リプレイ
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
あらあらまあまあ……
今回も邪魔しないとですね
そう簡単に成功なんてさせるわけないでしょう?
平穏結界を使いつつ静かに厨房に忍び込みましょう
料理人と名乗らせるには烏滸がましい外道共は適当にシバいてのして、転がしておきましょう
騒げないように猿轡
逃げ出せないように円座に座らせて服の袖同士結び、それぞれの足の親指同士も糸で括っておきましょう
して、肉料理ですね
ステーキ、シチューと作りましたし
今回はフィレーテ・ルソにしましょうか
筋張った肉を細かく斬って捏ねて形を形成
小麦卵パン粉で衣を纏わせ、オーブンでこんがり焼いて完成です
ソースは生き血っぽくみえる真っ赤なものにしましょう
イリヤ・レダ
人を喰らう、か…
吸血鬼ならば粋だと思うのかもしれないけど、人間に食べさせるというのは悪趣味に過ぎる、ね…
そして、人肉料理人とやらは救済の余地など無い気がしてしまうね
死なせるのは容易いけれど、同じ時代を生きた人々に裁いてもらうのがいいだろうね
肉料理にはあまり詳しくないので、スマホで事前に調べて何品か買っておこうかな 仲間のディアボロスと合わせればそれなりに揃いそう(ステーキを用意)
邸宅の間取りを確認して、周囲にバレ無い様に厨房に潜入
パラドクスは刹那の絶影を使用し、峰打ちに留める
気絶させたら縛り上げて自由を奪おう
子供達が騒いだり不安になったりしないよう説明もしっかりする
※アドリブ・共闘歓迎です
雨ヶ屋・マヌエ
なんと非道な!
説明を聞いただけで怒りが込み上げてくる。
【動物の友】を使い、ヴァンパイアの屋敷に住むネズミから子供達がいるであろう厨房の場所を教えて貰う。
料理は新宿で手に入れた肉料理を持ち込んで暖めなおす。
調理が完了した頃にブラッディサクリファイスが料理を運びに来るらしいので、子供達の姿は隠しておいた方が良さそうだ。
料理人が気絶しているのであれば、食材保管用の倉庫に立ち入る者はいないだろうから、子供達にはそちらへ隠れていて貰いたい。
子供達に接する時は彼らが安心できるように極力明るく振る舞う。
皆さん、怪我はしていませんね?
すぐにパパやママを連れて来ますから、貴方達はここで待っていて下さい。
捌碁・秋果
※連携アドリブ歓迎
人肉食は映画や小説で十分です
厨房に着いたら料理人達を【罪縛りの鎖】で速やかに拘束。
万が一、子供達を盾にとられたらたまりません
お料理は皆に任せ、子供達のケアと移動をします
子供達には分かりやすい言葉で説明を。
もう大丈夫、みんな助かるよ。
悪いやつらは我々がやっつけるから。
それから…疲れた時には甘い物。ポケットの飴をあげます。精神的な疲弊が少しは取れればいいな
可能なら、携帯端末の録画機能を使って助かった子供たちの姿を納めたいな。
クロノヴェーダに覚醒してしまう家族への説得材料に使いたいから。
端末が何かわからなくても、こうして生きている姿を見れたら我々の声かけも信じられると思うんですよね
●子どもたちの救出
厨房に最初に飛び込んだのは湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)だった。
「あらあらまあまあ……」
以前にも食人儀式を止めた経験のある彼は血生臭いそこに臆する事なく先陣を切る。オーラで具現化した三振りの剣の内の一振りを少年を掴んでいる料理人の腕に投げつけた。
「ぎゃああ!?」
さらに二振り目を肉切り包丁を研いでいる料理人へ。三振り目を牢の鍵を閉めようとしていた料理人へと投擲。
彼らは一人目同様に悲鳴を上げて倒れた。
「誰だテメェら!?」
入り口の一番近くにいた料理人が復讐者たちの姿を見止めて殴りかかってくる。しかしその動きはこちらにとってはあまりにも遅い。
