伊勢国城取合戦

 ジェネラル級天魔武者『織田信雄』が居城である松ヶ島城に引きこもった伊勢国では、松ヶ島城周辺以外の土地を、ディアボロスが解放。
 更に、松ヶ島城の目前に、ディアボロスが城を築いた事で、決戦の準備が整いました。
 松ヶ島城の織田信雄に挑戦状を叩きつけ、伊勢国城取合戦を開始しましょう。

 松ヶ島城から攻め寄せてくる敵をディアボロスの城で迎え撃ち、返す刀で、松ヶ島城に攻め込み、織田信雄の頸を狙ってください。

伊勢国城取合戦~大てんさい、信雄の采配!(作者 ゆうきつかさ
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#天正大戦国  #伊勢国城取合戦  #伊勢国  #織田信雄 


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●松ヶ島城天守閣
「小癪なディアボロスどもめ! この松ヶ島城の目の前に、あんな城を建てただけでなく、挑戦状まで送ってくるとは! ……許さん! 絶対に、許さん! みんな纏めて、あの世に送ってやるゥ!」
 織田信雄がディアボロスの城を見下ろし、ギチギチと歯を鳴らした。
 信雄は朝から不機嫌だった。
 その事が原因で、誰かがクシャミをしただけでも、その者の首が飛ばされてしまうほど、ヤバイ状況になっていた。
「……」
 そのため、配下達は終始無言を貫き、借りてきた猫の如く大人しかった。
「……たくっ! どいつもこいつも使えん奴等だ! ならば、いますぐ全軍を集めて、この信雄自身の手で、あのような城、叩き潰してくれよう。そうだ! それがイイ! カッカッカッ!」
 信雄の中で、危険な考えが膨らんだ。
「……」
 配下達もピリピリとした空気の中、一斉にゴクリと唾を飲み込んだ。
「いや、待て。落ち着け、信雄。ディアボロスの目的が、私を城から引き離し、暗殺しようとしているのであれば、それこそ敵の思うツボ」
 信雄がハッと我に返った。
 おそらく、信雄でなければ、気づかなかった事だろう。
 脳みそ的なモノがギッチギチに詰まっている信雄だからこそ、分かった敵の罠!
「そうだ、そうに違いない。ならば、この私が天守閣から動かない事こそが、正解であろう。……よし、配下の軍勢を、あの城に突撃させよ」
 信雄が何かを確信した様子で、ディアボロスの城を指差した。
「えっ? いや、作戦は!」
 配下達が驚いた様子で、ツッコミを入れた。
 そもそも、何それ、凄く……怖い!
「……ん? 作戦だと? 大軍に兵法無しという言葉も知らぬのか? 正面から次々と部隊をぶつけ続ければ、ディアボロスの城など、すぐに陥とせるわ! ……な、簡単だろ?さぁ、出撃せよ!」
 そう言って信雄が御山の大将感を漂わせ、配下の指示を出すのであった。

●アヤメからの言葉
「天正大戦国の伊勢国の情勢だが、現時点で織田信雄が籠城している松ヶ島城以外の地域の解放に成功した。更に、松ヶ島城に対抗する、ディアボロスの城の築城も完了し、決戦の準備は万端に整ったと言えるだろう。早速、伊勢国城取合戦を仕掛けて、織田信雄の首を取り、伊勢国を平定しようじゃねぇか!」
 鬼姫・アヤメ(鬼人の鬼狩人・g03328)がニカッと笑って、今回の目的を説明した。

●今回の目的
「とりあえず、伊勢国城取合戦を行う為の挑戦状は、織田信雄に叩きつけているから、いますぐ伊勢国のディアボロスの城に向かって、守城戦の準備に掛かって欲しい。ディアボロスが築城した城は、クロノ・オブジェクトでは無いため、特殊な力は無いが『守城戦の特性を生かす』戦い方をする事が出来れば、有利に戦いを進めることが出来るだろう。信雄の軍勢は、愚直に正面からのみ攻めてくるので、それも踏まえて戦術を考えるとイイだろう。出撃した敵を撃退し続ければ、不安になった信雄が軍を撤退させ、松ヶ島城の防衛を固めようとするはずだ。この時、撤退する敵を並行追撃して松ヶ島城に向かえば、撤退する軍の為に門が開け放たれた松ヶ島城に攻め込むことが出来るだろう。松ヶ島城の攻城戦では、とにかく正面からの突入に拘っているように攻めて欲しい。そうする事で、『ディアボロスの戦術は自分と同じだ』と思い込んだ信雄が、城中の戦力を正面に集めようとするから、この迂闊な采配に付け込んで、裏門から侵入した突入部隊が天守閣の信雄を討てば、伊勢国城取合戦は、ディアボロスの勝利となるだろう」
 アヤメの話では、信雄は残念な方向に特化しているため、倒す事はそれほど難しくないだろう、という事だった。

●アヤメの考え
「まあ、難しい事は考えず、ガンガンやっちまってくれ。それに、ディアボロスが築城した城で、城取合戦を行うというのは、なかなか燃えるシチュエーションだろ? 城には特殊能力は無いが、うまく利用すれば戦闘は有利にできるので、いろいろ工夫するといいだろう。織田信雄は紛うことなき愚将ではあるが、ジェネラル級である事は間違いない。戦闘力自体は決して低くないので、それだけは気をつけてくれ。それに、伊勢国を制圧すれば、新たに『尾張国』『志摩国』『美濃国』に進出可能になるから、お前達には期待しているぜ!」
 そう言ってアヤメからディアボロスに、期待の眼差しを送るのだった。

●素意屋透波、進軍!
「まさか、策も無く、正面から突撃しろとは……」
 松ヶ島城から出陣した素意屋透波が、ディアボロスの城に向かっていた。
 何も考えず、突撃するだけなら、誰でも出来る。
 それを何の躊躇いもなく指示したのだから、信雄がいかに無能なのか、痛いほど理解する事が出来た。
 そのため、素意屋透波の士気も低く、『ソイヤ』の掛け声も出て来ない。
 それでも、信雄の命令に逆らう事が出来ないため、自分自身を励ましながら、一歩一歩前に進んでいた。
「しかも、本人は天守閣から動かないときた。どうして、俺達は、こんな所に配属されてしまったのか……」
 そう言って素意屋透波が自分の立場を嘆きながら、仲間達と一緒に深い溜息を漏らした。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
6
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
2
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【一刀両断】
2
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【動物の友】
3
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【迷宮化】
1
洞窟や家屋、砦などの内部を迷宮に変化させる。迷宮化により、敵は探索や突破に必要な時間が「効果LV倍」される。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【熱波の支配者】
3
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【光学迷彩】
2
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【修復加速】
1
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【水面走行】
2
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【温熱適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、気温摂氏80度までの暑さなら快適に過ごせる世界に変わる。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【口福の伝道者】
3
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
2
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【建物復元】
6
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【通信障害】
3
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV9 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV10(最大) / 【ガードアップ】LV10(最大) / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV2 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV3 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

ゆうきつかさ
 基本的には、キャラクターらしく、行動していただければ問題ありません。
 ノリと勢いで、格好良くプレイングを書いてください。
75

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


金刺・鞆
でぃあぼろす城にもとうとう初陣の時が訪れましたか……! ともも設計などお手伝いをたくさんいたしましたゆえ、もはや我が子のごとく思っていると申しても過言ではなく。
伊勢国民の士気にも関わっておりますし、この城落とさせるわけにはまいりませぬ。
いざ出陣、ですよ! であえー、であえー!

いぬ、ぱらどくすの発動と制御をお願いします。
呼び出すのは幻影のモーラット・コミュたち。家老衆突撃に対抗すべく、こちらも物量の技で攻めましょう。ともも前線に立ち、召喚された幻影を指揮すると同時に適宜牽制の一撃を放ってまいりますとも。

守城戦……むむん、心得はございませんが……正面から攻められるなら正面で迎え撃つ者も必要、かと!


三角・カグラ
いつの間にディアボロス城なんて作ってたんだよ…
すげーなディアボロス…
でも面白いな、守るものがあるというのは燃える
やってろうじゃないの、タワーディフェンス!

それにしても正気に正面から一直線とはこっちもやり易くて助かるな
それじゃ敵の正面ルートに【トラップ生成】でもさせて貰うかなっと
トラップの位置は仲間達には伝えておくとして、「地形の利用」で落とし穴を掘り鋭利な刃物でも仕込んでおこう
そのトラップに掛かって動けなくなった敵を確実に一体づつパラドクスで攻撃していくよ

そんな状態では遠距離の敵を狙うのもままならないだろう
自分らの主の愚かさを呪うんだね!

連携アドリブ歓迎


六藤・鈴鹿
クカカカッ!
ここまで何も生みださないうつけとは思わなかったわ!
うつけも極めれば何かを生み出す物なのだがなぁ……

血液が沸騰し全身から血が噴き出す程の『色』の波動を『真・天魔妖剣『天将』』等の鈴鹿の所持している武器全てに付与
音楽の力と共に精神諸共敵の肉体と魂を破壊する連撃を未来予測で一秒先を読みながら仕掛けていく

天魔武者の装甲も穿つパイルバンカーを振るい、三段撃ちの逸話を武装化した概念武装で虚数の魔弾を撃ち込みながら魔光刀を迎撃
更に城の構造を利用して奇襲や暗殺も仕掛けようか
無能な味方が敵にいてくれたとは、天魔武者の信雄は人類にとって屈指の英傑よな
天魔武者にとっては最低最悪の愚将であるが


アンゼリカ・レンブラント
愚将が上にいると大変だね
突け入る隙が出来てこちらはありがたいけど!
案内通り難しい事は考えず、
ガンガンやってしまおっかな

まずは出撃した敵を撃退だね
ただ突っ込んでくる相手を城の死角に隠れ待ち構え

泥濘の地で進軍を遅らせると共に
仕掛ける動きを仲間と合わせパラドクスで攻撃だ!
反撃もしっかりKIAIで凌いで敵が
混乱から立ち直る前にダッシュで後ろを取り、
再度攻撃していくよっ!

倒せそうな個体、仲間と攻撃を合わせられる個体、
混乱している個体を優先的に攻撃
徐々に仲間と敵を囲んでいけるようにしていこう
さぁさぁもう逃げ場はないよ、諦めてね!

最後は力を溜め、全力全開の《光剣閃波》を浴びせ壊滅だよ
さぁ、次の相手は誰かな!


ルィツァーリ・ペルーンスィン
余りに無茶な支持をされるのには同情しなくもないがお前達の今迄の行いが行いだからな
其れに此の城には建造に携わって思い入れもある
お前達に壊させやしないさ

ディアボロス城建造時に準備した物見台から襲撃を警戒
敵襲撃後は即座に〇飛翔し〇空中戦
戦場全体を〇観察しつつ攻撃を仕掛けて来そうな敵や味方に攻撃を仕掛けそうな敵を主に、次点で味方が攻撃を仕掛けた敵へ攻撃を仕掛ける
〇高速詠唱の〇連続魔法で〇電撃(使い)を纏わせた〇双翼魔弾の〇弾幕を放つ

敵の攻撃は光線という特性上真っ直ぐ飛ぶ可能性が高いと判断
己の周囲に〇結界(術)を貼りつつ一点に留まらずジグザグ飛翔し続けながら戦闘

残留効果があれば建物復元での城の修復も随時


文月・雪人
にゃふふふふ、ディアボロスの城で挑発して防衛戦力を釣り出そう大作戦
まさかここまで上手くいくとはね
提案して、皆で建てた甲斐もあったというものかな
クロノオブジェクトではなくとも
手間暇かけて築いた城には愛着もある
最大限活用しないとだね

正面から攻めてくる敵には
石垣の間に誘い込んでの挟み撃ちは常道か
敢えて踏み込ませ、石垣含めて城全体を【迷宮化】
仲間に借りた【トラップ生成】も合わせれば
即席カラクリ城の出来上がり、なんてね♪
これでちょっとやそっとじゃ破壊も突破も難しくなるし
例え壊されたって仲間の【建物復元】があれば安泰だ

迷宮に惑う敵に
呪符を放って『アイシクルシュート』
凍てつく水流で氷の塊ぶつけて倒していくよ


ハニエル・フェニックス
守城戦かぁ。
いいね、お城の守護天使になれそうな気分!
突撃してくるだけなら後ろとかは気にしなくて良さそうだし、お城の上の方に陣取ってペネトレイト・レーザーで狙い撃ちしちゃおう。
光の使い方なら私の方が上手ってトコ、見せてあげるんだから!
サムライのロボットと和風のお城でレーザー撃ち合うなんて変な気分だし、なんか無茶な命令で突撃させられてて気の毒だけど……こっちも負けらんないからね!
危なくなったら一回逃げて光学迷彩で隠れて一休み。
また別の所から撃っちゃうよ!


シル・ウィンディア
…まっすぐいってぶっとばす?
ええと、もうちょっと策ってなかったんだろうか。
とはいえ、油断できる戦力じゃないし全力で行くよっ!!

真正面から来ているなら進軍速度を落とすことができればいいんだよね。
事前準備ができるなら、落とし穴とかあればいいんだけど…。
それと、敵が進軍して来たら石を落としたりして妨害かな?

あとは、世界樹の翼をtype.Bにして、誘導弾を撃つ準備を。
敵の前に誘導弾を連射して、一瞬動きを遅らせつつ高速詠唱。
ターゲットを取って、裂空絶砲で攻撃を仕掛けるよ。
さぁさぁ、通りたかったらこの弾丸の雨を避けてきなさいなっ!!

陣形の一つくらいとってくると思ったけど…
えらい人の考えはわからないよねー


ユーフェミア・フロンティア
すごい勢いですよね。
でも、なんだかちょっとしょんぼりしている気にも見えますよね。

ともあれ、ここで負けるつもりはありませんからがんばっていきますっ!
真正面から行く方もいらっしゃるみたいですし
私も援護をしますよっ!
敵を見つけたら、いきなり神火奉演舞で攻撃を仕掛けます。
攻撃で出鼻をくじくのも大切ですよね。

パラドクス攻撃後は、弓で敵の足元を撃ち抜きつつ、そのまま演舞(パラドクス)で攻撃を継続していきます。
これが、黄泉の国へあなた達を誘う神の演舞ですよ。
浄化の炎に焼かれて、すっきりした気持ちで向こうへ渡ってくださいね。

あなた達に無謀な命令をした相手は
私達が送ってあげますから
向こうでお説教してくださいね


レオニード・パヴリチェンコ
ん。どうやらこの城を建てられたのが余程腹に据えかねたらしい、ね
本城の守りを固めるのも大軍で一気に攻めるのも間違ってはいないけれど……
どんな戦い方も切り時を考えなければただの愚策になるもの

折角のお城、有効に使わせてもらおう
策もないなら基本は正面の門から突入してくる筈
先頭の敵に対して狙撃をして、足並みを乱していく、よ
お城なら狙撃に向いた高い場所や身を潜めるには事欠かないから、ね

一度撃った後はすぐに次の狙撃ポイントへ移動、防刃コートで身を守るようにしてダメージを抑える、ね


旗楽・清政
いくらこの城がクロノオブジェクトで無いとは言え、
野戦で無く城攻めに真正面からの力押しとは、正気でござるか?
本来の織田信雄も独断で伊賀に攻め入り大敗しておるそうだが、
クロノヴェーダの信雄はそれ以上に残念なようでござるな。

「織田信雄に仕えたばかりに此処で無駄死にしようとは、天魔武者とは言え哀れ。
せめて、それがしがこの東南の風にて冥土に送ってくれよう」
東南の風を吹かせ、家老衆等を攻撃でござる。

反撃の一斉突撃については、それがしも起源を同じくするパラドクスを有する故、対処は容易い。
落ち着いてビームシールドを構え、突撃を受け止めると致そう。

「天魔武者でなくば、それがしの麾下に誘いたかったでござるよ」


エヴァ・フルトクヴィスト
伊勢国攻略、こんなにあっさりと攻城戦と決戦になるなんて。
どうやら愚鈍のままであるようなので、覚醒させずに一気に倒してしまいましょう!

パラドクス通信で相互にやり取りを行つつ、統率して。
相手の動きを観察し、敵の行動を看破。
構造を活かした誘い込みや罠への誘導を行いますよ。

私自身も先人の知恵が詰まった城の門、窓や曲がりくねった道、
など城を構造を巧みに利用。

守勢側が見下ろせる位置で攻勢側に対して。
雷の砲撃や弾幕で弱っている敵から確実に仕留めに掛かりますよ!

