天魔の残虐(作者 凪未宇)
#天正大戦国
#摂津西宮防衛戦
#摂津国
⊕
ガシャンと執務机をひっくり返し、『豊臣秀吉』は配下の天魔武者に怒鳴りつけた。
「西宮神社が襲われたっちゅーんは、どういうことや! ワイの知らないうちに、播磨国か丹波国でも落とされたのか?」
怒鳴りながらも、播磨の黒田官兵衛や丹波の山中鹿介が、ヘマをする筈が無いと再度配下をギロリと睨む。
「だとすれば、お前らが、摂津の端から端に移動するディアボロスを見逃したっちゅうことや」
せっかく大阪城からディアボロスを追い払ったっちゅうのに、なんちゅう失態なんやと嘆く。
これさえなければ、断片の王の引継ぎ先は自分だったはずだ。最後の最後に、何と言うことだ。
「家康が断片の王を継ぐことになってもうたわ!」
申し訳ありませんと平伏する部下たちは、その怒りに震えあがった。
普段が温厚な分、こうなると恐ろしい。
「西宮神社を襲ったディアボロスを皆殺しにして、ヒルコ達を大阪城に連れて来るんや」
「そんな皆殺しなんて、我らだけでは……!」
「出来なけりゃ、おみゃーらを八つ裂きにして大阪城の城壁に晒す」
「しかし
……!?」
「今すぐだ、はよいけ!」
配下共はこれ以上反論する術はなく、慌てて飛び出していった。
「西宮神社のヒルコを無事に救出できたのは皆さんのおかげです」
六甲山の秘密基地に移送する作戦は成功したと、ルゥルゥラナ・レイラ(宵闇の刃・g08924)が報告する。
「これにより、ジェネラル級天魔武者『豊臣秀吉』は、ディアボロス撃退の切り札を失い、断片の王の継承者の地位を、徳川家康に奪われてしまったようです」
更に、大阪城の二の丸の秘密兵器を動かす事もできなくなったようで、千早城抜きの大阪城の攻略にも道筋が見えてきたかもしれない。
「ですが、今回の件で豊臣秀吉は大層怒り心頭のようです。ヒルコを奪還する為に、西宮神社に向けて、大軍勢を派遣しました」
派遣された天魔武者は、西宮神社周辺の人間を根こそぎ殺し尽くす勢いで、ヒルコの捜索を行おうとしているようだ。
皆さんには、この蛮行を阻止して、秀吉の軍勢を撃退してください。
今回、皆さんにあたっていただく部隊は『後藤又兵衛』と『形代兵』の率いる『天魔武者・大鉞衆』となる。
「この派遣された大鉞衆がヒルコを探し、西宮神社周辺を捜索するようですが、かなり追い詰められているようです。一般人を全て殺し尽くしてでもヒルコを見つけ、大阪城に連れ帰るつもりのようです」
作戦に失敗すれば、彼らは秀吉によって粛清されてしまうようで、危機感が高まっているせいかもしれない。
「幸いにも、六甲山の拠点はまだ発見されておらず、ヒルコが見つかり連れ去らわれる心配はないでしょう。ですが、ヒルコが見つからなければ、西宮神社周辺の住民が虐殺されてしまいます」
それを見過ごすわけにはいきません。
悲劇を回避するためにも、戦場となる狙われた地域の一般人を避難させたうえで、襲い来る秀吉の軍勢を迎撃し撃破してください。
ヒルコを使った二の丸の秘密兵器が無くても、千早城抜きで大阪城を攻略するのは、かなりの長期戦となりそうだし、千早城は海を越え美濃国の攻略に使う手はずになっている。
「摂津国に戻すにはまた海を渡らせ戻る必要がありますので、この作戦の後、大阪城の攻略を再開するべきかどうかは、難しい判断となります」
それに、大阪城を攻略するとなったら秀吉配下の近隣大名の動きも気にかける必要があるだろう。
今後の戦略については攻略旅団で提案を行って欲しいと結び、ルゥルゥラナは案内を終えるのであった。
