リプレイ
鳩目・サンダー
恋愛だの結婚だのはあたし自身には縁はないけれど。
喜んでもらう為の絵を描けるなら、馳せ参じる理由になる。
現地の一般人は勿論、ディアボロス同士のカップルでも、記録を残したい者は受け付ける。
排斥力対策として画材は全て現地で調達。
ウォーミングアップも兼ねてまずは軽く一枚何かを描いてみて、それを宣伝材料に依頼を募集。
中世ヨーロッパの画風にチャレンジ、しかも誰かを楽しませるための絵が描けるとなれば、楽しいに決まってるわな。えへへ。
アドリブ、連携歓迎です。
彼女自身、漫画家の真似事をして描いている、ただそれだけで満足だったはずで。
描けば描くほど、自分が何を描きたいのか、正直分からなくなるのだけれど。
でも、鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)は、漫画だってイラストだって絵画だって描くのだ。
だって、彼女が今回このパルマ公国に赴いたのは。
(「恋愛だの結婚だのはあたし自身には縁はないけれど」)
……喜んでもらう為の絵を描けるなら、馳せ参じる理由になる、と。
自分の描いたものが、誰かのささやかな幸せのひとつになるのならば。
そして何よりそれを描きたいと、そうサンダー自身が思ったから。
今までだって、ただ心の赴くまま、パッションのままに、描き散らした絵なんていくらでもあるけれど。
でも今回はきちんと形に残るようにと、まずは排斥力対策として画材等は全て現地で調達して。
ウォーミングアップも兼ねて、まずは軽く一枚。
結婚式という趣旨にもぴったりだから、目の前にある教会をサンダーは手始めに描いてみることに。
勿論、この時代この地の人達に合わせた中世ヨーロッパの画風で。
そして順調に、さらりと描き進めていれば。
「わ、おねえさん、絵がじょうず!」
最初は、元年齢の自分と同じくらいの年の、猫を抱えた女の子。
さらに少しずつ、興味をひかれた地元の人達が集まって来て。
仕上げに女の子の抱いている猫を教会前にちょこんと描き加えれば……ウォーミングアップの1枚が完成!
「わぁっ、猫さんだ!」
「おお、上手いもんだなぁ」
リアライズペイントの使い手として、意識して写実的な絵も日頃鍛えている成果か、出来も評判も上々。
「絵の依頼、何なりと受け付けるよ。記念に1枚、どう?」
それを宣伝材料に、絵の依頼を募集してみれば。
最初の客は、猫を抱えた少女と両親の家族の絵を。
次は、今日が結婚記念日だという老夫婦の記念の一枚を。
そして。
「私達も描いてくださる?」
結婚式を挙げたばかりの、幸せいっぱいの新郎新婦も。
サンダーは依頼者の要望に沿うように、そして、自分が描きたいと思うように絵にしていく。
普段描くものとはまた違った、中世ヨーロッパの画風にチャレンジすることも新鮮で。
それに、いつもとは違った画風でもスラスラと筆が進むのは。
(「しかも誰かを楽しませるための絵が描けるとなれば、楽しいに決まってるわな。えへへ」)
人々の大切な時間を描いて残せることは嬉しいし、自分の描いたものを喜んでいる人達の姿を見ればよかったと思うし。
何より今サンダー自身、描くことが楽しくなっているから。
大成功🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎
ちょっと自信がないんだけど
新宿島で準備してもらった
生花をふんだんに取り入れ飾ってもらった創作お弁当を持ち込んで
【口福の伝道者】で増やしちゃうよ
カトラリーも薔薇やトルコキキョウとかのお花で飾った物を使えば結婚式でいっぱい使うお花の補充になると思うの
お花を直接持ち込むことも考えたんだけど
こっちの方が結婚式の準備してる人達への
差し入れにもなるから
一石二鳥にならないかなって
どこまでが食事と食器として扱われるか
正直成功するかは五分五分だと思うけど
そこは結婚式の奇跡に期待するの
こんなに関わっても
復讐者の排斥力で安全が確保できなかったんだもの
これくらいの奇跡が起きてもバチは当たらないと思うの
幸せな花嫁自体が、結婚式の一番の華なのだけれど。
その華をもっともっと綺麗に飾って、幸せな式をいっぱいの花で彩りたいって、そう思ったから。
華やかで豪華な薔薇に、ドレスみたいに可憐なトルコキキョウ、愛らしいチューリップ、幸せの象徴と言われるスターチス……他にも色々たくさん。
マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)が増やして提供しようと試みるのは、生花をふんだんに取り入れ飾ってもらった創作お弁当。
これらは、新宿島で準備してもらったものであるが。
(「どこまでが食事と食器として扱われるか、正直成功するかは五分五分だと思うけど。カトラリーも薔薇やトルコキキョウとかのお花で飾った物を使えば結婚式でいっぱい使うお花の補充になると思うの」)
口福の伝道者で増える際にどの程度再現されるかは正直、ちょっぴりだけ自信がないのだけれど。
でもマリアラーラがこのお弁当を摂ればきっと、同じ食事が食器と共に出現する世界に変わるはずで。
食事や食器としてではなく、花を直接持ち込むことも考えたものの。
(「こっちの方が結婚式の準備してる人達への差し入れにもなるから、一石二鳥にならないかなって」)
ただ食事を提供するというだけではなく今回は、幸せな結婚式に出すものなのだから。
折角ならば美味しくてお腹いっぱいになるもの、というのはいつもの通りに。そして加えて、結婚式らしく綺麗で華やかに。
花いっぱい彩られたものを提供できれば、新郎新婦も参列者も、式の準備をしている人達も皆、より幸せな気持ちになるのではないかと。
マリアラーラはそう思ったし……それに、信じたかったから。
(「そこは結婚式の奇跡に期待するの。こんなに関わっても、復讐者の排斥力で安全が確保できなかったんだもの」)
――これくらいの奇跡が起きてもバチは当たらないと思うの、って。
何より、編み出したパラドクスは美食大盤振る舞いなもの。
だから、マリアラーラが期待と願いを込めて、はむりと口にしてみれば。
「……!」
その全てとはいかないまでも、生じる効果に則るように。
弁当や食器という範疇内におさまっていて且つ時代的に違和感がないものは、奇跡に頼らずともそれなりに十分増やすことできて。
マリアラーラの思いの通り、パルマ公国に刹那、ぱっと咲き誇る。
「わぁ、素敵!」
「美味しそうなだけでなくて、とても綺麗だわ」
「おめでたい結婚式にぴったりね!」
美味しい、綺麗、嬉しい、お目出度い――そう、それは心躍るような、いっぱいの幸せ。
人々の興味や喜び、花のような祝福の彩りや笑顔が、たくさん。
大成功🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
永辿・ヤコウ
ウェディング時に飾るリースやブーケ、
カチューシャ、ブローチ、
ドライフラワーのサシェなどなど
排斥力に影響の無い布や糸で小物作りは如何でしょうか
レースやリボン、布で作った造花など
パーツを並べてワークショップを開催
きらきらに憧れる子も
記念に贈り合いたい御夫婦も
プロポーズに添えたい青年も
お昼寝する旦那さんの枕元に
香りを忍ばせて癒したい老婦人も
どうぞ
手に取って御覧になって
パーツを眺めるだけでも
宝箱や玩具箱を覗くようで
きっと楽しいと思うから
不器用で…と遠慮するひとや
パーツを扱えないちびっこ達からは
オーダーを受けて僕が作るのも勿論大丈夫
丁寧に作り方を教えながら
皆さんの幸せなエピソードを聞いて
僕も幸せ気分です
……さぁ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
そう手招くかのように意気揚々と、自慢の尻尾もゆうるり。
本日の繕い屋は、人が行き交う賑やかなパルマ公国の広場に出張中。
店先で歩く速度が緩やかになった人や足を止めた人を見れば、愛想良くお耳をぴこり。
「どうぞ、手に取って御覧になって」
そうすかさず声を掛けるのは、永辿・ヤコウ(繕い屋・g04118)。
そんな彼の前には、ウェディングの際に飾るリースやブーケ。
他にも、カチューシャやブローチ、ドライフラワーのサシェなどなど。
排斥力に影響の無い布や糸で作られた、幸せを彩る沢山の小物たち。
いや、完成している一部のそれらは、ヤコウが作った見本。
だって……小物作りは如何でしょうか、って。
今日の出張繕い屋が開催するのは、ずらりと並んだパーツたちを使ったワークショップなのだから。
「わぁ、きれい!」
きらきらに憧れる、瞳輝かせる女の子も。
「ね、このデザインなんて貴方に似合うんじゃない?」
「じゃあお揃いで、君にも。今日は結婚記念日だしね」
互いに記念の品を贈り合いたい仲良し夫婦も。
「これなんてあの子が好きそうだ、喜んで受けてくれるかな……」
一世一代のプロポーズに、より花を添えたい青年も。
「あら、良い香りね。主人もリラックスできそう」
お昼寝する旦那さんの枕元に香りを忍ばせて癒したい老婦人だって、みんな。
ひとりひとりの言の葉を拾い、向き合いながらも、ヤコウはお勧めする。
「パーツを眺めるだけでも、きっと楽しいと思うから」
……宝箱や玩具箱を覗くようで、なんて。
そして、普段から手作りし慣れているような夫婦の奥さんや老婦人が、早速好みのパーツを探し始める中。
「でも、わたしにはむずかしそう……」
「うーん、作れる自信がないなぁ。何せ不器用で……」
パーツを扱えないちびっこや、小物作りに自信なさそうに尻込みする青年。
でも、そんな人たちでも問題なし。
「パーツを選んでオーダーして貰えれば、僕が作るのも勿論大丈夫ですから」
一生懸命それぞれが選んだ、想いのこもった小物のオーダーだって喜んで承ります!
ということで。
「えと、じゃあ……わたしは、きらきら!」
「ここは、こうでいいのかしら?」
「きらきらだと、こんなのもありますよ。ええ、その手順で大丈夫、お上手です」
「あの子は清楚な印象だから、上品なイメージで作って欲しいな」
「上品なイメージだと、このレースとリボンは如何でしょうか」
丁寧に作り方を教えながら、相談に乗ったり提案したり。
「しょうらい、となりのおうちのあの子とけっこんするやくそくしたの!」
「私たち、今日で結婚してちょうど1年なんです」
「ふふ、私はもう結婚して50年くらいかしら」
耳に届く幸せなエピソードを聞けば。
ヤコウの尻尾もご機嫌にゆらゆら……僕も幸せ気分です、って。
大成功🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
ノスリ・アスターゼイン
見晴らしのいい丘や
森の中、湖などの水辺に
恋人達の聖地みたいな場所を
作るのはどうだろう
排斥力に影響の無いような
鐘やベルがあれば
樹や組んだ木枠に下げて
ふたりで鳴らす、って奴ね
式場に設けるのも良いし
元々あるなら
更に飾り付け
紐を引くと
布地や本物の花弁が舞い散る仕組みで
華やかに祝福出来たら
盛り上がるし沢山の笑顔が咲くね
…あれ?
会場の陰に隠れる小さな姿
大好きなお兄さんやお姉さんをとられたみたいで悔しい、けれど
本当は祝福したくて素直になれない妹弟サンを
浮遊で空まで連れて行こうか
新郎新婦の頭上に
色鮮やかな花を降らせるサプライズプレゼントは如何?
それでね
おめでとー!って叫んでやるんだ
きっと心ごと晴れやかになるよ
将来の伴侶を決めるのは勿論、その人自身の気持ちであるけれど。
でも、そっと背を押してあげることはできるから。
ノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)は、こう提案してみる。
「見晴らしのいい丘や森の中、湖などの水辺に、恋人達の聖地みたいな場所を作るのはどうだろう」
想い人とともにそんな聖地へと訪れればきっと、気持ちも盛り上がるだろうし。
ふたりの共通の思い出の場所にだってなるし、決断する勇気だって湧いてくるかもしれない。
そしてそれならば、やはりこれは欲しいところ。
ノスリがゆらりと樹や組んだ木枠に下げるのは、排斥力に影響の無いような鐘。
「ふたりで鳴らす、って奴ね」
カランカラン、と優しい祝福の音色を奏でるベル。
共に音を奏でれば、それは幸せなふたりの共同作業。
作ったそれを式場に設けるのも良いし、元々ある似たような鐘も更に飾り付けして華やかに大変身。
だけど、ただ音色を奏でるだけではなくて、もう一工夫。
ふたりがくいっと紐を引けば――ひらり、ひらひら。
ノスリがベルに仕掛けるのは、降り注ぐ幸せのかたち。
……華やかに祝福出来たら、盛り上がるし沢山の笑顔が咲くね、って。
布地や本物の花弁が舞い散る、祝福の彩りたち。
そして、溢れる声や笑顔を思い描きながら、教会の入口にベルを取り付けていれば。
「……あれ?」
ノスリがふと見つけたのは、かくれんぼしている小さな姿……?
でもその表情からして、それは遊びでないことがわかる。
何だか俯いて、ぎゅっと口を結んでいるから。
それからひょこりと同じ目線まで屈んで、どうしたの? なんて。
親しみを込めてにっこり、微笑んで訊いてみれば。
「あのね、およめさんおめでとうって、ほんとうは言いたいの……でも、大好きなお姉ちゃんと、明日からいっしょのおうちじゃないなんて……」
大好きなお姉さんをとられたみたいで悔しい、けれど、本当は祝福したくて素直になれない……そういう気持ちを抱いているみたい。
だから、ノスリはひょいっと小さなその身体を抱きかかえて。
「……! わっ」
「しっかり掴まっててね、お嬢サン」
ばさりと翼をはばたかせ、浮遊で空まで連れて行きながら。
空の上で、こんなナイショ話を。
……新郎新婦の頭上に、色鮮やかな花を降らせるサプライズプレゼントは如何? って。
かごいっぱいの、たくさんの彩りを見せながら。
それから、やりたい! とぱった表情を変えた彼女に頷いて返してから。
「それでね、おめでとー! って叫んでやるんだ」
ぱちりとウインクひとつ……きっと心ごと晴れやかになるよ、って。
そして空の上から、教会から出てきた新郎新婦の姿を確認すれば。
ふたり顔を見合わせて、せーので――おめでとー!
同時に、ぱあっと降り注ぐ祝福の花びらたち。
それを驚きながらも喜び見上げる新郎新婦も、参列者達も、そして一緒に花びらを降らせる女の子も、みんな。
ノスリの蜜色の瞳に映るいろは、そう――たくさんの幸せ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【浮遊】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
シャムス・ライラ
【百夜】
結婚式の手伝いとは粋なこと
うん?
そうか、男の方がへたれているのか
まぁ、私も大概ヘタレな訳だが
話しぐらいはしてみる
※以下、会話
成程
ですが、苦労のない人生などない
一緒に苦労しても良いという人を選ぶもの
お相手の方はそう思ってくれていると思います
だったら後は貴方の心ひとつです
私は…気が付いたら求婚していました
ウエディングドレス姿の百を見つけて目を細め
あの可愛い人は私の妻です
自分の為に着てくれるドレス姿
そんな所を見たら貴方も覚悟が決まるのではないでしょうか
と背中を押す
後は二人で話し合うと良いと見送り
眩いばかりだ
私の花嫁
とても良く似合う
メヘンディーが施された手を取って
うやうやしく口づける
一・百
【百夜】
結婚か…もどかしいよな
きっかけなんて分からないさ
キレイな姿見せたら気持ちが動くかもしれないぞ
ドレス試着にアウローラを
はて俺の時はどうだっただろうか?
