リプレイ
伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び、ア・ンデレは「アンデレ」)
(「宿敵主の望む通りに事を運ぶ」を最優先目標に
宿敵主とは旅団仲間。つかみどころはないが、嫌いではない)
なんだかよくわからないまま招かれた
…食事会?ボコし合いじゃなくてか?
…いや、まあ、今は俺、本調子じゃねえし(重傷中)…喧嘩は厳しいんで、構わねえが
飯食えば怪我も治るだろ、多分(食べる量は成人男性としては普通~多め程度)
避難民を装い、食事しながら辺りの様子を窺う
必要に応じ【パラドクス通信】を借りて、仲間と連携・情報共有し、それとなく一般人を避難誘導
出された食物は安全そうなものから避難民に渡し、満腹になった者はその場から逃がす
危険そうな物は周囲の避難民の分も自分で取って食べる
あまりにも危険そうな物は食べた振りをしてこっそり【アイテムポケット】にしまい込む(見咎められないように注意、無理そうなら避ける)
アンデレとリンドラゴの様子は眺めるが、邪魔しないように…して…って、おい、なんで来る。押し込むなっての。ちゃんと食う、食ってるって
アオイ・ダイアログ
アンデレちゃんの姉妹らしい独特な感性の持ち主のようですねぇ
あるいはこちらがオリジナルなんでしょうか?
適度に食事をしつつ歩き回って、体調不良で食べられないという人が出ないように【活性治癒】で避難民の方々を回復しておきましょう
人が食べられるのは勘弁ですし、口実を与える訳にはいきませんからね
それとなく、満足したらあっちの方に行くといいですよって避難を促してる皆さんの方へ誘導していきます
【パラドクス通信】で連携しつつ、敵兵が避難しようとしてる人に近づこうとしたらこちらから話しかけて妨害しますね
正直、私も小食側なのでペース配分はかなり気を付けないといけないのですが……
こんな食事会、普通ならわーいって楽しく頂けるんですけどねぇ
飲み物片手にちまちま食べて食事してますアピールでもしておきます
あ、私はプロポーション維持のためにもあんまりお腹いっぱい食べる訳には……待って、これも言っちゃダメなやつですかね?
こ、断れないのつらい……これがメシハラ……!?
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
下の名前呼び捨て
アンデレの妹かぁ……
アンデレにそっくりな見た目とは聞いたことあるわね
とりあえず最初は食事会らしいからお食事を楽しみましょうか。最初は怪しまれないように溶け込んでそれとなく情報を集めましょうかね。
【PD通信】を活用しながら必要に応じて仲間たちとの情報共有も欠かさないでおこうかしら
避難誘導は他の人達に任せて私はインデレが怒って一般人に手を出さないように対応させてもあうかしら?
さて、一般人の避難がある程度終わったら頃合いを見てもう少し奥の方まで探れたらいいのだけどね……
●
「アンデレの妹かぁ……」
桜・姫恋(苺姫・g03043)は口元に指を当てに友人の顔を思い描きながら歩いていた。
「アンデレちゃんの姉妹らしい独特な感性の持ち主のようですねぇ」
対照的にアオイ・ダイアログ(世界傅かす言の葉の女王・g02687)は目を閉じながら歩いている。顔を思い描くのは同じでも、空間把握能力の差か脳内にお持ち帰りして処理する能力の差かもしれない。
「あるいはこちらがオリジナルなんでしょうか?」
「アンデレにそっくりな見た目とは聞いたことあるわね。とりあえず最初は食事会らしいからお食事を楽しみましょうか」
アオイの言葉に姫恋は首を傾げた。ディアボロスとクロノヴェーダの認識は相互に妖しい。しかも気にしないタイプなので確認しようも無い。
「……食事会? ボコし合いじゃなくてか?」
「そうよ。最後までそうとは思えないけどね」
伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)が眉をピクリと動かすと姫恋は他愛なげに答えた。どうせ最後は戦いになるのだが、その前にすることがあるというわけだ。
「最初は怪しまれないように溶け込んでそれとなく情報を集めましょうかね」
そう言って姫恋はクルンとショルダーバックを回転させると、中からパラドクス通信機を取り出した。とりあえずこれだけあれば秘密の会話には困らないだろう。
「……いや、まあ、今は俺、本調子じゃねえし……喧嘩は厳しいんで、構わねえが」
「ああ。そう言えば重傷中だとか。ナンマイダブです。適度に食事をしつつ歩き回って、体調不良で食べられないという人が出ないように【活性治癒】で避難民の方々を回復しておくつもりなので……って、ディアボロスには効きませんか」
逸の傷度合いをみながらアオイは『ヒャー』っと首をすくめてみせた。コスプレをたしなむ彼女にとって、『もしあんな感じの傷を負ったら大変だなあ』と我が身を顧みる。傷を受けるのは嫌だし、衣装を血で汚すのも勘弁である。
「飯食えば怪我も治るだろ、多分」
(「あの年代の男性、そして重傷。ミートボールとパスタでしょうか。それともビフテキとワイン……」)
逸が多少不自由にしながら体を動かすと、アオイはアニメで見た表現を思い出したという。
やがて登場したのはインデレちゃんとコミカルな大根兵士。
そして彼女ら(?)に付き従う悪魔派一般人と、案内される難民たちである。
『みなさん! 今日はいっぱいいっぱい喰らいましょうね』
「わあっ。スイカの東京タワーだ。おいしそう!」
「お菓子で出来た家もあるよ! たべてみたーい」
インデレちゃんたちが持って来たのは食料で造られたアートです。
無理して形造ったのではなく、大雑把だけど判り易いお食事アート。
「そういやあチョコレートでつくったビルを思い出すぜ」
「あったわね、そんなの」
逸が所在なさげに呟くと、姫恋は何かを思い出すように笑った。
そして大人向けの食材を探して少し歩くことにする。
「あっちでもその話をされてますね。何を苦労したとか、気にしてないから忘れたとかかな?」
「はっ。そう言う事もあるだろうよ。っとこりゃあ魚肉のソーセージじゃねえか。懐かしいな、おい」
アオイが伝言代わりに仲間達の話を告げると、逸は掴みどころのない仲間に笑みを送りつつ、だいぶ前に腹に詰め込んだことのある懐かしの魚肉ソーセージを手に取った。
「ある種の代用食品じゃあるんだが、これはこれで腹を満たしてくれるんだよな。少しオモチカエリしとくか」
逸はそう言って難民の為に栄養価のある魚肉ソーセージを保存容器に入れた。その内の一本を口にして懐かしそうに、それでいてマズそうに食べていく。
「そんなものなのですねえ。正直、私も小食側なのでペース配分はかなり気を付けないといけないのですが……ちょっとお菓子の家は憧れます。ふむふむ、壁はウエハースで池はミントチョコレートのクリームですか。時代的に機材は無いでしょうが、フォンデュにしたいですね」
アオイは腹の辺りをみながら指でつまんでみた。
普段ならばワーイと言って楽しく欲しい物だけつまんで、後は笑って過ごすものだ。飲み物片手に食事してますアピールしながら巡るのであった。
「お、おまえさんもお相伴か? そいつを食ったら向こうに行きな。スペアリブを食うのはいいが、お前さんがスペアリブになっちまうからな」
そこにあったのは大きな骨付き肉で造られたマンモスだった。これには一緒に避難して来たワコンタンも大喜び。逸は骨付き肉にかぶりつきつつ、足元で同じようにかぶりついているワンコタンを眺め、倫理的にヤバイ食べ物を隔離することにしたのだ。インデレちゃんと仲間が見せた、輝くような笑顔が忘れられない。『あ、放置するとこのワンコも食材だ』と仲間一同は冷静に悟ったのである。
「あら。こっちは素敵な形のハムね。お取り寄せグルメ? そう、じゃあ私も帰ったら注文しようかしら」
姫恋が見つけたのは桜の形をしたハムだった。
切っても切っても桜の形、金太郎飴と違って全部ハムである。
「もう少し食べたら誘導して、私たちだけで奥の方にいけたらいいのだけどね。あ、これ、はい」
「人が食べられるのは勘弁ですし、口実を与える訳にはいきませんからね。あ、私はプロポーション維持のためにもあんまりお腹いっぱい食べる訳には……待って、これも言っちゃダメなやつですかね? こ、断れないのつらい……これがメシハラ……!?」
姫恋は興味のままにカットした桜型のハムをアオイに渡した。
切るだけ切って食べないのは駄目だろう。そしうて彼女が反対を向いて逸に助けを求め様とした時……そこには地獄が待っていたのである。
「さて、二人の仲を邪魔しないように……して……って、おい、なんで来る。押し込むなっての。ちゃんと食う、食ってるって」
逸は宿敵主とその恋人である少女のやり取りを見ながら、デスソースの肉(何の肉かは不明)をアイテムポケットにナイナイしていた。だがその姿を見つかって、激辛ソースの肉を頬張ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
ア・ンデレ
友達と一緒にインデレちゃんの開催する食事会に参加します。
ディアボロスであることは自ら進んで名乗ったりはしませんが、特に隠したりはしません。
避難誘導については友達に依頼しているので基本的にそちらにお任せします。
近くで一般人が被害に遭おうとしている場合はもちろん止めます。
インデレちゃん、クロノヴェーダになっても、こんなにたくさんの友達ができたのですね。
姉としてとても嬉しいです。
食事会で出されたものは基本的に何でも食べます。
たくさん食べます。
友達にもたくさん食べることを勧めます。
そしてそれぞれの口に食べ物をぐいぐいと詰め込んでいきます。
リューロボロスさん、お口が空いていますよ。(ぐいぐい)
ミルルさん、たくさん食べないと大きくなれませんよ。(ぐいぐい)
シアンさん、もう少し食べられますか。(ぐいぐい)
初名さん、もう少し太った方が可愛いですよ。(ぐいぐい)
逸さん、健康は食からですよ。(ぐいぐい)
人や悪魔の肉が出てきたら流石に食べ物を詰め込むのをやめます。
途中でインデレと目が合ったら笑顔で挨拶します。
シアン・キャンベル
まさか、招待されるとは想定外だ。されど、折角の招待なのだ。これを無視できるほど私は狂気ではない。或いは、私は最初から正気なのではなかろうか。楽しみだな、食事会。
アンデレちゃんと一緒
一般人の避難を忘れない
必要そうなら一般人に友達催眠、インデレちゃんの意識が復讐者側に向いている間に逃げてもらう
友達――確かに。私と貴様は友達なのだ。鬼よ。貴様の縁とやら、私も首を突っ込むとする。雛みたいなものか。
しかし、首を突っ込むと謂うものは物理的な話ではないのだよ。いや、言の葉を用意しておく事こそが物理的な戯れなのかもしれない。ところで貴様、いあ、貴様等。私に対して何を振る舞うと謂うのか。因みに私は何を出されても食事はする。嗚呼、しかし、知っているとは思うのだが……私はこれでも少食なので……オムッ……モグッ……???
それはもう容赦なく詰め込まれる。ハムスターみたいにされる。されるがまま。
好き嫌いは良くないからね。カフェイン入りだったりアルコール入りだった場合は出ちゃうかも。何がとは言わない。
おめめぐるぐる。
リューロボロス・リンドラゴ
アンデレ同様、避難誘導は頼れる者達に任せるよ。友達いっぱいだからの、こやつ。
……我、今回はアンデレの傍にずっといてやりたいのでな。
インデレ、か。
(妹の中でも一番良くアンデレが口にしておった名前だが……。
アンデレ曰く、かつてのインデレはアンデレよりもすごかったという。
曰く、常識知らずで、無鉄砲で、型破りで。
そういった所をアンデレも真似したりしたが。
一つ、真似なかったのは。敵を、敵と思わぬ所。
インデレは、自分がどれだけ相手を敵と思わずとも、相手に敵と思われてるなら、敵となってしまうということを分かっていなかった。
無敵に思えたインデレも、無敵ではなかった。
それを知ったから、アンデレは。
倒すと決めたなら倒す。
それがたとえ、妹であろうとも……)
うむ。ところで、だ。
アンデレ、インデレ以前に我らを全滅させそうなのは気の所為か!?
(もごもご。まあこの料理の減りっぷりなら避難民が逃されたのもすぐには気付かれないやもだが!?)
く、アンデレ、あーん、だ、あーん!
こっちからも食べさせて何とか減速……せぬな!
天瀬・初名
わーい!美味しそうなのいっぱい!!
ごちそういっぱい食べたウチはもはやごちそういなちゃんと言っても過言ではないのです!
あ、ちょっと待ってアンデレちゃん美味しそうだからって味見とか言ってかじるの禁止ーッ!
漂流とかしたらまた戻ってくるの大変でしょっ!?
え?食べるのはウチの方?
ちょま、んがむぐむぐふぉあああぁぁ!!!!!(騒ぎながらもしっかり飲み込みます、これが鬼人のパワーの秘訣だ!(個人差がございます))
ちょ、ウチの乙女がぴんちだったでしょ!??それでもウチは可愛いけど!(腹たぷん)
見た目だけならアンデレちゃんみたいに美人さんなのに薄ら寒さ感じるんですよねこのコ……みんなで喰らってあげないと!