集落が、真っ赤な炎に包まれる。
それは突然、集落の正面から物凄い勢いで飛びこんできて、あっという間に集落を火で包んだ。
装備した大鉞で建物を壊し、『天魔武者・大鉞衆』が暴れた時に、竈か何か火元になるものを散らすか倒したのだろう。
「探せ! 必ずヒルコを見つけ出し連れ帰らねぇと、俺様の首が飛ぶ!」
貴様らだって八つ裂きにされるぞと『後藤又兵衛』が声を荒げ、大鉞衆をまくしたてる。
「ヒルコを見つけ出さないと……くそっ!」
「全てはディアボロスのせいだ」
怒りのまま当たり散らすよう、住民が中に隠れているのも構わず家は破壊されていく。
「隠し立てする奴は全て殺せ! どんなことをしてでもヒルコを探せ!」
焦り苛立つ大鉞衆は、ロケットブースターで駆け回り、次々と家を破壊し人々を虐殺し。
その様子を後から眺め、進んでいく『形代兵』が、壊れた家の下敷きとなり息の合った住人を引っ張りだしては、ヒルコではないと確認し首を刎ねていく。
「た、助けて。おかあさん……」
小さな子供がまた一人、形代兵の手に捕えられ又兵衛の前につるし上げられる。
「やめてください。うちの子が何をしたというのですか!?」
母親の悲鳴が響き、又兵衛の眼光が細められる。
「ただの人の子か。紛らわしい、殺せ」
「御意」
形代兵の身体が朱に染まり、母親の絶叫が炎の中に響くのであった。
リプレイ
飛鳥・遊里
「村人の避難を手伝いに来た!村内の詳しい状況を教えてくれ!」
まずは村人の数を把握しないといけない。年寄と子供の避難の優先度を高めにしたいからな
「次に、この村からそこそこ離れたところにある、この村の人間全員収容できる広い空間…洞窟とか鉱山跡とか、そういう場所はあるか?」
出来れば敵連中の目に留まらない場所に避難誘導をしたい。ここから近すぎても遠すぎてもダメだから、これは土地勘のある人間に聞くしかない
「それと…荷車はあるか?二、三台あればいい。壊れてるならパパっと修理するから、若い男衆は少し手伝ってくれ!」
荷車一台を【乗り物改造】で軽トラックに改造する。そして軽トラックで荷車一台を牽引する。これでそこそこの人数を一度に運べる。乗り心地考えたら、荷車とトラックの荷台には藁でも敷いた方がよさそうだな
「今から避難を始めるが、だれか避難場所の案内とまとめ役として一人、助手席に乗ってくれ!」
あとは、全員を安全運転で確実に運ぶだけだ。大丈夫、乗り物の運転には慣れてるしな
任せろ、誰一人死なせはしないさ
来栖・マシロ
※アドリブ・連携歓迎
話に聞くとおり、豊臣秀吉は苛立ちは相当なものの様子
天魔武者の方の焦りも予知の様子ではかなりのものです。ここにはいないといっても聞いてはもらえないでしょうから…しかたありません
将が率いる大軍ともなれば、どこまでの戦場になってしまうかもわかりませんし…多少強引でも、ここは避難していただかないとっ!
住人の方々に迫る危険と理由を話して、避難を呼びかけます
ヒルコの方も、彼らに害があることよしとしないでしょうし、仮に渋る方がいらっしゃってもなんとか説得、です!
あとはとにかく時間もないことですし…とにかく促しつつ…ううんっ
わ、わたしが自慢できるのって力ぐらいでしょうっ!
はい…!怪我人さんや、ご老人はわたしも協力して運ぶとしまして
子供もにげやすいよう。なにより、荷車等も通りやすいように避難経路は【構造物分解】で「平ら」に慣らしてみましょうっ!
……うう、少し心が痛みますが、無事に戻ってこられた際にはその、復旧のお手伝いもしたいということでなにとぞお……!
