飛来するモノ(作者 彌厘
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#最終人類史(新宿島)  #【《七曜の戦》中国雲南省防衛】アーディティヤ対空戦  #《七曜の戦》  #人類史防衛戦『中国雲南省』  #蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ 

●中国雲南省にて
 空が巨大な何かに覆われていた。高度数十キロメートルの位置にありながらもそれはあまりにも巨大で全容はわからない。
 その巨大な影からこちらに向かって何かが落ちてきている。それは落ちながら胡坐をかき両手を合わせ座禅を組んでいた。インドの神話に登場する半人半鳥の霊鳥ガルーダを模したアーディティヤだ。『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』のトループス級クロノヴェーダである。それが群れを成し雲南省を手中に収めようと攻めてきたのだ。

●新宿駅グランドターミナルにて
 ついに《七曜の戦》が幕を開け新宿駅も物々しい雰囲気となっている。それでもシェスト・ツリュクベコメン(サイボーグの殲滅機兵・g03339)は集まった復讐者たちを前にいつも通りに説明を始めた。
「皆知っての通り七曜の戦の影響ですべてのディヴィジョンが『決戦時空』に揃い、世界各地で戦端が開かれている。当然最終人類史を狙うクロノヴェーダもいるため、奪還戦だけではなく防衛戦も必要だ。よって皆には最終人類史の『中国雲南省』の防衛を行ってもらう」
 シェストは鳥の化け物が写った写真を復讐者たちに見せる。
「今雲南省は空を浮かぶ巨大大陸『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』からトループス級アーディティヤ『ガルーダ』が降ってきている。これを地上から迎え撃って欲しい。最終人類史での作戦のため、残留効果も最大レベルで使用できる。こちらの方が有利な条件だ、落ち着いて対処すれば勝てない相手ではない」

 説明を終えた時先案内人は復讐者たちの顔を順に見て言う。
「雲南省は未だ帰還を行っていないため、人的被害が出る事はない。とはいえこの地を奪われるのは許しがたい。無理をする必要はないが、できる限り敵の討伐を行って欲しい。よろしく頼む」
 そう言ってシェストは頭を下げたのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【防空体制】
1
周囲が、飛行する存在を察知しやすい世界に変わる。ディアボロスが屋外を飛行中の敵を発見するまでに必要な時間が、「効果LVごとに半減」する。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

彌厘
 このシナリオは《七曜の戦》に関連する特別シナリオ「人類史防衛戦」の一つです。舞台は最終人類史の中国雲南省。
 新宿島での戦いなので残留効果を最大レベル(LV10)で使用可能です。また、普段は戦闘で有効にならない【飛翔】も、今回は上空からの襲撃という事で有効に作用するようです。空中戦も地上からの迎撃戦もどちらも可能ですので、お好みの戦い方で臨んでください。
 それでは、素敵なプレイングをお待ちしています!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


イツカ・ユメ
人的被害が無いのなら、周りを気にせず戦えそうだね。
全力で守り切るよ!

怖いのも痛いのも、今は全部吹き飛ばして。
勇気の歌で、心に翼を。
金色の光の熱よりも熱く、熱く、魂を燃やして。
希望を胸に【飛翔】して、霊鳥達を迎撃するよ!

周囲の皆の状況も確認して連携を取り合い、
皆が攻撃し易い位置に霊鳥達を誘導して一網打尽にしちゃうよ!
ほらほら、ここまでおいでー!


クロム・エリアル
…蛇亀宇宙
常識の範囲外
確かにこれならば、敵の侵攻を許さない最善の手
迎撃任務了解
これだけ残留効果があるなら、クロムも実力以上の力を行使可能
戦闘行動、開始

先ずは敵索敵を行う
物陰に隠れ、光学迷彩を使用
防空体制を使用
飛行する霊鳥ガルーダ……その存在を見つける
敵を先んじて発見できるのは、非常に有利
発見し次第迎撃行動開始
双銃『Libra』を構えて最高速度の飛翔で上空のガルーダまで接近
例え敵が空だろうと、此方も飛べるのなら此方の距離
Ex.Skill.Beating
零距離まで近付き、マズルスパイクで『連撃』する
未来予測……これが10秒先の世界
嵐によって吹き飛ばされた位置から適切な軌道を計算
再攻撃に移る


