リプレイ
シル・ウィンディア
鮫?
鮫漢??マッチョさん??
…なんか、暑苦しそう…。でも、油断はせずに行くよっ!
さて、派手にってことだから、こういう手はいかがかな?
世界樹の翼type.Bにして、誘導弾を連射。
狙うは敵港湾施設へっ!
派手に行きましょうかっ!!
誘導弾を撃ちながらも高速詠唱を開始して、敵を視認できたら炎氷輪舞奏!
こっちはパラドクスだからあなた達にも痛いよっ!
炎と氷のパラドクス連弾で敵を撃ち抜くよっ!
さぁ、ディアボロスがやってきたよっ!
目一杯やりましょうかっ!!
敵の攻撃は…。
うに?から逃げようとして動くけど追尾するなら
マントで体を覆って防御を行うよ。
…痛いけどね。ものすごく痛いけどね。
でも、耐えたら後は攻撃あるのみっ
●開戦。舞い踊る炎と氷
施設を見下ろせる高台にシル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)の姿は在った。
「さて、派手にってことだから、こういう手はいかがかな?」
シルは愛用する杖を取り出すと魔力を籠める。白銀の杖に魔力のラインが走り、只の装飾だった風翼は大きく開き杖頭の藍鉱石で作られた蕾が今花開いた。
変化はそこで終わらない。主たるシルの精神に感応し更に大きく大胆に形を変えていく。杖は銃身に、グリップが形成され、その先にトリガーが出現する。
シルはライフルへと変形した愛杖を構える。澄んだ青い瞳がスコープ越しに捉えるのは敵港湾施設。
「派手に行きましょうかっ!!」
発砲。ライフルから放たれた弾が施設へ着弾し爆音と共に火の手が上がる。その時点で既にシルは元の場所に居ない。
「燃えさかる炎よ、凍てつく水よ……」
魔力を練り上げ詠唱を開始しながら、シルの姿は既に施設にあった。
「なんだなんだどうした!?」
「敵襲! ディアボロスだ!」
シルの先制破壊にシャークマッシャー達は慌てて姿を現す。筋骨隆々な体躯にサメの被りものという珍奇な彼らを見て、シルの目は大きく開かれる。
(「鮫? 鮫漢?? マッチョさん??」)
「混じりて力となり……」
クエスチョンマークを飛ばしながらも詠唱は止めない。
(……なんか、暑苦しそう……でも、油断はせずに行くよっ!」)
「我が前の敵を撃てっ!!」
即座にパラドクスを発動させる。シルの右手には炎、左手には氷の魔力弾が生み出され放たれた。
「ぐおおおっ!?」
機関銃もかくやという炎と氷の銃弾の雨。シャークマッシャー達は真正面からモロに喰らってしまう。
「さぁ、ディアボロスがやってきたよっ! 目一杯やりましょうかっ!!」
ビシッとポーズを決めるシル。勿論その間も氷炎の銃撃は止ませない。
「ええい、タリホー!」
襲い来るパラドクスの魔力銃撃の先、ディアボロスの姿を捕捉したシャークマッシャーは、その剛腕で突起塗れの嫌いを投げつける。
「うに?」
己へ飛んでくる機雷を見て思わず特定の海洋生物が頭に浮かぶシル。しかしこれは敵のパラドクス、そんな可愛らしいものではない。
「くっ!」
避けられるものではないと咄嗟に判断したシルはマントで体を覆う。風の妖精の厚き加護が彼女の体を包み込む。そして接触。爆発。
「……痛いけどね。ものすごく痛いけどね」
舞い上がった土煙の向こうから、なおも炎と氷の魔弾は襲い来る。
「でも、耐えたら後は攻撃あるのみっ」
可憐で華奢な体に鋼の如き意思を宿して、シルは己の傷も厭わずに敵を屠り続けていた。
成功🔵🔵🔴
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
月見里・千隼
※連携、アドリブ歓迎
サメと戦えると聞いて来たが…何だあれは…?サメのおっさん?
本来のサメはああもむさ苦しくないぞ!
