キャメロット城攻城戦~指揮官級ドラゴンへ挑め!(作者 瀬和璃羽
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#幻想竜域キングアーサー  #キャメロット城攻城戦<前編>  #キャメロット  #キャメロット城攻城戦 

●キャメロット城攻略、次の一手へ。
 新宿駅の何時もの本棚の前。時先案内人の月読・栞は難しい表情をしながらドーナツを齧っていた。
「んっ……皆さん、もう集まっていたんですね、失礼しました」
 食べかけのドーナツを脇の皿に慌てて置くと、口の中の欠片をゴクンと飲み込む。
「んぐ、ん……!?」
 ……喉に欠片が引っ掛かったのか、慌ててカフェオレを飲み干すと、ふぅとため息を漏らした栞は恥ずかしそうな顔をしながらディアボロスたちに向き合う。
「え、えと、ディアボロスの皆さんの活躍で、キャメロット城攻略作戦は無事不可侵の結界を解除に成功しました」
 おおっーと声が上がるなか、栞は攻略作戦を次の段階に進めることを告げる。
「キャメロット城では絶対不可侵の結界を失って混乱しております。そこで立ち直る隙を作らせずに、大軍で攻撃を開始して下さい。……この攻撃が、キャメロット城攻城戦の第一段階になります」
 栞は告げる。ディアボロスが大挙して攻め込んで来た時に、ドラゴンたちがトループス級を再集結させて迎撃するのでは間に合わないため、単騎のドラゴンが迎撃に現れる。
 そのドラゴンはいずれも高い指揮能力や戦略眼。或いは野生の感などで自らがなすべきことを理解し、命を賭けてその役目を果たそうとするだろう、と。
「ですが、そう言ったドラゴンは得てして優秀な指揮官でもあります。敵の主力を率いる存在の彼らをここで可能な限り打ち取れば、混乱から立ち直り防衛体制を整えたとしても、キャメロット城への突入は難しくないでしょう」
 単騎の指揮官級ドラゴン……それを栞は敵が立ち直るまでのこのチャンスに最低十二体、出来ればそれ以上を撃破し、キャメロット城内へと突入して欲しいと告げた。

「キャメロット城内には断片の王であるアーサー王や、多くの円卓の騎士以外にも、幻想竜域キングアーサーを支える様々なクロノオブジェクトが隠されていると思われます。その多くを破壊或いは撃破する事が出来れば、幻想竜域キングアーサーに歴史の奪還戦を仕掛ける事も可能でしょう」
 そう告げる栞の言葉は、叫び出しそうな気持ちを抑えるためか若干の震えがあった。
 それもそうだろう。幻想竜域キングアーサーを解放し、最終人類史に奪還する……ディアボロスが最初にラキ火山へ挑んでから、遂にその時が手に届くところまでやって来たのだから。
 だが、逆に言えば、このチャンスを失えば幻想竜域キングアーサーに対する歴史の奪還戦を仕掛けるチャンスは当面の間失われる。
 確実に成功させなくてはいけない……ディアボロスたちは、ゴクリと唾を飲み込むのであった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
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周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【悲劇感知】
1
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【操作会得】
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周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

瀬和璃羽
 皆さんこんにちは、瀬和璃羽です。
 今回はキャメロット城への攻城戦、その前編となります。

 キャメロット城攻略作戦の成功で無防備になったキャメロット城。
 そこに大軍で攻め入り、死守しようと配下を連れずに現れざるを得ない敵指揮官級ドラゴンを倒す。
 そうする事で次に待ち受ける攻城戦を優勢に進めると言う一連の作戦。
 これはその第一段階になります。

 敵はアヴァタール級ドラゴン一体となりますが、指揮官級ですのでそれ相応の強さがあることでしょう。
 決して油断せず、キャメロット城へと攻め込んで頂ければと思います。

 それでは、どうぞよろしくお願い致します。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
ラズ(g01587)と密に連携を

ついに、本当の意味で、キャメロットに手が届く
ああ、長かったな
以前は見上げるばかりだった城へ、突入だ
行こう、ラズ

【飛翔】し、迎撃に現れた竜に対峙
ドラゴン達の忠誠心は、いつも、見上げたものだ
侵入者の身であるが敬意を表す
翼ある種族よ、共に踊ろう

俺の動きは、上空での竜の動きを抑えて空中戦
地上からの攻撃や狙いをスムーズに
制空権は握らせない

空中、地上の味方と連携をとり
大きく包囲、挟撃しよう

常に戦況を偵察、観察し把握
時に声かけ、目配せ交えて仲間と連携を
氷交じりの嵐を操り、竜を巻き込み姿勢を崩させ

自身は周囲を飛び回り移動しながら、竜の身動きを妨害しつつ
螺旋軌道や緩急のフェイントかけ、羽の風に舞う如く狙いを絞らせない
味方の攻防の隙を突き
ラズと挟撃を仕掛けよう

