リプレイ
伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び、ア・ンデレは「アンデレ」)
(「宿敵主の望む通りに事を運ぶ」を最優先目標に
宿敵主とは旅団仲間。つかみどころはないが、嫌いではない)
なんだかよくわからないまま招かれた
…食事会?ボコし合いじゃなくてか?
…いや、まあ、今は俺、本調子じゃねえし(重傷中)…喧嘩は厳しいんで、構わねえが
飯食えば怪我も治るだろ、多分(食べる量は成人男性としては普通~多め程度)
避難民を装い、食事しながら辺りの様子を窺う
必要に応じ【パラドクス通信】を借りて、仲間と連携・情報共有し、それとなく一般人を避難誘導
出された食物は安全そうなものから避難民に渡し、満腹になった者はその場から逃がす
危険そうな物は周囲の避難民の分も自分で取って食べる
あまりにも危険そうな物は食べた振りをしてこっそり【アイテムポケット】にしまい込む(見咎められないように注意、無理そうなら避ける)
アンデレとリンドラゴの様子は眺めるが、邪魔しないように…して…って、おい、なんで来る。押し込むなっての。ちゃんと食う、食ってるって
アオイ・ダイアログ
アンデレちゃんの姉妹らしい独特な感性の持ち主のようですねぇ
あるいはこちらがオリジナルなんでしょうか?
適度に食事をしつつ歩き回って、体調不良で食べられないという人が出ないように【活性治癒】で避難民の方々を回復しておきましょう
人が食べられるのは勘弁ですし、口実を与える訳にはいきませんからね
それとなく、満足したらあっちの方に行くといいですよって避難を促してる皆さんの方へ誘導していきます
【パラドクス通信】で連携しつつ、敵兵が避難しようとしてる人に近づこうとしたらこちらから話しかけて妨害しますね
正直、私も小食側なのでペース配分はかなり気を付けないといけないのですが……
こんな食事会、普通ならわーいって楽しく頂けるんですけどねぇ
飲み物片手にちまちま食べて食事してますアピールでもしておきます
あ、私はプロポーション維持のためにもあんまりお腹いっぱい食べる訳には……待って、これも言っちゃダメなやつですかね?
こ、断れないのつらい……これがメシハラ……!?
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
下の名前呼び捨て
アンデレの妹かぁ……
アンデレにそっくりな見た目とは聞いたことあるわね
とりあえず最初は食事会らしいからお食事を楽しみましょうか。最初は怪しまれないように溶け込んでそれとなく情報を集めましょうかね。
【PD通信】を活用しながら必要に応じて仲間たちとの情報共有も欠かさないでおこうかしら
避難誘導は他の人達に任せて私はインデレが怒って一般人に手を出さないように対応させてもあうかしら?
さて、一般人の避難がある程度終わったら頃合いを見てもう少し奥の方まで探れたらいいのだけどね……
●
「アンデレの妹かぁ……」
桜・姫恋(苺姫・g03043)は口元に指を当てに友人の顔を思い描きながら歩いていた。
「アンデレちゃんの姉妹らしい独特な感性の持ち主のようですねぇ」
対照的にアオイ・ダイアログ(世界傅かす言の葉の女王・g02687)は目を閉じながら歩いている。顔を思い描くのは同じでも、空間把握能力の差か脳内にお持ち帰りして処理する能力の差かもしれない。
「あるいはこちらがオリジナルなんでしょうか?」
「アンデレにそっくりな見た目とは聞いたことあるわね。とりあえず最初は食事会らしいからお食事を楽しみましょうか」
アオイの言葉に姫恋は首を傾げた。ディアボロスとクロノヴェーダの認識は相互に妖しい。しかも気にしないタイプなので確認しようも無い。
「……食事会? ボコし合いじゃなくてか?」
「そうよ。最後までそうとは思えないけどね」
伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)が眉をピクリと動かすと姫恋は他愛なげに答えた。どうせ最後は戦いになるのだが、その前にすることがあるというわけだ。
「最初は怪しまれないように溶け込んでそれとなく情報を集めましょうかね」
そう言って姫恋はクルンとショルダーバックを回転させると、中からパラドクス通信機を取り出した。とりあえずこれだけあれば秘密の会話には困らないだろう。
「……いや、まあ、今は俺、本調子じゃねえし……喧嘩は厳しいんで、構わねえが」
「ああ。そう言えば重傷中だとか。ナンマイダブです。適度に食事をしつつ歩き回って、体調不良で食べられないという人が出ないように【活性治癒】で避難民の方々を回復しておくつもりなので……って、ディアボロスには効きませんか」
逸の傷度合いをみながらアオイは『ヒャー』っと首をすくめてみせた。コスプレをたしなむ彼女にとって、『もしあんな感じの傷を負ったら大変だなあ』と我が身を顧みる。傷を受けるのは嫌だし、衣装を血で汚すのも勘弁である。
「飯食えば怪我も治るだろ、多分」
(「あの年代の男性、そして重傷。ミートボールとパスタでしょうか。それともビフテキとワイン……」)
逸が多少不自由にしながら体を動かすと、アオイはアニメで見た表現を思い出したという。
やがて登場したのはインデレちゃんとコミカルな大根兵士。
そして彼女ら(?)に付き従う悪魔派一般人と、案内される難民たちである。
『みなさん! 今日はいっぱいいっぱい喰らいましょうね』
「わあっ。スイカの東京タワーだ。おいしそう!」
「お菓子で出来た家もあるよ! たべてみたーい」
インデレちゃんたちが持って来たのは食料で造られたアートです。
無理して形造ったのではなく、大雑把だけど判り易いお食事アート。
「そういやあチョコレートでつくったビルを思い出すぜ」
「あったわね、そんなの」
逸が所在なさげに呟くと、姫恋は何かを思い出すように笑った。
そして大人向けの食材を探して少し歩くことにする。
「あっちでもその話をされてますね。何を苦労したとか、気にしてないから忘れたとかかな?」
「はっ。そう言う事もあるだろうよ。っとこりゃあ魚肉のソーセージじゃねえか。懐かしいな、おい」
アオイが伝言代わりに仲間達の話を告げると、逸は掴みどころのない仲間に笑みを送りつつ、だいぶ前に腹に詰め込んだことのある懐かしの魚肉ソーセージを手に取った。
「ある種の代用食品じゃあるんだが、これはこれで腹を満たしてくれるんだよな。少しオモチカエリしとくか」
逸はそう言って難民の為に栄養価のある魚肉ソーセージを保存容器に入れた。その内の一本を口にして懐かしそうに、それでいてマズそうに食べていく。
「そんなものなのですねえ。正直、私も小食側なのでペース配分はかなり気を付けないといけないのですが……ちょっとお菓子の家は憧れます。ふむふむ、壁はウエハースで池はミントチョコレートのクリームですか。時代的に機材は無いでしょうが、フォンデュにしたいですね」
アオイは腹の辺りをみながら指でつまんでみた。
普段ならばワーイと言って楽しく欲しい物だけつまんで、後は笑って過ごすものだ。飲み物片手に食事してますアピールしながら巡るのであった。
「お、おまえさんもお相伴か? そいつを食ったら向こうに行きな。スペアリブを食うのはいいが、お前さんがスペアリブになっちまうからな」
