リプレイ
白石・明日香
さてと・・・・北海道に潜入だから準備は入念にしないとね。
まずはダッチマンを塗装できるだけの塗料各色を持ち込んでおきましょう。
やるのは海上用の迷彩塗装。相手は科学技術が発達しているようだけど目視で確認するはず。遠めでもごまかせればそれだけ陸地に近づけるしね。
後はダッチマン自体はともかくワタシ達の体温を感知されたらまずいから熱遮断できるスーツ人数分持ち込んでおくか・・・・。
後は北海道の周辺の海図。最終人類史のものだけど参考程度にはなるはず。
後は・・・・敵に見つかった時の撃退訓練かな?相手がどこにいるのかわからない。故に空中、水中、海上を警戒して見つけたら迅速に目標に急行し撃滅するしかないね。
その為に必要なことを見つけて洗い出しておかないとね。
水上・鏡夜
さて、船旅ってのはやったことがないが……
今回の航路の確認、周囲の地形確認としてソナーの用意、かね?
食料関連も最初にある程度持ち込んでおいた方がいいだろう
途中で補給できるとは言え、備えあれば患いなしだからね
ボクが乗るのは初めてだし、船の設備の確認をしておくのも必要か
前回の破損があるかも確認しておかねば
補強補修しておいて損はないだろう
荷物の配置も考えた方がいいのか
使いやすいように、動線を確保し、効率的に、と
ソナーの取り付けをして、試運転を行っておこうか
いざ使おうとした際に使えないってのが一番困るからね
手が足りてないなら迷彩の手伝いにも行こう
こんなところか?
余裕があるなら警戒の訓練や非常時の対応練習辺りもしておきたいな
蝦夷につくまで比較的安全であったとしても、何が起きるかわからないからね
用心に越したことはないさ
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
蝦夷共和国はアルタン・ウルクとの関係を含めて気になる場所です
出来るだけ情報を収集できるよう、準備しておきましょう
新宿島から対空、水中レーダーを持ち込み、フライングダッチマン号に設置します
あの武器頭のクロノヴェーダに飛翔能力や水中戦機能が備わっているかは分かりませんが、備えておくに越したことはありません
完全視界も発動させ、目視で周囲を警戒するのは当然ですが
視覚では捉えられない何かと遭遇した時に、もしかすると役に立つかもしれませんから
もし時間があれば、フライングダッチマン号に海洋迷彩を施して、少しでも敵からの発見を遅らせたい所ではあります
全体の塗装に手を回すのは無理ならば、一番目立つマストと帆だけでも迷彩塗装にして敵から発見されるリスクを下げたいですね
あとは船旅のお供に、サンドイッチや紅茶の入ったバスケットも用意しておきましょう
快適な船旅には、美味もあってしかるべきですから
他にも、双眼鏡や海図、方位磁針、ロープ等の道具を防水バッグに詰めれば
いざ、出発ですね
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
僕にとっては昨年の北海道方面偵察のリベンジです
当時は霧を越える船なんて便利なものは無く
皆さんと協力して海の底を長時間かけて慎重に進みましたっけ…
今回も、北海道奪還を目指す仲間の背中を押す為に尽力します!
準備の行動方針は、船の速度を少しでも上げる為のメンテナンスを重点的に
まずは船を洗浄しましょう
船底にフジツボや苔がついたままだと、走行速度が落ちてしまうそうです
可能なら台湾島の設備を活用し、船底含めてブラシやへらを使って念入りに洗いたいです
表面が綺麗だと塗装などもしやすくなるはずです
事前に積載する必要のある物資は、置き場所をある程度決めておきましょう
重い荷物はなるべく船の下の方に移動させる事で、船の重心を下げつつバランスを保てるように
味方の準備にも積極的に協力を
隠密性を上げる為【平穏結界】も備えておきます
フライングダッチマン号は色んな旅で僕達を支えてくれた船
僕も呉鎮守府の偵察でお世話になりました
ありがとうと、これからもよろしくお願いしますの気持ちを込めて取り組みます
クィト・メリトモナカアイス
こう……蝦夷は鎖国してる感ある。
アーサー王の話ではー。「領土こそ狭いが、徹底した歴史改竄により、科学技術面で他のディヴィジョンを圧倒し、感情エネルギーの源となる人間の繁殖・利用に長けたディヴィジョン」ということだった。
七曜の戦でもあまり大きな動きを見せなかったけど。
他のとこ……それこそリグ・ヴェーダと同じくらいの厄介な何かはあると見て動くときっとよき。
科学技術的には最終人類史よりもさらに発展していそう。
ならばどうやって対抗するか。ん-む。
ん-む……んむ、分からぬ。
まずは空から敵がやってきた時用の【防空体制】を準備。
後はとりあえずUターンの訓練をしておこう。
何をどうしたところで反転して逃げるのは必要になる。
その時の速さとか回転半径を調べておくとともに、実際の感覚を掴んでおこう。
んむ、手遅れになる前に逃げ出す上で、「どこまでなら逃げられるか?」の見極めはきっと大事になる。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
暗黒世界蝦夷共和国……友人の縁の地、北海道にあるディヴィジョン
北前船航路は商人の航路。興味深いものだ
何が起きるかわからない世界……支度はできるだけ整えていきたいな
最終人類史の横須賀辺りから機材を借りて、持ち込もう
ダッチマン号に機材を設置していこう
索敵のためのレーダー、聴音機、ソナーを搭載し、予備バッテリーも備蓄しておこう
ヤ・ウマトでも、蝦夷共和国に突入後も、警戒能力の向上は役に立つかもしれない
そして、無駄になるかもしれないが……暗さに備えておこう
特別に重視するのは、赤外線暗視装置などの光学機器。航行や遠距離観測のために準備
完全視界の肉眼ではカバーできない距離も見通せるようなものを
暗黒世界から、夜の世界を類推したものだが……
向こうが先進文明であるならば、電磁波を拾えるレーダーとジャマーも備えよう
できるだけ、広範囲の索敵や危険回避を目的にしているな
光源隠し用の広い暗幕はその辺に置こう
これで……役に立つかな?
機器の定位置を定めたら、操作の練習をしておこう
さあ、航海の時間かな
●北海道へ
フライング・ダッチマン号。それはクロノ・オブジェクトであり、いかにもさまよえる海賊船といった体のものだ。
これを使い、台湾島から佐世保、呉の間を抜け、舞鶴を通りこし、北海道の海域へとディアボロスたちは至る計画になっている。
準備としてできそうなことがいくつか提案され、可能なものは行われていくことに。
『エルドラードのダンジョンのお宝』を使う提案もあったが、アン・ボニーを誘き出す為に使用しているためこちらには持ってこられない。宝の数は多いのである程度壊してもよさそうではあるが使用すると失われると思われるので、改めて攻略旅団にて実験として提案する方が良さそうだ。
できそうな準備として、船体の掃除、確認、海洋迷彩を施す。そして様々な機材を運び込むこと。
それに加え、さまざまな事態への対応を考えたりディアボロスたちは出来ることをしていた。
フライング・ダッチマン号で通る航路は北前船航路の予定。
それは商人の航路であり、興味深いものだとエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は思う。
暗黒世界蝦夷共和国。エトヴァにとって友人の縁の地、北海道にあるディヴィジョンだ。
「何が起きるかわからない世界……支度はできるだけ整えていきたいな」
今ここで、できる限りの準備を。それは北海道の調査を考えるディアボロス皆が思っていること。
その船を、三間・勲(漁火・g10186)は見上げていた。
勲にとっては昨年の北海道方面偵察のリベンジとなるこの作戦。
当時は霧を越える船なんて便利なものは無かった。
「皆さんと協力して海の底を長時間かけて慎重に進みましたっけ……」
その時のことを思い出ししみじみと零す勲。今回も、北海道奪還を目指す仲間の背を押すためにも尽力をと気合十分だ。
勲がまず最初に提案したのは、船の洗浄。それは船の速度を少しでも上げるためのメンテナンスともいえる。
「船底にフジツボや苔がついたままだと、走行速度が落ちてしまうそうです」
だからまず船体をきれいに、ということなのだが。
「落ちる汚れと落ちない汚れが……」
ごしごしと勲がブラシで擦る先。ぼろりととれる苔と、とれない苔やフジツボなどがあるようだ。
とれないものはどう頑張ってもとれない。傷つけることもできない。
「このとれないのも……一部なんだ」
この船体についている物や汚れも含めて、クロノ・オブジェクト――フライング・ダッチマン号なのだと勲は気付く。
気を取り直し、とれるものだけでもと勲はとっていく。ぴかぴかに磨き上げられた船になることはなさそうだが、それでも汚れが取れていけば気持ちよい。
表面がきれいであれば、この後で行う海洋迷彩の塗装もしやすくなるはずだ。
「フライング・ダッチマン号は色んな旅で僕達を支えてくれた船……」
僕も呉鎮守府の偵察でお世話になりましたと勲は船体を磨きながら思う。
ありがとうと、これからもよろしくお願いします――その気持ちを込めてその手は動いていた。
水上・鏡夜(添星・g09629)はこの船に乗るのは初めて。船の設備の確認をしておくのも必要かと巡る。
前回の破損があるかもしれないと確認するがそういったものは見られない。
船の重要な部分にあたるマストやロープなども確認したが、損傷や摩耗はない。その部分はクロノ・オブジェクトだからだろう。しかし擦り切れたりしているロープなどもあったので、ロープの一本一本まで全てクロノ・オブジェクトというわけでもないようだ。
取り換えられるものは新しいものに変えて、船の準備も進んでいく。
●積み込まれるものたち
勲は置き場所を決めておきましょうと示す。
重い荷物は船の下の方に。船の重心を下げつつ。バランスを保てるようにするために。
「なるほど、荷物の配置も考えた方がいいのか」
鏡夜は勲にどうすればいい? と尋ねつつ手伝っていく。
「使いやすいように、動線を確保し、効率的に、と」
新宿島から対空、水中レーダーを運んできたソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)。
「あの武器頭のクロノヴェーダに飛翔能力や水中戦機能が備わっているかは分かりませんが、備えておくに越したことはありません」
完全視界も発動し、目視で周囲を警戒するのも当然では資格では捉えられない何かと遭遇する可能性だってある。そうなったとき、もしかすると役に立つかもしれない。
「さて、船旅ってのはやったことがないが……今回の航路の確認、周囲の地形確認としてソナーの用意、かね?」
何がどうなっているか、地形を知るためのソナーも使いどころがあるかもしれない。
鏡夜はまず辿る道筋の予定を書き記したものがいるなと零す。
索敵の為のレーダー、聴音機などもエトヴァは提案し持って来た。
「予備バッテリーも備蓄しておいて……」
これから呉、佐世保――ヤ・ウマトの間も通る。蝦夷共和国に突入後も、警戒能力の向上として役に立つかもしれないからだ。
「無駄になるかもしれないが……暗さにも備えておこう」
赤外線暗視装置などの光学機器を航行や遠距離観測のために準備したエトヴァ。完全視界の肉眼ではカバーできない距離も見通せるだろうかと。
「暗黒世界から、夜の世界を類推したものだが……向こうが先進文明であるならば、電磁波を拾えるレーダーとジャマーも備えよう」
できるだけ、広範囲の索敵や危険回避を目的に。
それからとエトヴァは光源隠し用の暗幕も準備し、皆で運んできたものを見回した。
「これで……役に立つかな?」
持ち込めるものはこうして整えられていく。
他には、と考える鏡夜。あとから持ってこられるとはいえ、何があるかもわからない。やはり食料関連もと思い至った。
「食料関連も最初にある程度持ち込んでおいた方がいいだろう。途中で補給できるとは言え、備えあれば患いなしだからね」
「備えというなら、操作の練習もしておこうか」
エトヴァの言葉に鏡夜もそれがいいと頷く。
とりつけたそれぞれの機材の試運転も行い、問題なさそうだ。
「いざ使おうとした際に使えないってのが一番困るから一安心だね」
鏡夜もこれで大丈夫そうだと言う。そして、海洋迷彩の方は手が足りてるかな、と。足りてないなら手伝いにいこうと足を向けた。
●海洋迷彩を施して
「さてと……北海道に潜入だから準備は入念にしないとね」
白石・明日香(弔いの狩人・g02194)は沢山の塗料を台湾島へと運んでいた。
海洋迷彩――それを、と考えたものは他にもいて。
「お手伝いしますよ」
ソレイユも塗料を手に。全体の塗装が無理ならば、一番目立つマストと帆だけでもとソレイユは優先順位も必要かと考えていたが、海洋迷彩に協力する者は他にもいる。
「全体的にできそうですね」
ソレイユは間に合いそうでよかったと言いながらその手を動かして。
「敵からの発見を遅らせたい……そのリスクを下げたいですからね」
「相手は科学技術が発達しているようだけど目視で確認するはず。遠めでもごまかせればそれだけ陸地に近づけるしね」
明日香は染められていくフライング・ダッチマン号を見上げて零す。
「あとはダッチマン自体はともかくワタシ達の体温を感知されたらまずいから熱遮断できるスーツ人数分持ち込んでおくか……」
と、作業の合間に思う明日香。
それから他には、と思い浮かぶのは北海道周辺の海図。それは最終人類史のものだけど参考程度にはなるはずだから。
作業をしながら他には何かあるかな、なんて皆と話ながら進めていく。どんな準備の時間だって、ディアボロスたちは出来ることを重ねていた。
●様々な事態への備え
「こう……蝦夷は鎖国してる感ある」
クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)はこれから向かうディヴィジョンの印象をそう語る。
アーサー王の話では『領土こそ狭いが、徹底した歴史改竄により、科学技術面で他のディヴィジョンを圧倒し、感情エネルギーの源となる人間の繁殖・利用に長けたディヴィジョン』ということだった。
「七曜の戦でもあまり大きな動きを見せなかったけど」
と、その情報の少なさにクィトは唸る。
「他のとこ……それこそリグ・ヴェーダと同じくらいの厄介な何かはあると見て動くときっとよき」
科学技術的には、最終人類史よりもさらに発展していそうな気がする。
ならどうやって対応するか――んーむと唸るクィトはしばし考える。考えるの、だけれど。
「ん-む……んむ、分からぬ」
空から敵がやってきた時用に防空体制を整え。他にできることはと考えれば、Uターンの訓練だろうか。
何をどうしたところで反転して逃げるのは必要になる。その時の速さ、回転半径を調べつつ実際の感覚を掴んで置きたいところ。
「んむ、手遅れになる前に逃げ出す上で、『どこまでなら逃げられるか?』の見極めはきっと大事になる」
何が起こってもおかしくないからこそ、様々な可能性を思い描く。
「他には敵に見つかった時の撃退訓練かな?」
もちろん見つからないのが一番なのだけれど。相手がどこにいるのかわからない。故に空中、水中、海上を警戒して見つけたら迅速に目標に急行し撃滅するしかないねと明日香は提案する。
そのために必要なことを見つけて洗い出しておかないとね、と。
「蝦夷につくまで比較的安全であったとしても、何が起きるかわからないからね」
用心に越したことはないさと鏡夜は頷く。
警戒や非常時などの対応も含めて、ディアボロスたちは意志の疎通を行っていった。
「蝦夷共和国はアルタン・ウルクとの関係を含めて気になる場所です。出来るだけ情報を収集できたらいいですね」
その為の準備は十分できたとソレイユは思う。
「いざ、出発ですね」
そして、しばしの船旅――そのお供にサンドイッチや紅茶の入ったバスケットも用意しましたとソレイユは紡ぐ。
「快適な船旅には、美味もあってしかるべきですから」
他にも、様々なものが詰まった防水バッグを持って、ソレイユは船へ。
数多の準備を重ね、フライング・ダッチマン号はディアボロスたちをのせ、台湾島を出航する。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【平穏結界】LV2が発生!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
●しばし、海の上で
台湾島を出発したら、広がるのは――海。
この先、佐世保と呉の間を通り、北上していくフライング・ダッチマン号。
佐世保と呉の間を通る間は警戒も多少はしておいたほうがよさそうだが、何かしらが起こる気配はない。
そして舞鶴を通り越せば北海道のあたりに着くまでしばし、静かな船旅となるだろう。
船旅を楽しめるのは、舞鶴から北海道の海域へと辿り着くまでの間。
しばし、気の休まる時間にもなるだろう。
クィト・メリトモナカアイス
というわけで。
航路を北海道に……え、まだまだかかる……?
