鋼のソイヤを叩いて砕く!(作者 baron
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#天正大戦国  #紀伊山地の地雷原を抜けろ  #大和国 

「ぬわーぜだぁ! ヒルコ爆弾が爆発しおらぬぅ! 何故だ、ヒルコ爆弾の解除は事実上不可能であぁぁる……」
 運が良ければ確率的に解除は可能ではあるが……、全てが解除されるなどありえない。
 ディアボロスは何をしたというのか!?
 松永久秀は高速で思考を巡らせた。
「いまだ、新たな城も築けていないというのにぃぃぃ、なぁんたることかあああ!」
 キュイン!
 久秀の演算回路が現状における最適解を導き出した。
 ここで引いては爆弾正の名が廃る!
「この期に及んでは、手段は選べぬな。きゃつらを自爆させてでも、ディアボロスの侵攻を阻止せねばならんんん」
 ニタリと笑いながら松永久秀は指示を出すのであった。


「ええと……松永久秀の元の居城は、平安鬼妖地獄変奪還戦で失われていた為、紀伊山脈の奥地に城を築こうとしたそうです」
 南河・緋奈子(人間の陰陽師・g03255)はどことなくギコチナイ笑みを浮かべた。
 何か異様なモノでも見たのかもしれない。
「この城も未完成状態であるので、城に攻め込む事が出来れば松永久秀に決戦を挑む事が出来るでしょうね。松永久秀も、城を護るためになりふり構っていられないようで、貴重なクロノ・オブジェクトの地雷や、自爆装置を付与したトループス級などを投入して、ディアボロスの接近を阻止しようとしているそうです。一部で爆弾正などと言われるくらいですから……本当はそんな人物じゃなかったそうですけどね」
 緋奈子は遠い目を市ながら、史実の松永久秀は爆発しなかったとか、実は裏切りは最後の一度だけだったらしいとか告げる。
 地雷原の戦いゆえ厳しい戦いになるかと思れるが、これらを排除して啓開(道を切り拓く事)して欲しいという。

「パラドクストレインは、紀伊山地の入り口あたりまで運こべます。その後に紀伊山地の奥に向かて移動してください」
 緋奈子は地図を渡しながら説明を続ける。
 途中まではただの雪山なので、観光しながら移動するのも良いだろう。
「戦闘は松永久秀が設置した地雷原で行われるでしょう。クロノ・オブジェクトの地雷であるので、飛翔したり浮遊していても逃れる事は出来ないので、注意が必要です。いわゆる跳躍地雷だとでも思ってください」
 特にアヴァタール級は地雷原を利用して戦闘をしかけてくるので、手強い敵になる筈だ。
 逆に、地雷原をうまく突破する事が出来れば、戦いが有利になるだろうと教えてくれた。
「……ところで何を見たんですか?」
「筋肉です」
 最後に仲間の一人が尋ねると、緋奈子はゲンナリした顔で告げたのであった。

「松永久秀との決戦前の最後の戦い……となるのでしょうか? 地雷原で味方を戦わせるどころか自爆装置を仕込むなど、史実の松永久秀さんと違って悪逆非道の相手なので、ここで道を切り拓き確実に倒したいですね」
 それでディアボロスが殲滅されるならまだしも、ただの時間稼ぎでしかない。
 まさに極悪非道であり、誤った伝えられた逸話をあえて前面に押し出していると言えよう。
「ただそれだけに油断は禁物です。松永久秀は史実でも本来の物と押し付けられたものと講談などで付け加えられたものなど、様々な逸話の多い武将ですから。クロノヴェーダにとってそれは力であり手段です。気を付けてくださいね」


「良いか! ここで必ず食い止めるぞ!」
「「ソイヤ!」」
 そこに鋼の男たちが居た。
 鋼鉄のボディで疾走し、冷たい体に似合わぬ熱い魂を持っていた。
 分隊長の言葉にそれぞれが暗号で応じており、雪山を横一列になったり縦に変化したりしても足並みが乱れない。
「我らに帰るところなし。ここで名を挙げて百年続く英雄として語り継がれるのだ!」
「「ソイヤソイヤソイヤ!!」」
 自爆装置を取り付けられた彼らは、行ったきりの鉄砲玉である。
 既に死兵と化した彼らは、どうせ死ぬならばと命ではなく名を惜しんだのだ。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【傀儡】
2
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
4
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【フライトドローン】
4
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【避難勧告】
2
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
2
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV5 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV3 / 【反撃アップ】LV4 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV5(最大)

●マスターより

baron
baronと申します、よろしくお願いしますね。
今回は紀伊で地雷原を突破する話の筈です。
蓋を開けたら筋肉の大集団だっただけです。嘘じゃないので勘弁してください。

①雪山の走破。
雪の紀伊山脈を越えていきます。
普通に歩いて行っても良いですし、観光でも良いでしょう。

②地雷原の突破。
足元の地雷を何とかしながらアヴァタール級に迫ります。
クリアせずとも戦えますが、その場合は相手が有利になり、大成功(成功数3)が出にくいのでご注意ください。
なお、陣地よりも向こう(このシナリオではない場所)に射撃攻撃可能な敵が無数にいる為、飛翔では撃ち落とされます。
また、低空飛行では地雷が普通に爆発するのでご注意ください。

③鋼のソイヤ。
見た通りゴツイ体のトループス級と戦います。
それだけではなく、倒すと自爆するのでご注意ください。

④アヴァタール級との戦い。
ゴツイ人工筋肉を持ったアヴァタールです。
しかも自爆するだけではなく、地雷原を活かした戦いをしますので、地雷原を上手く処理しないと向こうが有利になります。

●極度のネタ・プレイングについて。
地雷原デスマッチや地雷原対策など、こちらから仕掛ける意味がある場合のみ受け付けます。
通常シナリオですので、普通レベルのネタプレイングはともかく極度のネタは難しいのでご注意ください。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


一里塚・燐寧
ソイヤシリーズ、完成していたのぉ……?
せっかく平安のクロノス級ソイヤをブッ殺したばっかなのにさ
こんなのが何体もいるんじゃ、永遠に血を吐きながら続ける悲しいマラソンじゃんか

……はー、ギトギトの筋肉を相手取る前に、せめて透き通った雪景色で目の保養でもしてこっか
吸血ロマノフ王朝みたいなメチャクチャな寒さじゃないだろーけど
いちおー【寒冷適応】は使っておくよぉ

現地までは地図に従って、足元に気を付けながら進んでいこう
ソーイヤ……げふん、そーいや方位磁針が排斥力で弾かれることはないよねぇ多分。大航海時代はとっくに始まってるし
方位を確認しつつ、先行しすぎて地雷原に踏み入らないように皆と足並みをそろえて進むよぉ


文月・雪人
ソイヤの魂は種族も超えると…

まあ敵も必死の様相だけど
迎撃準備が整う前に何とか攻め切りたい所だね

雪山もこれで3度目、そろそろ慣れてきたかな
勿論準備は万端だ、今回も雪原の踏破にはBCクロカンを使うとしよう
地図やコンパス、アイゼン等は勿論の事
リュックには温かい飲み物と、美味しい行動食も忘れずに
そして重要なのが防寒具
クロネコ着ぐるみなスキーウェアで、何処へ行ってもモフモフあったか♪
やはり文明の利器の力は偉大だね!(どやぁ)

BCクロカンで、新雪の上もスイスイ歩き
下り坂もスイーっと滑り降りる
時には雄大な景色を背景に、【エアライド】でそいやっとジャンプも決めてみたり♪
という事でクダ吉、動画の撮影は宜しくね!


アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎

全く、平安に続き天正の地でもコレとは……
いつの時代も似たような手合いは居るものね。
この調子では、何処で何が出て来てもおかしくは無さそうね。

一通りの防寒具を着込んで来ましたし、気温の心配はせずとも良さそうです。
念のため【落下耐性】を用いて滑落対策を行い、仲間と逸れないように周囲を確認しながら進んで行きましょうか。

折角の景観を逃す手はありませんし、入れ込み過ぎない程度に雪景色を楽しんでおきましょう。



 ディアボロス達は雪の熊野山渓にやって来ていた。
 紀伊に連なる山々が白く染まって出迎えている。
「ソイヤシリーズ、完成していたのぉ……?」
 一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は張り付けた様な笑みで呟いた。
 何というかどうでも良いことには基本こんな彼女だが、今日は何時になくアンニュイ。
「せっかく平安のクロノス級ソイヤをブッ殺したばっかなのにさ」
「全く、平安に続き天正の地でもコレとは……。いつの時代も似たような手合いは居るものね」
 それもそのはず、燐寧とアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)はつい先日に似たような奴を倒して来たのである。
 その威容は暑苦しく、その魂もまた暑苦しい。
 ハッキリ言って、面白いとか格好良いとか言って居られない。
「ソイヤの魂は種族も超えると……」
「こんなのが何体もいるんじゃ、永遠に血を吐きながら続ける悲しいマラソンじゃんか」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)の何気ない一言に燐寧はティーチャーのように絶望した。
 もしかしたら先生も、こんな風に次々とやって来るクロノヴェーダに心がへし折れたのかもしれない。
 心躍るライバルとの戦いなら許せる、恐るべきジェネラルの陰謀をくじくのも許せる、だが一体見つけたら三十体居ると言われるアレを思い起こし、アンニュイな気分なのだ。
「……はー、ギトギトの筋肉を相手取る前に、せめて透き通った雪景色で目の保養でもしてこっか」
 早く帰って恋人の成分を補給しなければ。
 だが恋人を押し倒して朝まで酷使するつもりの無い……それどころか、ある種ヘタレな燐寧としては、ここで心のケアを行っておくことにした。

 一面の銀世界であるが、常冬のロマノフほどではない。
 大自然はその辺の一般人では死に兼ねないが、ディアボロスの体力ならばそうでもない。
「山渓に加えて雪景色……。この調子では、何処で何が出て来てもおかしくは無さそうね」
 一方でアイネリスはお肌ツヤツヤで余裕のよっちゃんである。
 これがラブラブしているカップルの余裕だろうか?
「一通りの防寒具を着込んで来ましたし、気温の心配はせずとも良さそうです。むしろ敵の奇襲対策ですね」
「紀州だけに? まあ敵も必死の様相だけど迎撃準備が整う前に何とか攻め切りたい所だね。雪山もこれで3度目、そろそろ慣れてきたかな」
 アイネリスは雪人のギャグを聞かなかったことにした。
 余裕のある人は凄い。自分も思い人と恋人関係になったらこんな風に構えていられるのだろうかと雪人は思った。でも格好良いので、今だけ真似しておくことにする。なお格好。
「地図やコンパスの使い方にだいぶ慣れて来たよ。暖かいの飲み物や美味しい行動食もある。重要なのは防寒着に靴にはアイゼンだね」
 雪人はコンパスを胸元にくっつけ地図を読む。
 その姿はクロネコ姿のスキーウェアで、靴のアイゼンは勿論ツメの形をしている。
「アイゼン……水に関する能力だっけ? それとも重砲撃時のストッパ-だっけ? あ、とりあえず寒冷適応はしてるから、イザとなったら脱いでOkだよぉ」
 やはり文明の利器の力は偉大だね!(どやぁ)。
 とかいうノリを燐寧は右から左に聞いていた。
 代わり頭に残ったのは、漂白されたような真っ白な光景と、足元に食い込むツメである。もし彼女がロボットタイプのネメシスモードになるとしたら、ハンペンみたいな形状で透明装甲でも付けていたかもしれない。
「寒冷適応は助かりますね。こちらも落下防止を掛けておきました。これで何かあっても問題ありません。とはいえ、このまま責務だけで抜けていくのも惜しいですね」
 アイネリスはことさら事務的に語った後……。
 周囲に生えている草木に目を止めた。
「折角の景観を逃す手はありませんし、入れ込み過ぎない程度に雪景色を楽しんでおきましょう」
 今はまだ冬だが、木の芽は逞しく春に向けた準備をしている。
 まもなく啓蟄(暦の上の春、蟲や蛙が出てくること)であり、同時に雪の白さも実感できた。
 自分達が復讐者だとしても、ゲームなり食事成り、あるいは恋人との大切なひと時が有るように、世界はこれほどまでに美しいのだから……。
「いいね! 時には雄大な景色を背景に、エアライドでそいやっとジャンプも決めてみたり♪」
 にゃっははーんとクロネコ防寒着で滑り降りる雪人。
 落下体制はあるし、エアライドの服地高価である最適解のコース選択があればジャンプ以外でも快適だ。
 クダキツネのクダ吉も動画撮影して油揚げの予約もあってご満悦であった。
「ソーイヤ……げふん、そーいや方位磁針が排斥力で弾かれることはないよねぇ多分。大航海時代はとっくに始まってるし。んじゃSマインの領域に踏み込まないように足並み揃えて行こっか」
 そんな姿を見ながら燐寧は自分もザウルス着ぐるみでくれば良かったかなと思った。
 あるいは雪に合わせて白と赤で、二股尻尾のチェンソーモードでも良いかなーと他愛ない事を思いつつ、雪山を越えていくのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【落下耐性】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

ベアストリア・ヴァイゼンホルン
雪の進軍……氷を踏んで……何処が河やら……道さえ……しれず……

まぁ、遭難とかそういう危機は無いだろうから、こんな歌を歌わなくても大丈夫そうなんだけどね。

なんで知ってるかって……?電子アーカイブで……アニメを見たのよ。

そんなことを言いながら、分厚いコートを着込んで、使い捨てカイロを忍ばせて、アイリッシュコーヒーを飲もうかしらね。タバコは……あら、二本しかないわね……心許ないわ……。
アイドル?とやらで喫煙者は珍しいと思うけど……ほら、嗜みよ。嗜み。

はぁ……寒いね……早く終わらせて……炬燵とやらに……潜りたいわ……。

既に、炬燵の魔力に魅入られた独逸人であった。オレンジ?ミカン?も美味しいね。


百鬼・運命
アドリブ絡み歓迎

さて久しぶりの依頼の参加だな。しかし紀伊山地か…最終人類史では熊野古道に修験道で古来から割と山道は整備されているはずだけど、このディヴィジョンではどうなっているかな?

