決戦、大妖怪ヤマタノオロチ

 長岡京に再度攻め寄せようとする大妖怪ヤマタノオロチの軍勢は、ディアボロスの襲撃によって混乱し、大きく勢力を落とす事になりました。
 この混乱を利用し、強力な大妖怪であるヤマタノオロチと、ヤマタノオロチの軍勢を率いている2体の副将に決戦を挑みます。

 ヤマタノオロチは『妖怪勢力を活性化させ強化する』という、平安鬼妖地獄変のディヴィジョンでも稀有な能力を持っているようです。
 ですがヤマタノオロチは元々強力な上に、全ての首を切り落とすか破壊しなければ撃破できず、更には放っておくと、切り落とした首が再び生えてきてしまいます。撃破は困難を極めるでしょう。
 副将の一体、愛宕太郎坊は、ジェネラル級妖怪(天狗タイプ)であり、強力だが知性を持たないヤマタノオロチを制御している指揮官と思われます。
 もう一方の副将、破壊と虐殺の鬼神『大嶽丸』は、強力な鬼のジェネラル級であり、鬼馬軍団勢力と関係が深いようです。

決戦、大妖怪『ヤマタノオロチ』(作者 天木一
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#平安鬼妖地獄変  #決戦、大妖怪ヤマタノオロチ  #長岡京  #ヤマタノオロチ  #愛宕太郎坊  #破壊と虐殺の鬼神『大嶽丸』 


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●ヤマタノオロチ
 淀川へと繋がる広々とした湿原には数え切れぬほどの妖怪の軍勢が集まっている。そしてその中央には20mにもなる巨大な八首の龍、『ヤマタノオロチ』が唸り声を上げていた。
『ぐうぅうううう……! がぁああああああああ………!!』
 轟々と濁流が流れるが如き音が大きな八首から漏れ出る。それぞれの首が猛って牙を剥き、今にも獲物に襲いかかろうとする獣のように興奮していた。その目には理性はなく、ただ破壊衝動のみが渦巻いている。
「おお、ヤマタノオロチ様が猛っておられる!」
 その様子を見た護衛のトループス級『僧兵鬼』が顔に喜色を浮かべた。
「これならば長岡京への侵攻も近かろう」
「ああ、人間共を絶望に叩き込んでくれようぞ!」
 僧兵鬼達は人間を襲える時も近いと喜び勇んだ。他の妖怪達も同様、ただ人間を襲えることに喜びを見出す。
『ぐぅぉおおおおおおおおおお…………!!!』
 川が勢いを増して今にも溢れ出すような唸り声。ヤマタノオロチの獰猛な声が木霊し、天変地異の如き怖ろしい災厄があらゆるものを呑み込むように動き出そうとしていた。

●新宿駅グランドターミナル
「おー、ヤマタノオロチ軍団への襲撃が上手くいったから、大妖怪ヤマタノオロチと、副官の妖怪『愛宕太郎坊』と、破壊と虐殺の鬼神『大嶽丸』との決戦を行えるようになったみたい」
 ぱちぱちと音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)が手を叩き、ディアボロス達の活躍を褒めたたえる。
「でもまだ湿原地帯には多くのトループス級のヤマタノオロチ軍団が残ってるみたい。今のままだと護衛とかもめちゃ多くて倒してもきりがないんだって。でも、そっちに攻撃する列車も他から出てるみたいだから、支援が上手くいったらなんとかなると思うよ、たぶん」
 決戦の場である湿原地帯には大勢の妖怪軍団がいる。それがすぐに補充に回され護衛のトループスを倒すのは困難な状況だが、決戦支援のディアボロスが妖怪軍団を相手に暴れていけば、数が減って補充されなくなり護衛を倒すこともできるようになる。
「決戦を支援してくれるみんなの様子を見ながら、ヤマタノオロチを守る護衛をやっつけて、ヤマタノオロチに決戦を挑むって作戦になるかな」
 護衛を排除することができれば、後はジェネラル級であるヤマタノオロチとの直接対決となる。

「支援部隊と連携して護衛を撃破できたらヤマタノオロチと戦えるんだけど、ヤマタノオロチは8本も大きな首があってめちゃ強いよ。その首を全部落とさないと倒せないんだって。しかも放っておくとすぐに生えてきて再生しちゃうみたい。めちゃやばいよね」
 巨大な首を落すのも大変だが、その後にすぐに再生しないように処置しなくては新たな首が生えて攻撃が無駄になってしまう。
「だから、首を落すたびに封じていくって感じの戦いになると思うよ。傷口を焼いたりとかしたら、再生は防げるんじゃないかな。うん」
 何かしらの方法で、首の傷口を再生不可能な状態にすることで首が生えてくるのを阻止できるだろう。

「とうとうヤマタノオロチとの決戦だね。この戦いで3体のジェネラル級を倒せたら、平安鬼妖地獄変のクロノヴェーダの戦力がめちゃ減るはず」
 3体ものジェネラル級を失えば、勢力が一気に減少することになる。
「それに大勢の妖怪がいなくなったら長岡京の辺りも安全になるだろうし、攻略旅団で提案されてた、奈良・平城京方面への進出もできるかも。うん。いいことずくめだね」
 湿原地帯が通れるようになれば木津川を遡って行動範囲を広げることが可能となり、平安鬼妖地獄変を奪い返す大きな一歩となるだろう。
「このチャンスをゲットするためにも、ヤマタノオロチとその軍団をやっつけよー」
 ヤマタノオロチを筆頭とした妖怪軍団との決戦の場に向かうディアボロス達に遥風は声援を送った。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【悲劇感知】
1
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【一刀両断】
3
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【腐食】
3
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【熱波の支配者】
2
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【完全視界】
3
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【温熱適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、気温摂氏80度までの暑さなら快適に過ごせる世界に変わる。
【書物解読】
2
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【パラドクス通信】
4
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【アイスクラフト】
2
周囲が、ディアボロスが、一辺が3mの「氷の立方体」を最大「効果LV×3個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。出現させた氷は通常の氷と同様に溶ける。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV6 / 【ガードアップ】LV3 / 【反撃アップ】LV4 / 【リザレクション】LV1 / 【ドレイン】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV4 / 【ロストエナジー】LV4

●マスターより

天木一
 こんにちは天木一です。
 大妖怪ヤマタノオロチとの決戦となります!

 ②護衛の妖怪は、別シナリオで決戦支援が成功しないとすぐに補充され、倒しきるのは困難です。
 ヤマタノオロチを撃破するには8本全ての首を切り落とすか破壊しなくてはなりませんが、放っておくと再生してまた頭が生えてしまいます。
 ③で首を落し、①で首が再生しないように処理することになります。

 それではヤマタノオロチを討伐し、湿原地帯に陣取る妖怪軍団を壊滅させましょう!
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


松中・誠
連携アドリブ歓迎

周りの支援も終わるころだろうし、とりあず取り巻きを取り除いておくんだぜぃ。

【飛翔】で空を飛びまわりながらクリスタルビットを展開して周囲の僧兵鬼を攻撃するんだぜぃ。
邪魔をするならどいてもらうんだぜぃ。


音羽・華楠
支援部隊は、いくつかの戦場で勝利を収めたと聞きました。
そろそろヤマタノオロチたちを攻めても良い頃合いでしょう。
まずは護衛の僧兵鬼たちを片付けます!

ヤマタノオロチが猛ってることで、僧兵鬼たちもかなり興奮してるみたいですね。
ですが、過度の興奮は隙を生みます。
【統率】の乱れを技能で見切り、そこを襲いましょう。

――《攻性式神結界》!

陰陽師として基本的な術ですが、新宿島に流れ着き、様々な改竄世界史での戦いを通して研き上げてきた私の得意技です。
やはり『ここぞ』というこの場面、これに頼りましょう。

僧兵鬼たちの反撃は、【魔術知識】を動員して彼らの真言や印を解析。
それにより、発動や狙い、範囲を先読みして回避を。


文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

ヤマタノオロチ、流石にデカいね
しかも斬った首がまた生えるとは、厄介な事極まりない
流石は妖怪の王と呼ばれるだけの事はある

脳裏に浮かぶは長岡京の皆の顔
長岡京の復興も漸く軌道に乗って来たところだ
少しずつ、でも確かに
共に紡いだ温かな絆
共に築いた大切な場所
壊させはしない、彼等も、あの場所も

ヤマタノオロチのその首全て
俺達が必ずや討ち取ってみせる

その刃を届かせる為に
先ずは護衛の一掃を
増援は仲間が抑えてくれている
俺達も行くよ、相棒!

巨大化したクダ吉に乗り空へ
油断なく状況確認し
鋭い観察眼で僧兵鬼の攻撃を看破
【飛翔】の機動力活かし急襲し
薙刀の突きをクダ吉の爪でいなし
生じた隙狙い雪月花で切り伏せる


●護衛部隊
「支援部隊は、いくつかの戦場で勝利を収めたと聞きました。そろそろヤマタノオロチたちを攻めても良い頃合いでしょう」
 音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は戦場に響く仲間の勝鬨の声を聴き、ヤマタノオロチの周辺からも妖怪が減っているのを確認した。
「ヤマタノオロチ、流石にデカいね」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が離れていてもとぐろを巻く姿が山のように見えると驚きの声を漏らす。
「しかも斬った首がまた生えるとは、厄介な事極まりない。流石は妖怪の王と呼ばれるだけの事はある」
 倒すのは苦労しそうだと思いながら、脳裏に長岡京の皆の顔を浮かべる。
「長岡京の復興も漸く軌道に乗って来たところだ。少しずつ、でも確かに……共に紡いだ温かな絆。共に築いた大切な場所。壊させはしない、彼等も、あの場所も……」
 これ以上人々から大切なものを失わせはしないと、覚悟を決めて戦いに臨む。
「ヤマタノオロチのその首全て。俺達が必ずや討ち取ってみせる」
 視線を下ろすと、そこにはヤマタノオロチを護る僧兵鬼の集団がいた。
「その刃を届かせる為に、先ずは護衛の一掃を――。増援は仲間が抑えてくれている。俺達も行くよ、相棒!」
 クダギツネ『クダ吉』に呼びかけパラドクス『妖飛翔(アヤカシヒショウ)』を発動すると、一鳴きしたクダ吉が巨大化してその背に乗って【飛翔】する。
「周りの支援も終わるころだろうし、とりあず取り巻きを取り除いておくんだぜぃ」
 仲間達が暴れる戦場を見回した松中・誠(ヤンキードラゴニアン・g03037)は、そろそろ頃合いだとドラゴンの翼を広げて【飛翔】し、遠目からでもすぐに居場所が分かる巨大な龍ヤマタノオロチの本陣へと向かう。

「ヤマタノオロチ様の猛りに誘われて誰ぞ攻めてきよった!!」
「いくさの音が近づておる! 警戒しろ! ヤマタノオロチ様をお守りするのだ!」
 そこには妖怪の中でもヤマタノオロチを直接守ることを任された強者の集団である『僧兵鬼』が護衛としてついていた。
「小細工はなしなんだぜぃ」
 そこへ誠がパラドクス『クリスタルビット』を発動し、空から光の弾を無数にばら撒いて強襲する。
「空より敵襲だ!」
「構えろ!」
 気付いた僧兵鬼がすぐさま薙刀を振るって光の弾を払うが、数が圧倒的に多く被弾して体に穴を開けていく。
「ぐぁっ!!」
「捌き切れん! 術者を討つぞ!」
 このままではジリ貧と悟った僧兵鬼は空飛ぶ誠を見上げ、邪悪なる真言を唱え印を結び妖気の炎を放った。
「おっと、こいつを食らうのは危険なんだぜぃ」
 誠はすぐに旋回して炎を躱すが、炎は空中に残って執拗に追いかけてくる。
「しつこいんだぜぃ」
 誠は〈バールだったもの〉を一閃して炎を払い、熱気を浴びて皮膚を焼かれながらも突破した。
「まずは護衛の僧兵鬼たちを片付けます!」
 残った直属の護衛を倒して道を切り拓こうと、華楠も敵陣が乱れたところへ攻撃を仕掛ける。
「カカカカッ! いくさじゃいくさじゃ! 血祭に上げてやろうぞ!」
 戦場を覆う血生臭い匂いに猛る僧兵鬼が獰猛な笑みを浮かべ、薙刀を構えて嬉々として迎撃態勢を取って足を踏み出した。
「ヤマタノオロチが猛ってることで、僧兵鬼たちもかなり興奮してるみたいですね。ですが、過度の興奮は隙を生みます」
 華楠は守りに徹し切れず先んじて攻撃しようと足並みを乱す敵に狙いを定める。
「――攻性式神結界!」
 陰陽符〈陰陽六合符〉を手にパラドクス『攻性式神結界』を発動し、飛び出した敵を結界の中へと封じ込めた。
「なに!?」
「結界か!!」
 すぐにそれに気付いた僧兵鬼が結界を破ろうと薙刀を振るうが弾かれる。
「陰陽師として基本的な術ですが、新宿島に流れ着き、様々な改竄世界史での戦いを通して研き上げてきた私の得意技です」
 基本ゆえに最も磨き上げられた技でもあると、華楠はその強度に自信を持っていた。
「やはり『ここぞ』というこの場面、これに頼りましょう」
 さらに結界内に式神を放ち、暴れる僧兵鬼達を薙ぎ払った。
「陰陽師か!」
「フンッ、陰陽師など頭でっかちの連中が実戦で我等に勝てるものか!」
 僧兵鬼達は鼻で笑い華楠に向かって印を結び妖気の炎を放つ。
「不動明王の真言ですね」
 それを解析した華楠が先読みして走り出し、背を炎に煽られながらも攻撃範囲から抜け出した。
「避けただと!?」
「追うか!」
「いや、ヤマタノオロチ様の元を離れる訳にもいかん」
 仕留めようと足を踏み出した僧兵鬼が止まって追撃を諦める。
「敵陣が崩れたね。この機に続けて攻めよう」
 クダ吉に乗った雪人は仲間の攻撃で敵陣が崩れたのを見下ろし、態勢が立て直される前に空より急降下して攻め込んだ。
「また空からなんぞ来るぞ!!」
「ちぃ! 邪魔をしおって! 串刺しにしてくれる!」
 僧兵鬼達が撃墜せんと薙刀を突き出す。
「どこまでも邪魔をするよ。こっちにも守りたい大切なものがあるからね」
 クダ吉が薙刀を爪でいなし、上体が泳いだところに雪人が白銀の刀〈雪月花〉を一閃し、血が舞うと僧兵鬼達を纏めて切り伏せた。
「おのれ!」
 通り過ぎるその背中に僧兵鬼が真言と印を組み合わせ妖気の炎を放った。それを雪人は振り返りながら刀を振るって裂き、熱風に襲われながらも直撃を避けた。
「あれを躱しおったぞ!」
「ええい、空を飛ぶとは厄介な!」
 口惜しく思いながらも、僧兵鬼は追わずに守りを固める。
「邪魔をするならどいてもらうんだぜぃ」
 誠は集まった敵の頭上を取って光の弾を浴びせ、敵を叩きつけて陣を混乱させた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】LV2が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

月下部・小雪
ひゃっ、す、すごく大きい妖怪、です。
こ、ここからでも姿が見えますね。

支援部隊の人たちが頑張ってくれているうちに、の、残った護衛をやっつけてしまいます!
お、鬼さんこっちです!と挑発して、モーラットのコダマと一緒に敵に捕まれないように逃げ回ります。
ボクが引き付けてる間に、ヤマタノオロチの首をちょん切っちゃってくれるはず、です!

僧兵鬼がヤマタノオロチの方を気にして隙をみせたら、【ワイファイスパーク】をお見舞い、します!
ビリビリしびれちゃってください!

※アドリブ連携大歓迎


神山・刹那
さて、ヤマタノオロチか
伝説にしか名前が出てこない大物
そんなのと闘えるとはね
が、楽しむためにはこいつらが邪魔だ
お前らをさっさと倒して、伝説の怪物との勝負を楽しませてもらうぜ

天狗落としで掴みに来たら、残像とフェイントで相手を惑わし、距離を取るのではなく、逆に詰めて懐に飛び込み、相手とすれ違い様に斬り捨てる
「僧兵ね。比叡山のゆかりのやつか?まぁ、どうでもいいか。さぁ、ヤマタノオロチ、俺たちとひと勝負しようや」


桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎

まずは邪魔な鬼退治ってね♪

鬼に向け問答無用で手から氷の花や雪の結晶を出し僧兵鬼に向かって放って倒していく。

また、もし逃げるような素振り等を見せる敵がいたら【アイスクラフト】にて氷壁で敵を囲み逃げられないようにする。

私達の邪魔をせずにさっさと退くのが身の為よ?まぁ、逃したりなんかするわけ無いのだけどね?


