リプレイ
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
まさかこんなに早く戻ってくることになるとはなぁ
さて、これで上手い事誘導できればいいが...
騙して申し訳ないが命は金で買えないから許して欲しい
【行動】
まずはパラドクスを発動して爆弾を落とすドローンを制作
攻撃の余波が来そうならそれで防ごう
アラスカドルを出来るだけ奪う
奪えなかったり足りなければ同じ大きさ、色の紙を袋に詰めてフライトドローンの何機かに分けて括り付ける
服は強制労働している一般人とほぼ同じ物を身につけて
「金だ!あの浮いているやつが金を持って逃げようとしているぞ!」
「早く追いかけねぇと見失っちまう!」
と大声で呼びかけドローンを指差して慌てて追いかけるように駆け出して演技をする
注目が集まれば途中で身を隠しドローンを操作して安全圏まで誘導しよう
必要なら臨機応変に対処する
レオアリア・フォルシオン
さて、アラスカドル…の偽札は用意出来たらいいのだけど、無ければエルドラードから回収した宝石型のお宝か本物の宝石類を詰めたトランクに、ウィスキーを入れたスキットルやジャーキーも詰めて城塞の各方面に配置
ここまでのものを詰め込まれたトランク、独り占めしたいわよね?
なら、それを隠そうとどこかに行くはず…その行動を利用して避難誘導を行っていくわ
ーーどこ!?
ここらにお宝が詰まったっていうものがあったって聞いたのよ…!
血走らせた目で周囲を見渡し、それでいてトランクを回収した労働者を発見していない様子で根掘り葉掘りの様子で探し出そうとする演技を
そして『あちらにある気がする…!』といって安全地帯の反対方向に走っていき、彼らがわたくしが行った方向の反対…安全地帯に行くようにするわ
ゆっくりと酒と肴を楽しむと良いわ
これで、こちらも本気を出せるというものだもの
そう言ってホットコーラを入れたスキットルを取り出し喉を潤して暖まった後、再び動き出す
「まさかこんなに早く戻ってくることになるとはなぁ……と、何はともあれ、まずは避難誘導だな」
先日潜入したばかりのアラスカ施設に舞い戻り、感慨深く呟く荒田・誠司(雑草・g00115)。
こちらは一般人の避難誘導が役目だが、今頃は仲間のディアボロス達がワイズガイ迎撃のために動いているはずだ。それなりの時間は稼いでくれるだろうが、のんびりし過ぎてもいられない。
「アラスカドル……の偽札が用意出来たら良かったのだけど」
「そうだな……まあ、それは追々、か」
その誘導の方法として、レオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)と共に偽札で目を引く作戦を考えていたが、流石に精巧な偽札となると個人の手には余る。
もし刷るならば、攻略旅団での提案が必要となるだろう。
「そうね、今回はこっちでいいでしょう」
とはいえそうした状況を2人とも想定していたので、大きな問題にはならない。レオアリアが代わりに用意したのは、宝石型のお宝だ。
黄金海賊船エルドラードから持ち込んだ、正真正銘の価値ある品々。一般人の目を引くには十分である。
「……それを見ると、若干悪い気がするな。まあ、騙して申し訳ないが命は金で買えないから許して欲しい」
一方で誠司が持ち込んだのは、袋に詰め込んだ紙の束だ。価値は全くないが、外から見れば札束には見える。中を見られた時点で偽物とバレると言う問題があるが、宝石と違って『換金の必要がない』と言う期待を持たせる事はできる。
それに複数の種類を用意した方が、より多くの一般人の気を引きやすいかもしれない。
「じゃあ、そろそろ始めるか」
「……うぉ、なんだありゃ?」
準備は済んだとばかりに誠司が発動するのは、【フライトドローン】だ。突如として出現した異物に、労働者達が視線を向ける。
そのうちの1つ――出来れば小分けにしたかったが、この残留効果で命令を下せるドローンは1人1つまでだ――に紙束袋を括り付けると、それを上空、ギリギリ手の届かない高さに飛ばしていく。
「金だ! あの浮いているやつが金を持って逃げようとしているぞ!」
「か、金だって!?」
そうして張り上げた言葉はこの労働施設で……あるいはこの空想科学コーサノストラにおいて、最も力のある言葉の一つ。人々はすぐさま誠司に視線を集中させる。
前回の潜入の経験も生かし、誠司の纏う服は予め労働者風の粗末な物に変えている。元々『違和感を与えにくい』事もあって、不審に思われる事は全くなく……そして労働者達の視線は、彼の指差す先へと移っていった。
もちろん、そこにあるのは紙袋をぶら下げたドローンだ。それを操作して戦闘とは逆方向に向ければ、労働者達は目の色を変えてそちらに殺到していく。
「待ちやがれ、金は俺のもんだ!」
「俺のだ、誰にも渡すかよ!」
競うように揉み合い、ドローンを追いかける労働者達。とはいえ興奮状態の人々が一箇所に殺到すると、それはそれで喧嘩でも起きそうな空気はある。
まあ逆説連鎖戦に巻き込まれるよりは確実にマシなので、そこは我慢してもらってもいいかもしれないが……どうせならもう少し分散させた方が、安全ではあろう。
「――どこ!? ここらにお宝が詰まったっていうものがあったって聞いたのよ……!」
「お、お宝だって!?」
と言う事でレオアリアも、喧騒に負けじと声を張り上げる。興奮状態で過敏になっている労働者達は、すぐさまその声を聞きつけ、殺到して来た。
彼女は施設内を素早く回り、あちらこちらにトランクを置いてきている。中には先ほどの宝石に加えて、ウィスキーを入れたスキットルやジャーキーなどの嗜好品。労働者達なら間違いなく欲しがる物だ。
「どこ、どこなの……!? あちらにある気がする……!」
そんな事前準備を済ませた上で、彼女は血走った目の演技で視線を引き付ける。その上で危険地域に向けて走れば、トランクを独り占めしたい労働者達は、反対方向に向かうはず――。
「渡すかよ! 俺のもんだ!」
「あ、あら?」
と、いきたい所だが上手くはいかず、むしろレオアリアの方に人々が殺到してくる。確かに見つけたら隠そうとするかもしれないが、当然トランクを見つけていない労働者が大半だ。
出し抜こうと他の場所を探す……と言うひねくれ者も多少はいるかもしれないが、多くはレオアリアを追いかけ、追い越そうとしてくる。
「……まあ、逆に考えればいいのよね……こっちよ、こっちにあるわ!」
とはいえ自分の方に来てくれるなら、それはそれで、正しい方向に誘導してやればいい。予定とは反対方向に走って追いかけさせると、いい所で追い抜かさせ、そして人混みから離れていく。
「なんだこりゃ、ただの紙束だ! 騙された!」
「いや、あっちじゃ本物のお宝が有ったって言うぞ!?」
その頃には誠司の用意した紙束はバレてしまったが、代わりにレオアリアのトランクが発見され、人々の狂騒は続く。彼らがお宝探しに高じている限りは、戦闘に近づく心配はないだろう。