黒い瘴気の息吹は魔力障壁で凌ぎつつ
腕に通したNazarの盾を掲げて直撃を避け
氷の嵐を手繰り、風にのせ散らす

長く人々に理不尽な支配を敷いてきたドラゴン達の本拠
この機会を、逃さない
仲間たちとともに、攻め抜こう


ラズロル・ロンド
アドリブ連携歓迎
敵を見つけ次第エトヴァ(g05705)と速攻を仕掛ける

ついにキャメロット城を攻め込める時が来たんだな。
この機を逃さず、いい状態で次に繋げたい。
ドラゴン達が浮足立ってるうちに一体でも多く倒そう。
行くかっ!エトヴァ!

気合十分に飛翔で一気にドラゴンの上空へ位置取り
パラドクスで頭上に砂槍を瞬時に大量に召喚し、一斉に刺し貫く。

的が大きい分当てやすそうだ
しかし精鋭ドラゴン
避けられても動きを抑制するように誘導していこう
地上へ縫い付けるかの如く押さえつけを

地上からの攻撃や、空中のエトヴァと挟み撃ちになるよう
仲間の位置関係を把握しつつ
目配せでエトヴァの行動を読み取り動きに合わせた連携をする

反撃の腐毒の吐息は
肌の露出箇所を魔障壁で守りながら飛翔で切り抜ける
その間、毒を吸い込まないよう息を極力我慢。
多少の負傷は気にせずに、次の攻撃に移ろう。

他の仲間達も何度か戦場を共にした心強い人達だ
強敵上等
油断なく常に飛び回り隙を見つけては抑え込むように攻撃していく


一里塚・燐寧
いやー、とうとうキャメロットのお城に招待してもらえる日が来るなんてねぇ
城下町に花嫁さんをかっさらいに行ったあの時から一年以上かぁ……随分と待たされたもんだよぉ
よーやく迎えた晴れ舞台、ギンギンに盛り上げちゃおっか?

混乱状態に陥った城に襲撃をかけるよぉ
手近な城壁や櫓なんかがあればパラドクスでブッ壊して派手に暴れ、敵が慌てて飛び出してくるようにするねぇ

やっほー、おじゃましてまーす
このお城で舞踏会をやるって聞いてさ
きみにも一曲踊って貰っていいかい?

地上から頑張って攻めてるのに、一方的に飛ばれたら嫌だよねぇ
【トラップ生成】でワイヤートラップや霞網を城の建物の間に展開し、敵が自由に空を飛ぶのを妨害するよぉ
おっとぉ、ちょっとステップがぎこちないんじゃなあい?

罠使いの技術や仲間との包囲で敵の動きが僅かに鈍る隙を見計らい、『屠竜技:衝破轟震撃』発動!
ジャンプから≪テンペスト・レイザー≫の重厚な刀身を頭に叩きつけ、敵の頭を砕いて地に沈めるよぉ
反撃の棘は得物で薙ぎ払いを放って剣圧で吹き飛ばし、被弾を抑えるねぇ


シル・ウィンディア
ついにここまで来たんだね。
よし、一気に行っちゃおうっ!
全てを取り戻すまで止まってられないからっ!!

敵を発見したら、速攻で仕掛けるからっ!
視認したと同時にパラドクスを叩き込むよっ!!
出鼻をくじいてさらに混乱させてあげるよっ!

ディフェンスは可能な味方がいれば積極的に。
少しでもダメージを叩きだすための試みは大切だからね。

砲撃後は、創世の光剣を構えてそのまま敵に向って突っ込んでいくよ。
敵のブレスはマントで口と鼻を覆って少しでも軽減できたらいいんだけどね。
無理ならそのまま突っ切るだけっ!

近接間合いに入る直前に、剣を真上に放り投げてからサイドステップ。
そのまま高速詠唱で隙を減らした九芒星精霊収束砲をお見舞いするよっ!
わたしの限界を超えた全力の砲撃…。
遠慮なく全部もってけーーっ!!

