リプレイ
エレノア・グローア
ルリラ(g00784)と一緒に
まあ、どれも美味しそう!
ねぇルリラ。今日くらいは贅沢しちゃわない?
すみませーん!オススメをひとつずつくださいっ
ふふ、残したりしないから大丈夫よ
わたしたくさん食べるんだから!
美味しそうに食べる彼女の姿が可愛らしくて
あれもこれもと勧めたくなっちゃう
彼女を見ていると遠く離れてしまった弟妹を重ねて
美味しい?と微笑んで
自分もぱくぱく食べてほんわり幸せな心地
ルリラはどんなお菓子が好き?
キミの好きを知りたいな
わたしはこれが好きっ
飾られた桃をぱくっと口に運び
いま数量限定のケーキが入荷したと聞こえたわ!
安心して、ルリラの分も買ってくるから…あら?
ふふ、それじゃふたりで行きましょうか
ルリラ・ラプソディア
エレノアさん(g00058)と一緒
けーき、すいーつ…いっぱい
甘いのは、だいすき
こんなにケーキ、いっぱい食べていいの?
きらきらと瞳を輝かせて
頬張るケーキは
故郷や暮らしてる場所ではなかなか味わう事のできない絶品
エレノアさんのすすめの侭にもぐもぐ
普段はぽやっとした自分も今だけはここ一番の幸せに綻んだ
「エレノアさん…ケーキどれもおいしい…
…わたしは…これ
ココアのチーズケーキ…
るーしっしゃー?…すき…
エレノアさんは…桃がすき…?
…ふふ。なんだか、あなたらしい…ね」
甘く優しい香りの果実は彼女によく似合うと思ったり
「数量限定…?
一緒に、いく…!」
置いていかれないようにとエレノアさんの手を掴んで共にゆく
店内に一歩足を踏み入れれば、ふわり香るのは、甘やかなバニラエッセンスにバターと砂糖が焼ける匂い。
可愛くも美味しそうな甘味たちが並ぶショーケースに、見つめる蜜色も釘付け。
「まあ、どれも美味しそう!」
「けーき、すいーつ……いっぱい」
白から桜彩へと移ろう髪を躍らせながら、エレノア・グローア(ソレイユ・g00058)が声弾ませれば。
ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)も並んで一緒にじいっと見つめ、こくり。
……甘いのは、だいすき、って。
それから、隣のエレノアと眼前のケーキたちに交互に視線を向け、ルリラは訊ねてみる。
「こんなにケーキ、いっぱい食べていいの?」
そんな様子に、エレノアは優しく甘く笑み返して。
彼女へとこんな提案を。
「ねぇルリラ。今日くらいは贅沢しちゃわない?」
だって、向けられたその瞳がきらきらと輝いていたのだから。
ということで、早速!
「すみませーん! オススメをひとつずつくださいっ」
「オススメ……では、プラムとリンゴのクーヘンにしましょうか」
エレノアがオーダーすれば、店員が選んだのは、旬の果物を使った2種類のクーヘン。
パイ生地にプラムが沢山のツヴェッチゲンクーヘンと、バニラ生地にリンゴがふんだんに使われたアプフェルクーヘンを皿へと取りながらも。
「少しひと切れが大きめですが、大丈夫ですか?」
ふと、そう少女達へと視線を向けるけれど。
「ふふ、残したりしないから大丈夫よ」
エレノアはルリラと顔を見合せ、笑んでから。
店員からクーヘンを受け取りつつも、ちょっぴり胸を張って、えっへん。
……わたしたくさん食べるんだから! って。
その言葉通り、はむりとまずはオススメのクーヘンを口に運んだ後。
「ルリラ、チョコレートケーキも美味しそうよ。あ、このイチゴのものもどう?」
エレノアはつい、あれもこれもと眼前のルリラに勧めたくなっちゃう。
だって、もぐもぐ美味しそうに食べる彼女の姿が、可愛らしくて。
頬張るケーキは、故郷や暮らしている場所ではなかなか味わう事のできない絶品ばかりで。
はむはむと勧められるまま口にすれば、思わず綻んでしまうから。
普段はぽやっとしたルリラも……今だけは、ここ一番の幸せに。
そんな幸せそうな彼女を見つめるエレノアは、その姿に、遠く離れてしまった弟妹を重ねて。
「美味しい?」
そう微笑んでから、自分も一緒にケーキをぱくぱく。
口にいっぱい広がる甘さと美味しさに、ほんわり幸せな心地に。
「エレノアさん……ケーキどれもおいしい……」
問われた言葉に食べる手も止めぬまま、ルリラがこくこく頷けば。
エレノアはほわほわ綻ぶ彼女へと訊いてみる。
「ルリラはどんなお菓子が好き?」
……キミの好きを知りたいな、って。
ルリラはきょろりとスイーツ尽くしなテーブルの上を見回してから。
「……わたしは……これ、ココアのチーズケーキ……るーしっしゃー? ……すき……」
名前は長くてよく覚えられないけれど、チーズケーキのしっとり感にココアの風味が美味しいこの一品がルリラのお気に入り。
そして、エレノアのイチオシは。
「わたしはこれが好きっ」
ぱくりと口に運んだ、キルシュトルテの上に飾られた瑞々しくも甘い桃。
そんな彼女に、ルリラはふわりと笑みを零す。
「エレノアさんは……桃がすき……? ……ふふ。なんだか、あなたらしい……ね」
甘く優しい香りの果実は彼女によく似合うって、そう思ったから。
旬のクーヘンにお気に入りのケーキ、他にもいっぱい沢山食べたけれど。
エレノアは、ハッと顔を上げて蜂蜜色の瞳を瞬かせる。
だって、聞き逃せない声が耳に届いたのだから。
「いま数量限定のケーキが入荷したと聞こえたわ!」
そして、ぐっと気合いを入れてルリラへと目を向けるけれど。
「安心して、ルリラの分も買ってくるから……あら?」
「数量限定……? 一緒に、いく……!」
魅惑的な甘い文言に瞳を輝かせているのは、自分だけではなかったから。
「ふふ、それじゃふたりで行きましょうか」
踊る白から覗く太陽のチャームを揺らしながら、エレノアがその手を伸ばせば。
置いていかれないようにとルリラも掌を重ね、ふたり手を繋いでいざ、甘やかなショーケースへ。
甘味好きのゾルダートなんかよりも早く、絶対美味しい数量限定のケーキを確保するために。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
咲樂・神樂
⚰️樂祇
うんうん!美味しそうでかぁいいケーキがたくさんね!
でも何よりかぁいらしいのは、瞳をきらきらさせて喜ぶ妹かしら
ねぇ何から食べましょうか
どのケーキも美味しそうでひとつだって逃せないもの!
ココア生地のチーズケーキに
これはツヴェッチゲンクーヘン!食べてみたかったのよ
あたしはアプフェルクーヘンがお気に入り
…禁断の果実を召し上がれ
なんて
祇伐にあーんと食べさせる
あたしにもくれるの?
優しい子
噫、心臓が動いていたなら高鳴っていたのに
これからも美味しいものはたくさん出てくるのよ
死んだらこんなに美味しいものだってもう食べられないのだから
あたしは勿論、全部制覇するわ
ゾルダートよりも食べられぬなんて男が廃るもの
咲樂・祇伐
🌸樂祇
わぁ!お兄様!お兄様、ケーキです!
どれから食べましょう?
チョコレートは絶対です
ザッハトルテにプリンツレゲンテントルテ!どれもとても美味しいの
お兄様はクーヘンを?
ふふ、お言葉に甘えて……あーん!
お兄様にも…私のお気に入りの黒い森のケーキを
ゾルダートの全種制覇を阻止しましょ
いっとうお気に入りのケーキを彼より先にひょいととり
今日だけ、なんてもったいないです
季節ごとの限定ケーキに
美味しいスイーツだってまだまだこれからたくさん出てくるの
ここで終わりなんて──私なら、未練が残ってたまりませんもの
そう、ゾルダートに聴こえるように話してみたり
お兄様ったらすごいわ!
ふふふ、私だってまだまだ食べられます!
ショーケースに並ぶ、煌びやかな宝石を飾ったかの様なスイーツたち。
けれど、一等輝いているのは。
「わぁ! お兄様! お兄様、ケーキです!」
「うんうん! 美味しそうでかぁいいケーキがたくさんね!」
咲樂・神樂(離一匁・g03059)の逢魔が時の空色が映す、円らな桜柘榴のいろ。
イチゴに桃にチョコレート、甘く着飾ってはお行儀良く並ぶ甘味たちも勿論、とても愛らしいけれど。
神樂は、紫烏の髪を躍らせてきょろりと視線巡らせる咲樂・祇伐(櫻禍ノ巫・g00791)を見つめ、ふふ、と笑み咲かせる。
……でも何よりかぁいらしいのは、瞳をきらきらさせて喜ぶ妹かしら、って。
祇伐は一通り、並ぶケーキをじいっと見つめてから。
ふと兄に視線を向け、真剣な表情で言の葉を零す。
「どれから食べましょう?」
「ねぇ何から食べましょうか」
そしてふたり顔を見合わせ、こくりと頷いて。
「チョコレートは絶対です」
「どのケーキも美味しそうでひとつだって逃せないもの!」
気になったもの、全部いただきます!
そして隣の席のゾルダートに負けないくらい、テーブル一面を甘やかに彩ってから。
祇伐がまずはむりと口にするのは、所望していたチョコレート。
「ザッハトルテにプリンツレゲンテントルテ! どれもとても美味しいの」
濃厚なチョコレートのトルテも、何層にも織り成すミルフィーユもどちらも絶品で。
「ココア生地のチーズケーキに、これはツヴェッチゲンクーヘン! 食べてみたかったのよ」
神樂が口に運ぶのは、チーズケーキにココアの生地を纏わせたルーシッシャー・ツゥプフクーヘンに、熟れたプラムがふんだんに使われたツヴェッチゲンクーヘン。
けれど、可愛い妹の口元へと差し出すのは、一等推せるひとくち。
「あたしはアプフェルクーヘンがお気に入り」
……禁断の果実を召し上がれ、なんて。
咲かせた笑みと共に、花の様な見目のリンゴケーキをお裾分け。
「お兄様はクーヘンを? ふふ、お言葉に甘えて……あーん!」
祇伐はそう赤の瞳を細めてから、あーんと艶やかな唇を開かせて。
禁断の果実を味わえば、お返しのあーんはやはりお気に入りの一品を。
「お兄様にも……私のお気に入りの黒い森のケーキを」
「あたしにもくれるの?」
神樂は差し出されたさくらんぼのケーキにぱちりと黄昏の瞳を瞬かせるけれど。
すぐに柔く笑んで……優しい子、って。
あーんと口を開ければ、ふんわりクリームと甘酸っぱい桜桃の味わいで満たされて。
(「噫、心臓が動いていたなら高鳴っていたのに」)
己の胸には鼓動こそないけれど……でも、妹のくれたひとくちは、何よりも美味しくて愛しく思うから。
そしてそんなお気に入りの美味なケーキ、一切れだけでは物足りません。
「ゾルダートの全種制覇を阻止しましょ」
祇伐はショーケースで目移りしている彼よりも先に、ひょいと黒い森のケーキのおかわりを取って。
『……あっ』
黒い森のケーキのトレイが空になったことに気付いたゾルダートが思わず声を上げたのを聞きながら。
一緒に兄とおかわりを取りながら、こんな会話を交わし合う。
「今日だけ、なんてもったいないです。季節ごとの限定ケーキに、美味しいスイーツだってまだまだこれからたくさん出てくるの」
「これからも美味しいものはたくさん出てくるのよ。死んだらこんなに美味しいものだってもう食べられないのだから」
「ここで終わりなんて──私なら、未練が残ってたまりませんもの」
ゾルダートに、ばっちり聞こえるように。
そして、ぐぬぬと唸る彼を後目に、神樂も先ほどとはまた違った種類のケーキたちをひょいひょいっと取って。
「あたしは勿論、全部制覇するわ」
――ゾルダートよりも食べられぬなんて男が廃るもの。
ぱちりとウインクしつつそう咲って、ヒンベーアトルテに乗ったラズベリーをぱくり。
そんな頼もしい兄に、祇伐もぱっと笑みを綻ばせて。
「お兄様ったらすごいわ!」
――ふふふ、私だってまだまだ食べられます!
桃にイチゴにチーズケーキにと、気合も十分。
大好きな兄と一緒に……まだまだ、甘くて楽しいひとときを。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【おいしくなあれ】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【リザレクション】がLV2になった!
鵙目・隆尋
あすわどさん(g01068)と
全制覇とか、出来るかな?
どうかな?あすわどさん、出来そう?
ぞるだーとを見つけたら近くの席に陣取って
オススメのトルテとクーヘンから攻略していこう!
あすわどさんはどれからいく?俺はね!甘いのから!
飲み物は何にしよう……
サッパリしそうなのは紅茶かなぁ……
ふふ、なら色々飲んでみて好きなの探しても良いかもしれないよ?
沢山沢山食べて満喫したら、店員さんに話し掛けよう
これからの時期は果物も多いから
色々な種類が出るんでしょう?
期間限定のものとか、数量限定のものとか……
スペシャルでデリシャスな限定のスイーツ!
食べずに人生終えたくないよね……!
限定の食べにまた来ようね!
あすわどさん!
