リプレイ
浅野・紅葉
(トレインチケット)

花塚・夜壱
(トレインチケット)
●鬼人たちの調査活動
「謎解きとかはあんまり得意じゃないんだけどな」
浅野・紅葉(鬼狩人・g03177)は最初、戸惑いもあった。
調査活動とかは得意では無いからだ。
しかし、やるべき事を聞いて、はにかむような笑顔を浮かべた。
「え……あ? そうか。海賊船で!」
「力仕事なら、喜んで役に立とう!」
紅葉と花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)は大いに安心した。
ガレー船でやるべきことは一つ、無心にオールを漕ぐことである!
そう……ディアボロスたちはポルトガルで盗んだ海賊船に乗り、海賊島を探す旅に出ていたのだ!
「いや、こういう仕事で助かったよ。ただ頭の方は、あまり期待しないでくれ。……その、頭の出来は並なんだ」
夜壱はギコチナく笑みを浮かべようとした。
笑うのはあまり得意ではないのだろう。
だが、雰囲気造りに必要だと理解している様だった。
「そんな事はないですよ夜壱さん。俺だって得意じゃありませんが……先人の知恵ってのは侮れないもんです。例えば、コレですね」
「報連相ノート……なるほど。新宿の知恵か、流石だな」
紅葉と夜壱は一緒になってノートを覗き込んだ。
以前の参加者たちが行った行為の中で、自分たちが出来ることを真似れば良いのだ。
やがて……。
ガシ! っと二人は腕を組んだ。
「ファイト!」
「おう!」
オールを漕ぐ!
力合わせて、オールを漕ぐ!
時々休んで美味しい物を食べ、綺麗な光景を探して心を休める。
ウミネコが鳴くのを聞いてホッコリしつつ、猫が飛んでいたら面白いのになあ……と新しいサーヴァントでも居ないか夢を抱いた。鬼人たちだって夢を見ても良いじゃない。猫変身は止めておこう、『色々と』問題が出そうだし、残留効果を持ってきてないしね。
「すまない、少し思い出したんだが。こういう時はリズムを取って動かす方が効率が良いらしい。同じ歌を謡えば、どこで力を入れるか判るだろう? だから、あなたの力を貸して貰えないだろうか?」
紅葉がそんな事を提案すると、臨時の相棒となった男も頷いた。
こういう時にやれることと言うのは、限られて居るからだ。
「ヨー! ホー! で引いて、押す……とかだな? 君のためなら、俺は全力を尽くそう。そして、この航海で掴んだ情報はすべてもって帰ろう」
「そんな感じだな。俺はあんたを信じるよ」
夜壱はその伝統から、それなりに考察した。
そして背中を預け、あるいは肩を並べて行動する相方として紅葉を認め、声を合わせて謡い、リズムを合わせ、力を合わせて漕ぎ始めた。
「ヨーホーヨーホ♪」
「ヨーホーヨーホ♪」
「「ヨーホーヨーホ♪」」
オールを漕ぐ!
力合わせて、オールを漕ぐ!
鬼人たちは力を合わせ、心を合わせてガレー船を進ませたという。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
仲間と手分けや協力して行うよ
潮風に、波の音、開放的な風景……海はいいものだ
そこに追手は余計だな……できるだけ先行していきたい所だ
天候を予測しつつ、風力風向計を活用
帆で風を受けるように操作し、海賊島方面へ向かおう
付近の海流をしらべて、のせるように針路を調整しよう
この船の操作にも慣れておきたいしな
細かな操作は操作会得でフォローし、より良い操船を目指そう
うむ、順風満帆
さて……あとは漕ぐのみだな
ここにも効率化を試してみよう
同船の仲間と角度やタイミングを揃えて一斉に櫂を漕げば、いい感じに進むかな
全部の櫂が連動して動くような仕組みを作れればいいんだけど……
船の仕組みを観察して検討を
目指すは海賊島
カリブは美しい海なのだろうな
海賊が犇めいているなら、それどころじゃなさそうだけど
世界中の海がひとつに繋がっていることは今も不思議だ
いつか平和な海が戻りますように
休息も必要かな
持込みのコンロと材料で、栄養のあるスープでも作ろうか
俺たちは交代制だけど……航海に栄養は大事なもの
野菜をたくさん入れよう
●
「潮風に、波の音、開放的な風景……海はいいものだ」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は安心と苦笑をともに抱いた。
体がややこわばり、そして解けていくのを感じる。
怪我をしているが、問題ない所まで回復していたのだ。
「そこに追手は余計だな……できるだけ先行していきたい所だ。体は直ってきたとはいえ……新宿の知恵を借りるとするか」
そういってエトヴァは潮風に顔を向けた。そして天へ視線を移す。
ややあって機材に向かい、色々と計測し始めたのだ。
「風を受けて移動する事にしよう。帆を張るとして……海流に載せるべきか。島や大陸がない影響もあるのが難点だが」
おおよそ西に向かう海流へ載せ、風に帆を張った。
流石に南西や南東に向かうのは怖いので、効率よく行けないのは残念だが。
だが、この場合は利用する程度で良いだろう。無理をするほどではない。
「うむ、順風満帆。さて……あとは漕ぐのみだな。ここにも効率化を試してみようか」
エトヴァは差し入れのリンゴを口に入れ、糖分と水分を補給した。
柔らかい口当たりを感じ、そして仲間の気遣いを感じる。
そのお礼はオールを漕いで返すとしよう。
「全部の櫂が連動して動くような仕組みを作れればいいんだけど……。クロノオブジェクトか……」
本来、ガレー船を一人・二人で動かせるはずもない。
つまりはアビスローパーなり、それを代替するディアボロスに合わせて他が動くという事だろう。
ならばそれを邪魔しない様に、あるいは漕ぐべき時に漕ぎ、漕がない方が良い時には漕がない良いにすべきか?
