リプレイ
イリヤ・レダ
※アドリブ・連携OKです
かつて、ライラさん本人から聞いたことがある、弟さんの存在を…
きっと、儀式そのものに介入して台無しには出来ないだろうね
けれど、弟さんは…!
大天使を引き剝がす機会はある筈
ディアボロス効果で疑われないと思うけれど、
白色のフードを頭から被って、参加者に紛れて行こう
【モブオーラ】も活用して祭壇に近づいて機を伺う
ライラさん自身は能動的に振る舞うようだから、彼女の邪魔をしそうな一般人を牽制しつつ彼女のご両親を屋外に連れ去るのがいいかな?
大半の信者は呼びかけで動きそうだから、迷ったり居座ろうとする信者がいたらそっと仲間の方に押しやろう
彼らの善悪は別として今は死なせたくない気持ちなんだ
リディル・ヴェント
ここがライラさんの実家って事?
色々な家庭があるものだろうけど、でも子供に枷や鎖をつけるなんておかしいわよ!
もう両親は説教よ、説教!
ライラさんはヨアケの星で出会った大切な友達よ、弟さんも助けにいくわよー!
儀式に参加する人達と同じような服を着てバレないように参加するわ。
エトルリアさんの通信が入ったら入り口を開けて暗幕も取り払って【避難勧告】で一般人達に逃げるように促すわ。元々悪魔を信仰している人達よね、天使が顕現したり周りが天使に覚醒しても逃げようとしてくれない人がいたら『火事よ!』とか『敵襲よ!』とか言って、何が起こってるか分かってない一般人をとにかく外に出すのが良さそうかしら。
宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎
たっだいまー!
と大声で叫びたいけど今は我慢
信徒さんと同じ白い服を用意してきたから、有効な残留効果を利用して慎重に移動するわ
お家を自由に歩くのも初めてだし、お友達を招待するのも初めて
なんだかすっごくドキドキ!
あ、出来ればちょっとだけ寄り道したいわ
私がずっと過ごしてたお部屋
宝物のピエロさんの絵本、持って帰れるかしら?
あそこに寝ているのが私?
なんだか変な気分
仲間が騒ぎを起こしてくれたら【エアライド】で信徒さんを跳び越え素早く鎖を外すわ
ピエロな私なら脱出マジックくらいへの河童
あなたも私を見習いなさいと寝顔にデコピンしちゃうわ
そして待っててアルフ
直ぐに、最高のハッピーエンドを届けてあげる
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
ヨアケの星で縁が出来たライラさんの宿縁を断つために力を貸すわ
ライラさんが用意してくれた白い信徒服を着て潜入
私は天使だから特に背中の羽を出さないよう二重にローブを羽織っておくね
いざ騒ぎを起こすタイミングではリディルさんと一緒に【避難勧告】を利用して逃がしつつ、ライラさんが祭壇にいる過去にの自分へ向けての道を拓いていくわ
ライラさんの邪魔をしそうな一般人にはちょっとイオスラッガーをちらつかせて退いて貰う様にする位なら良いよね?
百鬼・運命
宝心さんの前で親の悪口を言うのは控えるが、流石にこれはダメを通り越してアウトだなあ…
大天使も悪魔信仰も徹底的に叩き潰してしまおう
まずは宝心さんの用意してくれた白服と残留効果で潜入
大天使は儀式場の中だけに沸くし【避難勧告】で一般人を逃がしたら【防衛ライン】で出入り口を塞げば、一般人の被害は防げるだろう
皆が宝心さんの救助に行く間に、出入口の近くに陣取り、避難誘導の準備をしよう
…正直、助けるのはどうかと思うような連中だが、それでも助けなければいけないのが悲しい所だねえ…
逃げ遅れて殺されそうなのがいたら、少々荒っぽい手段だが【傀儡】で強引に走らせたりして避難させておこう
まあ筋肉痛にはなるかもしれんがな
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
新宿島に漂着した時には、仲間の過去に介入する事になるとは思わんかったぜ
だが縁が出来た以上、力を貸さないわけにはいかねえな
ライラが用意してくれたっつー白服を着用
白は好きだぜ、ペンギンのお腹の色だからな
どうよ、似合う?
道案内はライラに任せよう
信者を動かすのは中々骨が折れそうだが……
こっちも普通じゃないんでね、残留効果、思う存分使わせて貰う
友達催眠で相手の懐に入り込み、仲間の効果と合わせて救助と行きますか
最近の状況とかちょっとした世間話でもしながら、さり気なく外側へ誘導
騒ぎが起きたら俺も声をかけて護衛しつつ逃がしてえ所だな
黒城・廉也
ここが宝心さんの……。
協力は惜しみません。頑張りましょうね。
紛れ込むにはいつものパーカーじゃダメッスよね。
大人しく信徒の方と同じような服を用意しましょう。
ついでにプラチナチケットを使って、敬虔な信徒の振りでもしとくッス
多少地位がありそうな振る舞いしておけば、残留効果で多少動きやすくなりますよね。
騒ぎを起こすなら一方向じゃなく他の場所でも行った方がいいと思うんで、適当に分散。
仲間の様子を伺いつつ、俺は光使いとして光の魔力を使って魔力弾を生み出し、暗闇の中発光させて動揺させるッス。
その後、眼が眩んでいる信者の方々に「ここは危険だから早く逃げましょう!」と呼びかけ避難に移る感じで行きましょう
クィト・メリトモナカアイス
んむ、汝が家族のために戦うのなら。
我は汝の助けになる。
ライラが用意してくれた信徒用の白い服を着て我も移動。
この人数で移動するとさすがに目立つかも?
【モブオーラ】を利用して信徒に紛れつつ、一旦正面と左右の出入り口から別々に入って大人数で目立ちすぎないように。
他の人も集会所に入ったらモナカ爆撃型で危なくないくらいの爆竹投下。すごい音を出す。さらに他の人の【避難勧告】に合わせて「うわーたいへんだー」「なにがおきてるんだー」「いったん外ににげよー」とそんな感じで騒いで出入り口から逃げ出す。そこまで熱心じゃない人とかはつられて逃げてくれる……はず。
旗楽・清政
此度は、ライラ殿の弟御の救出と聞いたでござる。
ライラ殿とは、旅団を同じくしておる馴染み。
なれば、それがしも助力するでござるよ。
して、さすがに具足姿で潜入するわけには行かぬ。
ライラ殿に倣って、信徒風の白い服を纏って潜入でござる。
クィト殿が爆竹を投下してすごい音を立てるようでござるから、
それに乗じて騒ぎ、信徒の脱出を促すと致そう。
「何だ、この音は!?」「もしや、天使の襲撃か!?」
「こんな所に居たら、一網打尽にされちまうぞ!?
早く、外に逃げるんだ!」
仲間達も避難を促す故、粗方の信徒は逃げ出すと思うでござるが、
それでも残る者がいれば「何してるんだ!? 早く逃げろ!」と力尽くで
引っ張っていくと致そう。
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
悪魔の儀式に天使が乱入、両者が入り乱れるTOKYO名物ですかね?
どちらにせよ、看過出来ない話ですね。
仲間のため、義によってお手伝いしましょう。
と、意気込んでみるものの、急いては事をし損じます。
まずは一般信者達と同じ白装束に身を包み、集会場に潜入です。
その際、事が起きた時のために外への避難経路を確認ですね。
アルフェル覚醒前により多くの人々を外に逃がせるよう、経路を複数見繕います。
騒ぎが起きたら、危機感を煽りつつ、経路毎に誘導を分担出来れば良いですが、もし出口が狭かったりしたら殺到して渋滞しそうですね。
予め扉などを外しておくか、最悪、壁を壊すなどで出口を広げても良さそうですね。
凍雲・雪那
ん。これは……嫌な空気。
ライラさんとは、ヨアケで仲良くしてもらってるし。
困ってるなら、力になるのが友達だよね。
儀式に参加してる人と似たような、白い服で潜入するよ。
使える残留効果は全て使用。これで何とか、紛れ込む。
出入り口付近で避難誘導しつつ、頃合いをみて【防衛ライン】を発動。
一般人を、呼び出される天使から隔離する。
レベル低いから、多少の遅延にしかならないかもだけど。
それでも、ないよりはマシだよね。
ん。ライラさんのハッピーエンドの為に。
全力でお手伝いするよ。
サティニフィア・ネイバーライト
目的
一般人の儀式施設から追い出す
目標
混乱させるも群衆の動きの乱れは成るべく最小限に留め目的達成
心情
ライラが今のライラになる瞬間の話、ってやつか…
姉弟の絆を利用して乗っ取りにかかるたぁ許せねぇ
行動
群衆に紛れ出入口の反対側へ
リボルバーランチャーに煙幕弾をセットして合図と共に出口の反対側の壁へ発射
煙で何かは起こってるが具体的にはよくわからない状態を作り出す
人間、何が起こってるか分からないとそこから反対に離れようとするものだ、それが出口なら尚更だぜ
そうやって混乱させるも単純に反対に逃げる事が施設から脱出になるようなシンプル導線は効果あるはず
途中、出口はこっちだなどと誘導も掛けて一般人にゃご退場願おう
ユヴィ・レリオ
ユヴィには…なにも言えないことにゃ…
迷い混んだ子猫の姿で集会所迄潜入する
運命が傀儡を使用したとき現の夢で動かしやすく援護する
仲間の位置は常に把握見方の攻撃の邪魔に成らないよう注意
自分の怪我は一切厭わず積極的に行動し先陣を行く
ただし、危なくなった時は防御優先で反撃をねらう
口調
[人懐っこい猫]
ユヴィ、呼び捨て、にゃ、にゃぁ
[武器を手にし無感情]
私、呼び捨て、言い捨て
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
アドリブ、合わせ歓迎です。
エトルリア・メイオール
連携、アドリブは歓迎だぜ
ライラ、待ってろよ……必ず助けてやるからな!
逸る気持ちを抑えつつ、儀式への潜入を試みるぜ
信者と同じ白い服を着て、まずは内部の様子を調査だ
建物の間取り、信者や護衛の位置と数、そして祭壇の様子といった状況を【パラドクス通信】で随時味方に伝達し続けるぜ
調査中は勿論、連絡するときも物陰に隠れたり祈りを捧げるフリをしたりして、怪しまれねえように振る舞うぜ
陽動や救出等のタイミング調整も任せてくれ
避難経路や状況を観察しつつ、最適なタイミングを通達するぜ
必要なら軽い雷を電気系統に落とし、停電を起こして陽動するぜ
万が一護衛に追われたら、自分を囮にして味方が救出、避難するための時間を稼ぐぜ
ネリリ・ラヴラン
悲しくて、辛い過去でも、こうして辿りつけるのなら
ハッピーエンドに向かう筋書きはまだあるってことね
ライラちゃんが諦めない限り、わたし達も一緒に目指すよっ
用意してくれた白服をまとって行くね
少し窮屈かもだけれど羽や尾も服の中に隠したいわ
まずは信者さんを装って紛れ込み
【友達催眠】を使って、遅れて来た知り合いっぽく振舞うわ
「もう始まってるの?」みたいに進み具合を聞きつつ
儀式中に近くでお喋りは良くないからって感じで遠ざけてしまいたいね
騒ぎが起きたら、率先してパニックになる演技をしながら
と、とととりあえずお外に出よう!って一人手を引いて脱出しながら
他の子も出口へ誘導しちゃおう
アドリブや連携は歓迎だよ
●悪魔信仰
その地に立って一番最初に感じたのは、何だろうか。
懐かしさ? それとも、全く違う感情。
怒り、悲しみ、苦しみ。
それらも通り越して宝心・ライラ(ミス・ハッピーエンド・g01071)は笑顔を浮かべ、「たっだいまー!」と心の中で叫んだ。
本当は声に出したかったけど、我慢。
ふと、施設の入口に立ち、この位置から故郷を見たことは無かったかもなんて考えていると、仲間が小声で話しかけてきた。
「ここが、ライラさんの実家って事?」
ライラに特徴を聞いて用意した、信者と同じ白服に身を包みリディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)は、憤慨した。
「色々な家庭があるものだろうけど、でも子供に枷や鎖をつけるなんておかしいわよ!」
説教よと、憤慨するの姿に百鬼・運命(ヨアケの魔法使い・g03078)も控えめに頷く。
「流石にこれはダメを通り越してアウトだなあ……」
ライラには聞こえない程度で。
「悪魔の儀式に天使が乱入、両者が入り乱れるTOKYO名物ですかね? どちらにせよ、看過出来ない話ですね」
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は、同じ装束を来て働く人々を複雑な思いで見つめる。
「大天使も悪魔信仰も、徹底的に叩き潰してしまおう」
「そうですね。ですが、急いては事をし損じます。まずは、集会場に潜入ですね」
同じ揃いの装束を着ているだけで、こうして施設に近付いても誰も気にも止めないのだから、集団意識というのは不思議なものだ。
施設の中は、まるで1つの小さなコミュニティであった。
「なんだか、すっごくドキドキ!」
誰かの顔を覚えていないかしらと、ライラは見回すも不思議と覚えている顔は無かった。
いや、覚えるつもりがその時は無かったのかもしれない。
殆ど彼女は部屋の中に、あらゆるものから離されて居たのだから。
何か引っかかるものの気にせずライラは施設の街中を歩いて行く。
「ここが宝心さんの……」
「そうよ。お家を自由に歩くのも初めてだし、お友達を招待するのも初めて」
ワクワクするわと、笑顔のライラに黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)も笑顔を返す。
「協力は惜しみませんよ、頑張りましょうね。……それにしてもいつものパーカーじゃダメッスよかねー」
落ち着かないと、白い装束に苦笑が浮かぶ。
どこを見ても白一色。まるで個性をどこかに捨てて来たような、そんな集まり。
かつて、ライラから弟の存在を聞いたことがあると、イリヤ・レダ(『緋』を封ずるモノ・g02308)は気遣うように前を楽しそうに歩くライラの背を見つめた。
「きっと、儀式そのものに介入して台無しには出来ないだろうね。けれど、弟さんは……
まだ、大天使を引き剝がす機会はあるはず」
「ライラが今のライラになる瞬間の話、ってやつか……」
考えるように、サティニフィア・ネイバーライト(スゴ腕情報屋・g00008)は唸る。
ライラの中には悪魔が宿っている。
もしその悪魔が彼女にとりこまれなかったら、ライラは今のライラとしてここに居られるのだろうか。
――その答えは分からない。
ただ……。
「姉弟の絆を利用して、乗っ取りにかかるたぁ許せねぇ」
「んむ、汝が家族のために戦うのなら。我は汝の助けになる」
同じように家族がクロノヴェーダとして現れた、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)にとっては特に他人事ではないだろう。
仲間というだけでなく、姉として今のライラの気持を察する。
「家族? そうね。パパとママにも久しぶりに会うんだわ……あ、出来ればちょっとだけ寄り道したいわ。私がずっと過ごしてたお部屋があるの」
数年ぶりの帰省を楽しむかのように、ライラが仲間を振り返る。
『道案内は引き継ぐぜ。とはいっても、分かりやすい建物だがな』
先行して潜り込んでたエトルリア・メイオール(ロストロード・g01211)がパラドクス通信で、話しかけてきた。
彼は既に集会場の中、信者ひしめく劣悪な会場のキャットウォークの片隅に居る。
学校の体育館。それが建物の印象だ。
潜入するなり、次々雪崩てくる信者から離れるよう端に逃れ、偶然見つけた梯子で上に逃れていなければ、息をするのも窮屈だったかもしれない。
