オベリスク分解移送作戦

 ディアボロスが、巨獣大陸ゴンドワナの断片の王『キング・ゴンドワナ』の拠点である地下大空洞への侵入に成功した事で、巨獣大陸ゴンドワナに対する奪還戦も視野に入ってきました。
 これに先んじて、ゴンドワナにある獣神王朝エジプトのオベリスクを分解して回収する作戦を実行します。
 ゴンドワナのオベリスクは、最終人類史の港区のオベリスクと繋がっています。
 奪還戦後に、このオベリスクが他のディヴィジョンに漂着してしまうと、港区に直接敵が侵攻して来るといった危険もあるかもしれません。
 それを防ぐ為にも、オベリスクの移送は重要となります。
 また、獣神王朝エジプトのクロノ・オブジェクトは優秀なので、大量のエネルギーを使えば今回分解したオベリスクを復元し、パラドクストレインを使わずに戦力を送り込む手段に出来るかもしれません。

オベリスク分解移送大作戦~門を我が手に(作者 秋月きり
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#巨獣大陸ゴンドワナ  #オベリスク分解移送作戦  #オベリスク 


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「攻略旅団の方針により、巨獣大陸ゴンドワナにある『オベリスク』の分解、並びに最終人類史への移送作戦を行いますわ」
 最終人類史新宿島新宿駅ターミナル。集まった復讐者達にそう語る彼女の名は、マリー・アントワネット(人間のサウンドソルジャー・g09894)。復讐者達を事件に導く時先案内人の一人であった。
 巨獣大陸ゴンドワナのオベリスクは、今現在、最終人類史の日本、東京都は港区と繋がっている。今後、例えば巨獣大陸ゴンドワナ奪還した際に、他の歴史侵略者の改竄世界史へ漂着してしまえば、直接最終人類史へ繋がった経路を敵に渡す事になりかねない。
「その為に先んじて分解・移送する、と言うのが今作戦ですわね」
 オベリスクの分解は、パラドクスを利用して行う事になる。
 その後、パラドクストレインの貨物車両を用いて、最終人類史へ移送する、までが今回の作戦となる。
「現地に向かい、オベリスクを分解。そして輸送すると言う作業ですが、問題点はいくつかありますの。その一つに、オベリスクの周囲に住み着いている巨獣の存在が挙げられますわ」
 巨獣等の排除を行った上で、オベリスクの分解移送作業となるだろう。

「再度の繰り返しになりますが、オベリスクはクロノ・オブジェクトです。よって、切断などはパラドクスで行う必要がありますわ」
 そしてもう一つの問題点がその作業であった。
 オベリスクの分解・移送は此度の作戦の目的では無く、手段だ。敵に渡さないと言う目的を完遂するだけならば、ただ、オベリスクを破壊すれば良いだけの話。必要なのはその後だった。
「そうですの。オベリスクは最終的に復元し、私達ディアボロスの戦力とする必要がありますわ。よって、復元可能である事が、分解の制約になりますわね」
 当然、細かくすればする分、輸送が楽になる。
 反面、復元の難易度、即ち、復元時に使用するエネルギー量は上がっていくだろう。
 どのようなパラドクスを用い、どのように分解するかで、復元の難易度が変わってくる筈だ。色々と工夫をしてみるのも良いだろう。
「分解したオベリスクは、今後、攻略旅団の提案で、攻略中のディヴィジョンに運び込むことも出来ますわ」
 オベリスクを利用することで、最終人類史の港区と当該改竄世界史とで、物資などのやり取りが可能となる。必要ならば攻略旅団で提案して欲しいと時先案内人は言葉を締め括る。
 今この瞬間、オベリスク分解移送作戦の開始が告げられたのだった。

 改竄世界史巨獣大陸ゴンドワナ。
 そこに、周囲の風景に溶け込み切れていない尖塔が立っていた。
 これこそオベリスク。最終人類史の港区と繋がったクロノ・オブジェクトであった。
「モェェェェェー!」
 その尖塔を、我が物顔で有する物が居た。アヴァタール級巨獣『潤毛羊玉モラリエス』は、己が身体を尖塔に擦り付けると、再度、モェェェェェと大きな鳴き声を立てる。もしかすると、尖塔を用いて豊かな体毛を梳いているのかもしれなかった。
「ウェェェェェ!」
 おそらくそんな彼に付き従っているのであろう。
 適度な距離を保つつつトループス級巨獣『雷角山羊ホォンゴート』数体が主を讃えるかのように、嘶いている。
 それが、現在のオベリスク周囲の状況であった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

秋月きり
 お世話になります。秋月きりです。オベリスク分解移送のシナリオを執筆させて頂きます。

 以下、補足です。ご確認下さい。

●選択肢について
①オベリスク分解作業と、最終人類史への移送
 完結選択肢です。此方の執筆で、本作戦は終了となります。
 皆様次第になりますが、巨獣大陸ゴンドワナから分解したオベリスクをパラドクストレインの貨物車両で運び出す……と言う終わりを想定しております。
 よって、分解→移送のためにパラドクストレインへ積載→運び出し が想定の範囲となります。

②取り巻きトループス級『雷角山羊ホォンゴート』
 ③の取り巻きです。 
 特に護衛として機能しているわけではないので、無視して頂いても構いません。
(③の撃破を優先した場合、②はあっさりと③を見捨て、逃亡します)

③アヴァタール級との戦闘『潤毛羊玉モラリエス』
 オベリスクの周囲を縄張りとするアヴァタール級巨獣です。モラリエスを撃破しない限り、オベリスクへの作業は行えません。
(思いっきり阻害されます)

推奨選択順:②→③→①

●その他
・「オベリスク分解の工夫ですか? ……そうですわね。その為に、オベリスクがどの様な物かを今一度、確認すると良いかも知れませんわ」
・「雷角山羊ホォンゴートと潤毛羊玉モラリエスを倒してしまえば、周囲にクロノヴェーダの気配はありませんの。作業に集中出来ますわね」
 以上、時先案内人からの助言でした。ご参考にして下さい。

