最終人類史の初詣2024

 攻略旅団の提案により、最終人類史で初詣を行い、その信仰エネルギーを『円卓の間』のエネルギーとする作戦を行います。
 といっても、実際にやる事は、奪還済の日本各地の神社に向かい、初詣に参加するだけです。自然に『信仰』が溜まると思われます。
 奪還したオーストラリアについては、残念ながら『年越しに関係する宗教的習慣が盛んでない』為、信仰を集めるのには不向きですが、今後の事を考えて、ディアボロスの手で初詣の為の神社を建立して、初詣の作法などを教えてあげるのも良いかもしれません。

 オーストラリアは、大晦日は平日扱いで、1月1日は祝日となっていますが、2日からは平日となっているようです。
 なお、今年については、オーストラリア政府とも調整を行い、12月31日~1月3日までを、特別に祝日としています。

新春来福、千本鳥居とおきつねさま(作者 志稲愛海
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 全国に3万社あるといわれる「お稲荷さん」の総本宮、京都の『伏見稲荷大社』。
 朱色の「千本鳥居」が数多立ち連なる光景は圧巻で、様々なご利益がある稲荷山はパワースポット。
 境内を歩けば、稲荷神社の御使いである狐に沢山出会えるし、阿吽の像も狐さん。
 境内にある「稲荷茶寮」では、映える和パフェ「稲荷パフェ」や抹茶ぜんざい、ソフトクリームや軽食等がいただけたり。
 大大吉など17種類も結果があるきつねの縁起おみくじや、狐顔の絵馬やミニ鳥居に願い事を書いたり。
 お土産やお守りを買ったり、絶景の登頂を目指す「小山巡り」をしたり等々。
 新年の初詣は勿論、沢山の楽しみや見どころが満載の神社である。

 ということで。
「明けましておめでとう、今年もよろしくね。それでね……京都の伏見稲荷大社に、初詣に行かない? 千といわず一万本以上ある沢山の鳥居で有名だけど、あれは、願い事が叶った……願いが通る、通った人々からお礼として鳥居が奉納されるようになったからなんだって」
 逢海・凪都(黒焔・g03331)が尻尾をゆうらり、お出掛けの誘いの声をかけるのは、京都にある伏見稲荷大社。
 けれどただの初詣ではなく、これも作戦のひとつなのだという。
「幻想竜域キングアーサー奪還戦で手に入れたクロノ・オブジェクト『円卓』について、攻略旅団から提案があったから、説明するね。『円卓』が、信仰のエネルギーを集めて蓄える事ができる事が判っているから、そのエネルギーを貯める為に『初詣』を利用するという作戦を行う事になったんだ」
 日本各地の神社仏閣では新年、初詣が行われる。
 なのでその初詣に参加して、信仰の力を集める手助けをして欲しいとのこと。
 ディアボロスが率先して、初詣で真剣にお祈りをすれば、一般の参詣者もより真剣にお参りして、信仰エネルギーが集まりやすくなるはず……という作戦である。

「それで、今回初詣に行く、伏見稲荷大社なんだけど……さっきも言ったように、すっごく幻想的で映える、千本鳥居が有名だよね。そして作戦通り、お参りして願を掛けるのは勿論なんだけど……甘い物とかグルメとか買い物とか、広大な境内で色々楽しめるみたい。おみくじもね、大大大吉とか珍しい結果もあるから、引いてみたいなって思うし……絵馬を書くのもいいかも。あとは、登頂まで制覇するべく登山したりとか、狛犬ならぬ狛狐さん探しとか、持ってみて感じる重さで願いが叶うかどうかわかる「おもかる石」とか、色々あるんだって。それにね、境内にある「稲荷茶寮」では、映える和パフェの「稲荷パフェ」や抹茶ぜんざい、抹茶ソフトやお蕎麦などの軽食もいただけるんだって。あと、俺はやっぱり、稲荷寿司も食べたいかなって」
 凪都はそう狐耳をぴこりとさせながら、狐尻尾を楽し気にゆらゆらさせて。
 伏見稲荷大社の案内図を皆へと差し出す。

 まずはやはり、数え切れぬほど沢山の鳥居で形成された「朱色のトンネル」。
 ひとたび朱色の鳥居たちを潜れば、まるで異世界に迷い込んだのかと見紛うほど幻想的で。
 千本鳥居を通って雰囲気を味わい気軽に参拝や散策も良いし、登頂を目指す「お山めぐり」も達成感があるだろう。
 それに伏見稲荷大社には、グルメや買い物ができるスポットも実は沢山あって。
 境内の八島ヶ池ほとりの休憩所「啼鳥菴」にある「稲荷茶寮」では、風情ある建物内やテラス席で、稲荷山の木々や庭園や池を眺めたり、水のせせらぎや鳥の声を聞きながら、ゆったり甘味を頂くことが出来るのだという。
 その中でも注目のメニューは、神社をモチーフとした「稲荷パフェ」。
 干菓子のミニ鳥居や狐描かれた麩焼きの煎餅、稲穂の素揚げに、抹茶アイスやクリームや生菓子が乗った、美味しくて映える和パフェだそうだ。
 他にも「抹茶ソフト」や「濃い抹茶ぜんざい」などの甘味から、冷抹茶そばといった軽食もあるし。
 飲み物も、献上宇治抹茶やグリーンティ、水だし煎茶、京都紅茶など、生菓子とセットでも単体でも注文できるという。
 また、境内には土産屋もあり、おみくじを挟んだり入れたりした「辻占煎餅」という元祖フォーチュンクッキーと呼ばれる菓子など、様々な伏見神社ならではのものも、見て食べて買って楽しめる。

 それに凪都も言っていたように、伏見稲荷大社のおみくじは、他の神社のものとはちょっと違っていて。
 大吉や中吉などの聞き慣れたものだけでなく、大大吉や吉凶未分末大吉といった変わったものまで、結果が17種類もあって。
 伏見稲荷大社のおみくじは、悪い内容のものはない縁起の良いおみくじと言われている。
 大大大吉は勿論、吉凶相交末吉や吉凶相央といった結果はほとんど出ないレアらしく、引いたら逆にラッキーかも?
 絵馬も白狐の顔の形をしていて、願い事とオリジナルの顔も描けるもので。
 表と裏両方に願い事と名前を書いて願いを込めて玉垣に掛けたり、持って帰るのも可能な「願掛け鳥居」もあるし。
 お守りも、狐にちなんだ「白狐守り」や福を招く「福銭守」、願いや見た目も様々なものがあるという。
 他にも、持ってみて感じる重さで願いが叶うかどうかわかる「おもかる石」やお土産屋など、見所もいっぱい。
 きっちりと作戦を遂行しつつも、そんな千本鳥居や狐三昧な大社内を存分に楽しむのも良いだろう。

 それから凪都は、皆をくるりと見回して。
「今年も良い1年であるようにしっかりお参りして、信仰のエネルギーもいっぱい貯めて。それにやっぱり、楽しい新年のはじまりにしたいよね」
 そう狐耳をぴこりとさせながら、パラドクストレインへと皆を案内する。
 新年の賑わいをみせる、京都の伏見稲荷大社へと。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【強運の加護】
2
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【腐食】
2
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
4
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【友達催眠】
3
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
2
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【迷宮化】
1
洞窟や家屋、砦などの内部を迷宮に変化させる。迷宮化により、敵は探索や突破に必要な時間が「効果LV倍」される。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【モブオーラ】
2
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「18+効果LV」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【修復加速】
1
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【口福の伝道者】
2
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
25
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【狼変身】
3
周囲が、ディアボロスが狼に変身できる世界に変わる。変身した狼の咆哮は「効果LV×10m」以内の指定した通常の生物を怯えさせ、「効果LV」分の間、行動不能にするが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV7 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV10(最大) / 【ガードアップ】LV3 / 【凌駕率アップ】LV3(最大) / 【フィニッシュ】LV2 / 【反撃アップ】LV5(最大) / 【リザレクション】LV3(最大) / 【ラストリベンジ】LV2 / 【先行率アップ】LV8 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV2 / 【ロストエナジー】LV2 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

志稲愛海
志稲愛海です。
今年もよろしくお願いいたします!

●各選択肢について
 今回の選択肢は①のみです。
 日常選択肢ですので、採用人数の制限は設けません。受付も長めにしている予定です。

①最終人類史の初詣に行こう
 できること等はOPに記載した通りです。
 最終人類史の京都にある伏見稲荷大社に、初詣に行きましょう!
 OPに記載ないことでも、できそうなことでしたらご自由にどうぞ!

 そして今回の作戦により、信仰の力を高める為に、プレイングに『初詣でお祈りする願い』の記載をお願いします。
 リプレイでは、初詣を楽しむシーンと、お祈りをするシーンとが描写される予定です。
 願いの内容は秘密でも構いません。内容は描写せずに、でもしっかりと願いを込めてお祈りしたという描写になるかと。 

 NPCや老若男女様々集まった一般人の参加者ともお気軽に交流していただけますし。
 逆に、彼ら彼女らには触れずに楽しんでいただいて全く構いません。
 まったりでも甘々でも、わいわいでもカオス等々でも……ご自由にお好みで、何名様ででもどうぞ!

 当方のNPCの凪都と小乃香もおりますので、お声等かけていただいた場合はご一緒させていただきます。
 どちらも人見知りしない性格ですので、面識なくてもお気軽に!

●他
 進行や受付状況等はマスターページにてお知らせしますのでご確認下さい。
 公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、20歳未満の飲酒喫煙は厳禁です。
 20歳以上でも明らかに未成年に見える姿の方の飲酒喫煙はマスタリングする場合もあります。
 あとはご自由に楽しくお過ごしいただければです!

 皆様のご参加をお待ちしております!
208

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ユオ・ルスカ
アドリブ、他PC様との絡み歓迎

【心情】
信仰を力とする。
身近な考えですが、まさか文字通りエネルギーとなる日が来ようとは。
それなれば喜んで詣でましょう。
我は複数の教えが共に在る土地の出故、異教の神域に参ることに抵抗はありません。
この地の教えも我を受け入れてくれると良いのですが。

【行動】
行くは矢張り千本鳥居でしょう。
其の幻想的な威容、美しさに見惚れながら歩を進めます。
是らは殆どが奉納された物と聞きます、どれ程に多くの祈りを湛えているのでしょうな。
一基一基見つめ、また鳥居群の内から見る外の景色も堪能し。

各所に祀られている狐も観察して行きます。
狐は狡賢く卑しいと言われますがこの国では敬られているのですな。
良く見れば咥えている物が違いますか、珠に…書物に、穀物に…この道具はなんでしょう。
付近にどなたか居れば質問し、居なければ後で調べるとして。
そろそろ本命、願いを捧ぐとしましょう。

『初詣でお祈りする願い』
人々が各々の日々を生き、願い、祈ることが出来得る世を取り戻す為の力を、どうぞ我々にお与え下さい。


 この地には八百万の神様が住まうと言われるように、数多くの神様が存在しているという。
 それがわかるほど、多くの人々が新年を迎えた今、初詣に足を運んでいる。
 勿論日本に限らず、場所や時代が違えど、古来から人は神と共に在ったと言っても過言ではないかもしれない。
 京都の地に降り立ったユオ・ルスカ(Lopussa kiitos seisoo・g10632)は、厳かながらも賑やかな参道を歩みながら、その心に思う。
(「信仰を力とする。身近な考えですが、まさか文字通りエネルギーとなる日が来ようとは」)
 人の信仰心は、時として大きな力となる。
 だが、それはそれとして。
 今回初詣で真剣に願うことによって、クロノ・オブジェクト『円卓』へと、実際に信仰のエネルギーが蓄えられるという話だから。
 ……それなれば喜んで詣でましょう、と。
 そう聞けばユオも勿論、参拝に足を運ばない手はない。
 ということで訪れたのは、京都にある伏見稲荷大社。
 生まれや育った環境によっては絶対神の存在を信仰する者もいるだろうが。
(「我は複数の教えが共に在る土地の出故、異教の神域に参ることに抵抗はありません」)
 ユオ自身この地の神を詣でることに何ら問題はないし。
 くるりと視線を巡らせ、歩みを進みながらも。
(「この地の教えも我を受け入れてくれると良いのですが」)
 そう思うも、この地の空気が澄んでいるように感じるから。
 だがきっと、此処に在る神も訪れる者達を寛大に迎え入れてくれているのだろう。
 そして広大な大社内でやはりユオが向かうのは。
(「行くは矢張り千本鳥居でしょう」)
 千と言わず、数え切れぬほどの朱が並ぶ――千本鳥居。
 足を踏み入れれば、まるで幽玄の異世界へと踏み込んだかのような心地を覚えて。
 ひたすら続く鳥居の中を潜ってゆけば、その幻想的な威容、美しさに見惚れてしまう。
 それにこの数多の鳥居は、ただ沢山の数があるというだけではないのだ。
(「是らは殆どが奉納された物と聞きます、どれ程に多くの祈りを湛えているのでしょうな」)
 そう、これは「願いが通った」人達の信仰心の現れ。
 そんな朱のいろを一基一基見つめ、通り抜けていきながらも、また鳥居群の内から見る外の景色も堪能して。
 そしてこの伏見稲荷大社ならではな、ユオの興味を引いたものといえば。
(「狐は狡賢く卑しいと言われますがこの国では敬られているのですな」)
 各所に祀られている狐たち。
 じいと狐を見つけては観察してみながらも、ふと首を傾けて。
「良く見れば咥えている物が違いますか、珠に……書物に、穀物に……この道具はなんでしょう」
「境内にいる狐たちがくわえているものは「稲穂・巻物・玉・鍵」、全部で4種類あるんですよ」
「稲穂に巻物に玉と……これは鍵、なのですな」
 丁度付近にいた地元の人らしき年配の夫婦から、色々と教えて貰う。
 諸説はあるようだが、稲穂は稲荷大神の恵みと福の象徴、巻物は知恵、玉は穀霊、鍵は心願成就の神徳を表したものであると。
 他にも境内にいる狐についての様々な話を興味深く聞いた後、教えてくれた礼を告げてから。
(「そろそろ本命、願いを捧ぐとしましょう」)
 拝殿へとたどり着いたユオは確りと、この地に住まう神様へと手を合わせ祈る。
 ――人々が各々の日々を生き、願い、祈ることが出来得る世を取り戻す為の力を、どうぞ我々にお与え下さい……と。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【書物解読】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

新城・橙花
伏見稲荷なら、妖狐としてはいかないとダメだよねっ。

狐耳をぴんっ、尻尾ふわりとしながら無限の鳥居の中をゆっくり歩くよー。
ここは何かよくわからないけど、本当に落ち着くよねー。
…私の根源みたいなものかも?

そういえば、鳥居の道から外れると…神隠しにあうとか聞いたよ?
鳥居は神使の止まり木であると同時に結界だったよねー。
(視界の端に見えたかもしれない白い狐の尾を無視しつつ)

後はお祈りかなっ。
二礼二拍一礼。カミにお出でいただいて、そして願いをかける。
”今年はもう少し普通の人がひどい目にあいませんようにー”
一瞬置いて。
”あとできれば剣の腕をあげてくれると嬉しいです”

うん、結構私欲張りなんだー。


 新年を迎えた賑やかな境内で、尻尾をゆうらり。
 新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)は、そこかしこにいる狛犬ならぬ狛狐たちをいくつも見遣りながらも。
(「伏見稲荷なら、妖狐としてはいかないとダメだよねっ」)
 そう――今回やって来たのは、京都にある伏見稲荷大社。
 初詣で祈って信仰のエネルギーを蓄えるという、ディアボロスとしての仕事も勿論であるが。
 やはり妖狐としては、伏見稲荷と聞けば足を向けずにはいられない。
 ということで、改めて狐耳をぴんっ。
 尻尾をふわりとしながらも足を踏み入れるのは、朱色が連なる千本鳥居。
 ゆっくりと連なる鳥居を潜って歩けば、不思議と思ってしまうのだ。
(「ここは何かよくわからないけど、本当に落ち着くよねー」)
 ……私の根源みたいなものかも? なんて。
 それから、鳥居の中を行きながらもふと思い出すのは、こんな謂れ。
 ――そういえば、鳥居の道から外れると……神隠しにあうとか聞いたよ? って。
 でもそれも、ただの迷信とは橙花には思えない。
 だって……ちらちらと、視界の端で揺れている気がするけれど。
(「鳥居は神使の止まり木であると同時に結界だったよねー」)
 そう思いつつも見ないフリをしておくのは、誘うような白い狐の尾。
 それから鳥居も一区切り潜り終われば、今回の大きな目的のひとつ。
(「後はお祈りかなっ」)
 拝殿へと向かえば、神様へと挨拶。
 二礼二拍一礼――カミにお出でいただいて、そして橙花は願いをかける。
 ……”今年はもう少し普通の人がひどい目にあいませんようにー”。
 それから一瞬だけ間を置いて、こうも添えて置く。
 ……”あとできれば剣の腕をあげてくれると嬉しいです”。
 手を合わせ、真剣に新年のお願いを神様へと伝えながらも。
(「うん、結構私欲張りなんだー」)
 狐の耳と尻尾を、ぴこりゆうらり。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!

アンネリーゼ・ミルヒヴァイス
初詣、かぁ。そういえば昔、千本鳥居に行ったことがあったわね。
「……そうだ、京都行こう」

参拝自体は普通に。
「ええと……二礼・二拍手・一礼……だったかしら」
願い事は……そうね。『良い事がたくさんありますように』で良いかしら。
一つ一つは小さくても、色々な良い事がいっぱいある方が良いものね。
あとは『旅団の皆が楽しく健康で過ごせますように』
二つもお願いするのは欲張りかもしれないわねぇ。


参拝を終えたらそのまま千本鳥居制覇に挑戦。
昔来た時に遭遇した猫ちゃんは……野良だと思うけど、また会えたりするかしら?
結構前だし、もうお迎えが来ちゃってるかもだけど。

そんなことを考えながら散策を終えて、抹茶スイーツを制覇……コホン、堪能します。
今日はカロリーの出番はないのよ、うふふ。

一人で参加なのでマイペースですが、適当に動かして頂いても構いません。
アドリブ等歓迎です。


 新しい年を迎えれば、沢山の人々が神社へと訪れる習慣。
 それは当然のように毎年恒例の行事であり、今年も勿論、新年の訪れに最終人類史は賑やかで。
 ……初詣、かぁ。
 なんて、そうアンネリーゼ・ミルヒヴァイス(氷狼・g10491)は呟きを落としながらもふと思い出したのだった。
(「そういえば昔、千本鳥居に行ったことがあったわね」)
 ということで。
「……そうだ、京都行こう」
 やって来たのは京都、伏見稲荷大社。
 初詣をするためではあるのだけれど、神様に願いを馳せて信仰のエネルギーをためること。
 今回はそれが、ディアボロスとしての任務でもあるから。
 まずは拝殿へと足を向けてみたアンネリーゼは、早速参拝を。
「ええと……二礼・二拍手・一礼……だったかしら」
 参拝自体は作法に倣って普通に、頭を下げて手を鳴らして。
 いざ、手を合わせながらも首を小さく傾ける。
(「願い事は……そうね。『良い事がたくさんありますように』で良いかしら」)
 願いを真剣に捧げれば、エネルギーもそれだけ貯まるようだから。
 ……一つ一つは小さくても、色々な良い事がいっぱいある方が良いものね、と。
 まずはひとつ、そう神様にお願いしてみてから。
 その後、こうも続ける。
(「あとは『旅団の皆が楽しく健康で過ごせますように』」)
 ……二つもお願いするのは欲張りかもしれないわねぇ、なんて思いながらも。
 でもきっと、願う心が強ければそれだけエネルギーになるはずだから、むしろ欲張り歓迎です!
 ということで、きっちり参拝を終えたアンネリーゼはそのまま制覇に挑戦してみることにする。
 そう――伏見稲荷大社といえばやはり、千本鳥居。
 制覇するとなれば、登山することになるほど連なっている朱色の鳥居だけれど。
 鳥居の中へと足を踏み入れたアンネリーゼは、きょろりと見回してみる。
(「昔来た時に遭遇した猫ちゃんは……野良だと思うけど、また会えたりするかしら?」)
 でも以前出会ったその時は結構前のことであるから、もうお迎えが来ちゃってるかもだし。
 もしも今もいるとしても、伏見稲荷大社は広大で、出会うのは大変だろうけれど。
 そんなことを考えながら猫ちゃんを探しつつ、鳥居を幾つも幾つも潜っていって。
 散策途中でふらりと立ち寄ってみるのは、大社内にある茶房。
 千本鳥居だけでなく、抹茶スイーツも制覇……いえ、いっぱい堪能するために!
 けれど、コホンとひとつ咳払いをしつつも気を取り直せば、お目当ての茶房を見つけてわくわく。
 そして店内へと早速逸るように向かいながらも、アンネリーゼは思わず笑み零す。
 ……今日はカロリーの出番はないのよ、うふふ、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【狼変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

九条・雅
盟友のアンナさん(g09972)と参加

ブリテン生まれのアンナさんに古き良き日本のお正月を体験してもらいたくてね。ご足労いただいた。いつもの黒い和服に上着を羽織って。伏見稲荷大社は狐の神様を祀る神社だ。あ、アンナさんの狐の耳が動いてる。ご機嫌のようだ。

まずは稲荷茶寮でお蕎麦と濃い抹茶ぜんざいをあ、水出し煎茶も。ああ、美味しい。アンナさんも美味しそうに食べてる。

アンナさん、御神籤引いて見るかい?まあ、悪い結果でも家族がいるからね。

稲荷の神様に祈るのは家族のこれからの一年の健康だ。アンナさんの作法も大したものだ。アタシの作法を参考にしたって?何か照れるね。

さて白狐のお守りを家族分買って、と。アンナさん、いい初詣できたね。あ、アンナさんが耳と尻尾揺らしてる。最高の一日だったみたい。


アンナ・ラークリーズ
盟友の雅(g03417)と参加

茶色のワンピースに緑のコートでしっかり防寒して、盟友の雅と日本の正月を楽しみにきたよ。おお、狐の神様か。何か同類の匂いがするよ。(耳が揺れてる)

まずは腹ごしらえがか。蕎麦と抹茶ぜんざいは最終人類史にきて初めて知ったが、とても好きになった。水出し煎茶も美味しい。

ふむ、御神籤か。まあ、運はいい方がいいが、悪くても家族がいれば何とかなるよね。

神社でのお参りは初めてだ。何より狐の神様だ。雅の作法をよく見てからお参りするよ。狐の神様、愛しい家族のこれからの一年を守ってくれ。

最後は白狐のお守りを家族分買って、と。何か大いなる加護を貰った気がする。ご機嫌に見えるかい?ああ、今物凄く力が満ちてる気分だよ。


 いつもの黒い和服に上着を羽織って。
 九条・雅(赫焉のパシオン・g03417)が今回やって来たのは。
「伏見稲荷大社は狐の神様を祀る神社だ」
 最終人類史の京都にある、伏見稲荷大社。
 雅は今回此処を初詣の場所へと選んでみたのはそう、狐の神様が住まう神社であるから。
「おお、狐の神様か。何か同類の匂いがするよ」
 茶色のワンピースの上から緑のコートを纏って、しっかり防寒して。
 アンナ・ラークリーズ(清光のフィエリテ・g09972)の狐耳がぴこり。
 だって、盟友の雅と過ごす日本の正月が楽しみであるし。
(「あ、アンナさんの狐の耳が動いてる。ご機嫌のようだ」)
 そんな彼女の気持ちは揺れる狐耳から、雅にも伝わっている。
 そもそも、雅が今回アンナを誘ったのは。
(「ブリテン生まれのアンナさんに古き良き日本のお正月を体験してもらいたくてね。ご足労いただいた」)
 新年を迎えた日本独自の正月という行事を知って、堪能して貰いたいって思ったから。
 ということで、伏見稲荷大社はとても広く、色々見て回るにも体力や時間もそれなりにかかるから。
「まずは腹ごしらえか」
 ふたりが最初に向かったのは、大社内にある『稲荷茶寮』。
「稲荷茶寮でお蕎麦と濃い抹茶ぜんざいを。あ、水出し煎茶も」
 雅はそんな茶寮でアンナとふたり、注文を済ませてから。
 運ばれてきた濃い抹茶ぜんざいをはむりと口にしてみれば、思わず口から声が漏れる――ああ、美味しい、と。
 でもそう思うのは何も、雅だけではなくて。
「蕎麦と抹茶ぜんざいは最終人類史にきて初めて知ったが、とても好きになった。水出し煎茶も美味しい」
(「アンナさんも美味しそうに食べてる」)
 一口食べてはぴこんと狐耳を立て、尻尾までゆらゆら揺らす彼女の様子に、見つめる瞳をそっと細める雅。
 そして美味しく楽しく、腹拵えもばっちり終われば。
「アンナさん、御神籤引いて見るかい? まあ、悪い結果でも家族がいるからね」 
「ふむ、御神籤か。まあ、運はいい方がいいが、悪くても家族がいれば何とかなるよね」
 今年初の運試しに、お御籤をふたりで引いてみることにして。
 ぱらりと開いてみれば、結果は――。
「おや、大吉だね。アンナさんの結果はどうだったかい?」
「向大吉……大吉に向かうという意味だそうだ」
 ふたりの新年の運勢は、なかなか幸先良いみたい。
 それから、今回の任務である参拝をするべく拝殿へと向かって。
 雅は作法に倣い、そして願いを込める。
(「稲荷の神様に祈るのは家族のこれからの一年の健康だ」)
(「神社でのお参りは初めてだ。何より狐の神様だ。狐の神様、愛しい家族のこれからの一年を守ってくれ」)
 アンナも確りとお参りを済ませば、ふと気づく。
「アンナさんの作法も大したものだ」
 先に願い終わって、自分を見つめる雅の事に。
 そしてその言葉を聞いた後、アンナがこう告げれば。
「雅の作法をよく見てからお参りしたんだよ」
「アタシの作法を参考にしたって? 何か照れるね」
 ふたり顔を見合わせて、小さく笑み合う。
 それから無事に参拝を済ませた後、授与所へと足を向けて、買うのは勿論。
「さて白狐のお守りを家族分買って、と」
「最後は白狐のお守りを家族分買って、と」
 そう、白狐のお守りを家族分購入した後。
 雅はアンナへと目を向けて紡ぐ。
「アンナさん、いい初詣できたね」
「何か大いなる加護を貰った気がする」
 買った白狐のお守りをそう眺めるアンナを見つめれば、雅は再び思うのだった。
「あ、アンナさんが耳と尻尾揺らしてる」
 耳と尻尾が嬉しそうに揺れていることに気付いて――最高の一日だったみたい、って。
 そんな盟友の声に、アンナも瞳を細めて返して。
「ご機嫌に見えるかい?」
 尻尾をゆらゆら、やっぱり楽し気に揺らしながらも。
 アンナは雅と一緒に、存分に日本の正月を、初詣を満喫するのだった。
 ……ああ、今物凄く力が満ちてる気分だよ、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】LV2が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!

九重・古安
イツカ(g02834)と。

普段から寝正月気味なのはお察しの通りだが、そんな俺でも初詣くらいは行くとも。
まぁ、イツカの着物姿目当てでもあるが。着物にミニシルクハットのお洒落姿を見れただけでも早起きした甲斐があったというものだ。
こちらも貰った手袋が早速役立ちそうだな。手を繋いでいれば温かいし逸れず済むだろう。

この境内の広さと多くの神が祭られているのは、寄せられる願いが多いからだろうな。
千本鳥居とおみくじも見逃せないが、まずはお参りして祭神にご挨拶といこう。まぁこういうのは気持ちが大事なのであって変に気負わずとも大丈夫だ。多分。
祈る事は……そうだな。一緒に楽しい時間を過ごすためにも健康だろうか。縁結びや恋愛成就にしないのは、既に良縁を得ている実感があるからだが、そこは口に出さずに。

ここから街に繰り出す前に軽く腹ごしらえだ。お年玉代わりと言っては何だが一品くらいはおごるぞ。
お勧めは、そうだな。稲荷大社というからには稲荷ずしなどどうだろう。
デザート……ならお言葉に甘えて、抹茶ぜんざいが良いな。


イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と初詣!

なんとなく、古安くんは寝正月な印象だったから。一緒に初詣に行けて嬉しい!
新年最初のお出掛けだから、気合を入れて着物を着てきたのだよ。
クリスマスに貰った帽子も合わせてみたのだけれど、どうかな?

色々なご利益がある神社だから、来ただけで開運パワーが貰えそうだよね!
まずは神主さんにご挨拶して……
お参りのお作法は、詳しく無いけれども。
神様を敬う気持ちがあれば大丈夫だよね。多分!

去年は古安くんや皆にいっぱい助けてもらっちゃったから、
今年は皆をしっかり守れるくらいにつよつよなわたしになりたくて。
その為には健康第一、だよね!
本当はもうひとつあるけど、(古安くんの方を、ちらり)……こっちは、神様に頼るんじゃなくて、自分で頑張りたいし。
でもでも来月にバレンタインチョコを渡す勇気はお授けくださーい!