「目指すは海賊島。カリブは美しい海なのだろうな……」
エトヴァはとりあえず海に向けて予備のカメラを設置した。
それを見ながら波が高い時は逆らわず、やや静まった時に漕ぐとか試してみる。
あるいは逆に、そういう時に邪魔されそうなのを越えていくとか、静かな時は海流に載せてみるとか……いろいろ試しながら進んだのである。
「海賊が犇めいているなら、それどころじゃなさそうだけど、世界中の海がひとつに繋がっていることは今も不思議だ。いつか平和な海が戻りますように」
エトヴァはカリブの海に心を馳せた。
オーシャンブルーの美しい光景だが、ややあって海賊のムサイ姿が想起される。
苦笑してそれを打ち消しながら、大航海時代の海賊拠点となった島々や、あるいは魔の海などの伝承に思考を飛ばした。
「休憩も必要として、栄養のあるスープでも作ろうか。そういえば……登山隊は脂身でスープを作るんだったな。それに野菜と肉を追加してっと」
脂分が多めのスープに、ベーコンとキャベツを刻んで居れる。人参も良い。
そしてヌードルとかパンを眺め、暫くして誰かが残した芋のチップスに目を留めた。これをクルトン代わりに消費しておこう。そしうて鍋を持ち込んだコンロにかけて暫しお休み。
「俺たちは交代制だけど……航海に栄養は大事なもの。ああ、夢も大事だな」
スープを飲みながら、気晴らしに凝った造りにしてしまった人参を見た。
星型とか月型にしたのだが、これならベーコンではなくソーセージを蛸型するのも良いかなと思うのであった。そして……。
「もうひと頑張りだな」
エトヴァは休憩を終えると再びオールを漕ぐのに向かった。
やがて海賊たちが現れたのが遠目に判るようになると……仲間達が救援機動でやって来た時にスムーズに戦えるように、準備を始めるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!

方堂・明音
(トレインチケット)
朱鷺・遥
(トレインチケット)
●
ガレー船で移動するディアボロスの元に、クロノヴェーダの海賊が迫る。
だが砲撃などは行わず、ガツンとぶつけるようにして飛び込んで来たのだ。
「かなりのスピード……これは避けれなさそうですね。戦うしかないようです! 板が掛けられています!」
方堂・明音(ほうどう・あかね 人間のワールドハッカー・g03535)は大きな声を出した。
興奮しているというよりは、仲間達に報告するためである。
「切り込んできますね。これは大航海時代では良くあった、ボーディングという戦術です」
対して朱鷺・遥(はるかな時を越えて・g03508)の方はどんな行為なのかを説明する。
彼女は魔法軍師であるので、こういったことに造詣が深いのだ。
……ごめん。盛りました。実際には文系で、歴史とか戦史が大好きなだけです!
「とりあえず、完全に乗り込まれるまでに数を減らすべきですね。どうしましょうか?」
「え、えっと。ここは射撃戦で先に攻撃です! みんなの力を一体ずつに絞って、効率よくです!」
明音が対処を尋ねると、遥は掌に爪先を充てて『T』字を作った。
相手が移動してくるところを待ち受けて、一体ずつ迎撃する作戦である。
「了解です。今できる事をやっていきましょう」
明音はやや前に飛び出し、自分を印象付けながら攻撃を始めた。
仲間に対する援護であり、同時に周囲を良く観察するためだ。
飛び込んで来る敵の中で、邪魔できそうな個体を選ぶ。
「その板は届いてはいませんよっ。貴女は海へ落ちているのです。今の状況はきっと気のせい!」
『なに!?』
明音は渡された板の上を走る敵に術を掛けた。
板の上を走っているという事実を打ち消し、海へと落そうとしたのだ。
『わわっ! 小賢しいね! あたいらはアビスローパーだ! この程度でやられっか! 惑いな! ラララ♪』
「くっ……ここで混乱する訳には……」
敵は蛸の触手をデッキの上に延ばすし、落下を防ぎながら歌を謡った。
明音は精神汚染を防ごうと、バシっと自分の頬を叩いて正気に戻る。
見た目にはこちら有利に見えるが、逆連鎖戦ではお互いの攻撃が当たる為、向こうの攻撃も届いてしまっている。
「まだまだですよ! アイスエイジィィィ……ブリザァァァード!」
遥は怯えそうになる自分を叱咤する為、出来るだけ格好良く詠唱した。
別に呪文の名前を唱える必要はないのだが、そこは勇気を振り絞る為である。
魔女っ娘とか魔法少女のノリで呪文を使い、魔法軍師として敵と相対したのだ!
