狼顧潜みし媚城の邂逅(作者 紅葉茉莉
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#大戦乱群蟲三国志  #司馬懿の居城『媚城』へ  #司馬懿  #媚城 

 長安へと誘い出され、ディアボロスの襲撃を受けつつもなんとかそれを退け撤退を果たした司馬懿。
 だがそれで終わりではなく、次なる一手を打つべく配下の蟲将達と情報を纏め方針を固めていた。
「誘い出されし先の戦を顧みるに、長安は既にディアボロスの制圧下にあると考えて間違いあるまい。とすれば……長安の戦力が完全に滅ぼされていなかったとしても、有機的な連携は恐らく不可能」
「では、皇城の方は?」
 長安の状況を冷静に見抜き、戦力低下を如何にして挽回すべきか。
 此方の手が及ばぬとはいえ重要拠点、ならばこのまま陥落するのを待つわけにはいかないと配下が問えば、黒顎扇を撫でながら司馬懿が答える。
「其方も同様に勢力下であろう。しかし完全に制圧はされておらぬと見て良さそうだ。ならば……ディアボロスが、媚城の戦力を放置して、皇城の完全制圧を行うのであれば、再び、好機が訪れる。まずは、敵の出方を伺うとするぞ」
 ディアボロスの動き、それに対応する形で戦力を動かすと自軍の方針を決定、守りを固めつつ周辺地域の情報収集を強化せよと下す司馬懿。
 その指示の下、多くの蟲将が命令を遂行せんと走り出した中、少数の配下を呼び止めて。
「ディアボロスの語っていた呉の脱落、そして魏の苦境。更には我らの後退。この機に諸葛亮が動くかもしれぬ。警戒は怠るなよ?」
 目先の脅威だけでなく、蜀の動きも探る必要を忘れるなと警戒心を滲ませて、偵察部隊を各地へ派遣するのであった。

 新宿駅グランドターミナル、数多のパラドクストレインが行き交う中で、ミレー・マリエット(サキュバスのガジェッティア・g03547)が一同を出迎えたのはその時で。
「はいどうもーっ、長安での戦い、お疲れ様でした。司馬懿の暗殺はできませんでしたし、本拠地である媚城に撤退はされちゃいましたけど情報を引き出せはしました。
 それに、引き篭もってくれるのなら長安に出張ってくる事もないでしょうし制圧作戦の障害はなくなりましたので、次なる作戦のご案内ですよ」
 標的を討てはしなかったが、確実に戦局は動いている。
 となれば、この流れに乗って次なる一手を打つ為の作戦がこれであり……攻略旅団の提案に従い、媚城の調査を実行する事になったのだ。
「このまま引き篭もってる拠点を攻める、というのは状況がわからない以上、少し不安がありまして。内情調査というやつです。
 方法としては二つありまして、一つは真正面から堂々と、ディアボロスからの使節団だと装って接近、向こうから城門を開いてもらって内部に入れてもらうか。
 奇襲の常道、夜討ち朝駆けって事で、夜の闇に紛れて城壁を乗り越えて突入しちゃう作戦ですね」
 使節団として向かうのか、力ずくで内部を探るのか。
 双方、相手の出方を伺うという点では同じであるが作戦の性質上、わかる情報が大きく異なる事は確かであり、また突入作戦では相手も警戒しているであろう事は明白。
 媚城内部への潜入は出来ないと考えつつも、城門攻撃に対しどの程度の軍勢が対応に動くかを知る事で、今後の作戦の参考にするという事だ。

「調査手段は二つある、といいましたけど、先ずは使節団として城に向かう方法を試して下さい。
 流石に夜中、奇襲を仕掛けてきた相手が次の日に使節団として来ました、なんて言っても追い返されちゃいますからね。
 とりあえず流れとしては、少人数で正面から近づくと司馬懿なら攻撃を仕掛けず様子を見てきます。そこで! 使節団としてきました、って形で口上を述べればオッケーです。
 司馬懿がディアボロスとお話したい、って思えば向こうから城門を空けてくれるでしょうし、コイツはだめだ、って思われれば門前払い、攻撃してきますんですぐに逃げちゃってください。
 用心深い性格ですので、罠を警戒して追ってはこない筈ですから」
 使節団として向かう以上、あまりに無礼であったり意味不明な言動では、ディアボロスを評価する相手とはいえ話を聞く気は無くなるという事。
 だが逆に言えば、興味を持たせることが出来れば司馬懿と確実に対談を行えるということであり、落ち着いた環境下でディアボロスの要求や伝達事項を伝えることが可能となる。
 その情報から相手が何らかの動きをするのなら……此方はそれに対し動きを決めることも可能となる、いわば後出しで戦略が練れるチャンスも生まれるという物。
「あ、でも今回は此方からの使節団、って形ですので、質疑応答とかは受け入れられないと思った方がいいですね、あくまで営業に行ってプレゼンテーションするようなものですから。
 それと、流石に使節団を受け入れて攻撃、なんて無粋な真似はしませんでしょうし、話が終われば堂々と門を通って帰ってこれます」
 対話を行う場合の流れを説明し一呼吸、そして次なる手としての奇襲についても語るミレー。
「門前払いをうけちゃったら、夜までまってから突撃です。
 城壁の各所には見張り台が立っていますが、誰かがちょーっと見つかれば、兵士が殺到してきます。
 なのでその隙にこそっと別の人が城壁を乗り越えちゃって、中でドンパチやれば次の兵士が、って感じで動きを探れると思います。あ、でもでも、敵の拠点の真っ只中なので撤退する事は忘れないでくださいね?」
 警戒心の高い相手、その内部に突入する強行偵察、得られる情報は少ないものの、敵戦力を測れれば次の作戦に繋げる事は出来るだろう。

