リプレイ
喩・嘉
※アドリブ・連携歓迎。年上には『名前+さん』で敬語
萬さんは何も覚えていないらしいが
事前情報によっておおよその状況は理解できた、かな
とにかく萬さんの元へ行かないといけないな
まずは敵を先に見つけることか
TOKYOエゼキエル戦争にはほとんど行ったことがないので
いまいち勝手がわからないんだが、
最終人類史の新宿島で生活している時の感覚で動けば良いのだよな
であれば、目立たないのは猫、かな……
【猫変身】を活用し、跳躍を生かしつつバリケードの隙間などから侵入して
敵に見つからないように物陰に隠れつつ注意して進んでいく
周囲の状況をよく確認し、先手を取れるように、こちらが見つかる前に敵を見つけよう
輝く羊のぬいぐるみも目印に活用しつつ
猫になっている間は、仲間とは尻尾の動きでコミュニケーション
しかし、猫になるのは初めてだが……不思議な感覚だ
伏見・萬
(連携アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び。喩嘉は「喩嘉」)
(「じゃァ、また後でなァ」等と軽く言い残して姿を消し、事務所内に転移)
壊れた事務所、かつての仲間だったのだろう死体の群れ、異形の大天使
自分が一度蘇って再び殺されるまでの間の事は少しは思い出すが、それ以前の「壊れてない頃」は知らない。人も、場所も、自分も
(助けが来るアテがあるってのを、感づかれるのはうまくねェか
今の俺にできるのは、位置を知らせる事と、道の確保ぐらいかねェ)
自分が倒されないように・ドア等外から侵入可能なルートを潰されないように動き回る。相手の攻撃を誘い、窓を吹き飛ばすように仕向ける
【パラドクス通信】利用で外の仲間に情報を伝えるが
「外と連絡を取っている」と察知されないように、独り言や敵との会話、物音を聞かせる形をメインにする
羊のぬいぐるみが飛び出して輝きながら増殖、一部は割れた窓から外へ飛んでいく(【七色の夢の使者】)
仲間に自分の位置を知らせる信号弾の代わりだが、飛び出す羊に気付いた外の敵が警戒に動く等して、包囲が偏れば僥倖
守都・幸児
※アドリブ・連携歓迎
そうか
そんなことがあったんだな
萬の縁者たちを助けることが出来ねえのは悔しいが
死の歴史だけは、何がなんでも覆してやる
俺は【コウモリ変身】を使うぞ
新宿島にもけっこういるんだよな、蝙蝠
案外もこもこしてる
初めて使う技だからまだ慣れてねえが
小回りの利く体を利用して建ち並ぶ雑居ビルの隙間を縫うように飛べば、あんまり目立たねえはずだ
上から俯瞰して、敵のおおまかな配置や怪しそうな場所を絞り込み
それから皆のところに飛んでって、どのへん調べると良さそうか情報共有するぞ
しかしクロノヴェーダが警官を気取るとはなあ
新宿島の気のいい本物の警官たちのこと知ってるから
気に入らねえ
見慣れた羊が飛び出してくるのを目撃したら、ちょっとびっくりする俺だぞ
だが俺の知ってるいつも萬がそこにいるんだってのもわかって、ちょっと安心もする
たぶん羊見て周囲の敵も何かしら反応するだろうから
この機を逃さず雑居ビルの周囲を重点的に哨戒するぞ
早いとこ助けに行きてえが、今は我慢だ
外の連中蹴散らしたらすぐ行くから、待っててくれなあ
十野・樞
アドリブ連携歓迎
有用な残留効果は有り難く使用
男性は名字+殿
喩嘉は喩嘉殿
女性は名字+嬢
折角の夏酒の季節ってのに
貴重な飲み友達をなくすわけにはいかねえんでね
過去は忘れても失くしても
今日へとつづくピースだ
それが悲劇であれ何であれ
叶う限り己の納得のいくものにならんことを
事前に周辺地図を情報収集で入手
それももとにして仲間と手分けして敵部隊哨戒開始
俺自身はなるべく目立たぬような黒っぽい衣装で物影に潜む
む?堅気の衆には見えねえ?
気のせい気のせい
隠れつつ【使い魔使役】でカラスを使役
上空から俯瞰的に敵や障害物の位置を確認すると共に
【忍び足】駆使し移動、自身の目で地上からも確認
【パラドクス通信】で仲間と情報を共有し
最適なルートを探るぜ
どうしても敵をやり過ごさずに移動できねえ場合は使い魔で敵注意を逸らしその隙に
……まあ、空飛ぶゲーミング羊で
敵も愕然としているかもだが
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
萬の嘗ての仲間達はどんな人達だったのだろう
全てを助けられない事に悔しさを感じつつ
それでも萬の死の歴史を覆し助ける事が出来るなら
友として力を尽くしたい
先ずは敵位置の把握だね
仲間が分担して状況確認を行うのに合わせて
【パラドクス通信】で情報の中継を担う
可能なら近くのビルの屋上など見通しの効く場所に潜み
双眼鏡を使って周囲と皆の状況を確認しつつ
動物変身中で喋れない仲間の合図を読み取って通訳し
迅速に情報共有を行う
小動物な仲間の姿にちょっとほっこり
クダ吉も隠密行動で敵とバリケードの位置確認を宜しくだよ
事務所内の萬と連絡可能なら無理のない範囲で
窓から見える景色(目につく看板や影の方向など)を教えて貰い
情報を元に凡その位置を割り出したい
また可能な範囲で事務所内の様子を伝えて貰い
突入に向けた準備を行う
情報から地図を書き起こし
バリケードや敵位置を書き込み
敵がどういう意図で布陣しているのかを推察しつつ
突入に適した経路を割り出そう
七色羊の信号を受け取りつつ敵の動きを確認
これは攻め時かもしれないね
ディアナ・レーヴェ
※異性は上、同性は下の名、喩嘉は喩嘉
目的地は雑居ビル!
…となると、多分やっぱり『付近にも同じ位の高さの雑居ビルがそれなりにある』感じだったりするんじゃない?
一般人も居ないみたいだし――よし、私は少し離れたその手の建物に裏通り側から侵入しては、上方の窓から周囲を索敵しつつじわじわ移動していきましょうか!
見える範囲で、味方の進行ルートの支援もできれば望ましいわね。
侵入の為にあちこちこじ開けることになるけど、厚手の布とか持ち込んで消音には気を使うし、もちろん大通りからは見えない位置で動く。
建物内部に休憩中の大天使が居ないかも警戒ね!
(あいつら頭ぴっかぴかしてるから、建物内部だと割と目立つ気がするわ!!)
…え?万一まだ建物内に一般人が残ってたら?【プラチナチケット】でね、えーと。
郵便でーす!!!
情報は【パラドクス通信】で適宜共有
って、何か明らかに大天使のものじゃない虹色の光も見えるんだけどおー??
(ついつい苦笑。きっと敵もびっくりだ。死にかけの大男がいきなり羊抱えて復活したんだから!)
