聚楽ムーンハロー(作者 海鶴
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#天正大戦国  #和泉国最終決戦  #和泉国  #狂月神機『淀殿』  #豊臣秀吉 

●岸和田城・天守閣
 頂点に到達したのならば、後は降るだけである。
 ジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』は、己の配下たちの愚鈍なる行動に怒りが頂点に達していた。
 だが、それは同時に一周回って冷静になった、ということでもある。
「もうよい。妾は、秀吉様の軍が到着なさったのならば、岸和田城より撤退致します」
 その言葉にトループス級天魔武者『家老衆』たちはどよめく。彼らはこれまで迫る千早城との戦いで疲弊していたが、彼女の期待に応えるために戦っていた者達だった。
 しかし、『淀殿』は吐き捨てるようにして彼らを見下げる。
「お前たちのような役立たずは、秀吉様の軍には必要ありません。妾の撤退後は、最期まで岸和田城に残って犬死にするのね」
『家老衆』たちが縋ろうとするのを彼女は蹴り捨てて、彼女の直掩たるトループス級天魔武者『新宮党』たちに絢爛豪華なる天守閣の内装を取り外すことを命じる。

「そもそも、妾が秀吉様から離れている事が間違いだったのです。これからは、ずっと秀吉様と共にいましょう」
 彼女はこの期に及んでもなお、己が撤退は確実に成功するのだと信じて疑わぬ様子であった。
「秀吉様の迎えは、もうすぐそこまで来ているはず。ディアボロスがどうあがこうと、間に合いはしないのよ」
 彼女は最早、癇癪起こす必要がなかった。
 怒りは頂点に達したのだ。ならば、後は降るだけ。
 そうなのだ。
 なら、己が怒りは最早霧散したと言っても良い。
「さあ、急ぎ迫るディアボロスたちを迎撃してみせなさい。愚昧なお前たちでもこれくらいのことはできるでしょう?」

●パラドクストレイン
 レーネマクダ・デルトダウ(テト・カフ・g08563)は集まってきたディアボロスたちを前に静かに一礼する。
「お集まり頂きありがとうございます。今回は、天正大戦国、千早城による城取り合戦は遂に最終局面を迎えるに至りました」
 移動拠点たる千早城が岸和田城に強引に連結することによって行われた白兵戦。
 レーネマクダの言葉、遂に岸和田城の天守閣への道を切り開いたことを意味する。
「和泉国の支配者であり、岸和田城城主、ジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』との決戦です」
 しかし、彼女は現状が予断を許さぬことを語る。
 そう、摂津国から『豊臣秀吉』の援軍が近づいているのだ。
 時間的猶予は多くはない。はっきり言って少ないと言えるだろう。
「ですが、一気呵成に『淀殿』を討ち取り、この戦いを勝利で収めることができれば」
 ディアボロスたちは彼女の言葉の意味に力強く頷く。

 しかし、天守閣までの道を切り開いたとは言え、未だ『淀殿』を守る天魔武者たちは多い。
 彼女は天守閣にてディアボロスたちを迎え撃つ準備を整えているのだ。
「『淀殿』は岸和田城の防衛など既に考えていないようです。ただ『豊臣秀吉』の援軍が到着するまでの時間を稼いで撤退しようとしているようなのです」
 つまり、ディアボロスを打倒して千早城をどうこうする、という考えはない。
 防衛戦である、という意識すらない。
 謂わば籠城にして時間稼ぎの戦い。
「冷静である、と言えるでしょう。摂津国からの増援は皆様のご尽力によって、ある程度の時間を稼ぐ事はできています。ですが、『淀殿』が時間稼ぎに徹するとなると……」
 彼女の撃破自体が厳しいものとなる、というわけである。
 となれば、挑発などを行い、時間稼ぎを止めさせる工夫が必要となる、ということだ。
「万が一、『淀殿』が撤退してしまった場合は残存敵を撃破し、岸和田城の制圧を行うことになります。その場合であっても、和泉国の支配は奪う事はできます。
 その意味では成果としても十分と言えるだろう。

「ですが、皆様の迅速果断にして一気呵成なる行動ならば」
 きっと、とレーネマクダは頷いた。できるはずだ、と。
 信頼している、というように彼女はディアボロスたちを見据える。
「『淀殿』は、今は冷静そのものですが、狂月神機の名が示す通り、些細なことでも激昂する性質を持っているようです。上手く挑発することができれば、時間稼ぎを止めさせるだけではなく、情報の収集も可能かもしれません」
 とは言え、情報を得ようというのであれば、『淀殿』の激昂に際して、ディアボロスの挑発に反論するような流れでなければ、有効な情報は得られないだろう。
 そのことを伝え、レーネマクダはディアボロスたちをパラドクストレインへと送り出す。

「和泉国が無事に制圧できたあかつきには、大阪城の『豊臣秀吉』と対決するか、或いは他方面へと向かうかを攻略旅団にて提案して頂ければと存じ上げます」
 和泉国の支配を奪うということは、瀬戸内海の淡路国の攻略も可能となるということ。
 それは詰まるところ、大正大戦国における選択肢の幅が広がるということだ。
 しかし、それも全てはこの決戦の結果に懸かっている。
「御武運を」
 ディアボロスたちは、その選択肢を得るために岸和田城天守閣へと向かうのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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POW  魔光十字斬

技能:斬撃/光使い/天候予測 (各25LV)

十字に交差させた魔光刀(レーザーブレード)を振るうことで光線を放ち、遠距離の敵を攻撃します。
(元パラドクス:サンシャインブレイク)

SPD  魔光微塵剣

技能:解体/連撃/衝撃波 (各25LV)

両手の魔光刀を高速で振り回し、敵を解体します。
(元パラドクス:螳螂千刃)

WIZ  家老衆突撃

技能:激励/突撃/攻城戦 (各25LV)

家老衆がときの声を上げながら一斉突撃を仕掛け、敵群を打ち破ります。
(元パラドクス:家臣団突撃)

特殊ルール 【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、安全に撤退でき、シナリオは成功で完結する(作戦目的は一部未達成となる)。
👑7

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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【一刀両断】
2
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【託されし願い】
2
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【泥濘の地】
2
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【修復加速】
1
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【建造物分解】
2
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【温熱適応】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、気温摂氏80度までの暑さなら快適に過ごせる世界に変わる。
【パラドクス通信】
3
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。
【防空体制】
1
周囲が、飛行する存在を察知しやすい世界に変わる。ディアボロスが屋外を飛行中の敵を発見するまでに必要な時間が、「効果LVごとに半減」する。

効果2

【能力値アップ】LV5 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV2 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【アクティベイト】LV3(最大) / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

海鶴
 マスターの海鶴です。どうぞよろしくお願いいたします。
 今回は天正大戦国の和泉国、移動城塞『千早城』が強引に連結した岸和田城から切り開かれた天守閣に座すジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』との決戦になります。
 彼女は、その名が示す通り癇癪持ちであり些細なことにも怒り狂う性質を持っています。
 ですが、今は冷静そのものであり、ジェネラル級であることと、援軍到達までの時間稼ぎを行うことで強敵であることが示されています。
 攻略期間の短さも相まって、大変な敵であると言えます。

 ①淀君への挑発(👑7)
『淀殿』を挑発し、時間稼ぎを止めさせる選択肢となります。
 挑発に合わせた内容で情報を得る事もできる可能性があります。とは言え『淀殿』がディアボロスに言い返す形での情報収集になりますので、よく考える必要があるでしょう。
 また、冷静さを失わせるのが前提目的です。

 ②👾護衛するトループス級『新宮党』(👑7)
『淀殿』の直掩の護衛トループス級です。
 彼らを排除できていない状況では、『淀殿』との戦いに望外を行ってくるでしょう。

 ③👾岸和田城の残存戦力掃討作戦『家老衆』(👑7)
『淀殿』が撤退した後のシナリオ選択肢になります。
 彼女の撤退が決定した後の完結条件になります。

 ④👿岸和田城天守閣の決戦『狂月神機『淀殿』』(👑30)
 ジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』との決戦選択肢です。
 現在の彼女は冷静です。
 そのため、ディアボロスをどうにかして打倒して岸和田城を防衛しようという意志はありません。ただディアボロス相手に時間を稼ぐための戦いを行うことだけを考えています。
 増援が到着したタイミングで即座に撤退しようとしています。
 そうでなくてもジェネラル級に相応しい力を持っています。

 それでは、和泉国を巡る城取り合戦、その最終局面にして『淀殿』との決戦に立ち向かう皆さんの物語の一片となれますように、たくさんがんばります!
66

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎

ようやく得られた好機です、是が非でもここで『淀殿』との決着を。

敵の狙いは時間稼ぎ、そして撤退ですか。
……しかしこの期に及んで天守閣の内装を取り外している、ということはそれを運んで撤退するつもりでしょうか。
いくら絢爛豪華で値打ちものだとしても敵を目前にやることではありませんね。
命令に逆らえない『新宮党』には悪いですがその隙を突かせてもらいます。

パラドクスは《走地刃・馬酔木》、《妖刀『鐵喰』》にて衝撃波を飛ばして攻撃します。
飛ばした衝撃波は爆発します、天守閣の内装を守りながら受けますか?
内装を守らなければ多少は楽かもしれません、しかしそれを『淀殿』は果たして許すでしょうか?
これも戦場の習い……恨むなら『淀殿』を恨んでください。

内装が壊れて『淀殿』の怒りが増すことも、あわよくば狙っていきましょうか。

反撃の一斉攻撃は物量作戦ですね、アルタン・ウルクみたいなものでしょうか。
ならば対策も似たものが通用するかも、【泥濘の地】で速度を落とし物量に呑み込まれないようにしましょう。


モリオン・スモーキー
アドリブ・連携歓迎

得られた好機を逃がさず対処する。
孫氏いわく「拙速をもって尊しとなす」です。
相手が時間稼ぎを選んでいる様子であるならなおの事です。
敵を逃がさぬためにも。ですね。

ではまずは護衛を剥がしましょうか。
しかし兎の数が凄い。新宮党……因幡の白うさぎだから……でしょうか、ね?

では、敵がいるならばとその身を全て貫く影の槍衾を。パラドクスにて。
どれ程の速さだろうと全て貫いて見せましょう。

相手の反撃に関しては……致命傷だけは避ける様に防御を固めましょう。
薙ぎ払いでその攻撃の切っ先を反らしたり等。出来る事全てして、ダメージを最小限にとどめます。
そして、返す刃で反撃のパラドクスです。

さて、淀様。あなたの命を散らす刻限が迫っておりますよ。
どうぞお覚悟のほどを。


 強引に連結した千早城から岸和田城へと乗り込んだディアボロスたちが天守閣に駆け上がっていく。
 城取り合戦の趨勢はディアボロスに肩向こうとしていた。
 しかし、此処に至ってジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』は岸和田城を防衛することを放棄した。彼女の目的は時間稼ぎ。
 眼の前に迫るは彼女の直掩とも言うべきトループス級天魔武者『新宮党』である。
 その小さな兎の如き体躯を持ちながらも、圧倒的な数で持って天守閣に迫ったディアボロスを翻弄するように駆け抜けているのだ。そうして得られるのは時間である。
 そう、援軍として迫っている『豊臣秀吉』の軍勢が此処に至ればディアボロスとて撤退せざるを得ないのだ。彼らは『淀殿』を逃がすためだけにディアボロス相手に遅滞戦術を行おうとしている。

 仮に『淀殿』が撤退したとしても和泉国の支配をディアボロスは奪うことができるだろう。
「いいえ、これはようやく得られた好機です」
 野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)に迫る『新宮党』が圧倒的な物量で天守閣を埋め尽くすように縦横無尽に跳ね回り、彼女の体を打ち据える。
 すでに豪華絢爛であった天守閣の内装は取り外されている。
 それを持ち運び撤退するつもりもあったかもしれないが、それ以上に豪奢な内装を取り外し、スペースを確保した『新宮党』たちの跳ね回る攻勢は厄介極まりないものであった。
 身を打ち据えるパラドクスの一打に裕樹はよろめく。
 しかし、それでも彼女は手にした妖刀をパラドクスの輝きに満たす。
「是が非でもここで『淀殿』との決着を。走れ!」
 抜き払った妖刀の切っ先を天守閣の畳へと叩きつける。それは刹那の衝撃波となって迸り、『新宮党』たちの跳ねる体を打ち据え、爆発する。
 走地刃・馬酔木(ソウチジン・アセビ)。
 それが彼女のパラドクスであった。放たれた衝撃波は激突すれば、爆発を生み出す。爆発は、当然内装にも影響を及ぼすだろう。

「……ッ!」
「ええ、そうでしょうとも。あなたたちはこの期に及んでなおも、その内装を守ろうとする。それが『淀殿』の命令なのかもしれませんが……守らなければ無能と蔑まされ、守って死することを当然と言われる」
 裕樹は戦場に在りながら、侭ならぬ戦いを強いられる『新宮党』に同情を示しながらもしかし、パラドクスに輝く己の瞳をそらすことはなかった。
「孫氏曰く、『拙速をもって尊しとなす』です」
 彼女のパラドクスによる爆発の最中、モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)は飛び込む。
 迫る『新宮党』の数は凄まじい。
 けれど、これは敵の時間稼ぎにほかならない。敵を逃さぬためにも、己たちは速度を持ってこれを圧倒しなければならないのだ。
 とは言え、敵の数が多い。
 これだけ縦横無尽に天守閣を跳ね回るようにして迫られては、モリオンもまた圧倒される。
 軋む体の音を聞きながらも、モリオンは交差させた腕の合間から己が瞳の輝きを発露させる。

「しかし数がすごい。『新宮党』……因幡の白兎だから……でしょうか、ね?」
 闇の宝石・暗影槍牙(ヤミノホウセキ・アンエイソウガ)がほとばしる。
 クダギツネの『ケアン』と投げはなった宝石の魔力が合わさることによって影が槍衾のように走り、跳ね回る『新宮党』たちの体を貫くのだ。
 しかし、それでもなお『新宮党』は迫る。
 鬼気迫る、というのならばその通りであっただろう。文字通り己たちの躯体を捨てるかのような突撃めいた突進が裕樹とモリオンに迫る。
 単純な物量に加えて、死を厭わぬ突進。
 ただひたすらに『淀殿』の撤退の次巻を稼ぐためだけの突進に二人はさらされる。しかし、彼女たちもまた退くわけにはいかないのだ。

『豊臣秀吉』の援軍が迫るまでの時間。
 それは長くはない。悠長に構えている時間はない。されど、敵陣は分厚く。
「敵を逃さぬためにも、ですが……」
「ええ、敵もさることながら、と言いましょうか。正しく物量作戦でもって、ただこちらの時間だけを奪う腹積もりなのでしょう」
 天守閣に至れど、未だ狂月神機『淀殿』に至れず。
 彼女を逃すまいとする二人の奮闘は、しかし確実に『新宮党』の数を減らすのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!

