君と聖しこの夜を-Frohe Weihnachten-(作者 月夜野サクラ
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#最終人類史(新宿島)  #最終人類史のクリスマス2022  #クリスマス2022 

●EINLADUNG
 今にも雪が降り出しそうな、冷え込みの厳しい夕暮れのことである。年の瀬を控えて心なしかいつもよりも寒々とした新宿駅前の広場には、戦いを終えた復讐者達がちらほらと行き交っている。
「おい、お前ら」
 耳についた不躾な物言いに、数人の復讐者達が足を止め、振り返った。するとハスハスと白い息を弾ませて、一頭のパンツァーハウンドが尻尾を振り振り駆けてくる。それから少し遅れて姿を現したのは、時先案内人が一人――ハルトヴィヒ・レーヴェンブルク(殲滅のカノーネ・g03211)である。
 つかつかと復讐者達に歩み寄って、少年は言った。
「ヴァイナハツマルクト――クリスマスマーケットって、興味あるか」
「クリスマスマーケット?」
 凡そ彼の口からは聞けそうもない言葉に一瞬面食らって、復讐者達は鸚鵡返しに聞き返す。ハルトヴィヒは相変わらずの仏頂面のまま、こくりと頷いて続けた。
「春先にドイツから帰ってきた奴らがいるだろ。そいつらが有志で、ドイツ風のクリスマスマーケットを企画してるんだと。で――人を集めて欲しいって、頼まれた」
 2021年4月、『機械化ドイツ帝国』の奪還に伴い最終人類史に復帰したドイツ連邦共和国。食料などの諸問題から残念ながらその領域は未だ時間を停めたままであるが、帰還事業により一足先に『帰還』を果たした人々もいる。
 この最終人類史の小さな島で歴史を取り返さんと奮闘する同郷の人々に、故郷の味を楽しんでもらいたい。そして今はまだ気軽に行き来のできない故国の料理や文化を、知らない人々にも知ってもらいたい。そんな思いで、彼らはこのクリスマスマーケットを開いたのだ。

 イルミネーションで飾り付けられた会場には雑貨や食べ物の屋台が並び、オーナメントなどクリスマスに因んだ雑貨や、さまざまなドイツ料理が楽しめる。中でも料理は『帰還』した現地の料理人達による本場のもので、ブラートヴルストやアイスバインといった定番の肉料理から、潰したじゃがいもを丸めて茹でたクロース、水餃子に似たマウルタッシェなど地域色の豊かな主菜、デザートまで取り揃えられている。
 足元にまとわりつく犬の頭をくしゃりと掻いて、ハルトヴィヒは言った。
「会場はチヨダ区の……ヒビヤ公園。刻逆の前までは、毎年そこでクリスマスマーケットをやってたらしい。……興味があるなら、行ってみるといい」
 ドレスコードも何もない、気軽な催しだ。ふらっと寄って、ふらっと覗いて歩いてみるのもよいだろう。イルミネーションを楽しむもよし、買い物に興じるもよし、どう過ごすかは自分次第だ。
 お前も行くのかと問われれば少年は小さく首を捻って、考えておく、とだけ応じた。……しかし。
「わん!」
 早く行こうと急き立てるように、パンツァーハウンドが一声鳴いた。さて今年のクリスマスは、どんな一夜になるのだろうか?

●EINLEITUNG
 青みがかった夜天を焦がして、橙色の灯が点る。獣神王朝エジプト奪還戦を終え、ひと時の休息を楽しむ最終人類史の片隅――千代田区・日比谷公園の一角を暖かなイルミネーションが照らしている。
「いっぱいあるからどんどん食べてね! あっ、それはお客さんのだから食べたらダメ――ぎゃっ!」
 料理人達が忙しなく動き回る屋台の内側で、ソーセージを盗み食いするスフィンクス――を、捕まえようとして、金髪の妖狐が足を滑らせた。驚き、飛び出してきた猫を咄嗟に捕まえて、通り掛かりの忍びが一人、足を止めて辺りに目を配る。
「……未来には、見たこともないような食べ物があるんだな……」
 明滅する光の粒をまとった木々の下には、欧州ドイツの名物料理や、手作りのクリスマス雑貨を並べた屋台が軒を連ねている。供されるものはそのすべてが、ドイツでの帰還事業により一足早く最終人類史に帰還し、今は新宿島の生活を支える同国出身の人々の手によるものである。
「ブラートヴルスト、ひとつ」
 ひどく愛想のない少年の声がした。かしこまりましたと微笑んだ壮年のシェフが、焼き網の上で大ぶりのヴルストを一つ転がしていく。立ち昇る白煙に色素の薄い瞳を細めながら、ハルトヴィヒはじっとそれを見つめていた。光溢れるクリスマスマーケットの情景は、今はもうこの世のどこにも存在しない世界の街角を思い起こさせる。
「……今年ももう、終わるんだな」
 長いようであっという間の一年は、復讐者達に多くの変化をもたらした。その間に取り返したものもあれば、失ったものもあるけれど――ただ一つ確かなのは、彼らは今もここにいて、時計は粛々と時を刻み続けているということだ。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【強運の加護】
4
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
6
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【友達催眠】
4
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【セルフクラフト】
1
周囲が、ディアボロスが、一辺が1mの「コンクリートの立方体」を最大「効果LV×1個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。
【隔離眼】
3
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【熱波の支配者】
2
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【冷気の支配者】
2
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【スーパーGPS】
3
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【無鍵空間】
2
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
2
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【操作会得】
2
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【口福の伝道者】
10
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【おいしくなあれ】
2
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【防衛ライン】
2
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV10(最大) / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV9 / 【ガードアップ】LV10(最大) / 【凌駕率アップ】LV3(最大) / 【反撃アップ】LV5(最大) / 【アクティベイト】LV1 / 【リザレクション】LV3(最大) / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV3 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV3 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

月夜野サクラ
お世話になります、月夜野です。
以下シナリオの補足となります。

==================
●選択肢について
①新宿島のクリスマス
 ドイツから『帰還』して新宿島に滞在している方々が企画した本場風のクリスマスマーケットをお楽しみ下さい。食べるものや買うもの(雑貨)は指定して頂いても構いませんし、お任せでもOKです。

※お任せの場合
 『料理お任せ』などと記載したうえで、大体のご要望をお伝え下さい。
 (例)料理お任せ。ビールとソーセージ希望(辛いのは×)

 実在の商品名・ブランド名はNGになりますのでご注意ください。
 また、ご要望のすべてをカバーするものをご提供できるかは保証できません。
 ご指定の料理名や物品名を調べても見つからなかったり、ドイツのものではなかったりした場合は、それっぽいものをご案内する予定です。

②クリスマス・クライマックス!
 ①と内容は変わりません。〆っぽいな、という内容のプレイングはこちらにお送りいただければと思いますが、プレイングがなければないでサポートをお借りして完結いたしますので、あまり気にして頂く必要はありません。

==================
●時間帯と場所
 時間帯は夕方~夜。場所は有志が設営したクリスマスマーケット会場です。
 イルミネーションがきらきら。

==================
●NPCについて
 三名ともご一緒しておりますので、御用の際はお気軽にお声掛けください。

 ハルトヴィヒは黙々とブラートヴルストを食しています。
 カラスは会場の隅で野良猫に餌とかあげてると思います。
 千陽は給仕したり掃除したり出展者側のお手伝いです。

 特にお誘いがない限り、リプレイには登場いたしません。

==================
●諸注意
・基本的にすべて個別採用を予定しております。
・シナリオの趣旨に反する行動、未成年や未成年に見える方の飲酒喫煙、公序良俗に反する行動等は採用いたしかねます。
・プレイングの採用は、先着順ではありません。受付状況についてはMSページをご確認ください。

それでは、皆様のプレイングをお待ちしております!
151

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


帷・カラス
【鴉と姫】
※料理おまかせ
ビール可(強い)
辛いのも甘いの大歓迎

おー!賑わってるな!
桃ちゃん、クリスマスマーケットだとよ!
キラキラ光る電飾は宝石みたいで綺麗、更にはいい香りまでしてきて、腹も鳴るなぁ!
十分ロマンチックだろ?
俺たちらしくてさ!

桃ちゃん、俺もだぜ
本格的なドイツ料理は初めてだ
片っ端から食べてみようぜ!こんな機会は滅多にないしそれに…いいじゃん、今日はクリスマスだ!
カラスサンタがご馳走してやるからさ
あのソーセージなんて桃ちゃんより長いんじゃないか?
なんてからかうのも忘れずに
小さなお姫様が、大きなソーセージを頬張るのは微笑ましい

あのな、桃ちゃん
俺は桃ちゃんに感謝してるんだぜ
いつもありがとうな


上巳・桃々姫
【鴉と姫】
料理お任せですの!わたくし甘いのが好きですが、辛いのもいける口ですわ
飲酒はできませんの

くりすますまぁけっと…宝石箱をひっくり返したかのようで美しいいるみねーしょんですわ
電飾は些かろまんてっくにかけましてよ
ビシッと指摘するも鴉の男はいつもの様に満面の笑み
毒気を抜かれるとはこのこと
全て許せてしまう笑顔ですわ
そんな所が素敵─は?!
素敵なんて思ってないですわ!

カラス殿、ちんたらしてる暇なんてなくてよ!
早速料理を堪能しなくては
本格ドイツ料理は初めてですわ!
端の屋台から、なんて大胆な
ふふん、受けてたちますの!
ドイツの味覚を食べ尽くして差し上げますわ

むぐ?!
何を、急に!
……それは

わたくしも、おなじ


「おー! これはすごい、賑わってるなー」
 オレンジ色の明かりでライトアップされたクリスマスマーケットの看板を望んで、帷・カラス(神遣・g08316)は声を弾ませた。時刻はまだ宵の口ながら、都心の底に横たわる公園の入り口は既に大勢の人々でごった返している。
「桃ちゃん、ほら見てみな! クリスマスマーケットだとよ!」
「見てます。知っています」
 両肩に添えられた手の主をじとりと見て、上巳・桃々姫(ひいな・g08464)は言った。なんだか子ども扱いされているような気がするが、まあ、今日のところは無礼講ということにしておこう。
「それにしても――くりすますまぁけっと。……宝石箱をひっくり返したかのようですわね……」
 赤に黄に、青に緑に煌めくイルミネーションが光る会場内は昼間のようとは言わないまでも、暖かく優しい明りに溢れている。確かにと頷いて、カラスは言った。
「電飾が綺麗だなー。その上いい香りまでしてきたし、腹も鳴るなぁ!」
「『いるみねーしょん』とおっしゃいまし。しかも腹が鳴るとか鳴らないとか……ろまんてっくに欠けましてよ!」
 夜色の青年をびし、と指差して、桃々姫は柔らかそうな白い頬を膨らせる。けれどちっとも悪びれた風はなく、カラスは言った。
「十分ロマンチックだろ? 俺達らしくてさ!」
「わたくし達らしさとは? ……まったくもう」
 正直なところ、桃々姫はカラスの笑顔に弱い。こうやってニッと口角を上げて笑われると、刺々しい気持ちは急激に萎み、大体のことは許せてしまうのだからまったくもって狡い男だ。けれどそういうところが素敵だな、などと思っているのだけれど――。
「いえ、思ってませんわよ!?」
「どした、桃ちゃん」
 何を? と尋ねる声がして、別に誰にも何も言われていないのだと思い出す。なんでもありませんわと声を上擦らせ、桃々姫は桜咲く単衣の袖を翻す。
「カラス殿、ちんたらしてる暇なんてなくてよ!」
「はいはい、桃ちゃんはせっかちだなあ」
 点々と並ぶガーデンライトに誘われるまま会場内を進んでゆくと、どこからか良い匂いが漂ってくる。人混みの向こうを背伸びして見れば、そこには美味しそうな料理の写真を掲げた屋台がいくつも並んでいた。本格的なドイツ料理を食べるのは、二人揃って初めてだ。
「よーし、いい機会だ。片っ端から食べてみようぜ!」
「端から!? なんて大胆な……」
「いいじゃん、今日はクリスマスだ。カラスサンタがご馳走してやるからさ」
 意気揚々と繰り出す屋台の中では、長いものから小さなものまで、色も形も意外と違うさまざまソーセージが網焼きグリルの上でいい匂いをさせていた。
「あのソーセージなんて桃ちゃんより長いんじゃないか?」
「いくらなんでも言いすぎでしてよ!」
 叩く軽口も咎める声も、今ではすっかり互いの耳に馴染んだものだ。手始めにと立ち寄ったドリンクスタンドでカラスはほんのりフルーティな淡いピルスナーを、桃々姫はオレンジの輪切りがついたキンダープンシュをそれぞれ求め、二人は屋台の並びを漫ろ歩く。覗き込む店先で出逢う料理はいずれも初めて見るものばかりで、つい目移りしてしまう。
 定番のヴルストに揚げ林檎、ジャーマンポテトに、苺のシュニット。甘いものとしょっぱいものを行き来しつつひとしきりドイツ料理を堪能して、二人は続く道の誘うまま、木立の際へ辿り着く。ひとけのないベンチから眺めて見ると、先程までいた屋台の並びは光と活気で燃えているかのようだ。
 ソーセージをもぐもぐ頬張る桃々姫の隣に腰掛けて、カラスはふうと吐息した。
「あのな、桃ちゃん。……俺は、桃ちゃんには感謝してるんだぜ」
「むぐ?!」
 飛び出した言葉は予想外で、桃々姫は思わず噎せ返る。急に何を殊勝なことを言い出したのかと見やればそこには、想像以上に真摯な紅月色の瞳があった。そんな風に見つめられては喚く気にもなれず、桃々姫は口の裏側でもごもごと呟いた。
「それは――………わたくしも、おなじですわ」
 告げる声はほとんど聞き取れないほどに小さかったが、逸らした視線はそれ以上に雄弁だ。笑み零せば洩れた吐息は白く煙って、暮れなずむ空に昇っていく。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok

ドイツの大地は奪還出来ましたが、人々の全てが帰還出来た訳ではない。
それでも、全てを取り戻せるまで共に前に歩めるなら、御一緒したいですね。

まぁ、今は堅苦しい事は置いておいて、久し振りにドイツの本場料理を楽しみましょう。
昔の旅の最中でも頂きましたが、その時の肉料理は美味しかったですからね。
うん、ここは「料理お任せで、ソーセージ中心の物と、それに合う飲み物」を所望しましょう。
さて、此方ではどんな味になりますか……?

食べ終わったら、一通りマーケットを覗きつつ、テディベアの取り扱いがないか見てみましょうか。
もしあったら、可愛くて、手頃に抱けそうなサイズのテディベアを買い求めましょう。


「これは……随分と賑わっているようですね……」
 口許に添えた手に時折息を吐きかけながら、フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は賑わいの小道を辿っていく。ドイツから帰還した人々をはじめとした有志が企画したイベントだとは聞いていたが、これだけ盛り上がれば企画した側もやった甲斐があるというものだろう。
(「すべての人々が帰還できたわけではありませんが……」)
 今回のディアボロス・ウォーで奪還したエジプトや周辺地域もそうだが、ドイツという土地もまた、最終人類史への完全な復帰を果たしたわけではない。依然として時空の狭間でその時間を停めたままの人々と、ここに戻った人々との隔たりを想えば、複雑な感情は禁じ得ないけれど。
(「それでも共に前に歩めるなら、ぜひともご一緒したいですね」)
 すべてを取り戻すその日まで、この街で手を取り合ってゆけるのなら、共に歩んだ時間はいつか必ず何かの形を成すはずだ。
 ふう、と長い息をついて、呟くようにフィーナは言った。
「……なんて、堅苦しいのはやめにしましょうか」
 考えることは尽きないが、何しろ今日は特別な日だ。ほんの一時、復讐者としての使命を忘れて楽しんでも、罰は当たらないだろう。
(「久し振りに、ドイツの料理を楽しみましょう」)
 最終人類史の欧州に生を受けた彼女は、かつて家族とともに多くの国を訪ねて回った。ドイツもまた、そんな国々の中の一つだ。旅の途中に羽根を休めたあの日、訪れた街の名前は思い出せないけれど、レストランで供された肉料理のおいしさははっきりと憶えている。
 手近な屋台に並んで注文したのは、ボイルしたヴァイスヴルストと、透き通ったリンゴジュースに炭酸を加えたアプフェルショーレ。甘いマスタードをつけて食べる仔牛肉のヴルストは、ふわふわとしてなんとも優しい味わいである。
(「食べ終わったら、雑貨の方も見て回りましょうか」)
 雑貨を商う屋台の中には、手作りの人形を売る店もある。例えば、そう――クリスマスカラーのリボンを首に巻いたふわふわ毛並みのテディベアがあったりしたら、この機会に買って帰るのもよいかもしれない。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

レイア・パーガトリー
*アドリブ歓迎
ブロス(g03342)と一緒

まずはお料理を楽しみましょ
ええとこの…野性的なこんがり焼けたお肉
シュバイネハクセっていうのね?
ゲームに出て来るものの本物みたいですごいわ…!
…でも、一人で食べきれるかしら?(チラッ)
ふたりならいけそうね!
(言いくるめてしまったことに少々罪悪感を感じつつ)
美味しい、おいしいわ…!

お料理のお礼をきちんとシェフにしたら
クリスマスの雑貨を探しましょ
オーナメントってとてもたくさんあるのね
たくさんあって迷っちゃうけど、なるほどまあるいのが主流で…
ブロスの色みたいな、赤いのをいろいろ揃えて自分の部屋に飾っちゃいましょ
今日の思い出に、大切にするわね


ブロス・ブラッドハート
レイア(g01200)と一緒
おおーっ、違う国の音とか匂いがいっぱいで、どこ見てもワクワクしちゃう〜♪
うんっ、まずは屋台のテーブルでドイツ料理を堪能だーっ

わっ、レイアのは肉汁たっぷりで美味しそう…!(じゅる)
ならさならさ!おれのと交換しよーぜ
もちもちなドイツパンにオバツダをたっぷり塗って、レイアにどーぞって渡してあげる
代わりにこんがりなお肉をがぶり
えへへ、ドラゴニアンの本能が刺激されちゃいそーなお味だな♪

腹ごしらえが済んだら雑貨を見て回るぜ
ほぁぁ…色んなオーナメントがあるんだなぁ
動物に星にサンタさんに……あ、レイアっぽい色合いのボールみっけ!
こういう素敵な思い出を、お部屋をいっぱいに飾りたいな♪


 お待たせしました、と手渡された紙皿は、びっくりするほど重かった。大きな瞳をぱちりと瞬かせて、レイア・パーガトリー(毒棘の竜騎士・g01200)は面食らったように口にした。
「すごい……ゲームに出てくるものみたいだわ……!」
 骨のついた豚肉を豪快にこんがり焼いたシュヴァイネハクセは、想像以上に大きかった。いくら美味しくても、小柄なレイアがこれを完食するのはなかなか骨が折れそうだが。
 ちらり、傍らに視線を流すと、焼き色の香ばしいブレッツェルと何やら黄色っぽいディップのトレイを手にしたブロス・ブラッドハート(いっしょのじかん・g03342)と目が合った。わ、と声を弾ませて、少年は焼き色の香ばしい骨付き肉を覗き込む。
「それ、いいなー! 肉汁たっぷりでおいしそう……!」
「そうね、とってもおいしそうだわ。……でも、一人で食べきれるかし」
「ならさならさ! おれのと交換しよーぜ!」
 もう一度ちらり、視線を送れば思った通り。きらきらと瞳を輝かせて、ブロスは被せ気味に提案する。こほんと小さく咳払いして、いいわよ、とレイアは応じた。
「二人でならいけそうだものね!」
 別に、言いくるめて利用したわけではない。これも立派なWin-Winである。なんで目を逸らすんだ? と不思議そうなブロスを適度にあしらって、レイアは近くのテーブルに肉を運ぶ。
 既に日も沈んでしばらく経ち、夕食には丁度よい時間である。ブロスのブレッツェルと、オバツダ――ハーブを玉葱のチーズクリームディップをこんがり肉と合わせれば、豪華なディナープレートになるだろう。
 半分にしたブレッツェルにオバツダをたっぷり塗って、ブロスは言った。
「まずはドイツ料理を堪能だー! はい、レイア」
「ありがと…………!」
 普通のパンよりいくらかもっちりとして、噛みごたえがあるブレッツェル。一口分千切ってしばし咀嚼し、レイアはぱぁっと瞳を輝かせる。
「おいしい……おいしいわ……!」
「うん! おいしい! ドラゴニアンの本能が刺激されちゃいそーなお味だな♪」
 半分より少し大きく切り分けたシュヴァイネハクセに豪快にかぶりつき、口いっぱいに頬張りながらブロスは頷く。口にものを入れたまま喋っちゃダメなのよ――とレイアは釘を刺したが、何せおいしいのだから仕方ない。あっという間に残りの肉とパンを平らげて、少年は満面の笑顔で言った。
「へへ、違う国の音とか匂いがいっぱいで、どこ見てもワクワクしちゃうな♪」
 おいしい料理のお礼を屋台のシェフ達に伝えたら、今度は雑貨を見て回るのもよいかもしれない。まだ食べ切れない肉を少しずつ咀嚼しつつ、丸太の小屋の軒先に吊るされたオーナメントを遠目に眺めてレイアが言った。
「オーナメントって、まあるいのが主流なのかしら? でも、とてもたくさん種類があるのね」
「だなぁ。動物に星に、サンタさんに……あ、あのボール、色がレイアっぽい!」
 よく見るボール状のオーナメントだけではない。ベルや、天使や、プレゼントや――中にはビールやソーセージを象った変わり種まで、煌めく屋台の並びには多種多様のオーナメントが輝いている。ぽいって何よと頬を膨らせつつ、役目を終えたカトラリーをきちんと揃えて紙皿に並べ、レイアは今一度、雑貨屋の軒先を覗き見た。
(「たくさんあって迷っちゃうけど――ブロスの目の色みたいな、赤いのをいろいろ揃えて飾っちゃいましょ」)
 棚に、テーブルに、カーテンに。部屋いっぱいにあのオーナメントを飾ったならきっと、この夜を鮮やかに思い出せると思うから。
 行きましょうかと席を立てば、おうと応じる少年の朗らかな声が冷えた夜天に響き渡った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【勝利の凱歌】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!

朔・璃央
双子の妹のレオ(g01286)と

たくさんのイルミネーションで彩られた街を見ると
クリスマスが来たんだなぁって実感するよね
取り戻せたからこそ見れる景色だと思うと最高だよ

そういえば料理人さんがその後どうしてるかって聞いてなかったね
折角だし探してみようか、レオ

本場風って何が違うんだろうときょろきょろ見回していると
レオが見つけた一人と一匹の姿におやと近寄り声をかけ
今年も一年お疲れ様でした
ドイツが発祥なんだって初耳でした
出来れば本場のクリスマスをご教示頂ければ嬉しいです
よければブレッツェルさんも案内してくれますか?

