冥海ルトゥール(作者 志羽
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#冥海機ヤ・ウマト  #【《七曜の戦》横須賀防衛】鎮守府近海掃討戦  #《七曜の戦》  #人類史防衛戦『横須賀鎮守府』 

●冥界ルトゥール
 横須賀鎮守府のジェネラル級冥海機『信濃』が撤退した――しかしすべてのものが撤退したわけではなく、少数のものたちが取り残されていた。
 これもその一団――別任務から期間したが、横須賀鎮守府からの返答がない。
「ナニカオカシイ……」
「ドウスル……」
 サーベイランスデストロイヤーの一団は海にて戸惑いを抱き、その場から動けずにいた。

●案内
 藤臣・明鶴(白雷・g03329)は集ったディアボロスたちにひらりと手を振って挨拶して、いよいよだなと切り出した。
「《七曜の戦》が始まる……この戦いによって、今後がどうなるか決まってくると思うんだよな」
 敵の大勢力と戦う、歴史の奪還戦の相談や投票も既に始まっているが、歴史の奪還戦だけが《七曜の戦》では無い。
 最終人類史に奪還した地域や、或いは、ディアボロスが制圧したディヴィジョンの地域に向けた、敵の侵攻が予測されているのだと明鶴は告げる。
「てことで、皆に頼みたいのは《七曜の戦》直前の決戦で、敵が放棄した『横須賀鎮守府』周辺の掃討作戦」
 横須賀鎮守府の施設自体は制圧したが、周囲の残敵を掃討しなければ、完全に制圧したとは言えず、最終人類史への奪還は成立しない。
 最終人類史に奪還する為には、周囲の残敵を掃討し、横須賀鎮守府周辺を完全に制圧する必要があると明鶴は紡ぐ。
「敵は小隊で、統制も取れてない。けど、海戦だ。油断せず戦ってほしい」
 敵は海の上。つまり、そこで戦うための準備が必要となる。

「ここでいろいろできたら、でかい戦果につながるかもしれねーし」
 やれるだけのことをやろうぜと明鶴は笑む。
 戦いは海の上――【水上走行】などのパラドクスが重要となるだろう。まずは海戦に重要なパラドクス効果を得る必要がある。
「会場の敵を駆逐すれば、横須賀を最終人類史に奪還できると思う。けど、横須賀は『相模国』の一部でもあるしなぁ……」
 《七曜の戦》が始まれば、天正大戦国からの横やりも警戒しなければならないと明鶴は続ける。
 なんにせよ、まずは戦いに出なければ何も始まらない。
 明鶴は頼むと、ディアボロスたちに横須賀での戦いを託すのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【水面走行】
4
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV3 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

志羽
 お目通しありがとうございます、志羽です。
 受付、執筆状況などについては、マスターページ等でお知らせ予定ですのでご確認いただけると幸いです。

①👾烏合のトループス級『サーベイランスデストロイヤー』(👑5)
 集団戦、一章のみのシナリオとなります。

 👑達成を大幅に超えての採用はしません。
 予めご了承ください。

 以上、ご参加お待ちしております。
145

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


青天井・イカス
ヤれるダケの事ヲ、ね
違いネェ
んージャ、一発ブちカまシて来ルかネ

持チ込み効果は【水面走行】
モう何度世話ンナったカ分カらネェが、今回モ一丁頼まァナ

今回は裏工作は無シのスピード勝負
諸々の武器ヲ手に【万雷】発動
敵方に乗リ込ンで派手に暴レ回るゼ
コうイウ時ゃ電撃戦ヨ
敵が動揺シてル内に一気に嗾ケテ戦力削るガ一番楽で手ッ取り早ェわナ
全方位へノ砲撃にヨる弾幕反撃
ンなラ、“ソノ中心に手前等がイる”って事ダ
場所が分カれバ、視界塞ガれヨウと何の事ァねぇ
『撃テば当タる』

指示シてクれる旗艦ガイなケりャそンナもンかイ
コの御時世、ヤれるダケの事シねェと、アっとイう間モなク沈ンじまウゼ
ソんな風ニ、な?

