リプレイ
アナスタシア・コルヒドレ
クロノヴェーダーの絶望は、どの時代も一緒だね。
絶対に救って見せる。
でも、休める時に休むのも仕事だよね……
現地に向かいつつ絶景を楽しもうかな。
わぁ……綺麗……記憶にわずかに残る景色は雪に埋もれてたし、本当にこういう景色を見るのが初めてなのかも私。
これから惨劇が起こるなんて思いたくないなぁ……
がんばらなくっちゃね……ファイト私、ふぁいとー!
巳波・空
話を聞きながら現地へ到着した景色にポカン。
目の前に広がる自然な絶景の地から目が離せない。
「すごく綺麗だ。こっちはなんだろう、緑ってこんなに色とりどり…自然の匂いや空気がおいしいとか聞くけど、なんだか言いたいことがわかった気がするな」
ジン『俺さ、じじい臭いこと言ってるとか気がつかないかな~?まあ、いいならいいんだけどよ』
事件までの間、そう言われていたが一度感じた感動に観光する気満々。
行ける所、見れる所は余すことなく見ようとせわしなく視線を巡らせ、感情のまま仲間かジンに止められるまで堪能するだろう。
観光したら、より一層人々の為に頑張れると意気込む。
●
「クロノヴェーダーの絶望は、どの時代も一緒だね。絶対に救って見せる」
道なき道をアナスタシア・コルヒドレ(記憶をなくした殲滅機兵・g00340)は駆ける。
時に山道、時に水辺。木々の間を何度抜けたのかは分からない。
最初は静かであった渓流の音が段々と大きくなっていた事だけは理解していたのだが……。
「わぁ……綺麗……」
「うん、すごく綺麗だ」
アナスタシアが気が付くと、隣に男の子が立っていた。
傍らにジンを連れて彼女と同じように上を見上げていた。
目に痛いほどの緑と、空から降り注ぐ木漏れ日。
上から下に延々と流れる『無数』の滝の群れ。
「記憶にわずかに残る景色は雪に埋もれてたし、本当にこういう景色を見るのが初めてなのかも……私」
アナスタシアの失われた記憶が疼くと同時に、記憶が無いという事実が漂白されて行く。
これほどに目と耳を支配するほどの絶景は見たことが無い。
失われた記憶の代わりに心のアルバムへ陳列される一ページ。もっと増やしたいという期待感。
思い出が増えた事は喜ばしいのと同時に、残った記憶が相対的に小さくなる事が悲しいのだ。
もしかしたら目の前で絶句する少年の記憶と、自分の記憶の量はさほど変わらないだろうことだけが悲しい。
「こっちはなんだろう、緑ってこんなに色とりどり……自然の匂いや空気がおいしいとか聞くけど、なんだか言いたいことがわかった気がするな」
その少年は逆だった。あまりにも増え過ぎた情報量に目移りしている。
巳波・空(幻双のコンビネーション・g04519)はただ……ただ佇んでいた。
なんでもない焚火や電信柱の光すら、見方によっては美しい。
しかし目の前の光景は、それらとは隔絶した雄大さがあった。絶景とはまさしく子の事だろうとも思う。
『俺さ、じじい臭いこと言ってるとか気がつかないかな~? まあ、いいならいいんだけどよ』
契約しているジンにそう言われたような気がした。
いや、本当に話してたっけ? ガーン覚えてない!
あまりにも現実感の無さに、ポカーンと数分……もしかしたら数秒かもしれないけれど時を忘れていたのだ。
もうちょっとだけこうしていたい。
急がなきゃいけないのだと思いつつ、ここで時間を浪費して、代わりにパラドクスでショートカットしよう。
空がそう言おうとすると、隣の女の人も同じことを思ったようだ。
「行かなきゃだけど……でも、休める時に休むのも仕事だよね……」
「うん。もうちょっと、もうちょっとだけ……」
事件が起きるまでの間。そこまでならば良いという指示を救いに二人はずっと眺めていた。
降り注ぐのは木漏れ日か、それとも滝の流れなのか。それとも時間かもしれない。
目と耳が一体化したような不思議な体験であった。
「そろそろ行こっか。がんばらなくっちゃね……ファイト私、ふぁいとー!」
一人で無くて良かった、他人を介して使命を思い出してアナスタシアは忘我の淵から復帰した。
眠って起きる毎に生きて死んで蘇る気がする時もあったが……。
我を忘れたこの感覚は悪くない気がした。
「うっし。終わったらまた別の場所に行ってみよーぜ! その為に頑張る!」
対して空の方はどこまでも前向きだった。
最初から何もない若き人生で、それでも大切な者が失われて始まったディアボロスとしての活動。
こんな光景を、こんな思い出をもっともっと増やそうと、明日を取り返そうと決意するのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
百部・小太郎
川があるならば土壌は問題ない筈。となれば農作開梱を進めておけば
それがしが居なくなった後もある程度食いつなげましょう。
場を作り、肥を撒いて掘り返す。石を取り除きこれをこまめに繰り返す。
米は喰うてしまえばその時それまでにございまするが。
肥やした田に撒けば、次の年への備えになり申す。
大切なのは方法を絶やさぬこと。手本にやってみまする故御覧あれ。
「こういった作業を春夏秋冬絶やさず行うのは一朝一夕にござりませぬ。
されど、撒いた米1粒。耐えた空腹一夜が未来を繋げるのでございまする」
序でに攻略旅団からの依頼も忘れずに。
「ところで何方か。かつての平城京が今し方如何なっているかなど、御存知の方は居りませぬか?」
冰室・冷桜
さーって、お手伝い、お手伝い、と
つっても、あんま手の込んだことはできねーわけですが
折角人より手が多いわけだし、それを活かす方向でーってことで
だいふくと一緒に川に落ちた物資を拾っていくわ
村人さんらにはこの後、物資と一緒に逃げてもらわなきゃなんだし、一人でも抱えられそうなのを優先的に選んで拾っていきましょうかね
沈んだ物資に釣られて魚が寄ってきたり、立ち往生してたりもするかもだし、折角なんで獲れそうな魚が居たらだいふくに槍で仕留めてもらって上乗せしちゃいましょ
食うもんなんて合って困るもんでもないですし、こんなとこまで来るくらいには困ってるみたいだしね
●
「この辺りが良いですかな。早速に場……縄張りに水隈りを決めるといたしましょう」
百部・小太郎(犬侍・g02146)はまず基礎的な所から始めた。
これから農地開墾の話をするのだが、その前段階である。
「米は喰うてしまえばその時それまでにございまするが。肥やした田に撒けば、次の年への備えになり申す。しかし闇雲に田畑を耕しても苦労ばかり」
「そりゃあ、まあそうです。おら達もやるだけやったんですが……」
報酬としてもらう米や雑穀を全て喰らうのではなく、小太郎は種子とすべきと説いた。
彼の言葉に村人たちは苦笑するほかない。こういってはなんだが無思慮に耕してもダメなのだ。
残念な事に彼らにそういった知識はなかった。
