リプレイ
小沢・真理
アウグストおじさんが何を言っているのかさっぱりわからないけど、とりあえず🇦🇺を観光🏝️してどっかから攻めてくる艦隊⚓️をやっつければいいんだね。
それじゃー行ってみよー!
せっかく👙もあるしグレートバリアリーフ🪸を独り占めしちゃうよ!
……って🥶!
考えてみれば8月のオーストラリアは冬じゃん!
水着で海に来るような気温じゃないよ!
こうなったら【熱波の支配者】で真夏🌻みたいな気温にしちゃうからね。
【飛翔】でグレートバリアリーフまでひとっ飛び!
【水中適応】で飛び込んで南の海を楽しむよ。
わー写真で見るよりもずっと綺麗✨
そういえば沈没船🛳️とかないのかな。
財宝👑いっぱい積んでるの!
よーし、予定変更でお宝探しに出発だよ!
アドリブ歓迎
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
敵を待ち伏せるにしろ、遠出して先制攻撃するにしろ、侵入経路に近い方が対処し易いですし、早めの準備に越した事はありません。
まぁ、グレートバリアリーフを見てみたいのも本音ですけれど。
丁度良い機会ですし、ユリウスとも一緒に遊びましょうか。
日本と違い、今のオーストラリアは真冬ですから、本来は防寒が必要ですね。
ただ、周辺の気温を変に弄ると環境に悪影響が出そうです。特に珊瑚礁は環境に敏感ですしね。
なら、此方が環境に適応した方が良いですね。
寒冷適応で寒さに、水中適応で海中に適応したら、新調した水着(今年はビキニタイプです、水色の方)に着替えて、ユリウスと一緒にグレートバリアリーフの鑑賞会です。
服装や装備一式、ガウンはアイテムポケットに収納です。
水中では、珊瑚礁を傷付けないように注意しながら観賞しつつ、周辺のお魚さん達も見てみましょう。いずれ時が動けば、ここも元通りになりますでしょうか?
ある程度観賞したら、浜辺に上がってユリウスと遊びつつ敵を警戒。
敵襲の兆候が見えたら、戦闘準備です。
●温冷ガールズ
パラドクストレインはオーストラリアに到着。
しかしまだ扉は開かない、女の子は何時だって身支度に時間が掛かるものだ。
「アウグストおじさんが何を言っているのかさっぱりわからないけど、とりあえず🇦🇺を観光🏝️してどっかから攻めてくる艦隊⚓️をやっつければいいんだね」
小沢・真理(夢の続き💫・g10299)は決してはしゃいでいたわけではない。
常日頃からハイテンションなだけだ。
感じるままに感じたことを告げているだけだ。
「敵を待ち伏せるにしろ、遠出して先制攻撃するにしろ、侵入経路に近い方が対処し易いですし、早めの準備に越した事はありません」
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は猫のような表情をした。
宇宙をバックにしているアレだ。
普段から冷静な彼女の事、朝からマックスボルテージな真理について行けなかったのかもしれない。
「それじゃー行ってみよー! せっかく👙もあるしグレートバリアリーフ🪸を独り占めしちゃうよ! ……って🥶!」
その時、真理は気が付いてしまった。
携帯をスイスイやりながら、アプリで国の情報を探る。
「考えてみれば8月のオーストラリアは冬じゃん! 水着で海に来るような気温じゃないよ! こうなったら【熱波の支配者】で真夏🌻みたいな気温にしちゃうからね」
「お気にづきになりましたか……」
ガバっと席から立ち上がろうとした真理を、フィーナは片手で止めた。
まだ、その時には早いのだと。
「日本と違い、今のオーストラリアは真冬ですから、本来は防寒が必要ですね。ただ、周辺の気温を変に弄ると環境に悪影響が出そうです。特に珊瑚礁は環境に敏感ですしね。なら、此方が環境に適応した方が良いですね」
「ええー。寒冷適応しろってことー!?」
フィーナの言葉に真理は絶叫した。
真夏の海で泳ぐ気バリバリだったのに、どうして寒さに堪えねばならんのか!
この衝撃はいかんともしがたく、伝説の必殺技たるシステマ・ハリケーンという教祖をぶつける技を使いたくなってしまったほどだ。
だが、事実は小説よりも奇なり。
妙なオチが付いて来たのであった。
「納得がいかないわ! こうなったら競争して先に付いた方が……って、ぬくっ!? 24度おおお!?」
真理は飛び出そうとして思わず驚いた。
何しろ気温は20度を越えている。
35度の新宿に比べたら涼しいが、20年前だったら夏で通じる気温である。
「そういえば……温暖化に加えて、地球自体が温熱期になりかけているという話も聞きましたね。戦国時代に寒冷期だったのと、ちょうど逆です」
寧ろ熱いのが苦手なフィーナは微妙な顔をする。
そういえば彼女の恋人も厚い方が致命的だと言ってたような。
なんだかお似合いの二人であろうと、脳内で妄想しておこう。
「こうしちゃいられないわ! 独り占めできる時間は少ないみたいね!」
真理は飛翔でグレートバリアリーフまでひとっ飛び!
命短し恋せよヲトメ!
……教団に恋愛ガチ勢いたっけ? まあいいやと天空を掛ける少女であった。
「まぁ、グレートバリアリーフを見てみたいのも本音ですけれど。丁度良い機会ですし、ユリウスとも一緒に遊びましょうか」
対してフィーナはまったりと過ごすことにした。
暫くオーストラリアの気温と地形を愉しんでから、目的のサンゴ礁へ飛ぼう。
ダンジョンペンギンのユリウスと相談しながら、今年伸張したビキニやらを出し他の装備をアイテムポケットに放り込んだ。
「とつ、にゅう!」
やがて飛行中の真理はそのまま海の中へドボン。
最初から下には水着を着てきたのであ~る。
どうせアイテムポケットあるもんね。塩でカピカピの上着はしまっていこーぜ! 帰りはオニューの上着を着て帰ればいいのさ。
「わー写真で見るよりもずっと綺麗✨」
誰が来ているわけでもないが、真理はそのまま水中探索を始めた。
最初の頃はサンゴ礁の美しさや広大さに目を奪われていたのだが……。
「そういえば沈没船🛳️とかないのかな。財宝👑 いっぱい積んでるの!」
気移り激しい彼女の事である。
直ぐに忘れて未知の光景にドキドキしながら泳ぎ続けたのだ。
よーし、予定変更でお宝探しに出発だよ!
「確かに綺麗ですね。触って折れると大変ですし、見える距離かつ接近し過ぎないというのは大変そうです」
対照的にフィーナはゆっくりと到着した。
既に真理が何処へ行った後、サンゴ礁を眺めている。
そして時間が止まった魚たちを、天井に吊り下げられたモールドのように探し始めた。
「いずれ時が動けば、ここも元通りになりますでしょうか? この地を巻き込まないようにしないといけませんね」
そしてフィーナもあちこちをウロウロと遊泳。
色々と見て回りながら、満足した所で浜辺に引き上げる。
やがて現れる敵を探すかのようで、徐々に気を引き締めているのだろう。
もしかしたら姿が見えない真理も別の場所を捜索しているのだろうか? そんな事をも居ながら、少女たちは美しい海を堪能したのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と一緒に
水着:https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=182820
海!海だよ古安くー……コホン。
今日のわたしは、清楚で控えめな渚のご令嬢スタイルなので。
ふふ、エスコートはよろしくお願いしますですわよ。
今年の夏はバタバタしていて、
海やプールに行ったりとか、夏らしいお出掛けって出来なかったから。
遅めの夏休み気分で、のんびり羽を伸ばすのだよ。
…ところで古安くん。例のモノはあるかな?
七曜の戦お疲れ様!ってことで、トロピカルなジュースで乾杯しちゃおう♪
折角取り戻せたのだから、サンゴ礁も見てみたいよね。
日傘は畳んで、全力ダッシュで海にダイブ!古安くんもおいでよ!
ふふー、キラキラの海を泳ぐイケメンは絵になるわぁ。眼福眼福。
…見とれていたら視線が合ったような気がして、慌てて海中に視線を移したり。
時間が止まった海の中で二人きりっていうのも、なんだか不思議で素敵な時間。
クジラ、いるかな?
世界を全部取り戻した後も、
またこんな風に、一緒に遊べたら嬉しいな。
九重・古安
イツカ(g02834)と一緒に参加だ。
普段と大分雰囲気が変わった感じがあるが、確か渚の令嬢スタイル……というやつだったか。いつも通り賑やかにはしゃぐイツカも良いが、こういうお洒落も良いものだ。では、エスコートは俺が勤めよう。
今年の夏は七曜の戦で忙しかったからな。束の間とはいえ息抜きは必要だろう。もちろん祝杯の準備はしてあるとも。ノンアルコールで済まないが、景色を眺めつつトロピカルなジュースで乾杯といこう。
で……案の定お嬢様モードは長続きしなかったか。そんなに慌てなくても海は逃げたりしないだろうに。とはいえせっかくとれた二人の時間だ。目一杯楽しむために俺も続くとしよう。
この透き通った海を楽しめるのも、元気に泳ぐイツカの水着姿を目に焼き付けられるのも役得というもの。七曜の戦を勝ち抜いた甲斐があったというものだ。……あまりジロジロと見るのも失礼だし、海中にも目を向けようか。時間が止まった海中だが、運が良ければクジラなど見れるだろうか?
またいつかの機会に、生き物たちが躍動する海が見れると良いな。
●
「海! 海だよ古安くー……コホン」
イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は思い留まった。
いつもの勢いで行くのはよろしくない。
今日のイツカは、清楚で控えめな渚のご令嬢スタイルなので!
