リプレイ
神山・刹那
空中戦か
厄介だな。俺は飛ぶことができねぇ
ま、だからって負けると決まったわけでもねぇ
飛べないなら、飛べないなりの闘い方があるのさ
森の茂みに隠れながら相手の巡回ルートを確認する
飛行音が聞こえたら茂みの中に隠れ気配を殺して気づかれないようにする
拠点への攻撃のために、どのルートが安全かを確認する
「しかし、熱センサーを使われたら一発でバレそうなもんだが、そこまで便利な物は身に付いてないらしいな。有難い限りだ」
「なるほど、上手く地形を活かしてやがるな」
南東と南西から流れてくる二筋の川が合流する地点に、砦はある。川は合流し、北へと流れて海へと至るという。
砦を確認した神山・刹那(梟雄・g00162)は振り返り、川を遡って敵将・板垣信方の所在を窺う。
「厄介だな。俺は飛ぶことが出来ねぇ」
流れ出る汗をぬぐいながら、刹那は川を遡っていく。川沿いには細い道があるが、人目につくその道を刹那は避け、山を分け入って森の中を進む。ちょうど、そこからは道を見下ろすことが出来る。
雑木の森は木々の高さも生える間隔も不規則だが、刹那は足元の悪いところを苦にもせず進む。
「ま、だからって負けると決まったわけでもねぇ。飛べないなら、飛べないなりの戦い方があるさ」
と、刹那は帯びた刀の柄を軽く叩いた。その刀を持つ者は、天を統べるとも言う。その剣先は月のように弧を描いて敵を斬るか、あるいは渾身の力で鎧ごと両断するか。
茂みを鳴らしつつ進んでいた刹那が、急に足を止める。
耳を澄ますと、どこからか雷鳴のような音が響いてきた。見上げても、空には一点の曇りもない。さては、敵将の噴射音であろう。
「あっちか」
聞こえてきたとおぼしき方向に、刹那は足を向ける。
「敵に熱センサーでもあれば、一発でバレそうなもんだが。そこまで便利なものはついていないのか」
いや、もしそんなものがあったとしても、この暑さでは用を為すまい。
強い陽光を浴びた山は黒々として、足元からは熱気が立ち昇る。刹那は顎から滴り落ちる汗をぬぐって、足を速めた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
相原・相真
急造とはいえしっかり地形など考えているようですね
とはいえ京都の人たちの安全のため、何とか攻略するとしましょうか
板垣信方が拠点を出るのを確認しタイミングを見計らい攻撃開始
接近時は【水面走行】を使用
ホバーバイクを使い正面から攻め込みます
俺の後に来る方もいるでしょうし、囮になるくらいのつもりで行きましょう
戦闘時は乗騎での機動戦
攻撃は乗騎搭載のランチャーでの砲撃を行い、
敵の攻撃は乗騎での高速機動や展開した防御用ドローンで凌ぎます
敵が拠点を利用して立ち回るなら、
門を砲撃で潰して拠点内に戻れなくしたり壁を破壊して中に突入したりできないかな?
何とか大物が戻る前に機射隊は倒せるよう立ち回っていくつもりです
「急造とは言え、しっかり地形など考えているようですね」
これは、油断がならない。
わずかに眉を寄せた相原・相真(銀腕・g01549)であったが、
「とはいえ、京都の人たちの安全のため、なんとか攻略するとしましょうか」
堅固な構えとは言え、今の砦には漲る精気には欠けていた。それは、敵将・板垣信方が不在なのであろう。
その所在を追うために刹那が去ったのち、相真はいよいよ攻撃を仕掛けた。
身につけた海戦装の砲が一斉に砦の方を向き、轟音とともに砲弾が放たれた。それは土壁を吹き飛ばし、逆茂木が宙を舞う。
跳躍した相馬が、水面に「着地」する。そのまま水上を走り、砦へと迫る。本来ならば敵の接近を阻む川も、こうなれば地面と同じである。
「敵襲ッ!」
とはいえ、守りは堅い。砦に籠もる武田機射隊も素早く反応し、馬の下半身で跳躍して土壁の上に飛び乗り、相馬を迎え撃った。
「僕の後に来る方もいるでしょうし、囮になるくらいのつもりでいきましょう」
土壁に接近した相馬に、機射隊は蹄の音も高らかに襲いかかった。
慌てて突進を避けた相馬はドローンを盾とし、川を遡って砦の正面に上陸する。
「今ぞ!」
そこは、機射隊の足を存分に発揮できる場所である。敵は嵩に掛かって襲い来るが、相馬は再び海戦装を構え、斉射した。
その砲弾を浴びた敵がドゥと横倒しになるが、相馬の狙いはそこにはない。機射隊どもの後ろ、砦の門が、砲弾によって粉砕される。
「これなら、素早く出入りすることは難しいでしょう」
大成功🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
文月・雪人
仲間の調査結果によると、但馬国の領主は黒田官兵衛らしいね
油断ならない相手であるのは間違いなさそうだ
油断なく仲間と連携し【パラドクス通信】で情報共有
敵拠点から川を挟んだ対岸の叢に潜んで
見つからない様に注意しつつ、敵の巡回の様子を確認する
今回の敵将は飛行が得意との事だ
