リプレイ
一里塚・燐寧
秀吉が来るタイムリミットが差し迫ってきてるみたいだねぇ
日本史はてんでダメなんだけど、ちょっとお手伝いしちゃおっかな
ところでさ~、和泉国って何県なのぉ?
……うぎっ、県じゃなかったかぁ。しかも範囲狭っ
こんな小さくても令制国ってだけで足止め食らうのは厄介だねぇ
岸和田城に乗り込んだら、城内を探索して敵を見つけていくよぉ
手にした≪DCブラスター≫を油断なく構え、怪しい床は獲物のダブル鋸刃で斬って敵を引きずりだす
【フライトドローン】も活用し、天井にぶつけて敵の偽装を見破ったり
曲がり角を進む前にドローンを先行させ、待ち伏せがないか確かめるよぉ
敵を発見したら『呪式:襲風炸爆』で仕掛けていくよぉ
鋸刃を突き刺して捕縛した上で、至近距離で砲口から鬼火を放ち、ドカンと爆破!
機体を粉砕してトドメを刺し、次なる通路への道を切り開くよぉ
こんばんは、豊臣秀吉です。……んふふ、あたしのモノマネ似てるぅ?
反撃の刃は≪拒絶の呪力≫で切っ先を逸らして直撃を避けたり
鋸刃で打ち合って弾くことによって、ちょっとでも威力を抑えるよぉ
……やぁれやれ。
日本史はてんでダメなのを自覚している一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は、正直なところ和泉国が日本列島のどこに位置するかもわかってない。
(「何県だったかなぁ? ていうか~、そもそもこの時代って県じゃないんだっけぇ? しかも範囲狭いしさぁ、令制国ってだけで足止め食らいたくないんだよねぇ。はぁ、厄介々々」)
しかも今回はタイムリミットが差し迫ってるときた。
急げや急げ、だ。
「――いくよぉ」
さっそく呪式を絡めた巨大な二重鋸刃で遠慮なく床板を剥がし、床下に隠れていた天魔武者を強引に引き摺り出す。
「ちッ」
「隠れんぼのつもりだったのぉ? 残念でしたっ」
フライトドローンが飛び回る中、燐寧は次々と鋸刃を突き刺してドカンと一発内部から鬼火を炸裂させる。
「はい、次そこぉ!」
ドローンに釣られたのが運の尽き、だ。
一糸乱れぬ動きとやらが何だって?
拒絶の斥力が白刃を跳ね返す。通るか、通せるか。できるものならやってみろ。
「タコ殴りはお断りっ」
とっ捕まえた相手を鬼火の砲火で葬った燐寧が、白煙たなびく通路の向こう側から飛び出した。ちょうど曲がり角で待機していた天魔武者がぎょっとして動きを止める。
「こんばんは、豊臣秀吉です。――なんてねぇ」
「くッ」
燐寧は含み笑った。
「……んふふ、ちょっとは似てた?」
器用に相手の得物を弾き、そのままカウンターを入れて薙ぎ払う。
「いやさ、せっかく待ってる豊臣秀吉と会えないまま倒されちゃうのは無念かな~って思ってねぇ」
それはつまり、援軍を間に合わせる心算はないということだ。
「どいたどいたぁ、燐寧さまのお通りだよぉ」
目指すは次なる通路、さらなる先へ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
相原・相真
和泉国の戦いも大詰め、淀殿まであと少し
国盗りのみといわずにここで決着をつけたいところです
急ぎ挑むとしましょうか!
敵が隠れているとはいえ、あまりゆっくりもしていられない
敵の奇襲に備えて、戦闘用ドローンによる[偵察]で周囲に気を付けながら先へと進みましょう
戦闘時は身体強化を活かしての接近戦
魔力の刃を纏った手刀による[斬撃]で攻撃を行い、
敵の攻撃は高速移動による[残像・フェイント]を活かしての回避で対応します
あちらにとって接近戦は得意分野、
与し易いと判断してさっさと襲ってきてくれた方が話が早いです
こちらは正面から当たり、倒させてもらいます…!