「余分に走らされたわ……」
「お疲れさん」
戻ってきたレオアリアはスキットルを取り出して、乾いた喉を潤す。温まるためにホットコーラを用意したが、こんなに走らされるなら冷たい方が良かったかも、などとも思いつつ。
「それじゃ合流するか、あっちじゃ戦闘も始まってるだろうしな……いや、トループス戦はもう終わってるか」
「ええ、そうね、いきましょう」
ともあれ騒ぐ労働者達に背を向けると、2人は戦いの方へと向かっていく。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
……アークデーモンのように畏怖ならば、どのようなディヴィジョンでもやりようはあるだろう
だが信仰となるとなかなかに難しい
ハズレくじだったようだな、このディヴィジョンは
城塞へと潜入し、なるべく敵に見つからないよう慎重に移動
壁を背に周囲を慎重に捜索しながら敵を探ろう
仲間の動きに合わせ、タイミングを図れるなら強襲する形で仕掛けたいがまあ出たとこ勝負だ
一般人の誘導が始まったタイミングで、ワイズガイへと攻撃を仕掛ける
【Call:Flame_Gust】起動
炎の塊を生成
敵を視認したら術式により突風を吹かせ放つ
敵への着弾と同時に『爆破』
炎を燃え上がらせて敵の視界を少しでも制限
仲間が攻撃を仕掛けやすいようにしていこう
《RE》Incarnationを構え敵の攻撃を防御
首や肩に槍を押し付け叩き付けてくる頭部との距離を作り、威力を少しでも軽減していこう
いくら頑丈さがウリとはいえ、ヘッドバッドが攻撃手段なのにはやはり驚かされるな
だが、初見ではない
凌ぎきってみせるさ
アドリブ連携等歓迎
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
再びこの場所へ舞い戻ったな。速かったな……順調なのは良いことだ
一般人の避難が済むか、周囲の安全確保ができたら戦闘へ
周囲の建物の構造を把握しつつ、物陰に潜伏し
騒ぎを聞きつけてやってきた所を奇襲したいな
だいたい巡回用の慣れた通り道があるだろうか……
通路を走って来るようなルートを想定しつつ
足音や声に聞き耳を立て
こちらも死角は作らず後背を取られぬようにしよう
戦闘開始は仲間とタイミングを合わせ
まだ周囲に人がいるか、接敵した時点で人払いに【避難勧告】を
Αρκαδία(クロスボウ)に矢を番え、PD攻撃
トループスとはいえ、ワイズガイの強さを侮りはしない
戦況を観察しつつ把握
狙いを合わせ、一撃で倒せる敵>消耗した敵の順に確実に倒す
仲間を死角から狙う敵は優先
避難中は一般人の安全優先で自身らに注意を惹き
壁を背にするなど巻き込まないように
敵の攻撃には、バイザーで視野を保護しつつ
魔力障壁を展開し、腕のタワーシールドを重ねて防ぐ
それで光ると頭が電球みたいだな……?
まずは警備兵を抑え、確実に行こう
一里塚・燐寧
ハリウッドデビューって聞いて来たのに、こんな寒いし暗いとこに連れて来られるなんて話が違うんだけどぉ?
……なーんてね。いきなり人が多い所に行けないのは分かってるの
こっから始めようじゃん。アメリカ横断ウルトラバトルをねぇ!
一般人誘導組が騒ぎを起こすのに合わせて、出て来たワイズガイを倒すよぉ
物陰や脇道になってる廊下から飛び出して奇襲できれば一番だけど、時間がない時は真っ向勝負もやむなしだねぇ
そこらへんは誘導組がどれぐらいスピードを出せてるかで現場判断しよっか
≪テンペスト・レイザー≫を手に敵群の1体に踊りかかり、剣を振り下ろすと共に『呪式:異苦同怨』を発動!
巨大な刀身を叩きつけられ、更に回転鋸刃で身を削られるダメージを周囲の敵にまで伝播させるねぇ
これが日本の呪い、ハリウッドを席巻するジャパニーズホラーだよぉ
きみ達の時代にはまだ早いかなぁ?んふふっ
敵の眼が光ったら得物の刀身を寝かせて構え、盾代わりにして光線を防ごう
凌いだら再び攻めに回ってどんどん数を減らすよぉ
……で、天使ちゃん達は今も見てるワケ?
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
味方との協力・絡み可
金金金・・・金は人間を狂わせる最高の麻薬でしてよ
そういう意味で更に申し上げますと人間は金の奴隷に過ぎませんわ
一般人避難を担う味方が行動しやすいように警備の敵を引き付けるように立ち回り
先鋒として突入
オホホホホ!皆様方から見ればただの討ち入りでしてよ!
自身の背後に泥濘の地を展開し不意打ちへの対策として備えつつ、正面と側面からの敵集団に対してヴィラネスト・レイジモード
盾を構えながらパラドクスで威力強化した魔散弾銃による弾幕形成の制圧射撃、背後から襲い来る敵が泥濘の地にハマれば同じくパラドクスで威力強化したマジックグレネードを投擲・爆破
味方の攻撃状況を見定めつつ効率良く一掃して回る
淑女を後ろから襲うものではなくてよ
大多数を相手にする場合包囲されないように気をつけ、
敵からの攻撃には咄嗟の判断で盾による防御か可能であれば回避
反撃に繋げられる場合はパラドクスで威力強化した徒手空拳で敵の頭を壁にめり込ませるほどに叩き付けてボコボコにする
そのまま前衛芸術にして差し上げましょう
「なんだなんだ! もう来やがったのか、ディアボロスめ!」
「ああ、早かったな……順調なのは良いことだ」
2人のディアボロスが一般人の誘導を始めたすぐ後まで、時間を戻す。騒ぎを聞きつけてやって来たのはトループス級ワイズガイ、『ビッグアイエージェント』達だ。
そんな彼らの叫びに対して、物陰に隠れて静かに、そしてしみじみと首肯するのは、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)。彼もまた、前回の潜入作戦に参加し、この場に舞い戻ってきたディアボロスだ。コーサノストラの攻略開始を実感し、大型クロスボウを持つ手に力がこもる。
「金金金……金は人間を狂わせる最高の麻薬でしてよ。そういう意味で更に申し上げますと人間は金の奴隷に過ぎませんわ」
こうして隠れ潜むディアボロスの耳にも、一般人達の喧騒は届いている。それを聞いて呟くのは、ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)。きっとこのディヴィジョンを攻略する上で、このような光景は多数目にし、耳にするのだろう。
「アークデーモンならともかく大天使にとってはハズレくじだったようだな、こんなディヴィジョンでは」
そんなナイナの言葉に続けながら、ナハシュバトに思いを馳せるのはラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)。実際アークデーモンの『畏怖』ならば、『信仰』よりもこのディヴィジョンに調和した可能性はあるだろう。
それでも辺境に飛ばされただけで済んでいる辺り、アルタン・ウルクやらイスカンダルやらよりはマシかもしれないが。
