選定の儀式(作者 baron
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#吸血ロマノフ王朝  #ヴァンパイアノーブルの氷の封土 

『あそこに見えるのがお前たちの住んでいた我が封土だ』
「あ、あんなに遠い……」
 吸血鬼族の一人が村人の中で屈強な男たちを外に連れ出した。
 五月も末とはいえロシアは常冬、多少マシに思えるが寒空としか思えない。
 周囲は雪原か、さもなければ獣が住む森しかない。
『三日ほどしたらお前たちを迎えに来る。もちろん村に辿り着いてくれても構わない』
「お、お待ちください! こんな所に放置されたら死んでしまいます!」
 勇気ある若者が貴族に抗議をした。
 普段ならば越されている所だが、その女は動こうとした部下を抑えて微笑みかける。
『勇気がある。素晴らしいな。これはそんなお前たちに課す試練なのだ。もし生き残るか辿り着けば我が直属の部下として迎え入れよう』
 そう言ってその吸血鬼族は巡回があると言って飛び去ってしまった。
 部下たちもそれに付き従い……残るのは途方に暮れた男たちだけである。

「吸血ロマノフ王朝では、功績を立てたヴァンパイアノーブルに対して、領地が与えられています。そして領主となったヴァンパイアノーブルは、その領民に対する生殺与奪を含めたあらゆる権利を持ちます」
 南河・緋奈子(人間の陰陽師・g03255)は地図とメモを手に説明を始めた。
「そこは外部と全く接触の無い隔離された領地では、悲惨な状況に追い込まれた人々が、領地を支配するヴァンパイアに従属を強いられています。皆さんには、この隔離された領地に潜入し、人々を悲惨な状態から救い出し、領地を支配するアヴァタール級の撃破をお願いします」
 緋奈子はそういうと、村と周辺の地図を広げた。
 同じような依頼を受けた物から見れば不思議な事に、周辺にある森や雪原までが描かれている。

「今回の依頼も氷壁に囲まれた領地なのですが、重要な事があります。先ほど悲惨な目にあわされていると言いましたが……。この領主は、外を見たことも無い村人を数人だけで雪原に放置するのです」
「ちょっ!? それ大変じゃない!」
「森なら……駄目ね。そこはそこで獣が危険じゃないかしら」
 緋奈子の言葉にディアボロス達が反応する。
 雪原に放置するれば凍死しかねないし、周囲に森があるからといって猟師でもない者が行けば死ぬだけだ。
「そこで周辺の捜索を行い、彼らを救ってから村に向かう事とします。氷の壁対策ですが、領主は部下を連れて巡回に行くという習慣があるそうなので、スケジュールを聞き込みさえすればディアボロスならば突破は可能でしょう」
「確かに一般人に雪原での野営は困難であります」
「あー。ちょっと難しいね。牛やら馬がいれば抱き着いて暖を取ったり、薄く傷つけて血を飲んだりできるけど」
 緋奈子の言葉に仲間達が頷いた。
 さすがに雪原に放置される一般人は置いて行けないし、同時に巡回時間が判るならば一石二鳥だと言えるだろう。

「今回向かう領地は、過去の歴史のディアボロスに守られていた隠れ里を、ヴァンパイアノーブルが歴史を改竄して利用しているものらしいです。過去の歴史のディアボロスが人々を守るために作った隠れ里は、いまや人々を閉じ込める檻にされているといえますね。この件は色んな意味で許せません。どうか解決をお願いいたします」
 そういって緋奈子は頭を下げると資料と地図を置いて皆の相談を見守るのであった。

「ねえあの人を見なかった? 畑を見に行ってから戻ってこないんだけど」
「領主さまに連れて行かれちまったよ……。運が良ければ戻ってくるはずだが……」
 外を見たことない村人が戻ってくることはあまりない。
 戻って来たとしても人相が変わり、突如として領主の信奉者になったりする。
 問題なのは屈強な男たちであったり、モノ申すことができる勇気ある若者が連れていかれるという事だ。
「うそよ、嘘よ! 来月子供が生まれるって喜んでたのに一緒に頑張ろうと言ってたのに……」
「……今月はピエトロか。先月はユーリ。どうなっちまうんだ……」
 反乱を起こす気などないのだが、若者が減って行けば畑仕事なども苦労する。
 人々は戻ってこない若者と、増え続ける仕事に押しつぶされそうであった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【フライトドローン】
2
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【託されし願い】
2
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【友達催眠】
3
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【完全視界】
2
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
3
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【アイテムポケット】
3
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
4
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV6 / 【ガードアップ】LV3 / 【反撃アップ】LV3 / 【アクティベイト】LV3(最大) / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV5(最大) / 【ロストエナジー】LV3 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

baron
baronと申します、よろしくお願いしますね。
今回は吸血鬼の領地と、そこでの調査活動になります。

●選択肢
 最初の選択肢は少なくとも26日朝の締め切り分まで執筆しません。

①雪原地帯に生える花を観賞する
 五月なのに粉雪が舞うくらいには寒く停滞したロシア。
それでも花が咲くこともあり、森を挟む為、迂回すれば領地の周囲を観察できる程度には離れて居ます。
ここで敢行しながら、後の選択肢を相談するのも良いでしょう。

②過去のディアボロスに関して調べる
 巡回する領主と手勢に注意しながら移動・潜入して調査します。
基本的には1~2名で、良いプレイングがあっても数名なので気を付けてくださいね。

③悲惨な状況を何とかする
 村人は連れ去られた人々の心配をしたり、重労働になりつつある畑仕事に追われて居ます。
これを何とかしないと領主が強化されていますので注意が必要です。

④トループス級退治
 護衛ですので放置すると領主の援護に向かいます。
また領主を先に倒しても、同時クリアにはなりません。

⑤領主を倒す
 女騎士というか戦乙女を名乗る吸血鬼族です。
勇気を司っては居ませんが、個人的趣向もあって勇者は大好きです。
ディアボロスであれば物理的交渉で叩きのめし、武勇を愉しむことになるでしょう。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


フルルズン・イスルーン
お、観光希望かな? ではガイドさんをやったげようなのだ。
あんまり新宿島来る前のこと覚えてない上に、出身は北欧だけどね!
というか元々と種族もジョブも違うような気が……。
ともあれ、ロマノフツアー参加者の皆には【寒冷適応】をオプションとしてつけてあげようなのだ。

じゃ、ブロッケン・ゴーレムくんおいでー。置き去りにされた人見つけたら教えてねー。

さて、散策中は植物知識を生かしてウンチク適当に語ったり、伝承知識でおばーちゃんの知恵袋的なお話でもしてあげようかね。
いや誰がおばーちゃんか!(セルフツッコミ)

それにしても、こう散策をしてると……。
拠点設営、採集ポイント、ルート策定、土地改良。うぉぉ……(改善病)


荒田・誠司
アドリブなど歓迎

【心情】
雪原へ何の準備もなしに行かせるとか何を考えているんだ
家族の元へ帰れるように手助けをしよう
こんな厳しい環境にも花は咲くのか

【行動】
まずは寒冷適応を使い寒さを耐える
森の中を歩き簡単な拠点に出来そうな洞窟や空き地などを探す
それに環境に適応した動物もいるのなら確認したい
すぐに動ける体力があればいいが、帰ろうと無茶をしている可能性もあるから休むことが出来る場所は必要だろう

その途中で花を見つけたら観察しておこう
何ならアイテムボックスで植物図鑑でも持っていって、実際に存在している植物か照らし合わせてみよう



「お、結構みんな来ているね」
 フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は皆に先駆けて列車を降り立った。
「観光希望かな? ではガイドさんをやったげようなのだ」
 そう言ってウンウンと頷き、寒い場所は得意だからねと自信満々だ。
 もっとも、あんまり新宿島来る前のこと覚えてない上に、出身は北欧だけどね!
 というか元々と種族もジョブも違う気がする? そんなことは気にしなくてもOk!
「ともあれ、ロマノフツアー参加者の皆には寒さ対策をオプションとしてつけてあげようなのだ。じゃ、ブロッケン・ゴーレムくんおいでー」
 かんれいち、てきおー!!
 パラパラッパパー。評決していた霜は霧に成り、陰の向こうにゴーレムを作り出す。
 地面に描くのは氷のルーンを逆さまに刻み込んだ物。逆位置が存在しないルーン魔術もあるが、ここではあえて定義することで、凍気の浸食を妨げている(溶かすという意味ではない)。
「雪原へ何の準備もなしに行かせるとか何を考えているんだ。……うん? これは……」
 続けて列車より降り立った荒田・誠司(雑草・g00115)は、周辺の肌寒さが遠のくを感じる。
 そこらかしこが雪で覆われている筈なのに、不思議と寒さを感じない。
 もちろん感覚が狂っているわけではなく、影響自体を受けて居ないのだ。
「これは仲間の力か。せっかくだから借りていくことにしよう。そして……連れて来られた村人が家族の元へ帰れるように手助けをしないと」
 誠司はそう言って周囲を見渡したが、彼方に仲間が呼び出したゴーレムを見つけた。
 その姿に声ではなく、感謝の思いを込めて軽く会釈をする。
 そして決意も新たに、周辺の捜索に向かうのであった。
「置き去りにされた人見つけたら教えてねー。ではこの辺の探索開始だね」
 なおフルルズン自身は歩いて探索していたので、意外と近くに居たという。
 ゴーレムを自動操縦で人間捜索に出しつつ、自分は植物の確認である。

 やがて皆が周辺を捜索すると、地形を把握することが出来た。
 周辺は雪で覆われているがそれなりに植物が生えており、少し離れた場所に氷の壁で覆われた村があり、その途中に森があって視界を遮って居る。
「こんな厳しい環境にも花は咲くのか。まだ色は薄いが……」
「イヴァン・チャイじゃないか。これはシーズンになるともう少し色付いてお茶になるんだ。ちなみにイヴァンさんのといっも……、日本だと一郎ちゃんのとか鈴木さんのってレベルだね」
 誠司が恐る恐る花を確かめていると、途中で合流したフルルズンは知識を開陳。
 散策中は植物知識を生かしてウンチク適当に語ったり、伝承知識でおばーちゃんの知恵袋的なお話である。いや誰がおばーちゃんか(セルフツッコミ)!?
「正式名称は柳蘭……」
「そうともいうね。ともあれコレはまだ育ち切ってない筈だよ。七月ごろに見ごろの筈だが……ふむ。それとも誰か改良、適応させたかな?」
 植物図鑑を広げた誠司を尻目にフルルズンは考察を続ける。
 お茶に出来るという注釈を見つけて仲間の知識が正しいと判るころには、先人たちの知恵を疑った。
 もし寒冷地に適応した花が生き残ったとして、何時も気温が変わらないとか……。本来の七月ではなく、六月くらいに早まったのかもしれない。
「先人が何かをしたなら森にはリラ……ライラックが生えてるんじゃないかな。あれは香水やら、その関係で呪いに使うんだが……元から日本に生えてる近縁種じゃ二カ月くらい差があってね」
 寒さに強い花だったり、寒さに弱いが暖かい時期に一気に咲く花だったり。
 そう言った花を集めて掛け合わせ、改良していく過程にフルルズンの学者魂がキュンキュンきた。
「環境適応か。動物も含めてそういう物を調べてみたいな。フクロウやツグミが居るのは確認したんが……」
 誠司はいったん花を見終えると、他にも種類がある花を後回しにした。
 森にあるかもしれないという草木を確認するついでにやっておきたいことがあったからだ。
「雪原は広いが休息には向かなさそうだな。カマクラを作ってもいいが巡回に見つかる可能性もある……。何処に休める場所はないものか」
 直ぐに動ける体力があればいいが……。
 帰ろうと無茶をしている可能性もあるから休むことが出来る場所は必要だろう。
 その為にどこかで風を遮り、飲み物か何かで温まる場所が欲しかった。
「これか、花は。……確かにリラ、あるいはライラックだ。それと……これは結構、獲物が居そうだな」
 誠司は白い花を見て植物図鑑を見て確認にした。
 そして歩くのを止めると、途中で獣のフンを見つける。
「ちゃんと獲物が獲れるなら、どこかに建物があってもおかしくはないよな。狩人とは限らないし、狩人を連れて来るなら獲物を加工する場所なり休憩場所が欲しい」
 誠司は森の恵みを感じながら、当時の不便さを思い出した。
 ディアボロスならば一般人よりも優れているから熊や猪は問題ない。
 だが必ずしも優れた狩人とは限らず、また薬草知識などもそうだろう。現に誠司とフルルズンでは専門が違うのだ。
「拠点設営、採集ポイント、ルート策定、土地改良。うぉぉ……」
 その言葉を聞いたフルルズンは、頭に思い描いた単語にラインを引く。
 先ほどまでの雪原はともかく、この森は中間地点だ。
 村への移動経路の途中であり、拠点を設営して周囲の採集ポイントへ出入りすれば確かに効率は良いだろう。

 森に何かあるのか?
 興味をそそられる二人だが……。今はソレを語る時ではない!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

地大・龍輝
【心情】
ロシア、来るのは初めてだな
最近、新たにパラドクストレインが到達できるようになった場所だと聞いている
ここでもクロノヴェーダは非道を行っている
なら、それを止めることが俺の使命だ

【行動】
「多分、初めてなんだろうな、この土地に来るのは」
自分に記憶がない以上、かつてのロシアを訪れた可能性はあるが…まあ、何も思い出せない
期待はしてたわけじゃないが、少し寂しいな

雪原地帯に生える花を観賞する

「こんな所にも、花は咲くんだな、いや当たり前は当たり前なんだが……」
どんな厳しい環境でも生命が消えることはないということか
ここに住む人たちも同じだ
必死に生きている
それを奪わせるような真似を許しておくわけにはいかない


フェリックス・ローゼンブルク
おぉ、我が祖国…この冷たさ、正しく我らがロマノフ!
…と、言ったところで何になるわけでもないのだがな
今では新宿島に身を置いているが、やはり懐かしい気分だ
フン……忌々しい侵略者だ、まったく
こんな形で人生が狂わされるなど、想像もしなかったな

いや、それは他の皆も同じか
特に民草は酷いものだろう…ただただ虐げられ、玩具の様に弄ばれるばかりだ。私も末席とはいえ、貴き者の端くれ
どうにかしてやりたいな…いや、しに来たのだ

此処に咲いている花だって、彼らが見られるように
私も出来ることをしよう…あぁ、でも戦うのは嫌だな
私は弱いんだ、とても…本当だとも
レイピアなんか一丁前に持ってはいるが、こんなもの飾りさ