変なもの食べさせられそうになってたり危ない雰囲気になってる子は波風立てないように話しかけたり偶然を装って仲間の多い安全そうな方に避難誘導します。
意表を突くためならコントだってソロリサイタルだってしますよっ!
ミルル・ドラゴノーツ
【アンデレと一緒に出撃】
アンデレとの関係性は仲の良い友達じゃ!
(「アンデレのやつに、食事会と呼ばれて来たが、あれは普通に敵ではないかの?しかもアンデレ殿曰く妹とか……よく見ると、魔王軍(我の旅団のショップに並んでいる)も使っている大根兵も……いや、我の憶測で皆を混乱させてはならぬのじゃ……!ここはひとまず……」)
「いただきます!」
ということで、素直に食事をし始めるかの。敵と言うことは気付いているので、トイレに案内するふりをしたりして、避難誘導するのじゃ。
アンデレが食べ物を無理矢理詰め込んでくれば、食べるのから逃れる言い訳をしたり、逃げようとしたりするものの、最終的に無理矢理詰め込まれることにしようかの。
「最初は」まともな料理とあるが、異世界出身ゆえ、ここいらではゲテモノでも、魔物料理、ファンタジー料理くらいは食べ慣れてるのじゃ。逆に人が食べ慣れてるものは食べたことがなかったりするのじゃ。好物はケンタウロスの肉、苦手なものは炭酸系のしゅわっとするもの(毒を飲まされた時を思い出すため)じゃ!
●
やがて登場したのはインデレちゃんとコミカルな大根兵士。
そして彼女ら(?)に付き従う悪魔派一般人と、案内される難民たちである。
『みなさん! 今日はいっぱいいっぱい喰らいましょうね』
「わあっ。スイカの東京タワーだ。おいしそう!」
「お菓子で出来た家もあるよ! たべてみたーい」
インデレちゃんたちが持って来たのは食料で造られたアートです。
無理して形造ったのではなく、大雑把だけど判り易いお食事アート。
「わーい! 美味しそうなのいっぱい!! チョコーレートのビルを思い出すねっ」
「ビル? 町じゃなかったでしたっけ? でも、なつかしいですね。またやりましょう」
天瀬・初名(カオス処方箋・g00765)とア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)はお姉さんらしく我慢した。子供たちが群がるのを見て、蹴散らしながら突撃するほどに餓えてはいない。
(「アンデレのやつに、食事会と呼ばれて来たが、あれは普通に敵ではないかの? しかもアンデレ殿曰く妹とか……よく見ると、魔王軍(我の旅団のショップに並んでいる)も使っている大根兵も……いや、我の憶測で皆を混乱させてはならぬのじゃ……! ここはひとまず……」)
ミルル・ドラゴノーツ(魔王軍四天王「知将のミルル」・g08848)という名前の常識人は黙っていた。沈黙は金、その事は知っている。だから彼女の自称は知将なのである。
「そういえば、誘導の方は良いのか?」
「……我、今回はアンデレの傍にずっといてやりたいのでな。既に、ほれ」
ミルルがリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)に声をかけると、小さく笑って自分達から離れていく大人を眺めた。招待客の一人だが、気を使って誘導のために声をかけた仲間と共に行動を開始したらしい。
(「インデレ、か。妹の中でも一番良くアンデレが口にしておった名前だが……」)
リューロボロスは頼れる仲間に避難誘導を任せて、アンデレの周囲で眺めていた。もちろんそれらしく、食事を口にはしている。
(「アンデレ曰く、かつてのインデレはアンデレよりもすごかったという。曰く、常識知らずで、無鉄砲で、型破りで……。そういった所をアンデレも真似したりしたが。一つ、真似なかったのは。敵を、敵と思わぬ所」)
リューロボロスは過去にアンデレから聞いた話を思い出しつつ、視線を誘導する様に動いた。今はまだ早いだろう。子供たちが食事を終え、そしてアンデレがもう少し姉妹との時間を過ごしてからでも良いと思居ったのだ。だから彼女は傍にいる。
(「インデレは、自分がどれだけ相手を敵と思わずとも、相手に敵と思われてるなら、敵となってしまうということを分かっていなかった。無敵に思えたインデレも、無敵ではなかった。それを知ったから、アンデレは……」)
リューロボロスは過去に聞いた話を元に、その性格をかみ砕いて行く。
そして過去のアンデレはそれを止めることが出来ず、だからこそ今こそ果たす時だと決めているのだろう。それが例え妹であっても。そしてリューロボロスはその決断はまだ早いと思って、少しでもこの食事会が長引いてくれることを祈って介入することにした。
「ど、どうするのじゃ?」
「まさか、招待されるとは想定外だ。されど、折角の招待なのだ。これを無視できるほど私は狂気ではない。或いは、私は最初から正気なのではなかろうか。楽しみだな、食事会」
それはそれとして、テンパっていたミルルは相談する相手としてシアン・キャンベル(蠅・g01143)に話しかけてしまった。思えばこれほど相談に相応しくない相手はいない。何しろシアンは自分の正気と狂気を疑っているからだ。思えばミルルはこの時点で詰んでいたのだろう。
「仕方あるまい、此処で退くのは魔王軍の名が廃るという物。いただきます!」
しょうがないのでミルルは無数のソーセージに食らいついて行った。
魚肉ソーセージは問題ない。美味しいとは思わないがまあ、分かる。
続いて桜の形をしたお土産ハムは何だろうか? きっと豚だろうと信じておく。
(「確か『最初は』まともな料理とあるが……。異世界出身ゆえ、ここいらではゲテモノでも、魔物料理、ファンタジー料理くらいは食べ慣れてるのじゃ。逆に人が食べ慣れてるものは食べたことがなかったりするのじゃが……豚じゃよな? これ。そしてこっちの骨付き肉は何じゃろうか。ケンタウルスではないようじゃが。む……? あれは……犬か?」)
ミルルは何かの肉で出来たマンモス肉のスペアリブに手をして、その骨付き肉が豚か牛か悩んだ。
そう思って居た時、トコトコと歩いていた犬を確認する。誰かと一緒に避難して来たらしい。
「インデレちゃん、クロノヴェーダになっても、こんなにたくさんの友達ができたのですね。姉としてとても嬉しいです」
「友達――確かに。私と貴様は友達なのだ。鬼よ。貴様の縁とやら、私も首を突っ込むとする。雛みたいなものか」
その時、アンデレは悪魔派の一般人や難民たち、そしてワンコタンを見ていた。その輝くような笑顔をシアンは忘れまい。
「しかし、首を突っ込むと謂うものは物理的な話ではないのだよ。いや、言の葉を用意しておく事こそが物理的な戯れなのかもしれない。先に言っておくが、この四つ足の雛を喰らう気はないぞ」
このまま行ったワンコタンも食材になるんじゃないかな? という事をシアンをはじめとした仲間達は痛感する。アンデレちゃんの笑顔を見て、仲間たちが口に出すか迷ったところでシアンだけは冷静に判断した。ここで口に出して気まずい思いをするのはどうかなーとか皆が思う中で、迷うよりも先に行動したのである(だって国によっては食べるし、逆に不潔な動物扱いするしね)。
「そうか。間違わぬようにトイレに連れて行っておこう。しーっとっととじゃ」
その発言が飛び出て場が止り掛けたところで、ミルルは素早くワンコタンを連れてトイレへと駆け込んだ。ちなみに、しーとととは、方言によって『知っている』でもあり『さっさと、おしっこしろ』でもある不思議な言葉であった。
「今度はお鍋ですよ! モツ鍋にフカヒレ入れ海鮮鍋! お肌がプルプルモチモチ! これだけのごちそういっぱい食べたウチはもはやごちそういなちゃんと言っても過言ではないのです!」
その発言をカバーしようと初名はことさらに明るく振舞った(なお天然)。
醤油トンコツスープで唐辛子がピリリと引き締め、野菜もたっぷりのモツ鍋を食べまくった。
「あ、ちょっと待ってアンデレちゃん美味しそうだからって味見とか言ってかじるの禁止ーッ! 漂流とかしたらまた戻ってくるの大変でしょっ!?」
「何を言っているのですか? 初名さん、もう少し太った方が可愛いですよ」
初名はアンデレちゃんが輝くような笑顔で急接近して来る事実を理解した。だが、気がつけばフカヒレ入りの海鮮鍋を片手に、ワンコタンならぬワンコ蕎麦状態でお椀に食材を入れて来るではないか。
「え? 食べるのはウチの方? ちょま、んがむぐむぐふぉあああぁぁ!!!!!」
初名は我慢した。思いっきり我慢した。
海鮮鍋って熱くないね、それだけが幸せだね。とタコもイカもエビも思いっきり詰め込んだのだ。
「ちょ、ウチの乙女がぴんちだったでしょ!?? それでもウチは可愛いけど!」
「コラーゲンタップリなので問題無いですね。ところでミルルさん、たくさん食べないと大きくなれませんよ」
初名がお腹をたぷんとさせて可愛く抗議すると、アンデレちゃんはどこ吹く風。海鮮鍋を持って他の仲間の所へ行った。魔王軍に対してデビルフィーッシュ!?
「シアンさん、もう少し食べられますか。これを空けないと、次の肉が食べられないのです」
「ところで貴様、いあ、貴様等。私に対して何を振る舞うと謂うのか。因みに私は何を出されても食事はする。嗚呼、しかし、知っているとは思うのだが……私はこれでも少食なので……オムッ……モグッ……???」
アンデレが鍋を振舞いながら肉を構えると、シアンは海鮮鍋の残りを片付ける段階で口はハムスターの様に、おめ目はグルグルさせた。好き嫌いはいけないから食べ続けるが、そこで食べ終わって良かったかもしれない。次はダチョウ肉のカルパッチョだかタタキだからね。得体のしれない料理を食べてはならない。
「リューロボロスさん、お口が空いていますよ。マンガ肉です、マンガ肉!」
「うむ。ところで、だ。アンデレ、インデレ以前に我らを全滅させそうなのは気の所為か!?」
アンデレがグルグル巻きの肉を持って来ると、リューロボロスはモグモグすることにした。
「く、アンデレ、あーん、だ、あーん! こっちからも食べさせて何とか減速……せぬな!」
「いただきますね! 漫画肉とは夢のようです! 逸さん、健康は食からですよ」
リューロボロスが反撃としてマンガ肉を二刀流、二本のマンガ肉をアンデレの口の中に放り込む。だがアンデレは余裕しゃくしゃく、バツが悪そうに離れようとした別の仲間を捕まえて、彼が隠そうとしたデスソースの肉を頬張らせるのであった。
「おや。アンデレちゃん。喰らって居ますか?」
「もちろん! インデレちゃんも喰らってますね!」
やがてインデレちゃんが気がついて微笑むと、アンデレちゃんも微笑み返した。というか、これだけの騒ぎを起こして気がつかれない方がおかしいだろう。
(「見た目だけならアンデレちゃんみたいに美人さんなのに薄ら寒さ感じるんですよねこのコ……みんなで喰らってあげないと! でも、その前に避難誘導を終わらせないとね!」)
その様子を見ていた初名は戦いの時が近い事を確認しつつ、避難誘導担当の仲間達にウルトラ……じゃなくてハンドサインを送るのであった。必要だったらソロリサイタルだってしちゃうもんね!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV2が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
レイ・シャルダン
CCTSから参加です。
アドリブ連携歓迎
避難民への支援は素晴らしい事ですがその人達まで食べるというのは…
文化の違いか、悪魔だからか、その思考や行動を理解するのは…、
ア・ンデレさんの妹さんと思わず別の存在なのだと割り切りましょう。
善意でやっている所含めて何かイデアロゴスみを感じます。
避難民達もお腹を満たしたいでしょう
序盤はまともな食事会だと聞いておりますので
ボク達も料理をお皿に取り歓談しつつ周囲に気を配ります。
ボク達までお腹いっぱいになる必要は無いですからね。
味見程度に色々な種類をちょこんと盛っていきましょう。
これ、美味しかったですよ?一口如何です?
