リプレイ
リノーカ・ヴィエルィリーニャ
アストリッド(g04015)と連れ立って
狐面の祭なんて面白いね。住民の人が特別に考えてくれたんでしょ?
今を生きる人達の願いが込められた祭を堪能しない訳には行かないね、しっかり面を被るよ!
誘い受けてくれてありがとね、アストリッド。
たすき掛けした動き易い浴衣姿で参加
射的を兵士二人、荒らし過ぎない程度に堪能しよっか
当たれば自慢げにドヤ顔するし、彼女が当てれば手を叩いて褒める
明るく楽しみながら、頼れる仲間にして可愛い妹分でもある彼女が祭を堪能する様を、時折優しい眼差しで見やる
それなりに楽しんだら一休み、少し隅の方でベビーカステラを頬張りつつ祭の景色と行き交う人々を眺めて
私は季節の催し、普段は一人で行くんだ。
どんな思いでその催しが開かれるのか感じて、そこを楽しむ人々を見てさ。
ああ、これを護る為に戦うんだって。
それで善き景色、善き人々と来たら、次は善き人じゃない?
だから、一緒に来られて良かった。
これからも戦うよ。人類の為とか、世界の奪還も勿論だけれど。
この景色、行き交う人々、アストリッドを護る為に。
アストリッド・ヴァルトシュタイン
リノーカどの(g04321)と。
住民の皆様のせっかくのご厚意、今日は愉しむとしましょう。
生きる事はとにかく大変ですが……愉しいや嬉しいも生きているからこそ、ですし。
リノーカどののお誘いとあらば、喜んでお伴させていただきます。
ああ、それと。狐のお面、とてもよくお似合いですよ。
動く的ならともかく、動かない的ならこの通り。
もちろん、出禁にされない程度におとなしめに遊ぶとしましょう。
長女的には妹の立場に憧れがある。
この人に懐いてしまったのもその所為かな。
いえ。難しいことを考えるのはやめて子供らしく振る舞わねば。
わたあめも焼きそばもおいしいですね。
お祭りなんて故郷に居た頃以来かな。
自分の事でせいいっぱいで、周りに目を向ける余裕もなかったけれど。
時には足を止めてゆっくり見つめる事も必要なのかも。
ここにいる人々の営みはわたしたちが戦って勝ち取ったもののひとつなのだから。
この路の先に何があるかはわかりませんが。
その果てに辿り着くまでお付き合いしますよ。
……わたしも、貴女を護りたいと思っているんですから。
●歩む道の先
五穀豊穣に商売繁盛。
稲荷が司る御利益は様々で、これからの日々の願いが込められた祭が今宵の催しだ。
「狐面の祭なんて面白いね。住民の人が特別に考えてくれたんでしょ?」
屋台通りが続く境内を歩きながら、リノーカ・ヴィエルィリーニャ(赤錆びた樹の末裔・g04321)は隣のアストリッド・ヴァルトシュタイン(Löwenzahn・g04015)に視線を向けた。頷いたアストリッドもリノーカに眼差しを向け返し、賑わい始めた境内の雰囲気を感じ取る。
「住民の皆様のせっかくのご厚意、今日は愉しむとしましょう」
「今を生きる人達の願いが込められた祭を堪能しない訳には行かないね」
「生きる事はとにかく大変ですが……愉しいや嬉しいも生きているからこそ、ですし」
此処から続いていく日常を思うリノーカとアストリッドは、入口で選んできた狐面を被っている。リノーカは嬉しげに口元を緩めた後、彼女に礼を告げた。
「誘いを受けてくれてありがとね、アストリッド」
「いいえ、こちらこそ。リノーカどののお誘いとあらば、喜んでお伴させていただきます」
アストリッドは微笑み、彼女の頭に視線を動かす。
リノーカが歩く度に軽く揺れる狐面は愛らしく、たすき掛けした浴衣姿にもよく馴染んでいるように思えた。
「ああ、それと。狐のお面、とてもよくお似合いですよ」
「ありがとう。アストリッドもいい雰囲気だよ」
彼女からの褒め言葉を真っ直ぐに受け取ったリノーカは笑みを返す。その狐面もまた笑っているように感じたアストリッドは自分が被っている面に片手で触れ、双眸を細めた。
行き交う人々も今宵の祭を楽しみにしていたらしく賑わいでいっぱいだ。狐面を被った子供達が元気よく駆けていく後ろ姿を見守ったリノーカとアストリッドは、此処に平穏が戻っていることを確かめた。
そうして、二人は夜店を眺めつつ進む。
遊戯屋台は色々あったが、やはり目に留まったのは縁日の定番、射的だ。
「まずはここだね」
「やってみましょうか」
今回はこの射的を兵士である二人で、荒らし過ぎない程度に堪能するのがいいだろう。
「おや、いらっしゃい。やっていくかい?」
「お願いするよ」
「一回ずつお願いできますか」
店主が二人を見て客だと感じたらしく手招きしてきた。頷きあったアストリッドとリノーカはさっそく台の前につき、射的の銃にコルク弾を込める。
「最初はそうだね、あのラムネのお菓子かな」
銃を構えたリノーカは照準を合わせ、引き金をさっと引いた。軽い発砲音が響いた次の瞬間、狙ったラムネ菓子の箱が軽快な音と共に倒れる。
「やったね」
リノーカは当たったことに胸を張り、自慢げなドヤ顔を披露した。おめでとうございます、と告げたアストリッドも続けて銃を構えてみる。次に狙うのは少し難易度の高い玩具の箱だ。
「――参ります」
宣言と同時に撃ち出されるコルク弾。
アストリッドの狙いは的確であり、箱の角にしかと当たった。だが、アストリッドはこれだけで倒れるとは思っていない。渡された弾の二発目を反対の角に当てるべく、彼女は即座に引き金に指をかける。
そして――。
「動く的ならともかく、動かない的ならこの通り」
「おお、お嬢ちゃん達はすごいな!」
「流石だね、アストリッド」
両方の角をずらして棚から落とすというテクニックで箱を落としたアストリッド。その作戦に店主とリノーカが手を叩いて褒め称えた。無論、これ以上の景品を落とすこともできたのだが敢えて抑えている状態である。
出禁にされない程度におとなしめに遊ぶのが今回の二人の決め事だ。
「お褒めに与り光栄です」
静かに笑んだアストリッドは嬉しそうだった。
その横顔を見つめるリノーカは彼女に愛らしさを感じている。景品を受け取ったリノーカは頼れる仲間にして可愛い妹分でもあるアストリッドに優しい思いを向けた。彼女がこの祭を堪能する様を見ているだけでも楽しい。そんなリノーカの雰囲気に気が付いたアストリッドも穏やかな気持ちを抱いていた。
長女として生きてきたアストリッドとしては、妹の立場に憧れがある。
(「この人に懐いてしまったのもその所為かな」)
ラムネ菓子を手にしているリノーカを見つめたアストリッドは、自分の心があたたかくなっていることを知っていた。しかしすぐにはっとする。今は難しいことを考えるのはやめたほうがきっといい。
子供らしく振る舞わねば、と考えたアストリッドは玩具の箱をぎゅっと握りしめた。それから二人は残りのコルク弾を使ってちいさな玩具を貰い、互いに笑みを交わす。
「それじゃあ次だね」
穏やかに楽しんだならば一休み。
先程からいい香りがしていたのが気になったのだと語ったリノーカはベビーカステラの屋台を指さした。アストリッドもわたあめと焼きそばが気になっていると話し、彼女たちはそれぞれの店で欲しい物を買いにいく。
行き交う狐面の人々は少し不思議で可愛らしい。
賑わいに満ちた通りから少し外れたところに腰を下ろした二人は、各自が手にしたものを頬張った。
「おいしいですね」
「うん、こっちもなかなか。はいどうぞ」
「ありがとうございます」
リノーカからベビーカステラを受け取ったアストリッドは、お返しにわたあめを差し出す。既に焼きそばは二人で美味しく完食済み。デザート気分で味わう甘いものは格別だ。
そんな中でふと、アストリッドがちいさな呟きを落とす。
「お祭りなんて故郷に居た頃以来かな」
今までは自分のことでせいいっぱい。それゆえに周りに目を向ける余裕もなかった。けれど今は、時には足を止めてゆっくり見つめる事も必要なのかもしれないと思える。
それがアストリッドの純粋な言葉だと感じたリノーカは彼女が眺めていた人通りの方に目を向けた。そして、リノーカも自分の思いを言の葉へと変えてゆく。
「私は季節の催し、普段は一人で行くんだ」
「そうだったんですか?」
「どんな思いでその催しが開かれるのか感じて、そこを楽しむ人々を見てさ。ああ、これを護る為に戦うんだって」
手を繋いでいる親子。
友達同士ではしゃぎながら走っていく子供たち。
仲睦まじい男女や、穏やかな老夫婦。
皆が楽しんでいる様子を見つめるリノーカの顔は穏やかだ。
「そうですね。ここにいる人々の営みはわたしたちが戦って勝ち取ったもののひとつなのだから」
「うん。それで善き景色、善き人々と来たら、次は善き人じゃない?」
人々が歩む景色を前に、アストリッドとリノーカは視線を交わす。リノーカは伝えたい思いを胸に抱き、アストリッドへの言葉を紡いでいった。
「だから、一緒に来られて良かった」
「本当にありがとうございます、リノーカどの」
アストリッドも彼女からの思いに応えたいと感じ、真正面から礼を返した。
リノーカはそっと立ち上がり、アストリッドに手を伸ばす。
「これからも戦うよ。人類の為とか、世界の奪還も勿論だけれど。この景色、行き交う人々、それから……」
――アストリッドを護る為に。
差し伸べられた手と共に、リノーカの思いがたったひとりだけに向けられる言葉となった。
その手を取ったアストリッドは口許を穏やかに緩め、リノーカの隣に立つ。
「この路の先に何があるかはわかりませんが。その果てに辿り着くまでお付き合いしますよ」
「進める限り先へ、一緒に行こう」
二人の瞳の中には今、互いの姿しか映っていない。次に彼女たちが視線を行く先に向けたとき、其処には次に進むべき場所が映り込んでいくのだろう。そうして、アストリッドもリノーカへの思いを声にする。
「……わたしも、貴女を護りたいと思っているんですから」
祭囃子と賑わう声。
その中で交わされたふたつの思いは、きっと――未来を絆ぐ大切なもの。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!
月下部・鐶
小雪ちゃん(g00930:義妹)といっしょに秋祭りにきたよ!
お揃いの法被でお祭り気分、せっかく動きやすい衣装だし、今日は全力で遊んじゃおう!
キツネのお面がもらえるんだ、一つ一つ見てテンションあがっちゃう、どれもアート!
あたしはえーと、どれにしようかなー……ちらり……よーし、これだ!
(小雪ちゃんの選んだ狐面に合わせたアニメ調のお面を同じく斜めにかぶってみて)
あとはねんのため、落ちないように気をつけて、これでよし!(小雪ちゃんとコダマちゃんのお面をチェック)
それじゃ、屋台に挑戦するぞ!
ふっふっふ、小雪ちゃんとコダマちゃんがあたしに勝てるかな!!
二人の得点を合わせてもいいよ!などと、胸を張ってドーンと胸を叩いて、まさかの変則マッチを宣言
輪投げやヨーヨー釣り、遊戯屋台で勝負しよう!
ふっふっふ、あたしは遊びとなったら一日の長が……あっ小雪ちゃん意外に強い!
あわわ得意なやつなにか……あった! 次は型抜きで勝負だよ!!
姉の教示を守ろうと、夢中になって遊んじゃうのでした
※アドリブ連携大歓迎
月下部・小雪
お姉ちゃん(g00960:義姉)と一緒に秋祭り、です。
えへへ、お揃いの法被姿でお祭り、楽しんじゃいます。
わわっ、ここの秋祭りは狐さんのお面がもらえるのですね。
ボ、ボクはこのかわいい感じの狐さんのにします!(デフォルメされたアニメ調の狐のお面を斜めに被る感じに)
コダマも分もいただけるの、ですか? えへへ、コダマ、よかったですね。(こっちもお揃いのをゲット)
せっかくなので輪投げやヨーヨー釣り等、遊戯屋台で遊びましょう。
ボクとコダマ、お姉ちゃんでだれが一番上手か勝負、です!
輪投げやヨーヨー釣りは(コダマの活躍で)お姉ちゃんに勝利、です♪
次は型抜きさん、ですか?
モーラット型の型抜きにチャレンジしてみましたが……こ、これは難易度が高すぎ、ました!