良い頃合イ見テ引き上ゲ


ルーシド・アスィーム
アドリブ、連携歓迎

此処は同胞が死力を尽くし、奪還した地
僅かな澱みが人類史への足枷になるならば、塵すら残さず滅ぼすのみです

『水面走行』の力を用い、海上戦を仕掛けます
『ダッシュ』で距離を詰めて相手が体制を整える前に【アークフォール】を詠唱
導くのは太陽神の化身たる空船、その威容を模した力の具現
光は全てを滅し、世を照らす光
例えこの地が冥海が如く、澱みに満ちていたとしても
故にこそ強く、目映く照らしましょう

目映さの間隙を突き『氷雪使い』『風使い』の魔術で敵軍を凍らせ、相手の動きを止めることが出来ないかも試行
例え、この策が届かずとも、勝利への一石を積み上げ、積み上げて

泥にまみれようとも、人の手に人の未来を


地大・龍輝
【心情】
海からはどこか懐かしい風を感じる……
だが、今はそこにこだわっている場合ではないな
《七曜の戦》に向けて、この地の制圧は盤石にする必要がある
俺個人の感情はその後で考えればいい

【戦闘】
パラドクスを発動して「水中戦」で海上のトループス級を狙う

「オーラ操作」で自分の身を守り、「一撃離脱」の攻撃を仕掛ける
水中からの攻撃であれば、射撃攻撃を減衰できるだろうが、「対空戦」「誘導弾」「残像」を囮に、攻撃は散らすようにする

混乱している残敵を討つのは少々気が引けるが、戦い方を選んでいられる余裕はない
全力でやらせてもらうぞ!


戦闘後、余裕があれば『相模国』や『信濃』が撤退した先を「観察」


エレノラ・ブルーノ
信濃を引かせることができたが、まだトループスが残っているか……部下を捨て置くとはな。
いや、それを今から狩ろうとする身では、何を言っても詮無きことだな。クロノヴェーダにかける慈悲はない。七曜の戦が目の前だ、早々に片付けよう。

その昔、神の子は嵐を沈め、水面を歩いたという。
“人造聖女”たる私は、主より同じ奇跡を賜っている。海上戦では遅れはとらん。
海上を疾走して一気に近接。周囲に浮かべた『守護の十光剣』で相手の稲妻の宿った触手を迎撃する。直接触れなければ雷撃が私に届く事もない。
そのまま、両手の双光剣でもって、その心の臓を突き、その首を落とす。
土は土に、灰は灰に、塵は塵に。
歴史の簒奪者はただ無に帰れ。


竜城・陸
【飛翔】用いて海上戦闘に臨むよ
他の方が使用しておられるなら
【水面走行】も併用しよう

己に宿った魂は剣と成して
無数に生み出し投射するも
接敵して切り結ぶも
何れも攻撃なのだから
自由自在に取り回せる
臨機応変に敵味方の位置取りや
標的とする相手に応じて使い分けよう

周囲の味方へのディフェンスも積極的に
特に稲妻纏う触手の一撃は
得手とする分野で受けが適う
反撃で上手く相手の負傷も誘えるだろう
上手く剣で受け流しながら
返す刃で相手へダメージを重ねて行こう

いつか往きたいと願った海を
大切な人の愛した場所を
いつまでもお前たちに委ねておくつもりはない

いつかお前たちの手から全てを奪い返す為に
この地は奪らせてもらうよ


ユヴィ・レリオ
横須賀鎮守府周辺の掃討作戦…
…ちっ…
私がこの前はましたヤツ…
まだ残ってたんだな
忌々しい…しかも精密ね…どっちが早いか試すか?