一応熊野古道の資料や雪山登山用の装備は新宿島でしっかり用意。
敵に発見されない様にまた敵拠点を発見し偵察する為、【使い魔使役】した鳥と必要に応じて片目の視界をリンクさせて上空から周囲を俯瞰し偵察。地形と地図を見比べて現在位置の確認もしよう

せっかくなら熊野大社に参拝でもしておきたい所だな。現在の熊野大社は明治の大水害で元の位置からは遷座しているというからなあ。流される前の熊野大社と言うのも是非に参拝してみたいものだが…



「さて久しぶりの依頼の参加だな。しかし紀伊山地か……」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)は紀伊山渓を眺めた。
 色々あって現場復帰は久しぶりだが、雪山と言うのは心も体も清めてくれる。
 ただそれだけに、人々は大自然を厳しき父として修験者を鍛え直すほどの存在として見なしたのだ。
「最終人類史では熊野古道に修験道で古来から割と山道は整備されているはずだけど、このディヴィジョンではどうなっているか……な? あれは?」
「ゆーきの……しんg……」
 運命はちらほらと降る雪や、降り積もった山を眺めていた。
 手には新宿で手に入れた最新の地図と、案内人が用意したこの当時の地図がある。
 雪中登山の道具一式を調整していると、何処からか歌声が聞こえて来た。
「信玄?」
「進軍! もとは軍歌みたいだけどね! まぁ、遭難とかそういう危機は無いだろうから、こんな歌を歌わなくても大丈夫そうなんだけど」
 運命がそちらに目を向けるとベアストリア・ヴァイゼンホルン(復讐者は狂気を纏うのか?・g04239)がやって来た。
 彼女はあんまりロクな目に合わない時代の歌を唄っている。
「なんでまたそんな歌を」
「なんで知ってるかって……? 電子アーカイブで……アニメを見たのよ」
 運命は真面目に問うとベアストリアは笑って答えた。
 気分を重視するならば、元の悲惨さよりはアニメの楽しさをベースにしたいものだ。
 なおそのアニメでロマノフに相応する相手との戦いにリアルリアリティを求めて二次を書いたら、薄い本が厚くなってしまうので注意しよう(間違いなく主人公側は凍死するか発狂する)。とりあえずこれ以上の歌詞は危険なので、ここまでにしておこう。
「それで、何してたの?」
「いや、この周囲を探ろうと思ってね。使い魔使役で色々な角度で見ようとは思うんだが、ここが何処か先に把握しないと。
 ベアトリスアは先に居たのが運命だったので、遠慮なくタバコを吸って休憩することにした。
 分厚いコートはあるし寒冷適性もある、使い捨てカイロもあるからあったかい。
 ならアイリッシュコーヒーでも飲むか、煙草を喫するか……二本しかないわね。心もとないので止めておこう。
「そ? じゃあ完全視界をあげるわ。丁度晴れてるけど、いつ振って来るか分からないしね」
「助かる」
 ベアトリスアは運命に声を掛けつつ、指を二本立てた。
 煙草を要る? もしくは余ってる? のジェスチャアだが、運命はナイナイと手を振る。
 まあ、あんまり吸ってるイメージ無いしね~と思ったら、運命は片目を閉じて近くに居た鳥と視線をリンクし始めた。
「雪を貫通できるのは助かるな。せっかくなら熊野大社に参拝でもしておきたい所だ。現在の熊野大社は明治の大水害で元の位置からは遷座しているというからなあ」
「そういえば前人未到の山に登ったら、普通に錫杖が刺さってたとか聞くわね」
 運命は二枚の地図を見て、現在の地図ではなく案内人がくれた地図を見る。
 その二つを見比べ、白い山を見通すと浪漫がある気がするのだ。
(「あー煙草ほしっ。アイドル? とやらで喫煙者は珍しいと思うけど……ほら、嗜みよ。嗜み。はぁ……寒いね……早く終わらせて……炬燵とやらに……潜りたいわ……」)
 一方、真面目にいろいろやりながらロマンを果たす彼に対し……ベアトリスアは心の中で怠惰であった。
 既に炬燵の魔力に魅入られてしまった独逸人であり、現代社会から抜け出せそうにない。
 炬燵に入ってオレンやミカンにポンカン? 美味しいよね。とか言いつつ、雪山を他人事の様に眺めたいと思うベアトリスアなのであった、
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!

無堂・理央
地雷原と自爆トループス級とか爆弾正の面目躍如な作戦だね~。
そんな手段に出る位に追い詰められてるんだろうけどさ。


無双馬『クロフサ』に騎乗して雪山をカッポカッポと歩いてこう。
一面真っ白な雪景色~♪
って雪が積もる位に寒いでしょ!防寒着必須だね。
クロフサは今回の装備的に馬鎧が熱を持ってそうだから防寒着要らないけどさ。

登山している最中に残留効果でちょっとした実験兼確認。
【フライトドローン】でドローンを展開したら、まずはドローン一機に直進指示を出してまっ直ぐ飛ばして、指示したドローンが直進中に別のドローンに別方向に飛ぶ指示を出したら、先に指示を出したのと後に指示を出したのがそれぞれどんな動作するんだろ?


十野・樞
アドリブ連携歓迎

まあなんだ、爆発は浪漫だからなあ……
何となく、わからなくもねえな

そして鋼のソイヤとやらについては、全力で後回しにするぜ
頑張れ、未来の俺

誰かの【寒冷適応】に便乗できれば良いが
なければスノーシューや各種ウエア、ピッケル・アイゼン等の雪山装備を万全に

たとえロマノフ王朝のロシアに遠征したことがあっても
魔術師崩れのおっさんには雪道は荷が重い
【エアライド】で最適な移動経路を確認して一番楽な道を行くぜ

そしてそれはさておき、
月見酒も花見酒も良いが、雪見の酒も乙なものだ
まあ、行動に差し支えねえ程度、ほんのちょっぴりやらせてもらうかね

あまりにも残酷なヒトの世でもなお、美しい自然を肴にな


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok

松永久秀から領地やら居城やらを奪っていたって、あの辺り、平安の領域ではなかったのでしょうか?
今更考えても詮無い事ですが……。

残留効果で代用出来るとはいえ、雪山って、本来は色々と前準備しないと危ないのですよね。
一応、防寒着とピッケルは確保。後は天測出来るよう方位磁石と六分儀も用意。

さて、目的地までは、久し振りの登山を楽しむとしましょう。

道中では雪崩や滑落を起こさないよう、足下や音に注意しながら進みましょう。
途中、休憩出来そうな所があれば、そこで景色を眺めるのも良さそうです。

と、本来の目的も忘れないようにしませんとね。
もし山上から敵の陣容が分かるなら、予め確認したいですが……。



「地雷原と自爆トループス級とか爆弾正の面目躍如な作戦だね~そんな手段に出る位に追い詰められてるんだろうけどさ」
「まあなんだ、爆発は浪漫だからなあ……何となく、わからなくもねえな」
 白い雪山を無双馬のクロフサが征く。
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)がゴキゲンに語る様子だが十野・樞(division by zero・g03155)はとりあえず頷いた。
(「まあ爆弾は許容できる。鋼のソイヤとやらについては、全力で後回しにするぜ。頑張れ、未来の俺」)
 そんな中で樞は視線は前に向いていても、心は明後日に向いていた。
 誰が好き好んで、むっちりした筋肉と出逢いたいものか。
「弾正……松永久秀のことでしたか。ですが領地やら居城やらを奪っていたって、あの辺り、平安の領域ではなかったのでしょうか?」
 フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は当時の地図を思い出しながら呟いた。
 この場合は現代ではなく、平安鬼妖と新しく貰った天正大戦国の地図である。
「長尾景虎も弾正だし信長もそうだった時代があるけどね。まあ、平安鬼妖の奪還戦に持って行ったお城が巻き込まれて消えたんじゃない? あとは追撃戦で境界も一緒に消えたとか」
「ああ、官職名の方が『表』に来るんでしたっけ。全世界に真の名前を隠す傾向はありますからね。そして奪還戦で……今更考えても詮無い事ですが……」
 理央の言葉にフィーナは何となく納得した。
 境界線を拡大して居たのは有利だった天正大戦国側だろうし、奪還戦からの退却は逆だ。
 部下たちは消え失せ、お城も消え失せ、領地の境目が拡張部分どころか大きく減ってしまったのかもしれない(負傷して逃げただけかもしれないが)。
「ともあれ残留効果で代用出来るとはいえ、雪山って、本来は色々と前準備しないと危ないのですよね。一応、防寒着とピッケルは確保。後は天測出来るよう方位磁石と六分儀も用意しましたが」
「寒冷適応がないかもしれなかったからな。スノーシューや各種ウエアに、ピッケル・アイゼンとかの雪山装備は万全にしてきたぜ」
 フィーナと樞は色々と用意した上で周辺の景色を眺めた。
 ディアボロスの体力と、寒さを打ち消す残留効果などはある。
 だから余裕だとはいえ、本来は危険で大変なのだ。万が一を考えれば用意はしてくるべきだし、そこまでやって初めて、今見る景色を楽しく見られると言う物だ。
「さて、安全対策はしてますし目的地までは、久し振りの登山を楽しむとしましょう」
 フィーナは雪崩や滑落などの危険な場所を避けた上で、ゆっくりと眺めて回った。
 木々に降り積もる雪、あるいて葉っぱから落ちる積雪。
 あるいは氷柱を通して輝く光は、寒いからこそ感じられる暖かさである。
「一面真っ白な雪景色~♪ 防寒着や残留効果があると安心してられるのはありがたいよね。あ、ここまで着たという事は、色々と試せるな」
「ああ、本来の目的も忘れないようにしませんとね。もし山上から敵の陣容が分かるなら、予め確認したいですが……」
 理央がフライトドローンを呼び出したところで、フィーナは次の予定を思い出した。
 地雷原やらいろいろと確認し、上手く突破する必要があるのだ。
「ルートに関しちゃ俺の方でやってるぜ。たとえロマノフ王朝のロシアに遠征したことがあっても、魔術師崩れのおっさんには雪道は荷が重いからな」
 樞はエアライドの副次効果である、経路の最適解を有効活用した。
 ジャンプ以外でもこういった効果があるという意味で、飛翔とは別の使い道があるのだ。
(「月見酒も花見酒も良いが、雪見の酒も乙なもんだ。まあ、行動に差し支えねえ程度、ほんのちょっぴりやらせてもらうかね」)
 樞はそう言って懐を探った。
 そこには竹筒に日本酒が、スキットルに北方の酒を入れてある。
 あまりにも残酷なヒトの世でもなお、美しい自然を肴に酒を愉しむことにしたのだ。
「とりあえず周辺確認と、次回に使う囮だけど……その前に実験しちゃおうかな」
 理央は色々と準備しつつ、フライトドローンを浮遊させた。
 まずは一機目のドローンにゆっくり飛ぶよう指示を出し、まだ任務を完了して居ない時に二機目を飛ばしたら? という確認だ。ドローンに与えられる指示はあくまで一つであり、バッティングするかどうかを確認したのである。

 ちなみに二機目へ別方向に飛ぶよう指示を出したのだが……。
 一機目は指示の条件を満たしてないので、指示した場所まで直進。
 おそらくは二機目を自分がコントロールするという認識であり、一機目は自分(?)が命令されているという認識ではないのか、それとも命令途中だった為か、直進し続けたのである。もっともコレはかなり余裕を持った状態での継続命令であり、直接指示し続けるような詳細な操作だと変わって来るのかもしれない(命令できるのは同時にあくまで一機だけなので)。
 いずれにせよ、一同は雪山を越えて地雷原に辿り着いたのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!