その男にイリヤ・レダ(緋瞳の飛刀使い・g02308)が魔力で真紅の刃を形成した『緋翼の刃』で貫こうとする。ように見せかけて相手を峰打ちした。
「うわあ! 何だこりゃあ!?」
最後の料理人は捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)が呼び出した【罪縛りの鎖】で捕らえて移動と行動を封じた。ついでに倒れている他の料理人たちも拘束しておく。
雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)は料理人には目もくれず少年と牢へと駆け寄った。
子どもたちは状況が飲み込めず未だに怯えて震えている。
(「こんなに小さな子どもたちを料理にしようなど……なんと非道な!」)
説明を聞いただけで込み上げた怒りがまた沸々と湧き上がる。しかしそれを抑えて努めて明るく子どもたちに微笑みかけた。
「皆さん、ケガはしていませんね?」
料理を男性陣に任せた秋果もそれに合流する。
「もう大丈夫、みんな助かるよ。悪いやつらは我々がやっつけるから」
一方イリヤはマヌエが用意した肉の炒め物と自分の買ってきたステーキを温めて出来立てのように盛りつけた。その作業はすぐに終わってしまったため料理中の雪華の方を見やる。
「オレ、何か手伝いましょうか?」
雪華はミンチ肉をこねてハンバーグ状に形成している所だった。
「あら有難う。じゃあ、これに小麦粉と卵とパン粉を付けてくれる?」
「わかりました」
イリヤに肉を任せて雪華はフライパンで赤ワインとトマトを煮詰める。調味料で味を調えれば血のようなソースの完成だ。
後は衣をまとった肉をカラッと揚げればロシア風ステーキ『フィレーテ・ルソ』の出来上がりである。皿に盛りつけソースをかければ確かに人肉料理のようだ。
完成した肉料理たちを雪華とイリヤでワゴンの上に並べて蓋をする。そして厨房の奥にある食材保管庫に子どもたちと共に移動していたマヌエと秋果に合流した。
マヌエの明るさと秋果の配った飴で子どもたちは何とか落ち着きを取り戻したようだ。
「父さんと母さんを助けに行くんだろ? オレもいっしょに行く!」
子どもの中では最年長らしき少年が言う。
保管庫の扉を少しだけ開けて厨房の様子をうかがいつつ雪華は人差し指を唇に当てて見せた。
「シーッ、静かに」
イリヤは赤い瞳でしっかりと少年を見つめる。
「だめだよ。ヴァンパイアノーブルと戦いになるんだよ。キミは戦えないよね?」
「でも……!」
まだ納得できない顔の少年にマヌエが穏やかに語りかける。
「パパとママが心配なんですね。でもきっと同じように、パパとママも貴方の心配をしていると思いますよ。貴方にもしもの事があったら、きっととても悲しみます」
「それは……」
「大丈夫。すぐにパパやママを連れて来ますから、貴方たちはここで待っていて下さい」
「……わかった」
渋々といった様子で少年はうなずいた。
秋果はそんな子どもたちの様子を自身の携帯端末で録画していた。もちろん意味もなくそんな事をしていた訳ではない。この後子どもたちの親は不完全ながらもクロノヴェーダ化してしまう。だからその説得材料として使おうと考えたのだ。
(「もしかしたら言葉だけでは難しいかもしれないし、材料は多いに越した事はない。端末が何かわからなくても、こうして自分の子どもが生きている姿を見れたら私たちの声かけも信じやすくなるかもしれないしね」)
「――来たよ」
厨房を見張っていた雪華のわずかに緊張をはらんだ声に皆口をつぐむ。耳を澄ませばヴァンパイアの声が聞こえた。
「……あれ? 料理人共どこ行ったのよ!?」
拘束した料理人たちは保管庫の床に適当に転がしておいた。
彼らの姿がない事にブラッディサクリファイスは不機嫌な表情になる。しかし料理が出来上がっているのを確認すればぶつぶつ文句を言いながらワゴンを押して厨房を出て行った。
それを見届けた雪華は仲間たちに目配せした。