数の利を生かすなら、城を囲う包囲戦を仕掛けたりなのですが…。
戦略、逆になっていたら危険でしたが。
真正面から来るのなら、戦力を磨り潰させて貰いますよ!


野本・裕樹
籠城して援軍を待つと思っていたのですが、築城されたのが余程腹に据えかねたのでしょうね『織田信雄』。
この合戦を制する事が出来れば伊勢国にも平和が訪れる、必ず勝利を。

正面からの突撃だけなら目の前だけに集中できますね、一度に大群を相手にしないように狭い通路を通らせ枡形の広間での集中砲火で討ち取りましょう。

現場レベルでの連携を断つ為に【通信障害】を。
この後は攻城戦も控えていますから【グロリアス】で体力を温存できるようにしましょう。
攻撃は味方と同じ相手を集中砲火し、出来るだけ敵の数を減らす事を重視します。


百鬼・運命
アドリブ絡み歓迎

さーて、神主のはしくれとしては伊勢神宮を破壊したり御神宝を盗み出したりするような織田信雄には天誅を与えねばな

まずは配下を此方の城で迎え撃っておびき寄せるわけだが…無能な大将に仕えた家老衆には悪いが、敵として攻めてくるならちょっとした嫌がらせをしてやろうかw

敵が攻めてきたら【建物復元】を使用
敵が城を壊すたびに此方の城を修復してやろう
場合によってはある程度敵が城を壊して侵入したところで【建物復元】して敵を城の中と外で分断するのもいいかもな

あとは敵が城の破壊と再生で突破するのに疲弊したところで爆砕鎚を構えて殴り込み
デモリッシュアーツで一体ずつ仕留めていくとしよう


呉守・晶
アドリブ歓迎

散々馬鹿だ馬鹿だとは聞いてはいたが本当に馬鹿な奴なんだな、織田信雄は
大軍に兵法無し……いや、まぁその通りではあるが、攻城兵器すらなく完全無策で攻城戦って日露戦争での旅順攻囲戦より酷くないか?
しかも、正面から次々と部隊をぶつけ続けるって、それ戦力の逐次投入という愚策じゃないのか?
自分が優れていると妄信する馬鹿で無能な働き者ほど怖いものはないな

さて、秘密魔導機械の選択は遠距離武器だけ指定してオートにするか
これで自作魔導機械のミサイルとか自走爆弾とか機銃とか出てくるだろ
あとは【修復加速】を使いつつ、損傷した城の修復を手伝うぞ
これでも魔創機士だからな、素人よりは修復作業の役に立つと思うぜ


無堂・理央
信雄さ~、何でこうも愚物ムーブかますかな?
大軍を使って攻城戦は良いんだけど、攻城兵器を用いなければ包囲もせずに城攻めとかアホとしか言いようがないんだけど。
部隊を分けて投入作戦も計算された波状攻撃じゃ無ければ愚策じゃん。


【復讐の刃】で機関銃を生成っと。
守る城には銃眼とかあるようだし、そこから銃口突き出して愚直に攻めてくる敵に対して銃弾をご馳走してあげよう。
撃ってー撃ってー撃ちまくれー!

逆説連鎖戦だと反撃が飛んでくるから無傷とは行かないけど、障害物がある銃眼なら敵からの能動的攻撃はそれなりに防げると期待しとくね。
使ってる銃眼周りがボロボロになったら別の銃眼の所に移動して撃ちまくり天国再びだよー!


月見山・伊吹
※連携、アドリブ歓迎だよ!


いくら何でも攻城戦の醍醐味こと攻城兵器や包囲作戦すら無しで
愚直に正面突破って正気なのかい?
噂は聞いてたけど…どんだけ織田信雄はおつむ残念な子なの?!
あのメカソイヤがやる気を無くすレベルって相当な事だよ?

【建物復元】もフル活用して損傷したお城を修復して長持ちさせるよ!
壊しても壊してもすぐ直っちゃう城を攻め続けてあんた達ばかり消耗して無駄死にするのはどんな気持ち?

猫の機敏さを活かして屋根など死角から襲撃して
不意打ちの『天道御猫様』でシフォンを巨大な猫の像に変身させて猫パンチや噛み付きして敵戦力を削るねぇ

反撃は変身解除からの再構築と【ガードアップ】でダメージを抑えるよ


フルルズン・イスルーン
城を直せば良いと聞いたのだ。つまりゴーレムくんの出番!
いくらでも【建物復元】すれば良かろうなのだー!

ゆくぞパック・ゴーレムくん! えいえいおー!

今日のびっくりドッキリゴーレムくん!
壊される端から飛び出てきて健気に復元!

あ! 壁が壊されている!
この壁は大工の見習いが将来の勉強と丁寧に積み上げた大切な壁なんだよ。
あ! 柵が破られている!
この柵は妻子持ちの人夫が日銭を稼ぐ為に組んだ大切な柵なんだよ。
あ! 堀が潰されている!
この堀は農閑期の農夫が糧を得る為に掘った大切な堀なんだよ。
なおそのような事実があったかは知らぬ。

一汗かいたのち、攻城要員に子ゴーレムくんが取り憑いて自爆である!
おしおきだべぇ〜。


●気づいた時には、もう遅い
「なぁ……、ワシの勘違いならイイんじゃが、背後に素意屋透波達がいないか?」
 家老衆のひとりが、その事に気づいたのは、ディアボロスの城が見えた時だった。
 ずっと、気にはなっていた。
 ……嫌な予感もしていた。
 だが、あえて気づかないフリをした。
 その現実を認めたくないため、素意屋透波達に察してほしかった。
「……奇遇だな、ワシにも見える」
 横にいた家老衆が、小さくコホンと咳をした。
「い、いや、そんな訳がないだろ。だってアイツ等は、今頃、城を守っている……ハッ!」
 そう言って家老衆が、背後を二度見した。
 ……そこで、ようやく気づいた。
 素意屋透波達が勘違いをしたまま、ディアボロスの城に攻め込もうとしていた事を……。
 おそらく、適当に話を聞いていたため、肝心な部分を聞いていなかった事が原因だろう。
「そこにいるのは、分かっている。今すぐ出てこい」
 その事を察した家老衆が、わざと大声を上げた。
「ソイヤ!」
 それに応えるようにして、素意屋透波達が威勢のイイ声を上げた。
「何故、ここに居る」
 家老衆が深い溜息を漏らした。
 聞きたくないが、聞かねばならない。
 そんな状況になっているためか、既に心が死んでいた。
「い、いやぁ、美味そうなイノシシが獲れたんで、牡丹鍋でも、どうかな……と思いまして」
 素意屋透波達が、恥ずかしそうに深編笠を掻いた。
 だが、それは明らかに嘘だった。
 それだけ、自分の間違いを認めたくないのだろう。
 その事を誤魔化すため、嘘で嘘を塗り固め、ぬりかべのようになっていた。
「……帰れ」
 家老衆は泣いていた。
 素意屋透波達も、泣いていた。
 両手で深編笠を抱えて、とても恥ずかしそうだった。
「その前に、牡丹鍋でも……喰うか?」
 しかし、それ以上に、みんな、馬鹿だった。
 信雄の配下に相応しいほど、愚か者ばかりであった。