(ドン引くB級サメ映画好きの騎手)
【水面走行】は当然使用する
他に何か使える残留効果があればそれも使おうか
『五月雨月』で背中にガトリング部位を持つガトリングメカシャーク軍団を召喚し
貴様らに数多の弾丸を撃ち蹂躙してやる!
その程度の鮫肌なんぞ俺のサメ達にとってはやすりどころか金属磨きの布にもならん
反撃のアッパーが急所と顎に直撃するのは勘弁だな…
敵の腕などに撃ったサメ達の弾丸の勢いでアッパーの狙いを逸らせてダメージを抑えていこう
アリア・パーハーツ
※アドリブ・連携歓迎
……か、
可愛くない!!!(絶望しながら大絶叫するサメ好き)
別にマッチョは否定しないけど、だめ、お前はダメだ
本物の可愛いサメを見ろ!!!
お前等の目論見ごと喰らい尽くしてやるのだぜ
檻を召喚、中に放つのは三匹のホホジロザメ
地を這い空を舞い水中では無敵の勢いで敵に齧り付く
追尾してくる機雷には独鈷杵を投げて爆発させる
ボク様の可愛い子たちをストーカーは許しません
●サメ好きによるおっさん(サメ)への評価
「……む」
「……か」
筋肉を誇示しながら向かってくるシャークマッシャー達を前にして、月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)とアリア・パーハーツ(狂酔・g00278)は。
「むさくるしい!!」
「可愛くない!!」
同時に絶叫した。
「サメと戦えると聞いて来たが……何だあれは……?」
サメのおっさん? と千隼は仮面の奥の赤い瞳を瞬かせる。消えない、幻覚ではない。見間違いでも、無い。
「本来のサメはああも苦しくないぞ!」
叫ぶ千隼の脳内に蘇るのは、スクリーンの向こうで大暴れしてきた数々のサメの勇姿。そう、深海から忍び寄るハンターであり、時に竜巻に乗って空を飛んだり、時に地面の中を潜って陸上で襲ってきたり、時に頭が二つあったり……映画の内容故か少々偏った姿もあるが、それでもおっさんは無かった……無い、筈だ、うん、あの界隈は広いけど、このネタはまだない、よね……?
……兎にも角にも、アレをサメと認める気は千隼には一切無い。そしてそれはアリアも同様だ。
「別にマッチョは否定しないけど、だめ、お前はダメだ」
紫の瞳に怒りを灯し、赤い髪を振り乱して全身で全力のNOを突き付ける。
「本物の可愛いサメを見ろ!!」
一般的にサメと言われれば、恐ろしい、怖いといったイメージが最初にあがるかもしれない。けれど、中には愛嬌のある外見をしたものや、決して狂暴ではない生態のものもいる。アリアにとっての『可愛いサメ』の定義がそれであるかはともかく、一つだけ確かな事がある。それは。
マッチョのおっさんサメは可愛くない。
故に、ぶっ潰す。
サメにはサメをぶつけんだよ、とでも言わんばかりに二人はパラドクスを発動させる。千隼の傍らにはガトリングを背中に着けたメカシャーク軍団が出現、同時に敵味方全てを取り囲むような巨大な檻が顕現すると、アリアの隣に三匹のホホジロザメが現れた。
現れたメカシャークとホホジロザメを見て、シャークマッシャーはむぅ、と唸る。
「片方は銃器を背負っている。もう片方は俺達と顔立ちが似ている……どうやら俺達は同種のようだな」
「一緒にすんなぁ!?」
千隼の突っ込みと共にメカシャークから無数の魔力が込められた弾丸が撃たれ。
「目ぇ腐ってるのかな!?」
悲鳴のような声をあげるアリアの元からホホジロザメが飛び出す。
「ぬおおお、何のこれしき……!」
シャークマッシャーは全身で魔力銃弾を浴び苦痛の声を漏らしながらも、一瞬で間合いを詰めて丸太のように太い腕に力をこめるとメカシャークの胴体にアッパーカットを打ち付ける。金属同士が激突したかのような激しい激突音。そしてぎゃりぎゃりと硬い物同士がこすれる音が響く。彼らの鮫肌がメカシャークの胴体を削り取らんとしているのだ。
「その程度の鮫肌なんぞ俺のサメ達にとってはやすりどころか金属磨きの布にもならん」
「ぬぅ! ならばお前の方から削ってくれよう!」
