江戸川区に迫る天魔武者(作者 彌厘
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#天正大戦国  #最終人類史防衛戦(江戸川区、世田谷区、大田区)  #最終人類史防衛戦 

●江戸川区にて
 最終人類史、江戸川区。その海岸が突如として霧に覆われた。霧には何やら人影らしきものが揺らめいている。
「ほう。本当に復讐者共の根拠地にたどり着いたようだな。賭けに勝ったという訳だ」
 そう言いながら霧の中から現れたのはここにいるはずのない天正大戦国の天魔武者たちだった。
 指揮官であるアヴァタール級天魔武者『滝川儀太夫』は部下のトループス級天魔武者『伊賀忍軍上忍』たちに命令を下す。
「この地ではディアボロスの力が強化されるらしいが、そこらの一般人を人質にでもすれば手出しできまい。抵抗する者は殺して構わん。さあ、賭けに勝つぞ!」
「御意!」
 命を受けた上忍たちは一般人を襲うために行動を開始する。

●新宿駅グランドターミナルにて
 シェスト・ツリュクベコメン(サイボーグの殲滅機兵・g03339)は集まった復讐者たちにいつも以上に険しい表情を見せた。
「《七曜の戦》が終わったばかりで申し訳ないが、緊急の任務だ。江戸川区に天魔武者が現れると予知された」
 驚きに息をのむ復讐者たちに時先案内人はうなずき返す。
「江戸川区は最終人類史だ。今までであればクロノヴェーダが現れるはずがなかったが、《七曜の戦》の影響で最終人類史への攻撃が可能になったようだ。江戸川区では一般人が生活している。皆には急ぎ江戸川区に向かってもらい、住民を襲おうとしている敵を殲滅して江戸川区を防衛してほしい」
 シェストはそう言うと詳しい説明を始めた。

「天魔武者が現れるディヴィジョン境界の霧は、江戸川区の海岸近くに出現する。まずは周辺の住民の避難誘導を行いつつ、遅滞戦術で敵の足止めを行う。住民の避難が完了した後は、全力で敵を迎え撃ち撃破する。敵はトループス級天魔武者『伊賀忍軍上忍』と指揮官のアヴァタール級天魔武者『滝川儀太夫』だ」
 シェストはそれぞれの天魔武者の写真を見せながら説明を続ける。
「最終人類史ではパラドクス効果が強まっているので、戦闘は有利に進めることが出来るはずだ。居住地の建物も【建物復元】の効果で破壊されづらくなっている上、万が一破壊されても戦闘終了後に復元可能なので、人の被害さえなければ多少派手に戦っても問題ないだろう。ただしディアボロスの情報や対策が広まった事で我々への警戒も高まっているため、【飛翔】や【使い魔使役】などの目立つ残留効果の使用はこれからは極力控えた方がいいだろう」

 説明を終えた時先案内人は復讐者たちの顔を順に見て言う。
「ディヴィジョン境界の霧がいつ現れるかは不明だ。一度に送れる戦力も限られているため、天魔武者の目的は新宿島の制圧といった大作戦ではなく嫌がらせに近い攻撃なのだろう。しかしこの侵攻が常態化するとディヴィジョンの境界が緩み、強力なジェネラル級の軍勢を送り込んでくるようになるかもしれない。そうならないように敵を叩きのめしてくれ。頼んだぞ」
 彼に見送られ復讐者たちは早々に江戸川区へと向かったのだった。

●江戸川区の住民たち
 敵の襲撃の報せを受けて江戸川区では住民たちの避難が始まっていた。
「ねえママ、こわいよ! もっと遠くににげようよ!」
 小学生くらいの女の子が涙目で母親の手を引いて訴える。
 母親は緊張に強張った表情ながらも娘に微笑んで見せた。
「大丈夫よ。復讐者の人たちが悪い奴らをやっつけてくれるから。ね?」
 その言葉に一緒に避難していた人々も笑ってうなずく。
「そうさ! 復讐者が負けるわけない!」
「絶対守ってくれるよ、大丈夫! だから今は落ち着いて避難しよう?」
 すると少女は涙をぬぐってうなずいたのだった。
「うん!」


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【悲劇感知】
1
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
3
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ガードアップ】LV3 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【ドレイン】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

彌厘
 いよいよ本編スタートですね!
 本編開始最初のシナリオは再び最終人類史防衛シナリオです。ただし今回は一般人が避難途中なので彼らを守りながらの戦いになります。
 まず①遅滞戦術と②住民の避難誘導を同時に行います。その後③トループス戦、④アヴァタール戦となります。
 また、舞台が最終人類史のためすべての残留効果が最大レベルで使用可能です。うまく使って有利に戦いましょう。
 それでは、素敵なプレイングをお待ちしています!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


イリヤ・レダ
※アドリブ・共闘OKです

防衛戦だね…
戦いだからこういう事もある
けれど、非戦闘員を積極的に巻き込む姿勢は絶対に許してはならない
悉く殲滅すべきだろうね
何度も戦況を荒らせるなんて思わないで
この攻勢は滅びへの片道切符さ


何だか避難誘導は上手くやれるイメージがない…
コミュ力の高い人とか人生経験のある人なら上手くやれるのかな…?