アスワド・カマル
隆尋さん(g00735)とカフェで甘味制覇を目指します
食べる量は他の方よりも多いので、出来るのではと
ゾルダートとを見つけましたら付近の席に
それでは、オススメのものから頂いていきましょうか
私は最初に果物が沢山のトルテ、クーヘンはモーンクーヘンというものを
それからザッハトルテにアップルケーキ、チーズケーキ……
飲み物は冷たいコーヒーにしました
甘いものに甘い飲み物はと思ったのですが、リンゴジュースも口がさっぱりするので
今度はそちらにしようかと思います
期間限定や数量限定……つまり今しか食べれないもの
えぇ、是非。私も頂きたいです
まだ半分程度しか胃に収まっておりませんので食べられます
シンプルなものから華やかにデコレーションされているものまで。
目移りしてしまうほど、ショーケースに並ぶケーキたちは沢山な上に。
きょろりとそれらを見回した鵙目・隆尋(幼年期の終わり・g00735)は、首をこてりと傾けつつも呟きを零す。
「全制覇とか、出来るかな?」
新宿島などで見かけるケーキよりも、どれも大振り。
いくら食べ盛りなお年頃とはいえ、おなかにも限界があるのは事実。
そう、限界が……きっと、あるはずなのだけれど。
「どうかな? あすわどさん、出来そう?」
ちらりと隆尋は、沢山の甘味からアスワド・カマル(黒風のアヌビス・g01068)へと視線を移して訊いてみるけれど。
「甘味制覇を目指します。食べる量は他の方よりも多いので、出来るのではと」
アヌビスを模した面でその表情こそ確りとは見えないけれど。
あくまでクールに、全制覇をさらりと宣言するアスワド。
そして躊躇なくトルテもクーヘンも、皿へとひょいっと取っていく。
そんな頼もしすぎる連れと共に、隆尋が陣取った席は。
『全部悔いが残らないよう食べ尽くす! この甘味王がな!』
ウキウキとイチゴのトルテを頬張るゾルダートのすぐ近くの席。
だが、幸せ~みたいにほんわかしていた彼の表情が一瞬だけ変わる。
「オススメのトルテとクーヘンから攻略していこう!」
「それでは、オススメのものから頂いていきましょうか」
自分のテーブルよりも沢山ケーキが並んだ、ふたりのテーブルを見て。
ふたりは勿論、甘味王と全制覇を目指す彼にとって、周囲の客は全員ライバル。
しかも。
「あすわどさんはどれからいく? 俺はね! 甘いのから!」
「私は最初に果物が沢山のトルテ、クーヘンはモーンクーヘンというものを。それからザッハトルテにアップルケーキ、チーズケーキ……」
何だか凄く手強そうなライバルの出現である。
そして、ぐぬぬ、と唸るゾルダートを後目に。
「飲み物は何にしよう……サッパリしそうなのは紅茶かなぁ……」
「飲み物は冷たいコーヒーにしました」
あくまでゾルダートの事は意識していませんよと言ったように、飲み物を頼んでから。
「甘いものに甘い飲み物はと思ったのですが、リンゴジュースも口がさっぱりするので」
「ふふ、なら色々飲んでみて好きなの探しても良いかもしれないよ?」
「今度はそちらにしようかと思います」
きっとケーキ同様、飲み物もおかわりすることになるだろうから。
いざ、トルテもクーヘンも全制覇するべく……いただきます!
隆尋はまず、生クリームがたっぷり添えられた、甘くて濃厚そうなザッハトルテからはむり。
アスワドもプラムがぎっしり乗ったツヴェッチゲンクーヘンを難なく食べ終えた後、今度はプチプチとした食感のケシの実のケーキをぱくり。さらにはペースが乱れることなども一切なく、次々と色々なケーキが彼女の口へと運ばれていく。
そしてさらっと完食すれば、向かうは勿論おかわりです!
先程は取れなかったものをクールに皿に乗せていきつつ、アスワドはリンゴジュースも追加して。
隆尋も彼女が取ったものとは別のスイーツたちを取ってから、席へと戻れば。
通りかかった店員へと、こうさり気なく声を掛けてみる。
「これからの時期は果物も多いから、色々な種類が出るんでしょう? 期間限定のものとか、数量限定のものとか……」
「冬になれば、クリスマスも近くなりますからね。当店ではチョコをたっぷり纏わせたバウムクーヘンも作ってるんですよ」
「バウムクーヘン、切り株みたいなケーキだよね」
新宿島でも見かけるバウムクーヘンは、意外にもドイツでは専門技術や機械がある店でしか作られていない。
そのため、どの店でも食べられるものではないという、いわば地元民にとっても口にする機会が少ない一品。
なので、クリスマスなどの行事の際に食べられる特別なものである。
『チョコたっぷりな、バウムクーヘン……』
その証拠に、何気に聞こえてくる会話にぽつりと呟くゾルダート。
そんな彼がちらりと見つめる先のショーケースには、バウムクーヘンはない。
そして反応しまくっている彼へとたたみかける様に。
「期間限定や数量限定……つまりその時にしか食べれないもの」
「それって、スペシャルでデリシャスな限定のスイーツってことだよね! それを食べずに人生終えたくないよね……!」
『! うぐ……』
ふたりの言葉の連携が、さらに甘党のゾルダートの心残りを的確に刺激して。
「限定の食べにまた来ようね! あすわどさん!」
「えぇ、是非。私も頂きたいです」
ダメ押しの一撃をしれっと与えつつ、ぷるぷる震えるゾルダートを余所に。
「あすわどさん、まだ食べられそう?」
隆尋のそんな声に、やはりあくまでクールに。
アスワドはもぐもぐとケーキを口に運びつつ、躊躇なく頷く。
……まだ半分程度しか胃に収まっておりませんので食べられます、って
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
花骨牌・唯桃
【暁翅】
ケーキが!食べ放題…!
行くしか無いね、千景、ついていくよ…!
全種制覇は俺達も頑張りたいしね
お、千景も狙うならランキングで1位もいける?どう?
ふは、端っこからねー!
とびっきり甘いザッハトルテに
桃やイチゴのトルテも俺好み、おかわりも余裕かな
語る会話はゾルダートを意識して
お気に入りがあったなら
同じく千景にも差し出して
甘い物は食べるだけで幸せになれるからね…
千景は生粋の甘党だねえ、なんてふわふわ微笑って
ふふ、じゃあランキング塗り替えられないくらい
たくさん食べちゃおうね
(えーい、って千景の皿へぽいぽい)
…ゾルダートの勝つ意欲も削がれたら僥倖さ
俺達は未練なんて残さないくらい
甘味を頬張って、ご馳走様
紫空・千景
【暁翅】
唯桃、ケーキが食べ放題だそうだ
行かない理由はない
そうだろう?
美味しい物を食べる邪魔は無粋か
ならばランキング一位とを阻むとしよう
行けるかじゃない、行くんだ唯桃
全種類、端から順番に行くぞ
林檎のタルトにショコラ
特に気に入ったものは唯桃に勧めて
ゾルダートに聞こえる所で会話を
食べる手は止まらん
何せ、美味い
甘い物が食べられなくなるのは…厭だな
私は親も甘党のサラブレットだ
ランキングとて
好きな甘味で天辺を取るならばいつだって至福だろう
明日も、明後日も
ぽいぽい皿に増えるケーキを頬張りながら
――あんたもそう思わないか?
さり気に近くのゾルダート同意を求めてみよう
未練の切り口を残し
私達は未練無く食べて
御馳走様
パラドクストレインを降りた先は、機械化ドイツ帝国の街のひとつ。
歪められた歴史に基づき、次なる戦争に向けて国境などは随分と物騒であるようだが。
この街は軍人らしき者の姿は多いものの、特に何か起こっているわけではない普通の街並みが広がっている。
いや、正しくは……まだ、何も起こっていない。
事件がこれから起こるなんて、見え始めたお洒落なコンディトライ&カフェの雰囲気からは想像もつかない。
だって、このカフェで今満喫できるのは。
「唯桃、ケーキが食べ放題だそうだ」
「ケーキが! 食べ放題……!」
そう、ケーキバイキングが開催されているのだから……!
ということで、紫空・千景(暁の切り札・g01765)の歩みに一片の迷いもあるわけがない。
そしてひとつに括った濡羽の髪を躍らせながら、共に歩く連れへと視線を向けて。
「行かない理由はない。そうだろう?」
半ば断言するように問えば、すぐに返ってくる声。
「行くしか無いね、千景、ついていくよ……!」
お洒落なカフェというだけでも心躍るのに、ケーキ食べ放題という魅惑の文言。
勿論、花骨牌・唯桃(華燭・g00538)はこくりと大きく頷きながらも。
陽に透ける宝石の如き彩りの翅を小さく揺らして、わくわくそわり。
「全種制覇は俺達も頑張りたいしね」
店に入れば、ショーケースに並ぶ甘やかなケーキたちに心ときめくけれど。
ふと目に入るのは、先に来ていたゾルダートの姿。
「美味しい物を食べる邪魔は無粋か。ならばランキング一位とを阻むとしよう」
倒すべき敵ではあるけれど、うきうきと幸せそうな様子は、邪魔をするのも忍びないので。
ならば間接的に彼の心残りを作るべく、甘味王の天辺を目指すことにする千景。
唯桃はそんな言葉に、彼女へと訊いてみるけれど。
「お、千景も狙うならランキングで1位もいける? どう?」
「行けるかじゃない、行くんだ唯桃」
返って来た即答に、思わず金春色の眸を瞬かせてから。
「全種類、端から順番に行くぞ」
「ふは、端っこからねー!」
頼もしい連れに笑み咲かせた後、いざ全制覇に向けて、端っこから取っていきます!
だってさっき、千景についていくって、そう言ったばかりだから。
そして色々なトルテやクーヘンでテーブルを甘やかに彩ったら……お待ちかねの、いただきます!
「とびっきり甘いザッハトルテに、桃やイチゴのトルテも俺好み、おかわりも余裕かな」
「このトルテも、しっとりしたバターケーキに甘く凝縮された林檎が美味しい。この黒い森という名のショコラトルテも濃厚だ。唯桃も食べてみるか?」
「あ、じゃあ俺の桃のトルテと交換はどう?」
さり気なくゾルダートを意識しながら、ふたり互いにお気に入りを勧め合って。
楽しく会話を交わしながらも着々と進んでいく、全制覇への甘味道。
そして張り合うかのようにはむはむケーキを頬張るゾルダートが自分達を意識していることをそっと確認してから。
「甘い物が食べられなくなるのは……厭だな」
「甘い物は食べるだけで幸せになれるからね……」
さらに、甘党の彼の心残りになるような言葉を紡ぎだすふたり。
……千景は生粋の甘党だねえ、なんて。
ふわふわ微笑う唯桃に視線を向けつつも、スイーツを口に運ぶ手は止めずに千景は頷く。
「私は親も甘党のサラブレッドだ」
自身もお菓子作りをする千景だが、それは父譲り。
まさに甘党になるべくしてなったと言えるだろうし。
「ランキングとて、好きな甘味で天辺を取るならばいつだって至福だろう」
……明日も、明後日も、と。
甘いものが食べられなくなるのは厭だと言った言葉は、ゾルダートを煽るだけでなく、彼女自身の本心でもあるから。
そんな千景に、唯桃は柔く笑んで返しながらも。
「ふふ、じゃあランキング塗り替えられないくらい、たくさん食べちゃおうね」
……えーい、って。
千景の皿へと、甘い幸せをいっぱい、ぽいぽい。
そんなぽいぽい増えるケーキを頬張りながら、千景はふと近くのテーブルで同じ様に甘味を食べているゾルダートへと綺麗な夜明け空のいろを向けて。
「――あんたもそう思わないか?」
そう、同意を求めてみる。
声を掛けられて、ゾルダートは一瞬驚いたような顔をしたけれど。
『そうかもしれないが……それができないのなら、今を満喫するしかないだろう』
じいっと目の前の甘味を見つめつつ、そうぽつりと呟く。
まるで自分に言い聞かせるかのように。
そして唯桃は、手を止めた彼の姿を見守りながらもそっと思う。
(「……ゾルダートの勝つ意欲も削がれたら僥倖さ」)
甘味好きな彼ではあるけれど、でも心残りなく街で暴れられて自爆なんてされれば。
誰かがまた、何かを奪われることにきっとなるから。
だから千景と一緒に、唯桃はぱくりとまたひとくち、甘やかなケーキを頬張る。
ゾルダートの未練の切り口を残しつつ、自分達は未練なんて残さないくらい全部食べ切って。
幸せいっぱい、手を合わせる――ご馳走様、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
ワーズ・ディアハルト
…心残りのない特攻兵ほど。味方に理不尽な被害を出すものは無い。
それの『最後の心残り』が甘味か
…俺も甘味は死ぬほど好きという訳でも無いのだがね。
まあ――それじゃ、ちょっと行ってきますかっ
まず対象に明るく話し掛け
「何、そちらさん『ケーキ全種類制覇』目指してるって?今日それは叶わぬ願いだと諦めてもらおうか!何故なら――この店のザッハトルテは、全部俺のものだからだ!」
全種制覇を狙っているなら一種だけ食えないままなど心残りの極みだろう。近くで、ある限りのザッハトルテを食べ尽くす!
取り零し等は
「それは俺が敢えて残した言わば慈悲!それを食べる甘味王もたかが知れているな!」
もう心残りだらけになるまで煽り切る!
アイネリス・レナリィ
私も甘味は好みだし、敵ながら思うところはあるけれど…街ごと吹き飛ばされるなんて堪ったものでは無いわね。
全種類制覇、だったかしら。まずはその辺りを邪魔してみましょうか。
どれか一種類適当見繕って…ええ、ザッハトルテがいいかな。私の分も少し貰っておいて【地形の利用】をしながらゾルダートの視界に入らないようザッハトルテを全部配って回ろうかしら。
大食い記録に挑戦している味方が居ればそちらにも持っていきましょう。
全種制覇も記録も残せないとなれば大層心残りでしょうね?
【アドリブ連携歓迎】
茜來・雪璃
ケーキが、こんなに沢山!!
ひゃー!すっごい!
どれも美味しそうだけど…やっぱりトルテかな
あ、飲み物は紅茶で!
お砂糖は無しで、ミルクティーにしよ
いづは普通のミルクね
まずは定番のから行こうか!
ふふー、私いっちばん!