…なんとか、かな?
ふぃぃ、このクラスの敵が沢山いるのはきついけど。
でも、それって止まる理由にはならないよね。
…さぁ、アーサー王、待ってなさい。
その首を落としに行ってあげるからねっ!!


ガンドラ・ブラッディア
【双竜】
アドリブ可

キングアーサーを、奪還するに、千載一遇の好機。
逃す手は無い。そうだろう、我が同族、リューロボロス。
なればこそ、一匹残らず、殲滅するのみ。
往くぞ……!

竜呪剣『枯朽』を精製し、猛毒の蛇腹剣で敵を切り裂き、或いは貫く。
変幻自在な軌道で敵を攪乱し、連携しているリューロボロスの攻撃の隙を作りだしたり、或いはディフェンスもする。
反撃の牙や爪に対して蛇腹剣でいなすなどしつつ、致命打だけは防ぐように継戦重視に動く。【ドレイン】による持久も狙っていく。

苦しませる事に、特化したような、技の数々。
お前が居ては、人々にその牙が、向いてしまえば、残酷な事が、起こる事だろう。いや、今までも、あったのかも、知れないな。
故にこそ、同じ気持ちを、味わうがいい。
その身に受けよ、我が呪いを。我が猛毒の鋭牙を……!
リューロボロス、共に断ち切るぞ!


リューロボロス・リンドラゴ
【双竜】
ふん、何よりも即座の迎撃を選んだか。
思い切りの良い相手だ。
我らの相手に不足無し。
征くぞ、ガンドラ、我が同胞よ!

ガンドラとディフェンスし合いながら戦うぞ。
敵は飛んでおるやもだが我はドラゴン、空を征するもの。
対空戦もまた得意なのでな!
瘴気にさらされようと鼻で笑ってくれるわ。
ぬるい。
この程度か?
貴様たちの怨嗟とやらはこの程度か?
くはははははは!
あまりにもぬるくて毒さえもしょぼく思えてきたわ!
知らぬのであろうなあ、貴様たちが踏みにじってきた者達の憎しみを!
どうでも良いと見下ろしておったのであろうなあ!
ならば我が教えてやる。我らが刻んでやる。
――幼子達の怒りを、憎しみを、思い知れ!!
貴様の生ぬるい怨嗟を掻き消す我が咆哮に圧殺されるが良いわ!
【ロストエナジー】死をもたらす瘴気……。
加えてガンドラの呪いに猛毒……。
貴様にとってはこれ以上無い皮肉であり、因果応報よな。
ガンドラよ、共に終わらせようぞ!

我らは龍、我らこそはドラゴン!
牙無き人々の復讐者にして、悲劇を断ち切る守護龍也!


リズ・オブザレイク
歴史を奪われてから2年。僕たちは着実にドラゴンを倒して七曜の戦も乗り越え、キャメロット城の結界をも突破し――いよいよアーサー王の元へ乗り込もうとしている。
アヴァタール級のネヴァン、貴方達を乗り越えて!

相手は一体だけれど地の利がある指揮官級、負ける訳にはいかないのは相手も同じなら油断なんてできない。
やはりドラゴン、膂力もさることながら……見るからに毒々しいその身体、毒が主な攻撃手段とみました。
が、歯牙とブレスは即座に使い分けできないのでしょう。

【フェアリーソード】を引き抜いて近接戦闘を挑みます。
相手の攻撃は剣術じゃないけれど、鋭い牙と鉤爪は僕のパラドクスで受け流してみせます。
返す剣で切り捨てることができればよいのですが……皆の攻撃準備が整って倒す算段をつけてからにしましょう。連携を取って倒さないとね。
それまでは何とか相手を引き受けます!

ドラゴン相手に耐えるなんて正直怖いけれど、虐げられてきた人々はもっと怖かったんだ。こんな所で膝をついてなんてられない。
ここを通して貰うぞ、ネヴァン!


アンゼリカ・レンブラント
追い詰めていても、奪還戦を挑む機は限られる
それでこそドラゴン、追い続けてきた強敵たち
でも、復讐者は好機をものにするんだ!今回もね

さぁ指揮官級アヴァタール級に挑むよ
けして油断せず、仕掛ける機を仲間と合わせ攻撃開始
私はパラドクスの光剣で力いっぱい切り込むっ!