「さて、とぉ。そろそろ仕掛けないとねぇ」
エージェントが駆ける姿を見ながら、仲間達にそう声をかけるのは一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)。彼らを一般人の元に行かせないのも、こちらに集まったディアボロスの役目。
その言葉に頷いたエトヴァは、静かに戦意を研ぎ澄ませ……そして物陰から躍り出た直後、クロスボウに番えた矢を放つ。
「ぐぉ、現れやがったか!」
「……む、流石だな」
奇襲をかけたつもりだったが、エージェント達にさしたる動揺はない。隠れ場所が見つかったと言う訳ではないが、ディアボロスが来る事はバレていた上に、ここは地の利が相手にある敵の施設内だ。多少の準備をした所で、奇襲をかけて優位を取ろうと言うのは流石に虫が良すぎたか。
まあとはいえ奇襲頼りの作戦と言う訳でもない、有利を取れないなら正面から戦えばいいだけの事。冷静にエージェントを見据えて連射した矢が相手の身体に着弾すると、パラドクスの魔法塗料を振りまき、爆ぜていく。
「っちぃ……こんなもんで。舐めるなよっ!」
「舐めてなどいないさ……トループスとはいえ、ワイズガイの強さを侮りはしない」
それに倒れず踏み留まったエージェント達は、頭部を激しく光らせ、光線を放って来る。眩いほどの光からバイザーで目を保護しつつ、タワーシールドを展開し、それを受け止めて。
防御の上からでも身体に届く、強烈な熱量とダメージ。だがそんなものは覚悟の上と踏み留まり、さらに念の為と【避難勧告】のサイレンを鳴り響かせる。
「それにしても、光ると電球みたいだな……!」
「スポットライトにしちゃあちゃっちぃねぇ。ハリウッドデビューって聞いて来たのに、話が違うんだけどぉ?」
ぽつりと感想を零すエトヴァの言葉にそう続けつつ、ダメージを与えたエージェントに追撃をかける燐寧。手にして振り上げるのはチェーンソーの大剣、唸りを上げるそこに纏うのは禍々しい呪詛と怨念。
「なーんてね。いきなり人が多い所に行けないのは分かってるの!」
「はぁ、何言ってやがる!?」
こちらの軽口を意味が分からないと返しつつ、再び頭部を光らせるエージェント達。横にした刃で光線を受け止めるが、受け止めきれない分が身を焦がす。
その程度で、彼女は止まらない。むしろ苦痛を受けて、闘志と怨念がさらに燃え上がる。
「こっから始めようじゃん。アメリカ横断ウルトラバトルをねぇ!」
「ぐがぁぁぁっ!? て、めぇっ……」
己が受けた苦痛を、怨念達が受けた苦痛を。その刃に乗せて叩き返す、禍々しき呪詛の刃。まずはエージェントの一体を貫くと、その呪いをさらに、周囲へと伝播させていく。
「これが日本の呪い、ハリウッドを席巻するジャパニーズホラーだよぉ。きみ達の時代にはまだ早いかなぁ? んふふっ」
「うるせぇ、黴臭いだけじゃねぇか!」
それでも他の種族ならいざしらず、彼らはワイズガイ。トループス級と言えどなお踏み留まり、こちらへ攻撃を仕掛けて来ようとする。
「オホホホホ! 皆様方から見ればただの討ち入りでしてよ!」
「あぁん!?」
まあ、ディアボロスの役目がここでの足止めにもあるのなら、注目を向けてくれる分には問題ない。ナイナはさらに目立つように高笑いしながら、盾を構えて突撃する。
「やかましいんだよっ!」
「まあ、失礼な!」
そんなナイナを迎え撃つべく、エージェント達は頭部を巨大化させる。デフォルメされたマスコットのような頭身から繰り出される、破壊力抜群の豪快なヘッドバット。
突き出した盾でそれを受け止めるが、凄まじい質量に腕が、いや、身体まで痺れる。その威力に舌を巻きつつ、もう片方の手に持つは散弾銃。
「お返し致しますわ!」
「ぐああああっ!?」
怒りの感情をパラドクスで弾丸に篭めて、エージェントの巨大な頭部に叩き込む。これまでのダメージの蓄積もあって、ようやく打ち砕かれるエージェント――続けざま彼女は、横にも銃口を向けて。
「淑女を後ろから襲うものではなくてよ!」
「てめぇが勝手に突っ込んできたんだろうがっ……あがっ!?」
そちらのエージェントも散弾で打ち砕きつつ、振り下ろされる攻撃は盾で受け止める。そうやって敵の数を減らしていく一方で、こちらのダメージも小さくはない。
元よりパラドクスの攻撃は基本的に避けられないものだが、加えてやはりワイズガイは練度が高い。それだけ、このコーサノストラが強力なディヴィジョンである事の証左だ。
「むぅ、厄介ですわね……!」
「だが、初見ではない。凌ぎきってみせるさ」
そんなワイズガイ――エージェント達とはヤ・ウマトのハワイですでに戦ったと、ラキアは冷静に術式を展開し、炎の塊を生成する。頭を巨大化させると言ういっそナンセンスにも見える相手のパラドクスにも、動じる事は――。
「……いや。流石に少しは驚かされるな!」
何度見ても奇異な見た目だと本音を漏らしつつ、突撃槍を突き出して迎え撃つ。パラドクスではない攻撃は敵に傷を付ける事はないが、少しでも距離を取る事で、威力を軽減し。
そしてこちらが攻撃の本命と、今度は風の術式で、炎塊を射出する。爆ぜて勢いよく相手を炎上させ、そのうち、ダメージの残っていた一体を焼き尽くした。
だがもう一体の方は、怒りに爛々と瞳を輝かせる。
「あっちぃぃっ……!? てんめぇっ……!」
「全く、頑丈だな。奇襲できていれば楽だったが……まあ、でたとこ勝負だ、なんとでもなる」
その様に肩を竦めつつ、次の術式を編んでいくラキア。ワイズガイが強力な種族なのは紛れもない事実だが、彼らがトループス級に過ぎないのもまた事実。
ならばこんな所で、手こずってはいられない。
「燃え盛れ……!」
「ぐぅぅっ……!」
放った炎は敵を焼くのみならず、そのまま大きく燃え上がり、敵の視界の制限を図る。もちろん、それだけで完全に相手の視覚を潰せるほどではない。相手は炎にもまるで構わず、力強い頭突きを放って来るが。
「前衛芸術にして差し上げますわ!」
「ぐがっ……こんのっ、ぐぅっ!」
少しでも隙を作って、仲間の攻撃に繋げられれば十分。例えばその巨大化した頭を、ナイナが横からぶん殴っていく。パラドクスで怒りを篭めた全力徒手空拳は、散弾の威力にも劣らない。
相手の反撃にも怯む事なく、ボコボコと巨大頭部を歪め、壁に埋めていく。
「わたくしを怒らせるのが悪いのですわ、オホホホホ!」
「ちっ、態度のでかい姉ちゃんだ……あっちぃっ!」
高笑いするナイナがエージェントの目を派手に引き付ける一方、ラキアは冷静にその動きをサポートして、しっかりとエージェント達を焼いていく。ナイナの方も援護されやすいように立ち回り、息のあった連携で、前衛のエージェントを焼き、歪め、叩き潰して。
一方で光線を飛ばしてくる後衛のエージェントとは、エトヴァがクロスボウで打ち合っていく。
「そんな盾でっ、俺達のパラドクスが防げるかってんだぁっ!」
「ならば防げなくなる前に、そちらを倒しきるまでだ」