レオニード・パヴリチェンコ
ここまで来たんだ、力を合わせて最後まで追い詰めよう

まずは敵の冷静さを奪う必要がある……それならば
本来は護衛は排除してから仕掛けるのがボクたちの定石
でも、その前に焦って無理矢理淀殿を攻撃を仕掛け、撃破を狙っている風に見せれば、そうしなければならない理由がある……つまり、豊臣の援軍がもう到着していると誤認させられないだろうか
冷静だからこそ、こちらの狙いをしっかりと読み取ろうとする筈

単騎で前に飛び出し、護衛は眼中に入れずに淀殿を狙う
防御も考えずに一撃を撃ち込む、ただそれだけに集中して魔弾を連射
敵の足を狙い、移動力を削ごうとしていると思わせる
焦った敵が無茶をしている……そういうのを装う
勿論、傷を負わせることにも意味はあるのだから攻撃自体は本気

もう時間がないんだ、貴女だけでも無理矢理倒させてもらう、よ……!


「ハハハハッ、口ほどにもないわね。ディアボロス」
 正しい、と配下の無能を拭うかのようにジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』は高らかに笑い、天守閣に迫るディアボロスたちを睥睨する。
 彼女を守るトループス級は未だ健在。
 そして、その圧倒的な物量を前にディアボロスを退けようとしている。
 これまでディアボロスへの対処を配下たちに任せていたのが間違いであったのだと彼女は思っただろう。
 なにせ、自分がこうして陣頭に立てば、ディアボロスを退けることができるからだ。他愛もないことである。

「やはり、妾が本気を出せばこの程度なのよ。後はゆっくりと秀吉様がいらっしゃるのを待てば良いのだわ」
 高らかに笑う彼女の視界にちらりと映る輝きがあった。
 それはパラドクスの輝き。
 未だ彼女の直掩たるトループス級は数を十分に残している。この状況で己を撃とうとする無謀なる者がいるのを認め、彼女は、その瞳にパラドクスを輝かせた。
「この妾を直接討たんとする痴れ者が!」
 構えたランチャーから湛えられた光が迸り、凄まじい威力となって直接彼女を狙わんとしたレオニード・パヴリチェンコ(“魔弾卿”・g07298)の身を穿つ。
 ほとばしるエネルギーの奔流は、レオニードの体を焼くだろう。
 凄まじい熱量に圧倒されながらも、彼は一歩を踏み出す。

「ここまで来たんだ。もう時間がないんだ」
 彼の言葉を聞いた『淀殿』は、もしも彼女が天魔武者ではなく人間の顔を持っていたのならば、笑みを浮かべたことだろう。
 レオニードのパラドクスの一撃は功を焦った者の一撃であると彼女は思ったが、その言葉を聞く限りそうではないようだと理解できたのだ。
 そう、ディアボロスの本来の定石。
 護衛を排除してから指揮官を打ち倒す。
 それがこれまでディアボロスが自分たちよりも強大なクロノヴェーダを打ち倒すための方策でもあったのだ。それを無視してのレオニードの吶喊めいた一撃は『淀殿』に一つの確信を得させる。

「ほう? この無茶な猪めいた突進にも意味がある、と?」
「貴女だけでも無理矢理にでも倒させてもらうよ……!」
 レオニードの魔弾が『淀殿』の足元を狙い、凍結させる。
 機動力を削ごうとしているのが、見え透いているような攻撃だった。それはレオニードが、ディアボロスが焦っていると『淀殿』に認識させるには十分であったが、しかし、まだ『淀殿』は冷静そのものだった。
 これがブラフの可能性があることを、その僅かな可能性を彼女は見据えているようだった。
「確かに焦っておるようだが……」
 だが、パラドクス自体は本気でこちらを仕留めようとしている気迫を感じる。
 その一点において『淀殿』は揺れ動いていた。

 敵のブラフなのか、それとも真なのか。
 揺れ動く彼女が放つパラドクスの輝きを受けながら、レオニードは己の目論見が半分は達せられたことを理解する。
『淀殿』は未だ冷静。
 されど、そこに『豊臣秀吉』の援軍が其処までやってきているかも知れない、という可能性を楔として打ち込んだのだ。
 ならばこそ、レオニードは身をパラドクスの光に焼かれながらも、己が放つ魔弾の輝きを持って『淀殿』の冷静さを揺らぎを刻むのだった。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

八百陣・葵漆
千早城の奪取まで考えれば、結構この決戦までの労力は大きいね
ここで淀殿は確実に倒しておきたいところだね

口車で敵の行動を誘導するなら、軍師としての腕の見せ所かな?
先ずは怒らせていかないとだね

さあ、追い詰めたよ
もっとも、この結末も必然かな
何せ君は天魔武者でも随一の嫌われ者だからね

天海が停戦の範囲に和泉国を入れなかったのは
君に消えてほしかったからに他ならないよね

秀吉以外にも紀伊あたりからの援軍が来てもいいはずなのに
何も音沙汰すらないのは戦略的に見たらおかしいよ
和泉国が落ちたら孤立するわけだから、普通全力で支援するところさ
よっぽど君のことが嫌いなのだろうね

秀吉の援軍が未だに到着しないのも、わざと秀吉が遅らせてているんじゃないかな?
媚びるだけの無能とか、害悪以外の何物でもないからね
他に兵を使った方が、如何ほどに有用か

挑発しつつ、紀伊国の情報とか
秀吉の他の動きとかを引き出せたらいいね
看破や観察で反応を確認しつつ、演技で怒らせ、情報収集していくよ


相原・相真
ようやくここまで来れましたか
とはいえ時間もあまり残されてはいない
まずは、そこの逃げ腰な方からなんとかしないといけませんね

天守閣へのりこみ、
周囲の様子を確認してから淀殿へ届くよう声を張って呼びかけます

…ようやく辿り着いたと思えば早々に逃げ支度とは。
千早城の城主だった於犬の方は最後まで城を守ろうとしていましたよ?
どうやら貴女は城主としては彼女より下なようですね

於犬の方を『犬ころ』なんて呼んで見下していたんです
その彼女より下に見られるのは相当屈辱なんじゃないですかね

城主としての在り方を全うし最後までディアボロスに挑んだ彼女と、
配下を無為に死なせ見捨てて逃げようとする貴女
どちらが上かなんて言うまでもないでしょう
それを間違いだというのなら、貴女自身の力で訂正させてみたらどうです?

俺は情報収集より挑発が主となる形ですが、
煽りなどやりすぎて他の方の情報引き出しの邪魔にならないように注意
会話の流れを見て、良さそうなタイミングで切り出していきましょう

*アレンジ・連携歓迎です


文月・雪人
城取合戦も愈々大詰めだ
淀殿を倒すべく俺もまた全力を尽くしたい

秀吉の援軍が間近である風に匂わせつつ
於犬の方と千早城を引き合いに出し、淀殿の無能ぶりを強調して挑発
使われなかった人柱システムの詳細や
秀吉の城造りや家康の情報等も可能な限り聞き出したい

■挑発&情報収集
秀吉め、停戦の間に一度は見捨てておきながら、今更援軍を寄こすとは忌々しい。
確かにジェネラル級は貴重な戦力だけど、
まあ、淀殿に城は護れないと思われたのも確かだろうね。

それでも信長の命日が6月に迫ったこの時期に、一国を失うのはさぞ痛手だろう。
配下の失態は上司の責任だ、
断片の王への道は下野国の家康の方が一歩リードだろうかね。

しかし秀吉の作った千早城、動く城がこれ程有用であるとは恐れ入ったよ。
有能で人望も厚かった於犬の方に託そうとしたのも頷ける。

対して岸和田城の何と地味な事か。
人柱システム?
どんな使い方をするのか知らないけれど、どうぜ大したものではないのだろう。
国も城も碌に守れない役立たずに、
画期的な機能を持った城なんて無駄というものだしね。


 城取り合戦も大詰めである、という認識はディアボロスに共通するものであったことだろう。
 だが、迫る『豊臣秀吉』の援軍が此処に至れば、ジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』を取り逃がすことになるだろう。そして彼女の目的は千早城の奪還でもなければ、岸和田城の防衛でもない。
 ただ、己が『豊臣秀吉』の傍に侍ること。
 ただそれだけが彼女の目的であった。
 だからこその時間稼ぎ。直掩であるトループス級天魔武者たちを使い捨てるかのように迫るディアボロスたちへとけしかけ、援軍到着までの時間を得ようとしているのだ。
「妾に群がる羽虫の如きディアボロス。妾に触れて良いのは秀吉様のみぞ」
 彼女は冷静そのものであった。
 確かにディアボロスが己を逃さぬようにと功を焦っていることは、さきほどの攻勢で理解できた。
 無謀であるが、無策ではないのだと。
 その焦りにも似た構成は、己が望む援軍が今まさに岸和田城に近づいているのだからこそと彼女は確信を強めていた。同時に守りを固めるのはやめてもよいのでは、と揺らぎ始めていたのだ。
 一刻も早く秀吉様に会いたい。おそばに在りたい。そう己が愛が囁いているようでもあったのだ。

 だが、まだ冷静な彼女の内心は急いては事を仕損じる、と天守閣を動かない。
 それがディアボロスにとっての術策の内であるとはつゆ知らず。
「……ようやくたどり着いたと思えば早々に逃げ支度とは。千早城の城主『於犬の方』は最期まで城を守ろうとしていましたよ? どうやら貴女は城主として彼女より下のようですね」
 相原・相真(銀腕・g01549)の言葉に『淀殿』はせせら笑った。
「ふん、お前たちにあっという間に殺された『犬ころ』など、妾の足元に及ばぬは、当然のことよ。そも、移動拠点で城ごと逃げればよかったのだろうに、それすらできずに城を奪われ、あまつさえ妾の岸和田城に害する楔とされてしまうなど。天魔武者の恥さらしよ」
『淀殿』は苛立つようであったが、しかし、それはまだ不満を吐き出しているに過ぎないことを相真は理解する。
 彼女にとって『於犬の方』は競争相手ですらないようだった。
 むしろ、彼女の失態によって己がこのような事態に追い込まれていることは、自身に不備在ってのことではないと言い切っているようでもあった。
「そもそも、あの『犬ころ』が失態を犯さなければ、このようなことには……」
「ならば、その力で俺たちを否定して見せれば良いでしょう。できるとは思いませんが」
「よく吠えるわ。『犬ころ』程度を殺したからとて、そこまで尊大になれるとはな」

 その言葉に八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)は続く。
 彼女の怒りを引き出すために『豊臣秀吉』を絡めて言葉を発するのだ。確かにディアボロスたちの戦いは、彼女に揺らぎをもたらした。
 援軍が到着した、とこちらの防備の硬さを解きほぐそうという術策なのではないかと疑念を抱かせているのだ。ならばこそ、そこから葵漆は揺らがせようとする。
「秀吉の援軍が未だに到着しないのも、わざと秀吉が遅らせているんじゃないかな?」
 その言葉に『淀殿』はまるで意に介すことをしなかった。
 まだ足りないか、と怒りを誘発するように『淀殿』に言葉を発する。
「媚びるだけの無能とか、害悪以外の何物でもないからね。他の兵を使ったほうが、如何ほどに有用か」
 だが、『淀殿』は頭を振る。
 確かに彼女は怒りの先触れたる不満を発露し始めている。だが、『豊臣秀吉』の一点においてはまるで曇りがない。疑念すら差し込む余地すら無いように『淀殿』はハッキリと言い放った。
「異なことを語るわね、ディアボロス。妾のことを秀吉様が見捨てる? そんなことはありえないわ。妾はあの方を愛しているのだもの。そしてあの方も妾を愛している。それを言うに事欠いて、妾を無能など」
 だから? とでも言いたげに揺らめくアイセンサーの輝きが嘲笑しているようでもあった。

