リプレイ
穂村・夏輝
「相手はあまり知能が回らないっていうみたいだし、簡単な防壁とか作ることができればいいかな?」
防御陣地に土嚢とか柵とかで防壁を作っておこうか。簡単に飛び越えられるだろうけど、飛んだ先に落とし穴を掘ったり、『オラトリオローズ』を設置して【捕縛】して動きを封じられるように仕込んでおこう
この時代で手に入らないものは先に新宿島で調達
パラドクスは【アイテムポケット】で物の運搬とかを効率化できればいいかなって思ってる
あとは【トラップ生成】で罠類の製作だね。多分、こちらから空から奇襲をシチュエーションも考えられるし、地面に注意を向けさせるだけでも効果はありそう
あとは何か味方のフォローができれば、それに回るよ
長月・夜永
薄手のTシャツに作業ズボンといった出で立ちで参加
▼基本行動
ナインちゃんや顔見知りの仲間達と連携
【トラップ生成】で、いい加減慣れた手付きで落とし穴等、非殺傷型の罠を設置していきます
▼早業+連続魔法の瞬間芸
仲間が伐採して積み上げた木々と土嚢に「忍法・氷天華」を使用
氷で覆うことで強度を飛躍的に向上、また表面にトゲトゲを増やして置きます
落とし穴の周囲に滑る氷の床でも作るかなぁ...
はぁ~涼しい....
(汗でシャツが張り付く連日の猛暑の中、土木作業....氷で少しでも涼しくなりたいとか思って使ったんじゃ無いんだからね)
仲間と連携出来る場合は率先して動き、他の仲間が不利になるような行動はしません
嵐柴・暁翔
取り合えず【パラドクス通信】で状況を伝え合いながら丸太罠の準備をします
ワンパターンではあるけど材料は幾らでもあるし場所としても都合がいいからな
ついでに【トラップ生成】に相乗りさせて貰って落とし穴の底にトリモチでも仕掛けてみるか
パラドクス以外ではクロノヴェーダ相手にダメージを与えられないから下手な突起物よりも有効だろうしな
今更ながら妖怪達は生まれというかその性質からは逃れられないのなら規律を守らせようもないしあまり集団での運用には向かないみたいだな
上役は多分力で押さえつけているんだろうけど、色々と苦労していそうだな…
山住・叉夜
都を護る為に、山から来る鬼共と戦うのか
こいつは皮肉だぜ。山に住んで都を荒らすこともあった山賊のアタシとしてはな
まぁ山にいる鬼共をぶっ殺すってことにはアタシとして文句なしに大賛成だぜ!
街道を一直線に進んでくる騎馬軍団に対する防衛陣地だろ?
で、場所は大枝山の麓だ
山の木々を無銘安綱で伐採して、【怪力無双】で街道に積み上げるぜ
馬防柵や拒馬のがいいかもしれねぇが時間が足りるか分かんねぇし、クロノ・オブジェクトじゃねぇならどっちでも似たようなもんだろ
この時代、街道っても道幅はたかが知れてるし塞げれば何でもいいぜ
障害物見て突っ込んでくるなら迎え撃てばいい、迂回して街道外れりゃそれはそれで移動速度も落ちるだろ
ナイン・スカーレット
アドリブ、連携歓迎。
迎撃作戦!