※アドリブ連携大歓迎
●真剣勝負と楽しい時間
「秋祭り!」
「えへへ、一緒に秋祭り、です」
狐面の宵祭が開催されている最中、月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)と月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)のふたりは仲良く手を繋いでいた。
境内に向かう人々がみんな狐面を被っている光景は不思議で幻想的だ。
「お揃いの法被姿でお祭り、楽しんじゃいます」
「動きやすい衣装だし、今日は全力で遊んじゃおう!」
小雪はわくわくした気持ちで境内の入り口を目指す。鐶も狐面を扱っているという場所を見つめ、これからはじまる祭に思いを馳せていた。ふたりは様々な狐面が並ぶ屋台に辿り着き、瞳を輝かせる。
「わあ、キツネのお面がもらえるんだね」
「わわっ、ここの秋祭りは狐さんのお面がもらえるのですね」
同時に似たことが声に出たことでふたりは顔を見合わせた。何だか嬉しくなって笑みが溢れてしまうのは、既に今が楽しいという証。そうして、鐶と小雪は狐面を眺めていく。
鈴がついているもの、和風のリボンが飾られているもの。シンプルな狐だけの面もあれば、口だけの面と種類もたくさんあるようだ。ひとつずつを見ていく鐶は次第にテンションがあがってきたことを感じている。
「どれもアート!」
「ボ、ボクはこのかわいい感じの狐さんのにします!」
鐶が感心している傍ら、小雪はお気に入りの狐面を見つけた。デフォルメされたアニメ調の狐のお面を手に取った小雪は、額に対して斜めに被ってみる。
しっくりきたらしい小雪は笑みを浮かべ、コダマも楽しげに面の辺りに浮かんだ。
「あたしはえーと、どれにしようかなー……」
ちらりと横目で小雪達を見た鐶も目当ての狐面を見つけ、元気よく手を伸ばす。
「……よーし、これだ!」
鐶が被ってみたのは小雪が選んだ狐面に合わせたもの。同じく斜めに、それも対になる左右対称にしてみた鐶は額から落ちないように気をつけていく。小雪は姉と同じ狐面を被れることを嬉しく思っていた。
「お姉ちゃん、おそろいですね」
「おや、それならその子にもこの仮面をどうぞ」
すると狐面屋台の人がコダマにも小さな面を渡してくれた。
「コダマも分もいただけるの、ですか? えへへ、コダマ、よかったですね」
「もきゅ!」
「三人一緒だね。これでよし!」
鐶は小雪とコダマの面をチェックした後、境内の中を指差す。其処には楽しそうにはしゃぐ子供たちやゆっくりと歩んでいる住民達の姿が見えた。誰もが狐面を被っている今、境内の中は狐の国が広がっているかのようだ。
遊戯屋台が並ぶ通りに踏み出した鐶と小雪は期待を募らせる。
「それじゃ、屋台に挑戦するぞ!」
食べ物の夜店を回るのもいいものだが、やはり最初は思いっきり遊ぶのがいい。鐶が満面の笑みを浮かべている様子を隣から見ていた小雪も目についた屋台に向かっていく。
「せっかくなので、全部やっていきましょう」
輪投げや射的、ヨーヨー釣り。くじやボール当て、金魚すくいといった遊戯はめいっぱい。その中で少女たちが選んでいったのは勝敗がつきやすい遊戯の数々。
「いいね、勝負しよう!」
「ボクとコダマ、お姉ちゃんでだれが一番上手か勝負、です!」
「ふっふっふ、小雪ちゃんとコダマちゃんがあたしに勝てるかな!!」
「もっきゅ!」
はしゃぐふたりはまず輪投げ屋台に走っていく。
到着したコダマもやる気らしく気合いを入れた声を響かせ、屋台店主から貰った輪に手を伸ばしていた。そこから始まったのは姉妹同士の真剣勝負。
しかし、鐶は姉としてハンデをつけるつもりでいるようだ。
「二人の得点を合わせてもいいよ!」
胸を張って胸を叩いた鐶はまさかの変則マッチを宣言する。小雪はその宣言を嬉しく感じたらしく、コダマと一緒に頑張る気持ちを抱いた。
「コダマ、限界まで飛んで輪を投げて、ください!」
「きゅ!」
「ふっふっふ、あたしは遊びとなったら一日の長が……あっ小雪ちゃん意外に強い!」
するとコダマが予想以上に張り切り、小雪も懸命に輪を投げ始める。はっとした鐶は自分も負けじと輪投げに挑戦していき、何本かの輪を景品に入れることができた。
袋菓子や小さな箱のおもちゃ、入れやすいものを選んで狙った鐶は得意げだ。
「よしっ、こっちもお菓子をゲット……ってそっちは二倍?」
「ふふーん、です」
「もっきゅきゅ!」
「それじゃあ次はヨーヨー釣りで勝負しよう!」
気付けば小雪とコダマがなかなかの成績を叩き出していたので、鐶は次の勝負を挑んだ。隣の遊戯屋台に移動したふたりと一匹はヨーヨーが何個釣れるかの勝負を開始する。
水の上にぷかぷかと浮かぶヨーヨーは色とりどり。コダマは赤色が気に入ったらしく、それを釣り上げる気でいっぱいのようだ。小雪も緑と青のヨーヨーが取りやすいと判断したらしく、店の者から受け取った道具をきゅっと握り締める。
「えいっ」
「きゅっ」
「そーっと、こよりが切れないように……!」
小雪とコダマは一個ずつ堅実に、鐶も慎重にヨーヨーのゴムにつりがねを引っ掛けてゆく。鐶がまず選んだのはオレンジ色のヨーヨー。その次は黄色、青、赤と順番に釣り上げてゆく。
先程の輪投げとは違う雰囲気の真剣勝負だが、これもまた面白くて白熱するものだ。
そして――。
「あわわ、コダマちゃんすごいね」
「コダマが大活躍、です。またまたお姉ちゃんに勝利、です♪」
次もコダマと小雪コンビが合計点の差で勝利を収め、鐶はハンデの大きさに気が付いた。だが、此処から挽回することができれば姉としての強さを見せつけられるチャンスだ。
「得意なやつなにか……あった! 次は型抜きで勝負だよ!!」
「次は型抜きさん、ですか?」
「これは負けないからね。いくよ小雪ちゃん、コダマちゃん!」
鐶は姉の矜持を守るべく真剣に型抜きに立ち向かうことを決めた。小雪も頑張って挑戦していき――。
「綺麗にできそう……!」
「こ、これは難易度が高すぎ、ます」
暫し後、其処には夢中になって遊んでいる仲睦まじい姉妹の姿があった。
笑いあうふたりの頭で狐面が愛らしく揺れる。今宵の祭はまだまだ始まったばかり。笑顔と明るい声が響く中、此処からもまた姉妹にとっての楽しい時間が流れていくのだろう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴
2023年浴衣着用
まだまだ暑さも残ってるが
季節的には秋祭りになるのか
会場前にある屋台の狐面を眺め
出来ればお揃いにしたいが、どれがいい?と聞いて
二人で選んだ狐面をつけて境内を巡り
莉緒の浴衣姿に視線を奪われながら浴衣デートを全力で楽しもうと
せっかくのお祭り
遊戯屋台を全制覇する気持ちで、まずは射的へ
射的って台から思い切り身体を乗り出しても良い所とダメな所あるよな
あと、これは絶対取れないだろって言う景品は何なんだろうな
ヨーヨー釣り、スーパーボール、金魚釣りと進み
二人で悠々と泳ぐ金魚と睨めっこしながら
これ今だに上手く釣るコツとか全く分からないんだが……
莉緒は釣れたか?と覗いてみて
そういえば金魚って長生きさせると鯉みたいなサイズになるらしいな
今までの景品の片手に
最後はずっとやってみたかった型抜きへ
針を片手に型抜き菓子に集中
難しすぎる……
集中しすぎて目がシパシパしそうだ
流石に諦め莉緒の手を取って
何か食べに行こうかと、二人で話しながら次の屋台を目指して
如月・莉緒
総二さん(g06384)と
2023年浴衣着用
季節的にはもう秋かー…
早く秋らしい気温になるといいね
まず向かったのは狐面の屋台
私もお揃いがいいなぁ
と、ペアっぽい白と黒の狐面の白を選ぶ
秋祭りは去年も来たけど今年は恋人としての浴衣デートなので、ちょっとドキドキ
手を繋いで射的へ向かう
店主さんによるのかな?
首を傾げつつ、射的初挑戦(結果はお任せ)
ヨーヨーを指先に、スーパーボールの入った袋を手首にかけて金魚釣りへ
ポイは水平に動かすといいらしいけど
金魚が乗ると上に引き上げちゃうよね
と言いながらチャレンジ
釣れたか?との声に
ダメだったー…
としょんぼり気味に答える
鯉みたいに大きく育てる予定だったんだけどなぁ
と呟く
気を取り直して型抜きへ
懐かしい!
前はお兄たちとやったなぁ…
刻逆前を思い出し、しんみりしつつ
針を手にすれば真剣そのもの
っ、あー…この細いとこは無理だよー
パキッと真っ二つになった残骸
悔しさもありつつ、総二さんの言葉に
うん!集中し過ぎてお腹すいちゃった
何食べようかな?
手を繋ぎながら、食べ物の屋台を目指して
●繋ぐ手は特別
未だ残暑の気配もあるが、新たな季節は訪れている。
夏の名残を感じさせながらも宵になれば秋風が吹き抜け、涼しげな空気が辺りに満ちた。
「季節的にはもう秋祭りになるのか」
神刀・総二(闘神・g06384)は始まった祭の会場を見つめ、季節の巡りを確かめる。その隣に立っている如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)もまた、時の流れを感じ取った。
「季節的にはもう秋かー……早くもっと秋らしい気温になるといいね」
「そうだな、きっともうすぐだ」
視線を交わし、これからに思いを馳せていく。
そんなふたりが先ず立ち寄ったのは此度の祭に必要な狐面が並んでいる屋台。総面に口面、スタンダードな額に被るだけの面。更には装飾や目元の書き込みの違いなど、選べる面は様々だ。
総二は屋台の狐面をぐるりと見渡してから、莉緒にそっと笑いかけた。
「出来ればお揃いにしたいが、どれがいい?」
「私もお揃いがいいなぁ」
彼から問われたことで莉緒も同じように屋台の台を見つめる。これか、あれか、もしくはそちらのものか。ふたりは暫し吟味した後、決めた狐面を指差す。
「やっぱりこれかな」
「俺もそれが良いと思う。そうしようか」
ふたりが選んだのはペアになっている白と黒の狐面。莉緒は白に朱が入っている狐面を手に取り、総二は黒の狐面に金色のラインが入っているものを被った。
これで色違いのお揃いとなり、彼女たちは仲睦まじい夫婦狐のようにも見える。
秋祭りは去年にもふたりで訪れたが、今年は恋人としての浴衣デート。
(「ちょっとドキドキするなぁ」)
莉緒は総二を見上げ、狐面を被ったその姿を瞳に映す。
その視線に気が付いた総二は莉緒に腕を伸ばし、その手を優しく取った。そのまま手を繋いだふたりは寄り添いあい、屋台が並ぶ境内へ向かっていく。
歩む道のりは決して長くないが、ゆったりと進むことで不思議と心地よく感じた。
ふたりで選んだ狐面をつけて境内を巡れば快さが裡に満ちてくる。総二は莉緒が纏う浴衣に視線を奪われながらも、今宵のデートを全力で楽しもうと決めていた。
「せっかくのお祭りだ、遊んでいこうか」
「うん、いっぱい楽しもう」
「遊戯屋台を全制覇するのはどうだろう」
「いいね! じゃあまずは……射的?」
総二からの呼びかけに莉緒が明るく応え、まず目に入った屋台を示す。それがいいと頷いた総二はさっそく屋台に歩みを寄せ、二人分の遊戯を願った。
「ほら、莉緒」
「ありがとう。これをこうして……こう?」
「そう、何発か撃ってみると良い」
射的は初挑戦な彼女に総二が的確にレクチャーしていき、遊戯は始まってゆく。そんな中、総二は店主に聞こえないようにそっと莉緒に耳打ちする。
「射的って台から思い切り身体を乗り出しても良い所とダメな所あるよな」
「そういえばそうだね」
「あと、これは絶対取れないだろって言う景品は何なんだろうな」
「店主さんや店の方針によるのかな?」
首を傾げつつも莉緒は小さなお菓子の箱にコルク弾を当てることに成功した。総二も次々と軽い景品を当てていき、ふたりは箱物のお菓子を幾つか入手する。
「ひとつでも当てられたの、すごいよね!」
「ああ、はじめてなのによく頑張った」
はしゃぐ莉緒を愛らしく感じた総二は彼女を褒め、次に遊ぶ屋台に目を向けた。
ヨーヨー釣りにボールや金魚すくいなど屋台はまだまだたくさんある。順番に楽しんでいった莉緒は赤いヨーヨー、総二は青いヨーヨーを釣った後、ボールの入った袋を持った。指先にヨーヨー、ボールの入った袋を手首にかけた莉緒は全力で祭りを楽しんでいる様子。
そうして、次にふたりは金魚がすいすいと泳いでいる水槽を見下ろす。
「金魚か、可愛いな」
「この子達をすくうのは難しそう」
金魚と睨めっこしながらポイを手にしたふたりは暫しその動きを確かめた。
「これ未だに上手く釣るコツとか全く分からないんだが……」
「ポイは水平に動かすといいらしいけど、金魚が乗ると上に引き上げちゃうよね」
相手は生き物。一筋縄ではいかないと感じた莉緒は、とにかくチャレンジしてみることを決める。だが、金魚が跳ねる動きでポイの紙はあっけなく敗れてしまった。
「莉緒は釣れたか?」
「ダメだったー……」
彼が覗き込んだ手元には何もなく、莉緒はしょんぼり気味に答える。
あーあ、と残念がる莉緒のリベンジ代わりとして総二が金魚すくいに挑戦してみたのだが――。
「……あ」
「そっちも破れちゃった?」
「大きな出目金を狙ったのが敗因だったかな」
「こういうこともあるよね!」
「そういえば金魚って長生きさせると鯉みたいなサイズになるらしいな」
「鯉みたいに大きく育てる予定だったんだけどなぁ」
ふたりは顔を見合わせ、失敗もまた楽しいものだとして笑いあった。少し残念な気持ちがないといえば嘘になってしまうが、お互いが傍にいるので寂しくはない。
それから総二たちは今までの景品を片手に、最後の遊戯へと挑みに行く。
そう、それは――ずっとやってみたかった型抜き。
「最後はこれだな」
「懐かしい! 前はお兄たちとやったなぁ……」
刻逆以前のことを思い出した莉緒は少ししんみりした気持ちになったが、今は総二がいてくれる。
それに型抜き用の針を手にすれば、其処からは真剣そのもの。型抜き菓子に集中していく彼女たちの瞳は真っ直ぐ一点だけに向けられていった。
「難しすぎる……」
「っ、あー……この細いとこは無理だよー」
「集中しすぎて目がシパシパしそうだ」
すると、偶然にもふたりの手元から同時にパキッと音が鳴った。真っ二つになった残骸を見下ろした総二は肩を竦め、流石に諦めの姿勢を取る。
「それでもかなり楽しめたな。そろそろ何か食べに行こうか」
「うん! 集中し過ぎてお腹すいちゃった」
莉緒の手を取った総二は静かに微笑む。成功できなかった悔しさもあったが、莉緒は空腹になりかけていることに気付いて気を取り直した。いい香りが漂ってくる一帯には人々の笑顔が満ちている。
「何食べようかな?」
「あれなんかどうだろう」
二人は和気藹々と話しながら、次の屋台を目指す。
粉物の屋台からは香ばしい香りが巡り、ふんわりとした甘い匂いも感じられた。これから何を選び、どれを一緒に食べていくかを考えるだけでも楽しい。
莉緒と総二は互いに幸せを感じていた。彼らにとっての楽しい時間もまた、まだまだ此処から続いていく。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
本郷・夏深
へえ、狐面ってこんなにも種類豊富なんですね
眺めているだけでも面白くて興味深いです
ううむ、どれも違う良さがあるので、どれを借りるか悩ましいですねえ…
…あ、これがいいです
目元に紅を引いた、どこか犬っぽい白狐の面
何となくピンときました
これを貸してください!