「この救援も『淀殿』、お前には城は護れないと思われたのも確かだろう?」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)の『豊臣秀吉』を絡めた言葉に『淀殿』はやはり何もわかっていないな、と言わんばかりに冷笑を放つ。
 彼女にとって『豊臣秀吉』とは真の愛を捧げるに値する存在であり、また同時に己にも『豊臣秀吉』は真の愛を注いでくれていると信じて疑っていないのだ。
 言うなれば、これは真実の愛にして最強の愛であった。
 仲違いすらできぬほどに狂うように信じていること。それこそが『淀殿』の不満を、怒りを鎮めているのだ。
「『織田信長』の命日が6月に迫ったこの時期に一国を喪うのはさぞ痛手だろう」
「信長様の命日? 何を言っておる。信長様は未だご存命であるぞ」
 雪人の言葉に『淀殿』は、燻り始めた不満のままにディアボロスへの嘲りでもって返す。
 見下した顔だった。
 未だ死せる者ではない存在の死期を語るなど、愚昧なる存在であると見下げ果てたような物言いであった。

 いや、むしろ。
「そも、6月には妾の秀吉様が『断片の王』になる時。和泉一国程度で揺らぐものでは断じてありえない」
 さらに彼女は不満を抑えるよりも己が愛を捧げる『豊臣秀吉』を誇らしげに語るようでもあった。
「何を言っている。配下の失態は上司の責任だ。『断片の王』への道は下野国の家康の方が一歩リードだろうに」
「ハッ! 坂東の田舎者に何ができるというの。くだらないわね。下野にあんな自らを祀る神社を建てて。どうせ、それが己が墓になるのがせいぜいね。間抜けらしい最期になるに決まっているわ。ああ、それを想像すれば、なんとも胸がすくような思いよ」
 笑い飛ばす言葉に雪人は確信を強める。
『徳川家康』の本拠地が下野であることは、その言葉からも確証を得られるだろう。
 そして、葵漆は告げる。
 やはり、と思うのだ。彼女は『徳川家康』を快く思っていない。そして、『豊臣秀吉』の傍に侍る『淀殿』にとって『徳川家康』勢力の台頭は目障りであるのならば。

「よくもまあ、そこまで悪し様に語れるものだね。この追い詰められた状況で。よくわかったよ。君が天魔武者でも随一の嫌われ者だということがね」
『豊臣秀吉』以外の救援がない。
 彼以外にも紀伊あたりから援軍が来てもおかしくないと葵漆は思っていたが、しかし何の音沙汰もない。
 戦略的に見たのならば、葵漆としてはおかしいとも言えた。和泉国が落ちたなら孤立するのに、それでも援軍にやってこない。
 つまり、それは。
「それに『天海』が停戦の範囲に和泉国を入れなかったのもうなずける。君に消えてほしかったからにほかならないよね」
 さらに葵漆は続ける。
「よっぽど君のことが嫌いなのだろうね」
 その一言がきっかけだった。
 彼女にとって『天海』の停戦の範囲に和泉国が入っていなかったという事実は、謀り事そのもの。それを手動したのが『天海』であるというのならば。
「なんと、『天海』がそのような企てを行っていたか! 徳川の走狗ごときが、小賢しい真似を!!」
 ぎりぎりと音が鳴るように躯体が軋んでいく。
 不満でしかなかった燻りが、炎へと一気に噴出するようだった。

「許してはおけぬ! 妾の愛、妾の秀吉様を陥れんとする者ども!!」
 己が窮地よりも、己が愛を奉じる『豊臣秀吉』を『天海』が害成さしめんとする在り方にこそ、怒り狂う。
 断じて許せない。
 怒りに湯だつように『淀殿』は狂月神機という名に相応しい形相をディアボロスに示すだろう。
 そこに最早何の手心はなく。
 時間を稼ぐ、という冷静さはない。一刻も早く天守閣に迫るディアボロスたちを討ち滅ぼし、『豊臣秀吉』を『天海』の、『徳川家康』の策略から救わねばならない。
 少なくとも『淀殿』はそう思ったのだろう。
「やはり岸和田城は妾には相応しくなかったのだわ! 妾に相応しい城は、ただ一つ! 大阪城のみよ! ああっ!! 秀吉様に侍ってこそ、最大の力を発揮できるのですから!! 今すぐに妾が参ります、秀吉様!!」
 愛に狂うように狂月神機『淀殿』は、パラドクスの輝きを満たすように凄まじいエネルギーの奔流と共に迫るディアボロスを滅ぼさんと、その巨砲を構えるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【命中アップ】LV2が発生!

伊藤・真九郎
決着を付ける前に、手下共を排除せねばならんか。
方々が淀殿に集中出来る様、露払いと仕ろう。
仲間達によって既に大きく数は減じている。
淀殿が冷静さを取り戻す前に勝負を決さねばならん。覚悟決めて真正面から参る。
大小二振りの太刀を抜き、二刀流の剣技にて立ち向かう。
「戦闘知識」で敵の連携を捉え先読みし、培った戦場経験を活かし包囲されぬ様に立ち回る。
右の太刀で切り払うと同時に左の小太刀で反撃を受け払う攻防一体の剣技。状況に応じて攻防の左右を切り替える変幻自在の技にて一対多数の戦局を切り抜けよう。
この兵群を斬り伏せれば、大将首まで後一歩。ならば我が身を顧みず奮戦すべき時。
軍勢の只中に切り込み、片端から撫で切ってくれよう。


テラ・ウィンディア
アドリブ歓迎

こいつが淀君…なんか豊臣秀長とにた感じだな…?しかも変な文字が浮かんでるけど…あれって淀君って意味なのか…?

というかうさぎさんがいっぱいだな…!

流石にこれは怖いし…食べられなさそうだな

だから…薙ぎ払うぞ!

【戦闘知識・集中・勇気】

うさぎさん達の動きと陣形…そして…物量の中の突破口を捕捉するぞ

あれは全部受けたら大変だからな

【パラドクス通信】
おれの把握した情報を他の仲間達にも共有するぞ

お前達だって捨て駒にされてるんだぞ!?それでいいのかよ!?

【破壊・念動力】
星覇重撃破発動!
重力波砲で薙ぎ払うぞ!

対反撃
【誘導弾・連続魔法・グラップル】
薙ぎ払って残った兎達の中から突破口を見出してそのまま突破するぞ!

連続魔法で火炎弾を撃ち込んでそのまま突撃して物量による猛攻を一点突破で粉砕して脱出だ!

物量は怖いけど…手が無いわけじゃないんだからな!!

…機械って心が無いと思ってたけど…此奴らまるで生きてるかのようだよな…

もしかして…本当は此奴らはずっと遠い遠い未来の世界から来たんじゃないのか…?


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

新宮党、そして兎
って事はこいつら見た子供が死ぬと言われる新宮城の丹鶴姫の使いの黒兎なんだろうが……何度見ても妖怪なのか天魔武者なのか判らん見た目しているな

まあ由来が何であれ敵は敵
淀殿との戦いに水をさされたら目も当てられん
確実に排除していかんと、な
……あの言いよう、於犬の方は敵ではあるが……だからこそ許せんしな!

貴様等に邪魔される訳にはいかないんでな!
兎狩り全力で行わせて貰うぜ!

我が友の助力によって得た技、喰らって貰う!

淀殿には於犬の方を犬ころ等と抜かす事に対し怒りを抱いているし絶対討つと思っています

〇パラドクス通信を使用し連携を取って戦う
又〇泥濘の地を使用し敵の動きが鈍くなる様にし少しでも囲まれる確率を減らす

其の上で敵は自分に近付いてくる敵>自身と味方問わず攻撃を仕掛けようとしている敵>味方が攻撃している敵>他の順で優先し攻撃
相棒の無双馬に騎乗し戦場を駆け敵に囲まれない様に立ち回り戦闘
召喚した赤き長槍を狙った地面に投擲し〇竜血の大地を発動させ血の洪水を引き起こしていく


雑賀・黒詠
※アドリブ、連携可
挑発の方は上手く言った様だ。
ならば私は露払いをさせてもらおう。こいつらが健在では満足に淀殿へ仕掛けるのも難しい筈だ。
向こうが数ならこちらは纏めて薙ぎ払うだけだ。
兎風情が......剣の錆となりて沈むがいい。

大分少なくはなってきたがまだ数はいる。一体残らず駆逐してしまおう。
兎に角数が問題だ。如何に素早く削るかが肝だろう。
人形「子狐」と連携し相手からの狙いを散らしながら確実に削る。
兎の行動一つ見落とさない様集中。行動の起こりを見逃してはいけない。

連弾は挙動が分り易い筈だ。囮や踏み台はそれこそ意味はない、攻撃手のみを相対する。
神速も攪乱あり気だ。残像に囚われず引っかけにも惑わされない様こちらも集中、薙ぎ払う。
一斉攻撃は対処が難しいように思える。無論避けるか薙ぐかはするが、難しい様であれば耐える選択肢も考慮に。

どの道纏まってくれればそれでいい。最後は剣現にて焼き払う。

八丁念仏団子刺しと霞鴉をこちらが持ち、人形には小鴉の打刀と種子島式小銃を扱わせる


 ディアボロスによるジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』への挑発は上手くいったように思えた。
 彼女の怒りの矛先とも言うべき『天海』に対する感情の発露は、己が侍るべきとする愛奉じる『豊臣秀吉』へと害ありとみなしたが故であろう。
 だからこそ、その怒りが収まり、彼女が再び冷静になることを阻まねばならない。
 そのためには天守閣にて跳ね回り、その膨大な数でもってディアボロスの道を阻むトループス級『新宮党』を排除すべきだったのだ。
「方々が『淀殿』に集中出来るよう、露払い仕ろう」
「ああ、こいつらが健在では『淀殿』へ仕掛けるのも難しいはずだ」
 しかし、敵の数が膨大であることを伊藤・真九郎(剣客・g08505)と雑賀・黒詠(雑賀衆の末裔・g07640)は理解する。

 圧倒的な数を利用して天守閣内部を跳ね回るようにして此方に痛打を打ち込んでくるのだ。
 手にした刀で一撃を受け止めながら、真九郎は体をよろめかせる。しかし、抜き払った大小二振りの太刀の剣技は冴え渡るようだった。
「水をさされては敵わない。目も当てられないからな。確実に排除していかんと、な。それに……!」
 ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は手繰り寄せた残留効果、パラドクス通信によって共に戦うディアボロスに呼びかける。
 そう、許してはおけない。
 確かにルィツァーリやディアボロスたちにとって天魔武者であった『於犬の方』は敵である。打倒した敵でもある。
 だが、だからこそ『犬ころ』と『淀殿』が蔑むようにして言葉を放ったことが許せなかった。
「あいつは『犬ころ』と言ったんだ。敵ながら許せん!」
「しかし、あの数だ。あれを全部受けたら大変だぞ!」
 テラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)は、縦横無尽に跳ね回る『新宮党』の打撃を受け止める。

 苛烈な攻勢そのものであると言えただろう。
「仲間のディアボロスが数を減らしたと言ってもまだ、これだけの数があるか」
 黒詠は、己が手繰る人形『子狐』と共に迫る『新宮党』の攻勢を散らすようにして走る。
 敵の動きは初動こそ読みきらねばならない。
 それだけ『新宮党』は数と速さに重きをおいた天魔武者であると言えよう。故に彼女は手繰る人形『子狐』と共に撹乱するように迫る彼らをパラドクス輝く狐面の奥にある瞳でもって見据える。
「火神斬伏、誘十束刃。来我手上――剣現・天之尾羽張(ケンゲン・アメノオハバリ)」
 それは鍛冶師の創造する力により顕現する幻想の刃。
 炎猛るような力の迸りを得て、黒詠は横薙ぎに太刀を振るう。それは円を描くようにして炎が走り抜け、迫る『新宮党』の体躯を切り裂き燃やし尽くす。

 敵の数は多い。
 ならば、薙ぎ払いによって面で制圧するのだというように切り払うのだ。
 彼女のパラドクスは未だひしめくようして天守閣にて蠢く『新宮党』たちの群れを切り開き、空間を生み出す。
「ありがとう! これで我が友の助力によって得た技! 喰らって貰う!」
 ルィツァーリは怒りを力に変えるようにして瞳をパラドクスに輝かせる。
 黒詠によって薙ぎ払われた空間に彼は飛び込み、叫ぶ。
「我が故郷より伝わりし竜殺しの英雄、ドブルィニャが授かりし天啓よここに! 母なる大地よ、竜の血を飲み干し賜え!」
 その咆哮のような詠唱と共に召喚されるは、血の如く赤き槍。
 突き立てられた槍より発せられるは、竜血の洪水だった。
 迫る『新宮党』たちの小さな体躯はひとたまりもなく、その竜血によって押し流され、天守閣は竜血の大地(ドブルィニャ・ズメイ)の如き様相へと様変わりするだろう。

 さらにルィツァーリはパラドクス通信を手繰る。
 敵の一角を黒詠と共に突き崩したことを告げるのだ。此処から連携が始まる。そう、戦いの起点において重要なのは連携である。個々に力を振るうことは点でもって貫くことはできよう。
 しかし、敵は群れである。
 この面を圧するためには此方もまた面を形勢しなければならない。
 故にパラドクス通信による互いの連携を密にする、という行いは、この戦いにおいてはさらなる相乗効果を生み出すことだろう。
「心得た!」
「ああ、物量は怖いけど……手が無いわけじゃないんだからな!!」
 真九郎とテラの瞳がパラドクスに輝く。
 黒詠による一閃の薙ぎ払い。生み出された空白に飛び込んだルィツァーリが更に敵の面を押し広げるようにして竜血の洪水でもって押し出した。