●突破
「これほどの強者が押し寄せていたとは! 増援を呼べ!!」
「駄目だ! 他の場所に駆り出されたまま帰ってきておらん!」
 ディアボロスの襲撃によってヤマタノオロチ護衛の僧兵鬼衆が陣を乱し、減らした数を補強しようとするが、周囲もまた混乱していて、あちこちへとヤマタノオロチ軍団の戦力が分散されて本陣が手薄になっていた。
「ひゃっ、す、すごく大きい妖怪、です。こ、ここからでも姿が見えますね」
 月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)はまだ距離があるのにしっかりと肉眼で確認できる巨大な龍に驚き、連れるモーラット・コミュ『コダマ』ももふもふの毛をピンと立てた。
「支援部隊の人たちが頑張ってくれているうちに、の、残った護衛をやっつけてしまいます!」
 護衛達が混乱から立ち直る前に倒してしまおうと小雪は呼びかける。
「お、鬼さんこっちです!」
「舐めおって、叩き潰してくれるわ!」
「追え!!」
 一部の僧兵鬼達が挑発に乗って捕まえようと駆け出すと、小雪はコダマと共に敵に捕まらないように逃げ回る。
「まずは邪魔な鬼退治ってね♪」
 桜・姫恋(苺姫・g03043)は小雪に意識を向けている敵に、問答無用と手を向けてパラドクス『氷雪花(ヒョウセッカ)』を発動し、氷の花や雪の結晶を放った。
「ふぉっ!」
「この時期に氷だと!?」
 僧兵鬼達の身体が凍り付き、さらには周囲全てが極寒となった幻を見せて動けなくなる。
「くっ、使い手を殺して止めるぞ!」
 僧兵鬼は氷の花を放つ姫恋に向かって駆け出す。しかし舞うような氷の花の直撃を受けた体が凍結して氷像となった。
「私達の邪魔をせずにさっさと退くのが身の為よ? まぁ、逃したりなんかするわけ無いのだけどね?」
 微笑む姫恋は容赦なく極寒地獄に敵を叩き込んだ。
「突撃は無理か、ならば炎で対抗するまで!」
 寒さに耐えながら僧兵鬼は真言を唱え印を結び、妖気の炎を生み出して氷を溶かし、さらには姫恋を燃やそうとする。
「あら、無駄な抵抗をするのね。苦しむだけだと思うわよ?」
 姫恋は炎に氷の花をぶつけて相殺し、蒸気が辺りにもうもうと立ち込めた。

「さて、ヤマタノオロチか。伝説にしか名前が出てこない大物。そんなのと闘えるとはね」
 神山・刹那(梟雄・g00162)は遠くからでも圧倒的な力を感じさせる巨大な龍を見上げ、相手の猛りに当てられたように闘気を滾らせる。
「が、楽しむためにはこいつらが邪魔だ。お前らをさっさと倒して、伝説の怪物との勝負を楽しませてもらうぜ」
 伝説の巨龍に挑む前のウォーミングアップだと、刹那は仲間が敵を誘い出している隙に、ヤマタノオロチを守る残り少なくなった僧兵鬼へと足を向けた。
「これ以上進ません! どちらが殺す側か教えてやろうぞ!」
「いくぞ! 皆殺しだ!」
 強襲を受けながらも僧兵鬼達が高い士気で持ち直し、襲撃者を屠ろうと突撃して来た。その鬼の膂力で掴まれれば普通の人ならば容易く砕かれてしまうだろう。
「殺す……か、口で言うのは簡単だが、俺を殺すのは至難だぞ」
 刹那が龍の爪が如き刀〈覇龍〉を抜き放つと、飛び込んだ僧兵鬼がその腕を掴んだ。そう思った瞬間に刹那の姿は幻のように消え去った。
「残像か!」
 すぐに僧兵鬼が周りを見渡すと、刹那が背後に回り込みながら胴を薙いでいた。
「この程度の傷で止まるか!!」
 僧兵鬼が振り向き、仲間と共に刹那を包囲して避けらぬようにして襲い掛かる。
「動けるもんなら動いてみろ」
 刹那がパラドクス『分身剣(ブンシンケン)』を使い、目にも追えぬ速度で動くと実体を持つ分身が生まれ、一斉に刀を振るって敵の首を刎ねた。
「あ?」
「首が……!」
 驚いた顔で僧兵鬼の頭部がごろりと転がり、体も遅れて死んだことに気付き動かなくなった。

「ボクが引き付けてる間に、ヤマタノオロチの首をちょん切っちゃってくれるはず、です!」
 小雪は出来るだけ敵の気を引こうと、距離を取り過ぎないようにその身を晒す。
「こやつ、我等をヤマタノオロチ様より遠ざけるつもりか!」
 刹那がヤマタノオロチに接近しているのに気付いた僧兵鬼が振り返る。
「行かせませんよ!」
 そこで小雪がパラドクス『ワイファイスパーク』を発動し、コダマが突撃して眩い閃光と共に電撃を放射した。
「ビリビリしびれちゃってください!」
「が、がががっこ、んんん……」
「おお、のぉおおれえええ!!!」
 直撃を受けた者は震えて崩れ落ち、何とか動ける者は力を振り絞って跳び上がり頭上から襲い掛かる。
「もらっ――あがっ!?」
 だが腕が振るわれる前に、その眼前に氷の壁が現れて衝突した。
「残念だけどそこまでよ。このまま倒してヤマタノオロチまでの道を開かせてもらうわね」
 邪魔をした姫恋が氷の花を放ち、僧兵鬼の身体が氷の壁に張り付つくようにガチガチに凍結した。
「邪魔をしおって!」
 僧兵鬼が姫恋に向けて足を踏み出すが、氷の花が突き刺さって地面に縫い付けた。
「鬼さんこちら♪」
「ふざけた真似を!」
 姫恋が挑発すると、怒りのままに僧兵鬼が炎を飛ばす。
「ふざけてないわよ。本気で鬼さんを退治するつもりでいるもの」
 姫恋が氷の壁を盾にするように逃げ込むと、炎が氷を溶かして蒸気を上げた。
「もう逃げられんぞ! 終わりだ!」
 僧兵鬼が追撃しようとしたところで、背中に電撃が叩き込まれた。
「あぎっ!」
「追いかけっこはこれで終わりです!」
 小雪がコダマを向かわせ、僧兵鬼に強烈な電撃を叩き込んでプスプスと煙を上げて黒焦げにした。
「さぁて、これでヤマタノオロチまでの道が開けたわね」
 姫恋が風によって煙が晴れた前方を見ると、最後の僧兵鬼が刹那によって斬られていた。
「む、無念……」
「僧兵ね。比叡山のゆかりのやつか? まぁ、どうでもいいか。さぁ、ヤマタノオロチ、俺たちとひと勝負しようや」
 ここからが本番だと刹那は巨大な龍を見上げると、ヤマタノオロチが大きく顎を開いて咆哮する。
『ぐぅおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!』
 まるで地震でも起きたように大気が震える。存在そのものが災害のような巨大な八首の龍がディアボロス達を獲物と見定めた。
 ディアボロス達はその8本の首を落すべく、破壊の化身の如き恐ろしい大妖怪との決戦に挑む――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ダブル】LV1が発生!

今城・姫愛
八つ首とは贅沢な奴っすね1
もっとも、お前らクロノヴェーダには一本だろうと過ぎたものっすけど…!
今からアタシ達が全部切り落としてやるっすよ!

小細工は無用!正面からの全力の一撃でぶった切ってやるっす!

切り落とした後は反撃のパラドクスが飛んでくるすっからね、スピリットソードとスピリットブレードの二刀で受けに行くっす!
とはいえ受け止めきれる保証は無いっすからね、ここはスピリットウォールを【オーラ操作】で手足など攻撃を受けても問題ない場所を覆って、二つの剣で受け流すようにしてオーラで覆った部分で受け止めるっす!
急所に保険を掛けても無事な保証は無いっすからね、背水の陣でダメージは最小限にする作戦っすよ!


松中・誠
ようやっとヤマタノオロチと戦えるか。
長いようで短かったが、この時を待っていた。
ただただ、お前を殺すためにここに居るのだからな。

さて…俺の持てる全てと、俺が使える全てでもってお前を滅ぼそう。

ネメシス形態は慣れそうに無いから普通に攻撃。
一人じゃ無いからここで落ちても問題ないだろうし、後は任せられるかな。

残留効果は使えるだけ活用。

お前の物語はここで終わりだ。

アドリブ連携歓迎


●決戦ヤマタノオロチ
「ようやっとヤマタノオロチと戦えるか。長いようで短かったが、この時を待っていた」
 松中・誠(ヤンキードラゴニアン・g03037)はとうとう因縁の相手ヤマタノオロチとの決戦だと、その20mにもなる大きな体躯を見上げた。
「ただただ、お前を殺すためにここに居るのだからな」
 肌身でその強大な力を感じ、本能が引けと訴えかけるのを押さえ込む。
「さて……俺の持てる全てと、俺が使える全てでもってお前を滅ぼそう」
 誠は全身全霊を以って倒そうと力を漲らせる。
「八つ首とは贅沢な奴っすね!」
 今城・姫愛(スピリットギア装者・g00800)もまた八つも首を持つ龍の巨体を見上げた。
「もっとも、お前らクロノヴェーダには一本だろうと過ぎたものっすけど……!」
 そして臆することなく非実体剣〈スピリットソード〉と実体剣〈スピリットブレード〉の二刀を構えた。
「今からアタシ達が全部切り落としてやるっすよ!」
 真っ直ぐにヤマタノオロチへと駆け出した。
「小細工は無用! 正面からの全力の一撃でぶった切ってやるっす!」
『がぁあああああああああああああああああああ……!!』
 向かって来る者に対し、闘争本能のままにヤマタノオロチが喰らおうと牙を剥く。姫愛はそれを跳躍して躱し頭の上に乗って敵の上を首まで駆けた。
「この一撃で決めるっす! 一意専心! 気合閃刃! スピリットオーバー、スラアァァァァァーッシュッ!!」
 姫愛がパラドクス『スピリットオーバースラッシュ』を発動し、上段に構えたスピリットソードに全身全霊で気合と根性を込めて巨大な刃を作り出し、それを思い切り振り下ろした。刃が強固な龍の鱗を割り、肉を裂いて骨にまで達する。
「このまま断ち切ってやるっす!」
『ぐぉおおおおおおおおおおおおお!!!』
 姫愛が力を込めるが、そこでヤマタノオロチが咆えると光り輝く剣が召喚される。偽剣天羽々斬が宙に浮かび、姫愛に向かって飛翔する。
「邪魔しにきたっすね、受け流してやるっす!」
 それに対して〈スピリットウォール〉で腕を覆い、姫愛は二刀で受け流そうとする。だが凄まじい衝撃が襲い、姫愛の身体は軽々と宙に飛ばされていた。
「やばいっす!」
 見下ろせば餌が落ちて来るのを待つようにヤマタノオロチの顎が開かれる。

「任せろ、俺が道をつなごう」
 誠が【飛翔】して〈バールだったもの〉をヤマタノオロチの顔に叩きつける。まるで金属の塊を殴ったような硬い手応えが腕に返った。
『喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう……』
 すると狙いが誠へと変わり本能剥き出しで噛み千切ろうと襲ってきた。
「ただ破壊の為に生み出された龍よ、どれほど強大であろうとも知性無き暴力に負ける気はしない」
 誠はそれを飛び回って躱し、ヤマタノオロチの注意を引き付けたところで姫愛に視線をちらりと向けた。
「一人じゃ無いからここで落ちても問題ないだろうし、後は任せられるかな」
 覚悟を決めてパラドクス『たったそれだけの物語(ストーリーテラー)』を発動する。すると奇跡の魔法が発動し、姫愛を先ほど中ほどまで叩き斬ったヤマタノオロチの首へと送り届けた。
「連携作戦っす! 今度こそ叩き斬ってみせるっす!!」
 姫愛が落下する勢いを乗せてスピリットソードを振り下ろし、今度こそ骨を断ち完全に首を斬り飛ばした。
『がぁっ! あああああああおおおおおおっ!!!』
「お前の物語はここで終わりだ」
 誠は宙を飛ぶヤマタノオロチの首と目を合わせ、ここで因縁を終わらせるとバールだったものを叩き込んで地面に落した。
『ぐぅううううううおおおおおおおおおおおおおお!!!』
 ヤマタノオロチの首が綺麗に切断された。だがその首を失った傷口が蠢き始める。それは再生の兆し――。放置すればすぐに新たな首が生えることとなる。
『殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……!!!』
 さらには他の首が一斉に水のブレスを吐き出し、津波のような激流が誠と姫愛を呑み込んで押し流した。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!

御門・風花
連携やアドリブ歓迎します。

《呼吸法》で闘気を纏うと同時に悪魔の紋章を解放、パラドクス発動します。
「琥珀」
琥珀と憑依合体する事で、金髪赤眼の姿となり、炎の《呪詛》をオーラに宿し強化するわ。
「ミセリコルデ、行くわよ」
《精神集中》強化した身体能力と陽炎による残像で回避に専念、行動の隙を窺うわ。
「なるほど、ね」
③で落とされた首に狙いを定め、魔力と呪詛を込めた火球や灼熱の鉤爪で《粉砕》した傷口から炎の呪詛を侵食させ、再生を阻害。
「本気で行くわよ」
両手に灼熱の鉤爪を展開、得意のスピードで攻撃と離脱を繰り返す《連撃》で首を《両断》し続け断面を焼き尽くすわ。
「踊りを続けましょうか」
「再生できなくなるまで、ね」


黒城・廉也
アドリブ連携歓迎
使えそうな残留効果は惜しみなく

己が作り出した雷狼と共に戦場をかける
その際全力魔法と電撃使いで惜しみなく魔力を込めるッス
初陣が過酷な場で申し訳ないけど頼りにしてるッスよ

雷狼と一気に接近し首を落とされたらすぐ動ける様に
敵は大きいから離れてると逆に目をつけられそうだし…さっさと密着して隙を伺うッス

基本は雷狼の牙がメインで切断面を焼き再生を封じる
再生しかけているor何かしらの妨害の時は俺の早業の風槍で薙ぎ払ってから焼いていく
牙の出力不足や俺の手が空いている時は雷の牙と槍でダブルで決めるッス

被弾しそうな人がいたらパラドクス通信で呼びかける
復讐者の同志が傷つきそうな所見逃せないッスからね


「首が落ちたわ」
 大きな首が落ちて来るのを視界に入れた御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)は、呼吸を整え闘気を纏うと同時に背中の魔術刻印〈悪魔の紋章〉を解放し、パラドクス『炎獣解放(フレイムイグニッション)』を発動する。
「琥珀」
 クダギツネ『琥珀』に呼びかけ意識を同調させて憑依合体し、金髪赤眼の姿となって炎の呪詛をオーラに宿して戦闘力を強化した。
「ミセリコルデ、行くわよ」
 風花は真紅の焔の軌跡を残して切断された首の根元に向かって疾走する。
「まずは一本首を落したッスね!」
 同じく仲間が首を落したのを見た黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)もパラドクス『雷狼の旋牙(ディスチャージ・ヴォルフ)』を発動し、雷狼を作り出して共に戦場を駆ける。
「初陣が過酷な場で申し訳ないけど頼りにしてるッスよ」
 雷狼にそう声をかけながら、廉也は魔力を惜しみなく込めた。
「敵は大きいから離れてると逆に目をつけられそうだし……さっさと密着して隙を伺うッス」
 廉也は素早く足元へと接近し、敵の巨体で死角になるように忍んだ。

『喰らう喰らう喰らう!!』
 ヤマタノオロチが動くものに反応して顔を突っ込む。だがそれは風花の残した陽炎を喰らって大きく歯を鳴らした。
「なるほど、ね」
 龍を駆け上り傷口に到着した風花はすでに傷が塞がっているのを見て、首が生えるという驚異の回復力に納得した。
「本気で行くわよ」
 そして傷口に向けて魔力と呪詛を込めた火球を叩き込み、オーラの刃〈灼熱の鉤爪〉で切り裂き炎の呪詛を侵食させる。
『がぁあああああああ!!!』
 焼かれる痛みにヤマタノオロチが暴れ風花を振り払い、落下したところを噛み殺そうとする。
「続きは俺達がやるッス」
 入れ替わるように廉也が雷狼と共に龍の体を上って傷口に到達し、雷狼を深々と突き立てて切断面を焼いて再生を封じた。
『がぁああああおおお!!!』
 ヤマタノオロチが再生を邪魔されて暴れ、顔を向けて牙で襲い掛かる。だが廉也は空気を圧縮した風槍を目に叩き込んで攻撃を逸らした。
『喰らう喰らう喰らう喰らう!!!』
 あっという間に目が治ったヤマタノオロチは、廉也に次々と顔を向けた。
「気付かれたッスね。いったん離れるッス!」
 すぐに廉也は雷狼を連れて飛び降りる。だが執拗にヤマタノオロチが獲物を狙う。
「こっちッス」
 狙われる廉也が敵の気を引き、【パラドクス通信】で今がチャンスだと伝えた。
「踊りを続けましょうか」
 暴れるヤマタノオロチを躱しながら風花が傷口に戻り、両手に灼熱の鉤爪を展開して連撃を浴びせて断面を焼き尽くす。
「再生できなくなるまで、ね」
 黒焦げにして再生が完全に止まるまで首の傷口を切り刻んだ。
『あがあああああああぅうううおおおおお!!』
 ヤマタノオロチが咆えて風花を狙う。だがその口に炎が叩き込まれ、風花は素早く飛び退いた。
「傷口が焼けて再生がほとんど止まってるッスね。最後はダブルで決めるッス!」
 廉也と雷狼が風槍と雷の牙をダブルに叩き込んで完全に首の再生を止めた。
「やったッス!」
『あぉああああ!! がああああああああ!!!』
 ヤマタノオロチが咆哮する。巨大な頭1本の完全破壊に成功し巨龍の首は残り7本となった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【温熱適応】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダブル】がLV2になった!