『くそっ! この程度でっ……』
『しくったようだね。後は任せな。褒美はあたいのもんだよ!
敵の中で傷ついた個体は倒れるが全員ではない。
あくまで体力が低かったり、既に傷ついている者だけだ。
『さあ、世にも恐ろしい目に合わせてやろうか。ここをお前たちの血で染めてやるよLA♪』
「ああ。視界が……。で、でも、ここでやられる訳には。というか、ここで逃げた方がひどい目にあわされそうですし。頑張らなきゃ」
遥は思わず、海賊物の小説を思い出した。
なんというか容赦ない物が多いので、ヒロイン候補が助けに来たヒーローの前で大変な目に合う事もあったりなかったり。
「気を確かに。仲間がもうすぐ駆けつけてくれるはずです。もう少し頑張りましょう」
「そ、そうですね。負けられません! でいやー!」
それから明音と遥は励まし合いながら戦い抜くのであった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【無鍵空間】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
ジェーン・コーネリアス
お、来た来た
それにしても、進行方向からは来ないんだね
本拠地の方が守りが堅そうだっていうのに
あっちはあっちで他にやることがないか、僕らから姿を隠したいか……くっくっ、船を盗られるヘマをしたのを本国にダンマリって可能性もあったか
やっぱり撃ってはこないね
大きめの船を狙った甲斐があった。この船は取り戻したいらしい
それはそうとして【水面走行】を使って海に降り立ち、海上で迎え撃とう
船に気遣ってちゃ「僕が」思い切り暴れられないだろう?
両手にカトラス「Macha」「Mórrígan」を持ち戦闘。
『輝剣薙ぎ』でそれぞれが纏う赤と青のオーラを伸ばし、オーラの刃で深海修道女を切り裂く
数の利で囲んで来ようとする相手を叩き斬り、海へと沈めよう
反撃の触手捕縛へはこっちを締め付ける触手ごと敵を切り裂き、捕縛から抜け出しながら反撃
まだまだ、そんなんじゃこの船はあげられないな
デイヴィ・ジョーンズの監獄行きがお似合いだよ!
●
これは少し前の事だ。
敵が乗り込む前に、足止めに向かった仲間がいる。
「お、来た来た。それにしても、進行方向からは来ないんだね」
ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)はカトラスを構え船べりに足を掛けた。
その時、ふと少しだけ不思議に思った事がある。
敵が前からではなく、後ろから追いついてくるという事だ。
「本拠地の方が守りが堅そうだっていうのに……。あっちはあっちで他にやることがないか、僕らから姿を隠したいか……」
普通は前に立ちふさがるものだ。例えばミウ・ウル号だって前だった。
敵の中で暇をしている連中が差し向けられているのか……。
それとも前に置いたらバレるから、敢えて後ろから来ているのか? あるいはゴルディオンの結び目の様にこの海域にルールがあるとか、他にも考え始めたらキリがない。
「やっぱり撃ってはこないね……くっくっ、船を盗られるヘマをしたのを本国にダンマリって可能性もあったか」
妙なルール……例えば迷宮構造で、絶対に辿り着けないならば追う必要はない。
そこまで考え、責任者のジェネラル級辺りが粗相をしている可能性に至った。
自分の失点を誤魔化し、部下に地位ともども船を与えると言い含めて負わせているという案だ。ともあれ、案を絞り切れないのは間違いがない。改めて理由を探すなり、他に利用法を思いつく成り、その辺りは攻略旅団で話し合うしかないだろう。
「大きめの船を狙った甲斐があった。この船は取り戻したいらしい。それはそれとして戦うとして……船に気遣ってちゃ『僕が』思い切り暴れられないだろう?」
ジェーンは帰還用に長いロープを降ろすと、しゅたっと水面に降り立った。
水面を走って迎撃し、時間を稼ぎつつ敵を倒す算段である。
ジェーンは蒼いカトラスと、赤いカトラスを抜いて走り出したのだ。
「攻める方が攻められるとは思わなかったかい? 戦場に安全なところなんてあるわけないだろう?」
ジェーンはカトラスが帯びる魔力の刃を延ばした。
血のように紅い刃が敵船に伸び、青い色の魔力もまたや長い長い刃となる。
『ちくしょう! この船を狙う気かい! あたいらは奴を倒す。あっちを奪い返してきな!』
『好きにしな! 褒美をもらう方が重要さね!』
敵は数名がこちらに向かい、ざっと一個分隊といったところか?