「おぉ、我が祖国……この冷たさ、正しく我らがロマノフ!」
 フェリックス・ローゼンブルク(“過分卿”・g07310)はそう言ってロマノフの大地に降り立った。
 そして周辺の感覚と、見た光景のギャップに目を細める。
「流石に山はともかく草原では雪が解けておるはずなのだが……。フン……忌々しい侵略者だ、まったく。仲間の張ってくれた結界のありがたさを感じる」
「そうなのか? ロシア、来るのは初めてだな」
 フェリックスの言葉に地大・龍輝(名前のない戦士・g05599)は首を傾げる。
 雪が解けていないと言われても、日本人には良く判らない感覚だ。
 山の上には雪があると言われるのは、まあ富士山とか思い出し納得できなくはないのだが。
「……と、言ったところで何になるわけでもないのだがな。こんな形で人生が狂わされるなど、想像もしなかったな」
 フェリックスはふと奇妙な感覚に襲われる。
 今では新宿島に身を置いているが、やはり懐かしい気分だという確かな気持ち。
 しかし雪国どころか寒冷地として固定されてしまい、夏で寒さを感じ雪が降るこの状態。
 そして仲間が張ってくれた寒冷地適応を使う事で、それに抗う事が出来るという頼もしさだ。
「いや、それは他の皆も同じか」
「まあな。……最近、新たにパラドクストレインが到達できるようになった場所だと聞いている。そして、ここでもクロノヴェーダは非道を行っている。なら、それを止めることが俺の使命だ」
 龍輝は仲間の言葉に頷きつつ、だからこそやらねばならないと拳を握った。
 その返事に感じ入る事があったのか、それとも息を詰まらせるように思いを詰まらせていたのか……。
「特に民草は酷いものだろう……ただただ虐げられ、玩具の様に弄ばれるばかりだ。私も末席とはいえ、貴き者の端くれ。どうにかしてやりたいな……いや、しに来たのだ!」
 留まって居た言葉が怒涛の様に零れ始めた。
 こんな自分に何ができるのか?
 頼もしい兄とは違い、こんな自分に何ができるのか? そう思っていたのだ。だからこそ言葉はつまり思いは留まり。だが、誰かと共感し合う事で、ようやくこおったこころが溶けだしたのかもしれない。
(「多分、初めてなんだろうな、この土地に来るのは。期待はしてたわけじゃないが、少し寂しいな」)
 実のところ、龍輝もまたこんな思いに囚われていたのだ。
 ロマノフの地と聞いて何の感慨も覚えず、実際に訪れても記憶が戻った気はしない。
 だから最初は、ただ雪原とそこにある花を眺めていただけだったのだ。だがしかし、ディアボロスの仲間と共感し合う事で……不思議と思いがこぼれ出たのである。
「こんな所にも、花は咲くんだな、いや当たり前は当たり前なんだが……」
「ああ。そうだ。此処に咲いている花だって、彼らが見られるように……。私も出来ることをしよう……あぁ、でも戦うのは嫌だな」
 ふと龍輝が漏らした言葉でフェリックスは前に出た。
 一歩、確かに一歩。
 だが手が震えてしまう。剣を抜いて誓いを立てるなどとは出来そうにない。
「私は弱いんだ、とても……本当だとも」
「なら俺が居る。俺たちが居る!」
 どうしてだろう。
 龍輝は思わずそんな言葉を吐いてしまった。
 目には名も知らぬ花、傍らには新人らしきディアボロス。
「どんな厳しい環境でも生命が消えることはないということだ。ここに住む人たちも同じだ。必死に生きている!」
 それを奪わせるような真似を許しておくわけにはいかない!
 思わず龍輝の口からそんな言葉が出ていた。
 だが決して、お前も戦えとは口にしなかった。なぜならば……それは龍輝が他ならぬ自分自身の魂に誓った言葉だからだ。
(「レイピアなんか一丁前に持ってはいるが、こんなもの飾りさ」)
 そう言おうとしたフェリックスの唇が止まる。
 仲間の言葉を前に、弱気な言葉が止まった。
 できればその決意が何分の一かでも自分を動かし、民の為に何かができることを祈っていた。
「ああ、そうだな。……そうだな」
 何の意味も無い言葉。
 だがしかし、肯定である言葉を発していた。
 目の前に咲く儚げな花の様に、何の力も無い人々。
 彼らを守って、自分は戦えるだろうか? その想いこそを肯定したいと思うのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!

フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok

四季のある最終人類史と違って、此方では極寒の気候に固定されているのでしたか。
そんな気候でも花が咲くのは、北国の寒さに慣れた花だからなのか、改竄の影響を受けてしまっているのか、どちらなのやら、です。

さて、この世界のロシアの花々にも興味はありますし、此方と最終人類史との違いも含めて鑑賞したい所ですが、助けなければならない人々も居りますから、本題は忘れずにですね。それと防寒用のコートも着用です。

花々の観賞はちゃんと楽しむとして、それとなく目的地の森付近にも注意を向けておきましょう。

森に近づきすぎない程度に周辺を回って、遠目で良いので現地を観察出来れば、ルートの目星は付きますかね?


天破星・巴
アドリブ連携歓迎

氷壁を確認するついでに周囲の絶景と今回の悲劇の舞台となる森を見ることにするのじゃ

守るための防壁が檻に成っているというのは非肉じゃがあの防壁は有用なものであるからこそ必ず···

過酷な環境に適応したくましく生きる植物や絶景をいろいろ見て回る

過酷な地でなお過酷な目にあっている人々を開放することを心に誓う

これから先この地でいろいろ活動することじゃし厚着にもなれないといかんのう

食用可能そうな植物が多かったのは気のせいかえ?過去のディアボロスが拠点にしていた地域なのでありえないとは言い切れなそうじゃ



「おお。これは随分と助かるのう」
 天破星・巴(反逆鬼・g01709)は袖を返して手をひっこめていた。
 仲間が張ってくれた耐寒結界のお陰で、周囲が寒くないことで、縮めていた首を伸ばし手を外へ出す。
「しかし、これから先この地でいろいろ活動することじゃし厚着にもなれないといかんのう」
「パラドクスの影響は常に欲しい種類があるわけでもありませんしね」
 巴の言葉にフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)が応じる。
 戦いに応じる時も平和裏に解決する時も、パラドクスの影響は大きなものだ。
 しかしピンポイントで欲しい内容が用意される訳ではない。今回で言えば寒冷地適応だけがない場合もあり得たのだ。
「……四季のある最終人類史と違って、此方では極寒の気候に固定されているのでしたか。もう直き夏だというのにこの気温とは」
 フィーナはそう言ってこんな環境でも逞しく育っている花に目を向けた。
 雪が被って白く見える花も、そっと雪化粧を落せば赤だったり紫の色を付けている。
「こんな気候でも花が咲くのは、北国の寒さに慣れた花だからなのか、改竄の影響を受けてしまっているのか、どちらなのやら、です」
 フィーナはそんな花々に興味を覚えたが、あくまで二の次だと気を引き締める事にした。
 今回はあくまで村やその周囲の調査の一巻であり、花自体を愉しみながら、それとなく時間を掛けて周辺を探るものだ。防寒着の襟を正し、それでも熱くならないことで……暖かくなっているのではなく、やはり寒さの影響を受けてないのだと自覚した。
「この配置からすると、概ね村人たちは森を目指すでしょうか? 体力に自信はある……あるいは獣が怖ろしいと思う方が村を目指す?」
「そうじゃろうの。もう少し近ければ別として、少々一般人には遠い。少なくともこの極寒の地ではの」
 村人が放置されると予定されているポイントは、一般人の足では遠過ぎる。
 ろくな防寒着もなく放置されたら死ぬだけだし、夜通し歩き続けても、かえって汗で凍えそうな気がした。
「後は領主の巡回飛行のコースを想定すると……。ああ、ダメですね。遠目には判りますが、詳細は村人に尋ねないと」
 フィーナは三つのコースを算定した。
 一つはポイントから森へ移動する道、二つ目は村へと戻る道。
 三つ目はその両者とは関係ないが、見下ろすことで遠目にだが雪原で何が起きているかを把握できる場所である。
「守るための防壁が檻に成っているというのは皮肉じゃが、あの防壁は有用なものであるからこそ必ず……」
 そんな中で巴は植生について少し逡巡した。
 幾らか調べていく中で、ある種の共通性を感じたのだ。
「うむ? 食用可能そうな植物が多かったのは気のせいかえ? 過去のディアボロスが拠点にしていた地域なのでありえないとは言い切れなそうじゃ。ハコベやヨモギなどもあったしのう」
「そういえば香水に出来る花もあると聞きました。変な話……いえ意図的な物を感じますね。ということは……」
 逞しく育っている花自体は不思議だが、十分にあり得る話だ。
 しかしこれだけ密集し、収穫し易い状態で存在するだろうか?
 むしろ誰かが余計な草木を間伐し、何かに使用できる草花を残したのではないだろうか?
「となると何処かに作業小屋がありそうじゃの」
「ですね。他の方も言ってましたけど……一般人にこの森は遠すぎますから」
 ディアボロスたちは手分けして観察していた。
 その情報を統合して判ったことは、普通の村人には遠いが有用な場所だという事だ。
 ということは逆説的に、森の何処かに作業小屋があるのではないだろうか?
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

無堂・理央
ディアボロスが守っていた里を住人を閉じ込める檻に変える、かぁ。
新宿島に流れ着いた吸血ロマノフ王朝出身の人達が見たら、何て思うだろう。


無双馬『クロフサ』に乗って雪原をカッポカッポと進んでいくよ。
クロフサには後で外に放り出された人達にあげるちょっとした食べ物とか防寒着を積めるだけ積んどくね。

で、一面雪景色~、雪を見慣れないボクには新鮮だね。
クロフサも雪は見慣れないよね~?ってサーヴァントの記憶って主と別に持ってたりするのかな?
厳しい自然の中でも活きる植物とかを見ながら、ゆっくりゆっくり……クシュン!
うん、ボクもちゃんと防寒着着ないとね。
ディアボロスも残留効果が無ければ寒いんだよ!


シル・ウィンディア
雪の中で咲くお花…。とっても幻想的だね。
大変な事件だけど、がんばるために…
ここで英気を養おっか。

もこもこのコートにマフラー、手袋+ロングマントの防寒フル装備で行くね。お花、とっても綺麗だね。過酷な環境でも、こうやって生きているんだよね…

しばらくはお花を観賞して、雪とお花のコラボレーションを堪能するね。
さて、少しお仕事モードになろうかな?

新宿島から双眼鏡を持ってきて、領地の様子を観察するね。
中を見れたらいいけど、まぁ、そこまでは期待できないよね。
門の位置、壁の様子など、しっかり観察を行うよ

観察を行った後は、魔法瓶に入れたあったかいお茶を飲んで気を落ち着けて…

よし、それじゃ助けに行きますかっ!!



「雪の中で咲くお花……。とっても幻想的だね」
 シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)はその高さに奇妙な安堵感と違和感を覚えた。
 バイクに乗せてもらったような感覚であり、同時に生物であるという違和感だ。
「偶に三国とかでも見るけどね。アジア圏に広く咲いてる花じゃないかな」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は無双馬のクロフサに乗ってカッポカッポ。
 途中までシルを後ろに乗せて、横乗り状態でタンデムである。
 二人とも村を覆う氷壁を遠目に眺めるので、途中から別れるにしろ便乗させてあげたのだ。
「ディアボロスが守っていた里を住人を閉じ込める檻に変える、かぁ。新宿島に流れ着いた吸血ロマノフ王朝出身の人達が見たら、何て思うだろう」
「大変な事件だけど、がんばるために……。今はここで英気を養おっか」
 二人はクロフサに乗りフル装備。
 コートにマフラー、手袋にロングマントともこもこである。
 さらにはアイテムポケット一杯に防寒着やら食料を詰め込んで居たり。
「一面雪景色かあ~、雪を見慣れないボクには新鮮だね。クロフサも雪は見慣れないよね~? ってサーヴァントの記憶って主と別に持ってたりするのかな?」
「モーラットにジェネラル級が居たら可能だと思う。だったらクロフサにも可能じゃないかな?」
 そんな事を言いながら二人は共通の友人を思い浮かべた。
 きっと大丈夫、です。
 そんな一幕を創造しつつ……厳しい自然の中でも活きる植物とかを見ながら、ゆっくりゆっくり……クシュン! とクシャミが出る。寒冷地適応しているはずなので、きっと噂でもされたのだろう。
「お花、とっても綺麗だね。過酷な環境でも、こうやって生きているんだよね……。普通のお花と、雪が被さった二パターンは新鮮かなあ」
「新宿そんなに降らないもんね」
 しばらくはお花を観賞して、雪とお花のコラボレーションを堪能。
 さて、少しお仕事モードになろうかな?
 ……と双眼鏡を取り出したところで事件は起こった。
 別に試練と称した、村人の放置が早くなったわけではない。
「ねえ。あれ……町が見えない?」
「そうだね。ボクらでも少し遠いと思えるから、村人が移動したとは思えないけど……。ディボロスだけの移動ならギリギリ可能かもしれない。証拠とか思いつかないけどさ」
 村の方向とは別に、周囲を探ってる所で町が見えた。
 双眼鏡を使ってチラリと見える程度。肉眼だと少し怪しいだろう。
 少なくとも村人が頻繁に移動したとも思えない。
「……んーと。ここがディアボロスの作った隠れ里だとして、あの町まで必需品の買い出しに行ったのかな?」
「かも? でもクロフサの足で数日。徒歩で一週間から十日ってとこかな。これは逆に何かありそう」
 買い出しに行くのは遠過ぎる。
 この雪道が無かったとして、もう少し時間が縮まるかもしれない。
 しかしそれを踏まえても遠すぎるのだ。何らかの方法で時間を短縮したのか、あるいは休憩でもしたのか?
「その辺は過去のディアボロスの事を調べる時にだね。あとは……中を見れたらいいけど、まぁ、そこまでは期待できないよね」
 当初の予定を思い出し、門の位置、壁の様子など、しっかり観察を行う。
 重要なのは警戒網を掻い潜って村に入る方法である。
 飛行するとバレバレなので、何らかの方法で隠れて入る必要があるだろう。
 だがその時に見つかっては意味がないので、相手の警戒シフトの確認は最重要であった。
「温かいお茶を飲んでお付いたら……助けに行きますかっ!!」
「助けたら情報もらって潜入だね。じゃ、また後で!」
 そして二人は別れると、シルは見つからない程度に飛び跳ねて、理央はクロフサにのって周辺を捜索するのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水源】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!

神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴

5月だと日本は初夏に入って暑く感じるぐらいの時期だが
流石ロマノフというべきかまだまだ寒いな……

森を挟んだ雪原を遠くに見える氷壁を眺めつつ
冷えた手を擦りながら歩く莉緒と二人並んで雪原を進み

出発前に聞いた雪原に咲く花の話に
確かに、こんな場所で花が咲いているイメージが全く湧かないな

暫くして花を見つけ足を向ける莉緒追って

本当にこんな雪原に咲いてるのか……なんていう花なんだろうな?
花の名前なんてまともに知らない俺には見当もつかないが

花に触れながらくしゃみをする莉緒を心配しながら
念のために着てきた上着を掛けてやり

そうだな、この寒さだ早く見つけて村の人立を安心させないとな


如月・莉緒
総二さん(g06384)と

やっと春っぽい季節になったと思ったけど、ロマノフはまだ寒いんだね

吐く息の白さに、手も冷えてしまって指先を擦り合わせる

こんなに寒い中に咲く花があるのもすごいよね

【観察】しながら歩けば、咲いている花を見つけて
【植物知識】で咲いている花の名前とかもわかるかも

凄いなぁ、こんなに寒いのに咲くんだね

と見つけた花の花びらをなぞるように指先で触れる

っ、くしゅ!