「ふふ、エスコートはよろしくお願いしますですわよ」
イツカは想像上のお嬢様言葉を使ってみた。
清楚で控えめな渚のご令嬢スタイルなので(二回目)。
身に着けている素の言葉と違って、演技の言葉はどこかぎこちない。
「ほー。確か渚の令嬢スタイル……というやつだったか」
九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は思わず感心した。
普段と大分雰囲気が変わった感じがあるが、その姿は実に似合っている。姿に対して言葉使いが微妙だが、装束は着慣れても言葉は使慣れないのだろう、きっと。
(「いつも通り賑やかにはしゃぐイツカも良いが、こういうお洒落も良いものだ」)
では、エスコートは勤めよう。
軽く手を取って歩き難い場所で転ばないようにする。
重い荷物はアイテムポケット行きだが、直ぐに使う物は古安が手に取って歩いた。
(「うーん。いいなあ。今年の夏はバタバタしていて、海やプールに行ったりとか、夏らしいお出掛けって出来なかったから。遅めの夏休み気分で、のんびり羽を伸ばすのだよ。ふふふ」)
イツカはお嬢様スタイルで歩くのに苦心はしてない。
それほど特訓した覚えがないが、不思議と体が馴染んでいる。
むしろ言葉使いの方が成れないくらいだが、きっと意識しているからだろう。もし記憶が蘇る事があれば……。
「……ところで古安くん。例のモノはあるかな?」
カットカットカット!
ザリザリと濁る記憶と雑音を無視。
イツカは唐突にビーチで楽しみたくなった。うん、今年の夏はバタバタしていたからね。仕方ない。
「もちろん祝杯の準備はしてあるとも。七曜の戦で忙しかったからな。束の間とはいえ息抜きは必要だろう。ノンアルコールで済まないがね」
古安は笑ってクーラボックスをコンコンと叩いた。
アイテムボックスから顔を出したそのサイズは、色々と工夫できるようにしている。
やがて二人は海辺にチェアとテーブルを並べた。
クーラボックスからお酒(ノンアル)を取り出し、トロピカルなフルーツで飾り立てる。
「七曜の戦お疲れ様! ってことで乾杯♪」
(「で……案の定お嬢様モードは長続きしなかったか。そんなに慌てなくても海は逃げたりしないだろうに。とはいえせっかく取れた二人の時間だ」)
さっそくイツカは飾り立てたお酒に口を付ける。
古安は盃を掲げて応じて見せつつ、少しずつ啜る様に愉しんだ。
ここで色々と言うのは野暮というものだろう。月と虫の声で楽しめるくらいだ、夏の日差しと女の姿で飲む酒(ノンアル)も悪くない。
「折角取り戻せたのだから、サンゴ礁も見てみたいよね」
ガバッ!
この音は動きのダイナミックさか、それとも借りて来た猫がふっ飛んだ姿か。
イツカは盃を飲み干しフルーツをパックンチョすると、日傘を畳んで全力へ海へダッシュした。
「古安くんもおいでよ!」
「……海は逃げんぞ。まあ気持ちは判るがな」
イツカの急展開するノリに古安は苦笑を浮かべる。
酒くらいゆっくり楽しませてくれと思うが、この夏は短い。
命短し恋せよヲトメとは言うが、男が黙って天下を取る時代は過ぎた。ここは女性の艶姿に合わせるべきだろう。
(「この透き通った海を楽しめるのも、元気に泳ぐイツカの水着姿を目に焼き付けられるのも役得というもの。七曜の戦を勝ち抜いた甲斐があったというものだ」)
口に出しても野暮なので特に何も言わないが……。
意外とムッツリな事を古安は考えていた。
いや、男が助平でなければ国は栄えないが……。……あまりジロジロと見るのも失礼だし、海中にも目を向けようか。
(「ふふー、キラキラの海を泳ぐイケメンは絵になるわぁ。眼福眼福」)
イツカはイツカでムッツリな事を考えている。
いや、サッキュバスだからではないし、純情可憐な乙女だってイケメンは気に掛かるものであろう! とりあえず見つめていたら視線があった気もしたので、お互いに目を反らせて海へと目を向ける二人であった。
「時間が止まった海中だが、運が良ければクジラなど見れるだろうか?」
「クジラ、いるかな? いるかも? 動いてないから、それこそパラドクス通信とGPSで……やめとこっか」
古安が珍しく望みを口にしたので、イツカは合わせようとした。
だが、考えを連ねている間に案を破棄する。
だって他の連中と話をしたら、確かにクジラが何処で停止をしているか判るだろう。だって動かないもんね。でも、それは二人っきりの時間が終わるって事だ。
時間が止まった海の中で二人きりっていうのも、なんだか不思議で素敵な時間。
こんな貴重な時も戦いが始まれば戦いだし、可能かどうかは別にして、全てを取り戻したら二度と訪れないのだ。
「世界を全部取り戻した後も、またこんな風に、一緒に遊べたら嬉しいな」
「ああ。またいつかの機会に、生き物たちが躍動する海が見れると良いな」
いつか、きっと。
まだ見ぬ未来に楽しい事を想起する。
「キューン♪」
「え? 今何か……」
「いや、聞こえた……はずだ。馬鹿……な」
「もしかして奇跡?」
「かも、しれないな……」
未来に楽しい事を描く事、それは希望の物語と言う。
彼方に聞こえたイルカの声に、二人は我知らず耳を傾けて顔を見合わせてドキドキしていたという。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
エトヴァ(g05705)と海へバカンス~
…もとい!
海中へ潜んで冥海機の出現を待つよ!!
おニューの水着で海賊スタイルになって
海へ潜ろう!わくわく
【水中適応】に【完全視界】も使ってフィンも付けて
ディアボロス効果で無問題だけど、僕は素潜り派!
船でグレートバリアリーフ付近に来たらドボンと飛び込みエトヴァを待って水中散策に向おう
エトヴァの手を取り水中へ泳いで行けば
色鮮やかな美しい海中の世界に感嘆
おぉぉ~綺麗過ぎる
こんな色のお魚が居るのかとまじまじと見たり
エイのヒラヒラを眺めたり雄大なマンタやウミガメと泳いだり
エトヴァの写真に写ったり
キュィキュィという声を聞けばイルカが近づいて来る!
一緒に泳ぎたい!!
【イルカ変身】を使い軽快に泳げる水中を楽しむ
これは良い
エトヴァの近くに寄れば、懐くようにすり寄って
乗って乗ってとキュイキュイ言う
ふり落さないように気を付けながらジャーンプと楽しもう
頃合いになれば
【動物の友】で近辺に居る動物たちに
これから戦闘が起こるから安全な場所に隠れて~
遊んでくれてありがと~
と伝えよう
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と一緒に
海だー
バカンスだ
待機時間は有効活用だな
七曜の戦を終えて……心晴れるひとときを、二人で過ごしたい
水中適応よし、マスクで視界確保
緯度は低いけど、一応寒冷適応かな?
通常程度なら海の温度も肌身に感じてみたい
新調の海賊水着にフィンをつけてダイビングだ
船でグレートバリアリーフへ(船調達できなければ水面付近を飛翔)
海の只中へダイブし、ラズの手をとる
海の色彩と、色鮮やかな珊瑚礁に感嘆の吐息を零し
瞬きも忘れそう
すごい……!
こんなに美しい海は初めてだ
熱帯魚たち……色が泳いでいるみたい
珍しがって、楽しんで
魚たちやマンタやウミガメと一緒に泳ごう
ラズに手を振り、水中カメラを構え
海の生き物たちと一緒に、二人で満面の笑顔で映ろう
わ、イルカ?
群れに出会えば、一緒に戯れ
すり寄るイルカ姿のラズにまたがって、背ビレをつかんで
ジャンプ!
飛沫に笑い声あげて
ああ、なんて幸せ
【動物の友】の避難を手伝い、生物たちへ礼を
叶うなら珊瑚礁の外を戦場にしたいものだ
双眼鏡で偵察、霧や敵影をみたら【PD通信】で報せよう
●
きゅーんきゅーん♪
きゅーんきゅーん♪
彼方でそんな声を聴いたような気がする。
「バカンス~」
「海だー」
そんな声をも聴いたような気がする。
全ては幻聴なのだろうか?
「海中へ潜んで冥海機の出現を待つよ!!」
「待機時間は有効活用だな」
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)とエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は笑顔であった。
オーストラリアは冬だが、温暖化の影響もあって暖かい。
そして二人は恋人同士、どうして笑顔がこぼれない理由があるものか。いや、ない。
『海へ潜ろう! わくわく」
もしラズロルたちの心情を言葉に表すならばコレだろう。
言葉に出てるんじゃないかって?
野暮な事は言うなよ。
ラズロルはおニューの水着で海賊スタイルになって、水中適応に完全視界を使ってフィンも足に付けていた。どう見ても水中遊泳ルックだけどな。
「このくらいなら寒冷適応なしでも行けるか。まあ体が凍えるなら使うくらいだな」
エトヴァもまた水中適応を使い、マスクで視界を確保した。
なんで完全視界を使わないかって?