 それでは、皆様の創意工夫溢れるプレイングをお待ちしております。
 よろしくお願いします。
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
門のオベリスク……
獣神王朝の技術はいまだに色濃い名残を残すな
今のうちに畳んでしまえるなら、後顧の憂いを断てるか

……しかし、ああいう使い方が一番平和的にみえてしまうな(モラリエス見つつ)
いや、宝の持ち腐れともいうんだろうけど
道具は諸刃の剣にならぬよう、己の力にみあった使い方をすることが大事なのではと……
(でもあれは違うな……)

取り巻きの排除と行こう
周囲に合わせた迷彩コートを着用
戦況を観察しつつ、把握
ゴート達の数と位置を把握し
Αρκαδία(クロスボウ)で狙いを定め、PDにて攻撃
仲間と狙いを合わせ、消耗した敵から確実に倒す

機動力のありそうな巨獣だ
ゴート達が動き回るのに合わせ
こちらも移動しつつ立ち位置を変え
付近に、樹木や遮蔽物になるものがあれば経由したり利用し
こちらの姿を見えにくくし、一直線の突撃をしづらくしよう
囲まれないように注意し、味方の死角をフォローし注意喚起

常に対応しやすい間合いを取りつつ
角からの放電はタワーシールドで受け、直撃を避ける
あとはサイキックオーラで軽減しよう
激しい攻撃だなぁ


ラウム・マルファス
人間のいないゴンドワナの排斥力は、何が影響してるかよくわからないケド、巨獣は減らすに越したことは無いからネ。両方倒したいナ。
ってわけで、ボクはホォンゴートを攻撃しよウ。

味方とも連携して攻撃。まずはパラドクスの魔力を伸ばして、ホォンゴートの足元を凍らせるヨ。暖かい場所にいる獣だから、対応には慣れていないだろウ。滑るにしろ、踏みとどまるにしろ、隙ができるハズ。
味方が攻撃するならお任せしつつ、敵の動きを阻害・拘束するように冷気を絡ませて氷漬けにしていくヨ。大きいからネ、一部に集中しよウ。単独で攻撃する場合は、心臓付近を集中攻撃するヨ。

反撃の雷撃は、木の間をすり抜けるように走って、木を避雷針にしながら可能な限り避けるヨ。


 オベリスクは静かに佇んでいた。

 改竄世界史巨獣大陸ゴンドワナ。
 その地に鎮座したオベリスクは、ただ、その時を待つかのように佇んでいた。
 頭上に伸びた姿は遙かに高く。そして、刻まれたヒエログリフが己を誇示するように輝いている。
 オベリスクは静かに佇む。
 再びその力を振るう刻を夢見て、ただ、そこに在る。
 ――そんな風に、復讐者達は捉えていた。

 とは言え、ここは改竄世界史巨獣大陸ゴンドワナだ。
 改竄世界史を我が物とする巨獣達にオベリスクを起動させる能は無く、その地を縄張りとする巨獣達に、ただ、玩具の様に弄ばれていた。
 この地域を縄張りにするのはアヴァタール級巨獣『潤毛羊玉モラリエス』と、その取り巻きであるトループス級巨獣『雷角山羊ホォンゴート』の数体のみ。
 サイズ感を別にすれば、牧歌的な雰囲気すら感じられた。
「まあ、宝の持ち腐れともいうんだろうけど」
 双眼鏡でそんな光景を覗いていたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はふぅむと頷きながら独白した。
 ある意味もっとも平和的な活用のようにも思える。だが、流石に毛を梳いたり孫の手代わりに使ったりするのは、開発した改竄世界史獣神王朝エジプトの技術者達が泣いてしまう気がする。
「それにマァ、今後、何が起きるか判らないからネ」
 ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)の言葉は正鵠を射ている。
 巨獣大陸ゴンドワナの排斥力でオベリスクが消滅するかもしれない。或いは偶発的な何かで、巨獣が新宿島に移送されるかも知れない。そして、このまま何もせず、巨獣大陸ゴンドワナの奪還が成功すれば、オベリスクを他の改竄世界史に漂着させてしまう。巨獣だから有効活用していないが、他の改竄世界史がどう活用するかは判った物では無い。
「それに、巨獣は減らすに越したことは無いからネ。両方倒したいナ」
「ああ、まずはホォンゴートの排除と行こう」
 ラウムの言葉に頷き、エトヴァはチャキリと得物、超大型クロスボウであるΑρκαδίαを構えた。

「ウェェェェェ!」
 山羊の咆哮が響き渡る。
 山羊の鳴き声はただでさえ耳を打つそれだったが、流石に巨獣ともなれば段違い。その声量はそれだけで、エトヴァはラウムの身体を吹き飛ばしそうなほど、大きく響き渡っていた。
 近付いてきた二人を敵と見定めたのだろう。巨体に似合わない俊敏さでぴょんぴょんと跳ねながら、ホォンゴート達は二人へと肉薄する。その数、3体。
「――Blühe」
「全て凍レ。全て止まレ。お前たちを、これ以上進ませはしなイ」
 自身等に向かって来る巨獣に対し、エトヴァとラウムはパラドクスを紡ぐ。
 一つはクロスボウによる速射。もう一つは黒き影の魔力だった。
 放たれた短矢はホォンゴートの身体にめり込むと、そのまま着火。爆炎を巻き起こし、ホォンゴートに悲鳴じみた鳴き声を発せさせた。
 そして黒き魔力はその傷口に潜り込むと、そのまま零れ落ちる血液毎、傷口を凍て付かせる。刹那に張った氷は鋭利な刃物の如く再度傷口を抉り、その規模を大きな物へと転じていった。
「ふム。流石は巨獣だネ」
 巨獣の巨大さ故か。
 ラウムのパラドクス、『絡み付く黒き凍気』でも全身全てを絡み取ることは出来ず、ならばと傷口と共に足を狙うも、絡みつく影をホォンゴートの発した雷撃で灼かれてしまう。そして、ホォンゴートはその勢いのまま、ラウムとエトヴァへ角からの雷撃を叩き付けた。
「ガッ――」
「むぅ――ッ」
 激しい衝撃が身体へ走る。
「まだだっ」
 痛みに耐えながらも第二弾の短矢を構えたエトヴァは、そのままホォンゴートを狙撃。山羊の毛と共に血肉を空へと散華させた。
「ラウム。大丈夫か!」
「なんとか、ネ」
 多大な衝撃を受けながらも、エトヴァが攻撃を再開出来たのは、直撃を避けたからだ。
 だが、木々を避雷針にと走ったラウムはそうはいかなかったのだろう。
 雷が落ちる際、直撃は元より、避けるべき事象がある。側撃雷と呼ばれるそれは、直撃と相俟って全落雷死の半数以上を占めるとも言われていた。故に、雷が発生する天候では、木々の下の雨宿りは避けるべき、と明言されているのだ。
 復讐者故の強靱さで重体化は免れた物の、その動きに精細さは欠けている。影を飛ばし、ホォンゴートを凍て付かせる物の、再度の雷が集中すれば、ラウムの危機は明白だった。
「大丈夫ダ! 調子に乗れば隙が生まれるヨ! 僕の犠牲を無駄にしないで欲しいナ!」
「承知した。もう少し頑張ってくれ!」
 戦いが終われば、治癒に充てる時間が取れる。ならば、今は巨獣の排除が優先だと、エトヴァは頷き、再度、短矢の射撃を紡ぐ。
「ウェェェェェ!」
 山羊の叫びと、更なる雷鳴が迸り、そして彼らの視界を白く染め上げていった――。