そこにあったのは大きな骨付き肉で造られたマンモスだった。これには一緒に避難して来たワコンタンも大喜び。逸は骨付き肉にかぶりつきつつ、足元で同じようにかぶりついているワンコタンを眺め、倫理的にヤバイ食べ物を隔離することにしたのだ。インデレちゃんと仲間が見せた、輝くような笑顔が忘れられない。『あ、放置するとこのワンコも食材だ』と仲間一同は冷静に悟ったのである。
「あら。こっちは素敵な形のハムね。お取り寄せグルメ? そう、じゃあ私も帰ったら注文しようかしら」
姫恋が見つけたのは桜の形をしたハムだった。
切っても切っても桜の形、金太郎飴と違って全部ハムである。
「もう少し食べたら誘導して、私たちだけで奥の方にいけたらいいのだけどね。あ、これ、はい」
「人が食べられるのは勘弁ですし、口実を与える訳にはいきませんからね。あ、私はプロポーション維持のためにもあんまりお腹いっぱい食べる訳には……待って、これも言っちゃダメなやつですかね? こ、断れないのつらい……これがメシハラ……!?」
姫恋は興味のままにカットした桜型のハムをアオイに渡した。
切るだけ切って食べないのは駄目だろう。そしうて彼女が反対を向いて逸に助けを求め様とした時……そこには地獄が待っていたのである。
「さて、二人の仲を邪魔しないように……して……って、おい、なんで来る。押し込むなっての。ちゃんと食う、食ってるって」
逸は宿敵主とその恋人である少女のやり取りを見ながら、デスソースの肉(何の肉かは不明)をアイテムポケットにナイナイしていた。だがその姿を見つかって、激辛ソースの肉を頬張ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
ア・ンデレ
友達と一緒にインデレちゃんの開催する食事会に参加します。
ディアボロスであることは自ら進んで名乗ったりはしませんが、特に隠したりはしません。
避難誘導については友達に依頼しているので基本的にそちらにお任せします。
近くで一般人が被害に遭おうとしている場合はもちろん止めます。
インデレちゃん、クロノヴェーダになっても、こんなにたくさんの友達ができたのですね。
姉としてとても嬉しいです。
食事会で出されたものは基本的に何でも食べます。
たくさん食べます。
友達にもたくさん食べることを勧めます。
そしてそれぞれの口に食べ物をぐいぐいと詰め込んでいきます。
リューロボロスさん、お口が空いていますよ。(ぐいぐい)
ミルルさん、たくさん食べないと大きくなれませんよ。(ぐいぐい)
シアンさん、もう少し食べられますか。(ぐいぐい)
初名さん、もう少し太った方が可愛いですよ。(ぐいぐい)
逸さん、健康は食からですよ。(ぐいぐい)
人や悪魔の肉が出てきたら流石に食べ物を詰め込むのをやめます。
途中でインデレと目が合ったら笑顔で挨拶します。
シアン・キャンベル
まさか、招待されるとは想定外だ。されど、折角の招待なのだ。これを無視できるほど私は狂気ではない。或いは、私は最初から正気なのではなかろうか。楽しみだな、食事会。
アンデレちゃんと一緒
一般人の避難を忘れない
必要そうなら一般人に友達催眠、インデレちゃんの意識が復讐者側に向いている間に逃げてもらう
友達――確かに。私と貴様は友達なのだ。鬼よ。貴様の縁とやら、私も首を突っ込むとする。雛みたいなものか。
しかし、首を突っ込むと謂うものは物理的な話ではないのだよ。いや、言の葉を用意しておく事こそが物理的な戯れなのかもしれない。ところで貴様、いあ、貴様等。私に対して何を振る舞うと謂うのか。因みに私は何を出されても食事はする。嗚呼、しかし、知っているとは思うのだが……私はこれでも少食なので……オムッ……モグッ……???
それはもう容赦なく詰め込まれる。ハムスターみたいにされる。されるがまま。
好き嫌いは良くないからね。カフェイン入りだったりアルコール入りだった場合は出ちゃうかも。何がとは言わない。
おめめぐるぐる。
リューロボロス・リンドラゴ
アンデレ同様、避難誘導は頼れる者達に任せるよ。友達いっぱいだからの、こやつ。
……我、今回はアンデレの傍にずっといてやりたいのでな。
インデレ、か。
(妹の中でも一番良くアンデレが口にしておった名前だが……。
アンデレ曰く、かつてのインデレはアンデレよりもすごかったという。
曰く、常識知らずで、無鉄砲で、型破りで。
そういった所をアンデレも真似したりしたが。
一つ、真似なかったのは。敵を、敵と思わぬ所。
インデレは、自分がどれだけ相手を敵と思わずとも、相手に敵と思われてるなら、敵となってしまうということを分かっていなかった。
無敵に思えたインデレも、無敵ではなかった。
それを知ったから、アンデレは。
倒すと決めたなら倒す。
それがたとえ、妹であろうとも……)
うむ。ところで、だ。
アンデレ、インデレ以前に我らを全滅させそうなのは気の所為か!?
(もごもご。まあこの料理の減りっぷりなら避難民が逃されたのもすぐには気付かれないやもだが!?)
く、アンデレ、あーん、だ、あーん!
こっちからも食べさせて何とか減速……せぬな!
天瀬・初名
わーい!美味しそうなのいっぱい!!
ごちそういっぱい食べたウチはもはやごちそういなちゃんと言っても過言ではないのです!
あ、ちょっと待ってアンデレちゃん美味しそうだからって味見とか言ってかじるの禁止ーッ!
漂流とかしたらまた戻ってくるの大変でしょっ!?
え?食べるのはウチの方?
ちょま、んがむぐむぐふぉあああぁぁ!!!!!(騒ぎながらもしっかり飲み込みます、これが鬼人のパワーの秘訣だ!(個人差がございます))
ちょ、ウチの乙女がぴんちだったでしょ!??それでもウチは可愛いけど!(腹たぷん)
見た目だけならアンデレちゃんみたいに美人さんなのに薄ら寒さ感じるんですよねこのコ……みんなで喰らってあげないと!
変なもの食べさせられそうになってたり危ない雰囲気になってる子は波風立てないように話しかけたり偶然を装って仲間の多い安全そうな方に避難誘導します。
意表を突くためならコントだってソロリサイタルだってしますよっ!
ミルル・ドラゴノーツ
【アンデレと一緒に出撃】
アンデレとの関係性は仲の良い友達じゃ!
(「アンデレのやつに、食事会と呼ばれて来たが、あれは普通に敵ではないかの?しかもアンデレ殿曰く妹とか……よく見ると、魔王軍(我の旅団のショップに並んでいる)も使っている大根兵も……いや、我の憶測で皆を混乱させてはならぬのじゃ……!ここはひとまず……」)
「いただきます!」
ということで、素直に食事をし始めるかの。敵と言うことは気付いているので、トイレに案内するふりをしたりして、避難誘導するのじゃ。
アンデレが食べ物を無理矢理詰め込んでくれば、食べるのから逃れる言い訳をしたり、逃げようとしたりするものの、最終的に無理矢理詰め込まれることにしようかの。
「最初は」まともな料理とあるが、異世界出身ゆえ、ここいらではゲテモノでも、魔物料理、ファンタジー料理くらいは食べ慣れてるのじゃ。逆に人が食べ慣れてるものは食べたことがなかったりするのじゃ。好物はケンタウロスの肉、苦手なものは炭酸系のしゅわっとするもの(毒を飲まされた時を思い出すため)じゃ!