パラドクストレインを降りた伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)であったが、辺りの光景にしばし呆然として動かなかった。
先ほどまで、にわか雨が降っていたのだろう。アスファルトは黒く濡れて、そこに再び午後の陽光が差し込んでいる。熱された足元から立ち昇る雨の臭いが、鼻腔をくすぐった。
鼻腔に飛び込んでくるのはそればかりではなく、焦げ臭いもまた、である。
ところどころビルは崩落し、中には煙を上げているものもある。臭いの原因はそれだ。ここが安穏とした世界ではないことの証左であった。
……俺は一度死に、そして蘇った。そして、また。
その記憶は曖昧である。血の海に倒れている自分、鮮血で赤く染まった部屋の壁。かつて仲間であったのだろう無数の死体、異形の大天使。内から湧き上がる力を頼りに立ち上がり、得物を振るう自分。
記憶はほんのかすかなものであり、この場所も、こんな天気であったことも……「壊れていない頃」は何も「知らない」。
「そうか……そんなことが、あったんだな」
その後ろ姿を見つめ、守都・幸児(祥雲・g03876)はため息交じりに眉を寄せた。
「萬さんは、なにも覚えていないらしいが……」
喩・嘉(瑞鳳・g01517)は横目で、萬の後ろ姿を窺う。
「おおよその状況は、理解できた……かな」
萬自身は語らない……語れないが、伯隼からあらましは聞かされている。喩嘉は長い睫毛を伏せ、嘆息した。
ディアボロスたちが少なからず抱えている心奥の痛みではあるが、それを目の当たりにするのは、やはり辛い。
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)もかぶりを振って、
「萬のかつての仲間たちは……どんな人たちだったのだろう」
と、呟いた。
大天使はすでに姿を表しているかもしれない。組員たちを救うには、あまりに時間がない。すべてを助けられないことに悔しさを隠せない雪人ではあったが、
「それでも、萬の『死の歴史』を覆すことができるなら」
と、前を向く。友として、力を尽くしたい。いつか、仲間たちの話を聞かせてもらえるときが来るかもしれない。
幸児も、拳を固く握りしめて頷く。
「そうだな。それだけは、何が何でも覆してやる。
なぁ、樞?」
「あぁ。折角の夏酒の季節だってのに、貴重な飲み友達をなくすわけにはいかねえんでね」
睫毛を伏せた十野・樞(束の間の・g03155)はそう言って、薄く笑った。
「すぐ、それなんだから」
ディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)は大げさにため息をつきながら、顔の前で手をひらひらさせた。
「そう言ってくれるな、レーヴェ嬢。
酒に對して暝るるを覺えず。落花、我が衣に盈つ……酒は人生の喜びだぜ?」
「はいはい。それも、日が暮れる前にこの事件を片付けたらの話よね!」
「来るぞ!」
萬が、急に声を上げた。一同はその意図をすぐに察し、立ち並ぶビル群の陰に隠れる。
2台のパトカーが、赤色灯を回転させサイレンを響かせながら通り過ぎていった。
「……あっち、ってことだなァ」
萬が顎をしゃくる。
はっきりとした記憶は、いまだ戻らない。それでも、それは半ば本能によるものか。萬ははっきりと敵の気配を感じていた。
一行は地図を頼りに、現場の場所を確認し直した。
「『TOKYOエゼキエル戦争』にはほとんど行ったことがないから、いまひとつ勝手がわからないんだが……どうやら、『新宿島』で生活しているときの感覚で動けばよいのだな」
そう言った喩嘉が袍の袖を翻すと、黒髪の美丈夫の姿はかき消え、その髪の色を思わせる艶のある黒猫が、ディアボロスたちを見上げていた。
『新宿島』と同じであれば、目立たないのは猫であろう。そう考えてのことである。
「猫になるのは初めてだが……不思議な感覚だ」
そう言ったつもりであったが、口から出たのは「にゃあ」であった。
その頭上、道路標識に、1匹のコウモリが止まる。
こちらは幸児であった。
都会でも、存外にコウモリはいる。幸児は思いのほかもこもこした身体が気に入ったのか、しきりに翼で自らを撫でている。
彼らの愛らしさに、雪人は思わず目を細めた。
ディアボロスたちがこのような変身を使うことは珍しくなく、クロノヴェーダもそれを承知していた。
しかし、体が小さいというだけで見つかる危険は大いに減らせるであろう。
「クダ吉も、頼むね」
雪人がクダギツネ『クダ吉』を放つと、『クダ吉』は「こっちだ」と言わんばかりに頭を動かし、ついてくるように促した。
喩嘉は軽々とバリケードを乗り越えて奥へと進み、幸児は小回りのきく身体でビルとビルの隙間を器用に飛んで、先を急ぐ。ときおり警戒中のパトカーが通り過ぎると、急いでビルや植え込みの陰に、ふたりは身を隠した。
エンジェルポリスどもの「本隊」とも言うべき集団が屯している場所を確認するまで、見つかるわけにはいかない。
「クロノヴェーダが警官を気取るとはなぁ」
幸児が顔をしかめる。コウモリに表情筋があれば、だが。
幸児の知る『新宿島』にいる本物の警官たちは、気の良い者ばかりである。それだけに、形を似せたあの連中は気に食わない。
さて一方で、ディアナは手近なビルの裏口に忍び寄ると、そのドアノブに手をかけた。
もとの住人は慌てて逃げ出したものか、鍵はかかっていない。
中に忍び込んだディアナはそのまま階上へと上がり、途中、隣のビルとの距離がほとんどない非常階段を見つけると、そこから跳躍して飛び移る。
こちらの非常ドアには鍵がかけられていたが、ディアナはガラスに厚布を押し当てて、その上からナイフの柄を叩きつけた。
ガラスは音も立てずに割れ、手を突っ込んで鍵を開けたディアナは中へと滑り込んだ。
「誰もいないわね? いないでちょうだいね。お邪魔しまーす」
「手慣れているな」
「うわ!」
中にはすでに、樞が別の経路から忍び込んでいた。ビル街でも目立たない灰色がかった黒い服に身を包んだ樞の姿に、ディアナは気づかなかった。
「その筋の人かと思った」
「気のせい気のせい、ちゃんと堅気の衆だ。さて……」
ふたりは正体を考えたくない赤黒い染みのついた絨毯を踏みながら廊下を進んでいく。
「休憩中の天使がいないとも限らないけど……」
眉を寄せるディアナではあったが、
「ま、あいつら頭ぴっかぴかしてるから、割と目立つ気がするわ!」
「語弊のある言い回しだな」
苦笑交じりに言った樞は、屋上へと至る扉を開けて外に出た。
手すりに止まっていた鴉をジッと見据えると、鴉はその意を汲んで翼を広げ、空へと羽ばたく。
「……よし、あっちか」
道を塞いでいるバリケードもパトカーも、その密度を増している。確実に敵に近づいている。
樞とディアナは頷き合って先を急ごうとしたが。
銃声が轟いた。
急ぎ、身をかがめるふたり。哀れにも使い魔となった鴉は、エンジェルポリスの放った銃弾を受けてアスファルトの上に落下した。
「……大丈夫、バレたわけじゃなさそうだ」
通信機から、雪人の声が聞こえてきた。ディアナが顔を上げると、道向かいに建つビルの屋上から、雪人が街を見下ろしていた。
気の毒ではあったが、幸いに単なる野生の鴉である。エンジェルポリスは舌打ちしただけで怪しむことはなく、すぐに関心を失った。荒々しくパトカーのドアを閉め、巡回に戻っていく。
雪人は再び頭だけをのぞかせて、街路を見やった。
相変わらず周囲は雑居ビルが立ち並んでいるが……。
「向こうか」
