っ張り出して参加ですよん
っても、これほぼ舞台衣装よね
ウクレレで場を盛り上げるぜー、今にもスケキヨが湖にダイブしたくなるメロディを奏でちゃうぜー
ま、ホントはダルシマーっていう民族楽器使うんだけどねー、んふふ
しかしまあ、どれも凝ってますなー
知ってるかい。小豆あらいの仕込んだ小豆は絶品だそうだよ
その名を冠するってことは、よほどの自信があるのさ
氷あずき。食べずにはいられないね!
なに、たこせん?
甘い物行ったら、しょっぱいのも欲しくなるよね
たしかにー、あの煎餅がたこせんなのか、食べ方がたこせんなのか……ま、うまけりゃおんなじおんなじ!
え、パフェはプライズ付き?
お得だねー、ボクも挑戦してみるかなー
あ、こっちも溶ける溶ける……急いで食わなきゃ!
……うごごっ……!
梅指・寿
【忍庵】より参加するわね。
せっかくの妖怪横丁、こんな素敵な場所にお邪魔するなら私もも変装するわね。
丸い耳とふわふわ尻尾の化け狸の格好よ。
きゃー、どこのお店も素敵だわ
たこせんって初めて食べるのだけどぱりぱりもちもちでおいしいわ。
ウィリディスさんも食べてみない?(ウィリディスさんが開けてくれた口に体ごと入って差し入れするおばあちゃん)(お化けの口から下半身と尻尾がモフモフはみ出ている)
樹さんやわらびちゃんはおもしろい甘味を食べているのね。スライムわらびもち…すごくスライムだわ。どんなお味がするの?
どこからともなく不思議な音楽も聞こえると思ったらあんなちゃんの弾き流しだわ。聞いているだけでそわそわしちゃう…何かミステリーが起きそうな予感がするわ。
緒羽さんは烏天狗の衣装なのね、ふわふわの羽がすごく綺麗で付いて行っちゃいそう。おばあちゃんったらいけないわ。
美波さんは雪女の衣装で…え、骨を食べちゃってるの?!あっ、違うわ。よく見たらおせんべいなのね。あぁ吃驚したわ。
ウィリディス・ファラエナ
【忍庵】
梅指さんのお誘いで御守さんとわらび、閂さん、四方堂さん、真堂君の皆で食べ歩きだ
仮装は[武者傀儡羅刹]に乗っかってだな、でかい布を被って面をつけてと。更に中にサーキュレーターとドライアイスを仕込みゃあ意味ありげなスモークを演出できる。
雪女の真堂さんもいるからより涼しげ。実際涼しいんだが。ここに四方堂さんが奏でるウクレレを加えれば雰囲気が出そうじゃないか
一反木綿クレープだの唐傘だの、凝ってる上に美味い。このわらび餅、御守さんだけじゃなくわらびも食ったら共食いになるな
閂さんは写真もいいが冷たいものでもどうだ?真堂君も雪女だしかき氷でも…あー、ゆっくり食おうな
四方堂さん、冷たいもんでも飲んでくれ。かき氷頭痛はそれで治るらしいぞ
お、煎餅ありがとうな梅指さん。そこの口から入れてくれ(お面の下にかぱっと開く赤い布と牙を仕込んだ切れ込み)この風味は蛸か。美味い美味い
どれ、梅指さんにはこれを。狸の茶釜の形してる人形焼きだ。おっと、これも共食いになってしまうなあ
御守・樹
【忍庵】
基本名前呼び捨てだが梅指さんだけ別
割と皆仮装するんだな。結構凝ってるというか。
…アクアスライムのわらびがいるから俺はいいか。スライムは妖怪、いやどっちかというかモンスターだけども。
スライムわらび餅…あー、うん。わらび見た時「わらび餅みたいだなー」って安直に名前つけちゃったのを昨日のように思い出すぜ。でもこれ以外に思いつきようがない見た目だしなぁ…目も黒と黄(金)で黒蜜きな粉だし。
お持ち帰りようにそれを買って(ついでにわらびを見た売り手の様子も見てみる。持ち帰りなのはなんか微妙に食べつらいから。)
今食べるなら俺は腹に溜まりそうな一反木綿のクレープ、わらびには…怪火サイダーかな?手足が無くともカップを抱え込めるみたいだしあとはストローでのめるしな。カップ抱えたわらびを抱えて歩く。
たこせんは俺が知ってるのはタコ焼き挟んだやつだけどここで売ってるのはどっちだろ?
ん、でもいろんな妖怪モチーフの食べ物があるんだなぁ。発想がすげぇ。
閂・緒羽
【忍庵】
『下町・妖怪横丁』に参加
アドリブ歓迎
梅指さんにのみ敬語(一般的なですます調)
下町が妖怪の街に、なんて素敵な催しね
それだけでも楽しそうなのにスイーツもあるなんて楽しみ
梅指さんが仮装するなら私もして行こうかな
ディアコレの時に着た烏天狗の恰好、一回きりなのは勿体ないなって思ってたんです
そんなに分かり易く妖怪って感じでもないけど仮装しない人もいるし、むしろちょうど良さそう
もちろん、流石に武器は置いていくけど
妖怪スイーツはどれも興味深いけど、気に入ったのはやっぱり唐傘お化けの花火パフェね
唐傘お化け自体が好きなのもあるし華やかなパフェで嬉しい
この飾りって持ち帰っても良いのよね?帰ったら洗って飾ろうかな
他のも幾つか味わってみながら、みんなが楽しそうにしてるのもご馳走よね
目と記憶に収めるのが一番だけど、ちょいちょい機会を見付けてカメラで撮って行こうかな
食べてるところ、じゃれ合ってるところ、何気ない場面を収めるつもり
それに仮装も。ポーズ良いですか?なんて
こんなに楽しい非日常なら、妖怪も悪くないかも
真堂・美波
【忍庵】で参加
一張羅を白い着物に着替えただけの結構安直な雪女コスプレ。
あんなちゃん殿⇒着物かわいい。ウクレレの音色も軽やかにて。
ウィリディス殿⇒妖怪というより怪獣では!? かっこいいでござるが!
梅指殿⇒たぬきの耳&尻尾が付いて、いつもよりさらに可愛く
御守殿⇒この暑い最中にスライム殿たちを見ると「冷たくて美味しそう」と思う時がござるね。
閂殿⇒烏天狗よくお似合いでござる。可愛くも凛々しくて。
妖怪スイーツは狂骨。本物と見紛うばかりの人体一揃いの骨。実は骨そっくりの中身が空洞になってる煎餅でパリポリ簡単に食べられる。
同行の皆や擦れ違う人たちが初見で「えっ!?」と反応するのを見て楽しんでる。
ついでにプルプル感が本物そっくりの目玉ゼリーを見つけて買ってくる。「こんなのもあったでござるよ!」
食べ物だけでなく飲み物もあるのでござるね。
横丁を一往復したくらいではとても全部を見て回れないと思い、
「まだまだありそうでござるゆえ、もう一回行ってみるでござるよ!」
そう言って皆を誘う。
足を踏み入れたのは、浅草の街――いいえ、この日は、いつもの下町の風景とは違っていて。
「下町が妖怪の街に、なんて素敵な催しね」
視線をくるりと巡らせる閂・緒羽(さよならのために・g11100)の緑色の瞳に映る街並みはそう、妖怪の街。
そして、思わず鴇色の翼も自然とぱたりと揺れてしまいそうなのは。
「それだけでも楽しそうなのにスイーツもあるなんて楽しみ」
沢山食べる彼女にとって心躍ってしまう、妖怪スイーツやグルメも沢山楽しめるようだから。
それに、そんな妖怪の街に様変わりしている下町を散策するのならば、やはり。
「せっかくの妖怪横丁、こんな素敵な場所にお邪魔するなら私も変装するわね」
今日の梅指・寿(不沈の香・g08851)は、丸い耳とふわふわ尻尾の化け狸。
緒羽も、梅指さんが仮装するなら私もして行こうかな、と。
「ディアコレの時に着た烏天狗の恰好、一回きりなのは勿体ないなって思ってたんです」
……そんなに分かり易く妖怪って感じでもないけど仮装しない人もいるし、むしろちょうど良さそう、と。
もちろん今回は横丁散策だから、流石に武器は置いてきたけれど。
「緒羽さんは烏天狗の衣装なのね、ふわふわの羽がすごく綺麗で付いて行っちゃいそう」
……おばあちゃんったらいけないわ、なんて。
寿の心も魅了してしまうほどふわふわな翼もばっちり活かして、からころと高下駄の音も軽やかな烏天狗に。
真堂・美波(アドベンチャラー・g08616)はそんなふたりの仮装を眺めながらも。
「梅指殿はたぬきの耳&尻尾が付いて、いつもよりさらに可愛く、閂殿も可愛くも凛々しくて、烏天狗よくお似合いでござる」
それから次に、改めてウィリディス・ファラエナ(毒虫・g08713)の仮装を見れば、やはり声を上げてしまう。
「ウィリディス殿は妖怪というより怪獣では!? かっこいいでござるが!」
そう、ウィリディスの姿は、武者傀儡羅刹に乗っかり、でかい布を被って面をつけて。
更には、中にサーキュレーターとドライアイスを仕込んで、意味ありげなスモークの演出までしているという凝りようだ。
一張羅を白い着物に着替えただけの結構安直な雪女コスプレをしてきたと、そう自分の衣装に関して思っている美波にとっては大掛かりな彼の姿であるが。
「雪女の真堂さんもいるからより涼しげ。実際涼しいんだが」
ウィリディスが言うように、そんな美波の雪女姿と物理的にひやりとさせている彼の演出はぴったり。
「割と皆仮装するんだな。結構凝ってるというか」
「妖怪モチーフのお祭りってんで、みんな思い思いの服装ですなー」
御守・樹(行雲流水珪化木・g05753)と四方堂・あんな(気ままな忍者・g00300)も、共に行く皆の姿にそう目を向けるけれど。
「……アクアスライムのわらびがいるから俺はいいか。スライムは妖怪、いやどっちかというかモンスターだけども」
樹はぷるぷると楽し気に揺れるわらびに、妖怪というかモンスター成分はお任せするも。
「この暑い最中にスライム殿たちを見ると「冷たくて美味しそう」と思う時がござるね」
そう、じいとわらびを見つめる美波。確かに、妖怪というか、ぷるんと冷たそうで美味しそう……?
そして……ここは一足早いハロウィンかな? なんて口にするあんなの格好は。
「まー、ボクは無難に昨年の浴衣引っ張り出して参加ですよん」
黒地に赤い蜘蛛の巣の模様が入ったミニの浴衣に、赤い花咲く帯にニーハイブーツ。
「っても、これほぼ舞台衣装よね」
そしてその手には、ウクレレのような楽器が。
ということで!
「ウクレレで場を盛り上げるぜー、今にもスケキヨが湖にダイブしたくなるメロディを奏でちゃうぜー」
「あんなちゃん殿の着物かわいいでござる。ウクレレの音色も軽やかにて」
「ここに四方堂さんが奏でるウクレレを加えれば雰囲気が出そうじゃないか」
「ま、ホントはダルシマーっていう民族楽器使うんだけどねー、んふふ」
美波やウィリディスの声に、足だけ水面から出ているような絵面を思わせる気がする旋律を奏で始めつつ、あんなは笑んで返して。
「どこからともなく不思議な音楽も聞こえると思ったらあんなちゃんの弾き流しだわ」
寿もその音色に耳を傾けながらも、聞いているだけでそわそわしちゃう……と思う。
「何かミステリーが起きそうな予感がするわ」
そしてそんなどこぞの因習村を思わせる演奏を聴いた後、改めて視線を巡らせてみた寿は、思わず瞳がキラキラ。
「きゃー、どこのお店も素敵だわ」
「しかしまあ、どれも凝ってますなー」
あんなもひと演奏終えた後、ふとある店を見つける。
「知ってるかい。小豆あらいの仕込んだ小豆は絶品だそうだよ。その名を冠するってことは、よほどの自信があるのさ」
そう、それは小豆あらいがあらったと謳っている逸品。
「氷あずき、食べずにはいられないね!」
そしてあんなが氷あずきを調達している間に、ウィリディスもある店へと目を向ける。
「このわらび餅、御守さんだけじゃなくわらびも食ったら共食いになるな」
「スライムわらび餅……あー、うん。わらび見た時「わらび餅みたいだなー」って安直に名前つけちゃったのを昨日のように思い出すぜ」
それは、やはり真っ先に樹の興味も引いていた、ぷるぷるスライムわらび餅が売っている店。
そして、横丁の雰囲気にうきうきぷるぷるしているわらびとわらび餅を見比べてみれば、改めて。
「でもこれ以外に思いつきようがない見た目だしなぁ……目も黒と黄で黒蜜きな粉だし」
「やはりスライム殿たちは美味しそうでござるね」
わらびとわらび餅はそっくりでおいしそうだと、思ってしまうのだった。
ということで樹は、お持ち帰りようにそれを買ってみる。いや、持ち帰りなのはなんか微妙に食べつらい気がしたからで。
「ありがとうございましたー……って、あれっ?」
ついでにわらびを見た売り手の様子も見てみれば、やはりちょっぴり驚いたように、わらびとわらび餅を交互に見比べている。
「樹さんやわらびちゃんはおもしろい甘味を買っているのね。スライムわらびもち……すごくスライムだわ。どんなお味がするのかしら?」
寿も、樹がお持ち帰りしている、わらび似のわらび餅がどんな味がするのか興味津々。
そして妖怪スイーツは、わらびにそっくりなわらび餅の他にもいっぱい。
「一反木綿クレープだの唐傘だの、凝ってる上に美味い」
ウィリディスは、くるり一反木綿を思わせるもちもち生地の和クレープを食べてみつつ、唐傘お化けの黒蜜きなこのふるふるわらび餅パフェも買ってみて。
「今食べるなら俺は腹に溜まりそうな一反木綿のクレープ、わらびには……怪火サイダーかな?」
樹が食べ歩き用に選んだのも、一反木綿のクレープ。
そしてぴかぴか光る怪火サイダーをわらびに買ってあげれば、嬉々と手足が無くとも上手にカップを抱え込んでストローで飲み始めたから。
そんなわらびを抱えつつ、樹は皆と一緒に横丁巡りを。
「食べ物だけでなく飲み物もあるのでござるね」
ぷるぷるなからだに怪火のようなぴかぴかの光が映っているわらびが持っているサイダーを美波も見つめて。
寿が見つけて買ってみた妖怪グルメは。
「たこせんって初めて食べるのだけどぱりぱりもちもちでおいしいわ」
そう、案内人の話でもちらりと聞いていた、たこせんです。
そしてその声にいち早く反応を示したのは、氷あずきを食べているあんな。
「なに、たこせん? 甘い物行ったら、しょっぱいのも欲しくなるよね」
「たこせんは俺が知ってるのはタコ焼き挟んだやつだけどここで売ってるのはどっちだろ?」
「たしかにー、あの煎餅がたこせんなのか、食べ方がたこせんなのか……ま、うまけりゃおんなじおんなじ!」
樹とあんなも、そう寿が食べているたこせんを見てみれば。
樹が知っているものと似ている、すすわたりのたこ焼きがころりとえびせんに挟まったたこせん。
それから寿は、もちもちぱりぱり、たこせんを美味しく味わいながらも。
「ウィリディスさんも食べてみない?」
「お、煎餅ありがとうな梅指さん。そこの口から入れてくれ」
そう、彼がが開けてくれた口……お面の下にかぱっと開く赤い布と牙を仕込んだ切れ込みに、体ごと入って差し入れするおばあちゃん。
その絵面は、お化けの口から下半身と尻尾がモフモフはみ出ている、ちょっぴりシュールかもしれないものだけれど。
「この風味は蛸か。美味い美味い」
お裾分けしてもらったたこせんは、とても美味です。
そして、そのお返しにと。
「どれ、梅指さんにはこれを。狸の茶釜の形してる人形焼きだ」
それから、彼女と狸の茶釜の人形焼きを見れば、ウィリディスはこう続ける……おっと、これも共食いになってしまうなあ、なんて。
そんな妖怪スイーツを色々と堪能していた寿は、ふいにパリポリと聞こえはじめた音のする方へと目を向ければ。
「美波さんは雪女の衣装で……え、骨を食べちゃってるの!?」
思わず驚いて、二度見してしまって。
寿だけでなく、通りすがりの人達でさえも「えっ!?」と瞳を瞬かせる。
美波が食べている妖怪スイーツは、狂骨!? 人体一揃いの骨であったからだ。
そしてパリポリと骨を貪り食いながらも、そんな周囲の人たちの反応を楽しむ美波。
それは、骨は骨でも、本物と見紛うばかりの骨で。
実は骨そっくりの、中身が空洞になっている、お手軽に食べられる煎餅であるのだから。
最初はてっきり本物の骨を食べているのかと、びっくりしてしまった寿だけれど。
「あっ、違うわ。よく見たらおせんべいなのね」
……あぁ吃驚したわ、なんてちょっぴりホッとしたのだけれど。
「こんなのもあったでござるよ!」
ついでに美波が見つけて追加で買ってきたものに、再度瞳を瞬かせてしまう。
今度は抉られた目玉……いや、プルプル感が本物そっくりの目玉ゼリーに。
樹も、皆が買った妖怪スイーツや、美波が食べているやたらリアルな骨や目玉を見遣って。
「ん、でもいろんな妖怪モチーフの食べ物があるんだなぁ。発想がすげぇ」
新宿島の妖怪横丁の本気度の高さを感じて。
緒羽も、気になるものを買ってみたり、皆とお裾分けしつつ、楽しく幾つか味わってみながらも。
「みんなが楽しそうにしてるのもご馳走よね」
目と記憶に収めるのが一番だとは思うけれども、でもやっぱり。
ちょいちょい機会を見付ければ、ぱしゃり。
カメラで妖怪尽くしなひとときを、撮って行こうってシャッターを切っていく。
食べてるところ、じゃれ合ってるところ、何気ない場面をたくさん収めたくて。
でも、そんな自然体な様子もいいのだけれど。
(「それに仮装も」)
――ポーズ良いですか? なんて。
妖怪な皆に、はいポーズ!
そして、親切なたこせん屋さんの蛸入道の大将がシャッターをおしてくれるというから。
今度は全員で、妖怪記念写真を!
それからも、撮りたいって思うことがいっぱいだけれど。
「閂さんは写真もいいが冷たいものでもどうだ?」
ウィリディスの声に頷いて、ひと休み。
そんな休憩のお供は、一番緒羽の心をつかんだこれ。
「妖怪スイーツはどれも興味深いけど、気に入ったのはやっぱり唐傘お化けの花火パフェね」
ぱちぱち弾ける花火と唐傘お化けの飾りがついた、黒蜜きなこのふるふるわらび餅パフェ。
そんな夏の和パフェを前にすれば、思わずほわりと零れる笑み。
……唐傘お化け自体が好きなのもあるし華やかなパフェで嬉しい、って。
それからそっと摘まむのは、お土産をもうひとつ。
「この飾りって持ち帰っても良いのよね? 帰ったら洗って飾ろうかな」
パフェに差されていた、凝った開閉式のミニミニ唐傘お化け。
「え、パフェはプライズ付き? お得だねー、ボクも挑戦してみるかなー」
あんなもそう早速、緒羽とお揃いの唐傘お化けの花火パフェを頼んでみて。
ウィリディスも暑い夏だとまた格別に美味しい冷たい物を食べようかと……思った矢先に。
「真堂君も雪女だしかき氷でも……あー、ゆっくり食おうな」
「あ、こっちも溶ける溶ける……急いで食わなきゃ!」
……うごごっ……!
溶けかけた氷あずきを掻き込んで頭を抱えるあんなに、しゅたっと。
「四方堂さん、冷たいもんでも飲んでくれ。かき氷頭痛はそれで治るらしいぞ」
すかさず調達してきた冷たいほうじ茶を手渡せば。
キーンとなってしまったあんなも、何とかすぐに回復。
そして美波は、皆にこんなお誘いを。
「まだまだありそうでござるゆえ、もう一回行ってみるでござるよ!」
横丁を一往復したくらいではとても全部を見て回れないって、そう思ったから。
それに勿論皆もすぐに賛成、再び横丁を巡り始めれば。
緒羽はそんな愉快で楽し気な妖怪仲間たちの姿を、ぱしゃりと写真に収めつつも瞳を細める。
……こんなに楽しい非日常なら、妖怪も悪くないかも、なんて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】がLV3になった!
【活性治癒】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
【植物活性】がLV2になった!
【飛翔】がLV4になった!
効果2【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【アクティベイト】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV9になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!
神山・刹那
【徒然】で参加
妖怪ねぇ。とりあえず思いついたのが酒呑童子だったからその格好をしたが、安直だったか?
まぁ、良いや。気にしても仕方ねぇ
今は祭りを楽しむか
フィーナと野茉莉と過ごす夏を満喫する
野茉莉が冷たいものを食べたいとの事なので好きなかき氷を買って渡す
恐縮してたら妹が兄に甘えて何か問題があるのか?と言い聞かせて渡す
手を繋いで良いか?と聞かれたら答えるよりもそっと手を握って問題なんてないと分からせつつ、三人で手を繋いで妖怪横丁を練り歩く
「で、次はどこへ行く?今日は行きたい所がある限り付き合うぞ?」
射撃は苦手なので挑戦してもあまり上手くいかないが、ボールを投擲するのは得意なので軽く速球を投げてぬいぐるみを取って二人とユリウスにプレゼントする
遠野・野茉莉
【徒然】で行動
アドリブなど歓迎します
遠野・野茉莉の設定
・控え目で丁寧口調な少女。文章の語尾に「…」を多用する癖があります
・横文字が苦手で平仮名になります(人の名前以外)
・座敷童子の仮装をし、年齢より幼く見えるような感じです
「ふふっ。やっぱり、楽しいですね…。それに、初めてお化けの仮装も出来ましたし…。」
「それに、シアお姉様、刹那お兄様。お二人とも似合っていらっしゃいますよ…?」
祭りの陽気な空気と初めての座敷童子の仮装の影響でしょうか
いつもより幼く子供っぽくても許されるかと思って、勇気を出して…少しだけ甘えてみる事にします
私の隣の親愛なる義姉と義兄のお二人に
「えと…。刹那お兄様、シアお姉様。もしよろしければ、手を繋いでもいいでしょうか…?」
その後、屋台の食べ物やげーむを楽しみます
「ユリウス様、げーむをされるのです…? 良ければ、私と一緒にしませんか…?」
目線を合わせて優しく話しかけてみます
シアお姉様の大切なユリウス様
これを機会にもっと仲良くなれたら、と思いながら
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
※【徒然】同行、ユリウスも同行
※雪女の仮装(2022南瓜行列SD)で参加
妖怪横丁、納涼スポットとしては最適ですね。
どんな催し物があるか楽しみです。
そういえば、お二人と一緒に出掛けるのも久し振りですし、一層楽しみですね。
道中は3人+1で行動。
のまちゃんと手を繫ぐのは、勿論okです。
また、雪女っぽく、周囲に迷惑にならない程度に冷気を振り撒いても良さそうです。ユリウスも手伝って下さいね。
でも雪はやり過ぎかもですし、そこは控えますよ。
横丁には屋台もあるみたいですし、まずは其方の見物からでしょうか?
妖怪モチーフの飲食物などもあるようですから、一通り食べ歩いても良さそうですね。
かき氷に和菓子があれば、其方を中心に食べてみましょう。飲み物は抹茶や麦茶が合いそうですか。
お二人にユリウスは、何を食べてみたいです?
屋台となると、遊び場的に射的とか型抜きなどもありそうですね。
皆で楽しめそうな物だと、型抜きでしょうか?
射的は、ユリウスに出来ればですね。
結果は気にせず楽しめればよしなのですよ。
毎日暑い日が続く夏真っ盛りなのだけれど、どこか今日はひやりと涼しげ。
それは、訪れた下町がいつもの浅草ではなく……今、特別な妖怪の街になっているのだから。
「妖怪横丁、納涼スポットとしては最適ですね。どんな催し物があるか楽しみです」
ユリウスも一緒に連れて、妖怪横丁仕様になっている浅草を訪れたのは、フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)。
見回してみる下町の風景も妖怪尽くし、グルメや催しも今だけしか楽しめない珍しいものでいっぱい。
でもやはり、今回のお出かけがより嬉しいのは。
「そういえば、お二人と一緒に出掛けるのも久し振りですし、一層楽しみですね」
神山・刹那(梟雄・g00162)と遠野・野茉莉(倖せを願う一人の少女・g05024)、ふたりと一緒に楽しめるから。
それにいつもとちょっぴり違うのは、浅草の街並みだけではなくて。
「ふふっ。やっぱり、楽しいですね……。それに、初めてお化けの仮装も出来ましたし……」
そう嬉しそうにふわりと笑み咲かせる姿がいつもより幼く見えるのは、今日の野茉莉が座敷童子だからかもしれない。
そして妖怪になっているのは勿論、野茉莉だけではなく、フィーナや刹那だって同じ。
「妖怪ねぇ。とりあえず思いついたのが酒呑童子だったからその格好をしたが、安直だったか?」
「雪女っぽく、周囲に迷惑にならない程度に冷気を振り撒いても良さそうです。ユリウスも手伝って下さいね」
刹那は、大江山伝説に登場する鬼神・酒呑童子に。
フィーナは以前ハロウィンの時に仕立てた、雪の結晶があしらわれた真白の着物を纏う雪女に。
ユリウスも合わせて雪の子のようなお揃いの格好をして、皆と一緒にてちてちと横丁を歩きながらご機嫌。
「ふたりとユリウスはよく似合ってるな。俺は安直だったかもだが、まぁ、良いや。気にしても仕方ねぇ」
刹那はそう紡ぐも、今は祭りを楽しむか、と賑やかな横丁を見回してみて。
彼は自分の装いをそうは言ってはいるけれど。
「シアお姉様、刹那お兄様。お二人とも似合っていらっしゃいますよ……? ユリウス様もシアお姉様とおそろいで素敵です……」
ふたりやユリウスの仮装を見れば、お揃いの妖怪姿に、いっそう嬉しくなる野茉莉。
そしてフィーナはひやりとする程度に冷気を振り撒きながらも、ユリウスに一応言って聞かせておく。
「でも雪はやり過ぎかもですし、そこは控えますよ」
うきうきとすごく張り切っているその姿を見て。
ということで、3人と1匹で過ごす夏をいざ満喫するべく、妖怪の街を歩いてみれば。
「横丁には屋台もあるみたいですし、まずは其方の見物からでしょうか?」
フィーナの目に映るのは、ずらりと並ぶ妖怪屋台。
食べ物や飲み物は勿論、遊んだり買い物できる屋台もあるみたいだけれど。
「妖怪モチーフの飲食物などもあるようですから、一通り食べ歩いても良さそうですね。お二人にユリウスは、何を食べてみたいです?」
やはりまずは、妖怪グルメを楽しんでみることに。
そしてフィーナの問いに、そっと口を開くのは野茉莉。
「どのすいーつもおいしそうですが……氷あずきも惹かれてしまいまして……」
そんな彼女が向ける視線の先には、小豆あらいがあらったという、氷あずきが。
そして野茉莉の声を聞けば、刹那はかき氷屋へと向かって。
「氷あずきか。暑いから冷たい物に惹かれるよな」
「ぁ、刹那お兄様……私の分まで、良かったのでしょうか……?」
彼女が気になっているという氷あずきを買って渡せば、恐縮している様子だから。
「妹が兄に甘えて何か問題があるのか?」
「では、いただきます、ね。ありがとうございます……」
そう言い聞かせて渡せば、礼を告げつつ、気になっていた氷あずきにほわりと嬉しそうに笑む野茉莉。
フィーナもそんな様子に和みながらも、ユリウスと一緒に改めてかき氷へと足を向けて。
「かき氷に和菓子があれば、其方を中心に食べてみましょう。飲み物は抹茶や麦茶が合いそうですか」
かき氷と一緒に楽しめそうな妖怪大福や妖怪饅頭などの和菓子に、飲み物も皆の分購入して。
皆で美味しく楽しめば、野茉莉はふと視線を向けて。
(「祭りの陽気な空気と初めての座敷童子の仮装の影響でしょうか」)
いつもより幼く子供っぽくても許されるかと思って、勇気を出して……少しだけ甘えてみる事に。
「えと……。刹那お兄様、シアお姉様。もしよろしければ、手を繋いでもいいでしょうか……?」
隣の親愛なる義姉と義兄のお二人に、と。
そしてちょっぴりドキドキしている野茉莉の問いに答えるよりもそっと手を握って、分からせる刹那。
先程も言った通り、妹が兄に甘えて、何も問題なんてない、と。
勿論フィーナも、彼とは反対の野茉莉の手を取って。
三人で仲良く手を繋いで、妖怪横丁を練り歩く。
それから、妖怪グルメは存分に味わえたから。
「で、次はどこへ行く? 今日は行きたい所がある限り付き合うぞ?」
「屋台となると、遊び場的に射的とか型抜きなどもありそうですね」
刹那の声にフィーナが周囲を見回してみれば、まず目に入ったのは、射的とボール投げの屋台。
そして、張り切っているユリウスの姿を見つつも首を傾けるけれど。
「射的は、ユリウスに出来ればですね」
「ユリウス様、げーむをされるのです……? 良ければ、私と一緒にしませんか…?」
野茉莉はひょこりと屈んで目線を合わせ、そう優しく話しかけてみれば。
嬉しそうな様子に微笑んで、一緒に挑戦してみることに。
いや、それは何もユリウスだけではなくて。
(「シアお姉様の大切なユリウス様、これを機会にもっと仲良くなれたら……」)
野茉莉だって一緒に遊べたらとっても嬉しいって思うから。
そしてまずは試しに刹那が射的に挑戦してみるも、射撃は苦手なのであまり上手くいかなくて。
ユリウスにもできる、ボール投げの方をしてみることに。
それから、えいえいっと頑張って、野茉莉とユリウスはボールを一緒に投げてみるも、見た目よりも難易度が高くて。
一緒に遊べることがすごく楽しいのだけれど、なかなか景品ゲットは難しい。
けれど……ひょいひょいっと、軽く速球を投げて。
「おお。ちょうど3つ取れたな、ほら」
ボールを投擲するのは得意な刹那が、見事ぬいぐるみをゲット。
そして取ったぬいぐるみを二人とユリウスにプレゼント。
「ゎ、刹那お兄様、とてもお上手で……ぬいぐるみ、かわいいです、ありがとうございます……」
「のまちゃんもユリウスもよかったですね。私もいいんですか?」
「俺がぬいぐるみ持っててもだし、構わねぇよ」
喜ぶ野茉莉とユリウスに瞳細めながら、フィーナもぬいぐるみを有難く受け取って。
「あとは、皆で楽しめそうな物だと、型抜きでしょうか?」
次は、皆で型抜きに挑戦。
上手に抜けるかはわからないけれど、でも、フィーナは思うから……結果は気にせず楽しめればよしなのですよ、と。
また3人で手をつないで、賑やかな夏の妖怪横丁を一緒に歩きながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【コウモリ変身】がLV2になった!
【現の夢】LV1が発生!
【通信障害】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【ロストエナジー】がLV3になった!
リノーカ・ヴィエルィリーニャ
他助(g03086)と連れ立って
軍隊狸の仮装として、狸の尻尾が付いた赤い旧日本軍服を着用
へっへへ、狸って愛嬌あるよねえ。こっち来て好きになったんだ。
他助は洋物の妖怪かな?意図せず外側と内側の文化圏が逆になって面白いね。
それにさ、妖怪の恰好をしてやることが楽しい食い歩きなんて…。
私は日本の夏って蒸し暑くて苦手だけれど、それをダシに美味しい思いが出来るなら大歓迎だよ!
で、スイーツは…数多いね!?
取り敢えず私は化け提灯のモナカ貰おうかな。歩きながら食べるのに良さそうだし?
それに黒ゴマ好きなんだよねえ、どうせ沢山食べるだろうから最初から何個か買っておこ。
…も、持ちきれるかな?
妖術クリームソーダは色が変わるんだね、不思議。本当に術だったり…まあいっか、美味くて冷たい酒が飲めるならそれで!
あ、私はちゃんと成人してるからね。ヒルコでもないからね。本当だからね!
ベンチに腰を下したら、さっき買いためたモナカを頬張りながら他助が買った奴も少し貰うつもり。
乾杯?よし、それじゃあ…愉快なひと時と快い勝利の為に!
笛島・他助
リノーカさん(g04321)と
(フランケンシュタインの怪物の衣装を着てる男)
いや~リノーカさんの仮装も似合ってんじゃねぇの。隠しきれない愛嬌を感じるぜ、流石だ。
妖怪じゃあヒヤリといかねぇ俺たちだが、冷てぇもんは食いたくはなるな!