八百陣・葵漆
これが爆弾正の策か……
クロノ・オブジェクトの地雷源とはなかなか厄介な真似をするね
飛翔対策もきっちりしているというのもいやらしいね

とはいえ……これを突破するくらいは何とでもなるかな
『万全の備え』でアイテムポケットから自作の絡繰りを取り出すよ

これは……まあ金属探知機だね
埋まっている場所がわかれば、避けて通れるというわけさ

ついでに地雷の場所は石灰でも撒いてマーキングしておこうか
これであとに続く仲間も問題なく通れるはずさ

……ところで、地雷を使う発想は使えるね
今度何かの策で使ってみようかな?


ベアストリア・ヴァイゼンホルン
地雷原ね……はぁ……面倒……。

クロノオブジェクトの地雷だから、感圧から振動……なんでもござれなのね。まぁ、そんなのは関係ないわ。すべて叩き潰してしまえばいいのよ。
パラドクスで自身らの領域を広げるように、バンバンしていくね。そうしないと、カミカゼ?な連中が突っ込んでくるからね……回避した時、地雷に引っかかったら嫌だものね。

しかし……記録でしか読んだことが無いけど……本当にカミカゼって……やってくるのね……狂気よ……。

ある程度バンバンして満足に整地したら、残り二本のうちの一本を吸わせてもらおうかしらね。ゆっくり、じっくり吸って……。

で……来るのかしらね……?いつでも………どうぞ?


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok

さて、問題の地雷原ですね。
飛び出す地雷自体は現代でも珍しくないですが、恐らくそれでカバーしきれない高さまで飛ぶと狙撃される形ですかね?

一番手っ取り早いのは、『極光の波動』で地面ごと地雷を吹き飛ばして誘爆させることでしょうか。
それに、地面を軽く抉ればどこを調べたか分かり易くなります。
とはいえ、一般人を巻き込んだり制御不能な雪崩が起きる危険性のある場所は避けて誘爆させませんとね。
最短でなくても問題なし、です。

波動を放ったら、フライトドローンの囮を先行させ安全確認です。撃ち漏らしの地雷もこれで反応するでしょうか。
確認後、軽く地面から浮き、地雷が爆発した跡を通って先に進みましょう。


●まずは正攻法で
「これが爆弾正の策か……」
 八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)は情報を精査して唸りを挙げた。
 弾正と言う呼び名の武将は色々いるが、爆弾正といえば松永久秀の事だ。
「クロノ・オブジェクトの地雷源とはなかなか厄介な真似をするね」
 このクロノ・オブジェクトという特別品が厄介だった。
 ただのブランドで収まるはずはなく、単純な方法では破壊が難しく、また対抗手段も狭くなる。
「地雷原ね……はぁ……面倒……」
 ベアストリア・ヴァイゼンホルン(復讐者は狂気を纏うのか?・g04239)はタバコを吸いたい気分になった。
 しかし二本しか補給はなく、液体錬成でも口福の伝道者でも増えないのでどうしようもない。
「クロノオブジェクトの地雷だから、感圧から振動……なんでもござれなのね」
「通常の金属探知機では対処できず、通常の重機では破砕できませんからね」
 ベアストリアの言葉にフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)が頷く。
 クロノヴェーダやディアボロスに準ずる扱いなので、法則破壊の影響を受けるのだ。
 また性能も良いので、金属探知機もクロノオブジェクトでなければ探し負ける。クレーン車か何かででロボットアームで貝堀みたいな方法で爆発させることもできないのだ。
「飛び出す地雷自体は現代でも珍しくないですが、恐らくそれでカバーしきれない高さまで飛ぶと狙撃される形ですかね? まさしく問題の地雷原ですね」
「うん。飛翔対策もきっちりしているというのもいやらしい」
 フィーナが少し上を見上げると、葵漆は顔を上げずに苦笑した。
 人間の頭より上くらいまでジャンプして破片をばら撒く機雷。
 伏せても駄目、エアライドで大ジャンプするだけでは駄目。かといってそれ以上の高度で飛ぶと、物見の塔あたりから釣る瓶打ちに撃たれる未来しかみえなかった。
「まぁ、そんなのは関係ないわ。すべて叩き潰してしまえばいいのよ」
「一番手っ取り早いのは、それで地面ごと地雷を吹き飛ばして誘爆させることでしょうか。問題は相手がどこまで様子を見てくれるかですけど」
 ベアストリアとフィーナの見解は同じだ。
 クロノオブジェクトだから普通に大型機械や爆薬を使っても駄目だが、パラドクスならば破壊が可能だ。

 問題なのは敵があちこちで警戒網を敷いている事だろう。
 何度もパラドクスを使うよりも先に向こうがやって来るのは間違いが無い。多くて一人一回、運が良い者で一回と思うべきだった。
「その辺を考えると、ボクはパラドクスで自身らの領域を広げるように、バンバンしていくね。そうしないと、カミカゼ(?)な連中が突っ込んでくるからね……回避した時、地雷に引っかかったら嫌だものね」
 ベアストリアは何度も撃ち込めないと仮定して、手元を重視することにした。
 自分たちの周辺に撃ち込むなら、二発目を放てる公算は高い。
 また周辺が安全に成れば、戦う上でも不利になる事はないだろう。
「確かに、地面を軽く抉ればどこを調べたか分かり易くなります。とはいえ、一般人を巻き込んだり制御不能な雪崩が起きる危険性のある場所は避けて誘爆させませんとね」
 フィーナは気を取り直して足元に地図を描いてみた。
 まずベアトリスアが扇状にパラドクスを可能な限り放つとして、次にフィーナが直線的に道を作っていく算段だ。一人目の爆発後から延ばすようにすれば、無駄も無いし距離も稼げるだろう。その時に気を付けるべきは、いパン人に被害が出るかどうかだろう。それを地図に描いて説明する。
「最短でなくても問題なし、です。問題は手が足りるかどうかですが……そちらは?」
「こんなこともあろうかと用意したんだけど……まあ金属探知機だね。自作のクロノオブジェクトだから安心して。難しくなってきたところから、そちらの作戦に切り替えてもらえると助かるかな」
 フィーナの言葉に葵漆が奇妙なアイテムを取り出した。
 アイテムポケットから取り出した物で、場合によっては投擲物に仕込んだりして使用する。
 葵漆のアイテムで埋まっている場所がわかれば、避けて通れるというなら他の二人も異論はない。ある程度は金属探知機で進み、複数の機雷があったり、引っかけ等を応用して難しくなっている所からパラドクスで破壊することにしたのだ。
「そういえば『痕』の問題も指摘していたね。ついでに地雷の場所は石灰でも撒いてマーキングしておこうか」
 葵漆は水分に反応する石灰を取り出した。
 先ほどフィーナがパラドクスで爆発させた穴で判ると言っていたが、切開で熱を与えれば似たような事はできる。そして切開は粉であって重量もないので、ソっとしておけるというのもあった。
「そのような感じで作戦を組むとしてパラドクスを放ったら、フライトドローンの囮を先行させ安全確認しましょう。撃ち漏らしの地雷もこれで反応するでしょうか」
 フィーナは念のために二重の仕掛けで挑むことにした。
 一応大丈夫だと思うから進むのだし、仮に一回くらいなら踏んでも問題ないはずだ。
 しかし過信して怪我するのは馬鹿馬鹿しかろう。髪を焦がしてパーマにする気も無かった。
「いいけど……記録でしか読んだことが無いけど……本当にカミカゼって……やってくるのね……狂気よ……」
「クロノヴェーダの命は安いみたいだからね。……ところで、地雷を使う発想は使えるね。今度何かの策で使ってみようかな?」
 段々金属探知機の調査を待つのが面倒に成って来たベアトリスアが煙草を取り出すと、葵漆は笑って作の使い道を考えた。癖はあるが面白い使い方ができるのは確かだ。何だったらダミーでも良いだろう。

 そして三人が向こう側に抜ける道を算定。
 戦えるフィールドを作る為にもパラドクスを使用した時……。
 他のメンバーは強引なドリブルを掛けたのであった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

さあさあ、体も温まってきた所で、本日のメインイベント開始だよ!
…なんてカメラに挨拶しながら動画撮影継続

メインは戦闘だろうって?
まあそうなんだけどね…ソイヤの動画、撮りたいかい?

そんなこんなで、カメラが落ちない様に着ぐるみウェアに確り取り付けて
準備万端整えたら、いよいよ攻略開始だね

観察と【未来予測】で地雷の位置を看破して
【エアライド】で最適なルートを見出しつつ
地雷の直撃を回避しながら、下り坂を滑降する
上り坂なら【飛翔】の力も借りて、滑走状態を維持
爆風に煽られても、【エアライド】のジャンプと【飛翔】で体勢を立て直し
一気に滑り抜けて地雷原を突破する

さてさて、どんな動画が撮れたかな?


●ディアチューバー登場!
「さあさあ、体も温まってきた所で、本日のメインイベント開始だよ!」
 真面目に地雷原を突破する者も居れば、馬鹿馬鹿しい方法を選ぶ者も居る。
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)はカメラに向かって挨拶しながら動画を取って居た。
 後にこの動画を見た仲間たちは頭を抱えたという。
「メインは戦闘だろうって? まあそうなんだけどね……ソイヤの動画、見たいかい?」
 溢れる筋肉大集合。
 男汗の代わりにオイルの臭いが激しいソイヤ地獄!
 うん、そんな動画は見たくないよね。
「クダ吉、ちゃんと撮れてる? OKOk。じゃあ行こうか」
 雪人はクロネコの着ぐるみの上にカメラを設置。
 下りに差し掛かったところでスキーのエッジに薬剤を塗り込んだ。
「はい、一番走者、雪人選手! 準備万端でいよいよ地雷原の攻略開始です!」
 そうコメントしながら用意した道具はスキー一式。
 ストックで丘陵の上に移動し、一気に駆け下りたのだ。
 直滑降のまま高速で滑り降り、時々右左にルートを変えながら滑り降りて行った。
『馬鹿ですか! 心配させて!』
『ひひひ、馬鹿なんじゃねえの?』
『をいをい。見ながら飲む酒は旨いがな』
 後にこの動画を見た仲間たちは頭を抱えたという(二回目)。
 なんというか雪人が強引に速度で駆け抜け、未来予測で地雷の爆発から逃れようとしたのだ。
 これが歩行ならば絶対に間に合わない、しかし高速で滑り降りるスキーなど流石に想定して居まい。それでも爆発からは完全に逃れられないからこその未来予測であった。
「そーい! YAA!」
 たまにエアライドでジャンプを掛けて下り降りる。
 大ジャンプができる以外にも、最適解でコースを選べるから無駄が無い。
 必要ならば飛翔も使って低空飛行、超高速で駆け抜けようとした。もちろん爆発からは逃れられないので、エアライドの最適解と未来予測のコンボでリカバリーだ。
「やったトリプルアクセル! ってスキーの技じゃないか。じってんじってんじってん……あ!?」
 ちゅどーん!
 と爆発に巻き込まれ、雪人はふっ飛ばされたという。
 最後の最後だったのか、途中だったのかは……雪人のみぞ知る。
「さてさて、どんな動画が撮れたかな?」
 壊れたカメラから聞こえて来るのはこんなセリフであったという。
苦戦🔵​🔴​🔴​

ハインツ・ゼーベック
連携・アドリブ可

「地雷原か。なら火力で薙ぎ払えばよろしい」
砲兵火力による蹂躙を使用。砲兵の火力で地雷原を砲弾の火力で薙ぎ払う。
ただむやみに撃っても困るので、地雷原を抜ける道になるよう直線で着弾するように●砲撃する。なんなら山の斜面ごと●破壊したって構わん。
ああ、他の復讐者には事前に声をかけておこう。砲撃に巻き込んでは可哀想だしな。
砲撃による爆煙や衝撃波による振動や揺れは敵の射撃部隊への●撹乱●時間稼ぎにもなるだろう。
砲撃で出来た穴に身を隠していけば銃撃からも隠れられるだろう。
砲撃で吹き飛ばし損ねたのに引っかかったらまぁ運がないと思うか。


