リプレイ
絵島・玲於奈
【行動】
旅人の子供のフリをして町や街道等を歩き
新たな支配者の情報を集めてみます
町角、街道の店で世間話的な雰囲気で
「ずいぶんとこの国の雰囲気が変わったみたいですが、新しい人が治めているのですか?」
などその国の人につぶさに聞いてみます
もちろん、怪しい人には注意します
情報を揃えたら検証をしてどんな支配者なのかの情報整理も忘れずに
判明したら速やかに撤収します
●
京都の北西『但馬国』。
小規模拠点が複数築かれていると判明し、その支配者の調査に乗り出した絵島・玲於奈(ジーニアスボーイ・g09401)は、一人街道を進んでいた。
まず始めに拠点の周辺を確認してみたが、国境付近ということもあり人里は見当たらない。しばらく歩いたところで探すのをやめた。
「村や里は見当たらないか……」
高台の影に身体を収めて拠点を覗き込む。
そこは拠点自体が自然地形に溶け込むような迷彩を施されており、遠目から見てもそこに拠点があるのは分らないようになっている。
「誰かが通りがかったとしても、この砦に気が付くとは思えないな。隠れてことが進んでいる……一般人は支配者が変わった件も気づいていないかもしれない」
取れる情報はこのくらいしかないだろう。手早く撃破して安全を確保したいところだ。
「ふむ……収穫はなしか。じゃあ、危険なものを排除しなくちゃね」
小さな身を潜め、情報補共有すべくその場は退いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
鳩目・サンダー
複数の小拠点を複合的に運用、ね。よく考えやがる。
だが各個撃破に弱いって欠点も当然ながら抱えている訳だ。
平安鬼妖で見たなあこいつ。確かその時は幾ら攻撃しても全然怯まなかった覚えがある。自分の身を壊しながら攻撃できるんだから当たり前か。
では派手にやっていこうか。
使うパラドクスはエコーチェンバー。骨の破片やらを食らわないように回避行動は気持ち大きく動くのを心掛ける。余裕があれば拠点そのものを壁にして敵自身に壊させようか。
アドリブ、連携歓迎です。
黒白園・真雪
アドリブ連携歓迎。
別れて広がる拠点か。
確かに一箇所あたりの被害は小さく出来るのかもしれねぇ。
けど、こうして同時に襲われちゃお仕舞いだな。
あからさまな骸骨か…、そりゃバラバラにされても進み続ける訳だ。
けど、それごと纏めて押し潰してやる。
砕けても襲いかかるなら、動けねぇように。
この怒りの重みを喰らいやがれ。
相手がバラけて襲いかかってくるのにはなるべく素早く反応できるように注意しながら。
回避、旋回で翻弄しつつ攻撃を当てていく。
チャンスを見計らって敵ごと纏めて氷柱で施設を壊しにかかるか。
ケンカしか能がねぇオレだが、それが次に繋がるなら。
精一杯やってやる。
赤穴・倫経斎
施設の破壊というのなら、相手の嫌がる位置や届かぬ位置から狙った方が良いじゃろうな。
さて、施設の要衝を脆くするのも一つの手じゃが、見つからぬことを目的としているのなら見つかりやすくしてしまえば、その役目は果たせぬじゃろう。
壁歩きなどを駆使して、染料などを上から撒けば良いじゃろう。
水場が近くになければ。除くのも手間がかかるからのう。
敵は所謂がしゃどくろとでも言うべき妖かのう。
相手は骨じゃから衝撃には弱いのじゃろうが、生憎と一撃の重さに自信がない。
誰かそのような者と連携が取れれば僥倖じゃが、
基本は距離を取って取り囲まれぬように気を付けつつ、こちらも霧影分身術で数で対抗するとしようかの。
●
京都の北西、『但馬国』。
京都・奈良を攻略する足掛かりとなる、小規模拠点が複数築かれている。
その近くに身を潜め、黒白園・真雪(怒りの天使を宿した者・g09418)が遠目から中の様子を窺っている。
