リプレイ
クィト・メリトモナカアイス
我のモナカたちの方がかわいいぞ。
んむ。こっちのお話。
それにしても。
んーむ、飛んでいる部隊が多い。
エンネアドは皆飛べるし、鳥の特徴を持つ神やそれらを信仰し鳥の翼が生えたマミーもきっといる。
新宿島の防衛もバリア以外にも考えないと……
おっと、まずはこっちだった。
こんな時は力と重さで勝負。
おっきなモナカ突撃型を呼び出して騎乗。「突撃のラガマフィン」で高速飛翔する嵐隼神群をなぎ倒しながら突撃する。
敵はたくさん。どれか一体に狙いを定めるのではなく、敵陣を駆け抜けるようにしてどんどん倒していく。
飛翔からのケペシュでの攻撃は黄金猫拳打棒で受け止める。
我のモナカはかわいいだけではない。
ジズ・ユルドゥルム
なるほどな、確かに鳥どもの数は多い。
そしてテーベ周囲の守りはもぬけの殻。
つまり、撃ち落とすべき的があちらから集まってきてくれたわけか。
では、狩るとしようか。
「流転の猟矢・翔鳥」を起動。
鷹に変じたジンに騎乗し、空で敵を迎え撃つ。
ジンは姿こそ鳥だが、飛び方は自由自在だ。
高速飛翔による突撃を、変幻自在な飛行で躱しつつ、光の刃を放散して敵の連携を乱す。
冷気の暴風はジンの羽ばたきで風を起こし、影響力を下げたい。
一体を確実に倒す飛び方では効率が悪いな。複数の敵へ攻撃を当て続けることに努めよう。
討ち漏らしはあるかもしれないが。
どうせ最後には飛んでいる者は全て落とすのだから、同じことだ。
●敵は嵐とともにやってくる
獣神王朝エジプト、ルクソール神殿。
神殿に隠れていた数多くの兵士たちが巨大砂上船を目指して進軍してくるのが見える。
クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)とジズ・ユルドゥルム(守護者・g02140)は砂上船からその様子を見ていた。
「んーむ、飛んでいる部隊が多い」
「確かに、鳥ばかりだ」
クィトの感想に頷くジズ。鳥の敵が多いということは、空から攻撃が来る可能性が高い。
しかし、飛翔なら復讐者もパラドクスを使って行うことができる。
「撃ち落とすべき的があちらから集まってきてくれたわけだ。行こう!」
ジズはそう言って鷹のジン『ケレイ』を呼び出す。
人が騎乗できるほどの大きさの鳥型のジンに乗り、敵を迎え撃つため空に飛び出した。
「では我は、『モナカ』突撃型で行くぞ」
クィトが召喚したのは大型の浮遊球形ガジェット『モナカ』突撃型。
彼女はそれに乗って空へと向かう。
敵に近づくにつれ、空が嵐の模様になってくる。
嵐隼神群が巻き起こした嵐と共に突撃を仕掛けてきたのだ。
「悪を浄化する嵐で切り刻まれてしまえ!」
そう言って嵐に乗りながら剣でディアボロスたちを斬りつけてきた。
「こちらは力と重さで勝負だ!」
クィトのモナカは嵐の中を弾丸のように突進し、嵐隼神を弾き飛ばす。
飛び回る特定の相手を狙うのは非効率だ。敵陣を駆け抜け、ぶつかった相手を全てなぎ飛ばす勢いで進んでいく。
「我のモナカはかわいいだけではない」
嵐にも負けない頼もしい味方である。
ジズは嵐の中でも難なくケレイを乗りこなし、嵐隼神の攻撃を躱していった。
「ディアボロスを乗せているあの鳥を狙え!」
嵐隼神群は嵐を操り、砂漠の夜のような極寒の風でケレイを狙う。
しかし、ケレイは単なる鳥ではなく、鳥の姿のジン、エネルギー体のようなものだから効果は薄い。
「ケレイ、お返しをしてあげな」
ジズがケレイに呼びかけると、空中で翼を大きくはためかせ始める。
そして襲ってきた冷気を逆に嵐隼神たちに跳ね返した。
「くっ、こっちまで寒くなってきた。こうなったら……!」
嵐隼神群がジズへ向かって直接、剣で斬りつけるため狙ってきた。
そのタイミングに合わせてケレイは光の刃を放射し、嵐隼神をまとめて倒していく。
「この辺りはほとんど落としたか。討ち漏らしがないかもうすこし見て回ろう」
数多くの敵が落ちていくのを見届けたジズとクィトは、残りの敵を探して進んでいく。
クロノヴェーダの巻き起こした嵐に乗って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
一里塚・燐寧
今回の敵はみーんな空戦仕様だねぇ?