んんーむ、なるほど。
それでは我ものんびりしてよう。
せっかくなので船を色々と見て回ろう。
七曜の戦とかキングアーサー奪還戦の時にちらっと見たけど乗るのは初めて。
このフジツボとかも含めて船の一部なんだっけ……?(つんつん)
せっかくなので内部も探検しよう。幽霊船探検というやつ。もしかしたらお宝がねむっているかもしれぬ。(ない)
内部を見て回って、アビスローバーの方のフライング・ダッチマンが寝泊まりしてた部屋だとか宝物庫っぽいところとか……なれーしょんを挟みながらいろんなところを探検気分で見て回る。
かつて大海賊フライング・ダッチマンが乗船したと言われる幽霊船(そんな事実はない)フライング・ダッチマン号。かつての乗組員は全滅し(全滅させた)、様変わりしてしまった(最新機材を大量に乗せた)その船の奥に眠るものとはいったい……?
●フライング・ダッチマン号探検隊
船は台湾島を離れていく――見渡すばかりの、海。
「というわけで」
クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)はフライング・ダッチマン号にて。
「航路を北海道に……え、まだまだかかる……?」
そう、船はまだ出発したばかり。まだ呉と佐世保の間にも至っていない。
「んんーむ、なるほど」
それでは我ものんびりしてようとクィトの意識は操舵から船へとむいた。こうして乗り込んで時間がある。せっかくなので船を色々見て回ろうとクィトは探検を開始した。
「七曜の戦とかキングアーサー奪還戦の時にちらっと見たけど乗るのは初めて」
そう思うと、好奇心がむくむくと沸いてくる。
どこからいこう、まず船をよくみてみようかなぁと甲板へ。そして、船の端っこで身を乗り出して側面を見る。
そこにふと、くっついているものたちをみつけた。
「このフジツボとかも含めて船の一部なんだっけ……?」
つんつんとつついてみる。コケやフジツボなどさまよえる海賊船といった感じでお似合いに思える。
そしてせっかくなので内部も探検しようとクィトの意識は側面のフジツボなどから船の中へ。
「幽霊船探検……もしかしたらお宝がねむっているかもしれぬ」
お宝はないのだけれど。こんな船ならばどこかに隠れたものがあるかも、なんて思えてしまう。
さっそく中に入り、船底から探検を。
「ここはアビスローバーの方のフライング・ダッチマンが寝泊まりしてた部屋……こっちは宝物庫(多分)、今は荷物がいっぱい」
なんて、ナレーションを挟みながらあっちへこっちへ。
「かつて大海賊フライング・ダッチマンが乗船したと言われる幽霊船フライング・ダッチマン号。かつての乗組員は全滅し、様変わりしてしまったその船の奥に眠るものとはいったい……?」
と、真に迫った声で紡ぐ。
実のところは、かつて大海賊フライング・ダッチマンが乗船したと言われる幽霊船である、なんて事実はないし。
かつての乗組員を全滅させたのはディアボロスであり、最新機材を大量に乗せ様変わりしたということは事実だが――長い船旅の一幕として、そんな風に探検するのもとても楽しく。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
水上・鏡夜
アドリブ、連携歓迎
雪路(g04126)と一緒に
まぁ、その、たまにはいいんじゃないかと思った次第だよ
一緒に警戒しながら、船旅ってのもさ
準備は整った、あとは順調に航路を進むだけだね
やれることは全てやったし、近海の様子を見つつ、周囲への警戒を怠らないようにしないとだ
佐世保と呉を超えるまでは周囲の警戒を厳重にしておこう
あちらさん側は作戦に掛かりっきりかもしれないが、念の為に、ね
ここで火の粉がかかることは避けたいし
マストの上から警戒しておこうか
無事に通り抜けられたら少しだけ警戒を解こう
次に厳重警戒すべきは蝦夷突入時になるから英気を養っておかないと、ね
定期的に周囲を警戒しながらも空と海を眺めるのはいいもんだ
ん、ありがと、確かに冷えるね
羽織の礼を口にして、代わりに温かい緑茶を差しだそうか
一緒に、綺麗な景色を見られるのは、嬉しい事、だね
この先にあるモノを考えると少しばかり気が重たいけど
知り合いの為にも情報は確実に持ち帰りたいね
左雨・雪路
アドリブ、連携歓迎
鏡夜(g09629)と一緒に
2人で未知への船旅ってのも悪くない
へー、でっかい船。
こんなんでも沈まないんだね。
そういや海を渡るって初めてだな。
ま、これだけ周囲が開けてれば哨戒も楽でいいな
マストの上に居る鏡夜と一緒に周囲の警戒でもしていようか
何も起きなければそれはそれで良いことだ
……はい、潮風はまだ冷えるでしょ。
自身の羽織を鏡夜に掛けよう
ん、ありがと。……おいし。
貰った緑茶を味わいつつ警戒半分、安らぎ半分
こういった景色を共に楽しむってのも風情がある、束の間の時間を楽しむとしよう
●同じ光景を目にして
潮風の香り――水上・鏡夜(添星・g09629)は左雨・雪路(低血圧系忍者・g04126)へとちょっとばかり、つんとした声で。
でもそれは、甘えたい気持ちの裏返しのようなもの。
「まぁ、その、たまにはいいんじゃないかと思った次第だよ」
一緒に警戒しながら、船旅ってのもさと紡ぐ鏡夜へ、雪路はその瞳を向けて。
「2人で未知への船旅ってのも悪くない」
僅かに微笑み浮かべて、視線合わせる。そして雪路の興味はフライング・ダッチマン号へと移っていった。
「へー、でっかい船。こんなんでも沈まないんだね」
そういや海を渡るって初めてだなと雪路は周囲を見回す。
いったいどんな風に動いて、とも思うけれどこれはクロノ・オブジェクトだから細かい事はきっと気にしないほうがいいのだろう。
ただただ、目的地へと進んでいくフライング・ダッチマン号。
周辺は何もない海ばかり。変わらない世界がずっと広がっているようだ。
穏やかで、何か起こるとは思えないような海原。
「準備は整った、あとは順調に航路を進むだけだね」
やれることは全てやったし、と鏡夜は紡ぐ。近海の様子を見つつ、周囲への警戒を怠らないようにしないとだ、と油断なく。
何も起こらないだろうとは思うが、突発的なことがあってもおかしくはない。
「ま、これだけ周囲が開けてれば哨戒も楽でいいな」
マストの上まであがると、遠くまで良く見えると雪路はゆるりと周囲を眺めた。
佐世保と呉を超えるまでは周囲の警戒を厳重に――鏡夜も一緒に、遠くまで見通すように視線巡らせて。
荒れていない緩やかな海がただ広がっていることに気が少し、抜けそうにもなる。
「あちらさん側は作戦に掛かりっきりかもしれないが、念の為に、ね」
ここで火の粉がかかることは避けたいし、と鏡夜は思う。無事に、北海道の海域までたどり着きたいものだと。
「次に厳重警戒すべきは蝦夷突入時になるから英気を養っておかないと、ね」
定期的に周囲を警戒しながらも空と海を眺めるのはいいもんだ、と鏡夜の表情がふと、和らぐ。
この眺めを楽しめるのは、隣に雪路がいるからというのもあるだろう。
その言葉に雪路もうんと頷いて。
「何も起きなければそれはそれで良いことだ」
そういって、そっと自身の羽織を脱いで鏡夜の肩へ。
「……はい、潮風はまだ冷えるでしょ」
「ん、ありがと、確かに冷えるね」
羽織の礼を口にして、温かい茶を鏡夜は差し出す。
それを受けとれば指先から温まる心地がして、雪路の表情は緩む。
「ん、ありがと。……おいし」
警戒しつつ、けれど一緒に、こうして綺麗な景色を見られるのは――嬉しい事だ。
どこまでも続く、海――代わり映えはないけれど、それは穏やかで優しい光景だった。
この光景を雪路と鏡夜は眺めて、ひと時を過ごす。
「こういった景色を共に楽しむってのも風情があるね」
これが束の間のものだとわかっているけれどと雪路は鏡夜へ笑いかける。
その笑みにそうだねと鏡夜も笑み返して、綻んでいた表情がわずかに硬くなった。
「この先にあるモノを考えると少しばかり気が重たいけど、知り合いの為にも情報は確実に持ち帰りたいね」
和らいでいた表情に鋭さが戻ったのはこの先を見据えているから。けれどそれはすぐに掻き消えて、雪路と共に過ごす時間に気持ちは傾けられる。
今はただ、平穏な航海が続いていくことを祈るのみ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【グロリアス】がLV2になった!
イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と一緒に。
蝦夷共和国への船旅、かぁ……まだまだわからないことが多い地域だから、油断は禁物だけれども。
未知の場所で新しい発見があるのかと思うと、わくわくしてきちゃうね。
今回も素敵な船旅をよろしくね、フライング・ダッチマン号♪
もちろん、古安くんもばっちり頼りにしているのだよ。
航海中は周囲の警戒をしつつ、調査のことも考えておこうかな。
なんとなく『函館』が上陸し易そうかなって思うけれども、『小樽』にも行こうと思えば行けるんだよね……小樽はお酒が美味しいって聞いたことがあるから、ちょっと気になるし。
古安くんや皆の考えも聞いてみたいな。
サンドイッチを摘んだりお喋りをしたり、息抜きも楽しんで。
暗くなってきたら【完全視界】も活用しておくね。
…夜警の時には、古安くんにぎゅっとくっつくよ。
真っ暗な海の上で、きらきら星空を眺めている今だけは……大好きな人の、ぬくもりを感じていたいから。
九重・古安
イツカ(g02834)と一緒に。
フライング・ダッチマン号での船旅はこれで三度目、この乗り心地の良さにも慣れてきたな。
道中は差し当たった脅威は無いが、冥海機の拠点の合間を縫う以上警戒は必要か。とはいえ張りつめてばかりでは精神面で良くないだろう。
パラドクストレイン経由での補給もあるし、ここは気晴らしを兼ねて料理でも作るか。
見張りの片手間に食べられるようにサンドイッチを用意しよう。気分転換用の甘味を用意するためにも果物や板チョコを挟んだスイーツサンドも一緒に作っておくか。こういう時、揺れが少ないのは非常に助かるな。
夜警も兼ねて【完全視界】を使ってイツカと一緒に夜空を眺めてみるのも良いか。この先の話でもしながら平穏な海を楽しむとしよう。
行先は函館か小樽か、どちらも敵方の警戒は厳しそうだが拠点としての重要性を考えると……酒? なるほど、イツカらしいな。
見渡す限り果てしない海ともなれば、星や月の明かりも一層際立つというもの。だからこそ……互いのぬくもりを感じられるようにイツカと寄り添おう。
●ぬくもりを感じて
「フライング・ダッチマン号での船旅はこれで三度目だな」
そうだねとイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は笑う。また一緒に、乗ってこうして旅できるのが嬉しいという気持ちと共に。
「この乗り心地の良さにも慣れてきたな」
向かう先は――北海道の海域、と九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は瞳細める。
「蝦夷共和国への船旅、かぁ……まだまだわからないことが多い地域だから、油断は禁物だけれども」
まだほとんど、その情報がない場所へ。敵の詳細も、どんな世界かもわからない場所。情報もなくそこへ踏み入れることに不安や心配がまったくない、といえば嘘になる。
けれど、それよりもイツカの心を大きく締めるのは。
「未知の場所で新しい発見があるのかと思うと、わくわくしてきちゃうね」
そんな、新たな世界との出会いへの期待。
「今回も素敵な船旅をよろしくね、フライング・ダッチマン号♪ もちろん、古安くんもばっちり頼りにしているのだよ」
イツカはそっと船を撫でて。そして古安へぱっと笑顔を向ける。
古安はその笑顔に頼りにしてくれと返して、さてと考える。
「道中は差し当たった脅威は無いが、冥海機の拠点の合間を縫う以上警戒は必要か。とはいえ張りつめてばかりでは精神面で良くないだろう」
パラドクストレイン経由での補給もあると聞いている。なら、ここは気晴らしをかねて、と古安が提案したのは。
「料理でも作るか。見張りの片手間に食べられるようにサンドイッチはどうだ?」
「サンドイッチ! 賛成!」
ふたりで早速厨房へ。サンドイッチの具材はハムやチーズ、野菜もありつつ気分転換用の甘味も。
果物や板チョコを挟んだスイーツサンドも。
「こういう時、揺れが少ないのは非常に助かるな」
突然の大波で船体が揺れて、材料がひっくり返ったりなんてことはなく。サンドイッチはてきぱきと準備されていく。
籠に作ったサンドイッチを詰めて、夜――他のディアボロスたちと交代でマストの上、見張り台へとふたりはあがる。
ふわと、少し冷たい風が二人の頬を撫でていった。
夜警もかねて、見上げた夜空。何か起こりそうな気配はなく、この先の話をしつつ平穏な海を二人は楽しめそうだ。
「なんとなく『函館』が上陸し易そうかなって思うけれども、『小樽』にも行こうと思えば行けるんだよね……」
行先は函館か小樽か。どちらに向かうことになるのか、それはまだ定まっていない。
どちらも敵方の警戒は厳しそうだが、拠点としての重要性を考えると――と、古安が思っていると。
「小樽はお酒が美味しいって聞いたことがあるから、ちょっと気になるし」
「……酒? なるほど、イツカらしいな」
その言葉にからりと古安は笑いつつ、寒くなってきたなとイツカを抱きよせる。
イツカもぎゅっとくっついて、えへへと小さく笑み零していた。
見渡す限り果てしない、光も何も無い真っ暗な海――けれど、だからこそ星や月の光が一層際立って降り注ぐ。
その光は冴えているけれど、あたたかなものに感じられた。
「綺麗だね」
「ああ」
真っ暗な海の上、星空を眺めて。その傍らには大好きな人がいる。
伝わってくる大好きなひとの、ぬくもりを感じて、穏やかな時間が過ぎていく。
ぎゅっとくっついて、手を繋いで。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV2が発生!
ソレイユ・クラーヴィア
船旅というのは、何度経験しても不思議と心が躍ります
マストの見張り台から、完全視界で周囲を警戒はしていますが
潮風を体全体で感じて、雄大な大海原の風景を楽しみましょう
念のため、佐世保と呉の周辺を移動時は警戒態勢
レーダーやソナーの反応も確認し
出来るだけ素早く海域を抜けられるよう帆の向きも調整します
危険海域を抜けたら暫しのんびりモード
持ち込んだバケットサンドと紅茶をゆっくり楽しみます
北海道は海鮮が有名という話を聞きましたので
エビとアボカドサンドと、サバサンドにしてみました
暗黒世界蝦夷共和国は海鮮を楽しむ余裕がある国なのかは、分かりませんが…
というか、あの武器頭で食事を摂る必要はそもそも無さそうな
人と同じ視覚があるのかも怪しくなってきましたね
まあ、行けば分かるでしょう
のどかな海の景色がどこまでも続いていれば良いのに
なんて、紅茶を飲みつつぼんやり考えたり
持ち込んだ地図や方位磁石と船の進行方向を照らし合わせ
おおよその現在位置は把握しておき
境界の海らしき場所に差し掛かれば、仲間に声を掛けましょう
●この先に想いを馳せて
船旅は何度経験しても不思議と心が躍るもの。
ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は海風を体一杯に受けて、表情綻ばせる。
マストの見張り台はこのフライング・ダッチマン号で一頭見晴らしがよい場所に間違いない。
完全視界をもって周囲を警戒してみるけれど――何も変わったものはなさそうだ。
雄大な大海原。どこまでも続く海をゆっくり見る機会なんてなかなかないものだ。
ここは何も危険がなさそうだ。佐世保と呉の周辺は警戒態勢になるだろうが――何もないことを祈るばかり。
そして、その海域を警戒し通り抜ければ、何もなかったとほっと一息。
素早く海域を抜けられるように帆の向きも調整したのが良かったのかもしれませんとソレイユはしばしのんびりの時間を楽しむことに。
海風を受けながら、バケットサンドと紅茶を。
今日のバケットサンドは、エビとアボカドサンドとサバサンド。
北海道は海戦が有名という話を聞いて、これだなとチョイスしたものだ。
そうして紅茶と、サンドを食べながら――こうしてゆっくりとできる時間は北海道の海域についてからあるのかどうか。
「暗黒世界蝦夷共和国は海鮮を楽しむ余裕がある国なのかは、分かりませんが……」
と、零したところでふと。
「というか、あの武器頭で食事を摂る必要はそもそも無さそうな」
人と同じ視覚があるのかも怪しくなってきましたねとうーんとソレイユは唸る。
けれど、今考えてもどうなのかはわからない。
「まあ、行けば分かるでしょう」
紅茶をひとくちふくんで、そう結論付ける。
海の音はひどく静かで心地よく。こんな長閑な海の景色がどこまでも続いていれば良いのに――戦いの最中、僅かの時間のゆるりとした船旅でそうぼんやりと思う。
そして、さてそろそろ地図や方位磁石と照らしあわせ、おおよその場所を把握しておきましょうと、ソレイユは動く。
境界の海はまだしばし先。もうしばらく、ゆるりとした時間は続きそうだ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防空体制】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
白石・明日香
さて、北海道に着くのはまだ先だし警戒しながらもゆっくりしていようか。
船体の迷彩塗装はどんな状態か確認しないとね。いきなり剥げ落ちたらシャレにならないし
後は戦闘状態になった時の迎撃訓練かな?
敵がどんな状態かわからないしもし見つかった時に備えて少数なら迅速に連絡とる暇も与えずに撃破しないとね・・・・・
その為にはどういう風に動くべきか考えておかないと・・
●航海は順調に
「さて、北海道に着くのはまだ先だし警戒しながらもゆっくりしていようか」
白石・明日香(弔いの狩人・g02194)はぐぐっと伸びを一つ。目一杯深呼吸すると、海の香りに満たされる。
警戒しておく区域はすでに過ぎ去って――明日香はさて、と甲板へ。
「船体の迷彩塗装はどんな状態か確認しないとね。いきなり剥げ落ちたらシャレにならないし……」
甲板に出て、塗装の様子を見る――と、それを見て明日香は慌てて駆け寄った。
「!? 剥がれてきてる……!?」
皆で施した塗装は剥がれてきている。はらはらと、塗装が剥げている。それは剥げるとしても予想よりも早い。
しっかりと塗装できたいた――航海の影響もあるのかもしれないがフライング・ダッチマン号はクロノ・オブジェクト。何か不思議な力でも作用しているのかもしれない。
けれどすべて剥がれてしまったわけではないから、まだ迷彩は生きている。
つくまでにもつかな、と明日香は思うけれど、剥がれてしまったものは仕方ない切り替えて、他にできることを考える。
こうなると早々に見つかる可能性もでてくるかもしれない。
「戦闘状態になった時の迎撃訓練かな?」
敵がどんな状態かわからないしもし見つかった時に備えて少数なら迅速に連絡とる暇も与えずに撃破しないとね……と考え巡らせる。
「その為にはどういう風に動くべきか考えておかないと……」
船旅は平穏のままに進んでいく。
このまま何も起こらず北海道の海域まで行ければいいのだけれどと、明日香は思っていた。
順調な船旅はそのあとも続いていく。北海道まではまだ少し、かかるようだ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
月見里・千隼
※アドリブ、連携歓迎
衣装はディアコレ2024空母部門着用
北海道行きの船旅、いつでもどこでも心躍るものだ
何故なら故郷の北海道を取り戻す為の大きな第一歩になるかもしれないからな!
蝦夷共和国カチコミ装備を纏って気炎万丈!(顔は仏頂面のままである)
このチャンス、無駄にはしない
フライングダッチマンか
乗るのは初めてだが大きくてとても良い船だな
どんな事が起こるか分からない
愛銃と天岑昌運をいつでも取り出して戦えるようにと臨戦態勢に
視力の良さを活かして、慎重に船周囲の警戒を近くは目視、遠くは望遠鏡や双眼鏡で
更に【防空体制】を使って上空も警戒して見張りをするか。
何か異変等を見つけたら【パラドクス通信】で連絡して仲間との情報共有は密に
今倒れたらマズいので無茶はせず適度な休憩はする
もし料理する人がいたら俺も手伝うぞ
腹が減ったら出発前に妻に貰った弁当のミニサンドウィッチを食べて英気を養うか
少食でも腹が減っては戦は出来ん
ふむ、蜜柑とホイップのフルーツサンドとはとても気が利く
長い船旅にはビタミンCは欠かせないからな
●故郷へ想いを
北海道行の船旅に月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)は心躍るものを感じていた。
何故なら北海道は千隼の故郷。故郷を取り戻すための大きな第一歩になるかもしれないから。
だからその装いもいつも以上に気合が入っている。蝦夷共和国カチコミ装備――黒いコートの端が海風にたなびく。
「このチャンス、無駄にはしない」
その表情は仏頂面のままだけれど、その心は気炎万丈。
フライング・ダッチマン号に乗るのは、千隼は初めてで。大きくてとても良い船だなと乗りながら思う。
揺れもなく、穏やかに進めているのはこの海が落ち着いているからもあるが、このフライング・ダッチマン号がクロノ・オブジェクトだからもだろう。
しかしどんな事が起こるかわからない。警戒すべき場所はあるが、何も起こることはないと言われた船旅。それでも、千隼は何時でも臨戦態勢でいることにした。
愛銃と天岑昌運をいつでも取り出して戦えるように。
視力の良さを活かして千隼は目視する。近くだけでなく、遠くも望遠鏡を使い、更に防空体制活かして上空にも気を向けていた。
何か異変あればすぐ仲間に伝えるつもりだが。
「何も無さそうだな……休憩しよう」
無理をして倒れるのもマズい。異変の無さそうな今は休憩し時だろう。
千隼は出発前に妻にもらった弁当を開く。そこにはミニサンドウィッチ。
これを食べて英気を養おうと手を伸ばす。少食でも腹が減っては戦は出来んと千隼は口へ運ぶ。
「ふむ、蜜柑とホイップのフルーツサンドとはとても気が利く」
長い船旅にはビタミンCは欠かせないからなと、妻の心遣いを感じて、千隼はふと表情和らげた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【平穏結界】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
突入後に備えてどんな選択をすべきか悩ましいですが
皆さんと一緒に挑めば、きっと良い結果に繋がると信じています
どちらを目指すにしてもまずは用心が大切ですね
交代の見張り番に参加し、持ち込みの地図等と一緒に航路を予定通り進んでいる事を確認する為に【スーパーGPS】も使ってみます
本番はまだ先なので適度に休息を取ります
カレーですか!良いですね
船の上でも譲二さん(g08603)のご飯を頂けるなんて嬉しいです!
夜はこの先何が起きても動じないように
待ち構えるものに想像を巡らせ、怪談っぽくお話しします
北海道には山より大きな熊型クロノヴェーダも居るかもしれません
ヤ・ウマトの海からうっかり迷い込んで川を遡上してきた鮭型冥海機を、鋭い爪で一撃で狩るのです…!
エトヴァさん(g05705)のお話に身震いしつつ
向こうの一般人の様子についても、分からない事ばかりなのですよね
うん…僕もそんな風になっていないと良いなって思います
確かめる為にも、今はとにかく前進ですね
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
機器も詰んだし、警戒態勢しつつ船旅
舞鶴までは厳重警戒だ
道中は【平穏結界】、防空体制や他残留効果を活用
備え付けたレーダーや集音装置、ソナーを稼働させて計器の観測係
観測係だよ……さぼってないよ?