まずは敵の通過地点を確認、"飛翔"を使用して空から"観察"で作戦に適した場所を数点目星をつけてから作戦相談の際に情報を、提示します。
何回か行っている為提案は、泥濘による機動力低下、落とし穴による足止め、霧による視界不良、丸太罠やアイスクラフトによる誘導。
少なくとも罠の設置は有用な物は入れて100個とまでは行かないけれど用意して1つでも型に嵌ってくれれば御の字。
意見の中に、土嚢の先に罠は良さそう。
頭が回るタイプだと回り道をする可能性があるけど殺戮しか思考に無いなら正面から嵌めるのが良さそう。
皆のサポートに回りながら有用な方法を模索して提案はしていきます。
瀬鍔・頼門
ついに鬼馬どもとぶつかり合う時が来たか。一兵たりとも都に入れるわけにはいかぬ
だが敵の尋常ならぬ突破力を考えると…己一人の発想ばかりでは稚拙なことを痛感する。戦うなら前へと、私の思考も奴らと同じか
仲間の情報提供、提案や発想も頼りに模索し受け入れ、協力していこう
【トラップ生成】【拠点構築】で鬼馬軍団を迎え討つ街道へできる限りの落とし穴を作る。馬防柵も作り、新宿島から持ち込んだ鉄条網をかけて【電撃使い】で高電圧を流す。迎撃時に自分が電撃スイッチ役になるだろう。その馬防柵は仲間と相談して適切に配置
電撃の利用は他でも連携できるなら行う
そのほか仲間の作業も【拠点構築】を以て積極的に手伝っていかねば
「都を護る為に、山から来る鬼共と戦うのか。こいつは皮肉だぜ。山に住んで都を荒らすこともあった山賊のアタシとしてはな。まぁ、山にいる鬼共をぶっ殺すってことには、アタシとして文句なしに大賛成だぜ!」
山住・叉夜(姉御系山賊・g07042)が、少々皮肉っぽく笑って言い放つと、周囲を見回して続ける。
「街道を一直線に進んでくる、騎馬軍団に対する防衛陣地だろ? で、場所はここ、大枝山の麓だ。山の木々を無銘安綱で伐採して、【怪力無双】で街道に積み上げるぜ。馬防柵や拒馬のがいいかもしれねぇが時間が足りるか分かんねぇし、クロノ・オブジェクトじゃねぇならどっちでも似たようなもんだろ」
そう言って、叉夜は目の前の街道を見据える。
「この通り、街道っても道幅はたかが知れてるし、塞げれば何でもいいぜ。障害物見て突っ込んでくるなら迎え撃てばいい、迂回して街道外れりゃ、それはそれで移動速度も落ちるだろ」
「ああ、悪くない戦法だが、最後が惜しいな」
淡々とした口調で、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が告げる。
「鬼馬軍団が障害物見て迂回する可能性は低いが、実は、そいつをやられると最悪にタチが悪くなる。街道を外れても鬼馬は山の中を走れるし、ばらばらに散られたら、いちいち探して叩き潰さなきゃならん。一騎でも都に着いたら大惨事だし、それ以前に山の中で集落にでも行き当たられたら最後、住民の方々が皆殺しにされる。だから、万が一にも奴らが街道から外れないように、障害物は思い切り低くするか弱くするか、侮らせて突破を誘う程度がいい。でもって、俺は山の斜面から丸太を転がすつもりだ」
「ほう?」
渋い顔で暁翔の言葉を聞いていた叉夜が、ちょっと興味を惹かれた表情になる。
「丸太を転がし落として、鬼馬を潰すのか?」
「潰せやしないが、奴らはだいたい、横からの衝突を避けようと速度をあげる。そこへ、前方に障害物。飛び越すなり突き破るなりすれば、その先に落とし穴や泥濘。嵌ったところへ、飛翔攻撃。このパターンで、今まで割とうまくいってる」
暁翔の説明に、叉夜だけではなく、瀬鍔・頼門(あかときの影ぼうし・g07120)や穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)も耳を傾ける。
「うむ…ついに鬼馬どもとぶつかり合う時が来た、一兵たりとも都に入れるわけにはいかぬ、と気負ってしまい、ついつい戦うなら前へと、焦れた発想になってしまっていた。迎え撃つ、それも、止めるのではなく罠に誘導して嵌める、というわけだな」
頼門が真摯な口調で言い、そりゃあ、この時代出身の人はどうしてもそうなるよ、と、夏輝がうなずく。
「クロノヴェーダを倒すには、パラドクスで攻撃するしかないし、迎撃施設や罠は、攻撃しやすいようにする補助手段だからね。やっぱり、いちばん有効なのは落とし穴かな」
「その通りですね。ただ、【トラップ作成】で自動作成できる落とし穴は、非殺傷性…つまり、一般人が落ちても怪我をしない程度の深さしかないですから。クロノヴェーダの鬼馬の足止めをするには、かなり掘り下げなくてはなりません」
ナイン・スカーレット(赤い月の王・g07595)が告げ、力仕事は任せてくれ、と、頼門が請け負う。一見細身に見えても、元は平安武士。武術の鍛錬のみならず、生活のすべてを、機械等に一切頼らない「自分の身体」だけでこなしてきた経験の持ち主だ。まあ、それを言ったら叉夜も同じはずだが、彼女は、穴を掘るよりは木を切る方がいいな、と、少々気まぐれなところを見せる。そこは、山賊姫と宮仕え武士の違いだろう。
そして夏輝が、思案顔で続ける。