 ならば、とテラのパラドクスの詠唱が始まる。
「星々よ…全てを繋ぐものよ…我が手に集いて力となり…我が前に立ちふさがりし者を粉砕せよ!!」
「寄らば斬る。寄らぬならこちらからゆくぞ!!」
 テラに迫る『新宮党』を寄せ付けぬと言わんばかりに、真九郎の二刀一流(ニトウイチリュウ)の技が冴え渡る。煌めくは剣閃。
 二振りの刀が宙を閃く度に『新宮党』の体躯が切り捨てられ、テラを守るのだ。
 確かに『新宮党』の数の脅威は恐るべきものだ。

 けれど、言ってしまえば、それは。
「お前たちだって捨て駒にされるために生まれてきたわけじゃないだろ! それでいいのかよ!?」
 テラの声は『新宮党』には届かない。
 命令されたから。
 そうあるべきと言われたから従っているにすぎないのだというように『新宮党』たちは己が生命などあってないようなものであると言わんばかりに殺到する。
 その光景に忸怩たる思いを抱かぬわけではなかった。
 けれど、それでも。
「『淀殿』を打ち倒すためには!」
 皆の力を結集しなければならない。敵は強敵にして強大。個々の力ではディアボロスはクロノヴェーダに勝てない。だからこそ、戦場に紡がれた残留効果を束ね、糸のようにか細かった力を鎖のように強固なものへと変えていくのだ。

「星覇重撃破(グラビティ・ブラスト)! いけー!!」
 放たれるは自分自身。
 全身に重力フィールドを纏い浮かび上がりながら敵に対して極太の重力波砲を放ち、テラは『新宮党』を打倒していく。
 その苛烈なる一撃は敵の群れを切り裂くには十分であったことだろう。
 そして、その苛烈なる一撃に続くようにして真九郎が『新宮党』の群れの只中へと切り込み、片端から逃さぬと言わんばかりに太刀を振るう。
「この兵群を斬り伏せれば、大将首まであと一歩! ならば、我が身顧みることなぞ!」
 真九郎の踏み込みに釣られるようにして黒詠とルィツァーリも続く。
 一気呵成なるディアボロスの踏み込みは『淀殿』直掩たる『新宮党』すらも切り裂くようにして嚆矢のように戦場を飛ぶ。
「兎狩りもここまでだ!」
「後は……『淀殿』のみ」
 ルィツァーリの言葉に黒詠が頷く。重力波を放つテラもまた天守閣の最奥にてディアボロスを迎え撃つ怒り漲る『淀殿』を見やる。

 彼女の怒りは未だ燃え盛るようであった。
「ならば重畳。征こう」
 真九郎の言葉にディアボロスたちは頷く。
 冷静さを怒りによって欠いた『淀殿』は撤退を未だ考えないだろう。故に、これなるは千載一遇の好機。
 これを逃せば、和泉国の支配を奪還することは叶えど、『淀殿』というジェネラル級を逃すことには変わりない。それは天魔武者である『豊臣秀吉』に利するところとなるだろう。
 そうさせぬために視力を尽くすディアボロスたいてゃ、城取り合戦、その佳境へと足を踏み出すのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【泥濘の地】がLV2になった!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【アクティベイト】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!

荒田・誠司
アドリブなど歓迎

【心情&セリフ】
よくも今まで色々とやってくれやがったな!
俺も企みの幾つかは潰させてもらったから分かる。こいつは逃しちゃダメだ
機械にはやっぱりステルスが一番だよなぁ!

【行動】
パラドクス通信で仲間と声を掛け合い積極的に連携していく
残留効果2は使えるものは全て使う

まずはパラドクスを使い
自分の存在を隠蔽するステルス効果のあるバッチ型の装置を製作して装着

敵の攻撃は背後から狙われないように壁に背をつけて
盾のフェイク・プリドゥエンや電光警棒で防御する

攻撃時には盾に隠れて装置を起動
盾を壁に立てかけるように置いてから行動する
バッチの効果が切れる前に一気に背後まで近づいて電光警棒による一撃を加える

壁に盾を立てかけておけばそこに隠れていると錯覚してくれるはずだ
それに効果が切れればすぐに気づかれてしまう
盾は丈夫な分重量がある
素早く動くためには手放すことも大事だろう

必要なら臨機応変に対処する


伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)
必要に応じ、味方をPOWでディフェンス

てめえらにとっての禍が、てめえを潰しに来たぞ
期待してたのと違うお迎えで悪いな
…まあ、そこに気を遣ってやる義理もねえか
(「癇癪持ち」という点だけは、相手に僅かな親近感のようなものが湧かぬでもない
俺は多分ずっと、何かに怒って生きてきた
…何が気に食わねえのかなんざ、もうわかりゃしねえが)

周囲の味方と声を掛け合い、【パラドクス通信】も利用して、連携と情報共有を行う
戦いながら敵を観察し、動きや攻撃の素振りを見極める
味方とは、隙や死角をなるべく減らすように、互いをフォローする立ち回りを心掛ける

【デストロイスマッシュ】使用
長ドスを抜き、【命中アップ】【ダメージアップ】を乗せた一撃を叩き込む
できるだけ相手の懐に入り、敵に「砲撃すれば自分も巻き添えになりかねない」と思わせる立ち位置をキープ
声掛けと動きで敵を挑発し、視野と動きの選択肢を狭める

自分の負傷は厭わず、動ける限りは攻撃の手を緩めない
味方が攻撃する時は、自分の攻撃と自分自身を囮に、敵に隙を作る


モリオン・スモーキー
アドリブ・連携歓迎
必要に応じ味方をSPDでディフェンス

さて、お迎えにあがりました淀様。
貴方の想定しているお迎えではございませんでしょうが。
ただ、これ以上何かを貴方に何かをさせるわけにはいきませんので。
お覚悟を。

相手に向かってパラドクスを発動。
少々派手にパラドクスをご披露致しましょう。
――炎の宝石、解放!
炎をブレードに宿してその身を切り裂く斬撃を。

相手の攻撃に関しては残留効果も含めて致命傷を避けつつ耐えます。
迫ってくるものは薙ぎ払いで攻撃の軌道を反らしてダメージを減らす事も試みましょう。
死ぬわけにはまいりませんしね。
生きるのはこちら。死ぬのは其方です。
死出の旅路には途中まではお付き合いしましょう。その先はお一人で行ってくださいませ。


リュウ・ターレン
アドリブその他諸々歓迎
味方を必要に応じてPOWでディフェンス

さーて、年貢の納め時って奴やね。淀はん?
まあ、逃がすわけにはいかんのでな。覚悟せえよ。
怒り狂ってそのまま地の底におりてもらいましょうか。

――我空にえがく。その字は斬と光。即ち、切り裂きて光放つモノ。

斬と光の文字を空中に書く。相手に光の如き剣閃を浴びせる。
その身を断ち切る一撃を!

相手の反撃は残留効果と魔力付与した装備を使って耐える。が、極太ビームやろ?
相手の手元のサテライトランチャー狙って吹き飛ばし・連続魔法・衝撃波でちょっとでも手元狂わせて方向反らせて直撃逸らして少しでもダメージ減らすわ。直撃喰らわんかったらこっちのもん。
最後まで立ってた方が勝ちやろ。あんたが立ち続ける事は出来んのよ。
何せ立ち続けて……勝つのはこっちやからなあ!


 ジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』の怒りのボルテージというものがあるのならば、火山の内部にて煮立つマグマのような様相を呈していたことだろう。
 彼女は怒りを持て余すように手にした巨砲の咆哮にパラドクスの輝きを湛える。
 それは怒りの発露のようでもあった。
「さーて、年貢の収め時って奴やね? 淀はん?」
「ええ、お迎えに上がりました淀様」
 リュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)とモリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)の言葉に更にマグマが噴出するように『淀殿』の怒りはせり上がっていく。
 挑発めいた言葉。
 その言葉は、彼女が冷静であったのならば、愚かしいと聞き流す事もできただろう。
 だが、今の彼女はディアボロスによって怒りのボルテージを引き上げられている。赤熱するかのように怒りの感情の発露を示すのだ。
 
 手にした巨砲の輝きが嫌に強烈さを増していくのをディアボロスは見ただろう。
「怒り狂っとるところ悪いが、逃すわけにはいかんのでな。覚悟せえよ」
 怒りのままに地の底まで案内したるわ、と言うようにリュウの瞳がパラドクスに輝く。
 宙に描くは、その『斬』と『光』の文字。
 字曰「斬」・「光」(ジイワクザントコウナリ)なれば、それは即ち、切り裂きて光放つモノである。放たれたパラドクスは正しく剣閃のように『淀殿』の躯体へと走る。
 だが、それ以上に強烈なる光を湛える巨砲より砲撃の一閃がほとばしる。
「許せぬ。妾の秀吉様に仇為す者全てが許しがたし! 受けよ、妾の怒りを!」
 凄まじい怒りとともに放たれた光条と剣閃が交錯する。
 火花散らすようにしてすれ違いざまにリュウの一撃が宙を走る。しかし、光条の一閃はリュウを違わず打ち据え、その身を焼き焦がす。
 苛烈なる一撃。
 やはり、どれだけ腐ってもジェネラル級であるということであろう。
 強烈なる一撃を受けてなお、リュウの瞳は己が放った剣閃が『淀殿』の躯体を切り裂くのを見ただろう。
 その美しき銀色の月光放つかのような躯体に刻まれる傷跡。

「妾の躯体に! 秀吉様のご寵愛いただく躯体に! 傷を!!」
「ハッ、何を喚いとんねん」
 リュウの嘲笑に『淀殿』はさらに怒り狂う。
「許せぬ!!」
「いえ、これ以上貴方に何かをさせるわけにはいきませんので。お覚悟を」
 モリオンが剣閃の煌めきの後より、その手にした炎の宝石の魔力を開放し投げ放つ。
 吹き荒れるようにして魔力がパラドクスの輝きを受けて、炎の刀身へと変貌していく。しかし、その瞬間、『淀殿』の背より射出されたソードビットが乱舞する。
 数百にも及ぶソードビットが一斉にモリオンへと襲いかかる。
 手繰り寄せた残留効果がなければ、それだけで致命傷になるやもしれなかった無数のソードビットによる構成はモリオンの体を切り裂く。

 血潮が噴出する。
 だが、それでもモリオンはためらわなかった。
 踏み出す。己が傷を厭うつもりはない。だが、元より死ぬつもりなどないのだ。そう、モリオンの瞳には強烈なる意志が宿っている。
「死ね! 死にさらせ、ディアボロス! 妾の玉体に傷をつけた罪を死を持って贖え!!」
「いいえ。死ぬわけには参りません。生きるのは此方。死ぬの其方です」
「抜かせ! 妾の砲火の前に燃えつきろ!!」」
 迫るビット。
 その火線はあまりにも苛烈だった。しかし、モリオンは手にした炎のブレードを振り抜く。
「死出の旅路には途中までお付き合いしましょう。ですが、その先はお一人で言ってくださいませ」
 振るうは獄炎斬の一撃。それは迫りくるビットを巻き込むようにして振るわれ、炎の太刀筋は『淀殿』へと叩き込まれ、その体躯を吹き飛ばす。

 天守閣に激震が走り抜ける。
 振るわれたパラドクスの一撃に吹き飛ばされた『淀殿』が壁面に打ち付けられていた。
 ひび割れた壁面から立ち上がり、彼女の躯体はやはり怒りに震えていたのだ。
「畳み込むのは今しかない!」
 荒田・誠司(雑草・g00115)の言葉に伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は頷き、駆け出す。
 天守閣は護衛のトループス級とディアボロスの戦いによって、惨憺たる状況であった。元あった豪奢なる内装は取り外されているが、しかし、戦いの禍がそこかしこに飛び散るようであった。

 パラドクス通信によって連携を密にすることによって誠司は『淀殿』の背後を取らんと迫る。
「さっさと終わらせるぞ!」
 そう、終わらせなければならない。
 天正大戦国において『淀殿』の圧政は凄まじいものだった。
 彼女の企み、彼女に連なるものたちの企みはディアボロスが潰してきた。だからこそ、誠司は彼女をのがしてはだめだと理解する。
 姿無き攻撃(ステルス・ストライク)は彼女の背後よりの痛打でもって『淀殿』を使徒面とする。
 けれど、それを見切るようにして『淀殿』のパラドクスがアイセンサーに煌めく。
「小癪な真似を! この妾に! 死角があると思うてか!!」
 苛立つようにして数百にも及ぶソードビットが展開し、背後から迫る誠司を火線と共に切り裂く。
 盾で受け止めてもなお、その光条は網目のように、それこそ逃さぬと言わんばかりに格子状になって迫り、その身を焼く。けれど、誠司は己の電光警棒の一撃を叩き込む。
 その背に、背面に配された光輪の如きパーツ。
 恐らくそれが、彼女の振るう巨砲にエネルギーをチャージするために必要な器具であるのだろう。
 打ち据えられた一撃にひしゃげる装甲。
 よろめく体躯に誠司は盾を殴打するように叩きつける。

「妾を打ち据えるとは何事か!!!」
 さらなる怒りを灌がれるようにしてよろめく『淀殿』の一撃が誠司を吹き飛ばす。
 それは彼女にとっては反撃の一打であったが、しかし同時に隙でもあったことだろう。一瞬の隙。そこに逸が踏み込む。
 手にした長ドスを握りしめる。
「てめえらにとっての禍が、てめえを潰しにきたぞ」
「禍だと? 笑わせるなディアボロス! 妾が貴様らごときに!」
 だろうな、と逸は思ったかもしれない。
 お迎えと言っても、『豊臣秀吉』の援軍ではない。期待したのとは違うものであることは言うまでもないだろう。とは言え、そこに気を遣うものでもないし、義理もない。
 ただまあ、と逸は思うのだ。

 癇癪持ち。
 それは常に怒りの種火を抱えているようなものだ。己もまたそうであったのだ。何に怒っているのかさえもわからずに、もうわかりはしないものがなんであったのかを理解しようとして、また怒りの炎に心が焦がれる。
 それはともすれば親近感のようなものであったことだろう。
 もはや、自分ではどうしようもないもの。
 だからこそ、踏み込む。
 これは共に戦うディアボロスが生み出した隙。怒りを誘発するように挑発し、直掩たるトループス級を打倒してようやく得られた好機。
 たとえ、敵が強大なるジェネラル級であるのだとしても。
 それでも。
「この距離ならぶっ放せねぇだろうが!」
「妾に群がる羽虫を払うのに何のためらいがあろうか! ディアボロス!!」
 怒り顕にした彼女の言葉が響き、巨砲を逸へと向ける。自身さえも巻き添えを食いかねない距離である。にも関わらず『淀殿』は砲を逸へと突きつける。

 引き金を引くのと、逸の長ドスが振るわれるのは同時だった。
 互いに魂の衝動とも言うべき怒りに突き動かされるようにして放たれた一打は、その体躯を凄まじい衝撃で持って吹き飛ばし、その戦いの苛烈さを知らしめる。
 怒り満ちるということは、その力を最大限に発揮する、ということ。
 ディアボロスの原動力が奪われた怒りであるというのならば、『淀殿』の怒りは己を謗るもの、己が愛の象徴たる『豊臣秀吉』を害するものにこそ発せられる。

 その凄まじき怒りと真っ向にぶつかり合うディアボロスたちの怒りは、燃え尽きることなく。
 パラドクスの明滅は確実に『淀殿』を追い込み、さらなる激烈なる戦禍に互いを引きずり込むのだった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【温熱適応】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV3になった!

