リプレイ
深水・鋼牙
(トレインチケット)
トレインから出撃するとき、深水・鋼牙(零式英霊機のボトムマリナー・g09968)は仲間に伝えた。
敵は境界の霧か、ディアボロスを探して海岸にいる。
海になっている横須賀市がわから単独で近づき、姿をみせれば数体は引き付けられるだろう、と。言わば、戦術的撤退と見せかけての騙し討ちであり、自分がその任につくことで、トループス級の戦力を削れるはずだ。
水陸両用の天魔武者との水中戦を覚悟しなければならないが、鋼牙の姿を見ている仲間たちは、誰もその心配はしなかった。提案も喜ばれて、送り出される。
まるで鋼鉄製の着ぐるみのような、鮫型水中装甲を身につけたボトムマリナーの青年だったから。
『水中適応』も完備だ。
鮫の背びれを水面に出し、スイスイとやれば、ズングリとした潜水窓の連中がいくつか、海に潜ってきた。鋼牙は、逃げるフリをしてから、魚雷型のエネルギーを放つ。水陸両用天魔武者は、頭から突っ込んでくる。
「さすが、断片の王の攻撃でも耐えられるという謳い文句だ。なんともないぜ」
と、天魔武者が言ったかどうかは、水中なので判らない。エフェクトで呼吸はできるけれども。
しかし、機動性はどうだろう。
双方ともに、手足を引っ込めた潜航形態へと変形しているものの、鋼牙のスマートな鮫型に明らかな分がある。潜水服型の天魔武者たちは、鋼牙に近づいてから腕を伸ばし、捕獲をこころみたが。
「ディアボロスってのか。霧が出てないのが気になるが、調べてみりゃわかること」
「渦潮魚雷襲……!」
発射されたエネルギー弾は、直進のものだけではなかった。
渦潮を描くような航路でまわりこんできた数発が、トループス級『壁進』に命中し、海上には大きな水しぶきを上げさせる。
鋼牙は難なく、離脱した。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
風祭・天
おー…何か丸っこくてかわちぃ系な天魔武者が来た感☆
天さん的には後一歩、デザインを踏み込んでペンギン型とかだったらやばば感があるんだけれども☆ 今度、ファビエヌさんにも意見を聞いてみるし☆
ま、それはそれとして…よきよきな感に引き付けてくれてあざまる水産☆
後は天さんが全力全開でやっつけてやんし、覚悟せいやー☆
今回は【水中適応】を使ってバリバリ水中戦だぜぃ☆
とりま、引き付けられたトループス級を確実に撃破していきたいとこだし、今回は肆式疆域での射撃殲滅だね☆ 水中で銃火器ってなんか違和感バリバリだけれども、パラドクスだししゃーなし☆
私から距離の近いトループス級にはパラドクス、遠距離のトループス級には通常攻撃と言う名のチョッカイをかけて引き付け続けんとね☆ 最終的には、みんな纏めてやりらふぃー☆
海岸の天魔武者たちは、静まりかえった海面にざわめきだした。鋼鉄の鮫を追って潜水した味方からも連絡がない。
境界の霧を待つだけの退屈さから一変だ。
ともかく事態を把握しようと、背中の推進器を作動させ、次々と海へ飛び込んだ。
「おー……何か丸っこくてかわちぃ系な天魔武者が来た感☆」
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)は、大型重量級水陸両用をそのように形容する。海中に潜んでいたディアボロスめがけて、突っ込んできた。
最初の2体はより深いところを通過していったが、次の1体が上から深度を下げて圧し潰しにかかる。
浮力を自在に操れるようだ。
全機出撃してきたらしく、味方の推進器に乗っかるように腹部を押し付け、その上からさらに丸っこいヤツらが重なっていく。
「天さん的には後一歩、デザインを踏み込んでペンギン型とかだったらやばば感があるんだけれども☆」
海底につもっていくトループス級『壁進』たちを、天が横から眺めていられるのは、潰される前にすり抜けたから。
水中戦を想定し、エフェクトを借りていた。
「今度、ファビエヌさんにも意見を聞いてみるし☆ ま、それはそれとして……よきよきな感に引き付けてくれてあざまる水産☆ 後は天さんが全力全開でやっつけてやんし、覚悟せいやー☆」
『肆式疆域守節(シシキキョウイキシュセツ)』が発動される。
術式対象、この場合は沈殿する団子のごとき天魔武者の周囲に、大量の重火器を召喚しての飽和攻撃だ。
「水中で銃火器ってなんか違和感バリバリだけれども、パラドクスだししゃーなし☆」
斉射に団子の山は崩れ、海底にも跳ねて散らばったが、召喚された雑多な種類の重火器は、一体ずつに狙いを定めて射撃を継続した。
「みんな纏めてやりらふぃー☆ ……おっと、と?」
通過した二体が引き返し、今度は足裏のキャタピラで海底を走ってくる。
「仲間はずれにしてメンゴメンゴ★ さ、いっしょに結界におはいり☆ ……破鏡不重照、落花難上枝!」
突進が攻撃方法のトループスたちは、結局は天に捕まり、射撃殲滅させられた。
「ほら、バッチリじゃん☆ マジで正解☆」
脱げた下駄のようなキャタピラひとつを拾った天は、それを海岸から続く足跡(?)に合わせる。
時先案内人ファビエヌからの情報どおり、キャタピラ跡を辿って簡易的な砦にたどり着いた。そして、アヴァタール級たちにこもって防戦する気はまったくなく、護衛ともども迎撃に出てくる。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
風祭・天
なんかフツーにキャタピラ痕を辿ったら、フツーに砦に着いたし☆
これはフツーに奇襲…って言いたかったけど、メッチャ迎撃に出て来られてるし☆ 砦から誘い出す手間とかガチのマで不要案件になってて嬉しいけれどさー?