そんじゃーあたしは対空砲台代わりになって、鳥さん達をバンバン撃っちゃおっと
ミウの船上に陣取り空の敵群に≪DCブラスター≫の砲口を向ける
いやー、空が七分に空が三分って具合の大群じゃん。落とし甲斐あるぅ~
船に迫られる前に攻撃できるよう高速詠唱でチャージ時間を短縮し
契約した怨念のエネルギーが十分溜まったところで、『闇雷収束咆・怨響波』を放つよぉ!
無数のプラズマ弾を放つ必殺砲撃で、敵を出来るだけ多く巻き込み撃墜していこ~
プラズマ弾の熱量で極寒の暴風も温めて吹き飛ばし、影響を軽減して戦い続けるよぉ
さぁ、焼き鳥屋さんの開店だよぉ!
どんだけお客様が来ても捌いちゃうんだからっ
モリオン・スモーキー
アドリブ・連携歓迎
……ふむ。
空を飛ぶ敵が多いですね。
ですが、此方も飛ぶ事は出来ます。
問題はございません。
【飛翔】を使用し、空で敵を迎え撃ちます。
風を使うのはこちらも同じ。
パラドクス発動。風の刃を相手にぶつけましょう。
暴風を押し返すほどの風を……こちらも。全力で参ります。
有栖川宮・永久
この世界は本当に頑張っている人達が多いよね。日頃から凄いと思ってた。いよいよ大詰めみたいだから、お手伝いに来たよ!!
むむ、私も何度かこの世界来たから分かってたつもりなんだけど、随分の数が空飛んでるね。私も【飛翔】で空飛んで、迎え討とう。
勿論、大人しく攻撃を喰らうつもりはないよ!!【風使い】【吹き飛ばし】で暴風に対処しつつ、【残像】【撹乱】【ダンス】で敵の攻撃を回避!!
攻撃を凌いだら【不意打ち】気味に全力で【氷雪使い】で凍らせた魔弾を【連撃】でどんどん投擲!!視界悪いだろうけど数撃てば当たるという精神で?
もううざったいので、さっさと落ちてくれない?
●空を翔けるのは鳥だけではなく
砂上船から飛び出した一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)、モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)、有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)の三人は、既に空で戦いが起きているのを目にする。
「もう激しく戦ってるね。こっちも頑張るよ!」
永久は気合を入れ武器を構える。いよいよ獣神王朝エジプトのクロノヴェーダたちとの決着がつくかもしれないのだ。ここまで頑張ってきた人々のためにも負けられない。
「ふむ、確かに、空を飛ぶ敵が多いですね。ですが、問題ありません」
事前情報の通り、空を飛ぶ鳥が多いことを見て確認するモリオン。
こちらも飛翔があるので空の戦いは問題ないだろう。
「そんじゃー、あたしは鳥さん達をバンバン撃っちゃおっと」
燐寧はそう言うと砂上船の船上に飛び乗り、『DCブラスター』の砲口を敵に向けながら空を仰ぐ。嵐隼神の一群が砂上船に迫ってきていた。
「いやー、空が七分に空が三分って具合の大群じゃん。落とし甲斐あるぅ~」
高速詠唱で即座にエネルギーをチャージし、一気に『闇雷収束咆・怨響波』を放つ。
クロノヴェーダの犠牲者たちの怨念が、リターナーである燐寧の身体を通じて、エネルギー砲として放たれた。
「避け……間に合わん!」
桁違いの威力に防ぐことも回避することもできず、嵐隼神たちは次々に撃ち落とされていく。
後続の敵たちは少しでも砲撃の威力を弱めようと、嵐を巻き起こすが効果は薄い。
「怨念のエネルギーはそれくらいの寒さじゃ収まらないよ!」
燐寧は笑いながら空に向かって砲撃を続けた。