お参りの後は、京の都にレッツゴー!……その前に腹拵えはとても大事。
わーい、お年玉はおいなりさん?
じゃあ、デザートはわたしから古安くんへのお年玉ってことで。何でも好きなの奢っちゃうよ♪


 やって来たのは、新年の賑やかさで満ちる京都。
 その中でも沢山の人々が毎年参拝に訪れる、伏見稲荷大社の参道を行きながら。
「なんとなく、古安くんは寝正月な印象だったから。一緒に初詣に行けて嬉しい!」
「普段から寝正月気味なのはお察しの通りだが、そんな俺でも初詣くらいは行くとも」
 イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)の言葉に、九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)はそう返しつつも。
 まぁ、イツカの着物姿目当てでもあるが……と、並んで歩く彼女の姿をちらり。
 そんな視線に、イツカも袖をふるりと揺らしつつも。
「新年最初のお出掛けだから、気合を入れて着物を着てきたのだよ。クリスマスに貰った帽子も合わせてみたのだけれど、どうかな?」
「着物にミニシルクハットのお洒落姿を見れただけでも早起きした甲斐があったというものだ」
 今日の彼女を飾るのは着物と、そして白と黒のブロックチェック柄のミニシルクハット。
 古安は、自身があげたそれを眺めて小さく頷きつつも……こちらも貰った手袋が早速役立ちそうだな、と。
 とても丈夫で暖かい、スマートな黒手袋を付けたその手を伸ばす。
 ……手を繋いでいれば温かいし逸れず済むだろう、と。
 そんな彼と手と手を繋ぎ、歩く境内をイツカは見回してきょろり。
「色々なご利益がある神社だから、来ただけで開運パワーが貰えそうだよね!」
「この境内の広さと多くの神が祭られているのは、寄せられる願いが多いからだろうな」
 伏見稲荷神社といえばな千本鳥居や、珍しいというおみくじなども勿論必見ではあるが。
 古安はこう、まずは提案を――お参りして祭神にご挨拶といこう、と。
 今回の目的は初詣であるが、信仰のエネルギーを蓄えるというディアボロスとしての任もあるから。
 イツカも彼と共に、まずは拝殿へと足を向けて。
「まずは神主さんにご挨拶して……」
 こういったお参りのお作法は、正直詳しくは無いのだけれど。
「神様を敬う気持ちがあれば大丈夫だよね。多分!」
「まぁこういうのは気持ちが大事なのであって変に気負わずとも大丈夫だ。多分」
 きちんと神様に対する敬いの気持ちがあれば、きっと大丈夫。
 ということで、それぞれ願いを捧げるふたり。
(「去年は古安くんや皆にいっぱい助けてもらっちゃったから、今年は皆をしっかり守れるくらいにつよつよなわたしになりたくて」)
 ……その為には健康第一、だよね! と。
 イツカがそう願う隣で、古安も。
(「祈る事は……そうだな。一緒に楽しい時間を過ごすためにも健康だろうか」)
 やはり何事も元気であるからこそ成せるから、ふたり同じように健康を願いつつも。
 ……本当はもうひとつあるけど、と。
 イツカは古安の方を、ちらり。
 だが、すぐに思い直して。
(「……こっちは、神様に頼るんじゃなくて、自分で頑張りたいし」)
 具体的なことは、願うことはやめておくのだけれど。
 神様へと手を合わせ、真剣にこうお願いを追加する。
(「でもでも来月にバレンタインチョコを渡す勇気はお授けくださーい!」)
 そして古安も、口には出さないけれど、その心に思う。
 願いを縁結びや恋愛成就にしないのは――既に良縁を得ている実感があるからだと。
 それから確りと参拝を済ませれば、この後は京の都にレッツゴー!
 ……の、その前に。
「お年玉代わりと言っては何だが一品くらいはおごるぞ。お勧めは、そうだな。稲荷大社というからには稲荷ずしなどどうだろう」
「わーい、お年玉はおいなりさん?」
 ここから街に繰り出す前に、軽く腹ごしらえを。
 そして、稲荷寿司のお年玉返しに、イツカもこんな提案を。
「じゃあ、デザートはわたしから古安くんへのお年玉ってことで。何でも好きなの奢っちゃうよ♪」
「デザート……ならお言葉に甘えて、抹茶ぜんざいが良いな」
 そうと決まれば、再びふたり手を繋いで。
 新年の賑わいの中、一緒に再び並んで歩き出す――美味しいお年玉をいざ目指して!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV3になった!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【リザレクション】がLV2になった!

緒方・敦司
お狐さんと狼はどちらも犬系だからお参りに行くのもアリだよな。
朱色の鳥居は圧巻だなあ。あちこちをスマホのカメラに収める。最近のスマホカメラは性能がいいから、かなりいい写真が撮れるんだ。

写真を撮りながら歩いてたら少し疲れてしまった。取り敢えずお詣りをしてから稲荷茶寮にでも寄って稲荷パフェを食べよう。たまには1人で甘味処で甘いもの食べてもいいよな。

あ、その前にお詣りだったな。真剣にお参りして信仰エネルギーを集めるという目的の為に、真面目にお参りしよう。…… そうだなあ。お祈りは【縁結び】かな。まだここに来て間がないから、そんなに知り合いもいないんだよな。だから良い縁を結んでもらいたい。念の為に絵馬にも良いご縁をいただけますように、なんて書いておこう。それに御神籤とお守りも忘れない。ずいぶん楽しんでしまったが、これも任務の1つだよな。

さて、用事も終わったことだし、稲荷パフェを食いに行くか。ここで出来る事は一通り楽しむことにするぞ。

※絡み・アドリブ歓迎


 足を踏み入れた境内をくるりと見回しながらも。
 緒方・敦司(人狼戦士・g10853)は黒い狼耳と尻尾をぴこりゆらゆら。
(「お狐さんと狼はどちらも犬系だからお参りに行くのもアリだよな」)
 そう、やって来たのは京都の伏見稲荷大社。
 その境内には、沢山の狛犬ならぬ狛狐が沢山いて。
 同じ犬系な狼の敦司にとって、狐には何となく親近感が……?
 そして伏見稲荷大社といえば有名な、数え切れぬほど沢山連なる朱色の鳥居へと目を向けながらも。
「朱色の鳥居は圧巻だなあ」
 そう感嘆の声を漏らしながらも――ぱしゃり。
 カメラのシャッターを切って、撮った画像を確認すれば、満足気に尻尾もゆらり。
(「最近のスマホカメラは性能がいいから、かなりいい写真が撮れるんだ」)
 撮った千本鳥居も、いわゆる映えた一枚になったから。
 他にも、あちこちをスマホのカメラに収めて歩く敦司。
 けれど映えるスポットがいくつもあり、広大な大社の敷地を写真を撮りながら歩いてたら、さすがに少し疲れてしまったから。
(「取り敢えずお詣りをしてから稲荷茶寮にでも寄って稲荷パフェを食べよう」)
 ……たまには1人で甘味処で甘いもの食べてもいいよな、なんて。
 そう考えれば、狼耳も思わずぴこりと揺れるけれど。
「あ、その前にお詣りだったな」
 今回此処を訪れたのはそう、神様に願いを込めて祈るため。
 真剣にお参りして信仰エネルギーを集めるということが目的であるから、真面目にお参りしよう、と。
 拝殿へと足を運んでみつつも敦司は考える。
(「…… そうだなあ。お祈りは、縁結びかな」)
 まだここに来て間がなく、そんなに知り合いもいないから。
 ……だから良い縁を結んでもらいたい、と神様へと願った後。
 念の為に絵馬にも書いておくことにする――良いご縁をいただけますように、なんて。
 それに御神籤を引けば結果は大吉、早速良い縁もありそうな予感に心躍りつつも、お守りも忘れずに購入して。
(「ずいぶん楽しんでしまったが、これも任務の1つだよな」)
 何気に初詣を満喫していることを実感しながらも、まだまだお楽しみはこれから。
「さて、用事も終わったことだし、稲荷パフェを食いに行くか」
 ……ここで出来る事は一通り楽しむことにするぞ、と気合も十分に。
 そわりと尻尾を揺らしながらも敦司はわくわくと向かう。次はいざ、甘味がいただける『稲荷茶寮』へと。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【狼変身】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

片桐・奏夢
あけましておめでとうございます。
商売人として一度は行ってみたかったかの『伏見稲荷大社』にご案内頂けるとは嬉しい限りです。

これが千本鳥居…圧巻の美しさですね。
思わずため息が出てしまうほどですよ。

「私が願うのは
商売繁盛と商売繁盛と・・・他はまぁ、秘密です☆」
(身内達の厄払いと新しい旅団へ貢献したいというお願いは密かにお祈りしましょう)
「願いが叶ったと実感できましたら鳥居、奮発しますから。よろしくお願い致しますね。」
これでいいですかね?

では、第二の目的の茶寮へ
「稲荷パフェと京都紅茶の生菓子セットも」
色々迷ってしまいましたが当初の目的通りに。
見た目が大変かわいらしく映えますね。
沢山撮ってお茶好きの旧友に自慢しましょう。
ふふっ、羨ましそうな顔が目に浮かびます。


一応お土産に京都紅茶をリーフで買ってかえりましょう。
和紅茶も最近は大変美味しくなりましたので、旧友の感想も聞きたい所です。
「そちら、缶入りで2つお願いします」

※連携アドリブ歓迎です。


 迎えた新しい年に――あけましておめでとうございます、と。
 挨拶を交わしつつ、片桐・奏夢(行商人・g10394)が降り立った地は、最終人類史の京都。
 ちょっぴり怪しげな陣羽織を靡かせつつもその足取りが軽いのは、一度は行ってみたいと思っていたから。
「商売人として『伏見稲荷大社』にご案内頂けるとは嬉しい限りです」
 そう……今日の目的地は、伏見稲荷大社。
 そして伏見稲荷大社といえば、まず思い浮かべる見どころと言えばやはり。
「これが千本鳥居……圧巻の美しさですね」
 千と言わず万以上もあるという、朱の鳥居が連なる千本鳥居。
 誘う鳥居たちの中を潜れば瞬間、神秘的な世界へと足を踏み入れたような感覚に陥ってしまいそうで。
 奏夢は片眼鏡をかけた瞳を巡らせつつ、思わず呟きを落とす……思わずため息が出てしまうほどですよ、なんて。
 そんな千本鳥居を抜ければ、今回訪れた目的のひとつ、拝殿で参拝をと。
 初詣を利用して神様に祈りを込めて、信仰エネルギーを蓄えようというディアボロスとしての任務であるのだが。
 それは勿論のこと、奏夢は商売人としての願いもきっちりと馳せる。
「私が願うのは、商売繁盛と商売繁盛と……他はまぁ、秘密です☆」
 商売繁盛と商売繁盛と商売繁盛と……あとは、口には出さずにはしておくことに。
 ……身内達の厄払いと新しい旅団へ貢献したい、なんてお願いは、密かにその心の中だけで。
「願いが叶ったと実感できましたら鳥居、奮発しますから。よろしくお願い致しますね」
 そっと神様とだけの秘密にしながらも……これでいいですかね? なんて。
 何気にそう一生懸命お願いしてから。
 参拝を済ませれば、いざ次に奏夢が向かったのは、第二の目的地。
「稲荷パフェと京都紅茶の生菓子セットも」
 そう、京都の茶や甘味がいただける『稲荷茶寮』へ。
 様々な種類の茶や菓子があって色々迷ってしまったけれど、当初の目的通りのものを注文してから。
「見た目が大変かわいらしく映えますね。沢山撮ってお茶好きの旧友に自慢しましょう」
 ぱしゃりと写真を撮りつつもお茶好きな旧友の反応を想像すれば、思わず瞳を細めてしまう。
 ……ふふっ、羨ましそうな顔が目に浮かびます、って。
 でも、写真だけというのも何だから。
(「一応お土産に京都紅茶をリーフで買ってかえりましょう」)
 お土産にと、あとは商人としても、現物もいくつか見繕ってみて。
「そちら、缶入りで2つお願いします」
 特に気になったものを購入してみることに。
 ……和紅茶も最近は大変美味しくなりましたので、旧友の感想も聞きたい所です、と。
 帰ってからの楽しみも、しっかりと抜かりなく仕入れながら。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!

一・百
【百夜】
お稲荷さんだ!
どことなく耳も尻尾もぴょこんと反応させながら
今年はちゃんと袴姿だぞ…
くるっと披露するのは緋色の巫女服
ちゃんとレンタルのお店の人に選んで貰った
性別???
シャムス、でーとなんだから2人のときはお面は無しだぞ…
大人っぽい着物が似合ってるな

早速、朱色のトンネルへお散歩
まっかー、いっぱーい、すごーい
覗き込んで見上げて不思議だなと首を傾げるがウキウキしてる
うん。行こう。
差し出された手を掴んで鳥居をくぐってお参りへ
通り抜けたら違う世界に辿り着いたりしてな

狛狐にも忘れず挨拶を
願うのは次の年もこうして一緒にいられるように…
必ず大切な人の所に帰ってこれるように…

お参りが済んだらごはんの時間
稲荷パフェ…稲荷寿司…
魅惑の食べ物ばかり…じゅるり…
凪都も食べてる?
妖狐は稲荷寿司には目がないよな
今年もよろしくお願いします。案内人さんも風邪引気を付けてな

食べ物がきたら尻尾をふりふり幸せ甘い味
シャムスにも…あーん…
抹茶…美味しい?
気になる様子でじーっ

帰る前におみくじも忘れず
何が出るかな…
結果おまかせ


シャムス・ライラ
【百夜】
今年の夫婦で初詣は伏見稲荷へ
狐のお嫁さんにはぴったりかも
ところでそれは日本の民族衣装「はかま」だね
百のつやつやな黒髪には赤い袴が良く似合う
何となく女性の装束のような気もするけれど
似合うので良し!
性別とか些細なことだから!

私もレンタルですが、シックな羽織に着物の和装
ナイトレイドも人目を忍ぶ職業ですのでお面を…
え、駄目?
可愛いお嫁さんのお願いですから今回は特別
素顔を出して参ります

凄い数の鳥居だね
朱色が連なって、まるでどこまでも続いているような
何だか不思議な気持ちになる
まっすぐだけど迷子になりそう
だから、手を繋ごうか
ウキウキした様子を見ると此方まで心が弾んで
狛狐にもご挨拶を

茶寮で一休み
百は、ぱふぇ?稲荷寿司?
好物がいっぱいだね
じゃあ、私はお抹茶をいただくから
ちょっと甘味も味見させて
あーんと
いつもだったら外ではやらないけれど
でえとだからね
お抹茶飲む?
ちょっと渋めだから甘いものと一緒にね

適度なコミュニケーションは家内安全の秘訣です

そうそう、お御籤もひいて行こう

アドリブ等歓迎


 一緒に新年を迎えて、今年の初詣の行先にとふたりが選んだのは。
「お稲荷さんだ!」
 ぴょこんと、どことなく耳も尻尾も反応させながらわくわくと、一・百(気まぐれな狐・g04201)が言った様に。
 今年の夫婦で初詣はお稲荷さん――京都にある伏見稲荷大社へ。
 そしてシャムス・ライラ(極夜・g04075)は、狐さんの耳尻尾揺らす隣の彼を見つめては、ほっこりしながらも。
(「狐のお嫁さんにはぴったりかも」
 普段とは違う百の装いを、改めて眺めてみつつも思う。
「ところでそれは日本の民族衣装「はかま」だね」
 ……百のつやつやな黒髪には赤い袴が良く似合う、と。
 そんなシャムスの声に、くるっと回ってみせて。
「今年はちゃんと袴姿だぞ……」
 そう、正月らしい袴姿をお披露目する百。
「ちゃんとレンタルのお店の人に選んで貰った」
 その姿は愛らしく、纏う衣装は彼にはとても似合っているとはいえ。
(「何となく女性の装束のような気もするけれど」)
 緋色の巫女服は、女性ものっぽい……?
 でも、ぴこぴこお耳をさせてゴキゲンな様子をみれば、シャムスはひとつこくりと頷いて口にする。
「似合うので良し! 性別とか些細なことだから!」
 とても似合っているから、むしろ良しです!
 そんなシャムスの声に……性別??? なんて。
 ぱちりと瞳を瞬かせ、こてり首を傾ける百。
 でもそう、性別なんて些細な問題なのです、ええ。
 そして百の纏う巫女服だけでなく、シャムスの本日の装いもレンタルしたものなのだけれど。
 シックな羽織に着物の和装、それにさらに――。
「ナイトレイドも人目を忍ぶ職業ですのでお面を……」
「シャムス、でーとなんだから2人のときはお面は無しだぞ……」
「え、駄目?」
 お面は今日は無しで。だって今日は、でーとなのだから!
 そんなお面は却下されたものの……でも、可愛いお嫁さんのお願いだから今回は特別。
 今日のシャムスはお面無しの素顔で行くことに。
 そして百は、隣の彼をちらりと見つめて。
「大人っぽい着物が似合ってるな」
 そう、尻尾をふりふり。
 ということで早速、ふたり並んで足を踏み入れてみたのは。
「まっかー、いっぱーい、すごーい」
「凄い数の鳥居だね」
 千本なんていわずもっとある、朱色のトンネルの中へ。
 そんな連なる朱は、まるでどこまでも続いているような……そんな、何だか不思議な気持ちになるから。
 シャムスは、覗き込んで見上げて不思議だなと首を傾げている百へと手を伸ばす。
「まっすぐだけど迷子になりそう」
 ……だから、手を繋ごうか、って。
 この不思議な朱の色に、攫われないように。
 そして差し出された手に、己の手をいつものように自然に重ねて。
「うん。行こう」
 その手を掴んで繋いで、百はウキウキと鳥居をくぐってお参りへ。
「通り抜けたら違う世界に辿り着いたりしてな」
 たとえ抜けた先が違う世界でも、これでふたり一緒。
 シャムスも楽し気に耳や尻尾揺らす様子を見れば、つられるように一緒に心が弾んで。
 無事に鳥居を抜けた先、境内のいたるところにいる狛狐にもふたりでご挨拶を。
 そして、今回の初詣の目的のひとつ。
(「次の年もこうして一緒にいられるように……必ず大切な人の所に帰ってこれるように……」)
 百はそうシャムスと共に手を合わせ、信仰のエネルギーも蓄えられるよう真剣に、願いをこめて参拝を。
 それから、お散歩やお参りが済んだ後は。
「稲荷パフェ……稲荷寿司……」
「百は、ぱふぇ? 稲荷寿司? 好物がいっぱいだね」
 茶寮でひと休み、ごはんの時間です!
 稲荷神社であるだけあってか、魅惑の食べ物ばかり……じゅるり……なんて瞳を輝かせて。
 狐耳をぴこぴこさせる百は、ふと同じようにお耳をぴこりとさせている知人を店内に見つけて。
「凪都も食べてる? 妖狐は稲荷寿司には目がないよな」
「あ、百。シャムスもこんにちは。うん、稲荷寿司、とってもおいしいよね」
 ふたりでほわふわ、尻尾をゆらゆらさせつつも。
「今年もよろしくお願いします。案内人さんも風邪引気を付けてな」
「あ、こちらこそ、よろしくお願いします。今年も、元気にがんばろうね」
 新年の挨拶を交わしあいつつ、ぺこり。
 それから席について注文を済ませた後、頼んだものが並べられればわくわく。
 稲荷パフェをぱくりと口に運べば――尻尾をふりふり、幸せ甘い味
 そして百は、もうひと掬い。
「シャムスにも……あーん……」
 いつもだったら、外ではやらないのだけれど。
「じゃあ、私はお抹茶をいただくから、ちょっと甘味も味見させて」
 あーんと差し出されたパフェをシャムスも、はむり。
 だって今日は、もらったひと匙みたいに甘くて幸せな、でえとなのだから。
 それから、あーんとお裾分けした後。
「抹茶……美味しい?」
 気になる様子で百は、シャムスをじーっ。
 そう見つめられれば、さっきのお返しにと。
「お抹茶飲む? ちょっと渋めだから甘いものと一緒にね」
 お抹茶も仲良くお裾分け。
 適度なコミュニケーションは家内安全の秘訣なのです、ええ。
 そして交換こしつつ、美味しく休憩し終われば。
「帰る前におみくじも引きたいな、何が出るかな……」
「そうそう、お御籤もひいて行こう」
 ふたりで一緒にひいてみた、お御籤の結果は。
「――向大吉?」
「あ、俺も同じ……」
 お稲荷様のお告げは、仲良くお揃いの『向大吉』――大吉へと向かっていく良い運勢。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV4になった!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

瀧夜盛・五月姫
【燐五】
燐さん、改めてあけましておめでとう、ございます。
門の前で新年のあいさつ。ふふっ、朝まで一緒にいた、のに、なんだか、不思議な感覚だね。

まずは神様に挨拶、本殿、いこうか。
神社がたくさんある、京都の中でも、さすが人気のある神社。人がたくさん、いる。
人込みは苦手、というのはいつも、思ってるけど、手を握ってくれている燐さんがいると、どこでも平気な気がする。
ん、姫たちの番、だね。
賽銭を入れて、二拝二拍手一拝。
(神様……幾久しく、燐さんと一緒に、居られますように)
ん? いったい、なにを……。
んふふ、いわない。だって、かなわなくなるって、いう。それは、こまる。
だけどきっと、燐さんと一緒、だよ。

挨拶の後は、いったん茶屋で、休憩。
ここのパフェ、冷たくて、抹茶の香りがよくて、おいしいんだよ?
い、いつものは、ダメ。恥ずかしい。
だけど、これならいい、よ。口、あけて。あーん。

さて、時間、あまったね。
んー。この奥、御山を散策、するのもいいし、千本鳥居をくぐりながら、思い出を撮る、のもいいな。
燐さん、どうする?


一里塚・燐寧
【燐五】
ん、あけましておめでと~。……そーいえば、まだ言ってなかったねぇ
いやー、昨晩は五月姫ちゃんに夢中だったからなぁ、んへへへ……

前に京都に来た時より、お客さんが多い気がするねぇ
三重県とかを奪還できたからかなぁ?
しっかりくっついててねぇ、絶対はぐれないよーにさ

お賽銭を入れたら、五月姫ちゃんのきっちりした仕草を真似してお祈り
(あたし達の人生を、最後まで幸せでいっぱいにできますように)
いやー、こんなことを願っちゃうとは、あたしも欲深くなったもんだねぇ
どんなお願いごとか知りたい? ついでに五月姫ちゃんのも聞かせてよぉ
……んふふ、そだね、きっと

お茶屋さんについたらおすすめの抹茶パフェを
味覚がほぼないあたしは食べ物を楽しむために、匂いや見た目に依存しがち
それと……時々、五月姫ちゃんに口移しもしてもらうけど、流石に外じゃヤバいよねぇ
唇に視線を向けたら秒で断られたから、謹んであーんしてもらうよぉ
もぐっ……甘くないけど甘いや

お、じゃあ折角だし千本鳥居にしよっか?
ほんとに千本あるか二人で数えてみようよぉ


 ふたり一緒にやって来た、京都の伏見稲荷神社へと足を踏み入れる……その前に。
「燐さん、改めてあけましておめでとう、ございます」
「ん、あけましておめでと~。……そーいえば、まだ言ってなかったねぇ」
 瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)と一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は、新年の挨拶を交わし合った後。
 ふたり顔を見合わせれば、ちょっぴり可笑しくなって笑み零してしまう。
「ふふっ、朝まで一緒にいた、のに、なんだか、不思議な感覚だね」
「いやー、昨晩は五月姫ちゃんに夢中だったからなぁ、んへへへ……」
 だって、夜からずっと一緒にいて。年を越して、新しい年も共に迎えたのだから。
 といことで、来たる新年もやっぱり一緒に。
「まずは神様に挨拶、本殿、いこうか」
 信仰エネルギーを蓄えるという目的も今回はあるし、ふたり向かうのは、神様がいる本殿。
 そして並んで境内を歩きながら、五月姫はきょろりと周囲を見回してみて。
「神社がたくさんある、京都の中でも、さすが人気のある神社。人がたくさん、いる」
「前に京都に来た時より、お客さんが多い気がするねぇ。三重県とかを奪還できたからかなぁ?」
 燐寧はその手を伸ばして、きゅっと握り締める。
 ……しっかりくっついててねぇ、絶対はぐれないよーにさ。
 そう、五月姫を引き寄せるように手を取って。
 五月姫も、繋がった手と手の感覚を確かめつつも、思うから。
(「人込みは苦手、というのはいつも、思ってるけど」)
 ……手を握ってくれている燐さんがいると、どこでも平気な気がする、なんて。
 それから参拝の順番がくるまで暫く待った後。
「ん、姫たちの番、だね」
 賽銭を入れて、二拝二拍手一拝。そして五月姫は手を合わせ、願い祈る。
(「神様……幾久しく、燐さんと一緒に、居られますように」)
 燐寧も同じ様に賽銭を入れた後、ふと隣をちらり。
 五月姫のきっちりした仕草を真似して、お祈りを。
(「あたし達の人生を、最後まで幸せでいっぱいにできますように」)
 そしてそう祈りながらも、そんな己の願いに燐寧は思うのだった。
 ……いやー、こんなことを願っちゃうとは、あたしも欲深くなったもんだねぇ、って。
 それから、五月姫へと視線を向け、悪戯っぽく笑って。
「どんなお願いごとか知りたい?」
「ん? いったい、なにを……」
「ついでに五月姫ちゃんのも聞かせてよぉ」
 そうお強請りしてみれば、返って来たのはこんな言の葉。
「んふふ、いわない。だって、かなわなくなるって、いう。それは、こまる」
 ――だけどきっと、燐さんと一緒、だよ、と。
 それぞれの願いは、神様とだけの秘密だけど。
「……んふふ、そだね、きっと」
 でもそれは多分、ふたりお揃いってこと、わかっているから。
 それから神様への挨拶を済ませれば、境内にある『稲荷茶寮』でひと休み。
 此処では、美味しそうな和の甘味がいただけるようで。
 味覚がほぼないから、食べ物を楽しむといえば、匂いや見た目に依存しがちな燐寧なのだけれど。
「ここのパフェ、冷たくて、抹茶の香りがよくて、おいしいんだよ?」
 五月姫がそう勧めてくれた、抹茶パフェを一緒に頼んでみて。
 運ばれてくれば、燐寧は思わせぶりの視線をちらり。
(「……時々、五月姫ちゃんに口移しもしてもらうけど、流石に外じゃヤバいよねぇ」)
 そう思いつつも、彼女の唇を見つめてみれば。
 察した五月姫はあわあわ、でも首をふるりと横に振って。
「い、いつものは、ダメ。恥ずかしい」
 流石に公衆の面前での口移しは秒で断るけれど……でも。
「……だけど、これならいい、よ」
 ひと掬いしたパフェを、そっと燐寧へと差し出す――口、あけて。あーん、と。
 そしていつものは断られたけれど、燐寧は謹んであーん。
 もぐっと口に含めば、零れる笑み……甘くないけど甘いや、って。
 そんな甘いひとときを堪能して休憩をした後、ふたりは再び境内をぶらり。
「さて、時間、あまったね。んー。この奥、御山を散策、するのもいいし、千本鳥居をくぐりながら、思い出を撮る、のもいいな」
 ……燐さん、どうする?
 そう、これからの楽しい作戦会議を五月姫が持ち掛ければ。
「お、じゃあ折角だし千本鳥居にしよっか? ほんとに千本あるか二人で数えてみようよぉ」
「……ん、じゃあ、千本鳥居、数えてみようか」
 早速向かってくぐってみるのは、千本鳥居。
 連なる鳥居を数えながら、朱色のトンネルでふたり、手と手をきゅっとつないで。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV6になった!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!

カルメン・リコリスラディアタ
【彼岸花】
・呼称
旦那のダルクエス:ダルク
他は老若男女問わず:(名前)ちゃん
服装:紅白色彼岸花柄の黒地振袖、黒ブーツ、彼岸花の装飾品


狐像に狐の絵馬やお守りに
お土産屋は狐面に狐グッズだらけ、伏見稲荷大社ってお狐様だらけですげー!

ダルクに参拝時の作法を聞いて確認しながらもちゃんと一通りしてお祈り
『ダルクと末永くラブラブで、家族仲睦まじく元気に幸せに暮らしたい』
あははっダルクと出会って告白されてからもう1年じゃん
ダルク…俺と添い遂げていっぱい愛してくれてありがとうな♡
お守りは勿論、家内安全!
おみくじもしたいぜ(結果はお任せ)

参拝後は近場であたたかい狐うどんと稲荷寿司頂きます!んー油揚げがジューシー♪
小乃香ちゃんと凪都ちゃんに去年のお礼と新年のご挨拶もしなきゃな

千本鳥居もすげぇぞダルク!
鳥居がずらっと並んでて朱色のトンネルみたいで壮観だぜ…
大中小色んなサイズの鳥居だらけの無数の塚も神秘的で好みだにゃー♪

稲荷茶寮のテラス席で稲荷パフェを食べようぜ♪
はい、あーんもして景色ごと甘味も幸せも味わっちゃお♪


ダルクエス・ネクスト
【彼岸花】
・呼称
妻のカルメン: カルメン
他は老若男女問わず: (名前)
服装:紅白色彼岸花柄の瑠璃紺色の冬用和服

俺は新宿島に来て長いから、習って参拝するといいよ。
会釈からお賽銭、2礼2拍手で祈って、1礼してカルメンとその場を後にする。
祈ったことは『カルメンと永遠に愛し愛されながら暮らしたい』
くははっ…もう1年か、また初詣に行こうね?
俺も、たくさんの愛に応えてくれてありがとう!カルメン♡
妻が今年の運試しするなら、俺もしようかな。
(結果はおまかせします)

このあまじょっぱい油揚げがつゆを吸って…うどんと相性ばっちりだね♪
カルメンと2人できつねうどんを食す。
雀の丸焼きあればいいけど…品切れかそもそもその年はやってないこともあるからなぁ…。
おっと、面識のある人物が見えたら挨拶しておこうかな?

