リプレイ
絵島・玲於奈
【行動】
「船で長く旅をするのは初めてなので緊張します…」
初めての航海、フライング・ダッチマン号で船旅を楽しみつつ
危険はないとは思うものの、気を抜かないよう
外敵、災害等何かトラブルが無いように行動します
航路に異常は無いかよく見張りをしたり
可能であらばドローンで周囲を見たりします
「…どこまでも続く青い海…こんなに広いなんて知らなかったです…」
台湾島から出発して、どのくらい、どこまで進んだのか。
船から見える景色を眺めてみただけでは、ただひたすら青い海が広がっているだけで、それはわからない。
だが実際は南へと進路をとって、順調に航行中。
特に冥海機の姿も今のところなく、天候も比較的安定していて、現時点まで大きなトラブルなどもない。
とはいえ、フライング・ダッチマン号の今回の旅は、まだはじまったばかり。
目指す地は何せ、南の……いや地球の果てである、南極大陸なのだから。
そしてそんな海をゆくフライング・ダッチマン号に、交代で乗り込むディアボロスたちであるが。
何か有事の時以外は基本、どう船の中で過ごすかは、各人の自由だ。
ゆったりのんびりとでもいいし、賑やかにわいわいでもいい、優雅に海をゆく旅を満喫したって、いいのだけれど。
「船で長く旅をするのは初めてなので緊張します……」
そうぽつりと言の葉を落とすのは、絵島・玲於奈(ジーニアスボーイ・g09401)。
玲於奈にとっては、これが初めての航海であるというから。
フライング・ダッチマン号での船旅を楽しみつつも、ちょっぴりどきどきそわり。
危険はないとは思うものの、視線を周囲に巡らせ、気を抜かないよう船内を巡回中である。
万一の外敵や災害に備え、何かトラブルが起き無いように、起きてしまってもすぐ対処できるようにと。
航路に異常は無いかよく見張りをしたり、飛ばしたドローンで周囲を見てみたりと、慎重に過ごしている玲於奈だが。
元々静かな場所は好きであるし、今の海は波ひとつなく凪いでいて。時折吹く海風は潮の香りを纏っている。
そして眼前の風景をそっと眺めてみれば、改めて思うのだった。
「……どこまでも続く青い海……こんなに広いなんて知らなかったです……」
初めての航海はやはり緊張するけれど。
ただひたすら広がる海をゆくこのひとときを、玲於奈なりに楽しみながら。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
鳩目・サンダー
アドリブ、連携歓迎です。
ブルーオーシャンに、他のディアボロスに先んじて先鞭をつけたくなった、ということで参加。まあ行先はオーシャンどころか骨まで凍る南極大陸なのだが。
確かに、「人類のいないところ人類史」なんて奪いようが無いのは道理だな。同じように本来人類史が存在しないはずだったディヴィジョンのゴンドワナと違って、クロノヴェーダすら見当たらないってのも謎だ。
自分は『観察』『偵察』技能を生かして夜間警戒にあたろうかな。
デッキに上がって夜空でも模写しながら、カフェインの入ったエナジードリンクを飲みつつ過ごすよ。
同じく宵っ張りの仲間とは挨拶を交わし、異変が無いかどうか情報交換。
南極に何があると思うか、意見を言い合って暇をつぶせるといいね。
ちなみにあたしは南極点に何かがあるとにらんでるよ。
何でかって? ……あたしが行ってみたいだけだ。
ルィ・アムンゼン
アレンジ連携歓迎
心情
まあ、アムンセンの名前騙ってたクロノヴェーダに体乗っ取られてた身だからかな?
南極は取り戻さないとって思っちゃうんだよね
ダンジョンで奪還した所に行った時も懐かしく感じちゃったし此の辺はもう仕方ない事かも
とりあえず、未だ先の話にはなるけど何時南極本土に乗り込む事になっても良いように準備とかしておこっかな?
先ず〇液体錬成の準備をしトラブルが起きても水の補充がしやすいように準備
念の為、〇雪中戦の心得に基づき南極で移動しやすいように調整したサーヴァントが曳くソリやクロスカントリー用のスキー板とスキー靴を船に積み込んでいく
航海中は海の状態を〇海洋知識に基づき本来の物と差異があれば〇看破出来る様に〇観察
防寒は寒冷適応があるし移動の方の準備を念の為、かな
観測基地に置いておけばいざって時に準備で慌てなくて済むし
しかし、南極を奪った勢力
既存のとこだったら良いんだけど……古典的地球空洞説では南極に地球内部への入り口の穴が或るんだっけ?
後はクトゥルフの狂気の山脈にて、も舞台は南極だったかな?
地平線の向こうに日が落ちれば、ただひたすら広がる海は真っ暗な深い闇に覆われる。
けれど、だからこそ空を見上げれば、数え切れないほど沢山の星が煌めいていて。
雲一つない今宵に浮かぶのは満月、その月明かりが眩しいくらいだ。
そんな海をゆくフライング・ダッチマン号の航海に、鳩目・サンダー(R-18フルカラーリアライザ・g05441)が参加したのは。
ブルーオーシャンに、他のディアボロスに先んじて先鞭をつけたくなったから……ということであるものの。
(「まあ行先はオーシャンどころか骨まで凍る南極大陸なのだけど」)
目指す先にあるのは海か大陸か、そもそもブルーかホワイトかはたまた別のいろか……ともかく、どのみち半端なく寒いことだけは違いないだろう。
けれど幸い、今宵はまだ過ごしやすい、天候も穏やかな夜だから。
サンダーは観察や偵察の技能を生かしながら、夜間警戒にあたることにする。
デッキに上がって満天の星が輝く夜空でも模写しながら、カフェインの入ったエナジードリンクをお供に。
そして同じ頃、ルィ・アムンゼン(天使のリアライズペインター・g07641)も、南極大陸を目指す船上で思う。
(「まあ、アムンセンの名前騙ってたクロノヴェーダに体乗っ取られてた身だからかな?」)
……南極は取り戻さないとって思っちゃうんだよね、と。
(「ダンジョンで奪還した所に行った時も懐かしく感じちゃったし此の辺はもう仕方ない事かも」)
南極自体には、すでに幾度か足を踏み入れてはいて、その時は懐かしい気持ちが生じたりもしたのだけれど。
現在奪還しているのは南極のごくごく僅か、ほんの一部だけであるし。
南極大陸の大半の現状がどうなっているのかは、いまだ多くの謎に包まれている。
だが今回のフライング・ダッチマン号の航海は、それをこれから解明していくべく探索や準備をするための作戦だから。
(「とりあえず、未だ先の話にはなるけど何時南極本土に乗り込む事になっても良いように準備とかしておこっかな?」)
ということで、ルィはまず、トラブルが起きても水の補充がしやすいようにと、液体錬成が発動できるパラドクスを準備をしておいて。
念の為、雪中戦の心得に基づき、南極で移動しやすいようにと。
船に積み込んだのは、調整したサーヴァントが曳くソリやクロスカントリー用のスキー板とスキー靴。
そして南へ向けて航海中の今は、海の状態を海洋知識に基づき、会得している技能を駆使しつつ観察して。
本来の物と差異があれば看破出来る様にと、周囲に目を凝らしておく。
とはいえ、かなりの長旅になりそうで時間はたっぷりとあるから、たまには気分転換も兼ねて。
たまたまふらりと船上で顔を合わせたディアボロス同士、会話を交わすことも。
「防寒は寒冷適応があるし移動の方の準備を念の為、かな。観測基地に置いておけばいざって時に準備で慌てなくて済むし」
とはいえ話題はやはり、これから向かう南極に関することが多くなるけれど。
情報共有や意見交換をすることは、今後の為にもなるし。
そして何より、なにもない海上での暇つぶしにはうってつけ。
サンダーも、同じく宵っ張りの仲間と挨拶を交わした後、異変が無いかどうか情報交換しつつも。
今のところ何事もなく順調に航海が進んでいることを確認すれば。
「しかし、南極を奪った勢力。既存のとこだったら良いんだけど……」
やはり皆が気になるのは――南極に何があると思うか。
そんなルィの言葉に、サンダーも首を傾けつつ続いて。
「確かに、「人類のいないところ人類史」なんて奪いようが無いのは道理だな。同じように本来人類史が存在しないはずだったディヴィジョンのゴンドワナと違って、クロノヴェーダすら見当たらないってのも謎だ」
「古典的地球空洞説では南極に地球内部への入り口の穴が或るんだっけ? 後はクトゥルフの狂気の山脈にて、も舞台は南極だったかな?」
少ないながらもこれまで判明している南極の現状や、雑談しつつも様々な可能性の考察などを、各々口にしてみて。
少しだけ肌寒い、潮の香りがする夜の海風に吹かれつつも。
「ちなみにあたしは南極点に何かがあるとにらんでるよ」
サンダーは皆をくるりと見回した後、こう続けるのだった。
――何でかって? ……あたしが行ってみたいだけだ、なんて。
いまだ謎多き、そして浪漫溢れる、地球の最果ての地への興味を紡ぎながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
南極か、話には聞いていたが境界はどうなっているのやら
平和な航海が続けばいいんだが、それはまだ先になりそうだなぁ
星の配列がおかしいとかない、よな?
まあ、気を張っていてもどうしようもないしのんびりするか
【行動】
俺は夜の海を見ておこう
最近は戦闘でしか見たことなかったから夜景とか星空を堪能しよう
日本は明るいからここほど星が綺麗に見えないだろう
海戦する奴らが多いから落ち着いて見られやしないもんなぁ
ここ辺りから確認できる星座は頭の中に入れてきたし探そう
宿題でも何でもないから気楽にやる
それにしてもこの星の並びから絵を連想し
神話まで作り出すんだから昔の人は想像力が豊かというか何というか
すごいことには変わりないんだがな
最終人類史に取り戻した南極の地は、南極大陸のごく僅かにしかすぎなくて。
奪還した地以外の南極大陸は海に……すなわち、別ディヴィジョンに存在するということであると思われる。
だが、南極大陸の大半は何処にあるのか、そもそも他にも謎が多い場所で。
(「南極か、話には聞いていたが境界はどうなっているのやら」)
夜の海がただ広がるだけの眼前の光景を眺めつつ、荒田・誠司(雑草・g00115)はこれまで聞いた南極に関することを思い返してみる。
そう、そんな誠司が乗り込んでいるのは、フライング・ダッチマン号。
謎多き南極を探索するために、今回ディアボロス達は動き出したわけであるが。
現状から、冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンから向かっている。
台湾島からオーストラリア海域までは冥海機は撤退しており、安全な航海になるだろうとは言われているが。
(「平和な航海が続けばいいんだが、それはまだ先になりそうだなぁ」)
このディヴィジョンの海で何事もなく航海ができるようになるのは、いつの日か。
それから誠司が見上げるのは、数多の星が瞬く夜空。
そんな煌めく空を眺めてみれば。
(「星の配列がおかしいとかない、よな?」)
今は何事も起こってはいないが、今回の航海はディアボロスとしての作戦であり、冥海機だって全くいないという確証はないのだから。
美しいとか綺麗とかよりもまず先に、空を見つめながらそう思ったりしてしまうけれど。
(「まあ、気を張っていてもどうしようもないしのんびりするか」)
まだまだ、目指す南極の地までは長い航海となりそうであるし。
誠司は夜の海を見ておきつつ、警戒は怠らぬようにはしながらも。
夜景とか星空を堪能しようと、そう思う……最近は戦闘でしか見たことなかったから、と。
それに、ただ海しかないからこそ。
(「日本は明るいからここほど星が綺麗に見えないだろう」)
眼前に見えるのは、まさに満天の星。
常に明かりが煌々と灯る新宿島では見えない星だって、今は見ることができるのだ。
だから、あとはそう。
(「海戦する奴らが多いから落ち着いて見られやしないもんなぁ」)
今のように、海を騒がしくする存在達がやって来さえしなければ。
安全だろうとは言われているとはいえ、今後はどうなるかはわからないが、でも今は少なくとも海は静かに凪いでいるから。
誠司は改めて、数え切れないほどの星が煌めく空をみてみることにする。
(「ここ辺りから確認できる星座は頭の中に入れてきたし探そう」)
まだ夜の時間は長いことだし、宿題でも何でもないから気楽にやる、と。
ひときわ明るい星を目印にし、星と星を結んで辿ってみようと試みつつも。
「それにしてもこの星の並びから絵を連想し、神話まで作り出すんだから昔の人は想像力が豊かというか何というか」
見上げる星の数の膨大さに、そう思わずにはいられないし。
それに無数の星々を目の当たりにすれば、誠司は改めて思うのであった……すごいことには変わりないんだがな、と。
そして、自分が作るとしたら何座で、どんな神話になるのか、なんて想像する時間だって今はあるのだ。
沢山の星座や神話が全天に描かれている星の下、南へ向けて夜の海を進んでいきながら。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
恋人の遊里さん(g00512)と一緒にのんびり過ごすよ。
南極かぁ。
七曜で訪れたけど何もなかったのが気になるところだよね。
気になるけど、でも、今は楽しんじゃおうか。
アイテムポケットに双眼鏡とかカセットコンロとか調理器具とか、お野菜とかお肉とかお水やジュースなどを詰め込んでいくよ。
服装は寒冷地仕様のコートとワンピース、インナーを用意だね。
まぁ、まだそこまで暑くないと思うから、袖の長いワンピースで過ごしておくよ。
遊里さん、釣り好きだよね~。今回は何が釣れるかな?