*アドリブ・連携歓迎です
さて、和泉国の攻略も大詰めが近づいてきた。
相原・相真(銀腕・g01549)は淀殿の喉元へ突き付けられているであろう見えない刃の存在を思わないではいられなかった。
国盗りだけで終わらせるつもりなどない。
ここで、彼女との決着を。
「ぐあッ――!?」
意思は力となって、天魔武者を鋭く斬り払った。
「そこをどいてくれます?」
解き放つ光はまさに幻の如く、其の眩き閃きにて敵を討つ。
目にも止まらなぬ速度で城内を進み、すれ違いざまに手刀に宿した閃刃で与える致命傷。速さには速さで対抗する。どれだけ天魔武者が迅速に攻め込もうが、そう簡単には上回らせるものかと飛び退いて受けに回った。
「こ奴、やりおるで御座る!」
残像に惑わされたくない天魔武者側は慎重にならざるを得ない。
だが、それは自慢の速さを犠牲にするのと同義だ。
相真にとってはフェイントをかけやすくなるだけ――脇に転がって態勢を立て直し、襲いかかってきたところを反撃で薙ぎ払う。
偵察用に放ったドローンを斬り捨て、新手が現れた。
「次から次へと」
軽く息をつき、再び気を引き締め直す。
「まあ、与しやすいと思ってもらうくらいの方が話が早い……!」
最初はきりがないかと思えた襲撃も次第に勢いが弱まり始める。数が減るごと、戦いは楽になる。暫く暴れた後で、相真は武器にしていた手を軽く振った。
追撃は来ない。
試しにドローンを先行させるが、静かなものだった。
「まずは第一陣、突破……ですね」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
抜刀剣客隊の全滅は高橋鎮種にとって予想外の結果であった。このまま城内深くへ侵攻を許すわけにはいかない。
「かくなる上は、時間稼ぎに徹するしかなさそうじゃのう」
守りに徹すれば戦いを長引かせ、豊臣秀吉の援軍が間に合う可能性を高められるはず。それに賭けよう。
「あの肉塊にも働いてもらわねばな。精々、千早城を引っ掻き回してやるのじゃぞ……!」
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
すでに岸和田城に城攻めされている方もいますから私は千早城の防衛に回りましょう。
多くの人の頑張りでここまで千早城の被害を軽減出来ています、私もその一助になれれば。
敵を千早城を破壊させないことが何より肝要、破壊されるよりも前に『怪異ならざる肉塊』を討ち取りましょう
千早城に潜り込むにも城同士が連結された部分は必ず通るハズ、《妖刀『鐵喰』》を地に刺し【泥濘の地】を広げて機動力を奪い城に近い敵から発見次第攻撃を仕掛けます。
仕掛けるは《走地刃・馬酔木》。
地に刺した妖刀をそのまま振り抜き、衝撃波を放ちます。
命中した衝撃波の爆発で吹き飛ばして千早城へと寄せ付けないようにしましょう。
触手による攻撃は衝撃波での撃ち落しで触手の数を減らしダッシュで致命的な部分への被弾を避けようとします。
千早城への被害が出そうなら自らを盾に、触手に貫かれた場合は生命力を吸われないように素早く妖刀で触手を斬り落としましょう。
千早城を、やらせはしません!
千早城と岸和田城の両城が激突する。
各所で激しい戦いが各所行われる中、野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)の姿は両城が連結する中心部にあった。
今回の戦いではクロノヴェーダとディアボロスの間において互いに互いの城を陥落させるという同じ目的が持たれている。
ゆえに、攻めるだけでは勝利とはいえないのだ。
敵側の城を陥落する一方、自分たちの城をも守り切らなければならない。
千早城のために力を尽くした人たちの努力と希望に報いれるよう、その一助となりたいという想いを抱いて裕樹は参戦を果たす。
「はッ!」
――地走りの如く迸る衝撃波が肉塊を直撃。
妖刀より放たれた一撃をくらった肉塊は爆発に巻き込まれ、周囲に肉片を撒き散らした。
「ここは通しませんよ」
城と城の連結部に陣取って、裕樹は再び地面に妖刀を突き刺した。まったく後から後からきりがない。襲い来る触手ごと、反撃の衝撃波で薙ぎ払って猛攻を凌いだ。
「おっと」
集中攻撃を受けそうになった刹那、とっさに狙いを定めさせないよう戦場を駆けた。泥濘の地に嵌った肉塊の進軍はその速度を緩めている。まず、何よりも肝要なのは敵の破壊行為から千早城を守り抜くこと。裕樹は千早城の門番となって敵の進軍を食い止めた。
最優先で手前にいる個体に狙いをつけ、また一体を屠る。傷口から切り落とした触手が床の上で不気味に蠢いた。やれやれ、と嘆息する。
「厄介なものを差し向けてくれましたね。もっとも、千早城をやらせはしませんが!」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
杉崎・拳次
おー、おー、肉の塊みてぇな奴らだな
殴ったら飛び散りそうだし、匂いがキツそうだ
まぁ、んなこと言ってる場合でもねぇか。キミ悪いなら殴って、砕いて、粉々にすれば良い
そうすりゃ見ることもないし、後味も悪くない
匂いが残りそうなのが気になるが、まぁ、そこは置いておこう
千身卍苦で槍状に体を変えて貫いてくるのなら、肉体改造で自身の肉体の強度を上げ、たとえ貫かれても筋肉を締め上げて抜けないようにし、生命力を吸っていくのなら、吸い切れるなら吸い切ってみせてみろ、と敵に近づき、左手に握ったバンカーメイスを大きく振りかぶり、渾身の力を込めて振り下ろし、敵を粉々に破壊する
「手数なんかでちまちまやるのは性に合わねぇんだよ。男ならスカッと一発、渾身の一撃で勝負しないとな」
どこからどう見ても、それは肉塊以外の何者でもなかった。
蠢く異形は命令を遂行するだけの本能しか持っていないように見える。果たして自我や知性があるのかすら、その見た目からは判断しきれない。
殴るか?