塗料が爆ぜる事で生まれる黄金と、エージェントから放たれる眩い光線。あちらが前衛芸術ならこちらは西洋芸術とばかりに、いっそ美しくもある光景が生み出されていく。
そしてそんな光景にはそぐわない、ジャパニーズホラー。燐寧の振り回すチェーンソー大剣が、禍々しき呪いを振りまいていって。
「くそっ、ディアボロスめがぁっ……!」
「今も天使ちゃん達が見てるかもしれないからさぁ……さっさと片付けるよっ!」
身体のあちらこちらを光線で焼かれてダメージは蓄積していくが、急所を守り、致命傷だけは受けない。逆に相手のダメージが蓄積しているのを目ざとく見つければ、すかさずそれを狙って刃を叩きつける。
あるいは彼女の付けた刃傷に、違わずエトヴァがクロスボウを叩きつけて。いかに強力なトループス級と言えど、息のあったディアボロスの連携の前には、次々と数を減らしていく。
「これで……ひとまずは、最後だな」
「ぐぉぉぉっ!?」
そうして最後の一体もラキアの炎によって焼き尽くされ、黒焦げでその場に崩れ落ちた。初戦から激しい戦いを終えると、ディアボロス達は僅かに息をつく。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV2が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
レイラ・イグラーナ
さて、次の作戦に繋げる為、こちらも並行して進めていかねばなりませんね。
一度見つけてしまえば他の方は救援機動力で合流も可能なはず。手分けをして所在を掴められると良いのですが……
この世界において「大天使」は異物であり少数派。
特殊な能力を持ったジェネラル級でもない限り、大天使のみで監視というのは困難でしょう。となると……
大天使たちから姿を隠すようにしながら要塞を進みます。その際要塞内の人民の皆様からは姿を隠さず、怪しい者が侵入してきたと分かるように。
人民の皆様が私の姿を見てどこかへ移動したなら【過去視の道案内】を使用して後を付けます。人民の皆様を利用して監視を行っているならば、その報告に向かうはず。
報告が終わり、人民の皆様と大天使が別れたら攻撃を仕掛けます。
細剣「Дед мороз」を手に【剣魚の舞】。斬撃と氷の刃でアルケーの目を切り裂きます。
敵の懐まで素早く接近することで、雷を込めた弾丸を放ちづらい、狙いづらいようにしながら戦い、報告のために逃げる敵を討ちましょう。
「さて、次の作戦に繋げる為、こちらも並行して進めていかねばなりませんね」
他のディアボロス達の作戦中、一人離れて行動するレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)。ワイズガイの対応に当たるでも、労働者を誘導するでもなく、敢えて一人、姿を晒して行動する。
「特殊な能力を持ったジェネラル級でもない限り、大天使のみで監視というのは困難でしょうからね……」
呟きながら施設内を歩き、周囲の労働者に視線を向ける。彼女の目的は、監視の大天使を探しだす事。この行動は、そのための作戦だ。
労働者の多くは、ディアボロスの作戦によって狂騒状態にあるが……その中で異なる行動を取ろうとする者がいないかを、じっと観察していく。
「……いましたね」
果たして彼女の予想通り、敢えて目立たない方向へと向かう労働者の姿。それを見た彼女は【過去視の道案内】を発動すると、その後をゆっくりと尾行していく。この残留効果では『大天使の居場所』と言う個人の所在地を目的地に指定する事は出来ないが、『労働者が行こうとしている目的地』ならば話は別だ。
……まあディアボロスが一般人を尾行する分には、別に残留効果がなくてもまず気づかれないだろうけども。そこは、念の為というやつである。
「怪しい奴がいましたよ! 俺が! 俺が見つけました!」
「そうか、良くやった。詳しく報告しろ」
果たして労働者はアルケーの目の元に辿り着き、レイラの事について報告し始めた。もちろん大した情報はないのだが、アルケーの『ディアボロスが来た証拠』さえ集まれば良いので、特に問題視はしていない。
「よし、約束の金だ」
「ありがとうございます。へっへっへっ……」
アラスカドルを受け取り、ニヤニヤ笑いで立ち去る労働者。アルケーの目は得た情報を書き留めると、早速ナハシュバトの元へ報告しに行こうとするが――。
「……ふっ!」
「っ!? ディアボロスっ……ぐぅっ!?」
もちろん、それを黙って見過ごすつもりはない。細剣にパラドクスの冷気を纏わせて、一気に間合いを詰めるレイラ。相手の目――とはいかなかったが顔を切り裂き、氷の刃で引き裂いていく。
「奴め、つけられていたか……役立たずめっ」
「ぐっ……人民の皆様を利用しようとするからです」
一方で反撃の雷弾が身体を掠めると、レイラの口からも苦悶の声が漏れる。撃ちにくいように間合いを詰めはしたものの、それだけで無力化出来るほど甘くはない。
「お前はナハシュバト様に報告に行け。我らはここでこいつを殺す……!」
「そういう訳には参りません……!」
流石にレイラ一人では、この監視部隊に対応するのは不可能だろう。
だがここにレイラが来た事で、他のディアボロスも『救援機動力』で駆けつける事が出来る――!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【過去視の道案内】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
「やはり現れましたか、ディアボロス……ナハシュバト様の憂いは、取り除かねばなりません」
一方、エージェント達を倒したディアボロスの元に向かうのは、アヴァタール級大天使『ゼルエル』。ワイズガイではないとはいえ、卓越した炎魔術と格闘技を持つ侮れぬ強敵だ。
「そしてミカエル様の遺命を果たし、復讐を……!」
このゼルエルを倒せば、ひとまず要塞制圧作戦は進行する。だがアルケーの目を倒さない限りは、ナハシュバトへと報告が行ってしまう。
一旦ゼルエルから逃げて先にアルケーの目の元に駆けつけるか、そちらと並行してこちらでもゼルエルを迎え撃つか、あるいは全く別の作戦を取るか。それはディアボロス次第である。
一里塚・燐寧
アルケーって、懐かしい奴の看板を背負う子達がいたもんだねぇ?
あいつ中々頭が回ってさ、作戦を立ててくれた友達がいなきゃ取り逃がしてたかもしれないよぉ
……いやー、東京から遠いとこまで来たなぁ、あたしもあいつらも
救援機動力で合流し、監視部隊を逃がさず片付けよう
現場目指して走っている途中で≪DCブラスター≫にため込んだ怨念のエネルギーを、出会い頭に『闇雷収束砲・殲尽波』としてぶっぱなす!
施設内の通路を埋め尽くすように大量のホーミングレーザーを放ち、敵を一気に焼き払うよぉ
どさくさに紛れて報告のため離脱しようとするやつがいたら、そいつを優先して攻撃しちゃおう
尻尾を巻いて逃げたって、あたしのビームはどこまでも追いかけるんだからっ!