オレは遅滞戦術を頑張るとしよう パラドクスは【詭雷の連環】を
投擲した飛刀で後背を脅かしつつ、天魔武者の進行ルートを泥濘化していく
事で進軍しづらくしていく
そして、周辺に刻印銃から浮遊機雷を振りまくよ どんどん撒いて、お構いなしに前進するヤツや気付かないヤツにはどんどん被害に遭って貰おう

オレ単体では大きな成果にはならないかもしれないけれど、他のディアボロスと連携すればそれなりの足止めにはなるんじゃないかな
特に遮蔽物を用意できる人や一撃離脱の遊撃型の人と組むと効果的なんじゃないかと思うな

接近戦の距離まで詰められたら刺突剣で牽制しつつ、刻印銃を引き撃ちしていく感じでいこう


南雲・葵
【箱家】
江戸川区の防衛なら俺達も参加しないと!
避難は他の仲間に任せて、俺達は遅延戦術と行こうか
梓、ミレイにデューク、古安もヨロシクね!

遅延と言えばトラップ!
【トラップ生成】と【植物活性】で草罠なんてどう?
他にも【防衛ライン】や【アイスクラフト】使って行動範囲を狭めよう
残留効果ガンガン使えるのは有難いね
【熱波の支配者/冷気の支配者】を使って霧や靄を発生させて視界を制限させるのもアリかな?
コッチは【完全視界】も有るから、敵の動きを把握して突破してくる敵を攻撃して押し戻そう
【モブオーラ】や【光学迷彩】で姿を消して、バールのようなもので奇襲
梓は【聖花光臨】で敵を攻撃してね

防衛に参加している仲間達と連携を取って、住人の避難が完了するまでの時間を稼ぐよ


ミレイ・ドリムータ
【箱家】
まさか、最終人類史にクロノヴェーダ共が現れるなんてね……。
しかも一般人を人質に取ろうなんて、絶対許さないよ。下種な手段に出たこと、後悔させてやる!
葵と梓、古安、デューク、避難が終わるまでの間、頑張ろう!

まずは葵と共にトラップを作る。
【泥濘の地】と【トラップ生成】で足止め用のトラップを作り出し、敵の進行速度を下げるよ!
残留効果をフルに使えば、敵の行動はだいぶ狭められるね。
霧や靄も利用ながら【光学迷彩】で身を隠しつつ、【復讐の刃】で武器を出して投げつけ、再び隠れる戦法を繰り返して攻撃する!
投げつける武器は苦無に手榴弾、アフリカ式投げナイフ等色々な時代や地域の武器。
攻撃者が複数人いると思わせれば、敵が警戒してくれるかも。
避難誘導に行ってる仲間と【パラドクス通信】で連絡を取り合い、一般人の避難状況を確認するよ。
「イツカ、フウガ、避難状況はどう?……分かった、こっちは大丈夫。クロノヴェーダ共をそっちには行かせないから。」

絡み、アドリブ歓迎


九重・古安
【箱家】
七曜の戦が終わったばかりだというのに息つく暇も無しか。とはいえ最終人類史……それも江戸川区への侵攻とあっては見過ごせん。けん制気分で安直に攻め込んだ愚をさせてやろう。

まずは避難のための時間を稼ぐのが先決、とはいえ相手も正面から当たるつもりはないだろう。相手は機動力が売りのようだしこちらを無視して一般人の元へ向かおうとする敵は【防衛ライン】で足止めしつつ、各個仕留めていこう。
この手の防衛依頼のコツは敵が護衛対象に近づく前に叩くこと! 後ろに抜けようとする敵はミレイや葵たちが仕留めると信じてこちらは遊撃だ。こちらから打って出て敵の数を減らし足並みを乱すことを重視するぞ。

誘き出された敵は少数、手筈通り仕留める。……とでも言っておけば侵入できたこと自体が罠だったと勘違いしてくれるかもしれんな。
まぁ、実際のところはこうしている間にも見知った仲間が避難誘導を進めてくれていると信じているからこそ前に出られるというだけなのだが。イツカとフウガなら上手くやってくれるだろう。


