リプレイ
リーシャ・アデル
・心情
いやー、挟撃ってのは確かにまともに食らったら大変よね
だからこそ、全力で邪魔させてもらうわ
さぁ、大暴れといきましょうか!!
・戦闘
パラドクス『翠焔・創像:ウォーストライク』で敵を【薙ぎ払い】、【斬撃】や【貫通撃】の【連撃】を叩き込んで攻撃するわ
他のディアボロスが発生させる残留効果は使えそうなら使って、後は【臨機応変】に対応していくわ
・その他
アドリブ等は大歓迎よ
御守・樹
名のある武将と戦ってみたいってのは一武人(仮)として正直ある。でもさ支援だって確かな戦働きってやつだよな。
少しでも誰かの役に立つならなんだってするさ。それが俺の星周りだ。
一応発見するまでは身を隠しながら移動する。
そして屍魔の集団を見つけたら集まってるとこに一気に近づいてパラドクス震脚をかます。
あとは泥濘の地で他の屍魔の動きを阻害しながらパラドクスで再度攻撃。
いつもと違って倒しきる事よりも阻害する事優先で動く。
隠密からの動きだってこれと同じだ。誰かの為に動く事。ただ状況次第の違いだけ。
さ、どんどんかかってこい!
策を策で返すってのもまた浪漫だと思うしな。
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
陳留を攻める仲間の背後
取らせる訳にはいかない
必ず抑えてみせる
士気は十分
偃月刀は闘気をまとい、朱殷は龍を模した形に<武器改造>
<地形の利用>しつつ身を隠して、軍勢の構成を<情報収集>
仲間と連携して、まずは屍魔から片付けよう
沛雨の<制圧射撃>で屍魔の視界と行動を鈍らせ
その隙を突いて軍勢を強襲
こちらは【完全視界】で普普段通り
黒と朱殷の龍が暴れまわり<撹乱>の立ち回りを
反撃の氷塊や氷刃は偃月刀で<薙ぎ払い>急所へは受けないように防ぎつつ
『貂蝉』への包囲を徐々に狭めていく
呉守・晶
呉に続いて魏を、曹操を討つチャンス到来か
なら、なにがなんでもこのチャンスをものにする為にも、この軍勢を阻止しないとな!
なに、今此処でやることはディアボロス・ウォーの前哨戦と大差ないさ
つまり、軍勢を少しずつでも削っていくんだよ。本隊から離れた偵察部隊なんて誂え向きだ!
後続の本隊が来る前に討ち取ってやるよ!
戦場が闇に包まれようと【未来予測】で一秒先に噛み付いてくることが分かればやりようはある!
闇を恐れず来るなら来いと魔晶剣アークイーターを振るって目立つようにして、【未来予測】で敵の攻撃が見えたらそっちに向かって全力でアークイーターを振って叩き斬るぞ!
敵が見えずとも、攻撃の瞬間にはそこにいるだろ!
無堂・理央
守備軍と増援軍で挟撃って吸血ロマノフ王朝で展開されてる金床戦術だよね?
うーん、今後はこう言う戦術でボク等ディアボロスを撃退しようとする事が増えるのかな?
無双馬『クロフサ』に騎乗して突撃ー!
ランスを構えパラドクスで雷を纏ったら小細工抜きでクロフサの最大速度で突っ込むよ!
速攻が求められる局面だし、多少のダメージは覚悟の上で攻め特化の姿勢で行く!
ランスで敵を刺し貫き薙ぎ払い、クロフサの蹄で踏みつぶし、敵の遠距離攻撃には纏う雷を放って反撃して徹底的に攻める!
勢い余って敵集団を突き抜けたら直ぐに旋回して再突撃!
さぁさぁどんどん潰してくよ!