寒さに思わず出るくしゃみ
掛けてもらった上着に、ありがとうとお礼を述べる

うん、やっぱり花が咲いてても寒いのは寒いね
こんな中に放り出されたらたまったもんじゃないよ
早く見つけてあげなきゃ

と寒さと不安に襲われているであろう住民を心配して



「やっと春っぽい季節になったと思ったけど、ロマノフはまだ寒いんだね」
「5月だと日本は初夏に入って暑く感じるぐらいの時期だな。流石ロマノフというべきか……」
 如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)と神刀・総二(闘神・g06384)はこれから夏だというのに肌寒い季節に肩をすくめた。
 極寒の地ゆえに夏でも雪が降り、粉雪が舞うというありさまだ。
「どうりであの氷壁が溶けない筈だよ~」
「アイスクラフトはセルフクラフトより作り易いが、溶けてしまうものだからな」
 森を挟んだ雪原を、遠くに見える氷壁を眺めている。
 主に眺めているのは草花だが、遠くにある氷の壁もその巨大さゆえにどうしても目に入るのだ。
「こんなに寒い中に咲く花があるのもすごいよね。アレが本当に花ならだけど」
「話には聞いたが……確かに、こんな場所で花が咲いているイメージが全く湧かないな」
 莉緒は粉雪が積もって白く見える花を眺め、同じように白い息を見比べる。
 あまりの寒さに偶々そう見えるのではないかと思う彼女に、総二は頷いて近寄って行った。
 寒冷地適応したはずなのに、二人共かじかむ指先をこすり合わせてしまう。イメージとはそんな物だが……。人間dね巣らこれなのだ、極寒の地で花が咲くことを信じられずとも仕方があるまい。
「凄いなぁ、こんなに寒いのに咲くんだね」
「本当にこんな雪原に咲いてるのか……なんていう花なんだろうな?」
 肩を並べて歩いていた二人だが、どことなく莉緒が先行し総二がやや遅れて追随する。
 やはりこの辺りは端に対する興味の問題だろうか?
 粉雪で覆われた花をそっとつつくと、音すらせずに雪だけが舞い落ちる。
 その事で白は粉雪の白だけではなく……花自体も白かったのだとようやく判ったのだ。
「カツミレ……かな? この辺に集中的に生えてるし、向こうは別物にめるからジックリ観察すれば何かわかると思……っくしゅっ!」
 粉雪に触れて体がビックリしたからか?
 莉緒は思わずクシャミをしてしまう。
「花の名前なんてまともに知らない俺には見当もつかないが……。やっぱり上着は必要だったな。寒冷地適応も完全じゃないのかもしれない」
「あ、ありがとう」
 その様子を見て総二は上着を脱ぎ、莉緒の背中に掛けてやった。
 莉緒はペンギン好きだが別に寒さに強いわけではなく、寒冷地適応したからといって生理現象全てを止めるわけでもないのだろう。
「うん、やっぱり花が咲いてても寒いのは寒いね」
「パラドクスの方の寒冷地適応じゃなくて、植物が備えている適応性を発揮しただけだろうしな。雪の中でも咲かなきゃいけないだけで、克服したわけでも暖かくなったわけでもないんだろ」
 重要なのは極寒の地として固定されている事だ。
 花が咲かないと次のステップには進めない。だから花としては雪が舞っていても咲くしかない。
「私たちでコレだもんね。こんな中に放り出されたらたまったもんじゃないよ。早く見つけてあげなきゃ」
「そうだな、この寒さだ早く見つけて村の人立を安心させないとな」
 二人はそう言って自分たちの担当区画とでもいうべき場所を捜し歩くのであった。

 置き去りにされた村人は三名居るそうだが、その内の一人を発見。
 また村方向で別の仲間がまた一人を発見したという。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!

ラズロル・ロンド
エトヴァ(g05705)と行動
寒い所苦手な狐が上機嫌で雪道を歩くよ!
ご満悦な理由は…
エトヴァが新調したロングコート『空雪の狩人』
上質な灰色狼のコートでモフモフに埋まるような着心地に至福顔を晒す
なにより、温かい!
前はサムイ、サムイ言ってたのに、まったく感じないのは寒冷適応の効果だけじゃ無いだろう
冷え冷えとした景色が綺麗に見えるのだから、心持ち一つで現金だな

エトヴァの隣を歩き
エジプト出身者には馴染無い景色。指を指し言って行こう
木が凍ってる?
ダイアモンドダスト…空気が煌めいてる

花!?雪原に!?
目を丸くして見つめ観察
すっごく綺麗
ふと隣を見ればエトヴァも見入ってて
思わず笑ってしまいそう
観察好き同士だ


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と行動

寒冷適応を使う
雪の舞い、吐息は白く煙る白銀の世界

上機嫌で雪道の隣を行くラズは、いい顔している
コート、よく似合っているよ
寒いのが苦手と聞いていたから……
気に入ってもらえて嬉しいな
……俺も、君の笑顔で景色があたたかく感じるのだから

こんな景色は珍しいかな?
大気が澄んで、静謐な白が美しく見える
樹氷かな……
煌く空気は、悪戯な妖精の魔法みたいだ

……ラズ、花だ
ああ、綺麗だな
こんな厳寒の地にも、花は咲くのだな
どんな花だろうと覗きこめば
隣のラズと顔見合わせて笑う

エジプトの砂漠の険しい土地を思いながら
自然の厳しさも味方につけて、凛と咲く花は
君にどこか似ているなんて思う

村人がいたら保護を



 寒い所苦手な狐が上機嫌で雪道を歩く……。例えるとそんな光景。
「ふふふ」
 褐色の肌を持つディアボロスが鼻歌を歌いながら雪原を歩いている。
 ご機嫌な足取りで、足元と腰回りで別々の音を奏でていた。
 足元からは雪の音、腰回りからはコートの内裾がこすれる音だ。
「……あれ、陽炎じゃないよね? オーロラ? それともダイヤモンドダスト?」
「オーロラは夏には出ないらしいし、思ったより近いからダイヤモンドダストだろう」
 ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)の弾む声にエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は静かな声で答えた。
 灰色狼のコートは真新しく、モフモフとしたファーで顔の周りを埋めている。
 寒冷地適応の効果もあり、寒さは感じず暖かさだけを享受できていた。
「オーロラかあ。それも見て見たいけど夏は見れないのは残念かな」
「北欧では『火の狐』と呼ぶらしい。また機会があれば来るのもよいかもしれないな」
 そんな話をすると『絶対に来よう!』と楽しげに語るのはやはり寒くないからだけではない。
 暖かく感じることも大きいかもしれないが、どちらかといえば景色を美しい思える心からだ。
 そして親しい友人からの贈り物であり、それが何よりも心を温かくする。サムイサムイと言っていたのに現金なものだが、心の持ち用一つで世界は煌めいて見える。
「木が凍ってる?」
「表面だけは。音を確かめてみると良い。それよりもホラ……あそこ。その先だ」
 砂漠の国出身で寒がりな彼に贈り物をした方も楽しげだ。
 表にこそださないが、どこか口数が多くあちこちを指さしている。
 いつもならば最初に知識を披露したりするものだが、今は動作で示し自ら案内しているのだから。
「樹氷はそれだけでも美しいが、ああやって光にかざすと煌いて見えるんだ。花も似たようなものだね。それと元から寒い地方にしか咲かない花もあるし、探せば面白い物もあると思う。あった……ラズ、花だ」
「花!? 雪原に!? じゃなくて此処にもあった!? ……すっごく綺麗」
 大気が澄んで、静謐な白が美しく見える。
 太陽に透かした氷が何よりも尊く見える。
 ただの花が雪から顔を出すと逞しく見える。
 煌く空気は、悪戯な妖精の魔法みたいだ。
「なんだ、同じ物を見つけたのか」
「同時だね」
 こんな厳寒の地にも、花は咲く。
 どんな花だろうと覗きこめば隣で歩く友人と顔を合わせる。
 その様子がおかしくて互いに笑って微笑み合って。
(「そういえばエジプトの砂漠の険しい土地でも芽が出て、花が咲くのだろうな。自然の厳しさも味方につけて、凛と咲く花は君にどこか似ているなんて思う」)
 エトヴァはふとラズロルの仕草に、言葉には出さずそんなことを思った。
 水が無く常夏の国は、このロマノフとは逆さまだ。
 だがそれでも植物は存在し、花が咲いている。その様子を友人の笑顔に例えて微笑み返した。
「ちょっと……これ、足痕じゃないかな?」
「森か……ひとまずこの辺を探しつつ連絡を入れるとしよう」
 やがて二人は森の近くで、おそらくは一人分らしき足跡を見つける。
 そして雪原で別の仲間が一名……やや遅れてもう一名を保護し、回復させながら話を聞いているとの報告を受けた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】がLV2になった!
【寒冷適応】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】がLV3になった!

「東に隣の町? そんな物、見たことも聞いたことも無いですよ」
「あそこに連れ出される時も、その後も必死で見渡しましたけどそんな物見たことないですよ」
 助け出された、ピエトロにセルゲイという二人から事情徴収するとそんな言葉が返って来た。
 ディアボロスの目でも双眼鏡を使わないと判らない程度なので、そんな物かもしれない。
 あるいは村の方が雪原よりも高いナニカが邪魔をして……丘なり山なりを挟んで見えないだけと言う可能性もあったが。
「巡回ですか? 確か西とか北が多いですね。偶に南にもいきますけど……。時間は夕方とか朝だったかな」
「俺らみたいな連中が戻って来たか確認なのかなあ? 門もそっちにあるし当然ちゃあ当然ですけど」
 領主とその配下の巡回は、北から西に掛けてがメインらしい。
 また仲間の観測でも森のある南や、町のある東の壁が厚いそうなので、当時から東側はロマノフの王朝の町だったと思われる。
 西にある門から出て、隠れながら物々交換にでも行っていたのだろう。

 そしてもう一つ。判ったことがある。
 領主が見初める人物はそうそう数が居ないらしく、まとめて放り出されるとの事だ。
 今回は三人で今月はピエトロ、二カ月前にセルゲイという男が捕まったらしい。
 と言う事は先月に掴まったユーリという男が、まだ保護されていないのだと思われた。
シル・ウィンディア
白のフード付きマントを羽織っておくね
遠目から見たら、雪に紛れるはずだしね

気になる町だよね。
なんであんなに遠いんだろ?普通に行くと数日ってことなら、途中休憩ポイントがあるはずだよね?

エアライドの効果も使って町までの最適なルートを選定。
飛翔はしたらバレるから、地道に歩くけど…
遠いってば…
途中、休憩ポイントになりそうなところを探すけど…

でも、こんなに離れてるなら、拠点になりえないよね?
となると、どこかでショートカットとか、そういうルートがあるのかな?
…例えば、木の幹をくり抜いた隠し通路とか

気になるから、森の中をしっかり探索だね
小屋とか怪しいところはしっかり調査してみるよ
…何かわかればいいなー。


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok

迷彩も兼ねて、白の防寒コートに帽子、耳当てを用意。
飛行せず、かつ目立たなければ大丈夫とは思いますが、移動中に見つからぬよう注意です。

雪原を探しても見当たらないなら、ユーリさんは森の中でしょうか?
森近くの足跡もそうですが、周辺の植生も気になりますし、森の中に拠点がありそうですね。

まずは怪しい足跡を追跡して推定ユーリさんを探します。衰弱している危険性があるので、早急に保護しませんと。
序でに道や木々に、整備されたような跡があるかも確認です。拠点も見つかれば良いですが、それはユーリさんを保護した後ですね。

拠点を発見したら、その使用状況を確認します。特に、今も使用中かどうか、ですね。


天破星・巴
劣勢を悟り、全滅を覚悟したディアボロス達がとっていたであろう可能性は三つ
一つ、一人でも多くのクロノヴェータを道連れにすべく戦う
二つ、自分たちが全滅した後、苦難の生活を送ることになる人々のために土壌改良などの生活支援や今回の氷の壁のようなものを残す。
そして三つ目、自分たちの後を継ぎクロノヴェータと戦う者が現れた時の為に情報を残す。
残された情報が本当にあるのか、隠していた場所ごと処分されていたり、排斥力で消滅していたりする可能性もあるが探す価値はあるはずじゃ。

絶景観光時に考えた森近くにあるはずの作業小屋を捜索
もう一つは氷壁を捜索、敵に有益な施設なら処理されず残る場所なので隠し場所として最適かも


冰室・冷桜
やっぱさみーなぁ、こんちくしょうめい
とりあえず、見つかりにくくなるようにと防寒対策で白いコートとか布を被っていこうかしら
あとは、吹雪対策に【完全視界】も発動させつつーと

何かあるなら怪しいのは氷壁かしらね
昔のディアボロスがアイスクラフトで作ったてー話ですし
わざわざ中に仕舞ってあるのは消して、氷壁は残して―なんて面倒なことはせんでしょ
姿勢を低くして身を隠しながら、氷壁のとこを目指すわ
無事到着しましたら、氷壁の中になんか違和感のある物がないか探っていきましょ
何か見つけたら掘り起こしたりもしたいけど……これってそういうのできんのかしら
ま、できてもやったらバレるかもですし、状況に合わせてってーことで