反撃もしっかり堪えてそのまま近接戦を挑むよ
棘が嵐の如く肉体を傷つけようとしても、
障壁にオーラでしっかり凌ぎ、
腹筋も引き締め心に勇気を燃やす
そうすればきっと耐えてみせるともっ

元気いっぱい気を吐き、
仲間と鼓舞する言葉と共に斬りこみを続ける
ダッシュで足を使い、相手からすれば
小柄な体を生かしかく乱しよう

POWでディフェンスもしっかり仲間に入れるね
そう簡単に攻撃を通すと思ったかな?
痛みはしっかり、反撃の光剣をねじ込むことで返させてもらうね!

敵の消耗が分かれば、仲間と最後のラッシュをかける
いつもだけど、勝利が見えた時こそ油断しない
確実に攻撃を重ね、呼吸を整え最大まで力を溜め
全力全開の《光剣収束斬》で両断を狙うよっ
私達の心の光よ、今最大まで輝けぇーっ!


ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に

妖精郷を駆け抜けたり、ジェネラル級とやり合ったり
キングアーサーとも長い付き合いだったね
それが今や王手が掛かろうとしてるんだから、諸行無常ってところかな
ぐるりと“魔槍”を遊ばせて
ま、攻め手は緩めないんだけど!
びたりと穂先を竜に向ける

毒だの腐食だのまたいやらしいドラゴンが出てくるじゃないの
あーやだやだ、と言いつつ前に出るよ
痛いのも蝕まれるのも怖いけど
踏み出さなければ勝つものも勝てないから、ね!
障壁を展開。Moon-Childを両脚に集中、
活性化させた高速の【ダッシュ】を以て
敵の出足を挫くように、或いは味方への痛撃を遮るように
僕より火力を出せるディアボロスが来てるはずだ
良いのが入るよう前衛、張らせてもらうよ!
突撃一穿、放つは制圧の槍撃!

反撃に際しては槍で踊るように捌く
“魔槍”が赤を、僕が黒白の円を描き
血と汗が混じろうと挑戦的な笑みを絶やさず
いいね。まだまだダンスに付き合ってよ!
味方同士で組めるなら他の抑え役と共同出来ればより強固になるかな
ディフェンスも考えつつ決着まで粘ろう


●キャメロット城守備隊、指揮官級ドラゴン『ネヴァン』
「(新宿島に流れ着いてから二年。僕たちは着実にドラゴンを倒し、七曜の戦も乗り越え、キャメロット城の結界をも突破し……いよいよアーサー王の元へ乗り込もうとしている)」
 紅い巨体の無双馬「ユニコーン」に騎乗するリズ・オブザレイク(人間の妖精騎士・g00035)は、短いスカートを翻しながらキャメロット城の城壁を駆け登る。
 幻想竜域キングアーサー。その断片の王であるアーサー王の居城、キャメロット城。
 城壁に仕込まれていた不可侵の結界を停止させたディアボロスたちは、この機を逃さずとばかりに一気呵成に攻城戦を仕掛ける。
 キャメロット城の城壁内は混乱するドラゴンたちが右往左往しているが、彼らには構わず一陣の風になり奥へ奥へとリズを乗せた無双馬は駆ける。
 だがそんな時だ……少し開けた場所で、そのドラゴンが現れたのは。
『おのれ、ディアボロスどもめ……我が居る限り、これ以上先へは行かせん!』
 現れたのは、紫水晶を纏う美しいドラゴン。アヴァタール級のドラゴンである『ネヴァン』であった。
 キャメロット城を守護する指揮官級のドラゴンの一体である彼は、この緊急事態に時間のかかる配下を集め迎撃することを諦め、単独でディアボロスを迎撃しに現れたのだ。
 ……ディアボロスをこれ以上先に行かす訳にはいかない、その悲痛なる覚悟を胸に抱いて。
「現れましたね、アヴァタール級ドラゴンのネヴァン! だけど僕たちは先に行きます……貴方を乗り越えて!」
 左手で手綱を引き、右手で【フェアリーソード】を引き抜いたリズは飛ぶように無双馬から降りると剣を構える。
「(先行した僕がネヴァンを引き付ける……仲間たちが攻撃する準備の時間を作らないと)」
 妖精騎士である彼に力を貸そうか、そう囁く妖精に、僕の力で挑ませてくださいと丁寧に断りを入れると、リズはネヴァンの攻撃に備える。
 ドラゴン相手、それもアヴァタール級に一人で攻撃を耐え忍ぶなど、リズにとっては相当の恐怖。
 しかし、その恐怖を乗り越えてこその騎士……ドラゴンに虐げられてきた人たちの恐怖はもっとだったんだ、膝を屈してたまるかと気合いを入れる。
「来い! ここを通して貰うぞ、ネヴァン!」
 フェアリーソードの刀身を太陽に輝かせ、リズが叫んだ。