持参の望遠鏡・双眼鏡で辺りを偵察しつつ
時間、日の傾きと星の位置、羅針盤をあわせて航路を確認、地図に書き込んでいく
北前船航路を辿りつつ大きく外れないようにと、正確な位置把握だな
方面や時間帯は手分けし、俺は夜の番に立とうか
勲さん(g10186)やジョージさん(g08603)と船旅
お、美味そうないい香り
ジョージさんお手製のカレー、ぜひ食べたいな
海軍カレーってあるんだっけ
お代わりくださいな
怪談には、甲板でキャンドルに火を入れて
勲さんのそれ………怖い
そういう場面のホログラム土産が売ってたら面白いのだが
そうだなあ……こっちは笑えない話だけど
蝦夷共和国では……
人々がクローンや培養技術で管理されていたり……制度的な厳重管理……チップを埋め込まれて操られていたり……そんなディストピアだと嫌だなあ……と
八雲・譲二
※アドリブ連携歓迎
新宿島から持ち込んだ食料を使い、船の厨房を借りて寸胴鍋にカレーを仕込んでおくぜ
しばらくは長閑な船旅とはいえ、行先の話し合いも残っているし
そういう時に飯の心配をさせたくない。特級厨師の俺に任せておきな
勿論今食ってもいいのよ
しっかし、蝦夷共和国か…
やっぱ断片の王は和泉守兼定を頭部に頂いた土方歳三かね
それだと函館は天正大戦国と隣り合った前線且つ、断片の王とも関連の強い最重要拠点の可能性が高い
足掛かりに選ぶにはちょいとリスクが高くねえかな? おっちゃんは心配です
まあ小樽も小樽で永倉新八が腰を据えた場所だ。ジェネラル級の直接支配を受けている可能性は高いし、難易度はどっこいかもしれないか…
結論は急がなくてもいいか
仕込みが済んだら飲み物や菓子類の盆を片手に皆のところに行って、エトヴァ(g05705)や勲(g10186)と船旅を堪能しよう
熊のクロノヴェーダ? やだ怖い。メロン柄の爆弾とか頭部にくっついてそう
…人間の繁殖と利用に長けたディヴィジョンだっけ。
もうその時点である程度怖いな……
一蝶・信志
ワタシ、ディヴィジョン境界の調査に参加するのはハジメテ♡なの
まだ見ぬ土地への航海なんて、ワクワクしちゃうわね!
突入の前に、経験豊富な皆さんから心構えや基本的なことを教わっておきたいわ
航行に必要な作業や手順も積極的に習いましょう
CCTSの仲間たちが歓談しているところにご一緒してもいいかしら?
断片の王って、今までに出会った相手はたいてい武闘派よね
インパクトも知名度も十分なイケメン✨土方歳三はすごくナットクかも
…榎本武明なんてセンはどうかしら?
新選組と結びながらも後年は明治政府の中でも活躍した人の名前が
クロノヴェーダと対抗勢力、どちらの陣営にあるかは興味があるわ
彼、確か軍艦の指揮もしていたはずよね?
函館は津軽海峡を隔てて天正と隣接しているカンジだから
もしも天正と蝦夷に接触があるのだったら、
そこに霧を見つけられる可能性もありそうじゃない?
でも、推定本拠地の防衛網に接近するリスクや
ワタシたちにとっては一旦足掛かりを作る方が重要というのも頷けるわね
※「魔法少女シンディ」の装い
言動は女性的
獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎
北海道の様子は気になっていたんだ。俺も同行させてくれ。
エルドラードでも船に乗ったが、さすがにこのフライング・ダッチマン号はでかいな。
最新鋭の機器は見たことないものばかりだが、【操作会得】があれば俺でも少しは役にたてるか?
交代しながら計器を見るくらいはやってみよう。
蝦夷共和国とやらは徹底した歴史改竄が行われているそうだから現代の知識がどの程度役に立つかはわからないが、函館戦争では函館湾で海戦をやってたと聞くから防御は厚いんじゃないか?安全を考えて乗り込むなら小樽側のほうがいいんしゃないか。
新撰組という言葉も歴史の額面通りに受け取っていたら痛い目を見るかもしれないな。確か正式には新たに選ばれた?とかなんとかいう意味なんだろ。想定外の相手が出てくることも考えておいたほうがいいだろう。
いい匂いがすると思ったらカレーか。よければ俺もご相伴に預からせてくれ。
この旅でなにかの足掛かりがつかめるといいな。
●航海の先にて
「エルドラードでも船に乗ったが、さすがにこのフライング・ダッチマン号はでかいな」
北海道の様子は気になっていたところ、獅子堂・崇(破界拳・g06749)もこの旅への同行を。
そしてディヴィジョン境界の調査に参加するのはハジメテ♡なの、と一蝶・信志(シンディ・g04443)の心も踊っていた。
「まだ見ぬ土地への航海なんて、ワクワクしちゃうわね!」
けれど、突入の前に経験豊富な皆から心構えや基本的なことを教わっておきたい。それに航行に必要な作業や手順もあるはず。
となれば、わかっている人たちはと視線巡らせればCCTSの仲間たちをみつけ信志は声かける。
「ご一緒してもいいかしら?」
「ええ、もちろん!」
突入後に備えてどんな選択をすべきか――それはとても悩ましい事だと三間・勲(漁火・g10186)は思う。
けれど、一人で向かうわけでも、そして決めるわけでもない。
けれど――皆さんと一緒に挑めば、きっと良い結果に繋がると信じていますと、勲は笑みを向ける。
「どちらを目指すにしてもまずは用心が大切ですね」
だから、海の上でできる事を。
レーダーや集音装置など、持込んだ機材を稼働させて観測をしていたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、何もないからこそ、何もしていないように見えて。
どうですか? と様子を見に来た勲が何かを言う前に。
「観測係だよ……さぼってないよ?」
ちゃんと観測してるよ、と思わず言ってしまうほど、変化もない平和な海。
そんな機器は見たことないものばかり。操作会得があれば俺でも少しは役にたてるか? と崇はエトヴァが操作する様に興味津々。
計器を見るくらいならできそうだと、しばし交代したり海の上での時間は過ぎていく。
崇にしばし任せつつ、機材の出番は今のところなさそうだ、なんて苦笑しつつエトヴァは甲板に出ると周囲を双眼鏡で見回す。
「舞鶴までも厳重警戒していたけれど、何もなかったな」
皆で手分けしつつ、俺は夜の番に立とうかとエトヴァは紡ぐ。
ちゃんと北前船航路を辿っている、日の傾きや星の位置、羅針盤を使っても確認して。
予定通りの航路を進んでいることをエトヴァと勲は確認しつつ、適度な休息も必要ですねと紡げば。
それなら、と八雲・譲二(武闘派カフェマスター・g08603)はすでにぬかりなくという表情で。
「船の厨房を借りて、カレーを仕込んでおいたから」
しばらくは長閑な船旅とはいえ、行き先の話し合いも残っている。
そう言う時に飯の心配をさせたくない――特級厨師の俺に任せておきな、と譲二はぐっと親指立ててみせる。
そう聞いて勲の瞳はきらきら輝く。譲二は、あとはもう少し煮込んだら完成と告げる。
「勿論今食ってもいいのよ」
「カレーですか! 良いですね」
船の上でも譲二さんのご飯を頂けるなんて嬉しいです! と勲は楽しみいっぱいの声を響かせた。
じゃあ、先に行って仕上げをしておくと譲二は厨房へ。
エトヴァたちは周囲の確認をしつつ厨房へ。するとふわと良い香りが漂ってくる。
「お、美味そうないい香り」
厨房からの匂いにエトヴァも誘われるように。
「ジョージさんお手製のカレー、ぜひ食べたいな」
海軍カレーってあるんだっけ、なんて話をしながら席につくとどうぞとカレーが前へ。
いただきますと手を合わせ、エトヴァはひとくち。そしてそのまま何もしゃべらずそれを平らげて――皿を差し出すと。
「お代わりくださいな」
はいよ、と譲二は盛りつけながら――零す。
そして、この匂いに誘われてまたひとり。
「いい匂いがすると思ったらカレーか。よければ俺もご相伴に預からせてくれ」
崇もふらりと厨房へ。もちろん、沢山あるからと譲二はよそって差し出す。
そして何人か集えば、やはりこの先の事の話になる。
「しっかし、蝦夷共和国か……やっぱ断片の王は和泉守兼定を頭部に頂いた土方歳三かね」
「新撰組という言葉も歴史の額面通りに受け取っていたら痛い目を見るかもしれないな。確か正式には新たに選ばれた? とかなんとかいう意味なんだろ。想定外の相手が出てくることも考えておいたほうがいいだろう」
譲二の予想に、崇は美味いとカレーに舌鼓打ちつつ、言葉返す。今現在、持っている情報が少ないディヴィジョン。
そして断片の王と聞いて、信志は今まで出会った王たちを思い返してみる。ぱっとでてくるのは最近だと、『人形皇帝ナポレオン』や『イスカンダル』だろうか。その少し前までさかのぼると、『アーサー・ペンドラゴン』がいる。
「断片の王って、今までに出会った相手はたいてい武闘派よね」
それを思い出しつつ――譲二の言葉を反芻する。
「インパクトも知名度も十分なイケメン✨土方歳三はすごくナットクかも……榎本武明なんてセンはどうかしら?」
新選組と結びながらも後年は明治政府の中でも活躍した人の名前がクロノヴェーダと対抗勢力、どちらの陣営にあるかは興味があるわと信志は紡いで。
「彼、確か軍艦の指揮もしていたはずよね?」
軍艦があればそれに乗ってるかも、なんて想像して。はっとする。良くない想像をしてしまったわ……と零しつつ。
「突入してすぐ軍艦に出会ったら、調査どころじゃないわね」
皆、それはあってほしくないと頷く。なんて話しながら向かう場所についても意見を交換しあう。
「蝦夷共和国とやらは徹底した歴史改竄が行われているそうだから現代の知識がどの程度役に立つかはわからないが、函館戦争では函館湾で海戦をやってたと聞くから防御は厚いんじゃないか?」
と、軍艦と聞いて崇も想像巡らせる。安全を考えて乗り込むなら、小樽側のほうがいいんじゃないか、と。
「函館は津軽海峡を隔てて天正と隣接しているカンジだから、もしも天正と蝦夷に接触があるのだったら、そこに霧を見つけられる可能性もありそうじゃない?」
でも、と信志は続けた。
「推定本拠地の防衛網に接近するリスクやワタシたちにとっては一旦足掛かりを作る方が重要というのも頷けるわね」
「それだと函館は天正大戦国と隣り合った前線且つ、断片の王とも関連の強い最重要拠点の可能性が高い」
足掛かりに選ぶにはちょいとリスクが高くねえかな? と唸るばかり。おっちゃんは心配です、と言いながらカレーを盛り付けてエトヴァへ。
「まあ小樽も小樽で永倉新八が腰を据えた場所だ。ジェネラル級の直接支配を受けている可能性は高いし、難易度はどっこいかもしれないか……」
向かう場所については、本当に悩みますねと勲が零す。エトヴァもまだ、どちらに向かうか自分の考えを明確に定められていなかった。
「この旅でなにかの足掛かりがつかめるといいな」
崇の言葉に、そうですねと勲が頷く。未知の世界への第一歩の旅なのだと、改めて感じて。
そして夜――相変わらず何も起こらない平和な夜。
甲板にキャンドルをたて雰囲気はばっちり。
色々考えてしまったが、結論は急がなくてもいいかと譲二も手に飲み物や菓子類をもってエトヴァや勲のところへ。
しばし船旅を楽しむのも、良いものだから。
この先何が起きても動じないように勲は待ち構えるものに想像を巡らせていた。想像巡らせ、心の準備をしている、ともいえる。
「北海道には山より大きな熊型クロノヴェーダも居るかもしれません」
「熊のクロノヴェーダ? やだ怖い。メロン柄の爆弾とか頭部にくっついてそう」
メロン……! と勲はそれも想像して。
「ヤ・ウマトの海からうっかり迷い込んで川を遡上してきた鮭型冥海機を、鋭い爪で一撃で狩るのです……!」
一撃必殺、しゅばっと唸る爪。そして咥えて去っていく熊型クロノヴェーダ、なんて構図が想像しやす過ぎて。
「勲さんのそれ………怖い」
そういう場面のホログラム土産が売ってたら面白いのだが、なんて笑いつつ。
「そうだなあ……こっちは笑えない話だけど」
エトヴァは自分が想像するその世界について口にする。
考えたその世界は、エトヴァからしたら素晴らしい世界――とは、言えないものだ。
「蝦夷共和国では……人々がクローンや培養技術で管理されていたり……制度的な厳重管理……チップを埋め込まれて操られていたり……そんなディストピアだと嫌だなあ……と」
「そ、そんな……」
エトヴァの話に勲は身震いして、さらに想像をめぐらせる。敵の姿は知ることができたが一体どのように暮らしているのかはわからないところ。
「向こうの一般人の様子についても、分からない事ばかりなのですよね」
「……人間の繁殖と利用に長けたディヴィジョンだっけ。もうその時点である程度怖いな……」
エトヴァの言葉でさらに想像しやすくなってしまった。譲二がそう零すと勲も小さく頷いて。
「うん……僕もそんな風になっていないと良いなって思います」
勲は夜空を見上げる。
「確かめる為にも、今はとにかく前進ですね」
平穏な航海も――もう、終わる。
北海道の海域はすぐそこだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【平穏結界】がLV4になった!