プラズマ弾の熱エネルギーが暴風をも吹き飛ばし、嵐隼神に命中する。
まるで砂上船の対空砲台のように、近づく敵を撃ち落としていった。
モリオンはその間に飛翔で空に飛び立ち、嵐隼神たちへと向かっていく。
「風を使うのが得意な様子ですが、こちらもそれは同じですよ」
そう言うと『風の宝石・残刃舞踏』を発動し、宝石に込められた風の魔力を解放する。
モリオンが空中でブレードとショートソードを振るうと、斬撃が風の刃となって嵐隼神たちに襲いかかった。
「神を真似る不届き者め……!」
嵐隼神たちは暴風に乗り、モリオンの攻撃を逸らしながら剣で切りつけようとしてくる。しかし、モリオンの周囲に浮遊するダガーからも風の刃が飛んできて逆に斬りつけられてしまう。
「全力でぶつけましょう。暴風を押し返すほどの風を……」
彼の風はますます強くなり、残りの嵐隼神たちを圧倒するのだった。
「皆、結構倒したね。あと少しだよ……!」
飛翔して周囲の様子を見ていた永久。すでに多くの嵐隼神が倒されているが、残りの兵士たちが彼女へ迫ってきていた。
「冷気が効かないなら熱気だ! 砂漠の風は鉄をも溶かすぞ」
嵐隼神群は熱砂の風を巻き起こし、周囲の気温を上昇させていく。
「こっちだって、風の使い方では負けないんだから!」
永久は『疾風の円舞』で舞うように防風の中を移動し、嵐隼神に迫る。
飛び回りながら何度も何度も嵐隼神に攻撃を当てるという、数打てば当たる作戦だ。
「くっ……速すぎて動きが追えな……ぐはっ!!」
あまりにも速い動きに翻弄され、永久に吹き飛ばされた嵐隼神が地面へ落下していく。
「これでうざったい鳥たちは全部撃ち落としたね!」
永久は空中で動きを止め、周囲の嵐隼神たちが一掃されたのを確認する。
正面から迫ってくる敵はひとまず片付いたようだ。
あとは、砂上船を狙ってくるクロノヴェーダに備えた方が良いだろう。
復讐者たちはサフィーナ・ミウへ急いで戻ることにした。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
ラズロル・ロンド
アドリブ歓迎
エトヴァ(g05705)と息の合った連携を
やに鳥が多いなぁ~
トートの元配下達だろうか?
黄金都市から集められたのか…?
それとも…
なんて考えを巡らせつつも
【飛翔】で飛ぶとミウの周囲を警戒し
ミウを狙う精鋭の書家を見つけ次第接敵する前に
パラドクスを放つ
小さな乱気流に揉みくちゃにし落とし足止めを狙う
倒し切るよりも機動力を奪う事を重視し
足止めが成功した者の止めは仲間に任せよう
反撃の魔力は魔障壁で遮りはじき返す
奇襲作戦、やりきれなくて残念だったな
トートが居なければこんなものかい?
全て返り討ちにしてやるよ
ミウ周辺を動きまわり警戒し
敵を先に見つけ足止めするよう動いて行こう
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
ラズ(g01587)と息の合った連携を
【飛翔】しミウの周囲を偵察、観察
双眼鏡も併用し、地形の利用しつつ死角のないように手分けし警戒
迂回してくる書家の群れの接近を看破、迎撃しよう
先に発見時は不意打ちをかける
ミウは狙わせない
さあ、こちらにいるぞ
【飛翔】し空中戦
迎撃しつつ
味方の足止めを受けた敵へ、止めを
遠距離から光輪を放ち、近づけば空中戦に持ち込む
仲間と狙いを合わせて確実に仕留めていこう
あなた方は元は大いなるトートの配下か?
トートとの会話は有意義だったな
今は他の指揮官についたのか……?