カルメンが喜んでくれて良かったよ!
あまりの壮観さに…俺が観光事業の関係者なら、写真にしたいと思うだろうさ?

カルメンが稲荷パフェなら、俺は抹茶ぜんざいかな?
はい、あ~んを交差させつつしあわせな時間を過ごしたいね。


 やって来た京都の伏見稲荷大社の境内には、参拝者も沢山だけれど。
 紅白色の彼岸花咲く黒地の振袖と、同じ曼殊沙華の装飾をゆらり揺らして。
 くるりとカルメン・リコリスラディアタ(彼岸花の女・g08648)が巡らせる視線の先には。
「伏見稲荷大社ってお狐様だらけですげー!」
 狐像に狐の絵馬やお守りにお土産屋だって狐面に狐グッズだらけ。
 そんな狛犬ならぬ狛狐に迎え入れられながら、黒のブーツを軽やかに微か鳴らし歩くカルメンが向かうのは、神様が住まう拝殿。
 作法は詳しくは知らないけれど、でも大丈夫。
「俺は新宿島に来て長いから、習って参拝するといいよ」
 頼もしい夫のダルクエス・ネクスト(蒐集家・g07049)が教えてくれるから。
 そんな彼の纏う瑠璃紺色の冬用和服にも咲いているのは、カルメンとお揃いの紅白色の彼岸花。
 そして夫婦仲良く並んでから、ダルクエスは会釈からお賽銭、2礼2拍手と作法通りにこなして。
 カルメンも彼に教えてもらいつつ確認し倣って、きちんと一通り済ませれば。
『カルメンと永遠に愛し愛されながら暮らしたい』
『ダルクと末永くラブラブで、家族仲睦まじく元気に幸せに暮らしたい』
 ふたり、神様へとお祈りを。
 そんな末永く一緒に、愛溢れる幸せな暮らしをとお互いにお揃いでお願いするけれど。
「あははっダルクと出会って告白されてからもう1年じゃん」
「くははっ……もう1年か、また初詣に行こうね?」
 この1年も、ふたりで幸せいっぱいだったから。
「ダルク……俺と添い遂げていっぱい愛してくれてありがとうな♡」
「俺も、たくさんの愛に応えてくれてありがとう! カルメン♡」
 大好きな伴侶への感謝の気持ちを改めて伝え合って。
 愛を深め合いつつ、カルメンが買ったお守りは勿論、家内安全!
 それから、ふたり一緒に。
「おみくじもしたいぜ」
「妻が今年の運試しするなら、俺もしようかな」
 運試しにとお御籤を引いてみれば。
「小凶後吉? えっと……はじめ小さな苦難はあるが乗り越えて吉へと転じる運勢、だって。ダルクはどうだった?」
「見てカルメン、俺は大大吉だったよ。思いや願い事が叶う最高の大吉、みたいだね」
「すげー! ダルク、最高に運いいじゃん!」
「今年も夫婦ふたりで乗り越えられるってことだよね、カルメン♡」
 それから、少しあったまりつつも休憩にと。
「んー油揚げがジューシー♪」
「このあまじょっぱい油揚げがつゆを吸って……うどんと相性ばっちりだね♪」
 ふたり近場で味わうのは、あたたかいきつねうどんと稲荷寿司。
 ダルクエスはカルメンとふたり、きつねうどんを食しながらも。
「雀の丸焼きあればいいけど……品切れかそもそもその年はやってないこともあるからなぁ……」
 そう視線を巡らせれば、雀の丸焼きのかわりに見つけたのは。
「おっと、明けましておめでとう」
「小乃香ちゃんと凪都ちゃん、今年もよろしくな!」
「あ、ふたりとも、明けましておめでとう。きつねうどん……美味しそうだね」
「お二方、昨年はお世話になりました、今年もよろしくなの!」
 きつねうどんに狐耳をぴこりとさせる凪都と新年から元気な小乃香を見かけて、挨拶や会話を交わした後。
 お腹も満たされて身体もあったかくなれば、再び並んで境内を散策してみれば。
「千本鳥居もすげぇぞダルク! 鳥居がずらっと並んでて朱色のトンネルみたいで壮観だぜ……」
 伏見稲荷大社といえば、有名な千本鳥居も欠かせないスポット。
 感嘆の溜息と言葉を漏らすカルメンに、ダルクエスも瞳を細めて。
「カルメンが喜んでくれて良かったよ!」
「大中小色んなサイズの鳥居だらけの無数の塚も神秘的で好みだにゃー♪」
「あまりの壮観さに……俺が観光事業の関係者なら、写真にしたいと思うだろうさ?」
 ふたりで、幻想的な朱色のトンネルもくぐって楽しんで。
 それからふたりが足を向けるのは。
「稲荷茶寮のテラス席で稲荷パフェを食べようぜ♪」
「カルメンが稲荷パフェなら、俺は抹茶ぜんざいかな?」
 此処でしか味わえない甘味などが楽しめるカフェ『稲荷茶寮』。
 新年の大社をテラス席から眺めながら、注文した稲荷パフェと抹茶ぜんざいが運ばれてくれば。
「ダルク、はい、あーん♪」
「カルメンも……はい、あ~ん」
 ……景色ごと甘味も幸せも味わっちゃお♪ なんて。
 あーんを仲良くふたりで交差させつつ楽しむのは、しあわせで甘ーい夫婦のひととき。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV7になった!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!

ロキシア・グロスビーク
シィちゃん(g00359)と一緒!

じゃじゃん!どおよーシィちゃん!
真っ赤っ赤な千本鳥居もすごいけど、
ここ稲荷茶寮は抹茶スイーツ祭りなんだって!
参拝前にたっぷり栄養補給してこ!
くーっ、緑茶派の僕には見るだけでたまらないっ!
色々頼も!抹茶パフェに濃い抹茶ソフトにー……
とりあえずは席に乗れるだけ頼みまして
パフェすごいでしょ!干菓子の鳥居が乗ってたり目にも鮮やか!
底からライスフレークを抹茶アイスに絡ませてっと
シィちゃんシィちゃん。はい、あーん
ふふ、京都まで来たかいあったよね。折角だしメニュー総嘗めしちゃおうか

場所は変わって参拝となるとちょい真面目
普段とやること変わらないっても、
時先案内人たちの要請でもあるからね
でもお稲荷さん可愛い!(すまほを構えようとして)
あ、撮影だめだったっけ?我慢我慢……
願いごとかー。それじゃー
二礼二拍手一礼のち、
シィちゃんともっと仲良くなれますように!
シィちゃんといっぱいらぶらぶ出来ますように!
えーっと、シィちゃんと沢山楽しいことに出会えますように!
よろしくですうかさま!


シィ・ユゥ
ロキシアくん(g07258)と!

・行動方針
ロキシアくんと観光を満喫する

・初詣の願い
美味しいものが沢山食べれますように
まだまだ楽しいことが沢山ありますように
家族が健康でありますように

・キャラ特徴
〜なのだわ、かしら口調
食いしん坊
天真爛漫で無邪気
からかうのや主導権を握るのは好きだが、相手側にされるのは不服なので「あーん」には少しだけ不満げ(でも食べる)
参拝の作法はロキシアくんをちらちら見ながらまねっこ

「ふふ、新年早々お出かけというからどこに連れて行く気なのかと思ったら、こんなに美味しい物を食べ歩きさせてくださるなんて……!
ロキシアくんにしてはやるのだわ!」


 澄んだ冬の空は晴れていて、新年早々お出掛け日和。
 新しい年を迎えた最終人類史も、人々の活気で溢れていて。
 やって来た京都の伏見稲荷神社大社は人気初詣スポットということもあって、沢山の人で賑やか。
 そんな、伏見稲荷大社といえば。
「じゃじゃん! どおよーシィちゃん!」
 やはり有名ですごいのは、真っ赤っ赤な千本鳥居……なのだけれど。
 ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)が、シィ・ユゥ(塵芥・g00359)を連れてきたのは。
「ここ稲荷茶寮は抹茶スイーツ祭りなんだって!」
 大社内にあるカフェ『稲荷茶寮』!
 勿論、信仰のエネルギーを蓄えるためにも神様へと参拝することは忘れてはいないものの。
 やはり新しい年になっても、美味しいものは欠かせません。
 それに何せ、シィだって食いしん坊。茶寮のメニューを見れば、思わず瞳もキラキラ。
「ふふ、新年早々お出かけというからどこに連れて行く気なのかと思ったら、こんなに美味しい物を食べ歩きさせてくださるなんて……! ロキシアくんにしてはやるのだわ!」
「参拝前にたっぷり栄養補給してこ!」
 ということで、ふたりでまずは、存分に栄養補給して甘味摂取します!
「どれも美味しそうなのだわ! どれにしようかしら?」
「くーっ、緑茶派の僕には見るだけでたまらないっ! 色々頼も!」
 抹茶パフェに濃い抹茶ソフトにー……と、ふたりであれもこれもと目移りしつつ。
 とりあえずテーブルの上に乗る分だけ頼んでみて。
 ずらりと運ばれてきた美味しそうな和スイーツや和メニューがいっぱい目の前に並べば。
「すごいのだわ、ロキシアくん……! パフェに色々乗っていて、とても美味しそうなのだわ!」
「パフェすごいでしょ! 干菓子の鳥居が乗ってたり目にも鮮やか!」
 シィがわくわく眺めるのは、神社や狐モチーフが飾られた大人気の稲荷パフェ。
 美味しそうな和スイーツ満載のパフェなことは勿論、神社を思わせるこの茶寮ならではな見た目も楽しめて。
 ロキシアも無邪気に声弾ませる彼女に頷きつつ、抹茶尽くしの甘味を前にうきうきしながらも。
 早速、手にしたスプーンでひと掬いすれば。
「底からライスフレークを抹茶アイスに絡ませてっと……シィちゃんシィちゃん。はい、あーん」 
 あーんと差し出すのは、シィの口元。
 そんなあーんに、シィはちょっぴりだけ、むぅ。
 何気に主導権を握られたようで、少し不満げではあるけれど。
 でもやはり、パフェはとっても美味しそうだから――はむりと。
 ロキシアから差し出されたパフェを食べるシィ。
 そして、そんなあーんはちょっぴり不満でも。
「ライスフレークがさくさくで、抹茶アイスと一緒に食べると美味しいのだわ!」
「ふふ、京都まで来たかいあったよね。折角だしメニュー総嘗めしちゃおうか」
 美味しいパフェの味には不満なし、他のものも全制覇しちゃいます!
 それから美味しいものを沢山食べた後は、折角だから観光も満喫。
 新年の賑やかな稲荷大社の境内を並んで歩いて。
 やって来たのは、神様が住まう拝殿。
 ふたりではしゃぐように無邪気に楽しんでいるけれど、でも参拝となれば真面目にきりり。
 それに今回の初詣は、普通のお出掛けとはちょっとだけ違って。
「普段とやること変わらないっても、時先案内人たちの要請でもあるからね」
 一応ディアボロスとしての任務のために訪れてもいるから。
 ロキシアはそう言って、いざ真剣にお参り……のその前に。
「でもお稲荷さん可愛い!」
「犬ではなくて、狐さんなのだわ」
 狛犬ならぬ狛狐を見つければ、ついスマートフォンを構えたくなるけれど。
 でも、我慢我慢……とぐっと堪えた後、気を取り直して今度こそ参拝を。
 作法に則り、二礼二拍手一礼してから。
「願いごとかー」
 それじゃー……とロキシアは神様にお願いごとを。
 シィも、ロキシアをちらちら見ながら参拝の作法をまねっこして。
(「美味しいものが沢山食べれますように、まだまだ楽しいことが沢山ありますように、家族が健康でありますように――」)
 そう、手を合わせて祈りを込めれば。
 そんな彼女の隣で、ロキシアもこんなお願い事を。
(「シィちゃんともっと仲良くなれますように! シィちゃんといっぱいらぶらぶ出来ますように! えーっと、シィちゃんと沢山楽しいことに出会えますように! それからあとは、シィちゃんと――」)
 信仰のエネルギーも蓄えられるように、いっぱい祈りつつも。
 ――よろしくですうかさま!
 真剣にそう、眼前の宇迦之御魂神さまことお稲荷さんにお願い!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV8になった!
【迷宮化】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【反撃アップ】がLV5(最大)になった!

シャナオウ・ナラシャ
◆暁降

嗚呼、あけましておめでとう
何もない日常であったのなら、年が明けるのは当たり前だろ
って思ってしまうが、でも…去年もいろいろあったな…
 
うーんと稲荷山の案内板を見ながら…すごいな鳥居の数が…半端ない
ふむ、次の機会にはお山巡りをしよう
  
楼門から本殿へ向かい決められた手順で祈り願いを籠めて
ちらりと要の横顔に視線を流しつつも『新たなる始まりに想いを馳せて』

境内散策
(人の多さに迷子にならんように要の手を握っては、噂の千本鳥居…

何処までも終わりの見えない鳥居はこの先へと続く俺たちの歩みを暗に示しているようで…
そして、まるで指し示すかのように二筋の鳥居
更に続く件の鳥居は思わず吸い込まれそうなほどで
(異界の門とは…よく謂ったモノだな。無意識に握る手に力が入ってしまう。もう二度と、奪わせてなるモノか…

でも鳥居とその隙間から差し込む日差しは…温かく
奥社に辿り着けば…ホッと一息

―…ああ、確かにな(俺は稲荷寿司を手に
ん?(なんで?と言った表情で返すも、嗚呼…と頷き
なら俺も、ほれ(とお稲荷さんを口元へ運んで


瀬良・要
◆暁降

新年あけましておめでとう
って、一緒に住んでると何か今更だな
ま、一年の始まりの挨拶ってコトで♪

伏見稲荷、ね。っつーとやっぱこの千本鳥居が有名よな♪
千本ってのは流石に圧巻だな。さ、潜ってこうぜ
なんて、手ェ繋いで一緒に行くか

まずは本殿に参拝だ。二礼二拍手一礼がルールだぜ
願い事は、人脈広げられますように。後は……
隣の嫁さんが無事でありますように、守れますように

参拝が終わったら、破魔矢買って……
やっぱお御籤は引いておきたいよな!
大大吉なんてのもあるんだと♪
(結果はお任せします)

一通り終えたら「稲荷茶寮」とやらに行って見ようぜ
稲荷山の自然や庭園の池、水のせせらぎに鳥の声……
そんなの感じながら和スイーツ楽しめるんだと。雅だよなァ♪

食べるならやっぱ稲荷パフェだろ
……へェ、なかなか豪華なパフェだな
っつか、そういや神社中すごかったな、お稲荷様

ほら、口開けろ。うん? 当然、あーんはするだろ?
何てスプーンでひとくち掬って口元に突き出してみたり

はは、今年も新年、一緒に迎えられたな
今年もよろしくな、ハニィ♪


 年が明けて新年を迎えれば、やはり。
「新年あけましておめでとう」
「嗚呼、あけましておめでとう」
 互いに交わすのは、新年の挨拶……なのだけれど。
「って、一緒に住んでると何か今更だな」
 年が明ける前も、開けた時も、そして開けた後の今もやっぱり一緒にいるから、今更な気もするし。
 瀬良・要(死は我が踊り手・g00797)の声を聞きながら……何もない日常であったのなら、年が明けるのは当たり前だろ、なんて。
 シャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)は思ってはしまうけれど、でも。
「……去年もいろいろあったな……」
 改めて振り返ってみれば、そう呟きも落ちるし。
「ま、一年の始まりの挨拶ってコトで♪」
 これからの一年もまたきっと、色々なことがあるだろうから。
 新年ということで、初詣にやって来たのは、京都の伏見稲荷大社。
 まずはふたり並んで、大社内の案内図を、うーんと見つめてみれば。
「伏見稲荷、ね。っつーとやっぱこの千本鳥居が有名よな♪」
「すごいな鳥居の数が……半端ない」
 案内図を見るだけでも、連なるその鳥居の数の多さが分かるし。
「千本ってのは流石に圧巻だな。さ、潜ってこうぜ」
「ふむ、次の機会にはお山巡りをしよう」
 鳥居が山頂まで続く稲荷山にも興味はあるけれど、お山巡りはまたの機会を楽しみに。
 手と手を繋いで一緒に、まずは楼門から本殿へと向かい、参拝を。
 二礼二拍手一礼がルールだぜ、と告げる要と共に、シャナオウも決められた手順で祈り願って。
 ちらりと要の横顔に視線を流しつつも、想いを籠める――『新たなる始まりに想いを馳せて』。
 そして要も手を合わせ、そして願う。
(「人脈広げられますように。後は……」)
 ――隣の嫁さんが無事でありますように、守れますように、って。
 それかた参拝が終われば、破魔矢を買ってから。
「やっぱお御籤は引いておきたいよな! 大大吉なんてのもあるんだと♪」
 要が狙うは、大吉よりももっと良い大大吉!
 ということで、ふたりで試しに引いてみれば。
「お、大吉♪ 何事も心に叶う兆であるから、思い立つた事は、速やかにするがよい。ただし準備を充分に心がけよ……だと。紗那は?」
「? これはどんな結果なんだ?」
「うん? 吉凶未分末大吉……努力次第では大吉になる可能性がある、か。てかこれレアらしいし、お揃いの大吉ってことだな♪」
 新年早々仲良く、大まかに見れば同じ大吉です!
 そして境内をふたり歩いていけば、ふと思わず足を止めるシャナオウ。
 そう、目の前には――噂の千本鳥居。
 人気のスポットであるため、人の姿も多いけれど。
 改めてふたりで手を繋いで、きゅっと要の手を握って……いざ、連なる朱色のトンネルの中へ。
 足を踏み入れれば、そこはまるで異世界に迷い込んだかのよう。
 そして――何処までも終わりの見えない鳥居は、この先へと続く自分たちの歩みを暗に示しているようにも思えて。
 まるで指し示すかのような二筋の鳥居、更に続く件の鳥居は思わず吸い込まれそうなほどで。
(「異界の門とは……よく謂ったモノだな」)
 シャナオウは幻想的な美しさを感じると同時に、無意識に握る手に力が入ってしまう。
 ――もう二度と、奪わせてなるモノか……と。
 でも、握る手から伝わって混ざり合う体温と、鳥居とその隙間から差し込む日差しは、温かくて。
 奥社に辿り着けば……ホッと一息。
 そんなシャナオウに、要はこんな提案を。
「次は「稲荷茶寮」とやらに行って見ようぜ。稲荷山の自然や庭園の池、水のせせらぎに鳥の声……そんなの感じながら和スイーツ楽しめるんだと」
 そして、雅だよなァ♪ なんて早速向かって。
「食べるならやっぱ稲荷パフェだろ」
 注文を済ませ、頼んだものがテーブルに並べられれば、ひと休み。
「……へェ、なかなか豪華なパフェだな。っつか、そういや神社中すごかったな、お稲荷様」
「――…ああ、確かにな」
 そうパフェをひと掬いする要に頷いて返すシャナオウの手には、そんなお稲荷様の好物だという稲荷寿司。
 ……そして。
「ほら、口開けろ」
「ん?」
 急に届いた声に、なんで? と言った表情を返すシャナオウだけれど。
「うん? 当然、あーんはするだろ?」
 逆に要に、なんで? というような表情と言葉を向けられれば、嗚呼……と頷いて。
 差し出されるひと匙へと、あーん。
 はむりと口にすれば、美味しさと甘さが広がって。
「なら俺も、ほれ」
 お返しに、今度は要の口元へとお稲荷さんを。
 それをあーんと貰って交換こすれば、要は笑み零して。
「はは、今年も新年、一緒に迎えられたな」
 甘く幸せな新年のひとときに、改めてに紡ぐ……今年もよろしくな、ハニィ♪ って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

伏見・逸
【秋逸】(アドリブ歓迎)
伏見稲荷…話に聞いたような気はするが、来るのは初めてだな
(ちなみに、名前が被ってるが関係は特にない)

願い事をするんだっけか。なんか必要になんだろ、ちゃんとしねえとな

願う事は大体いつも同じ
隣にいる、随分熱心に祈っている様子の、彼女の願いが叶うように
彼女には、賑やかに楽し気に、きらきらしていて欲しい

俺の願望はいつだって薄暗い。多分それは自分で叶えるもんで
カミサマにどうこうして貰うもんじゃねえから

分不相応な願いだってんなら、バチでもなんでも当ててくれ

パフェと一緒に写真を撮られ、捌碁が今までに撮った写真を見せて貰う
…半分ぐらい尻尾じゃねえか?やっぱお前、尻尾が本体だと思ってねえか?
自分も端末の写真を探るが、大部分は何が写っているのかわからない(下手)
真っ赤な写真が出てきて、夕陽を撮ったのを思い出す
酷い写真だが、あの時見たものはちゃんと覚えている。綺麗なものは残る
(うさ耳の自分の写真を見せられ複雑な顔)
ノリがいいってか…お前が頼んできたんだろうが…

…ああ。今年も宜しく、な。


捌碁・秋果
【秋逸】

伏見稲荷神社に伏見さん
同じ名前のよしみできっと神様もお願い事を聞いてくれる…はず!

本殿で参拝
準備した小銭を投げ入れてお祈り
『今年こそフランスを奪還できますように』
大好きな画家の絵が多く所蔵されているオルセー美術館。モネの愛した庭のあるジヴェルニー。ルドン縁の地ボルドー
私の憧れを取り戻したい
神様。どうか宜しくお願いします!

お参りをしたら稲荷茶寮で稲荷パフェを食べて一休み
いつもみたいに可愛いパフェと伏見さんを撮る
…画像、結構貯まってきました。見てください。色々な所に行きましたよね
画像を遡る。サンタ服の伏見さん、秋色伏見っぽ、ハロウィン尻尾の伏見さん、猫耳しっぽのいたずら伏見キャッツ…などなど
まだ去年のことなのに、こうして見ると懐かしいですね!
(うさみみカチューシャ伏見さんの写真を見せつつ)
ふふっ。この時は一緒にうさみみカチューシャしてくれて嬉しかったな
伏見さんが意外とノリが良いっていうのも分かりましたしね

伏見さんはどこが印象に残ってますか?

…改めて今年もよろしくお願いします、ね。


 新年を迎え、降り立ったその地は、最終人類史の京都。
「伏見稲荷……話に聞いたような気はするが、来るのは初めてだな」
 そして伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)が初詣にと足を運んだのはそう、伏見稲荷大社。
 そんな逸の隣で、捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)は、ぐっと気合十分。
「伏見稲荷神社に伏見さん。同じ名前のよしみできっと神様もお願い事を聞いてくれる……はず!」
 その声を聞けば、逸は改めてこの場所へ来た目的を思い返して。
「願い事をするんだっけか。なんか必要になんだろ、ちゃんとしねえとな」
 信仰のエネルギーを蓄えるというディアボロスとしての任務もきっちりこなすべく、秋果と共に、まずは本殿へ。
 ちなみに、伏見稲荷と名前が被っているが関係は特にないのです。
 それから作法に倣って一通りこなして、神様に願い事をするけれど――逸が願う事は、大体いつも同じ。
 そしてちらりと見遣るのは、準備した小銭を投げ入れてお祈りをする隣の彼女の姿。
 ――『今年こそフランスを奪還できますように』。
 大好きな画家の絵が多く所蔵されているオルセー美術館。モネの愛した庭のあるジヴェルニー。そして、ルドン縁の地ボルドー。
(「私の憧れを取り戻したい」)
 だから――神様。どうか宜しくお願いします! って。
 随分と熱心に祈っている様子を見れば、逸もこう願いを馳せる。
 ――彼女の願いが叶うように、と。
 だって、思うから……彼女には、賑やかに楽し気に、きらきらしていて欲しい、と。
 いや、逸自身に願いがないというわけではないのだ。願望はこの心にだって、あるのだけれど……でも。
(「俺の願望はいつだって薄暗い」)
 そして、多分それは自分で叶えるもんで。カミサマにどうこうして貰うもんじゃねえから、って。
 そう思うし、こうやって手を合わせているけれど。
 眼前の神様へと目を遣り、逸はこう付け加えるのだった。
 ……分不相応な願いだってんなら、バチでもなんでも当ててくれ、と。
 いまだ一生懸命祈っている彼女の様子に、そっと瞳を細めながら。
 それからお参りを済ませば、ひと休み。
 足を運んだ『稲荷茶寮』で、大人気だという稲荷パフェを頼んで。
 ぱしゃりとまずは1枚、秋果はいつもみたいに可愛いパフェと逸のツーショットを撮ってから。
「……画像、結構貯まってきました。見てください。色々な所に行きましたよね」
 嬉しそうに、これまで撮った画像たちを遡る。
「サンタ服の伏見さん、秋色伏見っぽ、ハロウィン尻尾の伏見さん、猫耳しっぽのいたずら伏見キャッツ……まだ去年のことなのに、こうして見ると懐かしいですね!」
「……半分ぐらい尻尾じゃねえか? やっぱお前、尻尾が本体だと思ってねえか?」
 見せて貰った写真をみれば、キュートな尻尾に賑やかな尻尾、お洒落な尻尾にゴキゲンな尻尾。
 そんな様々な伏見っぽ画像に、逸は思わずそう突っ込まずにはいられないけれど。
 にこにこ楽しそうな彼女を見遣ってから、何気に同じ様に自分も端末の写真を探ってみるものの。
「…………」
 大部分は何が写っているのかわからない。撮るのが下手で。
 そんな逸に、秋果が次に楽し気に見せるのは。
「ふふっ。この時は一緒にうさみみカチューシャしてくれて嬉しかったな」
 うさみみカチューシャ姿な逸のうさポヨ写真。
「伏見さんが意外とノリが良いっていうのも分かりましたしね」
「ノリがいいってか……お前が頼んできたんだろうが……」
 そんなうさ耳な自分の写真を見せられれば、複雑な顔をしてしまう逸だけれど。
「伏見さんはどこが印象に残ってますか?」
 そう秋果に問われてふともう一度、自分の端末に視線を落とせば。
 出て来たのは、ひたすら真っ赤な一枚。
 それもやはり下手で、酷い写真なのだけれど。
「……赤い夕陽は、綺麗だったな」
 そうぽつりと返す逸。
 他の人が見てもこれが何かは分からないだろう。
 でも確かに、逸は覚えているから……あの時見たものは、ちゃんと。
 そしてやはりそっと思うのだ。綺麗なものは残る、と。逸はそう知ったから。
 けれどそれは何も逸だけではなくて。一緒に観た、彼女だって同じで。
 憧れのいろたちは勿論、これからもたくさんのいろを見て知りたいって、秋果は欲張りにわくわく思うし。
「……改めて今年もよろしくお願いします、ね」
「……ああ。今年も宜しく、な」
 ゆらり無意識的に揺れる尻尾を見つめながら、改めてそう逸と交わし合う。
 だって、今年も一緒に色々なところに行って、画像だってもっといっぱい増えると思うから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV9になった!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!

永辿・ヤコウ
凛と坐す狛狐へ向けた眼差しは憧憬の色

憧れていたんです
ずっと

商売繁昌、五穀豊穣の神の社
稲荷の総本宮

…ただいま

小さく呟き
手を合わせる

祈りは
営繕屋の永き繁栄

腕の中のヤビの温もりに笑んで
毛並みを撫でながら鳥居を奥へ奥へ

刻逆で消えたと思しき前店主は戻らぬまま
営繕屋を護り抜く為にも
記憶を失くした不完全な僕では結界足りえず
対の揃った正しい狐をお招きしなくてはならないと
ずっと、考えていた
いつか譲り渡すことに、憧れていた

神隠しに遭いたい、なんて願いも
鳥居をくぐり続けたら
叶うのでしょうか

異界へ導くかの連鳥居
幽世では失くしてしまった人や物に逢えるというから

奥へ奥へ
山の頂へ

いつの間にか駆け気味だった足取り
社にまみえて留まって

神域に荘厳も覚えるけれど
青空の下の社や風は清々しく
地に足がついている、と
現だと感じるから

ヤビ…?

