霧を越えし騎士を討て!(作者 baron
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#火刑戦旗ラ・ピュセル  #最終人類史、バルセロナの霧  #最終人類史(新宿島)  #バルセロナ 

「この先がディアボロスのディヴィジョンに間違いない!」
「ディアボロスを見つけだし殺せ!」
「このラファイエットが貴様らを討ってくれる!」
 霧を越えてキマイラウイッチたちが進撃して行く。
 そこに不安はなく、恐れはなく、復讐のみがあった。
「いや待て……。なんて不気味な町なんだ。人っ子一人いないのに、まるで、つい先ほどまで人間がいやがったような雰囲気だ」
「まるで、時間が止まったような……、ここは、本当にディアボロスの本拠地なのか?」
 そこは『まだ』奪還されたわけではなく、未確定の領域だ。
 やがて最終歴史側になるはずであるが……それはまだ先の話であった。
「どこにいやがる、ディアボロス! 出てこいっ、仲間の仇をとってやるぞ!」
「臆したか! 武勇に自信があるならば、掛かって来い!」
「我が名はラファイエット! 我を恐れぬのであれば掛かって来い!」
 恐れを知らぬ騎士は配下を引き連れて進撃し続けた。
 霧の中に戻ったり、あるいは町の中を進んだり。
 復讐心のままに駆け続けたのである。


「みなさん奪還戦ではお疲れ様です。しかし大変な出来事が起こりました。この戦いで奪還した地の一つ『バルセロナ』に、ディヴィジョン境界の霧が確認されたのです。そして、その霧を通して、最終人類史のバルセロナに、キマイラウィッチが侵入してきているようですね」
 南河・緋奈子(人間の陰陽師・g03255)が軽く頭を下げた後で説明を始める。
 みな、奪還戦で疲れている中でのブリーフィングである。その辺りを慮ったものであろう。
「幸いバルセロナは、帰還が行われておらず無人の状態です。しかし、このまま放置すれば、最終人類史に、キマイラウィッチの橋頭保が作られてしまうかもしれません。急ぎ、パラドクストレインで現地に向かい、侵入してきたキマイラウィッチの撃退をよろしくお願いします」
 そう言って緋奈子はスポーツドリンクや、シジミの味噌汁であったりレモンの炭酸水などを用意した。
 シャキっとする飲み物を飲んで、頭をすっきりして話を聞いてほしいという事だろう。

「侵入してきたキマイラウィッチは帰還前のバルセロナの様子に、警戒しているようですね。ディアボロスがいれば戦い、一般人がいれば血祭りにあげるつもりだったのが、当てが外れて困惑しているのでしょう。ディヴィジョン境界の霧の影響で、互いに遠距離までは視認できない状態ですが、既に最終人類史に近い状態ですので、残留効果を設置せずとも【完全視界】が使えますので、戦闘には支障はないはずです」
 最終人類史なので、最大限のパラドクス効果を得て、ディアボロスの力は強化されている。
 だが、キマイラウィッチも『復讐対象であるディアボロスの本拠地』に攻め込んだ状況によるものか、戦闘力が全般的に強化されているので、油断は禁物だという。確実に激化して、キマイラウィッチを最終人類史から叩きだしてほしいとの事である。

「キマイラウィッチにとって『復讐の念』というのは、とても重要であるようですね。もし、最終人類史に侵攻してきたキマイラウィッチが、ディアボロスに敢え無く撃退され、更に『復讐の念』が強まるような事があれば、その復讐の念を利用して、最終人類史に対して、なんらかの作戦を仕掛けて来る危険性もあるでしょう。そこで提案があるのですが……」
 緋奈子は地図に加えて、ちょっとした物資や機材の手配書を用意した。
 食料を民衆に渡す必要はないので、何かの工作用であろう。
「可能性の段階ではありますが、もし可能ならば、キマイラウィッチの『復讐の念』を弱めた上で、撃破を行ってください。やられたフリをしても構いませんし、ちょっとした基地を彼らに破壊させても良いでしょう」
 テントや天幕を用意することもできるし、口福の伝道者を使えば食料庫も演出できる。
 何らかの方法で演技を行い、キマイラウイッチの復讐心を晴らして欲しいとの事だ。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【建物復元】
3
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【反撃アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

baron
baronと申します、よろしくお願いしますね。
今回は最終人類史の防衛になります。

●流れ。
演技をして相手の復讐心を果たさせ、その上で倒します。
なお、最終人類史ですので、残留効果は効果1は10レベル、2はMAXで用意できます。
また、大多数の敵に囲まれてはいないので、飛翔で撃ち落とされたりはしません。
ただし、境界の霧は完全視界でもスルーは出来ず、不自由ない程度である事にはご注意ください。

①演技。
なんらかの演技を行い、キマイラウイッチの復讐の念を晴らします。
難易度は👑数を見ての通り、それほど難しい物ではありません。
どんなに速くとも25日朝出発分までは執筆いたしませんので、ごゆっくりお考え下さい。

②③敵部隊の撃破。
①の後ならば、普通に倒しても構いません。
なお、最終人類史でこちらが強化されて居ますが、相手も復讐中は強いので、👑数は減っていません。
128

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


アスナ・シュヴェーゲリン
フ、滑稽ですね……
死んでやる道理はないので……新造オベリスクのようなものを機材で作っていきますか
最終人類史の技術を用いて作った機械化オベリスク……という訳でしょうか

