レイテ沖海戦――砲撃の豪雨、魚雷の嵐(作者 柊透胡)
#冥海機ヤ・ウマト
#レイテ沖海戦
#フィリピン
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「スラウェシの秘密基地は壊滅し、ミンダナオ島もディアボロスに制圧されたか……想定以上に早い」
フィリピン海軍基地、指令室――居並ぶアヴァタール級、及びトループス級冥海機らを前に、フィリピン海域を預るジェネラル級冥海機『扶桑』は、広げた海図を前に思案顔。
「大本営からは『グアム基地』及び『佐世保鎮守府』と連携した大反攻作戦に関わる命令が届いている」
指令室に詰めるジェネラル級は、他に3体――『榛名』と『日向』は、いっそ明るい表情。一方、『伊一六八』は緊張からか、頬の辺りが強張っている。
「我らの使命は、大反攻作戦までの間、フィリピン中部でディアボロスを食い止める事となる」
丸眼鏡の縁を押し上げ、順に海図のマーキングを指差す扶桑。
「レイテ湾をはじめ、各地の要塞は完成しており、ディアボロスを迎え撃つ為の戦力も準備している」
既にディアボロスの手強さは、冥界機全てが知る所だ。だからこそ、『榛名』と『日向』は俯かない。配下の士気を下げない為にも、余裕綽々の呈で不敵な笑みさえ浮かべている。
「万が一にも、敗北する事は無いはずだが、決して予断は許されない」
その言葉は、指令室に居並ぶ全ての冥海機へ――扶桑の訓示が、朗々と響き渡る。
「各員の奮戦に期待する」
冥海機達が一斉に慌ただしく動き出す中、扶桑は伊一六八へ歩み寄り、静かに言葉を掛ける。
「お前にはつらい作戦となるが、耐えてくれ」
「ミンダナオ島を制圧した事で、いよいよ、冥海機ヤ・ウマトの『東洋艦隊』の拠点である、東南アジアの制圧作戦が実行可能になった」
新宿駅グランドターミナル――プラットホームに出現したパラドクストレインの傍らに佇むのは、扶桑・深汐(竜操提督・g09817)。凛然とした面持ちで、集まったディアボロス達を見回す。
「だが、冥海機側も、座して滅びを待つ筈もない。大反攻作戦の準備を行っているようだ」
ミンダナオ島を撤収した冥海機達はレイテ島、サマール島、ホボール島、セブ島、ネグロス島、パナイ島といったフィリピン中央部付近の島々を要塞化。大反攻作戦開始まで、ディアボロスを釘づけにして防衛しようとしているようだ。
「正史に於いて、これらの島々と周辺の海が戦場となった『レイテ沖海戦』があるそうだな。差し詰め、今回の戦いが、冥海機ヤ・ウマトの歴史に於ける『レイテ沖海戦』となるのだろう」
複数のジェネラル級冥海機を相手取り、クロノ・オブジェクト化された拠点を結んで敷かれた防衛網を、正面突破するのは、ディアボロスであろうと難しい。
「だが、レイテ沖海戦で戦力を先んじて削いでおけば……敵中枢への突破口を開く事も可能だろう」
逆に、レイテ沖海戦に勝利出来なかった場合、冥海機の大反攻作戦の実行を許してしまう。
「何としても、この作戦を成功させて欲しい」
ディアボロス達には、海域を守る冥海機の一部隊と戦って貰う事になる。
「部隊の指揮官はリーダーは『伊号二十五』。イモガイ型海戦装を具える、潜水空母とも呼ぶべき冥海機だ。『回天』特別攻撃隊を率いている」
今回の戦いで最も難関となるのが、戦艦タイプのジェネラル級3体による超遠距離『援護砲撃』だ。
「逆説連鎖戦故に、反撃自体は可能だが……多少の反撃した所で、ジェネラル級には大したダメージとならないだろう」
ジェネラル級冥海機達は、度々拠点を移動する為、居所の特定は困難だ。すぐには撃破出来ない。
「元より、冥海機は今回のような『援護砲撃』を最大限に活用した戦闘を得手とする。厳しい戦いは避けられまい」
或いは『援護砲撃』を観察し、攻撃の方向やタイミングを予測出来れば、対応も可能だが……それでも、完全な対処は難しい。
「ディアボロスの知恵と勇気が試される戦場になる。色々工夫して乗り切って欲しい」
更に、今回の戦場には、零式英霊機が乗る戦闘艦艇も出陣してきている。
「戦闘艦艇からの援護もあるようだが、ジェネラル級の砲撃が強力過ぎるからな……戦術的には、無視しても問題はない」
断言はしたものの、深汐の表情は険しい。
「……只、海戦の最中に、この戦闘艦艇を撃沈し、新たな冥海機を生み出そうという試みが行われるようだ」
可能であれば、戦闘艦艇を無力化し、海戦から遠ざけておくに越した事は無い。
「戦場の海域から遠ざけてさえしまえば、『海戦での撃沈』とはならない。冥海機も生まれないから、敢えて艦艇が撃沈させられる事も、なくなる筈だ」
尚、戦闘艦艇を沈めようとするのは、『TOKYOエゼキエル戦争』の残党という。
「フレンドリーファイアでは、肝心の冥海機を生み出せないからな……まず戦闘艦艇を制圧するようで、そのタイミングでジェネラル級の援護砲撃は発生しないようだ。敵に先んじて、戦闘艦艇の無力化は充分に可能だろう」
冥海機ヤ・ウマトの大反攻作戦の詳細は掴めていないが、グアム基地や佐世保基地との連携を図っているようだ。狙いは東南アジア、或いは台湾島の奪還が想定されている。
「デイアボロスの侵攻に対する危機感が高ければ、リグ・ヴェーダやアルタン・ウルクに何らかの働きかけを行う可能性も否定できないだろう」