身を擦り寄せる姿に漸く
頬に伝う雫を知った

そうですね
新年のハレの日には
皆の前では
朗らかに居ないと

瞳を閉じて
次には笑顔

麓で甘味を食べましょう
稲荷寿司も半分こ
美味しいねと笑い合う
ヤビがいてくれて良かった


 訪れた自分達を迎え入れてくれるのは、狛犬……ではなくて。
 向けた眼差しの先にはそう、凛と坐す狛狐。
 そんな永辿・ヤコウ(繕い屋・g04118)の瞳に宿るのは、憧憬の色。
(「憧れていたんです。ずっと」)
 ヤビと共にやって来たのは、商売繁昌、五穀豊穣の神の社――稲荷の総本宮・伏見稲荷大社。
 そして此処に住まう神様へと。
「……ただいま」
 ゆうらり尾を揺らしながら小さく呟き、手を合わせる。
 馳せる祈りは、営繕屋の永き繁栄。
 それから十分にお願いして本殿を後にすれば、新年に吹く身が引き締まるような冬の風。
 けれどほわふわあたたかい、腕の中の温もりに笑んでから。
 もっふりな毛並みを撫でながらヤビと共に、連なる鳥居を潜って奥へ奥へ。
 そして、ヤコウはずっと考えていたのだ。
 刻逆で消えたと思しき前店主はいまだ、戻らぬままで。
 営繕屋を護り抜く為にも、記憶を失くした不完全な自分では結界足りえず。
 だから――対の揃った正しい狐をお招きしなくてはならない、と。
 ずっと、考えていたし、憧れていたから。いつか譲り渡すことに。
 そして朱色のトンネルをゆきながら、思ってしまう。
(「鳥居をくぐり続けたら、叶うのでしょうか」)
 ……神隠しに遭いたい、なんて願いも。
 だって、潜る連鳥居はまるで、異界へ導くかのようで――幽世では失くしてしまった人や物に逢えるというから。
 ヤコウとヤビは奥へ奥へ、そして山の頂へ。
 いつの間にか駆け気味だった足取りも、社にまみえれば留まって。
 神域にぴこりと狐耳も揺れて、荘厳も覚えるのだけれど。
 青空の下の社や風は清々しく、地に足がついている、と……現だと感じるから。
 それからふと、すりすりと。
「ヤビ……?」
 身を擦り寄せる姿に漸くヤコウは知ったのだ。頬に伝う雫を。
 それから再びもふもふと腕の中の毛並みを撫でながらも、そっと瞳を閉じて。
「そうですね。新年のハレの日には、皆の前では、朗らかに居ないと」
 次に宿すのは、ハレの笑顔。
 そしてそんな笑みをさらに深めるためにも、麓に戻れば、半分こ。
 足を運んだ茶寮で、甘味も稲荷寿司も一緒に楽しんで、笑い合う――美味しいね、って。
 それからご機嫌に揺れる八尾を見つめながら、ヤコウも一尾をゆうらり。
 新年の晴れ渡った青空の下……ヤビがいてくれて良かった、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV10になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!

一角・實生
【羽根車】

鳥居が形作る橙の道
色々なディヴィジョンに広がる様々な光景を見ているけれど、これはまた別格だ
水蓮寺さんが額をぶつけるのも分かるかも
篝さんが投げる痛いのは一先ずキャッチしとこう、お狐さまに飛んでしまったら大変だ

願いが叶った人が奉納したという鳥居
どんな願いだったのだろう……これとか
なんて思ってたらつい足が止まってしまう
ああ、ごめん
痛……くはないか、うん。冬毛に生え変わってるからな
ふわふわと言われ自慢げに

参拝の作法は昨年の記憶と見よう見まねで何とか
手を合わせて祈る
(仲間が立ち止まってしまった時、寄り添い背中を押すものがありますように)
櫻田さん、なんだか顔赤いよ

大体誰か予想がつく腹の虫の音に稲荷茶寮での休憩を提案しよう
俺は抹茶ぜんざいが食べたい

並んだ稲荷パフェに先程の鳥居を思い起こしながらも、連写音に笑う
篝さんは前にお出かけした時も連写モードになってたよな
うん、抹茶ぜんざいも美味しいよ

お御籤は全員引き終わったら見せあおうか
俺も抹茶ぜんざいのおかわりを狙う
(結果お任せ)
さて、それじゃあ――


ラヴィデ・ローズ
【羽根車】

すっごいねぇ、万本って言われても信じるよ
やるねでもオレの写真も、と
結依ちゃんとカメラマンごっこにいそしむ道中
昔に旅行誌で見た風景に浮足立つも
痛そうな鈍い音が立てば
自分が打たれた心地でひえっと縮める身
誰かに!? 飛んでけに構えるも
やっぱり實生くんなんだよなぁ~
ってほっと胸を撫で下ろせるよね
ふふ、颯ちゃんは逆にラッキーだったかな?
もっふり翼へ激突が羨ま微笑ましい

(この平穏が明日も続くよう)
祈りの後は
あは、賛成!
腹の虫の音に子火ちゃんの願い事が聴こえてきた気分で笑っちゃう

颯ちゃん……やっぱり相当痛かったんじゃない?
キミのこぶのこと祈っとけばよかったよ~
ジオラマみたいな稲荷パフェは自然と笑みを深めてくれて
かわいいなぁ、これ
ほら結依ちゃん、オレがパフェとの2ショット撮ってあげるから
實生くんぜんざいどう? ん~、そっちもいいなぁ

ええっ、おみくじの結果17種類!?
これは運試しするっきゃない
一番結果が良かった子にぜんざい奢ってあげようじゃないか
ふふふ――
ま、オレが一番だけどね!
(結果おまかせ)


水蓮寺・颯
【羽根車】計5名


わ、話に聞いていた以上に荘厳ですね……綺麗……
ずらりと立ち並ぶ鳥居に空いた口が塞がらない
白い訪問着の裾を捌くのも忘れて、石段に蹴躓き
あわっ!?痛ぁ!
鳥居に思いっきりおでこをぶつけて涙目

ありがとうございます子火さん、でもそんな飛ばしたら
實生さん!?そ、そんなの捨ててください痛いですよ!?
って結依さんが…!返して!痛いの返して!
騒いでいたら實生さんの翼にばふっと激突
す、すみませ……ふわふわだ(離れられない)

ああほら、もうすぐ列が捌けそうですよ!お賽銭用意してますか?
五円玉を落とし、二礼二拍手
背筋を伸ばして、手を合わせる
(皆が健やかで、心安く過ごせますように)
最後に深く頭を下げて
聞こえたお腹の音に笑い合う、この幸せがずっと続けばもっと嬉しいな


……たんこぶができました。うう…白玉団子おいしい……
あはは…大丈夫です、ありがとうラヴィデさん。
パフェの容器を当ててぶつけた額を冷やしつつ、御籤を引きに行きます
えっ、おぜんざいも?これは負けられませんね……!せーの!

(結果おまかせ)


櫻田・結依
【羽根車】
千本鳥居って名前は聞いたことあるけど
見るのは初めて、すごーい!!
映えポイントはスマホで写真を撮りまくる
見て!この角度めちゃくちゃ良くない!?

子火が飛ばして、實生がキャッチした痛いを受け取り
いたたたた…!ってふざける
そんな騒ぎもスマホに収めて

お参りの仕方ってえっと……
と、颯の方をちらちら見つつ思い出して
お賽銭はご縁がありますようにって5円玉を
(皆が笑顔で過ごせて、また奪われたものを取り戻していけますように)
あ、あと……皆にはバレないように
(あの人が私の方に振り向いてくれますように)
なんでもないよ、いっぱいお願いしちゃっただけ!
欲張りさんになってもいいよね

稲荷茶寮では映えな稲荷パフェを
目を輝かせて、これはすごい映えだよ!!
色んな角度でアイスが溶ける前に撮りまくり
鳥居の飾りまであるなんて…!
あ、映り込みが…ちゃんと撮りたいから、ハイ、ピース!
子火、めっちゃ連写してる

お御籤は何が出るかな…良いの来ますように!
結果に一喜一憂するのは顔と態度に出ちゃう
せーの!で見せよう
一番は貰った……!!


篝・子火
【羽根車】

お狐さまだ。初めて来たな。
お参りはもちろんだが…噂に聞く千本鳥居はすごいな。本当に千本あるのか。
一、二・・・十、二十、三…無理だな。
有難い気持ちで参れば大丈夫だろ。

と、颯無事か?
痛いの痛いの――誰かに飛んでけ。

痛いのはもう返せない…一度離れた痛いのはもう二度と戻ってこないんだ。(ふざけて静かに首振り)
さて、気を取り直して。

(『皆食うものに困らず腹いっぱいな一年を過ごせますように』)
(腹の虫の音)
…あ、ラヴィ笑ったな。妖怪なんか奢ってくれするぞ。
なんか食いたい。食べる場所あるのか?
實生の提案に乗って茶寮へ向かう。
ぜんざいもいいな。ちょっとくれ。

これが…映えパフェ!つついたら落ちそうだ。
写真撮っている結依をこっそり撮ろうとしたんだが……何故か連続になる。シャシャシャシャってうるさいな。

本日の主題だ。
この大満足な気持ちを御籤に篭める。
おかわりにぜんざい。
こいっ……!(結果おまかせ)


 新しい年を迎えた最終人類史の京都も、初詣に訪れた人々の声で賑やかで。
 皆でやって来た伏見稲荷大社は沢山の人の活気で溢れているのだけれど。
 でも――連なる朱色のトンネルへと足を踏み入れ、潜り始めれば。
「色々なディヴィジョンに広がる様々な光景を見ているけれど、これはまた別格だ」
「わ、話に聞いていた以上に荘厳ですね……綺麗……」
 鳥居が形作る橙の道は、まるで異世界へと迷い込んだように幻想的で。
 一角・實生(深い潭・g00995)の言葉にこくりと頷きつつ、水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)も思わずぽかんと。ずらりと立ち並ぶ鳥居に空いた口が塞がらない。
 そしてやって来た自分達を迎え入れてくれるかのように大社内にいるのは、狛犬ならぬ狛狐たち。
「お狐さまだ。初めて来たな」
 篝・子火(天高し・g02594)はまた1体、狐の姿を見つけた後、連なる鳥居へと目を向けて。
「お参りはもちろんだが……噂に聞く千本鳥居はすごいな。本当に千本あるのか」
「千本鳥居って名前は聞いたことあるけど。見るのは初めて、すごーい!!」
「すっごいねぇ、万本って言われても信じるよ」
 櫻田・結依(人間のカースブレイド・g01624)とラヴィデ・ローズ(la-tta-ta・g00694)も、どこまでも続きそうな朱の世界に感嘆の声を漏らせば。
 試しに鳥居の数を数えてみる子火だけれど。
「一、二……十、二十、三……無理だな」
 ……有難い気持ちで参れば大丈夫だろ、と。
 到底数えきれないその数に、そう思いなおす。大事なのは気持ちです、ええ。
 そんな皆と歩く千本鳥居を潜りながら、結依がすちゃりと構えるのはスマートフォン。
 そして映えポイントを見極めれば――ぱしゃぱしゃっ。
「見て! この角度めちゃくちゃ良くない!?」
 写真を撮りまくりつつ、映え写真が撮れれば皆にもはしゃぐように見せて。
「やるねでもオレの写真も」
 ラヴィデも負けずにぱしゃりと、映えな一枚を狙ってシャッターを切りつつ。
 結依と共にカメラマンごっこにいそしむ道中、昔に旅行誌で見た眼前の風景にそわりと浮足立つも。
「あわっ!? 痛ぁ!」
「……!?」
 耳に届いた痛そうな鈍い音と声に、思わずひえっと身を縮めてしまう。
 厳かな景色に目を奪われ、白い訪問着の裾を捌くのもつい忘れて……石段に蹴躓き、ごつんと。
 鳥居に思いっきりおでこをぶつけて涙目になっている颯と一緒に、ラヴィデも自分が打たれた心地で。
「と、颯無事か?」
「水蓮寺さんが額をぶつけるのも分かるかも」
 ぱちりと瞳瞬かせる子火と、心配しつつもどこか納得してしまう實生も、おでこを擦る彼女へと視線を移して。
 子火はふいに颯のおでこへと手を翳せば。
「痛いの痛いの――誰かに飛んでけ」
「誰かに!?」
 痛いのは誰かに飛ばします!?
 そんな飛んでけに、思わずラヴィデは構えるも。
「ありがとうございます子火さん、でもそんな飛ばしたら……」
「篝さんが投げる痛いのは一先ずキャッチしとこう、お狐さまに飛んでしまったら大変だ」
「實生さん!? そ、そんなの捨ててください痛いですよ!?」
 飛んでけをキャッチする實生に、颯はあわあわとするけれど。
 子火が飛ばして、實生がキャッチした痛いを受け取ったのは。
「いたたたた……!」
「って結依さんが……!」
 突如おでこを押さえて声を上げた結依に……!?
 そんな痛いの伝播に、颯はますます慌てるけれど。
「返して! 痛いの返して!」
「痛いのはもう返せない……一度離れた痛いのはもう二度と戻ってこないんだ」
 子火はそう、静かに首を横にふるり。
 もう飛ばされた痛みは戻ってきません……なんて。
 そんな騒ぎに皆と笑いながらも、ぱしゃりと。
 賑やかで楽しいおふざけも、結依はスマホにばっちり収めて。
 わいわい聞こえる声を耳にしながら、ふと連なる鳥居を見上げる實生。
 これだけの数が並ぶ鳥居は、此処を詣でた人々が一本ずつ奉納したものだという。
 そう……これらは、願いが通った人たちの感謝と信仰の証。
 實生はそんな朱へと目を向けて。
(「願いが叶った人が奉納したという鳥居。どんな願いだったのだろう……これとか」)
 なんて思ってたら、つい止まってしまう足。
 同時に、ばふっと背中の大きな翼に感じたのは、何かが激突した衝撃……?
 そして振り返れば、皆と騒いでいた颯がもふり。
「ああ、ごめん」
「す、すみませ……ふわふわだ」
「痛……くはないか、うん。冬毛に生え変わってるからな」
 ふわふわと言われ自慢げにぱたぱた小さく翼を揺らす實生から、颯は離れられない。
 もふもふでふわふわで……伝わる体温もあったかくて。
 ラヴィデは、ぽふりと彼女を支えてくれた大きな翼に、ほっと。
 ……やっぱり實生くんなんだよなぁ~、なんて胸を撫で下ろしつつも。
「ふふ、颯ちゃんは逆にラッキーだったかな?」
 もっふり翼への激突が羨ま微笑ましくて、宿ってしまう笑み。
 それからも楽しく賑やかに、千本鳥居を潜って。
 幽玄の世界を存分に皆で一緒に堪能すれば、次は初詣の目的のひとつ。
「ああほら、もうすぐ列が捌けそうですよ! お賽銭用意してますか?」
 神様へ新年の挨拶を。
 祈りを捧げて信仰のエネルギーを蓄える、ディアボロスとしてのそんな任務もあるし。
 いざ神様を前にすれば、きりりと気も引き締まる気もするから。
 颯はからんと五円玉を落とし、作法に従って二礼二拍手。
 背筋を伸ばして手を合わせ、願いを込める。
(「皆が健やかで、心安く過ごせますように」)
 そして最後に深く頭を下げて、一礼を。
 結依も神様へといざ参拝、なのだけれど。
(「お参りの仕方ってえっと……」)
 颯の方をちらちら見つつ、参拝の作法を思い出して。
 お賽銭は5円玉を――ご縁がありますように、って。
 それから手を合わせ、願い事を。
(「皆が笑顔で過ごせて、また奪われたものを取り戻していけますように」)
 實生も参拝の作法を、昨年の記憶と見よう見まねで何とかこなして。
(「仲間が立ち止まってしまった時、寄り添い背中を押すものがありますように」)
 皆と同じようにそう手を合わせて祈り終われば。
 ふと見つめるその姿に、小さく首を傾ける。
 あ、あと……皆にはバレないように、なんて。
(「あの人が私の方に振り向いてくれますように」)
 ぐぐっとより真剣に祈りを込める結依の姿に。
「櫻田さん、なんだか顔赤いよ」
 そして實生にそう声を向けられれば、思わず瞳を大きく見開いて。
「なんでもないよ、いっぱいお願いしちゃっただけ!」
 そう誤魔化すように返すけれど……願いを馳せた神様をもう一度だけ、結依はちらり。
 ……欲張りさんになってもいいよね、なんて。
 ラヴィデもきっちりお稲荷様に手を合わせて。
(「この平穏が明日も続くよう」)
 祈りの後は、なんて顔を上げれば。
 ……さて、気を取り直して、と。
(「皆食うものに困らず腹いっぱいな一年を過ごせますように」)
 祈った子火から聞こえたのは、くぅ、と鳴いた腹の虫の音。
 そんな食いしん坊な音に、あは、賛成! とラヴィデは思わず笑っちゃう。
 腹の虫の主張に、彼女の願い事が聴こえてきた気分で。
 そして子火は、楽し気に笑む彼へと目を向けて。
「……あ、ラヴィ笑ったな。妖怪なんか奢ってくれするぞ」
 妖怪なんか奢ってくれになって集ります……!?
 そんな聞こえたお腹の音に笑い合う皆を見つめ、一緒に笑いながらも颯は思う。
 ……この幸せがずっと続けばもっと嬉しいな、って。
 ということで。
「なんか食いたい。食べる場所あるのか?」
「この先にある、稲荷茶寮で休憩しようか」
 大体誰かのものか、聞こえた時点でやはり予想がついていた腹の虫の音に、實生がそう提案すれば。
 皆も勿論賛成、ひと休みしつつ、次は甘味を楽しみます!
「俺は抹茶ぜんざいが食べたい」
 そして茶寮へとやって来れば、實生は気になった濃い抹茶ぜんざいを注文して。
「これはすごい映えだよ!!」
「かわいいなぁ、これ」
 目を輝かせて見つめる結依と自然と笑みを深めるラヴィデの目の前には、茶寮でも人気だという稲荷パフェが。
「鳥居の飾りまであるなんて……!」
「これが……映えパフェ! つついたら落ちそうだ」
 ミニ鳥居に稲穂に狐さん、まるで大社のジオラマみたいなパフェは可愛くて、まさに映え!
 結依は色んな角度から、アイスが溶ける前にぱしゃぱしゃと急いで写真を撮りまくってから。
「あ、映り込みが……」
「ほら結依ちゃん、オレがパフェとの2ショット撮ってあげるから」
 ちゃんと撮りたいからと、ラヴィデに撮影係をお願いして……ハイ、ピース!
 それと同時に――シャシャシャシャッ!
 子火のスマートフォンから突如聞こえるのは、やたら鳴るシャッター音……??
「写真撮っている結依をこっそり撮ろうとしたんだが……何故か連続になる」
 シャシャシャシャってうるさいな、なんて首を傾けるその様子に、結依は瞳をぱちり。
「子火、めっちゃ連写してる」
「篝さんは前にお出かけした時も連写モードになってたよな」
 實生も、並んだ稲荷パフェに先程の鳥居を思い起こしながらも、聞こえた連写音に笑って。
「實生くんぜんざいどう?」
「うん、抹茶ぜんざいも美味しいよ」
「ん~、そっちもいいなぁ」
「ぜんざいもいいな。ちょっとくれ」
 ラヴィデと子火が見つめるのは、やはり美味しそうな抹茶ぜんざい。
 そして、はむりと甘味を食べれば、とても美味しいのだけれど。
「……たんこぶができました。うう……白玉団子おいしい……」
 先程ごつんとしたところが、心なしかぷくり。
 颯はできたたんこぶにちょっぴり涙目になりつつも、でも白玉団子は美味しいです、ええ。
 そんな様子に、ラヴィデは心配気に視線を向けて。
「颯ちゃん……やっぱり相当痛かったんじゃない? キミのこぶのこと祈っとけばよかったよ~」
「あはは……大丈夫です、ありがとうラヴィデさん」
 痛いけれど、痛いのが皆や狐さんに飛ばずに戻ってきたと思えば、ほっとするし。
 パフェの容器をぴたりとぶつけた額に当てればひやりと、ちょっぴり冷たさで痛みも和らぐから。
 おでこを冷やしつつも十分に休憩すれば、次は御籤を引きに。
 いや、この伏見稲荷大社の御籤は、見慣れた普通のものとはちょっと違っていて。
「ええっ、おみくじの結果17種類!?」
 そう……ラヴィデの言う通り、定番から珍しいものまで、沢山の結果があるという。
 そうなれば――これは運試しするっきゃない、と。
 ラヴィデは皆に、こんな提案を。
「一番結果が良かった子にぜんざい奢ってあげようじゃないか」
 その言葉を聞けば勿論、尚更気合十分。
「えっ、おぜんざいも? これは負けられませんね……!」
「お御籤は全員引き終わったら見せあおうか。俺も抹茶ぜんざいのおかわりを狙う」
「本日の主題だ。この大満足な気持ちを御籤に篭める」
「何が出るかな……良いの来ますように! せーの! で見せよう」
 一番は貰った……!! なんて続ける結依の言葉に、皆も頷きつつも笑って。
「ふふふ――ま、オレが一番だけどね!」
「さて、それじゃあ――」
「せーの!」
「おかわりにぜんざい。こいっ……!」
 みくじ棒をそれぞれ引いて、皆で同時に、結果の御籤を見せあえば――。
「ん? 吉凶未分末大吉、なんかすごいのが出たぞ」
「えっと……僕は、凶後吉?」
「子火ちゃんのはレアみたいだよ、颯ちゃんはさっき痛かった分これからいいことあるね! 結依ちゃんはどう?」
「私は……あ、やった、大吉! ふたりは?」
「オレはね……ふふ、見て見て、大大吉!」
「俺も大大吉だったよ」
「じゃあ、おかわりのぜんざいは、實生とラヴィのものだな」
 結果は様々だけれど、でもそれもお稲荷様の導き……伏見稲荷大社の御籤は凶が存在しない、幸福のお御籤だから。
 美味しいおかわりの甘味も大大吉の幸せも、きっと仲良く皆で分け合いこ……?
 ということで、ふたりの抹茶ぜんざいのおかわりを貰いに。稲荷茶房へとくるり、皆で楽しく逆戻り。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV13になった!
【腐食】LV1が発生!
【狼変身】がLV3になった!
効果2【先行率アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【社員旅行】
アドリブ歓迎
CCTSの仲間たちと初詣だ
黒の羽織袴……おめでたいときはこれと聞いた
皆、なんと華やかなのだろう。嬉しくなるな

冬の澄んだ空気が清々しい
本殿へ参拝しよう
覚えた二拝二拍手一拝
深く祈る
仲間たちの安全と幸福を。皆がよき未来を手にすることを

お詣りのあとおみくじを引こう
良い結果に微笑んで
白狐さんのお守りもかわいいな。そっと頂こう

千本鳥居の朱は、まるで神の住まいへ誘うトンネルのようだ
迫る色彩に、皆の装いも映えて美しい
実際にくぐってみると……不思議と心が落ち着くのだな
絵に描いておきたくなるよ、と宙に指を滑らせて
ポーズも言われるままやってみよう

集合写真はお任せあれ。三脚に……タイマーか
よし、とセットしたら走って皆に合流――
えっ、何どうした
咲菜さんに妨害されて慌て、笑ってギリギリに滑り込む
千本鳥居を背景に、華やいだ一枚を

散策後は茶寮で休憩
俺は濃い抹茶ぜんざいかな……ん? パフェが人気か
俺も稲荷パフェにしよう
こういうのも映えるかな?
なごやかな賑わいに、笑んで
うん。心の栄養だ。また来たいな


エレナ・バークリー
【社員旅行】

噂に聞く伏見稲荷大社で初詣ですか。気分が高揚しますね。
私は黒のトレンチコートにスラックスです。自分で着られない服装は不安がありまして。腰には剣を二本吊ったまま。

まずは楼門を潜り本殿にお参り。二拝二礼一拝。
『私の周りの人が傷つきませんように』
誰かの危機に、常に助けに行けるとは限りませんから。

授与所でお神籤を引いてみましょう。お守りも買っておきますか。『家内安全』と。

では、いよいよ千本鳥居ですね。
わ、視界が赤く染まって見える。まるで異界へ通じる道のよう。本当に千本ありそうです。ええと、これ実際のところ何本あるんですか?
記念写真はあくまで自然体で。

ふぅ、まだ視界が赤いような気がします。
それでは境内を巡って、稲荷茶寮さんで一服しましょう。
ここはやっぱり稲荷パフェですね。和紅茶もお願いします。
ううん、食べるのが惜しくなりますが、見とれていて誰かにかっ攫われたら大変です。心を鬼にしてしっかり食べましょう。
和紅茶は優しい風味でほっとします。お代わりお願いします。

いつかまた来てみたいですね。


レイ・シャルダン
【社員旅行】
ステシの自己紹介画像に設定している
しちがつ絵師様のBUの振袖衣装で参加します。
皆さんとてもお似合いです、テンション上がっちゃいます。
多国籍チームで別の国の民族衣装を着るの、新鮮でいいですよね。

日本で新年を迎えるのはこれで三度目
お参りの作法も少しは様になって来たでしょうか。
『皆の願いが叶います様に。』
おみくじは変わった物があると聞きました。
さてさて、何が出るかなぁ~?
『吉・極み』あるでしょうか。

千本鳥居の散策、実は経験ありです。ふふ。
なので皆さんより数歩後ろを歩いたり、少し前を行ったりして
皆さんのリアクションを写真におさめてまいります。
たまにポーズの指定もします。
はいっ、そこに手を付いて、ちょっと空を仰ぐように…!
なんてね。
皆で集合写真も撮りましょう。
エトヴァさん、この三脚使えますよ。

沢山歩いたら茶屋で一休み。
ボクは――。
やっぱパフェだよ…。
ねー!
なんて女性陣見てにっこり。

って皆おかわりするんですか?
ボクはいやぁ…ここの所ちょっと食べすぎ…
いやでも…ここでしか…
うー…おかわり!


シル・ウィンディア
【社員旅行】
アドリブ歓迎。

着物は水色地に花柄の振袖を着ていきます。
みんなの着物姿も素敵ー♪
神聖な空気もあるけど、やっぱり楽しむ時は楽しくしないとねっ♪
まずはお祈りだね。

…今年もディヴィジョンを取り戻す為に全力で駆け抜けます。
なので、見守っていてくださいね。無事に帰ることができることを。

お参りが終わったら千本鳥居を潜り抜けていくよ。
…すごいね、この不思議な感覚。
神様の世界に迷い込んだ感じ…。
そんな気がするくらいにすごい神聖な雰囲気だね。
みんなで集合写真、いいね。
これぞ社員旅行って感じするよねー、
タイマーをセットされたカメラににっこり笑顔を浮かべるよ

わたしもスマホで写真をパシャリ
この幻想的な雰囲気、写真に残したいよね。

神聖な空気も感じられたし、お参りも終わったし。
あとは食べるー♪
え、稲荷パフェ?あ、なにそれ?すっごく気になりますっ!
ということで、稲荷パフェを頂きますっ♪
甘いものは正義っ♪
抹茶ぜんざいもおいしそうだよね。

こうやって平和なひと時もいいものだよね。
またがんばろーって思えるからっ♪


弔焼月・咲菜
【社員旅行】
全身真っ黒の和装で参加。
寒いぃ…これだから冬は嫌いなんだ…。毎年の事だが、こんな新年早々のクッソ寒い冬空の下を皆よく出歩こうと思えるもんだぜ…。

本殿に入る前には一礼、参拝時は二拝二拍手一拝。日本の参拝の礼儀…ってこの一団ほぼ外国人しかいねぇ…。
願う願いはこれ一つ。
『皆が好きに生きていけます様に。』
いつか理不尽に死が訪れた時、一切の悔いも無いと言い切れる様に。

おみくじでいい結果を出しておけば今年一年何も憂いなく過ごせるってものさね!『凶』?あれ?俺、今年死ぬ…?
ちょ、ちょっとお守りでも買って保身の準備でもしておこうか…。

千本鳥居はいつ見ても圧巻の数だな…。折角だし、スマホで皆んなの様子を隠し撮りしておこう。
…悪いなエトヴァ…この集合写真は8人用なんだ。ダッシュで戻ってくるエトヴァを画面外で押さえつけたり羽交締にしたりして全力で妨害する。シャッターギリギリで解放して何食わぬ顔で揃って滑り込む。

稲荷パフェなんて物があるのか…じゃあそれを10人前で。…あ?10人前全部俺が食うけど…?


エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
この伏見稲荷大社は1300年もの歴史を持つのだという。
日本は歴史深い国だとは聴いていたけれど、私の祖国で言えばアールパード朝よりも古くからだなんて……。
こうして歩いてみれば、澄み切った空気にも歴史の重みを感じるわね。

●行動
【社員旅行】で参加。
絡み・アドリブ歓迎。

私も振袖を一着仕立てて貰って行きましょう。
この国の作法通り二礼二拍手一礼。
皆の武運長久と戦勝を祈願。
御神籤は私も引きたいわ。これ程の格式あるお社なら、『神託』もご利益がありそうね。

皆に連れられ鳥居へ。
こうして新年の空の下も良いけれど、きっと桜の季節や秋口の紅葉も綺麗なのでしょうね。また、皆で来ましょう。

境内の散策後は甘味処か。……稲荷パフェ!?
これは、抹茶のアイスに私の大好物の小豆ジャムの『アンコ』がこんなにも。
先程の鳥居を模した飾りも素敵だわ。是非頂きましょう!おかわりも是非!