巡回中に空からの警備も取り入れている可能性は高い
【防空体制】を使えば察知し易くもなるだろうか
巡回範囲が川を越えた範囲まで広がっているなら
そこまで離れた時が奇襲のかけ時かもしれないね
信方は飛行で素早く戻れても、織田鉄砲隊はそうもいかない
上手くすれば、敵戦力の分断に繋げられるかもしれないよ
仲間と情報共有し
施設破壊班突入のタイミングを図ろう
野本・裕樹
《七曜の戦》で京都へ攻め込まれる訳にはいきません、今の内に危険の芽を摘んでおきましょう。
拠点はふたつの川の合流点に構築されていると……天然の水堀ですね。
なかなか厄介そうです、敵将の位置を把握して拠点を攻めるのは速攻にしたいですけれどどうなるでしょうか。
敵将は川沿いを巡回しているみたいですから発見されにくそうな山の中に隠れて動向を探りましょう。
敵将の位置を把握できたら【パラドクス通信】で情報を共有します。
巡回ルートを把握して拠点から一番遠く離れたタイミングで攻め込めると内と外の挟み撃ちを避けたり敵将の迎撃準備もしやすいでしょうか。
可能であればそこまで調べて情報共有していきましょう。
「調査結果によると、但馬国の領主は黒田官兵衛らしいね」
下生えを踏みしめて歩きながら、不意に文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が言った。
「官兵衛……豊臣秀吉に仕えたという?」
『平安鬼妖地獄変』出身の野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)にとっては馴染みの深い名前ではないが、新宿島に流れ着いてからはかなりの時が経っていることもあり、それなりの知識はあった。
無論、本人ではなくその名を騙る天魔武者にすぎない。
「それでも、油断ならない相手であるのは、間違いなさそうだ」
「えぇ。ふたつの川の合流地点に拠点が築かれているとなると……天然の水堀ですね。
そこに狙いをつけたとなると、なかなか厄介そうです」
そう言った裕樹の首筋を、汗が滴り落ちた。お気に入りの着物に汗が染み込んでいく。
しかし敵を窺うことに意識を集中させている裕樹はそれを気にも留めず、
「それだけに、敵将の位置をいち早く抑えて、速攻したいですね。
《七曜の戦》で京都に攻め込まれる訳にもいきません。今のうちに、危険の芽は摘んでおきましょう」
と、前を見据えた。
ふたりは、やはり川沿いを警戒しつつ、こちらの姿を極力さらさぬように山に分け入って、道を見下ろす格好で進んでいる。
「敵将・板垣信方は飛行が得意とのことだ。巡回も、空からの警備を取り入れている可能性は高い」
と、雪人は晴れ渡った空を睨んで陰陽符をかざした。放たれた矢は頭上で無数に分裂し、敵将を貫くであろう。
その想念が幸いしたか、雪人の耳に噴射音が聞こえた。
ふたりは顔を見合わせ、茂みにしゃがみ込んで身を潜める。ふたりが進んでいたのは、敵の拠点から東南の方角である。
「ディアボロスどもが拠点に現れたらしい。引き返すぞ!」
率いる織田鉄砲隊を空から見下ろしながら、板垣信方が怒鳴る。
「飛んで火に入る夏の虫よ。内と外から、挟み打ってくれる!」
哄笑した敵将は噴射音も高らかに、拠点を目指して飛んでいく。
しかし鉄砲隊どもは将のように飛んでいくことは出来ない。重い鉄砲を抱え、元来た道を引き上げていく。それでも、かなりの健脚ではあるのだが。
「遅れる者は置いていくぞ! ディアボロスどもなど、儂だけでも十分!」
「これだけ十分に距離が離れていたら、内と外との挟み撃ちを避けることができるでしょうか」
裕樹は急いで引き返しつつ、歩いてきた距離を思い直して思案した。
「そうだね。敵が戻る頃には、拠点を破壊できているかもしれない」
雪人は頷きつつ、川沿いの道を走る天魔武者どもに視線を巡らせる。
「板垣信方はすぐに戻ることが出来ても、鉄砲隊はそうはいかない。『護衛』が離れた格好だね。今なら……」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防空体制】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
神山・刹那
さてと、敵さんの巡回ルートはある程度分かった
後は敵さんがこっちに戻ってくる前に拠点を制圧するだけ
時間との勝負だ、速攻で行かせてもらう
ビームバズーカで此方を狙ってくるなら、残像を残す速さでフェイントを織り交ぜながら撹乱して動き、敵が広範囲を攻撃しようと恐れず突っ込み、直前で急制動をかけ、反発力と遠心力、体の捩れから戻ろうとする力を集めて、相手の砲撃ごと斬り捨てる
「俺に斬れない物はない」
黄下・泉
アドリブ、連携は歓迎
今回は砦攻めか。大物が戻ってくる前に手早く潰さないとな。
先駆けの人が目を引いてくれてる内にっと。
川からと正面からとで盛大に撃ってたし、騎兵サイズは無理でも人間が潜り込める隙間は出来てるだろ。