●足止め
 現場に向かいながらも九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)はげんなりとして黒い瞳を半眼にしつつため息をついた。
「七曜の戦が終わったばかりだというのに息つく暇もなしか」
 ミレイ・ドリムータ(新宿島で暮らすもの・g01550)も顔をしかめる。
「まさか、最終人類史にクロノヴェーダ共が現れるなんてね……。しかも一般人を人質に取ろうなんて、絶対許さないよ」
「そうですね。戦いだからたまたま一般人が巻き込まれてしまう事もある。けれど、非戦闘員を積極的に巻き込む姿勢は絶対に許してはならないとオレも思います」
 イリヤ・レダ(『緋』を封ずるモノ・g02308)の同意の言葉にミレイは彼を青い瞳で見ながらうなずいた。
「ええ。下種な手段に出たこと、後悔させてやる!」
 古安も真剣な表情になる。
「ああ……江戸川区への侵攻とあっては見過ごせん。けん制気分で安直に攻め込んだ愚をわからせてやろう」
「うん。江戸川区の防衛なら俺たちも参加しないと!」
 茶色の髪にオンシジウムの花を咲かせたオラトリオの『梓』を連れた南雲・葵(バールの人・g03227)。彼はミレイのサーヴァントである青灰色の毛並みのスフィンクス『デューク』を含めた全員を茶色の瞳で見た。
「梓、ミレイにデューク、古安とイリヤもヨロシクね!」
「ええ。避難が終わるまでの間、頑張ろう!」
「うん。みんなで協力すれば、それなりの足止めにはなるんじゃないかと思います」
「この手の防衛依頼のコツは敵が護衛対象に近づく前に叩く事だ。俺は遊撃で敵の足並みを乱そう」
 話している間に江戸川区の海岸までたどり着いた。彼らは他の仲間たちに避難誘導を任せて敵の足止めをする事にしたのだ。
 イリヤとミレイは周囲の地面を【泥濘の地】に変えて敵の移動速度低下を狙う。
 葵は【トラップ生成】で罠を張ろうかと考えたがクロノヴェーダにパラドクスではない罠は効かないだろうと思い直した。代わりに【防衛ライン】の白い直線を住宅地への道に引く。これで最低でも十分は時間を稼ぐ事ができる。
「念には念を入れた方がいいよな」
 さらに【アイスクラフト】で氷の立方体を生成すると【熱波の支配者】で気温を一気に上昇させる。当然氷は一瞬で溶けて水蒸気になった。
(「うまくいってくれ……!」)
 そう祈りながら熱波を解除し気温を元に戻すと今度は【冷気の支配者】で気温を低下させる。すると運よく狙い通りに水蒸気は霧へと変化した。
「うまくいったね、葵!」
「ああ。これで敵の視界を制限できる。コッチは【完全視界】も有るから、問題ないしな!」
(「とはいえ同じ事をしてもまた霧が出るかはわからない。この作戦は今回だけの方がいいかもしれないな」)
 そう考えながら彼らは【光学迷彩】で霧の中に身を隠した。
 間もなく彼らが発生させたものではない霧の中から天魔武者たちが現れた。滝川儀太夫の命令を受けた伊賀忍軍上忍たちが住宅地へと向かおうとする。
「……むっ!?」
 しかし泥濘に足を取られ動きが鈍る。さらに防衛ラインのせいで前進できず困惑しながらも上忍たちは迂回しようとした。
「何度も戦況を荒らせるなんて思わないで」
 霧の中からイリヤがパラドクスで緋天の力を注ぎ込み魔弾となす刻印銃『緋弾の射手』から浮遊機雷を生成。それと念動力などの様々な操作方法で自律的に襲い掛かる念隔式飛刀『緋刃』を二体の敵へとぶつける。
「……っ復讐者と接敵!」
 そう叫んだ上忍たちは梓の聖なる浄化の光を受けた。
 葵もストリートに転がっていそうな『バールのようなもの』で攻撃しようとしたがクロノヴェーダにパラドクスではない通常の攻撃は効かないと思い出し梓に指示したのだ。相棒の活躍に笑顔で親指を立てた。
「ナイスだ梓!」
 しかし。
「伊賀忍法風神の術!」
 忍びたちの起こした竜巻で霧は一瞬で晴れイリヤと葵と梓を吹き飛ばす。
「ぐっ……!」
「うわっ!?」
 攻撃をしたのだ。反撃を受けるのは当然の結果だった。
「みんな! ……このっ!」
 ミレイは恋人である葵と仲間たちを傷つけられた怒りをパラドクスで武器として具現化。手榴弾や投げナイフなどを二体の敵に投げつける。
 それと同時に敵の側面に回っていた古安は投擲にも使えるように小型化したメイス『即席の鎚鉾』と自身をパラドクスの鎖でつなぐ。そして通信しているようにつぶやく。
「誘き出された敵は少数、手筈通り仕留める」
(「これで罠だと勘違いして警戒してくれればいいんだが」)
 一般人よりもこちらへの対応を優先してくれれば最良だ。そう考えながら鎖を振り回し勢いをつけメイスごと儀太夫の近くにいた忍びに叩きつけた。
 上忍たちは【ダメージアップ】された復讐者たちの攻撃でその数を減らした。だが動揺した様子もなく冷静に再び反撃に出る。霧がなくなった事でとっさに隠れられなかったミレイを忍びの極められた槍がなぎ払う。
「いっ……!」
「火遁の術!」
 そして古安に炎が襲いかかる。
「……っ」
 幸い【能力値アップ】や【ガードアップ】の効果で復讐者たちのダメージは大きくない。しかしここが最終人類史でなければ危なかっただろう。
「誘き出された……? ふむ」
 儀太夫があごに手を当て考える仕草になる。
「それが嘘か真かはわからんが、復讐者たちに大打撃を与えられれば我々の賭けは勝ちだ。どちらでも大差はなかろう。――復讐者の応戦と人質の確保、二手に別れよ!」
「御意!」
「行かせない……! この攻勢はアナタたちにとって滅びへの片道切符さ」
 敵を赤い瞳でにらみ据えイリヤは立ち上がった。他の者たちも武器を手に再び立ち上がる。こうしている今も自分たちを信じて他の仲間たちが住民を避難させてくれているのだ。仲間と住民たちのために敵を一体たりとも通すわけにはいかない。
 ミレイは体勢を整えながら【パラドクス通信】で小型通信機を呼び出し仲間へと通信する。
「イツカ、フウガ、春風、避難状況はどう? こっちは大丈夫。クロノヴェーダ共をそっちには行かせないから」
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

桜之宮・春風
まさか敵がこっちに攻めてくるようになるとは思いませんでしたねー
でもまー、私たちの土地で好き勝手出来るとは思わないことです

という訳でまずは敵の目論見を壊すためにも住民を逃がしちゃいましょーか
足止めするとは言っても万が一がありますからね
私がそばにいて護衛しつつ、安心して逃げて貰いますよ

それと足の遅い小さい子とかは特別に私が運んでいってあげましょー

怪力無双があれば軽々ですし、壁歩きとかも使って
アクロバティックかつ素早く安全丁寧に非難させますよ

ふふん、お姉ちゃんはすごいでしょ?
だから大丈夫だよー、悪い奴はすぐに倒してきちゃうからね☆

なんて、小さい子への励ましを兼ねて私たちの凄さアピールも欠かさずやってきまーす
戦争とかがあったとはいえこんな間近に敵が迫るなんて初めてでしょーからね
こういう時は効率よく運ぶよかは近くで寄り添って上げるのが一番です☆