 一方、その頃。
 ディアボロスの城では、着々と準備が進められていた。
「でぃあぼろす城にも、とうとう初陣の時が訪れましたね。ともも設計などお手伝いをたくさんいたしましたゆえ、もはや我が子のごとく思っていると申しても過言ではないのですが……。伊勢国民の士気にも関わっておりますし、この城落とさせるわけにはまいりませぬ。いざ出陣、ですよ! であえー、であえー!」
 その中でも金刺・鞆(虚氏の仔・g03964)のテンションは最高潮に達しており、気合だけで家老衆を倒しそうな勢いになっていた。
「……と言うか、いつの間にディアボロス城なんて作ってたんだよ……。すげーなディアボロス……」
 三角・カグラ(月夜灯・g09010)が驚いた様子で、ディアボロスの城を眺めた。
 ディアボロスの城は立派で、何だか誇らしい気持ちになった。
 もちろん、それは仲間達が頑張ったおかげ。
 その努力の結晶が、この城だった。
「何も凄くない! お前達が、こんなモノを建てたせいで、ワシ等が苦労しているのだから!」
 そんな中、家老衆が殺気立った様子で、ディアボロスに吠えた。
 家老衆は地面を埋め尽くすほどの数がおり、何故かみんなイノシシ臭かった。
 一体、家老衆に何があったのか分からないが、ツッコミ要素が満載のため、あえて触れる者はいなかった。
「にゃふふふふ、まさかここまで上手くいくとはね。提案して、皆で建てた甲斐もあったというものかな」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が、勝ち誇った様子で胸を張った。
「ワシ等の話が聞こえんかったのか! ワシ等は迷惑しているんじゃ! この城のせいで!」
 家老衆が太鼓腹を揺らしながら、再び吠えたものの、雪人はまったく気にしていなかった。
 それどころか、作戦通り。
 家老衆が殴り込みに来た時点で、勝ったようなモノだった。
「えっ? それじゃ、わざわざ文句を言うために、ここまで来たのですか……?」
 野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が、驚いた様子で家老衆に視線を送った。
「当たり前だ!」
「信雄様もキレていたぞ!」
 家老衆は、カンカンだった。
(余程、この城を建てられたのが、腹に据えかねたようだ、ね。まあ、大軍で一気に攻めるのも間違ってはいないけれど……)
 レオニード・パヴリチェンコ(“魔弾卿”・g07298)が城から見下ろすようにして狙いを定め、先頭に立っていた家老衆を撃ち抜いた。
 それに合わせて、ユーフェミア・フロンティア(光彩聖姫・g09068)が【神火奉演舞(シンカホウエンブ)】を仕掛け、聖なる炎でまわりにいた家老衆を消し炭に変えた。
「……ちょ!」
 それを目の当たりにした家老衆が、驚いた様子で動きを止めた。
 一体、何が起こったのか分からず、状況が飲み込めない。
「まだ、何もしていないじゃろうが! せめて見せ場を……! 生きた証を残した後でも、バチは当たらんじゃろ!」
 家老衆のひとりが不満げな様子で、駄目出しをした。
 どうやら、先ほど逝った家老衆が中心となって、格好イイ名乗りを考えたらしく、この数日の苦労が台無しになってしまったようである。
「それ以前に、城攻めで真正面から力押しをしようとする時点で、正気を疑ってしまうのでござるが……。まあ、本来の織田信雄も独断で伊賀に攻め入り大敗しておるそうだが、クロノヴェーダの信雄は、それ以上に残念なようでござるな」
 旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)が、気まずい様子で汗を流した。
「信雄様は賢い!」
「……そうだ、賢い!」
 家老衆が半ばヤケになりつつ、叫び声を響かせた。
 おそらく、そう教育されているのだろう。
 『信雄を馬鹿にしたら、命はない』と言わんばかりに、ブルついていた。
「クカカカッ! まさか、配下まで、うつけ揃いとは思わなかったわ! うつけも極めれば何かを生み出す物なのだがなぁ……。何も生みださないうつけとは……」
 六藤・鈴鹿(第六天魔王・天女自在天ノ型・g08449)が、皮肉混じりに呟いた。
「な、なんだと!」
「我等も賢い、天才だ!」
 家老衆が不満そうな様子で、鼻息を荒くさせた。
 だが、何の根拠もないため、説得力はゼロだった。
「……愚将が上にいると大変だね」
 アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が同情した様子で、生暖かい視線を家老衆に送った。
「ぐぎぎっ! バカにしやがって!」
「まずは、お前から、ぶっ殺してやる!」
 その事に腹を立てた家老衆が、一斉に襲い掛かった。
「ぐわっ!」
 次の瞬間、アンゼリカが仕掛けて泥濘にハマり、家老衆が次々と悲鳴を上げた。
「どうやら、隠れる必要もなかったようだね」
 アンゼリカが複雑な気持ちになりながら、家老衆から逃げるようにして物陰に隠れた。
「散々馬鹿だ馬鹿だとは聞いてはいたが、本当に馬鹿な奴なんだな、織田信雄も、配下達も……。……とは言え、自分が優れていると妄信する馬鹿で無能な働き者ほど怖いものはないが……」
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)が、警戒した様子で間合いを取った。
「うぐぐ……、馬鹿にされたモノだな」
「まあ、ワシ等はイイ。だが、信雄様を愚弄するな!」
 家老衆がアホ面の信雄を背後に浮かべ、心にもない事を力強く言い放った。
「だったらさ~、何でこうも愚物ムーブかますの? 大軍を使って攻城戦は良いんだけど、攻城兵器を用いなければ包囲もせずに城攻めとかアホとしか言いようがないんだけど。部隊を分けて投入作戦も計算された波状攻撃じゃ無ければ愚策じゃん」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が家老衆に対して、信雄の無能っぷりを説明した。
「確かに……」
「それはワシ等も、思った事だ」
「それでも信雄様は『考えるな、突撃だ』しか言わんのだ」
 家老衆が感情を押し殺すようにして、拳をギュッと握り締めた。
「まあ、お前達には同情するが、今までの行いが、行いだからな。ある意味、自業自得だろ」
 ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)が物見台から、家老衆を見下ろした。
 家老衆が遠足気分で城攻めを仕掛けてきたため、仲間達の緊張感が行方不明になっており、気が抜けてしまっているものの、何かが引き金になって、面倒な事態になってしまう可能性も捨てきれなかった。
「自業自得な訳がないだろ! 自業自得な訳が……」
 家老衆が途中まで言いかけた言葉を、ゴクンと飲み込んだ。
「そもそも、愚直に正面突破って正気なのかい? 噂には聞いてたけど……どんだけ織田信雄はおつむ残念な子なの?! あのメカソイヤがやる気を無くすレベルって相当な事だよ?」
 月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)が、家老衆にツッコミを入れた。
「い、いや……、まあ……」
 家老衆が何か言いたそうにしながら、再び口を噤んだ。
 目の前で沢山の仲間が信雄に処分されてきたのか、信雄の話題を口にしたくないようである。
「その割には、みんなションボリしていませんか?  みんな分かっていますよね? これから自分達のやる事が、どれだけ間違った選択なのか……」
 ユーフェミアが、家老衆に問いかけた。
「それは……分かっている。分かっているが、信雄様の考えに間違いは……ない!」
 家老衆が絞り出すようにして、心にもない言葉を吐き出した。
「いや、だったら、もうちょっと策があったよね? 真正面から突っ込むだけじゃなくて、もうちょっと犠牲を減らす事の出来る作戦が……」
 シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)が、呆れた様子で家老衆に視線を送った。
「た、確かに……って、誰だ! ここに落とし穴を掘った奴は……!」
 家老衆が泥濘から抜け出し、言葉はシルが仕掛けた落とし穴に落ちた。
 そこに追い打ちをかけるようにして、シルが石を落とそうとしたため、家老衆が一斉にガン見した。
「そもそも、城に攻め込もうとしている相手にかける情けはないから……!」
 ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)が守護天使の如く城の天辺に陣取り、【ペネトレイト・レーザー】で魔力光線を放ち、家老衆の身体を貫いた。
「だったら、もっと……こう……あるだろ。やり方が……」
「そ、そうだ、お互いの見せ場を作って、円満に済ます方法だってあるはずだ」
 家老衆がブツブツと愚痴をこぼしながら、ハニエル達を必要以上に非難した。
「……文句があるなら、城を落としてからにしてください。こちらもあっさりとやられるつもりはありませんので……」
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)が、覚悟を決めた様子で家老衆の注意を引いた。
「うぐぐ……」
「いくぞ、お前等! ワシ等の強さを見せつけてやるぞ!」
 その挑発に乗った家老衆が落とし穴から抜け出し、怒りを原動力にして攻め込んできた。
「さーて、神主のはしくれとしては伊勢神宮を破壊したり、御神宝を盗み出したりするような織田信雄には天誅を与えねばな」
 それに合わせて、百鬼・運命(ヨアケの魔法使い・g03078)が家老衆の背後に回り、城の門を閉めて逃げ道を塞いだ。
「お、おいおい、なにをする!」
「そんな事をしたら、逃げる事が出来ないじゃないか!」
 その事に気づいた家老衆が、涙目になって運命にツッコミを入れた。
「いや、みんなここで華々しく散るんだろ? だったら、退路なんて必要ないと思うんだが……。それが信雄の望みだろうし……」
 運命が精神的にも家老衆の退路を断ち、とてもイイ笑顔を浮かべた。
「の、信雄ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
 その途端、家老衆の中で理性の留め金が外れ、空に浮かんだ信雄に怒りの矛先を向けつつ、何かに取りつかれた様子で、両手に持った魔光刀を振り回し、城の壁を壊し始めた。
「そんな事はさせないのだ! これは間違いなく、ゴーレムくんの出番! いくらでも【建物復元】すれば良かろうなのだー! ゆくぞパック・ゴーレムくん! えいえいおー!」
 すぐさま、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)が、【パック・ゴーレム(ボルマー・アールク・キル)】で親元ゴーレムを錬成し、沢山のミニチュアゴーレムを作り出した。
 ミニチュアゴーレム達はチョコマカと動きながら、壁や柵を直させた。
「この壁は大工の見習いが将来の勉強と丁寧に積み上げた大切な壁で、この柵は妻子持ちの人夫が日銭を稼ぐ為に組んだ大切な柵なんだよ。それで、そっちの堀は農閑期の農夫が糧を得る為に掘った大切な堀だから、みんな手を抜いちゃ駄目だからね」
 フルルズンが興奮した様子で、ミニチュアゴーレム達に指示を出した。
 だが、そのような事実があったと言う根拠はない。
 ただ、何となく……流れに身を任せて、口にした言葉が、それだった。
「ええい、小癪な真似を!」
「まだ壊している途中じゃろうが!」
「そんなにワシ等の邪魔をして楽しいか!」
 そのため、家老衆が、キレた。
 完全に、ブチ切れた。
 その怒りに身を任せて、両手の魔光刀を高速で振り回し、再び城の壁を壊していった。
「何度やっても無駄ですよ……!」
 エヴァが城の構造を巧みに利用しながら、【界雷の鎚(ミョルニル)】で雷の力を呼び出し、家老衆を次々と粉砕していった。
「な、何故じゃ! 信雄様は『絶対に上手くいく』と言っていたのに……」
 家老衆が悔しそうに、ギチギチと歯を鳴らした。
 だが、本当は家老衆も、分かっていた。
 この作戦が、いかに愚かで、アレな事を……!
「天魔武者にとって、信雄は最低最悪の愚将であった、という訳か」
 鈴鹿が察した様子で、家老衆の言葉を代弁した。
「ち、違う! そんな事は思っていない」
 その事に動揺した家老衆が、狂ったように魔光刀を振り回した。
「……愚かな事を……」
 即座に、鈴鹿が【第六天魔・天魔への断頭台の刃が如き重奏(シックスデーヴァ・アライブフォルテッシモ)】で、音楽の力と共に精神諸共敵の肉体と魂を破壊する連撃を未来予測で一秒先を読みながら仕掛け、バルイバンカーで家老衆の鎧を破壊し、反撃を仕掛ける隙さえ与えず、三段撃ちの逸話を武装化した概念武装で虚数の魔弾を撃ち込んだ。
「ひ、怯むなっ! 数だけなら、こちらが上だ!」
 それを目の当たりにした家老衆が、動揺した気持ちを誤魔化すようにして叫び声を響かせた。
「……」
 その隙をつくようにして、レオニードが物陰に隠れたまま、【горный(ゴールヌィ)】を発動させ、地の精を宿した魔弾で家老衆の頭を撃ち抜いた。
「な、な、何が起こったァァァァァァァァ!」
 その途端、家老衆が動揺した様子で、必死に辺りを見回した。
「撃ってー、撃ってー、撃ちまくれー!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、理央が【復讐の刃】で機関銃を生成し、銃眼から銃口を突き出し、城に攻め込もうとしていた後方の家老衆を撃ち抜いた。
「そ、そんなのアリか! い、いや、城に攻め込んで、文句を言う立場はないんじゃが……。もっと、こう……順番に……前から倒していくとか……。ええいっ! もうイイ! 突撃じゃああああああああああ!」
 家老衆が叫び声を響かせ、後先考えずに突撃した。
 だが、これと言って策はない。
 とにかく、突撃。それだけである。
「むむ、まだ諦めないのですか? ならば、こちらも物量で対抗するだけです」
 すぐさま、鞆が【EXEC_英雄の凱歌/.(エグゼキュート・ヒロイックシンフォニー)
】を発動させ、モーラット・コミュの『いぬ』が独自ライブラリから、モーラット・コミュの幻影達を呼び出した。
「なに、それ、カワイイ」
「こ、こら、見た目にダメされるな! アイツ等はヤバイ!」
「た、確かに、こうやってみると、瞳の奥に狂気を感じるような気も……」
 家老衆が戸惑いながら、ゴクンと唾を飲み込んだ。
「みゅ~」
 その間に、モーラット・コミュの幻影達がピョンピョンと飛び跳ね、楽しそうにダンスを踊った。
「まあ、確かに……可愛いだけで終わらないけどな。いわゆるアメとムチってヤツだ」
 それと同時に、晶が【こんなこともあろうかと!(コンナコトモアロウカト)】を発動させ、異空間に収納された数々の秘密魔導機械の中から、自作魔導機械のミサイルや、自走爆弾、機銃などを出現させ、オートで家老衆に攻撃を仕掛けた。
「まだ、ほんわかしている途中じゃろうがああああああ!」
 家老衆が涙目になって、ブチ切れた。
 だが、晶はスルー。
 戦いに情けは無用とばかりに、ミサイルをブチ込んだ。
「な、何故じゃ、何故、こんな仕打ちを! わしらは、まだ何も悪い事をしていないのに!」
 家老衆がイラついた様子で、不満をブチ撒けた。
「そもそも、城に攻め込まなければ良かったのに……」
 雪人が呆れた様子で、城全体を【迷宮化】しつつ、【アイシクルシュート】を発動させた。
 次の瞬間、凍てつくほどの冷たい水流に氷の塊を乗せ、家老衆にぶつけていった。
「それは無理だ!」
「信雄様が言ったのだ。大丈夫だ、問題ない、と」
「それなのに、何故……死ぬ気でやれば、何でも出来ると言ったのに……」
 家老衆は、思った。
 信雄の嘘つき、と……。
 これでは、無駄に仲間を減らすだけ。
 その上、城内が迷路と化しているため、突撃どころでは無くなった。
「さぁさぁ、通りたかったらこの弾丸の雨を避けてきなさいなっ!!」
 シルが世界樹の翼をtype.Bにして、誘導弾を連射しながら、高速詠唱で【裂空絶砲(エア・インパクト)】を発動させ、魔法陣から無数の魔力弾(風属性)を撃ち出した。
「む、むりぃ!」
 その事に危機感を覚えた家老衆が、脱兎の如く逃げ出した。
 だが、門は閉じられ、逃げられない。
「織田信雄に仕えたばかりに此処で無駄死にしようとは、天魔武者とは言え哀れ。せめて、それがしがこの東南の風にて冥土に送ってくれよう」
 その事に同情しつつ、清政が【東南の風(トウナンノカゼ)】で戦場に風を巻き起こし、無数の火矢が家老衆の身体を焼いた。
「ぐぬぬぬ、こうなったら……」
「覚悟を決めろ……と言う事か」
「ああ、あれをやるぞ! ワシ等の本気を見せる時じゃ!」
 家老衆が十字に交差させた魔光刀を振るい、手当たり次第に光線を放って、ディアボロスの城を壊していった。
「そんな事をしても、時間の無駄だ」
 すぐさま、運命が【建物復元】を使用し、ディアボロスの城を修復すると、【デモリッシュアーツ】で立て続けに爆砕鎚を振るい、家老衆の肉体を芸術的とも言うべき華麗な動きで打ち砕いた。
「まだ終わらん! 終わってなるものかァ!」
 それでも、家老衆が怒りに身を任せて、両手に持った魔光刀を振るいまくった。
 だが、どんなに城を壊しても、すぐに修復されてしまうため、まったく意味がなかった。
「壊しても壊しても、すぐ直っちゃう城を攻め続けて、あんた達ばかり消耗して無駄死にするのは、どんな気持ち?」
 伊吹が【建物復元】で城を修復しながら、【天道御猫様(シフォンスタチュー)】を発動させた。
 次の瞬間、スフィンクス『シフォン』が、地の魔力を纏って動く巨大な可愛い猫の像のような姿に変わり、猫パンチを繰り出し、家老衆を壁に叩きつけた。
「だからと言って、退く訳にはいかん!」
「そうだ、何の成果もなく、帰る事など出来ん」
「……と言うか、門が閉ざされている限り、帰る事など出来んのじゃあああ!」
 それでも、家老衆は、諦めなかった。
 狂ったように魔光刀を振るい、ディアボロスの城を壊していった。
「私達だって、このあと攻城戦も控えていますから、こんなところで負ける訳にはいかないんです」
 裕樹が【グロリアス】で身体を癒しつつ、【雷生炎花・百合車(ライショウエンカ・ユリグルマ)】で雷花の力を解放し、雷光で刀身を形成した刃を延長させ、目の前にいた家老衆を薙ぎ払った。
「ぎゃああああああああ!」
 それと同時に、家老衆の身体に花のような炎が生じ、あっという間に消し炭と化した。
「サムライのロボットと、和風のお城でレーザー撃ち合うなんて変な気分だし、無茶な命令で突撃させられて気の毒だと思うけど……こっちも負けらんないからね!」
 その間に、ハニエルが光学迷彩で死角に移動し、【ペネトレイト・レーザー】で高い貫通力を秘めた魔力光線を放って、家老衆の身体を貫いた。
「それは、こっちの台詞じゃ!」
「アイツ等と焼肉をすると、約束したんじゃ」
「だから、こんなところで逝く訳には……うおおおおおおおおおおおおお!」
 家老衆が涙目になって、再び攻撃を仕掛けていた。
 だが、何処から見ても、駄々っ子。
 何の策もなく、魔光刀を振り回しているため、哀れに思えてしまうほどアレだった。
「あまりにも無茶な指示をされて、ここまで来ているから多少は同情するが、お前達の今迄の行いが行いだからな。其れに此の城には建造に携わって思い入れもある。だから、これ以上お前達に壊させやしない」
 ルィツァーリが周囲に結界を張りつつ、【双翼魔弾】を発動させ、悪魔の翼でジグザグに飛翔し、家老衆に魔力の弾丸を撃ち込んだ。
「こ、ここまでか……」
「いや、まだだっ! タダでは死なん!」
「お前等の姿を瞳に焼きつけ、末代まで呪ってやる!」
 家老衆が呪いの言葉を吐き捨て、捨て身の覚悟で襲い掛かってきた。
「呪うのなら、自分らの主の愚かさを呪うんだね!」
 即座に、カグラが【土竜(モグラ)】を発動させ、トラップを生成して、家老衆を罠にハメていった。
「それじゃ、子ゴーレムくん、そろそろ仕上げだよ」
 それに合わせて、フルルズンがミニチュアゴーレム達に声を掛け、家老衆をビシィッと指差した。
 その指示に従って、ミニチュアゴーレム達が次々と飛びつき、躊躇う事なく自爆した。
「うぐぐ……ぐぐ……よくも……やったなァ!」
 家老衆がズタボロになりながら、恨めしそうにフルルズン達を睨みつけた。
「そこまで注目してくれるのであれば、私も手は抜けませんね。これが、黄泉の国へあなた達を誘う神の演舞です。浄化の炎に焼かれて、すっきりした気持ちで向こうへ渡ってくださいね。あなた達に無謀な命令をした相手は、私達が送ってあげますから、向こうでお説教してください」
 それに合わせて、ユーフェミアが【神火奉演舞(シンカホウエンブ)】を発動させ、炎の神に捧げる奉納の舞を舞い、聖なる炎で家老衆を焼き払った。
「馬鹿なっ! あれほどの数がいたのに……」
「せ、精鋭揃いだぞ。この時のために、訓練してきたのに……」
「やはり、あの時に喰ったボタン鍋が……。だから腹八分目だと、あれほど言ったのに……」
 その途端、可能衆の脳裏に、走馬灯が過った。
 信雄にイタズラされ、肥溜めに落ちた時の事。
 信雄に騙され、女湯に飛び込んだ時の事……。
 冷静になって考えると、信雄を信じて、良かった事など、一度もなかった。
(ああ、その結果がコレか)
 家老衆は、悟った。
 やっぱり、信雄が悪い、と……。
 それ以上に、信雄を信じた自分達が悪かった、と……。
「さぁさぁ、もう逃げ場はないよ、諦めてね!」
 次の瞬間、アンゼリカが【光剣閃波(セイバーフラッシュ)】を発動させ、光の剣で斬撃と共にパラドクスの閃光と衝撃波を放ち、放心状態の家老衆を一掃するのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】LV2が発生!
【迷宮化】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【通信障害】LV2が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【建物復元】LV3が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【ガードアップ】LV5が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】LV5が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

金刺・鞆
はんてーん! こうせーい!
つぎはこちらが城攻めする番、です!

……いえ、通常の城攻めでもそれなりに厄介なのに、くろの・おぶじぇくとの城を真正面から攻めるなど通常であれば無策どころか自滅行為にも等しいのですけれどね。
(此度はそうして油断を誘う策であるゆえ、仕方なし、です)

とるーぷす級を片付けて、わたくしどもも信雄のもとへ急ぎましょう、いぬ。
イザシロゼメ! イザノブカツ! です!

此度も幻影のモーラットたちを呼び出して戦いますとも。
陽動の意も含む以上、派手にやり合わねばなりませぬゆえね。ともも仕掛け扇でえいやと牽制の一撃を放ち、敵が怯んだ隙に幻影たちで総攻撃、ですよ!
上げよ鬨の声、伝令何するものぞ!


神山・刹那
乱破………乱破?
まぁ、いろんな乱破がいるよな
うん。深くは気にしない
突っ込んではいけない気がするから
ま、とりあえずお前らを蹴散らして行かせてもらおうか

翻身疾空陣で回転して体当たりを仕掛けてくるのなら、精神集中で軌道を予測し、残像を残す速さで動きながらフェイントを織り交ぜて撹乱し、すれ違い様にに斬り捨てる
「よく分からん乱破だったな。乱破は目立ったらダメな気がするんだがな」


月見山・伊吹
※連携、アドリブ歓迎だよ!


よーし、今度は私達ディアボロスがお城を攻める番だよ!

さっきの家老衆のぼやきから聞いたけど…織田信雄からの命令ってさ
素人目から見ても雑過ぎないかい?
…まぁでも、どんな愚将相手でも最後まで油断は大敵だねぇ

あ、天魔武者もお肉とかご飯食べるんだ…

行くよシフォン!
『天道御猫様』で派手に陽動しながらもあのメカソイヤ達をやっつけようか!
どんなにあんた達がパーツを得て強化しても暴君と化した巨大な猫には可愛さも強さも敵わないから!
【泥濘の地】で動きを鈍らせながらも
【ダメージアップ】付きの猫パンチと肩にのしかかったりして追加パーツすら使い物にならないほどごなごなに粉砕するからねぇ!


百鬼・運命
うーむ…想像より指揮官がひどい…

お前さん達も大変だなあ…
といつの間にか撤退するソイヤ達に紛れて信雄の愚痴を聞きつつ、家老衆に変わって【口福の伝道者】で作った焼き肉(ただし【トラップ生成】でしびれ薬入り)を振舞って戦闘開始と行こう

さて戦闘では敵を引き付ける為にもせいぜい派手に戦わないとな
饗宴遊戯ならぴったりだろう
ついでに【トラップ生成】で煙幕をばら撒いて、敵の注意を引きつつ追撃部隊から信雄の首を狙う別動隊が分かれたのがばれないように立ち回ろう

敵が城にこもるというなら好都合
敵戦力が正面に集中したタイミングで松ヶ島城を【迷宮化】する事でまともに防衛したり、別動隊が襲撃した信雄の元へ迎えなくしてやろう


エヴァ・フルトクヴィスト
想像以上に相手が無策でしたよ!?
手札が色々とあるはずなのに、全く使わないとは……。

逆に油断を誘っていると勘ぐってしまいましたが、
正面攻撃を敢行して、目をこちらに向けましょう!

こちらもパラドクス通信でやり取りして、
相手の攻撃に対して警告を発して貰ったり、戦況の共有で効率的に相手を落としていきますよ!

そして実際の攻撃も光学迷彩を活用して隠れたり、
未来予測から残像によるフェイントで攪乱。
隙を見せたら高速詠唱からの細氷六華の攻撃で吹き飛ぼしていきますよ!

音声によるやり取りは見事ですが、私達が同じ手を使わないとどうして思うのですか?

さあ、正面にいる戦力はこれだけですか?
どんどん集結させないと敗北ですよ?


無堂・理央
今度はこちらが城攻めのターンだね!
あくまで見せ札の正面突破だけど、それで突破出来るならしちゃっていいよね?