反撃の雷球にはブラスターから放つ弾を撃ちこんで、あたしに接触する前の放電を誘発を狙う
とーぜん全部の弾は止めきれないだろーから、着弾寸前のステップやダッシュで出来るだけ直撃を避けて戦うよぉ
ふぃー、けっこーめんどくさいジョーキョーだったけど、そろそろ終わらせる目途が立ったかなぁ?
「アルケーって、懐かしい奴の看板を背負う子達がいたもんだねぇ?」
かつての文京区での戦いを思い出し、しみじみ呟く一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)。思えばなかなか知恵の回る、厄介なジェネラル級だった。
「あの時は作戦を立ててくれた友達がいなけりゃ取り逃がしてたかもしれないよぉ……東京から遠いとこまで来たなぁ」
それは彼女も、そして相手もだ。2年半と言う期間、5000km以上と言う直線距離、それ以上の濃密な戦いの歴史が、瞬きのように思い起こされる。
「とはいえ、過去を思い返すのもほどほどにねぇ……一気に片付けるよぉ!」
「ちっ、新手か、本当にどこからでも湧く……!」
『救援機動力』での移動中に溜め込んだ怨念のエネルギーを、出会い頭に解放する。それはホーミングレーザーとして具現すると、いくつもの光条を描いて通路を埋め尽くしていく。
それは前衛の『アルケーの目』達を灼きながらも突き進み、ナハシュバトの報告に向かおうとする大天使の背中を貫いた。
「尻尾を巻いて逃げたって、あたしのビームはどこまでも追いかけるんだからっ!」
「ぐっ……舐める、なっ……!」
その反撃として繰り出されるのは、同じく通路を埋め尽くすような雷球。最低限はブラスターからの弾で撃ち落としていくが、当然全てを防ぎきれるものではない。ギリギリまで引き付けてのバックステップなどで少しでも直撃を減らしつつ、全身を貫く痺れに耐えていく。
「んぐぅっ……」
「こんな所まで来て……これ以上、ディアボロスどもに好き勝手を許すものか!」
先ほど燐寧が思いを馳せた感傷は、もちろん相手の側にもある。アルケーの、ミカエルの仇とばかり、憎悪をむき出しにするアルケーの目。
その意味では、彼女ほどその憎悪を受けるに相応しい相手はいないだろう。あの文京区での戦いでアルケーを断ち切ったのは他ならぬ、燐寧が今持っている得物である。
今回は刃ではなく砲として使ってはいるが、あの時彼女達の旧主を討ち取ったその武器で、生き延びた部下達を討つ。そこに巡り合わせを感じながらも、手を緩める事はない。
「復讐を始めたのは、こっちが先だからねぇ。悪いけど、アルケーの元に逝ってもらうよぉっ!」
「っ、がああっ……ナハシュバト、様っ……!」
幸いにして、ここにいるのは監視役。目立たぬように行動していた分、その数も決して多くはない。真っ向からのレーザーと雷弾の打ち合いで、この程度のトループス級に遅れを取る事はない。
怨念の光にその身を灼かれ、今の主に対しての謝罪を口にしながら倒れ伏していくアルケーの目達。向かってくる者も逃げる者も、この場にはいなくなった。
「ふぃー、けっこーめんどくさいジョーキョーだったけど、そろそろ終わらせる目途が立ったかなぁ?」
それを確認した燐寧は、休んでいる暇などないと再び『救援機動力』を発動し、身を翻していく。
すでに決戦は、始まっているのだから――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
監視している天使への応援に駆けつけられても迷惑だ
戦争だから恨まれても仕方がないとは思うが復讐ならこちらの方が先だよ
【行動】
仲間とは声を掛け合いながら積極的に連携する
使用できる残留効果は全て使用
まずは盾のフェイク・プリドゥエンを背負って背後への攻撃を防げるようにしておく
それからパラドクスを発動
機械の両腕を片刃の剣に改造して敵を攻撃する
敵からの攻撃は背負った盾や剣に改造した腕で受けて防ぐ
格闘には神速反応を使いつつ対処
ディアボロスが攻撃を仕掛けてきたのなら敵もこちらの対処を優先させるだろう
監視する天使は任せてアヴァタール級に集中しようか
必要なら臨機応変に対処する
一里塚・燐寧
③完了後に合流
これで後はアヴァタール級を片付けるだけだねぇ
ちゃちゃっと駆けつけてお手伝いしちゃおっか
≪テンペスト・レイザー≫を手に救援機動力で戦場に急行だよぉ!
できれば既にいる仲間とは逆方向から戦場に入り、相手の意識がこちらに向く前に奇襲を仕掛けられるようにしたいねぇ
駆けつける勢いを殺さないまま、跳ぶように踏み込んで敵との距離を詰め『呪式:粉骨砕神』を放つよぉ!
それは巨大な刀身で叩き伏せながら、回転鋸刃で肉を断ち切るチェーンソー斬撃
翼で飛び立って逃げられる前にザクザクと斬り進みダメージを増そう
反撃の拳に対しては、袖口から飛び出す≪冥界の布≫で相手の腕を引っ張って振り抜きを妨害することで威力を抑えるねぇ
ふふん、その見た目の割にステゴロ派? 面白いじゃん!
キングアーサーの最後の戦いじゃ、ぶっちゃけ仕事が多すぎてきみ達まで手が回らなかったんだよねぇ
だってドラゴンの奴ら、南アフリカにまで手を伸ばしてたんだもん
アラスカまで来て、よーやく宿題を片付けることが出来るよぉ
覚悟してよねぇ?
宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎
・心情
ナハシュバトさんってば随分後ろ向きな作戦を立てるのね
まあ境遇的に同情しなくもないけど、あちらに渡ることを選んだのは自分なのだから自業自得か
それより気になるのは労働施設の人達ね
私達が来たせいで暮らしづらくなるかもだから、さっさとこの砦を潰しちゃわないと!
仕事がなくなって稼ぎもなくなるかもだけど、人生の幸福はお金だけじゃ無いから大丈夫!なんなら私が幸せにしてあげるわ!
・戦闘
ゼルエルと戦っている仲間の元へ駆けつけ即戦闘に加わる
「あなた見かけによらずインファイターなのね!そういうギャップは客受けいいわよ」
パラドクスの演目名を高らかに宣言し攻撃
刃の一輪車に跨って曲芸走行でフェイントをかけ、飛び上がりながらすれ違い様に車輪で切り付ける
反撃の拳は魔力結界を張りつつバック走で威力を殺して、私からの再反撃の助走に繋げる
「これがコーサノストラで私達が作り上げる最初のハッピーエンド。あなたもハッピーの礎になってハッピーになりなさい!」
レオアリア・フォルシオン
さて、ここで炎の刃には熱の刃……と言った所ね
パラドクスを起動させ、ガウェインのパラドクスを模倣した炎の聖剣を具現化能力値アップを重ね、命中アップとダメージアップで威力と精度を高めたパラドクスで炎の刃と格闘攻撃諸共焼き切りながら斬滅し焼却していく
ゼルエル、流石は"神の腕"の名を持つ天使を騙るクロノヴェーダという所だけど――甘いわ
ゲオルギウスを変換させた炎の聖剣で圧倒的な手数に応じた反撃を、反撃アップで強化して通し……そのまま、勢いを利用して炎の聖剣で攻撃していく
勿論、仲間との連携も忘れずに……これがわたくし達ディアボロス、復讐者が大地と歴史を奪還出来る最大の要因だから
敵の攻撃を炎の聖剣で受け止め、そのままパラドクスの炎の聖剣で反撃し
そこからこちらの攻撃に繋げていく
残留効果もフルに乗せ、叩き込む!