「いやー、とうとうキャメロットのお城に招待してもらえる日が来るなんてねぇ。城下町に花嫁さんをかっさらいに行ったあの時から一年以上かぁ……随分と待たされたもんだよぉ」
 行き掛けの駄賃とばかりに見張り台や壊せそうな壁を、手にした呪詛と怨念を宿すチェーンソー大剣【テンペスト・レイザー】で粉砕しつつ進んでいた一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は、前方から戦闘の音が響くのを聞く。
「楽しそうなことをやってるねぇ……よーやく迎えた晴れ舞台、ギンギンに盛り上げちゃおっか?」
 燐寧の呼びかけに、ギュィィィンとテンペスト・レイザーが嬉しそうに応える。
「やっほー、おじゃましてまーす! このお城で舞踏会をやるって聞いてさ、きみにも一曲踊って貰っていいかい?」
 辿り着いたそこでは、空中を舞うネヴァンに翻弄されるリズの姿が燐寧の視界に飛び込んで来た。
「うーん、地上から頑張って攻めてるのに、一方的に飛ばれたら嫌だよねぇ……と、言う訳でこうだぁ!」
 そう言った燐寧は、【トラップ生成】のパラドクスでネヴァンの頭上を覆うようにワイヤートラップを張り巡らせる。
「これで自由に飛べなくなったねぇ……ちょっとぉ、ステップがぎこちなくなったんじゃなあい?」
『次のディアボロスか……上空は、諦めんといけんか』
 ネヴァンはワイヤーで羽撃たけなくなった空を忌々しく眺めると、燐寧とリズを見る。
 そして手負いのリズより全快の燐寧の方を脅威と判断したのか、彼女へ向き直すと大きく紫水晶の翼を広げ咆哮を上げた。
「ちょ、範囲攻撃はずるいんだよぉ!」
 テンペスト・レイザーを振るい、剣圧で嵐のように降る紫水晶のような棘を弾き飛ばす燐寧。
 それでもネヴァンの放つ紫の嵐は燐寧とリズを襲い、二人は防御の姿勢を取らざるを得ない。
「ふー、よくもやってくれたねぇ……今度はこっちの番だよぉ! 『屠竜技:衝破轟震撃』発動!」
 大きく跳躍した燐寧はテンペスト・レイザーの鎖鋸を全開運転させ、エンジンの甲高い轟音を放ちながらネヴァンの頭部に斬りかかった。
 その一撃で激しい衝撃波が発生し、足元が崩れる……だが、ネヴァンの紫水晶の竜鱗は燐寧の攻撃を弾き、首を捻り彼女を弾き飛ばす。
「うっそー!? ……まあ、地に沈めただけいいかなぁ?」
 空中で回転して着地した燐寧は、ネヴァンの防御力に目を丸くする。
 だがその身は衝破轟震撃で生まれた亀裂に飲まれ、動きに制限が掛かっている……このチャンスを逃すディアボロスではない。
 次々と仲間たちが駆けつけて来たのだ。