だからこそ基礎を教える事に意味があるのだろう。
「どこに田畑を作れば良いのか、水をどう引けばよいのか。この『場』造りが重要なのです。そして肥を撒いて掘り返す。石を取り除きこれをこまめに繰り返す」
大切なのは方法を絶やさぬこと。そう告げて小太郎は率先してみた。
目の前に広がる荒れた土地をまずは良い場所とそうでない場所に分ける。
耕し易く往来し易く、何より水が引き易い場所。それを押し付けるのではなく、実際に教える者が手本を見せることが重要なのだ。
「こういった作業を春夏秋冬絶やさず行うのは一朝一夕にござりませぬ。されど、撒いた米1粒。耐えた空腹一夜が未来を繋げるのでございまする」
そう言って木の棒で地面を区分し、その一つを掘り返して空気を混ぜ込む。
そして丹念に石を取り除いて、後は肥料を撒いて米や雑穀の種を手に入れるばかりとなった。
そんな彼の姿を眺めながら、引き込む予定の川を遡り始める者が居る。
「さーって、お手伝い、お手伝い、と」
冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)は頬を掻きながら面倒くさそうにこれからの行程を眺める。
そして田畑になる予定の場所で額に汗している人々に視線を向ける。
「つっても、あんま手の込んだことはできねーわけですが」
上流までの道のりと、地道な農耕生活。
どちらがより面倒かを勘案して、速攻で歩き始める。
こちらは異動してしまえば何とでもなるが、この場に留まったら何を言いつけられるか分からない。
立っているモノは親でも使えと言うじゃないか。
「まあ、あれだあれ。折角人より手が多いわけだし、それを活かす方向でーってことで」
そして傍らを飛ぶメーラーデーモンのだいふくを眺めた。
その瞬間に首を傾げられるが、傾げてる場合じゃねーぞ。
主に働くのは君だからな。
「私、物資運ぶ。あなた魚獲る。OK?」
最初は一緒に物資を運ぼうかと思ったものの、川を流れて来る米や雑穀が割りとある。
お魚さん達がそれをつついているのをみて、こいつらでも食料になるかな~と面倒な作業は、だいふくに全部任せる事にしたのである。
「食うもんなんてあって困るもんでもないですし、こんなとこまで来るくらいには困ってるみたいだしね」
途中の絶景を素敵にスルーしながら冷桜は彼方に見え始めた村人たちの背中を見つけた。
何とか追いついたようだし、これなら事前に割り込めるだろう。
村人さんらにはこの後、物資と一緒に逃げてもらわなきゃなんだし、大量の物資は諦めて、一人でも抱えられそうなのを優先的に選んで拾ってもらおうかと思うのだ。
たぶん冷桜たちがバンバン放り投げれば、少しでも持ち去れるだろうから。
そして彼女たちが目的の渓流に差し掛かった頃のこと。
同じ質問が何度も問われることになった。
「ところで何方か。かつての平城京が今し方如何なっているかなど、御存知の方は居りませぬか?」
「いや、知らねえっす」
小太郎の問いに対して村人たちは知らなかった。
「手前もあちらには伺ったこともございませんで」
そして対象を変えても繰り返される言葉は同じ。
彼らに依頼したという商人たちもまた知らなかったのである……。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
那木・遠名
近々の食べ物ももちろん大事だけれど、やっぱり畑を作れる土壌が必須よね!
というわけで、川よりの方にある土地を私の尻尾で耕すわよ!
土壌改良でその後も作物を作れる土地になるわ。
川から水も運べるし、畑として上手く活用してくれるといいわね。
どうやら竹藪を作る仲間や温泉を作る仲間がいるみたいね。
なら竹藪で囲われた中に畑を作るのがいいわね!畑の近くの竹にもいい影響が出るものね。
植物活性も一緒に発動するみたいだから上手く連携したいわね。
その側に温泉があったら畑仕事の疲れを癒せるスポットになるし、水源も発動するわね!
エフェクトの相乗効果で期間中に近々食べる為の野菜や飲水なんかも作れるわ!
【連携歓迎】
朝比奈・架恋
■目的
竹を成長させて資材を作ったり、たけのこをゲットしたり、皆の役に立てるように頑張るっ…!
[那木・遠名さんと天破星・巴さんと連携します。]
■行動
【パラドクス:お花に捧ぐマジカルパワー】を使えばすごくたくさんの竹藪や畑の作物を作り出すことができると思う…!
竹はすごく成長が早くて、成長した竹は色々な道具を作るのにも役立つの…!
那木・遠名さんの土壌改良の力も借りてグングン育てちゃおう!
竹の頑丈な根は地盤を強固にする性質もあるから天破星・巴さんの作る温泉もさらに丈夫に作ることが出来るんじゃないかな!
たけのこが生えてきたら食べられるね…!
住民のところへ持って行ってあげよう♪
たけのこご飯は美味しいの~♪
天破星・巴
【アドリブ歓迎】暫定版
那木殿、朝比奈殿と連携
【植物活性】【土壌改良】と重ねれば食は改善できそうじゃ、良きかな良きかな
川が近辺にあるとは言え水利権は厄介じゃ、わらわが人肌脱いで川以外の【水源】を用意するのじゃ
源泉の温度の高さは薪の節約にもなるのじゃ
村人と相談し条件のいいところに『鬼怒川』で温泉を湧かす、
朝比奈殿の竹藪でちょうどいい目隠しと地盤強化
竹を切った樋で湯を運ぶと同時に冷まして湯舟に
「しっかり体を洗ってから入るのじゃぞ」
温泉に入る気持ちよさを知って貰い、体を洗う習慣が身につけば
疲労回復と病気予防で一石二鳥じゃ
●
「基礎は判った~? じゃあいっくよー!」
よいしょー!
那木・遠名(魑魅魍魎の主(再出発)・g01355)は自分の尻尾を突き立てて、大地を『掴む』や一気にひっくり返した。
いわゆる尻尾でやる畳替えし。いやまあ畳じゃなくてひっくり返すのは地面だけどね。
「近々の食べ物ももちろん大事だけれど、やっぱり畑を作れる土壌が必須よね! 時間も惜しいしドンドンいくよー!」
先ほどまで仲間がやっていたのは基礎講習。
パラドクスで変異させた事はディアボロスが立ち去ると、縮小・消え去る事が多いのだ。
そこで基礎知識をちゃんと身に付かせておいて、パラドクスはあくまで最初の数日~十数日を短縮させる。
ただし、それだけでは効果が薄いし、種に使う分だけ食料が減るので幾つか考慮していたのだ。
「あの……何か、予定より広いのですが?」
何故か、最初に割り振られた縄張りよりも広い。
水隈の部分まで掘り起こしているので、最初は水路の分も掘ったのかと思ったのだが……。
「いーのいーの。そっちの準備は良い?」
「あ、はい! 問題ありません!」
遠名が確認すると朝比奈・架恋(駄菓子屋の少女・g01789)は少し離れた場所で準備をしていた。
そこまた尻尾で掘り返した場所であり、こんなところまで田にしたら米が食えなくなると村人が思った時の事!