迷い込んだかのように共に潜入したユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)など、放っておいたら潰されていたかもしれない。
それだけの人数が、悪魔を信仰しひしめき合っている。
集会場奥の祭壇は、子供程度の高さの舞台があり遠くの者まで、この儀式が見える形だ。
アルフはその舞台の端で、繋がれたまま儀式を執り行う信者達へ憎しみの視線を向けている。
過去のライラは、祭壇の上で意識を失っている。
新宿島からライラが訪れ、近付いたからだ。
本来は意識があったのだろうが、今は意識が無くて良かったかもしれない。
教祖が短剣で過去のライラの指先を軽く斬りつけ、彼女の血で祭壇に紋様を描いていく。
その様子に信者達は熱狂的に、声をあげ歓喜する。
「ん。これは……嫌な空気」
正面の出入口近くに、モブオーラを纏い潜んでいた凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)は眉を潜めた。
「ライラさんとは、ヨアケで仲良くしてもらってるし。困ってるなら、力になるのが友達だけど……」
猛進的に悪魔を崇める声は、聞いていて決して気持ちのいいものではない。
戦国出身の旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)も、その様子に目をみはった。
宗教に心酔する者が珍しい訳ではないが、これはそれ以上。
「此度は、ライラ殿の弟御の救出と聞いたでござる。それがしも助力するでござるよ」
そう勇んできたが、さすがに具足姿で潜入するわけには行かぬと、白い服を纏って潜入した清政だが。こうして人々がひしめくのを見れば、戦場と大差ない。具足姿でも上から布で隠して乗り込んでも良かったかと思ったほどだ。
アルフとエトルリアは、今にも飛び出していきそうな怒りが沸き起こった。
「ライラ、待ってろよ……必ず助けてやるからな!」
「ユヴィには……なにも言えないことにゃ……」
過去のライラの側にいて、彼女を傷つける彼らが両親。
怒りと悲しみと、複雑な気持が広がる。
ただ助けるだけなら、今すぐ祭壇から攫えばいい。だがそれでは、他の誰も救えない。
逸る気持ちを押し殺し、エトルリアは集会場内の詳細を仲間に伝えた。
「んむ。この人数で移動するとさすがに目立つかも?」
ライラは寄り道をしたいようだし、いくつかに別れた方がいいだろうとディアボロス達は分散した。
「宝物のピエロさんの絵本、持って帰れるかしら?」
「持って帰れるんじゃねえ?」
明るく眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)が、ライラに答えると嬉しそうに振り返った。
黒っぽい服の印象が強い彼が、白を纏っているのはやはりどこか新鮮だ。
「ん? どうよ、似合う? 白は好きだぜ。ペンギンのお腹の色だからな」
彼女の視線に白服の端を掴み、人鳥は笑って見せる。
「少し窮屈だけれど、問題ないよっ」
羽や尾も服の中に押し込んだらしい、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)も笑顔で返す。
メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)も、「私は天使だから」と念入りに二重にローブを羽織って居る程だ。
意識させなければ、獣の耳や尻尾、羽などといった種族特徴に一般人が気付くことはあまりないが、さすがに悪魔を信仰する人達の渦中で最初から天使の翼を見せるのは躊躇われる。
「うん、似合ってるわ!」
そんな軽いやり取りを交わしながら、途中で別れライラは自分の使っていた部屋へ。
彼らは他の信者が近付かないように、その場で彼女を待っことに。
「新宿島に漂着した時には、仲間の過去に介入する事になるとは思わんかったぜ」
「ヨアケの星で、縁が出来たライラさんの宿縁を断つために力を貸すわ」
「悲しくて、辛い過去でも、こうして辿りつけるのなら。ハッピーエンドに向かう筋書きはまだあるってことね」
奇しくもこの教団の教えが目指すのも、幸せな終わりのようだ。
「縁が出来た以上、力を貸さないわけにはいかねえな」
「ライラちゃんが諦めない限り、わたし達も一緒に目指すよっ」
そうしてる間に、お目当ての本を見つけたライラが戻って来る。
彼女の部屋は、薄暗く閉ざされた場所。
だが少なくとも、こうして宝物と思える物はあった。
アルフの部屋は……。
見て来たものを振り払うよう僅かに頭を振り、ライラは仲間に「いきましょう」と、笑顔を見せた。
「ご苦労。順調か?」
揃いの白服姿を纏い、プラチナチケットを使った廉也は堂々と重役出勤信者のような敬虔で偉そうな振る舞いをしながら、そっと集会場に入った。
彼が入るために開いた隙間から、モブオーラを使った他の者も紛れ込んでいく。
薄暗い集会場の中に入れば、そこにあるのは人々の欲が溢れた熱気。
まるでライブハウスのようだ。
かなり悪趣味な、見世物だが。
「もう始まってるの?」
ネリリは友達催眠を使いながら、比較的大人しそうな信者に声をかけたつもりだが。
「さあ、早く祈りましょう。悪魔様が遂にやって来るのよ」
歓喜に震え、熱に浮かされたような声をあげ、誰もが儀式に夢中で全うにおうじてくれない。
もちろん、友達催眠がきいていないなどではない。
「信者を動かすのは中々骨が折れそうだが……こっちも普通じゃないんでね」
いざとなれば力業でと人鳥は考えながら、少しでも会話できそう相手を探し声をかけていく。
「あそこに寝ているのが私? なんだか変な気分」
祭壇に繋がれてる過去のライラを、ライラは眺める。
あの時、こんな風に見えていたんだ。
アルフが何か必死に訴えているが、周りの声に掻き消されているのか誰も取り合おうとしない。
良く見れば、アルフの手首や足首は枷を外そうとして、傷つきボロボロだ。
パラドクス通信で仲間がやり取りしながら、それぞれの出入り口から分散して集会場内に紛れ込む声が聞こえてくる。
儀式は最高潮に。短剣が高く掲げられ、教祖が信者達を煽り。
不意に、アルフが急に大人しくなり小さく何かを呟いた。
――そんなに、幸せになりたいのかよ。
信者達の唱える声に掻き消される中、ハッキリと彼と彼ではない声が零れ。
「んむ。投下ー」
黄金球体がフワリと信者達の頭上へと漂って、ドカン!!
爆発といっても〈浮遊球形ガジェット『モナカ』爆撃型〉の火力はおさえ、爆竹並に音だけ派手な爆破を起こした。
「何だ、この音は!?」
「うわーたいへんだー」
「こんな所に居たら、一網打尽にされちまうぞ!? 早く、外に逃げるんだ!」
クィトが起こした騒ぎに乗じて、清政も声を上げる。
「と、とととりあえずお外に出よう!」
この事態に驚き怯えてる少女にネリリは声をかけ、手を引く。
今度は声は届いた。そのまま周囲の数人を巻き込んで、共に目立つように出口に向かい、他の者にも逃げたほうがいいと思わせる。
「いったん外ににげよー」
クィトが外へと向かい。何人かが逃げ始めると不思議と、集団は誘われやすい。だが……。
「落ち着くのです。儀式を止めてはいけません。災いが起こるのであれば、今こそ悪魔を召喚し願うのです」
良く通る声で、教祖は信者達に呼びかけ儀式の継続を促す。
必然、熱心な信者達は舞台に集まり、その場を護ろり儀式をやり遂げようと教祖に賛同していく。
騒ぎが沈静しそうになった所に、廉也が光使いの力を使い、魔力で闇に光を放った。
「もしや、天使の襲撃か!?」
「ここは危険だから早く逃げましょう!」
輝きに、再び集会場の中に動揺が広がり、廉也に誘導され信者達が動き出し。
ダメ押しと、リディルとメルキディアが避難勧告を発動させた。
赤い光が明滅しながら集会場の中に溢れ、サイレンが鳴り響き。〈リボルバーランチャー〉に煙幕弾をセットしたサティニフィアは舞台に向かって発射した。
「人間、何が起こってるか分からないとそこから反対に離れようとするものだぜ」
集会場の中が混乱に包まれた所で、出入口を一斉に開け放ち、暗幕を取り払う。
正面の出入口に至っては、人々が殺到しても耐えられるようにとフィーナが仲間と壁を壊し広げている。
差し込む光が集会場内を照らし、立ち込める煙と事態に混乱した信者達は、外へと溢れ出していく。
「ライラさんはヨアケの星で出会った大切な友達よ、弟さんも助けにいくわよー!」
「ここは任せて、ライライさん。行って!」
過去に向けての道を拓いていくわと、メルキディアは見上げた。
ありがとうと高く跳び上がったライラは腰の翼を羽ばたかせ、更にエアライドで宙を蹴って真っ直ぐ舞台へ。
着地するなりライラは、祭壇で気を失っている過去の自分を縛る鎖を、ピエロな私なら脱出マジックくらいへの河童と外してみせマジマジと覗き込んだ。
まだ、本物の悪魔を知らない私。
まだ、ディアボロスでない私――。
「あなたも私を見習いなさい。お寝坊さん」
と優しく過去のライラの寝顔にデコピンをしたところでザワリと空気が揺れた。
両親と、そしてアルフと目が合う。
顔は……隠れていない。
「……ただいま?」
いつものように笑顔で挨拶すれば、二つの異なるリアクションが返ってくる。
1つは歓喜。
1つは悲鳴。
「は、はははは、成功したのか……あなた様は悪魔ですね?」
教祖はライラを崇めるように膝をついた。
同じ顔の娘が現れたのだ。刻逆を知らない者が、そう勘違いするのも無理はない。
そして半分は正しいのだから。
「あ、あ、ぁぁぁ……」
苦しみ嘆くアルフの中では、アルフェルが囁く。
――君が迷っていたから、お姉さんは悪魔に持ってかれちゃったよ。
顔を覆い崩れるアルフの背に白い翼が広がる。
いけないと、イリヤは舞台に跳び上がりライラの両親を屋外に連れ去ろうと手を伸ばした。
だが教祖である父も母も、祭壇に現れたライラに祈りを捧げ悪魔への感謝と呪文を唱え敬い、意地でも動こうとしない。
他は……。
彼らの善悪は別として、今は死なせたくないと、イリヤは振り返った。
大半の者が避難勧告で脱出に向かっているが、思っていたより多い人々が膝をつき舞台に向けて祈りを捧げている。
避難勧告は、『範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める』能力。
つまり――。
「……正直、助けるのはどうかと思うような連中だが、それでも助けなければいけないのが悲しい所だねえ……」
左右の扉を閉じ、運命と雪那は防衛ラインを引いた。
「多少の遅延にしかならないかもだけど。それでも、ないよりはマシだよね」
一般人の誘導は、ほぼ終わっている。少なくとも、敵はこの一線を越えられない。
後は力技でと、ユヴィは現の夢の歌声を辺りに響かせた。
その歌声を聞いた「通常の生物は全て夢現」になっていく。
つまり、もうここで祈っている人達は――。
約三十前後。集会場に集まっていた人の半分よりは少ないが。
彼らの背中に翼が生え、その表情は幸福に包まれ笑いながら次々と羽化していく。
「ははっ……悪魔になちゃったなら、もういいや……間に合わなかったんだ……」
アルフが悲しそうに呟き、彼の心が奥に閉じこもっていく。
四枚の美しい翼が広がり、アルフはアルフェルに。
鎖は千切れ、信者の羽化は加速する。
「願いは何だっけ? 幸せになりたいんだったよね。おとーさん?」
イリヤが逃がそうと捕まえてた教祖が、彼を振り払うように弾き笑いながら羽化する。
「さあ、もっと笑って、幸せになって。あははっ」
予測よりは多くの人を逃がせたはずだ。だが目の前で天使へと変貌する人々を見るというのは、気分のいいものではない。
眠る過去のライラを護るようにライラは前へ進み出て、アルフ――アルフェルと向き合う。
「待っててアルフ。直ぐに、最高のハッピーエンドを届けてあげる」
「あは。安心して、ボクがおねーさんを、はっぴーにしてあげるよ」
父と母は、悪魔を信仰し天使にされ。
姉は悪魔を取り込み、弟は天使となった。
こうして舞台の上に、宝生家の面々が揃うのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【モブオーラ】LV3が発生!
【避難勧告】LV2が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
【友達催眠】LV2が発生!
【プラチナチケット】LV2が発生!
【防衛ライン】LV2が発生!
【現の夢】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV3(最大)が発生!
【ダメージアップ】LV4が発生!
【命中アップ】LV3が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
覚醒したアルフェルは気が付く。
ここに居ないはずの何者かが、彼の歴史に混ざっていることに。
家族の感動のご対面もいいが、まずはなりかけの己の護衛が必要だ。
完全覚醒できなかったが、力がないわけではない。
十分にアルフは苦しみ、力を求めたのだから。
そうするしかない程、彼を追い詰めた両親と信者には感謝しかない。
せめてボクの敬虔な信者にしてあげよう。
そして、僅かだが侵入者を排するためにもと、護衛を召喚する。
溢れる光から、魔法円の天使が召喚されアルフェルを護るように立ちはだかるのであった。
相原・相真
生贄、悪魔信仰
…正直助けるべきなのかと考えてしまうけど、でも出来ることはしたい
何か出来たんじゃないか、って後悔はしたくないですから
覚醒した人たちが他の人たちを傷つけないよう、
間に入り立ち塞がるようにして戦闘
元に戻すために呼びかけながら攻撃(説教パンチ)を行っていきます
悪魔にすがって、天使に奪われて、それがあなた達の終わりでいいんですか?
…それが望んだことなら仕方ない
けどそうじゃないのなら、もう一度生きて考えるべきだ。ここで終わりにしちゃあダメです!
そして宝心さんのご両親にはもう一つ
貴方たちはここで終わるべきじゃない
天使としてでなく二人の親として、
子供たちの姿とちゃんと向き合ってみせろ!
宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎
参加可能フレームが1つのみの場合は後日提出する③を優先
「お父さん、お母さん。2人のお陰で私は立派な悪魔様になれました」
2人の幸せの絶頂はきっと今
悪魔な私の元気な姿を見せる事が、私にできる最高の親孝行よね
「今まで…“よくも”ありがとう」
でも心の中で膨れ上がるこの黒い感情は何?
こんなのいらない!
早く全て塗り潰さなくちゃ!
反撃の影響か、信徒を救おうと説得する皆の優しさに絆されたのか
「これが私のハッピーエンド?」
湧いた疑念に手を止め仲間の声に耳を傾ける
私の友達は本当にいい人達ばかりだ
どちらにせよ天使達は一度終わらなければならない
「バカバカしい」の名を冠する極彩色で力の限り全てを塗り潰す
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
ライラにとって、真のハッピーエンドは
本当にこのままここで終わらせる事なのか……?
バイビークの射撃による牽制など、主に敵の動きを阻みにかかる
更に、パラドクスの本命弾……
氷獄の悪魔から奪った魔力を、フリージングミサイルとして撃ち出す
説得にかかる味方をサポートするため、まずはこいつで動きを止めるッ
羽や足元を狙えばいけるか?