とりま、アヴァタール級と戦う前に護衛をやっつけんと感だし、頑張るぞぃ☆
まだ距離もあるし…伍式疆域で迎撃しとくー☆
近接戦に持ち込むとどこまでも追い駆けられそうで、天さんが幾らフッ軽と言えどガンダをずっと続けるのはつらたにえん…。それならもう、近づかれる前にやっつけちゃうのが虹っしょー☆
そう言えば、天さん思うんだけれど…何か相模国って丸っこい外見の天魔武者多くない? 家紋は三角形なのに外見が丸っこいのはなぁぜなぁぜ?
や、99%くらい偶然なのは分かってるんだけどさー☆ 何か面白い感がありな気せんー?
獅子谷・銀子
(トレインチケット)
狭間・ならく
(トレインチケット)
「なんかフツーにキャタピラ痕を辿ったら、フツーに砦に着いたし☆」
荒々しく積み上げた岩塊を土台に、枝を落とした程度の木材を組んだ出来栄え。風祭・天(逢佛殺佛・g08672)はフフンと鼻をならす。
「これはフツーに奇襲……って言いたかったけど、メッチャ迎撃に出て来られてるし☆ 砦から誘い出す手間とかガチのマで不要案件になってて嬉しいけれどさー?」
「ひひ、やってンな」
狭間・ならく(【嘘】・g03437)は、門のまえで浮遊している天魔武者たちを、顎をしゃくって示した。見下ろされているのが気に入らないらしい。
『平手政秀』は最後方にいた。
というより、前に出てなにか言おうとしているのを、『形代兵』たちが黙ったまま押しとどめている。
「とりま、アヴァタール級と戦う前に護衛をやっつけんと感だし、頑張るぞぃ☆」
天は結界術の詠唱をはじめた。
敵陣営が落ち着かず、距離のあるうちに仕掛ける。
「天さんが幾らフッ軽と言えどガンダをずっと続けるのはつらたにえん……。それならもう、近づかれる前にやっつけちゃうのが虹っしょー☆」
「全力で、な!」
獅子谷・銀子(ドレッドノート・ガール・g03350)は『イマジナリキャノン』で、歴史から葬られた砲兵戦列を、幻影として復活させた。天魔武者たちを砦ごと囲むようで、ちょっとした城攻めだ。ならくも、『大弓』を引き絞った。
もっともこの武器は、不可視の弦が張られた弓であり、矢も不可視なことから、射るフリにも見えるのだが。
抜いた刀をだらりとぶら下げる、珠々院・アンジュ(エントゾルグングフルーフ・g05860)。
「まぁ……近接戦を避けるというなら、それはそれで」
剣先は揺れ、地面を引っかいた。
『形代兵』の腰から伸びている紙垂は、鋭い刃のようだ。トループス前衛のものがうねり、斬撃を放ってきた。
ディアボロスたちに触れるまえに、何かに弾かれる。
不可視の矢が、『カミビナ』攻撃を防いでいるらしい。だが、射手のならくは、だんだんといらだちを募らせはじめた。
「ンなろォ……しつけェンだよ」
確かに天が指摘したとおり。
斬撃や、回転攻撃をするトループスは、執拗だった。
足を頼りに避けようとすれば、たとえフットワークが軽くとも、全力ダッシュを続けるはめになる。消耗するだけだ。
矢の場合も同じで、はじき返したところで無言のまま、同じ斬撃を繰り返される。
「あァ! もう、メンドクセェ!」
ならくは癇癪を起すと、大弓をポイと投げ捨ててしまった。
「叫べ、地獄花──! 『ヘブンリーリープ』!」
空中に跳び上がると、正義を示すポーズを取り、神聖さに満ちたエネルギーを放つ。
地獄なのか天国なのか分からないが、パラドクスを浴びた前衛の『形代兵』は力を失い、ひらひらと落下していった。
「ひひひ」
見下ろすならくは、もう機嫌が直っている。機を逃さず、銀子は敵中衛に砲撃を集中させ、天は後衛を六角形の多面体結界で包んだ。
「そう言えば、天さん思うんだけれど……何か相模国って丸っこい外見の天魔武者多くない?」
「ですか?」
アンジュは、傍らに落下してくたばった天魔武者を見る。
紙人形の形代が元になっているからか頭部は円、というよりもツルツルの白い球体だ。
「ですね」
「相模国の北条って家紋は三角形なのに外見が丸っこいのはなぁぜなぁぜ?」
天の両手の指が、三角を重ねたり、丸にしたり、どさくさにまぎれてハートマークをつくったり。