一・百
※連携アドリブ歓迎

斬っても再生
さすがは大妖怪ということか…
生えるとかトカゲちゃう?
あぁ、思いっきりやってもいいんだよな
紅玉姫に冷気を纏わせジンのキューコンを足場に跳び氷華千刃を放つ
首の付根目掛け無数の氷の刃を舞い飛ばし突き刺し氷の華を咲かす

赤い刃は蒼白く妖気を纏わせ
反撃は正面からPDをのせた紅玉姫で受け流し返す刃で斬り落としながら断面を凍らすよう狙う
偽物を使うとは皮肉だな
生えるというなら、何度でも斬ろう
生憎、俺は死を怖れないんでな…

多少の怪我は構わず先ずは一つでも首を減らせるよう斬り込んでいく

口数少なく静かだが好戦的
隙きがあればいくらでも斬り込んでいきキューに敵の引きつけや視界の妨害もさせる


十野・樞
アドリブ連携歓迎
有用な残留効果は全て利用

やれやれ
ヒドラ並みの再生力まで持つとは恐れ入る
確かに素戔嗚尊もヘラクレスもいねえ、イオラオスの加勢もねえが
ディアボロスがこれだけいる、
負ける気なんてしねえさ
八塩折之酒がねえのは残念だがな

まずは神酒を撒き
高速詠唱と結界術、浄化と連続魔法にて
皆と戦場に浄化系結界を多重展開
防御を少しでも高めると共に
敵攻撃を分断し弱めるべくそなえる

観察・看破で首状態見極め
漏れや過剰オーバーキルなきよう皆と連絡取り合う

魔術知識・伝承知識フル稼動し演算
敵撃滅に最適解手段を見出だし
同時に敵攻撃を歪曲反射
仲間にも情報共有し
全力魔法・捨て身の一撃にて攻撃
叶うなら連続魔法で何度でも


獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎
有用な残留効果は全て使用

ヤマタノオロチか。神話上の怪物を騙る相手と戦うことになるとは、世の中何が起きるかわからないもんだな。こいつを野放しにしておくと、被害は長岡京どころじゃすまないだろう。

今まで出会った長岡京の人達を思い出しながら、震えそうになる体を【勇気】で奮い立たせて前に出る。

長岡京も他の人達が住む場所にもお前を行かせはしない。

【精神集中】でただ一点、狙うは首の一本。貫くことは叶わないかもしれないが、そんな事は今は考えない。ただがむしゃらに今出来る最大の一撃を叩き込む。

こういう相手と戦うためにこの技を編み出したんだ。この一撃、届かせてみせる!


百部・小太郎
さて。
我らが故郷を。護るべき民草を。命賭して抗った同胞を。
良くぞ滅ぼしてくれたな。
無論、己が未熟を棚に上げるつもりはありませぬが。

だが赦せぬ。断じて赦せぬ。
世に仇為すならば仇を斬り、世に悪為さば悪を斬る。
「百部一門が鬼狩人、百部小太郎いざ参る」

絶望的存在感。下らぬ。断じて下らぬ。
今更惜しむ命など有るものか。我らは護国を背負い候えば。
血の一滴まで御剣と罷り成る。出雲の御神よ御照覧あれ!!

即死に到る一撃に対してのみ回避を意識し、
我が身への痛打は顧みず一矢報いるべし。
一矢で足りぬならば二矢、二矢で足りぬならば三矢。
そっ首落とすまで続ければ良い……!

『生死別つは我欲なり。灰身滅智し寂と征すべし!!』


●2本目の首
「斬っても再生。さすがは大妖怪ということか……」
 一・百(気まぐれな狐・g04201)は仲間達がなんとか一本目の首の再生を抑え込んだところを見て、その恐るべき生命力に感心する。
「生えるとかトカゲちゃう?」
 ジンのキューコンがまるで尻尾が生えるトカゲのようだと口にする。
『ぐぉおおおおおおおおお!!!!』
 首を一つ失ったヤマタノオロチが怒りに咆える。大気がブルブルと震えて地震でも起きたように大地がざわめいた。
「ドラゴンや! トカゲとは迫力が全然ちゃうわ!」
 その迫力にキューコンがビクッと身体を震わせた。
「さて。我らが故郷を。護るべき民草を。命賭して抗った同胞を。良くぞ滅ぼしてくれたな」
 百部・小太郎(犬侍・g02146)は多くの人の命を奪ったヤマタノオロチへと怒りを燃やす。
「無論、己が未熟を棚に上げるつもりはありませぬが――だが赦せぬ。断じて赦せぬ」
 その怒りは相手に向かってのものだけではない。救えなかった自分に対する怒りでもあった。
「世に仇為すならば仇を斬り、世に悪為さば悪を斬る」
 小太郎は破壊の化身である龍を悪と断じ、腰の〈無銘の太刀〉の柄を握る。
「百部一門が鬼狩人、百部小太郎いざ参る」
 そして龍の首を断たんと真っ直ぐ駆け出した。
『殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……!』
 ヤマタノオロチは怒りをぶつけるように巨体で暴れる。その強固な身体はぶつかるだけで周囲の木々や岩を容易く粉砕した。
「絶望的存在感。下らぬ。断じて下らぬ。今更惜しむ命など有るものか」
 当たれば死ぬという恐怖を抑え、ぎりぎりを躱して跳躍した小太郎は龍の上に乗って首を狙う。
「我らは護国を背負い候えば。血の一滴まで御剣と罷り成る。出雲の御神よ御照覧あれ!!」
 パラドクス『護国流陰奉「薫絶悟槃」(ゴコクリュウカゲマツリ・タキタテゴハン)』を使い、陰陽術により攻撃範囲を拡張し抜刀からの連続斬りを放つ。巨大な龍の首を滅多斬りにして鎧のような鱗を割り、肉を裂いて削っていく。
「一矢で足りぬならば二矢、二矢で足りぬならば三矢。そっ首落とすまで続ければ良い……!」
 小太郎は手を止めずに何度も首に太刀を浴びせる。
『ぐぅぉおおおおおおおおおおおおお!!』
 痛みにヤマタノオロチがもがき、偽剣天羽々斬を召喚して輝く剣を放った。
「偽物とはいえ神剣。受ければ命が危うい!」
 咄嗟に身を捻って躱すが、掠めただけで衝撃波に煽られ小太郎は吹き飛ばされた。

『がぁああああああああああああ!!!!』
 ヤマタノオロチは手負いとなりタガが外れたように暴れ出し、まさに津波のような破壊の化身となって辺りを押し潰し粉砕する。そうしてる間にも断ち切られそうになった首の修復は始まろうとしていた。
「やれやれ、ヒドラ並みの再生力まで持つとは恐れ入る」
 十野・樞(division by zero・g03155)はとんでもない再生力を持つ龍に厄介な相手だと嘆息する。
「確かに素戔嗚尊もヘラクレスもいねえ、イオラオスの加勢もねえが。ディアボロスがこれだけいる、負ける気なんてしねえさ。八塩折之酒がねえのは残念だがな」
 代わりに神話に倣って神酒を撒き浄化の効果を持つ結界を多重展開して仲間の防御を少しでも高める。
「さて、切断まであと一息の首を落さなくてはな」
 千切れそうな首を見て、樞は追撃して修復する前に落としてしまおうと仕掛けるタイミングを見計らう。
「ヤマタノオロチか。神話上の怪物を騙る相手と戦うことになるとは、世の中何が起きるかわからないもんだな」
 獅子堂・崇(破界拳・g06749)は神話の怪物に模した存在を前に自然と畏怖を覚えてしまう。
「こいつを野放しにしておくと、被害は長岡京どころじゃすまないだろう」
 そんな体に喝を入れるように、今まで出会った長岡京の人達を思い出し、震えそうになる体を勇気で奮い立たせて前に足を踏み出した。
「長岡京も他の人達が住む場所にもお前を行かせはしない」
 人々を守ってみせると、精神集中して真っ直ぐ傷ついている首に向かって駆け出した。
(「狙うは首の一本――。貫くことは叶わないかもしれないが、そんな事は今は考えない。ただがむしゃらに今出来る最大の一撃を叩き込む!」)
 一撃に全てを懸ける。その意気込みで暴れるヤマタノオロチに接近して空高く跳躍する。
「こういう相手と戦うためにこの技を編み出したんだ。この一撃、届かせてみせる!」
 崇はパラドクス『我流破界拳・天衣(ガリュウハカイケン・テンイ)』を発動し、全力の念動力を足に集めて円錐状の赤い光となり、急降下して赤い星が落ちるように跳び蹴りを放つ。その一撃が巨龍を打ち抜き鎧の如き鱗を貫き肉に突き刺さる。
『ぐぉああああああああああ!! がぁおおおおお!!!』
 ヤマタノオロチの首の骨が砕け、千切れ落ちそうになるが驚異的な生命力で肉が接合して強引に固定する。そして視線が崇を捉え、偽剣天羽々斬が矢のように放たれた。
「凄まじい再生力だな。神話の怪物を騙るだけのことはある」
 それに対して空中で回転しながら崇は蹴りを当て、弾いて狙いを外すがまるで戦闘機を蹴ったような反動を受けて吹っ飛ばされた。

「あと一息や!」
「あぁ、思いっきりやってもいいんだよな」
 キューコンの言葉に頷いた百は紅い刃の妖刀〈紅玉姫〉に冷気を纏わせ、キューコンを足場にして跳躍しヤマタノオロチに接近すると妖刀を一閃しパラドクス『氷華千刃(ヒョウカセンジン)』を放つ。首の付根目掛け無数の氷の刃が舞い飛び、次々と突き刺さって重なり美しき氷の華が咲いた。傷口が深くなり首がもげそうに傾く。
『ぐぎゃあおおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチがぎろりと百に一斉に視線を向け、偽剣天羽々斬を呼び戻し刃を向けて飛ばす。
「偽物を使うとは皮肉だな」
 百はその偽りの剣を紅玉姫で受け流す。だが偽りであろうとも天羽々斬を名乗る剣。その刀身に宿る妖力は強大で、鉄の塊にでもぶつかったように百の身体を弾いた。
「生えるというなら、何度でも斬ろう。生憎、俺は死を怖れないんでな……」
 額から血を流しながらも百がキューコンを足場に舞い戻り、紅玉姫を振り抜き氷の華を満開にして首の傷を深める。
『死ね死ね死ね死ね死ね……!!!』
 ヤマタノオロチが大きく口を開け、川が氾濫して押し出るような激流を放った。
「ここだ」
 じっと待ち構えていた樞は【飛翔】して割り込み、迫る津波の如き激流の正面に入るとパラドクス『Veritas liberabit vos.(ウェーリタース・リーベラービト・ウォース)』を発動する。
「強力であればあるほど跳ね返った時に効果的なものだ。自らの技を喰らって滅びろ」
 魔導解析力により存在情報を看破把握分析し、歪曲・反射させて激流を押し戻す。だがその圧倒的質量を全て返すことはできない。激流に呑まれて樞と百は押し流された。
(「全ては反射できなかったか、だが一撃は加えてみせよう」)
 流されながらも樞は力を維持し、反射した一部の激流がヤマタノオロチに衝突し傷ついていた首が激しい衝撃を受けて千切れそうになり、薄皮一枚が残る。
「その首貰い受ける!」
 助走をつけ大きく跳躍した小太郎が太刀を振り上げる。
『ぐぅぉぉおおおおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチは小太郎に偽剣天羽々斬を放つ。それは真っ直ぐ心臓目掛けて飛んだ。
「恐ろしい怪物だが、だからこそ負けられん!」
 それを駆け戻った崇が蹴りを叩き込み、また吹き飛ばされながらも軌道を逸らした。
「生死別つは我欲なり。灰身滅智し寂と征すべし!!」
 その隙に小太郎は刃を振り下ろし、ヤマタノオロチの首を断ち切った。
苦戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

ハニエル・フェニックス
わ、でっかい蛇!と言うかドラゴンかな?
頭がいっぱいあるけど、一つでもやっつけて小太郎君を助けてあげなきゃね!

さて、まずはよく偵察して情報収集。
出来れば一発光の矢か何かを当てて、光使いの力で固定してどれか一つの首に目印を付けておきたいな。
そうすれば集中攻撃して早く潰せるよね。
目印付けた首に、今度はパラドクスで作った矢で攻撃してやっつけちゃえ!
ほっとくと再生するんなら、潰した首にもまた目印付けて集中攻撃って感じになるかな!
浄化の力で再生を抑えたり出来ると良いんだけど。
後はこっちが倒されないように動ければ何とかなるはず。
飛翔があれば飛べるから空に逃げてもいいな。
そうじゃなきゃ一生懸命走るしかないね!


ソフィア・ローザモンド
これがヤマタノオロチですか…。迫力すごいですね…!
でも…。お友達も故郷のために頑張りにきてるみたいなので…私も微力ながらお手伝い頑張ります…!

雪だるまさんを描いて創造したら…傷口を氷の光線で狙い続けていただいてダメージの継続と凍らせることを狙ってみようと思います…!
もし1体の雪だるまさんだけでは凍らせるのが難しい場合は…雪だるまさんの数を増やして同じ傷口に総攻撃を仕掛けてもらいます…!

ヤマタノオロチと戦って…首を切断されたみなさんも頑張られているので…。私もそれに応えられるよう復活を封じ続けてみせます…!


『ぎぃいいいおおおおおおおおおおおお!!』
 2本目の首を落されたヤマタノオロチが叫ぶように咆哮した。その声は甲高く耳に痛いほど響いた。
「わ、でっかい蛇! と言うかドラゴンかな?」
 ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)は蛇のように長い胴体を持つヤマタノオロチを見上げた。
「これがヤマタノオロチですか……。迫力すごいですね……!」
 その隣ではソフィア・ローザモンド(どこにでも居た少女・g06906)が同じように見上げて、龍の巨大さに驚いていた。
「でも……。お友達も故郷のために頑張りにきてるみたいなので……私も微力ながらお手伝い頑張ります……!」
 見るだけで恐ろしさが伝わる相手に気圧されないように、ソフィアはぐっと握りこぶしを作って気合を入れた。
「頭がいっぱいあるけど、一つでもやっつけて小太郎君を助けてあげなきゃね!」
 ハニエルが放っておけばすぐに復活してしまうという巨龍を観察していると、その首が一つタイミングよく斬り落とされた。
「再生する前にあれを狙おう! 光を目印にするよ!」
 首を失った根元に向け、弓状の剣〈エンジェル・ムーン〉を構え光の矢を放って突き刺し、その光を集中攻撃の目印にする。
「光ってる首ですね……やってみます……!」
 ソフィアがパラドクス『アイス・オブ・スノーマン』を発動し、手にした〈マジカルペイント〉を使って空中に雪だるまさんを描く。するとそれが実体化して現れた。
「雪だるまさん……光っている傷口のところを凍らせてください……!」
 お願いすると雪だるまが氷の光線を放ち、傷口を冷却し冷たい氷で覆い尽くした。
『ぐぁああっがぁあおおおおおおおお!!!!』
 再生が出来なくなりヤマタノオロチはブンブンと頭を振って動き回り、光線から逃れようとする。
「浄化の力で再生を抑えたり出来ると良いんだけど」
 ハニエルはパラドクス『エンジェリック・アロー』を発動し、動く龍を相手に狙い定めて光のオーラで作り出した大きな矢を放つ。閃光が駆け抜けて真っ直ぐ再生しようとする龍の首元を射抜き傷口を抉って、浄化の力で再生を遅らせる。
「効果があったみたいね。このまま集中攻撃を続けて再生を止めよう!」
 ハニエルがさらに矢を放とうとすると、ヤマタノオロチが見下ろしてその存在に気付く。

『喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう……!!』
 失われた血肉を求めてヤマタノオロチが大きく顎を広げて襲い掛かる。
「食べる気まんまんだね! 飛翔があるから飛んで空に逃げよう!」
 戦場に残存している効果を利用してハニエルが【飛翔】し、その牙を躱すと代わりに地面が大きく抉られた。
「あんな大きな口だと丸飲みにされちゃうよ!」
 冷や汗を掻きながらハニエルは次々と迫る龍の顔を躱していった。
「動き回られると1体の雪だるまさんだけでは凍らせるのが難しいですね……。それなら雪だるまさんの数を増やして総攻撃を仕掛けてもらいます……!」
 ソフィアはさらに空中に素早く幾つも雪だるまを描き、創造すると一斉に雪だるまが氷の光線を発射する。それが動き回る龍の傷口を捉えカチカチに凍らせていった。
『ぎっぎぃやあああああああああああああおおおおお!!!』
 ヤマタノオロチが苦しんで暴れ、衝撃波があちこちに撒き散らされソフィアの身体が大きく煽られる。
「ヤマタノオロチと戦って……首を切断されたみなさんも頑張られているので……。私もそれに応えられるよう復活を封じ続けてみせます……!」
 吹き飛ばされそうになるのをソフィアは必死に耐え、雪だるまからの照射を続けてヤマタノオロチの首が完全に凍りつかせ再生能力を止めた。
「やったね! 十分な援護になったよ! すぐに撤退しよう!」
「はい……ここにいては攻撃に巻き込まれそうです……」
『ぐぅうううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!』
 2本目の首を失ったヤマタノオロチが怒り狂い辺りを津波で薙ぎ払い始めた。それに呑み込まれる前にハニエルとソフィアは飛んで攻撃範囲から逃れた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【アイスクラフト】がLV2になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ダブル】がLV3になった!