誰もが強くあれるわけじゃねェ……
この狂信がそういう所につけ込まれたのか
元々そうだったのか俺には解らんがね
もう一度しっかり家族と向き合うべきだと思うぜ
だが俺の仲間の敵、であるなら
容赦するつもりはねェ……次は当てる
●天使と悪魔
大天使『笑顔の使徒アルフェル』の覚醒と共に、集会所は笑顔に包まれた。
楽しそうな笑い声と天使に囲まれる中、宝心・ライラ(ミス・ハッピーエンド・g01071)も笑顔をを浮かべた。
「お父さん、お母さん。2人のお陰で、私は立派な悪魔様になれました」
赤黒い立派な悪魔の翼を広げ、ライラはショー開演の挨拶をするかのようにお辞儀をする。
祈る、祈る。
天使となった、悪魔信仰の信徒達は。
幸せそうに笑みを湛え、天を仰ぎ賛美の歌を唱和しはじめる。
如何に天使が素晴らしいか、如何にこの信仰が尊いか。
「そうよね。2人の幸せの絶頂はきっと今。笑い飛ばしちゃいましょう!」
待ち望んでたこの時を祝うように、喜びでいっぱいに。
悪魔な私の元気な姿を見せる事が、私にできる最高の親孝行よねと、ペンキバケツ〈フレフレ☆ガンバケット〉に浸した絵筆の扇〈ハミング・ヒュー〉を振るえば、『Fiddle-de-dee(フィードゥルディディー)』と陽気な音と共に色が爆発し、魔力の奔流が喜びの色に塗り替えるように広がっていく。
――皆を笑顔に幸せに。上から色を重ね、塗り替えて。
「生贄、悪魔信仰……正直助けるべきなのかと考えてしまうけど……」
逃げ遅れが居ないか、天使に覚醒してない信者が残ってないかと抑えながら相原・相真(銀腕・g01549)は、見渡した。
笑っている。もしくは幸せそうに微笑んで。
そこに元の人格を感じるのは難しいが、晴れて人を捨てられた喜びは在るのだろうか。
「悪魔にすがって、天使に奪われて、それがあなた達の終わりでいいんですか?」
言葉と共に『刻装接続:愚者ノ歩(クロノコネクト・ブレイブロード)』で、想いをぶつける。
何か出来たんじゃないか、って後悔はしたくない。
「……それが望んだことなら仕方ない。けどそうじゃないのなら、もう一度生きて考えるべきだ。ここで終わりにしちゃあダメです!」
多少強い衝撃と共に揺さぶられ、ハッと恍惚だった瞳に光が戻る。
若干、ショック療法のような感じになったが、声が届かないよりはマシだ。
「俺は……家族が殺されたんだ。暴走した車に全部奪われて……」
どうやって生きて行けばいいか、何に縋ったらいいか分からない。頭を抱え、天使の翼を震わせ、彼は嘆いた。
彼の気持を全て理解することは出来ないが、これだけは言える。
「だからって、人間を止めていいのか?」
「この狂信がそういう所につけ込まれたのか、元々そうだったのか俺には解らんがね」
もっと周りを見てみなよと、眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)は大型銃槍〈バイビーク〉で『フリージングミサイル』を天使達の足元に向けてはなった。
広がる冷気に、足をとられ天使達の祈りは光弾を生み出し、あちこちで連鎖的に爆発を引き起こした。
ライラの両親も祈った。
「あはははっ! 愉快だね。あんなに悪魔に縋っていたのに、天使が願いを叶えてくれるなんて」
ああ、でもとアルフェルの振り返る先にはライラがいる。
「おねーさんを悪魔に出来たから、そっちも叶ったのか。おねーさん、ステキなご両親に一言どうぞ?」
この混乱を楽しむように宙返りをして、アルフェルは拳をマイクのようにしてライラの前に笑顔で差し出した。
両親へ……何を……?
蘇る過去の日々。両親は、彼女に何をしてくれただろうか。
「……今まで……“よくも”ありがとう」
膨れ上がる黒い感情に、ライラの中の悪魔も喜びアルフェルの反対側の手の中に金の鍵が握られ。
――こんなのいらない。早く全て塗り潰さなくちゃ!
ハミング・ヒューを手に、両親だったものへとライラの手が振り上げられる。
と、その眼前を凍結弾が横切り奥にいた天使の動きを止める。
自分が狙われたわけではないが、これだけディアボロスが多いとライラの命を狙うのは簡単なことでは無さそうだ。
アルフェルは宙へと舞い、距離をとった。
「誰もが強くあれるわけじゃねェ……」
だがと言葉を飲み人鳥は、広がる感情と葛藤するライラとその両親に向かって投げかける。
「もう一度しっかり家族と向き合うべきだと思うぜ。だが俺の仲間の敵、であるなら容赦するつもりはねェ……次は当てる」
「貴方たちはここで終わるべきじゃない。天使としてでなく二人の親として、子供たちの姿とちゃんと向き合ってみせろ!」
彼らの言葉が、宝心家の人々の胸に突き刺さる。
何故、こうなってしまったのだろうか。
なぜ――。
「これが私のハッピーエンド?」
周囲へと目を向け、ライラは手を止めた。
「ライラにとって、真のハッピーエンドは、本当にこのままここで終わらせる事なのか……?」
ゆっくりと呼吸するように彼女は、その場の声に耳を傾けた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【友達催眠】がLV3になった!
【照明】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
リオーネ・クア
アドリブ・連携OK
ここがライラさんの家…
俺はデーモンだけどある神の信者だ
悪魔信仰をしている人達とは相いれない
子を生贄にしようとした親なんて言語道断だと怒ってる
ただ死んでいいとも思ってない
だけど怒ってるから、かける言葉は見つからないや
だからライラさんが弟さんの元へ行けるように、護衛を倒す手伝いをしようと思う
サーヴァントのロッソを召喚して、共に赤の双翼魔弾を放つ
共闘するディアボロスの状況を見て
集中攻撃して各個撃破するか
多くを攻撃して俺へ注意を向けさせるかを決める
敵の攻撃は魔力を高めて、魔力障壁を俺とロッソの周りに展開して防ぐ
振るわれるのが魔法の武器なら、魔力による防御は特に有効なんじゃないかな
月見里・千隼
※連携、アドリブ歓迎
ライラさんも仲間の1人としていつも世話になってるからな
説得と救出の邪魔はさせない…露払いは得意だ任せてくれ
主演のお通りだ、道を開けろ護衛ども
ライラさんとアルフさんに真のハッピーエンドを…
いいや、より良い続きの未来を迎えられるように微力ながらも力添えするぞ
『寝覚月』で鋸部分が回転鋸になってる雷のチェーンソーノコギリザメ達を召喚
火も風も水も地も電気を起こす力となり糧となる(※発電所の意味をも含めた言い回し)、
その程度には獰猛なサメは怯まない
貴様らを雷霆で穿ち鋸部位で裂き牙で喰らい尽くすぞ
反撃は【エアライド】を駆使し【ガードアップ】で大痛手にならぬようにする
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
大事な話の最中よ。
横槍を入れるような、無粋な真似は見過ごせないわね。
敵陣へ飛び込み【連続魔法】を用いて無数に刃を生成、戦場に舞わせ翻弄します
飛来する光弾は撃ち落とし、斬り払い無力化
近接と遠隔を織り交ぜた、八方からの攻撃を仕掛け護衛を引き剥がすべく追い立てましょう
こちらに対し防御を固めている者には【念動力】で精密な刃の操作を行い盾を迂回、死角から止めを刺します
邪魔立てされるのはこちらも都合が悪いですから
隙を見せる者は確実に仕留めていきましょうか
散りなさい。お前たちの出る幕では無いわ。
●Ace of Sword
呼び出された『魔法円の天使』は翼を広げ集会場内に溢れ、『クリアホワイト』となった天使をけしかけ、ディアボロスを排除させようとしながら『笑顔の使徒アルフェル』の護りを固めようとした。
舞台の悪魔を排除すべく、殺到する彼らを制すように弾丸と斬撃が行く手を阻む。
仲間の為ならそれは道を切り開き、敵に対しては容赦ない壁となって立ちはだかる。
「大事な話の最中よ。横槍を入れるような、無粋な真似は見過ごせないわね」
静かに斬り込みアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は、周囲に魔力で〈黒鉄の槍刃〉を生成し、切っ先を突き付ける。
「主演のお通りだ、道を開けろ護衛ども」
アルフェルにライラを近づけまいと、飛び交う天使に照準を合わせ月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)は撃ち落としていく。
「ライラさんとアルフさんに真のハッピーエンドを……いいや、より良い続きの未来を迎えられるように微力ながらも力添えするぞ」
見たところ、ライラと両親との再会でも時間が掛かりそうだ。
ならば、その間に少しでも憂いを。邪魔を排する。
「……露払いは得意だ任せてくれ」
放たれた『寝覚月(ネザメツキ)』で召喚されたチェーンソーノコギリザメは、バチリと雷を放出しながら牙を剥く。
追撃するようにリオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)とメーラーデーモン『ロッソ』が放った『赤の双翼魔弾(ロッソ・マジックボルト)』が天使を撃ち抜く。
「子を生贄にしようとした親なんて言語道断だ。だが……ただ死んでいいとも思えない」
彼も悪魔を宿した身だが、神の信者である。そういう意味でも、ここに溢れる天使と外に居る人々とは相いれない。
見下ろした舞台では、ライラが葛藤しているのが見える。
現在のライラの気持。過去のライラの気持。そして未来は――。
「俺は怒っている。けど、あなた達にかける言葉は見つからないや。だから、せめてライラさんが弟さんの元へ行けるように、この力を振るうよ」
その分、他の人が言葉を投げてくれるだろう。
そして、どれだけの人がライラを慕い彼女の為にと心を寄せてくれているか知るだろう。
天使は火の棒や水の杯を手に、『エレメンタルブースト』で力を行使してくる。
炎は渦巻き、杯から溢れる水は激しい流れを起こす。
水流から脱したリオーネは、上空へと逃れしつこく追ってくる流れを魔力障壁で抑えながら次弾を構え。
「その程度、獰猛なサメは怯まない。火も風も水も地も電気を起こす力となり糧となる」
炎に耐えながら、千隼は火力を寝覚月の電力へ。
「貴様らを雷霆で穿ち、鋸で裂き、牙で喰らい尽くすぞ」
「偽り、掻き消せ」
雷を帯びた寝覚月たちが雷撃を放つ中、アイネリスの『燻る軌跡(クスブルキセキ)』により放たれた槍刃が踊るように飛び交い。
天使が展開する魔法円を突き破らんと、突き刺さる。
即座に魔力光弾が放たれ、頬を掠めるもアイネリスは怯まない。
「邪魔立てされるのは、こちらも都合が悪いですから」
もう一刃。同じ位置に重ねるように、刃を穿ち眼鏡の奥から冴える眼差しを天使に向ける。
「散りなさい。お前たちの出る幕では無いわ」
天使が光弾を放つと同時に、次の刃が飛ぶ。
念動力で回り込ませた刃と挟みこむように、狙う刃の先はただ一つ。
一点を連続して穿った切っ先は天使の喉をつき、背後から胸を貫いた。
天使の墜落に、覚醒したばかりの天使達は、笑い声を止め、どよめいた。
どうやら、まだ彼らに人の心は残っていたようであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【グロリアス】LV1が発生!
リディル・ヴェント
攻撃はSGDT使用。
天使になれて嬉しい?
悪魔でも天使でも何でも良かったのかしら?
何かにすがりたい気持ちは分からなくはないわよ。
でも幼い子達を虐げる意味は全然わかんないわ。
教祖様の言う通りにするのは楽よね。
アナタ達はライラさん達の楽しい時間を奪ったのよ分かるでしょ
元々普通の人間だったんだから。
逃げずに思い出しなさいよ。
天使として死ぬなんて許さないわ、人間として生きてこの教団を解体して、同じ過ちを起こそうとする人間を止めなさい。
わかった!?
両親の事はライラさんに任せるけど…アタシは両親含めて全員人間に戻したいわ。このまま死なせたら残った信者達が神格化させるかもしれないわ、また繰り返されるのはダメよ
エトルリア・メイオール
連携、アドリブは歓迎だぜ
ライラの両親を始め、覚醒した信徒の人達を説得するぜ
説得に成功するか完全に不可能になるまで攻撃しねえ
辛かったんだよな……悪魔に縋るしかねえほどに
けどな、奴らに縋ったって与えられるもんは本当の幸せじゃねえ
あいつ……アルフがなんで今日まで生きてきたか分かるか?
助けたかったからだ、信じていたからだ、ライラのことを!
人としての幸せを信じていたからだ!
もう一度、人として幸せになるため頑張ってみようよ!
不安ならあたしも手を貸すさ
家族揃ってクリームシチューを食べるような、幸せな家族を目指してみようよ!
振るうは巨斧、奏でるは勝利の凱歌
人としての信念を貫き通し英雄となった或る闘士の詩
イリヤ・レダ
アドリブOKです
「初めまして、アルフくん 間に合うよ キミの献身を無駄にしない…!」
届くか分からないけれ伝わって欲しい
ライラさんと交わした言葉を覚えている
貴方のハッピーエンドを否定したい訳じゃない
それでも それでも 別のハッピーエンドもあるかもしれないって
軋む心を奮い立たせる様にペンダントを握りしめる
天使化した人達を、死なせることなく戻したい
パラドクスは「緋閃の断影」を
「ヒトは平等でも公平でもない
世界が自分と他人を隔ててしまって居る様に
オレ達は魂を身体に載せて一度きりの旅をする
苦難から信仰の道に縋った人もいるかもね
でも、終わりでいいの?信仰の終着点は此処?」
斬る前に、ありったけの言葉を
クィト・メリトモナカアイス
終わりをどう迎えるかというか。
どう終わりに向き合うかは生きる上でとても大事なこと。
例えば、死んでも信仰があれば死者の間にて蘇る。そう信仰があれば死を恐れずにすむように。
信仰は生の不安を取り除くためのものであり、死に向かうためのものではない。
汝らにもこう生きたい、こんなことをしたい。あるいは死んだ後もこうしたい、こうありたいというのがあったはず。
信仰とはその為の手段に過ぎぬ。
汝ら信仰に囚われし者。汝らの本当にしたいことは何なのか、それが今の汝らでできるのか、汝らの真の想いは何か。もう一度考えてみるとよい。
お話が終わったら「震わすは鬣なき獣」。黄金猫拳打棒で殴り飛ばす。
百鬼・運命
相変わらず天使信者も悪魔信者も碌なのがいない
いかんな。元々救うのが乗り気でないのを義務感と道徳心で言い聞かせているから、手が滑ったら、うっかり殺ってしまいそうだ
…と偶然に見せかけてさっくり殺れたら、楽なんだけどなあ…そういうわけにもいかないか
哀しいかな。エゼキエル出身なので、天使や悪魔に乗っ取られたというのは何度か経験済みで…困った事に対策済み
形無き物も斬れる『祓乃太刀』で中身の天使だけ切り裂いて一般人を戻していこう
「正直、殺すといろいろと面倒なんでね。さっさと人間に戻ってくれないか?まあ戻らないなら戻りたいと哀願するまで痛めつけるだけだが…貴様ら程度で手を汚すの汚させるのもまっぴらごめんだ」
サティニフィア・ネイバーライト
目的
覚醒天使の撃破
目標
天使だけを滅し人々を救う
心情
ちっ、結構間に合わなかったのも多いぜ
過去の因果は流石にそう変わってはくれねぇってか?
