伊賀忍者襲撃作戦(作者 彌厘)
#天正大戦国
#【《七曜の戦》伊賀国防衛】甲賀の里襲撃作戦
#《七曜の戦》
#人類史防衛戦『伊賀国』
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●甲賀の里にて
甲賀の里は大きな戦に向けて物々しい雰囲気となっていた。
「我々伊賀忍者は、光秀様から重要な任務を命じられた! 光秀様が京都に攻め込むと同時に、我らは伊賀に攻め込むのだ」
集められた忍びたちから「おお」と感嘆の声が上がる。
「復讐者たちは光秀様の相手で手一杯になり、我々は容易に伊賀を奪還できるという訳だ」
「何という完璧な作戦。さすがは、光秀様だ!」
「我らの伊賀を、必ずや復讐者共から奪い返すのだ!」
伊賀忍者たちは自らの里を奪還すべく鬨の声を上げたのだった。
●新宿駅グランドターミナルにて
シェスト・ツリュクベコメン(サイボーグの殲滅機兵・g03339)は普段と変わらぬ仏頂面で集まった復讐者たちを見据えた。
「来る《七曜の戦》のために、皆には天正大戦国の甲賀の里に向かってもらう。甲賀の里には今、明智光秀の配下であるトループス級天魔武者『伊賀忍者』たちが伊賀国を制圧する準備を進めている」
伊賀国は現在復讐者たちが制圧している。敵は戦の期に乗じて伊賀国を奪還しようとしているのだ。
「敵の準備が整う前に強襲し出鼻を挫く作戦だ。これに成功し伊賀国を防衛できれば、伊賀国を最終人類史へと奪還できるだろう。指揮官クラスはいないが、敵の大群への強襲だ。気を引き締めて取り掛かってくれ」
「明智光秀ら主力軍は『逢坂関』から京都に侵攻しその隙に別動隊で伊賀も奪い取ろうとしていたが、その主力軍は復讐者が『逢坂関』の制圧に成功した事で動けなくなっているようだ。この状況であれば、伊賀方面の部隊を各個撃破する事も可能だろう」
そう説明しながら時先案内人は話を締めくくる。
「やる事は普段と大差はない。《七曜の戦》目前だからと気を張りすぎんようにな」
そしてシェストは復讐者たちを見送ったのだった。
リプレイ
神山・刹那
忍者ね
不意打ちに奇襲、そういう手段を使われたら怖いが、真っ向勝負ならこっちに分がある
忍びの者が姿さらしてどうすんだってことだよ。たわけ
幻霧分身の術で霧を噴き出し、自分の幻影を見せるのなら、精神集中で感覚を研ぎ澄まし、体を限界まで捻り、体のバネの反発力と遠心力、刀の重さを乗せた横薙ぎの一撃で霧と幻影ごと纏めて斬り捨てる
「悪いな。こちとらお前ら如きは眼中にねぇんだ」
ネフェリア・フリート
は、流石に故郷は取り返してえってか?
だがそうは問屋が卸さない…ってな
忍者だろうが物理でぶん殴る!
敵軍勢の配置を確認…側面が取れるならその位置まで移動だ
後は少しでも警戒が薄い所がありゃあ、地面スレスレ一気に最大加速の飛翔で敵軍勢の外周に居る奴に『突撃』して殴りかかる!
WC:Agility Knuckle!
懐まで一気に接近!
高速の連打で敵をぶん殴る!
後はそいつに零距離で『強打』を放ちガンガンぶん殴るぜ!
追尾する手裏剣か…厄介だが、逃げるはしねえよ!
こっちに当たる瞬間に『オーラ操作』しガントレットにオーラを付与
拳をぶつけて、当たる部分をコントロールして痛打を防ぐぜ
後は敵の足並みが乱れたら速攻離脱だ!