彼にうなずき返してからイリヤは子どもたちを振り返る。
「こんな悪趣味な事終わらせてくるから。だから安心して、ここに隠れて待ってるんだよ」
そして復讐者たちは静かに保管庫を出てサクリファイスの後を追った。たどり着いた晩餐会場に飛び込む。
上座に座ったピョートル・ヴラーンゲリがこちらを見て怪訝そうな表情をする。
「お前たち、闇の者ではないな。復讐者か。我らの儀式を邪魔しに来たのだろうが、一足遅かったな」
「アアアア!」
「ドウシテ……ドウシテ……?」
下座に座らせられていた者たちはすでに人ではなくスカーレットデスの姿に変わっていた。
ピョートルを取り巻くサクリファイスの内の一人が嬉々としてスカーレットデスに命じる。
「さあ初仕事よ! 復讐者たちを殺してピョートル様をお守りしなさい!」
「ワアアア!」
「コロス……コロシテ……!」
自分の子どもを食べたと思い込み絶望してしまった彼らはゆっくりとこちらに向かってくる。
彼らが食べたのは人肉ではないとうまく説得できれば人間に戻す事ができるだろう。だが失敗すれば不完全な彼らは死んでしまう。待っている子どもたちのためにも必ず成功させなければならない。
復讐者たちはスカーレットデスの攻撃に耐えるために身構えつつ説得の言葉を探した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
怪我描写大歓迎
救出して大事な家族さんのところに戻ってもらわないとですね
大丈夫ですよ、皆さんが食べたのは牛肉です
人肉なんて欠片も使ってませんから
子供達の思い、願いは託されし願いで再現できるはず、なのでこれも見てもらいましょう
動画を取られてた方もいたのでその補助にですね
相手の攻撃は避けるか防ぐかだけします
反撃はせずに防衛専念です
一般人は助け出すものですからね
例外はありますけど……
イリヤ・レダ
※アドリブ・共闘OKです
※ネメシス化すると頭上の輪と羽根以外にも頭髪が緋色に染まり、更に足元にまで届くような長髪になります
オレには捌碁さんの様な周到さは無かったね…
でも、ここで慌てふためくだけだったらディアボロスになる前と何も変わらない…!
パラドクス効果【託されし願い】を、子供の両親たちに届けて伝えよう
子供達は願えども、それを自ら実現できないことも多い
それをオレは痛い程知っているはずだから、オレにしかできない伝え方もきっとある
なんか精神論みたいのを持ち出すのは好きじゃないけど、それでも此処はそういう局面に思えてならない
神経を研ぎ澄ませて、容易くやられないように立ち回りながら伝え続けよう
捌碁・秋果
※連携アドリブ歓迎
【泥濘の地】で覚醒直後のトループス級の動きを鈍らせつつ話しかける。
皆さんが食べたのは人肉ではありません。
子供たちは私たちが救助しました、皆無事です!
助かった姿を記録しています、これがその様子です。
(携帯端末の音量を最大限に上げ、動画を家族に見えるようにする)
だから安心して…、皆さんの帰りを子供たちが待っていますよ。
相手からの攻撃は防御に専念する。
もう誰も苦しまなくてもいいように、皆が元に戻るまで声をかけ続ける。
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ有効活用)
周囲のディアボロスと声を掛け合って情報を共有し、連携して動く
【泥濘の地】を重ねて相手の動きを鈍らせ、相手の攻撃を受け止める(防御に専念。負傷は気にしない)
「説得材料を持つ者が、説得に専念できるようにする」を目標に
暴れてえなら付き合ってやるが、落ち着け
お前らは人なんざ食っちゃいねえ、人の道を外れてなんかいねえ
…なんて、こんなナリの悪人面にいきなり言われても信用できねえか
見た方が早いだろうな
相手があまり暴れるようなら組み伏せ、動画や【託されし願い】の映像に目を向けさせる
ああ、俺の怪我か?