ホールの一つ目って何となくこう…特別感があっていいよねぇ
まぁるいフランクフルタークランツの最初の1つをスッと取り
んー!!おいし!やっぱり現地のはいいねぇ
紅茶もとっても良い香り
いづとケーキを半分こ
次はヒンベーアトルテにしよ
ぁ、ひとつめもーらいっ!
追加されたばかりのホールからまた1つ目をお皿に
フルーツのは特に、いくらでもいけちゃう
いっそホールで頼んじゃおっか、なんて
甘い幸せに浸っちゃお
ノスリ・アスターゼイン
全種類制覇!
職人サンへ感謝と敬意を払って
大切に味わう
特に好きなのは果物とチョコ
合わせ技は最高!
他の追従も許さない――あぁ、でも待って
こっちも
そっちも
美味しいじゃない
「最高」のひとつを決めるなんて出来やしなかった
完敗だなぁ、と職人サンへ賛辞
チョコについて
職人サンの拘りを聞いたり
原料のチョコチップを味見で貰ったり
あ、これ、店に出ていないものだから
ゾルダート君は真の制覇ってことじゃないね?
ただ食べればいいって訳じゃない
ケーキひとつひとつにぴったりと合う
飲み物やトッピングを選び
マリアージュを極めることも
王を名乗るに相応しい条件じゃないかな
誰も彼もが
瞳を輝かせて嬉しそうに綻んでいるから
笑顔もまた、甘やか
辿り着いた刻の先は、本来とは違う歴史を辿っている機械化ドイツ帝国。
そして降り立ったこの街の光景が一変すると告げられたのだ。
最後の休暇を与えられた、1体のゾルダートによって。
そんな敵がいるというのは、街のコンディトライ&カフェ。
ただ、甘党のゾルダートがスイーツを楽しむ、というだけならば何も問題はないが。
(「私も甘味は好みだし、敵ながら思うところはあるけれど……街ごと吹き飛ばされるなんて堪ったものでは無いわね」)
アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)が思うように、休暇を満喫して心残りがなくなったゾルダートは巨大化し、暴れ回って自爆するのだという。
そのための最後の休暇だと思えば、確かに、敵とはいえ少し複雑な気持ちにもなるけれど。
でもこれ以上、誰かが何かを歴史侵略者に奪われる事は、あってはならないから。
事件を起こすゾルダートの話を聞き、アイネリスと同じくこの刻へと出向いたのは、ワーズ・ディアハルト(守護者・g02389)。
(「……心残りのない特攻兵ほど。味方に理不尽な被害を出すものは無い。それの『最後の心残り』が甘味か」)
その最後の心残りがなくなったゾルダートが死ぬまで暴れれば、この街はどうなるか。
もう自分は死ぬと分かっている特攻兵は何の躊躇いもなく、己もろとも全てを吹き飛ばすだろう。
「……俺も甘味は死ぬほど好きという訳でも無いのだがね」
そう呟きつつもワーズが視線向けた先にあるのは、1軒のコンディトライ&カフェ。
(「まあ――それじゃ、ちょっと行ってきますかっ」)
そしてワーズは店の扉を開け、足を踏み入れる。
まさか大きな爆弾を抱えているとは思えぬような、お洒落な佇まいの店の中へと。
そして甘味を楽しんでいる対象を確認しつつも目を向けるのは、沢山のケーキが並ぶショーケース。
「ケーキが、こんなに沢山!! ひゃー! すっごい!」
そんな甘味でいっぱいのショーケースの前で、お耳をぴこぴこ、二本の尻尾をそわそわゆらり。
お菓子大好き、甘い物大好きな茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)にとって、色々なケーキをどれだけ食べてもいいだなんて、天国以外のなにものでもない。
そして瞳をキラキラ輝かせる雪璃と同じ様に、並ぶケーキたちを見つめながら。
「全種類制覇、だったかしら。まずはその辺りを邪魔してみましょうか」
アイネリスはゾルダートに心残りを感じさせるべく、思考を巡らせてみる。
彼が最後に成したいと思っている事、それはケーキ全制覇と甘味王になる事。
沢山の種類のトルテやクーヘンを取って席についたノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)の目標も勿論、全種類制覇!
けれどただ食べるだけではない。ひとつずつ、ノスリは大切に味わっていく。
(「職人サンへ感謝と敬意を払って」)
そしてひとつひとつ、確りと味わいながらも。
……合わせ技は最高!
果物とチョコレートが特に好きだという彼の一推しは、やはり。
濃厚なチョコレート生地に生クリームとチョコフレーク、甘酸っぱいさくらんぼが乗った「黒い森のケーキ」――シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ。
もうこんなの、優勝に決まっている……なんて思うけれど。
「他の追従も許さない――あぁ、でも待って」
はむりと口にしたのは、バニラ生地に濃縮された甘酸っぱいリンゴがふんだんなアプフェルクーヘン。
はたまた、ぱくりと食べてみたのはココア生地のチーズケーキ、ルーシッシャー・ツゥプフクーヘン。
こっちもそっちも……いやいや、あれもそれも。
「美味しいじゃない」
そうなれば、もうこれしかありません――全部、最高!
どれも違った美味しさで、全て職人技が光る甘やかな芸術に、「最高」のひとつを決めるなんて出来やしなかったから。
ノスリはそんな甘味たちを映した蜜色の瞳を細め、職人へと賛辞を贈る。
……完敗だなぁ、と。
「どれも美味しそうだけど……やっぱりトルテかな。あ、飲み物は紅茶で!」
雪璃が頼んだ飲み物は、砂糖は無しのミルクティー。
いづ用にも、普通のミルクを注文してから。
華やかなデコレーションのトルテに狙いを定め、改めてケーキたちと暫し睨めっこする雪璃だけれど。
「まずは定番のから行こうか!」
……ふふー、私いっちばん!
そうすかさず手にしたのは、並べられたばかりの出来立てフランクフルタークランツ。
「ホールの一つ目って何となくこう……特別感があっていいよねぇ」
まぁるいホールの最初の1つをスッと取れば、何だか余計に嬉しくなって、ぱたりと尻尾も揺れてしまう。
けれど、いづと一緒にお耳をぴこりとさせたのは、やはり。
「んー!! おいし! やっぱり現地のはいいねぇ」
いづと半分こした甘やかなケーキを、頬張った瞬間。
「紅茶もとっても良い香り」
ミルクを飲むいづも尻尾をふりふり、ふたりお揃いのご機嫌。
そしてゾルダートも、ほこほこ幸せそうに呟きを零す。
『ふふ、美味だ。この調子だとケーキ全制覇も容易いな』
そう聞こえた声をきっかけに、彼へと明るく話し掛けるのはワーズ。
「何、そちらさん『ケーキ全種類制覇』目指してるって? 今日それは叶わぬ願いだと諦めてもらおうか!」
『な、何だって?』
驚いた様に視線を向けるゾルダートへと、ワーズは颯爽と言い放つ。
「何故なら――この店のザッハトルテは、全部俺のものだからだ!」
『ザッハトルテ、だと!?』
そうハッとゾルダートが視線を向けてみれば、先程まで並んでいたザッハトルテがなくなっている!?
ザッハトルテはドイツケーキの定番。まさかそんなザッハトルテが売り切れなんて予想できただろうか、いやできない。
そして勿論これは、対象の心を抉るべく巡らせたワーズの作戦である。
(「全種制覇を狙っているなら一種だけ食えないままなど心残りの極みだろう」)
ということで、すぐ近くで……ある限りのザッハトルテを食べ尽くす!
そうワーズはザッハトルテが乗った皿を、さり気なくゾルダートへと見せつけるけれど。
店員の手によって、数切れ補充されるザッハトルテ。
それに気付いたワーズは、ゾルダートが動く前にすかさずこう言い放つ。
「それは俺が敢えて残した言わば慈悲! それを食べる甘味王もたかが知れているな!」
『うぐ、確かに……』
……もう心残りだらけになるまで煽り切る!
そんなワーズの言葉に、ゾルダートがザッハトルテを取る事を躊躇している隙に。
(「どれか一種類適当見繕って……ええ、ザッハトルテがいいかな」)
一連の会話を聞いていたアイネリスが、まずは自分の分をさっと取った後。
地形の利用を活用しながらゾルダートの視界に入らぬよう、他の皆に配る用のザッハトルテを全部確保して。
唸っているゾルダートに聞こえるように、店の職人と話をするノスリ。
「この店のケーキのチョコ、これだけ美味いのだもの。職人サンの拘りが何かあるんじゃない?」
「おっ、わかるかい? 選び抜いた最高のクーベルチュールを使ってるんだ。このザッハトルテとか……あれ、ない?」
『う、ザッハトルテ……』
何気に心にダメージを重ねるゾルダートを後目に、ノスリへとあるものを差し出す店員。
「このチョコチップ、試しに食べてみてくれよ」
ザッハトルテや黒い森のケーキに使われている原料のチョコチップを。
それをお言葉に甘えて摘まんで、口へと運んでみれば。
「何これ、これだけでも最高じゃない」
「ふふ、そうだろう? 沢山食べていってくれよお兄さん!」
そしてすっかり上機嫌になって、厨房へ嬉々と職人が戻った後。
何気に自分達のやり取りをちらちらっと見ている感満載なゾルダートに、ノスリは笑んで。
「あ、これ、店に出ていないものだから。ゾルダート君は真の制覇ってことじゃないね?」
残っていた掌の上のチョコチップを、はむりと口へ。
『! ぐぬぅっ』
そもそもザッハトルテすら食べられていない彼の悔しそうな唸り声が、再び店内に響いて。
ノスリはいくつか気になったケーキを取った後、再び吟味する。
「ケーキひとつひとつにぴったりと合う飲み物やトッピングを選び、マリアージュを極めることも、王を名乗るに相応しい条件じゃないかな」
シンプルなクーヘンには珈琲に蜂蜜をひとさじ垂らしてみたり。逆に色々とデコレーションされたトルテであれば、濃い目に入れたブラックの珈琲であったり、甘酸っぱい果物系のケーキには、果物の風味と合った紅茶であったり。濃厚なチョコレートケーキには、ふわふわな生クリームを添えてみたり。
……ただ食べればいいって訳じゃない、って。
そんな、王たる風格さえ何だか感じる気がするノスリの姿に、完全にぐうの音も出ずにいたゾルダートであったが。
自分に残された時間を思い出し、再びショーケースへと目を向ければ……丁度焼きたてのケーキが。
こうなったら1番最初に取って少しでも優越感に浸ろう、なんて思った瞬間。
「次はヒンベーアトルテにしよ。ぁ、ひとつめもーらいっ!」
『あ……っ』
追加されたばかりのホールからまた1つ目をさっと確保して、皿に乗せたのは雪璃。
そしてぷるぷると震えるゾルダートを余所に、ブルベリーが沢山使われたトルテをいただきまーす!
「フルーツのは特に、いくらでもいけちゃう」
いっそホールで頼んじゃおっか、なんて。
いづと一緒にほくほくもぐもぐ、甘い幸せに浸って。
そんな様子を見つめるノスリの笑顔もまた、甘やかに。
だって、誰も彼もが、瞳を輝かせて嬉しそうに綻んでいるから。
「ザッハトルテ、もうひとついかがですか?」
「お、ザッハトルテ! 今日のザッハトルテは全部俺のものだからな!」
アイネリスに有難うと礼を言いつつも、ゾルダートの心をさらにこれでもかと抉るべく、ザッハトルテをひたすら食べ尽くすワーズ。
他にも、大食い記録に挑戦している復讐者達へとアイネリスはザッハトルテを配りながらも。
ちらりと紫の瞳をゾルダートへと向け、思うのだった。
……全種制覇も記録も残せないとなれば大層心残りでしょうね? って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【飛翔】LV2が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
大崎・朔太郎
【安らぎの館】で参加。
最後の休日に悔いを残させて倒せって悲しいなぁ…でもやんなきゃね。
という訳で皆でケーキを楽しく食べよう。
多分そういう仲間が居ないから沢山食べて満足しようとているのかも、まだ男がスイーツ大好きは言いにくそうな時代だし悔いになるかもしれない。
皆食べるなぁと感心しつつ、若返ったからと京君も持ってきてくれたから感謝しつつ好きなチョコ系やチーズ系を沢山食べてみる。おじさんの時も甘いのに飽きなければホールは食べれたけど若返ると胃も若返ったのか廉也君に負けじとどんどん入る。こうなったら勝負かな。
まあ後が怖いけど皆も楽しそうだし、たまにはね…。
葵君から貰った珈琲で口直してもうひと頑張り。
黒城・廉也
【安らぎの館】で参加
同じ甘いもの好きとして少し可哀想ッスけど…バイキングは自分の食べたい物を取るか取られるか真剣勝負なんスよ!
ゾルダートがケーキを取りに行こうとしたら先回りしてお目当てのケーキ確保しちゃうッス。まぁ、バイキングは戦場なんで…恨みっこ無しッス!俺も全種類制覇は勿論、量も負けない位食べて頑張っちゃうッスよ!…勿論、しっかり味わってッスけど!
あ、京ちゃんわざわざ俺の皿にザッハトルテよそってくれたんスか?サンキューっす!
それに、葵さんも…なんだか甘えちゃって申し訳ないッスね。大崎さんも楽しんで食べてるみたいで…やっぱり一緒に食べるってだけで何倍も美味しいッスね!
連携アドリブ大歓迎ッス!
南雲・葵
【安らぎの館】で参加
甘い物を楽しむなら一人よりも仲間と一緒の方が絶対美味いよな!
感想を言い合える相手が居れば美味しいも楽しいも何倍にも膨れるぜ
仲間と楽しくケーキを楽しみ、一人のゾルダートの孤独感を煽る
誰かと甘味を語り合う楽しみ、みたいな未練を残せれば良いんだけど。
ザッハトルテの独占に協力
姉貴と一緒なら何個食べられるかな?
このチョコのヤツめっちゃ美味い!