【完全視界】を使用し【水面走行】は借りて
「hidden」を双剣に変形させ多重残像で位置を読まれる無いように展開し攻撃

狙うは生身の部分の急所
追撃はついてないので砲撃方向を考える

仲間の位置は常に把握攻撃のタイミング等を合わせる

感情欠落しているので何の迷いもなく自分の怪我にも一切厭わず積極的に行動し攻撃する

口調
戦闘中は無機質な殺戮兵器
私、呼び捨て、言い捨て

◆アドリブ、合わせ歓迎です


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
水面走行、ほか効果を活用

信濃には一撃頂戴したからな
撤退させられたのは何より……
相模国の動向も気になるが、今が好機
横須賀を奪還しよう

双眼鏡を用いて偵察、観察しつつ残された敵の規模を確認
数が多ければ、切り崩しやすい辺りから強襲
味方と足並みをそろえ、積極連携

敵味方の位置をみて、包囲されず撃ち合いやすい位置へ
弱った敵、隙を見せた敵を優先しつつ
味方と狙いを合わせ着実に数を減らす
電撃を込めた弾丸で水陸の敵を撃ち抜く

近くの味方をディフェンスし、攻撃集中を避ける

反撃には魔力障壁を展開し防御
触手の動きを観察しつつ、盾を掲げて直撃を避ける

戦況は常に観察し、戦果十分か味方の負傷が嵩めば速やかに撤退を


 ふわりと、潮の香。
(「海からはどこか懐かしい風を感じる……」)
 そう思うものの、だが、と地大・龍輝(名前のない戦士・g05599)は紡ぐ。
「今はそこにこだわっている場合ではないな」
 《七曜の戦》に向けて、この地の制圧は盤石にする必要がある。俺個人の感情はその後で考えればいい――龍輝は海へと向かう。
 この先には敵がいるのだという。
「信濃を引かせることができたが、まだトループスが残っているか……部下を捨て置くとはな」
 エレノラ・ブルーノ(“光輝の乙女”・g09980)はそう零して、いやと首を横にふる。何をいっているのかと、わかっていても零れてしまった言葉だった。
「それを今から狩ろうとする身では、何を言っても詮無きことだな」
 クロノヴェーダにかける慈悲はない――七曜の戦が目の前だ、早々に片付けようとエレノラもまた海へと一歩を進める。
「信濃には一撃頂戴したからな。撤退させられたのは何より……」
 しかしまだ、完全に横須賀のあたりを取り戻したわけではない。エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は相模の国の動向も気になるが、今が好機と微かに瞳細めこの状況で叶う事を選んでいく。
 それはやはり、横須賀の奪還――そのために、必要な戦い。エトヴァは双眼鏡を用いて、敵の様子を偵察する。
 海にいる集団――数はそんなに多くはない。その場所から動かずにいるのは、どうしたらいいのかわからないからなのだろう。
 その様子からエトヴァは指揮官になるようなものがいないと判断する。
 切り崩しやすそうな場所を他のディアボロスたちにも伝えて、エトヴァもまた海の上へ。
 此処は同胞が死力を尽くし、奪還した地とルーシド・アスィーム(星轍・g01854)はその赤い瞳を細める。
僅かな澱みが人類史への足枷になるならば、塵すら残さず滅ぼすのみです――そう、静かに紡いでルーシドは海面へと歩を進める。
 海に波紋ひとつずつ広げながら。
「ヤれるダケの事ヲ、ね」
 時先案内人の言葉を反芻して、青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)は口端に笑み乗せる。
「違いネェ。んージャ、一発ブちカまシて来ルかネ」
 そう零すとイカスは地を蹴って水面へ。けれどその身は沈まずただ水面を滑る様に走れるように。
「モう何度世話ンナったカ分カらネェが、今回モ一丁頼まァナ」
 この力があるからこそ、此度も水面の上で十分に戦えると知っている。
「横須賀鎮守府周辺の掃討作戦……ちっ……」
 舌打ちひとつ。ユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)はこの戦いに思う所があった。
「私がこの前はましたヤツ……まだ残ってたんだな」
 忌々しい……とユヴィは落す。その先に、敵の姿を見止めたなら、動きは早く。
「しかも精密ね……どっちが早いか試すか?」
アクセサリーにしか見えぬそれを持ち、オーラを流し双剣の形に。
 そして――接敵。狙うのは生身の部分。
「逃がさない」