…擦り傷舐めたぐれえのもんだろ。こんなの食ったうちに入らねえよ
●家族の元へ
跳びかかってくるスカーレットデスへと湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)とイリヤ・レダ(緋瞳の飛刀使い・g02308)は語りかけた。
「大丈夫ですよ、皆さんが食べたのは牛肉です。人肉なんて欠片も使ってませんから」
「そうです! アナタたちが食べたのはオレたちが用意した偽の人肉料理なんです。だから……!」
しかしスカーレットデスは変わらず拳を二人に打ち下ろした。
「ウソダアァァ!」
「コロシテ……!」
それを雪華の【ガードアップ】の効果で何とか受け止めた。
二人は【託されし願い】で子どもたちの様子を映し出せないかと考えた。しかし復讐者に願いを託しているのは子どもたちだけではなく新宿島の人々もいる。彼らも含めた中から都合よく子どもたちの映像が映し出される確率は低いだろう。そう思い直した。
(「ここで慌てふためくだけだったらディアボロスになる前と何も変わらない
……!」)
イリヤは泣きそうになるのをぐっとこらえてネメシス化で緋色に染まった長髪をなびかせ背後に視線を送る。
「捌碁さん!」
捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)は襲い来るスカーレットデスの足元を【泥濘の地】に変えて相手の動きを鈍らせる。そしてイリヤにうなずき先程救出した子どもたちの姿を記録した携帯端末を取り出した。
「子どもたちは私たちが救助しました、皆無事です!」
秋果はそう言いながら端末の音量を最大にして画面をスカーレットデスへと向ける。
すると少年の声が辺りに響いた。
『父さんと母さんを助けに行くんだろ? オレもいっしょに行く!』
「アァ……ア……?」
秋果の目の前まで迫っていた二体が端末に釘付けになる。この二体が画面に映る少年の両親なのだろう。
「だから安心して……」
「ウソダアア!」
悲痛な叫び声を上げながら別のスカーレットデスが秋果を狙い腕の刃で切り裂こうと迫る。
そこに遅れて合流した伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)が【泥濘の地】をさらに広げて相手の動きを鈍らせた。彼がまごついている間に組みつき羽交い絞めにする。
「暴れてえなら付き合ってやるが、落ち着け」
血の刃に切りつけられても気にせずそのまま相手の顔を端末へと近づけさせた。
「お前らは人なんざ食っちゃいねえ、人の道を外れてなんかいねえ」
「ウソヲッ……! イキテ、ル……?」
「はい、生きています。皆さんの帰りを子どもたちが待っていますよ」
秋果の言葉と子どもの姿に暴れていた彼も動きを止めた。
「さあ、大事な家族さんのところに戻りましょう」
雪華が穏やかに畳みかければスカーレットデスたちの体を覆っていた血のような赤が溶けて流れ落ちる。そして彼らは元の人の姿へと戻った。
「これは、いったい
……!?」
「戻れた? じゃあ、本当に……あの子の所に戻れるの!?」
困惑しながらも喜び自身の体に触れて確かめる人々。
それを見てピョートルがブラッディサクリファイスに冷酷な目を向けた。
「儀式が失敗した……? 料理を運んだにもかかわらず、人肉ではない事に気づかなかったのか?」
「も、申し訳ございません!」
「復讐者どもは我々が排除いたします!」
サクリファイスたちはピョートルに頭を下げると復讐者たちをにらみ据えた。
「よくも崇高な儀式を邪魔してくれたわね復讐者!」
「こんな悪趣味な儀式、崇高でも何でもない……!」
イリヤも赤い瞳でにらみ返す。
逸が人の姿に戻った一般人たちを庇うように前に出た。
「お前らは下がってろ」
「しかし、怪我を……!」
先程暴れて逸を切りつけてしまった男性が申し訳なさそうに心配する。
「……かすり傷舐めたぐれえのもんだろ。こんなの食らったうちに入らねえよ」
気遣う彼にしっしと手を振って下がらせた。
「皆殺しにしてやるわ!」
サクリファイスは叫ぶように言うと自らの手首を切り溢れる血を念動力で鞭にして復讐者たちに襲いかかろうとした。だが――。
「冠する名の通り供儀になると良い。あなたたちも、愚かで非道なその主もだ」
唐突に聞き覚えのない声が響く。それと同時に最前線にいたサクリファイスを旗の付いた槍が貫いていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【託されし願い】がLV3になった!