そんなものをキマイラウィッチの出現地点の少し離れているが、見える所に置いて…来ましたね
偽オベリスクが設置されている場所が見えて隠れられる場所に陣取り、キマイラウィッチがオベリスクに攻撃を仕掛けようとする所で足音を立てず、しかし汗をかく様に走りながら

――やられました、か……
沈痛そうな表情で壊されたオベリスク……重要な機材を壊された、という表情で
それは新たなるディヴィジョンへ進出する為のカギとなる機材だったのですよ……!
グランダルメ奪還戦の後、キマイラウィッチへの対抗策としての研究用にバルセロナに置いていたのが仇になりましたか……

大鎌を取り出し、キマイラウィッチを睨みつけながら……内心で鼻で笑いながら熱心に『負け』を演じる
最早諸共地獄に落ちて貰いますよ……キマイラウィッチ


アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
ダルマ争奪戦が終わった直後だというのに、復讐の鬼だけあって元気だな。

オベリスクか…確かにあのデカさなら相手の気を引いてくれるな。
じゃ俺は重要機材の守備、運用してる現地ディアボロスで相手の復讐心を満たせるよう演技に努めるか。
説明の感じだと割と簡単に復讐心満たせそうだけど、一応な。

仮設テントも用意して恐る恐るテントの入り口から顔出して目一杯驚く演技から開始。

んんっ…な、何で最終人類史にクロノヴェーダ、それもキマイラウィッチが!?
主力の方々が付近で発生した霧の調査に出てる間に来るなんてバッドタイミングが過ぎる。
何とか皆が帰ってくるまで時間を稼がないと…!

流れによっては全然攻撃も喰らうつもりだが、悪魔装甲は纏った上で大袈裟に吹っ飛びながら受け身とったりしてダメージは抑えるぜ。
まずい…こっちが攻勢に出るとオベリスクが守れない、かと言って守備に徹してもこの物量差じゃジリ貧だ。

ある程度演じたら相手の攻撃に合わせて派手にぶっ飛んで離脱、アイテムポケットから武器を取り出して機を待つぜ。



「フ、滑稽ですね……」
 まだ霧が薄い内から、ディアボロスたちが訪れた。
 敵が来るまでまだ時間はあるが、作業は間に合うだろうか?
 ひとまず今ここで戦う気はなく、これからやって来るキマイラウイッチへの対抗策を考慮中である。
「演技とはいえ死んでやる道理はないので……新造オベリスクのようなものを作っています。ひとまず見せかけですけれどね」
 もう一人よりも前にやって来ていたアスナ・シュヴェーゲリン(藍血魔女・g07162)は外見だけなら作業を終えていた。
 物を積み上げ、オベリスクに見えない事もないという様子を装ったのである。
(「しかし、ダルマ争奪戦が終わった直後だというのに、復讐の鬼だけあって元気だな」)
 先行した彼女の手伝いをしながら、アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)は霧の向こうを眺めた。
 これからやって来るキマイラウイッチは、グランダルメの奪還戦で敗退したばかり。
 上手く行けばフランス西部全体を奪えるとあって奮起したのだろうが、負けた直後と言うのに気楽なものである。
「最終人類史の技術を用いて作った機械化オベリスク……という訳でしょうか」
「オベリスクか……確かにあのデカさなら相手の気を引いてくれるな。おあつらえ向きに霧があるから詳細なんぞ確認できんしな」
 アスナが高く機材を積み上げ発光させたり音を流すのを見て、アッシュは規則性を見た。
 機械をキマイラウイッチは理解しないが、その関連性は理解するだろう。
 要するに左右が一致して居たり、あるいは翼であったり腕の様に見える部分、あるいは文字の羅列がクロノオブジェクトの様に見えなくもない。意味は分からないが『何かを計画している』という流れを見て、邪魔しようとするだろう。
「……じゃ俺は重要機材の守備。運用してる現地ディアボロスとして、相手の復讐心を満たせるよう演技に努めるか」
 アッシュは離れながら手を振って理解したとアスナに返事をする。
 そして周囲を見渡すと、積み上げた機材へ一直線へ迎えるルートを塞ぎに掛かった。
「案内人の説明の感じだと……割りと簡単に復讐心満たせそうだけど、一応な」
 そもそも、何をもって判断しているのであろうか?
 キマイラウイッチたちが復讐の念をもって飛び込み、その結果が失敗した。
 ソレを基準にしているならば、ある程度は成功させなければ駄目だ。それなのに、やられて見せるだけで良いというのでは割りに合わない。つまり……ディアボロスの目標である排斥力の突破よりも低い水準に、『キマイラウイッチが満足したかどうか』の基準があるのではなかろうか? それならば『負けプレイ』をして見せるだけで、良いのではないかとアッシュは思ったのだ。とはいえ確証はないし、演技の幅は広い方が良いとも思ったので、アスナの方に合わせているとも言えた。