 元より、寡兵であるトループス級クロノヴェーダに復讐者達を討つ力は無い。
 まして、歴戦の勇者たる二人の手に掛かれば、その終焉など火を見るよりも明らかであった。
 討たれ、倒れ行くホォンゴート達は最後に何を見るのか。
 地面に横たわった最後の一体は、縋るようにオベリスクやそこに居るはずの主、モラリエスに視線を送り、そして、そのまま終焉を迎える。
 主の加勢が無いのも当然だ。
 ――何故ならば、モラリエスもまた、復讐者達によって攻撃を受けていたからだ。
「……と、取り敢えず、役目は果たした、ヨ」
 もう一歩も動けないと、その場にラウムが突っ伏す。意外と被害は大きかったようだ。
「まあ、彼女達なら大丈夫だろう」
 青い瞳に信頼を宿したエトヴァは、七転八倒な巨大毛玉とその周囲を飛び交う仲間達へと言葉を向ける。その独白には、勝利への確信が宿っていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

一里塚・燐寧
今はまさに新しいディヴィジョンの攻略に向けて動き出したとこ!
橋頭堡になるかもしれないオベリスクを回収する提案、ナイスタイミングで出たもんだよねぇ~
クロノ・オブジェクトは集めて楽しいコレクションなんかじゃない、使ってナンボだよぉ!

モーラットにしか見えない巨獣……こんなのもいるんだねぇ
ま、偽物ってことで情けは無用!ガツンとやっちゃお!

ああいう丸い身体の奴って股下に入り込める空間がなくて、意外と面倒なんだよねぇ
それでも戦いの中で仲間に注意が向いた時に、ぐるっと回り込むことは出来るかなぁ?
機会があれば狙っていくよぉ

攻撃のチャンスが来たら『呪式:妖藤苦肉』を発動!
地面から生えした怨念の蔦を細い脚みたいな部位や角に絡ませて、前に転がっていくのを妨害しながら接近
動きが鈍ってる隙に≪テンペスト・レイザー≫を突き立てて、回転鋸刃で体内をザクザクと切り刻むよぉ!
丸い身体を掘り進んで目指すはど真ん中っ!
蔦が千切られて頭突きが来たら、得物の分厚い刀身を盾の如く構え防御
尖った角で皮膚を突き破られないようにするよぉ


風祭・天
とりま、オベリスクを分解する前に巨獣ハンターだぜぃ☆
身体を擦り付けてるっぽいけど、全然倒れてないってことは…オベリスクってかなり頑丈感がありありのあり? ま、その辺りはハントしてからの調査だにゃー☆

取り巻きのトループス級をハントして貰った後に行動開始だよー☆
一緒にハントする人たちとは連携協力してゴーゴー☆ 大物狙いの時はみんなで協力せんとだし、私は正面で敵を引き付ける囮とアタッカーを兼ねる感じでいぇあ☆

幾らモフモフだからって圧し潰されたらぱおんだし、立ち回りはなるべく回避重点☆
それにしても、あのモフモフには何か抗えない魔力があんよねー…つまり、天さん的にはモフりたさに負ける前に電光石火に決着を着けたい感☆ ってことで、パラドクスは速度重視の参式抜刀で、モフみを感じる前に斬り捨ててやんぜぃ☆

そして、全部終わったら言えるんだけど…実はどちゃくそかわちぃ案件だと思った件☆ 油断したら色々と危なかったにゃー☆


月下部・小雪
オベリスクを回収にきたら、モラリエスさんが毛繕いに使って、ました?
巨獣さんサイズになると毛繕いするのも大変そう、ですね。
で、でも、オベリスクはそういうことに使う道具ではありません!
新宿に持ち帰るのを邪魔するならモラリエスさんを退治してしまいましょう。

コダマが【疾風迅雷型モーラット・コミュ】になってモラリエスさんの周りをぐるぐる回ってかく乱、です。
角を使った頭突きの狙いを絞らせないようにします。
コダマの動きについてこられなくなって、コダマを見失ったら攻撃のチャンス、です。
もきょもきゅもきゅーとモラリエスさんの身体を駆けあがって、電撃エネルギーを注入してどかーん、です!