【泥濘の地】LV2が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【アクティベイト】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
リノーカ・ヴィエルィリーニャ
■連携は積極的に
■淡々と無感情に(私、あなた、呼び捨て、言い捨て)
■同胞を救うこと、黒色卿を討つこと
それは仲間達が必ず成し遂げてくれる
私はその道を拓く
■武器はロシア帝国旗(黒・黄・白)の付いた旗槍を使用
光学迷彩のみならず、パラドクスで自らの姿と魂を薄め姿を眩ませ、死角から重心を乗せた不意打ちの一突きを放つ
反撃の血鞭への回避行動は致命傷を避ける程度に留め、むしろ自らの血も晦ましに利用し攻撃を重視する
■連携する味方がいる場合は攻撃タイミングを合わせより確実に
その際は自らが討つことに固執せず、意図的に迷彩を弱くし囮も引き受ける
■「冠する名の通り供儀になると良い。あなた達も、愚かで非道なその主もだ。」
イリヤ・レダ
※アドリブ・共闘OKです
※ネメシス化すると頭上の輪と羽根以外にも頭髪が緋色に染まり、更に足元にまで届くような長髪になります
トループス級ね
ここまで共闘したディアボロス達の練度を鑑みれば、順当に力を発揮できれば負ける要素はない(伏見さんの負傷はちょっと気になるから連携でカバーしたい)
無意味に突出して浮いたコマになったりしない様注意しつつ、包囲網を敷いて人間へと戻れた保護者達の方へ攻撃が行かない様にしたい
パラドクスは「緋翼の煉獄」を
飛刀を投じての攪乱の間に間合いを詰めて、一撃離脱を忠実に行う
ピョートルと事を構える前に手札を晒し切る必要も無い
接近戦が主体となるので、仲間のディアボロスとの位置関係に注意
●犠牲
リノーカ・ヴィエルィリーニャ(赤錆びた樹の末裔・g04321)はスカーレットデスへの説得が行われている間に【光学迷彩】を用いて晩餐会場に侵入していた。普通の状況であれば光学迷彩があってもクロノヴェーダ相手では発見されていただろう。だが仲間たちの活躍により敵の注意はそちらに向いていたため運よく見つからずに侵入できたのだ。リノーカはそのまま家具の陰に隠れて機を見計らっていた。
それに気づかずブラッディサクリファイスは他の復讐者に肉薄する。
「皆殺しにしてやるわ!」
(「――今だ」)
リノーカは物陰から飛び出しまんまと背後を見せたサクリファイスにパラドクスの力を込めた黒、黄、白の帝国旗の付いた『帝国旗槍』の一突きを見舞った。
「冠する名の通り供儀になると良い。あなたたちも、愚かで非道なその主もだ」
サクリファイスは反撃もできないまま床に沈んだ。
「お、お前いつの間に
……!?」
突然の事に敵が動揺しているのを見てイリヤ・レダ(緋瞳の飛刀使い・g02308)は『緋翼の刃』をブーメラン形態へと変えてサクリファイスに投擲。
「っ! こんな玩具っ!」
敵がそれを避けた所に肉薄し返ってきたブーメランを剣へと戻す。回避したばかりで体勢が整っていないサクリファイスに緋色の斬撃を浴びせた。
「ぎゃああ!」
(「ピョートルと事を構える前に手札を晒し切る必要も無い」)
冷静にそう判断したイリヤは突出する事なく一般人たちを守れるようにすぐに後方へと退いた。
「クソッ……! お前ら、絶対に生きて帰さないわよ!」
仲間を次々に倒され最後のサクリファイスは怒り心頭な様子だ。自身の手首を切り毒霧を発生させながらイリヤを深追いした。
背後には一般人がいるため避ける訳にはいかない。イリヤは防御の体勢を取った。
だがリノーカはその毒霧に怯む事無く敵に駆け寄る。毒に体を蝕まれながらも槍を構えた。