「瞳を閉じて、祈るは花めく創造の世界――竹原、深藪、なよ竹!」
架恋が思い描いたのは竹林である。
パラドクスによって栄養を与えながら四方に延びさせていく。
遠名が改良した大地の力、そして架恋が活性化させた植物の力はこの田畑に力を与えるだろう。
それは普通ならあり得ない速度で収穫を与えると同時に、もう一つ意味があった。
「竹はすごく成長が早くて、たけのこを食べられるのは勿論だけど……成長した竹は色々な道具を作るのにも役立つの……!」
パラドクスで作り出した物は収縮・消滅する可能性がある。
だがしかし、期間中に採り入れた物はそうではない。
竹は次々に刈り取らないと困るほどの成長ペースを有している。
そこにパラドクスを二重に使えばどれほどの速度だろうか?
架恋が言う様に筍は食料であり、同時に様々な物を作る材料となるという点で優れていた。
「ふむ。二つの重ねれば食は改善できそうじゃ、良きかな良きかな」
その様子を見て天破星・巴(反逆鬼・g01709)はカラカラと笑った。
そしてももむろに、竹藪の向こうで拳を掲げた。
それは大いなる力業。突き立てる拳は力づくで温泉を息吹かせたのである!
「川の流れは命を育む、されど水滴は岩を穿ち、激流は岩を砕く、変幻自在の水流とくと味わうのじゃ……」
知っているだろうか? その昔、近畿から四国にかけて坊主業界のエライ人が渡り歩いたそうな。
折に触れて大地を抉り、最初は間欠泉の如く温泉を噴出させる。
それは次第に緩やかな源泉、あるいは水源となったという……。
「こっこれは一体……」
「川が近辺にあるとは言え水利権は厄介じゃ、わらわが人肌脱いで川以外の水源を用意したという事じゃな」
中世以前の世界では、水の流れ一つで領主間の戦争……フェーデが起きることもあったという。
それは洋の東西を問わないので、『行者が湧かせた』という建前は重要だろう。
仮にディアボロスが帰還してパラドクスが消えたとしても、『行者が与えた』という建前は有効なのだ。
「ひとまず煮炊きに使う薪の節約にはなろう。薪は町に売りにでも行くと良い。その上で、温泉は体を健康にしてくれる」
村人が食べる物は雑炊や水炊き鍋なので、単純にお湯と言うのはありがたい。
薪を節約できるのであれば、労力は減るから農耕に時間は費やせるし、売りに行く事も出来た。
そして何より温泉の起源は古く、それこそ古事記にも載っている。
……もちろん煽り文句としての古事記ではなくリアルな話、ちゃんとした古代からの知恵(力説)なのだ!
「暑過ぎる場合は、竹を切った樋で適当な場所に運ぶと良い。しっかり体を洗ってから入るのじゃぞ」
「へへえぇぇ!」
体を洗う習慣を身に付かせようとしたが、どこかのエライ坊主かと思われたようだ。
坊主じゃなくて比丘尼、いや修験者か?
どちらにせよ宗派はその辺ではなく……そうだな、甘党とでもしておこうじゃないか。
「水源と言うか温泉も出来たのね? 畑も良くなるだろうし、しっかり働いてしっかしお湯で汗を流して、しっかりご飯も食べる! 良い感じじゃない」
「お米は少ないかもだけど……たけのこが生えてきたら食べられるね……! たけのこご飯は美味しいの~♪」
パラドクスは一つでも劇的な効果を持つが、中には相乗効果を発揮する物がある。
彼女たちがやった三種の複合はその一つであった。
もちろんソレが失われることも判っているが、『竹』という成長度の早い植物を選んだのは注目に値するだろう。
当座の食用に出来て、なおかつ道具の材料になるというのはそれだけ便利なのだから。
「さて、これで最低限の用意は果たしたか。……後は『源』に向かった者たちを助けるだけじゃな」
巴はそう言って渓流へと向かった村人たちに思いを馳せる。
そこには食料であり種子である米や雑穀……何より今回の一件を引き起こした元凶が居るのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
紀・雪名
小賢しい河童だね。大玉の前に居座られるのも邪魔だ…片付けるに限るかい?
さっさと干からびて潰れてしまいなさい。その前に潰されるのが本望かな。
大げさに動き回らず、仁王立ちし大群の河童が向かってくれば【鬼神変】で強化した腕をもって【破壊】握りつぶす。躊躇なく、大量に、遠慮なく潰して行きましょう。
撃ち洩らしは、仕方ないので仲間にお任せします。
それでも、羽虫の様にうと惜しくなれば【攻性式神結界】にて複数囲み込んで式神にでも任せましょう。用心として、仲間が結界中に入っても攻撃しないように言いつけておかないといけないね。
巳波・空
戦闘はまだまだ未熟だから、仲間の傍で手伝いをするか。
数が多いから、なるべく頭数減らしておけば後からくる仲間にも有利だよな?