野暮な事を言うなよ、様式美さ。まず姿かたちを整えるものである。
『七曜の戦を終えて……心晴れるひとときを、二人で過ごしたい』
言葉に出すとしたら、これこそがエトヴァの偽らざる気持ちであろう。
彼もまた海賊水着を身に着けて、フィンを足に泳ぎ始めた。
ディアボロスたちは空中を飛翔し、優雅に水中へと泳ぎ始めたのだ。
「おぉぉ~綺麗過ぎる」
「すごい……! こんなに美しい海は初めてだ」
ラズロルとエトヴァは美しき海を堪能し、感嘆した。
百景があれば、百景に相応しい言葉を連ねても良い。
だが、人はそれを思い出で語るものだ。現地に在れば、ただ『凄い』だけあれば良い。
「海もだが珊瑚も素晴らしいな。瞬きも忘れそうだ」
「お魚も面白いよ。時間が止まっているから動かないけ……ど。って、あれれ!?」
エトヴァが珊瑚を見つめているのを見て、ラズロスは手を取って案内した。
そこには魚たちが珊瑚の間を潜り抜けようとしているではないか。
一瞬だけの光景が、時間が凍るかのように閉じ込められていたかに見えたのだが……。
「動いてる! この子たち動いてるよ! こんな色のお魚が居るのか……」
「熱帯魚たち……色が泳いでいるみたいだな。しかし期間前だから動物も魚も動かない筈だが」
ラズロルとエトヴァは絶句した。
期間前で時間が動いていないというのに、魚の一部が動いているのだ。
彼らは実に色彩が豊かで、毒は無いのか、けばけばしくなく自然な色合いであった。
「ああ、そうか。一部の魚は止まっていて、一部は動いている。それが理由だ。繋がっている海からやって来たな」
やがてエトヴァはその理由に辿り着いた。
そういえば案内人たちの説明はまちまちであったが、動物は触る事は出来るが……。
という但し書き付きで、動かないことが注意されていた。しかし、魚に関しては特に言われておらず、しかし、よくよく思い出せば、イルカやサメが見かけられるから注意しろと言う文言を思い出したのだ。
「どっちでも良いよ。いっそボーナスステージって事で良いんじゃない?」
「それもそうだな。今はこの光景を愉しみつつ、敵に備えよう」
ラズロルが笑うとエトヴァも考えるのを止めた。
今は恋人と二人で愉しめばよいし、英気を養って敵に備えればそれで良いのだ。
二人はマンタやウミガメと共に泳ぎ、あるいはイルカに変身した。
だって向こうからイルカが泳いでいるんだよ!
一緒に泳ぎたいよね!
「わ、イルカ? そうか、変身したんだな」
エトヴァはイルカに変身したラズロルに騎乗した。
最初は魚たちの写真を撮っていたが、それは後でも良いだろう。
ジャンプ! ジャンプ!
飛沫があがり煌くだけで笑い声をあげれば、なんて幸せな光景なのだろうかと思う。
「叶うなら珊瑚礁の外を戦場にしたいものだ」
「よしきた。これから戦闘が起こるから安全な場所に隠れて~。遊んでくれてありがと~って伝えようか」
やがて二人は動物の友を使い、可能な限りの野生生物に避難を呼びかけたのである。
そして双眼鏡を片手に、仲間たちの分まで敵を見張るのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】がLV2になった!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
音無・サカハ
オーストラリアに到着した音無、冥海機はまだ出現していない今、観光とかするしかないな、残念ながら水着が持っていないため、泳ぐのはダメだ
あと地味に寒い時期だし、今
「…なぜだろ、なんか、懐かしい気がする、まるで…家に帰ったみたいな気が」
なぜか分からないが、懐かしい気がする、まるで故郷に戻った気がする…気のせいなのかな。
せっかくだし、観光でもしに行くか、オーストラリア名物料理とかも食べたいし、歩き食べツアーで行くか
「とりあえず、こなたりの店全部制覇していくか」
でもやっぱ、一人だけだと、ちょっと寂しいな
ニーニ・ニニ
【砂】
ぐれーと!ばりあ!りーふ!!
初めて聞いた時には、すごく強い必殺技かと思いましたが、海のことだったのですね。声に出して言いたくなる、素敵な名前なのです。
むむむ?オーストラリアは、コアラやカンガルーがいるとは聞いていましたが、空飛ぶ大蛇もいるのですか??
……って、蛇でしたか。鯨さん、いるのです?あとでぼくも見たいですよ。
ハーリスが天幕、屏がアイスを用意してくれているので、海でのバカンスの準備は完璧なのです。
……おや?あっちの方で観光しているのはサカハでしょうか?
サカハも、良かったら一緒に遊びませんか?
ぼく、スイカ持ってきましたので。
あとで皆で浜辺でスイカ割りするですよ!
折角なので、お気に入りの水着(https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=182712)に着替えて。
サンゴ礁の海を泳いでみたいのです。
人魚姫の絵本の世界みたいに、きっと素敵に違いないのですよ。
時間があれば、街や動物達や皆の写真も撮りたいです。
楽しい夏の思い出と、お友達へのお土産になりますから。
青沢・屏
【砂】
無人の海は、私たちに貸し切られたようなものでしょう。
でも楽しんでくれる人がいる以上、サービスを担当する人も必要です。
じゃ、私がやりましょう。
小さな箱を持って、飲み物やアイスクリームが入っています。強いて言えば、今はオーストラリアの冬のはずなのですが……でもこんな時にアイスクリームを食べるのも格別だ。
まずみんなと一緒に街の様子を見に行きます。
「街ですか……人気がない状態とあいまって、鬼城のようですね。」
しかし、将来ここは必ず復興するだろう。「最終人類史」の中に。
「ニーニさんの水着は可愛いよ。水に入ると私は参加しません。その分、夕食の準備はしておきますよ、だから思う存分遊びましょう。」
ここでの仕事を始める前に、ゆっくりとくつろぎましょう。
「心配しないでください。執事としてのこの時間は、私にとって「リラックス」です。」
ハーリス・アルアビド
【砂】
海に遊びに行くのは久しぶりです。任務ではやはり心持ちが違うので。
そうですね、グレートバリアリーフは強そうな名前ですからとニーニさんの様子に思わず口許が綻びます。
日除けの天幕…タープと言うのでしたね。それにシート、日焼け止めなどを持って行き、海に着いたら設置しましょう。海水と砂を落とすためにポータブルシャワーも必要ですね。
途中通りかかった街の静けさに人々が帰還していないことを思い出しました。不思議な雰囲気です。
おや?音無さんもこちらにいらしたのですね。よろしければご一緒にいかがでしょうか。
ニーニさんの水着は可愛らしいですね。私は水着を持っていませんのでこのまま泳ぎます。昔からそうしていたので慣れたものですよ。
ああ…美しいですね。海の中の光景は異なれど、包まれるこの感覚は生前から変わりませんね…ふふ、皆さんも楽しまれていらっしゃいますね。留守を守って下さる方々にもよい土産話ができそうです。あとは貝殻でも拾って帰りましょうか。
鳴・蛇
【砂】
カンガルーとボクシングをしたいけど、この周辺に生息するカンガルーはクアッカワラビーだった…流石にこの子達とボクシングするには…
四翼大蛇の姿に変貌し空で観光
「グレートバリアリーフ、世界最大最長のサンゴ礁群か、空から見ると壮観だのう…お、あれって座頭鯨の群れだ!」
「座頭鯨達と間近で触れ合おう、泳ぐが苦手な人は鄙人を乗って行こう、ダイビングで疲れたら人も鄙人の背中で休みましょう」
【動物の友】を使って動物と親善し、一緒に遊ぶ
「座頭鯨以外も、ジュゴンやウミガメやイルカや、色んな一緒に遊べる仲間がいるぞ、でも、ここにも毒のある魚もたくさん生息しているので、知らない魚に遭遇したら勝手に触らないようにしてくださいのう」
●
「冥海機はまだ出現していない今、観光とかするしかないな」
音無・サカハ(過去を探す旅人・g10149)はしょんぼりと歩いていた。
何しろ時間が止まっている為、売り子が何も売ってくれない、ガイドが解説もしてくれないのだ。
「残念ながら水着が持っていないし、泳ぐのはダメだというのがキツイな。せっかく気温が高かったんだが」
地味に痛かったのが、寒い時期だと思って居たら暖かった事だ。
温暖化なのか温熱期に差し掛かっているのか不明だが、今現在24度。
20年前なら普通に海水とかやってる温度帯である。
「……なぜだろ、なんか、懐かしい気がする、まるで……家に帰ったみたいな気が」
「ぐれーと! ばりあ! りーふ!!」
その時、サカハは元気な少女の声を聴いた。
両手を頭の上で組み、ゆっくりと敵に向かって振り降ろしそうな声である。
あるいはアッパーカットで天高く敵をふっ飛ばしそうな……と言い換えても良い。なんだか懐かしい気もしたが、別の懐かしさに流されてしまいそうになった。
「初めて聞いた時には、すごく強い必殺技かと思いましたが、海のことだったのですね。声に出して言いたくなる、素敵な名前なのです」
その名はニーニ・ニニ(雪陽の子猫・g08923)。
天真爛漫な子猫……あー。ウェアキャットのお嬢さんである。
本人のプライバシーもあるので、年齢はともかく、色々なサイズに関しては黙秘権を貫こう。
「おや、サカハではないですか。せっかくなので一緒に遊びませんか?」
「まあいいけどな。どうせこの辺りの店を制覇しようかと思ってたんだが、アレだろ」
ニーニが元気よく手を振るとサカハは苦笑して頷いた。
親指で屋台やら店先を指さすが、残念ながら時間が止まっている。
「そう言う事でしたら、お役に立てそうですね。こんな事もあろうかと、幾らかの料理を習っておきました」
ここでが青沢・屏(静かなる炎・g00202)やんわりと割って入った。
小さい子の会話を邪魔する気はないが、自分の担当だと思っている部分であるのだから、口を出しておくべきだと判断したのである。
「お前たちも居たのか」
「ええ。無人の海は、私たちに貸し切られたようなものでしょう。でも楽しんでくれる人がいる以上、サービスを担当する人も必要です」
サカハの言葉に屏はやわらかい笑みを浮かべた。
彼はアイスを持ち込んだ他、この辺りの料理を軽く調べたのだ。
そして新宿で出身者に習うことで、リクエストがあれば色々と料理できるようにしてきたのである。
「しかし街ですか……人気がない状態とあいまって、鬼城のようですね」
屏は人が居るのに、人気のない街を眺めた。
時間が止まって寂しく、鬼……古代中国で言う幽霊彷徨う場所の様だ。
しかし、将来ここは必ず復興するだろう。『最終人類史』の中に。
「確かに。途中通りかかった街の静けさに人々が帰還していないことを思い出しました。不思議な雰囲気です」
ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)は屏の言葉に頷きはした。
だが、エジプトを思い出して色々と比べてみる。
どちらかといえば、死者の為に用意された調度品の置き場の方が近い様な気がしたのだ。
「おお。音無さんもこちらにいらしたのですね。よろしければご一緒にいかがでしょうか」
「俺は構わんぜ。時にさっきの叫びは?」
ここでハーリスはサカハに声を掛けた。
仲間が共に行こうと誘ったのだ、ここは畳みかけるところだろう。
「そうですね、グレートバリアリーフは強そうな名前ですから。つい叫びたくなる人が居てもおかしくはないでしょう」
実際にはハーリスではなく、ニーニの叫びである。
しかし彼は、やらなかっただけで自分も叫んだかもしれないと口にした。
ニーニが喜んでいるならば胸を張るだろうし、恥ずかしがっているならば代わりに矢面に立つためだ。見守るという事は真摯に行うものであり、相手を見て出したり引っ込めたりするものではない。
「海での遊びは久しぶりです。任務ではやはり心持ちが違うので。ここは皆で……おう。あれは……」
ハーリスは作業の手を止めた。
彼は皆の為にこの周囲にタープという天幕を用意したのだ。
キャンプで言えばキッチン担当であるフライテントみたいなアレである。
そして彼が手を止めた理由は、天空にナニカが飛翔していたからであった。
「むむむ? オーストラリアは、コアラやカンガルーがいるとは聞いていましたが、空飛ぶ大蛇もいるのですか??」
ニーニはその姿を大蛇だと誤認した。
びゅーっと飛んでく鄙人……。
なんというか……あながち間違いでもないよね。
「カンガルーとボクシングをしたいけど、この周辺に生息するカンガルーはクアッカワラビーだった……流石にあの子達とボクシングするのは……」
そいつは鳥か、未確認飛行物体か?