マティアス・シュトローマー
【社員旅行】

若草色の着物に灰色の袴、
詰襟ジャケットに学帽で書生――日本の学生らしく
オフの日にこうして集まるのも新鮮でいいね!

本殿では皆に倣って二拝二拍手一拝を
願うのはCCTSメンバーの心願成就
攻略の最前線を駆け抜ける皆の願いが叶いますように
おみくじも引いて結果に一喜一憂
良い年になるよう努力はするつもりだけど、結果が良いに越した事はないからね
一位守だって!
俺はこの目立つお守りにしようっと

これが有名な千本鳥居!
十五、十六…くっ、数えるのは諦めた…!
千本以上ありそうな気がするなー
どこまで続いているんだろう?

カメラを向けられれば得意げにピースサイン
咲菜、さすがにそれは…なんてね
行け行けー!
エトヴァのこんなシーンはかなりレアかも

散策後は稲荷茶寮でひと休み
賛成! 俺もお腹が空いたところだったんだ
稲荷パフェか、抹茶ぜんざいか
迷った末に選んだのは濃い抹茶ぜんざい
…えっ皆は稲荷パフェ!?
別に寂しくなんか…
お、譲二もぜんざい仲間だ
このほろ苦さが堪らないよなー!
もちろんおかわりも頂こう
ああ、また皆で来たいね


八雲・譲二
【社員旅行】
※アドリブ歓迎

日本人らしく黄土色の着物に赤茶の羽織スタイルで参加
嬉しいね、千本鳥居は昔から一度見てみたかったんだ

皆と一緒に本殿へ参拝
二拝二拍手一拝、賽銭箱には『いい御縁』で115円を入れる
初詣のお祈りは…刻逆で消えた弟との再会を祈りかけたけど、途中で止める
代わりに「暗黒世界蝦夷共和国になるべく早くトレインを繋げ、可能な限り攻略を進められますように」と祈る
《戴冠の戦》とやらが来るまでに故郷を奪還できたらいいが、どうだろうな…

念願の千本鳥居は写真撮影も忘れて圧倒される
なんつーか、歴史侵略者共と戦う時は相手が邪神や怪物でもそんなに恐怖しないんだが
奥まで続く鳥居を正面から眺めてると少し足の震えを感じるな…
これが本物の神々に対する畏怖かね
改めて節々で手を合わせておこう

最後はお茶屋さんで一息
俺は抹茶ぜんざい。癖になる組み合わせだ
レイはおかわりしないのかい?
そっか~神社で雇われる程の和菓子職人さんの手腕は俺でも再現できないからここでしか食べれないのにな~(チラッ
おう、行っちゃえ行っちゃえ。


鳴海・蒼葉
【社員旅行】

連携アドリブ喜んで☆
時々:なのだ、なんだぜ
名前+パイセン

おっと、アタシ達が参拝してるところを新宿島のみんなに見てもらうのも意味があると思う…ってわけで、もち動画は撮るよ☆

(いつも通りカメラ回して、UTYOU-TENをぺかー)
Hello!世界、アタシの声が聞こえるかな?
ウェ~イ、青空ラジオ出張版in初詣の時間なのだ♪
今日もアタシと軍曹が、ディアヴォロス達の日常をお届けするんだよ☆
んふっふ、許可取ってフライトドローンと軍曹にもカメラ付けてるから臨場感増し増しに期待だぜ💖

ん~ん、鳥居が並んでるのいつ見てもあっかんってやつっすな♪
グルグル迷って晴れ着で来たけど、階段と坂道だから転けるの覚悟でつらたんわっと!?あっぶな。
ここで転けるのは勘弁(涙目)

場違いかもしんないけど…アタシの今の願いは理想の彼ピが欲しい!『…』(軍曹は冷たい視線を送った)

おみくじは…吉…うん

集合写真は今流行りでポーズ!あ…(攻防見て油断)

おぉ?(ばえの予感がすればカメラ向け)

ぱーふぇ、ぱーふぇ♪
ばえっばえなのだ♪


 新しい年を迎えたハレを祝う、日本の正月。
 年のはじめにお参りに行き、新しい一年の幸せを祈願する初詣はいわずもがな、日本の正月行事のひとつで。
 八百万の神が住まうというこの国の神社仏閣は数え切れないほどあるが。
「噂に聞く伏見稲荷大社で初詣ですか。気分が高揚しますね」
 エレナ・バークリー(ハイランダー/アブソリュートウィッシュ・g00090)が皆と共に社員旅行に今回訪れたのは、最終人類史の京都。
 沢山の人々が初詣に訪れる、由緒正しき歴史を誇る伏見稲荷大社である。
 そんなエレナの声を聞きながら、エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)も新年の空の下、視線を巡らせつつ思う。
 この伏見稲荷大社は、1300年もの歴史を持つのだというが。
(「日本は歴史深い国だとは聴いていたけれど、私の祖国で言えばアールパード朝よりも古くからだなんて……」)
 祖国の歴史と照らし合わせれば、よりその歴史の深さを実感できるし。
 何だか、自然とピンと背筋が伸びるような。
(「こうして歩いてみれば、澄み切った空気にも歴史の重みを感じるわね」)
 歴史の重さや神聖さを肌で感じるような気がする。
 それに、古来から信仰されている稲荷神社の中でも、この伏見稲荷大社は格式も高く見所も満載。
「嬉しいね、千本鳥居は昔から一度見てみたかったんだ」
 日本人らしく今日は、黄土色の着物に赤茶の羽織スタイルな八雲・譲二(武闘派カフェマスター・g08603)が紡ぐように。
 この地にある千本鳥居は特に有名なスポットであり、彼の纏う和装は眼前の風景にとてもよく合っている。
 そしてマティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)も若草色の着物に灰色の袴、それに詰襟ジャケットに学帽をかぶって。
 いわゆる書生風……今日は、日本の学生らしい装いで。
「オフの日にこうして集まるのも新鮮でいいね!」
 皆と共に過ごす新年のひとときに心も躍るというもの。
 そんな譲二とマティアスだけでなく、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)も。
「黒の羽織袴……おめでたいときはこれと聞いた」
 袖を通したのは和装、フォーマルな印象の黒の羽織袴である。
 そしてエトヴァと同じ色合いの、全身真っ黒な和装で赴いた弔焼月・咲菜(葬不送動の報復者・g01723)は。
「寒いぃ……これだから冬は嫌いなんだ……」
 吹き抜ける冷気を帯びた風に、思わず身を縮めながらも。
 一緒に訪れた楽しそうな皆は勿論のこと、初詣に訪れている沢山の人々の姿を見遣りつつも呟きを落とす。
「毎年の事だが、こんな新年早々のクッソ寒い冬空の下を皆よく出歩こうと思えるもんだぜ……」
 エレナもふたりと同様、纏う色こそ黒の衣装ではあるが。
 和装ではなく、黒のトレンチコートにスラックス。
「自分で着られない服装は不安がありまして」
 腰には剣を二本吊ったままなのも、普段と変わりがなく落ち着くから。
 そしてやはり初詣の装いといえば、鮮やかな振袖。
 エリザベータも折角の機会、華やかな振袖を一着仕立てて貰って。
 レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)も、御贔屓の仕立て屋さんに着せて貰った、橙の差し色が映える藍地に花咲く振袖衣装。
 シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)の振袖は、彼女の雰囲気にもぴったりな水色地に花柄のもの。
「みんなの着物姿も素敵ー♪」
「皆さんとてもお似合いです、テンション上がっちゃいます。多国籍チームで別の国の民族衣装を着るの、新鮮でいいですよね」
 新年らしい着物姿は様々な出身地である皆にとっては新鮮で、纏えば気持ちもうきうき、はしゃいじゃいそうだし。
 皆を見つめるエトヴァも、銀色煌めく蒼穹の瞳を柔く細めて紡ぐ。
「皆、なんと華やかなのだろう。嬉しくなるな」
 ハレの日に相応しい、皆それぞれの装いに。
 そんな、ただでさえ人々の目に留まるような面々であるけれど。
 今回の初詣は、ディアボロスとしての任務付き。
 信仰のエネルギーを集めるべく神様へ願い、一般人の皆にもより多くの祈りを捧げて貰えるように。
「おっと、アタシ達が参拝してるところを新宿島のみんなに見てもらうのも意味があると思う……ってわけで、もち動画は撮るよ☆」
 鳴海・蒼葉(💖爆殺天使💖・g09783)はすかさずいつも通りカメラ回して。
 虹色に輝くゲーミング天使の輪――UTYOU-TENをぺかー。
「Hello! 世界、アタシの声が聞こえるかな?」
 ぴかぴかな虹色に彩られながらも動画撮影を開始!
「ウェ~イ、青空ラジオ出張版in初詣の時間なのだ♪ 今日もアタシと軍曹が、ディアヴォロス達の日常をお届けするんだよ☆」
 グルグル迷って着てきた晴れ着だってばっちり映えているし、軍曹も気合い十分にびしっ。
 伏見稲荷大社の神聖感はきっと、新年からバズること間違いなしな上に。
(「んふっふ、許可取ってフライトドローンと軍曹にもカメラ付けてるから臨場感増し増しに期待だぜ💖」)
 準備も抜かりなく万端、新宿島の皆へ向けて確りとアピールします!
 そんな蒼葉の姿に、シルも笑んで頷いて。
「神聖な空気もあるけど、やっぱり楽しむ時は楽しくしないとねっ♪」

 ということで、まずは神様に挨拶しつつも願いを馳せるべく、皆でお祈りへ。
 エトヴァは、冬の澄んだ空気の清々しさを感じながら、まずは楼門を潜り本殿へと参拝して。
 覚えた作法通り、二拝二拍手一拝――そして、深く祈る。
 ――仲間たちの安全と幸福を。皆がよき未来を手にすることを、と。
 そしてエリザベータもきちんとこの国の作法通り、同じく二礼二拍手一礼。
 祈願するのは、皆の武運長久と戦勝を。
 シルも神様に願いを込めて、誓うように心に紡ぐ。
(「……今年もディヴィジョンを取り戻す為に全力で駆け抜けます。なので、見守っていてくださいね」)
 ――無事に帰ることができることを、って。
 何せこの面々は今までも様々なディヴィジョンを積極的に駆け回り、戦線を潜り抜けてきたし。
 これからも、きっともっと、そうだろうから。
 マティアスも皆に倣って二拝二拍手一拝した後、願う――CCTSメンバーの心願成就を。
(「攻略の最前線を駆け抜ける皆の願いが叶いますように」)
 そんな皆と共に、さらに駆け回る一年になるだろうことは分かっているから。
 だからこそ、エレナはこう祈りを込める。
 ――私の周りの人が傷つきませんように。
(「誰かの危機に、常に助けに行けるとは限りませんから」)
 譲二も本殿で皆と一緒に作法通りこなしつつも、賽銭箱に入れるのは115円……『いい御縁』という縁起を担いで。
 それから初詣のお祈りは……刻逆で消えた弟との再会、そう祈りかけたけれど。
 ふと途中で止めた後、代わりにこう祈る――暗黒世界蝦夷共和国になるべく早くトレインを繋げ、可能な限り攻略を進められますように、と。
(「《戴冠の戦》とやらが来るまでに故郷を奪還できたらいいが、どうだろうな……」)
 気になることややるべきことは、まだまだ沢山あるけれど。
 新年早々から色々な案件も休みなく起こっているし、ひとつひとつ解決して繋げていって、いずれは――。
 そしてレイが馳せる想いは――皆の願いが叶います様に。
 日本で新年を迎えるのはこれで三度目だけれど。
(「お参りの作法も少しは様になって来たでしょうか」)
 滞りなくできた気がしつつ、神様に手を合わせる。
 咲菜も本殿に入る前にはきっちり一礼、参拝時は二拝二拍手一拝。
 それからふと、並んで参拝する皆の姿を見て気付くのだった。
(「日本の参拝の礼儀……ってこの一団ほぼ外国人しかいねぇ……」)
 改めて、とても国籍に富んでいる面子だとことに。
 そして寒さにそっと首を竦めつつも……願う願いはこれ一つ。
 ――皆が好きに生きていけます様に。
 ……いつか理不尽に死が訪れた時、一切の悔いも無いと言い切れる様に、と。
 それから蒼葉も、一生懸命神様にお願いを。
「場違いかもしんないけど……アタシの今の願いは理想の彼ピが欲しい!」
『………』
 軍曹には、じとーっと冷たい視線を送られたけれど。
 でも、理想の彼ピをゲットだってきっと、れっきとした願い事なのです!
 ということで、きっちりしっかり願いを込めて参拝して。
 信仰のエネルギーもきっと蓄えられ、人々にもその姿を見せることができて、神様にそれぞれ願い事を伝え終われば。
「お詣りのあとは、おみくじを引こうか」
 エトヴァの言葉に、エレナとエリザベータも頷いて返して。
「授与所でお神籤を引いてみましょう」
「御神籤は私も引きたいわ。これ程の格式あるお社なら、『神託』もご利益がありそうね」
 マティアスも咲菜も、気合十分。
「良い年になるよう努力はするつもりだけど、結果が良いに越した事はないからね」
「おみくじでいい結果を出しておけば今年一年何も憂いなく過ごせるってものさね!」
「おみくじは変わった物があると聞きました。『吉・極み』あるでしょうか」
 レイの言うように、伏見稲荷大社のお御籤は一風変わっているというが。
 ……さてさて、何が出るかなぁ~? なんて。
 みくじ棒をいざ皆で引いて、それぞれの番号のお御籤を巫女さんに貰えば――結果に一喜一憂?
「大大吉、良い結果が出たな」
「私は大吉でした。大大吉なんてお御籤、珍しいですね」
「私も大吉ね、良い結果じゃないかしら」
 最高の運勢を引いて微笑むエトヴァに続いて、エレナとエリザベータもなかなかの結果。
「これなんだろう? 向大吉?」
「俺も向大吉だったけど、大吉に向かうっていういい結果みたいだよ」
「俺も向大吉! 良い結果なら嬉しいな、ちょっと珍しいし」
 シルと譲二とマティアスは、仲良くお揃いの、ちょっと珍しい向大吉。
 そしてレイも結果をドキドキと見てみれば……瞳をぱちり。
「吉凶未分末大吉、なんかすごいのが出ました!?」
「おみくじは……吉……うん」
 逆に、動画にし甲斐がある結果を期待していた蒼葉は、定番の吉。
 いえ、運勢的には良い結果ではありますよ、ええ!
 そして咲菜のお御籤は。
「吉凶相半って……『凶』? あれ? 俺、今年死ぬ……?」
 これまた見慣れぬ結果だけれど、思い切り凶の文字が。
 いえ、伏見稲荷大社のお御籤は凶が存在しない幸福のお御籤。
 一応、吉凶相半は、吉とも凶ともどちらともいえない、自分の努力次第で吉になるかもという意味らしいが。
「ちょ、ちょっとお守りでも買って保身の準備でもしておこうか……」
 咲菜が再び向かうのは、みくじ棒を引いた、お守りも並ぶ授与所。
 マティアスも色々なお守りをくるりと眺めてみて。
「一位守だって! 俺はこの目立つお守りにしようっと」
「お守りも買っておきますか」
「白狐さんのお守りもかわいいな」
 エレナは『家内安全』のお守りを、そしてエトヴァも白狐さんを手に取ってそっと頂くことに。

 そんなわいわい賑やかなお御籤タイムに、お守りも購入し終えれば。
「では、いよいよ千本鳥居ですね」
「これが有名な千本鳥居!」
 エレナとマティアスの言うように、伏見稲荷大社では欠かせないスポット・千本鳥居へ。
「まるで神の住まいへ誘うトンネルのようだ」
 エトヴァも迫る朱の色彩に感嘆の声を漏らしながらも。
 幻想的な朱の中に咲く彩りたちに瞳を細める……皆の装いも映えて美しい、と。
 そして眼前の色へとそっと手を伸ばして。
「実際にくぐってみると……不思議と心が落ち着くのだな」
 ……絵に描いておきたくなるよ、と宙に指を滑らせてみる。
「わ、視界が赤く染まって見える。まるで異界へ通じる道のよう」
 エレナもその連なる鳥居の朱に圧倒されつつも。
「本当に千本ありそうです。ええと、これ実際のところ何本あるんですか?」
「十五、十六……くっ、数えるのは諦めた……! 千本以上ありそうな気がするなー」
 あまりにも数がありすぎて、数えることは断念したマティアスだけれど。
 朱色のトンネルの先へと視線を向けつつ、やはり首を傾ける……どこまで続いているんだろう? なんて。
 ちなみに、今潜っている『千本鳥居』と呼ばれている鳥居は800基ほど、でも稲荷山全体にある鳥居の数は千どころか万あるようです。
 シルも皆と共に千本鳥居を潜り抜けていきながらも、朱の世界を見回して。
「……すごいね、この不思議な感覚。神様の世界に迷い込んだ感じ……。そんな気がするくらいにすごい神聖な雰囲気だね」
「なんつーか、歴史侵略者共と戦う時は相手が邪神や怪物でもそんなに恐怖しないんだが。奥まで続く鳥居を正面から眺めてると少し足の震えを感じるな……」
 念願の千本鳥居を実際に前にすれば、写真撮影も忘れて圧倒される譲二。
 そして……これが本物の神々に対する畏怖かね、なんて。改めて節々で手を合わせておく。
「ん~ん、鳥居が並んでるのいつ見てもあっかんってやつっすな♪」
 蒼葉も動画を撮りつつ、軍曹と鳥居を潜っていくのだけれど。
 何気に慣れていない晴れ着で来たものだから、階段と坂道は転けるの覚悟でつらたん……なんて思った矢先に。
「わっと!? あっぶな。ここで転けるのは勘弁」
 涙目になりつつ足を何度も取られながらも、何とか転けないよう慎重に進みます……!
「千本鳥居はいつ見ても圧巻の数だな……」
 咲菜はそう呟きを落としつつも、本数を数えたり感激したり畏怖したり転けそうになったり。
 それぞれ鳥居を潜っていく皆をちらりと見遣ってから――ぱしゃり。
(「折角だし、スマホで皆んなの様子を隠し撮りしておこう」)
 朱色の世界の只中で、こっそり皆の姿にシャッターを切っておいて。
「千本鳥居の散策、実は経験ありです。ふふ」
 経験済で余裕があるレイも、さり気なく皆より数歩後ろを歩いたり、少し前を行ったりして――ぱしゃぱしゃっ。
 皆のリアクションを写真におさめていきながらも。
「はいっ、そこに手を付いて、ちょっと空を仰ぐように……!」
 なんて、たまにポーズの指定も……!?
 けれどそんなカメラマンの要望にもすかさず応えて。
 エトヴァは言われるまま、手を付いてちょっと空を仰ぐポーズ。
 そして向けられたカメラに、マティアスは得意げにピースサイン!
 それから、千本鳥居を潜り抜けた先で。
「皆で集合写真も撮りましょう」
「みんなで集合写真、いいね。これぞ社員旅行って感じするよねー」
 レイは潜って来た千本鳥居をバックに、集合写真を撮る提案をして。
 社員旅行の醍醐味に、うんうんと頷いて返すシル。
 そして、集合写真はお任せあれ、とカメラを構えんとするエトヴァに。
「エトヴァさん、この三脚使えますよ」
 レイがすちゃりと差し出したのは、集合写真を撮るのに必要なアイテム・三脚。
 それを受け取ったエトヴァは三脚の高さを調整しながら。
「三脚に……タイマーか」
 全員一緒に集合写真を撮るべく、タイマー機能を使ってみることにして。
 タイマーをセットされているカメラににっこり笑顔を浮かべるシルに、あくまで自然体で並ぶエレナ。
 蒼葉も集合写真となればやはり、今流行りのポーズ!
 それから、並んだ皆が全員入ることを確認しつつ……よし、と。
 タイマーをセットしたエトヴァも、走って皆に合流――しようとした刹那。
 咲菜の口から語られるのは、衝撃の事実……?
「……悪いなエトヴァ…この集合写真は8人用なんだ」
「えっ、何どうした」
 なんと、定員オーバーということなので……ダッシュで戻ってこようとするエトヴァの前に、画面外で立ちはだかる咲菜!?
「咲菜、さすがにそれは……」
 押さえつけたり羽交締にしたりして全力で妨害するその姿に、マティアスも瞳を瞬かせるけれど。
 そんなエトヴァが、カウントダウンギリギリで解放されれば。
 ……行け行けー! とふたりを応援!
 だって、妨害されて慌てるエトヴァのこんなシーンはかなりレアかも、って思うから。
 そして笑ってギリギリにフレームインしたエトヴァと、何食わぬ顔で彼と揃って咲菜が滑り込んだ瞬間――ぱしゃり!
 何とか全員で、記念撮影となりました!
 けれど、流行りのポーズで映ろうと思っていた蒼葉は、聞こえたシャッター音に瞳をぱちり。
「あ……」
 彼らの攻防見て油断したタイミングでシャッターがおりてしまったから。
 とはいえ、千本鳥居を背景に、楽しくスリリングで、何より華やいだ一枚は撮れたから。
 シルは皆で写真を撮った後、自分のスマ―トフォンでも、パシャリ。
「この幻想的な雰囲気、写真に残したいよね」
 エリザベータも皆に連れられ潜った鳥居を改めて見つめながらも。
「こうして新年の空の下も良いけれど、きっと桜の季節や秋口の紅葉も綺麗なのでしょうね」
 わいわい楽し気な仲間達にこう続ける――また、皆で来ましょう、って。

 それから沢山歩いたから、次は――。
 ……ふぅ、まだ視界が赤いような気がします、と。
 エレナはそう一息ついてから、皆へと声を向ける。
「それでは境内を巡って、稲荷茶寮さんで一服しましょう」
「賛成! 俺もお腹が空いたところだったんだ」
「神聖な空気も感じられたし、お参りも終わったし。あとは食べるー♪」
 マティアスもシルも、勿論他の皆も、ひと休みに賛成して。
「うーん……稲荷パフェか、抹茶ぜんざいか」
 色々な甘味などがいただけるという、境内にある『稲荷茶寮』へとやって来れば。
 マティアスはそう悩んでしまうも……迷った末に選んだのは、濃い抹茶ぜんざい。
 そして、お品書きを一通り真剣な表情できりりと見つめて、レイが選んだのは。
「ボクは――。やっぱパフェだよ……。ねー!」
 なんて、女性陣見てにっこり。
 その声に、エレナもこくりと頷いて返して。
「ここはやっぱり稲荷パフェですね。和紅茶もお願いします」
 ふたりの言葉を聞いて声を上げるのは、エリザベータとシル。
「境内の散策後は甘味処か。……稲荷パフェ!?」
「え、稲荷パフェ?あ、なにそれ?すっごく気になりますっ!」
 そして改めて、気になりすぎる『稲荷パフェ』の概要を見てみれば。
「これは、抹茶のアイスに私の大好物の小豆ジャムの『アンコ』がこんなにも。先程の鳥居を模した飾りも素敵だわ。是非頂きましょう!」
「ということで、稲荷パフェを頂きますっ♪」
 エリザベータとシルも、稲荷パフェに決定!
「稲荷パフェなんて物があるのか……」
 咲菜もそう首を傾けつつも、注文を。
「……じゃあそれを10人前で」
 成程、全員分の注文ですね……って、何だか数が合わない気がするのですけれど――。
「……あ? 10人前全部俺が食うけど……?」
 いえ、これは咲菜が全部ひとりで食べる分なのです!?
 そして、ずらりと大量の稲荷パフェが並べられれば。
「おぉ?」
 蒼葉は『ばえ』の予感に敏感に反応して。
「ぱーふぇ、ぱーふぇ♪ ばえっばえなのだ♪」
 やはり稲荷パフェを頼んでかた、すかさずカメラをすちゃり。
 エトヴァも散策後の休憩をしつつ、品書きをひと通り見て。
「俺は濃い抹茶ぜんざいかな……ん? パフェが人気か」
 稲荷パフェにする人多数の現状に、少しだけ考えなおせば。
「俺も稲荷パフェにしよう」
 濃い抹茶ぜんざいから稲荷パフェへと方向転換。
 そんな皆の注文を聞いて、マティアスは大きく瞳を見開いて瞬かせて。
「……えっ皆は稲荷パフェ!?」
 自分の運ばれてきた濃い抹茶ぜんざいは美味しそうなのだけれど。
「別に寂しくなんか……」
 寂しくなんか、ない……のですよ……。
 けれど、何気にめちゃ寂しそうにちらちらしていた表情が瞬間、ぱっと変わったのは。
「俺は抹茶ぜんざい。癖になる組み合わせだ」
「お、譲二もぜんざい仲間だ」
 譲二も抹茶ぜんざいを選んで、待望の仲間ができたから!
 そして先程とはうってかわって、えっへん。
「このほろ苦さが堪らないよなー!」
 濃いぜんざいの美味しさも確りアピール!
 そんなふたりの濃い抹茶ぜんざいをシルは見つめて。
「抹茶ぜんざいもおいしそうだよね」
 ……甘いものは正義っ♪
 そう幸せそうに紡ぎつつ、自分の稲荷パフェを掬って、早速口へと運んで。
「ううん、食べるのが惜しくなりますが、見とれていて誰かにかっ攫われたら大変です。心を鬼にしてしっかり食べましょう」
 見目だけでなく、エレナも存分にパフェの味も楽しんで。
 ……和紅茶は優しい風味でほっとします、なんてほっこり紡いだ後。
「お代わりお願いします」
 店員に告げたのは、おかわり……!?
 いえ、おかわりを所望するのは何も、エレナだけではなく。
「おかわりも是非!」
「もちろんおかわりも頂こう」
 エリザベータとマティアスも続いておかわり宣言!
 そんなおかわり組に、レイは大きく瞳を瞬かせるけれど。
「って皆おかわりするんですか?」
「レイはおかわりしないのかい?」
 逆にそう譲二に訊かれれば。
「ボクはいやぁ……ここの所ちょっと食べすぎ……」
「そっか~神社で雇われる程の和菓子職人さんの手腕は俺でも再現できないからここでしか食べれないのにな~」
「いやでも……ここでしか……」
 千ラッと見つめてくる譲二の視線に、心も軽率にぐらぐら。
 そして、やはり。
「うー……おかわり!」
「おう、行っちゃえ行っちゃえ」
 折角の機会だから、おかわりしちゃいます!
 そんな和気藹々、新年の風景を眺めながら、楽しく美味しく皆でひと休みしつつ。
「いつかまた来てみたいですね」
「ああ、また皆で来たいね」
「こうやって平和なひと時もいいものだよね。またがんばろーって思えるからっ♪」
 おかわりをいただきつつ言ったエレナに、マティアスとシルも大きく頷いて返して。
「うん。心の栄養だ」
 なごやかな賑わいに、エトヴァも笑んで紡ぐ――また来たいな、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV19になった!
【勝利の凱歌】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV5になった!
【ラストリベンジ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【グロリアス】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

レジーナ・ネイサン
【CANVAS】

あけましておめでとう
ギィース、トト
今年もどうぞよろしくね

ここ来て見たかったんだ
有名なおきつねさまの所なんでしょ?
トトに似合いの場所じゃないか
ふふ、トトも此処が気に入った?

先ずはお参り
今年も皆で出かけられる様にと願いを掛けて
ついでにギィースの商売繁盛も祈っておく
――これでよし
ここのおみくじ、少し変わってるらしい
やってみようよ
ン、おみくじ選ぶのはブラシがやりたいの?いいよ
……な、なんか長い結果だな
どういう意味なんだろ(結果お任せ)
トトは張り合わなくてもいいのに
でもいい結果は確かに出そう
どうだった?

凄い数の鳥居だね
朱色の終わりが見えないよ
昔の人にとって「あか」がどんなに大切だったかよくわかる
うん、生命や希望
明るいイメージがあるね
……あ!あれ
狛犬じゃなくて狛狐じゃない?
隣でトトと……おやブラシもポーズをとってる
ふたりは本当に仲良しだなあ、とホッコリ眺めて

稲荷パフェ?どんなのだろ
うん、行こう


ギィース・エレクレ
【CANVAS】

明けましておめでとう!
レジーナちゃん、ブラシちゃん!
トトもおめでとうとぺこりと一礼する

へぇ、ここ有名な所やんだね?
キツネ様?確かにトトに似合いそう
ん?トトがドヤァとしてる!

うん!お参りだね!商売繁盛!
レジーナちゃんは絵がもうお上手なので、楽しく絵が描けますように!
珍しいおみくじか、良いね!
ブラシちゃんなら良い運でそう!
ん?トトの方が運が良いって?
そうだね、ここはお稲荷神社だから俺はトトに引いてもらおう
うんうん、良い事起きそうだね(結果はお任せ)

赤い鳥居凄いねぇ
あかって色々な意味があるんだね!
本当だ!狛犬ならぬ狛狐!
あはははっ、自分達が狛狐と狛モラになってる可愛い!
あっ!そうそう、稲荷パフェがあるんだって!
神社のパフェなんて珍しいよね
一緒に食べよう?
じゃ、レッツゴー!!