幸いその瞬間には立ち会えたんだ、このチャンスを最大限活かさせても裏うぜ
行動
覚醒直後とはいえ光の剣が自動で飛んでくるのは厄介だ
此方も自動飛盾である程度は受けれると思うが多少傷つくのは覚悟の上、致命傷さえ避けれればいいのさ
翼の魔力を迸らせ光たる天使どもを包み込むぜ
一思いに握りつぶしちゃいけねぇからゆっくり優しく孵った雛の翼を手折るようにな
手加減が上手くいかねぇようなら仕方ない、大人しくぶん殴るしかねぇな
多少の痛みはガマンしてくれや、こちとら正義の味方じゃねぇんでね
●The Death Reversed
天使の未来にも、絶対の幸せはない。
その事実が羽化したての天使に、動揺を引き起こした。
元々、悪魔に縋っていたのだ。無理矢理、天使にされた彼らの志は低い。
それでも天使の形を為し続けている要因があるとすれば、現実への絶望などだろう。
「ちっ、結構間に合わなかったのも多いぜ。過去の因果は流石にそう変わってはくれねぇってか?」
もっと減らせられるかと思っていた、サティニフィア・ネイバーライト(スゴ腕情報屋・g00008)は、集会場に残り天使へと羽化した人達を見て呻いた。
彼らが少しでも人として生きることに希望を取り戻してくれたり、今までの悪魔信仰での行いに後悔を抱いてくれたらいいのだが。
「相変わらず天使信者も悪魔信者も碌なのがいない……」
対して百鬼・運命(ヨアケの魔法使い・g03078)の方は、いかんなと呟きながらも比較的この状況を割り切っていた。
悪魔を信仰していた果てに、こうなった彼らを救うことには乗り気でない。
だがまだ人ではある。その最後の欠片が、彼に義務感と道徳心を抱かせていた。
「……手が滑ったら、うっかり殺ってしまいそうだ」
そう言いながらも形無き物も斬れる『祓乃太刀(ハラエノタチ)』を、その手にする。
中身の天使だけを斬るつもりではあるが、最終的にはその人次第なところが悩ましい。
「偶然に見せかけてさっくり殺れたら、楽なんだけどなあ……そういうわけにもいかないか」
嘆く天使は言う。
これから、どうやって生きて行けばいいのかと。
何に、縋ればいいのかと。
エゼキエル出身の彼はきっと何度か、これに近い事態にも遭遇しているのだろう。
だが物理だけでは、中身の何かを祓っただけでは解決できないことを、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は良く知っている。
強い信仰。その果てに、揺るがなかった者達を。
砂の大地でクロノヴェーダとなった人達に届かなかった手を、彼女は見聞きしてきたことだろう。
軽く目を伏せ、騒ぐ天使達に告げる。
「終わりをどう迎えるかというか。どう終わりに向き合うかは、生きる上でとても大事なこと」
例え今生が辛くとも、何もせず簡単に手を放していいものではない。
そして、何を信じるかは自由でもある。
「例えば、死んでも信仰があれば死者の間にて蘇る。そう信仰があれば、死を恐れずにすむように。信仰は生の不安を取り除くためのものであり、死に向かうためのものではない」
では、この事態は何なのか考えよ。何をしたいのかと、問いかける。
「何も考えず、教祖様の言う通りにするのは楽よね」
リディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)は少し厳しい口調で天使達に話しかけた。
「辛かったんだよな……悪魔に縋るしかねえほどに。けどな、奴らに縋ったって与えられるもんは本当の幸せじゃねえ」
エトルリア・メイオール(ロストロード・g01211)は『レジェンダリースマイト』を響かせ、更に言葉を伝承詩に乗せ紡ぐ。
「あいつ……アルフがなんで今日まで生きてきたか分かるか?」
「え、何々? 僕のこと? 僕だったら、とっても幸せだよ。みんなが、いっぱいアルフくんに”優しく”してくれたから、こうして僕が覚醒できたんだもの」
だから、いっぱい幸せにしてあげないと。
笑い声と共に、神々しい光を振り撒き、アルフェルはディアボロスの声に耳を傾けかけた天使の意識を再び自分の元へと戻す。
祈る。祈る。天使は浄化を願い。美しい歌を響かせて。
その歌声を聞いた者の戦意を奪うように、美しい声を響かせる。
「違う! 助けたかったからだ、信じていたからだ、ライラのことを! 人としての幸せを信じていたからだ!」
こんな結末は望んでいない。彼は姉を助けたかったから、力を望んでしまったに過ぎない。
「ヒトは平等でも公平でもない……」
強くイリヤ・レダ(『緋』を封ずるモノ・g02308)は、〈傷だらけのペンダント〉を握りしめた。
そこに納められているのは、かつての仲間の写真。
助けられる命を諦めたくないと、軋む心を奮い立たせイリヤは魔力を刃に、その手に〈緋幻の刺刃〉を、想いをのせて斬りつける。
「世界が自分と他人を隔ててしまって居る様に、オレ達は魂を身体に載せて一度きりの旅をする。苦難から信仰の道に縋った人もいるかもね。でも……」
届く寸前で止まった刃越しに、イリヤは吐き出す。
「終わりでいいの? 信仰の終着点は此処?」
己の血液を媒介に、自身の領域を広げ『緋閃の断影』を繰り出した。
仲間の数々の声に耳を傾け、ライラは膨れ上がる黒い感情と向き合う。
このまま手にした悪魔の力で、塗り潰すことはきっと簡単だけど。
翼を広げ飛び立とうとする、天使達に氷獄の悪魔から奪った魔力を人鳥がバイビークで打ち込み、足元を凍らせ捕え正面にリディルが立った。
「アナタ達はライラさん達の楽しい時間を奪ったのよ、分かるでしょ。元々普通の人間だったんだから。逃げずに思い出しなさいよ」
彼らの翼から放たれる浄化の光弾が飛び交えば、撃ち合うように『S.G.D.T(スーパー・ガンバリ・デタラメ・トウキ)』で応戦し。
祈るしかできなくなった両親だった天使に、言葉を投げる。
「天使になれて嬉しい? 悪魔でも天使でも何でも良かったのかしら? 何かにすがりたい気持ちは分からなくはないわよ。でも、幼い子達を虐げる意味は全然わかんないわ」
ライラもアルフも、彼らが助けることが出来たはずだ。
でたらめに飛ばす闘気が、上手く当たらなくても今は気にしない。
「汝らにもこう生きたい、こんなことをしたい。あるいは死んだ後もこうしたい、こうありたいというのがあったはず。信仰とはその為の手段に過ぎぬ」
「天使として死ぬなんて許さないわ、人間として生きてこの教団を解体して、同じ過ちを起こそうとする人間を止めなさい。わかった!?」
「あ、ああああああ!」
先に頭を抱え悲しそうに叫び崩れたのは、母の方であった。
教祖である父を、真っ先に止められたかもしれなかった人。
クィトは〈黄金猫拳打棒〉を両親に突き付け、そして他の天使達を振り返る。
「汝ら信仰に囚われし者。汝らの本当にしたいことは何なのか、それが今の汝らでできるのか、汝らの真の想いは何か。もう一度考えてみるとよい」
ある者は人と上手く話せず心を閉ざし、ここへ来た。
又ある者は、家族に愛されず虐待され、救いを求め。
とある者は、未来に絶望し。
別の者は、悪魔にこそ希望があると信じ。
集まった者の思いは多種多様だが、誰もがこの信仰の先にそれぞれの未来を描いていたはずだ。
こんな終わり方を、本当に望んでいたのだろうか――。
「お遊びはお終い。後は汝らが決めるだけ」
黄金猫拳打棒を大きく振り、『震わすは鬣なき獣』を発動させ教祖であった天使を殴り飛ばす。
「もう一度、人として幸せになるため頑張ってみようよ! 不安ならあたしも手を貸すさ」
勝利の凱歌を響かせ、エトルリアは周囲に勇気を沸き起こさせる。
僅かでも。まだ残っている彼らの人の心に届と、その響きを。
己の身体より大きな巨斧〈勇将の斧〉を振るいながら、エトルリアの紡ぐ伝承詩は、人としての信念を貫き通し、英雄となった或る闘士をの一幕を歌い再現する。
「家族揃ってクリームシチューを食べるような、幸せな家族を目指してみようよ!」
――幸せ。
その言葉は、ライラの中でも灯火となる。
(「私の友達は本当にいい人達ばかりだ。どちらにせよ、天使達は一度終わらなければならない」)
盛大に極彩色の力を振り撒き、ライラは白を鮮やかに塗り替えていく。
そこに先程までの黒い感情は無い。
「初めまして、アルフくん 間に合うよ キミの献身を無駄にしない……!」
アルフェルの中に居る彼に届くように、イリヤは呼びかけながら天使に向かう。
「ライラさんと交わした言葉を覚えている。貴方のハッピーエンドを否定したい訳じゃない。それでも……それでも、別のハッピーエンドもあるかもしれないって!」
アルフェルの表情が悲しそうに歪み、動きが一瞬止まる。
血液を媒介に、研ぎ澄ました刃の様に凝縮した『緋閃の断影』が天使の翼を刻み赤く染めた。
そして、一人の女性の背から翼が散り消えていく。
「お母さん……」
戸惑う声は、アルフェルの中から零れ落ちた。
アルフは、確実にまだそこに居る。そう誰もが革新した。
「正直、殺すといろいろと面倒なんでね。さっさと人間に戻ってくれないか?」
「このまま死なせたら、残った信者達が神格化させるかもしれないわ。また繰り返されるのはダメよ」
(「まあ戻らないなら戻りたいと哀願するまで痛めつけるだけだが……」)
運命の振るう太刀は、
ここで彼らを人に戻すだけじゃない、この場からも解き放ちたいとリディルは闘気を飛ばし、サティニフィアは『Hug In The Darkness(ヤミノホウヨウ)』を広げた。
量の翼を大きく広げ、闇色の魔力が彼らを帳へ誘うかのように、優しく包み込む。
「手加減が上手くいかねぇかもしれねぇが、多少の痛みはガマンしてくれや。こちとら正義の味方じゃねぇんでね」
一人、また一人と天使は力を失い人の姿へ。大半の者は人へと戻ることを望んだ。
仲間の声と、彼らの気持が、鮮やかな色を取り戻させる。
――私のハッピーエンドは……?
ライラは『バカバカしい』の名を冠する極彩色を、教祖だった天使に盛大にお見舞いした。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【イルカ変身】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
人々の避難は済ませましたが、問題はまだありますね。
天使化してしまった方々の救助はお任せして、此方は取り巻きを排除して障害をなくしましょう。
まずは『幸福の輪舞曲』で仲間を鼓舞しつつ、細剣に呪詛を宿します。
幸福の押し売りは遠慮したい所ですが、それ以上に、ライラさん達家族のぶつかり合いの邪魔はさせません。
疾く退いて頂きます。
戦闘では細剣を構えて接近戦に持ち込み、一撃離脱の戦法で戦います。
自分勝手な幸福の押し売りなんて、他者には悪意にもなるのです。
その邪念、払わせて頂きます。
私達とて、確固たる信念があるのです。
理解させる気のない思念をぶつけられたからといって、惑わされるものですか。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
残留効果を活用する
ライラさんの宿縁の邪魔はさせない
護衛たちと先に交戦、彼らが説得や救出を妨げぬよう立ち回る
悪魔も、大天使も、誰も彼も利用するばかり
ライラさんの、アルフさんの人生まで利用できると思うな
パラドクス通信で味方と連携
防衛ラインを敷き、護衛もアルフェルも、説得のあいだご両親の方へは行かせない
戦況を観察し、敵味方の動きを把握
羽搏きに乱気流を呼び起こして、敵群を吹き飛ばし、ライラさん達の道を拓き
味方には先行の加護を
仲間と狙いを合わせて、確実に倒していく
反撃は魔力障壁を張って精神波を緩衝
己の行動に集中しつつ、忍耐力で耐える
混乱させようとする敵の意図を看破し続け、内容は受け流そう
ユヴィ・レリオ
邪魔なモノは排除…
私に出きることはこの程度…
だからこそ確実に仕留めていく…
invisible blade
紅い死の香りの両刀で動く
ミラージュスラストを攻撃手段とし急所を狙い確実に倒す
仲間の位置は常に把握見方の攻撃の邪魔に成らないよう注意
自分の怪我は一切厭わず積極的に行動し攻撃する
口調 武器を手にし無感情
私、呼び捨て、言い捨て
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
アドリブ、合わせ歓迎です。
三苫・麻緒
出遅れちゃった分はここからの働きで取り返さないと
辿り着いた結末をハッピーエンドと見做すか否かは人によるんだろうけど、ただ立ち塞がろうとする相手に遠慮は必要ないでしょ!
基本的には弱った個体から狙って確実に数を減らしていくことを重視するよ
他の仲間に襲い掛かろうとする個体を見つけたら、フォローのための攻撃も考えておくね
≪高速詠唱≫で攻撃と攻撃の間の時間を短縮しての猛攻
自分の攻撃で撃破までいけばベストだけど、撃破までいかなくても魔弾が当たった部位や物を≪粉砕≫して少しでも無力化・弱体化させていきたいな
反撃の精神波は加護の力で影響を軽減したいかな
護衛が相手なら話はシンプル
考えるな、殴れってね!
黒城・廉也
アドリブ連携可
避難はなんとかなったッス。
でも、ここからが本番ですよね。
説得したい気持ちが無いわけではありませんが、俺には今の所
家族の記憶も無いッスから……
宝心さんや説得組がスムーズに向かえるよう、足止めは引き受けます。
エアライドを使い、的確な移動経路を見つけ雷狼と突撃
攻撃の際には武器を構え地を蹴った後に、空中を蹴りさらに加速して
急接近の不意打ちを仕掛けます
また、パラドクス通信で適宜連携を取ることを忘れずに。
戦闘の際の連携としては勿論ッスけど
敵が宝心さんの所へ向かおうとしたら即座に止められるようにしておきます。
凍雲・雪那
ん。邪魔だねコイツら。
確か、向こうのトループスと違って、元からクロノヴェーダなんだよね。
うん、それなら遠慮は要らないか。
――砕け散れ、鳩共。
詠唱しながら接敵。手の届く範囲に入った相手を片っ端から掴み、熱と生命力を消し去っていく。出来れば首や頭部に近い箇所、或いは胴体が良いかな。そっちの方が、早く片が付く。
相手の攻撃は、どれもこれも強引に捻じ伏せる。
火は潰え、風は砕き、水は凍てつき、地は鎮める。
四大元素は脅威なれど、お前ら如きの矮小な術、ボクの相手にならない。
悲鳴も上げるな、耳が腐る。
お前達は震えながら、藁屑の様に死んでいけ。
白水・蛍
アドリブ連携歓迎
邪魔な相手はさっさと引きはがしておきましょう。
遠慮はいらないと思われますし。
では。
――我が音に応えて来たれ。轟音響かせ、吹き飛ばす音の弾丸!
風圧が音の弾丸となる。その音が相手全てを吹き飛ばす!
残念ですが私一人と思いですか?反撃はこちらで引き受けたところで問題はございません。
だって、私、オラトリオのスパーライトも共におりますもの。故にそちらからも同じパラドクスで吹き飛ばし行きますわよー!!