伏見・逸
(連携・アドリブ等歓迎)

流石にでかいな、やばい相手なのは見ただけでわかる
気を抜いたらぶちっと潰されそうだ
絶望的な存在感、か
だが、それで大人しく回れ右するような根性なら、ここまで来てねえよ
相手が強いほど面白え、ってなあ!

周囲のディアボロスと協力
ヤマタノオロチの周囲を飛び回り、動きを探る(【飛翔】【空中戦】)。癖や隙を見つけられたら、情報を共有
デカブツの気を引いて、周囲のディアボロスが攻撃を叩き込む隙を作れりゃ上々だ

自分で攻撃するタイミングを見極めたら【竜翼翔破】
長ドスを抜いて上空から急降下し、斬りかかる
自分の負傷は気にせず、動ける限りは戦う姿勢


ア・ンデレ
【公園】の友達と一緒に戦う。
アンデレちゃんはヤマタノオロチの頭を殴って動きを鈍らせる役割だ。
あとは友達が首を上手く処理してくれるはずだ。

「ヤマタノオロチって、きいたことあるな。
へびだっけ。りゅうだっけ。
うーん、りゅうではないか。
だって、かっこよくないもんね。」

アンデレちゃんは鬼神変により腕を大きくする。
【飛翔】してヤマタノオロチの頭に近づき、殴りかかる。
空中戦はアンデレちゃんの得意分野だ。
ヤマタノオロチの存在感など、アンデレちゃんの愛するあのカッコいい龍の存在感と比べると、ミミズのようだ。


ネリリ・ラヴラン
【公園】のみんなと一緒だよ。
*アドリブ歓迎

大きさの差を埋めるために【飛翔】で飛んで、顔を狙いやすいようにするね。
みんなで頭一つを狙ってみて、激流でまとめて蹴散らそうとして来た時が狙い所だよ。水の動きに【神速反応】して、”水月のエチュード”を【高速詠唱】するわ。

周りのみんなへ【水中適応】を効果を伝達させて、押し寄せる水から守るよ。
わたし自身も、激流を逆に隠れ蓑に使わせて貰いながら近寄っていって、お顔の前に飛び出すね。
狙いは一か所、蝙蝠爆弾の【弾幕】を全部お口の中に飛び込ませて、喉の奥で一斉起爆!

ここなら、絶対に外さないよっ。
せーの………どかーん!

倒し切れなくても激流を耐えた仲間が傍にいるわ。


御森・白露
【公園】での連携
【アドリブ歓迎】

ヤマタノオロチ……何たる威容、何たる巨躯よ。
これからあの化物の素っ首を斬り落とすのだと思うと……くく、武者震いが止まらぬわ。
味方が攻撃を加え隙を作るまで一心不乱に【精神集中】。極限まで意識を研ぎ澄まし、【神速反応】も活用して何が起きようともその一瞬を見逃さぬ。

時が来れば【呪詛】を【オーラ操作】で刀身に収束させ、【呼吸法】で膂力を強化して吶喊。
偽りの神剣の攻勢を【勇気】と【忍耐力】で紙一重で回避しつつ、首の一つを狙ってすれ違い様に気魄一閃。
荒ぶる神の名冠する大蛇よ、いざ我が刃を刮目せよ――【一ノ刻】ッ!!!

大妖怪ヤマタノオロチ、その首級が一……確かに貰い受けた。


●3、4本目の首
『ぐぅぅううううう……がぅううううううううううっ……』
 ヤマタノオロチは2本の首を失い、驚きと困惑をない混ぜたように動きを止め再生しない傷口を6本の首が見下ろす。
「大きな龍だね。でも力を合わせたら倒せるよ。みんなで頭一つを狙っていくよっ」
 ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)が【飛翔】して、敵の顔を狙いる位置を飛ぶ。
『がぁあああおおおおおおおお!!』
 それを喰らおうとヤマタノオロチの大きな顎が迫ると、【神速反応】で反応して右に左にと動き回って躱す。
「喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう!!!」
 幾つもの頭がネリリを狙い始め、ネリリは圧倒的な質量の風圧に煽られながらも回避して引き付けた。
「ヤマタノオロチって、きいたことあるな。へびだっけ。りゅうだっけ」
 ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)が大きな蛇が絡まったような姿のヤマタノオロチを見上げる。
「うーん、りゅうでは ないか。だって、かっこよくないもんね」
 カッコよくない敵は蛇だと決めつけ、アンデレはパラドクス『鬼神変』を発動して鬼の血によって腕を巨大化する。
「へびたいじするよ!」
 【飛翔】して真っ直ぐ速度を上げて勢いよくネリリを狙う顔を全力で殴りつけた。
『ぎぃおっ!!』
 殴られたヤマタノオロチの顔がよろめくが、すぐにアンデレを視界に捉えた。
『ぐぅぉおおおおおおおおおおおああああああ!!!』
 咆える声はまるで嵐のように風を吹かせ、災害を前にしたような絶望が叩きつけられアンデレの動きが――呼吸まで止められる。
「流石にでかいな、やばい相手なのは見ただけでわかる。気を抜いたらぶちっと潰されそうだ」
 伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は大自然を相手にしているような巨龍を前に気を引き締める。
「絶望的な存在感、か。だが、それで大人しく回れ右するような根性なら、ここまで来てねえよ。相手が強いほど面白え、ってなあ!」
 己に喝を入れるように声を上げ、撒き散らされる絶望に立ち向かって竜翼を広げ【飛翔】してヤマタノオロチへと接近する。
『がぁぉおおおおおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチがそれを鬱陶しそうに牙を剥いて襲い掛かった。
「どうしたデカブツ! そんなもんじゃあ俺は喰えねえぞ!」
 挑発して逸は敵の気を引きながら動きの癖を探した。
「ヤマタノオロチ……何たる威容、何たる巨躯よ」
 御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)はその圧倒的な巨体を観察する。
「これからあの化物の素っ首を斬り落とすのだと思うと……くく、武者震いが止まらぬわ」
 恐ろしい龍を前にしても、白露は怯むどころか楽し気に笑ってみせた。
「一刀だ。それに全てを懸ける」
 一心不乱に精神集中を始め、極限まで意識を研ぎ澄まし仲間が隙を作り出すのをじっと待ち構える。
「何が起きようともその一瞬を見逃さぬ……」
 常に緊張状態を保ち、獲物を狙う獣のように龍の動きを注視した。

『ぐぅうううがぁおおおおおおおお!!! 消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ!!!!』
 ヤマタノオロチが一斉に顎を開き、激流を放出して辺りを津波で飛び回るディアボロス達を薙ぎ払うように覆い尽くす。
「ここが狙い所だよ!」
 ネリリはすぐに反応して、高速詠唱からパラドクス『水月のエチュード(ルナティック・ミサイル)』を発動し、【水中適応】の効果を仲間達にも伝達した。そこへ波が押し寄せて凄まじい水流によって吹き飛ばされる。
(「耐えてみせるよ!」)
 どこまでも押し流されそうになるのを逆らうように飛ぶことで耐え、水中で呼吸しながら流れに逆らって進み始める。そして大きく開いた龍の口目掛けて飛び出す。
「ここなら、絶対に外さないよっ」
 パラドクスで呼び出したシュノーケルを付けた小型の蝙蝠群を放ち、大口の中に飛び込ませる。
「せーの………どかーん!」
 ネリリの合図と共に口の中に入った蝙蝠の群れが、喉の奥で一斉起爆した。
『がぁっ!! ぎぅあああああああああああ!!!』
 ヤマタノオロチが首が内部から破裂し、骨が突き出て鱗が破れる。それによって放っていた激流が弱まった。
「今だよ!」
 ここがチャンスだとネリリが仲間に呼びかける。
「首は幾つもあるが、一つの獲物に集中する癖があるな。それなら不意を突くのも簡単だなあ!」
 ずぶ濡れになりながら〈長ドス〉を抜いた逸はタイミングを見極め、ネリリに注意が向いている隙を突きパラドクス『竜翼翔破』を使う。
「仕掛けるぜ!」
 竜翼を羽ばたかせて急降下し、長ドスを振り抜いてネリリが首を破裂させた箇所をざっくりと斬り裂いた。
「このまま断ち切ってやらあ!」
 その勢いを止めずにぐるっと首を回るように飛んで長ドスで肉を裂く。
『ぎゃぅおおおおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチが激痛に咆え、逸に向かって激流を叩きつける。岩でもぶつかったような衝撃を受けながらも、逸は刺さった長ドスを支えにして押し流されるのを耐えた。
「っ! こりゃ災害並の威力だな! だがそれでこそ倒しがいがあるってな!」
 逸は骨が折れるような痛みに耐え、長ドスを最後まで振り抜いた。大きく肉が抉られぐらりと首が千切れそうになって揺れ動く。
『殺す殺す殺す殺す殺す……!!!!』
 ヤマタノオロチから絶望が放たれディアボロス達の身体に重圧が掛かる。
「へびなんか、アンデレちゃんのあいする、あのカッコいいりゅうのそんざいかんとくらべたら、ミミズのようだ」
 アンデレは愛する龍の事を脳裏に浮かべ、気合を入れてヤマタノオロチの呪縛から逃れると飛び出して鬼に拳を思いっきり叩き込んだ。その衝撃で3本目の首が完全に千切れてドシンッと地響きをさせて倒れた。
『ぐぅぅうううううおおおおおおおおおおお!!!!!』
 首を落したディアボロス達へと怒り狂ったヤマタノオロチが牙を剥いて襲い掛かる。
「……時来たれり」
 敵の注意が空を飛ぶ仲間に向かったところで、白露が呪詛を妖刀〈荒魂・忌椿〉の刀身に収束させ納刀すると、息を吸うと膂力を強化して吶喊する。
『がぅおおおおおおおおおおおおおああああああ!!!』
 ヤマタノオロチが暴れディアボロス達を退けようとその巨体を武器にする。当たればたちどころに吹き飛ばされてしまいそうな嵐の中を白露はすり抜けて首の根元に踏み込んだ。
「荒ぶる神の名冠する大蛇よ、いざ我が刃を刮目せよ――【一ノ刻】ッ!!!」
 すれ違いながらパラドクス『月玲燐殿・一ノ刻 朔絶(ゲツレイリンデン・イチノコク・ツイタチ)』による居合を放ち、抜き打たれた刃が黒き閃光となり太い首を一刀のもとに断ち切った。
「大妖怪ヤマタノオロチ、その首級が一……確かに貰い受けた」
 白露が背を向けるとずるりと4本目の首がずれ、ヤマタノオロチの首が倒れ大きく大地を揺らし、2本の首が地面に並んだ。
『ぐ、ぅぉおおおおおおおおおおお!!!!』
 信じられないといった顔で目を見開いたヤマタノオロチは激流を撒き散らし、周辺のディアボロス達を薙ぎ払った。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV3になった!
【怪力無双】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【一刀両断】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV4になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!

真崎・冬弥
【公園】
神話の再現たる神楽を、現実にすることになるとはね
蛇は古来、ハハと呼ばれていたんだっけ
アマノハバキリ、即ち青銅武器から製鉄技術を得た見立ての儀式という説もある
即ち八岐大蛇討伐こそが、日本刀が生まれるターニングポイントだ
妖刀使いとしては……超えねばならぬ試練だ

再生封じと行こうか
落とした首の切断面に、【腐食】で刃を錆びさせた小柄(こづか)を突き立てよう
再生途中だろうと構わず、錆びた鉄を傷口にねじ込み、傷口を抉り、呪詛をたっぷりと込める
翼ある者を呪う『失墜』のパラドクス……当て字だろうと、『羽々』なんて言霊を呪い尽くそう


矢木・真輝
【公園】の、みんなと、行くよ。

※アドリブ歓迎
※技能・効果は積極利用

頭、いっぱい……なんか、こわい、ね。
平安、返してもらう、ため。
みんなで、がんばろ、ね。

手元に集めた風に、<浄化>の力を籠めて、落ちた頭に、ぶつけるよ。
光の狼が、噛みつくみたいに、切り口から、抉っていくよ。


ユエト・ミナヅキ
【公園】で参加
アドリブ/連携◎

ヤマタノオロチ…有名な妖怪だったよな
巨大な図体に加え、再生能力とは厄介な相手だ
だからこそこうして別動隊が用意されてるわけだが
さて、オレは存分に援護させてもらおうか

魔道刀にカートリッジ[雷光]を装填
斬れた首目がけてパラドクスを発動する
高電圧の雷で切断面を焼き、再生を阻害するぞ

とは言え、巨大な相手
他のディアボロスと攻撃のタイミングを合わせ
一本一本、確実に処理していこう

そういえばタコの足も再生するんだっけか?
オロチの頭を食べたら案外美味しいのだろうか


一里塚・燐寧
【公園】で参加

首が沢山ある龍……まるで、小さな頃から好きな映画に出てくる怪獣みたい
あの怪獣も、死んだと思ったら体の一部から復活したり、メカに改造されて蘇ったりしてたなぁ
よっし。こいつは完膚なきまでにブッ殺しちゃおう!

仲間がオロチの首を壊すたびに、壊れた首に【飛翔】で突っ込んでいって
≪テンペスト・レイザー・バーストモード≫を手に追い打ちをかけるよぉ
パラドクスによって腐朽の【呪詛】を纏う回転刃を首の断面に押し当て
根元まで深々と斬りこむねぇ!

こうすれば首の残った部分は腐り落ちて分解されるし
侵蝕が根元に届いて、同じ所から首が生えることもないわけ
生き汚く足掻く前に、栄えある終焉をプレゼントしたげるよぉ!


「ヤマタノオロチ……有名な妖怪だったよな」
 ユエト・ミナヅキ(weißer Hase・g05751)は4本首になった巨龍を見上げる。
「巨大な図体に加え、再生能力とは厄介な相手だ。だからこそこうして別動隊が用意されてるわけだが」
 斬ったばかりの2本の首は、切断面が盛り上がり早速再生を開始しているようだった。
「さて、オレは存分に援護させてもらおうか」
 再生を阻止しようと、ユエトは〈六六式強襲魔導刀[雪牙花]〉に〈カートリッジ[雷光]〉を装填する。そして駆け出すと切断面へと向かう。
『がぉおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチが傷口を狙う者を退けようと、顔を向けて丸のみするように顎を開けた。
「一本一本、確実に処理していこう」
 パラドクス『紫電双雷刃舞(シデンソウライジンブ)』を発動し、カートリッジを暴走させ全身に蒼紫の電を纏い、自らを雷光の如く電磁加速して間合いに入ると斬撃を放つ。右手には剣状の電、左手には魔導刀の二刀で連撃を浴びせ、切断面をズダズダに切り裂きながら焼き、黒焦げにして再生を停止させていく。
『殺す殺す殺す殺す……!!!!』
 痛みを与えるユエトに向けて殺意を募らせ、ヤマタノオロチが頭上から牙を剥く。
「流石に全部を焼くまでは待ってはくれないか」
 すぐにユエトは飛び退き回避する。すると金属がぶつかり合うようにガキンッと牙がすぐ後ろで噛み合わされた。
「なら隙を作るとしよう」
 ユエトは魔道刀で次々と迫る顔を受け流していく。だがヤマタノオロチが頭を思い切り振るい、ユエトは壁がぶつかるような衝撃を魔道刀で受け止め吹き飛ばされた。
「首が沢山ある龍……まるで、小さな頃から好きな映画に出てくる怪獣みたい」
 巨大な龍が暴れる様に、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はかつて見た映画を思い出した。
「あの怪獣も、死んだと思ったら体の一部から復活したり、メカに改造されて蘇ったりしてたなぁ」
 映画の怪獣はしぶとく、何度も復活しては倒されていたなと懐かしむ。
「よっし。こいつは完膚なきまでにブッ殺しちゃおう!」
 そんな映画の怪獣のように、やっつけてハッピーエンドにしてみせようと燐寧は【飛翔】してユエトが焼き付けた切断面に突っ込んだ。
「再生する前に追い打ちをかけるよぉ」
 パラドクス『呪式:腐朽腑滅(ヘクスアーツ・アブラプトディケイ)』を発動し燐寧が抱く自殺願望と消えない後悔を凝縮した腐朽の呪詛を、鎖鋸大剣〈テンペスト・レイザー・バーストモード〉に注いで回転刃をまだピンク色の断面に押し当てる。ガリガリと肉が削り取られ、深々と切り込んでいった。
「こうすれば首の残った部分は腐り落ちて分解されるし、侵蝕が根元に届いて、同じ所から首が生えることもないわけ」
 刃に抉られた場所が変色し、腐っていくと完全に細胞が死んでしまい再生できなくなっていた。
「生き汚く足掻く前に、栄えある終焉をプレゼントしたげるよぉ!」
 燐寧は笑顔で巨大な生命力溢れる怪獣に終わりを刻む。すると焼け焦げ腐食した3本目の首は再生を止めた。
「そういえばタコの足も再生するんだっけか? オロチの頭を食べたら案外美味しいのだろうか」
 起き上がったユエトは肉の焼ける匂いからそんな事を連想し、焼け腐って再生が止まった断面を見た。
『ぎぃいいいいいいうううううううおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチが燐寧とユエトを睨み、4つの頭が一斉に襲い掛かる。
「怒ってる怒ってる!」
 噛み砕かれる前に燐寧はその場を飛び退き、衝撃に煽られながらも回避に専念してユエトと共に注意を引き付けた。