いや、鳴・蛇(墓作り手・g05934)であった!
四翼大蛇の姿に変貌し空で観光していたのだ!!
「おや鳴蛇さんではないですか。どうされました?」
「いや、カンガルーのサイズを混同して居て。それと、時間が止まっているので撫でる事しか無理でした。しかし、そんな時に思い出したのです」
ハーリスはふわりと着地する鳴蛇に微笑んだ。
遠方より来る朋は論客仲間だが、彼は苦楽を共にする友である。
旅は道ずれ世は情け。戦いを共にするだけではなく、観光も共にして、笑顔を浮かべて過ごすのも悪くないだろう。
「この地在住の生物は時間が止まって動かない。しかし、連なる海を隔てるモノはありません。国境も人種も地上の理でしかありませんからのう」
鳴蛇はこの世が混沌としていた時代の仙道である。
なのであまり今風の区別が薄い。
魚介の類から昇仙する者も居るし、蛤や真珠精なんか良い例だろう。ならば海には見るべき物、古代で霊脈を持つならば洞府になれた絶景もあるかと思ったのである。
「海ですか。確かに我々もこちらで観光するつもりでしたね。何か見えましたか?」
「グレートバリアリーフ、世界最大最長のサンゴ礁群でしたか、空から見ると壮観だのうと……」
その話を聞いた屏が尋ねると、鳴蛇は頷きながら答えていた。
しかし、ふと角度を変えると、先ほどは別のモノに見えた存在の大きさがハッキリと判ったのだ。
「お、あれって座頭鯨の群れだ! やはり海を通って来てましたね」
「……って、蛇でしたか。鯨さん、いるのです?あとでぼくも見たいですよ」
遠くの空から見ると平面だが降りてみると立体だ。
鳴蛇が先ほどを見た存在の正体を告げると、ニーニは目を輝かせた。
なんてたって十歳である。好奇心旺盛だし、大人みたいに隠したりはしないのだ。
「座頭鯨達と間近で触れ合おう、泳ぐが苦手な人は鄙人を乗って行こう、ダイビングで疲れたら人も鄙人の背中で休みましょう」
「サンゴ礁の海を泳いでみたいのです。みんなはどうしますか? せっかくお気に入りの水着を着て来たのです!」
鳴蛇の申し出にニーニはブンブンと頷いた。
なんたってお子様はみんなのアイドルだ。
人魚姫の絵本の世界みたいに、きっと素敵に違いないだろう。
「ニーニさんの水着は可愛らしいですね。私は水着を持っていませんのでこのまま泳ぎます。昔からそうしていたので慣れたものですよ」
「ニーニさんの水着は可愛いよ。ただ水に入るとすれば私は参加しません。その分、夕食の準備はしておきますよ、だから思う存分遊びましょう」
ハーリスは設営が終わったので泳ごうと言い、屏は反対にやめておいた。
みんなの分までオーストラリア料理と、甘いアイスを用意しておくつもりである。
温暖化の影響かなにかで24度になってるのでアイスはきっと美味しいだろう。
「……いかないのですか?」
「心配しないでください。執事としてのこの時間は、私にとって『リラックス』です」
ニーニがションボリすると屏は目線を合わせて微笑んだ。
誰もが歩調を合わせることが好意ではない。
みんなが帰る場所を守り、いつでもくつろげるようにすることもまた、協力であり友愛なのだと説いたのである。
「ぼく、スイカ持ってきましたので。あとで皆で浜辺でスイカ割りするですよ! 写真もいっぱいいっぱい撮りましょう!」
「ええ、みんなでいっぱい遊んで、いっぱい思い出を作りましょうね」
楽しい夏の思い出と、お友達へのお土産になりますから。
ニーニと屏は微笑んで小指を結んだ。
嘘ついたらハリセンボン(違)である。
「そんじゃ俺らは飯でも食うか」
「そうですね。何か作りましょうか」
と言う訳でサカハと屏はその場に残り、天幕でお食事。
ちゃんとみんなの分も取って置こう。
お腹を空かせた欠食児童たちが帰って来るだろう。
「座頭鯨以外も、ジュゴンやウミガメやイルカや、色んな一緒に遊べる仲間がいるぞ、でも、ここにも毒のある魚もたくさん生息しているので、知らない魚に遭遇したら勝手に触らないようにしてくださいのう」
海の中では鳴蛇がガイドさん。
一番の物知りで性質は穏やか。
やんわりと説明する姿は、学者の様であり薬師の様であり占星術師の様であり……とにかく王者以外の知識人の様であった。老若男女の語り口と視点を持つ姿は、まさしく蛇であろう。
「ああ……美しいですね。海の中の光景は異なれど、包まれるこの感覚は生前から変わりませんね……ふふ、皆さんも楽しまれていらっしゃいますね。留守を守って下さる方々にもよい土産話ができそうです。あとは貝殻でも拾って帰りましょうか」
そしてハーリスは海で泳ぎながら自らの服と共に揺蕩っていく。
泳ぐというよりは、風景と同化するかのような光景である。
泳がないからこそ、色々と思考が回るのかもしれない。
やがてみんなは陸に上がった。
ポータブルシャワーで塩と砂を流しサッパリしたら、スイカも割ったりお食事である。
最後にアイスを食べたらお休みグースカピー。
よかったね、よかったね。もう一つついでに良かったね。きっと良い思い出になるよ。
みんなで愉しんで、写真を撮ったり貝殻を拾ったり。
そのまま帰還する者も居れば、帰還作業に関わる者、あるいは戦いに向かう者も居たという。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
【水中適応】がLV3になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
オーストラリアなら全土の帰還は可能、ですか。
もしここの帰還が上手くいけば、他国での帰還準備にも良い影響がありそうです。
気を引き締めていきましょう。
今回赴くシドニー近辺ですと、キングスフォード・スミス空港を中心とした交通網に注意すべきですか。
飛行機は国内外から発着していますし、電車や車も乗り入れ多数となると、何もしなければ大混乱は必至です。
まずは飛行機の安全確保から。
飛行中だったり滑走路に待機中の飛行機があれば、其方は順番に待機所に避難させます。
駐機場所に停めたら、エンジンを止めてキーをオフの位置にし、誤作動を防止。
空港周辺の車についても、搬入、搬出中の荷物があれば、それを車に戻しつつ、安全な場所に移動してからエンジン停止とキー操作ですね。
電車については、駅構内か待機所に退避出来れば最善ですが、無理ならエンジンを止めてすぐ動かないよう処置します。
最後に、乗員乗客の方々宛てに、まず落ち着いてそれからロビーなど広い場所に集まるよう、英語でメモを残して目に留まるようにします。
ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎
オーストラリアが帰還して食料と資源を大幅に増産出来れば他の地域も大人数が帰還できるかもしれない
故郷のイタリアも亜人を叩き出した後は……
初期の東京の帰還作業と同じく何から何まで我々だけでやるようだが、未来を楽しみにして取り組むかね
……あれは何度も公演してるシドニー・オペラハウスだ
聴衆の為にも張り切って行こうか
(バカンスはここの帰還作業を終える&後発のトレインで来る仲間と合流してからゆっくりの予定)
●空港と航路や道路、鉄道、港と航路の安全確保
【書物解読】でマニュアルを頭に叩き込む
【飛翔・水中適応・完全視界・スーパーGPS・悲劇感知】で危険な状態の物を見逃さない
安全な場所へ移動&エンジンを切る
【操作会得・怪力無双・無鍵空間】を活用し、状況によっては【修復加速】で修理
安全確保が終わったら放送設備と各種乗り物にメモと安物のレコーダーでメッセージを残しておこう
『最終人類史におかえりなさい!』から始めて、安全に関しての注意と簡潔な状況説明
●
「オーストラリアなら全土の帰還は可能、ですか」
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)はその朗報に期待を寄せた。
これまで奪還しても、帰還までは行えなかった場所も多いのだ。
それは危険性の問題であり、同時に食糧問題である。
「そうだね。オーストラリアが帰還して食料と資源を大幅に増産出来れば他の地域も大人数が帰還できるかもしれない」
「もしここの帰還が上手くいけば、他国での帰還準備にも良い影響がありそうです。気を引き締めていきましょう」
ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)はフィーナの言葉に頷いた。
オーストラリアは人口が2500万人程度だが、穀物と食料面で輸出国でもある。
ディアボロスが常駐することで、植物活性化などの農業に役立つ残留効果を使えばさらに効率が上がるだろう。
「故郷のイタリアも亜人を叩き出した後は……。初期の東京の帰還作業と同じく何から何まで我々だけでやるようだが、未来を楽しみにして取り組むかね」
ジョルジョは亜人に攻められている故郷を忘れることができない。
まさか人形たちの方がマシだったとは、ついこの間までは思いもしなかったのだ。
「……あれは何度も公演してるシドニー・オペラハウスだ。聴衆の為にも張り切って行こうか。バカンスは……また今度の話だな」
帰還作業を終えて、オーストラリア復興の話が出た時にゆっくりでも良い。
あるいは他の案内人が行う迎撃作戦に帯同しても良いだろう。
何もここで愉しむ必要はない、それよりも先に、人々の為に動こうとジョルジョは決意したのである。
「今回赴くシドニー近辺ですと、キングスフォード・スミス空港を中心とした交通網に注意すべきですか」
そういってフィーナは飛翔すると空港まで急いだ。
候補地だけならば無数にあるだろう。
しかし、その密集度合いと被害を考えたら急ぎたくなるのも判る。
「飛行機は国内外から発着していますし、電車や車も乗り入れ多数となると、何もしなければ大混乱は必至です。まずは飛行機の安全確保からですね」
フィーナは空港に到着すると、滑走中だったり飛行中の機体を最優先で移動させた。
無鍵空間があれば扉は開くし、操作会得があれば操作も出来る。
次は待機中の飛行機を移動させ、全ての機体を処理終えたらようやく一息という所である。ああ、バスやら燃料輸送の車も見て回らないと……。目が回ると言うのはこんな時だろうか?
