リプレイ
鳩目・サンダー
迎撃準備出来てるところを迅速に叩け、となると出来る事は一点突破ぐらいか。
見張りもしっかりしてるし、馬鹿正直に近づいてもしょうがないな
仲間の各種作戦後、観察、偵察スキルを活かして可能な限り防御の薄い部分を探す。
攻撃の際は【光学迷彩】を使用、仲間が乗ってくれるなら、機を合わせて狙った壁を一点突破。
持久戦も人海戦術も出来ない以上、戦力を集中させる以外になかろう。
壁が厚かろうが抵抗されようが掘り進んで中に押し入る。
上手くいけばその後は輜重兵相手に暴れまくるだけだな。
こいつ等さえ消えれば、一先ず拠点の防御力は上がらなくなる。
アドリブ、連携歓迎です。
神山・刹那
籠城ね
城門を壊す策や避けることができなかった過去なら有効だったろうが、俺らには関係ない
眼前の障害は斬り捨てて進むのみ!
静寂陣で隠れたところから一斉射撃してくるのなら、精神集中で感覚を鋭敏にし、射撃の瞬間の殺気を感じ取り、急所にあたるものだけ弾き、他は肉体改造で肉体を強固にし、被弾しながらでも残像を残す速さで突貫し、壁を駆け上がり斬り捨てる
「この程度の攻撃で止められると思ってるなら、舐められたもんだ。俺の首を取りたければ渾身の一撃を打ち込んで来るんだな」
乾いた土が風で舞い上がり、枯れ草の臭いが鼻腔をくすぐる。
ディアボロスたちの視線の彼方にそびえるのは、その黄土で築かれた防塁である。中で土埃が上がっているところを見る限り、輜重兵どもは防塁をさらに強固にせんと動き回っているに違いない。
「籠城ねぇ」
翻る魏の旗に目を向けた神山・刹那(梟雄・g00162)は、肩をすくめる。
「迎撃の準備も出来ているみたいだな」
鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)は舌打ちして腕を組む。
「城門を壊すことも避けることも出来なかった『古代』なら、それも有効だっただろうが。
俺らには関係ない。眼前の障害は、斬り捨てて進むのみだ!」
と、刹那は刀を抜いて挑みかかった。
「見張りのいるところに、馬鹿正直に近づいてもしょうがないが……」
サンダーの見た限り、これといった弱点は見えない。
「となると、出来ることは一点突破ぐらいか」
懐から取り出したペイントツール。サンダーはそれを一度くるりと回し、こちらに気づいて応戦の構えを見せた壁上の輜重兵どもを指し示した。
そのペンを横一文字に走らせると、それに「切られた」敵兵の肩と木兜流馬は、モザイクに包まれて四散する。
「こいつが、あたしなりの『なんでも切れる剣』だ。綺麗にバッサリ切断出来たら、お慰み!」
サンダーのペンは敵兵のみならず、突き固められた防塁さえもモザイクへと変えていく。足場を失った敵兵が2、3体、転げ落ちた。
防塁の陰に隠れた敵兵は、中に跳び込んでこようとした刹那に狙いをつけて一斉に矢を放ってきた。
「ち……!」
飛来する矢を睨みつけると、刹那の目にはそれがゆっくりと速度を減じていくようにも感じられた。それほどに、感覚は研ぎ澄まされている。
「この程度の攻撃で止められると思ってるなら、舐められたもんだ」
眉間に迫る矢を弾き、一気に間合いを詰めた刹那は、敵兵の胴を深々と割った。そして、返す刀で首を飛ばす。紅蓮の翼を持つ朱雀のごとき、神速の業である。二段構えの奥義は旋風さえ巻き起こし、巻き込まれた敵兵がたたらを踏む。
「俺の首を取りたければ、渾身の一撃を打ち込んでくるんだな!」
しかし、なんとしてもこの防塁を死守せんとする輜重兵どもの戦意は旺盛であった。
輜重兵どもは蓄積したエネルギーを凄まじい砲撃に変えて放ち、さすがのサンダーもなかなか懐に迫れない。刹那もまた、防塁のあちこちに潜む敵兵には手を焼いた。
その間にも、敵はモザイクと化して消失した壁のところに次々と土砂が運び込まれ、積み上げられていく。
「鬱陶しい連中だぜ」