釣りをしている恋人さんをほほえましく見つつも、わたしも海と空を満喫しようかな。
んー、とっても綺麗な風景だよね。激戦続きなところだから、のんびりできるのはいいよね。
お食事タイムになったら、お魚が釣れたかどうかで変わるけど、お魚をさばいてお刺身や、鍋に出汁をとってお魚のしゃぶしゃぶしちゃうのもいいね。
新鮮なお魚がとっても美味しっ♪
あとは、お肉もちょっと炒めて、お野菜で巻く形にしようか。
うん、思い出沢山作っていきたいっ♪
あなたと一緒にね♪
飛鳥・遊里
恋人のシル(g01415)と南極へ
いざゆかん、南極へ…。防寒具もフル装備用意したし、そのほかの装備も万全だ
南極なんてそうそう行ける場所じゃないしな、やっぱり楽しみだ
さて、浮かれてばかりもいられない。あくまでもこれは任務の一環だ
船上で哨戒なりなんなりしておかねば。シルも、気を引き締めてな?油断大敵だ
ん?これか?釣り道具一式と双眼鏡とか望遠レンズ付きのカメラとか…
いやいや、そんな目で見ないでくれ、いたって真面目だぞ?
釣りをしながらあたりを警戒すれば効率もいいし、ここら辺の海の生態系の変化とか
調査もできるだろう?
双眼鏡とカメラも、あわよくば南極でクジラとかアザラシとかペンギンとかいろいろ観…遠距離の偵察のための
もので…だからそんな目で見ないでくれ
まああれだ、あんまり気を張り詰めててもな?ほら、釣れた魚をそのままダイレクトに調理してみんなの食卓を
少しでも豪華にできるんだし。どうせなら、普段やらないようなことを思う存分やってみようじゃないか
思い出なんて、いくらあっても困ることなんてないんだしさ
乗り込んだフライング・ダッチマン号が向かうのは南の果て、まさに未知なる大地。
――いざゆかん、南極へ……。
ということで、今回の目的地は。
「南極なんてそうそう行ける場所じゃないしな、やっぱり楽しみだ」
そう、南極です!
そして、飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)のそんな言葉を聞きながら、シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)は思い返してみる。
「南極かぁ。七曜で訪れたけど何もなかったのが気になるところだよね」
決戦時空の南極を訪れた際に確認した南極には、シルの言うように『何もなかった』。
どこかのディヴィジョンにあるはずなのに、ただ氷原が広がるばかりで、クロノヴェーダの姿さえもなかったのだ。
それは他の地を思えば不可思議なことで、謎に包まれていることだらけだが。
それを少しでも紐解いていけるよう、今回このようにフライング・ダッチマン号で向かう作戦が行われているのだし。
まだまだ南極につくまでの時間は沢山あるのだから。
「気になるけど、でも、今は楽しんじゃおうか」
折角の航海なのだから、楽しめる時に楽しんでおくつもり。
そしてそのための準備だって、ばっちり。
アイテムポケットに詰め込んできたのは、双眼鏡やカセットコンロなどの調理器具、野菜や肉、水やジュースなどの食べ物や飲み物。
「防寒具もフル装備用意したし、そのほかの装備も万全だ」
「寒冷地仕様のコートとワンピース、インナーも用意したよ」
それに、南極に行くにあたって適した服や装備もきっちりとふたりとも準備済。
とはいえ……まぁ、まだそこまで暑くないと思うから、と。
今はまだ、袖の長いワンピースで過ごしておくことにするシル。
そしてそんなワンピースの裾を小さくひらりと揺らす海風が吹き抜ける中。
「さて、浮かれてばかりもいられない。あくまでもこれは任務の一環だ。船上で哨戒なりなんなりしておかねば」
……シルも、気を引き締めてな? 油断大敵だ。
なんて、きりりと遊里は告げつつも。
「あれ、他に何を持ってきたの?」
「ん? これか? 釣り道具一式と双眼鏡とか望遠レンズ付きのカメラとか……」
張り切って手にしたのはそう、釣り道具です!
そして彼が心なしかうきうきと、それらを取り出す様子をシルは見つめて。
「遊里さん、釣り好きだよね~」
「いやいや、そんな目で見ないでくれ、いたって真面目だぞ?」
遊里はそう言った後、さらに続ける。
「釣りをしながらあたりを警戒すれば効率もいいし、ここら辺の海の生態系の変化とか調査もできるだろう? 双眼鏡とカメラも、あわよくば南極でクジラとかアザラシとかペンギンとかいろいろ観……遠距離の偵察のためのもので……」
「今回は何が釣れるかな? クジラやアザラシやペンギンも、かわいいよね」
色々言いつつも釣りを始めた恋人を、微笑ましく思いつつ。
「わたしも海と空を満喫しようかな」
「まああれだ、あんまり気を張り詰めててもな?」
「んー、とっても綺麗な風景だよね。激戦続きなところだから、のんびりできるのはいいよね」
ふたりで一緒にのんびり、楽しく過ごすことにする。
いや、釣りが好きなのは勿論なのだけれど。
「ほら、釣れた魚をそのままダイレクトに調理してみんなの食卓を少しでも豪華にできるんだし」
「お食事タイムになったら、お魚が釣れたかどうかで変わるけど、お魚をさばいてお刺身や、鍋に出汁をとってお魚のしゃぶしゃぶしちゃうのもいいね」
海の冒険においても英気を養うのは大事。
しかも、美味しい海の幸というお宝が、豊富に手に入るのだから。
「あとは、お肉もちょっと炒めて、お野菜で巻く形にしようか」
持参している食材と合わせて、シルはそうメニューを考えてみて。
彼が釣った魚をメインに作ったごはんで食卓を彩れば――いただきます!
「新鮮なお魚がとっても美味しっ♪」
そう、これもまさに海の醍醐味!
そしてほくほくと美味しそうに、ごはんを食べるシルを見つめながら。
「どうせなら、普段やらないようなことを思う存分やってみようじゃないか」
遊里は瞳を細め、続ける――思い出なんて、いくらあっても困ることなんてないんだしさ、って。
そんな彼の言葉に笑んで、シルも頷き返して。
「うん、思い出沢山作っていきたいっ♪」
潮の香り纏う海風に乗せるように紡ぐ――あなたと一緒にね♪ って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【乗物改造】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
月下部・鐶
南極大陸へ船旅と聞いて
飛び込み参加で妹の小雪ちゃん(g00930)とごいっしょにしきたよ!
ほへー、タイワンからニュージーランド!
あ、知ってる知ってる、南極大陸のまわりは海が荒れ荒れだから、ニュージーランドに寄るんだよね
だけど今から行く南極大陸の天候は、あるって話のデヴィジョン次第カナ?
あ、ないかもしれないんだった!
そしたら海は静かなのかな、それとも元の世界とおんなじに荒れ模様?
パラドクストレインに飛び込んで、そのまま夜の見張り、頑張るぞー!
あたしも双眼鏡をもちこんで、マストの上から警戒態勢!
そうそうに緊張感が抜けて、もちこんだ液晶タブレットに想像上のペンギンディビジョン民を描いたり
小雪ちゃんに釣られて空を見上げたら、お星さまにおおっと驚いて
ふっふっふ、昔の船員はあの北極星を見て行先を確かめたんだよ、なんて話をしてみてから
液晶タブレットに撮った夜空に、線をドンドン書き足して正座を作って遊びはじめちゃう
これがコダマ座で、こっちが小雪ちゃん座!
もちろんタマキ座もいるよ!
アドリブ連携大歓迎!
月下部・小雪
今回のお仕事はお姉ちゃん(g00960:義姉)と南極大陸まで船旅、です。
台湾島からフライング・ダッチマン号を使った大航海ですね。まずはニュージーランドを目指してよーそろー、です。
無事に南極大陸に基地を設置出来たら、ペンギンさんに会える、でしょうか? た、楽しみです!
今回パラドクストレインで着いた時間は夕暮れ時。
夜の見張りはお任せ、ください。コダマも双眼鏡をもって張り切って、ます!
お姉ちゃんとコダマと一緒にマストの上まで登って高いところから警戒体勢、です。
と、遠くに冥海機さんがいないか索敵を密にです。
ちょっと変わり映えのしない海の風景に飽きて視線を上にあげれば一面の星空にびっくり、です。
わわっ、す、すごいです、お星さまがいっぱいです!
お姉ちゃんと一緒にお星さま同士を線で繋いでお絵かきです。
あれとあれ、あのお星さまをつなげれば……コダマ座の完成です!
えへへ、ビッグなコダマにぴったりの星座になりましたね。
※アドリブ連携大歓迎
大海原を、まずはひたすら南へ。
フライング・ダッチマン号が目指すは、地球の最果ての地。
(「南極大陸へ船旅と聞いて。飛び込み参加で妹の小雪ちゃんとごいっしょにしきたよ!」)
(「今回のお仕事はお姉ちゃんと南極大陸まで船旅、です」)
そう――目的地は、南極大陸!
南極と接触していると思われるディヴィジョンはいくつかあるのだけれど。
今回は冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンから南極へと向かうことに。
台湾島を出航したフライング・ダッチマン号がまず目指すのは。
「台湾島からフライング・ダッチマン号を使った大航海ですね。まずはニュージーランドを目指してよーそろー、です」
「ほへー、タイワンからニュージーランド!」
月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)の言葉に、月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)はそう続きながらも、南極に関する知識を口にする。
「あ、知ってる知ってる、南極大陸のまわりは海が荒れ荒れだから、ニュージーランドに寄るんだよね。だけど今から行く南極大陸の天候は、あるって話のデヴィジョン次第カナ?」
そう首を傾けるも、はっとして続ける。
「あ、ないかもしれないんだった! そしたら海は静かなのかな、それとも元の世界とおんなじに荒れ模様?」
現在、南極半島のごく一部、竜域ダンジョンとなっていたところのみ最終人類史に奪還しているが。
実際のところ、南極に関しては謎だらけだ。
どこのディヴィジョンに南極大陸があるかもわからないし、七曜の戦の時に決戦時空を調査してみたが文字通り『何もなかった』。氷の平原が広がるばかりで、調査した範囲ではクロノヴェーダの姿さえ全くなかったのである。
けれど、だからこそ、少しずつでも南極の謎を解明するための一歩。それが、今回の作戦でもあるのだ。
そして色々と義姉と話をしながらも、小雪はコダマと一緒にパラドクストレインへと乗り込んで。
「無事に南極大陸に基地を設置出来たら、ペンギンさんに会える、でしょうか? た、楽しみです!」
よちよちペンギンさんもいるかもしれない、浪漫と謎に溢れている南極大陸探索に、いざ出発です!