いつも通り過ごしていて
幸せだなぁって話ていたら
ふわりとお嫁さんになってたような…
あの日の事忘れない
俺なしの生活は考えられないって
嬉しくて
その後
天気が狐の嫁入りになり
恥ずかしかったけどな
結婚式はしたが衣装は着てなかったから
いい機会かなって
シンプルなドレスにエジプトの金の首飾りや腕輪
手足に魔除けのメヘンディーを施し
最高の旦那様だから見せたいじゃん
シャムスにエジプト風に仕上げたドレス姿を披露
どうだろう?惚れ直したかな
口付けにぶわっと照れつつ嬉しい
これまで、幾度となくパルマ公国の復興に手を差し伸べてきたディアボロスだけれど。
訪れた今の街の様子を見れば、もう自分達の手助けが必要ないほどにまで復興が完了していることがわかるし。
これからは、パルマ公国の人々が自分達の力で、未来を切り拓いていく必要があると思うから。
今回は物資等の生活面だけではなく、人と人の絆や繋がりに関する手助けができれば、という話であるが。
(「結婚式の手伝いとは粋なこと」)
そう――支え合い、共に生きていくことを伴侶と誓い合う、結婚。
シャムス・ライラ(極夜・g04075)は、いわゆるジューンブライドという時期ならではの祝福ムードな雰囲気にそう思うけれど。
でも、結婚は一世一代の大きな人生の転機……そう易々といかない場合も当然多くて。
一・百(気まぐれな狐・g04201)が声を掛けた女性・アウローラも悩めるそのひとりであった。
「私は、彼と一緒に苦労だって乗り越えたい。けれど……苦労させるかもって思って踏ん切りがつかない彼の気持ちも、私を想ってくれてのことだから……」
「結婚か……もどかしいよな」
そうこくりと頷いて返しつつも、百は彼女の気持ちがわかる気がするのだ。
だって、自分もそうだから。彼と一緒に苦労だって乗り越えたい、その気持ちが。
そして百とアウローラの会話を聞きながらも。
(「うん? そうか、男の方がへたれているのか」)
彼女の方は一旦、百に任せて。
シャムスはアウローラの恋人であるモハメドという彼の元へ。
アウローラの話は、百が親身になって聞いてあげているし。
それにシャムスは、分からなくもないとは思うから。
「アウローラのことが大切だからこそ、なかなか結婚の決断できなくて……」
(「まぁ、私も大概ヘタレな訳だが」)
……話しぐらいはしてみる、と。
まずは彼の言葉に耳を傾けてみることに。
そして話を聞いてあげることも勿論なのだけれど。
「どんなきっかけでもあれば、結婚の決断をしてくれるかしら……」
「きっかけなんて分からないさ」
百はこう、彼女に提案してみる。
「キレイな姿見せたら気持ちが動くかもしれないぞ」
ドレス試着の誘いを、アウローラに。
そんな提案に、結婚したい彼女はすぐに喜んで頷いて。
ドレスを着せて貰いながらも、こう百へと訊ねるアウローラ。
「貴方の時は……どうだったの?」
彼の指でそっと煌めく星の加護の円環を見つめながら。
そんな彼女の問いに、百はこてりと首を傾けてみて。
「はて俺の時はどうだっただろうか?」
あの時の記憶を、改めて辿ってみれば。
「いつも通り過ごしていて。幸せだなぁって話ていたら、ふわりとお嫁さんになってたような……」
「わぁ、素敵ね! 自然とそうなれるだなんて、とっても羨ましいわ」
それから、そう紡いだ彼女に瞳を細めつつも百は続ける――あの日の事忘れない、って。
「俺なしの生活は考えられないって、嬉しくて。その後、天気が狐の嫁入りになって、恥ずかしかったけどな」
「狐の嫁入り?」
「あ、狐の嫁入りは、日本では天気雨のことで……」
百はやっぱりちょっぴり恥ずかしそうに、お耳をぴこりとさせながらも。
興味深々キラキラと瞳輝かせつつ自分の話を聞く彼女と、暫し会話を交わす。
それぞれ選んだ、互いのドレスの着付けが終わるまで。
その間、シャムスもモハメドの思いの丈を十分に聞いてから。
「愛する人を幸せにしたい、苦労はさせたくないんだ……」
今度は、自分が思うことを彼に告げてみる。
「ですが、苦労のない人生などない。一緒に苦労しても良いという人を選ぶもの。お相手の方はそう思ってくれていると思います」
その言葉を聞いて顔を上げた彼へと――だったら後は貴方の心ひとつです、と。
自分も大概ヘタレだとは思っているが、でも……あの時は。
「私は……気が付いたら求婚していました」
一番強いその想いが、ただ、溢れ出ていたから。
そして瞳を見開くモハメドから、ふと視線を移して。
見つけたその姿を映した青の瞳を細め、シャムスは紡ぐ。
――あの可愛い人は私の妻です、と。
ウエディングドレスを纏う百を見つめながら。
(「結婚式はしたが衣装は着てなかったから、いい機会かなって」)
そんな百の装いは、ウエディングドレスはウエディングドレスでも、豪華で華やかなものではなく。
シンプルなドレスに、しゃらりとエジプトの金の首飾りや腕輪を誂えて。
手足に描いてもらったのは魔除けのメヘンディー。
そして、同じように。
「! アウローラ」
選んだスタンダードなウェディングドレスを着た恋人の姿に目を奪われ、思わず声を上げるモハメド。
シャムスはそんな彼の背中を、最後にもうひと押しだけ、してあげる。
「自分の為に着てくれるドレス姿。そんな所を見たら貴方も覚悟が決まるのではないでしょうか」
だって、自分のためだけに着てくれたドレス姿の愛しい人を。目の前にした気持ちは今、よくわかるから。
そして……後は二人で話し合うと良い、と。モハメドとアウローラ見送った後。
「どうだろう? 惚れ直したかな」
……最高の旦那様だから見せたいじゃん、なんて。
尻尾をそわりと揺らしながらも自分の反応を見つめている百のその姿に、思わず再び瞳を細めてしまって。
「眩いばかりだ、私の花嫁」
そっとその手を取れば……メヘンディーが施されたその上から、シャムスは誓いの魔法をかける。
エジプト風に仕上げたドレス姿の自分だけの花嫁の手に、うやうやしく口づけをして。
そんな柔らかな彼の唇の感触に、思わず狐耳もぴこん。
落とされた口付けに百はぶわっと照れつつも、尻尾もゆらゆらしてしまう。
だって、ちょっぴり照れくさくて――何よりとても幸せで、すごく嬉しいって、そう思うから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV3になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
ミレイ・ドリムータ
葵(g03227)と一緒に参加
結婚式なんて一生ものの思い出だもん、素敵な式になるよう頑張らなきゃね!
花は好きだけど詳しくは無いから花言葉の本を持ってきたよ。
アタシは花婿のブートニア(コサージュ)を担当。
ブルースター……(花言葉の本を捲り)あ、ヨーロッパでは青は誠実を象徴する色らしいし、幸福な愛って意味もあるからピッタリだね!
じゃあブートニアも小さめの白バラとブルースターをメインに……うん、良い感じ!
結婚式を眺めてると、葵からブーケを差し出される。
うん、喜んで。……へへ、なんか照れちゃうね。けどすごく嬉しいの。
はにかみつつもブーケを受け取り、大切に胸に抱える。
南雲・葵
ミレイ(g01550)と一緒に参加
ジューンブライド、か
女の子は、やっぱこーゆーイベントは好きなのかな?
姉貴の影響で、花の事ちょっと詳しくなったんだよね
今日は花嫁さんにブーケのお届けをする予定だよ。
純白のウェディングドレスに合わせるなら、ブルースターの花が良いんじゃないかな?
白い薔薇にブルースターの青を混ぜて…
うん、綺麗に纏められた!
こんな感じでどーよ?
結婚式をちょっと離れて眺めながら、隣をチラッと伺い
まだ、先になるけど、将来の予約って事でコレ受け取ってくんない?
準備していたオンシジウムのミニブーケをミレイに差し出し
これまで進めてきたパルマ公国の復興も、そろそろディアボロスが支援せずとも大丈夫なほど進んだけれど。
パルマ公国の人々が復讐者達の手を借りずに自力でこれからやっていく中、様々なことがあるだろう。
喜びや楽しみは勿論のこと、悩みや悲しみなどの苦難だってあるかもしれない。
けれど、そんな時……病める時も健やかなる時も、悲しみの時も喜びの時も、貧しい時も富める時も。
傍で支え合えるような大切な人がいれば、きっとひとりでは不可能なことだって、乗り越えられるだろうし。
それにやはり、何よりも。
「結婚式なんて一生ものの思い出だもん、素敵な式になるよう頑張らなきゃね!」
ミレイ・ドリムータ(新宿島で暮らすもの・g01550)の言うように、人生の転機でもある結婚式は一生の思い出。
時代や場所など関係なく、女の子の憧れでもあるから。
今日はそんな結婚に関する手伝いをするべく、パルマ公国へと赴いたのだ。
それにちょうど今の時期は、いわゆるジューンブライド。
特に女性は、6月の花嫁というものに憧れを抱く人も少なくないと聞くけれど。
共に訪れたミレイの言葉を耳にしながら、南雲・葵(バールの人・g03227)はそっと彼女へと視線を向けつつも思う。
(「ジューンブライド、か。女の子は、やっぱこーゆーイベントは好きなのかな?」)
今回の支援にぐっと意気込みをみせるミレイも、パルマ公国の結婚を控えた女の子たちも。
見てみれば、準備の段階から楽しそうな気がするから。
だから、これからの未来のために、素敵な思い出の挙式になるようにと。
「姉貴の影響で、花の事ちょっと詳しくなったんだよね」
くるりと葵が見回すのは、たくさん咲いた様々な彩りたち。
今日はミレイと一緒に、新郎新婦の特別な日を、花でより飾りたいと思っているのだ。
「花は好きだけど詳しくは無いから花言葉の本を持ってきたよ」
きちんとその花ひとつひとつに込められた言の葉も大切にしたいと。
準備も万端なミレイが手がけるのは、花婿のブートニア。
「純白のウェディングドレスに合わせるなら、ブルースターの花が良いんじゃないかな?」
花嫁のブーケは葵の担当。
そんな彼の声に、ぱらりとミレイは本を捲ってみて。
「ブルースター……あ、ヨーロッパでは青は誠実を象徴する色らしいし、幸福な愛って意味もあるからピッタリだね!」
「白い薔薇に、青のブルースターを混ぜてみようかな」
「白薔薇の花言葉も、純粋、私はあなたにふさわしい、相思相愛……結婚式によく合ってると思うわ! じゃあブートニアも小さめの白バラとブルースターをメインに……」
ふたりで手分けして、新郎新婦お揃いのブーケとブートニアを作っていく。
そんな、花を選んだり花言葉を調べたり、心を込めて作っていく過程も楽しくて。
「うん、綺麗に纏められた! こんな感じでどーよ?」
「……うん、良い感じ!」
仕上がりもばっちり上出来!
自信をもって、新郎新婦へと届けることができるものが完成して。
喜んで受け取ってくれた姿をみれば、また嬉しくなる。
そして、自分達の作ったブーケを手にした花嫁とブートニアを飾った花婿を、誓いの場へと見送って。
葵は結婚式を少し離れて眺めながらも、隣をチラッと伺う。
作ったブーケは、実はひとつだけではないから。
「まだ、先になるけど、将来の予約って事でコレ受け取ってくんない?」
そうミレイへと差し出したのは――準備していた、オンシジウムのミニブーケ。
結婚式を眺めていたミレイは、そんな眼前のブーケに瞳を瞬かせた後……うん、喜んで、って。
ひらりとした花びらがまるでドレスのように踊るその花のブーケを、はにかみつつも受け取って。
「……へへ、なんか照れちゃうね。けどすごく嬉しいの」
大切にそっと胸に抱える。
だって、彼から貰った将来の約束の花は、ちょっぴり照れくさいけれど、でも何よりとても嬉しくて。
ブーケを見つめながらミレイも思うから……自分にとっても、今日は忘れられない幸せな思い出の日になった、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
サアシャ・マルガリタ
タオちゃん(g05073)と
結婚式のお手伝いーです!
給仕服に身を包み、せっせと飲み物やら食事やらを運ぶですよう!
はっ……タオちゃんの、燕尾服姿……っ!!
うっかり見蕩れて手元が疎かにならないようにしないとですね……
はぁーかっこいいですぅ……
それにしても、おふたりとも幸せそうですねぇ
んふふ、いいなぁです
だってこれは、ずっと一緒に居ますよってお約束でしょう?
お揃いの指輪なんかも素敵ですね
サアシャは憧れちゃうですー
タオちゃんだってちゃんとした相手ですよう
サアシャにとっては誰よりも魅力的でかっこいいですけど!?
手招かれればきょとり近づき
火照る頬を押さえつつ
も、もうちょっと隠しててくださいですよう…!!
タオタオ・ザラ
サアシャ(g05223)と
幸せのお手伝い
かっちりと燕尾服に身を包み
残念でした、主役じゃなくて給仕するほうデス
隙を見て摘まみ食いや雑談
やっぱりああいうの、憧れるもんか?
タオはよく分からん
――と、言ったら嘘になるが
大昔のことだし、約束しても、……いや、祝いの席で無粋だな
マ、それよりも
サアシャはまず、ちゃんとした相手を見つけたほうが…
ほら、男の趣味悪いだろお前さん
けらり笑い、不満そうな頬を突く
はいはい、ありがとさん
お前さんも愛らしいよ
羨ましそうにしている彼女を、指でちょいちょい手招き
顔が近付けば持っていたトレイで隠して
どこに何をしたかは、サアシャだけの秘密
――もうちょい隠せ?もう1回ってことかァ?
これまでも、生活に不自由しないよう物資や労力の支援を行ってきたのだけれど。
今回、パルマ王国を訪れた目的は。
「結婚式のお手伝いーです!」
これから人生を共に歩んでいく誓いを交わし合う花嫁花婿の門出を、より良きものにするため。
そんなサアシャ・マルガリタ(えいえいお!・g05223)は、早速しゃきんと。
気合十分、給仕服に身を包めば、せっせと飲み物や食事を運んでまわって。
張り切って、披露宴のお手伝い……をしていたのだけれど。
思わず一瞬動きを止め、目を大きく見開いてしまう。
「はっ……タオちゃんの、燕尾服姿……っ!!」
だって、かっちりと燕尾服に身を包んだタオタオ・ザラ(大喰らい・g05073)の姿が、瞳に飛び込んできたのだから。
そんなサアシャは勿論、人々の目を引くほど麗しく美しい彼であるが。
「残念でした、主役じゃなくて給仕するほうデス」
主役と言っても頷いてしまいそうな見目ではあるけれど、今日はサアシャとお仕事にきたのです。
それにどうせ食うのならば、主役ではなくて美味しい宴の料理の方が良いから。
はむりと時折美味しい幸せのお裾分けをいただきつつも、幸せのお手伝いを。
サアシャは、いるだけで式場に華を添えるような彼と共に、気を取り直してお手伝いを再開させながらも。
「うっかり見蕩れて手元が疎かにならないようにしないとですね……」
でもついやっぱり、じいと見つめては溜息を落としてしまう。
はぁーかっこいいですぅ……って。
そして少しだけ忙しさのピークを過ぎれば、改めて眼前の結婚式を眺めてみて。
「それにしても、おふたりとも幸せそうですねぇ」
しみじみとそう紡ぎつつ、隙を見ては料理を摘まむタオタオと暫し雑談を。
そんな、もう何度目かになる感嘆の溜息を落とすサアシャの姿を見遣り、首を傾けてみせて。
「やっぱりああいうの、憧れるもんか?」
タオタオはまたひとくち、肉料理をぱくり。
……タオはよく分からん、と。
そんな彼の言葉に、サアシャはほわほわな心地で笑みながらも、こう頷いて返す。
「んふふ、いいなぁです。お揃いの指輪なんかも素敵ですね。サアシャは憧れちゃうですー」
……だってこれは、ずっと一緒に居ますよってお約束でしょう? って。
そう、結婚式は人生の大きな転機。
病める時も健やかなる時も、悲しみの時も喜びの時も、貧しい時も富める時も。
いついかなる時もお互いを愛すると神前で誓う、儀式なのだ。
いや、よく分からん、と先程は口にしたタオタオだけれど。
(「――と、言ったら嘘になるが。大昔のことだし、約束しても、」)
そこまで心の中で紡ぎかけた言の葉を、そっと再びしまい込む。
……いや、祝いの席で無粋だな、と。
そして相変わらずキラキラ憧れの眼差しで結婚式を見つめている、隣の連れの姿に瞳を細めて。
「マ、それよりも。サアシャはまず、ちゃんとした相手を見つけたほうが……」
「タオちゃんだってちゃんとした相手ですよう」
「ほら、男の趣味悪いだろお前さん」
けらりと笑い、不満そうな頬をつんつん。
そう揶揄うように突かれれば、サアシャはすかさず力説して。
「サアシャにとっては誰よりも魅力的でかっこいいですけど!?」
「はいはい、ありがとさん。お前さんも愛らしいよ」
もう一度笑った後、ちょいちょいと。
羨ましそうにしている彼女を、指で手招くタオタオ。
そして、そんな彼の手招きにきょとりとしつつも、とてとてサアシャが近づけば。
ふと顔が近づいた刹那――タオタオが持っていたトレイが彼女を隠して。
瞬間、狐耳がぴこんっ。カアッと火照る頬を押さえつつも、思わず声を上げるサアシャ。
「も、もうちょっと隠しててくださいですよう
……!!」
「――もうちょい隠せ? もう1回ってことかァ?」
そんな言葉と表情と揺れる尻尾に笑んで、タオタオはそう返す。
祝福がたくさん舞い降る中……どこに何をしたかは、誰にも内緒。
それはサアシャとふたりだけの、秘密。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV4になった!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】がLV3(最大)になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
テクトラム・ギベリオ
【ヒラール】
西洋のヴィンテージ準礼服。胸元に花をつけながらナディアを待つ
着替えた彼女を見て思わず駆け寄り、腰を抱き寄せる
彼女はまるで憧れのお手本だ。これは街中からドレスが消えてしまう
アイテムポケットには花を入れてある
飾ったり来客者に配りながら式を華やかにしよう
今回は支援もあるから盛大になるが…
大切な人と誓い、人々と幸せを分かちあえれば形式は何だって良いと思うぞ
悩める人にはそう助言と後押しを
皆で盛大に新郎新婦を祝った後、こっそり花を編んで作った指輪をナディアの右薬指に
今日は、まだこれだけ…こらこら。泣くのは早いぞ?
ほんの小さな誓い。だが必ず叶える約束を
左はその日が来るまで空けておいてくれ
ナディア・ベズヴィルド
【ヒラール】
ベルラインでふんわりレースをたくさん使ったロングトレーンのドレスを纏う
結婚をしたい、式を挙げてみたいと思わせるように頑張らないと
一生に一度の晴れの日ですもの女の子は綺麗に魅せたいですよね
どの様なドレスが良いか、ブーケはどうするか、悩む人の相談を受けて助言
駆け寄る彼にハニカミ笑顔をむけて
素敵な私の守護者、みんなの気持ちが上がるような姿になれたかしら?