なんっつうの、濃い! 濃厚!
飲み物お替り取ってくる!
朔太郎さん何飲む? 京は?
あ、廉也、一緒に取りに行こうぜー…っと、こっちは全制覇に向けて忙しそうだな、なんか適当に持ってくるか。
姉貴にはザッハトルテと紅茶な
紅茶は熱いから気をつけろよ。
百目木・京也
【安らぎの館】のみんなと
いつもなら美容のために甘いものは控えてるんだけど
今日くらいは無礼講♡スペシャルデーよね♡
というわけで、食べるわよー!
さっぱりしたレアチーズにオススメのクーヘン
密漬け果実の飲み物で喉をうるおして
ほらほら、朔ちゃん、これも美味しいわよ♡
あら、葵ちゃん飲み物ありがと♡
梓ちゃんはあーんしてあげましょうか?
廉ちゃんは全制覇狙いなのね!ファイトよー♡
こっそりみんなのお皿にザッハトルテを乗せたりして…うふふ
ザッハトルテはちょっと胃に重いから
【士気高揚】でみんなのテンションと食欲を上げるのも忘れずに
それにしてもこのザッハトルテ美味しいわ~♡
これが完売で食べれなくなったらさぞ心残りよねぇ
一見すると、街の少しお洒落なコンディトライ&カフェ。
甘いケーキを存分に楽しむ人々の幸せそうな表情で溢れた、和やかなティータイムの時間。
そして、そっと見つめる先にいる彼も……周囲の客と同じ様に、ケーキバイキングを満喫しにこの店にやって来たことには違いないのだが。
大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)は、嬉々とショーケースを覗き込んでいる存在……休暇を与えられているゾルダートの姿に、少しだけ複雑な気持ちを抱く。
「最後の休日に悔いを残させて倒せって悲しいなぁ……」
わくわくケーキを皿に取っているゾルダートにとって、これは最後の晩餐。
けれど、ただ甘いものを楽しんでいるというだけならば、特に問題はなかったのだけれど。
「……でもやんなきゃね」
朔太郎はそう、呟きを落とす。
心残りがなくなるほどに、あのゾルダートに休日を満喫して貰っては困るのだ。
何も未練がなくなったゾルダートは巨大化して暴れ回り、最後には、街を吹き飛ばすべく自爆してしまうというのだから。
「同じ甘いもの好きとして少し可哀想ッスけど……」
黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)もちょっとだけ、ケーキをうきうきと選んでいるゾルダートを見て、思う事はあるけれど。
すぐにぐっと気合を入れ、いつもは木漏れ日降る大きな館で語らっている皆を見回しながらも言い放つ。
「バイキングは自分の食べたい物を取るか取られるか真剣勝負なんスよ!」
すでに先に赴いているディアボロス達の策にはまり、ケーキ争奪戦に敗れて心残りが見え隠れしている気がしているものの。
これは復讐者として成すべきことでもあり、廉也の言う通り、甘味好きとしての真剣勝負でもあるのだ。
ということで早速、食べ放題という名の戦場にいざ!
「いつもなら美容のために甘いものは控えてるんだけど、今日くらいは無礼講♡ スペシャルデーよね♡」
百目木・京也(愛と美の伝道師・京ちゃん・g02036)も、果物やクリームで綺麗に着飾ったようなケーキたちに、やーんかわいい♡ と心ときめかせつつも。
いつもは控えている甘いものも、今日は目一杯楽しむつもり。
だって、館で何処か一緒にと皆と言っていたことが叶った、心躍る特別な日だから。
南雲・葵(お気楽姉弟の弟の方。・g03227)も共に在る姉・梓と一緒に、うんうんと顔を見合せ頷いてから。
「甘い物を楽しむなら一人よりも仲間と一緒の方が絶対美味いよな!」
皆とのお出掛けに、声を弾ませる。
そしてゾルダートにさり気なく聞こえるように、こう続けるのだった。
「感想を言い合える相手が居れば美味しいも楽しいも何倍にも膨れるぜ」
勿論これも、葵が立てた作戦のひとつ。
仲間と楽しくケーキを楽しむ様子を見せ、一人であるゾルダートの孤独感を煽って。
彼の未練を残せればと思ったから。誰かと甘味を語り合う楽しみを味わいたいという、心残りを。
朔太郎も、そんな葵の思惑にこくりと頷いてから。
「という訳で皆でケーキを楽しく食べよう」
甘やかなケーキを、皆と一緒に取りに行くことに。
そして何だか少しだけ寂しそうなゾルダートを目にしつつも思う。
(「多分そういう仲間が居ないから沢山食べて満足しようとているのかも、まだ男がスイーツ大好きは言いにくそうな時代だし悔いになるかもしれない」)
今の自分達のように、一緒に甘いものを食べて楽しく語らう……そんな経験をしてみたいと、彼も思うのではないかと。
最後の休暇を邪魔することは少し忍びないが、だからといって、街を火の海にさせるわけには絶対にいかないから。
そして……皆で、こくりと頷きあって。
「あ、このチョコのヤツ、めっちゃ美味しそう!」
声を上げた葵が皿に取るのは、追加されたばかりのザッハトルテ。
(「姉貴と一緒なら何個食べられるかな?」)
そう……先程から復讐者皆で、ザッハトルテをゾルダートに取らせないよう画策しているのだ。
ゾルダートの目論む、ケーキ全制覇を阻むために。
『何っ、チョコ……ザッハトルテか!? あっ』
「まぁ、バイキングは戦場なんで……恨みっこ無しッス!」
葵の声に、念願のザッハトルテにようやくありつけるかと、ぱっと一瞬表情を輝かせたゾルダートであったが。
ひょいっと先回りしていた廉也が、残っていた最後のザッハトルテを確保!
項垂れる彼を余所に、さらにテーブルに戻った後、それぞれが取って来たケーキを皆でキャッキャと分け合って。
「というわけで、食べるわよー!」
一緒に楽しく、わいわいといただきます!
さっぱりしたレアチーズに、今が旬のリンゴを使ったオススメのアプフェルクーヘン。
それに甘ーい密漬け果実の飲み物で京也は喉をうるおしてから。
……うふふ、と悪戯っぽく笑って、こっそりと皆の皿に乗せるのは。
「あ、京ちゃんわざわざ俺の皿にザッハトルテよそってくれたんスか? サンキューっす!」
そう、ゾルダートが食べたくてたまらない、さり気なく取っておいたザッハトルテ。
さらに、ザッハトルテはちょっと胃に重いから、って。
士気高揚を施し、皆のテンションと食欲を上げるのも忘れません。
「俺も全種類制覇は勿論、量も負けない位食べて頑張っちゃうッスよ!」
……勿論、しっかり味わってッスけど! と。
はむはむと美味しくケーキを頬張っていく廉也に、京也もにこにこ笑みを向けて。
「廉ちゃんは全制覇狙いなのね! ファイトよー♡ ほらほら、朔ちゃん、これも美味しいわよ♡」
「皆食べるなぁ。あ、京君、ありがとうございます。チョコ系やチーズ系のケーキ、好きなんですよね」
朔太郎も、京也から貰ったザッハトルテやレアチーズケーキを、沢山食べてみることに。
いや、おじさんの時も甘い味に飽きなければ、ホールくらいは食べられたのだけど。
(「若返ると胃も若返ったのか廉也君に負けじとどんどん入る」)
そうちらりと、全制覇を狙う廉也の姿を見てから。
……こうなったら勝負かな、なんて。
朔太郎も、濃厚なザッハトルテをちょっぴり豪快に頬張ってみる。
そんな食べっぷりに、おお、と廉也は声を上げて。
「大崎さんも楽しんで食べてるみたいで……やっぱり一緒に食べるってだけで何倍も美味しいッスね!」
ゾルダートに見せつける様に、ザッハトルテをもぐもぐ。
そんな美味なケーキのお供に必要なのは、やはり。
「飲み物お替り取ってくる! 朔太郎さん何飲む? 京は?」
ケーキに合う、美味しい飲み物。
葵の申し出に、朔太郎と京也は甘えることにして。
「じゃあ、僕は珈琲にしようかな」
「あら、葵ちゃん飲み物ありがと♡ アタシは、美白や美肌やエイジングケアにも効果があるローズヒップティーをお願いしようかしら」
「珈琲とローズヒップティーな! あ、廉也、一緒に取りに行こうぜー……っと、こっちは全制覇に向けて忙しそうだな、なんか適当に持ってくるか」
「葵さんも……なんだか甘えちゃって申し訳ないッスね」
全制覇に頑張る廉也の分も、適当に見繕って。
葵は全員に取って来た飲み物を手渡した後、そわりとしている梓にも勿論。
「姉貴にはザッハトルテと紅茶な」
大人気の濃厚なザッハトルテと紅茶を。
そして、嬉々とした様子の姉が火傷しないようにと、声を掛けておく。
「紅茶は熱いから気をつけろよ」
「梓ちゃんはあーんしてあげましょうか?」
言われて、一生懸命紅茶をふーふーする梓の姿に京也は笑んでから。
かぱりと開いたその口にザッハトルテをひとくち、あーんしてあげてから。
あらあら、とお口についたチョコレートを拭き拭きしてあげる。
そして何といっても、自分もだけれど、皆若い胃袋だから。
きっとテーブルに並んだ大量のケーキたちも、ぺろりと完食できるとは思うけれど。
(「まあ後が怖いけど皆も楽しそうだし、たまにはね……」)
朔太郎は、葵から貰った珈琲で口直して、もうひと頑張り。
それから、皆でアイコンタクトしてから。
ゾルダートに聞こえる様に、最後の追い込みを。
「それにしてもこのザッハトルテ美味しいわ~♡」
「このチョコのヤツめっちゃ美味い! なんっつうの、濃い! 濃厚!」
「美味しいですね。おじさんの時でも飽きずにホールで食べられそうです」
「バイキングは戦場とはいえ、これを食べられないのはつらいッスね!」
「これが完売で食べれなくなったらさぞ心残りよねぇ」
これでもかと、心残りを与えるべく。
そんなザッハトルテ攻めの応酬に、ゾルダートはついに耐えられなくなったのか。
意を決して席を立ち、店員へと訊ねてみるけれど。
『ザッハトルテを俺もひとつ、食べたいのだが……』
「それが……すみません、今日はザッハトルテが大人気で。本日分は完売してしまいました」
『えっ』
そして店員は悪気なく、こう続けるのだった。
「また明日以降、お越し頂けばと」
『……うっ』
ゾルダートがこの瞬間、がくりと思わず大きく肩を落とした理由は、最早言うまでもない。
だって彼には、もうそれができないのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV2が発生!
【現の夢】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
確かに、美味しいケーキは沢山食べられたのだけれど。
『うう、う……甘味王……ザッハトルテ……』
よろりとお洒落な店を出たゾルダートの精神は、すでに満身創痍であった。
あまりにもディアボロス達の言葉やザッハトルテ作戦が、見事にその心残りを刺激しまくったから。
いや、食べ損ねたのはもしかしたらザッハトルテだけではないかもしれないし。
結局なんだかんだ、甘味王になることもできなかったらしい。
けれど……休暇を終えたゾルダートが辿る運命は決まっているから。
『こうなったら、ザッハトルテのことなんて忘れるほど暴れてやる!!』
「……!!」
刹那、みるみると巨大化するゾルダート。
『うおおおォォ、ザッハトルテを食べた全員、道連れに爆破してやる!』
実際、全然吹っ切れていないみたいであるようだけれど。
それを忘れるかのように、無我夢中で暴れ出し始めんとしている。
そんな荒ぶっている状態で巨大化の解除を試みるべく声をかけたところで、周囲の人々の悲鳴に紛れてその耳には届かないだろうし。
かといってこのまま好き放題暴れられれば、街が崩壊してしまうから。
まずは巨大化ゾルダートの攻撃が街に及ぶのを防ぐべく、自分達へと気を引き付けるよう、巨大化ソルダートへと一撃二撃攻撃を当てて。
そして意識が向いたところで、やはり自爆したくない、巨大化なんてやめたいとゾルダートが強く願うような言葉を投げてみれば。
すでに心残りだらけな彼の巨大化を、解除できるかもしれないし。
かなり巨大化ゾルダートは強敵であるが、数や力で押しきれそうならば、巨大化を解除せず倒してしまっても構わない。
これ以上、クロノヴェーダに何も奪われないためにも。
とにかく――何とかして、自爆する前の制限時間内にゾルダートを倒して止める事。
それがディアボロス達が今、やるべきことであるから。
ノスリ・アスターゼイン
味方であれ
討つべき敵であれ
特攻は嫌いだよ
自爆しろと――死ねと命令する奴もな
飛翔し
上空から
一般人に避難路の指示
穏やかだが朗と通る声で
混乱を防ごう
注意を惹く為
彼の目線の高さへ
御覧よ
慣れぬ巨体は遥か過ぎて
己の重量こそが
まるで楔みたいじゃないの
軽やかに
跳ねて躱して
魔弾を撃ち込む
足許、関節、継ぎ目の脆い箇所を狙えるなら重畳
街や避難する人々への被害を抑えられるよう
膝をつかせて足止め
あんたは
組織に棄てられる己をこそ残念に、
心残りに思わなきゃ
だって
悔しいだろう
…悔しく思うのは、俺だけ?
美味いものを楽しめる、
美味いものを美味いと思える、
同好の士だから
せめて
あんたの最期を虚しく思う奴が此処に居るんだと
覚えておいて
イフ・ノクテ
アドリブ連携歓迎
む、むむ…
ケーキバイキングなんて、楽しそうな…っ
…いいわ、いいの、くやしくなんてないわ
わたしは、ゾルダートを助けに来たのだもの!
ちょっとお父様!そんな目で見ないで!
飴玉爆弾をぼんぼんと敵に降らせながら
相手の目前まで飛翔して
被害が出にくい方角に注意を引くわ
突進を喰らわないように細心の注意を
そこのお兄さん!こっちみるの!