ということで、小雪と鐶がフライング・ダッチマン号に降り立った時間は夕暮れ時。
今回は長丁場な航海になるため、ディアボロスも交代して乗船している。
少なくともオーストラリア近郊の海域までの間は、冥海機は撤退しているので、今のところ安全な航海となっているが。
「そのまま夜の見張り、頑張るぞー!」
「夜の見張りはお任せ、ください」
一体も冥海機がいないという確証はないため、油断は禁物。
「コダマも双眼鏡をもって張り切って、ます!」
パラドクストレインからフライング・ダッチマン号に乗り換えて早速、そのまま夜の見張りをすることに。
もきゅっと張り切るコダマと姉妹で双眼鏡を手に、遠くまで見渡せるよう、一緒にマストの上まで登って。
「と、遠くに冥海機さんがいないか索敵を密にです」
高いところから警戒体勢を!
とはいえ、海も静かに凪いでいて、危険性も低いとの予知もあってそうそうに緊張感は抜けて。
鐶がもちこんだ液晶タブレットにお絵描きするのは、想像上のペンギンディヴィジョン民……?
小雪も、ずっとただひたすら静かな海しかないような、ちょっと変わり映えのしない海の風景に飽きてきて。
もきゅぅと同じくおねむなコダマの隣で、ふと視線を上にあげれば、瞳をぱちりとびっくりしてしまう。
「わわっ、す、すごいです、お星さまがいっぱいです!」
まさに満天の星、新宿島から見るものとは比べものにならないくらい無数の光が瞬く、一面の星空に。
鐶もそんな小雪の声に釣られて空を見上げれば、お星さまたちのあまりの多さに、おおっと驚いてから。
「ふっふっふ、昔の船員はあの北極星を見て行先を確かめたんだよ」
なんて、ちょっぴりえっへん。そう教えてあげるように話をしてみてから。
液晶タブレットに撮った夜空のお星さま同士をどんどん線で結んでいって。
ふたりで一緒に指でなぞっては繋いで、遊びはじめちゃう。
「あれとあれ、あのお星さまをつなげれば……コダマ座の完成です! えへへ、ビッグなコダマにぴったりの星座になりましたね」
「これがコダマ座で、こっちが小雪ちゃん座! もちろんタマキ座もいるよ!」
周囲も今のところ異常なし、南へと順調に進んでいきながらも。
星空でもみんな一緒に仲良くキラキラ、楽しく作るのは、自分たち座。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】がLV2になった!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!
笛島・他助
カーラさん(g00481)と
【昼】
青い空、白い雲、エメラルドグリー……いや普通に青い海だな。そして褐色の美女(カーラさん)!
病み上がりの身を癒やすにもバカンスを楽しまねぇと損ってもんだ。
おぉっと、だが警戒も……って乾杯早っ!
よし、カーラさん船首の方に行こうぜ!映画(タイ●ニック)で見た有名なシーンをしながら周囲を警戒だ!(警戒する気ゼロ)
南極には氷山あると思うが、今は平気だろ。海の藻屑フラグをギリギリ砕いた俺に任せろ!(キリッ)
おう、そりゃ酔ってる酔ってる。酒に。足取りあぶねぇ(例のポーズのまましっかりカーラさんを支える)
BBQセット持ってきたし、肉焼こう肉。お昼時だ、腹も減るってもんだ
(良い感じに焼けたらカーラさんの分も取り分けるかね)
こーいう時白飯が恋しくなるからおにぎりと……お、フランクフルトサンキュ~!
そして勿論!冷えた缶ビールもあるぜ!BBQに限らねぇがやっぱこれだよな~。ほい、カーラさんの分!
んじゃ、探索成功を祈って乾杯だ!
成程、良い策だ。
なら全力エンジョイだな!(再度乾杯)
カーラ・チアーズ
笛島・他助 殿(g03086)と
【昼】
暑いクルージング……船乗りに必要なのはラム!
まぁ名誉の負傷をした他助殿をねぎらうためでもある……が、ビール我慢できない乾杯!
船首に行く~?眺めの良いところで一杯かな?
(某タイ●ニック風ポーズしながら)私ふわふわ飛んでる気がする。
今なら大きな氷山でも砕ける気がしてくる。
そして仕事の後はBBQ。お肉いいよね。つまみにあう。
他助殿ありがとう~はーいフランクルとも召し上がれ。
真打に冷えた缶ビール最強、さっすが~他助殿、話が分かる!
クルージングに乾杯!
え?探索?気を張ってたら最後まで持たないよ?
こうやって気を抜いてればだまされた奴らがググ~って来るかもしれないし。
さあもう一杯乾杯!私たちの冒険は始まったばかりだ。
あれ?どこへいこうとしてたんだっけ?
台湾島を出発して数日、これまで順調に南へと航行しているフライング・ダッチマン号。
太陽の照る青海原には、ただひたすら海が広がる光景のみが続いていて。
「青い空、白い雲、エメラルドグリー……いや普通に青い海だな」
目を遣った海は、ごく普通の青ではあるだけれど。
青い空、白い雲、普通に青い海……そして褐色の美女!
「病み上がりの身を癒やすにもバカンスを楽しまねぇと損ってもんだ」
そう笛島・他助(アレがアレでそれな感じの奴・g03086)が視線を向けるのは、共に船旅と洒落込んでいる褐色の美女こと、カーラ・チアーズ(人間の時間神官・g00481)。
いや、有事の際以外は自由に過ごしていい、行ってしまえばバカンスではあるのだけれど。
「おぉっと、だが警戒も……」
ディアボロスとしての仕事も、勿論忘れては――。
「暑いクルージング……船乗りに必要なのはラム! ビール我慢できない乾杯!」
「……って乾杯早っ!」
実際はラムではなくてビールですけれど、乾杯!
そんな秒で乾杯するカーラに他助は思わず突っ込まずにはいられなかったのだけれど。
「まぁ名誉の負傷をした他助殿をねぎらうためでもある……」
負傷した他助の慰労のためでもあるのです。ということで、とりあえずビール!
いや、これはディアボロスとしての任務ということは、忘れてはいないのです。
忘れては、いないのだけれど。
「よし、カーラさん船首の方に行こうぜ! 映画で見た有名なシーンをしながら周囲を警戒だ!」
船旅バカンスにうきうき警戒する気ゼロな様子の他助と。
「船首に行く~? 眺めの良いところで一杯かな?」
いっそ潔いほどに酒浸る気満々なカーラ。
いえきっと、有事の際にはきちんとディアボロスするはずです。
というわけで何事もなく平和な今は、自由!
早速二人、わくわくと船首へ足を運んで。
有名な映画のワンシーンよろしく、あのポーズ!
「今なら大きな氷山でも砕ける気がしてくる」
「南極には氷山あると思うが、今は平気だろ。海の藻屑フラグをギリギリ砕いた俺に任せろ!」
しゃきんと両手を広げたカーラを後ろから支えつつ、キリッ。
海の藻屑フラグをギリギリ砕いたから、氷山だって砕ける……かもしれない。
というわけで、沈んじゃう船の映画の、沈んじゃう主人公と同じポーズをとる他助。
いえ、海の藻屑になって沈むことにはなりませんでしたから!
そしてさらに、あの映画のヒロインかの如く、こう口にするカーラ。
「私ふわふわ飛んでる気がする」
「おう、そりゃ酔ってる酔ってる。酒に。足取りあぶねぇ」
それは単に酒に酔っていてふわふわ……いえ大丈夫、例のポーズのまましっかりと他助が支えているので。
それから、ざぶんと海の藻屑にならず、心地良い海風に吹かれながら船首で楽しくキャッキャ……もとい、周囲を警戒しつつ過ごした後。
「バーベキューセット持ってきたし、肉焼こう肉。お昼時だ、腹も減るってもんだ」
「仕事の後はバーベキュー。お肉いいよね。つまみにあう」
酒のお供にもぴったりな、肉を焼きます!
そして他助が、いい具合に焼けた肉をカーラの分も取り分ければ。
「こーいう時白飯が恋しくなるからおにぎりと……」
「他助殿ありがとう~はーいフランクルとも召し上がれ」
「お、フランクフルトサンキュ~!」
お返しのフランクフルトにおにぎりに――あとは、やはり。
「そして勿論! 冷えた缶ビールもあるぜ!」
ええ、酒です!
「バーベキューに限らねぇがやっぱこれだよな~。ほい、カーラさんの分!」
「真打に冷えた缶ビール最強、さっすが~他助殿、話が分かる!」
そういうわけで、ぷしゅっと軽快な音とともにプルトップをうきうきあけてから。
青い空と海を臨みつつ、颯爽と掲げて――。
「クルージングに乾杯!」
「んじゃ、探索成功を祈って乾杯だ!」
改めて、乾杯!!
そして至福のひとくちを味わった後、ふと他助の言葉に首を傾けるカーラ。
「え? 探索? 気を張ってたら最後まで持たないよ?」
そう、これはディアボロスの仕事。
ただ嬉々と酒を飲んでいるだけに見えるかもしれないが。
「こうやって気を抜いてればだまされた奴らがググ~って来るかもしれないし」
実は、計算されたものだったのです……!?
そしてそんな作戦を聞いた他助も、大きくこくりと頷いて。
「成程、良い策だ。なら全力エンジョイだな!」
というわけで、さあもう一杯乾杯!
それからカーラは作戦通り他助と酒を楽しみつつも、広がる大海原へと目を向ける。
――私たちの冒険は始まったばかりだ、と。
そして美味い酒を味わいながら、ふと首を傾けるのだった。
「あれ? どこへいこうとしてたんだっけ?」
ちなみに今回目指しているのは、氷山もあるかもしれない南極、南極大陸なのです。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【赤道祭】
アドリブ歓迎
赤道祭……? 初めて聞いた。そんな伝統があるのだな
船旅に馴染みのある皆の顔を見回して
まほろばさんのお誘いに、勲さんのアイデアに賛成!
神様役のサヨコさんを見つけ出せばいいのだな
それじゃ、サヨコさんお願いします
まほろばさんレーダーを頼りにしている
とサヨコさんにサムズアップ
とはいえ、どこ探そうかなぁ
船の中にはいるのだよな……? はっ、まさか海へ……(外海覗きつつ)
……上から順に探していくのもいいか!
そうだな、手分けしていこう
サヨコさんなら、人目につかない場所をご存知そうだ
そういえば、ダッチマン号はヤ・ウマトの時代よりも古い船なのだよな
航路開拓と貿易の時代……多くを運んだ船が元なのだろうな
厨房や船室もみていこう
なんと、そんな所に……
神様役のサヨコさんが見つかったら、ほっと一安心
皆の見まねで柏手を打つ
乾杯といえばぶどうジュース……大人のぶどうジュースは俺だけになるな
お、いいものあるじゃないか
プロージット! (ドイツ語で思わず反応)
南極への往復、無事の航海を祈って
月鏡・サヨコ
【赤道祭】
赤道祭か……
復讐者になる前、練習艦隊で赤道を越えた経験はあっても、特に行事はなかった
艦隊を統括していた冥海機にとって、利用する価値に乏しい文化だったのだろう
ん、私も参加するのか?
仕方ないな。……まほろばの誘いは、断った方が面倒なのが目に見えている
それに、勲も乗り気のようだから(内心一番仲がいいと思っているので無意識に距離が近い)
……こういうのは発起人が担当するものじゃないのか、まほろば
そこまで言うなら貴様の頭から出ている電波を試してやる
勲とエトヴァは、まほろばが周りに迷惑をかけないようによく見ていて
私が隠れ場所に選ぶのは、ダッチマン号の最下甲板の更に下、積み荷を満載する「船庫」だ
余った空間があり、基本的には人通りがなく、仲間が船の構造を把握しているか試すにも丁度良い
荷物が動かないようにする隔壁の合間に身を潜めて発見を待とう
……日頃の作戦行動が活きたようだな。よくやった
赤道越えを許そう。南半球でも引き続き精励せよ
私もラムネを手に、静かに乾杯
安全を、そして願わくば南極探索に進展を
麗・まほろば
そうだ! 【赤道祭】、しよう!