右薬指にはめられた花の指輪を見て満面の笑みを
彼の温かな気持ちが伝わってきて、胸がいっぱいになると自然と一粒の涙が零れ落ちる
ああ、嬉しい時も涙が出るのね
いつか来るその日を待っているわ、テクトラムさん
花の指輪をそうっと大事に、口付ける
物資等の生活面では、これまでの支援で困ることもなくなってきたパルマ公国だけれど。
眼前には、大いに悩んでいる女性の姿。
そんな悩める彼女の相談を受けつつ、ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)は助言していく。
「一生に一度の晴れの日ですもの女の子は綺麗に魅せたいですよね」
そうこくりと頷き返しながらも。
どの様なドレスが良いか、ブーケはどうするか。
人生の晴れ舞台にとっておきの装いをと――そんな花嫁の想いを支援するべく、一生懸命親身になって一緒に考えて。
満足いくドレスやブーケを選び終えた花嫁を大切な人のもとへと送り出した後。
ナディアも、そっと手にした衣装をその身に纏う。
(「結婚をしたい、式を挙げてみたいと思わせるように頑張らないと」)
そして祝福の声に溢れる賑やかなパルマ公国の街へと、逸るように歩み出す。
待ってくれている彼のもとへと向かって。
そんな彼女を待つのは、西洋のヴィンテージ準礼服に身を包んだテクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)。
胸元に飾った花のように、期待する想いは元から目一杯咲いていたのだけれど。
ふんわりレースをたくさん使った華やかなロングトレーンの可憐なベルラインのドレスを纏った、ナディアのその姿を見つければ。
待ちきれずに思わず駆け寄って、伸ばしたその手で彼女の腰を抱き寄せる。
ナディアは、そんな自分を1秒でも早く自分の元へと引き寄せる彼に、ハニカミ笑顔を向けて。
「素敵な私の守護者、みんなの気持ちが上がるような姿になれたかしら?」
正装姿の彼を見上げ、そう訊いてみれば。
即座に大きく頷き返すテクトラム。
だって、心から思うのだから――彼女はまるで憧れのお手本だ、と。
そして感嘆の息と共に、そのあまりの美しさにこう思ってしまう……これは街中からドレスが消えてしまう、って。
現に、道行く人々はキラキラとした憧れの眼差しを向けている。
誰もが目を引くような、仲睦まじいお似合いのふたりの華やかな姿に。
けれど今日は、幸せな門出を迎える新郎新婦の手伝いをしにきたのだから。
テクトラムはアイテムポケットから、鮮やかな花たちをたくさん取り出して。
幸せの空間をより彩るべく飾りつけたり、来客者に配りながら、式を華やかなものにして。
「やはり結婚式は良いものだなぁ。でもこんな立派な式を挙げてあげられるか……」
ぽつりとそう悩みを零す男性へと、テクトラムは助言を向ける。
「今回は支援もあるから盛大になるが……大切な人と誓い、人々と幸せを分かちあえれば形式は何だって良いと思うぞ」
その背を押すように、幸せの決断の後押しするために。
そして、盛大に新郎新婦を祝った、見る人誰もが結婚したくなるような素敵な式を見届けた後。
テクトラムは、微笑まし気に幸せの風景を見つめるナディアの手をそっと取って。
彼女の右薬指へと嵌めるのは――誓いの想いを込めた、小さな花の円環。
こっそり花を編んで作っておいた指輪を。
そして、指輪と自分を見つめる彼女をその目に映して。
「今日は、まだこれだけ……こらこら。泣くのは早いぞ?」
満面の笑みと共に零れ落ちた一粒にテクトラムは柔く瞳を細め、そっと撫でてあげた彼女を引き寄せる。
そして、彼の温かな気持ちや体温が伝わってきて、胸がぎゅっと色々な想いでいっぱいになって。
ナディアは自然と落ちたそんなひと雫に思うのだった。
祝福が舞う幸せの彩りの中、彼の胸に抱かれながら――ああ、嬉しい時も涙が出るのね、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV3になった!
【口福の伝道者】がLV5になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
そんな花の円環は、今はまだ、ほんの小さな誓い。
だが必ず叶えると、テクトラムは彼女へと約束して。
「左はその日が来るまで空けておいてくれ」
ナディアも贈られた彼の言葉やその想いに、笑みとともに返す。
「いつか来るその日を待っているわ、テクトラムさん」
そうっと大事に、花の指輪へと口付けて。
(※リプレイを途中送信してしまい、残りのリプレイを追加で掲載とさせていただきました)
レジーナ・ネイサン
【CANVAS】
ジューンブライドにサムシングフォー
このテの話は昔からあるんだね
なるほど
商人さんとしてはかき入れ時って感じかな
私達は……
会場の飾りを手伝うか
そのサムシングなんとかってのは青いものも入れるのだって
青を混ぜ込んだ様々な色の花でテーブルブーケを作ろう
ん、一緒につくろう
私の絵を?
後で消したくなるかもしれないよ
結婚式で、縁起的にアリ?
……そう、そっか
じゃ、やってみようかな
ギィースの作る衣装が沢山見れるのは面白そうだし
ローズアーチに祝う動物たち
空や海の中なんてのも良いかな
新郎新婦が前に立つことで完成する様々な背景を描く
あはは、ありがと
ギィースの衣装も期待してる
勿論ブラシもトトも頼りにしてるよ
ギィース・エレクレ
【CANVAS】
ジューンブライドにサムシングフォー
確かに今の時期多いよね
そういう商品が良く売れるもの
そくそう忙しいのだ!
お手伝い!
確かに青いもの
テーブルブーケ俺も作るよ
あっ!!レジーナちゃん、ここの壁になんか描いて!!
それに合わせたドレスやタイシード作ろうかと思うの
ほら、一つより沢山ある方が楽しいし
レジーナちゃんの絵が観れるなんて想い出になれるもの!
消したくなってもいいんじゃない?
その日しか観れない絵
結婚式もその日しかないモノ
だからこそ心に残るもの
わぁー!!いつ見てもレジーナちゃんの絵は素敵だな
空と海の様な
ふわふわとした衣装がいいね
了解!!皆が喜ぶものを作るよ
ブラシちゃんやトトも手伝ってね!
花嫁という存在は、いつだって特別なものなのだろうけれど。
特に女性が憧れるという、古くから伝わる幸せの伝承。
「ジューンブライドにサムシングフォー。このテの話は昔からあるんだね」
丁度、今の時期の花嫁は幸せになると言われているジューンブライドに。
花嫁に幸せをもたらす4つのアイテムを謳ったサムシング・フォー。
それは、レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)の言うように、この時代からすでに伝わっているもので。
ギィース・エレクレ(誘惑の道化師・g02447)も、うんうんと大きく頷いて口にする。
「ジューンブライドにサムシングフォー、確かに今の時期多いよね」
……そういう商品が良く売れるもの、って。
そんな彼の言葉に、レジーナは一瞬瞳をぱちりと瞬かせるも。
すぐに納得したように彼へと頷き返す。
「なるほど、商人さんとしてはかき入れ時って感じかな」
「そうそう忙しいのだ!」
幸せなイベントがたくさんあれば、商売も繁盛するし。
そうなって忙しくなれば、商人さんも願ったり叶ったりで、みんなが幸せなのです……!
でも今回は一応商売ではなくて、未来のパルマ王国の自立のための復興支援として赴いているから。
レジーナは祝福ムードな賑やかな街を、くるりと見回してみてから。
「私達は……会場の飾りを手伝うか」
まず、ギィースと共に取り組むのは。
「そのサムシングなんとかってのは青いものも入れるのだって。青を混ぜ込んだ様々な色の花でテーブルブーケを作ろうか」
「お手伝い! 確かに青いもの。テーブルブーケ俺も作るよ」
「ん、一緒につくろう」
青を基調とした様々な花で式場を彩る、テーブルブーケ作り。
サムシング・フォーの言い伝えの中にもある、サムシング・ブルーを意識したテーブルブーケはとても喜ばれて。
引き続き幸せのお手伝いをしながらもふと、ギィースはピンとひらめく。
「あっ!! レジーナちゃん、ここの壁になんか描いて!!」
……それに合わせたドレスやタイシード作ろうかと思うの、って。
「ほら、一つより沢山ある方が楽しいし。レジーナちゃんの絵が観れるなんて想い出になれるもの!」
そんな突然の思いつきに、レジーナは再び瞳を瞬かせてから。
「私の絵を? 後で消したくなるかもしれないよ」
……結婚式で、縁起的にアリ? なんて。
彼へと首を傾けてみせるけれど。
「消したくなってもいいんじゃない?」
いつも通り笑って、すぐにギィースはこう返す。
「その日しか観れない絵。結婚式もその日しかないモノ」
――だからこそ心に残るもの、と。
そんな言の葉に……そう、そっか、と紡いだ後。
「じゃ、やってみようかな。ギィースの作る衣装が沢山見れるのは面白そうだし」
レジーナは大きな壁のキャンバスに、様々な彩りを乗せていく。
まずは、ローズアーチに、祝う動物たち。
「空や海の中なんてのも良いかな」
絵でしか表現できない祝福を、思いのまま目一杯、自由に描いていって。
そんな今日限りの特別な背景が完成するのは、新郎新婦が前に立った時。
「わぁー!! いつ見てもレジーナちゃんの絵は素敵だな」
「あはは、ありがと」
はしゃぐように声を上げるギィースに、レジーナはそう笑って。
「空と海の様な、ふわふわとした衣装がいいね」
「ギィースの衣装も期待してる」
きりり真剣な表情で、絵に合う衣装を考え始めた彼へと言葉を向けてから。
「了解!! 皆が喜ぶものを作るよ。ブラシちゃんやトトも手伝ってね!」
「勿論ブラシもトトも頼りにしてるよ」
ギィースと共に張り切る相棒たちも一緒に、幸せを彩るお手伝いを。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】がLV2になった!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!
レイ・ディース
絡みアドリブ歓迎
リングボーイ風におめかしした少々おすましな仔山羊と一緒
結婚式のお手伝いなら私は手芸がそれなりにできるのでウェディングドレス関連でしょう
結婚する人それぞれに受け継がれて行く婚礼衣装を大切にリフォームするのが素敵だと思う
この時代やそれ以前の晴れ着を手に取るのも楽しみ
【修復加速】で質と数を両立させます
アレンジは裾に控え目な刺繍を入れるくらい
主役はあくまで花嫁花婿だもの
白のウェディングドレスは正史だともう少し後の時代に流行るらしいけど、白も色付きもどっちも素敵
ブーケはこのパルマ復興にふさわしくヴィオラ・スアヴィスを使おう
ビーズアクセもたくさん作って来たので式や宴のお客様にも差し上げまず
エラ・パーカー
絡みアドリブ◎
わぁ、ジューンブライドなんて素敵!
いっぱいお手伝いしなきゃだね♪
なにがいいかなって考えて
青いものと借りものに、ブルースターとエラが使ったマリアベールを持ってきたの
PDのウェディングソングを口ずさみながらどこでお手伝いしようか散策
…あれ?
なんだか悩んでる男の人
ふむふむ、奥さまの理想の結婚式をしたいんだね
それなら今できるかも!
男の人、もといレオナルドくんを急かし
仲間の所やあちこちへ駆け回るの
必要な物、人を集めたらアドリアーナちゃんの所へ!
お母さまのドレスを来てもらって
行くのはお花が溢れた結婚式会場
青い物のブーケを渡し
借り物のベールをつける
チークキスして彼女の愛しい人のもとへ送り出すの
獅子城・羽鳥
※絡みアドリブ歓迎
結婚式の人手が足りないなら演奏者の出番
その前に結婚自体を躊躇ってる者達の後押しだ
式の準備面で迷ってる者は、許可の取れた仲間の準備を見せる
精神的な理由ならよく相談に乗りつつ【士気高揚】で励ます
肝心の演奏係は時間の許す限りこなす
大きく荘厳な教会でも小さな教会でも等しく厳粛にオルガンを弾こう
聖歌隊ともちゃんと打ち合わせして合わせるさ
披露宴も高級な店や屋敷だろうが庶民的な会場だろうがソードハープでその場に合った祝宴らしいBGMを奏でよう
地元の楽団との共演も大歓迎
パルマの為に奏でてる彼等のスタイルに合わせるのは大切だ
※蝶ネクタイ付けた愛犬がスレイベルやハンドベルを咥えて加わることもある
一生添い遂げると誓った伴侶と共に在ること。
その幸せを、エラ・パーカー(cân serch o morganite・g03253)はよく知っているし。
「わぁ、ジューンブライドなんて素敵! いっぱいお手伝いしなきゃだね♪」
やはり、ジューンブライドは女の子にとっての憧れだから。
これから先の未来、人と人が支え合う絆を作るお手伝いをしたいと、パルマ公国へと赴いたエラ。
そして今回の復興支援の話を聞いてから、なにがいいかなって考えて。
持参したのは、ブルースターとエラ自身が使ったマリアベール。
それは、青いものと借りたもの――結婚式で花嫁が身につけると幸せになれるという、サムシング・フォーの言い伝えに沿ったアイテム。
純潔をあらわす青いものを取り入れるサムシング・ブルーと、幸せな結婚生活を送る人から借りたものを身に着けるサムシング・ボロー。
そんな幸せアイテムもばっちりと持参して、どこでお手伝いしようかと、エラは口遊んで街を歩く。
――星が降るの 暖かな真昼に 凍える夜に♪ わたしの心を灯す 優しい星 わたしだけのブルースター♪
紡ぎ歌うそれは『わたしの青い星』、エラだけのとっておきのウェディングソング。
それから、エラがふと足を止めたのは、見つけたから。
(「……あれ? なんだか悩んでる男の人」)
何だか頭を悩ませているような、ひとりの男性を。
そして声を掛け、話を親身になって訊いてみれば。
「いつか妻のアリーチェにドレスを着せてあげて、彼女の好きな花いっぱいの挙式をしてやりたいんだが……」
「ふむふむ、奥さまの理想の結婚式をしたいんだね」
レオナルドと名乗った彼の悩みに、エラは寄り添うように頷いてから。
彼へと、笑顔でこう告げる。
「それなら今できるかも!」
「えっ、今……? 急すぎないか?」
エラの言葉に驚いたように返すレオナルドは、まだちょっぴり踏ん切りがつかないようだが。
そんな会話を耳にした獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)も、士気高揚も用いた励ましの言葉を彼にかける。
「慎重になる気持ちは分かるが、思い立ったが吉日、という言葉もある。また機会を逃してしまいかねないし、勢いも時には大切だ」
……結婚式の人手が足りないなら演奏者の出番、と。
結婚式で演奏する奏者として、この地にやってきた羽鳥であるが。
その前に、結婚自体を躊躇っている人の相談によく乗りつつ、彼らが行動を起こせるような後押しもしたいと思っているから。
結婚式を挙げる幸せそうな人達やそれを手伝う仲間の様子も見せて、彼を無理なく促して。
「そうだな……手伝ってくれるか?」
「もちろん! エラたちに任せて欲しいの!」
エラは乗り気になったレオナルドを急かしつつ、あちこちへ駆け回って、早速式の準備を。
羽鳥も彼の気持ちを確認した後、式の演奏の打ち合わせをするべく、地元の聖歌隊の元へと足を運んで。
母親から譲り受けたドレスを着て式を挙げたいと願う花嫁に、レイ・ディース(光翼のダークハンター・g09698)の特技はうってつけ。
リングボーイ風におめかしした、少々おすましさんな仔山羊のエインと一緒に。
(「私は手芸がそれなりにできるのでウェディングドレス関連でしょう」)
パルマ公国にやって来たのはやっぱり、幸せのお手伝いのため。
そして修復加速を駆使し質と数を両立させつつ、花嫁達のドレスを次々とリフォームしていきながら。
「白のウェディングドレスは正史だともう少し後の時代に流行るらしいけど、白も色付きもどっちも素敵」
……この時代やそれ以前の晴れ着を手に取るのも楽しみ、って。
レイは託されたアリーチェのドレスを手にして、わくわくと心躍らせながら作業に取り掛かる。
だって、結婚する人それぞれに受け継がれて行く婚礼衣装、それを大切にリフォームすることが素敵だとレイは思うから。
それはまさに、幸せのアイテムのひとつ……なにかひとつ古いものを取り入れる、サムシング・オールド。
だから敢えて、アレンジは裾に控え目な刺繍を入れるくらいに留めておくことにする。
「主役はあくまで花嫁花婿だもの」
受け継がれたそのままの姿形を尊重し、主役である新郎新婦を引き立てるようなものにしたいから。
そしてエラが準備したブルースターにレイが加えるのは、このパルマ復興にふさわしい花。
青を基調としたブーケに、パルマスミレとも呼ばれる、ヴィオラ・スアヴィスも加えて。
サムシング・ニュー、なにかひとつ新しいものをと、白を基調としたビーズアクセサリーをリフォームしたドレスに添える。
そんなビーズアクセサリーはたくさん作って来たから、花嫁だけでなく、式や宴の参列客にも手渡すつもり。
それから皆で協力し合い、準備があらかた整えば、アリーチェに挙式のことを伝えて。
驚きつつも喜ぶ彼女に、レイが綺麗にリフォームした母親のドレスを纏ってもらう。
それに、青い花が咲くブーケを手渡し、エラは貸した自分のベールをつけてあげてから。
「どうもありがとう、夢みたい……! とっても嬉しいわ!」
「レオナルドくんとお幸せに! いってらっしゃい、なの!」
チークキスをして、彼女を愛しい人のもとへと送り出す。
そんなふたりが誓いを立てる教会に響くのは、厳粛なオルガンの音色。
聖歌隊との事前の打ち合わせも抜かりなく、羽鳥は歌声に合わせた伴奏をしっかりと弾いて。
エインもばっちり、リングボーイのお手伝いを。
そしてふたり誓い合い、式が終わった後も。
羽鳥は、時間の許す限り演奏をこなすべく。
(「パルマの為に奏でてる彼等のスタイルに合わせるのは大切だ」)
今度は、地元の楽団と共演を。
披露宴では、教会での式の時とはまた雰囲気の違った、ソードハープによる祝宴らしい旋律で祝福を奏でて。
蝶ネクタイを付けてお洒落した愛犬のスエニョも、ぴょこりとご機嫌に。
スレイベルやハンドベルを咥えれば、ふたりを祝福するようにリンリンと音色を奏でて、演奏者の仲間入り!
そんな、素敵な音や声や幸せがたくさん溢れる様子を眺めていれば、エラもレイも嬉しくなるし、何よりも確信する。
自分達ディアボロスが、もう手を貸さなくても。
病める時も健やかなる時も、悲しみの時も喜びの時も、貧しい時も富める時も。
パルマ公国の人々は手と手を取り合って、きっと自分達で幸せな未来を築いていけるだろう、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【修復加速】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【士気高揚】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
笛島・他助
カーラさん(g00481)と
6月と言えば定番だが世知辛ぇ状況だな。
お陰でカーラさんの花嫁衣裳見れるからそこは感謝!
(タキシード姿で待機)お、来た…な?
…ふぅ。危うくまた新宿島に漂着する所だった。元々見目良いがカーラさんの破壊力が凄くてな~。綺麗だぜ!
ブラック企業から寿退社待ったなし!マジかよ。諜報員の力総動員して退社できるようにするわ!
スタッフに写真撮って貰おうぜ。悪いがもうちょいこっち寄ってくれ
さて俺達はお堅い様式置いといてワインでも飲み行こう
(二人分を取って片方渡す)
二日酔いの時も、健やかなる時も、 飲める時も、飲めない時も、 愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?はい誓う!(即断即決)
乾杯!