機を見て【パラドクス通信】を使用し、連携して避難誘導を行います。
お箸が止まっている人に近づいて避難を呼びかけ
少しずつインデレさんの周りから一般人が居なくなるように動きます。
悪魔の肉片とやらが出て来る前に避難完了出来れば最良です。
食事を断る役はボク達ディアボロスが担当します。
まだ人が残っていた場合は【避難勧告】を発動して一般人を退出させましょう。
三間・勲
CCTSから参加します
(アドリブ等歓迎)
一般人の皆さんのお腹が程々に満たされるだけなら、悪い事では無いのですけれど…
見境なく『喰らう』と言えばアルタン・ウルクも思い起こされるかもしれません
なるべく違和感の無さそうな私服姿で、CCTSの仲間と共に避難誘導の為に潜入です
ご相伴にあずかりつつ周囲を観察します
クロノヴェーダがどんなお食事を振る舞うのか、個人的に興味はあります
良さそうなものがあれば宿舎のカフェの新メニューの参考とさせてもらうのは…駄目でしょうか
仲間と離れている間は怪しまれない程度に【パラドクス通信】も用いて情報共有を
お年を召した方や小さなお子さんなど、緊急時に咄嗟に動くのが難しそうな方が居れば、対応の優先度を上げて気を付けます
【友達催眠】の力も借り、一声かけて誘導しやすい下地を整えましょう
ある程度満足そうな方には休憩を勧めるなど、戦闘に巻き込まない範囲への移動を促します
クロノヴェーダと一般人の接触を極力減らす為に、間に入るように立ち回りながら遠ざけていきます
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
CCTSから参加
連携アドリブ歓迎
アンデレさんの妹御……エルドラードで姿を見たと聞いていたな
仲間とPD通信で連絡を取り合い、必要な事は手分けしよう
食事会に参加しつつ、避難誘導に当たる
まともな食事のあいだは手を付け、場を持たせようか
インデレさんが、特に避難民へ腹を立てる事のないよう気を配り
場をみつつ、世間話なりで、注意が避難民達へ向かわないように
隙あらば避難民達にさりげなく声かけ、避難を促す
飢えた避難民に、ただちに避難せよというのも何だし
中には食卓から離れたがらない者もいるかもしれない
念のため【口福の伝道者】で持ち帰り用に包んだものを食べて増やし、避難時に土産にと持たせよう
食事風景がどこか奇妙な事に気付いた者へ声をかけ促し
そこから、顔見知りや避難民の間で伝言を回してもらおう
機を見て静かに退出を
手を貸した方が良い方は送っていこう
インデレさんに問われれば、彼らはもう、お腹いっぱいで満足のようだと礼を伝えよう
避難民が食事を直接断ることがないように会話を引き継ぎ
穏便に避難頂こう
あっちも楽しそうだな!
ノイン・クリーガー
CCTSから参加
アンデレの妹、インデレだったか。
色々と分別がつかんようだが、生来のものかね⋯⋯
しかしまずは避難民をなんとかしてこの場から逃さなきゃならんわけだが、
単刀直入に「逃げろ」と騒ぐわけにもいかんしな。どうしたもんかね⋯⋯
とりあえず自分も避難民を装い食事会とやらに参加する。リュックに色々と詰めて行こうか。
そして【友達催眠】を使いながら避難民と接してみようか。
リュックに入れてきた水やら食料やらを分け与えるついでにメモを渡す。
メモの内容はこの食事会の真相とできるだけ静かに離席するフリをしてこの場から去ること。
老人や子供連れなど、脚の遅い者から優先的に声を掛けていこうか。
現地では【パラドクス通信】も借りて仲間と連携しながら効率よく進めていこう。
●
これは少し前の事。避難誘導のために集まった専用チームが居た。
彼らは傭兵部隊であり、この時の為に呼ばれたのかもしれない。
「アンデレの妹、インデレだったか。色々と分別がつかんようだが、生来のものかね……」
「天然じゃないかな。アンデレさんの妹御……エルドラードで姿を見たと聞いていたな。いや……二人居るのだったか」
ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が今更のように聞いて来たので、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は至極真面目に答えた。こう言っては何だが、アレを教育の賜物とは言いたくない(なお姉妹はもっと多く、性格はよく似ているという)。
「避難民への支援は素晴らしい事ですがその人達まで食べるというのは……」
「一般人の皆さんのお腹が程々に満たされるだけなら、悪い事では無いのですけれど……。見境なく『喰らう』と言えばアルタン・ウルクも思い起こされるかもしれません」
レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は正確についてノーコメント、理解を越えていると言った。対して三間・勲(漁火・g10186)の方はアルタン・ウルクを例に出した。これは戦闘経験の差であり、どれだけアルタンと関わって居るかにもよる。
「文化の違いか、悪魔だからか、その思考や行動を理解するのは……。ア・ンデレさんの妹さんと思わず別の存在なのだと割り切りましょう。善意でやっている所含めて何かイデアロゴスみを感じますよ」
レイは絶滅人類史の話が出てきたところで復帰したこともあり、印象的にはイデアロゴスの方が強い。何もかも善意で行動し、その善意が間違っているとも思わず押し付けていく。そしてズレた行動で反感を買っているとは思っても居ない。そんなところに類似性を感じたのである。
「それよりも……だ。単刀直入に『逃げろ』と騒ぐわけにもいかんしな。どうしたもんかね……」
「少しずつインデレさんの周りから一般人が居なくなるように動きましょう。思い悩むよりも行動あるべきですが、重要なのはそのタイミングですね。避難民達もお腹を満たしたいでしょうし、序盤はまともな食事会だと聞いておりますので」
ノインはとうとう顔合わせをした姉妹に目を向け、レイは出来る限り行動して行こうと提案した。問題なのは避難民にとって、空腹を満たすのは良い事なのだ。
「そうだな。まともな食事のあいだは手を付け、場を持たせようか。インデレさんが、特に避難民へ腹を立てる事のないよう気を配り、場をみつつ、世間話なりで、注意が避難民達へ向かわないように時間を稼ぐ。その裏で徐々に遠ざけて行こう」
エトヴァはその意見に頷きつつ、まともな食事会の間だけでも時間稼ぎを行おうと言った。飢えている者に、ただちに立ち去れと言うのも酷な気がしたのもある。
「一応【口福の伝道者】も持ってきている。お土産を用意する事も出来るよ」
「では実行時には、お年を召した方や小さなお子さんなど、緊急時に咄嗟に動くのが難しそうな方が居れば、対応の優先度を上げて気を付けましょう。【友達催眠】の力も借りれば、信用してもらえると思います」
エトヴァが残留効果の話をすると、勲も頷いてトリアージを行おうと口にした。
誰もが万全に動けるわけでもない。友達催眠は親友でも聞けない事は要請できないが、食料を用意した上で『命の危機だ』と告げば問題なく話を聞いてくれるだろう。
「了解した。そう言う事ならこのまま食事を行いながらリュックに詰めていくか。土産を渡しながらメモを読ませればいいだろう」
「ボク達までお腹いっぱいになる必要は無いですからね。悪魔の食事会を断る役はディアボロスの担当ですね。まだ人が残っていた場合は【避難勧告】を発動して一般人を退出させましょう」
ノインが頷くとレイは笑顔で御皿に小さく盛り付け始めた。少しずつ味わう程度にして、持ち帰り可能なモノはノインたちが出来るだけ袋詰めにする予定である。その姿を見て絵描きもするエトヴァは『パレットのようだ』と思ったという。
「クロノヴェーダがどんなお食事を振る舞うのか、個人的に興味はあります。良さそうなものがあれば宿舎のカフェの新メニューの参考とさせてもらうのは……駄目でしょうか」
「これ、美味しかったですよ? 一口如何です? 魚肉ソーセージにマンガ肉に……スペアリブは普通ですかね」
勲が興味深そうにテーブルを巡ると、一足先に食べていたレイが教えてくれた。魚肉ソーセージはあまり美味しくないが、桜の形をしたハムは何処を切っても桜の形なので華やかだ。マンモスの形に組み付けられたスペアリブは普通の肉で、近くに並んでいるグルグル巻きのマンガ肉が面白い。
「ふむふむ。という事は感性は子供なのかもしれませんね。肉の味よりも、形にこだわっているような気がします。フルーツは東京タワーの形をしたスイカでしたし、お菓子の家は童話を想い起こさせます。案外、悪魔になった当時からあまり変わらないのかもしれませんね」
勲はそんな風に思いながら、出て来る料理を評した。
そしてモツ鍋や海鮮鍋など、お腹いっぱいになると同時にコラーゲンタップリな鍋を見て、女の子の感性なのかな? と首を傾げる。あるいは単純にモツや海鮮は手に入り易いので、お腹いっぱいに食べるには丁度良い料理だと思ったのかもしれない。
「さて。そろそろ避難を本格化させるか。老人や子供連れからだったな」
適当なところでノインはリュックを渡し、メモを見せて避難を促した。
そしてパラドクス通信で全体の避難状況を確認しつつ、足の遅い者たちのフォローに回るのだった。
「おや? みなさん何処かでお出かけですか?』
「彼らはもう、お腹いっぱいで満足のようだ。お礼を言っていたよ。ところで珍しい料理は無いかな?」
インデレちゃんがいつの間にか減った人々に首を傾げると、エトヴァは出来るだけ彼女が怒らないような言葉を探した。『要らない』とか『悪魔の食事会は怖い』などと言えばいくら何でも怒るし、食事会はまだまだ続くのだ。だから自分達が次の食事を求めていると告げ。出来るだけ穏便に避難を行ったのである。
やがて避難勧告を使えば悪魔派の一般人も去っていくだろう。
こうして戦いの場は整い、残るはインデレちゃんと大根兵士が居るのみである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】がLV2になった!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【友達催眠】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV4になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
神田川・憐音
連携・アドリブ歓迎
組員は名前呼び。ア・ンデレはアンデレ
リューロボロスはちゃんだったりちゃんじゃなかったり。フィーリング
ギャルの口調なんてテキトーだけど、ギャルはヤンキーじゃないんで
過度に乱暴な言葉や男言葉は使わない系でよろ
何で大根。なんて疑問はアンデレの前に無意味だし
いや妹だっけ? 姉の発想力にはいつも驚かされたりするけど
妹はどうかな? まあそれは置いといて
リューロボロスちゃん肝入りのこの庖丁で捌いちゃいますか大根
そっちが無数の大根ならこっちも分身でお相手っしょ
この敵を想定してた訳じゃないだろうけど
結果的にアンデレの宿敵との戦いで役に立つって
それもリューロボロスの愛のパワーかも。しらんけど
輪切り千切り桂むきにおろし何でもござれって感じで
大根どもを文字通り料理して行く勢いで切り刻んじゃうよ
大根が位置を変えて何処に現れようと
【未来予測】的に料理人の勘が大根の位置を捉えるのだ。みたいな?
大根軍団を撃退できたらアンデレのリクエストにお応えして
大根パーティしとく……いや大根パーティって何だし?
シアン・キャンベル
「うっぷ……」
出そう。何が出そうかっていうとそれはまあ置いておいて。なんか出そう。いくら大根が消化に良いからってこれ以上は入りません
「……兎も角、鬼が洗濯をしている間に……私は野菜どもを片付けるとしよう。しかし、嗚呼、限界も近いのだ。少しは加減をしてくれると助か……人間性ではなく大根性……?」
大根だけに大混乱している場合ではない。【二枚貝】で焼き大根にしてしまおう。波状攻撃をしてくるのであれば、そうだな。蛆鞭で足を引っかけ……足……?????
根っこを狙うとする。地面に出ているなら引っかけやすい
「少しだけ眩暈がする……いや、それより此処は耐えねば。大丈夫。私は数多の戦場を駆けてきたインセクティア。この程度の沙汰では狼狽えたり……」
キラキラしてそう。何がキラキラしてるかってのは知らない
そういうことかも
「ふぅ……さて。大根性の違いで解散するのだったか。ならば、その大根性についても訊いておく。貴様等、大根とは何かを教えてくれ」
そのうち違いとやらが出てくるだろうさ
攻撃前に解散してくれたら嬉しいかも
ネリリ・ラヴラン
今日はお食事会と聞いたのだけれど
あまり食べたくないお料理の素材っぽい何かしかみえないわ!
なんてね
大根さん達は飽きるほど見てきたから
お食事会も次の段階に入っているのはすぐにわかるよ
まあ、あちらの子にとっては全部まとめておんなじ食事会なのかも?
一応、出発前のご挨拶ができていないから
アンデレちゃん達の側に視線は向けるけれど声はかけないよ
心配する気持ちよりもずっと
強い子だっていう信頼の方が大きいお友達だものね
だから私が今、見るべきなのはっ
超高速の詠唱が作り上げる魔法は「潰えし願い」
冷凍庫よりもずっと厳しい極寒の大気で大根さん達を包み込むよ
生命活動ができない温度だとかうんぬん…そういう効果はどうでも良くて
ただただ冷やして凍らせるのが目的だわ
煮て良し漬けて良し、新鮮ならお刺身にだってできる君達だけど
根菜を冷凍保存だけはしてはいけないんだよっ
ここが食事会場ならお出しされるのは美味しい食べ物
痛んでダメになった大根に出番はないわ!
大根パーティ…
するなら凍ってない別の大根にしようね?
アドリブや連携は歓迎だよ
伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
(「宿敵主の望むように事を運ぶ」を最優先目標とする)
必要に応じ、仲間をディフェンス
(自分の負傷は気にしないが、仲間の負傷には割とわかりやすくキレる)
飯食ったら元気も出たし、腹ごなしにひと暴れといくか
(対話に行く者をちらっと見やり、あっちの邪魔はしないしさせない、と心に決め、倒すべき敵を睨む…が、そこにいるのは大根)
…大根だな。なんていうか、これ以上にねえぐらい大根だな…。
こいつも食えと?なんか動いてるし攻撃もしてくるが…?