この狐面を顔につけて、楽しい祭へと繰り出します
あれは…髪色からして、恐らく蝶々子さん!
蝶々子さん、暇なら一緒に遊んでください
おっと失礼、この狐面を被ったままでは私が誰かわからないですよね
なんと…カフカでした!(狐面を頭へずらして)(顔を見せる前からバレていても、いなくてもドヤ顔)
改めまして蝶々子さん、暇じゃなくても一緒に遊んでください
お、射的
これで勝負しませんか?
そうですねえ…あのゆるキャラっぽいカニのぬいぐるみ
あれを先に取れた方が勝ちで
もしもカフカに勝ったら何でも望みをひとつ叶えてあげましょう!
例えばカキ氷を奢れとか、たこ焼きを奢れとか、りんご飴を奢れとか
私が勝ったら…ええと、とりあえずめっちゃ褒めてください
※結果はお任せ、勝敗不明でもOK
●あなたとの時間
朱を差した目元、尖った口許。
顔を覆う総狐面や、目元を覆う半面。それから口だけを覆う狐面。
本郷・夏深(逢魔が夏・g00583)は目の前にずらりと並ぶ面を見上げ、感嘆の言葉を落とす。
「へえ、狐面ってこんなにも種類豊富なんですね」
「実はこの辺りに面職人が住んでいてね、その人の作品なんだよ」
「なるほど、眺めているだけでも面白くて興味深いです」
面貸し屋台を任されている男性は夏深に丁寧に説明してくれている。その言葉に頷きながら、夏深は自分が今宵に被る面を選んでいった。どれも違う良さがあるので、何を借りるかが悩ましい。
されど選ぶ時間もまた特別なもの。暫し迷っていた夏深だったが、不意にひとつの仮面と目があった気がした。
「……あ、これがいいです。貸してください!」
「はいよ」
夏深が示して受け取ったのは目元に紅を引いた、どこか犬っぽい白狐の面だ。何となくピンときたという直感のもとに選んだ狐面を被れば妙にしっくりときた。
顔を隠すように面をつければ、此処からは楽しい祭へと繰り出す時間。
神社に灯る明かり、境内に並ぶ屋台。その光景を面の奥から見つめる夏深は双眸を細める。その視線の先には特徴的な色合いの後ろ姿があった。
「あれは……」
ピンクゴールドの髪が揺れている様に目を留め、夏深はそちらに歩み寄っていく。桜色のリボンが結ばれた狐面を額に斜め掛けしている少女は――。
「蝶々子さん、暇なら一緒に遊んでください」
「はーい? わあ、ワンちゃんさんこんばんは!」
「ワンちゃん……?」
振り返った少女から奇妙な呼ばれ方をしたことで夏深は首を傾げた。しかし、すぐにその理由に思い至る。
「おっと失礼、この狐面を被ったままでは私が誰かわからないですよね」
「えへへ、どなたかな」
「なんと……カフカでした!」
狐面を頭へずらすことで夏深の素顔があらわになる。蝶々子はにこにこと笑っており、さほど驚くこともなくその瞳を見つめ返してくる。
「夏深さんのお声だと思ったら、やっぱり!」
「改めまして蝶々子さん、暇じゃなくても一緒に遊んでください」
どうやら途中から正体がバレていたらしいが、夏深はドヤ顔で誘いを言葉にする。蝶々子はちょうどみんなと別行動を始めたばかりだと告げ、夏深の隣に並んだ。
「はいはーい、ぜひ遊びましょう! 何をしましょうか」
「そうですねえ……お、射的」
「射的発見です!」
ふたりは同時に同じ遊戯屋台があることに気付いて声をあげる。顔を見合わせた夏深たちはまず遊ぶものが決まったことを悟り、並んで歩いていく。
「まずはこれで勝負しませんか?」
「賛成です。どういう勝敗の付け方にいたしますか?」
「では、あのゆるキャラっぽいカニのぬいぐるみ。あれを先に取れた方が勝ちで」
「わわ! カニくんがあるなんて。いいですよ、ちょーこちゃんの腕前を披露してみせましょう!」
夏深が指さした先には蝶々子が好きなカニのぬいぐるみがあった。ぱっと表情を明るくした蝶々子はかなりやる気になったようだ。それから夏深は勝者の特権について語る。
「もしもカフカに勝ったら何でも望みをひとつ叶えてあげましょう!」
「いいですね、ではわたしが負けたらどうしますか?」
「つまり私が勝ったら……ええと、とりあえずめっちゃ褒めてください」
「ふふふ、勝負開始です!」
ふたりは店主からそれぞれに銃とコルク弾を受け取り、各自の位置につく。いきますよ、という夏深の声と共に真剣な勝負が始まった。
銃爪を引けば軽快な音が鳴り、ぬいぐるみの近くに弾が飛ぶ。
箱物よりも重心が狙い辛いものであるためにふたりは少々苦戦しつつ――そして、暫し後。
「やったあー! やりましたよー!」
ころりと棚から落ちたぬいぐるみ。それを落としたのは蝶々子の方だった。
ふたりで同じものを狙っていたので実は夏深のおかげでもあったのだが、彼は素直に負けを認めて拍手している。嬉しそうな蝶々子はカニぐるみを大切に抱き、勝者として夏深に願っていく。
「じゃあ先ずはりんご飴を奢ってもらって、それから……」
「それから? 望みはひとつですよ」
「じゃあ、どっちを叶えるかはあなたが選んでください。あのね……よければまた次もわたしと遊んでください。夏深さ――ううん、夏深くん!」
真っ直ぐに見つめる少女の視線を受け止め、夏深は静かに笑む。
「……仕方がないですね。今回だけはふたつのお願いを聞きましょう」
「ありがとうございます。わたしも夏深くんをすっごく褒めちゃいます。えらいえらいですよー!」
蝶々子はカニぐるみのはさみを片手で持ち、よしよしと夏深の頭を撫でる仕草をした。
そうして、ふたりで遊ぶ時間はゆっくりと過ぎていき――楽しい記憶がまたひとつ、此処に生まれた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
咲樂・祇伐
🌸樂祇
私が手にしたのは白に桜模様の目元を隠す狐面
纏う浴衣は花札アリスの浴衣
あなたは黒狐さんね
窮屈そうな気配をみせる頬に触れ
面を付ければ何だか何時もとは異なる心地
妖の祭りへ迷い込んだようでわくわくするの
差し出された手のひらに少しはにかみ手を重ね
秋の祭りへと踏み出す
あなたも仲間
共にこの世界で生きる仲間だと伝えたい
わ!?ヴェール?
これはあなたのじゃ…
悪戯に笑う顔に、熱が昇ってくるから
有難く、花灯の彩で隠させてもらうわ
まずは──……ちょっと、迦楼羅
例えが怖いわ
……紅い秋の宝石とか甘い綿雪、とか…可愛い感じのに……え?半分こって
なぜ!?
今、私はどんな顔をしてるのだろう?
仮面をしていて良かったと思えるくらい
熱くて、
……き、給餌っ……
りんご飴はやめてかき氷とベビーカステラにっ
む、むう……
紅くなって、ないわっ!
何時からか番と呼ばれても
すとんと胸に言葉がおちる
安堵するなんて
今日だけだからね?
望み通りに食べさせてあげる
壊れた世界が楽土のようなんて
誰にも言えないけれど、でも
守りたいのよ
共に歩める、この日々を
咲樂・神樂
⚰️樂祇
祇伐の様な春暁色の浴衣はお気に入り
面か……なんと懐かしい
手にした金縁飾りの黒狐の面
顔半分だけ隠れるそれを付ければ過去を思い出し少し唸る
忌わしい制約を思い出した
けど、私の番は可愛らしい桜白狐の面に喜んでいるから顔に出さない
何より最終人類史の仲間として祭りに参加できるというのは嬉しい
祇伐、いこう
かぁいい桜白狐の君には私の被っていた桜のヴェールを被せてしまえ
ほら
狐の嫁入り
内心ほくそ笑む
先ずは何を食べる?
血が滴るようなりんご飴、ふかふかなぴぃころみたいな綿あめに……はは!そう見えるのだから仕方ない
祇伐の例えば可愛らしいね
じゃあ、紅い秋の宝石…りんご飴を半分こ
甘い綿雪…綿あめも半分こにして食べさせてもらおう
何故って…給餌は誉
番同士、いいだろう
かき氷も分け合えるし、ベビーカステラも食べさせ合いができる
うんうん、りんご飴より真っ赤になって可愛いなぁ
それに…祇伐がくれるものだけは、味を感じるから
こう言えば優しい君は断らないとしっている
こんな日々が大切なんだ
そう──ずっと欲しかった
今日がここにある
●番の世界
秋風が吹き抜け、飾られた灯籠が優しく揺れる。
色とりどり、様々な狐面が並ぶ境内の前。面に結えられた飾り鈴がちりんと鳴った。
「面か……なんと懐かしい」
「私はこれにしようかしら」
咲樂・神樂(離一匁・g03059)は昔を懐いながら面を眺め、咲樂・祇伐(花祇ノ櫻禍・g00791)はさっそくひとつの面に手を伸ばす。祇伐が手にしたのは白に桜模様が入った、目元を隠す狐面。
今宵に纏う浴衣は花札アリスの浴衣で此の狐面がよく似合う。
「とても可愛らしいね」
神樂は祇伐を褒め、自分が被る狐面を選んでいく。
そうして手にしたのは金縁飾りが美しい黒狐。顔の半分だけが隠れるそれを付けてみれば過去が蘇ってきた。あの頃のことを思い出したことで少し唸ってしまったが、祇伐には気付かれていないようだ。
(「忌わしいな……けれど、」)
制約について思考が移りそうになり、神樂は首を横に振った。己の番は可愛らしい桜白狐の面に喜んでいるゆえ、これは顔に出さない方がいい。
何よりも今は最終人類史の仲間としてこういった祭りに参加できるという事実の方が嬉しい。
選んだ面を神樂が被ったことで祇伐は口許を緩めた。
「あなたは黒狐さんね」
少しばかり窮屈そうな気配をみせる彼の頬。其処へ手を伸ばしたに祇伐は彼にそっと触れた。互いに面を付けていることで不思議な感覚が巡る。何だか何時もとは異なる心地が広がっていくかのよう。
そう、まるで――妖の祭りへ迷い込んだよう。
わくわくする気持ちを胸に抱き、祇伐は神樂を見上げた。
「祇伐、いこう」
「ええ、行きましょう」
「かぁいい桜白狐の君には……そうだね」
「わ!? ヴェール? これはあなたのじゃ……」
神樂は自分が被っていた桜のヴェールを彼女に被せ、静かに笑んでみせる。ヴェール越しに返ってくる祇伐の眼差しを受け止めた神樂は目を細めた。
「ほら、狐の嫁入り」
内心では自分の番だと主張しているのだが、彼女に見せる顔は控えめに。
彼から手を差し伸べられたことで祇伐も腕を軽く掲げ、掌同士を重ねた。少しのはにかみもあったが快い気持ちの方が強くなっている。そうして、ふたりは秋の祭りへと踏み出す。
「ねえ、あなたも――」
「うん?」
「いいえ、何でもないわ。楽しみましょう」
境内をゆく道すがら、祇伐は或ることを彼に伝えたいと思った。しかし、その横顔から見えた表情がとても優しいものだったので無理に伝えずともいいと考え直す。
彼もまた、仲間。
共にこの世界で生きているのだと教えたかったのだが、きっともう彼は解っている。
「先ずは何を食べる?」
祇伐からの視線に気付いた神樂は悪戯っぽく笑ってその手を引いた。狐の嫁入り、という言葉が今になって蘇ってきた祇伐は頬に熱が宿っていることに気付く。有難く花灯の彩で隠させてもらえている今、気分がふわふわとしている。
いつまでもこのままではいけないと感じた祇伐は周囲の屋台を見渡し、どれが良いかと考えた。
「まずは――」
すると神樂が近くの屋台を次々に指差し、彼なりのたとえで食べ物を語っていく。
「血が滴るようなりんご飴、ふかふかなぴぃころみたいな綿あめに……」
「……ちょっと、迦楼羅。例えが怖いわ」
「はは! そう見えるのだから仕方ない」
「紅い秋の宝石とか甘い綿雪、とか……可愛い感じのに変えてほしいわ」
ふい、と彼から目を逸らした祇伐は少しだけ頬を膨らませている。いくら番の言葉だといっても食欲がなくなりそうなたとえよりも心が躍る方がいいとの主張だ。
そんな祇伐も愛くるしいと感じた彼は店へとそっと歩み寄る。
「祇伐の例えば可愛らしいね。じゃあ、紅い秋の宝石――りんご飴を半分こ」
手際よくりんご飴を購入した彼は祇伐に煌めく赫を見せた。それに少し驚いた祇伐は瞳を幾度か瞬かせる。
「……え? 半分こって」
「ほら。甘い綿雪、綿あめも半分こにして食べさせてもらいたいな」
「なぜ!?」
祇伐は何故に分けにくいものを半分ずつにするのか戸惑っているようだ。もちろん嫌ではないのだが、りんご飴となると分け方がどうしても、という思考に至ってしまう。
頬に再び熱が巡っていくことを感じながら、祇伐はりんご飴を瞳に映すことしかできない。
(「どうしよう。今、私はどんな顔をして――」)
顔が見え辛い仮面をしていて良かった。そう思えるくらい胸の奥が熱くて、鼓動がはやくなっていく。
「何故って、給餌は誉だから」
番同士であるゆえにいいだろうと答えた彼に対し、祇伐はぶんぶんと首を横に振る。
「……き、給餌っ……りんご飴はやめてかき氷とベビーカステラにっ」
「わかった。かき氷も分け合えるし、ベビーカステラも食べさせ合いができるね」
「そ、それでいきましょう」
祇伐はすっかり照れてしまっているらしく、ふいと顔を逸していた。神樂――迦楼羅はその視線の先に回り込むように歩を進め、面で隠れた祇伐の顔を覗き込んだ。
「うんうん、りんご飴より真っ赤になって可愛いなぁ」
「む、むう……紅くなって、ないわっ!」
何時からか番と呼ばれても気にならなくなった。むしろ先程は自分ですんなりと受け入れていた。すとんと胸に言葉がおちて、安堵するなんて――今までとは違う感覚だ。
そんな中、彼が小さな呟きを落とす。
「それに……祇伐がくれるものだけは、味を感じるから」
「今日だけだからね?」
望み通りに食べさせてあげると告げた祇伐は彼を見つめる。迦楼羅は薄く笑み、満足気な様子を見せる。ああ言えば優しい君は断らないとしっているから、彼の計算ずくだ。
「こんな日々が大切なんだ」
そう――ずっと欲しかった今日がここにある。迦楼羅は面の下で双眸を細め、心からの思いを噛み締めた。
そして、ふたりは甘やかな時間を過ごしてゆく。
壊れた世界が楽土のよう。
そんなことは誰にも言えないけれど。祇伐は胸に手をそっと当て、思いを言の葉に変えた。
「守りたいのよ」
共に歩める、この日々を。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
リーゼロッテ・エカルト
焔(g00462)と
2023浴衣着用
白色、耳に赤色の小さな鈴がついた総面
行ってみたかったの、ここ!