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
信仰によって悪魔や天使が降臨する…人工的に生まれた私とは大違いね
心の弱さと敵の思惑が交差した結果だけど、ライラさんの望むハッピーエンドを迎える為に私は露払いを行うわ
相対するは魔法円の天使
白いローブを即座に脱ぎ捨てて目くらましにしつつ、シェキルザッパーとイオスラッガーを携えて切り込む
エレメンタルブーストによる四大元素の魔術武器なんかなにするものぞ
全てを飲み込む重力の榴弾を喰らわせてあげるわ
天使が昏い力を使ってはいけないと誰が決めたのかしら?
ネリリ・ラヴラン
最初の一幕は大丈夫そうね
それなら次の舞台に、って言いたいところだけれど
お呼びじゃない子達には降りて貰わなきゃいけないよね
信者さん一人一人が、弱みに付け込まれただけの人なのか
心から正しい祈りと思っている人なのかはわたしには解らない
ただ、この場で確実に邪魔者になっている子達は解る
【高速詠唱】で呼び出した蝙蝠達を連れて
姿を変えたばかりの信者さん達を避けるルートを【エアライド】で辿るよ
アルフ君の周りにいる天使達に迫って行きながら
真っ直ぐ直撃狙いで蝙蝠爆弾を発射
用事があるのはそちらの子なんだよ
あなた達はお呼びしてないわ
アドリブや連携は歓迎だよ
●Wheel of Fortune
「避難はなんとかなったッス。でも、ここからが本番ですよね」
俺には今の所家族の記憶も無いッスからと、黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)は、状況を眺めた。
(「説得したい気持ちが無いわけではありませんが」)
残って居る者達、つまり天使に覚醒した者達は、かなり信仰が強かったわけだ。
いい言葉が思い浮かべばいいが、そういうのは得意ではない。
まだ数人だが、天使から人へと戻った者が外へと連れ出される姿も見えた。
果たして全員を戻せるのだろうかと案じながら、エアライドで宙を蹴り混乱している頭上を抜け、黒い刀身の剣〈常夜〉を携え『魔法円の天使』に喰らいつく。
「我と共に高らかに吠えろ、閃光の如く駆ける勇ましき雷狼よ。仇なす全てを喰らい尽くせ」
雷の狼を作り出し、ニヤニヤ事態を眺めている天使に廉也が作り出した雷の狼が牙を剥き。
最初の一幕は大丈夫そうねと見守り、覚醒した天使達の声を聞きネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は軽く目を伏せた。
「信者さん一人一人が、弱みに付け込まれただけの人なのか、心から正しい祈りと思っている人なのかはわたしには解らない」
何を信じるか、それを選ぶのは自分自身だから。
だけど次の舞台にいらないものならハッキリしている。
「お呼びじゃない子達には、降りて貰わなきゃいけないよね。この場で、確実に邪魔者になっている子達は解るから」
魔法陣から小型の蝙蝠が次々と呼び出され、覚醒した天使を避けて動くネリリについて舞台へと迫る。
狙うはアルフェルを護る、彼の周囲の天使。道は、仲間が切り開いてくれるはずだから。
蝙蝠たちは真っ直ぐ天使に向かって、『星なき夜の交響曲(ルナティック・シェル)』は次々と爆発して天使を落とす。
「狙いはしっかり……ねっ」
墜落すればそこでは、冷たい罠が待っている。
「――砕け散れ、鳩共。cold,frost,coma,――Hypothermia」
手を触れさせ凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)は、熱を奪っていく。
「ん。邪魔だねコイツら。遠慮はしないよ」
元からクロノヴェーダなら加減など考えることもない。
「用事があるのはそちらの子なんだよ。あなた達はお呼びしてないわ」
上空から高みの見物を決め込もうとする天使を、アルフェルから引きはがすようにネリリは蝙蝠爆弾たちを向かわせ爆発に巻き込んで。
四大元素を象徴するという武器を手にする天使の動きを目の端にとらえながら、雪那は手近な天使の喉を掴み一気に『白霜凍躯(ハイポサーミア)』で熱と命を奪い、宙へと舞う。
天地は地の護符を手にし、大地を震わせ土石を操る。
咄嗟のことに巻き込まれたとしても、直ぐに宙へ逃れれば大事無い。
身軽に跳び上がり、廉也は別方向から食らいついた。
「四大元素は脅威なれど、お前ら如きの矮小な術、ボクの相手にならない」
どんな攻撃が来ても、耐えねじ伏せて見せると雪那は怯まない。
「火は潰え、風は砕き、水は凍てつき、地は鎮める」
攻撃を重ね天使の命が途絶える。
だが凍り付く身体から悲鳴はなく、脆く破砕し散るだけ。
「悲鳴も上げるな、耳が腐る。お前達は震えながら、藁屑の様に死んでいけ」
次の相手は誰だと雪那は振り返った。
邪魔はさせないと青い翼が場にきり込む。
「邪魔はさせない。悪魔も、大天使も、誰も彼も利用するばかり。ライラさんの、アルフさんの人生まで利用できると思うな」
出来れば仲間が説得の言葉を投げかける間、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は他の敵を近づけないよう防衛ラインを間に引きたかったが、出入口に1本既に引いているので新たな場所に線は引けない。
全く違う戦場であれば出来たのだが、同一戦場である以上仕方がない。
使いどころの難しさを感じながら、その分は己の力で抑えると立ち回る。
出遅れちゃった分はここからの働きで取り返さないとと、三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)は天使の魔弾に対抗するように、『告げる箒星』を。
放つ魔弾は毒性を帯び、その魔力尾を引きながら天使を追いかける。
「辿り着いた結末をハッピーエンドと見做すか否かは人によるんだろうけど、ただ立ち塞がろうとする相手に遠慮は必要ないでしょ!」
「邪魔な相手はさっさと引きはがしておきましょう。遠慮はいらないと思われますし」
ではと、白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)も狙いを合わせ、こちらは『轟火榴弾』の炎を。
「――我が音に応えて来たれ。轟音響かせ、吹き飛ばす音の弾丸!」
複数の弾丸を受けた天使は、『ミスティカル・カバラー』を放った。
複雑怪奇な神智を一方的に精神波として放ち、混乱へと相手を陥し込む。
これが戦場でなければ、興味深い智の一端を検証することもできたかもしれないが、今はただのいらない情報だ。
白を青で押し返すかのように、エトヴァは翼をはばたかせ『Luftturbulenzen(ルフトトゥルブレンツェン)』で乱気流を起こす。
渦巻く風は刃に、重なる音の弾丸と合わさり相手を吹き飛ばさんとする。
「残念ですが私一人と思いですか? 反撃はこちらで引き受けたところで問題はございません」
仲間も多くいる。それに、
「だって、私、オラトリオのスパーライトも共におりますもの」
心強いオラトリオ『スパーライト』が共に戦って対峙してくれれば、攻撃を狙う手は増える。
「行きますわよー!!」
反撃の暇など殆ど与えないように、次の攻撃を。
「そうそう。護衛が相手なら話はシンプル。考えるな、殴れってね!」
色々流れ込んできたが、その内容を気にかけないよう自分達の行動に集中し、再び麻緒は攻撃を繰り出した。
「集い、踊れ、青き風よ」
その起こす流れが、味方のそしてライラへの追い風になるようにと、エトヴァは敵を舞台に近づけないよう押し留めた。
残る邪魔者はあと一息。
ライラとアルフェル――アルフの邪魔をさせるわけにはいかない。
「信仰によって悪魔や天使が降臨する……人工的に生まれた私とは大違いね」
軽く目を伏せ、天使と人が入り混じり始めた信者達への戦闘へと視線をメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)は向ける。
彼らの声は全てに届いただろうか、彼らの考えを覆せただろうか。
「邪魔なモノは排除……私に出きることはこの程度……」
だからこそ確実に。ユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)は、鮮血の如き紅いオーラ〈紅い死の香り〉を両手に纏わせ刃のように鋭く。
「仕留めていく……invisible blade……」
相手の動きに合わせ、フッと姿を掻き消すように残像を残し動き、思い掛けない方向から斬りかかる。
「心の弱さと敵の思惑が交差した結果だけど、ライラさんの望むハッピーエンドを迎える為に、私は露払いを行うわ」
白いローブを脱ぎ捨て、その影で光線剣〈刀閃機イオスラッガー〉と大型拳銃型の閃機〈銃閃機シェキルザッパー〉を携え斬り込んでいった。
ユヴィは感情のあまり感じさせない表情で、静かに仲間の攻撃を受けた敵の首を、胸を、急所となる場所を狙い貫いて。
次の獲物へと跳ぶように、『ミラージュスラスト』で攻撃していく。
魔法円を複数生じさせ、風の短剣を飛ばしてくるも、魔術武器なんかなにするものぞと、多少傷つけられようとメルキディアは踏み込み『ブラックホール・グレネード』を。
圧縮させたエネルギーを反転させ、光を飲み込む超重力の砲弾を。
四大元素の何が来ようとも、
「全てを飲み込む重力の榴弾を喰らわせてあげるわ」
砲口を向け一気に放つ。
「リダブライザー・リング展開。エネルギー圧縮・反転! これで圧壊しなさいッ!」
祝福の歌声がメルキディアを鼓舞する。
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)の『幸福の輪舞曲』だ。
「幸福の押し売りは遠慮したい所ですが、それ以上に、ライラさん達家族のぶつかり合いの邪魔はさせません」
歌声と旋律を響かせ、その加護は〈白銀の細剣『ヴィントリート』〉にも宿り呪詛を与える力を。
「疾く退いて頂きます」
振るう剣は、悪意に対し呪詛を刻む。
「自分勝手な幸福の押し売りなんて、他者には悪意にもなるのです。その邪念、払わせて頂きます」
体勢を崩した天使を、メルキディアの放った重力弾が一気に飲み込んだ。
「天使が昏い力を使ってはいけないと誰が決めたのかしら?」
天使は惑わす精神波を放つが、そんなものには屈しないだけの想いがここにはある。
「私達とて、確固たる信念があるのです。理解させる気のない思念をぶつけられたからといって、惑わされるものですか」
そう振り払い、思念から抜け出し声を響かせた。
「歌いましょう、幸多き道を求め歩まんとする意志を……行く手に広がる絶え間なき祝福を……!」
願わくば、みんなの想いが全ての人に届くように。
魔法円の天使が倒れていく姿に、覚醒したばかりの天使は目を覚まし、大半の者は穏やかにディアボロスの攻撃を受け入れたのだ。大半の者は。
道は開かれた。後は――。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【寒冷適応】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV4になった!
【アクティベイト】LV2が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV3になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
【グロリアス】がLV2になった!
宝心・ライラ
アドリブ歓迎
私はここに何をしに来たんだっけ?
アルフにハッピーエンドを届けに来たの!
ハッピーエンドってなに?
私が元気ならアルフは幸せ
また不幸になってしまう前に早く殺してしまいましょう!
……違うよ、悪魔様
「ただいま、アルフ」
「ずっと伝えたかった。ありがとうって。ごめんねって」
「アルフはずっと辛くて寂しい思いをしてたのに、私は分かってあげられなかった。命がけで助けてくれたのに、ずっと忘れてた」
「それでも私は……アルフと一緒にいたいの、幸せな終末なんていらないから!これで終わりだなんて、私、わたしイヤだよぉ!!」
最後は涙ながらに声を張り上げる
アルフだってそうでしょう?
分かるよ。だって、お姉ちゃんだもん
●The Star
教祖――父が倒れる。
私が、手を下したのだろうか……。
また広がりそうになる黒い色が、彼女の世界を覆う前に周りからいくつもの声が聞こえてくる。
生きている、戻せるかもしれない。
そんな希望の声と、邪魔はさせないと周囲に漂う護衛を押し留める声。
(「私はここに何をしに来たんだっけ?」)
宝心・ライラ(ミス・ハッピーエンド・g01071)は、目の前で目まぐるしく変化する事態を俯瞰するように眺めながら、心の中で問いかける。
他の信者は、仲間が戦って説得してくれている。
母親は、人間に戻った。
父親は、まだ分からない。
弟は……。
笑顔を浮かべ、美しい軌跡を見せるかのように頭上を飛ながら、彼はライラの命を数回程狙ってきていた。
それは、彼の身体を奪った『笑顔の使徒アルフェル』の仕業。
まだ完全な覚醒でない彼は、アルフにとって大事なものを彼の手で奪わせたいのだ。
だから彼を助けなくては……。
(「アルフにハッピーエンドを届けに来たの!」)
――ハッピーエンドってなに?
心の鏡越しに、少女のライラと悪魔のライラが言葉をぶつけ合う。
(「私が元気ならアルフは幸せ」)
――また不幸になってしまう前に早く殺してしまいましょう!
「……違うよ、悪魔様」
美しい羽が舞い、アルフェルが笑顔で金の鍵をライラに突き立てようと迫る。
「見せて、お姉さんの中身。そして、僕のものになってよ」
ライラは真っ直ぐに、アルフェルの中に眠る少年を見つめ微笑んだ。
「ただいま、アルフ」
鍵ごと迎え入れるように、ライラはアルフェルを受け止めようとする。
その姿にアルフェルは動きを止め、着地した。
苦しそうに胸元を抑え、見上げた瞳はアルフのもの。
「ただいま。ずっと伝えたかった。ありがとうって。ごめんねって」
「……」
「アルフはずっと辛くて寂しい思いをしてたのに、私は分かってあげられなかった。命がけで助けてくれたのに、ずっと忘れてた」
駆け寄ろうとするライラを、彼の手は制した。
彼も戦っている。
助けたいと願い、安易に天使の誘いにのってしまった結末がこれだ。
――幸せとは何だろうか?
今まで自分達を苦しめて来た人達を従えること。
復讐し、自由になる事。
目の前にいる大切な家族に悲しい顔をさせないこと……。
「それでも私は……アルフと一緒にいたいの、幸せな終末なんていらないから! これで終わりだなんて、私、わたしイヤだよぉ!!」
ずっと笑顔を浮かべていたライラの瞳から、大粒の涙が零れ落ちる。
アルフだってそうでしょう?
声にならない叫びは、震える彼の指先が涙をぬぐい、微かに微笑む。
「笑って、お姉ちゃん……」
「アルフ!」
四枚の翼が大きく広げられ、再び彼の身体は宙へ。
アルフェルが忌々し気に事態を見下ろすが、ライラははっきりとアルフの姿を見ていた。
「分かるよ。だって、お姉ちゃんだもん」
涙はこれでお終い。ぐっと気持を切り替えるように、振り払った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
リディル・ヴェント
ライラさん、あともう一息よ!アルフさんを助けるわよ!エンドを迎えるには早いわよ、これから2人は自由に好きに生きていくのよ!超ウルトラハッピースタートよ!
相手は天使だからアタシも【飛翔】を使って戦うわ。
ほら、アナタ(アルフェル)いつまでそこにいるのよ。早く出て行きなさいよ。外からも内からも『出ていけコール』が聞こえるでしょ!
メテオドライヴで吹っ飛ばすわ!そのままアルフさんの中から吹っ飛びなさい!
今日ぐらい泣いてもいいわよ、今日が最後なんだから!
最後はライラさんとアルフさんに任せるわ!
アルフェルに相応しいハッピーエンドをお見舞いしちゃいなさい!