無双馬『クロフサ』に騎乗して退く敵に続く形で松ヶ城城に突入だい!
パラドクスで火炎騎兵隊も召喚&展開して騎兵突撃で城に雪崩れ込めば敵も慌てる事確実でしょ。
文字通りに敵の攻撃は火炎騎兵隊が持つ火尖鎗から火炎放射で迎撃させつつ、前進してくよ。

日本の城だと幾つも城門があったりするよね?
最初の城門は兎も角二つ目以降は閉じてそうだし、そこからが正面攻めに見せる場面かな?
火炎騎兵隊に火炎放射の集中砲火で門を焼かせたり、数騎単位で騎兵自身を破城槌に見立てた騎兵突撃させて城門が破られると危機感煽っちゃえ!


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

うん、本当に此処までグダグダだと同情しそうになっちまうなあ……

まあ、今度は此方が攻める番
見せ札だし派手に行かせて貰うさ

織田信雄!
貴様の首を討ち取る為!
貴様に虐げられる人々を救うために其の城落とさせて貰う!
覚悟しろ、外道共!

相棒の金色の無双馬『スヴェルカーニエ』に○騎乗し戦闘
戦場を相棒で○ダッシュ、駆け回り確実に一体一体倒していく

敵が味方の残したパーツで強化されるならパーツも遺さず○高速詠唱による○連続魔法で放つ○ペルーン神の焔矢で焼き尽くす

又、味方へ向かったPOWの攻撃は庇い可能なら反撃を叩き込む等する

とにかく戦場を駆け回り信雄が正面からの責めが本命と誤認する様に派手に暴れ廻る


リュウ・ターレン
アドリブその他諸々歓迎
POWで周囲の味方ディフェンス

グダグダぁ……まあ、しゃあないよなあ。
あんなTOP仰いでるお前らに同情は多少はあるわあ。
ま、手は抜かんけど。ほな、吶喊するで、いってこーい!
と飛翔でモーラットのシュウェジンをまず吶喊させる。
その周りには雷晶剣と水晶剣操作してもらいながら。
自分はその後を飛翔で追っかけて、魔晶筆で文字を相手に押し付ける。
その意は天を斬る刃。さ、全部ずたずたに切り刻まれてしまいや。


ハニエル・フェニックス
さーて、次はこっちの番!
まぁ作戦は簡単だよね、とにかく突撃!って事で。
飛翔して真正面から大目立ちしながら攻撃したら、如何にも何も考えずに突撃しました!って感じでいいかも?
でもヤバい、この人たちが何言ってるのか分かんない……!
虚無僧っぽいから何かの呪文?それともこれがニンジャの暗号ってヤツ?
まぁ考えても分かんないし、ここは全速力で飛び回りながらリングスラッシャーでばりばり攻撃しちゃおう。
何も気にせずお城を攻めるって言うのもたまには楽しいね!


ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に

なにこれ。ジェネラル級討伐しに行く空気じゃないんだけど
まあディアボロス稼業やってればこんな相手も出て来るか
天魔武者に荒らされた村の圧政ぶりには頭に来てたところだし……
遠慮なくやらせてもらうよ!いえーい攻城戦だ!

“魔槍”を手にパラドクスで呼び出した妖精を引き連れ指示通り正面から
先行して妖精に悪戯を行わせ混沌とした敵陣へ
きみたちが言わないなら僕が言うもんね!そいやー!
勢いの付けたランスチャージで敵を貫き、勢いそのまま投げ飛ばしたり
槍をぶん回し大暴れ
味方の攻撃に乗じたり、敵の残骸が増えたら……
妖精に好き放題投げさせるなど僕なりの【統率】を見せようか!

これで信雄が騙されればいいね!


野本・裕樹
次はこちらの手番ですね。
正面突破……のフリをすると、やってみせましょう。
いざ参ります。

地面スレスレを【飛翔】で移動します、走るより速いでしょうし。
門が閉じられる事のないように松ヶ島城への撤退を追撃しましょう。

《雷光刀『雷花』》で光輪を飛ばし攻撃です。
出来るだけ敵数を減らすように、トドメを刺せそうなら積極的に攻撃を。
よく分からない連携をしてくるようですが【通信障害】で妨害出来るでしょうか?試してみましょう。

【ガードアップ】と【グロリアス】で可能な限り松ヶ島城の正面に張り付きます。
突入の機会は必ず訪れる、ここは我慢のしどころですね。


旗楽・清政
何やら此度は通常の天正大戦国とノリが違う気がするでござるが。
それはそれとして、今度はそれがしらの攻城でござるな。
ノリが如何であろうとも、それがしらは織田信雄を討ち、
伊勢を取り戻すまででござるよ。

守りは、この素意屋透波共でござるか。
では、火牛計で派手に蹴散らすでござるよ。

敵の反撃は、それがし、起源を同じくするパラドクスを有しておるでな。
彼奴等の体当たりの手筋は容易に読みきれる。
故に、全方位攻撃の全ては防げぬと言えども、
その中でも致命的な攻撃を避けるのは容易。
「その手は桑名の焼きハマグリ、でござるよ」
彼奴等の動きに惑わされること無く、落ち着いてビームシールドを構え、攻撃を防ぐと致そう。


文月・雪人
さあさあ次は、松ヶ島城へ攻め込むぞ!

しかし成程、これはまたカオスだな
如何なる状況にも適応する、ディアボロスの力が試されている気がするよ

そういえば家老衆達が言ってたな
アイツ等と焼肉をすると、約束したと
ならばその夢叶えてみよう
という事で焼肉しようよ焼肉!

『美味三昧砲』で瞬時に美味しいお肉を焼き上げる
牛肉も豚肉も鶏肉もあるよ
味の決め手は勿論これ、新宿島で入手した秘伝のたれ!
これぞ文明の力だね♪

美味しそうな香りで敵を幻惑し
口福の伝道者で増やして一緒に食べて
まともに戦う意志を挫きつつ
腹一杯で動きの鈍った頃合いを見て打ち倒す
食べ終わったら両手を合わせて「ご馳走様」も忘れずに

愈々決戦、覚悟はいいかい信雄殿?


シル・ウィンディア
さて、それじゃこちらから打って出ましょうかっ!!
ええと、とりあえず正面突破で突撃、だね。

低空飛行での飛翔で移動スピードを底上げしつつ高速詠唱。
門が閉まっていたら、七芒星精霊収束砲で派手に撃ち抜いてあげるよっ!
ふっふっふっ、喧嘩しにきたんだから、派手にぶっ放さないとねっ!!(ぐっ)

そのまま飛翔を解除し、場内へなだれ込むよ。
敵を見つけたら、一体ずつ七芒星精霊収束砲で撃ち抜いていくよ。
ごめんね。
これ、わたしの最大火力だから、ものすごーーーーーく、痛いよ?

あとは、味方に続いて信雄のもとへダッシュダッシュ。
さぁさぁ、ディアボロスがあなたを討ち取りに来たよっ!
覚悟、完了したかなっ!!


アンゼリカ・レンブラント
さぁさぁ次はこちらが攻める番だね!
ソイヤの声も聞こえなくなるくらい
此方も元気よく気合の声を!

正面突破が狙いと見せるよう、
最初はオーラの奔流をめいっぱい叩き込んでいこう!
反撃もしっかり堪えて仲間と攻撃を重ねる!
狙いを集中させて敵を片付けていけばっ
あれ、もしかして正面突破で倒しきれそう?

勿論、倒し切って悪いことはないよね?
死角を庇い合い、隙のない布陣をみんなで作ることを心掛け
徐々に敵の数を減らしていこうか

敵軍が崩れてきたら徐々に包囲し殲滅だよ
めいっぱい力を集めた《終光奔烈》をお見舞い
さぁ私の光よ、最大まで輝け!
素意屋透波達を一掃してみせるよっ

さぁて片付いたかな?
天守閣の信雄の元に、いざ向かおうね!


ユーフェミア・フロンティア
迎撃は無事に終わりましたね。
ここから反撃ですっ!

ええと、正面突撃をする振りなのですね。
それならば、接近戦をする方がいいのでしょうか…。

皆さんに続いて信雄さんのいるお城へ向かいます。
なんだか皆さん楽しそうですね。決戦なのに不思議ですが。
気を取り直して…
突撃する皆さんを援護するために、後ろから弓で誘導弾を連射。
狙うは敵の足元ですね。少しは県政になればいいのですが。
撃ちながら接近して、敵を見つけたら聖杖に持ち替えてから、神火斬妖剣で焼き斬りますっ!

ええと、なんだかソイヤっていうのが聞こえましたけど…
これ、断末魔ってやつですかね?
なかなか熱い言葉ですね。
でも、私の神火はもっと熱いですよっ!!


呉守・晶
おいおい、まるで慌てて帰ってきたばかりって感じだな?
……いや、そもそも「撤退する敵を並行追撃して開けられた城門から攻める」が作戦だったよな?
俺らは攻めてきた家老衆を全滅させてから打って出たのに、なのになんで撤退した敵を追ってきたでもないのに松ヶ島城の防衛部隊のすぐ後に城門から入れるんだ?
深く考えると頭痛くなるから相手が馬鹿だからで納得しとこう、そうしよう(思考放棄

つーわけで正面から攻め込むぞ!本命は裏門から侵入するはずだが、なんかこのまま正面突破できそうな気がしないでもないが
魔晶剣アークイーターで正面から叩き斬る!
合体して強くなるなら【未来予測】で合体しようとする瞬間の隙を見抜いて狙ってやる!


三角・カグラ
うわぁ…ほんとに間違えてたんだ…
なんか…大丈夫かなあ、いろいろと敵も大変だね…
思わず敵側に同情してしまうけど、いやいや騙されるな、ちゃんときっちり倒さないとね!

さて今度はあいつらの城を攻める!
本当なら忍者らしく敵に気付かれずに忍び寄って…ってやりたいけど、とにかく正面からガンガンやればいいんだね
忍者らしくない戦い方だけど頑張る
【魔影分身術】で分身を作り出し敵に正面から突っ込むよ。敵にどれが俺の本体か惑わせたままそのまま両手に持った苦無でパラドクス攻撃
【壁歩き】で城の壁等歩いたり縦横無尽に動き回って敵を翻弄させてやる
ここがせめて忍者っぽい戦い方かな