「村からは見えず、こちらからギリギリ見える町ですか」
「気になる町だよね。なんであんなに遠いんだろ?」
 フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)とシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は顔を合わせた。
 探索に赴く仲間の間で情報共有。場所と双眼鏡でギリギリ見えるという町に首を傾げる。
「可能性の範囲じゃが、隠したいという意図があったんじゃろうな」
「「「意図?」」」
 その言葉に天破星・巴(反逆鬼・g01709)が幾つかの試案を考えた。
 指を三本程立て、言葉と共に順々に折っていく。
「劣勢を悟り、全滅を覚悟したディアボロス達がとっていたであろう可能性は三つ。一つ、一人でも多くのクロノヴェータを道連れにすべく戦う」
「まあ、他に方法はないもんね」
 第一の可能性はあまり考える程ではない。
 逃げる場所とその意志があるならばともかく、背中に民衆を背負って相手の方が強大とあれば逃げる事すら難しい。
「二つ、自分たちが全滅した後、苦難の生活を送ることになる人々のために土壌改良などの生活支援や今回の氷の壁のようなものを残す」
「ああ、あれね。現状では最も可能性が高いでしょーね」
 その案に冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)は一も二もなく頷き、視線を村へと向ける。
 村は氷の壁で覆われ、特に町のある東側が厚かった。
 氷の壁は狭い場所で3mであるが、厚い場所は10m以上にも及ぶ。
 過去のディアボロスを調べた仲間の言葉では、同じような構造で見張り塔があったらしい。冷桜としてはその情報込みで、改めて調べたいと思っていたのだ。
「三つ目は何でしょう?」
「そして三つ目、自分たちの後を継ぎクロノヴェータと戦う者が現れた時の為に情報を残す。……もちろん処分されておる可能性は高いし、直接処分されずとも排斥力で失われている可能性はあるがの」
 巴は三本目の指を降りながら、期待とも失望ともつかぬ表情を浮かべた。
 クロノヴェーダの排斥力は高く、色々な事をすぐに忘れてしまう。
 何かの理由で必要な事は覚えて居ても、その理由や由来などは不確かになってしまうのだ。
「あの町がクロノヴェーダの支配する勢力で、それはそれとして戦力が常駐しておらんのであれば、あの村は隠れ里であったのじゃろうよ。おぬしらの来ておる服のようにの」
「あっ……」
「そういえばお揃いよね」
「みんな雪に溶け込む白い服ですものね」
 雪原に白装束は、遠目からは見え難い物だ。

 それゆえにディアボロス達も、寒さ対策と明細を兼ねて白いコートやマントを着ていた。
 氷の壁に雪を練り込めば遠くから見え難いし、仮に村の位置が高いのであれば、猶更に見え難いだろう。
「という事は……。普通に行くと数日ってことなら、途中休憩ポイントがあるはずだよね? 森の中と、できればもう一か所くらい」
 シルは事前に町の方へ少し歩き、簡単な丘や崖ならばエアライドで越えてみた。
 しかし特に何もなく、あえて言うならば丘の起伏や崖そのものが目隠しの様な存在だ。
 どうにかして雪を凌ぐ方法があれば、その辺りでも休めるかもしれない。
 だが体力ぞ温存しつつ、できれば物々交換を行うために、森の中に拠点がある方が体力的にも望ましいだろう。
「森の中を通れば雪は減るし、どこかでショートカットとか、そういうルートがあるのかな? ……例えば、木の幹をくり抜いた隠し通路とか。その上で拠点もあれば確実だよ」
 少なくとも森の中では大雪には合わないし、風で体力を削られもしない。
 大きな木の幹をくりぬけば、ショートカットもできるし雪を凌ぐのは簡単だ。
 森を中心にそういう仕掛けをあちこちに施し、そのための道具を置き、かつ狩った獣を加工する場所があればかなり違ってくるはずである。
「んー。ちょっと一人で探すのは難しそうだね。……申し訳ないけど誰か協力頼める?」
「問題ありません。いえ、他にも森を捜索する大きな理由はあります」
 シルの言葉にフィーナは協力を申し出た。
「連れて来られた最後の一人、ユーリさんがまだ見つかっては居ません。……雪原を探しても見当たらないなら、ユーリさんは森の中である可能性は高いです」
 フィーナはもともと森を捜索するつもりであった。
 行方不明のユーリであったり、あるいは森の植生も気になる。
 リラ……ライサックの花などは香水にも使えるそうだが、そんな物は人間しか使いはしない。
 他にもお茶に仕える花があったそうだ。今の季節ではないにしろ、これから育つのであれば……似たような普通の森にはない物があるかもしれない。
「そちらは?」
「何かあるなら怪しいのは氷壁かしらね。だからそっちに行くとするわ」
 森に向かうという二人に対し、冷桜としては村の方へ捜索に行くつもりであった。
「昔のディアボロスがアイスクラフトで作ったてー話ですし、わざわざ中に仕舞ってあるのは消して、氷壁は残して―なんて面倒なことはせんでしょ」
 そう言って話は終わったとばかりに雪原を出発する。
 姿勢を低くして身を隠しながら、氷壁……その東側を目指すのだ。
「わらわは最初だけ森を手伝ったら、あちらを手伝うとしよう。どちらにせよ敵に有益な施設なら処理されず残る場所なので、隠し場所として最適かもしれぬ」
 巴も森と言う広大なフィールド探索の初動に手を貸し、その後に氷の壁に向かうつもりであった。

 そして一同は別れそれぞれの場所を探索することになった。
「心当たりがあるんですか?」
「ルート沿いじゃないかなあと思って。ということは東にある砦から出たか、それとも西にある門からでしょ?」
 フィーナが見守る中、シルは森へ向かってズンズン進んでいく。
 木の根やら雪の塊やらエアライドで飛び越え、西回りを一気に通り抜ける予定である。
 東回りの捜索は巴に頼んだので、彼女はそのまま氷の厚い東側に辿り着くだろう。
「なるほど。では私は同じコースを北に回ってから合流を目指しますね。見つかっていないユーリさんが居るとしたらそちら側でしょうし……衰弱している危険性があるので、早急に保護しませんと」
 そう言ってフィーナは足早に、できるだけ見つからないようにして森の北側に向かった。
 目指すは雪原の中でも、一般人たちが放置された場所辺りに近い所だ。できれば足跡を見つけつつ、その足跡を辿りながら進みたいものである。無ければそちら方面を重点的にウロウロすることになるだろう。
「……やはり居ましたか。獣に襲われていないのは幸いなのですが……」
 程なくしてフィーナは問題のユーリという青年が倒れているのを見つけた。
 少々早い気もするが、ディアボロスの体力と目安から言えばそんな物だろう。
 そして暫く後に……あまり見つけたくない物を見てしまったのである。
「廃屋なのでしょうが……。色が良くないですね……」
 目的の拠点らしき場所を見つけ、ユーリを連れ込むことにも成功する。
 しかしそこは血の跡で赤黒く、あまり長居させたい場所ではない。
 獣に襲われて脱出も出来ずに殺されたのだろうか?
「やっぱさみーなぁ、こんちくしょうめい」
 その頃、冷桜は一足先に氷の壁を伺っていた。
 先行した分だけ遠い場所にある村の様子も判り易い。
 氷の壁は聴いていた通り、一番厚い場所で10m以上ある。
「アイスクラフトが3mだから、中に何かあるのは自然よね。東側の町に近い方だし、向こうから何かがやって来たら迎撃する場所? と言う事は見張り塔じゃなくて……砦かな?」
 冷桜の見たところ、当時のディアボロスがそれほど強力だったとは思えない。
 それゆえに氷の壁だけでは不安だろうと思うのだ、そこまで考えればおおよそ想像は出来る。
「もし東から攻めて来て、一番最初に出逢えて、かつ護り易い場所……と。ここかなあ?」
 当時のディアボロスに成ったつもりで逆算すると、違和感がある場所が出て来た。
 これまで氷の壁はなだらかに設置されていたのだが、そこだけ妙に四角いのだ。
「何か見つけたら掘り起こしたりもしたいけど……これってそういうのできんのかしら」
 そうやってその四角面の周囲を探ると、妙に高さが合わない場所がある。 
 そこの雪を掘り進めると、周囲は土だと言うのに、雪が続いている部分があった。
「この穴を潜る……いやー。ちょっちそれは避けたいかな」
「そういう事ならば、わらわが協力しよう。村人を動員して動かし封鎖したのであれば、隙間くらい増やせよう」
 冷桜が逡巡していると、森で何も見つけられなかった巴が直行して来た。
 そして二人で見つからないように少しずつ氷の壁を動かし、隙間を通れないか試し、雪を固めた部分を掘り進めて通り抜けたのである。
「……何かわかればいいなー。と思ってたけど、砦がある以上に何も無い事が判ったわ」
「おそらくは排斥力のせいじゃろうな。しかし、何も無いからこそ放置した事が判ったのじゃ」
 そして二人は荷物が処分された小さな砦に辿り着く。
 報告書にあった見張り塔よりも大きく護りは堅そうだが、特に資料は何もない。
「まあそうね。前の過去例調査でもあったみたいだし……。似たような感じの構造だったら村に潜入する時や、村人を一時的に匿う施設として利用できる……くらいかしらね。忘れられてるみたいだし」
 そこは氷の壁に埋もれた場所である。
 何もないが、使い方を見つけ出すのは使用者の方だ。
 空を飛ぶトループス級が上空を通ったとしても、何も無い事を知っているからこそ調べもしないだろう。
 こうして、『何かの目的を見つければ、拠点代わりに出来る場所がある可能性がある』ということが確認できたのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【寒冷適応】がLV3になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!
【ドレイン】がLV3になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!


 連れ去られ放置されたという若者を全員見つけ出すことが出来た。
 使い方にもよるが、森や氷の壁の中に中間拠点に出来る場所も見つけた。
 若者たちから領主たちの巡回時間と、集中的に行われる場所を聞き出すことも出来た。
 ディアボロスたちは、やろうと思えば村にいつでも侵入し、村人に語り掛けることは可能だろう。
 彼らの陥っている苦境を何とかし、人々の心を絶望から救い出せば、少なくとも領主の強化は解除されるはずだった。

 まずはこの状況をどうするか、そして領主への道を阻むトループス級をどうするか?
 それをどう考え、どう実行するかが次なるディアボロス達の目標であるのかもしれない。
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok

引き続き、白の防寒コートに帽子、耳当て着用。

お三方は無事保護出来ましたし、後はお三方を村人達の所に帰すのみ。

ただ、急いては事をし損じますし、敵の巡回は避けませんとね。
氷の壁の中に砦があったようですが、そこから村に入れますか?
無理なら巡回をやり過ごして門から侵入ですね。

予め、お三方に事情を説明し、村人達への仲介と、領主達に気付かれぬよう騒がないようにお願いします。

村内侵入後、お三方の無事を村人達に知らせます。その後、滞っているらしい畑仕事を手伝って村人達の負担を減らし、当面の生活面の不安を取り除きます。

流石にここまで来たら異変に気付くと思いますから、敵が来たら迎撃準備ですね。


冰室・冷桜
ま、なんとか首尾は上々ってー感じかしらね

他の人らが調べてくれた巡回時間の穴を突いて村の中へごー
連れ去られた人らは全員保護したわってーのを伝えて安心してもらいましょうかね
奥さんがいる人が居るみたいですし、その人を探してこっそり話をしましょうか
子供が生まれるってー話ですし、一番心配してそうだもの
見つけたら【友達催眠】を発動しつつ話しかけましょ

今はまだ街の外の安全そうな場所で男衆を保護してるっつーことを伝えつつ、信用してもらうためにピエトロ、セルゲイ、ユーリってー名前を出しときましょ
ま、手放しで安心しろってーまでは言わないけどさ
少しは心は楽になったかしら



「お三方は無事保護出来ましたし、後はお三方を村人達の所に帰すのみ」
「ま、なんとか首尾は上々ってー感じかしらね」
 フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)の言葉に冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)が頷いた。
 村の中で捕まえられ、雪原に放置された人々が全員見つかったのだ。
 衰弱しているので完全に無事という訳ではないが、保護しながら体力回復に務めてもらっている。
「ただ、急いては事をし損じますし、敵の巡回は避けませんとね。氷の壁の中に砦があったようですが、そこから村に入れますか?」
 フィーナは氷の厚い部分に作られた砦に目を付けた。
 そこは前回の調査でもあったそうなのだが、今回も合わせて判ったことがある。
 おそらくはディアボロスがまだ弱かった頃の設備であり、吸血鬼たちには不要なので忘れ去られているのだ。今試す方法は、同じような場所……という前提で、今後も使えるかもしれない。
「三人を連れて行かなきゃ問題無いっしょ。体力的な問題もあるけど、ディアボロスだけならこれまでも氷の下を掘るとか前例はあるしねー」
 冷桜は単純な方法を示した。
 今まで『氷の封土』と呼ばれる閉ざされた村への侵入。
 穴を掘ったり砕いたりしながら潜入出来たのだ。保護した三人さえ連れて行かなければ、砦の中で休みながら巡回時間を避けて穴を掘れるので、むしろ楽勝である。
「ああ、その手がありましたね。保護したからと言って、いきなり合わせる必要はないわけですし」
「そーそー。儀式とか実行中っつー訳でも無いからさ。村人に教えるだけなら三人の名前や特徴だけで十分だし、なんだったら旦那さんとかしか知らない話を聞いとけばいいかしらね」
 悲惨な状況からの脱却を示すのに、連れ去られた三人を救助したと告げるのは有効だ。
 しかし中に連れて行くと足手まといな上、衰弱しているのが問題になる。
 だがここでは保護している事実と、後に幾らでも合わせる事が可能だと告げられれば十分なのだ。現在進行形で悲惨な精神状態だからこそ、証言はそのまま証拠になるのである。
「旦那さんですか? ではピエトロさんを中心に色々と確認しておきましょうか」
 フィーナは少しばかり予定を変更し、領主たちに気が付かれないように忠告するのではなく、自分達を知っている人々に信用してもらえるような情報を求めた。

 そして準備が整った所で、防寒と迷彩を兼ねた白いコートをまとって村へと赴くのである。
「あんたらは? ここらでは見ない顔だね」
「はいはーい。村の反対側……じゃなくて、外から来たのよね。連れ去られた人らは全員保護したわ。残念なことにここ三カ月の人のみだけどさ」
 冷桜はそう言って話しかけるが、この『氷の封土』は町としては小さいが、村としては意外に大きい。
 通常の村が100名~200名であるとしたら、実に1000人は暮らせそうなレベルである。
 なにがワールドワイドで大陸的かというと、氷の壁の外に出なくても過ごせるほどだ。尊重が村人を全員把握して居なくてもおかしくはない。まあそんな背景が無くても、冷桜は催眠術をかけているんだけどね。
「ほっ本当かね!? ピエトロたちが?」
「ほんとほんと」
「お三方は無事です。領主さまに見つかるとまた連れていかれてしまいますので、あちらで詳しい説明を」
 冷桜に続いてフィーナが説明し、今度こそ領主たちに気が付かれないように小さく指を立てた。
 そして物陰に移動し、細かく解説していく。
「体力を消費しているので、休んでもらって居ますが……。
「ピエトロさんには奥さんが居て、お子さんが生まれるそーですし? その名前候補で良ければ教えられますよ」
「おお! これであの子も気を取り直すでしょう」
 子供が生まれるおだから、一番心配しているのは確かだ。
 そして子供は地域の希望であり、将来の働き手でもある。
 その事を聞いた男は喜びを浮かべ、早速奥さんに伝えようと言った。
「今はまだ街の外の安全そうな場所で男衆を保護してるっつーことで。保護したのはピエトロ、セルゲイ、ユーリ。ピエトロさんがいうにゃあ、女の子だったらソニア、男の子ならアレクセイだつー話ですよ」
 手放しで安心しろとまでは言わないが、これらの前情報があれば信用してくれるだろう。
 そしてこれから行う活動のとっかかりになるはずだ。
 それが示すことが、少しずつ気を楽に晴らすはずである。
「滞っているらしい畑仕事を手伝って村人達の負担を減らし、当面の生活面の不安を取り除きましょう。それが終わればいよいよ戦いですね」
 フィーナは仲間たちに先駆けて畑に向かい、何が足りないかを調べ始めるのであった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【アクティベイト】LV1が発生!