蛸の触手を伸ばしながら、ジェーンが延ばした刃を迎撃し始める。
「まだまだ、そんなんじゃこの船はあげられないな。デイヴィ・ジョーンズの監獄行きがお似合いだよ!」
『なにを!』
ジェーンは船を諦めてない敵に舌打ちしつつも、敵と切り結び始める。
まずは目の前の敵が先であると、延ばした刃と触手で射程の長い白兵戦だ。
締め付けようと展開する処へ青い刃を挟み、相手を赤い刃で切り伏せる。
「さて……やっぱり船をぶつけて止めただけだね。ここは騎兵隊の登場と行こうか。君たち! 待たせたね!」
走って船に戻ると、ジェーンは先ほど垂らして置いたロープを使い、母船に飛び乗った。
そして苦戦している少女たちを見つけると、声を掛けて救援に入ったのである。
こうしてディアボロスたちはひとまずトループス級クロノヴェーダを撃退したのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
孫・リア
すごーい!まさに海賊って感じね!
貴殿も海賊のキャプテンって感じでなかなか素敵だと思うわ!
私はディアボロスであって海賊じゃないけど海賊なら奪うのが流儀!って新宿島の海賊物語に書いてあったから貴殿達の流儀に則ったまでだけど……?ってまぁ盗られたら取り返すのも流儀か、けどそれを押し返すわ
へー、鮫に変身できちゃうのね!けどいくら海の生き物の中でも強そうな鮫だろうと身を焦がすほどの火にはどうかしら?
相手が鮫の牙で噛み付こうものなら『乱舞』で炎をまとった偃月刀か槍でわざと噛みつかせるように防いで燃やして、もう一方の武器で相手を貫いたり薙ぎ払う!鮫を切り離して向かわせて来たら鮫をはたき落とすようにして攻撃して消して!そのまま相手に攻撃を仕掛けるわ!
それにしても船を後ろから追いかけてくるけど前からは来ないのよね?
『ポルトの港』と『海賊島』が連絡してないわけないと思うけど……連絡が遅いのか或いは連絡してないのか……?うーんまぁこのまま上手く行って『海賊島』に着けばわかるかな?
【アドリブ共闘歓迎】
ジェーン・コーネリアス
上等な服を着てるね、君がキャプテンかい?
それはよかった。そろそろ船旅の続きがしたくってね
君をぶっ殺せばまた船旅に戻れるってことだろう?
左手にカトラス「Mórrígan」、右手にピストル「Badhbh」を持った剣と銃のコンビネーションで戦おう
操る海水から放たれる砲弾や、海水に乗って攻撃をしてくるベンジャミンのカトラスをこっちもカトラスで防ぐ、防御重視の戦闘。
おっと、まだまだ!僕の命も船も、そんなんじゃ取れないよ!
他の復讐者を敵が狙っている時にはピストルで攻撃を仕掛けよう
海戦に限らず囲んで叩くのが鉄則だ、悪く思わないでくれよ?
じわじわと攻撃を続け、敵が弱ってきたところでカトラスを潜り抜け、懐まで一気に踏み込んで『祈弾迫撃』。
例えお祈りがまだでも、待ってやるつもりはさらさらないけどね。
さて、これで一件落着……の前に、だ。
ねぇ、一方的に仕掛けておいて負けたら逃げるなんて、僕らが赦すと思うのかい?
クローディア・ベネット
ベンジャミン・ホーニゴールド?
相当な大物の名前じゃないか
最後は英国政府の猟犬になったとはいえ、海賊共和国はあの男なしじゃ成り立たなかった
ジェネラル級かと思っていたが、アヴァタール級で対面するとはね
敵がこっちの船に乗り込んでくるっていうなら、地の利を活かすべきだね
戦闘の混乱に乗じて、≪探索者の鉤縄≫を戦場になった船のマストの見張り台に投げつけて引っかける
縄を使って素早く見張り台上に乗り上げたら、そこから戦況を観察しよう
敵に技を叩き込む丁度いい瞬間が来たら『命奪いの不意打ち』の時間さ
≪船長のサーベル≫を手に、敵目掛けて突然のダイブ!