●魂を燃やして
 空に浮かぶ巨大な大陸。
 それを見上げてクロム・エリアル(近接銃士・g10214)は冷静に呟く。
「……蛇亀宇宙。常識の範囲外。確かにこれならば、敵の侵攻を許さない最善の手」
 何しろ大陸そのものが高度数十キロメートルもの高さにあるのだ。簡単には近づけないし近づけたとしても迎撃されてしまうだろう。それ故に着実に力を付けてきた強力なディヴィジョンなのだ。
 しかしここは最終人類史。ここでならばクロノヴェーダには使えない残留効果がすべて最大レベルで使える。
「これだけ残留効果があるなら、クロムも実力以上の力を行使可能」
「そうだね。わたしも力がみなぎってくるよ!」
 クロムの隣でその力を確かめるようにイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は拳を握りしめる。
「それに人的被害が無いのなら、周りを気にせず戦えそうだね。全力で守り切るよ!」
 クロムとイツカはうなずき合うと同時に空へと【飛翔】する。
 幸い敵は雲しか遮るものがない上空から降下してきている。索敵するまでもなく丸見えだ。
 クロムは一番地上に近い二体の敵へと時速九百キロメートルで一気に肉薄。大型の銃型ガジェットの双銃『Libra』にパラドクスの力を込める。
「――っ復讐者か!?」
 突然目の前に現れたクロムにガルーダたちは驚きの声を上げる。
 それに構わずクロムは双銃の銃口につけられた近接打撃用マズルスパイクで相手の頭を連続で殴打した。
 それに続いてイツカも琴剣『smile song』を奏でながらパラドクスの込められた歌を披露する。
(「怖いのも痛いのも、今は全部吹き飛ばして。勇気の歌で、心に翼を」)
『いつか叶う、夢はきっと叶う……大丈夫。痛いのも、怖いのも、全部飛んでいっちゃうから』
 イツカのとろけるような甘い歌声とクロムの強烈な殴打を受けたガルーダたちは一撃で命が尽き地面に落ちて行った。
「よくも同胞を……!」
「我らの力、思い知るがいい!」
 ガルーダたちも座禅を止めて空中で戦闘態勢となる。二体のガルーダが翼の羽ばたきで嵐を巻き起こしクロムを吹き飛ばそうとする。さらにもう二体が全身から金色の光を放ちイツカを焼き払おうとした。
 二人は衝撃に備えて身構える。しかし受けたダメージは想像よりもはるかに少なかった。【ガードアップ】の効果でダメージが半減しているのだ。
(「これなら……! 金色の光の熱よりも熱く、熱く、魂を燃やして……いける!」)
 イツカはすぐに態勢を立て直した。
 クロムも吹き飛ばされながらも【未来予測】により相手の十秒先の位置を計算。空中で受け身を取ると再び攻撃を仕掛けようと空を駆けるのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。

迎撃命令、了承しました。実行するであります。
仲間と連携して迎え撃ちます。
上空から隠れられる遮蔽物があるなら身を隠し、
【光学迷彩】も使用して奇襲を図ります。
【防空体制】で敵を認識し次第攻撃を開始します。【パラドクス通信】で連絡を取り合い、仲間とタイミングを合わせます。
地上から【銀楯光波】を撃ちます。
頭上に掲げた魔力の楯のスクトゥムから、光線を発射して敵をなぎ払います。
反撃はスクトゥムで受け止め、ガードアップの効果で軽減し耐えます。

見た事の無い敵ですけど、これから対峙する機会も増えるかもしれません。良い経験であります。


エルマー・クライネルト
異国の神々を模したクロノヴェーダ共、ディヴィジョンごと我々を見下ろすとは正しく神気取りか
傲慢な神を地に落とすのも悪くない

【防空体制】で飛来する敵を事前に察知
飛翔する敵に此方も【飛翔】を発動し先行して接近する
操り人形から散弾銃を取り出しすれ違いざまに銃弾をぶち込み撃墜する
敵の掴み掛かりには相手が此方を捕獲していることを逆手に取り至近距離から射撃
別行動させているオラトリオに命じ装備させた回転刃で足を斬りつけ離脱

最高速度で飛翔し注意を引き、地上で戦う仲間の方へ誘導
【パラドクス通信】を使用して合図を出し、空と地上で皆と連携し多くを討ち取ることを試みる

我等の大地に不躾に踏み入ったことを後悔させてくれる


下弦・魔尋
※アドリブ・連携歓迎

あれがアーディテイヤかあ
すごいのからどんどん降ってくるねー
でもあんな奴らにここを渡すわけにはいかないもんね?
イヒヒ、だったら返り討ちにしてやろっと!