…とりあえず、刻むか…。まあ、刻んだら普通の大根と変わらんだろ…多分…。
戦闘に参加する仲間とは声を掛け合い、連携と情報共有を行う
声掛けや動きで敵を挑発して引き付ける
【禍竜の鉤爪】使用、長ドスを振るい、風の刃を発生させ敵を切り刻む
戦場を離れようとする敵がいれば優先して狙い、該当する敵がいなければ倒せそうな個体から倒していく
敵の攻撃は、武器や尻尾で受け流すか、翼を盾代わりにして急所への直撃を避けるが、基本的には攻撃と仲間の守護を優先する
●
「うっぷ……」
食事を終えたシアン・キャンベル(蠅・g01143)は催しそうになった。だがローマ帝国の住人ではないので、吐いてまた食べたりはしない。
「今日はお食事会と聞いたのだけれど、あまり食べたくないお料理の素材っぽい何かしかみえないわ!」
その隣で背中をさすってあげていたネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、口元を抑えて解説を始めた。彼女自身は吐き気を抑えているのではない。かみまみたナニカに対しての解説をスムーズに行うためだ。何でかは後で分かるだろう(テストに出ます)。
「む……あれは……大根?」
「……大根だな。なんていうか、これ以上にねえぐらい大根だな……」
シアンが見たものに対して伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)は言葉に出して肯定した。紛れもない大根が歩いている。
「何で大根。なんて疑問はアンデレの前に無意味だし」
「何で大根……なんてね。大根さん達は飽きるほど見てきたから」
仲間達が首を傾げると神田川・憐音(天地を揺さぶる情動・g02680)とネリリは肩をすくめた。エゼキエルで戦っていると大根兵に関しては何度も話を聞くし、そこで出る言葉には慣れっこであった。そう、付き合いの良いネリリは驚いたように見える様、口元を抑えて表情を隠していたのだ。ここでニヤリとかやってたらパーティ(?)の演出が台無しであろう。
「こいつも食えと?なんか動いてるし攻撃もしてくるが……?」
「まあ、あちらの子にとっては全部まとめておんなじ食事会なのかも?」
よって最後に疑問形が付いたが、逸とネリリでその言葉に若干の差がある。逸は敵意を感じて何となく戦いであると思っているが、ネリリの方が解釈度合いが深いので、アンデレの関係者だから戦いと食事が同じベクトルであると理解できているのだろう。
「まあ、そんな感じみたいだし? 姉であるアンデレ……いや妹だっけ? 姉の発想力にはいつも驚かされたりするけど妹はどうかな? まあそれは置いといて。リューロボロスちゃん肝入りのこの庖丁で捌いちゃいますか大根」
憐音もネリリと同様にアンデレに詳しく、その考えを楽しそうに舌の上で転がした。どんな風になるのだろうと思いつつ包丁を構えて料理(比喩ではない)の準備に入った。
「そうか。……とりあえず、刻むか……。まあ、刻んだら普通の大根と変わらんだろ……多分……」
逸は一瞬眉を顰めるが、飯食ったら元気も出たし、腹ごなしにひと暴れといこうとばかりに腕を回した。体に違和感はなくこのままアル・カポネだろうがイデアロゴスだろうが戦えそうな雰囲気である。その上で、視線をアンデレ達の方に少しだけ向けて元の位置に戻すと闘志を高めていった。その様子からは会話を邪魔させないという強い意志が伺えた。
「「だね」」
憐音とネリリも頷き合い、送り出した二人の時間を守るために戦う事を心に決めたのである。
(「アンデレちゃん達に声はかけないよ。心配する気持ちもあるけれど、それよりずっと強い子だっていう信頼の方が大きいお友達だものね。だから私が今、見るべきなのはっ」)
ネリリは魔法を唱えるべく喉の調子を整えながら、視線を吐きそうになってるシアンと敵へと戻した。大丈夫かな、この大きなお友達……と思いつつ、大丈夫だろう(きっと)と戦いに専念することにしたのである。
「……兎も角、鬼が洗濯をしている間に……私は野菜どもを片付けるとしよう。しかし、嗚呼、限界も近いのだ。少しは加減をしてくれると助か……人間性ではなく大根性……?」
そんな感じの葛藤が渦巻く中で、シアンはようやく己の胃袋を掌握しつつあった。アルコールや薄荷油などが無かったことで致命傷を免れたのだろう。元気にボケ倒していた(本人にそのつもりはない)。
そして静かに戦いが開始される。
「ごめんね……。わたし、本気なんだよ。あの子たちは誰にも邪魔させない!」
ネリリは高速詠唱で猛吹雪を呼び起こした。
俄かにパーティー会場の温度が低下し、敵兵が極低温にさらされたのだ。
『だいだいだいだい、大根! だいだいだい……、だいっこー……』
ネリリの攻撃で大根たちの動きが鈍っていく。
動きは緩慢に、思考は散漫に。それは緩慢な死であり大根から進化した(?)天使をただの大根に戻すかの如き所業であった。
『だい、こーん!……』
「煮て良し漬けて良し、新鮮ならお刺身にだってできる君達だけど。根菜を冷凍保存だけはしてはいけないんだよっ」
バタリと倒れた大根を悲しそうにネリリは眺めた。
抗う意志さえ奪うこの魔術は、復讐心ゆえにディアボロスとなった彼女にとって酷く残酷な魔術なのだ。お前の遺志など知った事かと殺されかかったがゆえに、相手にもそれを強いるのは酷く残念であった。だが、それだけに今回の戦いは大根如きに邪魔させないと本気であったのだ。
『だいこん! ダイコン! 大根!』
「そう言えば逆説連鎖戦だもんね。ここが食事会場ならお出しされるのは美味しい食べ物。痛んでダメになった大根に出番はないわ! 大根パーティ……するなら凍ってない別の大根にしようね?」
悲しむネリリの元に現れたのは、大根に寄る大根のための軍団。ダイコン・プラトゥーン! 赤い大根・蒼い大根・黄色い大根に桃色の大根まで次々に召喚されかと思うとネリリを襲うのであった。ネリリはその攻撃に耐えながら『衛生的に悪そうだな―』と思うのであった。
「見事な凍み大根になったね。そっちが無数の大根ならこっちも分身でお相手っしょ」
「凍み大根? そんな料理が……あ、フリーズドライなのね」
憐音は料理が得意なのでネリリが知らない食材も知っている。
それは凍結と感想を繰り返した大根で出来ている。幾度となく凍土を越えて腐敗なく、ただ干からびて食材と成る存在だ。
(「この敵を想定してた訳じゃないだろうけど結果的にアンデレの宿敵との戦いで役に立つって。それもリューロボロスの愛のパワーかも。しらんけど」)
憐音は腰を低くして戦闘態勢に入ると、動線をイメージした動きでまるで分身しているかのような調理肯定に入った。リューロボロスの神剣と打ち合ったことで聖別された……竜をも解体する為の巨大包丁がザクザクと大根を解体し始める!
「まずは拍子斬り! 梅を和えて見ようかな! お次は……大根のタタキにでもするし!」
『ダイ……コーン!!!』
憐音は未来を予測しながら大根の襲来に備えた。
周囲が大根畑に変り飛んでくる刹那の一秒間! そこに備えて料理人のカンで次なる料理に備えるかの如く! 現れたサプライズ大根を分身が包丁の柄で戦いながらその辺りに転がしたのである(なお、本体)。その間も別の分身が雅楽を奏でるなど余裕しゃくしゃくっち!
「大根だけに大混乱している場合ではない。焼き大根にしてしまおう。波状攻撃をしてくるのであれば、そうだな。鞭で足を引っかけ……足……?????」
シアンは宇宙から二枚貝(?)を召喚し、精神性を崩壊させる触手や熱を放った。それはちゃちな幻影などではなく『蛤などとは違うのだよ蛤などとは』と言っているかのようだった。きっと古参兵のゲリラ屋で砂の中に隠れるのが得意な奴だろう。
『だいこん! ダイコン! 大根!』
「まあいい、足の代わりに根を狙うまでだ。少しだけ眩暈がする……いや、それより此処は耐えねば。大丈夫。私は数多の戦場を駆けてきたインセクティア。この程度の沙汰では狼狽えたり……」
現れた大根船体に対してシアンはワームを使って転がすことにした。
逆節連鎖戦ゆえに回避できなくとも、せめて転がしてやるぞ。転がしてやるぞとロックな気持ちで対抗したのかもしれない。とりあえず科学戦隊みたいでキラキラしているなあと大根軍団について思いつつ、覚えている間に疑問を解消することにした。
「ふぅ……さて。大根性の違いで解散するのだったか。ならば、その大根性についても訊いておく。貴様等、大根とは何かを教えてくれ」
『汝、大根を試すことなかれ。汝、大根に問うことなかれ』
シアンの質問には何故か哲学的な反論が返って来た。
どうして問うてはならないかというと、本人(?)にも)答えようが無いからだ。大根であるがゆえに大根、そのうちに思考が芽生えて違いが出て来るのかなーと思うシアンであった。
「道を開けろ、禍が通るぜ。でねえと食われることも無く、路傍に転がって泥にまみれちまわあ」
逸は残る敵に向かって飛び込むと長ドスを振り回した。
すると風の刃が現れて、まるで鋭い巨大な爪が敵を切裂くようであった。
『……』
「む。来るか」
やがて逸は大根の中で、静にこちらを睨んでいる(?)奴らに気がついた。
そいつは背負った葉と共に天使の翼を広げて、己の使命を全うすべく突撃してきたのである。
『……』
「おおお!」
逸と大根が交差し、傍らには転がった大根。
そして逸を貫きつつも、物言わぬ大根となってアスファルトに突き刺さったまま朽ちた大根となったのである。
「……」
その雄姿を見た時、逸はどういうべきか悩んだ。
褒めるのも違う気がするし、喜劇にしかならないからだ。
仕方が無いので漢は背中で語る事にした。貫通攻撃を喰らって直したばかりの痛みがぶり返したのかもしれない。
「終わったねー? あっちはまだみたいだけど……どうしよっか」
「どうしようかも何もあるまい。敵ならば倒す、だが話が終わるまで待つ。普段ならば長考は案弁して欲しいところだが、腹具合の問題で今日は許容しよう。京野菜だけに」
戦い終わったところでネリリが声をかけるとシアンはそう答えた。
この中に会話へ割って入る野暮な物は居ないという事だ。
「まっ、事後に備えるってところだろうよ」
「アンデレのリクエストにお応えして大根パーティしとく……いや大根パーティって何だし?」
逸が肩をすくめながら適当に流せば憐音は首を傾げつつレシピを考え始めた。
「何か苦手なものある? その辺は避けるけど」
「カフェインとアルコールを使った物は避けて欲しいな。あとは消化が良いとはいえ、今は勘弁して欲しい」
憐音はシアンの言葉に、帰ってから味噌田楽でもするかなーと思うのであった。
「あ、いま変化が……」
「てーことはもうじき出番って事だな。大人しく待っとくか」
じっと眺めていたネリリの言葉に逸は風下でタバコを吸いながら答えたという。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
ア・ンデレ
友達が大根パーティーしている間にインデレちゃんと話しましょう。
お久しぶりです。インデレちゃん。
今回はお食事会にお招きいただきありがとうございます。
新しく出来た友達と一緒にたくさん楽しく食べましたよ。
あのときから、私には友達がたくさんできました。
今は皆、食後の大根を楽しんでいると思います。
インデレちゃんも、友達たくさんできましたか。
元気そうで何よりです。
こんな食事会を開いて、インデレちゃんはすごいですね。
すごいところは昔から変わっていません。
元気一杯で破天荒で力が強くて、そして友達思いだった。
そんなインデレちゃんのことを、私は姉として誇りに思っています。
あのときのことを覚えていますか。
バアル・ゼブルの惨劇の日です。
バアル・ゼブルは私たちをクロノヴェーダとして喰らおうとしました。
私は、妹を喰らい、デーモンイーターとなりました。
そうしないと、私も妹もバアル・ゼブルに喰らわれていたからです。
あのとき、喰らってあげられなくて、ごめんなさい。
今日こそ、喰らってあげますからね。
リューロボロス・リンドラゴ
姉妹の会話に割って入る気は無いよ。
終わるまでは黙っていよう。
だが。
台無しには、させていただく。
家族の話だというのなら、我も当事者、と言えなくもないからの。
アンデレが悪魔となった妹を喰らったことは驚きはせぬ。
こやつは根本的な所で夢を見ないし、汚れ役を買う所がある。
妹を護る為ならそうしたであろうさ。
我はその覚悟を否定はせぬ。
けれども。
我は覚えている。取り戻せるのなら、取り戻したいとぬしが泣きながら笑っていたことを。
なあ、アンデレよ。
我は妹が欲しい。多ければ多いほうが良い。
別に何もおかしなことは言ってなかろう?
ぬし、我と結婚するのだろ?
つまり、だ。
はじめまして、インデレよ。お義姉ちゃんである!