尤も、敵の大規模反攻作戦を阻止する方策は、レイテ沖海戦の勝利だけでは無い。
「フィリピンの冥海機と連携を図る、グアム基地や佐世保基地の攻略を優先しても、阻止は可能だろう……もし、レイテ沖海戦を回避して別方面からの作戦を行いたい場合は、攻略旅団より提案するように」
――ディアボロス達の健闘を祈る。
フィリピン海軍基地にて、出撃準備に勤しむ零式英霊機達は意気軒昂。
「お国の為に使命を果たすのだ!」
「おう!」
自分達の働きが、国の――冥海機ヤ・ウマトの為になると信じて止まぬ、いっそ純朴な戦意に充ち溢れている。
――同刻。
ジェネラル級冥海機『伊一六八』は、『TOKYOエゼキエル戦争』から漂着した大天使とアークデーモンを集めていた。
「お前達の任務は、戦闘が開始された海域に向かい、戦闘艦艇を攻撃して沈める事じゃ」
ディアボロスは海戦での戦闘艦艇の撃沈を避け、新たな冥海機の出現を阻止しようとしている。それでは困るのだ。
「冥海機が直接艦艇を撃沈しても、自沈と同様で『海戦』での撃沈とはならぬ。じゃが、実際の海戦中に、冥海機では無いお前達が撃沈したならば……海戦での撃沈となり、新たな冥海機も生まれるのじゃ」
幼げな面に老獪さを滲ませ、伊一六八は叱咤激励する。
「お前達を保護していたのは、この作戦の為じゃ。自分達の価値を示してみせよ」
リプレイ
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
冥海機も考えたわね!
自分たちじゃなくエゼキエルのクロノヴェーダに壊させて新しい冥海機を生み出そうだなんて!
だけどアタシ達が、そんな趣味の悪いことを許すだなんて思わないことね!
さてと、それじゃ【水面走行】で艦艇に近づいて、そのうち一隻に飛び乗るわ!
無力化だから……とりあえず砲台を潰せば良さそうね!
【墜化と滑走の圧潰画舫!】で砲台の上にゴンドラを落として、ひん曲げてやるわ!
折角だからゴンドラの上でパフォーマンス……はやってる暇無さそうね!
どんどん落として砲台を使えなくしていくわよ!
抵抗してくる乗組員たちは杖兼マイクのレゾネイトで小突いてこっちも無力化していくわ!
アナタ達には悪いけど、お国のために働かせるわけには行かないの!
海域から遠ざけるのは操舵が必要かしら……。
出来れば操舵室に行って、海域から離脱する方向に舵を切っておきましょ!
冥海機も考えたものだと、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は思う。
(「自分たちじゃなく、エゼキエルのクロノヴェーダに壊させて、新しい冥海機を生み出そうだなんて!」)
勿論、ディアボロスがそんな悪趣味を、許す訳もなく――冥海機の謀に先手を打つべく、ソラは【水面走行】で先を急ぐ。
「いた!」
果たして、ソラの行く手に複数の艦艇の影――周囲に、大天使やアークデーモンの姿は、まだ無い。
(「無力化だから……とりあえず砲台を潰せば良さそうね!」)
ソラに気付いた艦艇の砲台が、旋回する暇こそあれ、その上空から勢いよく巨大なゴンドラが落下する。
ドゴーンッ!
「ステージから皆を見渡すだけがアイドルじゃないわ! 頭上注意よ!」
砲身がゴンドラの重量でひん曲がる間に、その艦艇に飛び乗ったソラは、目に付いた砲台に片っ端から巨大ゴンドラを落としていく。
――敵襲! 敵襲!
「アナタ達には悪いけど、お国のために働かせるわけには行かないの!」
逃げも隠れもしないソラは、甲板上でよく目立つ。艦艇の乗組員らが慌てて迎撃に来るも、パラドクスならぬ攻撃など、ディアボロスには痛くも痒くもない。
(「流石に、ゴンドラの上でパフォーマンス……は、やってる暇無さそうだけど!」)
拡声杖『レゾネイト』を振るい、飛び掛かってくる乗組員を次々といなしながら、ソラは艦橋を一瞥する。
(「海域から遠ざけるなら、操舵も必要かしら……」)
出来れば操舵室にも行きたい所であったが、最初の艦艇から時間を掛けてはいられない。
(「エゼキエルの連中が来る前に、終わらせないとね!」)
取り急ぎ、砲台を残らず破壊したら、次の艦艇に向かうとしよう。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
月鏡・サヨコ
以前から情報が漏れ聞こえていた大反攻作戦が、ついに動き出したか
攻略旅団でミンダナオ島から北上していく攻略ルートが採決されたのも、各員がこの状況に危機感を持っていたからであるはず
備えはしてきた。後は戦い抜くだけ……往こう、桂
仲間から【水面走行】を借りて敵艦艇に突入
弾薬の誘爆を引き起こさないように細心の注意を払いながら、砲や機銃のみを『月鏡流抜刀術・連波』で破壊していく
その状態で今度は艦内に押し通り、反抗的な者たち(大半かもしれないが)を制圧していこう
【罪縛りの鎖】とトンファーによる打撃、そして桂の押さえつけを併用
状況が落ち着いたら、船の進行方向を出港してきた港の方面に変更させよう
魚雷を搭載していれば無駄撃ちさせ、完全に丸腰にしてしまいたい
単身で実行しきれない作業があれば、船員を脅して代行させよう
反抗を止めないなら……