空中戦はあっちの土俵
わざわざ付き合ってやる事は無いね

【能力値アップ】してパラドクスを発動
先に敵の攻撃に対処
スピードを生かして回避
同時に『空風』から放出した風で少しでも嵐を相殺し上手く着地する
「あいにく風の扱いはボクの魔導機も負けてないんだよ♪」

反撃のパラドクスで牽制攻撃を回避した敵を
すかさず分身で切り裂く
「イヒヒ、分身をすぐ傍に出現させれば飛んでても無駄なんだよねー」

味方の攻撃に素早く追撃する動きを留意して攻撃するね
忍びらしくさ


●返り討ち
 エルマー・クライネルト(価値の残滓・g00074)も【飛翔】して戦闘態勢となったガルーダに最高速度で接近。
「異国の神々を模したクロノヴェーダ共、ディヴィジョンごと我々を見下ろすとは正しく神気取りか」
 彼はそう言いながら呪いの機械人形【Schrecken】に格納された小型散弾銃『Beschießung』を取り出す。そしてこちらを足で掴もうと襲い来る敵に銃弾を浴びせる。それを合図に人形とエルマーのサーヴァントであるオラトリオ『フルーフ』もそれぞれ別の敵に攻撃。操り人形の呪詛とフルーフによる回転刃剣『Demontage』の斬撃とエルマーの銃撃。そのパラドクスによる同時攻撃で三体のガルーダが何もできないまま地面に穴を作った。
「傲慢な神を地に落とすのも悪くない」
 不遜に笑いながら飛行する高度を下げる。
「我らと相見えて生きて帰れるなどと思うなよ!」
 エルマーを追ってガルーダたちも高度を下げた。
(「――今!」)
 建物の陰に身を隠し【光学迷彩】していたバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)がそれを見て物陰から飛び出す。素早く長方形の魔力の盾『スクトゥム』を頭上に展開。それは銀色の光の波を放ち四体の敵を蹂躙した。
「復讐者、まさかこれ程とは……!」
「しかし何の成果もなく退く訳には行かぬ!」
 ガルーダたちは一斉に全身から金色の光をバトラへと放った。
 彼女はそれをスクトゥムで受け止める。
(「見た事の無い敵ですけど、これから対峙する機会も増えるかもしれません。良い経験であります」)
 そう考えながら【ガードアップ】で耐えれば【アヴォイド】も発動し幸運にもダメージを全く受けなかった。
「防ぎきられただと!?」
 驚きに目を見開くガルーダたち。
「イヒヒ、ぼーっとしてていいのかな?」
 そのガルーダたちの動きを下弦・魔尋(淫魔導機忍・g08461)は金色の瞳を魔眼へと変え見ていた。パラドクスの力で敵の行動を学習した魔尋は分身をそれらのすぐそばに召喚。
「何ィ!?」
 反応の遅れたガルーダたちを彼の分身は先端に刃の付いたウィザードロッドの魔忍刃杖『卯杖(うづえ)』で次々になぎ払い仕留めていった。
「イヒヒ、分身をすぐそばに出現させれば飛んでても無駄なんだよねー。魔導機を使うまでもなかったね!」
 魔尋は妖しく笑いながらウィンドオーブが動力の鷲型魔忍機械の風遁機械忍鷲『空風(からかぜ)』をなでつつ辺りを見回す。リグ・ウェーダから降ってきたガルーダはすべて討伐してしまっていた。
「やっぱり能力値を全部上げられるのは強すぎだね♪」
 地上に戻ったエルマーも鷹揚にうなずく。
「ああ。奴らは今頃我らの大地に不躾に踏み入ったことを後悔しているだろう」
「でも最終人類史でなければ、こんなに簡単にはいかなかったでしょうね……」
 巨大な大陸を見上げてバトラが言った。
 何はともあれ敵を殲滅し最終人類史を守る事ができた。後は少しでも多くの土地を取り戻すために奪還戦に集中しよう。そう決意も新たに復讐者たちは新宿島へと帰還したのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【防空体制】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年08月19日

【《七曜の戦》中国雲南省防衛】アーディティヤ対空戦

 このシナリオは《七曜の戦》に関連して発生する特別シナリオ人類史防衛戦の一つです。
 このシナリオでは、ディアボロスが奪還した「大戦乱群蟲三国志」の南側「中国雲南省(うんなんしょう)」に攻め寄せる「蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ」のクロノヴェーダに対して、「迎撃戦」を行ないます。
「迎撃戦」を成功させれば、最終人類史の「中国雲南省」周辺地域を防衛する事が出来ます。

※最終人類史
 戦場が『最終人類史』の領域であるため、戦闘関連の残留効果(効果2)は最大レベルで発揮されます(効果1は10LV)。
 その為、難易度が下がっており、有利に戦闘を行える代わりに、獲得できるEXPとPPが通常よりも少なくなっています。



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#最終人類史(新宿島)
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#【《七曜の戦》中国雲南省防衛】アーディティヤ対空戦
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#人類史防衛戦『中国雲南省』
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#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ


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選択肢👾大群のトループス級『ガルーダ』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。