そして隙を狙い、ゼルエルの首や心臓を狙って刃を振るってトドメを刺すわ
これでナハシュバトの所に、情報はいきわたらないわね
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
味方との協力・連携・アドリブ可
手下は皆前衛芸術にして差し上げましてよ
次はあなたの番ですわね
良い資金源になってくれませんかしら?
光学迷彩で姿を隠しつつ機動救援力で急ぎ馳せ参じて敵の懐まで接近
奇襲を行う味方の攻撃の後に時間差で光学迷彩を解除してヴィラネスト・アイスブランド
溢れる氷の魔力で生成した氷剣を両手に装備しダメージアップと命中アップを乗せた斬撃と滅多刺し連撃、氷剣二本を敵の体に突き刺した後は魔力付与を行った妖精刀による一閃を狙う
オホホホホ!
傷だらけの天使という前衛アートの完成ですわよ
後で撮っておきましょ
敵からの格闘連撃には回避が困難な場合は能力値アップ込みでこちらも格闘(グラップル)による防御で対応
繰り出される格闘一つ一つを拳と脚で殴り蹴り返していき、不意打ちにはこちらも拳と脚以外で頭突きとフェイントという不意を突き返していく
近くに侍らせていたフライトドローンをぶつけて攻撃の阻害も狙ってみましょうかしら?
まあ!殴り合いで友誼を語らう趣味はなくてよ
何より罵り合いで勝てるとお思いで?
レイラ・イグラーナ
残りの監視部隊は他の方にお任せし、ゼルエルを討つ皆様に合流します。
七曜の戦で大地の奪還を果たしたものの、多くの者が散り散りになったTOKYOエゼキエル戦争の大天使、アークデーモンたち……こうして各ディヴィジョンで戦っていると、貴女がたとの決着はまだついていないことを感じさせられますね。
ならば私たちは戦いが終わるその時まで戦い、勝ち続けましょう。
銀の針を手に戦闘を行います。
【手製奉仕・縫】でゼルエルを貫き、ダメージを与えていきましょう。
強力なアヴァタール級の相手ですし、コーサノストラと大天使の相性は未知数。どれほどこの地で強化されているかは分かりません。他の復讐者とタイミングを合わせて接近、攻撃したら深追いせず離れる一撃離脱の戦法で、焦らず弱らせていきます。
反撃で振るわれる強烈、巨大な炎の刃の軌道を読み、刃の軌跡の隙間を縫うようにして接近できればその胸に針を突き立てましょう。
今を生きる人民の皆様のため……私たちも負けられぬのです。
「監視している天使への応援に駆けつけられても迷惑だ。ここで討ち取らせてもらおうか」
「っ……ディアボロス!」
再び時間は僅かに遡り、アルケーの目との戦闘が行われている頃。迎撃に出てきた大天使ゼルエルの前に立ちはだかり、毅然として告げる荒田・誠司(雑草・g00115)。
対するゼルエルは怒りを露わに、ディアボロスへの憎しみを向けて来た。
「ここでその罪に濡れた身体を、打ち砕いてあげましょう……!」
黒き翼をはためかせて舞い上がると、一気に誠司へと迫るゼルエル。その羽ばたきの度に炎の刃が生み出され、雨の如く降り注いでくる。
対する誠司は機械の腕にパラドクスの力を流すと、片刃の剣へと作り変えて。
「戦争だから恨まれても仕方がないとは思うが……復讐ならこちらの方が先だよ!」
「何をっ、ふざけた事をっ!!」
炎刃を切り払いながら、接近して来るゼルエルを迎え撃つ。その鋭い刃で相手を斬り裂く一方で、相手の苛烈な打撃がこちらの身体を強く打ち据えて来て。
「こんなもので……侮られたものですっ!」
「ぐぅぅぅっ
……!!」
相手の手数は凄まじく、武器で捌き切るのは難しい。盾を背負う事で背後を守ってはいるが、単騎の相手に背を向ける訳にもいくまい。
【神速反応】が使えれば良かったが、この残留効果の発動条件は『他の行動を行わず集中している間』。戦闘中に用いるには、一工夫いる効果だ。
「流石に、やるな……!」
「当然です。ナハシュバト様のため、ミカエル様のため、ここでお前達を討つ……!」
烈火の如き怒りと、それに見合うだけの拳撃に、苦悶と共に後退を強いられる誠司。だが、彼女の怒りがこちらに向いている限り、アルケーの目への合流は無い。
ここで引き付け、そして倒す。決意を固める誠司……そして無論、他のディアボロスも。
「ゼルエル、流石は"神の腕"の名を持つ天使を騙るクロノヴェーダという所だけど――甘いわ」
レオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)がその手に握るは、竜殺しの概念が形となった赤き剣。そこに纏わせるは、竜の力――円卓の騎士ガウェインのパラドクスを模倣した、炎の聖剣。
「炎の刃には熱の刃……その炎、斬滅させてもらうわっ……!」
「滅されるのはそちらの方です、ディアボロス!」
その攻撃の気配を感じたゼルエルはすぐさま誠司から離れると、方向転換してこちらに迫ってくる。先んじて飛来する炎の刃に対して、こちらも炎の聖剣をなお燃え上がらせて迎え撃ち。
「さあ、いくわよ……!」
相手に対して真っ向から振り下ろす、渾身の振り下ろし。斬撃と言うよりは熱の概念が形になった攻撃として、光輝と熱量がゼルエルを焼き尽くさんとする。
「この程度でっ……私を斬滅するなどっ!」
「っ、ぐっ……やる、わねっ……!」
だが、正面からねじ伏せると言う意気込み一つ、あるいは軽く重ねた残留効果のみでは、正面からねじ伏せ封殺するのは難しい。
ジェネラル級には遠く及ばずとも、アヴァタール級とて一体でディアボロス全員を相手取れるだけの強敵だ、決して侮れる物ではない。
こちらが火力で相手の手数を捻じ伏せんとするように、相手もまた、手数でこちらの火力を捻じ伏せんとして来る。苛烈な打撃がその身を打てば、レオアリアの口からは呻きが漏れて。
「甘く見られたものですね、ディアボロス……!」
「っ、そうね……一人では、無理だけれどっ……!」
だがもちろんそれは逆も同じ、こちらとて封殺されるつもりはない。相手の拳に打たれながらも、聖剣の熱がゼルエルの身体を焼く。その熱は相手の翼を絡め取り、僅かに動きを鈍らせて。
「赤の演目、赤華一輪ストリートライブの開演よ!」
「くっ
……!?」
その隙を逃さず飛び込むのは、宝心・ライラ(笑顔の大サーカス・g01071)。器用に一輪車を乗りこなすと、一気にゼルエルへと迫っていく。