「ついにキャメロット城を攻め込める時が来たんだね! しかも好都合なことに動きが止まっている。行くかっ! エトヴァ!」
「ああ、長かったな……あいつを倒して以前は見上げるばかりだった城へ、突入だ。行こう、ラズ」
 白髪に狐耳、紅いバンダナ姿のラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)が、青い天使の翼を広げ空を滑空するエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)に話しかける。
「ドラゴンたちの忠誠心は、何時見ても見上げたものだ……翼ある種族よ、共に踊ろう」
「おおっと! でも折角地に埋まっているんだから、空で踊らせる訳にはいかないよね」
 ネヴァンに向けて挨拶をするエトヴァの言葉に、ラズロルはちっちっちっと指を振ると、彼のパラドクス……無数の砂の長槍を雨霰の如く降らせ敵を刺し貫き縫い留める【ワービルハルバ】を発動させる。
「的が大きい分当てやすいね。このまま地上で張り付いて貰うよ!」
 ラズロルのパラドクスで生み出された砂の長槍が次々とネヴァンに命中する。
 槍の一部は砕け砂に戻るが幾つかは竜鱗を貫き突き刺さり、燐寧の生み出した亀裂に飲まれたネヴァンの動きを更に止める。
「なるほど、ならば続こう……翼ある種族の羽撃たきを制限するのは心苦しいが、これも戦いの定めだ」
 ラトロルのパラドクスの一撃に頷いたエトヴァも、空中から自らのパラドクスを発動させる。
「……舞い踊れ、凍てつく刃よ」
 その言葉と共に青い翼が羽撃たき、巻き起こった暴風に冷気の魔力を乗せると、氷塊を巻き込んだ竜巻となる。
 氷の竜巻は身動きの取れないネヴァンを襲い、彼にうめき声を上げさせる。
『で、ディアボロスめ……我の翼を縫い留めるとは、許さんぞ!』
 ラズロルとエトヴァの連携に、怨嗟の声を上げたネヴァンは腐毒の息吹を吐き出す。
 それは渦巻く瘴気となり、ラズロルとエトヴァ、二人へと襲い掛かった。
「くっ、氷の嵐よ、瘴気を散らすんだ! ラズへは行かせない」
 瘴気を吸わないよう口元を抑えたエトヴァは、反対の腕に通した巨大な青い目の彩色の巨大な盾【Nazar boncuğu】を構える。
 すると盾に描かれた深青の目が開き、ネヴァンの視線を惹きつける。
 エトヴァは地上で瘴気を吸い込まないよう息を我慢しているラズロルを見ながら、ネヴァンの攻撃を誘導し風で散らす。
「助かったよエトヴァ! ネヴァン、これで終わりじゃないんだよ! 他の仲間達も何度か戦場を共にした心強い人達だ、強敵上等!!」
 ラズロルはエトヴァに向かいサムズアップサインをすると、続けてその指先をネヴァンへと向け指差す。
 その指先に導かれるように、仲間たちの影が動けないネヴァンに向け続けざまに襲い掛かった。

「キングアーサーを、奪還するに、千載一遇の好機……動けないなら逃す手は無い。そうだろう、我が同族、リューロボロス」
 刀身が伸縮する、呪いの猛毒を帯びた蛇腹剣形状の呪剣を精製したガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)が、リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)と共にネヴァンへと斬りかかる。
 続くディアボロスの襲撃に、怒りで痛みを忘れたネヴァンは自らに突き立てられたラズロルの放った砂の長槍を、肉を引き千切りながら無理やり外すことで自由を取り戻す。
「無理やり拘束を解いたか……思い切りの良い相手だ。ならば我らの相手に不足無し。征くぞ、ガンドラ、我が同胞よ!」
 ガンドラとリューロボロス、二人のドラゴニアンが翼を広げると、真の龍の力を見せてやる、そう言いたげに二人は背中合わせでネヴァンへと向かう。
 そんな彼女たちに向かい、ネヴァンは首を動かすと呪詛の言葉を吐き出す。
 先ほどラズロルとエトヴァを苦しめた腐毒による黒い瘴気だ。
 だが、リューロボロスはそれを鼻で笑うと、ネヴァンに向けて声を放つ。
「ぬるい。この程度か? 貴様たちの怨嗟とやらはこの程度か? くはははははは! あまりにもぬるくて毒さえもしょぼく思えてきたわ!」
 腐毒を吸い苦しい筈の肺から息を出し、大きく笑うリューロボロスの姿に、ネヴァンは驚きを隠せない。
「知らぬのであろうなあ、貴様たちが踏みにじってきた者たちの憎しみを! どうでも良いと見下ろしておったのであろうなあ! ならば我が教えてやる。我らが刻んでやる……幼子たちの怒りを、憎しみを、思い知れ!!」
 リューロボロスの怒りの咆哮がネヴァンごと世界を軋ませる。
『うぐ、ぐぁぁぁっ!?』
「貴様の生ぬるい怨嗟を掻き消す我が咆哮に圧殺されるが良いわ! 怒りよ、咆哮となりて天壌を揺るがせ。終焉齎すは竜である!!」
 ネヴァンの紫水晶を思わせる竜鱗にヒビが入る。そんな彼に、更にガンドラが追撃に入る。
「苦しませる事に、特化したような、技の数々……お前が居ては、人々にその牙が、向いてしまえば、残酷な事が、起こる事だろう。いや、今までも、あったのかも、知れないな。故にこそ、同じ気持ちを、味わうがいい。その身に受けよ、我が呪いを。我が猛毒の鋭牙を……!」
 彼女の振るう猛毒の蛇腹剣が大蛇の如く苦しむネヴァンに迫り、そして鞭のようにその体表を何度も斬り裂く。
 刃が肌を斬るたびに猛毒が巨体に回り、フラフラと苦しみだすネヴァン。
 だがネヴァンの猛毒を帯びた鋭い牙が、鉤爪が、ガンドラを斬り裂き毒で犯そうと伸ばされる。
「甘いな。我輩の毒で、フラフラな攻撃だ。そんな攻撃、当たってたまるか」
 蛇腹剣を引き戻し、そして再び鞭のように撓らせ攻撃を防ぐガンドラ。
 毒で犯そうとし、逆に犯されたネヴァンの姿に、リューロボロスが再び声を上げる。
「ガンドラの猛毒で足元もおぼつかないか……貴様にとってはこれ以上無い皮肉であり、因果応報よな。ガンドラよ、共に終わらせようぞ!」
 そしてリューロボロスとガンドラの二人は声を揃えてネヴァンに向けて宣言する。
「「我らは龍、我らこそはドラゴン! 牙無き人々の復讐者にして、悲劇を断ち切る守護龍也!」」
『くっ、ディアボロスめ……!』
 彼女たちの宣言に、ネヴァンは忌々し気に毒を吐くのであった。