小型の簡易潜水器具咥えて水中から砦に接近しよう。
さすがに全員出ってる事はないはずだし、隙間からそーっと中を伺う。
土壁付近に寄った敵を狙って、符を鋭く投じて壁ごと巻き込んでの攻性式神結界で消し飛ばす。
もし砦の中に誰も残ってなけりゃ、潜り込んでから翻ってる旗を叩き折る。
異常に気づいて戻ってきた奴らが土壁の上に跳び乗ったとこ目掛けて攻性式神結界ぶっ放そう。
「刹那さん!」
「あぁ。わかってる」
裕樹から通信を受けた神山・刹那(梟雄・g00162)は、ちらりと空を見上げた。
刹那が敵を捜索していた場所も、彼らとさほど遠くはなかったようだ。
そこからいち早く拠点近くに戻った刹那は、
「あとは、敵さんがこっちに戻ってくる前に制圧するだけだな」
と、武田機射隊どもが籠もる拠点を望む。
時を同じくして、黄下・泉(リターナーの符術士・g08097)も、
「大物が戻ってくる前に、手早く潰さないとな」
と、同様のことを口にしていた。
相真の放った砲弾によって、拠点の門は砕かれている。出入りできぬほどではないが、迅速な進退は難しかろう。
その泉は、水中からにゅッと顔を出している。敵兵がこちらを振り向く前に再び水中に没し、砦に接近した。
「新手だぞ!」
堂々と正面から近づいた刹那は、すぐに敵に気づかれる。機射隊どもがにわかに騒がしくなり、崩された門を1体1体が順に乗り越えながら出撃してきた。
「めんどくせー連中だな」
得物を抜いた刹那。
「だが、こいつは時間との勝負だ。速攻で行かせてもらう!」
と、敵中に飛び込んでいく。
機射隊どもが肩に担いだ筒から眩い光線が放たれ、刹那を襲う。しかし刹那は残像を残すほどの速さで、右に左にとそれらをかわしていく。
「おのれッ!」
怒鳴った敵がさらに光線を放たんとしたとき。刹那は足元の砂利を踏みしめて急制動をかけ、体勢を変えた。
「薙ぎ払え! 星ごと、奴を!」
大きく身体をひねりながら地を蹴る。大きく弧を描いた刃の遠心力は、敵を袈裟懸けに両断するに十分だった。
「な、なんと……!」
ドウと倒れた同胞を目の当たりにして、言葉を失う機射隊ども。刹那は白い歯を見せて、
「俺に斬れないものはない」
と、嘯く。
その間に、泉は土壁のすぐ側まで近づいていた。
「えぇい、速く出よ! 速く出よ!」
と、出撃しようにも仲間が邪魔で、怒鳴っている敵兵。そ~ッと覗き込んでそれを認めた泉は、その兵に狙いをつけた。
放たれた陰陽符が、土壁ごと敵兵を巻き込んで結界を作り上げていく。内部に放たれた式神は敵兵も土壁もお構いなしに襲いかかり、敵も土壁も炸裂したように消し飛んだ。
「ここにもいたかッ!」
泉の姿を認めた敵兵が、腕を振り上げた。そこから光の刃が出現し、斬りかかってくる。
「おっと!」
地面を転がってそれを避けた泉は、再び符を放った。2、3の敵兵が結界に飲まれ、倒れた。
門の方を見て、すでにあらかたの兵が刹那を迎え撃つために出て行った事を確かめると、泉は空いた穴から拠点へと乗り込む。そして翩翻と翻る「橘藤巴」の旗を、バールのようなものを振るって叩き折った。
この一連の攻防が、敵の耳に届かぬはずはない。
「あそこだ!」
気づいた敵は慌てて戻ろうとしたが、崩れた門を乗り越えようとしていたところを、泉は結界で捕らえた。
外よりは刹那が敵兵を撫で斬りにし、内よりは泉が拠点を奪還しようとする敵兵もろとも土壁を粉砕していく。
瞬く間に敵は数を減らし、拠点は無残に破壊されていった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
野本・裕樹
遅れる者は置いていく、ですか。
敵将自ら『護衛』と離れてくれるなら利用しない手はありませんね。
敵将を孤立させる好機です、できれば『護衛』を全て討ち取り、難しくても足止めはして敵将と十分に引き離す事を狙います。
【泥濘の地】で足を鈍らせ飛べる者と飛べない者、その差を広げさせてもらいましょう。
敵将が先行し『護衛』が置いていかれたら《妖刀『鐵喰』》の剣閃で《走地刃・馬酔木》、地を走る衝撃波を放ち鉄砲隊に攻撃を仕掛けます。
それにここで十分な数の『護衛』を討ち取りすぐに敵将を追いかければ……先に拠点を攻撃してくれている方々が内で後から行く私達が外、敵将を逆に挟み撃ちにできるかもしれません。
文月・雪人
今なら敵を分断したまま倒す事も出来そうだ、この機を逃す手はないね。
引き続き【パラドクス通信】で仲間と連携し作戦実行。
裕樹の【泥濘の地】も借りつつ先回りして、大地に【防衛ライン】を引く。
鉄砲隊をこの地で足止めし、板垣信方と再度合流する前に倒してしまおう。
油断なく敵の位置と動きを観察しつつ、
手で素早く印を結び『パシフィックストーム』の術を発動、
巻き起こす嵐で敵を捕らえ、パラドクスの力で切り裂くと共に、吹き飛ばして大地に叩きつける。
高速回転する陣笠なんて、如何にも風に乗りそうだと思わないかい?