(「同胞を救う事、黒色卿を討つ事。それは仲間たちが必ず成し遂げてくれる。私はその道を拓く」)
熱い想いを秘めたロシア帝国旗を翻しサクリファイスを正確に貫いた。
「が、あ……!」
元は人だった事を忘れてしまった彼女たちは全て床に伏した。
「――そ奴らの闇も、足りなかったようだな」
上座に座したまま戦闘を眺めていた『黒色卿』ピョートル・ヴラーンゲリはため息をついて立ち上がった。
「復讐者。貴様らも闇に堕ちるがいい」
ピョートルを討つ事ができれば晴れて一般人たちを家族の元へと送り届けられるだろう。この残酷な儀式に終止符を打たねばならない。
決意も新たに復讐者たちはピョートルと対峙した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
怪我描写大歓迎
取り巻きも倒して、巻き込まれた方々も取り戻した
なら、最後は本命ですね。この館の主の首、頂きましょうか
渇望抱く伽藍、参ります
室内なら搦手でいきましょうか
糸を張り巡らせ、その動きを阻害します
満たされぬと嘆く渇望の呪詛の味も堪能いただきましょうか
機動力を削げれば他の方が立ち回りやすいでしょう
反撃に対しては闇に囚われたとしてもこの程度なら問題ないです
内側に取り込んだ熱を再現して、寒さに対抗です
自らを沸かせる熱を知っているのなら耐えられるのですよ
雨ヶ屋・マヌエ
犠牲者が元の姿に戻るのを目にして、つい気を抜くところだった。
吸血鬼を倒すまでは子供達との約束を守ったとは言えないのに。
テーブルや調度品に身を隠して、あれこれと考えを巡らせる。
敵の防衛陣は強固であるが、これが野戦ではなく晩餐会場における戦いだからこそとれる手段もあるはずだ。
それに目的はピョートルの撃破であって防衛陣の攻略ではない。
例えば、銃弾を壁や調度品に当てて跳弾させたり、シャンデリアの鎖を拳銃で撃ち抜き落下させて、防衛陣越しにピョートルを攻撃できないだろうか。
まだまだ足りていない銃の腕を「幸運」や【強運の加護】で補うのがあたしのスタイルだ。
ちちんぷいぷい。
祈るように呟やいて、引き金を絞る。
捌碁・秋果
連携アドリブ歓迎
子供達が待っているんです。道を開けてもらいますよ
牽制攻撃
パラドクスの伴わない攻撃はダメージを与えられませんが、目的は軍刀を抜かせること。
悪趣味な料理人にポンコツな取り巻き。主人の程度もたかが知れるというものです。
などと挑発を交えて槍で薙ぎ払います。
敵が軍刀で攻撃してきたらパラドクス発動。変質ステンドグラスから絵画を取りだし、その軍刀で破壊させます
反撃に対しては、家族の方々に流れ弾がいかないように位置取りを気を付ける。自分の後ろに(反撃の射線上に)家族がいることがないようにする。
その上で銃撃をひたすら防御。ガードアップで耐える
…やっぱり、たかが知れてますね
(やせ我慢で悪態をつく)
●子どもたちとの約束のために
捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)は油断なくピョートルを見据えた。
「子どもたちが待っているんです。道を開けてもらいますよ」
「取り巻きも倒して、巻き込まれた方々も取り戻した。なら、最後は本命ですね。この館の主たるあなたの首、頂きましょうか」
湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)は不敵に笑うとパラドクスを発動させた。するとピョートルの周囲に操り糸の罠が張り巡らされた。
「……こんなもの」
黒色卿は糸を気にも留めず右腕を前方へと振るう。瞬間雪華の周囲は闇と冷気で覆われる。
それは雪華の想定以上の威力だった。闇と冷気に体温と生命力を奪われ雪華は床に膝をつく。それでも彼は満足げに笑う。