「持久戦も、蟻のように群がる人海戦術も出来ないなら……戦力を集中させる以外にはなかろうよ」
渋面を作る刹那に向け、肩をすくめてみせるサンダー。
「壁が厚かろうが、抵抗されようが、掘り進んで中に押し入る!」
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
喩・嘉
※アドリブ、連携歓迎
土壁による防衛拠点か
なかなか攻めにくいものを作ってくれるものだ
単純な物質の、さらに物量でおしてくる壁というのは、強いものだからな
だが、攻め手がないわけではない
物理的な防御では防げない方向性で攻めてやろうか
羽扇を振るって雨雲を呼び、雨を降らせて「雲行雨計」を使用する
雨で敵の視界の阻害も狙いながら、
その雨音で敵の精神を錯乱させる
大群を相手にする場合、その統率を乱すのが一番効果的だからな
瓦解しろ
防衛拠点の内側からボロボロとな
シャムス・ライラ
仲間と情報共有、連携
敵は土塁を築いてきたか
迂闊に近寄るのが危険というのであれば
まずは下地を作るとしよう
地形の利用、情報収集で
戦闘に有利な位置取り
全体を見渡し仲間とタイミングを合わせて行動
星涙を使い
わずかな隙間も通る針のような形状にして
喩嘉殿の雨に紛れさせ敵を押し包むよう攻撃
上乗せするように敵視界を遮り、仲間の行動を隠そう
仲間の侵入の助けになれば幸い
此方は完全視界で視界も確保
仲間と狙いを併せ、確実に敵を倒し
砦への侵入経路を確保しよう
敵の攻撃は
間合いを取り可能な限り損害を減らす
パラドクスが敵の視界を遮ってくれれば
より損害を軽減できるだろう
その他有効そうな残留効果は使用
アドリブ等歓迎
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
土塁に立てこもって時間を稼げば、援軍が来て勝ち、ですか
相手の思惑通りに動いてやる義理もありませんし
手早く片付けていきましょう
喩嘉やシャムスが仕掛けるのに合わせて
宙に展開した鍵盤で「白の舞踏」を演奏
骨を鳴らして嗤う死神に足元から攻めさせましょう
敵の足元に泥濘の地を発動させて機動力を低下させて仲間の攻撃を援護
雨が視界を塞ぎ、周囲に注意が向いている時に足元からの攻撃を織り交ぜれば
多少は意表を突くことができるでしょうか
うまく攻撃が通れば、体力の低い者から攻撃を集中させて数を減らします
この土塁は援軍の迎撃用として、私達が有効に活用させて頂きますね
守都・幸児
※アドリブ、連携歓迎
俺の使う技は「暗」
式をくらげの群れに変えて
上空をふわふわ飛行させるぞ
もちろんすぐに撃ち落とされるだろうが
こいつは陽動だ
陽動って言っても撃ち損じれば敵兵を襲って毒刺で貫くし
闇を伴うくらげの群れは敵の視界を遮るぞ
だから気合い入れて撃ち落としてくれなあ
敵が休めねえように、土壁のあっちこっちに【忍び足】で移動して
どこからくらげが飛んでくるかわからねえ混乱も与えてやるぞ
喩嘉の雨に紛れさせてやるのもいいな
そうやって敵の注意を上空に引きながら
皆が足元を崩してくれるのを待つ
敵の足元が崩れれば、あとは簡単だ
仲間が確保してくれた侵入経路から
くらげを雪崩れ込ませるぞ
さあ、壁の中を自由に泳いでこい
伏見・萬
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ有効活用)
こりゃァまた、随分ガチガチに固めてきてンなァ
壁があんなら、壁ごと喰い破る…って事でいいかねぇ
穴を開けりゃあ、そっから崩せるだろう
仲間と声を掛け合い連携
周囲の状況と敵の動きを観察し、情報を共有
姿を隠しつつ、仲間が仕掛けるのに合わせ一点突破を狙い、壁を越えて敵を襲う
敵陣に飛び込んだらなるべく動き回って、敵を撹乱
雨による視界不良や仲間の攻撃とも合わせて、何処から来るのか、何人いるのかをわかりづらくして混乱させる