街路樹の脇に立つ喩嘉が、ピクリと耳をそばだてた。多分に猫の本能によって、すんすんと鼻をうごめかせる。
喩嘉は身を低くして、明かりが消え、傾いた信号しかない交差点を左に曲がった、そこに。
「やはり」
喩嘉は振り返ってビルの屋上を見上げ、尻尾を振る。
それと時を同じくして、ビルとビルの間、路地とも呼べぬ隙間からエアコンの室外機をすり抜けて、羽を広げた幸児が姿を表す。
「あそこだな!」
そして看板のひとつにぶら下がると、しきりに翼を振った。
ふたりの姿を、双眼鏡を構えた雪人が認める。
そのときであった。
「……あれ、かァ」
呟いてはみたものの、記憶がない身としては格別の感慨は湧かない。
それが良いことなのかどうかはわからないが、どうやらあのビルが、自分にとっての因縁の地らしい。
あの、中に。
ディアボロスたちの中には、かつて自分を殺めたクロノヴェーダと対峙して、その『死の歴史』を覆した者もいる。彼らの証言によれば、『宿敵主が宿敵との戦闘の現場に現れた瞬間』に、クロノヴェーダに襲われていた被害者……つまり、過去の宿敵主……と入れ替わる格好で、その位置に今の自分自身が出現するのだという。
つまり、自分があの惨劇の場所に乗り込めば。
「……助けが来るアテがあるってのを、感づかれるのはうまくねェか。
殺される前にできることといえば、道の確保ぐらいかねェ?」
呟いた萬は、コキリと首を鳴らして手に馴染むナイフを弄んだ。
雑居ビルの1階は、閉店した飲食店の跡がある。脇の細い階段からしか、階上へは向かえないらしい。雑居ビル街ということもあって、ビルとビルの間は隣接していて度胸のある者が跳躍すれば、飛び越えられるか、届かないか、際どいところである。……ただの人間ならば。
辺りを見渡してそれを確認した萬は、
通信機に指で触れて、
「じゃあ、またあとでなァ」
とだけ、言い残す。
雑居ビルの間近まで近づいてきたディアボロスたちが「それ」を目にしたのは、直後のことであった。
ひと抱えほどの羊のぬいぐるみが、突如として飛び出した。それは瞬く間に増殖し、虹色に輝いて宙を舞う。
「うわ、なんだありゃ!」
幸児は思わず人の姿に戻って、目を見開いた。
なんだと言ってはみたが、それが萬のパラドクスだということは承知している。
「萬さんは、先に行ってしまったのだな」
同じく猫から転じた喩嘉が、袍の埃をはたきながら目を細めた。
「あぁ。でも……安心もした」
死の瞬間にはあまりにもそぐわない、陽気に舞い踊る虹色の羊たち。
「……俺の知ってる萬が、ここにいるってわかったからな。
外の連中を蹴散らしてすぐ行くから、待っててくれなぁ!」
と、幸児は拳を突き上げる。
ディアナも、羊たちには苦笑するしかない。
「明らかに天使のものじゃない虹色の光が見えるんだけどぉー?」
辺りはにわかに騒がしくなり、そのエンジェルポリスどもも動き出したようだ。
「どうやらエンジェルポリスは、目的のビルの正面と裏手で、二手に分かれて配置されているみたいだね」
偵察によって知り得たバリケードやパトカーの配置を地図で確認して、雪人は「ふむ」と口元を曲げた。
「万が一にも、誰ひとりとして逃さないというつもりなのかな……。
もっとも慌ただしくなってきたみたいだから、配置がそのままとも限らないけれど。
「まぁ、空飛ぶゲーミング羊が現れれば、敵も愕然とするだろう」
樞はクックッとひとしきり笑ったのち、目を細めて、
「……過去は忘れて失くしても、今日へと続くピースだ。
それが悲劇であれ何であれ、叶う限り、己の納得のいくものにならんことを」
祈るように歌うように声を発した樞は、杖を手に、エンジェルポリスどもに狙いを定めた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【猫変身】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV3が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
「私の世界に、勝手に入ってくるとは……!」
レリエルは憤慨して振り返った。
「ディアボロスめ」
その背後からはナイフが繰り出されたが、レリエルは硬化した翼でそれを易々と弾き返した。
逆に、翼は男の腕を深々と斬り裂く。
「はぁ……なかなか予定はうまくいかないものですね。あなたが生き残っていることも、また」
レリエルは男に向き直る。
なに、予定はすぐに修正できる。
「なんだ! あの羊は!」
色鮮やかな羊の群れを目にしたエンジェルポリスどもは、にわかに騒然とした。ある者は無線機を手に取り、
「不審者を、探せ!」
と、声を張り上げる。
「どうする、レリエル様には……?」
同僚が問うてきたが、
「馬鹿野郎! 周辺の警戒は我々に任されている。このような不手際で、レリエル様の手を煩わせるわけにいくか!
とにかく不審者を捜すんだ! 巡回している連中も全員、呼び戻せ!」
そう怒鳴り返され、雑居ビルを囲んでいたエンジェルポリスどもは、その警戒網の中に入り込んだ者がいると考え……それは半ば正解であり、半ば誤解でもある……目を血走らせて探し回る。
そのせいで、気づかなかったのだ。
自分たちがその外側から、すでに複数のディアボロスたちに迫られていることを。
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
人の命を好き勝手に刈り取るだなんて、天使どころか、まるで死神のようですね
萬の未練を果たせるよう、出来るだけの援護をしましょう
仲間からのパラドクス通信や萬の七色羊を追って、雑居ビル周囲の大天使の位置を特定したら
仲間と攻撃タイミングを合わせ奇襲を仕掛けます
大層な警戒線を敷いているようですが、位置さえわかればどうとでも対処できますよ
宙に展開した鍵盤でヒロイックシンフォニーを演奏
サーベルにマスケット銃を携えた英雄の幻影を喚び、エンジェルポリスへ斬りかかれと指揮します
体力が低い者を優先して集中攻撃し、各個撃破で数を減らします
仲間と声を掛け合い、死角を補い合うように動きましょう
少数の敵が散開しているなら、より戦いやすいですし
大人数が一か所に詰めているなら、端から集中攻撃で防衛線に穴をあけてやります
反撃には魔力障壁を展開して急所を避けて受け流します
人海戦術が得意なら、削って減らしていけば良いだけのこと
人を好きに狩って楽しんでいたのでしょう?
狩られる立場になった感想は如何ですか
孫・リア
私も新宿島に流れ着いく前の事はすっかり忘れていた。
けど今回の萬殿と同じように電車が来てそれで私の死の歴史は覆った。
全ては助けられない……歯がゆいし悔しいけど……ここで萬殿の死の歴史覆すわよ!
パラドクス通信やみんなが変身した猫や蝙蝠やカラスや……七色に輝く羊を確認後お巡りさんの天使達に気づかれないように隠れて待機。
みんなとタイミングを合わせて奇襲!いくら天使でもいきなり上から槍が降ってきたらびっくりするし避けられないわよね〜?人海戦術してても上からの奇襲に対処できるかしら?
『槍雨』でエンジェルポリス達を上から幻影の槍と共に私も槍を持って滑空!倒しきれなかった天使に向って突撃したあと槍と偃月刀を使ってエンジェルポリス達を皆と協力して減らしていくわよ!
しかしヤクザって人達とポリス……警察の人と仲悪いんだったけ?それでもエンジェルポリス達のクロノヴェーダ正義を遂行させるわけにはいかないわ!
さてここを突破したら……いよいよ……うん!萬殿の羊もやる気満々ね!