フルルズン・イスルーン
ふむん、町に行ってやり取りしたりする中継地点や採集ポイントがある、か。
『希望とは、明日が広がっていることである』
特産品っていうのかな? 上手く言葉にしにくいけど、畑に依らない収入源や、色々と生活が楽になるものがある気はするのだ。

とりあえず、畑の手伝いだよ。ハーベスト・ゴーレム!

まずは事前情報の巡回網を潜ってゴー!
交渉はできそうだし【植物活性】で農作の手伝いと生育管理をしようかね。
狙え豊作! 増えよ蓄え! 余裕こそが明日への活力の源なのだ!

それとは別に、植物知識とであっちこっちにあった植物の利用法とか聞いてみようかね。
森の植生が明らかに利用前提な気がするのだ。
売り物にできたら良いんだけどねぇ。


フェリックス・ローゼンブルク
希望を与える、か…確かに零細貴族と化したとはいえ、私も一応は導く側の末端だ、民草に何も与えられないというのは、あまりに情けない
任せたまえ。かつての我が領土は農業が盛んだったものだ。専ら果実の生産に力を注いでいたがね

さて、ではこっそり村の仲へと入り込もうか 情報もあることだし
そのノウハウを活用し、重労働たる畑仕事の負担が減るように、効率的な人員配置と…身体の動かし方を教えよう 肉体は労わった方が良い
勿論私も参加しよう なに、身分だのは気にしなくていい
【士気高揚】で十分やる気を出させよう

民が渇けば、我らも渇く
兄がよく言っていた。まったくその通りだ
こんな奴隷のような扱い…良い為政者とは思えないな



「ふむん、町に行ってやり取りしたりする中継地点や採集ポイントがある、か」
 フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は片目だけをピンと開けた。
 残る片方は閉じたまま、ニヤリと笑う。
「こんな言葉を聞いたことはないかな? 『希望とは、明日が広がっていることである』と」
「ほう……識見だな」
 フルルズンの言葉を聞いてフェリックス・ローゼンブルク(“過分卿”・g07310)は素直に頷いた。
 誰の明言なのかを聞くつもりはない。
 そこまで詳しいわけではないし、ここでは希望を村人に抱かせられるならば十分だからだ。それに『私の言葉さ』と返されたら立つ瀬があるまい。
「希望を与えるには明日、か……」
「特産品っていうのかな? 上手く言葉にしにくいけど、畑に依らない収入源や、色々と生活が楽になるものがある気はするのだ。雪原や森で見つけたモノの中にね」
 フルルズンは香水やお茶という、最低限生きていくには不要な物に希望を見出した。
 そう言った物は村で消費しても気分を良くしてくれるが、外に持って行って売ることで利益になるのだ。その当てが無いならば意味がないのだが……この村には近い位置に町がある。
「とはいえ今は目の前の収穫が優先だけれどね」
「確かに零細貴族と化したとはいえ、私も一応は導く側の末端だ、民草に何も与えられないというのは、あまりに情けない。任せたまえ。かつての我が領土は農業が盛んだったものだ。専ら果実の生産に力を注いでいたがね」
 彼女の言葉にフェリックスは小さく胸を打った。
 生きていくための食用品であり、あるいは嗜好品としての果実の生産。
 それらの経験があり、特に効率面を上げる運営ノウハウがあると告げたのだ。

 二人は仲間が調べた情報に従い、足りない物を供給することにした。
「重労働たる畑仕事の負担が減るように、効率的な人員配置と……身体の動かし方を教えよう。肉体は労わった方が良い。まずは人手が足りない土地を合同で耕すことにしよう。お願いできるかな?」
「集団農業だね? まかせておいておくれよ」
 フェリックスは今現在植えられている畑は後回しにして、手を付けられて居ない場所を一つにまとめるとした。
 そこをこまごまと弄るよりは、みんなでやってみんなで収穫、それを分派負いすれば良いのだと。
「とりあえず、畑の手伝いだよ。ハーベスト・ゴーレム! 与えたもう 金色の 恵み」
 フルルズンは風に流れて輝く、美しき黄金の髪のような光の束を備えた女性型のゴーレムを作り出した。
 それは光の束の一房を切って投げると様々な植物に変化し、あるいは雑草や虫を肥料に変えていった。
「狙え豊作! 増えよ蓄え! 余裕こそが明日への活力の源なのだ! ところであの辺のお茶は世話しているのかい? 同じような物を他の場所で見つけたんだけどねぇ」
「ああ、問題ありませんよ。まだ時期じゃないですけどね」
 フルルズンが見た物と同じようなお茶の花があった。
 流石に香水はないが、お茶ならば自分たちが飲む様にもできるし、増やせば売りにも行けるはずだった。
「す、すごい勢いですね」
「なんだ、ここの領主は自ら働かないのか? 民が渇けば、我らも渇く。兄がよく言っていた。まったくその通りだ。こんな奴隷のような扱い……良い為政者とは思えないな」
 ゴーレムが土壌を改良する中でも、フェリックスは率先して隙鍬を振るっていた。
 皆に先駆けて溢れる体力に物を言わせることで、自分の勢いに村人たちを巻き込んでいったのである。
 こうして手つかずであった場所を中心に、畑仕事が片付いていった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【植物活性】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!

ラズロル・ロンド
さて、浮かれモードはお終いにお仕事しよ
エトヴァ(g05705)と共に村人達の手助けを
潜入は情報を元に隙を突いて村へ入る
大丈夫ですか?サムイのに人手も足りないんじゃ大変だ
良かったら何か手伝うよ
畑仕事とか重労働だよね

気さくに声を掛け
共感してさり気なくお手伝いをして馴染んじゃう狐
人心掌握大事

土壌改良で植物が育ち易い環境を提供する
じゃが芋が実りやすいように
掘り起こしやすいように手を加える

灼熱の砂漠でも育つ物があるんだ
極寒の地だって工夫を凝らして今まで生きて来たんだろう
村人の話を聞きながら今一番手が欲しい所のサポートをしたい
男手要員は任せとけー

高い所の物取りは…エトヴァよろしく
って、飛翔があった


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と協力し村人達への手助けを

【寒冷適応】を使用
領主達の巡回と鉢合わせないように注意し
若者達を連れて、村の中へ
彼らを再会させよう

【友達催眠】を使用し、村人達へ接触
皆に【活性治癒】と【寒冷適応】で重労働の疲れを和らげ
村人達を励まし、話を聞く

俺達はディアボロス
大丈夫だ。もうこんな理不尽は続けさせない
俺達が領主達を討ち、この村を解放する
信じて、希望を持つことだ
これからはきっと、より良き日々が送れると

ラズ達と協力し畑仕事を手伝おう
やり方を聞いて効率の良い方法に習い
単純な力仕事も、必要なこともする
地表の雪を解かすなら火炎放射器で上空を炙るか

ああ、任せて
高い所の物取りはこそりと飛翔して取る



(「さて、浮かれモードはお終いにお仕事しよ」)
 笑顔をそのままにラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は鼻歌を止めた。
 人々の助けに成ろうと気を引き締め直す。
「大丈夫ですか? サムイのに人手も足りないんじゃ大変だ。良かったら何か手伝うよ」
「すまないねえ。寒さはそうでもないが、歳を経ると段々とおっくうになって」
 熱い国出身のラズロルには信じられないが、住民たちにはこれでも過ごし易いらしい。
 もちろん雪原に放り出されたら駄目だが、村の中でならばまだマシな部類だという。
「畑仕事とか重労働だよね。……って、コレをマシだって? すごく虐げられてるってのは本当なんだね」
 それは砂漠で一番熱く眩しい時間に外で働けという様なものだ。
 エジプトでもクロノヴェーダに虐げられてはいるが、流石に働いたらそのまま死ぬような状態ではやらせない。むしろ神の為になる様に、信仰心に訴えかけるだろう。
「だいぶ酷いみたいだな。どうにかして意識を変えるには……やはりあの三人がキーということか」
 その話を聞いてエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は苦慮した。
 保護した三人は衰弱しており、仮に体力が回復しても一般人なので潜入させるのは一苦労である。
「巡回時間を考慮して鉢合わせを避けるのは当然として……。飛翔するのがダメなのがツライな。移動するのはドローンでいけると思うが」
 なんというか飛行する相手は、吸血鬼たちも自分たちができるだけに警戒するそうだ。
 だから巡回時間とかは関係なく、ふと見る事があったり、監視網に証言を徹底させているのかもしれない。
 だが、フライトドローンを飛ばさずに地上を浮遊させたり、コウモリに変身して狭い場所を進むのは問題ないとの事である。
「……仕方ないな。最後の最後で連れ込むことにして、火炎放射機での作業を組み合わせるか」
 人々に衝撃を与えるためには、保護した三人のうち誰かを連れて来る。
 体力自体はフライトドローンで何とかするとして、時間も巡回時間を避けるのだ。
 その上で氷の壁に詰まった雪を溶かして穴を広げるか、最悪の場合、門を突破することになるだろう。そうするとしたら、領主の館に挑む時になるはずだ。

 そして計画を立てたことで、順序良く行動することにした。
「じゃがいもか。イギリスや中国ではダメなのに、不思議なものだ。排斥力と年代の問題なのだろうけど」
「灼熱の砂漠でも育つ物があるんだ。極寒の地だって工夫を凝らして今まで生きて来たんだろうね」
 エトヴァとラズロルは協力して畑仕事を手伝っていく。
 年代が進んでない地域では教えても忘れ去られるジャガイモが、ロシアでは普通に収穫されている。
 この地では『大地のリンゴ』と呼ばれて親しまれているのだとか。
「これはね、ただ植えるだけじゃなくて掘り起こし易いようになっているんだ」
「そうそう。この列に沿って植えると手入れがし易いんだよ」
 ラズロルの説明をエトヴァが助けていく。
 村人たちはジャガイモをただ植えるだけなので、畝を作ってその列に沿って植えるのだ。
 土地を改良して作業をし易く改良し、催眠効果で日ごろの苦労を和らげていくのである。
 やがて男手不足で滞っていた作業が終わり、『その時』がやって来る!
「俺達はディアボロス」
「大丈夫だ。もうこんな理不尽は続けさせない」
「俺達が領主達を討ち、この村を解放する」
 エトヴァはゆっくりと話し始めた。
 躊躇いの吐息は既に無い。何を話すかもタイミングも決めてあった。
 ディボロスの仲間たちも作業を終え、直ぐに動き出せる体勢であった。
「信じて、希望を持つことだ」
「これからはきっと、より良き日々が送れると」
「さて……。その証拠をお目に掛けよう! ラズ!」
 エトヴァは演説の途中で最も親しい相手の名前を呼んだ。
「うん。連れて来たよ! さあ!」
「あれは!」
 ラズロルは端のような笑顔でフライトドローンに指令を出す。
 そこには……。
「ユーリ! ユーリじゃないか!」
 森に入って居て、寒風を受けていない分だけ体力回復の早かったユーリとい男が居た。
 判り易い証拠として連れ出し、そして万が一見つかったとしても、これから領主の館を目指すのだから関係ない。

 この日、この時を持ってこの村をディアボロスが解放するのだ!
 きっとそれは遠い出来事ではないだろう……。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV3になった!
【アクティベイト】がLV2になった!

フルルズン・イスルーン
んむ、ここは兎にも角にも人手が取られなければなんとかなるのだ。
それじゃ、その原因を止めにゆこうか。
雪原にほっぽりだすのは何気取りかねぇ。

凍てつきし拳を荒々しく振りかぶれ! アイス・ゴーレム!

さて、巡回中か根城かは分かんないけど、スケジュールは分かるのでいざや出撃!
こーゆー人に試練を押し付けるようなのにこそ、ゴーレムくんをぶつける甲斐があるってものさ。
まず配下だね。【トラップ生成】と氷雪使いで雪を巻き上げて、
【完全視界】で把握しながらゴーレムくんによる殴り込み!
キミ達用に調整した自然の猛威で勇気を試してやろうではないか、ふはは!

ま、強者側の存在が試す様なことするなら、打ち倒されるのも宿命さ。


地大・龍輝
【心情】
吸血鬼たちは所領を与えられ、そこに対しては自由に振舞っていい、ということだったな
それがどんな非道な行為であろうと

分かりやすく許しておけない連中だ
まずは護衛のお前たちからだ!

【戦闘】
【フライトドローン】の効果を用いて、敵に囲まれないように場所どりを選ぶ

「オーラ操作」で己の身を守りつつ、【エアライド】で見つけた最短通路を「ダッシュ」して敵に肉薄
「この間合いなら、そう簡単に獣たちも暴れられまい」

神剣による「破壊」の「斬撃」を放つ

「これがお前たちの所業に廻った因果だ。塵に帰れ!」

トループ級とは言え手ごわいな
吸血鬼、聞きしに勝る力だな
残る首魁も油断せずにやらせてもらおうか


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

それでは、この村の悲劇を終わらせましょう。
どう接敵するか分かりませんから、警戒して進みます。

戦端を開く前に、村人達を巻き込まぬよう、領主館に近づかぬようお願いしておきます。

戦闘の基本方針は『極光の波動』での射撃戦。
優先すべきは弱った敵への止め。次いで前衛への援護射撃。味方に誤射せぬよう注意しつつ、動きの鈍った個体から確実に仕留めて、護衛を減らします。
敵の攻撃は、波動というよりその副産物で飛んでくる物のようですね。
此方も波動を放って迎撃なり相殺出来れば良いですが、無理に狙わずに回避した方が良いですか。

後は味方が孤立せぬよう戦場の状況把握に努め、前衛の邪魔にならぬよう動きます。



「んむ、ここは兎にも角にも人手が取られなければなんとかなるのだ」
 一仕事終えたフルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は、消えていく霧のゴーレムを見送った。
 不確定な存在は畑仕事という一区切りの終わりを認識すると同時に消えて行く。
「それじゃ、その原因を止めにゆこうか」
「ええ、この村の悲劇を終わらせましょう」
 フルルズンの言葉にフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は頷き決意を固めた。
 そしてやるべきことを順番に片付けていく。
「我々の戦力は整いました。危険ですので戦いが終わるまで領主館に近づかぬようお願いしますね」
「はっ、はい!」
 フィーナは村人たちが領主館に接近しないように手配りをしておいた。
 敵を倒すことはどうとでもなるが、一般人は巻き込まれたら終わりである。
 たった一体のトループス級が暴力を振るうだけで全滅しかねない。ゆえに来ては成らぬと真っ先に伝えておいたのだ。
「雪原にほっぽりだすのは何気取りかねぇ」
「吸血鬼たちは所領を与えられ、そこに対しては自由に振舞っていい、ということだったな」
 フルルズンが新しくアイスゴーレムを呼び出していると、地大・龍輝(名前のない戦士・g05599)は掌に拳を打ち付ける。
 それがどんな非道な行為であろうと断片の王の名の元で許されるのだろう。
「分かりやすく許しておけない連中だな。やっちまおうぜ」
 しかしソレをディアボロスは、龍輝は許せない。
 別に自分を正義の化身だとか裁判官などと言うつもりはない。
 しかし気の良い熱血漢である彼は、人々が苦しんでいる事、敵がそれを喜ぶという事が許せないのだ。どうせ命を懸けるのであれば、心の征くまま非道な悪を討つのも良いだろう。

