リプレイ
獅子城・羽鳥
※連携・アドリブ歓迎
俺もスエニョも極力静か気配を殺してに行動
うわあ……由緒ある生物兵器だな
根性腐れのキマイラならやりそうなこった
一刻も早く治療に取り掛かりたいが、鼠のアークデーモンを逃すのも危険だからこっちから手をつけよう
俺もスエニョも暗い色の外套を着用、暗がりや遮蔽物を利用し《忍び足》で潜入
敵は体長約30cmなのを念頭において
外部への出口や窓、壁の穴と
施設内部の隠れられそうな物陰や狭い場所をチェック
視覚での観察と共に鼠が立てる物音にも注意
【トラップ生成】で周囲に溶け込んだ色のトリモチを大量に設置し、近くに食べかすを散らしておき
引っかかった奴から【謀殺術】で静かに仕留める(主にニードルガン使用)
もちろん罠に嵌まる前に発見した奴も即始末
スエニョも静かに索敵して、発見したら爪や牙で倒してくれ(パラドクスで使う静かな武器に含まれる)
汚い鼠を噛むのは嫌だが我慢してくれ
すぐ後でクリーニング発生させるし、敵を片付けたらうがいさせてやるからな
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
病を利用した実験ですか…
キマイラウィッチの事ですから、復讐の病でも流行らせるつもりなのでしょう
悪事を看過はできませんし、病に苦しむ人々を一刻も早く助けなくては
光学迷彩を使用
姿勢を低くして物陰に隠れながら病人が収容されている建物を観察します
新宿島から持ち込んだサーマルゴーグルで小型の熱源を探しましょう
移動時は極力音を立てぬよう気を付け
小動物の動く音を捉えたら、静かに追跡
30cmの小動物なら通れそうな隙間にも注意して中を確認します
建物の外に居ないなら、窓から中を覗き
床を移動していないか、病人の顔の周囲に何か居ないかを探します
視界に捕らえれば攻撃出来るのが逆説連鎖戦
媒介者を発見次第、宙に展開した鍵盤で「鐘」を演奏し
不可視の使者を喚び撃破します
鼠は故郷でも良い思い出が無いので、正直に言えばあまり近づきたくは無いですが…
直接触れるわけではないので大丈夫、大丈夫
と自分に言い聞かせ素早く駆除していきます
鼠が一匹とは限りませんし、攻撃時の音は出来るだけ絞り
全て駆除するまで警戒は緩めません
「病を利用した実験ですか……」
集落へと向かう道すがら、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は新宿駅で聞いた情報に考えを巡らせた。
「復讐の病でも流行らせるつもりなのでしょうか」
ソレイユの呟きを耳にして、獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)はうわあと顔をしかめた。
「由緒ある生物兵器だな。根性腐れのキマイラならやりそうなこった」
実験内容はまだ不明だが、それをするのがキマイラウィッチとなれば、良い未来に繋がるものではないだろう。妙なものを振りまかれてはたまらない。
「すぐに治療に取りかかりたいところだが、鼠のアークデーモンを逃すのは危険だな。こっちから手をつけるか」
媒介者がギー・ド・ショーリアックの元に戻れば、実験が進んでしまう。そうさせないためには、ここで撃破しておくのが肝要だ。
「ええ。病に苦しむ人々を助けるためにも、一刻も早く鼠を片付けてしまいましょう」
気配を殺し、光学迷彩を使い、2人はひっそりと集落へ潜入した。
傷み放題の家、まったく手の入っていない畑。
吹く風は埃っぽく、動くものは見当たらない。
まるで廃村のような場所を進んでいた耳が、小さな音を捉えた。
いくつも寄り合わされた弱々しいうめき声が、ある建物から漏れている。
サーマルゴーグルをかけ、ソレイユは建物の周囲をぐるりと巡り、観察した。しっかりとした壁、少ない窓。その中に多くの人が詰め込まれているようだ。
(「家ではなさそうですね……倉庫か何かでしょうか」)
考えているソレイユに、羽鳥が手で合図を送る。その示すところではパンツァーハウンドの『スエニョ』が、削れたように空いている壁の穴に、鼻先を突っ込んでいた。人が通るのは難しそうだが、体長30cmの鼠なら抜けられる……というより、恐らくはその鼠が空けたのではないかと思われる穴だ。
近くに寄り耳を澄ませてみたが、穴の向こうからは鼠らしき鳴き声は聞こえない。ただ、うめき声に紛れるように、人にしては軽すぎる足音がたたっと聞こえた。
扉、窓、そして抜け穴。鼠が出入りできる箇所をチェックし終えると、ソレイユは窓から建物の中を覗き見た。
ボロ布を必死に身に引き寄せ、床に転がる病人たち。
その間を……あるいは寝ている身体の上を我が物顔に、大きな鼠が走る。
媒介者は普通の鼠と比べ大きいから目につきやすいのは利点だが……その分嫌悪感も大きい。
故郷で暮らしていた頃も鼠には良い思い出が無いため、正直、あまり近づきたくは無いのが本音だが。
(「直接触れるわけではないので大丈夫……だいじょう、ぶ……」)
唱えるように自分に言い聞かせると、ソレイユは宙にピアノの鍵盤を展開した。VR楽器の音を絞り、演奏するのは【幻想独奏曲「鐘」】。
打ち鳴らされる裁きの鐘が喚び出した不可視の「それ」は、ソレイユが視界に捕らえた媒介者へと静かに忍び寄り、致命的な一撃を与えた。
キーキーと耳に煩わしい鳴き声を上げた媒介者の姿がふっと見えなくなった、かと思うと、建物の外にいるソレイユのもとに空間を超えて襲いかかる。だが魔力障壁に弾かれ、媒介者はあっけなく転がった。
倒し終えても警戒を緩めずにいるソレイユの前に、扉を体当たりで開けた別の媒介者が飛び出してくる。