●
やがて登場したのはインデレちゃんとコミカルな大根兵士。
そして彼女ら(?)に付き従う悪魔派一般人と、案内される難民たちである。
『みなさん! 今日はいっぱいいっぱい喰らいましょうね』
「わあっ。スイカの東京タワーだ。おいしそう!」
「お菓子で出来た家もあるよ! たべてみたーい」
インデレちゃんたちが持って来たのは食料で造られたアートです。
無理して形造ったのではなく、大雑把だけど判り易いお食事アート。
「わーい! 美味しそうなのいっぱい!! チョコーレートのビルを思い出すねっ」
「ビル? 町じゃなかったでしたっけ? でも、なつかしいですね。またやりましょう」
天瀬・初名(カオス処方箋・g00765)とア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)はお姉さんらしく我慢した。子供たちが群がるのを見て、蹴散らしながら突撃するほどに餓えてはいない。
(「アンデレのやつに、食事会と呼ばれて来たが、あれは普通に敵ではないかの? しかもアンデレ殿曰く妹とか……よく見ると、魔王軍(我の旅団のショップに並んでいる)も使っている大根兵も……いや、我の憶測で皆を混乱させてはならぬのじゃ……! ここはひとまず……」)
ミルル・ドラゴノーツ(魔王軍四天王「知将のミルル」・g08848)という名前の常識人は黙っていた。沈黙は金、その事は知っている。だから彼女の自称は知将なのである。
「そういえば、誘導の方は良いのか?」
「……我、今回はアンデレの傍にずっといてやりたいのでな。既に、ほれ」
ミルルがリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)に声をかけると、小さく笑って自分達から離れていく大人を眺めた。招待客の一人だが、気を使って誘導のために声をかけた仲間と共に行動を開始したらしい。
(「インデレ、か。妹の中でも一番良くアンデレが口にしておった名前だが……」)
リューロボロスは頼れる仲間に避難誘導を任せて、アンデレの周囲で眺めていた。もちろんそれらしく、食事を口にはしている。
(「アンデレ曰く、かつてのインデレはアンデレよりもすごかったという。曰く、常識知らずで、無鉄砲で、型破りで……。そういった所をアンデレも真似したりしたが。一つ、真似なかったのは。敵を、敵と思わぬ所」)
リューロボロスは過去にアンデレから聞いた話を思い出しつつ、視線を誘導する様に動いた。今はまだ早いだろう。子供たちが食事を終え、そしてアンデレがもう少し姉妹との時間を過ごしてからでも良いと思居ったのだ。だから彼女は傍にいる。
(「インデレは、自分がどれだけ相手を敵と思わずとも、相手に敵と思われてるなら、敵となってしまうということを分かっていなかった。無敵に思えたインデレも、無敵ではなかった。それを知ったから、アンデレは……」)
リューロボロスは過去に聞いた話を元に、その性格をかみ砕いて行く。
そして過去のアンデレはそれを止めることが出来ず、だからこそ今こそ果たす時だと決めているのだろう。それが例え妹であっても。そしてリューロボロスはその決断はまだ早いと思って、少しでもこの食事会が長引いてくれることを祈って介入することにした。
「ど、どうするのじゃ?」
「まさか、招待されるとは想定外だ。されど、折角の招待なのだ。これを無視できるほど私は狂気ではない。或いは、私は最初から正気なのではなかろうか。楽しみだな、食事会」
それはそれとして、テンパっていたミルルは相談する相手としてシアン・キャンベル(蠅・g01143)に話しかけてしまった。思えばこれほど相談に相応しくない相手はいない。何しろシアンは自分の正気と狂気を疑っているからだ。思えばミルルはこの時点で詰んでいたのだろう。
「仕方あるまい、此処で退くのは魔王軍の名が廃るという物。いただきます!」
しょうがないのでミルルは無数のソーセージに食らいついて行った。
魚肉ソーセージは問題ない。美味しいとは思わないがまあ、分かる。
続いて桜の形をしたお土産ハムは何だろうか? きっと豚だろうと信じておく。
(「確か『最初は』まともな料理とあるが……。異世界出身ゆえ、ここいらではゲテモノでも、魔物料理、ファンタジー料理くらいは食べ慣れてるのじゃ。逆に人が食べ慣れてるものは食べたことがなかったりするのじゃが……豚じゃよな? これ。そしてこっちの骨付き肉は何じゃろうか。ケンタウルスではないようじゃが。む……? あれは……犬か?」)
ミルルは何かの肉で出来たマンモス肉のスペアリブに手をして、その骨付き肉が豚か牛か悩んだ。
そう思って居た時、トコトコと歩いていた犬を確認する。誰かと一緒に避難して来たらしい。
「インデレちゃん、クロノヴェーダになっても、こんなにたくさんの友達ができたのですね。姉としてとても嬉しいです」
「友達――確かに。私と貴様は友達なのだ。鬼よ。貴様の縁とやら、私も首を突っ込むとする。雛みたいなものか」
その時、アンデレは悪魔派の一般人や難民たち、そしてワンコタンを見ていた。その輝くような笑顔をシアンは忘れまい。
「しかし、首を突っ込むと謂うものは物理的な話ではないのだよ。いや、言の葉を用意しておく事こそが物理的な戯れなのかもしれない。先に言っておくが、この四つ足の雛を喰らう気はないぞ」
このまま行ったワンコタンも食材になるんじゃないかな? という事をシアンをはじめとした仲間達は痛感する。アンデレちゃんの笑顔を見て、仲間たちが口に出すか迷ったところでシアンだけは冷静に判断した。ここで口に出して気まずい思いをするのはどうかなーとか皆が思う中で、迷うよりも先に行動したのである(だって国によっては食べるし、逆に不潔な動物扱いするしね)。
「そうか。間違わぬようにトイレに連れて行っておこう。しーっとっととじゃ」
その発言が飛び出て場が止り掛けたところで、ミルルは素早くワンコタンを連れてトイレへと駆け込んだ。ちなみに、しーとととは、方言によって『知っている』でもあり『さっさと、おしっこしろ』でもある不思議な言葉であった。
「今度はお鍋ですよ! モツ鍋にフカヒレ入れ海鮮鍋! お肌がプルプルモチモチ! これだけのごちそういっぱい食べたウチはもはやごちそういなちゃんと言っても過言ではないのです!」
その発言をカバーしようと初名はことさらに明るく振舞った(なお天然)。
醤油トンコツスープで唐辛子がピリリと引き締め、野菜もたっぷりのモツ鍋を食べまくった。
「あ、ちょっと待ってアンデレちゃん美味しそうだからって味見とか言ってかじるの禁止ーッ! 漂流とかしたらまた戻ってくるの大変でしょっ!?」
「何を言っているのですか? 初名さん、もう少し太った方が可愛いですよ」
初名はアンデレちゃんが輝くような笑顔で急接近して来る事実を理解した。だが、気がつけばフカヒレ入りの海鮮鍋を片手に、ワンコタンならぬワンコ蕎麦状態でお椀に食材を入れて来るではないか。
「え? 食べるのはウチの方? ちょま、んがむぐむぐふぉあああぁぁ!!!!!」
初名は我慢した。思いっきり我慢した。
海鮮鍋って熱くないね、それだけが幸せだね。とタコもイカもエビも思いっきり詰め込んだのだ。
「ちょ、ウチの乙女がぴんちだったでしょ!?? それでもウチは可愛いけど!」
「コラーゲンタップリなので問題無いですね。ところでミルルさん、たくさん食べないと大きくなれませんよ」
初名がお腹をたぷんとさせて可愛く抗議すると、アンデレちゃんはどこ吹く風。海鮮鍋を持って他の仲間の所へ行った。魔王軍に対してデビルフィーッシュ!?