 新年を迎えて、初詣で神様に挨拶……する、その前に。
「明けましておめでとう! レジーナちゃん、ブラシちゃん!」
「あけましておめでとう。ギィース、トト、今年もどうぞよろしくね」
 ギィース・エレクレ(誘惑の道化師・g02447)とレジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)、ふたりで新年の挨拶を交わして。
 もきゅ! とブラシもご挨拶すれば、トトもおめでとうとぺこりと一礼を。
 そして改めて、今回初詣に訪れた場所――京都の伏見稲荷大社へと足を踏み入れて。
「ここ来て見たかったんだ。有名なおきつねさまの所なんでしょ?」 
「へぇ、ここ有名な所なんだね?」
 小さく首を傾けるギィースに、レジーナはトトを見ながらも続ける。
「トトに似合いの場所じゃないか」
「キツネ様? 確かにトトに似合いそう」
 そう言って何気に話題のトトの方を見れば、ギィースは瞳をぱちり。
「ん? トトがドヤァとしてる!」
 尻尾をゆうらり、お耳もぴこん、えっへん得意顔のトトを見遣って。
 そんな様子に、思わず笑み零しながらも。
「ふふ、トトも此処が気に入った?」
 訊いてみれば、尻尾をゆらゆら、ゴキゲンなお返事が。
 今回この伏見稲荷大社へとやって来たのは、正月恒例の初詣のためではあるけれど。
 神様に願いを込めて、信仰のエネルギーを蓄えるという、ディアボロスとしての仕事もあるから。
 まずふたりが向かうのは、神様が住まうという本殿。
 しっかりとお参りして、ふたり並んで、手を合わせ願いを馳せる。
「今年も皆で出かけられる様に。ついでにギィースの商売繁盛も」
「うん! お参りだね! 商売繁盛! レジーナちゃんは絵がもうお上手なので、楽しく絵が描けますように!」
 そして互いにきっちり祈りあった後、次に向かうのは大社の授与所。
「ここのおみくじ、少し変わってるらしい。やってみようよ」
「珍しいおみくじか、良いね!」
 伏見稲荷大社のお御籤は、定番のものから他にはないものまで、17種類もの結果があるという珍しいものだというが。
 もきゅっ! っと鳴いて、ぴょこんと立候補するのはブラシ。
「ン、おみくじ選ぶのはブラシがやりたいの? いいよ」
「ブラシちゃんなら良い運でそう!」
 そしてブラシに引いて貰ったお御籤を見てみれば。
 思わず瞳を瞬かせるレジーナ。
「……な、なんか長い結果だな。どういう意味なんだろ」
 結果は――吉凶未分末大吉!
 まずどう読むかからわからない結果であるが、『よしあし未だ分からず末大吉』と読むらしく。
 努力次第では大吉になる可能性がある、という希望ある結果だという。
 そして次に、ギィースも引いて……みようとしたのだけれど。
 お耳をピンッと立たせて、尻尾でぺしぺし。
「ん? トトの方が運が良いって?」
 そんなトトのアピールにギィースはこくりと頷いて。
「そうだね、ここはお稲荷神社だから俺はトトに引いてもらおう」
「トトは張り合わなくてもいいのに。でもいい結果は確かに出そう」
「うんうん、良い事起きそうだね」
 此処は何せ稲荷神社、ご加護がよりありそうなトトにギィースはお任せして。
「どうだった?」
 レジーナとブラシに見せたお御籤の結果は。
「わぁっ、見て見て! 大大吉!」
「えっ、大吉よりもいい結果なんてあるんだ、すごい!」
 さすがは狐さん、最高引きでした……!
 そして参拝してお御籤も引き終われば。
「赤い鳥居凄いねぇ」
「凄い数の鳥居だね、朱色の終わりが見えないよ」
 伏見稲荷大社の有名なスポット・千本鳥居へ。
 その名の通り、数え切れないほど連なる朱色の鳥居は幽玄で幻想的で。
 まるで異世界かのような朱色のトンネルを潜ってゆきながら、レジーナは鮮烈なそのいろを見つめ紡ぐ。
「昔の人にとって「あか」がどんなに大切だったかよくわかる」
 この沢山の鳥居は、話に聞けば、この神社で願ったことが叶った人々が奉納したもので。
 ひとつひとつ、それぞれ一基ごとに違う願いが込められているのも、何だかわかると感じるほどに。
「あかって色々な意味があるんだね!」
「うん、生命や希望。明るいイメージがあるね」
 同じいろはひとつもなくて、でもどれも明るい希望に彩られている気がする。
 そんな千本鳥居の朱の色に暫し目を奪われていたレジーナだけれど。
 ふと、瞳に飛び込んできたのは。
「……あ! あれ、狛犬じゃなくて狛狐じゃない?」
「本当だ! 狛犬ならぬ狛狐!」
 狛犬ではなく、そう狛狐!
 よく見れば、狐さんがたくさんいて。
 そんな狛狐を見ていたふたりは瞬間、思わず笑ってしまう。
「隣でトトと……おやブラシもポーズをとってる」
「あはははっ、自分達が狛狐と狛モラになってる可愛い!」
 何だか得意げにお澄ましして、狛狐と狛モラになっているトトとブラシの様子に。
 レジーナはホッコリと、ふたりは本当に仲良しだなあ、なんてその姿を眺めていたのだけれど。
 ギィースはもうひとつ……境内にある欠かせない場所を思い出して、こうお誘いを。
「あっ! そうそう、稲荷パフェがあるんだって!」
「稲荷パフェ? どんなのだろ」
「神社のパフェなんて珍しいよね、一緒に食べよう?」
 ミニ鳥居や稲穂などが飾られているという、大人気と噂の稲荷パフェを食べに。
 そして……うん、行こう、と。
 頷いたレジーナと、ブラシとトトも勿論一緒に。
 ――じゃ、レッツゴー!!
 ギィースは皆と共にわくわくと向かい始める。
 新年の風景をゆっくり眺めながら、美味しくて映える神社スイーツがいただけるという『稲荷茶寮』へ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV20になった!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV6になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

四葩・ショウ
イブせんせい(伊吹・祈/g10846)と一緒に
まずは初詣から

『新宿島を、皆を護りきれますように』
どうかみていてくださいと、祈って

あ、小乃香さん(g08451)!
新年のご挨拶と
今年もよろしくね

今日はね、伊吹先生と来てるんだ
あらためてちゃんと、紹介したくって
ね、イブせんせ――……

あれ?

小乃香さんどうしよう
はぐれちゃった、みたい

うーん……と頬に手をあて
こういう時はあせったらだめだよね
見つけてみせるよ、だいじょうぶ

それに
きっとお稲荷さまが導いてくれるよ
ふたりで御神籤ひいちゃおっか
結果をひらいて
――ね、どうだった?

鮮やかな朱に彩られた
願いをこめて、或いは願いがかなった数だけある、だなんて
すてきな逸話の千本鳥居をくぐり抜けて

あ、いた! イブせんせい
さがしたんですよ
小乃香さんも手伝ってくれて、ね?
有難うと微笑みながら、おもいだしたのは

そうそう、せんせい
西洋の歌をって話なんですけど
何の曲がいいかな、とふたりにきいて

頑張ろうね、と笑って
もしよければ練習の合間に
小乃香さんがしっている歌を
わたしに、おしえて?


伊吹・祈
同行者:四葩くん(g00878)

並び立ち『心願成就』を稲荷大神に祈禱する
最終人類史の者達に隣立つあなたに光あれと

燥ぐ人混みに目を奪われ視線で追う儘隣のあなたへ告げる
次は何処へ行くのですか
……
…………
四葩くん?

返らぬ応えに踵を返し見回すがその姿は無い
入口へ戻るべきと判断して歩けども
果たしてこのような場所を通っただろうか……
御使いの狐に、阿吽の狐に心中で問えども沈黙するばかり

奥へ進む僕を呼ぶあなたの声に振り返る
彼女と、傍らの少女の姿
ああ――あなたが花宮くんですね
告げるはあの雨夜の礼と、今日の日の礼
彼女を枝先に留めていてくれて、有難う
直ぐ何処かへ飛び立ってしまうのだから

彼女(四葩くん)に教えた聖歌も良いのですが
花宮くん、あなたがこの時代で聴いたというキャロルの題目は、わかる?
わからなくとも心配には及ばない
僕と彼女で幾らかのフレーズを歌唱し、導き出す事だって出来るのだ
幸いにも聖夜まで時間はある

口角だけで笑む儘に告げる言葉は淡くひかめく祈り
あなたの胸に聖なる星を授けたキャロルを、僕は贈りたいのです


 新しい年を一緒に迎えられた、その思いを胸に。
 足を運んだのは、最終人類史の京都にある伏見稲荷大社。
 そしてまずは初詣、此処に住まう神様にご挨拶を。
 それにディアボロスとして、信仰のエネルギーを蓄えるという目的もあるから。
 本殿へと赴いた四葩・ショウ(After the Rain・g00878)と伊吹・祈(アンヘル・g10846)は、並び立って稲荷大神へと祈る。
 祈は『心願成就』を――最終人類史の者達に、隣立つあなたに、光あれと。
 ショウの願いは――『新宿島を、皆を護りきれますように』。
(「どうかみていてください」)
 そう願いを込め、誓うように、作法に則って手を合わせて。
 それから滞りなく参拝が済めば、賑やかな境内を歩いて。
 祈は燥ぐ人混みに目を奪われながらも、視線で追うままに隣の彼女へと訊ねる。
「次は何処へ行くのですか」
 ――の、だけれど。
「……」
 眼鏡越しの青の瞳を、ふと隣へと改めて向ければ。
「…………」
 もう一度、連れの彼女の名を試しに呼んではみるのだけれど。
「四葩くん?」
 返事がないのは当然。
 だって忽然と、その姿が隣から消えていたのだから。
 そんな祈の隣からいつの間にかいなくなったショウはといえば。
「あ、小乃香さん! 明けましておめでとう、今年もよろしくね」
「ショウさま、明けましておめでとうございます! 今年もよろしくなの!」
 小乃香の姿を見つけて駆け出して、お互いにぺこりと新年の挨拶を。
 それからショウは、満を持して。
「今日はね、伊吹先生と来てるんだ。あらためてちゃんと、紹介したくって」
 自分の隣へとそう視線を向ければ。
「ね、イブせんせ――……あれ?」
 ようやく気付くのだった。紹介したいはずのせんせいの姿が、隣にないことに。
 それから、ふるりと小さく首を振りつつ、ショウは告げる。
「小乃香さんどうしよう。はぐれちゃった、みたい」
「えっ、イブせんせいが迷子なの……!」
 そんな、少女たちに迷子だと言われているなどとは露知らず。
 返らぬ応えに踵を返し見回す祈だが、やはりその姿は無くて。
 入口へ戻るべきと判断して、参拝客の合間を縫いつつ歩けども。
(「果たしてこのような場所を通っただろうか……」)
 彼女を見かけているかもしれない御使いの狐に、阿吽の狐にと、心中で問えども返るこたえはなく、沈黙するばかり。
 そして同じ時、ショウは、うーん……と頬に手をあてて。
「こういう時はあせったらだめだよね」
 ……見つけてみせるよ、だいじょうぶ。
 迷子のせんせいを心配する小乃香へと微笑んでから。
「それに、きっとお稲荷さまが導いてくれるよ。ふたりで御神籤ひいちゃおっか」
「おみくじ! コノカもひきたいの!」
 キャッキャとわくわく、お御籤をふたりで引いてみて――ね、どうだった? なんて見せあいこ。
「コノカは、中吉なの! 待ち人来たる、失せものみつかる、ですのでせんせいも見つかるとおもうのっ」
「ふふ、きっとみつかるね。わたしのは……向大吉? 大吉が向かってくる、って良さそうだよね」
 そうお御籤の結果にお互いに笑み合いながらも、次は一緒に潜ってみることにする。
 鮮やかな朱に彩られた、連なる鳥居のトンネルを。
(「願いをこめて、或いは願いがかなった数だけある、だなんて、すてきな逸話」)
 そんな幻想的な千本鳥居をくぐり抜けて……辿り着いた先。
「あ、いた! イブせんせい、さがしたんですよ」
 きょろきょろと視線を巡らせている祈を無事に発見!
 奥へ進まんとしたその足を止めて振り返ったのは、己を呼ぶあなたの声。
 それから彼女の傍らに、小さな少女の姿も見えて。
「小乃香さんも手伝ってくれて、ね?」
「ああ――あなたが花宮くんですね」
 そして小さな少女の目線に屈んで告げるのは――あの雨夜の礼と、今日の日の礼。
 そんな声に、えへへ、どういたしましてなの、なんて笑む小乃香に小さく柔い笑みを返してから。
「彼女を枝先に留めていてくれて、有難う。直ぐ何処かへ飛び立ってしまうのだから」
 ショウも有難うと微笑みながらも、おもいだしたのは。
「そうそう、せんせい。西洋の歌をって話なんですけど」
 ふたりへと交互に見て訊ねる――何の曲がいいかな、と。
 小乃香もぺこりと頭を下げて。
「せんせい、もしよかったら、コノカにもお歌を教えて欲しいの」
「彼女に教えた聖歌も良いのですが」
 祈はこう、続けて告げる。
「花宮くん、あなたがこの時代で聴いたというキャロルの題目は、わかる?」
 そして、うーんと一生懸命考える少女へと添える。
「わからなくとも心配には及ばない。僕と彼女で幾らかのフレーズを歌唱し、導き出す事だって出来るのだ」
 ……幸いにも聖夜まで時間はある、と。
 普段は他人にスンとしがちな彼だけれど、相手が小さな子どもの小乃香であれば。
 口角だけではあるが、確かに笑むままに……告げる言葉は淡くひかめく祈り。
「あなたの胸に聖なる星を授けたキャロルを、僕は贈りたいのです」
 ショウはそんな彼の言の葉を聞いて、その微かな笑みを見つつも……頑張ろうね、と一緒に笑って。
 それから小乃香はふと、思い出したようにこう口にする。
「次のクリスマスまでに、聴いたキャロルを一緒にさがしたいの! えとえと……そのうちの一曲は、もろびとーこぞりーてーって出だしだったの」
 それを聞いた瞬間、思わずショウと祈は顔を見合わせて。
 次の聖夜までどころか、即判明した一曲目に笑ってしまうけれど。
「もしよければ練習の合間に、小乃香さんがしっている歌を、わたしに、おしえて?」
 そうお願いすれば……もちろんなの! と。
 俄然張り切る友人の姿に、せんせいの隣で、咲かせた微笑みを向けるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV21になった!
【勝利の凱歌】がLV3になった!
効果2【先行率アップ】がLV7になった!
【ガードアップ】がLV2になった!

朔・彗藍
【梅桜】

お狐さん彼方此方に!
つまり弥尋の推しがいっぱい
是非推し語りしちゃって下さい…!
…今日は弥尋を見てると有難い気持ちに
(そっと手を合わせる)

そういえば干支にはおりませんねえ
狐は神の使い、猫は招福なのに

千本鳥居、入ると異世界の様な不思議な空間だとか
ひとつ、ふたつ、階段上り
振り向いて、唇に人差し指の微笑
――ふふ、実は私が化けた狐かも、なんて
戯れも置いてみましょうか

狐の絵馬可愛い……!顔も千差万別で
梅が咲いたら弥尋きつねですね

私は…此の願掛け鳥居が珍しいなって
『健やかに日々を過ごせますように』
小さく桜の花の絵を添えて
伏見稲荷は万病平癒の御利益も在るそうですから
玉垣にそっと掛け

弥尋!お土産も見ていきましょ
なるほどこれはふぉーちゅんくっきー…(さくさく)
おいしいのです(さくさく)
はっ!そうです、おみくじ!結果どうでした?

御守りはそうですねえ…
折角だからこの白狐守りでお揃いにしましょうか
さっきの絵馬にほんのり似てません?

ええ、勿論ですよう!
狐さん堪能させて頂いたので
次は弥尋を猫まみれにです!


沓水・弥尋
【梅桜】

狐推しとしては伏見稲荷は外せない
新年から彗藍にも狐の魅力知ってもらお
ご機嫌尻尾はゆらゆら
あはは、俺はただのお茶目な狐さんだぞー?

狐も猫も干支にいないけど
縁起ごとには縁があるよね

千本鳥居には招かれるよう足が向く
夜だと先が異でも判らないかもね
…へえ、化かし合いで俺に挑むつもり?
面白ぇじゃん、魔女様
なんて戯れ返し

みてみて!絵馬も狐!
狐は真似も好むけど今日のマネはこっち
招きつね!
絵馬に招き手描き足して
梅の耳飾り描いたなら
宜しくね俺の分身

推し事上手くいきますように
こんな願いもアリだよねえ?
あとの願いは掴み取ってやる気だけど…
神頼みと狐頼み、しちゃうかな


彗藍のは…願掛け鳥居?
実物目にした後だとこの小さい鳥居にも
力強さを感じるなあ

あ、辻占煎餅だって!
これがふぉーちゅんくっきーの親分…?
美味しい占いでもう得した気分
何が出るかな運試し
結果は…?

記念お守りも買ってこ
ほんとだ似てる!うん、これに決まりだ
へへー、狐グッズ増えた!布教も成功?

今日は狐を堪能したけど…
彗藍、次は猫の魅力沢山教えてもらうからな


 訪れた目的は、初詣……では、勿論あるのだけれど。
 朔・彗藍(ベガ・g00192)は、キラキラと巡らせた薄紫華の双眸を煌めかせる。
 だって、既にたくさん見つけているから。
「お狐さん彼方此方に!」
 いたる場所に居るのは、狛犬ならぬ狛狐さん。
 そう――つまりは。
「狐推しとしては伏見稲荷は外せない」
「弥尋の推しがいっぱい」
 沓水・弥尋(繋・g08834)の推し活、であるのだ。
 というわけでやって来たのは、最終人類史の京都にある伏見稲荷大社。
 信仰のエネルギーを初詣で蓄えるということも忘れてはいないけれど、また別に掲げる弥尋の目的は。
「新年から彗藍にも狐の魅力知ってもらお」
 推し活をしつつ、推しの布教です。
 そんな、ご機嫌尻尾がゆらゆら揺れる様子を見つめながら。
「是非推し語りしちゃって下さい……!」
 布教上等、彗藍もそうぐっと気合十分ながらも。
 じいと狐耳尻尾を見れば、思わずそっと手を合わせてしまう。
「……今日は弥尋を見てると有難い気持ちに」
 稲荷神社にいる彼は何だか、いつも以上に神々しい気が……!?
 そして拝むその姿を見れば、弥尋は可笑しくなって笑って。
「あはは、俺はただのお茶目な狐さんだぞー?」
 それから推しと言えば、ふと思う。 
「狐も猫も干支にいないけど、縁起ごとには縁があるよね」
「そういえば干支にはおりませんねえ。狐は神の使い、猫は招福なのに」
 弥尋が狐推しならば、彗藍は猫推し。
 けれど干支にはどちらもいないことに首を傾けつつ、親近感も何だか感じつつ。
 招かれるように足が向くのは――伏見稲荷大社といえば、この場所。
「千本鳥居、入ると異世界の様な不思議な空間だとか」
「夜だと先が異でも判らないかもね」
 鳥居が数多並んで連なる、朱色のトンネル。
 その階段を、ひとつ、ふたつ――異へと続くかもしれぬ中、彗藍は歩み進めながらも。
 くるりと振り向けば、唇に人差し指の微笑――ふふ、実は私が化けた狐かも、なんて。
 そんな置かれた戯れに、弥尋も尻尾をゆうらゆら。
「……へえ、化かし合いで俺に挑むつもり?」
 面白ぇじゃん、魔女様、なんて戯れ返したり。
 化けて化かされ……それもきっとまた一興。
 それから朱き異の世界を通り抜け、現世の風景に舞い戻って来れば。
 弥尋の白灰の狐耳が、ぴこり。
「みてみて! 絵馬も狐!」
「狐の絵馬可愛い……! 顔も千差万別で」
 ということで、今日は。
「狐は真似も好むけど今日のマネはこっち」
 真似はマネでも――招きつね!
 弥尋は絵馬に招き手を描き足して、梅の耳飾り描いたなら、そう!
「梅が咲いたら弥尋きつねですね」
「宜しくね俺の分身」
 そんな弥尋きつねに招いて貰う彼の願いは。
 ――推し事上手くいきますように。
「こんな願いもアリだよねえ?」
 だってあとの願いは神様に叶えて貰わずとも、掴み取ってやる気だけれど……でも、今日はちょっぴりだけ。
 ……神頼みと狐頼み、しちゃうかな、なんて。
 推しで分身な狐の絵馬に、そっと願いを託してみて。
「彗藍のは……願掛け鳥居?」
「私は……此の願掛け鳥居が珍しいなって」
 彗藍も祈り、願う――『健やかに日々を過ごせますように』と。
 小さく桜の花の絵を咲かせて添えて。
「伏見稲荷は万病平癒の御利益も在るそうですから」
 玉垣にそっと掛ければ、その朱に弥尋は思う。
「実物目にした後だとこの小さい鳥居にも、力強さを感じるなあ」
 絵馬の狐と小さな鳥居に、改めてふたりでお願いしながらも。
 それから広い境内を歩いて散策を楽しんでいれば。
「弥尋! お土産も見ていきましょ」
「あ、辻占煎餅だって! これがふぉーちゅんくっきーの親分……?」
 見つけたのは、大社のお土産屋に並ぶ、辻占煎餅。
 彗藍は試しに買ってみたそれを、さくさくー。
「なるほどこれはふぉーちゅんくっきー……おいしいのです」
 さくさくこくこく、大きく頷いて。
 ……美味しい占いでもう得した気分、なんて弥尋はすでにほわりとしつつ。
 ちらりと見遣るは、多分自分以上にフォーチュンクッキー要素を忘れていそうな彼女の姿。
「何が出るかな運試し。結果は……?」
「はっ! そうです、おみくじ! 結果どうでした?」
 彗藍はさくさく美味しくいただきながらも、おみくじを見つけて。
 弥尋と共に、見せあいこすれば。
「わ、見て下さい弥尋、大吉です!」
「ふふ、お合いこ。俺も大吉!」
 ふたりお揃いの大吉です!
 それから、記念にお守りも買ってこ、と。
 授与所にも立ち寄れば、目に留まったのは勿論これ。
「御守りはそうですねえ……折角だからこの白狐守りでお揃いにしましょうか。さっきの絵馬にほんのり似てません?」
「ほんとだ似てる! うん、これに決まりだ」
 彗藍の提案に、弥尋も即決。
 というか、むしろこれって――。
「へへー、狐グッズ増えた! 布教も成功?」
 推し活に加えて、推しの布教も大成功!
 そしてお揃いで買ったお守りの白狐を、一緒にゆうらり連れながら。
「今日は狐を堪能したけど……彗藍、次は猫の魅力沢山教えてもらうからな」
「ええ、勿論ですよう!」
 ――狐さん堪能させて頂いたので、次は弥尋を猫まみれにです! って。
 弥尋は今度は彗藍からそう、推しを布教してもらう約束を。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV2が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV2が発生!

ノスリ・アスターゼイン
【猫星】

辰ってことは竜神?
竜神ってことは水神だからうわばみ?
蟒蛇ってことは巳年か?
先取りも良いじゃないの
初詣に行けば一年も二年も美酒に肖れそ!

ってことで
新年の乾杯を交わしたのは
ほんの数時間前

飲んだ勢いのまま参拝と山登り――の後の、今
茶寮で甘味中

ぐったり紬の前に
供物のパフェを置くも
顔を上げるより先に
ミニ鳥居などの飾りは全部摘まみ食い
槍騎士(ウルリク)サンと目が合えば
内緒のポーズ

実に過酷な強行軍であった…

思い出す此の数時間
語る声は、わざとらしいナレーション風

そう、
先ずは真摯に参詣
今年もこの面子で沢山遊びたい(奢りで)と
輝く瞳で願ったこと

その後
籤を引いたこと

シバネの手を引っ張って
紬の背を押して
連なる鳥居をくぐり
おもかる石(思ったより軽かったが、重いネ)を持ち上げたこと

そのままの勢いで山頂を目指したこと――

盛り沢山だったねぇ
楽しかった!

卓上に頬杖をつき
抹茶蕎麦と濃い抹茶ぜんざい、稲荷パフェを味わいつつ
御籤を開き合おうか(※結果お任せ)

生菓子ひとつ手に
笑み飄々

ね、勿論
俺の願いを叶えてくれるデショ?


織乃・紬
【猫星】
御機嫌な酒席で聞いたのは
随分と都合良しな解釈ながら
酒が呑めるなら何でもヨシで
今宵と限らず年も跨げるなら
尚のこと最~高じゃアないの!