砲撃で敵の接近を防ぎながら、銀子が呟く。
「薙刀を振り回して斬りかかってきた『腰元天魔武者』は、猫みたいな顔だった」
声音からすると、あまりいい思い出のある相手ではなかったらしい。態度をひるがえそうとしてか、急に饒舌になる。
「天魔武者って尖った顔の奴おおいよな? アゴとか、アンテナ? ……とか。あの猫はツルっとしてて、確かに丸かったぜ」
砲撃の指揮にもどった銀子は、さっきよりもきびきびとした指示を出し始めた。
「アタシの『イマジナリキャノン』の威力がどれほどになったか。……やってやろうじゃん!」
回転するトループス級を、次々と撃破していく。
「よォ。面白そうな話してンな。ナラクさんも混ぜろよ」
「そうそう、何か面白い感がありな気せんー?」
結界を操る天のとなりに、ならくが降りてきた。
「う~ン、猫ォ? キツネ面みたいな手下がいたっけか? 角張ってなかったから、丸いっちゃ丸いか」
するとならくも、何か余計なことまで思い出したらしい。
「卑怯のなんのと、つぶれたまんじゅうみたいな頭の奴が、輪っかを背負ってイチャモンつけてきたような気がすんな。ホラ、丸や円だぜ」
そもそも、そのとき妨害した『爆殺計画』がいまも続いており、今回の『破壊兵器内蔵型天魔武者』の出現に繋がっているのである。
ディアボロスたちはあらためて、最後方にいるアヴァタール級、『天魔亡霊』平手政秀の姿を眺めた。
球形の頭部に、縦に三段ならんだ目。
「丸かろうと尖ろうと、敵ですね。敵である以上殺しましょう」
アンジュは、剣先を地面に擦り付ける。
摩擦で刀身全体に呪いの炎を発火させた。砲撃でズタボロになりながらも回転接近してきた『形代兵』に、大振りで斬りつける。
「永遠に、未来永劫、来世でも呪われ続けろ」
倒れたトループスを、冷たく見下ろすアンジュ。すぐには絶命させず、ジリジリと焦がすに任せていた。接近戦をしないと言われたので、仲間の遠距離攻撃から逃れた敵に、『Creme brulee(クレームブリュレ)』をくらわせ、トドメ役を務めている。
「や、99%くらい偶然なのは分かってるんだけどさー☆」
天の『伍式疆域破節「閻魔」(ゴシキキョウイキハセツ「エンマ」)』も、発動時にくらべて小さくなっていた。
六角形の多面体は、囲った者を現実空間から隔離する。
結界内の敵性対象は徐々にその動きを鈍らせ、動きが止まった数瞬後に跡形も無く消滅するのだ。これも地獄の大焦熱に身を焼かれるようなものであり、『形代兵』を撃破した技は、ことごとく地獄に縁がある。
結界の解除とともに、護衛のトループス級は全滅する。
「わしらの家紋を知っておる、か。思ったとおり、ディアボロスは特殊な方法でディヴィジョンを移動し、情報を集められるようじゃな」
無機質な丸い頭が、笑ったように感じられた。
アヴァタール級が単身、進み出てくる。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【隔離眼】LV2が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
八雲・祥華
(トレインチケット)
九重・百
(トレインチケット)
八雲・祥華(邪霊使い・g04716)は敵の着物の下から、足が生えていないことを指摘した。
「怪談話なら大好きだ。『天魔亡霊』平手政秀!」
「お屋敷はいいかげんだし、きっとご飯もあまり食べていませんね!」
何かをポイッと口に放り込みながら、九重・百(サキュバスのフードファイター・g00025)は幽霊にして天魔武者の健康状態に言及する。
「もぐもぐ、……ごっくん。祥華さん、みなさま。私から攻撃開始でよろしいでしょうか!」
もう局面は進んでいるのだ。誰に遠慮することもない。
ディアボロス各員は詠唱しており、百にも最初に箸をつけることを勧めた。
「ありがとうございます! 『マカロン』さん、お手伝いをお願い」
オラトリオとともに、瞬時に料理を作り上げた。さらに美味しそうに食べる。