「頭、いっぱい……なんか、こわい、ね」
 恐ろしい龍の姿を見た矢木・真輝(風を奏でる放浪者・g04665)はビクッと狐耳を立てた。
「平安、返してもらう、ため。みんなで、がんばろ、ね。
 視線を頼りになる仲間に向けて恐怖を抑え、真輝はみんなと共に再生を止めようと勇気を振り絞ってヤマタノオロチに挑む。
「神話の再現たる神楽を、現実にすることになるとはね」
 真崎・冬弥(妖魔五剣・g02934)は伝説の存在であるヤマタノオロチを見て伝承を思い出す。
「蛇は古来、ハハと呼ばれていたんだっけ。アマノハバキリ、即ち青銅武器から製鉄技術を得た見立ての儀式という説もある。即ち八岐大蛇討伐こそが、日本刀が生まれるターニングポイントだ」
 ならばここでヤマタノオロチを討ち、この世界でのターニングポイントを作れるかもしれないと考える。
「妖刀使いとしては……超えねばならぬ試練だ」
 超えて魅せようと意気込み観察すると、仲間達が落とした首が2本。その内の1本は再生が止まったが、残りの1本は傷口が盛り上がり傷を塞ぎ再生しようとしていた。
「再生封じと行こうか」
 このままでは新たな首が生えてしまう。冬弥は駆け出すとパラドクス『神蝕呪刃・失墜(シンショクジュジン・シッツイ)』を発動し、小柄(こづか)の刃を呪詛で錆びさせた。
『喰らう喰らう喰らう喰らうぅううう!!!!』
 辺りの木々や岩を噛み砕き、少しでも滋養を得ようとするように獰猛な牙が冬弥を狙う。それを冬弥は飛び退いて躱し切断された首の元に飛び込んだ。
「それほど喰らいたいなら、呪詛をたっぷりと味わえ」
 首の切断面に小柄を突き立て、錆びた鉄をねじ込んで傷口を抉り、呪詛をたっぷりと込めて侵食してどす黒い色に染めていく。
「翼ある者を呪う『失墜』のパラドクス……当て字だろうと、『羽々』なんて言霊を呪い尽くしてやる」
 冬弥の呪詛に傷跡が覆われると再生が止まり始めた。
『がぁああああああああああああっ!!!!!!』
 ヤマタノオロチが咆え、冬弥に向かって噛みつく。それを妖刀で受け流そうとするが、大きな顔ごとぶつけられ衝撃に身体を飛ばされる。
「近づくのは、こわいから、ここから、しかける、ね」
 真輝は離れた位置からパラドクス『浄化の送狼(ヒカリノオクリオオカミ)』を発動し、大地・海・空の自然が持つ陽のエネルギーを己の魔力に取り入れ、浄化の風を起こして敵に放つ。それは狼の如き姿となって襲い掛かり、光の狼が冬弥の傷つけた周辺の切断面に噛みついた。
「光の狼が、切り口から、抉っていくよ」
 獰猛な獣は獲物の肉を貪り喰うように引き千切り、浄化して4本目の首も再生能力を完全に抑え込む。
『ぎぃいいいいいいいいああああああああおおおおお!!!!!』
 四つ首となったヤマタノオロチが叫び、その声が空気を震わせ衝撃波となって辺りを薙ぐ。
「なんとかなった、ね。でも、こっち、にらんでるから、急いで、はなれよう……」
 真輝は龍と目が合い、ビクッと全身を震わせて一目散に逃げ出す。その直感の逃走が正解だと示すように、立っていた大地をヤマタノオロチがガチリと噛み砕いた。
「あ、あぶな、かった……」
「こっちだ!」
 その地面にぽっかりと穴が開いた惨状をちらりと振り返って見た真輝は顔を青ざめさせ、前を行く冬弥の背中を追いかけて怒れる巨龍から離れた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【腐食】LV2が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

赤薙・夜明
【カラフル】で参加です。
チーム外連携、アドリブ歓迎

ヤマタノオロチ退治は蹈鞴製鉄に長けた一族を平定した
歴史を喩えているという説もあります
製鉄に木々を伐採し竜の如き災害を招いたのだとも
嘗て居たかもしれない怪物もまた
歴史の中へ戻ってもらう事にしましょうか

手には緋鳴を、 "FliegendeErdbeere"を起動して"飛翔"
ヤマタノオロチに"空中戦"を挑みます
怪獣のように大きい相手
地上だけに集中させず空にも気を散らした方がいいでしょう
激流は空まで及ぶかもしれませんが
重力がある分勢いは鈍るでしょう、飛んで逃げ続けて見せます


装備を泡沫薄暮でその時の切断に適した形へ変形
首を切り落としに掛かります


レイ・シャルダン
【カラフル】で参加です。
チーム外連携、アドリブ歓迎

ヤマタノオロチ
1つの胴体に8つの首…。
これが日本の古の伝説竜…なのですか?
(日本人の3人衆を見て説明しろと言わんばかりに興味深々ドイツ人)

両手には剣を、アクロヴァレリア "Einheit_02"を点火して"飛翔"し
ヤマタノオロチに対し"空中戦"を挑みます。
あっちにこっちに飛び回り、敵をかく乱。
8つの頭が雁字搦めに…みたいな事は流石にならないか

近接支援型ナックルスラスター【BlitzWalzer】の噴射で
スピンを行いパラドクスを発動して敵に回転斬りを

敵の攻撃は一撃離脱による空中機動の回避を
超常結界式【アルヴァーレ】によるダメージ緩和も行います。


風間・響
【カラフル】で参加
メンバー呼称:レイ、夜明、忽
アドリブ、絡み大歓迎

ヤマタノオロチ……八股のオロチ……はっ!?プレイボーイオロチさんっすか!?くっ、男としての格で負けた気がするぜ。そんなじゃない?え、あ、そう。

あいつの首をねじ切るのはきつそうだし、今回は援護がメインになりそうかね。
はんっ、大したプレッシャーだけどよ。こちとら復讐者、いちいちびびってられねぇんだよ。
≪Kaleidoscope≫
アイツの動きを一瞬でも止められりゃいい、後は他のやつらがなんとかしてくれんだろ。
蛇のように身体を作り替えて、万力のごとくその胴体を締めあげてやるぜ。ドラゴン対決ってな!


遠遠・忽
【カラフル】で参加
レイちゃん、夜明ちゃん、風間さんと呼びます
アドリブ、絡み歓迎です

まー、日本で一番有名な龍神の一柱やろな。オロチ……大蛇やけど
ちなみにこの場合の蛇は河川の象徴やね
ヤマタノオロチ退治は河川を人間が征服することのメタファーで……
いやまあホンマにおるんやったら話はちゃうけどな!

伝承によるとヤマタノオロチは酒で酔わされて退治されとる
レイちゃんに合わせてうちも【吹き飛ばし】で間合いを調整しつつ【観察・看破】で見極めて【攪乱】するで
【毒使い】も合わせて『酔わせ』てやろか!


●5本目の首
『許さん許さん許さん許さん……!!! ぎぃいいいいぐぅうううおおおおお!!!!』
 4本もの首を失い、怨嗟を籠めてヤマタノオロチが咆え、辺りに殺気を撒き散らし動物も虫も周辺から遠く逃げ出していく。災害の如く絶望的な死の気配が戦場を覆う。半減した首に危機を感じ、近づくあらゆる生物を滅ぼさんと猛る。
「ヤマタノオロチ。1つの胴体に8つの首……。これが日本の古の伝説竜……なのですか?」
 複数の首を持つ龍に興味津々のレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は、仲間の日本人3人衆を見て説明を求める。
「ヤマタノオロチ……八股のオロチ……はっ!? プレイボーイオロチさんっすか!?」
 風間・響(一から万屋・g00059)がヤマタノオロチという言葉からおかしな方向へと連想する。
「くっ、男としての格で負けた気がするぜ。そんなじゃない? え、あ、そう……」
 そんな妄想に一人燃えていると周りの女性陣から冷たい視線を向けられ、響はすっと視線から外れるように引き下がった。
「ごほんっ、あいつの首をねじ切るのはきつそうだし、今回は援護がメインになりそうかね」
 わざとらしい咳払いで誤魔化し、響は捻じ切るには大き過ぎる龍の首を見て、それなら仲間の援護に回ろうと地上を駆け出した。
「まー、日本で一番有名な龍神の一柱やろな。オロチ……大蛇やけど」
 何事もなかったように、遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)は有名な伝説の存在であると説明を始める。
「ちなみにこの場合の蛇は河川の象徴やね。ヤマタノオロチ退治は河川を人間が征服することのメタファーで……いやまあホンマにおるんやったら話はちゃうけどな!」
 この世界ではその伝説の怪物が実在のものとして目の前に存在している。幻想が現実となっている世界では、伝承こそが真実となっているのだ。
「ヤマタノオロチ退治は、蹈鞴製鉄に長けた一族を平定した歴史を喩えているという説もあります」
 赤薙・夜明(白蛇の手の後裔・g00805)も歴史の一説を口にする。
「製鉄に木々を伐採し竜の如き災害を招いたのだとも。嘗て居たかもしれない怪物もまた、歴史の中へ戻ってもらう事にしましょうか」
 ここで打ち倒し妖怪から災害として歴史の通りに戻そうと、夜明はフライトデバイス〈FliegendeErdbeere〉を使って【飛翔】して上昇した。
「なるほど。そんな伝説があるのですね。では伝説竜に挑むとしましょう」
 大きく頷いたレイも漆黒のフライトデバイス〈アクロヴァレリア "Einheit_02"〉を点火して【飛翔】して続く。
「ほならうちは風間さんと一緒に下からいこか」
 忽は響を追うように地上を駆け出した。

『潰れろ潰れろ潰れろ潰れろ……!!!!!』
 真っ先に駆け寄る響を押し潰すようにヤマタノオロチは巨体を振るい、その長い首が辺りを薙ぎ払う。
「こりゃヤバイな!」
 その圧倒的な質量に巻き込まれれば一瞬にしてミンチだと、響は跳躍して躱すがさらに続けて頭が牙を剥いて迫る。
「なめんなよ!」
 噛み砕こうとする牙を響は拳で殴って反動で避ける。だが思った以上の反動が掛かり地面を転がっていた。
「ぺっ、やるじゃねぇか!」
 口に入った土を吐き捨て、響はすぐに跳び起きると追撃に迫る顔を回避した。
「空中戦といきましょう」
 夜明は超高周波メス〈緋鳴〉を手に空より攻撃を仕掛ける。
「空中から仕掛けかく乱しましょう」
 同時にレイも左右一対の漆黒の短剣〈機械魔導弓【ACRO】―近接戦闘形態―〉を手に敵の間合いに飛び込む。
『喰らう喰らう喰らう喰らう!!! がぁああああああああ!!!!』
 ヤマタノオロチが噛み千切ろうと大きく顎を開いて迫る。それを夜明とレイは左右に分かれ旋回して躱した。
「怪獣のように大きい相手、地上だけに集中させず空にも気を散らした方がいいでしょう」
 夜明は自分が狙われることで地上から仕掛ける仲間への攻撃が減ると、回避行動を取りながらパラドクス『泡沫薄暮(ヴリトラハン)』を発動し、緋鳴を超高周波ブレードに変形させてすれ違いながら首を斬りつけた。
「大きな首ですね。これを断ち切るのは大変な作業になりそうです」
 レイも接近すると斬撃を当て、すぐに距離を取って一撃離脱を繰り返す。
「がぅあああああああああ……!!!!」
 ヤマタノオロチが牙を剥き一斉にレイに喰らいつく。それを加速してレイは回避し、ガチンッと金属がぶつかるような歯が噛み合う音が背後で響いた。
「頭が雁字搦めに……みたいな事は流石にならないか」
 頭がバラバラに追いかけてくるが、絡まることなく自在に動いていた。迫る牙を短剣で受け流すがそれだけでも金属の壁を殴るような強い衝撃が腕に伝わった。
「注意が上に向いとるなら、こっちは下から仕掛けるで」
 忽が〈謎の巨大鈍器〉を思い切り叩きつける。それが鱗を割るが強靭な龍の身体は衝撃に耐えた。
「いたた……叩いた手の方が痛いで」
 大岩でも殴ったような巨大鈍器を持つ手の方に負荷が掛かり、忽は一旦距離を取る。
『死ね……死ね死ね死ねぇえええええええええ……!!!』
 苛立つヤマタノオロチが大きく開いた4つの口から激流を放った。それは鉄砲水のようにディアボロス達に襲い掛かる。
「見境なしやな!」
 忽は巨大鈍器を盾のしながら回避するが、波に呑まれて流される。
「飛んで逃げ続けてみせます」
 高速飛行する夜明が激流の隙間を抜けるように飛ぶ。だが激しい波が空を覆うように降り注ぎ、夜明の身体を呑み込んで地上に叩き落とした。
「逃げきれないのならダメージの緩和を狙いましょう」
 レイは〈超常結界式【アルヴァーレ】〉を展開し防御壁が激流を受け止める。だがそれを貫き少し勢いを弱めながらもレイを呑み込んで押し流して地上に落した。

『があぁああああああああうぅおおおおおおおおおおお……!!!!』
 調子づいたヤマタノオロチが咆えると、まるで天地が唸り声を上げているように音を響かせ、その圧倒的な存在感から放たれる威圧が大災害を前にしたようにあらゆる生物の心を委縮させる。
「はんっ、大したプレッシャーだけどよ。こちとら復讐者、いちいちびびってられねぇんだよ」
 倒れていて運良く激流の範囲に入らなかった響は立ち上がり、威圧にドクンッと痛い程心臓が跳ねたが、歯を食いしばって耐えてパラドクス『Kaleidoscope(マンゲキョウ)』を発動する。今までの数多の経験から現状に最適な身体に作り替え、長大な蛇のような姿となる。
「アイツの動きを一瞬でも止められりゃいい、後は他のやつらがなんとかしてくれんだろ」
 一瞬でも隙を作れればいいと、敵の太い胴体に巻き付いてぎゅっと締める。
「万力のごとくその胴体を締めあげてやるぜ。ドラゴン対決ってな!」
 響は全力で締め上げて鱗にひびが入る。
『ぐぅううおおおおおおおおおあああああああああああ!!!!』
 不快そうにヤマタノオロチが唸り、それを引き千切ろうと顔を向けた。
「伝承によるとヤマタノオロチは酒で酔わされて退治されとる。ほなら試してみよか」
 忽は伝承の知識と観察から、相手は本能を抑えることができないと看破し、パラドクス『伝承戦術・縁堂式(デンショウセンジュツ・エンドウシキ)』を発動して毒使いの能力で酒の香りを作って酔わせる。
「ほらほら、ええ香りやろ。存分に酔ってや!」
 香りを漂わせながら忽が動き回ると、ヤマタノオロチの首がそれを追い駆け始める。
『ぐぅうう……うぐうぅううううええええ……』
 すると酔っぱらったようにその動きが緩慢なものになった。
「チャンスやで!」
 今だと忽が敵の元に飛び込んで謎の巨大鈍器を響を喰らおうと近づいていた顔に叩きつけてよろめかせた。
「装備に問題なし。まだ戦えます」
「こちらも問題ないようです。反撃に移りましょう」
 夜明とレイが空へと舞い戻り、一直線に飛翔して夜明が超高周波ブレードを振り抜いてよろめいて隙を晒す首をすぱっと斬り裂き、その反対側からレイが〈近接支援型ナックルスラスター【BlitzWalzer】〉の噴射でスピンしながらパラドクス『流星剣舞(シュウェッタンズメテオール)』を発動し、回転斬りを叩き込んで首をざっくりと斬り裂いた。両側から斬られた首の切断面が中央で合流し、完全に切断された首が傾き地面に落下して大きく大地を揺らした。
『ぎぃいいいぃい!! ううううおおおおおおおおお!!!!』
 5本目の首まで落とされたヤマタノオロチが苦悶の声を上げ、巨体を叩きつけるように荒れ狂ってディアボロス達を薙ぎ払い周囲の地形を均した。
苦戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

守都・幸児
てめえがヤマタノオロチか
長岡京の皆を散々苦しませてくれた礼が、やっと返せるなあ
今度はてめえが攻め込まれる番だ

俺の使う技は「深」
武器の藍鬼拐を握った拳に闇を纏わせて
力技でヤマタノオロチの首を骨ごと【粉砕】してやる
周りの皆と連携して
攻撃を集中させて一本一本確実に獲れる首を獲るぞ
反撃されようが気にしねえ
首目掛けて突っ込む【捨て身の一撃】だ

俺には火も氷も使えねえが
【闇使い】ならそこそこ出来る
闇でその傷口を覆うぞ
覆ったものを喰らう闇だ
再生しようとするそばから喰らわれろ
暴れられようが攻撃されようが
俺の意識が続く限り
闇で傷口を覆い続ける

攻撃も、その後の抑えも
皆と連携して絶え間なく続けるぞ

※アドリブ、連携歓迎


リューロボロス・リンドラゴ
タイミングを見計らえるよう、精神を集中し研ぎ澄まそうぞ。
首が落とされると共に、再生するよりも速く飛翔し突撃よ。
我は龍。我こそはドラゴン。我、幼子の守護者にして龍王の娘なり!
させぬよ、再生などと。
同胞たちの戦いを無駄にはせぬよ!
偽りのオロチよ、我が神剣の塵となれ……!
貴様を討つのは十握剣にあらず。海に消えし幼き奪還者の剣なり!
炎を纏いし神剣で、傷口を焼き斬り、蹂躙してくれようぞ。
幼子の……我が身、我が魂を象りし怒りの業火をその身に受けるがよい!
新たな首が生えようとしているのなら、その首ごと両断してくれるわ!
荒神よ……真なる大蛇よ……水天よ……我が剣に宿り、偽りたるオロチを共に討たん!