勿論、他の人と協力して出来る限り早く非難して貰いますけどもね
あとはこっそり士気高揚とかも使って残留効果でもケアしていきましょー


イツカ・ユメ
【箱家】

あわわ、直接こっちに乗り込んで来るようになっちゃったの!?大変!
敵を追い払うのも大事だけれど、まずは皆を守るのが最優先!
大丈夫、わたし達に任せて♪

時間稼ぎは葵くんとミレイちゃんと古安くん達に任せて、フウガくんと避難誘導に当たるよ。

自分達がディアボロスであることと事情を説明して、皆を安全に避難させる事を約束するよ!
明るい歌と笑顔で、皆を少しでも安心させられるように頑張るね。
フウガくんの優しい笛の音も、きっと皆の不安を和らげてくれる筈。

江戸川区は普段から防衛に当たっているから、避難経路はなんとなく判るけど…念の為周辺地図と【スーパーGPS】を併用して、速やかに誘導出来るようにするね。

【怪力無双】で障害物をどかしたり、【フライトドローン】も活用して、怪我人やお年寄りや子供等、自力で避難が困難な人達を優先して安全なところに避難させるよ。
キットは、子供達と一緒にいて安心させてあげてね。


無事に済んだら【パラドクス通信】で連絡。
こっちはもう大丈夫だから、一気にやっちゃってー!


フウガ・ミヤビ
【箱家】
二手に分かれての作戦ですね。
住人の方の避難はボク達に任せて下さい。
【パラドクス通信】で状況を確認しつつ、素早く、安全に避難が出来るようにします。
他にも避難誘導に参加しているディアボロスの方とも、連携や協力をして皆さんを安全な場所まで誘導しますね。

まずは自分たちがディアボロスで有ることを明かし、皆さんを守る事と、安全に避難が出来る用に手を貸す事を伝えます。
必要だったら【友達催眠】で気負い過ぎない様に落ち着かせますね。
介助が必要な方に手を貸します。
動けない方は近くのベンチなどに座ってもらい【怪力無双】で持ち上げて移動を手伝います。

住民の方の心を落ち着ける必要が有れば、イツカさんの歌に笛の伴奏を添えます。
少しでも皆さんの心のケアになるように心を込めた演奏を。


●励ましと避難
 一方住民たちは避難をしつつもその足取りは重い。物陰からクロノヴェーダが現れるのではないかと不安に駆られ必要以上に慎重になってしまっていたのだ。
 そんな彼らの元に復讐者たちは駆けつけた。
 身構える住民たちにイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は明るく声をかけた。
「皆もう大丈夫、わたしたちに任せて♪」
「き、君たちは……?」
 フウガ・ミヤビ(風来楽師・g06359)も青い瞳を細め穏やかに微笑んで説明する。
「ボクたちは復讐者です。皆さんが素早く、安全に避難が出来るように誘導します。今仲間たちが敵の足止めをしていますから大丈夫ですよ」
「私たちがそばにいて護衛しますから、安心して逃げてくださいねー」
 桜之宮・春風(明日も春の風が吹く・g00839)も間延びした口調で言った。
 すると大人たちは安堵のため息をつく。
「復讐者……! ああ、よかった!」
「有難うございます! 助かります!」
 しかし子どもたちは三人を納得いかないと言いたげな表情で見た。
「お姉さんたちが、ディアボロス……?」
「ホントに? ぜんぜん強そうに見えないけど」
 どうやら筋肉隆々の青年を想像していたらしい。確かにイツカと春風は女性だしフウガも中性的な見た目だ。子どもたちのヒーロー像とは少し異なるかもしれない。
「こら、失礼でしょ! すみません……!」
「いえいえ」
 慌てて頭を下げる母親にイツカとフウガは笑って首を横に振った。
 春風は意味深ににっこり笑って見せる。
「仕方ないなー。足の遅い小さい子とかは特別に私が運んでいってあげましょー」
 彼女は軽々と小脇に子どもたちを抱えると【壁歩き】の残留効果で平らな建物の壁を歩き始めた。
 たちまち子どもたちは目を輝かせる。
「スッゲー! カベ歩いてる!」
「忍者みたい! カッコイイ!」
「ふふん、お姉ちゃんはすごいでしょ? だから大丈夫だよー、悪い奴はすぐに倒してきちゃうからね☆」
 そう言いながらこっそり【士気高揚】も使う。
 すると不安げだった小さな女の子も的確に勇気づけられ笑顔を見せてくれた。
「うん!」
 春風は仲間たちを振り返ると二人にだけ聞こえるように小声で言う。
「戦争とかがあったとはいえこんな間近に敵が迫るなんて初めてでしょーからね。こういう時は効率よく運ぶよかは近くで寄り添ってあげるのが一番です☆」
 そしていたずらっぽく笑って赤茶色の瞳をウインクして見せた。
 復讐者ですらクロノヴェーダが最終人類史まで現れると思っていなかったのだ。住民たちが驚き怯えるのは当然の事だった。春風の言う通りまずはそれを緩和するのが先決だろう。
 彼女を青い瞳で見たイツカはこくりとうなずき隣のフウガを見上げる。
「フウガくん、笛をお願い!」
「わかりました」
 イツカは明るく楽しい歌を住民たちに披露し始める。
 フウガもそれに合わせて彼の楽器兼武器である『龍笛』で優しい伴奏を添えた。
 短い一曲が終わると住民たちから小さな拍手が起こる。心なしか大人たちの緊張の表情も和らいだように見えた。
「ご清聴、有難う!」
「それじゃあ慌てず避難しましょうか。介助が必要な方は手を貸しますよ」
 フウガはそう言うと車椅子の老人を【怪力無双】で車椅子ごと持ち上げた。
「避難経路はあの道だったよね」
 普段から江戸川区を守っているイツカは避難経路を覚えていた。そのため先頭に立ち誘導する。さらに周辺地図と【スーパーGPS】を利用して最短距離を進んでいく。
 復讐者の励ましのおかげで住民たちは落ち着いてその指示に従う事ができた。移り気な子どもにははぐれないようにイツカのサーヴァントであるモーラット・コミュ『キット』が近くで気を引いたりもした。転んでケガをした子どもを【フライトドローン】に乗せて楽しませつつ運んだりもした。
 そうした努力の甲斐あって一行は予定よりも早く避難所にたどり着くことができたのだった。
 住民全員が避難所に入ったのを確認した丁度その時【パラドクス通信】が入る。
『イツカ、フウガ、春風、避難状況はどう? こっちは大丈夫。クロノヴェーダ共をそっちには行かせないから』
 ミレイからの通信にイツカが応えた。
「こっちはもう大丈夫だから、一気にやっちゃってー!」
「それじゃあ私たちも海岸に向かっちゃいましょうかー」
 三人がうなずき合った時避難所の窓から子どもたちが顔を出した。
「おねえさんたちー! ありがとー! がんばれー!」
 彼らに笑顔で手を振って応えてから三人は海岸へと向かったのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV2が発生!