 やがて二人が作業を終える頃には、すっかり霧が深くなっていた。
 うず高く機械のトーテムが立ち、その手前に仮設テントが設けられている。
 そこへパカラパカラと足音が聞こえて来たのだ。
「……来ましたね」
 アスナはその音を聞きつけるや、自身は町並みの方へと隠れた。
 敵と仲間の動きを確認できる位置である。
「どこにいやがる、ディアボロス! 出てこいっ、仲間の仇をとってやるぞ!」
「臆したか! 武勇に自信があるならば、掛かって来い!」
「我が名はラファイエット! 我を恐れぬのであれば掛かって来い!」
 霧の向こうから猛々しい声がする。
 勇ましく、それでいて暴力的。
 騎士と言うよりは、傭兵隊か何かの様だ。
「んんっ……な、何で最終人類史にクロノヴェーダ、それもキマイラウィッチが!?」
「そこに居たか!」
 アッシュはテントの中から顔を出し、驚いた様子で武装を抱えた。
 少し説明的すぎないかと思う者も居るだろう。
 だが、安心して欲しい。こういう状況で即座に判断できるような奴が居たら、その場で終わりである。というか、相手は『疑っている』し、『理屈をつけて暴力を振るいたがっている』のだ。話の半分も聞いていないし、『暴力で解決する』という筋道さえ立てばよいのである。
「主力の方々が付近で発生した霧の調査に出てる間に来るなんてバッドタイミングが過ぎる。何とか皆が帰ってくるまで時間を稼がないと……!」
「ほほう。良く分らんがチャンスのようだな」
 敵はアッシュの言葉を無視して、周囲の状況を探った。
 だまし討ちはキマイラウイッチとてするので、主力が居ないなど信じない。
 だが、ここに戦力が一人であり、何かしているらしい……と判断したのは間違いがない。ならば全力の一撃に賭けるか、あるいは援軍を待っているのは本当で、口車に乗せようと思っている……といった風情だろう。要するに殴りたいという気持ちに、周囲の状況を合わせているのだ。
「いでよ、我が精鋭たちよ! 奴らを踏み潰せ!」
「うっ!? なんだ、あの数は!? 馬鹿げてる! 真て、やり直しを要求する!」
 アッシュは悪魔をモチーフにした鎧の中で驚愕した。
 何しろ、三百騎もの兵士たちがこちらへ押し寄せているのだ。
 トループス級にしても数が多過ぎるだろう! と驚いているのだが、まあ、実際には数を召喚するというパラドクスであった。
「まずい……こっちが攻勢に出るとオベリスクが守れない、かと言って守備に徹してもこの物量差じゃジリ貧だ。ここは先手あるのみ! ネ・ガ・ティ・ブ・ペネト……」
「馬鹿め! 判断が遅いわ!」
 兵士たちに転がされ、焦りを浮かべた演技をするアッシュ。
 その『負けプレイ』に気が付かないのか、敵は蹴り飛ばすどころか、槍を構えて突進して来た。どうやら一番得意なのは、ランスチャージのようである(知ってた)。
「くそっ。ここは仕切り直しだ! 我が分身よ、痛みを受けれ! そして天…怨みを果たせ雷の剣よ!」
 アッシュは身代わり人形にダメージを写した演技を行い、そして武器を取り出す。
 機械製の剣であるが、刃はなく電撃と打撃で戦う武器だ。
 どうやら、周囲にある機械のオブジェクトに合わせた演技なのだろう。
「あの音は! ――やられました、か……」
 そこへアスナが走り込む演技と共にやって来た。
 実際に走ったので汗をかいているし、息が切れているので演技は可能だ。
「それは新たなるディヴィジョンへ進出する為のカギとなる機材だったのですよ……!」
 アスナの言葉は、もし本物であったら嘘ではない。
 境界を緩める機能があり、そこへ挑むことができる……とされているからだ。
 疑似ディヴィジョンなどの使い道は良く分っていないので、そちらの方は口にしなかったと言える。
「ほう……悪逆非道のディアボロスらしい事よ。だが、これ以上の蛮行は、このラファイエットがやらせぬぞ!」
「くっ! あなた達クロノヴェーダが言いますか!」
 アスナは沈痛そうな表情で壊されたオベリスク……重要な機材を壊された、という表情を浮かべようとした。だが、むしろ憤怒とか、復讐の念が湧いてくるのはなぜであろうか? まあ、話の掛け合いと言うものは、相手が居るから仕方がない。それに演技と言う意味では平静さを保って藍の方が良いので問題はあるまい(ムカつくけど)。
「グランダルメ奪還戦の後、キマイラウィッチへの対抗策としての研究用にバルセロナに置いていたのが仇になりましたか……」
 アスナは大鎌を取り出し、その報復をせんと身構えた。
 そしてこの場で行うべき最適解を探ろうとしながら、あえてその手前で止める。あえてそこで止まっていた方が良いと、咄嗟に判断したのだ。
「正義は我らが聖乙女に在り! 故に我は恐れぬ! 怯まぬ! 退かぬ!」
 敵はそう宣言すると、胸元の獅子の紋様を輝かせた。
 まるでガオン! と唸ったかに見えた瞬間、そいつはムキムキになって突撃して来る。
「ええい! 最早諸共地獄に落ちて貰いますよ……キマイラウィッチ」
 アスナは大鎌を奮って、敵の突進を辛うじて止めた。
 受け止めている筈なのに、たたらを踏んで後退してしまう。
 それは敵の攻撃が強大だからであり……そうと理解して、ワザと受けたからでもあった。
「わーはっはは! この世は既に地獄! 今更遅いわ! やれい!」
「「はっ!」」
 ラファイエットだけではなく、駆けつけて来たトループス級が偽物のオベリスクやテントを蹂躙して行く。
 こうして、ディアボロスたちはあえてキマイラウイッチの復讐心を満足させるべく、偽物の拠点を破壊させ、そしてやられたフリをしたのである。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建物復元】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
ここまでさせたら流石に大丈夫だよな?
急に演技やめて本気で反撃し始めたらさっきまでは手抜いていたのかとか言って憎しみゲージ貯めたりしないといいんだが…。
とは言え守るものが無くなってしまった…。せめてお前らだけは確実に潰す体で本格的に反撃していくとしようか。

【飛翔】で上空に離脱後振り返り、【泥濘の地】で視界内のトループス級個体を指定して動きを低下させる。
一度に全員の相手なんて無理なんで、まずはお前らから足を奪わせてもらうぜ。

そして撃剣スタンエッジにパラドクスによって生成された雷を纏わせて上空で剣を振り、泥濘に足を取られている個体に向けて雷撃をお見舞いしてやるぜ。
お前らが全部破壊してくれたおかげで、誤射を気にすることなくパラドクスが使えて助かるぜ!