【アドリブ共闘歓迎】
「あれは……リア!」
「えぇ。そりゃあ見えたわ。あれだけ目立つんだもの」
バリケード代わりにされていたパトカーの陰に潜んでいた、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)が振り返った。
呼びかけられた孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)は思わず笑みをこぼしながら頷く。彼女は、側に立つビルの陰からそれを見ていた。
エンジェルポリスどもの動きが、にわかに活発になる。
「このような不手際で、レリエル様の手を患わせるわけにいくか!」
無線機を片手に怒鳴るエンジェルポリスの声が耳に入り、ソレイユは顔をしかめる。
「レリエル……人の命を好き勝手に刈り取るだなんて、天使どころか、まるで死神のようですね」
「そうね。でも、ここを突破すれば、いよいよ……うん! 萬殿の羊も、やる気満々ね!」
リアは上空を見上げ、またしても頬を緩めてしまう。
「えぇ。行きましょう」
ふたりは呼吸を合わせ、警官どもの前に飛び出した。エンジェルポリスどもが取り巻く、目の前にある5階建てのビルが目的の建物だ。ふたりはちょうど正面から、襲いかかる格好になった。
「なッ……!」
不意を打たれた敵が無線機から手を離すよりも速く、朱塗りの馬上槍『万紅』を握りしめてリアは高く高く跳躍する。その身体が空中に留まっている間に、槍は無数に分裂して敵群へと降り注いだ。
「いくら天使でも、いきなり上から槍が降ってきたらびっくりするでしょ!」
「ぐわッ!」
その警官は胴と太股とを貫かれて絶命し、また傍らにいた警官も頭蓋を粉砕され、切り倒された樹木のように大の字に倒れた。
「て、敵だ! ディアボロスだ!」
「たいそうな警戒線を敷いているようですが、位置さえわかればどうとでも対処できますよ」
ソレイユが両手にはめたグローブのスイッチを入れると、空中に半透明な鍵盤が浮かび上がった。
大きく息を吸い込み、まずは大きく一音。
「……萬の未練を果たせるよう、できるだけの援護をしましょう」
その指先が鍵盤の上を踊り出すと、勇壮な楽曲が辺りに響き渡った。雄々しき楽曲は英雄の幻影を生み出す。
英雄はマスケット銃を発射してエンジェルポリスを打ち倒し、
「さぁ、斬りかかれ!」
というソレイユの声に、サーベルを抜いて敵群に躍りかかった。
敵は取り囲んで押さえつけようとするが、その腕を英雄は斬り飛ばした。
「人を好きに狩って楽しんでいたのでしょう? 狩られる立場になった感想は如何ですか?」
「黙れッ! 貴様らもあのヤクザども同様、治安を乱す不逞の輩だな! 撃ち殺してやる!」
警官どもは英雄から逃れながら、ソレイユ自身を狙って押し寄せてくる。
しかしそこに、
「そこも、気をつけてね。……槍の雨が降るから!」
今度はリア自身も、雨のように降り注ぐ槍とともに滑空し、警官どもに躍りかかった。
肩を貫かれて悶絶する敵兵の胴を、偃月刀で薙ぎ払う。
「ヤクザって人たち、ポリス……警察の人と仲悪いんだっけ?
……あぁ、遊侠のこと? そんないいものじゃない?
まぁそれでも、エンジェルポリスたちの、クロノヴェーダの言う正義を遂行させるわけにはいかないわ!」
「だまれ! 逮捕……いや、刑を執行してやる!」
「裏手の連中も、こっちに集まれ! 巡回している連中も、さっさと呼び戻せ!」
リアは偃月刀を回して放たれた銃弾を弾き返したが、避けきれなかった1発が太股をかすめた。
それでもリアは、「馬上ならば関係ないわ」と、無双馬『星星』にひらりと跨がる。
「私も、『新宿島』に流れ着く前のことはすっかり忘れていた。
でも、萬殿と同じようにパラドクストレインが来て、私の死の歴史は覆った。
すべては助けられない……歯がゆいし悔しいけれど、萬殿の死の歴史は、ここで覆すわよ!」
愛馬の胴を蹴り、リアは再び敵群へと突進する。
「えぇ。防衛線に、穴を開けてやりましょう」
ソレイユの調べはいっそう力強さを増し、辺りに響き渡る。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】がLV2になった!
【影忍び】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
守都・幸児
※アドリブ・連携歓迎
さあ、蹴散らすぞ
俺は喩嘉と一緒に裏手側に回る
さっきの哨戒で物陰の位置は把握できてるから、ぎりぎりまで隠れて接近し
表の騒動で浮足立ってる連中を奇襲
確実に仕留めていくぞ
俺の使う技は「フェイタルストライク」
藍鬼拐にパラドクスを乗せて
全力の一撃に【命中アップ】を重ねながら【ダメージアップ】も乗せて確実に敵に叩き込む
敵も警棒を使うみてえだからちょうどいい
両腕の拐で防ぎながら打ち返してやる
なんかさっき刑を執行とか言ってる奴がいたが
警官は刑を執行する仕事じゃねえだろうが
平安生まれの俺でも知ってるぞ
やっぱてめえらまがい物だなあ
遠慮なく叩き潰せる
知ってるか
警官のふりして民を騙すのも、この時代じゃあ罪になるらしいぞ
このへんは建物が密集してるし物陰も多いから
哨戒時の情報を頼りに不意打ちや打ち漏らしがねえように気をつける
一緒に行動してる喩嘉がPOWで狙われていたらディフェンス
ああ、萬のところへ行こうっ
届くかどうかわからねえが、大将への挑発も兼ねて
でかい声で呼びかけてみるかな
萬ー、今いくぞーっ
喩・嘉
※アドリブ歓迎
敵群に合流されると厄介だからな。
俺はビルの裏手に向かって、そこから敵を倒して中へ入ろう。
敵が混乱しているときに不意をついてやれば、効果的な攻撃ができるだろうか。
正面側でソレイユとリアの攻撃が始まり、
裏手に配備されていた敵も騒ぎ始めたタイミングを見計らって奇襲をかける。
羽扇を振るい、麒麟を召喚。『麒麟輝計』を使用する。
奇襲の段になれば、もはや隠れる必要もないからな。
むしろ最高に目立って混乱させてやる。
麒麟を指揮し、存分に敵を蹴散らしてもらう。
共に行動している幸児がWIZで狙われていたらディフェンス。
さて……いよいよ、萬さんの元へ向かおうか。
雑居ビルの周辺はにわかに騒がしくなり、怒声と銃声とが轟き渡る。
「な、なんだッ!」
ビルの裏手を見張っていた警官どもにも、にわかに緊張が走る。
「ディアボロスどもの襲撃だ! こちらも苦しい! 応援を!」
「わかった!」
警官どもは無線からの要請に応じ、警棒を手にして駆けだしていく。
ところが。
ビルの隙間から突如として光が発せられたかと思えば、眩い光の塊がそこから飛び出して、横合いから警官どもに襲いかかった。
「此岸に麒麟至りて」
喩・嘉(瑞鳳・g01517)が羽扇を振るうと、大地を破ってその瑞獣は現れたのである。
「角は他者を傷つけぬよう肉に被われ、草や虫を踏まぬようその脚は雲に乗って宙を駆けるともいう麒麟だが……お前たちを相手には、違うぞ」
角はエンジェルポリスどもを跳ね飛ばし、千里をも駆ける神速の脚は、次々と敵を蹴散らしていく。
「ぐあッ!」
「ぎゃあッ!」
不意を突かれた警官どもは、為す術がない。
「合流されると、厄介だからな」
羽扇で口元を隠し、笑みを浮かべる喩嘉。
「おのれッ!」
同僚たちがさんざんに蹴倒された後で、警官どもはやっと立ち直った。警棒を振り上げて襲いかかるも、やはりその横合いから守都・幸児(祥雲・g03876)が躍りかかる。
「なにッ!」
警官どもが向き直るよりも早く、幸児の『藍鬼拐』が襲いかかる。
「そこだッ!」