未来の、だがの。
なあに、500年は待たせぬよ。
もしかしたらぬしの方が年上かもだが。
ドラゴンとは横暴なのだ。
ぬしは我が義妹よ!
征くぞ、アンデレよ。
ぬしに、夢を見せてやる。
ぬしの夢を、叶えてやる。
我は龍、我こそはドラゴン。ドラゴンとは――お姫様を攫うものだぞ?
悪魔を喰らい、姫を攫う。
やり遂げてみせようぞ!
●
『また会ったねアンデレちゃん!』
「お久しぶりです。インデレちゃん」
よく似た二人の少女が居た。
一人はあくまでもう一人は鬼だ。
(「姉妹の会話に割って入る気は無いよ。終わるまでは黙っていよう。だが。台無しには、させていただく」)
その光景をリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は静かに見守っていた。しかし最後まで黙っているわけではない。家族という話なら、彼女もまた当事者と言えなくも無いのだから。
「今回はお食事会にお招きいただきありがとうございます。新しく出来た友達と一緒にたくさん楽しく食べましたよ」
『うんうん。よかったね!』
話しながらア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は悲しくなった。
インデレはいつも自分の上を言っていた。
本来であれば『お土産もあるからね!』くらいは言っている筈だ。それが無いという事はクロノヴェーダになって劣化したのでなければ、何もかも喰らうから逃がす気が無い……そんな風に志向が捻じ曲げられてしまっているのだろう。
「あのときから、私には友達がたくさんできました。今は皆、食後の大根を楽しんでいると思います。インデレちゃんも、友達たくさんできましたか」
『うん! たくさんできたよ! みんなでいっぱいいっぱい食べたんだよ!』
やはり悲しくなった。そこには過去形しかない。未来が存在しないのだ。つまり出来た部下も友人も喰らってしまい、最後には新しい兵士を捕まえるだけ。その兵士もやがて喰らってしまうので、繋がりが無いのだ。
「元気そうで何よりです。こんな食事会を開いて、インデレちゃんはすごいですね。すごいところは昔から変わっていません」
この言葉は本音であった。インデレは何時だって自分の前を行く。意気消沈した人々を元気付けるために、食料が少なくなくなっていく時にパーティは開けない。本物だったらそうした上で、食料対策も考えるのかもしれない。そう思いはするが、このインデレちゃんは悲しいくらいに偽者だった。
「元気一杯で破天荒で力が強くて、そして友達思いだった。そんなインデレちゃんのことを、私は姉として誇りに思っています」
嘘ではない、嘘ではないからこそ悲しいのだ。いつもの笑顔の裏でアンデレは悲しかった。同時に偽物のインデレを何とか出来る事だけが嬉しかった。
「あのときのことを覚えていますか。バアル・ゼブルの惨劇の日です」
『? それがどうしたの?』
クロノヴェーダには何種類か居るが、過去ゆえに行動し続ける奴と、まるで気にしない奴がいる。こいつは後者なのだろう。
「バアル・ゼブルは私たちをクロノヴェーダとして喰らおうとしました」
「私は、妹を喰らい、デーモンイーターとなりました」
「そうしないと、私も妹もバアル・ゼブルに喰らわれていたからです」
アンデレは何かを告白するかのように、言葉を区切りながら次々と語り掛けた。誰に語るでもない、自分がそうしたいからだ。笑顔という名の無表情で、よく似た顔の少女に語る。
(「アンデレが悪魔となった妹を喰らったことは驚きはせぬ。こやつは根本的な所で夢を見ないし、汚れ役を買う所がある。妹を護る為ならそうしたであろうさ」)
リューロボロスはその言葉にショックを受けなかった。だが漠然と受け止めたわけではない。二進数は零と一の二つしか数えられないのではない。それで最適なのだ。思考がシンプルなだけで決して愚かではない事をリューロボロスは知ってっていた。そして思考がシンプルだからこそ、誰もが悩む時に自ら行動して……その際に誰も出来ない事をやってのける汚れ役を引き受けるのだと知っていた。
「あのとき、喰らってあげられなくて、ごめんなさい。今日こそ、喰らってあげますからね」
(「我はその覚悟を否定はせぬ。けれども。我は覚えている。取り戻せるのなら、取り戻したいとぬしが泣きながら笑っていたことを」)
アンンデレはクロノヴェーダを喰らうという。
交渉が決別しそうな時、した時、戦う時。
いつだってそう言うが……言っているだけでもある事をリューロボロスは知っていた。本気で思っていると同時に、そうでない未来も欲しかったのだ。
『そうですか。では存分に……』
「なあ、アンデレよ。我は妹が欲しい。多ければ多いほうが良い」
此処で初めてリューロボロスは口を開いた。
インデレが決別の言葉を口にする前に割って入ったのだ。
「別に何もおかしなことは言ってなかろう? ぬし、我と結婚するのだろ?」
「はい! 結婚したいです!」
リューロボロスの言葉にアンデレは間髪入れずに答えた。
そこに逡巡は無く、ただ事実を語る。笑顔で嬉しいと思った事を表現する。
「つまり、だ。はじめまして、インデレよ。お義姉ちゃんである! ぬしは我が義妹よ!」
『……』
リューロボロスの言葉をインデレは漠然と流した。
そこに関心は無い。事実であるかの確認も無く、倫理とか性風俗の変化を問う事も無い。『喰らってしまえば同じ事』どうせこの後は同じだと考えているから変わらないのだ。『馬鹿め』といってやりたい。
「未来の、だがの。なあに、500年は待たせぬよ。もしかしたらぬしの方が年上かもだが。ドラゴンとは横暴なのだ」
リューロボロスは一息に言い切った。閉じた世界で何度も繰り返しているであろうクロノス級に対してではなく、巻き込まれている中身のインデレ本人への言葉だ。
「征くぞ、アンデレよ。ぬしに、夢を見せてやる。ぬしの夢を、叶えてやる」
「っ! ええ! そうしましょう! 楽しいといいですね! きっとたのしいでしょう!」
その宣言は力強く、当然の理のようであった。
愛に告白であり、行動の断定であり、未来を掴むと轟叫ぶかのようであった。
そのラブラブぶりに天も驚き、拳を握ればそれだけで石すら破る闘気の風が吹きそうなくらいである。
「我は龍、我こそはドラゴン。ドラゴンとは――お姫様を攫うものだぞ? 悪魔を喰らい、姫を攫う。やり遂げてみせようぞ!」
鬼の呼びかけで始まった会合は、いつしか龍によるプロポーズに変っていた。
だが、そこに疑問を挟む者はいない。茶化す者も居ない。ただ事実としての行動宣言がそこにある。
『そうですか。では喰らい合いましょう』
そして閉じた空間の真ん中で、まるで変らない少女がいつものように口にしたのである。
「くらっていこー!」
「「おおー!」」
こうして少女たちの決戦が始まるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
ア・ンデレ
沢山の友達とともにインデレちゃんと戦います。
飛翔し、インデレちゃんのすごいパンチを受け止めます。
「私も飛べるようになったんですよ。」
すごいパンチのすごさに、今戦っているインデレちゃんが本物であるということを実感します。
アヴァタール級の偽物にはこのすごさは真似できません。
それはつまり、最後の決戦であることを意味しています。
これが偽物だったら、体が操られているだけとか姿を模しているだけとかだったら、どんなによかったでしょうか。
でもインデレちゃんから感じ取るすごさは、どうしようもなく本物です。
私の憧れていた、私のなりたかった、インデレちゃん本人です。
「インデレちゃん、あなたは私の100倍すごい。でも、私はあなたの1万倍運がいい。」
一人では勝てないインデレちゃんにもすごい友達がいれば勝てます。
友達が作ってくれた隙を見逃さずに喰らいつきます。
インデレちゃんを喰らい、インデレちゃんの「すごい」を自らの力とします。
「またね。インデレお姉ちゃん。」
もう会えないとは分かっているけど言わずにはいられません。
リューロボロス・リンドラゴ
ああ、確かにすごいパンチだよ。
竜をも傷つけるのだ。
だがの。アンデレのパンチはもっとすごかった。
もっと、我が身も、心も、震わせたぞ!
――愛よ、闇をも照らす鼓動となれ。愛され、愛するは……竜である!
チンギス・ハーン戦で開眼せしこの技の名を、まだ伝えてはいなかったの。
闇照之太刀(あんでれのたち)である!
なあ、アンデレよ。
これほどの者達がぬしの為にと集っても尚、まだ、インデレの方が100倍すごいと思うておるか?
それはぬしの妹を誇る気持ちでもある。
良きかな、と言ってやりたいとこではあるが……。
気持ちで負けておったら勝てぬし、何よりも、我が気に食わぬ。
ぬしは、すごいのだ。とてもとてもすごいのだ。
竜を悩ませるほどに。我を振り回すほどに。
なればこそ、ぬしにとっておきの呪文をくれてやる。
永遠撃滅術式『チェインパラドクス』よりももっともっと強くなる呪文をくれてやる。
ずっとぬしが伝えてくれた言葉を。
我からも初めて、口にしよう。
アンデレ。愛してる。
我に愛されることを教え、愛させたのだ。
ぬしは、すごい。
シアン・キャンベル
「……ふぅ……ようやく治まったか。姉も妹もよく食べるな」
【パラドクス通信】で連携を試みる
必要そうなら前に出て壁にでもなろう
「さて……貴様が鬼の妹か。私はシアン。貴様の姉によく世話をされている蠅だ。何、今の私はようやく消化できたところ。少し、粗相した可能性もあるのだが、その点に関しては見なかった事にしてくれると嬉しい」
ともかく、すごいブレスの何が凄いのかが重要なのだが、まさか、凄いのではなくグロテスクな方向性だとは。いあ、もちろん、私のようなインセクティアが『それ』で怯むものではない
「重要なのは捏ね方だ。これに関しては貴様、私の方が貴様の姉よりも得意なのだよ。もっとも、このパラドクスは貴様の姉の贈り物なのだがな」
粘土のような何かを捏ねるのだ。何かとはつまり脳髄である
私は、喰い破られながらもコネクションをこねるとしよう
「私はちゃんと、貴様の姉に救われたのだ。背中を押される感覚はほんの僅かに、眩暈がするくらいには、立っていられないほどの……」
ぼそりと、付け加えておこう
「愛とはおそろしいものだ」
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
心情
ア・ンデレはとうに覚悟を決めてるんだ
なら、友として手助けしたくもなるし、そうじゃなくても姉と兄の違いはあるが先に生まれて下の子達を見てきた身としては其の覚悟は尊敬に値する
だから、全力で支援する
俺に出来る事なんて其れだけだしな
基本、ア・ンデレの邪魔にならない様に其の動きを支援する様に動く
●希望の西風発動
自分が今迄造って来た誕生果を用いたケーキや蜂蜜を用いた菓子等、食べる場所によって違う味のする菓子の竜を生み出し甘い風やクリームのブレスで攻撃
必要そうであればア・ンデレの盾になる様に動かす
自身への攻撃は魔力障壁を展開し防御
此の戦場ならこいつの方が合ってるだろうしな
俺の造って来た菓子の総決算だ
味は保証するぜ?
リュー程じゃないが俺も、皆もア・ンデレの凄さは思う存分知ってるし世話になったからな
悔いを残さない、ってのは厳しいかもしれんが其れでも後でもっと何か出来たんじゃないかって思い出す事が少なくなる様に全力で助力していくぞ
(ひゅー、リューも言うなあ。
仲が良くて何よりだぜ)
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
もうちょっとだけ関わらせて頂きますね。
CCTS任務続行です。
流石に姉妹間の、そして…えっと、恋人さんなのかな~~。
あの会話に割って入れる程の間柄ではありません…が。
友達と頼って頂いたのなら、ボクたちは完全なミッションコンプリートを持ってお返ししないといけません。
ボクたちの任務とは、アンデレさんが納得する結末を迎えられる様にすること。
スカイレイダー、全力で参りましょう。
≪ - 人機接続:Lynx of Boeotia - ≫
起動コードを宣言し、電脳ゴーグル『Boeotia』を介して精神と全武装をリンク
人と機械の力を最大限高め合う人機一体の状態へ。
右手には機械魔導弓『ACRO』左手には『ヘブンズレイ』番えて矢を形成し
パラドクス【ブリッツディゾルバー】を発動。
たまに敵の注意をこちらに向けたり、手足を貫いて行動を制限する等
主にサポートを前提とした動きに徹します。
最後は見届けましょう。
おっと…、愛してる。…いい言葉です。
いつかボクも言われたいなぁ。
500年に期待しましょう。
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
アンデレさんは、ご家族と最期まで向き合う事を選んだのですね
…立派なお姉さんです
僕達も仲間として、お友達として、出来る事を精一杯頑張りましょう
CCTSよりイサリビ、アンデレさん達を援護します!