「呉が倒れた分、魏と蜀に合わせて司馬懿への対応もできるようになってます。つまり、この調査結果次第では媚城攻略作戦、なーんて展開もありえます。
 勿論、長安皇城の探索や、兵馬俑の攻略、或いは、蜀や魏への攻略を強化するといった方針もありえるので、方針については、攻略旅団でも話し合ってもらえれば、と思います」
 そう言ってミレーは説明を終了、如何なる結果が待ち受けるか予想不可能ではある司馬懿の居城、媚城へとディアボロスを案内するのであった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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POW  鋭蜂毒槍突

技能:精神集中/偵察/毒使い (各12LV)

「えいほうどくやりづき」。槍の穂先に強力な毒を帯びさせ、敵を一瞬のうちに貫きます。
(元パラドクス:一射絶命)

SPD  潜蜂埋伏刺

技能:ダッシュ/不意打ち/忍び足 (各12LV)

「せんぽうまいどくし」。体の色を変えることで、敵に気付かれぬように近付き、強烈な一撃を加えます。
(元パラドクス:サドンアーミー)

WIZ  蜂翅業炎法

技能:火炎使い/情熱/料理 (各12LV)

「ほうしごうえんほう」。翅を超高速で擦り合わせることで高熱の炎を生じさせ、敵に放ちます。
(元パラドクス:大火炎調理法)

特殊ルール この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。
👑7


POW  糸繰傀儡

技能:ハッキング/情報収集/早業 (各15LV)

「いとくりくぐつ」強靭なほぼ見えない細い糸を頭を中心に巻きつけて敵に巻きつけて、まるでハッキングするかのように相手の全て支配し意のままに操る。なお糸が切れれば支配は解ける。
(元パラドクス:イグジストハッキング)

SPD  兵貴神速

技能:看破/臨機応変/発明 (各15LV)

「へいきしんそく」相手の攻撃方法等を見抜き、最適な兵団や攻城兵器等を召喚し攻撃して郭嘉の勝利で迅速に戦闘を終わらせようとする。また状況に応じて臨機応変に兵団や攻城兵器を即座に改良改造強化して対応する。
(元パラドクス:アナライズアタック)

WIZ  謀臣の先見

技能:観察/伝承知識/看破 (各15LV)

「ぼうしんのせんけん」怪しく輝いた瞳で視た相手の行動を先読みし、それを見こうしての有利な幻影の魏兵を召喚又は有利な属性の魔弾を打ったり人体をも簡単に切断できる強度の糸を繰り出して対処する。
(元パラドクス:伝承戦術)

特殊ルール 【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。
👑11

●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【ダメージアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

紅葉茉莉
 こんにちは、紅葉茉莉です。

 今回は大戦乱群蟲三国志、狼顧軍師・司馬懿の居城である媚城の調査シナリオをご案内します。

 オープニングでも説明している通り、調査は二段構えの形で調査。
 最初は使節団という事を示し、司馬懿に目通りを願う事で内部に潜入、対談を経て調査を行う方法。

 二つ目は、対談が不可能だった場合、夜陰に紛れて力ずくで攻撃、相手の戦力や出方を伺うという形です。

 司馬懿はディアボロスを警戒し、そしてそれ以上に評価もしていますので対話をする意思があることを示せば比較的容易に応じてくれます。
 ただし使節団として対話を行う以上、此方からの要求や意思表示になりますので司馬懿と質疑応答というのは難しいでしょう。
 あくまでプレゼンテーション、伝達事項や要求を語る形になります。
 なお、対談が実行されれば安全に帰還できます。

 何らかの形で交渉が不可能になった場合は、夜陰に紛れての奇襲作戦を行う形になります。
 見張り台がある事を逆に利用、あえて誰かが見つかって目を引き付けた隙に突入、防衛部隊と交戦し、前線の指揮官である亜ヴァタール級を倒すと同時に撤退します。
 どの程度の戦力が、どういった動きをするのかを見極める戦い、しかし得られる情報は少ない事が予想されます。

 情報としては以上となります。
 今現在、判明している情報は少ない状況、しかしこの調査でまた何かが大きく動く可能性もあります。
 如何なる展開を見せるかはわかりませんが、今後の方針を決める上での一助になれば幸いです。

 では、ここまで長文を読んで頂きありがとうございました。
 ご縁がありましたら、よろしくお願いします。
32

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


守都・幸児
逃がさねえぞ、司馬懿
…って気持ちは今は胸に仕舞っとく
そのためにも情報を得ねえとだしな

わかりやすく両腕を上げ
武器と敵意がねえことを表しながら正面から近付くぞ
俺たちはディアボロスの使節団として司馬懿へ言葉を伝えにやってきた
武器も戦意もない
と【大声】で門を守る兵たちに伝えるぞ
俺は一度、長安で司馬懿とその護衛に倒された
俺を叩きのめした兵もここにはいるはずだ
俺の武器も技も、手の内は全て先の戦いで知られているだろう
その俺がこうして隠れず武器を持たず姿を晒していることが、戦意のない使節である証左
そう堂々と伝えてやろう
仲間の言動と矛盾が出ねえように気をつける