情報共有しつつ掃討を
反撃はフェイント交えた不規則軌道の飛翔で回避しつつ
魔力障壁を展開し敵の魔力を弾く
●砂上船を護れ
巨大砂上船『サフィーナ・ミウ』では、ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)とエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が敵の襲撃に備えていた。
「やけに鳥が多いなぁ~、トートの元配下達だろうか?」
ラズロルは空で仲間たちが戦っている敵を見ながらつぶやく。
鳥のクロノヴェーダたちは、ルクソール近郊にあった『黄金都市』から集められたのだろうか。
彼は考えを巡らせながらも、エトヴァと共に砂上船の周囲を飛翔で飛び、敵襲に備えて哨戒を続けていた。
「ラズ、あれを見ろ」
双眼鏡で空を見ていたエトヴァがラズロルに呼びかける。
正面の部隊とは別のクロノヴェーダたちが空を迂回し、砂上船へと向かってきている。
白い鳥と女性を合わせたような姿をした『神の叡智を謳う書家』たちだ。
「まだ向こうは俺たちに気づいていない。不意打ちをかけよう」
エトヴァの案にラズロルも頷く。
砂上船に接近してきた書家たちは、船に到着する前に複数の嵐の輪に囲まれて驚く。
密かに近づいていたラズロルが放ったパラドクス『アーセファ・ハーティ厶』である。
「気をつけろ。あれに巻き込まれたら危険そうだ」
近づく嵐を避けながら、書家たちはパピルスを広げて神々への称賛を読み上げる。
「この船は神々の元へ戻るべきだ。そうではないか?」
「そのとおり。それが叶わないなら、せめて破壊するべきだ!!」
書家たちは自らの行為の正当性を主張し、盛り上がっていくとともに周囲に魔力を発生させる。
「勝手に色々言ってくれるな、今のうちに……」
隠れて様子を見ていたエトヴァは飛翔で後ろから書家たちへ接近、パラドクスで天使の羽から無数の光の輪を一気に放った。
「しまった!」
書家たちは味方が倒れていくのを見て、嵐の輪に足止めさせられていた事に気づいた。
前から嵐、後ろから光の輪に挟まれた上、ラズロルとエトヴァも空中戦に参入し空は混沌と化す。
「神に刃向かう復讐者に裁きを与えたまえ!」
残った書家はパピルスを広げて祈り、二人に向かって魔力を放った。
エトヴァは空中で不規則に動き、攻撃を避けていく。
ラズロルは嵐を操作し、魔力を弾き返していった。
結局、書家たちは討ち取られて船に辿り着く前に落ちていったのだ。
「しかし、彼らがトートの元部下だったのかは分からなかったな」
エトヴァが周囲の敵が全ていなくなったことを確認する。
「もしそうだとして、今回他の指揮官についたのだとしたら、残念だったね」
ラズロルが皮肉気味に返す。
既に一度失敗している上に、この奇襲作戦もディアボロスが必ず防ぐだろうから。
おそらく、まだ他の所から接近してくる部隊がいるだろう。
再び船の周囲をパトロールし、見逃さないように警戒することにした。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV5になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
クィト・メリトモナカアイス
【飛翔】でびゅーんと迂回攻撃を狙ってくる敵の方へ。逆に側面を突こう。
汝らの狙いはお見通し。かわいいサフィーナ・ミウは傷つけさせぬ。
大いなるトート。
んむ、懐かしい。
大いなるトートとは良いお話ができた。
エンネアドにしては悪い者ではなかった。エンネアドにしてはだけど。
けれども。お互い譲れなかったのであれば、戦う他なし。
書家たちの空中戦に合わせて【飛翔】で空中戦。
敵の攻撃を捌きながらモナカ射撃型を起動。
モナカ射撃型、いけー。
「射撃のコーニッシュレックス」の十字砲火で書家たちを撃ち落とす。
汝らの飛翔が叡智によるものというのであれば。
これが我の叡智の結晶……たぶん。
一里塚・燐寧
大いなるトートも今となっちゃ懐かしいねぇ
あいつが色々教えてくれたおかげで、ディアドコイの先陣を抑えられたのには、しょーじきちょっと感謝してるよぉ
でもそれはそれ、これはこれ。きみ達には死んでもらうよぉ!
地上の敵との戦いを一旦切り上げて【飛翔】
少数精鋭でミウを狙おうとする書家部隊を、背後から急襲するねぇ
ミウの船上や周辺で警戒していた仲間達と、挟み撃ちの形に持ち込んで攻撃だよぉ!
敵の背中めがけて、しつこく追尾する回転ノコギリ状の刃をいくつも飛ばすよぉ
このとき相手の持つパピルスにも斬りつけて傷つけ、称賛の字句を削ることで反撃に悪影響が出ることを狙うねぇ
あはっ、上司とあの世で会ったら反省会するんだねぇ!