私達がその気になれば、船を沈めずに船内の全員を殺害できる
その結末を望まず、未来の海戦で死にたいなら言うことを聞け……という旨を武器を向けつつ伝えれば、物分かりがよくなるだろうか
――これまでにも、漏れ聞こえていた冥海機の大反抗作戦。
「遂に、動き出したか……」
だが、月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)の横顔に不安の色は無い。
攻略旅団でミンダナオ島から北上する攻略ルートが採決されたのも、現状に危機感を抱いていたディアボロスがいたからこそだろう。
「備えはしてきた。後は戦い抜くだけ……往こう、桂」
パンツァーハウンドは静かに面を上げ、サヨコに同道する。揃って【水面走行】する事暫し。
(「弾薬の誘爆、引き起こさぬようにせねば」)
艦艇の無力化を目指すサヨコの狙いは、やはり武装解除。
先陣切ったディアボロスがまだ手付かずの艦艇に乗り込み、『銀鉤』抜刀──砲や機銃を選び、サヨコは『月鏡流抜刀術・連波』を以て、精確に破壊していく。
(「後は……魚雷か」)
海上移動時に目立つように動けば、無駄撃ちさせられるだろうか。完全に丸腰にしてしまいたい所だ。
「む……」
武装1つ1つを破壊するのは、それなりに手間だ。サヨコが艦内へ押し入る前に、乗組員らが甲板上に飛び出して来た。
(「ふむ……やはり、血気盛んな者が大半だな」)
その意気やよし――紫の双眸を眇めるサヨコより、鎖つきの枷が数多迸る。
「な、何だ、これは!?」
「何、2時間程、大人しくしておれば良い」
【罪縛りの鎖】は一般人の拘束に便利だが、如何せん、標的を視界に収める必要がある。尤も、パンツァーハウンドが目敏く飛び掛って押さえ付ければ、制圧の取り零しも起きるまい。
「く、この……!」
「静かにし給え。私達がその気になれば、船を沈めずに船内の全員を殺害できる」
尚も身動ぎする乗組員には、サヨコ自身が鎮圧用途のトンファーを突き付ける。
「未来の海戦で死にたいなら、言うことを聞け」
「く……」
悔しげなその面持ちは、到底物分かりが良いとは言い難いが……反抗の手段は封じた。残らず武装解除(と書いて破壊と読む)してしまえば、戦場海域から撤退せざるを得まい。
果たして――編成された艦艇の尽くが武装解除の憂き目に遭い、忸怩たる思いで海域から撤退するまで、それから然したる時間は掛からなかったという。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
麗・まほろば
超々々々弩級戦艦はドシンと構えてこそ!
まほろばは【水面走行】で水上に立ち、砲身を構えるよ!
もちろんこれには意味がある
「まほろばを狙ってくる砲撃ならば、移動してもしなくても中たることにはかわりない」のが逆説連鎖戦の常だ
アウトレンジからの砲撃がこの法に則るのかはわからないけれど、だったら目の前の敵にまずは集中しつつ、回避ではなく防御を固めることにしようか
盾代わりの【51センチまほろば砲】を背に、パラドクスを発動
全門開花! 目標、トループス級! 照準、あわーせー!
正面からの援護射撃なら巻き込みながら撃ち落としてしまうよ!
放てー!!
トループス級の特攻には【15.5センチまほろば砲】を盾にすることで急所を避ける
……そういえば、最終人類史のレイテ沖では反攻作戦に出た側が壊滅状態になったんだったかな?
だけど、まほろばたちはそうはならない
この難局を切り抜けて、ヤ・ウマトの民たちの歴史を取り戻すんだ……!
首尾よく、戦闘艦艇を無力化、撤退させて後――ディアボロス達はいよいよ、レイテ沖海戦に挑む。
「超々々々弩級戦艦はドシンと構えてこそ!」
先陣を切るのは、麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)。
残留効果【水面走行】を駆使して、堂々と海上に起ち砲身を構える。
敵の厚い防衛線を前に無謀にも見えるが……勿論、勝算あってこそ。
(「まほろばを狙ってくる砲撃なら、移動してもしなくても、中ることにかわりないよね」)
それが逆説連鎖戦の常であれば、回避ではなく防御を固める方が得策と判断した。
(「アウトレンジからの砲撃が、この法に則るのかはわからないけれど……だったら、目の前の敵に集中集中」)
背には盾代わりの、とても大きな戦艦主砲『51センチまほろば砲』。
「全門開花! 目標、トループス級! 照準、あわーせー!」
覿面、反応した『回天』特別攻撃隊へ、真っ向からパラドクス『吾妻はや』発動!
「放てー!!」
まほろばの背後に召喚された戦艦の艦首が蕾のように開かれ、その中心の超大口径の砲塔より、黒く輝くビームが迸る!!
(「正面からの援護射撃なら、巻き込みながら撃ち落として――!?」)
漆黒に呑まれた先頭のトループス級3体が――半ば崩壊しながら飛び出してくる。
錆び付きフジツボに塗れた砲弾に、跨る体勢で膝下から融合しているおかっぱの少女の表情は一応に恬淡として。
――悪鬼粉砕、玉砕覚悟、滅私奉公、七生報国 の念をもって敵に当たるべし。
呪詛めいた題目を繰り返しながらの特攻に、一切の躊躇は無い。
「……っ」
15.5センチまほろば砲を、盾のように翳そうとした瞬間。
――――!!