 敵の行動自体は不明だが、巡回時間の終わりならば確実に居る場所が判る。
 ディアボロス達が領主館の方へ向かうと、やがて周辺が俄に黒く……。
 いや、赤黒く色付き始める。
『無礼者め!』
『ここは通さぬぞ!』
 赤い色の閃光が周辺を包むと、気が付けば吸血鬼たちが現れている。
 ある者は空を飛びある者は地を駆けて、あるいは最初からそこに隠れていたのだろう。
「現れやがったな! 行くぜ!」
「出ましたね! 援護します!」
 龍輝が走り込むのに合わせてフィーナは魔力を集中した。
 周囲に連列な光が満ちて行き赤黒い色彩へ対抗する。
「精霊達よ、どうか、私に力を貸して!」
 フィーナは味方がとりつくまで光の精霊を呼び寄せて援護攻撃を行う。
 続いて雪と氷の精霊を呼び出し、オーロラで染め上げながら敵の放つ力を押し返していくのだ。
『シネイ!』
「そうはいくかよ! この間合いなら、そう簡単に獣たちも暴れられまい」
 龍輝はその間に木刀を掲げて飛び込み敵の喉元へと迫った。
 吸血鬼はその攻撃を爪で防ぎつつ、血の塊を獣の顔へと変えて食らいつかせようとする。
 しかし龍輝はここでフライトドローンの背を蹴って、少し上の位置から殴り掛かったのだ!
『オオオオ!』
「これがお前たちの所業に廻った因果だ。塵に帰れ!」
 龍輝は真っ向唐竹割りで薄汚れた木刀を振り下ろすが、受け止められてしまう。
 木刀にヒビが入り、押し負けるかと思った瞬間……。
 ヒビから神聖な輝きが迸り、まるで蛹が蝶になるかの如く神刀としての本領を発揮し受け止めた筈の切り裂いていく!
「今だよ! 他の連中はアイス・ゴーレム君が引き受けた!」
「精霊たちよ! 共に歌を紡ぎ、その想いをもって極光の導きと成し、我が敵を討ち果たせ……! これでトドメです!」
 フルルズンを乗せたアイスゴーレムが巨大なパンチで敵陣を薙ぎ払った。
 それを合図にフィーナは雪・氷・光の三精霊とのハーモニーを奏でてオーロラを構成する魔力を魔力を極大化させるのだ。ロマノフの吸血鬼たちは太陽で灰にはならないが、極光が吸血鬼を穿ち焼いていくだろう!
「こーゆー人に試練を押し付けるようなのにこそ、ゴーレムくんをぶつける甲斐があるってものさ。キミ達用に調整した自然の猛威で勇気を試してやろうではないか、ふはは!」
 フルルズンはアイスゴーレムで敵陣を薙ぎ払った後、追撃で地面を叩く。
 それは氷結魔法によって局地的な吹雪と成り、マイナスのエントロピーが熱量を奪い去っていくのだ。
「ま、強者側の存在が試す様なことするなら、打ち倒されるのも宿命さ。……凍てつきし拳を荒々しく振りかぶれ! アイス・ゴーレム! って、あ痛た!」
 フルルズンは景気よくアイスゴーレムを操るが、流石に反撃なしとはいかない。
 だがこのまま押し切るくらいは行けるだろう。
「トループ級とは言え手ごわいぜ。吸血鬼、聞きしに勝る力だな。残る首魁も油断せずにやらせてもらおうか」
「はい。ですが我々が力を合わせれば必ずや倒せるはずです」
「ロマノフの夜明けは遠い。しかしこの村の明日は直ぐそこだ……というやつだね」
 こうしてディアボロス達は悪逆非道の吸血鬼に対し攻勢をかけたのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!

シル・ウィンディア
さてと…。
助けることはみんながしてくれたから、あとは解放のお手伝いっ!
さぁさぁ、ノンストップで行かせてもらうからっ!!

左手に創世の光剣、右手に魔力の刃を生み出したエレメンタルブレイドをもって、接近戦を挑むよっ!
残像を生みつつ、飛翔のスピードで超低空飛行をして、すれ違うざまに、二連の斬撃をお見舞いするよっ!
そのまま、エアライドで上にジャンプして急速に転換を行って、上空に逃げるよ。

そのまま、高速詠唱からの風精乱舞。
本命はここからだよ。
さぁ、風と一緒に踊ろうかっ!!

六属性の魔力弾を雨あられと降らせてダメージを積み重ねていくね。
痛い?
あなた達はこの町の人達にしてきたことの報いだよ。


フェリックス・ローゼンブルク
復讐者としてはここからが本番というわけだね
……(じっと敵を見る)
いや、これは無理じゃないか?割と勝てる気がしない
すまないが私の代わりに戦ってくれる人は…あ、甘えるなと
いやまぁやれるだけはやるけども

ひとまずどうするかは逃げながら考えるとしよう
【飛翔】もあれば三次元の機動が出来る
あっぶな今爪が掠りそうだったぞ!?【エアライド】で瞬発力を利用して避けなくては
あぁ、このままでは死んでしまう!誰か助け──

と、爪が私を捉えたところで
そこに何故か、罠が仕掛けれているんだよなぁ
嗚呼…私は本当に幸運だな
そして君にとても不幸だった 
こんなラッキーパンチで負けてしまうのだから
まぁほら、しょうがない
人生諦めが肝心だ


神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴

領民の手助けは他でやってくれたみたいだな
あとは領主と護衛を倒してしまえばいいだけか

見た目に吸血鬼っぽいのが来たが
なんだったか吸血鬼は心臓に杭を打てばいいんだったか?

なんだ効かないのか、まあ当然と言えば当然か。
確かにそう言われると弱点だらけだな吸血鬼……
と戦闘前に軽く会話してから

莉緒の攻撃で打ち漏らした敵へ【ダッシュ】で接近して【天破雷神槍】

そのまま莉緒に背を任せて突き進んでいき
とにかく立ち塞がる敵を【看破】した急所を狙って仕留めていく

莉緒がいると安心して無茶できるのはいいな
やり過ぎて怒られないか心配ではあるが……

有象無象如き、俺と莉緒を止めれると思うなよ


如月・莉緒
総二さん(g06384)と

良かった。領民の人達も気になってたから…
さて、じゃあ他の憂いも断つとしようか

日光とか十字架とか、ニンニクとかも聞くけど、そこらへん全然効かないっぽいよ
てか、どんだけ弱点あるのって話だよね

敵を前に余裕で会話を交わして
【高速詠唱】で【雪片】を放つ。襲ってくる全員は倒せないから、漏れた敵を総二さんに任せる

【情報収集】と【観察】で戦況の把握をしつつ
【挑発】でこちらにも敵意を向けさせる
敵が接近すれば仕込み刀による【斬撃】と【連撃】で間合いを取り【雪片】を見舞う

まったく…無茶する総二さんについていけるの私くらいだからね?

なんて言いつつ

負ける気はないからね。逃げるなら今のうちだよ!



「領民の手助けは他でやってくれたみたいだな」
「良かった。領民の人達も気になってたから……」
 敵の配置が不明なので、ディアボロス達は二度に分けて突入していった。
 神刀・総二(闘神・g06384)と如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)は後詰として参加し、戦場全体を確認してから攻め入る。
「さて、じゃあ他の憂いも断つとしよっか」
「そうだな。あとは領主と護衛を倒してしまえばいいだけだ」
 莉緒と総二が戦場に顔を出すと、そこにはいかにも吸血鬼然とした敵がいる。
 この姿にあわてず騒がず前方確認。
「なんだったか吸血鬼は心臓に杭を打てばいいんだったか?」
「日光とか十字架とか、ニンニクとかも聞くけど、そこらへん全然効かないっぽいよ」
 総二が念の為に尋ねると莉緒は肩をすくめて微笑んだ。
「てか、どんだけ弱点あるのって話だよね」
「なんだ効かないのか、まあ当然と言えば当然か。確かにそう言われると弱点だらけだな吸血鬼……」
 物語で語られる吸血鬼という物は、『血を吸う化け物の伝承』を詰め合わせにしたものである。
 色んな吸血鬼の弱点を総合した為に、A地域の吸血鬼の弱点・B地域の吸血鬼の弱点・C地域の……という風に全てが弱点だと勘違いされるのだ。とはいえロマノフ王朝ではそんな欠点はない。というか、そんなに弱点があるのに戦力として採用したのならば、断片の王はウッカリさんである。
『敵の増援か! 行かせぬぞ!』
「だってさ」
「なら仕方ない」
 立ち塞がる吸血鬼に対し、莉緒は笑って呪文を詠唱。
 総二はやや遅れて飛び込み、途中から加速し始める!
『かあ!』
「χιονονιφ?δα」
 敵が放つ波動を莉緒は雪で受け止めた。
 次第に吹雪いていく中で、見とれる程に美しく輝いていく雪片。
「行かせねえていうなら、止めてみろっ!!」
『そうさせてもらう!』
 総二の指先は紫電をまとって敵を貫き、返す刀で爪を引き裂いていく。
 だが敵とて吸血鬼、貫手を食らいつつも殴り掛かっていたのだ。爪を切裂かれようと腕は止まらないが、その動きが急激に勢いを無くしていくのが判る。
「莉緒がいると安心して無茶できるのはいいな」
「まったく……無茶する総二さんについていけるの私くらいだからね?」
 総二は莉緒の放った雪片が吸血鬼の息の根を止めたのだと理解して、そのまま次の敵を目指した。
 やり過ぎて怒られないか心配ではあるが……まあ今のところは余裕ッポイので大丈夫だろう。
「有象無象如き、俺と莉緒を止めれると思うなよ」
「負ける気はないからね。逃げるなら今のうちだよ!」
 こうして吸血鬼との戦いは佳境を越えつつあった。


「助けることはみんながしてくれたから、あとは解放のお手伝いっ!」
「う、うむ。復讐者としてはここからが本番というわけだね」
 シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)の輝くような笑顔にフェリックス・ローゼンブルク(“過分卿”・g07310)は何とか頷いた。
 心の中はどんよりと曇り、胃がキリキリ痛むのが判る。
「……」
 じっと敵を見る。
 そこにはマッチョな吸血鬼が暴れ回っていた。
「いや、これは無理じゃないか? 割と勝てる気がしない。すまないが私の代わりに戦ってくれる人は……あ、甘えるなと」
「ん? 何か言った? 本命はここからだよ。さぁ、風と一緒に踊ろうかっ!!」
 フェリックスが仲間の方を振り向いた時……。
 吸血鬼がダンスを踊っていた。シルの放った魔力誘導弾が、次々に炸裂して吹っ飛ばされていたのだ。
「さぁさぁ、ノンストップで行かせてもらうからっ!!」
「ノンストップですか? ……いやまぁ、やれるだけはやるけども」
 光の剣を掲げ、魔力の刃を生み出す杖を掲げる少女。
 ここはロマノフじゃなくてアメリカ独立戦争かな? などとフェリックスは思わず首を傾げそうになった。
『退け!』
「そうさてもらおう!」
 殴り倒そうとする吸血鬼に逆らわずフェリックスはひとまず逃げる事にした。
 空中を歩んで三次元的に移動し、『あっぶな!?』とか言いながら掠りそうになる爪を回避する。
『挟み撃ちにするぞ! コロ……』
「あぁ、このままでは死んでしまう! 誰か助け──」
『シネエ……』
 前後から挟まれフェリックス最大のピンチ! 無我夢中でレイピアを振り回し、あるいは拳で殴ろうとするが精々当たっても一体。間に合わない!?

 そう思った時、吸血鬼の上半身が不意に蒸発した。
「援護攻撃? いやただの牽制か。それで助かったのか。嗚呼……私は本当に幸運だな」
 どうやら仲間の放った魔力弾がフェリックスを追撃する敵の背中に当たったらしい。
 その攻撃に合わせて挟み撃ちにしようとした敵は、急に仲間が居なくなってタイミングを外したわけだ。
「そして君にとても不幸だった。こんなラッキーパンチで負けてしまうのだから」
 立ち止まってレイピアを避けようとしたところでフェリックスのパンチを喰らってしまったらしい。
 そしてこの後どうしようか迷っていると……。
「痛い? あなた達はこの町の人達にしてきたことの報いだよ」
『グアア!』
 シルの魔力弾が雨霰と周囲に降り注いでいく。
 爆炎が土煙を巻き上げ、気が付けば全ての吸血鬼が仲間たちの攻撃で倒れていた。
「まぁほら、しょうがない。人生諦めが肝心だ」
 フェリックスは周囲にいる仲間に押されて領主館への道を突き進んでしまう。
 彼が偶然倒した吸血鬼に向かって『そんな恨みがましい目で見なさんな、私だって何時不幸にも倒れるかも知れないんだからさ……』と自嘲く他なかったのである。
「さあ! この村を絶望から解放するんだ!」
「「おおー!」」
 こうしてディアボロスたちは、望むと望まざるとに関わらず最後の試練に挑む!
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV4になった!
【アイテムポケット】がLV3になった!
【託されし願い】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【グロリアス】がLV2になった!