「穴を掘り下げて出た土を、袋に詰めて土嚢にしたらどうだろう。さほど高くは積み上げられないだろうけど、逆に、飛び越させてその先の落とし穴に嵌める、という手は使えないかな?」
「それ、いいですね! この後、空から地形を見て、どのあたりにどんな罠を作って組み合わせればいいか、作戦を立てます!」
軍師然とした口調で応じ、ナインが大きくうなずく。
そして、自称忍びの末裔の諜報員で、厳しく鍛え上げられてきたと称する長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)は、薄手のTシャツに作業ズボンといった出で立ちで、暑い暑いとぼやきながら、軽い口調で言い放つ。
「それじゃまあ、【トラップ作成】で浅い穴を作るのはいいとして、あとはパラドクスで、材木や土嚢を積んだ壁を氷で覆ってばっちり強化するかな?」
そうすりゃ涼しいし、と、お気楽に続ける夜永を、暁翔がジト目で睨んで告げる。
「おいおい、何を言ってるんだ。障害物は、弱そうに作って突破を誘うんだぜ? それをわざわざ強化してどうするんだ?」
「っていうか、いくらパラドクスの氷でも、今から氷を張って、鬼馬軍団が来るまで溶けずにもつんですか? まあ、嵐柴さんの言う通り、むしろ溶けないほうが問題みたいですけど」
夜永のパートナーで指示に従うことが多いナインも、ここは譲れないとばかりに、厳しい口調で指摘する。
「今までの戦いで、夜永がパラドクスで起こした濃霧が、とても有効だったと思います。できれば、また、あれを使ってくれませんか?」
「だって、それじゃ、ワンパターンじゃん…」
拗ねる夜永に、ナインはピシャリと言う。
「必勝の優れたパターンなら、ワンパターンで何の問題もないと思います!」
「うーみゅ」
ナインちゃん、きついこと言う時は言葉遣いが丁寧になるな、と、夜永は口を尖らす。どちらかというと軍師モードの口調なのだが、軍師モードになると夜永相手でも容赦がなくなるから、結果的には正しいのかもしれない。
そして暁翔が、ナインに告げる。
「俺と山住は、先に木を切り始める。障害物の材料にもしなきゃならんからな。用意は早いほうがいいだろう」
「お願いします。進行状況は【パラドクス通信】で確認しあって、無駄のないように進めましょう」
鬼馬軍団が近づいてくれば、怨嗟呪詛の声でわかるとは思いますが、準備を急ぐに越したことはないですから、と、ナインは応じた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【トラップ生成】LV2が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
穂村・夏輝
敵とはいえ、騙すのはあまり得意じゃないし、挑発方法は味方に任せるよ
「あっさりうまくいきすぎると、それはそれでちょっと罪悪感あるよね」
ワンパターンも定着すれば王道って言うのかな?
「アンジェは敵の動きを阻害して!」
あらかじめ壁の裏側、敵の死角になる部分に仕込んだ『オラトリオローズ』の茨を伸ばして、落とし穴で一瞬でも止まった敵を【捕縛】し、動きの邪魔をしてもらう
「一応俺は天使なんでね。呪詛とかの類には強いつもりだよ」
怨念の叫びは【浄化】を込めた【結界術】で仲間ごと守る。剣を地面に突き刺して発動とか、それっぽいかな?
敵への攻撃は【リングスラッシャー】による【斬撃】を縦横無尽に走らせるよ
嵐柴・暁翔
有効ならワンパターンでも良いのは認めるし、定番になったなら手馴れてくるから精度も上がっていくのも分かるけど…
……確かに目新しさとかそういうものも欲しいよな…
相変わらず【完全視界】で視界を確保して【飛翔】で山の上の木々の梢に潜伏して機会を窺う訳ですがね…
鬼馬軍団が罠に嵌った後は【飛翔】で上空から《贋作者》謹製の火符で攻撃します
叫び声はもうどうしようもないので気合で耐えます
念の為に街道の脇に幾つか障害物を置いた後に【隔離眼】で隔離しておき、鬼馬軍団が街道から逸れそうになった瞬間に障害物を元の場所に戻します
疾走中に横側に障害物が突然現れれば破壊もし辛いし街道側へ方向転換せざるおえないだろうからな
ナイン・スカーレット
アドリブ・連携歓迎
「作戦開始」
夜永が氷を出して溶けた部分が泥濘になる様にしてくれたので、敵が嵌ってくれると良いな
視界の奪取で、罠に掛かる確率もあがったし、確実に倒していきます。
「完全視界」は霧の発生と同時に「血解・摂理の瞳」を発動します
一度目を閉じてから「赤い瞳に模様が浮かび」あがる。
誰よりもパートナーを信頼しているからこそタイミングもバッチリ
迎撃は、穴に嵌っていないのを優先して叩きます。
力任せな攻撃は目で見切り。確実に倒して行きます。残留効果の"飛翔"を使用して地面の罠を避けつつ敵に襲撃。
「私は私がやれる事をする」
足を取られた敵は立て直しまで猶予が多少ある為、協力して連携を組んで攻撃します。
長月・夜永
あはは
論破されて、ぐうのねも出ない
まぁ、氷は溶けるのも想定の内、コレで多少は地面が泥濘んだかな?