赤道祭は名前の通り赤道を越える時にする航海の無事を祈るお祭りだよ!(漫画かアニメで知ったのだろう)
この船はまもなく赤道を通過する
だったらやるしかないよね、赤道祭!
と言ってはみたけど、まほろばも船で赤道越えは初めて
何をすれば成立するのかはさっぱり
とりあえず案を出し合い、お隠れになった神様を見つけて祈ってもらう「隠れ鬼」っぽい勲さんの案に決定!
神様は厳正なクジの結果、サヨコさん!
ふふふ、どこに隠れてもまほろばレーダーがみぃつけちゃうんだからねぇ! 覚悟しなよぉ?
しんー、サヨコ神ー
いずこーにーおわせーかー
引出し、戸棚にゴミ箱をパカパカ
……え、そこにはいない?
わからないよぉ?
よもやまさかってところに、隠れてるかもしれないからねぇ?
神様が顕現なされたら柏手を打ってそのあとは……お楽しみだぁ!
ふふーん、確かにぶどうのソレは飲めないけれど、まほろばにはコレがあるんだよぉ、エトヴァさん?
茶色いシュワシュワ(おこさまビール)を掲げてー、プロージット!
この航海が成功せんことを!
三間・勲
【赤道祭】
(アドリブ歓迎)
赤道祭、僕も存じ上げませんでした
僕も船で移動する任務に何度か参加したので、道中の安全を願う気持ちはよく分かります
(船に乗って仕事をしていた父さんの気持ちに少しは近付けたかな…?)
調べた所、催し物を楽しんだり、神様が赤道通過の鍵を渡す寸劇等を行うらしいので
今回はそれらを合わせた遊びを提案
ヤ・ウマトは厳しい戦いが続いていますし、たまには思いきり楽しみましょう
月鏡さんは豊富な経験と戦略をお持ちです
こちらも全力で探せば、航海を見守る神様も僕達の本気を認めて下さるはず!
仲間と範囲の分担を行い連絡を小まめに…いつもの任務と一緒ですね
長くお待たせして月鏡さんが寂しくならないよう、頑張って探します
エトヴァさんの考察を伺いつつ、思わず一緒に海を確認したり
麗さん…流石の月鏡さんでも引き出しに収まるのは至難の業かと…!
ああ、よかった!
船嘴やマストの天辺に居たらどうやって呼び戻そうかと…
終われば皆で乾杯です
僕は瓶のラムネをいただきます!
この船と皆さんが、つつがなく旅を終えられますように
順調に南の海を目指し航行している、フライング・ダッチマン号。
そして現在地を確認した麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)は、ふと閃いたのである。
――そうだ! 赤道祭、しよう! と。
そんなまほろばが言う、赤道祭とは。
「赤道祭は名前の通り赤道を越える時にする航海の無事を祈るお祭りだよ!」
まほろば曰く、航海の無事を祈る趣旨のイベントのようなもので。
劇をしたり、出し物をしたり等……いわゆる、船の上で行う文化祭のような雰囲気のものらしい。
そして、そんなまほろばの話を耳にして。
「赤道祭……? 初めて聞いた。そんな伝統があるのだな」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、さすが海の手練れであると、彼女の提案に興味を示すけれど。
きっと、まほろばがそれを知ったのは多分、漫画かアニメかでだろう。
「赤道祭か……」
現に、練習艦隊で赤道を越えた経験がある月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)が思い返してみても。
復讐者になる前、赤道を超える際にも、特にそのような行事はなかった。
故に、赤道祭に関して、このような考察が容易にできる。
(「艦隊を統括していた冥海機にとって、利用する価値に乏しい文化だったのだろう」)
とはいえ、祭りというものは、そう難しく考えるようなものでなくてきっといいのだ。
「赤道祭、僕も存じ上げませんでした」
三間・勲(漁火・g10186)も、赤道祭に関しては初めて聞いたのだけれど。
祭りという響きは楽しそうであるし、それに。
「僕も船で移動する任務に何度か参加したので、道中の安全を願う気持ちはよく分かります」
船の上の行事と聞けば浮かぶのは、商船の船長だった敬愛する父のこと。
いつだって父も航海の安全を祈り、海の上で任を成してしたのだろうと思えば、勲は嬉しくなるから。
(「船に乗って仕事をしていた父さんの気持ちに少しは近付けたかな……?」)
今の自分が、少しでも父の気持ちに近づけた気がして。
そしてまほろばは、くるりと皆それぞれの反応を見回してから。
「この船はまもなく赤道を通過する」
――だったらやるしかないよね、赤道祭!
改めて、赤道祭の開催宣言を!
いや、そうは言ってはみたものの、まほろばも船で赤道越えは初めてで。
エンタメから得た知識のため、何をすれば成立するのかはさっぱりわかないし、正直、完全なる見切り発車であるが。
でも、祭りというのは、そういうノリと勢いがきっと大事であるし。
「調べた所、催し物を楽しんだり、神様が赤道通過の鍵を渡す寸劇等を行うらしいので。今回は、それらを合わせた遊びを、という感じでしょうか」
真面目に赤道祭について調べてみた勲は、こう続ける。
「では、寸劇とゲームを合わせた催しなどはどうでしょうか? 鍵を持った神様役を見つける、船内かくれんぼみたいな……見つけられたら無事鍵を獲得! とか」
その話を他人事のように聞いていたサヨコも、そんな彼の提案を耳にすれば。
「ん、私も参加するのか? 仕方ないな」
そう言いつつ、まずは、まほろばをちらりと見て。
(「……まほろばの誘いは、断った方が面倒なのが目に見えている。それに、勲も乗り気のようだから」)
それに、仲良くしている勲がそう言うのであれば、参加しないと言う理由はない、と。
エトヴァも、船旅に馴染みのある皆の顔を見回してから。
まほろばの赤道祭のお誘いにも、勲のアイデアにも、勿論賛成!
それに、折角だからと。
「勲さんの案も面白いな」
「ヤ・ウマトは厳しい戦いが続いていますし、たまには思いきり楽しみましょう」
勲の言うように、船旅をより楽しみたいと思いつつ……赤道を越えたらぶどうジュースを開けて乾杯、なんて考えてしまう大人である。
というわけで、あれこれ皆で案を出し合った結果。
「お隠れになった神様を見つけて祈ってもらう「隠れ鬼」っぽい勲さんの案に決定!」
ではそうと決まれば次は、誰が神様になるのか、ということであるが。
まさに、神様の言う通り――くじ引きで決めることにして。
皆で一斉に、えいっとくじを引いてみれば。
「……こういうのは発起人が担当するものじゃないのか、まほろば」
「月鏡さんが鬼役ですね、よろしくお願いいたします!」
「神様役のサヨコさんを見つけ出せばいいのだな。それじゃ、サヨコさんお願いします」
「ふふふ、どこに隠れてもまほろばレーダーがみぃつけちゃうんだからねぇ! 覚悟しなよぉ?」
厳正なクジの結果、見事『神』と書かれたくじを引いた、サヨコが神様です!
そして神様サヨコは、楽し気に笑むまほろばに視線を向けて。
「そこまで言うなら貴様の頭から出ている電波を試してやる。勲とエトヴァは、まほろばが周りに迷惑をかけないようによく見ていて」
「まほろばさんレーダーを頼りにしている」
エトヴァは、まほろばの言葉に笑みつつ、サヨコにサムズアップ!
そして神様が鍵を持って、早速船のどこかに隠れれば。
赤道祭の船内かくれんぼの始まりです!
「月鏡さんは豊富な経験と戦略をお持ちです。こちらも全力で探せば、航海を見守る神様も僕達の本気を認めて下さるはず!」
「とはいえ、どこ探そうかなぁ」
「仲間と範囲の分担を行い連絡を小まめに……いつもの任務と一緒ですね」
「そうだな、手分けしていこう。サヨコさんなら、人目につかない場所をご存知そうだ」
遊びとはいえ、相手がサヨコとなれば、ガチめの作戦会議をしつつ。
多分性格的にも真面目にガチで隠れているに違いないサヨコ探すべく――まほろばレーダー発動!
「しんー、サヨコ神ー。いずこーにーおわせーかー」
まずは、ごみ箱をパカ。
さらには、戸棚や引き出しを、パカパカ。
しかし、戸棚には食器類しか入っていないし、引き出しにも文房具程度が入っている程度で、サヨコの姿はない。
……というか、そもそも。
「麗さん……流石の月鏡さんでも引き出しに収まるのは至難の業かと……!」
そうつっこまずにはいられなかった勲。
だがそんな彼の言葉に、きょとりとしながらも。
「……え、そこにはいない?」
まほろばは、頭のレーダーっぽい髪の毛をぴこり。
「わからないよぉ? よもやまさかってところに、隠れてるかもしれないからねぇ?」
そう笑って、また別の引き出しを開けてみるも。
勿論、神様ことサヨコは入っていませんでした、ええ。
それから、エトヴァはふと思案しつつも。
「船の中にはいるのだよな……?」
呟きを落としつつ刹那、はっとする。
神様になった際に彼女が口にした、渾身の零式英霊機ジョークを思い出して。
「まさか海へ……」
覗いてみるのは、外海……!?
まさか、二度あることは三度あると、神様だからと海でホトケに……??
そんなエトヴァと、勲は思わず顔を見合わせてから。
そっと一緒に並んで、海を確認したりしてみたけれど。
「……上から順に探していくのもいいか!」
多分外海にはいないと信じて、気を取り直して捜索です!
「そういえば、ダッチマン号はヤ・ウマトの時代よりも古い船なのだよな。航路開拓と貿易の時代……多くを運んだ船が元なのだろうな」
エトヴァは、厨房や船室をみて回ることにして。
「じゃあ、ここかなぁ?」
「麗さん、さすがに冷蔵庫の中も寒くて隠れられないと……!」
誰かが持ち込んだのか元々あったのか、厨房に置かれていた氷式冷蔵庫を開けたまほろばにそう告げつつも。
勲もふたりと手分けして、船内を真面目に探索する。
……長くお待たせして月鏡さんが寂しくならないよう、頑張って探します、と。
そしてその頃、神様はといえば。
「さて、隠密戦闘の技術を活かす時だな……」
隠れ場所に選んだのは、ダッチマン号の最下甲板の更に下。
(「積み荷を満載する「船庫」だ。余った空間があり、基本的には人通りがなく、仲間が船の構造を把握しているか試すにも丁度良い」)
やはり、ガチでした。
というわけで、荷物が動かないようにする隔壁の合間にすぽりと入って。
そっと身を潜め、じっと発見されるのを待つサヨコ。
幾度か近くに人の気配を感じることもあったけれど、ここまではなかなかすぐには、とは思っていたけれど。
「! ああ、よかった! 船嘴やマストの天辺に居たらどうやって呼び戻そうかと……」
見事に神様を発見したのは、勲。
そしてふたりにも連絡すれば、ほどなく全員集合。
「なんと、そんな所に……」
エトヴァも神様が無事に見つかって、ほっと一安心して。
「ふふふ、サヨコ神ー、神様が顕現なされたー!」
神様が顕現すれば、柏手を打つまほろば。
そして勲とエトヴァも見まねで柏手を合わせて打てば。
「……日頃の作戦行動が活きたようだな。よくやった」
――赤道越えを許そう。南半球でも引き続き精励せよ。
サヨコ神から、赤道の門を開ける鍵をいただきました!
ということで、楽しく船上かくれんぼが終われば。
「そのあとは……お楽しみだぁ!」
まほろばの言うように、わいわいと祝杯です!