「シアンさん、もう少し食べられますか。これを空けないと、次の肉が食べられないのです」
「ところで貴様、いあ、貴様等。私に対して何を振る舞うと謂うのか。因みに私は何を出されても食事はする。嗚呼、しかし、知っているとは思うのだが……私はこれでも少食なので……オムッ……モグッ……???」
アンデレが鍋を振舞いながら肉を構えると、シアンは海鮮鍋の残りを片付ける段階で口はハムスターの様に、おめ目はグルグルさせた。好き嫌いはいけないから食べ続けるが、そこで食べ終わって良かったかもしれない。次はダチョウ肉のカルパッチョだかタタキだからね。得体のしれない料理を食べてはならない。
「リューロボロスさん、お口が空いていますよ。マンガ肉です、マンガ肉!」
「うむ。ところで、だ。アンデレ、インデレ以前に我らを全滅させそうなのは気の所為か!?」
アンデレがグルグル巻きの肉を持って来ると、リューロボロスはモグモグすることにした。
「く、アンデレ、あーん、だ、あーん! こっちからも食べさせて何とか減速……せぬな!」
「いただきますね! 漫画肉とは夢のようです! 逸さん、健康は食からですよ」
リューロボロスが反撃としてマンガ肉を二刀流、二本のマンガ肉をアンデレの口の中に放り込む。だがアンデレは余裕しゃくしゃく、バツが悪そうに離れようとした別の仲間を捕まえて、彼が隠そうとしたデスソースの肉を頬張らせるのであった。
「おや。アンデレちゃん。喰らって居ますか?」
「もちろん! インデレちゃんも喰らってますね!」
やがてインデレちゃんが気がついて微笑むと、アンデレちゃんも微笑み返した。というか、これだけの騒ぎを起こして気がつかれない方がおかしいだろう。
(「見た目だけならアンデレちゃんみたいに美人さんなのに薄ら寒さ感じるんですよねこのコ……みんなで喰らってあげないと! でも、その前に避難誘導を終わらせないとね!」)
その様子を見ていた初名は戦いの時が近い事を確認しつつ、避難誘導担当の仲間達にウルトラ……じゃなくてハンドサインを送るのであった。必要だったらソロリサイタルだってしちゃうもんね!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV2が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
レイ・シャルダン
CCTSから参加です。
アドリブ連携歓迎
避難民への支援は素晴らしい事ですがその人達まで食べるというのは…
文化の違いか、悪魔だからか、その思考や行動を理解するのは…、
ア・ンデレさんの妹さんと思わず別の存在なのだと割り切りましょう。
善意でやっている所含めて何かイデアロゴスみを感じます。
避難民達もお腹を満たしたいでしょう
序盤はまともな食事会だと聞いておりますので
ボク達も料理をお皿に取り歓談しつつ周囲に気を配ります。
ボク達までお腹いっぱいになる必要は無いですからね。
味見程度に色々な種類をちょこんと盛っていきましょう。
これ、美味しかったですよ?一口如何です?
機を見て【パラドクス通信】を使用し、連携して避難誘導を行います。
お箸が止まっている人に近づいて避難を呼びかけ
少しずつインデレさんの周りから一般人が居なくなるように動きます。
悪魔の肉片とやらが出て来る前に避難完了出来れば最良です。
食事を断る役はボク達ディアボロスが担当します。
まだ人が残っていた場合は【避難勧告】を発動して一般人を退出させましょう。
三間・勲
CCTSから参加します
(アドリブ等歓迎)
一般人の皆さんのお腹が程々に満たされるだけなら、悪い事では無いのですけれど…
見境なく『喰らう』と言えばアルタン・ウルクも思い起こされるかもしれません
なるべく違和感の無さそうな私服姿で、CCTSの仲間と共に避難誘導の為に潜入です
ご相伴にあずかりつつ周囲を観察します
クロノヴェーダがどんなお食事を振る舞うのか、個人的に興味はあります
良さそうなものがあれば宿舎のカフェの新メニューの参考とさせてもらうのは…駄目でしょうか
仲間と離れている間は怪しまれない程度に【パラドクス通信】も用いて情報共有を
お年を召した方や小さなお子さんなど、緊急時に咄嗟に動くのが難しそうな方が居れば、対応の優先度を上げて気を付けます
【友達催眠】の力も借り、一声かけて誘導しやすい下地を整えましょう
ある程度満足そうな方には休憩を勧めるなど、戦闘に巻き込まない範囲への移動を促します
クロノヴェーダと一般人の接触を極力減らす為に、間に入るように立ち回りながら遠ざけていきます
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
CCTSから参加
連携アドリブ歓迎
アンデレさんの妹御……エルドラードで姿を見たと聞いていたな
仲間とPD通信で連絡を取り合い、必要な事は手分けしよう
食事会に参加しつつ、避難誘導に当たる
まともな食事のあいだは手を付け、場を持たせようか
インデレさんが、特に避難民へ腹を立てる事のないよう気を配り
場をみつつ、世間話なりで、注意が避難民達へ向かわないように
隙あらば避難民達にさりげなく声かけ、避難を促す
飢えた避難民に、ただちに避難せよというのも何だし
中には食卓から離れたがらない者もいるかもしれない
念のため【口福の伝道者】で持ち帰り用に包んだものを食べて増やし、避難時に土産にと持たせよう
食事風景がどこか奇妙な事に気付いた者へ声をかけ促し
そこから、顔見知りや避難民の間で伝言を回してもらおう
機を見て静かに退出を
手を貸した方が良い方は送っていこう
インデレさんに問われれば、彼らはもう、お腹いっぱいで満足のようだと礼を伝えよう
避難民が食事を直接断ることがないように会話を引き継ぎ
穏便に避難頂こう
あっちも楽しそうだな!