後衛の立ち位置から遠距離攻撃で援護へ
戦場となった会場を広く見渡し【パラドクス通信】で周囲と連携
仲間の攻撃の間を繋ぐように、召喚した小型駆逐艦たちに適切なタイミングで〈号令〉を下し
『イ・ンデレ』さんに狙いを定めて砲撃を仕掛けます
なるべく顔などは狙わず足下などを狙いましょう
反撃のブレスに対して「氷盾」を用いて防御しつつ
視界を遮られそうになったら、味方と通信で情報共有する事で状況の把握に努めます
『イ・ンデレ』さんを始め、改めて刻逆やクロノヴェーダの犠牲になった方々に黙祷を
…日頃から思っていても、いざという時に愛情を言葉にするのは難しいものです
はっきりと伝えられて素敵なご関係ですね
アンデレさん達の今後に幸多からんことを
伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び、ア・ンデレは「アンデレ」)
「宿敵主の望み通りに事を運ぶ」を第一目標とする
必要に応じ、仲間をディフェンス
あっちの方が凄いとか、珍しく随分弱気じゃねえか
そういう事もあるんだなって、正直ほっとしたぐらいの気持ちもあるが
そいつ(リンドラゴ)をあんまりがっかりさせてやるなよ?
(…まあ、心配いらなさそうだが)
覚悟があるんなら、俺から言う事はねえな
存分に動け。必要なら、盾でも囮でもなんでも、俺を好きなだけ使え
仲間のディフェンスを最優先
特に宿敵主は倒れさせないように・動きの邪魔をしないように注意
長ドスで応戦(【禍竜の鋭刃】)、敵の攻撃は武器や尻尾で受け流すか、翼を盾代わりにして受ける
防御は「仲間の守護の為に、戦場に立ち続ける」為のもので、動ける限りは自分の負傷は気にしない
ぶん殴ってなんでも壊すってんなら、この禍も壊してみろや
あいつ(宿敵主)は、てめえをぶっ壊して越えていくだろうがな
敵へのトドメは宿敵主に任せる
戦闘終了後も、宿敵主達の邪魔にならないようにそっと先に帰る
ネリリ・ラヴラン
アドリブや連携は歓迎だよ!
この時間へ辿り着くまでの間のとても長い時間の末に出した答えを
何も変わらずに受け止めてあげることが”おともだち”の役目だって思っているよ
変わらないいつもの姿が、支えにもなる
それは、私の過去を取り戻しに行った時、彼女がわたしに見せてくれた姿
遅刻をしててでも電車に飛び乗ったのは
あの時に貰ったたくさんの勇気を少しでもお返しするためかもだわ
そんなお気持ちを心に秘めつつ、満天の笑顔で超高速の詠唱を紡ぎ
魔法陣から飛び出した爆弾蝙蝠をインデレちゃんに飛び掛かってゆかせるよ
でも、真っ直ぐぶつけてゆかずに
注意を引けるようにぐるぐると周囲を旋回させてみよう!
クロノス級って部分を差し引いても、アンデレちゃんと似たタイプだったら
正面衝突は避けた方が良いかなって思っちゃうし
陽動を挟んで他のおともだちと攻撃を合わせやすいようにしてみたいわ
戦いの後はお先に電車に乗り込んで
”おともだち同士”ではなくなるお二人に少しお時間をあげたいね
帰宅の合図はおつかれさま、より、おめでとうが良いかしら
メルキディア・セデクリエル
アドリブ連携歓迎
後追いになってしまったけど、アンデレさんの呼び掛けに応えて駆けつけてきたわ。
私もともだちとして力になりたいのは皆と同じだから…!
駆けつける最中で聞いたアンデレさんの決意をイ・ンデレさんに届かせるために、露払い役を担います
故に出し惜しみは無しで、イオスラッガーに語られざる天使の術式を解放
同時にエーテリア・ブラスターのエネルギーを込めてイ・ンデレさんの
「すごいブレス」をエーテリア・イオスカリバーで横一文字に切り払う
返す刃で光波を飛ばし、アンデレさん達の道を切り拓く!
(最後にリューロボロスさんの告白を聞いて)
最後まで最前線で止まらないで駆け抜けた二人に、目一杯の祝福を
そう呟きつつ、組から見れば外様の私は一足先に退散しますね
アオイ・ダイアログ
アドリブ、連携歓迎です!
家族と戦う……私なら耐えきれません
でも、進むと決めたんですね……
そうですね、いい覚悟です!
その道、友達である私たちが届かせてみせますよ!
今日は食事会にお誘いいただきありがとうございます🎵
お礼と言ってはなんですが、どうぞたっぷり召し上がってください!
氷ならいくらでも作れますからね!
【パラドクス通信】で相互連携を取って攻めます!
虫のブレス、めっちゃキモくて厄介ですね!
私の氷に閉じ込めてまとめて動きを封じます!
インデレさんの足や翼を凍らせて動きを阻害出来ればなおヨシ!
攻撃をアンデレさんが避けれそうにないなら氷の壁を生やして威力を殺してやります!
トドメはアンデレさんでしょうね。私は全力でサポートします!
食べることは生きる事
明日を望むための活力を得る事です
なのに、食べるだけ食べて何も残らないのではあまりに虚しいではないですか
そんな賽の河原、今ここで終わりにしましょう
アンデレさん、行ってください!
最後はちゃんと見守りますよ
お二人に幸多からん事を
ノイン・クリーガー
アンデレも何やら過去に色々あったようだな。
そして想うところはあれど、姉妹を討つ覚悟を決めたか。好き好んで家族を喰う奴はいない。
⋯⋯ならば何も言うまい。俺は依頼を果たすのみ。
しかしインデレと言ったか。決別するなら喰らうのみとは、実にシンプルだ。
迷えばこっちが殺られるな⋯⋯
虫なども吐いてくるようだが、パンチに頭突き。あのナリでも強者というわけか。まともにぶつかり合う気はない。
ホログラムで分身を残しつつ姿を消す【影裏之太刀】を使い、突っ込んで来たところを分身を囮にして側面から高周波ソードで切りつける。
しかしなんだ、結婚するのか?このタイミングで?
⋯⋯ディアボロスならそんなこともあるか。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
過去に思いを馳せるのは野暮だろうか
姉妹の再会が、別のかたちであったなら、など
俺もおともだちとして、アンデレさんを援護しよう
避難は無事に済んだよ。心配いらないと合図で伝えて
頼れる友であろう
CCTSよりフェーデル。参戦する
戦況とインデレさんの動きを観察しつつ把握
危険や気づきはPD通信にて情報共有を
仲間達と連携し、アンデレさんを援護
PDにて攻撃
俺はSeraphim(チェロ)にBlue nuitの弓で音色を奏でよう
召喚するは白馬を駆りランスを構える甲冑の聖騎士
戦場に音色を響かせ続けよう
仲間たちの位置に合わせ囲うように幻影の騎士を操り
仲間達の攻撃の合間にランスを構え突撃、道を拓いて次なる攻撃に繋げよう
インデレさんのブレス攻撃には、指輪から荊の魔力障壁を身を包むように展開し、近づけぬようガード
負傷は強化コートで防ぎ、演奏を止めない
俺もまた、アンデレさんの選択を、意志を見守ろう
決着すれば、静かに一度瞑目を
アンデレさんには、たくさんの友だちがいるのだから
彼女には、帰る場所がある
神田川・憐音
まあアンデレって言うのは全体的にスケールのデカい女だってギャル思うワケ
発想力とか行動力とか、そういうの常人の枠に納まらないっていうか
言い換えれば器がデカいってことでもあるよね
だからおともだちもいっぱい集まって来るしリューロボロスちゃんだって惹かれちゃうでしょ的なね
その姉だっていうんだから、確かにドでかい女っぽいよね
すごいパンチとかずつきとか繰り出してきてもむべなるかなみたいな?
でもそんなすごい攻撃にもあたしも他の連中も怯んだりしないんだなこれが
何でかって? アンデレがおともだちからパワーを貰ってるように
あたし達もアンデレからパワーを貰ってるってコト
力は貸すものじゃなくて合わせるものだし愛は一方的に与えたり受けたりするものじゃない
―――みたいなのはリューロボロスちゃんに任せるとして
あたしはあたしの仕事をするよ
食事会って言うなら料理作らないとね
ってコトで、すごいブレスはこっちも炎で迎え打つよ
破壊と再生、有害な虫も有益な料理にって具合に
くろくてちいさいむしを燃やし尽くしてクッキーにしてやんよ
●
「過去に思いを馳せるのは野暮だろうか。姉妹の再会が、別のかたちであったなら、など」
「アンデレも何やら過去に色々あったようだな。そして想うところはあれど、姉妹を討つ覚悟を決めたか。好き好んで家族を喰う奴はいない」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)の言葉を聞いてノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が呟いた。そして自分の過去を振り返りそっと添える。
「……ならば何も言うまい。俺は依頼を果たすのみ」
「アンデレさんは、ご家族と最期まで向き合う事を選んだのですね……立派なお姉さんです」
どんなにつらい決断でもせねばならない事を果たす。ノインの指示した先に三間・勲(漁火・g10186)は感じ入る。誰かがせねばならないなら自分がやっると依頼主が言うのだ。傭兵としてはそれに力を貸すのが順当であろう。
「僕達も仲間として、お友達として、出来る事を精一杯頑張りましょう」
「CCTS任務続行です。友達と頼って頂いたのなら、ボクたちは完全なミッションコンプリートを持ってお返ししないといけません」
勲が受けた任務の事に言及すればレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)も頷いて戦闘態勢を整える。例えハッピーエンドではないと分かって居ても、せめて納得のいく結末に向かって欲しいと思うのだ。
(「流石に姉妹間の、そして…えっと、恋人さんなのかな~~。あの会話に割って入れる程の間柄ではありません……が」)
そしてレイは先ほどのプロポーズのような光景を反芻した。
主戦線に加わるには少し気が重いというか、歯が浮きそうな砂糖味を感じる。だが自分たちが出来ることをするのは同じであろう。
『アンデレちゃん、こんどこそ、くらってあげるよ』
その言葉と共にインデレの気配が減ったような気がした。
本人の意思から悪魔の意識へと変わったのか……あるいは、この空間そのものが敵となって、インデレの気配が相対的に少なくなったのか。
「しかしインデレと言ったか。決別するなら喰らうのみとは、実にシンプルだ。迷えばこっちが殺られるな……。ゴースト、出撃する」
ノインは高周波ソードを構えて腰を低くした。そして傭兵会社のコールサインを告げつつ、いつでも突撃できるようにして装備を色々と起動し始める。
「CCTSよりイサリビ、アンデレさん達を援護します!」
「避難は無事に済んだと合図は送った。俺もおともだちとして頼れる友でありたいものだ。アンデレさんを援護しよう。CCTSよりフェーデル。参戦する」
同じ様に勲が支援攻撃の準備を整えると、その間にエトヴァは依頼主への報告を済ませていた。
「ボクたちの任務とは、アンデレさんが納得する結末を迎えられる様にすること。スカイレイダー、全力で参りましょう≪ - 人機接続:Lynx of Boeotia - ≫」
こうして傭兵会社CCTSのメンバーは次々とコールサインを口にして出撃していく。レイはゴーグルに表示されたデータが先ほどと変更されているのを確認しながら高速で踏み出していった。
「触手や盾によるオートガードはない筈ですが……」
レイはナノマシンを武装に換えた。クロスボウに短い矢を番え、電子制御で照準を整えていく。その軌道は完全に制御されまるで日差しが差し込むように、敵の元へと矢が放たれたのだ。
「君は逃げられない、ボクが狙ったんだ、必ず貫くよ。それ!」
『そうですね!』
レイが矢を放つと敵は超高速で突っ込んで来た。
まるで野に対する体当たりの様であり、レイには頭突きを食らわせて来たのだ。これにはレイちゃんもびっくり。
「くっ。これではまるでアンデレさんの動き?! いえ、姉妹となればこういうこともありえますか」
闘技場などでぶつかれば突っ込んで来る事もある。
同じように恐怖も覚えも感じることなく、飛び込んでくる姿を見てレイは姉妹だなあ。と感じるのであった
「アレはもうそういう存在だと思うしかないな。割り切れ」
「はい! アルタン・ウルクだと思う事にします! 突入を援護しますね!」
ノインが残像を残しながら走り込むと、勲は頷いて召喚した駆逐艦群に攻撃指示を出した。戦死者の魂たちは彼の遺志を汲み取り、サイズこそ小さい物の砲雷撃戦を繰り広げる。
「主砲、打ち方始め! 出来るだけ足元を狙ってください! 動きを止めるんです!」
『じゃあ動かないね! ぶわぁーっ』
二門が一門、二隻が一組になって砲撃を放つ古い時代の『打ち方』陣形。最初の攻撃の後、やや時間を置いてもう一発。砲撃方向と誤差修正を入れて精度の高い砲撃が着弾していく。だが敵はそんなのお構いなしに、口からびゅーっと虫を飛ばして来た。
「凄い圧力です……でも、これだけ飛んできて回り込んできていないという事は、自然の虫ではないということですね!」
勲は氷の盾で顔面や急所への直撃は避けた。
その間にもガンガンぶつかって腕が痺れそうになるのだが、普通の虫がするように盾を回り込んでは来なかった。その情報を仲間に伝えながら、時間を稼ぐのであった。
「保たせろ! ……虫なども吐いてくるようだが、パンチに頭突き。あのナリでも強者というわけか。まともにぶつかり合う気はない。ここは動きを止めることに徹する」
ノインは砲撃の嵐の中に飛び込みながら、残像を残して己の姿を消す。そして砲弾の道案内中で敵の死角から切りつけていったのである。
『もういいですかぁ? いきますねー』
(「呆れた奴だな。だが……倒せんことはない」)
敵はノインが斬りつけた方向に対して頭突きをかましてくる。それはクロノス級が持つタフネスだからか、それともアンデレの姉妹だからなのか? しかし、このまま戦い続ければいつか勝てるという確信をノインは抱いた。
(「余りあるフィジカルとオーラに魔力。アンデレさんによく似ているが……どちらかと言えばフラットなタイプかな。どれも凄いがそれだけだ」)
エトヴァもまた状況から能力を察していた。
どの攻撃に対しても反撃に淀みがなく、タフネスさがそれを支えている。だがド派手な威力がある訳でもなく、一通り能力が高い超人と言うところだ。仲間たちと連絡を取り合い、パrドクス通信機に囁きながら攻撃をかけた。
「さあ、激しく舞い踊れ! 仲間達よ!」