カーラ・チアーズ
他助殿(g03086)と
湿気の多い6月。そう、花嫁ということは結婚式…つまり宴会である
まぁ普段からいろいろなものを着ているから花嫁衣装も今更って気もするけどネ。
そこのタキシードメン。寿で退社できるほどウチは甘くないヨ?ブラックに対抗して白い服多いのだけれど。
まあカーラ・ブライドはレアリティ高めなのでしっかりと目に焼き付けておくように。
んで写真?OKOKそれぐらいならお安い御用よ。式場の宣伝写真にでもなるよ、モデルがいいからね。
そして、ワインが来ました。待ってました。
(グラス受け取る)
飲めない時は特に誓いたくないデス。まぁ乾杯。
あ、美味しい。おかわりもう一杯!あ、ボトルごとで結構デス。
梅雨がある日本では、今の時期は湿気の多い6月。
一方、パルマ公国があるイタリアには梅雨がなく、むしろこの時期はからっとした乾季のようだが。
梅雨の日本でも乾季のイタリアでも同じ様に、6月といえば、ジューンブライド。
そしてジューンブライドといえば、やはり花嫁。
さらに、花嫁といえば――。
「そう、花嫁ということは結婚式……つまり宴会である」
結婚式、すなわちイコール祝宴です!
そんな、湿気から宴会に即至ったカーラ・チアーズ(人間の時間神官・g00481)の連想に。
笛島・他助(アレがアレでそれな感じの奴・g03086)は頷きつつも、周囲を見回してみて。
「6月と言えば定番だが世知辛ぇ状況だな」
聞いた話を思い出しつつも、そう紡ぐ。
訪れたこのパルマ公国は、ディアボロス達のこれまでの支援により、随分と復興が進んでいるものの。
生活するには不自由しなくなってきた……というような状況で。
結婚しても式を挙げる余裕が、これまではなかなかパルマの人々にはなかったらしい。
けれど、パルマ公国が自立していくにあたって、より深く強い人間関係の構築も必要であると思うから。
結婚式をしてみたい、してみよう、そう人々に思って貰うべく。
むしろ、他助自身わくわくと。
「お陰でカーラさんの花嫁衣裳見れるからそこは感謝!」
「まぁ普段からいろいろなものを着ているから花嫁衣装も今更って気もするけどネ」
そう言いつつもドレスに着替えに行った彼女の姿に、超期待。
そして、合わせるようにタキシードを着た後、カーラを待っていれば。
「お、来た……な?」
刹那、一瞬止まる他助の時間。
それから我に返った後、天を仰ぎつつも大きく息を吐く。
「……ふぅ。危うくまた新宿島に漂着する所だった」
花嫁衣裳を着たカーラの姿が、美しくも尊くて。
そんな尊さに召されて新宿島に流されることは、何とか回避してから。
「元々見目良いがカーラさんの破壊力が凄くてな~。綺麗だぜ! ブラック企業から寿退社待ったなし!」
そう、結婚と言えばやはり、祝福されながらの寿退社――。
「そこのタキシードメン。寿で退社できるほどウチは甘くないヨ? ブラックに対抗して白い服多いのだけれど」
「マジかよ。諜報員の力総動員して退社できるようにするわ!」
――とは、易々といかないようです。
装いは白多めでも、まさにブラック企業足り得るブラック。
でもそんなブラックさは、とりあえず後で諜報員に任せることにして。
他助は彼女へとこう声をかける。
「スタッフに写真撮って貰おうぜ」
「写真? OKOKそれぐらいならお安い御用よ」
「悪いがもうちょいこっち寄ってくれ」
そして彼に頷いた後、言われた通りにカーラが身を寄せれば。
「式場の宣伝写真にでもなるよ、モデルがいいからね」
刹那、ぱしゃりとシャッターが切られて。
撮れたものを確認すれば……宣伝効果もきっと絶大な、誰もが羨んで憧れるに違いない映え結婚写真が。
それから加えて、カーラは隣のタキシードメンへと告げておく。
「まあカーラ・ブライドはレアリティ高めなのでしっかりと目に焼き付けておくように」
何せ、本日限りの、特別でレアな花嫁なのですから。
ということで、結婚したくなるような素敵写真もばっちり。
他の仲間達も沢山動いていることもあり、教会で式を挙げる人たちの姿も見かけるようになったから。
ふたりが満を持して足を運ぶのは、そう。
「さて俺達はお堅い様式置いといてワインでも飲み行こう」
結婚式といえばやはり、宴会です!
ということで。
「ワインが来ました。待ってました」
ふたつ取ったうちのひとつを、カーラへと手渡して。
彼女が差し出したグラスを受け取れば、ワインを掲げて紡ぐ他助。
「二日酔いの時も、健やかなる時も、 飲める時も、飲めない時も、 愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか? はい誓う!」
「飲めない時は特に誓いたくないデス」
そんな即断即決で誓った彼にそう返しつつ。
でも今は、健やかに酒を愛し飲める時であるから。
カーラも一緒にグラスを掲げて――乾杯!
そしてお待ちかね、嬉々とワインを口にすれば。
「あ、美味しい。おかわりもう一杯!」
……あ、ボトルごとで結構デス、と景気良くおかわり!
だって、何ていったって――結婚式は、目出度い宴会なのですから!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
捌碁・秋果
※連携アドリブ歓迎
私は花嫁さんの髪を結う手伝いをします。
色んなヘアアクセと、フローラルな香りのヘアオイルを持ってきました!
ブラシで髪を梳かしながら希望の髪型を聞き、ヘアアクセを選んでもらいましょう。
イミテーションのパールが付いたヘアコームにバレッタ、シンプルだけど品が良いサテンのリボン。どれにしますか?
ヘアセットの前にオイルを塗ってしっとりツヤツヤに。香りで気持ちもハッピーに!
さあ、髪を結っていきますよ!
…他になにかできることはないかな。
そうだ、こんな感じに爪を整えてみませんか?
(自分の爪を見せてベースコートのお誘い)
つややかな爪。
きっと、花婿さんなら気付いてくれるよね。
ミィミ・ミィ
まぁ、まぁまぁ。
結婚式。とても華やかで素敵ですの。
番になられるお二人が永遠を誓う…人間はロマンティックな事をするんですのね。
どうやら、このお祭りでは美味しいご飯をいただけるとか。
でしたらミィもお手伝いしないわけにはいけませんわね。
給仕服を身に纏い、会場の飾りつけのお手伝いを。
ワゴンに乗せたお料理をテーブルに並べて…と…
きょろきょろ、こっそり、果実を一粒つまみ食い。
お手伝いの対価としていただいておきますわね。
新郎新婦のお二人が座るお席にも何か仕掛けをしておきましょう。
ミィの首元に飾られた鈴
これを新婦様のお席へと。
是非、旦那様に着けてあげてくださいませ。
これで浮気は出来ませんのよ、うふふ。
ふわり漂うのは、心躍るような甘くて優しい花の香り。
沢山のアクセサリーを見つめるその瞳は、キラキラと喜びに輝いている。
花嫁にとって結婚式は、一世一代の晴れ舞台。
そんな新しい大きな門出を迎える彼女の思い出を、より華やかに幸せに彩る手伝いをしたいと。
「イミテーションのパールが付いたヘアコームにバレッタ、シンプルだけど品が良いサテンのリボン。どれにしますか?」
ブラシで髪を優しく梳いてあげながらも花嫁へと訊ねるのは、捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)。
ばっちり、様々なヘアアクセサリーやフローラルな香りのヘアオイルも持ってきたから。
花嫁の希望の髪型を訊ね、好きなヘアアクセを選んでもらって。
「どれも素敵だけれど……このイミテーションパールのヘアコームで、大人っぽい髪型にしてもらいたいわ」
「じゃあ、まとめた髪をシニヨンにして、そのヘアコームをつけましょうか。ヘアオイルをなじませますね」
秋果が手伝うのは、花嫁の髪を結って飾ってあげること。
まずはヘアセットの前にオイルを塗り、髪をしっとりツヤツヤにして。
「わぁ、とってもいい香りね……!」
甘い花の香りで、気持ちもハッピーに!
そんな喜んでくれている姿を見れば、秋果も勿論一緒にハッピーになるし。
「さあ、髪を結っていきますよ!」
するすると髪を結い、綺麗にまとめてカタチにしていく作業も楽しくて。
仕上げに花嫁自身が選んだお気に入りのコームで飾ってあげれば、ドレスにぴったりな華やかな髪の出来上がり。
その出来に、花嫁と一緒に満足しながらも。
でも……まだ、あともう少し。
(「……他になにかできることはないかな」)
より花嫁を綺麗に引き立てるための手伝いができないかと、考えを巡らせてみれば。
ふと目に入ったのは、花嫁の指先。
そして秋果はこう提案してみる。
「そうだ、こんな感じに爪を整えてみませんか?」
ベースコートのお誘いをかけながら、自分の爪を見せて。
素敵、是非お願いしたいわ! と返ってくれば、早速作業開始!
爪の状態をなめらかに整えてから、スッと均等にベースコートを塗っていって。
真面目に丁寧に取り組みつつ、秋果は花嫁の指先を見つめる瞳をそっと細める。
(「つややかな爪。きっと、花婿さんなら気付いてくれるよね」)
花嫁さんは勿論のこと、花婿さんもより綺麗になった彼女の姿を見れば、きっと幸せな気持ちになるだろうから。
そんな花嫁の準備が整えば、いよいよ結婚式へ。
今回この新郎新婦が行ないたいと希望したのは、いわゆるガーデンウェディング。
教会で誓いを立て、それから披露宴を兼ねた食事会をというわけであるが。
通りかかったミィミ・ミィ(里親募集中・g09552)は、そんな挙式をじいと見つめてみて。
「まぁ、まぁまぁ。結婚式。とても華やかで素敵ですの」
誓いを交わし合い、晴れて夫婦となるふたりの様子に興味津々。
「番になられるお二人が永遠を誓う……人間はロマンティックな事をするんですのね」
尻尾もゆらゆらと揺れるけれど。
でも刹那、美味しそうな気配を察知すれば、猫のお耳もぴこり。
「どうやら、このお祭りでは美味しいご飯をいただけるとか」
……でしたらミィもお手伝いしないわけにはいけませんわね、と。
ということで、早速。
給仕服を身に纏い、会場の飾りつけや配膳のお手伝いを始めるミィミ。
するりと身軽に動き回ることは、猫の得意分野だから。
「ワゴンに乗せたお料理をテーブルに並べて……と……」
料理が冷めない美味しいうちに、出来立ての料理をすかさず運んでは並べていって。
デザートの果物も、いつでも運ぶ準備万端。
けれどふいに、きょろきょろ、こっそり。
そして――ひょいっ、ぱくっ。
(「お手伝いの対価としていただいておきますわね」)
果実を一粒、つまみ食いするミィミ。いえ、これはお手伝いの報酬なのです!
けれどむしろ、そんなつまみ食いを目撃した花嫁は、楽しそうに笑っていて。
それから、ふと……あら? って。
何かを見つけて手にしつつ、首を傾ける。
そんな花嫁の様子に、今度はミィミが思わず微笑んでしまう。
だって、それは――新郎新婦のふたりが座る席に、ミィミが予め仕掛けおいたものだから。
そしてリンと小さく鳴る音色を聞きながら、ミィミはそうっと花嫁さんの耳元で、こんなナイショ話を。
「是非、旦那様に着けてあげてくださいませ」
……これで浮気は出来ませんのよ、うふふ、なんて。
艶やかで綺麗に整えられた爪が印象的な、花嫁の掌に転がるのは、そう――ミィの首元に飾られた鈴。
そして、ふわりと花の香りを微か漂わせ、鈴の音を幸せそうに鳴らしながらも。
自分達の式を手伝ってくれて、贈り物もくれたミィミへと、花嫁は手渡すのだった。
遠慮せずにいっぱい食べてね、と……さっき摘まんで美味しかった果物を、たくさん。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建物復元】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV2になった!
アリア・パーハーツ
▼恋人のフェオ(g04703)と一緒に
白いレースを重ねた淡いブルーのドレスで参加
超格好いい……!(タキシード姿にぐっと拳を握る)
お、そこの御夫婦さん
「お願い」を聞いてくれない?
小さな教会だけど花で飾って、深い青のバージンロードを敷いて
二人が愛を誓ってくれたら完成!
名前が、少しボク様たちと似てたから
どうか幸せに、その笑顔を飾らせて
ふふふ、そしてこれが使いたかったの!
持参したバズーカに色彩豊かな花を詰め込んで特大フラワーシャワー!
そこの貴女!こんな素敵な花嫁さんになりたくない?
そこの君!彼女の一番綺麗な瞬間を見たくない?
今ならフェオの恋占いで不安も解消!
ねえフェオ、ボク様もいつか花嫁さんにしてね?
フェオ・アンスール
▽恋人のアリア(g00278)と参加
格式高い黒にグレーのベストを合せて
首には蝶ネクタイを決める
恋人の故国に合わせた礼装で決めて来たが…
アズラク、青もまた似合って美しいな、アリア
そこゆくご夫妻、待たれよ
教会で生涯を誓う場面を記録させてくれないか
復興の一環でブライダルの宣伝をしたいのだ
そのモデルに、貴殿等を推したいのだ
花の都、にはまだ遠いだろうが
その一助となれれば幸いだ
く、はは
アリアはすっかり花嫁だな
さあ、宣誓をしたのならば、後はブーケを投げられよ
幸福とは、分け与える事だ
俺のルーン占いをやるのか?
良かろう、ささやかな助言を与えるのも占い師の努め
張り切るとする
俺の花嫁に?
では、迎える支度を始めようか
より数多の祝福をひらり舞い降らせるべく、6月のパルマの地に降り立って。
フェオ・アンスール(狂飆・g04703)が賑やかな街の風景の中、探しつつも待つのは、愛しきアハマルの色。
けれど、纏う装いはいつもとは違っていて。
格式高い黒にグレーのベストを合せて、首に決めるは蝶ネクタイ。
(「恋人の故国に合わせた礼装で決めて来たが……」)
そう、フェオが身を包むのは婚礼衣装。
そして金の視線が見つけた彼女もまた、花のようにひらりと。
「アズラク、青もまた似合って美しいな、アリア」
白いレースを重ねた淡いブルーのドレス姿。
今日のアリア・パーハーツ(狂酔・g00278)は、アズラクの彩りを纏う花嫁。
そしてアリアも、自分を待っていたフェオのタキシード姿を上から下まで余すことなく見つめてから。
「超格好いい……!」
瞳をキラキラ、ぐっと拳を握る。正装がまた、似合いすぎて。
そんなふたりは並ぶだけで絵になって、自然と人目も引いて。
「花嫁さんと花婿さん、とっても素敵ね」
「アリーチェ……」
「あ、私は結婚式はしてなくても今、勿論とても幸せよ?」
通りかかったのは、自分達を見つめる女性と複雑な表情を宿している男性。
レオナルドとアリーチェという夫婦であった。
そんな彼らに、すかさずフェオは声を掛ける。
「そこゆくご夫妻、待たれよ」
「えっ?」
思いがけず呼び止められ驚いたように瞳を瞬かせる夫婦へと、アリアも続ける。
「お、そこの御夫婦さん。「お願い」を聞いてくれない?」
この夫婦が、挙げていない式をしたいと思っているけれど、実行に移せないでいることを聞いているから。
その想いの後押しになるようにと――こんな「お願い」を。
「教会で生涯を誓う場面を記録させてくれないか。復興の一環でブライダルの宣伝をしたいのだ」
「え、教会で……?」
「そのモデルに、貴殿等を推したいのだ」
「……やってみないか、アリーチェ」
夫のレオナルドの方はずっと、妻の望む式を挙げてやりたいと思っているから。
それをこれまで遠慮してきた彼女へと、そう持ちかけて。
そうね、と頷いた彼女の返事を聞けば――早速、ふたりを促す。
結婚式をしたいと思ってもらえるような、誂えた舞台へと。
「わぁ、素敵……!」
小さな教会だけど花でいっぱいに飾って、敷かれているのは深い青のバージンロード。
そして、あとは――ふたりが愛を誓ってくれたら完成!
そんな心ときめかないわけがない誓いの場に、アリーチェは瞳を輝かせながらも。
ふと首を傾け、こう訊いてくるから。
「でも、どうして私達に?」
「名前が、少しボク様たちと似てたから」
アリアはそう笑って、そして今の素直な気持ちを彼女達に贈る。
――どうか幸せに、その笑顔を飾らせて、って。
フェオもそんなアリアの言の葉に瞳を細めながらも、嬉しいと笑み合う夫婦の誓いを見守る。
(「花の都、にはまだ遠いだろうが。その一助となれれば幸いだ」)
はらりひらりと、祝福とともに舞う花びらたちの中で。
でも、ふたりを喜ばせるような演出は、これだけではありません。
夫婦たちも、それから自分達も一緒に楽しみながら目一杯お祝いしたいから。
「ふふふ、そしてこれが使いたかったの!」
すちゃりとアリアが持参し構えるのは、バズーカ……!?
そして景気良く、6月の晴天へと向けて豪快に一発!!
「!? わっ、すごい!」
「とっても綺麗……!」
色彩豊かな花を詰め込んで打ち上げた、とっておきの特大フラワーシャワー!
「く、はは。アリアはすっかり花嫁だな」
美しきアズラクに彩られていても、己のアハマルはいつもと変わらず愉快に愛しく咲き誇っているから。
フェオは笑み咲かせた後、祝福の雨のように降り注ぐ彩りを見上げているふたりに告げる。
「さあ、宣誓をしたのならば、後はブーケを投げられよ」
――幸福とは、分け与える事だ、って。
夫婦ふたりの後押しは勿論、派手な演出は宣伝効果も抜群。
「そこの貴女! こんな素敵な花嫁さんになりたくない? そこの君! 彼女の一番綺麗な瞬間を見たくない?」
集まってきた人々にも、ブーケトスで幸福のお裾分けを。
それからアリアは、びしっと声を大にしてアピール。
「今ならフェオの恋占いで不安も解消!」
「俺のルーン占いをやるのか?」
そんな突然の振りは、初耳ではあったけれど。
フェオはすぐさま、わくわくした眼差しを向けてくる人達の期待に応えるべく。
「良かろう、ささやかな助言を与えるのも占い師の努め」
……張り切るとする、と。
ルーンが示す人々の未来を詠んでは、助言を望む彼らを導く。
そして、そんな人々に囲まれて幸せへの道を示す彼へと、アリアはこんなお願いを。
「ねえフェオ、ボク様もいつか花嫁さんにしてね?」
「俺の花嫁に?」
フェオは届いた声にそう紡ぎつつ、彼女を引き寄せて。
流れるように艶やかなアハマルの色をそっと撫でながら、祝福の彩り満ちる中、返答を。
「では、迎える支度を始めようか」
占っている人達の幸せは、助言だけにとどめておくけれど。
でも迎えると決めた自分だけの花嫁は――己の手で、幸せに導くから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
大和・恭弥
綾音(g00868)と
関係性:純情な恋人同士
まだ結婚なんて考える仲じゃないけど。ご縁の手伝いくらいなら彼女とでも赦されるよな?