「首が落ちたか!」
 精神を集中し研ぎ澄ましてタイミングを見計らっていたリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)が、首が落ちた瞬間に【飛翔】して飛び出した。
『殺す殺す殺す……!!!!!!』
 それを迎撃するべく、3本の首が噛み千切らんと襲い掛かる。
「我は龍。我こそはドラゴン。我、幼子の守護者にして龍王の娘なり!」
 堂々と名乗りを上げながら襲い掛かる顎を躱し、リューロボロスは切断面へと突撃する。すると斬られたばかりの首は既に再生を始め、肉が盛り上がり始めていた。
「させぬよ、再生などと。同胞たちの戦いを無駄にはせぬよ!」
 塞がろうとする傷口に向け、リューロボロスはパラドクス『奴重垣剣、紅那藝之大刀(ヤツザキノツルギ・クレナギノタチ)』を発動する。
「偽りのオロチよ、我が神剣の塵となれ……!」
 その手には幼い身体には不釣り合いな業火を纏った神剣がある。
「貴様を討つのは十握剣にあらず。海に消えし幼き奪還者の剣なり!」
 振り下ろす神剣が肉を先、炎が傷口を焼いて黒焦げにして、斬った部分とその周辺の再生が止まる。
「幼子の……我が身、我が魂を象りし怒りの業火をその身に受けるがよい!」
『ぎぃいいいっ!! ぐぅうおおおおおおおおおおっ!!!!』
 首を焼かれヤマタノオロチは大気を震わせる怒声を上げ、ギロリとリューロボロスを睨むと首が襲い掛かる。
「オロチよ、汝の怒りと我が怒り、どちらが上かここで決そう!」
 リューロボロスが跳躍して剣を振るい、ヤマタノオロチの牙とぶつかり合って火花が散る。

「てめえがヤマタノオロチか。長岡京の皆を散々苦しませてくれた礼が、やっと返せるなあ」
 守都・幸児(祥雲・g03876)は長岡京を苦しめ続けている巨龍を見上げた。
「今度はてめえが攻め込まれる番だ」
 意識がこちらから逸れている内に強固な黒石でできた〈藍鬼拐〉を握ってパラドクス『深(フケル)』を発動し、鬼の両腕が砕けて割れ溢れ出る蠢く闇を纏わせる。そして一気に接近するとリューロボロスが焼いた周囲の肉が増殖し、焼き目を覆い隠すように盛り上がっていた。
「俺には火も氷も使えねえが、闇使いならそこそこ出来る。闇でその傷口を覆うぞ」
 再生しようとしている首に拳を叩き込み、盛り上がった肉を粉砕させ闇を侵食させた。傷口がどんどん闇に覆われ、再生が止まっていく。
「覆ったものを喰らう闇だ。再生しようとするそばから喰らわれろ」
 よく見れば闇は再生する端から肉を喰らい、再生速度を上回って肉を削っていた。
『許さぬ許さぬ許さぬぅうううううう!!!』
 ヤマタノオロチは狙いを変えて幸児を喰らおうとするが、幸児は拐で受け流す。
「確実にこの首を封じるまで引く気はない」
 受け流しても圧倒的な質量の前に腕に強烈な負荷が掛かる。それでも引かずに幸児は闇を切断面に広げていった。
『喰らう喰らう喰らう!!! がぁあああああああああああああああ!!!!』
 だがそれならばとヤマタノオロチは大きく口を開けて丸のみにせんと頭上から迫る。
「誰が喰らわせるものか!」
 加速したリューロボロスが剣を横から叩きつけ、軌道を逸らして顔は地面を大きく噛み千切った。
「これで完全に再生を封じてやる」
 幸児が拳を深々と断面に突っ込み、闇を広げて蠢く肉を全て覆い尽くし再生を完全に止めた。
『あぁああああああぎぃいいいいいいあああああ!!!!』
 とうとう5本目の首も完全に沈黙し、狂ったように3本の首が叫んだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【完全視界】がLV2になった!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV3になった!

文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

【パラドクス通信】で仲間と連携
再生阻止の処理が十分である事を確認しつつ
鋭い観察眼で情報収集、各首の動きの癖と死角を看破する

刃が届く、愈々だね
絶望などするものか
胸の中に灯るのは、死しても消えぬ鬼妖への怒りの炎
俺が今なお俺である理由
今度こそ友を、大切な仲間を護る為に、いざ!

瞳を赤く染め、赤き2本の角を生やして、ネメシス形態に
長岡京の皆を護りたいという、強い強い意志で呪符を形成
その力を雪月花の刀に宿し、構え、叫ぶ

八岐大蛇よ覚悟しろ。その首、俺達ディアボロスが貰い受ける!

光使いの強力な閃光で目を眩ませた隙に
死角を縫って【飛翔】で急接近
祈りと願いを込めた斬撃で両断し
大蛇の首を斬り落とす


神山・刹那
ふふふ
俺は幸せ者だ。伝説状の怪物とこうして刃を交えることができるとは
この勝負、負ければ大損で済むどころじゃないが、勝てば億万長者。全賭けで行かせてもらう
俺たちの勝ちにな!

偽剣天羽々斬で偽物を出されて攻撃してきたら、神速反応で先手を取り、フェイントと残像で的を絞らせず接近し、雲を裂き、大地よ砕けよと言わんばかりの渾身の一太刀を上空から大上段に構えて振り下ろす
「俺を止めたいならその程度じゃたりねぇよ。もはや、ただ斬り捨てるのみ」


月下部・小雪
お、追いつきました!
コダマ、ボク達もヤマタノオロチに攻撃、です!
みんなと協力すれば、どんなに大きな敵だって怖く、ありません。

【飛翔】を使ってコダマと一緒にヤマタノオロチの周りを飛び回り、ます!
偽剣天羽々斬の攻撃は「ピンポイント魔力障壁」でガードを集中して防御、です。

攻撃を防御しながらなんとか攻撃のチャンスを探りますが……ぴこーんと閃きました!
【アイスクラフト】で相手の頭上に氷の塊を出現させます!
空中なのでそのまま落っこちちゃうけど、少しは目くらましになるでしょうか?

その隙に【鎖鋸神滅型モーラット・コミュ】になったコダマが
ヤマタノオロチさんの首に鎖鋸の一撃を叩き込んじゃいます!

※アドリブ連携歓迎


ディゼラータ・ネイディアラ
アドリブ歓迎

さぁさぁ…頭を確り沈めんとな…?どれだけ取り巻きを始末しようが、側近を仕留めていこうが…主柱を落とせねば、再起など幾らでも狙えるからな…
首の再生を削がせねばならんらしいが…其れも首そのものを落とせねば、机上の空論以下の話だ…

呪槍を抜刃して戦闘開始
回避と受け流しを主体に立ち回り、一本狙いを定めて削って行く(連撃)
焦らず間合いを考えて多少の負傷は気にせず、戦闘に支障をきたすモノだけは確実に捌きながらゆっくりと攻撃していって
最後は「呪妖」を刃に固め変じて叩き込んでフィニッシュ


●6、7本目の首
『ぐぅぎぃいいい!!! うううううううううううおおおおおおおおあぎゃああああ!!!!』
 8本あった首も残りは3本。何故が弱い存在に傷つけられるのか理解できずにヤマタノオロチは混乱している叫んでいた。
「さぁさぁ……頭を確り沈めんとな……?」
 ディゼラータ・ネイディアラ(存在悪:揺らめく星を喰らうモノ・g00054)は残った3頭を確認する。
「どれだけ取り巻きを始末しようが、側近を仕留めていこうが……主柱を落とせねば、再起など幾らでも狙えるからな……」
 ここで首領を逃せばまた軍団は再編されてしまうことは、占うわずとも容易に予想できた。
「首の再生を削がせねばならんらしいが……其れも首そのものを落とせねば、机上の空論以下の話だ……」
 その首を落すべく、ディゼラータは〈呪槍:無暁泡沫〉を抜刃して首に斬り掛かり、首に何度も斬撃を当てていく。
『ぐがぁああああああああああああああ!!!』
 ヤマタノオロチが鬱陶しそうに睨み、頭を振って叩き落とそうとする。
「当たれば一溜まりもないな……」
 その鉄壁が迫るような一撃から逃げきれずに呪槍で受け流す。だがすぐ次の頭が角を向けて迫った
「捌き切れんか……」
 ディゼラータは呪槍で受け流で受け流そうとするが、予想を遥かに超える衝撃が伝わり弾き飛ばされ地面を転がった。
「刃が届く、愈々だね」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が軍団の大将と決戦の時だと巨龍を見上げる。
「絶望などするものか。胸の中に灯るのは、死しても消えぬ鬼妖への怒りの炎」
 大災害を目の前にしたような絶望感に、炎のような怒りで対抗する。
「俺が今なお俺である理由。今度こそ友を、大切な仲間を護る為に、いざ!」
 瞳を赤く染め、赤き2本の角を生やして、ネメシス形態へと変貌しその身に力が湧き上がる。強化された力を以ってパラドクス『陰陽思念符(オンヨウシネンフ)』を発動し、長岡京の皆を護りたいという強い強い意志で呪符を形成した。
 その呪符を白銀の刀〈雪月花〉に宿し、構えるときっとヤマタノオロチを睨み、叫ぶ。
「八岐大蛇よ覚悟しろ。その首、俺達ディアボロスが貰い受ける!」
 目眩ましの光を放ちながら【飛翔】して飛び上がり、死角となる方へと回り込んで接近する。
『ぐぉおおおおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチは殺気を感じてディゼラータから狙いを外して咆哮し、圧倒的で濃密な死の絶望を放ち辺りを覆った。
「この程度の絶望、幾度も乗り越えてきた!」
 全身の細胞に死を強制するような悪寒を振り払い、雪人は突撃して祈りと願いを込めた斬撃を首に叩き込んだ。
『ぎぃいいううううううあああああ!!!!』
 ヤマタノオロチの6本目の首がずり落ちようとする。だが他の首がそれを支え、何とか再生して繋げようとする。
「さぁ……反撃といこうか……」
 負傷したディゼラータはあちこちから血を流しながらも平然とした顔で立ち上がり、敵に向かって飛び出しパラドクス『呪妖:悉葬(ヴァニタス)』を発動する。
「Calamitas virtutis occasio est」
 星を呑む夜の怨嗟を溢れ出し、刃の形を取るとすれ違いながら一閃して繋がろうとする首を完全に斬り落とした。
『ぎいぃいいいいいいああああああああああああああああ!!!!!』
 6本目の首が落ちて大地を揺らし、ヤマタノオロチの叫び声は突風となって吹き荒れた。

「ふふふ……俺は幸せ者だ。伝説状の怪物とこうして刃を交えることができるとは」
 とてつもない怪物を前に、神山・刹那(梟雄・g00162)は闘争心を昂らせて笑う。
「この勝負、負ければ大損で済むどころじゃないが、勝てば億万長者。全賭けで行かせてもらう。俺たちの勝ちにな!」
 全てを賭けて大金星をあげてやろうと、鞘から〈覇龍〉を抜き放って前に出た。
『消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ…………!!!』
 己に近付く者を視界に入れたヤマタノオロチはすぐさま迎撃に光り輝く偽剣天羽々斬を作り出して矢のように放った。
「本物ならともかく、偽物にやられるほどヤワじゃないんでな」
 刹那は【神速反応】で先手を取って動き出していた。偽剣天羽々斬は残像を切り裂く。だがその剣圧が吹き抜けて刹那の頬がざっくりと切れて血が流れた。
「偽でも伝説の剣を名乗るだけはあるってことか」
 まともに当たれば一撃で倒されると思いながらも、足を止めずに距離を詰める。
「だが当たらなければいいだけだ」
 背後から戻ってくる偽剣天羽々斬が刹那を追うが、残像に惑わされて直撃せずに空を切る。だが執拗に刹那を追跡して首への接近を邪魔する。
「お、追いつきました!」
 息を切らしようやく追いついたと、駆けつけた月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は仲間が既に戦っている姿を見る。
「コダマ、ボク達もヤマタノオロチに攻撃、です!」
 すぐにモーラット・コミュ『コダマ』に呼びかけ、共に【飛翔】して龍の周りを飛び回る。
『ぐぅうおおおおおおおおおおおおお!!!!』
 目障りだとばかりに偽剣天羽々斬が狙いを変えて襲い掛かる。
「こっちに、きました!」
 予想通りの攻撃に小雪は魔力障壁をピンポイントに凝縮させてガードする。そこへ偽剣天羽々斬が突き刺さって動きを止めた。だがそれも一瞬で砕かれ、貫いた剣が飛んで来る。
「わ、わぁっ!?」
 思ったよりも簡単に砕かれて慌てる小雪をコダマが後ろに引っ張り、剣は眼前を通り過ぎその剣圧に煽られて落下しそうになる。
「た、助かりました……ありがとうコダマ!」
 体勢を立て直し顔を青くしながら背後のコダマにお礼を言うと、一鳴きしてコダマが返事を返す。
「なんとか隙を作らないと……あっ、閃きました!」
 ぴこーんと頭の上に光が灯るように小雪はアイデアを思いつく。
「これで少しは目くらましになるでしょうか?」
 小雪は頭上に飛翔して氷の塊を生み出して落とす。するとヤマタノオロチは落ちて来る氷を噛み砕いた。それが散って視界が遮られる。
「俺たちを止めたいならその程度じゃたりねぇよ。もはや、ただ斬り捨てるのみ」
 その氷の結晶に紛れるように刹那は跳躍して大上段に構え、雲を裂き、大地よ砕けよと言わんばかりの渾身の一太刀を振り下ろす。
『ぎぃああああああああおおおおおお!!!!』
 その刃はざっくりと龍の首を大きく骨まで断ち切り、首が傾き始める。
「みんなと協力すれば、どんなに大きな敵だって怖く、ありません」
 小雪はパラドクス『鎖鋸神滅型モーラット・コミュ(チェーンソーパック・コダマ)』を発動し、コダマが大きなチェーンソーを装備して飛び込み、龍の首をガリガリと残った皮と肉を削って切断してしまう。
 切断された龍の7本目の首がドスンッと大きな音と共に大地に落ちた。
『ぎ、ぎぃ、ぎぅううおおおおおおおおおおおおおおおおおおぎゃあああああああああああああ!!!!』
 残り1本となった首が頭を振りながら絶叫し、辺りを衝撃波が吹き飛ばした。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【一刀両断】がLV3になった!
【熱波の支配者】がLV2になった!
【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!

音羽・華楠
……私の知るヤマタノオロチの逸話では、首は再生しなかったはずですが……ギリシャ神話のヒドラが混じってます?
……ヤマタノオロチを名乗ろうとも、結局はその名を奪った歴史侵略者ということですね。

ヤマタノオロチの名、最終人類史へ返してもらいます!

私は他の皆さんが落とした首の再生阻止に回りましょう。
それに役立ちそうなパラドクスを持ってますから――

――《雷幻想・閃耀》!

荷電粒子砲を魔術的に再現したこの技なら、遠距離から亜光速で超高熱を放射出来ます。
落とされた首の断面を焼き潰すには有効でしょう。

適度に距離を取り、【飛翔】も使って戦場全体を俯瞰出来る位置へ。
どの首が落とされても見落とさず、即対応出来るように!