「移動、ヨシ。キーとレバー、ヨシ。電車と車も……大丈夫なはずです」
「ああ。裏通りを含めて回っておいたよ。流石に全ての火の元まではチェックしきれなかったがね、少なくとも食堂の類は全て抑えておいた」
フィーナが汗を拭いながら確認して回っていると、ジョルジョが反対側から移動して来た。
彼もまた空港を回り、港を回り、その後で鉄道や道路と言う様に巡って来たのである。彼女と違う点があるとしたら、やはり港であったり、そうそう力仕事や修復も思いついた事だろうか。色々と残留効果が使えるのは非常にありがたかった。
「では最後に、乗員乗客の方々宛てに、まず落ち着いてそれからロビーなど広い場所に集まるよう、英語でメモを残して目に留まるようにしましょう」
「ふむ。私に良い考えがある。どうせなら、こう言うのも良い物さ」
フィーナがメモ帳に英語で色々と記載してると、ジョルジョは安物のレコーダーを用意した。
そして茶目っ気たっぷりにウインクすると、放送所に向かって録音をするのである。
後は人々が動き出したらレコーダーにスイッチが入る様にポーズを調整して、豊かなバリトーンの声を入力したのだ。
その内容は『最終人類史におかえりなさい!』から始めた、安全に関しての注意と簡潔な状況説明であったという。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
青沢・屏
(アドリブ・連携大歓迎)
今回なら、ようやく一国全体を一気に【帰還】できるのだろうか……ドイツのあの時の苦渋の選択は、二度と訪れたくない。
「では、始めましょう、この戦争の勝利の果実を本当につかみの為に。」
【パラドクス通信】で活動するすべての復讐者たちと連絡を取り合い、お互いのニーズ現場メンバーに共有する。必要なときには【飛翔】を利用して上空の視界を得る。
活動した際に危害を及ぼす可能性のある施設、機械や車両などに重点的に注意し、処理する。フィーナさん(g02439)を助けて一緒に機械を移す。
オーストラリアには多様な文化と大量の移民があるため、イタリア語、中国語、ギリシャ語、アラビア語などの言語種の告示を補完している。その後の本格的な「返還」に備える。
あと時間があれば、各所に簡単な補給ポイントを設置して、食べ物、水、衣類、応急薬を用意しておきましょう。
「いつか私たちは世界全体を連れ戻して、それもその一歩にすぎない……と信じています。」
ハーリス・アルアビド
思えば最終人類史の帰還に関わるのは初めてですね。どようなものが必要になるのか、付け焼き刃は否めませんが【書物解読】で知識を得ておきましょう。
空港や港で移動が必要な大型車輛などがあれば動かしましょう。【怪力無双】で可能な小型の物やコンテナは持ち運びますが、大型の物は傷をつけてしまうかもしれません。【操作会得】で注意点しながら移動します。
他の方とも話し合いを行い、それぞれの作業を上手く分担できればよいですね。
その際に私が持っていない知識は積極的に学び作業に活かします。
●
「思えば最終人類史の帰還に関わるのは初めてですね。どようなものが必要になるのか、付け焼き刃は否めませんが【書物解読】で知識を得ておきましょう」
ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)はバカンスの傍ら、色々と読み込んでいた。
遊びに来たのにこんな時まで人の心配とは……とは誰も言わない。
彼がそう言う性分であり、努力を愉しいと思える事は知っていた。ならば止める方が野暮であろう。
(「今回なら、ようやく一国全体を一気に帰還できるのだろうか……ドイツのあの時の苦渋の選択は、二度と訪れたくない」)
同じ場所で青沢・屏(静かなる炎・g00202)は顔色の維持に務めていた。
苦渋はある、やり切れぬ思いもある。
だが、それを表に出して同情を買うのは好きではない。むしろ、己を律し、次こそは同じ局面には合わないようにすべきだと思っていたのだ。
(「オーストラリアは食糧輸出国。そして残留効果があれば飛躍的にたかまるはずです」)
少なくともオーストラリアは全土奪還が確定している。
その上で農場や牧場をフル稼働させれば、他の国も行けるだろう。
屏のみならず案内人などの見立てでも、食料消費の大きな国一つか、普通の国二つくらいは行けそうである。前者で言えばエジプトや中国、後者ならばドイツや東欧がそれにあたるだろう。
「では、始めましょう、この戦争の勝利の果実を本当につかみの為に」
屏はひたすら冷静に己を律した。
人一人が出来る事などたかが知れている。
だからこそ、パラドクス通信で同じ思いの仲間に連絡を取ったのである。
「フィーナさん。そちらは大丈夫ですか?」
「ええと……車がちょっと心配ですね。飛行機は終わらせたのですが」
屏の呼びかけに仲間が応えてくれた。
弱みを見せたくない者も居る筈だが、ちゃんと答えてくれている。
「では他の人も動員するとしましょう。お願いできますか?」
「了解しました。空港や港で移動が必要な大型車輛などがあれば動かしましょう」
屏の言葉に同行者であったハーリスが優しく微笑む。
そして読んでいたマニュアルを畳むと、さっそく彼も飛翔する。
「そちらは大丈夫ですか? では飛行場周辺の車をお願いできれば」
「任せておきたまえ。私にとっても他人ごとではないからね。ちょうど港が終わったばかりだ」
屏の呼びかけにオペラハウスからそのままシドニー湾を巡っていた仲間が応じた。
彼は近くにあった港を片付けた後、道路に行こうか空港に行こうか迷っていたらしい。
「さながらオペレーターと言う所ですかね。参考になります。他の方とも話し合いを行い、それぞれの作業を上手く分担できればよいですね」
ハーリスは屏の様子を見ながら微笑む。
確かにこの方法ならば、一人で動くよりも良いだろう。
もし他にも暇をしている者が居れば、通信を聞いて駆けつけてくれるかもしれないのだから。
「さてと。小型のコンテナは怪力無双で良いとして……大型の物は傷をつけてしまうかもしれませんね。【操作会得】を使うとして注意するとしましょうか」
空港に到着したハーリスはTOPに合わせて貨物を処理していった。
幸いにも空港は重量問題があるので、それほど面倒は無い様だ。
もっとも海の方は船ごと移動させられるので、それはそれで苦労はないようだが。
「後は乗客乗員の方に英語で簡単なメモを残すとしましょうか」
「……そういえばオーストラリアには多様な文化と大量の移民があるとのことですね。一応は各言語の物を用意しておきましょう」
仲間が最後にそう伝えると、屏は頷きつつも少し修正することにした。
イタリア語、中国語、ギリシャ語、アラビア語などの言語種の告示を補完。
それはその後の本格的な『返還』に備えるためだ。
今は空港など主要な場所だけなので、第一言語であり『空』で使う英語で良いだろう。しかいs、オーストラリア全土が戻ってkるナラバ、必要な筈なのだから。
「いつか私たちは世界全体を連れ戻して、それもその一歩にすぎない……と信じています。時間次第でポイントを設置して、食料や水、衣類や応急薬を用意していおきましょうか」
「水臭いですよ。私も手伝いましょう。いえ、みなさんも協力してくれるようですね」
屏が最後の最後まで奮闘すると、ハーリスは仲間達に声を掛けて戻って来た。
そしてみんなで必要そうなものを揃え、安全に時間を過ごせる待機用のポイントを設置したとの事である。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!