連携アドリブ歓迎


●困った時のソイヤ!
「つぎはこちらが城攻めする番、です! とるーぷす級を片付けて、わたくしどもも信雄のもとへ急ぎましょう、いぬ。イザシロゼメ! イザノブカツ! です!」
 金刺・鞆(虚氏の仔・g03964)は、朝からテンションが高かった。
 モーラット・コミュの『いぬ』もノリノリで森を駆け抜け、仲間達と一緒に松ヶ島城を目指していた。
「何やら此度は通常の天正大戦国とノリが違う気がするでござるが、それがしらは織田信雄を討ち、伊勢を取り戻すまででござるよ」
 そんな中、旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)が、自分自身に気合を入れた。
 どうやら、信雄の配下は、揃いも揃って、愚か者ばかりのようだが、目的を果たすためであれば、手段を選ばない(と言うよりも、選べない)連中ばかりのため、まったく油断は出来なかった。
「それにしても、いろんな乱破がいるな。確か、大量のイノシシを手土産にして、松ヶ島城に帰ったんだっけ? だから、妙にイノシシ臭いのか。まさか、この状況で焼肉とか……いや、何でもない。おそらく、突っ込んではいけない事だと思うからな」
 神山・刹那(梟雄・g00162)が、何処か遠くを見つめた。
 松ヶ島城の方から、イイ匂いが漂ってきた。
 それが何を意味しているのか、刹那は瞬時に理解したものの、それ以上に頭が痛くなってきた。
 この先に、馬鹿がいる。
 それだけが揺るぎない事実であり、現実であった。
 だが、現実は、残酷。
 ディアボロスの予想を上回るほど、素意屋透波達はアレだった。
「なんで、お前達が……」
 素意屋透波達が松ヶ島城の庭で肉を焼きながら、気まずい様子で汗を流した。
「天魔武者って、お肉とか、ご飯とか、食べるんだね」
 月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)が、キョトンとした表情を浮かべた。
 それ以外の言葉が、何も浮かばない。
 その横で刹那が頭を抱え、深い溜息を漏らした。
「いや、普通、喰うだろ」
「そもそも、喰えないんだったら、俺達がしている事って……」
「……何、それ、怖い」
 素意屋透波達が、不安な気持ちで、いっぱいになった。
 ある意味、ホラー。
 自分達が当たり前のようにやってきた事が全否定されたため、頭の中がカラッポになった。
「……喰うか?」
 その沈黙を破るようにして、素意屋透波のひとりが、焼き立ての肉を差し出した。
 ……そこに深い意味はない。
 おそらく、毒も入っていない。
「うーむ、想像以上に、ひどい……。まあ、それだけ大変だったという訳か。それじゃ、俺の肉も食べてもらえるか?」
 百鬼・運命(ヨアケの魔法使い・g03078)が焼き立ての肉を食べた後、【口福の伝道者】で作った焼き肉を素意屋透波達に振舞った。
「ああ、もちろん!」
「いやあ、話せば分かる奴等で良かったよ!」
「お前の焼いた肉も美味いぞ、美味すぎて……ぐぐぐ……」
 だが、その肉は【トラップ生成】で痺れ薬が入った危険なモノ。
「お、お前……、騙したなァァァ!」
 素意屋透波達にとって、それは絶望。
 信じていた相手に裏切られた事で、頭の中が真っ白になった。
 しかし、それは一瞬。
 途端に、怒りと殺意が膨らんだ。
「いや、そもそも、私達って、敵同士だよね? 何か毒が入っていないか、まずは確かめるべきだと思うけど……」
 ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)が、鋭いツッコミを入れた。
「確かに、そうだが……」
「コイツだって、肉を食ったじゃないか!」
 素意屋透波達は、不満げであった。
 おそらく、運命も、賭けだったのだろう。
 だが、すべて上手くいった。
 運命の女神が爆笑するレベルで、運が味方をしてくれた。
「……まあ、しゃあないよなあ。あんなTOP仰いでるお前らに多少は同情するが……」
 リュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)が、複雑な気持ちになった。
 素意屋透波達は完全に油断しており、何処から見ても、無防備だった。
 この様子では、家老衆がディアボロスを蹴散らし、帰ってくる事を本気で信じていたのだろう。
 深編笠越しでも分かるほど、アホのオーラを発していた。
「なにこれ、ジェネラル級討伐しに行く空気じゃないんだけど……」
 ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)が、気まずい様子で汗を流した。
 そもそも、敵がいつ来るか分からないような状況で、焼肉をしている素意屋透波達の考えが理解できなかった。
「焼肉……、喰うか? 元気出るぞ?」
 その上、この状況で、コレである。
 仲間達が危機的状況に陥っているのだから、もう少し緊張感があってもイイはずだった。
 それでも、みんな他人事であった。
 その分、多く肉を食べる事が出来るとしか思っていない。
「……と言うか、想像以上に相手が無策なんですが……。いや、色々とやれる事がありましたよね? もっと、こう……焼肉とかじゃなくて! 逆に油断を誘っているのではって勘ぐってしまうのですが……」
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)が、警戒した様子で素意屋透波達に視線を送った。
 一瞬、罠かと思ったものの、素意屋透波達が山盛りの肉を頬張っている時点で、それはないと思ったようである。
「まあ、ここまでクダクダだと、同情しちまうなぁ……。おそらく、悪意はないだろうし……。だからと言って、このまま放っておけば、罪のない人達が命を落としてしまうからな。これ以上、虐げられる人々を増やさないようにするため、織田信雄の首を討ち取るだけだ! ……覚悟しろ、外道共!」
 ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)が、サクッと気持ちを切り替えた。
 これ以上、素意屋透波達に情けをかけると、攻撃する事を躊躇ってしまう。
 何となく、深編笠の向こう側に円らな瞳が見えてきたため、覚悟を決めたければ良心が痛みそうである。
「お、俺達の事は、いくらでも馬鹿にしていいが、信雄様はダメだ!」
「信雄様を愚弄する奴等は、我等の敵! それが例え、焼肉好きであっても、だ!」
 素意屋透波達が殺気立った様子で、ケモノの如く吠えた。
「だったら、戦うしかないよね? このまま仲良く焼肉って訳にも行かないから……!」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が無双馬『クロフサ』に騎乗し、素意屋透波達に突っ込んでいった。
「いや、待て、待て、待て!」
「まだ肉を食っている途中なんだって!」
「……仕方ない。限られた時間の中で、とにかく食らうぞ! これが最後のメシになるかも知れんからな!」
 それでも、素意屋透波達は、焼肉を食いまくった。
 まさに、最後の晩餐。
 その間も、身体が痺れて動けない素意屋透波達が、ブツブツと呪いの言葉を吐いていた。
「……って、そんな事をしている場合か! ここを突破されたら、シャレにならないぞ!」
 だが、その中にもマトモな奴もいた。
 ある意味、素意屋透波達の良心。
「うるせぇ! 肉が冷めるだろうが!」
「もっと、空気を読め! ノリの悪い奴だな」
 しかし、まわりにいる素意屋透波達は、それを上回るほど……馬鹿だった。
「まあ、城を護る気がないなら、このまま天守閣を目指すだけです」
 野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が地面スレスレで飛翔し、松ヶ島城の天守閣に向かおうとした。
「だから、まだ肉を喰っている途中だろうが!」
 それでも、素意屋透波達は、動かなかった。
「ほな、始めようか。吶喊するで、いってこーい!」
 リュウがモーラット・コミュの『シュウェジン』に合図を送った後、【倚天連斬】で天をも貫く強大なエネルギーを雷晶剣に宿し、素意屋透波達を斬り捨てた。
 それに合わせて、シュウェジンが吶喊しながら、城内に飛び込んだ。
「……って、俺達を無視して、城内に行くんじゃねぇ!」
「こういう時は、食べ終わるまで、待つのが常識だろうが!」
 素意屋透波達が真横を通り過ぎていったシュウェジンが逆ギレした後、仲間達のパーツを取り込んで、ありとあらゆる能力を強化した。
「それじゃ、派手に行かせてもらいますよっ!」
 その流れに乗るようにして、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)が金色の無双馬『スヴェルカーニエ』に騎乗し、ダッシュで駆け回りつつ、高速詠唱で連続魔法を発動させ、【ペルーン神の焔矢(ホムラヤ)】で一時的に顕現させた巨大な大砲から、誘導弾を放って、素意屋透波達を焼き払った。
「行くよ、シフォン!」
 それに合わせて、伊吹が【天道御猫様(シフォンスタチュー)】で、スフィンクスの『シフォン』を巨大な可愛い猫の像のような姿に変身させ、猫パンチを繰り出した。
「ぎゃああああ!」
 その一撃をモロに食らった素意屋透波が宙を舞い、為す術もなく地面に落下した。
「よ、よくも、仲間を!」
 こうなると焼肉を食べている場合ではない。
 殺気立った様子で、ディアボロスに襲い掛かったものの、伊吹が【泥濘の地】で動きを鈍らせたため、近づく事さえ出来ず、猫パンチの餌食になった。
「このまま幻影達で総攻撃ですよ」
 それと同時に、鞆が【EXEC_いぬのほうげき/.(エグゼキュート・ハウンドキャノン)】を発動させ、モーラット・コミュの『いぬ』がモーラット達の幻影を呼び出し、素意屋透波達に攻撃を仕掛けていった。
「ぐぬぬ、まさか、ここまで強いとは……」
「だが、負けん! 絶対に負けん! うおおおお!」
 その事に危機感を覚えた素意屋透波達が周囲に展開し、暗号を不規則かつ声高に叫び声を響かせた。
「ヤバい……、この人達が何言ってるのか分かんない……! 虚無僧っぽいから何かの呪文? それとも、ニンジャの暗号ってヤツ? まぁ、考えても分かんないし、気にせず倒しちゃえばいいか」
 ハニエルが【リングスラッシャー】を発動させ、天使の翼を羽ばたかせながら、真正面から突っ込んでいき、回転する無数の光の輪で素意屋透波達の身体を切り裂いた。
「……なんて奴等だ」
「まだだ! 我等は負けん!」
 素意屋透波達が、悔しそうに歯を鳴らした。
「まさか、これで終わりですか? どんどん集結させないと敗北ですよ?」
 エヴァが光学迷彩と残像を駆使して、素意屋透波達の注意を引き、高速詠唱で【細氷六華(フィンブルヴェト)】を発動させ、大いなる冬の力を呼び起こし、容赦なく吹き飛ばした。
「そんな事は、分かっている!」
「だからこそ、俺達は勝つために、お前達の弱点を……」
 素意屋透波達が仲間のパーツを取り込みながら、不規則かつ声高に暗号を叫んだ。
「そんな事をしても無駄ですよ。私達の弱点が知られる前に倒してしまいますから……」
 裕樹が【通信障害】で素意屋透波達の邪魔をしつつ、【雷光花冠・矢車菊(ライコウカカン・ヤグルマギク)】で「雷花」の力を解放し、花冠を模した光輪を放って、素意屋透波達の身体を切り刻んだ。
「ぐぬぬ、何故だ、何故、勝てない!」
「我等は誰よりも強いはず。そもそも、今まで負けた事がなかったのに……」
「だが、我等には、まだ斬り仇が残っている。とっておきの切り札が、な! それで我等の逆転勝利だ!」
 素意屋透波達が手足を広げ、手裏剣のように回転しながら、仲間達と連携して体当たりを仕掛けてきた。
「その手は桑名の焼きハマグリ、でござるよ」
 清政が落ち着いた様子でビームシールドを構え、素意屋透波達の動きに惑わせる事無く攻撃を防ぎ、【火牛計(カギュウケイ)】で、猛烈な炎を全身に纏った大量の牛を召喚し、怒濤の勢いで突撃させた。
「う、嘘だろ!?」
 その攻撃をモロに食らった素意屋透波が、為す術もなく宙を舞って爆散した。
「とっておきの切り札があるんだろ? 早く見せてくれないか?」
 それに合わせて、運命が【トラップ生成】で煙幕をバラ撒き、【饗宴遊戯】でド派手な宴会芸を披露し、素意屋透波達を惑わせた。
「ほ、本当は腹立たしいはずなのに……」
「な、何故か、見入ってしまう。これは……恋!?」
 素意屋透波達は、深編笠の中で、ポッと頬を染めた。
「うわあ……、何だか面倒な事になっているね。……と言うか、まったく危機感がないんだけど、大丈夫? 城門も開きっぱなしだし、何人か城内に入っているんだけど……」
 理央が素意屋透波達の無能っぷりにドン引きしつつ、【火炎騎兵隊召喚(コール・フレイムトルーパーズ)】を発動させた。
次の瞬間、燃え盛る馬に騎乗した騎兵達の幻影を召喚され、火尖鎗の穂先から放たれた炎で、まわりにいた素意屋透波達を焼き払った。
「俺達は焼肉じゃねぇえぇぇぇぇぇえ!」
 その途端、素意屋透波達が炎に包まれたまま、半ばヤケになりつつ、体当たりを仕掛けてきた。
「まあ……、そうだな。そもそも、肉の部分があるのか、その身体……? いや、それ以前に、色々と解決しなきゃいけない問題があると思うんだが……。いいのか、それで」
 刹那が逆に不安な気持ちになりながら、【朱雀(スザク)】で紅蓮の翼を持つ朱雀のように高速で移動しつつ残像を繰り出し、素意屋透波達を斬り捨てた。
「う、嘘……だろ!」
 その現実を受け入れる事が出来ぬまま、素意屋透波達が次々と爆発していった。
「きみたちが言わないから僕が言うね! そいやー!」
 ロキシアが“魔槍”を手に【フェアリーコンボ】を発動させ、妖精と共に連携攻撃を仕掛けて、素意屋透波達を蹴散らした。
「……俺達の台詞を奪いやがった」
「しかも、俺達の無敗伝説まで破りやがって……」
「だが、城内には、もっと強い奴等がいるぞ。ここで倒されなかった事を、後悔してしまうほどの奴等が……な」
 素意屋透波達が捨て台詞を残し、完全に動かなくなった。
「それにしても、よく分からん乱破だったな。乱破は目立ったらダメな気がするんだがな」
 そう言った後、刹那が複雑な気持ちになりつつ、城内に足を踏み入れた。

●考えたらダメなヤツ
「うわ……、松ヶ島城の警備……ザル過ぎ」
 城内に足を踏み入れた三角・カグラ(月夜灯・g09010)が、気まずい様子で汗を流した。
 事前に、無能揃いとは聞いていたものの、それを上回るほどのダメっぷりに言葉を失った。
 そもそも、城を護る姿勢からして、間違っているとしか言えなかった。
「ある意味、如何なる状況にも適応する、ディアボロスの力が試されている気がするよ。まあ、さすがに、この騒ぎの中、焼肉はしていないと思うけど……」
 そんな中、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が、城内でくつろぐ素意屋透波達に気づいた。
 この騒ぎの中、素意屋透波達は、平然と寿司を食っていた。
 おそらく、『外の奴等が、何とかしてくれるだろう』という気持ちがいるのだろう。
 実際には、危機的状況に陥っているものの、頭の中が寿司一色になっていた。
「おいおい、大丈夫か。いや、本当に、こっちが心配になるぞ、これ。確かに、無能、無能とは聞いていたが、ここまで酷いと不安になってくるんだが……」
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)が、呆れた様子で頭を抱えた。
 その方が、こちらにとっては、都合がイイものの、素直に喜べないと言うのが本音であった。
「……敵か」
「寿司はやらんぞ!」
「これは、信雄様の食べ残しだ。本当は、肉が喰いたかったのに……。仕方なく食っているだけだ!」
 素意屋透波達が違う意味で、警戒心をあらわにした。
 この場合、見て見ぬフリをするのが、正解。
 何事もなかったように、スルーするのが、最良の選択肢に思えた。
「ふふふふ、そうやって無視するなら、こっちだって考えがあるよ? ここで問題が起きたら、叱られるのは、あなた達だよね? そういう訳だから、派手にぶっ放すね!」
 シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)が【七芒星精霊収束砲(ヘプタクロノス・エレメンタル・ブラスト)】で、6属性(火・水・風・土・光・闇)のエネルギーを一点に収束させ、さらに時の力を乗せて撃ち出し、城の壁を破壊した。
 その途端、新鮮な空気が城内に流れ込んできたため、素意屋透波達の動きが一斉に止まった。
「……」
 そして、ようやく、我に返って、理解した。
「呑気に寿司を食っている場合じゃねぇ!」
「なんて事をしてくれたんだ! シャレにならん!」
「うわあ……、ヤバイ、ヤバイ! 殺されるゥゥゥ!」
 素意屋透波達が慌てた様子で、あたふたとし始めた。
「いまさら気づいたところで手遅れですよ。このまま先に行かせてもらいますね」
 そこに追い打ちをかけるようにして、ユーフェミア・フロンティア(光彩聖姫・g09068)が弓を構えて、素意屋透波達の足元に誘導弾を撃ち込んだ。
「ぬおっ!」
「こ、これ以上、先に進ませる訳には……!」
「何としても、阻止するんだ。ソイヤ、ソイヤ、ソイヤァ!」
 素意屋透波達が自分自身に気合を入れ、捨て身の特攻を仕掛けてきた。
「そんな事をしても無駄だよ!」
 アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が気合の入った声を響かせ、【終光奔烈(エンドフラッシュ)】で輝くオーラの奔流を放って、素意屋透波達を呑み込んだ。
「うぎゃああああああああああああああ!」
 それと同時に、素意屋透波達が悲鳴を響かせ、壁に開いた穴から、次々と城に外に放り出された。
「な、なんだ、何の騒ぎだ!」
「一体、何が……何が起こったんだ」
 その騒ぎを聞きつけてやってきた素意屋透波達が、壁に開いた穴の向こうに見える虹を凝視した。
「いや、騒ぐほどの事じゃないよ。綺麗な虹が出ているから、みんなで焼肉を食べようって話になっただけだから! ほら、牛肉だけじゃなく、豚肉や鶏肉もあるよ」
 雪人が何事もなかった様子で、【美味三昧砲】を発動させ、瞬時に美味しい肉を焼き上げた。
「そうだったのか」
「それなら、そうと言ってくれればいいのに……」
 その言葉を鵜呑みにした素意屋透波達が、何の躊躇いもなく肉を食べ始めた。
「ちょっと待って。肉には、コレ。新宿島で入手した秘伝のたれ! これぞ文明の力だね♪」
 雪人が口福の伝道者で肉を増やし、素意屋透波達の戦意をゴッソリ削いだ。
「いや……、本当に、コレでいいのか? 素意屋透波達はイイとしても、信雄的には駄目だろう!」
 晶が色々な意味で不安になり、鋭いツッコミを入れた。
 素意屋透波達の中にも、マトモなヤツもいたものの、晶が魔晶剣アークイーターを握り締め、【勇鼓吶喊】で先陣を切って蹴散らしてしまったため、残っているのは選りすぐりの愚か者だけだった。
 そこで、ようやく気づいた。
 信雄のまわりにいるのは、どんな愚策であっても、褒めちぎる太鼓持ちしかいない事を……。
 そもそも、マトモな奴ほど、信雄に意見するため、首を刎ねられ、この世にいない。
「まあ、その方がいいんじゃないのかな? みんな幸せそうに肉を食べているようだし、最後の晩餐としても、文句がないと思うから……」
 アンゼリカが再び【終光奔烈(エンドフラッシュ)】を発動させ、オーラの奔流で焼肉を食べていた素意屋透波達を呑み込んだ。
「な、なんだ、何の騒ぎだ!」
 その事に気づいた素意屋透波達が、ドカドカと音を立てて駆け寄ってきた。
「……何でもないよ」
 すぐさま、カグラが【魔影分身術】を発動させ、自らの影法師を漆黒の分身体を作り出し、壁歩きをして背後に忍び寄って連続攻撃を繰り出した。
「そんな訳……ぐはっ!」
「こ、この事を仲間に……寿司!?」
「に、肉もあるぞ。一体、何が……この場所で……何が……」
 素意屋透波達は訳も分からず、床に突っ伏していった。
 おそらく、ディアボロスでさえ、素意屋透波達の心理を理解していない。
 あまりにも触れてはいけないモノが多すぎるため、半ば聖域と化していた。
「な、何が起こった!」
「この状況で宴会……?」
「いや、ディアボロスが仕掛けてきた罠だ! アイツ等に限って、そんな愚かな事はしない……!」
 騒ぎを聞きつけてやってきた素意屋透波達が、怒りの矛先をディアボロスに向けた。
「つまり、食い物で、俺達の仲間を……」
「ひ、卑怯なっ! ディアボロス、ガチ卑怯!」
 その上、妄想全開で、すべての非がディアボロスにあると決めつけた。
「……ごめんね。何か色々と誤解されているようだけど、この状況を逃す訳には行かないから、みんな纏めて逝ってもらうよ。これ、わたしの最大火力だから、ものすご――く痛いから覚悟してね」
 次の瞬間、シルが【七芒星精霊収束砲(ヘプタクロノス・エレメンタル・ブラスト)】で、火・水・風・土・光・闇の6属性の属性エネルギーを一点に収束させ、さらに時の力を乗せて、超高出力型複合魔力砲撃を撃ち出した。
「ソ、ソ、ソイヤァァァァァァァァァァァ!」
 素意屋透波達が気合の入った声を響かせ、跡形も残さず消し飛んだ。
 完全に誤解したまま、真実を知る事なく……。
「なんだかソイヤっていうのが聞こえましたけど……。これ、断末魔ってやつですかね? なかなか熱い言葉ですね。でも、私の神火は、もっと熱いですよっ!!」
 それに合わせて、ユーフェミアが【神火斬妖剣(シンカザンヨウケン)】で、神火を刀の形状に具現化させ、運よく生き残った素意屋透波達を一掃した。
「さぁて、みんな片付いたかな? それじゃ、天守閣の信雄の元に、いざ向かおう!」
 そう言ってアンゼリカがゴキゲンな様子で、仲間達と天守閣に向かうのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【動物の友】LV2が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【建物復元】がLV4になった!
【口福の伝道者】LV2が発生!
【飛翔】がLV6になった!
【熱波の支配者】がLV3になった!
【エアライド】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【避難勧告】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【未来予測】がLV2になった!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【ガードアップ】がLV10(最大)になった!
【能力値アップ】がLV6になった!
【グロリアス】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【先行率アップ】LV2が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

ハインツ・ゼーベック
アドリブ・改変可

「いや、私は割りと君を評価しているんだよ? 思考の過程はどうあれ籠城戦という最適解を導きだして、こちらを苦しめたのだから」
と、皮肉でも嫌味でもなく本気で思っている。

「惜しい。信長が真っ当に教育出来ていればひと角の武将になれたろうに」
「部下も陰腹を切って諫言するくらいの根性は見せてほしかったところだ」


「惜しくもあるが、君には死んでもらう。死体が残るようなら首は残しておいてやろう」
「ああ、信長や他の武将に言い残すことがあれば聞こう。これから尾張美濃方面に出るからな。守っているのは松平元信かな? それとも信長は清須にいたりするのかね」


野本・裕樹
籠城という策は悪くありませんでした、事実として私達は約三か月の間伊勢国に釘付けにされているのですから。
『織田信雄』、アナタが今こうして苦境に立たされている原因は大きく二つです。

一つは私達の挑発に対し忍耐力が足りなかった事、挑発されて黙っていられないのは武士としては仕方ないかもしれませんね。

そしてもう一つ、未だ現れない後詰……援軍です。
籠城したからには援軍を要請した筈、これだけ時を稼ぎ現れないならば考えられる事は限られます。
遠すぎて間に合わないか、或いは何者かがアナタを見捨てようとしているかです。

教えてください、アナタは『どこ』の『誰』に援軍を要請したのですか?
今アナタが苦労している原因は誰?