あなたのきもち、とっても、とーってもよく分かるわ!
わたしだって、とりどりのケーキや
ザッハトルテがあるって知ってたら…っ!
(ぼろぼろと本気泣き)
あしたになれば、ぴかぴかのザッハトルテが
いえ、もっとたくさんの甘味があなたを待っているのよ!
一緒に、明日を迎えましょう!
鵙目・隆尋
あすわどさん(g01068)と
まずはこちらを意識させないとどうしようもないよね
にしても、大きいねぇ?
見上げて呑気に感想を口にして
あ!見てるだけじゃ気付かれないから、攻撃しなきゃ!
怨嗟の焔を使用
飛翔も使用して足元以外の場所も攻撃しよう
魔力を纏わせた魔晶剣と天の廻りでぞるだーとを攻撃
ついでだから貫攻撃の一撃離脱で解体を狙っていく
あすわどさんの動きに出来るだけ合わせて
能率よくぞるだーとにダメージを入れていくよ
効果の腐食って、使えるのかな?
関節とか外装の厚い箇所とかを指定してみよう
やってみなきゃ判らないもの
敵の攻撃は残像と飛翔で回避
攪乱も使っていく
よし!こっちに気付いた!
お説教タイムだよ!ぞるだーと!
アスワド・カマル
引き続き隆尋さん(g00735)と参加
あの巨大化したゾルダート、まずは此方に意識を向けなくては
私達の声では全く気付かないでしょうね
はい、攻撃して無理矢理にでも気付いて貰いましょう
サンドストームを使用
ウインドオーブを使い、風使いと砂使いの力を使って
足元を削っていきましょう
隆尋さんの攻撃と合わせて足元を崩していきましょう
腐食ですか……確かに破壊していくよりも効率が良いかもしれません
風で砂を操り、関節や小さな隙間に砂を入り込ませてみましょう
少なからず妨害は出来るかもしれません
敵からは近付き過ぎず、回避し易い位置にて攻撃
此方に向かってきそうならば事前に移動しておきます
『うおおぉぉ、ザッハ……じゃなくて、俺に心残りはない、はず!』
半ば自分に言い聞かせるように、そうゾルダートの声が轟いた瞬間。
普通でも巨体な身体が、20メートルほどの大きさに巨大化する。
彼自身も、もう分かっているのだ。
このまま死ぬまで暴れ続けて……そして最後は、街を吹っ飛ばすべく自爆するのだということを。
それが自分の任務であるし、何だかちょっぴり消化不良ではある気もするけれど、与えられた休暇で甘味も堪能できた。
だからもう、悔いはない。そう巨大化したゾルダートは街の中心部へと向かって歩き出す。
暴れて暴れて、街を破壊するために。
そんなゾルダートの姿を確りと視線で捉えながらも、ノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)の表情はいつになく険しい。
確かに、眼前のゾルダートは敵だ。けれど、そんなことは関係なくて。
(「味方であれ、討つべき敵であれ。特攻は嫌いだよ」)
ぐっと密かに握る拳と向ける蜜色に、溢れ出る静かな感情を込める。
自爆しろと――死ねと命令する奴もな、と。
そして、星斑燈す翼をばさりと羽ばたかせた砂色の鳥は蒼穹を翔ける。
「真っ直ぐ彼方に向かって走ってね。そうそ、慌てないで大丈夫」
突然の出来事にパニックになる街の人たちの混乱を防ぐために。
穏やかだが朗と通る声で、避難路の指示を出して。
そんな空から降るノスリの声に誘導されつつも、悲鳴を上げて逃げ惑う人々。
そして一心不乱に暴れることしか頭にないゾルダートに、現状で何を言っても。
「今のままじゃゾルダート君、聞く耳持たないみたい?」
その耳に声は届かないことに、ノスリはいち早く気が付く。
「まずはこちらを意識させないとどうしようもないよね」
鵙目・隆尋(幼年期の終わり・g00735)も、そう巨大化した相手の姿をふと見上げて。
「にしても、大きいねぇ?」
呑気にそんな感想を口にするけれど。
「あの巨大化したゾルダート、まずは此方に意識を向けなくては。私達の声では全く気付かないでしょうね」
「あ! 見てるだけじゃ気付かれないから、攻撃しなきゃ!」
並ぶアスワド・カマル(黒風のアヌビス・g01068)の声に気を取り直してから。
――これは焼き尽くし、喰らおうとする魔力。
握る得物へと纏わせるは、漆黒の炎。
いや、それは炎の如き、喰らったクロノヴェーダの魔力ともっと喰らい返さんと燃え盛る衝動。
隆尋は皆が積み上げた力を駆使し、空へと飛翔して。
魔力の黒焔纏わせた魔晶剣と天秤が描かれた天の廻りをもって、一撃を叩き込む。
『この街を破壊しつくしてやる……、っ!?』
まずは、自分達の方へと敵の気を引くために。
そんな隆尋の声にこくりと頷いて。
「はい、攻撃して無理矢理にでも気付いて貰いましょう」
ウインドオーブを手に、風使いと砂使いの力を使って巻き起こすは、敵の巨体を包み込むほどの砂嵐。
貫くような一撃を見舞っては離脱をはかり、解体を狙っていく隆尋が空から攻撃を向けるのならば。
アスワドはそんな彼に合わせ、足元を削っていき、崩さんと立ち回る。
『ぐ、ぐおぉぉお! ケーキバイキングで、ザッハトルテを食べたくせに……邪魔をするなぁ!』
そんな突然の攻撃に、ゾルダートは闇雲に胸部の放射器から火炎を撒き散らしつつ、何気にザッハトルテへの無念を滲ませ叫ぶけれど。
「む、むむ……ケーキバイキングなんて、楽しそうな……っ」
思わずそう呟きを落とすのは、駆けつけたイフ・ノクテ(Myosotis serenade・g05255)。
そして、ふるふると首を振りながらも続ける。
……いいわ、いいの、くやしくなんてないわ、って。
「わたしは、ゾルダートを助けに来たのだもの!」
そう、復讐者として彼を止めるためにここにやってきたのだから……!
今来たから、ザッハトルテどころか、ケーキのひとつだって食べられなかったとか、くやしくなんてありません!
けれど、何か物言いたげに、じいっと。
モノクルの奥の青い瞳を自分へと向ける夜色の翼猫へと、ちらりと視線を返して。
「ちょっとお父様! そんな目で見ないで!」
そう口にするイフは、何だかちょっぴり涙目な気が……?
けれど、ぐっと大きなゾルダートを見上げ、相手の目前まで空を蹴って。
――甘い雨よ、降り注いで!
刹那降らせるのは、とりどりのカラフルなキャンディやお菓子たち。
激しい火炎を受けた皆のダメージを癒すと同時に、ゾルダートにはぼんぼんと飴玉爆弾をお見舞い!
ノスリが街の人々を誘導していくのとは反対側の、被害が出にくい方角へと敵の注意を引いて。
『甘い物……! いや、とにかく全て破壊する!』
ちょっぴりいろんないろをした飴玉に反応しつつも、鉄拳を振り上げて突進せんとしてくるゾルダートだけれど。
相手の動きに細心の注意を払っていたイフは黒翼を羽ばたかせて。勿忘草咲いた白の髪をひらり空へと靡かせ、それを躱して。
彼女と入れ替わるようにソルダートの目線の高さへと踊り出たのは、ノスリ。
「慣れぬ巨体は遥か過ぎて、己の重量こそがまるで楔みたいじゃないの」
『何を言うぅぅ! この巨体こそ、世界一の科学を誇る我が軍の技術の賜物だろォ!』
そして再び強烈な鉄拳を大きく振り上げるけれど。
星を瞬かせるかの如き、背に広げた砂色をもって、軽やかに。
跳ねて空を翔け、決して強烈だが緩慢なその拳に完全に捉えられたりなどしない。
逆に双翼から放つ魔力の弾丸でお返しを。
狙うは、足許、関節、継ぎ目の脆い箇所。
彼方此方とその巨体で自由に動かれては、被害が広がってしまうから。
街や避難する人々への被害を抑えられるようにと、膝をつかせて足止めを試みるノスリ。
そんな攻撃に、うぐっと小さく呻くものの……眼前のゾルダートは何せ、巨大化し大きく強化された存在。
攻撃は確実に通っているし効いているが、やはり倒すとなると易々とはいかないようだから。
隆尋は再び大きな敵を見上げながらも、首を傾けて紡ぐ。
「効果の腐食って、使えるのかな?」
「腐食ですか……確かに破壊していくよりも効率が良いかもしれません」
……少なからず妨害は出来るかもしれません、と。
圧倒的な力を誇る敵に対し真っ向から攻めるよりは、やはり狙いを定め効率的な手を打っていくのが最善だと。
アスワドも彼の言葉に同意して。
「だよね、あすわどさん。効くかはわかんないけど、やってみなきゃ判らないもの」
ノスリの魔弾が衝撃を与えたのと同じ、関節や外装の厚い箇所へと狙いを定め、さらに漆黒の炎宿す一撃をお見舞いする。
倒せればそれに越したことはないけれど……まずは、自分達へと敵の意識を完全に向けるために。
刹那、反撃の火炎が再び放たれれば、攪乱するかのように残像と飛翔で回避を試みて。
予め敵に近付き過ぎない位置取りをしていたアスワドも風で砂を操り、関節や小さな隙間に入り込ませてみるべく砂嵐を巻き起こす。
そして……そんな復讐者達の度重なる攻撃に、遂に。
『ぐぬぬぅ!! 邪魔するのはおまえらかァァ! まずは邪魔者から壊してやるぅぅ!!』
「よし! こっちに気付いた!」
ディアボロスたちを敵と認識したゾルダート。
そんな彼に、隆尋はびしいっと言い放つ。
――お説教タイムだよ! ぞるだーと! って。
それからイフもさらにたたみかける様に、自分達へと意識が向いている相手へと声を掛ける。
「そこのお兄さん! こっちみるの!」
勿論、これは復讐者としてのお仕事なのだけれど。
「あなたのきもち、とっても、とーってもよく分かるわ!」
イフには痛いほど、よーく分かるから。
「わたしだって、とりどりのケーキやザッハトルテがあるって知ってたら……っ!」
もっと早く駆けつけたのに……! って。
そうぼろぼろと本気泣きをしながら、心残りを紡ぐけれど。
でも、気持ちが分かるからこそ、イフは彼へと寄り添うようにこう続ける。
「あしたになれば、ぴかぴかのザッハトルテが……いえ、もっとたくさんの甘味があなたを待っているのよ!」
……一緒に、明日を迎えましょう! って。
『俺はザッハトルテ以外は美味しく食べたからな……って、う、明日……』
ゾルダートは自分よりも不遇な彼女へとちょっぴり同情の眼差しを向けつつも、思わず言葉を切ってしまう。
だって、迎える明日が自分にはないと、知っているから。
そんな彼に生じる未練は、ザッハトルテを食べられなかったことや甘味王になれなかったことも、確かにあるのだけれど。
ノスリは彼へと、思いに彩られた蜜色を向けて紡ぐ。
「あんたは、組織に棄てられる己をこそ残念に、心残りに思わなきゃ」
……だって、悔しいだろう、って。
味方とか敵とか、それよりも。
「……悔しく思うのは、俺だけ?」
ノスリはただ思うのだ。悔しい、って。
だって、こう言えるから。敵だけど、倒さなければいけないけれど……でも。
「美味いものを楽しめる、美味いものを美味いと思える、同好の士だから」
『……!』
そして大きく瞳を見開いたゾルダートの姿を琥珀のいろに映し、ノスリは紡ぐ。
「せめて、あんたの最期を虚しく思う奴が此処に居るんだと」
……覚えておいて、と。
そんな復讐者達をぐるりと一度、巨大ゾルダートは見回して。
『……うおおおォォ!!』
複雑に入り混じる感情のまま、猛り咆える。
きっと彼の心の中には今、心残りが大きく渦巻いているのだろう。
明日を迎えたい、その気持ちが。
そしてきっと、あともう一押し……そんな彼の意識は今、確実に復讐者達へと向いている。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
アスワド・カマル
引き続き隆尋さん(g00735)と参加
ピラミッドコンバットを使ってガードアップで守りを固めつつ攻撃
ともかく私達に意識を向けさせるようにしなくてはなりませんね
本当に心残りが無いのですか?
全種類制覇というのは今の段階での「全種類」ということ
季節に合った果物を使ったものならば、この先にも新しいものが出てきます
これからも様々な甘いものが生まれてくるというのに楽しまないのですか?
此処で食べたものは全て美味しかったでしょう
ですが、この先も美味しいものが沢山作られるはずです
それを楽しもうとせず、終わらせてしまうなんて……
王は一日で終わらず、この先も発展に尽力すべきです
もっと様々な甘味を楽しむべきなのです
鵙目・隆尋
引き続き、あすわどさん(g01068)と
一先ず、怨嗟の焔を使って魔力を乗せた魔晶剣と天の廻りで一撃!
俺達の話を聞けー!
そんな風に暴れても、食べられなかった後悔は後悔のままだよ?
そのまま終わるの?
クリスマス限定!特別仕様の!バウムクーヘンも食べずに?
あのお店、クリスマスのバウムクーヘンは予約もしてるんだよ?(嘘)
予約したら食べられるのに、諦めるの?
そもそも、責任転嫁良くないよ?!判ってる?
美味しい甘味を食べさせてくれたお店に対する感謝はないの?!
なんてひどい仕打ちなの?!
甘味王だって、リベンジしたらいいじゃない!
ねぇ!本当に判ってるの?!
あすわどさんも!この甘味に対して失礼な人に言ってやってよ!
自棄になったように、闇雲にただ暴れんとしていた巨大化ゾルダートの意識を。
自分達へと、何とか向けられたから。
――俺達の話を聞けー!