敵の動きを見極めて、【命中アップ】な嵐で巻き上げ反撃していく。
護衛を倒し切ったら、残すは大将の挟み撃ちだね。
靫負・四葉
アドリブ・連携歓迎します。
……火縄とは一体。いえ、魔導技術の賜物であることは分かるのですが、火縄が残っている理由とは……
コホン。
上位のクロノヴェーダが下位の者を雑に扱う例は知らぬ訳でもありませんが、これはひどい。
折角の機会です、これを永の別れとしてさしあげるとしましょう。
先輩方の攻めに大いに崩されたところを狙うとしましょうか。
どうせ目指す先は拠点と判っています。物陰に身を潜め、退こうとした瞬間にその出鼻を挫くように全武器を一斉射出しましょう。
先輩方が居られる以上、足止めさえすれば十分な状況。
とはいえ、一つ二つは倒さねば格好がつきませんが……
トループス級相手ではそこまで拘る必要もないでしょうか。
神山・刹那
銃は剣より強いってか?
誰が決めた?そんなこと
それは単純にそいつらが弱かっただけ。いいか?距離もクソもねぇ。強い奴は何があっても勝つ。だから強いんだよ
お前らにそれを教えてやる
陣笠ブレヱドでこちらを斬ろうと突進して来たら、それより速く残像を残す速さで突っ込み、眼前で急制動をかけて遠心力と速度の反発力、体を捻った際の戻ろうとするバネの力と刀の重さを全て乗せて、横薙ぎの一撃で斬り捨てる
「これが本当の強さだ。わかったか?機械崩れが」
「ディアボロスなど、蹴散らしてくれる!」
板垣信方は速度を上げ、あっという間に見えなくなってしまった。
それを茂みの中から見送った野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は、
「遅れる者は置いていく……ですか。敵将自ら護衛と離れてくれるとは」
と、苦笑を浮かべた。
「今なら、敵を分断したまま倒すこともできそうだ。この機を逃す手はないね」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は懐から陰陽符を取り出して、
「織田鉄砲隊に攻撃を仕掛ける!」
と、通信機越しに仲間たちに伝えた。
「わかった」
神山・刹那(梟雄・g00162)は言葉少なく、
「了解。自分も間もなく合流します」
と、靫負・四葉(双爪・g09880)はいかにも軍人上がりらしい実直な口ぶりで応じる。
それを確認したかどうかのうちに、雪人は陰陽符の束を手に、茂みを飛び出していた。
四葉もまた、
「下位のクロノヴェーダを雑に扱う例は、知らぬでもありませんが……せっかくの好機です。これを永の別れとしてさしあげるとしましょう」
と、茂みをかき分けた。木々の向こうに、織田鉄砲隊が見えた。
川沿いの道を進む織田鉄砲隊がディアボロスたちの姿を認めたのも、ほとんど同時である。
「構え!」
将がおらずとも敵は自らの戦い方というものをわきまえており、横一列に並び、火縄銃にも似た魔導銃を構えてきた。焦げた臭いが、辺りに漂う。
それを見た四葉が眉を寄せる。
「まさか……火縄? いえ、あれが魔導技術の賜物であることはわかるのですが……」
「火縄……なのでしょうか?」
首を傾げた祐樹だったが、今は詳しく敵の得物を調べている場合ではない。それはそれで、興味深いものには違いないが。
「コホン。そうでした」
四葉も咳払いし、敵を望む。
裕樹が、抜いた『妖刀『鐵喰』』を、地面に突き刺した。
「走れ!」