文月・雪人
愈々信雄と対面だね
信雄が持ち去った伊勢神宮のクロノオブジェクトについて
どんな物で、今何処にあるか、情報収集したいよ

たのもー!……といっても、もう取り次ぐ家臣は居ないのだっけ?
という事で、お邪魔してます信雄殿

今日のご飯はお寿司だったと聞きました
領主ともなれば日々の食事も豪勢ですね
伊勢は美味しい海産物が沢山獲れますし
実に素晴らしい国にお住まいだ

そして伊勢と言えば伊勢神宮
先日参拝に行ったのですが、何とご神体が盗まれていたのですよ
犯人はかなりの切れ者ですね、誰かお心当たりはないですか?
さぞや立派な物に違いない、一度でいいから本物を見てみたいなー

信雄を煽てつつ自尊心を擽ったら
気前よく見せてくれないかな?


●織田信雄は、のんびりしたい
「……暇だ」
 織田信雄は、朝から暇だった。
 毎日、毎日、何もない。
 ハッキリ言えば、平和そのものではあるのだが、あまりにも刺激がないため、面白味のカケラもなかった。
 だが、今日は何やら騒がしい。
 敵襲の報告もないため、配下達が宴会でもしているのだろう。
 まったく緊張感がないものの、叱りつける気力もなかった。
「たのもー!」
 そんな中、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が、仲間達を連れて天守閣に足を踏み入れた。
「ぬわぁ、何が起こった!? なんだ、なんだ、なんだ!」
 その途端、織田信雄が間の抜けた声を上げ、ドスンと尻餅をついた。
 この様子では、ディアボロスが来るとは、夢にも思っていなかったのだろう。
 キョロキョロと辺りを見回しながら、必死に配下の姿を探しているようだった。
「あ、そんなに驚かなくても、大丈夫ですよ。ただ、話をしに来ただけですから……。そう言えば、今日のご飯はお寿司だったと聞きました。領主ともなれば日々の食事も豪勢ですね。伊勢は美味しい海産物が沢山獲れますし、実に素晴らしい国にお住まいだ。そして、伊勢と言えば、伊勢神宮! 先日、参拝に行ったのですが、何とご神体が盗まれていたのですよ。犯人はかなりの切れ者ですね、誰かお心当たりはないですか?」
 雪人が興味津々な様子で、織田信雄に迫っていった。
「な、なんだ、そんな事か。それなら、お前達が壊してしまったじゃないか。お前達さえ邪魔をしなければ、この城まで運んで、大切に保管しておいたものを……。まあ、配下が無能だった事も原因ではあるのだが……」
 織田信雄が心の底から残念そうにしながら、落ち込んだ様子で深い溜息を洩らした。
 何やら引っ掛かるところもあるのだが、織田信雄の反応を見る限り、伊勢神宮の神器が失われてしまった事だけは間違いないようである。
「その事が原因で、籠城している訳ではないと思いますが、策としては悪くありませんでしたね。事実として私達は約三か月の間、伊勢国に釘付けにされているのですから」
 そんな空気を察した野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が、話題を変えた。
「カッカッカッ! そうだろ、そうだろ、私は賢いからなっ!」
 織田信雄が自信満々な様子で、踏ん反り返った。
「……ですが、それもここまでです。アナタがこうなってしまった原因は、二つあります。一つは私達の挑発に対し、忍耐力が足りなかった事、挑発されて黙っていられないのは武士としては仕方ないかもしれませんが、何か他にも策があったはずです。そして、もう一つ、未だ現れない後詰……つまり、援軍です。籠城したからには援軍を要請した筈、これだけ時を稼ぎ現れないならば考えられる事は限られます。遠すぎて間に合わないか、或いは何者かがアナタを見捨てようとしているかです。……教えてください、アナタは『どこ』の『誰』に援軍を要請したのですか?」
 裕樹が真剣な表情を浮かべ、織田信雄に問いかけた。
「そう聞かれて、私が答えると思ったか? 随分と甘く見られたモノだな。この私が簡単に口を割ると思ったら、大間違いだ。例え、知っていたとしても、答える筋合いはない。そのせいで、命を落とすような事になっても、仲間だけは決して売らん!」
 織田信雄に、迷いはなかった。
 だが、援軍は来ていない。
 それでも、必ず援軍が来ると、心の底から信じているようだった。
「まあ、落ち着いて。少なくとも、私は割りと君を評価しているんだよ? 思考の過程はどうあれ籠城戦という最適解を導きだして、こちらを苦しめたのだから」
 ハインツ・ゼーベック(猖獗・g00405)が、皮肉でも嫌味でもなく本心を口にした。
「ハッハッハッ! もっと褒めてくれ。むしろ、褒めたりないくらいだからなっ! さあ、早く! 私を褒め称えよっ!」
 織田信雄が調子に乗って、さらに踏ん反り返った。
「……やれやれ、信長が真っ当に教育出来ていれば、ひと角の武将になれたろうに……。部下も陰腹を切って諫言するくらいの根性を見せれば、もう少しマトモな武将になれたものを……」
 その態度に呆れ果てたハインツが、深い溜息を洩らした。
 おそらく、まわりに甘やかされたせいで、才能が開花する事なく、枯れてしまったのだろう。
 潜在能力は高そうだが、それを活かすキッカケがなかったようである。
「……って、いま、本音が漏れただろ! やっぱり、斬る! 皆殺しだ!」
 織田信雄がイラついた様子で、素早く刀を抜いた。
「ならば、君には死んでもらう。死体が残るようなら、首だけは残しておいてやろう。それと、信長や他の武将に言い残すことがあれば聞こう。これから尾張美濃方面に出るからな。守っているのは松平元信かな? それとも信長は清須にいたりするのかね」
 ハインツが挑発的な言葉を吐きながら、織田信雄に視線を送った。
「どうやら、痛い目を見ないと分からないようだな。お前達の首は、カラスの餌だ。いや、さらし首にする価値もない。叩き潰して、豚の餌だ」
 織田信雄が怒り狂った様子で、ケモノの如く吠えた後、胸に輝く家紋から、殺気に満ちた光線を放った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】がLV3になった!
【口福の伝道者】がLV3になった!
【建物復元】がLV5になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV7になった!

金刺・鞆
とうとう来ました天守まで。なにやらここまで来るのにとてもハチャメチャだった気もいたしますが……むん、愚物と評されるものでもじぇねらる級。腐ってもじぇねらる、です。
くろのべーだとしてのその実力はけして侮らず、気を引き締めて参りましょう。
わたくしは信濃の金刺が子、鞆! いざ尋常に勝負、です!

ぱらどくすにて顕現するは朱塗りの和弓。番えるは不可視にも等しき氷の矢。
直射と曲射を交えれば、即ち是必中足り得たり、です!
此度の牽制はいぬに任せます。電撃を放ったら深追いはせずともにまかせて。
なれど、こちらの攻撃時の隙には再度援護の電撃をお願い、ですよ。

そうして様子を窺っているだけではわたくしは倒れませぬよ!


月見山・伊吹
※連携、アドリブ歓迎だよ!


遂に天守閣、あんたが織田信雄なんだねぇ。

どんなにおつむ残念な愚将であれど
断片の王の息子でありジェネラル級
その名に恥じない実力はあるし絶対に油断しない必ずやっつけるよ!
覚悟、織田信雄!

ビーム合戦を挑むんだねぇ私も負けないよ!
『金烏』で初発の八咫烏みたいな炎の魔力の矢で貫いてから
火炎放射みたいに太陽光と炎の魔砲砲撃のような全力魔法の光線で跡形も無く溶かすから!
【泥濘の地】で動きを鈍らせてより私達が有利になるようにするねぇ

反撃のビームは【ガードアップ】も使いつつ【未来予測】で大まかにでも撃つタイミングや軌道に放出距離を知ってダメージを抑え致命傷にならないように立ち回るよ


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

漸く此処の首魁のお出ましか
今迄の采配はまあ、正直如何かと思うが其れでも断片の王の息子
油断して良い相手じゃないからな

後まあ愚弄に怒る程度には慕われてはいた様だし俺達が気づかん長所もあるかもしれんし

だから全力でぶつかって倒す!!
其れだけだ!

さあ、覚悟しろ織田信雄!
お前の終わりがやってきたぞ!

POWの攻撃は庇う

○飛翔し一箇所に留まらず飛び回りながらの○空中戦
敵の攻撃は自身の周りに張った○結界(術)で勢いを削ぎつつガードアップも活かして耐え○高速詠唱の○連続魔法による○パラドクスの○弾幕でカウンターを叩き込む

此方に攻撃が来てない時もパラドクスの弾幕を連続魔法でぶちこみ休む暇も与えない!


ハニエル・フェニックス
うわっ、この人ビーム撃ってきた!
見た目はなんか細いしモノアイだしで、将軍って言うより足軽みたいな感じなのに……やっぱり強いんだね。
こうなったら作戦継続!
真正面から全速力で突っ込んで、そのままムーンロッドで斬っちゃえ!
飛翔を使えば走るよりは速く近付けるはず。
残留効果があるから、ビームにだって少しは耐えられるし……こは恐れず進むべし!
まぁでも確実に一撃入れるには不意打ちしたほうが良いかもだね。
光学迷彩でその辺に隠れながら隙を伺って、確実に届く距離まで近付いてから飛び出そう。
あんまり残酷な事はしたくないけど、相手はクロノヴェーダ。
その首、もらっちゃうよ!


六藤・鈴鹿
九鬼よ、貴様の無念を今晴らそう
九鬼のパラドクスを元にしたパラドクスで攻撃
杭の代わりに銛を射出するパイルバンカーを大量に出現
射出された銛の弾幕でうつけを貫く
銛のパイルバンカーは竜脈エネルギーから具現化
『虚構寓話・黄金と水晶の髑髏杯』から湧き出る『水』を纏って水属性の事象を具象化していく
未来予測で未来を見据え、飛翔で反撃を回避していく
覚醒していなければ、2秒先でも十分事足りる
泥寧の地で動きを鈍らせ、その間々銛パイルバンカーを
これは九鬼の分、これは貴様の臣下の分、これは民草の…そして、我の分!
数回銛を叩き込み、うつけを壊していくぞ


シル・ウィンディア
信雄さん
優秀な能力を発揮される前にここでばっちり倒させてもらうよ。
変に覚醒されても困るしね。
さぁ、覚悟はいいかなっ!!

敵の行動を観察して動くよ。
偵察じゃないけど、動きを見ていたら癖とか誰を狙っているかとか、そういうのもしっかり見つけられると思うしね。

狙われている味方がいれば、パラドクス通信で連絡を入れて警戒を呼び掛けるよ。

わたしは、左手に創世の光剣を抜いて敵に接近っ!
間合いに入る前にサイドステップでの撹乱を試みるよ。
剣は囮だよっ!
敵がふらふらになったら味方の攻撃するタイミングに合わせて
全力魔法での六芒星精霊収束砲をお見舞いするよっ!

わたしの全力全開の一撃…
冥土の土産に持っていけーっ!!


ユーフェミア・フロンティア
なかなかおもしろい人ですよね。
でも、なんでしょうか…。
味方に回したくない人っていうのはこういう人の事でしょうか。
なんだか不思議な言い回しですけど。

聖杖を両手で握って構えます。
精神集中をして戦いに集中しますよ。
隙を見つけられたら攻撃されるのなら
突きやすい隙を自分から見せればいいのですよね。
さらした隙を囮にして、全力魔法の神火収束砲を撃ちます。
これが肉を切らせて骨を断つということですかね。

皆さんに比べて一撃は小さくても…
それでも、出来ることはあるのですっ!
出来ること、やれることから一歩ずつ。
貴方に足りないものはそれですよっ!

…少しだけお説教してもいいですよね?
まぁ、聞いてくれるとは思いませんが。


アンゼリカ・レンブラント
さぁ、いよいよ勝負だね!
色々残念だけどジェネラル級相手
いつも通り油断なく行くよっ

仲間と攻撃タイミングを合わせ光焔剣で斬るね
叩きつけた衝撃の反動で一撃離脱、反撃もしっかり堪えるよ
「く、なんて威力なんだ!」
効いている、慌てた演技を見せて調子に乗らせようか
そんな様子を見せると此方に向かってくるかな
別方向から攻撃する仲間にはそれが隙。好機を逃さず叩き込んで!

そして違う仲間を信雄が狙っていれば
攻める機を逃さず痛撃を叩き込む
パラドクス通信も活用し、敵の見せる隙を逃さないで突く

信雄の消耗が分かれば
みんなのラッシュに合わせ、私も最大の一撃を放つ
絆の一刀《神焔収束斬》でその首もらったよ
織田信雄、討ち取ったりっ!


エヴァ・フルトクヴィスト
部下が優秀さに影響されたり、
上手い具合に成功体験を積み重ねていたらと思うとゾッとしますが。
感情も制御出来ずに、自分の能力を過信し戦いを挑む愚者に、私達は負けませんよ!

パラドクス通信も用いて、相手の動きを観察。
こちらの攻撃が間が無く攻撃出来るように指示出しして統率。
自分を攻撃出来れば隙になると見せて、実際に攻撃された際は指揮をスイッチ。
飛翔や神速反応を交えた速度の緩急による残像やフェイントで相手を攪乱。
指揮の間に構築しておいた陣を高速詠唱で発動状態へと持っていき、
魔力の砲撃で弾幕を張って攻撃を行います!

流石、腐ってもジェネラル級。
ですが戦いにおける覚悟、足りていません!
死中にこそ活ありです!


旗楽・清政
命を落としても仲間だけは決して売らぬ、と。
見上げたものでござるな。唯一、そこだけは評価するでござるよ。
唯一そこだけは、でござるがな。

しかし、これまで部下を売ったも同然の指揮をしておったような気がせぬでもない。
敢えて、口に出してその旨、尋ねてみると致そう。
さて、彼奴は如何な反応を返すでござろうか。

彼奴の反応を確認したらば、この場にて討ち果たすべく攻撃でござるよ。
信雄は光線を撃ったようでござるが、光線ならそれがしにも心得はござる。
翠緑の光線(ビーム)の嵐を受け、逝くがよい。

反撃は、隙を衝いての攻撃でござるか。
隙を見せぬように留意しつつ、隙を衝かれても何とかビームシールドで防ぐと致そう。


呉守・晶
よぉ織田信雄、今どんな気分だ?
お前が間抜けな配下の所為で天守まで攻められて危機にあるのを、織田信孝辺りはどう思ってるだろうな?
とかニヤニヤしながら言ってカマかけてみるぜ

そっちがレーダーなら、こっちは【未来予測】だ
そもそも、こいつにこうも囲まれて次々と連携して攻撃されてる中でレーダーでこっちの様子を伺うなんて器用な真似ができるのか?
魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して見る者を魅了して無意識に首を差し出せる呪われた黄金の処刑剣に変異させるぞ
腐ってもジェネラル級、そして断片の王「織田信長」の子か……いいぜ、この不利な状況を戦い抜いたお前に敬意を表して俺が介錯してやるよ
首を断て、アークイーター!