●
やがて予知の如く敵艦隊が現れた。
空母を中心とした基幹艦隊である。
前衛の打撃部隊の中から駆逐艦らしき姿が颯爽と駆けて行く。
その姿はまさしく捕食者。戦えばただでは済まないだろう。
だがしかし、彼女たちは知らない。
ディアボロスが待ち構えている事を!
残留効果は全てが最大、こちらも海を駆け、空を飛んで挑むことに何の問題があろうか!
ハーリス・アルアビド
懐かしい思い出と共に皆さんと過ごす時間は楽しく、最終人類史の帰還作業に関われたことも幸いでした。後は戦の時間です。
豊穣の神にして軍神たるセベクよ、お力添えを。冥海機と相対したのは七曜の戦以来ですね。今後を考えても経験を積んでおくべきでしょう。
【水中適応】を使い海中へ。珊瑚礁や生き物が多い場所から引き離すためにも沖に出ます。
【残像】を生み出す速度で【飛翔】しながら敵をよく観察し砲撃のタイミングを読みながら【一撃離脱】を繰り返します。
タイミングを覚えたら次の発射準備に入った瞬間に最高速度で【飛翔】し、砲撃が放たれる前にセベク神の牙を叩き込みます。
●
「懐かしい思い出と共に皆さんと過ごす時間は楽しく、最終人類史の帰還作業に関われたことも幸いでした。後は戦の時間です」
ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)は世界最大のサンゴ礁を後にした。
目を瞑れば何時だって『グレート! バリア! リーフ!』と叫ぶ子猫の声がする。
その思い出と共に戦うとしよう。実に愉快ではないか。
「豊穣の神にして軍神たるセベクよ、お力添えを」
ハーリスは静かに海の中を潜っていった。
姿を現す突出点を出来るだけこの地から引き離す為だ。
鳥の中には巣を隠すために位置を変えて飛び立つ者も居るという。そういえばセベクの姿とされるワニは、鳥と仲が良いという。
「冥海機と相対したのは七曜の戦以来ですね。今後を考えても経験を積んでおくべきでしょう」
サンゴ礁や生き物たちから距離を空け、被害を出さないように配慮。
やがて水上に出ると、飛翔して速度を上げ始めた。
砂漠での探索でよく言われたが、高度を上げるな、速度を速めるな。
共に見つかり易くなると言われた物だが……あえてハーリスは目立つために高速で飛んだのだ。
『そこか、ディアボロス! その程度の欺瞞、見えるぞ!』
「でしょうね。……豊穣の神セベクに奉る」
ハーリスは残像を残しながら飛んでいたが、敵は的確に狙って来る。
だが、その残像はあくまで致命傷を避けるためのもの。
囮となって戦う事を覚悟した彼が、戦い抜く為に行った工夫に過ぎないのだ。
『当れ!』
「当たりますとも。しかし!」
残像全てを射抜く広角射撃。
だが密度は薄く、ガードアップの防御力を抜けてそれほどダメージを負わなかった。
これならばドレインなどで治療できるだろう。セベク神より授かった剛力と騎馬の力をその腕に宿し、クラゲの様な対空砲を引き裂くハーリスであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
さて、敵艦隊の御出座ですね。
この地の人々を帰還させるためにも、貴方達をこれ以上進ませる訳にいきません。
ここで悉く倒します。
接敵直前までは飛翔で急行しますが、接敵後は低空飛行と水面走行に移行。
敵の注意を引けばひとまず進行は止められるとしても、集中砲火を受けるつもりはありません。
注意を引く序でに、優雅に着地して出迎えます。
また、接敵後すぐに防衛ラインを発動して敵の侵入を阻止。
ラインは出来るだけ陸地やグレートバリアリーフから離れた所に引きます。
戦闘ではまず『迅雷』で雷の精霊達を呼び出し、雷の障壁を身に纏って防御を固めます。
敵への攻撃は、精霊達やユリウスの力を借りて、雷の魔弾や雷撃、周囲への放電、敵の位置などで使い分けます。
最優先は陸地に向かう敵、次いで弱った敵。
順番に、確実に敵を仕留め、敵の数や勢いを減らします。
敵の魚雷に対しては、水面から少し浮く事で接触までの猶予を稼ぎ、接触直前に障壁で防ぐか切り払い、または後方へ受け流します。
後は孤立する味方が出ないように立ち回ります。
青沢・屏
(アドリブ・連携大歓迎)
どこまでも敵がついてきて、ある意味私たちの人気も高いです。
でも、さっき遊んだところを敵に破壊されるのは勘弁してください。だから、私たちがいる場所は、汝らがたどり着けるゴールです。
まず護衛を一掃し、あとは敵将を狙う。
【飛翔】、【水中適応】と【水面走行】を借り、三者を用いてオーストラリアの海付近を高速で移動、敵に接近する。飛行中ならすぐに水面に落ちて、水面走行に変更で対空火力に集中されないようにする。
敵と接触した後すぐに「防衛ライン」発動し、敵の侵攻を食い止める。
戦闘に関して、「光使い」で光の槍作れ、「投擲」の技量をしっかり発揮する。一つ一つ精確にヒット。敵が多少鎧を着用していても「貫通撃」で確実に撃破する。
自分を一弾一殺の狙撃手として使う。陸路に向かおうとする敵を優先的に狙う。仲間が一緒なら任せ、自分は他の敵に優先的に立ち向かう。
見てみましょう、汝らの砲火がもっと激しくなっているのか、それともこの光がもっと鋭くなっているのか!
●
「さて、敵艦隊の御出座ですね」
「誘き出したと連絡がありました」
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)と青沢・屏(静かなる炎・g00202)は飛翔する。
そして途中から高度を下げ、見つからないように工夫しながら敵へと向かった。
「どこまでも敵がついてきて、ある意味私たちの人気も高いです」
ディアボロスの所に敵が来るのか、敵が居るからディアボロスが向かうのか?
屏は苦笑しながらも、眼下に広がる青い海と、無数の生物を眺めた。
時が凍る中で動かないモノも居る、接続された海から泳いできたモノもいる。
「でも、さっき遊んだところを敵に破壊されるのは勘弁してください。だから、私たちがいる場所は、汝らがたどり着けるゴールです」
屏は泳ぎこそしなかったが、交流を行わなかったわけではない。
泳いでいる仲間達、彼が用意した食事やデザートを食べる仲間達。
自信作のアイスを出して、その冷たさは冬でも暖かくなってしまったオーストラリアでは何よりの美味しさだったろう。その思い出こそを守りたいと思う。
「この地の人々を帰還させるためにも、貴方達をこれ以上進ませる訳にいきません。ここで悉く倒します」
「ええ。まず護衛を一掃し、あとは敵将を狙いましょう」
フィーナもまたこの地で余暇を楽しみ、帰還の手伝いをしてきた。
だからこそ屏の気持ちもわかるのだ。力を合わせて戦い抜くこうではないか。
「居ましたね。連絡通りです」
「ここは私が援護しますね。集中砲火を受けないように分担しましょう」
屏がパラドクス通信で教えてもらった位置に来ると敵が見えた。
ここで飛翔から水面走行に切り替え、フィーナは先に動いたのだ。
水面に足を付けるたびに、パリパリと雷が零れ落ち始める。それは白鳥のダンスか、それとも雷の精霊の踊りだろうか?
『まだ居たか、ディアボロス!』
「ええ! ですがこれ以上の狼藉はやらせはしません! いきますよユリウス!」
フィーナは滑り込むようにラインを描いた。
そこを最終防衛線にして、フル詠唱を始める。
自らの防御をダンジョンペンギンのユリウスに任せ、精霊たちと共に攻撃を掛けて行った。
「精霊達よ、我が元に集って踊れ。天地を走る雷となり、天の裁き、辿るべき道を指し示せ……!」
『死にな!』
フィーナが呪文を唱える中、敵は鮫型の魚雷を放つ。
これに対して障壁を用意し、雷の力で狂わせんと足元に力を集中した。
まるで足元にサーフィンのボードを敷くかのようで、下方から来る衝撃を受け流しつつ、雷の精霊たちを解き放つのだ。
「まずは陸上に向かう個体を。次に弱った個体を狙いましょう」
「ええ。此処は確実に行きましょう」
フィーナが細剣に雷を宿らせた理解き放って攻撃する中、屏は光を集めていた。
雷に紛れるような形で光の槍を作り、敵に向かって投げ放って居たのである。
「……もし誰も希望の光にならなければこの身に火をつけて、もし誰も彼を救うことができなければなどはこの身の栄光に注目します」
屏は両腕を上下に伸ばし、その手の中に特大の槍を作った。
彼が呪文を詠唱すると、光はヴォンと高鳴る様に音がしたのである。
『ディアボォロオオオス!』
「聞き飽きました、その手の言葉。だから返す言葉はいつも同じ、さようなら」
それは闇を切裂く希望の光。
世の中が暗く、絶望の闇に閉ざされて居てもなお輝く物。
夜闇を越える一条の光と言うイメージを元に、光は槍として解き放たれたのだ。敵の放つ無数の弾丸が飛び交う中で、光は一体ずつ敵を串刺しに居て行ったのである。
「見てみましょう、汝らの砲火がもっと激しくなっているのか、それともこの光がもっと鋭くなっているのか!」
垣間見よ、絶望の闇の中で輝く勲しを。
それはどんな苦境でも立ち上がるディアボロスという雄姿によって成り立つ光。
クロノヴェーダという闇がいかに大きくとも、ディアボロスたちは抗い続けるだろう。
いつかその手に未来を、歴史を取り戻すまで。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV4になった!
【ドレイン】がLV3になった!