今年最後の案内でしょうかと笑って
来年もこんな景色が見れるように頑張りましょう
そう言葉を添えて


朔・麗央
双子の兄リオちゃん(g00493)と

キラキラのクリスマスの街を見ると年の瀬だなぁってしみじみしちゃう
これも私たちが取り戻したものの一つなんだねぇ

ね、ドイツから私たちが帰還のお手伝いをした料理人さんも今日ここにいたりするのかな?
気になるねぇ、リオちゃん

そんな風にいつかを思い出していたらハルトヴィヒくんとブレッツェルちゃんを見かけて声をかけてみるよ
今年ももうすぐ終わりだねぇ
そういえばドイツのクリスマスってどんなことしたり
何食べたりするの?教えてほしいな!
あとブレッツェルちゃんも食べられるものがあるといいなってキョロキョロ

ハルトヴィヒくん達時先案内人さんが導いてくれたから
この景色が今年見れたんだよね


 赤や橙の光の中で、凍りつく白い吐息が柔らかに染まり、融けてゆく。東京、千代田区・日比谷公園――イルミネーションで飾られたクリスマスマーケットの会場は街路樹越しにも煌めいて見え、朔・璃央(昊鏡・g00493)はタータンチェックのマフラーに隠した口元をほんのりと和らげる。
「こうしてキラキラした街を見てるとさ。クリスマスが来たんだなぁって実感するよね」
「そうだねえ。もう年の瀬なんだなぁって、しみじみしちゃう」
 色違いのマフラーをコートの襟元にしっかりと巻きなおして、朔・麗央(瑞鏡・g01286)は兄の視線の先を追う。聖夜の街を照らして灯るビル街の明かりは、それ自体がまるで巨大なイルミネーションのようだ。
「これも私たちが取り戻したものの一つなんだねぇ……」
 見上げる少女の花色の瞳に、映り込む光の粒が揺れる。目を奪われるような輝きに優しく眉を下げて、璃央もまたビル街に目を向けた。東京各区、ドイツ、京都、そして今度はエジプト――弛まぬ歩みの果てに取り戻したからこその景色は、格別に美しい。
 広がる夜景にしばし見惚れていると、そうだ、と麗央が思い出したように切り出した。
「ね、リオちゃん。私達が帰還のお手伝いをしたドイツの料理人さんも、今日ここにいたりするのかな?」
「そういえば、その後どうしてるかって聞いてなかったね。せっかくだし、探してみようか」
 機械化ドイツ帝国奪還戦後の帰還事業で、双子は首都ベルリンから数名の料理人とその家族を新宿島へ連れ帰った。その近況については把握していなかったが、こんな風にイベントを企画してくれるとは思わなかった。半年強にわたる新宿島での生活を経て、彼らもそれなりに今の暮らしに慣れてきたということなのだろう。
「でも、本場風って何が違うんだろう――おや」
 きょろきょろと辺りを見回して、璃央ははたと足を止めた。手作り感溢れるクリスマスマーケットの看板の向こう側、太い木の幹に寄りかかって立つ時先案内人の姿には覚えがある。ぱ、と瞳を輝かせて、麗央はコートの腕を振り上げた。
「ハルトヴィヒくん!」
 名を呼べばその主よりも早く、足元に伏せていた犬の方が反応した。すくっと立ち上がるや尻尾を振り駆けてくるパンツァーハウンドを受け止めて、麗央はその場にしゃがみ込む。
「ブレッツェルちゃんもこんばんは! メリークリスマスだよ!」
「今年も一年、お疲れ様でした」
「……ああ」
 覗き込む璃央を相変わらず愛想のない顔で見上げて、ハルトヴィヒはただ一言、お疲れ、とだけ返した。しかしそのたった一言が、去年の彼と今の彼との違いなのだと双子はちゃんと理解している。じゃれついてくる犬の頭をぽふぽふとやりながら、璃央はつづけた。
「クリスマスマーケットはドイツが発祥というのは初耳でした。できれば、本場のクリスマスをご教示頂ければ嬉しいのですが……」
「ドイツのクリスマスってどんなことしたり、何食べたりするの?」
 教えてほしいなと朗らかに笑って、麗央は兄の傍らに並ぶ。すると――。
「…………」
「……ハルトヴィヒくん?」
 じっと黙って二人を見つめる少年は、怒っているのでもなく、取り立てて不機嫌なわけでもなく、どちらかといえば戸惑っているようにも見えた。どうかした、と尋ねれば、どうもしないと応じて、ハルトヴィヒは続けた。
「なんか……妙な感じだ」
 最後にクリスマスマーケットを訪れたのは、もうずっと昔のことだ。それから十余年経って、こんな風に誰かとクリスマスを過ごす日が来るとは、彼自身思ってもみなかったのだろう。ややあってごそごそと上着のポケットを探り、少年は小さな袋を二つ取り出した。
「やるよ。さっき、そこで買った。……お前らには、前に色々もらっただろ」
 ジンジャーブレッド、と呼ぶ方が、この国では通りがよいだろうか。シナモンやカルダモンなどのスパイスをたっぷりと使ったしっとりみっしりとした焼き菓子は、シュトレンと並ぶドイツの伝統的なクリスマス菓子である。ありがとうと受け取る双子の足元では、パンツァーハウンドがすんすんと鼻先をひくつかせていた。
「じゃあ、今度はブレッツェルちゃんも食べられるものを探しにいこうか」
 物欲しげな犬の頭を撫でて麗央が笑うと、わん、と嬉しそうな声が返った。そんな様子を微笑ましげに見つめて、璃央は夜天に目を移す。街の灯りに照らされてなお煌々と輝くオリオンは、本格的な冬の訪れを教えてくれる。
「来年もこんな景色が見れるように、頑張りましょうか」
 ね、と振り返れば、頷く代わりに視線を合わせて、ハルトヴィヒは前を行く一人と一匹を追い歩き出す。来年の今頃に見るこの空は、いったいどんな色をしているのか――それを少し楽しみに思いながら、璃央は雑踏の中へ踏み出した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

平良・明
【樹】

紅花さんと雑貨探しに繰り出します
ネイビーのモッズコートにマフラーを巻いてしっかり防寒

ドイツの方面は簡素でそっけないイメージ
しっかりとした造りの家具や食器はとても好みです
でも、意外と彩り豊かな雑貨が並んでいて、それもいい感じ
棚に仲良く並ぶフンメル人形も表情の細部に妙があっておもしろいです

そんな中でも心惹かれるのは、ぽってりとした丸いベリーマグ
名前も知らない赤い花が描かれたそれにコーヒーを淹れたら趣もよし
今年のクリスマスの思い出に頂いていきます
紅花さんは何を選んだのでしょうか

でーとですもんね
楽しい時も苦しい時も、いつも隣にいてくれてありがとう
そんな感謝のこころをしっかり伝えます


杏・紅花
【樹】
明サンとおかいものっ!
白いもこもこの上着に、ピンクのニットとチョコブラウンのミニスカ
で、でーと、のつもりだもん

くりすますまーけっと、西の国の雰囲気にあふれてるねえ
冷たい冬の空気をほっこり温めるような、キャンドルの暖かな光、だいすき
かわいい雑貨がいっぱいあって迷う!
サンタさんの置物とか、まんまるきらきらのオーナメントとか、ぜんぶかわいい〜

目に止まるのは、窓からゆらめく火のオレンジが見える、キャンドルハウス
暖かな灯りのともる家
暖かな灯りをともす人
帰りたくなる場所
いまも隣にいてくれること
ありがと、って思ってる

明サンのは何かなあ
隣にいるあなたの手のひら
あたしの手も、重ねて
ありがと、って伝える


「くりすますまーけっと、西の国の雰囲気にあふれてるねえ」
 猫のような青い瞳を絶えず左右に巡らせて、杏・紅花(金蚕蠱・g00365)は言った。右手にはおいしそうな匂いを漂わせる屋台の並び。左手には夜の公園を照らす煌びやかなイルミネーション。一夜限りの祭の灯は、いつもの街角をまるで違った世界に見せてくれる。そうして行く道の先にあるものを見つけて、紅花は稲穂のような蚕の触覚をぴこんと揺らした。
「明サン、あれ! かわいい雑貨がいっぱい!」
 もこもことした上着の袖で口許を隠しながら、少女は後ろを行く青年を振り返る。見るからにそわそわとしたその様子が微笑ましくて、平良・明(嶺渡・g03461)はマフラーの下の口許を綻ばせた。
「見に行ってみますか?」
「うん!」
 行こう行こうと声を弾ませて、紅花は黒い毛並みのクダギツネを連れ、跳ねていく。上はしっかり着込んでいるとはいえ、冬風をはらんでひらりと揺れるチョコブラウンのミニスカートは見るからに寒そうだが、そこは妥協しないのが乙女の矜持だ。
 足取りも軽く前を行く少女を見失わないよう足を速めて明が追うと、そこにはクリスマスの雑貨を並べた煌びやかな屋台が並んでいた。軒先に灯るクリスマスカラーのキャンドルを覗き込んで、少女は口角を上げる。
「あたし、キャンドルの光ってだいすき!」
 静かで優しいオレンジ色の炎は、冷たい冬の空気をほっこりと温めてくれる。サンタの人形も、曇りガラスでできた色とりどりのオーナメントも、揺らめくキャンドルの灯りの中ではさまざまな表情を見せてくれるようだ。
「ドイツの方面というと、簡素でそっけないイメージでしたが……意外と彩り豊かなものですね」
 しっかりとした造りの家具や食器は元々それなりに好みであったが、こうした雑貨も存外にいいものだ。飾り棚に並んだ陶器の人形はいずれも精緻で、表情の細部にいたるまで職人の技が垣間見える。
「こういう人形もよく見ると、細部に妙があっておもしろいですね。……今年のクリスマスの思い出に、何か頂いていきましょうか」
 天使を象るレース細工に、木製のクリッペ、クリスマスリース。並ぶ雑貨をゆっくりと眺めて、東欧風のマグカップを一つ手に取った。ぽってりと丸みを帯びたカップの表面には、名前も知らない赤い花が描かれている。 
「これでコーヒーを飲むのも趣がよさそうです。紅花さんは何か買うのですか?」
「うー、こんなにいっぱいあったら迷っちゃう! だって、ぜんぶかわいいんだもん」
 むーと唇を尖らせて、紅花は色も形もさまざまの雑貨を次々と手に取り首を捻る。手作りの雑貨はどれもこれも可愛らしいけれど――一際目を惹いたのは、窓の部分から明かりが零れる小さな陶器のキャンドルハウスだ。
(「暖かな灯りのともる家」)
 暖かな灯りをともす人。どこにいても帰りたくなる、そんな場所。それをくれる人が今、隣にいることが嬉しくて、小さな胸はほんのりと熱くなる。決まりましたか、と尋ねる声に傍らの男を仰いで、少女は言った。
「明サン」
「はい?」
 モッズコートの袖から覗く褐色の掌に、しなやかな白い指をそっと重ねて、囁くように伝えるのは『ありがとう』の言葉。はにかむように笑う姿に眦を下げて、明は触れる手を握り返した。ファッ、と肩を跳ね上げて驚く姿は、年相応に幼い。悪戯っぽく、そして少しだけ意地悪げに笑って、明は言った。
「『でーと』ですもんね」
「! で、でーと……だもん!」
 寒さのためか赤くなった頬をいっそう紅潮させて、紅花は明の手を握ったまま歩き出す。歩幅を合わせて並びながら、紅花さん、と明は呼んだ。
「楽しい時も苦しい時も、いつも隣にいてくれてありがとう」
 感謝の心は、言葉に出さなければ伝わらない。今日と同じ明日がくるとは限らない日々であればなおのこと、伝えていきたいと想うのだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!

瑚雛・凛櫻
【我楽多屋】4人で参加

うぅ…流石12月寒いわね…
イルミネーション見るのもいいのだけれど、そこの出店で暖かい飲み物でも飲まない?
私、ホットレモネードが飲みたいわ!

まずは暖まらないと…(寒がり
皆、ちゃんと自分の分買えた?(と周りを見た後、レリエルさんの行動にかなりビックリして体がビクッと動く
えっと…メリークリスマース(え、まだ全然飲んでないわよね?と思い動揺しながらも取り合えずあわせる
レリエルさん、大丈夫?ちゃんと歩けるかしら…?(リナさんの方はグリグリさんに任せる構え

だ、ダメだわ…レリエルさんの脳がイッてる…(楽しそうだから迷子にならない程度に放置しようと心に決めた所で

リナさーん!!溢してるー!


グリモア・グリモワ
【我楽多屋】
飲み物の提案に素直に乗り

いいですね
身体の中から温まるのが最適です
選ぶのはホットチョコレート
普段甘味の摂取は少ないですが
華やかなイルミネーションを見て
いつもとは違うものを味わおうかと

ちょ…レリエルさん?!
一体何倍飲ん…
靴型グラスの数見て
一杯しか(寧ろ一口しか)飲んでない事に気付き
…なんと言いますか、この…

そうなんです凛櫻さん
飲んでいない筈なんですよ…

え?違い?
ふむ…(じーっと観察)
えっと…(ネット検索)
諸説あるようですがココアバターの有無が違うようですね(真面目な無表情)
見た目的には私には違いを見つけるのは難しそうです…(無表情

メリークリスマス…(静かにカチンとマグを合わせ様と掲げ)


リナフローリィ・エレオノール
【我楽多屋】
おー、ガジェ子(凛櫻)は年寄りなー?
ボクは風の子だから、寒いのはへーきだけど『甘くてあったかーいココア』の旗に釣られちゃう

ボク、コレ(ココア)飲む

買ってみたもののテンチョ(グリモア)のホットチョコレートと自分のココアを見比べる
(同じじゃね?)
テンチョ、ソレはボクのと何が違う?(説明求む顔)

飲む前のぽややん(レリエル)の勢いに少し驚く
え、ぽややんそんな大声だせたのか
マジかスゲー

めりーー!!!!(しかし無表情)

なんかわからんがキツネの名に掛けて(?)負けてらんねー!

くりーー!!!!(やっぱり無表情。そしてコップを大きく掲げる際に斜めにしてココアを零すまでがワンセット)
……おかわりっ


レリエル・モーガン
【我楽多屋】
ふーっト息を大きク吸イ込んデ
ご準備ハ
イイで~スか?

(めっちゃため)ン・めりィーーーーーーーー!

くりス!

まス!

パーンとクラッカーを鳴らして3人を驚かせまス

寒い?そウデしょうカ?
ホットワインがとっテモ美味しくテ
(ほっペが)ぽカぽカしテおリまスよ~♪

ふふっふふふっへへへへへ(理由なくにまにま)

ワタシはしっカリしていまス
だいジョブでスよ♪
ト、足踏ミしテ酔っテまセンあピールしマス
大きく膝をあげて〜
いっチニっ☆
イっチにっ★

リナさんノ音頭にモ合わセまス☆

そレっ!
(めっちゃしゃがんでためる)
んめっ!
んりぃ…ー!(リフレインしつつジャンプ繰り返し←余計酔いそうだが迷惑をかけないはしゃぐ系よっぱらい)


「うぅ……さすが十二月、寒いわね……」
 両腕で自分の肩を抱き締めて、瑚雛・凛櫻(滅びの箱庭、綻びの記憶・g00518)はぶるりと身震いした。冬は年明けからが本番とはいえ、夜の空気は既に十分過ぎるほど冷え込みつつある。へぷち、と小さなくしゃみとともに縮こまる後ろ姿をにやにやと見つめて、リナフローリィ・エレオノール(偽物ワールズエンド・g03639)は言った。
「おーおー、ガジェ子は年寄りなー?」
「若者だろうが年寄りだろうが、寒いものは寒いの! ねえ、イルミネーション見るのもいいのだけれど、そこの出店で暖かい飲み物でも飲まない?」
 ず、と鼻をすすりつつ、寒がりの凛櫻は半ば涙目で訴える。すると無表情ながらも素直に頷いて、グリモア・グリモワ(自立型復元ユーティリティ・g03809)が応じた。
「いいですね。寒い日は、身体の中から温まるのが最適です」
「私、ホットレモネードが飲みたいわ! 何するにもまずは温まらないと……」
 行く手には色とりどりの旗や看板を掲げた飲食物の屋台が並んでいる。ほうほうと一人頷いて、リナフローリィはそこに並んだメニューの文字をなぞる。その表情はグリモア同様ほとんど動くことはないが、ふわふわとした狐の尾だけがぱたぱたと揺れていた。
「ボクは風の子だから、寒いのはへーきだけど」
「なんでこっち見るかな?」
 じろりと睨む凛櫻に別になんでもとだけ返し、リナフローリィは続けた。
「『甘くてあったかーいココア』は、ちょっと気になっちゃう」
「私は……あちらのホットチョコレートにしましょうか」
 普段あまり甘いものを摂取する習慣のないグリモアだが、華やかなイルミネーションに彩られた非日常的な空間に浸っていると、なんとなく冒険したい気持ちにもなるものだ。
 一度解散してそれぞれ目当ての飲み物を買い求めてから、元居た場所へ。湯気を立てるココアのカップを手に会場隅の空きテーブルを確保して、リナフローリィは仲間達に呼び掛ける。
「こっちこっちー……ん?」
「……何か?」
 席に着いたリナフローリィの苺のような瞳が何やら怪訝な色を帯びるのを見て、グリモアはきょとんとして尋ねる。その手には、一杯のホットチョコレートが握られている。
「……テンチョ、テンチョのソレはボクのと何が違う……?」
 こちらは『ココア』と書いてあった。けれどグリモアは『ホットチョコレート』にすると言った。つまり、同じマグに入った同じような色をした飲み物は、別物ということになるのだが――。
(「同じじゃね?」)
 狐には、まるで同じものにしか見えなかった。ああ、と彼女の疑問を理解して、グリモアは自分のマグの中身と、リナフローリィのマグの中身を見比べる。しばし眺めてほんの一瞬眉を寄せ、グリモアは携帯端末を取り出した。
「えっと……諸説あるようですが、ココアバターの有無が違うようですね……?」
「ほんとに?」
「ネット検索によれば……。見た目的には、私には違いを見つけるのは難しそうです……」
 残念、と無表情のまま俯いて、グリモアは言った。疑念しかない眼差しを向けられても、ネット検索がそう言っているのならば、きっと恐らくそうなのだろう。……多分。
「う~あったかい幸せ……! 皆、ちゃんと自分の分買えた?」
 冷えた指先をホットレモネードのマグで温めながら、遅れて戻ってきた凛櫻が尋ねた。そして二人の手元に飲み物があるのを確かめて、ならばとマグを掲げようとしたその時である。
「ご準備ハ、イイで~スか?」
 三人が囲むテーブルに、ぬうと黒い影が落ちる。すうっと大きく息を吸い込む気配がして、そして――。
「ン・めりィ――――――――! くりス! ま――ス!」
 パーン、と何かの弾ける音がした。それがクラッカーの音であったと気づくのには、多少の時間を要することとなった。ビクゥと肩を跳ね上げて硬直した凛櫻の横からひょこりと顔を出したのは、レリエル・モーガン(ゆるふわぽややん巫女・g03811)その人である。
「ふふっふふふっへへへへへ」
「えっ……メリークリスマース……?」
 ほとんど脊髄反射でマグを掲げたもののそこからどうしていいか分からずに、凛櫻はわけもなくニマニマと笑う女をぎこちなく見やる。マジか、と瞳を瞬かせて、リナフローリィが言った。
「ぽややんそんな大声だせたのか。スゲー」
「ちょ……レリエルさん、いったい何杯飲んで……」
 一緒に会場へ来たはずが、姿が見えないと思ったら。どこでどうしていたのかと尋ねかけてレリエルの手の中のマグカップが目に留まり、グリモアは口許に手を添える。
「一杯しか……と、いうか、一口しか飲んでない……?」
「レリエルさん、大丈夫? ちゃんと歩けるかしら……?」
「ワタシはしっカリしていまス! だいジョブでスよ♪ ホットワインがとっテモおいしくテ、ほっペもぽカぽカしテおリまスよ~♪」
 そろそろと尋ねる凛櫻に、レリエルは陽気に応じた。だが確認するまでもなく分かる――こいつぁもうだめだ。
「ハイ、大きく膝をあげて~いっチニっ☆ イっチにっ★ ホラ、酔っテまセン!」
「だ、ダメだわ……レリエルさんの脳がイッてる……」
「飲んでいないはずなんですが……ねえ……」
 無表情に困惑を透かして、グリモアも語尾を濁す。すると、リナフローリィがガタンと勢いよく椅子を引き、立ち上がった。
「なんかわからんがキツネの名に掛けて(?)負けてらんねー! めり――!!!! くり――!!!!」
「そレっ! んめっ! んりぃ……ー!」
「ちょっと、レリエルさん動くとまたお酒が回っ――っていうかリナさん、ココアこぼしてるー!!」
 全身運動を始めたリナフローリィとレリエルは、しかし止めたところで止まりそうにはない。
 茫然と事の成り行きを見つめる凛櫻の肩をそっと叩いて、グリモアはホットチョコレートのマグを掲げた。
「メリークリスマス……」
「…………メリークリスマス」
 まあ――人様に迷惑を掛けない限り、放っておいても害はないだろう。合わせた視線で頷き合って、二人はマグカップの縁を合わせた。陶器の擦り合う澄んだ音は、混沌としたテーブルの上で涼やかに響いたとか、響かなかったとか――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【勝利の凱歌】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【リザレクション】LV1が発生!

神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴
料理はお任せで

クリスマスマーケットか……
今までクリスマスそのものが疎遠だったからな

楽しみだなと、莉緒と二人でマーケットの中を歩きながら
匂いにつられて行く莉緒について

へえ、ドイツ料理か……
あまり詳しくないけど、クリスマスらしいものが食べてみたいな

お店の人に話を聞きながら選びんで

ああ、美味しいな……
あー…それ、一口貰ってもいいか?
と、お互い選んだ料理をシェアしたりしながら笑い合って

料理も堪能したところで、

莉緒のサーヴァンにクリスマスプレゼントを選ぶという事で雑貨のお店へ

身に着けられるものか、
チョーカーとか足環なら年中つかえそうだが

星モチーフか。それじゃあ俺も一緒に探すかな


如月・莉緒
総二さん(g06384)と
お料理&雑貨お任せ(肉料理&星モチーフ雑貨希望)

クリスマスマーケット行ってみたかったんだよね

総二さんと一緒にクリスマスマーケットで賑わう中を歩く
雑貨を買いに来たんだけど、美味しそうな匂いには弱くて

どうしよう。どれ食べようかな?

なんて迷いつつ、食べるものを選んで

ふふ、やっぱり本場の味だから美味しいね
ん?どうぞー。私も一口食べたい!

とシェアしながら笑い合う

お腹が満たされた後は雑貨を取り扱うお店へ
目当ては最近絆を結んだサーヴァントへのクリスマスプレゼント

身につけられるものがいいと思うんだよね

と総二さんに相談

チョーカーとか足輪か、よさそう!
星モチーフのが欲しいから探してみよ!


「わあー……綺麗!」
 黒い影と化した木々に、連なる小粒のLEDが光のリボンを掛ける夜。辺り一帯を照らす眩いばかりの輝きに思わず歓声を上げて、如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)は言った。その隣には、神刀・総二(闘神・g06384)の姿もある。
「クリスマスマーケット、一度行ってみたかったんだよね!」
「クリスマスマーケットか……今までクリスマスそのものが疎遠だったからなあ。何があるのか、楽しみだ」
「うん、とっても楽しみ! ね、早く行こ行こ!」
 隣り合った黒いコートの腕を取り、莉緒は意気揚々と人混みを分けてゆく。さすが一年を締めくくる一大イベントだけあって、会場は復讐者達をはじめとした大勢の人々で賑わっている。
 すん、と白い小鼻を嗅ぎ鳴らして、娘は言った。
「なんだかおいしそうな匂いがするね……」
「雑貨を買いにきたんじゃなかったのか?」
「そうだけど、おいしい匂いには弱いんだもん」
 寄り道していかない? なんて、困ったような笑顔でねだられては是非もない。仕方ないなと笑って、総二は莉緒の後をついていく。そうして足を止めた屋台の看板には、さまざまな料理の写真が飾られていた。
「どうしよう。どれ食べようかな? 何か食べ歩きできるのがいいよね」
「ドイツ料理か……あんまり詳しくないけど、何かクリスマスらしいものが食べてみたいな」
「でしたら、ヒューナーシュニッツェルなどいかがですか?」
 二人の会話を耳に留めて、屋台の内側にいたドイツ人シェフが話しかけてくる。それってなんですか、と莉緒が尋ねると、人の好さそうな壮年のシェフはにこやかに、鶏肉のカツレツだと教えてくれた。彼の話によれば、シュトレンやレープクーヘンなどクリスマス時期ならではの菓子は色々あるものの、メインディッシュとなると家庭によりけりで、これと決まった料理はあまりないらしい。じゃあそれで、と朗らかに笑って、莉緒は続けた。
「あと、持ち歩きやすそうなもので何かありませんか?」
「そうですね……では、テューリンガーヴルストをパンに挟みましょうか」
 食べ歩きをするという二人のために、シェフは網焼きにした大ぶりなヴルストを白パンに挟み、一口サイズに切った鶏のカツレツを紙コップに入れて、サンタクロースとトナカイのピックを刺してくれた。その心遣いに感謝しつつ、二人は再び煌めく屋台の並びの中を歩き出す。熱々のカツレツを一噛みすると、肉の旨みがじゅわりと口に広がった。
「んー! やっぱり本場の味だからおいしいね」
「ああ、おいしいな。あー、そっちももらっていいか?」
「ん? 勿論! 私もヴルスト一口食べたいな!」
 温かい食事は冷えた身体を癒してくれると同時に、心までもほんのりと温めてくれる。おいしい肉料理に舌鼓を打ちながらしばらく歩いてゆくと、道の先にはお目当ての雑貨を並べた屋台が見えてきた。オーナメントを吊るした屋台の煌びやかな軒先を眺めながら、そういえばと総二は振り返る。
「雑貨って、何を買う予定なんだ?」
「ふふ、実はね。あの子にプレゼントを買ってあげるつもりなの」
 今日は留守番の『あの子』とは、つい最近、莉緒と絆を結んだばかりのダンジョンペンギンのことである。身につけられるものがいいんだよね、と呟く声を耳に留めて、総二は少し考えてから口を開く。
「ペンギン用のものがあるか分からないけど…… チョーカーとか足環なら年中使えそうだが」
「! それ、よさそう! いいのがないか、探してみよ!」
 あれでもない、こっちでもないと、悩みながら贈り物を選ぶ時間は楽しいもの。金色の星を象るクリスマスのオーナメントを革紐に括ったら、ペンギンの首周りにも丁度良いチョーカーになるのではないだろうか。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

シルヴァーナ・ガラッシア
*アドリブ・連携歓迎

名物料理ですって――!?
…失礼しました、取り乱しました

『お料理お任せ』でコース料理的な一式を!
前菜からシメまで食べたいじゃないですか!
食べっぷりには自信があるので、ここで経済を回しますよ!
ソーセージにもいろんな種類があるんですね~
ドイツのじゃがいもは聞いたことありましたが、他にもたくさんの名物があるんですねっ
忘れないように、各種名前を添えてSNSにアップしておきましょう!
私もバズるかもしれないしお店の宣伝になるしwin-winのはず!


「おおっ……これが噂の、ドイツの料理……!」
 感激にわずかに震える声で、シルヴァーナ・ガラッシア(スイーツハンター・g02348)は口を開いた。欧州はドイツの名物料理がいっぱい、と聞いて、いても立ってもいられずに文字通り飛んできた日比谷公園の一角。上がり過ぎたテンションで若干錯乱――もとい取り乱しつつ注文した料理の数々は今、四人掛けのテーブルを埋め尽くして眩しいほどに輝いている。
 コース料理的に一式お願いします! と元気いっぱい頼んだ少女の要望に応えて、料理人達がまず用意したのは薄切りにしたバケットに、オバツダと呼ばれる玉葱入りのチーズクリームディップを添えた前菜(フォアシュパイゼ)だった。続いて色や形の異なるさまざまなヴルストの盛り合わせと、よく叩いた仔牛肉に薄く衣をつけて揚げたメインのシュニッツェル、ショートパスタ『シュペッツレ』のキノコクリームソースがけ。テーブルの端にちょこんと置かれたシュヴァルツヴェルターキルシュトルテは、チョコレートのスポンジを白いクリームで飾ってさくらんぼを乗せた、一説には『ドイツで一番おいしい』と言われるケーキだ。さらにその隣には、スパイスを加えてグリューヴァイン風に仕立てた葡萄ジュースまでついている。
 見ているだけで堪らなくて、シルヴァーナは胸の前でうっとりと両手を組んだ。
「だって滅多にない機会なんです、前菜からシメまで食べたいじゃないですか! 食べっぷりには自信があるので、ここで経済を回しますよ~!」
 誰に何を言われたわけでもないのに弁明して――あるいは、自分自身に言い聞かせているのかもしれない――少女はパタパタと背中の翅を開閉し、いただきますと手を伸ばす。まずは定番のヴルストからだ。
「ソーセージにもいろんな種類があるんですね~。じゃがいもが有名なのは聞いたことありましたが、他にもたくさんの名物があるんですね――っと、忘れないうちに」
 おいしい記憶が色褪せぬよう、今宵の喜びを写真に収めよう。スマートフォンで撮影した料理の写真に屋台の主が開く店の名前と料理名を添えて、シルヴァーナは次々とSNSに投げていく。
「私もバズるかもしれないし、お店の宣伝になるし、これがWin-Winっていうやつですよね!」
 ちょっとだけ個人的な欲望が漏れたのは、ご愛嬌。後は料理が冷めないうちに、心ゆくまで食べるとしよう。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!