そんな酔いどれの賛同が運の尽き
かろい千鳥足が今や鈍重と、卓に伏し
ノスリちゃんからの供物は殺風景で
『何』パフェだッけコレ、と怪訝に見やり

ザ・肉体派のウルリクちゃんは兎も角
運動不足のおじさん連れて登山ッてよ!
インドア派ぽい標葉ちゃんもキツくない!?
余裕面に鳴いて、窘めに泣いて

四十路手前で若人見倣うと逆に寿命縮むよお
酒精は抜けたンで、未だ未だ呑めッけどね!
そう思うと『また皆と酒席を囲めるよう』なんて
己の願いは三次会で早々叶うやもしれないし
鳥居を潜った甲斐もあるやもしれない――が、

やッぱ敢行ツアー過ぎンでしょ!?
最後に嘆けば、甘味を食みつ
御神籤(結果お任せ)ひらいて
い~や、負んぶ紐を締めて頂戴よ?
奢りに重しをふたりに押し付けんとすれど

否と答えど、応を濁せど
またつい叶えてしまうのは
神籤に記されずとも解る先で

せめて老体に優しくあれ――!
なんて、願う鳥居も今やない


ウルリク・ノルドクヴィスト
【猫星】

境内巡りも登山も
遠方への行軍に比べれば軽いもの
友との酒席からみな共に参じて
詣で終えた先に甘味まであるなら
新年も早々に良い事尽くめ

故に
過酷だっただろうかと
ナレーションに視線向け
此方は平然と和パフェを食しつつ
疲れ果てた顔を見遣る
内緒――の仕草を見受けて
何パフェと問う声にはそっと黙秘

此れを機に若者の快活さを見倣ってはどうだ、紬
運動不足が祟って
酒も飲めない体になっては困る

ノスリが懸けた願いからは
奢りで――の意味合いが透けて見えた
年が明けようとも相変わらずだな…

皆の許へ福が招かれるように、とは願ったが
奢るとなれば
物理的に、福を齎すのは此方になりそうな

結局其れも吝かではないのだが
なんて思う心に任せると
果てなく散財しそうだから
開く御籤(※結果お任せ)からの教えは
ごく真面目に受け止めて

…標葉の忠言もまた恩頼が如く
常々此の二人を銜める彼の涼しげな言こそ
俺も学ぶ必要があるのやも知れず
締める紐は何れにすべきかと悩みそうだ

思い立ったが吉日と
敢行した事にも寿ぎがあると信じて
佳き春が舞い込むよう重ねて祈ろう


標葉・萱
【猫星】
軽やかな山登りはまだしも
干支まで追い越したとあっては
あっという間に百年さえ過ぎそう
兎も抜いたしもう少しのんびりと
していただければ良かったのだけれど
なんて、美酒の杯もとうに乾し柏手も今や遠い

次こそ一息と喫茶でノスリさんの駆け足・ナレーションを聞きながら
――新年、も早々に季節一つ分くらい遊んで回ったのでは?
内心ひそかに首傾げつつ正座で臨む続・てんこ盛のテーブル

いえいえ織乃さんが頑張っているんだからお留守番というわけにも
流石に酒精も抜けたでしょう、と笑い含んで冷たい煎茶を一杯
元気な二人組はさっそく次のお皿のようだけどと見遣りつつ
さすがに奢りの算段をウルリクさんにまで見抜かれるように?
でもまた織乃さんとノスリさんを甘やかすんですから
お財布の紐より先に手綱をしめてさしあげたら、なんて

今年も平穏にと願った筈なのだけれど
既に波乱の幕開けで
はてと籤を開きつつ(結果はお任せ)

摘ままれ消える生菓子の花ひとつ、
そと笑って見送るくらいには私も随分甘いよう
――今年も退屈せずに過ごせるのなら


 男ばかりが4人集まって杯を重ねれば、戯れ合うその様は幾つになっても性懲りもなく同じで。
 ノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)は首を傾け、思案顔。
「辰ってことは竜神?」
 そう、新しく迎えた今年の干支は如何にも辰年。
 辰と言えば、確かに竜神で。
「竜神ってことは水神だからうわばみ? 蟒蛇ってことは巳年か? 先取りも良いじゃないの」
 ということで、ノスリはこう思い至ったわけである。
「初詣に行けば一年も二年も美酒に肖れそ!」
 ――そうだ、初詣に行こう、と。
 そう御機嫌な酒席で聞いたのは、随分と都合良しな解釈ながらも。
 この時の織乃・紬(翌る紐・g01055)は、杯を傾け上機嫌であったし。
 酒が呑めるなら何でもヨシ、というわけで。
「今宵と限らず年も跨げるなら、尚のこと最~高じゃアないの!」
 ええ、まだ元気一杯、絶好調であったのだ。
 そんなふたりの言葉に、標葉・萱(儘言・g01730)も新年の酒宴に興じながらも。
「軽やかな山登りはまだしも、干支まで追い越したとあっては、あっという間に百年さえ過ぎそう」
 ……兎も抜いたしもう少しのんびりと、していただければ良かったのだけれど。
 なんて、思いつつも交わした美酒の杯もとうに乾し柏手も今や遠く。
 っということで――そんな新年の乾杯を交わしたのは、数時間前のことであった。
 そんなあれほど御機嫌であった姿が、今はどうだ。
 酔いどれの賛同が運の尽き……ふらりとかろい千鳥足が今や鈍重と化し、卓に伏し屍の如き状態の紬。
 そうだ、初詣に行こう……それだけならまだしも。
 飲んだ勢いのまま参拝と山登り――の後の、今は。
 伏見稲荷大社の境内に在る稲荷茶寮にて、甘味中である。
 いや、ウルリク・ノルドクヴィスト(永訣・g00605)にとっては……境内巡りも登山も、遠方への行軍に比べれば軽いもの、と。
「友との酒席からみな共に参じて、詣で終えた先に甘味まであるなら、新年も早々に良い事尽くめ――」
「ザ・肉体派のウルリクちゃんは兎も角。運動不足のおじさん連れて登山ッてよ!」
 そうふるりと首を振りつつ、紬は今度は萱へと目を向け訴えるも。
「インドア派ぽい標葉ちゃんもキツくない!?」
「いえいえ織乃さんが頑張っているんだからお留守番というわけにも」
 ……流石に酒精も抜けたでしょう、なんて萱は笑い含んで、冷たい煎茶を一杯。
 そんな余裕面に紬は鳴いて、窘めに泣いてみせれば。
 ノスリはぐったり紬の前に、そうっと供物を。
 けれど……彼が顔を上げるより先に、ひょいぱくっ。
 稲荷パフェという名であったはずの供え物も、ミニ鳥居などの稲荷要素は全部摘まみ食いされて。
 槍騎士サンことウルリクと目が合えば、ノスリはぱちりとウインクひとつ、内緒のポーズ。
 そんな、内緒――の仕草を見受けたウルリクは。
 ようやく顔を上げ、やたら殺風景な眼前の供え物を見遣る紬の。
「……『何』パフェだッけコレ」
 怪訝気に問うそんな声には、そっと黙秘と決め込むことに。
 そして殺風景パフェの正体が知られぬ前に。
 ノスリはすかさず、こう紡ぐのであった。
「実に過酷な強行軍であった……」
 思い出す、此の数時間。
 そしてお送りするのは、わざとらしいナレーション風。
 そう……先ずは真摯に参詣し、その後、籤を引いて。
「シバネの手を引っ張って、紬の背を押して、連なる鳥居をくぐり――思ったより軽かったが、重かったネ」
 軽かったけど重かった、おもかる石を持ち上げたことだって忘れない。
 それから、そのままの勢いで山頂を目指したこと――。
「盛り沢山だったねぇ、楽しかった!」
 そんなノスリの駆け足すぎるナレーションを聞きながらも。
 次こそと喫茶で一息つく萱は、内心。
(「――新年、も早々に季節一つ分くらい遊んで回ったのでは?」)
 そうひそかに首傾げつつも正座で臨むのは、続・てんこ盛のテーブル。
 そしてもうひとり、ウルリクも首を傾けているも、その理由は萱とは異なるもので。
 綴られるナレーションに視線向け……過酷だっただろうか、と。
 平然と、和パフェをはむりと食しつつも。
「此れを機に若者の快活さを見倣ってはどうだ、紬」
 そう疲れ果てた眼前の顔を見遣る、ザ・肉体派。
「四十路手前で若人見倣うと逆に寿命縮むよお」
「運動不足が祟って、酒も飲めない体になっては困る」
 そんな言葉に、伏していた紬はすかさず返す。
「酒精は抜けたンで、未だ未だ呑めッけどね!」
 そう、性懲りもなく。
 だがそう思えば――『また皆と酒席を囲めるよう』なんて。
(「願ったことは三次会で早々叶うやもしれないし、鳥居を潜った甲斐もあるやもしれない――」)
 ――が、でもどう考えても。
「やッぱ敢行ツアー過ぎンでしょ!?」
 最後にそう嘆けば、殺風景な甘味を食んで。
 ノスリは卓上に頬杖をつき、抹茶蕎麦に濃い抹茶ぜんざい、稲荷パフェを涼やかに味わいつつも。
 思い返し、こう提案を――御籤を開き合おうか、と。
 その声を聞いてひらかれた、紬の御神籤の結果……神のお導きはというと。
 伏見稲荷ならではな、吉凶未分末大吉――吉から凶かは現段階では分からないが、いずれ大吉へとなる運勢だという。
 確かに思えば、酒席からの参拝からの御利益ありそうなハードな山登りは、果たして吉なのか凶なのか。
 とはいえ、いずれ大吉になるのならば良しであり、吉凶未分末大吉はレアしいから、ある意味運が良いのかも……?
 それからノスリは、生菓子ひとつ手に、笑み飄々。
「ね、勿論。俺の願いを叶えてくれるデショ?」
 そうひらいて見せる御籤の結果は――思いや願い事が思い通りに叶うという、大大吉。
 それに、真剣に神様にだってノスリはお願いしたのだ。
 ――今年もこの面子で沢山遊びたい、と。
 奢りで、と……秘めたる想いを馳せながら、それはもう輝く瞳で。
 いや、それは全然秘められていなくて。
「年が明けようとも相変わらずだな……」
 ウルリクにさえ、意味合いが透けて見えたノスリが懸けた願い。
 萱はそんな元気な二人組のことを、さっそく次のお皿のようだけど、と見遣りつつも。
(「さすがに奢りの算段をウルリクさんにまで見抜かれるように?」)
 今年も平穏にと願った筈なのだけれど、既に波乱の幕開けの予感を覚えつつ。
 はてと開いてみた己の御籤は……大吉、と良い結果が。
 そしてウルリクも――皆の許へ福が招かれるように、とは願ったのだが。
「奢るとなれば、物理的に、福を齎すのは此方になりそうな」
 ……結局其れも吝かではないのだが、なんて思う心に任せれば、果てなく散財しそうだから。
 ごく真面目にウルリクは受け止めることにする。
 向大吉……精進すれば大吉が向かってくる、そんな開いた御籤からの教えを。
 だがこの場合の精進とは、やはり奢ることなのか、それとも……なんてふいに思うも。
「でもまた織乃さんとノスリさんを甘やかすんですから」
 ……お財布の紐より先に手綱をしめてさしあげたら、なんて。
 萱のそんな忠言もまた恩頼が如く……常々此の二人を銜める彼の涼しげな言こそ、俺も学ぶ必要があるのやも知れず、などと。
「締める紐は何れにすべきかと悩みそうだ」
 ウルリクはそう甘味を食みながらも、首を傾ければ。
「い~や、負んぶ紐を締めて頂戴よ?」
 奢りに重しをふたりに押し付けんとする紬であるけれど。
 だが、解っているのだ。
 神籤に記されずとも……結局は萱の言った通り、否と答えど、応を濁せど、またついノスリの願いを叶えてしまうのは。
 だから、それならば。
 ――せめて老体に優しくあれ――!
 切実に、紬はそう心で叫ぶも。
 なんて、願う鳥居も今や……いや元々、摘まみ食いされて、既にないのであった。
 とはいえ、ふたりほどではないにしろ、萱も思うのだった。
(「摘ままれ消える生菓子の花ひとつ、そと笑って見送るくらいには私も随分甘いよう」)
 そして、新年早々のこの状況を見れば、ある意味、安泰だろうけれど。
 皆を見遣りつつ、神様に願いを――今年も退屈せずに過ごせるのなら、と。
 ウルリクも、思い立ったが吉日、と。
(「敢行した事にも寿ぎがあると信じて」)
 新年を迎えても相変わらずな各々の悲喜交々に、重ねて祈る――佳き春が舞い込むよう、と。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV22になった!
【隔離眼】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
【凌駕率アップ】がLV3(最大)になった!

咲樂・祇伐
🌸送櫻館

皆様、あけましておめでとうございます!
ハレやかに告げて新年の心地良さを胸に礼をする
纏うは深紅、桜と鳳凰柄の華やかな晴れ着
さぁ、初詣に参りましょう!

伏見稲荷大社の千本鳥居は圧巻で、思わず感嘆の声が漏れてしまうほど
異界の入口、とは確かに
本当に異世界へ続いているようですね
鳥居はあちらとこちらの境ですから
もうお兄様ったら!…それはきっと、神遣いです!怖いのじゃないですからね
雪璃さんもそう思うでしょう?なんて同意を求める

あ!お兄様、雪璃さん!
御籤がありますよ!なんと17種類も結果があるのですって
新年の運試しに引いてみませんか?
結果は……(お任せ)
お2人はどうでしたか?
ふふ、神のお告げです。大切に、受け止めねば

お参りはしっかりと……心を込めて感謝と共にしっかりお祈りしましょう
願いは──ふふ、秘密!

お兄様!雪璃さん!
稲荷茶寮の稲荷パフェを食べに行きましょう!
私、楽しみにしていたの
一緒にお稲荷さんも食べましょう?

沢山笑って触れ合って
こんなにも倖い
明日も明後日も、ずっと
こんな日が、続きますように


咲樂・神樂
⚰️送櫻館

伏見稲荷大社、いい雰囲気してるわね!
シンプル和袴に狐のお面を飾ってみたわ!
祇伐の振袖は何時もと違う鳳凰なのね!懐かしいわ!雪璃の振袖だってすごく可愛くて似合ってるわよ

異界の入口とは確かにね
祇伐も鳥居を使うもの
神聖さが同じね
朱のトンネルを見渡し
ねぇ、知ってる?
夜の伏見稲荷大社の千本鳥居
その外側から呼びかける子どもの姿を見かけても決して鳥居の外に出てはいけないのですって
ふふ!神の遣いやだといいわね〜
こういう所にいるのは良いものだけでは無いから、なんてからかい

御籤?
あたしもやってみよっと!これは…(結果お任せ)
一体どんな運勢なのかしら
雪璃はわかった?

やっと着いたわね、本殿!
早速お参りしましょ
……私が願う事など、決まっているが
あたしもしっかり願ったわ!
祇伐が秘密なら、秘密!

じゃあ早速、美味しいのも頂きましょ!
特にお稲荷さんはとびきり美味しそうね
勿論、パフェも!
可愛くて勿体ないくらい

雪璃と楽しげにパフェを食べる祇伐を優しく見つめる
君がそんな風に笑っていられる、やさしい世界でありますように


茜來・雪璃
🦊送櫻館

二人ともあけましておめでとう!
今年もよろしくね
流水揺れる瑠璃紺に枝垂桜咲く振袖を纏い
龍の帯留めを
ほんとだ!祇伐の鳳凰柄すごく綺麗!
神樂も和装はもちろん狐面も似合ってるよ

わぁ…やっぱり鳥居すごいねえ
この鳥居見ると伏見稲荷に来た!って感じする
子どもの姿…小狐が化けてる、とかだといいねえ
神の遣いだとすると…だいぶ悪戯っ子だねえ
なんて、悪戯っぽく笑ってゆるゆら二尾揺らす

御神籤いいね、やろやろ!
17種類ってどんななんだろうねえ…?
私のはねえ…(結果お任せ)
二人はどうだった?

本殿にとうちゃーく!
まずはしっかりご挨拶しなきゃね
日頃の感謝とお願いと……!
二人は何をお願いしたの?
秘密かあ!

やった!行こう行こう!!
稲荷パフェにお稲荷さん!
私も二人と行くの、すごく楽しみだったんだ
京都紅茶と献上宇治抹茶も飲んでみたいなあ
わ、ほんとにちっちゃい神社みたいで可愛いねえ

美味しいものを食べたり
他愛ない話で笑い合ったり
一緒に過ごす時間はかけがえのない宝物
この先も
あたたかなしあわせ溢れる日々が続きますように


 新しい年が明けて迎えた賑やかな正月は、まさにハレの日というに相応しく華やかに。
「皆様、あけましておめでとうございます!」
 ハレやかに告げる咲樂・祇伐(花祇ノ櫻禍・g00791)が、新年の心地良さを胸に礼をすれば。
 茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)もゆるゆら二本の尻尾を揺らして、新年のご挨拶を。
「二人ともあけましておめでとう! 今年もよろしくね」
 そんな挨拶を交わし合いながらも、今回初詣に訪れたのは。
「伏見稲荷大社、いい雰囲気してるわね!」
 咲樂・神樂(離一匁・g03059)の言うように、最終人類史の京都に鎮座する伏見稲荷大社。
 そして大社内に足を踏み入れた神樂の今日の格好も。
「シンプル和袴に狐のお面を飾ってみたわ!」
 両手の花に負けじと正月らしい和装に身を包み、添えるのは稲荷神社に合わせた狐面。
 そんな神樂が向けた瞳に映るのは、ひらり揺れる鮮やかで愛しい彩り。
「祇伐の振袖は何時もと違う鳳凰なのね! 懐かしいわ!」
「ほんとだ! 祇伐の鳳凰柄すごく綺麗!」
 雪璃も、祇伐が纏う鳳凰舞う華やかな深紅の晴れ着を見つめた後、神樂へと視線を移して。
「神樂も和装はもちろん狐面も似合ってるよ」
「雪璃の振袖だってすごく可愛くて似合ってるわよ」
 神樂もまた、祇伐の深紅とはまた違う華やかさ彩る雪璃の装い――龍の帯留めが映える、流水揺れる瑠璃紺に枝垂桜咲く振袖姿に瞳を細める。
 そしていざ、3人揃って。
「さぁ、初詣に参りましょう!」
 それからまず訪れたのは、この神社一の有名スポット。
「わぁ……やっぱり鳥居すごいねえ。この鳥居見ると伏見稲荷に来た! って感じする」
 雪璃がそうお耳をぴこり、尻尾をゆらり揺らす隣を歩きながら。
 祇伐も眼前の千本鳥居に圧巻され、思わず感嘆の声が漏れてしまうほどで。
「異界の入口、とは確かに。本当に異世界へ続いているようですね」
 ……鳥居はあちらとこちらの境ですから、と。
 ひたすら連なる朱へと視線を巡らせれば。
「異界の入口とは確かにね。祇伐も鳥居を使うもの、神聖さが同じね」
 神樂はそう紡いだ後、ふと朱のトンネルを見渡して。
 囁くようにこう告げる……ねぇ、知ってる? って。
「夜の伏見稲荷大社の千本鳥居。その外側から呼びかける子どもの姿を見かけても決して鳥居の外に出てはいけないのですって」
 その言葉に、祇伐は瞳を瞬かせて。
「もうお兄様ったら! …それはきっと、神遣いです!」
「ふふ! 神の遣いだといいわね〜」
 ……こういう所にいるのは良いものだけでは無いから、なんて、妹の反応を見遣りつつもからかう神樂。
 そんな兄に、怖いのじゃないですからね、って言った後。
「雪璃さんもそう思うでしょう?」
 そう雪璃にも同意を求めてみれば。
「子どもの姿……小狐が化けてる、とかだといいねえ」
 それから雪璃は、ゆるゆらと。
「神の遣いだとすると……だいぶ悪戯っ子だねえ」
 なんて二尾揺らして、悪戯っぽく笑ってみせたり。
 そして朱の異世界を抜けて、ハレの現世を再び歩き出せば。
「あ! お兄様、雪璃さん! 御籤がありますよ! なんと17種類も結果があるのですって」
 祇伐が見つけたのは、神社定番の御神籤。
 けれど祇伐の言う通り、伏見稲荷大社の御神籤は結果が珍しいという話だから。
「新年の運試しに引いてみませんか?」
 そう誘いをかければ、勿論。
「御神籤いいね、やろやろ! 17種類ってどんななんだろうねえ…?」
「御籤? あたしもやってみよっと!」
 雪璃と神樂も、運試しに賛成!
 早速、みくじ棒を引いて、巫女さんに結果が書かれた紙を受け取れば。
「結果は……わ、大吉です! おふたりはどうでしたか?」
「これは……向大吉? 一体どんな運勢なのかしら。雪璃はわかった?」
「二人はどうだった? 私のはねえ……末大吉、だって。なんだろ?」
 祇伐はいわずもがなとても良い運勢の大吉。
 神樂の向大吉は大吉へと向かっていく運勢、雪璃の末大吉もいずれ大吉へとなる運勢だというので。
 大きくいえばそう、全員いずれ大吉です!
「ふふ、神のお告げです。大切に、受け止めねば」
 祇伐はそう幸先良い皆の結果にほわりと笑んでから。
「やっと着いたわね、本殿! 早速お参りしましょ」
「本殿にとうちゃーく! まずはしっかりご挨拶しなきゃね」
 神樂と雪璃に並んで、参拝を。
 そう、お参りはしっかりと……心を込めて感謝と共にしっかりお祈りを。
 神樂も……私が願う事など、決まっているが、なんて瞳を細めながらも、願いをこめて手を合わせて。
 雪璃も、日頃の感謝とお願いと……! と願いを馳せた後。
「二人は何をお願いしたの?」
 祈り終えたふたりをふと見遣って訊いてみれば。
「願いは――ふふ、秘密!」
「あたしもしっかり願ったわ! 祇伐が秘密なら、秘密!」
「秘密かあ!」
 願い事は――神様と自分だけの、秘密です。
 そして参拝も無事に済ませれば、次もわくわくなお楽しみ!
「お兄様! 雪璃さん! 稲荷茶寮の稲荷パフェを食べに行きましょう!」
「やった! 行こう行こう!! 稲荷パフェにお稲荷さん!」
 人気の稲荷パフェが食べられるという、境内にあるカフェ『稲荷茶寮』へ。
「私、楽しみにしていたの」
「私も二人と行くの、すごく楽しみだったんだ」
「じゃあ早速、美味しいのも頂きましょ!」
 そう躍るような足取りで向かった茶寮に到着すれば、お品書きと睨めっこ。
「特にお稲荷さんはとびきり美味しそうね」
「一緒にお稲荷さんも食べましょう?」
「勿論、パフェも!」
「京都紅茶と献上宇治抹茶も飲んでみたいなあ」
 そして気になるものを一通り頼んでみれば。
 運ばれてきた稲荷パフェなどの甘味たちに、思わず瞳もキラキラ。
「わ、ほんとにちっちゃい神社みたいで可愛いねえ」
「可愛くて勿体ないくらい」
 確かに、とても可愛くて食べるのが勿体ない気もするけれど……でも、美味しくいただきます!
 そんな、美味しいものを食べたり、他愛ない話で笑い合ったり、沢山笑って触れ合って。
 一緒に過ごす時間はかけがえのない宝物――そう雪璃は思うし。
 祇伐もふわりと笑み咲かせる――こんなにも倖い、と。
 だからふたり、楽しく一緒に笑みながら、倖せな今に願う。
(「この先も、あたたかなしあわせ溢れる日々が続きますように」)
(「明日も明後日も、ずっと。こんな日が、続きますように」)
 そして神樂も、雪璃と楽しげにパフェを食べる祇伐を優しく見つめて、こう祈るのだった。
 ――君がそんな風に笑っていられる、やさしい世界でありますように、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】がLV4になった!
【友達催眠】がLV3になった!
【腐食】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!

花喰・小鳥
【残響】

「あけましておめでとうございます」

白基調の桜模様の着物を着てきました
こういう時くらいはいいでしょう

「欧州のほうでは動物の神やしもべみたいな存在はあまりなかった気がします」

狐を祀る、神の使いと言われてもぴんと来ないかもしれません
ただ、世界的にはカラスや蛇、猫などもいるようですから、似たような感じですね

作法はみゆを真似て倣っておきます
彼女の造詣の深さは驚かされてばかりです

「実は秋頃に友人と足を運んだばかりでした」

その時はおもかる石を持とうとしましたが、重すぎて落としそうになりました

お賽銭を入れて鈴を鳴らし願い事をします
兄さんの無事とソレイユとみゆの健康を
お参りを済ませたらみゆについてお土産を買いましょう

「私も行きます」

境内にいるという狐を探して散策後、ソレイユの提案に乗ってカフェに
抹茶にお団子でゆっくりします

「干支にちなんだものをやっている場所もありました」

辰年ですからドラゴンですね
探せばそういうお店もあるでしょう
楽しげな二人を見ながら、

「今年もよろしくお願いします」

告げる私でした


ソレイユ・クラーヴィア
【残響】

狐が祀られている神社を稲荷と言うのでしたか
その辺りの文化には疎く
友人達の解説に興味深く耳を傾けます

小鳥の和服姿も素敵ですね
赤の鳥居を背景に、白と桜が映えます
年始の挨拶を返せば、不思議と気が引き締まる心地

目にも鮮やかな朱の鳥居が連なる参道は
どこか異界へと誘う境界の様にも見えて
ここ、本当に踏み入って良い場所なのですか?
なんて

参拝は作法を一応確認してはきましたが
みゆの作法も見て、失礼がないよう
願いは己が努力で叶えるのが信条故に
この神社に参拝した皆さんの願いが叶いますように、と

お参りが終われば、境内で狐探しに
小鳥の話のおもかる石も見てみたいですね
社務所への誘いにも楽しげに
本当に色々な所に狐が居るのですね

散策が一区切りすればカフェへ
稲荷パフェと温かい京都紅茶とセットで注文

美しく盛られた和の共演に思わず笑みが溢れ
可愛らしい鳥居や狐は食べるのが惜しいです
共に味わう紅茶も、何処か和の風味を感じるようで幸せになりますね

新年から素敵な経験が出来ました
今年も良い年になりそうですね


佐伯・みゆ
「残響」で参加。
アドリブ歓迎。

小鳥さんのお着物、とても綺麗です!
私は、また今年も普通の洋服。
来年は着物にしたいなぁ。

お稲荷さんは身近な神様ですね。
ソレイユさんの言葉に烏滸がましいですが説明を。
伏見稲荷さんに祀られているのは、五穀の神様です。
お狐さんは神様の御使いですね。

それにしても千本鳥居は見事。
鳥居の前で一礼を。
これらの鳥居は奉納されたものだったはずですよ。
確かに異世界に誘われそうです。

お参りは二礼二拍手一礼。
お稲荷さんは五穀豊穣、商売繁盛が有名ですけど
諸願成就もあったはずだから。
「お友達皆の安寧を」

そういえば境内にはお狐さんがいっぱいいるらしいですよ。
探してみるのも楽しいかも。
後、白狐さんのストラップのお守りがあるらしいんですけど
みてきてもいいですか?
ふふ、小鳥さん、一緒に行きましょう!

参拝の後にカフェはいいですね!
私は、濃いお抹茶のぜんざいと水出し煎茶を頂こかな。
一口頬張って、思わずほっぺを押さえ。
んー!お抹茶の香りと苦味と甘味がいい感じです!

さて、今年一年、良い年にしましょう!


 新しい年を迎え、やって来たのは最終人類史の京都。
「あけましておめでとうございます」
 そう新年の挨拶をする花喰・小鳥(空虚のナハティガル・g01304)の今日の装いは……こういう時くらいはいいでしょう、なんて。
 そんな正月の京都の雰囲気にぴったりな、白基調の桜模様の着物。
「明けましておめでとうございます。小鳥さんのお着物、とても綺麗です!」
 佐伯・みゆ(悲歌。・g08231)はそう小鳥へと声を向けた後、思う。
 また今年も普通の洋服だけど……来年は着物にしたいなぁ、と。
「小鳥の和服姿も素敵ですね。赤の鳥居を背景に、白と桜が映えます」
 ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)も、お目出度く美しい色合いに笑みながらも。
 明けましておめでとうございますと、ふたりに年始の挨拶を返せば、不思議と気が引き締まる心地に。
 それから、ふと周囲を見回せば、目につくのは。
「狐が祀られている神社を稲荷と言うのでしたか」
 参拝者を迎え入れるかのような、狛犬ならぬ狛狐たち。
 ……その辺りの文化には疎く、と首を傾けつつも紡ぐソレイユに、説明するのはみゆ。
「お稲荷さんは身近な神様ですね。伏見稲荷さんに祀られているのは、五穀の神様です。お狐さんは神様の御使いですね」
「欧州のほうでは動物の神やしもべみたいな存在はあまりなかった気がします」
 小鳥も賑やかな境内をふたりと並んで歩きながら、こう続ければ。
「狐を祀る、神の使いと言われてもぴんと来ないかもしれません。ただ、世界的にはカラスや蛇、猫などもいるようですから、似たような感じですね」
「成程、稲荷は五穀の神で、この狐たちは稲荷の御使いですか」
 ソレイユも友人達の解説に興味深く耳を傾け、頷いて。
 会話を交わしているうちに辿り着いたのは、伏見稲荷大社の最も有名なスポット。
 みゆは足を踏み入れる前に、鳥居の前で一礼をしてから。
「それにしても千本鳥居は見事」
 潜るのは、鳥居が連なる朱色のトンネル。
 ソレイユも、目にも鮮やかな朱の鳥居連なる参道を歩きながら、その圧倒されるような光景に思わずこう紡いでしまう。
「ここ、本当に踏み入って良い場所なのですか?」
 ……どこか異界へと誘う境界の様にも見えて、なんて。
 みゆも幻想的な朱の世界をふたりと共に歩みつつ、彼の声に頷いて返す。
「これらの鳥居は奉納されたものだったはずですよ」
 ……確かに異世界に誘われそうです、って。
 そして千本鳥居を潜り終えれば、神様の住まう本殿へ。
 今回は初詣を楽しむことは勿論、神に祈って信仰のエネルギーを蓄えるという目的もあるから。
 3人並んで、確りとお参りを。
 神様の前で二礼二拍手一礼するみゆを倣って。
(「参拝は作法を一応確認してはきましたが、失礼がないよう」)
(「彼女の造詣の深さは驚かされてばかりです」)
 小鳥とソレイユも、彼女と同じくきっちり作法をこなした後。
 同時に手を合わせ、真剣に祈りを捧げて願いを込める。
(「お稲荷さんは五穀豊穣、商売繁盛が有名ですけど、諸願成就もあったはずだから」)
 みゆが願うのは――「お友達皆の安寧を」。
 そして、願いは己が努力で叶えるのが信条であるから、と。
 ソレイユの願いは――この神社に参拝した皆さんの願いが叶いますように。
 小鳥もお賽銭を入れて鈴を鳴らして――兄さんの無事とソレイユとみゆの健康を、と願い事を。
 そうきっちりとお稲荷様に挨拶し、願いを馳せ終えれば。
「そういえば境内にはお狐さんがいっぱいいるらしいですよ。探してみるのも楽しいかも」
 そんなみゆの声を聞いて、境内で狐探しをしてみたり。
「実は秋頃に友人と足を運んだばかりでした。その時はおもかる石を持とうとしましたが、重すぎて落としそうになりました」
「小鳥の話のおもかる石も見てみたいですね」
 願いが叶うかどうか占えるという、おもかる石も気になるし。
「後、白狐さんのストラップのお守りがあるらしいんですけど、みてきてもいいですか?」
「私も行きます」
「ふふ、小鳥さん、一緒に行きましょう!」
「本当に色々な所に狐が居るのですね」
 境内にいる狐たちは勿論、お守りも、お土産も、狐尽くし。
 それから散策や買い物も一区切りつけば。
「休憩できるカフェもあるようなので、行ってみませんか?」
「参拝の後にカフェはいいですね!」
 境内にあるというカフェ『稲荷茶寮』へと行ってみることに。
 ソレイユは、このカフェでも人気だという稲荷パフェと温かい京都紅茶をセットで注文してみて。
 小鳥も、抹茶とお団子を。
「私は、濃いお抹茶のぜんざいと水出し煎茶を頂こかな」
 みゆもそう決めれば、新年の風景を眺めながらゆっくりとひと休み。
 そして頼んだものが運ばれてくれば、ソレイユは思わず笑みが溢れてしまう。
「可愛らしい鳥居や狐は食べるのが惜しいです」
 人気なのも頷けるほどの、美しく盛られた和の共演に。
 そんな稲荷パフェは、見目は勿論、味も美味しくて。
 みゆも、濃い抹茶ぜんざいを一口頬張れば。
「んー! お抹茶の香りと苦味と甘味がいい感じです!」
 思わず美味しさに落ちてしまいそうなほっぺを押さえて。
「共に味わう紅茶も、何処か和の風味を感じるようで幸せになりますね」
 ソレイユもふたりと一緒に、そうほっこり。
 そして美味しく甘味を堪能しながらも。
 小鳥は狐だけでなく、見つけたことをふたりにも話す。
「干支にちなんだものをやっている場所もありました。辰年ですからドラゴンですね。探せばそういうお店もあるでしょう」
 そんなお喋りも、ゆっくりと楽しんで。
 そして、心もおなかも十分に満たされれば。
「さて、今年一年、良い年にしましょう!」
「新年から素敵な経験が出来ました。今年も良い年になりそうですね」
 そう楽し気な様子で紡ぐみゆとソレイユのふたりを見ながら、改めて小鳥も告げる。
「今年もよろしくお願いします」
 新しい年もまた皆で一緒に、より良い1年にしようと思うから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】がLV2になった!
【アイテムポケット】がLV23になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!