【未来予測】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【先行率アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
●北海道の海域
順調な船旅をもって、フライング・ダッチマン号は北海道近海へとたどり着いた。
この海域で、『ディヴィジョン境界の霧』を探し出す。それがここでやることだ。
冥海機ヤ・ウマトと暗黒世界蝦夷共和国とは交流が無いため、大規模な霧の発生は確認されていない。
しかし、フライング・ダッチマン号は、ディヴィジョン境界を越えやすいという特性があるので、僅かな霧の発生であっても、ディヴィジョンを越える事が可能と思われる。
注意深く海域を調査するか、或いは、霧の発生を誘発するような事をしてみるか――とにもかくにも、まず霧を見つけなければ、霧が発生しなければ何も始まらない。
ディアボロスたちは周囲へと、意識を向けて自分たちのできることを始めていく。
九重・古安
アルタン・ウルクに突入したときには既に発生している霧に突入する形だったが、今回はそもそも霧を探すところからだな。
直接の行き来の無いディヴィジョンも数えるほどのはずだが、この辺りの仕組みはいまだに良く分からん。だからこその調査だし、より冒険感があるのも確かだが。
『境界の霧』と言いつつも、「ここから先は別ディヴィジョン」とハッキリした境界線という形で出現してくれるとは限らん。
まずは【スーパーGPS】である程度の座標にあたりをつけつつ、地道に注意深く探っていくか。
そもそも霧の向こうの時代が違う=単純な空間的連続性がないというのであれば、それこそ上空や水中に発生するという可能性もある……のか?
確証はないが水平方向だけでなく上下にも気を配ろう。
【完全視界】でも見通すことができないという境界の霧の性質を利用すれば、普通の霧や雲と区別できるはず。一見それらしく見えなくとも見通せない何かがあれば要警戒。
他にも気になることや気づいたことがあれば【パラドクス通信】で他の皆と情報共有をしよう。
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
のんびりとした船旅も名残惜しいですが、お仕事ですね
完全視界を発動
海図とコンパスを参考に、北海道の方向へ慎重に船を進めます
以前、リグ・ヴェーダ海域へフライング・ダッチマン号で偵察した時は、ダッチマンに乗っているからこそ、薄い霧に気づけましたから船上から探すのが一番確実な筈です
マストの見張り台から双眼鏡で周囲の海上を見渡します
可能なら仲間と警戒方向を分担したいですね
これで見つければ良し
見つからなければ排斥力を下げるしかありません
排斥力を下げる方法として、一番に思い浮かぶのはクロノヴェーダを倒す事
この場にクロノヴェーダは居ませんから、それは却下
しかし、パラドクスで境界と思われる方向に攻撃を撃ち続けるのはどうでしょうか
物理的に壁を突破する、ではないですが
境界の外側から、逆説連鎖の衝撃を与え続ければ一瞬でも揺らぐ可能性はあるやもしれません
宙に展開した鍵盤で「熱浄」を演奏
天より焔の星を喚び、北海道の方角へと雨あられに降らせましょう
攻撃の度に霧の有無を判断し、一瞬でも揺らげば突入です
水上・鏡夜
アドリブ、連携歓迎
さて、ここからが本題だ
境界の霧を探すか発生させるか
どちらにしても難しいだろうから、くまなく探していこう
【完全視界】を使用し、マストの上から探そうか
手分けした方が探しやすいだろうし、見落としも少ないだろう
必要であれば【パラドクス通信】を使って声を掛け合いながらやろうか
霧が見つからないなら、発生させるしかないわけで
排斥力を下げればいいのはわかっているが、どう下げるべきか
このディヴィジョンにない物で、向こうのディヴィジョンにあるモノであったり、向こうの性質に寄せれば揺らぐだろうとは思うものの、具体的な手段が思い浮かばないんだよね……
なんで、まぁ、手が必要な方の手伝いをしようか
手数は多い方が何をするにしても範囲が広がるからね
イツカ・ユメ
※アドリブ、連携大歓迎!
のんびり船旅で英気を養ったし、ここから先は気を引き締めていくよ!
蝦夷共和国は新撰組、とのことだから。
浅葱の羽織で隊士っぽい格好にしてみるね。
…べ、別にコスプレじゃなくて、少しでも向こうのディヴィジョンの雰囲気に近付けたら、縁を繋ぎ易くなるかな?なんて。
ついでに【冷気の支配者】を活用して周囲の温度を下げてみるね。
北海道は寒いし。
霧、霧……何処に、どんな風に発生するかわからないし、とにかく注意深く観察するしかないよね。
双眼鏡と【完全視界】を活用して、皆と手分けして探してみるよ。
基本は海上を観察するけれども、念の為空中にも注意を向けておくね。
皆とも【パラドクス通信】で連絡を取り合って、何かあったら情報を共有できるようにしておくよ。
函館、小樽……その辺りに伝わる民謡を調べておいて、調査の合間に口ずさんでみる。
これから向かう土地に、同じ歌が伝わっているのかはわからないけれども。
少しでも、霧が興味を持って近付いてきてくれないかなぁ、なんて。
ほら、こっちだよ。おいで、おいで?
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
仲間達と霧を誘発
周囲の観測も怠らず、誘発なき場合は探索に出よう
暗黒世界蝦夷共和国……「向こう側」との同調を試みる
さっきの仮説の続きになってしまうが……
重要なのは、規律ではないか
極度の管理社会には、規則の順守が必要になるのでは、と考える
規律、号令、服従……監視
史実の新撰組には、局中法度と俗に呼ばわれた、隊規・禁令があるとの事
強行偵察で見た新選組に似せた浅葱色の羽織に、業物の日本刀を腰に佩く
……頭部にはつけられないが
海の先を見据え、己の心持ちをそれに近づけて
号令をかける
規律厳守。
整然と動け。乱れは許さない
破ったものには厳罰を!
人間など家畜の如く管理されるべきものだ
さあ、従え!
武器への矜持を胸に抱き
史実の新撰組の禁令の内容を、読み上げよう
同じ方向性の仲間たちと、整然と、集団的規律を合わせ
番号呼びや、管理支配関係の再現、その監視を行う
霧の探索時は、望遠鏡、双眼鏡で偵察
観測機器に異音、電磁波の乱れ等ないか確認し
手分けして、低空飛翔や水面走行で周囲を探索
完全視界、PD通信で情報共有を
白石・明日香
さてと・・・どうやって霧を見つけるか或いは発生させるか?
北海道にいるのは新選組・・・・局中法度を音読してみようか?
北海道にいるのは新選組、ならば反応は・・・・ないかもだけど霧が発生するきっかけになれば!
というわけで船の舳先に立って思いっきり音読というか叫ぼう!
一、士道ニ背キ間敷事!
(要するに武士道に背いてはならない)
一、局ヲ脱スルヲ不許
(脱退は許さない)
一、勝手ニ金策致不可
(勝手に借金は禁止)
一、勝手ニ訴訟取扱不可
(勝手に訴訟に関わってはいけない)
一、私ノ闘争ヲ不許
(私闘をしてはならない)
右条々相背候者切腹申付ベク候也
(一つでも違反したものは切腹!)
まあ、これは創作らしいけど新選組が北海道にいるのだから何かしら反応あればいいけど・・・
八雲・譲二
※アドリブ連携歓迎
【パラドクス通信】で仲間達と連絡を取りつつ、【完全視界】で海を眺める
この船でなら境界を越えれるって話だが、問題は霧の有無か
排斥力が弱まると境界が曖昧になり霧が出る、排斥力を弱めるには向こうの本質を強める…か、成程ね
蝦夷共和国の本質…『北海道』の本質なら生まれ故郷だから色々思い浮かぶんだけどな
数十センチ積もって屋根を潰しかねない大雪とか、普通に街中まで出てくる熊とか鹿とか…俺も仕事帰りに吹雪に遭って遭難しかけた事があったっけ
まあ秘境発強行偵察の報告から考察するに、野生動物は駆逐されて気温も無理やり調整されてそうだけど…
それでも調整されてるだけで元々の気候とか、『試される大地』の部分は変わらないんじゃないか?
流石にこの時期は北海道も「比較的涼しい」程度だが
気温が低いのは元々の北海道の要素だし、海上で霧が出る条件は「暖かい水面上に冷たい空気が流れ込むこと」だ。霧違いだけどな
そんな事を考えつつ【冷気の支配者】で気温を下げる
幾らでも試されてやるからさ
その大地の姿を拝ませてくれよ。
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
今回はフライング・ダッチマン号の能力が大きな助けになると思いますが、せっかくここまで来たので色々試しておきましょうか
「暗黒世界(ディストピア)」と付くだけあって、支配体制が徹底した世界という情報でしたね
僕は抑圧や支配を求める側の演技をしてみようかな…
「管理しやすそうなのが来たぞ」と受け入れてくれないでしょうか
そもそもクロノヴェーダとの戦いなんて、自分の人生すらままならない子供の僕には荷が重すぎます
強い人達に守られて、導いて貰えたら楽なのに…
仲間に溢すような演技の後、エトヴァさん(g05705)に圧倒されつつ従ってみます
は、はい!ご命令の通りに!
格好良いなあ…!お互い演技と分かっていても、つい引き込まれてしまいました
毅然と振る舞う姿は輝いて見えるものですね
そう考えるとこの場で頑張っている皆さん全員が僕にはきらきらして見えます
行動後、霧を確認する際は単眼望遠鏡と各種効果をお借りして観察に回りましょう
クィト・メリトモナカアイス
3年も戦っていると境界の霧が関係していそうな案件は結構多い。
中でもやっぱり一番の例はグランダルメからラ・ピュセルへと入り込んだやつ。
報告書によるとー……おぉう。凄いことをしてる……
とにかく。「行為」「感情」これらを同調させるのが大事なのではないかなと思う。
あっちのディヴィジョンのことは何も分からぬので、予想するしかないのだけれど。
まずは行為。
んーむ、いめーじ的には管理社会な感じ?
というわけで他の復讐者と一緒にもくもくと甲板の掃除とか船の操舵とかをやろう。私語とかはなく、ひたすら作業を続ける。
命令してくれる役の復讐者もいるときっとなおよし。
次に感情。
これは悩んでいるところ。クロノヴェーダは感情をエネルギーにしてるのだし、何かがあると思うのだけど……ん-む。
徹底した管理社会で文字通りに感情を奪っているとか、管理の一環で民同士を監視させ、猜疑心を高めてるとか……?
前者は同調が難しいので後者で試そう。
むむむ、こっそりもちこんだ我の冷凍庫からモナカアイスをこっそり盗み出すものがいるかもしれぬ……
一蝶・信志
境界の排斥力を弱めるには、こっち側から向こう側の世界観に合わせに行くといいのね
規律で縛られたディストピア感を演出するのは面白そう🌟
エトヴァのアイデアにワタシも乗っかるわ
ついでに名前じゃなくて管理番号で呼び合うのはどう?
シリアルバーやビタミン剤でディストピア飯の再現もぬかりないわよ
…譲二さんのカレーが恋しいケド
ワタシたちが今いるのはヤ・ウマト側だから…
太平洋戦争の時代になくて近未来風ディストピアにありそうなものを多用してみましょ
最先端技術の詰まった小型ノートPCやタブレットを持ち込んで
…やだ、Wi-Fiがないとこんなに不便なのね!
インターネットの供給って地味にすごいわ
蝦夷共和国内には回線あるのかしら…
とりあえず赤外線通信とかBluetoothとかUSBメモリとか乱用していきましょ
フライトドローンで近未来チックなドローンちゃんも召喚
ドローンちゃんに乗って少し広い範囲を観察しに行くわ
高性能デジカメで撮影したり
PC上のマップにスーパーGPSを使ったりして
ハイテク捜査よ
※引き続き魔法少女シンディ
月見里・千隼
※アドリブ、連携歓迎
衣装はディアコレ2024空母部門着用
上陸前から試される大地よ
開拓した先人の如く、今を生きる俺達は過酷な試練をも乗り越えてやるぞ!
蝦夷ディヴィジョン行きの霧は北海道の海域を探すか
発生を誘発させるのどちらかなのか
大変な調査となるが故郷の北海道を奪還する為だ、全力でやるぞ
【パラドクス通信】で仲間達との連絡はこまめに情報共有
霧の発生したかどうかは勿論だが、どこに敵がいるかも油断は出来ん…念には念を慎重に
境界の霧の性質を逆に利用して【完全視界】を使えば、
見通せる普通の霧と見通せない境界の霧の区別くらいはつくだろうか
双眼鏡を使い四方八方だけでなく上空や海にも霧を探しながら警戒するぞ
ふむ、霧を誘発し境界を揺らがせれるには北海道や新撰組由来の何かをすればいいのか?
一応、新撰組グッズと手元に残ってた北海道グッズは持ってきた
北海道は6月はマシであるがまだ肌寒いからな
まずは【冷気の支配者】を今あるだけフル活用し気温を下げるぞ
もし有効なら『幻月』で霧に向けて
吹雪を発生させるのもどうだろうか?