足止めに、殺気で怯ませて1体ずつ確実にジンと共に斬撃を仕掛け仕留める。
「綺麗な観光地にお前達は無用だ!」
ジン『張り切ってるな、あんだけ機嫌良かったもんな…しょうがねぇな、好きに暴れてくれよ』
俺の動きに合わせて、的確な攻撃を教えてくれるジン。連携をもって動き回る。また、無防備な敵には『屠竜撃』で突撃だな。俺も容赦しないんだぜ。
●
「小賢しい河童だね。親玉の前に居座られるのも邪魔だ……片付けるに限るかい?」
紀・雪名(鬼をも狩り尽くす鬼・g04376)は溢れる様にやって来る河童たちを迎え討った。
我先に逃げる村人たちの殿軍として立ち、触れる端からひっくり返していく。
「うっとおしい。さっさと干からびて潰れてしまいなさい。それとも、その前に潰されるのが本望かな」
ぶちかまして来る河童に対し、雪名はカウンター気味に真っ向から叩き潰していく。
鬼の剛力を活かした戦法で、大袈裟に動き回らず河童からも分かり易い位置で身構える。
殴り倒し蹴散らし、当たるを幸いに粉砕していく。
「撃ち洩らしは、まあ仕方ないので仲間にお任せします。しかしこう多いと結界でも敷いておいた方が無難でしょうかね」
奪われたかつての力には程遠いが河童を粉砕するには問題ないパワーだ。
そんな中で『結界に仲間が入っても手を出すな』と命じておかなきゃ……。なんて思う雪名であった。
そして彼が足を止めて関所になるのとは逆に、動き回って河童を仕留めていく者もいる。
「でい……やああ!!!」
巳波・空(幻双のコンビネーション・g04519)は渓流の中を駆け抜けた。
道なき道を走り、丘を越え山を越えて飛び掛かる。
『ギエエ!!』
「次!」
勢いと重力の両方を利用して上から下に振り下ろす強烈な一撃。
竜でも倒せそうなその一撃は、河童程度ならば皿から尻まで真っ二つにするのも容易だ。
『張り切ってるな、あんだけ機嫌良かったもんな……しょうがねぇな、好きに暴れてくれよ』
今もまたは走り回っているので聞き取りにくいが、誰かがそう言っている気がする。
おそらくは契約しているジンであろう。
空は単独で、あるいはジンと一緒に連携して河童たちを葬っていった。
「綺麗な観光地にお前達は無用だ!」
空はそう言ってこの地を守るために、逃げる村人たちを守るために戦い続けた。
時折に仲間と肩を並べて協力し合って戦い続ける。
「何体倒した?」
「さて、数えてませんね。多分倒してると思うんですが、動かなくなったらもう覚えてませんし」
数えきれない河童にヘキヘキして空が尋ねると雪名は肩をすくめて苦笑する。
こうして戦果を挙げる二人だが、戦いはまだ始まったばかりだ。
渓流のあちこちで戦いが繰り広げられ、無数にいる河童に対して仲間達と共に戦い続けた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
那木・遠名
せっかく土壌を良くした畑、荒らされたら堪らないものね。
というわけで、河童達にはいなくなってもらわないといけないわ?
せっかく作った竹藪よりも川寄りの方で迎え撃つべきね。
群れの先頭に向かって暗闇の結界を仕掛けるわ。
そのまま間髪入れずに式神を降らせて攻撃ね!
より多く数を減らして被害を抑えたいところよね。
ロロス・ペタルロベル
復興支援は皆さんにお任せして、私は目下の脅威を排除しに行きましょう。
敵の頭目は人々が苦しむ姿を楽しむような悪趣味な輩ですし、
逆にそれを阻止されたら少しは冷静さを奪えるのではないでしょうか。
頭目の護衛よりも先に、まずは逃げる人々を襲う河童の方を退治してしまいましょう。
河童なら以前も倒した事があるので戦い易いですね。
一体一体斬り捨てていっても良いのですが、数が多いので今回は効率的に倒していきましょうか。
【妖艶収納術】で胸元から『巫術牌』を取り出し、その牌に敵を焼き尽くす炎を纏わせて投げつけます。
接近して来ようものなら近づく手間が省けたというもの。
得意な近接戦で回り込もうとしてきた敵を斬り捨てます。
●
「じゃあそろそろ迎え討ちにいこっかな」
那木・遠名(魑魅魍魎の主(再出発)・g01355)は村に作り上げた竹藪の手前から出撃していた。
元よりこの田畑は川の傍に作っており、その竹藪は川との境界線でもあった。
「せっかく土壌を良くした畑、荒らされたら堪らないものね」
パラドクスは後に残らない物が大半で、仲間たちで協力し合った力もやがて霧散するだろう。
しかし彼女が行った事は多少違った。パラドクスで起こした尻尾でやったという記憶自体は消えても、土壌の改良は掘り返し空気や肥料を混ぜ込むという物理的な効果なので残る。同様に収穫したタケノコや、竹で作った道具は消えない。まして現地レベルで再現した知識は消えない。
そう、皆で協力した成果は消えないのだ。これは手を取り合って村人たちの未来を取り戻す戦いの始まりであった。
「来た来た。というわけで、あなた達にはいなくなってもらわないといけないわ?」
『ガー!』
遠名はそう言ってやって来る河童たちの戦闘に向けて暗闇の結界を築いた。
「見えぬは畏れ、星は疾く降り注ぐ……急急如律令!」
間髪入れずに式神を降らせ、それはまるで闇夜に振る流星であるかのようだ。
否、ソレはまさに星の形をした式神である!
隕石が河童の群れを打ち砕き、村に襲い掛かろうとする敵を葬っていった。
そして彼女よりも少し先、逃げる村人を守って戦う姿があった。
荷物を抱えて走る村人を抱え上げ、あるいはその背を守る様に奮闘している。
「河童なら以前も倒した事があるので戦い易いですね」
ロロス・ペタルロベル(妖艶な焔刃納刀術使い・g02535)の目的は村人の護衛であった。
敵の頭目は人々が苦しむ姿を楽しむような悪趣味な輩であるし、そういう相手は目論見が邪魔されたら腹を立てるものだ。
それに何より、子供たちの為に食料を確保する人々を放っておけるはずも無かった。
「一体一体斬り捨てていっても良いのですが、数が多いので今回は効率的に倒していきましょうか」
ロロスは胸元から牌を取り出した。
それは妖怪の骨を元に作り出した武器でもある。
敵を焼き払う炎をまとわせて投げつけ、あるいは尻尾の中に暗器として潜ませカウンターで使用した。
「あ……つい適当に済ませましたね。次は普通に斬りましょう」
妖艶な仕草でお尻をというか尻尾を抑え、隠しておいた牌を回収。
その手並みはまるで幻術の様だがあくまで収納術の一種だ。
本当は刀を抜いて闘うのが得意なのである。
「全然減らないわね。もうちょっと倒して被害を抑えたいところよね」
「最初よりは減ったんじゃないでしょうかね? 鬼さんの頭目が怒ってたら減ってますし、笑ってたらもうちょっと倒さなきゃです」
川下からやって来た遠名が合流するとロロスは首を傾げつつ、橋の上に陣取る鬼の頭目を指さした。
そいつは手下の鬼たちに怒鳴って指示して居るかのように見えたので、思ったよりも減っているのかもしれない。
二人の狐娘たちは色んな意味でタイプこそ違うが(何処とは言わないが)、共に手を取り合って川上に居る鬼たちを退治すべく目指したのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
灯楼・弐珀
🖼弐祇
此れがクロノヴェーダの鬼ですか
…良い迫力だ
えぇ、お兄さんにお任せくださいな
にこりと笑み浮かべ
何も恐怖を感じぬままに鬼の前
祇伐くんに怪我はさせられないしね
君に『命』はもったいない
『熱』がちょうどいい
パラドクス使用
絵は準備済みさ
この経験は鬼を描く時の参考にもなるが
直ぐ描けないのが非常に残念だ
基本最初の攻めは横軸メイン
『鉄槍』飛ばし牽制
お兄さんを捉えるには衝動に任すぐらいじゃァ届かないよ、鬼くん?