妖気を込めて振り抜くと、地面を走った衝撃波が敵群を襲う。命中した衝撃波は、激しい音を立てて炸裂する。爆風を浴びた敵兵の鎧が、無残にひしゃげた。
「ここで護衛を討ち取り、そうでなくても足止めをして、敵将と十分に引き離しましょう」
再び刃を振るった祐樹が呪詛を込めると、敵の足元はぬかるんでふくらはぎまでが泥に沈む。
「おのれッ!」
敵の魔導銃から火炎弾が放たれ、祐樹を襲う。祐樹は木々を盾として逃れた。迂闊に姿を見せることはできない。
それを見た鉄砲隊どもは、
「我らの鉄砲の威力、思い知ったか!」
「槍も刀も、目ではないわ!」
などと声を張り上げつつ、
「小奴らを蹴散らし、板垣様に追いつかねば!」
と、ふたたび銃口をディアボロスたちに向ける。
しかし、そこに嵐が巻き起こった。
「そうはさせない。再度合流する前に、ここで倒させてもらうよ」
雪人が放った嵐が治まると、敵兵どもの進む先、拠点へと向かう道には1本の白線がくっきりと引かれていた。
四葉が放ったサイコカッターや忍者手裏剣も、念動力によって次々と襲いかかる。
「先輩方の攻めに崩されたところを狙いましょう」
「むぅッ!」
それを思うように越えられない鉄砲隊ども。
そこに刹那が躍りかかった。その手にあるのは、使い慣れた愛刀『覇龍』である。
「銃が剣より強いってか? 誰が決めた、そんなこと!」
横薙ぎにされた刃が、敵兵の肩を深々と割る。
「それは、そいつらが弱かっただけ。
いいか? 距離もクソもねぇ、強いやつは何があっても勝つ! だから強いんだよ!」
「ディアボロスめが!」
間合いを詰められた鉄砲隊どもは、頭の陣笠を高速回転させて襲い来る。
しかし雪人と刹那とはたじろぐことなく迎え撃つ。
「高速回転する陣笠なんて、いかにも風に乗りそうだと思わないかい?」
「はは、違いねぇ!」
雪人の嵐が再び戦場に吹き荒れると、敵兵は吹き飛ばされ、地に叩きつけられた。
「お前らに、本当の強さを教えてやる!」
刹那は残像を残す速さで飛び込み、急制動をかけて体を入れ替える。その勢いを殺さぬままに繰り出された刃が、敵兵の胴を両断した。
「これが本当の強さだ。わかったか? 機械崩れが!」
織田鉄砲隊どもは、ある者は胴を両断され、あるものは地に叩きつけられて首をあらぬ方向に曲げ、そしてある者は衝撃波によって腰から下を粉砕されていた。
「う、ぬ……!」
残された敵兵も足が捻じくれ、魔導銃を杖代わりにせねば立てぬほどである。それでも敵は、大樹の幹に体を預けながら銃口を向けてくる。次々と放たれる熱線が、あたりの木々に火をつけた。
「死ねぃッ!」
だが。敵兵の目には、その木々に隠れた四葉の姿が映っていなかった。
「先輩方がおられる以上、足止めさえすれば十分な状況。
……とはいえ、ひとつやふたつは倒さねば、格好が付きませんか」
敵に襲いかかる、『参七式次元断裁器・裂天割地』。四葉によって発明された大型の浮遊腕が、念動力によって高速に打ち出され、敵の頭蓋を握りつぶすように貫いた。
全滅した敵兵を、祐樹は見下ろす。
「すぐに敵将を追いかければ……敵将を逆に挟み撃ちできるかもしれませんね」
自らの思惑と逆のことが起こったとき。敵将はいかに憤慨するであろうか。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【一刀両断】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!