「うーん、こっちも鉄床戦術か。今後はこう言う戦術でボク等ディアボロスを撃退しようとする敵が増えるのかな?」
ディアボロスを挟撃し打破しようとする、魏軍の策。そこに吸血ロマノフ王朝で展開されている作戦との共通点を見出す無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)
もちろん、ただの偶然の一致ではあるが……それだけディアボロスが警戒される存在となった事や、鉄床戦術がそれだけ有用な戦術である事も理由の一つではあるだろう。
「挟撃ってのは確かにまともに食らったら大変だものね。だからこそ、全力で邪魔させてもらうわ」
「陳留を攻める仲間の背後、取らせる訳にはいかない……必ず抑えてみせる」
リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)や夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)も、その意気込みを露わにする。陳留では今まさに、仲間達が強大なジェネラル級を相手に熾烈な戦いを繰り広げているはず。
「呉に続いて魏を、曹操を討つチャンスだ。このチャンスをものにする為に、何が何でもこの軍勢を阻止しないとな!」
呉守・晶(TSデーモン・g04119)が言うようにこれは、千載一遇の好機だ。決して、この機を逃す訳にはいかない。御守・樹(諦念の珪化木・g05753)も拳を握り、決意を固める。
「名のある武将と戦ってみたいってのは、一武人として正直ある。でもさ、支援だって確かな戦働きってやつだよな」
武人としてはまだ仮だけどな、と、やや自己評価低めに付け加え。だがその低評価が、ここで退く理由になろう筈もない。
「少しでも誰かの役に立つなら、なんだってするさ。それが俺の星周りだ」
「突撃ー!」
本陣から先行している『屍魔・陰』の軍勢を発見すると、真っ先に無双馬『クロフサ』で突撃する理央。
人馬にパラドクスの雷を纏わせると、立ちはだかる相手を蹄が踏みしだき、さらには槍で薙ぎ払う。大地に確かな蹄跡を刻む、力強い突撃。
「速攻が求められる場面だよね。一気にいくよ!」
「そうだな。いくらか余裕があるとはいえ、後続の本隊に追いつかれるのはまずい」
そうして一気に強行突破を図るクロフサに続き、樹も一気に敵陣へと飛び込んでいく。屍魔に囲まれながらもその右脚で、一歩を大きく踏み込んだ。
「……ふっ!!」
渾身の震脚が大地を揺らし、屍魔達を吹き飛ばす。敵陣に穴を開け、【泥濘の地】を周囲に広げる力強い一歩。吹き飛ばされた屍魔の方は、近くの木や岩に叩きつけられ――だが、痛みなど全く感じていないのか、おもむろにその両手を広げた。
「む……!」
そこから広がる妖術が、戦場を闇に満たしていく。視界を奪われて敵を見失うディアボロス達……そしてその闇の中、音もなく迫る屍魔達。
「うぐっ……多少のダメージは、覚悟の上っ!」
闇の中、その脚にガブリと噛み付かれると、苦悶に声を漏らす理央。だが、その牙を防ぐ事よりも、相手を薙ぎ倒して前に進む事を優先する。噛み付かれたままの突進によって、ズルズルと屍魔を引きずって。
「ほら、さっさと……離れてっ!」
こちらの身に纏う雷を浴び、痺れた屍魔。それを馬上槍で串刺して、大きく振り回して吹き飛ばす。もう1度岩に叩きつけられた屍魔は、今度こそ動かなくなった。
痛みに眉を寄せつつも、その隙に闇を突破する。視界が一気に開け……だが、それを良しとせず、馬首を翻して再び闇の中に突撃していく。
「まだまだっ! さぁさぁどんどん潰してくよ!」
「そうだ……どんどん、かかってこい!」
当然樹の方にも屍魔が集り、その牙を突き立てて来る。闇の中では防ぎようもなく、首筋に、腕に、襲いかかる痛み。だがこちらもまた、闇から逃れる事はしない。
「ぐっ、好き勝手にやってくれる……けどな、」
その痛みに耐えて、右脚をもう1度振り上げる、振り下ろす。力強い衝撃に、屍魔は噛みつく力を失い離れていった。おそらくは傷が広がり倒れたのだろうと気配で察し、次の攻撃の機会を伺う。
「誰かの為に動く事。それは変わらない。ただ状況次第の違いだけ……!」
「来るなら来い! 叩き斬ってやる!」
覚悟を決め、迎撃に徹する樹。一方で闇は、晶をも包んでいく。その闇の中で目をしっかりと見開き、自作の愛剣を構えて立ち。