そういうわけで、エトヴァもお待ちかね。
「乾杯といえばぶどうジュース……大人のぶどうジュースは俺だけになるな」
大人のぶどうジュースは自分だけではあるものの。
まほろばはそんな彼の言葉にも、ふふりと笑んで返して。
「ふふーん、確かにぶどうのソレは飲めないけれど、まほろばにはコレがあるんだよぉ、エトヴァさん?」
掲げたのは、おこさま用の茶色いシュワシュワ!
そして勲もしゅぽんと開けたしゅわしゅわを、サヨコと一緒に手にして。
「僕は瓶のラムネをいただきます!」
「お、いいものあるじゃないか」
エトヴァがそう笑み返す中、まほろばは高らかに声を上げる。
――プロージット!
そしてエトヴァもドイツ語で思わず反応して、プロージット!
……南極への往復、無事の航海を祈って。
……この航海が成功せんことを! と。
そんなふたりに合わせて、からんと音を鳴らしながらも。
勲も皆と瓶やグラスを重ね鳴らして、サヨコもラムネを手に静かに、乾杯を。
……この船と皆さんが、つつがなく旅を終えられますように。
……安全を、そして願わくば南極探索に進展を、と。
神様の許可も得て、赤道も無事に通過した今。
そう思い思い気持ちを込めて乾杯しながら、皆で楽しくわいわいと。
フライング・ダッチマン号はそんなディアボロス達を乗せて、引き続き南へと進路を取る。
地球の南の最果て――南極大陸を目指して。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV5になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【グロリアス】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と一緒に
南極!まだまだ謎が多いところへ行くのは、浪漫があってときめくね♪
必要な物資と冒険心を鞄に詰め込んで、それから……ぁ、キット!それはまだ内緒のとっておきのやつだから、開けちゃダメ!
さ、さぁ!古安くん、いざ出航だよ!ヨーソロー!
見張り台から周囲の様子を確認したり、適度に警戒しつつ船旅を満喫して。
夕焼け色に染まる海を、一緒に眺められたら嬉しいな。……この、夕焼けの魔法がかかったような時間って、なんだか好きなんだよね。
夜になったら、星空の下でとっておきをお披露目。
じゃじゃーん!今日のとっておきデザートは、かまくらをイメージしたドーム型のケーキ!
南極っぽくチョコのペンギンを乗せてみたの。かわいいでしょ?
…まだちょっと早いかもしれないけれども、船の上で祝うのもアリかなと思って。
お誕生日おめでとう、古安くん♪
嬉しいことを分け合って、ケーキが半分になっても。
幸せな気持ちは、何倍にも膨れあがっちゃうから不思議。
…帰ったら、改めて。
ふたりきりで、お祝いしようね?
九重・古安
イツカ(g02834)と一緒に。
北極やその先の北アメリカの調査へ向かったことはあったが、今回は南極か。
飛翔で一気に飛んでいくのも爽快感があるが、こうして荷物を一杯に詰め込んで船旅を楽しむのもまた良し。
勝手知ったるフライング・ダッチマン号でのクルージングならなおさらだ。
この辺りはまだ安全な海域だそうだが見張りも兼ねて景色を楽しむにはちょうど良いだろう。
特に今のような夕暮れ時は、鮮やかな夕日が見える一方で振り向けば星空が見えるお得な時間帯だと思う。
何やらキットと賑やかにしていると思ったら、なるほどサプライズというやつか。
かまくらにペンギン、なるほどこの先の旅路にぴったりだな。
北極調査の時に、北極にはペンギンがいないらしいと話題にしたものだ。
ケーキも嬉しいものだが……こうして誕生日を祝ってくれる相手がいるということが本当に嬉しいぞ。
お祝いありがとう。さぁ、早速ケーキを半分こして食べるとしよう。
嬉しいことは分け合ってこそ、だろう。
そうだな。一仕事終えたら、その時は改めて。二人きりの時間で、な。
台湾島を出発したフライング・ダッチマン号は、赤道を越えて南半球へ。
まずは最終人類史に奪還したオーストラリアの海域を目指し、さらに南へ南へと航路を取りながらも進んでいく。
そんなフライング・ダッチマン号の上に降り立って。
「南極! まだまだ謎が多いところへ行くのは、浪漫があってときめくね♪」
「北極やその先の北アメリカの調査へ向かったことはあったが、今回は南極か」
イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)の言葉に、九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は頷きながらも。
「飛翔で一気に飛んでいくのも爽快感があるが、こうして荷物を一杯に詰め込んで船旅を楽しむのもまた良し」
……勝手知ったるフライング・ダッチマン号でのクルージングならなおさらだ、と。
目を向けるのは、眼前に広がる大海原。
そしてイツカはうきうきそわり、持ち込んだ荷物をそっと確認……しようとしたけれど。
「必要な物資と冒険心を鞄に詰め込んで、それから……ぁ、キット! それはまだ内緒のとっておきのやつだから、開けちゃダメ!」
もきゅ~! と何だか張り切ってふと荷物へと向かうキットを、慌ててぎゅうと抱きしめて。
海を見ていた彼の不思議そうな視線が何気なく向けば、再びもきゅ~っと鳴くキットと一緒にイツカは言い放つ。
「さ、さぁ! 古安くん、いざ出航だよ! ヨーソロー!」
何はともあれ、南極へ向けて、ヨーソロー!
とはいえ、安全な航路だとは言われているけれど、今回フライング・ダッチマン号に乗船したのは、ディアボロスとしての仕事のため。
冥海機も撤退している海域を通るというが、1体もいないという確証はないから。
見張り台から周囲の様子を確認したり、適度に警戒しながらも。
でも有事の際以外は船の上で自由に過ごしていいということだから……凪いだ穏やかな海を見つつ、折角だから勿論、船旅も満喫するつもり。
ふと空を見上げれば、先程まで青かった空にじわりと夕焼け色が滲み始めて。
そうなれば、気が付けばあっという間。
水平線に沈みゆく夕日が海を夕焼け色に染めて、世界を満たすのは赤橙の色。
燃ゆるような空と海が見られる時間は、長い一日のうちでもごく僅かで。
「この辺りはまだ安全な海域だそうだが見張りも兼ねて景色を楽しむにはちょうど良いだろう」
見回りをしていたふたりは足を止めて、暫し夕焼け色の海を眺めてみる。
「……この、夕焼けの魔法がかかったような時間って、なんだか好きなんだよね」
「特に今のような夕暮れ時は、鮮やかな夕日が見える一方で振り向けば星空が見えるお得な時間帯だと思う」
空のいろが混ざって移ろう特別な彩りを、一緒に。
そしてイツカは夕日に照る風景の中、嬉しそうに笑み咲かせる。
だって、こんな夕焼け色に染まる海を、一緒に眺められたら嬉しいな、って思っていたから。
それから夕日が完全に水平線の向こうに沈めば、迎えるのは星や月が煌めく夜。
ということで、夜になれば――じゃじゃーん! と。
星空の下でとっておきをお披露目!
「今日のとっておきデザートは、かまくらをイメージしたドーム型のケーキ! 南極っぽくチョコのペンギンを乗せてみたの。かわいいでしょ?」
そう、用意した南極風のケーキは、ただのデザートではなくて。
「……まだちょっと早いかもしれないけれども、船の上で祝うのもアリかなと思って」
――お誕生日おめでとう、古安くん♪
誕生日を迎える彼への、サプライズバースデーケーキ。
「何やらキットと賑やかにしていると思ったら、なるほどサプライズというやつか」
もきゅ♪ とゴキゲンに鳴くキットとにこにこ笑顔のイツカを交互に見た後。
古安は、ふたりが用意してくれたケーキへと目を向けて。
「かまくらにペンギン、なるほどこの先の旅路にぴったりだな。北極調査の時に、北極にはペンギンがいないらしいと話題にしたものだ」
そう北極調査の時のことを思い出しながらも。
改めてふたりへと視線を移し、そして告げる。
「ケーキも嬉しいものだが……こうして誕生日を祝ってくれる相手がいるということが本当に嬉しいぞ」
――お祝いありがとう、と。
それから瞳を細めて、ケーキをいただくことに。
「さぁ、早速ケーキを半分こして食べるとしよう。嬉しいことは分け合ってこそ、だろう」
みんなで、嬉しさも美味しさも、分け合いこして。
そんな嬉しいことを分け合って、ケーキが半分になっても。
(「幸せな気持ちは、何倍にも膨れあがっちゃうから不思議」)
イツカはそう心の中がほわほわ、幸せでいっぱいになるのを感じつつも。
切り分けた彼のケーキに、ちょこんとペンギンさんを乗せてあげた後。
古安の姿を青の瞳に移しながら、こう続ける。
「……帰ったら、改めて。ふたりきりで、お祝いしようね?」
「そうだな。一仕事終えたら、その時は改めて。二人きりの時間で、な」
彼女の言葉に、古安も頷いて返して。
海風が纏う潮の香と波音が優しい、満天の星が輝く夜の海上で――今度は、何でもふたり占めのお祝いの約束を。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV7になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
●いざ、南極へと至る海域へ
たまに天候が崩れたこともあったけれど、それも航海にはつきもので。
他には何事もなく、無事にフライング・ダッチマン号が到着したのは、オーストラリア海域。
オーストラリアは既に最終人類史への奪還を果たしているため、ただ海が広がる海域となっているし。
この先のニュージーランドは、確定で冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョン内にあることはわかっている。
なので、当面の目的地はまず、ニュージーランドとなるが。
問題は、その先――どのように南極にアプローチするか、それはまだ定まってはいない。
竜域ダンジョン化していた南極半島は、最終人類史に奪還していて。
もしもそれ以外の南極大陸が冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンにあるのならば、向かった先には氷原に覆われた南の果ての地が現れるだろうが。
おそらく南極大陸は、またどこか別のディヴィジョンにある可能性が高いようだ。
なので、どこを経由してどの方向に進み、南極のどこを目指して進むのかを決めなければならない。
そしてそれが決まれば、冥海機ヤ・ウマトの南極側の境界に到達するまで航海を続けることになる。
ニュージーランドから先の海域がどのようになっているのかは、未知。
だからこそ今回、ディヴィジョンの境界を確認し、適切な場所に拠点を設定して、少しずつでも南極の謎を解明する足掛かりとしたいから。
まずはニュージーランドに至った後、どう航路を取るか――南極へ向けての航海計画を提案して欲しい。
シル・ウィンディア
ニュージーランド自体も行ったことないけど、そこから先なんて未知の世界だよね。
それに…。
七曜の戦の時からずっと気になってた場所だから、ぜひとも先に何があるか知りたいよね。
最終人類史から持ち込んだ地図とかも見て考えるけど…。
わぁ、何にもない…。
ええと、航路としては
『インバーカーギル(ニュージーランド)から、亜南極諸島→南極大陸』のルートを押そうかな。
南極に行くまでの間にあるであろう、亜南極諸島。
スネアズ諸島→オークランド諸島→キャンベル諸島という航路を選択するよ。
まずはここがあるかどうかだね。
スーパーGPSも利用して位置関係を確認し、島があってもなくても地図上に記して記録するよ。
その後は、南極大陸へ向けて再度出発。
あとは、南極大陸のあるだろう所まで突っ込んでいければいいかな。
航行している間も地図とスーパーGPSで航路を記録していくよ。
あとあとで何かの役に立つ可能性もあるしね。
逆叉・オルカ
【方針/南へ航海し、アデア岬を目指す事を推奨】
ニュージーランドを出発後、マッコリー島かキャンベル島を経由し、アデア岬を目指すルートを提案するよ。
岬接近後は陸沿いに船を走らせ、ロス棚氷手前にあるマクマードを目指す…といいと思う。が、そこまで辿り着くのは別の機会かも。
ルートを選ぶ重要な理由は……ペンギンが沢山いるということだっ!