珠々院・アンジュ
※連携・アドリブ可能です。
「敵ですね。敵である以上殺しましょう。楽に死ねると思うなよ」
無表情で淡々と喋りますが無口ではありません。
他の人とも連携やコミュニケーションは取れます。
敵に対しても淡々とした口調ですが内容が過激になります。
成功のため技能は惜しみ無く使います。
表情には出しませんが、相手を呪詛で侵食することに愉悦を感じています。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。自身の怪我は疎く気にしません。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「鉄砲隊どもめ、ついてきておらぬ。まったく、亀のごとき歩みの遅さよ」
吐き捨てた板垣信方であったが、
「まぁ、あやつらなどおらずとも、我ひとりで十分よ!」
と、高らかに笑った。
そこに地上から、何者かが跳んだのが見えた。板垣信方は咄嗟に急旋回し、繰り出される刃を避ける。
「何奴ッ!」
問われた珠々院・アンジュ(エントゾルグングフルーフ・g05860)であったが、着地した彼女は淡々と、
「やはり敵……ですね。敵である以上、殺しましょう」
と、刃こぼれだらけの刀を構える。
「そのようななまくらで、我に傷をつけられると思うたか」
「苦痛で殺すには、これくらいがちょうどいいんです。……楽に死ねると思うなよ」
「ほざけッ!」
敵将は残像を残すほどの高速で上空を通過したかと思うと、急旋回して再びアンジュを射線上に捉える。
「蜂の巣となれ!」
両腕のビームガトリングが絶え間なく閃光を発し、アンジュに襲いかかった。
しかしアンジュはなまくらを構えたまま敵を見据え、怯まない。閃光は太股を貫き、足に巻いた包帯が血に染まったが、それでもアンジュは正面から敵を睨みつける。
「徐々にゆっくりと、身も心も凍てつき砕け散るがいい」
敵と交錯する瞬間、刃が一閃した。呪いは冷気となって刃に纏わりつき、敵将の傷ついた翼から漏れ出る機械油さえ凍結させる。
「お前らに呪いを。死しても終わらぬ、永劫の呪いを」
わずかに、アンジュは目を細める。その心の内は、敵を呪詛で満たしていく愉悦に溢れていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
黄下・泉
アドリブ、連携は歓迎
鉄砲隊の処理に行かずに、板垣が飛んでくるまでひたすら好き勝手に拠点ぶっ壊してるよ。盛り土まで台無しにしとこう。
板垣の帰還を警戒はしてるし【防空体制】もあるからそうそう不意は撃たれないよな。
戻ってきたのに気付いたら、折って倒した旗を敵にもよく見えるように壊して挑発するか。
全部手遅れになってから帰還って、随分と暢気だな。
完全に失態だと思うんだけど、腹とか切らないのか?
まあその機体だと切る腹もないだろうけどさ。
突撃してくる所に【防衛ライン】張って一瞬でも感覚惑わせるのを期待しつつ、いっそ跳び越えてやるって勢いで思いっきり跳んで、脚に集中した術式の力を全力の浴びせ蹴りで叩き込む。
文月・雪人
※アドリブ・連携歓迎
残すは板垣信方一体のみ
引き続き【パラドクス通信】で仲間と連携し
【防空体制】で素早く敵位置を確認する
拠点側では仲間が待ち伏せしてくれている様子
ならば此方で背後を突き挟み撃ちを狙って行こう
飛行中は非常に目立つ、それはクロノヴェーダ側でも同じ事
しかも援護する仲間も居ない中での単独飛行だ、集中攻撃は免れ得ないよね?
有明月の名の竜笛を吹き鳴らし『共鳴結界』を形成
【命中アップ】な不可視の結界に敵を捕らえて縛り上げる
反撃もまた予測済みだ
敵が残像で攪乱するなら此方もまた残像で躱し
一撃離脱の軌道を看破して次なる攻撃へと繋げよう
配下を活かせぬどころか置き去りにした、そんな愚将に負ける気はない!
六藤・鈴鹿
さて、ここを落とせば京都の北西部が守られる
という事で…貴様には死んでもらう
防空体制で飛翔する天魔武者を迎撃できるよう気をつけ、ビームガトリングを能力値アップで高くなった身体能力で回避していく
反撃として『機械仕掛けの投擲武器』による相手の弱点をつける投擲兵器を射出
ビームガトリングを弾く光子拒絶領域を展開する機械兵器で質量で粉砕しながら相手のパラドクスを封殺
そのままフライトドローンで足場を作りながら三次元的に立ち回っていく
ここで貴様が死ねば、多くの民が守られ我らも取り回しが聞く
故に、死ぬがよい
靫負・四葉
アドリブ・連携歓迎します。
さて、後は板垣何某を仕留めれば今回の任務は完了ですね。
集中攻撃で確実に仕留めにかかりましょう。
内と外でなくとも天と地から攻められれば苦しかったものを、愚かな指揮官で助かりました。
飛行速度も切り返しも見事なものですが、結局は単騎。