相手からの攻撃は装備でしっかり受けてから、パラドクスの雷を纏った撃剣スタンエッジによる斬撃で斬り返すぜ。
さっきまで散々好き放題してくれたんだ…生きて帰れるなんて思ってないよな!?


クロエ・アルニティコス
演技……面倒ですが、ここで奴らの「復讐心」を増強させる方が面倒です。
他の復讐者のおかげでもう主要な演技は終わった後ですし、せめてそれに乗るくらいの手間は私もかけましょう。

戦場に駆けつけ、破壊されたオベリスクやテントを見て、舌打ちとともに忌々しげにキマイラウィッチどもを睨みます。
ちっ。どこから察知してどう入り込んだかは知りませんが、面倒な真似をしてくれましたね。
それを破壊された以上、作戦の続行は不可能にはなりましたが……せめてお前たちだけでも殺しておきましょう。

ミツマタの種を手に【ゲーリュオーン・エッジワーシア】。ギリシャ神話の巨人ゲーリュオーンを象った植物の怪物を作り出します。
目立つ戦い方をする復讐者がいるようですし、一人に負担をかけるのも悪手。地上からですが、一度に多数の敵をゲーリュオーンに攻撃させ早期に殲滅を図ります。こちらからも味方の様子はよく見えますから標的を合わせるのも容易。弱った敵を狙っていきましょう。
反撃の雷はゲーリュオーンや守護の青薔薇で張る結界術を盾にし、直撃は回避を。



『ワハハハ! 貴様らの企みは潰えたぞ!』
(「ここまでさせたら流石に大丈夫だよな?」)
 アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)は荒い息を吐いた。
 ハアハアと言う音が、兜の中へ籠っているかのようだ。
(「急に演技やめて本気で反撃し始めたら、さっきまでは手抜いていたのかとか言って憎しみゲージ貯めたりしないと良いんだが……)
 悩んでいても仕方がないので、疲れに耐えている風を装い剣を杖にする。
 グサリと刺さった刃だと後で抜くのに苦労するだろうが、疲れは演技なので問題はない。
(「演技……面倒ですが、ここで奴らの『復讐心』を増強させる方が面倒です」)
 増援でやって来たクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)もまた同じ悩みを抱えていた。
 復讐心を抱えていると強く、同時に心残りが他の仲間に伝わる……らしい。
 怪しい話だが、自分達ディアボロスもまた排斥力を突破できるので、あながち妙な話では無かった。
(「他の復讐者のおかげでもう主要な演技は終わった後ですし、せめてそれに乗るくらいの手間は私もかけましょう」)
(「え、俺? なんて真剣な眼差し。もしかして……な訳ないか」)
 クロエはアッシュのアイデアに相乗りしようと思っていただけだが……見つめ合ってしまった。
 だが、幸いにもアッシュ自身が悩んでいた話題である。
 勘違いすることなく、ちゃんと敵に向き合う事が出来た。
「ちくしょう! せっかく主力の精鋭メンバーが援軍に来てくれたってのに、守るべき人造オベリスクが無くなっちまった。せめてお前らだけは確実に潰させてもらうぞ!」
 アッシュは仲間への話題伝達込みで、ストレートに行くことにした。
 相手の疑惑が深まらねば良いのだ。
 罠に落とし込むためにギリギリまでチキンレースをしているわけではないのだ。これで良いのだ……と気合を引き締める。
「ちっ……。破壊されてしまったようですね」
(「これで……良いでしょうか? 大丈夫ですよね。演技の練習などしたこともありませんし、割り切りましょう」)
 クロエは亜人の都に潜り込む為、娼婦の真似をするかどうかを考察したことがる。
 考察しただけで、実行してはいない。むしろ友人(今は恋人)と一緒に互いを止めあったような気もするが……まあ、今はそんな事を考えている時ではない!
「どこから察知してどう入り込んだかは知りませんが、面倒な真似をしてくれましたね。それを破壊された以上、作戦の続行は不可能にはなりましたが……せめてお前たちだけでも殺しておきましょう」
 クロエはキマイライウイッチを睨みつけるのを止め、目を閉じてマントを跳ね上げた。
 自分的には過剰演出なので怪しくなるため、目はあえて閉じ精神集中しておく。
「行けますか?」
「問題ねえ。足がもつれるならば……飛べば良いだけだ!」
 クロエが確認すると、アッシュは頷く代わりに空を飛んだ。
 飛翔しながら突き刺した剣を抜き、刀身に稲妻を這わせる。
「一度に全員の相手なんて無理なんで、まずはお前らから足を奪わせてもらうぜ」
『悪あがきをしやがって!』
 アッシュが周囲に稲妻をバラまき始めると、敵は怒りの声と共に炎を放った。
 稲光と火焔が交差し、互いを焼きながら周囲を染め上げる。
「お前らが全部破壊してくれたおかげで、誤射を気にすることなくパラドクスが使えて助かるぜ!」
 剣を振りかざして稲妻を放ち、あるいは剣で相手の剣と撃ち合っていく。
 ド派手な戦いが戦場を染め上げ、周囲を気にすること無く破壊して行った。
(「一人に負担をかけるのも悪手。地上からですが、まとめて駆逐しましょう。ゲーリュオーンよ!」)
 その様子を眺めながらクロエは感情を種に込めた。
 魔力と共に芽が発芽し、まるで巨大な多腕複胴巨人の様相を呈し始める。
「種子に宿るは我が嘆き、芽吹け『ゲーリュオーン・エッジワーシア』! まとめて薙ぎ払え!」
『うぬ! おのれえ!』
 クロエは植物の巨人に範囲攻撃をさせると見せながら、実際には傷ついた個体を中心に放った。ソレは六本の腕で薙ぎ払い、三つの胴体を向けてどちらが正面など関係ないように戦っている。
『先ほど貴様らも雷撃を使ったが、電を放てるのは貴様らだけではないぞ! しねええ』
 バリバリと放たれる雷撃!
 杖を向けた方向にしか放てないが、それなりに威力はあるようだ。
「防ぎなさいゲーリュオーン。青き薔薇の加護の元に!」
 クロエは青薔薇の結界と植物の巨人で雷撃を防ぐ。
 全てを防げはしないが、問題ない範囲で収まるであろう。
「生き残りを殲滅しますよ」
「おう! さっきまで散々好き放題してくれたんだ……生きて帰れるなんて思ってないよな!? ディアボロスからは逃げられねえぞ!」
 クロエの言葉にアッシュは応じ、残る敵にパラドクスを集中して放つのだった。
 こうして瞬く間にトループス級は殲滅される。
『よくも我が部下たちを! 許さんぞ!』
 パラドクスは一瞬であり、その一瞬では介入できなかったアヴァタール級は憎しみの目を向けた。