狐面被るんだって変わったお祭りだよね
これ付ければ焔とお揃いになれるね
可愛いでしょ?
(ちりんと音を鳴らしながら回ってみせる)
焔のはよく見つけたね。自作?
焔に似合う。格好良いね
わぁ…すごい
皆がお面つけてると、別世界にはいっちゃったみたいだね
狐につままれないように気をつけなきゃかな?
…ふふ。焔だったら安心だよ
差し出された手に重ね
……あ!焔、射的あるよ!
勝負しちゃう?
負けた方が勝った方の好きな屋台の奢る!
射的も得意な方だから負ける気しないよ
やり易いように総面を頭にずらして
勝敗お任せ
勝ち
焔に勝ったー!さあ焔!私に奢ってね?
かっこいーっ
んー…じゃあチョコバナナ2個!
そんなに1人じゃ食べませんー!焔と2人で、ね?
負け
うっそ…まさか負けるとは思わなかった
焔強いね!すごいすごいっ
さすが風雲児様?
ふふ。お約束のはなにがいい?なんでもいいよ?
良かったー…どんだけ買わされるかと思った
いいね!お月見しながら食べよ?
大鉄・焔
リーゼ(g02798)と一緒に
2023浴衣着用
黒い狐面にパンクな文様やビスが打たれている総面
へぇ。狐面の祭りなんてあるんだ
言われてぱちりと瞬いて
そっか、俺とお揃いだ!
っふふ、うんうん。めっちゃかわいい白狐になってんぜ
鈴の音もイイネ
良く気付いてくれた
既製品にアレンジを加えたパンク黒狐面である(ドヤ
そんじゃリーゼがつままれないよう俺が先につまんでてやろう
と手を繋ごうと
まぁ狐につままれるのに変わりねぇけど
カラリと笑う
お、勝負とな?
奢りイイねぇ受けて立つ!
こちとら祭りの風雲児と呼ばれた狐だ負けねぇぜ
狐面ずらし意気込んで構える
勝ち
っしゃ!勝ちー!
そんじゃ焼き鳥にお好み焼きにフランクフルト~…
なんてウソだって
あっちにタイヤキがあったんだ一緒に食おうぜ!
負け
なん、だと
リーゼまじで射的うめぇな
漢に二言はねぇ
どうしたリーゼ2本といわず3本でも4本でも…おぅ
勘違いに目を逸らした後、笑顔で
…んじゃ一緒に食おっ。あっちの畔に座るとこあったな。月も綺麗かも。
●月下のふたり
行き交う人々は皆、今宵だけ狐となっている。
神社の境内は淡い明かりに照らされており、賑やかながらも穏やかな雰囲気に満ちていた。この光景を見て、わあ、と感嘆の声をあげたのはリーゼロッテ・エカルト(菓葬・g02798)だ。
「来てみたかったの、ここ!」
「へぇ。狐面の祭りってのも雰囲気がいいな」
その言葉に応えたのは大鉄・焔(灰塵・g00462)。彼は黒い狐面を被っている。パンクな文様が描かれ、所々にビスが打たれている総面は彼によく似合っていた。
対するリーゼロッテは白色の総面を身に着けている。それは耳に赤色の小さな鈴がついた愛らしいものであり、リーゼロッテが歩を進めるたびに愛らしく揺れた。
「狐面を被るんだって、変わったお祭りだよね」
「そうだな、面白い光景だ」
「これ付ければ焔とお揃いになれると思って」
焔の面を見つめたリーゼロッテは、ちりんと音を鳴らしながらその場で回ってみせる。そう言われてぱちりと瞬いた焔は彼女の意図に気が付いた。そのように考えて面を選んでくれたのならば喜ばしいことだ。
「そっか、俺とお揃いだ!」
「可愛いでしょ?」
「っふふ、うんうん。めっちゃかわいい白狐になってんぜ」
鈴の音もイイネ、と付け加えた焔はリーゼロッテの狐面を改めてよく眺めた。
リーゼロッテも焔の面をじっと瞳に映している。
「焔のはよく見つけたね。自作?」
「良く気付いてくれた。既製品にアレンジを加えたパンク黒狐面である」
「焔にすごく似合ってるよ」
格好良いと語ってくれたリーゼロッテに向けて、焔はドヤ顔をして見せる。ふたりの間で交わされた笑みと視線は快く、これから始まっていく祭りの時間にも期待が高まっていった。
そうして、ふたりは境内の奥を目指していく。
「わぁ……すごい」
其処で感じたのは不思議な感覚。リーゼロッテは周囲をゆっくりと見渡し、祭客の様子を確かめた。
「皆がお面つけてると、別世界にはいっちゃったみたいだね」
「もしかしたらここだけ違う世界なのかもな」
「じゃあ、狐につままれないように気をつけなきゃかな?」
リーゼロッテが首を傾げる中、焔は何かを思いついた表情を浮かべる。そのまま、そっと腕を差し伸べた焔はリーゼロッテと手を繋ぎたいと示した。
「そんじゃリーゼがつままれないよう俺が先につまんでてやろう」
「いいの?」
「まぁ狐につままれるのに変わりねぇけど」
カラリと笑う彼に向け、リーゼロッテも手を伸ばした。重ねた手を握った彼女もまたふわりと笑む。
「……ふふ。焔だったら安心だよ」
心地よさを感じたリーゼロッテは彼の手ならば大丈夫だと感じていた。焔も大切に彼女の手を包み込み、賑わう屋台通りの方へ導いていく。これから狐の祭が始まるならば、楽しく化かすのが今宵の務め。
それから暫し、ふたりは屋台を眺めて歩いていた。
そんな中で不意にリーゼロッテが気になる遊戯屋台を指差す。
「……あ! 焔、射的あるよ!」
「本当だ」
「せっかくだから勝負しちゃう?」
「お、勝負とな?」
箱菓子や玩具、大きなぬいぐるみなどの景品がずらりと並んだ棚。それらを見遣ったリーゼロッテと焔はわくわくした気持ちを抱いた。自分の誘いに彼が乗り気でいてくれると感じたリーゼロッテは勝敗について語ってゆく。
「負けた方が勝った方の好きな屋台の食べ物を奢る!」
「奢りイイねぇ受けて立つ!」
「じゃあさっそく始めようか。射的も得意な方だから負ける気しないよ」
「こちとら祭りの風雲児と呼ばれた狐だ、負けねぇぜ」
互いに挑戦的な眼差しを向けあった後、ふたりは射的の銃を握った。各自でコルク弾をセットしていき、射的台の前で構えを取る。リーゼロッテはやり易いように総面を頭にずらし、スコープにあたる部分に視線を合わせる。
焔も同様に狐面に触れて横に寄せ、意気込んだ。
此処から始まるのは真剣勝負。
狙いを定めたリーゼロッテが銃爪を引いた瞬間、軽快な音が辺りに響く。
「やったっ」
まず箱菓子を落としたのはリーゼロッテだったが、続いた焔も負けてはいけない。
「よし、二連続で命中!」
「負けないから!」
横並びになっていた玩具を落とした焔は明るく笑った。その様子を見たリーゼロッテは更に景品を落とすべく張り切って奮闘していく。そんな彼女の様子を楽しく眺めながら、焔も更に銃を構えた。
そうして、暫し後。
「うっそ……まさか負けるとは思わなかった」
「っしゃ! 勝ちー!」
「焔強いね! すごいすごいっ! さすが風雲児様?」
「そんじゃ焼き鳥にお好み焼きにフランクフルト~……なんて、まだまだだぜ」
「え?」
「こういうのは三本勝負ってのが盛り上がるんだ」
一戦目に見事に勝利した焔だったが、リーゼロッテにあと二戦を行うことを宣言する。一度だけ目をぱちりと瞬いたリーゼロッテだったが、その勝負乗ったとばかりに銃を握った。
「それじゃあ、あと二回ずつ!」
「次も勝つぜっ」
店主に二回分ずつのコルク弾を貰ったふたりは更なる勝負に入っていく。
そして――。
「やった、焔に勝ったー! さあ焔! 私に奢ってね?」
「なん、だと……」
「さっきはどんだけ買わされるかと思ったから、すっごく気合を入れたんだよ」
「リーゼまじで射的うめぇな。仕方ない、悔しいが漢に二言はねぇ」
三本勝負は残り二戦を制したリーゼロッテの勝ち。二戦目で格好良く決めるつもりだった焔は予定外の結果に驚きを隠せないでいた。だが、敗北を認めるのもまた男気。
「かっこいーっ」
「何を奢ったらいい?」
ふたりは射的の店主に礼を告げた後、芳しい香りがする食べ物屋台の方に歩いていった。
「んー……じゃあチョコバナナ二個!」
「どうしたリーゼ、二本といわず三本でも四本でも――」
「そんなに一人じゃ食べませんー! 焔と二人で、ね?」
「……おぅ」
リーゼロッテの願いはとても可愛らしいもので、焔は自分が勘違いしてしまったことで目を逸らす。その際にふと目に入ったのは鯛焼きの屋台。あれも食いたい、と告げた焔はまずチョコバナナの屋台に並んだ。
「この後にあっちのタイヤキも買っていくか」
「あれもいいの? ありがとうっ」
「んじゃ一緒に食おっ。あっちの畔に座るとこあったな。月も綺麗かも」
「いいね! お月見しながら食べよ?」
リーゼロッテは満面の笑みで答え、空を見上げた。
彼女が被った狐面もまた同じように月夜の空を仰いでいるようで微笑ましい。焔は今宵の楽しさを胸に抱きながら、ちりんと揺れる鈴の音に耳を澄ました。
白熱した勝負の後に続いていくのは――そう、甘くて美味しいひととき。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【壁歩き】がLV2になった!