ふぅ、これでオベリスクの回収を邪魔する巨獣さんはいなくなった、みたいですね。
あっ、コダマは後でブラッシングしてあげますね。モラリエスさんよりももっふもふにしてあげます♪

※アドリブ連携大歓迎


フルルズン・イスルーン
遠目からみたらファンシーかもしれない光景だ。
近くに寄ると20m級という視覚と圧力の猛威が襲ってくるんだけどね。
スケール感が狂うねぇ。

では、範囲空間を釜茹でだ。フラックス・ゴーレム。

という事でゴーレムくんによる強制的な化合を行う。
奥行が中々つかみにくいけど、まあわかりやすく四方立方体で囲んでかな。
動きの速さも計算に入れて、味方が巻き込まれないタイミングでやらないといけないから難しい。

どういうことって? まあざっくばらんに起こることを説明すると、空間を変性することで熱を発生させて焼き尽くすなんだけど。
まあ、あの毛玉に対して起きる適切な状態を述べるなら。
パンチパーマかな!

題して、突撃! 迷惑なヘアメイク!
櫛梳いて毛づくろいして優雅に過ごしてる毛玉(20m級)を丸ごとこんがりとさせる!
ご自慢の毛並みかは知らないけど、アフロの塊になる運命なのだー!
あ、なんか怒ってそう。その巨体でこっちに来るでないわー!

ぬわー。


「モェェェェェー!」
 アヴァタール級巨獣『潤毛羊玉モラリエス』の巨大な咆哮が響き渡る。
 咆哮に混じる苛立ち声に、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は「おー、おー」と苦笑の言葉を漏らした。
「モーラットにしか見えない巨獣……こんなのもいるんだねぇ。ちょっと野太い鳴き声はそれっぽくないけども? ま、偽物ってことで情けは無用! ガツンとやっちゃお!」
 蔦状の何かで巨獣を拘束しながら、モラリエスへテンペスト・レイザー――鎖鋸大剣の一撃を喰らわせる。
 血肉と共に無数の白い体毛が舞い、燐寧の視界を染め上げていった。
「モェェェェェー!」
 だが、モラリエスもまた、ただ斬り裂かれるだけに留まらない。距離を改竄しながら行われた激しい頭突きは、まさしく歴史侵略者の所業であった。テンペスト・レイザーの刀身を盾に直撃を防いだ燐寧はそのまま弾き飛ばされ、虚空へと投げ出されていく。
「雷さんを纏ってパワーアップ、です。これが、しっぷうじんらいのコダマ、です!」
 其処に飛び込んだのは、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)のサーヴァント、モーラット・コミュ『コダマ』であった。大人と子供、否、それ以上のサイズ差を物ともせずモラリエスの周囲を駆け巡るコダマは、そのまま攪乱と共に電撃エネルギーを照射。モラリエスを痺れさせ、二、三と踏鞴を踏ませる。
「や、やっぱり、雷は効くようですね!」
「うむ。モラリエスは巨獣であり、モーラットでは無い。当然なのだよ!」
 錬金炉を想起させるゴーレムを繰りながら、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)が是と頷く。
 とは言え、モーラット・コミュも電波を操るだけで、雷に耐性が有るわけでも無い。電撃を放つパラドクスを有するが、それだけなのだ。悲しい事に、得手だからダメージ無効、と言う理屈は逆説連鎖戦では通らないのだ。残念なことに。
「ま、とりま。取り巻きのトループス級はハント終わった様だよ!」
 己が得物たる二尺八寸の傾奇刀――主殿司宗光でモラリエスを斬り裂きながら、風祭・天(逢佛殺佛・g08672)が弾んだ声を上げる。紡ぎ出される異形の型は、モラリエスの四肢どころか足裏近くまで潜り込み、そこから伸び上がるまでの斬撃を叩き込んでいく。
「もふもふには抗えない魔力があるけど、それは後に置いておくにゃ!」
 天さん、モフりたさに負ける前に電光石火に決着を付けたい感☆と笑う天に、小雪が薄ら寒い物を見た、と言った表情を浮かべた。
「ま、まさか、剥いじゃうのですか……」
「にゃはははは!」
 これが巨大な怪物を狩るゲームの類いならば、その選択肢もありだろう。
 だが、残念ながら、歴史侵略者の中には遺骸を晒さず、そのまま消え行く物もいる。今対峙するモラリエスがその性質を有していないとも限らないのだ。
「いやー、クロノヴェーダの遺体が残るんだったら、良いフレッシュゴーレムくんの材料だったんだけどね。勿体ない」
 物騒な台詞を零すフルルズンに、小雪は恐れ戦いた表情を浮かべる。
「ま、ガツンとやっちゃおぅ。解体するよぅ」
 弾き飛ばされ、戦線復帰と戻ってきた燐寧がにへらと、凶悪な笑みを浮かべていた。