門前払いされた場合は、仲間を守りながらすぐ撤退するぞ


 数多の蟲将が守る媚城、見張り台から周囲を警戒していた一人の蟲将が異変に気づいたのはその時で。
 遠方から此方に近づく幾つかの人影を視認、臨戦態勢を整えていたのであった。
 しかしその変化も想定内、近づく者、ディアボロスの一人である守都・幸児(祥雲・g03876)が大声を張り上げる。
「俺たちはディアボロスの使節団として司馬懿へ言葉を伝えにやってきた。武器も戦意もない!」
 両腕を上に上げ、そして手には何も持たず。
 戦意も武器もない事を分かりやすく示しつつ、司馬懿を逃さぬという強い意思は心の奥底に仕舞い込み。
 突然の来訪、それにどう対応すべきか逡巡する者や上官に問おうと走り出した者に聞こえるように、再び大声で宣言する。
「俺は一度、長安で司馬懿とその護衛に倒された! 俺を叩きのめした兵もここにはいるはずだ!
 俺の武器も技も、手の内は全て先の戦いで知られているだろう、その俺がこうして隠れず武器を持たず姿を晒していることが、戦意のない使節である証左!」
 自分が倒された苦い思い出、それを隠す事無く叫びつつ。
 だからこそ真正面から堂々と、武器も持たずに来たことが会話を望んでいる事の何よりの証であると語る幸児。
 この宣言からどうなるか、注意深く兵士の、そして城の様子を伺って、相手の出方を探る彼ではあったが、媚城の兵士達も警護の関係上、様子を見るというのは同じ立場であったのだろう。
 ある者は走り出し、指揮官に状況を報告し。
 またある者は武器を構え、攻撃命令が下れば即座に仕掛けられるようにと鋭き視線をディアボロス達に向けていた。
 暫しの静寂、しかし互いに睨み合うだけでは事態は動かぬ。
「戦意無き事はわかった、そこで待て! 此方から使いを出そう」
 城壁の上から声が響けば、同時に数名の蟲将が飛び降りて、武器を構えつつ歩き出す。
 万一、これがディアボロスの策ならば戦力を見極める、いわば斥候としての役割も持たされた兵士がより詳しく話を聞くとディアボロスに近づいて来たのであった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!

喩・嘉
俺はいつも通りの装い、堂々とした態度で行こう
変に謙る必要もない



先の戦いでは、その命刈り取る一歩手前まで、刃は迫った
俺たちの実力は既にわかっていることだろうと思う
だが、今日はディアボロスの使節団としてやってきた
それは、こちらも司馬懿の実力を目の当たりにした結果の行動である
俺は軍師の喩嘉だ

今日は
俺たちの目指していることの情報を話すつもりだ
それに付随して、そちらの軍勢にしてもらいたいことの要望を伝えるためにやってきた
先の戦いで司馬懿から聞いた話を踏まえ、
この要望が、司馬懿にとって不都合にはならないものであると俺は考えている
ぜひ受け入れてもらいたい


八百陣・葵漆
さて、前回の作戦で見た通り、司馬懿の知謀は恐るべし
さりとて、座して待ったところで何も進展しない
警戒されるのは当たり前として、使節団として交渉を試みてみようか

軍師として正装をして、媚城を訪問するよ

先の長安ではご無礼を
戦場のこととしてご容赦願いたい
見事にこちらの狙いを看破せしめたその叡智
戦の相手とはしたくないと
今回は交渉に参った次第でございます

戦況が大きく動くこのディヴィジョンにて
情報交換はそちらも必要でしょう
どうぞ門を開け、使節の我らを迎えてはいただけないでしょうか?

本心はともかく
内部への侵入したいからね

一応失敗した時のために
周囲は観察して見える範囲で強行偵察のための情報収集はしておこうかな


冰室・冷桜
見せ札ってーのもありますしね
警戒させて動きを抑えるついでに情報を抜けるなら、やっておいて損はないでしょ

……とりあえず、両手を上げて戦意はありませんポーズで門の方へ
止められたりしたら一旦そこで止まって、声を掛けましょう
こちらはディアボロスの使節団でっす
司馬懿殿にお取次ぎをお願いしまーす
先の戦場のお話では、まだまだお互い知りたい知らないことだけってーのは分かったかと思いますので
交渉も戦いもお互いのことを知ってからの方がより有益なものになると思う次第でして
ここらで一つ、戦場外でお互いに腰を据えてじっくりお話しませんーかってーことですわ


 近づく兵士、それにまず声をかけたのは両手を上げて戦意が無い事を再びアピールする冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)であった。
「改めまして、こちらはディアボロスの使節団でっす。司馬懿殿にお取次ぎをお願いしまーす」
 あくまで使節団、攻めて来た訳ではないと語る彼女を前にして警戒を続ける兵士。
 しかし武器も持たず、手も上げたままの状態、となれば本当に使節として来た可能性もあるわけで。
「わかった、話を聞こう。手を上げたままではなんだろうから、下ろして用件を述べよ」
「それはですね。先の戦場のお話では、まだまだお互い知りたい知らないことだけってーのは分かったかと思いますので。
 交渉も戦いもお互いのことを知ってからの方がより有益なものになると思う次第でして」
 警戒を解かず、されど用件を上官へ、つまりは司馬懿にまで上げるために話を聞く姿勢を見せた兵士。
 それに対し、前回の戦い。長安へと誘い出し、その首を狙った際に互いに言葉を交わし、情報を交換し合ったようなもの。
 だが双方共に、まだまだ知らぬ情報が多い。今後の戦略を考える上でも知識を、情報を得る事が有益だろうと冷桜は説いていたのであった。
「ってことで、ここらで一つ、戦場外でお互いに腰を据えてじっくりお話しませんーかってーことですわ」
 先の戦いでは戦場、故に時間も限られていた。
 だが今、ここではそういった制限も少ない、故に落ち着いて対話ができる、その提案だと語る冷桜。
 その言葉を聞き、一人の兵士が先んじて上官へと伝えるように戻る中、別の兵が他のディアボロスにも話をするように促して。
「では僕が。先の長安ではご無礼を、戦場のこととしてご容赦願いたい。
 見事にこちらの狙いを看破せしめたその叡智、戦の相手とはしたくないと今回は交渉に参った次第でございます」
 正装の襟元正し、相手を賞賛する形で語り始めるは八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)
 彼女もまた、長安での戦いに参戦したディアボロスであり、その情報を伝えられた者であれば司馬懿に一撃、痛烈な打撃を与える切欠を作った者である事がわかるだろう。
 その隣に立つ喩・嘉(瑞鳳・g01517)が口を開いたのは、その直後。
「先の戦いでは、その命刈り取る一歩手前まで、刃は迫った。俺たちの実力は既にわかっていることだろうと思う。だが、今日はディアボロスの使節団としてやってきた」
 相手への賞賛が終われば、次は自分達の実力がどれだけだったか、それを明確にする番とばかりに彼は語り、更に言葉を続けていく。
「それは、こちらも司馬懿の実力を目の当たりにした結果の行動である。俺は軍師の喩嘉だ」
 後方にて策を練る、そんな存在でもある軍師が直接交渉に来たのだと言葉を続け、隣に立つ葵漆もまた同じ立場、文官であるように装って。
「戦況が大きく動くこのディヴィジョンにて情報交換はそちらも必要でしょう。どうぞ門を開け、使節の我らを迎えてはいただけないでしょうか?」
「今日は俺たちの目指していることの情報を話すつもりだ。それに付随して、そちらの軍勢にしてもらいたいことの要望を伝えるためにやってきた。
 先の戦いで司馬懿から聞いた話を踏まえ、この要望が、司馬懿にとって不都合にはならないものであると俺は考えている。ぜひ受け入れてもらいたい」
 礼節以上に、少々遜ったかのような印象も与える言葉を語る葵漆と逆にそういったものを一切感じさせず、泰然自若といった様子の喩嘉。
 態度の違う二人の様子、されどそれが逆に軍務担当と政務担当が揃って使節団として来た、といった印象を感じさせたのか。
 現場と事務所、いわば立場の違いから相手への態度の違い、それが生じている、即ちいざ交渉となった際に有利に働くのでは、と思われたのだろう。
「あいわかった、一先ずその話、持ち帰らせていただく。暫し待たれい」
 二人ほどの兵士を残し、蟲将が急ぎ城壁へと走り去り、そして指揮官へ、更には司馬懿にまで話を通していく様を眺めつつ、待たされた面々が言葉を交わしていた。
「ちょっと堂々としすぎじゃない?」
「かといって、変に謙る必要もないだろう」
 態度の違い、それが今回は兵士に状況を誤認させディアボロスの思惑通りに事が進む形に繋がった葵漆と喩嘉。
 見張りに残った兵士に聞こえぬように、そしてこの申し出がどういった形になるか媚城の城壁を見つめつつ。
「ま、見せ札ってーのもありますしね。警戒させて動きを抑えるついでに情報を抜けるなら、やっておいて損はないでしょ」
 二人にこっそり、耳打ちするよう冷桜が告げれば、司馬懿の知謀は恐るべし、故に座して待つのではなく此度の仕掛けが重要と葵漆が同意するように頷きながら、見える範囲で城の防壁、規模、人員がどの程度かを見つめていた。