動物の友による情報収集に期待かな。
他の理由は
・海(世界)の境目がわかりやすい。
南極環流は荒れる。吠える40度、怒り狂う50度、絶叫する60度…南緯40〜70度の暴風圏は荒波が酷くて有名。
南下しアデア岬を目指す間に、凪いでいるか、荒波かで南極海がヤ・ウマトに存在するか分かるかも
・マクマードには陸地がある。
(今回行かないだろうが)マクマード基地は元々アメリカ軍が利用していたので、もしヤ・ウマトが南極に進出していた場合、海や基地に痕跡が残っている可能性がある。
また、マクマードはホットスポットだ。地表が見える。
目の前にあるのが『氷塊』か『大陸』かを確認できるのは大事だからね。
九重・古安
さて、ニュージーランドまでは平穏無事に到着できた。
冥海機ヤ・ウマトの領域なのはここまで、つまりここから先は未知の領域というわけだ。特にエルドラード方面からの干渉を警戒しつつ慎重に進むとしよう。
そのうえでだが、まずは大陸を捉えないことには始まらん。ここから南下するにあたって途中にある島々……オークランド諸島とヤング島、バックル島を目印にしつつ進み、観測基地候補としてスタージ島を目指そうと思う。
あくまで今回の目的は南極との境界の調査と観測基地の設営だが、南極にあるであろう未知のディヴィジョンに加えて他勢力……アビスローバーの性質からして誰も手を出していない未知の大陸に冒険にやってくる可能性が無くもない。警戒できるようにしておくに越したことは無いだろうと思う。
もしもこれでスーパーGPSと比較しても目標としていたヤング島、バックル島、スタージ島が見つからないようなら、それらの島が既に他ディヴィジョンの勢力下にあるということになる。その場合、無理に進むよりその付近で拠点設営の準備をしよう。
月鏡・サヨコ
ニュージーランドは以前の偵察作戦でフローラリアが駆逐され、既に安全地帯となっている
過去の作戦がこのような形で繋がるとは予想していなかった
私の提案する航路は次の通りだ
①出発:クライストチャーチ市リトルトン港
NZ南島最大の港を擁するこの街には、20世紀初頭時点で南極探検隊の拠点が設けられていた
出航地点としての実績は十分と言える
②経由:キャンベル島⇒バレニー諸島⇒ロス島⇒南極大陸
島名は左からそれぞれ「NZ南端部の島」「南極圏で初めて人が到達した諸島」「南極大陸に程近い、船舶が停泊できる南限」にあたる
太平洋と南極海の境界は実は明確に定義されていない
これらの島の中で、どこまでがヤ・ウマトに含まれるかを判じるために針路を取ろう
また途中で船を停めるなら、捕鯨や南極探検の拠点となった歴史に裏打ちされた拠点としての適性を見込める
仮にロス島までヤ・ウマトで、境界が大陸にありそうな場合は上陸を試みよう
極寒地の悪天候の中でも島と境界を見逃さぬよう【完全視界】を展開
双眼鏡と海図を手に海原を注視し、境界を探し出そう
台湾島から赤道を超え、南半球を航行するフライング・ダッチマン号。
最終人類史に奪還済のオーストラリアの海域を超えて、辿り着いたのは当面の目的地と定めていた地。
「さて、ニュージーランドまでは平穏無事に到着できた」
九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)の視線の先にそろそろ見え始めるだろうのはそう、ニュージーランド。
そして今わかっている冥海機ヤ・ウマトの領域は、そこまでで。
(「つまりここから先は未知の領域というわけだ」)
南極に隣接しているだろうと思われるディヴィジョンは3つ。
この『冥海機ヤ・ウマト』、それに『巨獣大陸ゴンドワナ』と『黄金海賊船エルドラード』であるが。
「ニュージーランドは以前の偵察作戦でフローラリアが駆逐され、既に安全地帯となっている」
……過去の作戦がこのような形で繋がるとは予想していなかった、と。
月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)の言う通り、まさに過去の作戦が実を結んだ形となっていて。
現在航行中の冥海機ヤ・ウマトにおいては、油断はならないとはいえ、冥海機はこの海域からは既に撤退しているとわかっているし。
巨獣大陸ゴンドワナは、知的生命体がそもそも検出不能のディヴィジョンであるから。
(「特にエルドラード方面からの干渉を警戒しつつ慎重に進むとしよう」)
何か横槍が入る可能性が最も考えられるのは、黄金海賊船エルドラードからかと。
それを念頭に置きつつ、古安は仲間と共にこれからの航路について思案する。
「ニュージーランド自体も行ったことないけど、そこから先なんて未知の世界だよね」
シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)も長旅を経て辿りつくニュージーランドの地があるだろう方向を見遣りつつ。
それに……と、これまでのことを振り返りつつも続ける。
「七曜の戦の時からずっと気になってた場所だから、ぜひとも先に何があるか知りたいよね」
竜域ダンジョンであった南極半島の一部は奪還済で、以前ディアボロスコレクションの会場のひとつにもなったので、そこまでは足を運んだことはあるが。
現在、オーストラリア政府や在豪米軍の協力で、竜域ダンジョンがあった南極半島以外は、最終人類史には南極大陸が存在しない事が判明していて。
決戦時空で南極を訪れた際には、何の存在も確認できなかったという、謎多き場所である。
ということで、他の勢力からの干渉などを警戒しつつも。
「そのうえでだが、まずは大陸を捉えないことには始まらん」
古安の言葉に頷きつつ、シルは改めて、最終人類史から持ち込んだ地図等を見て考えてみるけれど。
「わぁ、何にもない……」
ニュージーランドから南極まで、目印になりそうなもの自体余りない。
よって地図を頼りに、点在する島々を目安にして進むしかなさそうであるが。
南極に向かうまでに目指す方向や、経由する場所を定めることからはじめてみることに。
そしてまず立案するのは、サヨコ。
「私の提案する航路は次の通りだ。出発はクライストチャーチ市リトルトン港。ニュージーランド南島最大の港を擁するこの街には、20世紀初頭時点で南極探検隊の拠点が設けられていた。
出航地点としての実績は十分と言える」
「ええと、航路としては、ニュージーランド南島のインバーカーギルから亜南極諸島、南極大陸のルートを押そうかな」
ニュージーランドから、南極のどこを目指すかによって航行する方角も変わってくるが。
シルも地図を辿りながら、ニュージーランドから南へと進む経路を提案する。
「スネアズ諸島からオークランド諸島、キャンベル諸島という航路を選択するよ。まずはここがあるかどうかだね」
そもそも、どこまでこの冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンであるかも明確にしたいし、ディヴィジョンの境界を探すことが今回の目的のひとつだ。
そして逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)が提案するのも、ニュージーランドから南へと進む経路。
「ニュージーランドを出発後、マッコリー島かキャンベル島を経由し、アデア岬を目指すルートを提案するよ」
キャンベル島からバレニー諸島、ロス島から南極大陸というルートであるが。
島名はそれぞれ「ニュージーランド南端部の島」「南極圏で初めて人が到達した諸島」「南極大陸に程近い、船舶が停泊できる南限」にあたるというし。
「太平洋と南極海の境界は実は明確に定義されていない。これらの島の中で、どこまでがヤ・ウマトに含まれるかを判じるために針路を取ろう」
そしてまた途中で船を停める際には、捕鯨や南極探検の拠点となった歴史に裏打ちされた拠点としての適性を見込めるとオルカは考えるし。
(「仮にロス島までヤ・ウマトで、境界が大陸にありそうな場合は上陸を試みよう」)
やはり当面一番の焦点は――ディヴィジョンの境界がどこにあるのか、である。
まずはそれを確かめないことには、探索するも拠点を作るも、始まらない。
それにやはりオルカ的にルートを選ぶ重要な理由は、そう――。
(「……ペンギンが沢山いるということだっ!」)
いや、よちよち可愛いペンギンを愛でたいというだけではありません。
……動物の友による情報収集に期待かな、という考えでもあるのです、ええ。
ということで。
「アデア岬接近後は陸沿いに船を走らせ、ロス棚氷手前にあるマクマードを目指す……といいと思う。が、そこまで辿り着くのは別の機会かも」
「どこまでどの島が存在するかはわからんが。ここから南下するにあたって途中にある島々……オークランド諸島とヤング島、バックル島を目印にしつつ進み、観測基地候補としてスタージ島を目指すのがいいだろうと俺も思う」
古安も皆の提案に異論なく、南極までの地図を辿る。
概ね出揃った提案は皆ほぼ同じ、南へと向かう経路。
クライストチャーチ市リトルトン港からインバーカーギルを経由し、スネアズ諸島からオークランド諸島、キャンベル島を目指して。
その後、バレニー諸島、ロス島から南極大陸……というルート。
とはいえ、どこまでそれらの島が存在するかはわからないから。
搭載している最終人類史の機材で海底の状況は船上からも把握できるというので、海上と海底ともに注視しつつも。
どれほど進んだかも把握できるようにと、シルはスーパーGPSも利用し位置関係を確認しながら、島があってもなくても地図上に記して記録していくことにして。
「あくまで今回の目的は南極との境界の調査と観測基地の設営だが、南極にあるであろう未知のディヴィジョンに加えて他勢力……アビスローバーの性質からして誰も手を出していない未知の大陸に冒険にやってくる可能性が無くもない」
古安も、警戒できるようにしておくに越したことは無いだろうと、眼前に広がる大海原へと視線を向ける。
そしてオルカが海へと目を向けるのは、また別の視点から。
「南極環流は荒れる。吠える40度、怒り狂う50度、絶叫する60度……南緯40〜70度の暴風圏は荒波が酷くて有名。南下しアデア岬を目指す間に、凪いでいるか、荒波かで南極海がヤ・ウマトに存在するか分かるかも」
ニュージーランドから南極海へと向かう際、海すなわち世界の境目がわかりやすいと考えたからで。
「それに、マクマードには陸地がある。今回は行かないだろうが、マクマード基地は元々アメリカ軍が利用していたので、もしヤ・ウマトが南極に進出していた場合、海や基地に痕跡が残っている可能性がある」
また、マクマードはホットスポットで地表が見える。
故に、もしもそこまで冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンであるのならば、ではあるが。
「目の前にあるのが『氷塊』か『大陸』かを確認できるのは大事だからね」
この先どのあたりまでがこのディヴィジョンかはわからない。
だが、様々な状況を確認しておくことは、拠点を決める上でも必要であるだろうし。
「航行している間も地図とスーパーGPSで航路を記録しておくね。あとあとで何かの役に立つ可能性もあるしね」
「もしもこれでスーパーGPSと比較しても目標としていた島々が見つからないようなら、それらの島が既に他ディヴィジョンの勢力下にあるということになるからな」
そこまでこのディヴィジョンに存在していなくても、現状どうなっているかを把握することは、今後の探索に役に立つだろうから。
そして噂の南緯40度から先は、噂に違わぬ荒波の中を航行して。
シルが地図とスーパーGPSで航路を記録していく中、辿り着いたニュージーランド南島をクライストチャーチ、インバーカーギルと経由した後。
スネアズ諸島からオークランド諸島へと至り、それらの島々が冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンに存在することを確認する。
そして次に、ニュージーランド最南のキャンベル島へと進路を取らんとした――その時。
オークランド諸島から、南へ数kmほど進んだあたりであった。
海底の様子を機材で確認していたサヨコが、ふとあることに気づく。
「海底に何やら異変がみられる。切り取られたように海底が変化している部分がある」
「あっ、本当だ。この切り取られている部分は何だろう?」
「海上は特に変化はないな」
「もしかして、南極と冥海機ヤ・ウマトの境界かも」
思った以上に南極よりも手前であるが、それは明らかな異変――おそらくその切り取られたように変化した場所が、ディヴィジョンの境界でありそうだ。
そして地図に位置を確りと書き込んでから、そのことを確定させるためにも。
「あとは、南極大陸のあるだろう所まで突っ込んでいければいいかな」
南極大陸へ向けて再度出発して、どのような状況になっているかを確認してみることに。
それから、さらに南へと進んでみれば……やはり、オークランド諸島以南にあるはずの島はなく。
「南極環流は荒れるとは聞いていたが、これは相当だな……」
まさにオルカが言っていたように、吠える40度・狂う50度・絶叫する60度――ニュージーランド到着後は、天候も海も随分と荒れていて。
サヨコはそんな極寒地の悪天候の中でも、何事も見逃さぬように完全視界を展開。
双眼鏡と海図を手に海原を注視していれば。
「海の見た目が、目に見えて変化しているところがある。氷山のようなものが浮いているのも見える」
「海の見た目に変化が? あ、ほんとだ。海の色が、場所によって違っているね」
「海水と真水の違いかな、海水が真水に近くなっているのかも……うん、あまりしょっぱくないし」
「浮いている氷山もあまり厚くないように見える。比較的新しくできたものだろうか」
海が荒れたことで飛沫いて濡れたところを試しに舐めてみても、どうやら普通の海水よりも、南極に近い海は真水に近いようで。気温が低い故に氷山はできているが、せいぜい5m程度の厚さのようであるし。
「……!」
やはり南極あたりの海は、大きく荒れる傾向にあるようだ。
そしてそのようなことが判明し、ディヴィジョン境界も特定でき、そこからあまり離れるのもなので。
「無理に進むより拠点設営の準備をしよう」
古安の提案に全員が頷き、引き返すことにするのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【通信障害】がLV8になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
●南極観測基地設営へ
特定できた南極と冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョン境界は、オークランド諸島から南へ数kmほど先の場所。
そして得た情報を踏まえて、次にやるべきことは、南極探索のための拠点づくりだ。
海上であっても、拠点として機能する浮島程度は用意できるだろうし。
冥海機ヤ・ウマトに存在する島の広い土地を利用し、ある程度のことならばできるような施設を作ることも可能だろう。
第二次世界大戦レベルの技術であれば排斥力の影響を受け難いので、場所や条件によっては、無人の監視装置なども設置できるかもしれない。
ということで、ニュージーランド方面へとフライング・ダッチマン号で戻りつつも、どこにどのような拠点を作るのか。
今回の探索の仕上げに取り掛かるべく、ディアボロス達は再び地図を広げて思案する。
<マスターより補足>
どこに拠点を設置するか、プレイングにて場所を指定してください。
どなたか代表者の方が場所を指定する、でも、各々思う場所を記載しても、構いません。
ですが、各々指定の場合は、決定した場所以外を指定したプレイングは採用できないことがあります。
またその際、もしもご自身が指定しなかった場所に決まった場合、不採用を希望される方は。
プレイング冒頭にその旨を記載するか、または【×】(【】は不要)の印をお願いします。
そしてどのような拠点を設営するかの案と、実際に拠点の設営をお願いします。
場所がご指定以外に決まっても、上記の記載や印がない場合は、設営部分でプレイングを採用することがあります。
詳細はオープニングや、選択肢の説明もご確認ください。
逆叉・オルカ
×(場所に関わらず他の方のプレイング優先でOK)
境界は見つけたけど、霧のようなものはないんだね。
南極はどれだけ守りの強固な世界なんだろう……?