南雲・葵
時間稼ぎは…出来たみたいだな
よっしゃ、こっから反撃開始だ!

敵じゃなきゃロボで忍者とか侍ってデザイン好きなんだよな
っと、そんなこと言ってる場合じゃないな
一先ず【未来予測】を使って敵の進路を【セルフクラフト】で塞いで
複数の敵を集める用に立ち回るから、梓はその敵を攻撃してね
敵の攻撃で飛ばされた後は【エアライド】ですぐに復帰するよ

【怪力無双】で積み上げたブロック投げたり、泥濘を飛び散らしたりの嫌がらせでヘイト集められるかな?
俺は妨害と仲間のサポート、梓は攻撃に専念
1体ずつ確実に仕留めるよりは、複数の敵の体力を削って手数で勝負
他の仲間と共闘して、避難をした住人の元に向かわせない様に全力で戦うよ


ミレイ・ドリムータ
【箱家】
よし、一般人の避難完了したわ!
という訳で、敵の足止めはここまでよ。思う存分やっちゃって良いよね!

ま、確かに天魔武者って割と見た目はカッコいいの多いね。
けど、コイツ等は一般人に人質にしようとした連中、せいぜいスクラップに整形してやるわ!

葵と連携して【セルフクラフト】で壁を作り進路をふさぐ。
その後は【神速反応】や【エアライド】で攻撃に当たらないよう複雑な動きで敵の気を惹き、複数の敵を集めるようにおびき寄せるよ。
「忍者のわりに随分ノロマだね!」
敵が集まったところに梓と連携したデュークに【聖なる息吹】で攻撃してもらう。
「デューク、今だよ!」

敵がセルフクラフトで作った壁に登ったらすかさず【腐食】をかける。
上手くすれば体勢を崩せるし、少なくとも一瞬くらいは気を惹けるはず!
他にも【フライトドローン】を出して敵の視界を塞いだりして妨害に専念し、攻撃はデュークや他の仲間に任せる。

絡み、アドリブ歓迎


●囮
『こっちはもう大丈夫だから、一気にやっちゃってー!』
 通信機から聞こえてきた避難誘導担当のイツカの声にミレイ・ドリムータ(新宿島で暮らすもの・g01550)は安堵のため息をつく。
「よし、一般人の避難完了したわ!」
 ミレイが仲間たちに青い瞳を向けてそう伝えれば南雲・葵(バールの人・g03227)はニッと笑って茶色の瞳を細める。
「時間稼ぎは、出来たみたいだな。よっしゃ、こっから反撃開始だ!」
「ええ。思う存分やっちゃって良いよね!」
「――一般人の避難。なるほど」
 二人の言葉を聞いて儀太夫は再び考える姿勢になる。
「お前たちは我々の足止めに来た、と。それならばわざわざ隠れていたのに攻撃したのは愚策だったな。隠れたまま謎の術で足止めするか、私に賭けでも持ち掛ければこちらの反撃を受ける事もなかっただろうに……。しかし復讐者がその程度の浅はかさならば番狂わせも起こせるやもしれんな」
 そう言うと儀太夫は伊賀忍軍上忍たちに向かって叫ぶ。
「この復讐者共の殲滅を最優先とする!」
「御意!」
 返事と共に上忍たちはこちらへと向かってくる。
「敵じゃなきゃロボで忍者とか侍ってデザイン好きなんだよな」
「ま、確かに天魔武者って割と見た目はカッコいいの多いね。けど、コイツ等は一般人を人質にしようとした連中、せいぜいスクラップに整形してやるわ!」
「っと、そんなこと言ってる場合じゃないな」
 敵の進路上にミレイは【セルフクラフト】で十メートルのコンクリートの立方体の壁を生成した。
 しかし敵は何事もなかったように前進する。
「これでもくらえ!」
 葵はコンクリートブロックを敵へと投げつけた。だがやはり相手にダメージはおろか怯ませる事すらできない。残留効果で生み出したとはいえ所詮コンクリートは一般物品だ。クロノヴェーダに効果はない。
「風神の術!」
 そして攻撃をすれば例えそれがパラドクスでなくとも反撃を受ける。葵とミレイは巻き起こった竜巻に吹き飛ばされた。
 しかし吹き飛ばされながらも二人は【エアライド】で空中で受け身を取る。そして叫んだ。
「梓、頼んだ!」
「デューク、今だよ!」
 二人が敵の注意を引きつけている間に敵群を挟むように茶髪のオラトリオの『梓』と青灰色の毛並のスフィンクスの『デューク』が位置取りしていたのだ。二人は苦戦を承知で囮役を買って出たのである。
 まんまと一か所に集められた敵を梓の聖なる光の花とデュークの聖なる息吹が襲う。
 だが浄化されながらも彼らは再び竜巻を起こす。それは梓とデュークと態勢を立て直したばかりのサーヴァントの主たちを吹き飛ばした。さらに浄化の範囲外だった残りの忍者たちが追い打ちをかけようと迫る。
 しかしその場にいる復讐者は葵とミレイだけではなかった。
「イリヤ!」
「いっけぇー!」
 吹き飛ばされそれぞれのサーヴァントを庇うように抱きしめて地面に叩きつけられながらミレイと葵は仲間に後を託した。
 戦場に緋色の軌跡が走る。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【植物活性】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!