攻撃には【追跡不能の捕食者】使用
自分の負傷は然程気にせず、攻撃を優先
弱っている敵を優先して狙い、手早く確実に数を減らす
「こりゃアまた、ずいぶんとガチガチに固めてきてンなァ」
伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)は防塁を見つめ、感心したように息を吐く。
「なかなか攻めにくい物を作ってくれたものだ。単純な物質、そして物量というものは、強いものだからな」
と、羽扇を手にした喩・嘉(瑞鳳・g01517)が頭を振る。
刹那とサンダーの攻撃を受けた敵兵どもだが、応戦の構えは崩さない。なんとしてもこの地を、そして陳留を死守せんとディアボロスたちに立ち向かってくる。
「壁が厚かろうが、抵抗されようが、掘り進んで中に押し入る!」
そう言って前進を続けるサンダーの言葉に、
「いいねェ、その考え。嫌いじゃないぜ」
と、萬はかすかに口の端を持ち上げた。
「壁があんなら、壁ごと喰い破る……ってことで、いいかねぇ?」
ナイフを抜いて、仲間たちを振り返る萬。
「いいでしょう。援軍を待つ相手の思惑通りに動いてやる義理もありませんし、手早く片付けていきましょう」
と、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)はグローブをはめた両手を広げた。通電した事を示すランプが灯ると、宙には鍵盤が浮かび上がる。
シャムス・ライラ(極夜・g04075)は防塁に立つ輜重兵どもを見やったのち、
「ならば私は、その下地を作るとしましょう」
と、喩嘉の方に視線を巡らせた。
「あぁ。防塁に籠もっているとはいえ、攻め手がないわけではない。土の山では防げない方向で攻めてやろうか」
頷き合った一行は、一斉に防塁へと攻勢を仕掛ける。
「ほら、空を見てみろ!」
守都・幸児(祥雲・g03876)が空へと紙符を放つ。それはゆらりゆらりと宙を舞って、海月のかたちに変じた。
「暗げ、揺らげ、ゆらゆらと」
幸児の楽しげな言葉とともに、辺りを闇に変えつつ海月は空を踊る。しかし、それは同時に恐るべき刺客でもある。
壁上の輜重兵どもに狙いを定めた海月は鋭く触手を伸ばし、その先の刺胞で貫く。
「ギャアッ!」
針が抜かれると、その先からはぬめりを帯びた毒がこぼれた。
「空だ、狙え!」
輜重兵どもは怒号を上げ、再び空をゆらりと舞う海月に狙いを定めた。
次々と放たれる光線。それにより、海月は瞬く間に撃ち落とされて引き裂かれた紙片へと戻る。
しかし、
「なに、こいつは陽動だ。ありがとうな、気合い入れて撃ち落としてくれて。
さぁ喩嘉、シャムス。やってくれ!」
と、笑いながら幸児は後ろを振り返った。
頷いた喩嘉が、羽扇を振るう。
「空を見上げていたところで、これは射落とせないだろう。
雨よ、天帝の加護ぞあれ」
すると天はにわかにかき曇り、瞬く間に厚い黒雲に覆われたではないか。ポツリと落ちてきた雨粒は瞬く間に視界を奪うほどの豪雨となり、敵群を押し包んだ。
わんわんと激しい雨音が輜重兵どもの耳に反響し、立っていることさえ出来なくなる者どもさえいる。
「降り注げ!」
天から降るのは雨だけではない。シャムスの生み出した金属は水銀のように自在に形を変じて、針へと変わる。雨粒に混じった無数の針が、輜重兵どもを襲った。
膝をついて悶える輜重兵どもが、顔を上げた瞬間。その眉間を、肩口を、太股を、シャムスの放った針が貫いた。
押し寄せる水の流れに、溶け始める土の防塁。それでも敵兵どもは木兜流馬を並べてその穴を塞がんとし、あるいは各所に身を潜めて矢を放ってきた。
「大群を相手にする場合、その統率を乱すのが一番効果的だからな」
矢を避けつつ、喩嘉は悠然と頷いてみせる。
「さぁ、敵陣が乱れましたよ」
飛来する矢を鞭でたたき落とし、シャムスは防塁を指さした。