キャンベル島も南極世界にあるとは……結構広いな。
疑問には思うけど、まずは目的の拠点を作るべきだろう。
俺は【オークランド諸島】を推してみよう。
理想は海上拠点、だけど海が荒れているエリアだからね。今後はパラドクストレインでくるなら、陸地のが乗り降りしやすいのかなと思ったのが理由。
第二次大戦だと、オークランド諸島はコースト・ウォッチャーズの科学者とかもいたんだったか…
崖の多い島だけど、地形もうまく利用して駅がわりと観測基地を作れたらいいね。
【冷感適応】を使いながら南側がよく見える場所を【動物の友】で聞き込み。
南極側の異変に気づきやすい場所を探すよ。
その後は動物達と戯r……協力しながら、【アイテムポケット】も使い機材を持ち込み拠点を作ろうかな。
敵が過去に利用していた観測所などがあれば、再利用しても良いかも。
時代に合わせたカメラや観測機器も試しに設置するよ。
シル・ウィンディア
うーん、海上拠点は魅力的だけど、いざという時の受け入れ態勢は土台がしっかりしている方がいいのかなぁ。
ということで、一番境界に近いであろう【オークランド諸島】を中心に観測基地を作っていくね。
まずは島を探索だね。
ここに冥海機が使っていた基地の跡とかあればいいんだけど…。
跡地が無くても、海に面して、かつ、広そうな土地があればそこに観測基地を作っていくね。
基地としての機能は
物見櫓、生活基地、情報収集司令部があればいいかな。
機材は、望遠鏡、ソナー…。ソナーはブイを海に浮かべてそれを感知できるようにすれば行けるのかな?
観測・偵察機器類を中心に施設装備も準備だね。
建造に関しては、新宿島の技術者さん達に、寒冷地の海辺の観測基地に必要な材料とか設計図を描いてもらったり教えてもらってして準備だね。
必要な材料が島で手に入るなら、現地の素材を有効フル活用。
島に無いもので、技術的に問題ないものは新宿島からアイテムポケットに放り込んでもちこむよ。
基地の名前どうしようか?
ん-、銀花(ぎんか)とか推してみるよ。
鳩目・サンダー
アドリブ、連携歓迎です。
【スーパーGPS】【完全視界】【寒冷適応】【アイテムポケット】【パラドクス通信】と残留効果をお借りしよう。
うーむそうか、フライング・ダッチマン号をもってしても南極に辿り着くのは厳しいのね。南極探索拠点というよりは、まずは南極探索を行う方法を探る為の拠点になるのかな。
ディヴィジョン境界に近い、ということで分かりやすく【オークランド諸島】に拠点を作る、に一票。
となるとほぼほぼ何もない無人島に一から拠点の設営となるし、出来るなら自然への影響は最低限にしたい。
緊急避難倉庫(Castaway depot)なるものがあるらしいのでそこに物資を置きつつ、何日かぐらいは寝泊りできる掘立小屋をその近くに建てたいかな。
定住できる場所でも無し、無人の監視装置やレーダーの記録なんか取れる装置も欲しいが……あたしはちょっとそこは門外漢だ。その代わり指示あれば労働でも観測でも何でも動くよ。
イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と一緒に。
ディヴィジョン境界は確認できても、霧らしきものは見当たらなかったね……
未知の南極を少しでも知る為に、いよいよ拠点造り開始だね!
力仕事は、頼もしい恋人さんが頑張ってくれると信じてるよ!
場所は【オークランド諸島】の陸地を推すよ。
海上の浮島もロマンがあるけれども、もしディヴィジョンの境界に変化があったら、
海に変化があったり、海底が切り取られていたみたいに、拠点も切り取られてしまわないかな、って。
今後はパラドクストレインで直接来ることもありそうだし、まずは安心して乗り降りできる場所を確保したいね。
拠点は自然を壊さず、出来るだけ現地の地形を生かして建てたいな。
海も陸も両方確認できる、見晴らしの良いところを探してみるね。
廃屋や基地跡等があれば、【建物復元】で直して活用したいところ。
可能なら作業の合間に、少しだけ周囲の探索もしたいな。
一応、動物達の縄張りもあるだろうから、
彼らの生活を邪魔しないように、ご挨拶くらいはできたらいいかな、なんて。
古安くーん、ペンギンいた?
ルィ・アムンゼン
心情
んー、ロス島は難しいと思ってたけど其れ処じゃなかったかあ……
此れは南極に突入するにしてもアムンセンやスコットの辿ったルートとかは難しいかな?
まあ、しっかり準備して備えないとね
拠点はオークランド諸島を想定
先ず●動物の友を用いて島に住む動物達相手に情報収集を実行
水源や地盤の状態等の地形を調べていく他、南極方面で妙な事等がなかったかを聞き取り調査していく
オークランド諸島の何処に拠点を築くかに活用できるように得た情報は他の人達にも伝え共有
拠点の設備に関しては他の人達も使えるように準備しておいたソリやスキー板、スキー靴等道具を保管する倉庫を具申
とりあえず南極があの状態だとかなり長引く可能性もあるし拠点を築く場所も水源とか地盤が頑丈かどうかとか諸々確認していかないとだよ
流石に動物とか居るだろうから其処から情報収集して
此の手の情報収集きちんとしているかどうかで探索の成否も決まっちゃうしね
ん?基地の名前?
探索の成功祈願も兼ねてフラムハイムとか如何かな?