荒田・誠司
アドリブなど歓迎

【心情】
ドイツを取り戻せたのは本当に良かった
まだまだ始まったばかり、頑張らないといけないな
でも、全て終わったら俺はどうなるんだろうな?帰れるんだろうか、それとも...いや、今考える事じゃねぇや

【行動】
料理はザウアーブラーテンは好物だから探してみよう
家庭料理があればいいけれど無ければメインと飲み物、デザートになる物を持ってきて食べようか
あとはあちこちの店や施されたイルミネーションを見て回ろう
最近マグカップを割っちゃったし何か見ていってもいいかもな
あとは飾り物とかも欲しい
何かイベントがあるとそういうの買いたくなるんだよ
見れば連鎖して思い出す物もあるしな


 乾杯、と掲げる声に、グラスの擦れ合う音が続く。
 滑らかに駆け上がるアコルデオンの音色に、歓声が重なる。
 東京都心は千代田区に位置する日比谷公園――その敷地に開かれたクリスマスマーケットは、都内のあちこちから訪れた大勢の人々で賑わっている。そんな中、荒田・誠司(雑草・g00115)はそびえるクリスマスツリーの傍らに立ち、その頂に輝く星を見上げていた。
(「ドイツを取り戻せたのは、本当によかった――が」)
 機械化ドイツ帝国の奪還。それは、今年一年の間に復讐者達が成し遂げた最も大きな成果の一つだ。しかしそれはあくまでも、始まりに過ぎない。土地自体は最終人類史に復帰したとはいえ、かの地に暮らす人々の大多数は未だ時空の狭間に閉じこめられたままでいるのである。
(「これからもっと、頑張らないといけないな……」)
 世界中の人々の帰還に向けて、復讐者達が成すべきことはまだまだ多い。決意を新たに拳を握り込み、誠司は歩き出す。イルミネーションの織り成す暖かな明かりは、戦いに疲れた復讐者達を労うかのようだ。
 立ち並ぶ屋台のメニュー板には、よく見知った料理の写真がいくつも並んでいた。スパイスと酢で漬けた牛肉を焼き、シュペッツレを添えたザウアーブラーテンは懐かしい故郷の味だ。それに加えてガス入りのミネラルウォーターと、バニラアイスを添えたアプフェルストゥルーデルを一皿注文して、誠司は手近なベンチに腰を下ろす。見渡せば道の反対側には、雑貨を売る煌びやかな屋台の軒先が覗いていた。
(「そういえば、マグカップを割っちゃったんだよな」)
 日用品からクリスマスのデコレーションまで、クリスマスマーケットにはさまざまなものが集まっている。こういう催事ではとかく財布の紐が緩くなりがちだが、今日のことを憶えておけるなら、何かしら買って帰るのも悪くはない。けれどそんな風に思い出を紡いで――来年の今頃、自分はどこでどうしているのだろうか?
(「すべてが終わったら、俺はどうなるんだろうな?」)
 時空の彼方に消えた故国を思えば、今は呼ぶ者もない名前が耳の奥に反響する。やめようと緩く首を振って、青年は切り分けた肉を口へ運んだ。
(「今考えることじゃねぇや」)
 考えるのは、すべてが終った後。明日からの日々を戦い抜くためにも、今日はこの場で英気を養うこととしよう。
大成功🔵​🔵​🔵​
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効果2【アクティベイト】LV1が発生!

海・ほろぶ
【ほろーど】
くるくる回るプロペラ付きのピラミッド
アーチ状の木製スタンドはシュビップボーゲン
点灯済みアドベントクランツは非売品
……蝋燭絡みの工芸品多いね?
夜長いんだ
オードが見入った雪だるまを前に
二人で作り贈り合ったジェルキャンドルを思い返すも、あれそのままは器の分設置し辛そう

だからさ、これに合う蝋燭、選んじゃわない?
悪戯をもちかける風なひそひそ話
蝋燭立てる場所が複数あるから、
こっちにオードの選んだの置いて、こっちに私が選んだのを置くとかもできそう
耳打ちされ返せば擽ったい
きまり!

買い食いするオードとお喋りしながら歩く
蜜蝋の樅の木を見て
私、黄色っぽい?
選び返す、翼持つ天使の姿が蜜蝋の側面に浮かぶ蝋燭


オード・レヴニ
【ほろーど】

初めてのクリスマスマーケット
賑わいと煌めきに目を見開いてそわそわ
ドイツディヴィジョンには居たけど
こういう文化には殆ど触れてこなかったから
改めて一端に触れられるのは嬉しい

ん、蝋燭の物多いね
ドイツの冬は夜が長いからかな
工芸品の中でも気に入ったのは雪だるまがくるくる回るピラミッド
かわいい…と呟き漏らし

ほろぶの提案に、いいよ、と耳打ち
悪巧みでも何でもないけど
こうするとなんか楽しい

食べ歩きしつつ出店を回り選んだのは
もみの木の形の蜜蝋キャンドル
クリスマスっぽいし色がほろぶっぽい
黄色。お月様みたいな瞳の色に似てるから
天使のキャンドルも素敵だね
これと一緒、と翼を持ち上げる
ピラミッドに灯すのが楽しみ


 灯る蝋燭の温かな火が、ゆらゆらと揺れて風を起こす。それを受けて回るクリスマスピラミッドの小さなプロペラをじっと見つめて、海・ほろぶ(君の番だよ・g04272)は呟いた。
「アーチ型のスタンドは……シュビップボーゲン。この点灯済みのアドベントクランツは……さすがに非売品か」
 賑わい、煌めく公園の一角に設けられた雑貨の屋台には、新宿島のあちこちから持ち寄られたクリスマスの工芸品が並んでいた。ちらちらと揺れる蝋燭のオレンジ色の炎をしばし眺めてから、ほろぶは背にした友人を振り返る。
「……蝋燭絡みの工芸品多いね?」
「ん、そういえばそうだね。ドイツの冬は夜が長いからかな?」
 観光客向けのお土産らしい安物から明らかに手の込んだ細工品まで、さまざまな工芸品を興味津々の様子で覗き込みながら、オード・レヴニ(頌歌・g01759)は応じた。どこかそわそわとした気分なのは、彼女にとっても今夜が初めてのクリスマスマーケットであるからだ。
「ドイツのディヴィジョンには居たけど、こういうのには疎くて……ほとんど触れてこなかったから……なんだかちょっと、新鮮だな」
 今はもうこの世界のどこにも存在しないけれど、かつて確かに存在したあの場所。そこで育まれていたのだろう文化の一端に、ここでこうして触れられるのは素直に喜ばしい。
 そんなに夜長いんだ、と異国の冬に思いを馳せて、ほろぶは友人の視線を追ってみる。わずかに赤みがかった琥珀の瞳の見つめる先では、雪だるまを飾った小さなクリスマスピラミッドが、飽かずくるくると回り続けている。
「かわいい……」
「…………」
 ぽつり、こぼれたオードの呟きを聞きながら、ほろぶはいつか二人で作って贈り合ったジェルキャンドルのことを思い返していた。あれが使えればと思ったが、器に入ったキャンドルをこれらの工芸品にそのまま設置するのは少々難しそうだ。
 あのさ、とやおら切り出して、ほろぶは言った。
「これに合う蝋燭、選んじゃわない?」
 会場には、大小の蝋燭を売る店もあったはず。まるで悪戯話を持ちかけるようにこそりと耳元で囁けば、生白い手が伸びてきてそっとほろぶの耳を引き寄せる。くすぐる吐息で何を言うかと思えば、返る言葉はただ一言――。
「いいよ」
「……じゃあ、きまり!」
 ぱし、と手を打ち合わせて、二人はにまりと口角を上げた。別に悪巧みでもなんでもないのだけれど、二人だけの秘密を交わすようでなんだか心が弾むのだ。
「蝋燭立てる場所はいくつかあるから、オードの選んだのと私が選んだの、それぞれ置いたりもできそうだね」
「あ。あのソーセージ、おいしそう……」
「……話聞いてる?」
 煌びやかなクリスマーケットはどこもかしこも魅力的で、ちょっと目移りしてしまうのはやむをえないところだ。時々足を止めて買い食いに興じつつ、二人は目当ての出店を探し回る。なんだかんだと楽しみながら歩いていると、やがて小さなキャンドルをたくさん並べた露店に行き着いた。
「……わたしはこれにしようかな」
「それ――って、蜜蝋?」
「うん。クリスマスっぽいし、色がほろぶっぽい」
 オードが手に取ったのは、モミの木を象った小さな蜜蝋のキャンドル。はてと白黒の髪を揺らして、ほろぶは首を傾けた。
「私、黄色っぽい?」
「うん、瞳の色。お月様みたいな色をしてるから」
「…………」
 そんな風に言われると、なんだか少しくすぐったい。なんと返そうか迷いつつ、ほろぶは立ち並ぶキャンドルを一つずつ手に取り眺めていく。その中で一際目を引いたのは――。
「……それも、素敵だね」
 選んだのは同じく蜜蝋の、側面に天使の姿を彫り込んだキャンドルが一つ。これと一緒、と背中の翼をはためかせ、オードは眦を和らげた。二つのキャンドルを並べて灯したら、雪だるまを飾ったクリスマスピラミッドはどんな彩を見せてくれるのか――それが今から、楽しみだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
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【通信障害】LV1が発生!
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印歌・良空
シャルロット嬢(g00467)と

クリスマスマーケットっち言うたら美味しいお酒が…
おや、シャルロット嬢です?

お逢いしたんも何かのご縁でしょうし
ぜひご一緒さしてくださいな

女の子とワイワイ回るマーケットも楽しいですね
どのお店も色遣いが可愛らしい雑貨が沢山やわぁ
お肉だけやなくてバームクーヘンなんかのお店もあるみたいですよ
後で温かい飲み物と一緒に買いに行ってみませんか?

贈り物?ウチにです?
でしたらウチもシャルロット嬢になんやお返ししたいわぁ

すのーどーむっちやつが向こうのお店にあったんで
今日の想い出に一緒に選んでいただけませんか?

ふふ、此方こそこれからよろしくお願いいたします
何やあったらまた来ましょうね


シャルロット・アミ
印歌さん(g05874)と

ふらりと一人で行ったクリスマスマーケット
偶然、お知り合いの印歌さんの姿を見つけて
憧れのお友達だったので声をかけちゃって
女子二人でクリスマスデート
…なんて幸せな偶然なの!

二人でゆっくりマーケットを回るわ
あのオーナメント可愛いとか
あのお肉料理美味しそうとか
はしゃいでいるうちに昔からの友達みたいに
バウムクーヘン?お肉よりそっちのほうがいいわ
温かい飲み物と是非一緒に

折角だから何か贈るわって
木製のトナカイのオーナメントを選んで贈ろうかしら
スノードーム?いいの?
じゃあ、一緒に選ばせて

ふふ、ご一緒楽しい
これからも機会があったらよろしくね?


「おや――シャルロット嬢です?」
「えっ?」
 背中越しに名を呼ぶ声には、聞き覚えがあった。突然の出来事に驚いて振り返れば、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)の長い黒髪が風をはらんでふわりと舞う。行き交う人込みに目を配って見ると、向かい合った屋台の軒先で若い娘が一人、こちらを見つめていた。編み込みにした白い髪の間からは、小さな黒い角が二本、ちょこんと飛び出している。
「えっと……印歌さん?」
「ええ、そうです。こないなところでお逢いするなんて、奇遇ですね」
 柔らかな訛りの特徴的な彼女は、名を印歌・良空(沙羅双樹の夜想詠・g05874)と言った。今夜の装いは見慣れた和装とは違うものの、その姿を見紛うことはない。ちょっとした顔見知り程度の間柄ではあるが、前々からシャルロットは彼女の立ち居振る舞いに密かに憧れていたのである。
「印歌さんはどうしてここに?」
「クリスマスマーケットっち言うたら美味しいお酒がある思いましてなあ……」
 そう言って、良空は赤いチェックのケープの前を掻き合わせた。流した琥珀の視線の先には煌々と灯りを点した屋台が並び、大勢の人々で賑わっている。
「ここでお逢いしたんも何かのご縁でしょうし、ぜひご一緒さしてくださいな」
 ふらり、一人で巡るつもりだったはずが、なんと幸福な偶然か。喜んでと胸の前で両手を握り、シャルロットは声を弾ませる。祭の喧騒を女子二人、わいわいと眺めてゆくクリスマスデートなんて、楽しいに決まっているではないか。
「どのお店も色遣いが可愛らしい雑貨がたくさんやわぁ」
「本当ね! オーナメントも、デコレーションも全部可愛くて……あっ、あのお肉、おいしそう!」
 色気よりも若干、食い気が勝ってしまうのはご愛嬌――はしゃぎ、言葉を交わす内にすっかり打ち解けた様子のシャルロットを微笑ましげに見つめて、良空は言った。
「お肉だけやなくて、バウムクーヘンなんかのお店もあるみたいですよ」
「バウムクーヘン? じゃあ、お肉よりそっちのほうがいいわ!」
「なら、後で買いに行ってみませんか? せっかくやから、温かい飲み物と一緒に」
 焼き菓子によく合う温かい紅茶かコーヒーは、深々と冷える夜にうってつけだ。いいですね、と笑って何気なく目の前に並ぶオーナメントを一つ取り、シャルロットはふと、思い付いた。
「そうだ。せっかくだから、今日の記念に印歌さんに何か贈りたいわ。ほら――この子とか、可愛いと思わない?」
 顔の横に摘まみ上げて見せたのは、木でできたトナカイのオーナメント。手渡せばそれを大事そうに押し抱いて、良空は唇を綻ばせる。
「ありがとうございます。でしたらウチも、シャルロット嬢になんやお返ししたいわぁ……」
「そんな、気にしなくていいのに」
 反って気を遣わせただろうかとシャルロットは慌てたが、贈り物をするという行為は、もらう側にとっても、贈る側にとっても楽しいものだ。一人巡った屋台の並びを遠くに見渡して、良空はそうやと手を打った。
「向こうのお店に『すのーどーむ』っちやつがあったんで、今日の想い出に一緒に選んでいただけませんか?」
「ええ――勿論! それじゃあ、一緒に選ばせて」
 どれにしようか迷う時間も、一緒ならばきっと楽しい。歩調を合わせて歩きながら、くすりと軽やかな笑みを零してシャルロットは言った。
「印歌さん。これからも機会があったら、よろしくね?」
「ふふ、此方こそ。これからよろしくお願いいたします」
 畏まって頭を下げればどちらからとなく微笑み合って、二人は雑踏を分けていく。今宵つないだ縁はまた、そう遠くないうちに巡ってくるのだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!

ノスリ・アスターゼイン
料理お任せ!
ヴルストもマウルタッシェも堪能!
各地の特色とかを
屋台の人と語らいながら
味わいながら知れたら良いな

それから
絶対に外せないアプフェルショーレ
フリッツ――友を想起させる大事な品だ
嘗ての記憶を失ったみたいに
今度は忘れたくない、忘れない

ハルトヴィヒにもあげる
肉ばっか食っていたら
喉が渇かない?

でも
この旨さは確かにやみつきになる、と納得の真顔
ふたり黙々と無言で噛り付く様に
「喉が渇かない?」
先刻の己と同じ台詞を投げかけられて
屋台の青年からためらいがちに差し出されたアプフェルショーレ

もし
いつか
こんな風に穏やかな日常で
友と再会出来るなら、と願わずにはいられない

瞳を瞬いてのち
笑顔で受け取るよ

Danke!


 Guten Appetit――そう言って差し出された見慣れない食べ物は、『マウルタッシェ』と云うらしい。金色のスープに浮かぶラビオリのような生地の中には、挽肉にほうれん草とパン粉を合わせて捏ねた餡が詰まっている。
「うん――おいしい」
 切り分けたひとかけを口へ運び、ノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)は満足げに笑んだ。パセリを浮かせたスープはあっさりとしたブイヨンで万人受けしそうな風味だが、挽肉に加えたナツメグが異国の香りを醸し出しているようだ。
 煮るのではなく焼くタイプもあるんだよ、などとちょっとした豆知識をドイツ人シェフから仕入れていると、視界の端を見知った姿が横切ったような気がした。
「ハルトヴィヒ」
 呼べば、やや鋭すぎる氷晶の瞳がこちらを見る。おいでおいでと手招きすると、少年は一匹の犬を伴って、のそのそと歩いてきた。その手には、パンに挟んだブラートヴルストが握られている。
「何か用かよ」
「ご挨拶だなあ。ほら、肉ばっかり食ってたら、喉が渇かない?」
 あげる、と差し出したのは、少し余分に買っておいたアプフェルショーレ。透き通った黄金の林檎ジュースは、絶対に外せない。ノスリにとってそれは、儚くも時空の彼方で散った友の――フリッツという名前のゾルダートを想わせる、大切な品だ。
「今度は、失くしたくなくてね」
 未だ帰らぬいつかの記憶のように、忘れたくない――忘れない。
 へえ、と気のない相槌の裏で、紡ぐ言葉に込められた思いを幾許かは察したのだろうか? 手にしたパンごとブラートヴルストを真っ二つに折り、ハルトヴィヒは言った。
「半分やるよ」
 多分、彼にとってはこのヴルストとパンこそが、忘れたくない記憶につながっているのだろう。ありがたくと受け取って一口かじれば、張り詰めた皮の弾ける小気味良い音と共に熱い肉汁が口いっぱいに広がった。
「この旨さは、確かにやみつきになる」
 寒空の下、何を話すわけでもなく二人黙々とヴルストを齧っていると、街の声がにわかに大きくなる気がした。そしてふと――誰かに呼ばれたような気がして、ノスリは背にした屋台を振り返る。

『喉が渇かない?』

 聞こえた声は幻だったのか、それとも。途切れぬ客足に忙しなく動き回る料理人達を見つめて、青年は猛禽の瞳を和らげた。いつかもし、友に所縁ある人と穏やかな日常の中で出逢えたら――そんな風に、願わずにはいられない。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV3になった!
効果2【凌駕率アップ】がLV2になった!

ラト・ラ
マティアス(g00097)と

マティアスの祖国のクリスマス
はじめての経験にそわそわと浮き足たつ

余所見しがちな様子で手を引かれ
彼のおすすめで手にしたお菓子と飲み物
体を温めてくれるスパイスの香りが心地よい

大切な思い出ですね
出会う前に彼が見ていた景色――
今こうして広がっていることが不思議で
でも、とても嬉しい

不意に零されたお礼に眼差しを向け
いえ、と謙遜しがちに短く答える
あなたの日々の努力が実を結んだ結果です
…でも、地元の案内は楽しみにしていますね
悪戯っぽく微笑み返し

実はさっき飲み物を買ってくれている間に
近くのお店でプレゼントを買いました
中身が何かはあとでのお楽しみ
いつもありがとうとこちらも感謝を込めて


マティアス・シュトローマー
ラト(g00020)と

クリスマスピラミッドまである!
…初めて来た場所なのに懐かしいや

逸れそうだから、なんて理由をつけてラトの手を引いていく
ニュルンベルガーの焼ける香りに誘われつつ、二人で食べられるものをと選んだのはキンダープンシュとレープクーヘン

家族や友達とよく来たんだ
でもまさかラトと一緒に巡れるなんて
彼女も楽しめているだろうか——そんな心配も目が合えばすっかり消えていて

改めてありがとう
ここでいろんな人たちの笑顔を見て、あの時の選択は間違いじゃなかったって思えたよ
…いつか地元のクリスマスマーケットも案内するから期待しててね

あわよくば今とは違う関係で——そう言葉にする代わりに得意げに笑ってみせた


「うわー、ラト見て、あれ! クリスマスピラミッドまである!」
 光溢れる公園のほぼ中心に突き立つ塔を指差して、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)ははしゃいだ声を上げた。
 メリーゴーラウンドを模した三段重ねのクリスマスピラミッドは新宿島のドイツ系の住民達が端材や不用品を使って築き上げたもので、真新しく誂えたそれとは少々趣が違うものの、一段一段手作りで積み上げた人々の温もりを宿している。
「なんか変な感じだなあ。……初めて来た場所なのに懐かしいや」
「懐かしい……」
 そう、と応じたラト・ラ(*☽・g00020)の口許は、自然と柔らかな笑みを描いていた。ドイツは――正確にはこの世界にはないもう一つのドイツは、マティアスの祖国だ。明滅するイルミネーションの光を映して星空のように瞬く少年の瞳は、確かな郷愁を揺らしている。その隣にこうして立っていられることが、純粋に嬉しかった。
「それにしても……随分賑やかな催しなのですね」
 長い睫毛を一度伏せ、竜の娘は人に溢れた会場に向き直った。ドイツの帰還事業に際して現地を訪れたことはあるが、クリスマスマーケットの会場を訪れるのはラトにとっては初めての経験だ。そりゃあもう、といつも以上にあどけない表情で、マティアスは応じた。
「年に一度のお祭だからね。はい、手貸して」
「え?」
「ほっといたら逸れちゃいそうだから。貸して?」
 そわそわと、うきうきと。弾む気持ちを見透かされていたようで、ラトはわずかに目元を染めた。赤らんだ会場の照明のせいで、それが分かりにくいのは僥倖だ。差し出された手にそっと指先を重ねると、マティアスはよしと笑って細い手を握り返した。
 それからの時間は、新しい出会いの連続だった。馴染み深い故郷のニュルンベルガー・ヴルストヒェンが焼ける匂いと音はこの上なく魅力的であったが、今日は二人で食べられるものをとマティアスが選んだのはレープクーヘン。ニュルンベルクの名物であるという点では同じだが、こちらは菓子だ。パンとクッキーの中間のようなみっしり、ぎっしりとした焼き菓子はシナモンなどのスパイスがしっかり効いていて、見た目以上に食べ応えがある。未成年のマティアスが気分だけでも楽しめるようにと、選んだ飲み物は温かなキンダープンシュ――白葡萄のジュースをベースにした温かなドリンクを手に通路脇のベンチに並んで座ると、マティアスは両の手足を大きく伸ばした。
「昔、家族や友達とよく来たんだ」
「それは……」
 大切な思い出ですね、と、抑えた声音でラトは言った。少年が抱き、またこの先も抱き続けるのだろう還らぬ世界と人々への想いをどうにかしてやることはできないけれど、彼が彼女と出会うよりも前から見ていた景色をこうして見られるということは、ラトにとっては少し不思議で――正直に言えば、嬉しかった。しかし、どうやらそれはマティアスにとっても同じようだ。
「でもまさか、ラトと一緒に巡れるなんて思ってなかった! そう考えたら、この世界も悪いことばっかりじゃないのかもしれないね」
 ひょいと立ち上がってベンチのラトを振り返り、マティアスは灰色の瞳を柔らかく細め、言った。
「改めて、ありがとう。ここでいろんな人たちの笑顔を見て――あの時の選択は間違いじゃなかったって、そう思えたよ」
「……いえ。あなたの日々の努力が実を結んだ結果です」
 お蔭で今、二人は今宵この場にいて、スパイスの香り高いキンダープンシュを味わうことができている。控えめに応じたラトへまたまたと笑って見せ、マティアスは言った。
「いつか地元のクリスマスマーケットも案内するから、期待しててね」
「あら。それはとても、楽しみです――あ」
 悪戯っぽく微笑み返してから、ラトははたと思い出したように鞄を探る。取り出したのは、クラフトペーパーの包みであった。
「さっきあなたが飲み物を買ってくれている間に、近くのお店でプレゼントを買いました」
「えっ……ほんと!? いいの!?」
「ええ。中身が何かはあとでのお楽しみですが……いつもありがとう、マティアス」
 感謝を込めて包みを手渡し、ラトは微笑った。やったと素直に喜びを表現する彼は、まだまだ幼くあどけないけれど――もう一度故国を訪れる時、彼はどんな風に成長しているのか。それを考えると先の見えないこの世界でも、明日が少しだけ楽しみになるような気がした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【植物活性】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV7になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

篝・ニイナ
【白花】
※ビールや料理お任せ

雪が降った後のような真白い少年と
クリスマスマーケットを楽しむ
いいねぇドイツビール!
クリスマスを祝って乾杯
ビールにあうツマミを食べながら
ごくりと喉を鳴らし煽れば最高だ

幸せそうに赤い頬を動かしている少年を眺めるのも楽しい
そういえば彼はサンタにおねだりしたのかと
おこちゃまだから、まだお願い聞いてもらえるんじゃない?
そんな少し揶揄うような言葉を溢してみれば
彼にとってのサンタは
泡の髭を生やした俺だったらしい

願い事ってなあに?
この優しいサンタに言ってみな
なんて聞いてみたら既に叶っていると
なにそれ気になるじゃん
けれど髭を見て笑う彼を見ていれば
なんとなくその願いも分かった気がした


ラルム・グリシーヌ
【白花】

料理お任せ/肉料理やスイーツ。苦手無し

またドイツ料理を楽しめるなんて
本当に素敵な聖夜だね
見て、ニイナ!
あの屋台のお肉も美味しそう…!