落下の勢いを使って地面に叩き伏せると同時に、サーベルで喉を鋭く突いてやろう
やぁ。自称大海賊くん。看板に相応しいか試しに来てやったよ
仕留めきれず反撃を受ける時は、鮫の口が開く瞬間を狙って≪ピストルセット≫の一丁を撃つ
喉奥に銃弾をお見舞いして、異物感で怯む隙に距離を取ろう
その後は仲間と敵を挟み込むように立ち回り、注目が他に行く隙を見て視界の外からパラドクスで斬り込むよ
●
「すごーい! まさに海賊って感じね!」
孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)は豪奢な服を着た金髪の男を見た。
そいつはデッキの上に立ち、こちらを睨んでカトラスを抜いている。
得物を飾る房飾りも、首元を彩る襟飾りも実に見事だ。まるでヅカの上演に訪れた奥様のように感心していた。
「貴殿も海賊のキャプテンって感じでなかなか素敵だと思うわ!」
「ふむ。ということは、上等な服を着てるね、君がキャプテンかい?」
なお、リアの視線の先にはジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)も居る。
まさしく歌劇のような瞬間であった。黄色い声が出るのも仕方あるまい(なおジェーンは男装してない)。
ちなみに、上等な服=海賊船の船長と言う思考は短絡ではない。海賊は船乗り以上に命令系統が重要で、航海士としての技能から来る指示を明確に示す必要があった。なので貴重な貴族の服を奪って着る事が出来、その必要性があるのは船長と言う訳だ。
『いかにも! 我が名はベンジャミン・ホーニゴールド! 船を返してもらいに来たよ』
「それはよかった。そろそろ船旅の続きがしたくってね。君をぶっ殺せばまた船旅に戻れるってことだろう?」
ジェーンは不敵に笑って相手を切り刻んで海おやじ(鮫)の餌に出来る様に構えた。
その美貌に反して、中身は随分と凶暴である。
「ベンジャミン・ホーニゴールド? 相当な大物の名前じゃないか」
相手の名乗りにクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)は感心した声を上げた。
戦闘機やロボを操るアニメで言えば、エースでありリーダーであり提督であり経営者。強いだけの海賊や、船団を率いているだけの弱腰ではないのだ。
「最後は英国政府の猟犬になったとはいえ、海賊共和国はあの男なしじゃ成り立たなかった。ジェネラル級かと思っていたが、アヴァタール級で対面するとはね」
あの『黒髭』をも従えていた海賊だと思えば凄さが判るだろう。
間違いなく彼を越える海賊を上げろと言えば、大航海時代初頭のハイレッディンかさもなければ最後の海賊バーソロミューくらいになってしまうほどだ。それほどの相手がアヴァタール級と言われたら驚きもしよう。
「その辺りは良く分らないわね。同じ名前の存在が居たりするし」
「まっ。それもそうか。油断しないに越したことはないってね」
ジェネラル級とも何度も戦ってきたリアの言葉に、クローディアは頷いて戦闘態勢へ。
フック付きロープを回転させ、いつでも飛び掛かれるようにしている。
「私はディアボロスであって海賊じゃないけど海賊なら奪うのが流儀! いくわよ!」
(「って新宿島の海賊物語に書いてあったから貴殿達の流儀に則ったまでだけど
……?」)
(「ってまぁ盗られたら取り返すのも流儀か、けどそれを押し返すわ」)
リアはその場のノリに合わせて自らも戦闘態勢に移行した。
歴戦のディアボロスとしては、クロノオブジェクトは奪って再利用するものである。
いちいち相手に返して居たらディヴィジョンは奪還出来まい。気にせずに戦う事にしたのであった。
やがてどちらともなく戦いが始まり、主戦場であったこちらの船に敵がやって来る。
『さあ、名乗りは済ませた。戦いを始めよう!』
敵は水弾を放ち、そして足元の水を津波のように盛り上げて進軍して来た。
ザパーンと水飛沫がデッキに慕った時、そこにカトラスを構えたもう一人。
「おっと、まだまだ!僕の命も船も、そんなんじゃ取れないよ!」
『はっはっは! どこまで持つかな?』
まるでレイピアやサーベルのように、二人のカトラスが宙を泳ぎ回る。
カンカンと火花が散り、そして一進一退の攻防が続いていく。
互いに樽やネットを使ってロープの上の方に乗りあげながら、状況が動いた。敵が横薙ぎの態勢を取り、ジェーンが右手のピストルを咄嗟に放ったのだ。
「海戦に限らず囲んで叩くのが鉄則だ、悪く思わないでくれよ? ねぇ、お祈りは済ませたかい?」
『かまわないさ。これも戦場の習い。欲しい物は力づくで手に入れよう! 祈りは常に心にある!』
ジェーンは零距離射撃で敵の胸板を貫こうとし、奴はブリッチを効かせながらロープを手放した。
着地と同時にスイングのモーションを終了、水飛沫が刃として放たれたのだ!
『このまま一気にこの船を……ん?』
「悪いね! 派手なばかりが海賊のやり方じゃないのさ」
敵が他のディアボロスを探した時、数が合わ無かった。
クローディアは仲間が戦う最中、ロープを先んじて使って見張り台の上に居たのだ。
敵は視線が一度上にあったからこそ、それ以上は上には気が付かなかったと言える。ジェーンがいきなり銃を抜いたのも、それに気が付かせない為だったのかもしれない。
『なにっ!? だがしかし!』
敵は逆落としに切り掛かる斬撃をカトラスで防いだ。
だが落下の勢いは殺せず、そのままゴロゴロと転がって勢いを消しに掛かる。
「やぁ。自称大海賊くん。看板に相応しいか試しに来てやったよ。逃げはしないよね?」
『ええい! トランスフォ……っ!?』
喉元へと突きかかるクローディアの一撃!