●神聖な言葉を刻む者
嵐隼神群との戦いを終えてサフィーナ・ミウへ戻ってきたクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は砂上船の上にいた一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)と合流していた。
そして、時をほぼ同じくして『神の叡智を謳う書家』の一群が迂回して船に近づいてきている。
「大いなるトートの関係者なのかな? 今となっちゃ懐かしいねぇ」
鳥の姿の書家たちを目にして燐寧は黄金都市での戦いを思い出す。
トートから得た情報は興味深く、役立ったとも言えるが、戦いの手加減をする理由にはならない。
「汝らの狙いはお見通し。かわいいサフィーナ・ミウは傷つけさせぬ」
クィトの乗っていた『モナカ』がパラドクスにより射撃型に変化する。
球形のフォルムの中から機銃が飛び出してきた。
「我々に空での戦いで勝とうとは、傲慢な」
書家たちは空中戦に自信ある様子だ。翼を広げて高く空を舞い、一気に降下しながら二人に攻撃を仕掛けてきた。
「モナカ射撃型、いけー。とーべーとーべー、モナカー」
クィトはモナカを励ましながら空を飛び、敵の攻撃を避けながら連続射撃を放つ。
十字砲火で複数の書家が狙い撃ちされ、一撃離脱するまもなく落下していった。
クィトとの戦いに書家が気を取られている間に燐寧は飛翔で空に舞い上がり、敵の背後へと回る。
「これで挟み撃ちだよぉ!」
DCブラスターを振り上げながら、パラドクス『呪式:魂業輪罪』を発動させる燐寧。
彼女の体内から湧き上がる呪詛が、禍々しい紫色をした回転ノコギリ状の弾となり書家たちに襲いかかる。
「神の言葉の前に、汝らの呪いなど効かぬ」
書家たちは空中でパピルスを広げて祈り、呪詛を無効化しようと試みる。
しかし、ノコギリ弾の追尾速度は衰えず、書家たちに追いついたかと思うとパピルスを粉々に粉砕してしまった。
「そんな、神々への称賛の言葉が傷つけられるなんて!」
書家たちにとって、大事なパピルスが破かれたのはよほどショックだったのだろう。
それまで統率の取れていた彼女らはあっという間に総崩れになり、銃撃やノコギリ弾により倒れていった。
「ああ、大いなるトート様に栄光あれ」
落ちていく書家たちの中にはそのようなことを口にする者もいた。
「んむ、懐かしい。大いなるトートとは良いお話ができた」
戦いが終わり、クィトはトートとの会話を思い出していた。
直接の上司だったのかは分からないが、おそらく関わりはあったのだろう。
「あはっ、あの世で大いなるトートと会ったら反省会するんだねぇ!」
地上に戻ってきた燐寧は倒れた敵たちに言い放つが、その言葉が届いたかは分からない。
復讐者たちの活躍により、サフィーナ・ミウが傷つけられる前にすべての敵を倒すことができた。
残る『バステト・メル』も、そう遠くないうちに現れるはずだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV7になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
不知火・紘希
空からの襲撃は仲間におまかせ!
早めに先手を打ってバステト・メルさんにご挨拶しておくよ。
残留効果やダッシュを使いながら少し時間を稼ごう。
大いなるトートかぁ……。
うん、すっごく懐かしいね。僕も少しだけ話したけど、もっとお話したかったんだ。……時間の操り方とか、聞きたかったし。
(神砂時計をころころしつつ)
そうそう、この船をもらったのもずいぶん前だけど、僕たちの方がずっとうまく使ってると思うよ。
ミウももちろんすごい船だけど、僕たちとの相性もよくて、もう仲間の一員なんだから。
だってほら、君の姿も猫を使った戦い方も、とてもよく観えてたもの!
いま君自身を描き出して見せてあげるね!
最後の贈り物は君自身だよ!
有栖川宮・永久
うん、周りの敵は全部排除できたね!!後は貴方を倒すだけだよ。
エジプトって猫の神様いるって聞いた。でも貴方は人の命を奪う悪い神様だ
ね。
むむ、猫を使って戦意を失わせてこっそり刺すとは周到かつ姑息な技を・・ならこちらはアヤカシの群れで可愛い妖怪の狐さんや狸さん、猫又さんを【召喚】して対抗だ!!この妖怪の皆さんの方が絶対可愛い!!
私は【飛翔】して【撹乱】【ダンス】【ダッシュ】で猫さんを引っ掻き回し、隙を見て【不意打ち】で上空から【強打】【グラップル】で奇襲して短刀ごと蹴り飛ばす!!