真に包囲できることもなく、危地に助けもない。
手裏剣やサイコカッターを撃ち込みながら回避の癖を観察。
敵のビーム弾は『裂天割地』『四海抱擁』の鉤爪で弾き、防ぐとしましょう。
味方の攻撃に怯んだ所に本命の鉤爪を撃ち込む……だけでなく、鉤爪には手裏剣をくっつけておきましょう。
鉤爪を避けられたなら、避けた先に向けて鉤爪から手裏剣を射出できるように。
野本・裕樹
残る敵将を討てば但馬国の前線拠点に十分な打撃を与えられる筈、《七曜の戦》まであと僅か……必ず京都への侵攻を阻止しましょう。
飛行しての戦いが得意でも相手は単騎です。
【防空体制】で動きを注視し見逃さないように、こちらには味方もいますから【パラドクス通信】で連絡を取り合いながら敵将を見失わないように心掛けます。
回転鋸で攻撃を仕掛けてくる所で勝負です、斬り合いはこちらの土俵だとこの《妖刀『鐵喰』》で示しましょう。
回転鋸の位置から攻撃のタイミングはある程度予測できます、敵将の踏み込みの速度に負けずに踏み込み《紅楓閃》で一刀両断です。
単騎駆けは戦の華かもしれません、しかしディアボロスを甘く見過ぎです。
神山・刹那
さて、空飛ぶ戦闘機か
制空権を取られただけでもだいぶ不利なんだが
ふふ。分の悪い賭けは嫌いじゃない
来い、お前の羽ごと斬り捨ててわる
高速回転鋸で鋸を回転させながら突っ込んできたら、居合の要領で刀を鞘に収め、精神集中で感覚を鋭敏にし、相手のスピードと距離を聴覚と視覚でとらえ、一撃が最大の威力を発揮するタイミングで抜刀し、鋸ごと斬り捨てる
「賭けは俺の勝ちのようだな」
バールのようなものを手に、拠点の柵を引き倒し、盛られた土まで突き崩す。
徹底的に拠点を破壊していた黄下・泉(リターナーの符術士・g08097)のもとに、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)から鉄砲隊撃破の報が届いた。
見上げた先に、敵将・板垣信方が発する噴射炎が見えてきたのは、間もなくのことである。
その敵に向け、泉はへし折った「橘藤巴」が染め抜かれた旗を高々と掲げる。
「好き勝手に拠点をぶっ壊させてもらったよ。全部手遅れになってから帰還って、随分と陽気だな!」
「言わせておけば!」
轟音を響かせ、あっという間に泉に迫る板垣信方。その腹から、ミサイルが顔を出す。切り離されたミサイルはすぐさま炎を上げて速度を上げ、泉に襲いかかった。
直撃こそ避けたものの、飛び散った破片が泉の全身に降り注ぐ。
「しぶといではないか!」
哄笑しつつ、再びミサイルを放つ敵将。
「何発も、あれだけの大きさをどこに収納しているのかな?」
首を傾げた泉は、跳躍してそれを飛び越える。すれ違いざまに蹴られたミサイルは、あらぬ方向へと飛んでいった。
「……解き、崩す」
あらゆるものを符に創り変えた泉の四肢には術が宿っている。その術を込めた踵を、前転する遠心力を載せたまま、泉は敵将の頭部に叩き込んだ。
「完全に失態だと思うんだけど、腹とか切らないのか?
まぁ、そんな身体じゃ、切る腹もないだろうけどさ」
「ぐおお!」
戦闘機のコックピットを思わせる頭部にヒビが入り、悶絶する板垣信方。
だが、それはむしろ戦意に、あるいは殺意に火をつけたようで、敵将は噴射炎の轟音を響かせつつ泉に襲いかかる。
「援護します!」
靫負・四葉(双爪・g09880)が放った忍者手裏剣が襲いかかる。それは素早く身体を傾けて旋回した敵将の翼をかすめただけだったが、勢いは殺せた。
「なるほど、なかなかの機動性……」
四葉は口をへの字に曲げて顔をしかめたものの、
「あとはあの、板垣某を片付ければ、任務は終了ですね。
集中攻撃で、確実に仕留めにかかりましょう」
と、気を取り直す。
「うむ。ここを落とせば、京都の北西は守られる」
抜いた刀の背で肩をトン、トンと叩いた六藤・鈴鹿(第六天魔王・天女自在天ノ型・g08449)は、
「と、いうことで……貴様には、死んでもらう」
片目を細めて敵将を睨みつけた。
「第六天魔王として、龍脈に命じる!」
鈴鹿が高らかに呼ばわると、『機械仕掛けの投擲武器』が現れいでて、敵将に狙いをつける。
「飛んでいるものが目立つのは、クロノヴェーダだって同じこと。
配下を活かせぬどころか置き去りにした、そんな愚将に負ける気はない!」
雪人は陰陽符の束を見せつけつつ敵将を見上げるが、
「貴様ら雑兵ふぜいがどれだけ雁首を並べようと、我の敵ではないわ!」
相手は傲然と言い放って速度を上げた。
全力で機関を噴射した敵将は残像を残すほどの速さを見せつけつつ、両腕そのものであるビームガトリングを乱射しつつ、襲いかかってくる。
だが、ディアボロスたちは迎え撃つ体勢を十分に整えていた。死中に飛び込んだのは、むしろ敵将の方である。