敵は仕方なくその身を跳ねさせ、サメに変身しながら特攻して来た。
勢いに任せて噛みつこうとするのを、クローディアはピストル構えて喉をつきつつトリガーを引いたのである。
「サメに対しては引くな、むしろ押せってね」
クローディアはサメの噛む力と、喉への圧迫感を勘案して一瞬の隙を突いた。
良くある話で、そのまま引っ張ったら食いちぎられ易いそうだ。
「へー、鮫に変身できちゃうのね!けどいくら海の生き物の中でも強そうな鮫だろうと身を焦がすほどの火にはどうかしら?」
リアはその動きを見て、偃月刀を引き込んだ。
まるで槍の様な突きの態勢を取って、刃に炎を灯したのである。
『シャッ!』
「行くわよ! これが私の勇武の炎よ!」
リアはこれまで戦い抜いた覚悟を見せた。
三国志の世、そこで出逢った仲間や敵たちの記憶。
家族によく似た存在を振り払い、それでも戦うべきだと、立ち止まらずに世界を取り戻そうと決めた覚悟を炎として敵の突撃に相対したのだ。
「よいっしょっと! ……それにしても船を後ろから追いかけてくるけど前からは来ないのよね?」
鮫の姿から元に戻りつつカトラスを振り回すが、リアはそのまま切り倒した。
一歩も引かずに叩きのめしたのである。
そしてポツリと、誰かと同じ感想を抱く。
「なんというか『ポルトの港』と『海賊島』が連絡してないわけないと思うけど……連絡が遅いのか或いは連絡してないのか……? うーんまぁこのまま上手く行って『海賊島』に着けばわかるかな?」
「ああ、さっき私も同じ感想を抱いた。何かし掛けがあるのか、それとも失態を黙っているだけなのか」
リアの言葉にジェーンが頷く。
トループス級との戦いで思った事だが、同じ方向からというのが気になる。
どうして前からなのか? どうして確実に広い海原から見つけ出されるのか?
「その辺りはもう少し先を待つか、旅団で対策するしかないんじゃない?」
「それもそうだね。ともあれ、これで一件落着……の前に、だ」
仮にゴルディオンの様な防衛策であったり、単にジェネラル級が黙っていても判らない。
クローディアが肩をすくめて案を練ると、ジェーンも苦笑して敵戦へと向き直った。
敵兵は退けたが、まだまだ敵は居るし、なんなら増援も来ている筈だ。
「ねぇ、一方的に仕掛けておいて負けたら逃げるなんて、僕らが赦すと思うのかい?」
そう、ここからもう一つ作業があるのだ。
一撃入れればひとまずの脅威は去るのだが、大火力で敵船や増援を薙ぎ払えば次がやり易くなるのだ。相手も無限に船を持っているという訳ではないのだろう(だからこそ、失態を黙っているという推測も成り立つのだが)。
(「さてと、この後はどうするかな? 任せて戻るか、それともあっちの船をどうにかする攻撃に手を挙げるか」)
クローディアは戦いが終わったのを確認しつつ、追っ手への攻撃参加に思案するするのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
戦いに出た仲間に感謝を
調子も戻った所で……
さて、仕上げが残っているな
追撃は派手に行こうか
ダメージアップや命中アップをのせ、仲間とタイミングを合わせて攻撃
バイザーで狙いを定めて、敵船体を取り巻くように高熱の砂嵐をダイナミックに呼び起こしてPD攻撃
帆やマストがあれば吹き荒れる嵐に倒し、船体を熱砂で勢いよく削り取っていく
船には嵐がつきものだろうが……熱砂の嵐には慣れていないのだろうな
あちこちに穴を穿つことができれば、浸水対応に追われるだろう
伊達に、帆と風と戯れていたわけではないぞ
反撃に備え、荊の魔力障壁と深青の瞳のライオットシールド(Nazar boncuğu)を構えておきガード
おお……景気よく行ったな
ラム酒があるなら、カクテルはどうだろう?
持込や備え付けの道具と材料を使って、料理の続きだ
ピニャ・コラーダか、モヒートが定番だろうか……
グロッグ作ったら怒られる?
未成年さんには、ちゃんとパイナップルジュースもあるよ
交代の人員が来るまで、船上に祝杯を交わしたら
さあ、西へ航海を続けよう
ジェーン・コーネリアス
さーて、派手にやろうか
しばらくはこっちに来たくとも来れないくらいにね!
右手の「Badhbh」はホルスターに下げ、左手のカトラス「Mórrígan」だけを手に船の甲板から敵船へと向き直ろう
一発喰らったら泡を食って逃げそうだ。全員で一斉にやろうか
上段に「Mórrígan」を掲げ精神集中。他の復讐者とタイミングを合わせた『龍波断ち』。大波だろうと断ち切る海を割る一撃で敵の海賊船を追撃するよ
【能力値アップ】に【命中アップ】【ダメージアップ】……こっちから攻める残留効果にも事欠かない。きっちり致命傷を与えてやろう
んんー、今日も快勝だね!