 その眼は憎しみに燃え、復讐心を滾らせる。
 だが、不思議と後を引くような陰湿な念をディアボロスたちは感じる事は無かったという。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
…どうやら再燃する心配は杞憂のようだな。
なら最初に好き勝手してくれたお礼もこの場でしつつ、無策で相手のホームに踏み入れる愚かさを咎めて、憎しみではなく後悔の念とともに旅立たせてやるとしようか。

気づけば人数はこっち側が多くなっちまったな。
先ほど俺のことを散々言ってくれたが、どうやら俺以上に判断の遅い馬鹿がいるようだ。

撃剣スタンエッジから放出する魔力の属性を雷から破壊へと変え、魔力の流れをコントロールして刀身を覆う魔力刃を形成。
【飛翔】で加速をつけて相手に急接近して、俺の出せる最大打点のパラドクスで攻撃。
さっきはよくも好き勝手転がしてくれやがったな!

相手もこっちに突っ込んでくるのなら受けて立つぜ。
串刺しにされるならこっちも破壊刃を相手に盾もろとも突き刺し返してやるし、鎧の内側に流し込む破壊の魔力での追撃もして我慢比べと洒落込もうか!
自分の体が徐々に破壊されていく感覚にどまで耐えられるかな。


クロエ・アルニティコス
キマイラウィッチとの交戦を重ね、本格的に攻略を始めたことで奴らの特性や対処法にもあたりがついてきた、ということでしょうね。
復讐心で強くなる強力なクロノヴェーダといえど「対処法」がある。それがこいつらが「イレギュラー」と呼ばれる所以か。
……まぁ、そう呼び始めた者にしか知るよしはありませんか。
まずは獣が私たちの領域に踏み入った罰を受けてもらいましょう。

アマランサスの種を手に【ヒュドラ・アマランサス】を使用。ヒュドラを象った植物の怪物を作り出します。
敵の呼び出した300体の騎兵に対し、こちらはヒュドラの多数の首で対抗。
騎兵たちに絡みつき、毒の牙で噛みつき、その肉を齧り取ることで倒していきます。
敵兵を倒し、道を開いたらラファイエットへもヒュドラの首を届かせ、その肉体を食いちぎらせましょう。

お前たちの歩んだ後には何が残るのでしょうね。
あるいは私も、お前たちの血の跡が残ればいいと思っていましたが……今は何も生み出さず導かない、お前たちの業を私は否定します。


アスナ・シュヴェーゲリン
……この陰湿な念、気になりますが……
今は最終人類史から一刻も早くクロノヴェーダを殲滅するのみ
口には出さないが人類応援度について影響があるかもしれないので迅速にパラドクスを発動させ、肉体を変容させて空を枯らし渇かす藍血の大鎌を振るっていく

戦場内に起きている事象を一瞬で全て把握し、そこから確率を逆算して偶然を引き寄せていく事であらゆる『必然』を手繰り寄せ――最大級の能力値アップ、ダメージアップ、命中アップ、ドレイン、グロリアスを乗せて万全の攻撃を
相手からのダメージは最大級のガードアップ、反撃アップ、アヴォイド、ロストエナジーなどを以て最低限に抑えて反撃で痛烈なダメージを与える

やはり、最大限の効果を発揮した残留効果は使えますね
アイテムポケットから取り出した大量の煙幕を発生させ、完全視界で視界のイニシアチブを確保した後、奇襲になる形で背後からキマイラウィッチの首を一瞬で跳ね飛ばす
復讐の感情で、再びここまでこられては面倒です
何が起きたか分からないまま死になさい


ヌル・バックハウス
(連携アドリブ歓迎)

うわぁ……遠目から見た時から何となく思ってたけど、改めて対峙してみると腹立つ表情してるなぁ、――ってのはおいといてだ。やるからには全力で挑ませてもらうよ
最近覚えた技を早速試させてもらおうかな、っと!