【狐変身】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
来栖・禊
千景(g01765)ちゃんと
彼女にちょっとしたゲームを持ち掛けた
祭り中、仮面で素顔を隠した相手を見つけるというもの
互いに知るのはヒントだけ
僕から彼女に伝えるのは
『菊に盃。狐は目元を隠す』
菊に盃は花札をイメージした、僕が着ている浴衣の柄
後半は僕が被る目元を隠す狐面のこと
祭りの彼女がどんな姿をしているのかは合流してからのお愉しみ
狐面を借りたら、早速探しに出掛けよう
夜明けの花纏──そのヒントに彼女の瞳の色が浮かぶ
花を纏う……花の柄の浴衣を着ているってことかな
顔を覆う狐面の女性に対象を絞って観察、看破で千景ちゃんを見付けよう
忍び足で追跡、彼女が油断したところを不意打ちで驚かす
「みーつけた」
ニヤニヤと愉しげに、悪戯狐のような……まぁ、狐関係なく今の僕はこんな感じだけど
──おっと、油断した
君は一筋縄ではいかない子だったね
でも、仮面の下を覗き込もうとするのはいただけないなぁ
好奇心が強すぎると狐様に祟られちゃうよ
不思議なルールのお祭りに、本物が混じっていても不思議じゃないし
ま、今夜は素直に楽しもうよ
紫空・千景
禊(g01033)と
持ちかけられたゲーム
偶にはそんな戯れも悪くないと承諾した
私から伝えるのは『夜明けの花纏、狐面で顔を覆う』だ
夜明け空のグラデーション下地に桜を始めとした花咲く浴衣である事
被る面は去年、共に花火を見た時に付けていたものと似た白狐面
彼の記憶を試す様な遊び心を入れて
去年、禊の浴衣を見てしまっているのだが
ヒントとしてはお互い様だろうと小さく笑み
狐面を借り、探し狐を見つけに行こう
おそらく考えている事は同じで観察からの看破
見つけたのは何方が先だろう
姿を認識したらすっと目を閉じ精神集中しながらあんたを待つ
近づいて来る気配
屹度、素直に驚くのが可愛い答えだろう
だが…私は可愛くない事をする
彼の言葉に重ねて
――見つけた
不意打ちが成功したなら
仮面は外せない代わり、そっと仮面の下を覗こうと
どっちのあんたにも会いたくて
可愛くない事をしたと潔く意図は伝えておこう
まあ、祟られたならその時考えるさ
…ふっ、まあ本物が無いとは言えんしな
なら仕切り直そう
二匹が出会ったのだから
先ずは露店にでもと夜明け狐の手招き
●二匹の狐と花の色
今宵、此処で始まるの狐の祭。
幻想的で不思議、まるで異世界の入り口であるかのように佇む鳥居。境内に続く道には提灯が飾られており、行く先を淡く照らしている。其処に立っているのは紫空・千景(夜明の導べ・g01765)だ。
「……さて」
行き交う人々を眺めながら、彼女が思い返すのは少し前のこと。
「――ちょっとしたゲームをしようか?」
「遊戯?」
此処に訪れる前、千景は来栖・禊(error・g01033)に或る提案を持ちかけられていた。禊が語ったのはこの神社の境内の中に狐として紛れ込む際に遊びを混ぜようということ。それはつまり、この祭りの中で勝負をするという意味だ。
「祭り中、仮面で素顔を隠すでしょ」
「……ああ」
「相手を見つけられたら勝ち、ってことで。互いに知るのはヒントだけ」
どうかな、と禊から問われたことに対して千景は頷いた。通常でも楽しい祭りに更なる愉しみが増えるならば断る理由などないと感じたからだ。
「偶にはそんな戯れも悪くない」
「それじゃ決まりだね」
そんな遣り取りの後、ふたりは準備を整えていった。
禊から千景に伝えられたのは『菊に盃。狐は目元を隠す』というヒント。
千景から禊に告げられたのは『夜明けの花纏、狐面で顔を覆う』というものだった。
この謎解きめいた遊戯がどのような夜に繋がっていくのか。ささやかながらも確かな期待を抱いたふたり――否、二匹の狐の宵が巡っていく。
同じ頃、禊は境内の中に佇んでいた。
行き交う人々は皆、思い思いの狐面を付けている。一見すれば誰が誰であるかは分かり辛いが、賑わいに満ちているのは確かだ。禊は往来を面越しに見つめながら口許を静かに緩めた。
菊に盃。それは花札をイメージした、今の自分が着ている浴衣の柄のこと。
最後のヒントとして教えた後半は禊が被っている目元を隠す狐面についてだ。祭りでの千景がどんな姿をしているのかは合流してからのお愉しみということで、禊はあれ以上のことを聞いていない。
「そろそろ探しに出掛けようかな」
夜明けの花纏――そのヒントに彼女の瞳の色が浮かんだ。
それならば花を纏うというのは花柄の浴衣を着ているということだろうか。禊は境内を歩く人々を観察しながら歩を進めていく。顔を覆う狐面の女性に対象を絞って見ていくことで千景を探す作戦だ。
同様に千景も彼を探している。
夜明け空のグラデーション下地にした浴衣は、桜をはじめとした花咲く様相。被る面は去年、彼と共に花火を見た時に付けていたものと似た白狐面にしていた。
「覚えていてくれるかな」
千景は彼の記憶を試す様な遊び心を入れている。
出会ったときにその反応を見るのも此度の楽しみだ。それに去年、千景は禊の浴衣を見てしまっている。されどヒントとしてはお互い様であるはず。小さく笑んだ千景は狐面を被り直し、探し人――もとい狐の探索に向かった。
駆けていく子供たち。
ゆっくりと歩む老婆の傍についている男性。
仲睦まじい男女や、手を繋ぐ親子。
誰もが狐面を付けている光景はとても幻想的だ。千景は人々を観察しながら禊の動き方を想像する。おそらく考えている事は同じで観察からの看破が妥当な線だ。
果たして見つけたのは何方が先だろうか。いつしか千景の後ろには禊がいた。
彼女はまだ気が付いていないのか、禊は忍び足でそっと追跡している。どうやら千景は禊がなかなか見つからないことで少しばかり油断している様子。
「……いないな」
千景の呟きを聞いた禊はそろそろ頃合いだと感じた。そして――。
「みーつけた」
とん、と肩を叩いて不意に声をかければ驚かせ作戦の成功となる。
ニヤニヤと愉しげに悪戯狐のように声を掛けた禊だったが、肩を叩くのは失敗してしまった。
「――見つけた」
「おっと、油断した」
すい、と千景の身体が動いて視線が禊に向けられたのだ。実は油断していると見せかけて禊が自分の前に訪れるのを待っていたらしい。そのことに気付いた禊は肩を落とし、両手を軽く広げてみせた。
「君は一筋縄ではいかない子だったね」
千景は背後から近付いて来る気配を感じて敢えて後ろを取らせていたのだろう。屹度は素直に驚くのが可愛い答えだろうが、そうするのは千景らしくない。
「可愛くないことをしてしまったか。だが――どっちのあんたにも会いたくてな」
これが私だと示すように千景が動く。仮面は外せない代わり、そっと仮面の下を覗こうとした。
されど次は禊が返す番。
「でも、仮面の下を覗き込もうとするのはいただけないなぁ。好奇心が強すぎると狐様に祟られちゃうよ」
なんてね、と付け加えた禊は面の奥で目を細めた。
千景は彼の物言いに好感を覚えつつ、そうだな、と返す。
「まあ、祟られたならその時考えるさ」
「それはなかなか」
「……ふっ、まあ本物が無いとは言えんしな」
「不思議なルールのお祭りに、本物が混じっていても不思議じゃないしね」
言葉を交わす二人の傍を狐面の少年が駆けていった。浴衣を着ているので一見は祭りの客のようだが、その服装は妙に古めかしく感じる。少年が手にしている風車も妙に古びているようだ。
「ん?」
「……元気な男の子だね」
千景と禊がそちらを見遣ると少年が振り返った。顔全体を覆う狐面があるゆえに表情は見えないが、こちらに向かって笑いかけたように感じられる。手を振った少年が去っていったことでふたりは顔を見合わせる。
何だか不思議な体験だったが、こんな夜もあっていいだろう。
「ま、今夜は素直に楽しもうよ」
「なら仕切り直そう」
今宵だけの狐二匹が出会ったのだから、先ずは露店にでも。そういって千景は禊を誘う。
夜明け狐の手招きを受けた花札狐は静かに頷いた。
これから何をして、どのように祭を巡ろうか。想像を広げるだけでも楽しくて期待が満ちる。そうして、二匹の夜は更けていき――今日という日もまた、ひとつの特別に変わった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】がLV2になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
カラタチ・リッカ
レックス君(g07184)と
2023浴衣
狐の宵祭と聞けば俺様の出番…!
どちらかと言ったら去年夏に買った
黒狐面の方が活躍しそうな感じだけども〜
レックス君はどんなの付けてるー?
レグルス君と対で白黒面カッコいい〜
初めてって言ってたような浴衣も
スイレン柄の爽やか似合ってると思うよぅ
魔法の絨毯も良いなぁ今度のせてねぇ
…自前の管狐顔があるナルちゃんは置いといて
このメンバーで宵祭りを楽しんじゃおう
去年お祭で御土産もあったの楽しかったから
輪投げとか射的で景品とりっこしないー?
沢山取れたでしょうな方に次の屋台で
食べもの奢り〜みたいなの(勝敗数お任せ
俺様はタコ焼きとかイカ焼き食べたいなぁ
…と色んな気になるシェアして行って
デザートには林檎飴とかカキ氷〜なんてしてたら
食べ歩きのがメインになってるような…?
それじゃあ遠慮なく〜
せっかく狐になってる事だし
稲荷寿司とかも探しちゃおうねぇ
レックス君たちも楽しかったなら良いんだけれど
ナルちゃんも満腹になってる様子で〜
来年はネコお面つける祭りでも見つけてみようかぁ
レックス・ウェリタス
カラ(g05558)と
2023浴衣
僕も狐といえばカラとナルちゃんイメージ
えーとね、僕のはこれって
上半分の目元に紅入りの白狐面をじゃーん
因みにレグルスは対で黒だよ
この睡蓮ね
青も白もエジプトに咲いてるんだ
あ、こっちの薄布は魔法の絨毯ぽくて良くない?
ふふ、イイよ。乗せたげる
カラのは甚平だよね
お前さんものびのび動けそうな素敵デザイン~
宵祭がより楽しくなりそうな予感
いいよ、いいよ
輪投げも射的もどっちもやろー
うんうん、たくさん取れたほうね
僕は奢りでも構わないから結局僕得なんだよなあと思いながら
さーて、勝ったのは?
タコ焼きにイカ焼き、やきそばにフランクフルト
シェアしてたら幾らでも行けちゃう
だって四人だもん、楽勝だよね
あ、デザートは別腹
林檎飴にカキ氷、それからチョコバナナも追加しよ
え、食べ歩きがメイン?
気のせい、気のせい
あ、そうだね
僕たちみんな狐だしいなり寿司欲しくなってきたな~
ふふん、僕とレグルスは全力で楽しんだよ
カラとナルちゃんは?
あ、猫のお面も良いね~
お互いどんな猫になるかなとか考えるのも楽しいな
●歩む先に満ちるもの
「狐の宵祭と聞けば俺様の出番……!」
狐面を付けることが参加条件という変わった祭の中、カラタチ・リッカ(空言・g05558)は意気込んでいた。
その隣に立つレックス・ウェリタス(Memento mori・g07184)もカラタチの言葉に頷いており、彼の傍にいるクダギツネのアケルナルを優しく見下ろした。
「僕も狐といえばカラとナルちゃんのイメージ」
レックスの腕の中にはスフィンクスのレグルスが収まっており、ゆったりと尻尾を揺らしている。その様子を微笑ましく眺めたカラタチは境内を見遣ってからレックスに呼びかけた。
「それじゃさっそく狐面をつけようか」
カラタチは暫し考えを巡らせる。どちらかといえば去年の夏に買った黒狐面の方が活躍しそうだ。そう思ったゆえにカラタチはしっかりと額に面を装着した。そして、次はレックスがどんな面をつけるか聞くことにする。
「レックス君はどんなの付けてるー?」
「えーとね、僕のはこれ」
レックスがカラタチに示してみせたのは上半分の目元に紅が入っている白狐面。
じゃーん、と披露された面の具合はとてもいいものだ。カラタチは腕の中にいたスフィンクスにも面をつけてやり、自分と並べてみせる。
「因みにレグルスは対で黒だよ」
「いいね、対で白黒面カッコいい~。それに浴衣も似合ってると思うよぅ」
そういえばレックスは初めて浴衣を着ると言っていた。そのことを思い出したカラタチは彼の様相を褒め、すごくいいと語った。スイレン柄の爽やかな模様はレックスにぴったりだ。
ありがとう、と答えたレックスは浴衣を軽く広げて柄が見えやすいように立った。
「この睡蓮ね、青も白もエジプトに咲いてるんだ」
「へぇ~、綺麗だねぇ」
「あ、こっちの薄布は魔法の絨毯ぽくて良くない?」
「魔法の絨毯も良いなぁ、今度のせてねぇ」
「ふふ、イイよ。乗せたげる」
ふたりは和気藹々と語りながら境内の方に向かうことに決める。その際にレックスはカラタチの装いにも目を向け、感じたままの感想を言葉にしていった。
「カラのは甚平だよね」
「そう、良い感じだよね」
「お前さんものびのび動けそうな素敵デザイン~」
宵祭がより楽しくなりそうな予感を覚えたレックスは期待を抱いている。
途中でアケルナルが視線を向けてきたが、カラタチはそのままがいいという眼差しを返した。
「……自前の管狐顔があるナルちゃんは置いといて、と。今日はこのメンバーで宵祭りを楽しんじゃおう」
「そうしよう」
カラタチの言葉にレックスが頷きを返し、一行は賑わう通りを目指してゆく。
周囲の人々も狐面を被っているのが不思議で面白く、カラタチは楽しげに双眸を細めた。そんな中で彼が提案したのはもっと楽しい時間にするためのもの。
「去年お祭で御土産もあったの楽しかったから、輪投げとか射的で景品とりっこしないー?」
「いいよ、いいよ。輪投げも射的もどっちもやろー」
レックスは快く頷き、ぜひそうしたいと答えた。ぱっと表情を明るくしたカラタチは更に語る。
「じゃあ、沢山取れたでしょうな方に次の屋台で食べもの奢り~みたいなのも!」
「うんうん、たくさん取れたほうね」
カラタチの提案をすべて受け入れたレックスはそっと笑む。実は奢りでも構わない精神を持っているレックスは、どうなっても結局は自分が得をするのだということを感じていた。
どんな展開でも楽しいことが約束されているので、頬も緩むというもの。
そして、レックスとカラタチは最初に輪投げを。次に射的を遊ぶことで奢り勝負に入っていき――。
「さーて、勝ったのは?」
「ギリギリだけど俺様の勝ち~」
「流石だね、カラ」
僅差で勝利を収めたのはカラタチだった。
レックスは心からの拍手を送り、彼の勝利を祝う。嬉しげなカラタチはさっそく遊戯屋台から食べ物屋台の方に視線を移していき、食べたいものを見繕っていった。
「俺様はタコ焼きとかイカ焼き食べたいなぁ」
「いいよ、行こうか」
遠慮のない願いもまたカラタチらしさだ。それに彼は色んな気になるものもシェアしていくつもりらしく、皆のことも考えてくれている。レックスはタコ焼きにイカ焼き、やきそばにフランクフルトなどの食べ物を買っていった。
「シェアしてたら幾らでも行けちゃうね」
「そうそう!」
「だって四人だもん、楽勝だよね」
アケルナルとレグルスも一緒に食べられるので祭り飯を堪能する準備も万端。
腰を下ろせる場所でまず主食系を味わった一行は、甘い香りが漂う店を見つけた。
「あっちもいいなぁ。デザートには林檎飴とかカキ氷~」
「あ、デザートは別腹。それからチョコバナナも追加しよ」
「あれ。食べ歩きのがメインになってるような……?」
「気のせい、気のせい」
「それじゃあ遠慮なく~」
気付けば先程の勝負時間よりも何かを食べている時間の方が長くなっていた。一度ははたとしたカラタチだったが、レックスの言葉に安心を覚えた。
そうして、カラタチは或ることを思い立つ。
「せっかく狐になってる事だし稲荷寿司とかも探しちゃおうねぇ」
「そうだね、僕たちみんな狐だしいなり寿司欲しくなってきたな~」
レックスも同意を示し、一行は次の屋台を探してみることを決めた。皆で境内を練り歩く中、カラタチはふとした思いを言葉に変えてゆく。
「レックス君たちも楽しかったなら良いんだけれど、どうだった?」
「ふふん、僕とレグルスは全力で楽しんだよ。カラとナルちゃんは?」
「ナルちゃんも満腹になってる様子で~」
「それなら良かった。楽しい時間はあっという間だね」
ふたりは微笑み合い、先程に見つけた稲荷寿司の包みを見遣る。既にアケルナルが満腹なのでこれはお土産。祭が終わった後も名残を感じられるので包んでもらったというわけだ。
「本当に! 来年はネコお面つける祭りでも見つけてみようかぁ
「猫のお面も良いね~」
此度は狐だったが、お互いにどんな猫になるのか。それを今から考えるのも楽しい。レックスとカラタチは快い感覚を抱き、それぞれの相棒をそっと撫でた。
今宵に巡った思い出も特別な記憶に変わっていくのだろう。
ぼんやりと浮かぶ月と鳥居の下――此処から始まる帰路にもまた、楽しさが満ちていく。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】がLV3になった!
【照明】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
エリル・ウィスタリア
【ミント】
桜色の浴衣と桜の花が描かれた狐面。
お面は頭の横にくるように。
今日は私が弟分達の保護者なのよ。
しっかり面倒を…迷子にはならないわよ?
私がお姉ちゃんだから!
屋台を見ながらいろんな話をしていて、ふと射撃の屋台で足を止める。
今年もいるわね巨大モラぐるみ。
今年はルールもばっちりなのよ!