 海の上を走り、残像を出現させ包囲すればどこからくるのかは一瞬では判断できなくなる。
 ユヴィの双剣が閃けばサーベイランスデストロイヤーの身に走る傷。
 反撃と向けられた砲身。放たれた砲撃は、しかし残像の上に落ちる。
 それは私だけれど、私じゃない――その隙にユヴィは水面蹴って一足、サーベイランスデストロイヤーへと詰めた。
 もう一閃。それを受けたサーベイランスデストロイヤーが海の底へ帰っていくのを目に、次の敵と動くのは無機質な殺戮兵器の様相。
 ユヴィが一体沈めたと同時に、ユヴィを狙うサーベイランスデストロイヤーもいた。
 しかしその敵が攻撃を放つより先に。
「――疾く、閃け」
 エトヴァが放つ雷撃の力を封じた弾丸。それが命中と共に稲光を放出し痺れさせ、飛沫によってまたそれが拡散する。
 味方の位置をみつつ、包囲されず撃ち合いやすい位置をとり、隙を見せた敵を狙いつつ援護も。
 誰かを狙うのもまた、隙のひとつ。その時を狙って仕留めるのが、仲間を守ることに繋がっていく。
 その姿を視とめ、ルーシドは紡ぐ。
 巨大なエネルギーを、太陽神の化身たる空船へと導く。その威容を模した力の具現を、サーベイランスデストロイヤーへと向ける。
「光は全てを滅し、世を照らす光。例えこの地が冥海が如く、澱みに満ちていたとしても――故にこそ強く、目映く照らしましょう」
 ルーシドの振るう力が集っていたサーベイランスデストロイヤーを襲う。
 攻撃の合間にルーシドは魔術を紡ぐ。この海を凍らせ、敵の動きを止めることができないかと試しているのだ。
(「例え、この策が届かずとも、勝利への一石を積み上げ、積み上げて」)
 敵を留めることができれば、誰かの次手が届くのだから。
 泥にまみれようとも、人の手に人の未来をとルーシドは己の最善を尽くす。
 今回は、裏工作は無し。何よりのスピード勝負。
 イカスは諸々の武器を手にさぁと敵の中へ一気に踏み込む。
 海上でふよふよとしながら、状況のわからなさに戸惑っていたサーベイランスデストロイヤーたちはディアボロスだと反応するが、全てが後手後手に遅れていた。
「コうイウ時ゃ電撃戦ヨ」
 海の上を軽やかに走り、敵の上を飛び越えながらもその手に諸々の武器を。
 イカスの動きにサーベイランスデストロイヤーは翻弄されて動けない。
 動揺――それが見て取れる。なら、今は好機だ。
「一気に嗾ケテ戦力削るガ一番楽で手ッ取り早ェわナ」
 その手にある武器を選ばせず、思うままに攻撃かけて。その攻撃への対応を、全方位への砲撃でサーベイランスデストロイヤーが行う。
 けれど、その攻撃でもイカスにとっては糧となる。
「ンなラ、“ソノ中心に手前等がイる”って事ダ」
 視界を塞ぐような砲撃。だがその中心を狙えばいいだけ。
 撃テば当タる――酷く手に馴染む小さな拳銃を扱う動きはごくごく自然だ。
 撃ち抜かれた敵が倒れ、そのまま海へと沈んでいく。イカスはそれを一瞥して、新たな敵へと向かう。
「指示シてクれる旗艦ガイなケりャそンナもンかイ」
 敵があたふたとうまく動けないでいる状態の内に、次々と攻撃は重ねられていく。
「コの御時世、ヤれるダケの事シねェと、アっとイう間モなク沈ンじまウゼ。ソんな風ニ、な?」
 イカスはまた一体、沈んでいく敵へと言葉向けて身を翻した。
 そしてまた竜城・陸(蒼海番長・g01002)も空を蹴る。ここまでは飛翔してやってきた。しかしその銃口が自分に向けば、撃ち落とされたなら痛手となる。
 水面の上に降り立つ一瞬に、陸はそれを纏う。
「涯てより輝け、」
 自身に宿り己を構成する光輝の神と、氷溟の竜――その魂を武装へと変換したのだ。
 停滞と浄化、晦冥の淵と光明の空、極天の静寂と天穹の光輝。 相反する二者を綴じた純粋な力は、不朽にして不撓の刃と成して、陸にその先にあるものを齎す。
 陸は己を狙っていたサーベイランスデストロイヤーの懐へ飛び込み切り結ぶ。纏うそれは自由自在、敵が触手に稲妻乗せて振るおうとも陸がそれに臆することはない。
 それへの対処は、得手とする分野。陸は剣でそれを上手く受け流し、しかしそこで終わらない。
 剣先を返して、その触手を斬り落とす。
 サーベイランスデストロイヤーはその痛みにうめき声をあげる。しかし、其処で終わらない。
 陸は踏み込み、更に一閃を見舞う。
「いつか往きたいと願った海を、大切な人の愛した場所をいつまでもお前たちに委ねておくつもりはない」
 その言葉には決意が満ちる。すべてを取り戻すにはまだ遠く――けれど、これはその一歩なのだと知っているから。
「いつかお前たちの手から全てを奪い返す為にこの地は奪らせてもらうよ」