ノイン・クリーガー
CCTSから参加
アンデレの妹、インデレだったか。
色々と分別がつかんようだが、生来のものかね⋯⋯
しかしまずは避難民をなんとかしてこの場から逃さなきゃならんわけだが、
単刀直入に「逃げろ」と騒ぐわけにもいかんしな。どうしたもんかね⋯⋯
とりあえず自分も避難民を装い食事会とやらに参加する。リュックに色々と詰めて行こうか。
そして【友達催眠】を使いながら避難民と接してみようか。
リュックに入れてきた水やら食料やらを分け与えるついでにメモを渡す。
メモの内容はこの食事会の真相とできるだけ静かに離席するフリをしてこの場から去ること。
老人や子供連れなど、脚の遅い者から優先的に声を掛けていこうか。
現地では【パラドクス通信】も借りて仲間と連携しながら効率よく進めていこう。
●
これは少し前の事。避難誘導のために集まった専用チームが居た。
彼らは傭兵部隊であり、この時の為に呼ばれたのかもしれない。
「アンデレの妹、インデレだったか。色々と分別がつかんようだが、生来のものかね……」
「天然じゃないかな。アンデレさんの妹御……エルドラードで姿を見たと聞いていたな。いや……二人居るのだったか」
ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が今更のように聞いて来たので、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は至極真面目に答えた。こう言っては何だが、アレを教育の賜物とは言いたくない(なお姉妹はもっと多く、性格はよく似ているという)。
「避難民への支援は素晴らしい事ですがその人達まで食べるというのは……」
「一般人の皆さんのお腹が程々に満たされるだけなら、悪い事では無いのですけれど……。見境なく『喰らう』と言えばアルタン・ウルクも思い起こされるかもしれません」
レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は正確についてノーコメント、理解を越えていると言った。対して三間・勲(漁火・g10186)の方はアルタン・ウルクを例に出した。これは戦闘経験の差であり、どれだけアルタンと関わって居るかにもよる。
「文化の違いか、悪魔だからか、その思考や行動を理解するのは……。ア・ンデレさんの妹さんと思わず別の存在なのだと割り切りましょう。善意でやっている所含めて何かイデアロゴスみを感じますよ」
レイは絶滅人類史の話が出てきたところで復帰したこともあり、印象的にはイデアロゴスの方が強い。何もかも善意で行動し、その善意が間違っているとも思わず押し付けていく。そしてズレた行動で反感を買っているとは思っても居ない。そんなところに類似性を感じたのである。
「それよりも……だ。単刀直入に『逃げろ』と騒ぐわけにもいかんしな。どうしたもんかね……」
「少しずつインデレさんの周りから一般人が居なくなるように動きましょう。思い悩むよりも行動あるべきですが、重要なのはそのタイミングですね。避難民達もお腹を満たしたいでしょうし、序盤はまともな食事会だと聞いておりますので」
ノインはとうとう顔合わせをした姉妹に目を向け、レイは出来る限り行動して行こうと提案した。問題なのは避難民にとって、空腹を満たすのは良い事なのだ。
「そうだな。まともな食事のあいだは手を付け、場を持たせようか。インデレさんが、特に避難民へ腹を立てる事のないよう気を配り、場をみつつ、世間話なりで、注意が避難民達へ向かわないように時間を稼ぐ。その裏で徐々に遠ざけて行こう」
エトヴァはその意見に頷きつつ、まともな食事会の間だけでも時間稼ぎを行おうと言った。飢えている者に、ただちに立ち去れと言うのも酷な気がしたのもある。
「一応【口福の伝道者】も持ってきている。お土産を用意する事も出来るよ」
「では実行時には、お年を召した方や小さなお子さんなど、緊急時に咄嗟に動くのが難しそうな方が居れば、対応の優先度を上げて気を付けましょう。【友達催眠】の力も借りれば、信用してもらえると思います」
エトヴァが残留効果の話をすると、勲も頷いてトリアージを行おうと口にした。
誰もが万全に動けるわけでもない。友達催眠は親友でも聞けない事は要請できないが、食料を用意した上で『命の危機だ』と告げば問題なく話を聞いてくれるだろう。
「了解した。そう言う事ならこのまま食事を行いながらリュックに詰めていくか。土産を渡しながらメモを読ませればいいだろう」
「ボク達までお腹いっぱいになる必要は無いですからね。悪魔の食事会を断る役はディアボロスの担当ですね。まだ人が残っていた場合は【避難勧告】を発動して一般人を退出させましょう」
ノインが頷くとレイは笑顔で御皿に小さく盛り付け始めた。少しずつ味わう程度にして、持ち帰り可能なモノはノインたちが出来るだけ袋詰めにする予定である。その姿を見て絵描きもするエトヴァは『パレットのようだ』と思ったという。
「クロノヴェーダがどんなお食事を振る舞うのか、個人的に興味はあります。良さそうなものがあれば宿舎のカフェの新メニューの参考とさせてもらうのは……駄目でしょうか」
「これ、美味しかったですよ? 一口如何です? 魚肉ソーセージにマンガ肉に……スペアリブは普通ですかね」
勲が興味深そうにテーブルを巡ると、一足先に食べていたレイが教えてくれた。魚肉ソーセージはあまり美味しくないが、桜の形をしたハムは何処を切っても桜の形なので華やかだ。マンモスの形に組み付けられたスペアリブは普通の肉で、近くに並んでいるグルグル巻きのマンガ肉が面白い。
「ふむふむ。という事は感性は子供なのかもしれませんね。肉の味よりも、形にこだわっているような気がします。フルーツは東京タワーの形をしたスイカでしたし、お菓子の家は童話を想い起こさせます。案外、悪魔になった当時からあまり変わらないのかもしれませんね」
勲はそんな風に思いながら、出て来る料理を評した。
そしてモツ鍋や海鮮鍋など、お腹いっぱいになると同時にコラーゲンタップリな鍋を見て、女の子の感性なのかな? と首を傾げる。あるいは単純にモツや海鮮は手に入り易いので、お腹いっぱいに食べるには丁度良い料理だと思ったのかもしれない。
「さて。そろそろ避難を本格化させるか。老人や子供連れからだったな」
適当なところでノインはリュックを渡し、メモを見せて避難を促した。
そしてパラドクス通信で全体の避難状況を確認しつつ、足の遅い者たちのフォローに回るのだった。
「おや? みなさん何処かでお出かけですか?』
「彼らはもう、お腹いっぱいで満足のようだ。お礼を言っていたよ。ところで珍しい料理は無いかな?」
インデレちゃんがいつの間にか減った人々に首を傾げると、エトヴァは出来るだけ彼女が怒らないような言葉を探した。『要らない』とか『悪魔の食事会は怖い』などと言えばいくら何でも怒るし、食事会はまだまだ続くのだ。だから自分達が次の食事を求めていると告げ。出来るだけ穏便に避難を行ったのである。
やがて避難勧告を使えば悪魔派の一般人も去っていくだろう。
こうして戦いの場は整い、残るはインデレちゃんと大根兵士が居るのみである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】がLV2になった!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【友達催眠】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV4になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
神田川・憐音
連携・アドリブ歓迎
組員は名前呼び。ア・ンデレはアンデレ
リューロボロスはちゃんだったりちゃんじゃなかったり。フィーリング
ギャルの口調なんてテキトーだけど、ギャルはヤンキーじゃないんで
過度に乱暴な言葉や男言葉は使わない系でよろ
何で大根。なんて疑問はアンデレの前に無意味だし
いや妹だっけ? 姉の発想力にはいつも驚かされたりするけど
妹はどうかな? まあそれは置いといて
リューロボロスちゃん肝入りのこの庖丁で捌いちゃいますか大根
そっちが無数の大根ならこっちも分身でお相手っしょ
この敵を想定してた訳じゃないだろうけど
結果的にアンデレの宿敵との戦いで役に立つって
それもリューロボロスの愛のパワーかも。しらんけど
輪切り千切り桂むきにおろし何でもござれって感じで
大根どもを文字通り料理して行く勢いで切り刻んじゃうよ
大根が位置を変えて何処に現れようと
【未来予測】的に料理人の勘が大根の位置を捉えるのだ。みたいな?
大根軍団を撃退できたらアンデレのリクエストにお応えして
大根パーティしとく……いや大根パーティって何だし?
シアン・キャンベル
「うっぷ……」
出そう。何が出そうかっていうとそれはまあ置いておいて。なんか出そう。いくら大根が消化に良いからってこれ以上は入りません
「……兎も角、鬼が洗濯をしている間に……私は野菜どもを片付けるとしよう。しかし、嗚呼、限界も近いのだ。少しは加減をしてくれると助か……人間性ではなく大根性……?」
大根だけに大混乱している場合ではない。【二枚貝】で焼き大根にしてしまおう。波状攻撃をしてくるのであれば、そうだな。蛆鞭で足を引っかけ……足……?????