早業で魔力翼を使い
器用に動きの軌道を変え攻撃を避け続ける
当る時は『鉄壁』用い間に挟み軽減
怪我もまた経験さ
鬼が疲れた所で頭上へ
巨大な『鉄塊』
心強い援護も有ったし
頭上に気が向けれたかな?
さよなら、鬼くん
咲樂・祇伐
🌸弐祇
これが、鬼…
弐珀さん、どうかお気をつけて
戦うことは恐ろしくて、震えそうになってしまう
でもそれではいけない
私は、守る者なのだから
……お父様のように、誰かを守れる者になるの
だから、誰も鬼に傷つけさせる訳にはいかないのです!
敵の動きをよく観察しながら、捕縛の赫縄を巡り縛り、鬼の動きを鈍らせます
悪意などに負けない、負けていられない!
蠱惑の桜にてこころを惑わし咲かせる、桜蜜ノ夢幻──とろり、囚われておしまいなさい
弐珀さん……!無茶はなさらず
鬼の攻撃から彼を守るよう、閃光を放ち目眩し
衝撃波と共に斬撃を放ち援護して、
臨機応変に攻撃と支援をしていくわ
鬼さんこちら─私に意識を引き付けて
弐珀さん、今です!
●
「これが、鬼……」
「ええ。此れがクロノヴェーダの鬼のようですね……良い迫力だ」
河童たちが役に立たないと見て、とうとう鬼たちが動き出し始めた。
咲樂・祇伐(禍厄メルヒェンリート・g00791)と灯楼・弐珀(絵師お兄さん・g00011)はその動きを察知して立ち塞がる。
鬼たちは筋肉が盛り上がり気炎を上げ、荒々しく森を貫くかの如く行進していた。
「弐珀さん、どうかお気をつけて」
「えぇ、お兄さんにお任せくださいな」
もしここに暴力組織が一万人で集会してても取って食いそうな鬼たち。
それほどの猛威を前に弐珀はにこりと笑顔を浮かべた。
「祇伐くんに怪我はさせられないし、鬼くん……君に『命』はもったいない。じゃあちょっと描いてしまうとしようか」
そう決意を口にして弐珀は苦笑した。
描いてしまうというのはちょっと語弊がある。
「おっと失敬。絵はね、もう用意してあるんだ。君らには『熱』がちょうどいい」
絵は準備済みであった。
その一枚に籠められた力は絶大だが、直ぐに描けないのが偶に瑕。
ゆえに事前に用意してあったのだ。
「帯びた熱は力に変わり、注がれた命は動き出す、―――そう、これがお兄さんのパラドクス」
弐珀が絵を開放すると、キャンパスの中心から絵が消えていく。
代わりに描かれていたはずの鉄の槍が現れ、鬼たちを串刺しにしていくではないか。
やがて槍を掛けていた鉄の壁そのものが徐々に消え失せていくのが見えた
そしてその様子を見ながらもう一人も動き出す。
「戦うことは正直恐ろしくて、震えそうになってしまいそうですが……。でもそれではいけませんよね」
祇伐は震えそうになる心を落ち着けて決意を固めた。
今まさに戦っている仲間がいるのだ。しかも目の前に居るのは見知った相手である。
震えるだけで過ごすのは駄目だ。彼女は守る者なのだから。
「……お父様のように、誰かを守れる者になるの。だから、誰も鬼に傷つけさせる訳にはいかないのです!」
祇伐は敵陣の動き、そして弐珀の戦いぶりを観察していいた。
そして相手の動きに合わせて牽制を行い、あるいは味方の動きに合わせて援護を飛ばす。
「蠱惑の桜にてこころを惑わし咲かせる、桜蜜ノ夢幻──とろり、囚われておしまいなさい」
祇伐は弐珀や自信に向けられた悪意に対して、夢幻を持って相対した。
桃源郷に至るほどの幻による桜の力にて心を惑わすことで、悪意の念を霧散させる為だ。
「これは祇伐くんの援護か。お兄さんを捉えるには衝動に任すぐらいじゃァ届かないよ、鬼くん?」
「弐珀さん……! 無茶はなさらず」
余裕を吹かせる弐珀に対し、祇伐の方は気が気でない。
鬼の攻撃から彼を守るよう、力を放ち目眩しを掛け衝撃波を放つ。
「弐珀さん、今です!」
「この経験は鬼を描く時の参考にもなるが……君たちは頭上に気が向ける注意を覚えられたかな? さよなら、鬼くん」
そして最後には鉄の壁が落下。
時間を掛けて放った特大の鉄の塊が鬼たちを押し潰していく。
『くそっ。役立たず共が!』
こうして渓流では多くの河童が討ち取られ、橋の周囲では鬼たちが倒れていく。
どちらも全滅して居ないが、大半が露と消えたのであった
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV3になった!
天破星・巴
【アドリブ・連携歓迎】
さて、村の復興支援はできたのじゃ
じゃが、村人が減っては片手落ち鬼退治と参ろうか
拳に鬼の力を集中し円錐状の貫通力を高めた血を弾丸に指弾を放つ
血弾を指弾で弾くことを得意とした無銘の鬼に
新宿島で読んだ銃の知識を元に「鬼関樹」と名付け
近代知識から弾の形状を工夫を知り進化させた鬼術
両拳による疑似二丁【砲撃】血弾による装填なしの【制圧射撃】は【破壊】をもたらす
全身を異形巨大化させて力を振るえば勝てるとおもったかえ?
無駄の多い使い方じゃ、集中させた力との差思い知るのじゃ
血を使った分『鉄のさぷりめんと』とやらを飲んでおかないといかんのじゃ
新宿島に流れ着いたことで得た者は多い仲間・知識・薬
アナスタシア・コルヒドレ
復興は他の人たちがしてくれたなら、後は殲滅鏖殺……ひたすら倒すだけ!
近接する復讐者たちを援護するよ。
まずは煙幕を【投擲】、煙で【撹乱】、味方と敵の動きを【戦闘知識】で【情報収集】したら、味方を誤射しないように敵側面からアナイアレイションでMG42を掃射するよ!
巨大化は強いけど、的が大きくなるということ。
その分こっちの誤射率は減るし、近接の人たちもやりやすいんだよ逆にね!!
昔こんな時こんなこといった気がするから、言ってあげるね!