「別れて広がる拠点か。確かに一箇所あたりの被害は小さく出来るのかもしれねぇ」
それを聞いた鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)が鼻で笑う。
「各個撃破に弱いって欠点も、当然ながら抱えている訳だけど」
「まあな、こうして同時に襲われちゃお仕舞いだな」
横にいた赤穴・倫経斎(瀬戸山衆筆頭・g08500)が頷く。
「施設の破壊というのなら、相手の嫌がる位置や届かぬ位置から狙った方が良いじゃろうな」
「どの辺りがいいかねえ」
この位置からは、まず『粗骨』が3体見える。
サンダーが言った。
「平安鬼妖で見たなあこいつ。確かその時は、幾ら攻撃しても全然怯まなかった覚えがある」
「まあ、あからさまな骸骨だからな……、そりゃバラバラにされても進み続けるだろうよ」
倫経斎が唸った。
「相手は骨じゃから衝撃には弱いのじゃろうが、生憎とわしは一撃の重さに自信がない」
「んじゃ、あたしがまず行くわ。倫経斎さん二番手の、真雪さんトドメ。ど?」
「ケンカしか能がねぇから賛成」
真雪が頷いた所で、更に奥を覗く。
「怪火がチョロついておるのう……。大将はここからじゃ見えんようじゃが……さっきから奇妙な声が聞こえてくる」
「とりあえず、手前のガラクタを掃除してからだ」
「うむ」
「用意は?」
「オケ」
サンダーが先頭で走り出す。
続いて倫経斎、真雪と続く。
「派手にやるよ!」
拠点の正面から粗骨目がけて飛び込んだ。
電磁波、音波、あらゆる波を一気にエコーチェンバー(エコーチェンバー)として叩き付ける。
3体の骨に命中し、各々があっという間に砕け飛んだ。
しかし、砕け飛んだだけで、まだ撃破したわけでは無い。
カラカラと音を立ててバラバラとなった骨同士をつなぎ合わせている。
お互い違う場所に違うパーツを組み立てたりもしつつ、巨大な骨がサンダーに向いて反撃を仕掛けてくる。
回避を心がけていたおかげもあり見事にかわすと、飛び退いた先で誘導して拠点の入り口付近に並ぶ木のクイに激突させた。
クイと混ざって狼狽える粗骨目がけ、倫経斎が追い打ちをかける。
「お主もバラバラとなるなら、こちらも分散させてもらおうかの!」
言うや魔影分身術で自らの影法師を漆黒の分身体とし、連携攻撃を繰り出して手当たり次第の骨を狙う。
骨同士が木にぶつかり合う小気味よい音楽のような調べが終わったところで、残った1体が怒りにまかせて骨を振り下ろす。
「それは分身じゃ!」
「はい、どいてどいて」
真雪の声で倫経斎の分身が1人飛び退くと、その場で地面から氷柱が空に迫り上がった。
退いた本体である倫経斎が、真雪の絶対零度の鉄槌(アブソリュートゼロ・スマイト)で固められた粗骨を氷ごとつついてみせる。
「うむ、いい連携であった。礼を言うぞ」
「どーも」
軽口のようにつぶやいた真雪が粗骨の入った氷柱を手で押しやると、倒れたそれは粉々になって砕け散った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
黒白園・真雪
アドリブ・連携歓迎。
施設の破壊はこれぐらいで十分だろ。
次は……護衛のあいつらか。
これまた分かりやすいもんだな……妖怪ってんなら、分かりやすく怯えさせる姿なのは当たり前なんだろうが。
飛び散る火の粉をものともせず踏み込んでいく。
触れて燃えそうになるものを翼で薙ぎ払い、
武器のバールに力を込めて振り抜いていく。
火に囲まれそうになる事はなるべく避けて。
えげつねぇ炎だろうが、斬り伏せて吹き飛ばす。
その熱も、燃える身体も。纏めて吹雪に飲み込んでやるよ。
負傷も殺気も、どうってことねぇ。
鳩目・サンダー
さてさて、拠点をぶち転がしたら後はクロノヴェーダだけだ。
またこいつも平安鬼妖の残党か?