卑怯なんて言わない!!猫さんの可愛さを悪い事に使ってる奴に言われたくないなあ。
一里塚・燐寧
あたしは猫派だけど相手がエンネアドなら別だよぉ
寧ろ偽神が猫ちゃんのカッコをするのは、まさに神への冒涜!
全時空の猫派のため、きみをブッ殺すっ!
巨大恐竜型のネメシス形態に変貌し
肩のスラスター状器官から紫の焔を噴射して【飛翔】
翻弄するように上空を旋回飛行して「いつ来るか?」と悩ませてから
突然に最高速へと移行して、敵めがけて流星のように落ちていくよぉ!
【飛翔】の勢いを乗せて放つ『絶技:廻刃竜顕現』
着地と同時に巨大チェーンソー状の尻尾を敵に叩きつけ
地面ごと抉り取るような強打を浴びせる!
神速で振るわれる巨大な尾で衝撃波を起こすことで
猫ちゃん達を吹き飛ばし、邪魔はさせない
さぁ、跡形もなく解体したげるよぉ!
クィト・メリトモナカアイス
んむ、ここだけの話……我も猫派。きょうがくのじじつ。にゃー。
んむんむ、それでは猫派として我も頑張る。
我のモナカの方がかわいいぞ……それはそれとして猫もかわいい。困る。
猫の誘惑は頑張って退ける。我の代わりにモナカたちに遊んでもらっているといい。モナカたちはごろごろ転がしておこう。
「北より至れ月冠す火」で黄金猫拳打棒に点火。バステト・メルの投げナイフを燃える黄金猫拳打棒で弾き、猫を振り払ってジャンプで一足飛びにバステト・メルに接近。燃える黄金猫拳打棒の連撃で滅多打ちにする。
猫はかわいいけれど。汝はあんまりかわいくない。たぶん内面のせい。
汝の心臓はマァトの羽より重い。
ラズロル・ロンド
アドリブ歓迎
エトヴァ(g05705)と
バステトと対峙し
僕は会話こそ攻撃でバステトとお話し
トート話しを交え今の上司の情報や現在の指揮系統の話しを
ポロっと喋ってくれないかな
トートの甘言を使って情報を聞き出す
この作戦に気付いたから対処できたけど…誰が考えたの?
それとも遺言?
反撃の猫はソッと下そう邪魔しなーいと攻撃を躱そう
君ってトートの元部下?
今の上司もトートは越えられそうに無いとか思ってたり?
看破されちゃうんじゃね
トートも惜しかったねぇ読みは良かったのに
最後も楽しいお喋りが出来たよ~
君にも同じ技で送ってあげようトートの下に
トートを倒したこの技で
にゃんにゃん言うだけなら人差し指を口元に添え黙って貰う
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と
連携アドリブ歓迎
相方が喋るので
俺は喋り倒して撹乱かな
【飛翔】し移動しつつ敵を常に観察
トートへの忠義が篤いみたいだけど……何があったんだろ。元部下とか?
トートは賢い将軍でもあったのだろう
黄金都市の勢力は、トートを失ってから、どうしてたんだろうな
ルクソールへ呼び出されたかな……
王家の谷……岩窟墳墓迷宮にも拠点を構えてたよな
そこで何やってたの?
マミーの覚醒儀式は止められたんじゃなかったっけ?