十野・樞
アドリブ連携歓迎

地雷原突入前に飛翔し望遠鏡で麓を見、集落の有無をチェック
地雷爆発で雪崩発生、それにより村が壊滅……なんて事になったら酒が不味い

皆と情報共有
村があればそちらに被害が及ばぬよう進行方向を選定

下手に地雷が残って復興やらの妨げになったらことだ
フライトドローンを低空で飛ばし、できるだけ派手に地雷を起爆していくか
ただしそれは、俺達が行く方向とは異なる方へ
そうして敵の目を別方向に引き付けとくぜ

おっさんはもう歩きたくねえんで、低空で飛翔
良く考えれば、雪山でも飛翔しておけば……

風使いで消音しながら衝撃波を飛ばし先に地雷起爆
観察・看破と空中戦、エアライドで爆破に巻き込まれねえよう立ちまわり進むぜ


●馬鹿騒ぎであろうとも、大真面目に
 他のメンバーとは別の山道でのこと。
「準備は良いかね?」
「ああ。集落の有無は事前に確認して置いた。雪崩で大変なことになることはねえよ」
 ハインツ・ゼーベック(猖獗・g00405)が後ろ手に手を組んで尋ねると、十野・樞(division by zero・g03155)は木の上から降下して来た。
 彼は地雷原の手前で飛翔で樹の上まで登り、木々に隠れて望遠鏡を覗いていたのだ。
 そして山の麓に村を含めた人々の気配が無い事を確認した。なんでかって? それは直ぐに判るだろう(悪い笑顔)。
「地雷原か。なら火力で薙ぎ払えばよろしい」
 それがハインツを始めとして一部のディアボロスが出した結論であった。
 パラドクスを使って地雷原を爆破……それも出来るだけ広範囲を爆破しようという算段である。
「地雷爆発で雪崩発生、それにより村が壊滅……なんて事になったら酒が不味いからな」
 というのが樞が望遠鏡でチェックしてまわった理由である。
 みんながバカスカと、普段は使えないような広範囲型を好んで使おうとしているのだ。
 心配の一つも考えるのが良い大人と言えるだろう。あ、ハインツさんも普段は普通のロマンスグレーですよ。今回が特別にノリノリなだけで。
「ああ、他の復讐者には事前に声をかけているとも。砲撃に巻き込んでは可哀想だしな。火戦は出来るだけ無駄にならないように計算してある。なんなら山も崩してしまえば良い」
 なんというかハインツは常識人だが、戦場の常識人でもあった。
 戦場の女王とは砲兵隊による曲射攻撃であり、その支援下で騎兵を突っ込ませ、攪乱した所を歩兵で蹂躙するのが鉄則だ。ゆえに広域を爆破することになんの躊躇も無かった。
「砲撃で発生するショックバスターでの振動や揺れも計算してある。爆炎や砲煙も敵射撃部隊への攪乱や時間稼ぎになるだろう。抉り過ぎた穴は塹壕代わりに成れば助かるのだが」
「まあ下手に地雷が残ってもなんだしな。その辺は判る」
 ハインツの様子を見て、樞は日ごろのストレスも一緒に吹き飛ばす気なのか一瞬疑った。
 ロマンスグレーの紳士で優しいということは……同時に無茶振りをされるという事でもある。
 もしかしたら樞も五十を超えた辺りで胃を痛める羽目になるのではないかと思ったという。ちなみに後で友人が録画した『ニャハハハ♪』な動画を見て、その場で頭を抱えたという。
「しかし攪乱か。そういうことならコイツの出番だな」
「ドローンかね? しかし攪乱にはならんだろう」
「俺らと同じ方向に飛ばすんならな。こいちは別方向に飛ばす」
 樞はハインツの言葉にニヤリと笑った。
 フライトドローンは幾つか用意したが、自分たちと同じルートに進ませはしない。
 別方向に飛ばすことで、自分たちの侵入経路を誤魔化そうとしたのである。
「では始めると使用。……火力とはこういうものを言うのだよ」
 ハインツが指をパチンと鳴らすと、突如として周囲に砲兵隊が現れた。
 ドカドカと直接砲撃で辺り一面をふっ飛ばし始め、地雷原を薙ぎ払って行ったという。
「そんじゃ行くか……面倒だ低空飛行で……って良く考えれば、雪山でも飛翔しておけば……」
 樞はいいかげん疲れたこともあり、飛翔で労力を浮かそうとした。
 おっさんだしなーと思ったわけだが……登りも飛翔しとけばよかったねと、今更ながらに気が付いたという。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【グロリアス】がLV2になった!

無堂・理央
地雷原に到着っと。
ここを手早く抜かないと後が不利になるんだよね?


引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して行動だよ。
地雷に対しては最終人類史では一番確実な処理方法、爆破処理が一番かな?
処理に時間を掛けていたら敵が来るだろうし、地雷処理しつつなるべく早く前進しないとね。

ボクがやるのはフライトドローンの多重進行。
突破するつもりの直線コースにドローンをどんどん進ませて地雷を誘爆させるよ。
最初のドローンが爆破される前に次のドローンに指示を出して待ち時間を作らずいこう。
地雷起動で複数のドローンが巻き込まれるようなら、後発のドローンの速度や指示タイミングを調整するよ。

で、地雷が無い場所は前に進む事も忘れないよ。


アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎

さて、ここからは気を引き締めて行かないと。
死をも厭わぬ相手ほど恐ろしいものは無いでしょうしね。

地雷を残していては後々面倒ですね……多少時間が掛かるかも知れませんが、ここで全て処理してしまいましょう
地雷探知を行なっている方も居るようですし、情報共有を忘れずに……周囲に影響が及ばない位置を狙ってパラドクスで地雷を誘爆させて行きます

進行ルートを確保したらもう一度地雷原へパラドクスを撃ち込み、処理し損ねた地雷が無いか確認しておきます
一つでも残せば不要な被害を出しかねませんしね


●何事にも締めが重要である
 ディアボロス達は複数のルートから下を目指した。
 中にはノリノリでやらかした者もいるかもしれないが、概ね啓開には成功したと言えよう。
 ゆえに別口を進まず、怪しい場所を上書きする者も居た。敵が来た場合に、即座に抗戦する方が楽な場合もあるからだ。
「地雷原に到着っと。ここを手早く抜かないと後が不利になるんだよね?」
「そうね。だから、ここからは気を引き締めて行かないと」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)とアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は仲間たちが強引に通った道を行く。
 その方が合理的だし、怪しい場所を爆破させて抜けて行けば後方も安全になるからだ。
「でないとヤツラが来るわ。死をも厭わぬ相手ほど恐ろしいものは無いでしょうしね」
 アイネリスはこの後の事を考えた。
 今回の任務は地雷原をふっ飛ばして終わりではない。
 潜り抜けた後で敵を倒し、部隊を丸まる一つ消さねばならないのだ。しかも今回は怪しげな集団であるという。
「とりあえず地雷に対しては最終人類史では一番確実な処理方法、爆破処理が一番かな? 処理に時間を掛けていたら敵が来るだろうし、地雷処理しつつなるべく早く前進しないとね」
 理央はそういうと大量のフライトドローンを用意した。
 少し多いのではないか、これでは歩みが遅くなるのでは? と思う量だが、この位が適正なのだという。
「どうする気です?」
「ボクがやるのはフライトドローンの多重進行。突破するつもりの直線コースにドローンをどんどん進ませて地雷を誘爆させるよ。前回の実験で混線しないと判ったからね」
 アイネリスの疑問に理央は笑った。
 フライトドローンも爆破されてしまうが、爆破するために使えば良い。
 そしてある程度のタイミングを空ければ全てが吹っ飛ぶことはないし、計算した引っかけ問題みたいなのがあれば、その時に改めて調整すれば良いだけだ。
「なるほど。地雷を残していては後々面倒ですしね……多少時間が掛かるかも知れませんが、ここで全て処理してしまいましょう」
 アイネリスは他の仲間に迷惑が掛からないように連絡すると、自身も攻撃の準備を行った。
 黒鉄の槍を無数に用意し、刺さった場所を爆破していく構えである。
「それじゃあ行こうか。あ、ボクが先に行くね」
「少し待ってください。念のためにもう一度処理しておきましょう」
 理央が無双馬のクロフサにミサイルランチャーを搭載し終わると前に出た。
 その様子を見てアイネリスは、何のためにドローンが爆破した場所の周囲へと黒鉄の槍を投げ込んで爆破する。
「一つでも残せば不要な被害を出しかねませんしね。では進みましょうか」
 そういって地雷原を突破しつつ、戦場となる場所をディアボロスたちは切り拓いていったという。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【フライトドローン】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!


 地雷原を越えてディアボロスが進もうとした時……。
 重低音を響かせてやって来た物が居た。
『……』
 ズウン、ズウン。
 鈍い足音を響かせて迫るクロノヴェーダ。
 静かにこちらを見渡して、戦闘準備を整えようとしたのだが、その前にナニカが雪の中から現れたのだ!
『我ら名前を素意屋透波!』
『鍛しこの身は誰の為。主が為に鋼の盾となろう!』
 雪の下から次々に現われるソイヤ・トルーパー達!
 跳び上がって着地し、横一列にただいま参上!
『竹内さま! まずは我らにお任せを!』
『……』
 ソイヤ達が声をかけると、アヴァタール級らしき大きな個体は静かに頷いた。
 そして縦一列になることで、最初の一体だけが被害担当になって駆け抜けたのだ。
『ディアボロス!』
『松永さまの命である! お命、頂戴!』
『『ソイヤ!』』
ベアストリア・ヴァイゼンホルン
出てきたね……んふふ……アッハハハッ!!

パラドクスに距離の概念が通用しないのは分かるけど……自爆はどうなんだろうね……まぁ、その前に吹き飛ばしてしまえばいいわね。
自爆上等で突っ込んでくるのなら、こちらのパラドクスで自爆の範囲に巻き込まれない位置から撃たせてもらうね。

その自慢の筋肉……いや、フレーム?を爆ぜさせなさい!!アッハハハッ!!

さて、出来るだけ吹き飛ばして、敵の残骸を確認しつつ、構造解析……と行きたいけど流石にそんな時間的余裕は無さそうね。最後の最後までパラドクスをぶっ放して、残敵掃討までやってしまおうかしらね……。

残念だけど……時間が無い……構造解析は……また今度……。


無堂・理央
ソイヤ!ソイヤ!
うん、何だかこの瞬間だけ平安鬼妖地獄変に戻った気分。
妖怪のソイヤ達とは違うんだけど、既視感?バリバリ感じるメンツだね~。


引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して吶喊だよ。
パラドクスで雷を纏いグレートソードを肩に担いだら、ソイヤ集団目掛けて突撃ー!
クロフサには全速力で駆けて貰って、手近な敵からグレートソードで薙ぎ払って吹き飛ばしちゃえ!
敵は接近戦だと自爆すると言うけど、自爆する前に吹き飛ばして距離を取っちゃえば問題ない!
吹き飛ばしても自爆の被害を負っても【グロリアス】の回復で帳消しにする。

今月は【グロリアス】月間だし、どんどん敵を叩いてどんどん回復して行っちゃえー。



『ソイヤ!』
『そいや!』
『SOIYA!』
 荒ぶる鋼の重低音と共に奴らはやって来た。
 続々と現れる鋼のボディは、天正大戦国が誇る脅威のメカニズム!
「ソイヤ! ソイヤ! うん、何だかこの瞬間だけ平安鬼妖地獄変に戻った気分」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は懐かしいけれど嬉しくはないような顔をした。
 人はそれを苦笑の一つだと捉えたかもしれない。まあ複雑な気分なのは確かだ。
 どうしたものかと思いながら、無双馬のクロフサに乗せたミサイルを降ろしておいた。高速突撃には不要なものだろう。
「妖怪のソイヤ達とは違うんだけど、既視感?バリバリ感じるメンツだね~」
 理央はよっこいせとクロフサに跨った。
 出て来なければやられなかったのに……とか思うのだが、これってクロノヴェーダとの生存戦争なのよね。
「出てきたね……んふふ……アッハハハッ!!」
 一方でベアストリア・ヴァイゼンホルン(復讐者は狂気を纏うのか?・g04239)は先ほどからハイテンションなまま。
 汚物は爆発だ! とばかりに周囲一面を吹き飛ばすつもりである。
「パラドクスに距離の概念が通用しないのは分かるけど……自爆はどうなんだろうね……まぁ、その前に吹き飛ばしてしまえばいいわね」
 ベアストリアは地雷原はついでにふっ飛ばせば良いと判断した。
 念の為に言っておくと、地雷を都合よく爆破はできない。
 パラドクスで地面に埋まっている物を狙う事は出来ず、ベアトリスアが持つような地面ごと周囲をふっ飛ばすタイプの攻撃だから可能なのだ。これは先の地雷原処理でも同じで、光の波動でふっ飛ばしたりミサイルや砲兵で薙ぎ払うから可能。精神攻撃などでは難しいので注意しよう。