今城・姫愛
くっ、押し流されてしまったっすかっ…!
それに攻撃を受け流す事すらできない程の差って事っすか…!
まぁ腕の防御を強化していければ折れてたかもしれないっすので結果オーライっすが…!
アタシもこのまま引く気は無いっすよ!

今度はこの技で、再生の芽ごと首の根元から…、いえ、なんなら本体まるごと吹っ飛ばしてやるっすよ!
隙を見つけて斬り落とされた首へ突撃、限界まで収束させたスピリットソードの刃を切断面に突き刺して、ありったけのエネルギーを体内に流し込んでやるっす!
ヤマタノオロチッ!今からお前を倒すのはアタシ達ディアボロスの力じゃないっすよ!
アタシ達ディアボロスに怒りを、想いを!預けてくれた皆の…人類の力だッ!


御門・風花
連携やアドリブ歓迎よ。

暴れるオロチの首へ火球を放った後、即座に《オーラ操作》で強化した足でジャンプして距離を取るわ。
「流石に警戒されているわね」

「なら、こっちも奥の手を使うまでよ」
ネメシス形態により、金髪赤眼の姿に加え、妖狐のような耳と尻尾が生えます。
「来なさい。レーヴァテイン!」
パラドクス発動。召喚した魔剣を持ち《精神集中》近づく首を炎の《呪詛》を纏う魔剣で《両断》する勢いで炎の斬撃を放ち牽制、陽炎の残像も組み合わせて回避するわ。
「力任せなダンスは嫌われるわよ?」
魔剣に炎の闘気を込めた《捨て身の一撃》を放ち焼き尽くしながら、斬撃の《衝撃波》で《粉砕》するわ
「これで終わりよ。レーヴァテイン!」


影守・玲奈
※連携、アドリブOK

ジェネラル級ともなると
生命力も半端ではないようだね
後学の為にも間近で観察…じゃなかった
戦いに力添えさせてもらおうかな

私自身はこの世界に深い縁は無いけれど
身近な子達はそうではないし、ね

さて、処置方法はシンプルにいこう
パッチ、おいで
パラドクス発動の時間だよ
落とした首の断面に電撃を放つんだ!

強烈な電撃を浴びせ、感電させて
皮膚や神経、筋肉に重度のやけどを負わせてやれば
首の細胞分裂――即ち、再生速度も遅れるんじゃないかな?

可能なら【パラドクス通信】で
仲間と連携して動きたいね

敵の巨体さゆえに復讐者勢は戦況を把握しづらそうだ
攻撃タイミングを通信で合わせられれば
より事を有利に運べるだろう?


レオニード・パヴリチェンコ
ん。これはまた大規模な戦いになった、ね
少しでも前に出ている人たちの手助けになるよう頑張らないと、だ

【呼吸法】で息を整えながら、【精神集中】して首が落ちたタイミングを見逃さないように銃を構える、よ
ヤマタノオロチの攻撃に巻き込まれないよう動き続きながら、傷の様子を【観察】
再生が一番進んでいる傷口を狙って魔弾を発射
肉へと弾丸を食い込ませたところで妖精の力を解放、傷を凍結させていくよ
氷を突き破って再生しそうなら魔弾を重ねて更に凍結

……ん。皆がここまで頑張っているのだ、もの
ボクもその頑張りをしっかりと繋げてみせる、よ


「くっ、押し流されてしまったっすかっ……! それに攻撃を受け流す事すらできない程の差って事っすか……!」
 ずぶ濡れの今城・姫愛(スピリットギア装者・g00800)が駆け戻り、短時間で大きく戦況が動き残り1本以外の首が切断された龍を見る。
「まぁ腕の防御を強化していければ折れてたかもしれないっすので結果オーライっすが……! アタシもこのまま引く気は無いっすよ!」
 切断されたばかりの首を再生させはしないと、真っ直ぐに接近する。
『許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ……がぁあああああああああああ!!!!』
 するとヤマタノオロチの目が姫愛を捉え、先に首を落した敵だと認識するや否や、怒り心頭で凄まじい勢いで襲い掛かる。
「狙われてるっす!」
 咄嗟に姫愛は飛び退いて躱し、迫る牙を剣で受け流す。だがそれだけでも身体は後ろに大きく後退させられた。
「ん。これはまた大規模な戦いになった、ね」
 レオニード・パヴリチェンコ(“魔弾卿”・g07298)は大勢のディアボロスが巨龍と戦う姿を後方から見渡す。
「少しでも前に出ている人たちの手助けになるよう頑張らないと、だ」
 ゆっくり深呼吸して息を整えながら、精神集中して首が落ちたタイミングに合わせて狙撃用ライフル〈M1891/10"Freikugel"〉を構える。
「もう、再生が始まってる、ね。あっちの方が、再生が速そう、かな」
 2本の首がほぼ同時に落とされ、その傷口を観察して再生の速い方を狙う。
「ん。再生させない、よ」
 狙い定めてパラドクス『Дед Мороз(ジェド・マロース)』を発動し引金を引く。放たれた霜の精を宿した魔弾は、龍の動きを予測して首の切断面に精確に着弾した。
「ん。命中した……霜の精は再生だって凍てつかせる、よ」
 肉に喰い込んだ魔弾を中心に切断面が一瞬にして凍結していく。すると再生速度が一気に低下した。
『冷たい冷たい冷たい冷たい!! ぐぅううおおおおああああああああ!!!』
 ヤマタノオロチが氷を砕こうと、残った1本の首の鱗で表面を擦るようにぶつける。
「……ん。皆がここまで頑張っているのだ、もの。ボクもその頑張りをしっかりと繋げてみせる、よ」
 レオニードは次弾を放ち、同じ場所へ魔弾を重ね、さらに凍結を分厚くして再生を阻止する。
『がぉおおおおああああああああああ!!!』
 ヤマタノオロチがレオニードを仕留めようと口を開けて突っ込むと、レオニードはすぐに移動して逃げる。
「今度はこの技で、再生の芽ごと首の根元から……、いえ、なんなら本体まるごと吹っ飛ばしてやるっすよ!」
 敵の意識がレオニードに向かった隙に姫愛は首元に突撃すると、パラドクス『スピリットオーバーブレイカー』を発動し全身全霊の力をスピリットソードに集めた。
「ヤマタノオロチッ! 今からお前を倒すのはアタシ達ディアボロスの力じゃないっすよ! アタシ達ディアボロスに怒りを、想いを!預けてくれた皆の……人類の力だッ!」
 巨大な刃を振り下ろし本体ごと攻撃する勢いで切断面を斬り裂く。
「ん。仕上げる、ね」
 そこへ走っていたレオニードが足を止めて振り向き、魔弾を撃ち込んで裂かれた状態で凍結させた。
『ぐぐぎぃいいあああああああああああああ!!!』
 切断面がさらに抉られて胴体まで傷つけられヤマタノオロチが悶え苦しむ。
『ぎぃやぉおおおおおおおおおおおおおお!!! 殺す殺す殺す!!!!』
 6本目の首も再生が止まり、ヤマタノオロチの怒声は雷鳴の如く轟きディアボロス達の身体を震わせる。

「……私の知るヤマタノオロチの逸話では、首は再生しなかったはずですが……ギリシャ神話のヒドラが混じってます?」
 【飛翔】して観察する音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は、再生するのはヒドラの特徴だったと思い出す。
「……ヤマタノオロチを名乗ろうとも、結局はその名を奪った歴史侵略者ということですね」
 所詮は世界が改竄されて作られた紛い物に過ぎないのだと、その巨体から発せられる圧力を跳ね返す。
「ヤマタノオロチの名、最終人類史へ返してもらいます!」
 気合をいれて首の再生を阻止するべく、〈陰陽六合符〉を手にして陰陽木行に属する雷の術を核に、火行、土行、金行の術を組み込む。
「――雷幻想・閃耀!」
 そしてパラドクス『雷幻想・閃耀(ファンタズム・ブリューナク)』を発動し、妖精たちの補助を得て荷電粒子砲を魔術的に再現する。
「荷電粒子砲を魔術的に再現したこの技なら、遠距離から亜光速で超高熱を放射出来ます。落とされた首の断面を焼き潰すには有効でしょう」
 放たれるビームが一瞬にして7本目の首の断面に届き、肉を焼き照射した部分の再生を止めた。
『ぎぃぁあぉおおおおおおおおおお!!!』
 ヤマタノオロチは暴れて断面を隠すように切断された首を動かす。
「今度も切断面を焼くわよ」
 御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)が火球を放つ。だが龍は身体をうねらせてそれを傷口から逸らして弾いた。
『ぐがあぁああああああああああああああ!!!』
 ヤマタノオロチの咆哮と共に衝撃波が放たれる。
「流石に警戒されているわね」
 風花は強烈な衝撃に逆らわず、オーラを纏う足で後方にジャンプして押される力を利用して距離を取った。
「なら、こっちも奥の手を使うまでよ」
 ネメシス形態へと変貌し、金髪赤眼の姿に加え、妖狐のような耳と尻尾を生やす。
「来なさい。レーヴァテイン!」
 そしてパラドクス『魔機解放-破滅の炎剣-(レーヴァテイン)』を発動し、辺りが燃え上がると召喚した炎の魔剣を握る。
「残る首は一本。それを斬られたらお仕舞よね」
 速度を上げて再度攻撃を仕掛ける風花が残る1本の首目掛けて牽制の斬撃を放つと、龍は大きく回避行動を取って巨体をぶつけるように暴れる。
「力任せなダンスは嫌われるわよ?」
 その攻撃を風花は陽炎の残像で惑わすように躱し、首の断面に向かって突撃しながら魔剣レーヴァテインに炎の闘気を込める。
「これで終わりよ。レーヴァテイン!」
 炎の斬撃を放ち傷口を大きく焼き黒焦げにしていく。
『あぎぃぎゃああああああああ!!!!!!』
 焼ける痛みにヤマタノオロチが絶叫し、風花に激流をぶつけて弾き飛ばした。
「ジェネラル級ともなると、生命力も半端ではないようだね」
 影守・玲奈(Mechatromagus・g03719)は首が落とされても、新たに生えようとしている巨龍の姿を見上げる。
「後学の為にも間近で観察……じゃなかった。戦いに力添えさせてもらおうかな」
 じっくり調べたい気持ちを抑え、龍の再生を封じる為に行動を開始する。
「私自身はこの世界に深い縁は無いけれど、身近な子達はそうではないし、ね」
 苦しむ人々の為にもこの場で恐ろしい龍を倒さなくてはならないと、断面に狙い定める。
「さて、処置方法はシンプルにいこう。パッチ、おいで」
 モーラット・コミュ『パッチ』を呼び出し、パラドクス『ワイファイスパーク』を発動する。
「パラドクス発動の時間だよ、落とした首の断面に電撃を放つんだ!」
 任せろとばかりにパッチが飛び出し、仲間の攻撃が当たっていない切断部分に突っ込むと強烈な電撃を浴びせ、感電させて皮膚や神経、筋肉に重度の火傷を負わせる。すると焼け焦げて再生が止まる。
「予想通り。火傷を負わせることで首の細胞分裂――即ち、再生速度を遅らせることができるようだね」
 玲奈がその結果に満足そうに頷いていると、パッチがドヤ顔を見せた。
「その調子で、仲間と協力して切断面を焼いてしまおう」
 断面を全て焼き切るには一度では足りない。残りも全部焼いてしまおうとパッチが放電しようとすると、龍の顎が頭上から迫っていた。
『ぐぅううううがあああああああ!!!!!』
 ヤマタノオロチが咆えて衝撃波を放つとパッチの身体を吹き飛ばす。
「今度こそ完全に焼き潰します!」
 だが咆哮で動きが止まったところに、華楠が切断面に僅かに残った肉が剥き出しの部分にビームを照射し、断面を完全に真っ黒に焼き上げた。
「これで再生しないはずです」
 炭化した肉は再生を阻害し、7本目の首は再生が停止した。
 7本もの首を落し、さらには再生まで封じた。ヤマタノオロチの首は残り1本。それを切り落としてしまえば倒せる。
『死なぬ死なぬ死なぬ死なぬ!!!! ぐぅうあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!』
 だがヤマタノオロチも死に物狂いで暴れ、戦場には激流が渦巻き嵐の如く大地を抉る。
 それでもディアボロス達は八つ首の龍を仕留めんと、嵐のなか泥濘む大地を踏みしめて前に進んだ――。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【腐食】がLV3になった!
【パラドクス通信】がLV3になった!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV4になった!
【ドレイン】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!

リディル・ヴェント
【ヨアケ】で参加。
運命さん記載のチーム作戦に従う。

本当に首が8つあるのね
あれ1つ1つに性格とかあるのかしら?

皆と協力して1つの首に集中して攻撃するわ。
でも他の首からの攻撃にも注意を払わないと。
しっかり《観察》!

技はメテオドライヴ使用。
ペイント弾の目印を参照になるべく同じ箇所に攻撃を入れる事で首を破壊・切り落としやすい様にしたいわ。
アタシは出来るだけ前線に出て戦うわよー!
最接近時は拳で、離れている時は闘気を首に当てるわ!
人鳥さんと逆サイドから攻撃を合わせるわ。
いくわよ、人鳥さん!
尻尾サイドにいるライラさんに攻撃が集中しないように首側で派手に敵を引き付ける。
立ち回りには【飛翔】も接近・回避に使用。


ゼット・ノアール
「敵性存在…『大妖怪ヤマタノオロチ』。神代の妖怪か。…手筈通りに行くぞ」
【ヨアケ】で行動
③のメンバーで八岐大蛇の首を落とし、
①のメンバーで追撃して再生を封じていく

流石の存在感だ。神が相手をして討伐されただけはある
俺はダイゼットにアクセスし、最大サイズで合体する
【トラップ生成】で煙幕を張り、作戦開始だ
桜の【完全視界】で問題なく動けるので首を落とすべく
ティエルノバスターのギミックで長さを伸ばし両断を試みる
【パラドクス通信】で仲間の状況を確かめながら煙幕は張り続ける
宝心の狙いも露見されずに実行できるといいが…

敵の攻撃がどういうものかよくわからないが
俺達は絶望には屈しない

※アドリブ大歓迎です


桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎

使用可能な効果は全て使用

【ヨアケ】で参加
運命記載のチーム作戦に従う

ヤマタノオロチと決着をつける時が来たわね

【飛翔】で飛び【完全視界】で仲間の煙幕の中でも敵の首を見つけれるようにしつつ『桜雨』にて銃弾の雨を敵の首を目掛けて撃ち込んでいき首への蓄積ダメージを狙い煙幕に紛れて敵の首を落とそうとしている仲間たちの手助けを行いつつ自身は上空から絶えず銃弾の雨を降らせ敵の注意を少しでも惹きつけるように動き回る

適宜【パラドクス通信】で仲間たちと情報共有を行う。

仲間たちの攻撃を無駄にするわけにはいかないからね!さぁ、ヤマタノオロチ私の銃弾の雨から逃れてみなさいよ
と敵を煽り注意を惹き囮になる。


眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】で動く

こっちは悪魔だ天使だとやり合って来たんだ、今更ビビるかよ

作戦に乗る。完全視界、通信を使わせて貰い、指示を聞きつつ攻める
さぁ、行くぜ……!

絶望は俺が復讐者になったときに味わった、味わった上で今ここに居る
それこそ今更過ぎるぜ……お前もそこに居るんだな、そこにあるんだな……
だったら斬れるって事だろうが!!

天魔のオーラをワイヤー状に。オロチの身体に引っ掛けて小回り利かせた動きで登りつつ、仲間とフォーカスした首を狙うぞ。俺はリディルの逆サイドからタイミングを完全に合わせて斬り込む!
魔光で運命の目印を貫き、完全切断の権能を付与した氷晶剣で断ち切るッッ!!リディーール!!


宝心・ライラ
【ヨアケ】で参加
アドリブ絡み歓迎

【伝承知識】から私はヤマタノオロチの尾には秘密が隠されてると予想するわ

仲間達が8本の首の意識を引きつけて乱戦になったタイミングで、煙幕に紛れて光学迷彩と飛翔で後方に回り込む
「八雲立つ…」
口ずさむのは嘗てかの蛇を討ち取った英雄の歌
英雄の力と剛毅さを纏い尾をハイファイブで切り裂くわ
「お願い出てきて!皆をハッピーエンドに導く力!三種の神器の1つ、草薙の剣!」
尾も8本あるなら一番大事そうな尾を【観察】して【看破】
たとえ予想が外れても後ろからの不意打ちは正面で戦う仲間の助けになるはず
通信で仲間と連携しながら戦うわ

激流は【氷雪使い】で凍らせながら【勇気と情熱】で掻い潜るわ!