●秀吉領の人々
迫る天魔武者の報せに、ディアボロス達は集落へと急いだ。
案内人から聞いたような悲惨な未来を迎えさせるわけにはいかない。
まずは村人の数を把握しないといけないと、飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)は集落を見渡した。
豊臣秀吉がおさめ、一定の平穏があったせいか人々は脅威など全く感じず、平和そのものといった雰囲気で今日も長閑に畑仕事に日々の暮らし精を出している。
どこから説明しよう。まずは子供と年寄りの数からでも把握しないと。
そんな風に辺りを見回しながら歩いている遊里に気に掛かったのだろう。
「こんにちは、見ない顔だね」
気さくに声をかけてくれた男は、神社へと届け物でもしているのか大きな荷車を引き沢山の荷物を乗せていた。
この時代には整備された道が少なく荷運びや人の移動ですら、車輪を使ったものより籠や馬が多いので珍しいものだ。
もしかすると天魔武者が都合よく改竄している中で、大八車のような大きな物も用いられるようになったのかもしれない。
「この集落に、天魔武者が攻めてきます。危ないので逃げてください」
この集落にどんな危機が迫っているのか来栖・マシロ(エンゼルノッカー・g09241)は必死に説明した。
だが村人は半信半疑といった様子で、不思議そうに首を傾げている。
彼らにとって豊臣秀吉は、決して悪い領主ではない。こんな横暴を普通であればするはずはないのだ。
「話に聞くとおり、豊臣秀吉は苛立ちは相当なものの様子。天魔武者の方の焦りも予知の様子ではかなりのものです」
「ああ、この様子だとそう簡単には動いてくれないかもしれないな」
マシロと遊里は、どう説得しようかと小声で話す。
「ヒルコ達が、ここにはいないといっても天魔武者には聞いてはもらえないでしょうから……しかたありません……多少強引でも、ここは避難していただかないとっ!」
「秀吉が断片の王になれなかったからな、徹底的に軍を差し向けてくるつもりなのかもしれない」
そんな会話の一部が聞こえたのだろう。
「秀吉様が後継者にならなかったのかい?」
村人が驚いた声をあげ、聞き返してきた。
簡単にだが、家康が王になった事、怒り心頭で行方不明になったヒルコを探していることを告げると、初めて村人の顔色が変った。
「そりゃぁ、大変だ。秀吉様は優しいけどおっかない方だからな」
やっと事態の深刻さが分かったのだろう、男は他の村人達にも声をかけ始める。
「村人の避難を手伝おう! 村内の詳しい状況を教えてくれ!」
「とにかく時間もないことですし……とにかく避難しましょう!」
ヒルコの方も、彼らに害があることよしとしないでしょうし。
「準備のお手伝いをします。わ、わたしが自慢できるのって力ぐらいでしょうっ!」
重い荷物、怪我人や高齢者は協力して運ぶとマシロは村人を手伝い、遊里は先程の男を捕まえ声をかけた。
「これと同じような荷車はあるか? 二、三台あればいい。壊れてるならパパっと修理するから、若い男衆は少し手伝ってくれ!」
ここから避難に適した場所を聞きながら、荷車の一つを乗り物改造し軽トラック風の乗り物へと変えるともう一台の荷車を牽引させるよう連結させた。
これで足の遅い者も、まとめて一度に運べるだろう。
後は、戦国の道は車には適してない酷い道だが、そこは遊里の運転テクニックに期待しよう。
少しでも荷台に乗る人が痛くないよう布などを用意し、互いに支え合って貰い。
助手席に案内の高齢者を乗せて出発した。
「大丈夫、乗り物の運転には慣れてるしな。任せろ、誰一人死なせはしないさ」
先導する軽トラック風の乗り物に続き、男衆が声を掛け合いながら他の住人達も集落から避難を始めた。
集落には家も沢山の村人の荷物や家財がまだ残っている。
だが、今はそれらを全て持ちだし護ることは難しい。
「……うう、少し心が痛みますが、無事に戻ってこられた際にはその、復旧のお手伝いもしましょう」
まずは村人の命から、そう後ろ髪をひかれながら、逃げ遅れがいないか確認したマシロも、最後尾から彼らの避難を手助けするのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【乗物改造】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
●迫る鐵
まさか集落がもぬけの殻になっているとも知らず、『天魔武者・大鉞衆』がやってきた。
「どういうことだ! 誰も居ないぞ!?」
「まさか我らの襲撃を知って!?」
驚きの声をあげる大鉞衆に、後藤又兵衛はふむと思案しこれはディアボロスが動いたということかもしれぬなと呻いた。