「妖精郷を駆け抜けたり、ジェネラル級とやり合ったり……キングアーサーとも長い付き合いだったね。それが今や王手が掛かろうとしてるんだから、諸行無常ってところかな」
 ガンドラとリューロボロスの攻撃で猛毒を帯び、フラフラと足元が覚束ないネヴァン。
 そんな彼に、手にした伝承のゲイ・ボルグの機能を技術の粋を集め再現した魔槍をぐるりと回して遊んでいたロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)が、その矛先をネヴァンに向けピタリと止める。
「ま、ボロボロみたいでも、攻め手は緩めないんだけど! でもめっちゃ怒ってるよ、あーやだやだ」
 痛いのも蝕まれるのも怖いけど、踏み出さなければ勝てる物も勝てないから……そうぶつくさ愚痴を零しながら、ロキシアは魔槍を手に、黒白にワンポイントの赤が入ったゴシックロリータ服のスカートを翻しながら踏み出す。
 するとそんな彼に追いつき、追い越すかのように黄金の髪が輝く。
「追い詰めていても、奪還戦を挑む機は限られる……それでこそドラゴン、追い続けてきた強敵たち。でも、ディアボロスは好機を物にするんだ! 今回もね!」
 そう叫ぶのは、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)……パラドクスで出来た身の丈以上の光剣を構え、黄金のオーラを纏いロキシアと共にネヴァンへと斬り込む。
「アンゼリカだけじゃないよ、わたしもいるの! よし、一気に行っちゃおうっ! 全てを取り戻すまで止まってられないからっ!!」
 黄金の輝きの奥、その輝きに負けない青い疾風が戦場を走る。
 左手に刀身が淡い碧色に輝く【創世の光剣】を持つシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術士・g01415)だ。
 三人の少女たち(?)は、青、ピンク、黒白と三者三様のスカートを風に翻しつつ、各々の獲物を傷付き動きが鈍るネヴァンへと斬りかかる。
 即興のコンビネーションだが、その息はピッタリと合い、各人が得意とする距離で戦えた。
「紫のドラゴン、僕とのダンスに付き合ってよ! ……突撃一穿、放つは制圧の槍撃!」
 秘めたる勇気を全身を覆う障壁に変え、ロキシアがまるで魚雷の如き勢いでネヴァンへと突進する。
 ネヴァンはロキシアの突進を両腕だけでなく、両翼を重ねることで必死に防ごうとする。
 だが、ロキシアに防御を集中させることは他の二人に隙を晒すことになる。
「ディアボロスはチャンスを物にする、って言ったよね! 私たちの心の光よ、今最大まで輝けぇーっ!」
 光剣を大きく振りかぶったアンゼリカが、魔力とオーラを注ぎ込みその刀身を最大まで大きくする。
 交わしようのない一撃がネヴァンに襲い掛かり、反射的に防御に回した片翼を斬り落とす。
 その衝撃の余波でガードが崩れると、魔槍を構えたロキシアもネヴァンの肉を捉えた。
「どう? まだダンスは踊れるかい?」
 深々と突き刺さった魔槍を引き抜き、頭上で血を掃うように振り回すロキシアがネヴァンに尋ねる。
 ネヴァンは毒が回り喋るのも苦しいのか、無言でそれでも猛毒を帯びた鉤爪を持つ腕を振るう。
「いいね、最後まで踊ろうか、付き合うよ!」
 回転させた赤い魔槍で鉤爪を防ぎ、黒白のドレスがまるで躍る様に円を描く。
「いつもだけど、勝利が見えた時こそ油断しないよ!」
 アンゼリカも、残る片翼を広げ紫水晶の棘を降らすネヴァンの反撃を光剣で斬り落とし、仲間たちへ攻撃が通らないようにする。
 そして……その時が訪れた。
 瘴気のブレスに備え身を低くして、マントで口元を隠したシルがネヴァンへと接近する。
 彼も気付いたのか、腐毒の息吹を放つが呼吸を我慢して突風のように一気に駆け抜けると、碧く輝く創世の光剣をネヴァンの頭上に黒い瘴気の中から投げる。
『っ……!?』
 その輝きにネヴァンは首を、その巨体を向けるがそこにはシルの姿はなく……サイドステップで背後へと瘴気の中から抜け出した彼女は、必殺の力ある言葉を唱える。
「世界を司る六界の精霊達よ、宇宙に煌めく月星の欠片よ、過去と未来を繋ぐ時よ、集いて虹の輝きとなりすべてを撃ち抜きし光となれっ!」
 彼女の両手の先に光り輝く九芒星が描かれる。
 精霊たちと星の魔力で虹色の光が九芒星の先に収束し、反動を抑えるべくシルの背中から巨大な一対の光の翼が伸びた。
「わたしの限界を超えた全力の砲撃……遠慮なく全部もってけーーっ!!」
 虹色の魔砲が放たれ、ネヴァンの巨体を包み込む……空へは逃げられず、躰は毒が回り、その自慢の竜鱗は傷だらけでボロボロ。
 如何にアヴァタール級と言えどもその一撃に耐えることは出来ず、紫水晶を思わせた美しい巨体は焼け焦げ地に伏すのであった。
「ふぃぃ、なんとか、かな? このクラスの敵が沢山いるのはきついけど。でも、それって止まる理由にはならないよね」
 光翼を動かしながら、シルはキャメロット城の天守を見る。
「……さぁ、アーサー王、待ってなさい。その首を落としに行ってあげるからねっ!!」
 始まりの終わりは、こうして幕を上げた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年10月20日