「1匹たりとも逃しません」
すべてを駆除するとの意志をこめて、ソレイユは再び鐘を表す音色を鳴らした。
ディアボロスの襲撃を知った媒介者たちは、すぐさま逃走を開始した。
寝ている病人の上を横切ると、踏まれた人々が咳き込み、嘔吐し、建物内に苦しげな声が満ち満ちる。けれどそんなものには構わず走ると、媒介者たちは壁に空けておいた穴から外に出た。
だが。
路地を抜けようとした媒介者の足が、粘つくトリモチに捕らえられた。
『(……かかったか)』
パラドクス【謀殺術】のトラップへと誘い込まれ媒介者の動きが止まった瞬間、羽鳥の左手の指先に収納されたニードルガンが発射される。
急所に攻撃を受けた媒介者は、なんとか反撃こそしたものの、その命はそこまでで潰えた。
次に穴からちょろりと出てきた媒介者は、食べカスが散る路地にいつもと違う様子を感じ取ったのか、トリモチの寸前で踏みとどまった。だが、忍び寄っていたスエニョの牙が媒介者へと食い込み、その息の根を止める。
どこか嫌そうな顔をしているスエニョの背を、羽鳥はなだめるように軽く叩いた。
「悪いな。汚い鼠を噛むのは嫌だろうが、我慢してくれ。すぐ後でクリーニング発生させるし、敵を片付けたらうがいさせてやるからな」
言い聞かせる羽鳥の顔を見上げると、スエニョはまた別の媒介者へと駆けていった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
アドリブ連携歓迎
エトヴァ(g05705)とキマッチを満足させるべく演技する
黒死病患者を集めて…また不穏なこと企んでそうだね
患者の回復を先にやりたいけど
先にこっちを片付けよう
媒介者が殲滅される頃にキマッチの前に立ちはだかり
盛大にヨワヨワ演技してあげるよ
ザコっぽく見せるには先ずは強気の宣言から
スネークウィッチ…お前は絶対倒す!覚悟しろっ
…って、アレ?スネーク?タコじゃないの?
蛇と認識してからは、耳が逆立ち、鳥肌と共に尾がブワワッと膨れピンと伸びる
蛇は超苦手
ヒョァ…とわりとガチ目な悲鳴が漏れて、口を押える
え、演技ですよエトヴァさん…と視線で合図するも目が泳ぐ
本来の目的は忘れませんとも
パラドクスで鷹をけしかけるも力は弱めだがこれが全力風に
反撃の蛇を受け
ヒャァァ!とガチ悲鳴でのたうち倒れ伏そう
エトヴァ…死にたく…ない…よ…
手を伸ばしかけるも力なく落ち、物陰に半分隠れるように死に真似…顔はマジ泣きそう
エトヴァと共に血だまりに沈みキマッチが勝利に酔いしれる間に物陰へ【蝙蝠変身】で逃れ消滅演出しておこう
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
ラズ(g01587)と共に
媒介者の駆除が終わった時点で行動
わー悪趣味……と内心に
魔女の復讐が晴れるような演技で行こう
ラズが本気で怖がっていそうなのは好都合
ラズの攻撃に対する魔女の反撃から、庇おうとして蛇を取りこぼす
卑怯者っ……! ラズの苦手な蛇をよこすなんて
っ!? ラズ、ラズ………っ!?
俺が頼りないばっかりに……!
どうして、こんな事に……
まさか蛇使いが出るなんて……
俺がちゃんと調べておかなかったから……!
倒れ伏したラズの下に跪き、悲嘆にくれる
なんて事を……許さない、許さないよキマイラウィッチ……!!
自身の血で作った弾丸をパラドクスで連射し、辺りにぶちまけつつ
逃げるように動き回ってでたらめに連打、弾ける血を被り自分も血みどろに
足りない分はアイテムポケットからこっそり持込んだ獣の血を被る
攻撃を加えるも、反撃で傷を受けて、床に倒れ
盛大に苦しみのたうち回ってみせよう
あぁぁぁ、痛い、苦しい……!
二人で血だまりに倒れて動かなくなる
ごめん、ごめんな、ラズ……
復讐が高笑いに変わるまで
逃げ出そうとした媒介者は、建物を出たところで羽鳥とソレイユに倒されていった。
建物から出てくる媒介者がいなくなると、2人は手分けして、建物内や集落に生き残りがいないかどうかを見て回った。
これでまずは、ギーの実験を妨げることができた。次は……。
「黒死病患者を集めて……また不穏なこと企んでそうだね。早く患者の回復をやりたいけど、先にあっちを片付けよう」
ディアボロスの襲撃を知り、病人の収容施設から出てきたスネークウィッチへと、ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は顎をしゃくった。
「そうだな。魔女の復讐心が晴れるような演技で行こう」
キマイラウィッチの悪趣味なやり口に胸が悪くなりそうだが、これ以上復讐心を強められるのは困る。エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はラズロルとともに、スネークウィッチの前に姿を現した。
ばーんと登場したラズロルは、ザコ感を醸し出すために抑揚控えめの棒読み加減で、
「スネークウィッチ、お前は絶対倒す! 覚悟しろっ」
指さしからの強気宣言……をしたあと、ん? と首を傾げた。
「……って、アレ? スネーク? タコじゃないの?」
「吸盤もないし、名前もスネークだから……残念だが蛇のようだ」
沈痛な面持ちでエトヴァが答えると、ラズロルの耳の毛は逆立ち、鳥肌と共に尾がブワワワワっと膨れ、ピンと伸びた。
「ヒョァ……」
漏れかけた悲鳴を、ラズロルは慌てて口を押さえて止める。
「ラズ……」
本気で心配する様子のエトヴァへと、これは演技ですよとラズロルは視線で合図するけれど、その目は泳いでいる。にょろにょろうじゃうじゃ……全身を這い回り、服の中にまで侵入してくる蛇の感触を思い出すと、全身がぞわぞわしてしまう。理屈じゃない、生理的にダメなのだ。