イリヤ・レダ
※アドリブ・共闘OKです
※ネメシス化すると、頭上の光輪と翼だけでなく頭髪も緋色に染まります(更に長髪化します)

敵はニンジャ型のトループス…
指揮官の指令に忠実で、撤退指示が出るまでは攻め立てて来そうだね
彼等の性質を加味した上で戦おう 
ディアボロスは、即興の連携であっても彼らに後れを取る事は無い
それを示していこうか

孤立しての集中攻撃を受けない様に周囲の状況を確認しつつ立ち回る
一方で風神の術を放たれた時に、こちらが纏めて被害を被るのは避けたい
ハンドサインや声掛け等とパラドクス通信を併用して、相互に連携を取っていきたいね

パラドクスは【緋封 解放】を
遊撃に回っている仲間に攻勢をかける所を阻んだり、こちらに仕掛けてくる所を迎え撃つ様な感じで使っていきたい

飛刀を投擲して後背を脅かしつつ、散弾仕様にした刻印銃でも牽制しておこう

彼等は仲間が倒れても怯まず闘い続けるだろうから、殲滅するまでは攻勢を緩めない ただ、撤退命令が出たら即座に退きそうでもあるから退路になりそうな所を泥濘化していくのは有効かもしれない


●命を賭して
 イリヤ・レダ(『緋』を封ずるモノ・g02308)は一歩引いて状況を見極めようとしていた。
(「敵はニンジャ型のトループス……。指揮官の指令に忠実で、撤退指示が出るまでは攻め立てて来そうだね」)
 伊賀忍軍上忍は遅滞作戦の際も仲間が倒れるのも気にせず反撃を行っていた。彼らが上忍である事からもそれ相応の鍛錬を積み強靭な精神力と覚悟を持って戦っているのだろうとわかる。
(「そもそもここは最終人類史でオレたちの根拠地だ。そこにこの少人数で攻めてきているのだから、生きて帰るつもりなんて最初からなかったのかもしれない」)
 そんな相手を侮れば痛手を負うのはこちらだろう。そう考えてイリヤは葵たちの作戦に乗る事を決めた。
(「まだだ」)
 仲間が上忍たちの竜巻に吹き飛ばされてもぐっと堪える。
(「もう少し……!」)
 サーヴァントたちの攻撃で多くの上忍たちが浄化された。
 それを見てイリヤは自らの白い短髪を天使の翼と光輪と同じ緋色の長髪に変える。それが彼のネメシス形態なのだ。
「イリヤ!」
「いっけぇー!」
 ミレイたちの合図と同時に残敵のど真ん中に飛び込む。
「『語らずのレダ』よ……!」
 瞬間イリヤの周囲に緋色の嵐が巻き起こる。
 最後の忍者たちはそれに吹き飛ばされ地面に全身を強打。動かなくなったのだった。
「さすが復讐者、戦闘力は高いようだな。見誤っていた」
 静かに戦況を見ていた滝川儀太夫が機械の手でカチカチと硬い拍手をした。
 イリヤは赤い瞳でにらみながら彼に『緋翼の刃』の真紅の切っ先を向ける。
「後はアナタだけだ」
「ああ。最後に私の賭けに付き合ってもらう。お前たちが勝てば私の命をやろう」
 そう言いながら儀太夫は大筒を構える。
「もちろん、私が勝てばお前たちの命をもらう!」
 復讐者と儀太夫の命を懸けた戦いが始まろうとしていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!