杉崎・拳次(仁哮義侠・g07350)は正直なところ、ちょっとだけ迷った。あれを殴り飛ばしたどうなるかなんて分かり切っていたので。
「千早城が汚物だらけになっちまうよな……まぁ、んなこと言ってる場合じゃねぇのも確かだ。遠慮はなしでいく」
バンッ、と拳をもう片方の手のひらに叩きつけて気合を入れる。
力漲る俺の筋肉からは早々簡単に抜け出せたりはしないのさ――鋭い穂先となって拳次の身を貫いた触手が戸惑うようにぎちっと動きを止めた。
否、止められたのだ。
二の腕にに力を込め、そこを貫いた触手が動けないように筋肉を使って締め付ける。みっともなくびちびちと痙攣する触手に拳次は平然と言った。
「生命を吸うんだったか? できるもんならどうぞ。もっとも、吸い切れるなら……だがな」
振りかぶり、思いきり叩きつける大物の名をバンカーメイスという。なかなか便利な代物だ。こうやって振り回せば肉塊は砕かれ、粉々になるしかない。
「やっぱ匂いは残っちまうか?」
とにかく、掃除の事は後回しだ。
拳次はありったけの力でバンカーメイスを振り下ろした。手ごたえは完璧。やはり、と納得する。なんだかんだ言ってもこういう戦い方が性に合っているのだった。
「手数なんかでちまちまやってられっかよ」
表情一つ変えず、息の根を止めながら曰く。
「男ならスカッと一発、渾身の一撃で勝負しないとな」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
一里塚・燐寧
防衛のために居残ったトループスはみんなブッ殺した!
けど、今度はうちの城がピンチっぽいねぇ
ほっとくのもアレだし、ここは一旦戻っておこっと
救援機動力で侵入してくる敵を迎撃する仲間と合流
わーお、こりゃまた気色悪い奴らが出てきたもんだ
断片の王に売られたかわいそーな妖怪くん達かなぁ?
じゃ、安倍晴明のとこに連れて行ったげるよぉ!
連結部から押し寄せてくる敵が千早城に入り込んで本格的に暴れる前に、可能な限り消し飛ばしちゃおう
《DCブラスター》を砲撃姿勢で構え『闇雷収束咆・赫炎光』をブッ放すよぉ!
殺到する波を砕くように、敵群の先頭集団をビームで粉砕するのを繰り返そう
んー、こりゃタワーディフェンスやってる気分だねぇ
反撃の粘液は、ブラスターから放つ弾で直撃前に種を撃ち落として威力を減衰
周囲に飛散した粘液は【クリーニング】で浄化し、千早城に及ぼす悪影響を防ぐよぉ
酸液で床に穴でも開いたら補修がめんどくさいからねぇ
千早城ってさ、うまいこと奪い取って実用まで漕ぎ着けた城なんでしょ?
じゃ、大事に使い尽くさないとねぇ
「んっとにもー、大忙しだねぇ」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は巨大な獲物を担いで岸和田城から千早城へ舞い戻る。
滑り込むように肉塊の眼前に割り込んで千早城への道を通せんぼ。気色悪い肉塊の群れを吹き飛ばすため、構える回転鋸刃の奥へ収束する赫光が極限まで圧縮した直後のことだった。
「断片の王に売られたかわいそーな妖怪くんはまとめて吹き飛んじゃいなよぉ!」
あの安倍晴明が待つ涅槃へご案内、だ。
突進は急に止まれない。押し寄せる肉塊の最前線を薙ぎ払うようにプラズマビームが迸った。出会い頭の一発は相当に派手なそれだったのは間違いない。
「次ぃ!」
仲間の死骸を乗り越え、侵攻する新手を再び吹き飛ばす。敵が殺到する波ならこちらはそれを砕くエネルギーの塊だ。そう、まるでタワーディフェンスみたいに。
守れ、迎え撃て、殲滅せよ――!