【温熱適応】や【冷気の支配者】に頼ってちゃあ味わえねぇ爽快感がある。
よっしゃ、早速行くぜリノーカさん!
めっちゃスイーツ充実してんな~
後で飲むためにビールは買っておかねぇと……お、この「ビビーる」くれ!(パッケージが怖いビビりそうな缶ビール)
これとは別にアルコール入り妖術クリームソーダ気になるな~
こっちは歩きのみしようぜ、リノーカさん
妖術といや狐や狸のイメージ強いな
大丈夫、俺ぁ分かってるぜ合法ヒルコもどきロリノーカさん(キリッ)
うぉ、甘シュワでこれはアリだな!
そろそろ祭りの喧噪が見えるテキトーなベンチとかで飯食うか!
(道中で買った蛸入道のまんまるたこ焼、夜鬼そば、枝魔目を空いてるとこに置き)
……リスみてぇだ(頬張る姿見つつ)
リノーカさん、乾杯しようぜ! かんぱーい!
寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
今日の浅草はただ賑やかな下町ではなく……特別な、お化け尽くしの妖怪横丁。
それに今日は、いつもとはちょっぴり違った姿格好の客さんだっていっぱい。
夏真っ盛りな季節にちょっとだけぞくりとするような、物の怪たちが闊歩しているのだから。
そして、訪れたリノーカ・ヴィエルィリーニャ(赤錆びた樹の末裔・g04321)も今日は勿論、もふもふな尻尾をゆらゆら。
「いや~リノーカさんの仮装も似合ってんじゃねぇの。隠しきれない愛嬌を感じるぜ、流石だ」
「へっへへ、狸って愛嬌あるよねえ。こっち来て好きになったんだ」
笛島・他助(アレがアレでそれな感じの奴・g03086)の声に笑む今日の彼女は、狸の尻尾が付いた赤い旧日本軍服を着た軍隊狸。
同じように、リノーカと共に歩む彼だって今日は。
「他助は洋物の妖怪かな? 意図せず外側と内側の文化圏が逆になって面白いね」
そう、西洋妖怪なフランケンシュタインの怪物なのである。
そんなふたりが、この妖怪横丁にやって来た目的はといえば。
「それにさ、妖怪の恰好をしてやることが楽しい食い歩きなんて……」
「妖怪じゃあヒヤリといかねぇ俺たちだが、冷てぇもんは食いたくはなるな!」
……温熱適応や冷気の支配者に頼ってちゃあ味わえねぇ爽快感がある、なんて。
言った他助に、リノーカも頷いて返せば。
「私は日本の夏って蒸し暑くて苦手だけれど、それをダシに美味しい思いが出来るなら大歓迎だよ!」
「よっしゃ、早速行くぜリノーカさん!」
暑さだってなんのその、楽しい食い歩きへいざ出発!
今日は街だけではなくて、売っているものも妖怪仕様なのだとは聞いていたけれど。
「で、スイーツは……数多いね!?」
「めっちゃスイーツ充実してんな~」
一反木綿の和クレープに唐傘お化けの花火パフェ、妖怪大福や黒猫どら焼きなどなど、妖怪は甘味がお好き?
いや、甘い物も悪くはないのだけれど、でもまずは。
「後で飲むためにビールは買っておかねぇと……お、この「ビビーる」くれ!」
やはりまずはビール……いえ、ビビーるです!
そんなやたらパッケージが怖いビビりそうな缶ビールを他助が確保する間に。
「取り敢えず私は化け提灯のモナカ貰おうかな。歩きながら食べるのに良さそうだし?」
リノーカが足を運ぶのは、ゆるかわ化け提灯なモナカアイス。
アイスの味も沢山から選べるのだけれど、迷うことなく即決。
「それに黒ゴマ好きなんだよねえ、どうせ沢山食べるだろうから最初から何個か買っておこ」
心なしか狸尻尾もゆらりと揺れているかのように、嬉々と黒ゴマアイスの化け提灯のモナカを買い込んで。
戦利品を渡されれば、ちょっぴりだけ瞳を瞬かせてしまう……も、持ちきれるかな? なんて。
そんなアイスもなかを抱える彼女と、再び横丁を歩きながら。
「これとは別にアルコール入り妖術クリームソーダ気になるな~」
他助がそわりと視線を向けるのは、摩訶不思議な、妖術クリームソーダカクテル。
ということで、折角だから。
「こっちは歩きのみしようぜ、リノーカさん」
買ってみて早速、術がかかっているのだという雫を数滴、青いカクテルに垂らしてみれば。
「妖術クリームソーダは色が変わるんだね、不思議。本当に術だったり……」
「妖術といや狐や狸のイメージ強いな」
青から紫へと色を変えるクリームソーダ。
今日は狸ではあるのだけれど、どうして色が変化するのか、リノーカには不思議だけれど。
「まあいっか、美味くて冷たい酒が飲めるならそれで!」
青でも紫でも、しゅわしゅわひやりと美味しそうな酒が飲めるならばそれで良し!
ということで、歩き飲みを……する前に。
リノーカは他助を見上げて、一応言っておく。
「あ、私はちゃんと成人してるからね」
長身の彼と並ぶと余計に、子どもと間違われかねないから。
そしてそれを聞いた他助も、大きく頷いてキリッ。
「大丈夫、俺ぁ分かってるぜ合法ヒルコもどきロリノーカさん」
「ヒルコでもないからね。本当だからね!」
子供でも、ヒルコでも、ロリでも本当はありません!
そして必死に大人だと訴える様子に笑いながらも、妖術のかかった酒を口に運んでみれば。
「うぉ、甘シュワでこれはアリだな!」
他助は甘くて冷たくてしゅわしゅわな酒に、ご満悦。
そんなこんなで、ぐるりと横丁をそれなりにふたりで廻れば。
「そろそろ祭りの喧噪が見えるテキトーなベンチとかで飯食うか!」
おなかもすいてきたし、戦利品もいっぱいになってきたから、見つけたいい感じのベンチに腰を下ろして。
他助が空いているところに並べるのは、道中で買った蛸入道のまんまるたこ焼に夜鬼そばや枝魔目。
リノーカも、さっき買い溜めした黒ゴマ味の化け提灯のモナカアイスを嬉々と頬張りながらも。
勿論、彼の戦利品も少しお裾分けして貰うつもり。
そんなパリパリはむりとモナカアイスを頬張る姿を見遣りながら。
(「……リスみてぇだ」)
他助は何気にそう思うも、ぷしゅっとビビーるをあけて。
「リノーカさん、乾杯しようぜ!」
「乾杯? よし、それじゃあ……愉快なひと時と快い勝利の為に!」
おどろおどろしい見目の缶をカチリと軽く合わせながら、いざ景気よく――かんぱーい!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV10(最大)になった!
【命中アップ】がLV3になった!
遠原・いぶき
【安らぎの館】
アドリブ◎
妖怪の格好で祭りを楽しもうぜ
俺が選ぶのは妖狐
髪色に合わせて緑の付け耳と尻尾を装着
髪は下ろして和装と顔に赤色のペイントで怪しげに紋様を描く
皆と合流する時は【狐変身】を使用して狐の姿で擦り寄りつつ変身解除して驚かせてみたい
みゆが良い悲鳴上げてくれて…ん?翠どうした?
狐の形の大福があれば食べる用と持ち帰り用にも買っていく
食べるのに抵抗は無しで頭からガブリだ
可愛いからって食べるの控えてたらこの美味しさは味わえない
皆の食べてるのも美味しそうだな
特に朔太郎が持ってるステーキ串…とゴクリ
今回の勝負は金魚すくいか
すぐにポイが破れる派だがコツがあるなら教えてほしいぜ
とりあえず声量を下げて静かに
ドタバタすると魚は逃げるし冷静に進めよう
聞いた通りにポイの扱いに注意して
翠やアルラトゥに並ぶには経験不足だから
自分のペースでなるべく小さく軽そうなやつを狙って…!
捕まえた金魚は館で飼えないか廉也に相談だ
葵も飼ってるのか…金魚ってそんなでかくなんの?
俺達を丸飲みするくらいに成長…はさすがにないか
大崎・朔太郎
【安らぎの館】
アドリブ可
戻った浅草ですか、
寄席や演芸場に劇場と多いですから見に行った以来かな。
僕は貸衣装では無く、用意した浴衣姿に
角に猫耳を付けてこうもり猫って事で、
案外無いんですよね蝙蝠翼の妖怪。
翼と尻尾は自前なので楽ではありますが。
皆も似合ってますよ、狐はちょっと驚きましたが。
美味しいステーキ屋が浅草寺裏にあったはずなので、
出店とかやってないかと探して
揚げパスタを巻いてトマトソース掛けた有刺鉄線風ステーキ串。
流石にこれはワイルドすぎますかね?
僕が大丈夫なら翠君の可愛いのも大丈夫と微笑む。
これにアイス付きのお酒は夏の魔物過ぎますね。
金魚すくいは掬えなくは無いかな位、
いぶきさんにコツ教えるのは
水に出来るだけ早く浅く水平近い形で入れるや
逃げ場の少ない場所を狙うとか色々ありますがと言ってる間に
昔の人間なので金魚入れるボウルをスレスレで水面に付けたりと
壁とポイで挟む等もっと反則的な事をやったのを思い出したりして
誤魔化したり。
折角持って帰るなら江戸切子の鉢に入れますか、
浅草なら売ってそうですし。
アルラトゥ・クリム
【安らぎの館】
アドリブ絡み連携歓迎
浅草かあ…何年か前に来た時は、まだ奪還前で
任務で炊き出しに来たんだけど
今はすっかり、賑やかさを取り戻してるね
去年は雪女の仮装したし、私は『雪ん子』の仮装を
お、厚着の割に蓑笠が遮光になって意外と暑くない!
でもこの暑さだし、かき氷は確保しよう
雪ん子に雪女のかき氷。図らずもリンクしてた…
みぞれシロップに、雪だるまは白玉かな?
む…翠さんとみゆさん、履き物不安定そうだけど大丈夫?
ん、狐?狐変身だろけど、誰だ?っていぶきさんかあ
朔太郎さん凄いの食べてる…最早創作料理みたい
葵さん翠さんもいっちゃうかあ…男子はお肉好きだねー
あれ、廉也さんはお酒?
私も金魚救い(not誤字)に挑戦しようかな
私は偉そうな、赤いヒラヒラした奴狙おうか
みゆさんの仇を取る!
ポイの厚さと標的の水深や重さ、挙動を確と観察して情報収集
金魚の癖やポイの耐久深度等を看破
一撃離脱の早業で勝負!(結果はお任せします)
金魚は最初から大きい方が、そんな育たないって聞くかなあ
この小さい奴の方が後々凄い事になるんだよね
花園・翠
【安らぎの館】
連携、アドリブ可
大きな翼を生かした山伏風の天狗コス
眼鏡なのでお面は断念
この猛暑に雪ん子はぴったりなチョイスだな…(通気性悪くて地味に暑い&高下駄が歩きづらい天狗)
…って、そこの猫娘は大丈夫k…うわッ!!?(突然の遠原登場に差し出した手を慌てて引っ込める。南雲や黒城の発言も耳に入り更に真っ赤)
美味しそうな屋台が沢山あるな…(と言いつつも妖怪大福等可愛いものばかりに目が行く)
うっ…(食べようにも可愛い瞳と目が合うと罪悪感)
お酒は飲める年にはなったけどまだ外で飲む自信は…黒城は大人だな
大崎の肉串、すごいボリュームだ…いや、美味しそうだけど!
結局食欲に負けて肉を買いに行く
みんなで射的は何度かやったが…金魚すくいはやってなかったな(ゲーマースイッチON)
コツか…金魚は追いかけ回さず頭から、濡らす時は一部ではなく全面を…って、あ。(言いかけた所で破れるみゆのポイ)
最初は安全策で水面近くの赤和金を狙うも、明らかに高難度の黒出目金と目が合う
…負けられない戦いが、ここにある…!(結果お任せ)
南雲・葵
【安らぎの館】
妖怪の仮装は渋めの着流しに鬼面を斜めかけにした鬼の姿
ちゃんと牙、爪、角も付けてカラコンで瞳も縦長瞳孔の赤目にしとこう
梓(オラトリオ)はドレスアレンジした着物に般若面を付けて可愛い寄りに
こーゆーコスプレ系は気分変えられて楽しいねー
イベント系で距離が近付く初々しいカップルを眺めるのも楽しめるしねぇ
あ、梓、そこの狐はいぶきだから抱っこしちゃだめだぞ!(モフモフを追いかける梓を呼び止め
朔太郎さん、凄いもん持ってる!
トマトソースが良い感じにデスマッチ感出てて良いね
俺も1つ買ってこよっと!
梓は……かき氷?
あー、アルラトゥが食べてるの美味しそうだもんね、おっけ、ちょっと待っててね
おーおー、翠のスイッチ入ってんじゃん
金魚掬いは今回は観戦しとこ
去年連れ帰った金魚が大きくなり過ぎて水槽圧迫してるんだよな
初め小さいから油断してた
廉也、水槽選ぶなら付き合うぜ
それか館の庭に池でも作る?
みゆちゃん、後で梓とヨーヨー掬いしない?
(取れなくてもオマケで1つ貰える出店を指さし)
佐伯・みゆ
安らぎの館で参加
アドリブ、連携、歓迎です。
あやかし夏祭り…どんな格好にしようか悩んだ末に某有名作品の「猫娘」に。
白いブラウスと赤いワンピース、そしておっきな赤いリボン…恥ずかしいけどこれがないと猫娘じゃないから……(涙目)
加えて赤いハイヒール…こ、転ばないようにしなきゃ。
わ!皆さんの妖怪姿、似合って…ん?狐さん?なんでこんなとこ…うにゃああ!(いきなり現れた遠原さんにびっくり悲鳴)
びっくりした…でも、狐姿、素敵ですね!
クリムさんの雪ん子は可愛いし、翠さんの天狗さんもかっこいいです!
大崎さんはコウモリ猫?なんかミステリアスですね!
南雲さんと梓さんの鬼もいい感じ!
黒城さんの鎌、本当に切れない?(少し不安)
暑いのでお肉は遠慮。化け提灯アイスを手に見物。
金魚すくい?
自信ないけど、挑戦!
ちっちゃな金魚を狙ってポイを水に……あれっ?
なんで水に入れただけでポイ破れちゃうの?(唖然)
……大人しく皆を応援してよ……。
クリムさん仇任せました!翠さんも頑張れ!
南雲さんのお誘いのヨーヨー釣りは、勿論行きます!
黒城・廉也
【安らぎの館】
アドリブ歓迎
俺はちょっと鋭くなれるように、ハロウィンの時の狼男みたいに付け爪をつけてイタチのお面!
そして極めつけはー、この大きな鎌ッス!
いつもの剣と同じ要領で魔力でちょっと用意してみました。あ、流石に斬れない様にしてますからね?
(引っ込めた花園さんをみてニコニコと笑い)……ふふっ、残念でしたね。
結構皆お肉食べてるんスねぇ
俺も気になる、とても気になるんスけど…俺はやっぱり色が変わるクリームソーダを――え、カクテルにも出来るんスか?アイス乗せのカクテルでも……なら、それで!
(お酒に言及された事に対して)ん?俺そこまで弱いわけでもないんスよ〜?やっぱり盛り上がってる時に飲むと多少は気分上がるッスよね!
ふふっ、機会があったら外のお酒オススメですよ。
(皆の金魚すくいを眺め)金魚も夏ってイメージありますよね。見てて何だか綺麗ですし。
館で飼う?勿論構わないッスけど……葵さんの話聞く限りだとかなり大きな水槽買わなきゃいけなかったりするんスかね……?
今日も沢山の人が行き交う下町、浅草。
その活気に満ちた様子は、浅草では日常の風景のはずなのだけれど。
アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)が前回この地を訪れた時は、そうではなかったが。
「浅草かあ……何年か前に来た時は、まだ奪還前で、任務で炊き出しに来たんだけど。今はすっかり、賑やかさを取り戻してるね」
奪還を果たした今の浅草にはもう、以前の街並みが戻ってきていて。
「戻った浅草ですか、寄席や演芸場に劇場と多いですから見に行った以来かな」
大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)も自身の記憶を紐解いてみれば、浅草を訪れたのは久しぶり。
いや、取り戻した浅草が賑わっているのは、以前通りなのだけれど。
今日のこの街は、いつもとはがらりと雰囲気を変えていて、いつも以上に賑やかだ。
その理由は――今の浅草を闊歩しているのは、妖怪たち。
何せ、足を踏み入れた浅草は今、摩訶不思議な妖怪横丁になっているのだから。
そして勿論、安らぎの館の面々も、今日は皆揃って妖怪の姿。
「案外無いんですよね蝙蝠翼の妖怪。翼と尻尾は自前なので楽ではありますが」
そう尻尾をゆらり揺らす朔太郎が纏うのは、貸衣装では無く。
用意した浴衣姿に、角に猫耳を付けたこうもり猫。
「こーゆーコスプレ系は気分変えられて楽しいねー」
南雲・葵(バールの人・g03227)だって今日は、渋めの着流しに鬼面を斜めかけにした鬼の姿。
牙や爪や角も勿論付いているし、その瞳は縦長瞳孔の赤目で。
共に並ぶ梓も般若面を付け、ドレスアレンジした着物をひらりと纏う、可愛い寄りのお化けに。
それから、くるりと賑やかな街に視線を巡らせながら。
「イベント系で距離が近付く初々しいカップルを眺めるのも楽しめるしねぇ」
共にやって来た面々へと改めて目をやりつつ、微笑まし気に続ける。
そして、眼鏡なのでお面こそ断念した花園・翠(見護る者・g02726)ではあるけれど。
今日の姿は、大きな翼を生かした山伏風の天狗。
それから、ふと翠が眼鏡超しに瞳を向けるのは、アルラトゥの姿。
「この猛暑に雪ん子はぴったりなチョイスだな……」
去年は雪女の仮装したから、今回は『雪ん子』になってみたのだけれど。
……お、厚着の割に蓑笠が遮光になって意外と暑くない! と、良い意味で予想外ではあったものの。
それでも暑いことには変わりないから、早速、かき氷は抜かりなく確保。
いえ、それは冷たいものが食べたかったという理由であったのだけれど。
「雪ん子に雪女のかき氷。図らずもリンクしてた……」
意図せずに、今の格好とバッチリ合っていて。
「みぞれシロップに、雪だるまは白玉かな?」
買ってみた雪女のふわふわかき氷を見つめつつ、はむり。
そしてそんなアルラトゥや翠の、普段とは違った装いに。
「クリムさんの雪ん子は可愛いし、翠さんの天狗さんもかっこいいです!」
そう告げるのは、白いブラウスと赤いワンピース、そして大きな赤いリボンをつけた猫娘。
あやかし夏祭りと聞いて、どんな格好にしようかと悩んだ佐伯・みゆ(悲歌。・g08231)であったが。
某有名作品の「猫娘」を選んだものの、その表情を見れば涙目……?
「……恥ずかしいけどこれがないと猫娘じゃないから……」
それに加えて、足元は赤いハイヒール。
……転ばないようにしなきゃ、なんて慎重にそろりと歩くみゆであったが。
同じくそろりと歩いているのは、翠も実は同じで。
天狗に変じたものの、通気性悪くて地味に暑くて、さらに高下駄が歩きづらいのである。
そんな、揃ってそろりと歩くふたりに、アルラトゥは気づいて声を掛けるのだけれど。
みゆはいつもと違った皆の姿にそわそわ、いきなり現れたもふもふに一瞬気を取られて。
「わ! 皆さんの妖怪姿、似合って……ん? 狐さん? なんでこんなとこ……うにゃああ!」
「……って、そこの猫娘は大丈夫か……うわッ!!?」
同じように歩きづらそうだった猫娘に、その手を差し出そうとした瞬間。
ぴょこんっと突然登場した狐に、みゆと一緒にびっくり!
ふたりで悲鳴をあげながらも、慌てて手を引っ込めてしまうも。
その様子を見つめて、黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)はニコニコ。
「……ふふっ、残念でしたね」
それからアルラトゥは、ふたりを驚かせたもふもふを見遣りつつ、首を傾けるも。
「ん、狐? 狐変身だろけど、誰だ?」
「あ、梓、そこの狐はいぶきだから抱っこしちゃだめだぞ!」
「っていぶきさんかあ」
うきうきとモフモフを追いかける梓を呼び止める葵の言う通り、その狐さんは、遠原・いぶき(開幕ベルは鳴り響く・g01339)。
皆と合流する時、何気にいぶきは狙っていたのである。
――狐変身を使用して、狐の姿で擦り寄りつつ変身解除して驚かせてみたい、と。
そして、その目論見も大成功!
「びっくりした……でも、狐姿、素敵ですね!」
そうまだ少しドキドキしている胸を押さえつつも笑むみゆが、良い悲鳴上げてくれて。
「……ん? 翠どうした?」
ふとその隣を見れば、いぶきは首を傾ける。
耳に聞こえた葵や廉也の声に、更に真っ赤になっている翠の姿を見て。
ということで……妖怪の格好で祭りを楽しもうぜ、と。
いぶきが選んだのは、悪戯好きな狐であるだけあって、妖狐。
髪色に合わせて緑の付け耳と尻尾を装着し、髪は下ろして和装、そして顔には赤い怪しげな紋様が。
そんな個性溢れる妖怪同士、皆の姿を見れば改めてわくわく。
「皆も似合ってますよ、狐はちょっと驚きましたが」
「大崎さんはコウモリ猫?なんかミステリアスですね! 南雲さんと梓さんの鬼もいい感じ!」
朔太郎の声にそう言葉を向けつつ、鬼と般若でお揃い感ある葵と梓に向けた瞳を細めた後。
「俺はちょっと鋭くなれるように、ハロウィンの時の狼男みたいに付け爪をつけてイタチのお面!」
――そして極めつけはー、この大きな鎌ッス! と。
しゃきんと、いつもの剣と同じ要領で魔力でちょっと用意してみたという大鎌を意気揚々と手にする廉也を、みゆはそうっとちらり。
「黒城さんの鎌、本当に切れない?」
本格的な得物に、ちょっぴりだけ不安な声で紡ぐも。
「あ、流石に斬れない様にしてますからね?」
きらりと閃く刃は鋭利そうに見えるけれど、安全性もばっちりなのです。
そんなそれぞれ個性的な妖怪に化けた皆が歩くのは、同じように今日だけ特別に変化した妖怪横丁。
「美味しそうな屋台が沢山あるな……」
翠は良い匂いにつられるように、改めて店に並ぶ美味しそうなものを見回してみるけれど。
何気に目が行ってしまうのは、キュートな妖怪大福とかぷるぷるスライムわらび餅だとか、何気に可愛いものばかり。
そしてひとつ、ゆるかわ妖怪さんの大福を買ってみたものの。
食べようとした瞬間、ぱちりと妖怪さんと目が合ってしまって。
「うっ……」
食べようにも可愛い瞳と目が合えば、苛まれてしまう罪悪感。
そしていぶきも、狐の形の大福を、食べる用と持ち帰り用にも買ったのだけれど。
躊躇する翠の隣で、抵抗は無しで――頭からガブリ。
「可愛いからって食べるの控えてたらこの美味しさは味わえない」
それからもぐもぐ美味しく大福をいただきながらも、いぶきがふと目を向けるのは。
まだ妖怪さんと見つめ合って葛藤する翠に、僕が大丈夫なら翠君の可愛いのも大丈夫、と微笑む朔太郎。
いや、正確に言えば。
「皆の食べてるのも美味しそうだな。特に朔太郎が持ってるステーキ串……」
思わずゴクリと喉が鳴ってしまうような、肉!
何気に浅草に以前訪れた際の記憶にあったはずの、美味しいステーキ屋が出店とかやってないかと。
探してみた朔太郎がゲットしたのが、今手に持っている戦利品――揚げパスタを巻いてトマトソース掛けた有刺鉄線風ステーキ串!
「流石にこれはワイルドすぎますかね?」
やはり妖怪横丁ということで、おどろおどろしい風のアレンジがしてあるのだけれど、それがまたさらにインパクト大。
「朔太郎さん凄いの食べてる……最早創作料理みたい」
アルラトゥも思わずそう、瞳をぱちりと瞬かせて。
何気に良い匂い漂わせている肉を見れば、翠もそわり。
「大崎の肉串、すごいボリュームだ……いや、美味しそうだけど!」
葛藤がまたひとつ、増えるのだけれど。
「朔太郎さん、凄いもん持ってる! トマトソースが良い感じにデスマッチ感出てて良いね」
……俺も1つ買ってこよっと! って。
迷いなくうきうきと買いに行く葵の姿を見れば、結局食欲に負けて。
朔太郎や葵に続いて、肉を買いに行く翠。肉には抗えません!
「葵さん翠さんもいっちゃうかあ……男子はお肉好きだねー」
アルラトゥはこぞって肉を買いに行く男子達を見送りつつも、涼やかなかき氷をぱくりと口にして。
みゆも暑いのでお肉は遠慮して、買ってみたのは、やはり冷たい化け提灯アイス。
そして、葵の服をちょいちょいと摘まんで引く梓も。
「梓は……かき氷? あー、アルラトゥが食べてるの美味しそうだもんね」
肉ではなくかき氷をご所望のようだから。
……おっけ、ちょっと待っててね、と。肉を求めるその足で、かき氷屋にも寄る葵。
そんな皆の姿を眺めながらも、廉也も男子だから。
「結構皆お肉食べてるんスねぇ」
俺も気になる、とても気になるんスけど……なんて、そう悩まし気に紡ぐも。
廉也が買いに足を運んだのは、ドリンクが売っている店。
そして、お目当ては、そう。
「俺はやっぱり色が変わるクリームソーダを――え、カクテルにも出来るんスか?」
色が変化するのだという、妖術クリームソーダなのだけれど。
店頭でアルコール仕様にもできると聞けば、尚のこと。
「アイス乗せのカクテルでも……なら、それで!」
「これにアイス付きのお酒は夏の魔物過ぎますね」
朔太郎も頷くほどの、妖怪ならぬ魔物的な魅力の夏カクテルに。
それからしゅわり弾ける青いクリームソーダカクテルに、妖術がかけられているという雫を数滴垂らしてみれば。
「あれ、廉也さんはお酒? 本当に色が変わってる」
摩訶不思議、青から紫へと色が変わるお酒の様子を、アルラトゥも見つめて。
アルコールに言及されれば、こう答える廉也。
「ん? 俺そこまで弱いわけでもないんスよ〜? やっぱり盛り上がってる時に飲むと多少は気分上がるッスよね!」
「お酒は飲める年にはなったけどまだ外で飲む自信は……黒城は大人だな」
それから、そう言った翠に、ぱちりとウインク。
「ふふっ、機会があったら外のお酒オススメですよ」
賑やかな雰囲気と美味しいお酒にほわりと酔い痴れる――そんな大人の楽しみ方を味わいつつ、お勧めしながら。
そして美味しい物をわいわいと楽しめば、次は。
「今回の勝負は金魚すくいか」
「みんなで射的は何度かやったが……金魚すくいはやってなかったな」
早速しゃきんとポイを構えるいぶきの言葉に、翠のゲーマースイッチもON!
そんなガチモードに切り替わった翠の隣で、みゆもポイを手にして。
「金魚すくい? 自信ないけど、挑戦!」
「私も金魚救いに挑戦しようかな」
アルラトゥもやってみます、金魚救い! いえ、誤字ではありません。
そして、金魚たちが泳ぐ水槽を覗いてみれば。
「私は偉そうな、赤いヒラヒラした奴狙おうか」
何だかドヤ顔をしてひらり我が物顔で泳いでいるように見える、赤い金魚をロックオン。
そして、いぶきも挑戦……してみる、その前に。
「すぐにポイが破れる派だがコツがあるなら教えてほしいぜ」
……ドタバタすると魚は逃げるし冷静に進めよう、と。
とりあえず声量を下げて静かに、そう皆へと訊いてみれば。
攻略法を語りはじめた翠だけれど。
「コツか……金魚は追いかけ回さず頭から、濡らす時は一部ではなく全面を……って、あ」
「ちっちゃな金魚を狙ってポイを水に……あれっ?」
言いかけた所で目に入ったのは、早速破れてしまったみゆのポイ。
そして、金魚すくいは掬えなくは無いかな位、だという朔太郎も少し考えてから。
「水に出来るだけ早く浅く水平近い形で入れるや、逃げ場の少ない場所を狙うとか色々ありますが……」
いぶきにコツ教えつつ、言っている間に。
手が覚えているまま、早速金魚を数匹掬ってみた朔太郎なのだけれど。
思わずちょっぴり苦笑してしまう。
金魚入れるボウルをスレスレで水面に付けたりとか、壁とポイで挟むとか……よく言えば昔のテクニックを、手癖で使ったりとか。
もっと反則的な事をやったのを思い出したりして、ふと誤魔化したり。
それから、皆に訊いたとおりに、いぶきはポイの扱いに注意しつつも。
(「翠やアルラトゥに並ぶには経験不足だから」)
――自分のペースでなるべく小さく軽そうなやつを狙って……!
そう集中して、周囲のペースに惑わされぬよう、無理せず狙いを定めて。
「なんで水に入れただけでポイ破れちゃうの?」
新しいポイを貰ってはすぐに穴があいて、すでに数本やぶいてしまっているみゆは、そう唖然と呟きを落とすも。
こくりとひとつ頷いて、作戦変更。
……大人しく皆を応援してよ……。
ということで!
「クリムさん仇任せました! 翠さんも頑張れ!」
アルラトゥはそんな彼女の意思を受け継いで。
――みゆさんの仇を取る!
ポイの厚さと標的の水深や重さ、挙動を確と観察して情報収集し、金魚の癖やポイの耐久深度等を看破すれば……一撃離脱の早業で勝負!
そして翠も、最初こそ安全策で水面近くの赤和金を狙うも、ぱちりと。
明らかに高難度の黒出目金と目が合えば、焚きつけられるゲーマー魂。
……負けられない戦いが、ここにある……!
そんな、完全に滾っている姿を見ながらも。
「おーおー、翠のスイッチ入ってんじゃん」
葵は、金魚掬いは今回は観戦しておくことに。
そしてその理由をこう口にするのだった。
「去年連れ帰った金魚が大きくなり過ぎて水槽圧迫してるんだよな。初め小さいから油断してた」
「葵も飼ってるのか……金魚ってそんなでかくなんの?」
いぶきはコツを教えて貰った甲斐があって掬えた、自分のボウルの中を泳ぐ小さな金魚たちを見つめて。
「俺達を丸飲みするくらいに成長……はさすがにないか」
「金魚は最初から大きい方が、そんな育たないって聞くかなあ。この小さい奴の方が後々凄い事になるんだよね」
アルラトゥも、自分が救った中で一番小さい金魚へと目を向ける。誤字ではありません。
そしてそんな小さい子や他の子もそうなのだけれど……一番狙っていた偉そうな赤い金魚も、ばっちり仕留めています。
翠もアルラトゥと共に、水槽の金魚を駆逐する勢いの戦果をあげて。
「金魚も夏ってイメージありますよね。見てて何だか綺麗ですし」
皆が金魚すくいする姿を、微笑ましく眺めていた廉也だけれど。
そんな彼に、いぶきはこんな相談を。
「捕まえた金魚は館で飼えないだろうか」
「館で飼う? 勿論構わないッスけど……葵さんの話聞く限りだとかなり大きな水槽買わなきゃいけなかったりするんスかね……?」
皆が掬った今は小さな金魚たちを見つめつつ、首を傾ける廉也だけれど。
「廉也、水槽選ぶなら付き合うぜ。それか館の庭に池でも作る?」
「折角持って帰るなら江戸切子の鉢に入れますか、浅草なら売ってそうですし」
金魚を持ち帰って館に迎える作戦を立ててみる、葵と朔太郎。
ということで、次は金魚の水槽を探しに、妖怪横丁巡り。
それから、もうひとつ。
「みゆちゃん、後で梓とヨーヨー掬いしない?」
葵がそう指すのは、もしも取れなくてもオマケで1つ貰える、ヨーヨーすくいの出店。
そして翠の掬った沢山の金魚たちをほわり見つめていたみゆは、そんなお誘いに、ぱっと顔を上げて。
「ヨーヨー釣り、勿論行きます!」
金魚柄のヨーヨーを取るべく、ぐっと気合を入れて頷いてから。
再び皆でわいわい楽しく、賑やかな妖怪横丁を歩き出す。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】がLV2になった!
【士気高揚】LV1が発生!
【勝利の凱歌】がLV2になった!
【クリーニング】LV1が発生!
【植物活性】がLV3になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】がLV3(最大)になった!
【ガードアップ】がLV6になった!