「……ぐっ!! そこ、だっ!!」
噛み付かれながらも相打ち気味に、思いっきり剣を叩きつける。痛みに顔を歪めながらも、そのまま屍魔を力任せに引き剥がした。
「っ、くぅ、厄介な術だな……だがっ!」
用意した【未来予測】は未来を『見る』残留効果。1秒先の光景であろうと、見えない攻撃は見えないままだ。ならばこの暗い闇の中、僅かでも相手の姿を見てやると必死に目を凝らす。
そして少しでも何か見えたと感じれば、そちらに向けて刃を振るう。幾度となく牙に噛みつかれるが、それを恐れる事はない。
「やることは、ディアボロス・ウォーの前哨戦と大差ないさ。軍勢を少しずつでも削っていくだけだ……!」
「っ、もうっ。何も見えないとやりづらいわね……ぐっ!!」
リーシャもまた何度も屍魔に噛み付かれながら、手にした刃を力任せに振り回す。その刃はリーシャがパラドクスによって宙に描き出し、実体化させた武器だ。
……その、はずだ。何しろ闇の中では、自分が何を描いたのかも確認出来ない。一応パラドクスは正常に作用しているようで、時折手応えは帰って来るが。
「とにかく、大暴れすれば良いんでしょ!}
相手が見えずとも、噛みついてくるなら、近づいてくるのだろう。特に作戦もなく大雑把に、それを迎え撃つべく武器を振り回す。
とりあえず音を聞く限り、味方を巻き込んではいないはず。むしろ味方に巻き込まれないように、声を張り上げ、自分の位置を知らしめていく。
そうして闇の中、屍魔を打ち倒していくディアボロス。だが、全ての屍魔がそうして闇を広げ、牙を突き立てている訳ではない。少し離れた所にいる屍魔達が、凍てつく吹雪を巻き起こそうとしており。
「陳留の仲間の背後を守る前に……ここで、闇の中の仲間を守らねばな」
そちらには錬晏が、パラドクスによって雨を降らせていく。苛烈な雨は、さながら刃の如く、屍魔達を激しく斬り裂いて。そんな雨に大して屍魔は、痛みを感じぬ動きで錬晏へと向き直る。
「むっ……!!」
パラドクスの吹雪が、雨を凍らせ、さらには錬晏を凍えさせようと迫る。急激に低下する気温を前に、身体が凍え、手足がかじかんで。
そうして動きが鈍らされれば、そこに殺到する氷塊や氷刃。迫り来るそれを偃月刀で懸命に払うも、寒さのせいで防ぎきれぬ分が、こちらを苛んでくる。
「ぐ、だが……まだだ。こんな所で倒れている場合ではないから、な」
それでも痛みに耐えて踏み留まり、さらに雨を振らせ続ける。龍が暴れ回るが如き豪雨が、次々と屍魔を斬り裂いて。
もちろん屍魔は動かなくなるその寸前まで、吹雪を起こし続ける。体温の低下を避けるためにも暴れ回りながら、刃を振るって氷塊を撃ち落とし続ける錬晏。
「こんな雑魚相手に、もたもたしてられないんだからっ!」
「策は策で返させて貰わないとな……!」
そうこうするうちに屍魔も数を減らし、徐々に闇が晴れて来る。暴れ回るリーシャや、大地を踏みしめる樹が、ゆっくりと姿を見せ始め。
「本隊から離れたのが運の尽きだな!」
視界が通れば晶の迎撃の精度も上がり、迷いなく力強く、愛剣を振るって屍魔を断ち切っていく。傷を受けながらも確実に一体ずつ、相手を打ち倒していって。
「これで……おしまいっ!!」
最後は、数体をまとめて理央のランスが薙ぎ払い、その頭を叩き潰した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV3が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
「ディアボロス!? 何故ここに……!?」
屍魔・陰を全滅させたディアボロス。その奥にいたアヴァタール級・貂蝉を、取り囲むように布陣する。
「こちらの策を嗅ぎ付けていたとは……本当にどこにでも湧く、鬱陶しい者達ですわね」
ぐるりとこちらを見回し、不快さを露わにする貂蝉。隙あらば撤退して本隊への合流を……と考えたようだが、もちろんそれを許す気はない。
相手もそれを悟ったのだろう。ついとその手を持ち上げ、戦闘態勢を取る。
「良いですわ。あなた方を蹴散らして、陳留への道を開きましょう。あちらのディアボロスもすぐに叩き潰して、後を追わせて差し上げますわ!」
モルフォ蝶の翅を震わせ、鱗粉を撒き散らす貂蝉。この美しき蟲将を打ち倒し、軍勢の戦力を削り取るのだ!