思いっきり斧を振り下ろして、砕くような一撃をお見舞い

こっちは身一つに対して、相手は騎兵だろ? で、槍だろ? ……うーん、流石に距離とられるかぁ
まぁこっちは距離詰めて攻撃仕掛けるしか出来ねぇけどさ。やれることはやって貢献のひとつくらいはさせてもらうわ

「って……うわ、あぶな!?」

疾走してきて、突き出された槍を間一髪で回避
普通に危ないな、あの槍。でも……ちょっぴり楽しいな、こういうの。刹那を楽しめるっていうか?

でもまぁ、時間をかけるわけにはいかないか。少しでも早く決着つけれるように頑張ろ



『部下たちの仇、取らせてもらうぞ!』
 喋る口は人の部分だけだが、表情は馬の部分も胸の鎧も顔色を変えた。
 アヴァタール級のクロノヴェーダは自分で部下を突っ込ませて、倒されたら憤慨して仇を取ると告げる。いとも判り易いマッチポンプである。
「うわぁ……遠目から見た時から何となく思ってたけど、改めて対峙してみると腹立つ表情してるなぁ、――ってのはおいといてだ。やるからには全力で挑ませてもらうよ」
 ヌル・バックハウス(名も無き自由・g10747)はじぶんでボケて自分でツッコミを入れた。
 いわゆるセルフツッコミである。敵が自己完結しているならば、こちらも自己完結するまでである。
 倒すべきムカ付きと、ムカついたら倒すのさと敵意を抱いて気合を入れた。
「……この陰湿な念、気になりますが……今は最終人類史から一刻も早くクロノヴェーダを殲滅するのみ」
 一方、アスナ・シュヴェーゲリン(藍血魔女・g07162)は敵の行動よりもその在り方にこそ思案を馳せた。勝手に敵意を抱いて、燃やしては新たに火種を入れる怨念増殖炉。これを放置は出来ぬと得物である大鎌の柄を握り締める。
(「そういえば新宿では色々とカードゲームがありましたね。懸念は起きる前に刈り取るのみです」)
 カードゲームでは様々なルールやコンボが存在する。
 一つの駒を進軍させ、そのまき散らした被害で『場』に根付かせたり、味方を生贄に新たな仲間を呼んだりするような行動だ。現代社会ならば遊びの一環でしかないが、魔女であるアスナにとっては懸念材料での一つと言えた。だからこそ己の分身にも等しい、血晶の鎌を奮うのだ。
「上手く行った? ……どうやら再燃する心配は杞憂のようだな」
 今回は色々と懸念があるようだが、今のところは問題が無さそうだ。
 アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)は演技してまで戦った記憶を思い出す。恐るべき敵と単独で相対し、やがては敵兵に数で蹂躙されたのだ。
「キマイラウィッチとの交戦を重ね、本格的に攻略を始めたことで奴らの特性や対処法にもあたりがついてきた、ということでしょうね」
 彼の言葉にクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は頷いた。
 周囲に復讐の残滓などは特に感じない。
 そのまま倒した場合、何かあるかもしれないと言われたのが嘘のようだ。
「復讐心で強くなる強力なクロノヴェーダといえど『対処法』がある。それがこいつらが『イレギュラー』と呼ばれない所以でしょうか」
 クロノヴェーダには種族ごとの特性と、断片の王ごとの戦略がある。
 王たちの言葉を信じるならば目標に向け動いた。それはまるでゲーム、あるいは兵器の調達の様だ。
 ゲームや機械だから定められたルールとしてキマイラウイッチは対処可能であり、ディアボロスはそうではないのでイレギュラーと呼ばれる。そんな差の様に思えたのだ。
「なら最初に好き勝手してくれたお礼もこの場でしつつ、無策で相手のホームに踏み入れる愚かさを咎めて、憎しみではなく後悔の念とともに旅立たせてやるとしようか」
 アッシュとしても作戦の都合上仕方なくヤられたのである。
 ボコボコにされた上、こちらの世界を侵略する様な奴を許せるはずがない。
 ならば逆襲してやろうというのは正当な感情であろう。
「……まぁ、そう呼び始めた者にしか知るよしはありませんか。まずは獣が私たちの領域に踏み入った罰を受けてもらいましょう」
 クロエとしても敵を倒すことに異存はない。
 それにクロノヴェーダたちを用意した者が、ゲームなのか何かの脅威の備えての対策を求めているのかも、あるいはまったくの嘘なのかすら判らないのだ。今は判断する時では無ないと、戦いに向けて意識を集中したのである。
「気づけば人数はこっち側が多くなっちまったな。先ほど俺のことを散々言ってくれたが、どうやら俺以上に判断の遅い馬鹿がいるようだ」
 アッシュは先ほど来るまでに演技で偽の機械オベリスクを破壊された。
 それも防ごうとしたら防げたのにスルーした結果だが、判断が遅いと言われてムカついているのかもしれない。これがギャグ漫画だったら『予定通りの行動だから、判断は遅くないんですー!』と言っていたと思うが、作戦の都合上、フラストレーションを溜めてしまったのだろう。
「呼んだ~? 来た来た。ターボダッシュで来たよー」
「……ありがとう。ありがとう。援軍に来てくれてありがとう」
 元気に飛び跳ねるヌルにアッシュは癒された。
 危ない……もうちょっとアレだったらアッシュはスレイヤーに成るところだったかもしれない。
 とりあえず、彼の精神は癒されたと思っておこう。