旗楽・清政
後は、ライラ殿の弟御の中に居る此奴を叩き出すのみ。
肝心要の所はライラ殿自身に任せるとして、それがしはその為の露払いを務めると致そう。
「その身体より退けと言っても、退かぬのであろう。なれば、力尽くで退かすまで!」
それがしのパラドクスの中でも最大威力を誇る『翠緑の疾風』を全力で叩き込み、
弟御の中に巣食うアルフェルの力を可能な限り弱めると致そう。
反撃は、欲望のままになると。なれど。
「それがしが望むは、ライラ殿と弟御の幸福!」
今この場にては、これがそれがしの欲望。
不幸な結末など見とうないし、その為に此処まで馳せ参じておる故。
それでも魂が暴れるのならば、肉体のダメージには構わず追撃を叩き込んでくれよう。
ユヴィ・レリオ
幸せの意味…ね…
メネシスモードで攻撃
濃い灰色の毛並みはそのまま他は純白
半透明な天使の翼を生やし二足歩行の獣の姿
空色の視線は何の感情も無くただ獲物を確認し閉じ
寒冷適応、パラドクス通信は随時適応
攻撃以外は完全視界で状態把握
風斬り羽のフーガで飛翔、光学迷彩を織り交ぜソニッククローを視覚以外の感覚で攻撃
仲間の位置は常に把握見方の攻撃の邪魔に成らないよう注意
ハッピーエンドとは何かとても気になっている
自分の怪我は一切厭わず積極的に行動し攻撃
感情が無いに等しい状態なので仲間の危機には迅速行動
口調 武器を手に殺戮機械
私、呼び捨て、言い捨て
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
アドリブ、合わせ歓迎です
リオーネ・クア
ネメシスモード発動
頭以外が赤い悪魔と化す
アルフェル
貴方が本当に笑顔を求める天使なら今すぐ消え去るべきだ
だってそうでしょう
貴方のせいでアルフさんは苦しんでいる
ライラさんは貴方にアルフさんを奪われ悲しんでいる
貴方が救ったという人達はただ精神操作されただけだ
誰一人ここにいる人達で
貴方のおかげで真の喜びを得た者はいないんだ
どうかわかってくれないかな
伝わらないなら実力行使
変異した肉体に刃を生やし組みついてダメージを与えて弱らせて
アルフさんの意思がアルフェルを越える手伝いをする
心の殻をこじ開けられそうになったら
アルフさんの命を思って攻撃に抵抗しつつも
手加減してる意思が弱まってその翼を引きちぎるかもしれない
天夜・理星
話は全部聞いてるよ、ライラさん。
さて、どんな風に決めていこうか。
件の彼を元に戻すには、アタシも感情で手助けしてやるのが一番。
なら、ぶちかますパラドクスはこれ一つだ!
この一撃で以てアルフェルという天使にはご退場してもらわなくちゃね…!
ダメージアップ、命中アップを上乗せした一撃をぶつけて、ライラさんがアルフさんを解放する手助けをする!
有体に言えばやることはそれだけ。
だがそれ以上に力を尽くす。
そして見届けるのさ、友達が新しく前に向かって一歩踏み出すその瞬間をね!
さあ、あなたの弟を取り戻す時間だ!
最高のハッピーエンドが欲しいんだろ、なら始めてみせるのがライラさんだ!
いっけーがんばれー素敵だねェェ!!☆
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
姉弟が、再会したのなら……大天使の横やりはいらないだろう
幸せな「これから」のために……
ライラさんとアルフさんが幸せを掴み取るために
ライラさんと仲間達の援護を行う
偵察、観察しつつ戦況を把握
PD通信で味方と連携し、隙を看破し畳みかけよう
チェロを演奏、音色で鼓舞する
描く物語は、晴れやかな夜明けへ
アルフさん、よく頑張ったな
姉を慕う気持ち、芯の強さ……君なら大天使を跳ねのけられる
ここからは君たち自身の世界
姉弟が未来へ駆け出せるように……
反撃には魔力障壁を展開し防御
スポイトに触れないよう腕や踏み込みの動きを観察
飛翔で飛び下がりつつエアライド交えて回避を
治癒よりも多く打撃を与える
宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎
ネメシス発動
涙をぬぐいペイントに変えて
言葉だけじゃ足りない
私の全てで証明するわ
終止符の先に紡がれる物語
ハッピーエンドの先を!
「返してもらうわよアルフェル。あなたとはこれで永遠におさらば!」
弾ける笑顔で全身を躍動させ、曲芸でスポイトを回避するわ
これが私本来の戦い方
あなたに見せたかった笑顔の大サーカス!
アルフ、見てる?羨ましかったら早くそんな所から出てきて!
魂の輝きを抜かれたってへっちゃら
だって光は際限なく溢れ出てくるもの
最後は虹色の光を束ねた矢でアルフェルの胸を撃ち抜くわ
「さよならアルフェル。最後に最高の景色を見せてあげる。届けっ!これがあなたのハッピーエンド!」
お願い
帰ってきて
黒城・廉也
アドリブ連携歓迎
皆とはパラドクス通信を使い、適宜連携を取る事を意識するッス
魔力で具現化した月夜・翠風を手に取り、エアライドで最適な移動経路を見つけだし、飛翔で急接近
パラドクスが十二分に発揮できるよう完全視界を使い挑むッス
きっと、光を見ないなんて事は出来ない
でも、宝心さんの為に屈する事は出来ません
獄炎の魔力を月夜・翠風に込め、アルフェル一点を狙い
決して光にも目をそらさずに……その翼、貫かせてもらいます
そのまま一撃離脱し、他の皆さんに託します
機動力が落ちれば宝心さんの狙いも定めやすいはず
だからどうか…
月見里・千隼
※連携、アドリブ歓迎
群青色の装甲を纏ったネメシス形態へ
ライラさんをディフェンス
アルフェル、姉弟のハッピーエンドには忌々しい貴様は不要の存在…速やかにアルフさんを返せ
悲劇はこれにて終演…
これからライラさんとアルフさんの笑顔咲くハッピーで幸せな新しい未来が始まるんだ!
魔力が込められた弾丸を撃ち
『狼狽月』で先端に狼の頭部が付いた闇の魔力の鎖を発射させ
アルフェルを特等席へと拘束して神経毒を使い敵の動きを阻害し
アルフさんを救う為のお膳立てをするぞ
ん、何か吸収されてるような…反撃か!
敵の傷が癒えたならそれを上回るダメージを与えてしまえばいい
まだ間に合うぞライラさん!
弟のアルフさんを必ず救うんだ!
相原・相真
正直宝心さんの出した答えに少し安心
家族を手にかけるのがハッピーエンドなんて、悲しいですから
…さて、それじゃ最後まで手伝いさせてもらいますか!
戦闘時は呪いの鎖の力を引き出しての中距離戦
攻撃はパラドクスで生み出した鎖により敵を捕らえて生命力を吸い上げ、
同時にその鎖により敵の動きを妨害します
魂の吸い上げは多少食らおうが構わない、受けて立つ
それで敵の足を止められれば、宝心さんたちの攻撃が届くチャンスを作れるはず
この鎖に宿るのは怨みの念
かつて同じように奪われた人たちの思いがアルフェルを縛り捕らえる
終わりです、天使アルフェル
貴方が倒れアルフさんが戻るのが俺たちの幸せ
そのために、ここで倒れてもらいますよ…!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
※ネメシス形態使用
何にせよ、家族の絆を引き裂くような真似はこれ以上させません。
だから、貴方はここで消えなさい、アルフェル。
絆を守るため、もう一働きしましょう、ユリウス。
まず飛翔して機動力確保。
精霊達の力を具現化した『氷槍』で戦います。
初手は接敵前に氷槍を投擲。その際、他の味方に誤射せぬよう注意。
一撃後、再度『氷槍』を手元に具現化して接敵、味方の射線を塞がぬよう注意しつつ接近戦に移行し、その場に釘付けします。
多少吸い上げられた程度で消える程、私の心は弱くありません。
それに、吸い上げた所で治癒する余裕は与えません。
お膳立てはここまで。
ライラさん、最後の仕上げに行ってらっしゃい。
凍雲・雪那
ネメシス
白翼、頭上に光輪、足に氷の装甲
――ん。
鍵は揃った、みたいだね。
あとは、お前を倒して、アルフさんを、取り戻す。
それで、全部御終い。完全無欠の、ハッピーエンド。
ネメシス起動。天使には、天使、ってね。
お前から与えられる幸福なんて、反吐が出る。
そんなもの、願い下げ。ボクの、ボク達の幸福は、自分の手で掴み取る。
頭が高いぞ、墜ちて来いよ――灰暁、槍擲!
氷で固めて、身動きを封じる、凍結の槍。
これで、空も飛べないでしょ?
手の届く場所に持って行けば、後はライラさんに任せます。
ボク達のハッピーエンドに、お前は要らない。
さっさと身体、返して消えろよ。胡散臭いペ天使が。
クィト・メリトモナカアイス
終末が終わったら果たして何が起きるのか、そこには何があるのか。
我にも分からぬ。それは汝らが作っていくもの。
故に。
汝らが新たな始まりを迎えられるよう、今度は我が力になる。
ネメシス形態で守護者としての姿に。
モナカたちはお休みモードにして「震わすは鬣なき獣」で接近戦の構え。
4つの翼から放たれる光を避けながら接近し、黄金猫拳打棒の連撃を加えてライラが矢を放つのを援護する。
分からぬものは分からぬけれど。
そこに幸せな始まりがあると、我は嬉しい。
んむ、あとは任せたー。
三苫・麻緒
何を以てハッピーエンドと見做すかは人それぞれ
だけど、ライラさんのハッピーエンドにアルフさんが必要不可欠なことも、二人を曇らせるものの排除も必須なことだってわかってる
だからハッピーエンドに不要なアルフェルは退場してもらうよ!
ネメシス形態で挑むよ
ライラさんなら最高の演目をアルフェルに…アルフさんに見せてくれるはず
だから、私がやるべきことは決まってるよね
それはアルフェルを特等席に全力で案内すること!
渾身の突進でアルフェルをライラさんが攻撃しやすい場所まで≪吹き飛ばし≫
可能なら鍵やスポイトも≪破壊≫するよ
反撃については極力見続けないことで対応しようかな
あとは祈りすらも置き去りにして突っ込むだけだよ
イリヤ・レダ
※アドリブOKです
※ネメシス化すると頭上の光輪と翼だけでなく、頭髪も緋色に染まります
(更に長髪化します)
ペンダントを握りしめる
其処には、名前すら思い出せなくなった
家族同然の仲間達が笑っている
ペンダントを握りしめる
不安は、懸念はある
けれど、かつてオレは約束したのだ
ライラさんに、弟さんを連れ戻す手助けをすると
「アルフくん、オレ達はキミを迎えに来た お姉さんと共にね」
うまく笑えるだろうか?
「内なる天使を退ける為にチカラを貸すよ キミすら救えないとしたら何の為のディアボロスだ!?」
オレもキミと同じ運命だったかも だから、全力で救う
パラドクスは「緋閃の断影」を
約束を果たす為、悪しきモノだけを斬ってみせる
エトルリア・メイオール
連携、アドリブは歓迎だぜ
後は全てを取り返すだけだ
皆、勝つぞ
記憶の中にある詩を奏で魔力を付与
ネメシス形態の竜の姿に変化
基本的に敵の攻撃に対処しつつ、味方の為に道を切り開くぜ
金の鍵や銀のスポイトの攻撃はそれを持つ手を殴り、打ち払うことで対処
もし食らっても詩を再度奏でて正しき勇気と力を纏い直すぜ
敵の光は直視しないように
視界の不利は纏う魔力による高速反応で補うぜ
こちとら姫巫女やってんでな、簡単に洗脳できると思うなよ!
攻撃時はアルフェルの気配を読み、奴のみに正確に打撃を入れるぜ
敵に肉薄するときはアルフに呼びかけるぜ
聞こえるだろ?ライラの想いが!
だから帰ってこいよ!
戦闘後は信者の人やアルフの救護にあたるぜ
サティニフィア・ネイバーライト
目的
アルフェルの撃破
目標
ライラの想うハッピーエンドへ助力する
心情
さぁあらかた片付いた
だけど弟さんの躰を弄ぶアルフェルは健在か…
確り終りまできっちり〆て終止符を打たねぇとな
ライラ、最後まで全力で行くぜ!
行動
銀のスポイトだ金の鍵だと奴さんはおしゃれなモンがお好きなようだ、すまねぇがアタシはそういった事にゃ疎くてね
無粋を承知で無数に召喚した銃火器の火線、鳴り響く撃音の雨でアルフェルの動きを制限する
それでも掻い潜ってくるようなら体当たりしてでも止めてやるぜ
そう簡単にライラの輝きを奪わせてたまるかよ、こっちは気にせず一番熱い想いをぶつけてやれ!
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
ここで救えないようなら、俺がこれまで戦ってきた意味がねぇんだ
やるぜ……!
歪んだ歴史を断ち切り、魂を解放する剣は使える……
が、その役目は俺じゃねえ。ここはライラを護衛する
飛翔やエアライドでついてくぜ
苦難の暴風も、仲間と乗り切るための新しい力だ
万の一にも手出しはさせねェ!
魔力障壁最大出力で展開ッ!!
アルフェルの攻撃をライラが避けきれないようなら
俺がシールドアームズで受けきってみせる
用があるのはお前じゃねェ、さっさとそこから退いて貰うぜ
避け切れるようなら、そのまま盾を叩きつけて仲間と隙を作る事を試みよう
よく頑張ったな、アルフ。もう少しの我慢だぜ
今、お前の姉ちゃんが迎えに行く
百鬼・運命
さてと自業自得な悪魔信者どもは救出成功か
残りはライラさんの弟を救出するのみ
そのためにもまずは削ってしまわないとな
【腐食】の霧で気休め程度ながら敵の【神蝕降臨】の光を減じつつ戦闘
ついでに霧の動きから敵の挙動を見て戦う事で、直接見る時間を減らそう
あとは精神集中技能で抵抗
あいにくと神主のはしくれだ
天使…しかもそのまがい物を信仰するわけにはいかないな
敵攻撃に対策したら後は攻めるだけ
説得はライラさんに任せて天使を弱体化させよう
味方と連携しつつ【神蝕呪刃】で大太刀を振るおう
敵を追いだすのに【神蝕呪刃】の呪いをアルフさんが吸い込んでいる腐食の霧に含ませて、体内から攻撃というのも面白いかもな
ネリリ・ラヴラン
あとは弟さんを取り戻すだけ、それが始まりねっ
言う程気楽じゃないのは解っているけれど
わたし達がそれをみせてはいけない
絶対に取り返せるって支えてあげるのが仲間だものね
搦め手は得意じゃないし得意の魔法を確実に当てて
威力で以て注意を引き、本命の一矢を放って貰う隙を作るわ
皆の攻撃で追い込んだ所へ【高速詠唱】で黒の衝撃を放つ
こちらの活性治癒効果は、人に戻れた全ての皆へ
誰かを救える喜びを隠すことはできないから
輝きを吸われるのは受け入れても良い
多少の回復は皆の力で押し切っていくよ
今はハッピーエンドの形が解らなくても良いんじゃないかな
だってこれは、ずっと続く幸せの始まりだもの!
白水・蛍
アドリブ絡み歓迎
後は弟さんだけですね。
それでは参りましょう。ライラさんの道を切り開くために。
飛翔やエアライドで着いていきつつ
その身にパラドクス叩きこんで差し上げましょう。
天使が悪魔の力をその身に受ける……その力を中和するところまではいかなくとも、ダメージは受ける事でしょう。
反撃でその身を癒す事が出来てもダメージはそれを上回る事でしょうから、問題ございませんわね。じり貧と知りなさい。
ライラさんは後ろを振り向かず、弟さんの方だけ見ててくださいね。
その背は我々が護りますから。さあ、行ってください。
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
ジェストと一体化し、"赤き鋼の竜"の鎧を纏ったネメシスモードへ
後は弟さんを取り戻し、ハッピーエンドに塗り替えるだけね!