九重・古安
イツカ(g02834)と一緒に参加だ。
さて、ここからは仕事の時間だな。七曜の戦であれだけ叩いたというのに懲りないことだ。折角取り戻したばかりのオーストラリアを脅かさせるようなことはさせないとも。
敵側は随伴艦無し、一方こちらは地の利を生かし優位に戦えるのだから、この利点を生かさない理由もない。
【水面走法】と【エアライド】を併用することで、水面を足場にしつつ宙を蹴ってフェイントを織り交ぜつつ、敵の砲撃の意表を突く回避で間合いに切り込む。水上戦で自由に動けるのは冥海機の専売特許ではないと教えてやろう!
それにダンスと魅力なら、少なくとも俺にとってはイツカの方が上だからな。戦闘中で見惚れている余裕がないのが惜しいところだが、この様子だと仕事が片付いた後で色々とフォローというか埋め合わせを入れた方が良いだろうか……?
イツカの動きとタイミングを合わせて大きく水面を蹴ることで水飛沫を立て、そこから宙を蹴って急降下することで加速した一撃を叩きつける。この一撃で……沈め!
イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と一緒に
美味しいお酒(ノンアル)と綺麗な景色も満喫して、今のわたしは元気で無敵!
さぁ、何処からでもかかってこーい!
ふふーん、あなたのワルツも素敵だけれども、魅了するのはわたしだって出来るもん。
生足魅惑のサキュバスを舐めるなよーっ!
【水面走行】と【エアライド】を活用して水上で歌い舞えば、ここはもうわたしのステージ。
甘い歌声で夢を見せて、敵艦も誘惑しちゃう勢いで。
アイドルみたいな胸キュンの萌えポーズも付けて、古安くんを応援してサポートしちゃうよ♪
……内心、恥ずかしさでいっぱいで自滅しそうなんだけれど。
わたし、心は永遠の17歳!大丈夫、まだまだイケる!…イケる、よね??
古安くんの動きに合わせて大きく水飛沫を立てて、敵の視界を遮って。
急降下の一撃がキメやすい位置に誘い出すよ。……この辺り、かな?
…泳いでいる姿も綺麗だったけど。
戦ってる時も格好良いなぁ、なんて見惚れていたのは、今はまだ、内緒にしておくの。
よーし!無事に終わったら、勝利の美酒(ノンアル)を堪能するぞー!
●
軽妙な音楽と共に敵の基幹艦隊が現れた。
空母を中心とした艦隊であり、その多くは幻影で構成されている。
「さて、ここからは仕事の時間だな。七曜の戦であれだけ叩いたというのに懲りないことだ」
九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は敵影を確認。
気分を引き締め直し、今までのノンビリした時間は思い出として取っておくことにした。
「折角取り戻したばかりのオーストラリアを脅かさせるようなことはさせないとも。準備は良いな?」
古安は冷静に敵艦隊の構成を確認しつつ、勝機を探った。
霧の海を越えられないのかコストに見合わないのか、随伴艦が存在しない。
その点は敵のマイナスであり、加えてこちらには地形を利用できるというプラス要素があった。この利点を生かさない理由もあるまい。
「おっけ! 美味しいお酒と綺麗な景色も満喫して、今のわたしは元気で無敵!」
その時、イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は酔っぱらっていた。
ノン・アルコールのカクテルだっはずなのに羨ましい事だ。
きっと素敵なオーストラリアの地形と、素敵な雰囲気にこそ吞まれているのだろう。
「さぁ、何処からでもかかってこーい!」
ミルが良い、イツカの御乱行(活躍)を!
なんというか古安が黙ってしまったが……。
頭を抱えているのか、そこも魅力的だと思っているのかは分からない。分からないならば確かめるならば、シュレイディンガーの古安くんであろう。
と言う訳で戦いの幕は切って落とされた。
平和を守るためにディアボロスよ冥海機と切り結べ!
「……水上戦で自由に動けるのは冥海機の専売特許ではないと教えてやろう!」
古安は色々な葛藤を置き去りにして疾走した。
今の彼には中二病も高二病も追いつけはしない。
やれやれ……などと言う前に水面を走行し、敵に飛び掛かる為にジャンプを繰り返した。今の彼は老成した賢者である部分と、若き衝動の二つが融合して居たのだ。
『速い。だけれど、そのレベルならば追いつける。やれ』
敵はワルツを空母と共に踊り始めた。
航空機のようなエネルギーが周囲を染め上げ、そして幻影艦隊が行動し始める。
「ふん。踊りだと? ダンスと魅力なら、少なくとも俺にとってはイツカの方が上だからな!」
古安くんの中身で滾ってるのは殺意じゃなくて、リビドーじゃないですかね?
ちょっと不安になるのだが、敵艦隊が繰り出す攻撃に果敢に立ち向かっている。
宙を蹴って巨大な鉄槌を振り上げて敵に迫るのだ!
「ふふーん、あなたのワルツも素敵だけれども、魅了するのはわたしだって出来るもん」
その時、イツカは夢見るイツカであった。
ノン・アルが頭に回ってさあ大変。
「生足魅惑のサキュバスを舐めるなよーっ!」
と水面走行とエアライドを使っているのは彼と同じながら、水上で歌い始める!
甘い声で歌い始め、アイドルみたいな胸キュンの萌えポーズまでし始めたのだ!!
「ここはもうわたしのステージ。幻影の艦隊もメロメロ、古安くんを応援してサポートしちゃうよ♪」
サキュバスが持つ魅力の魔力をフルドライブ!
桃色の風が敵を覆い、同士討ちをさせようとするイルカ型空母に干渉するのだ!
(「わたし、心は永遠の17歳! 大丈夫、まだまだイケる! ……イケる、よね??」)
(「戦闘中で見惚れている余裕がないのが惜しいところだが、この様子だと仕事が片付いた後で色々とフォローというか埋め合わせを入れた方が良いだろうか……?」)
なお、イツカちゃんの本心は真っ赤っか。恥ずかしさで自滅しそう。
古安くんの心は微力的過ぎる生足にかろうじて耐えていた(ナニを?)。
なんというか、君たち良いコンビだね? とりあえずそういうのは戦闘後にしようね。
「イツカ!」
「合わせる!」
「……この辺り、かな?」
「……この一撃で……沈め!」
古安くんとイツカちゃんは互いに攻撃を繰り返しながら周囲を舞った。
敵の位置を追い込むために魅了し、あるいは鉄槌を振りかぶって落下したのだ。
水飛沫が盛大に上がったのは、どちらの攻撃が原因なのだろう?
『これでもクラエ!』
「「それは、こっちの台詞だ!」」
敵が躍るワルツでミス飛沫が吹っ飛んだ。
敵艦隊であったり、魅力の魔力対決の結果だろうか?
「やったか? なんて言う間もないのは流石だが……大丈夫か?」
(「……泳いでいる姿も綺麗だったけど。戦ってる時も格好良いなぁ、なんて見惚れていたのは、今はまだ、内緒にしておくの」)
古安くんが庇って前に立つ姿を見ながら、イツカちゃんはドキドキしていた。
その光景を脳内フォルダに記録しつつ、よせば良いのに堪能したセリフを吐くのであった。
「よーし! 無事に終わったら、勝利の美酒(ノンアル)を堪能するぞー!」
「その時は一杯奢るとしようか」
そんな訳で二人はオーストラリアの海上で踊る様に戦い続けるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
鳴・蛇
アドリブと連携はご自由に
引き続き四翼大蛇
「護衛艦隊の前進を阻むことに成功したか…うん…」
「全く、そんな物騒な武器を使って、ここのサンゴ礁を破壊したらどう償うだ?仕方ない、サンゴ礁に着く前に汝を海に沈んであげよか。」
【水面走行】蛇のような水面で這う
【飛翔】最大速度で急速に上昇して落下する
【水中適応】ウミヘビのように体をくねらせて泳ぐ
【浮遊】空中で体をくねらせ、這って敵に向かって進む
【エアライド】クイックジャンプ
効果1から多様な移動能力を貰い、敵を翻弄しながらサンゴ礁のある海域から敵をおびき出す
【神速反応】【未来予測】【強運の加護】を使って敵の星型のエネルギー弾を炎で空中撃破
引導成功の後
「汝の墓場になる海域に到着したのう、良い墓場と思うぞ、早速使って見る?」 と言いながら反撃開始
悪風で相手のダンスや回避動作を妨げ、烈炎で敵の海戦装の甲板を可能の限り破壊する
「汝の舞う姿、確かに美しいだった。しかし、汝らの行く先は、もっと美しく、もっと壮大なる物があるんだ!だから、ここで、沈める!」
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
※ネメシス形態使用
配下は全て倒しました。後は指揮官を残すのみ。
最後まで油断せず、全力で参ります。
防衛ラインは継続、これ以上陸地には近づけません。
移動には水面走行を利用しますが、速度が必要な時は飛翔での低空飛行に切り替えます。
戦闘方針は『聖槍』を用いた接近戦と、敵の逃亡阻止。
逃げるつもりはなさそうですが、万一にも逃亡されて、此方の情報を敵に共有されたくありません。とことん張り付いて行動を阻害します。
初手は『聖槍』を具現化、投擲して敵の出端を挫きます。
これで敵の目を引ければよし、無理でも牽制になるでしょう。
投擲後は再び『聖槍』を具現化し、今度は刺突に依る突撃を敵にお見舞い、そのまま接近戦に移行して敵に張り付きます。
それにしても、戦場で踊る余裕を見せますか。
生憎と、此方は貴方の踊りに付き合うつもりはありません。この『聖槍』に依り、とことん貴方の踊りを邪魔させて頂きます。
それに、私には人々を護る意志、倒すべき敵、心に決めた方が居ます。
惑わされて自分を見失ってたまるものですか。
ハーリス・アルアビド
【水中適応】のおかげで地上と同様に動けるとは言え、冥海機の兵器はこれまで戦い慣れた飛び道具や魔法とは似て非なるもの。油断はできませんね。
しかしこの地は既に最終人類史に在るのです。あなた方には触れさせはしません。
嵐の神にして雷鳴司りしセトよ、お力添えを。祈りを捧げて【強運の加護】も願いましょう。
【残像】を生み出す速度で不規則な軌道を描いて【飛翔】し、航空機の狙いを【撹乱】します。
追尾してくるエネルギー弾を速度と撹乱でかわし【電撃】で拡散、その際に起こる激しい光の影から【不意打ち】を敵に叩き付けましょう。
青沢・屏
(アドリブ・連携大歓迎)
(ネメシス形態使用)
汝の護衛はすっかりボロボロになっているようですね、次は汝です。
オーストラリアの地は少しでも、クロノヴェーダの手に渡ることはありません!