顎がガラ空きである。フッと鋭く呼気を発した幸児は、渾身の力で拐を叩きつけた。鬼の膂力をもってしても、折れることのない拐である。代わりに折れて砕けたのは警官の顎であった。
「こ、ここにもディアボロスが……ッ!」
顔をひきつらせた警官が、幸児に警棒を振り下ろす。しかし幸児は拐をくるりと回してそれを弾き、脇腹に深々と得物を食い込ませた。砕けた肋が臓腑を貫く手応えがあった。
「何をしている、早く……!」
警官どもの無線機からは怒鳴り声が聞こえるが、
「こっちにも敵だッ!」
ふたりと相対する警官は怒鳴り返し、無線機を引きちぎった。
「犯罪者を相手に、怯むな! 一斉に飛びかかれッ!」
敵群はその指示に素早く展開してふたりを囲んだが、喩嘉はそれを睥睨して不敵に笑う。
「いいだろう。もはや隠れる必要もない。むしろ、存分に蹴散らしてやろう」
「ほざけッ!」
警官どもが、警棒や手錠を手に一斉に飛びかかってくる。
「喩嘉!」
「あぁ」
しかしふたりは互いに背を向けあって敵を迎え撃った。
幸児に手錠をかけんとしていた警官の腕を喩嘉の『赤華刀』が斬り落とし、喩嘉の頭に振り下ろされようとしていた警棒を幸児の拐が纏めて薙ぎ払う。
「なんかさっき、刑を執行するとか言ってる奴がいたが……それは警官の仕事じゃねぇだろうが。
そんなことは、『平安鬼妖地獄変』生まれの俺でも知ってるぞ!」
「黙れッ! 我々天使が法を執行すれば、それでよいのだッ!」
すると幸児は、呆れたように嘆息した。
「ふぅん……やっぱてめぇら、まがい物だなぁ。だったら遠慮なく叩き潰せるぞ!」
と、得物を叩きつける。
「ぐふ……ッ!」
悶絶する警官どもを見下ろし、
「知ってるか? 警官のふりをして民を騙すのも、この時代じゃあ罪になるらしいぞ」
「う、うむむッ!」
警官どもはたまらず、雑居ビルの正面へと退いていく。しかしそちらのエンジェルポリスどももソレイユとリアとによって散々に蹴散らされており、両者は逃げ道を求めてぶつかり合う格好になった。
「くそッ、なんてこった!」
街を巡回していたパトカーに乗っていた連中が戻ってきた。しかし、
「捕吏を騙る天使どもには、瑞獣の裁きを下してやろう」
麒麟がパトカーごと、警官どもを吹き飛ばす。
ソレイユの奏でる勇壮な楽曲のもと、幸児とリアとは残った警官どもを蹴散らし、地に沈めていった。
「さて……いよいよ、萬さんの元へと向かおうか」
喩嘉が雑居ビルを見上げる。
「あぁ、行こう!」
幸児が見上げた、そのとき。事務所の窓におびただしい血が飛び散って、ガラスの全面を真っ赤に濡らした。
届くかどうか、わからない。それでも幸児は声を張り上げる。
「萬ーッ! 今、行くぞーッ!」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
喩・嘉
※アドリブ歓迎
下から、窓ガラスが赤くなった様子は見えていたから、覚悟は決めていたが
運命に決められたように一歩間に合わない、というのは……辛いものだな
萬さん、大丈夫ですか
そう声をかけながら敵の様子をよく観察
狭い建物の中で大技は繰り出しにくい
であれば、直接攻撃するのみ
敵の行動から隙を見つけて『蓮弁散華脚』で高速の蹴りを叩き込む
人型をした敵は、どこが急所かわかりやすくていいもんだ
萬さんか幸児がWIZで狙われていたらディフェンス
救えぬ命は悲しいが、萬さんの死の歴史だけは、覆す
俺の得意とする技能を敵も使ってくるようだ。うまく立ち回って押さえ込もう
敵の言葉の矛盾点などを突くことで仲間への攻撃を軽減
すべてが終わったら
レリエルに肉体として奪われていた者を含め
この場で命を落とした者を可能な限り弔いたい
伏見・萬
(連携アドリブ歓迎)
必要に応じ、仲間をディフェンス
おう。元気っちゃあ元気だ。くたばってンのは変わらねえがよ
…有難うなァ
…実際、他の奴が想像してるより気楽なモンだ
無くしたモンを憶えてねェから嘆いた事はねェし、一度くたばらなきゃ手に入らなかったモンも多い
それについちゃァ、てめェに感謝してもいいかもな
…だが、てめェが「生きてた俺」から取り上げたモンは…俺の命と記憶以外は、俺のモンじゃねェ
そこは、落とし前つけとかねェとなァ
仲間と声を掛け合い連携
【生命に夜が降る】使用、相手の身体に傷をつけずに命だけを刈り取る技
動く死体も同じ技で倒していく
自分の負傷は気にせず攻撃優先、手早い撃破で被害を抑える
仲間が狙われたら庇いに入る
今の仲間まで、てめェに傷つけさせたりしねェよ
戦闘後、死者を弔う
俺を知ってたんだろう奴ら、思い出せねえが覚えておくぜ
俺の…兄貴分だの弟分だの、だったのかね。酒は好きか?(自分のスキットルを置き)
あの、暗くて冷たいとこで待っててくれ
いつかまた、そこで会えるだろうさ
…帰ったら、飲みに行くかァ
ディアナ・レーヴェ
※血の海に沈んだ中に知った顔に似た誰かを見た気がして、一瞬「おや?」という顔はするけど、まあ今はそこに気を取られてる場合じゃないか。
軍人だからね、今更戦場の死体に特別な感傷を示したりはしない。
…しない、けど――
「やっほー伏見、元気に戦ってたかしら!」
それでもやっぱり、憤っている友人のために何かしてやりたいって思うのは当たり前のこと。
普段通りに笑ったら、その決着の援護役として動きましょう!
ほら、死んであなたが手にした縁が勢揃いで支援に来たわ!
生きてた頃の分まで纏めて、ニ倍パワーでぶちかましちゃって?
ここで倒れてる彼らの顔、また覚え直せるくらいの隙は作ってあげるから。
……さて。
狭い場所だし砲撃よりは、と火砲を手に【Umarmung】で突っ込むわ。
敵の動きを鈍らせること、仲間達が合わせやすいよう派手に引き付けることを重視していく。
反撃?気合と痩せ我慢で無視するわよ!!こんな翼の一対や二対、増えたって今更よーっ!
(※漂着のタイミングでデーモンになったので!)
守都・幸児
※アドリブ歓迎
皆と合流したら、扉を蹴破る勢いで一気に突入するぞ
わかっちゃいたが、助けたかったなあ
萬の…きっと大事だったんだろう縁者たちを
だがすぐ気持ちを切り換えて、萬を助けるために敵に集中する
だからでかい声で言うぞ
萬、助けにきたぞっ
俺の使う技は「平」
結界の壁で、本来なら敵を押し潰す技だが
今回は敵の刺突や斬撃を受け止め
操られた遺体が皆を、特に萬を傷つけねえように押し留めるための壁として使う
萬が余計なことに煩わされずに…なるべく遺体たちを手にかけずに、あの羽野郎をぶちのめせるようにな
萬と喩嘉がPOWで狙われていたらディフェンス
敵の攻撃は可能な限り結界で受け止める
例え夜を染める翼って技で翼を増殖させられても食い千切って耐えるぞ
こんなの痛くねえ
萬やここの犠牲者たちはもっと痛かったはずだ
周囲の遺体もなるべく傷つけねえように気をつけて戦う
ここはてめえの世界なんかじゃねえぞ、羽野郎
萬の居た場所だ
終わったら
俺も犠牲者を弔うのを手伝うぞ
萬になんて言葉かけたらいいかわからねえが
心配だからこっそり顔覗いてみる
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
血に染まる窓を見るに、急いだ方が良さそうですね
階段を駆け上がり、仲間と共に萬の元へと向かいます
事務所の方を救命できなかったのは忸怩たる思いですが
今は萬が生きて、本懐を遂げる事を第一に考えましょう
伴奏は任せてください
宙に展開した鍵盤で「福音」を演奏
聖なる光を剣と束ねレリエルへと飛ばし貫きます
仲間の攻撃タイミングに合わせ、同時多方向から攻め込めるよう立ち回ります
反撃には魔力障壁を展開して直撃を避けるよう受け流します
視界を塞げば心を操れるとでも思いましたか?