●北海道の海域にて
「上陸前から試される大地よ。開拓した先人の如く、今を生きる俺達は過酷な試練をも乗り越えてやるぞ!」
月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)は、まだ視線の先は海なれど、本来あるべき大地を思い声にする。
霧を探すか、発生を誘発させるか――大変な調査になることを千隼は覚悟していた。
けれど、それは。
「故郷の北海道を奪還する為だ、全力でやるぞ」
この先にあるべき大地を取り戻すために。
それにどこに敵がいるかも油断は出来んと千隼は思う。念には念を、慎重にと周囲にも気を向けていた。
「のんびりとした船旅も名残惜しいですが、お仕事ですね」
ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は海図とコンパスを手に船が北海道の方へ進んでいるのを確認する。
皆で分担して死角が無いように警戒はできそうだ。
ソレイユへと水上・鏡夜(添星・g09629)が頷く。ここからが本題だ、と。
「境界の霧を探すか発生させるか。どちらにしても難しいだろうから、くまなく探していこう」 と、鏡夜は捜索のほうに重きを置くことに。マストの上からみると登っていく。
「以前、リグ・ヴェーダ海域へフライング・ダッチマン号で偵察した時は、ダッチマンに乗っているからこそ、薄い霧に気づけましたから船上から探すのが一番確実な筈です」
と、経験踏まえて。
そしてまた、以前にも突入の経験があるひとり。
「アルタン・ウルクに突入したときには既に発生している霧に突入する形だったが、今回はそもそも霧を探すところからだな」
何もないなと思いながら九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は周囲を見回す。
直接の行き来の無いディヴィジョンも数えるほどのはずだが、この辺りの仕組みはいまだに良く分からんと零す。
しかし、だからこその調査でより冒険感があるのも確かなこと。
「のんびり船旅で英気を養ったし、ここから先は気を引き締めていくよ!」
気合いいっぱい、イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は浅葱の羽織を纏って隊士っぽく。
くるりと回って見せる姿に古安は似合ってる、と頷く。
「……べ、別にコスプレじゃなくて、少しでも向こうのディヴィジョンの雰囲気に近付けたら、縁を繋ぎ易くなるかな? なんて」
ちょっとばかりイツカは照れて、でも嬉しそうにありがとうと。
『境界の霧』と言いつつも、『ここから先は別ディヴィジョン』とハッキリした境界線という形で出現してくれるとは限らんと古安は海を見つつ、地道に注意深く探っていくかと、紡いで何もない静かな海に唸る。
「そもそも霧の向こうの時代が違う=単純な空間的連続性がないというのであれば、それこそ上空や水中に発生するという可能性もある……のか?」
確証はないが水平方向だけでなく上下にも気を配ろうと古安は観測に徹することに。
『境界の霧』であれば完全視界では見通すことができない。その性質を知っているから、普通の霧や雲とは区別できるはず。
それはこの場のディアボロスの共通認識のようなものだ。
何か起こらないかと、古安は周囲に意識を向け続ける。何も見落とさないようにしようというように。
そのイツカの浅葱色を見て――千隼はふむ、と考える。
「霧を誘発し境界を揺らがせれるには北海道や新撰組由来の何かをすればいいのか?」
一応、新撰組グッズと手元に残ってた北海道グッズは持ってきたが……と手にする。しかし持っているだけでは何も起こらないようだ。
そして八雲・譲二(武闘派カフェマスター・g08603)も、海を眺めながら思案していた。
「この船でなら境界を越えれるって話だが、問題は霧の有無か」
ふむ、と霧もなにも見られない先を見詰め譲二は言葉紡ぐ。
「排斥力が弱まると境界が曖昧になり霧が出る、排斥力を弱めるには向こうの本質を強める……か、成程ね」
で、あれば蝦夷共和国の本質とは、と考える。
「『北海道』の本質なら生まれ故郷だから色々思い浮かぶんだけどな」
数十センチ積もって屋根を潰しかねない大雪。普通に街中まで出てくる熊や鹿。
それらを思い浮かべて、ふと譲二の表情は和らいだ。
「……俺も仕事帰りに吹雪に遭って遭難しかけた事があったっけ」
それが懐かしくもあるような――そんな心地。
けれど、今はその時のことを思い返すのはほどほどに。おそらく、自分が思い描いた記憶の中の自然豊かな光景はないだろうと思っていた。
「まあ秘境発強行偵察の報告から考察するに、野生動物は駆逐されて気温も無理やり調整されてそうだけど……それでも調整されてるだけで元々の気候とか、『試される大地』の部分は変わらないんじゃないか?」
それならば、その大地に近づけてみるのはどうだろうかと。
「流石にこの時期は北海道も『比較的涼しい』程度だが気温が低いのはもともとの北海道の要素だし」
同じく北海道を故郷とする千隼は、6月はマシであるがまだ肌寒いからなと頷く。
気温を下げるべく――そして、もし霧が出たなら、パラドクスをぶつけてみるのはどうだろうか? と千隼は言う。
千隼はパラドクスで吹雪を起こすことができる。通常の霧であっても、ぶつけてみたら変化は起きるかもしれないと。
しかし何をするにせよ、まずは霧を招くのが優先。
海上で霧が出る条件は『暖かい水面上に冷たい空気が流れ込むこと』だと譲二は考える。霧違いだけどなと笑いつつ、【冷気の支配者】で気温を下げていく。
「幾らでも試されてやるからさ、その大地の姿を拝ませてくれよ」
さて、どうなるか――すぐさま霧が発生するということはなく。じんわり待つしかないかね、と譲二はゆったりと構えた。
●霧は現れず
ないなぁと鏡夜はマストの上から周囲を見回す。
皆と手分けして探し、必要であればパラドクス通信で連絡し声をかけあって。
「見つからないなら、発生させるしかないわけで」
どうすればいいのか――鏡夜は考える。
排斥力を下げればいいのはわかっている。けれど、どう下げるべきか。
「このディヴィジョンにない物で、向こうのディヴィジョンにあるモノであったり、向こうの性質に寄せれば揺らぐだろうとは思うものの、具体的な手段が思い浮かばないんだよね……」
そう思っていれば、共に船に乗る仲間たちが動き始める。
「手が必要なら手伝いをしようか。手数は多い方が何をするにしても範囲が広がるからね」
と、鏡夜が動く先で思案する人物がまたひとり。
3年も戦っていると境界の霧が関係していそうな案件は結構多い、とクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)も思案していた。
「中でもやっぱり一番の例はグランダルメからラ・ピュセルへと入り込んだやつ」
と、その報告書をクィトは読み直していけばその表情は驚嘆が滲む。
「……おぉう。凄いことをしてる……」
とにかく。『行為』『感情』これらを同調させるのが大事なのではないかなと思うと、クィトは考える。
「あっちのディヴィジョンのことは何も分からぬので、予想するしかないのだけれど」
霧ね、と一蝶・信志(シンディ・g04443)は零す。
「境界の排斥力を弱めるには、こっち側から向こう側の世界観に合わせに行くといいのね」
霧を誘発させるために――エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は思考巡らせる。
「暗黒世界蝦夷共和国……『向こう側』との同調を試みる……」
瞳を伏せしばしかんがえると、さっきの仮説の続きになってしまうが……とエトヴァは切り出した。
「フライング・ダッチマン号の能力が大きな助けになると思いますが、せっかくここまで来たので色々試しておきましょうか」
三間・勲(漁火・g10186)は思いつく限りやりましょうとやる気いっぱい。
「『暗黒世界(ディストピア)』と付くだけあって、支配体制が徹底した世界という情報でしたね」
なら、僕は抑圧や支配を求める側の演技をしてみようかな……と勲は紡ぐ。この先の世界に受け入れられやすいようになればいいのでは、と思って
「『管理しやすそうなのが来たぞ』と受け入れてくれないでしょうか」
と、勲は自分の役回りを決める。だから、管理する側はお任せとエトヴァを見上げた。
「規律で縛られたディストピア感を演出するのは面白そう🌟」
と、信志は楽しそうと笑みを浮かべた。
「んーむ、いめーじ的には管理社会な感じ?」
クィトの言葉にそうですねと勲は頷いた。そしてエトヴァも、そこからさらに考えを深めていく。
「重要なのは、規律ではないか。極度の管理社会には、規則の順守が必要になるのでは……と、思うんだけど、どうかな」
それは規律、号令、服従。そして、監視。
「ついでに名前じゃなくて管理番号で呼び合うのはどう?」
信志の提案にそれはいいなとエトヴァは頷いて、何番がいい? なんて勲とクィトに尋ねてみる。
「じゃあワタシは食事の用意しとこうかしら」
シリアルバーやビタミン剤でディストピア飯の再現もぬかりないわよ、と信志も準備ばっちり。配給は任せて、なんて笑う。
「……譲二さんのカレーが恋しいケド」
色々準備したディストピア飯を見て、信志は苦笑交じりの溜息。
史実の新撰組には、局中法度と俗に呼ばわれた、隊規・禁令があるとの事、とエトヴァは思い出す。
そんなエトヴァは今、強行偵察で見た新選組に似せた浅葱色の羽織に、業物の日本刀を腰に佩いていた。
さすがに日本刀を頭部には付けられなかったというところ。
どうやって霧を見つけるか、或いは発生させるか? と白石・明日香(弔いの狩人・g02194)も考えて。
「北海道にいるのは新選組……局中法度を音読してみようか?」
「音読か……明日香さんにお願いしても?」
「もちろん! 反応は……ないかもだけど霧が発生するきっかけになれば!」
なにはともあれ、思いついたらやってみるのみ。なにがどう影響するか、まったくわからないのだから。
というわけで。
「船の舳先に立って思いっきり音読……というか叫んでみる!」
明日香の声が海に響く。
「一、士道ニ――」
武士道に背いてはならないと。
脱退は許さないと。
勝手に借金は禁止だと。
勝手に訴訟に関わってはいけないと。
私闘をしてはならないと。
一つでも違反したものは切腹と――創作らしいとは知っているけれど、何かしらは反応があるかもしれないと。
高らかと声が海上に響くが――変化はない。一周読むだけじゃ足りない? なら二周目と明日香は再び、声を上げる。
読み上げるだけで足りないならここを暗黒共和国に近づけるのみ。
その傍で、エトヴァは厳しい表情をする。
海の先を見据え、己の心持をこの先の世界に近づけるようにしながら号令をかけるエトヴァ。
「規律厳守。整然と動け。乱れは許さない。破ったものには厳罰を!」
船の掃除だ! と甲板の上の掃除を命じれば、勲とクィトは素早く従う。
ただもくもくと言われることをこなしていく――そんな管理される側を。
それに従いながら勲は小さな声で零す。
「そもそもクロノヴェーダとの戦いなんて、自分の人生すらままならない子供の僕には荷が重すぎます。強い人達に守られて、導いて貰えたら楽なのに……」
そう零したのが聞こえたのかというタイミングでエトヴァの厳しい声が響く。
「人間など家畜の如く管理されるべきものだ。さあ、従え!」
「は、はい! ご命令の通りに!」
勲はあわあわと慌てたそぶりで作業を続ける。
(「格好良いなあ……!」)
それが演技とは分かっていても、つい引き込まれてしまう。毅然と振る舞う姿は輝いて見えるものですねと、視線を再度送ればきっ! と強い視線。
サボっていないだろうな、というようなそれに勲は心内で流石です! と紡ぎながら従えられる者の姿を演じていた。
エトヴァは皆を番号で読み、淡々と、しかし圧を持って集団的規律を持って行動するように命令する。
そうしながら、周囲を偵察しつつ観測機器を見るが変化はない。