「あら、蛇が怖いの?」
「怖っ、くない。ホント、全然……」
こちらを見てくるスネークウィッチから微妙に視線を外しつつ、ラズロルは【ラーの眼】に破壊の光を求めた。砂塵の鷹がスネークウィッチへと急降下する。
「これでどうだっ!」
調整して威力を落としているけれど、いかにも全力を出しました風にラズロルは胸を張った。
「なんだ、こんな程度なの。ディアボロスも大したことないわね」
鼻で笑うスネークウィッチは、ラズロルへと呪詛で出来た蛇をけしかけた。
「ヒャァァ!」
本気の悲鳴をあげて逃げようとするラズロルを、蛇は執拗に追い回すと、遂にその牙を立てて呪詛を流し込む。
「Oh、へびぃ……」
蛇に噛まれたショックに、ラズロルはばったりと倒れ伏した。
「ラズ! しっかりするんだ」
エトヴァは倒れたラズロルを抱きかかえ、燃えるような目つきでスネークウィッチを責める。
「卑怯者っ……! ラズの苦手な蛇をよこすなんて」
「ふふっ、素敵な賛辞をありがとう」
スネークウィッチはすっかり上機嫌になっている。
「エトヴァ……死にたく……ない……よ……」
エトヴァの頬に触れようと伸ばしかけたラズロルの手が、不意に力を失い、ぱたりと落ちた。
「っ!? ラズ、ラズ………っ!?」
生命を蘇らせようとするように、エトヴァはラズロルの身体を揺さぶった。その動きで、ラズロルの目に溜まっていた涙がつと頬を滑る。その涙を指に受け、エトヴァはがくりと肩を落とした。
「どうして、こんな事に……まさか蛇使いが出るなんて……俺がちゃんと調べておかなかったから……! 俺が頼りないばっかりに……!」
倒れ伏したラズの下に跪き悲嘆にくれていたエトヴァは、やがてスネークウィッチへと恨みの眼差しを向けた。
「なんて事を……許さない、許さないよキマイラウィッチ
……!!」
自らの血を弾丸と為し、エトヴァはパラドクスででたらめを装って連射する。命中と同時に弾けた弾丸の血はエトヴァへも降りかかった。
「仲間が死んでおかしくなったのかしら」
いい気味、と満足そうに微笑むと、スネークウィッチは受けた傷を返す呪詛をばらまいた。
棘のように弾丸の破片に貫かれ、エトヴァはもんどりうって倒れ込んだ。
「あぁぁぁ、痛い、苦しい……!」
こっそり持ち込んだ獣の血を被り、血みどろでごろごろとのたうち回ったエトヴァは、倒れたラズロルの身体にぶつかる。
「ごめん、ごめんな、ラズ……」
ラズロルを抱えて物陰へと転がると、血だまりの中、エトヴァも動かなくなった。
「あはは、なんて良い眺めなのかしら。あはは、あはははは!」
どんよりと復讐に淀んでいた瞳を輝かせ、スネークウィッチは天を仰いで高笑いを響かせる。
スネークウィッチの視線が逸れた隙に、エトヴァとラズロルは蝙蝠変身で物陰へ。亡骸の消滅を演出しつつ、その場から逃れていったのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
レオアリア・フォルシオン
さて、これにて報復は終わりかしら?
なら、わたくしの復讐にも付き合ってもらうわよ――!
そう言って二人の仇討に見せかけて演技しながら殴り込みに
愛剣ゲオルギウスを輝く燐光のモーニングスターに変換
アイテムポケットから取り出したスタングレネードで敵を怯ませる事を試みながら、鉄球を叩きつけるべく攻撃開始
ガードアップとアヴォイドで敵の攻撃を凌ぎながらモーニングスターの鎖を振るっていく
鞭の様に振るわれる蛇の尾を、モーニングスター自体に付与されている敵を焼き味方を癒す熾火で焼いて反撃しながら一瞬で最適化された連携戦術を駆使する騎士を召喚
即座に敵の行動に対しての最適解を導いて反撃していくわ
こんな腐った実験をしているのだもの……脳髄と脳幹も灰色でしょうね……腐敗して、ね!
鎖を手繰り寄せ、モーニングスターの鉄球をキマイラウィッチの頭蓋に叩き込む
罪無き民を病に侵し、苦しめた報いを受けなさい――二人へと地獄から詫びなさいな
そのまま頭蓋を熾火で焼き尽くし、骸を灰に変えていくわ
獅子城・羽鳥
※連携・アドリブ歓迎
スネークウィッチと顔を合わせる前に目薬差しとく
スエニョは戦闘に加わらず、物陰を伝って一足先に患者を(可愛さと人懐っこさで)励ましに行ってくれ
(スエニョが傍にいると俺の演技の悲壮感が可愛さで木端微塵になりそう)
仲間達が見事に敵をだまくらかしてくれたので、俺もその演技に便乗させてもらおう
仲間の死を嘆いて怒り狂い、敵が満足してるまま攻撃を苛烈にしてやる
ついでに【クリーニング】も発生させて病原菌をぶっ叩いておこう
「よ…よくも二人を!!!」
【破邪五行紋】でロングソードとショートスピア、左手(ニードルガン収納)に手早く荒々しく紋様を描き、外さない程度に大振りで乱暴に攻撃
下半身の蛇の尾を剣でぶった斬り、槍で心臓を貫き、頭部をニードルガンで針山にする
仲間の死は偽装だが日頃からキマイラどもの遣り口に怒ってるのは本当だ
特に今回のように死こそが救いと思い込むまで追い詰める真似事はな
敵が弱っても気を抜かず演技続行
「こんな奴を倒しても仲間達は帰って来ない…」って感じで悲しげに眉を寄せてるよ
ラズロル・ロンド
アドリブ歓迎
エトヴァ(g05705)と静かに討伐を目論むよ
敵には復讐の満足感を胸に逝ってもらわないとね
…でも…また対面すると思うとゾワゾワするぅ…
鳥肌を立ててエトヴァの手を握り自分を落ち着かせよう
あれは蛇だけどヘーキ!…うなぎ!ひつまぶしっっ!