後で買おうねと
手にしたスイーツを頬張り乍ら
隣を見遣れば
いつになく上機嫌な鬼の黒檀の髪に
降る雪は会場の光纏い煌いて

そんな彼の姿に眦緩めれば
ビールの髭生やした口から
悪戯秘めた音が響く

何時もだったら拗ねてるかもしれないけど
今夜は違うよ
だって…──

俺のサンタはニイナだよ

そう言って
優しい朱の瞳を見上げる
続く問いにはもう叶ってると
唇を綻ばせて言を継ぐ

ふふ、ニイナ
立派な泡のお髭が本当にサンタみたい
幸せな笑声が弾けて咲くのは
君が傍に居て
あたたかな聲とぬくもりを呉れるから


 乾杯と掲げる声に合わせて、靴下を象ったマグカップがかつんと打ち合う音がする。コクの深い黒ビールをごくごくとあおって、篝・ニイナ(篝火・g01085)は上機嫌に口を開いた。
「いやあ、いいねぇドイツビール!」
「ふふ、またドイツ料理を楽しめるなんて本当に素敵な聖夜だね」
 公園を照らすイルミネーションに、重なり合う人の笑い声。おまけにおいしい料理もあるとくれば、これ以上の夜もそうはない。赤葡萄の果汁にスパイスを加えたキンダープンシュのマグで両手を温めながら、ラルム・グリシーヌ(ラメント・g01224)もまたふにゃふにゃと嬉しそうに笑った。その手には、紙ナフキンで包んだアイアーシェッケ――ドレスデン名物のチーズケーキが半分欠けた状態で収まっている。寒さに頬を赤らめる少年は雪化粧の森のように白く清いのに、幸せそうな笑顔のせいかいつも以上にあどけなく、ほんのりと温もりを帯びて見えた。
「ねえニイナ、さっきのお店のお肉も、後で買いに行こうね」
「それ全部食べ切ったらな」
 あと、食べながら喋るのは行儀悪いぞ――と悪戯っぽく釘を刺すと、律儀にきゅっと口をつぐむ素直さは微笑ましい。もくもくと幸せそうに甘いケーキを食む姿はどこまでも幸せそうで、見ているニイナの方が楽しい気分になってしまう。
 一口大に切り分けたハーブ入りのヴルストと付け合わせのベイクドポテトをまとめてフォークに刺して口へ運び、鬼人は言った。
「そういえば、ラルムクンはサンタにおねだりしたの?」
「おねだり?」
「おこちゃまだから、まだお願い聞いてもらえるんじゃない?」
 悪戯っぽく口角を上げて頬杖をつけば、黒檀のような長い髪がさらりと溢れてテーブルの上にわだかまる。からかうような言葉を吐けば拗ねるかと思いきや、ラルムは意外にもふわりと眦を緩め、応じた。
「ビールのお髭はやしたニイナに言われたくないなあ」
「え」
 まじで? とニイナは口元に手を当てたが、残念ながら掠ってもいない。珍しく固まった鬼人に、『なんてね』と笑ってラルムは続けた。
「いつもだったら、そうやって拗ねてるかもしれないけど――今夜は違うよ。だって……」
「……だって?」
「……だって、俺のサンタはニイナだもん」
「…………」
 思いがけない言葉に素直に驚いて、ニイナはぱちぱちと瞬きする。その瞳が、ラルムは好きだ――敵を見据えれば苛烈に燃えるその鮮やかな朱け色が、優しく和らいで彼を見るその瞬間が、好きなのだ。
「……ラルムクンの願いごとって、なあに?」
 この優しいサンタに言ってみな――そう言って、ニイナは再びビールに口をつける。いっそう広がった泡の白髭を本物のサンタみたいだと笑って、ラルムは少しだけ気恥ずかしそうに眉を下げ、答えた。
「大丈夫。それももう、叶ってるから」
「なにそれ気になるじゃん……」
 教えてよと迫っても、少年は幸せそうに微笑むだけだ。けれど、綻ぶ白藤のような笑顔を見ていると、なんとなく、その願いも分かるような気がした。まあいいやと吐息して、ニイナは言った。
「じゃあこれ、サンタさんからのプレゼント」
 ありがたくもらってくれよと鞄の中から取り出したのは、ビニール袋に入った赤いグミベルヒェン。
 がたんとテーブルに身を乗り出して小袋の菓子と鬼人を見比べ、もらっていいのとラルムは言った。だが彼にもらってもらうのでなければ、この小さなグミベアも張り合いがないというものだろう。
「ありがとう、ニイナ」
 来年もまた、よろしくね――そう言って、少年は白い睫毛を穏やかに伏せた。険しく苦しい戦いの日々の中、それでも笑顔を絶やさずにいられるのは、ただ彼が傍に居て、優しい声と温もりをくれるからに他ならない。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【勝利の凱歌】がLV5になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV8になった!

織乃・紬
花柳ちゃん(g07664)と

今日と云う日、ばかりは
君が店員側でなくて幸いね?
サンタ姿もカワイイだろうけど!
そりゃア御目に掛かりたいさ

情の籠もるモンが好きで
手作りにゃ実に惹かれる
そ、君はどれが御好み?
へエ~!俺も初めて見たよ
目紛るしくも賑やかでさア
飽きないトコが似合いだな

オーナメントも煌びやかね
俺は然程縁がなかッたけど
花柳ちゃんちは飾ッたりした?
あたたかな景が目に浮かぶよう
ンはは!華やいでンだろね

俺は飾る先から得ねばと
小さなツリーを抱えれば
思わぬサンタ登場に破顔
勿体ない、以外の口実あンがと
嬉しく眺めさせて頂くわ!

次は俺がサンタになるとも
手製の梅酒ビアを御馳走させて?
肴も得てから帰路で飲み直そうよ


花柳・細
紬(g01055)と

あっは!
聖夜は稼ぎ時だけど
楽しむ側も外せないわ
あーら当然!
なーに、サンタな細も見たい〜?

んっふふ
じゃーココは情の溢れる紬好みの場所ね
そーねー
動物型の蝋燭も可愛いしー
って、なにアレ!
あの置物プロペラついてる!
ピラミッドってーの?かーわいー

そーなの?
私ん家はふたつあったわ
おっきーのは両親と
卓上サイズは姉妹で飾ってさ
出来は〜想像にお任せっ

あっは!今まで縁がなかった分
目一杯飾りなさいよ
じゃーコレ
私からのプレゼント〜
飾って楽しんで最後は食べなさい!
リボンで吊るせるように包んだ
雪の結晶クッキー達を、はいっ!

紬サンタにも期待させてよ
お手製梅酒ビアやーった!
じゃーとっときの肴、探しましょっ


 冷えたアスファルトを踏み行けば、尾を引く長い黒髪にイルミネーションの星が光る。華やぐ娘の横顔を眺めて、織乃・紬(翌る紐・g01055)はにまりと笑んだ。
「今日と云う日、ばかりは、君が店員側でなくて幸いね?」
「あっは! そーね、聖夜は稼ぎ時だけど、楽しむ側も外せないわ」
 傍らの男を振り返って、花柳・細(非花・g07664)は笑う。こんな景色が見られるのなら、時間を作って訪れた甲斐もあったというものだ。
「まアー、サンタ姿もカワイイんだろうけど!」
「あーら当然! なーに、サンタな細も見たい~?」
「そりゃア御目に掛かりたいさ」
「んっふふ。でも、それはまた今度ね」
 今日はこちらが、楽しむ側。踊るように、跳ねるように進みゆけば、光溢れる小道を縁取るように雑貨の店が並んでいる。
「情の籠もるモンが好きでね。手作りにゃ実に惹かれる」
「そ? じゃーココは情の溢れる紬好みの場所ね」
 軒先に飾られたクリスマスグッズは、ドイツ出身の新宿島住民達が手作りし、あるいは持ち寄った品物ばかりだ。手近に並ぶ木製のオーナメントから星型のものを一つ手に取り、紬は屋台の照明に透かして見る。
「君はどれが御好み?」
「そーねー、動物型の蝋燭も可愛いしー……あっちのバッグや小物入れも……って、なにアレ!」
 目に止まったのは、先端に小さなプロペラがついたクリスマスピラミッド。下部の台座にキャンドルを設置すると、その炎が起こす風でプロペラがくるくると回るのだ。
「この置物プロペラついてる! かーわいー」
「へエ~! 俺も初めて見たよ。面白いモンだなア」
 都心の真ん中にありながらも異国情緒に溢れる本場のクリスマスマーケットは、目まぐるしくも賑やかで、見ていて飽きることがない。見渡せば広場の中心に立つクリスマスツリーに飾られた数々のオーナメントが、イルミネーションの光を受けて色とりどりに輝いている。
「オーナメントもホント、煌びやかね。俺は然程縁がなかッたけど」
「そーなの?」
「そーなの。花柳ちゃんちは飾ッたりした?」
「私ん家は二つあったわ。おっきーのは両親と、卓上サイズは姉妹で飾ってさ」
「ンはは! そりゃア相当、華やいでンだろね」
 目を閉じれば、幼い姉妹がテーブルの上に置かれた小さなツリーにオーナメントを吊り下げる、優しい光景が浮かぶようだ。出来はと尋ねれば、『ご想像にお任せ』と細は誤魔化したけれど、家族で飾り付けたツリーはきっと素敵な仕上がりであったのだろう。
「俺は飾る先を探すとこからかなァ」
「あっは! 今まで縁がなかった分、目一杯飾りなさいよ」
 あっけらかんと彼女は言うけれど、さてどうしたものかなと紬は陳列棚に目を配る。机の上に収まる程度の小さなツリーなら、持て余すこともないだろうか?
 じゃーコレと、娘の細い指先がつまみ上げたのは、一つ一つ包んでリボンを巻いたクッキーの雪の結晶達。きょとんとして見つめる紬に思い切りチャーミングなウインクを送って、細は言った。
「私からのプレゼント~。飾って楽しんで、最後は食べなさい!」
「――はは。勿体ない、以外の口実あンがと!」
 思いがけないサンタクロースからの思いがけない贈り物は、日干しになった心にぽつりと灯を点してくれる。まるで少年のような笑顔を綻ばせて、紬は言った。
「そンじゃ、次は俺がサンタになるか。手製の梅酒ビアを御馳走させて?」
「やーった! じゃーとっときの肴、探しましょっ」
 真冬の夜はまだまだ長い。肉か魚かそれとも芋か、気になる肴を仕入れたなら、帰る道々飲み直すのもいいだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【スーパーGPS】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【反撃アップ】がLV5(最大)になった!

レジーナ・ネイサン
【CANVAS】

ギィースは何にした?
私はアップルグリューワインとカリーヴルスト
はは、私もメニュー表見ただけ
クリスマスマーケットは見てるだけでも楽しいけど
結局色々買っちゃうな

クリスマスツリーも可愛いね
ドイツが取り戻せたら本場のも見てみたいな
きっとそうさ

そう言えば
ギィースは昔、サンタクロースに願い事はした?
孤児院に居たのは聞いたけど
こういうイベントってしてたのかなあって
…ふうん
随分無欲な願いだけど
一番大事かもしれないな
そう
ナンパも沢山してるし?
うそだー

私は…記憶は朧気だけど
多分、色々な景色を見たい…かな
じゃあ今なら何を願う?
もしかしたらサンタが聞いてるかもしれないよ?

それでいいの?
お安い御用だけど


ギィース・エレクレ
【CANVAS】

ん?ドイツ料理って初めてだから悩むなぁ
おぉ、何か凄そうな名前だね
んー、俺は名前わからないけど。この大きなソーセージと飲み物はレジーナちゃんと同じで!
確かに、見てるのも楽しいけど
沢山買いたくなるよね!

ドイツの本場って凄そうだね
きっともっと賑やかなクリスマスなのかな?
ん?確かに孤児院で近所の人とか色んな贈り物くれたり小さなクリスマスみたいなのしてたなぁ
サンタクロースにお願い事
これから楽しい事がありますように。だったかな?
ふふっ、願い事叶ってるよ
えぇー、ナンパなんかしてないよー

レジーナちゃんは?
なるほど、その頃から絵と深かったんだね
今?
俺はレジーナちゃんとこれからも冒険出来たらいいな


「うーん……」
 ラミネートされた屋台のメニューカードには、あまり見慣れない横文字が並んでいる。右から左へなぞるように紙面に目を走らせながら、レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)は唸った。その隣では、ギィース・エレクレ(誘惑の道化師・g02447)が同じように、メニューの文字列と睨めっこをしている。
「ギィースはもう何にするか決めた?」
「ん? いやあ、ドイツ料理って初めてだから悩んじゃってね。レジーナちゃんは?」
「私は、そうだなあ……林檎のグリューワインと、カリーヴルストかな……」
「おぉ、何か凄そうな名前だね」
 聞き慣れない上になんだかごつい料理名は、名前からだけではいまいちどんなものなのか想像がつきにくい。はは、と笑ってメニューをスタンドに戻し、レジーナは言った。
「私もメニュー表見ただけだよ」
「俺は大きなソーセージにしようかな。飲み物はレジーナちゃんと同じで!」
 立ち並ぶ屋台の並びはどこもかしこも混み合っていて、食事にありつくのにはまだ少し時間が掛かりそうだ。だが橙色の暖かなイルミネーションに飾られた光景は、こうして列に並んでいるだけでも二人の目を楽しませてくれる。
 でも、と苦笑交じりにレジーナは言った。
「見てるだけでも楽しいけど……結局、色々買っちゃうな」
「そうだねえ。たくさん買いたくなるよね! だって、たくさんあるからさ」
 会場の中心に飾りつけられた可愛らしいクリスマスツリーを一つ取ってもそうだ。深緑の枝葉を飾った色とりどりのオーナメントの数々は、見ているだけでつい、欲しくなってしまう。
「ドイツが取り戻せたら、本場のも見てみたいな」
「本場のクリスマスは凄そうだね。きっと、もっと賑やかなのかな?」
「きっとそうさ」
 それがいつになるかは分からないけれど、全世界の奪還に向けて、復讐者達は着実に歩みを進めている。ドイツは勿論その他の地域とも気軽に行き来できる日は、必ずやってくるはずだ。
 そういえば、と思い立ったように口にして、レジーナは続けた。
「昔、孤児院にいたって言ってたよね。こういうイベントって、するものなの?」
「んー、してたよ? 近所の人とかが色んな贈り物くれたり……勿論、こんな盛大なお祭じゃないけどね」
 近しい人達と日頃の感謝を伝え合い、いつもよりちょっぴり豪華な食事をする――そんなささやかなお祝いではあったけれど、思い出は今も胸の奥に根付いている。ふうん、と気のなさそうな返事とは裏腹、レジーナは二色の瞳に好奇心を覗かせ、尋ねた。
「サンタクロースに願いごとはした? ちなみに私は、『色々な景色を見たい』だったけど」
「したよー。これから楽しいことがありますように。……だったかな?」
「随分、無欲な願いだなあ……」
 けれど考えてみれば、人間が生きる上で本当に大切なことは、物質的な豊かさよりも寧ろそんな単純な喜びであるのかもしれない。なるほどなあと頷くレジーナの横で、ギィースは軽やかな笑みを零した。
「でも、だからかなあ。願いごと、ちゃんと叶ってるよ」
 笑えない出来事もあったけれど、それ以上に、よかったと思えることもたくさんあった。気の置けない仲間がいて、こうしてクリスマスマーケットを楽しめていることもまた、そんな『楽しいこと』の内だ。
 そう、と悪戯っぽく口角を上げて、レジーナは言った。
「ナンパもたくさんしてるし?」
「えぇー、そんなことしてないよー」
「うそだー」
 彼の言葉は普段からどこまで本当か分からないけれど、さすがにこれは嘘だと分かる。お互いに棒読みになるのが可笑しくて軽く吹き出しつつ、レジーナは言った。
「じゃあ――今なら、何を願う?」
「今?」
「今。もしかしたら、サンタが聞いてるかもしれないよ?」
 悪戯っぽく覗き込む瞳に、ギィースはぱちりと自身の瞳を瞬かせ、そして応じた。
「俺はレジーナちゃんと、これからも冒険できたらいいな」
「そんなのでいいの? ……まあ、お安い御用だけどね」
 長い待ち時間も、そろそろ終わりに近づいてきた。目当ての食べ物を手に入れたら、手始めに早速、クリスマスマーケットの冒険に出かけようか。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【友達催眠】がLV3になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV6になった!

鐘堂・棕櫚
【KB】
綺麗な飾りや玩具のお店も沢山ありますが
今日は素直に食い気に優先で
ドイツ料理、刻逆のお陰でちょっと詳しくなれましたよねえ
俺的にはドイツといったらビールですが
骰さんはやっぱり甘味ですか、なら選ぶの任せます

ハルトヴィヒさんとブレッツェルさんをお見かけしたら
メリークリスマス!と挨拶を
あ、ヴルスト美味しそうですね
俺も何か買ってくるから一口交換しません?
ビールに合いそうなお勧めは…ってまだ飲めないのでしたっけ
じゃあと熱々のマウルタッシェを売る屋台に走って
皆で一個ずつ食べましょうねと差し出します

ハルトヴィヒさんとお酒も一緒に飲み交わせる年になる頃には
もっと沢山の人が聖夜を楽しめてるようにしたいですね


鬼歯・骰
【KB】
寒いともの見るより食い気のが勝る気ぃする
何だかんだとドイツには行ってたせいか
見覚えのあるのもちらほらあるが、知らねぇようなのも多いな
ツリガネ何食う…って甘いのも結構あるんだな
店員からレープクーヘンのおすすめ聞いたら幾つか買っとこう

ハルトヴィヒとブレッツェル見かけたらクリスマスの挨拶
メリクリ、ちゃんといっぱい飯食ってるか?
しかし人が食ってるもんは余計に美味そうに感じるな
未成年に何聞いてんだ、と呆れもそこそこに
俺からはさっき買った甘いのを、嫌いじゃなけりゃお裾分け
塩っぱいのと交互に食うと沢山食えていいぞ

祭りも気兼ねなく騒げるのが良いしな
一緒に飲める頃には全部取り戻せてるのが一番だ


「しかし――寒ぃな」
 剥き出しの頬を撫でて過ぎる風は、ここ数日で一段と冷たくなったような気がする。珍しく着込んだパーカーの前を首まで上げて、鬼歯・骰(狂乱索餌・g00299)は言った。
「寒いともの見るより食い気のが勝る気ぃするな」
「そうですね。今日は素直に食い気優先で行きましょうか」
 珍しく素直に頷いて、鐘堂・棕櫚(七十五日後・g00541)もまた襟周りのファーを引き寄せる。宝石のようなクリスマス飾りや、手作りの玩具も捨てがたくはあるけれど、まずは腹拵えが先決だ。幸い食べるところなら、よりどりみどり揃っている。
「ドイツ料理、刻逆のお陰でちょっと詳しくなれましたよねえ」
「何だかんだと行ってたからな、ドイツには」
 思えば、初めて乗ったパラドクストレインの行き先もドイツだった。世界が壊れて本当に間もなかったあの頃には、奪われたものを取り返すことが本当にできるのかどうかさえ分からなかったけれど、あれから一年と半年ほどが経ち、東京の一部も、エジプトも、そしてドイツも、あるべき場所に帰ってきた。まったくジェットコースターのような一年だ――この世界では明日何が起きるかなんて、きっと誰にも分からないのだろう。
 道すがらに並ぶ屋台のメニューを眺めて、骰は言った。
「……見覚えのあるのもちらほらあるが、知らねぇようなのも多いな。ツリガネ、何食う?」
「俺的にはドイツといったらビールですが……骰さんは甘味でしょう? 任せますよ」
 衣をつけて揚げた林檎のシナモン掛けに、蜂蜜を絡めたローストアーモンド、マジパン入りのドーナッツ。ドイツのクリスマスマーケットには、魅惑的な甘味がいくらでもある。とりあえず、定番のレープクーヘンは確保しておこうと――蜂蜜味とチョコレート掛けの二種類を――箱と小袋でまとめ買いしてから、二人はさらなる甘味を求めて屋台の並びに分け入っていく。すると――。
「あれ――ハルトヴィヒさん?」
 ヴルストを焼く屋台の前に、見覚えのある時先案内人の姿があった。気付いたのは主である少年よりもお供の犬の方が早く、しゅっとした尾をバタバタ振ってこちらに向かい駆けてくる。メリークリスマスと棕櫚が呼び掛けてようやく、ハルトヴィヒは振り返った。
「よう、メリクリ」
「あはは、骰さんがメリクリって……」
「黙っとけ」
 なんだかんだともう一年超の付き合いだ。皆まで聞かずとも、骰には棕櫚が言おうとすることなど大体分かる。ええーと不満げな悪友を牽制して、鬼人は続けた。
「ちゃんといっぱい飯食ってるか?」
「見りゃ分かるだろ」
 食べかけのブラートヴルストを一瞥し、少年は相変わらず愛想のない声色で応じた。別に今に限った話をしているのではないのだが――まあ、見たところ変に痩せているということもないし、心配には及ばないだろう。それにしても、屋台の灯りの下でてらてらと光るヴルストは、人が食べていると余計においしそうに見える。
「あ、そのヴルストおいしそうですね。俺も何か買ってくるから一口交換しません?」
「交換……?」
「そう、交換です。あとはビールに合いそうなお勧めがあれば――」
「未成年に何聞いてんだ」
 ごちん、と拳の落ちる鈍い音と、短い悲鳴が重なった。こうしょっちゅう拳骨をくらっているとそろそろ脳細胞の具合が心配になるが、まあ復讐者なのでそうそう問題はないだろう。
 一走り行ってきますねと断り駆けていく棕櫚の背中を見送って、骰は呆れ交じりの溜息を吐いた。そして先程買ったレープクーヘンを一袋、少年の手に握らせる。
「ああいう大人になるなよ、ハルトヴィヒ。こいつは俺からお裾分けだ」
「……レープクーヘン?」
「? そうだが、それが」
 どうかしたかと尋ねると、少年は珍しく少し迷うような素振りを見せ、それから肩掛け鞄の中を探った。取り出したのは骰が買ったものとはまた別の、小さなレープクーヘンだ。
「アンタ、甘いもん好きだろ。……それと、ほとんど変わんねえけど」
 後でシュロと食べればいいと、ハルトヴィヒはそう言って骰の手にレープクーヘンを押しつける。思わぬ返しに面食らいはしたが――彼の人間らしい変化は、素直に喜ばしいと思う骰である。
 そこへ湯気の立つ深皿を手に持って、棕櫚がぱたぱた戻ってきた。
「お待たせしました! 熱々のマウルタッシェですよ」
「走ると零すぞ」
「大丈夫ですよ」
 スープに浮かんだマウルタッシェは、内側からじわじわと身体と心を温めてくれる。ほっと白い息を吐きながら、棕櫚は遠い夜空を仰いだ。
「ハルトヴィヒさんと一緒に飲み交わせるようになる頃には、もっとたくさんの人がこんな風に楽しめてるといいですね」
「そうだな。……その方が、祭も気兼ねなく騒げる」
 チョコレート掛けのレープクーヘンをひとかけ齧って、骰は言った。すべてはまだ、道の途中だ――来年の今頃はどれだけの人々が、聖夜の空を見上げているのだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV4になった!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV9になった!
【ドレイン】がLV2になった!

茜來・雪璃
ルリラ(g00784)と

わぁぉ!ほんとにクリスマスマーケットだ!
ルリラ、一緒に来てくれてありがとね

わ、このマグ可愛い
色違いにしてもらおー
ホットチョコも甘くてほっこりするねえ
そうなの?ルリラの好きな物が知れた!

あ、見て!あの雑貨屋さん可愛い!
少し覗いていかない?
オーナメントにクリスマスグッズ…スノードームも
この星形ライト知ってる!ヘルンフートの星って言うんだって
キャンドルホルダーも沢山だねえ

ね、ルリラ
記念に何かお揃いの物買っていかない?
んー…ぁ、この星付きブレスレットとかどう?
色違い!うん、そうしよ!

お土産も買ったけど…もっと色んなお店に行こう!
次はデザート食べにー!て、キミの手を引いて先へ


ルリラ・ラプソディア
雪璃さん(g00793)と

わぁ…
クリスマスの飾り、いっぱい
ううん…わたしも誘ってくれてありがとう

ん…トナカイさんのマグカップもあるの…
…ホットチョコが飲めるのね
ホットチョコ、大好き…
やさしくて甘い味が、すきなの

雑貨屋さんにいけば
沢山の可愛い物が飛び込んでくる
ええ…この星は…クリスマスを告げるお星さまなの
キャンドル…たまに教会で使うから…ひとつ、買ってみようかな…

ん?お揃い…?
そうね
今日記念…一つ買ってみたい、ね
…わ、可愛いお星さま…
うん…これに、しましょうか
色違いのお揃い…とかどうかしら?
金と銀…で

ふふ…雪璃さんは、元気いっぱいなの
デザート、たのしみ…ね
あなたに手を引かれて
さあデザートの許へ


「わぁぉ! ほんとにクリスマスマーケットだ!」
 サンタやトナカイのイルミネーションに、オーナメントを飾ったツリー、手作りのクリスマスピラミッド――思った以上に雰囲気のあるクリスマスマーケットの入り口に立ち、茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)は白い息を弾ませた。ドイツ出身の人々が企画した、とは聞いていたが、こんなに本格的な催しだとは思ってもみなかった。
「ルリラ、一緒に来てくれてありがとね」
「ううん、わたしも……誘ってくれて、ありがとう」
 嬉しそうな友人を見ているとこちらもつい、嬉しくなって、ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)はふわりと唇を綻ばせる。早く行こうと手を引く雪璃に連れられて、踏み入った世界は暖かな光の海のようだ。
「わ、あのマグ可愛い! ねえ、何か飲んでいかない?」
 道端に佇むドリンクスタンドでは、クリスマスに因んだ形の可愛らしいマグカップを配っている。丸太小屋風の軒先に掲げられたメニューを見上げて、ルリラは呟くように言った。
「ホットチョコ……大好き」
「そうなの? いいよねえホットチョコ! 甘くてあったかくて、ほっこりするよね」
「うん。……やさしくて甘い味が、すきなの」
 茫洋と微笑む友人は、あまり雄弁に語らない。そんな彼女の好きなものをまた一つ知れたことが嬉しくて、雪璃は上機嫌に口角を上げた。じゃあホットチョコレート二つ、と元気よく注文して、二人はトナカイとソリを描いた色違いのカップを手に、屋台の並びを漫ろ歩いていく。やがて道を縁取る店は飲食物の店舗から雑貨を並べたギャラリーに変わり、雪璃はあ、と声を上げた。
「見て、あの雑貨屋さん可愛い! ちょっとだけ覗いていかない?」
 ちょっとだけと言わなくとも、時間はまだたっぷりとある。覗き込んだ軒先の陳列棚には、さまざまな色と形のオーナメントや、スノードーム、キャンドルなどのクリスマスらしいグッズが並んでいる。
「キャンドル……たまに教会で使うから……ひとつ、買ってみようかな……?」
「いいねえ、キャンドルホルダーもたくさんあるよ。あ――この星形ライト知ってる! ヘルンフートの星って言うんだよね?」
 とげとげとした星形の卓上ライトを取り上げて、雪璃は背後でキャンドルを眺めるルリラを振り返る。するとルリラは小さく頷いて、どこか懐かしむような口ぶりで応じた。
「この星は……クリスマスを告げるお星さまなの……」
 それはクリスマスを間近に控える待降節の頃、街を飾り出す光輝の星。詳しいねと感心したように頷いて、雪璃はしばらく雑貨の並びに見入っていたが――。
「そうだ!」
 ややあって両手を打ち合わせ、娘は大きな狐耳をぴこんと立てて言った。
「ね、ルリラ、記念に何かお揃いの物買っていかない? 例えばほら、この星付きブレスレットとか!」
 しゃらりと掲げた金のブレスレットには、星のチャームとガラスビーズが連なっている。そうねと嬉しそうに笑って、ルリラは陳列棚を覗き込んだ。
「今日の記念……一つ買ってみたい、ね。色違いのお揃い……とか、どうかしら……?」
 友を真似て顔の前に掲げたブレスレットの意匠は同じだが、チェーンの色は金色ではなく、銀色だ。うん、と元気よく頷いて、雪璃は言った。
「じゃあお土産も買ったことだし、今度はデザート食べに行こっか!」
「ふふ……雪璃さんは、元気いっぱいなの」
 これだけで終わらせてしまうには、あまりにも惜しい夜だ。買ったばかりのブレスレットをつけた右手と左手を重ねて、二人の少女は意気揚々と雑踏の中へ駆けていく。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【腐食】LV1が発生!
【強運の加護】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【リザレクション】がLV2になった!