アルフェル、結局は貴方も他の天使と同じように自らが生きる為にその絆を利用しているのに過ぎない。だから…!
ライラさんをディフェンスしながら、イオスラッガーで切り込みつつ援護攻撃
ライラさんを狙うスポイトを斬り飛ばしたらアルフェルの力のみに狙いを定め、イオスラッガーを床に突き立てた後に必殺のエーテリア・ブラスターを放つわ
本当の意味で人と共にあったメルキセデクと私達の力、吸い切れると思わない事ね…!
その力を削ぎ落し、ライラさんのハッピーエンドの一矢につなげていくわ!
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
救うことこそ魔女の本分。
今こそ役目を果たしましょう。
飛翔の速度を用いて肉薄、距離を取られないよう追跡し
《解き放つ応報》で生成した剣刃を振るい接近戦を仕掛けます
頭上を含めた死角への回り込みも行い
味方の攻撃に合わせ剣刃で薙ぎ払い、逃げ道を塞ぎながら攻め立てましょう
心の殻をこじ開ける……ならば利用させてもらうまで
救うという欲望のままに、一層勇気と意志を強め
肉体の自壊を厭わず猛攻に
攻勢を緩めぬまま剣刃を叩きつけ、その行動を許さず釘付けにします
どうぞ……あなたの心のままに。
●Crown&Clown
アルフェルは微笑みを浮かべ、弟の顔で笑い、弟の姿で姉を見下ろした。
涙は拭って、青い雫のペイントに変えて。
反対の目の下には星のペイントを。
結い上げ纏めていた髪は解かれ緩やかに広がり、宝心・ライラ(ミス・ハッピーエンド・g01071)はクラウン姿のネメシス形態に。
「言葉だけじゃ足りない。私の全てで証明するわ……」
マッドスマイラーの呼び名を思わせるその背に、大きな悪魔の翼が広がる。
「終止符の先に紡がれる物語――ハッピーエンドの先を!」
「あはっ。おねーちゃん、いっぱい笑って幸せになろうね」
アルフェルはこの場を彩る七色の光を縫うように飛びながら、手の中で銀のスポイトを遊ばせ輝かせた。
「きっと、おねーさんのナカはとってもキレイなんだろうなー。ねぇ、ボクの為に見せてよ、その輝き、おねーさんの魂をっ!!」
突如、その笑顔に狂気が滲み、アルフェルは真っ直ぐライラに向かって急降下攻撃を仕掛けた。
だが、そのスポイトは青い翼に突き刺さる。
「姉弟が、再会したのなら……大天使の横やりはいらないだろう。幸せな『これから』のために……」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)から吸い上げられた魂の輝きが、銀のスポイトの中で揺れる。
「ふうん。おにーさんの輝きは何だかギラギラしているね。怒ってるのかな?」
クスリと笑えばアルフェルは宙返りし、その間に距離をとったライラを視線で追う。
アルフェルにとって、ライラはアルフを繋ぎとめる拠り所。
彼が完全な大天使として、この身体を奪うには、彼女の命をアルフの身体で奪うのが一番手っ取り早いのだ。
だが、そんなことはさせない。彼の光にエトヴァは決して劣っていない。
「ライラさんとアルフさんが幸せを掴み取るために……」
チェロで奏でる『Paradiesmelodie(パラディースメロディー)』が、美しく圧倒的な旋律で仲間を鼓舞する。
描く物語は、晴れやかな夜明けへ。
その未来へ繋ぐ世界へと、アルフェルを惹きこんで。
「わぁー凄いね。まるで手品みたいだ」
広がる鮮やかな世界に、アルフェルは無邪気に目を輝かせ、笑った。
「後は弟さんだけですね。それでは参りましょう。道を切り開くために」
「何を以てハッピーエンドと見做すかは人それぞれ」
エアライドで宙を蹴り飛翔しながら白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)は迫り、『デビリッシュチェイサー』で悪魔の描かれた弾丸を具現化し。
ミント色の翼がより大きく広がり、三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)はネメシス形態になった。
「だけど、ライラさんのハッピーエンドにアルフさんが必要不可欠なことも、二人を曇らせるものの排除も必須なことだってわかってる」
突撃していく麻緒を追い抜くように、一足先に弾丸がアルフェルを撃つ。
「天使が悪魔の力をその身に受ける。その力を中和するところまではいかなくとも……」
「ハッピーエンドに不要なアルフェルは、退場してもらうよ!」
アルフェルはダメージを受けながら後方に吹っ飛ぶも、笑顔を浮かべ先程吸い上げた輝きを口にし傷を治癒していく。
攻撃と同時に鍵やスポイトの破壊を狙ったが、さすがにクロノ・オブジェクトである武具を簡単には壊すことは出来ない。
「不要だなんてひっどいなー、ボクは笑顔の使徒だよ。皆を幸せな、悩みも何も無い世界に連れて行ってあげられるんだ」
「言いたいことは、それだけでござるか?」
槍を手にするやいなや、旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)は『翠緑の疾風』と共に突撃した。
吹き抜ける翠緑の疾風に、羽をいく枚か持っていかれアルフェルの表情が一瞬消える。
「あっぶないなー。
「幸せの意味……ね……」
毛並みの色はそのままに他は純白のネメシス形態に。広がる半透明の天使の翼が、ユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)を素早く飛翔させる。
空色の瞳孔が縦に鋭く輝き、一気に『ソニッククロー』を仕掛け、鉤爪状のオーラで斬り刻む。
そこに感情の色は浮かばず、静かに獲物を追いかける。
「終末が終わったら果たして何が起きるのか、そこには何があるのか。我にも分からぬ。それは汝らが作っていくもの」
ネメシス形態で、守護者としての姿になったクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は、〈黄金猫拳打棒〉を構え周囲に〈浮遊球形ガジェット『モナカ』〉を漂わせる。
「故に。汝らが新たな始まりを迎えられるよう、今度は我が力になる」
「その身体より退けと言っても、退かぬのであろう。なれば、力尽くで退かすまで!」
後は、叩きだすのみと清政は槍を振るう。
「わからないなー。どうして、君たちはそんなに必死になって足掻くのかな」
高く飛び上がり、アルフェルの4枚の翼が『神蝕降臨』の神々しい光を放ち始める。
「あいにくと神主のはしくれだ。天使……しかもそのまがい物を信仰するわけにはいかないな」
心に生じた幸福感に、これ以上誘惑されないよう百鬼・運命(ヨアケの魔法使い・g03078)は己を強く律し、意識を他へと向けた。
直接、光を見ないだけでも、少しはマシだ。
(「自業自得な悪魔信者どもは、救出成功か……」)
運び出されていった教祖は最後には翼が消えたが、意識も失っていた。
彼が助かるかは、彼の意志と周り次第かもしれない。それこそ天のみぞ知るというやつだ。
「残りはライラさんの弟を救出するのみ。そのためにもまずは削ってしまわないとな」
「ねぇ、頭良さそうなあにーさん。1番幸福な時に時を止めてあげれば、その人は永遠に幸せだと思わない?」
未来への不安も、過去の苦しみも、現実の辛さもない。
「……それは、殺すということかな」
「違うよー、時を止めてあげるだけ。喜びで魂を満たしてあげて、その魂を永遠にボクの中で輝き続けさせてあげるんだ」
素晴らしいでしょうとアルフェルは、迷いなく言った。
赤い刃でアルフェルを斬りつけ、リオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)は微かに目を細めた。
その姿は頭部以外が取り込んだ赤い悪魔に、ネメシス形態となっている。
「貴方が本当に笑顔を求める天使なら、今すぐ消え去るべきだ。だってそうでしょう。貴方のせいで、アルフさんは苦しんでいる」
もう一撃と、反対の腕を振り下ろす。
「ライラさんは、貴方にアルフさんを奪われ悲しんでいる。貴方が救ったという人達は、ただ精神操作されただけだ」
だから、ここにトレインのレールが繋がった。
だから、この場に信者達は残らなかった。
「貴方から、真の喜びを得た者はいないんだ。どうかわかってくれないかな」
感情をぶつけないよう抑えリオーネは、話しかけ飛び退いた。
そこで待つのは、サティニフィア・ネイバーライト(スゴ腕情報屋・g00008)が召喚展開させた無数の銃火器の砲口。
「それは弟さんの身体だ。すまねぇが、弄ぶのを見逃してやる気はねぇんだ。確り終りまで、きっちり〆て終止符を打たねぇとな」
一斉に砲口は火を噴き、『死と破滅の弾雨』がアルフェルを蹂躙する。
「銀のスポイトだの、金の鍵だとか。おしゃれなモンがお好きなようだ、すまねぇがアタシはそういった事にゃ疎くてね」
銃撃でどこまで聞こえているか分からないが、サティニフィアは声をかけ注意を引く。
「うるさいなぁ。そんなに言うんだったら、君達が幸せにしてあげなよ」
そういうの得意でしょと、笑いながらアルフェルは魂の輝きを奪おうとする。
友の為、仲間の為に助けようと集まったみんなの魂の輝きは、喜びでは無いが強く美しい輝きを十分に放っているから。
ミニドラゴン『ジェスト』と一体化しネメシス形態となったメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)は、"赤き鋼の竜"の鎧を纏い
『エーテリア・ブラスター』を放つ。
「後は弟さんを取り戻し、ハッピーエンドに塗り替えるだけね!」
右手を伸ばし、左手を握り、腕を十字に組んで必殺光線を放ちながら。
「アルフェル、貴方が何を言おうと、結局は他の天使と同じ。自らが生きる為にその絆を利用しているのに過ぎない。だから……!」
「家族を手にかけるのが、ハッピーエンドなんて、悲しいですから……」
ライラの出した答えに少し安心した相原・相真(銀腕・g01549)は、同じ事をアルフにも思い、彼の狙いをライラから逸らす。
「接続、起動。怨囚怨鎖……!」
周囲に発生させた闇より『呪装接続:怨囚怨鎖(カースドコネクト・オンシュウエンサ)』の血錆色の鎖が伸びアルフェルの身体を捕えた。
鎖に込められた怨みの念は、その生命力を吸い上げ簡単には千切れない。
「……さて、それじゃ最後まで手伝いさせてもらいますか!」
思うように動けないアルフェルに向かって一射。
ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)が、『黒の衝撃』で射貫く。
「あとは弟さんを取り戻すだけ、それが始まりねっ」
言う程気楽じゃないのは解っているけれど、そんな不安は決して見せない。大丈夫だと支えてあげるのが仲間。
「絶対に取り返せるって、信じているからね」
そう信じているのだ。
緋色が広がる。天使の翼と光輪だけでなく、髪も長く羽ばたきに揺れ瞳と同じ色に染まり、イリヤ・レダ(『緋』を封ずるモノ・g02308)は〈傷だらけのペンダント〉を握りしめた。
そこには、名前すら思い出せなくなった家族同然のかつての仲間達が笑っている。
「不安は、懸念はある。けれど、かつてオレは約束したのだ……」
ネメシス形態となったイリヤはアルフェルに『緋閃の断影』を射出し、アルフへと視線を向ける。
「ライラさんに、弟さんを連れ戻す手助けをすると」
それぞれの思いが突き刺さり、アルフェルはいいねぇと笑った。
「あはははっ、みんなキラキラしてる。いいよ、いいねぇ。その魂、そのナカミ全部見せて」
ディアボロスの攻撃に対する反撃を利用し、アルフェルは一気に懐に飛び込むと銀のスポイトを輝かせる。
奪う魂は少しずつでも、輝きの優劣はあろうとも数集まれば『喜々吸魂』で治癒に使うには充分。
アルフェルが更に魂の輝きを口にしようとスポイトを口の上に掲げたところを、狙い撃つのは『狼狽月(ウルフムーン)』。
闇の魔力の弾丸は狼の姿を象り食らいつき、そのまま鎖で絡めとる。
「アルフェル、姉弟のハッピーエンドには忌々しい貴様は不要の存在……速やかにアルフさんを返せ」
次弾を装填し構える月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)は、群青色の装甲を纏ったネメシス形態の姿に。
銀のスポイトはアルフェルの腕ごと狼の牙に食らいつかれてるはずだが、残った反対側の手で換装すれば、彼の手元に吸い取った魂の輝きごと戻ってくる。
「おっと危ないな。そんなにみんなボクを縛り付けたいの、あの人達みたいに?」
その言葉に、ドキリとした者もいただろう。視線が自然とアルフェルの手足に残る金の枷へと注がれる。
「――ん。関係ないよ。鍵は揃ったんだ。あとは、お前を倒して、アルフさんを、取り戻す」
氷槍を飛来させ『灰暁槍擲(イツラコリウキ)』で、凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)はもう片方の腕を貫き凍結させる。
その姿は冷気と共に広がる氷の天使。白い翼を広げ、両の脚には氷の装甲を纏うネメシス形態の姿に。
「ネメシス起動。天使には、天使、ってね。それで、全部御終い。完全無欠の、ハッピーエンド」
「……こっちは毒、そしてこっちは氷か」
片方は狼に拘束され、もう片方の腕は氷漬け。困ったなぁとボヤいていたアルフェルは、ニヤリと笑い己の腕に光を打ち込み斬り落とした。
出血しながら落ちた腕はたちまち消えて、それも宙に換装しなおした銀のスポイトに吸い上げ、大きく開けた口の中へと垂らせばたちまち腕は元の姿に。
さすがに破られた服までは戻らなかったようだが、それが切り口を思い起こさせ生々しい。
傷は治せる。いや、なかったことにしているのかもしれない。
ダメージはある程度与えられているはずだが、実感がないのはこうして治癒する姿を見せつけられているからだろう。
足りないとスポイトと鍵を煌めかせ、アルフェルは楽しそうに迫る。まるで、とりとめもない童戯に巻き込まれているかのようだ。
だが、この程度のことで止まるような者はいない。
「ここで救えないようなら、俺がこれまで戦ってきた意味がねぇんだ
やるぜ……!」
ライラに手出しはさせないと、眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)はシールドアームズのモードを変更し『MODE・ガストライド』を発動。
「歪んだ歴史を断ち切り、魂を解放する剣は使える……が、その役目は俺じゃねえ」
障壁を広げ攻撃を受けながら、前線を押し上げていく。
その脇より、アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)が飛び出し、肉薄しながら『解き放つ応報』。
「救うことこそ魔女の本分。今こそ役目を果たしましょう」
生成した身の丈の数倍を超える巨大な剣刃を、念動力で振り下ろし手加減なしで薙ぎ払う。
「崩れて、滅しろ」
「ライラさん、あともう一息。アルフさんを助けるわよ!」
リディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)は飛翔で飛び出すと、薙ぎ払われてきたアルフェルに向かって『メテオドライブ』を叩き込み吹っ飛ばす。
「エンドを迎えるには早いわよ、これから2人は自由に好きに生きていくのよ! 超ウルトラハッピースタートよ!」
壁に叩きつけられたアルフェルは、クルリと身体を翻し
「容赦ないね。やっぱり、おねーさんの輝きじゃないと、足りないなぁ」
アルフェルは、じーっとライラを見つめ楽しそうに微笑みを浮かべ飛び立つ。
「ありがとう。そんなに私の輝きがステキかしら」
上空で自由に飛び回るライラを追うように、アルフェルは彼女へと向かっていく。
高く低く、まるで追いかけっこをするように。
無邪気に銀のスポイトをアルフェルが手にした所で、お遊びを止めるように天夜・理星(復讐の王・g02264)が間に聖剣を滑り込ませる。
「話は全部聞いてるよ、ライラさん。さて、どんな風に決めていこうか」
「何にせよ、家族の絆を引き裂くような真似はこれ以上させません。だから、貴方はここで消えなさい、アルフェル」
考えるように理星は、アルフェルを見上げフッと笑みを浮かべ。
向こうより、ネメシス形態となり翼を広げたフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)が氷の槍で狙う。
「件の彼を元に戻すには、アタシも感情で手助けしてやるのが一番。なら、ぶちかますパラドクスはこれ一つだ!」
理星の感情の聖剣に、紅く染まった感情の波が宿り。
「絆を守るため、もう一働きしましょう、ユリウス」
フィーナの周りにダンジョンペンギン『ユリウス』が、冷気を集める。
「この一撃で以て、アルフェルという天使にはご退場してもらわなくちゃね……!」
私にできるのは解放する手助けだけと、『絶技/紅:灼(ゼツギ・ブレイヴ)』を逆手に持ち替えた聖剣を振り抜き。
氷と雪の精霊の力を具現化した『白雪の氷槍・氷雪の騎士』で斬りかかる。
再び魂の輝きを掠め、アルフェルは治癒を行っているが、その表情に俄かに焦りが浮かんでいる。
「多少吸い上げられた程度で消える程、私の心は弱くありません。それに、吸い上げた所で治癒する余裕は与えません」
奪った量より、消費量が上回りだしたのだ。
「後は全てを取り返すだけだ。皆、勝つぞ」
そう言ってエトルリア・メイオール(ロストロード・g01211)は、記憶の中にある詩を奏でる。
「其れは、届き得ぬ友への贖罪を誓った、白金の闘士の詩」
ネメシス形態で『《或る誓いに生きた闘士の詩》』を持って竜の姿になると、道を切り開くように突撃し閃光の如く鋭く打ち付ける。
「こちとら姫巫女やってんでな、簡単に洗脳できると思うなよ!」
具現化させた槍〈月夜・翠風〉を手に取り、黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)は、エトルリアが空を裂いた流れにのって紅蓮の爆炎を纏う。
「荒れ狂う裂空の槍! 業火と共に敵を穿つは! 紅蓮、滅槍牙っ!」
突き出す槍と共に、纏う炎が紅蓮の鳥の姿を象り『紅蓮滅槍牙(グレンメッソウガ)』は燃え上がる。
炎に翼を焦がされながらも大きく広げ、アルフェルは神々しい光を放ち幸福感に包もうとする。
自分にとっての幸福とは何だろうか。
心に生じたそれは確かに幸福だと感じたが、「何が?」と疑問が生じる。
偽りの幸福、形だけの幸福。
光を受けようとも、廉也はそのままアルフェルに焔槍を届かせる。
同じ光なら、ステージの方がよっぽど眩しく輝いている。
「……その翼、貫かせてもらいます」
槍の穂先から広がる炎がアルフェルの翼を燃え上がらせ、廉也は強まる信仰心から逃れるように、その場から一気に退き後を託す。
果たしてハッピーエンドとは――?