 少しだけ時は遡る。
 仲間達が取り巻きトループス級巨獣『雷角山羊ホォンゴート』と対峙した頃、復讐者4人もまた、潤毛羊玉モラリエスの元へと走っていた。
「ハント後に動きたかったんだけど、仕方ないにゃー☆ 巨大羊と巨大山羊で連携されても困るわけだし」
 天は嘆息を零すと、その刹那、真摯な表情を形成する。切り替えの早い少女であった。
 敵も連携するならば、復讐者達もまた連携するのみ。大物狙いの時はみんなで協力せんとだし、と呟きながら、巨獣大陸ゴンドワナの地を駆け抜けていく。
「そう。今はまさに新しいディヴィジョンの攻略に向けて動き出したとこ! 橋頭堡になるかもしれないオベリスクを回収する提案、ナイスタイミングで出たもんだよねぇ~」
 テンペスト・レイザーの快音をバルンバルンと放ちながら、燐寧もまた、ゴンドワナの地を駆ける。
 当のオベリスクは、残念ながらアヴァタール級巨獣『潤毛羊玉モラリエス』の玩具と化しているが、それを奪い、有効活用する日が来たと、彼女は意気込みながら突き進む。
 曰く。
「クロノ・オブジェクトは集めて楽しいコレクションなんかじゃない、使ってナンボだよぉ!」
 もっともな台詞に、天も是と頷く。
「そー言えば、身体を擦り付けているっぽいけど、全然倒れてないってことは……オベリスクってかなり頑丈感がありありのあり?」
「ま、まあ、通常の攻撃で壊れないのは、く、クロノ・オブジェクトのお約束みたいなもの、ですし」
 天の疑問に応えたのはコダマと共に走る小雪であった。息を切らせながら、しかし、その目はキラキラと輝いていた。
「オベリスクの回収に来たら、モラリエスさんが毛繕いに使って、ました。そう言う事にしか、使えないの、でしょうけど……」
 内心では「巨獣サイズだから毛繕いも大変そう」だとか「でも、オベリスクはそういう道具じゃ無い」だとか感嘆と文句とが行ったり来たりしていた。
 それでも、とすーっと息を吸い、言葉を叩き付ける。
「新宿に持ち帰るのを邪魔するなら、モラリエスさんでも容赦はしません! 退治してしまいましょう」
「おうとも、なのだよ!」
 ゴーレムに運ばれながら涼しげな顔をするフルルズンは、掲げた小雪の片手に同意と示すよう、己とゴーレムの腕を掲げる。
「遠目からみたらファンシーかもしれない光景だ。でも、その実、近くに寄ると20m級という視覚と圧力の猛威が襲ってくるんだけどね。スケール感が狂うねぇ」
 それもまた、間近まで迫っている。
 ここからは、戦いの時間であった。
「では、範囲空間を釜茹でだ。フラックス・ゴーレム! "褪せて 焼け付く 流動"」
 彼女の詠唱が、戦いの開始を告げる鐘となる。
 一層に速度を増した復讐者達を迫り来る脅威と認識したのだろう。
「モェェェェェー!」
 モラリエスの怒りに満ちた咆哮が、周囲に響き渡った。

「うぉぉぉ。フラックス・ゴーレムくん! キミの持ち味を生かした強制的な化合、見せてやるのだ!」
 何処から取り出したのだろう。巨大な質量の立方体でモラリエスの三方を囲んだフルルズンは、残る一方から己がゴーレムを嗾け、モラリエスに負けじと咆哮する。
「色々な計算で火を噴きそうだったけど、まあ、火を噴くのはボクじゃない! いっけぇ!」
 ゴーレムが灼熱に染まる腕でモラリエスを押さえつければ、そこからじゅーっと激しい焼損の音が響き渡る。
 同時に漂うのは蛋白質が焦げる異臭。鼻孔を擽るどころか突き刺すような異臭に、共に戦う復讐者達は表情を歪め、むぅっと唸った。中には顰めっ面で思わず鼻を抓む者もいた。
「モェェェェェー!」
 モラリエスの咆哮が響き、フルルズンが生んだ謎立方体が弾き飛ばされる。
 そこに現れたモラリエスの外見は……焦げていた。チリチリとなった羊毛は虚しく異臭を放ち、モラリエスはその合間から憤怒の表情を見せていた。
 怒り心頭と言った敵に対し、フルルズンは小さな胸を張る。
「空間を変性し、熱を発生。焼き尽くすまでは出来ずとも、火傷を負わせることは出来たようなのだ。曰く――」
「曰く……?」
 余程自信があったのか。
 快活な声と共に、びしりとモラリエスを指差した彼女は、己が主張を叩き付ける。
「あの毛玉に対して起きた状態を適切な単語で述べるなら。そう、パンチパーマかな!」
「……え、えっと、つまり、毛を燃やした、だけ……?」
 毛繕いする程のご自慢の毛をパンチパーマにするなど、何と言う挑発!
 鼻息荒くふんぞり返るフルルズンに対し、その言動等々を見守っていた復讐者達はそっと、彼女から距離を取る。
「題して、突撃! 迷惑なヘアメイク! ……あれ? やだな、みんな。敵はアッチだし、ボクからなんで距離を取るのさ? あ? あれ? モラリエスの挙動もなんか、アレ?」
 子曰く、君子危うきに近寄らず。
 実際に古代中国の儒教中心人物であった孔子がそう言ったかは兎も角として、状況はそれに即していた。
「あ、なんか怒ってそう。その巨体でこっちに来るでないわー!」
 散り散りパーマのモラリエスが巨体で駆け抜ければ、フルルズン(35)の小さな身体が吹き飛んでいく。
 実際の本命たる反撃は鳴き声による精神侵蝕で、それ故、空中ですやぁと静かに眠りに就こうとしたフルルズンは、そのまま大地に叩き付けられ、ぐへぇと衝撃的な声を上げた。
「――と、兎も角。今が勝機だよぅ!」
 フルルズンに注意が向いたこの瞬間こそ、好機とばかりに燐寧が飛び出し、そんな彼女に追随するよう、天と小雪、コダマも地を蹴っていく。
 そして、それぞれのパラドクスが煌めいた。
「つかまえた~。やさしく解体したげるから、逃げないでねぇ?」
 蔦のパラドクスはモラリエスを絡みとり、そして、回旋するテンペスト・レイザーはモラリエスの毛を、皮を、肉を断ち、血を噴き出させた。
 身体を朱に染めた燐寧はしかし、勢い止まらずと幾渡とモラリエスへ回転鋸の刃を突き付ける。
「密着しても頭突きを喰らうのは致し方ないけども……どっちが先に音を上げるか、競争だねぇ」
 繰り広げられる凄惨な光景を、小雪のような幼気な少女が直視していないことだけは、もしかしたら救いだったのかもしれない。
 ともあれ。
「臥竜は止水を鑒みず――!!」
 燐寧が後方足元から斬り裂くならば、天は正面からモラリエスへと衝突する。
 異形の型から放たれる速度重視の斬撃はモラリエスを斜めに斬り裂くと、そのまま散り散りの体毛と血肉を斬り裂く。噴き出す血はモラリエスの体毛のみならず、地面を、そして天の身体を朱に染め上げていく。
 此方もまた酸鼻な光景であったが、巨獣相手に戦っているのだ。致し方ないと天は割り切る。
(「実は、どちゃくそかわちぃ案件だと思った件☆」)
 痛みを覚えたら負けだ、と自身に言い聞かせ、心を殺して剣を振るう。歴史侵略者に同情する余地など、何処にもないのだ。
「い、いくよ。コダマ!!」
 そして、小雪の砲声の元、コダマの電撃と吶喊が駆け抜けた。
 まるで弾丸の如く突っ込んだ白い毛玉、もといサーヴァントは、そのまま吶喊の役目を果たし、後方へと突き抜ける。
 幾多のパラドクスを重ねられ、疲弊と損傷を受けていたモラリエスに、その吶喊は止めの一撃となる。
「モェェェェェー!」
 断末魔の咆哮と共に、その巨体がぐらりと傾ぎ、そして、地面へと吸い込まれるように倒れていく。
 その倒壊をひらりと躱したコダマは、くるりと振り向き、主たる小雪に向かって短い鳴き声を上げた。
「もきゅ!」
 物凄くドヤ顔だった。
「ともあれ、勝利なんだよぅ!」
 予想通り、消え行く巨獣の遺骸を前に、燐寧が勝ち鬨の声を上げる。
 掲げるテンペスト・レイザーも、その衣服も、まして髪や肌も朱に染まり偉いことになっていたが、まあ、それはそれ。まるでそれこそ自身の持ち味とばかりに、誇らしい表情であははと笑っていた。
 豪毅な少女であった。
「ふぅ、これでオベリスクの回収を邪魔する巨獣さんはいなくなった、みたいですね」
 ようやくコダマを回収したのだろう。
 追い付き、抱き締める小雪の視線は、モラリエス達が囲んでいた尖塔――オベリスクへと注がれている。
 輝く塔身は眩しく、それを受け、小雪は思わず目を伏せてしまう。
 次の視線の先にいたのは、此度の戦いでの功労者たる自身のサーヴァントの鎮座する姿であった。
「あっ、コダマは後でブラッシングしてあげますね。モラリエスさんよりももっふもふにしてあげます♪」
 それが何よりの賞賛と、コダマはにこりと笑みを零すのであった。