雨の中でも、ディアボロスたちには乗り越えるべき防塁ははっきりと見えている。
侵入経路を確保するのは、今をおいてない。
「おう!」
ナイフを構えて、萬は並ぶ木兜流馬を目がけて突進する。
「防げ防げ! 中へと入れるな!」
輜重兵どもは弓を引き絞ってそれを食い止めようとしたが、その時。妙なる調べが戦場に響いた。
ソレイユの長い指が奏でる『白の舞踏』の調べは美しく、しかし恐ろしい。
泥濘と化した地面から現れ出でた死神は骨を鳴らして嗤いながら、死のワルツを踊る。
狙うのは、既に負傷した敵兵である。「死」に見つかってしまった敵兵は、足を掴まれて地の底に引きずり込まれた。
「生者には死を。死者にはさいわいを。死を、忘ることなかれ」
それでも敵兵は必死の形相で矢を放ったが、間合いを詰める萬は腕に刺さった矢を平然と引き抜き、木兜流馬を飛び越える。
「てめぇの悲鳴まで、喰らい尽くす!」
呪詛の靄に紛れた萬の姿を、敵は一瞬見失った。死角から伸びた刃が、敵兵の首筋を掻き切る。
「あとは暴れまくるだけだな!」
「斬り捨てて進むのみ!」
サンダーと刹那も勇躍し、防塁へと飛び込んだ。
「足元が崩れれば、あとは簡単だ。さぁ、壁の中を自由に泳いでこい!」
再び紙符を放つ幸児。海月が防塁へと突入する。海月だけではなく幸児自身も中へと飛び込み、あちこちに身を潜めながら次々と輜重兵どもに狙いを定めた。
「瓦解しろ。拠点の内側から、ボロボロとな」
喩嘉が言ったように、頼みとする防塁を乗り越えられた敵兵はもはや為す術なく、次々とディアボロスたちに討ち取られていく。
「さぁ、今度は私たちが迎え撃つ番です。この土塁も、迎撃用として有効に活用させていただきましょう」
なかば溶け崩れた壁上に立ったソレイユ。彼が目を細めた先に、狂奔将軍・徐福が率いる一団が見えていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
鳩目・サンダー
力押ししかないと思っていたが、後続は鮮やかにやってくれたな。あたしもまだ頭が固い。
さあ今度は迎撃戦だ。拠点はありがたく使わせてもらう。
此方が破った穴は可能な限り土塁で塞ぐ。
壁の上から敵の姿を探し、上からパラドクスを降らせる。
パラドクスはエコーチェンバー。
敵の衛兵召集による兵ごと薙ぎ払う。
敵から見たらこんな風だったのか、そりゃ力押しじゃ苦労するわ。
どうせ壁の破れたところから押し寄せるだろうから、其処を集中的に見張る。
此方がやったような陽動や囮など多方面からの攻めがあるなら、壁をじかに叩いている連中を優先。
アドリブ、連携歓迎です。
シャムス・ライラ
仲間と情報共有、連携
防塁の突破は、陽動と攪乱、突入の連携があればこそ
異なる技を組み合わせてさらなる効果を生み出す
共闘こそが我らの強み
(信頼をおく仲間に一つ頷いて)
地形の利用、情報収集で
敵を逃がさぬよう
全体を見て動けるような位置取り
完全視界で視界も確保しつつ
嵐の烈風で結界のように敵を囲い
風の刃で追い込むように切りつける
仲間とタイミング、狙いを合わせ、一体ずつ確実に倒す
防塁を破った穴等に注意を払い
打ちもらしのないよう
それぞれの動きを補い合うように戦う
敵攻撃はエアライドを使用
最適な軌道で攻撃を避けつつ
投げつけられたものは烈風で切り裂き
または押し返す
その他有効な残留効果は使用
アドリブ等歓迎
喩・嘉
※アドリブ、連携歓迎
奪い取った防塁はありがたく活用させてもらおう
俺は安全を確保できる場所から動く
せっかくの機会だからな
ここぞとばかりに「グロリアス」を発動させてやろうか
持ち運びやすい横笛を持っていき、「開闢と熱狂のシンフォニー」を奏でる。
戦場で吹くのは初めてだが、横笛はそこそこ得意だと自負しているのでな
さて、これは「革命」を促す曲だが
貴様らのような奴にぶつけるには
ぴったりの曲だとは思わないか?