それとも、あなたのようなエンネアドを増やしていたのかな
相手にも喋らせつつ
さりげなく挟撃位置へ入り
隙を看破し攻撃
反撃の猫達はフェイントかけ高速飛翔で翻弄
魔力障壁を展開し
敵の観察続けて短刀を回避
●黒猫の傲り
空で激しい復讐者とクロノヴェーダの戦いが繰り広げられていた頃。
不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)はひと足早く、指揮官を見つけ出そうとダッシュで戦場を駆け抜けていた。
「任せたよみんな。ボクは一足先にバステト・メルさんにご挨拶に行くから」
ルクソール神殿へ近づいていくと、その時神殿から黒い、小さな影が姿を現す。
クロノヴェーダたちの部隊を指揮していたアヴァタール級『バステト・メル』である。大鎌を持った小さな黒猫で、一見、愛らしく見える。
「おや、こちらから挨拶に行こうとしていたのですが」
バステト・メルは紘希を見つけてもすました顔をしている。
「余裕だね。今、部下たちが苦戦しているって気づいてないのかな」
「残念ですが、そのようですね。ですが、ネコは全てを見通してますので」
返答を聞いた紘希は、次の瞬間、自分の周囲に複数体の黒猫たちが現れ、囲まれていることに気付く。
「しまった……!」
猫たちは次々に紘希に飛びつき、彼の視界からメルを隠してしまう。
嵐隼神群を倒した有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)が紘希の元に駆けつけたのはその時だった。
「大丈夫!? 猫……ってことは、あなたが『バステト・メル』ね」
「おや、ご存知ですか」
「うん、エジプトの猫の神様って聞いているよ。でも貴方は人の命を奪う悪い神様だね」
永久は紘希にまとわりついて邪魔をしている猫たちを引き剥がそうとする。
「狐さん、狸さん、猫又さん、あの黒猫たちを追い払って!」
永久のパラドクスで召喚された小妖怪たちが黒猫の山に飛びかかる。
「ふぎゃあ!!」
一斉に攻撃を受けた黒猫たちは周囲に一気に逃げていく。
中心にいた紘希は無事であり、倒れていたがすぐ起き上がった。
「恐ろしい……これが猫の力か」
「良かったでしょう、癒やされたでしょう。もう一度行きますか?」
バステト・メルはそう言うと、今度は永久もまとめて猫に埋めてしまおうと召喚の準備を始めていた。
「いや、今はいいよ。今度はこちらからお礼をしてあげる」
紘希は手にした神砂時計を転がしながら答える。
「ほう? ではあなた達が奪った船を差し出してはどうですか?」
バステト・メルが小馬鹿にするように笑う。自分が神であり、上の立場であると疑っていないようだ。
「違うよ、ボクのお礼っていうのは、絵なんだ。見て!」
メルは空中に自分にそっくりな猫の姿をした絵が浮かんでいることに気付いた。
そして次の瞬間、絵の猫が動き出してメルに襲いかかってくる。
「にゃあーっ!!」
突然絵の猫に爪で引っかかれて目を白黒させるメル。
「や、やめろ! いたあ!」
「さっきの黒猫たちには驚いたけど、近くで見れたおかげでリアルに描けたと思うんだ。どうかな」
絵の猫は紘希がパラドクスにより実体化させたのだ。
次々に爪や猫パンチを繰り出し、メルは紘希たちに反撃する余裕もない。
「そうそう、船をもらったのもずいぶん前だけど、僕たちの方がずっとうまく使ってると思うよ。もう仲間の一員なんだから」
メルが絵の猫に苦戦している間に、永久はさらに追撃を行う。
「今のうちに! 狐さん、狸さん、猫又さんも一斉攻撃よ!」
空中に舞い上がった永久が小妖怪たちと共に降下、絵の猫に足止めされているメルを思い切り蹴り飛ばす。
「ひ、卑怯だぞー!」
飛ばされながらメルが叫ぶ。
「猫さんの可愛さを悪い事に使ってる奴に言われたくないなあ」
小さいからか勢いよく吹き飛んだメルを見ながら、永久は呆れたように呟いた。
●お喋りな猫に沈黙を
「やれやれ、ひどい目に遭いました……」
吹き飛ばされたバステト・メルが起き上がる。
どうやら空の部下たちは倒されてしまったようだが、砂上船の近くまで来ることができたのは都合良い。
早速向かおうとすると、飛翔で向かってきたラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)とエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)に阻まれた。
エトヴァが空から睨みをきかせる。
「あなたがバステト・メルか。悪いがここから先には行かせない」
ラズロルはその間に地上に降り、密かにパラドクスの準備をしながらメルへ近づいていく。
「さっき部下の話を聞いたんだけど、君ってトートの元部下?」
紫の瞳を興味深そうに輝かせて尋ねる。
「私とお喋りしたいのですか? ずいぶん余裕ですね」
メルはそう言いながら黒猫たちを呼び出して二人にけしかける。
「それなら、猫たちと遊んではどうです?」