「で、生きてるにゃ? フルルズンちゃん?」
 オベリスクに駆け寄る仲間達を見詰めながら、地面に横たわるフルルズンを助け起こし、天が乾いた笑いを浮かべた。
「……だ、大丈夫なのだ。これからオベリスクの解体が待っているのだ。新宿島の海に流れ着くわけにいかないのだ」
 首を振りながら立ち上がったフルルズンは、大丈夫と力強く頷く。
 実際のところ、フルルズンも大きな手傷を負ったわけでは無い。精神を鳴き声で侵されたものの、ダメージの割合で言えば燐寧や天、小雪達と大差なかった。おそらく、トループス級と対峙した仲間も同じであろう。
「じゃ、もう一踏ん張り、頑張るぜい☆」
「ま、まかせろ、なのだよ。ゴーレム製作には体力が必要なのだ!」
 虚勢なのか本気なのか判らなかったが、己を鼓舞するような台詞と共に駆け出すフルルズンを見守った天は、微苦笑を浮かべ、そして自身もまた、オベリスクの元へと駆け出すのであった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
研究も役に立つのだな
再起動のエネルギーを考えれば、節約できるに越したことはないか
作業過程の記録を取り、仲間に良い方法があれば優先

1.測量
持ち込んだ測量道具で、オベリスクの外周や高さ、形状を確認
貨物車両のサイズと合わせて計算だ

2.重要部分を避けて切断する調査
繊細そうな先端は、できれば丸ごと残しておくか最小限のカットで
実験や稼働時の資料を見つつ、エネルギーの流れを阻害しないように
わからなければ次へ

3.運べるサイズのなかで、最も大きなサイズ(最も少ない数)への分割を算定
上方部分を残し、輪切りにするか、幾何学形に沿って等分割
幸運の加護もあわせ切り方を決めよう

4.断面を極力滑らかにするために、斬撃のパラドクスで一気に両断する
切り傷が治りやすいのと似たような具合で……後の繋ぎやすさを意識
注意点は「欠け」や破片を出さないこと
高周波ブレードのX-Machinaを用いる
オベリスクは横倒しにするか【飛翔】してまっすぐに切断

常に観察を続け、違和感あれば停止
再稼働に支障が出ないことを優先
成功したら運んで移送だな


月下部・小雪
周りの巨獣さんがいなくなったので安心して解体、できますね。
綺麗に解体して、新宿に持ち帰っちゃいましょう。えいえいおー、です。(コダマも、もきゅもきゅもきゅーと気合を入れている)

ま、まずは外観をチェックですね。
同じ獣神王朝産の巨大神像は複雑じゃない部分で切り分けた方が修復が速く進みましたよね?
原理が同じならオベリスクも複雑な部分は避けたほうがいいですよね……そ、それでどこが複雑なんでしょうか?

まずは外観をチェックして模様が複雑な部分があればそこは避けてみましょうか。
あとはなるべく切り分けない方がいいので、パラドクストレインに乗せれるサイズで区切っていきましょう。
図面を引いて、みなさんとあーでもない、こーでもないと相談して進めます。

切り分ける部分を間違えないようにペンで切り取り線を描いたら……いざ一刀両断です!
コダマが【毛玉電気抜刀術】を発動してえいやって斬り飛ばしてくれますよ!

ふぅ、これでオベリスクの脅威は取り除けましたね。
キングゴンドワナさんとの決戦に向けた準備も進めていきましょう!


風祭・天
とりま、みんなで協力するとして…作業に掛かる前には皆で鳩首凝議だねー☆
分解輸送ってことで根っこは同じだと思うけれど、手順とか分解方法とか、色々と共通認識を持っておかんとね☆ ヒヤリハット案件はゼロが基本だぜぃ☆

私は記録を残しておくのと、解体作業をメインで行きたい感☆
後はあれだね、あれ。ご安全にー☆

オベリスク自体の記録とかは他の人たちが頑張ってくれてるし、私は周囲の状況とか雑多な情報を纏めたり撮ったり☆ 最終的に何が要るか分からんし、なるべく多くの情報があった方がいいっしょー☆
後、天さん少し思ったのが…オベリスクと一緒に自撮りすると結構映えるかも?