永辿・ヤコウ
ラヴィデさん(g00694)

大小オーナメントにイルミネーション
グリューワインの香りも素敵

ぐるり見渡した先に目を留めて
耳尻尾がピン!

見てください!

手を引いて駆け出し
飛び込んだのは
木製オーナメントが揺れる屋台
あたたかみのあるハンドメイド

優しい色
ビビットな色
カラフルなクッキーみたいで愛らしい

満腹狼さん
七匹の仔ヤギ
ロバに犬、猫、鶏の音楽隊

他にも沢山
大好きな童話モチーフ
動物たちの愛嬌ある姿が堪らない

ラヴィデさんは犬派? 猫派?
いえ
別に猫派でも良いんですけど…

わるいかおをしたキツネのオーナメントを手に取り、ちらり
攫われた飾りに
嬉しさで綻ぶ

いつか全てが帰還し
こんな風に屈託なく
人々が笑い合える日が来ますように


ラヴィデ・ローズ
ヤコウくん(g04118)と

マグカップにキャンドル、スノードーム
寒さも忘れ、目移りしては足を止める
視界の端で揺れる尾が見えたなら
わわ、なんてつんのめる声音も弾むよう
こうして急に手を引かれるのにも慣れたもの

おっ、かわいい
木製もほっとする味があるね~
自分ではこうも綺麗にはいかない、と
小さな飾りを作り上げた職人芸に見惚れる
サンタとトナカイと、
そっちのモチーフは童話かな?
今にも食べられそうなお菓子の家に惹かれちゃう

オレ?
(犬の方が馴染み深い、けど)
狐派かなあ
くすくす笑い彼の手からひょいっ
笑わせてやりたくなる悪い顔だこと
他の飾りと一緒に買って帰って皆でパーティーだな

誰もが幸せそうに行き交う
祭の空気が好き


 大小のオーナメントを飾ったクリスマスツリーを、囲むように照らすイルミネーション。震えるほどの寒い夜もなぜかほのかに暖かく感じるのは、会場を包む赤らんだ光と、甘く華やぐグリューワインの香のせいか。道を縁取る雑貨の店を右に左に見比べながら、永辿・ヤコウ(繕い屋・g04118)は歩いていく。そして――黒い狐の耳と尾を、突然ピン!と跳ね上げた。
「見てください! あれ!」
「わわ!?」
 駆け足に飛び出せばつないだ手の後方で、少し間の抜けた声がした。ラヴィデ・ローズ(la-tta-ta・g00694)は危うくつんのめりそうになりながら、いつになく興奮気味な狐の後を追っていく。飛ぶように過ぎてゆく屋台の陳列棚には靴下の形のマグカップやパステルカラーの可愛いキャンドル、雪だるまの入ったスノードームなどの雑貨が並んでいるが、これは目移りする暇もなさそうだ。
「どうしたのヤコウくん?」
 一見すると物静かな黒狐は、時々こうして突拍子もないことをする。もっともそんな行動にも今ではすっかり慣れたものだが、さて今日はいったい何が彼の興味を引いたのか――揺れる狐の黒い尾越しに屋台の軒先を見上げて、ラヴィデはああと得心した。そこには木を彫り、組んで作ったハンドメイドのオーナメントが揺れている。
「可愛いね。木製はやっぱり、ほっとする味があるね~」
「そうですね。とても、あたたかみがあります」
 素材の色を活かした優しい色も、絵具で塗ったビビッドな彩も。全体に平面的なデザインも相まって、クッキーのような愛らしさがあるオーナメントだ。ソリを引くトナカイとサンタを象った一枚を手に取って、ラヴィデは素直に感嘆の声を零した。
「職人芸だねえ。小さいけど、ちゃんとトナカイだ」
 手慰みに何か作ろうとしても、自分ではこうはいかないだろう。これは夢中になるのも無理はないと視線を流すと、ヤコウはぱたぱたと――恐らくは無意識に――尻尾を振りながら、小さなオーナメントを代わる代わる手に取り眺めている。
「そっちのモチーフは童話かな?」
「ええ、そうですね。満腹狼さんに……七匹の仔ヤギ……それから、ブレーメンの音楽隊」
 そこにいたのは、大好きな童話の動物達。特にロバ、犬、猫、とニワトリを重ねた音楽隊を表現したそれは、デフォルメされた姿が堪らなく可愛らしい。中でも犬と猫――古今東西の物語の中でも珍しく仲良さそうに描かれている二匹を見ていると、ふとした疑問が胸に過った。
「ラヴィデさんは、犬派? 猫派?」
「うーん、俺はお菓子の家かなあ。ほらあれ、今にも食べられそうじゃない?」
「…………」
「やだなぁ、冗談だよ。犬の方が馴染み深いけど、そうだなあ……」
 心なしか冷やかな視線を感じて、ラヴィデは困ったように笑う。考え込む振りをして銀色の瞳を巡らせてみたけれど――答えは、最初から決まっている。
 黒狐の両手に掬ったたくさんの動物の中から一匹、悪そうな顔をしたキツネをつまみ上げて、竜人はぱちりと片目を瞑った。
「オレはキツネ派かな」
「……別に、猫派でもいいんですけど……」
 拗ねたように口にして、ヤコウは唇を尖らせた。けれどはたはたと揺れる尾に、顕れる感情を隠すことはできない。にんまりと笑って手中のキツネに目を落とし、ラヴィデは言った。
「ほんと、笑わせてやりたくなるくらい悪い顔だこと。これは他の飾りと一緒に買って帰って、皆でパーティーだな」
「楽しそうですね。では、買ってきましょうか」
 家路についても夜が明けても、『彼ら』がいればこの一夜は終わらない。嬉しそうにぴこぴこと振れる狐耳を眺めて、ラヴィデは柔らかに頬を緩めた。
(「いいなあ、この空気」)
 誰もが幸せそうに行き交い、笑い合う、何物にも代えがたい大切な時間。今夜ばかりは戦いの日々を忘れて、この穏やかな時間を心行くまで楽しみたいものである。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV5になった!
【熱波の支配者】がLV2になった!
効果2【凌駕率アップ】がLV3(最大)になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!

カラタチ・リッカ
【藤橘】
クリスマスマーケットって初めて来たような気もする
色々あって目移りしてしまうねぇ
逸れないよう俺様の尻尾でも掴んでおく?
手よりは動き易いかと思って〜
とりあえず迷子には気を付けて見ていこっか

ドイツの料理っていっぱいあるんだねぇ
シェアしたら色んな味が楽しめそうかも
俺様は水餃子に似たマウルタッシェってのが気になって
ポテトのパンケーキも美味しそう
わーい半分こだ、飲物はオススメのを選んじゃおうかな

クリスマスな雑貨を見てたら
観象台に飾るお土産買うのもよいのかも〜
お星様とか良いかな、紲ちゃんはどれが好き?
俺様は楽しい時間だけで充分だけど
…じゃあ、これ。青色キャンドルホルダー
飾っておいてほしいな


秡木・紲
【藤橘】
わたしもクリスマスマーケットは初めてだなあ
でも、どれにしようかなと迷う時の
このわくわく感はとても好きだ
はぐれ防止なら普通手だよ、手
尻尾は痛くない?

どれもおいしそうだよねえ
マウルタッシェ、温かそうだし冬に丁度良さそうだ

わたしはね、カルトッフェルプッファー…噛みそう
ポテトのパンケーキなんだって
大きいし半分こしやすそうだ
飲み物はキンダープンシュにしようかな
店員さんのお勧めも気になるよねえ

あ、いいね、飾りとか買っていきたい
賑やかになりそうだしね
どの星も綺麗だけど
あの、ヘルンフートの星?が好きだ

本当にね。あ、そうだ
カラさんは何か欲しいものはない?
折角のクリスマスマーケットだし
一つ記念に贈らせて


「考えたら、クリスマスマーケットって初めて来たような気もする……」
「わたしも初めてだなあ。こういうお祭なのかぁ……」
 二人きょろきょろと辺りを見回して、カラタチ・リッカ(空言・g05558)が呟き、秡木・紲(選日・g07946)は応じた。視界を横切って並ぶ屋台は食べ物や飲み物を売る店からキャンドル、オーナメントなどを扱う雑貨の店までさまざまだが、そのどれもが暖かなイルミネーションの光に包まれて魅惑の輝きを放っている。
「とりあえず、逸れないように俺様の尻尾でも掴んでおく?」
「それ、痛くない? はぐれ防止なら普通手だよ、手」
「いやあ、手よりは動き易いかと思って~」
 そう言ってへらりと笑い、カラタチはふさふさと長い銀狐の尻尾を振った。むぎゅっとやられても知らないよ――と冗談めかして、紲は長い尾の代わり、青年の白い手を掴む。垂れ目がちな金色の瞳を嬉しそうに和らげて、カラタチは屋台の並びへ向き直った。
「それにしても、色々あって目移りしてしまうねぇ。ドイツの料理っていっぱいあるんだね」
「そうだね。でも、どれにしようかなと迷う時のわくわく感はとても好きだ」
 こんがりと焼けたヴルストは、どんな味がするかとか。スープに浸ったアイスバインは食べづらそうだが、温まりそうだとか。数分先の未来で何かを選び取った自分を想像するのは楽しいものだ。手近な屋台のメニュー板を見上げて、ねえねえ、と人懐っこくカラタチは言った。
「シェアしたら色んな味が楽しめると思わない? 俺様はこの、マウルタッシェってのが気になってるんだけど~」
「いいね。温かそうだし、この気候には丁度よさそうだ。私は――……カルトッフェルプフッ」
 慣れない横文字にうっかり舌を噛みそうになって、紲は一瞬言葉を切る。コホン、と小さく咳払いしてから、白藤の娘は何事もなかったかのように言い直した。
「わたしはこの、カルトッフェルプッファーというのにする。ポテトのパンケーキなんだって」
 大きいから半分こしようと提案すると、カラタチはわぁいと子どものように喜んで銀の尻尾を振りたくる。その肩にちょこんと停まったクダギツネが同じようにぱたぱたと尾を揺らすのを見れば、紲の唇もまたほんのりと笑みを刷いた。
 林檎のムースをつけて食べる温かなカルトッフェルプッファーと、挽肉とほうれん草で詰め物をしたラビオリのようなマウルタッシェは、どちらも寒い夜にはぴったりの一品だ。そして紲のリクエストと店員のおすすめに従って選んだ二人分のキンダープンシュは、片方が白葡萄の、もう片方が赤葡萄のジュースをベースに果物とスパイスを加えて煮立たせたホットドリンクである。
 手近なテーブルに腰を落ち着けて取り分けた料理に舌鼓を打ちながら、カラタチは遠くの屋台を眺めて言った。
「観象台に飾るお土産を買うのもよいのかもね。お星様とか――紲ちゃんはどれが好き?」
「そうだね。どんな星も綺麗だけど……ううん」
 会場をぐるりと一望し、紲はしばし思案する。そして雑貨屋の軒先に吊るされた、金色のオーナメントを指差した。
「あの星が好きだな」
 輝きの角を四方八方へ伸ばした立体的な星形は、ヘルンフートの星と云うらしい。じゃああれにしようとカラタチは笑ったが、彼自身は何か欲しいものはないのだろうか――ふと思い立って紲が首を傾げると、淡い紫色の長い髪がさらりと揺れた。
「カラさんは何か欲しいものはない?」
「えー? 俺様は楽しい時間だけで充分だけどなあ」
「そう言わずに。せっかくのクリスマスマーケットだからね」
 年に一度の機会だ――せっかく二人で訪れたのだから、記念に何か贈りたい。そう告げると、青年は少し考えてから応じた。
「じゃあ、キャンドルホルダーがいいな。色の青いやつ」
 火を灯して飾っておけばきっと、それを目にする度にこの夜のことを思い出せる。
 でしょ、と破顔する青年に釣られるように笑って、もちろんいいよと紲は言った。食事を終えたら腹ごなしも兼ねて、雑貨を探しに出かけるとしよう――そこにはきっと、今日を記憶に刻み込むような出逢いが待っているはずだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】がLV3になった!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【グロリアス】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV7になった!

ベロニカ・バーゲスト
同行/くー(g05079)

うはー!きらっきらだ!
あちこち見ちゃってくるくるり
それにとってもいー匂い!おなかすいちゃった!くーは?

焼いたソーセージは二つほしいな、一つはくーにあげる!
あいすばいんはパンに包んでくれるって
チョコたっぷりクレープ片手に
にしし、だっておいしーものいっぱいだもん!

食べておなかいっぱいになったら
くー、ちょっと探したいものあるんだ
いっしょにきて!

お店をめぐって
一番きれいなお星さまのオーナメントを見つけたら
くー、これあげる
クリスマスのお星さまは希望の星なんだって
くーにいいこといっぱいあるよーに、お空の星をあげるよ

わぁ、かわいい!
うれしくってにこにこしちゃって
ありがと、くー!


クーガ・ゾハル
ニカ/g06414

あっちからもこっちからも
いい匂いがするし、ピカピカしてるな
おう、おれもペッコペコだ

片手にソーセージ
もう片方にパン包みの肉
あっつ、あつ、でもうまい
デザートは、おれのはジャムのクレープだ
こっちはあまくて、モチモチだ
おれたち、ここに来てから
どんどん食いしんぼうに、なってるな

ニカについてった先
手の中に、おちてきた星
いつも、遠くて届かない――希望の星
左耳のこいつと、いっしょみたいだ
くしゃり、と
なんだかあったかい気持ちで笑う
……うん、ありがとう

じゃあ、ニカにはこれだ
チリリとゆれる、金色のベル
ええと――よろこび、って書いてある
ニカがどこかに忘れてきた分も
うれしい事たくさん、見つかるように


「うはー! きらっきらだ!」
 夜にはビルの底に沈むはずの公園が、今宵、光の海となる。数百数千という電飾が照らす煌びやかなイルミネーションを鮮やかな緋色の双眸に映して、ベロニカ・バーゲスト(迷い香・g06414)は思わず歓声を上げた。くるくる回って右へ左へ行ったり来たり、はしゃぐ娘の一歩後ろを歩きながら、クーガ・ゾハル(墓守・g05079)はリラックスした表情で言った。
「あっちからもこっちからも、いい匂いがするな」
「うん! あんまりいー匂いだからおなかすいちゃった。くーは?」
「おう、おれもペッコペコだ」
 ならば話が早いと頷き合って、二人は一直線に人混みを分け、いい匂いの出どころをめざす。会場入り口を通ってしばらく行くと、ほどなくしてさまざまな料理や飲み物の写真を掲げた屋台の看板が見えてきた。最も手近な屋台に飛び込んで、ベロニカは元気よく声を上げる。
「焼いたソーセージ二つ! あと、あいすばいんっていうのも一つ! それから、チョコのクレープも!」
 買い求めたのは、網焼きの焦げ目が香ばしい大振りのブラートヴルストを二つ、パンを添えたぷるぷるのアイスバインを一つ、それからチョコレートソースをたっぷり掛けた四つ折りのクレープも一つ。持ち切れずに手近なテーブルへ腰を下ろすと、少し遅れてバターのような林檎ジャムを乗せたクレープを一皿手に、クーガが戻ってくる。こっちこっちと手を振って、ベロニカはソーセージの皿を差しだした。
「はいこれ、一つはくーにあげる!」
「ニカ――それ、ぜんぶたべるのか」
「え? そうだけど」
 甘いものも辛いものも、ここにはありとあらゆるクリスマスのご馳走が集まっている。これがどうして食べずにいられよう?
 クーガは一瞬面食らったような顔をしていたが、やがて是非もなしと思い直したのか、椅子を引いて席に着くともらったソーセージにかぶりついた。口の中で弾ける焼き立てソーセージの肉汁は火傷しそうなほどに熱いけれど、肉とスパイスの旨味がぎゅっと詰まって、内側から身体を温めてくれる。
「おれたち、ここに来てからどんどん食いしんぼうに、なってるな」
「にしし、だっておいしーものいっぱいだもん!」
 甘くもちもちとしたクレープも残さず食べ切る頃には、身体は随分と温まっていた。ねえとテーブルに身を乗り出して、ベロニカは人懐っこい笑顔で続ける。
「おなかいっぱいになったし、ちょっと探したいものあるんだ」
「さがしたいもの?」
「うん。だから、いっしょにきて!」
 食器を片付け、再び人混みを掻き分けて、意気揚々と二人は行く。辿り着いたのは、色とりどりのオーナメントを飾った雑貨の店だ。軒先に並んだ箱の中から星形のオーナメントを一つ摘まみ上げて、ベロニカは傍らの友を振り返った。
「くー、これあげる」
 差し出したクーガの褐色の掌に、煌めく金色がぽとりと落ちる。きょとんとして目を瞬かせる青年を真っ直ぐに見て、娘は屈託のない笑顔で続けた。
「クリスマスのお星さまは希望の星なんだって。だから、くーにいいこといっぱいあるよーに、お空の星をあげるよ」
 いつも、遠くて届かない希望の星。それは左耳に揺れる金の飾りにも似て――不思議と温かいものが胸に込み上げる。無意識に耳飾りに触れながら、クーガはくしゃりと顔を綻ばせて言った。
「ありがとう。じゃあ、ニカにはこれだ」
 手渡す金のクリスマス・ベルに、刻まれた言葉は『喜び』。
 どこかに忘れてきてしまった記憶の分まで、これからの彼女の行く道が嬉しいことや楽しいことで溢れますように。ささやかな願いを込めて手渡せば、返る笑顔は夜を照らすイルミネーションのように眩しかった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【浮遊】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV8になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

津・リビト
【魚縁】

くりすますのイベントには
何度か行ったことあるが
ドイツ文化に触れるのは初めてだ

ああ、色んな所を見て回りたい
どんな料理があるのかも楽しみだな

そーせーじにびーる
あまり食べたことがないが、肉は好きだ

ふふ、そうだな
どれが美味いか自分で食べて気付きたい

魚料理があるかどうか聞いてみよう
ん、その方が食えるのなら半分ずつ食べるか?
もし腹が一杯になったら言ってくれ
食べるのは得意だ

ああ、任せろ
後でれしぴとか聞いたら教えてくれるだろうか
レックスの好きな食べ物、覚えて帰りたい

素敵なマグカップだな
……俺も、同じの買っても良いだろうか

ああ、もちろんだ
レックス専用で置かせてもらおう

今日の、あの時の想い出として残したい


レックス・ウェリタス
【魚縁】

僕、クリスマスマーケットもドイツ文化も初なんだよねえ
リビトもドイツは初めて?
ふふ、なら一緒に見て歩こう

聞いた話だとビールやソーセージが有名みたい
最高の組み合わせらしいよ
オススメ聞きつつ色々食べてみたいね
リビトの美味しいも増えて欲しい

でも魚料理も探したいよね?
半分こすれば種類も多めに行けそう
ほら同じ味を分けるのも粋かなってさ
気に入ったら物は後日リビトにお願いしちゃお~
ふふ、レシピの入手は任せて
今日も好きが増える予感

帰り際
二匹の猫が背を向け星を見上げるマグカップを見つけ
リビトも買うの?
あは、じゃ揃いでふたつ買おう

それでさ
僕専用に『さかな』に置いてよ
これは今日とあの日を繋ぐ
想い出の欠片だから


「僕、クリスマスマーケットもドイツ文化も初なんだよねえ」
 煌びやかに飾り立てられたモミノキも、暖かな灯りに照らされ賑わうマーケットも。この冬の寒ささえも、レックス・ウェリタス(Memento mori・g07184)にとっては馴染みの薄いものだ。けれどだからこそ、興味は尽きることがない。
 ねえ、と傍らの津・リビト(釣人・g00145)を振り返って、レックスは言った。
「リビトもドイツは初めて?」
「そうだな。くりすますのイベントには何度か行ったことあるが……ドイツ文化に触れるのは、初めてだ」
「ふふ、じゃあ一緒だ」
 応じる友の言葉に嬉しそうに笑い、レックスは意気揚々と歩き出す。着慣れない現代服をしっかり着込んで来たけれど、会場の中は人々の熱気で思ったよりは寒くないようだ。
「どんな料理があるのかも楽しみだな」
「だね。聞いた話だとビールやソーセージが有名みたい」
「そーせーじと……びーる? 肉は、好きだが」
 あまり食べたことがないなと、リビトは小さく首を捻る。食べたいものは大体不自由なく手に入る新宿島ではあるが、そもそもが釣り好きで魚好きのリビトにとってはそれほど縁のない食材だ。最高の組み合わせらしいよ、と笑って、レックスは続けた。
「でも、魚料理も探したいよね?」
 北海とバルト海、二つの海に面したドイツでは、存外、魚も食べられている。手近な屋台の店主に魚を使った料理がないかと尋ねてみると、魚介を扱った屋台を教えてくれた。いそいそとそこを訪ねて、二人はメニュー板を覗き込む。名前だけを見てもどんな料理か分からないので、結局、店主のおすすめを何種類か見繕ってもらうことにした。何がおいしいか、どれが好みか、食べてみて考えるのも楽しそうだ。
「半分こすれば種類も多めに行けそうだね」
「ああ、もし腹が一杯になったら言ってくれ。食べるのは得意だ」
「それは頼もしいな」
 屋台の軒先でのんびりと料理が出てくるのを待っていると、お待たせしましたと声がした。大きなトレーに載せて供されたのは、魚肉を使ったハンバーグのようなフリカデレに、ニシンのオイル漬けを挟んだパン、ヨーグルトソースのフィッシュアンドチップス――肉が主体のお国柄かと思いきや、存外色々あるものだ。
 手近なテーブルまで料理を運んで向かい合わせに座り、リビトはいただきますと手を合わせた。まずは一口とフリカデレを食べてみると、魚肉の旨味とスパイスの香が口いっぱいに広がっていく。
「れしぴとか、後で聞いたら教えてくれるだろうか」
「そういうことなら僕に任せて。ふふ、気に入ったやつはリビトにお願いして作ってもらお~」
 温かな料理を口へ運ぶ度、『好き』が一つ、また一つと増えていく。互いの『好き』を知ることができるのも、こういう場所ならではだ。
 夢中になって食事を楽しむことしばらくして、レックスは最後に残ったビールを呷り、そういえば、と切り出した。
「さっきさ、可愛いマグカップを見つけたんだ」
「マグカップ?」
「そう。猫が二匹並んで星を見上げてるやつ、買って帰ろうと思って」
 それはまるで、今夜の二人のよう。会場の中心に突き立つツリーの先端で光る星を一瞥して、リビトが言った。
「俺も、同じのを買ってもいいだろうか?」
「あは、じゃあ揃いでふたつ買おうよ。それでさ、僕専用に君のとこ――『さかな』に置いてくれる?」
「ああ、もちろんだ。レックス専用で置かせてもらおう」
 約束だと微笑んで、リビトは空のグラスをテーブルに戻した。
 いつの日か『今日』が『あの日』に変わっても、並べたマグカップは今夜の思い出を鮮やかに蘇らせてくれることだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【隔離眼】がLV2になった!
【友達催眠】がLV4になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV9になった!

クレイ・ロックウェル
フェリシティ(g03901)と。
おお…これはまさにヴァイナハツマルクトだ。
俺の知るものより煌びやかだが同じ匂いがする。

マウルタッシェは故郷の味だな。
記憶の中の故郷と現代の故郷が重なって感じられる。

美味いか。そう言ってもらえると嬉しい。
俺はオマエが作る料理も好きだぞ。

そんなわけがあるか。オマエも好きに決まっているだろう。
ああ、今日はデートだからな。
仕事の時のようには行かないぞ(肩を抱く)

…なぜ逃げる。
取って食う訳ではないのだが。
うむ、グリューヴァインも美味い。度数控えめで飲みやすいな。
オマエも一口飲むか?

…少し酔った。
オマエが肩を抱くのは良いのか…まあ良いだろう。

(終始ご機嫌)
※アドリブ歓迎


フェリシティ・マーノット
クレイ(g03894)とデートに来たで。
最近忙しかったさかい久々に一緒にゆっくりできて嬉しい。
これが本場のクリスマスマーケットなんやな。懐かしい?
確かに、ちょっとクレイっぽい匂いがする。

マウルタッシェ美味しいなあ。
故郷の味なんやったら俺も覚えて作ろか。
そしたらいつでも懐かしい気持ちになれるやろ。

んー?料理だけ?
ふぇっ?や、急に肩抱かれたらびっくりするやろ?
(あーどきどきした)

(じっとカップを見つめ)
せやなあ…クリスマスやし間接より直接が良えかな?