自己暗示と気合で動こう
ただの標的…刃を当てればヨシだ
目立つ装飾を外し、フードをかぶり顔と耳を隠し、尻尾も体に巻き、黒い外套で完全に特徴を消す
【光学迷彩】で建物の死角に潜み移動。スネークウィッチの背後に回り込む
行くぞ!
小さく気合を入れて
仲間の攻撃にタイミングを合わせ距離を詰めアサシネイトキリングで攻撃
離脱しまた隠れよう。今回僕は隠密攻撃を徹底
楽勝なつもりが何故か殺られていく事を、理解する前に息の根を止めるぞ
復讐心を向ける必要も無くただ滅ぼす
一瞬でも視線が合えば、ただ殺しに来た存在に戦慄してればいいさ
反撃の蛇まみれは魔障壁で極力逃れたい
声にならない悲鳴を上げ
震えながらジタバタ振り払う
戦闘後はエトヴァの背にピトと引っ付き半べそ狐
温もりが沁みるスンスン
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
ラズ(g01587)と姿を変えて討伐だ
戦闘前に、ラズにそっと耳打ち
大丈夫だよラズ、うなぎだと思えば美味そうだろ?
さて、木を隠すなら森の中
そう、翼を隠すなら羽の中
翼を豪奢な外套に隠し、ヴェネツィアのカーニバル風衣裳に身を包み
羽飾りと羽の仮面を身につけて堂々と登場
異郷の吟遊詩人の装いだ
悪逆を尽くし、ディアボロスにまで牙を剥くなど
とんでもないキマイラウィッチだ(声音を変え)
敵の動きを観察、あわせて目立つ衣裳と動きで注目を集め
ラズの動きを目立ちにくくし、仲間の攻撃の隙を作る
ウードを伴奏に歌唱しPD攻撃
祈りの聖歌を
この地に希望を、光を、祈りを籠め歌声を響かせよう
いつまでも暗闇ばかりではないさ――と
今は病に伏せる患者達のもとまで、届け
悪しき者は去り、大地に光が満ちるよう
侵略者の復讐心さえ溶かし、その存在を浄化しよう
敵の攻撃には
杖の動きを観察、呪詛ばら撒きを魔力障壁を張りガード
傷を受けても忍耐し、怯まず歌い続けよう
戦闘後は
背中に引っ付くラズの手を握り、撫でよう
がんばったなぁ、お疲れさま
ディアボロスを気分よく倒し終えたスネークウィッチは、押さえきれない高笑いを響かせた。
その声を忌々しく思いながら、獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)はパンツァーハウンド『スエニョ』の背を、病人が入れられている実験施設のほうへ促した。いつもは戦闘時にも頼りにしているスエニョだけれど、その可愛さがあだになって、これから自分がしようとしている演技が崩壊してしまいそうだからだ。
ぽとぽとと目薬を多めに垂らすと、羽鳥はスエニョは連れず、スネークウィッチの前に飛び出した。
「よ……よくも二人を!!!」
流れ落ちる目薬をそのままに、羽鳥の指先は荒々しい動きで、邪なるものを退ける紋様を描いてゆく。
「駆けつけるのが遅かったようね。ああ、でも早く駆けつけたところで結果は同じだけど」
いたぶるような視線を、スネークウィッチは羽鳥へ当てた。
「許さない……!」
羽鳥は【破邪五行紋】を刻んだロングソードを振りかざし、スネークウィッチの懐へと飛び込んでいった。怒りに任せた乱暴な大振り、と見えるようにロングソードを振り回し、スネークウィッチを打ち払う。
仲間たちがうまく敵を騙して復讐心を弱めてくれたのだ。それに乗じて、スネークウィッチには良い気分のまま速やかに世界から退場願いたい。
「ディアボロスを屠って、これにて報復は終わりかしら? なら、わたくしの復讐にも付き合ってもらうわよ――!」
レオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)も、仇討に見せかけての参戦だ。
「終わり? まさか。すべてのディアボロスを滅ぼすまで、復讐の炎は燃え広がり続けるのよ」
スネークウィッチは呪いを吐き出す髑髏の杖を、レオアリアへと突き付けた。そうして良い気分にされていることで、復讐の念がそがれていることに気付きもせずに。
それに気づく前に倒してしまおうと、レオアリアは詠唱を行った。
『復元せよ、我が歴史。それは鉄球なる光炎を振るう策術の歴史。その復元を以て我は鎖を振るい、戦術を変転させる策を練る』
詠唱を受け、レオアリアの手の中で、愛剣ゲオルギウスが輝く燐光のモーニングスターに変換されてゆく。
スタングレネードを投げつけると、レオアリアはモーニングスターを手に前に出た。
「こんな腐った実験をしているのだもの……脳髄と脳幹も灰色でしょうね……腐敗して、ね!」
パラドクス【戦術鉄球・燐光は神速の策となりて(トリムルティベイン・ゴッドスピードモーニング)】によって召喚された、最適化された連携戦術を駆使する騎士を、レオアリアはスネークウィッチへと向かわせた。
騎士からの攻撃を受けても、まだスネークウィッチの余裕は消えなかった。
「お仲間のところに送り届けてあげるわ」
スネークウィッチの下半身を構成する蛇の尾が、鞭のようにしなり、羽鳥とレオアリアへと反撃。踊るように左右に振れながら、2人を何度も打ち据える。
その赤い瞳は愉悦に燃えていた。
その裏で。
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)とエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、建物の死角に潜みつつ、移動していた。
もちろん、倒したと思ったディアボロスが無事だと知られたら、折角の演技が無駄になってしまうから、ぱっと見、気づかれないように姿は変えてある。
エトヴァが着替えたのはヴェネツィアのカーニバル風衣裳。
木を隠すなら森の中、翼を隠すなら羽の中とばかりに、翼を豪華な外套に隠し、羽飾りと羽の仮面を身につけて。
対照的に、ラズロルは目立つ装飾を外し、フードを深くかぶって顔と狐耳を隠し。長くふさふさした尻尾は身体に巻きつけ、完全に特徴を消すようにその上から黒い外套を羽織っている。