他の復讐者がやってきて交代するまでもうちょっと時間がありそうだ
それまで一杯やるかい?
アクアスライム「おたから」も呼び出して、ラム酒を取り出して軽く祝勝会といこう
白石・明日香
それじゃ、最後は派手に行きましょうか!
ワタシは切ることしかできないからね【水面走行】で水上を走って海賊船に接近するよ。
相手が逃げるより早くダッシュで接近して味方の攻撃に合わせて強度と切れ味重視で武器改造して味方の攻撃が命中した箇所に早業呪詛、捨て身にの一撃を叩きこんであげる!
派手に大穴でも空けばしばらくは動けないでしょ?
そうして手をこまねいていなさい。ワタシ達は先へ急ぐから
クローディア・ベネット
ここまで来たら、どう転んでも無事に逃げられそうだ
だが、やられっぱなしでお客さんを見送るのは面白くないね
私たちの船に手を出した連中はどうなっちまうのか……思い知らせてやろう
――『野郎ども、全ての砲門を開け!』
こちらの船の甲板上に、海賊の砲手たちの霊と彼らが操る大砲を召喚
敵船が逃げ去る前に盛大に手傷を与えるため、大量のぶどう弾を一斉にぶちまけるよ
甲板を荒らし、索具や帆柱を激しく傷つけ、足の踏み場もないようにしてやる
生き残ってるトループス級が反撃してくることもあるかね
それなら、砲撃の嵐を乗り越えてこっちまで来た触手は《船長のサーベル》で斬り払っていこう
じゃあね、お嬢さん方。これに懲りたら山奥の修道院に帰るといいよ
ヒューッ、実に爽快な気分だ
早速勝利の美酒かい? いいね、乗った!
私はモヒートを貰おう。船旅にはライムが大事なんだ
最終人類史から持ち込んだパンやハムを摘みながら、小さな祝宴を楽しもう
ああ旨い。パラドクストレイン万歳だね
ベルトにできるほど固い塩漬け肉を齧らずに済む船旅、これぞ最高ってもんさ
●
ディアボロスたちは戦いの余韻もそこそこに気合を入れ直した。
その視線は主力を失い、一時的撤退に移る敵の船が見える。
「戦闘には参加できず申し訳ない。傷も癒えたことだし、協力させていただこう」
「あんまり気にすることはないと思うけれどね。ディボロスは余裕のある者が、気になった時に手を貸すもんだし、大抵は他所で戦ってるわけだしね」
重傷から復帰したエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)に対し、増援として駆けつけた白石・明日香(弔いの狩人・g02194)が声を掛ける。ディアボロスは大抵の場合、何かの予定が入って戦ったりしている物だ。色々な時間軸に出かけて様々なディヴィジョンで連戦している。エトヴァの傷もその為であり、気にすることはあるまい。
「それじゃ、最後は派手に行きましょうか!」
「そうだね。派手にやろうか。しばらくはこっちに来たくとも来れないくらいにね!」
明日香の言葉にジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)が応じる。
黒いピストルをホルスターに戻し、青い魔力を放つカトラスを構えた。
「さて、仕上げか。追撃は派手にというオーダーなら、それに応えるとしよう。調子が戻ったかどうかの確認もしたい」
エトヴァはいつも使っている重は使わずに、バイザーで顔の上面を覆う。
それは余計な反射光をカットし、データを写し出して攻撃を助ける機能があった。
「こちらは何時でも行ける」
「一発喰らったら泡を食って逃げそうだ。全員で一斉にやろうか」
エトヴァが皆の方を向くとジェーンは頷いてカトラスを上段に構えた。
その仕草と共に魔力によって周囲の海面が逆巻き始める。
「ありゃ、もう逃げてら。ここまで来たら、どう転んでも無事に逃げられそうだ。流石海賊、逃げ足が速い」
クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)はその姿に飽きれつつも、唇を軽く舌で舐めた。
これから為すことを思い描いたのだ。
「だが、やられっぱなしでお客さんを見送るのは面白くないね。私たちの船に手を出した連中はどうなっちまうのか……思い知らせてやろう」
そういって周囲にナニカを召喚していく。
それはクローディアに付き従う海賊の幽霊たちである。
「それじゃ、ワタシは切ることしかできないからね!」
明日香は双剣の刃を握り、血を滴らせると海面に着水した。
走りながら血で双剣の切れ味を増して、相手の海賊船に向けて走り始めた。
「……こっちから攻める残留効果にも事欠かない。きっちり致命傷を与えてやろう」
「オーケー! ――『野郎ども、全ての砲門を開け!』、弾種はぶどう弾でいくよ!」
それにジェーンも続いて海の上を走り、パラドクスの攻撃距離へと迫る。