アムンセンが南極点到達した際に気付いた基地の名前
九重・古安
イツカ(g02834)と。
南極の海は大荒れするとは聞いていたが、実物は予想以上だったな。
まだ境界の霧を越えていないのだから素の自然環境がこれなのだろう。
だが南極と冥海機ヤ・ウマトの境界が海底の断面や海の水の違いという目に見える形で表れているのは観測に有利になりそうだ。
境界線となっている海域はオークランド諸島からそこまで離れていないし、居住性や人が直接観測監視することを重視して陸地に拠点を構えるのが良さそうだな。
島の南端辺り……出来れば遠方の海面を確認できるよう、見晴らしの良い場所が良いのだが。
もし難しければ簡単な見張り台くらいなら即席の資材でも作れるだろうか。力仕事なら任せておけ。
ただ島の陸地に拠点を作るなら地元の野生生物……アホウドリやペンギンの生活の邪魔にならないように気を付けなくては。
もしかすると何かしら情報が得られるかもしれないし、【動物の友】で上手く意思疎通したいところ。
……南極圏の野生動物を間近で見たいというのもあるが。イツカもこっちに来ると良い。脅かさないよう、そーっとだ。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
設営場所はオークランド諸島の陸地で異論なく
南極向きに、風雨や波を避けられる高台があれば尚良いだろうか
現地の生態系には留意
現地の家屋や資材があれば利用させてもらう
ほか、石や木材、頑丈な草などがあれば切り出して、資材として活用
X-Machinaで伐採を
【アイテムポケット】も活用し、ネジや結束のためのロープ、大工道具一式を持ち込む
設営後には、迷彩塗装や、現地の植物を被せてカモフラージュを施す
誰かに見られている可能性もないとはいえず……ないよりはマシという所か
拠点が簡易なものになるなら、傍に風よけ等を設置しておこう
完成したら【建物復元】で強化を施す
パラドクス通信で情報共有し、残留効果をお借りして、協力して活動しよう
時代に合わせた観測機材類の持ち込みを行い
望遠鏡や、自動記録装置
振動計、波の観測も含めた気象観測装置、電磁波などを察知できるレーダーを置く
場所的にしっかりしたものができそうだが
ヤ・ウマトの奪還で消えてしまう所ではあるな
千里の道も一歩からという……大分南極の近くまでこれたな
ニュージーランドから南へと進み、ディヴィジョン境界やその先の状況を確認した後。
再びニュージーランド方面へと戻るフライング・ダッチマン号。
その船内で、これから行なう拠点設営のためにも、確認できたことなどを改めて再確認してみるディアボロス達。
「ディヴィジョン境界は確認できても、霧らしきものは見当たらなかったね……」
「境界は見つけたけど、霧のようなものはないんだね」
イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)や逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)の言うように、海底が切り取られたようなディヴィジョン境界は確認できた。
だが海上は特に何の変化もなく、ディヴィジョンの境界に発生する霧なども出てはいなかった。
「南極の海は大荒れするとは聞いていたが、実物は予想以上だったな。まだ境界の霧を越えていないのだから素の自然環境がこれなのだろう」
九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)も南極海の荒波を思い返し、そう予測を口にしつつも。
「だが南極と冥海機ヤ・ウマトの境界が海底の断面や海の水の違いという目に見える形で表れているのは観測に有利になりそうだ」
今回の探索で得た情報は、南極の謎を解明していく上での第一歩となっただろう。
特に、ディヴィジョン境界の位置が判明したのは、進展だといえよう。
ディヴィジョン境界は、ニュージーランドの南の方にある『オークランド諸島』から南へ数kmほどの場所。
とはいえ、南極大陸に至るまでどこまでが冥海機ヤ・ウマトだろうかとは思ってはいたが。
その境界は、オルカが思っていた以上に、南極大陸から離れた場所で。
「南極はどれだけ守りの強固な世界なんだろう……? キャンベル島も南極世界にあるとは……結構広いな」
「んー、ロス島は難しいと思ってたけど其れ処じゃなかったかあ……」
ルィ・アムンゼン(天使のリアライズペインター・g07641)も、ディヴィジョン境界から南極大陸まで、まだ随分と距離がある結果に首を傾けて。
「此れは南極に突入するにしてもアムンセンやスコットの辿ったルートとかは難しいかな?」
「うーむそうか、フライング・ダッチマン号をもってしても南極に辿り着くのは厳しいのね」
鳩目・サンダー(R-18フルカラーリアライザ・g05441)も南極までの遠さを改めて実感しつつも続ける。
「南極探索拠点というよりは、まずは南極探索を行う方法を探る為の拠点になるのかな」
「まあ、しっかり準備して備えないとね」
そう頷くルィに、イツカもこれからやるべきことを確りと皆と一緒に再認識する。
「未知の南極を少しでも知る為に、いよいよ拠点造り開始だね!」
未知であった南極までの状況も少しはわかったものの、まだ疑問に思う部分もとても多いけれど。
……まずは目的の拠点を作るべきだろう、と。
今回の任務の仕上げでもある作業に取り掛からんと、オルカは皆を見回しこう提案する。
「拠点を設営する場所は、俺はオークランド諸島を推してみよう」
「うーん、海上拠点は魅力的だけど、いざという時の受け入れ態勢は土台がしっかりしている方がいいのかなぁ」
そんなシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)の声に、オルカはオークランド諸島を推す理由を次に述べて。
「理想は海上拠点、だけど海が荒れているエリアだからね。今後はパラドクストレインでくるなら、陸地のが乗り降りしやすいのかなと」
「一番境界に近いだろうオークランド諸島を中心に観測基地を作っていくことに、わたしも賛成かな」
「わたしも、場所はオークランド諸島の陸地を推すよ。海上の浮島もロマンがあるけれども、もしディヴィジョンの境界に変化があったら、海に変化があったり、海底が切り取られていたみたいに、拠点も切り取られてしまわないかな、って」
イツカもシルの言葉に頷きつつ、続ける。
「今後はパラドクストレインで直接来ることもありそうだし、まずは安心して乗り降りできる場所を確保したいね」
「ディヴィジョン境界に近い、ということで分かりやすくオークランド諸島に拠点を作る、に一票」
「設営場所はオークランド諸島の陸地で異論なく」
「境界線となっている海域はオークランド諸島からそこまで離れていないし、居住性や人が直接観測監視することを重視して陸地に拠点を構えるのが良さそうだな」
サンダーも、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)やルィ、古安も、場所はオークランド諸島で異論なし。
そして、オークランド諸島のどこに拠点を作るかを次に思案してみれば。
「島の南端辺り……出来れば遠方の海面を確認できるよう、見晴らしの良い場所が良いのだが」
「南極向きに、風雨や波を避けられる高台があれば尚良いだろうか」
古安とエトヴァの言う様に、ディヴィジョン境界がある海が臨めるような陸地が良いだろうとのことで。
オークランド諸島の南端にあるアダムス島に拠点を作ることにする。
ということで、場所が決まれば。
「まずは島を探索だね」
シルは皆とともに、到着したアダムス島へと降り立って。
「ここに冥海機が使っていた基地の跡とかあればいいんだけど……」
「敵が過去に利用していた観測所などがあれば、再利用しても良いかも」
「廃屋や基地跡等があれば、建物復元で直して活用したいところ」
まずは島に、そういった基地などがないかなどを確認しつつ、拠点に相応しい場所を探してみることに。
けれど、どうやらこの地は、冥海機にとってノーマークだったようで、基地や建物などは見当たらず。
「緊急避難倉庫、Castaway depotなるものがオークランド諸島にはあるらしいけど、この島にはないみたいだ」
「第二次大戦だと、オークランド諸島はコースト・ウォッチャーズの科学者とかもいたんだったか……崖の多い島だけど、地形もうまく利用して駅がわりと観測基地を作れたらいいね」
「海も陸も両方確認できる、見晴らしの良いところを探してみようか」
「基地の跡地は無いみたいだけど、海に面して、かつ、広そうな土地があればそこに観測基地を作っていきたいね」
サンダーとオルカの言葉に、イツカとシルも続けて。
「となるとほぼほぼ何もない無人島に一から拠点の設営となるし、出来るなら自然への影響は最低限にしたい」
「ただ島の陸地に拠点を作るなら地元の野生生物……アホウドリやペンギンの生活の邪魔にならないように気を付けなくては」
「自然を壊さず、出来るだけ現地の地形を生かして建てたいよ」
「現地の生態系には留意したいな」
「何日かぐらいは寝泊りできる掘立小屋を建てたいかな」
発動している残留効果も使いつつ言ったサンダーに、古安とイツカ、エトヴァも同意見。
「とりあえず南極があの状態だとかなり長引く可能性もあるし拠点を築く場所も水源とか地盤が頑丈かどうかとか諸々確認していかないとだよ」
そしてそうルィが、情報収集をするべく目を向けたのは。
「此の手の情報収集きちんとしているかどうかで探索の成否も決まっちゃうしね」
流石に動物とか居るだろうから……と。
話を聞いてみようと思っている、この島に住む動物達。
それは、古安も同じ考えで。
「もしかすると何かしら情報が得られるかもしれないし、動物の友で上手く意思疎通したいところ」
「一応、動物達の縄張りもあるだろうから、彼らの生活を邪魔しないように、ご挨拶くらいはできたらいいかな、なんて」
イツカもそう、少しだけ周囲の探索もしたいって思うから、きょろりと視線を巡らせて。
「古安くーん、ペンギンいた?」
「ああ、イツカもこっちに来ると良い。脅かさないよう、そーっとだ」
……南極圏の野生動物を間近で見たいというのもあるが、なんて思いながらも。
ペンギンを見つければ、イツカを手招く古安。
「わ、かわいい……こんにちは、ちょっとだけこの島にお邪魔させてもらうね」
「この辺の水源や地形はどうなっているのか、教えてくれたら嬉しいよ。あとは、南極方面で妙な事とかなかったかな?」
動物の友の効果で、よちよちと好意的に寄ってくるペンギンたちだけれど。
ルィの問いには、こてりと首を傾ける。
最終人類史のように最大限効果が発揮できる状態で動物の友を使用しても、人よりは随分知能は劣るので。
よく質問の意味がわかっていないようだ。
だから、言い方を少し変えて、もう一度聞いてみれば。
「あっち側には何があるのかな。あと南極は、この方向の海の先にある場所だよ」
『そっちにいったら森があって、少し行くと水が湧いてるよ』
『この方向の海の先……餌が減ったから、そっちにはいかないからわかんない』
今度は理解できたようで、そう答えるペンギンたち。
このオークランド諸島にいるペンギンたちは森に棲んでいるようなので、湧き水の場所は間違ってないだろうし。
南極が別ディヴィジョンの場合、南極にいた魚などの生き物は消えているだろうので、餌を求めて南極方面に行く事は無いようだ。
オルカも冷感適応を使いながら、南側がよく見える場所を動物の友で聞き込みしてみて。
「南側……あっち側の海がよく見える場所を知ってる?」
『そっちは崖で、こっちは海が見えるよ』
ペンギンたちと戯れ……いや、お話しつつも、南極側の異変に気づきやすい場所を探してみる。
ペンギンの他にも、アルバトロスいわゆるアホウドリなどの海鳥や、アシカなどの姿なども沢山あるし。
周囲にはメガハーブと総称される巨大化した独自の植物群も見られる。
そんな中、南側の海沿いで見晴らしが良く、ある程度の広さを確保でき、地形が利用できそうな場所を皆で探し見つけて。
「建造に関しては、新宿島の技術者さん達に、寒冷地の海辺の観測基地に必要な材料とか設計図を描いてもらったり教えてもらって準備してきたよ」
「現地の資材があれば利用させてもらいたいな」
「簡単な見張り台くらいなら即席の資材でも作れるだろうか」
「島に無いもので、技術的に問題ないものは新宿島からアイテムポケットに放り込んでもちこんでるよ」
「ネジや結束のためのロープ、大工道具一式もアイテムポケットで持ち込んでいるから、石や木材、頑丈な草などがあれば切り出して、資材として活用しよう」
シルが材料や設計図などを取り出す中、エトヴァも道具一式を出した後、X-Machinaで伐採を。
イツカはそんな皆が持ってきたり作ってくれる材料や資材を運んだりしながらも、古安へとちらり。
「力仕事は、頼もしい恋人さんが頑張ってくれると信じてるよ!」
「力仕事なら任せておけ」
顔を見合わせて頷き合えば、いざ仲間と一緒に拠点作りを。
「基地としての機能は、物見櫓、生活基地、情報収集司令部があればいいかな」
そしてシルが最終人類史の技術者に描いてもらった設計図を参考にしながら、必要な施設をつくっていくことに。
エトヴァもパラドクス通信で情報共有し合い、残留効果を活用しつつ、皆と協力して活動をおこなって。
「誰かに見られている可能性もないとはいえず……ないよりはマシという所か」
設営が済めば、迷彩塗装や、現地の植物を被せてカモフラージュを施しておいた後。
念のため、風が強く天候も荒れやすいようなので、傍に風よけ等も置いておくことに。
そしてまずは外側が完成すれば、破壊されにくくするべく、建物復元で強化を施しておくエトヴァ。
「場所的にしっかりしたものができたが、ヤ・ウマトの奪還で消えてしまう所ではあるな」
状況も目まぐるしい冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンで、南極調査がどれだけ進むかはわからないとはいえ。
今後のためにしっかりとしたものを作っておけば、いずれ奪還するにしても、有益に働くこともあるかもしれないし。
可能な限りは、色々とやっておきたいと思うから。
「定住できる場所でも無し、無人の監視装置やレーダーの記録なんか取れる装置も欲しいが……あたしはちょっとそこは門外漢だ。その代わり指示あれば労働でも観測でも何でも動くよ」
「機材は、望遠鏡、ソナー……。ソナーはブイを海に浮かべてそれを感知できるようにすれば行けるのかな? 観測・偵察機器類を中心に施設装備も準備だね」
「時代に合わせたカメラや観測機器も試しに設置しておこう」
サンダーはシルやオルカと一緒に、持ち込まれた機材などを拠点内に運んで。
エトヴァも時代に合わせた観測機材類――望遠鏡や、自動記録装置、振動計、波の観測も含めた気象観測装置、電磁波などを察知できるレーダーを置いて。
ルィも、拠点の設備に関しては他の人達も使えるようにと。準備しておいたソリやスキー板、スキー靴等道具を保管する倉庫を具申した後、設置すれば。
「基地の名前どうしようか?」
「ん? 基地の名前?」
「ん-、銀花(ぎんか)とか推してみるよ」
「探索の成功祈願も兼ねてフラムハイムとか如何かな?」
シルと共に、アムンセンが南極点到達した際に気付いた基地の名前で提案をしてみる。
そして、拠点自体の名は、場所や目的が判りやすいものが良いだろうので『オークランド諸島南極方面拠点』として。
その中の生活基地を『銀花』、情報収集司令部を『フラムハイム』と名付けることに。
それから、ペンギンがぽてぽてと歩き、野鳥が飛び交う、雄大で独自の自然環境の中。
皆と一緒に拠点を完成させ、今回の任務を無事に終えれば。
「千里の道も一歩からという……大分南極の近くまでこれたな」
エトヴァはそう荒波の向こう――まだ遠いけれど、でも、これまでと比べてぐっと近くなった南極大陸の方へと目を向けるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV3が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【寒冷適応】がLV3になった!
【建物復元】LV2が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV6になった!