鵙目・隆尋(幼年期の終わり・g00735)は改めてそう声を上げた後、大きな彼を見上げながら続ける。
「そんな風に暴れても、食べられなかった後悔は後悔のままだよ? そのまま終わるの?」
そして、引き続き心残りを刺激するべく告げるのは、誰もが心惹かれるワード。
「クリスマス限定! 特別仕様の! バウムクーヘンも食べずに? あのお店、クリスマスのバウムクーヘンは予約もしてるんだよ?」
実際、クリスマスのバウムクーヘンが予約できるのかは、実は定かではないのだが。
限定、季節のイベントもの……そんな特別感増し増しな言葉を綴って。
隆尋は、唸るだけしかできないゾルダートへと、こう続ける。
「予約したら食べられるのに、諦めるの?」
そして、成した小型ピラミッドから放出される力をその身に纏い、守りを固めつつも。
『うぐ、だがしかし、ザッハトルテ以外は、全制覇したからな……!』
「本当に心残りが無いのですか?」
自分に言い聞かせるように妥協しはじめたゾルダートに、アスワド・カマル(黒風のアヌビス・g01068)はふるりと首を横に振りながらも告げる。
「全種類制覇というのは今の段階での「全種類」ということ。季節に合った果物を使ったものならば、この先にも新しいものが出てきます。これからも様々な甘いものが生まれてくるというのに楽しまないのですか?」
やはり先のことを意識させ、彼の心に生じているだろう未練の気持ちを強めるべく、アスワドは紡ぐ。
「此処で食べたものは全て美味しかったでしょう。ですが、この先も美味しいものが沢山作られるはずです」
それを楽しもうとせず、終わらせてしまうなんて……、と。
そんな彼女の言葉に、うんうんと大きく頷いてみせてから。
隆尋は、びしっとゾルダートへと言い放つ。
「そもそも、責任転嫁良くないよ!? 判ってる? 美味しい甘味を食べさせてくれたお店に対する感謝はないの!?」
――なんてひどい仕打ちなの!? って。
『せ、責任転嫁……けれど、俺はもう……』
「甘味王だって、リベンジしたらいいじゃない!」
隆尋は口籠る彼へと、さらに言葉を投げる。
……ねぇ! 本当に判ってるの!? って。
ゾルダートの心残りを、より刺激するために。
そして、甘味全制覇も余裕であった彼女へとくるりと隆尋は視線を移す。
「あすわどさんも! この甘味に対して失礼な人に言ってやってよ!」
そんな彼の声に、小さくこくりと頷いてから。
アスワドは、甘味王たるものとはなにかを、ゾルダートへと向けて紡ぐ。
「王は一日で終わらず、この先も発展に尽力すべきです」
――もっと様々な甘味を楽しむべきなのです、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】がLV2になった!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【ドレイン】がLV2になった!
南雲・葵
【安らぎの館】で引き続き参加
自爆、阻止、絶対!!
兎に角大声で呼びかけしてみるか
ちょっとでも「心残り」を刺激できるように。
アンタさっきケーキバイキングに居た奴だろ?
ザッハトルテ完売で食べられなかったならさ、明日、俺達と一緒に食べに来ないか?
んで、食べた感想教えてよ!
感性って人それぞれっしょ?
アンタがどう感じて、どう味わったか教えて。
後、今日アンタが食べて美味しかったケーキを俺に教えてよ
それ食べてみたいからさ。
ちょっと卑怯な言い方だけど、未来を示して少しでも心残りを刺激できると良いんだけど。
黒城・廉也
とりあえずゾルダートの顔面に指を向けて誘惑の弾丸をばきゅーんと打ってこっちに注目させるッス。
さっきの叫び聞く限り全制覇を狙ってたんスよね?…目の前で取っちゃったのは、バイキングとは言えほんと申し訳ないッス。
俺、甘い物を好きな気持ちは貴方に負けないつもりッスよ。
だからこそ聞くんスけど、もう諦めちゃうんスか?今まで行列に並んで欲しい甘味が買えなかった事は?俺にはあるッスよ。その度に買えるまで並んで…明日にはザッハ・トルテもまた作られるらしいッス。
自分の大好きな甘い物のために最大限努力出来るのが、甘味王ってやつじゃないんスかね?
花園・翠
【安らぎの館】で参加
遅れて到着した為カフェに行きそびれた
…被害拡大は絶対に阻止しなければ
ちなみに『ザッハトルテを食べたやつは道連れ』らしいが…みんなはしっかり食べてた…よな?(仲間達をチラ見)
同じく食べそびれた身としてゾルダートに呼び掛け
僕は遅れて到着したからザッハトルテを食べられなかった
他のケーキも、飲み物も
だが…僕には仲間がいる
今回は一緒に食べられなくても…次はきっと
今君が自爆すれば間違いなくあのカフェも崩壊するだろう
仲間とスイーツを食べる喜びも、甘味王への夢も永遠に失われる
それでも自棄になって…自身の夢も巻きぞえに自爆するつもりか?
倒さねばならぬ敵とはいえ…あまりにも不憫だな
ぼそり呟いて
大崎・朔太郎
【安らぎの館】の皆で。
ザッハトルテを食べまくった皆を狙うだろうからその間にさっきのケーキ屋さんでチーズケーキを買い、そこに【蜂蜜漬け】のレモンやナッツを【料理】で切って乗せる。すぐ戻り【飛翔】して【庇護欲の瞳】で引きつける。
目を向かせたら蜂蜜漬けチーズケーキを見せて、「甘いの好きなんですよね、異国製の甘味を乗せたケーキ食べてみませんか?一緒に」と皆の言葉と共に問いかける。
上手く行ったら一緒に食べたいなぁ。良かったら館の皆もね。
食べ終えたら後は分かってます。お互い負けた方にケーキでも供えてくださいな。この約束でもう自爆は出来ないでしょうし。
百目木・京也
【安らぎの館】で参加よ
ゾルちゃんの意識がみんなに向くように
こっそり、かつ、さりげなく【メイク☆アートライティング】で演出をするわね♡
あ、そうだわ
翠ちゃん、ここに一個だけお土産用に買ったザッハトルテがあるのよね…うふふ♡
遅れてきたから食べられなかったでしょ?
よければどうぞ♡
あら、ゾルちゃん。ごめんなさいね?
これはアタシがお友達のために買ってきたものだからあげられないのよ~
残念だわぁ~
濃厚なカカオの風味
ほろ苦くもどっしりとした甘み
しっとりとしたくちどけ
こんなに美味しいケーキ、食べれないなんて人生の半分は損をしてるわねぇ~
と、散々煽り倒してザッハトルテへの心残りを増幅させるわ♡
仲間が攻撃を仕掛け、そして言葉を投げていることによって。
自分達復讐者へと、完全にゾルダートの意識は向いているようだから。
さらに、此方へと気を惹くために。
――貴方のハート、狙い撃ちッス!
――さあ! 舞台の幕開けよ!
ゾルダートの顔面に指を向けて、ばきゅーんと。
黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)が、相手の心を惑わし友好的にさせるハートの誘惑の弾丸を打って、自分達へと注目させている間に。
彼の意識がより向くようにと、こっそり、かつ、さりげなく。百目木・京也(愛と美の伝道師・京ちゃん・g02036)が皆へと最高に”映え”るような彩りを施し、計算しつくされた完璧なライティングで演出する中で。
(「……被害拡大は絶対に阻止しなければ」)
遅れて到着した為、カフェには行きそびれた花園・翠(見護る者・g02726)であるが。
巨大化する際、ゾルダートがザッハトルテへの未練を何気に叫んでいたのは聞いたから。
被害が出ぬよう、敵を見遣りつつも。
「ちなみに『ザッハトルテを食べたやつは道連れ』らしいが……みんなはしっかり食べてた……よな?」
合流を果たした安らぎの館の仲間達を、ちらり。
そう……復讐者達の見事なコンビネーションで、ゾルダートへとこれでもかと植え付けた未練のひとつ、それがザッハトルテである。
そしてやはり、そんなザッハトルテを食べまくった皆を狙うだろうから、と。
その隙に、一旦皆と別行動をしていた大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)がすかさず戻ってくれば、巨大化したゾルダートの視線に入る様に飛翔し、相手を引き付けるべく発動させる。無意識の魔眼の誘惑……庇護欲の瞳を。
それから目を向けた彼へと差し出して見せてみるのは、先程のケーキ屋でさっと買ってきたチーズケーキ。
いや、さらにそれにプラスして、以前エジプトで調達した蜂蜜に漬けられたレモンやナッツを切って乗せたもの。
『……!』
そんな美味しそうな甘味に瞳を奪われたゾルダートへと、朔太郎は問いかける。
「甘いの好きなんですよね、異国製の甘味を乗せたケーキ食べてみませんか? 一緒に」
『うぐ、しかし俺の休暇は終わって、今は任務中……』
「アンタさっきケーキバイキングに居た奴だろ?」
そうスイーツと任務の狭間で葛藤するゾルダートへと、兎に角大声で呼びかけしてみるのは、南雲・葵(お気楽姉弟の弟の方。・g03227)。
だって――自爆、阻止、絶対!!
だから。
(「ちょっとでも「心残り」を刺激できるように」)
葵はこう、ゾルダートへと続ける。
「ザッハトルテ完売で食べられなかったならさ、明日、俺達と一緒に食べに来ないか? 朔太郎さんのチーズケーキも一緒食おうぜ」
『ザッハトルテ……しかし明日は……っ』
そう言い淀む彼に、葵はさらにたたみかける。
「んで、食べた感想教えてよ! 感性って人それぞれっしょ?」
……アンタがどう感じて、どう味わったか教えて、と。
そして続いて呼び掛けるのは、同じく食べそびれた身である翠。
「僕は遅れて到着したからザッハトルテを食べられなかった。他のケーキも、飲み物も」
いやむしろ、ザッハトルテ以外だって食べられなかったのだが。
悲観する事などなく、ゾルダートへと告げる。
「だが……僕には仲間がいる。今回は一緒に食べられなくても……次はきっと」
そんな翠の言葉に……あ、そうだわ、って思い出したように呟いてから。
「翠ちゃん、ここに一個だけお土産用に買ったザッハトルテがあるのよね……うふふ♡ 遅れてきたから食べられなかったでしょ?」
……よければどうぞ♡
京也が差し出したのはなんと、ゾルダートが欲して止まないザッハトルテ!
「いいのか? ……ありがとう、百目木」
『あっ、ザッハトルテー!?』
そして翠に、美味しく食べてね♡ って笑んで返しながらも、思わず叫んだゾルダートへと、京也はすかさず続ける。
「あら、ゾルちゃん。ごめんなさいね? これはアタシがお友達のために買ってきたものだからあげられないのよ~」
……残念だわぁ~なんて笑ってみせて。
それから、うっとりと思い出すように紡ぐ。
「濃厚なカカオの風味、ほろ苦くもどっしりとした甘み、しっとりとしたくちどけ……こんなに美味しいケーキ、食べれないなんて人生の半分は損をしてるわねぇ~」
『うぐぐ……く、ザッハトルテ……!』
散々煽り倒して、ザッハトルテへの心残りをこれでもかと増幅させるために。
そして、ザッハトルテも勿論なのだけれど。
「後、今日アンタが食べて美味しかったケーキを俺に教えてよ。それ食べてみたいからさ」
葵はさらに呼び掛けを続けながらも、そっと思う。
(「ちょっと卑怯な言い方だけど、未来を示して少しでも心残りを刺激できると良いんだけど」)
巨大化を解くために必要なのは、自爆したくないと彼の心に未練を生じさせること。
そしてやはりそれに一番効果的なのは、望んでも叶わぬ未来を意識させること。
「今君が自爆すれば間違いなくあのカフェも崩壊するだろう。仲間とスイーツを食べる喜びも、甘味王への夢も永遠に失われる」
翠は未来を強く意識し出したゾルダートへと、彼が今しようとしていることを真剣に告げる。
「それでも自棄になって……自身の夢も巻きぞえに自爆するつもりか?」
『だが俺には、夢を持っても……』
「チーズケーキ、一緒に食べたいなぁ。良かったら館の皆もね」
「大崎さんのチーズケーキ、美味しそうッスね! その蜂蜜漬けは絶品ッスよ」
「あら、ザッハトルテじゃないけれど、チーズケーキも美味しそうよ? ゾルちゃん」
「チーズケーキ、めっちゃ美味そう!」
そんな続く皆の言葉に頷きながらも。
どのみち明日はないと分かっているゾルダートへと、朔太郎は告げる。
「食べ終えたら後は分かってます。お互い負けた方にケーキでも供えてくださいな」
……この約束でもう自爆は出来ないでしょうし、って。唸るゾルダートへとチーズケーキを手渡し、見遣りながら。
そしてはむりと、皆で一緒にケーキを頬張りつつも。
「さっきの叫び聞く限り全制覇を狙ってたんスよね? ……目の前で取っちゃったのは、バイキングとは言えほんと申し訳ないッス」
廉也はまずそう詫びた後、ゾルダートへと訊ねる。
「俺、甘い物を好きな気持ちは貴方に負けないつもりッスよ。だからこそ聞くんスけど、もう諦めちゃうんスか? 今まで行列に並んで欲しい甘味が買えなかった事は?」
『……俺も、甘味王を目指しているくらい甘味が好きだ。だから、そういうことは何度だってあった』
「やっぱりそうッスよね。俺にもあるッスよ。でも、その度に買えるまで並んで……明日にはザッハ・トルテもまた作られるらしいッス」
それから廉也は、ゾルダートへと真っ直ぐに視線を向け、紡ぐ。
「自分の大好きな甘い物のために最大限努力出来るのが、甘味王ってやつじゃないんスかね?」
『う……諦め、か……俺にはもう、努力をしたくてもできない。自爆して、街を破壊せねばだからな』
そう何気にぱくりとチーズケーキを食べつつ言いながらも、心残りの色が明らかに滲み出ている彼へと目を遣って。
翠は、ぼそりと呟きを落とす――倒さねばならぬ敵とはいえ……あまりにも不憫だな、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
【避難勧告】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV9になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
アイネリス・レナリィ
ひとまず適当に攻撃を仕掛けて、気を引いておきましょう。
その様子では満足いく結果ではなかった様ですね。今にも爆発しそうですが…それで良いのですか?