守都・幸児
※アドリブ、連携歓迎

せっかく天海がお膳立てしてくれた城獲り合戦だ
最後までやり切らせてもらうぞ
何より
淀殿、てめえには言いてえことがある

てめえの配下と戦ってここまで来たが
どいつもなかなかの兵だったぞ
あんないい配下たちを使い捨ててんじゃねえよ
兵の力を活かせなかったのが、てめえの敗因だ
てめはこれから、負けるんだ

俺の使う技は「平」
結界の壁を作り出す技だ
こいつで淀殿のビームを受ける
全部防ぎきれるとは思っちゃいねえ
倒れねえ程度に堪えられれば十分だ
ご自慢の攻撃を耐えられること自体、淀殿にとっちゃ屈辱だろう
攻撃を耐えながらそのまま前進して、結界の壁ごと淀殿に体当たりしてやるぞ

それで思いっきり笑って言ってやろう
「てめえの攻撃、大したことねえなあっ」
煽って怒りを引き出し、冷静な判断力を失わせてやる
もう皆が充分挑発してくれてるが
さらに駄目押ししてやるくらいにな
怒った淀殿にさらに攻撃されるかもしれねえが、構わねえ
頑丈さなら負けねえぞ
反撃でダメージをさらに与えてやる

主に恵まれなかったてめえの配下が気の毒でならねえぞ


伊藤・真九郎
仲間達と共に幾多の戦局を勝ち抜き、漸く辿り着いたこの局面。
全ては其処許の首級を上げる為。
ここに居るディアボロスの数十倍の刃が、今まさにその首筋に迫っていると知れ。

大小二振りの太刀を抜き、仲間と共に連携し退路を塞ぐ様に布陣。最早逃れる事は出来ぬぞ。
【雷咬穿】使用。刃同士を擦り合わせ、生じた火花を刀身に纏わせ雷の刃と成す。
【能力値アップ】を強化。相手は遥か格上、此方の技量を底上げし喰らいつくべし。

相手は砲手。距離を取られれば剣客に不利。電光の速度の歩法で一息に間合を詰める。
交差する剣閃の同時二連撃にて斬り裂く。正負対する左右の電撃を短絡させ、斬撃と共に轟雷の爆発で焼き払ってくれよう。

砲撃は、横跳びに身を躱しつつ、交差させた雷刃で太刀受けし防御。粒子砲の類いは電磁場で軌道を逸らせるという概念にてパラドクスに対抗致す。

仲間達と、そして命と尊厳を喰らわれたヒルコ達に勝利を誓いたり。
如何なる傷を受けようとも、太刀を振るう手足がある限り立ち続け斬り掛かろう。


八百陣・葵漆
挑発は上手くいったね
護衛も潰して、後は淀殿を倒すだけだ
といっても、ジェネラル級相手
気を引き締めていかないとだね

この場の策は……これでいこうか(『伏兵の一刺し』)
他の人が戦っている間とか、投擲した爆弾で目くらましした隙に
こっそり『アイテムポケット』から自作の絡繰りを設置するよ
その後は、淀殿へと牽制攻撃したり声をかけて気を引いていこうか

やはりここは秀吉に関してかな
お前を倒したら次は秀吉だとか
徳川勢と通じているような様子を見せるとかすれば
きっと食いついてくるはずだよ
そうやって、敵の目をこちらに引き付けておけば、後の攻撃が確実になるはずさ

例え対情報戦術機構『月の女神』で僕自身が狂わされても
精神を持たないただの機構には意味がない
パラドクスの効果が通じて油断したところに
絡繰り兵器から時限装置で発射された矢が淀殿を貫くよ!
これが僕の策『伏兵の一刺し』さ


アンゼリカ・レンブラント
仲間たちの尽力で『淀殿』は撤退を考えていない
今が討ち取る好機だね
ディアボロスの力、見せてやろう!

パラドクス通信で連携を密に攻撃開始
勇気全開に踏み込み、光焔剣で斬るよ
反撃も盾と障壁で凌ぎつつそのまま近接戦を挑む
他の仲間の攻撃と合わせて斬りこんでいくよ
【命中アップ】等で向上した身体能力を
そして何より共に戦う仲間を信じ戦い抜くとも

『淀殿』のビームはとても厄介だけど!
超至近距離をキープしたり仲間と囲むように動く等
彼女の狙いをかく乱させるよう足を使い動きつつ、
狙いをつけられず苛々させられればいいかな
相手の怒りを引き出し隙を見出しては攻撃を入れていくよ!

反撃はいつも痛いけど、気合では必ず負けない
「このくらいへっちゃら!私たちは勝つ、
『豊臣秀吉』も必ず討ち果たす!」
常に友を鼓舞するような言葉を出して攻め手を止めないよ

最後は仲間のラッシュに合わせ全力全開
《神焔収束斬》で斬りこむよ!
圧制に苦しむ人々の怒り、奪還の志に込めて
今こそ最大まで輝け私たちの心の光ッ
狂月神機を討ち果たせ!

※アドリブ・連携歓迎だよ!


 岸和田城の天守閣はジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』の手にしたランチャーより放たれるパラドクスの光条によって壁面を撃ち抜かれていた。
 対するディアボロス達も無事ではない。
 苛烈なる怒りを挑発で引き出すことによって『淀殿』に戦略的な判断でもって撤退を考えさせないという方策は、正しく嵌ったことだろう。
 だが、『淀殿』の怒りは全て愛のためである。
『豊臣秀吉』の傍に侍ること。
 共にあることが己の力の源であり、存在意義であるというように彼女のアイセンサーはパラドクスに煌めいていた。
 確かに挑発は有効に働いていった。直掩たる天魔武者も排除した。後は『淀殿』を倒すだけである。
 だが、それでも彼女はディアボロスを相手に真っ向からぶつかってなお、戦いの趨勢を拮抗させていたのだ。
「やはりジェネラル級相手……こうも!」
 八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)は『淀殿』の凄まじい怒りを支える、その裏付けされた実力の発露を見やる。

「お前を倒したら、次は秀吉だよ」
「傲岸不遜にも程があるわ、ディアボロス! そのような羽虫が!」
『淀殿』の躯体より発せられる特殊な電磁場が白銀の光となって葵漆を襲う。それはパラドクスであり、彼女の精神を狂わせるものであった。
 視界が揺らぐ。
 体がよろめくようだった。
 だが、それでも葵漆は構わなかった。確かに敵のパラドクスは強烈だった。けれど、それでも己はすでに一手打ち込んでいる。
 仲間のディアボロスたちが『淀殿』に攻勢を仕掛ける最中にからくりを放っていたのだ。
 そのからくりが示すは、伏兵の一刺し(フクヘイノヒトサシ)である。例え、己が敵のパラドクスによって精神に不調をきたすのだとしても、それでもこの一手は確実に放たれる。

「やっぱり、此方を注視するよね。そう、徳川勢と繋がっているように思えたのなら、なおさら」
「ならばなんとする。貴様の心は此処で狂わせてくれるわ!」
 ほとばしる電磁場。
 だが、その電磁場が止む。なぜなら、葵漆の打ち込んだ一手、からくりより放たれた一撃が『淀殿』の腹部の装甲を貫通したのだ。
 それこそが。
「これが僕の策さ」
 例え、己自身が動けずとも、己がパラドクスは確実に『淀殿』を打ち据える。
 そして、己が今動けなくなろうとも、仲間のディアボロスたちが、更に攻勢を仕掛けることを葵漆は知っていたのだ。

『淀殿』は忌々しげに歯噛みするようだった。
 アイセンサーが明滅し、その苛立ちを示すようにパラドクスの輝きを解き放つ。
 怒り狂うようにして己がディアボロスに一杯食わされたことが腹立たしく許せぬと言わんばかりだったのだ。何よりも、徳川とつるむディアボロスが己が愛奉じる『豊臣秀吉』に仇為すということが許せない。
「秀吉様の日輪の輝きに群がる羽虫ども! ディアボロス! 羽虫のくせに妾を傷つけるなど万死に値すると知れ! この月輪の輝きを受けて、燃え尽きるがよいわ!」
 構えたランチャーから凄まじい威力の光条がほとばしる。
 それは怒りを力に変えるようであり、愛を支えにするかのようだった。
「それがなんだというのだ」
 伊藤・真九郎(剣客・g08505)は踏み出す。
 抜き払った大小二振りの太刀。刃合わせ、散らすは火花。
 彼の面頬の奥に隠された眼がパラドクスの輝きを放つ。迫る光条は恐ろしい輝きを放っている。だが、彼は退かない。
 仲間であるディアボロスたちと共に幾多もの戦局を勝ち抜き、漸くたどり着いた『淀殿』の撃破を狙うという局面。
 このためにどれだけの者たちが血を流したかは知れず。
「全ては其処許の首級を上げる為」
「妾の首を狙うだと? 笑止! 妾は討たれぬよ。その不遜なる貴様らディアボロスの首を秀吉様の手土産としようぞ!」
 滅びろ、と言うように迫る光条を受けて新九郎はのけぞる。
 甲冑が弾け飛ぶほどの一撃、皮膚を焼く痛みに呻く。
 だが、その呻きを噛み殺して、彼は踏み出す。此処で堪えなければ、砲手である『淀殿』に勝ち目はない。
 
 故に新九郎は踏み込む。
「受けてみよ、雷鳴の太刀!」
 交差させた太刀より散るは火花。そして、それは雷の力を宿し、二振りの斬撃たる雷咬穿(ライコウセン)となって『淀殿』の躯体へと叩き込まれる。
「ぐっ……だが、貴様らの滅びは変わらぬ! 秀吉様の御力があるのならば!」
 振るい上げたランチャーの砲口。
 その輝きへと新九郎と同じく踏み込む者たちがいた。
「次なる一手を!」
「ディアボロスの力を見せてやろう!」
 パラドクス通信によって新九郎の声が響き、それを受けて飛び出す影が三つ。
 ディアボロスの三つの影よりパラドクスの輝きが奔る。

「邪魔を!」
 放たれる光条にアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は身を焦がす。
 だが、それでも痛いを振り切って彼女は新九郎と同じように踏み出す。
 確かに怒りは力を増大させる。凄まじ気迫だった。『淀殿』は苛烈なる攻勢でもってディアボロスたちを迎え撃っている。この身を焼く光条の一撃だって並大抵のものではないことが伺えた。
 けれど。
「このくらいへっちゃら! 私達は勝つ!『豊臣秀吉』も必ず討ち果たす!」
「貴様らごときが秀吉様を討つなぞ!」
「いや、やってやるさ。せっかく『天海』がお膳立てしてくれた城取り合戦だ。最後までやりきらせてもらうぞ。何より、『淀殿』、てめえには言いたいことがある」
 守都・幸児(祥雲・g03876)の言葉に『淀殿』は、さらに怒りを顕にする。
『天海』。
 徳川の走狗ごときが! と叫ぶ彼女の眼前に幸児は踏み込む。

「てめえの配下と戦って此処まで来たが。どいつもなかなかの兵だったぞ。あんな良い配下を使い捨ててんじゃねえよ」
「兵など使い捨てよ。いくらでも代わりあろう。秀吉様と妾以外は塵芥と同然! それを同列に語るか!」
 放たれる光条が幸児の身を穿つ。
 耐え難いほどの一撃。強烈、苛烈、そんな言葉が脳裏によぎる。
 だが、それでも彼は踏み出す。ディアボロスの多くがそうであったように、如何に強烈なパラドクスの一撃が見を穿つのだとしても、それでも一歩を踏み出す。
 なぜならば、ディアボロスたちは怒りを胸に宿す。
 奪われた怒り。
 それを燃やすからこそ、パラドクスの輝きを持ってクロノヴェーダを討つのだ。

「てめえの攻撃、大したことねえなあっ!」
 幸児は盛大に笑い飛ばした。どれだけ己の身を焼く一撃を叩き込むのだとしても、笑い飛ばす。
 煽り散らす意味もあったが、幸児にとっては本心だった。
 大したことない。これまで彼が戦ってきた天魔武者たちからすれば、と事実であるかのように振る舞うのだ。それが『淀殿』の怒りにさらなる油を注ぐ。
「ああっ、いくよ!」
 アンゼリカは、その言葉を支えるようにして力強く頷く。
 これまでディアボロスたちが紡いできた戦いがある。
 それは戦場に残された残留効果の輝き、その軌跡をたどればわかる。
 多くの人々が、ここ大正大戦国では『圧政』に苦しめられている。そうするのが当然というように。それが許せない。多くの人々から奪った生命に贖う術をディアボロスは持たない。
 だからこそ、許せないのだ。
 奪われた生命は取り戻せない。だからこそ、奪われたものを奪い返すという怒りこそが、己たちの胸に宿るのだ。
 平(タイラ)たる紙片を幸児は投げ放つ。それは急速に結界の壁となって『淀殿』へと迫る。
 そして、その壁の後ろにアンゼリカがパラドクスの輝き宿す光剣を構える。
「『圧政』に苦しむ人々の怒り、奪還の志は!」
「兵の力を活かせなかったのが、てめえの敗因だ。てめえはこれから、負けるんだ!」
 押し込むようにして幸児のパラドクスが『淀殿』を圧する。いや、固定すると言っても良い。
「小賢しい真似をォォォッ!!!」
 だが、遅い。
 煌めく光が巨大な刀身を生み出し、アンゼリカより放たれる。
「神焔収束斬(ジャッジメントセイバー・ネクスト)! 今こそ最大まで輝け、私達の心の光ッ!」
 振り下ろした斬撃が『淀殿』を切り裂き、その躯体の破片を光の彼方へと消滅させるのだった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【修復加速】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV4になった!