パラドクスでズバッと斬る解体作業…試し斬り的なイメージ?
なるべく綺麗に確実に斬りたいし、ここは初式抜刀での作業になりそ☆ 勿論、斬るべし場所に線を引くとか、事前の準備をバッチシにしてからね☆

無事に解体とかが終わったら、パラドクストレインに運び込むよー☆
全部運び込めたら一件落着だね☆ 戦闘とはまた違う筋肉使ってぴえん…後で絶対に甘い物食べるんだー☆


「さて、と」
 巨獣達が一掃され、オベリスクのみが鎮座するその場所を見やり、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はふむ、と頷いた。
 ここからがある意味、オベリスクの移送作業の本番だ。目の前のオベリスクを分割し、パラドクストレインへと積み、そして、新宿島へと運ぶ。そのために彼らはこの改竄世界史へとやって来たのだ。
「……考えるべき事は、どの様に分割するか、だろうな」
 時先案内人の言葉を鑑みるに、復元後の再起動に要するエネルギーは、分割の方法によって変わってくる筈だ。
「門の停止程度な分割を行えば、再起動に必要なエネルギーを押さえる事が出来る、だったか」
 半年以上昔となるだろうか。オベリスクの研究内容を想起した彼は、白亜の巨塔を前に唸っていた。
 理想だけ言うならば、このままパラドクストレインに積載し、移送を始めることだろう。だが、運搬作業的にも、積載量的にも、それは叶わない。如何にパラドクストレインの貨物車両が広かろうが、それはあくまで人間サイズと比較するが故だ。スペースは有限であり、分解しないオベリスクを運び込むことなど不可能であった。
 何より、如何なるパラドクスや【残留効果】を用いても、オベリスクを分解せずにパラドクストレインへ積載出来ない。それはれっきとした事実であった。
「と、とにかく、周りに巨獣さんがいなくなったので安心して解体、出来ますね」
 エトヴァの言葉に応えるよう、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)が声を上げる。
「綺麗に解体して、新宿に持ち帰っちゃいましょう。えいえいおー、です」
 共にサーヴァントのモーラット・コミュ『コダマ』も気合いを入れているのか、もきゅもきゅと言う姿が妙に可愛かった。
「とりま、みんなで協力するとして……作業に掛かる前には皆で鳩首凝議だねー☆」
 風祭・天(逢佛殺佛・g08672)もまた、気合いが入った声を上げた。きゅうしゅぎょうぎ。人々が集まり、額を寄せ合って熱心に話し込む様を示す四字熟語である。蘊蓄な言葉に、二人はおおと、感嘆の言葉を口にしていた。
「で、だね。分解輸送ってことで根っこは同じだと思うけれど、手順とか分解方法とか、色々と共通認識を持っておかんとね☆」
 ヒヤリハット案件はゼロが基本だぜぃ☆と笑う彼女に、しかし、二人は真摯に頷く。確かに、こんな場所で労働災害は洒落にならないだろう。
「流石の時先案内人も、労災認定は出せないだろうしな」
「そ、そもそも、法律が体を為していなくて……」
 時々忘れがちだが、現在の新宿島は禁忌の外法、人類史改竄術式『刻逆』によって滅んだ世界である。数多くの大地を奪還していると言え、法整備等が進んでいるとは言い難い。
 ともあれ、その辺りはこの先の話だ。何れ衝突する壁かもしれないが、しかし、今ではない。
「と言う訳で、あれだね、あれ。ご安全にー☆」
 鉄鋼業界を中心に広まり、数多の工場や運送業などで使われる標語を口にする天に、小雪が「はい!」と力強い返答をする。
「それでは、進めようか」
 悩み思考することは大切であるが、時間は有限だ。
 まずは歩みを進めるべく、エトヴァは二人へと声を掛けるのだった。

 まず、復讐者達が行ったのは、オベリスクの外観確認であった。
 オベリスクが石造であることは重々承知していた。その一見した只の石塔をオベリスクたらしめているのは、内部に形成された魔術回路であり、それが表面に刻まれているヒエログリフの作用である事はこれまでの研究や観察、観測でハッキリとしている。
(「流石、対になるオベリスクだ」)
 親の顔よりも見た……とは言い過ぎだが、相方である港区のオベリスクは穴が開くほど観察したぞ、と豪語するエトヴァは、【飛翔】による至近距離からの確認結果を、そう纏める。
 そして、計測と撮影を終えたエトヴァは、同じく地表部分や遠目からの観測を行っていた二人と合流し、自身の計測結果を口にした。
「ざっと計算した結果だが、重量も踏まえ、パラドクストレインの貨物車両が30両から40両程になりそうだ」
「そ、そんなに……ッ!」
 無理に詰めれば車両を減らせるかも知れないが、それではパラドクストレインの運行そのものが立ち行かない可能性もある。安全性を確保するならば、40両以上は覚悟した方が良い、と言う話なのだろう。
「こっちも同じ結論だよ☆ でも、マリーちゃんなら引っ張ってくれそな感マシマシって気もするけど」
 まるで時先案内人が綱を引く様な台詞だったが、しかし、天の言葉が決してそんな意味で無い事は、全員が全員、十分認識していた。
「そ、そうですね。パラドクストレインも一車両しかない、と言う訳ではありませんし」
「だな。加えて、この周辺は安全である以上、何往復かして運ぶと言う手段もある。それらを踏まえ、輸送そのものは問題無い筈だと言えるな」
 新宿島まで運び込む手段は問題無い。
 ならば、自分達が気にするべきは、オベリスクをどの様に分解するか、だろうか。
「同じ獣神王朝産の巨大神像は複雑じゃない部分で切り分けた方が修復が速く進みましたよね?」
 原理が同じなら、オベリスクも複雑な部分は避けた方がいいですよね……? と小雪の言葉に、エトヴァは是と頷いた。
「よって、重要そうな先端は丸ごと残す方が良いだろう。欲を言えば、エネルギーの流れを途切れさせないように最小限のカットが出来れば良いが……」
「導線をブッチしないって事だね」
 電気回路に例えれば基板のパターン配線の意味合いになるだろうか。つまり、オベリスクの分解から復元は、そのパターンを繋ぎ直す、という事になるのか、と合点が行く。
 ならば、重要な電子部品が小雪の言う複雑な部分となるのだろうか。
 成る程。集積回路を始めとした様々な電子部品を破壊すれば、交換に手間が掛かるという事は判る。それこそが復元コストの増大化と言う事なのだろう。
(「では、それに当たるところは何処だ……?」)
 小雪や天と頭を突き合わせ、考える。三人寄れば文殊の知恵。物凄く冴えたアイディアが飛び出す――訳でも無かった。
「ま、仕方ないよね。天さん達、クロノ・オブジェクト技術のちょいと詳しいだけの素人なんだぜ☆」
「だよなぁ……」
 新宿島の技術者達も何処まで理解しているのだろうか。出来れば問いたかったが、生憎、その手段はない。今は、此処に居る三名で考える他なかった。
「け、結局、ヒエログリフが鍵ならば、その修復が複雑にならないように、斬ってみるとか、どうですか?」
「ん。天さんも自撮りしてて思ったけど、やっぱ、ヒエログリフ……表面に刻まれた文字をきちんと残すべきっしょ。斬るにしても文節と文節の間とか、或いは単語単位だけでも保持するように心掛けないとしゃーなし」
 二人の考えが其処に至った理由は、語るのも難しい。もしかしたら、何処かで幸運の女神が微笑しただけなのかもしれない。何となくそんな感覚を覚えたのであった。