今度こそお持ち帰りするんだから。
あのね?けだま、あれはぬいぐるみなのよ。ぬいぐるみ。
泣き叫びながら頭ぽこぽこしないで頂戴。気が散るのよ。
蕙が押さえてくれてる間にモラぐるみチャレンジ。
弾も多めにお金払って。
…あ。仕留めた。じゃなくて、取れちゃった。
すごく大きいの。嬉しい。
チャレンジ中の副産物は2人へ。お菓子とぬいぐるみ一杯渡して。
大きなぬいぐるみを抱っこして、けだまにはミニモラぬいぐるみを渡してまた屋台をめぐりましょうか。
私、綿菓子食べたいの。ふかふかでふわふわなやつ。
…ところで。綿菓子もりんご飴もなんでかモーラットの顔型なんだけど、今年のはやりなのかしら?(でも容赦なく食べる)
葉古森・莱
【ミント】
けだま共々狐面を着用
莱→狐耳に軽く引っ掛ける、浴衣も着用
けだま→背中に背負う雰囲気で着用、本モーラットの希望でやや大きめサイズ
今年のお祭りはエリルさんと蕙くんといっしょ
いつもいろいろ教えてくれる二人はいないけれど、たのもしいお姉さんと「きつねのおにーさん」がいるなら安心だね
…けだま、だからって勝手に動いちゃだめだからね?いつもより気をつけてね?
あれ、エリルさんどうしたの…あ、射的
まだ屋台で売っているもの全部はわからないけど、あれは去年も遊んだから覚えてるよ
あのぬいぐるみ、まだ残ってたんだね…って、けだま!?暴れちゃだめぇ!?
蕙くん、ぼくもけだまを抑えるの手伝うよ!
あれはぬいぐるみなんだって言い聞かせたら少しは落ち着いてくれるかなぁ…?
エリルさんはぬいぐるみを手に入れて、けだまもミニモラぬいぐるみをもらって少し落ち着いたみたい
おやつパーティー、絶対やろうね…!
じゃあもう少しお買い物、あ、モーラットのわたあめおいしそ…だからけだま、それもけだまの仲間じゃないから泣かないでよお!?
枸橘・蕙
【ミント】
耳にひっかけるかんじで、狐のお面をせっと!
こーするとまわりがよく見えて、迷子にならないんだぜ
あと、ご飯もたべやすい!
らいとけだま、あとエリルねーちゃんと一緒におまつりだ
二人と一匹のめんどーは、おれがちゃーんと見るぜ。『きつねのおにーさん』だからなっ(えへん)
あれ食べる!これ買う!ってしながら、ベビーカステラ持って屋台をぶーらぶら
エリルねーちゃん、射的やるっぽいな。モラぐるみチャレンジ、取れるまでおーえんするぜ!
けだまは一緒にとりおさえておく!このうちにやっちまうんだ、ねーちゃん!
……だからモラぐるみ狙いのおこぼれ、おれにちょーだい(ぬいぐるみ周辺のお菓子を見ながら)
なあなあ、取れた?おかしも取れた?モラぐるみと一緒に取った?
たっくさんとれてたら、これでおやつパーティーできるんだぜ!
あとでみんなでしよーな、おやつパーティー!
おやつとカステラ持って、また屋台をうろうろ
おれもわたがし!わたがし食べる!けだまみてーに、ふっかふかのでっかいやつ!
本物のけだまじゃねーから、せーふ!
●賑やかに巡るひととき
今宵、此処から幕開けるのは狐面の祭。
人々は皆、思い思いの面を付けて今夜だけの催しを楽しんでいる。
「さぁ、行きましょ」
仲間に声を掛けたエリル・ウィスタリア(雪を待つ花・g00912)が纏うのは桜色の浴衣。そして、浴衣によく似合う桜の花が描かれた狐面だ。面が頭の横にくるように調節したエリルは現在、とても意気込んでいた。
何故なら今日はエリルが弟分達の保護者役であるからだ。
「しっかりみんなの面倒を見なきゃね」
「えっと、こうして……」
その一歩前では葉古森・莱(迷わし鳥・g04625)が自分とモーラット・コミュのけだまに狐面を装着していた。
莱は狐耳の部分に面を付けており、それに合わせた浴衣を着ている。けだまはというと面を背中に背負っている。本人、もとい本モーラットの希望でやや大きめのサイズを選んだようだ。
「エリルさんと蕙くん、今日はよろしくね」
「らいとけだま、あとエリルねーちゃんもちゃんといるな」
莱の傍ら、枸橘・蕙(そらを描く・g02980)はメンバーを確認した。彼は耳に引っ掛ける形で狐面を被っている。本人曰くこうすれば周囲がよく見えて迷子にもならない。
それに加えてご飯も食べやすいというお得かつ便利な被り方。
蕙は莱に頷き、任せろと胸を叩く。
「二人と一匹のめんどーは、おれがちゃーんと見るぜ。『きつねのおにーさん』だからなっ」
「……迷子にはならないわよ? というか今日は私がお姉ちゃんだから!」
えへんと胸を張る蕙に対し、エリルが慌てて訂正する。ふわりと目を細めた莱は頼もしさを抱く。いつもいろいろ教えてくれる二人はいないけれど、今夜だって十分。
「たのもしいお姉さんと、きつねのおにーさんがいるなら安心だね」
莱の言葉にあわせてけだまがもきゅもきゅと鳴いた。
これで皆で行動する準備はばっちり。だが、一番うきうきしているのはやはりけだまのようだ。
「けだま、だからって勝手に動いちゃだめだからね?」
「もきゅ」
「いつもより気をつけてね?」
「きゅ~!」
莱の注意を受けたけだまがぴょこんと飛び上がったことで大きめの狐面が揺れた。その様子にほのぼのとした気持ちを覚えたエリルは、皆を先導して歩き出す。
まずはこっちの方ね、と先を指差すエリルは既に楽しそうだ。
良い香りを漂わせる食べ物の屋台は様々で食欲をそそられる。あれが美味しそう、あっちも良さそう、と屋台を見ながらいろんな話をしていく一行は祭りを満喫していく。
「あれ食べる! これも買う!」
特に蕙は祭り特有の光るドリンクを買ったあと、ベビーカステラの大袋を買ってご満悦。こうして屋台を巡っていくのも面白く、熱々の焼き立てカステラを頬張るのが快い。
「おいしいね、けだま」
莱も彼からおすそ分けを貰っており、けだまと一緒にもふもふと味わっている。
そんな中、ふとエリル射的の夜店の前で足を止めた。
「あら?」
「エリルねーちゃん?」
「あれ、エリルさんどうしたの……あ、射的」
蕙と莱も立ち止まって彼女の視線の先を見遣った。見てみて、とエリルが示したのは射的屋台の景品だ。
「今年もいるわね巨大モラぐるみ」
「ほんとだな!」
「今年はルールもばっちりなのよ! 今度こそお持ち帰りするんだから」
意気込むエリルが見つめているのは回転式の台が回っている射的屋台だった。その中にひときわ目を引く景品があったので挑戦したいらしい。
莱も興味を持ったらしく、射的屋台を見つめた。
「まだ屋台で売っているもの全部はわからないけど、あれは去年も遊んだから覚えてるよ」
「おー!」
「あのぬいぐるみ、まだ残ってたんだね……」
「モラぐるみチャレンジ、取れるまでおーえんするぜ!」
蕙と莱はエリルを見守る姿勢でいる。
しかし、けだまだけは全く違う反応を見せていた。
「もきゅ! きゅー!!」
「って、けだま!? 暴れちゃだめぇ!?」
どうやら何かを勘違いしているらしくぬいぐるみを救うつもりでいるようだ。はっとした蕙と莱が急いでけだまの方に手を伸ばし、射的台の向こう側にいくことを阻止した。
「けだまはとりおさえておく! このうちにやっちまうんだ、ねーちゃん!」
「蕙くん、ぼくもけだまを抑えるの手伝うよ!」
「……だからモラぐるみ狙いのおこぼれ、おれにちょーだい」
ぬいぐるみ周辺のお菓子を見ている蕙には少しばかり考えがあるらしい。わかったわ、と了承したエリルは今のうちに射的用の銃とコルク弾を店主から受け取った。
その間に莱がけだまの対策を考える。
「けだま、あれはぬいぐるみなんだよって言い聞かせたら少しは落ち着いてくれるかなぁ……?」
「よし、やってみるぞー!」
「あのね? けだま、あれはぬいぐるみなのよ。ぬいぐるみ」
「もきゅきゅ!」
泣き叫びながら頭をぽこぽこしてくるけだまは困りものだが、エリルのやる気は削がれていない。気が散るのよ、と冷静に告げたエリルは真剣そのものだ。
そうしている間に蕙たちがけだまをしっかりと押さえてくれた。この機にモラぐるみにチャレンジすべきだと感じたエリルは銃を構え直す。もちろん一度で取れるとは思っていないので、既に数回分の弾を購入済みだ。
回る的であるために違うものに弾が当たってしまうこともあったが、エリルはくじけない。
そして、暫し後。
「……あ」
「おおー!」
「エリルさん、やったね」
チャレンジは見事に成功。蕙と莱も感嘆の声をあげて拍手する。
店主も何度も頑張ったエリルに感心しているらしく、よかったなぁ、と素直に祝福してくれた。
「仕留めた。じゃなくて、取れちゃった」
エリルは店主からぬいぐるみを受け取り、ぎゅっと抱きしめる。
「えへへ……すごく大きいの。嬉しい」
チャレンジ中に撮れた副産物であるお菓子たちは少年二人に渡され、誰もが嬉しい結果となった。エリルはそのまま大きなぬいぐるみを抱っこし続け、けだまにはミニぬいぐるみが贈呈された。
蕙はたくさんのお菓子を抱いて満足気であり、莱も落ち着いたけだまと一緒にわくわくしている。
「これでおやつパーティーできるんだぜ!」
「おやつパーティー、絶対やろうね……!」
「あとでみんなでしよーな、おやつパーティー!」
「満足したし、また屋台をめぐりましょうか」
エリルも幸せなふわふわとした気分を抱き、皆を次の屋台に誘った。視線を境内にぐるりと巡らせ、次にエリルが示したのは甘いものの屋台だ。
「私、綿菓子食べたいの。ふかふかでふわふわなやつ」
「おれもわたがし! わたがし食べる! けだまみてーに、ふっかふかのでっかいやつ!」
「もきゅ!?」
「じゃあもう少しお買い物、あ、モーラットのわたあめおいしそ……だからけだま、それもけだまの仲間じゃないから泣かないでよお!?」
するとまたけだまが慌て始め、再び説得タイムがはじまってしまう。
蕙はこれもまた自分たちらしいと感じ、明るく笑った。
「本物のけだまじゃねーから、せーふ!」
笑い声と鳴き声、ちょっと困った莱の声。これならば誰かがいなくなればすぐに分かる。これなら迷子の心配はないとして安堵したエリルは店を次々と巡る。
その中でふと気になったのは――。
「……ところで。綿菓子もりんご飴もなんでかこの顔型なんだけど、今年のはやりなのかしら?」
しかし容赦なく食べるのがエリルだ。
きっと最終人類史の人々が趣向を凝らして用意してくれたものなのだろう。
ディアボロスの活動や刻んできた歴史はこういったところにあらわれている。これからも自分たちが戦う理由や気力にも変わる事実だ。このことをしかと覚えておくことを決め、一行は大いに祭りを楽しんでいった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV2になった!
【託されし願い】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【ダブル】LV1が発生!
花喰・小鳥
朱鴉【黒狐】
白地に青の菖蒲柄と紺の帯の浴衣を着用
黒の狐面をきちんとかぶる
「ルーシドさんと天彩のお面は普段から着けているものですね。何かいわれがあるんですか?」
以前買い求めて、なるほど、いいですね
冥夜さんとリリィには、
「二人もよく似合っています。とくにリリィは愛らしいです」
リリィの賛辞に「ありがとうございます」と応えつつ、
「良かったら」
手を差し出します
男子が盛り上がっているのを見守りながらついて歩きます
市場調査という言葉が聞こえると、
「三人とも喜んでくれているようです」
リリィにそっと囁く
「射的をしていきませんか?」
出店を見つけて提案します
景品を当てられたら【白狐】の皆さんも驚くと思うんですがどうでしょう?
サプライズなお土産です
実は射撃には少し自信があります
普段から銃器を扱っているし【制圧射撃】の技能を活かしたいです
「私が勝ったら、リリィの好きなものをご馳走して貰いましょう」
褒められると小さく頷き返す
ただ、浴衣だと構えた時の胸元がちょっと心許ないですね
お好み焼きは後で買って一緒に食べましょう
ルーシド・アスィーム
朱鴉【黒狐】
今年の浴衣に狐面をしっかと被って参ります
ふふ、黒狐さんなお仲間やったーです(にこにこハイタッチ)
ええ、幸運が鰻登り河童の川流れになりますよね!お布施は年中無休でお待ちしております(しれっと乗っかる)
誉められると照れますね、確かに着慣れておりますが……は、天彩くんが疑問符に満ちてる。浴衣です!合ってます!
着道楽の僕と違って、普段と異なる装いの皆様はまた新たな魅力に満ちておいでです
花の精もかくやに可憐で美しいリリィさんに小鳥さん、スニーカーとの合わせがカッコいい天彩くんと眼福ですね
勿論普段和装な美青年の着こなす浴衣も抜群…おおっと思ったより直球な男子トークがきましたねぇ!
勿論浴衣な女の子は大好きですけど、見てよ冥夜くんこの男子陣の清純成分の違い。神の住まう山河と三級河川位に差がありませんかね。こわい
射的に目を輝かせる皆様からすこうしだけ距離を取って
きらきらと輝く色褪せない時間を切り取る様に自前のカメラのシャッターを押しましょう
白狐の皆様と、そして黒狐へのお土産に相応しいかな、と
朔・冥夜
朱鴉【黒狐】5名
紗綾形柄に白地の浴衣
椿を描いた顔全体覆う黒狐面を着け
今日は俺も誰かを化かしてみようかとからり笑い
リリィも一緒する?
うちには本物二人、なあ天彩とルーシド
面をしているとより其れっぽいし
浴衣も互いの良さがあってカッコいい
え、変わりなく似合ってるって?
ははは天彩褒め上手ー(狐面ごとつつこうと
女性二人の麗し艶やかな浴衣は
眼福だし、華があるね
ところできつね男子二人に聞きたいんだが
浴衣女子は好きか?一寸した市場調査を兼ね
やめるんだルーシド
俺は今眩しすぎるピュアを浴びて心が痛い
ところでお前は俺と三級河川側だよな?