私を惑わせたいなら、まず聴覚を塞ぐべきでしたね
誰かに攻撃が集中するようであればW技にはディフェンスに入り負担を分散
もうこれ以上、誰も倒れさせはしません
レリエルが弱ってきたら萬の援護に留め
決別の一撃は萬の手で
あまりヤクザという職種に詳しくないのですが
彼らの仲間意識は血のつながった親子兄弟以上に強いのだと聞きました
記憶を失っているとしても、萬と事務所の仲間達の絆は繋がっているのではないかと思います
埋葬するなら、私も手伝いましょう
孫・リア
皆と合流して部屋に突入!……萬殿の大切な人たちは助けられないけど……あの大天使は倒して萬殿の死を覆すことはできるわよ!
皆と連携して『狐舞』で相手にとびかかる!視界を覆うような羽根は私の増えて生えたオーラの狐の尾と偃月刀と槍で薙ぎ払うわ!そんな羽根でそしてそんな言葉で私を惑わせると思わないでね!惑わしたとこで皆がいるんだからそんなの怖くないわよ!
そして誰かを……特に萬殿を攻撃しようとするならオーラの狐の尾をぶわっと大きくして目の前でガード!そして私も前に出て攻撃する矛先を変えたりタイミングをなくすわ、そうして立ち回って攻撃して相手を弱らせて……萬殿!行けるかしら?さぁトドメさしちゃって!!
終わったら可能な限り丁寧に死者の方々を弔いましょう……
そして……萬殿なら大丈夫だと思うけどやっぱり心配だから萬殿の様子を少し伺うわよ
【アドリブ共闘歓迎】
十野・樞
皆と合流し突入
敵の注意を分散するためにも
部屋への入口が複数ありゃ二手あたりに別れ多少の時間差で殴り込みてえところ
三階くらいなら助走つけて跳びゃ窓からも突入できるかね
守都殿と同様に扉を蹴破る勢いで
伏見殿、無事か!
土手っ腹に穴が開いちまうと、そこから折角の夏酒が流れちまうぞ!
今年のはなかなかだ、勿体ねえことはしねえよな?とスキットル投げつつ発破をかける
不謹慎だが気付けにはなるだろうさ
同期にパラドクス展開
Aequat omnes cinis――灰になっちまえば人に違いなんてねえ
ただ、傀儡になってるのは伏見殿のかつての仲間だ、
その際は叶う限り足留めやその自由を奪うように使用
盛大にあらゆる死角から不可視の刃をぶちかますのは親玉だけに
皆と連携し死角なきよう注意
SPD攻撃を受ける者にディフェンス
仲間、か
……たとえその各々の個人を忘れちまっていても
長く連んでりゃ戦いの癖やら物事の見方割り切り方に、少しずつその影響が滲み出てきちまうもんだ
そんな奴らの面影でできたピースが何処かにある、と思っとけばいいさ
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
仲間と共に急ぎ現場へと向かおう。
踏み込むと同時、素早く室内を見渡し状況を確認する。
惨状に顔をしかめつつ、それでも、それでも萬が無事であるならば、
俺達にはまだ出来る事があるのだ。
大切な仲間の死の過去を、皆の手で覆す!
【パラドクス通信】で仲間と連携し戦いたい。
倒れる者のないように、状況に応じて仲間を庇う。
『真理の矢』のパラドクスを使用。
レリエルの動きと、皆の位置を確認しつつ、クダ吉を密かに放つ。
羽で視界を奪われようとも、どれだけ心抉るような言葉を投げかけられようとも、
【パラドクス通信】越しの声が、皆の無事を知らせてくれる。
心は決して折れはしない。
炎の呪符で羽を燃やして敵の注意を引き付けつつ、
俺の行動はあくまでも囮、本命の攻撃はクダ吉だ。
パラドクスの力を込めて、死角からレリエルの影へと喰らいつく。
敵の動きを縛り、仲間の攻撃へと繋げよう。
戦闘後、改めて現場の様子を確認する。
俺もまた、犠牲者を弔う萬を手伝いたい。
萬と共に生き、萬と共に戦った彼ら。
その魂がどうか穏やかであるように。
誘い飲み込む夜『レリエル』が硬化した翼を広げると、それは大天使に斬り掛かったヤクザたちの全身をズタズタに斬り裂いた。
まさに、一瞬のことである。人間の体内にどれほどの血液が流れているのかを示しながら、事務所の白い壁も本皮のソファも赤く染まった。
ディアボロスとなり立ち向かった伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)であったが、大天使はその全身を容赦なく斬り刻み、事務所の窓にはおびただしい血が飛び散って、ガラスの全面を真っ赤に濡らした。
「ひとりとして、あなたたちを生き延びさせるわけにはいきません。死になさい」
そう言って、大天使は翼を繰り出してきたが……。
「……ッ!」
萬はコンバットナイフを振り上げ、それを食い止めた。すぐに体勢を立て直し、大天使と向き合う。
「馬鹿な、瀕死のあの状況から……いえ、違いますね」
驚きでのけぞった大天使が、萬を覗き込むように首をかしげた。
「……あぁ、『ここ』に現れるわけか」
先ほどまでの萬は『新宿島』へと漂着する前の萬。そしてこの萬は「今」の萬である。
萬は息を吐き、あたりを見渡した。相変わらずはっきりとした記憶には残っていない室内だが、眼の前の敵が胸糞の悪い敵だということは、わかる。
「私の世界に侵入したところで、同じことです。『また』殺してあげましょう」
天使の翼と鈍色の刃とが、激しくぶつかり合う。
肩を裂かれた萬であるが、わずかに口の端を持ち上げて笑い、
「できるかな? 俺を放っておかない、ありがたい連中がいるからなァ」
階段を一段とばしに駆け上がり、ディアボロスたちは萬の元へと急いだ。
「萬、助けに来たぞッ!」
「やっほー伏見、元気に戦ってたかしら!」
ドアを蹴破らんばかりの勢いで、守都・幸児(祥雲・g03876)が飛び込んできた。いや実際、激しく開かれたドアの蝶番はねじ曲がってちぎれ、扉は斜めに傾いた。
ディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)も後に続き、どこかしら見覚えがある気がする男が倒れていた気もするが、すぐに気を取り直して萬に近づく。
「萬さん、大丈夫ですか」
喩・嘉(瑞鳳・g01517)も彼をかばうように立つが、萬は苦笑交じりに、
「おう。元気ッちゃあ、元気だ。くたばってンのは、変わらねぇがよ」
と、前に進んで彼らと並ぶ。傷つき倒れた、かつての自分とは違う。英気は心身に満ちている。
室内の有り様は、予想していたこととはいえ凄惨なものであった。
「これは……ひどい」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は立ち上る血の臭い……まだ温かささえ感じる……に顔をしかめた。
「覚悟は決めていたが……運命に決められていたように一歩間に合わない、というのは……辛いものだな」
「わかっちゃあいたが……助けたかったなぁ。萬の、きっと大事だったんだろう縁者たちを」
喩嘉は羽扇を弄ぶことも忘れて嘆息し、幸児も壊れたドアノブを投げ捨てて、強く奥歯を噛みしめた。
ディアナも無言であった。彼女は軍人である。戦場で、遺体など山と見てきた。いまさら、特別な感傷など表に出しはしない。
「しない……けど」
「私の世界に、よくもズカズカと……」
不愉快そうに、どこから漏れているのは知らないが、レリエルは大きく息を吐いた。
「さっさと殺してしまうべきでした」
と、萬を振り返る。
「残念だったな」
前髪の間からのぞく萬の鋭い眼光が、レリエルを射抜く。
それに触発されたように、レリエルの羽が大きく広がる。大天使が今にも襲いかからんとした、そのとき。
敵の背後、鮮血に濡れた窓ガラスが割れて飛び散った。
「伏見殿、無事かッ!」
助走をつけて跳躍し、飛び込んできたのは十野・樞(束の間の・g03155)であった。ディアボロスだからできることである。
樞の詠唱に応じて、異界の祭祀書が喰らい封じた魔導が不可視の刃となってレリエルに襲いかかった。敵はそれをかいくぐろうとしたが、次から次に、無限とも思えるほど死角から襲いかかる刃に、白い羽は赤く染まりながら飛び散っていく。
「伏見殿、土手ッ腹に穴が開いちまうと、折角の夏酒も流れちまうぞ!