今日食べ損ねたザッハトルテは逃げません、明日になればまた食べられますよ?
(【情熱】を込めたねっとりボイスで囁く)
良いじゃないですか、今日は休んで明日またやり直しましょう。
貴方が未練を残さない様にと取り計らってもらったのでしょう?それなのにこの有様では、折角配慮してくれた方達に対する裏切りになってしまいます。大丈夫、1日遅れた位では怒られませんよ。
今日のところはこれでお仕舞い。お家に帰って甘味に想いを馳せながらゆっくり休みましょうね。
次々と投げ掛けられる、ディアボロス達の呼びかけ。
その言葉の連投に、明らかに動揺を隠せないながらも。
『俺だって、ザッハトルテは食べたかったが……だが、暴れまくって自爆することが俺の任務なんだ……!』
まだ必死に、そう自分に言い聞かせようとしているゾルダート。
アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は眼鏡の奥の紫のいろを、そんな彼へと向けて。
「その様子では満足いく結果ではなかった様ですね。今にも爆発しそうですが……それで良いのですか?」
彼の心境や現状を指摘しつつも訊ねた後。
「今日食べ損ねたザッハトルテは逃げません、明日になればまた食べられますよ?」
やはり、今日の彼の一番の心残りであるだろうザッハトルテのことを話題にすれば。
『ぐぬぬぬ……! 明日だとダメなんだよ!』
大きくぶんぶんと首を横に降る巨大化ゾルダートへと、囁くように紡ぐ。
情熱を込めた、ねっとりボイスで。
「良いじゃないですか、今日は休んで明日またやり直しましょう」
勿論、彼がこれからどうなるかの末路は、分かっているのだけれど。
アイネリスは敢えて、こう声を向ける。
「貴方が未練を残さない様にと取り計らってもらったのでしょう? それなのにこの有様では、折角配慮してくれた方達に対する裏切りになってしまいます」
――大丈夫、1日遅れた位では怒られませんよ、って。
それから、寄り添うように言の葉を向ける。
「今日のところはこれでお仕舞い。お家に帰って甘味に想いを馳せながらゆっくり休みましょうね」
『う、ぐううぅ……』
そして、ぷるぷると見上げる程の巨体を震わせながら。
巨大化ゾルダートは、もう押さえていた気持ちに耐えられぬと言わんばかりに叫ぶのだった。
『俺だって……俺だってなぁ!! 明日またザッハトルテを食べに行きたいし、甘味王にだって再チャレンジしたいんだよっ!! でも、それができないんだよォォ!!!』
そう捲し立てるように言った後、それからこう呟きを落とすのだった。
……ザッハトルテやこれからの限定ケーキが食べたい、だから――自爆したくない、と。
そして、彼が本音を漏らした瞬間。
『! なっ、うおおお!? 馬鹿な
……!!』
散々これでもかとディアボロス達が煽ってその心を抉ったことによって。
ついに心残りが限界突破したからか、20メートルほどの巨体であったゾルダートの身体が、みるみると縮んでいって。
巨大化が解け、通常の大きさへと戻ったのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
●休暇の果て
甘いものを沢山食べて、心残りはない……あとは暴れるだけ暴れて、そして自爆して街を破壊するのみ。
そう、巨大化したゾルダートであったが。
それはただ、心残りがないと、彼が自分に必死に言い聞かせていただけで。
ディアボロス達の作戦がこれでもかとゾルダートの未練を煽ったこともあり。
ザッハトルテを食べたい、甘味王になる、これからも甘いものを食べたい。
そして……自爆したくない、と。
誤魔化しきれなくなった心残りを吐露したゾルダートは、その瞬間、失ったのである。
『そんな馬鹿な!? 巨大化が解除された、だと……』
ゾルダートに飛躍的な能力の強化を与えていた、巨大化した身体を。
それはまだ『ゾルダート巨大化装置』が未完成であり、彼が自爆したくないと、願ったから。
けれど……だからといって、ゾルダートをこのままにしておくわけにはいかない。
『く、巨大化は解除されたが……俺の任務は、街を破壊する事だ!!』
いくら甘いものが好きで、自爆したくないと心残りがいっぱいであっても。
街の破壊を決して止めることはない、クロノヴェーダであるから。
このゾルダートに情けを掛ければ、間違いなく誰かの大切なものがまた、奪われてしまう。
だから、ディアボロス達も自分達がやるべきことを成すべく、ゾルダートの前に再び立ち塞がる。
せめてこれ以上、彼が束の間の幸せなひとときを過ごしたこの街を、その手で壊すことのないように。
復讐者として、歴史侵略者を倒すために。
アスワド・カマル
引き続き隆尋さん(g00735)と参加
巨大化による自爆は防げたものの、結局倒さなくてはいけませんね
……いつか分かり合える者と出会えたらよいのですが
今は目の前の敵に集中しましょう
隆尋さん、往きましょう
敵の弾幕による攻撃を凌ぐ為、周囲に障害物がないか確認
身を隠して攻撃を塞ぎながら敵へ接近していきましょう
その他、飛翔も使って高い位置へ移動して回避
隆尋さんの動きにも合わせながらオーブを使って攻撃
ある程度接近でき、鞭による攻撃が届く範囲でスコルピオンスティング
多少攻撃を受けるのも厭わず捨て身の一撃を狙う
一撃でも当てられれば、猛毒やロストエナジーによって
相手を蝕んでくれることでしょう
鵙目・隆尋
あすわどさん(g01068)と
街を破壊するのは止めないんだね
憎めないタイプだったけど、倒そう
往こう、あすわどさん
怨嗟の焔を使用
魔力を纏わせた天の廻りを攪乱目当てで投擲
同時に魔晶剣にも同様に魔力を纏わせてダッシュで接近して攻撃
出来るだけ胸部と両腕を狙っていくよ
解体も載せた貫攻撃で攻撃して一撃離脱
傍に居続けたらいいマトになっちゃう!
敵の攻撃は残像で回避
回避出来ない場合は飛翔も使って上空へ
それでも間に合わない場合は
オーラ操作も使って狂獄の檻で防ぐ
アスワドさんが仕掛ける時は
再度、天の廻りを投擲して意識をこちらに向けさせて陽動
戦闘時は常に周囲の状況を確認、把握
街の被害が酷くならないように注意して立ち回る
ノスリ・アスターゼイン
彼の命が尽きることは決定事項
虚しいだけの捨て駒扱い
せめて
彼が何も傷付けないうちに終わらせて
組織へ報いてやろうじゃないか
飛翔し
敵技を避けながら
皆へ声掛け連携
砂嵐にて視界を奪う
装甲の隙間へ入り込む砂塵は
徐々に積もって動きを鈍らせ
演算を狂わせ
命を削り取っていく
斃れし彼へ差し出すのは
店で貰ったチョコチップ
本当はひとつ残していたのだと
死出の餞に、あげるよ
機械の手には随分小さいものだけど
甘さはきっと格別だろう
繋がる未来に
あんたの魂が還れるなら
菓子職人になるのも良いじゃない
好きなもので
美味いもので
幸せな笑顔を沢山咲かせることが出来たなら
その時こそ間違いなく
甘味王になれるよ
そんな日を
いつかの未来で、待っている
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
退かないのは当然か。お互い無視できない役目があるものね。
同じ甘味好きのよしみとして、あなたが誰かを傷つける前に、甘味好きのまま終わらせる。
剣刃、槍刃をありったけ展開、【ダッシュ】で懐へ飛び込み正面から斬り結びに行きます。【両断】、【爆破】を駆使、乱打を浴びせて一気に押し切る。
鉄拳の連打を放とうとするのが見えたら、【解き放つ応報】で迎え撃ちます。無傷ではすみませんが倒れさえしなければ十分。
せめてその無念、受け止めましょう。
倒すべき敵であることは変わらないけれど、正直嫌いではなかった。
確かに届きませんでしたが、それでもあなたは甘味王と呼ぶに相応しいと思いますよ。
天羽・花菜
「戦闘だ純戦だワクワクするなぁ」
飴玉モグモグ、血塗れトンカチ振り回し参加
「他の人の邪魔にならないよう、上空から投げた方がいいよねぇ」
「お命チョーダイ!どっせぇぇぃ!」
自前の羽でパタパタ飛行(空中戦)し他の人の射線を遮らない位置取りしたら血塗れトンカチを威勢よく敵に投擲
込められるなら早くいなくなれと言う邪念(光使い、電撃使い、浄化)もたっぷり込めておく
「避けられた!ありがとー」
敵の攻撃を受けそうになったら強運の加護や光学迷彩使わせてもらい回避底上げ
パラドクス使用後も飴玉を敵の顔や口目掛けて投擲で投げつけ敵が戦闘に集中できないようお邪魔虫になっておく
南雲・葵
【安らぎの館】で参戦
煽るだけ煽ったんだ、ちゃんと最後まで責任持たなくちゃな
仲間と協力して全力で撃破を目指す
他ディアボロスと共闘できるなら協力をする
残留効果は使えるだけ使う
敵の攻撃はなるべく武器でガードしたり、勢いを殺す様に動く
姉貴や体力の低い仲間に向かう攻撃は積極的に庇いに行く
攻撃は姉貴の【聖花光臨】で心残りや負の感情を浄化できるように祈ってもらう。
……本当に、一緒にケーキ食べられたら良かったんだけどな。
俺のアンタへの心残りはこの時代に置いて行く
仲間と一緒に進む未来の為に!
花園・翠
【安らぎの館】で参加
残留効果は使えるだけ使う
翼で【飛翔】しつつ念の為【避難勧告・勝利の凱歌】で逃げ遅れた一般人がいれば避難を促す
【トラップ生成】で弾幕に対するデコイを生成
【強運の加護】も合わせて自身や仲間への被弾を少しでも減らす
不憫だからこそ…終わらせる
君が『不憫な奴』から『憎い仇』になってしまう前に
パラドクスで可能であれば敵の腕部めがけ攻撃魔法を放つ
敵の攻撃はデコイや残留効果も生かしつつ可能な限り回避
未熟な僕がどこまでやれるかは分からないけど…ッ!