俺達で出来ることを考えたとき、思い浮かんだのが現代でいうブライズメイドとグルームズマン。綾音は自前のドレスを持ってるから、俺は新宿島で正装を準備して。あとは誰をサポートするか、だけ。
恋愛相談は得意じゃないけど、復讐者になってから奇跡で結ばれる人達を見てきた。別の国では運命すら互いの強い意志で変えてみせた2人もいたよ。だからパルマの人々だって自ら幸せを叶えられるはず。
花婿となる人を俺なりに、華やかな挙式になるよう支えよう。
綾音と記念に思い出を残すのもいいかもな……。
一ノ瀬・綾音
キョウちゃん(g00868)と。
関係性:純情な恋人同士
結婚かー。ウェディングドレス着たことあるにはあるけど、まだ実際にやるかとなるとはわわって感じなんだよなー。
まぁキョウちゃんと一緒なら……うん。うん?
現代でいうブライズメイドとグルームズマンの奴だっけ、それのブライズメイドに扮してドレスしながら他の花嫁の服を選んだり声を掛けたりしてみよう。
折角結び付けた奇跡なんだから存分に謳歌しなきゃ!
羽ペン使ってリアライズペイントによる演出で式を盛り上げていい雰囲気にできないかとかも試してみよう。せっかく人生最大級のイベントなんだろうし、盛大に!
あとはキョウちゃんと何か思い出を残せればいいんだけど……
生涯ともに歩み、支え合い、添い遂げると……愛し合う者同士が誓い交わし合う。
まさに人生の大きな門出といえるだろう、結婚式。
訪れた教会で、そんな挙式を控えた幸せそうな人たちの姿を目にしながらも。
大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)がそっと視線を移すのは。
(「まだ結婚なんて考える仲じゃないけど。ご縁の手伝いくらいなら彼女とでも赦されるよな?」)
共にこの場にやって来た、一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)の姿。
そしてやっぱり、同じように。
(「結婚かー。ウェディングドレス着たことあるにはあるけど、まだ実際にやるかとなるとはわわって感じなんだよなー」)
綾音はそう思いながらも、彼の姿をちらり。
確かに恋人同士ではあって、でもまだ自分達はそういうことを考えるような関係ではないものの。
でもでも……今、自分が結婚をするとしたら誰とかと思えば、それは考えるまでもなくて。
(「まぁキョウちゃんと一緒なら……うん。うん?」)
まだ実際には考えられないとはいえ、ちょっぴりだけそわりとしてしまうのはきっと、今日のお互いの装いのせいもあるのだろう。
綾音が纏っているのは自前のドレス、恭弥が身を包んでいるのは新宿島で予め準備しておいた正装。
けれどそれは、花嫁と花婿ではなくて。
(「あとは誰をサポートするか、だけ」)
現代でいう、ブライズメイドとグルームズマン。
幸せを妬む悪魔から守るため未婚者が同じような衣装を着て付き添い、悪魔を惑わした伝統が由来とされていて。
ブライズメイドは花嫁の、グルームズマンは花婿の、それぞれの傍に立つ結婚式のサポート役。
綾音はひらりドレスの裾を揺らしながら早速、式を挙げるべくやってきた花嫁へと声をかけて。
「このドレスなんてどうかなー? あ、このティアラと合わせるといいかも!」
……折角結び付けた奇跡なんだから存分に謳歌しなきゃ! って。
他の花嫁のドレスを選ぶ相談に乗ってみたり、準備を手伝ってあげたりして。
その間に恭弥は、結婚か……と教会を眺めつつも呟きを落とした男性の話を聞いてあげることに。
それは事前に話に聞いていた、恋人を愛するからこそ苦労させたくないと結婚に踏み切れない、モハメドであった。
恭弥自身も、恋愛相談は得意ではないのだけど。
でもこれまで、復讐者になってから奇跡で結ばれる人達を見てきたから。
「別の国では運命すら互いの強い意志で変えてみせた2人もいたよ。だからパルマの人々だって自ら幸せを叶えられるはず」
「強い、意志で……」
そう実際に目にした人達の話をしつつ、自分なりの言葉で彼の背中を押してあげて。
前向きに考えてみようかな、と心動いて愛する人の元へと向かうその姿を見送る。
そんなモハメドがこの恭弥の後押しもあって、決意して結婚したということは、後で聞いた幸せの話である。
それから花嫁の準備も終わり、花婿の方もばっちり。教会での挙式が始まれば。
(「せっかく人生最大級のイベントなんだろうし、盛大に!」)
(「花婿となる人を俺なりに、華やかな挙式になるよう支えよう」)
綾音は煌めきの羽ペンを宙に走らせて、キラキラ輝く星の魔法で挙式をさらに華やかに彩って。
リアライズペイントによる演出で式を盛り上げて、もっといい雰囲気になるようにと祝福の煌めきを描き出していけば。
恭弥も緊張している様子の花婿に声をかけたり、手順通りスムーズに進行するサポートをしたりと。
綾音とともに盛り上げてみつつも実直な彼らしく、真剣に花婿に向き合って、式の成功に尽力して。
式も滞りなく大成功に終われば、教会の外へと再び出て。
フラワーシャワーの花びらの彩りが降る中、花嫁花婿を見守りつつも、綾音と恭弥はふたり並びながら。
(「綾音と記念に思い出を残すのもいいかもな……」)
(「あとはキョウちゃんと何か思い出を残せればいいんだけど……」)
そう思った――その時だった。
「! わっ」
急に空から降って来たものを反射的に、ぽふりと綾音は受け止める。
それは――花嫁が空へと放った、幸せのお裾分け。
サムシング・ブルーを取り入れた、星のように咲く幸福のブルースターをメインに添えた青と白のブーケ。
そして……おふたりさん、並んで並んで、と。
恭弥とふたり促されるまま、暫くブーケを持って言われるまま立っていれば。
……おふたりさん、絵になるねェ、なんて。
パルマの画家だという住民から手渡されたのは、描いた本人も自信の出来の、1枚の絵。
色とりどりの花びらが舞い降る教会の風景の中――正装姿で仲良く並ぶ、ふたりのツーショット。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV4になった!
【液体錬成】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
糸遊・流
【密石】
結婚式とは、実に晴れやかな
実に心躍る復興支援かと
そういえばそのような季節でしたか
ここは、是非とも姫の花嫁姿を拝見致したく
…初めてではない、ですか?
さぞお美しかったでしょうね
いえ、気にしてなどおりません
体が震えている?気の所為です
指先の感触に崩れそうになりそうなのを必死に堪え
動揺も、胸に生じた棘も押し隠し
姫の隣には僕では力不足…
誰かを…
…
いえ、姫
僭越ながら、隣をお許しいただけますか
笑顔は作りきれているだろうか
齎された綻びの魔法
その効果は些か強すぎた?
頬の赤みは留めようにも無理
衣裳に身を包み仮初の時間
夢が現であったなら
不遜に過ぎると心の中で苦笑い
今は唯、美しき花嫁の隣を許された事を僥倖と
ロザリンド・エリュテイア
【密石】
祝福で彩る儀式は好き
裏方で役に立てるかし…
…あたしの花嫁姿?
ええ、見せても良いわよ
仕事で経験はあるもの
うふふ、確り震えてる癖に
あなたの唇をなぞって小悪魔の仕草で咲うの
でも、あたしだけじゃ隣が空いちゃうわね
ねえ、流
誰かに譲るの?
動揺ごと塗り替えてあげる
あたしの傍に居たいんでしょう?
なら隣を譲っては駄目よ!
そんな笑顔も今日に似合わないわ
祝福の日なんだからと頬を膨らませても
やっぱり暗い儘だから
…もう、特別よ
そっとあなたに頬に唇を添えて
綻びの魔法
とびきり効く…効きすぎたかしら
でもさっきよりは良いわね!
さあ、着替えましょ?
真白の纏に雪の冷たさはなくて
ねえ、いつか…
先に秘した乙女の紡ぎは
未だ、秘密
これまで、幾度となくディアボロスが支援してきたパルマ公国。
その成果も上々で、生活面では随分と安定してきて、復讐者の手をかりずとも自力でやっていけるようになる日も近いだろう。
でもだからこそ、これから大切なのは、パルマの人と人との強い繋がりや絆の構築。
楽しい時や嬉しい時は勿論、苦難を乗り越えていけるほどの関係を沢山築ければ、よりこの地の未来も安泰だろうから。
今回の支援は、そう。
「結婚式とは、実に晴れやかな」
……実に心躍る復興支援かと、と。
糸遊・流(『過去』を求め巡る者・g07629)が口にしたように、結婚に関する手伝いを。
結婚式は1年中、ふたりが望めばいつの時期だって行なえるものだけれど。
でも――6月の花嫁はちょっぴりだけ、特別。
ジューンブライド……6月の花嫁は幸せになれる。そんな伝承は、時代や場所が違っても、古くから多くの女性の憧れであるという。
……そういえばそのような季節でしたか、なんて。
祝福で満ちる街の様子を見遣り、言った流と共に。
くるりと視線を巡らせた、ロザリンド・エリュテイア(薔薇色マスカレイド・g07627)であるが。
「祝福で彩る儀式は好き。裏方で役に立てるかし……」
「ここは、是非とも姫の花嫁姿を拝見致したく」
「……あたしの花嫁姿?」
ぐぐっと力強く言った流の声に、一瞬きょとりとするけれど。
「ええ、見せても良いわよ。仕事で経験はあるもの」
「……初めてではない、ですか?」
今度は流が一瞬、ぴくりと反応を示して。
「さぞお美しかったでしょうね」
その言の葉は確かに本心ではあるが……あきらかに、先ほどの勢いは失せている。
そして自分を見つめている姫へと、ちらりと視線を返して。
「いえ、気にしてなどおりません」
ずーんと纏うのは、目に見えて暗いオーラ。
ぷるぷると震えるほどに。
そんなある意味とても分かりやすい彼に、ロザリンドが宿すのは悪戯な笑み。
そして咲う小悪魔の仕草で、スッとなぞってみせる。
「うふふ、確り震えてる癖に」
……あなたの唇を、って。
流は、伸ばされ与えられた、細くしなやかなその指先の感触に崩れそうになりながらも。
「体が震えている? 気の所為です」
必死に堪え、押し隠す。動揺も、胸に生じた棘も、生じた様々な想いは全部。
そんな彼の様子を見遣りつつ、ロザリンドはこてりと首を傾けてみせて。
「でも、あたしだけじゃ隣が空いちゃうわね」
ドレスを纏ったとしても、花嫁ひとりでは格好がつかない。
やはり隣に花婿がいてこそ、成立するもの。
流もそれには頷けるから。
「姫の隣には僕では力不足……誰かを……」
姫に相応しい花婿を、誰か――なんて、絞り出すような声で紡ぐけれど。
ロザリンドの向ける声や瞳が即座に問う。
「ねえ、流。誰かに譲るの?」
……動揺ごと塗り替えてあげる、って。
素直ではないその心に、まっすぐに。
流はそんな彼女の言の葉に、こう笑み返す。
「いえ、姫。僭越ながら、隣をお許しいただけますか」
……笑顔は作りきれているだろうか。
胸の中に渦巻くまだ消えぬ様々な感情たちに、密かに苦笑しながら。
そして、誰かをとはもう言わないまでも、それでも尚、頑固なその様子に。
「あたしの傍に居たいんでしょう? なら隣を譲っては駄目よ!」
……そんな笑顔も今日に似合わないわ、なんて。
祝福の日なんだからとぷくり頬を膨らませても、でもやっぱり暗い儘だから。
「……もう、特別よ」
ロザリンドが刹那、流へと施すのは――綻びの魔法。
「……!」
「とびきり効く……効きすぎたかしら」
その効果は些か強すぎた模様……?
いや、留めようにも到底無理というもの。
だって――そっと頬に添えられた唇の柔らかさを、不意打ちで感じてしまえば。
頑なだった頬もすぐに綻んで、どうしても帯びたその熱と赤みを隠すことなんて、もうできっこない。
そんな効果抜群すぎる反応をロザリンドは見遣りながらも。
「でもさっきよりは良いわね! さあ、着替えましょ?」
今日のふたりの装いは、ふたり並び立つ花嫁と花婿のもの。
格式高い婚礼衣装へと互いに身を包めば。
流はこの仮初の時間に、どうしても思ってしまう――夢が現であったなら、なんて。
けれど、不遜に過ぎると心の中で苦笑いして。
今は唯、思うことにする――美しき花嫁の隣を許された事を僥倖、と。
美しいだろうことはわかっていたけれど……気持ちを揺さぶられるほどの、心惹かれる煌めく美を見つめながら。
そして、そんな彼の隣に並んだ今日の薔薇は真白の纏に、雪の冷たさはなくて。
天より降るあたたかな祝福の中、美しく咲き綻びながらも。
「ねえ、いつか……」
ふと、そう落とした言の葉は蕾のままに。
先に秘した乙女の紡ぎは――未だ、秘密。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【ダブル】がLV3になった!
シャナオウ・ナラシャ
◆暁降
ちょっとした小芝居を演じて
最後にお互いの瞳をイメージしたウエディングドレスを纏って
〆には純白のウエディングドレスを纏う感じのプロモ
◇
生まれも育ちも環境も違う二人が出遭う
俺は砂漠を背に
お互いの主張のアピール
俺は国ために
次第に惹かれ合うも
同性とか遠距離とか育った環境の違いとか
だが
それらを吹き飛ばす程の要の熱い想いに次第に絆されて
頑なだった紗那の心に落とされる滴
戸惑いながらもその手を取って…
◇
お互いの瞳をベースに
要の深紅
紗那の藍色
それぞれ薔薇をイメージしたウエディングドレスを纏って
〆は純白で
次いで
要がキスをかましそうになったら人差指でその口づけを封じて
「誓いのキスは、本番の時まで…お預けな♥」
瀬良・要
◆暁降
プロモ、なァ……ま、頑張るが
異性同性関係なく、結婚への背を押す一助になれたらいいなァ?
◇
テーマは「元々対立した二人の間に芽生える愛情」って感じ
俺は相手と対を為す様に
現代地球の空を背に
『俺は自由のために』
同性だから?遠距離だから?育った環境が違うから?
それがどうした
自由に相手を愛す、それこそが俺の答えだ
「どんな障害があろうと、俺はアンタが良い。俺の生涯の伴侶になってくれ」
手そ差し出して、答えは――
◇
その後は黒タキシードと、胸に瞳イメージの真紅の薔薇
あ? ドレス? 誰が着るかっつーの!
最後は俺は白のタキシードへ『お色直し』
ここまで来たらもう、プロモとか関係ねェや
誓いのキスも――ダメ? 残念だ
これまでのディアボロスの支援によって、生活も物資の供給も随分と安定してきて。
もう復讐者の手を借りずとも良いほどに復興しているパルマ公国。
けれど、決して復興したからめでたしめでたし……ということではない。
むしろパルマ公国の未来はこれからが大事で。今後は、この地の人々の手でつくり上げていかなければならない。
その際に大切なのは、人と人の強い絆。
人生をともに添い遂げると誓う結婚は、最も分かりやすい人と人との絆を結ぶ切欠であるだろう。
そしてそんな繋がりや誓いは、様々な苦難も手と手を取り合って乗り越えていけるだろうから。
とはいえ、大切なことだからこそ、易々と気軽に決断できないものであるのもまた事実。
金銭面であったり複雑なお家事情であったり、宗教的な問題であったり、他にも様々。
なかなか結婚に踏み切ることができないでいる人たちも少なくはないようだ。
けれど、やはり結婚したい、ともに在りたい……そんな想いを大事にして欲しいと。
瀬良・要(死は我が踊り手・g00797)とシャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)が、今回試みるのは。
「衣装や演出の準備もこれで万端だ。早速やってみるか?」
「プロモ、なァ……ま、頑張るが。異性同性関係なく、結婚への背を押す一助になれたらいいなァ?」
人々の気持ちを後押しする、プロモーション活動。
ちょっとした小芝居を演じて、観た人たちにあと一歩踏み出す気持ちになってもらえればと、そう思うから。
そんな今回のプロモーションのテーマは――「元々対立した二人の間に芽生える愛情」。
それは、互いに違った生い立ちや主張、環境や現状など……様々な障害をも超えた愛。
そう――シャナオウと要だって、そうだ。生まれも育ちも環境も違う。
シャナオウは砂漠に、要はそれと対を為す様な現代地球の空の景色の中に、それぞれが在った。
けれど、そんな二人は出逢った。出逢って、そして次第に心惹かれ合った。
相手を知るたびに、互いにその想いは深まり、より強く惹かれていくけれど。
そんな気持ちのまま素直にシャナオウが踏み切れないのは、同性であることや遠距離という状況や育った環境の違い。
そして食い違う互いの主張。
でも、『国のために』という信念を紡ぐシャナオウに対して。
引かずに要は主張する――俺は『自由のために』と。
「同性だから? 遠距離だから? 育った環境が違うから?」
……それがどうした、と。
「自由に相手を愛す、それこそが俺の答えだ」
だから要は、自分を見つめる藍色の瞳をまっすぐに見つめ返して。
シャナオウへと、はっきりと自分の揺ぎなき想いを告げる。
「どんな障害があろうと、俺はアンタが良い。俺の生涯の伴侶になってくれ」
「……!」
その熱い想いに、心に落とされる滴に。
頑なであったシャナオウの心も次第に絆され、大きく動く。
そして――彼の求婚の言の葉に、差し出されたその手に、シャナオウも答えを出す。
戸惑いながらも、でも……今まで踏み切れなかったこと全て、それらを吹き飛ばす程の想いに、伸ばした手と気持ちを重ねて。
要のその手を取って、何より自分の気持ちに素直に、想いに応えるのだった。
それから互いの想いが通じ合えば、改めてふたりで立てる誓い。
その装いは、要の深紅、紗那の藍色。
それぞれ、互いの瞳を思わせる薔薇をイメージしたウエディングドレス――。
「あ? ドレス? 誰が着るかっつーの!」
いや、そう言い放つ要は黒タキシード姿であるけれど。
でもやっぱりその胸に咲かせているのは、真紅の薔薇。
そして藍色のドレス纏う伴侶をエスコートして。今度は揃いの純白へと、締めの『お色直し』すれば。
これは、復興支援のためのプロモーション……では、あるのだけれど。
要は先程主張した通り、『自由のために』。
――ここまで来たらもう、プロモとか関係ねェや。
「誓いのキスも――」
想いのまま、愛の口付けを……かまそうと、したのだけれど。
咄嗟にそれを封じたのは、シャナオウの人差指。
「――ダメ?」
「誓いのキスは、本番の時まで……お預けな♥」
要は残念そうだけれど、でもやっぱり。
交わす特別な熱い誓いは大切に――本番まで、お預け。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
【修復加速】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
一角・實生
【鳥猫】
トロンボーンの入った楽器ケースを手にパルマ公国へ
結婚式の演奏メンバーに入れて貰おう
ファンファーレに混ざるのもいいな
ヴォロンテさんは――了解、後で落ち合おう
演奏はふたりの時にでもきかせて
試着の申し出には彼女に近寄り大きく頷く
うん、見たい。とても
手伝いの演奏が終わったら
祝いの空気に中てられながらヴォロンテさんを待つよ
楽しみだなあ
普段の彼女より随分大人びた姿に思わず立ち尽くしてしまいそうだ
ああ、ごめん
綺麗で驚いてしまって……良く似合ってる
何だかたまらないなあ
笑うヴォロンテさんの手を少し強引にひいて
お姫様抱っこをしてくるりと一度回ろう
うん、自分でもよく分からないけど
……今、すごく幸せなんだ
シャトン・ヴォロンテ
【鳥猫】
オレは演奏は聞き側ダ。
習った事位はあるガ披露する程の腕じゃネーしナ。
マア、細々した雑用の手伝いでもスルワ。
アア後、花嫁衣裳の試着させテ貰うカ。確かオマエ見て見たいって言って……オ?