「まだ、そう遠くには行ってないはずだ探せ! 奴らがヒルコを連れ去ったに違いない!!」
人の足ではそう遠くへは行けまいと、大鉞衆に山林を探すよう怒声をあげ、形代兵には念の為集落の中を探すよう言いつけ建物を壊し調べさせ始めるのであった。
慌てて集落を飛び出した大鉞衆は、逃げるとすればこちらだろうとあたりをつけ、住人の後を追おうとするが、その足元が泥濘の地へと変わり、木々の影に潜むよう迫っていた『飲み込む者の守り星(アルバリ)』が、強靭な大爪で足元より大鉞衆の装甲を引き裂くように傷付ける。
「ここから先には行かせないわ。一体残らず消し去ってくれようぞ!」
金色の瞳に怒りを過らせ、ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)は木々の合間から術を紡ぐ。
いくら大鉞衆が力任せに『密集蹂躙突撃』を仕掛けようとしても、これだけ障害物が多ければ少なくとも直線的に動くことは出来ない。
現に怒りと焦りでロケットブースターで加速させた身体は、非常に動きにくそうだ。
「はっ、天魔武者といっても所詮見掛け倒しのガラクタか。真っ直ぐ突っ込む以外出来ないとは、随分とお粗末な頭だな」
木々を挟みながらナディアが挑発し動き回れば、逆上した大鉞衆は大鉞で木を薙ぎ倒しロケットブースター突撃しながら、その後を追いかける。
さすが鋼鉄装甲の身体は、枝や幹の破片が飛び散る中でも勢いは止まらない。
木々を薙ぎ倒しナディアの身体を跳ね飛ばすも、宙へと吹っ飛びながらも、彼女は苦痛に顔を歪める代わりに微笑を浮かべた。愚か也と。
「血の盟約により我が声に応えよ 古ノ腕爪は絶対の流れ 数多に蠢き 災禍を払え」
喰らえと放たれたアルバリの巨大な爪が、大鉞衆の身体を串刺しにするよう貫き、ゆっくりと握り潰すよう閉じられる爪は、天魔武者の装甲をも砕き、そのまま呑み込みように還っていく。
まずは一体。
この騒動で残りの大鉞衆も人々が逃げた方からは遠ざけられただろう。
集落に残った敵も気になるが、後は粛々と片づけるのみであった。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
天津・凪
(トレインチケット)
●
木々の合間にサラサラと風が流れる。
その空気に思い浮かべるのは、懐かしい里の光景。
平安の時代とは少し違うと天津・凪(妖狐の神算軍師・g00326)は、思いながら戦国の木々の合間をかけ、暴れる『天魔武者・大鉞衆』の姿を捕らえ、呪力を操り水を手の中に集めると魔力の矢を作り上げる。
「……現代に馴染んだものが、過去に戻れるはずもなし」
ならばやることはただ一つ。
そこに在るべき現在を取り戻すために、凪はその意思を込め『凍結連続矢(ワタクシテキフリージングミサイル)』として放った。
水は凍り風に乗って加速し、大鉞衆の装甲を貫かんと襲いかかる。
例え小さな矢であっても、その数が重なればいつかは大きな一撃に。
大鉞衆がロケットブースターを稼働させながら、大鉞を大きく振るい矢を払い落とそうとするも、凪の操る風はヒラリと避け次々と突き刺さる。
「これが策というものです!」
だが大鉞衆も黙ってはいない。
大鉞を地面と水平になるよう低く、『旋刃の構え』をとり。
ロケットブースターを稼働させると、一気に高速回転しながら周囲の枝を切り飛ばしながら凪を斬りつけてくる。
露出した柔肌に赤く傷がつくが、ここで止まるわけにはいかない。
凪は痛みに耐えながら、狙いを定め迫る顔面に矢を撃ち込み仕留めるのであった。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
ピエダド・ロザーノ
ふうん、豊臣秀吉ってのがどれだけ有名だったのかは知らないけど、
そういう偉いクロノヴェーダがとってもお怒りなのね、とてもいい気味だわあ
で、思惑を見事に外された現地の尖兵にも、ちゃあんと絶望を贈ってあげないとねえ?
ワタシも森の中まで追ってきた奴らを狙うとしましょ
翼で【飛翔】を使いながら、接近戦を仕掛けるわ
向こうは凄い勢いで鉞を叩き込んでくるでしょうから、ワタシはあえて前に、武者たちに向けて突っ込んじゃう、もちろん燧石を乱射しながらね
どのみち攻撃を食らうのなら、最高のインパクトの瞬間は外した上で金蘭断で受けたいわよね
他にも【泥濘の地】を踏み込む瞬間に発動させたり、木々に隠れたりとかの工夫はするわ
戦闘中飛び回るけど、敵の攻撃が勢いとか重みが乗る瞬間を外すために、今回は攻めの機動と回避を意識するわよお
それに、向こうから寄ってくるならありがたいわね
いつもなら散弾みたいにばら撒くけど、至近から弾丸を全弾、身体にお見舞いしてあげる
鎧であろうと穴だらけ、さあ盛大な火花を咲かせてちょうだい?