守都・幸児
※アドリブ、連携歓迎
妙な護衛を連れてるな
あまり護衛向きの兵には見えねえが…
見た目で見くびるのはよくねえか
気合い入れていくぞ
陣取り合戦だ
俺が使う技は「プラズマスラッシュ」
武器の式鳥符を式の鳥に変え、電撃を纏わせる
その鳥の群れを周囲に解き放つぞ
攻撃するのと同時に、敵が作ろうとしてる陣地にも突っ込ませて破壊する
式に敵を【追跡】させて逃げ道も絶ってやるぞ
皆と分担して【完全視界】で周囲に目を配っておく
土壁にも式鳥符を貼っておいて
敵が土壁を越えようとしたら
符を電撃を纏った式に変えて迎撃だ
式は守りにも使う
敵に何か投げつけられたらその軌道に式を飛ばして直撃を防ぐぞ
喩嘉の笛の音を聞きながら
さあ、一気に片付けるぞ
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
首尾は上々
壊れかけとは言え土塁は土塁
最後まで有効活用させて頂きましょう
土塁の影に隠れ、前衛に向かう仲間に合わせて鍵盤を展開
喩嘉が笛を吹いているので、合わせて協奏曲を奏でます
「月虹」を演奏し、月の化身に攻撃を指揮します
仲間と狙いを合わせ、体力の減っている者を優先し数を減らすことを第一に
相手の連携を断ち、戦況を此方に引き込みます
反撃には魔力障壁を展開して、多少でも軽減
おお…、金の力こそパワー系の敵ですか…
蟲将にも金好きな者がいるのですね
コガネムシでしょうか
等と余計な事は、頭から振り払い
仲間と連携し、素早く撃破していきましょう
伏見・萬
(連携アドリブ歓迎・有効な残留効果はできるだけ有効活用)
…なんか、護衛にしちゃ珍しいナリだな
血とは別の生臭さってェか
周囲の仲間とは、できるだけ連携と情報共有を行う
仲間もそれぞれ戦ってる、背中は預けられる
だったらこっちは存分に暴れて、喰い荒らしてやる
出来るだけ前に出て、【凶獣の亡霊】使用
自分の呪詛を凝縮して、飲み込んで自己強化(というより狂戦士化に近い)
自分の負傷は気にせず攻撃
時間はあまりかけたくねェし、かけられねェ
弱った敵から先に狙って、確実に仕留めて数を減らす
陣地だのなんだの作ったり、何か投げつけたりしてこようが、それごと喰い破ってやる。逃がしゃしねェよ
「鮮やかにやってくれたな。力押ししかないと思っていたが……あたしもまだ、頭が固い」
鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)は苦笑いを浮かべて、長い髪の先を指に絡めた。
「いえ。防塁の突破は、陽動と撹乱。そして突入の連携があればこそ、ですよ」
と、シャムス・ライラ(極夜・g04075)はサンダーの傍ら、すなわち防塁の壁上に立ち、彼方を望む。
「異なる技を組み合わせて、さらなる効果を生み出す……共闘こそ、我らの強み」
「そういうことだな。
さて、せっかく奪い取った防塁だ。活用させてもらおう」
そう言った喩・嘉(瑞鳳・g01517)はもう一度、周囲を見渡し、防戦に抜かりがないことを確認した。
「こっちが破った穴は、いくらか塞いだが……どれほど保つかね?」
サンダーは首をかしげる。先ほどまでの激戦で破れた部分にはかろうじて盛り土をしただけであり、降り注いだ豪雨に壁は半ば溶けている。
「壊れかけとはいえ、土塁は土塁。どのみち今回限りです。最後まで有効活用させていただきましょう」
と、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は足元を踏みしめた。
「えぇい、我々が駆けつけるまで保たぬとは! 情けない奴らよ!」
「なに、瞬く間に蹴散らしてやればよいだけのこと」
「まことに、まことに!」
遠く離れたところからでも、強欲の文官どもが罵声を放ちつつ近づいてくるのが分かる。