【ドレイン】がLV3になった!
【凌駕率アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV4になった!
秡木・紲
【紅藤】
今の時代、妖怪の噂なんてあまり聞かないものねえ……。
でも、きっと何か一つくらいは知っていると思うなあ。
鬼とか、天狗とか、河童とかね。
貸し衣装もいいねえ、妖怪になりきってみようか。
そうだ、狐の妖怪にしてみる?化かしちゃうよ、なんてね。
おや、妖怪スイーツでいっぱいだ。
これ全部食べた……。ま、迷ってしまうねえ。
ふわふわカキ氷もいいなあ……夏にぴったりな、涼し気な色だ。
わたしは妖怪大福にしてみようかなあ?
せっかくだし、ちょっと交換してみようよ。
妖術クリームソーダなんて名前だからどんなものが出てくるのかと思ったけれど
綺麗な色だねえ。たしかに不思議でいっぱいで、妖術みたいだ。
はい、深紅、お疲れ様。乾杯!
ええ、怪談話? ……。い、いや、別に苦手とかじゃないんだよ、うん。
でも最初は、その、すこーし優しい実体験からだといいなあ……。
じゃないと、お返しに夜に眠れないくらい怖い――
そんな、観象台の七不思議を披露してしまうからね?
……寝れなくなったら、そうしてもらおうかなあ。
一緒に夜更かしでもいいよ。
神代・深紅
【紅藤】
妖怪横丁だって
ボクは妖怪ってあんまり知らないんだけど楽しそうだよね
お祭りの屋台もたくさんあるし、妖怪貸衣裳屋なんてのもあるみたいだよ。何か借りてみる?
狐、いいね。ハロウィンでもやったし。化かし合いなら負けないよ!
紲が好きそうな妖怪スイーツがいっぱいだよ。どれから食べよっか
ボクは雪女のふわふわかき氷。シロップは涼し気なブルーハワイにしよっかな。最近ずっと暑いしね
紲は妖怪大福にする? うん、交換しよ。じゃあ、はい、おすそ分け!
あ、あっちの妖術クリームソーダはお酒にもできるみたい。せっかくだから飲んでみようよ
紲も毎日暑い中お疲れ様、乾杯!
ね、ここでは百物語なんてやってたみたいだけど。せっかくこんな場所にいるんだし怪談話でもしよっか?
紲が望むならとびきりの怪談話をしてあげる
なにせボクのは自ら仕入れた実体験ばっかりだからね!
……ほんとに大丈夫?
観象台の七不思議も聞いてみたいけどいいよ、じゃあ優しめなやつ
それでも寝れなくなったら紲が寝れるまで起きててあげる!
訪れてみた浅草の街にかけられたのは、今日だけの特別な妖術。
そして、まるでドロンと化かされたかのように変化したその街並みを、見回しつつも歩きながら。
「妖怪横丁だって。ボクは妖怪ってあんまり知らないんだけど楽しそうだよね」
妖怪に関しての知識はそう無いけれど、でも賑やかで何だか不思議な雰囲気は新鮮で。
そんな神代・深紅(真偽の仇花・g07183)の声に、秡木・紲(選日・g07946)は紡いで返す。
「今の時代、妖怪の噂なんてあまり聞かないものねえ……。でも、きっと何か一つくらいは知っていると思うなあ」
……鬼とか、天狗とか、河童とかね、と。
だから、妖怪横丁を巡るその前に立ててみるのは。
「お祭りの屋台もたくさんあるし、妖怪貸衣裳屋なんてのもあるみたいだよ。何か借りてみる?」
「貸し衣装もいいねえ、妖怪になりきってみようか」
自分達も妖怪になっちゃおうという作戦!
それから、紲はこんな提案を。
「そうだ、狐の妖怪にしてみる?」
化かしちゃうよ、なんてね――って、笑み宿しながら。
そして、深紅も勿論。
「狐、いいね。ハロウィンでもやったし」
――化かし合いなら負けないよ!
そう狐の妖怪に変化することに賛成しつつ、楽しい化かし合いだって、受けて立ちます。
ということで、お揃いの和装に身を包んだ、藤色と金色の双子狐へと姿を変えれば。
いざ巡るのは、お化けだらけの妖怪横丁。
愉快で不思議なものが沢山、店の軒先に並んでいるけれど。
狐尻尾がふりふり揺れているような気がするくらいに。
「おや、妖怪スイーツでいっぱいだ」
紲がそわりと見つめるのは、おもしろくて魅力的なスイーツたち。
そんな様子に、深紅は瞳を細めて。
「紲が好きそうな妖怪スイーツがいっぱいだよ。どれから食べよっか」
「これ全部食べた……。ま、迷ってしまうねえ」
「ボクは雪女のふわふわかき氷。シロップは涼し気なブルーハワイにしよっかな。最近ずっと暑いしね」
色々と目移りしてしまうお隣さんよりもお先に、そう迷うことなく選択して。
「ふわふわカキ氷もいいなあ……夏にぴったりな、涼し気な色だ」
暑い夏にぴったりな妖怪氷菓に、紲も心惹かれてしまうけれど。
でもふと視線を向けた店に並ぶ子たちと、ぱちりと目があったから。
「わたしは妖怪大福にしてみようかなあ?」
口の中にフルーツを挟んでいる、ゆるかわな甘い妖怪を選んでみることにしたのだけれど。
「紲は妖怪大福にする?」
深紅の声にこくりと頷きながらも、交渉を試みる紲。
「せっかくだし、ちょっと交換してみようよ」
だって、横丁の妖怪スイーツを全部食べたいくらいなのだから。
そして速攻、交渉成立。
「うん、交換しよ。じゃあ、はい、おすそ分け!」
「妖怪大福も、はい、深紅」
もぐもぐ仲良く、交換こ。
でも気になるのは当然、スイーツだけではなくて。
「あ、あっちの妖術クリームソーダはお酒にもできるみたい。せっかくだから飲んでみようよ」
深紅が見つけたのは、アルコール入りにもできる、摩訶不思議な妖術クリームソーダ。
アイスがぽかりと浮いた青色がしゅわりと弾ける、甘くて涼やかなクリームソーダカクテルを買いにいけば。
「妖術クリームソーダなんて名前だからどんなものが出てくるのかと思ったけれど、綺麗な色だねえ」
添えてある雫を、ぽたりぽたりと垂らしてみれば……たしかに不思議でいっぱいで、妖術みたいだ、って。
青から紫へと色が移ろい変化する様を眺め、無数の星のように弾ける宵色をふたり掲げて。
「紲も毎日暑い中お疲れ様、乾杯!」
「はい、深紅、お疲れ様。乾杯!」
楽しくて不思議で愉快なひとときに、乾杯!
それからほわり、美味しいお酒と妖怪尽くしな雰囲気に酔い痴れるかのように。
深紅はふと紲へと、こう話を切り出す。
「ね、ここでは百物語なんてやってたみたいだけど。せっかくこんな場所にいるんだし怪談話でもしよっか?」
……紲が望むならとびきりの怪談話をしてあげる、って。
「なにせボクのは自ら仕入れた実体験ばっかりだからね!」
確かに、闇医者である彼女には、この手の話は尽きなさそう……なのだけれど。
「ええ、怪談話? ……。い、いや、別に苦手とかじゃないんだよ、うん」
「……ほんとに大丈夫?」
何だか急に挙動が怪しくなっているのがバレバレながらも、そう言う紲であったが。
そっと付け加えるのは、こんなお願い
「でも最初は、その、すこーし優しい実体験からだといいなあ……」
それから紲は意味深にふっと瞳を細めながらも、続ける。
「じゃないと、お返しに夜に眠れないくらい怖い――」
……そんな、観象台の七不思議を披露してしまうからね? って。
でも怖がるどころか、そんな話は深紅の心を擽るのだけれど。
「観象台の七不思議も聞いてみたいけどいいよ、じゃあ優しめなやつ」
まずは、多分きっと、それほど怖くない話からすることにしつつも。
「それでも寝れなくなったら紲が寝れるまで起きててあげる!」
「……寝れなくなったら、そうしてもらおうかなあ」
ふたり交わし合うのは、そんな約束。
でも、どのみち寝られなくなっちゃうのならば、いっそ。
紲はこう、深紅へと紡いで返す……一緒に夜更かしでもいいよ、なんて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV3になった!
【液体錬成】がLV2になった!
緒方・敦司
【ねこのおうち】3名
今日は海音と十朱と3人でお出掛けだ。2人共はぐれるなよ?はしゃいであちらこちらをキョロキョロと見回している2人を見失わないように見守りだ。
妖怪横丁では美味しそうなスイーツがたくさんあるから、片っ端から食おうか。一反木綿の和クレープはチョコバナナにしてもらおう。
「海音も十朱もクレープ食うか?」
食いしん坊の2人にも声かけて。味も良さげで見た目も可愛いなんて、悪くないよな。
次は唐傘お化けの花火パフェ。ボリュームたっぷりのパフェに花火がついてるお洒落パフェだ。ふるふるわらび餅がほどよい食感を与えてくれる。
色々なスイーツがたくさんあって目移りしてしまうよ。
あ、十朱!あまりあちこち歩き回るんじゃない。はぐれたら中々会えないぞ?
海音もだ。好奇心旺盛な2人だから目を離すとすぐあちこちに行ってしまいそうだ。スイーツを楽しみながらも2人への声かけは忘れない。
でも2人共楽しそうで良かった。
また来ような!
※アドリブ歓迎
名波・海音
【ねこのおうち】3人
今日はあっちゃんと十朱ちゃんの3人で来たんだよー!色んなオヤツがあるのとっても楽しみなんだよー!
あっちゃんに一反木綿の和クレープを勧められたんだよー。クレープ美味しそうだし食べるよ。具は好きなもので作ってくれるんだね。ならボクはイチゴとチョコレートで生クリームたっぷりのを作ってもらうよ。
「本当に生クリームいっぱいだ!店員さんありがとー!」
ぱくり。もぐもぐ。
一反木綿とっても美味しいんだよー!あ、そうだ。あっちゃん十朱ちゃん、一口食べてみる?
次は何にしようかな。唐傘お化けの花見パフェもいいけど、ボクは違うのにしようかな。
そうだ!雪女のふわふわかき氷にしよっと。これだけ暑かったら、かき氷はベストチョイスだと思うんだよー。添えられた雪だるまもとっても可愛くてお気に入りだよ。
何だか喉乾いちゃったから、妖怪抹茶ラテアートをいただこうかな。あっちゃんも十朱ちゃんも飲む?
いっぱい美味しいの堪能出来て良かった!また皆で遊びにこようね!
アドリブ歓迎
闇猫・十朱
【ねこのおうち】3名
今日は敦司お兄ちゃんと海音お姉ちゃんと一緒にお出掛けなの。珍しい物ばっかりで楽しくてじっとしてられないけど…注意されたので迷子にならないように、ソウちゃんに引っ張って貰いながら忙しなくキョロキョロと。
不思議食べ物イッパイ!
「クレープ?よく分からないけど食べるのー!
お兄ちゃんに声をかけられて興味津々
お姉ちゃんの選んだ果物もおいしそうだけど、ぼくはクリーム、バナナにチョコ掛けてもらって…
バナナもチョコも里には無かったから初めての味
「甘くて柔らかい不思議な美味しいなの!ソウちゃんもあむんね?うん!お姉ちゃんのも少し食べてみたいーぼくのも食べる?
美味しくてホワホワなのー♪
ラテアートはみてるだけでいいのそれより気になるのは…怪火のキラしゅわクリームソーダ!!キラキラした目で見つめ…ピカピカ光ったり色が変わったりするのを眺めて、喜んだりビックリしたりとコロコロ表情を変えながら見つめて
「ぼく、あれ食べてみたいのー!スゴイカッコいいの!
「また来たいね!スゴく楽しかったの♪
アドリブ歓迎
沢山の人で賑やかな浅草は、今日はお化けだらけの妖怪の町。
そして、やって来た名波・海音(孤高の猫・g10378)の猫尻尾も思わずゆらゆら。
「色んなオヤツがあるのとっても楽しみなんだよー!」
楽しそうで、そして何より美味しそうなものがたくさんあると聞いて!
そんな海音と同じように尻尾をそわりと揺らしながら、珍しい物ばかりで楽しくて。
じっとしていられなくて、今にも、とててっと走り出したくなる闇猫・十朱(闇の中の閃光・g10956)だけれど。
「2人共はぐれるなよ?」
緒方・敦司(人狼戦士・g10853)の声を聞けば、迷子にならないようにと、お兄ちゃんお姉ちゃんなふたりに頑張ってついていくべく。
ソウちゃんに引っ張って貰いながらも、でもやっぱり、忙しなくきょろきょろ。
敦司も、妖怪横丁に変化している浅草の街を歩きながらも、ここは年長者として。
あちらこちらを見回してははしゃいでいるふたりを見失わないように、しっかりと見守っておきつつも。
「妖怪横丁では美味しそうなスイーツがたくさんあるから、片っ端から食おうか」
まず足を運んでみたのは、和クレープ屋さん。
けれどここは妖怪横丁、ただのクレープ屋さんではなくて。
一反木綿な生地でくるりと巻かれた、妖怪和クレープ屋さん。
そして敦司が選んだ一反木綿の和クレープの具材はチョコバナナ。
「海音も十朱もクレープ食うか?」
食いしん坊のふたりにもそう声をかければ。
「クレープ美味しそうだし食べるよ」
「クレープ? よく分からないけど食べるのー!」
敦司に勧められたクレープを、海音も十朱も食べてみることに。
ということで、並んで尻尾をゆらり、どれにしようかとわくわく視線を巡らせて。
「具は好きなもので作ってくれるんだね。ならボクはイチゴとチョコレートで生クリームたっぷりのを!」
そうお願いした海音は、手渡されたクレープに瞳をキラキラ。
「本当に生クリームいっぱいだ! 店員さんありがとー!」
ご所望通りの、ふわふわ生クリーム増し増しなイチゴチョコクレープに。
そして、不思議食べ物イッパイ! と興味津々な十朱も。
「お姉ちゃんの選んだ果物もおいしそうだけど、ぼくはクリーム、バナナにチョコ掛けてもらって……」
3人それぞれ頼んだクレープを手にすれば、いざ。
――ぱくり。もぐもぐ。
「一反木綿とっても美味しいんだよー!」
「味も良さげで見た目も可愛いなんて、悪くないよな」
「甘くて柔らかい不思議な美味しいなの! ソウちゃんもあむんね?」
もちもち一反木綿の生地に、包まれた果物やチョコやクリームがまた絶品で。
バナナもチョコも里には無かったから初めての味、ソウちゃんと分けっこして食べる十朱だけれど。
「あ、そうだ。あっちゃん十朱ちゃん、一口食べてみる?」
「ん! お姉ちゃんのも少し食べてみたいーぼくのも食べる?」
海音や敦司とも、仲良く美味しく交換こ。
それから、敦司が次に見つけたのは、夏らしい妖怪スイーツ。
「次は唐傘お化けの花火パフェ。ボリュームたっぷりのパフェに花火がついてるお洒落パフェだ」
ぱちぱち弾ける花火と唐傘お化けがささっているのが面白くてお洒落で、しかも甘味がてんこ盛り。
ひと掬いして食べてみれば、ひんやりつるり。
「ふるふるわらび餅がほどよい食感を与えてくれる」
そう口にする敦司の狼尻尾も、満足げにゆらうり。
海音も、そんなパフェにも心惹かれるものの。
「次は何にしようかな。唐傘お化けの花火パフェもいいけど、ボクは違うのにしようかな」
きょろりと周囲を見回してみれば、お耳をぴこり。
「そうだ! 雪女のふわふわかき氷にしよっと」
すたたっと向かった店で、雪女のふわふわかき氷を買ってみて、しゃくしゃくはむり。
「これだけ暑かったら、かき氷はベストチョイスだと思うんだよー」
冷たくて美味しいかき氷に、うんうんと頷いて。
スプーンの上に掬ってみた、添えられたミニ雪だるまも、とっても可愛くてお気に入り。
十朱も、キュートなお顔のゆるかわ妖怪大福と見つめ合った後、はむはむ食べてみれば。
「美味しくてホワホワなのー♪」
「色々なスイーツがたくさんあって目移りしてしまうよ」
敦司も、次は何を食べようかとくるり視線を巡らせて。
「何だか喉乾いちゃったから、妖怪抹茶ラテアートをいただこうかな。あっちゃんも十朱ちゃんも飲む?」
海音が買ってきたのは、愉快な妖怪が描かれた抹茶ラテアート。
そして十朱も、海音のラテアートの妖怪さんを楽しく見つめるけれど。
それより彼が気になるのは……怪火のキラしゅわクリームソーダ!!
ピカピカ光ってはしゅわしゅわしているソーダを見つめるおめめもキラキラ。
ピカピカ光ったり色が変わったりするのを眺めては、喜んだりビックリしたり。
コロコロ表情を変えながらも、キャッキャと見つめて。
テンションが上がれば思わず、たたたっ。
「ぼく、あれ食べてみたいのー! スゴイカッコいいの!」
そんな姿にすかさず気づけば、お耳をぴこり。
「あ、十朱! あまりあちこち歩き回るんじゃない」
「あの店もおいしそうなんだよー!」
「海音もだ。はぐれたら中々会えないぞ?」
……好奇心旺盛な2人だから目を離すとすぐあちこちに行ってしまいそうだ、と。
妖怪スイーツを楽しみながらも、敦司はふたりへの声かけは忘れない。
それから、ふたりが気になった店を、逸れないように一緒に順に回って、目いっぱいたくさん色々楽しめば。
「いっぱい美味しいの堪能出来て良かった! また皆で遊びにこようね!」
「また来たいね! スゴく楽しかったの♪」
気まぐれ猫さんたちが迷子にならないかちょっぴりひやひやはしたけれど、でも。
「また来ような!」
そう頷いて返した敦司は、買っておいたお化け提灯のアイスもなかをふたりにもお裾分けしてから。
はむりと口に運びつつ、ふたりと一緒に尻尾をゆらり……でも2人共楽しそうで良かった、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狼変身】がLV2になった!
【猫変身】LV1が発生!
【傀儡】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV5になった!
クロエ・アルニティコス
恋人のエイレーネ(g08936)とともに
妖怪貸衣裳屋で天狗の装いを借り、妖怪横丁をエイレーネとともに散策します。
いえ、これは妖狐の装いをしているわけではなく自前で……
元の妖狐の耳と尾も活かし、烏天狗ではなく白狼天狗として妖怪の装いをしましょう。耳と尾は外せないので仕方ありません。
他の横丁では色々なもの食べてきましたし……今日は食べ物以外を中心に見て回りませんか?
目についたのは型抜きのお店。
なるほど……挑戦してみませんか?
エイレーネを誘って型抜きに挑戦。
初めてですし、器用さにもさほど自信はありませんが、簡単すぎるものにするのも……ということでそこそこの難易度の唐傘お化けの型抜きを。
むむ……上手くいっていたと思ったのですが、傘の縁の部分が難しかったですね……
……一回だけリベンジしてもいいでしょうか。
負けず嫌いを発揮してリベンジを行います。
ん……でしたら、綺麗な形になりそうなものにしましょうか。
比較的簡単なお化け型の型抜きを選び、エイレーネとともに型抜きを。
これで……お揃いですね。
エイレーネ・エピケフィシア
愛するクロエ様(g08917)と共に
猫の妖怪は思いの外種類が少ない……と言うより、皆猫又と似た姿ですね
とはいえ、ここは奇を衒わずに生まれ持ったものを使うとしましょう
生来の白い尾に似た付け尾を衣装に仕込み、浴衣姿の猫又になります
そうですね。この後はまたイスカンダルに赴くのですし、戦いで動き回る時にお腹を満杯にしてしまうのも良くありません
今回はどこか遊べる場所を探してみましょうか
型抜きですか!中々面白そうですね
わたし達は戦地において数々の工作を行ってきた身です
前線基地の構築、鍵の開錠、敵拠点の破壊、或いは人々のための家や道具を作ることも……
そうして培われた手わざを生かせば、難しいものにも対応できるのではないでしょうか!
……と、意気込んで最高難易度のもの(内容お任せ)を選んでみた所、難敵でした
全く太刀打ちできないという程ではありませんが、どうしても完璧とはいきません
むう、手強いですね!
あ、クロエ様。次はわたしも同じ型を使います
綺麗に仕上がった物も一つは持ち帰りたいですし……お揃いですもの、ね!
郷に入っては郷に従え、という言葉があるけれど。
妖怪横丁と化した浅草を散策するとなればやはり、まずは姿かたちから?
ということで、妖怪に姿を変じるために。
クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)がエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)と共にまず足を運んだのは、妖怪貸衣裳屋。
いや、まだ仮装する前の普段通りの格好なのだけれど。
まぁ! 本物のような付け耳と付け尻尾ね! なんて、第一声で言われてしまうも。
「いえ、これは妖狐の装いをしているわけではなく自前で……」
そう告げつつもクロエが借りるのは、天狗の装い。
とはいえ、店長も興味深々な天然の耳と尾は外せないから。
仕方ありませんと、それも合わせて活かしたような、烏天狗ならぬ白狼天狗な妖怪の装いに。
そしてエイレーネも、猫耳をぴこりとさせつつも思案する。
「猫の妖怪は思いの外種類が少ない……と言うより、皆猫又と似た姿ですね」
思えばギリシャ神話においても、猫は出てきても、猫の怪物などは見かけないし。
ねこ座は88星座にも選ばれていないから、そういった類の神話がそういえばない。
だが日本には一応、猫又とその派生のような存在は逆に言えばあるということであるし。
(「とはいえ、ここは奇を衒わずに生まれ持ったものを使うとしましょう」)
生来の白い尾に似た付け尾をもう1本、衣装に仕込んで。
エイレーネは、浴衣姿の妖怪・猫又に。
ということでふたり、無事に妖怪に変化したから。
いざ、賑やかな妖怪横丁を散策するべく歩き出す。
そして、これまでもふたりで同じように、何度も別の場所の妖怪横丁でデートしてきたから。
「他の横丁では色々なもの食べてきましたし……今日は食べ物以外を中心に見て回りませんか?」
「そうですね。今回はどこか遊べる場所を探してみましょうか」
……この後はまたイスカンダルに赴くのですし、戦いで動き回る時にお腹を満杯にしてしまうのも良くありません、と。
地獄変エネルギーはいくらチャージしても良いのだけれど、おなかは八分目が程よいから。
今回は、食べ物ではないものを楽しんでみることに。
それから、視線を巡らせたクロエが見つけたのは。
「なるほど、型抜き……挑戦してみませんか?」
型抜きで遊べる妖怪屋台。
「型抜きですか! 中々面白そうですね」
そんな誘いの声に、勿論エイレーネはすぐに頷き返してから。
ちょっぴり得意気にゆらりと二尾をゆらしながらも続ける。
「わたし達は戦地において数々の工作を行ってきた身です」
そう、前線基地の構築、鍵の開錠、敵拠点の破壊、或いは人々のための家や道具を作ることも……ちょっと他の人が聞けば、若干脳筋気味なものがいくつか混ざっている気がしないでもないのだけれど。
「そうして培われた手わざを生かせば、難しいものにも対応できるのではないでしょうか!」
……なんて、意気込みつつもエイレーネが選んだ型は。
格好にもぴったりな、二本の尻尾がくるくると円を描いている、最高難易度の猫又!
クロエも、そんなエイレーネに続いて。
「初めてですし、器用さにもさほど自信はありませんが、簡単すぎるものにするのも……」
ということで、そこそこの難易度の唐傘お化けの型抜きを選んで。
ふたり並んできりり、真剣な表情で作業に取り掛かる。
そして慎重に少しずつ、型を抜いていくも。
「むむ……上手くいっていたと思ったのですが、傘の縁の部分が難しかったですね……」
「全く太刀打ちできないという程ではありませんが、どうしても完璧とはいきません。むう、手強いですね!」
「……一回だけリベンジしてもいいでしょうか」
クロエがそう負けず嫌いを発揮すれば――リベンジです!
でもさすがに、型抜きを甘くみてはだめだということはわかったから。
ふたりが、リベンジに選んだ型は。
「あ、クロエ様。次はわたしも同じ型を使います」
「ん……でしたら、綺麗な形になりそうなものにしましょうか」
綺麗に抜けそうな、比較的簡単な同じお化けの型。
それから再び並んでいざ、真剣に型抜きに取り組むふたりはより一層、気合いが入る。
これまでも、どんな相手だって共に攻略してきたし。
それに、無意識的にゆらりと一緒に揺れている尻尾と同じように。
「これで……お揃いですね」
「綺麗に仕上がった物も一つは持ち帰りたいですし……お揃いですもの、ね!」
愛する相手と、お揃いなのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】がLV2になった!
【水中適応】がLV4になった!
効果2【ガードアップ】がLV7になった!
天音・祈
【胡蝶蘭】
妖怪貸衣装屋で狐耳と狐の尾を付けてもらって
簡素な和装姿で完成!
尻尾がちょっと重いかも
アル!うん、終わったよ
正解!九尾の狐にしてもらったんだ
ふふ。ありがとう
アルもよく似合ってるよ
天狗さんかな?
わ、涼しくてきもちいい
しゅっぱーつ!
いい匂いが溢れていて目移りしちゃう
あ、僕も
ちょうど気になっていたパフェをアルが示すものだから
おそろいだね、とやわく笑って
ちいさな花火に歓声を上げ
これがわらび餅…黒蜜?っていうのと絶妙にマッチしてておいしい
アルと同じように平らげて
今はお腹いっぱいだからアルが食べるのを見ておこうかな
なんて思ったのも束の間
わたあめを食んでおいしい、と惚れ惚れ
アルが味わったものだと思うと喜びもひとしお
たのしいね
今日はまだまだ終わらないから
楽しみ尽くしちゃお
まずはお店を全制覇!
なんてね、びっくりした?
九尾の狐に隙を見せちゃだめだよ、アル
なんて
え?望むところなの?
思いきりがいいね
よーし、お腹が破裂するまで食べちゃおう!
アルフレド・ティトリー
【胡蝶蘭】
妖怪貸衣装屋で天狗の仮装を
ヤマブシとかいう修行者の衣装に…この下駄?っていうの?
歩くの、中々難しい
妖怪って大変なんだな
祈も着替えおわった?
その格好はおキツネさま、九尾かな
可愛い、とても良く似合ってる
そうそう、僕は天狗
なんて答えて、手にした羽団扇で君を扇いでみせて
衣装のお披露目ができたら
いよいよ妖怪横丁へ出発しよう
うーん!あちこちから良い匂いがするね
祈はどこが気になる?僕はあれ、花火パフェだってさ
本当に花火がついてるなんて面白い
思いがけないお揃いに笑んで
それじゃ二つ頼もうか!
わらび餅と黒蜜きなこの組み合わせ、間違いないよね
あっさり平らげて、次は何にしようか……あ、ワタアメにしよう
ん!これは中にパチパチ弾ける飴がはいってるのかな?美味しい
お腹いっぱいなら一口だけ食べてみる?
こういう分け合いが出来るのも楽しいね
ここの人たちは僕らを楽しませようって、心をつくしてくれている
その期待に応えるべく今日を遊びつくそう
全制覇!はは!豪快だなあ
うん、ビックリした
僕としては望む所だけど
よし、いこう!
足を踏み入れた賑やかな浅草の町は、まるで妖術がかけられているかのように。
今日は、見渡す限りお化けたちでいっぱいの、妖怪横丁に。
でも、どろろんと七変化するのは、浅草の町だけではなくて。
(「ヤマブシとかいう修行者の衣装に……この下駄? っていうの? 歩くの、中々難しい」)
――妖怪って大変なんだな、なんて。
妖怪貸衣装屋で先に変化を終えたアルフレド・ティトリー(湖水蝶・g00302)も、今日は天狗の妖怪に。
そして簡素な和装を纏い、もふもふな狐のお耳と尻尾を付けて貰って。
天音・祈(櫻秘蜜言・g10105)の変化も完成!
「祈も着替えおわった?」
「アル! うん、終わったよ」
でも……尻尾がちょっと重いかも、なんて。
ちょっぴり後ろが気になるのは。
「その格好はおキツネさま、九尾かな」
「正解! 九尾の狐にしてもらったんだ」
今日の祈は、狐は狐でも、もふもふな狐尻尾が九本ある、九尾の狐なのだから。
でも尻尾はちょっと重たいかもしれないけれど。
「可愛い、とても良く似合ってる」
アルフレドは眼前の妖狐な祈を見つめ、そう微笑んで。
「ふふ。ありがとう。アルもよく似合ってるよ。天狗さんかな?」
「そうそう、僕は天狗」
なんて答えれば、早速ふわりと起こしてみせるのは。
「わ、涼しくてきもちいい」
手にした羽団扇で扇いで生み出した、優しくて涼やかな妖術のような風。
そして互いに変身した姿のお披露目ができたら。
――しゅっぱーつ!
いよいよ妖怪横丁へ出発です!
そして早速、漂ってくる良い匂いに誘われるように、一緒にふらり。
「うーん! あちこちから良い匂いがするね」
「いい匂いが溢れていて目移りしちゃう」
「祈はどこが気になる?」
視線を巡らせる彼女へと、祈は訊ねてみながらも。
「僕はあれ、花火パフェだってさ」
……本当に花火がついてるなんて面白い、って。
そう指すのは、唐傘お化けの花火パフェ。
そしてそんな彼の指先を追った祈は、やわく笑って返す。
「あ、僕も」
おそろいだね、と――ちょうど気になっていたパフェを彼が示すものだから。
そんな思いがけないお揃いにアルフレドも笑んで。
「それじゃ二つ頼もうか!」
一緒にひとつずつ、お揃いで頼んでみることに。
そして運ばれてきたパフェを間近で見れば、ぱちぱち弾ける自分達だけのちいさな花火に歓声を上げて。
祈はぷるぷるした甘味をひとすくい、ぱくりと口に運んで。
「これがわらび餅……黒蜜? っていうのと絶妙にマッチしてておいしい」
「わらび餅と黒蜜きなこの組み合わせ、間違いないよね」
アルフレドも、黒蜜きなこのふるふるわらび餅パフェを味わいながら、こくりとひとつ頷いて返して。
あっさりぺろりと平らげて、次は何にしようか……なんて探すのは、次の甘味のターゲット。
祈も勿論、彼と同じように美味しいパフェを平らげたのだけれど。
「今はお腹いっぱいだからアルが食べるのを見ておこうかな」
ちょっぴりひとやすみ――なんて、思ったのも束の間。
「ん! これは中にパチパチ弾ける飴がはいってるのかな? 美味しい」
……お腹いっぱいなら一口だけ食べてみる?
そう、ふわふわぱちぱちなわたあめを差し出されれば、すぐにころりと。
わたあめを食めば、しゅわり溶けて口の中で弾ける甘いふわふわに、おいしい、と惚れ惚れ。
それに、何よりも。
「こういう分け合いが出来るのも楽しいね」
「たのしいね」
アルフレドが味わったものだと思うと喜びもひとしおで。
わたあめのようにふわりぱちりと、こうやってふたりで笑い合えるのだから。
そしてそれは、妖怪横丁の愉快な妖怪さんたちのおかげ。
「ここの人たちは僕らを楽しませようって、心をつくしてくれている。その期待に応えるべく今日を遊びつくそう」
「今日はまだまだ終わらないから、楽しみ尽くしちゃお」
ということで!
「まずはお店を全制覇!」
「全制覇! はは! 豪快だなあ」
大胆な提案に、アルフレドは思わず笑っちゃって。
「なんてね、びっくりした?」
――九尾の狐に隙を見せちゃだめだよ、アル。
そう悪戯っぽく紡いでみせる祈だけれど。
「うん、ビックリした。僕としては望む所だけど」
「え? 望むところなの? 思いきりがいいね」
今度は、ぱちりと祈が瞳を瞬かせる番。
破滅的な甘党である彼にとっては、むしろこれからが本番?
というわけで、慣れない高下駄も重い尻尾も、なんのその。
「よし、いこう!」
「よーし、お腹が破裂するまで食べちゃおう!」
妖怪スイーツ全制覇を目指して――いざ改めて、出発です!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【コウモリ変身】がLV3になった!
【完全視界】がLV3になった!
効果2【ドレイン】がLV4になった!
【ロストエナジー】がLV5になった!