すべてフリであるのは分かっているが演技とは思えぬ迫力だ。
命令もばっちり、やはりもくもくと作業をするだけよりも雰囲気がでているとクィトは思いながら『感情』について考える。
自分がどのような感情を持てばいいのかは明確に定まってはいなくて。つまりそれは、ひとびとがどのような感情を持っているかの想像にもつながる。
(「感情……これは悩んでいるところ。クロノヴェーダは感情をエネルギーにしてるのだし、何かがあると思うのだけど……ん-む」)
徹底した管理社会で文字通りに感情を奪っているとか、管理の一環で民同士を監視させ、猜疑心を高めてるとか……? とクィトは考えながらもくもくと作業を続ける。
しかし、前者は同調が難しいので後者で。
民同士で、仲間同士で監視しあい猜疑心を高めて。
(「むむむ、こっそりもちこんだ我の冷凍庫からモナカアイスをこっそり盗み出すものがいるかもしれぬ……」)
作業をしながらじぃと勲を見つめるクィトは周囲に気を向けていた。まず隣で掃除をしている勲をじいいいと見つめる。その視線の意味を勲は知らないけれど、互いを監視し合う状況かと思い至り同じように視線を返した。
このディストピア風をかもす行動、ちょっと楽しくなってきたりなんて――あったりなかったり。
勲の目にはこの場で頑張っている皆が生き生きと、きらきらと見えていた。
しかし、霧が出たという様子はなく――信志は他に何ができるかしら、と考える。
「ワタシたちが今いるのはヤ・ウマト側だから……太平洋戦争の時代になくて近未来風ディストピアにありそうなものを多用してみましょ」
最先端技術の詰まった小型ノートPCやタブレットを持ち込んだ信志は、それを手にして。
「……やだ、無線通信がないとこんなに不便なのね!」
インターネットの供給って地味にすごいわ、と信志は改めて現代社会の恩恵を感じる。
「蝦夷共和国内には回線あるのかしら……」
とりあえず赤外線通信や、無線通信などなどを乱用していく信志。それにフライトドローンで近未来チックなドローンも召喚だ。
「少し広い範囲を観察してくるわね」
フライトドローンに乗って、信志は船からしばし離れる。陸地の無い海が続く――高性能デジタルカメラで撮影したりとハイテク捜査は続いていく。
●ゆらめく霧の先は見えず
さまざまな事を試してはみたがなかなか霧の発生は起こらない。
マストの見張り台からソレイユも降りてきて、現状を皆へと告げる。
双眼鏡で見ていたが、発生はみてとれず発生の条件をソレイユは思い出す。
「排斥力を下げるしかありませんが……」
排斥力を下げる方法として、一番に思い浮かぶのはクロノヴェーダを倒す事。けれど、この場にクロノヴェーダはいない。
「パラドクスで境界と思われる方向に攻撃を撃ち続けるのはどうでしょうか」
物理的に壁を突破する、ではないですがとソレイユは紡いで。
「境界の外側から、逆説連鎖の衝撃を与え続ければ一瞬でも揺らぐ可能性はあるやもしれません」
そう言って、では早速とソレイユは鍵盤を宙に展開した。
「焔の狂宴を、ここに」
踊り狂うかの如く燃え盛る焔の星は、天を焦がし宙を灼きながら海へと降り注ぐ。
雨あられといったように大盤振舞。
それと合わせて、他方でさらにもう一つ展開される。
霧は出ていないが、千隼も手伝おうと、魔法銃・朧月夜を構えた。
伊吹の魔力が込められた弾丸を撃ち、氷の魔法を発動させて吹雪が巻き起こされえる。
パラドクスが放たれ、そして変化はないかと皆注意を向けて。
「霧、霧……何処に、どんな風に発生するかわからないし、とにかく注意深く観察するしかないよね」
イツカは双眼鏡をのぞきつつ――歌を口ずさむ。
「何の歌だ?」
傍らにいた古安が東都、函館や小樽、そのあたりに伝わる民謡とイツカは答える。
これから向かう土地に、同じ歌が伝わっているのかはわからないけれども少しでも、霧が興味を持って近づいてきてくれないかなぁ、なんてと。
「ほら、こっちだよ。おいで、おいで?」
誘うように歌う。調査の合間に何度も口ずさんでいたイツカ。
パラドクスの攻撃が行われる中、歌が誘ったかどうかはわからないけれど――古安は白く揺らめくものを見つけた。
それは海上にあり――先が見通せないものだった。そしてイツカもそれを同時に目にして。
「あっ!! 皆、あれ!!」
イツカはぱっと声あげれば、そちらへとディアボロスたちの意識が向く。
海上に現れた小規模な霧。しかしその先が見えぬそれは間違いなくディヴィジョン境界の霧だろう。
あの霧にこのまま進めばフライング・ダッチマン号はディアボロスたちを暗黒世界蝦夷共和国へと運ぶだろう。
しかし、その霧へ踏み込む前にディアボロスたちはひとつの選択をしなければならない。
この場所から近い場所である『函館』か、それとも『小樽』に向かうかを。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV6が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【水面走行】がLV2になった!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV10(最大)になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【グロリアス】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
九重・古安
ここから先は蝦夷共和国、か。
今のところは秘境発強行偵察での接触と、アーサー・ペンドラゴンからの情報くらいしかない。
ここまで他ディヴィジョンとの接点が少ないということは、内向きな支配体制を維持し領土を徹底的に防衛する方針と見た。となれば、どちらの拠点も敵の防衛網があると見て良いだろう。
それを念頭に置いたうえで函館と小樽のどちらを目指すか。
無論双方にリスクはあるだろうが、俺は小樽を狙うべきかと思う。
本州との玄関口でもあり五稜郭のある函館を避け、最前線から少し離れた小樽の方が良かろうという見解だ。
考えうる限りで一番危険なのは蝦夷共和国の防衛戦力と他勢力……特にアルタン・ウルクとの戦いの合間に挟まれる展開だな。
そうなればアルタン・ウルク突入のときのような撤退戦になるか。
あの時の教訓もある。万が一が起きても即時反転できるよう、微速前進で慎重に侵入した方が良さそうだ。
敵と遭遇しなければそれでよし、敵の迎撃を受けることを前提にして、突入直後に即時戦闘になるくらいの心構えで行こう。
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
僕は小樽に一票!です
地理的に近い札幌の扱いも気になりますし、アルタン・ウルクとの交戦状況も分かるかもしれません
いずれにせよ船の上から確認出来ない死角を補う為、海中の警戒を厳にするのは大賛成です
こんな時は心配しすぎる位が丁度良さそうですね
地形が大幅に変化していたり、船で移動できる範囲が限られていたり…色んな可能性に想像を巡らせます
1秒でも早い判断が必要な状況で役立つ事を期待し、霧突入の頃合いから【未来予測】を使用します
霧を超えた先、海中で行動出来そうなら黒紺色の雨衣を纏い
【水中適応】や【完全視界】をお借りして船からやや先行する形で各種効果の範囲から離れないよう海中を注意深く観察
船上は味方にお任せします
【パラドクス通信】で味方と連携を取りつつ、罠や違和感、アルタン・ウルクの侵入…それとスラウェシ島の秘密基地のような海中からの侵入経路も無いか確認です
曲がりなりにも提督ですので、船や皆の安全を最優先に臨機応変に対応します
渡航に危険が及びそうな場合は引き返し進路調整を提案します
月見里・千隼
※連携、アドリブ歓迎
ついに暗黒世界蝦夷共和国の領域も目前か!
ふむ、そうだな…小樽を希望するよ
(もし、多数決で函館行きになったらそれに従う)
断片の王がいるかもしれない五稜郭のある函館を
いきなり偵察するのはあまりにも危険な賭けだ
確実に情報を得て北海道を海路から内部を抉るように攻略していくなら小樽がいい…気がする
【平穏結界】を常に使いながら霧へ侵入
調査の際はより一層周囲への警戒・観察をして
いつ敵襲が来てもいいように臨戦態勢を維持
念の為に何が起こっても素早く対処出来ように【未来予測】を発動させたり【防空体制】で上空の警戒もしよう
ディヴィジョンとしての蝦夷は俺の知る北海道の原形があるかもあやしい程に地形も何もかもが惨く変化してそうだからな
【パラドクス通信】で何かあれば仲間達へ連絡と情報共有を
ほんの些細な違和感も異変も重要な情報となるからな
ん、いいぞ、譲二さん
だが帰った後の呑みはヤケ酒でなく
蝦夷への道を拓いて祝い酒になるように共に頑張ろう
故郷を奪還したいと願う北海道民の底力、甘く見るなよ新選組ども!
八雲・譲二
※アドリブ連携歓迎
さて、結局どちらを目指すか…
リスクは双方にあるとして、俺は小樽に行きたいな
後に繋げる事を考えるなら、小樽からなら札幌や北海道の内に食い込んで行きやすい
それと長い航路の過程で海岸線の様子も見たい。可能なら奥尻島や積丹半島を遠巻きに観察してみたい
俺はそう提案するけど、函館に向かうならそれはそれで納得するよ
どちらに向かっても、海の様子は念入りに探る
【完全視界】や【防空体制】は遠慮なく借り、【未来予測】を重ねて不測の事態に備える
隣接ディヴィジョンとの戦闘や…それがなくても漁船が出てるかもしれん、【平穏結界】を絶やさぬよう気を付けよう
着くのがどこでも記憶の中の北海道と全然違う光景が見えれば多少なりともショックは受ける
覚悟はしてきたが…強行偵察の報告書を読むのと自分の目で見るのじゃ大違いだな…
なあ月見里(g03438)…CCTSの同志サトヤマ、北海道を故郷に持つ同胞よ
帰ったらちょいとヤケ酒に付き合ってくれないか
待ってろよ…必ず奪還してやるからな
船の手摺を握りしめ、決意を新たにしよう
イツカ・ユメ
北海道を取り戻したい、故郷に帰りたい人達から【託されし願い】も一緒に乗せて、いざ霧に突入!
霧の中でも警戒は怠らず、
視覚はもちろん、聴覚や嗅覚も活用して少しでも早く異変に気付けるようにするね。
行き先は迷うけれども……わたしは今後に繋がる情報を集めたいから、今回は『小樽』を目指したいな。
五稜郭とか、有名なものがある地域は警戒が強そうだから、まずは少し離れたところに上陸して、蝦夷共和国の内部を調べる為の足掛かりを作れたら良いかな、って。
それに潮の流れや湾岸線等、海や陸の様子もわたし達が知っている北海道とは違うかもしれないから。
小樽に向かう間の航路でも、得られる情報はあると思うのだよ。
未知のディヴィジョンはわくわくしちゃうけれども、その分しっかりと気を引きしめて。
【防空体制】、【完全視界】、【平穏結界】を活用して、
航路はもちろん、空にも警戒しておくね。
可能なら、海の中も調べたいな。
何かと交戦した形跡や、人や船等が通った痕跡とかがあると良いけど。
何か異変を察知したら、すぐに皆に報せて撤退の準備を。
水上・鏡夜
アドリブ連携、歓迎
霧は見つかったならば、後は超えるだけだね
ボクは小樽行きを推そう
少しでも攻略の為の足掛かりを作りたいからね
霧を越える際は周囲の警戒を厳に
越えたら周囲の哨戒と航路の確認
どちらに向かうにしても航路から外れていてはたどり着けないからね
水中への警戒はソナー等探査機でもって行おう
目視の際は完全視界を使って視界の確保
海岸線の確認もできるようならしておきたいね
情報の共有はパラドクス通信を使用
些細なことでも後に繋がる情報になるからね
敵影を確認した際は、数の把握をしよう
少数なら撃破、多勢なら転身撤退の判断になるからね
何があるのか、起こるのか、わからない場所だからこそ、慢心せず、警戒をしておかねば
情報を確実に持ち帰る事が一番だからね
クィト・メリトモナカアイス
んむ。函館と小樽、どっちの意見もあると思うけどー。我は小樽を推そう。
理由はごり……ごりゅ……?