 同刻、城内ではディアボロスに派遣し、意見を持ち帰ってきたトループス級からの報告を受け、アヴァタール級が、そして司馬懿にまで全ての情報が上げられて。
 如何なる対応を行うか、最終判断が待たれていた。
「どうされます? 周囲に兵力を潜ませている様子はなさそうですが、罠の可能性も……」
 慎重な対応を進言する者、その意見を遮るように黒顎扇を振るい、黙らせるは司馬懿。
 最終判断が下されるとアヴァタール級が口を噤めば、これが決定事項だと告げるように司馬懿が口を開いていた。
「罠の可能性もあろう、だが先の戦いで見せたあの力、そして数多の情報。
 まるで高みから俯瞰するかのように、情報を得ていた面々がそれでも尚、会談を求める。
 出方を見たかったがディアボロス側から動いて来たのは相手側も何か思惑があるのだろう……これは此方にとっても好機、受け入れその真意を見極めるとするぞ」
 下された判断、それは司馬懿が直接会談に臨み、ディアボロス側の意図を探るという決定。
 方針は決まったと黒顎扇が振るわれれば、数多の兵が走り出しディアボロスを受け入れ会談を行う為に行動を開始する。
 暫しの後、城壁より投げかけられたのは兵士による、使節団を受け入れるとの返答で。
 鈍く重たい音と共に城門が開かれて、ディアボロス達は媚城の中へ歩を進めるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

 城内へと招き入れられた一行は、多くの蟲将と共に城内を進んでいた。
 外部から見えた数多の見張り台だけでなく、内部にも多数の蟲将が待機しているのだろう。
 一度命を落としかけた司馬懿、そして慎重で狡猾な性格故にかなりの守りを固めている事が見て取れたのだ。
 恐らく、無為無策の正面突破では司馬懿に刃を届けるのは困難。騒動を察し即座に護衛を引きつれ城から逃げ出しそうだと感じつつ、会談の場と定められた広間へと案内されたのだ。
「会場は此方で。司馬懿様がお待ちです」
 そう言って兵士が扉へと手をかけて。
 ディアボロスが扉の向こう、一体どういった様子で司馬懿が待つかと見つめる中、鈍き音を響かせ扉が開かれたのだった。
「ようこそ、ディアボロスの諸君。随分と待たせてしまって申し訳ないな。そして使節団が来たならば相応に、饗宴でも開くのが礼儀であろうが急な事でね、そういった準備が出来ていないのはご容赦願いたい」
 開かれた扉の先、そこには多くの蟲将に混じって自分もカサカサと動き、慌てて準備をするかのように椅子を並べる司馬懿の姿。
 ほんの一瞬、扉が開かれた時だけ視線を向けて、また何事も無かったかのように会談の準備をしつつ、更に言葉を紡いでいた。
「先の戦いではお見事、あと僅かでも差異あらば我の首も危なかった。その武威、そして情報を得る力は恐るべきもの。だがそんな諸君らが会談を望むとは……我としても実に興味深い」
 ほぼ準備が終わったのか、忙しなく動いていた蟲将と共に司馬懿も動きを止める。
 そこには、向かい合う形で綺麗に椅子が並べられていたのだが……隣り合う椅子との距離が2メートルほどの状態であり。
「おっと失礼、我々の感覚で配置してしまったようだ。横に張り出したような体の者もいるのでね、君達にとっては離れすぎていたか……それに。
 耳打ちで何か相談するのなら、もっと近い方が良かっただろうし……な?」
 ぐるりと首だけを後ろに向けて、頭部の顎を動かして。
 対談と見せて何らかの企みあらば、この眼が見逃さぬとばかりに怪しく二つの複眼が輝いて。
 ディアボロス側の椅子、隣り合う距離を縮めるように配下へと命令しながら自身は対面、自分の体に合わせて加工した奇妙な形状の椅子へと座りディアボロスにも椅子を勧める。
 城主自ら会談の場、その設営に手を出して。そして気さくにディアボロスにも話しかけてきた司馬懿。
 一見すればその意図がわからず困惑してしまいそうな状況であったが、これも策の内なのか。
 隙があるように見えた姿、されど最後に見せたのは策略あらば看破せんとする恐るべき軍師の顔、それは会談前からディアボロスを揺さぶっているかのようで。
 双方の思惑が溶け合う中、ディアボロスと司馬懿の会談が始まろうとしていた。
喩・嘉
設定は
「俺たちは他ディヴィジョンよりやってきた
三国志に強い断片の王が生まれるのであれば、自分達のディヴィジョンを委ね合併させる気がある
三国志にどれほどの実力があるのか確かめている」
でいく