 そしてディアボロス達は行動を開始する。
「とりあえずボクは吶喊するつもりだから、その辺はお願い~」
「了解したわ。自爆上等で突っ込んでくるのなら、こちらのパラドクスで自爆の範囲に巻き込まれない位置から撃たせてもらうつもりだったからね」
 理央はベアストリアの攻撃に紛れて接近することを選んだ。
 パラドクスの攻撃は一瞬であるし、このタイミングならばそう待つこともあるまい。
「その自慢の筋肉……いや、フレーム(?)を爆ぜさせなさい!! アッハハハッ!!」
 アーマーかな? フレームかな? 人工筋肉かな?
 プラモとかメカ好きなベアストリアとしては気になるところだが、相手がソイヤでは自分の尊厳が危ういと攻撃に専念することにした。というかスカートの中から反応弾を放つからね、迂闊な事をすると尊厳が死ぬ。
『ソイヤソイヤソイヤ!』
「被害担当官の後ろをついてくる!? だけど……行きなさい……サーカスを……見せてあげましょう……」
 敵は暗号で伝聞すると、右に左に曲がりながら突撃して来た。
 全ての攻撃を前面の敵が受け止め、後ろの連中が援護攻撃を行って来る。
 これに対してベアストリアが放った反応弾は、まるで風船の口を結ばずに飛ばすと、曲がりくねりながら空を舞うような軌道を描かせたのだ。
『懈怠な! だが、この程度で我らの忠義がくじけると思うなよ! ソイヤ!』
「どっちが怪しんだか。といっても君らにはあんまり関係ないよね。薙ぎ払ったげる!」
 敵はそのまま仲間に攻撃している所を、理央は横入りしてふっ飛ばすことにした。
 雷をまといグレートソードを担ぎながら、戦場を疾駆してソイヤ達に突撃するのだ。
『ちっ! あれをやるぞ! ソイヤそいやソイヤ!』
「まさかカラダでシューリケン!?」
 ベアトリスは見た!
 己に攻撃して来た敵が、理央に対抗するために体を折り曲げていくのを!
 これぞ翻身疾空陣! 別に国電とか締め切りに間に合わせる漫画家とかではない!
『ぬふう!? だがしかし、お前も連れて行くぞおーーーーソイヤー!』
「さすがに遠距離で倒れてはくれないかな……でも!」
 理央は雷撃を抜けて来る敵をグレートソードで斬り裂いた。
 刃に貫かれても爆発するまでつかみかかろうとするその手足!
 だが理央は爆発の中から現れ、負傷を残留効果グロリアスによって回復するのであった。
「今月はグロリアス月間だし、どんどん敵を叩いてどんどん回復して行っちゃえー……死ぬほど痛いけど、頑張る!」
「みたいね、出来るだけ吹き飛ばして、敵の残骸を確認しつつ、構造解析……と行きたいけど。流石にそんな時間的余裕は無さそうね。最後の最後までぶっ放して、残敵掃討までやってしまおうかしらね……」
 理央は無事な様に見えたが次なる敵を倒して血まみれになり、ベアストリアは早めの決着を急いだ。
 流石に次々に来られては困るし、運よく地雷原に巻き込まれなかったが、次はどうなるか分からないからだ。
「残念だけど……時間が無い……構造解析は……また今度……」
「ひとまず撤収! 包囲網を破るよ!」
 そう言い残して二人は敵を引きつけながら下がっていったのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【フライトドローン】がLV4になった!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【グロリアス】がLV3になった!

八百陣・葵漆
うーん……なかなか個性的な敵だね
自爆特攻は戦力を使い捨てにする下策と思うけれど
そもそも容易く討伐されるトループスなら
少しでも敵を倒せるようにするのは間違ってないのかな?

ともあれ、近づかれる前に何とかしないとね
先ずは『アイテムポケット』から取り出した耳栓を装着
敵の声による攪乱に対策しておくよ

そして『足止めの軍略・弐』だ
特製の絡繰りを使って、敵集団を泥沼に嵌めてしまおう
ロクに動けないなら暗号の情報交換も有効には使えないはずだよね

あとは火矢なり爆弾の投擲なりで攻撃して
自爆装置を誘爆させ、まとめて仕留めてしまおうか


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

地雷原は越えましたが、今度は敵集団が軒並み自爆とは、また随分と思い切ったことで……。
やはり油断出来ませんね。

まぁ、つい最近見掛けた集団な気がするのは気のせいだと思いたいですね。

戦闘方針は『極光の波動』での射撃戦。
精霊達やユリウスと歌を紡いで波動を放ち、敵を吹き飛ばして近づかれないよう注意しつつ、弱った敵から確実に止めを刺します。

最後の自爆ですが、吹き飛ばして距離を離せればよし。無理矢理近づかれて巻き込まれたとしても、魔力障壁で防御しつつ、グロリアスが自爆後に働けば何とかなるでしょうか?

敵の絶叫に対しては、此方も精霊達やユリウスと合唱で対抗です。
敵の攻撃は波動で弾き返します。



 ソイヤたちは油ギッシュで凄い気迫だ。
 それ以上に面倒なのが、倒しても組み付いて自爆までの時間を稼ごうという根性。
「うーん……なかなか個性的な敵だね」
「地雷原は越えましたが、今度は敵集団が軒並み自爆とは、また随分と思い切ったことで……」
 八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)とフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は思わず顔を見合わせた。
 攻撃的にはやや魔法(WIZ)の方が通り易いかというのは二人にとっては朗報なのだが、あんまり笑える状況ではない。あんな肉達磨というか重戦車に組み付かれて嬉しいかと言えば、そんなはずはない。
「自爆特攻は戦力を使い捨てにする下策と思うけれど、そもそも容易く討伐されるトループスなら少しでも敵を倒せるようにするのは間違ってないのかな?」
 葵漆は泣き言は言わずに冷静に分析した。
 遠距離でふっ飛ばしても中々消滅しないタフネスも、かなりのシナジー効果である。
 そのタフネスで敵へ確実に接近し、我が身諸共にドッカーン! 戦いを過程として考える軍師としては効率が悪く、敵としても味方の駒としてもあんまり気分の良い敵ではない。
「どちらにせよ、やはり油断出来ませんね。しかしまぁ……つい最近見掛けた集団な気がするのは気のせいだと思いたいですね」
 フィーナとしてはむしろあの油ギッシュな個性の方にモノ申したい。
 地雷原も自爆も強敵だと思えば理解はできるし、ジェネラル級ほど理不尽でもない。
 むしろあんな奴に組み疲れ、機械油でドロドロにされる方が許せまい。それでもまあメカである分だけ、平安のソイヤよりマシだと思えるのが不思議であった。
「ともあれ、近づかれる前に何とかしないとね」
 葵漆はアイテムポケットから耳栓を取り出した。
 必要ならばハンドサインで合図すれば良い、冷静さを保ち耳の保護の方が重要だろう。
 まして相手は暗号文を兼ねた掛け声を攻撃手段としても利用するのだ。
『ソイヤソイヤソイヤ!』
「何か言ってる? 音波攻撃? 足が速い? この泥沼に嵌まってしまっては、もはやそんなものには意味が無いね」
 敵は暗号でやりとりしながら攻勢を掛けて来る。
 葵漆はそこに先制し、地面を液状化して攻撃して来た。
 足元を泥沼にしてから、遠距離攻撃を掛ける算段であった。
「ロクに動けないなら暗号の情報交換も有効には使えないはずだよね後は火矢なり爆弾の投擲で……え?」
『地面が泥になった? 動けぬ? 話を聞かぬ? だからどうした、ソイヤー!』
 なんと! 敵は自ら地雷原に踏み入った。
 そして爆発の衝撃にこっちに飛んで来たのだ!
 もちろん葵漆の攻撃が先に決まるし、爆風に飛び乗る攻撃などそれほど命中精度は良くない。しかし……驚くよね。本当にこういう特殊戦法マニュアルがあるのでビックリである。
「あれが地雷戦法の一つか……まいったな」
「ビックリしました。しかしダメージを負いながらの攻撃であれば、一体ずつ仕留めれば確実に倒せるはずです」
 葵漆は驚いたがフィーナは冷静に倒すことにした。
 現在進行形でやってきているし、地雷戦法はむしろ倒し易くなるだろう。
「精霊達よ、どうか、私に力を貸して。共に歌を紡ぎ、その想いをもって極光の導きと成し、ソイヤを討ち果たせ……!」
 フィーナは魔力を糧に三精霊を召喚。
 雪・光・氷の力を束ねてオーロラを放った。
 極光が敵を弾き飛ばし、迫り来る動きの途中で後退させる。どうやら爆風で空を飛ぼうとすると、こちらに届き難い様だ。
「なんとか為しますか……ユリウス。油断せずに行きましょう」
 フィーナはダンジョンペンギンのユリウスと共に、弱った敵を狙いながら蹴散らしていったのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【グロリアス】がLV4になった!

十野・樞
平安奪還戦での松永久秀軍追討の際の恐れ(超合金・編隊飛行・変形合体)が、ついに現実に……
そうか、あれがフラグってヤツか

ソイヤに取り囲まれ、かごめかごめされるのは御免蒙る
飛翔と空中戦で絶えず位置を変え敵の情報収集妨害
こちらも観察と看破・情報収集で敵暗号を分析し
未来予測とあわせ敵の動きを把握
風使いで遮音し意思伝達を妨害しながら
隙をつきパラドクス展開
茨の鎖で敵捕縛、連携を乱し、そのまま存在情報を喰らい尽くす

自爆はパラドクスそのものって訳でもねえのか
ならば茨で縛した後距離を取り
衝撃波と結界術で相殺

名を惜しむと言っていたか
だが、盲従することで得る名なぞ、酒の肴にもなりゃしねえと俺は思うがね


一里塚・燐寧
高速飛行から突進して自爆、飛び散ったパーツは周りと合体して強化……
自爆の是非はともかく、意外とコンセプトがガチだねぇ?
ま、元のソイヤもパワーはジューブンでネタだけのザコじゃなかった
こいつらもおんなじってことかぁ!

自爆する相手には砲撃戦を挑むとしよっか
【フライトドローン】上で≪DCブラスター≫を構え、高速詠唱で迅速に呪詛の力をチャージ
そして上空から敵群を薙ぎ払うように『闇雷収束咆』をブッ放す!
こちとら本物の魔砲使いじゃないけど、海賊版なりに当たると痛いよぉ?

攻撃後はドローンから飛び降りて【飛翔】
一撃離脱で出来るだけ敵と距離を取り、突撃と自爆のダメージを抑えるよぉ
暑苦しいのはのーさんきゅーでねぇ!


文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

さて、いい感じに動画も獲れた事だしね
ここからは真面目に戦闘と行きますか

素意屋透波、成程見事な筋肉……もとい、鋼の身体だね
連携にも隙が無く、いざとなれば自爆して戦いに散る覚悟もあると
正面から切り結んでも、簡単には倒れそうにない厄介な相手だけれど
なればこそ、そのアイアンボディ……もとい、アイデンティティを打ち砕く!