「敵将は徐福といったか。……妙な護衛を連れてるな」
額に手のひらをかざした守都・幸児(祥雲・g03876)が、目を細める。
「あまり護衛向きの兵には見えねぇが……」
「血とは別の生臭さッてェか。あのナリはな」
伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)が肩をすくめる。
「はは、ちがいない」
笑った幸児だが、敵が油断ならぬクロノヴェーダであることは十分に承知している。
「見た目で見くびるのはよくねぇか。気合い入れていくぞ、陣取り合戦だ!」
頬を叩いた幸児は、喩嘉が懐から横笛を取り出したのに目を向けた。それに気づいた喩嘉はわずかに頬を緩め、
「せっかくの機会だからな。笛の音で奴らを出迎えてやろう」
「ははは、だったら私も」
ソレイユが両手を広げると、その中に鍵盤が浮かび上がった。
喩嘉は息を吸い込み、笛に口をつける。天高くまで響き渡ったのは、雄々しく力強い笛の音。それは革命の意思を伝える、熱を帯びた『開闢と熱狂のシンフォニー』。
「月の調べ、光の加護よ」
そして、ソレイユの奏でるソナタは、不思議と喩嘉の曲と調和して辺りに鳴り響く。
笛から流れ出る音色に気圧された文官どもは脂汗を浮かべながら膝をつき、そこに、ソレイユが生み出した闇夜の月光……狂気をはらんだ化身が襲いかかった。
「ひッ!」
「……闇夜に潜むものよ、畏れ給え。闇照らす光より逃れる者、誰ひとりとして能わず。
喩嘉、なかなか楽しいセッションでした」
微笑むソレイユ。
幸児は戦いのさなかにも関わらず、
「見事なもんだな!」
と、目を輝かせつつ手を叩いた。
「ふ」
照れたふうもなく、わずかに笑みを浮かべて頷いた喩嘉は敵へと向き直り、
「どうだ、文官ども。これは『革命』を促す曲だが……貴様らのような奴にぶつけるには、ぴったりの曲だとは思わないか?」
「黙れ黙れ!
えぇい、金なら出してやる! あやつらを皆殺しにしてやれ!」
文官どもに呼び出された衛兵どもが、塁下に押し寄せてきた。
ソレイユは苦笑し、
「『金こそパワー』の敵ですか。蟲将にも、金好きな者がいるのですね」
と、首をすくめた。その脇を、衛兵が投じた槍が通り過ぎる。
「敵から見たら、こんなふうだったのか。そりゃ、力押しじゃ苦労するわ」
土塁に身を潜めつつ敵の集団を見下ろしたサンダーは、辺りを見渡した。
盛り土をして穴を塞いだ壁がある。敵はそこに狙いをつけて突破しようとしていた。
その敵兵どもを、不可視の壁が取り囲む。それは、音も衝撃も、ありとあらゆるものを反射し、増幅させて響かせた。
「聴きたいことだけ聴いているがいいさ!」
「ひぃぃッ!」
耳を押さえてうずくまる文官ども。その声さえ反響し、敵を苛む。
「こいつら、囮じゃなさそうだ!」
敵にはディアボロスたちが行ったような策はなく、ただ群がるばかりと、サンダーは見た。
「だったら、こいつらを片付けさえすりゃ、俺たちの勝ちだな!」
幸児は懐から取り出した紙符を空へと投じた。それは土塁を越えようとした敵兵どもに向かってひらりと飛んだかと思えば、1羽の白い鳥へと変じた。
「なにを、こやつ!」
苛立った文官が笏でそれを打ち払ったが、触れたとたんに鳥は凄まじい電撃を辺りにまき散らした。文官どもの肥え太った身体が焼け焦げる臭いが、辺りに立ちこめる。
これはたまらぬと思ったか、敵は鈍重そうな体躯からは信じられぬほどの速さで周囲の土を集めて、即席の壁を作った。そこから、石塊を投げつけてくる。
しかし幸児は、飛来する石にも紙符をぶつけて防ぎ、それでもまだ終わらず、新たな紙符から生み出した鳥を羽ばたかせた。
喩嘉とソレイユの奏でる曲に背を押され、心を奮い立たせながら、幸児は声を張り上げた。
「立て籠もる暇なんか与えるか! さぁ、一気に片付けるぞ!」