スネークウィッチの背後へ回り込もうと動きながら、外套の下のラズロルの尻尾は逆立っていた。
「またあの蛇と対面するのか~」
呟くだけで、ぞわぞわと鳥肌が立つ。気分を落ち着かせようとラズロルは傍らのエトヴァの手を握った。そのフードに隠れた耳に口を寄せ、エトヴァはそっと囁く。
「大丈夫だよラズ、うなぎだと思えば美味そうだろ?」
「うなっ……!」
ラズロルは口を押さえた。笑いがこみあげるのと入れ替わりに、逆立っていた尻尾が落ち着いてゆく。
「うん、あれは蛇だけどヘーキ! ……うなぎ! ひつまぶしっっ!」
うな重長焼きひつまぶし。自己暗示をかけて、あとは気合で。
あれはただの標的。刃を当てればヨシだ。
羽鳥とレオアリアの攻撃のタイミングを見計らうと、
「行くぞ!」
ラズロルは小さく気合を入れて仕掛けた。
楽勝なつもりが、何故か殺られていくことをスネークウィッチが理解する前に、息の根を止めるのだ。
音もなく近づく【アサシネイトキリング】。ひそやかに鋭い一撃に振り返ったスネークウィッチが見たものは、フードの陰に覗く静かな殺意の目。
一瞬視線を交わすと、ラズロルは即座に身を返して物陰へと飛び込んだ。敵には復讐の満足感を胸に逝ってもらわないとならないから、決して自分が、倒したはずの相手だと悟られるわけにはいかない。
「そんなところにも隠れていたのね。……追いなさい」
髑髏の杖でラズロルが逃げ込んだ物陰を指すと、スネークウィッチは呪詛で生み出した蛇たちに命じた。追いかけ、牙を立ててくる蛇の群れを、
(「ヒョエェェ……」)
発動した障壁の後ろでラズロルは声にならない悲鳴を上げて、ジタバタと振り払った。
ラズロルにスネークウィッチの意識が向かぬよう、エトヴァはウードを手に堂々と登場する。
動くたびヒラヒラと靡く羽も、身にまとう派手やかなカーニバル風衣裳も、目を惹かずにはいられない。
「悪逆を尽くし、ディアボロスにまで牙を剥くなど、とんでもないキマイラウィッチだ」
声音を変えて呼びかけると、ウードを伴奏に歌唱する。
『Ich hoffe, dass――』
この地に希望を、光を、祝福を。それは痛みを知り尽くした天使が紡ぐ、祈りの聖歌。
異郷の吟遊詩人の装いで、歌いあげるのは祈りの光。
透き通った歌声は、鎮魂と慟哭を織り交ぜて。
いつまでも暗闇ばかりではない。悪しき者は去り、大地には光が満ちる。侵略者の復讐心さえ溶かし、その存在を浄化しよう。
歌声に籠めた祈りが、今は病に伏せり絶望に呻いている患者たちのもとまで、届くようにと。
エトヴァの光を齎す浄化の歌声が、スネークウィッチの身を焼く。
「祝福? この世に満ちるのは、そんなものではなく、呪詛よ」
スネークウィッチがばら撒く呪詛が、エトヴァに傷を返す。だが、今も病に苦しんでいる人々を思えば、傷の痛みに怯んではいられない。
仕返しの反撃を魔力障壁でガードしながら、エトヴァは歌い続けた。
そうしてスネークウィッチの注目を集めておくことが、仲間の攻撃への助けとなる。互いに作り出した隙を利用し、ディアボロスたちはスネークウィッチに傷を刻んでいった。
「死んでいった仲間にかけて、この世に呪詛など蔓延らせはしない」
まだ演技を続けつつ、羽鳥はスネークウィッチの下半身の蛇の尾を、力任せにロングソードでぶった斬った。
羽鳥の攻撃の苛烈さを、スネークウィッチは仲間が殺されたためと思っているだろう。
だが、ディアボロスの死はスネークウィッチの復讐心を弱めるための偽装。羽鳥が怒りを感じている本当の理由は、キマイラウィッチの遣り口だ。
特に今回のように、黒死病という病に苦しんでいる人々を、死こそが救いと思い込むまで追い詰める真似事など、到底許すことはできない。
「だが、こんな奴を倒しても仲間達は帰って来ない……」
羽鳥は悲しげに眉を寄せた。
「そうね、ディアボロスは殺してやった……」
杖にすがるように身を支え、スネークウィッチはにんまりと口元を歪める。
「罪無き民を病に侵し、苦しめた報いを受けなさい――そして、アナタが殺した二人へと地獄から詫びなさいな」
レオアリアは鎖を手繰り寄せると、これがとどめだと、モーニングスターの鉄球をスネークウィッチの頭蓋に叩き込んだ。
弾かれ倒れたスネークウィッチはもう動かない。その体を鉄球に付与された熾火が焼いてゆき……やがて骸は灰と化した。
「やっと終わった……」
これで蛇に追いかけられずに済む。ほっとしたラズロルはエトヴァの背にぴとっと張りついた。背に顔を伏せたラズロルから、スンスンとしゃくりあげるように息が漏れる。
「がんばったなぁ、お疲れさま」
エトヴァはそのまま背に手を回すと、ラズロルの手を探った。触れた手はまだ震えている。その手をそっと握ると、エトヴァは落ち着かせるように優しく撫でるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
酷い扱いですね…
元より魔女に人道的な行為を期待する方が間違っているのは理解していますが
こんな不潔な床に寝ころばせておくわけにはいきません
活性治癒、クリーニングを発動
アイテムポケットに抗生剤と清潔なシーツと毛布、大鍋一杯の温かいスープを持ち込みます
建物の窓を開けて換気を行い
ベッドか、無ければ机にシーツを引いてベッド代わりにして寝かせ
建物一つでは過密になるなら、使えそうな別の建物も病室に使います
病室を清めたら抗生剤を投与
鼠の咬傷等の外傷もあれば消毒して包帯を巻いておきます
薬投与後は体質に合わない等の反応が無いかも確認
井戸もクリーニングして清潔な水を確保
水を欲しがれば飲ませ、食べられそうならスープを温めて出しましょう
私はディアボロスのソレイユ、貴方達の救援に参りました
既に薬は投与しました
あとは十分な休息と食事をとれば、必ず元気になりますよ
何か欲しいものは、ありますか?