引き続きエコーチェンバーを使う。……接近戦はしたくないし心理戦も効かなそうだし実体も薄そうだし、手持ちではこれがベストっぽい。
しかし季節柄本当に勘弁してほしい野郎だ。
あたしは誰かさんみたいに冷却能力には縁がない。
とっとと鎮火しないと体調が悪くなっちまいそうだよ。
だから、とっとと、一塊になって、出来るだけ遠くに離れたまま、かかってきな。
アドリブ、連携歓迎です。
赤穴・倫経斎
怪火か。丹波の方じゃと姥ヶ火が有名じゃろうか。
じゃが、この見た目じゃと鬼などに所縁がありそうじゃのう。
さて、数は少々居るが、面倒という程でもない。
足を止めることなく、ヒルコ縮地撃で確実に数を減らして行くとするかのう。
なに、苦無は遠近両用。
油断さえしなければ、臨機応変に立ち回れるじゃろうて。
爆ぜて攻撃してくるようじゃし、その予兆があればいいんじゃが。
姥ヶ火なら灯油があれば釣られるやもしれぬが、燃える物で誘導すれば優位に戦運びが出来ぬかのう。
しかし、このような小さな拠点を繋いで巨大な防衛拠点を築くのは織田殿の経験を継いだ羽柴殿の得意とするところ。
付け入る隙はないじゃろうか。
※アドリブ・連携歓迎
●
骨ががらごろと大きな音を立て続けていたせいもあり、周囲にいたクロノヴェーダ共の注意を惹き付けてしまったようだ。
急に気温が上昇したかのような暑さで、3人は思わず顔を歪める。
たまらず鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)が襟首を広げてぼやく。
「ちょっとちょっと……季節柄本当に勘弁してほしいんだけど」
砦の奥から怪火がぶつかり合い、お互いの炎に溶け込みながらこちらに広がってくるのが見えた。
赤穴・倫経斎(瀬戸山衆筆頭・g08500)が言う。
「怪火か。数は少々居るが、面倒という程でもない」
黒白園・真雪(怒りの天使を宿した者・g09418)が同意する。
「分かりやすく暑いな。まあ、妖怪ってんなら、分かりやすく怯えさせる姿なのは当たり前なんだろうが」
「あたしは誰かさんみたいに冷却能力には縁がないんだ、とっとと鎮火しないと体調が悪くなっちまいそうだよ」
サンダーのぼやきに火がつくと、彼女は二人を置いて切り込んで行った。
それに肩をすくめ、真雪と倫経斎が後に続く。
「あっつああああ!! まとめて吹き飛ばしてやるからとっとと、一塊になって、出来るだけ遠くに離れたまま、かかってきな!!」
サンダーのエコーチェンバー(エコーチェンバー)が炸裂するのを両手で耳を押さえて塞ぎながら、倫経斎が呟く。
「どっちじゃ」
音波によって怪火の身体が大きく揺れたが、一回り縮んだだけで、また膨張して熱を発し始める。
そのまま周囲の仲間と共に一斉に大爆発し、サンダーは炎に巻き込まれた。
「あついあついあつい!!」
そこでうるさいとばかりに真雪が前へ出る。
渦巻く炎と飛び散る火の粉をものともせず、背についた白い翼で一仰ぎするとサンダーの炎を吹き飛ばす。
「その熱も、燃える身体も。纏めて吹雪に飲み込んでやるよ」
一言だけ残し、再び大きく翼を羽ばたかせて「永遠なる静寂・染まる事なき氷雪の刃」(フリーズブリザード・ネージュ)を怪火目がけて放てば、4本の氷柱が地に落ちて割れた。
「何だ、大したことないな。こんなのに砦を任せてるのか」
1体が風に煽られて煽られると、それを追って倫経斎が走り出す。
「まてこら!」
積み上げられた木材を蹴り上げ、ヒルコ縮地撃で一気に間合いを詰める。
手にした飛苦無で怪火の真核部分を射貫いてやれば、制御のできなくなった敵は炎を溜め込み自らを爆発させて消し飛んだ。
「なんじゃ、手応えのない」
そこで、三人は鋭く息を呑み、拠点の奥に視線を投げて身構えた。
燃えて黒ずんだ大地の向こう、白装束を地に染めて、甲冑をつけた鬼がふらふらとこちらに歩いてくるのを目に留める。
その殺気が空気を伝わり、肌を撫でる。
まるで痺れるような冷たさ、無意識に鳥肌が立つような鋭さに、目を細めた。
「本命か」
真雪が小さく鼻で笑い、紅染・鬼之衛を睨み付ける。
「遅いよぉ……待ちくたびれたっての……」
鬼が一歩を出すと、誰とも知らぬ者の血が地面に点々と落ちる。
「早く……早くおいで、ひヒ……さあ、さあっ、やろ」
血で寂びた刀をこちらに向け、赤い目が爛々とディアボロスたちに向けられた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
【ハウスキーパー】がLV2になった!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
鳩目・サンダー
ここはとことんまで妖怪で固めてるんだな……。ただの偶然か、それとも誰かさんの趣味か?