陳・桂菓
挟撃されて混乱したした軍勢など、網中の雑魚の群れも同然。うまい戦略を立てたものだ。
が、情報を得て先手を奪うことができたからには、この機は逃せん。確実に足を止めてくれる。
使用武器は双短戟『騰蛟昇竜』
初手、【爆噴追逼撃】の爆風によって毒鱗粉を吹き飛ばし、貂蝉へと通じる道を切り拓く。
その道を可能な限りの速度で跳んで肉迫し、戟による斬撃を叩き込む。
貂蝉の舞いつつの動きをしっかり見切ること、毒鱗粉を散らすこと、後に間髪入れず超速で追撃すること。いずれが欠けても有効打を与えるのは厳しいだろうが、私の力と技を尽くしてなお不可能ということもあるまい。
多少毒を浴びるのは覚悟してでも、貂蝉の進軍を阻止してみせる。
リーシャ・アデル
・心情
ハロー!!あなた達の戦略のお邪魔虫、ディアボロスでっす!!
……とまぁ、真面目に答えるならここを通すつもりなんて微塵もないけれどね
アンタをここで倒して、曹操も三国の覇者にはさせないわっ!!
・戦闘
パラドクス『翠焔・創像:バーニングインパクト』で攻撃しつつ、パラドクスで発生させた炎を【火炎使い】や【念動力】で制御して、敵の鱗粉を防ぐ盾にも使うわ
まぁ、うまくいかなければ多少の被弾は覚悟の上っ!!その羽燃やしてやるわっ!!
・その他
アドリブ等は大歓迎よ
藺草・風水
即興連携、アドリブ歓迎
「本命相手に全力を尽くすしてる皆の邪魔はさせないの!」
ジェネラル級を倒すべく、その妨害をせんとする目の前の敵を倒す為に全力を尽くす
「容赦なくその体、バラさせてもらうの!」
古式万能鍵につけた天晶付剣を主軸にした【天骸銃刃】による突撃斬撃で可能な範囲で背中の羽を切り飛ばすように解体する
敵の反撃には切り飛ばした羽の破壊とダッシュ回避で対応
呉守・晶
鬱陶しいのはお互い様だ!
それに一人で俺ら相手に勝とうだなんて、ジェネラル級でもないのに舐められたもんだ!
ちょっとミスってトループス級に手古摺っちまったが、俺もまだまだ戦える状態だぜ
こっちこそ、後続が来ないうちにさっさと片付けてやるよ!
はんっ、テメェの舞なんざ興味ねぇぜ
舞のお相手は遠慮させてもらうぜ。代わりにこいつらと踊ってろ!
異空間に収納してある空飛ぶ丸鋸のバグ・ソーを無数に放つぜ
クロノヴェーダだけ殺す魔導機械だ!ふははっ、怖かろう……なんてな!
まっ、お前にこのネタが分かるはずもないか
バグ・ソーで味方を支援しつつ、四方八方から翻弄するように襲わせてやるぞ
その自慢の翅もズタズタに切り裂いてやるぜ
御守・樹
んーどうすっかな。
搦手得意みたいだし。そう言う相手だと特化した火力もないし、相手以上の搦手もない俺にはちときついんだよな。
とにかく先手必勝、近寄られる前に火産霊で一撃を与える。
距離感という認識まで狂わされたらやばいがその前に攻撃出来れば。あとは未来予測との差異で違和感に気が付ければなんとかならねぇかな。
距離を取る事で突き刺しを避け、攻撃自体をなかったことにできなくっても認識のずれを修正する時間が稼げればいい。
それに一番怖いのは催眠で同士討ちやそれらに巻き込まれる事。貂蝉の得意な事だろう?呂布と董卓の話は俺だって知ってるし。
こちらに敵の目が向かないうちはパラドクスや銃撃で援護をしておく。
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果活用
どこにでも湧く…か、その言葉、そのまま返すぞ
「突如湧き出し、人の世を奪ったのは、どこのどいつだ」
復讐者としての怒りを力に
偃月刀を構えれば、朱殷の闘気が龍を形作り<武器改造>
仲間の攻撃に合わせて『貂蝉』に肉薄し攻撃を仕掛ける
【未来予測】と<地形の利用>で風上に立ち
鱗粉の被害は最小限に
仲間の攻撃の隙を埋めるような立ち回りで
『貂蝉』に息つく間も与えないように畳みかける
黒龍が、朱龍が、その翅を次々と嚙み千切り、力を削いでいく
陳留へは蟻一匹通す気はない
仲間の背後を守り
白馬の軍勢を少しでも削るため
速やかに討ち取るぞ
無堂・理央
何故ここにって言われたらそっちの動きを知ったからと言うしかないよね~。
魏がディアボロスに対して色んな手を打つようにディアボロスも魏に対して色んな手を打つって事だよ。
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して、クロフサには【飛翔】で空中を駆けて貰うよ。
空をがら空きにするといざって時に飛んで逃走専念されそうだしね!