文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

淀殿のこの秀吉に対する盲目的なまでの愛情は、恋する乙女のようにも感じられて。
流石に女心の機微までは、男の俺では推し量れない部分もあるだろうけど、それでも、
大切な人を想い戦う者の強さは知っている。
秀吉の側にあるのが愛情か打算かは本人のみぞ知る所だけれど、
少なくとも援軍を差し向けた事は事実であり、二人にはそれで十分なのだろう。
何があっても互いを信じると、信じられると、そう思える相手がいる。
その事実だけでも、淀殿は間違いなく強敵なのだと思う。

【パラドクス通信】で仲間と確と連携し
気を引き締めて対峙する

【反撃アップ】で淀殿の動きを見極めつつ
『願いの矢』のパラドクス使用
脳裏に浮かぶのは河内国の難民達や和泉国の村人達の姿
必ずや淀殿を倒すと彼らに誓った
今こそ約束を果たす時だ
強き意思の力で大弓を成し
【託されし願い】と共にパラドクスの矢を放つ

勿論反撃もあるだろうが退く訳にはいかない
斬撃とレーザーを【ガードアップ】とパラドクスの力で押し返し
淀殿の胸を【命中アップ・ダメージアップ】な矢で射抜く


孫・リア
ここまで来たらもう一気に押しきれそうだけど念の為にね

そんなに怒ってたら身体にも悪いよね……まぁ天魔武者の身体に悪いかはわからないけどね〜
怒って怒って燃えちゃいそう……なら私が燃やしてあげるわ!

室内だけどこの子達には関係なし!『焔竜』で沢山の小さな炎の竜達を召喚してまずは淀殿の周りを軽く旋回して引きつけてどれかにビームを放とうとしたらその死角から竜達を突撃させてその機体を延焼させていって……

私にもビーム飛んできそうだしビームを避けたり偃月刀と槍で私や味方の防いだりカウンターしたりしつつ
それを繰り返して徐々に体力と気力を奪わせて大きな隙を見せたのなら一気に竜達を突撃させてその機体を燃やし尽く!

あそこまで癇癪持ちだと……きっと生きにくかったでしょうね……けどジェネラル級だから問題なし?
うーん……あと本物の淀殿はここまで癇癪持ちじゃなかったわよね絶対に……

まぁなんにせよ……秀吉殿とはあの世で再会させてあげるから向こうで待っててあげてね

【アドリブ共闘歓迎】


相原・相真
…なるほど、何をおいても秀吉のために。全てを秀吉に捧げる
それがクロノヴェーダである貴女なりの愛なんでしょうね
けどその愛はきっと多くの人を傷つける
それをさせないためにも、ここで貴女を倒します!

戦闘時は身体強化を活かしての白兵戦
敵の攻撃は身体強化による高速移動での回避で凌ぎ、
接近して魔力の刃を纏った手刀での一撃を叩き込みます

敵の攻撃は苛烈でしょうが、恐れてはいられない
[勇気]を以って、[ダッシュ]で踏み込み[両断]するつもりで力いっぱいの一撃をくわえましょう

…ああ、もう一つ貴女を倒す理由を伝え忘れました
於犬の方は敵でしたが、敬意を持てる敵でした
その彼女を小馬鹿にされるのは、どうにも我慢ならないんですよ…!
くだらない情だと笑いたければ笑えばいい
それでも、そういう踏み越えたものを忘れずに進む。それが俺の進むと決めた道です!

*アドリブ・連携歓迎です


野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎

かつて伊賀国の大名『九鬼嘉隆』が言っていたのを覚えています。
令制国の城を守るジェネラル級は、城の防衛戦の際に撤退することを断片の王たる『織田信長』に禁じられている。
だというのに『淀殿』は撤退しようとした、自分の居場所は此処ではないと。
……断片の王の命令すら超える愛、ですか。

ならばその想いの強さは本物なのかもしれません、ですがそれと『淀殿』がこれまでしてきた所業が許せるかは話が別です。
和泉国を解放し、人々が安心して暮らしていくために。
『淀殿』、貴女を討たせてもらいます。

離れていては狙い撃たれるだけですね、一気に接近しこちらの距離で戦わせてもらいます。
《妖刀覚醒・鉄蝕閃》――《妖刀『鐵喰』》を《巨刀『曼殊沙華』》へと変化、狙うは相手の巨砲を持つ腕です。
『淀殿』の今の状態では引き金を引くのもためらわないでしょう。
戦略級のビームなど易々と撃たせるわけにはいきません。

反撃には出来るだけ『淀殿』に食らいつき、体勢崩しや巨砲を弾いて強引に射線を変えるなどして被害を減らしましょう。


 パラドクスの光が刀身となって迸る。
 それはディアボロスたちが放つパラドクスの明滅によって支えられたものだった。一手が差し込むようにして道をこじ開け、斬撃の火花がジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』の躯体を切り裂く。
 破片が飛び散り、たたらを踏むようして体勢を崩した『淀殿』を押さえつけるようにしてパラドクスが押し込む。
 そこへ光の斬撃が叩き込まれたのだ。
 だが、それでも『淀殿』は巨砲の砲身を支えにして立っていた。
 なんたることだろうか。
 一体何が、そこまで彼女を支えているのか。
「全ては秀吉様への愛よ! この愛がある限り、妾は滅びぬ! この愛が滅することがないように!!」
 それは叫びだった。
 狂信、いや狂愛。
 それだけで『淀殿』はディアボロスの圧倒的な攻勢を前にして耐えていたのだ。装甲が砕け、切り裂かれ、幾重にも束ねられたパラドクスが迫るのだとしても。
 ただ愛の為だけに彼女はディアボロスに立ちふさがっていた。

「……なるほど。何を居ても秀吉のために。全てを『豊臣秀吉』に笹が得る。それがクロノヴェーダである貴女なりの愛なんでしょうね」
 相原・相真(銀腕・g01549)の言葉に共に『淀殿』を挑発した文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)と野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は頷く。
 それが愛。
 認められないものである。
 だが、確かに愛であるとも言えた。盲目的なまでの愛情。雪人は、『淀殿』が恋する乙女のように感じられた。
 女心の機微までは雪人は推し量ることができるとは、とても言えなかった。

 けれど、
「大切な人を想い戦う者の強さを知っている。それが本当に愛情か打算かは『豊臣秀吉』のみが知るところだけれど……」
「妾の愛を愚弄するか、ディアボロス。妾の愛は、決して言葉では揺るがぬ。妾の愛は、ただ一つにして絶対なのだ! それを!」
 支えにした巨砲の砲身。
 動けぬ身でありながら、その背面ユニットから射出されるは数百にも及ぶソードビットの群れであった。
 火線放ちながら嵐のような攻勢でもって迫る。
 それを相真は真っ向から飛び込んだ。

 回避はできない。
 逆説連鎖戦においてパラドクスは必中。身を穿つ火線の痛みに呻く。だが、恐れはない。恐れていないのだ。
 確かに『淀殿』の愛は凄まじいものだ。
 愛ゆえに彼女は怒りを発露し、その苛烈なる力でもって迫るディアボロスを打倒し続けた。
「けどその愛はきっと多くの人を傷つける。それをさせないためにも、ここで貴女を倒します!」
 勇気だけが相真を突き動かす。
 いや、もう一つ理由があった。
「……ああ、もう一つありました。『於犬の方』は敵でしたが、敬意を持てる敵でした」
「だからなんだという! 敵に敬意? 馬鹿なことを! くだらぬな! 打ち倒すだけの存在を前にして何を言うか!」
 ソードビットが乱舞し、相真の体を打ち据える。
 けれど、それでも踏み出す。
「接続、起動。斬光一閃……! それを笑いたければワラウが良い。それでも、踏み越えたものを忘れずに進む。それが俺の進むと決めた道です!」
 放たれる魔力の刃の一閃。
 その一撃を受け止め『淀殿』はさらにソードビットを走らせる。

 そこに飛び込むは、孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)であった。
「そんなに怒ってたら体にも悪いよね……まぁ、天魔武者に体に悪いかわからないけどね~怒って怒って燃えちゃいそう……なら、私が燃やしてあげるわ!」
 リアの瞳がパラドクスに輝く。
 焔竜【青炎暴風】(ホノオノリュウハテンヲカケル)は炎の龍たちを呼び出し、けしかけるパラドクスである。
 飛翔する炎の龍たちとソードビットが交錯するようにして互いの標的へと迫る。
 嵐のような火線。
 その格子状の火線はリアの体を切り裂く。けれど、それでも彼女は見据える。
 己が討つべき敵は『淀殿』ただ一人。

「邪魔だ! 退け! 煩わしい!」
 迫る炎龍の吐き出す炎に翻弄されながらも『淀殿』は巨砲を構えた。
 怒りに燃えている。そう、愛以外に何が彼女を支えているのかというのならば、それは怒りだ。
 癇癪持ち。
 それが『淀殿』の在り方だった。
 その在り方にリアは同情的であったかもしれない。
「きっと生きにくかったでしょうね……」
「そのとおりよ! どいつもこいつも無能の極み! 妾の命令一つ実行できぬ愚図どもばかり! そんな連中に!!」
「足を取られたって思ってるわけねぇ……まぁ、なんにせよ……秀吉殿とはあの世で再会させてあげるから向こうで待っててあげてね」
 リアは炎の彼方に飛び退る。
 迫るソードビットの火線は彼女の体を打ち据えたが、しかし、それでも『淀殿』に己が招来せしめた炎龍たちが打撃を与えたことには変わりない。

 ならばこそ、後を託すのだ。
 残留効果の軌跡が戦場には残されている。
 か細い糸であったそれは、今や紡がれ鎖のように繋がっている。それを手繰り寄せるように掴むディアボロスの姿をリアは認めたのだ。
「何があっても互いを信じると、信じられると、そう思える相手がいる。その事実だけでも……!」
『淀殿』が強敵であることを示すに値するのだと雪人は手繰り寄せた残留効果、パラドクス通信でもって裕樹と共に駆け出す。
 連携を密にする、という意味に置いて攻撃のタイミングを合わせることは重要であったことだろ。 
 敵が強敵である、というのならばなおのことである。
「かつて伊賀国の大名『九鬼嘉隆』が言ってたのを覚えています。城の防衛を任されたジェネラル級は、撤退することを禁じられている、と」
 ならばこそ、『淀殿』の行動はそれに反するものであったように思えたのだ。
『断片の王』の命じたものよりも、『淀殿』は『豊臣秀吉』の傍にあることを臨んだのだ。それが愛の力である、というのならば、今己の前にあるのは。
「……『断片の王』の命令すら超える愛、ですか」
 その思いの強さは本物なのだろう。

 だが、と雪人も裕樹も。
「その所業を許容できるかどうかは話が別です。人々が安心して暮らしていくためには!」
「そうだ、俺は約束したんだ。必ずや、と『淀殿』を倒すと!」
 心にあるのは、多くの圧政強いられた人々の姿だった。
 あの悲惨なる状況を懸命に生きた人々がいた。ならばこそ、と雪人は大弓を意志でもって生み出す。パラドクスの輝きが道満ち、対する『淀殿』もまた巨砲を構える。
「人間なぞにかまっていられるものか! バカバカしい! 妾と秀吉様こそが絶対唯一なのだ! それを!」
 放たれる願いの矢(ネガイノヤ)と交錯する光条の一射。
 互いのパラドクスは強烈だった。火花散るようにして互いの一射がすれ違いざまに干渉する。だが、その一射は互いを貫いていた。
 雪人は身を焼く光条に呻く。
 だが、それでも意志で踏みとどまる。己が見なければならないのは、自身が放った矢。
 託された願いがあるというのならば、その行き先を見つめねばならい。

 故に彼は見ただろう。
 己が放った矢を追うようにして奔る裕樹の背中を。
「噛み砕け、『鐵喰』」
 発露するはパラドクスの輝きにして、手にした妖刀の煌めき。
 軋むようにして骨身が痛む。
 己の骨格が、妖刀を振るうに値する形へと変わっていく。さらに迫るは『淀殿』の放った巨砲よりの光条。
「させるものか! 妾の愛こそが!!」
 全てだと、というように迫る。だが、それでも踏み込む。
 数多のディアボロスたちが切り開いてきた道筋。この道筋を、己が断ち切るわけにはいかない。断ち切らせはしない。
 妖刀覚醒・鉄蝕閃(ヨウトウカクセイ・テッショクセン)。
 それはパラドクスの輝き放ちながら、裕樹は斬撃へと変貌せしめる。

「『淀殿』、貴女を討たせてもらいます」
 斬撃の一閃が白銀の装甲を袈裟懸けに切り裂く。
 それは、『淀殿』を追い詰めるものであったことだろう。戦いの趨勢は、今此処に傾ぎ始める。
 拮抗し続けた戦場。
 後、一押しだと示すようにディアボロス達のパラドクスの明滅が戦場に導となる。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【温熱適応】がLV2になった!
【一刀両断】がLV2になった!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【リザレクション】LV1が発生!