今年のは、なかなかだ。そんな勿体ないことは、しねぇよな?」
樞は笑貌を見せながら、萬にスキットルを放った。
「おう」
萬は口の端を持ち上げてそれを受け取り、尻のポケットに収める。
「こいつは、あとのお楽しみだ」
「萬殿の大切な人たちは助けられなかったけれど……あの大天使は倒して、萬殿の死を覆すことはできるわよ!」
「えぇ。今は萬が生きて、本懐を遂げることを第一に考えましょう」
孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)もソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)も、忸怩たる思いではあるが、その元凶を討ち果たすことだけを考える。
雪人もクダギツネの隠れた竹管を手にしながら、声を張り上げた。
「俺たちには、まだできることがある。大切な仲間の死を、皆の手で覆す!」
「おおッ!」
「えぇ!」
応じた声が、全員から挙がった。
「散った羽根の枚数分、切り刻んであげましょう。私の世界に邪魔をしに来た以上、生きて戻れるとは思わぬことです」
慇懃に、しかし怒気をはらんで、レリエルは魔力の籠もった言葉を発する。
すると、組員たちの骸が蠢き始め、千切れ飛んでいた肉塊も奇妙に融合を始めて起き上がってきた。
血塗れの手が樞に伸び、力任せにこめかみを打った。
「灰になっちまえば、人に違いなんてねぇ」
そう言う樞ではあるが、だからといって割り切るには躊躇した。
「傀儡とはいえ伏見殿のかつての仲間だからな……!」
杖を掲げた樞は障壁で、さらに伸びてくる腕を弾きつつ跳び下がる。一筋の血が、頬に垂れた。
「……有難うなァ」
萬は割って入り、骸の心臓に触れた。生命力を刈り取られた骸は崩れ落ち、さらに踏み込んだ萬は大天使の腕を掴んだ。
大天使は足元に開いた暗い穴に飲み込まれるような感覚を覚え、よろめく。
「今の仲間まで、てめェに傷つけさせたりしねェよ」
「言うのは、簡単ですが」
襲いかかる傀儡はさらに数を増し、彼らを囲む。
「任せろ!」
幸児は懐から紙片を取り出すと、それを宙に向けて放った。
萬が余計なことに煩わされぬよう……気にしてはいないというが、それでも遺体に手をかけずに、
「あの羽根野郎をブチのめせるようにな!」
見様見真似とはいうが、四方に散った紙符は結界を作り出し、組員たちの骸を押しのけた。
「狭い場所だから、砲撃よりは、ね……ッ!」
その間にディアナは、『火砲』をまるで槍のように構えて突進する。
『火砲』の電気制御機能は暴走し、バチバチと火花を立てている。激しい放電にディアナの髪は逆立ち、全身もビリビリと痛んだ。
それでもディアナは口の端を持ち上げて、
「そう……一緒よ。破滅も痛みも、なにもかもッ!」
「ぐおおおおッ!」
電流の大渦に巻き込まれたレリエルの翼が、大きく膨らむ。そして、焼け焦げていく。翼はレリエル自身の肉体でもある。大天使は悶絶し、震える声で叫んだ。
しかし、
「死は、あなたに降りかかるものですよ!」
レリエルは再び骸たちを呼び起し、それらは萬を襲う。そして自身は硬化させた翼を広げて、飛びかかってくる。
「させるか! 防げ、塞げ、平らげるまでッ!」
幸児は再び紙符を放って結界を作り、傀儡たちやレリエルを押し返す。
レリエルを叩きつけた壁が崩れ、もうもうと粉塵があがった。
「まったく……鬱陶しい!」
結界と粉塵を突き破って、レリエルの羽根が飛んできた。
それは、ほんの数本。1本がディアナの肩に、そしてもう1本が幸児の腕に刺さっただけであったが……。
羽根はその体内で増殖し、幸児の腕は爆発したかのように、ディアナの肩からは新たな翼が生えたかにさえ見えた。
おびただしい鮮血に染まった、真紅の翼が。
それでもディアナは、ゆっくりとした動作で帽子を被り直し、笑う。額から、脂汗がにじもうとも。
「こんな翼の一対や二対、デーモンになった私には増えたって今さらよ!
伏見! ここで倒れてる彼らの顔、また覚え直せるくらいの隙は作ってあげるから!」
「おう、こんなのぜんぜん痛くねぇ! 萬や、ここの犠牲者たちはもっと痛かったはずだ!」
幸児は腕から生える羽根を噛みちぎり、ペッと吐き出した。血まみれの手で、再び紙符をつかみ取る。
「そのとおりだ」
袍の裾を翻して、喩嘉が跳んだ。
「救えぬ命は悲しいが……萬さんの死の歴史だけは、覆そう!」
どこからともなく蓮弁が現れて、辺りに散った。
さらには、軽やかな旋律が辺りに響く。
「伴奏は任せてください」
宙にピアノの鍵盤が表示されている。グローブをはめたソレイユの長い指がそこを踊ると、幸いあれと鐘は鳴る。
「蓮弁をして時を成さしめ、蓮弁を操り時に触れる」
胸板を狙って繰り出した喩嘉の蹴りを、レリエルは両手を交差させて受け止めた。しかし喩嘉は袍を翻して空中で回転し、続く蹴りを膝に命中させた。蹄のように硬い金の沓(くつ)が、大天使の膝を砕く。
支えを失ったレリエルの身体は、横倒しに倒れた。
「ぐッ!」
「狭い建物の中では、大技は繰り出しにくいからな。人型をした敵は、どこが急所かわかりやすくていいもんだ」
などと、大天使を見下ろして喩嘉は嘯く。
「おのれ……!」
壁に手をつきつつ立ち上がったレリエルであったが、体勢を立て直す時間など与えぬとばかりに、リアは打ちかかった。
ソレイユの奏でる調べはさらに豊かな音色となり、リアの体さばきはその音色に合わせて踊っているかのよう。
「どう? 素敵な曲とダンスでしょ?」
と、リアは微笑んだ。
「いいえ。つくづく不愉快ですよ!」
レリエルの全身が大きく膨らんだ……ように見えたのは、その羽根が一斉に襲いかかったからである。
しかしリアは馬手の偃月刀でそれを薙ぎ払い、弓手の槍を繰り出しては飛び来る羽根を刺し貫く。
避けきれぬかと思えたときには、オーラ操作によって生やされた狐の尾が大きく膨らんで、羽根を受け止めた。
「むむ……!」
「見惚れちゃう? けど、それが命取りよ!」
「光あれ、恵みあれ、幸いあれ!」
笑みを浮かべたリアが軽やかに地を蹴って一気に間合いを詰めたのと、ソレイユの演奏が一段と激しさを増したのとは同時であった。
その調べは軽やかに跳ねるように、あるいは雷雨のように激しく、そして慈雨のように優しく。福音のごとく聖なる光へと姿を変え、さらに光は悪しき者を貫く剣となる。
一直線に飛んだソレイユの剣と、渾身の力で繰り出されたリアの槍は、レリエルの脇腹を左右からそれぞれ貫いた。
「う、お、お……!」
たたらを踏んで後退したレリエルが、足元の消化器に躓いて尻餅をついた。穴の空いた背広の奥にはどのような肉体があるものか、血が流れてはいないが、相応の傷を負ってはいるらしい。
しかし敵が腰を落としたままでも、迂闊に飛び込むことはできない。
現に、レリエルはその体勢のまま大きく翼を広げ、無数の羽根を放ったのである。
「く……!」
雪人は懐に手を差し込み、数枚の紙片を取り出した。『陰陽符』である。彼がそれを宙に放つと、符は燃え上がって襲い来る羽根を燃やしていく。
しかし、
「その程度で、防げると思っているのですか!」
羽はさらに数を増し、雪人の放った炎を突っ切って襲ってくる。それはついに視界を塞ぐほどにビルの廊下にも事務所内にも渦巻いた。
羽根が空気を叩く音が響く中、レリエルの囁きは奇妙なほどに大きくディアボロスたちの耳朶を打つ。
「お前たちは、なぜこのような者どものために命をかけることができるのです? 民を苦しめてきたヤクザ者ではないですか? この身体の持ち主もまた、脛に傷がないとは言わせません」
その言葉には幾分かの理があり、多分に我田引水に過ぎた。しかし魔力を帯びた羽根はその言葉を殷々と響き渡らせ、ディアボロスたちの精神を蝕んでいく。
「この者たちの仇を打つことなど、誰が望んでいるのです?