…オ、オウ。何か思ってたより強い反応だナ…
(衣装を整えて貰って)
…フム。
ガキの頃は…マア、貴族の家だったモンで結婚は義務って認識だったしナ。
…そっカら落ちてかラは一層遠いイベントになっテ…色々あっテ。
正直未だ自分事感は全然ネーんだガ…
マ、でも似合ってるなら良かっタ。
綺麗ってのハちとコンプリモンが過ぎると思うがナ。
(シシシと笑ってから)
オオッ!?
ミ、ミショー何かテンション高くネ!?
幸セ?
…幸せカ。ナラ、良い事カ
復興も順調に進み、生活に困る状況もほぼなくなって。
ジューンブライドの時期ということもあり、賑やかな祝福の声で溢れているパルマ公国。
そんなパルマ公国へとやって来た一角・實生(深い潭・g00995)の手には、トロンボーンの入った楽器ケース。
今回の支援は、この地の未来をこれから作り上げていく人たちの結婚式の手伝いをということだから。
「結婚式の演奏メンバーに入れて貰おう。ファンファーレに混ざるのもいいな」
格好も意識して、先日誂えて貰った、爽やかでちょっぴりお行儀の良い印象の袖口やマントの、軍服を思わせるイメージのマーチング風。
それから、隣のシャトン・ヴォロンテ(enfant perdu・g04732)へと視線を向けて。
「ヴォロンテさんは――」
「オレは演奏は聞き側ダ。習った事位はあるガ披露する程の腕じゃネーしナ。マア、細々した雑用の手伝いでもスルワ」
「了解、後で落ち合おう」
實生はこくりと彼女へと頷いて返した後、こう付け加える。
……演奏はふたりの時にでもきかせて、って。
そんな彼と、一旦別行動を取る前に。
「アア後、花嫁衣裳の試着させテ貰うカ。確かオマエ見て見たいって言って……」
ふとシャトンは思い出したように何気にそう紡ぐけれど。
「うん、見たい。とても」
「……オ? ……オ、オウ。何か思ってたより強い反応だナ……」
即返ってきたのは、ぐっと力強い返答。
そんな實生の様子に瞳を瞬かせるも、彼もそう言うことだし。
手伝いがひと段落した頃、シャトンは花嫁衣装を着てみることにして。
實生も今日はトロンボーンを携えて、式場で演奏する楽団の一員に加わって。
新郎新婦の門出を祝う人達が空に舞わせた花びらの彩りや声に合わせ、祝福の音色を奏でていく。
そしてファンファーレを鳴らし挙式を盛り上げ、演奏の手伝いを終えれば。
「……楽しみだなあ」
祝いの空気に中てられながら、心なしか足取りも落とす呟きも弾むように。
大きな翼も思わず揺れるくらいそわり、シャトンのことを待つ實生。
そして、衣装を整えて貰って……フム、と。
自分の姿を鏡で確認しながらも。
「ガキの頃は……マア、貴族の家だったモンで結婚は義務って認識だったしナ」
昔のことを不意に思い返すシャトン。
こうやってドレスで着飾っていた頃は、結婚は家と家の政略のために親が決めた相手とするもので。
選択権など自分には全くなく、選択するという思考すらなかった、義務としか思っていなかったことだったし。
(「……そっカら落ちてかラは一層遠いイベントになっテ……色々あっテ」)
正直未だ自分事感は全然ネーんだガ……と、今もあまりピンとはこないものではあるのだけれど。
シャトンはもう一度鏡で自分の姿を確認してから、實生との待ち合わせ場所へと向かう。
昔のことではあるが、着こなしや所作はきっと大丈夫だとは思いつつも。
「……オウ。待たせたカ?」
「!」
シャトンは自分をじいと見つめ、緑金の瞳を見開いて立ち尽くしている彼の反応に……変じゃないだろうカ、なんて。
ちょっぴりだけ、思ってしまうけれど。
ようやく開かれた彼の口から出たのは、こんな言の葉。
「ああ、ごめん。綺麗で驚いてしまって……良く似合ってる」
思わず天を仰ぎ、口元に手を当て、翼をばさりとさせながら。
そして、何だか色々と噛みしめているようなその反応を見つつ。
「マ、でも似合ってるなら良かっタ」
シャトンはそう、シシシと笑って返してみせるも。
「綺麗ってのハちとコンプリモンが過ぎると思うがナ――オオッ!?」
今度はシャトンの方が大きく瞳を見開いてしまう番。
刹那、急に少し強引に手を引かれて――ひょいっとされたのは、お姫様抱っこ。
だって、ドレス姿で笑うシャトンを見れば……何だかたまらないなあ、って。
心がいっぱいに満たされて、気持ちが弾んで、實生はいてもたってもいられなかったから。
それから、祝福の花びらがひらりと沢山舞う中、くるりと一度回って。
「ミ、ミショー何かテンション高くネ!?」
ぎゅうと自分にしがみついて瞳を瞬かせる彼女に、笑って返す。
「うん、自分でもよく分からないけど」
……今、すごく幸せなんだ、って。
そんな何だかテンションも最高潮な様子の實生の姿を見遣り、届いたその声に。
シャトンはふと、小さく首を傾けてから。
結婚とかそういうのは、やっぱりまだ全く自分事感はないけれど……でも。
今なら、少しだけ。
「幸セ? ……幸せカ」
何となくそれは、ふんわりわかるような気がするから。
花のようなドレスの裾をくるりと、パルマの祝福の空へと躍らせながら。
彼にもう一度、シャトンはシシシと笑んで返す――ナラ、良い事カ、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】がLV4になった!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【アクティベイト】LV1が発生!
瀧夜盛・五月姫
【燐五】
6ペンス?
不思議。他の国にも似た風習、あるんだね。
姫が知ってるのは、その半分、3文だったけれど……ん? 全然、違う?
姫は燐さんと、一緒に料理、運ぶ、おてつだい。
ひとりだととても大変だけど、声、掛け合いながら、やれば、卒なくこなせる、はず。
ふと、談笑してる新郎新婦たちを、みる。
……ふたり、皆に囲まれて、とても幸せそう。
姫の世は、『三日餅』といって、ひっそりと、夫婦になる、ものだった。
だけどこんな、参列者の誰しもに、祝福された、見てる方まで幸せになれる、門出、というのも、とっても素敵、だなって。
……思い切って、聞いてみよう、かな。
姫たちはいつ、するのって。
一里塚・燐寧
【燐五】
へぇ、靴に銀貨を入れる風習ねぇ
銀の殺菌作用でも期待してるのかなぁ?
花嫁さんが水虫じゃカッコがつかないから、みたいな
……んふふ、流石に夢がなさすぎかぁ
式では二人で配膳を手伝うよぉ
足りないものは【口福の伝道者】で補充
式場で働いていると沢山の参列者を目にする
新郎新婦の肉親、友達、恩師……皆、門出を心から祝福して
そして何よりも主役二人が、希望に満ちて見えた
配膳がひと段落して、2人で話していたら──ふと切り出されて、どぎまぎ
あーっと、その……暫く先じゃないかなぁ?
結婚したら、色んな責任もあるけど……お互いまだ子供だし
でも、いつか……絶対したいとは思うよぉ
五月姫ちゃん以外は、もう考えらんないからさ
自分がいた時代も場所も、此処とは全く遠いはずなのに。
瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)は、聞いたこの地の古い伝承に、小さく首を傾ける。
「6ペンス? 不思議。他の国にも似た風習、あるんだね」
それは、結婚する花嫁に関する幸せの言い伝え。
そして、今日も共に赴いた一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)も一緒に。
「へぇ、靴に銀貨を入れる風習ねぇ。銀の殺菌作用でも期待してるのかなぁ? 花嫁さんが水虫じゃカッコがつかないから、みたいな」
「姫が知ってるのは、その半分、3文だったけれど……ん? 全然、違う?」
……んふふ、流石に夢がなさすぎかぁ、なんて。
ふたり顔を見合わせて交わし合う、そんな他愛のない会話が、やっぱり嬉しくて楽しくなる。
けれど今日この地を訪れた目的は、結婚する人たちのお手伝い。
ふたりが担うのは、挙式の披露宴での食事の配膳。
新郎新婦から参列客まで沢山の人達のテーブルに滞りなくそれを運ぶ仕事は、忙しくて大変だけれど。
「今、口福の伝道者で増やすから、五月姫ちゃんはそっちのテーブルから運ぶのお願いするよぉ」
「……わかった、手分け、だね」
……声、掛け合いながら、やれば、卒なくこなせる、はず、って。
五月姫はこくりと頷いて、燐寧と反対側のテーブルから順に、協力し合って食事を運んでいく。
そして手際良く仕事を終えれば、ふと一息。
ふたり再び並んで眺めるのは、式場の様子。
燐寧は、式場で働いている時から、沢山の参列者を目にしてきて。
(「新郎新婦の肉親、友達、恩師……皆、門出を心から祝福して」)
何よりも、花嫁と花婿を見つめながらも思ったのだ。
――主役二人が、希望に満ちて見えた、と。
それは以前であれば、ふぅん程度のただ他人事に思ったかもしれない。
でも、今は……色々な気持ちが、胸の中に生じていて。
そしてそうお揃いで感じているは、五月姫も同じ。
「……ふたり、皆に囲まれて、とても幸せそう」
談笑しながら笑顔を咲かせている新郎新婦達を、燐寧とふたり並んで見つつも続ける。
「姫の世は、『三日餅』といって、ひっそりと、夫婦になる、ものだった。だけどこんな、参列者の誰しもに、祝福された、見てる方まで幸せになれる、門出、というのも、とっても素敵、だなって」
だから、そう思ったから……思い切って、聞いてみよう、かな、って。
五月姫は、すぐ隣にいる彼女へとちらりと視線を移し、紡いでみる。
「……姫たちはいつ、するの」
そして耳に届いたそんな言葉に、燐寧は五月姫へと瞬かせた瞳を向けて。
「あーっと、その……暫く先じゃないかなぁ? 結婚したら、色んな責任もあるけど……お互いまだ子供だし」
そう答えつつも──ふと切り出されて、どぎまぎ。
脳裏に浮かぶのは、以前目にした花嫁姿の彼女の姿。
それが気持ちに気付く転機で、あの時はたとえフリでも複雑な気持ちでいっぱいで、取り乱しもしたけれど。
約束も、したから。
「……そう、だよね、まだ早い、よね」
「でも、いつか……絶対したいとは思うよぉ」
……今度はふたりで一緒に、って。
だから燐寧は、人々が幸せそうに笑う、祝福の花びらが降る中。
彼女を見つめ、そっと遠慮気味に手を重ねつつも続ける。
――五月姫ちゃん以外は、もう考えらんないからさ、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV6になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV4になった!
ミシェル・ロメ
※アドリブ、連携歓迎
街の教会、光射すステンドグラス
新宿島に流れ着く前の、神父様や他の孤児たちと共に暮らしたパリの教会での日々を思い出す
どんなに小さくとも、そこには確かに心を温める『幸せ』があった
結婚式――愛し合う二人が結ばれ、新たな『家族』として共に歩む誓いの儀式
どうか僕にも、お二人の門出を祝うお手伝いをさせてください
教会で賛美歌を歌う聖歌隊に志願し
新郎新婦と参列者に幸福の聖歌を捧げます
これからの二人の、そしてこのパルマの未来に光あれ、と祈りを込めて
式が終わり教会から出て来た二人に
青空からリリコがフラワーシャワーで祝福を
今日の善き日が、いつまでもお二人の希望の星となって
未来を照らしますように
今までの道のりも、決して平坦などではなく、ようやくここまで復興を果たせて。
ディアボロス達の支援によって、自力でもやっていけるだろうくらいに復興を果たしたパルマ公国。
そんなこの地を訪れたミシェル・ロメ(とわにひびくうた・g04569)は、そっと瞳を細める。
聞こえる賑やかな声、交わされる人々の笑顔、満ちる祝福の彩りに。
そして足を向けるのは、街の教会。
キラキラと静かに光射すステンドグラスを目にすれば、ふと思い出す。
新宿島に流れ着く前の、神父様や他の孤児たちと共に暮らしたパリの教会での日々を。
だって、ミシェルは知っているから。
どんなに小さくとも――そこには確かに心を温める『幸せ』があったことを。
そんな教会で執り行われているのは。
(「結婚式――愛し合う二人が結ばれ、新たな『家族』として共に歩む誓いの儀式」)
物資などの面ではもう随分と充実してきたパルマ公国だけれど。
これからは支援がなくても、自力で未来を歩んでいかなければならない。
その際に、支えたり支えられるような存在がいれば……きっと、苦難を乗り越える力にもなるだろうから。
「どうか僕にも、お二人の門出を祝うお手伝いをさせてください」
ミシェルはそう申し出て志願する。パルマ公国の明るい未来を支援するために。
そして、教会で賛美歌を歌う聖歌隊の一員として。
新郎新婦と参列者に、希望の星を捧げ歌い上げる。
幸福の聖歌を、祈りを込めて――これからの二人の、そしてこのパルマの未来に光あれ、と。
そんな清らかで荘厳な旋律が響き、ふたり誓いを立て合って。
式が終わり、教会から新郎新婦が出た後も、まだまだお祝いは終わらない。
刹那、教会から出て来た二人へと、ひらりひらり。
青空から降り注ぐのは、色とりどりのたくさんの花びらたち。
リリコが天高くから花いっぱい、フラワーシャワーの祝福を降らせれば。
鮮やかな彩りの中、ミシェルは心から願う。
――今日の善き日が、いつまでもお二人の希望の星となって、未来を照らしますように……と。
幸せそうに笑顔を咲かせている、パルマ公国の人たちを見つめながら。
大成功🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV7になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
パルマの復興も目前だな
人々が幸せになる後押しができるならば、喜ばしい
佳き日の祝いに……
演奏を贈ろう
新郎新婦に馴染みの曲を聞いて、アレンジをかけた演奏を
この辺りの曲なら、俺も知っている曲があるかもな
演奏家として正装に身を包み、胸に花飾り
結婚式をめぐって、チェロを演奏
正統派から、思い出の曲まで
教会の聖歌ならば、オルガンも弾ける
親族、友人たちとの交流の場なら、明るい曲で祝福の雰囲気を
時に荘厳に、時に華やかに
結婚式を盛り上げ、心からの祝福を
婚姻の契りを交わす二人にはもちろん、周囲の人々にも幸福が溢れますように
事前準備や花飾りも手伝おう
心を込めて描く音色は、きっと人々を幸せにすると信じて
ジズ・ユルドゥルム
いい行事だな。皆、希望で満ちている。
どれ、私も細やかながら手伝おう。
動きやすい男物の給仕服を着、料理を増やしたり、配膳などを手伝う傍ら
話に聞いていた結婚に迷う若者の姿を見かけたなら、声を掛けよう
結婚はいいものかって?
そうだな…これは一例だが
日た落ちた後に――
ふたりで並んで、明日の夕食にする豆の殻を剥くんだ
今日、どんな日だったか、他愛無いことを話し
明日の豆は炒ろうか、いや炒り豆は飽きたとか
隣にいる伴侶の横顔を眺めながら
やっぱり他愛無いことを話す
私は、夫と過ごしたそんな時間を思い返すと、心が芯から温かくなる
あくまで私の場合だがな。
君は、どうしたい。
彼女と一緒に、どんな時間を積み重ねたい?