「美味三昧砲の……もぐもぐ、オリジナルアレンジです……! 『美味豊穣衝(ビミホウジョウショウ)』!」
ご飯で高められた闘気が打ち出された。
「……ぬ、これは油断ならん!」
接近してきた政秀は怯み、ふわりと昇って砦の門上に引き返す。
百の闘気は、進路上にあったむき出しの岩塊に、草花を芽吹かせた。つづいて砦の木材を樹木に戻し、枝ぶりもよく葉っぱが生い茂る。
「うぐぐ。……的確な攻撃じゃな」
直撃ではなかったが、亡霊の政秀には、この生命力が苦痛らしい。同じ思いを百に返そうとしたが、こちらはあまり嫌がられなかったようだ。
「ごちそうさまでした! 祥華さん、次をお願いします!」
「任せなさい。……刻んで、『靄靆害霧解体医師』」
祥華――この人形遣いは幽霊を憑依させた人形を使役して敵を嬲り殺しにする。『靄靆害霧解体医師』とは、19世紀の殺人鬼の魂が入った人形なのだ。
怪談やオカルトが好きというのは、挑発だけではない真実である。
「『妖霧・拓創(ヨウム・タクソウ)』……!」
解体医師は霧を立ち昇らせた。
樹々に変わった砦をつつみ、その上方にいる政秀にまとわりつく。丸い頭部と和装の継ぎ目、対象の首にまで昇った霧は、そこに小さな切創をつくった。
「むむ。エアインテークとコンプレッサーが不調じゃ。この霧のせいか?」
急にメカっぽい発言がでたが推察どおり、傷を負わせた者の呼吸器に、疾患を起こす呪いなのだ。
「その丸首を落としてやりたいところ」
「さっきから不可思議な技ばかり使いおる。じっくり調査したいところじゃが、いまはまとめて死ねぇ!」
平手政秀は、両の掌より怪光線を放ってディアボロスを攻撃しはじめた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
リオ・アガタ
(トレインチケット)
『靄靆害霧解体医師』が起こした霧も晴らし、怪光線は人形をも破壊しようとする。
リオ・アガタ(命は空くそして赤く・g11090)は皆の眼前に立ちはだかり、防具を兼ねたコートをひるがえした。
光線ははじき返される。
「患者を増やそうとするとは何事か! 愚か者め!」
「患者ァ……?」
ならくには、急に現れたウェアウルフが何を言っているのか、すぐ判らなかった。
「彼女も医師なのか?」
銀子も疑問を口にし、百はもう少し柔らかい調子で話した。
「祥華さんの人形を助けましたよ?」
だったら救援機動力で駆け付けた援軍だろう。アンジュは、さも当然といった態度をとったが、ついでにいくつか指摘する。
「防御につかったコート。お医者さんの白衣にも見えますね。あと、たぶん男の人です」
「あの人形の魂の根本はな、殺人鬼だ。医師とは呼ばれていたし本職だったかもしれないが……」
祥華は、自分の持ち物が引き合いに出されて、ついついしゃべってしまう。
それにしても、死の霧を纏う人形と、どうやら影を武器につかうらしいウェアウルフは、いい連携でもってアヴァタール級を追い詰めていた。
平手政秀はたまらず、怪光線を発していた両手のうち、片方を腰へやると、刀を引き抜く。
「ディヴィジョン境界の現象は報告されず、しかし次々と現れるディアボロスども。この発見を上へと報告したいのはやまやまじゃが、ここまでのようだ」
何か始めようとする政秀に、リオはことさら反応した。
「自らの手で実験などさせん! おまえは私の影によって暗き闇夜へ沈め! 『影海(アケヌヨゾラ)』!」
ステップを踏んで白衣のようなコートがひるがえらせた。
影は海のように満ちていき、政秀の動きを留める。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【傀儡】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
風祭・天
平手のお爺ちゃんの家紋は引両…あ、やっぱ丸いじゃん☆
三角なのに丸い相模国…ポエットだぜぃ☆ てかてか、平手のお爺ちゃんと言えばイメージあれなんだけど、天正大戦国では関係あるのかにゃー?