百鬼・運命
さて残るは織田信雄のみ
将としては無能だが…潜在能力はあるとの事

確かに史実では大名として残ったのは信雄の系統のみだし、単騎の戦闘力は油断できないな
ここからは真面目に気合を入れていくとしよう

大技っぽい織田木瓜光線は胸から発射される
ならば【未来予測】【神速反応】を駆使しつつ、接敵したら爆撃槌で打ち合いつつ、背後に回り込むように動いていこう。幸い技能値は此方が上だ

味方と連携や攻撃の合間には【トラップ生成】のトラバサミで行動を阻害しつつ、隙を見て爆撃槌『迦具鎚』の機構を展開
プライヤーや鋏の様な形状に変形させた爆撃槌『迦具鎚』で【金断鋏】を使用し、信雄の胴体を捕らえて挟み切り、真っ二つにして倒してしまおう


ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に

将としての能力がどれだけ劣っても
為政者としての手腕がどれだけお粗末でも
ジェネラル級の一点で力が持てる。羨ましいね、全く
ま、それもここまで!
“魔槍”を構えて
織田信雄。ロキシア・グロスビークがお命頂戴致します。いざ!

敵味方の攻防、その間隙を突くように
攻撃タイミングを【臨機応変】に伺うよ

さあ、大物喰いの時間だ!伝承、5種開放ッ!
槍の穂に剣呑なオーラを漲らせ
地が爆ぜるほどに全力の【ダッシュ】を以て
禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)ッ!
必滅の一刺しを放つ!

反撃に際しては
【未来予測】で被弾位置を確認し
Moon-Childを外骨格化させ威力を減じるよう努力
あまいね!それくらい読めてるっ!


無堂・理央
さて、残る愚将を倒せば伊勢国も解放だね。
七曜の戦で覚醒されても困るし、ここでサクッと倒させて貰うよ。


引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して突撃!
サクッと倒すと言ったけど、ジェネラル級の実力を甘く見るつもりはない。
ボクとクロフサがパラドクスによる怒りの暴風を身に纏ったら、槍を構えて最初から全力全開!クロフサの全速力で突っ込む!
狙うは織田木瓜!突撃の勢いを乗せた槍の一撃を信雄の胸に叩き込む!
一撃で仕留めれなければ駆け抜けた後に即旋回、続けて突撃を仕掛けてくよ!

敵の光線は最小限の身のこなしと纏う暴風で直撃だけは避ける。
逆に言えば、突撃の勢いを殺さない程度の軌道なら回避せずに攻撃に集中する!


文月・雪人
成程、伊勢の神器の件も絡んでそうだけど、結局援軍は来ず
九鬼嘉隆の言を借りるなら『城を枕に討ち死にせよ』って事なのだろうね

それでも織田信雄、貴殿は紛う事なきジェネラル級だ
とりあえず伸びしろという意味では間違いなく誰より大きかった
ここで倒せる機会が得られた事は幸運だったと思うよ

雪月花の刀を手に油断なく対峙
パラドクスで研ぎ澄ました観察眼と洞察力と【未来予測】で攻撃を看破
刀を盾代わりに光線を反射して【ガードアップ】
一気に距離を詰めて『光明一閃』!
全身全霊の力を込めた【ダメージアップ】な斬撃で
家紋ごと切り裂く

黄泉の国へ渡ったら嘉隆殿に宜しくね
一発殴られてから、家臣達と一緒に美味しい焼肉でも食べるといいさ


リュウ・ターレン
アドリブ・連携歓迎
周囲をPOWでディフェンス

吠えてる吠えてる。
まあ、その格だけは褒めたろやないかい。腐ってもジェネラル級。
その格だけはな。

飛翔で急速に接近しつつパラドクス勝負といこやないか。
字曰「血」・「剣」。
我が意志の力で血を以てその巨大な剣を振りかぶって……振り下ろす!
その軍配がどんなけの力かは知らんけどなあ。
お互い負けられへんねやったら退かれへんのよ。
後は背にどれだけの戦力がいるかどうか。
こっちの後ろにはまだおるで?そっちはどないや?おらんやろ。
お前に出せる戦力ってのが、な!


野本・裕樹
「命を落とすような事になっても、仲間だけは決して売らん」……見事な心意気です。
非礼を詫びましょう、確かに甘く見ていたのかもしれません。
ならば最期までその覚悟貫き通されませ、私も全力で挑ませていただきます。

《小地獄変改『剣樹』》より《妖刀『鐵喰』》を召喚。
『織田信雄』殿、いざ勝負です!

軍配を巨大化させた?!ならば!
《妖刀『鐵喰』》を《巨刀『曼殊沙華』》に変化させ、全身のバネを利用しこちらも振り下ろします。
似たような技、実戦に慣れていなそうな彼には負けられない!

嚙み砕け、「鐵喰」!天魔武者の身体が鋼鉄であろうとなんであろうと断ち切ってみせます。
『織田信雄』殿、私もこの一刀で覚悟を示してみせます!


御守・樹
話を聞くにすごいのかすごくないのかよくわからない奴だな。

光学迷彩を念のため纏って、物があれば物陰を、なければ人影を利用して死角から無影で不意打ちを。
なんかこいつは驚かしがいがある気がする。そうなったらちょっと何するか予想がちょっとつかない
性格っぽさが見えるがかそれもそれで興味あるんだよな。
…ビームか。三国戦国アクションゲームにあるあるだな。
家紋光線は予備動作なさそうで発動タイミングが読みにくいけど、胸部にあるって事は体の向きさえ確認しとけば回避自体は難しくなさそうだ。
でも掴まれたりしてこちらの動きを制限されると危ないからそれも注意しておかないとな。


神山・刹那
よう大将、そろそろ地獄に落ちる時間だぜ
お前が凡愚の将だろうが、希代の英傑の卵だろうがどうでもいい
てめぇがしたことの責任は、しっかりとってもらわないとな

織田木瓜光線で光線を放ってきても、精神集中で発射の姿勢をとったことを見逃さず、残像を残す速さでフェイントを織り交ぜながら動き、迅速反応で相手の次の攻撃より早く踏み込み、跳躍し、雲を裂き、大地よ砕けよと言わんばかりの渾身の一太刀で斬り捨てる
「将としとも武人としても、お前は三流以下だ。つまらん勝負だったよ」


三角・カグラ
おもしろおじさんって感じだなぁ…
なんだか親しみさえ感じてしまう…が、相手はクロノヴェーダだ
しかもこんなんでもジェネラル級なんだよな…
俺はまだジェネラル級と戦ったことがない。どんなに力の差があるのか未知数…決して侮らず全力で行かせてもらうよ!

いざ、参る!

両手にそれぞれ苦無を握り、口元は鉄のマスクで隠しつつ本気モード!
【壁歩き】で地形の利用をしつつ壁や天井を縦横無尽に走りつつ敵に接近する!
残像を作り出して敵の攻撃を纏わせてビームから避ける。って…ビームかよ!なんだよそれ!
建物の中で暗い場所からでもわかるように【完全視界】で敵の姿を捉え仲間と攻撃を合わせて攻撃する!

連携アドリブ歓迎


●信雄だって、刺激が欲しい!
「ようやく、ここまで来る事が出来ましたね。なにやら、ここまで来るまで、とてもハチャメチャだった気もいたしますが……愚物と評されるものでも、じぇねらる級。腐ってもじぇねらる、です。くろのべーだとしての、その実力はけして侮らず、気を引き締めて参りましょう」
 そんな中、金刺・鞆(虚氏の仔・g03964)が覚悟を決めた様子で、天守閣に足を踏み入れた。
 次の瞬間、家紋を象った光線が壁を貫き、辺りに爆音を響かせた。
「うわっ、あの人ビーム撃ってきた! 見た目はなんか細いしモノアイだしで、将軍って言うより足軽みたいな感じなのに……!」
 その途端、ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)が、悲鳴を上げて尻餅をついた。
「わ、私が、足軽……だとぉ! き、貴様っ! 言って良い事と、悪い事があるぞ! 私は断じて足軽ではない!
 その事に腹を立てた織田信雄が、怒り狂った様子で飛び跳ねた。
「つまり、あんたが織田信雄って事か。どんなにおつむ残念な愚将であれど、断片の王の息子でありジェネラル級。その名に恥じない実力はあるだろうから、必ずやっつけるよ! ……覚悟、織田信雄!」
 月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)が、織田信雄の前に陣取った。
「カッカッカッ、面白い事を言うじゃないか。まさか私を倒すつもりでいたとはなぁ。まあ、確かに……普段の私を見ていれば、そう思ってしまうのも無理はない。だが、あれは世を忍ぶ仮の姿。いわば、信雄ヒヨコ型。しかし、これからの私は、信雄を越えた信雄……信雄不死鳥型だ!」
 織田信雄が色々な意味で危険な雰囲気を漂わせ、己の中に秘めた黒歴史を爆発させた。
「まさか、これほどの力を秘めていたとは……。さすが断片の王の息子と言うべきか。そもそも、油断して良い相手じゃないからな。まあ、愚弄に怒る程度には慕われてはいた様だし、俺達が気づかん長所もあるかもしれん」
 ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)が、複雑な気持ちになった。
「本当に何も分かっていないようだな。私は、みんなに慕われていた。毎日が宴会で、遊び放題だったからな。その幸せを奪ったのは、お前達だ」
 織田信雄が焼肉を頬張る配下達を思い浮かべ、血の涙っぽいモノを垂れ流した。
「それは、こっちの台詞だ。覚悟しろ、織田信雄! お前の終わりがやってきたぞ!」
 すぐさま、ルィツァーリが飛翔し、織田信雄のまわりを飛び回った。
「……愚かな。終わるのは、お前達だけ」
 織田信雄が怒り狂った様子で、軍配にエネルギーを集め、勢いよく振り下ろした。
「!」
 次の瞬間、ルィツァーリが結界とガードアップを駆使して身を護り、高速詠唱の連続魔法で【ペルーン神の焔矢(ホムラヤ)】の巨大な大砲を一時的に顕現させ、弾幕を張ってカウンターを繰り出した。
「ぐ、ぐぬぬっ! やるじゃないか。ちょうどオイルも温まった頃だ。私も本気を出すとしよう!」
 織田信雄が頭部と一体化した円盤型レーダーで敵の様子を窺いながら、素早い身のこなしで刀を振り下ろした。
「わたくしは信濃の金刺が子、鞆! いざ尋常に勝負、です!」
 即座に、鞆が【雪弓(・)】で周囲の光景に紛れる氷の矢を作り出し、織田信雄の身体を射抜いた。
 それに合わせて、モーラット・コミュの『いぬ』が電撃を放ち、織田信雄が反撃する機会を奪った。
「ちょ、ちょっと待て! せめて、見せ場を! まだ本気を出していないから!」
 そのため、織田信雄が、涙目になった。
 だが、ディアボロス達は、容赦がなかった。
「だったら、本気を出す前に倒しちゃうよ!」
 そこに追い打ちを掛けるようにして、伊吹が【金烏(キンウ)】を発動させ、八咫烏のような炎の魔力の矢で織田信雄を貫いた後、太陽光と炎の魔力が込められた火炎放射のような高温の魔力光線を放った。
「そんな攻撃、当たらなければ……って、なんだ、この泥濘は! か、身体が動かん! ぎゃああああああああ!」
 その途端、織田信雄が【泥濘の地】で出来た泥濘にハマり、高温の魔力光線を喰らって悲鳴を上げた。
「それに、ほら、確実に一撃を入れられるなら、やった方がいいと思うし! 大丈夫、キチンと首を刎ねるから、絶対に避けないでね」
 続いて、ハニエルが真正面から全速力で突っ込んで、【エンジェリック・リーパー】を発動させ、ムーンロッドに纏ったオーラを大鎌のように振い、織田信雄の首を刎ねようとした。
「む、無理ぃ!」
 その事に危機感を覚えた織田信雄が、腰を抜かして尻餅をつき、間一髪で最悪の事態を回避した。
「ええいっ! こうなったら!」
 織田信雄が覚悟を決めた様子で、全身のオイルを沸騰させた。
 ……もう後がない。
 絶体絶命の大ピンチ!
 ならば、やるべき事は、ただひとつ……!
「ここは……逃げる!」
 次の瞬間、織田信雄が目にも止まらぬ速さで踵を返し、壁に開いた穴から脱兎の如く逃げ出した。