攻撃の余波で弾けとんだ粘液が周囲の壁や天井に付着した途端に浄化される。洗浄滅菌ならお任せあれ。酸液にでも侵されて床に大穴でも空いた日には目も当てられない事態だ。
「確か、千早城ってうまいこと敵から奪い取って使い物にした城なんだよねぇ……」
当初は破損が酷く、こうして岸和田城にぶつけられるような状態になるまで結構な時間がかかったのだそうだ。その苦労をもう一度、なんてことになったら面倒くさくてしょうがない。
大事に、ねぇ。
そう、めいっぱい使い尽くすためにも守らなくちゃ。
あたしたちの手で。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
相原・相真
第一陣を突破はしたが、その後ろで千早城をやられたんじゃ元も子もない
一旦俺もこちらに加わりましょう
他の皆さんが戦闘しているところへこちらも合流
なんだかんだ苦労して入手した城ですからね
そう簡単に壊させやしませんよ…!
戦闘時は戦闘用ドローン:スクワイアを複数展開
攻撃はドローンの近接戦闘形態による[斬撃]を行い、
敵の攻撃はドローンを防御形態にして展開するバリアでの防御で対応します
あと、この形の敵ですからどこから侵入してきてるかわかりません
一応討ち漏らしがないかも確認しておきましょう
この先に進むためにも、後顧の憂いはしっかり断っておかないといけませんからね
全ての物事には表と裏が存在する。
通常、それらは補完し合うように鏡映しの性質をもたらすことが多いはずだ。にも関わらず、今回に限ってはいずれもが依頼を完遂する上で必要不可欠なものであったという話。
「では、通せんぼさせていただきましょうかね……!」
岸和田城から舞い戻った相原・相真(銀腕・g01549)は多数のドローンを引き連れて千早城防衛戦に合流する。
敵城の制圧と自城の防衛を両立せよとは、なかなかに大胆な作戦ではなかろうか。なにしろ千早城はここまで使えるようになるまで結構な期間と苦労がかかっているのだ。そう簡単に壊されたら泣く者も多いのではと思われた。
空を舞い戦う鋼の従者たちは押し寄せる肉塊に接近すると同時に光刃による斬撃でめった斬りにしていった。
斬られた肉塊は断面を露わにしながら消滅する。
最初は無尽蔵とも思えた群れもこれまでの戦いでだいぶ数が少なくなっていた。相真は防御形態を取らせたドローンのバリアを天蓋のように使って降り注ぐ粘液から身を守る。
「目に見える範囲では倒せたようですが……」
念のため、最後に物陰や柱の裏などを見て回った。
どこから入り込み、潜んでいるか分からない。撃ち漏らしがあればこれまでの努力が水の泡なので、相真はきちんと確認する。
本隊からはぐれていた個体が梁の上で蠢いているのを発見次第、ドローンを向かわせて手早く討伐を済ませた。
「これで全部ですかね」
ようやく息をつき、渦中の岸和田城を見上げる。
あの天守閣に淀殿が……いる。
続いて、地平線の彼方にも一瞥をくれた。豊臣秀吉の援軍が到着するまでそれほどの猶予は残されていない。後顧の憂いなく進むための地固めは、着実に成果を上げていた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
相原・相真
敵の撃退はほぼ完了。あとは将を残すのみ…!
…といいたいところですが、その前にやらないといけないことがありますね
相当弱っているはず、急ぎ向かいましょうか
岸和田城に戻り、ヒルコの皆さんを救出するために城内を探索
先程と同様にドローンを飛ばしての[偵察・情報収集]を行っていきます
人柱システムなんていうくらいだから、城の中心や基部の辺りに囚われているのかな…?
思いつくのはそれくらいなので、あとは地道に探していくとしましょう
ヒルコさんたちを発見出来たら、
まずは【活性治癒】を使ったうえで声掛け
「大丈夫ですか?! 救出にきました、少し待っていてください!」
その後壁を破壊しての救出を開始
ヒルコさんたちを傷つけてしまわないよう壁の様子を確認しながら行っていきます
救出後は自力の移動が難しいようなら手伝って移動
他の方がいらっしゃるなら協力して行いますが、
人手が足りなければ【怪力無双】を使い紐で固定してのだっこにおんぶで運びましょうか
…あまり身体に優しくない運び方なので、出来ればもっと丁寧に運んであげたいですが
一里塚・燐寧
秀吉の到着までの余裕は……まだあるねぇ
おっけい。そーゆーことなら、捕まってる子たちはちゃーんと助けておこっか
その方が寝覚めがいいしねぇ
何の手がかりもない状態で虱潰しにってのも大変だし……
ここは【悲劇感知】を発動して、悲劇の歌が聞こえる位置にヒルコがいると考えて進むよぉ
歌がどの方向から聞こえるか、鮮明か壁越しに遮られているかを考え、移動ルートを構築するねぇ
歌を辿って行き止まりに辿り着いてしまった場合は、壁に偽装された回転扉や、剣客隊が使ってたみたいな床下の隠れ通路がないかも注意
特に何もなさそうだったら、その時は少し戻って別ルートに入ろう
ヒルコを見つけられたら救助作業を開始!