『その汚ねえ歯を鉛玉で磨いてやる!!』
●
『なんだ? 煙だと、しゃらくさい!』
鬼の頭目は突如として湧き出た煙をうっとおしそうに仰いだ。
しかし一過性の煙ではない為、即座に消えたりはしない。
「復興は他の人たちがしてくれたなら、後は殲滅鏖殺……ひたすら倒すだけ!」
アナスタシア・コルヒドレ(記憶をなくした殲滅機兵・g00340)は煙幕を投擲して敵陣を攪乱しに掛かった。
既に敵味方の動きは掴んでいる。
味方に当てない様に敵にだけ当たるようにマシンガンを乱射したのであった。
「生物の巨大化は強いって事だけど、的が大きくなるということ。その分こっちの誤射率は減るし、近接の人たちもやりやすいんだよ逆にね!!」
彼女がやったのは単純な作業である。
味方が突っ込んでいる鬼は狙わず、鬼が持つ背の高さだけを頼りに撃ち込めば終了だ。
しかもよく見れば鬼に向かった味方は接近戦を挑んでいないので、急接近されてしまった場合を除けば誤射し難い。
よく考えられた戦術にしきりと唸る陰一つ。
「なるほどのう。やはり鬼どもに近代戦の経験はないか。当然じゃの」
その様子を眺めて天破星・巴(反逆鬼・g01709)は満足そうにうなずいた。
現代社会に流れ着き、その場で見聞きした事を吸収した甲斐があったというものよ。
「えふ、ぴー、えす。じゃったか。大いに参考になったぞ」
基本は敵が攻撃する位置に居なければ良い。
どんなに上手く避けても当たる時は当たるので、相手の攻撃しようとする場所から離れるのだ。
逆にこちらは相手にの移動する位置と、そのタイミングを掴めば良いだけなので急所に当てようとしなければ当て易いのである。
「さて、村の復興支援はできたのじゃ。じゃが、村人が減っては片手落ち鬼退治と参ろうか」
それを指で弾くことで飛ばすのだが、円錐状にすることで貫通力を増している。
達人級の漢であれば筋肉繊維を絶ち、あるいは刺激することで自在に操れるという奥義にも似ていた。
「拳を砲身とし、鬼血を弾丸と成す。指弾と言えども鬼の握力、貫通力は本物以上じゃ。ほれほれほれ!」
鬼の移動に特大の血弾を弾き、あるいは散弾を流星のように見舞っていく。
新宿島で読んだ銃器の知識、あるいはゲームとやらの訓練を経て覚えたこの技の名は『鬼関樹』。本物の機関銃と違う事は残弾やリロードなど必要なく、指で弾くので両手で構えられると無慈悲な制圧射撃であった。
「全身を異形巨大化させて力を振るえば勝てるとおもったかえ? 無駄の多い使い方じゃ、集中させた力との差思い知るのじゃ」
「こっちもクリア! 残りを片付けるわよ」
巴の猛射を見ながらアナスタシアも集中射撃を喰らわせていく。
「良い言葉を教えてあげるわ! その汚ねえ歯を鉛玉で磨いてやる!! ってね!」
さすがに血の弾丸とは思いもしないので、アナスタシアが繰り出す言葉はこんなのだった。
「うーむ。フラフラするのう。血を使った分『鉄のさぷりめんと』とやらを飲んでおかないといかんのじゃ」
これに対して巴は、景気よくバラまいた血の弾丸のしっぺ返しを受けていたという。
かくして護衛の鬼たちは壊滅。
残るは鬼の頭目と、一部の河童だけであったという。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
ロロス・ペタルロベル
大分片付いてきましたが……まだ河童が残っているようですね。
私はこのままこの場に留まり、残りの河童を倒してしまいましょう。
一般の人々への被害や河童の援軍を気にせず頭目と戦えた方が良いはずです。
まだ人々を襲おうとする河童もいれば、頭目に合流しようとしている河童もいるようですが……
全員、私から逃げられるとは思わないで下さい。
【納刀瞬耀業】による加速で一気に近づいて河童を斬り捨てて、また即座に別の河童に追いついては斬り捨て、
先の戦闘で数が減っていた残りの河童を全て各個撃破していきます。
こちらは全て倒しました。頭目はお任せしますね。
と皆さんが向かった方を一瞥した後、一般の人々を護衛しながら避難させます。
●
「大分片付いてきましたが……まだ河童が残っているようですね」
ロロス・ペタルロベル(妖艶な焔刃納刀術使い・g02535)は弾かれたように刀を振り抜いた。
渓流の深い部分から、河童が現れたからだ。
「私はこのままこの場に留まり、残りの河童を倒して、しまい……ましょう!」
それも一体ではない!
『ギャース!』
「ふっ……はあっ!」
横殴りに刀を振り、そのままの勢いでクルリクルリ。
右に左に揺れつつも、その腰回りだけは安定している。
いつ嫁に行っても大丈夫だなと男性陣は上下のバランスを見て思うだろう大活躍であった。できればその勇姿は脳内だけに留めておくと良い、迂闊に口に出すとズンバラリンだからね。
「まだ居ますか! 生き延びたいのか指示なのかはわかりませんが……はっ!」
単純に人々を襲おうとする河童もいれば、頭目に合流しようとしている河童も居る。
村人を襲おうとする輩は許せないし、頭目と合流すれば仲間が面倒なことになるだろう。
ロロスはこの場で全て斬り捨てるべきだと判断して、河童たちの中心部に移動することにした。
「この動きは読めますか?」
ここでロロスは一度、刀を納めて鞘の中に力を集めた。
灼熱の熱により空気と水が急上昇し、解き放てば蒸気と共に彼女の動きが加速する!
渓流を走り丘の様な部分、突き出た場所を使って天へと駆けたのだ!
「全員、私から逃げられるとは思わないで下さい!!」
河童へと落下しながら一体を斬り捨て、驚いて攻撃して来る別の個体へと即座に反撃を行った。
バウンドの直後にカウンターを掛け、縦の回転で体勢を強制的に立て直して次なる敵に向かい合ったのだ。
「こちらは……全て、倒しました。頭目はお任せします……」
その身から落ちる雫は滝か、それとも汗か。
刀より溢れる蒸気と我が身の熱に荒い息を吐きながら、ロロスは仲間たちの活躍を祈るのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
雅諒院・基経
油断している鬼に錫杖六角棒で殴りかかる。
「鬼…命を愉悦として楽しんでいる輩か、外道にも劣る畜生ぶり…僕(やつがれ)が性根を叩き直して進ぜよう、…無論地獄で反省させるのだが」
鬼が不意打ちを見越している前提で最初は肉弾戦を挑もうとする。
「っち!貴様…呪を宿しているな!」
即時危険を看破し、刀を避けながら少し後ろに下がる。
「構わん、であればお主を呪諸共吹き飛ばすまで!!」
少し離れた場所から天狗の羽団扇を取り出す。
「…天狗の神通力、風の方角…吹き飛びながら今生を詫びるがいい!風牙烈破!!」
全力で風を起こし、巻き上げて叩き落としながら、錫杖六角棒の石突で一撃を叩き込む。
「…ふん、地獄で詫びるがいい」
天破星・巴
アドリブ連携歓迎
敵の首魁をぶん殴って遣りたいのじゃが貧血でフラフラとは情けない限りじゃ
ぺーす配分とやらを間違えたのじゃ
かと言って何もせず見ているだけで我慢できん
蜃気楼で霧を出し首魁の視覚を錯覚させる味方は霧でも完全視界で影響を受けない
皆のもの首魁の視覚はわらわの蜃鬼楼で騙す。じゃが騙せてもデカイ太刀を振り回されると巻き込まれそうじゃ
各々注意してほしいのじゃ
うぬのような肉弾戦を好む輩にはこの幻霧は遣り難かろう
自身はフラフラしながらも姿を隠したまま移動
実態に変えた幻で殴り攻撃
このフラフラした動きでぃぶぃでぃだかで見た酔拳みたいなのじや
●
『あん? 朝はとっくに終わってんゾ。余計なコトしやがって』
橋の周囲に霧が立ち込め始める。
鬼の頭目である紅鬼斬王丸は、それが何者かの妨害であることに気が付いた。
それは間違いなくディアボロスの仕業に他あるまい。
『てめーか! この、くたばり損ないが!』
「かかっ! 貧血程度で倒れはせぬよ! ぺーす配分とやらを間違えただけじゃ」
鬼の人睨みに天破星・巴(反逆鬼・g01709)は笑って答える。
先の戦いで血を使い過ぎただけで、負傷の程度としてはそれ程でもない。
片手で印を維持しながら、もう片方の腕を掲げて防御態勢。フラフラではあるが、災厄の元凶を前に我慢などしておれるか!