●鐵に花
あちらこちらから聞こえてくる戦闘音を耳にしながら、ピエダド・ロザーノ(聖餐を供する者・g03960)は迫ってくる『天魔武者・大鉞衆』を前に、薄く笑みを浮かべた。
「豊臣秀吉ってのがどれだけ有名だったのかは知らないけど、そういう偉いクロノヴェーダがとってもお怒りなのね、とてもいい気味だわあ」
「貴様! 秀吉様を愚弄するか!」
怒りでブースとする大鉞衆を挑発しながら、ピエダドは木々の合間を駆ける。
「思惑を見事に外された現地の尖兵にも、ちゃあんと絶望を贈ってあげないとねえ?」
人手あれば顔が真っ赤になっていそうな様子で、大鉞衆はロケットブースターを全力稼働させ、何かの一つ覚えのように木々を薙ぎ倒す勢いで『大鉞式唐竹割り』を仕掛けようと突っ込んでくる。
「向こうから寄ってくるなんて、ありがたいわね」
翼を広げK魏の合間を飛び回りながらピエダドは、クスリと微笑みながら『火花の園(スパークガーデン)』を披露する。
それは魔法。尖った燧石の弾丸を弾丸の如く乱射し、着弾すれば火花の花が咲く。
「分厚い鎧であろうと穴だらけにしてあげる。さあ、盛大な火花を咲かせてちょうだい? ひらひらり~、っとねぇ」
勿論最後の仕上げは盛大に。
大鉞衆が攻撃を仕掛け、移動へと転じた所へ泥濘の地を広げ、懐に飛び込むと同時に全弾をお見舞いすれば、大きな火花が咲き誇る。
これで村人への追手も防げただろう。
後は集落に残った天魔武者を片づければ終わりだ。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
奴崎・娑婆蔵
おっと、何やら聞こえた気がしやすねえ?
ようよう、そこな白い輩ども
先般、誰ぞあっしを呼んでおりやせんでしたか?
いいや、確かに聞こえやしたぜ――『八ツ裂き』ってなァ!
手前、姓は奴崎名は娑婆蔵
人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』
カタギの衆を刻んで回ろうだなんざァ、止めろ止めろみっともねえ
真の剣ってェのは五分の斬り合いの中でこそ輝く――そう思いやせんか?
ってなわけで、ちょいとお付き合い願いやすぜ
楽しい楽しい切り紙遊びの時間でさァ
・『トンカラ大刀』を抜刀ざま【トンカラ大王斬り】発動
・巨大怪人トンカラトン大王を【召喚】、屹立させ、敵攻撃に対する矢面に立てる
・己の動作をなぞらせる形で大王を操縦、耐えに耐えた後に敵勢をいっぺんに狙える太刀筋を見い出し、大王の巨剣で【薙ぎ払い】攻撃
人の厄を引き受けなどしてナンボであろう形代が、よもや人を害する側に回り、せっせと血飛沫を上げさせなんぞしていやがるたァ
やれやれ、笑えねえ冗談もあったモンじゃァありやせんか
これ以上面倒厄介を働く前に、ここでキッチリ供養していってやりまさァ
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
人々は無事に逃げられたみたいだね、良かった。
これも仲間のお陰で本当にありがたい。
だがまた油断は出来ないか、俺も参戦させて貰うよ。
敵のディアボロスへの恨みもここまで膨らめば、
最早逃げはしないだろうけど、念の為【泥濘の地】で逃走阻止。
挑発の言葉で煽って冷静な判断を失わせ、此方のペースへと引き込みながら、
油断なく仲間と連携して戦おう。
血眼になってヒルコ達を探して、秀吉は余程怒っているのだね。
土壇場で王になれなかったのだから仕方ない。
そうさ、ヒルコ達を隠したのも人々を逃がしたのも、俺達ディアボロスだ。
お前さん達も八つ当たりで大変そうだけど、
悔しければかかってくるといい、全部返り討ちにしてやるさ!