お、射的。銃は撃ち慣れていないが
面白いんだよな、これ
折角だし一勝負していくか
リリィはやったことある?
経験無ければ構え方を教えながら
あ、小鳥強そうだなー……
弾は各々5つ、景品が多く取れた人が勝ち
イイね、じゃあ白狐組の皆にお土産にしよう
一番の人は自分の屋台の好きなもん奢られる権利で
俺はお好み焼き(やる気満々で銃を構える)
聞こえたシャッター音、狐面から笑顔を覗かせて
※勝敗、景品はお任せ
宵霞・リアク
朱鴉【白狐】
白い流水紋の入った黒地の浴衣
選ぶ面もそれぞれ個性出るもんだな
俺はこれにすっか
目元に鬼灯を描いた上半面の黒狐を選び取り
おう、全員よく似合ってるぜ
祭は見た目も賑やかで、空気感もいいよな
全員で楽しんでるっつうか、そういう感じがする
はしゃぎすぎて転んだりすんなよ?
おー、おー
綿飴でもヨーヨーでも好きなもん選べ
綿飴は俺が奢るぜ、黒狐には内緒な
最近の綿飴って味ついてんのか
イチゴにチョコにソーダって、すげえな
ルリラそれ美味いか?
雪璃、ヨーヨーいくつ釣れるかで競争でもするか?
ふは!ちっせえ時からこれは得意だったんだ
ヒョイヒョイ、テンポ良く釣り上げてゆく
あ?俺にもくれんのか。サンキューな、ハク
んじゃ、これは土産もんのひとつにすっか
大漁のヨーヨーは袋にまとめて
フルーツ飴いいな
俺も食う。オススメのフルーツあるか?
揃いの根付もいいんじゃね
思い出の品ってやつだな
じゃあ屋台探ししながら、もう少し楽しもうぜ
ヨーヨー弾ませ、冥夜が驚くもんねえかな?と
悪戯心も添えてもうひとめぐり
リリーベル・カンパネラ
朱鴉【黒狐】
薄ピンク色にお花柄の今年の浴衣
小花散る薄桃色の狐面はね、頭の後ろの方に回す形で
わあ!
皆さんの浴衣姿、とおってもステキっ!
アマイロさんとルーシドさんはね、妖狐さんだからかなぁ?
すごく似合っててね、とってもステキな雰囲気なのっ
えへへー、そうかもっ
お祭りが楽しいのはね、お二人の妖狐さんのお陰ねっ
メイヤさんは誰かを化かすご予定?
楽しそうだからね、リリィもご一緒したいかもっ
えへへー、リリィも似合ってるかなぁ?ありがとー!
コトリさんも大人っぽくてキレイでね、憧れちゃうわ!
差し出された手は「うんっ!」って笑顔で握り返して
うん、男子トークも楽しそうで何よりかなぁ?
射的はしたことないわ!
メイヤ先生、ご教授お願いしますっ
コトリさん、すごーい!格好良いわ!
勝負もさんせー!
良いの?ありがとうっ
じゃあね、リリィが勝ったらね、コトリさんの好きな物を買ってもらっちゃお!
あ、リリィはフルーツ飴が良いわ
白狐の皆さんが驚くくらいね、お土産たくさんになりますよーにっ!
シャッター音が聞こえたらね、とびきりの笑顔で!
茜來・雪璃
朱鴉【白狐】4名
2023の浴衣着用
鈴付きで白地に紅と紫の模様入り口面
狐面を被るの?面白いね!
あは、妖世界みたいでちょっと楽しいや
流石お祭り…良い匂いするし、すごく楽しそうな聲ばかりだ
まずは何処から行こっか?
私綿飴食べたいなあ
遊戯屋台ならヨーヨー釣り!
え!?リアクふとっぱら!
お言葉に甘えて選んじゃおーっと
わあ、ほんとだ色んな味ある!
私はソーダにする!
あ、ルリラのそれおいしそ!
一口交換しよ?
んー!ほんとにチョコの味する!おいしー!
競争?いいよ、負けないから!
きゅっと腕まくりしてヨーヨー釣り開始!
ハクは何色の釣れた?
ぉおー、ハク上手!色んな色釣れたんだね
私もいいの?ありがとー!
わ!リアクすごい数!!
そうだ!黒狐組には何お土産にしよ?
かき氷屋台は…後で合流した時に教えてあげるとして
何かいいのあった?
みんなが付けてる狐面に似た根付とかあったらいいなあ
そうそう!今日、みんなでお祭り行ったっていう記念の!
フルーツ飴もいいねえ!私あんず飴たべたーい
お土産選びも、屋台巡りも
みんながいるからすっごく楽しい!
ルリラ・ラプソディア
朱鴉【白狐】
'23浴衣着用
きつねさんのお面
たくさん、あるのね
わたしは、これにしようかな?
選ぶは面は顔上半分を覆う黒狐
花火が頬に咲き目尻に紅引く
ん。おまつりはこうでないと、ね
みんなが楽しく笑み咲かせてる
幸せな気分になれるの…
…じゃあ、わたあめを買ってから
ヨーヨー…いこっか?
…わたあめも現代ではいろんな味がある
チョコレート味のわたあめ…食べてみるの
雪璃さんは、ソーダ味?
ん…交換、しましょう
…わ…すこしパチパチするの
ハクさんは…甘いの、好き?
ふふ…よかったら、ひと口どうぞ?
ハクさんのも、いただきます
――ん。こっちもおいしい
リアクさん、ごちそうさまなの
ヨーヨーではリアクさんがいっぱいヨーヨーとれたみたい…
後ろで三人の様子を見守り
その成果に拍手をして微笑
みんな、じょうず
…ヨーヨーもらっていいの?…ありがとう
桃色、好きな色なの
お土産にするのも、いいね
遊んだお土産話も一緒に、ね
お土産
わたし、フルーツ飴にしよっかなって
いちご飴、あんず飴、もも飴
さっき、飴屋さんでいっぱい見かけたの
根付もさがしてみましょう
眞守・天彩
朱鴉【黒狐】
今年の浴衣を着て
狐面は前に朱鴉でお出かけした際に買ったした白狐のだよ!
そう、俺とルーシドさんでくろきつね仲間!いえーい!(ハイタッチ)
楽しいお祭りになるのは俺達のおかげで決まったね!
※黒狐にそんな加護はない
ルーシドさんのは…浴衣?浴衣でいい?異国情緒あふれるねぇ
冥夜さんはいつも着物着てるから変わり映えしな…嘘嘘、似合ってるよ!
え?浴衣女子?
いつもとちがう格好で華やかだなぁって思う!
リリィちゃんも小鳥さんも浴衣似合うねぇ、お花みたい!
こんな二人なら、化かされてもにこにこしちゃうよねぇ
…なんで俺、男二人に距離置かれたの??
二手に分かれたあっちのみんなにも、何かお土産買いたいな
合流した時楽しそうだから!
なにがいいかなぁ
あっ、射的いいね!
おお、小鳥さん、すごい様になっている…!
俺はやったことあるけど、お土産持って帰れる自信はないな!
上手な人に任せた!
賭けるの?
俺はりんご飴がいい~
※景品・勝敗お任せ
シャッター音に気付いたら、しっかりピースして
撮ってるルーシドさんを撮り返しちゃおうかな!
緋月・ハク
朱鴉【白狐】
勿忘草と紫苑が咲く宵色の甚平をまとって
狐のお面は相棒を思い出すから
顔を覆う形、目元に紅
頬に椿一輪のくろきつね
面を被るって不思議な気分!
でも違う自分になったみたいで楽しい~!
辺りは色んなきつねさんでいっぱい
にぎやかで、楽しそうで
顔が見えなくてもわくわくしちゃう!
わたあめにヨーヨー?
イイねー!
あっは、あまいのすきだよ
ルリラの貰ってイイの?いただきまーす!
わ、チョコの味なのにふわふわ~
じゃ代わりに僕のイチゴ味もあげる!
ほんわかイチゴおいしーよ
にぱっと笑ってどーぞ
リアクはごちそーさま!
次ヨーヨー釣りのターン!
あ、これなんかたのし~
ほえ、色?
んとね、いっぱい!
こっちの黄色いのがキヨリで桃色はルリラかな?
で、黒いのがリアク~
みんなにあげるって差し出し、自分の白は手の中に
…ってリアクもたくさんだ~
黒狐組へのおみやげになりそ?
面の根付もフルーツ飴もすてきッ!
飴屋さん行く途中で根付も見つけられたらイイよね
思い出の品、僕も欲しい~
でも僕知ってるんだ
きっと何を選んだってみんなの笑顔になるってこと!
●黒狐の宵歩き
賑わいに満ちた境内には様々な屋台が並んでいる。
誰もが狐面を付けている不思議な宵祭はまだまだ始まったばかり。
その中をゆったりと進む花喰・小鳥(空虚のルサールカ・g01304)は黒の狐面を被り、浴衣をひらひらと翻した。白地に青の菖蒲柄に紺の帯が印象的な浴衣は宵空の下によく映える。
リリーベル・カンパネラ(夜明けの福音・g09480)は薄ピンク色に花柄をあしらった浴衣を身にまとっていた。小花が散る模様の薄桃色の狐面は、頭の後ろの方に回す形で装着している。
「わあ! 皆さんの浴衣姿、とおってもステキっ!」
リリーベルが感嘆の声をあげれば、仲間たちがそれぞれに反応を見せた。
頷いた朔・冥夜(星朧・g06409)は紗綾形柄に白地の浴衣でしかと決めている。椿が描かれた顔全体を覆う黒狐面を着けた彼は凛とした雰囲気を纏っていた。
「今日は俺も誰かを化かしてみようか」
からりと笑った冥夜は、リリィも一緒する? と問いを投げかけた。するとリリーベルが嬉しげに双眸を緩めた。
「メイヤさんが楽しそうだからね、リリィもご一緒したいかもっ!」
「それじゃ一緒に」
「ふふ、よろしくお願いしたいの。それにアマイロさんとルーシドさんはね、妖狐さんだからかなぁ? すごく似合っててね、とってもステキな雰囲気なのっ」
「ルーシドさんと天彩のお面は普段から着けているものですね」
リリーベルに続いて、何かいわれがあるんですか、と小鳥が問うと二人から返答が返ってくる。
ルーシド・アスィーム(轍つ箒星・g01854)は今年に仕立てた浴衣に狐面を合わせていた。同じく眞守・天彩(くろきつね・g02572)も今年の浴衣を着用しており、以前に朱鴉でお出かけした際に買った白狐の面を被っている。
「ふふ、黒狐さんなお仲間やったーです」
「そう、俺とルーシドさんでくろきつね仲間! いえーい!」
にこにこと笑って天彩とハイタッチしたルーシドはとても上機嫌だ。リリーベルは嬉しげに双眸を細め、仲間たちに真っ直ぐな眼差しを向けた。
「お祭りが楽しいのはね、お二人の妖狐さんのお陰ねっ」
「それにうちには本物が二人いる。なあ、天彩とルーシド」
面をしているとより其れっぽく、浴衣も互いの良さがあって格好良いと冥夜は語る。リリーベルとの言葉を聞いた天彩もうきうきした気分を抱き、言葉を続ける。
「楽しいお祭りになるのは俺達のおかげで決まったね!」
「ええ、幸運が鰻登り河童の川流れになりますよね!」
もちろん黒狐にそんな加護はないと天彩自身も理解しているのだが、此処はこう言っておくのが吉。ルーシドも同意を示し、楽しさに置いては問題ないと語った。
そうして、ルーシドは会話の流れにしれっと乗っかり、得意げな顔をみせる。
「お布施は年中無休でお待ちしております」
「なるほど、いいですね。冥夜さんとリリィもよく似合っています。とくにリリィは愛らしいです」
「えへへー」
小鳥とリリィは女子組として華やかな様子が感じられた。
「花の精もかくやに可憐で美しいリリィさんに小鳥さん、スニーカーとの合わせがカッコいい天彩くん、と眼福ですね」
ルーシドが皆の装いを褒めると、天彩も明るく笑む。
「そちらのは……浴衣? 浴衣でいい? 異国情緒あふれるねぇ」
「誉められると照れますね、確かに着慣れておりますが……は、天彩くんが疑問符に満ちてる。浴衣です! 合ってます! 着道楽の僕と違って、普段と異なる装いの皆様はまた新たな魅力に満ちておいでです」
「冥夜さんはいつも着物着てるから変わり映えしな……嘘嘘、似合ってるよ!」
「変わりなく似合ってるって? ははは天彩褒め上手ー」
冥夜は天彩の狐面ごとつつこうとして手を伸ばした。そのまま和気藹々とした雰囲気で会話は進んでいき、一行は境内の中を仲良く歩んでいく。
その中で男子組が何やら会話をはじめる。
「女性二人の麗し艶やかな浴衣は眼福だし、華があるね」
「勿論普段和装な美青年の着こなす浴衣も抜群……」
冥夜の言葉に対してルーシドがうんうんと頷いて答えた。すると冥夜は天彩たちにふと問いかける。
「ところできつね男子二人に聞きたいんだが、浴衣女子は好きか? 一寸した市場調査を兼ねて聞きたい」
「え? 浴衣女子?」
「おおっと思ったより直球な男子トークがきましたねぇ!」
首を傾げる天彩に続き、ルーシドは可笑しそうに笑った。そして、ふたりは調査について答え出す。
「勿論浴衣な女の子は大好きですけど……」
「そうだなぁ、いつもとちがう格好で華やかだなぁって思う! ほら、リリィちゃんも小鳥さんも浴衣似合うねぇ、可愛らしいお花みたいで!」
そして、暫し考えた天彩は思いを更に言葉にする。
「こんな二人なら、化かされてもにこにこしちゃうよねぇ」
「見てよ冥夜くんこの男子陣の清純成分の違い。神の住まう山河と三級河川位に差がありませんかね」
こわい、と付け加えたルーシドだったが妙に楽しそうだ。
冥夜は素直な返答をした天彩からそっと目を逸らす。
「やめるんだルーシド」
今は眩しすぎる、と語った冥夜はピュアな成分を浴びて心が痛いようだ。だが、ルーシドに対しては容赦なく問う。
「ところでお前は俺と三級河川側だよな?」
「まぁ……うん」
(「……なんで俺、男二人に距離置かれたの??」)
二人が視線を交わす中、天彩はきょとんとしていた。その様子をそっと見ていた女子組は静かに笑っていた。小鳥とリリーベルは男性陣の後ろを静かに歩いている。
「改めて見るとコトリさんも大人っぽくてキレイでね、憧れちゃうわ!」
「ありがとうございます、リリィ。それにしても人が増えてきましたね」
互いの浴衣を眺めた二人は穏やかな気持ちを抱いていた。その際、小鳥は行き交う人達の流れに気付く。前は男性陣がしっかりと先導してくれているが、もし離れれば迷子になってしまうかもしれない。
「良かったら」
「うんっ!」
小鳥から差し出された手を握り返し、リリーベルは満面の笑みを返した。そうしてふたりは男子が盛り上がっているのを見守りながらついていく。