牽制がてら炎雷の鳳を連続して撃って毒鱗粉を焼き払いながら味方の援護を行ってく。
牽制とは言え、撃つのはパラドクスだから敵も容易く払ったりは出来ないでしょ。
で、敵の体勢が崩れたり逃げの一手を取ろうとしたら本命行くよ!
クロフサの全力疾走で炎雷の鳳に追いつき、鳳を纏ってのランスチャージ!
焼き貫けー!!
「どこにでも湧く……か、その言葉、そのまま返すぞ」
貂蝉の言葉に対し、復讐者としての怒りを露わにする夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)。
「突如湧き出し、人の世を奪ったのは、どこのどいつだ」
「人の世? 誰がそんな事を決めましたの?」
だが貂蝉の方は、そんな言葉を鼻で笑う。クロノヴェーダにとっては、改竄世界史(ディヴィジョン)こそが世の有るべき姿だ。そこに、歩み寄る余地などない。
「鬱陶しいのはお互い様だ! こっちこそ、後続が来ないうちにさっさと片付けてやるよ!」
「ふん、随分と舐められたものですわね!」
そんな貂蝉に対して真っ先に攻撃を仕掛けるのは、呉守・晶(TSデーモン・g04119)。パラドクスによって無数の空飛ぶ丸鋸を呼び出すと、それを操り、襲いかからせる。
対する貂蝉は艶めかしき舞と共に、その翅から鱗粉を振り撒いた。ディアボロスをも溶解させ得る、傾国の毒鱗粉。
「はんっ、テメェの舞なんざ興味ねぇぜ!」
「わたくしの方も、あなたの玩具など興味はありませんわ」
鱗粉は晶の身体をじわじわと侵食し、丸鋸は貂蝉の身体を斬り裂いていく。互いのパラドクスをその身に浴びながら、さらに攻防を繰り広げる2人。
「玩具じゃねぇ。クロノヴェーダだけ殺す魔導機械だ!」
「本命相手に全力を尽くすしてる皆の邪魔はさせないの!」
さらにその丸鋸の援護を受け、藺草・風水(天使喰らいの重ガンナー・g00346)が一気に突撃する。手にした武器はショットガン――いや、その銃身を棟としてパラドクスによって生成される、水晶の刃。
「ハロー!! あなた達の戦略のお邪魔虫、ディアボロスでっす!! なんてねっ!」
さらにリーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)もまた、翠色の炎をその四肢に纏って突き進む。当然貂蝉は、さらなる毒鱗粉で2人に応じて来る。
「ええ、本当に邪魔ですわね。さっさと溶けて消えてしまいなさい!」
「っ、ここを通すつもりなんて微塵もないわよ!」
毒鱗粉は容赦なく、こちらを蝕み、溶かさんとする。パラドクスの炎で一部を焼き払うが、全ては防ぎきれず、小さく呻きを漏らすリーシャ。
周囲に撒き散らされるそれは容易に回避出来るようなものではなく、風水も苦痛に声を溢れさせ。だが、それで足を止める事なく、刃を振り上げ斬りかかる。
「っくぅ、でも、お返し! 容赦なくその体、バラさせてもらうの!」
「その翅、燃やしてやるわっ!!」
2人が狙うのは、貂蝉の蝶の翅。目立つその部位を狙って、刃を振るい、そして炎で殴りかかる。いや、2人のみならず、晶の丸鋸も、分離と合体を繰り返しながら執拗に翅を狙う。
「その自慢の翅、ズタズタに切り裂いてやるぜ!」
「くっ……させると思いましてっ!」
もちろん、部位狙いで成果を得るのは容易な事ではない。クロノヴェーダの肉体は見た目より頑丈だし、貂蝉も巧みにこちらの攻撃を受け流し、あるいは四肢で受け止めてくる
だがこちらもその舞に負けじと、激しい攻撃を繰り出し続ける。翅を落とす事こそ難しいが、身体に無数の傷を付けてやれば、貂蝉の口から苦痛の呻きと苛立ちが溢れた。
「このわたくしの身体に、このような傷を……許しませんわ!」
「む……」