挑発の言葉を投げながらも、此方は冷静に敵の動きを見極めつつ、
『アイシクルスフィア』のパラドクスを使用。
【先行率アップ】でパラドクスの吹雪を放ち、形代兵達を凍らせて、
【ダメージアップ】な攻撃として破壊していく。
紙垂型の刃の動きには注意し、
斬撃を刀で往なし、パラドクスで凍結させ砕いていこう。
●集落の敵
集落へと残った天魔武者が住人とヒルコを探し、容赦なく家の壁を壊し確認していく。
見落とすなよと怒声混じりに、後藤又兵衛の声が飛べば、漂いながら頭部を一回転させ『形代兵』が次の民家に、紙垂型の刃を叩き込む。
「おっと、何やら聞こえた気がしやすねえ?」
更にもう一撃と振り上げた紙垂を宙に流し、無機質な姿が声の主である奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)を振り返る。
「ようよう、そこな白い輩ども。先般、誰ぞあっしを呼んでおりやせんでしたか?」
「何の話だ。それより貴様、ヒルコをどこへ隠した!!」
言葉を発しない形代兵に変って、後藤又兵衛が奥より声を荒げる。
「いいや、確かに聞こえやしたぜ――『八ツ裂き』ってなァ!」
「あいつらを捕らえヒルコの隠し場所を吐かせろ! 片方は殺してもいい!!」
後藤又兵衛の命に、形代兵は建物から離れ集まってくる。
「血眼になってヒルコ達を探して、秀吉は余程怒っているのだね。土壇場で王になれなかったのだから仕方ない」
こうしてまともに言葉も交わせないほど追い詰められているのだからと、涼し気に口元を緩ませ、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は天魔武者らを挑発する。
「そうさ、ヒルコ達を隠したのも人々を逃がしたのも、俺達ディアボロスだ」
「貴様らぁ
!!!!」
ぐぬぬと怒り心頭。後藤又兵衛は唸り、形代兵をけしかけ。
空を切るように、シュルルルっと紙垂型の刃を伸ばしながら、『カミビナ』を自在に繰り出してくる。
抜き放った妖刀〈トンカラ大刀〉で紙垂の刃を弾き上げ、赤い眼光で鋭く相手を睨み。
「手前、姓は奴崎名は娑婆蔵。人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』!」
名乗りと同時にトンカラ大刀から生み出される呪いの包帯が集まり、大きなヒトガタが編み上がれば、それは全身包帯グルグル巻きの巨大怪人トンカラトン大王を召喚し。
「カタギの衆を刻んで回ろうだなんざァ、止めろ止めろみっともねえ。真の剣ってェのは五分の斬り合いの中でこそ輝く――そう思いやせんか?」
敵刃の前へとトンカラ大王が踏み出し、その身に受けさせていれば、黙れ黙れと後藤又兵衛の焦りの声と共に形代兵の攻撃が激しくなる。
この様子であれば、もはや逃げる事も無いだろうと思いながらも逃走警戒しながら、避難を担ってくてくれた仲間に雪人は感謝しながら周囲の温度を下げ術を放つ。
「お前さん達も八つ当たりで大変そうだけど、悔しければかかってくるといい、全部返り討ちにしてやるさ!」
雪人が出現させた『アイシクルスフィア』より、猛烈な吹雪きで形代兵を凍てつかせ。
しなやかに蠢いていた紙垂も吹雪におされ、その勢いが止まれば今度はこちらの番。
「ってなわけで、ちょいとお付き合い願いやすぜ。楽しい楽しい切り紙遊びの時間でさァ」
先程まで攻撃を受け耐えていたトンカラトン大王が、大剣を振り上げ。
「人の厄を引き受けなどしてナンボであろう形代が、よもや人を害する側に回り、せっせと血飛沫を上げさせなんぞしていやがるたァ……やれやれ、笑えねえ冗談もあったモンじゃァありやせんか」
娑婆蔵が真横に一閃する動きに合わせ、『トンカラ大王斬り』が繰り出され大剣が形代兵が薙ぎ払われる。
「これ以上面倒厄介を働く前に、ここでキッチリ供養していってやりまさァ」
千切れ舞うように崩れ消えていく形代兵の奥で、後藤又兵衛は眼光の鋭さを増す。
彼らがここで成果を出せず戻れば待つのは、一方的な叱責。
ならば、単騎であったとしても、ここで死力を尽くすしかあるまい。
覚悟を決め後藤又兵衛は、槍を構えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【冷気の支配者】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【先行率アップ】LV1が発生!