敵の編隊形成を確りと観察して攻撃看破
タイミングを見計らって『着ぐるみの森』使用
自爆に備えて一撃離脱
彼ら自慢の鋼の身体を、ゆるっと可愛くもっふもふな着ぐるみで包み
連携を乱しつつ、気力と体力をごっそり奪って倒す

体当たりは【ガードアップ】で凌ぎ
【グロリアス】と着ぐるみで癒すよ



「さて、いい感じに動画も獲れた事だしね。ここからは真面目に戦闘と行きますか」
 アフロヘアーに雪をポマード代わりにして撫でつけ元の髪に戻す努力を払う。
 そこまでやって文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)はようやく復帰した。
 何というか地雷原にスキーへ突っ込んだらこうもなろう。……という見本である。未来予測は役に立つけど万能ではないのだ。
「平安奪還戦での松永久秀軍追討の際の恐れ(超合金・編隊飛行・変形合体)が、ついに現実に……」
 十野・樞(division by zero・g03155)は額と目を手で覆い隠した。
 先見の明があったとはいえ、決してこんな未来が見たかったわけではない。
「そうか、あれがフラグってヤツか」
「素意屋透波、成程見事な筋肉……もとい、鋼の身体だね」
 樞は頭痛を伝染させてやろうと、にこやかな笑みの雪人に迫る。
 両拳を固めてグリグリと、こめかみを揉んでやれば少しくらい反省するだろう。
「高速飛行から突進して自爆、まだ見てないけど飛び散ったパーツは周りと合体して強化……」
 一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はそんな様子を見ながら口元に指をあてた。
 サブカルには詳しい方なので、よく似た技の系統は判らなくもない。
 というかサブカルのロボはアイデアを使い回し洗練させるのは伝統なので、胸に獅子の顔は三機くらい居るし、ロボの設計だってブチ式やらクリス式にカトキ式とか枝分かれして後の世代まで踏襲されるくらいである。
「しかも連携にも隙が無く、いざとなれば自爆して戦いに散る覚悟もあるらしいよ」
「自爆の是非はともかく、意外とコンセプトがガチだねぇ? ま、元のソイヤもパワーはジューブンでネタだけのザコじゃなかった。こいつらもおんなじってことかぁ!」
 雪人がグリグリの刑から逃れてくると、燐寧はいつもの笑みで頷いた。
 設計思想に無駄が無く、戦術に無駄が無く、その強さは折り紙付き。
 だが恐れることはないし、傷つくとしても最後には倒すのがディアボロスである。本来の意味でも御用の意味でも『適当』に倒してしまうとしよう。
「自爆する相手には砲撃戦を挑むとしよっか。SFSに乗って戦うのはお約束だよね」
「ソイヤに取り囲まれ、かごめかごめされるのは御免蒙る。狙撃されねえ程度に飛ぶとするか」
 燐寧はダミーを兼ねてフライトドローンに騎乗、樞は自前で空を飛びながら高度には気を付けておく。
 ここも地雷原であり、物見の塔はいつでも空中を見張っているはずだ。
 別に飛翔したからと言って強くもなんともないが、それでもソイヤにカバディされたいとは二人とも思えなかったのだ。

 そしてその時がやって来た。
 地雷を自ら踏んで、爆発をブースターにして男たちが跳んでくる!
『我ら名前を素意屋透波! 三原則など装備は致さず、死して名誉を咲かせよう。ソイヤー!』
 ズバン、ズバン、ズバン! と厳つい男たちが大ジャンプ。
 良い男たちなら空を跳べるのは当たり前だよなあ? と言わんばかりだ。
 そしてそのまま体を手裏剣に変えて、編隊飛行しながら高速突撃を開始したのである! ソイヤ軍団、アターック!!
「正面から切り結んでも、簡単には倒れそうにない厄介な相手だけれど。なればこそ、そのアイアンボディ……もとい、アイデンティティを打ち砕く!」
 雪人は空を跳ぶのではなく、タイミングだけを計り続けた。
 そして最もバエル状況でパラドクスを使用する!
「今こそ着ぐるみの力を示す時、着ぐるみ召喚・着ぐるみの森!」
 雪人は敵の体を着ぐるみで包んだ。
 鋼のボディをやわらかでモフモフな着ぐるみが包み込んでいく。
『何だと!? 何という懈怠な!』
 そこにハチワレが居た、茶虎が居た、鯖虎が居て黒猫も白猫も居る。
 黒猫とブチがもっとも多く、ハートマーク柄やら牛柄などど沢山いたようだ。
「あれを犬がやったら列・変異……滅だっけ? 飛翔分身は何だったかなあ」
 変わるのは姿だけなので、無数の猫の着ぐるみが大回転しながら飛んでくる!
 燐寧はその様子に犬が熊を倒す話を思い出しながら、心の底では別の事を思い浮かべる。
(「そっかー。こういうのもアリなんだねぇ。敵をザウルスで……それとも骨がいいかな? いやまてよ、敵も味方も姿が変わる野でも良いのかなぁ……」)
 などという事を考えていた。
 恋人とお揃いの着ぐるみになって一緒に戦ったり、一緒に買い物に行くのだ(その姿で行くのは止めろ! と仲間が止めそうな気もするが)、きっと幸せな光景であろう。
『おれの、この程度で我らはひるまぬぞ! ソイヤソイヤソイヤ!』
「雪人……お前はなんてことを……」
 樞は猫の着ぐるみが激怒している姿を見て……。
 自分の気力が削げただけなのか、それとも敵の暗号文送信なのか疑いを持った。どうやら気力体力を削ぐ効果は、それなりに機能している模様。
「おっと呆けている暇はなかったねぇ! こちとら本物の魔砲使いじゃないけど、海賊版なりに当たると痛いよぉ?」
 ジャキーンとチェンソーを構えながら射撃体勢へ。
 そういえばこんなセリフで寝返った女将校がチェンソー使ってたなあと思い出す。
 しかし竜騎兵なアニメの話は今は良いので、クロノヴェーダに殺された怨念たちの力と……殺意も借りて、今必殺の一撃を燐寧は放つ!
「前略! 汝ら、牙なき羊にあらず。餓竜となりて怨敵を喰らうべし……な~んてね、ドカーンっていくよぉ!」
 自分を通して放たれる光!
 それは怨みであり怒りであり、リターナーである自分と共感し合一して放たれる怨みの一撃!
 プラズマ砲から放たれる熱戦は、デスなんとかとかゴジュなんとかに匹敵しよう!
「俺は何も見てねぇ! きっと勘違いだ。Multa docet fames ――!」
 樞は未来予測の光景から目を背け、風を遮断して耳を塞いだ。
 アーアーアー聞こえなーいと、猫の着ぐるみで謎の暗号文を放つソイヤをシャットアウトする。
 茨の鎖で敵を拘束し、存在情報を食らう事で、ソイヤな情報を消し去ろうとしたのである。
「おっと。全部は事前に倒せなかったか。んじゃ、りーだつっと。暑苦しいのはのーさんきゅーでねぇ!」
 燐寧は自爆攻撃にたいし、フライトドローンから降下して脱出を図る。
 勿論しゅたっと降りる場所は地雷ではなく、攻撃で雪も何もかもない場所だ。
「名を惜しむと言っていたか、だが、盲従することで得る名なぞ、酒の肴にもなりゃしねえと俺は思うがね」
 樞はこちらの方面から敵がいなくなったことで、フウと溜息を吐きながら拳を握った。
 ナニをするかって? そりゃナニに決まっておりますってば。
「ニャハハ! 正義は勝……あだだだだ。樞兄さん痛いってば!」
「ああいう技を使うなら事前に相談しろ」
「パラドクスって何でもアリなんだねぇ。思い付き次第ってことかなぁ。まあ使い方にも寄るんだろうけど」
 男たち二人の馬鹿騒ぎを笑って眺める紅一点なのでした。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【グロリアス】がLV5(最大)になった!

白水・蛍
アドリブ・連携歓迎

……いるんですねえまだ……ソイヤ……
まあ、倒す必要があるんで倒すんですけどね。
【飛翔】<ダッシュ>で相手を撹乱しつつ通り過ぎざまにパラドクス発動。
――我が音に応えて来たれ!吹き付けるは凍える龍の息吹!
相手を凍らせてその動きを鈍らせつつ、武器で<薙ぎ払い>・<粉砕>しますわ。

相手の反撃は<演奏>で相手の暗号の音をかき乱しつつ、相手に<臨機応変>に対応。【飛翔】<残像・ダッシュ>で致命傷回避や武器にて<薙ぎ払い>受け流してダメージを減らす事を試みましょう。


アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎

あれはジェットソイヤリーム……いえ、失言でした。忘れて下さい。
既視感のある相手ですが、中身も同じとは限りませんね。油断せずに戦いましょうか。

数で来るなら遠慮無く、一切纏めて叩くまで。《這い上がる大敵》魔力結晶を触媒に、鋼を撚り合わせ練り上げ肥大化させていく
現れる鉄巨人の頭の上から敵の位置を確認し、層の厚い所を狙って叩き潰しましょう
むしろ、合体してくれるのなら手間が省けて好都合です

突撃や自爆は【火炎燐】を投擲し【爆破】
目には目をとも言いますし、こちらも爆風を利用して押し返すとしましょう



『ここまでか。竹内様おさらば』
『……』
 向かっていた男たちが全滅。
 直衛に残って居た敵は、指揮官に一礼してから出撃を決意した。
『ソイヤ! この期に及んで我らに残る言葉はそれだけよ!』
『ソイヤソイヤソイヤ!』
 残るはたった二体。
 しかしそれだけ居れば十分だと、ソイヤ達は心から吼えた。
 ディアボロスが強い? そんな事は知った事かと嘯いて、ただ己の心のままに吠え猛る。
「あれはジェットソイヤリーム……いえ、失言でした。忘れて下さい」
「……いるんですねえまだ……ソイヤ……」
 アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)の一言を白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)は聞かなかったことにした。
 つい口から洩れたネタを受け流す優しさがディアボロスにはあった。
「まあ、倒す必要があるんで倒すんですけどね」
 蛍は飛翔しつつも地面ギリギリに戦う事で狙撃を警戒していく。
 飛翔しても別に強くはないが弱くも無い。機敏性こそ失われるが移動力は増えるので、一気に距離を詰めたり……逆に引き離す場合はこちらの方が向いていると判断したのだ。
「既視感のある相手ですが、中身も同じとは限りませんね。油断せずに戦いましょうか」
 アイネリスは静かに状況を確認した。
 地雷原はあらかたふっ飛ばされており、自分たちが戦う分には問題ないだろう。
 アヴァタール級が居る場所はともかくとして、この位置で戦っても問題はなさそうだ。
「数で来るなら遠慮無く、一切纏めて叩くまで。合体するならばむしろ好都合です」
 アイネリスは懐から小さな結晶を取り出した。
 それを投げ捨てると、転がっていく間に周囲の魔力を吸って巨大化していく。
「行きますよ。現れなさい、黒鉄の巨人。その身をもって黒鉄の城となりなさい」
『ソイヤ!』
 巨大化した結晶は超巨大な巨人となって大きな手を突き出した。
 先に言っておくと叫んだのは敵の方だ(多分)。
 右手、左手、頭! と上半身だけでも見上げるくらいの巨人が出現し、敵はそれに対して気勢を上げたのだろう(多分)。
『ワハハハ! これが我らの挑む敵か。心躍るのう! ソイヤー!』
『兄者! ワシはもう駄目じゃ。ワシの腕をつこうてくれ。ソイヤ!』
『ガハハ。こっちもじゃ。死して名を残し、死して体を残そうぞ! ソイヤ!』
 残った敵を中心に、倒れた筈のソイヤたちが結集する。
 腕を、足を、体を、頭を……無事なパーツを一つに集め、鉄巨人に対抗するために合体する!
 これぞソイヤ合体! 金剛~合身装!! 鋼の絆を結んだ仲間たちが合体して顕現したのである!!!
「ええと……これはニチアサでしたっけ? それとも土曜の夜……? まあ気にすることはありませんわよね」
 蛍はサブカルに詳しくないこともあり考えるのを放棄した。
 敵はあくまで敵であり、立ち塞がったのであれば倒すだけの話である。
「――我が音に応えて来たれ!吹き付けるは凍える龍の息吹!」
 蛍は高速で距離を詰めつつ、向こう側へと突き抜けた。
 敵と交錯する事で接触時間を最低限とし、その瞬間に減速・減退効果を持つ攻撃を仕掛けたのである。
『おのれ! 燃え上がれ我が鋼の肉体、我が不屈の心よ ソイヤ!!』
「知って居ましたけれど、しつこいですわね!」
 肉体や精神を失わせる淡雪を越えて叫ぶソイヤ!
 蛍は相手に攻撃を浴びせた瞬間に増速し、残像を残しつつ曲を演奏することで暗号送信を防いだ。
「いまですね。軋んで、吼えろ」
 アイネリスはここで割って入り、仲間への援護を兼ねて攻撃を行った。
 巨大な拳がズガンと降り注ぎ、合体ソイヤがそれに立ち塞がる!
『保たんか。ならば良かろう、ソイヤー!』
「目には目をとも言いますし、こちらも爆風を利用して押し返すとしましょう」
 敵はその拳を受けれないと判断すると、自爆して周囲にパーツを散弾としてばらまいた。
 アイネリスは回避不能と理解して、自分も周囲に色々なものを巻いて爆破させる。
 粉塵爆発でパーツを粉砕するのではなく、空気を乱して防ごうという算段であった。
「最後の最後まで迷惑な相手でしたわね」
「そうですね……意外と嫌いではないのですが、別に好きでもありませんし」
 パワーで駆け抜ける脳筋なソイヤ。
 蛍はゲンナリとした表情で残っているかどうかを確認するのを、アイネリスは静かに見守るのであった。

『……』
 そして……。
 向こう側で最後の砦としてドッシリ構えていた敵が気炎を上げた。
 ここはソイヤの戦場であり、手は出さぬと決めていた。しかし、倒れたならば自分の役目だと言わんばかりに。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV4になった!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!