3人から一旦間合いを取るように飛び退きつつ、さらに激しく舞う貂蝉。その歩みは御守・樹(諦念の珪化木・g05753)へと迫る。認識を狂わせるその舞を前にして、咄嗟にパラドクスを発動し、ロングバレルを具現化する樹。
「正直、搦め手特化の相手はちとキツイんだよな……とりあえず、先手必勝でっ!」
「ぐっ……この、よくも!!」
手にした小型拳銃にそれを装着するし、狙いを定める。認識を狂わされるなら、狂う前に撃ち込んでやれば良い。そんな先手を取った一発が貂蝉を捉えれば、衝撃に舞が崩れ、口から血が溢れ――。
「っ……!!」
直後、強烈な違和感を覚え、咄嗟に後ろへ飛び退いた。【未来予測】とのズレが修正され、腕の痛みが現実へと引き戻す。どうやらいつの間にか、認識を狂わされていたらしい。
とはいえ弾丸を撃ち込んだ所までは現実だったようで、貂蝉は傷を抑え、こちらを睨みつけている。
「大人しく吸い尽くされていれば良いものを……」
「呂布と董卓の話は俺だって知ってる。そっちの術中に嵌まる訳にはいかないよな」
貂蝉と言う名の時点で、相手の搦め手は警戒し過ぎてし過ぎる事はない。最終人類史に伝わる三国志を思い出しながら、樹は自身の認識をはっきりと保つべく、意識を研ぎ澄ませていく。
「確かに、挟撃されて混乱したした軍勢など、網中の雑魚の群れも同然。うまい戦略を立てたものだ」
間合いを取った貂蝉に再び詰め寄るべく、二振りの短戟を構える陳・桂菓(如蚩尤・g02534)。闘気を篭めた踏み込みが、爆発を生じさせ、目の前を遮る毒鱗粉を吹き散らす。
「が、先手を奪う事が出来たからには、この機は逃せん……!」
「っ、やらせるものですかっ!?」
すぐさま、もう1度毒鱗粉を撒き散らしてくる貂蝉。だがそれが広がり切るより早く、桂菓は踏みしめた足を軸にして、全力で跳びかかる。
多少なりとも蝕まれ、苦痛が全身に走るが、覚悟の上。飛んで逃れようとする貂蝉よりも速く、間合いを詰めて。
「それはこちらの台詞だ。確実に足を止める……!」
「ぐぅぅぅっ!」
振り下ろしたその戟は、二本の傷を貂蝉に刻む。苦痛と共に大地へ墜ちた貂蝉へ、空中から降り注ぐのは炎雷の鳳、それを放つのは無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)。
「そっちの動きを知ったからには、邪魔させて貰わないとねっ!」
「っ、ぐっ……一体どこで知ったと……!!」
クロフサと共に、空を駆けるが如く【飛翔】する理央。その放つ鳳は毒鱗粉を焼き払い、貂蝉を包み込んでいく。
反撃で新たに放たれる毒鱗粉は防ぎきれないが、耐えきれぬ程ではない。殊更に挑発的に、勝ち誇った笑みを浮かべて見せる。
「ま、魏がディアボロスに対して色んな手を打つようにディアボロスも魏に対して色んな手を打つって事だよ」
「小娘が……!」
逃走を警戒する理央だが、貂蝉はこの場のディアボロスを殲滅する事しか考えていない。さらに毒鱗粉を撒き散らし、全てを溶解させようとする。
「風上を取るのは……無意味か」
その様子を伺い隙を探る錬晏だが、毒鱗粉は全方位に撒き散らされている。それほど風が強くないのもそうだが、何よりこの毒鱗粉は貂蝉のパラドクスだ。一般法則に過ぎないただの風が、その広がりに影響を与える事はない。
「……だとしても、怖気づく訳にはいかん」
策が無意味だとするなら、抱くべきは覚悟と怒りだ。毒鱗粉が身体を溶かすに怯む事なく、手にした偃月刀で貂蝉へと斬りかかる。
得物を覆うは、朱殷の闘気。それが刃の形を、龍頭へと変えて。
「陳留へは、蟻一匹通す気はない……仲間の背後を守り、そして白馬の軍勢を削らせてもらう!」
「ならば……ぐっ、押し通るまでです!」
振るう斬撃は、さながら牙の如く。肉を、骨を喰らう刃に呻きを漏らし、憎々しげにこちらを睨む貂蝉。そんな彼女の憎しみの強さを示すように、毒鱗粉はさらに量を増し、大地をも溶解させていき。