1枚翼を失い傾いたアルフェルに、治癒の暇を与えぬよう、一気に攻撃を。
光で掻き消えかけていた闘志を取り戻し、幸福感を振り払い。
「頭が高いぞ、墜ちて来いよ――灰暁、槍擲!」
銛を模した氷の投擲槍が雪那によって具現化され、天から振り下ろされる。
「お前から与えられる幸福なんて、反吐が出る。そんなもの、願い下げ。ボクの、ボク達の幸福は、自分の手で掴み取る」
今度は翼を貫き、氷に固め動きを制限し。
「これで、まともに飛べないでしょ?」
段々と落ちていく高度の中、ユヴィが素早く切り裂き、同じ場所を運命が〈神刀『十束乃大太刀』〉を振るい『神蝕呪刃』で斬りつける。
刃は斬りつけたところより呪詛を侵食させ、内なる存在を揺さぶる。
「何で大人しく幸せにならないんだ。どうして、ずっと幸せでいちゃいけないんだ!」
「それは本当の幸せでも笑顔でもない!」
本当とは何か。
「分からぬものは分からぬけれど。そこに幸せな始まりがあると、我は嬉しい」
「ライラさんなら最高の演目をアルフェルに……アルフさんに見せてくれるはず。
だから、私がやるべきことは決まってるよね」
速く、風より速く。
翼を巨大化させ麻緒は、『撥ねる翼』で突撃し。
浮遊球形ガジェット『モナカ』の操作を止めた、クィトは黄金猫拳打棒で『震わすは鬣なき獣(フルワスハタテガミナキケモノ)』による連撃を叩き込み。
「んむ、あとは任せたー」
麻緒がアルフェルの身体を吹っ飛ばした。
「あとは祈りすらも置き去りにして、突っ込むだけだよ」
待ち受けるライラは全身のバネをフル稼働痩せ、躍動ある動きで宙を飛び、採光を輝かす。
「返してもらうわよアルフェル。あなたとはこれで永遠におさらば!」
その胸に浮かぶのは、大切な絵本の物語。
「アルフくん、オレ達はキミを迎えに来た お姉さんと共にね」
うまく笑えるだろうか、遠くだろうかとイリヤはアルフェルに近付き呼びかける。
「内なる天使を退ける為にチカラを貸すよ キミすら救えないとしたら何の為のディアボロスだ!? オレもキミと同じ運命だったかも だから、全力で救う」
救いたいではなく、救うと誓い緋色の刃を向け悪しきモノだけを斬るように振るい。
怨みの念が宿る鎖が、アルフェルを地上に繋ぐ。
「この鎖に宿るのは、かつて同じように奪われた人たちの思いです」
簡単には千切れないだろうと相は縛りを強め、逃さない。
「終わりです、大天使アルフェル。貴方が倒れアルフさんが戻るのが俺たちの幸せ、そのために、ここで倒れてもらいますよ……!」
吸収されてるようなと気付いた時には、銀のスポイトを輝かせ、掠め取るように魂の輝きを奪っていくが、その程度では誰も怯まない。
サティニフィアの放つ銃弾の雨が、近付いていたアルフェルを押し戻す。
「そう簡単にライラの輝きを奪わせてたまるかよ、こっちは気にせず一番熱い想いをぶつけてやれ!」
「傷を癒すのなら、それを上回るダメージを与えてしまえばいい」
更にもう一つ。千隼の放った弾丸が狼の頭部が付いた闇の魔力の鎖がとなり、アルフェルを捕え特等席へ。
「まだ間に合うぞライラさん! 弟のアルフさんを必ず救うんだ!」
今度、祭壇に乗せられるのはアルフェルだ。
多少奪われたとしても、救える喜びは隠すことは出来ない。
輝きを奪われようとも、更に輝きを溢れさせネリリは黒い1対の弓矢を構え射る。
「その身を癒す事が出来ても、全ては回復出来ないでしょうから、問題ございませんわね。じり貧と知りなさい」
「本当の意味で人と共にあったメルキセデクと私達の力、吸い切れると思わない事ね……!」
「ライラさんは後ろを振り向かず、弟さんの方だけ見ててくださいね。その背は我々が護りますから。さあ、行ってください」
「その力を削ぎ落し、ライラさんのハッピーエンドの一矢につなげていくわ!」
蛍とメルキディアに送り出され、空中の見えないブランコからブランコへ渡るように、空中飛行し、ライラは弾けるような笑顔を浮かべる。
仲間の声を受け取り、それは光となり彼女の纏う衣装の輝きに。
「これが私本来の戦い方。あなたに見せたかった、笑顔の大サーカス!」
光の螺旋を放ち、アルフェルを撃ち抜く一矢に。
「そんな物で笑顔になるものか。美しいまま、人生に幕を下ろしたほうが幸せに決まってる」
射貫かれた衝撃に胸を押さえ、アルフェルは鎖から逃れ舞い上がる。
だが既に迫っていたリオーネが『魔骸連刃・闘』で、組み付き手足に生やした刃で斬りつける。
ここが正念場。少しでもアルフが内より、アルフェルを乗り越えられるようにと、その大天使の力を奪うように。
「ほら、アナタいつまでそこにいるのよ。早く出て行きなさいよ。外からも内からも『出ていけコール』が聞こえるでしょ! そのままアルフさんの中から吹っ飛びなさい!」
リディルが力いっぱい殴れば、今度は残る翼を広げ何とかアルフェルは堪えた。
「今日ぐらい泣いてもいいわよ、今日が最後なんだから!」
「あはっ、ボクが泣く? この笑顔の使徒であるボクが!?」
余程おかしかったのだろう、アルフェルは金の鍵を煌めかせ飛びながら大声で笑った。
そして、ディアボロス達に鍵を突き立て『心殻開錠』していく。
だが解き放たれた魂が暴れ出すも、ディアボロスの肉体はそんなにやわではない。
「心の殻をこじ開ける……ならば利用させてもらうまで」
救うという欲望のままに、一層勇気と意志を強めアイネリスは鍵を受け入れ、内からの自壊させようという力を厭わず攻め手を緩めず、剣刃を叩きつけライラを仰ぎ見る。
「どうぞ……あなたの心のままに」
「最後はライラさんとアルフさんに任せるわ! アルフェルに相応しいハッピーエンドをお見舞いしちゃいなさい!」
「欲望のままになると。なれど、それがしが望むは、ライラ殿と弟御の幸福! 今この場にては、これがそれがしの欲」
翠緑纏い、振るう槍の一突きは真っ直ぐに。
「不幸な結末など見とうないし、その為に此処まで馳せ参じておる故」
揺るがない清政の槍先は、翼を散らしながら深く貫いて。
「そして見届けるのさ、友達が新しく前に向かって一歩踏み出すその瞬間をね!」
紅く染まった感情の波は、願いを託した人々の想いと接続しアルフの思いをも繋ぐ。
「さあ、あなたの弟を取り戻す時間だ! 最高のハッピーエンドが欲しいんだろ、なら始めてみせるのがライラさんだ!」
場は充分に整った、あと一息と理星が導く。
「魂の輝きを抜かれたってへっちゃらよ。だって、光は際限なく溢れ出てくるもの」
仲間の想いは輝きに。纏えば、それは本日限りのライラを彩る最高のステージ衣装に。
光を集め、視線を集め、仰々しく一礼し、彼女は高く跳ぶ。
「アルフ、見てる? 羨ましかったら早くそんな所から出てきて!」
ライラの光から逃れようと身を翻すアルフェルを、エトルリアは鋭く突撃し掴みかかるとアルフに呼びかける。
「聞こえるだろ? ライラの想いが! だから帰ってこいよ!」
離せと暴れ銀のスポイトを向けるも、もう治癒出来る程の輝きはない。やはり、ライラを奪うしかないか。
追いすがるようにアルフェルも昇るが、人鳥の展開する魔力障壁が行く手を遮る。
「万の一にも手出しはさせねェ! 用があるのはお前じゃねェ、さっさとそこから退いて貰うぜ」
メルキディアは銀のスポイトごとエーテリア・ブラスターの光線に飲み込み。地上まで人鳥は盾で押し返していく。
「よく頑張ったな、アルフ。もう少しの我慢だぜ。今、お前の姉ちゃんが迎えに行く」
苦難の暴風も、仲間と乗り切るための新しい力。
重なる音色が、アルフェルとアルフへと響く。
「――Willkommen,姉を慕う気持ち、芯の強さ……君なら大天使を跳ねのけられる
ここからは君たち自身の世界」
良く頑張った。今日までアルフが姉を助けようとした想いは、ちゃんと姉に届いていた。
そして多くの仲間が、彼女をそして君を助けようとしているとエトヴァは音色で語りかける。
「姉弟が未来へ駆け出せるように……」
フィナーレを飾るように音が重なりアルフェルを捕え、アルフに呼びかける。
開かれ天を見上げた瞳は、アルフのもの。
眩しい光を掴むように手は伸ばされ、その先ではライラが微笑む。
「ボク達のハッピーエンドに、お前は要らない。さっさと身体、返して消えろよ。胡散臭いペ天使が」
雪那の操る冷気が、重りのようにアルフェルを引き下ろす。
「お膳立てはここまで。ライラさん、最後の仕上げに行ってらっしゃい」
「今はハッピーエンドの形が解らなくても、良いんじゃないかな。だってこれは、ずっと続く幸せの始まりだもの!」
「悲劇はこれにて終演……これからライラさんとアルフさんの、笑顔咲くハッピーで幸せな新しい未来が始まるんだ!」
「いっけーがんばれー素敵だねェェ!!☆」
ライラの輝きは最高潮。『彩虹穿光ライラ“笑”イラ』は七色に鮮やかに全てを彩る。
「さよならアルフェル。最後に最高の景色を見せてあげる。届けっ! これがあなたのハッピーエンド!」
虹色の光を束ねた矢でアルフェルの胸を狙い、何とか逃れようと残る力で離脱しようとしたアルフェルの身体が内から抵抗され強張った。
「こんなの、ボクの幸せじゃないっ!?」
――お願い、帰ってきて!
光は狼狽えるアルフェルを射貫き、最後の一欠けまでその闇をクロノヴェーダの魂を光で塗り替え消えていく。
全てが輝く世界で、ライラは力を失い落ちていくアルフの手を掴み、アルフもライラの手を掴む。
――お帰り、アルフ。
ただいま、お姉ちゃん――。
そのまま緩やかな軌道を描き、姉弟は部隊の上へと着地し笑顔を浮かべる。
深々と挨拶するお辞儀は、仲間への感謝と親愛。
そして弟に、両親に、信者だった人たちに、この場に集まる全ての人達に告げる。
「私たちが、笑顔のサーカス団よ!!」
元に戻ったアルフの顔に、本当の笑顔が戻る。
それだけでも、良かったと心からライラは思うのであった。
もうすぐトレインがやってくる。
まだ、この場でやりたいことはあるけれど、きっと目を覚ました母が、教祖をも改心させてくれることだろう。
この時代のことは、この時代の者に託しライラは未来へと帰る時間……。
これは1つの終わり、そして1つの始まり。
悪い悪魔と天使に囚われていた姉弟は、手を取り合い悪いものを追い返し、いつまでもいつまでも、幸せに暮らしましたとさ。
Happily ever after――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【活性治癒】LV3が発生!
【託されし願い】がLV3になった!
【液体錬成】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【落下耐性】LV1が発生!
【友達催眠】がLV4になった!
【書物解読】LV1が発生!
【寒冷適応】がLV2になった!
【水中適応】がLV2になった!
【飛翔】がLV3になった!
【イルカ変身】がLV2になった!
【勝利の凱歌】がLV3になった!
【操作会得】LV1が発生!
【士気高揚】がLV2になった!
【腐食】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【ロストエナジー】がLV5になった!
【ダブル】がLV5になった!
【ドレイン】がLV4になった!
【凌駕率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV6になった!
【ガードアップ】がLV5になった!
【グロリアス】がLV3になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2023年06月30日 |
宿敵 |
『笑顔の使徒アルフェル』を撃破!
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