千隼のいう通りメカシャーク軍団はまだまだ健在で、さらに銃弾を浴びせる。被弾しているシャークマッシャーは次に千隼へ向けて飛び込んできた。
「急所と顎に直撃するのは勘弁だな……」
メカシャークの猛攻を受けながら襲い掛かるアッパーカットを、それでもなんとか最小限のダメージに抑えつつ独り言つ。千隼もメカシャークもまだまだ体力も戦意も十分だ。
一方、アリアの呼び出したホホジロザメたちは地を這い空を舞い、シャークマッシャーの背後に忍び込んでいた。
「お前等の目論見ごと喰らい尽くしてやるのだぜ」
「ぐあっ!? 同族食いをする気か!?」
「同族じゃないから!」
噛みつかれて呻きながら頓珍漢な事を言うシャークマッシャーに思わず突っ込むアリア。しかし彼女の表情は彼らが握る機雷を見てすぐに真剣なものになる。
「ボク様の可愛い子たちをストーカーは許しません!」
ホホジロザメに投げつけられる機雷へ独鈷所を投げつけるアリア。爆風がその体を苛むが臆した様子は微塵も無い。
二人のサメ好きによる全力のダメ出しによって、シャークマッシャー達の数はどんどんと減らされていくのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【水面走行】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
弔焼月・咲菜
こいつは鮫…鮫…本当に鮫かてめぇ?なんともまあ、随分とむさ苦しい鮫がいたもんじゃねぇか。
…まあいい。相手がどんなフカヒレだろうと、クロノヴェーダは残らず惨殺すると決めている…狩らせてもらうぞ。
使える残留効果は全て使用。
一撃で倒せそうな敵、または単独で行動している1番近い敵から狙って一気に接近し、そのまま真っ二つに切断していく。
敵の攻撃は最低限致命傷だけは避け、後の攻撃は基本的に無視。全ての感覚を攻撃に回す。
結局どんだけむさ苦しくても、所詮は水死体にすぎねぇか…。…小兵が。
●獣が蹂躙する
「こいつは鮫……鮫……本当に鮫かてめぇ?」
他のディアボロス達に倒されていくシャークマッシャーを眺めて弔焼月・咲菜(葬不送動の報復者・g01723)は呆れたように独り言つ。
「なんともまあ、随分とむさ苦しい鮫がいたもんじゃねぇか」
筋肉を躍動させ暴れるシャークマッシャーの姿に、苦々しい表情を浮かべる咲菜。
「……まあいい。相手がどんなフカヒレだろうと、クロノヴェーダは残らず惨殺すると決めている」
狩らせてもらうぞ、と赤茶色の瞳を細め手近な単独行動しているシャークマッシャーに狙いを定める。
「餌の時間だ。鳴け……」
抜き放つ大きな刀は、これまで浴びた血を全て吸ったかのように、怪しい深紅の輝きを刃に宿す。
「……ハァッ!」
咲菜の意識が己の内側に向けられる。肉と血と臓物の中を駆けまわり這いまわる『モノ』がある。全てを壊さんとする衝動、全てを喰らわんとする欲動。咲菜は『ソレ』を追い立てる。末端から中央へ、そして利き腕へ、指先へ、柄へ、そして深紅の刃へ。
「……ラァッ!」
振るう。一見しただけでは雑にも見える動き、しかし、その動きは鋭く重く。
鳴く。獲物を前にした獣の歓喜のような、不倶戴天の敵を前にした咆哮のような鳴声を軌道に残して刃が振るわれる。
斬りつけられたその個所から、シャークマッシャーの体内へ『ソレ』が放たれる。獣の如き顎を拓き、牙を突き立て、肉を貪り、その内側から食い破っていく。
「ぐあああああっ!!」
苦痛の声をあげる体から鋭いアッパーカットが放たれる。
「ッアァッ!」
しかし咲菜は怯まない。微動だにしない。放たれる一撃が致命に至らぬ限りは無視をする。衝撃と痛みが体を駆け抜けるが、無視。全ての感覚を次の一刀へ。
眼前に動く者が消え去るまで、その刃は振るわれ続けた。
成功🔵🔵🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
エトルリア・メイオール
連携、アドリブは歓迎だぜ
サメだ!