一里塚・燐寧
はいはい、アヴァタール級ソイヤもいるんだねぇ。そこも平安のと一緒かぁ
汗とか生っぽい肌の感触とかない分、こっちの方がマシかもぉ?

敵が生み出す残像を≪DCブラスター≫から連射する光弾で掻き消し
繰り出される手刀と鋸刃の切っ先で鍔ぜり合って身を護るよぉ
【泥濘の地】で動きを遅くし【未来予測】で先読みし、敵の動きに追いつこう

残像を制圧したらブラスターを薙刀の如く構えるよぉ
武芸者なんてタマじゃあないけど、やっぱ本分は近接戦なんでねぇ
不承不承ながらクロスレンジでソイヤしたげるよぉ

刃を敵に向けて突き出して突撃!
鋸刃を深々と突き刺しながら『呪式:死離滅裂』を放ち
敵機体をバラバラに解体しちゃうよぉ!
ソーイ、ヤーッ!


ベアストリア・ヴァイゼンホルン
あらあら……あれがソイヤの親玉……?うふふ……面白いわね……アッハハハッ!!

接近戦は苦手だけど、今の僕になら出来る気がする……。
相手はそこまで早くないと踏んで、スカートの中(でも、中は何故か見えない)からバスターランチャーを引っ張り出して牽制の射撃をしつつ、残留効果を上手く使って速度で押して、パラドクスの一撃をそのご自慢の身体にぶち込んでやるわ。

さぁ、この攻撃……耐えられる?

耐えられたなら即座に離れて、接近戦の本職と連携して確実に削って削って、削り切ってやるわ。

自爆の兆候が見られ、そのまま自爆したのならば……まぁ、天晴?と言えばいいのかしらね?

ほんと……ブシドーって……よく分からないわね……。



 ズシンズシンと歩く姿はまさにロボ。
 続々と生産される天正大戦国のメカニズム。
 今度の敵は、アヴァタール級の竹内久森である。
「あらあら……あれがソイヤの親玉……? うふふ……面白いわね……アッハハハッ!!」
 ベアストリア・ヴァイゼンホルン(復讐者は狂気を纏うのか?・g04239)のハイテンションは継続している。
 課金なしでSSRでも当てたか、さもなければレアなプラモデルの抽選に当たったのだろう。もしかしたらこれからオデッュセウスでも当るのかもしれないが。
「はいはい、アヴァタール級ソイヤもいるんだねぇ。そこも平安のと一緒かぁ」
 一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はその姿にどこか既視感を感じる。
 先ほどまで戦ったソイヤと同様のイメージだが、少しばかり違う気もするのだが……。
「汗とか生っぽい肌の感触とかない分、こっちの方がマシかもぉ?」
「あー。確かに。接近戦は苦手だけど、今の僕になら出来る気がする……」
 燐寧の言葉をベアストリアは何となく理解できた。
 樽のような頭に厚い胸板、肉厚な手足の設計……。
 ソイヤ的な要素はあるが、細部は違うし先ほどのソイヤトルーパーが汗をかかないが油の臭いがするのに対し、こいつはそういうのがないのだ。
「そこまで早くないみたいだし……あれ、なんだか僕の動きが遅く見える。スカートの中見えてないよね」
 ベアストリアはスカートの内側からバスターランチャーを取り出した。
 横に居る燐寧がチラリと眺めたが、そこは気にしなくていい。
 彼女はアハトアハトの持ち主に夢中というか、きっとバスターランチャーに反応したのだろう。
『……』
「多分あれはねぇ。極限まで相手が遅く動いてるだけで、あたし達よりよっぽど速いと思うよ。さて、燐さんここで質問です。……あれ、なにかなあ」
 燐寧は見た。敵が動き出した瞬間に分裂して見えるのが。
 無論、本当に分裂したわけではない。あまりにも高速で動くがゆえに分身して見えるだけだ。

 ビア樽のような体形で超高速の動き。
 しかもそこから強烈な体術で、的確にこちらの動きを捉えているようだ。
「ひーふーみーよー。もしかしなくても分身影八つ? 謝っちゃおうかなぁ?」
「冗談! 泥濘もあるし、パラドクスの一撃をそのご自慢の身体にぶち込んでやるわ!! アハハハハ!」
 燐寧が昼行燈モードに移行することを迷っていると、ベアストリアは吶喊を始めた。
 ここまで来て逃げるなんて真っ平だと、高揚した精神のままに突撃を掛けたのだ。
 その動きはもはや箒に乗った魔女であり、魔法をキャンセルする槍でも投げられない限りは大丈夫だろう。
「それなら仕方ないねえ。せめてこっちも援護するよん。こっちも泥濘で勝負! ついでに演算戦闘開始!」
 燐寧は残像に向けた牽制攻撃を放った後で動き出した。
 腰だめに構えたブラスターを発射して、反動を利用して腰を回転させる。
 相手が突っ込んできているのだから、回転しながらの斬撃を選択したのだ。
「さぁ、この攻撃……耐えられる?」
『……』
 その間にベアストリアはランチャーを銃槍に見立てて突撃していた。
 分身を見抜いて敵の肉薄し、その装甲に突き刺してトリガーを引く。
「この距離なら……逃げられない……わね……? ……あ」
『……』
 ベアストリアは咄嗟に踏ん張るのを止めた。
 敵を零距離砲撃で貫きながら、砲撃の反動で後方へ飛びのく。
 頭の上に落ちる筈だった手刀が、額を割って血を目元にまでにじませたのだ。
「だいじょーび?」
「目に入ってない! 連携に移行して確実に削って削って、削り切ってやるわ」
 すれ違った燐寧の言葉にベアストリアは言葉を投げ返した。
 アヴァタール級が強いのは知っているし、ソイヤに油断が出来ないのだ、こいつに油断するはずも無し。
『……』
「武芸者なんてタマじゃあないけど、やっぱ本分は近接戦なんでねぇ」
 燐寧は回転しながら、まるで薙刀の様にブラスターを振った。
 銃剣の代わりに添え付けられているチェンソーが唸りを上げて、敵の手刀をクロスした。
 ギチギチと鳴る刃が肩に食い込むが、この程度ならば軽い軽いとデッカイ手刀を眺める余裕すらあったほどだ。
「不承不承ながらクロスレンジでソイヤしたげるよぉ。ソーイ、ヤーッ!」
 燐寧は刃を合わせたまま、二本・三本と刃を追加した。
 呪詛で作り上げた分体か何かが敵を貫いたのだ。
 もちろん物理的に増やすのは難しいが、敵の内部……存在しない空間を経由した『呪詛』だからこそ成立したという過程をすっ飛ばせるのだ。
「もしこのまま自爆したのならば……まぁ、天晴? と言えばいいのかしらね?」
「うーん。ソイヤに言われても嬉しくないような気がするかも。あ、もしかして……こいつしゃべんないし、ソイヤじゃない? なら天晴で良いのかもねぇ」
 二人はそんなことを言いながらいったん距離を取り、砲撃と突撃を繰り返しながら足止めに回ったそうである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【傀儡】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!

文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

竹内久森、遂に真打登場か
鋭く光る眼光も、黒光りするほど鍛えられた躯体も
見るからに只者じゃない様相だね
あれだけのソイヤ達を纏め上げてきた大将だ
元より侮る気など毛頭無いよ

黒猫の着ぐるみ防具で身を包み
油断なく刀を構えて対峙して
鋭い[観察]眼によって敵の本質を見極める
流石の速さだが、残像に惑わされてはいけないね
敵は[一撃離脱]を狙う様子、此方は静かに待ち受けよう
感覚を研ぎ澄ませ、【未来予測】で攻撃の瞬間を見極めて
[看破]した刀の軌道に刀を合わせて受けて【ガードアップ】
【反撃アップ】でさらに踏み込み
僅かな隙を逃さず見出し『光明一閃』
【命中・ダメージアップ】な渾身の一撃で敵を斬る
ソイヤ!


無堂・理央
残るはソイヤ指揮官だけ!
って、この敵はソイヤじゃなかったね。
これまた失礼しました。


引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して戦うよ。
パラドクスでグレートソードに破邪の炎を纏わせたら、とっつげきー!
クロフサには全力で駆けて貰って、すれ違いざまにグレソの一撃を叩き込む!
一撃加えたら、そのまま駆け抜けてから旋回して次の突撃にはいる。
破邪の炎で出来てる部分は伸ばせるし、遠間から炎を伸ばしての斬撃や刺突も織り混ぜてボクの攻撃タイミングを読ませないようにするよ。

そう言えば、この敵はぜんぜん喋らないけど喋らないのか喋れないのかどっちなんだろ?
戦闘には関係ないけど気になったちゃった。


十野・樞
アドリブ連携歓迎

竹内久盛……確か柔術家だったかね
やれやれ、組み打ち上手とは、魔術師とは相性が悪い
(ビジュアルがソイヤでなくてよかったなーと安堵

機動力確保の為低空で飛翔
こりゃ互いの手の読み合いとなるかね
近接されると嫌なのは事実だ、【泥濘の地】で敵の機動を削ぎつつ
【殺気】を飛ばし【フェイント】で拙速に攻撃すると見せかけ
そのまま【高速詠唱】でパラドクス展開
敵攻撃を歪曲・反射し、敵殲滅に最も効果的な魔導/物理手段を見出だし、【全力魔法】【捨て身の一撃】攻撃を行う
敵攻撃は【観察】【看破】【未来予測】【エアライド】で回避・軽減を試みる



「残るはソイヤ指揮官だけ!」
 そこまで口にして無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は馬上で首を傾げた。
 今までのソイヤとは一風変わっており、気炎を上げてもソイヤとは叫ばない。
 どうなのかなあと無双馬のクロフサと顔を見合わせてしまうほどだ。
「竹内久盛……確か柔術家だったかね」
「って、この敵はソイヤじゃなかったね。これまた失礼しました」
 十野・樞(division by zero・g03155)の溜息を理央は誤解しなかった。
 名前に関する検索の問題ではない。
 ソイヤではない! という事実がこれほど重要だとは思わなかった(主に精神的に)。
「ソイヤじゃなくて竹内久森、遂に真打登場か」
 ソイヤではないかもと言う事に文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は若干の寂しさを覚えていた。
 この辺りは受けた被害や正確にもよるのだろう。
「鋭く光る眼光も、黒光りするほど鍛えられた躯体も、見るからに只者じゃない様相だね。あれだけのソイヤ達を纏め上げてきた大将だ、元より侮る気など毛頭無いよ……あいつには毛根も無いけど」
「やれやれ、組み打ち上手とは、魔術師とは相性が悪い」
 雪人と違って、樞ビジュアルがソイヤでなくてよかったなーと安堵している。
 楽しい物が何より好きで染み入る光景も嫌いではない雪人と違って、樞はゆったりと酒を吞んでいる方が好みだからだ。どうにも賑やか過ぎるのは肌に合わないという事なのだろう(きっと)。
「ともあれ敵として出て来たからには相手しないとね。いくよクロフサ」
 理央は無双馬のクロフサを走らせながらグレートソードに炎を宿した。
 赤い軌跡が土色を剝き出しにした山の斜面を照らしていく。
 もし雪の上を走ればもっと綺麗であろうが、さすがに地雷原はノーサンキューだ。
「それじゃあ、こっちもいこうか」
 雪人はクロネコの着ぐるみで颯爽と駆けだした。
 着ぐるみなのでどうみても颯爽とはしていないが、ディアボロスが高速で走れば颯爽とする。
 解せぬと思いながらも残る一人は空を舞った。
「地雷原が残ってる位置で戦闘か……。イニシアティブはこちらだが、こりゃ互いの手の読み合いとなるかね」
 あまり高度を上げては撃たれるので、樞は低空飛行で空を滑る。
 飛翔は万能ではないが、移動速度は良いのでパチンコみたいな動きで避ければ山間では優れているのは確かなのだから。
「ここは間合いを見切るんじゃなくて、詳細な動きを見極めさせてもらうとするか」
 樞は泥濘の地を展開し、相手の動きを見定めた。
 殺気を飛ばし高速詠唱を行うが、実際にはゆったりとした攻めを行う。
『……』
「Veritas liberabit vos――鏡よ鏡、鏡さんってな!」
 樞は敵の情報に応じて周囲の空間を曲げ歪曲していった。
 そして自らの前に反射用の魔術的な局面を描き、敵の突撃に合わせてカウンターを試みる。
 まるで捨て身の様に突進してくる敵に対し、地雷の様に魔導の罠を仕掛けて絡めとったのである。
「ここだ!」
『……』
 理央は全速力で駆け抜け、すれ違いざまにグレートソードを浴びせた。
 敵は瞬間的に手刀を放ち、まるで居合の様に超高速の攻撃が伸びる。
 ガチリと火花が散った後、駆け抜けた後で理央は反転した。
「この一撃、耐えれる?」
 グレートソードに宿った炎が伸びて刃となった。
 取り巻いていた熱気そのものが刃であり、敵を穿つ穂先でもある。
 馬上突撃に対し、長さの調整ができる武装は最良と言えるだろう。
「……見えた、進むべき道はこの先に! ソイヤ!」
 雪人は仲間の攻撃でぐらついたところで攻撃を掛けた。
 ただし迂闊に飛び込みはしない。感覚を研ぎ澄ませ、一瞬先の未来を見据えながら斬り掛かる!
『……』
「くっ! 流石の速さだが、残像に惑わされてはいけないね。どんなに速くとも判ってさえいれば! 新宿流FPS剣技ってね!」
 雪人は相手が振るう手刀の機動に白銀の刃を置いて置いた。
 すると一瞬後に分身した相手が突っ込んできて、受けた筈の刀が斜めに流されていく。
 何という重さだろう! だが、判っていたからこそ、斜めに受け流して腹に向けての一撃を放てたのだ!
「ソイヤじゃなくても強敵にはちがいねえってことだな。やれやれだぜ」
「まあ汗まみれで抱きつかれるのは良いけどね」
 樞と雪人はそれなりに納得して息を吐いた。
 体を駆け抜けた衝撃波は、文字通り油断できない衝撃であった。
 しかし、直後の言葉で首を傾げる羽目になってしまったとさ。
「そう言えば、この敵はぜんぜん喋らないけど喋らないのか喋れないのかどっちなんだろ? 戦闘には関係ないけど気になったちゃった」
「……実は竹内宿祢と同じ声でしゃべったら駄目だとか?」
「平安にそんなヤバイ奴はいなかっただろ。それになんだ……無口だけどソイヤ・インストールって方が悪夢だと思うぜ」
 どうやらこいつはソイヤではない。
 ソイヤの脅威が去ったことは喜ばしいが、それでも影を落とす存在感に、三人は顔を見合わせたのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【建物復元】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!