だが、真実味を増させるため、設定は隠す方向で
嘘の二段構えだ
話の流れに応じて情報は小出しに

「要望は、司馬懿が蜀との戦いに参戦すること
理由は、俺たちの目的が、三国志における情報の収集だからだ
俺たちは蜀の戦力を図りかねている
故に、実力を知る司馬懿が蜀との交戦を行うことで情報を得たいと思っている」
などと話す

城内、敵兵を観察
可能なら
「場所を把握したい、地図はあるか?」
などと言って、兵が物を取りに行く様子も見られたら


守都・幸児
俺は嘘をつくのは得意じゃねえ…だから
嘘に本当を織り交ぜる

俺は喩嘉の隠してる「設定」を裏付けるために
『自分達のディヴィジョンを合併させることに内心不満を持っている』
ふりをする
実際そんなことさせられねえしな
だから皆が話している間、なんとなく不満そうな表情を隠すように
ちらちらと皆の方を睨むように見る
実際には皆の方を見てるように見せかけてその向こうを見て
周囲の様子を見て少しでも敵戦力や規模を確認しておくぞ

主な発言は皆に任せ
俺自身からは話さない
だがもし司馬懿から話をふられたら
「…俺の意見は皆と同じだ」
って少し不満そうに言っておく
まるで自分の意志を押し殺してでも合併に合意しなくちゃならねえ立場かのようにな


八百陣・葵漆
情報収集優先、提案は可能性を探るくらいかな

七曜の戦いの迫る中、このディヴィジョンの統一はお互い急ぎたいところでしょう
我らと合わせて、蜀に攻め込むというのは如何か?
我らが雌雄を決するのはその後で構わないでしょう

ここから
七曜の戦いについて
断片の王が定まっていないことについて
共闘の可能性
その辺りの反応や情報収集出来るといいかな

各自の方針の違いに突っ込まれたり、不信感を持たれたら
「よくぞ見破られた!」
とか言って、試してたことにしてなるべく交渉を長引かせるよ

司馬懿の前では使節に徹するけど
移動中は周囲に目を光らせて防衛体制の確認
自作の絡繰り(『万全の備え』『アイテムポケット』)で映像も録画しておこう


八栄・玄才
暗殺戦に続く第二回戦、交渉という名の知恵比べ対決だ
今度は負けねぇぞ

よう、司馬懿
オレ等は特に何もなけりゃー魏を追い詰めつつ蜀も同時に攻めるつもりだ
呉を打ち倒して、その分の戦力を割けるからな

だが、それはお前等としても面白くねぇんじゃねぇか?
劉備か曹操が断片の王になった時、勝った国も疲弊してたら『七曜の戦』に挑むのもキツいだろ?

だから、それ以外の道をおたくから提案してくれないか?
それかオレの仲間達の提案を呑むかな

司馬懿が、蜀を攻められても構わないと言うなら、媚城も含めた三国以外の温存兵力に自信があるってことだろう
何かに提案してくるなら、それはそれで司馬懿の思惑が見えてくるハズ
見抜いてやるぜ、司馬懿!


冰室・冷桜
いえいえ、お気になさらず
突然の訪問にも関わらず、司馬懿殿自ら準備までして頂き、ありがとうございます
単刀直入に私からは二つ

一つ目は私たちが攻めこめそうな他のディビジョンをご存じない?
断片の王が不在だというのに呉は落ちても土地は奪えず、他の侵入者も現れない……何やら仕込みがある様子
こちらとしては、攻めあぐねている三国志より他の地を優先するのも吝かではありません

そして、二つ目
司馬懿殿は七曜の戦いをどうお考えで?
勝者が世界を統一する……なんて素直に考えるにはあまりにも怪しい
七曜の戦のその先……それに備えるために三国志と七曜の戦いにおいて同盟を結ぶというのはどうかと私は考えている次第
如何でしょう?


百鬼・運命
アドリブ絡み歓迎

復讐者は別のディヴィジョンから来たって設定で行くなら、それを補強する形で自分達は未来のディヴィジョンからやってきたと話を盛ろう

先日の戦いで「まるで、このディヴィジョンを高みから俯瞰するかの如き言いようではないか」と言っていた司馬懿なら此方の発言の信憑性が増すだろう

まあ本当の目的は、復讐者がなぜ三国志ディヴィジョンを俯瞰したように見る事が出来るかをミスリードして、時先案内人の存在を隠蔽する事なのだけど

さてと後は個人的な本命。刻逆とその術者について知らないか聞いてみよう
俺が司馬懿なら…もし七曜の戦に勝ち残っても、再使用されたら水の泡となりかねない刻逆を警戒しないわけがないからなあ