 それはそれとして、戦いは容赦なく始まる。
 たゆんではなくムッキムッキな筋肉ダルマのウイッチが迫る!
「戦場の掌握を懸念するくらいならば、先んじて制するのみ。……魔女の名と血において奇跡を齎す。其れは偶然を必然に昇華する御業、遍く事象に宿る数理の理解は神託に等しい」
 アスナは己を律すると、即座にパラドクスの詠唱に入った。
 口に出す時間さえ惜しく、思い悩む時間さえ惜しい。
 ならば即座に排除するまでであると、戦場で起きている事を一瞬で把握し、起き得る確立を全て予想。その確率が高い方へ高い方へと移行する事で、必然を手繰り寄せ辿り着く異能の力である。
『来る気か邪悪なるディアボロスめ!! 我らが聖乙女の正義の名のもとに裁きを!』
 敵は断片の王であるジャンヌに勝利を捧げると違って突っ込んで来た。
 精神が肉体を凌駕し、モコモコと筋肉が膨張して迫り来る!
『我が槍の一撃を喰らえ!』
「世界よ! 悪しき呪いを革命する力を!」
 アスナは最終人類史から様々な力を借り受けた。
 それは世界自身が邪悪を打ち払う一撃!
 世界を手にしようと売るクロノヴェーダを打ち払う一撃である!
『ぬおおおお!』
「やはり最大限の効果を発揮した残留効果は使えますね。……ここでトドメを刺せる? いいえ、そうではありませんか」
 アスナは状況を読み取り、戦いの趨勢を予測した。
 まだ倒すには当たらない。ならば別の介入が必要だろう。
「お任せしますね」
「りょーかいっ。最近覚えた技を早速試させてもらおうかな、っと!」
 アスナが飛びずさってポケットから何かを撒いた。
 その動きと入れ替わりにヌルが襲撃を掛ける。
 周辺に煙幕が立ち込め、思いっ切り斧を振るって襲い掛かった為にまるで入れ替わったように見えるだろう。アスナはこの動きを予測して、アイテムポケットから煙幕用の装備を放ったのだ。
『おのれ! 卑怯者めが!』
「それ、アタシじゃないし! っていうか聞いてない?」
 敵は騎兵なので馬鹿正直に戦うと距離を取られるか、高速襲撃を喰らう。
 そう判断したヌルは襲撃の機会を伺っていたのだが……。
 仲間がやった行動を自分のせいにされてしまった。それに不満があるわけではないが、こういう思考回路には付いていけない。
「仕方ないなあ。ここは勝負に付き合って……って……うわ、あぶな!?」
『ふん! ふん!! ふん!!!』
 敵は盾で殴りつけるように、槍で串刺すように馬の足が蹴る様に襲い掛かって来た。
 ニタニタと笑う馬の顔と、どこか誇らしげな獅子の顔がうっとおしい。
 気が付けば手に持っていた武器が斧から鉄球になっているじゃないか。何時の間に……と思ったが、そういやそう言うパラドクスであった。
「普通に危ないな、あの槍。でも……ちょっぴり楽しいな、こういうの。刹那を楽しめるっていうか? ライオンさんの鎧が笑ってるじゃん」
 ヌルは格闘ゲームの様なノリで相手との戦いを愉しんでいた。
 パラドクスの攻撃は基本的に必中であり、相手の攻撃も避けれない。
 だからプロレスの試合とか、格闘ゲームを脇から見ていたような、同ランクの勝負だと思って愉しむことにしたのだ。
「でもまぁ、時間をかけるわけにはいかないか。少しでも早く決着つけれるように頑張ろ」
 それはそれとして、クロノヴェーダを倒すのがディアボロスである。
 戦いを愉しむのと、敵を倒す事。どっちもやらなきゃならないのが辛い所だよね。とか言ってみる。
『何が決着だ。貴様らを根絶やしにしてくれるわ!』
 敵は足元を馬の足で叩くと、その数を増やしながら突撃して来た。
 自分の復讐心を300に増殖させ、ディアボロス全てを飲み込もうとするかのようだ。
「種子に宿るは我が憎悪、芽吹け『ヒュドラ・アマランサス』! まずはその動きを止めます」
 クロエは掌に載せた種に感情と魔力を吹き込んだ。
 敵の数に対して、ヒュドラの増えていく頭で対抗する。
 一つの首が落とされたら二つに分かれて再生するその伝承の力を宿した植物が、原初生命としての単純な力を奮って薙ぎ払い喰らいつくのだ。
『なんだこんなもの! 皆の者、蹴散らせい!』
「そう言えばお前が居ましたね。やりなさい、ヒュドラ」
 召喚や作り上げた物が傷付けば、使い手が傷付いて行く。
 フィードバックされるだけで直撃ではない分だけ軽いのだが、幻影の騎士が傷付けばラファイエットが、ヒュドラが傷付けばクロエが傷付いて行く。そんな戦いの中でクロエの方が徐々に押し切り始めた。枯れぬ憎悪を持つからか、それとも単に連携と団結の力だろうか?
『ワシを愚弄しておって。許せるものか。しねい、しねい、しねえええい!』
「さっきはよくも好き勝手転がしてくれやがったな! 受けて立つぜ」
 ラファイエットが盾を掲げて怒りのままに突っ込んで来る。
 アッシュはそれを正面から迎え討ちに掛かった。
 飛翔して最大加速で突っ込み、騎馬突撃と相打ったのである!
「さあ! 我慢比べと洒落込もうか!」
『ぬおおおお!!』
 敵の槍がアッシュのまとう装甲を貫いた。
 彼が刺し貫く水色の刃がラファイエットを貫き返した。
 悪魔由来の装甲が軋み、同じく悪魔由来の魔力刃が唸りを上げて循環し始める。破壊の力が肉を弾けさせ、ブクブクとその体を膨れ上がらせていくではないか。
「自分の体が徐々に破壊されていく感覚にどまで耐えられるかな? チキンレースと……あれ?」
『……』
 アッシュが最後に声を掛けた時、敵の首は地面に転がっていた。
 目を血走った目のまま、何が起きたか判らずコロコロと転がっている。
「復讐の感情で、再びここまでこられては面倒です。何が起きたか分からないまま死になさい」
 秘かに接近したアスナが血晶の刃でトドメを刺したのだ。
 彼女は勝負がつくまでは放っておいたが、戦いが終わると判断した時間に首を刈り取ったのである。
「お前たちの歩んだ後には何が残るのでしょうね。あるいは私も、お前たちの血の跡が残ればいいと思っていましたが……今は何も生み出さず導かない、お前たちの業を私は否定します」
 転がっている首は滑稽であったが、クロエは憎しみも愚かしさも感じなかった。
 倒してしまえばただの敵であった残骸に過ぎない。復讐のためとはいえ、死体に鞭打つようなタイプではないのだ。ただ、クロノヴェーダが為したことは否定する。それこそエジプトの様に活かして再利用するサイクルがあったとしても、打ち壊すだろう。その鋼の決意にこそ復讐心は費やされているのかもしれない。
「んー。終わったねー。そっかー今回は色々と参考になったかな」
 そんな中でヌルは先ほどまでの戦いや、起きている状況を覚えておくことにした。
 パラドクスは必中だけれど残留効果が影響するとか、あるいは作戦段階で上手く誘導したら楽に戦えるなど参考になる事があったらしい。実際に次の作戦で使うかは別にして、経験して記憶し他人に動かされるのではなく自分が決定していくという流れは楽しい事なのだから。
「ふう。色々あったけどお疲れ様。じゃ、今日は解散だな!」
 そしてアッシュが偽装オベリスクの残骸を回収し’(アスナも手伝った)、撤退の音頭を取った。
 こうしてキマイラウイッチが現代に入り込む事件は、また一つ問題なく排除されたのである。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【建物復元】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2024年05月08日