…南雲、ありがとう
戦いが終わったらポケットに入っていた飴玉を
ゲーセンで取ったものだから甘味王には物足りないかもしれないけれど…これで勘弁して欲しい
百目木・京也
【安らぎの館】
んー、煽ったアタシが言える立場じゃないけど
ゾルちゃんをケーキバイキングに行かせてあげて
甘味王にしてあげたくなってきちゃうわね…
ま、かわいそうでもクロノヴェーダは倒さなきゃいけないから仕方ないわね
恨まないでちょうだい♡
皆が派手に攻撃している隙に
【モブオーラ】と【光学迷彩】で気配を消して【忍び足】で背後へ回って
隙をついて裾に隠し持っていた「小型拳銃」で【暗殺】
頭を狙うわ
後ろからごめんあそばせ♡
大丈夫、痛みも感じさせないから…だから
…ゆっくり眠ってちょうだい
ゾルちゃんの分までザッハトルテを持ち帰りしておけばよかったわね
次、いつかどこかで逢えることがあれば
その時はゆっくりお茶しましょ♡
大崎・朔太郎
【安らぎの館】で参加。
機関砲は【トラップ生成】で畳返し的な罠を作り、
それを盾にして【忍び足】で接近、これが他の皆の助けにもなれば。
そこからさっき貰った京君のザッハトルテを【口福の伝道師】で増やし、【恋人演技】で「ほら、ザッハトルテですよ。あーん」と食べさせて精気を奪い取りつつ足止めしていく。せめて美味しい幸福のままやられてくれればいいけど。
戦いだし、敵だけど、倒す度に未練や想いを背負っていくなぁ。
今後はもっとちゃんと噛み締めて食べないとなぁとケーキをお供え。
死ぬまで暴れ回って、ただ街を破壊し尽くすだけだと。
心残りを無くしたことにより、『ゾルダート巨大化装置』の効力で全長20mもの巨大化したゾルダートは、飛躍的な攻撃力と耐久力を得たが。
だが、ディアボロス達の作戦で、自覚し認めてしまったのだ。
沢山の心残りが、己の心には存在することを。
そして巨大化装置の未完成さも相俟って、巨大化した身体も、各段に上がった能力も、失ってしまったのだけれど。
『ぐぉぉおお! 巨大化は解除されても、俺の任務は街を破壊することだ!』
それでも尚、彼が街の破壊をやめることはない。
なぜなら彼は、歴史侵略者なのだから。
そんなゾルダートの姿に、アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は納得はするのだ。
「退かないのは当然か。お互い無視できない役目があるものね」
此処に赴いた目的、そして成すべき事。
それが互いにはあるということが、わかっているから。
けれども、自分達と彼では、決定的な違いがある。
(「彼の命が尽きることは決定事項。虚しいだけの捨て駒扱い」)
ノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)はやはり悔しく思ってならない。
ゾルダートが己の心残りを自覚し、いくら未練を残しても……彼にはもう、未来はない。
でも、だからこそ、アイネリスもノスリも思うのだ。
(「同じ甘味好きのよしみとして、あなたが誰かを傷つける前に、甘味好きのまま終わらせる」)
(「せめて、彼が何も傷付けないうちに終わらせて。組織へ報いてやろうじゃないか」)
放っておけば、巨大化したゾルダートは自爆し、街は一瞬にして火の海と化しただろう。
だから、それを絶対に阻止するために、彼の心残りを刺激したのだけれども。
「煽るだけ煽ったんだ、ちゃんと最後まで責任持たなくちゃな」
南雲・葵(お気楽姉弟の弟の方。・g03227)は、大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)や花園・翠(見護る者・g02726)、百目木・京也(愛と美の伝道師・京ちゃん・g02036)達、共に赴いた安らぎの館の仲間の皆とは勿論のこと。
――仲間と協力して全力で撃破を目指す。
この場に集った皆と共に協力し合い、最後にけじめをつけるべく、ゾルダートの前へと立ち塞がる。
『甘味王やザッハトルテはすごーく心残りだが……俺は、街を破壊する!』
「んー、煽ったアタシが言える立場じゃないけど。ゾルちゃんをケーキバイキングに行かせてあげて、甘味王にしてあげたくなってきちゃうわね……」
もう自分の気持ちを包み隠さず口にするゾルダートに、京也はそうは言うけれど。
「ま、かわいそうでもクロノヴェーダは倒さなきゃいけないから仕方ないわね」
……恨まないでちょうだい♡
自分達が此処に在る目的を、決して覆すことはない。
歴史侵略者に、もう何も奪わせない。
「街を破壊するのは止めないんだね」
「巨大化による自爆は防げたものの、結局倒さなくてはいけませんね」
先程よりは随分小さくはなったものの、鵙目・隆尋(幼年期の終わり・g00735)は縮んでも自分達よりは随分大きなゾルダートを、やはり見上げて。アスワド・カマル(黒風のアヌビス・g01068)も、破壊行為をやめる気のない眼前の敵の姿を見遣りながらも。
「……いつか分かり合える者と出会えたらよいのですが」
そう、呟きを落とすけれども。
すぐに顔を上げ、今は目の前の敵に集中しましょう、と。共に並ぶ彼へと視線を向けて紡ぐ。
「隆尋さん、往きましょう」
「憎めないタイプだったけど、倒そう。往こう、あすわどさん」
クロノヴェーダを倒すこと。それが、ディアボロスである自分達のやるべきことだから。
刹那、手にした天の廻りへと隆尋が纏わせるいろは、炎を模した漆黒。
それは焼き尽くし、喰らおうとする魔力――怨嗟の焔。
そして攪乱を狙い、天秤描かれたカードをゾルダートへと目掛け投擲すると同時に。魔晶剣にも同様に漆黒の魔力纏わせ、一気に地を蹴って接近して。 アスワドも敵の弾幕による攻撃を凌ぐ為、周囲に障害物がないかを確認しながらも身を隠しつつ、隆尋と同時に接敵を試みれば。
『……! ぐっ、まだ邪魔をする気か!』
胸部と両腕を狙い、解体も乗せた貫攻撃を仕掛けた隆尋は、すかさず一撃離脱。
胸部に格納された火炎放射器から火炎を放ち、反撃してくる敵の攻撃を残像を駆使し、回避せんとするけれど。
(「傍に居続けたらいいマトになっちゃう!」)
アスワドと共に、皆で積み上げた残留効果の飛翔を用いて、空高く飛び上がる。
そして其方へとゾルダートの意識が向いた、刹那。
「戦闘だ純戦だワクワクするなぁ」
飴玉をモグモグ、膨大な魔力を宿したマジカルワンド……いえ、教団時代から使用していた血塗れトンカチを振り回し駆けつけたのは、天羽・花菜(撲殺天使で電子の申し子・g02034)。
そして自前の羽でパタパタ飛行しながらも、花菜は周囲の戦況をぐるりと見回して。
「他の人の邪魔にならないよう、上空から投げた方がいいよねぇ」
そう飴玉を口の中で転がしつつも、ばさりと羽をはばたかせて。
仲間達の射線を遮らない位置取りをした、瞬間。
「お命チョーダイ! どっせぇぇぃ!」
『何……!? だあぁっ!!?』
光使いに電撃使いに浄化……そんな、早くいなくなれと言う邪念もたっぷりと込めて。
空の上から、血塗れトンカチを威勢よく敵に投擲!
なぜか神々しいエフェクトをキラキラと発生させながら飛んできたそれに、思わず声を上げるゾルダート。
そしてさらにたたみかけるのは、戦場を駆け、巨体の懐に飛び込んだアイネリスの刃。
刃は刃でも、ゾルダートを切り裂き貫き穿たんとするのは、魔力により生成された、剣と槍を模したありったけの得物たち。
その刃たちを駆使し、敵の身を両断して爆破させんと、一気に押し切るべく乱打を浴びせて。
『! ぐぅっ、うおおぉっ!』
そんなアイネリスの放つ鋭撃の中を前進し、鉄拳の連打を見舞わんとゾルダートが大きな拳を振り上げれば。
――崩れて、滅しろ。
『……!』
刹那、戦場に生み出されるは、アイネリスの身の丈の数倍を超える巨大な剣刃。
解き放つ応報を展開し、繰り出され唸りを上げる鉄拳の連打を迎え撃つ。
これが巨大化したままであれば力で押し切られていたかもしれないし、もとより、無傷で済むとは思ってはいない。
(「倒れさえしなければ十分」)
襲い来る鉄拳制裁の衝撃を倒れぬ程度に堪え、確りと戦場に立ちながら、アイネリスはゾルダートと真っ向から相対する。
……せめてその無念、受け止めましょう、と。
巨大化は解除されたものの、相手は機械化ドイツ帝国により、様々な改造を施され覚醒したクロノヴェーダ。
その力は、正面からやり合えば、力で蹴散らされてしまうかもしれないから。
刹那、戦場にノスリが巻き起こすは、身動きすら取らせぬと吹き荒れる砂嵐。
陽に染められし白茶の彩りが空色に揺れ、陽を封じた蜜色の虹彩が討つべき相手を鷹の目の如く的確に捉えて。
星斑燈す翼を羽ばたかせた砂色の鳥は天を飛翔し、砂嵐をもってゾルダートの視界を奪わんとすれば。
朔太郎と翠が戦場に生成するのは、敵の攻撃を阻害するトラップ。
ゾルダートが撃ち出す機関砲掃射に備え、畳返し的な罠や、無数の弾幕に対するデコイを成して。
それを盾にし足音を殺しながら接近をはかり、ディアボロスだけに恩恵のある強運の加護も合わせ、自身や仲間への被弾を少しでも減らして、皆の助けにと。
この地に集った全ての復讐者達が皆で積み上げた残留効果、これを使わぬ手はない。
翠はばさりと翼で飛翔しつつ勝利の凱歌を響かせ、逃げ遅れた一般人へと避難勧告を行ない促して。
葵は姉の梓に祈って貰うようお願いする。ゾルダートの心残りや負の感情を浄化できるように、と。
瞬間、緩いウェーブの髪をふんわり揺らしながら梓が祈れば、空からはらりひらりと踊る様に舞い降るは、フリルの如く可憐なオンシジウムの花。
そんな聖なる光の花が空から降り注ぐ中、それに必死に抗わんと、ゾルダートが無差別に反撃の火炎を放てば。
葵は地を蹴り、咄嗟に肩代わりする。
「……南雲、ありがとう」
一般人を逃がすべく声を掛けていた翠へと向かった火炎を、握る得物で防いで勢いを殺す様に動きながら。
そして激しい火炎の衝撃にも倒れることなく、さらに前へと踏み出す。
「……本当に、一緒にケーキ食べられたら良かったんだけどな」
ちょっぴり邪魔はしたけれど、でも、間違いなくケーキを食べたあのひとときは。
ゾルダートにとっても自分達にとっても、至福の時間には違いなかったから。
できれば、その幸せを共有したかったけれど……それは、叶わないから。
「俺のアンタへの心残りはこの時代に置いて行く」
「不憫だからこそ……終わらせる」
――仲間と一緒に進む未来の為に!
――君が『不憫な奴』から『憎い仇』になってしまう前に。
(「未熟な僕がどこまでやれるかは分からないけど……ッ!」)
翠は葵と同時に踏み出し、契約召喚により編み出された強烈な攻撃魔法を、敵の腕部目掛け放って。
両腕の機関砲から無数の銃弾を繰り出し、反撃してくるゾルダートへと朔太郎がすかさず差し出したのは。
「ほら、ザッハトルテですよ。あーん」
『なっ、何
……!!』
売り切れのはずのザッハトルテ!?
それは、先程京也から貰ったザッハトルテを口福の伝道師で増やしたもの。
そして朔太郎はまるで恋人かのように、ゾルダートへとザッハトルテをあーんしてあげ、誘惑して。
やっぱり、ちょっと……いや、物凄く恥ずかしいのだけれど。
(「せめて美味しい幸福のままやられてくれればいいけど」)
待望のザッハトルテを前に、思わずあーんする彼の精気を恋人演技で奪い取りつつも足止めしていく。
そして、皆が派手に攻撃している隙をついて。
モブオーラを纏い、光学迷彩で気配を消して、そうっと忍び足で背後へと回ってから。
『ううう、ザッハトルテ、何て美味いんだ……人生で最高に美味し……ぎゃあっ!?』
「後ろからごめんあそばせ♡」
すかさずしゃきんと、裾に隠し持っていた小型拳銃を手に。
ザッハトルテの美味しさに咽び泣く勢いで感動している敵を暗殺するべく、展開したアサシネイトキリングをもって的確に頭を狙って。
致命的な一撃をお見舞いするべく、容赦なく引き金を引いたのは、京也。
「大丈夫、痛みも感じさせないから……だから」
……ゆっくり眠ってちょうだい、って。
『うぐぐ……ザッハトルテは最高に美味しかったが……街の破壊の邪魔はさせん!!』
ゾルダートは後頭部を涙目で擦りつつも、いまだ踏み止まって。
ディアボロス達を焦がさんと、胸部に格納された火炎放射器を解放するけれど。
「ゾルダート君の火炎放射器、そっちに向いてるみたい。気を付けてね」
引き続き飛翔し、放たれるだろう火炎を想定し空を翔けながら。
ノスリは再び砂嵐を巻き起こしつつ、皆へと声を掛ければ。
『うおおぉっ!! 全部焼き尽くす!!』
「避けられた! ありがとー」
ノスリが響かせた声を聞き、戦場に満ちる強運の加護や光学迷彩を駆使して。
繰り出された強烈な火炎からひょいっと身を躱し、回避に成功する花菜。
そして、ノスリの砂嵐に乗せるかのように、飴玉を敵の顔や口目掛け、えいっと投げつければ。
『甘い物!? う、ぐっ』
ゾルダートが戦闘に集中できないよう、お邪魔虫に。
巻き起こる砂塵も厚い装甲の隙間へと入り込み、徐々に積もってその動きを鈍らせて。
演算を狂わせ、そして命を削り取っていく。
そんなゾルダートへと、隆尋は再度投擲する。
自分へと意識を向けさせて陽動するための、天の廻りを。
そして彼の放つカード達へと、ゾルダートの気が逸れた刹那。
隆尋の動きに合わせ、握る鞭の射程内へと移動していたアスワドは、眼前の敵へと容赦なく繰り出す。
砂漠の蠍が如き猛毒を宿らせた、己の生命をも省みぬ捨て身の一撃を。
『なっ! ぐ、おぉぉお!!』
そんなアスワドが放った渾身のスコルピオンスティングの衝撃をもろに受けたゾルダートは。
これまで浴びせられた衝撃の蓄積に耐えられず、猛毒に蝕まれ、そして――地に崩れ落ちる。
「……やっぱり、一緒にケーキ食べて、感想とか話したりしたかったんだけどな」
「ゾルちゃんの分までザッハトルテを持ち帰りしておけばよかったわね」
最後にひとくちふたくち、ザッハトルテを食べられたとはいえ。
ぽつりと落とされた葵の言葉に、京也も頷いてから。
「次、いつかどこかで逢えることがあれば、その時はゆっくりお茶しましょ♡」
彼との未来への約束を紡ぎ、笑んでみせて。
(「戦いだし、敵だけど、倒す度に未練や想いを背負っていくなぁ」)
朔太郎は、あーんしてあげた残りのザッハトルテをそっとゾルダートの傍へとお供えしながらも思う。
……今後はもっとちゃんと噛み締めて食べないとなぁ、なんて。
そしてそんな安らぎの館の皆に続いて、翠がポケットから取り出したのは。
「ゲーセンで取ったものだから甘味王には物足りないかもしれないけれど……これで勘弁して欲しい」
ゲームセンターで取ってポケットに入れていた、飴玉。
ゾルダートが事切れるその前に、彼の掌の上へと。
「死出の餞に、あげるよ」
そう斃れし彼へとノスリが差し出したのは、店で貰ったチョコチップ。
本当はひとつ残していたのだと、そう告げて。
(「機械の手には随分小さいものだけど、甘さはきっと格別だろう」)
そしてノスリが向ける言葉も。
「繋がる未来に、あんたの魂が還れるなら。菓子職人になるのも良いじゃない」
そう、彼の未来のこと。
「好きなもので、美味いもので、幸せな笑顔を沢山咲かせることが出来たなら」
――その時こそ間違いなく、甘味王になれるよ、と。
『……甘味、王』
最後にぽつりとそう呟きを落としたゾルダートの声に、アイネリスも頷いて。
「確かに届きませんでしたが、それでもあなたは甘味王と呼ぶに相応しいと思いますよ」
彼を最後に、甘味王と認めてあげる。
だって……倒すべき敵であることは変わらないけれど。でも正直、嫌いではなかったから。
そしてそれは、この場にいる皆、同じ気持ちであるだろうから。
ノスリは皆と共に、最後まで彼を見送る。
――そんな日を……いつかの未来で、待っている、と。
そう甘やかな未来への、約束の言の葉を添えて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【活性治癒】がLV4になった!
【土壌改良】がLV2になった!
【建造物分解】がLV2になった!
【植物活性】がLV2になった!
【友達催眠】がLV3になった!
【モブオーラ】がLV2になった!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV4になった!
【ドレイン】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【ガードアップ】がLV6になった!
【フィニッシュ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!