まほろばにとって最悪のタイミングで、砲撃の豪雨が浴びせられた。
「あ、ぐ……」
辛うじて、急所は庇えた。だが、援護砲撃と同じくしての特攻の砲弾が、次々とまほろばを強襲する。相次ぐ重い衝撃に息が詰まった。
(「これ、は……」)
元より、冥海機は支援を受けながらの戦闘に長ける。その上、随伴艦隊の支援と違い、ジェネラル級の砲撃はパラドクスの効果2が乗る。今回は【ダメージアップ】といった所か。
(「残留効果は……ディアボロスだけだっけ?」)
クロノヴェーダの攻撃では、効果は残らない幸い。だが、ジェネラル級の支援砲撃が続く限り、苦しい戦いは免れまい。
苦境を実感しながら、それでも、まほろばは誇らかに顔を上げる。
(「最終人類史のレイテ沖では、反攻作戦に出た側が壊滅状態になったそうだけど……まほろばたちはそうはならない」)
この難局を切り抜けて、ヤ・ウマトの民たちの歴史を取り戻すのだ!
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【修復加速】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
トループスの攻撃に加えて、ジェネラル級の砲撃まで来るってわけね!
ふふん、上等!
遠距離からチマチマ砲撃をするしか能のないジェネラル級だなんて怖くないんだから!
まほろばがどーんと構えているなら、アタシは【水面走行】で動き回って敵を「撹乱」していこうかしら!
視線を引き付けるのはアイドルの十八番!挑発もしていくわね!
ほらほら、そんなんじゃ当たらないわよ!
その弾頭みたいに、目まで錆び付いちゃってるんじゃないかしら!
トループスやジェネラル級の攻撃はアイスシールドの『ソット・ヴォーチェ』でできる限り防御よ!
特にトループスはその軌道を「観察」して、無駄なダメージを負わないようにするわ!
そしたらアタシも攻撃!
【正念と白光の流星散砲!】で広範囲の敵を一掃よ!
こんなんじゃアタシ達は止められないわ!
このトループスでも、ジェネラル級の援護砲撃でも!
そしてアヴァタールのアナタでもね!
(「トループス級の特攻に加えて、ジェネラル級の砲撃まで……ふふん、上等!」)
勝気に笑みを浮かべるソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)。
「遠距離からチマチマ砲撃をするしか能のないジェネラル級なんて、怖くないんだから!」
先陣を切ったディアボロスがドーンと構えているならば、ソラは動き回って敵を『攪乱』する作戦。
(「視線を引き付けるのは、アイドルの十八番よ!」)
「ほらほら、そんなんじゃ当たらないわよ!」
動作のみならず、声を張って挑発する。
「その弾頭みたいに、目まで錆び付いちゃってるんじゃないかしら!」
――悪鬼粉砕、玉砕覚悟、滅私奉公、七生報国 の念をもって敵に当たるべし。
だが、呪詛めいた題目を繰り返す『回天』特別攻撃隊達は、顔色1つ変えない。
――――!!
のみならず、支援砲撃とタイミングを合わせた特攻は、ソラに『観察』の暇を与えない。
「う……」
容赦ない波状攻撃に、魔宝装『ソット・ヴォーチェ』より雪片型の盾を展開。残留効果【ガードアップ】を重ね、ソラは懸命に耐える。
「次は……アタシの番!」
そんな猛攻の圧を吹き飛ばすように、チャージした魔力弾を上空へと撃ち放つ。
「ふふん、まるでアタシみたいな輝きよね! でも見とれていたら、怪我じゃ済まないわよ!」
恒星のように輝いた魔力弾は、破裂するや流星の如く雨霰と敵へ浴びせ掛けられた。
「こんなんじゃ、アタシ達は止められないわ!」
あくまでも強気を言い放ち、ソラは拡声杖『レゾネイト』を構え直す。
不利な戦況は、まだ変わりない。それでも、ソラは元気一杯に海上を駆け回る。挑発で敵の気を引いている分、被るダメージは少なからずであったが、ジワジワとトループス級を撃沈せしめていった。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
月鏡・サヨコ
大反攻作戦の阻止に成功すれば、ヤ・ウマト攻略の大きな転機となるだろう
冥海機が持ちうる最大の陸地、東南アジアでの優位を揺るぎないものとして、勝利への道筋をつける
そのために……往こう
弾道観測が可能な状況を作るために、トループス級と交戦しつつ支援砲撃を受けよう
体の両側面に張り出した《海戦装用増設防盾》で横槍を受け止め、交戦への集中と砲火への防御を両立する
さらに【反撃アップ】を重ねて、直撃を避けられる可能性を上げることで耐え抜く
突進のために接近してくる敵は『水偵連携砲撃』で接触前に迎撃
子機の放つ爆弾や機銃で攻め立て動きを鈍らせた所で、《巡洋戦艦海戦装『黒姫』》による本命の砲撃を浴びせる
今回は敵を一体仕留めるのにも苦労する状況だ
一撃で落とせるとは期待せず、仲間と攻撃対象を合わせて確実に数を減らしていこう
敵の技に対しては【フライトドローン】の一機を盾代わりにするか
爆発などの破壊的現象が起きる瞬間にその上に飛び乗って距離を取ることで、できるだけ威力を抑制しよう
……これだけ判断材料が揃えば、視えるはずだ
――月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は、思考する。
(「大反攻作戦の阻止に成功すれば、ヤ・ウマト攻略の大きな転機となるだろう……冥海機が持ち得る最大の陸地、東南アジアでの優位を揺るぎないものとして、勝利への道筋をつける」)
サヨコは往く。支援砲撃の弾道観測が可能となる状況を作るべく。
冥海機との交戦に先立ち、海戦装用増設防盾を展開。ジェネラル級の支援砲撃という横槍をこれで凌ぎながら、サヨコ自身はトループス級との戦闘に集中する心算だ。
(「更に【反撃アップ】を重ねれば、直撃を避けられるか
……?」)
確かに、残留効果【反撃アップ】は、敵の攻撃する動きを悟りやすくなる。だが、その効果が発動するのは『反撃時』だ。寧ろ、サヨコが反撃する際のダメージ向上が主眼となる。ジェネラル級の支援砲撃に対して、ディアボロスが個別に反撃したとして、今回は然したる痛痒は与えられない。それでも、眼前の防衛線を崩すのに、より反撃が通り易くはなるだろう。
――悪鬼粉砕、玉砕覚悟、滅私奉公、七生報国 の念をもって敵に当たるべし。
呪詛めいた題目を唱え、ディアボロスへ特攻せんとする『回天』特別攻撃隊らを、真っ向から見据えるサヨコ。
海戦装から、水上偵察機のミニチュアのような子機を射出。敵の位置を確認、子機の爆弾や機銃で攻め立て動きを鈍らせる。
「撃てーっ!」
冥海機の動きが停まった隙を逃さず、号令一下! 巡洋戦艦海戦装『黒姫』による砲撃を浴びせ掛けた。
――――!!