 向かい合う司馬懿とディアボロス。
 先に見せた姿から何を考えているか読めぬ相手を前にして、冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)が口を開いた。
「いえいえ、お気になさらず。突然の訪問にも関わらず、司馬懿殿自ら準備までして頂き、ありがとうございます」
 相手の出方に対し、此方も社交辞令的に礼を述べ。
 対談の流れを自分達が握らんと、その機会を伺うように当たり障りのない話で応じるが司馬懿の様子に変化は無い。
 ならばもっと強力に揺さぶりをかけるとばかりに八栄・玄才(井の中の雷魔・g00563)が不敵に笑い、自分達の力を誇示するかのような口調で話し始めた。
「よう、司馬懿。オレ等は特に何もなけりゃー魏を追い詰めつつ蜀も同時に攻めるつもりだ。呉を打ち倒して、その分の戦力を割けるからな」
「ほぅ……それ程の余力があると」
 あえて手の内を曝け出すように語る玄才。それは実戦で後れを取ったのならば、二回戦となる知恵比べでは負けぬという意気込みの現われで。
 その顔をじっくりと眺めるように、複眼を光らせ次の言葉を待つ司馬懿。
 両者に緊張が走る中、玄才は言葉を続ける。
「だが、それはお前等としても面白くねぇんじゃねぇか? 劉備か曹操が断片の王になった時、勝った国も疲弊してたら『七曜の戦』に挑むのもキツいだろ?
 だから、それ以外の道をおたくから提案してくれないか? それかオレの仲間達の提案を呑むかな」
 断片の王が生まれたとて、戦力をディアボロスにすり減らされた状況となればそれはそれで都合が悪かろう。
 ならばそうならぬために何かしらの譲歩案となる物を出す、或いは此方の提案を呑む事と引き換えに、国力の疲弊を避ける道があると語り反応を見る。
 呉が滅んだ中、更に魏が追い詰められ蜀も攻められ戦力が減る事を容認するなら、この城以外にも多数の戦力があるという自信の表れ。
 逆に何か提案するなら、それは思惑あり、即ち裏を読む好機と踏んで出方を伺う玄才だが。
「急に提案せよ、と言われれば。状況判断の時が足りぬな。先に其方の案を聞こう」
 その考えを読んだのか、はたまた真意からか、自分からは提案せずにディアボロス側の案を聞きたいと申し出る司馬懿。
 思惑が見えぬがその裏の何かを察してやると玄才が目を光らす中、冷桜が再び口を開いた。
「では私から単刀直入に二つ。一つ目は私たちが攻めこめそうな他のディヴィジョンをご存じない?
 断片の王が不在だというのに呉は落ちても土地は奪えず、他の侵入者も現れない……何やら仕込みがある様子。こちらとしては、攻めあぐねている三国志より他の地を優先するのも吝かではありません」
 唐突に、別ディビジョンを攻める気がある、即ちその間には三国志には然程力を入れぬとも取れる発言を。
 黙って発言を聞いていた司馬懿が、もう一つは何だと促すように黒顎扇を動かせば冷桜が更に言葉を続けていく。
「では二つ目、司馬懿殿は七曜の戦いをどうお考えで? 勝者が世界を統一する……なんて素直に考えるにはあまりにも怪しい。
 七曜の戦のその先……それに備えるために三国志と七曜の戦いにおいて同盟を結ぶというのはどうかと私は考えている次第。如何でしょう?」
 語る二つの内容、それは局地的な戦いに限定したものではなく、より大局的な視点から見た提案。
 その案を黙って聞きつつ、黒顎扇をぱたり、ぱたりと思案するように動かし司馬懿は返答を口にする。
「別ディヴィジョンを教えろとは妙な事を。我らの立場が逆ならば……仮に知っていたとて、攻め寄せる者が利する様に別の戦域を教えるかね?
 他の地を優先すという言葉も本当かわからぬ中、要求を呑むとでも考えていたならばあまりに浅はかであろう」
 相手の立場から見ればその提案はあまりに荒唐無稽だと切って捨てる司馬懿だが、そもそも交渉は形だけでよいという此度の会談。
 荒唐無稽、されど形式上はそれらしければよく、その上で何か情報を引き出せればと考えていた冷桜としてはある意味想定内であったのだろうが、それ以上に収穫となる言葉は次に放たれていた。
「そして断片の王が不在とは異な事を。我ら断片の王は七曜の戦いの直前に現れるのだ。断片の王出現と同時に振るわれる圧倒的な力により、七曜の戦いに勝利し、大戦乱群蟲三国志は世界の覇者と為るのであるから、な」
 思わぬ情報から思考を巡らす冷桜、そしてその隣では八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)もまた、断片の王が定まっていないという情報以上に、その先の事を語られ同じく思考を巡らせて。
 だが語られた圧倒的な力、別のディヴィジョンでの断片の王は、過去の時代のディアボロスを滅ぼした後、歴史を大きく改竄している……となれば、このディヴィジョンでは歴史を大きく改竄する力を、七曜の戦いの勝利の為に使おうと言っているのかと類推し。
 不意に視線を感じれば、不気味に輝く司馬懿の目。
 射抜くような視線にて冷桜と葵漆、両者は己の推測が読まれたのかと内心焦りを感じた中、司馬懿が別の言葉を口にして立て直す余裕を与えない。
「そして同盟、か。これに関しては他に案があるのだろう、それを聞いた後に返答させて貰おう。流石に無理が過ぎし要求のみを伝えに来た訳ではあるまい?」
 相手の飲めぬ要求から、要求内容を徐々に下げた提案を行う。いわば交渉においてできる限り成果を上げる常套手段、つまり出来ることならこの要求を飲ませたいものがあるのだろうと促すように司馬懿が語れば、葵漆と共に喩・嘉(瑞鳳・g01517)が口を開いていた。
「ええ、勿論。七曜の戦いの迫る中、このディヴィジョンの統一はお互い急ぎたいところでしょう。我らと合わせて、蜀に攻め込むというのは如何か? 我らが雌雄を決するのはその後で構わないでしょう」
 先ほど思考を読まれたかと感じた焦り、それを隠すようにして語る葵漆。
「ああ、司馬懿が蜀との戦いに参戦すること……その理由は、俺たちの目的が、三国志における情報の収集だからだ。
 俺たちは蜀の戦力を図りかねている。故に、実力を知る司馬懿が蜀との交戦を行うことで情報を得たいと思っている」
 その理由を補完するように喩嘉が語り、蜀を叩くには足りないものがある、それを司馬懿の軍勢の力を借りて補いたいというもっともらしい要求であった。
 あくまで一時の共闘、対蜀にて助力を願うという形だが、果たして如何なる返答が返されるか。
「蜀の戦力が分からぬ、か。先の戦いではああも簡単に情報を開示し……そしてこのディヴィジョンを高みより見下ろしたかのように情報を言い当てた諸君らからは想像も出来ぬ話だな」
 それは長安での戦いにて交わされたやり取り、そこから考えれば高き情報力を持ちながら蜀の詳細が分からないというのはおかしいのではないか、という考えで。
 ディアボロスの情報収集能力、その根源を探らんとしているのではないか、と皆が感じる最中。それを否定するように百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)が語ったのはその時であった。