そしてクローディアが呼び出した海賊の幽霊たちは、忙しく弾丸を込め始めた。
ぶどう弾とは、いわば散弾だ。弾けるように色々な物を詰めて固め、砲撃の衝撃で空中散布する弾丸である。
「狙うのはマストや帆にしようか。後は櫂あたりで」
「はっ! ぜーんぶいっちまえば。戦利品が残らなくたっていい。後腐れなく消し飛ばせ!」
エトヴァが相手の移動力を削げる場所を狙うと、クローディアは敵甲板を狙う。
実際には彼女も帆柱や索具を狙っているのだが、この辺りは性格の問題である。
「一刀で……叩き割る!」
「せーの! ソイヤ!」
ジェーンは大上段からの一撃を敵船に見舞い、明日香は血の刃を延ばして切裂いていく。
蒼と赤の刃が敵船を襲い、そこに砲弾と熱波が襲い掛かったのである。
(「船には嵐がつきものだろうが……熱砂の嵐には慣れていないだろうな。あちこちに穴を穿つことができれば、浸水対応に追われるだろう。伊達に、帆と風と戯れていたわけではないぞ」)
エトヴァはこれまでの経験を活かし、狙うべき場所を見据えて攻撃する。
だが、それだけではなく、傍らに置いて置いた盾を構え直すのだ。
「反撃が来るわよ。気を付けて!」
「判っている」
明日香は単体用の攻撃で船そのものを切ってるから別だが、エトヴァ達は範囲攻撃で広範を巻き込んでいる。だからこそエトヴァは青く大きな盾を構えて防御態勢に入ったのである。描かれた目の紋様が開いて防御力を展開した。
「じゃあね、お嬢さん方。これに懲りたら山奥の修道院に帰るといいよ!」
同じく範囲攻撃を放ったクローディアもカトラスを振り回して相手の反撃を切り払っていった。
やがて敵船が炎上し始め、姿を消したのだ。
撃沈したのか、それとも『向こう側』へ抜けたのかは知らないが……あれだけのダメージならば直すのも一苦労であろう。
「派手に大穴でも空ければしばらくは動けないでしょ? そうして手をこまねいていなさい。ワタシ達は先へ急ぐから」
明日香はそういって消え去る敵船の様子を確認していた。
白兵戦で二人ほど攻撃していた分だけ、船に直接ダメージを与えている。
必要とされている成果を果たしたのだと確認したのであった。このまま行けば沈むであろうし、アビスローパーなら引き揚げるとしても、修理には時間が掛かるだろう。
「ヒューッ、実に爽快な気分だ」
「んんー、今日も快勝だね!」
「おお……景気よく行ったな」
「やっぱりこういうのは気分がいいね。まあ、どうせ修理するんだろうけど、相手にだって限界がある」
ジェーンが口笛を吹くとクローディアは満足そうに微笑む。
満足そうにエトヴァが見守っていると、最後まで戦果を確認していた明日香が戻って来た(そう言う意味で女海賊の二人は思い切りが良い)。
「他の復讐者がやってきて交代するまでもうちょっと時間がありそうだ。それまで一杯やるかい?」
「ラム酒があるなら、カクテルはどうだろう? ピニャ・コラーダか、モヒートが定番だろうか……」
ジェーンが酒たるをポンポンと叩くとエトヴァはしばし考えながら内容を考えた。
つまみは幾らでも考えられるが、定番の酒を使ったカクテルというのは少ない物だ。
「早速勝利の美酒かい? いいね、乗った! 私はモヒートを貰おう。船旅にはライムが大事なんだ」
「ワタシはトロピカルドリンク頂戴。もうちょっと暑い場所ならカキ氷でも良いけど」
クローディアは備え付けのハムをナイフで豪快に切り裂いてパンに載せ、明日香は未成年なのでドリンクを頼んだ。
「未成年さんには、ちゃんとパイナップルジュースもあるよ。大人組にはグロッグ作ったら怒られる? まあ気に成ったら呑んでもらおうか」
「後で貰うよ。ああ旨い。パラドクストレイン万歳だね。ベルトにできるほど固い塩漬け肉を齧らずに済む船旅、これぞ最高ってもんさ」
エトヴァの言葉にクローディアは野菜やバターも使いながら肉とパンを愉しんだ。
なんというかナイフに刺してそのまま焼くようなお肉や、水に漬けて食べる堅いパンはコリゴリである。昔はそれしかなかったが、もうあの頃には戻れまい。
「お疲れ。こいつにも何かやってくれるかい?」
「ふむ……こんなところかな。さあ、一休みしたら、次のメンバーが来るまで西へ航海を続けよう」
ジェーンがアクアスライムの『おたから』を指さすと、エトヴァは笑ってカクテルを用意した。
こうして一同は暫しの宴会を愉しみ、交代メンバーが来るまで公開を続けたという事である。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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