だが、正しく本命の砲撃の瞬間、敵の支援砲撃が雨あられと降り注ぐ。
「……っ」
間髪入れず、弾幕を抜けて飛び出して来たトループス級の特攻が、次々とサヨコに突き刺さった。
(「なるほど……敵1体、仕留めるにも一苦労だな」)
支援砲撃がサヨコの動きを止めた瞬間を逃さず、トループス級の『反撃』が余さず叩き込まれた――そんな状況に、少女の眉間に浅く皴が寄る。
(「トループス級であろうと、一撃で落とせると期待しない方がいいだろう」)
であれば……と、仲間と照準を合わせ、確実な撃沈を目指すサヨコ――敵数を減らす事は、継戦力にも直結する。
(「フライトドローンは……使えるか?」)
敵の特攻で爆発が起きる瞬間、フライトドローンに飛び乗り距離を取れば、或いは……尤も、初期のフライトドローンの最高時速は20kmだ。効果1の残留効果を戦闘に活用するのは、中々難しい。
それでも、思いつく限りを試行する事は、決して無駄にはなるまい。前線の奮闘は、総てジェネラル級の支援砲撃の弾道予測に繋がっている。
(「これだけ判断材料が揃えば……視えてくるはずだ」)
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
随伴艦隊を戦線から遠ざけ、仲間はアヴァタール級との戦闘に入った
例え不利な状況でも、簡単に膝を付く仲間ではないと信じ、また厳しい戦線に立ち続ける仲間たちに報いるため、遠隔から放たれる『援護砲撃』の観測に入ろう
事前情報で、3体のジェネラル級から放たれていると聞いている
なら、単純に考えて3仕様の砲撃があるということだろうか
(あまり先入観にとらわれるのも良くないが、漫然と観察していても埒があかないだろう。仮説を立てて、それを検証していこうか)
戦闘が行われているところからは離れたところで、<地形の利用>でよく観察できる場所を選定し、冷静に弾道を読む
戦場で鍛えた洞察力で砲撃の種類、速さ、軌道のクセ、発射地点などを<情報収集>していき、仮説を確かめていく
仮説が外れたところは随時見直して新しい仮説を立て、精度を上げていこう
確信が得られたところで、戦闘を行う仲間たちの元へ合流
手短に、あるいは戦場で立ち回りながら、声をかけて『援護砲撃』への対処方法を共有する
1体、又1体、とトループス級を粘り強く撃沈させていくディアボロス達。
容赦ない砲撃降り注ぐ中、遠目からも、その苦境が窺える――だが、簡単に膝を突く同胞ではないと信じ、厳しい戦線に立ち続ける勇敢に報いる為にも。夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は『援護砲撃』の観測を開始する。
(「事前情報で、3体のジェネラル級から放たれていると聞いている……なら、単純に考えて、3つの仕様の砲撃があるということだろうか」)
先入観に捕われるのは宜しくないが、漫然と観察していても埒が明かない。仮説を立てて、検証していくのが早道となろうか。
戦場の海域から、離れたポイントで目を凝らす錬晏。努めて冷静に、俯瞰的に弾道を読んでいく。
無双武人たる錬晏は、洞察力を戦場で鍛えてきた。砲撃の種類、速さ、軌道のクセ、発射方向など、情報収集に専心しては、先に立てた仮説に照らし合わせていく。
仮説が外れたとして、拘泥しない。随時見直し、新しい仮説を立てる度に、予測の精度を上げていけば良い。
――――!!
砲撃の豪雨が海面を穿ち、魚雷の嵐が波濤を砕き渦を巻く。
戦場全体を俯瞰出来るだけの距離を置いているにも拘らず、冥海機の攻撃の激しさは錬晏の気を逸らせる。
「……もう少しで掴める、筈なのだが」
手応えは感じている。だが、確信を得るには、まだ足りない。
(「もう1歩、後1歩で、きっと弾道予測の計算は完了する……それまで耐えてくれ」)
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
何とかここを乗り越えて、大反抗作戦を止めなくては…!
まずは目の前の問題から取り組んで行きましょう
【水面走行】をお借りして、急ぎ錬晏さんの元に駆けつけます
フィリピンを構成する主要な島々の位置が記された地図と方位磁石を使い、
現在地と照らし合わせてどこの島の拠点から砲弾が飛んでくるか予測を立てて行きます
手持ちの単眼望遠鏡を使いながら軌道を目視、音でタイミングを計り
仲間の収集して下さった予測も含めて筆記具で地図上に情報を書き記します
大変な作業でも、二人でやれば少しは楽になるはずです
磁石によって示された北を起点に、担当する範囲を分けて観測してみましょう
ジェネラル級の砲撃が飛んで来る場合は、仲間の背中を守るよう注意して冷静な対処に努めます
まとめた予測は【パラドクス通信】で全体に情報を共有します
これで皆さんが無事に戦えるようになると良いのですが…!