落ち着いて話せる人には話しかけて回り
気力体力共に回復できるよう努めます
早く元気になって家族の元へ戻れますように
レオアリア・フォルシオン
さて、後はペストの患者を治療するだけね
活性治療をLv3以上確保し、抗生剤を投与
そうすれば即座にペストから回復するわ
後はそうね
治療後の栄養と衛生状態を改善しないとね
クリーニングで周囲に存在するペストを殺菌し、菌が隔離された場所に患者を避難させた後はアイテムポケットから排斥力に排除されない清潔な衣服とマスク代わりの布
更に活力を回復させる栄養士直伝のスープなどを披露して患者のスタミナを回復させていくわね
後はこれで、ペストに二度とかからない様に……書置きを
排斥力に排除されない様、専用の筆記用具等や石彫りのレリーフなどでマスク代わりの布の使い方や清潔な衣服を身に着ける事
そして清潔な排斥力に排除されない衣服をアイテムポケットから取り出せるだけ取り出して用意するわね
清潔さが、ペストを寄せ付けない鍵よ
これからは、それに気を付けて過ごす事ね
獅子城・羽鳥
まずクリーニングと活性治癒を発動させて持参した抗生剤を投与
「魔女どもの目的はあなた方を生かさず殺さず疫病で痛めつけることだが、俺達が倒した。もう大丈夫だ」
患者の容態をみながら回復した者には、アイテムポケットで持ち込み口福の伝道者で増やした消化の良いオートミール、肉と野菜を煮込んだシチュー、新鮮な牛乳を少しずつゆっくりと食べてもらおう
スエニョは愛嬌振りまいて患者を慰めたり励ましたりしてくれ
排斥されない保存食の干し肉や干し魚、野菜の酢漬けも口福で増やしておく
仲間に倣って清潔な衣類と寝具、殺菌作用のあるハーブ(タイム、セージ、ラベンダー、ペパーミント等)そして排斥されない技術で作った石鹸を持ち込む
希少な王侯貴族用とはいえスペインやイタリア、このフランスの地中海沿いでは既に作られていたんだ
疫病を流行らせない為に遠慮なく使うといいよ
看護の方がある程度落ち着いたら集落全体を見回ってクリーニング
特に水源や、食物や酒の貯蔵庫
この時代でどこまでできるか不安だが、この先拠点ができれば便利になりそうだ
スネークウィッチは燃え尽き、残るはひと山の灰ばかり。
無事キマイラウィッチを倒し終えた、とはいえそれだけではこの集落に来た目的を果たせてはいない。
「さて、後はペストの患者を治療するだけね」
レオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)はそう言って、倉庫のような建物へと向かった。
中途半端に開いた扉からは、うめき声やすすり泣きが漏れている。黒死病におかされた人々が、死ぬことも妨げられ、苦しみ続けてあげる声だ。
足を踏み入れたソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は、建物内の様子に眉を寄せた。
「酷い扱いですね……」
鼻をつく饐えた臭い。
建物内に満ちるのは、途切れることの無い苦悶の声。
掃除した気配もない床に、ごろごろと転がされている病人たち。
窓から覗き見たあの光景が、目の前を埋め尽くしている。
「……元より魔女に人道的な行為を期待する方が間違っているのは理解していますが」
病人に対する扱いではない、いや病人でなくともこんな不潔な床で寝ていれば具合も悪くなるだろう。ソレイユは扉を大きく開け放つと、建物内の窓を順に開けていった。
さあっと流れ込む風が淀んだ空気を押し出して、建物内へ生気を吹き込んだ。それに合わせて、活性治癒をかける。
そうすると室内が少し明るくなったように感じられた。
「待ってて。すぐに回復させるわ」
レオアリアも活性治癒を使用する。あとはこれを投与すれば、黒死病から回復させることができるはず、と新宿駅で渡された抗生剤を取り出す。
「聞きしに勝る劣悪な環境だな」
これでは治るものも治らないと、獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)はクリーニングの効果を発生させた。
血と汗と埃に塗れていた室内の物品が、きれいさっぱりと洗浄殺菌される。それだけで、かなり病人周囲の環境は改善した。
病人たちの一部は、何が起きたのかと不思議そうに周囲を見回した。だが、環境の変化に気付くような余裕もない病人も多くいる。彼らを永らえさせていた媒介者がいない今、速やかに治療しなければ、病状が進んだ者の生命は失われてしまうだろう。
「魔女どもの目的はあなた方を生かさず殺さず疫病で痛めつけることだが、俺達が倒した。もう大丈夫だ」
羽鳥は人々に言い聞かせながら、抗生剤を病人に投与していった。
活性治癒が十分に効いているため、抗生剤を投与された病人は即座に黒死病から回復することが出来る。
薬を投与された者のどす黒かった顔色が正常に戻り、苦しみの表情が和らぎ。
今にも絶えそうだった息も、続いていた咳も、穏やかに落ち着いて。
媒介者がしていたような、一時的に症状を緩和するだけの効果ではない。彼らの身体を苛んでいた黒死の病は、最終人類史で作られた薬と、ディアボロスの働きにより、退けられたのだ。
「息苦しかったり、どこか異常を感じたりはしていませんか」