「いや、ある程度このディヴィジョンの事は分かるぜ。俺たちは未来のディヴィジョンからやってきた、ってことは元々ここで何があったかは知っている。ならそこから動きは推測できる」
 高みから俯瞰したかのように内情を知り語ったディアボロス、以前の戦いで司馬懿がそう語った理由は未来から、即ち大まかな歴史から推測出来るのだと語った運命。
 その言葉が本当か、黒顎扇で顔の下半分を隠しつつ、複眼を妖しく光らせ内面を、本心を引きずり出さんとする司馬懿の重圧を感じつつ、ここで自分が揺らげばハッタリだと見抜かれる、そう感じた運命は堂々と言葉を続ける。
「まあその知識から外れた動きもある、蜀の戦力が分からないのもそれが原因でね。だから実際に戦う必要もあるわけだ」
 大きな動きは未来よりの知識で、細かい戦力は現地にて。
 そういった形で自分たちは動いている、だからこそ蜀の戦力を現地で確認するために助力が必要だと、先の二人の意見を補うように運命が語れば無言で頷き、納得したかのようんい。
 されどその目の光はより妖しさを増し、何かを図るかのように運命を見据えていた。
 このディヴィジョンを何故、俯瞰したかのような目線で見れているのか。ミスリードを誘い時先案内人の存在を隠蔽する意図であったが、それが何処まで通じているかはこの反応からは分からない。
 尤も、自分たちからその存在を語らねば詳細までは分からぬ存在ではあるのだが。
「ま、こっちのことはさておいて。そっちは刻逆とその術者について知らないか? 俺が司馬懿なら…もし七曜の戦に勝ち残っても、再使用されたら水の泡となりかねない刻逆を警戒しないわけがないからなあ」
 先ほど、司馬懿が逆の立場ならこう考えるだろう、と語った言葉。
 それと同義の言葉を運命も返し、その反応を伺い情報を引き出そうとしていたが。
「成程。諸君らは、あの力をそのような名で呼ぶのだな……名前とは、その本質を示す指標足り得る。であるならば、なるほど……それは良い事を教えて頂けた」
 自分では知り得なかった事、それを思いがけずディアボロスの口から聞けたのは幸いとばかりに頭部の顎を揺らしつつ。
「我からの返礼に、一つ良い事を教えよう。七曜の戦いの勝者以外は、その時逆の意義を考える必要は無い。つまり、諸君らが時逆について考えるのは、全て無駄である、とな」
 司馬懿は別の呼び名で認識している時逆、だがディアボロスはそう呼ぶ何か。
 それについて知識を与えてしまったという結果であるが……されど『今、時逆について考えても無駄』という司馬懿の言葉はこの様子を見るに恐らく正しいのだろう。
 どちらがより多くの利を受けたか分からぬが、知らぬ情報に共に触れ得たのは事実、それをどう生かすかは互いの力の見せ所といった所か。
「いやはや、流石は司馬懿殿! その卓越された智謀、戦場だけに留まらず交渉の席でも存分に見せられるとは。ならば私達も本心を語るしかありませんね」
 対談の流れ、それが大きく司馬懿に流れた事を察した瞬間、声を張り上げたのは葵漆。
 実はこれまでの荒唐無稽な要求も、そしてレベルを下げた要求に各種の質問、それは全て司馬懿がどれほどのものか実際に時間をかけて試していたのだと彼女は語る。
 ならば真なる目的は何か、それは喩嘉が語るとばかりに促して。
「そうだな……隠していても仕方ない。俺たちは三国志に強い断片の王が生まれるのであれば、自分達のディヴィジョンを委ね合併させる気がある。蜀に攻めて欲しいのも三国志にどれほどの実力があるのか確かめているのだが……」
 三国志のディヴィジョン、その断片の王が如何ほどの実力なのか。圧倒的な強者ならば自分達の生存の為に自らのディヴィジョンを委ねる、その為の偵察なのだが断片の王が七曜の戦いの直前に現れるのならば、それは難しそうだとばかりに喩嘉が語る。
 見せ掛けの交渉、妥協した提案、その裏にある本心はこれだったとばかりにディアボロスとしてはありえぬ提案を、さもこれが目的なのだと平然と言ってのけ司馬懿の反応を待つ二人。
「ほぅ、生存戦略としてそう考える、か。生殺与奪件を委ねると同義、それを認める、と。其方の御仁は、納得しておらぬようだが、な?」
 語られた提案、それを聞いていた司馬懿が黒顎扇で示すは喩嘉の隣に座っていた守都・幸児(祥雲・g03876)であり。
 これまで、仲間が一時の共闘や対蜀戦線での同盟、互いに情報交換を行っている際に無言で。
 されど時折苦々しげに、納得いっていないとばかりに仲間に視線を送っていた事を見られていたのだろう。
 交渉に赴いた使節団、そして敵対する存在の拠点に一番に身を晒し、最も危険な役割を果たして対談の機会を手繰り寄せる、いわば身を粉にしてまで働いた幸児が不満げな態度を見せる。
 命がけの役割を果たした者の意見が封殺されている雰囲気を感じ、司馬懿はそれが本当かどうか確かめようとしていたのだ。
 無論、この不満げな態度は幸児の演技。
 実際は仲間の発言に反応、忙しなく視線を動かしつつ……会談の間に集う護衛の兵士、その力量や動きを見定める為のものであり。
 不満げな態度は『自分達のディヴィジョンを合併させることなど絶対にできない』という、至極当然の意思が根底にあるが故に、自然に出来ていたと言えよう。
「さて、貴殿の意見を聞こうか」
 あえて交渉役ではなく、護衛と見える幸児に発言を促す司馬懿。
 そこからディアボロス側の提案がどの程度信用できるか図ろうとする中で、躊躇ったかのように。
 周囲の仲間、その様子や視線を伺うように目線を動かし、幸児が口を開いていた。
「……俺の意見は、皆と同じだ」
 同意していると語った幸児、されどそれは自分の意見を押し殺したかのように。
 司馬懿ではなく、仲間にも言いたいことがありそうで、されどそれが言えぬ立場と見える、喩嘉の作り上げた虚偽の情勢、ディアボロス側が合併を考えているという設定を補う者としての演技を完璧にこなしていたのだ。
「成る程……先程、同盟、共闘について返答を先送りにすと言ったな。我としては考えておらぬが……ディアボロスがそのように考えている事は覚えておこう」
 互いに語り合った後、司馬懿は共闘などは考えていないと本心を語るもディアボロスの考えは覚えておくと返答する。
 そして粗方、提案が終わったことを確認し、この会談は終わりの時を迎えようとしていた。
「さて……このディヴィジョンにおける提案では戦場で。そして全ての結果は、七曜の戦いにて明らかになろう。それまでの僅かな期間、互いに最善を尽くすとしようぞ」
 互いの意見を出し合った中、会談の終了を宣言する司馬懿。
 兵士に促されるようにして、そして周りを囲まれて、仰々しく城の外まで送り出されるディアボロス達。
 その僅かな移動時間の中でも喩嘉が城内の構造を、兵士を。
 葵漆が衣服の下、アイテムポケットにて隠した記録機器を密かに用い、後々確認出来るように映像記録を残したりと交渉の裏に隠された、媚城攻略の下準備にも抜かりなき面々の働きがそこにはあった。