それにしても元のディヴィジョンを遠く離れた悲壮感なんか欠片もねえ、楽しそうな面しやがって。こういうのも仕事熱心って言うのか?
だが付き合わないね。
フィルターバブル。奴を拒絶しろ。遠ざけ、捻じ曲げ、清潔な真人間に変えちまえ。
如何にもな人斬りと刀の届く距離で斬り合えるもんか。おっかねえ。
後ろに下がって距離取って。迫ってくるようならいっそ囮になっておびき寄せてやる。
……まあ、背筋は凍りそうでちょうどいいかもね。季節柄。
アドリブ、連携歓迎です。
黒白園・真雪
アドリブ・連携歓迎。
さて、後はあいつだけだな。
あからさまな人斬り野郎……
分かってて間合いに飛び込んでいくような真似はしねぇよ。
オレの得物は単なる氷雪だのの魔法だけじゃねぇ。
それをとくと味わわせてやる。
距離を取り、パラドクスを発動。
オレの殺意、怒り、それそのものが刃になる。
喜んで人を斬り伏せたがるテメェには丁度良い、
テメェ自身が切り刻まれるのがお似合いってな。
……にしても結局、ここの拠点を造ったヤツってのは何だったんだろうな。
妖怪ばっかで固めてたようだし……
他から流されてきたもんなのかね。
赤穴・倫経斎
※アドリブ・連携歓迎
さて、凄まじい殺気じゃな。
前に出る者が居れば隙を伺い、前に出る者が居らねばわしが足でかき回すとしようかの。
とはいえ相手もここまで生き延びておるということは手練れ。
相手の間合いは避け、特に肩の動きに気を付けるとしようか。
臨機応変な対応を心掛けるつもりじゃが、機があれば忍び足でそっと気配を殺して狙うとしよう。
致命傷とまでは行かずとも、四肢に手傷を負わせれば相手も動きが鈍ろうぞ。
それに不意を撃てばこちらに注意が向く。
されば他に対する隙も生まれるじゃろうて。
さて、斃れてしまえば後は仏。弔うとしよう。
複数拠点があるのなら、此処の変事も他所より直に嗅ぎ付けられるかもしれぬな。
●
●
紅染・鬼之衛の長い髪から赤い雫が伝うのを見て、黒白園・真雪(怒りの天使を宿した者・g09418)が冷たくも凍る視線で睨み付ける。
「さて、後はあいつだけだな」
その視線を受けた紅染・鬼之衛は歯を剥き出して笑って言った。
「イイ……イイネ、やり甲斐がありそうな奴らだ……」
「凄まじい殺気じゃな」
赤穴・倫経斎(瀬戸山衆筆頭・g08500)が眉をひそめ、鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)が怪訝な顔を向ける。
「楽しそうな面しやがって。こういうのも仕事熱心って言うのか?」
「ひヒ……お前らを殺せるなら、どこにでも迎えに行くぜ……? な、早く、ほら、やろう」
「やだね。付き合わないね」
サンダーが吐き捨てると、紅染・鬼之衛は憤ったようなうなり声を上げる。
真雪が軽く肩を回す。
「分かってて間合いに飛び込んでいくような真似はしねぇよ」
「ウギィィ……!! もう待てねぇよ!! 焦らすんじゃねぇぇぇ!!」
紅染・鬼之衛は奇妙な足の運びで間合いに滑り込み、3人の目前に迫りきた。
サンダーと倫経斎は咄嗟に後方に飛び退き、左右に分かれてターゲットを分散させる。
「ひひひヒヒ!!」
長く湾曲した大太刀を振り回し、ただディアボロスを殺めることだけを喜びとしてはしゃいでいるように見える。
「その笑い、気持ち悪ぃんだよ!!」
言うやサンダーがフィルターバブル(フィルターバブル)を放つと、どこからともなく泡が集まり初めて障壁を作り出す。
「拒絶しろ。遠ざけ、捻じ曲げ、清潔な真人間に変えちまえ!!」
紅染・鬼之衛は取り込まれてはじけた後、衝撃で破裂した自らの肉を舐めて笑い始めた。
「キャハハ……!! ヒキッ!!」