神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴

護衛も片付いたし残るは領主だな
全然吸血鬼に見えないな、別に見た目でどうというわけでもないが

戦乙女と聞くと、英霊がどうたらとかいう北欧神話のあれか
勇者好きと言われると、確かにそれらしいが……

莉緒は確かに勇者という感じではないな
まあ俺も勇者要素は全くないが

莉緒と並走しつつ【ダッシュ】で一歩早く懐へ潜り込み
【強打】【粉砕】の【撃震掌】で攻撃

上空に飛び上がれば【飛翔】で追って間合いから離れず
莉緒の【流星槍】にあわせ、逃げ場を塞ぐようにして【撃震掌】を叩きこむ

莉緒が前に出て戦うのを見るのは何だか新鮮だな
と言って、お互いの拳を軽くぶつけて

残念だが生き残るのは俺たちみたいだな


如月・莉緒
総二(g06384)さんと

うん、領主だけだね
見た目は戦乙女だし確かに吸血鬼には見えないね

神話だと戦場で生きる者と死ぬ者を定めるとか
勇者好きか…。残念ながら私に勇者要素はないからなぁ…

総二さんと共に敵と間合いを詰める
襲い来る氷は【ダッシュ】で避けて
総二さんに続いて、仕込み刀で【斬撃】を【連撃】で叩き込む

攻撃が軽いって?
そりゃあ、【フェイント】だもの

余裕の笑みで返す

上空に逃げるなら【飛翔】で追って、【空中戦】を仕掛ける
総二さんが上から私は下から挟み込むように【高速詠唱】で魔杖を槍の形に変え
【流星槍】による【貫通撃】を見舞う

たまにしか前出ないしねー

と返して拳を合わせて

生きる者…は、私達の方みたいだね



「護衛も片付いたし残るは領主だな」
「うん、領主だけだね」
 ディアボロス達はトループス級のクロノヴェーダを倒した。
 神刀・総二(闘神・g06384)と如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)は周囲に敵が残っていないかを確認し、領主館へと向かう。仮に雑兵一体でもクノロノヴェーダが生き残って居れば、村は血の海になるだろう。その為に確認だけはしておいたのだ。
「あれか……全然吸血鬼に見えないな、別に見た目でどうというわけでもないが」
「見た目は戦乙女だし確かに吸血鬼には見えないね」
 そんな中で、遠目に領主らしきフル武装の女が、輝く翼をはためかせてこちらに飛んで来た。
 手には槍を携え、鎧兜はところどころに翼をあしらってある。天使と誤解する者はいても吸血鬼とは思うまい。
「神話だと戦場で生きる者と死ぬ者を定めるとか」
「戦乙女と聞くと、英霊がどうたらとかいう北欧神話のあれか。勇者好きと言われると、確かにそれらしいが……」
 莉緒が『神話と戦乙女』という話題を出したことで、総二にもピンと来た。
 そんな組み合わせは北欧神話くらいである。他にもあるかもしれないが、西洋に某宗教が浸透と共に失われて行ったと思われる。なお他所の神話をノータイムで思い出せるのは、ゲームや漫画で見る機会の多い日本くらいのものなのだが。
「そろそろ距離を詰めよっか」
「そうだな戦い易い場所を選ぶとするか」
 二人は並走して走り出し、空を飛ぶ相手に戦場を選ぶことにした。
 もちろん逆連鎖戦に相対距離は関係ないので、空中の敵を地上から迎撃可能だ。
 しかし地形を利用したり、走る方が飛ぶよりも得意な者も居るので、好きな場所で戦えるならその方が良いだろう。

 そして二人がダッシュしたのを確認したのか、敵も羽ばたくのを止めて滑空に入った。
『侵入者よ。お前たちに出来ることは二つに一つだ。此処で死ぬか……それとも勇気を示して死ぬかのな!』
 敵は高らかに宣言すると、槍を掲げて戦闘態勢に入る。
 待っていた分だけ敵の方が早いが、少し遅れるだけでディアボロス達も油断なく動いているのだ。
「勇者好きか……。残念ながら私に勇者要素はないからなぁ……」
「莉緒は確かに勇者という感じではないな。まあ俺も勇者要素は全くないが。先に行くぞ」
 莉緒は闘気を高めながら走り、並走状態から先行し始めた総二の後を追った。
 まとめて狙われないように距離を空けてはいるが、連続で攻撃できる程度の間合いを保っている。
『選別してやろう!』
「そいつは……ノーサンキューだ! この拳で打ち砕く!!」
 敵は手首を返して光の槍槍を出現させると、勢いよく投げつけて来る。
 総二はスライディング気味に態勢を低くして、地面を穿つ槍の一撃をかわしそうとした。
 同時に態勢を起こしながら掌で殴りつけ……交差するように衝撃と魔力の余波が行き交うが、槍は直撃などしてないのでカスリ傷レベルだろう。むしろ踏み込んだ地面の方がグズグズである。
「とりゃ!」
『軽いな。凍れ!』
 続け様にで繰り出す莉緒の仕込み刀はあっけなく弾かれてしまう。
 敵は槍で防がず穂先を用いて文字を描き始めたが……。
「攻撃が軽いって? そりゃあフェイントだもの。……Μετ?ωρο δ?ρυ」
『ちっ!』
 そのタイミングで莉緒は仕込み刀に高めていた闘気をまとわせる。
 仕込み刀の先から光のオーラが生み出され、槍と化して敵へと迫った。それは流星の如き光の一閃!!
「莉緒が前に出て戦うのを見るのは何だか新鮮だな」
「たまにしか前出ないしねー」
 総二は余裕の笑みを浮かべる莉緒と拳をぶつけ合い、上手く行ったと笑いあった。
「残念だが生き残るのは俺たちみたいだな」
「生きる者……は、私達の方みたいだね」
 二人は敵が飛んで逃げたり下がったりしないように牽制しながら、仲間たちと共に追い込み始めた。
 こうしてクロノヴェーダの戦乙女とディアボロスの戦いが始まる。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【活性治癒】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【ドレイン】がLV4になった!

フルルズン・イスルーン
なんだか最後辺りにケッタイなのが居た気がするけど忘れた!
さあ、勇士シュミに引導を渡してやろうさね。
お、ヴァルキュリャな見た目なくせしてルーン術師とは小癪な。

ならばコフィン・ゴーレム。フィリュギャコナ(女守護者)としての振る舞いを見せつけてやるのだ!

霊体戦乙女ゴーレム、槍を持てー!
浮遊船墓にて突進し、そのまま敵機の機動力を阻害。
至近戦で勇壮に戦い相手取るのだ!
飛行でのヒットアンドアウェイに慣れて肉弾戦の本懐忘れてないかな?
槍の投げ合いも受けて立とうではないか。ゴーレムがね!
ボクはできないので頑張って逃げ……あいた!

えーい、あんなテキトーに村人さらって勇士見繕うとしてるようなのに負けんぞー!


フェリックス・ローゼンブルク
うわ、もっと強そうなのが来てしまったんだが!!??
なんだなんだ、こんなに美しいのに何故戦わなくちゃ!
…いぃっ!氷を使うのかい!?
まずいこれは!今度こそ逃げなくては!

逃げながら考える
氷に絡め止められるのは不味い だからこそ、捕まりに行く
あぁしまった!このままでは私の命が───
ところで スタート地点はどこがいい?
何の話をしているのかって?それは勿論

貴様を葬る為の仕掛けを、どこからスタートさせるかの話だが?
血潜之罠は逃げてる間に浸透させた。もうすでにここは、私の罠だらけだ
なぁ我らが怨敵よ 私を愚にもつかぬ雑魚だと思ってたか?
情けない暗愚だと?
そうとも!私は愚かな弱者さ!

それに貴様は敗ける
連鎖、開始だ


地大・龍輝
【心情】
こいつが吸血戦乙女、ブリュンヒルド……
その名に違わない強さと美しさ、と言ったところか

しかし、人々を苦しめるクロノヴェーダであるのなら、どれほどの強敵だろうと打ち砕くのみ!

【戦闘】
空中を自由に飛べる相手であるのなら、切り結ぶのは難しいか
なら、これでどうだ!

「伝承知識」で吸血鬼の戦法に警戒しつつ、「投擲」でパラドクスによる武器を放つ
「これはお前たちに踏みにじられた者たちの怒り、受けてみろ!」
勝機を見れば【飛翔】の力を借りて距離を詰め、「捨て身の一撃」を放つ

【託されし願い】にかけて、こんなやつに従うわけにはいかない
「俺は、俺を取り戻す!」

こんな場所に咲く花を守るためにも、俺は戦うだけだ



『フフフ。なかなかやるようだな』
 敵アヴァタールは薄く笑って槍を横に構えた。
 周囲に居るディアボロスの誰が掛かって来ても良いようにという事だろう。
「うわ。さっきより、もっと強そうなのが来てしまったんだが!!??」
「こいつが吸血戦乙女、ブリュンヒルド……」
 その威容にフェリックス・ローゼンブルク(“過分卿”・g07310)はゴクリと唾を呑み、地大・龍輝(名前のない戦士・g05599)は武者震いに震える。
 一人は笑顔のまま顔が固定されてしまい、もう一人はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「その名に違わない強さと美しさ、と言ったところか。しかし、人々を苦しめるクロノヴェーダであるのなら、どれほどの強敵だろうと打ち砕くのみ!」
 龍輝はヒビが入ったままの木刀を構え直し、内側から零れる輝きをより一層強くした。
 まるで彼の投資に神刀が答えているかのようだ。
「なんだなんだ、こんなに美しいのに何故戦わなくちゃ!?」
『容貌など記号に過ぎぬ。ああ……お前たちが私を越える勇士であるならば、奉仕してやっても良いぞ?』
 フェリックスはその言葉を聞いた時、どう表現するか悩んだ。
 確かに美女だが、自分で顔やスタイルの事をどうでも良いと言った女である。
 そんな投げ捨てたナニカで奉仕されても……その、なんだ。困る(主に目のやり場的に)。
「甘いね。そんなハニートラップは二千年ほど遅い!」
 そんな空気をフルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)が一喝した。
 戦乙女の奉仕というが、北欧神話では勇士が死んだら戦乙女に回収され……。
「まあ無制限に食べられる肉と酒というのは時代を先取りしていたかもしれないけれどね。その結果が永遠の戦闘というのは、好きな者にしか受け要られないニーズだ」
 奉仕を受けながら翌日には復活する猪の肉を食べたり、酒を呑んで歓待されるという場所があるそうな。もっとも未来永劫戦い続けるので、戦闘大好き人間以外には地獄なのだが。
「無限の糧食というのは貴族として惹かれるものがあるが……。永遠の戦闘というのはいただけないな」
 フェリックスは貴族として兄ほどの自信がないので、無制限の食糧には興味を示した。
 しかし彼は戦闘にも自信がないので、永劫の戦闘というのは困りものだ。
「うむ。……さあ、勇士シュミに引導を渡してやろうさね」
 この時、フルルズンは背中を走り抜ける汗を感じたが……。
 目の前の敵ではない。付け加えて言うとトループス級でもなければ、ジェネラル級がやって来る予兆でもない。おそらくは仲間のネメシスモードにでも反応してしまったのだろう。なんだか最後辺りにケッタイなのが居た気がするけど忘れた! と割り切ることにした模様。

 そんなやり取りの後、敵もまた意識を集中して戦闘行動を開始する。
『相談は終わったか? 別れを告げたか? 首を洗って禊をする準備は十分か? では死ぬが良い!』
「はっ! やなこった!」
 敵の構えた光の槍に対し、龍輝は刃で造られたブーメランを作り出した。
「これはお前たちに踏みにじられた者たちの怒り、受けてみろ!」
『曲刀か? そんな物では私は倒せん! そろそろ行くぞ!』
 龍輝は刃で造られたブーメランを持って空を飛び、ギリギリまで投げずに切り掛かる!
 だが最初から空を飛んでおり、直線的な動きの投げ槍の方が届くの早そうだ。
 そう考えたのか龍輝は刃を投擲する!
「なら、これでどうだ!」
『曲刀を投げるとは。窮したな! 死ぬが良い!』
 龍輝と敵は共に回避動作に移っていた。
 高速で迫る光の槍が腹を掠め、チキンレースは敵が勝ったかの見えた。だがしかし!
「俺は、俺を取り戻す! こんな場所に咲く花を守るためにも、俺は戦うだけだ」
『戻ってきただと!?』
 龍輝が付く挙げたのはブーメランだ。
 しかもギリギリまで刀だと思わせる捨て身の動き。
 この村に来るまでに見た花を思い出し、引き離された若者と再会した村人を思い出しながら、決死の覚悟で戦った結果が、花の様に実を結んだと言えるだろう!
『おのれ! こんなもので愚弄しおって! 許さぬぞ!』
 その攻撃で血を流し、激高した敵は空にルーンを再び描いた。
 それも周辺に吹雪をもたらすほどの規模だ。
「……いぃっ!氷を使うのかい!? まずいこれは!今度こそ逃げなくては!」
「お、ヴァルキュリャーな見た目なくせしてルーン術師とは小癪な」
 ここでフェリックスはまたしても仲間と異なる行動に出た。
 フルルズンは敵の動きを見て奮起して、自身も強力な術で対抗しようとしている。
 しかしフェリックスはどうやったらやり過ごせるかと、逃げながら考え始めた。
『凍れ! 凍れ! 真白に。氷像と化すが良い!』
「いかん! このままでは追い付かれて凍らされる。……まずい。このままでは……いや、そこだ! そこに活路がある!」
 フェリックスは仲間が。『魂は 翼を 広げる』……と大魔術を行使し始めたのを見た。
 大魔術の行使ゆえに援護はもらえまいと見た。そこで苦し紛れで行動し、吹雪が最も少ない場所……。
 自爆しないように密度を下げて居るである敵の目の前まで移動することにしたのだ!
『馬鹿め。手元だろうが遠方だろうが威力に変わりがあるものか!』
「あぁしまった! パラドクスだから自爆しないのか!? このままでは私の命が───」
 敵は冷気を調整して手元も凍らせようとしているとしている。
 逆連鎖戦では距離感は関係ないので、地上からでも空を狙えるし、隠れて狙撃しても撃ち返せる。だがこの流れは……。
「ところで スタート地点はどこがいい? 何の話をしているのかって? それは勿論……」
『は?』
 なおフェリックスは失われた兄ほどに偉大ではない。
 しかし無能ではないし、ただ逃げ回っていたわけではないのだ。
 わざわざ逃げて接近し直したのは、意図があるに決まっている!
「貴様を葬る為の仕掛けを、どこからスタートさせるかの話だが? 血潜之罠は逃げてる間に浸透させた。もうすでにここは、私の罠だらけだ」
『おのれ! その前に凍らせてやろう!』
 フェリックスは寒さを無視した。
 相手から手痛い一撃を受けるのは仕方がない。
 逆連鎖戦でありパラドクスである以上は、余程運が良く無ければ無傷ではすまないからだ。そして相手からの攻撃がある物として覚悟すれば、むしろ余計な動きを止めて狙い済ませることもできる。
「ぐふっ……。なぁ我らが怨敵よ 私を愚にもつかぬ雑魚だと思ってたか? 情けない暗愚だと?」
『えええいい!! とまれ! 止まらぬか!』
 この距離ならば自分を巻き込みかねないが、先ほどと状況は似ている。
 パラドクスゆえフェリックスを巻き込むことはない。そして肉薄して罠のスタート位置を設定することで、避けられないように発動させたのだ。
「そうとも!私は愚かな弱者さ! それに貴様は敗ける。連鎖、開始だ」
 フェリックスが氷漬けになり掛けた時、彼の罠も同時にスタートしている。
 大地にしみ込ませた彼の血が、あるいは大気に染みこませていた血が罠となる。それは針の用に鋭く、あるいは爆発物の様に。爆風ではなく毒物の様に、次々に連鎖して作用していった。
「さて、そろそろ交代しても良いかね?」
「お待たせなのだ! コフィン・ゴーレム。フィリュギャコナ(女守護者)としての振る舞いを見せつけてやるのだ!」
 フェリックスが今にも着きそうな膝を立て、体をしゃんと立たせる。
 その声に応じるように、フルルズンが作り上げたゴーレムが出現する。
「霊体戦乙女ゴーレム、槍を持てー! 至近戦で勇壮に戦い相手取るのだ!」
『ええい、小癪な!』
 船の墓場から出てきたように宙へ浮かぶ舟には、霊体の女性型ゴーレムが宿っていた。
 それは空飛ぶ船を操り、勇猛果敢に戦い始めたのだ。さながら戦乙女と戦乙女の戦いかもしれない。
「むう。氷の弾幕か! ていうか飛行でのヒットアンドアウェイに慣れて肉弾戦の本懐忘れてないかな? 槍の投げ合いも受けて立とうではないか。ゴーレムがね!」
 フルルズンはゴーレムニスト、あるいはゴーレムクラフター。
 要するにゴーレムを作る人であり、本人はそれほど戦う訳ではない。
「ボクは戦闘できないので頑張って逃げ……あいた! えーい、あんなテキトーに村人さらって勇士見繕うとしてるようなのに負けんぞー!」
 ゴーレムに任せて打撃戦を行っても、傷は精々がフェィードバック分であるとか、巻き込まれている分だけだ。
 奮戦するゴーレムにエールを送り、吹雪に巻き込まれて痛い目みながら彼女もまた奮戦するのであった。
「ところで……そろそろか?」
「ああ。俺たちが引き付けている間に回り込んだはずだ」
「ならば良し! フィナーレと行こうじゃないか!」
 敵は空を飛べるので逃げる可能性がある。
 その可能性を潰すべく、一同は陣形を再編成していた。
 三人が足止めしている間に残りのメンバーが移動し、今か今かと出番を待っているのだ。
「とっつげきー!」
 その時は、もう間もなくである!
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【フライトドローン】がLV2になった!
【友達催眠】がLV3になった!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【アクティベイト】がLV3(最大)になった!
【能力値アップ】がLV4になった!