最終人類史、バルセロナの霧

 緊急事態です。
 最終人類史に奪還した、スペインの『バルセロナ』に、ディヴィジョン境界の霧が発生してしまいました。
 このディヴィジョン境界の霧は「オベリスクの影響で断頭革命グランダルメの排斥力が大幅に低下していた」「断頭革命グランダルメ奪還戦の前後にキマイラウィッチが大量に死亡し、その強い復讐の念が残っていた」といった事態が、奪還後にも影響を及ぼしていると推測できます。
 このままでは、最終人類史のバルセロナに、キマイラウィッチの拠点を作られてしまうかもしれません。
 それを防ぐ為、急ぎバルセロナに向かい、出現したキマイラウィッチを撃破。最終人類史から、キマイラウィッチを一掃してください。

※特殊ルール
 最終人類史ではパラドクス効果が『10LV(効果2は最大LV)』で発揮され、有利に戦闘を行えます。
 しかし、ディアボロスへの復讐を力の根源とする、キマイラウィッチも『ディアボロスの本拠地である最終人類史での戦いでは、全ての能力が強化』されるようです。
 最終人類史だからディアボロスが圧倒的に有利……とまでは言い切れませんので、充分に注意して戦闘を行ってください。

※特殊ルール
『キマイラウィッチを満足させる戦い』をクリアしなかったシナリオが複数あった場合、事件解決後に、キマイラウィッチが再び、最終人類史に侵入を企てる可能性があります。注意してください。
 侵入の規模などは、選択肢のクリア状況によって変化します。

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#火刑戦旗ラ・ピュセル
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#最終人類史、バルセロナの霧
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#最終人類史(新宿島)
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#バルセロナ


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選択肢『キマイラウィッチを満足させる戦い』のルール

 キマイラウィッチが、強い復讐の念を持ったまま死ぬ事で、その復讐の念は、キマイラウィッチに力を与えてしまいます。
 強い復讐の念をもったまま、多くのキマイラウィッチが死ねば、その復讐の念が受け継がれる為、キマイラウィッチに力を与えてしまうでしょう。
 それをさせない為には、キマイラウィッチに対して『命を賭してディアボロスに打撃を与えた』等と満足させ、復讐心を弱めるような演技を行なう必要があるでしょう。

 敢えて、敗北して死んだふりをしたり、絶対に守るべき何かをキマイラウィッチに破壊されるような損失を受けてしまい悲嘆にくれるような演技をするなど、戦闘を行うキマイラウィッチが『命を賭けて復讐に成功した!』と認識させましょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『🔵が👑に達すると、選択肢の説明で指定された特別な効果が発生する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾ディアボロスを狙うトループス『怨讐騎士』のルール

 ディアボロスを発見した途端に、ディアボロスを狙って攻撃して来るトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 ディアボロスに攻撃を仕掛けてくれるので、敵の捜索を行ったり、周囲の被害を減らす為の行動などは必要ありませんが、戦意が高い傾向にある為、油断は禁物でしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

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 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『恐れ知らずのラファイエット』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

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 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「冰室・冷桜」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。