「えぇ!」
それに応えて、シャムスは勇躍する。度重なる敵の攻撃に防塁はもはや形を失いつつあるが、もはや必要は無い。前進の時である。
「うずうずしていたぜ。存分に暴れて、喰い荒らしてやる」
萬が不敵な笑みを浮かべると、そこからは鋭い犬歯がのぞいた。
塁下へと飛び降りたシャムス。そこを石塊が襲うが、シャムスは足を一杯に伸ばして空中を蹴り、軌道を変える。かたや、萬は迫る石塊を真正面に捉え……。
咆哮が戦場に轟いた。
立ちこめる呪詛の靄は一カ所に凝縮されてどろりと濁った液体となり、喉を鳴らしてそれを飲み下した萬は、神の喉笛さえも噛みちぎる魔狼のごとき雄叫びを上げる。それはまさしく、『凶獣の亡霊』の雄叫びであった。
拳が裂けることさえ厭わず石塊をたたき落とした萬は、急ごしらえの敵陣へと迫る。
文官どもは、そこに籠もって抵抗を試みる腹づもりであったのだろうが、
「吹き荒れよ!」
着地したシャムスが敵に目がけて伸ばした指を弾く。するととたんにその足元の土は巻き上がり、烈風が生まれ出でた。それは丸々とした文官どもさえ吹き飛ばす嵐となり、またその身を裂く風の刃ともなった。
残った同胞たちが、頭を地に打ち付けられ身を裂かれて昏倒する中、
「なんとしても、ここで食い止めねば……!」
と、健気にも応戦しようとする文官。
「逃がしゃしねェよ」
投げつけられた石塊を「ひょい」と首をかしげて避けた萬は、渾身の力でナイフを突き出した。
それは肘まで食い込むほどの凄まじさで、敵の太鼓腹を貫いた。
「次があるんだ。いつまでもこんなところに時間をかけたくねェ。さっさとかかってこい」
萬はそう言って、敵将を手招いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV3が発生!
【ダブル】がLV2になった!
鳩目・サンダー
ネメシスモードに変身。
徐福……。
徐庶の方のだよな?でなきゃいくら何でも中国史の幅を広く取りすぎだろ。
まあよし、自分なりに描いて見せよう、武将にも方士に似ていないアヴァタール級の姿を。
バックスタブに飛び道具、さらに天候を使う術とくればこりゃニンジャだな!
ハチ・チャイナ・ニンジャのエントリーだ!
本物よりも大きくやわらかな羽は梟の如き無音の飛翔を実現させ、大きな外套には大小さまざまな針がある。折角虫なのだから腕はもう二本追加。
当然体格も大きめに。
あたしが勝手に思う、パーフェクト徐福だ。満足するまで描いてやる。
アドリブ、連携歓迎です。
喩・嘉
※アドリブ、連携歓迎
徐福な
実は、お前の別個体とは先日も戦った
お前がどれほど強い相手かっていうのは、その時に実感したよ
しかし、アヴァタール級ってのは不便だな
戦えば戦うほどに貴様の手の内を晒していくことになる
「五里霧計」を使用する
羽扇を振るい、敵の黒い霧に対抗するように、あたり一面に白い霧を漂わせる
霧は敵の暴風にも払われることなく辺りを包み込み、
敵の視界を阻害するするだろう
不意をついて、死角から毒針を突き立てる
まるでお前の攻撃の鏡写しのようだろう
だが違うのは、俺には仲間がいるということだ
俺の攻撃を起点にして、仲間の攻撃、連携も誘発するように立ち回り
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
さて、あとは指揮官のみ
何度戦っても油断ならぬ相手ではありますが
此方には頼もしい仲間が居ますから
堅実に攻めていきましょう
宙に展開した鍵盤で「凱歌」を演奏
馬上槍を構えた白馬の騎士を喚びます
どんな暴風暴流の中でも正面から真っ直ぐに切り込み
刺突攻撃からの駆け抜け、白い霧の中で踵を返して第二撃に備えます
相手の攻撃は魔力障壁で耐え凌ぎ、一心に攻撃を
…ただの愚直な正面突撃に見えましたか?