シャルロット・アミ
椿野さん(g02761)と

凪都さん、あけましておめでとうございます
素敵なご案内をありがとうございます!

伏見稲荷大社は名前だけ聞いたことがあるの
「おいなりさん」の王様よね?
モラさんときらきら目を輝かせて
今年初になる椿野さんの蘊蓄をねだるわ
今年もいっぱいいっぱい色々聞かせてくださいね

椿野さんの手を引いて朱色のトンネルをくぐって
椿野さんに教えてもらった二礼二拍手一礼ももう覚えたわ
一緒にいるときの願い事はやっぱり
椿野さんと今年も一緒にいられますように
「もきゅもきゅ!」
あら、モラさんもお願い事?
叶うといいわね「もきゅっ」

おみくじにいい思い出はないのだけれども
椿野さんと一緒に引いてみようかしら
…ええと、悪い意味はないとは言うけれども
凶って文字が見えるとやっぱり怖いわね
椿野さんはどうでしたか?
(そそくさと木に結びながら)

お守りを買っていきましょう?
気分を変えるように笑って
今年も椿野さんと一緒に色々なところへ行けますように

アドリブ、連携歓迎です


椿野・燕
アミさん(g00467)と

おや凪都さん、あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

はい、おいなりさんと言えば狐の神様を思い浮かべますが
ここ伏見稲荷大社ですとおいなりさんのお使いが狐と言われてますね
ここでは5柱の神様を祭っていて全員が一纏めになって稲荷神になったとも
そうやってここの神社の蘊蓄を意気揚々と語りつつ

アミさんに手を引かれて有名な鳥居のトンネルをくぐり
二人で本殿に二礼二拍手一礼しながらお賽銭をして願い事を
今年もアミさんと幸せに過ごせますように
アミさんとモラさんの会話を見ながら叶いそうだなと

さて初詣と言えばおみくじは外せませんね
ここのおみくじは結果が一風変わっていましたね
凶の文字が有っても意外と良い結果だったりと
そう言っておみくじを買ってお互いに見せ合って一喜一憂しながら

ではお守りを買って帰りましょうか
何が良いかを見繕いながら
今年もアミさんと楽しい毎日を過ごせますように


 新しい年を迎え、初詣にとやって来たのは、最終人類史の京都の地。
 そしてふと見れば、この場所――伏見稲荷大社へと案内してくれた知った顔が。
「凪都さん、あけましておめでとうございます。素敵なご案内をありがとうございます!」
「おや凪都さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
 シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)と椿野・燕(詭弁家・g02761)のそんな声に。
 ふたりとも今年もよろしくね、と尻尾をゆうらりさせながらも。
「見て、狛犬が狐さんだよ」
 凪都がそうじいと興味深々眺めるのは、狛犬ならぬ狛狐。
 そんな彼と並んで、シャルロットも自分達を迎え入れてくれているような狐さんを見つめれば。
「伏見稲荷大社は名前だけ聞いたことがあるの。「おいなりさん」の王様よね?」
「はい、おいなりさんと言えば狐の神様を思い浮かべますが、ここ伏見稲荷大社ですとおいなりさんのお使いが狐と言われてますね。ここでは5柱の神様を祭っていて全員が一纏めになって稲荷神になったとも」
「そうなんだね、だからいっぱい、伏見稲荷大社にはご利益があるんだ」
「ええ、最も有名なのは本殿の中央座に祀られる宇迦之御魂大神でしょうか」
「ウカって、穀物を意味するって、本で読んだよ」
 この神社の蘊蓄を意気揚々と語る燕に、凪都も感心したようにお耳をぴこりとさせて。
 勿論、シャルロットとモラさんも目を輝かせてきらきら。
「今年もいっぱいいっぱい色々聞かせてくださいね」
 今年初になる彼の蘊蓄を聴きながら、さらにそうお強請りを。
 それから凪都とわかれた後、シャルロットは燕の手を逸るように引いて。
 一緒に潜るのは、有名な千本鳥居は連なって織りなす、朱色のトンネル。
 それから、今回信仰のエネルギーを蓄えるという目的もあるし。
 何より、ここに住まうお稲荷様に挨拶するべく、本殿で参拝を。
 シャルロットは燕と並んで、きっちりと二礼二拍手一礼。
 彼に教えてもらった作法はもう覚えたから。
 手を合わせ、願う事はやっぱり――椿野さんと今年も一緒にいられますように、って。
 そう、祈りを捧げていれば。
「もきゅもきゅ!」
「あら、モラさんもお願い事? 叶うといいわね」
「もきゅっ」
 モラさんも一緒に、神様にお願いを。
 そんなふたりの微笑ましい会話を聞けば、燕は叶いそうだなと思う。
 ――今年もアミさんと幸せに過ごせますように。
 そう祈ったばかりの、自分の願い事が。
 そして参拝を終えれば、燕が見つけたのは。
「さて初詣と言えばおみくじは外せませんね」
 神社を詣でる際に定番の御神籤。
 いや、この伏見稲荷大社の御神籤は、ただの御神籤ではなくて。
「ここのおみくじは結果が一風変わっていましたね。結果が十七種類もあって、全て良い結果をもたらす福御籤なんですよ」
 そう聞けば、シャルロットは思う。
(「おみくじにいい思い出はないのだけれども。椿野さんと一緒に引いてみようかしら」)
 そしてふたりで運試し、御神籤を引いてみれば。
「凶後大吉……ええと、悪い意味はないとは言うけれども。凶って文字が見えるとやっぱり怖いわね」
「凶の文字が有っても意外と良い結果だったりと。アミさんの引いた凶後大吉は実際に、大吉に次ぐ3番目に良い運勢なのですよ」
 シャルロットは引いた御神籤をそそくさと木に結びながらも、彼にも訊ねてみる。
「椿野さんはどうでしたか?」
「私は、吉凶未分末大吉、次第に大吉へ変わるという運勢ですが。大吉や大大吉よりも出る確率が低いものなので何だか嬉しいですね」
 そう嬉しそうに語る燕を見れば、シャルロットも少し気分も変わって、一緒に嬉しい気持ちになるし。
 御神籤も結び終わったから、気分を変えるように笑って。
「お守りを買っていきましょう?」
「ではお守りを買って帰りましょうか。狛狐が咥えている鍵や巻物のお守りなどもありますが、やはり白狐のものでしょうか。狐達が咥えているものにはそれぞれ意味があって――」
 ……今年もアミさんと楽しい毎日を過ごせますように、と。
 そう願いを込めながらも、何が良いかを見繕いつつやはり蘊蓄を語る燕を見つめて。
 シャルロットも彼の話にわくわく耳を傾けながら――今年も椿野さんと一緒に色々なところへ行けますように、って。
 伏見稲荷のお狐様に、そうお願いを。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
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レックス・ウェリタス
ミア(g07746)とレグルスと

うん、あけましておめでとう
ミア今年もたくさん遊んでね?

先に朱の鳥居を通ってお参りに行こうか
挨拶は大切だもんね
ゆるりゆるり何処までも続きそうな
鳥居を歩いて、眺めて
確か願いの数だけ増えってったって話だったよね?
改めて人は願い、叶えばこうして形にしていくんだなあ
…ね、僕たちも叶ったらここに増やしてもらわない?
僕とミアとレグルスでひとつの鳥居
これも世界に残せる形かなって思ったら
残したくなっちゃった、なんて

僕の願いは少し前の聖夜から変わらず
ミアがこの世界を楽しみ尽くせますようにだよ
優しい隣の友人がどれもを抱いて笑えてたら僕も一緒に笑えるから
レグルスのは正解!
美味しいは正義だからね~

てな訳でここの制覇ツアーを始めよ
三人いればコンプも夢じゃないでしょ
見てみて、ミニ鳥居みたいなのもある~
飲み物は京都紅茶を頼んでみよっと
どれもこれもを分け合って美味しいをシェア
嬉しいは三倍以上だよね

さて稲荷パフェ
お互いスプーンを持って、いただきます
ふふ、レグルスにもちゃんとあげるから安心して


ミア・メア
ロイ(g07184)とレグルスと!

新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたしますね!
ええ!沢山遊びましょう

先ずは神さまへご挨拶しましょう
本当にずうっと朱色の鳥居ですの
そのようですね
これだけの願いが叶った証、圧倒されますの
神様へのお礼と、此方に通う人々へのお裾分け…
そういうの素敵ですねえ
!名案ですよロイ
ミアもご一緒させて頂けたら嬉しく!
此処に居た証
ロイとレグルスと一緒の証
ミアも残したくなりました

マナーに則りお参りです
ミアは自分自身の願いを考えるのは苦手です、が
誰かとお願い事をし合えばいいと教えてくれたのがロイです
そんなロイに一層の幸いあれと願いましょう
レグルスは美味しいものに沢山出会えますように、ですね!
大正義ですよねっ

はいっ、お稲荷さんグルメを制覇です
レグルスも頼りにしちゃいます
本当です、パフェに鳥居がついてますの
このお蕎麦は麺が緑色ですよ
ミアは飲み物もお抹茶にしましょうっ
んふふ、本当に!
美味しいの共有は大好きですよう

スプーンの用意はばっちりですの
いただきます、ですね!


 新年を迎えた正月の恒例行事といえば、初詣。
 そして今回は、最終人類史の京都にある伏見稲荷大社へと赴いてみたけれど。
 初詣のお参りをする、その前に。
「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしますね!」
「うん、あけましておめでとう。ミア今年もたくさん遊んでね?」
 ミア・メア(璃々・g07746)とレックス・ウェリタス(Memento mori・g07184)はまずはそう、お互いに新年を挨拶を。
 そしてミアは、彼の言葉にこくりと頷いて返して。
「ええ! 沢山遊びましょう」
 早速レックスと一緒に、新年のお出掛けを存分に楽しむつもり。
 それに今回は、初詣で願いを捧げて、信仰のエネルギーを蓄えるという目的もあるし。
「先に朱の鳥居を通ってお参りに行こうか」
「先ずは神さまへご挨拶しましょう」
「挨拶は大切だもんね」
 何より、挨拶は大事だから。
 有名な千本鳥居を潜って、参拝をすることに。
 そして連なる鳥居の中へと足を踏み入れれば、その幻想的な光景に目を奪われながらも。
 ゆるりゆるり何処までも続きそうな鳥居を一緒に歩いて、眺めて。
「本当にずうっと朱色の鳥居ですの」
 どうしてこのように鳥居が連なっているのか、聞いたことを思い返してみる。
「確か願いの数だけ増えってったって話だったよね?」
「そのようですね。これだけの願いが叶った証、圧倒されますの」
「改めて人は願い、叶えばこうして形にしていくんだなあ」
「神様へのお礼と、此方に通う人々へのお裾分け……そういうの素敵ですねえ」
 そして、朱色の世界に視線を巡らせるミアへと、ふと。
 レックスは、こんな提案を。
「……ね、僕たちも叶ったらここに増やしてもらわない? 僕とミアとレグルスでひとつの鳥居」
 ……これも世界に残せる形かなって思ったら、残したくなっちゃった、なんて。
 そう紡がれた声を聞けば、ミアはぱっと彼へと視線を向けて。
「! 名案ですよロイ、ミアもご一緒させて頂けたら嬉しく!」
 もう一度、叶った願いの証を見回してから頷いて返す。
 ……此処に居た証。ロイとレグルスと一緒の証、ミアも残したくなりました、って。
 そうと決まれば、鳥居を抜けた先――住まう神様に願い事を。
 きちんとマナーに則り、ミアはこなしてから。
 いざ、願いを馳せるのだけれど。
(「ミアは自分自身の願いを考えるのは苦手です、が」)
 でも、隣に並ぶ彼が教えてくれたから。
 ――誰かとお願い事をし合えばいい、と。
 だからレックスも、願いは少し前の聖夜から変わらず――ミアがこの世界を楽しみ尽くせますように、と。
(「優しい隣の友人がどれもを抱いて笑えてたら僕も一緒に笑えるから」)
 そしてミアも、願いを込める。
 ――そんなロイに一層の幸いあれ、と。
 それから、ゆうらり尻尾を揺らすレグルスへと視線を向けて。
「レグルスは美味しいものに沢山出会えますように、ですね!」
「レグルスのは正解! 美味しいは正義だからね~」
「美味しいは正義だからね~」
 やはり正解といわんばかりにお耳をぴこりとさせるレグルスの姿に、ふたり顔を見合わせて、笑い合う。
 ということで、美味しいは正義だから。
「てな訳でここの制覇ツアーを始めよ。三人いればコンプも夢じゃないでしょ」
「はいっ、お稲荷さんグルメを制覇です。レグルスも頼りにしちゃいます」
 得意顔のレックスも一緒に、稲荷グルメを制覇するべく、境内にある『稲荷茶寮』へ。
 そしていざ、品書きを気合十分開いてみれば。
「見てみて、ミニ鳥居みたいなのもある~」
「本当です、パフェに鳥居がついてますの。このお蕎麦は麺が緑色ですよ」
「飲み物は京都紅茶を頼んでみよっと」
「ミアは飲み物もお抹茶にしましょうっ」
 わくわく、まずは気になったものから一通り、あれもこれもと頼んでみて。
 どれもこれもを分け合って、美味しいをシェアする欲張り大作戦を実行するべく。
「嬉しいは三倍以上だよね」
「んふふ、本当に! 美味しいの共有は大好きですよう」
 すちゃりと、スプーンの用意もばっちり。
 テーブルに運ばれてきた稲荷パフェをどう攻略するか眺めながら。
 皆で揃って――いただきます!
 そしていざ、ひと匙掬わんとしたレックスは、思わず笑っちゃう。
「ふふ、レグルスにもちゃんとあげるから安心して」
 てしてしっと誰よりも一番手が早く出た、食いしん坊な相棒に。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
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地葉・捧
あけましておめでとうございます
日本人ならば、正月はやはり初詣をしなければ。ですよね

服装は濃茶に麻の葉模様、袖や裾に桜の花柄の着物
つまりはディアコレ2022での衣装

お参り兼散策をしましょう
千本鳥居、たしかに幻想的です

参拝は…お願いというより決意表明をするものだと聞いたことがあります
なので、今年も最終人類史に土地を奪還していきましょう、と
あくまでお願いをすべきなら、最終人類史の奮闘を見守っていてください、と

お参りに来たら、おみくじも引かなければ
引きましょう
(結果やリアクションお任せします)
お守りとして白狐守りも購入します

稲荷パフェも食べたいです。興味があります
…なるほど。豪華です
味の方は…(ぱくり)んぅ…おいしいです…


 新年を迎えて――あけましておめでとうございます、と。
 地葉・捧(大地に言葉を捧ぐ・g00870)は挨拶もきっちり、向かうは最終人類史の京都。
(「日本人ならば、正月はやはり初詣をしなければ。ですよね」)
 そう、目的は、正月の恒例行事・初詣。
 赴く装いも、以前仕立てて貰った、濃茶に麻の葉模様、袖や裾に桜咲く花柄の着物に袖を通して。
 足を踏み入れた地――伏見稲荷大社へとお参りし、散策を楽しむべく、捧はいざ足を踏み出す。
 伏見稲荷大社の敷地は広大で、沢山の名所があるけれど。
 その中でもやはり、一番有名なスポットはここ。
(「千本鳥居、たしかに幻想的です」)
 朱の鳥居がずらりと連なる千本鳥居は、まるで異世界に迷い込んだような幽玄の雰囲気で。
 朱色のトンネルをくぐり抜ければ、神様へ参拝を。
 今回の初詣は、信仰のエネルギーを蓄えるという目的もあることだし。
(「参拝は……お願いというより決意表明をするものだと聞いたことがあります」)
 だから、捧が作法に倣って手を合わせ、馳せる願いはこれ。
 ――今年も最終人類史に土地を奪還していきましょう、と。
 あくまでお願いをすべきなら、最終人類史の奮闘を見守っていてください、と。
 そして滞りなく参拝を済ませれば、やはり初詣といえば欠かせないのは。
「お参りに来たら、おみくじも引かなければ」
 ……引きましょう、と。
 ぐぐっと気合十分、みくじ棒を引いて結果を貰えば。
 普段は落ち着いた所作である捧も、思わずほわり。
「大大吉、珍しいし嬉しいですね」
 この伏見稲荷大社ならではな、大吉よりもさらに良いという大大吉の結果を見つめて。
 そして授与所でお守りとして、白狐守りも購入してから。
 何気にわくわくと足を向けるのは――境内にあるカフェ『稲荷茶寮』。
 その目的は、ずっと気になっていた神社スイーツ。
(「稲荷パフェも食べたいです。興味があります」)
 大人気だと噂の、稲荷パフェ。
 そして早速注文して運ばれてくれば、じいと食い入るように見つめて。
「……なるほど。豪華です」
 そうこくりと頷いた後、味の方は……と。
 まずはひと匙――ぱくり。
 瞬間、口の中に広がるのは。
「んぅ……おいしいです……」
 濃厚で美味な味わいと、胸いっぱい満ちる甘い幸せ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
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文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

伏見稲荷大社。
七曜の戦の備えとして、旅団の探偵事務所でこの地域の防衛を始めたのは、5月の初め頃だったっけ。
並び立つ千本鳥居もすっかり見慣れた気がしていたけれど、
新年の日の光と共に眺めると、また心引き締まる思いがするね。
ほら、クダ吉もそう思わない?
(クダ吉も頷きつつ…茶屋の甘味も気になる様子?
はいはい、参拝が終わったら食べに行こうね。
(にゃふふと笑ってクダ吉なでなで

鳥居をくぐり、クダ吉と一緒に山を巡って参拝に
静かな心で神様へ祈ろう

ここまで戦ってこられた事を感謝して、これからの戦いの勝利を願う。
俺達が目指しているのは世界と歴史の奪還だ。
人々を護り、皆が安心して暮らせる世となる事を願う。
その為に俺もまた、仲間と共に力を尽くす覚悟。
困難も乗り越えて必ずや成し遂げると、神様に誓い祈ろう。

そうだクダ吉、おみくじも引いてみようか
※結果はお任せ

凪都と小乃香、地域の人とも挨拶を
今年も宜しくお願いします

もし可能ならば、事前に神社の方と相談しておいた上で
愛用の竜笛で奉納演奏もさせて頂ければと


 新年を迎え、足を踏み入れたのは、最終人類史の京都――伏見稲荷大社。
 その風景を文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)はくるりと見回しながらも。
 思い返すのは、少し前までのこと。
(「七曜の戦の備えとして、旅団の探偵事務所でこの地域の防衛を始めたのは、5月の初め頃だったっけ」)
 だからこの場所にも足を運んでいたから、並び立つ千本鳥居もすっかり見慣れた気がしていたけれど。
「新年の日の光と共に眺めると、また心引き締まる思いがするね」
 奪還して、そして護り抜いて。迎えられたこの地の新年を目にすればまた、気持ちも改めて引き締まるから。
「ほら、クダ吉もそう思わない?」
 そう傍らの相棒へと視線を向ければ、こくりと頷く姿と。
 ちらちらとどこか見遣れば、そわりと心なしか揺れる尻尾。
 その視線を追えば、雪人はすぐに気が付く……茶屋の甘味も気になる様子? と。
 だから、にゃふふと笑って。
「はいはい、参拝が終わったら食べに行こうね」
 クダ吉をなでなで、甘味は後のお楽しみ。
 そして鳥居をくぐり、クダ吉と一緒に山を巡って参拝を。
 千本鳥居や本殿は沢山の人でとても賑やかだけれど。
 ……静かな心で神様へ祈ろう。
 さらに上まで詣でれば、神聖なる稲荷山の静けさと見晴らし良い景色が広がって。
 雪人はこの地に住まう神に思いを馳せる。
 ――ここまで戦ってこられた事を感謝して、これからの戦いの勝利を願う、と。
(「俺達が目指しているのは世界と歴史の奪還だ」)
 だからそれを成すまで、人々を護り、皆が安心して暮らせる世となる事を雪人は願うのだ。
 そして願うと同時に、神様に誓い祈る。
(「その為に俺もまた、仲間と共に力を尽くす覚悟」)
 困難も乗り越えて、必ずや成し遂げることを。
 それから確りと願いを込め、今回の目的のひとつである信仰のエネルギーを蓄えるべく。
「そうだクダ吉、おみくじも引いてみようか」
 初詣自体も勿論、全力で楽しむつもり。
 ということで、十七種類も結果があるという伏見稲荷大社ならではな御神籤を引いて。
 神様のお導きは――これから大吉に向かうという『向大吉』。
 そんな幸先良い結果に笑みながら、
「明けましておめでとう、今年も宜しくお願いします」
「うん、明けましておめでとう。こちらこそ、よろしくお願いするね」
「雪人さまもクダ吉さまも、おめでとうございますなの!」
 出会った凪都と小乃香、そして地域の人とも挨拶を交わして。
 事前に神社の方と相談しておいた、奉納演奏を雪人は披露する。
 愛用の竜笛の音色が響く新年の空の下、この地を護り、奪われたものの奪還をと――強い覚悟と決意を胸に。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV25になった!
効果2【先行率アップ】がLV8になった!

紫空・千景
【暁翅】

纏うは夜明け空を映した振袖
髪飾りはゆいが選ぶ花
屹度、今日も飾ってくれる
髪で揺れる花を嬉しげにゆびさきで柔く触れて
店も休みで良かったのか?
ふふ、正月だものな

何処までも続くような朱の鳥居はまるで異世界の入口
終わりのない神域と言われれば腑に落ちてしまうだろう
けれど不安は無い
私の隣にはマイヒーローが居るから
珍しい音で呼ばれて瞬けば素直に手を結ぶ
うむ、ゆいの花は目印だ

辿り着いた先、まずは参拝だな
願う前に隣の願いに――
…ほんと、あんたは直ぐ…
自分が花とは未だ慣れなくて
けれど嫌ではないから
『今年もゆいの咲かせた花と出会えます様に』
見てみたいのだと願いを
…ゆいの心許ない絵心の方は絵馬に綴ってやる
花屋から絵の才を抜くと神様は少し意地悪なだけど
お陰で私の役割があるのだから
叶うのはもう少し先と我儘も裡に

さて、ゆい
腹、減ってきたろう?
御守りは万病平癒辺りを
食べ物も色々と有るらしいから色々食べよう
もし特別気に入った物があれば再現してみると
いつもの様に咲う

改めて
あけましておめでとう、ゆい
今年もよろしく頼む


花骨牌・唯桃
【暁翅】

ちかちゃんの振袖、綺麗だよ
夜明け空に添える花は、ダリアムーンワルツを
新年らしく華やかにきみを彩ってくれる
喜色を滲ませた表情を見れた瞬間が花屋冥利に尽きるし
何より俺もあたたかい気持ちになる
いいのいいの、お店は正月休みだよ

朱鳥居に足を踏み入れたなら
神隠しが在るならばきっとこういう場所のような
不思議な感覚、終わりの無い神域に導かれて…なんてね
ちかちゃ……千景、段差が多いから歩き難いだろ
ほら、手を繋ごう?
大丈夫、見失ったりなんてしないから
俺の花があるんだもの

先ずは参拝!ええと、願い事だよね
『俺の手でもっと綺麗な花を咲かせられますように』
これはちかちゃんも入ってるんだぜ
ふふ、ちょっと気障だったかも?
ええー心許ないって言われた!
でも事実!哀しい!
俺も狐の絵馬に画力向上って書くもん
綴るはそれよりも、ちかちゃんの描く方が好きだから
神様、俺の絵心はもう少しこのままで

お腹空いたーー!
御守りも買いながら何か摘んで行こうか
再現の言葉にはとびきり笑顔で蝶翅はばたき
楽しみにしてる

今年も宜しくね、ちかちゃん!


 新年のハレの日に、ゆらり揺れる空のいろ。
 新しい年を迎えたこの日、紫空・千景(夜明の導べ・g01765)が纏うのは、夜明け空を映した振袖。
 そして屹度、飾ってくれるって……千景も分かっていたその通りに。
「ちかちゃんの振袖、綺麗だよ」
 花骨牌・唯桃(華燭・g00538)は今日も紫鴉の髪に咲かせる。
 夜明け空に添える花は、ダリアムーンワルツ――新年らしく華やかにきみを彩ってくれる、って。
 そんな髪で揺れる淡く優しい花色を、嬉しげにゆびさきで柔く触れながら。
「店も休みで良かったのか?」
 そう紡ぐ顔を見つめれば、喜色を滲ませ咲かせているから。
 唯桃の心にもふわりと咲くのだ。
 ……見れた瞬間が花屋冥利に尽きるし、何より俺もあたたかい気持ちになる、って。
 そしてふたり顔を見合わせて、お揃いで咲かせ合う。
「いいのいいの、お店は正月休みだよ」
「ふふ、正月だものな」
 交わす会話と楽し気な微笑みを。
 そんなふたりが初詣にと赴いたのは、最終人類史の京都にある伏見稲荷大社。
 そして伏見稲荷といえば有名なのはいわずもがな、朱色のトンネル。
 連なる朱鳥居に足を踏み入れたなら、異世界に迷い込んだような感覚がして。
「神隠しが在るならばきっとこういう場所のような。不思議な感覚、終わりの無い神域に導かれて……なんてね」
 そんな隣をゆく彼の言葉が、千景は腑に落ちてしまう。
 何処までも続くような朱の鳥居はまるで異世界の入口――終わりのない神域と言われれば。
(「けれど不安は無い」)
 だって、千景は知っているから。
「ちかちゃ……千景、段差が多いから歩き難いだろ」
 ――ほら、手を繋ごう? って。
 自分の隣にはマイヒーローが居るから。
 だから、珍しい音で呼ばれて瞬いたけれど、素直に手を結んで。
「大丈夫、見失ったりなんてしないから」
 ……俺の花があるんだもの。
 そうすぐ傍から届く声に、千景も頷いて返す。
「うむ、ゆいの花は目印だ」
 そして結んだ手を引いて引かれて、お稲荷様のお導き。
 無事に辿り着いた先で、まずは参拝を。
 それから千景は、神様に願う――その前に。
「ええと、願い事だよね」
 聞こえたのは、作法を一通りこなして、先に紡がれた彼のこんな願い。
 ――『俺の手でもっと綺麗な花を咲かせられますように』
「これはちかちゃんも入ってるんだぜ」
 ……ふふ、ちょっと気障だったかも? なんて。
 そう笑み向ける唯桃に、千景はちょっぴりだけ苦笑しつつも返す。
「……ほんと、あんたは直ぐ……」
 自分が花とは、未だ慣れなくて。
 けれど、嫌ではないから。
 ――『今年もゆいの咲かせた花と出会えます様に』
 見てみたいのだと、願いを。
 それから、改めて隣をちらり。
「……ゆいの心許ない絵心の方は絵馬に綴ってやる」
「ええー心許ないって言われた!」
 唯桃は容赦なく紡がれたその言葉に、瞳をぱちりと瞬かせるも。
「でも事実! 哀しい!」
 自分でもある意味画伯なのは認めざるを得ないから。
 それなら、こうお願いを書き書き。
「俺も狐の絵馬に画力向上って書くもん」
 そんな様子に、楽し気に瞳細めながらも。
(「花屋から絵の才を抜くと神様は少し意地悪なだけど、お陰で私の役割があるのだから」)
 そっと、こんな我儘も裡に――叶うのはもう少し先、なんて。
 でも実は、当の唯桃だって。
(「綴るはそれよりも、ちかちゃんの描く方が好きだから」)
 ――神様、俺の絵心はもう少しこのままで、と。
 思う我儘は、仲良くふたりお揃い。
 それから滞りなく参拝を済ませれば。
「さて、ゆい。腹、減ってきたろう?」
「お腹空いたーー! 御守りも買いながら何か摘んで行こうか」
 お守りも美味しいものも、勿論両方買いに。
 そして購入するお守りは万病平癒辺りをと千景は選んでから。
「食べ物も色々と有るらしいから色々食べよう」
 くるり視線を巡らせた後、花の如く咲く彼の微笑みにひらり視線をとめて。
「もし特別気に入った物があれば再現してみる」
 いつもの様に、咲って。
 そして唯桃も、再現の言葉にはとびきり笑顔で蝶翅はばたかせて。
 ……楽しみにしてる、と。
 やはりいつもの様に、咲って返す。
 そんなふたりは、改めて互いに向き合って。
「改めて、あけましておめでとう、ゆい。今年もよろしく頼む」
「今年も宜しくね、ちかちゃん!」
 新しい年は、はじまったばかり。
 お稲荷様が見守る新年の空の下――今年最初のお出掛けをまだまだふたり一緒に、目一杯楽しむつもり。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV7になった!
【ガードアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2024年01月21日