戦場には到底向かない乗り物に見えるが、そこはピエロの技量、そしてパラドクスの力。器用な曲芸走行で相手の呼吸を崩しながら、一気に突き進んでいく。
「笑顔の花を咲かせてあげるっ!」
「ち、ぃっ……ならば血の花でも咲かせなさいっ!」
それに対してゼルエルはすぐさま、地面を蹴って急接近。お互いが近づく事で距離が一気に詰まると、呪詛の拳がライラの身体を打ち据えて。
「っつぅ……あなた見かけによらずインファイターなのね! そういうギャップは客受けいいわよ!」
「ぐぅぅぅっ……ふざけた事をっ……!」
その一方でライラもまた、一輪で跳び上がると、車輪に仕込まれた刃をゼルエルに叩き込む。すれ違いざまの斬撃に、血の花を咲かせたのはゼルエルの方だ。
もちろんこちらも衝撃を受けるが、無理に逆らわずに車輪から着地し、バック走で間合いを取っていく。
そうしてこちらの攻撃が上手く決まったのは、もちろんライラ自身の技量もあれど、レオアリアの剣の熱でゼルエルの動きが僅かに遅れたのも大きい。
「仲間との連携……これが、わたくし達ディアボロス、復讐者が大地と歴史を奪還出来る最大の要因よ!」
「群れなければ戦えぬ羽虫のような連中がっ、偉そうな事を……!」
レオアリアの言葉に苛立ちを滲ませると、再び翼をはためかせるゼルエル。再びこちらに迫らんとして来るが、そこで即座に方向を転換し。
「あなたもです、次から次へと鬱陶しいっ……!」
「おおっとぉっ、反応が早いっ!」
その視線の先で声を漏らすのは、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)。アルケーの目との交戦を終えた彼女は、取って返してこちらの決戦に参加する。
仲間に気を取られている間に背後から奇襲をかけて有利を取ろうとするが、戦場で気を張り詰めさせているアヴァタール級には、背後と言えど隙はない。
先ほどのビッグアイエージェント戦もそうだったが、油断していないクロノヴェーダ相手に対する奇襲は、早々上手く行くものではない。
「ま、奇襲出来なきゃ出来ないで、仕方ないっ!」
とはいえ背中に目がついている訳でもないので、挟み撃ちが全く無意味と言う訳でもない。相手が振り向くのに使った僅かな時間で、駆けつけた勢いを殺さぬままに大地を踏みしめる。
パラドクスの力を流した足裏が爆ぜると、その反動によって、身体が浮き上がるほどの加速。手にしたチェーンソーが唸りを上げると、ゼルエルめがけて振り下ろされた。
回転する刃が大天使の肉に喰い込み、音を立てて削ぎ落とす。
「ぐぅぅぅっ……まだ、まだっ……」
「っ、そっちもなかなかやるねぇ、その見た目の割にステゴロ派? 面白いじゃん!」
一方でゼルエルの方からも、力強く重い呪詛の拳が帰る。袖口から飛び出した布で相手の腕を引いて妨害するが、どこまで効果があったやら。
ただこちらから飛び込んだ分、加速の勢いでは勝っている。相手の動きを称賛する余裕も見せながら、両の足で地面に着地し、一旦間合いを離す。
それを追おうとするゼルエルだが、もちろん仲間がそれを許さない。先んじて間合いを詰めるのは、パラドクスで2本の氷の魔法剣を創り上げたナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)。
「手下は皆前衛芸術にして差し上げましてよ。次はあなたの番ですわね!」
「ちっ
……!?」
【光学迷彩】は名に反して都合よく姿を隠せるような残留効果ではなく、絶対に見つかる状況――例えば戦場では、まず役に立つ事はない。だったらいっそ高らかに宣言しながら、一気に間合いを詰めて斬りかかる。
対してゼルエルは燐寧への追撃を諦めると、代わりに翼をはためかせ、こちらに炎の刃を飛ばしてくる。
「オホホホホ! その程度では……止まりませんわっ!」
「ふんっ、それは、こちらの台詞ですっ!」
その刃に身を焦がされながらも、歩みを止めず、ゼルエルに刃を突き立てる。対してゼルエルの方も拳の連撃を、こちらの身体に真っ向から叩き込んできた。
こちらも殴り返してそれを止めようとはするが、クロノヴェーダに通じるのはパラドクス――先に突き立てた二本の氷剣のみ。相手をいくら殴っても、あるいは手にした妖精刀で斬りかかろうとも、いっそ【フライトドローン】をぶつけようとしたとしても、『一般法則破壊』の前では容易く防がれるものでしかない。
「ぐぅぅっ、もうっ……殴り合いで友誼を語らう趣味はなくてよ!」
「誰がディアボロスと友誼など……ふざけた事をっ!」
そのまま強烈な拳に吹き飛ばされて呻きを漏らすが、いくらその身に傷を負おうと、彼女の口が減る事はない。パラドクスならざる攻撃がゼルエルに通じずとも、口撃は相手を苛立たせる。
「罵り合いで勝てるとお思いで?」
「単に話が通じないだけでしょうがっ……ちっ!?」
そしてその苛立ちの隙を逃さず素早く間合いを詰めるのは、こちらもアルケーの目の戦場から駆けつけたレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)だ。
銀の針を手に接近する暗殺メイドに対して、ゼルエルは口論を中断して巨大な炎の刃を作り上げて来た。
「それで隙を突いたつもりならっ……」
「っ、なるほど、凄まじい炎ですが……」
それが振り下ろされて迫る中、レイラはそれを真っ直ぐに見据えて、足を止める事なく突き進む。ゼルエルの言葉に反し、ナイナに気を取られていた相手の迎撃はワンテンポ遅く、それゆえに動きが単調だ。
軌道を呼んで回避しながら、相手の胸に銀の針を突き立てた。
「これは、いかがですか……っ!?」
「がっ……ぐっ、こ、このっ……」
豊かな乳房を貫き、肺にまで届いた針が、相手の呼吸を阻害する。もちろんそれだけで行動不能になるほどクロノヴェーダは脆くはないが、ダメージを刻んだ事は確か。
一方でこちらも、直撃こそ回避したとはいえ放射熱だけで身体を焼かれ、無傷とはいかないが。
「今を生きる人民の皆様のため……私たちも負けられぬのです!」
「何を正義ぶった事を……復讐者ごときがっ!」
そんな決意と共に踏み留まるレイラに対して、ゼルエルもまた、ディアボロスへの憎悪を燃やす。さらなる炎を沸き立たせるゼルエルの姿に、軽く首を傾げて見せるのはライラ。
「そうやってディアボロスを憎んでいる割に、ナハシュバトさんってば、随分後ろ向きな作戦を立てるのね」
「くっ……」