赤穴・倫経斎
(トレインチケット)

峰上・悠凪
(トレインチケット)
●槍の天魔
かつては大阪城五人衆が一人でもあった後藤基次こと『後藤又兵衛』であったが、名を奪いし天魔武者となった今は、豊臣秀吉の怒りを畏れ、こうして部下を率いて弱い者を傷付けるが関の山。
アヴァタールとして授かった時点で、立場は決まっていたのだ。
とはいえ槍の名手ではあるようだから、油断ならない。
「助太刀仕ろうぞ」
忍びとして体術と素早さを活かし、家屋の屋根を渡り白い頭巾のくノ一が跳んだ。
「赤穴倫経斎と申す。良しなにの」
律儀に名乗り上げながらも、赤穴・倫経斎(瀬戸山衆筆頭・g08500)は『ベストコマンド』を活かし、強力な蹴撃を叩き込む。
後藤又兵衛も槍で反応し受け止め直撃こそしなかったが、その衝撃は充分に隙を作り出す。
「……斬るね」
抜刀と共に赤鞘から解放された峰上・悠凪(無口な剣術少女・g00211)の愛刀〈茜丸〉が、袈裟に後藤又兵衛を一閃した。
両腕が上げられていたので、肩口をバッサリとはいかなかったが、ガラ空きだった脇から胸部装甲に深い傷が刻まれる。
「ぐぅ……まだ、こんなとこにも居たか!」
忌々し気に眼光を鋭く、後藤又兵衛は両肩よりシダレザクラを思わせる光翼を展開させ。
そのままブーストすると悠凪へと突撃し、『光波推進飛翔翼『又兵衛桜』』を繰り出す。
腹への強力な刺突に悠凪の身体は民家の壁に叩きつけられ、更に後藤又兵衛はぐるりと首を回し目標を切り替えると、屋根を駆け巡る倫経斎に向かって飛んだ。
「そんなに秀吉が恐ろしいのかの。だが、ここでお主を見過ごす道理もないでな」
後藤又兵衛の槍が倫経斎を貫かんとするも、寸前で自ら後方へと身体を逃し直撃を躱し。そのまま中空で体勢を変え、後藤又兵衛の顎を蹴り上げ倫経斎は木々の方へと落ち。
「さっきのお返し……斬撃、一閃。……行くね」
いつの間にか回り込んでいた悠凪が今度は背後より『透徹流・鉄甲断(トウテツリュウ・テッコウダン)』で後藤又兵衛の身体を斬り下げた。
片翼を破壊された後藤又兵衛の身体は、花弁のように光を散らしながら地上へと落ちていくのであった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【神速反応】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
文月・雪人
先行する仲間の活躍に感謝しつつ
俺もまた油断なく攻撃へ移行
『光明一閃』のパラドクス使用し
【能力値アップ】と共に高めた観察眼と洞察力で敵の本質を見極める
後藤又兵衛、彼の中に渦巻く怒りと焦り
光の翼の高速飛行による運動エネルギーを乗せた攻撃は
威力を上げる面では厄介だが
動きとしては読み易い側面もありそうだ
更なる挑発で冷静な判断力を奪いつつ
此方はあくまでも冷静に対処
苛立ち交じりの派手な動きに惑わされる事無く
敵の攻撃の軌道を確と見極め刀を構えて迎え撃つ
そんなに秀吉が怖いかい?
なら安心するといい
お前は帰還するまでもなく
ここで俺達に倒され終わるのだから
槍攻撃の切っ先を刀で逸らし、急所を外させ【ガードアップ】
同時に迫る敵を間合いに捕らえて【命中アップ】
敵の勢いも逆手にとって『光明一閃』!