途中、市場調査という言葉が聞こえたことで小鳥も微笑ましい気持ちを覚えた。
「三人とも喜んでくれているようです」
「うん、男子トークも楽しそうで何よりかなぁ?」
リリーベルもくすりと笑い、神社の境内に並ぶ屋台をじっくりと眺めていく。その中で特に目に留まった遊戯屋台があり、小鳥はまずリリーベルに声を掛けた。
「射的をしていきませんか?」
「射的はしたことないわ! ぜひやってみたいの」
リリーベルが大きく頷き、前の男性陣を呼ぶ。小鳥も彼らに手を振って自分の考えを述べた。
「景品を当てられたら皆さんも驚くと思うんですがどうでしょう?」
「そうだね、あっちのみんなにも何かお土産買いたいな。なにがいいかなぁ」
「はい、サプライズなお土産です」
天彩もそれはいい考えだと答える。
仲間と合流したときのことを考える天彩は楽しい気持ちでいっぱいのようだ。
「実は射撃には少し自信があります」
普段から銃器を扱っているゆえに小鳥は少しばかり得意げに語った。その様子に頼もしさと期待を覚えたリリーベルがぱちぱちと拍手を送った。
「コトリさん、すごーい! 格好良いわ!」
「私が勝ったら、リリィの好きなものをご馳走して貰いましょう」
「勝負もさんせー! じゃあね、リリィが勝ったらね、コトリさんの好きな物を買ってもらっちゃお!」
女子二人が仲良く語っている中、天彩と冥夜も頷く。
「あっ、射的いいね!」
「お、射的。銃は撃ち慣れていないが面白いんだよな、これ」
折角だし一勝負していこうと答えた冥夜も乗り気だ。小鳥は強そうだな、と感じた冥夜は気合を入れた。
勝負の内容はこうだ。
弾は各々五つ、景品が多く取れた人が勝ちというもの。
一番の人は先程にリリーベルたちが語っていたように屋台の好きなものを奢られる権利だ。
「リリィや天彩はやったことある? ないなら教えよう」
「俺はやったことあるけど、お土産持って帰れる自信はないな! 上手な人に任せた!」
「メイヤ先生、ご教示お願いしますっ」
「俺は買ったらお好み焼きがいい」
「あ、リリィはフルーツ飴が良いわ」
「賭けるの? 俺はりんご飴がいい~」
冥夜はやる気満々で銃を構え、わくわくしているリリーベルは欲しい物を言葉にする。天彩も希望を語り、既に射的を始めている小鳥の様子を瞳に映した。
「おお、小鳥さん、すごい様になっている……!」
褒められたことで小さく頷き返した小鳥は、そっと浴衣の胸元を正した。
「お好み焼きもいいですね。もし負けても後で買って一緒に食べましょう」
「皆さんが驚くくらいね、お土産たくさんになりますよーにっ!」
仲間がわいわいと楽しんでいる中、ひとりだけ別行動をしているものがいる。それはルーシドであり、射的に目を輝かせる仲間からほんの少しだけ距離を取っていた。そうした理由はきらきらと輝く色褪せない時間を切り取るため。自前のカメラのシャッターを押せば、軽快な音が響いた。
「うん、良い感じ」
これこそ別行動の皆と、そして――何よりも全員のお土産に相応しい。
不意にシャッター音が聞こえたことでリリーベルはとびきりの笑顔を向けた。ルーシドがひらひらと手を振ったことで小鳥も視線を向け、銃を構えたポーズを取って見せる。
更に聞こえたシャッター音には冥夜も反応し、狐面から笑顔を覗かせた。天彩もしっかりとピースをすることで今の楽しさをアピールしている。そして、天彩は名案を思いついた。
「そうだ、次はルーシドさんを撮り返しちゃおうかな!」
「いいですね、撮りましょう」
「みんなでピースね!」
「悪くないな、これもまた思い出になる」
「はは、それはいい案です」
小鳥とリリーベルがぎゅっと寄り、冥夜もルーシドの方に向かった。
それから仲間たちは射的の勝敗など気にならなくなるくらい大いに楽しんだ。誰がどの屋台に向かい、どのようにして奢られたのか。それは――今宵に撮った写真の中に収められている。
●白狐のお土産
神社の境内に入る前、鳥居の前にて。
「きつねさんのお面……。たくさん、あるのね」
「狐面を被るの? 面白いね!」
ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)と茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)は屋台の棚にずらりと並ぶ狐面を見上げ、目を細める。狐面を付けて巡る祭のため、今宵は何かしらの面を付けるのがマナー。
そんな中でルリラが選んだのは――。
「わたしは、これにしようかな?」
顔上半分を覆う黒狐の面は花火が頬に咲いており、目尻に紅が引かれているのが印象的なもの。
同じく雪璃も面を選んだ。それは鈴付きの白い口面だ。白地に紅と紫の模様が入っているのが個性的で良い。
雪璃はその場でくるりと回り、自分の様相と周囲の様子を確かめた。緋月・ハク(真白の夢渡り・g04846)はその隣に立っており、祭のはじまりに期待を寄せている。
彼は勿忘草と紫苑が咲く宵色の甚平を纏っており、黒狐の面を合わせていた。
狐のお面は相棒を思い出す。それゆえに目元に紅、頬に椿一輪が描かれた総面が相応しい。
「面を被るって不思議な気分! でも違う自分になったみたいで楽しい~!」
辺りは様々狐でいっぱい。
見ているだけで賑やかで、楽しそうで――皆の顔が見えなくてもわくわくしてくる。そう語ったハクの傍ら、宵霞・リアク(夜風奏・g08397)は仲間の装いを眺めていた。
リアクは白い流水紋の入った黒地の浴衣を着ており、面を選んでいる。
「選ぶ面もそれぞれ個性出るもんだな。そうだな、俺は……」
これにすっか、とリアクが手を伸ばしたのは目元に鬼灯を描いた上半面の黒狐。選び取った面を装着すればこれまでとは違った感覚が巡ってきた。
「おう、全員よく似合ってるぜ」
「あは、妖世界みたいでちょっと楽しいや」
「ほんとだね~!」
「みんな、きつねさん……」
リアクが声を掛けたことで雪璃が楽しげに笑い、ハクとルリラもこくりと頷く。行こうぜ、とリアクが先頭を進んだことで皆もその後についていく。
「祭は見た目も賑やかで、空気感もいいよな」
こうして行き交う人々を見ていると全員で楽しんでいる空気が感じられた。
「流石お祭り……! 良い匂いするし、すごく楽しそうな聲ばかりだ」
「ん。おまつりはこうでないと、ね。みんなが楽しく笑みを咲かせてるから、幸せな気分になれるの……」
「はしゃぎすぎて転んだりすんなよ?」
ふらりと先を目指していく雪璃とルリラを見遣り、リアクは悪戯っぽく笑う。勿論だと答えた雪璃はたくさんある屋台に視線を向けてから、皆の方に振り返る。
「まずは何処から行こっか?」
「どこも、楽しそう……」
「どれにするか迷うよね!」
「私は綿飴が食べたいなあ。遊戯屋台ならヨーヨー釣り!」
「わたあめにヨーヨー? イイねー!」
ルリラとハクが迷っている中、雪璃は自分の主張を言葉にした。元気のいいことだと感じたリアクはふと思い立ち、皆を見渡しながら告げていく。
「おー、おー。綿飴でもヨーヨーでも好きなもん選べ。綿飴は俺が奢るぜ」
「え!? リアクふとっぱら! お言葉に甘えて選んじゃおーっと」
黒狐には内緒な、と付け加えたリアク。その提案に驚きつつ、雪璃は嬉しさをあらわにした。ルリラも心があたたかくなる感覚を抱き、視界に入った店を指差す。
「……じゃあ、わたあめを買ってからヨーヨー……いこっか?」
「ん、最近の綿飴って味ついてんのか」
「わあ、ほんとだ色んな味ある! 私はソーダにする!」
カラフルな綿菓子が並ぶ屋台は華やかで楽しげだ。リアクが興味を示すと雪璃も瞳を輝かせる。ハクもどれにしようか悩み始めている。わたあめも現代ではいろんな味があるのだと知ったルリラは、チョコレート味を選んでみる。
「これ……食べてみるの。雪璃さんは、ソーダ味?」
「イチゴにチョコにソーダって、すげえな。ルリラそれ美味いか?」
「ふふ……よかったら、ひと口どうぞ?」
リアクの視線を感じたルリラは買ってもらったばかりのわたあめを差し出した。雪璃も自分が選んだものとは違う味に興味があるらしく、そっと寄ってくる。
「あ、ルリラのそれおいしそ! 一口交換しよ?」
「ん……交換、しましょう」
「んー! ほんとにチョコの味する! おいしー!」
「……わ……すこしパチパチするの。ハクさんは……甘いの、好き? よかったら、どうぞ」
「あっは、あまいのすきだよ。ルリラの貰ってイイの? いただきまーす!」
その間にハクはピンク色が愛らしいイチゴ味のものを選んでいたようだ。ルリラから貰ったチョコレート味を口に放り込み、ハクは頬を緩める。
「わ、チョコの味なのにふわふわ~。じゃ代わりに僕のイチゴ味もあげる! ほんわかイチゴおいしーよ」
にぱっと笑ったハクは、どーぞ、とわたあめを示した。
「ハクさんのも、いただきます。――ん。こっちもおいしい。リアクさん、ごちそうさまなの」
「リアクはごちそーさま!」
ルリラがお礼を告げたことで雪璃もリアクを見つめる。
明るい笑みが巡っていることを嬉しく感じ、リアクは「どういたしまして」と笑って答えた。そうして、甘味タイムが終われば次は遊びに全力で向かう時間。
「次ヨーヨー釣りのターン!」
意気揚々と進むハクを先頭にして一行は夜店の前まで訪れる。色とりどりのヨーヨーが並ぶ店を前にして、リアクは腕組みをしてみせた。
「雪璃、ヨーヨーいくつ釣れるかで競争でもするか?」
「競争? いいよ、負けないから!」
「ふは! ちっせえ時からこれは得意だったんだ」
腕まくりをする雪璃はとてもやる気のようだ。ルリラは皆を見守ることに決めて後ろにそっとついた。
リアクはテンポ良くヨーヨーを釣り上げていき、ハクも思い切って挑戦してみる。
「あ、これなんかたのし~」
「ハクは何色の釣れた?」
「ほえ、色? んとね、いっぱい!」
「ぉおー、ハク上手! 色んな色釣れたんだね」
「こっちの黄色いのがキヨリで桃色はルリラかな? で、黒いのがリアク~」
みんなにあげる、といって差し出したハクは自分の白は手の中に収めている。
「……ヨーヨーもらっていいの? ……ありがとう。桃色、好きな色なの」
「あ? 俺にもくれんのか。サンキューな、ハク」
ルリラは皆の成果に拍手をしながら微笑み、リアクもヨーヨーを受け取った。
「私もいいの? ありがとー! ……て、わ! リアクすごい数!!」
「みんな、じょうず」
「リアクもたくさんだ~。みんなへのおみやげになりそ?」
「んじゃ、これは土産もんのひとつにすっか」
「お土産にするのも、いいね。遊んだお土産話も一緒に、ね」
大漁のヨーヨーを袋にまとめたリアクは満足気であり、ルリラもほわほわとした気持ちになった。
勝負は楽しく進み、仲間たちは次のお土産探しに向かう。
「そうだ! 他のお土産は何にしよ? かき氷屋台は……後で合流した時に教えてあげるとして、何かいいのあった?」
「お土産……わたし、フルーツ飴にしよっかなって」
いちご飴にあんず飴、もも飴。
さっき飴屋さんでいっぱい見かけたの、と話したルリラは屋台がある方向を示した。
「フルーツ飴いいな。俺も食う。オススメのフルーツあるか?」
「飴もいいねえ! 私あんず飴たべたーい。あとはみんなが付けてる狐面に似た根付とかあったらいいなあ」
「根付もさがしてみましょう」
「面の根付もフルーツ飴もすてきッ! 飴屋さん行く途中で根付も見つけられたらイイよね」
甘くて美味しい時間が再び訪れることを感じつつ、仲間たちは進む。
その最中に雪璃が提案したことにリアクたちは快い同意を示した。交わされる会話は様々で皆が楽しいことばかりを語る時間が好ましい。
「いいんじゃね、思い出の品ってやつだな」
「思い出の品、僕も欲しい~」
「そうそう! 今日、みんなでお祭り行ったっていう記念の!」
「じゃあ屋台探ししながら、もう少し楽しもうぜ」
ヨーヨーを弾ませたリアクは、冥夜が驚くもんねえかな? と言葉にした。其処に悪戯心も添えて――もうひとめぐりすれば、更なる楽しさが見つかるはず。
お土産選びに屋台巡り。どれも、みんながいるからすごく楽しい。
リアクと雪璃が楽しさを満喫する中で、ルリラが静かに笑む。ハクは仲間たちの様子を微笑ましげに見つめた。
こうやって迷う時間も大切なもの。何を探すかもまた悩みどころ。
(「でも僕は知ってるんだ」)
――何を選んだって、みんなの笑顔になるってことを。
●続いてゆく時間
狐面と灯が彩る宵祭のひととき。
夜は次第に更けていき、時の流れにつれて賑わいも増えていく。
「見て、あれって……!」
不意に誰かが前方を指差す。仲間たちが視線を向けると、其処には見知った者たちの姿があった。
そうして、黒狐と白狐が出逢う。
夜の邂逅を果たした者たちの眼差しが重なれば笑顔の灯火がふわりと燈される。此処からもまた楽しい時間が流れていくこともまた、誰もが知っている事柄だ。
深く、深く、夜は巡る。新たな日々を願う先にあるものは、きっと――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【影忍び】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【腐食】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV8になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!