根っこを狙うとする。地面に出ているなら引っかけやすい
「少しだけ眩暈がする……いや、それより此処は耐えねば。大丈夫。私は数多の戦場を駆けてきたインセクティア。この程度の沙汰では狼狽えたり……」
キラキラしてそう。何がキラキラしてるかってのは知らない
そういうことかも
「ふぅ……さて。大根性の違いで解散するのだったか。ならば、その大根性についても訊いておく。貴様等、大根とは何かを教えてくれ」
そのうち違いとやらが出てくるだろうさ
攻撃前に解散してくれたら嬉しいかも
ネリリ・ラヴラン
今日はお食事会と聞いたのだけれど
あまり食べたくないお料理の素材っぽい何かしかみえないわ!
なんてね
大根さん達は飽きるほど見てきたから
お食事会も次の段階に入っているのはすぐにわかるよ
まあ、あちらの子にとっては全部まとめておんなじ食事会なのかも?
一応、出発前のご挨拶ができていないから
アンデレちゃん達の側に視線は向けるけれど声はかけないよ
心配する気持ちよりもずっと
強い子だっていう信頼の方が大きいお友達だものね
だから私が今、見るべきなのはっ
超高速の詠唱が作り上げる魔法は「潰えし願い」
冷凍庫よりもずっと厳しい極寒の大気で大根さん達を包み込むよ
生命活動ができない温度だとかうんぬん…そういう効果はどうでも良くて
ただただ冷やして凍らせるのが目的だわ
煮て良し漬けて良し、新鮮ならお刺身にだってできる君達だけど
根菜を冷凍保存だけはしてはいけないんだよっ
ここが食事会場ならお出しされるのは美味しい食べ物
痛んでダメになった大根に出番はないわ!
大根パーティ…
するなら凍ってない別の大根にしようね?
アドリブや連携は歓迎だよ
伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
(「宿敵主の望むように事を運ぶ」を最優先目標とする)
必要に応じ、仲間をディフェンス
(自分の負傷は気にしないが、仲間の負傷には割とわかりやすくキレる)
飯食ったら元気も出たし、腹ごなしにひと暴れといくか
(対話に行く者をちらっと見やり、あっちの邪魔はしないしさせない、と心に決め、倒すべき敵を睨む…が、そこにいるのは大根)
…大根だな。なんていうか、これ以上にねえぐらい大根だな…。
こいつも食えと?なんか動いてるし攻撃もしてくるが…?
…とりあえず、刻むか…。まあ、刻んだら普通の大根と変わらんだろ…多分…。
戦闘に参加する仲間とは声を掛け合い、連携と情報共有を行う
声掛けや動きで敵を挑発して引き付ける
【禍竜の鉤爪】使用、長ドスを振るい、風の刃を発生させ敵を切り刻む
戦場を離れようとする敵がいれば優先して狙い、該当する敵がいなければ倒せそうな個体から倒していく
敵の攻撃は、武器や尻尾で受け流すか、翼を盾代わりにして急所への直撃を避けるが、基本的には攻撃と仲間の守護を優先する
●
「うっぷ……」
食事を終えたシアン・キャンベル(蠅・g01143)は催しそうになった。だがローマ帝国の住人ではないので、吐いてまた食べたりはしない。
「今日はお食事会と聞いたのだけれど、あまり食べたくないお料理の素材っぽい何かしかみえないわ!」
その隣で背中をさすってあげていたネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、口元を抑えて解説を始めた。彼女自身は吐き気を抑えているのではない。かみまみたナニカに対しての解説をスムーズに行うためだ。何でかは後で分かるだろう(テストに出ます)。
「む……あれは……大根?」
「……大根だな。なんていうか、これ以上にねえぐらい大根だな……」
シアンが見たものに対して伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)は言葉に出して肯定した。紛れもない大根が歩いている。
「何で大根。なんて疑問はアンデレの前に無意味だし」
「何で大根……なんてね。大根さん達は飽きるほど見てきたから」
仲間達が首を傾げると神田川・憐音(天地を揺さぶる情動・g02680)とネリリは肩をすくめた。エゼキエルで戦っていると大根兵に関しては何度も話を聞くし、そこで出る言葉には慣れっこであった。そう、付き合いの良いネリリは驚いたように見える様、口元を抑えて表情を隠していたのだ。ここでニヤリとかやってたらパーティ(?)の演出が台無しであろう。
「こいつも食えと?なんか動いてるし攻撃もしてくるが……?」
「まあ、あちらの子にとっては全部まとめておんなじ食事会なのかも?」
よって最後に疑問形が付いたが、逸とネリリでその言葉に若干の差がある。逸は敵意を感じて何となく戦いであると思っているが、ネリリの方が解釈度合いが深いので、アンデレの関係者だから戦いと食事が同じベクトルであると理解できているのだろう。
「まあ、そんな感じみたいだし? 姉であるアンデレ……いや妹だっけ? 姉の発想力にはいつも驚かされたりするけど妹はどうかな? まあそれは置いといて。リューロボロスちゃん肝入りのこの庖丁で捌いちゃいますか大根」
憐音もネリリと同様にアンデレに詳しく、その考えを楽しそうに舌の上で転がした。どんな風になるのだろうと思いつつ包丁を構えて料理(比喩ではない)の準備に入った。
「そうか。……とりあえず、刻むか……。まあ、刻んだら普通の大根と変わらんだろ……多分……」
逸は一瞬眉を顰めるが、飯食ったら元気も出たし、腹ごなしにひと暴れといこうとばかりに腕を回した。体に違和感はなくこのままアル・カポネだろうがイデアロゴスだろうが戦えそうな雰囲気である。その上で、視線をアンデレ達の方に少しだけ向けて元の位置に戻すと闘志を高めていった。その様子からは会話を邪魔させないという強い意志が伺えた。
「「だね」」
憐音とネリリも頷き合い、送り出した二人の時間を守るために戦う事を心に決めたのである。
(「アンデレちゃん達に声はかけないよ。心配する気持ちもあるけれど、それよりずっと強い子だっていう信頼の方が大きいお友達だものね。だから私が今、見るべきなのはっ」)
ネリリは魔法を唱えるべく喉の調子を整えながら、視線を吐きそうになってるシアンと敵へと戻した。大丈夫かな、この大きなお友達……と思いつつ、大丈夫だろう(きっと)と戦いに専念することにしたのである。
「……兎も角、鬼が洗濯をしている間に……私は野菜どもを片付けるとしよう。しかし、嗚呼、限界も近いのだ。少しは加減をしてくれると助か……人間性ではなく大根性……?」
そんな感じの葛藤が渦巻く中で、シアンはようやく己の胃袋を掌握しつつあった。アルコールや薄荷油などが無かったことで致命傷を免れたのだろう。元気にボケ倒していた(本人にそのつもりはない)。
そして静かに戦いが開始される。
「ごめんね……。わたし、本気なんだよ。あの子たちは誰にも邪魔させない!」
ネリリは高速詠唱で猛吹雪を呼び起こした。
俄かにパーティー会場の温度が低下し、敵兵が極低温にさらされたのだ。
『だいだいだいだい、大根! だいだいだい……、だいっこー……』
ネリリの攻撃で大根たちの動きが鈍っていく。
動きは緩慢に、思考は散漫に。それは緩慢な死であり大根から進化した(?)天使をただの大根に戻すかの如き所業であった。
『だい、こーん!……』
「煮て良し漬けて良し、新鮮ならお刺身にだってできる君達だけど。根菜を冷凍保存だけはしてはいけないんだよっ」
バタリと倒れた大根を悲しそうにネリリは眺めた。
抗う意志さえ奪うこの魔術は、復讐心ゆえにディアボロスとなった彼女にとって酷く残酷な魔術なのだ。お前の遺志など知った事かと殺されかかったがゆえに、相手にもそれを強いるのは酷く残念であった。だが、それだけに今回の戦いは大根如きに邪魔させないと本気であったのだ。
『だいこん! ダイコン! 大根!』
「そう言えば逆説連鎖戦だもんね。ここが食事会場ならお出しされるのは美味しい食べ物。痛んでダメになった大根に出番はないわ! 大根パーティ……するなら凍ってない別の大根にしようね?」
悲しむネリリの元に現れたのは、大根に寄る大根のための軍団。ダイコン・プラトゥーン! 赤い大根・蒼い大根・黄色い大根に桃色の大根まで次々に召喚されかと思うとネリリを襲うのであった。ネリリはその攻撃に耐えながら『衛生的に悪そうだな―』と思うのであった。
「見事な凍み大根になったね。そっちが無数の大根ならこっちも分身でお相手っしょ」
「凍み大根? そんな料理が……あ、フリーズドライなのね」
憐音は料理が得意なのでネリリが知らない食材も知っている。
それは凍結と感想を繰り返した大根で出来ている。幾度となく凍土を越えて腐敗なく、ただ干からびて食材と成る存在だ。
(「この敵を想定してた訳じゃないだろうけど結果的にアンデレの宿敵との戦いで役に立つって。それもリューロボロスの愛のパワーかも。しらんけど」)
憐音は腰を低くして戦闘態勢に入ると、動線をイメージした動きでまるで分身しているかのような調理肯定に入った。リューロボロスの神剣と打ち合ったことで聖別された……竜をも解体する為の巨大包丁がザクザクと大根を解体し始める!