これまで、ここまで、長い道のりであった。
幾度となくこの地に訪れ、手を差し伸べ、そして一緒に歩んできた。
だからこそ、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は見届けたいと思っているのだ。
(「パルマの復興も目前だな。人々が幸せになる後押しができるならば、喜ばしい」)
彼らがこれからの未来を、自分達の力で切り拓いていけるようになる日を。
そして、この地の未来を担っていく者達の門出を、エトヴァは心から祝福する。
佳き日の祝いに……演奏を贈ろう、と。
今日のエトヴァはそう、ひとりの演奏家。
結婚式を旋律で彩る奏者として、正装に身を包み、胸に花飾りを咲かせて。
優雅さと高揚感に溢れるプレリュード、貴族的で上品なワルツ、荘厳な宗教曲。
結婚式でよく歌われる歌劇の定番曲や、花嫁のお気に入りだというクラシックなオペラアリア――正統派から、思い出の曲まで。
(「この辺りの曲なら、俺も知っている曲があるかもな」)
新郎新婦に馴染みの曲を聞いては、アレンジをかけた演奏をと。
結婚式をめぐっては弓を引くエトヴァ。
チェロだけでなく、教会の聖歌ならば、清らかな歌声に合わせオルガンの伴奏も弾いてみせて。
時に荘厳に、時に華やかに。
親族や友人たちとの交流の場となれば、またがらりと印象を変えた、祝福の雰囲気をより醸し出す明るい曲を披露する。
そんな結婚式を音楽で盛り上げ、心からの祝福を旋律に乗せながらも。
式場を巡るエトヴァは、銀の煌めき秘めた蒼穹に映る人々の姿や笑顔に、こう願い馳せる。
――婚姻の契りを交わす二人にはもちろん、周囲の人々にも幸福が溢れますように、と。
勿論、挙式の事前準備や花飾りも手伝って。
沢山の彩りで満たした式場で、奏でる旋律でまた一組、新郎新婦を出迎える。
だって、ひらりと祝福が降り注ぐ中、エトヴァは信じているから――心を込めて描く音色は、きっと人々を幸せにすると。
そんな、耳に聞こえる祝福の音色や、人々の幸せそうな表情を見つめながら。
(「いい行事だな。皆、希望で満ちている」)
……どれ、私も細やかながら手伝おう、と。
ジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)は、挙式を終えた後に催される宴の会場へと足を運んで。
動きやすい男物の給仕服に身を包み、料理を参列者皆へと提供できるよう増やしたり、増やした料理を並べた配膳などを手伝う。
そしてふと、その傍らで。
祝いの席だというのに、もう何度目になるかわからない溜息をつく男性を見かけて。
「浮かない顔だが、何か困ったことでも?」
声をかけてみれば、どうやら彼は話に聞いていた、結婚に迷う若者・モハメドという青年であった。
モハメドは幸せそうな新郎新婦を一度見つめた後、声を掛けてきたジズへと視線を移し、ぽつりとこう訊ねる。
「結婚ってやはり、いいものなのだろうか……」
「結婚はいいものかって?」
ジズは彼の零した問いに対し紡ぐ――そうだな……これは一例だが、と。
「日た落ちた後に――ふたりで並んで、明日の夕食にする豆の殻を剥くんだ」
「えっ、豆の殻……?」
「今日、どんな日だったか、他愛無いことを話し……明日の豆は炒ろうか、いや炒り豆は飽きたとか、やっぱり他愛無いことを話す」
……隣にいる伴侶の横顔を眺めながら、と。
だって、ジズは知っているから。
そんな他愛の無いことを話し、共に何ということもないひとときを過ごす、それがどれほど幸せかを。
……あくまで私の場合だがな、と付け加えながらも。
「私は、夫と過ごしたそんな時間を思い返すと、心が芯から温かくなる」
そのあたたかさ、ふたりで育んだ宝物、彼の遺した希望――それを護ることが自分の存在意義でもあり、力になっているから。
だから、ジズは自分の話をじっと真剣に聞いている彼に、問う。
「君は、どうしたい」
……彼女と一緒に、どんな時間を積み重ねたい? と。
それに、彼は暫く考えて、こう答えを返すのだった。
「俺は、彼女が豆が好きかどうか、まずそれすらも今は知らない。でも……知りたいし、炒り豆に飽きたら互いにそれを言えるような、そんな時間を積み重ねていきたいって、思ったから」
そしてジズへとぺこりと頭を下げ、モハメドは足早にパルマの街を歩きだす。
健やかなるときも病めるときも、喜びのときも悲しみのときも、富めるときも貧しいときも。
沢山の祝福の旋律や言の葉に背中を押されるように――苦楽を共に乗り越えていきたい、護りたい人の元へと。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV9になった!
赤峰・我々丸
恋人の透(g02087)と一緒に参加
アドリブ歓迎
透と式の裏方として参加するよ。
二人で一緒に料理運んだり、飲み物運んだり、大忙しだ。
それでもちゃんと交代で休憩時間が用意されているのはいいことだな。
休憩は透と一緒にお話タイムだ。
新郎新婦さん方、幸せそうだったな。
結婚式には疎かったが、こうして手伝ったことで何となく掴めた。
きっと結婚式ってのは、新郎新婦の二人に人生で一番幸せな日を贈る催しなんだろう。
俺達が式をあげるのはきっとまだ先のことだけど、
いつかその日が来たならば、
俺が透を世界一幸せな花嫁にするよ。
だからその日までも、その日以降も、どうか末永くよろしくな。
薬袋・透
我々丸君(g03156)と式の裏方で参加
関係:恋人
足りない料理は【口福の伝道者】で増やしつつくるくると働く
配膳に皿の片付けとやることはいっぱいで大忙し
休憩時間に一息
花嫁さん可愛かったわね……
何度見てもやっぱこういうお祝い事って満たされるわ
僕達の式はどんな風になるのか想像もつかないけど、我々丸君となら今日見たのに負けないくらい幸せな式になるって信じてる
……世界一幸せな花嫁さん。なら僕は我々丸君を世界一幸せな花婿にしてみせるわ
だからえっと、その……こちらこそ末永くよろしく、ね?
荘厳な教会での挙式が終われば、賑やかに催されるのは、お披露目と祝いの宴。
華やかな披露宴の裏側……そこは、てんやわんやの大忙し。
新郎新婦に沢山の参列者、何品ものお祝いの料理に、景気良くグラスを掲げ交わされる祝福の乾杯。
そんな楽しい宴のひとときを手伝うべく。
宴の会場へとやって来たのは、赤峰・我々丸(鉄火拳の継承者・g03156)と薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)。
足りない料理があれば、すかさず口福の伝道者で増やして。
それをふたりで手分けして運んだり、運んだ料理や飲み物を並べたり、空いた食器を片付けたりと。
やることは思った以上にいっぱいで、くるくるとふたり、目まぐるしく裏方として働く。
でも、とても忙しくはあるのだけれど。
(「それでもちゃんと交代で休憩時間が用意されているのはいいことだな」)
声を掛けられた我々丸は、一旦休憩を取るべく裏へ。
そしてちょうど透も同じように一息、休憩していたところであったから。
一緒にひと休みしつつも、暫しのお話タイム。
「花嫁さん可愛かったわね……」
……何度見てもやっぱこういうお祝い事って満たされるわ、と。
しみじみと紡ぐ透に、こくりと頷いて返す我々丸。
「新郎新婦さん方、幸せそうだったな」
いや……これまでは疎くて、正直よくは知らなかったのだけれど。
今回、結婚式を手伝いながらも見てきた光景や人々の表情を思い返しつつ、我々丸は続ける。
「こうして手伝ったことで何となく掴めた」
――きっと結婚式ってのは、新郎新婦の二人に人生で一番幸せな日を贈る催しなんだろう、って。
ふたり添い遂げると誓い合い、想いを通い合わせる、人生で一番幸せな日。
そんな大切で幸せな儀式が結婚式なのだと、見ていて我々丸には分かったから。
そして、そんな彼へとふと視線を向けた透も。
「僕達の式はどんな風になるのか想像もつかないけど」
……我々丸君となら今日見たのに負けないくらい幸せな式になるって信じてる。
人生で一番幸せな日をともに迎えたい人へと、そう伝えて。
指輪のかわりに……ふたり、ゆびきりげんまん。
「俺達が式をあげるのはきっとまだ先のことだけど、いつかその日が来たならば、俺が透を世界一幸せな花嫁にするよ」
「……世界一幸せな花嫁さん。なら僕は我々丸君を世界一幸せな花婿にしてみせるわ」
いつかの未来、世界一幸せにすると――互いに紡ぎ合い、約束を交わし合って。
顔を見合わせれば、我々丸は透へと改めて告げるのだった。
「だからその日までも、その日以降も、どうか末永くよろしくな」
「だからえっと、その……こちらこそ末永くよろしく、ね?」
透も彼へとそう返すけれど――とても嬉しくも、何だかちょっぴり照れくさくもなって。
新郎新婦への沢山の祝福の声や花びらが降る中、透は思わず両の手のひらをそっと添える。
火照って真っ赤に染まった、幸せの熱を帯びた自分の頬へと。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV10になった!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
如月・莉緒
総二さん(g06384)と
*ドレス詳細お任せ
ジューンブライドにサムシングフォーか
幸せになるためのお手伝いいっぱいしなくちゃね
出来るだけたくさんの人のお手伝いをする
持ってきたものはあるけどなるべく現地の物を使って
リボンはそのままでも使えるけど、こうすればお花っぽくもなるよ
なんてアレンジしたりもして
ご飯は【幸福美味】で増やしちゃおう
美味しいご飯ってだけでも幸せだよね
そうして全部のお手伝いが終わった後
街の人に勧められ、ドレスを着ることに
隠してたわけじゃないけどバレてたみたい
恋人同士ということはバレていて
まだ当分は恋人でいたいけど
いつかは結婚式したいなぁ、なんて
正装姿を描いてもらう時は照れつつも笑顔で
神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴
ジューンブライドは日本でもよく言うな
結婚式の手伝いか莉緒はどうする?と聞いて
いっぱいと張り切る様子に、それじゃあ一緒に頑張るかと
新婦のドレスや装飾、部屋の飾りを運んだり
料理の為の食材を運んだりと裏方に徹しながら
準備もあらかた終わり落ち着いてきた頃に
莉緒にお疲れ様と飲み物を手渡して
俺達を見ていた街の人に声を掛けられ
莉緒と二人、正装で絵を描いて貰う事に
そんなにそう見えたかなと思いながら
用意された正装に着替え
気持ちはまだまだ恋人のままでいたいが
いずれはちゃんと袖を通したいなと
描きはじめは緊張したものの莉緒の笑顔に
次第に緊張も解れ、照れながらも笑顔で
それは花嫁に幸せを齎すという、幸せの言い伝え。
「ジューンブライドにサムシングフォーか」
「ジューンブライドは日本でもよく言うな」
神刀・総二(闘神・g06384)は隣で紡がれた声を聞いて、小さく頷いて返しながらも。
如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)へと、ふと訊ねてみる。
「結婚式の手伝いか莉緒はどうする?」
今回このパルマ公国を訪れた目的はそう、結婚式の手伝いのため。
ひとことで結婚式の手伝いといっても、やることは沢山あるから。
その中で、どう手伝おうかと聞いた総二に、莉緒はいつものようにぐっと気合十分返す。
「幸せになるためのお手伝いいっぱいしなくちゃね」
そんな、やっぱりいっぱいと張り切る欲張りさんな様子に、総二は瞳を細めて。
「それじゃあ一緒に頑張るか」
莉緒とふたりで早速、幸せになるためのお手伝い開始です!
総二が男手として担うのは、新婦のドレスや装飾、部屋の飾り、料理の食材など。
裏方に徹しつつ、必要なものを運ぶ役。
そして莉緒も、出来るだけたくさんの人のお手伝いをしたいと思っているし。
(「持ってきたものはあるけどなるべく現地の物を使って」)
自分達が帰った後も、思い出や品がちゃんと残るように、排斥力に影響の無いこの地のものを使うよう心掛けつつ。
総二の運んだドレスを纏った花嫁へと手を伸ばして。
「リボンはそのままでも使えるけど、こうすればお花っぽくもなるよ」
「あら、お花! 素敵……!」
きゅっとアレンジして咲かせるのは、リボンで作った純白の花。
けれどふたりで手伝うのは、それだけではなくて。
「美味しいご飯ってだけでも幸せだよね」
披露宴で振舞われる祝いのご馳走も、幸福美味で増やしちゃいながら。
美味しさという幸せの、お裾分けを。
それから莉緒の宣言通り、色々な人の様々な手伝いを積極的にふたりこなしていって。
そんな準備もあらかた終わって落ち着いてきた頃。
……お疲れ様、と、総二は彼女へと飲み物を手渡せば。
ふと視線を感じ、首を傾ける。自分達のことを見ている街の人に気付いて。
そして画家だと声をかけてきたその人は、ふたりへと提案する。
花嫁花婿みたいに――ウェディングドレスや正装を着てみないか? って。
結婚衣装を纏うふたりの絵を描かせてほしいと。
そんな申し出に、総二と莉緒はふたり、顔を見合わせて。
(「そんなにそう見えたかな」)
(「隠してたわけじゃないけどバレてたみたい」)
用意された衣装に着替えつつも、そう思うけれど。
でも、ふたりが恋人同士ということは普通にばっちりとバレていて。
ふと思うのは、仲良しなお揃いの気持ち。
(「気持ちはまだまだ恋人のままでいたいが」)
(「まだ当分は恋人でいたいけど」)
――いずれはちゃんと袖を通したいな、と。
――いつかは結婚式したいなぁ、なんて。
やっぱり、同じことを思う。
着替えて身に纏った白のタキシードの胸元に青薔薇を飾った彼と並んで。
ハートが集まったようなクローバーを思わせるレースがあしらわれた、青薔薇がアクセントの、可愛いらしくもちょっぴり大人な印象。
そんなウエディングドレスを着てみた莉緒は照れつつも咲かせる。
正装姿を描いてもらいながらも、笑顔を。
総二も描かれ始めた当初は慣れていなくて、色々緊張したものの。
隣で咲く彼女の笑顔を見れば、つられて次第に緊張も解れて。
同じく照れながらも、総二も笑顔を宿せば。
……おふたりさん絵になるねェ、お幸せに! なんて。
バレているどころか、何だかちょっぴり勘違いされているような言葉に、ふたりぱちりと瞳を瞬かせてから。
完成した絵を受け取りつつ、顔を見合わせて思わず笑っちゃう。
やっぱり照れてしまう何だかくすぐったい気持ちは、お互いナイショにしながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV11になった!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
シャルロット・アミ
椿野さん(g02761)と
【アイテムポケット】で
花嫁さん用のヴェールとブーケ
それにフラワーシャワーを山程持っていくわ
もうこの機会に
皆さん、結婚式しちゃえばいいんじゃないかしらって!
町に教会の方もいらっしゃるでしょう
誓うのはご両親にだって構わない
ふふ、椿野さんの縁起物に祈ったっていいと思うのよ
何を作られたんですか、椿野さん?
結婚式は女の子の夢だもの
いつもより少し私もモラさんもはしゃぎ気味
皆さんの結婚式のお手伝いをしながら
いいなあ、なんて夢想してみちゃったり
その時となりには…
まだ早いけど
夢見るくらいは許してもらえますか?
椿野さんの指を握っておねだりを
椿野・燕
アミさん(g00467)と
ヨーロッパの結婚式ですか、なかなかお目にかかる機会は無いので楽しみですね
ウキウキしているアミさんを手助けするように同行します
私は木彫りの豚を作りました、飾りなので意味は無いですが貯金箱になってます
豚の貯金箱は縁起物なんですよ
豚は財産の象徴ですからね
ちなみにピッグと言われる粘土と豚のピッグを聞き間違えて貯金箱を作ったのが由来なんだとか
はしゃぎ気味なアミさんとモラさんを微笑ましく思いながら結婚式の手伝いをします
いつになるかはわかりませんが、いつか必ず訪れる未来に想いを馳せて
握られた指の意図を察して
言葉にはせずに手を握り返して
私も同じことを考えています、と
どの時代や場所でも同じ様に、女性の憧れである花嫁。
そんな幸福の象徴と言える主役の新郎新婦を、花いっぱい飾ってお祝いしたくて。
シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)がアイテムポケットにこれでもかと詰めて、山程持ってきたのはフラワーシャワー。
勿論、花嫁さん用のヴェールとブーケも忘れずに準備して。
「もうこの機会に、皆さん、結婚式しちゃえばいいんじゃないかしらって!」
結婚式が始まる前から、わくわくと心も弾んじゃう。
そんなウキウキな気持ちなのは、シャルロットだけでなく。
「ヨーロッパの結婚式ですか、なかなかお目にかかる機会は無いので楽しみですね」
張り切る彼女を手助けするべく共に並んで歩く椿野・燕(詭弁家・g02761)も、楽しみな様子。
ジューンブライドやサムシング・ブルー、幸せをもたらすと言われている結婚式の伝承。そんな謂われは興味深いから。
そんなふたりが足を向けるのは、パルマ公国の町の教会。
「町に教会の方もいらっしゃるでしょう、誓うのはご両親にだって構わない」
そうシャルロットは力説しながらも、背中を押すように人々へと言の葉を向け、結婚への気持ちを後押しして。
「ふふ、椿野さんの縁起物に祈ったっていいと思うのよ」
視線を向けた彼へと笑みながらも訊ねる――何を作られたんですか、椿野さん? って。
そんな彼女の前に、ことりと燕が置いたのは。
「私は木彫りの豚を作りました、飾りなので意味は無いですが貯金箱になってます」
……豚の貯金箱は縁起物なんですよ、って。
それにいつもの蘊蓄も、勿論忘れない。
「豚は財産の象徴ですからね。ちなみにピッグと言われる粘土と豚のピッグを聞き間違えて貯金箱を作ったのが由来なんだとか」
「そんな由来なんですか? 面白いですね」
「日本でも「トントン拍子にことが進む」などと言いますが、これも豚豚、2匹の豚からきているという話もあるんですよ」
そう楽しそうに話す彼を見れば、シャルロットはもっと気持ちが楽しくなって、嬉しくなるし。
いつもより少し、モラさんと一緒にはしゃいじゃう。
だって――結婚式は女の子の夢だもの、って。
パルマ公国の人たちの幸せの手伝いをしながら、笑みも満開に咲いて。
燕も、彼女と一緒に結婚式の手伝いをしつつ微笑ましく思う。そんなシャルロットとモラさんを見つめながら。
それからふと瞳を細めて……いいなあ、なんて。
呟きを落としながらも、夢想してみちゃったりするシャルロット。
――花嫁さんになったその時、となりには……って。
そっと、隣の彼へと内緒の視線を向けて。
いや、燕だって同じで……いつになるかはわかりませんが、と思いつつも。
想いを馳せるのは、いつになるかはわからないけれど――でも、いつか必ず訪れる未来。
そしてシャルロットは、きゅっと彼の指を握って、おねだりを。
まだ早いけど――夢見るくらいは許してもらえますか? って。
燕もその意図を察し、言葉には敢えてせずに彼女の手を握り返して。
握られた指のおねだりに、応える。
祝福の花がいっぱい降り注ぐ教会で――私も同じことを考えています、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV5になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
咲樂・祇伐
🌸樂祇
ジューンブライド……
なっ、え、そ、お兄様!