さて、なんかフツーに飛んでるのが近接メインな天さん的にはぱおん。異名の通りお化けっぽいのは…昼間だったのでおけまる水産☆ 夜だったらガチのマでサゲだったぜぃ…。
とりま、他に参加してる人たちと連携しながら行動だよー☆ 仕掛ける際はある程度は近づいてからにしたいからVertexで射撃しながらガンダでゴー☆ 一足飛びの射程にまで近づいたら、【エアライド】を使って飛び掛かってからの黒海大蹂躙で砦に叩きつけるぜぃ☆
ん…? ファビエヌさんが撃破の時に大爆発するとか言ってたよね…私の服とかは大丈夫だと思うけど…結構やばば案件じゃん? 砦は壊れちゃってもおけまるだけど、それ以外の被害が出んように撃破場所には少し注意かにゃー☆
亡霊や幻、影が戦う宙を眺めて、風祭・天(逢佛殺佛・g08672)は。
「異名の通りお化けっぽいのは……昼間だったのでおけまる水産☆ 夜だったらガチのマでサゲだったぜぃ……。なんかフツーに飛んでるのが近接メインな天さん的にはぱおん。リオさんにはガンバって押さえててくれないかなー☆」
手出しをしづらく感じていた。拳銃『Vertex.M51』をちょいちょい撃つ程度。
「沈め、沈め!」
それに比べてリオは、激しい憎悪をみせていた。
彼の『影海』は、亡霊からすら生命を吸い取りかねない。天が期待するとおり、リオがそうやってアヴァタール級の動きを封じているあいだは、味方の砲撃や衝撃波、エネルギー照射も命中しやすいのだった。
丸い天魔武者談義を、戦いながらした連中も。
政秀はそれらの攻撃を打ち返しながら、片手は刀を握ったままだ。もう片方で怪光線を放ってくる。
すぐそばで光線が弾けて、砕けた岩塊の破片を避けながら天は、思いつきを口にした。
「平手のお爺ちゃんの家紋は引両……あ、やっぱ丸いじゃん☆ 三角なのに丸い相模国……ポエットだぜぃ☆ てかてか、平手のお爺ちゃんと言えばイメージあれなんだけど、天正大戦国では関係あるのかにゃー?」
そしてまた思いつく。
リオが影海に封じさせているのは、政秀の自刃だ。
「ん……? ファビエヌさんが撃破の時に大爆発するとか言ってたよね……。自刃でも爆発させられるか、確かめさせないってこと?」
そばの数人も合点がいったようだ。
「天さんわかっちゃったよ☆ 『患者』って、一般人にむけて大量破壊兵器が使われたときのことをイメージしてなんだね★」
ディアボロスは赦せない。クロノヴェーダの暴挙を。
けれども、個人の過去や経験によって、対象や強度はまちまちだ。よもやリオに、予知や幻視が備わっているわけではないだろうが、一般人への直接的な被害や、その可能性には特に耐えられないのだろう。
味方の会話も耳に入らないほど、躍起になっている。
「大爆発で服とか結構やばば案件かも。かも? ファビエヌさん依頼だから? でもでも、私だって、平手のお爺ちゃんに自刃させたくなくなった★ ディアボロスの手で倒したいのにゃー☆」
『エアライド』を使い、天は樹木状になった門を踏み台にした。
「リオさん、任せてー! って、聞こえてないなー。もういいや、『黒海大蹂躙』!」
天は、敵まで跳躍し、しっかりと組み付いた。
「は、離さぬか! わしはこの腹の中のものを自ら起爆して……!」
「やっぱりぃ? んじゃ、砦めがけてゴー☆」
屋根部分を突き破り、真っ逆さま。
内部は持ち込んだ資材だったのか、奇麗な板間だったがそれも突き破る。
アヴァタール級天魔武者『天魔亡霊』平手政秀の大爆発は、壁材を四方八方に吹き飛ばしたので、仲間のディアボロスたちにも十分伝わった。
事前の情報どおり、誰も爆発で怪我は負わなかったが、コレを奪還後の東京で使わせたくないと、リオでなくとも強く思わせた。
「さて、ファビエヌさん依頼でこの程度で済んだのは、よかったぜぃ☆」
爆発の中心から引っ張り出された天は、元気にそう言う。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!