「援護する味方もいない中での単独飛行だ。集中攻撃は免れないよね?」
雪人は篠竹で作られた竜笛に、そッと口をつけた。
その響きは晴れた日の有明の空のように澄み渡って、辺りに満ちる。音色の満ちた空間は不可視の結界となって、天魔武者を閉じ込めた。
清らかな気によって包まれた空間は、クロノヴェーダどもにとっては毒の沼にも等しい。
「うぬッ……!」
機首を震わせる敵将。それでも敵将は光弾を乱射しつつ迫るが、
「しょせんは単騎。天と地から攻めれば、こちらも苦しかったものを……愚かな指揮官で助かりました」
四葉は念動力によって、『裂天割地』と『四海抱擁』という鉤爪を持つ両腕を浮遊させた。それらを巧みに操り、光弾を弾き返す。
一方で鈴鹿は【フライトドローン】を足場として、跳躍した。光弾の命中したドローンは炎を上げて墜落したが、
「ここで貴様が死ねば、多くの民が守られ、我らも取り回しが聞く。故に、死ぬがよい!」
鈴鹿の『機械仕掛けの投擲武器』が敵将の背後を取り、同時に四葉の放った鉤爪が襲いかかる。
「機械仕掛けの暴虐を屈服させた後、その鋼鉄を我は巨人を弑する聖なる武器として投擲する!」
自動人形、ゾルダート、あるいは天魔武者。機械仕掛けのクロノヴェーダどもの肉体や技術を再現しつつ鈴鹿が生み出した武器が、敵将の翼を貫いた。
それでも機体をひねって鉤爪を避けたのは見事と言えようが、四葉はその影に手裏剣を潜ませていた。飛び出したこちらは避けきれず、手裏剣はガトリングの銃口に食い込み、それを暴発させる。
「こうなれば、刺し違えてでも!」
傷ついた翼の回転鋸が唸りを上げる。これまでよりも高度を下げて襲いかかってくる、板垣信方。
「まさに捨て身だな」
口の端を持ち上げた神山・刹那(梟雄・g00162)が、身を投げ出すように飛んだ。その後を通過した敵将の鋸は勢いあまり、わずかに残っていた拠点の柵や傾いた柱を、まるで雑草でも刈り取るように容易く切り飛ばす。
「空から来られるよりはマシだが、その速さは面倒だな」
刹那はそう言いつつも「ふふ」と笑って、
「分の悪い賭けも、嫌いじゃない」
と、得物を構える。
「《七曜の戦》まで、あとわずか。必ず京都への進行を阻止しましょう」
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は妖刀を構え、敵将を見据える。
「斬り合いならば、こちらの土俵です」
「ふふ、いいことを言うじゃないか。同感だ」
と、刹那もまた『覇龍』を構える。
敵将を前にしつつも、悠然とした態度を見せる裕樹と刹那。
「首を斬り飛ばせば、その減らず口も黙ろうか!」
それに敵将は激高しつつ、鋸で襲いかかる。左右の鋸とふたりの刃がぶつかり合って、激しく火花を散らした。
「次はそのなまくら、へし折ってくれるぞ!」
「なにが、なまくらですか」
祐樹が憮然として、愛刀を握り直した。
敵将は全身からおびただしい量の機械油を撒き散らしながらも、爆音を轟かせながら間合いを詰めてきた。但馬の山中に、それは木霊しつつ響き渡る。
速い。恐るべき、板垣信方の速さである。
それでもディアボロスはその動きを見切った。
「なるほど、なかなかやるが……来い。今度はお前の羽根ごと切り捨ててやる」
刹那はそう言いつつ、刃を鞘に納める。
祐樹が力強く地を踏みしめ、一歩踏み出す。その妖刀『鐵喰』は6尺ほどもあるというから、裕樹の背丈さえ超えている。それでも、使い慣れた愛刀を裕樹は易々と上段に構える。
「斬撃を飛ばすのは苦手なんだが……四の五の言っていられんか!」
敵将の鋸は瞬く間に、視界全体を包むほどに迫ってきた。しかし祐樹は全く退かず、目をそらさず、間合いに入った瞬間に刃を振り下ろした。
「一閃、紅……!」
それと、刹那が鞘から刃を抜き放ったのはほとんど同時である。刃は鞘から解放されるや、虚空を斬り裂く。正しくは、抜き放たれた刃から真空の刃が生じ、敵将へと襲いかかった。
ふたりの刃はそれぞれ左右の鋸を……いや、翼そのものを、見事に両断していた。
「賭けは、俺の勝ちだな」
振り返りもせず、刹那は刃を鞘に納める。
機械油を撒き散らしながら敵将は地面に激突し、起こった火花が激しい爆発を巻き起こした。
「単騎駆けは戦の華かもしれません。しかし、ディアボロスを甘く観すぎです!」
祐樹が、炎に包まれる敵将を見下ろす。
拠点の撃破に成功した以上、敵の計画は大きな変更を余儀なくされるであろう。
ついに、《七曜の戦》が始まる。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【フライトドローン】がLV2になった!
【一刀両断】がLV4になった!
効果2【ドレイン】LV2が発生!
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