エトヴァはチェロに夜蒼色の弓を構え艶やかな音を奏で始める。白い弦が生み出すのは、白馬を駆りランスを構える甲冑の騎士たちだ。
『あたらしいともだちですね、こんにちは!』
「そうだ。友達だ。ただし……彼らだけではないながな!」
敵は大きな口を開けて、騎士たちを喰らわんとするかのようだ。口から放たれる黒い虫たちをエトヴァは指輪から魔力障壁を花って防御した。この攻撃はただの攻撃に非ず、敵の動きを止め視線を奪い、次なるチームが攻撃するための時間を稼ぐためでもあった。
●
『アンデレちゃん、こんどこそ、くらってあげるよ』
その言葉と共にインデレの気配が減ったような気がした。
本人の意思から悪魔の意識へと変わったのか……あるいは、この空間そのものが敵となって、インデレの気配が相対的に少なくなったのか。
「……ふぅ……ようやく治まったか。姉も妹もよく食べるな」
シアン・キャンベル(蠅・g01143)は敵との直接対決に向けてようやく調子を取り戻していた。だが、まだ食べるという二人の様子に驚愕することしきりである。
「あっちの方が凄いとか、珍しく随分弱気じゃねえか」
そんな中、膨れ上がる禍々しさに対して伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)は不敵な笑みを見せた。笑顔など滅多に見せぬが、強敵に対するソレだけは別物だ。
「そういう事もあるんだなって、正直ほっとしたぐらいの気持ちもあるが……そいつ(リンドラゴ)をあんまりがっかりさせてやるなよ?」
正直な話し、特に心配いらなさそうだと思いつつも逸は激励の言葉を口にした。理由があるわけではない、そうしたいと思ったからである。
「後追いになってしまったけど、アンデレさんの呼び掛けに応えて駆けつけてきたわ」
そこへメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)も駆けつけて来た。アンデレの広い交友関係もあり、悲しい運命を乗り越える事に手助けをする為にやって来たのである。
「家族と戦う……私なら耐えきれません。でも、進むと決めたんですね……」
「ア・ンデレはとうに覚悟を決めてるんだ。なら、友として手助けしたくもなるし、そうじゃなくても姉と兄の違いはあるが先に生まれて下の子達を見てきた身としては其の覚悟は尊敬に値する」
沈みかけたアオイ・ダイアログ(世界傅かす言の葉の女王・g02687)の気持ちをルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)が拾い上げた。そこにあるのは決して悲しいという気持ちだけではないと。
「だから、全力で支援する。俺に出来る事なんて其れだけだしな」
「覚悟があるんなら、俺から言う事はねえな。存分に動け。必要なら、盾でも囮でもなんでも、俺を好きなだけ使え」
そしてルィツァーリがまとめたシンプルな答えに逸は『悪くない』と頷いた。
「まあアンデレって言うのは全体的にスケールのデカい女だってギャル思うワケ」
「なるほどな。貴様の言うことももっともだ。ギャル思うゆえにギャルありということか」
神田川・憐音(天地を揺さぶる情動・g02680)が人差し指だけで送信するパラドクス通信を読み込みつつ、シアンは話の方に対して大仰に頷いた。ギャル語が分からずともここは仲間を安心させるところだろう。困ったら笑顔だけでつなげばいい、そんなアンデレの教えをシアンはよく覚えていた。
「発想力とか行動力とか、そういうの常人の枠に納まらないっていうか、言い換えれば器がデカいってことでもあるよね。だからおともだちもいっぱい集まって来るしリューロボロスちゃんだって惹かれちゃうでしょ的なね」
憐音としてはアンデレの決断を見守るつもりなのだ。
悲しい出来事があっても壊れたりしないし、一見何を言っているか分からない事があっても、大枠では重要な方向に進むことを知っていた。
「この時間へ辿り着くまでの間のとても長い時間の末に出した答えを、何も変わらずに受け止めてあげることが"おともだち"の役目だって思っているよ」
だから黙って見守ろうとネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は告げる。いや、黙っているだけなんてもったいない。可能な限り手助けをして、出しゃばらない程度に見守ればいいのだ。
「変わらないいつもの姿が、支えにもなる。それは、私の過去を取り戻しに行った時、彼女がわたしに見せてくれた姿。遅刻をしててでも電車に飛び乗ったのはあの時に貰ったたくさんの勇気を少しでもお返しするためかもだわ」
言いながらネリリは自分の宿縁を晴らしに行った時を思い出す。
そして他の依頼で偶々顔を合わせた時の姿とどう違うだろうか?
違いはしない。そんな姿に救われたからこそ、ネリリは此処に立っているのだと思う。
「その通りよ! 私もともだちとして力になりたいのは皆と同じだから……!」
その言葉にメルキディアも同調して自分も出来ることをする為に駆けつけてきたのだと繰り返した。
「そうですね、いい覚悟です!」
アオイもそんな仲間達の言葉に救われたような気がした。きっとアンデレもまた仲間たちの存在に救われているのだろう。
「その道、友達である私たちが届かせてみせますよ!」
「ええ。駆けつける最中に効いた聞いたアンデレさんの決意をイ・ンデレさんに届かせるために、露払い役を担いましょう!」
アオイがマイクを持って戦闘態勢を整えると、メルキディアは天使由来の武器を構えて何時でも戦えるように身構える。
「さて……貴様が鬼の妹か。私はシアン。貴様の姉によく世話をされている蠅だ。何、今の私はようやく消化できたところ。少し、粗相した可能性もあるのだが、その点に関しては見なかった事にしてくれると嬉しい」
そしてシアンは宣戦布告の為に前に出た。もちろん壁が必要ならば壁になるためだ。見れば逸も同様の構えである。仲間達はそれぞれの場所で戦う気なのだろう。
その姿を見てインデレは不穏当な笑顔で迎え入れた。
『みなさん。物足りなくありませんか? まだまだ食事をしましょう』
「今日は食事会にお誘いいただきありがとうございます~。お礼と言ってはなんですが、どうぞたっぷり召し上がってください! 氷ならいくらでも作れますからね! 冷凍氷、冷えろ氷れ凍てつけ凍えろ凍れ凍れ凍れ凍れ氷り付け!!」
アオイはマイクの突いたスタッフに対して思いっきり声を浴びせた。それは周辺ごと凍らせる力であり、言葉を用いて空間に対象に直接作用させている。
『氷ですか? まだまだ暑いですからね!』
敵は凍り付くのも構わず口から虫を吐き出していった。
虫のブレスが空間を遮り、凍り付きながらもアオイにまとわりついていく。
「虫のブレス、めっちゃキモくて厄介ですね! 私の氷に閉じ込めて……わわっ。私の口に入らないようにしないと!」
アオイは青い顔をしながら虫を払っていった。
そして出来る限り凍らせ、氷の壁で虫のブレスを阻もうとする。
(「ともかく、すごいブレスの何が凄いのかが重要なのだが、まさか、凄いのではなくグロテスクな方向性だとは。いあ、もちろん、私のようなインセクティアが『それ』で怯むものではない」)
その様子をシアンは平気な顔で見つめていた。
虫の力を宿すインセクティアであることもあり、口に入る可能性とか気にせずに語り掛けていく。
「一緒にこねこねしよう。重要なのは捏ね方だ。これに関しては貴様、私の方が貴様の姉よりも得意なのだよ。もっとも、このパラドクスは貴様の姉の贈り物なのだがな」
シアンは蟲の中で指を立て、その上に虫が止まろうと集ろうと気にしない。仲間たちが『勇者だ?!』と思う仲で、おもむろに粘度の様なナニカ……本人曰く脳髄をこね始めた。
『おまんじゅうですか? なんであれ、いただきますね!』
「語源的には確かに饅頭ではあるな。私はちゃんと、貴様の姉に救われたのだ。背中を押される感覚はほんの僅かに、眩暈がするくらいには、立っていられないほどの……」
シアンがナニカをこねれば脳髄が揺らされる。
敵の脳髄が、味方の脳髄が、誰かの脳髄が揺らされる。
それは感染魔術の一種だろうか? 心も脳髄も溶け合うようにシンクロし、ダメージを与えていった。反撃として繰り出される虫に食われつつ、ネリリは笑って攻撃を続けた。
「それじゃあ、いくね! って、わたしじゃないけど。照準よ~し! 飛び込め~♪」
ここでネリリは指先で魔法陣を描ききらきらと輝く小型の蝙蝠を召喚した。
そいつはこれまでの仲間と違い、周囲をぐるぐると飛び回りながら隙を探して飛び込んでいく。もしかしてシアンのコネコネに巻き込まれたのかって? 違いまーす。これはネリリの演出なんですね。
『コウモリさんいらっしゃーい! 』
「うん。いっぱい食べてね。遠慮なんか要らないから!」
コウモリはネリリが誘導するままに、グルグル回転から急加速した。だが敵はそれを大口あけて待ち構え、虫のブレスを吐き出しながら爆弾すら食べてしまう。昔のアニメで見た様に、口の中から煙が出てくることもなかった。
「もしかしてチャンスかも! ちょっと出し惜しみできそうな状態じゃないし! 全力で! アイオンコード:イオス、イグニッション! 今こそ宇宙(そら)を薙ぐ極光の刃をッ!」
メルキディアは蟲の飛び交う恐ろしい状況に立ち向かうことにした。
天使由来の剣を取り出す、光の具現化する比率の制限を外した。
そして聖と魔の力を同時に宿す光の剣で虫たちを分断していった。それは吐き出されたブレスそのものを切裂き、敵を切裂くのだ。
『光ですか? それも食べてみましょう! あーん!』
「今よ! 道は私が切り拓く!」
メルキディアは剣として支えられた刃を切り離し、光弾として虫たちを切裂いて行った。だが八割きにしそうな光ですら敵は平然とモグモグしているではないか。だがその一撃は倒す為ではなく、進む為の力である。
「乗るしかねえな、このビッグウェーブにさ。……吹けよ西風、甘やかなる香りを乗せて!過去から未来へ、未来から過去へ。我、希望の守護者とならん!」
ルィツァーリはここで今まで彼が作り上げてきた試作型ケーキや蜂蜜を使ったお菓子を召喚、合体させ攻撃することにした。彼の故郷に伝わるお菓子『ゼフィール』の形をした渦巻き状の竜として、敵に向かって甘い風やクリーム状のブレスを吐き出しながら突進させていく。
『クリームのプールですね!全部いただき!』
「此の戦場ならこいつの方が合ってるだろうしな。俺の造って来た菓子の総決算だ。味は保証するぜ」
なんと敵は空を飛ぶや、クリームのブレスの中を及びながら突撃。ルィツァーリはその反撃を避けるのではなく、魔力障壁を張りながら耐えることにした。彼もまたアンデレには世話になっており、そのすごさも随分と知っている。だから悔いを残さないように、に下回ることなく正面から相対したのだ。ここで逃げ回って後で『もっと何とかできていれば』なんて思いたくないからである。
「お、この甘味雪崩でなんともない? アンデレちゃんのその姉だっていうんだから、確かにドでかい女っぽいよね。すごいパンチとかずつきとか繰り出してきてもむべなるかなみたいな?」
クリームのブレスというシェフにとって前代未聞の状況を見て、憐音は驚きはしたが何となく納得した。何しろ『巨大なビルがチョコだったら良いよね』なんていうアンデレの姉なのだ。クリームのブレスをプール代わりにパクパク食べるなど想定内であろう。
「でもそんなすごい攻撃にもあたしも他の連中も怯んだりしないんだなこれが」
「おう! この程度じゃ怯んだりしない!」 もっと恐ろしい敵も倒したくない敵も山ほど居たんだ!」
憐音が行っている間にルィツァーリは腹に食らったヘッドバッドのダメージから立ち上がったようだ。
「何でかって? アンデレがおともだちからパワーを貰ってるように、あたし達もアンデレからパワーを貰ってるってコト。力は貸すものじゃなくて合わせるものだし愛は一方的に与えたり受けたりするものじゃない……~」
憐音は言いながら自分て手を振ってナイナイと、発言を止めた。ただし、意見をひっこめたのではない。自分が言うべき言葉ではない事に気がついたのだ。
「―――みたいなのはリューロボロスちゃんに任せるとしてあたしはあたしの仕事をするよ。食事会って言うなら料理作らないとね」
憐音は足の先でリズムを取りながら。まるでベースを弾くように腕を構えた。パントマイムで自分を載せながら、喉の調子を整えて謡い始める。
「夢路を辿れ外つ神の王。狂騒せよ生ける音楽、太陽に安寧を、大地に擾乱で満たせ―――宮廷楽師っぽくてイケる音楽っしょ?」
憐音は音楽そのものを現出させた。
音符がまるで人間のように動き出し、それぞれ異なる貌を持って具現化させていく。浮遊しながら虫を惑わし、混乱させ、敵を狂気の淵へと送り込んでいく。
『んー。音楽を食べるのははじめてです! もっとください!』
「そう? ならジャンジャン作らないとね。料理人でも音楽家でもアンケには答えるもんだし! くろくてちいさいむしを燃やし尽くしてクッキーにしてやんよ」
敵が人の様な音符を食べ始めるのを見て、憐音は反撃として放たれる蟲のブレスを炎で迎え討った。炎は破壊と再生の力であり、虫を使った料理という物も存在するのだ。流石にビオトープとか用意するのがメンドイので普段はやらないが、調理出来ない訳ではないのである。
「おい。大丈夫か?」
「駄目だ……ねむい……」
そのころ、逸は眠りに堕ちそうなシアンを助け起こしていた。最初はカバーしようかと思ったのだが違うらしい。
「そうか。じゃあ、後でな」
逸はとりあえずシアンをその辺に寝かせておくと、長ドスを構え翼を広げて飛び込んでいく。
「ぶん殴ってなんでも壊すってんなら、この禍も壊してみろや」
『はーい! いくねー!』
逸が長ドスを振り回して切裂くと、敵はそれを体で受け止めた。
そして逸を殴りつけ、膝を着きそうになって踏み留まった彼に不思議そうな顔を向けた。
『どうしてあのとべないできそこないを食べるのを邪魔するのですか? あなたがたべるきですか?』
「そんなんじゃねえよ。あいつは、てめえをぶっ壊して越えていくだろうがな。それと……あいつは、できそこないなんかじゃねえ!」
逸はこの日、初めて怒りを覚えた。
敵がアンデレのことを『できそこない』と呼んだからだ。
笑いそうになる膝を抱えたまま、立ち上がってもう一度長ドスで斬りつける!