菓子野・莉夢
妖怪貸衣裳屋の店員さんに「似合う服あるよ」って捕まって気が付くと雪女さんの姿に……。涼しいけどちょっと恥ずかしい……。かも……。
だけど……。今の浅草の雰囲気をより楽しめそうだから捕まえてくれた店員さん……。ありがとう……。
妖怪横丁の雰囲気を楽しむためにお散歩してたけど……。パフェにクレープ……。かき氷にあんみつ……。フルーツ大福も美味しそう……。
せっかくだから色々と食べてみたいけど……。私はあまり量を食べられないからどれにするか決めないと……。
よし……。雪女さんの格好になれた縁もあるし、ふわふわかき氷にしよう……。
確かかき氷のお店はこの辺りに……。あった……。
「す、すみません……。かき氷……。ブルーハワイのシロップで1つお願いします……」
かき氷……。本当にふわふわで雪みたい……。小さな雪だるまもかわいい……。食べる前に記念の写真撮っておこうかな……。
あ……。かき氷美味しい……。妖怪横丁の雰囲気も楽しかったし、良い思い出作れたから……。人が多い所苦手だけど勇気出して来てよかった……。
賑やかな浅草の街……いや、妖怪横丁はとても楽しそうではあるのだけれど。
菓子野・莉夢(甘い夢が叶うまで・g11394)はそっと周囲を窺うように、きょろりと見回してしまう。
(「涼しいけどちょっと恥ずかしい……。かも……」)
だって、妖怪貸衣裳屋の店員さんに「似合う服あるよ」って、声を掛けられて捕まって。
性格的に断ることもできないまま、気が付けば、雪女の姿になっていたのだから。
いや、莉夢はなかなか自分に自信を持つことが出来なくて、人前に出ることに苦手意識があるから。
雪女にされたのはびっくりしたものの、だけど……と心の中で感謝する。
勇気を出して此処へとやってきて、そしてこうやって背中を押して貰えて。
また一歩踏み出せて、今の浅草の雰囲気をより楽しめそうだから。
(「捕まえてくれた店員さん……。ありがとう……」)
折角雪女に変身したことだし、妖怪横丁をお散歩してみることに。
まずは、ふらりと雰囲気を楽しむために歩いていたのだけれど。
「パフェにクレープ……。かき氷にあんみつ……。フルーツ大福も美味しそう……」
たくさんある妖怪スイーツは、どれもとても美味しそうで。
(「せっかくだから色々と食べてみたいけど……。私はあまり量を食べられないからどれにするか決めないと……」)
そう目移りしながらも考えていれば、ふと話に聞いた、ある店のことを思い出して。
よし……と意を決して、こくりとひとつ頷く莉夢。
(「雪女さんの格好になれた縁もあるし、ふわふわかき氷にしよう……」)
そして探してみるのは、今の自分の姿にぴったりな、雪女のふわふわかき氷が買えるお店。
ドキドキしながらきょろりと視線を巡らせてみるも。
(「確かかき氷のお店はこの辺りに……。あった……」)
暑い夏にぴったりなかき氷屋さんは大繁盛、すぐに見つけることができて。
おそるおそる、でもがんばって、店の人に注文を告げる莉夢。
「す、すみません……。かき氷……。ブルーハワイのシロップで1つお願いします……」
そして出来上がったかき氷を受け取れば、ほわほわ。
(「かき氷……。本当にふわふわで雪みたい……。小さな雪だるまもかわいい……」)
食べる前に記念の写真撮っておこうかな……と、ぱしゃりと撮影会をした後。
そっと掬ったひと匙を口に運んでみれば、ふわふわ冷たい甘さに思わず零れる声。
「あ……。かき氷美味しい……」
それから、しゃくしゃくとかき氷を少しずつ食べながらも。
雪女の格好も、いつもの自分とはちょっとだけ違う、実は好きなゲームのキャラになれたみたいで密かにわくわくしたし。
ふわふわかき氷を買うのもちょっぴりドキドキしたけれど、可愛くて美味しくて。
(「人が多い所苦手だけど勇気出して来てよかった……」)
莉夢は改めて、踏み出してみた、はじめの一歩に思う――妖怪横丁の雰囲気も楽しかったし、良い思い出作れたから……、って。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV8になった!
藤白・叶
【朱鴉】
白き和装の帯留には雪の飾り
顔色も化粧で青白く
装うは雪女
揃いの鬼灯提灯だけが鮮やかに
これではぐれても安心ね
豆たぬきつね、新種の妖怪発見かしら
送りすずペンも
こういうのは言ったもの勝ち
元の妖怪だってきっとそうよ?
あら、面白い唐傘ランプね
私、目が光る感じの何か欲しいわ…
目に入った光る河童のお面をひっそり購入
何処かで光らせて誰かの横に立とうかしら
籤の結果、私はルリラちゃんへ贈ることに
うーん…可愛い女の子に贈るなら真剣に…
悩んだ末手に取ったのは鬼灯の揺れる簪
皆でお出掛けした思い出としてピッタリじゃないかしら
よければ受け取ってね
あら、冥夜さんは可愛らしいものを選んでくれたのね
とても素敵…ありがとう、嬉しいわ
せっかくだから根付を手持ちのものに通し
帯に飾って……似合うかしら
金魚掬い、私も初めて
皆が掬う様子を見つつ
自分も静かに金魚の姿を追いかけ
そっとポイを水に沈めて…
皆で飲む飲み物は贅沢に妖術クリームソーダで
ちょっとお酒を飲みたい気もするけれど
今日は皆の妖怪姿を堪能するために、我慢しましょう
朔・冥夜
【朱鴉】6名
羽根は黒で覆い
山伏装束に黒鴉面、鴉天狗の妖怪へ
皆の恰好も似合う、天彩はたぬきつねだな
迷子にならねぇように
揃いの小さな鬼灯提灯を皆の腰へぶら提げて
百鬼夜行の始まりだ
和雑貨屋で想い出作りに皆で贈り合ってみようか?
せーので、籤引をして
俺は叶へだな、よし…
と、探しがてら河童のぬいぐるみと目が合う
お腹を押すと「かぱー」と鳴く
可愛いな…お土産にしよう
叶にはちりりと鈴鳴る藤のボールブーケと七宝毬に
子狐が寄り添う縮緬の根付を選んで
藤が綺麗で。貰ってくれる?
――うん、やっぱり似合う
雪璃からの根付も可愛らし…猫鳴くの?
早速スマホに付けご機嫌に揺らす
有難う、大事にするな
ところで赤褌の話題が気になるんだけど
ルーシド後で(着けてるの)見せてね
折角だから金魚掬いもやろうぜ
俺実は初めて
狙うは橙の尾鰭が綺麗な子
ポイを構えていざ!あっ!!一瞬で破けちまった
掬えた金魚は大事にうちの屋敷で飼おう
ルリラと天彩に手伝って貰う気満々な家主は
餌代を稼ぐの頑張ります
盛り上がった後は妖怪サイダーで乾杯
俺はさっぱりオレンジで
ルリラ・ラプソディア
【朱鴉】
赤い着物に黄色帯の座敷童
襟足の長い髪は編み込み組紐で纏める
上髪が被されば短髪風に見えるアレンジ
お揃いの鬼灯提灯に嬉しそうに微笑
みんなでお祭りを賑やかに楽しもう
みんなで贈り物交換は天彩さんへ
天彩さんは和がとっても似合うから選び買いがあるの
雑貨を眺めてるとふと朱色の風車のストラップが目に留まる
シルバーの折り鶴のチャームが揺れる青い組紐のストラップ
その青は普段彼が纏う矢車菊の色に似ていた
これに、しようかな?小さな鈴もついてて綺麗に鳴る
――天彩さん、わたしからの贈り物
よかったら、何かにつけたり…お部屋に飾ってみて、ね
わ、叶さん…ありがとうなの
鬼灯のかんざし
うん…つける度に今日のこと思い出せる、ね
髪の毛…もうすこしのばしてみよう、かな
金魚すくいも、やってみるの
…わたしも、はじめて…なのだけど
うまくできるかな?
水槽を覗き金魚さんの動きを観察
静かに可愛い赤い彩の子を後ろからそ…と掬う
ん、過ごしやすい水槽つくりもがんばる
妖怪サイダーはいちご味を
たくさん遊んだあとのサイダーはうんとおいしく感じるの
眞守・天彩
【朱鴉】
妖怪仮装:頭に木の葉、背中に菅笠、腰に瓢箪
揃いの鬼灯提灯を掲げて
見て見て、俺は豆狸だよ!
耳と尻尾がそのままなのは…ご愛嬌で!
た、たぬきつねとは…新種?
それならルーシドさんの送りペンギンも新種だよね!
藤白さんは色素薄いから似合うね、雪女!
冥夜さんの翼が黒いの新鮮だなぁ。天狗も似合う似合う
ルリラさんは座敷童?家に幸せになる歌が聞こえるんだろうねぇ
はっ…九尾の狐…!その手があった…!茜來さん、強そう!
贈り物交換、いいね!籤引きしよう!
俺は…ルーシドさんかぁ
裸でも似合いそうな小物って何だろう…(※贈り先は裸族だと思っている)
あ!赤褌!
和柄で滅茶苦茶かっこいい…ような…
これぞ和の男の真髄では?これにしよう!
ルリラさんは贈り物ありがとう!大事にするね
金魚、この人数で頑張ったら結構な数にならない?
大丈夫?冥夜さん養える?
あはは、冗談!俺もお世話するよ
よーし立派なおうちにするから来てくれないかな、っと!(ポイを水に差し入れる)
妖怪サイダーはソーダ味にしよ!
爽やかな味だねぇ…あっ舌がすごい色に!?
ルーシド・アスィーム
【朱鴉】
わたゆきと僕、2人装うは送り雀
姿全ては想像の賜物
纏うは星無夜の羽織に白の飾り縁
夜廻のお供に鬼灯提灯、顔には面も合わせて
うーん、わたゆき可愛い!写真撮りたいね!ええ、面がペンギンぽいのは偶然の産物ペンよ(白々しい声音)
それより趣向を凝らした皆様の装いの素晴らしい事!
美しく、華やかながら何処か不可思議。正に百鬼夜行に相応しいですね
皆様が仰るように、重要なのは心持ちです。妖になりきった者勝ちですね
良いですね、妖雑貨。普段は見えぬ珍品と巡り合えるかも
贈り物、僕は雪璃さんへですね。ううん、悩みますが……鬼灯に寄り添う鷽鳥の鈴、と目が合って
災いを虚実とする鳥と、魔除けの果。縁起が良くて更に可愛いなあと
……うん?待って天彩くん。見て僕服着てるよ?ね?いや和装が多いから褌は有難いですがっ
冥夜くん、話を掘り下げたら君も褌を履いて貰いますよう!?
金魚すくいは元恋人達と何度か。ふ、失恋と共に上手くなった手捌きをお見せしましょう
甘い筈の金柑サイダーが塩辛いのは気のせい。ね、わたゆき……あッ目が合わない!
茜來・雪璃
【朱鴉】
髪は緩く結い上げ簪で留めて
和装の帯影に飾り尻尾を七つ足したなら
今日は二尾じゃなくて九尾の狐!
この提灯可愛いねえ
鬼灯提灯が小さく揺らしてご機嫌に笑み
みんなの仮装すっごく似合ってるよ!
あっは!いいね、百鬼夜行!
何処から練り歩こうか
妖怪の雑貨屋さんかあ
不思議な物多そうだねえ
ぺふぺふ音が鳴る唐傘ランプを見て笑い
その河童ぬい、かわいいねえ
んん!?…かぱー……
目が光る河童のお面は二度見しちゃう
ふんふん、私は冥夜へのプレゼント探しだね
籤の結果にニンマリ
何がいいかなあ?面白いのがいいよねえ…ぉ?
目に付いたのは椿でおめかしした黒い猫又の土鈴根付
時折鈴音に混じって猫の鳴き声が聞こえるとかなんとか
はい、冥夜!
どっかに付けてくれたら嬉しいなあ
わ、鬼灯と…鷽鳥だ!
あは、鈴になってるのかわいー!
見た目も、音も可愛いねえ
ルーシドありがとー!
金魚すくい!
誰が一番すくえるかなあ?
黒の出目金をそっと追いかけ、いざ!
みんなでお世話しようねえ
妖怪サイダーはモモ味を選んでかんぱーい!
ひひ、みんなで飲むの美味しいねえ
いつも沢山の人で賑やかな浅草の街なのだけれど。
今日の賑わいは、いつもとはどこかちょっぴり雰囲気が違っていて。
それもそのはず……だって、街は妖怪だらけ。
見慣れた下町が摩訶不思議、妖怪横丁に様変わり。
だから、此処を訪れる皆だって、それぞれ妖怪の姿にどろろんと変化。
例えば、今日の朔・冥夜(星朧・g06409)は、普段と違った黒に覆われた羽に。
山伏装束に黒鴉面、そう――鴉天狗の妖怪に。
ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)も赤い着物に黄色帯、そして髪が短髪に?
いえ、襟足の長い髪は編み込み組紐で纏めて、上髪が被されば、短髪風に見えるような少し幼めに見えるアレンジに。
だって今日のルリラは、座敷童なのだから。
そんないつもとは違ったふたりの姿を眺めて。
「冥夜さんの翼が黒いの新鮮だなぁ。天狗も似合う似合う。ルリラさんは座敷童?家に幸せになる歌が聞こえるんだろうねぇ」
告げる眞守・天彩(くろきつね・g02572)だって、頭に木の葉、背中に菅笠、腰に瓢箪――。
「見て見て、俺は豆狸だよ!」
そして思わず尻尾を揺らせば、こう付け加えておくに。
耳と尻尾がそのままなのは……ご愛嬌で! なんて。
そんな天彩の豆狸な姿を、冥夜が見つめれば。
「皆の恰好も似合う、天彩はたぬきつねだな」
「た、たぬきつねとは……新種?」
たぬきつね……豆狸と妖狐のハーフの新種??
「豆たぬきつね、新種の妖怪発見かしら」
藤白・叶(創られた心・g09461)もそう小さく首を傾けて、豆狸で狐な彼を見つめるけれど。
そんな彼女も勿論、今日は妖怪に。
白き和装の帯留には雪の飾り、顔色も青白く粧って。
「藤白さんは色素薄いから似合うね、雪女!」
変ずるのはそう、雪女。
天彩は、狸なんだけど狐尻尾をそうゆらり揺らして。
「それならルーシドさんの送りペンギンも新種だよね!」
「送りすずペンも、こういうのは言ったもの勝ち。元の妖怪だってきっとそうよ?」
叶と共に目を向けるのは、ルシペンとダンジョンペンギン……ではなく。
ルーシド・アスィーム(轍つ祈星・g01854)とわたゆき、ふたり装うは送り雀。
星無夜の羽織に白の飾り縁、顔の面も合わせてお揃いで。
その姿全ては想像の賜物……なのだけれど。
「皆様が仰るように、重要なのは心持ちです。妖になりきった者勝ちですね」
叶も言っていたように、妖怪ってそういうもの。ルーシドもそう頷いてから。
「うーん、わたゆき可愛い! 写真撮りたいね!」
よちよちチュンッと、雀でペンギンなその姿にきゅんとするルシペン。
……ええ、面がペンギンぽいのは偶然の産物ペンよ、だなんて。
白々しい声音? なんのことでしょうペン?
そして、チュンと気を取り直した、すずルシペンさんは。
「それより趣向を凝らした皆様の装いの素晴らしい事!」
改めてくるりと皆を見回して、感嘆の声を。
そんなルーシドの声に、茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)もこくりと頷いて。
「みんなの仮装すっごく似合ってるよ!」
ゆるりらと揺れるその尻尾は……いつもの二尾ではありません。
緩く結い上げた髪を簪で留めて、和装の帯影に足した飾り尻尾は七つ。
そう、今の雪璃は、妖狐は妖狐でも。
「今日は二尾じゃなくて九尾の狐!」
「はっ……九尾の狐……! その手があった……! 茜來さん、強そう!」
天彩はお耳をぴこり、思わずそう声を上げるけれど。
たぬきつねだって、狸と狐のいいとこ取りなのです、多分!
そして、そんな天彩が提げている鬼灯提灯を見つめれば、雪璃はほわり。
「この提灯可愛いねえ」
いや、彼だけでなく、自分の傍にもある鬼灯を小さく揺らして。
仄か照る明かりに、ご機嫌に笑む。
叶も雪の如く青白い己のいろの中で唯一鮮やかな燈火を目にしつつも紡ぐ――これではぐれても安心ね、って。
だってこの鬼灯提灯は……迷子にならねぇように、と。
冥夜が揃いで皆の腰へとぶら提げたもので。
準備ができれば、ゆらりと明かりを揺らめかせていざ、そぞろ歩き――百鬼夜行の始まりだ、って。
その声に、ルーシドも頷き返し続いて。
「美しく、華やかながら何処か不可思議。正に百鬼夜行に相応しいですね」
「あっは! いいね、百鬼夜行! 何処から練り歩こうか」
雪璃と共にルリラも歩き出しながら、お揃いの鬼灯提灯に嬉しそうにほわり微笑む。
……みんなでお祭りを賑やかに楽しもう、って。
そしてわいわい楽しく、妖怪横丁を巡っていれば。
ちょっと変わった妖怪グルメやスイーツの店に、遊びの屋台、他にも様々な店が並んでいるのだけれど。
皆で入ってみるのは、色々なものが所狭しと並べられている店。
「妖怪の雑貨屋さんかあ、不思議な物多そうだねえ」
じっくり探してみたら、すごい妖術を秘めた掘り出し物なんかも見つかりそう……かも?
そんな雪璃の声を聴きながらもふと、叶が見つけて手を伸ばしてみたのは。
「あら、面白い唐傘ランプね」
――ぺふぺふっ。
謎の音が鳴る、唐傘ランプ。
そんな妙な鳴き声を出す唐傘ランプを見て、雪璃も思わず笑っちゃって。
でも、叶は小さく首を傾けつつ、改めてきょろり。
「私、目が光る感じの何か欲しいわ……」
それから冥夜は、皆へとこんな提案を。
「想い出作りに皆で和雑貨を贈り合ってみようか?」
「良いですね、妖雑貨。普段は見えぬ珍品と巡り合えるかも」
「贈り物交換、いいね! 籤引きしよう!」
ということで、ルーシドや天彩、勿論他の皆も満場一致で大賛成。
早速、誰が誰へと贈るのか……せーので、籤引をしてみれば。
「俺は叶へだな、よし……」
こくりとふとつ頷いて気合十分、冥夜は早速、叶へと贈る物を探していれば。
ふいに、ぱちりと目が合ったのは――みかん色の、河童のぬいぐるみ?
「その河童ぬい、かわいいねえ」
雪璃も、みかん的な河童ぬいを見つめてみるも。
冥夜が手に取って、なんとなくお腹をぷきゅっと押してみれば。
『――かぱー』
「んん!? ……かぱー……」
「可愛いな……お土産にしよう」
ぎゅっと抱っこして、連れ帰るの決定です。
そして、かぱーという河童の鳴き声にも、ちょっとだけ瞳を瞬かせた雪璃だけど。
――ぴかーん。
「……!?」
すぐ横に立った叶に目を向ければ、思わず二度見してしまう。
だって、今度の河童は、光っているのだから。
叶が見つけてひっそり購入し、すちゃりと着用している、河童のお面の目が。
そしてそんな叶にと、冥夜が選んだのは――ちりりと鈴鳴る藤のボールブーケと七宝毬に、にゃーんと。
子狐が寄り添う、縮緬の根付。
「藤が綺麗で。貰ってくれる?」
「あら、冥夜さんは可愛らしいものを選んでくれたのね。とても素敵……ありがとう、嬉しいわ」
それから、せっかくだからと。
根付を手持ちのものに通し、帯に飾ってみれば。
「……似合うかしら」
「――うん、やっぱり似合う」
冥夜はそうこくりと大きく頷く。思った通り、とてもよく似合っているから。
それから叶は、籤の導き通り、ルリラへと贈るものを探して。
(「うーん……可愛い女の子に贈るなら真剣に……」)
目が光る河童面は気に入ってはいるけれど、可愛い彼女に似合うものを確りと吟味して。
悩んだ末手に取ったのは――鬼灯の揺れる簪。
「皆でお出掛けした思い出としてピッタリじゃないかしら。よければ受け取ってね」
「わ、叶さん……ありがとうなの……鬼灯のかんざし……うん……つける度に今日のこと思い出せる、ね」
そして受け取った、ゆうらり揺れる小さな鬼灯に瞳を細めながらも。
「髪の毛……もうすこしのばしてみよう、かな」
そうそっと、緑の髪に触れつつ呟きを落とす。
そんなルリラが選ぶのは、天彩のもの。
「天彩さんは、和がとっても似合うから……選び買いがあるの……」
あれもこれも、和の雰囲気がぴったりな彼には似合いそうなのだけれど。
雑貨を眺めていれば、ふと目に留まったのは――朱色の風車のストラップ。
そして寄り添うように揺れるのは、シルバーの折り鶴のチャームと青い組紐。
その青が、普段彼が纏う矢車菊の色に似ているって、そう思ったから。
「これに、しようかな?」
小さな鈴もついていて、ちりんと綺麗に鳴る音が耳に聞こえて。
「――天彩さん、わたしからの贈り物。よかったら、何かにつけたり……お部屋に飾ってみて、ね」
「ルリラさんは贈り物ありがとう! 大事にするね」
そう尻尾をゆうらり、天彩は自分のものを選んでくれたルリラへと礼を紡いで。
「俺は……ルーシドさんかぁ。裸でも似合いそうな小物って何だろう……」
裸族だと思っている受取主が満足してくれるものを探してみれば。
ふいに、お耳がぴこんっ。
「あ! 赤褌!」
めっちゃ裸族に適したものを発見!
「和柄で滅茶苦茶かっこいい……ような……」
そうちらりと、赤褌と送り先の彼を交互に見遣ってみれば。
こくりとひとつ頷き、天彩は決定する。
「これぞ和の男の真髄では?」
……これにしよう! って。
そんな天彩にやたら見つめられている中、ルーシドが選んでいるのは。
「贈り物、僕は雪璃さんへですね。ううん、悩みますが……」
そう視線を巡らせていれば、目が合ったのは――鬼灯に寄り添う鷽鳥の鈴。
「災いを虚実とする鳥と、魔除けの果。縁起が良くて更に可愛いなあと」
「わ、鬼灯と……鷽鳥だ! あは、鈴になってるのかわいー!」
雪璃も、そうルーシドから受け取った贈り物をチリンと鳴らしてみれば。
「見た目も、音も可愛いねえ。ルーシドありがとー!」
九に増えた尻尾をふりふり、笑顔を咲かせて。
喜んでくれている彼女に瞳を細めた後、ふと天彩から向けられる視線に気づけば。
「……うん? 待って天彩くん。見て僕服着てるよ? ね?」
服を着ているのに、何だか裸族を見るような目で見られているような……?
だって、その手には、赤褌が握られているし。
一瞬、あれ? 服を着ていなかったかな? なんて思ってしまったりもしたけれど。
「これなら、裸でも似合いそうかなって!」
「いや、服着てるし!? 和装が多いから褌は有難いですがっ」
裸でも和装でも、洋装の時だって着用できますから!
そしてそんな男衆を後目に、雪璃もくるりと店内を見回して。
「ふんふん、私は冥夜へのプレゼント探しだね」
籤の結果にニンマリ、悪戯な笑みを宿せば。
「何がいいかなあ? 面白いのがいいよねえ……ぉ?」
目に付いたのは――椿でおめかしした黒い猫又の土鈴根付。
でも、ただの鈴ではありません。時折鈴音に混じって、にゃー、なんて。
猫の鳴き声が聞こえるとかなんとか。
というわけで。
「はい、冥夜! どっかに付けてくれたら嬉しいなあ」
そう手渡せば早速、にゃーん。
「雪璃からの根付も可愛らし……猫鳴くの?」
不意打ちのにゃーんに、冥夜は瞳を瞬かせるも。
「有難う、大事にするな」
早速スマ―トフォンに付ければ、ご機嫌にゆうらりにゃーんと揺らして。
「ところで赤褌の話題が気になるんだけど。ルーシド後で見せてね」
そう期待の眼差しを向ける冥夜。
勿論、和の男の真髄を着けているところを、です!
そしてルーシドはそんな言葉に、大きく瞳を開きながらも。
「冥夜くん、話を掘り下げたら君も褌を履いて貰いますよう!?」
何気に赤褌仲間の道連れに……? いっそのこと、もう男子の人数分、赤褌を買っちゃえばいいのでは?
そんな、皆で楽しくわいわいと、贈り物の選びっこをすれば。
冥夜が次に見つけたのは、大きな鰭をゆうらりゆらり。
「折角だから金魚掬いもやろうぜ」
色々な種類の金魚が泳ぐ水槽が置かれた、金魚すくいの屋台!
「金魚すくい! 誰が一番すくえるかなあ?」
雪璃は早速、ポイをしゃきんっ。
黒の出目金をそっと追いかけ、いざ挑戦!
そして同じくポイを握って、何だか哀愁を漂わせながらも。
「金魚すくいは元恋人達と何度か」
……ふ、失恋と共に上手くなった手捌きをお見せしましょう、と。
破れた恋をバネに上達したという、金魚すくいテクを披露します……?
そんな失恋の想いを胸にしゅばっと掬っていくルーシドに構わず、わたゆきものんびりキャッキャとポイを握って。
「俺実は初めて」
「……わたしも、はじめて……なのだけど、うまくできるかな?」
「金魚掬い、私も初めて」
冥夜とルリラと叶の、はじめてさんたちも見様見真似でポイを手に取って。
ルリラはじいと水槽を覗いて、金魚さんの動きを観察すれば。
静かに、可愛い赤い彩の子を後ろから、そ……と掬う。
叶も、皆が掬う様子を見つつ、自分も向けた瞳で、静かに金魚の姿を追いかけてみてから。
そっとポイを水に沈めて……すいっ。
そんな慎重に金魚を掬いあげるふたりに続いて。
――狙うは橙の尾鰭が綺麗な子。
冥夜も、ポイを構えていざ!
「あっ!!」
だいたい何となく皆予想していたけれど……ええ、一瞬で破けてしまいました。
けれど、かぱーとみかん河童の応援を受けながらも、再びポイを手にして。
「掬えた金魚は大事にうちの屋敷で飼おう」
すいっと掬っている皆を見て、そう冥夜が告げれば。
天彩は、こてりと首を傾けてみせて。
「金魚、この人数で頑張ったら結構な数にならない?」
……大丈夫? 冥夜さん養える?
そう、現実問題をつきつけてみるけれど。
「ん、過ごしやすい水槽つくりもがんばる」
「……ルリラと天彩に手伝って貰う気満々な家主は、餌代を稼ぐの頑張ります」
手伝ってくれるというルリラの言葉に頼る気満々ながらも、責任もって金魚たちを養う決意をする冥夜。
そんな姿に、天彩は笑って返して。
「あはは、冗談! 俺もお世話するよ」
ポイを水に差し入れて、皆と一緒にいざ挑戦!
「よーし立派なおうちにするから来てくれないかな、っと!」
そして雪璃も、掬った子たちに目を向けながらも、うんうんと。
「みんなでお世話しようねえ」
屋敷に泳ぐ金魚たちの姿を思えば、お世話も楽しみで、尻尾もゆるりら。
それから、掬った金魚たちを大事に連れ帰りながらも。
金魚すくいでキャッキャ盛り上がった後は、妖怪サイダーでひとやすみ。
冥夜はさっぱりオレンジ味、ルリラが選んだのはイチゴ味、雪璃はモモ味にしてみて――いざ、乾杯!
「たくさん遊んだあとのサイダーはうんとおいしく感じるの」
「ひひ、みんなで飲むの美味しいねえ」
そしてルーシドも、乾杯したサイダーを口にしてみるも。
甘い筈の金柑サイダーが塩辛いのは、きっと気のせい。
「ね、わたゆき……あッ目が合わない!」
わたゆきにもスルーされれば、ますますそれはほろ苦い、しょっぱい涙味……?
そんな遠い目をするルーシドを後目に。
「妖怪サイダーはソーダ味にしよ!」
しゅわりとソーダ味の妖怪サイダーを口にしてみた天彩だけれど。
「爽やかな味だねぇ……あっ舌がすごい色に!?」
舌の色まで摩訶不思議、真っ青な妖怪仕様に……!?
そして叶が選んだのは、贅沢に妖術クリームソーダ。
(「ちょっとお酒を飲みたい気もするけれど」)
そう思いつつも、添えられている雫をぽたりと垂らせば、まるで妖術をかけたかのように、青から紫へとしゅわり色が変わって。
そんな移ろう彩を見つめながら、今日はやっぱりお酒は我慢。
だって――まだまだもっと、皆の妖怪姿を堪能したいから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【照明】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV2になった!
【強運の加護】がLV2になった!
【植物活性】がLV4になった!
【パラドクス通信】がLV4になった!
【腐食】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV10(最大)になった!
【ロストエナジー】がLV6になった!
【リザレクション】がLV2になった!
【命中アップ】がLV4になった!
雪定・千草
【羽根車】
妖怪どれにしようかな
これは…雪入道?
苗字の一文字が被るので親近感
白い着物を着て
目一つに牙生えたお口、雪入道のお顔を頭に被ります
このお顔が俺の代わりに皆を驚かしてくれそうですね
片足でぴょんぴょんしてお披露目
おや、一角さんを驚かしてしまいました
翼が光っているの綺麗です
水蓮寺さんも翼がよくお似合いですね
朝来野さんは片目になるとミステリアスです
アダマスさんを肩車…羨ましいです
アヴィシアさんの天狗もカッコいいですねえ
皆さんよくお似合いです
美味しそうな物いっぱい
これは手が沢山ある妖怪にしておくべきだったでしょうか
取り敢えず一反木綿の和クレープを抹茶でお願いします
アヴィシアさんが掲げたメロンパンにとても可愛いですと拍手
いちご味の怪火サイダー、綺麗で美味しそう
朝来野さんの青色も綺麗ですね
飲み終えても部屋で飾る楽しみがあります
これで皆さんと乾杯
おや水蓮寺さん、山盛り…とてもアイスが好きなんですね
来年はアルコール入りで乾杯が出来ます…楽しみです
さあ、持ちきれなかった美味しい物をいっぱい食べましょう
アヴィシア・ローゼンハイム
【羽根車】
本当、色々な妖怪の衣装があるのね、ふふ、迷っちゃう
雪女はハロウィンの時にやったから……そうね、今回はこれ
山伏の衣装に羽団扇、それに下駄を履けば、女天狗の完成ね
羽も黒いし、結構それっぽいんじゃないかしら?
實生は青鷺火っていうの?綺麗な青色ね
颯は姑獲鳥?羽と着物、よく似合っていてとっても可愛いわ
帷は龍神様ね。……と、あら。ふふ、アダマス、素敵な特等席を見つけたわね
千草は、かなりの完成度ね。着物も良く似合っているわ
どこもかしこも妖怪でいっぱい。まさに百鬼夜行ね
屋台も色々なものがあるわね、妖怪モチーフで可愛い
私は……特大化け猫メロンパンにしようかしら
分け合えるし……それにほら、とっても可愛いわ!(でかでかと掲げつつ)
實生も颯もいっぱいね。うふふ、みんなで分け合いましょうか
妖術クリームソーダ。へえ、色が変わるの?とても不思議ね
私ももちろんリキュール入りに
千草はまた来年、飲めるようになったらみんなで飲みましょうね
みんなの準備ができたら、乾杯
妖怪たちのお祭り、存分に楽しみましょう
朝来野・帷
【羽根車】
サーヴァントも同行
妖怪の格好は…一目連でもしようかな
片目な龍神とか天候を司る存在と聞いてて
衣装やら龍っぽいもの探していたら
アダマスが角やるのでも良いけれど
……肩車しようって意味ではなかったんだけど
横丁で逸れても困るし好きにさせておいて
合流した皆の妖怪姿も楽しみに
實生君は青鷺かなイカしたふわもふ翼で迷子の心配なくなりそうな
千草君は名前の雰囲気な白い衣装で相変わらず着物姿も似合っているね
アヴィシアさんは去年秋に雪女を見掛けたけれど鴉天狗もぴったりに思えて
颯さんも鳥の妖怪?優しそうと恐そうな印象だけど何だろう
妖怪横丁の光景は見た目も面白いものが多いねぇ
縁日遊びで得意なこと知るのも良いし
食べるの好きそうなメンバー集まってることだから
どんな味かの食リポ聞くのも楽しそうだ
頭上のアダマスはカステラ串で多少静かになってる様だし
光る怪火のサイダーは俺も気になっていて
青色ラムネが良いかなぁ、確かに飾る楽しみも残るかも
乾杯してると妖怪たちの集会みたいにも思えて
こういう夏の過ごし方も良いものだね
水蓮寺・颯
【羽根車】
わ、すごい数の衣装!
パッと見で分からないようなものもありますね。これ、何の妖怪だろう。
(―20分後―)
ひゃえっ!?す、すみません…何にしようか考えてたら。
實生さんは…え、青く光るだけ?光っ…本当に光ってる…!