【水面走行】を駆使して海上をひた走る三間・勲(漁火・g10186)。
(「何とかここを乗り越えて、大反抗作戦を止めなくては
……!」)
まずは目の前の問題――ジェネラル級砲撃の観測と弾道予測から取り組まんと、前線から離れた位置まで駆け付ける。早速、地図と方位磁石を取り出した。
「なるほど……ありがとうございます!」
取り急ぎ、先んじて収集された情報を、地図上に書き出す。
「では……ここからは手分けしましょう」
支援砲撃を行うジェネラル級も3体であれば、その頻度も多い。その1つ1つを検証するのは大変だし、時間の掛る作業であるが、2人でやれば少しは楽になる筈だ。
何処の島の拠点から砲弾が飛んでくるのか――現在地と地図を照らし合わせ、手持ちの単眼望遠鏡を使いながら軌道を目視、更に音でタイミングを計って、予測を立てていく勲。
――――!!
豪雨とも例えられそうな砲撃に晒されながら戦っているだろう同胞を思えば、勲の気も焦るが急がば回れ。明確な結論に至るまで、地道に観測を続けていく――。
「……これなら!」
漸く、弾道予測の計算を完遂させ、勲は取るものも取り敢えず、【パラドクス通信】で前線のディアボロス達に情報を共有する。
(「これで、皆さんが無事に戦えるようになると良いのですが
……!」)
相変わらず、ジェネラル級の支援砲撃が止む様子は無いが、複数の優秀な観測により、有効な弾道予測を得る事が出来た。後は――前線のディアボロス達の奮闘次第だろう。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
一里塚・燐寧
ふーん、弾道観測をやらないと不利な状況の戦いになるんだねぇ
だけどこんだけ人数が揃ってるなら、観測を始める前にトループス級までは仕留めきれるかも……?
まずは状況をスッキリさせちゃいたいし、一旦みんなで戦いに集中しよっか
《DCブラスター》を手に【水面走行】しながら敵と戦うよぉ
【未来予測】で少し先の未来を同時に見て、そこで支援砲撃が着弾するのを察知したら《拒絶の呪力》を身に纒う
斥力でちょっとでも砲撃の威力を弱めたり、弾道を逸らして急所から外すことで戦場に立ち続けたいねぇ
回天、ね。なんとまぁ悪趣味なトループス級がいたもんだぁ
海中ないしは海面の敵を補足したら、接近される前に『闇雷収束咆・殲尽破』をブッ放すよぉ
容易には掻い潜れないホーミングレーザーの嵐で追い込んで、爆弾部分を撃ち抜いて爆散させよう
仲間の攻撃を耐えた奴がいれば優先的に狙い、着実に数を減らすことを最優先に攻め立てるよぉ
反撃に対してはブラスターを槍のように長く持ち、先端の鋸刃を使って受け止めるねぇ
少しでも攻撃をあたしの体から遠ざけておこう
「ふーん、弾道予測、いけたっぽいかぁ」
いつの間にか手元に在った小型通信機越しの情報提供を反芻しながら、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は赤茶の双眸を眇める。
「不利を押して、トループス級を仕留めなきゃいけないかもって考えてたけど……これで、楽できそう、かな?」
ジェネラル級の支援砲撃はパラドクスだ。逆説連鎖戦の攻防を1秒先の【未来予測】に頼ったとして、拒絶の呪力を以てしても、如何ともし難かっただろう。正直、助かったと思う。
「……よし、まずは戦況をスッキリさせちゃいたいし、戦いに集中しよっか」
DCブラスターを手に、海面を駆ける燐寧。
「回天、ね。なんとまぁ、悪趣味なトループス級がいたもんだぁ」
魚雷に跨る影を認めるや、身構える。
――怨み募りし魂よ、群がり集いて荒れ狂え。汝ら、只滅びる定めにはあらず。仇を滅し冥府へ下らん……。
その実、尤もらしい詠唱は不要だが、パラドクス発動まで手持無沙汰だ。
「デデーンっていくよぉ!」
闇雷収束咆・殲尽破――視界を覆わんばかりのホーミングレーザーを一気にぶっ放す。着実に数を減らす事を最優先に、敵の魚雷部分を撃ち抜き爆散させんと。
――悪鬼粉砕、玉砕覚悟、滅私奉公、七生報国 の念をもって敵に当たるべし。
どんな攻撃に遭おうと、『回天』特別攻撃隊らは変わらない。唯々、捨て身で敵を粉砕するべく、万歳特攻を敢行する。
「ま、敗けないけどねぇ」
間一髪でジェネラル級の支援砲撃を避け、DCブラスターを長物の様に構える燐寧は、不敵に唇を歪める。
止む事のない砲撃の豪雨は、鬱陶しいと言えばそうだが……弾道予測が成った現状、常と余り変わらぬ身のこなしで動けるようになった事は大きいだろう。
それは、燐寧のみならず、前線のディアボロス全員であれば――トループス級の殲滅も時間の問題。
「このまま、押し切るよぉ!」
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
魚雷ちゃんは片付いたみたいね!
それと、砲撃の弾道予測もできたらしいじゃない!ありがたいわ!
ということは……、後はアヴァタールを倒せば終わりみたいね!
支援砲撃にうんざりさせられてた分、思う存分動かせてもらうわ!
(四肢が赤く染まるネメシスを発動した!)
引き続き【水面走行】で海上を動き回り、「撹乱」役に徹するわ!
潜水空母ね。敵が見えてなくても海中に居ることがあるから気が抜けないわ!
周囲や海面を「観察」して、敵を見失わないように注意したいわね!