「まずは拍子斬り! 梅を和えて見ようかな! お次は……大根のタタキにでもするし!」
『ダイ……コーン!!!』
憐音は未来を予測しながら大根の襲来に備えた。
周囲が大根畑に変り飛んでくる刹那の一秒間! そこに備えて料理人のカンで次なる料理に備えるかの如く! 現れたサプライズ大根を分身が包丁の柄で戦いながらその辺りに転がしたのである(なお、本体)。その間も別の分身が雅楽を奏でるなど余裕しゃくしゃくっち!
「大根だけに大混乱している場合ではない。焼き大根にしてしまおう。波状攻撃をしてくるのであれば、そうだな。鞭で足を引っかけ……足……?????」
シアンは宇宙から二枚貝(?)を召喚し、精神性を崩壊させる触手や熱を放った。それはちゃちな幻影などではなく『蛤などとは違うのだよ蛤などとは』と言っているかのようだった。きっと古参兵のゲリラ屋で砂の中に隠れるのが得意な奴だろう。
『だいこん! ダイコン! 大根!』
「まあいい、足の代わりに根を狙うまでだ。少しだけ眩暈がする……いや、それより此処は耐えねば。大丈夫。私は数多の戦場を駆けてきたインセクティア。この程度の沙汰では狼狽えたり……」
現れた大根船体に対してシアンはワームを使って転がすことにした。
逆節連鎖戦ゆえに回避できなくとも、せめて転がしてやるぞ。転がしてやるぞとロックな気持ちで対抗したのかもしれない。とりあえず科学戦隊みたいでキラキラしているなあと大根軍団について思いつつ、覚えている間に疑問を解消することにした。
「ふぅ……さて。大根性の違いで解散するのだったか。ならば、その大根性についても訊いておく。貴様等、大根とは何かを教えてくれ」
『汝、大根を試すことなかれ。汝、大根に問うことなかれ』
シアンの質問には何故か哲学的な反論が返って来た。
どうして問うてはならないかというと、本人(?)にも)答えようが無いからだ。大根であるがゆえに大根、そのうちに思考が芽生えて違いが出て来るのかなーと思うシアンであった。
「道を開けろ、禍が通るぜ。でねえと食われることも無く、路傍に転がって泥にまみれちまわあ」
逸は残る敵に向かって飛び込むと長ドスを振り回した。
すると風の刃が現れて、まるで鋭い巨大な爪が敵を切裂くようであった。
『……』
「む。来るか」
やがて逸は大根の中で、静にこちらを睨んでいる(?)奴らに気がついた。
そいつは背負った葉と共に天使の翼を広げて、己の使命を全うすべく突撃してきたのである。
『……』
「おおお!」
逸と大根が交差し、傍らには転がった大根。
そして逸を貫きつつも、物言わぬ大根となってアスファルトに突き刺さったまま朽ちた大根となったのである。
「……」
その雄姿を見た時、逸はどういうべきか悩んだ。
褒めるのも違う気がするし、喜劇にしかならないからだ。
仕方が無いので漢は背中で語る事にした。貫通攻撃を喰らって直したばかりの痛みがぶり返したのかもしれない。
「終わったねー? あっちはまだみたいだけど……どうしよっか」
「どうしようかも何もあるまい。敵ならば倒す、だが話が終わるまで待つ。普段ならば長考は案弁して欲しいところだが、腹具合の問題で今日は許容しよう。京野菜だけに」
戦い終わったところでネリリが声をかけるとシアンはそう答えた。
この中に会話へ割って入る野暮な物は居ないという事だ。
「まっ、事後に備えるってところだろうよ」
「アンデレのリクエストにお応えして大根パーティしとく……いや大根パーティって何だし?」
逸が肩をすくめながら適当に流せば憐音は首を傾げつつレシピを考え始めた。
「何か苦手なものある? その辺は避けるけど」
「カフェインとアルコールを使った物は避けて欲しいな。あとは消化が良いとはいえ、今は勘弁して欲しい」
憐音はシアンの言葉に、帰ってから味噌田楽でもするかなーと思うのであった。
「あ、いま変化が……」
「てーことはもうじき出番って事だな。大人しく待っとくか」
じっと眺めていたネリリの言葉に逸は風下でタバコを吸いながら答えたという。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
ア・ンデレ
友達が大根パーティーしている間にインデレちゃんと話しましょう。
お久しぶりです。インデレちゃん。
今回はお食事会にお招きいただきありがとうございます。
新しく出来た友達と一緒にたくさん楽しく食べましたよ。
あのときから、私には友達がたくさんできました。
今は皆、食後の大根を楽しんでいると思います。
インデレちゃんも、友達たくさんできましたか。
元気そうで何よりです。
こんな食事会を開いて、インデレちゃんはすごいですね。
すごいところは昔から変わっていません。
元気一杯で破天荒で力が強くて、そして友達思いだった。
そんなインデレちゃんのことを、私は姉として誇りに思っています。
あのときのことを覚えていますか。
バアル・ゼブルの惨劇の日です。
バアル・ゼブルは私たちをクロノヴェーダとして喰らおうとしました。
私は、妹を喰らい、デーモンイーターとなりました。
そうしないと、私も妹もバアル・ゼブルに喰らわれていたからです。
あのとき、喰らってあげられなくて、ごめんなさい。
今日こそ、喰らってあげますからね。
リューロボロス・リンドラゴ
姉妹の会話に割って入る気は無いよ。
終わるまでは黙っていよう。
だが。
台無しには、させていただく。
家族の話だというのなら、我も当事者、と言えなくもないからの。
アンデレが悪魔となった妹を喰らったことは驚きはせぬ。
こやつは根本的な所で夢を見ないし、汚れ役を買う所がある。
妹を護る為ならそうしたであろうさ。
我はその覚悟を否定はせぬ。
けれども。
我は覚えている。取り戻せるのなら、取り戻したいとぬしが泣きながら笑っていたことを。
なあ、アンデレよ。
我は妹が欲しい。多ければ多いほうが良い。
別に何もおかしなことは言ってなかろう?