 果て、海の底へと沈んでいく。陸はサーベイランスデストロイヤーのその姿を見詰めながら、己の心内にある想いを零していた。
 水面で戦うものもいれば、水中で戦うものもいる。
 龍輝は水中適応を以て進み、サーベイランスデストロイヤーの姿をみつけていた。
「河伯の名において、我に加護を与えたまえ!」
 河伯神の加護によりオーラを甲羅の形として纏い自分の身を守る。そのまま、突撃し一撃離脱の構え――敵は海で戦うものだ。
 しかし、水中からの攻撃であれば、射撃攻撃を減衰できるだろうかと思ってのこと。敵の攻撃を散らすように動きながらサーベイランスデストロイヤーを捉え刺突を繰り出す。
 咄嗟にというようにサーベイランスデストロイヤーは砲撃放つ。その衝撃を守りでかわして、龍輝はサーベイランスデストロイヤーたちへ向き直った。
「混乱している残敵を討つのは少々気が引けるが、戦い方を選んでいられる余裕はない。全力でやらせてもらうぞ!」
 水中から再度仕掛ける――サーベイランスデストロイヤーたちはその攻撃に動きをかき乱されていた。
 水中から水面へと顔をだしたサーベイランスデストロイヤーはその姿を目にする。
 水面を進むエレノラの姿を。
 その昔、神の子は嵐を沈め、水面を歩いたという。
 エレノラは“人造聖女”だ。自分の在り方をすでに知っているエレノラは、海上を疾走する。浄化の光で出来た十二本の剣。そのうちの、双剣はその手に。残る十本はエレノラの周囲を浮遊しいつでも動くことができる、
「主より同じ奇跡を賜っている。海上戦では遅れはとらん」
 エレノラを見つけサーベイランスデストロイヤーは稲妻纏う触手をうねらせる。
 己の向けられたそれを一本の剣で受け止め払えば、稲妻も立ち消える。
 直接触れなければ、雷撃が私に届くこともない――跳ねのけられた触手。その次にサーベイランスデストロイヤーが目にするのは肉薄してきたエレノラの、その手にある双剣の輝き。
 心の臓を突き、その首を跳ね落とす。それは海の中に、深く深く沈んでいくのだ。
「土は土に、灰は灰に、塵は塵に」
 歴史の簒奪者はただ無に帰れ――そう、海の底へと帰っていくサーベイランスデストロイヤーへとエレノラは紡ぐ。
 サーベイランスデストロイヤーの数は減り、何も出来ぬと判断したか散り散りになっていく。
 それは十分な戦果。横須賀の地を取り戻すための一歩だった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面走行】LV4が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV3が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年08月11日

【《七曜の戦》横須賀防衛】鎮守府近海掃討戦

 このシナリオは《七曜の戦》に関連して発生する特別シナリオ人類史防衛戦の一つです。
 このシナリオでは、ディアボロスが制圧した「横須賀鎮守府」に残存する「冥海機ヤ・ウマト」のクロノヴェーダを掃討し、横須賀鎮守府周辺地域の制圧を完全とし、横須賀を最終人類史に奪還する事が目的となります。
 冥海機ヤ・ウマトは、横須賀奪還作戦などを行う事が無いようなので、残敵を掃討する事が出来れば、この地域を最終人類史に奪還する事が出来ます。


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#冥海機ヤ・ウマト
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#【《七曜の戦》横須賀防衛】鎮守府近海掃討戦
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#《七曜の戦》
🔒
#人類史防衛戦『横須賀鎮守府』


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選択肢👾烏合のトループス級『サーベイランスデストロイヤー』のルール

 なんらかの理由で統制を失ない、烏合の衆となっているトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 統制を取り戻す前に撃破したり、統制を失っている間に強行突破して目的地に向かいましょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。