無堂・理央
主役は遅れてやってくる、なーんてね。
ここの領主戦にはボクも参加だい!


無双馬『クロフサ』に騎乗して突入~。
敵は空中戦主体っぽいし、【飛翔】でクロフサには空中を駆けて貰うよ。
で、ランスを構えてまずは空中で交差戦展開だね!
パラドクスが絡まない攻撃はダメージを与えれないし、気分と敵の攻撃を捌く以外に意味ないけどさ。

それなりに空中戦をやったら、パラドクス発動!
炎と雷で鳳を作り出して、敵向けて解き放つ。
そして、ランスを構えて突撃!先行させた鳳に追いつき、鳳を纏って敵に突っ込むよ!
ラァイジング!バスター!貫けー!


シル・ウィンディア
戦乙女…。それじゃ、わたしも対抗して…
銀翼の天使、いきますっ!
ということで、ネメシスモード開放っ!!
銀髪銀目の天使モードですっ!

飛翔の効果もつかって、上空へ舞い上がってから
創世の光剣とエレメンタルブレイドの二刀流で、エアライドで最短距離を突き進んで斬撃を繰り出し、一撃離脱っ!
間合いと取るタイミングで、きっとみんな喰らいついてくれるはずだしね。

世界樹の翼type.Aに持ち替えて上空からロックオン!
高速詠唱で隙を減らしてから、タイミングを見計らって…
全力魔法の六芒星精霊収束砲っ!!

さぁ、わたしの全部をあなたに…
遠慮せずに、もっていけーーっ!!

戦闘終了後はネメシスモード解除でハイタッチをしたいねっ♪


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎

ラズが待っているので、心配かけないように

さあ、人々に希望を持ってもらえたなら、やることは決まっている
領主を倒し、理不尽な支配から解放しよう

……勇者を好むなら、試練などと嘯かずに
自分で鍛えてやったらどうだ

【飛翔】し空中戦
戦場を偵察、観察し
他の飛行者と包囲の位置を取り
相手を空へ逃がさない
地上の皆とも連携して、多方向から攻撃を

勇者の行いかは、その目で確かめてくれ
相手の姿を描き出し、戦わせる
得意の魔術を返そうか

反撃のルーンには、氷には氷をぶつける
Eis-Spiegelを展開し、絡め取る動きを阻害
氷には火炎放射器で対応しつつ
魔力障壁を展開し、飛翔で回避

この土地に平穏と豊穣がありますよう


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
※ネメシス形態使用

残るは領主のみ。
選定でも何でも良いですが、自分勝手な都合で人々の平穏を脅かす行為は、これで終わりです。

相手が一人とはいえ油断は禁物、全力で行きます。
また、飛翔して此方も機動力確保です。

戦闘の基本方針は『氷槍』での遠近両用の攻撃。
精霊達の力を具現化した氷の槍で、敵を討ちます。

初手は接敵前に氷槍を投擲し、先手を狙います。その際、他の味方に誤射せぬよう注意します。
一撃を加えた後は、再度『氷槍』を手元に具現化しつつ接敵し、そのまま接近戦に移行です。

敵も氷を操るようですが、私も伊達に氷雪の精霊達と触れ合ってはいませんよ。そう簡単に思い通りになると思わないで下さいな。



「主役は遅れてやってくる、なーんてね」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は無双馬のクロフサに乗ってやって来た。
 最初はカポカポと歩いていたが……。
 目指すはこの村の領主、戦乙女の姿で空を舞うアヴァタールだ。
「ここの領主戦にはボクも参加だい! 敵は戦乙女だっけ?」
 ゆえに理央は途中からクロフサに空を奔らせた。
 その姿は空を走る黒い稲妻。勝利の嘶き。
 クロノヴェーダを許さないと空を翔ける!
「戦乙女……。それじゃ、わたしも対抗して……」
 シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は少しばかり力を発揮する。
 すると全身を魔力が循環し、祖型の一部が変わり始めた。
「銀翼の天使、いきますっ!」
 銀髪銀目の天使がそこに居る。
 いわゆるネメシスモードで空を引き裂いた。時速二百キロといえば一秒で五十mはかっとぶ恐ろしさである。
「残るは領主のみ。その戦いもそろそろ頃合いですね。我々も行きましょう」
「そうだね。……ラズが待っているので、心配かけないように注意はしておこう」
 フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)に促されてエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)も動き出した。
 彼は仲間達と連絡を取り合い、連携して敵追い込んでいたのだ。
 情報を集め地形に合わせた陣形を築いて相手を圧迫し、戦いに夢中になっている間に陣を伸ばして包囲陣を完成させたのである。
「さあ、人々に希望を持ってもらえたなら、やることは決まっている。領主を倒し、理不尽な支配から解放しよう」
 エトヴァはそう言いながら定番の言葉を思い浮かべた。
 旅団でいつも誰かが口ずさむ言葉。王道ゆえに陳腐であるが、それゆえに誰が、いつ口にしても良い言葉だ。
「新たなる夜明けが来た。絶望の夜を越えて」
 そして自身も空に舞い、仲間たちが築いた戦列に加わる。

 まずは火花煌く牽制合戦。
 逆連鎖を伴わない打撃戦で隙を作ろうとする。ただの牽制にも逆連鎖は出来るが、そんな罠には乗らぬと槍と槍が交差していた。
「クロフサ! 逆行! なぁぁーん!」
 理央は手綱を引き絞ってクロフサにターンの合図を送る。
 ノソリと足を踏み込む筋肉の躍動が、空に足音なき足音を形造っていた。
 馬上槍の打撃を槍が弾き、そこへ碧の刃と精霊の刃が迫る。
「そーりゃー!」
「そこはソイヤーじゃないの?」
 シルは入違う理央の言葉に苦笑しながら淡い碧色の刃を振い、片方を杖へと持ち変える隙を伺う。
 敵は槍をベースに氷の魔術で牽制したり、突撃戦で位置を変えながら移動している。
 残る二人が訪れたのはそんな時だ。
「加勢します! 我らは新たな夜明けを知る者!」
『ちっ!』
 フィーナの放った氷の槍が遠征しようとした吹雪を貫く。
 吹雪で姿を覆い隠して突撃しようとした相手の動きを止め、その間に仲間達が距離を取り直して行った。
「勇者を好むなら、試練などと嘯かずに自分で鍛えてやったらどうだ」
「選定でも何でも良いですが、自分勝手な都合で人々の平穏を脅かす行為は、これで終わりです」
 エトヴァは鏡の様な氷片を周囲に配置して機先を制し、フィーナは白銀の杖を掲げて新しい氷の槍を何本も呼び出していく。
 間もなく最後の戦いが始まる。息を吞むのも瞬きする時間も惜しみながら互いに魔力と闘気を全力で高めていった。
「勇者の行いかは、その目で確かめてくれ。今日が人々の新しい朝だ!」
 エトヴァは火炎放射器の炎を放ちながら、世界を朱に染めていく。
 変化色彩は赤い色そのものが炎と成り、やがて黄昏の空を演出していく。
『黙れ! 我が選定の日々は終わらぬ。王たちの戦いに参陣するその日まで!』
 彼のパラドクス解放に合わせ、ブリュンヒルドもまた氷の景色を解放した。
 炎と氷が鬩ぎあう中、仲間たちが天を踊る。
「そんなの絶対やらせないよ! ここで終わらせる!」
「そうです! 絶望の夜にはサヨナラを! 氷の精霊達、雪の精霊達、白雪姫の誓いの下、我と共に……人々を苛む悪意を祓う力とならんことを!!」
 シルが杖にも変え収束を開始し、フィーナは氷の槍を帯同して突撃していく。
 吹雪の壁を乗り越えて、氷の槍を至近距離から射出。
 杖を持たぬ手に氷の槍を携え、鋭い月を放つ! 敵も氷を操るようだが、フィーナも伊達に氷雪の精霊達と触れ合ってはいない! 同じ術を遠近両用に使いこなして敵を追い詰める。
「さぁ、わたしの全部をあなたに……。遠慮せずに、もっていけーーっ!! 闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ、暁と宵を告げる光と闇よ…。六芒星に集いて全てを撃ち抜きし力となれっ!」
 シルは背中から魔力を噴出させ、まるで追加の翼を作り出すようだった。
 それでも彼女が進むどころか後退しているのは、六つの精霊力を収束させて放つ膨大な魔力ゆえ。いや、その反動を収めるためにこそ背中からも翼と見まごう魔力を放つのだろう。
『不要! 貴様らこそここから立ち去るが良い!』
「そんなこと言わないでさ。もらっていきなよ!」
 吹雪を収束させ氷の塊にして防ごうとする敵に対し、理央はなんと魔力砲を滑走路にして走り抜けた。
 守ろうとする氷の塊を乗り越えて炎と雷の鳳が先触れの使者と成り、その鳳に追いついた理央が炎と雷をまといながら落下して来る!
『直上!? 下……く、間に合わん!』
「此に飛翔せしは歪みを灼き払う翼なりってね! ラァイジング! バスター! 貫けぇぇぇー!」
 輝く魔力に翻弄されて身動きできぬブリュンヒルドに対し、理央はランスを抱えて落下して来た。
 逆落としを掛ける彼女に貫かれ、そして氷の塊を貫通してきた収束砲を食らい上半身だけに成りながら地面にめり込んでいったという。

「おわったね! 後でお茶しよっか。あったかいの!」
「紅茶で乾杯だね! 蜂蜜たっぷり入れて!」
 シルと理央は元の状態に戻るとハイタッチ。
「この土地に平穏と豊穣がありますよう」
 エトヴァが敵が消え去ったことを確認し、村を眺めていると……。
「この土地には、壁の外も含めて多くの産物があると言います。きっと先人たちの知恵が彼らに祝福を与えてくれるでしょう」
 フィーナは仲間達から聴いた内容も含めて多くの植物を思い出した。
 今の季節が旬の物もあり、花が咲くだけで旬は先の物も多い。
 やがて村人たちの糧となり、商品として役に立ってくれるだろう。
 人々に必要なのは選定の儀式などではなく、そういった大地の恵みであり笑顔なのかもしれない。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV5になった!
【クリーニング】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【寒冷適応】がLV4になった!
効果2【ドレイン】がLV5(最大)になった!
【反撃アップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2022年06月04日

ヴァンパイアノーブルの氷の封土

 吸血ロマノフ王朝の多くの地域は、夏でも氷に閉ざされる永久凍土の大地となっています。
 この永久凍土の大地には、氷壁に閉ざされ、孤立した集落が幾つも存在しています。
 この集落は、クロノヴェーダによる侵略に抵抗したディアボロスのスノウメイジが、【アイスクラフト】で造り出した人類の拠点だったようです。

 クロノヴェーダは歴史の改竄時にディアボロスを存在しなかったことにしましたが、この人類の拠点だった集落はあえて残し、功績を立てたヴァンパイアノーブルに下賜して褒賞としたようです。
 下賜された領地は、他地域との交流が途絶されており、内部の統治は領主となったヴァンパイアノーブルに全て任されています。
 ヴァンパイアノーブル達は、自らの力を高めるため、住民を様々な方法で悲惨な境遇に追いやりつつ、自らへの従属を強いています。

 氷壁に閉ざされたヴァンパイアノーブルの領地に潜入し、悲惨な境遇にある人々を救い、支配者であるヴァンパイアノーブルを撃破してください。

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#吸血ロマノフ王朝
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#ヴァンパイアノーブルの氷の封土


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選択肢『絶景を観光しよう』のルール

 パラドクストレインで現地に向かった後、事件が発生するまでの間、周囲の絶景を観光します。
 気の合った仲間や恋人・家族と、絶景を刊行してみるのも良いかもしれません。
 詳細は、オープニングの情報を確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】他の選択肢のリプレイが一度でも執筆されると、マスターはこの選択肢のリプレイを執筆できなくなる。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『【攻略旅団】過去の時代のディアボロスの痕跡』のルール

 この選択肢は、ディヴィジョン攻略旅団からの依頼によって発生した、【調査・探索】選択肢です。
 ヴァンパイアノーブルが支配する氷の封土で、過去の抵抗の痕跡などを調査します。
 この選択肢で、『過去の抵抗の痕跡や記録』を確認できた場合、その情報の精度が上昇します。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『領民を悲惨な状況から救い出す』のルール

 ヴァンパイアノーブルに従属させられている領民達を、悲惨な状況から救い出します。
 彼らが置かれた悲惨な状況については、オープニングやリプレイを確認してください。
 ディアボロスが、ヴァンパイアノーブルと戦って勝利するまでの間、彼らが悲惨な状況から救われていれば、戦闘が有利になります。
 もし彼らを、幸福な状態にすることが出来れば、状況が幸福であればあるほど、戦闘がより有利になるようです。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達しない限り、👿のリプレイでは大成功🔵🔵🔵🔵以上が発生しない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『ブルートファング』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『吸血戦乙女・ブリュンヒルド』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「無堂・理央」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。