冥海機の対空火力存在を考慮して、【水面走行】と【飛翔】使って、高速移動を続けています。
【防衛ライン】を維持した相手の陸面への接近を拒否しながら、自分が持っている武器を交換する。2本の銃のイメージとは全く異なる、斬撃用の魔力の刃を具現化し、敵に突撃する。近づいてすぐに張り付い、相手の踊りや撤退を妨害しながら攻撃をしかける。
これまで使用してきた【レジェンド】とは全く異なる、「斬撃」の鋭さだけが見応えのある技。
フィーナ(g02439)の聖槍と蛇(g05934)の星弾、仲間たちが一緒に進むと、自分は敵を斬るためだけの刃と化すだろう。
魅了、踊り?残念ながら、たとえこの技法が私と武人が話す華麗な刃だったとしても……今は汝の踊りを邪魔する斬敵の刃にすぎません。
汝の踊りと一緒に、ここで海の藻屑になろう。
●
敵は他のディアボロスと交戦して脱出を始めた。
場迂回進軍を始めたのだが、そこに待っていた影がある。
「護衛艦隊の前進を阻むことに成功したか……うん……」
鳴・蛇(墓作り手・g05934)は天空からその様子を観察。
敵がサンゴ礁周辺を十分に離れたが、陸地に向かうコースに戻る前に仕掛けることにしたのだ。
『……この気配、ディアボロス!?』
「汝の墓場になる海域に到着したのう、良い墓場と思うぞ、早速使って見る?」
鳴蛇は速やかに降下すると、敵前へと水面を這った。
その姿はさながらに蛇、いや全力解放こそしていないが四翼の大蛇である。
ネメシスモードにはまだ成れないはず? いいや、《山海經》に記載された姿に一時的に変異する姿を取り戻すパラドクスを利用しているのだ。
『おのれ。我らが進撃はまだ始まったばかり。その身、暁に沈めて……』
「そうは参りませんよ」
敵が鳴蛇との戦いを繰り広げていると、やがて静かな声が響いた。
その声に振り向くと、そこには他ディアボロスたちが、少しだけ遅れながらも駆けつけていたのだ。
「汝の護衛はすっかりボロボロになっているようですね、次は汝です」
「配下は全て倒しました。後は指揮官を残すのみ」
青沢・屏(静かなる炎・g00202)とフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は武装を展開し、いつでも攻撃できる態勢であった。
もし攻勢を続行して鳴蛇を倒そうとしていたら、たちまちのうちに二人のどちらかが割って入ったであろう。
「オーストラリアの地は少しでも、クロノヴェーダの手に渡ることはありません!」
「この地は既に最終人類史に在るのです。あなた方には触れさせはしません」
屏の言葉にハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)が頷いた。
彼らは緩やかな時間を過ごしたこのオーストラリアの大地を、一歩も踏ませぬ血を流させぬと決意を固めていたのだ。
「しかし【水中適応】のおかげで地上と同様に動けるとは言え、冥海機の兵器はこれまで戦い慣れた飛び道具や魔法とは似て非なるもの。油断はできませんね」
「最後まで油断せず、全力で参りましょう」
ハーリスとフィーナは少しずつ距離を空けた。
包囲網を築いて敵を逃がさぬように構え、確実に此処で倒すためだ。
「防衛ライン、ヨシ。何時でも行けます。蛇、そちらは大丈夫ですか?」
「無論のこと。天網恢恢、秋霜は温暖化でも烈日の如く」
屏が防衛ラインの調子と共に、鳴蛇の傷を尋ねた。
彼は敵が航空機のようなエネルギー弾を放つのに対し、悪風を浴びせて戦って居たのである。お互いにパラドクスを浴びせ合い、傷つき合っているが傷はそれほどでもない。
「逃げるつもりはなさそうですが、万一にも逃亡されて、此方の情報を敵に共有されたくありません。ここは手早く追い込んでいきましょう」
ここでフィーナが先行し、手の光の槍をもって攻撃を始めた。
鳴蛇の傷を治そうかと思ったが、おそらく戦闘中は間に合うまい。
ならば一刻も早く倒す方が良いと、詠唱を始めたのだ。
「暁光の審判をここに、苦難に癒やしを、悪意に裁きを……!」
フィーナは光の槍を魔力で生み出し、接近戦を挑みつつ離れようとする敵に槍を投げつけた。そして素早くもう一本造り出し、相手の動きを縫い留めようとする。
『邪魔だ。そんなものでワタシは止められない』
「戦場で踊る余裕を見せますか……ですが、生憎と、此方は貴方の踊りに付き合うつもりはありません」
フィーナは己の心を蝕む踊りに対抗した。
人々を護る意志、倒すべき敵、心に決めた男性を心に思い浮かべて抵抗したのだ。
惑わされて自分を見失ってたまるものかと槍に力を込めて!
「嵐の神にして雷鳴司りしセトよ、お力添えを」
『稲妻? じゃまだ!』
ここでハーリスは不規則な軌道を描いて飛翔。
敵が放つ航空機型のエネルギーを避けた。
残像を生み出すことで追いかけて来るソレとの距離を空け、激戦になる前に攻撃をすることにしたのだ。
「砂漠の神セトに請い願う! ……そして立ち上がる仲間達に幸運を!」
嵐を司る神に願うのは、嵐そのものだけではない。
仲間達を襲ってくれるな、嵐を乗り越える勇気と幸運をと祈りを捧げたのである。
それもただ祈るだけではない、その分だけ、自身が代わりに嵐を受ける覚悟で戦い抜く!
「汝の舞う姿、確かに美しいだった。しかし、汝らの行く先は、もっと美しく、もっと壮大なる物があるんだ! だから、ここで、沈める」
鳴蛇もこの頃には体勢を立て直して攻勢に加わった。
空中で体をくねらせて宙を這い、悪風を炎を供として襲い掛かる!
「其狀如蛇而四翼,其音如磬,見則其邑大旱!」
その力を振えば振う程、周囲は旱となる。
例えエネルギー弾を受けようが、炎を風で焙って列炎とかして攻め立てるのだ。
『邪魔をするなと言った!』
「是。されと、それを受け入れる必要も無し。ここで葬るべし」
航空機はなおも増え、鳴蛇を攻め立てる!
だが、ちっとも堪えた風もなく、ただ幽霊精霊の如くに笑みを浮かべた。
この程度の攻撃は良くあることだ、次なる運命に辿り着く為の星振の過程に過ぎないと血を吐き笑っていたのである。
「仲間たちが一緒に進むならば! 自分は敵を斬るためだけの刃と化すだろう」
臨兵闘者皆陣列前行と人の言う。
屏を始めとしたディアボロスたちは、肩を並べて包囲の陣を組んだ。
このオーストラリアの大地を守る為に、前へ前へと進んでいくのだ。
「ごめん、再び封印を解かせていただきます……開け! 運命! 貫く! 信念! この力、みんなの未来になれ! クロス=デスティニー!!」
屏は終局に差し掛かり、その陣を崩して一人前に出た。
否、転移することで突如として敵の眼前へと現れたのである。
魔法陣を踏み越えて斬り掛かり、刃に魔力と決意を重ねて繰り出していく。
『おのれ。お前たちに呪いを。仲間を喰らいて……』
「そのような未来はありません。掴み取る未来は此処に! 重なる手の温かと共にある!」
魅了の踊り? だが残念ながら、それは屏には届かない。
受けた攻撃はただのダメージ、痛み、傷でしかない。
例え彼のその身が武の鍛錬を重ねた一振りの刃であったとしても、……今は敵の踊りを邪魔する斬敵の刃に過ぎないのだ。仲間と共に戦い、人々をこの大地を守る為の存在だ。傷がその身に届くとも、洗脳など届きはすまい。
(「例え届くことがあろうとも。汝の踊りと一緒に、ここで海の藻屑になろう」)
もし洗脳される未来があれば、屏は自分もまた死する覚悟であった。
その覚悟が刃を振り抜かせ、『X』の時に敵を切裂いたのである。
「終わったようですね。戻りますか」
「そうですね。色々あって疲れた気がします」
全て終わった所でハーリスが声を掛けると、フィーナは疲れている自分を思い出した。
観光から始まって、奪還準備にトループス戦。色々あったではないか。
「お疲れになったでしょう。甘い紅茶を用意しますね」
屏はくすりと笑うと、用意した荷物の中からティーセットを取り出していく。
お湯を沸かして砂糖をたっぷり入れて、美味しい紅茶を用意しようと思う。
「ああ、そう言えば一つ忘れていた。土産、持ち帰る。それは重要だと思う。ただ、それは形がある物である必要はないと思うのだよ」
鳴蛇はそう言うと、仲間達から携帯電話を借りた。
使うべき機能はただ一つ。
仲間たちと共に写真を写そう。夕日に沈むオーストラリアの海の光景は、きっと良い土産になるだろう。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【活性治癒】がLV3になった!
【強運の加護】がLV2になった!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV4になった!
【グロリアス】がLV2になった!