アヴィシアさんは天狗さんですね。お二人共翼を生かしてて素敵です!
…それじゃあ僕も、お言葉に甘えて
背中と頭にも小さな翼、黒い着物に傘を被って高下駄を履き、おくるみを抱えて
お待たせしました!
姑獲鳥です。子供を攫っちゃう妖怪の。
あは、龍神様でもアダマスさんが乗ってると随分親しみやすいですね。
千草さんは…なん、ふふっ、ぴょんぴょん可愛い…!
ぬっぺふほふ団子に、化け猫どらやき、人魂あんみつ…!どれも可愛くて美味しそうで目移りしてしまいます。
えっと…『合言葉は“うらめしや”』
う、うらめしや…?えっサービス?待ってくださいそんなにアイス食べられませ…ああ…!
河童ちゃんのクリームソーダ、山盛りにして貰ってしまいました…。
ノンアルコールですが、僕も乾杯させてもらっても良いですか?
一角・實生
【羽根車】5名
貸衣裳屋を指差す
折角だ、俺達も妖怪になろう
目に留まるのは青い電球
犬の毛が七色に光る動画を見てさ
電球を翼の中に埋めて光らせて、青い着物姿になれば……青鷺火の完成
えーと。青く光るだけの怪異だよ
水蓮寺さんは鳥の妖怪はどうかな、お揃いになるし
朝来野さんは片目が隠れると印象が変わるね。アダマスさん、見晴らしはどう?
ローゼンハイムさんも普段と雰囲気が違うな。似合っているし良い感じ
雪定さんも準備でき――うわっ。合い過ぎじゃないか?
驚きで翼がぶわぶわ
スマホで記念撮影をしたら屋台を見て回ろう
妖術クリームソーダは勿論アルコール入りで
皆で食べるのならもんじゃころっけにたこ焼きだろ、後はあれも、それも。ともりもり購入
大丈夫、皆と俺なら食べられる
真剣に何かを見る仲間の頬にはつめたーく冷やした妖怪大福の包みを当てて驚かそう
いいもの発見?
戦利品は文字通り山積み
うん、雪定さんはお祝いして飲もうな
勿論だよ、水蓮寺さん
アダマスさんへ小さく手を振り、ローゼンハイムさんと朝来野さんにも準備いいかいと確認
――乾杯!
皆で訪れた浅草の街は、沢山の人……いや、沢山のお化けでいっぱい!?
だって今日の浅草は特別な、妖怪横丁なのだから。
ということで、一角・實生(深い潭・g00995)が指差すのは。
「折角だ、俺達も妖怪になろう」
好きな妖怪にしてくれる、貸衣裳屋。
そしていざ、店へと足を踏み入れてみれば。
「わ、すごい数の衣装!」
水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)は思わず瞳をぱちりと瞬かせ、ぐるりと見回した後。
改めて、ひとつずつに目を遣ってみて。
「パッと見で分からないようなものもありますね。これ、何の妖怪だろう」
「本当、色々な妖怪の衣装があるのね、ふふ、迷っちゃう」
首を傾ける颯の隣で、アヴィシア・ローゼンハイム(Blue・Roses・g09882)はふと、沢山ある衣装の中からひとつ、手にして。
「雪女はハロウィンの時にやったから……そうね、今回はこれ」
山伏の衣装に羽団扇、それに下駄を履けば。
「羽も黒いし、結構それっぽいんじゃないかしら?」
「アヴィシアさんは天狗さんですね」
颯の言う通り、女天狗の完成!
そんな皆の妖怪姿を楽しみにしている朝来野・帷(雨降る庭・g02449)も、天狗に変化した彼女の姿を見て頷いて。
「アヴィシアさんは去年秋に雪女を見掛けたけれど鴉天狗もぴったり」
「ローゼンハイムさんも普段と雰囲気が違うな。似合っているし良い感じ」
實生も、いつもと雰囲気が違う装いを新鮮に思いつつ、帷に同意するように続いて。
「アヴィシアさんの天狗もカッコいいですねえ」
雪定・千草(霞籠・g03137)も、普段と違う衣装も難無く着こなしている姿にそう紡いでから。
「妖怪どれにしようかな」
仄か緑を帯びた薄藍の目を巡らせてみれば、見つけたのは。
(「これは……雪入道?」)
苗字の一文字も被っていて、親近感も湧いたから。
白い着物を着て、目一つに牙生えたお口、頭に雪入道のお顔を被れば、変身完了。
(「このお顔が俺の代わりに皆を驚かしてくれそうですね」)
ということで、片足でぴょんぴょん! 皆へとお披露目してみれば。
「千草は、かなりの完成度ね。着物も良く似合っているわ」
「千草君は名前の雰囲気な白い衣装で相変わらず着物姿も似合っているね」
アヴィシアと帷は、まさに色々ぴったりなチョイスに納得の言葉を向けて。
「千草さんは……なん、ふふっ、ぴょんぴょん可愛い……!」
「雪定さんも準備でき――うわっ。合い過ぎじゃないか?」
一瞬瞳をぱちくりさせたけれどすぐに思わず笑んだ颯の隣で、ぴょんぴょんに驚いた實生の翼がぶわぶわっ。
そんな姿を見て……おや、一角さんを驚かしてしまいました、なんてふわりと思う千草だけれど。
ぶわぶわとなっていた彼の翼の変化に気が付く。
「翼が光っているの綺麗です」
そう、實生が大きな翼に仕込んだのは、目に留まった青い電球。
「犬の毛が七色に光る動画を見てさ」
それに倣ってみて、電球を翼の中に埋めて光らせて、青い着物姿になれば……青鷺火の完成。
「實生さんは……え、青く光るだけ?光っ……本当に光ってる……!」
「えーと。青く光るだけの怪異だよ」
「實生は青鷺火っていうの? 綺麗な青色ね」
颯はびっくりしつつも気を取り直して、そう口にしたアヴィシアと實生のふたりを交互に見れば。
「お二人共翼を生かしてて素敵です!」
「實生君は青鷺かな、イカしたふわもふ翼で迷子の心配なくなりそうな」
帷もぴかぴか光る様を見れば、光る彼の大きな翼は確かに、どこから見ても目立ちそう。
そして皆の衣装を、わぁわぁ楽し気に見ていた颯であったが。
気が付けば、店に入って20分後――。
「ひゃえっ!? す、すみません……何にしようか考えてたら」
まだ自分が何の妖怪になるか、決めていなかったことに慌てるも。
「水蓮寺さんは鳥の妖怪はどうかな、お揃いになるし」
青い翼を光らせつつもそう提案してくれた實生の声を聞けば、お揃い……と。
「……それじゃあ僕も、お言葉に甘えて」
背中と頭にも小さな翼をつけて、黒い着物に傘を被って高下駄を履いた後、仕上げにおくるみを抱えれば――。
「お待たせしました!」
「颯さんも鳥の妖怪? 優しそうと恐そうな印象だけど何だろう」
そうふと首を傾ける帷に答える颯。
「姑獲鳥です。子供を攫っちゃう妖怪の」
「颯は姑獲鳥? 羽と着物、よく似合っていてとっても可愛いわ」
「水蓮寺さんも翼がよくお似合いですね」
アヴィシアと千草もお墨付きの、實生とお揃いの鳥の妖怪・姑獲鳥です!
そして、帷の選んだ妖怪の格好はというと。
(「……一目連でもしようかな」)
一目連は、片目な龍神とか天候を司る存在だとか聞いていたから、衣装やら龍っぽいものを探していたら。
ふとぴょこりと尻尾を振るアダマスに気づいて。
「アダマスが角やるのでも良いけれど」
そう言えば――ぴょこんっ。
すとんと飛び乗ったアダマスがおさまったその場所は、帷の肩の上。
「……肩車しようって意味ではなかったんだけど」
帷はそう口にするも、でも好きにさせておくことにする。横丁で逸れても困るし、なんて思ったから。
そして合作の一目連が、皆の前に姿を現せば。
「朝来野さんは片目になるとミステリアスです」
「朝来野さんは片目が隠れると印象が変わるね」
やはり印象深いのは、その一つ目と。
「帷は龍神様ね。……と、あら。ふふ、アダマス、素敵な特等席を見つけたわね」
「アダマスさんを肩車……羨ましいです」
「アダマスさん、見晴らしはどう?」
「あは、龍神様でもアダマスさんが乗ってると随分親しみやすいですね」
皆の言葉に満更でもなく尻尾と羽を揺らす、肩車されたアダマスの姿。
ということで、全員がそれぞれ無事に妖怪になれば。
スマートフォンを掲げる實生だけれど。
二口女な貸衣裳屋さんがシャッターを押してくれるというから。
お言葉に甘えて、皆で並んで、妖怪大集合な記念撮影を。
そして、いざ横丁巡りへと街へ出てみれば。
「どこもかしこも妖怪でいっぱい。まさに百鬼夜行ね」
自分達も仲間入りしている愉快な百鬼夜行に、アヴィシアは瞳を細めながらも。
「屋台も色々なものがあるわね、妖怪モチーフで可愛い」
「美味しそうな物いっぱい。これは手が沢山ある妖怪にしておくべきだったでしょうか」
千草は、気になるものを買ったら二本の腕で足りるのか、ちょっぴり今から不安に。
それほど目移りしてしまう妖怪横丁を、アダマスを肩車しつつ歩く帷も見回してみて。
「妖怪横丁の光景は見た目も面白いものが多いねぇ」
並ぶ店や屋台を見ていきながらも、わくわく思う。
縁日遊びで皆が得意なことを知るのも良いし。
(「食べるの好きそうなメンバー集まってることだから」)
……どんな味かの食リポ聞くのも楽しそうだ、なんて。
そんな帷の密かな期待に、早速応えるように。
「取り敢えず一反木綿の和クレープを抹茶でお願いします」
「私は……特大化け猫メロンパンにしようかしら」
もちもち生地の一反木綿でくるり巻かれた抹茶の和クレープを買ってみた千草と、特大化け猫メロンパンをゲットするアヴィシア。
そしてえっへん、でかでかと戦利品の猫ちゃんをアヴィシアは掲げて。
「分け合えるし……それにほら、とっても可愛いわ!」
「アヴィシアさんが掲げたメロンパン、とても可愛いです」
その大きさと可愛さに、千草もぱちぱちと拍手!
さらには、皆で食べるのなら、と。
「もんじゃころっけにたこ焼きだろ、後は、すすわたりのたこせんに一つ目白玉あんみつ、スライムわらび餅――」
あれも、それもと、もりもり購入しまくる實生。
そして颯も、きょろりと視線を巡らせながらも。
「ぬっぺふほふ団子に、化け猫どらやき、人魂あんみつ……! どれも可愛くて美味しそうで目移りしてしまいます」
ふと目に入った看板の文字を何気なく口に出して読み上げてみれば。
「えっと……『合言葉は“うらめしや”』――う、うらめしや……?」
購入時、合言葉を言った客には、大サービス!
クリームソーダに豪快に乗せられまくるのは。
「えっサービス? 待ってくださいそんなにアイス食べられませ……ああ……!」
てんこもりのアイス! 秘密の合言葉特典の、妖怪サービスなのです!
ということで、戦利品は文字通り山積み状態なのだけれど。
「大丈夫、皆と俺なら食べられる」
「實生も颯もいっぱいね。うふふ、みんなで分け合いましょうか」
何気に大食いな實生の頼もしい言葉を聞いて笑むアヴィシアも、勿論協力を。
それから、妖怪フードやスイーツだけでなく、ドリンクの調達も。
千草の瞳にぴかぴかと映るのは、めちゃ光っているしゅわしゅわ。
「いちご味の怪火サイダー、綺麗で美味しそう」
「光る怪火のサイダーは俺も気になっていて……青色ラムネが良いかなぁ」
頭上のアダマスはカステラ串をはむはむ、多少静かになっている様だから。
今のうちに、帷は青の怪火サイダーを買ってみて。
「朝来野さんの青色も綺麗ですね」
「飲み終えても部屋で飾る楽しみがあります」
「確かに飾る楽しみも残るかも」
サイダーを味わった後も、愉快に光る容れ物は今日のお土産にもなりそう。
千草もいちご味を買って、こくり――これで皆さんと乾杯、と。
そんなじいと怪火サイダーを見つめては真剣に選んでいたふたりの頬に――ひやり。
思わず瞳を瞬かせた千草と帷、そしてアダマスが振り返れば。
「いいもの発見?」
つめたーく冷やした妖怪大福の包みを当てて驚かした悪戯妖怪は、實生。
それから、アヴィシアが気になったドリンクは。
「妖術クリームソーダ。へえ、色が変わるの? とても不思議ね」
けれど色が変わるだけでなく、大人なカスタマイズだってできるというから。
「妖術クリームソーダは勿論アルコール入りで」
「私ももちろんリキュール入りに」
そう頷き合う實生とアヴィシアの言葉を聞けば、千草はそわり。
「来年はアルコール入りで乾杯が出来ます……楽しみです」
「うん、雪定さんはお祝いして飲もうな」
「千草はまた来年、飲めるようになったらみんなで飲みましょうね」
今回はまだお酒は飲めない千草だけれど、来年には年齢的に飲めるようになるから。
その時を楽しみにしつつ、今日も当然、目一杯楽しむつもり。
……さあ、持ちきれなかった美味しい物をいっぱい食べましょう、と。
妖怪ではないけれど、6本腕の阿修羅を通り越してやはり千手観音くらい手が必要だったかもしれないくらいの、山盛りな妖怪フードの戦利品にわくわく。
それから、やはりやたら盛り盛りな颯の手元に目を向ける。
「おや水蓮寺さん、山盛り……とてもアイスが好きなんですね」
「河童ちゃんのクリームソーダ、山盛りにして貰ってしまいました……」
おそるべし、うらめしや~な妖怪合言葉の大サービス。
これだけアイスを食べたら、ふるりと違う意味で震えちゃいそう。
そんなアイス盛り盛りのクリームソーダを手に、颯は隣の實生をちらり。
「ノンアルコールですが、僕も乾杯させてもらっても良いですか?」
「勿論だよ、水蓮寺さん」
「妖怪たちのお祭り、存分に楽しみましょう」
アヴィシアも實生に続いて、そう頷いて返す。
そう、選んだ飲み物が何であれ、全員の準備が整えば、それぞれの飲み物を掲げて。
實生はアダマスへと小さく手を振り、アヴィシアと帷にも準備いいかいと確認した後。
摩訶不思議で愉快な、このひとときに――乾杯!
皆で飲み物を掲げて合わせれば、帷はやはり心躍ってしまう。
「こういう夏の過ごし方も良いものだね」
しゅわりと妖しく光る怪火サイダーを口にしながら……乾杯してると妖怪たちの集会みたいにも思えて、なんて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【浮遊】LV2が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
【傀儡】がLV3になった!
【強運の加護】がLV3になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
ナスターシャ・プルートー
【七星】
・話し方
一人称は私
他者はフルネーム呼び
話し方は心情を参考に
・心情
ん、妖怪横丁で、妖怪の仮装をするらしい。
妖怪……色んな種類がいる。お星さまみたい。うん。
どんな仮装をするか……うん、雪女がいい。
私と、どこか似ている気がする……。お星さまも、そう言っている。
皆、どんな仮装をしてくるんだろう。きになる。
ぬりかべに…口裂け女に…のっぺらぼうに…蟹?
蟹……蟹も、妖怪なの……。ん、勉強になる。
・行動
お星さまの導きに従って(と本人は言って)、雪女の仮装をして妖怪横丁を歩く。
主に、皆と話しながらお菓子を食べる。
基本的に無表情で、他の仮装やお菓子の見た目には驚いたりはしないが、
目玉グミをつまんでじーっとみたり、興味深そうに眺めている。初めて見るから、新鮮。
他の参加者の仮装を見た感想は星に絡めたことを言ってるとよりよい。
アドリブ歓迎。
庵野・絵梨亜
【七星】
※アドリブ歓迎
・一人称は「エリーちゃん」、他人称は男性は「名前+くん」女性は「名前+ちゃん」、語尾にできる限り「~っす」
マリートヴァ(g10662)は「マリーちゃん」
・性格はハイテンション世話焼きガール
セブプラのみんなで遊びに来たっす♪
をを、日本人はエリーちゃんだけっすかね?(※名前的に)
それじゃーみんな、エリーちゃんについてくるっす~!
エリーちゃんは口裂け女の仮装っす!まっ、エリーちゃんが綺麗なのは当然っすけどね!
みんな仮装似合ってるっす♪こうやって練り歩くだけで楽しいっす~♪
あ…あと、マリーちゃんはちゃんと前見えてるっすか?だいじょぶっすか??
何はともあれ、スイーツっす!
ふぉー、いつもの浅草とは違うものが売ってるっすね!新鮮っす!
エリーちゃんはこれが気になるっす、キラしゅわサイダー!
ぴかぴか光るのがケミカルで綺麗っす~♪
みんなは何食べるっすか?
ユオ・ルスカ
【七星】
アドリブ歓迎
(名前)殿
絵梨亜さんはエリー殿
【心情】
妖怪を模した街並みに屋台とは興味深いですな。
驚かせ怖がらせるものが中心と思っておりましたがこういうものもあるとは。
それだけこの国の人々にとって身近な存在であったであろうことは、多種多様な妖怪が伝わることを思えば納得です。
異なる特色を持つ者達が一括りに在ると言うのは我等ディアボロスにも通じるところがあると言えましょう。
【行動】
我は蟹坊主と呼ばれる妖怪に肖り、袖が蟹鋏で背に甲殻の飾りの在る仏法僧の装いをします。
皆の仮装ひとつひとつを良く観察し、元となった妖怪を訪ねては感心した様に頷く。いずれも見事な仮装です。
横丁を歩く際は我が先頭を歩きましょう。
人混みの中を行くは体力が要りますし、それほど高く無いにせよ我がこの中では背丈も一番あります故。
とは言え浅草に詳しい訳でも無し。皆でゆっくり歩き屋台を堪能しながら行くとします。
我は妖怪の和雑貨、特につくも神を題材とした物が気になります。
長く使えば物に魂が宿る、これは我も共感できる良い思想ですな。
マリートヴァ・ズロービナ
【七星】
妖、物の怪、魔物……凡ゆる呼ばれ方でお馴染みの妖怪横丁〜。
この浅草の地を妖怪ムードで賑わすこと、とっても楽しそうだなってわたしも思う〜。
ではではみんなとこんにちは〜。
顔が無いのも吸血鬼の御業〜……のっぺらぼうの仮装なのだ〜。本所七不思議を騒がす妖〜。
みんな素敵な仮装で、吸血鬼も嬉しいよ〜(顔無い)
それでは一緒に歩こう〜、浅草で分からないものがあったら、この物知り吸血鬼に任せるのだ〜。
(みんなには内緒だけど新宿生まれなので浅草の知識はありありのあり〜)
ユオちゃんにナスターシャちゃんにエリーちゃんにアインスくん、とってもよき仮装ですな〜。
蟹坊主に雪女に口裂け女にぬりかべ。四つの妖が此処にあるならば浅草も暖かに〜……。
ふふ、大丈夫だよエリーちゃん〜。
妖怪のパワーは不可思議を〜、べしゃ(転倒)
……うん。前は見えてないのだよアインスくん。
一寸より先も闇〜。
ともあれ、共に楽しもう〜。
ふふ、目玉グミ、とても良きだよね〜。お目が高い〜。
他にも、つくも神といえば、こんなお話が〜……。
アインス・ツヴァイ
【七星】
旅団の皆と遊びに来たよ。
日本の妖怪は詳しくないから、本を借りて少し学んだぐらいだ。
皆で妖怪の格好をすると言うので、僕も倣ってみた。
"ぬりかべ"だ。
四角い着ぐるみから頭と手足を出している状態だね。
壁の妖怪だなんて、とても強そうだ。
……ちょっと歩きにくいし、肩から後ろが全く見えないから、ぶつからないようにしないとな。
皆の妖怪も面白いね。
本来どういう妖怪なのだろうか……?
露店がたくさんだ。屋台、と言うのだったか。
ふむ……これも妖怪にちなんだ食べ物が多いね。
僕も何か食べてみようかな。
……この妖怪の衣装、腕があんまり上がらないね。
後これは……転ぶと確実に自分で立てない……!
ふふ、妖怪とはこうも繊細な生き物なのか。
っていうかマリーさん、前見えてないの……!?
過酷すぎない……?
他の皆は……ちゃんと動いたり見えたりしてるんだね。良かった。
しかし、色んな妖怪がいるんだなあ……。
食べ物も色々あるし、目移りしてしまうね。
皆は何を食べるんだい?
待ち合わせは、浅草の街。
けれど、今日はいつもの浅草の風景とは、ちょっと……いや、かなり違っていて。
(「妖、物の怪、魔物……凡ゆる呼ばれ方でお馴染みの妖怪横丁〜」)
マリートヴァ・ズロービナ(祈りましょー・g10662)が足を向けるのはそう、妖怪横丁!
そして妖怪横丁と言うくらいだから、そんな街を闊歩するのだって妖怪だろうから。
まずはそれぞれ、妖怪になりきった格好で、待ち合わせを。
今回の妖怪横丁は、ワイルド・カードから、地獄変をエネルギーとする作戦が提案されて開催された納涼イベントなのだけれど。
そんなお化け尽くしな賑やかな横丁の入り口へと向かいながら、マリートヴァはこくりとひとつ頷く。
(「この浅草の地を妖怪ムードで賑わすこと、とっても楽しそうだなってわたしも思う〜」)
そして同じように、ユオ・ルスカ(Lopussa kiitos seisoo・g10632)も横丁の様子を観察しつつも。
(「妖怪を模した街並みに屋台とは興味深いですな」)
……驚かせ怖がらせるものが中心と思っておりましたがこういうものもあるとは、と新たな知見を得ることができたし。
けれど、よくよく考えてみれば。
(「それだけこの国の人々にとって身近な存在であったであろうことは、多種多様な妖怪が伝わることを思えば納得です」)
それも頷けると、ユオは思うのだ。
それに多種多様といえば、まさに自分達だってそう。
……異なる特色を持つ者達が一括りに在ると言うのは我等ディアボロスにも通じるところがあると言えましょう、と。
周囲を興味深そうに眺めつつ喧騒の中を、皆との合流場所へ向けて歩んで。
……ん、妖怪横丁で、妖怪の仮装をするらしい、と。
ナスターシャ・プルートー(星に祈りを・g10587)はきょろりと周囲を見回してみれば。
(「妖怪……色んな種類がいる。お星さまみたい。うん」)
それから、何の仮装をするかと考えた時、きらりと脳裏に閃いたのだった。
……うん、雪女がいい、って。
(「私と、どこか似ている気がする……。お星さまも、そう言っている」)
ということで、お星さまの言う通りに、雪女の格好をしてきたナスターシャであるが。
皆との待ち合わせ場所が見えてくれば、ちょっぴりわくわくそわり。
(「皆、どんな仮装をしてくるんだろう。きになる」)
それから、待ち合わせ場所に全員が揃えば。
「ではではみんなとこんにちは〜」
マリートヴァは改めて、今日の自分が変身した妖怪のことを告げる。
「顔が無いのも吸血鬼の御業〜……のっぺらぼうの仮装なのだ〜。本所七不思議を騒がす妖〜」
それから、くるりと視線を巡らせて続ける……みんな素敵な仮装で、吸血鬼も嬉しいよ〜、って。
いえ、顔無いのですけれど。
そんな旅団の皆と妖怪横丁に遊びに行くにあたって。
(「皆で妖怪の格好をすると言うので、僕も倣ってみた。日本の妖怪は詳しくないから、本を借りて少し学んだぐらいだ」)
妖怪について多少学んみてから臨んだというアインス・ツヴァイ(日進月歩・g10583)が、何の妖怪になっているかといえば。
「"ぬりかべ"だ。壁の妖怪だなんて、とても強そうだ」
選んだのはそう、ぬりかべ――つまり今の彼女は、四角い着ぐるみから頭と手足を出している状態である。
そして、庵野・絵梨亜(あの場所へ・g10660)とユオの仮装はというと。
「エリーちゃんは口裂け女の仮装っす! まっ、エリーちゃんが綺麗なのは当然っすけどね!」
「我は蟹坊主と呼ばれる妖怪に肖り、袖が蟹鋏で背に甲殻の飾りの在る仏法僧の装いを」
怪談の王道である口裂け女と、なかなかマニアックな蟹坊主。
そんな皆の格好を、雪女なナスターシャは改めて眺めてみて。
「ぬりかべに……口裂け女に……のっぺらぼうに……蟹? 蟹……蟹も、妖怪なの……」
ぱちりとそう、星のような金の瞳を瞬かせるけれど。
でもよく考えれば、お星さまが空に描く星座がこの中であるのは唯一、蟹だけ。
それに他の皆も、きっと星の導きで、それぞれその格好をしてきたのだろうと。
「ん、みんなたしかに、お星さまみたいにきらめいてるし……うん。勉強になる」
そうこくりと頷いて納得するナスターシャ。
それから、アインスはほぼ四角い壁状態だから。
(「……ちょっと歩きにくいし、肩から後ろが全く見えないから、ぶつからないようにしないとな」)
ちょこりと出ている手足を慎重に動かしつつ、背後にも注意しないとと意識しながらも。
「皆の妖怪も面白いね。本来どういう妖怪なのだろうか……?」
本には載っていなかった皆の妖怪の元ネタに興味を示して。
ユオも皆の仮装ひとつひとつを良く観察しつつ、訊ねる。
「我も皆の仮装の元となった妖怪が気になりますな」
そして、雪女やのっぺらぼう、ぬりかべに関する逸話を聞けば、感心したように頷いて。
自身も蟹坊主についてを掻い摘みつつ語りながらも、改めて皆を見て思うのだった――いずれも見事な仮装です、と。
ということで、それぞれ妖怪の姿にしっかり化けてきたから。
いざ、妖怪横丁散策へ出発! しようとした時だった。
絵梨亜はふと気づく。
「をを、日本人はエリーちゃんだけっすかね?」
そしてそう気づけば、えっへんちょっぴり胸を張って。
「それじゃーみんな、エリーちゃんについてくるっす~!」
唯一の地元民であるだろう自分についてくるように張り切って皆を促す絵梨亜。
いえ……確かに、名前的に見れば、そうなのですけれど。
「それでは一緒に歩こう〜、浅草で分からないものがあったら、この物知り吸血鬼に任せるのだ〜」
のっぺらぼうのお面ガードで日にもあまり当たってないからそんなにいつもよりは眠くないし。
自分を『ロシアで噂の吸血鬼』と称する系女子のマリートヴァであるから、みんなには内緒だけれど……実は、浅草の知識はありありのあり~な、新宿生まれなのである。
勿論、絵梨亜はそのことを知らないから。
「みんな仮装似合ってるっす♪ こうやって練り歩くだけで楽しいっす~♪」
名前的に、唯一の日本人である自分が案内役だとうきうきしながら、皆を手招いて。
「露店がたくさんだ。屋台、と言うのだったか」
アインスもちょっぴり視野は狭めだけれど、開いた目の部分から横丁の風景を眺めてみて。
「ふむ……これも妖怪にちなんだ食べ物が多いね」
……僕も何か食べてみようかな、なんて思った、その時であった。
ハッとアインスは気が付く。
「……この妖怪の衣装、腕があんまり上がらないね」
後これは……転ぶと確実に自分で立てない……! ということに。
そして、その身をもって体験し、学ぶのだった。
――ふふ、妖怪とはこうも繊細な生き物なのか、と。
そう、妖怪はとても繊細。
絵梨亜はわくわく横丁を巡りながらも、でも、今まで何気に気になっていたことを口にする。
「あ……あと、マリーちゃんはちゃんと前見えてるっすか? だいじょぶっすか??」
のっぺらぼうで顔がない、マリートヴァに。
そんな声のする方に、ない顔を向けてから。
「ふふ、大丈夫だよエリーちゃん〜。妖怪のパワーは不可思議を〜、」
――べしゃ。
明らかに前方不注意で、速攻転倒するマリートヴァ。
そんな一連の動きや様子を見れば、アインスは驚愕する。
「っていうかマリーさん、前見えてないの……!?」
「……うん。前は見えてないのだよアインスくん。一寸より先も闇〜」
まさかの、前が見えていなかった。
そしてそんな衝撃の事実に、こう呟かずにはいられない――過酷すぎない……? って。
妖怪とは、何という繊細で過酷な存在なのかと。
それをまざまざと思い知りつつも、そっと視線を巡らせてみて。
「他の皆は……ちゃんと動いたり見えたりしてるんだね。良かった」
そうホッとするアインス。
いえ、何気にのっぺらぼうの次点で動きにくいのは、ぬりかべなのですけれど。
とはいえ、過酷すぎるように見えるのっぺらぼうなのだけれど。
「ユオちゃんにナスターシャちゃんにエリーちゃんにアインスくん、とってもよき仮装ですな〜。蟹坊主に雪女に口裂け女にぬりかべ。四つの妖が此処にあるならば浅草も暖かに〜……」
当の本人は――ともあれ、共に楽しもう〜なんて、むしろ過酷そうではなく楽し気であるから。
「横丁を歩く際は我が先頭を歩きましょう」
……人混みの中を行くは体力が要りますし、それほど高く無いにせよ我がこの中では背丈も一番あります故、と。
ユオは、前が見えないマリートヴァや動きにくそうなぬりかべのアインスに気遣いしつつも、先頭を歩いて。
(「とは言え浅草に詳しい訳でも無し。皆でゆっくり歩き屋台を堪能しながら行くとします」)
「何はともあれ、スイーツっす! ふぉー、いつもの浅草とは違うものが売ってるっすね! 新鮮っす!」
同じくらい普通に動けると思われる絵梨亜が浅草のことは知っているようだから、道案内は彼女を頼ることに。
そしてナスターシャも、本人曰くお星さまの導きに従って雪女の仮装をしつつ、妖怪横丁を歩きながらも。
「しかし、色んな妖怪がいるんだなあ……。食べ物も色々あるし、目移りしてしまうね。皆は何を食べるんだい?」
「エリーちゃんはこれが気になるっす、キラしゅわサイダー! ぴかぴか光るのがケミカルで綺麗っす~♪ みんなは何食べてるっすか?」
アインスと絵梨亜に聞かれれば、ふと店頭で見つけたものにそっと近寄って。
無表情でじーっと見つめ合うのは、ぎょろりつぶらな目玉グミ。
他の人の仮装や、見つめている妖怪お菓子の見た目には驚いたりはしないが、ナスターシャは思う……初めて見るから、新鮮、と。
それから主に皆と話しながらお菓子を食べて、楽しく横丁をお散歩を。
そして、そんなナスターシャの様子に、マリートヴァも仮面の下で自前の瞳を細める。
「ふふ、目玉グミ、とても良きだよね〜。お目が高い〜」
それから、ユオが気になるものといえば。
「我は妖怪の和雑貨、特につくも神を題材とした物が気になります。長く使えば物に魂が宿る、これは我も共感できる良い思想ですな」
そして、長い年月を経た道具に霊魂が宿ったものといえば……そう、つくも神。
妖怪和雑貨屋に進路を取ってから、まさにこの妖怪横丁の雰囲気にもぴったりな話をマリートヴァは始めるのだった。
「他にも、つくも神といえば、こんなお話が〜……」
今度は転倒しないよう、のっぺらぼうの仮面の下の自前の口から――楽しく皆と、横丁を巡りながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【照明】がLV2になった!
【パラドクス通信】がLV5になった!
【壁歩き】がLV2になった!
【友達催眠】がLV3になった!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV5になった!
咲樂・祇伐
🌸樂
下町・妖怪横丁…賑やかでわくわくしますね!
お兄様とお姉様…ついでに弟(春祝)と一緒…家族揃ってのお出かけなんて久しぶりだから尚更
皆でお揃いな桜猫又の格好もお気に入り
お兄様は光猫又?すごい目立ってますね…光ってますよ
お姉様も春祝もっ
大丈夫
私はお兄様の傍におります
…お言葉に甘えて…
クレープ買って?なんて甘えて
一反木綿の和クレープは苺と白玉と生クリームをたっぷり添えていただきます!
可愛くて美味しくて幸せ!
え?お兄様の大福をわけてくれるの?
フルーツ大福、すきなの。嬉しいな
あっ、お姉様に意地悪しちゃダメですよ?
…私は春祝に素直に接せられないから…無垢に接するお姉様が少し羨まし、なんて!前を歩く、仲良しなふたりを後ろから見守り…そんなことを思ったり──してませんよ?
お兄様につつかれた頬をむうと膨らませる
何時だって見通しなのね
射的?
楽しそうです!
景品もなんだか不思議な雰囲気…競走なら負けませんよ?
私が勝ってしまったならば、何をご馳走になろうかなんて皮算用
よく狙って、当ててみせます!