そう、五稜郭。
函館にはそんな建物があり、エジプトでいうところのテーベのような、断片の王の所在である可能性がそれなりにあると思っているため。
もちろん重要都市の警戒ってどこも高いとは思うのだけど……断片の王の所在だったらそれって更に一段階上がると思う。
で、それと今回の初回の偵察ってことを合わせると、「警戒が厳しくてすぐにとんぼ返り」の可能性を減らしたいというのが理由。
【平穏結界】をさらに積み上げ、こちらの侵入がさらにバレづらいように。
それじゃあ我はすいへいせんの警戒をしよう。
マストの上から水平線を注視。北海道がある側がメインだけど、アルタン・ウルク側も見落とさぬように。【完全視界】で視界を確保。
他の船とか、船でなくとも違和感のあるものがないかを見落とさぬように。
海面に怪しいものがあれば、水中を見張る復讐者と【パラドクス通信】で情報共有。
海上からと海中からの両面から怪しいものがないかちぇっくしよう。
獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎
いよいよ境界の霧を越えて蝦夷共和国か。七曜の戦以降大した情報がない場所だからな。どれだけ警戒してもし足りないだろう。
行き先は小樽を目指したいな。移動距離が長いのはリスクかもしれないが、その分情報が得られる可能性もある。
怖いのは敵の技術力がわからないところか?今までのディビジョンは最終人類史以前だったがここは未来?の可能性もあるようだしな。
こっちには理解できない方法で監視されていていきなり攻撃されることも視野に入れておいたほうがよさそうだ。
【操作会得】を追加してレーダーでの監視を強化しよう。どの程度サポートを受けられるかわからないがないよりはいいだろう。反応があれば【パラドクス通信】で皆に共有する。
余裕があるかわからないが、街の様子が見れるようなら写真に残しておくか。俺にはわからなくても街の様子からなにかを判断する材料になるかもしれないからな。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
『小樽』へ針路を取ろう
蝦夷共和国の情報収集を行いたい
最終人類史の中心都市、『札幌』にほど近い、永倉新八縁の地
都市の集合点だ
新選組を名乗りながら、未来都市の姿
何が行われ、人々がどのように扱われているのか
戴冠の戦までに攻略の糸口を掴みたい
平穏結界・通信障害・防空体制を発動
未来予測で備え、隠密を重視
船を消灯し、光源に暗幕をかけ、隠密航行態勢に
完全視界で、機器による観測、手分けし周囲を警戒
PD通信で情報共有を
対岸に、未来都市の姿が見えるだろうか
石狩海の海岸線から、小樽、石狩、札幌方面にかけて
機器で、都市の光を遠距離観測し撮影
都市化の規模やタワー等、ひと際目立つ構造物が見えるか
隠密成功時は
突入前の位置、海岸線も頼りに、地理を把握
街に無暗に接近せず、船を隠せる地形を利用
水中水上からの潜入に繋げる
船に操船・平穏結界要員を残し、合図を決めよう
発見・交戦時は
航海中に迷い込んだ、と会話を呼びかけ試みる
敵の数や戦闘方法を確認、少数なら応戦
防衛ラインや泥濘の地で足止め
船が航行不能になる前に離脱を
●小樽へ
どこへ偵察に向かうか。それはまだ定まっていなかった。
当初から偵察に有力とされていた『函館』に向かうか、それとももう少し進み、『小樽』へ向かうか――皆の意見をそれぞれ聴いたり話したりした結果、ディアボロスたちが向かうことになったのは、『小樽』だ。
函館か、小樽かと迷ったものもいる。しかし最終的に小樽へという意見が多かったので、そちらへ向かうことに。
もし意見が僅差であったなら、函館へとなっていたかもしれない。
向かう先が決まり、フライング・ダッチマン号は小樽方面へと進路をとる。
再び冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンの、ただただ何もない海を進んでいくだけだ。
本来であれば、陸地があるだろうがここには海しかない。島も、何もない海域を進んでいく。
もちろん、これまでと同じように周囲に注意警戒を向けつつ、松前、江差、奥尻、積丹を過ぎる海路をとり、石狩湾のあたりへとフライング・ダッチマン号は辿りついた。
この付近に霧があれば、暗黒蝦夷共和国内へ突入すると同時に、小樽は目視できるだろう。
ぱっとみてわかるような霧はなかった。しかし暫し探せば――うっすらと先の見えぬ白い霧を見つけることができた。
突入するのならここからしかない――ディアボロスたちはフライング・ダッチマン号でいよいよ、ディヴィジョンの境界を越えることになる。
●霧の中へ、そして
先の見通せぬディヴィジョン境界の霧を前に、一度フライング・ダッチマン号はゆっくりと停止した。
最終人類史の中心都市、『札幌』にほど近い、永倉新八縁の地、とエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は霧を見詰めていた。
そこは都市の集合点でもある。
「新選組を名乗りながら、未来都市を作り上げて……何が行われ、人々がどのように扱われているのか」
戴冠の戦までに攻略の糸口を掴みたいとエトヴァの表情は何時もと変わらず、けれど内に僅かの緊張を含んでいた。
「ついに暗黒世界蝦夷共和国の領域も目前か!」
確実に情報を得て北海道を海路から内部を抉るように攻略していくなら――月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)はそうなるなら、小樽からがいい気がしていた。
そして同じく、北海道を故郷とする八雲・譲二(武闘派カフェマスター・g08603)も様々な気持ちを抱いていた。
譲二もまた、後に繋げることを考えるなら、小樽からと。その地の情報があれば良いと考えている。
あの霧をぬければとうとう北の大地を目にすることができると妙な緊張感があった。
今回は初回の偵察――警戒が厳しくてすぐにとんぼ返りになる可能性は減らしたいところ。
函館には五稜郭があり、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)の認識としてはエジプトでいうところのテーベのような、断片の王の所在である可能性がそれなりにあるのでは、というもの。
重要都市の警戒はどこでも高いだろうが、断片の王がもしいるのであれば警戒もさらに一段階上がることになるだろう。まずは、何かしら知ることができればとクィトは思う。
この霧の先に広がる世界はどのような世界なのか――少ない情報から想像するものと同じか、それは見てみなければわからない。
「ここから先は蝦夷共和国、か」
九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は考える。
今のところは秘境発強行偵察での接触と、アーサー・ペンドラゴンからの情報くらいしかないこの世界。
(「ここまで他ディヴィジョンとの接点が少ないということは、内向きな支配体制を維持し領土を徹底的に防衛する方針と見た。となれば、どちらの拠点も敵の防衛網があると見て良いだろう」)
本州との玄関口でもあり五稜郭のある函館を避け、最前線から少し離れた小樽の方が良かろうと古安は思っていた。
そしてこの先何が起こるかはわからない。
「考えうる限りで一番危険なのは蝦夷共和国の防衛戦力と他勢力……特にアルタン・ウルクとの戦いの合間に挟まれる展開だな」
となれば、アルタン・ウルク突入のときのような撤退戦になると古安は言う。
「あの時の教訓もある。万が一が起きても即時反転できるよう、微速前進で慎重に侵入した方が良さそうだ」
敵と遭遇しなければそれでよし。敵の迎撃を受ける事を前提にしていこうと古安は言う。
そうであればアルタン・ウルクとの交戦状況も分かるかもしれませんと三間・勲(漁火・g10186)が言葉継ぐ。
そして船の上から確認できない死角を補うため、海中の警戒も厳にしていきましょうと勲は言う。
「こんな時は心配しすぎる位が丁度良さそうですね」
地形が大幅に変化していたり、船で移動できる範囲が限られていたりするかもしれない。いろんな可能性を勲は巡らせている。
「確かに隣接ディヴィジョンとの戦闘や……それがなくても漁船が出てるかもしれん」
譲二は言って、【平穏結界】を絶やさぬよう気を付けようと頷く。
他にも、【完全視界】や【防空体制】といったものを皆でうまく使っていくように疎通は抜かりなく。
「霧を越える際は周囲の警戒を厳。越えたら周囲の哨戒と航路の確認をしよう」
航路から外れていてはたどり着けないからねと水上・鏡夜(添星・g09629)は言う。
「それじゃあ我はすいへいせんの警戒をしよう」
クィトはマストの上にするするっと上がり、水平線を注視する。
北海道のある方向がメインだけれど、アルタン・ウルク側も見落とさぬようにと気を向けつつ。
「他の船とか、船でもなくとも違和感あればお知らせする」
もちろん海面もよくちぇっくしておくとクィトはきりと表情引き締めた。
「いよいよ境界の霧を越えて蝦夷共和国か」
しみじみと獅子堂・崇(破界拳・g06749)は紡ぐ。七曜の戦以降大した情報がない場所だからな。どれだけ警戒してもし足りないだろうと油断なく。
「怖いのは敵の技術力がわからないところか? 今までのディビジョンは最終人類史以前だったがここは未来? の可能性もあるようだしな」
ううむと崇は唸る。こっちには理解できない方法で監視されていていきなり攻撃されることも視野に入れておいたほうがよさそうだと、レーダーでの監視を買って出る。
どの程度サポートを受けられるかわからないがないよりはいいだろうと。
エトヴァは船を消灯し、光源に暗幕をかけ隠密航行態勢でいこうと告げる。
視界は【完全視界】で補える。そして機器を頼むと崇に託し、皆と手分けを。
「行こう、いざ霧に突入!」
北海道を取り戻したい、故郷に帰りたい人達からの【託されし願い】も一緒に乗せて、とイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)が皆に声かける。
白い霧へと進んでいくフライング・ダッチマン号。その船側は、様子を伺う様にゆっくりと。
ゆっくり、ただ波をかき分ける音だけ静かに聞こえていている。他に何か変わった音などもない。
未知のディヴィジョンはわくわくしちゃうけれども、その分しっかりと気を引きしめて向かわねばならないことをイツカもわかっている。
様々なことに気を巡らせて――しかしまだ、先が見えぬ霧の中だ。
1秒でも早い判断が必要な状況で役立つ事を期待し、霧突入の頃合いから未来予測を走らせる勲は周囲を見回す。
そして厳しい視線を正面に向けているエトヴァ。対岸に未来都市の姿が見えるだろうか――一体どのような、と思い巡らせた瞬間、視界が開ける。
前の見えぬ真っ白な霧を抜けたのだ。
そこはもう、蝦夷暗黒共和国の石狩湾。そして、その目に飛び込んできたのは――それは現代の小樽とは全く違う。そして新撰組の時代である明治初期ともまた全く違う小樽。
簡単に言うならば近未来的な都市。それは、事前に得ていた情報からも多少予想の範囲内。
しかしその都市は『五芒星型の城壁があり、その内部に高層ビルが立ち並んでいる』というものだった。
五芒星型の、つまり星形の城壁など最終人類史の小樽には存在しないのは、誰にだってわかる。
そして故郷を北海道とするもの達の視線はより深く、その星形の城壁へと縫いとめられる。
「俺の知る北海道……では、ないな」
千隼はまったくもって違う姿の小樽にぽつりと零す。
そして譲二も、記憶の中とは全然違う姿に多少なりともショックを受けていた。俺の知る北海道でもない、と言葉重ねて返した。
「覚悟はしてきたが……強行偵察の報告書を読むのと自分の目で見るのじゃ大違いだな……」
瞳細めて、何か紡ごうとして言葉を止め。深く呼吸した譲二は再度その『小樽』の姿を見詰め、そして傍らの男に声投げる。
「なあ月見里……CCTSの同志サトヤマ、北海道を故郷に持つ同胞よ」
帰ったらちょいとヤケ酒に付き合ってくれないか――その言葉には譲二が今抱いている様々な感情が滲んでいた。
「ん、いいぞ、譲二さん」
千隼のその声に悲嘆などは滲んでいない。
「だが帰った後の呑みはヤケ酒でなく蝦夷への道を拓いて祝い酒になるように共に頑張ろう」
千隼はただ前だけを見ている。己が為したい事が定まっており揺らがないから。
「故郷を奪還したいと願う北海道民の底力、甘く見るなよ新選組ども!」
千隼の想いこもった言葉にそうだなと頷いて、譲二は手摺を握りしめる。
「待ってろよ……必ず奪還してやるからな」
決意新たに。故郷ゆえにひと際その想いは強い。
そんな譲二たちの様子を目にしつつ、改めて小樽を見た勲もぽつりと零す。
「……なんだか全部同じ、ですね」
どれもこれも同じような雰囲気ですと勲は言う。高い技術で作られているのは間違いないだろうが、デザイン性は皆無だ。
「形状や高さなどが違う建物もあるが……機能的な違いか、あるいはコスト的な理由でそう、なんだろうな」
エトヴァはひと際目立つ構造物があるか探してみるが、そういったものはないようだ。
あれがと小樽を目にしつつ、崇も写真をとる。
外からではあるが、後々なにかを判断する材料になるかもしれないからだ。
そしてこの星形の城壁で区切られた町は小樽だけではなかった。
「あの星型城壁、小樽だけじゃない」
クィトがマストの上から双眼鏡で眺めた先。パラドクス通信で皆へとすぐさま、伝えられる。
海岸性沿い、ざっと確認できる範囲だが『余市』『小樽』『朝里』『銭函』あたりにもあることがわかる。
「小樽は……内陸にも同系統の建物群が見える」
それらをぱっと見た限りで、ディアボロスたちはそれぞれ思う事を紡ぐ。
あの同じような建物、と鏡夜は紡ぐ。
「あの建物がもし、居住施設なら……星型一区画で10万以上の人口になるのは確実……場合によっては数十万かもしれないね」
エトヴァは確かに、それくらいはいそうだと頷く。そしてもし、と考え巡らせる。
「他のところがどうなのかわからないし、小樽が特別に発展している可能性もある。けど……もし北海道全域でこうなら……数千万を超える可能性が高そうだ」
「そうなると、土地の広さでいえば『平安鬼妖地獄変』の次に狭いくらいだと思うけど、総人口だとトップクラスじゃない?」
あれが居住施設であれば、おそらくこの推測はすべてそのまま、事実となるだろう。
暗黒世界蝦夷共和国――あの星型の城壁の中でひとびとはどのような生活を送っているのか。
それは中に入ってみなければわからないことだ。
その都市の姿にまず、視線を縫い留められた。だが少しずつ周囲にも意識が剥く。
「……それにしても、迎撃部隊は……いないな」
「函館には展開されてそうだけど、小樽は平和?」
古安が周囲を見回し、アルタン・ウルクも今のとこいなさそうだなと目視する。イツカもうんと頷いて、警戒をしていたのにちょっと拍子抜けといった風だ。
上からは何もみえないか? とクィトに古安が尋ねると、見回す限り海と、迎撃部隊やアルタン・ウルクなどは見える範囲ではいないとのこと。
「小樽に敵が来るとは思ってなかったのかもしれないね」
「そうだな。この周辺が、迎撃が必要な場所ではないって可能性も」
なんて言った途端――変化が訪れた。
それは警報のような音。耳ざわりなそれが響いてくるのは――やはり、星型の城壁の方から。
注意はそちらへ再び集中し僅かに緩みかけていた空気に緊張が走る。
「んっ! 何か……でてきそう」
その星形の城壁の門が開き始めたことに最初に気付いたのはやはりマストの上から見ていたクィトだ。
そしてそこより水上バイクに乗った者達が次々と出てきて、こちらへと進路をとる。
マストの上からクィトが知らせたなら、勲はすぐさま海面を覗き込むように見て確認を。勲は提督だ。船や皆の安全を最優先に、海中からの懸念に対して動いていた。
海中からくる様子は――現状、今すぐにはないと勲はすぐさま皆へと伝える。出てきた水上バイクの部隊のみのようだと。
数は? と鏡夜が尋ねると同時にクィトがたくさんと簡潔に告げる。
やっぱりそうだよね、と鏡夜も苦笑交じりに返す。ぱっと見ただけでも、城門からでてきた人数は多そうだ。
「ここから離れたほうが良さそう!」
イツカはまだあの部隊、こっちに気付いてないみたい! とその様子に紡ぐ。そしてイツカは空を見上げ、そちらには何もいないことを確認した。現状、部隊は水上からのみ、と判断できる。
鏡夜もその方が良さそうだと、転身撤退を進言した。
少数であれば交戦もありえただろうが、多数であれば退く方が良さそうだ。
「情報を確実に持ち帰る事が一番だからね」
何があるのか、起こるのか。それがわからない場所だからこそ慢心せず、警戒をして。
あの部隊はまだ完全にディアボロスたちを捕捉していないようだ。
「完全に捕捉される前に後退しよう!」
後退を後押しするようにエトヴァが告げる。
そして、あの部隊に完全に捕捉される前にとフライング・ダッチマン号は後退を始める。
一気に緊迫した空気となり、それぞれが出来ることを行って――まだ、水上バイクの部隊とは距離がある。
「即時戦闘、ってわけじゃなかったが……この後は、一戦もあるかもな」
古安は迎撃がなかったからこそ、このあとどのような状況になりそうか、そしてその状況でどう動くべきか等を考えていく。
しかしひとまずは、この場からの離脱――それが最善だとディアボロスたちは判断して動いていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
【未来予測】がLV3になった!
【平穏結界】がLV6になった!
【託されし願い】LV1が発生!
【冷気の支配者】がLV7になった!
【操作会得】がLV2になった!
【通信障害】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV5になった!