「ディアボロス如きに、邪魔をされてなるものですか。今こそ、曹操様が三国を統べるのです!」
「いいや、曹操は陳留で討たれるんだ。その邪魔をさせるかよっ!」
だがそれに怯む事なく、丸鋸を操り襲わせる晶。四方八方から次々と襲う無数の鋸が、貂蝉の身体を削り取り。
「仲間はジェネラル級と戦ってるってのに、アヴァタール級如きに手こずってられるかっ!」
「如き、などと……ディアボロス如きがっ!」
怒りに白い肌を真っ赤に染め、こちらを睨みつけて来る貂蝉。だがディアボロスの攻撃は、その怒りよりもさらに赤い、彼女自身の血で染め上げんとする。
「ぶった斬らせてもらうの。覚悟するの!」
「こちらを侮った報いは、受けてもらう……速やかに討ち取らせてもらうぞ」
真っ向から突撃して斬り掛かり、一心不乱に、勢い任せに刃を振るう風水。錬晏もそんな彼女の隙を埋めるように、連携して刃を振るい、龍牙を噛み付かせる。
どれほど貂蝉が毒鱗粉を撒き散らした所で、こちらの攻撃が止まる事はない。次第に貂蝉の翅にも、傷が蓄積していく。
「ぐ、ぅぅぅっ……この……がっ!?」
「おっと。搦め手は使わせないぜ」
舞でこちらを操ろうとすれば、樹がそれを銃撃で阻止していく。認識を何度も揺らされながら、それに抗うように相手を見据え、ロングバレルからの弾丸を幾度となく、撃ち込んで。
「アンタをここで倒して、曹操も三国の覇者にはさせないわっ!!」
「ああっ……」
そこに思いっきりリーシャが蹴りかかり、貂蝉の身体に翠炎を叩き込む。その火力は毒鱗粉を焼き尽くす程、相手の身体が大きくよろめき……そこに理央が、炎雷の鳳を降り注がせて。
「本命、行くよ!」
「っ!?」
いや、今度は鳳のみではない。それを追って、クロフサと共に急降下していく。その身を炎雷に投じれば、傷つく事なく、むしろその身へと纏ってのランスチャージ。
「焼き貫けー!!」
「がっ……あああっ!!」
大型ランスの切っ先が、貂蝉の身体を貫き、さらなる炎で包み込んでいく。苦痛にその美貌を歪め、呻きと共に痙攣し、だがそれでもなお、抵抗を続ける貂蝉。毒鱗粉を懸命に撒き散らそうと――。
「まだ、です……ぐっ……そこを……退きなさい、ディアボロス……!」
「いいや。お前の進軍はここで終わりだ」
そこに踏み込み、大地を爆ぜさせながら跳躍する桂菓。双短戟を振り上げ、斬り掛かる。ランスに貫かれたままの貂蝉は、それを避ける事など出来るはずもなく。
「ぁ……」
抵抗もなく、貂蝉の首に刃が吸い込まれる。頭部が地面に落ち、残された身体が炎に包まれて。
ディアボロスを策に陥れんとした美姫は、その目的を果たす事なく、ディアボロスによって討ち果たされた……。
「……ふぅ。これで、時間を稼げたな」
「あとは陳留の皆次第なの!」
刃についた血を払い、一息をつく桂菓。風水は遠く陳留の方へと視線を向ける。今まさに、ディアボロス達は魏の将軍達と激戦を繰り広げている事だろう。この戦いは、その一助となったはずだ。
「それじゃあ俺達もさっさと撤退しないとな」
「そうだね、本隊との連戦は避けたいし」
晶や理央の言葉に頷き、パラドクストレインへと急ぎ向かうディアボロス達。先発する斥候を討ったとはいえ、白馬の軍勢はまだ健在だ。それと戦うのは、今ではない。
その去り際、錬晏は一度だけ、肩越しに振り向いて、呟いた。
「いずれは、そちらも討たせてもらう……いや、この地を返してもらおう……」
そうしてディアボロス達は、新宿島へと帰還する。仲間達が魏将を討つ事を、そして――その先に待つ魏王へと、刃が届く事を信じて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV2が発生!
【命中アップ】LV2が発生!