 此度の邂逅、それは荒唐無稽な提案から、それらしき提案を加える。いわば堅実な交渉を織り交ぜることで、単なる偵察以上の成果が得られたのは事実。
 城壁から、そして城内を進み、内情を伺った上で分かった防備。
 兵士の質は高く精鋭揃い、されど強大なジェネラルの気配は無く一般人も居ない、即ち拠点としては『呉の拠点であった建業』程度であると推測できたのだ。
 だが媚城を囲んで攻め込むだけで司馬懿を倒せるかと言えば、難しいだろう。用心深い司馬懿ならば脱出の仕掛けを多数用意し、媚城を落としても司馬懿と決戦する事は難しそうであった。
 勿論、拠点を奪うという点だけでも意味はあるが、如何なる形で対応するかは攻略旅団で方針を決める必要があるだろう。
 最低限の目標であった媚城の内情、そして対話より得た新たな情報。
 それと引き換えに司馬懿にもまた、ディアボロスの内情を類推出来るだけの情報に加え本来持ち得ていなかった情報を与えてしまったのも事実。
 この会談が如何なる未来を引き寄せるのか、それは今後のディアボロスの方針次第であろう。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年12月23日

司馬懿の居城『媚城』へ

 攻略旅団の方針に従い、長安での戦いの後、撤退したジェネラル級蟲将『狼顧軍師・司馬懿』が撤退した媚城の調査を行います。
 媚城は、洛陽・長安地域を統括する『狼顧軍師・司馬懿』の拠点である為、力押しで制圧するには情報が不足しています。

 媚城の調査方法は、大きく分けて2パターンあります。
 1つは、交渉使節として正面から乗り込み、司馬懿に目通りを願う事です。
 暗殺作戦は失敗しましたが、司馬懿はディアボロスを高く評価し、同時に警戒しています。
 交渉の使節であると示せば、なんらかの反応を返してくれるかもしれません。

 もう1つは、媚城の城壁を乗り越え、強行偵察する作戦です。
 媚城の警戒網を、少人数で突破する事は不可能なので、ある程度戦ったら撤退する事になります。
 ですが、実際に戦って敵の戦力を類推することは、今後の作戦の立案の役に立つでしょう。

狼顧軍師・司馬懿


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選択肢『媚城への使節団』のルール

 ディアボロスの使節団として、媚城を訪問します。
 使節団である事を示す事で、媚城の城門前までは攻撃されずに近づく事ができるので、そこで、城内に向けて口上を述べて呼びかけてください。
 うまくいけば、城門が開き、中に入る事が出来ます。
 失敗した場合は、城壁から攻撃を浴びせられるので、素早く撤退してください。
 詳しくはオープニングやリプレイを確認してください。

※特別ルール
 選択肢が達成された時点で🔴が2以上であった場合、城門は開かず城壁から攻撃を浴びせられます。
 この選択肢に失敗した場合は、情報収集の為、時間をおいて媚城城門への攻撃作戦を実行する事になります。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『🔵が👑に達すると、選択肢の説明で指定された特別な効果が発生する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『司馬懿との対談』のルール

 城門が開いて城内に招き入れられた場合に実行可能な選択肢です。
 司馬懿の周囲は多くのクロノヴェーダが固めている為、暗殺を成功させる事は不可能です。
 司馬懿としては、自分の暗殺に失敗したディアボロスが何を望んで交渉に来たかを知る為に話を聞こうとしているようです。
 今回は、媚城の規模などを確認するのが目的であるので、対談の内容は嘘八百で構いません。
 できるだけ荒唐無稽な情報を話すか、或いは、当然、司馬懿が知っており、交渉内容として妥当な内容を話せば、司馬懿が得られる情報を少なくできるかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 交渉終了後は、速やかに場外に出され、シナリオは終了します。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『呉軍鋭蜂兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『穎才の謀臣・郭嘉』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「孫・リア」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。