(結果等お任せ
誘樂・春祝
🐈⬛樂
すごいな…俺たちの為に用意された催しか
人々の真心が伝わってくるようだ
目一杯、楽しませてもらおうか
愛猫のポヌもなぁと鳴いてご機嫌だ
ハレの空気に包まれて気分も自然によくなってくる
俺は黒猫又…まぁ、いつもとあまり変わらないか
……姉さん、そいつから離れた方がいい…やたら眩しい
電球でも仕込んでるのか?
いっそ他人のフリをしたいくらいだ
姉さんをみて鼻血なんか出したら足踏んでやる
こそりと呟くも届いてはいないだろうな…密やかにため息をつく
じゃあ俺はいちご妖怪カステラ串にしよう
勿論、神樂の奢りで
…気前はいいよな
姉さんばかり特別扱いなのは仕方ないことなのか
…祝或姉、俺のいちご妖怪カステラを分けてあげる
ほら、アサにも
わ!祝或姉!あまりはしゃぐと転んでしまうよ!
手を引かれつつ焦ってついていく
振り向けば、アイツ!姉さんの頬をつついて!
射的、か
懐かしいな…俺、こういうのはなかなか得意だよ
豪華ならやはりあれを狙うか
射的の弾で落ちるのか謎だ
やるなら勝つよ
特に神樂、お前には負けられない
ポヌ、いくぞ!
(結果等お任せ
咲樂・神樂
⚰️樂
賑わってるわねー!
お祭りってあたし好きなのよね
皆で来れてよかったわ!
あたしは光猫又よ!どう?
ピカピカで光を感じるでしょ!
む!祝或も春祝も失礼ね
あたしにはやはり祇伐という女神しかいない…なんでも好きなの買ってあげちゃう!
かぁいい妹は、今日もいっとうに可愛いのよ!鼻血出るかと思った…春祝、なんか言った?
仕方ないわね…
皆の分も奢ってあげる!好きなのを食べるがいいわ
あたしは妖怪大福よ
祇伐、フルーツ大福好きでしょ?分けてあげる
祝或はだめー!
ふふふ!いいのよ、ほら…春祝がわけてあげてるから!
何時だって祇伐があたしの特別
ずんずん進んでいく祝或と、仕方ないなって感じで着いていく春祝の後ろ
祇伐の隣を歩きながら色んなお店を見てまわりましょう
…あの二人は仲良しだけど
あたし達だってそうでしょ?素直じゃないかぁいい子の頬をツンとつつく
あ、射的ね
皆で挑戦してみない?
一番豪華な景品を当てた人が勝ち!
勝者は一つお願いを叶えてもらえるってこと
…さて、何が当たるかしら!
どんな景品が当たって
誰が勝ったのかは…(お任せ)
咲樂・祝或
✨️樂
わーい!妖怪横丁だ!
わたし、こういう雰囲気大好き!
子ペンギンのアサちゃんも大喜び!
皆でお祭りってほんと久しぶりだね
懐かしくてけれど新鮮な気持ち
わたしはペンギン猫又なんだから!
……シュー!わたしも同感
神樂から離れよ…ちょっと恥ずかしい
だって視線感じるもん!
…シキは神樂には甘いんだから
わたしもー!わたしは化け提灯のアイスもなか食べる!中のアイスは黒ごまね!
神樂は大福?わたしも食べ……あー!ケチなんだ!
ちょっとした悪戯に頬を膨らませる
シューは優しいね
ヨシヨシしてあげる!いちご妖怪カステラは貰っちゃう
アサちゃんも食べるって!
わたしのもなかも食べていーよ!
あ!あのサイダーなんだろ!
シューの手を引っ張って、はやくはやくときょうだい達の前を往く!
わたしが一番お姉ちゃんだもん
甘いのの次はしょっぱいのもいいなー……ん?射的?
ふぅん…大きいペンギンぬいぐるみあるじゃん
わたし、あれを狙う!
勝負ならわたしだって負けないんだから!
神樂、その言葉…後悔してもしらないよ
キリッと構えてぱーんと打つ!
さて、結果は…
訪れた下町はいつだって活気に溢れているけれど。
でも今日は何だかちょっぴり不思議で、いつも以上に愉快で賑やか。
だって、今日の浅草には、特別な妖術がかけられているから。
「わーい! 妖怪横丁だ! わたし、こういう雰囲気大好き!」
そう、咲樂・祝或(『忘却の匣舟』・g00552)が思わずはしゃいじゃうような、妖怪横丁に変化していて。
祝或と一緒によちよちキャッキャ、子ペンギンのアサちゃんだって勿論大喜び!
そんなお化けがいっぱいの横丁をくるりと見回しながら。
「すごいな……俺たちの為に用意された催しか。人々の真心が伝わってくるようだ」
誘樂・春祝(招喜猫・g10644)は澄んだ桜の双眸の細め……目一杯、楽しませてもらおうか、と紡げば。
ポヌも尻尾をふりふり、なぁと鳴いて、ご機嫌な様子。
それに、夏らしい空は清々しいほどの晴天で、暑いけれど時折吹く夏風が心地良くて。
春祝も自然とポヌと共に尻尾をゆうらり……ハレの空気に包まれて気分も自然によくなってくる、って。
今回のイベントは、地獄変のエネルギーをチャージするべくワイルド・カードから提案されたものだが。
この話を聞いた新宿島の一般人の皆もイベントを楽しみにしていて、張り切っているようだ。
そして、ほわほわと咲樂・祇伐(花祇ノ櫻禍・g00791)が笑みを咲き誇らせるのは。
「下町・妖怪横丁……賑やかでわくわくしますね!」
賑やかで楽し気なお祭りに、心が躍ることも勿論なのだけれど。
「賑わってるわねー! お祭りってあたし好きなのよね。皆で来れてよかったわ!」
「皆でお祭りってほんと久しぶりだね。懐かしくてけれど新鮮な気持ち」
兄の咲樂・神樂(離一匁・g03059)や姉の祝或と、同じように。
(「お兄様とお姉様……ついでに弟と一緒……」)
……家族揃ってのお出かけなんて久しぶりだから尚更、って。
それに何より、とってもお気に入りなのだ。皆でお揃いな桜猫又の格好も。
とはいえ、ひとことに桜猫又といってもそれぞれに、らしさがあって。
「わたしはペンギン猫又なんだから!」
「俺は黒猫又……まぁ、いつもとあまり変わらないか」
アサとお揃いの姉のペンギン猫又に、弟の安定の黒猫又をほんわか見つめた後。
祇伐は、色々な意味で次に視線を向けた兄に目を奪われてしまう。
「あたしは光猫又よ! どう?」
「お兄様は光猫又? すごい目立ってますね……光ってますよ」
「ピカピカで光を感じるでしょ!」
めっちゃ光っている、光猫又な神樂に。
いや、光っている本人はすごく満足げにどや顔しているのだけれど。
「……姉さん、そいつから離れた方がいい……やたら眩しい」
あからさま過ぎるくらい眉を顰めつつ、春祝がジト目を光る神樂に向ければ。
「……シュー! わたしも同感」
祝或も、うんうんと大きく首を縦に振る。
だって、やたらめちゃピカピカしているのだから。
「電球でも仕込んでるのか? いっそ他人のフリをしたいくらいだ」
「神樂から離れよ……ちょっと恥ずかしい。だって視線感じるもん!」
そんな、ささっと神樂から離れて他人顔しようとするふたりに、祇伐はふるりと首を横に振って。
「お姉様も春祝もっ」
「む! 祝或も春祝も失礼ね」
……大丈夫、私はお兄様の傍におります、って。
光る神樂に、ふたりが離れんとする分、余計に寄り添えば。
「あたしにはやはり祇伐という女神しかいない……なんでも好きなの買ってあげちゃう!」
「……シキは神樂には甘いんだから」
祝或にそう言われたって、神樂はるんるん。
「かぁいい妹は、今日もいっとうに可愛いのよ! 鼻血出るかと思った……」
「姉さんをみて鼻血なんか出したら足踏んでやる」
「……春祝、なんか言った?」
そして、こそりと呟いた春祝は、並ぶふたりの様子をちらりと見てから。
密やかにそっとため息をつく――届いてはいないだろうな……なんて。
けれど、折角の家族揃ってのお出かけなのだから。
「仕方ないわね……皆の分も奢ってあげる! 好きなのを食べるがいいわ」
そう太っ腹に言った神樂を祇伐は見上げて。
……お言葉に甘えて……クレープ買って? なんて甘えてみれば。
秒でいっぱい、クレープ奢られちゃいます!
ということで、祇伐がおねだりしたのは、苺と白玉と生クリームをたっぷり添えた一反木綿の和クレープ!
もちもち一反木綿生地と甘やかな具材をはむりと一緒に口に含めば。
「可愛くて美味しくて幸せ!」
「わたしもー! わたしは化け提灯のアイスもなか食べる! 中のアイスは黒ごまね!」
「じゃあ俺はいちご妖怪カステラ串にしよう。勿論、神樂の奢りで」
そんなほくほく笑んでクレープを食べる祇伐にすかさず続いた祝或と春祝にも、勿論ご所望の品を神樂が奢ってあげれば。
「……気前はいいよな」
そう呟きつつ、てしてししてくるポヌと一緒に春祝もはむり。
そして皆に奢るのも勿論のこと、自分の分だってきちんとゲット。
「あたしは妖怪大福よ」
それから、幸せそうにクレープを口にしている祇伐へとにこにこ。
「祇伐、フルーツ大福好きでしょ? 分けてあげる」
「え? お兄様の大福をわけてくれるの? フルーツ大福、すきなの。嬉しいな」
祇伐にも、ゆるかわ妖怪フルーツ大福をお裾分けした神樂だけれど。
「神樂は大福? わたしも食べ……」
「祝或はだめー!」
先程他人のフリをしようとした仕返しか、祝或にはそう悪戯っぽく返して。
「……あー! ケチなんだ!」
そんなちょっとした神樂の悪戯に、ぷぅと頬を膨らませる祝或。
けれど、わかっているから。
「あっ、お姉様に意地悪しちゃダメですよ?」
「ふふふ! いいのよ」
ほら……、なんて祇伐に神樂が目配せしたと同時に。
(「姉さんばかり特別扱いなのは仕方ないことなのか」)
むぅとそう思いながらも、春祝は祝或へと視線を移して。
「……春祝がわけてあげてるから!」
「……祝或姉、俺のいちご妖怪カステラを分けてあげる。ほら、アサにも」
神樂が祇伐にそっと言った通り、自分のいちご妖怪カステラを祝或とアサにもお裾分けする春祝。
それから神樂は、愛しい妹の耳元でそっと囁く――何時だって祇伐があたしの特別、って。
祝或も、分けて貰ったいちご妖怪カステラは遠慮なく。
「シューは優しいね、ヨシヨシしてあげる! アサちゃんも食べるって!」
うんと手を伸ばして頭をなでなでしてあげんとしつつも、自分のさくさく冷たいお化け提灯をお返し。
「わたしのもなかも食べていーよ!」
ふたりで仲良く交換こ。
そしてアサと一緒に、貰ったいちご妖怪カステラをほくほく食べ終われば。
祝或がふと見つけたのは、しゅわしゅわなピカピカ。
「あ! あのサイダーなんだろ!」
シューの手を引っ張れば、はやくはやくときょうだい達の前を往きます!
だって、わたしが一番お姉ちゃんだもん、なんて。
そして不意にぐいっと引っ張られ、思わず瞳を見開きながらも。
「わ! 祝或姉! あまりはしゃぐと転んでしまうよ!」
祝或に手を引かれつつ、焦ってついていく春祝。
そしてそんな、ずんずん進んでいく祝或と、仕方ないなって感じで着いていく春祝の後ろから。
祇伐と色んな店を一緒に見て回らんとしていた神樂は、ふたりを見つめる隣の姿をちらり。
(「……私は春祝に素直に接せられないから……無垢に接するお姉様が少し羨まし、なんて!」)
前を歩く、仲良しなふたりを後ろから見守り……。
「……あの二人は仲良しだけど、あたし達だってそうでしょ?」
向けられた声に……そんなことを思ったり──してませんよ? なんて視線を返せば。
素直じゃないかぁいい子の頬を、神樂はツン。
そして祇伐は、そうつつかれた頬をむうと膨らませる……何時だって見通しなのね、なんて。
でも、それ以上にむむうと、気に食わない表情を宿すのは。
「……アイツ! 姉さんの頬をつついて!」
振り向いてそれを目撃した春祝であった。
そして祝或は、賑やかな横丁を再びきょろり。
「甘いのの次はしょっぱいのもいいなー……ん? 射的?」
ふと目についたのは、射的屋台……の景品。
「ふぅん……大きいペンギンぬいぐるみあるじゃん」
そう足元のアサを見つめながらも、見つけてしまえば、勿論!
――わたし、あれを狙う!
早速大きいパンダ目当てで、射的屋台へ。
「射的、か。懐かしいな……俺、こういうのはなかなか得意だよ」
「射的? 楽しそうです! 景品もなんだか不思議な雰囲気……」
そう何気に張り切る春祝と、祇伐も興味津々、春祝に続けば。
「あ、射的ね。皆で挑戦してみない?」
神樂はそれから皆に、こんな提案も。
……一番豪華な景品を当てた人が勝ち! なんて。
「勝者は一つお願いを叶えてもらえるってこと」
「神樂、その言葉……後悔してもしらないよ」
……勝負ならわたしだって負けないんだから! って。
早速しゃきんと銃を握る祝或に、祇伐も瞳を細めつつ。
「競走なら負けませんよ?」
私が勝ってしまったならば、何をご馳走になろうか……なんて、早速皮算用。
そして銃を手に、春祝は並ぶ景品を品定めして。
「豪華ならやはりあれを狙うか」
……射的の弾で落ちるのか謎だ、なんて狙う獲物をじっくり観察し定めながらも。
気合十分、端的に紡ぐ。
「やるなら勝つよ」
――特に神樂、お前には負けられない、と。
ということで!
……ポヌ、いくぞ!
……よく狙って、当ててみせます!
……キリッと構えてぱーんと打つ!
一斉に、じゃきんっと銃を構えれば。
神樂も、そんなやる気満々な皆に笑み咲かせながらも。
……さて、何が当たるかしら!
いざ、ぐっと引き金をひけば。
――勝負の行方は!
「あっ!」
全員の弾が、大きいペンギンぬいぐるみに同時に大当たり!!
きっと、ひとりふたりで撃っても倒れなかっただろうくらい大きな、もふもふペンギンが――ゆらゆら、ころんっ。
ということで、今回の射撃勝負の結果は――チーム・桜猫又の勝利!
そして、もふっと順番に抱っこする大きなペンギンさんも一緒に、妖怪横丁巡りをまだまだ楽しみます!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】がLV2になった!
【強運の加護】がLV4になった!
【友達催眠】がLV4になった!
【プラチナチケット】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV5(最大)になった!
アンジェリー・ビーティリィ
お化けのイベントかー。普段あまり行かないけどちょっと見てみようかな
ボクもちょっとコスプレしてみようっと(雪女ベースの服装に目のような装飾や猫又を思わせる付け耳と付け尻尾)
妖怪モチーフの食べ物、色々食べてみよう!
まずはこの怪火のキラしゅわサイダーのライムグリーンのやつを飲んでみようかな。お、これはラズベリーとミントみたいな味だ!この茶色っぽいのはメロンとコーラがミックスされてておいしい!
次はこのクレープ!メロンと白いちごとクッキー&クリームのやつはあるかなー?
前後しちゃったけど食事系のメニューも見てみよう!
網切風の天むす、九尾の狐みたいにとり天を乗せた塩焼きうどん、ぬりかべのような溶岩プレートで焼いたお好み焼き・・・
色んなものがあって目移りしちゃうね!
あ、このいちご妖怪カステラ串、いちご飴みたいに飴でコーティングとかできたりするかな?
ひとしきり食べ終わったらあそこの妖怪コスプレしている人たちと記念撮影するのもいいかも?
夏真っ盛りのこの日、訪れた下町はとても賑やかで。
今回、アンジェリー・ビーティリィ(インセクティアの航空突撃兵・g00570)が足を運んでみたのは、話に聞いてちょっぴり興味が湧いたから。
(「お化けのイベントかー。普段あまり行かないけどちょっと見てみようかな」)
そう、今日の浅草はいつもと違って、お化けたちがいっぱいな妖怪横丁になっているのだという。
そして妖怪横丁に行くとなれば、やっぱり。
「ボクもちょっとコスプレしてみようっと」
雪女ベースの服装に、目のような装飾をつけてみて。
猫又を思わせる付け耳と付け尻尾もぴょこり、アンジェリーも妖怪に変身です!
ということで、わくわくそわりと妖怪横丁を見回しながらも、まず楽しんでみるのは。
(「妖怪モチーフの食べ物、色々食べてみよう!」)
そしてふと見つけたのは、しゅわしゅわぴかぴか。
「まずはこの怪火のキラしゅわサイダーのライムグリーンのやつを飲んでみようかな」
妖しく容器が光る、緑色のサイダーを頼んでみて。
そうっと口にしてみれば、思わず付け尻尾もゆらゆら。
「お、これはラズベリーとミントみたいな味だ! この茶色っぽいのはメロンとコーラがミックスされてておいしい!」
大好きなメロンの味に、ぱあっと瞳を輝かせて。
美味しく爽やかに喉も潤えば、再び横丁をてくてく。
「次はこのクレープ! メロンと白いちごとクッキー&クリームのやつはあるかなー?」
もちもち一反木綿な生地のクレープ屋へ。
そしてアンジェリーの声を聞いた河童な店員さんが作ってくれたのは、ご所望のメロンと白いちごとクッキー&クリームのクレープ!
はむりと口にすれば広がるのは、ほわほわ美味しい甘い幸せ。
それからクレープもぺろりと食べ終われば、まだまだおなかはいっぱいではないから。
(「前後しちゃったけど食事系のメニューも見てみよう!」)
今度は、甘くない妖怪フードを見て回ることにして。
網切風の天むすに、九尾の狐みたいにとり天を乗せた塩焼きうどん、ぬりかべのような溶岩プレートで焼いたお好み焼き――。
「色んなものがあって目移りしちゃうね!」
美味しそうで面白い妖怪ごはんの数々に、きょろきょろ。
それから、気になる物を買ってははむはむと食べて、ご馳走様……のその前に。
「あ、このいちご妖怪カステラ串、いちご飴みたいに飴でコーティングとかできたりするかな?」
甘い物と可愛いものは別腹です!
そしてぱりぱりのいちご飴にしてもらって、ほくほく再度スイーツを堪能すれば。
足を向けてみるのは、たくさんのお化けたちが集まっている妖怪イベント広場。
折角、アンジェリーだって今日は妖怪なのだから。
青のツインテールと付け尻尾を揺らして、妖怪コスプレをしている人たちの仲間入り。
楽しくてこわーいポーズを取りつつも、ぱしゃりと――お化けたちの妖怪記念撮影に参加です!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV5になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
沓水・弥尋
妖怪横丁、聞けば聞くほど行きたくなっちゃってさ。
一人でぶらぶらもいいけど、折角なら…!ってことで。
凪都と話してみたかったんだよねえ
ねえ、良かったら一緒に屋台巡りしない?
年もわりと近くて同じ妖狐でもある凪都に興味を隠さずに声掛けて。
食べて良し遊んで良しの屋台巡りのお誘いに。
俺達って妖狐だし、仮装要らずの妖怪なのでは…?
なーんて。冗談も交えつつ。
色んな出店があって迷うなあ…。
迷うけどまずは…アイスもなか!
暑いしやっぱ冷たいの食べたくなる…!
あ、化け提灯になってるやー。面白いー
味はどうしよ…、んー、抹茶かな
凪都は何味にする?
あ、凪都の行きたいとこも教えてねー
凪都の好きな物とかも知ってみたい!
何を選ぶのかに興味津々に
あ、射撃もやってみない?
不思議な景品ってのも気になるし!
上手く当てれるかなー?
射撃初めてなんだよな…凪都はやったことある?
取れるか取れないかは運任せ。
二人の腕前はいかに…?
食べて遊んで、妖し狐達の横丁巡り。二色の耳尾ゆらゆらり。
どんな結果だって、夏の記念の思い出になるのは変わりなし。
浅草の街が、この日だけ妖怪横丁にどろんと変化するって耳にして。
(「妖怪横丁、聞けば聞くほど行きたくなっちゃってさ」)
一人でぶらぶらもいいのだけど、折角なら……! ってことで。
……ねえ、良かったら一緒に屋台巡りしない? って、沓水・弥尋(繋・g08834)がそう声をかけてみたのは、妖怪横丁のことを話してくれた彼。
年もわりと近くて同じ妖狐でもある凪都と、話をしてみたかったということもあったし。
興味を隠さずに誘ってみたのは、食べて良し遊んで良しの屋台巡り!
勿論そんなお誘いに、一緒にいきたい、って狐尻尾をゆらりら、わくわく頷く凪都に。
「俺達って妖狐だし、仮装要らずの妖怪なのでは……?」
なーんて、冗談も交えつつ言えば。
「あ、確かに……」
生真面目にぱちりと瞳を瞬かせるその様子に笑って。
「色んな出店があって迷うなあ……」
「弥尋は何か気になるもの、ある?」
「迷うけどまずは……アイスもなか! 暑いしやっぱ冷たいの食べたくなる……!」
ということで、ふたりで尻尾をゆらゆら、まず向かったのは、アイスもなか屋さん。
けれど、やはりここは、妖怪横丁なのだから。
「あ、化け提灯になってるやー。面白いー」
「見つめられたら、かわいくて、ちょっぴり食べづらくなっちゃうかも……」
ゆるかわなお化け提灯のもなかを、ふたりで並んで見つめた後。
「味はどうしよ……、んー、抹茶かな。凪都は何味にする?」
「俺はね、えっと……いちごミルクにしようかな」
それから、じいとお化け提灯さんと見つめ合ってしまう凪都に、弥尋は笑って。
「あ、凪都の行きたいとこも教えてねー。凪都の好きな物とかも知ってみたい!」
何を選ぶのか、興味津々に訊いてみれば。
「俺はね、猫さんがすごく好きだよ。あとはね、料理したりとか本を読んだりとか……」
「狐じゃなくて、猫?」
狐なのに猫が大好きという言葉に、ぱちりと瞳を瞬かせるも。
「じゃあ、猫又の人形焼きなんてどう? あ、もしかして猫さんだと食べられない?」
悪戯っぽく言えば、大丈夫、美味しくいただくから! なんてきりりと返ってきて、また笑っちゃって。
「料理や本も好きなんだー。化け猫雑貨屋とか古書店とか、あるかな?」
「そういうお店見かけたら、寄ってもいい?」
そうふたりで話しながらも歩いていたら。
「あ、射撃もやってみない? 不思議な景品ってのも気になるし!」
……上手く当てれるかなー? なんて、早速挑戦してみることにして。
「射撃初めてなんだよな……凪都はやったことある?」
そして、俺はゲームは結構得意、なんて気合十分な彼と一緒に、しゃきんと銃を構えて。
取れるか取れないかは運任せ、二人の腕前はいかに……?
「あっ、当たった! 凪都も上手!」
「……実は、これの隣のを、狙ってたんだけど……でも取れたから、いっか」
「凪都も? 実は俺も、違うの狙ったんだけど……取れたから良し、ってことで!」
「てか、これなんだろ? ぴかぴか光る骸骨のフィギュア……?」
「俺の謎の妖怪マスコットも、ちょっとシュールかも……あ、ここ押したら不気味に笑い出した……!」
どんな結果だって、珍妙な戦利品もまた、夏の記念の思い出になるのは変わりなし。
そして、白黒の狐耳尻尾が仲良く楽し気にゆらゆらり――まだまだ続くのは、いっぱい食べて遊んで笑い合う、そんな妖し狐達の横丁巡り。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV3になった!
効果2【凌駕率アップ】がLV3(最大)になった!
ニーニ・ニニ
【黒猫亭】
妖怪のお祭り!…ハロウィン、みたいなものでしょうか?
まずは貸衣裳屋さんで、ぼく達も妖怪に変身です!
ぼく、河童さんになりたいですよ!
頭にお皿を乗せて、甲羅のリュックを背負って……ペペンには、きゅうりの着ぐるみを着てもらいますね。
河童と言えば、きゅうりですから!
皆の妖怪姿も、とっても素敵なのです。
いつもと違う街を、いつもと違う皆と一緒に楽しむですよ!
出店もなんだか不思議なのです。
金魚掬いは、キラキラのプールで泳ぐ金魚が人魂のようにも見えますね……あ!ぼくも射的、やってみたいです!
ひんやりペンギン抱き枕が欲しいのですよ!
…大物なので、橙花と同時射撃で狙ってみましょう。えーい!
屋台で遊んだら、お腹がぐぅ。
くるくるクレープ、いただきまーす!
ぼくは、白玉と餡子、それから苺をたっぷりにしてもらいました!あまあま、もちもちです!
リスティはしゅわしゅわ、大丈夫です?
アインは、メロンパン気になるですか?…実はぼくも気になっていたので。よかったら、皆でわけっこします?
如月・アイン
【黒猫亭】
妖怪をモチーフにした夏祭りかぁ…とっても楽しそうだね。
まずは妖怪貸衣裳屋に行って、妖怪の衣装を借りよう。
折角のお祭りだし、妖怪の格好で楽しみたいよね。
ボクはネコミミのパーカーと付け尻尾を借りて化け猫風の仮装にするよ。
皆はどんな衣装にしたかな?
衣装を借りたら、皆で出店を回ろう。ボクは射的とかやってみたいかな。
あ、あの黒い猫又のぬいぐるみとか良さげかも…よーし、頑張って落とすよー。
一人で落とせないなら、皆に協力してもらって同時撃ち!力を合わせれば落とせるよね。
射的を楽しんだら、スイーツを楽しむ番だね。
折角だから一反木綿の和クレープを頂くよ。具材はあんこと生クリーム、白玉って感じだね。
生クリームとあんこの組み合わせ、とっても合うねー。白玉団子ももちもちで美味しい♪
…リスティさんは炭酸は苦手?
こっちに普通のブドウジュースタイプのもあるよー。
後、特大化け猫メロンパンも気になる所…大きいなら、皆で分けて食べるのもありかな?
可愛いからちょっと罪悪感が有るけど、美味しくいただきます。
リスティ・ユーフォニアス
【黒猫亭】
おねーちゃんと、おでかけー!
あまいの、いっぱい、たべるぅー
(自分より年上の女性(外見)は全員「おねーちゃん」呼び。
逸れないよう誰かと手を繋いで歩いていく
漢字は読めないが見た目と香りで美味しそうか判断)
おいしそーな、の、いっぱい…
あれ、ほしー…(妖怪大福)ふるーちゅ、いっぱい…
(妖怪とかはよく知らないので躊躇無く食べれる)
み…にゃーにゃー、たべるの、かわい、そー…
(黒猫型どら焼きは見た目で躊躇して食べない)
にゃ、ぴええぇ…おくち、ぴりぴりしゅるぅ…
(怪火のキラしゅわサイダー等の刺激物や苦い味はとても苦手。でも見た目に惹かれて飲みたがる)
【その他】
基本的に平仮名で途切れ途切れに喋る。
色んなものに興味を示すが、綿飴や蕨餅の噛み応えのない物は食べたがらない。
飴玉は噛み砕くタイプ。
新城・橙花
【黒猫亭】の皆と参加するよー。
皆自分より年下だから~ちゃん、呼びだねー
(年上の場合はお姉さん、お兄さん)
まずは仮装・・・だけど、耳と尻尾がねー。
仕方ないから耳まわりの毛を白くして、尻尾は8個つけ尻尾増やしてもふもふ九尾に化けようっと(化けていない?)
他の皆と一緒にあちこち冷やかしながら歩くよー。
そして射的だねっ。
いつも大剣振り回したり呪詛かけたりしているから、銃はあまり得意じゃないけど、猫さんの置物狙おうかなー。
(ポンっとコルク弾跳ね返されつつ)
「何あれ、本当に落ちるのー?」(お約束)
一人はどうしようもないから、他の人と同時射撃してみるねー、これって規則違反だったりするのかな??
いくつか軽めのプラスチック猫さんを確保したら、アイテムポケットに入れておいて、次は甘味だねっ。
一反木綿の和クレープでばなな味希望だよー。
え、巨大メロンパン?
うん、皆で手分けして食べようねー。これがしぇあって言うんだっけ?
浅草がいつもよりも賑やかなのは、街がお化けだらけになっているから……!?
だって、今日の浅草の街は、妖怪横丁に変わっているのだから。
そんな楽し気な雰囲気の中、如月・アイン(アイゼン・ヘクセ・g01817)はきょろりと視線を巡らせて。
「妖怪をモチーフにした夏祭りかぁ…とっても楽しそうだね」
「妖怪のお祭り! ……ハロウィン、みたいなものでしょうか?」
ニーニ・ニニ(雪陽の子猫・g08923)もペペンと一緒に、妖怪横丁のお祭りへ。
そして、ふわり夏風に乗って漂ってくる良い匂いに、リスティ・ユーフォニアス(人間のデーモンイーター・g08528)もわくわく。
「おねーちゃんと、おでかけー! あまいの、いっぱい、たべるぅー」
色々な見慣れぬものに興味津々、おねーちゃん達に甘えるように、迷子にならないよう手を繋いでもらいながらもご機嫌にとてとて。
そして、賑やかな妖怪横丁を巡る、その前に。
「まずは妖怪貸衣裳屋に行って、妖怪の衣装を借りよう」
……折角のお祭りだし、妖怪の格好で楽しみたいよね、って。
街が妖怪横丁になっているのなら、自分達も妖怪になりきっちゃおうというわけである。
ということで、アインが変身した妖怪は、やっぱり猫さん!
ネコミミのパーカーと付け尻尾を借りて、化け猫風の仮装にしてみれば。
「皆はどんな衣装にしたかな?」
皆がどんな妖怪になっているのか、興味津々。
けれど、新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)は何だか悩ましげ……?
「まずは仮装……だけど、耳と尻尾がねー」
どうしても自前の耳尻尾がある事情上、やれる仮装の選択肢がとても狭くなっているのである。
いや、何もしなくても妖狐なのだから、妖怪だといえばそうなのだけれど……でもそれではちょっぴり寂しいし。
色々と考えてみて、橙花が変身してみたのは。
「仕方ないから耳まわりの毛を白くして、尻尾は8個つけて尻尾増やして……もふもふ九尾に化けようっと」
そう、妖狐は妖狐でも、九尾の狐!
……いや、化けていない? いえいえ、多分きっと化けています!
そして、ニーニとぺペンも、妖怪に変身!
「ぼく、河童さんになりたいですよ!」
そうそっと頭にお皿を乗せて、甲羅のリュックを背負って。
「ペペンには、きゅうりの着ぐるみを着てもらいますね」
そう、河童と言えば、きゅうりですから!
河童になれて満足なニーニと一緒に、きゅうりなぺペンも嬉しそう。
そしてこれで、準備も万端。
「皆の妖怪姿も、とっても素敵なのです」
ニーニは妖怪になった皆の姿に頷いてから、いざ!
……いつもと違う街を、いつもと違う皆と一緒に楽しむですよ!
妖怪がいっぱいの横丁を巡ってみることに。
自分達をはじめ、まわりもお化けだらけなのも不思議な感じだけれど。
「出店もなんだか不思議なのです」
並ぶ店や屋台も、今日はちょっとヘンテコな妖怪仕様。
夏祭りでよく見る金魚すくいも、よく見るようなものとはちょっぴり違っていて。
「キラキラのプールで泳ぐ金魚が人魂のようにも見えますね……」
そっとおそるおそる覗いてみつつ、瞳をぱちり。
それから、アインも皆と出店を回りながら、ふと見つけたのは。
「ボクは射的とかやってみたいかな」
お祭りの定番である、射的の屋台。
橙花も皆と一緒にあちこち冷やかしながら歩いていた足を止めて。
「そして射的だねっ」
「……あ! ぼくも射的、やってみたいです!」
ニーニも、射的の屋台を見れば気合十分。
「ひんやりペンギン抱き枕が欲しいのですよ!」
景品として並んでいる、ひんやりもっちりペンギン抱き枕をゲットしたくて。
そして早速橙花は、銃を構えて狙いを定めてみて。
「いつも大剣振り回したり呪詛かけたりしているから、銃はあまり得意じゃないけど、猫さんの置物狙おうかなー」
引き金をひけば――ぽんっ。
当たったコルク弾が跳ね返されてしまって。
「何あれ、本当に落ちるのー?」
お耳をぴこぴこ、お約束を。
でも実際、一人ではどうしようもなさそうだから……ニーニと視線を合わせ、こくりと頷きあってから。
「……大物なので、橙花と同時射撃で狙ってみましょう。えーい!」
ふたりで、ひんやりペンギンさんを同時射撃!