……なに、お前たちも、本心ではそれをわかっているのでしょう。だから、『間に合わなかった』」
「く……」
そのうめき声は、傍らの誰が発したものだったか。あるいは、自分の口から思わず漏れていたのか。
しかしそこに、バァンと激しい音が鳴り響く。ソレイユが、鍵盤に手のひらを叩きつけたのである。
「……視界を塞げば、心を操れるとでも思いましたか?」
と、注目を浴びたソレイユは微笑んだ。
「詭弁だな」
それを契機に、喩嘉は反論した。額に汗が滲んでいることに気づいた喩嘉は、悠然と前髪をかきあげる。
「お前が殺したのは、脛に傷持つ者だけではあるまい」
「同じようなものでは? 脛に傷持つ者も、そうでない者も、どちらも人間に過ぎません」
「傷持つとは行い、人間とは形。お前の理屈ならば、人間は皆、傷持つ者ということか?」
「白馬は馬に非ず、よね」
リアが苦笑交じりにかぶりを振った。
白は色、馬とは形。白馬が馬と等しいならば、逆から言えばすべての馬も白馬となるはず。さに非ず、ということだ。
「もっともらしいだけで、論理が破綻してるのよ! 惑わしたところで、皆がいるんだから、そんなの怖くないわよ!」
打ちかかってくるリアの槍を、レリエルは翼を硬化させていなす。
敵はさらに羽根を飛ばしたが、
「私を惑わせたいなら、視界を塞ぐよりもまず聴覚を塞ぐべきでしたね」
ソレイユは魔力障壁を展開させて、その直撃を防いでいった。
「視界を奪われようと、どれほど心えぐる言葉を投げかけられようとも、皆の声が、その無事を知らせてくれる。
決して、心は折れはしない!」
雪人が放つ『陰陽符』を、大天使は、
「そんなもの、効かぬと言っています!」
と、再び無数の羽根で打ち払った。羽根は符の炎を四散させて、雪人へと襲いかかる。
が。
「『クダ吉』ッ!」
この乱戦のなか、雪人はクダギツネ『クダ吉』を密かに放っていた。先ほどからの炎も、すべては囮。敵の目をそちらに惹きつけるためであった。
突進した『クダ吉』が、レリエルの影に喰らいついた。
「この……!」
レリエルは左手で『クダ吉』を引き剥がそうとしたが、
「Aequat omnes cinis……!」
樞が生み出した不可視の刃が、その腕を肩から斬り飛ばした。敵は跳び下がるが、刃は無数に生じてそれを追う。ついに、敵は廊下の突き当りに押し付けられた。
「むむ……!」
腕……のあったところから、再び翼が生えてきた。
「しつこいッ!」
ディアナは飛び込んで、再び高圧の電流を叩き込む。
「さぁ! 死んであなたが手にした縁が、勢揃いで支援に来てるのよ?
生きてた頃の分まで纏めて、2倍のパワーでぶちかましちゃって!」
「萬殿、行けるかしら? さぁ、トドメ刺しちゃって!」
と、リアは羽根を薙ぎ払って活路を開く。
「ディアボロスなどが、私の世界で勝手なことを……!」
「ここはてめぇの世界なんかじゃねぇぞ、羽根野郎! 萬のいた場所だ!」
幸児の結界に押されたレリエルは、たまらず地に伏した。
その前に、萬が立ちはだかる。
宿敵を見下ろした萬であったが、頭を掻き。
「……実際、皆が想像してるよりは気楽なモンだ。無くしたモンを覚えてねェから、嘆いたことはねェしな」
と、口をへの字に曲げる。だが、そのことがかえって痛ましい。
萬は、眉を寄せた仲間たちを気遣うように肩をすくめ、
「一度くたばらなきゃ手に入らなかったモンも多い。……それについちゃァ、てめェに感謝してもいいかもな」
「気に入りませんね、その、見下ろすような物言いは!」
レリエルは激昂し、硬化させた翼を萬の喉に突き立てんと飛びかかった。しかし、萬はその翼をつかみ取り、大天使のどこともしれぬ「目」を睨みつけた。
「だが、てめェが『生きてた俺』から取り上げたモンは……俺の命と記憶以外は、俺のモンじゃねェ。
そこは、そこだけは、落とし前つけとかねェとなァ!」
萬の腕が伸び、大天使の首を掴む。
「……眠れ」
「ひ」
大天使は、己の体が冷えて凍えて、感覚を失っていくことに恐怖した。なんとか身を捩って逃れようとするが、もはや腕に力は入らず、翼は広がらない。
「あああ、ああああッ!」
「……大人しくしておけば、眠るように死ねたんだがなァ」
宿敵を屠ったからといって、記憶が戻るわけでもない。
「思い出せねぇが、覚えておくぜ。俺の……兄貴分だの、弟分だの、だったのかね」
散らばる骸の前に膝をつき、萬は目を閉じた。
萬なら大丈夫……と思ってはいるが、幸児とリアは密かにその横顔を覗き込む。
「……私はあまり、ヤクザという職種に詳しくないのですが。彼らの仲間意識は、血の繋がった仲間以上に強いのだと聞きました。
記憶を失っていても、萬との絆は繋がっているのではないかと思います」
「たとえ、個々人を忘れちまっていても。長くつるんでりゃ、戦いの癖やら物事の見方だの割り切り方だのに、影響が滲み出て来ちまうもんだ。
そんな奴らの面影で出来たピースが何処かにある……そう思っとけばいいさ」
「そう……だな。ありがとうよ、ソレイユ。樞」
顔を上げた萬はそう言って、幸児とリアにも口の端を持ちあげてみせた。ふたりも、表情を輝かせる。
「可能な限り、弔ってやりたいところだが……」
喩嘉が辺りを窺うと、ディアナも頷く。
「残念だけれど、時間はなさそうよ! クロノス級を失った世界が、崩れ始めたわ!」
ディアナの指し示すとおり、彼方のビルから世界が崩壊を始めている。
「構わねェさ。……皆、あの暗くて冷たいとこで、待っててくれ。いつかまた、そこで会えるだろうさ」
と、萬は尻のポケットからスキットルを取り出して、組員たちの骸に酒をこぼした。
「悪いな、樞」
「なに。酒は、飲むにふさわしい者のところにあるものだ」
「ふ。……帰ったら、飲みに行くかァ」
「あぁ。『君に勧む金屈巵(きんくつし)、満酌辞するを須(もち)いず』……とな」
ディアボロスたちはパラドクストレインに飛び乗り、もとの時代へと帰っていく。
萬と共に生き、ともに戦った男たち。
「その魂が、どうか穏やかであるように」
雪人は、その光景を車窓からいつまでも見つめていた。
ひとり、そこに立っている男がいる。血の海の中ではあっても、前髪で目の隠れたその男は、笑みを浮かべて列車を見送っていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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最終結果:成功 |
完成日 | 2024年06月29日 |
宿敵 |
『誘い飲み込む夜『レリエル』』を撃破!
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