壁を斬ったり打ち崩すために、≪テンペスト・レイザー≫の回転鋸刃と分厚い刀身を駆使するよぉ
細かい作業が必要な局面では最終人類史から持ち込んだ工具を使って、安全に脱出させるねぇ
さ、ここから逃がしたげる
追手は大体ブッ殺したから、安心してついてきて~
動けなさそうなら抱えて運ぶよぉ
あたしも小柄だけどヒルコ相手ならなんとかなるっしょ
「よし、敵の撃退はほぼ完了したか」
相原・相真(銀腕・g01549)は額をぬぐい、息をつく暇もなく岸和田城へ舞い戻っていた。辺りは戦闘の余波で至るところから煙が上がっている。早く見つけて助けてやらねば……衰弱し苦しんでいるだろう彼らを思い、相真は可及的速やかな捜索に入った。
「ドローンが捜索に使えたらよかったんですがね……」
「うーん、悲劇感知にも引っ掛からないかぁ」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は耳を澄ませるが、聞こえるのは岸和田城の各所で発生している戦闘音ばかりだ。
「せっかく秀吉の到着までまだ余裕がありそうだから、捕まってる子たちをちゃーんと助けてあげたいんだけどねぇ」
その方がきっと、寝覚めがいいからと燐寧。
「同感です。既に相当弱っているはず、急いで助けないと……。俺の予想としては、人柱システムなんていうくらいです。城の中心や基部の辺りに囚われている可能性が高いんじゃないかと思うんですが」
「なるほどねぇ。一応隠し玉の生贄だし、壁に偽装された回転扉とかさっきの剣客隊が使ってたみたいな床下の隠れ通路なんかがあれば怪しさマックスって感じかなぁ」
「ええ、地味に探していくとしましょう」
結果として、相真の予想は正しかった。
城の基部を目指して階段を探しているうちに、燐寧が足音の微妙な違いに気づいて床をノックする。
「この辺怪しそー、えいっ」
試しに軽く叩いてみると、見事に地下へ続く隠し通路が見つかったのだ。城内の壁に塗り込められたヒルコがふたりを見た時、とっさにクロノヴェーダが来たのかと思って悲鳴を上げる。
「大丈夫、あなた方を救出に来たんです。少し待っていてください!」
「こいつの出番だねぇ!」
燐寧のテンペスト・レイザーが唸りを上げてヒルコの周囲の壁を斬るように破壊する。回転鋸刃はあっという間に土壁にめり込み、邪魔な柱ごと分厚い刀身で取り除いだ。
めり込んだ壁ごと城から取り出されたヒルコは、いつの間にか体に負っていた傷が癒えているのに気付いて非常に有難がった。
「あ、ありがとう……」
「活性治癒と言うんです。楽になってよかった」
「体と密着してる部分はもっと細かい工具でないと駄目そうだねぇ……」
持ち込んだ工具を漁っていた燐寧は、近付く足音に気づいてはっと顔を上げた。誰か来るが、まだヒルコを救出できていない。
「高橋鎮種……!」
姿を現したのは、他の誰でもない、稀代の名称『高橋鎮種』であった。
「あちゃー、一番やなタイミングでのご対面ってやつぅ?」
燐寧はまだ自力では動けないヒルコを庇って立ち上がった。いざとなったら抱えて運ぶこともできるが、戦いながらではそれも難しいか。
「追手は大体ブッ殺したってのに、親玉さんの方からお出ましいただけるなんてねぇ」
「さて、どうしますか……」
相真が呟いた。
だっこやおんぶで運び出すための紐は用意してある。怪力無双も役に立つだろう。もっとも、目の前の鎮種がそれを見逃してくれるとは思えなかった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
「なかなか来ぬから、よもや……と思って来てみれば大当たりじゃったな。ほっほっほ、ヒルコは渡さぬ。こ奴らにはまだまだ役に立ってもらわねばならぬのじゃからな……!」
高橋鎮種は勝ち誇ったように笑い、ディアボロスとまだ身動きの取れないヒルコを交互に眺めた。
「さあ、ヒルコから離れよ。お前らとて、そやつを戦いに巻き込んで死なせたくはないじゃろうて。剣がよいか、弓がよいか? 死に方くらいは選ばせてやるぞえ!」
野本・裕樹
ヒルコの救出まであと僅かですが高橋鑑種が自ら出向いて来ましたか。
高橋鑑種が来なければ救出は可能だったはず、ならば彼さえ突破する隙が生み出せたなら。
状況を打開するためにこちらへ気を引いて、ヒルコから目を逸らそうとします。
【光学迷彩】で接近し不意打ちを仕掛け、そのまま高橋鑑種の気を引く囮となりましょう。
では剣を選ばせてもらいます、ですが簡単には死ぬつもりはありませんよ。
囮である自分に釘付けになってもらうために接近戦、《妖刀『鐵喰』》で挑みます。
不意打ちから攻撃の手を休めず相手に戦いの主導権を握らせないようにしましょう。
パラドクスは《結界断・鉄仙》で、結界により動きを縛りヒルコが脱出する隙を作り出そうとします。
反撃は回避ではなく刀による受け流しで対応、距離を離さないことでヒルコの方には絶対に近付かせないようにします。
その剣……高橋鑑種が所有したと伝わる仁王三郎清綱でしょうか。
後世だととある人物の処刑にも使われたことで名を知られていますが、今はまだ私との戦いに付き合ってもらいますよ。
一里塚・燐寧
わーお、なんかテンプレ悪代官みたいな喋り方の奴来たじゃん
あたし戦国エアプすぎて、元になった人もこんなカンジだったのか分かんないんだけどぉ?