キョトンとした顔のインデレが、アンデレと同じような顔をしているのが、初めて腹が立ったという。
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『どうしてあのとべないできそこないを食べるのを邪魔するのですか? あなたがたべるきですか?』
「そんなんじゃねえよ。あいつは、てめえをぶっ壊して越えていくだろうがな。それと……あいつは、できそこないなんかじゃねえ!」
インデレと仲間がそんな事を話していた。
叩き潰されてなお立ち上がる男は、自分の事を盾でも何でも使えと言っていた筈だ。意地でもう一発一撃を浴びせていた。
『じゃまですね。あなたも……』
「インデレちゃん。私も飛べるようになったんですよ」
ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)はそこへ飛んでいって、仲間の代わりにすごいパンチを受け止めた。痛いけれど、仲間を助けたならば十分だ。
『さんじゅうろくばんめ。貴方はほんとうにアンデレですか?』
「インデレちゃんは本物ですね。アヴァタール級の偽物にはこのすごさは真似できません」
手応えにインデレは少しだけ不思議そうな顔をした。
代わりにアンデレは少しだけ悲しそうな顔をしていた。
それはつまり、最後の決戦であることを意味しているのだから。
(「これが偽物だったら、体が操られているだけとか姿を模しているだけとかだったら、どんなによかったでしょうか。でもインデレちゃんから感じ取るすごさは、どうしようもなく本物です。私の憧れていた、私のなりたかった、インデレちゃん本人です」)
口に出そうと思わなければ、筋道を立てようと思わなければアンデレだって考えることが出来る。まとめるのが苦手なだけで、直感的に話すから幼いように見えるだけだ。いつもの顔の裏でアンデレは少しだけ悲しくなった。
「ああ、確かにすごいパンチだよ。竜をも傷つけるのだ。だがの。アンデレのパンチはもっとすごかった」
だからリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)が隣に立っていた。悲し気なアンデレの顔を、他の誰にも見せないように肩を並べて立っていたのだ。
「リューロボロスちゃん」
「うむ。もっと、我が身も、心も、震わせたぞ! ――愛よ、闇をも照らす鼓動となれ。愛され、愛するは……竜である!」
アンデレの隣にはリューロボロスが居た。
少女の体には不釣り合いなほどに大きな志があり、龍の体には相応しい。
「アンデレよ。チンギス・ハーン戦で開眼せしこの技の名を、まだ伝えてはいなかったの。闇照之太刀(あんでれのたち)である!」
ルビが振れないのが残念であった。
実に残念だ。その昔、秋津先生がザウルスに変身する少女の物語を書いて居た頃ならば、ラブラブな台詞で真面目な言葉が埋められていた事だろう。
「なあ、アンデレよ。これほどの者達がぬしの為にと集っても尚、まだ、インデレの方が100倍すごいと思うておるか?」
リューロボロスは剣を振っていた。だが、それは剣にして剣に非ず。
幼い心も、竜の巨躯をも、振り回し、めちゃくちゃにする熱と鼓動。
神器を合体させて放つ一撃、それは明るい旭が無明の闇を断つ希望。端的に略せば、その名前を愛という。
『うるさいですね』
「うるさいのはおぬしだ! いま、大事な話をしておる!」
リューロボロスは殴られた。アンデレの代わりに、そして自分の攻撃の反撃に殴られた。
「それはぬしの妹を誇る気持ちでもある。良きかな、と言ってやりたいとこではあるが……。気持ちで負けておったら勝てぬし、何よりも、我が気に食わぬ」
切裂き、殴られ、殴られながらも語っている。
よく見れば他の仲間も語っている。パラドクス通信機を見れば、『避難は終わった。心配は要らない』と書いてあった。不思議と有難い気がした。
「リューロボロスちゃん……みなさん……」
気がつけばアンデレも殴っていた。殴られていた。
そのたびに、アンデレがインデレを食っていた。
インデレがアンデレを喰らおうとしていた。でも、その攻撃は誰かが止めてくれる。
「ぬしは、すごいのだ。とてもとてもすごいのだ。竜を悩ませるほどに。我を振り回すほどに。なればこそ、ぬしにとっておきの呪文をくれてやる」
その時、リューロボロスはフラグが起ちそうなくらいに神妙な顔をしていた。もしその瞬間に攻撃を受けて居たら、新宿に辿り着かずに成仏しそうな表情だった。
「リューロボロスちゃん!」
「永遠撃滅術式『チェインパラドクス』よりももっともっと強くなる呪文をくれてやる。ずっとぬしが伝えてくれた言葉を。我からも初めて、口にしよう」
新宿のアニメでは、その後に何か約束したら危険だという。愛を語れば危険だという。他にもいろいろあるけれど……お約束がもう一つある。絶ちまくったフラグは、返ってべきべきにへし折れるものだ。
「アンデレ。愛してる。我に愛されることを教え、愛させたのだ。ぬしは、すごい」
リューロボロスはそう言ってニカっと笑った。
いつもの済ました顔ではなく、幼い子供に向ける表情でもなく、まるでアンデレに感化されたような笑顔であった。それはアンデレに届けられた少女の顔でもなく、龍の顔でもなく、ただのリューロボロスの笑顔であった。
「インデレちゃん、あなたは私の100倍すごい。でも、私はあなたの1万倍運がいい」
『アンデレちゃん』
そう言ってアンデレは手を伸ばした。拳で殴るのではなく、まるでインデレに手を差し伸べるかのように。
『アンデレちゃん、こんどこそ、くらってあげるよ』
(「一人では勝てないインデレちゃんにもすごい友達がいれば勝てます。インデレちゃんはすご過ぎて、お友達も食べてしまったのですね」)
友達が作ってくれた隙を見逃さずに喰らい付いた。
そして恋人が作ってくれた勇気をもって、インデレに吸収されること無く自我を保っていた。
インデレを喰らい、インデレちゃんの『すごい』を自らの力としてなお、正気を保ったのだ。
「ありがとう」
「またね。インデレお姉ちゃん」
目の前の姿と、世界そのものから二重写しに聞こえたような声が消えた。
その声を聞いた時、もう会えないとは分かっているけど言わずにはいられなかった。
●
「食べることは生きる事、明日を望むための活力を得る事です」
「なのに、食べるだけ食べて何も残らないのではあまりに虚しいではないですか」
「そんな賽の河原、今ここで終わりにしましょう。アンデレさん、行ってください!」
アオイは戦いの最後まで見守っていた。
そして遠巻きに声をかけ、自身は余計な手出しを避けている。
「イ・ンデレさんを始め、改めて刻逆やクロノヴェーダの犠牲になった方々に黙祷を」
「アンデレさんの選択を、意志を見守ろう。アンデレさんには、たくさんの友だちがいるのだから彼女には、帰る場所がある」
勲とエトヴァは名目をして決着を見守っていた。
そしてまだ帰れる場所があるのだと告げる。
「……帰る」
その様子を見ていた逸は、一足早く撤収を始めた。語るべきことはない、ただ宿縁を晴らす一助になったことを噛みしめて帰還する。
「そーだねえ。わたしも帰ろっかな。おともだち同士ではなくなるお二人に少しお時間をあげたいね帰宅の合図はおつかれさま、より、おめでとうが良いかしら」
ネリリもまたさっさと帰還することにしたが、その目的は少し違っていた。みんなでご祝儀を用意して、お祝いの料理を作るためだ。
(「ひゅー、リューも言うなあ。仲が良くて何よりだぜ」)
ルィツァーリは別件で会うこともあり、特に気負いせずに帰還していく。
「おっと……、愛してる。そんな言葉もありました……いい言葉です。いつかボクも言われたいなぁ。500年に期待しましょう」
「……日頃から思っていても、いざという時に愛情を言葉にするのは難しいものです。はっきりと伝えられて素敵なご関係ですね。アンデレさん達の今後に幸多からんことを」
二人の様子にレイも先ほどの言動を思い出し、反芻する彼女を引き釣って勲も帰還を始めた。
「しかしなんだ、結婚するのか? このタイミングで? ……ディアボロスならそんなこともあるか」
ノインは呆れたような声でそう拍子、それでいて何処か納得していた。
「そんな事もありますよ。お二人に幸多からん事を」
「最後まで最前線で止まらないで駆け抜けた二人に、目一杯の祝福を。組から見れば外様の私たちは一足先に退散しますね」
アオイとメルキディアたちも帰還を始める。
戦いに来た、見るべきものは見た、そして勝った。
ならば言う事はないと新宿へと帰還を始めたのだ。
「それもそうだな。野暮なことを言う事も無いか。……担いでいくか?」
「いや、構わない。……愛とはおそろしいものだ」
ノインも期間を始めると、シアンは眠気を覚ましながら同じようにパラドクストレインに向かっていく。ボソリと呟きはするが、決して振り返る事は無かった。
「ガンダして料理造らないと。とりあえずはケーキっしょ」
憐音が一番最後まで残っていたが、彼女の役目は皆からのパラドクス通信を受け取って、最低限の参加者だけでも多そうなので、大急ぎで作るメニューの材料を考える事であったという。
そして気を利かした野次馬たちが帰還した後の事。
「アンデレよ。他の出会いもあったかもしれぬ、他の者に語り掛けたかもしれん。だが結局はこうなったであろう」
「運命ですね! きょうも、あしたも、あさっても! ずっとずっといっしょですよ!」
リューロボロスとアンデレは砕けていく世界の中でパラドクストレインへと歩いて行った。
この世界で何が起きたか、みんなが何をしてくれたか、二人が何をしたかを噛みしめながら歩いて行く。
排斥力は堰き止められた河の如しだと言うが、二人ならば乗り越えられる。二人で足りなくとも、仲間たちが居れば何とかなると思うのだ。
「うむ。ずっとずっと一緒だ!」
「ええ。はなしませんからね!」
今日、ここで色々ありました。
楽しかったこともあれば、悲しかったこともあるでしょう。
しかし、物語の最後はいつもこう締めくくられるのです。
めでたし、めでたしと。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV2になった!
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最終結果:成功 |
| 完成日 | 2026年09月11日 |
| 宿敵 |
『イ・ンデレ』を撃破!
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