リュウ・ターレン
アドリブ歓迎
連携密に積極的に。
周囲POWでディフェンス
忍者さんね。不意打ちとかやなかったらそこまで怖くはないな。
士気は高いとはいえ、それはこっちも同じやし。
という事で姿見せたところにパラドクスぶち込む。
魔力の弾丸を発射。その身ぶち抜いたるわ。
相手の反撃はパラドクスで出した弾丸で相殺とか薙ぎ払い、吹き飛ばしで手裏剣軌道逸らして致命傷だけ回避。多少のダメは覚悟の上ヨ。
ある程度倒したら撤退。全部倒しきれたらそれでいいけど、そうやなかったら深追いすると危険やからね。
●先制攻撃
甲賀の里の野営地から伊賀忍者の小隊が伊賀国の偵察に向かっている。
「忍者ね」
物陰から青い瞳でその様子をうかがう神山・刹那(梟雄・g00162)。彼は仲間にしか聞こえないように小さく呟く。
「不意打ちに奇襲、そういう手段を使われたら怖いが、真っ向勝負ならこっちに分がある」
その言葉にリュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)もうなずいた。
「ああ。不意打ちとかやなかったらそこまで怖くはないな。士気は高いとはいえ、それはこっちも同じやし」
ネフェリア・フリート(剛腕粉砕・g05427)は自信に満ちた笑みを浮かべる。
「は、クロノヴェーダも流石に故郷は取り返してえってか? だがそうは問屋が卸さない……ってな。忍者だろうが物理でぶん殴る!」
言うが早いか比較的小隊の警戒が薄い側面へとネフェリアが飛ぶように素早く駆け手近な忍者に肉薄。特殊金属製の籠手『デストロイガントレット』と炎の魔力が籠められた籠手『クリムゾンガントレット』に魔力をまとわせる。
「魔力展開、ぶん殴る!」
「――っ襲撃だ!」
そう叫んだ敵の腹を高速の拳で強打した。その威力は相手の腹に穴が開く程である。
「貴様、復讐者か!?」
異常をいち早く察知した忍者がネフェリアへと大型十字手裏剣を投げた。それは意思があるかのように彼女を追尾する。
(「厄介だが、逃げはしねえよ!」)
ネフェリアはガントレットにオーラをまとわせ手裏剣を殴り返した。
しかし手裏剣は巨大なだけあってその威力は高い。しばらくはその衝撃で腕が痺れて使い物にならないだろう。
さらにネフェリアを追撃しようとした伊賀忍者。彼が印を結ぶと脚部から大量の霧が噴出。それにより自らの分身を作り出す。
「忍びの者が姿さらしてどうすんだ」
言いながら刹那は切れ味の鋭い龍の爪のような日本刀『覇龍』を抜刀。体を限界までひねって放った横薙ぎの一太刀で幻影ごと敵を両断した。
だが相手の放ったクナイも刹那に命中していた。痛み分けである。
「……悪いな。こちとらお前ら如きは眼中にねぇんだ」
痛みを誤魔化すように刹那は軽口を叩いた。
「敵襲だ!」
さらに樹上から二人の忍びが現れる。それらは大型十字手裏剣をネフェリアと刹那に向けて投じた。
手負いの二人を守るためにリュウが前に出る。
「その身ぶち抜いたるわ」
デーモンの力を宿した水晶でできた万年筆『魔晶筆』で空中に【飛】と【弾】の文字を描く。すると魔力でできた弾丸が生成され敵と手裏剣に飛んで行った。それは見事に忍者二人を撃ち抜く。手裏剣にも当たり軌道をそらすことに成功。リュウの両頬にかすり傷を作るだけで済んだ。
「ワタシらは下がろうか。深追いすると危険やからね」
リュウの言葉に二人もうなずいた。これはまだ七曜の戦の前哨戦に過ぎない。ここで体力を使い果たしては元も子もないだろう。それに何よりこの作戦に参加しているのは三人だけではないのだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【飛翔】LV2が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
篠村・蓮十郎
相手は隠密に長けた相手……当然奇襲への備えもある筈だ。
こちらから仕掛けられるとはいえ、油断は出来んな。
気取られる前に攻勢に出よう
敵陣へ海戦装の砲撃を撃ち込み爆炎と轟音を以って引き付ける
派手に目立つよう立ち回れば、その分味方も動き易くなる筈だ
士気が高いとなれば、虚を突いた所でそう揺らぎはしない
おそらく易々とは退かないだろう
ならばこちらに引き付け一網打尽にする
撹乱の後、踵を返し距離を取ると見せかけ
追って来た所を狙い[稲妻]を放ち
分身を作り出す霧ごと周囲の敵を焼き払う
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
いよいよって感じね、七曜の戦!
奪還戦も大事だけど、此処で伊賀国を取り戻すのも同じくらい大事!
ふふん、何時でも全力出すのがアイドルってものよ!
此処は大隊から離れた位置にいる小隊を狙うべきかしら!
予め狙う小隊と遮蔽物を「観察」して確認しておくわ!
それじゃ、ゲリラライブin甲賀の里の開幕よ!