松中・誠
ハハッ。やっぱ巨大で強大だな。
だがまぁ、そうじゃなきゃ張り合いがないってもんだ。

ネメシス形態に移行できるな。ならば、巨体には巨体で対抗しよう。
まぁ、ヤマタノオロチほど巨大にはなれないが。

使える残留効果は全部使う。
ヤマタノオロチの攻撃をしのぎながら、首元に食らいつく隙を狙う。
その首を…食いちぎる。

…たったそれだけの物語は、他人だけを飛ばすのではなく自分も飛ばせるから、隙を見て首元に飛んで噛みつく。

味方への攻撃で、かばえそうなものはかばう。

アドリブ連携歓迎


相原・相真
【ヨアケ】の皆さんと参戦

百鬼さんの作戦に従い皆さんと連携を取れるように【パラドクス通信】を展開
距離を取りオロチや護衛の動き・周囲の状況などを確認、他の皆さんに連絡しながら戦闘
【完全視界】や【飛翔】などの残留効果、効果2も使えるものは全て使用します

首を狙うメンバーが動きやすいよう、
パラドクスによる電撃弾で敵の動きの妨害を狙って攻撃
敵からの攻撃はシールドドローンを使っての防御や[フェイント・残像]を活かしての回避でしのぎます

ヤマタノオロチ…、
本で読んでいた存在と改めて対峙するとなると、震えますね
けどビビってはいられません
仲間のみんなもいるんです
この先へ進むため、必ず勝ちます!

アドリブ・連携歓迎です


百鬼・運命
【ヨアケ】
アドリブ絡み歓迎

チーム作戦
選択肢①と③に分かれ連携。完全視界で視界確保しトラップ生成の煙幕に紛れて光学迷彩も併用し接敵。③のメンバーで八岐大蛇の首を落とし、①のメンバーで追撃して再生を封じる

行動
「流石、伝説の大妖怪。前に戦った「いさなの王」もデカかったが、こいつも大きいな」

後方から相原さんと【パラドクス通信】で通信管制

戦場を俯瞰し大蛇や護衛の死角を前線メンバーにナビ。範囲攻撃は退避指示

流石に一撃で首を落とすのは厳しそうだな。首一本の一か所に攻撃を集中して首を斬り落としにかかる必要があるなら、ライフルでペイント弾を撃ち込んで目印に。

できたら宝心さんの「尻尾切断」の思惑にも乗ってみよう


●最後の首
「ヤマタノオロチと決着をつける時が来たわね」
 桜・姫恋(苺姫・g03043)は残り1本となった首を見上げる。
「8つあった首も後一つね。あれ1つ1つに性格とかあるのかしら?」
 リディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)は疑問に思ったか、理性を失ってる相手では性格もなにもないかと戦いに集中する。
「皆と協力すれば必ず倒せるわ。力を合わせていくわよ!」
 しっかりと観察して、仲間と仕掛けるタイミングを合わせようと声をかけた。
「敵性存在……『大妖怪ヤマタノオロチ』。神代の妖怪か。……手筈通りに行くぞ」
 ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)は仲間と視線を合わせ、頷き合うと巨龍の大妖怪を討とうと動き出す。
「流石、伝説の大妖怪。前に戦った「いさなの王」もデカかったが、こいつも大きいな」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)は怒れる龍と視線が合い、巨体から放たれる突風のような殺気を受け止める。
「戦闘開始だ。連携を密にして討ち取るとしよう」
 【トラップ生成】で煙幕を張って視界を塞ぎ【完全視界】で自らの視界を確保すると、【光学迷彩】で身を隠しながら仲間の後方から【パラドクス通信】で通信管制を行い、戦場を俯瞰して巨龍の動きを伝えて仲間をナビゲーションする。
『死なぬ死なぬ死なぬ死なぬ! がぅううああああああああああああああ!!!!』
 残りの首が1本となったヤマタノオロチが死を身近に感じ、その恐れから逃れようと暴れ始める。

『ぐぅううううおおおおおおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチが威嚇するように咆え、大気を震わせて恐ろしいまでの絶望を撒き散らす。
「こっちは悪魔だ天使だとやり合って来たんだ、今更ビビるかよ」
 眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)は心臓を止めるような殺意に耐え、笑みを作って巨龍を見上げた。そして【パラドクス通信】で仲間と連絡を取り合う。
「さぁ、行くぜ……!」
 決着をつけてやると、震える足を強引に前に踏み出して駆け出す。
「ヤマタノオロチ……、本で読んでいた存在と改めて対峙するとなると、震えますね」
 相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)はその恐ろしい存在感にブルッと身体を震わせる。
「けどビビってはいられません。仲間のみんなもいるんです。この先へ進むため、必ず勝ちます!」
 気合を入れて恐怖を抑え込み、相真は仲間と連携して攻撃タイミングを見計らう。
「流石の存在感だ。神が相手をして討伐されただけはある」
 ゼットは死を撒き散らす災害のような存在に負けじと気をしっかり保ち、一歩も引かずに龍の前に立つ。
「ならばこちらも死力を尽くして戦うとしよう……アクセス」
 パラドクス『ダイゼット』を発動すると、5m程の巨大な人型兵器が出現しゼットを中心に最大サイズで合体する。
「作戦開始だ」
 【トラップ生成】で煙幕を広げ巨体を隠しながら、龍に向かって接近する。
「ティエルノバスターの長さなら両断できるか?」
 機械大剣〈ティエルノバスター〉のギミックで刀身を最大まで伸ばし、首に向かって叩き込もうとする。
『ぐぅうおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!』
 だがその前にヤマタノオロチが咆え、衝撃波によって煙を晴らすと目の前の巨人ダイゼットへと視線を向けた。
『滅べ滅べ滅べ滅べ滅べ滅べ滅べ滅べ滅べぇええええ!!!!!!』
 ヤマタノオロチが強烈な殺意と共に口から激流を飛ばし、防ごうと身構えたダイゼットの左腕に直撃し、肩から先を吹き飛ばした。
「これが神と戦った大妖怪の力!」
 すぐにゼットは激流を避けるようにダイゼットを動かし、右手に持った機械大剣を一閃して首に叩き込む。だが片手を失いバランスが狂っている所為で一刀両断とはいかず、鱗を砕き肉を深く裂いたところで止まる。
『ぎぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!』
 ヤマタノオロチが悲鳴を上げ、その巨体をぶつけてダイゼットを押し倒し、機体がメキメキと音を立てて軋んだ。

「流石に一撃で首を落とすのは厳しそうだな。ペイント弾を撃ち込んで目印にしよう」
 運命は同じ個所を攻撃する必要があると、〈ロングレンジライフル〉を構えてペイント弾を発射し龍の首にゼットが傷を刻んだ場所に、鮮やかな塗料を塗りつけた。
「命中。目印を付けた。そこへ集中攻撃して最後の首を落そう」
 しっかりと塗料が付いたのを確認すると、すぐに仲間達へと連絡を入れる。
「ペイントの場所ね。それじゃあ行くわよー!」
 リディルが前線に飛び出し接近しようとするが、龍は暴れて巨体で周辺を押し潰しそれを拒む。
「それならまずは闘気を当てて動きをとめるわ!」
 手に集めた闘気を飛ばし、龍の首に当てて鱗を砕く。
『消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ!!!!!!』
 ヤマタノオロチが攻撃してくるリディルへと威圧し、息が――心臓が止まるような絶望を浴びせた。
「こんな絶望なんかに、負けないわよ!」
 リディルは闘志を全身に巡らせ、止まりそうになる鼓動を早めて絶望を振り払う。
「絶望は俺が復讐者になったときに味わった、味わった上で今ここに居る」
 強烈な絶望の余波を受けながらも人鳥は〈天魔のオーラ〉をワイヤー状にして、龍の身体に引っ掛けると、小回り利かせて死角から巨体を登り始める。
「それこそ今更過ぎるぜ……お前もそこに居るんだな、そこにあるんだな……だったら斬れるって事だろうが!!」
 どんな怪物だろうと斬ってみせると首に近付くと、龍が大きく暴れて振り落とされそうになる。
「この程度!」
 ワイヤーがブンブンと振り回され、人鳥は〈蒼氷晶剣【混乱】〉を龍の胴体に突き刺し、吹き飛ばされるのを堪えた。
「ハハッ。やっぱ巨大で強大だな。だがまぁ、そうじゃなきゃ張り合いがないってもんだ」
 先陣を切ってびしょ濡れになった松中・誠(ヤンキードラゴニアン・g03037)が飛んで舞い戻り、最後の一本となっても暴れ回る龍を見下ろす。
「ネメシス形態に移行できるな。ならば、巨体には巨体で対抗しよう。まぁ、ヤマタノオロチほど巨大にはなれないがな」
 ネメシス形態の大きなドラゴンとなって傷ついた身体を癒し、さらには力を湧き上がらせて宿敵に挑む。
『があああああああああああああああああ!!!!!!』
 ヤマタノオロチが誠の姿を見て本能で脅威と感じ、大きな顎から激流を放った。
「首が1本なら避けられる」
 誠は急旋回して激流の軌道から逸れる。それでも多少の水を浴びたが、吹き飛ばされずに済んだ。
「首が減っただけ確実に力は落ちてるようだな。なら後は最後の首を食いちぎるだけだ」
 牙を見せて誠は周囲を旋回しながら首元に食らいつく隙を狙う。
『消えろ消えろ消えろ消えろぉおおおおおおおおおおお!!!』
 ヤマタノオロチが大きく顎を開き、大量の水を放出して辺りを激流で薙ぎ払う。
「範囲攻撃が来る。退避を!」
 一早く気付いた運命が仲間に警告して、自らも回避行動に入る。
「少し勢いを弱めるか」
 誠が仲間達へと向かう激流の前に入り、竜の身体で受け止てその勢いを弱め仲間が回避する時間を稼いだ。
「必ず仕留めるわよ」
 姫恋は【飛翔】して空に飛び上がって波を躱し、【完全視界】で仲間の張った煙幕の中を見通し龍の頭部を見つける。龍は首に近付かせないように暴れ回り手が付けられなくなっていた。
「暴れていて手が付けられないなら、大人しくさせるだけよ」
 リボルバー〈Blumenkrone〉を構えてパラドクス『桜雨(サクラアメ)』を発動し、放たれた弾丸が無数の桜の花びらとなって雨のように降り注ぎ、龍の身体に穴を開けていった。鱗を砕いて肉を穿つ。だがその程度の傷はすぐに癒えてしまう。
『がぅううおおおおおおおおおおおおお!!!!』
 ヤマタノオロチはそのチクチクした攻撃に苛立ち、姫恋に向けて偽剣天羽々斬を飛ばした。
「狙いが甘いわよ」
 煙幕から飛び出してくる偽剣を姫恋は避ける。だが近くを通り過ぎただけで衝撃波が迸り体が煽られ攻撃の手が止まった。
『死ね死ね死ね死ねぇええええ!!!!!』
 ぽっかりと煙に穴が開き、そこからヤマタノオロチが姫恋を視界に捉え襲い掛かる。
「少しでも長く引きつけるから、その間が攻撃のチャンスよ」
 姫恋は【パラドクス通信】で伝えながら回避行動を取り、花びらを撃ち放って牽制して囮となって引き付ける。
「敵の動きを妨害します!」
 相真がパラドクス『セレクトトリガー:電撃弾モード(セレクトトリガー・スパークショットモード)』を発動し、大型拳銃〈複合兵装:セレクトトリガー〉の弾丸生成機構により電撃弾を生成して引金を引く。雷光と共に放たれた電撃弾が龍の右目に当たり、起爆して強烈な電撃を放った。
『ぎぃやあああああああああああああっ!!!』
 眩い輝きと痛みでヤマタノオロチの目が眩み仰け反って動きが止まった。だが左目で睨みつけると、相真に向けて偽剣天羽々斬を放つ。
「シールドドローン展開!」
 すぐに相真は〈機装:シールドドローン〉を飛ばして迫る剣を受け止める。だが容易くシールドドローンは貫かれその刃は相真の元に届く。
「防ぎ切れないなら躱すしかない!」
 咄嗟に相真が身を捻ると、剣が身体を掠めて飛んでいく。だが直撃派避けたものの、剣が通り過ぎて発した衝撃波によって体が宙に放り出された。
「仲間たちの攻撃を無駄にするわけにはいかないからね! さぁ、ヤマタノオロチ。私の銃弾の雨から逃れてみなさいよ」
 姫恋は頭上から桜の花びらの雨を降らせ、ヤマタノオロチの視界を美しい桜の舞で塞いだ。

「尾に何か隠されてるかしら」
 仲間が激しく頭と戦っている間に、【光学迷彩】で姿を消した宝心・ライラ(ミス・ハッピーエンド・g01071)は頭以外の場所にも注目して、敵の注意が仲間に向いている隙に背後から巨大な尾に向かう。
「八雲立つ……出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を――」
 パラドクス『レジェンダリースマイト』を発動し口ずさむのは、嘗てかの蛇を討ち取った英雄の歌。その歌通りの英雄の力と剛毅さを纏い、柄がバンジョー型の剣〈ハイファイブ〉で尾を切り裂く。
「尻尾か、相手の注意を分散させるのに有効そうだ」
 続けて隠れながら運命はパラドクス『ミラージュショット』を使い、ライフルから尻尾の傷口に向けて銃弾を撃ち込んだ。
 不意打ちによる連携攻撃で鱗が破れ大きな尾の先端が割れる。
「お願い出てきて! 皆をハッピーエンドに導く力! 三種の神器の1つ、草薙の剣!」
 その尾に向かって呼び掛ける。だが返答は龍の口から放たれた。
『殺す殺す殺す殺す殺す!!! ぐぅうううがあああああああああああああ!!!!!!!!』
 すぐさま切られた尾の傷が塞がり、尻尾を鞭のように振り抜くと剣で防ごうとするライラを吹き飛ばす。
「っ! 残念ね……何かあると思ったのだけれど。でも、注意は逸らせたわ」
 大地に剣を突き立てて止まり、体勢を立て直したライラはすぐに意識を切り替え、仲間の助けとなるべく再度の斬撃を尾に放って龍の注意を後方に向けさせた。
「こちらに意識が向いた……だが俺の居場所も見つかっようだ」
 飛んで来た偽剣を運命が身を投げ出し地面を転がって躱し仲間に呼びかける。
「今こそ首を落す絶好のチャンスだ」
 その通信を受けたディアボロス達が一斉に攻撃を仕掛ける!

「右目が再生する前に、左目も潰します!」
 宙に飛ばされた相真は【飛翔】して立て直し、銃口を向けて電撃弾を左目に撃ち込み、激しいスパークを起こして視界を潰す。
『ぎぃいいいいいいいいいああああああ!!!!』
 両目を潰され視界を塞がれたヤマタノオロチがブンブンッと首を振り、目が治るまでの少しの間暴れて近づかせまいとする。
「いくわよ、人鳥さん!」
「ああ、この機を逃すものか。仕掛けるぞ!」
 リディルが【飛翔】して首の目印に場所に接近し、人鳥はワイヤーを使って跳躍してパラドクス『破邪光翼剣(ハジャコウヨクケン)』を発動し、魔力光線で首の目印を貫く。
「リディーール!!」
 そして人鳥はタイミングを合わせる為に名を呼びながら目印に向けて完全切断の権能を付与した氷晶剣を振り抜いた。
「これで決めるわよ!」
 同時にリディルが反対側からパラドクス『メテオドライヴ』を発動し、大きな両手斧〈エンタープライズ〉をフルスイングで叩き込む。刃が深々と食い込み肉を裂き、両側からの斬撃が中央に達する。
『ぐぅ、ぐがあああああああああああああ!!!!』
 だがヤマタノオロチは何とか肉を再生して繋ぎ、骨が断たれないように命を繋ぐ。
「その首を……食いちぎる」
 機を逃さず激流に叩き落とされていた誠がパラドクス『たったそれだけの物語(ストーリーテラー)』を発動し、ヤマタノオロチの首元へと一瞬にして飛び、切断されかけの首に食らいつき肉と骨を噛み千切った。
『あ、ぁああぁぎぃあああああああああああああああああああ!!!! 死ね……死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇええええええええええええええええ……!!!!!!!!』
 最後の首も断たれ絶望の声を上げたヤマタノオロチは、道連れにしようと首が落ちながら大きく口を開き、誠の頭上から襲い掛かる。
「俺達は絶望には屈しない」
 ゼットは壊れかけのダイゼットの右手を伸ばし、機械大剣を龍の大きく開いた口に突き入れた。
『ぁがあああああああああああああああああああああっ!!!!』
 ヤマタノオロチの首はビクビクと痙攣し、やがて動かなくなって胴体も力を失い地に落ちた。
「終わったか……俺の――いや、俺達の勝利だ」
 因縁が消えたと感じた誠が真っ赤に染めた口で勝利を宣言する。
「……倒せたね。みんなお疲れさま」
 完全にヤマタノオロチが沈黙したのを確認して運命が通信で仲間達に呼びかけると、決戦を援護していた皆も一斉に歓声を上げる。
 ディアボロス達はヤマタノオロチ軍団の首領を見事討ち取り、戦場に勝利の雄叫びが広がった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【完全視界】がLV3になった!
【避難勧告】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【書物解読】がLV2になった!
【パラドクス通信】がLV4になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年06月04日
宿敵 『大妖怪ヤマタノオロチ』を撃破!