八百陣・葵漆
流石に将までは自爆はさせないか

近接戦闘が得意みたいだし、こいつも近づけさせないように立ち回るのが良さそうだね

まずは『泥濘の地』で移動速度を低下させつつ
『足止めの軍略』で行くよ
トラバサミに落とし穴、高速移動を封じられれば面倒な残像も作り出せないはずだ
こちらもこっそり地雷を仕掛けたって嘘を言って、敵を牽制するのもよさそうだ

そうするとまた跳躍なり吹っ飛んだりしてきそうだけど……
『未来予測』も使って、飛んだらすぐ撃墜できるように用意しておこうか

攻撃は『アイテムポケット』から取り出したボウガンなり爆弾なりで行うよ

ここを攻略すれば、爆弾正との決戦かな?
そちらにもいろいろ爆弾の類は仕掛けられていそうだね


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
※ネメシス形態使用

残るは貴方だけですね。
不退転の決意は認めますが、私達もこの場は譲れません。
貴方を倒し、この場を押し通ります!

機動力確保で飛翔しますが、地面から少し浮く程度に高度を留めます。

戦闘では『聖槍』の射撃で、敵の足止めと押し返しに努めます。
射撃時に味方に誤射しないよう注意。
まだ地雷も残っているようなので深追い厳禁ですね。

敵は後の先を取るつもりみたいですが、それは此方も同じ事。
下半身を狙って投擲後、すぐに『聖槍』を再生成、組み討ちを受け止めた後て後方に流し、空いた背後に反撃後、再び距離を取ります。

最後の自爆は、『聖槍』で押し返した後、魔力障壁で防御しつつ後方退避です。


アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎

さて……あとはお前ただ一人ね。
当然退くつもりも無いだろうし、押し通らせて貰うわ。

好き放題動かれては面倒ね、まずは奴の機動を封じましょう
剣刃、槍刃を【連続魔法】で多数生成し【念動力】を用いて周囲へ投射。当たれば攻める起点になり得るし、そうで無くとも動きを制限・誘導できれば十分です
分身を処理しながら距離を詰めていきましょう

分身があるにせよ遠隔攻撃の類は持ち合わせていないようですし、こちらへの接近に合わせて《撫で摩る切先》を放ちます。
一撃の密度ならこちらの方が上、多少狙いを外してこようとも一切纏めて斬り捨ててやるとしましょうか。



 竹内久森……そいつはソイヤではないかもしれないし、ソイヤかもしれない。
 しかしその問いに意味はあるまい。そこに漢が居て敵であるという事だ。
「残るは……」
「……あとはお前ただ一人ね」
 フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)とアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)がそこに辿り着いた。
 仲間たちが奮闘している間に距離を詰めたのだ。
「不退転の決意は認めますが、私達もこの場は譲れません。貴方を倒し、この場を押し通ります!」
 フィーナは仲間たちが越えて来た地雷原や、自爆攻撃にヒルコ爆弾へ思いを巡らせる。
 松永弾正爆弾正、そんな異名があるとはいえ何という非情な黒幕であろうか。
 必ず倒さねばならぬと誓ったのだから、目の前の敵がいかに強大であろうとも、ただの壁に過ぎない。
「流石に将までは自爆はさせないか」
「でしょうね。でも油断は禁物。当然退くつもりも無いだろうし、押し通らせて貰うわ」
 八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)の言葉にアイネリスは無数の剣刃と槍刃を空に浮かばせた。
 召喚したのではなく高速で生成し、刃の雨を降らせ始めたのである。
「好き放題動かれては面倒ね、まずは奴の機動を封じましょう」
「近接戦闘が得意みたいだし、こいつも近づけさせないように立ち回るのが良さそうだね」
 アイネリスが念動力で刃を動かし敵の動きを狭めたのを見て、葵漆も同時に仕掛け出した。
 周辺が泥濘と化し、巧みに罠を足元に設置しつつ、落とし穴など幾つかはあえて見せつける。
「移動を封じるのは、古来から有力な軍略さ。こちらも地雷を仕掛けさせてもらったよ」
 葵漆はあえて嘘を吐いた。
 嘘ではあるが落とし穴やら虎鋏などの罠がある以上は、もしかしたら本当に地雷があるのかも?
 そう思わせることも含めての足止め戦術であり、混ぜ込んだ呪法に付け込ませるポイントである。
「では私はこうしましょう。仲間の作った罠を無駄には出来ませんしね」
 フィーナは軽く飛翔してソレに備えた。
 飛翔は必ずしも有用な残留効果ではないが、この場合では大いに有効であろう。
 あえて狙うとか近づく者は全てとかいう心理状況でもないとか限り、仲間のパラドクスに掛かる事はまずないが、自分が飛ぶことでそう思わせる事が可能かもしれない。それに移動力という面ではダッシュやバックとでもいう直線機動ならば問題なく掛けられるのだから。
「暁光の審判をここに、苦難に癒やしを、悪意に裁きを……!」
『……』
 フィーナが詠唱を開始し、魔力を編んで光の槍を作り上げる。
 敵は足元の罠など一切の躊躇をせず突撃を掛けて来た。
 あまりにも無謀と言えるその行為に、思わず息を呑む瞬間である。
「っ! まさか……いえ、こういう相手でしたね。ですが!」
 フィーナは一歩手前、相手の下半身へ当る位置へ槍を投擲。
 光の槍が敵を貫くのを見ることも無く、新しい槍を紡ぎあげて斜めに構える。
 組打ちを防ぎつつ、振り下ろされる手刀を受け止めガードしたのだ。そこへ矢が飛来し、後退を支援する。
「援護するよ。今の内に下がって」
「了解です。まだ地雷も残っているようなので深追い厳禁ですね」
 未来を垣間見た葵漆は、敵がいる範囲にボウガンで攻撃してフィーナの後退を助けた。
 フィーナは手にした槍を投げつけた後、後退ではなく撤退を選び、距離を開けて地雷原や自爆に備えたのである。
「一切躊躇なしとはね。読み合いの結果なのか、それとも脳筋なのか分からないけどやり難いな。それとも……それも含めて黙っているのかもしれないね」
 葵漆は苦笑すると周囲に爆弾を投げた。
 それは分身して突撃して来る敵に直撃する。
 その速さから矢は当て難いが、判って居ればこうやって対処できるものだ。
『……』
「ソレは読んでいたよ! 一度見た物はディアボロスには有効ではないんだ」
 葵漆は改めてボウガンを取り出した。
 それは地雷原に突っ込んで、ジャンプ台替わりにした敵へ向けた物だ。
 天空より迫る手刀を掲げる竹内久森を迎撃するために!
「靡いて、斬り裂け」
 そして魔女の宣告が降り立った。
 アイネリスが降らせた槍刃や剣刃の雨霰。
 それは分身を貫き本体を貫き、その密度を持って敵を蹂躙する。
「分身があるにせよ遠隔攻撃の類は持ち合わせていないようですしね。分身は分身で合って攻撃ではないので一撃の密度ならこちらの方が上、それとも一切纏めて斬り捨ててやるとしましょうか!」
 アイネリスはそう言いながら次々に刃を降らせ、自らも手持ちの一本を握って進み出た。
 こんな状況でも敵が迫る事を予想し、斬撃を浴びせたのである。
『……。……』
 敵はアイネリスに傷を与えた物の、そこで力尽きた。
 ガクリと倒れ伏す間に、アイネリス自身は後方に下がっている。
「今のうちに撤退しましょうか。もしかしたら爆発するかもしれませんし」
「ここを攻略すれば、爆弾正との決戦かな? そちらにもいろいろ爆弾の類は仕掛けられていそうだね」
「そうですね。油断は禁物です。自爆ステージくらいは予想しておくべきでしょうね」
 三人はそう言うと、静にその場を去ったのである。
 こうして地雷原での戦闘が、また一つ終わった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【傀儡】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2023年02月09日

紀伊山地の地雷原を抜けろ

 大和を支配するジェネラル級天魔武者『松永久秀』ですが、平安鬼妖地獄変により、大和の北半分を奪われた上、ディアボロスの侵攻を阻止する為のヒルコ爆弾の作戦も阻止された為、追い詰められているようです。

 現在、松永は紀伊山地の奥地に城を築き、防衛態勢を整えようとしています。
 一気呵成に紀伊山地に攻め入り、防御態勢が整う前の城を強襲する事が出来れば、松永久秀に対して、決戦を挑む事が出来るでしょう。
 松永久秀は拠点の周辺を地雷原として徹底抗戦の構えを見せており、激しい戦いが予測されています。
※02/01:攻略旅団の提案により攻略期限が延長されました。23年2月28日以降公開のシナリオで攻略難易度が上昇します。

松永久秀

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#大和国


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選択肢『紀伊山地の雪山登山』のルール

 松永久秀の城がある『紀伊山地』の山を登ります。
 戦闘前に、風光明媚な雪の紀伊山地を楽しみながら、目的地に向かいましょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは他の選択肢のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『地雷原の突破』のルール

 松永久秀が『吉野熊野』の山地に敷設した地雷原を突破します。
 敵アヴァタール級は、地雷原を利用した戦術でディアボロスに対抗してくるので、地雷原を突破する事ができれば、戦闘が有利になるかもしれません。

 誰かが地雷原を突破すれば、救援機動力で、他の仲間も地雷原を突破する事が可能です。
 なお、松永久秀の手による地雷は、クロノ・オブジェクトである為、飛翔して地面を踏まずに突破しようとしても起爆するので注意が必要です。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達しない限り、👿のリプレイでは大成功🔵🔵🔵🔵以上が発生しない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾自爆するトループス級『素意屋透波』のルール

 松永久秀の力で強化されたトループス級です。
 戦闘力は通常通りですが、撃破された時に大爆発して、自分を撃破した相手を道連れにしようとします。
 この大爆発は、撃破されたトループス級による攻撃となる為、反撃する相手がいない為、一方的に攻撃される事になります。
 戦闘で敵を撃破する際、この最後の爆発への対策を行っていない場合、自爆ダメージにより戦闘判定が悪化してしまいます。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。
 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『竹内久森』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「アイネリス・レナリィ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。