●信雄、覚醒!
「……これは奇遇だね!」
 そんな中、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が、織田信雄の行く手を阻んだ。
「ぬわわわっ! なんで、敵がこんなところに! 罠か!? 最初から私を騙し討ちするつもりだったのか!?」
 織田信雄が混乱した様子で、あたふたとし始めた。
 天守閣から逃げ出せば、騒ぎを聞きつけた配下と合流できると思い込んでいたらしく、あからさまに動揺した様子で、モノアイが激しくギョロついていた。
「よぉ、織田信雄、今どんな気分だ? お前の間抜けな配下の所為で、天守まで攻められて危機にあるのを、織田信孝辺りはどう思ってるだろうな?」
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)が、ニヤニヤしながらカマを掛けた。
「そ、そんな事より、厠だ、厠! 早くしないと、漏れてしまう!」
 即座に、織田信雄が腹を抱え、調子が悪そうにしながら、厠に向かおうとした。
 ……それ以外に、この危機的状況から、逃れる術を知らなかった。
 その背後で、死亡フラグがラインダンスを踊っており、その近くで死神がシャコシャコと大鎌を研いでいた。
「なかなか、おもしろい人ですね。……とは言え、味方にしたくはありませんが……」
 ユーフェミア・フロンティア(光彩聖姫・g09068)が、乾いた笑いを響かせた。
「は、腹が……」
 その間も、織田信雄は腹を抱えており、ヒョコヒョコとしながら、小走りで厠に向かっていた。
「そこまででござる。そもそも、厠に行く必要など、ないはずでござる。まさか、この状況で逃亡しようとするとは……。それでも、まあ……命を落とすような状況であっても、仲間だけは決して売らぬ……と言う考えだけは、評価するでござるよ。唯一そこだけは、でござるがな。しかし、これまで部下を売ったも同然の指揮をしておったような気がせぬでもないのでござるが……」
 旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)が、織田信雄の背中に視線を送った。
「仲間と駒は、違う。ただ、それだけだ。もちろん、駒の中にも、友と呼べる者はいた。そういう奴ほど、お前達によって命を奪われてしまったが、な」
 その途端、織田信雄の雰囲気がガラリと変わり、激しい怒りが刃物の如く周囲に解き放たれた。
「吠えてる、吠えてる。まあ、その格だけは褒めたろやないかい。腐ってもジェネラル級。……その格だけはな」
 その殺気を軽々と弾き飛ばし、リュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)が皮肉混じりに呟いた。
「お前達は、何も分かっていない。私が何の策もなく、こんな事をしていたと思うか? もうすぐ、増援がここに来る。お前達には、それが分からんのか。耳をすませば聞こえるはずだ。この城を目指して突き進む大群の足音が……」
 織田信雄が禍々しい気配を漂わせ、超絶怒涛のハッタリをかました。
 そもそも、大群の足音など、聞こえていない。
 それ以前に、逃げる事しか考えていなかったのだから、策を練っている暇など無かった。
 それでも、コイツ等なら騙せると確信していたのか、モノアイが希望の一人に満ちていた。
「いや、援軍は来ないと思うよ? 九鬼嘉隆の言を借りるなら『城を枕に討ち死にせよ』って事なのだろうね」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が、キッパリと答えた。
「城と運命を共にしろ……とでも言いたいのか? 本当に何も分かっていないな、お前達は……。そもそも、私は、まだ本気を出していない。実力の半分も出していないのに、負ける訳などないだろう!」
 織田信雄が殺気立った様子で、自分自身を必要以上に強く見せた。
 だからと言って、何か良い策が浮かんだ訳ではない。
「それじゃ、信雄さん。優秀な能力を発揮される前に、ここでばっちり倒させてもらうよ。変に覚醒されても困るしね。さぁ、覚悟はいいかなっ!!」
 シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)が、織田信雄の逃げ道を塞いだ。
「……いいのか、そんな事をしても。私は、まだ変身を残しているのだぞ。場合によっては、巨大化して、城ごと壊すかも知れないのに……」
 織田信雄がディアボロス達に警告しながら、わずかな可能性に掛けた。
 予定では『ゲェェェ、マジかァ!』とディアボロス達がビビり倒し、尻尾を撒いて逃げ出すはずなのだが、その言葉を聞いても誰ひとりとして織田信雄に背中を向けなかった。
「まあ、将としては無能だが……潜在能力はあるだろう。一応、史実では大名として残ったのは信雄の系統のみだし、単騎の戦闘力は油断できないのも事実。だからと言って、巨大化はしない。絶対に、な」
 百鬼・運命(ヨアケの魔法使い・g03078)の言葉に、迷いはなかった。
「な、何故、動揺しない。早く逃げないと、死ぬかもしれないんだぞ? そ、それに、そこまで断言する根拠だってないだろう!」
 織田信雄がムッとした様子で、運命をジロリと睨みつけた。
「将としての能力が、どれだけ劣っても。為政者としての手腕が、どれだけお粗末でも、ジェネラル級の一点で力が持てる。それだけは認めるけど……、巨大化はしない。それだけは断言できるよ、根拠はないけど……」
 ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)が“魔槍”を構えて、ジリジリと距離を縮めていった。
「お前達にハッタリは効かぬ、か。私の配下が残っていれば、ここまでの恥をさらす事もなかったが……。こうなってしまった以上、仕方がない。この命が尽きるまで戦うだけだ」
 織田信雄が覚悟を決めた様子で、刀をギュッと握り締めた。
 しかし、策はない。
 頭の中が、真っ白な状態で、名案など浮かぶ訳がない。
 それでも、織田信雄に、迷いはなかった。
 愚か者だった事が幸いして、恐怖心が遊びに行ってしまったようである。
「優秀な配下に恵まれなかったおかげで、才能が開花する事なく、ここまで来てしまったようですが、上手い具合に成功体験を積み重ねていたら、私達の想像を上回るほどの強敵に成長していたかも知れませんね。……ですが、感情も制御出来ず、自分の能力を過信し、戦いを挑む愚者に、私達は負けませんよ!」
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)がパラドクス通信で仲間達と連絡を取りつつ、織田信雄に攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
 やはり、増援は現れていない。
 この様子では、戦いが終わったとしても、この地に増援が来る事はないだろう。
 一体、誰に増援を要請したのか分からないが、その価値すらないと判断され、見捨てられた可能性が高かった。
「何とでも言うがいい。だが、私も負ける訳には行かないのでな。散っていった友の仇を討つためにも、ここで退く訳にはいかん!」
 織田信雄がモノアイを不気味にギラつかせ、禍々しい気配を漂わせた。
 だんだん感覚がマヒしてきたのか、心の中に渦巻いていた恐怖心が消え去った。
 おそらく、ディアボロス達と対峙した事で、いままで眠っていた才能が開花しつつあるのだろう。
 全身に力が漲って、今にもオイルが沸騰しそうになった。
「何だか、さっきと雰囲気が変わったね。ひょっとして、七曜の戦が迫っているせいかな。このまま覚醒しても困るから、ここでサクっと倒させてもらうよ」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が無双馬『クロフサ』に騎乗し、織田信雄に攻撃を仕掛けていった。
「カッカッカッ! 何処からでも掛かってこい! 今の私は不死身だ。こうしている間も、全身に力が漲っているからなっ! これも、お前達のおかげだ!」
 織田信雄は、自信に満ち溢れていた。
 それが原因で、いつも以上に、強気であった。
「……九鬼よ、貴様の無念を今晴らそう」
 そんな中、六藤・鈴鹿(第六天魔王・天女自在天ノ型・g08449)が【第六天魔・九の鬼は大洋にて穿ち貫く(シックスデーヴァ・ナインオウガ・ハープーン)】で、杭の代わりに銛を射出するパイルバンカーを大量に出現させ、射出された銛の弾幕で織田信雄の身体を貫いた。
「……ぐはっ! さすがディアボロスと言うべきか。だが、私は負けん!」
 織田信雄が大量のオイルを吐きながら、軍配にエネルギーを集めて巨大化させ、それを勢いよく振り下ろした。
 その拍子に、凄まじい衝撃波が、ディアボロス達に襲い掛かった。
「……く、なんて威力なんだ!」
 その攻撃を喰らったアンゼリカが、わざと大袈裟に痛がって崩れ落ちた。
「カッカッカッ! 見たか。これぞ、真の力っ! だが、これで終わったら、大間違いだ! オラオラオラァ!」
 その事で調子に乗った織田信雄が、高笑いを響かせながら、再び軍配を振り下ろして、衝撃波を発生させた。
「その軍配がどんだけの力かは知らんけどなあ。ここで退かれへんのよ。それに、こっちには、まだ後ろにおるで。そっちは、どないや? ……おらんやろ? それが、お前の限界や!」
 それに対抗するようにして、リュウが【ブラッドソード】を発動させ、真紅のオーラで出来た巨大な剣を形成し、それを振り下ろす事で、織田信雄の衝撃波を掻き消した。
「ば、馬鹿なっ! 私の本気を上回るとは……」
 それを目の当たりにした織田信雄が、驚いた様子で動きを止めた。
 その上、援軍も、来ていない。
 おそらく、今までの信雄であれば、その事に絶望してしまい、崩れ落ちていた事だろう。
 だが、覚醒寸前の信雄に、恐怖はなかった。
「……その首もらったよ」
 それに合わせて、アンゼリカが【神焔収束斬(ジャッジメントセイバー・ネクスト)】を発動させ、魔力とオーラ操作で構築した光焔の大剣は豪快に振るって、織田信雄を斬りつけた。
「はあはあ……、やるじゃないか。だが、まだだっ! まだ……終わらん!」
 織田信雄が荒々しく息を吐きながら、頭部と一体化した円盤型レーダーで、ディアボロスの様子を窺った。
 しかし、ディアボロスに、隙はない。
「……少しだけお説教してもいいですよね? まぁ、聞いてくれるとは思いませんが……。貴方に足りないものは、配下に丸投げして、出来ること、やれることを、少しずつでも、やらなかった事です」
 ユーフェミアが両手で聖杖を構えて、精神を集中させた後、【神火収束砲(シンカシュウソクホウ)】を発動させ、浄化の炎の力で織田信雄を撃ち抜いた。
「た、確かに……。今までの私は、間違っていた……かも知れない。それでも、負ける訳には、いかんのだあああああああああああああ!」
 織田信雄がケモノの如く吠えながら、自らのリミッターを解除した。
 それと同時に、ディアボロス達に対して、凄まじいプレッシャーが圧し掛かった。
「そう言えば先程、光線を撃ったようでござるが、光線ならそれがしにも心得はござる。
翠緑の光線(ビーム)の嵐を受け、逝くがよい」
 すぐさま、清政がビームシールドで刀を受け止め、【エメラルド・ストーム・シージ】で無数のエメラルド・ビーム・ガトリングと、エメラルド・ビーム・カノンを出現させ、織田信雄のまわりを囲んだ。
 次の瞬間、その砲口からエメラルド色のビーム弾と極太の光条が放たれ、嵐の如き猛烈な勢いで織田信雄に襲い掛かった。
「ぎゃああああああああああああああああ!」
 その攻撃をモロに食らった織田信雄が、悲鳴を上げて真っ黒な煙を吐いた。
「……いいぜ、この不利な状況を戦い抜いたお前に敬意を表して俺が介錯してやるよ。首を断て、アークイーター!」
 晶が【未来予測】で織田信雄の攻撃を先読みしながら、【眩キ惑ワスモノ(マバユキマドワスモノ)】を発動させ、魔創機士として自作した魔晶剣アークイーターの封印を一部解除し、そのまま首を刎ねようとした。
「ま、まだだっ!」
 即座に、織田信雄が軍配を盾代わりにして、何とか最悪の事態を逃れた。
「流石、腐ってもジェネラル級。……ですが戦いにおける覚悟、足りていません! 死中にこそ活ありです!」
 エヴァが残像とフェイントで攪乱しながら、飛翔や神速反応を駆使して間合いを詰め、【攻囲撃滅陣(ミズガルズ)】で魔力の砲撃で弾幕を張って、織田信雄に攻撃を行った。
「ぐ、ぐぐ、ぐわあああ……、な、何故だ! まだ私の覚悟が足らないと言う事か。ここまで頑張っても、ディアボロスを越える事が出来ぬとは……」
 織田信雄が悔しそうに、ギチギチと歯を鳴らした。
 だが、肉体は、既に限界。
 今までの信雄であれば、ガラクタと化しているほどのダメージを受けていた。
「わたしの全力全開の一撃……、冥土の土産に持っていけーっ!!」
 シルが世の光剣を抜いて、織田信雄に迫った後、サイドステップで攪乱し、相手を油断させた後、全力魔法で【六芒星精霊収束砲(ヘキサドライブ・エレメンタル・ブラスト)】を発動させ、織田信雄に超高出力の砲撃をお見舞いした。
「まだ逝く訳にはイカンと言っているだろうが!」
 織田信雄が逆ギレ気味に、家紋を象った光線を解き放った。
 傷つくたび、信雄の中に眠っていた何かが目覚めているものの、ディアボロス達に対抗するだけの力には達していなかった。
「あまいね! それくらい読めてるっ!」
 ロキシアが【未来予測】で先読みした後、織田信雄が放った光線を避け、鈴鹿も【未来予測】で先読みした後、即座に飛翔して光線を避けた。
 運命も【未来予測】【神速反応】を駆使しつつ、織田信雄の背後に回り込み、爆撃槌を振り下ろした。
「ぐおっ! まだ足りぬのか」
 織田信雄が大量のオイルを吐き、ガックリと膝をついた。
 それに合わせて、運命が【トラップ生成】でトラバサミを生成し、織田信雄の行動を阻害すると、鈴鹿が【泥寧の地】を使って、さらに動きを鈍らせた。
「さあ、大物喰いの時間だ! 伝承、5種開放ッ!」
 ロキシアが【禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)】を発動させ、槍の穂に剣呑なオーラを漲らせ、地が爆ぜるほどの全力【ダッシュ】で、織田信雄の身体を貫いた。
「これは九鬼の分、これは貴様の臣下の分、これは民草の……そして、我の分!」
 その間に、鈴鹿が再び【第六天魔・九の鬼は大洋にて穿ち貫く(シックスデーヴァ・ナインオウガ・ハープーン)】で、竜脈エネルギーから銛のパイルバンカーを具現化させ、何度も織田信雄に叩き込んだ。
「な、何故だァ!」
 織田信雄が信じられない様子で、激しく身体を震わせた。
「……相手は悪かったな」
 運命が【金断鋏(カナダチバサミ)】を発動させ、爆撃槌『迦具鎚』の機構を展開し、鋏のような形状に変化させ、織田信雄の身体を挟み切ろうとした。
「た、確かに……、そうかもな」
 織田信雄がギリギリのところで避け、脇腹を押さえてフラついた。
「とりあえず、伸びしろという意味では間違いなく誰より大きかった。ここで倒せる機会が得られた事は幸運だったと思うよ。それじゃ、黄泉の国へ渡ったら嘉隆殿に宜しくね」
 雪人が【光明一閃(コウミョウイッセン)】を発動させ、鋭い観察眼と洞察力で相手の本質を読み取り、織田信雄の僅かな隙を見出し、全身全霊の力を込め、雪月花の刀を強力な一撃を繰り出した。
「だから、まだ……逝かん!」
 織田信雄が刀をギュッと握り締め、強烈な一撃を真正面から受けて、バランスを崩した。
「別にジェネラル級の実力を甘く見るつもりはないけどね。それじゃ、いくよっ!」
 次の瞬間、理央が無双馬『クロフサ』に騎乗したまま、【烈風神葬撃】で怒りの暴風を身に纏い、織田信雄に突っ込んでいった。
「ぐはあっ!」
 その一撃を喰らった織田信雄が悲鳴を響かせ、壁に開いた穴から外に放り出された。

●信雄、復讐に燃える!
「ここは……」
 織田信雄が朦朧とする意識の中、モノアイをギョロつかせた。
 どうやら、壁の穴から外に放り出され、そのまま地上に落下してしまったらしい。
 その事が原因で、身体はズタボロ、虫の息。
 おそらく、ジェネラル級でなければ、地上に落下したのと同時に、爆散していたレベル。
 だが、これも運命……。
 ならば、このまま逃げて、復讐の機会を窺うべき。
 しかし、そのためには、傷ついた身体を癒す必要があった。
(とにかく、逃げねば……)
 その気持ちが原動力となって、再び身体を動かす事が出来た。
 逃げる事さえ出来れば、希望はある。
 その上で、名を変え、姿を変え、準備を整え、ディアボロスを倒す。
 既に、織田信雄の脳裏に、勝利の方程式が浮かんでいた。
「なぁ……」
 そんな中、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)が光学迷彩を解除し、織田信雄の背後に陣取った。
「ぬわあ!?」
 その途端、織田信雄がピョンと飛び跳ね、ド派手に尻餅をついた。
「こ、こ、殺す気かああああああああああああああああ!」
 織田信雄にとって、一生の不覚。
 一瞬の油断が、命取り。
 間違いなく、二度、死んだ。
 脳裏に、その光景が思い浮かんでしまうほど、ヤバイ状況。
「よう大将、そろそろ地獄に落ちる時間だぜ。お前が凡愚の将だろうが、希代の英傑の卵だろうがどうでもいい。てめぇがしたことの責任は、しっかりとってもらわないとな」
 そこに追い打ちをかけるようにして、神山・刹那(梟雄・g00162)が織田信雄の前に陣取った。
「うぐぐ……、まさか、こんなところまで……」
 織田信雄が悔しそうに、刹那を見上げた。
 こんな状況であっても、援軍は……来ない。
 そこで、ようやく気づいた。
 仲間達に見捨てられ、利用価値がないと、判断されてしまった事を……。
「残念ながら、そうですね。私達を倒して、ここから逃げるか、私達に倒されるか、それだけです。それでも、仲間を売る気はありませんか? 命だけは、助かるかも知れませんよ?」
 野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が、織田信雄に視線を送った。
「……言ったはずだ。仲間は売らん、と……。ある意味、これは試練。私は試されているのだ。織田信長の息子として、相応しいか、どうか、を!」
 織田信雄が確信した様子で、キッパリと言い放った。
 確信はないが、そう思うしかない。
「だったら、覚悟は出来ているな? 俺は、まだジェネラル級と戦ったことがない。だから、決して侮らず全力で行かせてもらうよ! ……いざ、参る!」
 次の瞬間、三角・カグラ(月夜灯・g09010)が鉄のマスクで口元を隠し、両手に苦無を握って【壁歩き】で一気に距離を縮めていった。
「く、来るなァァァァァァァァァァァァ!」
 織田信雄が悲鳴にも似た叫び声を響かせ、胸に輝く織田の家紋から光線を放った。
「……ビームか。三国戦国アクションゲームにあるあるだな」
 その事に気づいた樹が、近くの茂みに飛び込んだ。
「……って、なんだよ、それ!」
 カグラが反射的にツッコミを入れながら、残像を身代わりにして、自分の身を護った。
「クックックッ! カーッカッカッカッ! 逃げろ、逃げろ! 死ぬまで逃げろ!」
 織田信雄が上機嫌な様子で高笑いを響かせ、再び家紋を象った光線を放った。
「将としとも武人としても、お前は三流以下だ。……つまらん勝負だ」
 刹那が精神集中で残像を繰り出し、織田信雄が放った光線を避けた後、【雲耀の太刀(ウンヨウノタチ)】を発動させ、勢いよく飛び上がり、雲を裂き、大地よ砕けよと言わんばかりに、渾身の一太刀を繰り出した。
 それに合わせて、樹が【無影(ムエイ)】を発動させ、織田信雄の死角から姿を現し、Morta(ナイフ)で斬りつけた。
「うぐ……し、しまった!」
 織田信雄が胸に屈辱的な一撃を喰らい、身を護る事も出来ずにヨロめいた。
「織田信雄殿、私もこの一刀で覚悟を示してみせます! ……嚙み砕け、鐵喰!」
 裕樹が【妖刀覚醒・鉄蝕閃(ヨウトウカクセイ・テッショクセン)】で、妖刀『鐵喰』の力を開放して巨刀『曼殊沙華』に変化させ、全身のバネを利用して渾身の一撃を叩き込んだ。
「……終わりだ」
そこに追い打ちをかけるようにして、カグラが【無月(ムゲツ)】を仕掛け、暗殺ナイフを織田信雄の首に突き刺した。
「うぐ……、ぐはっ! ま、まだ、私にはやるべき事が……。こんなところで、負ける訳には……がはっ!」
 織田信雄が大量のオイルを吐き、城を見上げながら、必死に手を伸ばした。
 だが、届かない。
 いくら手を伸ばしても、城に手が届く事はなかった。
 そして、織田信雄の意識は、漆黒の闇に飲まれて、跡形もなく消え去った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【温熱適応】LV1が発生!
【動物の友】がLV3になった!
【無鍵空間】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【クリーニング】LV2が発生!
【一刀両断】LV2が発生!
【アイテムポケット】LV2が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【水面走行】LV2が発生!
【建物復元】がLV6になった!
【エイティーン】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV2になった!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV2が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV9になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【リザレクション】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年07月01日
宿敵 『織田信雄』を撃破!