黒猫たちはラズロルの肩に乗る、エトヴァに飛びつくなどして邪魔してくる。
「はは、いい子だね。後で遊ぼうね」
ラズロルはそっと飛びついてきた猫を下ろしながらも、メルから視線を離さない。
猫たちに本気になっても仕方ない。それにメルが猫に紛れて攻撃してくるかもしれない。
エトヴァは猫たちから逃れるため、高速飛翔で空を飛び続けていた。
「黄金都市の勢力は、トートを失ってから、どうしてたんだろうな。ルクソールへ呼び出されたかな……」
メルの行動を撹乱するため、これまでのクロノヴェーダの動きについて考察したことを話し続ける。
「無駄ですよ。私が話したことを嘘か真実か、どうやって判断するつもりです?」
メルはあざ笑いながら、黒猫の群れに紛れて二人へ攻撃するタイミングを見計らっていた。
「それもそうだね。じゃあ残念だけど、この話はここまでだよ」
ラズロルが残念そうに言った後、人差し指を口元に添える。
ここまでの話はパラドクス『トートの甘言』の一部だったのだ。
「……!?」
メルは胸を突くような衝撃に襲われその場にかがみ込む。
そして言葉が出ないことに気づいた。
黒猫の群れから取り残されて、姿を晒してしまう。
「話してくれないのなら、言葉は必要ないだろう」
エトヴァは魔力障壁で猫を避けながらメルの後方へ接近、ラズロルと挟み撃ちの体制を整えていた。
メルは危機を感じるが、まだ胸の痛みに動けない。
「最後に楽しいおしゃべりができてよかったよ。君にも同じ技で送ってあげよう。トートの下に」
ラズロルの言葉の後、二人のパラドクスが命中してメルは砂へと沈んでいく。
●黒猫神の最期
メルは砂に埋もれて死を覚悟したが、まだ生きていた。
「はは、復讐者の力もこの程度ですか」
起き上がったメルは、しかし一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)とクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)に囲まれていることに気付く。
「見つけたよぉ! バステト・メル!!」
燐寧は即座にネメシス形態へと変化する。
巨大な恐竜の姿に変貌し、小さな黒猫を見下ろす形になった。
「神を見下ろすなど、無礼ですよ」
大鎌を振りかざしてメルが怒りの声を上げる。
「あたしは猫派だけど相手がエンネアドなら別だよぉ。
寧ろ偽神が猫ちゃんのカッコをするのは、まさに神への冒涜!」
燐寧が言い放つと、クィトも頷く。
「そうだ。我も猫派だが、我のモナカの方がかわいいぞ……」
いつの間にか、彼女たちの周りには黒猫たちが集まっていた。メルが呼び出したのだ。
黒猫たちはクィトに飛び乗り、燐寧の脚を登り邪魔してくる。
「……それはそれとして猫もかわいい。困る」
クィトは困りながらも、猫の誘惑を断ち切ろうとモナカを転がす。
ころころ転がるモナカを猫たちが追いかけ、二人は一時的に難を逃れた。
その直後メルが燐寧へ投げナイフを投げてくるが、猫がいなければ容易に避けられる。
「見せたげるよぉ、あたしの本気……チェーンソーザウルスをねぇ!!」
燐寧はそう言って肩のスラスター状器官から紫の焔を噴射して飛翔する。
「そんな巨体で空を飛んでも、的になるだけですよ」
メルは短剣で燐寧を狙うが、意外と彼女の動きは速い。それどころか、次第に加速している。
「おっと、こちらも忘れてもらっては困る」
クィトがパラドクス『北より至れ月冠す火』により全身と黄金猫拳打棒に炎をまとわせる。
軽く跳躍し一足飛びでバステト・メルへ飛びかかってきた。
「あちち……猫になんてことするんです! 毛に燃え移る!」
メルは短剣で棒を受け止めるが、近くで燃えている炎が熱く顔をしかめる。
「猫はかわいいけれど。汝はあんまりかわいくない。たぶん内面のせい」
そう言ってクィトは黄金猫拳打棒で連撃を繰り出す。
そこへ更に加速した燐寧が、空から隕石のように落ちてきた。
「跡形もなく解体したげるよぉ!」
「に゛ゃああ!?」
小さな黒猫のバステト・メルはひとたまりもない。
砂煙が落ち着くと、衝撃で地面にクレーターのような穴が開いているのが見えた。
メルの姿形は残っていなかったが、おそらく息絶えたのだろう。
「汝の心臓はマァトの羽より重い」
猫を悪事に使うことは許されない。メルは死後の裁き――クロノヴェーダに有るのかわからないが――を受けるであろうとクィトは想像した。
「これが、全時空の猫派の答えだよぉ!」
燐寧はチェーンソーザウルスから少女の姿に戻る。
無事、サフィーナ・ミウを守り、クロノヴェーダたちを倒すことができた。
首都での決戦も近いであろうと思われる。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【友達催眠】LV2が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV2が発生!