桜之宮・春風
おっと、ちょっと到着が遅くなっちゃったみたいですね
まーでも敵の親玉は夢中な様子ですし
意識が私に向いてないうちに光学迷彩を使って近づきつつ
ネメシス形態になって一気に奇襲を仕掛けましょーか

さて、私のネメシス形態は気だるくなるので頼り過ぎるのも考えものですけれど
光学迷彩と言えど近づける距離には限界がありますからね
可憐な美少女よりは威圧的な姿で仕掛けたほうがこちらに気付いてからの動きも鈍くなるでしょう

奇襲の後は飛翔も交えて機動力を確保しながらインファイトに徹しますよ
爪だけでなく尻尾や角、翼ですらも武器になりうる多様さが私のネメシス形態の売りです
反撃で姿勢を崩そうと構わずに攻撃を重ねていきましょう

何せ既にこちらは数で勝っていますから
一気呵成に攻める事こそ勝利の近道です
神速反応や未来予測で咄嗟の連携も密にして攻めていきましょう

聞こえていましたよ
互いの命を懸けた戦いをお望みだとか

でも、随分とずるいですね?
初めから捨てるつもりの命なんて安いものを賭けるだなんて
悪いですけど、そんな人に私達は負けませんよ


呉守・晶
遅れちまったが、なんとか間に合ったようだな
江戸川区は俺の故郷だ、実家もあるし家族だって住んでるんだよっ!
それをよくも土足で立ち入ってくれたな!
……いやまぁ、家は区役所とかの近くだから此処からは結構距離あって遠いんだけどな
ともかく、お前には此処で終わってもらうぜ!
賭けなんぞ、知るか。ただ故郷を荒らす敵だから、お前を斬り捨てるだけだ!

地面の地形を変えられても【飛翔】で地面スレスレを、ホバー移動にように動いてやるよ!
魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して、見る者の目を引き付け魅了する呪われた黄金の処刑剣に変異させるぜ!
お前は知るよしもないだろうがこの黄金処刑剣はな、この江戸川区を支配してたジェネラル級のグレモリーに由来するもんだ
ハッ、皮肉だろう? とはいえだ、江戸川区を荒らす外敵相手には丁度いいだろ!それにテメェら天魔武者相手に斬首ってのもな!
そう半分挑発しながら飛翔で半ばホバー移動しながら敵の攻撃を避けながら突っ込むぞ!
さぁ、介錯してやるから首を出しやがれ!
首を断て、アークイーター!


又平・衣玖
江戸川区、複雑な場所ではありますね
生まれ育った故郷として愛着は無論あります
ですが、TOKYOエゼキエル戦争では江戸川区の区の支配者だった黄金公爵グレモリーの統治下で、その支配を受けいれて男やアークデーモン達に媚びと身体を売って生きてきた忌まわしい記憶もあります
……まぁ年齢からして私は最終人類史の者で、エゼキエルでの私の記憶を引き継いだだけなのですが
いえ、そんな個人的な感傷はおいておきましょう。ただでさえ到着が遅れてしまったのですから
今はこの最後に残った敵を倒すことだけを考えましょう

土遁沼田崩れ、ですか
いざとなれば【飛翔】なりなんなりで移動に支障はほぼ無いでしょう
そもそも、此処から動かなくても攻撃できますしね
そちらの大筒と、私の小型拳銃型の魔法の杖であるスペルリボルバーのどちらが上でしょうかね?
スペルリボルバーをガーターベルトから抜き放って構えて、禁術の極光を限界まで収束して光の魔砲を撃ち放ちます!
禁断の光よ、我が敵を撃ち滅ぼせ!フォビドゥン・レイっ!


●賭けの行く末
 遅れて駆けつけた呉守・晶(TSデーモン・g04119)と又平・衣玖(お色気デーモンシスター・g09547)はアヴァタール級天魔武者『滝川儀太夫』と対峙した。
「江戸川区は俺の故郷だ、実家もあるし家族だって住んでるんだよっ! それをよくも土足で立ち入ってくれたな!」
 晶は儀太夫に人差し指をつきつけ赤い瞳でにらんだ。とはいえ彼女の家は区役所方面でここからは遠いため被害はないだろうがそれはそれ。これはこれである。
「私も、生まれ育った故郷として愛着は無論あります。ですが……」
 衣玖の金色の瞳が複雑そうに伏せられた。
 復讐者は一般人から想いを託されている。そのため復讐者の中には自分のものではない記憶を持つ者が少なからず存在している。
 衣玖もその内の一人なのだ。それはまだ江戸川区がTOKYOエゼキエル戦争の領土だった際にアークデーモンに媚びて生きてきた忌まわしい記憶だった。
 それでも彼女は赤い髪を揺らして首を横に振る。
「いえ、そんな個人的な感傷はおいておきましょう。今はこの最後に残った敵を倒すことだけを考えましょう」
 衣玖の言葉に晶もうなずき魔創機士の能力で自作した魔晶剣『アークイーター』を抜き放つ。
「そうだ、お前にはここで終わってもらうぜ! 賭けなんぞ、知るか。ただ故郷を荒らす敵だから、お前を斬り捨てるだけだ!」
 すると儀太夫は鼻で笑って返した。
「お前たちがこの地をどう思っていようが、それこそ『知るか』。どんな理由を並べようと殺し合う事に変わりはないわ!」
「そうですね。ですが――」
 衣玖は大胆にスリットの入った『戦闘用修道服』の下のガーターベルトから魔力弾や魔術を撃ち出す事ができる拳銃『スペルリボルバー』を抜き取る。
「そちらの大筒と、私のスペルリボルバーのどちらが上でしょうかね?」
 言いながら銃口を敵へと向け引き金を引く。
「禁断の光よ、我が敵を撃ち滅ぼせ! 【フォビドゥン・レイ】っ!」
 その銃口から収束された禁術の極光が放たれ儀太夫の腹部を貫いた。
「さぁ、介錯してやるから首を出しやがれ!」
 さらに晶が茶色の髪をなびかせ地面すれすれを飛びながら敵に肉薄。アークイーターの封印を解除すると見る者を魅了する呪われた黄金剣【眩キ惑ワスモノ】に変異させる。
「首を断て、アークイーター!」
 黄金に輝く処刑剣が儀太夫の首目がけて振り下ろされる。
「甘いわ!」
 しかしそれとほぼ同時に儀太夫も忍術を発動していた。晶と衣玖の足元が沼の様にぬかるむ。間髪入れずに大筒から衝撃波が放たれ身動きの取れない二人に命中した。
「ぐっ……!」
 そのおかげでアークイーターの切っ先が逸れて首ではなく肩を切りつける事になった。
「さすがアヴァタール級って訳か……!」
 晶と衣玖は体勢を立て直しながら改めて相手を見据える。
 一方儀太夫も腹に穴が開き肩を切りつけられボロボロだ。それでも隙なく大筒を構えてこちらの出方をうかがっている。
 場が膠着状態となった時。
「聞こえていましたよ。互いの命を懸けた戦いをお望みだとか」
 そう言いながら儀太夫の背後にある建物の陰から桜之宮・春風(明日も春の風が吹く・g00839)が飛び出してくる。住民たちの避難誘導を終えた春風は少し前に駆けつけ【光学迷彩】で隠れながら様子をうかがっていたのだ。ネメシス形態となった彼女のデーモンの翼には鋭い鉤爪が生え先端が鉤爪の尾と一対の角が生え両手の爪も長く鋭く変化している。
「でもずるいですよ。初めから捨てるつもりの命なんて安いものを賭けるだなんて!」
 デーモンの翼で羽ばたき一瞬で距離を詰めると呪詛を込めた爪で捨て身の一撃を見舞う。
「――忌々しい!」
 その爪に深く身をえぐられながらも儀太夫は振り返りざまに忍術と大筒による衝撃波を放つ。
「……っ!」
 春風はまともにそれを食らったもののネメシス化と最大レベルの【ガードアップ】の効果でなんとか堪えた。赤から青に変わっている瞳で倒れ行く天魔武者を見据える。
「悪いですけど、そんな人に私たちは負けませんよ」
 ガシャン! と大きな音を立てて儀太夫は地に伏した。
「屈辱だ……。命を懸ける覚悟すらない者に……私が、私の部下たちが……負ける、など……」
 そう言い残して滝川儀太夫は鉄塊となった。
「……ふう。終わったな!」
「ええ。町への被害もほとんどありませんでしたし、良かったですね」
「ですね。それじゃあ町の人たちに報告してきましょうか!」
 避難所の人々に報告した復讐者たちは彼らに最大級の感謝を伝えられた。住民たちの安心した笑顔を見て江戸川区を守る事ができたのだと改めて実感する。日常に戻って行く彼らの後ろ姿を見送って復讐者たちも帰還したのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年09月19日