今回のメンバーだと泥濘準備出来ないし無いよりマシ精神
さぁご要望にお答えして
【完全視界】は任せたよ相棒!!
「白い夢に堕ちろ!!!」
自身は【飛翔】で常に移動しながら、連続魔法+「忍法・白霧」を使うことで、継続して街道を濃霧に沈めます
自身と敵の攻撃方法の特性を考慮して戦い、連携して戦える場合は、可能ならば援護します
山住・叉夜
お、来やがったな
大声で位置を知らせてくれるたぁ、なんとも分かりやすい合図だぜ
さぁて、流石に騎馬武者の集団を相手したことは山賊してた時には無かったが、まぁ頼もしいお仲間もいるしなんとかなるだろ
まずは残留効果の【飛翔】を借りるぜ、騎馬の動きに付いて行くのと高低差の不利を消す為にな
接敵直前に【トラップ生成】も借りて煙幕を焚かせてもらうぜ
これで障害物にぶつかったり穴に脚取られて少しでも体勢を崩して隙が出来りゃ御の字だぜ
煙で見えなくても、向こうは怨嗟の声でわざわざ何処にいるか教えてくれるしなぁ!
でもって、煙幕に紛れて無銘安綱で【悪鬼粉砕撃】を放って、全力で叩き斬ってやるぜ!
瀬鍔・頼門
鬼馬と死した怨霊との合成か。お前達が向かうべきは都ではない。まずはその身を解脱し、御霊を神仏に委ねるがいい。この太刀と弓箭の業、今はそのためにも振るってやる
【完全視界】を使わせてもらい各種の罠にも見通しが利くよう備える
鬼馬が近づくなら仲間と攻撃の開始の頃合いに【挑発】も込めて重藤の弓で鏑矢を放つ
無双馬を駆りつつ、【飛翔】も使って罠で足の鈍った敵群へ【春日ノ御太刀】で攻撃していく
【騎乗】や【戦闘知識】も活かして自らは罠に飛び込まないよう無双馬と共に罠の隙間を縫って跳ね立ち回ろう
突破しそうな敵がいないかもよく警戒し、【挑発】して引き付ける
各攻撃ともに仲間との連携ができるなら積極的にしていくつもりだ
「殺ス! 殺ス! 殺ス! 殺スノダーッ!」
「お、来やがったな。大声で位置を知らせてくれるたぁ、なんとも分かりやすい合図だぜ」
街道の向こうから、トループス級クロノヴェーダ『『鬼馬軍団』付喪鬼兵』が放つ怨嗟呪詛の声が響いてくるのを耳にして、山住・叉夜(姉御系山賊・g07042)が不敵に笑う。
「さぁて、流石に騎馬武者の集団を相手したことは、山賊してた時には無かったが。まぁ、頼もしいお仲間もいるし、なんとかなるだろ」
嘯いて、叉夜は周囲を見回す。何しろ街道の地表は、どこもかしこも罠だらけになっているので、ディアボロスたちは叉夜自身を含めて全員、高度や位置取りの差はあれ【飛翔】を使い、地に足をつけない状態で待機している。ちなみに瀬鍔・頼門(あかときの影ぼうし・g07120)はサーヴァントの無双馬に騎乗しているが、サーヴァントはディアボロスと一心同体なので、通常は飛ばない無双馬も、ディアボロスが【飛翔】を使っていれば一緒に飛ぶことができる。見たところ、飛ぶ馬に人が乗っているようだが、実は飛ぶ人に馬が添って飛んでいる、という状態だ。
そして頼門は、迫ってくる『付喪鬼兵』の集団を見据えて言い放つ。
「鬼馬と死した怨霊との合成か。お前達が向かうべきは都ではない。まずはその身を解脱し、御霊を神仏に委ねるがいい。この太刀と弓箭の業、今はそのためにも振るってやる」
そう言いながら頼門は、重藤の弓で鏑矢を放つ。これは攻撃ではなく合図と破魔の挑発を兼ねたもので、独特の音を高らかに響かせて宙を飛んでいく。
「んじゃ、いってみようか」
その響きに合わせ、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が街道脇の山上に積んだ丸太のストッパーを遠隔操作で外し、丸太を街道に転がり落とす。同時にナイン・スカーレット(赤い月の王・g07595)が、パラドクス「血解・摂理の瞳(ブラッドアンサー・プロビデンス)」を発動。【完全視界】を展開し、全員が共有可能とする。
「ほいきた」
信頼されているからね、やる時は勿論やりますともさ、と小さく笑い、長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)がパラドクス「忍法・白霧(ハクム)」を発動。周囲に濃い霧を発生させる。
と、そこまでは、鏑矢の合図以外は、これまでの迎撃で使われてきた手法だったが、そこへ叉夜が一味付け加える。
「霧か、いいぜ! 【完全視界】か、いいぜ! でもって、こいつで罠の仕上げだ!」