キャメロット城攻城戦<前編>

 ディアボロスは『キャメロット攻略作戦』を成功させ、断片の王『アーサー・ペンドラゴン』の本拠地である『キャメロット城』を守る絶対不可侵の結界を破りました。
 断片の王に迫る大チャンスですが、追い詰められつつあるドラゴン勢力は、結界の機能停止に対応してただちに動き出しています。
 新たな防衛態勢の構築を許さぬよう、短期間での攻城戦に勝利しなければ、キャメロットは再び難攻不落の状況に戻ってしまうでしょう。

 まずキャメロットにディアボロスが大挙して攻め込めば、高い戦略眼を持ち、勇敢で実力のあるアヴァタール級が真っ先に迎撃に出て来ます。
 このアヴァタール級を出来るだけ多く撃破する作戦を行います。
 本来ならば『多くのトループス級を指揮して、城を護る指揮官』であるべき、優秀なアヴァタール級を緒戦で数多く撃破できれば、キャメロット城内突入後の作戦が有利になることは間違いありません。

 作戦期限は、敵が混乱を抑えて組織的な対応が可能になるまでの短期間です。
 最低でも12体以上の敵指揮官を撃破(12シナリオ成功)する事で、キャメロット城内への突入作戦(<後編>へのチェイン)が可能になります。
 撃破した敵が多ければ多い程、その後の突入作戦の難易度が下がり、より多くの戦果を得やすくなるでしょう。

●作戦旅団での攻略提案について

 この作戦を成功させれば、続く攻城戦<後編>の期間中に月をまたぎます。
 攻城戦<後編>も続けて成功すれば、城内を捜索し、断片の王『アーサー・ペンドラゴン』に迫っていけるでしょう。
 さらに11月分の幻想竜域キングアーサーの攻略提案で、城内での作戦内容に関して有用な提案が支持を得れば、攻略作戦はさらなる成果を挙げられるはずです。

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#幻想竜域キングアーサー
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#キャメロット城攻城戦<前編>
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#キャメロット
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#キャメロット城攻城戦


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選択肢👿アヴァタール級との決戦『ネヴァン』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「ラルム・グリシーヌ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。