「見破れなければ、私の術中よ」
敵に触れた糸は無数の針に変わりその右腕を貫いた。
仲間が膝をついたのを見て雨ヶ屋・マヌエ(ザ・ボランティア・g01424)は我に返った。
(「吸血鬼を倒すまでは子どもたちとの約束を守ったとは言えないのに」)
「皆さん、家具の陰に隠れて下さい!」
一般人たちにそう叫びながら彼女もテーブルの下に一時避難する。
クロノ・オブジェクトではない物品でパラドクスを防ぐ事はできない。しかし敵の視界外であれば直接の攻撃対象にはならないだろう。
そう判断した秋果は敵に肉薄し『藍色の槍』で薙ぎ払おうとする。
「悪趣味な料理人にポンコツな取り巻き。主人の程度もたかが知れるというものです」
パラドクスではない通常攻撃は【一般法則破壊】によりダメージを与えられない。それ故に黒色卿は避けるまでもなく何事もなかったようにそこにいた。
「そちらも随分と愚かなようだ」
皮肉で返したピョートルと秋果の間に突如壁がせり上がってくる。その壁から秋果へと次々に漆黒の弾丸が放たれた。
「――それを待ってたんだ!」
彼女の前にブドウ色のもや状の『変質ステンドグラス』が広がる。それは一つの絵画のキャンバスを生み出した。そこに描かれているのは目の前すら見通すことができない程の深い闇。そしてそれは生み出されてすぐに銃弾に撃ち抜かれた。
「……っ!?」
それと同時にピョートルの心にまるで闇そのものを自分自身で破壊したかのような衝撃が走り精神的苦痛にさいなまれる。
それでも銃弾は変わらず放たれた。
秋果は【ガードアップ】の効果で急所への被弾は防いだものの腕や足に被弾してしまう。
「っ! ……やっぱり、たかが知れてますね」
痛みに顔を歪めながらも憎まれ口を叩いて見せる。
秋果が奮闘している間もマヌエは必死に頭を回転させていた。
(「あたしの銃の腕はまだまだ足りていない。アヴァタール級相手では工夫しないと太刀打ちできないだろう」)
敵の防衛陣は強固だ。あれにピョートルが守られている今ピョートルに大きなダメージを与えるにはどうすればいいのだろうか。
(「例えば、シャンデリアの鎖を拳銃で撃ち抜き落下させて、防衛陣越しにピョートルを攻撃できないだろうか」)
そう考えてすぐにかぶりを振る。シャンデリアはクロノ・オブジェクトではないためダメージを与える事はできないだろう。
(「それなら――」)
「ちちんぷいぷい」
祈るように呟くとマヌエのパラドクスが発動。彼女はテーブルの陰から半身だけを出す。服の下に隠し持っていた『小型拳銃』を素早く構えると敵ではなくその背後にある暖炉の煙突を狙って引き金を引く。
弾丸は狙い通りに煙突に当たると跳ね返り防衛陣の壁と天井の間を幸運にもすり抜けてピョートルの体を貫いた。
「よし! ……うっ!」
パラドクスの効果で幸運を引き寄せ上手く跳弾で攻撃できた。しかし敵の反撃でマヌエの肩にも漆黒の弾が命中したのだ。
「……愚かな復讐者どもめ。ここで根絶やしにしてくれる!」
確実にダメージを与えられ苛立ちを露わにしたピョートル。彼は防衛陣を解くと攻撃に転じようと軍刀の柄を握る。
しかしそれを待っていた者がいた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
イリヤ・レダ
※アドリブ・共闘歓迎です
※ネメシス化すると頭上の輪と羽根の他に頭髪が緋色にそまり、長く伸びます
力あるものが、弱きものを駆逐する
それが貴方達なりの価値観なのかもしれない
けれど、それも終わりさ 貴方は標的に成り果てた
情けや気遣いは無用 尊厳など保たせずに狩ろう
パラドクスは「刹那の絶影」を
刻印銃の設定を「浮遊機雷」にセット、行動範囲を狭めるように撒く