言い放つと叉夜は素早く街道に降り、【トラップ作成】を使って周囲一面、障害物の前後、落とし穴の蓋など、一切の場所を問わず広範囲に「非殺傷性の罠」として煙幕玉をばらまく。横から転がってくる丸太を避けようと速度をあげた『付喪鬼兵』の先頭集団が、霧の中に突入すると同時に煙幕玉を踏みつけ、それこそ一寸先も見えない濃さで煙がたちこめる。
「オオオオオー!」
人間の騎手なら、まず間違いなく反射的に馬を止める状態であり、実際、騎馬集団の最後尾にいた『紅染・鬼之衛』は、懸命に自分が乗っている鬼馬を制して、どうにかこうにか止めている。だが、恐怖を感じない怨霊が主体の『付喪鬼兵』は、そのまま爆走を続け、そこへ夜永がパラドクス攻撃を仕掛ける。
「白い夢に堕ちろ」
「グワァ!」
まとわりつく霧が致命的な速度で熱を奪い、『付喪鬼兵』は凍りついて棒立ちになる。そこへ後続の『付喪鬼兵』が激突。凍った『付喪鬼兵』は粉々に砕け散る。
しかし、凍る寸前に『付喪鬼兵』は反撃のパラドクス「怨霊吸命」を発動。視界を奪われ、どこにいるかもまったくわからない敵…夜永に向けて、超自然感覚で的確に怨霊を飛ばし、さほど大きくはないがダメージを与える。
「ったく、これだからオバケ系のパラドクスはキライなんだ」
完全先手の刻逆(ときさか)使ってこないだけ、マシっちゃマシかもしれないけど、と、夜永はわずかに顔を顰める。
一方、霧と煙で完全に視界を奪われて暴走する『付喪鬼兵』たちは、まず土嚢と丸太に激突。それは強引に蹴散らしたものの、続いて深い落とし穴に転落。次から次へと続けて落ち込み、まともに身動きも取れないところへ、夜永を除くディアボロスたちが、一斉に空襲を仕掛ける。
「あっさりうまくいきすぎると、それはそれでちょっと罪悪感あるよね。ワンパターンも、定着すれば王道って言うのかな?」
少々呑気とも言える口調で苦笑交じりに言いながら、穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)がパラドクス「リングスラッシャー」を発動。天使の翼から回転する光の輪を放ち、『付喪鬼兵』たちを斬り刻む。身動きもできないまま全身を寸断された『付喪鬼兵』は、しかし潰れ際に反撃のパラドクス「怨念の叫び」を放ち、夏輝にダメージを与える。
「あれ、天使の結界では防げないか。ダメージ軽減はしてるみたいだけど…トループス級でも、クロノヴェーダはクロノヴェーダだなぁ」
まあ、たいしたことはないけどね、と、小さく肩をすくめ、夏輝は周囲を見回す。
一方、暁翔は後方から敵を追う形で進み、手前で立ちすくんでいるアヴァタール級は敢えて無視して、障害物近くで右往左往している『付喪鬼兵』に、パラドクス「贋作者(フェイカー)」で陰陽師の火符を作成して叩きつけ、焼き払う。血迷って山肌を駆け上がるような奴がいれば、【隔離眼】で別置きしておいた丸太を出してぶつけようと思って用意していたが、そういう奴はいなかった。とはいえ、焼かれた『付喪鬼兵』が「怨念の叫び」で反撃してくるのは躱しきれず、耳を押さえて顔を顰める…逆に言えば、その程度の小ダメージで済んだのだが、そういう羽目になった。
それに対して、頼門のパラドクス「春日ノ御太刀(カスガノオンタチ)」叉夜のパラドクス「悪鬼粉砕撃」そしてナインのパラドクス「血解・摂理の瞳(ブラッドアンサー・プロビデンス)」は、『付喪鬼兵』の反撃がオバケ系ではない力技の「両断」で、身動きできない『付喪鬼兵』はまともに繰り出すことができなかったので、巧く躱してダメージを受けずに済んだ。これが、もっと敵が器用だったり利口だったりすると、力技でも物理法則を無視できるパラドクスの特性を生かして当ててくることもあるのだが、『付喪鬼兵』は強力ではあっても融通は利かない。
「これで、最後か!」
雷電を帯びた太刀で『付喪鬼兵』の甲冑部分を両断し、無双馬に乗ったまま素早く宙に飛び退いて、潰れ際の反撃を躱した雷門は【完全視界】で周囲を見回し、言い放った。
「後は、大将一人だけだな」
「大将らしいことは、何もしてない大将だけどね」
叉夜が、皮肉っぽい口調で応じる。
「だけど、弱くはないらしい。手練の人斬りだそうだ。油断しないでいくよ」
「うむ」
頼門がうなずき、二人は『付喪鬼兵』の累々たる死骸…いや、とうの昔に死んでいる怨霊なのだから、残骸といった方が正しいか。それらを【飛翔】で飛び越えて後方へと向かった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【完全視界】LV1が発生!