抗生剤があわない者はいないか、投与した人々を観察しながらソレイユは声をかけたが、今のところ皆大丈夫そうだ。
だが病は治ったといっても、黒死病に苦しめられた体力はすぐには回復しないし、24時間以内で回復できない傷は残っている。ソレイユは人々の状態を確かめると、皮膚が破れて傷になっているところを消毒し、包帯を巻いた。
「あとはゆっくり休んで……とはいえ、さすがにこのままでは過密すぎますね」
体力を回復させるにも、落ち着ける場所に、それも不潔になりやすい床ではなく何かの上で寝かせてやりたい。ソレイユは実験施設にされていた倉庫をいったん出ると、付近で使えそうな家はないか探した。
この集落には、倉庫に集められている以外に人はいないようだ。
使えそうな家のベッドに新宿島から持ってきた清潔なシーツと毛布を準備し、ソレイユはそこに病人たちを移動させた。
「……ここは」
「気が付きましたか。私はディアボロスのソレイユ、貴方達の救援に参りました。既に薬は投与しました。あとは十分な休息と食事をとれば、必ず元気になりますよ」
優しく話しかけ、何か欲しいものはないかと尋ねる。
水を欲しがれば飲ませ、食べられそうならぬるめに温めたスープを食べさせ。
もう大丈夫だと笑いかけ。
「早く元気になって家族の元へ戻れますように」
そう声をかけると、病人の目から苦しみのためではない澄んだ涙が溢れた。
消化の良いオートミール、肉と野菜を煮込んだシチュー、新鮮な牛乳。それから、排斥されない保存食の干し肉や干し魚、野菜の酢漬けも。
アイテムポケットから取り出した食べ物を、羽鳥は口福の伝道者で増やすと、回復した者へとふるまった。
「空腹かもしれないが、急がずゆっくり食べるんだ。大丈夫、食べ物はたくさんある。保存食のほうは残しておいて、これからに役立ててくれ」
体力が落ちていると、食事をするのも重労働だ。のろのろと食事を口に運ぶ人々の間で、パンツァーハウンドの『スエニョ』が愛嬌を振りまき、闘病で弱り切った彼らの心を慰め、励ました。
「そうだ、これも渡しておくよ」
羽鳥はアイテムポケットから清潔な衣類、寝具、殺菌作用のあるハーブ、そして石鹸を取り出し、人々に配った。
「疫病をはやらせないためには、清潔にしておくのが大切なんだ。遠慮なく使うといいよ」
黒死病に限らず、彼らとその周囲の人が病におかされることなく、健やかに過ごせるようにと。
「はい、どうぞ。この栄養士直伝のスープを飲めば、あっという間にスタミナ全快間違いなしよ」
黒死病を治療後は、栄養と衛生状態の改善をと、レオアリアは栄養たっぷりのスープを人々にふるまった。
クリーニングで浄めた場所に病人を移すと、アイテムポケットで持ってきた、清潔な衣類とマスクとして使える布を取り出して渡してゆく。
「もう二度と、黒死病にはかかりたくないわよね。そのためにこれを使ってちょうだい」
マスク代わりの布の使い方、清潔な衣類を身に着けることの大切さ。
口で説明するほかに、丁寧に羽ペンでも記しておく。
体力が回復すれば、元いた場所へ帰る人もいるだろう。そのときに病を運んでしまわぬように。そしてせっかく黒死病から回復したのだから、これからは健やかに暮らせるように。
「清潔さが、黒死病を寄せ付けない鍵よ。これからは、それに気を付けて過ごすことね」
そう注意するとレオアリアは、元気でいてね、と病人だった人々に笑顔を向けた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV3になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
ありがとう、落ち着いた
エトヴァ(g05705)にお礼を言って
さぁ、お待たせとばかりに黒死病患者達に【活性治癒】を施すよ
【アイテムポケット】に入れて持参した抗生剤を手分けして投与して回り
更に温かく消化の良い食べ物も食べてもらいたい
材料を持込み厨房を借りてチキンスープのポトフを作って振舞おう
じっくり煮込んだ野菜とチキンはホロっと柔らかく沁み渡るだろう
鶏肉は消化にいいし、ニンジンやキャベツもよく煮込んでやわやわ甘く優しい味
励ましの声をかけながら、スープを手渡し
補助が必要な人には手伝いを
今までよく耐え抜いてきてくれた
辛く苦しい日々だったと思う
死の恐怖よりも、生きる事が恐怖な日々なんて…あっちゃいけない事だ
本当に、よくがんばってくれただよ
病が治ったらゆっくり体力を回復させないとだね
患者の精神が少しでも和らぐことを願い
お喋りと温かな食事、清潔な衣服と環境で
人としての尊厳を取り戻してもらいたい
焦らずゆっくり食べてね
まだまだあるから
エトヴァとパテーの話をして
ここで生きる人々の希望の一つになったら嬉しいな
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と共に
非道な仕打ちに……よく耐えてくれた
大丈夫、すぐに楽にしよう
医薬品と物資はアイテムポケットで持参
クリーニングで周囲、患者達、自身も清潔にし治療と手当
活性治癒を発し、抗生剤を投与していこう
ほかに調子の悪い所や、痛む所はないかい?