ふふ、真っ赤やで?度数高めやったんちゃう?
さっきのお返しに肩抱いたろ。
俺がするのは良えんや。びっくりせえへんし。

※アドリブ歓迎


「おお……これはまさに、ヴァイナハツマルクトだな……」
 大勢の人で賑わうクリスマスマーケットの会場を見渡して、クレイ・ロックウェル(アーベントロート・g03894)は思わず息を呑んだ。かつて親しんだ故郷のそれにこんな豪華なイルミネーションはなかったけれど、会場に漂う空気感は変わらない。感慨深げに立ち尽くす青年をひょこりと下から覗き込んで、フェリシティ・マーノット(ラココット・g03901)は言った。
「これが本場のクリスマスマーケットなんやなあ。懐かしい?」
「ああ、そうだな……俺の知るものより煌びやかだが、それでも同じ匂いがする」
「匂い? あー、でも確かに、ちょっとクレイっぽい匂いがするわ」
 そう言ってナチュラルに青年の腕を取り、フェリシティはふふんと軽やかな笑みを零す。やけに上機嫌なその姿に、クレイは小さく首を傾げた。
「嬉しそうだな」
「だって嬉しいもん。最近忙しかったさかい」
 ジェネラル級との決戦に次ぐ決戦、そして今回の歴史の奪還戦と、思えばもう随分と長い間、走り続けていた気がする。そんな忙しない日々の中、こうして久々に二人で羽根を伸ばす機会が得られたのは僥倖だった。行こ、と屈託なく笑って、フェリシティはクレイの手を引き、屋台の並びに分け入っていく。
「まずは腹拵えしたいな」
 立ち並ぶ店をあれこれ覗いて選んだのは、薄く伸ばした小麦粉の生地でほうれん草と挽肉を包み、透明なスープに浮かべたマウルタッシェ。とりあえず一皿買ってスプーンを二つつけてもらい、二人は手近なベンチに並んで腰を下ろした。早速と口へ運んでみると、肉とスープの旨味が口いっぱいに広がり、ナツメグの香がふわりと鼻腔へ抜けていく。その味はいつかの日々を思い起こさせて、クレイは懐かしむように目を細めた。
「マウルタッシェは故郷の味だな」
「へえ、そうなん? ――うん、確かにこれ、おいしいなあ」
「そうか。そう言ってもらえると、嬉しい」
 今はもうどこにも存在しない、記憶の中の故郷。けれど一皿の料理を通して、その存在を感じることができるのは不思議だ。あっという間に空になった皿にカトラリーを戻しながら、フェリシティは言った。
「故郷の味なんやったら、俺も覚えて作ろか。そしたらいつでも懐かしい気持ちになれるやろ?」
「俺はオマエが作る料理も好きだぞ」
「んー? ……料理だけ?」
 そう言って、フェリシティはにやりと笑った。クレイは一瞬、何を言われたのか考えたようであったが、意味ありげな視線の理由をワンテンポ遅れて理解すると、いたって真顔で応じた。
「そんなわけがあるか。オマエも好きに決まっているだろう」
「ふぇっ?!」
 突然肩に回された腕に驚いて、フェリシティは思わず素っ頓狂な声を上げた。時々忘れそうになるが、今日は二人のデートなのだ。こういうことがあってもおかしくはない――のだが、頭で考えるより先に身体の方が避けてしまう。
「……なぜ逃げる」
「え? や――急に肩抱かれたらびっくりするやろ? 普通」
 取って食うわけではないのだが、と心なしか拗ねたように口にして、クレイは先程の屋台で買い求めたグリューヴァインを一口呷った。
「うむ、うまい。これは度数控えめで飲みやすいな。……オマエも一口飲むか?」
「んー、せやなあ。クリスマスやし、間接より直接のがええかな?」
 攻めた台詞に、今度はクレイの方が面食らう番だった。じわじわと赤くなる頬をにやにやと見つめて、フェリシティは少しだけ意地の悪い笑みを浮かべる。
「ふふ、真っ赤やで? やっぱり、度数高めやったんちゃう?」
「…………少し、酔った」
 熱を帯びた頬は、きっとこの酒精のせい。そうかそうかと上機嫌に肩を抱く細腕の主を一瞥して、クレイは思わず苦笑した。
「オマエが肩を抱くのはいいのか?」
「俺がするのはええんや。びっくりせえへんし」
「……まあ、いいだろう」
 大したダブルスタンダードだが、今日のところは許すとしよう。何しろ今日は特別な日――年に一度のクリスマスなのだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【落下耐性】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV6になった!
効果2【能力値アップ】がLV10(最大)になった!
【ガードアップ】がLV10(最大)になった!

ガーデニア・ラディーチェ
【可惜夜/5人】
ドイツのクリスマス・マーケット、一度行ってみたかったの
マグカップに入ったキンダープンシュとレープクーヘンを食べ歩きのお供に
皆さんと色々と見て回るわ
マグカップはお持ち帰り可能なら記念に

そうね、こころさん
ふわっと香るスパイスのお陰で、いくらでも飲めちゃいそうだわ
クリスマスといえばなグリューワイン、気になるけど……あと5年はお預けよね
大人なベガさんとイザベラさんが羨ましくなっちゃうわ
この聖なる素敵な夜に乾杯!なのよ
ええ。この先も、皆さんとお祝いできますように

キャンドルも素敵だけど、スノードームも魅力的で
折角だから、形に残る物を(※お任せ)
瑠璃青さんも、素敵なお品が見つかると良いわね


雲母・ベガ
【可惜夜/5人】

きらきらイルミネーションに並んだ屋台の会場、
各国によって様々な呼び方があるのですね…
クリスマスマーケット、存分に楽しめたらと思います

キンダープンシュとはまた聞き慣れないお名前で
とても芳ばしい薫りの飲み物なのですね
わたくしも、皆様とのお揃いをご一緒に
ほわりと温かな気持ちで楽しみながら
気になるお店を沢山みて回りましょう

形や香り種類の豊富なキャンドル探しに心奪われつつ
スノードームや冬らしい置物も良いですね
選ぶお土産に悩む時間もまた、
皆様とご一緒できて良かった光景なのです

お土産雑貨お任せ


イザベラ・フォーサイス
【可惜夜/5人】
下の名前をカタカナ呼び

ふふ、わたしはもちろん、アルコール入りのをお願いするわね!
吐く息がイルミネーションできらきらしてる
え?お酒羨ましい?ふふ、大人になったらまた乾杯しましょ!
クリスマスは今年だけではないのだから

人工的にきらきら輝くひかり、夜空の星とは違ってこれも綺麗ね
人々の想いがより一層きらめかせるのかも?なんて

初めてのみんなとのおでかけ、楽しいわ
せっかくだもの、カタチに残るお土産も欲しいの

雑貨のお土産を、お任せで見繕ってもらえたら


水上・瑠璃青
【可惜夜】5人で参加

ヴァイナハツ、マルクト……?
へえ、クリスマスマーケットって言うんだね
横文字の連なりには、未だに慣れないなあ。

あちらもこちらも煌めきでいっぱい!
仕組みを知らないから何もかもが楽しく感じちゃう。
凄いね、クリスマスって!
心が逸るように、つい歩調も早まってしまうよ。

キンダープンシュ、って言うんだね……?
あたしもそれが気になっちゃった
御二人さんと同じものを頼んでしまおう。

酒宴を交わせるのはあともう少し、かな?
うふふ。待ち遠しいね。

きよしこの夜
素敵な時間に乾杯、と杯を掲げよう
楽しみ方を教えてくれて有難うね。

お土産、見に行こう!
綺麗な置物を探したいんだ。
スノードーム、気になっちゃう!


夜茨・こころ
【可惜夜/5人】

煌びやかできらきら楽しくて
皆も初めてのクリスマスマーケット、存分に楽しもね
色んな国での呼び方、調べてみるのも面白そうやね

わぁ、ニアの飲み物、凄く芳ばしい薫り
キンダープンシュ、っていうんやね、お揃いで貰おかな
大人向けのワインはまだ飲めやんけど、
せやね、イザベラの言う通り、大人になるまで楽しみに
コップはみんなお揃いやし、
―――ほな、皆で今日という日に乾杯を

キャンドル、色んな薫りや形のがあるんやね
ベガが見とる辺りなんて素敵
けど、やっぱりスノードームもええなぁ
…ふふ、素敵な物が多すぎて、迷ってしまう
早歩きなってた瑠璃青も、素敵なもの、見つけられた?
素敵な冬のお土産、宝物にするね


 吐けば白く凍る息は、照らすイルミネーションに一瞬染まり、夜の空に融けていく。煌めく地上の星を瞳に映して、ガーデニア・ラディーチェ(クチナシの花護り・g03839)はわあ、と感嘆の声を上げた。
「ドイツのクリスマスマーケット、一度行ってみたかったの」
「ヴァイナハツ、マルクト……とも、いうんだっけ? 横文字、未だに慣れないなあ」
 舌を噛みそうになりながら、水上・瑠璃青(縹の疆界/・g00530)は誰かの言ったドイツ語をゆっくりとなぞる。その様は少し可愛らしくて、夜茨・こころ(La nuit étoilée・g06390)は微笑ましげに言った。
「色んな国での呼び方、調べてみるのも面白そうやね。皆も初めてのクリスマスマーケット、存分に楽しもね!」
「そうですね。せっかくの機会ですから……存分に楽しめたらと思います」
 そう言って、雲母・ベガ(胡蝶の夢・g06232)は輝くばかりのマーケット会場を見渡した。色とりどりのオーナメントを飾ったツリーも、メリーゴーラウンドを模したクリスマスピラミッドも、目に映るすべては幾千という煌めきに包まれている。
 前を行く少女達の背中越しに光溢れる世界を眺め、イザベラ・フォーサイス(赫を統べる・g06666)は呟くように言った。
「夜空の星とは違うけれど、これも綺麗ね」
 きらきらと絶えず明滅する人工的な光は、吐く息さえも輝かせる。意図して作り上げられた光景は、いわば一種のアートのようなものだ。そこには、自然が生み出す景色とはまた異なる美しさがある。
「ここに集まった人々の想いが、よりいっそう世界を煌かせるのかも? ……なーんて――」
「そうか……そうなんだ。凄いんだね、クリスマスって!」
 心が逸れば、言葉も逸る。歩調も逸る。湧き上がる高揚感が誘うまま、瑠璃青は歩き出す。過去からの来訪者である彼女にとっては、この場の何もかもが楽しく、眩しいほどに魅惑的なのだ。
「せっかくだから、あちこち見て回る前に何か買っていかない?」
 ガーデニアの提案で、五人はまず食べ物の屋台に立ち寄ることにした。注文したのは、靴下の形のマグカップに注ぐ林檎ベースのキンダープンシュを四人分と、イザベラのためのグリューヴァイン。それから箱で売られていたチョコレート掛けのレープクーヘンを一箱買って、それぞれ中身を分け合った。零れたり崩れたりする心配のない焼き菓子は、食べ歩きにはもってこいだ。
 輪切りのオレンジを飾ったマグカップを覗き込み、ベガは言った。
「キンダープンシュ……とは、また聞き慣れないお名前で」
「凄く芳ばしい薫り! 大人向けのワインはまだ飲めやんけど……」
 立ち昇る湯気は、シナモンやアニスといったスパイスの濃厚な匂いをはらんでいる。すん、と胸いっぱいにその香を吸い込んで、こころは言った。
「これも十分、雰囲気あるね」
「そうなの。ふわっと香るスパイスのお陰で、いくらでも飲めちゃいそうでしょう? 本当は、グリューワインも気になるけど……」
 シナモンスティックでくるくるとキンダープンシュを混ぜながら、ガーデニアはちらりとイザベラを見る。クリスマスマーケットといえば、グリューヴァインは欠かせない――けれど、残念ながら彼女達はまだ、それを口にすることができないのだ。
「わたし達は当分お預けよね。イザベラさん達が羨ましくなっちゃう」
「ふふ、羨ましい? 大人になったらまた乾杯しましょ!」
 クリスマスは今年だけではないのだからと、イザベラは悪戯っぽく片目を瞑った。ガーデニアとこころが十五歳であるから、このメンバーで酒宴を交わせるのはあと五年後のことになるのだろう。随分長く感じるけれど、それを待つ時間もまた楽しいものだ。
「そういえば、ベガさんはワインじゃなくてよかったの?」
「ええ。わたくしも、皆様とのお揃いをご一緒にと思って。とってもいい匂いだったから……」
 そう言って、ベガは湯気の立つマグカップを手に微笑む。なんにせよ待ち遠しいねと笑って、瑠璃青が言った。
「きよしこの夜の楽しみ方を、教えてくれてありがとう。……素敵な時間に」
「今日という日に」
 乾杯と重ねるこころの声に応じて、形はお揃い、けれど一つ一つ色の違うマグを掲げれば、擦れ合う陶器がかつんかつんと小気味のよい音を立てる。ついと香り高いキンダープンシュを喉の奥へ流し込み、ガーデニアは熱い息を吐いた。
「この先も、皆さんとお祝いできるといいわね」
 来年も、再来年も――願わくはきっと、その先も。祈る想いは、みな同じだ
 温かな願いにほわりと頬を綻ばせ、ベガは雑貨の屋台の並ぶ一角を指差した。
「もしよかったら、あちらのお店も見て回りませんか?」
「いいわね。せっかくのお出かけなのだもの、カタチに残るお土産も欲しいわ」
 赤い唇を和らげて、イザベラが応じた。彼女にとっては、仲間達と過ごす初めての休日だ――雑貨の一つも買って帰れば、この先それを目にするたび、この楽しい時間を思い出すことができるだろう。
 行こうと声を弾ませる瑠璃青を先頭にして、復讐者達は揺れるオーナメントの呼ぶ方へと足取りも軽く進んでゆく。屋台の軒先に並んだ色とりどりのキャンドルを覗き込んで、こころが言った。
「キャンドル、色んな薫りや形のがあるんやね」
「ええ、本当に。こんなに色々あると、目移りしてしまいますが……こうして悩む時間も、楽しいものですね」
 一人ならば退屈な時間も、気の置けない仲間とならば特別な瞬間になる。星やハートを象ったパステルカラーのキャンドルも、蝋でできた天使の彫像もいいけれど――一際目を引いたのは、青い蝶を描いたステンドグラスのキャンドルホルダーだ。
「……素敵ですね」
 片手に収まる大きさのそれを屋台の照明に透かしてみて、ベガは微笑した。その様子を見守って、こころとガーデニアは口々に続ける。
「それ、ええなあ。ベガの瞳と同じ色しとるね」
「本当に、素敵! でも、あっちのスノードームも魅力的だわ」
「ふふ、素敵な物が多すぎて、迷ってしまうな」
 けれどそれは、この先二度とはない今宵、彼女達がここにいた証だから。形に残る物がほしいと、ガーデニアは想う。レース編みの小物入れに、クリスマス柄のトートバッグ、オーナメント――そこには新宿島の人々が持ち寄り、あるいは手作りしたさまざまな物が集まっている。
「このカップって、持って帰っていいのよね? ……それじゃあ……」
 ガーデニアが選んだのは、金色に輝くデザートフォークとスプーンのセット。星やベル、リースやトナカイといったクリスマスモチーフの金細工を持ち手にあしらったカトラリーは、靴下型の赤いカップに似合いそうだ。
「綺麗な置物を探したいんだ……あ!」
 行く手に佇む屋台の一つへ足早に駆け寄って、瑠璃青は嬉しそうな声を上げた。陳列棚には大きさの違うスノードームがいくつか並べて置かれている。特に、群青の花と白銀に輝く雪の結晶を閉じ込めたドームは、棚の天板に青い影を落としてきらきらと輝いている。
「いいね、これ。気になっちゃう!」
「ふふ。素敵なもの、見つけられた?」
 こころはそう言って手を伸ばし、棚の上に置かれていたハンドメイドのテディベアを取り上げた。胸元に赤いリボンと薔薇のコサージュをつけた可愛らしいクマは、彼女の髪と同じ甘いチョコレート色だ。
「みんな、素敵な冬のお土産やね」
 形あるものだけではない――五人で並び漫ろ歩いた今日の記憶もまた、掛け替えのない宝物。
 ああと言葉少なに頷いて、イザベラは金色の葉をつけたポインセチアのコサージュを取り上げる。鏡の中を覗くような、目の覚めるような真紅に纏わる記憶は必ずしもいいことばかりではなかったけれど――それさえ今は、彼女の一部だ。
「来年も、いい年になるといいわね」
 この街と世界の人々にとって、そして共に歩む彼女達にとって。
 唇に乗せるささやかな願いを、聖夜の星々が見守っている。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【植物活性】がLV2になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【防衛ライン】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!

歌川・ヤエコ
へいそこのシェフさんよ!
あーしに似合いのめちゃうまスイーツをひとつ見繕ってくんろ!

めりめりめりめりくりすま~~~~す!!
クリスマスマーケットとかやっぱ都会はひと味違うぜ
なにそのオシャレイベント、シャレオツすぎてテンションあがっちゃうよ?ええのんか?ええんやろ!イエーイ!!
ドイツのスイーツとかなにがあるか知らんけど、とにかくうまいのは間違いない!
楽しんでもらいたい~って人たちが作ったもの、そんなんまずいワケがない!
おっしゃ、スイーツは別腹カロリーなんぞしらんしらん
今日のあーしは無敵じゃーい!!

ついでにそこな仏頂面ハルちんにウザがらみしとくぜウェーイ!!
今だけのキラキラ青春を楽しんでこーぜ!


「うおおおなんじゃあこりゃあ――!」
 ビルに囲まれた緑の公園を、一面飾る煌びやかなイルミネーションに、見渡す限り続く丸太小屋を模した屋台の並び。辛抱堪らず身を乗り出して、歌川・ヤエコ(極彩色の青春を・g01595)は興奮気味にまくし立てる。
「クリスマスマーケットとかやっぱ都会はひと味違うぜ! なにそのオシャレイベント? シャレオツすぎてテンションあがっちゃうよ? ええのんか? ええんやろ! イエ――イ!!」
 何しろ、今時クリスマスのクの字も見えないようなトンデモ田舎から出てきた身だ。はしゃぐなという方が難しい。人混みから飛び出す勢いで両手を天に突き上げれば、一本向こうの路を行く仏頂面の少年――ハルトヴィヒと目が合って、ヤエコは空色の瞳を輝かせ、雑踏を分けていく。
「ハルちん、ウェーイ! めりめりめりめりくりすま~~す!!」
「お前、本当にうるせえな」
「うるせー! うるせーはあーし的に褒め言葉だから! つまんない顔してないで、今だけのキラキラ青春を楽しんでこーぜ!」
 バシバシ背中を叩いて肩を組むと、無愛想な時先案内人が溜息をこぼす気配がした。しかしそんな彼とは対照的に、足元のパンツァーハウンドはぶんぶんと尻尾を振りたくっている。
「おー、どした? なんか食べる?」
「わん!」
「よし、じゃー一緒に食べよう! へーいそこのシェフさんよ! あーしとわんこに似合いのめちゃうまスイーツをひとつ見繕ってくんろ!」
 食べる気満々の犬を攫って手近な屋台に飛び込み、ヤエコはカウンターの向こうのドイツ人シェフに呼び掛ける。衣をつけて揚げた林檎のフリット、ゼリー寄せの苺をたっぷりと乗せたシュニットなど、並ぶスイーツはいずれも見たことのない装いだが、誰かに楽しんでもらいたいという願いの下に作られた料理が不味いはずもない。
 太るぞ、と可愛げのない声が背後から聞こえたような気がするが、そんなことは気にしたら負けである。
「スイーツは別腹だもんね! カロリーなんぞしらんしらん! 今日のあーしは無敵じゃーい!!」
 満面の笑みで口に含めば、林檎とシナモンの香が甘く鼻腔に抜けていく。夢中になって食べていると――とん、と肩を叩かれた。
「ん? ハルちんも食べる?」
「やるよ。甘いもん好きなんだろ」
 手渡されたのは、チョコレートを掛けた小さなレープクーヘンがひと包み。一風変わった異国の焼き菓子は、果たしてどんな味がするだろうか。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【隔離眼】がLV3になった!
効果2【命中アップ】がLV4になった!

エルマー・クライネルト
【Wertlos】
ヴァイナハツマルクトに“向こう”で行ったのは大分昔のことだ
一番上の兄さんが元気だった頃に連れて行ってもらったのが最後だった
あれから歴史も時間も遠く過ぎ去ったが、この雰囲気は変わらないままなのだな

……さて、今日は感傷に浸る日ではないのだ
騒がしい友人が随分と都合の良い約束の覚え方をしているもので。割り勘だって言ってんだろ

お勧めか、グリューワインと言いたいがドイツの印象というならビールを推そう
屋台でビールと良さそうなつまみを購入し(無意識に甘味系を選び、内容お任せ)乾杯と行こう

っと手癖の悪い……まぁ酒とクリスマスに免じて今日は許すとも
ジョンから酒を受け取り再び乾杯、メリークリスマス


ジョン・エルバ
【Wertlos】
これがドイツのクリスマスマーケット!雰囲気あるじゃん!
ここに連れてきたってことは奪還戦時の約束忘れてなかったって事だよな〜♪
割り勘…いやお前の奢りって話だったな!
まあ精算は後!今日は飲むぞエルマー!

目移りするくらい美味そうなもんがあるが、オススメとかあるか?
最初の飲酒は大事だぜ。ドイツの印象がエルマーの選び方で全て決まるからな
ビールいいじゃん!他にブラートヴルストを買って乾杯!

豪快に飲み干したらエルマーのつまみを盗み食い
美味え〜オレは今ドイツにいるぞわはは!

咎められる前に他の屋台で別の酒(お任せ、NG無し)を2杯購入
1杯を手渡して
オレからのクリスマスプレゼントだ!感謝しな!


 今はもう存在しない『向こう側』でヴァイナハツマルクトを訪れたのは、もう随分と昔のことだ。一番上の兄がまだ元気だったころに、連れて行ってもらった――それが、最後だった。
 煌くイルミネーションに照らされて賑わうマルクトの会場を見渡して、エルマー・クライネルト(価値の残滓・g00074)は眩しそうに眉を寄せた。あれから歴史も、時間も、世界さえもが遠く過ぎ去ったというのに、この祭の雰囲気は変わらない。故国は潰え、自分はここで生きていくと決めた今でも――それが少しだけ、切ないのだ。
「お~これがドイツのクリスマスマーケット! 雰囲気あるじゃん!」
 センチメンタルな空気を吹き飛ばして、背後から陽気な声がした。のしっと肩にのしかかって来たのは、ジョン・エルバ(ロックスター・g03373)である。にんまりと悪童じみた笑みを浮かべて、ジョンは肘でエルマーの脇腹をつついた。
「ここに連れてきたってことは、奪還戦の時の約束忘れてなかったってことだよな~♪ ドイツを奪還したらビールを飲む。勿論、お前の奢りでな!」
「記憶を改竄するんじゃない。割り勘だって言ってんだろ」
 随分と都合のいい友人に、思わず口調が崩れる。いや奢りだ、とジョンは言い張ったが、まあ――ともすれば暗く沈みそうな気持ちを引っ張り上げてくれた騒がしさは評価するとしよう。何しろ今日は特別な日、うだうだと感傷に浸っている場合ではないのだ。
「まあ精算は後だ、後! 今日は飲むぞエルマー!」
「言われなくてもそのつもりだよ」
 軒を連ねる屋台には、ビールからワインまで多種多様な種類が取り揃えられている。よく見ると少しずつ色の違うビールも、果物を飾ったホットカクテルも、並ぶメニューは何もかもが魅力的だ。
「どれもこれもうまそうで、目移りしちまうな。オススメとかあるか?」
「お勧めか……」
「最初の一杯は大事だぜ。ドイツの印象が全部、お前の選び方で決まるんだからな」
「妙なプレッシャーを掛けるな」
 じろりと睨めば悪戯っぽく笑う友人は、悪びれるということを知らない。もっとも、その底抜けの明るさに助けられている面もあるのだけれど――それを口にしたら最後、調子に乗られそうなので黙っておくことにする。
 そうだな、とメニューに並んだ名前を一つ一つ確かめて、エルマーは言った。
「グリューワイン……と言いたいところだが。ドイツの印象というなら、ビールを推そう」
 選んだのは、フルーティな香りが特徴的なヴァイスビア。ドゥンケル――黒ビールも気にはなったが、ここはしっかりと定番を押さえておくべきだろう。それからドライフルーツがたっぷり入ったショコラーデは、意外と酒の肴にもなる。とはいえ甘いと文句を言われても困るので、ヴルストも何種類か皿に盛り合わせてもらうとしよう。
 注文した酒と料理が揃ったら、後は食べるだけ。わざわざ座る場所を探すのは少々億劫で、会場の端に寄るだけ寄り、ジョンはきらきら輝くビールのジョッキを掲げた。
「そんじゃ、乾杯ー!」
「乾杯」
 分厚いジョッキは打ち合わせると、がつんと太い音を立てる。中身を一気に飲み干して、ジョンはぷはーと思い切りよく息を吐いた。その口許には、白い泡が髭のように残っている。
「うめえ~! オレは今ドイツにいるぞ! わははは!」
「手癖の悪い奴だな……」
 ひょいぱくと当たり前のように向かいの皿のショコラーデをつまむジョンに、エルマーは呆れたように吐息した。ちょっとくらいいいだろ、と笑って逃げ出す背中は実に調子がいいが、今日のところは酒とクリスマスに免じて許すことにする。次は本当のドイツの地で、こんな景色が見られるといいのだが――。
「ほい、エルマー」
「うん?」
 気がつくと、逃げたと思ったジョンが傍らへ戻っていた。差し出されるのは、赤ワインベースのグリューワイン。にひ、と屈託のない笑みを浮かべて、ジョンは言った。
「さっき言ってたのってコレだろ? オレからのクリスマスプレゼントだ、感謝しな!」
「……そう言われると、感謝する気が失せるのだが」
 まあいいと笑って、エルマーは差し出された靴下型のマグカップを手に取った。スパイスの香り高い温かなワインは、夜気に冷えた身体を優しく温めてくれる。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV7になった!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!