もし違うなら、風評被害になりそーなことはやめておくんだねぇ
ふざけた軽口を叩きつつもヒルコを自分の身体で隠し、敵の視界が通らないように
そして仲間が不意打ちを仕掛けた隙にネメシス形態を解放!
巨大恐竜の姿に変貌し、巨体で通路とヒルコへの視線を塞ぐよぉ
そして仲間の攻撃に続けて畳みかけるように『絶技:呪炎滅獄波』を発動!
口から放つ激しい火焔のブレスが孕む絶大な熱量で、敵の機体をドロドロに溶かしてあげちゃおう!
悪いねぇ、こっちには死に方がどうとか言って遊んでるヨユーがなくてさ
いやー、助けなきゃいけない人が待ってるもんで
――なんでもいいから一秒でも早く死んでよぉ
敵の気勢に対しては、こちらも恐竜の喉を震わせて大きく咆哮することで対抗
使ってくるのが弓であっても剣であっても、前足の鋭い爪を振るって対抗し威力を抑えるよぉ
この程度でビビるほどヤワな戦いはしてないっての!
「さあ、ヒルコから離れよ。お前らとて、そやつを戦いに巻き込んで死なせたくはないじゃろうて」
ヒルコの救出まであと僅かというタイミングで自ら姿を現した高橋鑑種は己の勝利を確信したも同然の口ぶりで告げるのだった。
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は冷静に思案する。彼さえ来なければ救出は可能であったはず。
――ならば、突破する隙を生み出せたなら、あるいは。
裕樹が光学迷彩を纏い不意打ちを試みる一方、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は高橋鑑種の視界からヒルコを隠すように進み出た。
「わーお、いかにもテンプレ悪代官って感じぃ」
もっとも戦国時代はエアプ過ぎて、元になった人物の詳しい素性もわからないのだが。
「風評被害になりそーなことはやめておくんだねぇ」
「ほっほっほ、どう思われようと構わぬわい。それ、はよう希望を言うたらどうじゃ? 剣かあるいは弓か……」
「――では、剣を選ばせてもらいます」
裕樹の奇襲が功を奏し、高橋鑑種は目を剥いて振り返った。一瞬にして結界に囚われた直後、鋭い斬撃に襲われたのである。
「仲間がおったのか!?」
「もっとも、簡単に死ぬつもりはありませんので悪しからず」
高橋鑑種の受難はこれで終わらなかった。
ネメシス形態を介抱した燐寧が巨大恐竜の姿に変貌し、その巨体で通路とヒルコを完全に覆い隠してしまったのである。
「ぬう……!?」
「悪いねぇ、こっちには死に方がどうとか言って遊んでるヨユーがなくてさ」
熱波、それもクロノヴェーダの犠牲となった者たちの怨念が禍々しき紫焔のブレスとなって高橋鑑種に襲いかかったのだ。
「いやー、助けなきゃいけない人が待ってるもんで。――なんでもいいから一秒でも早く死んでよぉ」
くくッ、とまるで笑うように喉を震わせる。
いかな高橋鑑種といえど、間近で巨大竜の咆哮を見せられては気勢を削がれること間違いない。
「そ、それで脅しているつもりか……ッ」
負けじと高橋鑑種も高らかに気を吐いた。
だが、燐寧は鼻で笑う。
「お生憎さま、その程度でビビるほどヤワな戦いはしてないっての!」
敵の接近を拒むように前足の鋭い爪を振るう間にも、裕樹は攻撃し続けた。常にプレッシャーを与え、戦いの主導権を握らせない。
ヒルコを脱出させるための隙を、何としても作り出してみせる。
気を抜けば即座に一刀両断されそうな剣閃を妖刀『鐵喰』で受け流し、ぴったりと張り付いたまま囮の役目を果たす裕樹であった。
「その剣……高橋鑑種が所有したと伝わる仁王三郎清綱でしょうか」
「いかにも!」
「後世において、とある人物の処刑にも使われたことで名を知られた業物ですね。ふふ、お目にかかれて光栄です……ッ」
繰り返される、剣と剣を用いた激しい鍔迫り合い。
合間に襲いかかる巨大竜と化した燐寧のブレスと交互に対処するうち、高橋鑑種の意識からヒルコの存在は明らかに薄れ始めていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
相原・相真
そりゃあ敵にとっても重要な場所、様子を見にも来ますか
彼らを戦闘に巻き込まないよう、なんとか急いで脱出しないと…!