 オベリスクへの第一刀はエトヴァが受け持つこととなった。
 残留効果【強運の加護】に賭けてみてはどうか、と言うのが彼の案で、それに二人が従った結果だった。
 そして、エトヴァは黒き刀身の魔力刀こと高周波ブレードX-Machinaを構える。超絶振動の刀は、本来であれば石像をバターのように斬り裂く筈の物。だが、目の前のオベリスクは愛刀と同じくクロノ・オブジェクトなのだ。ならば、頼れるのはただ一つ。己のパラドクスに外ならない。
「――シュゥッ!」
 一呼吸の内に、斬撃を繰り出し、オベリスクを切り倒す。細心の注意を払いながら行われた最鋭の一撃は、オベリスクに欠けや破損を残さず、ただ、其処に真一文字の斬撃のみを刻んでいた。
 そして――。
 ゆるりとオベリスクが傾く。即座に重力に敗北したそれは、そのまま倒れ伏せていった。
 衝突の瞬間、激しい音が響いたが、大丈夫。地面はクロノ・オブジェクトでもなければ、着地の衝撃はパラドクスでもない。環境によるダメージ等は少々怖かったが、しかし、それはディアボロスが気をつけるべき事。オベリスクには影響しないと踏んだ。
 ――一種の賭けであったが、オベリスクに破損の様子は無い。これこそ【強運の加護】の効果だったかもしれなかったな、とエトヴァは微苦笑を零した。

「コダマの超神速の抜刀術をお見舞い、です!」
「生死悠々として定止なし――!!」
 パラドクスの詠唱が迸り、二陣の風が横倒しになったオベリスクへと駆け抜けていく。
 ヒエログリフの文字を可能な限り破損しないようにと引かれた補助線の上を、コダマの毛玉電気抜刀術の剣技が通れば、別の線を天の王道かつ変幻自在な太刀筋が斬り裂いていった。
 其処にエトヴァが高周波ブレードの斬撃を幾渡と繰り出させば、解体作業はより効率的に進められていく。
 一通り、切断が終わり、石材宜しく積み上がったオベリスク――正確には、オベリスクだった物――を見下ろし、エトヴァはふぅっと息を吐いた。
「これで分解作業は終わりっしょ☆」
「ひ、一通り確認OKです! 文字を傷付けた様子はありません! コダマも天さんも、エトヴァさんのパラドクスも、オベリスクの欠片一つ零していませんよ!」
 彼が息を吐く間に、二人で切断跡を確認してくれたのだろう。
 二人が上げた喜色の声に、思わず微笑を浮かべてしまう。
「サイズから考えて、重さも想定基準をクリア。お疲れ様だ。二人とも!」
「……で、でも、もう一つ、大切な作業が残っています」
 確認後にエトヴァが上げた言葉に、大変だ、と小雪が声を上げる。
 それを思うとげんなりしてくれるが仕方ない。小雪もコダマの存在を手数に加えてくれているし、天も覚悟を決めた表情で、破断された石材達を見据えていた。
「全部運び込めたら一件落着だね☆ 戦闘とはまた違う筋肉使ってぴえん。……後で絶対に甘い物食べるんだー☆」
 その願いを心の灯火とし、彼女は己に気合いを込める。
 エトヴァと小雪、そしてコダマもまた、彼女に同調する様におーっと、声を張り上げた。

 次々と分解されたオベリスクを貨物車両に収め、パラドクストレインが次々と巨獣大陸ゴンドワナから旅立っていく。
 それらを見送り、はふりと息を吐くエトヴァと天。身体中が痛かった。一歩も動けない、動きたくないと呻きながら、それでも改竄世界史に取り残されるつもりはないと、よろよろと残るパラドクストレインの最後の一両へと向かっていった。
「け、結構、時間が掛かりました」
 石材は余計なことを考えず、分解した順にパラドクストレインに運び込み、そして、移送を行っている。
 現地では到着した傍から組み立てれば、組間違いを防ぐことが可能な筈だ。
 だが、それでも、復元には解体以上の時間が必要なのだろうと、強い確信を得たエトヴァは、小雪の呟きに是、と頷いた。
「天さん、思うに、攻略中のディヴィジョンでオベリスクを復元するのは便利そうだけど、周囲を完全制圧した後で無きゃ、移送作業は難しいかもにゃ☆」
「だな。だがそれでも、オベリスクを有益に扱う手段が或る筈だ」
 仲間達の可能性を、そして未来への可能性を信じ、彼は静かな独白を零すのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年12月15日