築土・游
【築土夫妻】
グレーのスーツにピンクのマフラーとおそろいのコートで

とっても素敵なイルミネーションだね♪

エラに手を引かれながら、普段無い雰囲気に一緒にテンションを上げて

ふふ♪とってもステキだね♪
こっそりオーナメントを購入して
これはドラーニキかな?東欧の方だと…
うんちくを語りながらホットワインを片手に引っ張られ…

そうだね♪そろそろ時間だね…♪
時計をみて…
エラの購入した花束をみて微笑んで

楽しみだね♪
二人の結婚式に


エラ・パーカー
【築土夫妻】

瑠璃色のコートに淡いグレーのマフラー巻いて
游くんと誘われたマーケット会場に

わ、こんな感じなんだね
とっても綺麗なの♪

白い息を吐きながら可愛い雑貨や美味しそうな匂いにテンションが上がって游くんの手をぶんぶん振っちゃう

ね、これお家のツリーに素敵じゃないかな?
綺麗な硝子のオーナメントを見たり
あ、游くんのお好きなじゃがいも!
パンに挟まれたヴルストを頬張りながら、じゃがいものパンケーキを見つければ駆け寄ったりと大満喫

さてと、そろそろ行こっか♪
歩き出すと生花の屋台を見つけてある事を思いつき

とうとうだね♪
うん、すごく楽しみ…
ブルースターとかすみ草のウェディングブーケを持って、ふたりの結婚式へ


「わ、こんな感じなんだね……!」
 立ち並ぶビルの間を縫って辿り着いた会場は、暖かくも煌びやかな光に溢れていた。円く大きな瞳に星空のような輝きを映して、エラ・パーカー(cân serch o morganite・g03253)は言った。花のように綻ぶ笑顔はイルミネーションよりもなお眩しくて、築土・游(アトミックハーツ・g00727)は眦を下げ、笑う。お揃いにしたコートの襟元を飾るマフラーは、エラがグレーで游がピンク――互いに掛け替えのない、伴侶の色だ。
「とっても素敵なイルミネーションだね♪」
「うん、とっても綺麗なの♪」
 刻逆の日から一年以上の月日を数え、新宿島での人々の暮らしも随分と軌道に乗ってきた。けれど、それでもこんな夜は滅多にない。常ならぬ祭の空気感に当てられたのか、エラはつないだ良人の手をぶんぶんと振り回し、言った。
「ね、游くん、あっちに可愛い雑貨があるよ!」
 おいしそうな匂いもすると指差す先には、橙色の暖かそうな灯りを点した屋台が並んでいる。いいねと笑う游の手を引きその並びへと飛び込んで、エラは小箱にぎっしりと詰まったオーナメントを一つ手に取った。
「ねえねえこれ! おうちのツリーに飾ったら、素敵じゃないかな?」
「ふふ、とってもステキだね♪」
 丸い硝子に色や模様をつけたオーナメントは、新宿島に『帰還』したドイツの人々が一つ一つ手作りした、唯一無二の品物だ。店から店へ渡り歩く妻に代わって、オーナメントを買い求めつつ、游は先を行く彼女の後を追う。見て見て、と今度は飲食の屋台を指差してエラは言った。
「游くんの好きなじゃがいもあるよ! ほら!」
 丸太を組んだ屋台が看板に掲げるのは、カルトッフェル・プファンクーヘン。一見するとハッシュドポテトにしか見えないジャガイモのパンケーキには、リンゴのジャムをつけて食べるのがドイツ風だ。ああ、と頷いて游は言った。
「東欧のドラーニキみたいなものかな?」
「揚げたポテトにジャムをつけて食べるって、なんだか不思議ね……でも、ちょっと食べてみたいかな?」
 興味を惹かれたなら、惹かれるまま。道中で買い求めたホットワインを片手に、もう一方の手にはパンに挟んだ熱々のブラートヴルストを持って、漫ろ歩く屋台の並びは新しい出逢いの連続だ。食事と買い物を気の向くままに楽しんでから、エラはさてと足を止め、傍らの良人を覗き込んだ。
「そろそろ、行こっか♪」
「ああ、そうだね。もうそろそろ、時間だね……♪」
 腕時計の文字盤をちらりと確かめて、游は応じた。
 再びしっかりと手をつないで、向かう先は決まっている。彼らは今宵、この聖なる夜に、二人だけの結婚式を挙げるのだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!

雪定・千草
百合さん(g05341)と
料理お任せ

まさにクリスマスという感じ
目に映るもの全てが輝いてます
今年はいつもより更に…だって、百合さんがいるから
手を繋ぎ一緒に見て回ります

お部屋を飾る物が欲しいです
百合さんが家に来てくれた時
クリスマス気分を味わえるように
ツリーがないから、ミニツリーが良いですかね
小さなライトあれば部屋も明るくしてくれそう
百合さんは欲しい物ありますか?

本場のお料理見ると、その地に来たみたいでわくわく
どんな味がするのでしょう
寒いから温かい物も良いですし、甘い物も気になります
きっと迷うので、シェアしませんか?
両手塞がったら、あーん、してくださいね

凄く美味しいです
幸せいっぱい、笑顔が零れます


犬神・百合
千草ちゃん(g03137)と
お料理お任せ

新宿島なのに別世界みたいとっても面白い
それでいて、とっても素敵とっても綺麗…!
わたしも去年より世界がキラキラして見えるわ
千草ちゃんと一緒に居られて幸せいっぱい
手を握り返して、さあ行きましょ

お家に遊びにいった時…
何だか恥ずかしくって頬が熱くなる
大きなツリーでも小さなものでも嬉しいよ
わたしはスノードームが欲しいの
雪の降る小さな世界。今日の思い出が
その中でずっと一緒に居てくれる気がするから

美味しいもの誘惑には勝てないね
一緒にいっぱい迷っちゃうわ
もちろん、半分こしましょ!

ふふ、甘えん坊さん…はい、あーん
…おいしい?

あなたの声や顔を見れば微笑み
胸の中がとても暖かい


「新宿島なのに、まるで別世界みたいね」
 何百、何千の光の粒が、千々に煌めく街の底。黄色から赤へ、赤から黄色へ、移りゆく光で色のない瞳を染めて、犬神・百合(ラストダンス・g05341)はふわりと笑む。
「とっても面白いわ。それでいて、とっても素敵。とっても綺麗……!」
「本当に。まさにクリスマス、という感じです」
 普段は年齢以上に大人びて見える百合だが、鮮やかな夜景に胸を弾ませる姿はいつもより少し幼く見える。それがなんだか可愛らしくて、雪定・千草(霞籠・g03137)もまた微笑ましげに目を細めた。けれど、そこに映るすべてが輝いて見えるのは――一夜限りの祭を飾って灯るイルミネーションのせいだけではない。
「どうして、でしょうね。イルミネーションなら前にも見ているはずなのに」
 今年のクリスマスはそれよりも格別に美しく、輝いて映る。気のせいでしょうかと千草は笑ったが、百合はふるりと首を横に振った。
「千草ちゃんだけじゃないわ。わたしも、去年より世界がキラキラして見えるもの」
 それがなぜかと突き詰めたら――思い当たることは、一つしかない。肩の触れるほどの距離に並んで、千草はぽつりと口にした。
「……百合さんが、いるから」
「ふふっ。わたしもね、千草ちゃんと一緒に居られて幸せいっぱい」
 行きましょうと促して、百合は千草の手を取った。夜が深まるに連れすっかり冷たくなった指先は、互いの熱を分け合って少しずつ温もりを取り戻していくようだ。
 行く手には、クリスマスに因んださまざまな雑貨を並べた木組みの屋台が続いている。軒先に吊るされた色々な形のオーナメントを何気なく見上げて、千草が言った。
「何か、お部屋を飾る物が欲しいですね。百合さんが家に来てくれた時、クリスマス気分を味わえるように」
「おうちに……遊びに……?」
 思いがけない言葉にぱちりと瞬きして、百合は一瞬動きを止めた。別に、ただ遊びに行くことになんら後ろめたいことはないのだけれど――なんとなくどきどきして顔を見られずにいると、どうかしました、と邪気のない声がする。乙女の胸中は露知らず、千草は丸いオーナメントを下げたガラス細工のツリーを手に取り、橙色の照明に透かして見る。
「うちにはツリーがないから、こういうのが良いですかね。後は小さなライトも、部屋を明るくしてくれそうです」
 年は三つも彼の方が年上なのに、幼いというかなんというか。けれど――そういうところが愛おしいのだと百合は想う。
(「大きなツリーでも、小さなツリーでも嬉しいのよ」)
 彼が自分のために何かをしようとしてくれることが、それだけでじんわりと心を温めてくれる。
 優しい感覚を憶えておきたくて、百合は白い粉雪の降るスノードームを取り上げた。
「百合さんの、それは……?」
「スノードームよ。綺麗でしょう?」
 可愛らしい雪だるまを抱いた小さな銀世界は、一か月後も、一年後も、きっと今夜のことを鮮やかに思い出させてくれる。たとえ一人の夜であっても、傍らに彼を感じさせてくれるだろうから。
 そうだ、と思い出したように鞄を探って、百合は三角形の紙包みを取り出した。
「ね、千草ちゃん、これ食べてみない? さっき、あっちのお店で買っておいたの」
「これは……アーモンド、ですか?」
 炒って甘く味付けしたマンデルン――アーモンドは、クリスマスマーケットでは定番の菓子だ。数粒まとめて口へ放り込めば、ナッツの香ばしさとシナモンシュガーのシンプルな甘みが後を引く。これはおいしいと頬を緩めて、千草は言った。
「本場のお料理を見ると、その国に来たみたいでわくわくしますね」
 会場の反対側には、食べ物の屋台がいくつも並んでいる。一通り雑貨を見て回ったら、のんびりと食事をするのもいいだろう。
「寒いから温かい物もいいですね。両手が塞がったら、あーん、してくださいね」
「ふふ、甘えん坊さんね。じゃあ、いっぱいお買い物して千草ちゃんの両手を塞がなくちゃ」
 『おいしい』の誘惑には、どうしてなかなか抗いがたいもの。けれど『おいしい』と感じるのは、偏に彼が、彼女が隣にいてくれるからなのだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【スーパーGPS】がLV3になった!
【口福の伝道者】がLV8になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!

朔・彗藍
【星砂】

夜天に淡燈煌めいて並ぶ屋台へ
此れがクリスマスマーケットなのですね

ケペシュ、あの、手繋いでも良い?
はぐれないように
見せ……っ
ふふー、じゃあそうするですって笑顔零し
……あたたかいですね

折角ですしドイツ料理頂きましょう
やっぱりブルスト……?お肉ですよ
それと、ホットの飲み物と……そうですね
おすすめなら間違いありません!
不思議です、違う国で育った私達が一緒に
また違う国の料理を美味しく食べてるって

一際耀く屋台に導かれベツレヘムへ
ヘルンフートの星……!
ランプ欲しいですが悩んでしまいますね……
ケペシュ、良ければ選んでもらえますか?
わ、じゃあこの白い星に決めます!

叶いますよ、だって私も同じ気持ちだから


ケペシュ・ナージャ
【星砂】

夜に浮かぶ淡い光
クリスマスとは実に暖かな催しなんですね

…見せつける為ではなくて?
なんて揶揄いながらも手を取って
安心してください、離さないように握っていますから

ブルスト…聞き慣れませんが
肉料理と聞けば試してみたくなります
では料理はブルストで
飲み物は店の人におすすめを聞いてみましょうか

そうですね、本来は出逢う筈など無かったんでしょう
そういう意味ではこの壊れた世界に感謝していますよ
不謹慎だと言われるでしょうが

ヘルンフート…特別な星なんでしょうか
美しい形をしていますね
ではこの白い星はどうですか
彗の髪の色によく似ているから

貴女ともう暫く共にいたいと
星に願えば叶うでしょうか


「きれい……」
 ビルに縁取られた都心の空を、淡く焦がすイルミネーション。
 橙色の灯りを軒先に掲げた、煌びやかな屋台の並び。
 それらが創り出す柔らかな光の世界は息を呑むほどに美しくて、朔・彗藍(ベガ・g00192)は思わず感嘆の声を洩らした。夜気に凍る吐息さえもが、この光の中では暖かく染まっていくようだ。
「クリスマスとは実に暖かな催しなんですね」
 立ち尽くす少女の傍らに並んで、ケペシュ・ナージャ(砂蠍・g06831)は口を開いた。砂漠の国に生まれた彼には馴染みのないイベントではあるが、この場に集った人々の楽しげな顔を見ていれば、それが広く愛されていることは想像がつく。
 ケペシュ、と青年の名を呼んで、彗藍はおずおずと言った。
「あの……手つないでも、いい? 人がいっぱいだから、はぐれないように――」
「逸れないように? ……見せつけるためではなくて?」
「! 見せ……っ」
 悪戯な返しにボフッと顔を赤くして、少女は瞬時に硬直した。その分かりやすい反応が楽しいがために、ついついからかってしまうのだが。
 冗談ですと可笑しそうに喉を鳴らして、ケペシュは彗藍の手を取った。
「安心してください、離さないように握っていますから」
「……じゃあ、そうするです」
 褐色と白の指先をしっかりと絡ませれば、人混みの中でもそうそう逸れることはない。ゆるりと会場の奥へと滑り出すと、進むにつれてどこからかおいしそうな匂いが漂ってくる。
 道に沿って並んだ屋台の看板を一つ一つ覗き込みながら、彗藍が言った。
「せっかくですし、ドイツ料理を頂きましょう。やっぱり、ヴルスト……? でしょうか?」
「聞き慣れない料理ですね」
「お肉ですよ。ソーセージのことです」
「肉……」
 肉、と聞けば俄然試したくもなるもので、ケペシュは青い瞳を光らせる。後は何か温かい飲み物が欲しいところだが、生憎とワインに舌鼓を打つにはもう一歩足りないお年頃だ。何にしようかと迷っていると、屋台の店員が色違いのキンダープンシュを勧めてくれた。白葡萄と赤葡萄のジュースにスパイスを加えて温めたノンアルコールドリンクは、クリスマスマーケットの雰囲気をいっそう盛り上げてくれるだろう。
 トレーに載せた料理を持って会場隅のテーブルに着き、彗藍は乾杯とマグカップを掲げた。
「不思議です、ね」
「何がです?」
 まだ熱いヴルストを切り分けながら、ケペシュは興味深げに聞き返す。彼女の言葉はいつだって、彼に新しい世界と考え方をもたらしてくれるのだ。だってねと笑って、星穹の少女は続けた。
「違う国で育った私達が、一緒に、また違う国の料理をおいしく食べてるって。とっても不思議なことだと思うんです」
「……そうですね。本来は出逢うはずなどなかったんでしょう」
 少しだけ複雑そうに睫毛を下げて、ケペシュは言った。まったく異なる時代と場所に生まれた二人には、本当ならすれ違うチャンスさえなかったはずだ。刻逆はこの星を完膚なきまでに破壊したけれど、皮肉なことにそれが、今夜この時間につながっている。
「そういう意味では、この壊れた世界に感謝していますよ。……不謹慎だと言われるでしょうが」
 遠く会場の中心に突き立つツリーの頂点には、ベツレヘムの星が瞬いている。マグカップの底の冷めたキンダープンシュを飲み干して、ケペシュは呟くように言った。
「帰る前に、雑貨を見ていきませんか。……貴女と、もうしばらく共にいたいので」
 あの星に願えば、叶うでしょうか?
 独り言のように口にすれば、輝く星のように白い髪をふるりと揺らして、叶いますよと彗藍は言った。
「だって、私も同じ気持ちですもの――」
 時間はまだ、たっぷりとある。ここで少し休んだら、可愛らしい雑貨を探してもう一巡りするのもいいだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!

アー・フーベート
ナディーン(g02709)と

ごらんよ
どこ見回してもきらきらだ!
寒さなんてすぐ忘れちまう

きょうの約束はプレゼント交換
キャンドルにオーナメント
帽子や靴下…目移りするね

ナディーン自身が雑貨屋さんだから
なにがいいかな
うんと悩んで決めたのは――白髭のくるみ割り人形
背中のレバーを下げたら口が開く
機械…じゃねェが、些細な仕掛け

スマホが震えたら、迎えに行こう
はぐれそうで不安なら
服とか手を掴んでていいぜ

躊躇いがちな手
しっかり握り返して
あは、ほんとだ、あったけェや
こうしてりゃお互い手を引いて
行きたいとこにもすぐ行ける!

つぎは…ごはんが気になるな、いい匂い…
食事も景色もたっぷり愉しみながら
お待ちかねの、交換しよう!


ナディーン・エルドレド
フーベート(g01578)と

本当だ、どこもきらきらですごい…!
すてきな街を私たちも楽しもう

雑貨店の並びに着いたら、約束通りお互いのプレゼントを選びに
どれも可愛い…!
何でも喜んでくれるだろうが…内緒で選ぶのはそわそわするな
選んだのはヘルンフートの星模様が描かれたガラスのキャンディポット

決まったよ、とスマホで送って
とんでもない方向音痴だから、合流できるとほっとする
ええと、それじゃあ
躊躇いがちに手を握って
自慢じゃないが手は温かいんだよ、なんて笑う
ふふ、それは心強いな、いっしょに行こう
次はどこに行く?

おいしい匂いと景色に誘われるまま、はしゃいで楽しんだなら
ああ、交換しよう!
お前に喜んで貰えますように


 東京都心のクリスマスマーケットの賑わいは、一向に衰える気配がない。多くの人が行き交う会場の只中で、アー・フーベート(あらぞめの剣士・g01578)は傍らの娘を振り返り、言った。
「ごらんよ、ナディーン。どこ見回しても、きらきらだろ?」
 サンタクロースにトナカイ、クリスマスツリー。色とりどりの電飾で形作られたイルミネーションとそれに飾られた屋台の並びは眩しくて、ナディーン・エルドレド(ねじまきさん・g02709)は苺色の瞳を細める。
「本当に、どこもきらきらで凄いな。東京の真ん中で、こんな催しがあるなんて驚きだ」
「これなら寒さなんてすぐ忘れちまうな」
 深々と冷えゆく夜の底で吐く息は白く凍るけれど、それ以上に会場の熱気が暖かい。じゃあまた後で、とほとんど同時に片手を挙げて、二人は互いに背を向けた。今夜ここを訪れた目的は他でもない――秘密のプレゼント交換なのだ。
「……行ったかな?」
 人混みに消えたナディーンを振り返って、アーは再び歩き出す。屋台の軒先に並べられた赤や緑のキャンドルに、ガラスの玉に模様をつけたオーナメント、編み模様の細やかなニットの帽子や靴下まで、新宿島のドイツ系住民達が持ち寄ったクリスマス雑貨はいずれも可愛らしいものばかりだ。棚の手前にあったキャンドルハウスを手に取って眺めながら、アーはさてと思案する。
(「ナディーン自身が雑貨屋さんだからなあ……」)
 何を贈れば喜んでくれるのか――頭を悩ませぶらぶらと歩いてゆくと、ややあって、陶器や木でできた人形を扱う露店が目についた。
(「……あれは……」)
 一際目を引く人形の一体に手を伸ばしかけたその時、ポケットの中のスマートフォンがぶるりと震える気配がした。

 ――数分後。
 煙る息を弾ませて、ナディーンは小走りに人混みの中を行く。こっちと手を振る天使の長身を道の向こうに見つけると、少女はほっと安堵の表情を浮かべた。自他ともに認める方向音痴の彼女にとって、同行者と別行動をするのはそれなりの冒険なのである。
「よかった、もう逢えないかと思ったよ」
「またそんな大袈裟な。プレゼントは決まったか?」
「ああ、決まった。内緒で選ぶというのは、なんだかそわそわするものだね――お前なら、何を選んでも喜んでくれるとは思ったけれど」
 冗談めかした言葉は決して冗談ではないのだが、まあ、ここは冗談ということにしておこう。クリスマスカラーの包み紙にくるんだ箱を大事に片腕に押し抱いて、ナディーンはアーの隣に並ぶ。中身は気になるところだが、プレゼント交換は最後の最後のお楽しみだ。
「方向音痴……なんだっけ? はぐれそうで不安なら、服とか手を掴んでていいぜ」
「ん。ええと……それじゃあ」
 気の利いた申し出が、正直言ってありがたい。ためらいがちに触れる手をしっかりと握り返され安心したのか、ナディーンは悪戯っぽく口角を上げた。
「自慢じゃないが、手は温かいんだよ」
「あは、ほんとだ、あったけェや」
 エスコートの御礼は、この手の温もりで。こうしてつながっていれば混み合った会場の中でも逸れることはないし、意思の疎通も取りやすい。頼もしいなと笑み零して、ナディーンは言った。
「さて、次はどこに行く?」
「次は……ごはんが気になるな。いい匂いだ」
 肉の焼けるいい匂いに、ケーキやドーナツの甘い匂い。魅惑の匂いに誘われるまま、食べてはしゃいで楽しんだなら、とっておきのプレゼントを贈り合おう。肩を並べて往く二人の鞄には、白髭のくるみ割り人形と、ヘルンフートの星を描いた硝子のキャンディポットが息を潜めて隠れている。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV5になった!
効果2【ダメージアップ】がLV8になった!

四十万・八千代
ヒュー(g04975)と
いいね、マーケットの雰囲気は暖かくて。
外の空気はとても寒いが……お嬢様、俺のジャケットの中に入らない?

クリスマスマーケットと言えばホットワインって印象があるが
本場ドイツでもそんな感じか?ヒューはドイツ出身だったよな。
ふむ、ホットビール……炭酸抜けない?

ワインに合いそうな物折角だから片っ端から食べていこう。
1人前を2人と1匹で分ければ結構な種類食べられそうじゃないか?
(※ワインに合いそうな肉料理やスープ、スイーツを希望)

よく話すようになって大体1年か。
不甲斐ないもなにも……もう本当の祖父みたいに思ってるよ。
ヒューにもお嬢様にもこれからも色々と迷惑かけるかもだが宜しくな。


ヒュー・ハルウェル
八千代様(g00584)と

えぇ、賑やかで楽しゅうございますな。
…おっと。
(お嬢様は肩から腕を伝い、スルリと八千代の胸元に滑り込んで顔を出す。幸せそうだ)
ふふ…ありがとうございます、八千代様。

そうですな、ドイツではグリューヴァインと呼ばれてこの時期の定番です。
あとはホットビールなども。あまりビールらしくはなく、飲みやすいですぞ。
素敵な提案ですな!是非。
(ワインに合うものをお任せで。好物はチーズとビール。お嬢様は何でも食べられます)

思えば昨年の冬から、八千代様と仲良くさせていただいているのですな…早いものです。
…不甲斐ない爺ですが、八千代様にとって良き存在でいられたでしょうか。
ふふ、こちらこそ。


 Prost(乾杯)の声に合わせて、ガラス製の分厚いジョッキがぶつかる音がする。テーブルを囲み、酒と食事に興じる人々は誰も彼もが屈託のない笑顔だ。
「いいね、マーケットの雰囲気は暖かくて。外の空気はとても寒いが……」
 チーズが載った薄切りのバケットを一口齧り、四十万・八千代(悪食ハッカー・g00584)が言った。対して塊のチーズを切り分けてひとかけずつバケットの上に載せながら、ヒュー・ハルウェル(猫狂いの老執事・g04975)は微笑ましげにモノクルの奥の竜眼を細める。
「実に賑やかで楽しゅうございますな。……おっと」
 かっちりと着込んだコートの肩に停まっていたスフィンクス――通称、『お嬢様』――が、ひょいとテーブルの上に舞い下りた。卓上のワインのボトルをふわふわの尻尾でひと撫でしたかと思うと、有翼の猫は八千代のジャケットの胸元に滑り込む。多分、夜が更けるに連れて冷え込む外気が堪えるのだろう――ちょこんと飛び出した猫の顔はどこかほっとしているように見える。できるだけ冷気が入り込まないよう猫の首元ぎりぎりまでファスナーを上げてやって、八千代は言った。
「クリスマスマーケットと言えばホットワインって印象があるが、本場ドイツでもそんな感じか?」
「そうですな、ドイツではグリューヴァインと呼ばれてこの時期の定番です。あとはホットビールなども……」
「ビールを? 温めて飲むのか? ……炭酸抜けない?」
「ええ、まあ抜けますが。あまりビールらしくなく、飲みやすいですぞ」
 チーズの最後の一切れをバケットに載せ終えて、ドイツ生まれのドラゴニアンはテーブルに皿を滑らせた。卓上にはパンに載せる生ハムやチーズのディップ、きのこのクリームソースをたっぷりかけた鶏肉のシュニッツェルに、小皿にあけた甘いローストアーモンド――そして赤白のワインが整然と並んでいる。誰に請われたわけでもないのについ気を回してしまうのは、執事の性のようなものなのだろうか。
「ヒューも食べろよ。俺一人で食べるんじゃないんだからさ」
 ワインに合いそうなものを片っ端から食べていこうと提案したのは八千代だが、このドラゴニアンと来たら、黙って見ていたらいつ食べ始めるのか分からない。ほら、とカトラリーを差し出せば洗練された仕草でそれを受け取って、ヒューはにこやかに頷いた。
「ありがとうございます。……では、失礼して」
 掲げたマグカップ越しに視線を合わせ、一口含めば喉を潤す酒精が心地よい。ほう、と白い息を吐いて、八千代は星の少ない空を仰いだ。
「もうそろそろ、一年になるのか」
「ええ、思えばこうして八千代様とお話をさせていただくようになったのも、昨年の冬頃からでした。月日が経つのは早いものですな」
 たった一年、されど一年。歴史と世界を巡る復讐者達の一年はあまりに濃密で、一年前のクリスマスはもう随分と遠いもののように感じられる。懐かしむような眼差しでワインの表面に映った自身を覗き込み、ヒューは自問するように言った。
「不甲斐ない爺ですが――八千代様にとって、私は良き存在でいられたでしょうか?」
「はは、不甲斐ないもなにも。……もう、本当の祖父みたいに思ってるよ」
 そう言って、青年は少しだけ照れ臭そうに笑った。何かを訴えるようににゃあにゃあと鳴く『お嬢様』に衣とソースを除いたチキンをひとかけ持たせてやり、八千代は続ける。
「ヒューにもお嬢様にも、まだまだ色々と迷惑かけるかもだが……これからも、宜しくな」
「ふふ、こちらこそ」
 年若い友人の行く末を、傍らで見守るのもまた人生の楽しみなれば。宜しくお願いしますと左胸に手を当てて、老いた竜は嬉しそうにワインのカップを傾けた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【冷気の支配者】がLV2になった!
【口福の伝道者】がLV9になった!
効果2【ロストエナジー】がLV3になった!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【FK】3名
アドリブ歓迎

夜、コートを着込んで市を巡ろう

光に輝く屋台へ目を細め
帰還した人達、どうしてるかな……と思ってた
……少し安心した
クリスマスの思い出が過れば、瞼を伏せて
……俺も懐かしい
ラズは初めてかい? 今夜は楽しもう

まずはグリューワインで身体を温めよう
レイさんはノンアルドリンクだな
二人へ湯気立つカップを手渡して
口をつければ、香りと甘みに頬が綻ぶ
……美味しい
ヴルストを一緒に頬張ろう

ラズの質問に答えつつ名物を勧め
キャラメルアーモンドやキルシュトルテはどうだい?
屋台を覗いて
ツリーや星のオーナメントを手に取る
これ素敵だ

ツリーを見上げて祈る
人々の帰還を
皆に幸福な未来が訪れますように

また来年も来よう


レイ・シャルダン
【FK】
アドリブ歓迎です。

帰還したドイツの皆さんが企画されたイベント?
故郷のクリスマスを新宿で味わえるなんて、
嬉しい様な、ちょっと寂しい様な。
ふふ、なんてね。

光が煌くクリスマスの街を歩き
完成度の高さに思わずにっこり
ラズロルさんからドイツの質問が飛べば
エジプト戦争でお世話になったお返しにと
懇切丁寧に説明を。

ヴルストを頬張りながら
2人が飲むお酒を羨ましそうに見つめ
いつかはボクもとノンアルコールのカップを傾けます。

エトヴァさんが商品を物色していたら、
気になる物でもあるのかな?と屋台を覗きます。
ボクは家型のレープクーヘンでも買おうかな?