『死ねや!』
「無理じゃよ。何せ……」
鬼の一撃で巴の姿が崩れた。
大刀の一撃で真っ二つになったわけでも、膂力で粉砕されたわけでもない。
『ちっ! 幻か!』
「左様左様。うぬのような肉弾戦を好む輩にはこの幻霧は遣り難かろう。……現と思えば幻、幻と思えば現、わらわの霧に迷い朽ち果てよ」
先ほどから立ち込めている霧は、正確には霧ではない。
幻覚による一幕であり、その幕とはプロジェクターのような物だ。
視覚遮断の意味もあるが、それよりも幻覚による巴の姿を映し出す為の物だった。
『ウゼエ! 死にさらせ』
「できるかのう? やって見せるが良い」
巴は迫る斬撃をかわし、時に大きく避けながら時に僅かな幅で見切りを行った。
反撃と繰り出す拳もまた幻術、時折に本物を混ぜるがその姿は相変わらずフラフラしている。
「でぃぶぃでぃ、だかで見た酔拳みたいなものよ。まっこと現世は面白き物に満ちておる。おぬしらが奪った未来よりの復讐じゃ!」
『訳の分からねえことを言いやがって! この霧ごと吹きとばしゃ済む話だろうがよ!!』
フラフラとかわし続ける巴だが、当てるというよりも空間ごと薙ぐような一撃だけはどうしようもない。
霧ごと斬り割くような一撃を、何とか避けるが掠めただけで危険信号に赤が灯る。
しかしその窮地を仲間たちが見ている筈も無かった。
否々! この霧はディアボロスたちの集結を隠してもいたのだ!
「……喝!!」
『ええい! 新手か!』
不意打ち気味に放たれた攻撃を紅き鬼は大刀を盾の様にして受け止めた。
その攻撃を弾くと火花で錫杖らしき姿が見て取れる。
「鬼……命を愉悦として楽しんでいる輩か、外道にも劣る畜生ぶり……僕(やつがれ)が性根を叩き直して進ぜよう、……無論地獄で反省させるのだが」
『ぬかせ!』
雅諒院・基経(はぐれ者の元天狗・g00191)は鬼の油断ならぬ動きをつぶさに見ていた。
不意打ちで放った後、タイミングを誤魔化すためにワザと遅れて声を出したのだ。
しかしながら敵は完全に見切っており、避けるタイプではないから受け流したに過ぎない。
「では正面から参ろうか!」
『誰が乗るかよ! オーン!!』
交わされるのは錫杖と大刀のみに非ず。
言葉が放たれ言霊となり、視線に宿る力はそれだけで殺しそうな勢いだ。
「っち!! 貴様……呪を宿しているな!」
『俺が力だけかと思ったのか? 甘えんだよ』
視線に宿る呪いを看破して基経は即座に後退した。
鬼は強くて当たり前というが、力のみに非ずとは!
だが、かつて天狗であった彼には知れたこと! 後退し霧に紛れたのは全て考慮の末である。
「構わん、であればお主を呪諸共吹き飛ばすまで!!」
基経は離れたこと、霧に紛れたことで間合いを確保していた。
元よりこの霧はディアボロスの視界は邪魔しない。
どれほどの距離か、どれほど力を引き出せば周囲から集まる仲間たちを傷つけぬかを把握することなど他愛も無かった。
「……天狗の神通力、風の方角……吹き飛びながら今生を詫びるがいい! 風牙烈破!!」
基経の仰いだ羽団扇は風の力を何倍にも増幅した。
それは仰いだという事実のみならず、山野に吹き抜ける大いなる風の力でもある。
だが、その一撃で吹き飛ばされた鬼は、猫の様に回転しながら受け身をとろうとした。
「で、あろうな! ……ふん、地獄で詫びるがいい」
『クソが!』
しかしそれすらも基経が見据えた予測の内。
待ち構えた錫杖六角棒の石突を叩き込んで負傷を負わせたのであった。
『グググ……。許さねえ、許さねえぞ!!』
吹き飛ばされた鬼は怒声と共に立ち上がり、朱い肉体をさらに充血させ、目を怪しく輝かせて力を溢れさせる。
その意識からは逃げて態勢を整えるという思考がゴッソリ抜け落ちているようだ。
こうして戦いは佳境を迎えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!
那木・遠名
【連携歓迎】
敵大将に辿り着いたわね!
その大太刀と私の尻尾、どっちが強いか勝負といこうじゃないの!
自分に攻撃が向けられた時は相手の太刀を横から尻尾で打ち払い、打ち落として防御に徹しながら徐々にパラドクスの為に尻尾を捻っていくわ。
他の人に攻撃が向けられた時は【高速詠唱】の応用で尻尾を捻って力を溜める事に集中するわね。
最大限に捩じり終わった所で妖気を尻尾に集中、更に能力値アップやダメージアップが乗った状態の一尾の螺旋を突撃しながら敵の首から顔面を狙って突き出すわよ!
【誘導弾】の技能を駆使してより狙いを正確に出来ないかしらね?
アナスタシア・コルヒドレ
大将の首を後は落として晒すだけ……
心なしか、記憶が妙に戻りやすい気がしなくもないけど、君を討たせてもらうね!
遠名さんが大技を狙ってるみたいだし、私はそれの援護をさせてもらうよ!
MG42で【攪乱】し、敵の注目をこっちに引き寄せたら煙幕【投擲】。
近接をメインにするつもりはないから、近づく必要は最低限。【戦闘知識】を生かして引き撃ちさせてもらうよ!