【トラップ生成】がLV3になった!
【隔離眼】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
長月・夜永
んー....
(何だろう?色々ぶっ飛んでそうな大将だね...もしかして実は厄介者扱いで放り出されたりしてない?)
【飛翔】で上空に陣取りながら
【完全視界】+「偵察」で挙動を伺いつつ
元気なままだと面倒くさそうだし「忍法・白霧」継続が良さげかな?と判断
(頭のネジがぶっ飛んでて、多少のバッドステータスじゃ意味ないかもだけど)
うわぁ、霧の中で、一人でぶつぶつなんか喋ってるキモい
ボクは白霧の維持に努め、少しでもバッドステータスを与え続けます
反撃については、距離を保ちながら飛翔で上空を移動することで、回避を行います
極力可能であれば仲間の援護に動きます
ナイン・スカーレット
アドリブ・連携歓迎。
今回の敵はやばそう…早くケリを付ける為に"完全視界"夜永の「白霧」に紛れて飛翔の最高高度・最高速度で、槍をくるんくるんと回して慣性を付けて投擲します。
槍はくっしょんズの黒猫を使用して慣性の法則を無視してくるくるっと巻かれて槍の形状に固定します。
(頭のおかしい相手には正攻法でも行ける、怪しい動きをさせる前に倒さないと
「先に仕掛けるよ!」
速度・慣性を最大に活用して一撃で沈める気で行きます。
刻逆には警戒はするけれど、神速対最速勝負をします。
一撃離脱方式の攻撃になるけれど、先陣を切ります。
防御面では"戦闘知識"から槍術で対応します。
嵐柴・暁翔
SAN値直葬済みで正気度ゼロの殺人狂だろうと知性がないという訳ではないだろう
常識が違っていて理解しようがないだけで、寧ろ全てが殺人に特化していて危険な相手だろうな
相手には飛行能力がないなら【飛翔】で上空からの一撃離脱で仕掛けます
斬るのも斬られるのも好きそうなので攻撃しているのに結果として喜ばせてしまうのは業腹だけどな…
自分が殺した相手の最後を語るにしても極めて不快な言い草で戯言に付き合う理由もないのでさっさと【飛翔】で上空へ飛び距離を取ります
本質的には自慰行為に過ぎないんだし聞き手もいらないだろうに…
……そういう性質だからこそパラドクスの非常識さを十全に引き出せるのかもしれないけど…
穂村・夏輝
なんとも物騒な大将だね。今日に行かせるわけにはいかないね
「炎に氷っていうのは発想が単純かな?」
【雪花繚乱】で相手の身体から氷の花を咲かせて生命力を奪うよ。刀も凍らせて舐めることが妨害、または舌が凍った刀に張り付いたり舌に氷の花が咲いて喋るのを妨害できれば御の字
「もう喋らないでいいよ。アンタの自慢話は聞いていて気分のいいものじゃない」
攻撃(パラドクス)はアンジェローザに任せ、敵の斬撃はこちらも『天晶剣』で斬り結んだり、腕に展開させた『関羽の緑甲』で防ぐなどして仲間を守るように立ち回る。劣勢になっても『勇気』を以って弱気なそぶりは見せない。相手が喜びそうなことだしね
山住・叉夜
こいつはまた、随分とイカれた奴だぜ
まぁさっきの連中の親玉と考えると納得だがな!