敵の攻撃は『ソット・ヴォーチェ』で防ぎたいけど、麻痺毒は……!
動きづらいけど、この程度でアタシを縛れるとは思わないでちょうだい!
少しでも動き回って丸呑みだけは避けたい所!
海面への急浮上等で隙が出来たら、コッチも攻撃よ!
「高速詠唱」からの【飛入と渦動の五元光芒!】を「全力魔法」で放って、ご自慢の海戦装ごと消し去ってやるわ!
ふふん、アタシを縛りたいならアイドル業界のしがらみ以上のものを持ってくることね!
(「魚雷ちゃんは片付いたみたいね!」)
トループス級殲滅の前に、支援砲撃の弾道予測も完了したようだ。ありがたい事だと、安堵の息を吐くソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)。
「ということは……後は、アヴァタールを倒せば終わりみたいね!」
波間の向こうに見え隠れする異形は、アヴァタール級冥海機『伊号二十五』。潜水艦でありながら艦載機を搭載可能な潜水空母とも言える、イモガイ型海戦装を具える冥海機だ。
(「支援砲撃はもううんざり。これから、思う存分、動かせてもらうわ!」)
息巻くソラの四肢が、じわじわと赤く染まっていく――。
――――!!
最初から全力で、パラドクスをぶっ放した。
「何だかよく分からない力だけど、使える物は全て使って勝ち進むのがアイドルよ!」
ソラに宿る悪魔の力――黒色の力を中心に魔法陣を展開。五属性の力を纏め上げた砲撃魔法を放つ。
「そのご自慢の海戦装ごと消し去ってやるわ!」
強気の言葉が聞こえたか、ゾロリと蠢く伊号二十五。頭まで海中に没するや、魚雷を射出する。
「……っ」
コノトキシン――イモガイが組成する神経毒に倣い、着弾と同時に敵を麻痺させる螺式神経魚雷は、狙い過たず空に命中する。
(「潜水空母なんて……ホント、気が抜けないわ!」)
ソラの動きが鈍ればすかさず、支援砲撃が雨あられ。弾幕に乗じて、伊号二十五はソラを丸呑みするべく、イモガイ型海戦装の大口を開ける。
(「見失わないように、注意しないと」)
丸呑みだけは回避せんと、懸命に身を捩らせるソラ。
「この程度で、アタシを束縛できるなんて思わないでちょうだい!」
あくまでも勝気に言い放ち、ソラは再度『飛入と渦動の五元光芒!』を放つ。
「ふふん、アタシを縛りたいなら、アイドル業界のしがらみ以上のものを持ってくることね!」
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
後は部隊の指揮官を倒すだけですね!
ジェネラル級の支援砲撃にも注意しつつ戦います
「氷盾」「軍刀」にパラドクスの氷を纏わせ、状況に合わせ【水面走行】または【水中適応】を用いて『伊号二十五』に挑みます
砲撃の狙いを阻害する手助けとして【アイスクラフト】で生成した氷を障壁として利用してみましょう
間合いを調整しながら周囲と足並みを揃えて攻撃を行います
一気に詰める際は軍刀の氷が折られても勢いを殺さず盾で殴り、怯ませて時間稼ぎを行う事で、味方がより効果的な一撃を与えられるよう試みます
反撃の「螺式神経魚雷」には、氷盾で魚雷の直撃を逸らしつつ、身体を覆う氷によって焼夷弾の熱に耐えます
支援砲撃に対処する為、こちらの動きを封じるような技には特に警戒を
弾道予測を元に、味方に直撃しそうな砲撃が来そうな時は、可能な限り援護に回ります
その他状況と味方の作戦に合わせて臨機応変に動き、全体の勝利に繋げられるよう精一杯戦います!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
勲殿が合流してくれて助かった
弾道予測の観測は、ひとりでは心許なかったからな
2人で得た情報を持って戦線に加わろう
黒龍偃月刀に朱殷の闘気で形成した怒龍を纏い、構える
昂まる戦意は黒の靄を生み出し、籠手、佩楯、胸当てを形成しネメシスモードに
底上げされた能力値と【水面走行】で一気に『伊号二十五』に近接すれば、防御する間も与えず、鱗を逆立たせた怒龍と共に偃月刀を振るい、パラドクスの一閃を叩きつける
反撃の動きにも物ともせず、【フライトドローン】を足場に使って<一撃離脱>で距離を取って、ダメージの軽減を図る
『援護砲撃』はある程度予測は出来るようになったとはいえ、脅威であることは変わらない
油断せずに仲間と声を掛けつつ、直撃しないように気を付けつつ
『伊号二十五』への攻撃の手を緩めることなく、追い詰めよう
貝殻のような装甲や得物を<破壊>していくことで、仲間の攻撃を援護する立ち回りを
生半可な戦力では、我らの勢いは止められん
大反攻作戦を瓦解する一手のため、このレイテ沖で沈んでもらうぞ
「勲殿、合流してくれて助かった。弾道予測の観測は、ひとりでは心許なかったからな」
「後は、部隊の指揮官を倒すだけですね!」
片や、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は黒龍偃月刀に朱殷の闘気が模る怒龍を纏い、もう一方で三間・勲(漁火・g10186)は軍刀と氷盾を構えて海上を駆ける。
「この一戦、全体の勝利に繋げられるよう精一杯戦います!」
意気軒昂ながら、警戒の目で頭上を窺う勲。変わらず降って来る支援砲撃の狙いを、阻害する方策は無いだろうか……。
(「【アイスクラフト】は……使えないか」)
ジェネラル級冥海機の支援砲撃は、パラドクスだ。【アイスクラフト】は残留効果だが、作成した氷の立方体は通常の氷と変わりない。障壁に利用としようとしても、一般法則破壊で瞬時に無効化されてしまう。
だが、パラドクス『氷刃鎧装』を使えば――自身の全身と武器を強固かつ鋭利な氷で覆い、氷の伸縮で間合いを変えながら、敵に近接戦を仕掛ける勲。
「わわっ!?」
その手応えは確と。しかし、伊号二十五の反撃は勲の予想に反して魚雷ではなく、螺式航空爆撃――カタパルトデッキを展開し、水上偵察機とイモガイが融合したような小型機を発艦。海上すら炎に包まれる、焼夷弾による空襲だ。
(「えっと……」)
逆説連鎖戦で交錯するのは、同じ能力に基づくパラドクスだ。大丈夫、落ち着いて対処すれば……。
(「平和な海を見る日まで、負けたままではいられません」)
【ガードアップ】が3段重ねられていた幸い。全身を覆う氷刃鎧装は、焼夷弾の熱にも耐えた。
――この勢い、止めてみせろ。
すかさず、錬晏はネメシス状態に――昂まる戦意は黒の靄を生み出し、籠手、佩楯、胸当てを形成する。
――――!!