後方に退いたサンダーに縮地で切り込むと、一回転して2撃目を入れようとする。
そこに真雪が攻撃を差し込んだ。
「テメェ自身が切り刻まれるのがお似合いだよ」
遠距離から不可視の殺意・逃れられぬ死神の鋒(インビジブル・デスサイズ)を食らわし、不可視の刃で紅染・鬼之衛を切り刻む。
「ヘケッ……そう、いうのも、愉しいよなぁ!!」
反撃で返され、懐に飛び込まれるのを押し返す。
「くっ……!」
軽く真雪の血しぶきが顔につくと、鬼之衛は殺人衝動で身を震わせた。
気配を殺して近づいていた倫経斎は、そこでアサシネイトキリングを繰り出す。
鬼之衛の隙を突いて背後からその首にくないを立て、力一杯引けば鬼の口から妙な音が漏れた。
「コ、コココ……ぉぉぉ」
それすら喜んでいる様子で、振り返る両目が倫経斎を見つめて笑うように細まった。
「くっ……、こやつ、まだ息があるのか!」
「お前、そうやって、他にどいつを殺めた……?」
鬼之衛は血華流『朧華閃』(けっかりゅう『おぼろかせん』)で倫経斎を振り払い、その尼装束を斬って横筋を入れた。
深手は負っていない。後方に退いて構え直す。
「ぬう……やはり前の奴らとは比べものにならぬか」
サンダーと真雪も距離を取る。
「……まあ、背筋は凍りそうでちょうどいいかもね。季節柄」
そう軽口で皮肉ったが、顔は笑っていない。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
六藤・鈴鹿
さーてさて?
ボクの玩具が丁度あるようだ
丁度新しいパラドクスを試そうと思っていたんだ、的になってね?
『虚構寓話・黄金と水晶の髑髏杯』から湧き出した水を『全てを清める浄化の水刃』に変え、空中に射出
フライトドローンの群れに混ぜた水刃を触媒とし、空気中の水分を氷結
そのまま鋭い刃と為して妖怪を攻撃しながら空中から激流の魔力砲を放つ
ダメージアップと命中アップを合わせて水属性パラドクスの攻撃を強化
弾幕の如く打ち据えていく
しかし平安で好き勝手した様だね−−斬って良いのは、斬られる覚悟がある者抱けだぞ
氷刃で妖怪の首を跳ね、殺戮に殉じさせてあげる
まるで不死身のように、攻撃を受けても受けても動きが止まらぬ紅染・鬼之衛。
連戦で傷ついたサンダー、真雪、倫経斎の前に、突如飛び出してきた影があった。
「あらよっと」
見れば六藤・鈴鹿(第六天魔王・天女自在天ノ型・g08449)が1人、意気揚々としてその場に構える。
「おっと……いい時に来てくれた」
真雪が一息つくと、鈴鹿は紅染・鬼之衛を睨んでこう言った。
「さーてさて? ボクの玩具が丁度あるようだ」
それを聞いた紅染・鬼之衛は嬉しそうに笑う。
「ひキ……無邪気な殺人鬼……イイねイイね……!」
「丁度新しいパラドクスを試そうと思っていたんだ」
言うや鈴鹿の背後からフライトドローンの大群が飛び立った。
すると大気が急激に声込み、ドローンにつららのような氷の杭がついてゆく。
鈴鹿の合図でそれらは紅染・鬼之衛へと向かい、上空で渦を巻いていた魔力が激流となって砲撃のように降り注ぐ。
「的になってもらうよ!!」
鋭い刃となった氷結は、見上げて笑っていた紅染・鬼之衛を突き刺し、埋め尽くし、その場に氷の墓標を築きあげる。
首の皮一枚だったその首が中で分かれているのを確認し、倫経斎が鈴鹿を労ってから、氷の墓標となった塊に手を合わせる。
「斃れてしまえば後は仏。弔うとしよう」
「任務完了だ。戻って報告入れて、他の連中の情報とあわせようぜ」
ようやく息をついたサンダーが言うと、皆は頷いて帰路についた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!