クリスマスツリーを一緒に見上げ
また来年もこうして一緒に過ごせたら。


ラズロル・ロンド
【FK】の3人で
僕は初めてのクリスマスマーケットにワクワクが止まらない
青灰色のロングコートに手袋にブーツと寒さ対策はバッチリだ
あれなに?これなに?と質問しながら色んな出店を巡り
ススメてくれたグリューワインを飲めばふぅと白い吐息を洩らして温まる~
レイ君お酒は二十歳になってからまた3人で楽しもうね

オススメ料理を聞けば美味しそう…とお腹を鳴らし
ヴルストの焼けるいい匂い…食べたいに決まっている!
エトヴァの進める甘い物もどれも甘くて美味しい
レープクーヘンはオーナメントかと思ってたらお菓子なんだね!

ぐるっと巡りメインツリーを見上げて感嘆の声を洩らせば
ふと懐かしむ穏やかな二人の表情に
うん、また来ようと誓う


 冬風が、ヒュウと一声鋭く鳴いて吹き付ける。
 小さく身震いして、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はコートの襟元を掻き合わせた。
「今夜は随分、冷えるな」
 しかしこの冷え込みのせいだろうか? 夜の空気は澄み切って、煌めくイルミネーションをいっそう魅惑的に輝かせる。
「ラズは完全防備だな」
「へへ~寒さ対策はばっちりだよ! なんたって初めてのクリスマスマーケットだからね」
 寒さのあまりに楽しめなかったのでは、余りにも損。浮き立つ気持ちを全身に滲ませながら、ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は青灰色のロングコートと温かそうな手袋を見せ付けるように両腕を広げる。本当に温かそうですね、と微笑みを零して、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は煌びやかな屋台の並びに目を移し、言った。
「これって、帰還したドイツの皆さんが企画されたイベントなんですよね」
「ああ。皆、どうしてるかなと思っていたが……」
 輝く市の賑いからは、クリスマスを迎えた人々の喜びが伝わってくる。会場のツリーやクリスマスピラミッドなどの手作りのオブジェは決して豪華なものではないが、それでもかつて訪れたクリスマスマーケットの情景を胸に呼び覚ましてくれるようだ。
 温かな空気感に深い安堵を憶えて、エトヴァは懐かしむように瞼を閉じた。
「これで少し、安心したよ。……今夜は、思いきり楽しもう」
「だね! あ――ねえ、あれ何? あっちも気になる!」
 わくわくと声を弾ませて、ラズロルはトコトコと人混みの中へ駆け出した。走ると危ないぞと釘を刺しながらも、エトヴァは笑って後を追っていく。その隣に並んで、レイはほうと白い息をついた。
「それにしても、故郷のクリスマスを新宿で味わえるなんて……嬉しいような、ちょっと寂しいような、不思議な感じですね」
 機械化ドイツ帝国領は最終人類史に帰還を果たしたけれど、そこに暮らす人々は未だその大部分が時を停めたままだ。彼らのことを思えば、心からはしゃぐことはできないけれど――丸太小屋を模した屋台が軒を連ねる光景はまるで母国のクリスマスマーケットに帰ってきたかのようで、切なくも懐かしく、唇は自然と柔らかな笑みを刷く。ねえねえ、と二人を振り返って、ラズロルはすぐ傍の屋台のメニュー板を指差した。
「グリューワインってなに?」
 示したメニュー板の一角には、オレンジの輪切りを差した赤ワインの写真が飾られている。ああ、と懐かしそうに頷いて、レイが応じた。
「スパイスを入れて煮立たせたホットワインですね。私は飲んだことありませんけど……」
「レイさんはノンアルだな。ラズと俺は、グリューワインにしようか」
 熱いグリューワインは、寒さに冷え切った身体を内側から温めてくれる。
 白と赤のグリューワインと、葡萄ベースのキンダープンシュをそれぞれ一杯と、パンに挟んだブラートヴルストを一つずつ買って、三人は手近なテーブルに席を取った。白い湯気の立つカップに口をつけると、シナモンの香と葡萄の上品な甘さが口から鼻へ抜けてゆく。なんとも落ち着く故郷の味に瞳を細めて、エトヴァは熱く長い息を吐いた。
「……おいしい」
「ふぅ、温まる~! どれどれ、こっちは……?」
 甘く染まった唇をぺろりと舐めて、ラズロルはブラートヴルストに手を伸ばす。香辛料のがっつり効いたテューリンガーは白いパンによく合って、ひと噛みするごとにじゅわりと熱い肉汁が染み出してくる。
「うーん、おいしい! このワインにも結構合うね」
「いいなぁ……いつかはボクもご一緒したいです」
「ふふ、レイ君が二十歳になった時は、また三人で楽しもうね!」
 恨めしげにキンダープンシュを傾けるレイをまあまあと宥めて、ラズロルは上機嫌にヴルストにかぶりついた。しかしこう塩味が効いていると、甘いものも食べたくなるところだが。
「後で何かデザートも食べたいな」
「それなら、キャラメルアーモンドやキルシュトルテはどうだい?」
「何それ。なんだかは分からないけど、おいしそう!」
 尋ねるエトヴァに満面の笑みで、ラズロルは返した。大体彼が勧めてくるものが、おいしくなかった試しはないのだ。故郷の甘いお菓子のことを考えるとそれだけで幸せな気持ちになって、レイは幸せそうに眦を下げた。
「後で、あちらの屋台も覗いてみたいですね。レープクーヘンでも買おうかな?」
「レープクーヘンって、あのハート型のやつ?」
 屋台の軒先に吊るされた、カラフルなクリームやアイシングでデコレーションされたハート形の焼き菓子を指差してラズロルが尋ねる。そうですけどと頷いて、レイは続けた。
「でも、色々な形のものがあるんですよ。私は、お菓子の家になるものを買おうかと」
「へえ、あれってお菓子なんだ?」
 色々あるんだねと遠い屋台を望む青年の、異国への興味は尽きないらしい。微笑ましい好奇心にいっそう表情を和らげて、エトヴァは広場の中心へ目をやった。小さいながらも煌びやかに飾り立てられたモミノキの頂では、金色の星がきらきらと輝いている。
「また来年も、こうして一緒に過ごせたらいいですね」
「ああ。……それにその時はもっと多くの人と、この時間を共有できたらいいな」
 今はまだ時の狭間に眠る人々も――その時はきっと。
 懐かしむような眼差しの友人達を交互に見つめて、ラズロルもまたツリーの頂に目を移した。
「きっと、また来ようね」
 輝く星は今はまだ小さな光に過ぎないかもしれないけれど、彼らが歩みを止めない限り、いつかあまねく世界を照らす光に変わるはず。この夜を祝うすべての人々に、幸福な未来が訪れますように――そんな願いを掛けながら、三人はもう一度、マグカップの縁をこつんと打ち合わせた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【ダメージアップ】がLV9になった!

藤臣・明鶴 (サポート)
クリスマスか~、一年もう終わるって早いな
去年もいろんなことしてたけど、今年もなんか面白そうなことあるかな
ちょっと巡ってみよ

時先案内人がいるなら、なにしてんだ~って聞いて
モノづくりしてるなら教えてもらったり
食べて飲んでとかだったら、どれがおすすめ? って聞いたりも
思い出作りとかなら、一緒に写真とる? とか誘ってみたり

戦いばっかだと息切れしちまうから、楽しめることがある日は思いきり楽しむ!
そんでいっぱい楽しんだら、準備してくれたみんなに礼もしなきゃな
俺が案内したとこも、大勢が協力してくれたし、ほんとみんなの助けがあってこそ
だから、俺にできることはきっちりしていかねーとって改めて思う


「クリスマスか~。一年もう終わるって、早いなー」
 頭の後ろで両手を組み、藤臣・明鶴(白雷・g03329)はイルミネーションの照らす小道を行く。何か面白いものでもあればとふらり立ち寄ったクリスマスマーケットは、時間が遅いせいか少しひとけが少なく、歩きやすい。そうして当てもなくふらふらしていると、並ぶ屋台の内側に見覚えのある時先案内人を見つけた。
「よ~。なにしてんだ?」
「あ、明鶴くんこんばんは。僕はもうずっと、屋台のお手伝いだよー。はるくんはどっか行っちゃったし、カラスくんは行方不明で……」
「それ、どっちも行方不明じゃん」
 要領悪いなと笑い飛ばすと、金色の毛並みの妖狐はしゅんと肩を落として、『分かってるんだけどね』と項垂れた。
「じゃー俺もなんか食べてこ。オススメある?」
「えーっとねえ……売れ筋はこれかなあ」
 食べ歩きしやすいのがいいみたい、と、勧められたのはパンに挟んだブラートヴルスト。加えて赤葡萄のジュースに焼き林檎とシナモンを加えたキンダープンシュを受け取って、上機嫌に明鶴は言った。
「おー、ドイツっぽい!」
「ふふ、温かい内に召し上がれ! 寒いから、すぐ冷えちゃうんだ」
 まずは一口と齧りつけば、香辛料がしっかりと効いたヴルストの旨味が口いっぱいに広がっていく。うまい、と頬張る少年をにこにこと見つめて、年かさの妖狐は都心の空を見上げた。
「時々ね。まだ帰って来ない世界のことを考えると、呑気にしてていいのかなって、思っちゃうんだけど」
「うん?」
「でも――これって、必要なことなんだよね?」
 ふにゃりと眉を下げて笑う青年の言葉は、どこか自分に言い聞かせるような響きを帯びていた。ヴルストの最後のひとかけを飲み込んで少し思案し、明鶴は応じる。
「ま、いーんじゃねーの?」
 戦いに継ぐ戦いの日々では、復讐者だって息切れしてしまう。生きるために食事が必要であるのと同じで、戦い続けるためには適度な栄養補給が必要なのだ。
「楽しめることがある日は思いきり楽しむ。そんでいっぱい楽しんだら、明日からまた頑張りゃあさ」
「そうだね。……うん。きっとそうだ」
 明日からはまた、世界を取り戻すために駆け回る日々。未だ終わりの見えない戦いの中でも、今夜の記憶は心に小さな希望を灯してくれることだろう。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【操作会得】がLV2になった!

六條・真冬 (サポート)
クリスマスってワクワクするよな。
飾りも綺麗だし。ライトアップすげぇし。料理も美味い。
可愛いスイーツが多くなるのもいいよな。……っていや、別に、俺が可愛いもんや甘いもんが好きってわけじゃなくて、ほら、皆が喜んでるのがいいよな、ってだけで……ごにょごにょ……

楽しい事は参加するのも準備するのも大好きだ。
嬉しそうな人達を見てると、こっちも嬉しくなるしな。
そのためなら、率先して遊ぶし食べるし楽しむぜ。

手伝いが必要なら気軽に声をかけてくれよな。できることなら何だってやるぜ。
体力には自信あるからな。体力には。
難しい事や細かい作業はちょいと苦手だが……頼まれれば頑張るぞ。うん。

メリークリスマス。楽しい一時を。


 楽しい時間は瞬く間に過ぎ去り、やがて終わりの足音が近づいてくる。
 時計の針は午後九時を周り、行き交う人波も少し落ち着いた頃。いくらか歩きやすくなったクリスマスマーケットの会場を、六條・真冬(高校生時先案内人・g03491)は歩いていた。がらんとした広場を照らしていっそう明々と輝くイルミネーションの光は、沈みゆく陽の残照にも似ている。
「今年のクリスマスも、もう終わりかあ」
 神様の生まれた日。現代日本に生まれ育った真冬にとってそれは特別な意味を持つ日ではなかったけれど、わけもなく煌く街の風情には自然と心が浮き立った。一年前の『あの日』、世界が壊れることがなかったのなら、今頃は祖母も交えて家族でクリスマスパーティーなどを開いていただろうか?
 ――なんて、失くしたものに想い馳せても仕方ないとは分かっているけれど。
(「でも、まあ……いいんだ」)
 来た道も、帰る場所も失って立ち止まった東京のど真ん中。心細いと感じる日がなかったとは言わないけれど、それでも彼はなんとかやっている。時先案内人の仲間達もいるし、それに――彼らが歩みを止めさえしなければ。時間は掛かってもいつかきっと、失くしたものは取り返せる日が来るはずだ。
(「なんか、甘いもんでも買って帰ろうかな……」)
 シナモンの効いたレープクーヘンに、蜂蜜を絡めたアーモンドなど。異国情緒溢れるクリスマスマーケットの会場には、見慣れない甘味もたくさんある。何にしようかと迷っていると――。
「菓子が好きなのか?」
「へ?」
 突然、隣から掛かる声があった。見ればいつの間にそこに立っていたのか、忍び服の青年が一人、こちらを見つめていた。覆面のせいで表情は読めないが、特に敵意はないらしい。
 いや、と声を上擦らせて、真冬は言った。
「別に、俺が可愛いもんや甘いもんが好きってわけじゃなくて――えーと、ほら。お土産だよ。お土産」
「そうか。……家族がいるのか?」
「あー……うん。……今はまだ、逢えねえけど」
「……そうか」
 喜んでもらえるといいな、と、抑揚のない声で一言残し、忍びはふらりと去っていった。なんだったんだとその背中を見送って、真冬は手に取ったレープクーヘンの箱をまじまじと見やる。
「……土産かあ」
 いつかこの戦いの日々で得たものを、家族に、祖母に、届けることができるだろうか。見上げる空にはちらちらと、白いものが舞い始めている。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【強運の加護】がLV4になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!

瑚雛・凛櫻
【我楽多屋】4人で参加
(レリエルさんの暴走防止対策を目撃して一安心)

今年はー…バレンタインしてキャンプ行って、お祭り行ったりハロウィンしたりしたかしらね(今年の行事を思い出しながら)のろりくらりとしてる私達にしては良く遊びに行ったかもしれないわね
ハロウィンなんかてんやわんやで凄かったわよね(フフッと思い出しては笑みを浮かべ)

それにしても…クリスマスが終わると一気に年末感が出てくるのよねぇ…お掃除とかもちゃんとしなきゃ…って、リナさん!アナタもやるのよ!!それに爆竹って何!?花火はわかるけど爆竹なんてしないわよ!?(委員長感)

どうせならお餅つきとかしてお汁粉食べたいわ(太る)


リナフローリィ・エレオノール
【我楽多屋】
(イルミネーションは電球が光ってるだけって感覚だから何とも思わないし[自然派]、年末年始も関係無さそうだけどこの時期は美味しいものが沢山食べられるから好きな狐)

テンチョ、改まってどうした?(グリモアの周りをくるくる回りながらわずかに上がる口角を見て)いい顔もらったー(万歳)

それで今年は何やったっけー?
何かいっぱいオイシイの食べた気はする(無表情のまま美味しかったのもを思い出してるのか尻尾がパタパタと上下に動く)
美味しいモノは勿論食べるし、爆竹もする。掃除はガジェ子が頑張る(爆竹が何か知らないのにあたかも知ってるような口ぶりでレリエルの言葉に同意する)


レリエル・モーガン
【我楽多屋】
(ホットワインの酔いはだいぶ醒めてきました。おそらく他3名のおかげ)

ワぁ〜♪イルミネーションが綺麗でスネぇ…!
今年一年、皆デたクさン遊んダことヲ思い出シまス…

そうそうバレンタインにキャンプに…色々なことがありましたね♪
次ハ…(年末感はあまりわからない)お正月デすネ?
すっごク楽しミでスね♪
次ハ何をシまスか?花火でスか?爆竹でスか?(わくわくきらっきらの目)

お、お掃除…で…ス…か(心なしか声がトーンダウン)

しカーシ!!
そレが終わレバ、花火にお汁粉ガあルンでスね♪(悪魔合体&テンションもup)
それハ楽シミでス☆

アッ、お掃除ノ”お手伝イ”モもちロン頑張リまスよ…
マカセテクダサイ…(棒読み)


グリモア・グリモワ
【我楽多屋】
(レリエルさんのホットワインは途中でアルコールを飛ばした殆どジュースにすり替え済です)

そうですね…そういえば、私がこんなに賑やかな一年を過ごしたのは初めてのような気がします…
これも、みなさんのおかげです(無表情だが、視線は一人一人にしっかり合わせて)
本当にありがとうございます。
また来年もお誘いいただければ幸いです。

あ…いえ…改まってというか…
(無表情のまま口角少しあげてクスリと)
そうですね。改まっていうことではなかったかも

良い顔…というわけでは…(と言いつつゆらゆら揺れる尻尾を見て)
そうですね
これからもたくさん美味しいものを食べましょう

今度は意識をして(無表情ながらも)笑顔を意識


 時計の針が午後十時を周り、東京都心のクリスマスマーケットを行き交う人足もだいぶ少なくなってきた頃。次第に深く濃く変わってゆく夜の空には、ちらちらと風花が舞い始めていた。その色が、地上の灯りを反射して辺りをいっそう輝かせる。
「ワぁ~♪ イルミネーションが綺麗でスネぇ……!」
 長椅子の上、ぷらぷらと足を遊ばせて、レリエル・モーガン(ゆるふわぽややん巫女・g03811)は上機嫌に言った。膝の上に揃えた手の中では、靴下型のマグカップがまだ温かい湯気を立てている。
 その様子を戦々恐々の様子で窺って、しかしどこか拍子抜けしたように瑚雛・凛櫻(滅びの箱庭、綻びの記憶・g00518)は瞳を瞬かせた。
「あれ……レリエルさん、ちょっと落ち着いた……?」
「あのマグカップの中身、途中から、アルコールを飛ばしたジュースにすり替えてありますから……」
「いつの間に!? でもグッジョブ!」
 さらりと口にしたグリモア・グリモワ(自立型復元ユーティリティ・g03809)の言葉に、凛櫻はほっと胸を撫でおろす。あの調子でずっと騒がれていたら、会場中の注目の的になってしまうところであった。これで彼女も、ようやく少し落ち着いてレモネードを味わうことができそうだ。
 開いた両手を口許に添えて、レリエルはにこにこと振り返った。
「ソレにシても、今年一年、皆デたクさン遊ビまシタね……♪」
「何やったっけ? んー……何かいっぱい、オイシイの食べた気はする」
 あくまで無表情のまま、リナフローリィ・エレオノール(偽物ワールズエンド・g03639)は応じた。しかしその脳裏にはおいしかった物の記憶が駆け巡っているのか、狐の尾はパタパタと絶えず上下に動き続けている。
 ええと、と指折り数えながら、凛櫻が言った。
「今年はー……バレンタインして、キャンプ行って、お祭り行ったり、ハロウィンしたりしたかしらね。のらりくらりの私達にしては、よく遊びに行った方かも」
 ハロウィンなんか、てんやわんやだったけど――と口にすれば、その夜の思い出は今もありありと胸に蘇る。記憶の糸を手繰りながら、グリモアは静かに頷いた。
「そうですね。……思えば、こんなに賑やかな一年を過ごしたのは、生まれて初めてのような気がします……」
 縁も所縁もなかったはずの、最終人類史の小さな島で。ひょんなことから紡いだ絆は、今も着実に育ちつつある。友人達の一人一人にしっかりと視線を合わせて、少女はぺこりとツインテールの頭を下げた。
「これも、みなさんのおかげです。……また来年も、お誘いいただければ幸いです」
「テンチョ、……改まってどうした?」
「あ……いえ……別に、改まってというか……」
 きょとんとして首を傾げるリナフローリィに、グリモアは思わず声を上擦らせる。右から左から覗き込まれれば表情は自然と緩み、少女はほんの微かに口角を上げて応じた。
「……そう、ですね。改まって言うことでは、なかったかも」
「……ふふっ。いい顔もらったー」
 滅多に表情を動かさない彼女の笑顔は、ある意味、特別なクリスマスプレゼントだ。照れ臭さからほんのりと目元を染めるグリモアを微笑ましげに見つめて、凛櫻は言った。
「それにしても、クリスマスが終わると一気に年末感が出てくるのよねぇ。帰ったらそろそろお掃除とかもちゃんとしなくちゃ」
「お、お掃除……で……ス……か……で、でも! それが済ンだラ、お正月デすネ!」
 掃除、という気の重たいキーワードに一瞬トーンダウンしたレリエルだが、先の楽しみを思えば復活は容易い。楽しミでスね、と特徴的な抑揚で笑い、女は好奇心に輝く瞳でわくわくと続ける。
「ところデ、お正月ハ何をシまスか? おいシイものを食ベテ~次ハ花火でスか? 爆竹でスか?」
「おいしいモノは勿論食べるし、爆竹もする」
 年末年始も復讐者にはあまり関係なさそうだが、おいしいものが色々と食べられるのは悪くない。あと、と続けてリナフローリィは言った。
「それから掃除は、ガジェ子が頑張る」
「ちょっと、リナさん! 掃除はアナタもやるのよ!! それに、日本のお正月に爆竹なんてしないし!」
「アッ、お掃除ノ『お手伝イ』モもちロン頑張リまスよ……マカセテクダサイ……」
「レリエルさん、棒読み! っていうか、お手伝いじゃなくて自主的にやるの! 私だってどうせなら、お餅とかついてお汁粉食べたいわよ!」
「ツマリ、お掃除が終わレバ、花火にお汁粉ガあルンでスね♪」
 根が委員長気質なのだろうか、レリエルとリナフローリィを相手にしていると、凛櫻はいちいち忙しそうだ。しかし――。
 くす、と零れた笑い声に、三人は言い合いを止めて振り返る。するとそこには、先程よりも幾分はっきりとしたグリモアの笑顔があった。
「いいですね。……これからもたくさん、おいしいものを食べましょう」
 叶うならば来年も、その先も、きっと四人で。
 呟くように発した言葉は、白く凍てつく息と共に夜の空へ融けていく。さて新しい一年は、復讐者達にどんな景色を見せてくれるのか――不安も少しはあるけれど、今は不思議とそれが楽しみでならないのだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV10になった!
【おいしくなあれ】がLV2になった!
【勝利の凱歌】がLV6になった!
【無鍵空間】がLV2になった!
効果2【リザレクション】がLV3(最大)になった!

最終結果:成功

完成日2022年12月25日

最終人類史のクリスマス2022

 ディアボロスが獣神王朝エジプト奪還戦に勝利したことで、新宿島をはじめ、最終人類史の人々は大きく盛り上がっています。
 奪還した地域の人々の『帰還』は、すぐには行えませんが、アフリカ大陸の北半分という広大な地域の奪還は、人々に「地球の全ての大地の奪還」が夢物語でないと改めて期待させるのに相応しい成果だったのでしょう。
 更に、『地獄変』と『ラムセスの黄金アンク』というクロノ・オブジェクトの効果で新宿島が守られた事も、人々の熱狂に拍車をかけています。

 この人々の熱狂に応える為、時先案内人達が様々なクリスマスパーティを企画しています。
 様々な趣向をこらしたクリスマスパーティに参加して、素晴らしい聖夜を過ごしましょう。
 最終人類史の住民達は、時先案内人と共に、ディアボロスを楽しませる為のパーティの準備を手伝ってくれています。
 彼らは自分が楽しむのでは無く、ディアボロスを楽しませる事を希望してくれましたので、彼らの心意気を無駄にしないように、全力で楽しみましょう。

 その上で、新宿島の人達を楽しませる余興をするのも良いかもしれません。

※地獄変について
 今回のクリスマスイベントでは、奪還戦で使い切った地獄変のエネルギーの補充を実験的に行います。
 ハロウィンで『鬼や妖怪、お化けなどが根底にある、多くの人々に希望や喜びの感情を抱かせるイベント』であれば、地獄変にエネルギーを充填する事が出来る事が判明しています。
 クリスマスは、上記の条件に完全に当てはまってはいませんが『夜空をソリで移動してプレゼントを配るサンタクロース』は(由来は聖人ですが)広義で考えれば妖怪のたぐいと言えなくもないので、ハロウィン程の効果は無いとしても、ある程度のエネルギーの補充は期待できるかもしれません。

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#最終人類史(新宿島)
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#最終人類史のクリスマス2022
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#クリスマス2022


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選択肢『新宿島のクリスマス』のルール

 新宿島で行われるクリスマスパーティーに参加します。
 時先案内人と新宿島の人々が、ディアボロスへの感謝を込めて、いろいろ準備してくれたようですので、思いっきり楽しみましょう。

 開催されるクリスマスパーティーの内容などは、オープニングの情報を確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『クリスマス・クライマックス!』のルール

 楽しかった新宿島のクリスマスパーティが、クライマックスを迎えます。

 クリスマスパーティを締めくくる挨拶やイベント等を行って、パーティを締めくくりましょう!
 最後に、ディアボロスからパーティの準備をしてくれた新宿島の人々に感謝を込めたイベントなどを行っても良いかもしれませんね。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。
 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。