武人の怒りに呼応して龍の鱗が逆立てば、その憤怒を以て偃月刀を一閃!
ドゴォッ!
錬晏と息を合わせ、一気に間合いを詰めて氷盾で殴りつける勲。伊号二十五が怯んだ刹那を逃さず、錬晏の憤怒は爆発的に一切の容赦なく迫撃する。
ゴアァァッ!
ゾブリ、と伊号二十五は潜水する。一転、急浮上からの砲撃のタイミングを見計らうかのように、支援砲撃がディアボロス目掛けて降り注ぐ。
「……っ」
咄嗟に、展開した【フライトドローン】の1つを足場に、離脱を図る錬晏。パラドクスの交錯は瞬時であれば、流石に回避は難い。だが、直撃を被らなければ、戦いは続行出来るのだ。
攻撃の手は、緩めない――貝殻のような装甲や得物を破壊せんとする勢いで、武人の憤怒は冥海機に迫る。
「生半可な戦力では、我らの勢いは止められん」
ある程度、弾道を予測出来るようになったにしろ、ジェネラル級の支援砲撃が脅威である事は変わりない。
「支援砲撃、来ます!」
「承知!」
砲撃の豪雨を浴びながらも、互いに声を掛け合い、援護し合いながら、勲と錬晏は伊号二十五を追い詰めんと喰らい付く。
「此れぞ、大反攻作戦を瓦解する一手……伊号二十五、レイテ沖で、沈んでもらうぞ」
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【アイスクラフト】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!
月鏡・サヨコ
支援砲撃はまだ続いているけれど、戦場に及ぼす影響は大きく減じた
これより敵戦隊旗艦を撃滅し、戦域を突破する
【水面走行】に加え【水中適応】を発動し、潜行能力を持つ敵と海中でも渡り合えるようにしておこう
弾道予測の情報を頭に入れ、集中砲撃を受けないように幾重もの砲撃の軌道を縫うように敵に接近
肉薄した後は近接戦闘の間合いを維持し、互いの機影が遠目には重なるようにして、砲撃の狙いをつけづらい状況を作る
刃の届く間合いに入ったなら『シャークカッター』を発動
《電磁投擲鞘『斗號』》の電加加速機構によって《対艦軍刀『銀鉤』》を射出し、水の抵抗をものともしない神速の居合を放つ
残影を曳きながら迫る弧を描く刀身は、暗い水の中でサメのヒレのように見える……かもしれない
何はともあれ素早い抜刀で機先を制するか、もしくは仲間の攻撃により生じた隙を突いて深傷を負わせられればいい
反撃に対しては《海戦装用増設防盾》を咄嗟に動かして防ぐか、軍刀で魚雷を斬り払って対処
負傷を抑えた上で、引き剥がされないように貼り付き続けるとしよう
「――これより敵戦隊旗艦を撃滅し、戦域を突破する」
ジェネラル級の支援砲撃が止む事は無い。だが、弾道予測の情報は、月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)の頭にきちんと入っている。
(「敵に肉迫すれば……」)
支援砲撃は遠距離攻撃だ。敵味方、互いの機影が重なるまでに接近すれば、遠目に砲撃の狙いは付け難くならないだろうか?
故に、サヨコは海上を駆ける。逆説連鎖戦に彼我の距離は余り関係ないが、敢えて近接銭湯の間合いを維持すべく――伊号二十五は潜水も出来る。それに合わせて、サヨコも【水中適応】を発動。適宜、海中でも渡り合えるように。
――――!!
シャークカッター――サメのヒレのような形をした鋭い刃を放ち、敵を斬り裂く。
力強い一撃は、他のディアボロス達の攻撃に間髪入れず、畳み掛ける。
「……!!」
身を捩らせ、機雷を散布する伊号二十五。だが、サヨコは海戦装用増設防盾を展開して直撃を避け、引き剥がされないよう、水を蹴って泳ぎ寄る。
――――!!
残影を曳きながら弧を描く鋭刃が、水の抵抗をものともせず、冥海機に突き刺さる。
…………。
ガボリ、と伊号二十五の口から、大きな気泡が上がる。
サヨコへ水雷を射出しようとしたのか、イモガイ型の海戦装を捩り――糸が切れたように、仰け反った異形が沈んでいく。
(「よし、深傷を負わせられたか」)
ダメ押しに伊号二十五へシャークカッターを浴びせ、その反動も利用して、サヨコは浮上した。
斯くて、ディアボロス達はまた1つ、強大な防衛網の一角を打ち崩す。冥海機ヤ・ウマトのレイテ沖海戦を、着々と突破しようとしていた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!