わざわざ殺した人間の最後を覚えとくどころか、それを語って愉しむとか狂人だな。おっと、人じゃなかったぜ!
殺戮を愉しむのも人を喰うのも鬼や妖怪共なら普通だが、ある意味人間臭い楽しみ方をする奴だぜ
どうせお前みたいな奴は部下が全滅しようと気にしないだろうが、それでもアタシらを斃さない限りは都には行けないぜ?
お、待ちの構えとかビビッてんのか?
殺しが好きな癖に、アタシらに殺されたくないと怯えるとか嗤えるぜ!
口で挑発して、後手に回ろうとする敵から攻撃を誘って、待ちの構えから攻撃させることで、その隙を突いて無銘安綱で斬りつけるぜ!
瀬鍔・頼門
武者とは時に血にまみれようとも歩む道を失わぬもの。お前はただ血に酔い足を滑らせ道を踏み外した外道に過ぎぬ
【完全視界】【飛翔】を前回に続き使用
【トラップ生成】で追加で煙幕弾と落とし穴を敵の行動範囲へ撒き敵の視界と脚回りの自由を奪い続けたい
奴の凶詞には【精神集中】して耳を貸さず、斬り合いにも付き合わぬ。
そうして罠や味方の霧などが張られた上で、重藤の弓を以て無双馬と共に流鏑馬や犬追物のような騎射の要領で【岩清水ノ託閃】を使い攻撃していく
仲間と連携できる場合は必ず合わせていく
お前の血に酔った凶詞は冥府の閻魔大王こそ付き合うてくれよう。地獄でしかるべき慈悲を受けよ
「先に仕掛けるよ!」
今回の敵はやばそう…早くケリを付けないと、と、理屈抜きに直感したナイン・スカーレット(赤い月の王・g07595)は、黒猫くっしょんをくるくると丸めて槍の形態に変え、パラドクス「血解・飛翔千変万化(ブラッドアンサー・シェイプシフター)」を発動。濃霧と煙幕の中で動けずにいるアヴァタール級クロノヴェーダ『紅染・鬼之衛』に向け、全力全速で投擲する。
「この血に宿るは吸血鬼の力。最も鋭く、最も素早く、飛翔するモノに私は成る!」
「ぐわっ!」
漆黒の槍(本性は黒猫くっしょん)をまともにくらい、『紅染・鬼之衛』はひとたまりもなく鬼馬から落ちる。しかし、さすがアヴァタール級というべきなのか、身体を貫かれたというのに『紅染・鬼之衛』は特に堪えた様子もなく、反撃のパラドクス「血華流『朧華閃』(けっかりゅう『おぼろかせん』)」の準備段階なのだろうか、何やらべらべらと語り始める。
「槍使いか。思い出すな。あれはまだ、俺が力を得る前のことだ。朱塗りの大槍を使う騎馬武者と闘って、死闘の末に倒したことがある。知っているか? 朱塗りの槍というのは、その家中で一番の勇者と認められた者しか、使ってはならんものでな…」
「うわぁ、霧の中で、一人でぶつぶつなんか喋ってるキモい!」
長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)が身も蓋もない叫びをあげ、ほとんど反射的にパラドクス「忍法・白霧(ハクム)」を発動。喋り続ける『紅染・鬼之衛』を極低温で凍らせようとするが、さすがアヴァタール級というべきかのか、身体を白い霜で覆われながらも、『紅染・鬼之衛』は語りを止めない。
「…あの時は、俺は馬など持つこともできない素浪人だった。徒の者が、斬馬刀でもない並の刀で、朱槍持ちの騎馬武者と一対一で闘うなど、ほとんど自殺行為なのだが、それでも俺は立ち向かった…」
「もう喋らないでいいよ。アンタの自慢話は聞いていて気分のいいものじゃない」
それに、話が終わって反撃に出られたら、なんかすごくまずいことになりそうだし、と、穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)がパラドクス「雪花繚乱(スノウフラワーズ)」を発動する。
「アンジェ、咲かせるんだ。雪中にも咲く花々を!」
サーヴァントのオラトリオ『アンジェローザ』の力で、全身霜まみれの『紅染・鬼之衛』に、更に直接氷の花を咲かせ、急速に生命力を奪う。しかし、それでも、
『紅染・鬼之衛』は話をやめない。
「…将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、という。俺の武器は弓矢ではないが、まず馬を攻撃するのが定跡だ。ぶん回される大槍をかいくぐり、馬の蹴りや体当たりも紙一重で躱し、気合一閃、馬の脚を断ち切った…」