そして、こてんと無事にゲット! したのだけれど。
(「これって規則違反だったりするのかな??」)
そう何気に思う橙花であるが、普通に景品をもらえたから、今日はきっとセーフ?
ということで、アインも狙いを定めて。
「あ、あの黒い猫又のぬいぐるみとか良さげかも……よーし、頑張って落とすよー」
引き金をひいてみるけれど、やっぱり、ぽんっと弾かれたから。
「一人で落とせないなら、力を合わせれば落とせるよね」
皆に協力してもらって同時撃ち! 狙った猫又さんは逃がしません!
そして、お目当てのものも、皆で協力し合って楽しく無事にゲットできて。
屋台で遊び終わった後、ぐぅとお腹の鳴る音が。
橙花も、いくつか確保した軽めのプラスチック猫さんをアイテムポケットに入れてから。
「次は甘味だねっ」
「射的を楽しんだら、スイーツを楽しむ番だね」
足を向けることにするのは、妖怪スイーツが買える店が並ぶ通り。
そんなおねーさんたちと妖怪横丁を歩くリスティは、おててをつないだまま、きょろきょろ。
「おいしそーな、の、いっぱい……」
店名とか商品名とかの漢字は読めないのだけれど。
でも、見た目と香りで、美味しそうなものの気配を察知して。
「あれ、ほしー……ふるーちゅ、いっぱい……」
そうじいと見つめるのは、色々なフルーツを咥えているゆるかわな妖怪大福たち。
それをいくつか買って貰えば、うきうきわくわく。
妖怪とかよく知らないから、かわいい大福も躊躇なくはむはむ、美味しくいただきます!
そんな妖怪大福を食べては、ほわほわ幸せそうなリスティに続いて。
「折角だから一反木綿の和クレープを頂こうか」
「くるくるクレープ、いただきまーす!」
アインとニーニが早速注文して手にしたのは、一反木綿の和クレープ。
「ぼくは、白玉と餡子、それから苺をたっぷりにしてもらいました!」
「具材はあんこと生クリーム、白玉って感じだね」
それから、はむりと口にしてみれば。
「あまあま、もちもちです!」
「生クリームとあんこの組み合わせ、とっても合うねー。白玉団子ももちもちで美味しい♪」
もちもち生地や白玉に、甘いクリームや餡子やフルーツの組み合わせが絶品で。
「一反木綿の和クレープは、ばなな味だよー」
橙花のバナナクレープも、間違いのない美味しさです!
それから、リスティは甘い匂いがする店へと、たたたっと行ってみるのだけれど。
並んでいるお菓子をじいと見つめれば、ふるふる。
「み……にゃーにゃー、たべるの、かわい、そー……」
美味しそうな匂いはしているのだけれど、黒猫型どら焼きは見た目で躊躇しちゃって、食べないことに。
だから、次に見つけた、キラキラしゅわしゅわした飲み物をわくわく買ってみて。
ひとくち、飲んでみれば――。
「にゃ、ぴええぇ……おくち、ぴりぴりしゅるぅ……」
怪火のキラしゅわサイダーの炭酸に、ぴやっとびっくり。
刺激物や苦い味は実はとても苦手なリスティだけれど、でもついキラキラしるサイダーが飲んでみたかったから。
そして、そんなえぐえぐ涙目なリスティに気づいて。
「リスティはしゅわしゅわ、大丈夫です?」
「……リスティさんは炭酸は苦手?」
ニーニとぺペンも心配げに覗き込む中、アインは周囲を見回してから。
「こっちに普通のブドウジュースタイプのもあるよー」
しゅわしゅわではない甘いキラキラぶどうジュースと、ぱりぱりいちご飴も一緒に、リスティに買ってあげてから。
何気にちらちらと目を向けるのは。
「後、特大化け猫メロンパンも気になる所……」
でも、特大とついているだけあって、かなり大きな化け猫さん。
いや……ひとりで食べるのは無理そうなのだけれど。
「……大きいなら、皆で分けて食べるのもありかな?」
「え、巨大メロンパン?」
「アインは、メロンパン気になるですか? ……実はぼくも気になっていたので。よかったら、皆でわけっこします?」
「うん、皆で手分けして食べようねー。これがしぇあって言うんだっけ?」
皆でシェアして食べればきっと、完食できるはず……!
ということで、どどーんと大きな化け猫メロンパンを買ってきて。
可愛いからちょっぴりだけ罪悪感が有るけど――皆で手分けしていざ、美味しくいただきます!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイスクラフト】がLV2になった!
【飛翔】がLV6になった!
【植物活性】がLV5になった!
【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV6になった!
【アヴォイド】がLV4になった!
【先行率アップ】がLV6になった!
文月・雪人
【鉄樹】
皆と妖怪横丁で食べ歩き!
クダ吉もウキウキソワソワと、凄く楽しみにしてたみたいだね
俺もめっちゃ楽しみだよ♪
折角だし、黒い猫又の着ぐるみを着て行こうかな
ふわふわの毛と、ゆらゆら揺れる二又の尻尾がポイントだよ
夏なのに暑そう?
にゃふふふ、ところがどっこい冷却装置が付いててね
実はひんやり快適なのさ!
裕樹の狐のお面、クダ吉にもちょっと似てるかも?
華楠の絡新婦は中々手が込んでるね、仕立て屋さんの拘りを感じるよ
エレナの尺八は横丁の雰囲気にぴったりだ
俺も演奏に合わせて、ゆらゆらにゃあと踊ってみたり♪
そして猫又としては、黒猫型どら焼きは見逃せない
猫又印のもんじゃころっけも美味しそう!
共食いとかはキノセイキノセイ、皆もお一つ如何かな?
皆のお勧めも気になるところ
クダ吉が妖怪わたあめのパチパチにびっくりしてる!?
こっちもお味見しないとだね♪
飲み物には冷たいまたたび茶を
疲労回復にも効果があるとか何とか
裕樹の声に上機嫌で杯を合わせて乾杯!
うん、お酒じゃないからね
酔っぱらってないよ?ほんとだよ?(にゃふふと笑い
エレナ・バークリー
【鉄樹】
『妖怪』。私は平安鬼妖へはあまり行きませんでしたが、天正大戦国で元気そうですね。そうしたら実物に出会う機会もありますか。
もちろん、市民の皆様とご対面させるわけにはいかないです。
私は虚無僧姿の妖怪『猪口暮露(ちょくぼろん)』に扮して、妖怪横丁を歩きます。
籠の中で尺八を「演奏」しながら、皆さんとご一緒に。
適度に【冷気の支配者】を使わないと倒れますね、これは。
ふふ、冷えを強くすれば、市民の皆さんをゾクッとさせることも出来ますが。
華楠さんの仮装は私のネメシスのよう。
私は何をもらいましょう? 尺八を仕舞って、雪女印のかき氷をみぞれでいただきます。
皆さんは何を食べてらっしゃいますか? よければ一口くださいな。
真っ昼間からお猪口で一杯出来ればいいですね。まあ、これは程々に。
おや、向こうにいるのは橙花(g01637)ですね。楽しんでいそうで何より。
今日はそれぞれで過ごしましょう。
塗壁のこんにゃく田楽は、甘いものの口直しにいいですね。二本の串が足みたいです。
色々ありました。今日も新宿島は平和です。
野本・裕樹
【鉄樹】※合計で4名
呼び方:雪人さん、エレナさん、華楠さん
来ましたよ、『下町・妖怪横丁』!
妖怪の恰好をした人が沢山いるとまるで百鬼夜行です。
思いの外皆さん仮装に気合が入っています、暑さで倒れないように気を付けてくださいね。
私は尾と耳が自前でありますから……そのままでも仲間に見えそう?
普段の着物に狐のお面を頭に着けておきます。
イベント限定のメニューも楽しみです。
夏らしい甘味がいっぱいありますね、私はどれをいたただこうかな。
あっ、葛切りがあります。
なるほど幅広に切ったものを一反木綿に見立てているのですね。
うどんでそういうものがあるとは耳にした事がありましたが葛切りでやってみたらこんな風になるのですか。
これを一ついただきましょう。
……うん、このひんやりなめらかな食感は夏にぴったりですね。
飲み物はほうじ茶にします、妖怪大集合な湯飲みは見る度に今日の事を思い出せそうです。
もし良ければ皆さんと乾杯を、お酒ではありませんけれどね。
音羽・華楠
【鉄樹】
妖怪横丁……面白そうですね!
特に限定の妖怪メニューは是非味わってみたいです。
雪人さん、裕樹さん、エレナさんたちと楽しみますよー!
私たちも妖怪の格好をした方が良いですよね。
渾身の仮装をお見せしましょう!
……ということで、私は妖怪貸衣装屋さんで絡新婦(じょろうぐも∶上半身は女性、下半身は大蜘蛛の妖怪)の衣装を借りてきました。
狐耳は花魁風に結い上げた髪の中に、尻尾は下半身の蜘蛛の胴体の中に隠してます。
……ちょっと動き難いのが困りものですがっ。
何はともあれ、限定の妖怪メニューを味わいましょう。
私は唐傘お化けの花火パフェを。
ぱちぱち弾ける刺激が面白いですね。
飲み物は妖術クリームソーダを楽しみます。
裕樹さんと乾杯しつつ。
……色が変わるのはどういう仕掛けでしょうか?
所謂理科の実験的なもの……?
エレナさんや雪人さんのおすすめも頂かせてもらいつつ。
私も買っておいた妖怪フルーツ大福を皆さんへお裾分けします。
……甘味を摂取し過ぎな気もしますけど、それで何かが増えても妖怪の仕業です!
きっとそう!!
下町ならではな活気に溢れている街、浅草。
けれど今日の浅草は、いつもの浅草とはちょっと違って。
「来ましたよ、『下町・妖怪横丁』!」
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)の言うように、物の怪たちが闊歩する妖怪横丁!
そして、行き交う妖怪たちを眺めながらも、こう続ける裕樹。
「妖怪の恰好をした人が沢山いるとまるで百鬼夜行です」
この街を練り歩いているのは、楽し気で友好的な人たちが扮しているものなのだけれど。
エレナ・バークリー(Highlander/Absolute Wish・g00090)は――『妖怪』と。
本来のその存在について考えてみる。
「私は平安鬼妖へはあまり行きませんでしたが、天正大戦国で元気そうですね。そうしたら実物に出会う機会もありますか」
……もちろん、市民の皆様とご対面させるわけにはいかないです、と。
愉快ではない百鬼夜行は、これからもお断りだと。
けれど今日は、地獄変のエネルギーチャージを兼ねた、楽しい妖怪イベント。
音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)も、こんな妖怪ならば勿論大歓迎だから。
「妖怪横丁……面白そうですね! 特に限定の妖怪メニューは是非味わってみたいです」
普段攻略を進めるべく共に日々尽力している皆と、今日は楽しいひとときを満喫するつもり。
「皆と妖怪横丁で食べ歩き!」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)も、やはり心惹かれるのは、妖怪フードの食べ歩き!
そして、尻尾をゆらゆら、お耳をぴこぴこ。
「クダ吉もウキウキソワソワと、凄く楽しみにしてたみたいだね」
そんなクダ吉の様子に笑みつつ、雪人もわくわく――俺もめっちゃ楽しみだよ♪ って。
ということで、妖怪横丁を早速食べ歩き……する、その前に。
「私たちも妖怪の格好をした方が良いですよね」
郷に入っては郷に従って……?
やはりここは、自分達も妖怪に変化した方がいいと、まずは皆で貸衣裳屋へと足を運んで。
――渾身の仮装をお見せしましょう!
そう気合十分、華楠が変じた妖怪は――上半身は女性、下半身は大蜘蛛の妖怪・絡新婦!
狐耳は花魁風に結い上げた髪の中に、尻尾は下半身の蜘蛛の胴体の中にばっちり隠して。
「……ちょっと動き難いのが困りものですがっ」
「華楠の絡新婦は中々手が込んでるね、仕立て屋さんの拘りを感じるよ」
「華楠さんの仮装は私のネメシスのよう」
そんな本格的な華楠の仮装に声を向ける雪人とエレナ。
そしてエレナが扮するのは――虚無僧姿の妖怪『猪口暮露(ちょくぼろん)』。
「籠の中で尺八を演奏しながら、皆さんとご一緒に」
「エレナの尺八は横丁の雰囲気にぴったりだ」
……俺も演奏に合わせて、ゆらゆらにゃあと踊ってみたり♪ なんて。
そうにゃふふっと笑む雪人の格好は、やはり。
「折角だし、黒い猫又の着ぐるみを着て行こうかな。ふわふわの毛と、ゆらゆら揺れる二又の尻尾がポイントだよ」
流石としか言いようのない、黒い猫又な着ぐるみの着こなし具合である。
いや、確かにそれしかないくらいある雪人の衣装であるし、華楠もエレナも拘りの仮装だけれど。
「思いの外皆さん仮装に気合が入っています、暑さで倒れないように気を付けてくださいね」
裕樹は言うように、季節は暑い夏。
暑さに倒れてしまったら、元も子もないから。
「適度に冷気の支配者を使わないと倒れますね、これは」
エレナは周囲の温度を下げることも忘れないように頷く。
暑さ対策にもなるし、それに。
「ふふ、冷えを強くすれば、市民の皆さんをゾクッとさせることも出来ますが」
妖怪横丁のコンセプトにもぴったりです!
というか、誰よりも一番暑そうなのは、もふもふふわもこな着ぐるみ黒猫又に違いない……と思いきや。
「夏なのに暑そう? にゃふふふ、ところがどっこい冷却装置が付いててね」
……実はひんやり快適なのさ! なんて。
雪人から語られる、もふもふな着ぐるみ内部の秘密!
それから裕樹も、妖怪になってみようかと思うも。
「私は尾と耳が自前でありますから……そのままでも仲間に見えそう?」
ということで、普段の着物に狐のお面をちょこんと頭に着けておくことに。
そんな狐さんと隣にいるクダ吉を、雪人は交互に見れば。
「裕樹の狐のお面、クダ吉にもちょっと似てるかも?」
そう思わず何度もそっくりさん同士を見遣るのだった。
ということで、ばっちり妖怪に変化すれば。
「イベント限定のメニューも楽しみです」
普段はいただけない、限定の妖怪メニューの数々に裕樹は目を向けてみて。
「夏らしい甘味がいっぱいありますね、私はどれをいたただこうかな」
どれも凝っていて美味しそうで、思わず目移りしてしまうくらい。
そして、雪人が気になっているのは。
「猫又としては、黒猫型どら焼きは見逃せない。猫又印のもんじゃころっけも美味しそう!」
「何はともあれ、限定の妖怪メニューを味わいましょう。私は唐傘お化けの花火パフェを」
やはり華楠が選んだのも、妖怪横丁ならではな妖怪スイーツ。
「ぱちぱち弾ける刺激が面白いですね」
ぷるぷるわらび餅に黒蜜きなこの和パフェに、唐傘お化けと弾ける花火が刺さっている、目でも楽しめる映えパフェです!
それから、裕樹の目に留まったのは。
「あっ、葛切りがあります」
涼やかな葛切り。けれど勿論、妖怪横丁の葛切りはただの葛切りではなくて。
感心したように裕樹は、その名も、一反木綿葛切りを見つめて。
「なるほど幅広に切ったものを一反木綿に見立てているのですね。うどんでそういうものがあるとは耳にした事がありましたが葛切りでやってみたらこんな風になるのですか」
……これを一ついただきましょう、と決定。
そして、ひとくちはむりと食べてみれば、こくりと頷いて。
「……うん、このひんやりなめらかな食感は夏にぴったりですね」
暑さ対策も糖分補充もできて、そして何よりとても美味しいです。
エレナも一旦尺八を仕舞ってから、妖怪スイーツでひとやすみ。
「私は何をもらいましょう?」
そうくるりと視線を巡らせば、これまたひやりと冷たい甘味――雪女印のかき氷を発見、みぞれでいただきます。
そして、しゃくしゃくと食べ進めながらも。
「皆さんは何を食べてらっしゃいますか? よければ一口くださいな」
「黒猫型どら焼きも猫又印のもんじゃころっけも、共食いとかはキノセイキノセイ、皆もお一つ如何かな?」
皆のお勧めも気になるところ、と。
共食いはともかく、皆で妖怪スイーツや妖怪フードをシェア。
そしてエレナは程々を心掛けながらも、お猪口で一杯やれるように、妖怪酒なるものを調達してみて。
甘いものも勿論良いのだけれど、そうなれば。
「塗壁のこんにゃく田楽は、甘いものの口直しにいいですね。二本の串が足みたいです」
肴にぴったりな甘くない妖怪おつまみも、美味しくつまんで楽しみたいと、購入していれば。
(「おや、向こうにいるのは橙花ですね。楽しんでいそうで何より」)
……今日はそれぞれで過ごしましょう、と。
射的を楽しんでいる知り合いの後姿には、遠目で瞳を細めるだけにしておく。
そして、そう各々のんびりしていれば――ぴこんっ!!
「クダ吉が妖怪わたあめのパチパチにびっくりしてる!?」
雪人は、パチパチわたあめにびっくりして飛び跳ねたクダ吉に、びっくりするけれど。
……こっちもお味見しないとだね♪ って、一緒にパチパチ!
そして妖怪ドリンクも、妖怪横丁にはたくさんあるというから。
華楠が選んでみた飲み物は、妖術クリームソーダ。
妖術がかかっているのだという添えられた雫を数滴たらしてみれば、青から紫へとその色が移ろって。
「……色が変わるのはどういう仕掛けでしょうか?」
所謂理科の実験的なもの……? なんて、妖怪らしからぬことをそっと思ったり。
そして雪人はやはり猫又だから、冷たいまたたび茶を。
「疲労回復にも効果があるとか何とか」
「私はほうじ茶にします、妖怪大集合な湯飲みは見る度に今日の事を思い出せそうです」
それから皆に、裕樹はこう提案を……もし良ければ皆さんと乾杯を、と。
そんな提案を聞けば、皆も勿論、賛成!
ということで、それぞれの飲み物を手に、いざ改めて――乾杯!
「私のは、お酒ではありませんけれどね」
「うん、俺のもお酒じゃないからね」
華楠とエレナと乾杯した後、裕樹は雪人にそう笑んで。
裕樹の声に上機嫌で、雪人も杯を合わせて乾杯!
いえ、雪人のはお酒ではないのですけれど……にゃふふ、と。
「酔っぱらってないよ? ほんとだよ?」
今の彼は猫又、もしかしてまたたびに酔っちゃいました??
そして華楠は、皆のおすすめもいただいたから。
「私も買っておいた妖怪フルーツ大福を皆さんへお裾分けします」
乾杯のお供に、ゆるかわフェイスな妖怪フルーツ大福各種を並べて。
そして、きりりと断言する。
「……甘味を摂取し過ぎな気もしますけど、それで何かが増えても妖怪の仕業です!」
そう、それは妖怪のせい――きっとそう!! って。
そして、エレナはそんな皆の様子を眺め、妖怪フルーツ大福をひとついただきながらも思うのだった。
――色々ありました。今日も新宿島は平和です、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】がLV4になった!
【パラドクス通信】がLV6になった!
【温熱適応】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【ダブル】がLV7になった!
【リザレクション】がLV3(最大)になった!
椿野・燕
【アミさん(g00467)とご一緒に】
ここで妖怪のコスプレを借りるんですね
おぉマイナーな五徳猫のコスプレまで
私はこれにします
アミさんの雪女も綺麗で似合っています
モラさんは中々体を張ったコスプレですね
妖怪姿で妖怪横丁へ
まずは凪都さんにご挨拶するを
先日のご案内はどうもありがとうございました
お陰で楽しめました
それとアミさんからお土産が有るそうです
おやここのは妖怪モチーフのスイーツですか
悩みますね、化け提灯のアイス最中は冷たくて美味しそうなので…これの黒ごまで
アミさん達のも美味しそうですね、一口分け合いましょうか
和雑貨屋さんで小乃香さんへのお土産を
化け猫の簪は良いですね
私達も何か買って帰りましょうか
ふむ、五徳猫の招き猫とは珍しい
五徳で王冠を模してるのがゴージャスで招き猫に合ってますね
えぇ、これを買って私達のお店に飾りましょうか
アドリブ連携歓迎です
シャルロット・アミ
【椿野さん(g02761)と】
まずは妖怪貸衣装屋さんへ
私は白のウィッグに白の着物で雪女に
モラさんはすすを塗ってすすわたり
椿野さんは五徳猫さんね、可愛らしい
妖怪姿で妖怪横丁へ
まずは凪都さんにご挨拶するわ
先日のご案内のお礼をお伝えしてから
これねってお渡しするのは
卵の中に恐竜が入っている入浴剤
お風呂にいれると卵が割れるそうよ
凪都さんのお好きな恐竜がでてきますように!
さあ、次は小乃香さん用のお土産を買いに行きましょう
その前に腹ごしらえ
私は一反木綿の和クレープ、抹茶白玉で
椿野さんは何を食べられます?
モラさんは…(「もきゅ!」)フワパチ妖怪わたあめさんね
和雑貨屋さんで化け猫の簪を買って小乃香さんへお土産に
私たちも何かおそろいで…あ!
五徳猫さんの招き猫!なんて珍しい!
頭の五徳が王冠みたいで立派だわ
これを買っていって椿野さんのお店に飾りましょう?
きっと商売繁盛間違いなしね
アドリブ連携歓迎です
暑さも吹き飛ぶような怪談話を終えた後も、まだまだ楽しむ妖怪な一日。
椿野・燕(詭弁家・g02761)とシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)とモラさんが次にやって来たのは、浅草……いえ、今日は浅草ではなくて妖怪横丁。
そして、妖怪横丁というのだから、そこを闊歩するのも妖怪たち。
ということで、まず立ち寄ったのは、妖怪貸衣裳屋。
「ここで妖怪のコスプレを借りるんですね」
燕はそうひとつずつ、様々な妖怪の衣装を目にしていけば。
「おぉマイナーな五徳猫のコスプレまで」
……私はこれにします、と。
目に留まって決めたのは、冠のように頭に五徳を被った二本の尻尾を持つ猫――五徳猫の衣装。
シャルロットは、白のウィッグに白の着物を着た雪女に変身。
そしてモラさんはすすを塗って、まっくろまんまるすすわたりに。
それぞれ着替え終わって、互いの妖怪姿を瞳に移せば。
「椿野さんは五徳猫さんね、可愛らしい」
「アミさんの雪女も綺麗で似合っています。モラさんは中々体を張ったコスプレですね」
「もきゅ!」
妖怪姿でいざ、妖怪横丁をそぞろ歩き。
そして凪都を見つければ、ふたりは声を掛けて。
「先日のご案内はどうもありがとうございました。お陰で楽しめました」
「凪都さん、楽しいご案内をありがとうございます」
「こちらこそ、いつもどうもありがとう」
そうぺこりとお辞儀をした凪都は、ふたりとモラさんの姿を見て。
「あ、シャルロットは雪女? 涼しくていいね、すごく似合ってるし……モラさんは、あれっまっくろ?? って、燕は猫さん……!?」
……俺もね、今日は猫又さんなんだよ、なんて。
猫が大好きな凪都は、思わずそうお耳をぴんっ。
そんな凪都に燕は頷いて返しながらも。
「ええ、五徳猫のコスプレをしてみました」
「五徳……あ、この頭の? 囲炉裏で鍋ややかんとかを乗せる台足、だっけ」
「そうですね。五徳猫は、この五徳を頭に乗せた猫股のような妖怪で、付喪神の一種と言われていて……」
真剣にふむふむと蘊蓄を聞く彼に、つい語りそうになるも。
「それはそうと、アミさんからお土産が有るそうです」
「ええ、これね」
蘊蓄を語りそうになった彼に、ふふ、とシャルロットは笑みながらも、凪都へと渡したのは。
「わ、恐竜のたまご……?」
「お風呂にいれると卵が割れるそうよ」
卵の中に恐竜が入っている入浴剤。
それから、ありがとう! っとぱあっと瞳を輝かせる凪都に微笑んで返す。
……凪都さんのお好きな恐竜がでてきますように! って。
そして、これお礼に……って、ふたりとモラさんの分の黒猫型どら焼きを凪都は差し出した後。
どんな恐竜が出たか、報告するね、と二又の尻尾をゆらりら。
そんな彼に手を振ってわかれれば、次にふたりが向かうのは、和雑貨屋さん。
けれどその前に、腹拵えを。
そしてここは、妖怪横丁だから。
「おやここのは妖怪モチーフのスイーツですか」
スイーツだって、妖怪仕様!
「私は一反木綿の和クレープ、抹茶白玉で。椿野さんは何を食べられます?」
「悩みますね、化け提灯のアイス最中は冷たくて美味しそうなので……これの黒ごまで」
「モラさんは……」
「もきゅ!」
「フワパチ妖怪わたあめさんね」
それぞれ、好みの甘味な妖怪さんを選ぶのも楽しくて。
「椿野さんのアイス最中、化け提灯のお顔が可愛らしいわ」
「アミさん達のも美味しそうですね、一口分け合いましょうか」
仲良く美味しい分けあいこも、食べ歩きの醍醐味。
そしておなかもある程度満たされれば、和雑貨屋さんでお買い物を。
「この簪はどうかしら?」
「化け猫の簪は良いですね」
ふたりで選んだのは、小乃香へのお土産と。
「私達も何か買って帰りましょうか」
「私たちも何かおそろいで……あ! 五徳猫さんの招き猫! なんて珍しい!」
「ふむ、五徳猫の招き猫とは珍しい。五徳で王冠を模してるのがゴージャスで招き猫に合ってますね」
「頭の五徳が王冠みたいで立派だわ。これを買っていって椿野さんのお店に飾りましょう?」
ふと見つけた、頭の五徳が王冠みたいな五徳猫の招き猫。
そんなシャルロットの声に、燕も頷いて返して。
「えぇ、これを買って私達のお店に飾りましょうか」
「もきゅ!」
モラさんも大賛成みたいだから。
シャルロットは、今の彼みたいな五徳猫の招き猫をそっと手に取って、お持ち帰り。
彼のお店に連れて帰ることに――きっと商売繁盛間違いなしね、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
神無月・レン
宮武・玄(冷光のシグナル・g00677)と妖怪横丁に行くよ
妖怪ひしめくお祭りなのかな?って表情変わらずともワクワク
みんな不思議な格好だったり、変わった食べ物多いね?え、食べて大丈夫なの?かわいい…は、食べづらいと……
しゅあんは、何食べるんだー?……え、私の好きなもの?
私はフルーツ系のお菓子をたくさん食べるぞー……て、そっちのも美味しそう。
こうなったら全部制覇してやろーぜー
と、無表情ながらも楽しそうにかけて、屋台制覇に乗り出すのだ
宮武・玄
神無月・レン(g00975)さんと
下町・妖怪横丁に一緒に行く約束をしてみたの
どんな街なんだろーってどきわく!
なんだかはろうぃんの時に似てるね。
カワイイ見た目のスイーツもいっぱい
いちごのはあるのかなーって頭の片隅で考えながら、レンさんが好きなものってなんだろーって思ったりした
一緒に楽しめたほうがもっと楽しい気がする!
きいてみよう!(ふんす)そして、いっしょにたべよう(ふんす)
夏のお出かけにぴったりな、楽しいイベントの話を聞いたから。
宮武・玄(冷光のシグナル・g00677)は、神無月・レン(勝手気まま狐・g00975)へと声を掛けたのである。
(「下町・妖怪横丁に一緒に行く約束をしてみたの」)
賑やかな浅草の街……いや、この日だけの特別な場所、妖怪横丁に!
そしていざ、足を踏み入れてみれば。
きょろきょろと金の瞳を巡らせて、どきわく!
「どんな街なんだろー」
「妖怪ひしめくお祭りなのかな?」
そして玄に誘われたレンも、表情こそ一見変わらずなのだけれど。
玄と一緒に歩く妖怪横丁に、ワクワク。
下町はいつだって賑やかだけれど、今日はそれに加えて、何だか摩訶不思議。
店に並ぶものも妖怪仕様で、横丁にいるのもおばけだらけ。
そして妖怪だから、和っぽい雰囲気ではあるものの。
「みんな不思議な格好だったり、変わった食べ物多いね?」
「なんだかはろうぃんの時に似てるね」
お化けが闊歩しているその様子は、玄の言うように、まるでハロウィンみたい。
それから、店の妖怪フードを何気なく見てみたレンは、やっぱり表情は変わらないけれど、瞳をぱちくり。
「え、食べて大丈夫なの?」
やたらリアルな、一つ目白玉あんみつやぷるぷるスライムわらび餅を見つめて。
でも、目玉だとかスライムだとかだけでなくて。
「カワイイ見た目のスイーツもいっぱい」
玄が見つけたのは、プリティー系なスイーツの妖怪たち。
そして、愛らしい黒猫型どら焼きやゆるかわ化け提灯のアイスもなかをじいと見れば、ぽつり。
「かわいい……は、食べづらいと……」
美味しいを味わうためには、可愛い妖怪をはむりと齧る勇気が、何気に試されるということ……かも、しれない。
それからレンは、玄へと目を向けて。
「しゅあんは、何食べるんだー?」
そう聞かれれば、玄は頭の片隅で考えてみる……いちごのはあるのかなーって。
でも同時に、こう思ったりして。
(「レンさんが好きなものってなんだろー」)
こくりとひとつ頷けば、こんな考えに至る玄。
……一緒に楽しめたほうがもっと楽しい気がする! って。
ということで――きいてみよう! とふんす。
「レンさんが好きなものがいいなー」
「……え、私の好きなもの?」
そう瞳を瞬かせるレンに、こくりと頷いて――そして、いっしょにたべよう、ってふんす。
だから、レンは改めてくるり、横丁の店々へと順に視線を巡らせて。
「私はフルーツ系のお菓子をたくさん食べるぞー……て、そっちのも美味しそう」
大きなお口の中にフルーツが挟まった妖怪大福をまずは、各フルーツごと買ってみてから。
玄がほこほこ嬉々と手にした、念願のいちごが入った妖怪大福を見つめるレン。
そんな妖怪スイーツはたくさんあって、どれもこれも美味しそうで、選びきれないけれど。
でもその時は――こうすれば、問題なく解決なのです!
「こうなったら全部制覇してやろーぜー」
やはり無表情ながらも、楽しそうにかけて――ふたりで乗り出すのはそう、妖怪屋台全制覇!
だがもしも……妖怪屋台の全制覇に、何か問題が出てくるとすれば。
「この大福、ゆるかわでカワイイね」
「やっぱり……かわいい……は、食べづらい……」
キュートな妖怪大福とじいと見つめ合ってしまって、なかなか口に運べないこと……かもしれません?
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【プラチナチケット】がLV3になった!
ダルクエス・ネクスト
【彼岸花】
アドリブOK
・呼称
妻のカルメン: カルメン
浴衣は黒地に白線の水流模様、赤白黒の混ざった出目金の柄
帯は白色、金粉のような柄
手に持てる程度のバッグ、腕には金のチェーンアクセ
たしかに。派手さよりも趣きある存在、それらが日本の妖怪なのかもしれないね?
おっと、俺から離れないように。
ん、詳しくは知らないけど…聞いた事がある。
キツネやタヌキに似て化けるのだとか。
うーん、恥ずかしがり屋さんかもしれないから、心を許して顔を出してくれるだろうか。
お揃いの怪火キラしゅわサイダーを飲みながら、妖怪大福を美味しそうに食べちゃおうか。
カルメンも食べるかい?はい、あーん。
ん、妖怪も商魂逞しいのだね…関心するね。
買う時は言っておくれ?一緒に買っちゃおう。
俺もその百鬼夜行の、男物が欲しいからさ。
カルメン・リコリスラディアタ
【彼岸花】
アドリブOK
・呼称
旦那のダルクエス:ダルク
浴衣は白地に黒線の水流模様と赤金魚の柄
帯はコツメカワウソの絵付き
カワウソのアクセやバッグを装備
見ろよ、すげーぞダルク!
妖怪横丁だって、日本の妖怪だってさ!
同じお化けでもハロウィンとは違った雰囲気があってイイにゃー♪
なぁなぁ知ってるか、ダルク?
日本にはカワウソって妖怪がいると聞いたぜ。
動物のコツメカワウソは超キュートだから妖怪のカワウソもめっちゃ可愛いだろうにゃー♪
2人で妖怪カワウソ探しと食べ歩きしようぜ!
お揃いの怪火キラしゅわサイダー飲みながら探してたら…
妖怪カワウソの人形焼き見っけ!
ついついいっぱい買っちゃったぜ、んなぁ美味しい…
他にもアマビエと人魚のパフェ、雪女かき氷、一反木綿のトロピカルフルーツクレープ、絡新婦マカロンアイスも頂きまーす!