移動阻害を狙う人がいるみたいなのでさらにやりづらくする
退路を阻む様に飛刀も投擲しておく
ピョートルが守勢から攻勢に転じようとするタイミングに合わせてパラドクスでの一撃離脱を仕掛ける
移動の自由を妨げ、手を出すことを躊躇させ、標的と化したまま討ち滅ぼすとしよう
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ有効活用する)
(ネメシス形態:背の翼が巨大な竜の腕に変形)
闇、ねえ。元から明るいとこで生きてねえよ。てめえほどじゃねえがなあ
(説得の為に人の道云々などとは言ったが、本来そんな説教ができるほど清い生き方はしてねえ。自覚はある)
周囲のディアボロスとは声を掛け合い、情報共有を行う
互いの隙や死角をカバーするように連携して動き
一般人に敵の攻撃やその余波が飛ばないように注意
長ドスと、翼が変形した竜の腕で【禍竜の鋭刃】使用
自分の負傷は気にせず攻撃優先、手早く仕留める
暗さも冷たさも、いつも俺の中にある
それごと包んで奪うってんなら…この禍を殺せるもんなら、殺してみやがれ
●絶望に終止符を
伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は一般人に流れ弾がいかないように気を配っていた。一般人たちは物陰に隠れているとはいえそれは攻撃の対象にならないだけだ。敵のパラドクスの流れ弾が飛んでくればひとたまりもないだろう。そう考え彼らの方へ向かう漆黒の弾丸を鋼製の『長ドス』やネメシス形態でドラゴニアンの翼が変形した龍の腕で受け止めた。
その逸の死角をカバーするようにしながらピョートルが攻撃に転じるのを待っていたのがイリヤ・レダ(緋瞳の飛刀使い・g02308)だ。イリヤは敵の行動を阻害しようと考えた。しかしパラドクスの伴わない行動では効果は薄いだろうと考え直し攻撃の機をうかがっていたのである。
故にピョートルが防衛陣を解いた瞬間に彼はパラドクスを発動させた。
「この瞬間だけ、アナタを超える」
緋色の軌跡を残しながら一瞬で黒色卿に肉薄。『緋翼の刃』の真紅の刃で敵の腹部を貫いた。
「がっ!?」
「力あるものが、弱きものを支配する。それがアナタたちなりの価値観なのかもしれない。けれど――」
決然と言いながら素早く後方に跳び退くイリヤ。
「それも終わりさ」
入れ代わりに逸がイリヤの陰からピョートルに走り寄る。
(「さっきは説得のために人の道云々などとは言ったが、俺は体に墨を入れるような人間だ。本来そんな説教ができる程清い生き方はしてねえ。自覚はある。そういう意味では、俺もこいつと同じ闇に身を置く者だ」)
パラドクスの力を長ドスに込めて振るう。敵に反撃の隙も与えぬままそれは黒色卿の体を両断した。
「……復讐者」
ピョートルは倒れながらも最期の言葉を残す。
「いずれお前たちは……復讐の闇に、飲まれる……だろう……」
息を引き取った黒色卿を見下ろしながら逸は静かに呟いた。
「暗さも冷たさも、いつも俺の中にある。それごと包んで奪うってんなら……この禍を殺せるもんなら、殺してみやがれ」
こうして復讐者たちは『黒色卿』ピョートル・ヴラーンゲリを討ち取ったのだった。
家族たちを再会させ無事約束を守った彼らに最年長の少年が笑顔で礼を述べた。
「ありがとな、兄ちゃん姉ちゃんたち! オレもあんたたちみたいに強くなって、父さんと母さんを守るよ!」
彼らの感謝の言葉を胸に復讐者たちは帰路に就いたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】がLV4になった!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】LV1が発生!