他の皆さんが敵をひきつけてくれているうちにヒルコさんたちの救出を継続
準備した工具を使いひとまず移動に支障がない程度までだけ身体を解放
彼らを連れてこの場から移動します
自力での移動が難しい場合は【怪力無双】で抱えて背負ってか、【浮遊】で浮かせて引っ張っていくか、人数次第での適切なやり方でいきましょう
手元の作業を優先しながらですが、出来るだけ敵の様子も警戒
ヒルコさんたちを巻き込む攻撃からはこちらでかばいます
移動する際も敵の動きを見て他の皆さんの攻撃に合わせて移動
捕らえたままならともかく、逃げるならあちらも見逃してはしてくれないでしょう。気を付けて動かなければ…
戦場から離脱後は一応敵に警戒しながらそのまま千早城まで移動
そちらにたどり着いてから彼らの介抱など行います
ここまでくれば大丈夫、どうか安心して休んでください
高橋鑑種にとってもヒルコのいる中枢部が重要なのは間違いない。そんな場所で激しい音が鳴り響いたら、様子を見に来るのはさもありなん。
(「急げ、なんとか彼らを脱出させてやらないと……!」)
敵の視線を遮って救出のためのチャンスを作ってくれた仲間たちに感謝しつつ、相原・相真(銀腕・g01549)は工具を使ってヒルコが自力で動ける程度にまで土壁を払い落としてやった。
その間も敵の警戒は怠らない。幸い、高橋鑑種はディアボロスとの戦いに集中しているようだ。
「あ、ありがとう……」
「しッ。とにかくこの場から移動しましょう」
相真は自分も2人のヒルコを抱え、高橋鑑種のいる方向とは逆へ走った。
「ごめんなさい、ぼくらがあいつらに捕まっちゃったから……」
自分が足手まといだと思っているのだろう。申し訳なさそうなヒルコを安心させるように相真は微笑んだ。
「皆さん、あなた達を助けようと頑張ってくださっているんですよ。無事に逃げきってくれたらそれでいいんです」
それから、こっそりと戦いの様子をうかがった。
今の所はうまく言っているが、気を抜けばいつ高橋鑑種に逃亡劇を気づかれてしまうか分からない。捕えた状態のままならともかく、だ。もし逃げているところを見つかれば、相手もどんな行動に出るかわからない。
できるだけ攻撃のタイミングに合わせ、目立たない形で移動しなければ。
「行先はどうしましょうか……」
ちょっと考えてから、相真は千早城を目指してヒルコたちを誘導した。
あちらも激戦区だが、既に敵の侵攻を阻止した区画ならば一息つけるだろう。
「ここは?」
「俺たちの城、千早城です。どうか安心して休んでください」
それから、ヒルコの介抱を行う。
いずれも衰弱していたものの、活性治癒ですぐに治らないほどの怪我をした者はいないようだ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【浮遊】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ヒルコの救出が済んでなお、高橋鑑種は生贄を逃がした事実にまるで気が付いていないようだった。今はとにかく目の前の邪魔者を倒すのに必死である。
「よもや、この儂が押しきれぬとは……ディアボロスめ、忌々しい奴らよ……!」
相原・相真
やれやれ、行ったり来たりが忙しい戦いですね
けどそれもここまで。最後の一手といきましょうか…!
ヒルコさんたちも送り届けましたし、岸和田城へ取って返して戦場へ
改めてアヴァタールと対峙します
もうあの人たちへ貴方の手は届かない。後は貴方を倒すだけです
決着をつけさせてもらいますよ、高橋鑑種!
戦闘時は身体強化を活かしての白兵戦
敵の攻撃には高速移動による[残像・フェイント]を活かしての回避で対応しつつ接近し、
魔力の刃を纏った手刀による[斬撃・両断]で叩き切ります
剣と同様その弓にも自信があるのでしょうが尻込みしてはいられません
[勇気]を以って恐れず踏み込み、こちらの一撃を打ち込んでいきましょう
淀殿を討つためにも、ここで負けてはいられないんですよ…!