最終人類史防衛戦(江戸川区、世田谷区、大田区)

 ディヴィジョン境界の霧から現れる、天魔武者から、最終人類史の防衛を行います。
 天魔武者は、《七曜の戦》の戦闘で、北関東の地域に住民が居ないと認識したのか、千葉県・神奈川県方面から、江戸川区、世田谷区、大田区への侵攻を行う様です。
 ディヴィジョン境界の霧の発生を確認し、住民の避難、避難終了までの敵の足止めを行った上で、侵入してきた天魔武者を返り討ちにしてください。

●必要攻略数の変更(23/9/11)

 ジェネラル級天魔武者『天海』との会談の結果、『和泉国』以外での一時停戦が行われることとなりました。
 これを受けて、東京にも23/9/11時点で既に襲来している以上の新たな敵は襲来しなくなり、必要成功数が変化しました。
 なお、既に襲来している敵は、ディアボロスに「休戦したから帰れ」等と言われても信じませんし、撤退もしません(上位階級から出撃前に受けた命令が最優先されます)ので、撃破する必要があります。

●特殊ルール:最終人類史戦

 このシナリオでは、最終人類史での戦闘が行われます。
 最終人類史では、パラドクス効果が最大限(効果2は最大LV、LV11に至っていない効果1も全てLV10扱い)発揮される為、戦闘が有利になります。


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#天正大戦国
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#最終人類史防衛戦(江戸川区、世田谷区、大田区)
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#最終人類史防衛戦


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選択肢『遅滞戦術』のルール

 移動しようとする敵に対して、散発的な攻撃を仕掛けるなどして、敵の移動を遅らせます。
 敵を警戒させたり、虚偽の情報を与えて敵を欺くといった作戦も可能でしょう。
 進軍してくる敵の情報や、周囲の状況、可能な遅滞戦術の種類などは、オープニングやリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】👿のリプレイが一度でも執筆されると、マスターはこの選択肢のリプレイを執筆できなくなる。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『住民の避難誘導』のルール

 危険な場所にいる住民を、安全な場所へと避難させます。
 避難を呼びかけて自主的に避難させる事もできますが、自主避難が難しい場合は、力づくで避難させる必要もあるかもしれません。
 老人や子供、怪我人など、自力での避難が難しい人には、フライトドローンなどを利用するのも良いかもしれません。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『👿をクリアするまでに、この選択肢の🔵が👑に達すると、このシナリオで一般人に死者を出さずに済む。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾<最終人類史>一般人を襲うトループス級『伊賀忍軍上忍』のルール

 最終人類史に侵入してきた、トループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 放置すると村や町を破壊したり一般人を虐殺してしまうので、被害が拡大する恐れがあるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 最終人類史で戦う為、戦闘が大きく有利になっています。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿<最終人類史>アヴァタール級との決戦『滝川儀太夫』のルール

 最終人類史に侵入してきた、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 最終人類史で戦う為、戦闘が大きく有利になっています。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「零識・舞織」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。