他の人に目を移すならスコップ投げて【貫通撃】、再度こっちに寄せる!
遠名さんが準備できたなら、少し遅れてMG42を投げつけつつ私もНатиск огня。
【能力値アップ】【ダメージアップ】乗せて、その首切り落とす!
蒼く燃え尽きろ!
ypaaaaaaa!
百部・小太郎
農作業も嫌いではございませぬが。それがしは鬼狩人。
何より、鬼を討たねば本懐が果たせませぬ故。
縁を持った皆の衆の明日の為、役割を果たしまする。
「鬼狩人が一門、百部小太郎。鬼の首魁と聞き参じた次第。
御首、頂きに参り申した」
ネメシスモードとして白い狼を模した侍の姿に変じ。
『ポチ公様』の支援を受けながら隙を探ると致しましょう。
確かに、その体術、身体能力はお見事の一言なれば。
されど余りに単調に過ぎまする。
人が。鬼狩人が鬼を討つ為重ねた歴史を――――無礼るな。
体躯に掛けるは陰陽術が縛鎖七条。掛かり申せば逃しはしませぬ。
御国流奥奉「七鎖架結」
貴殿は既に、蜘蛛の巣に掛かった餌にございますれば。
一刃、馳走致す。
●
「敵大将に辿り着いたわね! その大太刀と私の尻尾、どっちが強いか勝負といこうじゃないの!」
那木・遠名(魑魅魍魎の主(再出発)・g01355)は霧に紛れて接近。
斬王丸が宙に飛ばされた隙に突撃を掛けた。
「ここからは妖としての戦いよ」
『女狐か! しゃらくせえ!』
刃と化した尻尾が大刀とせめぎ合う。
どちらも様子見で本気ではないようだが、周囲の状況は動いていく。
「大将の首を後は落として晒すだけ……。調子も良いし手早く何とかしたいな」
アナスタシア・コルヒドレ(記憶をなくした殲滅機兵・g00340)は敵対象に辿り着いた味方を眺めながら周辺を確認。
援護する鬼や河童はおらず、こちらの味方らしき影が霧の中に潜んでいるのを見かけた。
「心なしか、記憶が妙に戻りやすい気がしなくもないけど、君を討たせてもらうね!」
そう言いながらアナスタシアは手に持つ機関銃を唸らせた。
守るべき者を守り、異形の妖怪と戦う今の自分は悪くない。
逃避の為の自己肯定ではなく、存在意義を持ったことでかつての記憶がパズルの様に嵌って行く気がしたのだ。
あくまで心が前向きになっただけだが、今はそれに気が付けたことで満足しておこう。
「……あの子は大技狙ってるみたいだし、まずは援護に徹しようかな」
とはいえ心置きなく戦闘するという事と、自分も即突入することはイコールではない。
別にクレバーな戦いまで捨てたつもりのないアナスタシアは、遠距離戦主体であることもあり、ひとまず仲間を援護して敵を攻め立てる事にした。
周辺の状況から仲間の内、負傷した者が下がり無傷の者が様子を伺っているのが判る。
それらの配置をすべて頭に入れ、機関銃の合間に煙幕弾を投擲した。
「こっちよ!」
『馬鹿め! 今更煙ごときで!』
慌てる筈がない? そんな事は判っているので、アナスタシアはスコップ抜いて振り回した。
ヨーロッパの戦闘では『最後に頼れる物はスコップだ』というくらいに扱い易く、ついでに白兵武器の代わりになる。
とはいえ支援に徹する彼女の事、斜めに駆け抜けながら味方の突入に合わせてスコップを投げつける!
「合わせるわよ!」
『バーカ! 目を離すかよ! どっちも死ねや!』
「どっちも? 勘違いよ!」
遠名とアナスタシアに挟まれた斬王丸は、大刀を振り回しながら呪いの視線を放った。
だが、ここまでの流れは『予想通り』である。
あくまで奴を縫い留めるモノでしかない。
この戦場に残るのは彼女たちだけでは無かった。
「ぬうん!」
『ケっ! 今度は狗神かよ!』
「震えが来るほどの霊威……流石ですなあ」
百部・小太郎(犬侍・g02146)は白毛並みを棚引かせ、大刀同士で切り合いながらそう自嘲する。
先ほどまでの暖かい思い出より、これから行われる戦いの方にこそ期待している自分を見つけてしまった。
「農作業も嫌いではございませぬが。やはり、それがしは鬼狩人」
何より、鬼を討たねば本懐が果たせぬではないか。
縁を持った皆の衆の明日の為、役割を果たそうではないか。
白い狼の如き姿を霧の中から晒し、大刀で切り結ぶ。
『テメエ!』
「鬼狩人が一門、百部小太郎。鬼の首魁と聞き参じた次第。御首、頂きに参り申した」
小太郎、まかり越して候。
そう呟く彼の姿は、獣人の侍とでも言った風情であった。
理不尽に怒り、怒りを我が身にまとって天罰下す!
天がやらねば我がやる! とばかりに全力以上の力を開放した姿であった。
『ザ・ケ・ン・ナ・ヨ!!』
「確かに、その体術、身体能力はお見事の一言なれば。されど余りに単調に過ぎまする」
キンキンと大刀を振り回し合えば、互いの刃が欠けるは道理。
しかし重さと強靭さで攻め立てるがゆえに、刃に頼るつもりはなし。
「人が。鬼狩人が鬼を討つ為重ねた歴史を――――無礼るな。これなるは陰陽術が縛鎖七条の極み」
その名は御国流奥奉『七鎖架結』という。
一撃の意味ではなく、切り結ぶ流れ、戦場を支配し操る業であった。
「貴殿は既に、蜘蛛の巣に掛かった餌にございますれば」
自分のみを追って良いのかと小太郎は苦笑した。
先ほどまで彼に先駆けて攻撃していた仲間が攻撃して居ないのだ。
当然ながら間合いを測り、力を蓄えて大技を狙っているに他ならない!
「蒼く燃え尽きろ! ypaaaaaaa!」
アナスタシアはここに来て巨大な曲刀を振り回した。
燃料に点火して青き炎を上げながら迫る。
連続回転斬りによる舞踏が紅き鬼を追い詰め始めた。
「その首、もらったわ!」
「右に同じく。一刃、馳走致す」
互いの血と炎を流し合う戦いに、遠名は螺旋の力を加えてねじり上げた尻尾を顔面へ。
小太郎はその逃げ道に当たる場所へ大刀を繰り出してトドメを刺したのである。
『ク……ソ、ガ…』
槍と化した尻尾に噛み付く白羽取りを行ったとしても、体を燃やされ首を跳ねては生きている筈も無し。
紅鬼斬王丸、ここに討ち取ったり!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【能力値アップ】がLV5になった!
【命中アップ】LV1が発生!