褥瘡や発疹、傷には塗り薬を塗布し……深い傷にはガーゼや包帯を巻き、治るまで安静に
衣類と寝具を替えて、温かく整えたら換気しようか
当面の食糧にパン、乾燥果実等の保存食、着替えを布袋に詰め配ろう
集落全体をクリーニングし徹底洗浄、菌を撲滅
ノミやダニが忌避する精油を渡し実演、持続的な対策を
水瓶には水源から清潔な水を貯め、当座の飲用水に
病と看護もなく痩せ細った体に
体力と栄養をつける時間は必要だろう
ゆっくり養生してほしい
ラズの食事と共に
即効の体力回復に栄養剤を溶いたシロップを配ろう
話を聞きながら
今後は、この集落で暮らすのか……ゆく当てはあるのかい?
夏の盛りを過ぎ、もしも困り事あれば、北西のパテーという街を訪ねてくれ
皆にも伝えてあげて
俺達は、そこで待っている
脳裏に渦巻いていた蛇が消えてゆくにつれて、ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)のへにょんと垂れていた尻尾も甦ってゆく。
「ありがとう、落ち着いた」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)に礼を言うと、さぁとばかりにラズロルは黒死病に苦しむ人々の元へと急いだ。
倉庫に詰め込まれていた人々は、別の建物へと移されつつある。運び出されたあとの床はただの硬い土で、こんなところに病人が寝かされていたのかと思うと胸が痛む。
まだ治療がなされていない病人へと、エトヴァは声をかけた。
「非道な仕打ちに……よく耐えてくれた。大丈夫、すぐに楽にしよう」
その声に、病人は腫れぼったい目を薄く開き、
「死なせて、くれ……」
掠れて聞き取りにくい声で懇願した。
「死なせない」
即答したラズロルから、ぶわりとそよ風が舞い上がった。風に漂う青い羽の幻影が優しく人々を癒す。
死の恐怖よりも、生きることが恐怖。あってはならないそんな日々を今まで耐え抜いてきた人を、このまま死なせたりはしない。
「辛く苦しい日々だったよね。本当に、よくがんばってくれた、だよ」
アイテムポケットから取り出した抗生剤を投与すると、病人の身体からたちまち黒死病は消え失せた。
残留効果で改善された環境の中、エトヴァはラズロルと手分けして、苦しむ人々に抗生剤を投与していった。十分に活性治癒が働いているため、投与された人は一瞬で黒死病から回復する。
とはいえ、黒死病以外の傷などは、即座に消えるとまではいかない。
「ほかに調子の悪い所や、痛む所はないかい?」
エトヴァは薬を投与し終えた患者に尋ね、褥瘡や発疹、傷に塗り薬を塗布した。酷い傷になってしまっている箇所にガーゼや包帯を巻くと、彼らの身体が骨と皮に痩せ細っているのがよく分かり、痛ましい。
「治るまでは安静にしていたほうがいい。お大事にだ」
清潔な衣類に着替えさせると、動かせる者はベッドのある家へ連れてゆき、移動が難しい者はその場で出来るだけ寝具を整える。今の彼らには、ゆっくりと休むことが何より大切だ。
抗生剤が行き渡るにつれ、実験施設に満ちていたうめき声や苦しげな咳は聞こえ無くなってゆき、代わりに安堵の息や穏やかな寝息が聞こえるようになっていった。
ひと通り抗生剤を投与し終えると、エトヴァはアイテムポケットで持ち込んだ当面の食糧にパン、乾燥果実等の保存食、着替えを布袋に詰めたものを配って回った。
薬の投与が漏れている者はいないかを確かめながら、菌を撲滅するために集落全体をクリーニングし徹底洗浄する。
ノミやダニが忌避する精油も人々に渡し、使い方を教えた。
生きてゆくために綺麗な水は必須だが、水を手に入れるには体力を使う。だから当座の飲用水にと、
『――躍り、歌え、清らの流れに』
エトヴァは絵筆を宙に躍らせ、青みを帯びた透き通る奔流を呼んだ。そこから清潔な水を汲み出すと、各家の水瓶にたっぷりと貯めておく。人々が回復するまでの間、この水が生活を支えてくれることだろう。
その間にラズロルは、空き家の厨房を借りて、新宿島から持ち込んだ材料でチキンスープのポトフを作った。
じっくり煮込んだチキンは、ほろりと口の中で解けるほどに柔らかく。
ニンジンやキャベツなどの野菜は、スープを含んでやわやわと甘く優しく。
湯気のたちのぼるポトフを皿に盛りつけて、ラズロルは人々に手渡した。
食事らしい食事も与えられていなかっただろう人々は、しばらく食べることも忘れてポトフを眺めていた。
「焦らずゆっくり食べてね。まだまだたくさんあるから」
ラズロルに促され、恐る恐る口をつけ、スープを飲み下す。
力が入らずスプーンを取り落としてしまう人には手を貸して。たわいないお喋りをしながら皆で温かな心づくしの食事を取る。そんな日常が、実験材料として扱われていた人々に、人としての尊厳を取り戻してくれるように。
ラズロルがふるまう食事とともに、エトヴァは栄養剤を溶いたシロップを配り、人々の体力回復を図った。
「今後は、この集落で暮らすのか……ゆく当てはあるのかい?」
「家に帰りたい、けど……」
重いため息をつく青年に、エトヴァは言う。
「夏の盛りを過ぎ、もしも困り事あれば、北西のパテーという街を訪ねてくれ。俺達は、そこで待っている」
皆にも伝えてほしいとエトヴァは頼んだ。
「そうそう。今みんなで頑張ってるところなんだ」
ラズロルも口を添える。
排斥力によってディアボロスの記憶は薄れていってしまうだろうが、その心のどこか奥底に希望として残ってくれたら嬉しい。
死を望むほど果てしない苦しみの中にあった彼らの行く先には、生きていて良かったと感じられる未来があって欲しい、そう願うから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV4になった!
【水源】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
【ラストリベンジ】がLV2になった!