【ダメージアップ】な攻撃として雪月花の刀で敵を斬る
今回のパラドクス選択には実はもう一つ理由がある
戦闘後に【建物復元】を使用して
破壊された家屋を可能な限り直しておきたい
騒ぎが落ち着き人々が村へと戻った時に
どうか困る事のない様に
御守・樹
後藤又兵衛って勇猛果敢な人物って俺が読んだ(小学生向けのフィクションだけど)本ではあったんだが、あの姿はがっかりというか。
しかしヒルコがそんなに重要か。
事前避難のおかげで人的被害はなさそうでよかった。本当に良かった。
ダメなんだ。子供が死ぬような事、本当に俺はダメなんだ。頭に血がのぼって一瞬でもわけがわからなくなる。
…落ち着け。今そうなってるわけじゃない。もしかしたらで冷静さを失うな。そう自分に言い聞かせる。
己の気配を断つよう気を付けながら物陰木陰を利用して速やかに敵に近づきアサシネイトキリングを叩き込む。
幸い先行した仲間のおかげで片翼がもがれたようだから、俺も残った片翼狙いで攻撃を仕掛けよう。
機動力を奪っちまえばただの刺突なんかこわくない。というか攻撃したそのまま組み付けば機動力を奪いきれなくても刺突の威力は殺せるはずだ。
ふふ、懐かしいなぁ。よく「槍から殺せ」とは仲間と言い合ったもんだ。(懐かしい記憶に少しだけまた冷静になれる)
●散花の先
仲間達の先行攻撃に続くように、ディアボロス達は落ちてくる『後藤又兵衛』に身構えた。
「じっくり見させて貰ったよ」
仲間の活躍に感謝しつつ、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、後藤又兵衛を見上げた。
「後藤又兵衛、彼の中に渦巻く怒りと焦り。光の翼の高速飛行による運動エネルギーを乗せた攻撃は、威力を上げる面では厄介だが動きとしては読み易い側面もありそうだ」
先程の戦いで、大まかな手の内は見えた。
「そんなに秀吉が怖いかい?」
静かな声音で投げかけながら、雪人の手は白銀の刀〈雪月花〉の柄に掛けられる。
「ぐっ……怖い訳では、秀吉様ははかり知れぬお方なのだ……」
一瞬詰まった言葉が全てを物語る。
純粋に敬い従っているのかもしれないが、それだけでは済まない側面があるのだろう。
己の意に沿わないことがあれば、酷く残虐な性格の持ち主だったようだ。ここまで天魔武者が怯え慌てふためくのだから。
「このまま何も得ず帰れば首が飛ぶ、ならばヒルコか貴様らの首を手土産にするまで!」
後藤又兵衛は片翼を広げ、体勢を維持すると飛行体制へとうつる。
「なら安心するといい。お前は帰還するまでもなく、ここで俺達に倒され終わるのだから」
低い高速飛行体勢より、後藤又兵衛は槍を前方へと構え、『 光波推進飛翔翼『又兵衛桜』』を雪人に繰り出そうとした。
「……ヒルコがそんなに重要か」
いつの間にか進路に潜んでいた御守・樹(行雲流水珪化木・g05753)がすれ違いざまに、一式二対のナイフ〈Morta〉を振るい、『アサシネイトキリング』で、残る翼を斬りつける。
先程まで混ざっていた気持ちを落ちつけ、樹はより冷静に。冷徹に冷めていた。
「ダメなんだ。子供が死ぬような事、本当に俺はダメなんだ。頭に血がのぼって一瞬でもわけがわからなくなる……」
ヒルコが見た目通りの年齢ではないと聞いてはいても、その姿は幼子。
落ち着けと自分に言い聞かせ、その未来は回避したんだと。
「今そうなってるわけじゃない。もしかしたらで冷静さを失うな。だが、お前は許さない」
身体を捻りながら、もう片方の刃で後藤又兵衛の肩を樹は斬り付けた。
「ふふ、懐かしいなぁ。よく『槍から殺せ」とは仲間と言い合ったもんだ」
昔の仲間を思い出しながら、懐かしい記憶が冷静でいさせてくれると微笑し樹は
事前避難のおかげで人的被害はなさそうでよかった。本当に良かった。
散り行く光翼の花弁を払いながら、樹はあの姿はがっかりというかと言葉を濁す。
「後藤又兵衛って、勇猛果敢な人物って俺が読んだ本ではあったんだが……」
様々な武将などが分かりやすく描かれる、小学生向けのフィクション作品ではあったが、弱い者を付け狙うような武将ではなかったと、樹は記憶している。
これがアヴァタール級でなければ、違ったかもしれないが……。
残る片翼の大半を壊され、後藤又兵衛は失速しながらも勢いのまま槍を振るおうとした。
だが、その軌道は既に読まれている。
雪の様に静かに、月の様に鋭く。そして、花の様に穏かに。
雪人の振るった『光明一閃(コウミョウイッセン)』は、綺麗な弧の軌跡を刻み、鞘へ刃が戻った。
飛び込んで来る一撃を柔らに受け流し、一気に断つ。
勢いよく墜落した後藤又兵衛の身体は、地面を転がり、ハラハラと光翼を桜のように舞い散らす。
「秀吉様、申し訳ありませぬ……」
最後には微かに眼光を明滅させ、その光りを失うと同時に後藤又兵衛は熱を失い、瓦礫へと成り果てる。
これでこの村への脅威は退けられただろうか。
直ぐに村人達が戻ることは難しいかもしれないが、その時困ることが無いようにと、雪人は建物復元で壊れた家屋を可能な限り復元してから帰路へと向かった。
この村の人達に、平穏が訪れるようにと願って――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建物復元】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!