……いや、サメか?どう見てもおっさんだろ!
ま、どっちでもいいや
やるならかかってきな!
敵が剛ならこっちは柔だ
水竜の鱗で敵のパワーをいなしながら戦うぜ
体の表面に水の魔力を纏い、敵のアッパーを表面だけ滑らせていなし、返しにヒレの刃で斬って反撃だ
水流攻撃に対しても、鱗で表面だけを滑らせ致命傷を防ぐぜ
反撃はヒレをカッターとして飛ばし斬り刻んでやる
機雷についてもこっちに着弾する前にカッターで破壊してダメージを防ぐぜ
狙いを絞らせないよう撹乱しつつ戦い、十分な間合いに近付けたらヒレの刃で直接切り裂いて離脱だ
剛能く剛を断つのも立派な戦術だぜ
●柔と剛を使い分け
施設のあちこちで爆発が起こり続け、火の手があがる。
その炎で生み出されるディアボロスに襲い掛かるシャークマッシャーのシルエットを見て、エトルリア・メイオール(ロストロード・g01211)は思わず叫ぶ。
「サメだ!」
しかし新しく上がった火の手にむきむきの筋肉が照らされると。
「……いや、サメか? どう見てもおっさんだろ!」
真実の姿が見えてしまった。
「……ま、どっちでいいや。やるならかかってきな!」
少々頭が痛くなるような光景だったが、エトルリアはかぶりを振って気分を改め、パラドクスを発動させる。
「舞え! 流れ往け! 竜の清水!」
招くは『水』を司る竜の力。解放された力は姫巫女たるエトルリアの伝承した血に従い、その身に宿る。次の瞬間彼女の姿は大きく変じていた。彼女が生来持ち合わせる柔らかく鮮やかな緑の竜の翼。そこに更に、水の魔力で形成された薄青色のヒレと鱗が形成される。
「ほう、貴様も鱗を持つ者か。これは驚き目からウロコだ!」
エトルリアの変化に気づいたシャークマッシャーの両目から、勢いよく水が放たれる。まるで鱗のような形状に変化した水は、超スゴイ殺人レベルの高圧水流となって彼女に襲い掛かった。
「いや一緒にすんな!」
襲い来る水流を回避は不可能と判断したエトルリアは、水の魔力で作られた鱗で身を守る。激しい衝撃と共に激突した水流をなんとか表面で滑らせて致命傷を防いでいく。
「敵が剛ならこっちは柔だ」
水竜の鱗で強烈なパワーの水流をいなしつつ腕を振るう。するとエトルリアの作り出した水の魔力のヒレが射出される。
「ぬおっ!?」
カッターのように鋭いヒレが飛来しシャークマッシャーを切り刻んでいく。
攪乱するように飛び舞うヒレカッターに注意が向き、エトルリアの姿がシャークマッシャーの意識から外れた一瞬、彼女は一気に間合いを詰めてヒレの刃で直接、その分厚い胸板を袈裟懸けに斬り裂いた。
「剛能く剛を断つのも立派な戦術だぜ」
離脱しながら反撃の水流をいなすエトルリア。その後も柔と剛を的確に使い分け、残された敵を倒して回る。
●
やがて、施設内の全てのクロノヴェーダが倒される。ディアボロス達は内陸部へ撤退を開始しながら、残った弾薬やパラドクスをありったけ施設へと叩きこむ。
離島奪還の部隊再編のために出撃していたクロノヴェーダ達が慌てて戻ったころには、既に基地はただの残骸と化しているのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【水中適応】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!