旗楽・清政
高橋鎮種殿の名将ぶりは、同じ九州にある旗楽領にも響いておった。
その名を騙るクロノヴェーダが現れたと聞いて、ようも騙ったと思うと同時に、
その力が如何程のものか是非とも挑んでみたく思うたでござるよ。
ただ、既に出ておる報告書を読む限り、その性根については本物とはとても似ても似つかぬ様子。
どうせなら、今少しマシな性根の高橋鎮種殿の天魔武者と戦いたかったでござる。
――それはそれとして、此度は高橋殿を騙る天魔武者の力が如何程か
知るのが目的故、用いるパラドクスはそれがしが有する中でも
最大威力を誇る『翠緑の疾風』一択でござる。
全身全霊の一撃を、彼奴に叩き付けてくれん。
「性根はともかくとして、高橋鎮種殿を騙る貴様の力が
如何程のものか知りたく、この場に推参した!
いざや、尋常に勝負せん――!」
反撃の仁王三郎清綱の一閃に対しては、ビームシールドを構えて受け止め、防ぐと致そう。
仮にビームシールドを抜けたとしても、全身に漲らせし闘気と、
纏いし五枚胴具足の防御力にて、両断されぬよう防ぎ止めるでござる。
やれやれ、と相原・相真(銀腕・g01549)はため息をついた。ヒルコたちを千早城に匿い、すぐさま折り返して岸和田城へと戻って来たのだ。
これで最後、詰みの一手を突き付けるために。
「威勢のよいことじゃ」
高橋鑑種は武装を構え直す。
「もうあの人たちへ貴方の手は届きませんよ」
「まさか、ヒルコを? ……くッ、おのれやってくれたものじゃわ」
「後は貴方を倒すだけです。決着をつけさせてもらいますよ、高橋鑑種!」
身体強化を活かしての白兵戦は相真の得意である。高速で移動する相真を捉えきるのは鑑種の弓矢八幡であっても容易くはないだろう。
「ちい、ちょこまかと!」
高橋鑑種は番えた鏃の先を右往左往させた。
その姿を、旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)は複雑な思いで見つめている。なにせ、高橋鑑種の名称ぶりは同じ九州に存在する旗楽領にまで響くほどであったのだ。尊敬すべき存在の名を騙るクロノヴェーダが現れた……それを聞いて、「ようも騙ったな」と思う気持ちと同時に湧き上がった挑戦的な意欲があった。
――その力がいかほどのものか、是非とも挑んでみたい。
「もっとも、その性根については本物とはとても似ても似つかぬ様子だが……」
どうせなら、今少しマシな性根の高橋鑑種の天魔武者と戦いたかったと思う。もっともクロノヴェーダにそのような者がいるかどうかすら定かでないが。
「ふん。儂と戦いたくないのならば、今からでも帰ったらどうじゃ?」
「否、此度は高橋殿を騙る天魔武者の力がいかほどか知るのが目的故……!」
攻撃に使うパラドクスは清政が誇る最大威力の疾風――翠緑色を纏う全身全霊を一撃を彼奴に叩きつけてくれん。
「性根はともかくとして、高橋鎮種殿を騙る貴様の力が如何程のものか知りたく、この場に推参した! いざや、尋常に勝負せん――!」
宣言と同時に突き出す緑玉の片鎌槍が鎮種のちょうど胸の真ん中を貫いた。反撃は剣で来る。抜刀の構えを見た清政はとっさにビームシールドを掲げて直撃を阻んだ。受け止めた盾と剣刃が凄まじい競り合いを演じる。
「小癪な……!」
「そう簡単に両断などされぬでござる……!」
頼りは全身にみなぎらせた闘気と、五枚胴具足に備わる防御力。あまりのしぶとさに諦めたのは鎮種の方だった。いったん距離を取って態勢を立て直そうとするが、相真がそれを許さなかった。
「剣と同様その弓にも自信があるのでしょうね? ですが……」
「フェイントか!」
予想の逆を突いて間合いに飛び込んだ相真の手に魔力の刃が顕れる。いかなる障害があろうとも、一閃にて打ち倒さん――!
尻込みなどしていられない、胸に勇気を抱いて恐れるな。
必ずや、この斬光は――届く。
「淀殿を討つためにも、ここで負けてはいられないんですよ……!」
「馬鹿な――!?」
一閃の後、鎮種の胸元にぱっかりと深い傷跡が刻まれた。剣閃が迸った後をなぞるように刻まれた場所から体が崩れ、からくりの部品を弾き飛ばしながら動きを止める。
「間に合ったか……!?」
淀殿に挑むなら、もはや一刻の猶予もない。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!