その指摘は確かに、ゼルエルにとっては痛い所だ。ディアボロスに対する復讐を志しながら、ディアボロスから逃げるための証拠を集めている。
もちろん、このアラスカの戦力ではディアボロスを止められないと言う、ナハシュバトの判断は正しいのだろう。一方で、仇敵を前に逃走の算段を立てねばならない大天使達の屈辱は、如何ばかりか。
「苦労しているようね。まあ、このディヴィジョンに渡ることを選んだのは自分なのだから自業自得か」
「キングアーサーの最後の戦いじゃ、ぶっちゃけ仕事が多すぎてきみ達まで手が回らなかったんだよねぇ」
言葉を詰まらせたゼルエルに対してライラがそう告げれば、燐寧もまたかつての戦い――ナハシュバト達がこの地に渡った時の事を思い出す。
あの時のドラゴン達は、巨獣大陸ゴンドワナの乗っ取りを企てていた。主要な戦線から離れていたナハシュバトの戦場は、丸一日に渡ってほぼディアボロスから放置されていたのだ。
「アラスカまで来て、よーやく宿題を片付けることが出来るよぉ」
「そうですね、宿題……ええ。その通りです。貴女がたとの決着はまだついていないことを感じさせられますね」
一方でその言葉に頷くレイラが思うのは、それよりもさらに前。七曜の戦は第二次東京奪還戦で、様々なディヴィジョンへと渡った大天使あるいはアークデーモン達の事だ。
東京の大地の奪還は成ったものの、翼ある者達との戦いは未だ続いている。様々なディヴィジョンでこうして矛を交える度に、それを強く実感する。
「ならば私たちは戦いが終わるその時まで戦い、勝ち続けましょう」
「だったらここで、その戦いを終わらせてあげます……ディアボロスの全戦力を留める事はできずとも、6人程度ならっ!」
毅然とした態度で宣言をぶつければ、ゼルエルもまた、殺意と憎悪の炎を燃やす。戦闘の最中に生まれた僅かな会話の時間は終わり、再びパラドクスを交えるディアボロス達とゼルエル。
憎悪に満ちたゼルエルの攻撃は苛烈で、ディアボロス達を大いに苦しめる、が――。
「確かにあなたは強いわ、ゼルエル……でも、私達の連携には及ばないわねっ!」
「っ……ぐぅぅぅっ
……!!」
レオアリアが先に告げた通り、ディアボロス達の数と連携が、その上を行く。力強く振り下ろされた炎の聖剣がゼルエルの攻撃を押し切ると、その首筋に喰い込み、血を噴き出させる。
その攻撃が決まるのもまた、他のディアボロスが同時に畳み掛けるがゆえ。誠司とナイナ――二刀を携えた2人のディアボロスが、相手の手数を抑え込んでいく。
「なるほどまあ、強いは強いさ……だが、こちらも負けられん」
「オホホホホ! 傷だらけの天使という前衛アートの完成ですわよ。後で撮っておきましょ!」
決意と共に誠司が変形した両腕を振るえば、ナイナは哄笑や挑発と共に氷刃を振るう。4つの刃が畳み掛けるようにゼルエルの身体に無数の傷を刻み。
「ぐっ……ならばディアボロス、お前達の首をねじ切り並べて芸術にしてあげましょうっ!」
「そりゃあなんとも、堪ったもんじゃないねっ……!」
ゼルエルが振るう無数の拳撃も、2人がかり……いや、レオアリアの炎剣の圧も含め、3人がかりで抑え込む。大天使の苛烈さを肌で感じて呟きを零しながらも、その場にゼルエルを釘付けにするように刃を振るう誠司。
「これがコーサノストラで私達が作り上げる最初のハッピーエンド!」
「っ……ぐぅぅっ!!」
そんな誠司をライラの一輪車が飛び越えて、刃の車輪をゼルエルへと振り下ろす。先んじてその肩口に刃が突き立てば、車輪の回転と共に、その肉をズタズタに引き裂いて。
「あなたもハッピーの礎になって、ハッピーになりなさい!」
「なる訳がっ……ないでしょうっ……!」
その黒い衣を真っ赤に染めながら、呪詛の拳を振るうゼルエル。再びそれに逆らわずに吹き飛ばされたライラは、くるりと宙返りして、車輪から着地する。
振るわれた拳が戻り切るより早く、素早く迫って、針を突き立てるレイラ。深追いせずにヒット・アンド・アウェイを繰り返す事で、反撃の炎刃から逃れ、相手に傷を蓄積する。
「そろそろ……限界のようですね」
「くっ……!」
レイラの身体に感じる放射熱も、徐々にその熱量を衰えさせている。ゼルエルのダメージが蓄積し、刃を振るう力も速度も衰えているその証拠。
ゼルエル自身も無論、自覚はあるのだろう。その表情を屈辱に歪めつつも、黒翼を全力ではためかせ。
「せめてっ……一人だけでもっ……道連れにっ……」
「そうは、いかないよぉ!」
その飛翔を阻むように、勢いよく飛びかかる燐寧。唸りを上げるチェーンソーに対してゼルエルは咄嗟に防御を固めようとするが、傷が蓄積したゼルエルの腕は、もはや上がる事はなく。
「ナハシュバト様っ……申し訳、ありま――」
「これで、終わりぃっ!」
そのチェーンソーの斬撃が、ゼルエルの身体を真っ二つに断ち切った。
「ふぅ、これで片付いたねぇ。あ、アルケーの目の方も撃破しておいたよぉ」
「そう、だったらこれでナハシュバトの所に、情報は行き渡らないわね」
チェーンソーの回転を止め、深く息を吐く燐寧。別の戦場の報告も聞いたレオアリアは、今回の成果に満足げに頷く。
「ええ。この調子で攻略を進めていけば、ナハシュバトと決戦に挑む事も出来るでしょう」
「それでまずは、攻略の第一歩目って所だな」
続けての展望をレイラが語り、それに誠司も頷いた。この調子で証拠集めを妨害すれば、ナハシュバトの撤退を阻止し、討ち取る事が出来るだろう。
「でも、気になるのは労働施設の人達ね。私達が来たせいで暮らしづらくなるかもだから……」
一方で、ライラが気にするのは施設の人々の事だ。大天使とワイズガイによって運用されていたこの施設を停止させれば、彼らは極寒のアラスカに放り出される事になる。
「まあ、かといって攻略を止める訳にはいきませんわ。金に狂った彼らを解放して差し上げませんと」
「そうね。人生の幸福はお金だけじゃ無いから大丈夫! なんなら私が幸せにしてあげるわ!」
それでもナイナの言う通り、作戦は進んでいる。施設の人々が、そしてコーサノストラの多くの人々がどうなるかは、今後のディアボロスの戦い次第だ。
謎多きこのディヴィジョンの攻略は、まだ始まったばかり。その先に何が待つのかに思いを馳せながら、ディアボロス達は新宿島へと帰還する――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【ダブル】LV1が発生!