ダルクも一緒に食べよ?はい、あーん…
かっけー!呉服屋にがしゃどくろの浴衣と百鬼夜行の浴衣があるぜ似合うかな?買っちゃう!
和ゴスアクセ付けてお揃いの百鬼夜行の浴衣着てデートもイイじゃん♪
やって来た賑やかな下町を練り歩いているのは、おどろおどろしいお化けたち……!?
そんな愉快でヘンテコな光景に、カルメン・リコリスラディアタ(彼岸花の女・g08648)はウキウキとはしゃいで。
「見ろよ、すげーぞダルク! 妖怪横丁だって、日本の妖怪だってさ!」
興味津々、横丁を歩く妖怪達に目を向ければ。
「同じお化けでもハロウィンとは違った雰囲気があってイイにゃー♪」
「たしかに。派手さよりも趣きある存在、それらが日本の妖怪なのかもしれないね?」
妻の言葉にそうこくりと頷いて返す、ダルクエス・ネクスト(蒐集家・g07049)。
そんなふたりの今日の装いは、和風全開な妖怪横丁に合わせた、お揃いの金魚柄の浴衣。
ダルクエスの浴衣は黒地に白線の水流模様、そして赤白黒の混ざった出目金の柄で。
帯は白色、金粉のような柄が散りばめてあり、手に持てる程度のバッグと腕には帯とマッチした色の金のチェーンアクセ。
そしてカルメンの浴衣は白地に黒線の水流模様、赤金魚の柄のもので。
帯はキュートなコツメカワウソの絵付き、アクセサリーやバッグもカワウソのものを装備。
それから、そんな金魚の尾ひれみたいにひらり浴衣の袖を揺らして、妖怪横丁を今にも駆けんとするようなカルメンに。
そっとダルクエスは優しくその手を伸ばす……おっと、俺から離れないように、って。
だって、何せ今日の妖怪横丁は賑わっている分、人も妖怪も、とても多いのだから。
そして、わくわくと寄り添って横丁巡りを楽しみながらも。
「なぁなぁ知ってるか、ダルク? 日本にはカワウソって妖怪がいると聞いたぜ」
仲良く交わすふたりの会話の話題は、カワウソという妖怪のこと。
ダルクエスはそんなカルメンの言葉に、少し思案しながらも。
「ん、詳しくは知らないけど……聞いた事がある。キツネやタヌキに似て化けるのだとか」
「動物のコツメカワウソは超キュートだから妖怪のカワウソもめっちゃ可愛いだろうにゃー♪」
そして、カワウソバッグをご機嫌にゆらり揺らしながら、カルメンはこんな提案を。
――2人で妖怪カワウソ探しと食べ歩きしようぜ! って。
勿論、そんなカルメンのやりたいことは全部してあげるつもりなのだけれど。
カワウソがもしも見つかったとしても、そっとこう懸念しておくダルクエス。
……うーん、恥ずかしがり屋さんかもしれないから、心を許して顔を出してくれるだろうか、なんて。
それからふたり、ぴかぴかしゅわり、お揃いの怪火キラしゅわサイダーを飲みながらも。
妖怪フルーツ大福を美味しそうに食べちゃっているダルクエスを後目に、カルメンがカワウソを探していれば――。
「妖怪カワウソの人形焼き見っけ!」
見つけたのはそう、妖怪カワウソ!
それからありったけ買って、はむりと口に運べば、至福の表情でにこにこ。
「ついついいっぱい買っちゃったぜ、んなぁ美味しい……」
でも折角の妖怪スイーツだから、妖怪カワウソだけじゃなくて。
他にも、アマビエと人魚のパフェに、雪女かき氷、一反木綿のトロピカルフルーツクレープ、そして絡新婦マカロンアイスも――頂きまーす!
はむりとカルメンは、美味しくて面白い妖怪スイーツを嬉々と口に運びつつも。
「ダルクも一緒に食べよ? はい、あーん……」
ダルクエスにも、お裾分け。
そしてぱくりと差し出された甘味を口にした後、勿論妻にもお返しを。
「カルメンも食べるかい? はい、あーん」
そんな、あーんのしあいっこをしながらも、妖怪スイーツを目一杯楽しめば。
ふらりと立ち寄った妖怪呉服屋で、カルメンは瞳をキラキラ。
「かっけー! がしゃどくろの浴衣と百鬼夜行の浴衣があるぜ似合うかな?」
「ん、妖怪も商魂逞しいのだね……関心するね」
ダルクエスはそう口にした後、カルメンへとこう囁く。
「買う時は言っておくれ? 一緒に買っちゃおう」
……俺もその百鬼夜行の、男物が欲しいからさ、って。
そして、そんな耳を擽るような声を聞けば。
「買っちゃう!」
即答するカルメンであった。
それから、うきうきと考えてみるのは。
「和ゴスアクセ付けてお揃いの百鬼夜行の浴衣着てデートもイイじゃん♪」
この浴衣をお揃いで纏って一緒にお出かけする、次の妖怪デートのこと。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV4になった!
【寒冷適応】LV1が発生!
巳継・琉叶
小鳥(g01304)と。
今回は白地に格子模様の浴衣で。
「ありがとう。小鳥も似合ってるよ」
小鳥は何を着ても似合うし素敵だと思う。
2人ともデートと思ったらデートと聞いたし、
そう意識して手を繋ぐね。
「食べ物以外にも色んな店があるんだね」
色々あるけど気になったのは唐傘お化けの花火パフェ。
花火の飾りが付いてるのは凄いね。
「怖いより珍しいって気持ちが勝ってるかな」
花火が消えるまでは小鳥から少し離しておくね。
小鳥は何か気になる物はあった?
じゃあ、クレープを見にいこうか。
『あーん』はよく分からないけど、デートだとやる事なのかな。
クレープでやったら、次はお礼にパフェを小鳥に『あーん』ってしみるね。
友人とでも色々楽しめるから小鳥とのデートはいつも楽しい。
今回も俺も楽しいけど、小鳥も楽しんでくれたら嬉しいな。
花喰・小鳥
琉叶(g06372)と
浴衣(白基調、青水仙模様に紺の帯)を着て下駄を履いていきます
手には同系統の巾着
「琉叶、浴衣姿がよく似合っています」
彼の美しさが引き出されるように感じるほどだ
同時に私は彼の目にどう映っているだろう?
そんなことをふと思う
「琉叶、デートですから」
あちこち歩いていきそうな琉叶の手をとり繋いでおく
こうすれば迷子になることもない
「アクセサリーのお店もあると思います」
高価なものではない、おもちゃの類だが、そういうのもいいと思う
「火の飾りはちょっと怖いです。琉叶は平気なんですか?」
問われたら一旦木綿のクレープと答える
これなら二人で分けることもできるだろう
「琉叶が望むなら『あーん』もサービスします」
デートですからと付け加える
『あーん』されるのはびっくりするけど、なんだか悪くない気持ちになる
もっとも、私たちは恋人だったりお互い好意があるわけじゃない
少なくとも琉叶はそうだと思う
ただ、気分の問題で、モチベーションも上がってくる
表情はいつもの無表情ではあるが、琉叶も楽しめていたらいいと思う
白地に咲く青水仙模様、紺の帯を締めて。
からんころんと下駄を鳴らし、手に提げた巾着をゆらり揺らしながらも。
花喰・小鳥(空虚のナハティガル・g01304)は、共に妖怪横丁を歩く巳継・琉叶(幻鏡・g06372)を見つめて。
「琉叶、浴衣姿がよく似合っています」
白地に格子模様の浴衣纏うその姿に思う。
……彼の美しさが引き出されるように感じるほどだ、と。
そして同時に生じるのは、こんな気持ち。
(「私は彼の目にどう映っているだろう?」)
そんなことをふと思っていれば。
「ありがとう。小鳥も似合ってるよ」
その声に改めてふと顔を上げれば、向けられた美しい紫の瞳が、自分の姿だけを映していて。
「小鳥は何を着ても似合うし素敵だと思う」
表情こそかわらないけれど……紡がれたそんな言葉が、何だか擽ったい気がする。
それから、小鳥はふいに腕を伸ばして。
「琉叶、デートですから」
そう言って琉叶の手をとり繋いでおくのは、あちこち歩いていきそうだと思ったからで。
こうすれば――迷子になることも、きっとないだろうから。
そして小鳥の言葉に、琉叶もふと考えてみて。
(「2人ともデートと思ったらデートと聞いたし」)
だから、そっと優しく……そう意識して手を繋ぐ。
妖怪横丁は色々なものがあって、見て廻るだけでもそれなりに楽しくて。
「食べ物以外にも色んな店があるんだね」
「アクセサリーのお店もあると思います」
くるり視線を巡らせる琉叶に言って、小鳥が覗いてみたのは、各種装飾品が並ぶ店。
けれど沢山の種類あるものの、どれも高価なものではない、おもちゃの類ばかりだけれど。
チープだったりへんてこなものだったり子どもの玩具みたいだったり……そういうのもいいと、小鳥は思う。
そして、琉叶がふと見つけたのは。
(「色々あるけど気になったのは唐傘お化けの花火パフェ」)
話に聞いていた、いわゆる映える和パフェ。
だから早速注文してみれば、運ばれてきたそれに瞳を細めるけれど。
「花火の飾りが付いてるのは凄いね」
「火の飾りはちょっと怖いです。琉叶は平気なんですか?」
聞こえるのは、そう問う小鳥の声。
そんな彼女の表情はやはりいつもと変わらないのだけれど。
「怖いより珍しいって気持ちが勝ってるかな」
琉叶はそう答えながらも、ぱちぱち弾ける花火が消えるまでは、小鳥から少しパフェを離しておくことにする。
彼女自身が感じる少し怖いという気持ちを、彼女の言葉で聞いたのだから。
それから、今度は琉叶が問う番。
「小鳥は何か気になる物はあった?」
「気になる物は、一旦木綿のクレープです」
「じゃあ、クレープを見にいこうか」
小鳥がそう答えたのは……これなら二人で分けることもできるだろうって、そう思ったから。
そして、一反木綿のクレープを受け取れば、小鳥は彼へと紡ぐ。
「琉叶が望むなら『あーん』もサービスします」
……デートですから、と付け加えて。
どちらもデートだと思えば、それはデートで。
小鳥もデートだと言っているし、琉叶もそういう意識でふたりの時間を過ごしているから。
(「『あーん』はよく分からないけど、デートだとやる事なのかな」)
そういう考えに至れば、差し出されたひと掬いを、あーんと貰って。
クレープでやったら、次はお礼にパフェを小鳥に『あーん』ってしてみる琉叶。
そして小鳥は思わぬ『あーん』のお返しに、一瞬びっくりしてしまうけれど。
あーんと改めて口を開けて、はむりと食べてみれば、なんだか悪くない気持ちに。
けれど、互いの関係を冷静に考えてみれば。
(「もっとも、私たちは恋人だったりお互い好意があるわけじゃない」)
……少なくとも琉叶はそうだと、思うから。
でも、こうやって手を繋いでデートして、あーんをし合えば。
ただ、気分の問題で、モチベーションも上がってくるのも事実で。
表情はいつもの無表情ではあるが、小鳥は彼を見つめる瞳をそっと細める。
……琉叶も楽しめていたらいいと思う、と。
そして、琉叶も。
(「友人とでも色々楽しめるから小鳥とのデートはいつも楽しい」)
やはり今回だって、彼女とのデートが楽しいって、そう感じるから。
だから、再び妖怪横丁を一緒に巡りつつ、きゅっと繋いだ互いの手と手を意識しながら。
琉叶も思うのだ――小鳥も楽しんでくれたら嬉しいな、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV3になった!
宇佐美・アリス
蠱白(g02455)さんの引率
アドリブOK
お化け屋敷の休憩で抜け出してきた
なので、おばけ風クラシックナースの格好で合流(流石に血のりなどのメイクは落としてる)
休憩兼ねて食べ歩き
いっぱい食べましょうね(カッパ印の浅漬けキュウリをポリポリしながら)
人が一杯だから、ちゃんと前見て歩きましょうねと、釘は刺しておくけど
仮装した人が闊歩してるって意味では、ハロウィンぽさがあるわね、確かに
京がディビジョンだったのも結構前よね
大人の私でそうなんだもの、蠱白さんにとっては大昔か
夏休みの課題を蠱白さんさんから受け取って褒めてあげたり、お化け屋敷で案内した人と挨拶交わしたりしつつ、屋台を回るわよ
豆腐小僧とか小豆洗いとか食べ物に関係する妖怪って結構いるのよねぇ
あらあら、タヌキとキツネが競ってるのね。じゃぁ、私はこっちの金長狸そばにしようかしら?(旦那さんが狸系なので)四国の妖怪だったかしら?
これで、私は戻るけど、蠱白さんも後で来てみてね
天絹・蠱白
アリスせんせー(g01948)引率
シルクちゃんに家族の代替として依存
セリフは平仮名カタカナのみ
「~ですの」多用
ゲゲゲもウォッチも世代じゃないので妖怪=クロノヴェーダな女児
だから妖怪は怖い(主にエネミー的な意味で)
インセクティア特性全開で全メニュー制覇の勢いで食べ歩き
持ち合わせが足りなければパラドクスで絹織物を生成して物々交換
■
「わ~い♪ おまつりですの~♪」
あっちへきょろきょろ
そっちへそわそわ
迷子にならないように見守るシルクちゃんはあたふた
「ようかいの おまつり? ハロウィンみたいですの」
日本妖怪と言えば…
「そういえば コハクがずっとちっちゃかったころ、はじめてたたかったのは へーあんのオニとか ようかいだったですの」
「おんみょーじのおじちゃんとか いたとおもうけど、ずっとまえだったし もうこわかったことしか おぼえてないなぁ…」(※女児にとって3年前は大昔)
「あ、おじちゃん。この おうどんください♪」
と“九尾の狐うどん”を注文(長細く切った油揚げ9本入りうどん)
勿論お蕎麦も食べる気満々
これまでは、廃病院のお化け屋敷で、訪れる客を驚かしていたのだけれど。
そんなお化け屋敷の休憩で抜け出してきた宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)の格好は、だからか、おばけ風クラシックナースの格好。
いえ、流石に血のりなどのメイクは落としていますけれど。
だって、妖怪横丁を巡るのは、ひとりでではなくて。
「わ~い♪ おまつりですの~♪」
うきうきとはしゃいでいる、天絹・蠱白(時紡ぎの蚕・g02455)も一緒だから。
というわけで、勿論自分も彼女と一緒に、目一杯楽しむつもりではあるが。
今回も蠱白の引率で、来ているアリス。
そして早速、あっちへきょろきょろ、そっちへそわそわ。
迷子にならないように見守るシルクちゃんはあたふた、ダブル保護者で、蠱白に楽しんでもらえるよう付き添いを。
それから、妖怪横丁でアリスが始めるのは、休憩を兼ねての食べ歩き。
「いっぱい食べましょうね」
暑い夏の水分補給にもうってつけな、カッパ印の浅漬けキュウリをポリポリしながらも、きっちりと。
「人が一杯だから、ちゃんと前見て歩きましょうね」
そう釘は刺しておくアリスだけれど。
返ってきたのは、はーい、と素直で良い子なお返事。
それに、蠱白のもっぱらの興味はやはり。
「おいしそうなものが いっぱいですの~♪」
インセクティアの特性全開で全メニュー制覇の勢いで、美味しいものばかりの食べ歩きにうきうきしているから。
「折角の妖怪横丁だから、妖怪メニューも食べておきたいわね」
そんなアリスの声で、蠱白はようやく周囲の妖怪のことに気づく。
それから、きょろりと視線を巡らせた後、こてん。
「ようかいの おまつり? ハロウィンみたいですの」
蠱白にとっては、昔から続く妖怪アニメも一時期流行った妖怪ゲームも、知らないから。
妖怪といえばクロノヴェーダ、だから主にエネミー的な意味で妖怪は怖い……そう思っているのだけれど。
でも、ハロウィンはたのしいおばけのお祭りだということは、知っているので。
周囲の人たちの和風なおばけの格好に、蠱白がそういえば、アリスも頷いて返して。
「仮装した人が闊歩してるって意味では、ハロウィンぽさがあるわね、確かに」
蠱白は、日本妖怪と言えば……ふと思い出す。
「そういえば コハクがずっとちっちゃかったころ、はじめてたたかったのは へーあんのオニとか ようかいだったですの」
蠱白の言う、ずっとちっちゃかったころ……その時から何気に、まだ3年ほどしか実は経ってはいないのだけれど。
「おんみょーじのおじちゃんとか いたとおもうけど、ずっとまえだったし もうこわかったことしか おぼえてないなぁ……」
女児にとって3年前は、十分に大昔なのである。
「京がディヴィジョンだったのも結構前よね」
そして、そう返すアリスも。
(「大人の私でそうなんだもの、蠱白さんにとっては大昔か」)
そんな彼女の感覚には理解を示しているのだ。
それから、夏休みの課題を蠱白から受け取って褒めてあげたりだとか。
お化け屋敷で案内した人と挨拶交わしたりしつつも、アリスは屋台を巡って。
「豆腐小僧とか小豆洗いとか食べ物に関係する妖怪って結構いるのよねぇ」
小豆洗いの氷あずきの屋台を見ていたアリスなのだけれど。
「あ、おじちゃん。この おうどんください♪」
蠱白のそんな声に、改めて視線を彼女へと戻せば。
彼女が注文しているのは、長細く切った油揚げ9本入りうどん――そう、“九尾の狐うどん”である。
そして蠱白はつるつる、嬉々とうどんを食べ始めるも。
「あらあら、タヌキとキツネが競ってるのね。じゃぁ、私はこっちの金長狸そばにしようかしら?」
旦那さんが狸系なので……四国の妖怪だったかしら? なんて首を傾けつつも。
蠱白が九尾の狐うどんだからと、狸蕎麦にしてみるアリスなのだけれど……でも、蠱白は勿論、蕎麦も食べる気満々である。
それから、いっぱい妖怪メニューを食べて、それなりに横丁を巡れば、休憩時間も終わりそうになっていたら。
あとの引率はシルクちゃんに任せて、こう蠱白に声をかけて、アリスは戻ることにする。
……これで、私は戻るけど、蠱白さんも後で来てみてね、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】がLV2になった!
【エイティーン】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV7になった!
四葩・ショウ
萱さん(g01730)といっしょに
今日のわたしは三毛柄猫又の恰好で
つけ猫耳△△に
短いボブテイルのつけ尻尾だってちゃんと、二又にして
やぁ、狐さんのお目当ては何ですか? なーんて
お祭りっぽくてすてきですね
よく似合ってます! と笑んだのなら
妖怪の街へいきましょう
賑わいもひとびとの行き交う様子も
お祭りって感じですきなんです
萱さんは気になるもの、ありました?
あ
わたしも妖術クリームソーダ(ノンアル)、気になってました!
!
ほんとうに色が変わりましたね……ふしぎ……
わたしはこれです、『すすわたり』のたこせん
ふふ、これなら
見た目が可愛くって食べにくいってこともありませんし
次は、と人混みを游げば
声と怪しげな光に視線を向ける
あれは――金魚すくい?
萱さん、やったことはありますか?
わたしはあんまり経験、ないんです
んん……!
察せられて逃げちゃう
結構難しいんですね
さっと器を差し出して渡せば
彼が掬い上げる赤のいろ
すごいです!とはしゃいだなら
――いいんですか?
はい、よろこんで!
『いつか』の約束にももちろん、と笑ってみせて
標葉・萱
四葩さん(g00878)と
黒地に金曳く狐面は浴衣と揃いの仕立
目の前で楽し気に揺れる耳を眺めて
四葩さんは可愛い、けれど
どうにも祭りとはいえ面映ゆい
賑わいも提灯も非日常めいて
浮足立つ気持ちが捉えるのは色鮮やかなクリームソーダ
猫娘さんに気取られたかしら
アルコールもお祭り騒ぎの一滴なら良いだろうかなんて
一口どうぞ、まではもう少し
きっと色が変わるようにあっという間にだろうけれど
たこせん。意外なチョイスに目瞬きつつ
可愛くて食べらなくなる
ことがないからというのは如何にも
四葩さんらしいかなと笑い含めつつ
風船、お面、射的
声に足止めたのは金魚掬い
私も、あまりないかな
どうにも遠巻きに見るばかり
隣にしゃがむのもどこか新鮮
おや、惜しい
穴が空きそうでこわいな
そうっと息さえ止めつつ
あ――
ぎりぎり間際に器を貰えば入るかな
手伝ってもらえたら赤い子が一匹
……可愛がってもらえます?
私では預かる自信がないからお願いしたいなと
告げれば返る笑みにほっと、
いつか――様子を見せて貰う約束と添えれば
先を自然に願ったなと、ふと視線を伏せて
訪れた浅草の街だって、今日はお化けだらけの妖怪のまちなのだから。
四葩・ショウ(After the Rain・g00878)だって、ぴこぴこ。
今日の彼女は三毛柄猫又、揺れるつけ猫耳と、短いボブテイルの尻尾だってちゃんと二又にして。
「やぁ、狐さんのお目当ては何ですか?」
なーんて、声向けるのはお隣の狐さん。
黒地に金曳く狐面は浴衣と揃いの仕立。
そんな狐さんこと標葉・萱(儘言・g01730)が眺めるは、眼前で楽し気に揺れる耳。
「お祭りっぽくてすてきですね。よく似合ってます!」
そう笑んで、妖怪の街へと誘う彼女を見れば。
(「四葩さんは可愛い、けれど」)
萱は狐面へとそっと指をかけながらも、思ってしまう――どうにも祭りとはいえ面映ゆい、なんて。
そんな狐さんの心などきっと知らずに。
「賑わいもひとびとの行き交う様子も、お祭りって感じですきなんです」
心なしか、短いボブテイルの尻尾すら、ぴょこぴょこ揺れている気さえするような。
「萱さんは気になるもの、ありました?」
ゴキゲンな様子の猫又さんにそう問われれば。
妖怪達の賑わいも、燈るお化け提灯たちも、非日常めいているからか。
浮足立つ萱の気持ちが捉えるのは摩訶不思議、色鮮やかな妖術クリームソーダ。
そう告げれば、あ、と眼前のオールドローズが煌めいて。
「わたしも妖術クリームソーダ、気になってました!」
……猫娘さんに気取られたかしら、なんて首を傾けてみせれば、悪戯に一瞬だけ思ってしまう。
アルコールもお祭り騒ぎの一滴なら良いだろうか、と。
でも、そんな「一口どうぞ」まではもう少し。
「! ほんとうに色が変わりましたね……ふしぎ……」
そう――妖術のかかった雫を数滴落とした、眼前のソーダみたいに。
(「きっと色が変わるようにあっという間にだろうけれど」)
今はまだ、大人の味はお預けにして、甘く弾ける妖術に酔い痴れることに。
それからショウがお披露目するのは、手に入れた戦利品。
「わたしはこれです、『すすわたり』のたこせん」
「たこせん」
そんな意外なチョイスに、萱は目を瞬かせるも。
その選択に至った理由を聞けば、納得。
「ふふ、これなら、見た目が可愛くって食べにくいってこともありませんし」
可愛くて食べられなくなることがないから、なんて。
(「如何にも四葩さんらしいかな」)
そう笑い含めつつ見れば、嬉々とはむり、憂いなく口にする猫さんの姿。
それから、歩く横丁の道に並ぶのは、風船、お面、射的――口にするもの以外の屋台たち。
そして、次は、と人混みをショウが游げば。
「あれは――金魚すくい?」
声と怪しげな光に向けた視線の先には、ゆうらり泳ぐ金魚たち。
萱も彼女と共に足を止めて。
「萱さん、やったことはありますか? わたしはあんまり経験、ないんです」
「私も、あまりないかな」
どうにも遠巻きに見るばかりであったから……すとんと隣にしゃがむのもどこか新鮮で。
ポイをしゃきんと構えて、いざ!
気合を入れて、でも慎重に、ショウはしゅっと金魚を掬った……かと思いきや。
「んん……! 察せられて逃げちゃう」
すいっと容易く避けられて、捉えることもできなくて。
結構難しいんですね……そうお耳もぺたんとなってそうな、残念な響きを聞きながら。
萱もすっとポイを水の中に浸してみるも。
「おや、惜しい。穴が空きそうでこわいな」
一度は、すいっと金魚たちに逃げられるも。
そうっと息さえ止めつつ、静かにひらり揺れる尾ひれを追ってみれば。
「あ――」
「あっ」
ショウがさっと器を差し出して渡せば、ぎりぎり間際に。
「すごいです!」
器の中を泳ぐのは、萱が掬い上げた赤のいろ。
そんな赤い子を、はしゃぐ彼女へとそっと差し出して。
「……可愛がってもらえます?」
「――いいんですか?」
「私では預かる自信がないからお願いしたいなと」
そう告げれば……はい、よろこんで! と。
返る笑みにほっとしつつ、赤の子とともに添える約束。
いつか――様子を見せて貰うという、先を。
そして、そんな『いつか』の約束にもちろん、って。
笑ってみせるショウの声を聞きながら、萱はふと視線を伏せる。
掬いあげた赤を、向けた琥珀にもひらりと泳がせながら――先を自然に願ったなと。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
ヴェルチ・アリ
シエル(g01847)と共に参加。
妖怪って言われてもなぁ…シエルはともかく、こっちサイボーグなんだけど…。
…あ、そっか。あの衣装があったか、あれなら確かに違和感なくいけるかも。ナイスだシエル。
尻尾…あー、成程妖狐だけに。…なんか、本職の人から見て何か言われるとかないよね。ないか流石に。
付け尻尾に妖狐メニューね、OK了解。じゃあ…手、出して、シエル。大丈夫だとは思うけど、しっかり握っててね。
妖怪大福美味しいよね。フルーツの種類が多いのもいい。
たこせん…って、タコをそのまませんべいにしてるわけじゃないんだねこれ。ややこしいな。ちなみに妖怪わたあめ結構気に入りました。思ったよりぱちぱち弾けて…うん?(思わず増えている尻尾を二度見)…(妖精さんを見る)…あぁいやなんでも。シエルが綺麗で何よりです。あ、どぞどぞ(差し出す)
というか、妖狐のお菓子が中々見つからないねぇ。
ふふ。そうだね、僕もこの祭りの空気に、あてられてるかも。
楽しいよ。とても。
シエルと一緒に過ごせて。楽しいとも。
アドリブを歓迎します。
シエルシーシャ・クリスタ
ヴェルチ(g03614)と一緒に。アドリブ歓迎。
妖怪横丁、妖怪っぽいコスプレかぁ。どうしようかな。
今年のディアコレの、千本鳥居部門で着た衣装、いいかもだね。狐のお面もあるし。
ほら、妖精さんたちもこの時の衣装でいい?それとも私とお揃いにする?
あ、ついでだから尻尾も付けてみようか。
コスプレする人も多いみたいだし、つけ尻尾もきっとすぐ見つかるよね。
それから、妖狐っぽいメニューもきっとどこかにあるはず。探してみよう。
……本職の人……種族が妖狐の人?違うか。
ん。じゃあ、はい(少し微笑んで手を繋ぐ
ね、ヴェルチ。この妖怪大福おいしい。妖精さんたちにも高評価。
タコセン?っていうのもなかなか。ヴェルチは何か気に入ったのあった?
パチパチ……どんなかな。ちょっと分けてもらってもいい?
※妖精さんの悪戯で尻尾をこっそり徐々に増やされてる。重さも不思議な力で誤魔化されてて気づいてない。
あ、そうだった。狐のお菓子も探すんだった……
お祭りの空気って、ついつい浮かれちゃって。不思議だね。
でも、楽しい。ヴェルチは?
賑わいをみせる浅草をそぞろ歩くのは、夏の宵を楽しむ妖怪達。
だって、今日だけは特別、下町が妖怪横丁へと化けているのだから。
そして、そんな妖怪横丁へとやって来たものの。
「妖怪横丁、妖怪っぽいコスプレかぁ。どうしようかな」
「妖怪って言われてもなぁ……シエルはともかく、こっちサイボーグなんだけど……」
そう悩まし気な様子なのは、シエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)とヴェルチ・アリ(GE-■■・SOL■■×××・g03614)。
妖怪横丁なのだから、やはり自分達も妖怪になるべきかとは思うも。
妖怪と言われてもどうするか……なんて思っていれば。
シエルシーシャが思いついたのは、春に一緒に仕立てた衣装のこと。
「今年のディアコレの、千本鳥居部門で着た衣装、いいかもだね。狐のお面もあるし」
「……あ、そっか。あの衣装があったか、あれなら確かに違和感なくいけるかも。ナイスだシエル」
「ほら、妖精さんたちもこの時の衣装でいい? それとも私とお揃いにする?」
ということで、あの時の袴姿の和装に着替えて、赤と青のお揃いの狐のお面をつけて。
妖精さんたちも妖怪に変身させれば、折角だからとシエルシーシャはもうひと工夫。
「あ、ついでだから尻尾も付けてみようか。コスプレする人も多いみたいだし、つけ尻尾もきっとすぐ見つかるよね」
「尻尾……あー、成程妖狐だけに。……なんか、本職の人から見て何か言われるとかないよね。ないか流石に」
そんな彼の言葉に……本職の人……種族が妖狐の人? 違うか、なんて。
首を傾けながらも、シエルシーシャはこうも続ける。
「それから、妖狐っぽいメニューもきっとどこかにあるはず。探してみよう」
「付け尻尾に妖狐メニューね、OK了解」
ということで、無事に付け尻尾も貸衣裳屋さんから借りて、目的も大体決まれば。
賑やかな妖怪たちが闊歩する夜に、逸れないようにと。
「じゃあ……手、出して、シエル。大丈夫だとは思うけど、しっかり握っててね」
「ん。じゃあ、はい」
言われた通り、シエルシーシャは少し微笑んで。
ふたりで手と手を繋げば――いざ、妖怪横丁巡りへ。
そして町の風景や行き交う人々も妖怪仕様なのだけれど、店や屋台に並ぶ美味しい物も妖怪だらけ。
そんな中でも時に気になった妖怪グルメや妖怪スイーツを買ってみて、食べてみれば。
「ね、ヴェルチ。この妖怪大福おいしい」
「妖怪大福美味しいよね。フルーツの種類が多いのもいい」
「妖精さんたちにも高評価」
ゆるかわなお顔の妖怪フルーツ大福は、妖精さんたちも気に入ったほどの絶品!
そして甘いものだけではなく。
「タコセン? っていうのもなかなか。ヴェルチは何か気に入ったのあった?」
「たこせん……って、タコをそのまませんべいにしてるわけじゃないんだねこれ。ややこしいな。ちなみに妖怪わたあめ結構気に入りました」
甘くないものや、ぱちぱちなものも、なかなかのもので。
「思ったよりぱちぱち弾けて……うん?」
刹那、ヴェルチは思わず二度見してしまう。
何故だかいつの間にか増殖しているシエルシーシャの尻尾に気づいて。
それからふと、妖精さんを見れば……大体察して。
「ヴェルチ?」
「……あぁいやなんでも」
……シエルが綺麗で何よりです、と。それも本心なのだけれど、そうお茶を濁しておくことに。
首を傾けているシエルシーシャは気づいていないようだから。
妖精さんの悪戯で尻尾をこっそり徐々に増やされているなんて。
増えた尻尾の重さも不思議な力で誤魔化されていれば、気づかないのも無理はない……かもしれない。
あとどれだけ彼女の尻尾が増えるのか、それは未知だけれど。
それから、シエルシーシャはヴェルチへと、こうお願いを。
「パチパチ……どんなかな。ちょっと分けてもらってもいい?」
「あ、どぞどぞ」
パチパチな妖怪わたあめも体験です。
それから、口の中をパチパチさせながらも。
「というか、妖狐のお菓子が中々見つからないねぇ」
ヴェルチの声に、思い出すシエルシーシャ。
「あ、そうだった。狐のお菓子も探すんだった……お祭りの空気って、ついつい浮かれちゃって。不思議だね」
「ふふ。そうだね、僕もこの祭りの空気に、あてられてるかも」
もしかしたら、不思議な妖術がかかっているのかもしれない、なんて。
思わず顔を見合わせれば、愉快な気持ちになって。
うっかりもしたけれど、シエルシーシャは彼へとこう紡ぐ。
「でも、楽しい。ヴェルチは?」
「楽しいよ。とても」
そして再び手と手をしっかりと繋いでから、今度こそ妖狐のお菓子探しに繰り出しながらも。
ヴェルチはこう続ける――シエルと一緒に過ごせて。楽しいとも、って。
まだあともう少し、ふたりお揃いの妖怪のままで。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【操作会得】がLV3になった!
効果2【ダブル】がLV8になった!