テラ・ウィンディア
【奴崎組】

皆きてくれてありがとう!
恐ろしい相手だけど…皆が居れば大丈夫だ!!

狂月神機『淀殿』…人というより本当に…神様って奴なのかな(神のごとき異様に震え)

【戦闘知識・精神集中・勇気】
それでも…おれは引かない
何より…何となく解るんだ
お前は…きっとおれの敵だ

そして…お前を逃がしたら…沢山の人が犠牲になる
大地が焼かれる
だから…ここで倒す!

機体の構造とランチャーの動きや構造を分析

お前が月の力で全てを壊すと言うのならば!
おれは星の力でお前に抗おう!

【飛翔・破壊・念動力・グラップル】

仲間の援護を生かす!
鞠花…皆…ありがとう…此処まで「繋げた」のであれば…おれも応える時だ!

我が全霊!我が魂!我が力の全てをお前に叩き込む!

天座流星撃発動!

上空を舞って見下ろし
超重力を脚に収束させて…

月の女神よ!天の座より…この星の大地に…墜ちろぉ!!
全身全霊乾坤一擲の踵落としを叩き込む!



対反撃
【誘導弾・建造物分解・連続魔法】
淀君のランチャーと足元を狙って火炎弾を叩き込んでバランスを崩させ射程をずらし直接狙って暴発暴発狙


白木・鞠花
アドリブ、連携歓迎です
【奴崎組】
テラちゃんの宿敵さんですかぁ、やりますよう!
クロノヴェーダである淀君討つべし!慈悲なんてないのです!!

可能ならば未来予測と神速反応、ガードアップでテラちゃんを援護、庇います
【パラドクス通信】にて得られた情報の共有を
私に出来るのはこれくらい……残留効果も乗せた、全力の一撃【ブレイブスマイト】にて殴る。
少しでも怯ませられるのであれば!!
隙を作らせる為にも挑発しながら攻撃態勢です
鬼さんこちら、私に追いつけるでしょうかねえ?
最後に叩きのめす役目はテラちゃんに譲ってあげるのですよう
ほらほらちゃんと狙えてますかあ?
臨機応変に高速詠唱結界術、捨て身の一撃で反撃です!
こちらを狙う隙を突いて、その関節部位を狙い結界で己を庇いながら金属バット型大金棒で殴りつけます
テラちゃんは大事な友人なのですよう
私の為に戦ってくれたのですから、私だってテラちゃんの為に戦うのです


雑賀・黒詠
【奴崎組】
※アドリブ、連携可

好き放題やってくれた代償を清算させてもらおう
散っていった無辜の民の無念を、ここに持ってきているんだ
お前の役目はここまでだ、豊臣秀吉に会うことはない。
貴様はここで朽ち果て、鉄屑となれ

テラを奴の下へ向かわせたいが、相手はジェネラル。簡単にはいかないだろう。努力目標として頭に入れておこう
まずは眼前のあれ、砲をどうするか考えなくては......適当にやれる相手では無い

手に持った大型の砲による砲撃はまだ躱す余地はあるだろう。引き付けて躱そうとせず起こりを見たのなら確実に躱す
遠隔攻撃は人形「子狐」と連携し対処。破壊できるならば壊し数を減らしたい。最悪、子狐を盾にすることも考えなくてはならない。一度くらいは何とか耐えられる筈
幻惑。気合いだ。耐えられ無さそうであれば気付けも辞さない

もしもテラが奴に届くことが出来そうであれば、何としてでも隙を作る
攻撃を身代わりで受けて先に進めるのならそれもありだろう

八丁念仏団子刺しと霞鴉をこちらが持ち、人形には小鴉の打刀と種子島式小銃を扱わせる


桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎

【奴崎組】
WIZで味方をディフェンスする

ぶっちゃけ淀殿とのこと詳しく知らないけど仲間が応援を頼んでたら手伝わないわけにはいかないでしょ?

【パラドクス通信】で仲間との連携は密に取りながらテラが淀殿と直接戦えるようにこちらは淀殿の注意を引き付けたり囮役ってところかしらね?

紡ぐ言葉は刃となり淀殿へと向かっていき。
《不意打ち》にて淀殿の死角から攻撃はしつつも敵の注目を集めるための《時間稼ぎ》程度の攻撃で相手こちらが舐めてる印象を与え淀殿を挑発できれば隙が生まれるはず……
淀殿の攻撃は【ガードアップ】で威力を落とし受け止めつつ攻撃の手は緩めず

さぁ、テラ!もう一息よ!思う存分倒してきてちょうだい!!

テラの最後の攻撃に合わせ援護するように全力の刃を降り注がせる


ラトリア・ブルーアローゾ
【奴崎組】
アドリブ・絡みOK

テラ(g05848)があのヒステリーマシンまで届くように近接航空支援のオーダーを受領した。
それじゃいっちょ行ってくるか。

……って数百のビットとかクロノヴェーダロボは程度ってもんを知らねぇな。
だが戦場に突破口を開くのが航空隊の役目だ!

先行部隊のおかげであのビットの使い方はだいたいわかった。
ホバーや飛行用装備で機動性をフル稼働させて巨砲の狙いを絞らせないようにしてビット攻撃を誘導しよう。
【パラドクス通信】で味方と連携して淀殿を挟み撃ち、背後を取るぜ。
ふっ、残念だな貴様のビット攻撃は見切った!
このビット攻撃は……避けようがない!
だから機体のアンチビームコーティング装甲とフォースフィールド(【ガードアップ】ともいう)で強行突破だぜ!
突破したら光輪パーツに光剣の一撃をお見舞いだ!
出力低下を誘発させて【ガードアップ】効果を全員に広げるイメージだな。(メタ)
そのまままとわりついて集中砲火の巻き添えにしてやんよ!
Rizkuko FOX4!
ここは笑うところだぜ!


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
【奴崎組】

心情
成程、秀吉への想いに狂い切っている輩か……
同輩を犬ころと呼び部下を省みず……ただ秀吉を想い狂う
愛の禄でもない面が此れでもかと表出しているな
……俺もああはならん様にせんと、な

我が名はルィツァーリ・ペルーンスィン!
キエフの騎士!
愛に狂い月の名を冠する者よ、貴様は必ずや我等が討つ!

我が神ペルーンが冥府と大地……そして月を司る御方ヴォ―ロスを倒す時に放つ焔の矢だ
其の威力堪能するが良い!

己の身が動く限り経ち続け、貴様の攻撃を耐え抜いてやる!

ネメシス形態は20歳位の青年騎士姿

テラが淀殿に辿り着けるように金色の肌を持つアハルテケ種である相棒の無双馬スヴェルカーニエに〇騎乗し敵の目を引く様に〇焔矢を叩き込み続け派手に立ち回る
敵の攻撃には事前に〇泥濘の地を使用する事で動きを鈍らせ更に〇未来予測で少しでも早く反応出来る様にし更に戦場を動き回る事で可能な限り回避

又、自身が倒れ伏す迄可能な限りテラへのPOW攻撃は庇い敵に反撃を繰り返す


リューロボロス・リンドラゴ
【奴崎組】
ふん。逸ら組の精鋭相手にここまやるか。
だがまだだ。
我ら奴崎組、我らディアボロス!
貴様を滅ぼすまで止まりはせぬ。
否!
貴様を滅ぼしても我らは止まらぬ!
愛する秀吉を地獄で待つが良い。
すぐに後を追わせてやろう!

これだけ言えば反撃はともかく攻撃の意識はこちらに持って来れるか?
いや、元より我ら全員にブチ切れ皆殺す気ならそうはいかぬかの。

テラ(g05848)をディフェンス!
テラよ、ぬしは竜を討ちし者。
今更神等恐れるに足りぬよ!
それにぬしには我らがおる。
征け、勇気という星をその胸に燃やせし騎士よ!
道は我らが斬り拓こうぞ!
神剣、抜刀!
ーー厳つ霊よ、刃となりて降り注げ。劔となりしは竜である。
ビーム砲、何するものぞ!
我が神剣が引き裂くのは闇だけにあらず!
月の光さえも斬り伏せてくれようぞ!
元より逆説連鎖、回避は考えぬ!
活路があるとすればビームが来るその方向よ!
突撃するぞ!
羽虫と言ったな?
飛んで火にいると笑うであろうが。
我は羽虫にあらず。
我は龍、我こそはドラゴン!
リューロボロス・リンドラゴ也!


 明滅している。
 光が、パラドクスの輝きが。
 それはあまりにも凄絶なる光景であったことだろう。岸和田城の天守閣における決戦。
 その趨勢は未だ拮抗している。
 ディアボロスとジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』のどちらにも傾いてもおかしくはない状況であった。片や、胸に奪われた怒りを宿す復讐者。片や、狂愛によって己が怒りを後押しする者。
 互いに一歩も揺らず。
 しかして、その激突するパラドクスによる応酬は、天守閣を惨憺たる状況へと追い込んでいた。
 数多の華美なる装飾も、最早炎の彼方である。
 それほどまでに『淀殿』の怒りは苛烈であり、熾烈であった。

 燃え盛る炎に照らされた白銀の装甲は、揺らめきながらも、しかし彼女の存在を一層際立てていた。
「滅ぼす! 妾と秀吉様の愛を阻む者全てを滅ぼす! 妾は秀吉様のお傍にあってこそ! この愛こそが至上なのだ! それを!!」
 邪魔だてするものを許さぬと揺らめく炎の彼方にパラドクスが煌めく。
 背面ユニットより射出された数百のソードビットが乱舞するようにして天守閣を縦横無尽に駆け抜ける。
 迫るディアボロスを滅ぼさんとする怒りに後押しされた最狂の愛は、今ここに昌盛するのだ。
「なんて奴だよ……!」
 テラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)は、迫る『淀殿』の気迫に恐ろしいと思った。
 強敵。
 加えて怒りに押され、愛にて力を振るう姿は『淀殿』をさらに巨大に見せたことだろう。
 だが、そんなテラの背中に立ち並ぶディアボロスたちがいた。
「やりますよう! クロノヴェーダである『淀殿』、討つべし! 慈悲なんて無いのです!!」
「いっちょ行ってくるか、あのヒステリーマシンにな」
「好き放題に今までやってくれた代償を清算させてもらおう。散っていった無辜の民の無念を、ここに持ってきているんだ」
 白木・鞠花(月夜の白菊・g04664)は気迫に満ちていた。
 走り出し、迫る数百のソードビットを前にしても怖気づくことはなかった。そして、続くラトリア・ブルーアローゾ(餅が好きすぎて上官にコールサインを『餅』にされた男・g10730)もまた同様だった。
 背負うは圧政しいられた無辜たる民たちの無念。雑賀・黒詠(雑賀衆の末裔・g07640)もまた飛び出した。
「みんな……!」
 
 臆することはない、と。
 己たちはディアボロスである。戦うために、奪い返すためにと飛ぶ。
「オーダー受領! 行くぜ!」
 ラトリアは数百のソードビットを前に己の意識を集中させる。手繰り寄せた残留効果、パラドクス通信にて、連携を取る。だが、数百のビットが乱舞し、格子状に火線を敷き詰めながら迫ってくるのだ。
 だが、ラトリアは笑い飛ばした。
「ふっ、見切ったぜ。このビット攻撃は……避けようがない!」
「さながら天網恢恢疎にして漏らさず、といったところか」
「そういうこと! だからよぉ! 強行突破よ!!」
 ラトリアは己の躯体に張り巡らせた装甲とフィールドでもって火線の中に飛び込む。装甲すらも貫く火線。
 だが、それでもためらわない。

「少しでも怯ませられるのであれば!!」
 鞠花もまた同様だった。迫る火線は躱しようがない。攻撃を受けることは仕方のないことだった。けれど、それでも立ち向かおうことは止めない。
 己の背には仲間がいる。 
 例え、自身が倒れるのだとしても、背に追う仲間たちがいるのならば託すことができる。
 その意志に満ちる瞳がパラドクスに煌めいた。
「狙いがちゃんとなってないんじゃあないですかあ?」
「ほざけ! この妾を前にしてよくも! 粉微塵にしてくれるわ!! 塵一つ残さぬ!」
 嵐のような勢いで持ってビットの火線が鞠花とラトリアを襲う。
「ハッ、だがよ! 散々に打ちのめされてるやつが何を言う!」
「お前の役目はここまでだ。『豊臣秀吉』に会うことはない。貴様は此処で朽ち果て、鉄屑となれ!」
 黒詠もまた己が人形を盾にして火線をかいくぐる。