私がしあわせな結婚に憧れてる、みたいな
あるけど…
も、其れはっお兄様がっ
またそんなことを言う
て、照れてません!
皆が食べるお菓子を作り花を飾り
フラワーシャワーは桜吹雪はどうかしら?
何も残らなくても新郎新婦の幸せを願って
え?!私達もって
お兄様は結婚式が何なのかわかってる?
披露宴はパーティーだけど
結婚式は違うわ
結婚式は
異なる家に育ったふたりが新たな家族になること
新しい旅立ちを神や皆の前で誓う儀式
病める時も健やかなる時も互いを尊重し愛し合うことを誓うの
死が、二人を分かつまでって…
だから今はできないわ
ごっこ遊びでも──えっ?!
そ、そんな事は
今後、次第ですっ
咲樂・神樂
⚰️樂祇
あら!
その顔は幸せな結婚に憧れてる!って顔ね!
いいのよ照れなくて
今着てるのだって私が贈った白無垢であるし
君を幸せにする者は番たる私以外にいない
照れてる!
かぁいらしくて堪らない!
ねぇ、祇伐
婚礼の場は華やかね
お菓子作りや花飾り作り
フラワーシャワーのお手伝いもいいけど
折角だからあたしたちも結婚式しましょ
祇伐のドレス姿もみたい
え?結婚式は楽しいパーティーでしょ
誓いと新たなる旅立ち…新しい家族になる
始まりの日を祝う場所
じっと結婚式を見つめ言葉の意味を考える
そうか
そんな意味が…
祇伐は心の在り方を大切にしてるのね
今はってことは今後はあり!
頑張らなくちゃ!
…私は死が私達を分かつとしても
離れはしないけど
いつだって花嫁は女の子の永遠の憧れであることには間違いないのだけれど。
その中でも、ちょっぴりだけ特別なのは。
「ジューンブライド……」
そう、ジューンブライド――6月の花嫁。
そんな、ほわりと呟きを落とした咲樂・祇伐(花祇ノ櫻禍・g00791)の顔を覗き込むように見遣って。
咲樂・神樂(離一匁・g03059)は楽しそうに笑み咲かせ、紡ぐ。
「あら! その顔は幸せな結婚に憧れてる! って顔ね!」
刹那、その言葉にぱちりと瞳を瞬かせてから。
慌てて祇伐は、こう言い返すけれど。
「なっ、え、そ、お兄様! 私がしあわせな結婚に憧れてる、みたいな」
じいと自分を見つめる兄の視線に、ぽそりと続ける――あるけど……なんて。
そんな反応に、神樂はにこにことさらに笑んでから。
「いいのよ照れなくて。今着てるのだって私が贈った白無垢であるし」
ふっと瞳を細めれば、そっとその耳元で続ける。
――君を幸せにする者は番たる私以外にいない、って。
祇伐は紡がれる言葉と感じる吐息に、思わず胸の鼓動が速くなるのを感じながらも。
「も、其れはっお兄様がっ。またそんなことを言う」
真っ赤になりつつも、ぷいっ。
でもそんな反応は、神樂にとっては。
「照れてる! かぁいらしくて堪らない!」
「て、照れてません!」
ただただ、愛しさが増すばかりの逆効果。
それから、ぷくりと膨れたかぁいい頬を突きたい衝動にかられながらも。
くるりとパルマ公国の街を見回して、神樂は紡ぐ。
「ねぇ、祇伐。婚礼の場は華やかね」
だから、そんな華やかさに、もっと幸せの彩りを添えるように。
ふたりで、皆が食べるお菓子を作ったり、花を飾ったりしつつも。
祇伐は、こんな提案も。
「フラワーシャワーは桜吹雪はどうかしら?」
……何も残らなくても新郎新婦の幸せを願って、って。
自分なりの祝福の花びらたちを、新郎新婦へ。
そんな妹の言葉に頷きつつも。
「フラワーシャワーのお手伝いもいいけど」
神樂は刹那、こう続けるのだった。
「折角だからあたしたちも結婚式しましょ」
祇伐のドレス姿もみたい、なんて微笑みながら。
そんな予想外すぎる兄の言葉に、思わず声を上げてしまう祇伐。
「え!? 私達もって、お兄様は結婚式が何なのかわかってる?」
結婚式、だって……つまり、それは――。
「え? 結婚式は楽しいパーティーでしょ」
きょとりとそう首を傾けて言った神樂に、祇伐も一瞬、お揃いできょとんとするも。
すぐに首を横にふるふると振って。
「披露宴はパーティーだけど、結婚式は違うわ」
――結婚式は、異なる家に育ったふたりが新たな家族になること。
――新しい旅立ちを神や皆の前で誓う儀式。
「病める時も健やかなる時も互いを尊重し愛し合うことを誓うの」
式を挙げるということの意味を、紡いでみせる。
神樂はそんな向けられる声を聞きながら、じっと。
「誓いと新たなる旅立ち……新しい家族になる」
――始まりの日を祝う場所。
荘厳な雰囲気の中、執り行われている結婚式を見つめて。
その言葉の意味を、考える。
そう……愛し合うふたりは、神の前で誓うのだ。
「死が、二人を分かつまでって……」
死が、二人を分かつまで。
そして――そうか、そんな意味が……って。
神樂はこくりとひとつ頷いてから。
やっぱり、妹を見つめて、満面の笑みを咲かせる。
「祇伐は心の在り方を大切にしてるのね」
そんな兄に、祇伐は視線をまっすぐに向けて、告げる。
「だから今はできないわ。ごっこ遊びでも――」
そう、今は――。
……けれど。
「今はってことは今後はあり!」
「――えっ!?」
頑張らなくちゃ! なんて。
ぐぐっと何だか気合十分な兄の思いがけない反応に、大きく瞳を見開いてから。
慌てて、こう紡ぐのだった。
「そ、そんな事は……今後、次第ですっ」
祝福の桜とお揃いの色に頬を染めながら。
そして神樂は、そんな愛らしくて堪らない、番たるその姿だけを見つめて。
誓いを立てる結婚式へとふと瞳を映しながら、また笑ってみせる。
――私は死が私達を分かつとしても、離れはしないけど、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV12になった!
【友達催眠】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!
宇佐美・アリス
蠱白(g02455)さんと参加
良いわよね、結婚式って、幸せオーラが溢れてて
刻逆で時間感覚バグってるけど、もう5年前か〜
と、自分の結婚式やそこに至る道のり(35の旦那と15で出会ったとか)を思い出したり
(コスプレしてたので)服は作れなくないけど、時間もないし、メイクとか着付けのお手伝いに回るわね
蠱白さんの作った服、微調整と必要でしょ?
当時の風習とか調べては来たけど、年配の人とか本人に確認しながらやりましょう
現地調達出来るか不安だから、化粧品や裁縫道具は色々と【アイテムポケット】に入れて持ってきたわよ
大人蠱白さんを見て、コスプレ仲間の面影を見る、けど・・・気の所為ね
飲酒は20歳から、ズルはダメよ
天絹・蠱白
アリスせんせー(g01948)引率
セリフは平仮名カタカナのみ
〜ですの多用
能力覚醒までの入院生活で歳相応より情緒は幼いがお嫁さんは普通に憧れてる
※パパのお嫁さんになる等
◆行動
「およめさんですの! ふわふわ~ひらひら~ですの♪」
(シルクちゃんと両手繋いでくるりんくるくる)
魔力の絹糸を巧みに使い様々なドレスやブーケを生成
※花はシルクちゃん担当
アリス先生のお嫁さんの思い出話を尋ねる
更にママ似のナイスバディな18歳姿になってお嫁さんごっこ
(18は漢字台詞可)
「蠱白もこれで大人ですの♪ お祝いのお酒飲めるですの?」
「がー-ん!」←中学生位は大人のイメージな女児
「なぁに? 蠱白のお顔に何か付いてるですの?」
結婚式――やはりその儀式は、交わした者達にとって特別なもので。
「良いわよね、結婚式って、幸せオーラが溢れてて」
訪れたパルマ公国の教会で行われている挙式を見つめ、そう紡ぐ宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)にとっても例外ではなく。
「刻逆で時間感覚バグってるけど、もう5年前か〜」
思い返すのは、35歳の彼と15歳で出会った、馴れ初めであったり。
眼前の新郎新婦のように共に歩むと誓い合うまでの、そこまでに至る道のりであったり。
実際に挙げた、自分の結婚式のこと。
それからふと、くるりんくるくる~っと。
視界に飛び込んできた楽し気な様子に視線を向ける。
「およめさんですの! ふわふわ~ひらひら~ですの♪」
それは、シルクちゃんと両手繋いではしゃぐ、天絹・蠱白(時紡ぎの蚕・g02455)の姿。
能力覚醒までの入院生活で歳相応より情緒はちょっぴり幼いとはいえ、でもやっぱり蠱白にとってもお嫁さんは普通に憧れの存在で。
パパのおよめさんになるんですの♪ なんて思っていたくらいであるが。
今回は、ディアボロスとしてのお仕事でここに来たことをふと思い出して。
張り切って生成するのは、様々なドレスやブーケ。
魔力の絹糸を巧みに使って、ふわふわでひらひらな花嫁衣裳を作り上げる蠱白。
そして刹那、パルマの空からひらりと降るのは、鮮やかな祝福の花たち。
そんな花は、シルクちゃんの担当です!
それからうきうきとドレスを生成しながらも、
「アリスせんせーも、ふわふわ~ひらひら~なドレスをきた、およめさんだったですの?」
「そうね、もう随分前のような気がしているけど、結婚式はしたわね」
蠱白がアリスへと訊いてみるのは、アリス先生のお嫁さんの思い出話。
そんな蠱白の質問に答えていきつつも、アリスはメイクや着付けのお手伝いに回る。
趣味の関係で服は作れなくないのだけど、今回はそんな時間もないから。
「蠱白さんの作った服、微調整と必要でしょ?」
蠱白が魔力の魔力の絹糸でしゅばばっと作ったドレスやブーケに、手を加えていくべく。
(「当時の風習とか調べては来たけど、年配の人とか本人に確認しながらやりましょう」)
現地の人たちに確認しつつも、現地調達出来るか不安だったから。
化粧品や裁縫道具など色々と必要なものは、アイテムポケットに入れて持参してきたアリス。
そんなこつこつと作業をこなしていくアリスの傍らで。
やっぱり、くるりんくるくる~っと回っているのは――ナイスバディな年頃のお嫁さん……!?
「蠱白もこれで大人ですの♪ お祝いのお酒飲めるですの?」
そのお嫁さんは、ママ似のナイスバディな18歳姿になってお嫁さんごっこをしている蠱白であった。
そう、なんてったって今の蠱白は大人! なのだけれど。
「飲酒は20歳から、ズルはダメよ」
「がーーん!」
そう、飲食は20歳からなのです。
いえ、蠱白にとって18歳は大人! というイメージで。
女児にとってはむしろ中学生位からすでに大人な感覚なのだけれど。
とはいえ、やっぱりちゃんと20歳になるまで、お酒はお預けなのです。
それから蠱白はふと、何だかじいと自分を見つめているアリスの視線に気づいて。
「なぁに? 蠱白のお顔に何か付いてるですの?」
シルクちゃんが降らせる花びらの只中で、こてりと首を傾けるけれど。
大丈夫、何もついてないわよ、と返しつつも。
18歳になった蠱白へと改めて目を向け、アリスは思うのだった。
(「大人蠱白さんに、コスプレ仲間の面影を見る、けど」)
きゃっきゃ楽しそうなその姿を見守りながら……気の所為ね、なんて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV6になった!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【能力値アップ】がLV7になった!
雫芽・いとり
【雫猫】
幸せのお手伝いなら喜んで!
笑顔沢山咲かせよう!
ブーケ作りに挑戦だ!
形も花も迷うけど…
ガーベラメインのリースブーケ
持ち手部分に青い大きなリボンをきゅっと!
希望と永遠の輪を青で繋いで
ねぇねぇ、フィオちゃん
つゆとエトちゃんにちょっと持たせてみない?
ちょこんと添えて小さな可愛い花嫁さん!
うん!着てみたい…!
純白のときめき、憧れるよね
おすすめ見立てて貰っちゃおう
どんな花嫁さんになれるかな
もー、気が早すぎるよ!
その時は真っ先に呼ぶよ
フィオちゃんのもね…?
でもまだ先はわからないから
今はフィオちゃんと一緒の晴れ舞台が幸せ!
仲良くみんなで並んだら
せーのの合図は「しずくねこ!」
春から夏へ繋いでくひとときを
フィオリナ・ネージュ
【雫猫】
幸せそうな人達の顔をもっと見たいから
私達も頑張りましょう!
キャスケード型にして
薔薇とカサブランカで綺麗な華の滝を
色は白ドレスに映えるような
淡い色にしましょうか
奇跡と希望と幸福の青リボン
いとちゃんと同じ!
え?エトとつゆちゃんに?
同じ花で小さく作ったものを二匹へ添えて
わあ、愛らしい……です!
小さな花嫁さん、祝福のお裾分けですね
あのね、いとちゃん
私達も花嫁衣装着てみる…?
純白のドレス、女の子の憧れですから
種類は仕立て屋さんにお任せ
作ったブーケも持ってみて
いつかの未来、いとちゃんの結婚式は
私も呼んで下さいね
……少し、泣いちゃうかもですけど
記念に写真を一枚
勿論つゆエトは真ん中に
しずくねこーです!
これまでの支援が実を結び、パルマ公国が自力で歩んでいけるまで、あともう少し。
そんな復興の仕上げにと、今回ディアボロス達がやって来た目的は。
「幸せのお手伝いなら喜んで!」
そう、人と人が強い絆で結ばれる、結婚に関するお手伝い!
そう気合十分な雫芽・いとり(芽吹ノ雫・g09163)の声に、フィオリナ・ネージュ(華たそがれ・g09310)も蜂蜜色のお耳をぴこぴこ。
「幸せそうな人達の顔をもっと見たいから、私達も頑張りましょう!」
「笑顔沢山咲かせよう!」
幸せな笑顔はいくつだって、多く咲けば咲くほどいいから。
花嫁さんがもっと幸せな気持ちになれるように、主役を華やかに飾れるように。
「ブーケ作りに挑戦だ!」
結婚式には欠かせないブーケ作りに、一緒に挑戦してみることに。
そして、鮮やかに咲く花たちを前に、いとりは目移りしてしまう。
「形も花も迷うけど……」
でも、その手を伸ばしてそっと束ねて作っていくのは、ガーベラメインのリースブーケ。
そしてきゅっと! 持ち手部分をひらり彩るのは、青い大きなリボン。
仕上げに、心を込めて――希望と永遠の輪を、幸せをもたらす青で繋いで。
そんないとりに並んで、フィオリナが作るブーケはキャスケード型。
鮮やかに流れ落ちるように咲く薔薇とカサブランカが、まるで綺麗な華の滝のようで。
「色は白ドレスに映えるような、淡い色にしましょうか」
フィオリナが最後に選んだのも、青――奇跡と希望と幸福の青リボン。
「いとちゃんと同じ!」
「フィオちゃんとお揃い!」
そんな仲良しな偶然に、顔を見合わせてふたり笑い合って。
いとりはふと思いついた名案を、そっとフィオリナへと内緒話。
「ねぇねぇ、フィオちゃん。つゆとエトちゃんにちょっと持たせてみない?」
「え? エトとつゆちゃんに?」
いとりの提案に、フィオリナは自分達の相棒へと視線を向けて。
尻尾もゆうらり、こくりと頷いて勿論大賛成!
そして、同じ花で小さく作ったものを二匹へと添えてみれば。
「わあ、愛らしい……です!」
「ちょこんと添えて小さな可愛い花嫁さん!」
「小さな花嫁さん、祝福のお裾分けですね」
キュートな花嫁さんズの出来上がり!
エトとつゆも、何だかちょっぴり、えっへん得意げ。
そんな小さな花嫁さんたちを微笑まし気に見ていたら……そわりとしちゃって。
今度はフィオリナが、こう切り出してみる。
「あのね、いとちゃん。私達も花嫁衣装着てみる……?」
……純白のドレス、女の子の憧れですから、なんて。
そう紡げば、刹那、いとりの瞳もキラキラ。
「うん! 着てみたい……!」
……純白のときめき、憧れるよね、って。
どんな花嫁さんになるのかは、ドキドキ仕立て屋さんにお任せ。
おすすめのドレスをふたり見立てて貰えば。
お揃いの、花のような純白のドレスに寄り添い咲くのは、琥珀と青――見つめる互いの彩りの花。
幾重にも重なる純白が甘やかに、そして上品に揺れて。
ふわりと風に靡く、お花畑のようなフラワーブーケ。
そして作ったブーケも持ってみて、眼前の花嫁さんをお互い見つめれば。
こみあげては咲くのは、色々な想いの花。
嬉しくて、楽しくて……そして。
「いつかの未来、いとちゃんの結婚式は、私も呼んで下さいね」
……少し、泣いちゃうかもですけど、なんて。
そう紡ぐフィオリナに、いとりは笑んで返しながらも。
「もー、気が早すぎるよ! その時は真っ先に呼ぶよ」
フィオちゃんのもね……? って、そう約束を。
でもやっぱりちょっと気が早くていつになるか、まだ先はわからないから。
「今はフィオちゃんと一緒の晴れ舞台が幸せ!」
一緒にぱっと咲かせるのは、幸せの笑顔。
そして記念に写真を一枚。
つゆとエトの小さな花嫁さんを真ん中に、花嫁全員大集合!
仲良くみんなで並んだら――せーのの合図は、そう。
「しずくねこ!」
「しずくねこーです!」
春から夏へ繋いでいくひとときを、切り取って。
――もうきっと、大丈夫。
祝福の花が満開に咲いたパルマ公国の明るい未来を確信しながら、自分達も歩み出す。
これからも一緒に手と手を繋いで、巡りくる次の季節へ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【照明】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV8になった!