ぬし、我と結婚するのだろ?
つまり、だ。
はじめまして、インデレよ。お義姉ちゃんである!
未来の、だがの。
なあに、500年は待たせぬよ。
もしかしたらぬしの方が年上かもだが。
ドラゴンとは横暴なのだ。
ぬしは我が義妹よ!
征くぞ、アンデレよ。
ぬしに、夢を見せてやる。
ぬしの夢を、叶えてやる。
我は龍、我こそはドラゴン。ドラゴンとは――お姫様を攫うものだぞ?
悪魔を喰らい、姫を攫う。
やり遂げてみせようぞ!
●
『また会ったねアンデレちゃん!』
「お久しぶりです。インデレちゃん」
よく似た二人の少女が居た。
一人はあくまでもう一人は鬼だ。
(「姉妹の会話に割って入る気は無いよ。終わるまでは黙っていよう。だが。台無しには、させていただく」)
その光景をリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は静かに見守っていた。しかし最後まで黙っているわけではない。家族という話なら、彼女もまた当事者と言えなくも無いのだから。
「今回はお食事会にお招きいただきありがとうございます。新しく出来た友達と一緒にたくさん楽しく食べましたよ」
『うんうん。よかったね!』
話しながらア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は悲しくなった。
インデレはいつも自分の上を言っていた。
本来であれば『お土産もあるからね!』くらいは言っている筈だ。それが無いという事はクロノヴェーダになって劣化したのでなければ、何もかも喰らうから逃がす気が無い……そんな風に志向が捻じ曲げられてしまっているのだろう。
「あのときから、私には友達がたくさんできました。今は皆、食後の大根を楽しんでいると思います。インデレちゃんも、友達たくさんできましたか」
『うん! たくさんできたよ! みんなでいっぱいいっぱい食べたんだよ!』
やはり悲しくなった。そこには過去形しかない。未来が存在しないのだ。つまり出来た部下も友人も喰らってしまい、最後には新しい兵士を捕まえるだけ。その兵士もやがて喰らってしまうので、繋がりが無いのだ。
「元気そうで何よりです。こんな食事会を開いて、インデレちゃんはすごいですね。すごいところは昔から変わっていません」
この言葉は本音であった。インデレは何時だって自分の前を行く。意気消沈した人々を元気付けるために、食料が少なくなくなっていく時にパーティは開けない。本物だったらそうした上で、食料対策も考えるのかもしれない。そう思いはするが、このインデレちゃんは悲しいくらいに偽者だった。
「元気一杯で破天荒で力が強くて、そして友達思いだった。そんなインデレちゃんのことを、私は姉として誇りに思っています」
嘘ではない、嘘ではないからこそ悲しいのだ。いつもの笑顔の裏でアンデレは悲しかった。同時に偽物のインデレを何とか出来る事だけが嬉しかった。
「あのときのことを覚えていますか。バアル・ゼブルの惨劇の日です」
『? それがどうしたの?』
クロノヴェーダには何種類か居るが、過去ゆえに行動し続ける奴と、まるで気にしない奴がいる。こいつは後者なのだろう。
「バアル・ゼブルは私たちをクロノヴェーダとして喰らおうとしました」
「私は、妹を喰らい、デーモンイーターとなりました」
「そうしないと、私も妹もバアル・ゼブルに喰らわれていたからです」
アンデレは何かを告白するかのように、言葉を区切りながら次々と語り掛けた。誰に語るでもない、自分がそうしたいからだ。笑顔という名の無表情で、よく似た顔の少女に語る。
(「アンデレが悪魔となった妹を喰らったことは驚きはせぬ。こやつは根本的な所で夢を見ないし、汚れ役を買う所がある。妹を護る為ならそうしたであろうさ」)
リューロボロスはその言葉にショックを受けなかった。だが漠然と受け止めたわけではない。二進数は零と一の二つしか数えられないのではない。それで最適なのだ。思考がシンプルなだけで決して愚かではない事をリューロボロスは知ってっていた。そして思考がシンプルだからこそ、誰もが悩む時に自ら行動して……その際に誰も出来ない事をやってのける汚れ役を引き受けるのだと知っていた。
「あのとき、喰らってあげられなくて、ごめんなさい。今日こそ、喰らってあげますからね」
(「我はその覚悟を否定はせぬ。けれども。我は覚えている。取り戻せるのなら、取り戻したいとぬしが泣きながら笑っていたことを」)
アンンデレはクロノヴェーダを喰らうという。
交渉が決別しそうな時、した時、戦う時。
いつだってそう言うが……言っているだけでもある事をリューロボロスは知っていた。本気で思っていると同時に、そうでない未来も欲しかったのだ。
『そうですか。では存分に……』
「なあ、アンデレよ。我は妹が欲しい。多ければ多いほうが良い」
此処で初めてリューロボロスは口を開いた。
インデレが決別の言葉を口にする前に割って入ったのだ。
「別に何もおかしなことは言ってなかろう? ぬし、我と結婚するのだろ?」
「はい! 結婚したいです!」
リューロボロスの言葉にアンデレは間髪入れずに答えた。
そこに逡巡は無く、ただ事実を語る。笑顔で嬉しいと思った事を表現する。
「つまり、だ。はじめまして、インデレよ。お義姉ちゃんである! ぬしは我が義妹よ!」
『……』
リューロボロスの言葉をインデレは漠然と流した。
そこに関心は無い。事実であるかの確認も無く、倫理とか性風俗の変化を問う事も無い。『喰らってしまえば同じ事』どうせこの後は同じだと考えているから変わらないのだ。『馬鹿め』といってやりたい。
「未来の、だがの。なあに、500年は待たせぬよ。もしかしたらぬしの方が年上かもだが。ドラゴンとは横暴なのだ」
リューロボロスは一息に言い切った。閉じた世界で何度も繰り返しているであろうクロノス級に対してではなく、巻き込まれている中身のインデレ本人への言葉だ。
「征くぞ、アンデレよ。ぬしに、夢を見せてやる。ぬしの夢を、叶えてやる」
「っ! ええ! そうしましょう! 楽しいといいですね! きっとたのしいでしょう!」
その宣言は力強く、当然の理のようであった。
愛に告白であり、行動の断定であり、未来を掴むと轟叫ぶかのようであった。
そのラブラブぶりに天も驚き、拳を握ればそれだけで石すら破る闘気の風が吹きそうなくらいである。
「我は龍、我こそはドラゴン。ドラゴンとは――お姫様を攫うものだぞ? 悪魔を喰らい、姫を攫う。やり遂げてみせようぞ!」
鬼の呼びかけで始まった会合は、いつしか龍によるプロポーズに変っていた。
だが、そこに疑問を挟む者はいない。茶化す者も居ない。ただ事実としての行動宣言がそこにある。
『そうですか。では喰らい合いましょう』
そして閉じた空間の真ん中で、まるで変らない少女がいつものように口にしたのである。
「くらっていこー!」
「「おおー!」」
こうして少女たちの決戦が始まるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!