 飛び込む。
 傷を厭わぬ者だけが切り開くことのできる道がある。ならば、それは己たちが示さなければならないことだと彼女達はパラドクスに瞳輝かせる。
「Rizkuko FOX4! 此処は笑うところだぜ!」
「行きますよお! テラちゃんは大事な友人なのですよう! 私のために戦ってくれたのですから、私だってテラちゃんのために戦うのです!」
「日輪は我と共に在り」
 三人のパラドクスが火線を受け止めながら振るわれる。
 願い満ちる拳を鞠花が打ち据える。渾身の力は『淀殿』の頭部を打ち据え、装甲をひしゃげさせる。さらにラトリアの抜剣したビームソードが躯体へと叩き込まれる。体当たりするかのような一撃に白銀の躯体が軋むようにしてかしぐ。
 そこへ、さらに黒詠が飛び込む。
「日輪は妾が秀吉様よ! それを騙るなど!!」
 八咫の霊撃(ヤタノレイゲキ)が放たれる。それは霊力によって練り上げられ、纏うことによって残心すら見せぬ斬撃となって『淀殿』の装甲を切り裂く。

 瞬間、凄まじい爆発が吹き荒れる。
 吹き飛ばされる三人。パラドクスの明滅はまだ続いている。
 発せられるは、白き光。
 電磁場によって人の精神に干渉するパラドクス。それが『淀殿』より発せられているのだ。
「来たぞ! 精神干渉だ!」
 ラトリアたちの声がパラドクス通信によってディアボロスたちに走り抜ける。
「ぶっちゃけ、『淀殿』のこと詳しく走らないんだけど。仲間が戦っているっていうのなら、応援を頼んでたら、手伝わないわけにはいかないでしょ?」
 ディアボロスとはそういうものなのだと言うように桜・姫恋(苺姫・g03043)はパラドクスに瞳を輝かせる。

 精神干渉のパラドクスは、それだけで対峙するディアボロス達の心を蝕むだろう。
「煩わしい羽蟲共が! この妾の玉体に傷つけるばかりか、秀吉様をも騙る! 許せぬ! 許せぬ!!」
「桜、桜、舞散って刃となれ……狂った愛を愛たらしめるのは一体何かしらね?」
 姫恋のパラドクスが発露する。
 桜降〜言ノ葉〜(サクラフルコトノハ)は、言葉を、声を花びらへと変じ、刃と為す。
 舞い散る刃は、雨のように『淀殿』へと降り注ぐ。
 迸る電磁波もまた彼女の心を引き裂くようであった。だが、その心の痛みはこらえれば良い。足に力を入れる。
 己がなんのために戦うのかなんて言うまでもない。
 仲間がいるからだ。そのためにこそ姫恋は力を振るう。

「その愛も大したことはないのね?」
「よくも言った! 貴様は!!」
 幾重にも重なる光。パラドクス。その輝きを視界に収めて姫恋は笑う。
「さぁ、テラ! もう一息よ! 思う存分に倒してきてちょうだい!」
 そう、戦いはディアボロスに傾ける。
 ここまで戦ってきたディアボロスたちの軌跡は、か細い光の糸が撚り合わされて鎖のように強固な形へと変貌を遂げている。それを握りしめる。離さない。
 連綿と紡いできたものがある。
 どれだけ狂った愛であっても、断ち切れぬものがあると此処に示すのだ。

 そう、これこそが。
「行って、みんな!」
 姫恋の言葉に煌めくパラドクスの輝きから、復讐の女神の名を関する形態へと変貌したディアボロスが鬨の声を上げる。
「我が名は、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)! キエフの騎士! 愛に狂い月の名を冠する者よ、貴様は必ずや我等が討つ!」
 騎士の青年が、その揺らめく金色の髪を熱波に揺らがせながら宣言する。
 その姿は正しく復讐の女神の名を冠するに値する姿であったことだろう。
 走り抜ける無双馬。
 此方を狙っている、と即座に『淀殿』は巨砲を構え、光条の一射を放つ。
 打ち込まれた光条の一撃はルィツァーリの体を吹き飛ばすだろう。何もかもが間に合わない。防御も、だ。だが、それは誤りである。
 ただ一つだけ、ルィツァーリが間に合わせることのできるものがあった。

 そう、ペルーン神の焔矢(ホムラヤ)である。
 同じく巨砲。
 放たれる一撃は、正しく炎の矢となって迸り『淀殿』の体を撃ち抜く。胸元へと吸い込まれるようにしてパラドクスの輝きが炸裂する。
「ぐ、うううっ! だがっ、妾が!! 妾の愛が! 秀吉様の愛が!! 貴様ら矮小なるディアボロスに!!」
「ふん、ここまでやるか。だが、まだだ!」
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)が吠える。
 それは『淀殿』の狂った愛を一蹴するかのような裂帛たる気合の迸りでもあったことだろう。
「我ら奴崎組、我らディアボロス! 貴様を滅ぼすまで止まりはせぬ! 否! 貴様を滅ぼしても我らは止まらぬ! 愛する秀吉を地獄で待つが良い。すぐに後を追わせてやろう!」
「虚言満ちた言葉だな、ディアボロス! 妾の愛満ちる秀吉様の御身が滅ぼせるとでも言うか! 貴様らの言葉は、天に唾することと同義と知れ! 妾が愛は! 日輪の輝きにて、貴様らを滅ぼすのだ!!」
 炸裂する巨砲の一撃がリューロボロスを撃つ。
 体躯が吹き飛ぶ。

 だが、それでいいとリューロボロスは思った。
 己に意識が向けば良い。
 そもそも『淀殿』は己達ディアボロスすべてを滅ぼすつもりなのだ。ならばこそ、である。
「テラよ!」
「ああ! わかってる! ありがとう、みんな。みんなが来てくれたから、もう何も怖くない!『淀殿』! お前を逃したら……たくさんの人が犠牲になる。大地が焼かれる」
 テラがリューロボロスが防いだ光条の一撃の立ち上らせる爆煙の中から飛び出す。
「それが妾の愛故よ! 愛に代償はいらぬ! ただ注ぐのみ! 愛故に! 妾は、秀吉様のお傍に! 月光は日輪の輝きあればこそ! 秀吉様が滅ぼせとおっしゃるのならば、滅ぼすのだ!」
「だから……此処で倒す!」
「テラよ、ぬしは竜を討ちし者。今更、神等恐れるに足りぬよ! それにぬしには我等がおる」
 リューロボロスの瞳がパラドクスに輝く。

「征け、勇気という星を、その胸に燃やせし騎士よ! 道は我等が斬り拓こうぞ! 神剣、抜刀! 厳つ霊よ、刃となりて降り注げ。劔となりしは竜である――」
 リューロボロスの身に釣り合わぬ膨大な雷と光満ちる神剣が顕現する。
「無駄だ! 妾が月輪の前に消え失せろ!! 羽虫が!!!」
 放たれる巨砲の一撃。
 だが、しかしリューロボロスは退かない。
 これまで多くのディアボロス達がそうしたように。己もまたそうすると決めたのだ。
 死中にこそ活路あり、というのならば。
「羽虫と行ったな? 飛んでい火にいると笑うであろうが! 聞け!」
 リューロボロスは奴重垣剣、八剣雷刃(ヤツザキノツルギ・ヤクサノイカズチ)の一閃を振るう。光条とすれ違うようにして振るわれる斬撃は『淀殿』に迫る。
 同時に彼女の体を光条の一射が貫くだろう。
 身が焼かれる。
 血反吐さえも蒸発するような熱量。

 その中にありて気炎上げるように叫ぶのだ。
「我は羽虫にあらず。我は龍。我こそはドラゴン! リューロボロス・リンドラゴン也!」
「妾が愛を妨げるものは!!」
「させるかよ!」
 無双馬が駆け抜けた。
 ルィツァーリが光条の前に飛び出す。身を焼く一撃。されど、それでもと思ったのだ。
 多くのディアボロスたちが『淀殿』の苛烈なる怒りを前にしても退かなかった。故に、その戦いの軌跡こそが今の己達を導くのならば。

「此処まで『繋げた』のであれば……おれも応える時だ! 我が全霊! 我が魂! 我が力の全てをお前に叩き込む!」
 テラの瞳がパラドクスに輝く。
 煌めくは月光ではなく、星の光。
 暗闇切り裂く光は月光には及ばぬ。
 されど、知るが良い。
 あのか細くも小さき輝き、瞬きに満たぬ光は、天の先よりも遥か遠くに在りて光届かせるものであると。
「天座流星撃(メテオ・ブラスト)!」
 残留効果の輝きを、その軌跡を手繰り寄せる。
 握りしめたのは確かな感触だった。か細い光も束ねれば、鎖のように強固であろう。これまでのディアボロスたちの闘いの全てが行っている。

 打ち込め、と。
 己が渾身を、己が魂を、己が勇気をと。
「妾の愛が! 斯様な星に瞬きに負けるなど! 在りえぬ! 在ってはならぬ!」
「これがおれの星の一撃だ! その身にとくと味わぇぇぇ!!」
 振るうはパラドクスの輝き集約させた踵落としの一閃。
 閃光のように、その一撃が『淀殿』の頭部を砕く。そして、それに足らず胸から胴、腰部へと繋がるのだ。
 全身全霊にして乾坤一擲たる一撃。

 それは岸和田城の天守閣より立ち上る光となって、この城取り合戦の最終局面、その決戦の終焉を知らしめる。
 愛に狂い、狂う愛にて強烈なる月光の輝きを持って、その怒りを示した『淀殿』の体躯が砕け散っていく。
「秀吉、様……妾が、お傍に、まいり、ま、す……その日輪の、輝き、は……」
「終わりだ、『淀殿』。この星の大地に月は墜ちるんだ」
 伸ばした手は何も掴めず。
 崩れ落ちた巨砲は墓標にもならず。
 背負う月輪は、正しく失墜する。

 ディアボロスたちの声が、破壊された天守閣から勝利を告げるように響き渡った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】がLV2になった!
【託されし願い】がLV2になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
【水中適応】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【アクティベイト】がLV3(最大)になった!
【先行率アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV5になった!

最終結果:成功

完成日2024年02月05日
宿敵 『狂月神機『淀殿』』を撃破!

和泉国最終決戦

 いよいよ、和泉国城取合戦の最後の戦いが始まろうとしています。
 和泉国のジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』を撃破して、岸和田城を制圧、和泉国を天魔武者の手から奪い取りましょう。
 淀殿は、岸和田城が落城した場合も、豊臣秀吉から派遣された増援部隊と共に摂津国に撤退するつもりだったようですが、ディアボロスが豊臣秀吉の援軍の足止めを実行した事で、僅かながら決戦を行う時間を稼ぐことが出来ました。
 時間との勝負となりますが、急ぎ、岸和田城に向かい、淀殿の撃破を行ってください。

※特殊ルール  豊臣秀吉の援軍は『2月13日~16日』の間に到着する予定です(『摂津国からの増援阻止作戦』の状況により変化します)。
 増援が到着した場合、淀殿は撤退してしまいます。
 淀殿が撤退した場合、この事件の期限が3月4日まで延長されます。その後、選択肢『岸和田城の残存戦力の掃討作戦』をクリアする事で、和泉国の制圧は完了します。
 淀殿を撃破した場合、岸和田城の残存戦力は総崩れで逃げ出してしまうので、選択肢『岸和田城の残存戦力の掃討作戦』をクリアする必要はありません。

狂月神機『淀殿』


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選択肢『淀君への挑発』のルール

 防御を優先して時間を稼ごうとしている、淀殿を挑発して激高させるなどして、防御を忘れさせる選択肢です。
 淀殿は、狂月神機の名の通り、感情的に不安定な所があるので、そこを突く事で、挑発を成功させることが出来るでしょう。
 秀吉の援軍が到着したかのように誤認させることが出来れば、防御する理由がなくなる為、挑発を成功させやすくなる筈です。

 淀殿を充分に怒らせることが出来れば、挑発と同時に、敵の情報を引き出すような会話を仕掛ける事もできるかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達しない限り、👿のリプレイでは大成功🔵🔵🔵🔵以上が発生しない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『新宮党』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾岸和田城の残存戦力掃討作戦『家老衆』のルール

 豊臣秀吉の援軍が到着し、淀殿が撤退した後、残敵を掃討して岸和田城の制圧を行なう選択肢です。
 撤退する淀殿は、不甲斐ない岸和田城の天魔武者に対して『死ぬまで戦え』と命令する為、残された天魔武者は勝ち目の無い状態で、死ぬまで戦い続けるようです。
 場内を捜索しつつ、残存敵を撃破して、岸和田城の制圧を行ってください。

 淀殿を撃破した場合は『死ぬまで戦え』という命令が行われないので、残存戦力は、逃走するため、掃討作戦は必要ありません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。
 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、安全に撤退でき、シナリオは成功で完結する(作戦目的は一部未達成となる)。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿岸和田城天守閣の決戦『狂月神機『淀殿』』のルール

 岸和田城の天守閣で、ジェネラル級天魔武者、狂月神機『淀殿』との決戦を行います。
 豊臣秀吉の援軍がすぐそこまで来ている事を知っているので、淀殿は防衛に専念して、時間を稼ぐように戦闘を行うようです。
 淀殿を挑発したり、秀吉の援軍が到着したかのように偽装するなどする事ができれば、時間内に撃破できる可能性が高まるでしょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「テラ・ウィンディア」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。