皆とタイミングを合わせて里に乗り込み、【白熱と灼熱の気焔万丈!】で敵を燃やしていくわ!
色んな色の火柱は「撹乱」にもなるかしら!
敵からの反撃は、敵の姿をよく「観察」して、揺らめいていない本物を「看破」!
【気焔万丈!】を「連撃」して返り討ちにしてあげる!
ふふん、伊賀国は渡さないんだから!
ダルクエス・ネクスト
大群に飛び込むというのはリスクだよね?
であれば、彼女(Lorelei, Symphonic voice)と共に小隊を狙おうか
【観察】と【忍び足】で付かず離れずを意識して、自身のポジションを図るよ
味方が開戦したら、俺も出陣だ
お呼びじゃないよ、伊賀忍者?
敵の攻撃や反撃はよく【観察】し【看破】を試みる
最悪な状況を避けつつ、BlackMonument(黒い大盾)で直撃を避けるよ
俺の背後に『Lorelei, Symphonic voice』を召喚、舞台は整ったね?
彼女の【演奏】と【歌唱】の多重音波攻撃で敵を巻き込んであげようか
連携やアドリブ歓迎!
●挟撃
「逃がさぬぞ復讐者!」
撤退しようとする三人を伊賀忍者たちは包囲しようとした。だがその小隊のど真ん中へと轟音と共に砲弾が撃ち込まれる。
パラドクスではないその攻撃を忍者たちは容易に避け振り返った。
「新手か!?」
そこには煙を上げる携行型砲台『軽巡級海戦装』を構えた篠村・蓮十郎(鋼剣・g09914)がいた。
(「逃がせたか」)
彼が注意を引いたおかげで無事に先行していた復讐者たちは退避して行った。それを茶の瞳で確認した蓮十郎は顔には出さずに安堵した。
「その様な玩具、我らには効かぬわ!」
脚部から霧を出し分身を出現させた忍者たちが一斉に蓮十郎に詰め寄る。
(「今だ」)
敵に囲まれた瞬間に蓮十郎は機械仕掛けの右腕『壱號機械腕』の拳を天へと突き上げる。
「貫け!」
パラドクスの力によりその義手から雷撃が迸る。それはクナイを構えた忍びたちを幻影ごと貫いた。
クナイは放たれる事がないまま地に落ちる。
「貴様ぁ!」
小隊すべての忍者が樹上や地を駆け一斉に攻撃を仕掛ける。
いくら復讐者と言えどこの人数を一気に相手取るのは不可能だろう。一人であれば。
「ゲリラライブin甲賀の里の開幕よ!」
そう言いながら草むらから銀髪をはためかせて飛び出してきたのはソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)だった。彼女はあらかじめ地形を確認し蓮十郎が注意を引きつけている間に挟み撃ちできるように位置取りしていたのだ。
「ここがアタシたちのステージよ!」
青い瞳でウインクしながら青いリボンが飾られた拡声杖『レゾネイト』を掲げる。すると忍者たちの足元に魔法陣が出現。そこからまるでステージ演出の様に虹色の火柱がいくつも噴き上がる。それは忍者たちを焼き霧を消失させた。
「舞台は整ったね?」
ソラと同じ草むらから現れたダルクエス・ネクスト(蒐集家・g07049)は様々な弦楽器を組み合わせて作られた美しい銀の人型兵器を伴っていた。
ソラがダルクエスと『彼女』を見てにっこり笑う。
「ええ! アナタの歌声、聞かせてあげて?」
残りわずかとなった忍者が振り返り分身と共にダルクエスへと跳びかかった。
「貴様も道連れだあ!」
それに彼は材質不明の大盾『BlackMonument』を構え敵を赤い瞳で見据えながら言う。
「彼女という兵器の奏でる歌声が、君たちを破滅へと導く。――ローレライ」
主の呼び声に応えて彼女は弦楽器の音色とボーカルロイドの歌声を上げる。それは多重音波攻撃となり向かってきたすべての忍びを倒した。
復讐者たちは相手に反撃の隙を与える間もなく伊賀忍者の小隊を壊滅させたのだった。
「ふふん、伊賀国は渡さないんだから!」
「これで伊賀国も最終人類史に奪還できるね」
「ああ。他の作戦もうまくいっていればだが」
防衛作戦はまだ始まったばかりだ。これから始まる七曜の戦も乗り越えなければならない。しかしこの成功は間違いなく大きな一歩となっただろう。
他の作戦もうまくいく事を祈りながら復讐者たちは新宿島に帰還したのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!