(「いやはや…本質的には自慰行為に過ぎないんだし聞き手もいらないだろうに………そういう性質だからこそ、パラドクスの非常識さを十全に引き出せるのかもしれないけど…」)
って、これまでこいつと闘ってきた相手って、この長話に延々付き合っていたのか? 一般人相手なら喋ってるうちに倒されることはないだろうが、普通、相手に逃げられるんじゃないのか、と、小首を傾げながらも、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は委細構わず、パラドクス「天元突破冒険者(ランディ)」を発動させる。
「……俺の太刀に、斬れぬもの無し。……全てを斬れ……雷光烈斬牙…!」
「ぐわあっ!」
暁翔の一撃で、両断こそされなかったが、肩口から胸元へ深々と袈裟懸けに斬り込まれ、『紅染・鬼之衛』は、さすがに話を止めて絶叫する。
しかし、まったく性懲りもなくというか、「血華流『朧華閃』(けっかりゅう『おぼろかせん』)」というのがそういうパラドクスだから仕方ないのかもしれないが、『紅染・鬼之衛』は掠れ声で再び話を始める。
「これは、雷電の力か…おのれ…しかし、恐れはせぬぞ。俺は、まだ力を得る前に、雷電の力を操る陰陽師と闘い、倒したことがある…そやつは、並の陰陽師と違い、呪符を使わず、雷獣を式神として操っておったのだ…なかなかの強敵だったが、しかし、しょせんは式神頼りの陰陽師など、式神を躱して本体に迫ることができれば、恐れるに足らぬ…」
「なんだよ、こいつは。戦おうともしないで、ぐだぐだと、昔語りのじーさんかよ?」
駆けつけてきた山住・叉夜(姉御系山賊・g07042)が呆れた声を出し、パラドクス「舌戦挑発(ゼッセンチョウハツ)」を発動させるが、『紅染・鬼之衛』はパラドクス「血華流『死閃』(けっかりゅう『しせん』)」の特性で敢えて後手に回ろうというのか、それとも一つ前の反撃準備が終わっていないからか、挑発に乗らずに延々と話を続ける。
「ハハッ! アタシのことが怖いのか? とんだ臆病者だぜ!」
「…式神を使う陰陽師の攻撃が恐ろしいのは、自分は遠く離れた場所にいて、式神を飛ばして襲ってくる時だ。そういう時は、死力を尽くして式神と無駄な闘いをするしかないが、雷獣使いの陰陽師は、自分の声で雷獣に命令せねばならなかったようで、そこに付け入る隙ができた。俺は、大刀を投げて囮にして雷獣の雷を受け、脇添えの小刀を抜いて…」
「もう、いい。武者とは時に血にまみれようとも、歩む道を失わぬもの。お前はただ血に酔い足を滑らせ、道を踏み外した外道に過ぎぬ」
無双馬とともに飛翔してきた瀬鍔・頼門(あかときの影ぼうし・g07120)が馬上から凛と声を張り、重藤の弓に矢をつがえ、騎射の要領でパラドクス「岩清水ノ託閃(イワシミズノタクセン)」を発動させる。
「我が心中の八幡座より清水を徹(とお)す…!」
「!!!」
一条の光と化した矢が『紅染・鬼之衛』の頭部を見事に粉砕。頭がなくなってしまえば、もはや語ることもできず、アヴァタール級クロノヴェーダはそのままばったりと倒れ、傍らに所在なげに立っていた鬼馬も消える。その死骸を見据えて、頼門が告げる。
「お前の血に酔った凶詞は、冥府の閻魔大王こそ付き合うてくれよう。地獄でしかるべき慈悲を受けよ」
「慈悲ぃ? 裁きじゃなくってか?」
叉夜が憮然とした声で訊ねると、頼門は複雑な表情で応じる。
「正しい裁きこそが、この者にとっては慈悲だろう。血に狂った外道とは言え…武への過剰な執着は、武者にとって他人事ではない」
「しかし、助かった。これもし、刻逆とか使って予備動作の長話抜きで先手取ってこられたら、最悪にヤバかったと思う」
夜永がぼそりと呟き、一同の背にぞっと寒気が走ったところで排斥力が発動し、ディアボロスたちはパラドクストレインに戻された。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】がLV4になった!
【飛翔】がLV5になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
【アヴォイド】がLV2になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【アクティベイト】LV1が発生!