ならば貴方は、何も見えていないのですね
私が正面から派手に攻めれば、仲間はその隙を突きやすくなるというもの
独りきりの貴方には取り得ぬ戦法ですが、それがディボロスの戦い方
この戦い、私達の勝利です
シャムス・ライラ
仲間と情報共有、連携
時間稼ぎ等させない
可及的速やかに倒れてもらうぞ、徐福よ
以前にも戦ったが強敵である事は間違いない
しかし、我らには絆の力がある
連携を大切に一歩一歩積み上げていこう
地形の利用、情報収集で戦闘に有利な位置取り
喩嘉殿のパラドクスの白い霧に紛れ
光学迷彩で潜み
ソレイユの白馬の騎士の背後に隠れつつ
エアライドで速やかに接敵
完全視界で視界を確保
仲間の攻撃をかわし切って敵が油断した所で
その陰から暁の一片で日の隼を急襲させ貫通撃を
其方は1人
ここまでの一連の動きを読み切って対応するには
手数が足らぬと思われる
敵攻撃は間合いを取り
防御態勢で可能な限り損害を減らす
その他有効な残留効果は使用
アドリブ等歓迎
守都・幸児
※アドリブ、連携歓迎
徐福か
こいつは手強いんだよなあ
別個体にも手こずった
だからこそ挑み甲斐があるってもんだ
俺の使う技は「建」
腕の闇を盾に変えて
敵の放った土石流の中に突っ込むぞ
盾の形は風の抵抗を少しでも減らす半球型にするか
軌道を読むのが困難なら
【捨て身の一撃】で避けずに突っ込んでやる
多少くらっても構わず徐福に向かって進み続けるぞ
一人ならふっ飛ばされちまうかもしれねえが
皆の攻撃の力を借りれば進めるはずだ
暴風暴流を盾で受けながら徐福に可能な限り肉薄し
避けるられるかどうかぎりぎりのところで
ここまでくらった全てを一気に闇に変えて反射してやる
俺を押し返そうとすればするほど、反射して奴に向かう闇の勢いも増すぞ
伏見・萬
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ活用)
(呪詛を飲み込んだ事による消耗は、まだ体と精神に残っている)
さァ、後はてめェだけだぜ
流石にちょいと疲れちゃいるが、てめェをツマミに一杯やりゃァ治んだろうよ
仲間と声を掛け合い、連携と情報共有
【追跡不能の捕食者】で攻撃
【光学迷彩】と動きで敵の隙を突いたり、仲間が攻撃するための隙を作ったり
負傷は気にせず攻撃を優先する
(この針、意識が持っていかれる感覚
…この身体を、好き勝手に使おうってのか)
針を受けながら暫く戦ったらあえて動きを止め
意識を消され乗っ取られたフリをして敵に近付き、至近距離から【捨て身の一撃】を叩き込む
…残念だったなァ、この身体はまだ俺のモンだ
「さァ、あとはてめェだけだぜ」
伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)は疲労を感じつつも、無言で剣を抜く敵将を手招く。
「撃剣の使い手か」
口元をへの字に曲げた鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)は、
「徐福……徐庶のほうだよな? いくら蟲将でも、さすがに始皇帝に仕えた方子の名は、名乗らないだろ?」
と、喩・嘉(瑞鳳・g01517)の方を振り返る。
「おそらくはな。蟲将どもが、どういう基準で名を選んでいるかなど、知ったことではないが……」
渋面を作って、喩嘉は敵将を見据える。天下に名高い名将・賢臣……そして、恩義ある者の名を奪う蟲将どもへの怒りが、改めて燃え上がる。
「だよな。
まぁ、よし。あたしなりに描いてみせようじゃないか」
と、サンダーはペイントツールを手に取る。
「来るぞ!」
守都・幸児(祥雲・g03876)が鋭く叫ぶ。
地を蹴った徐福は、喩嘉の前に立った幸児の喉元を狙って右腕を差しのばした。
ぐぅんと、剣の切っ先が伸びてくる。
とっさに拐を回してそれを弾いた幸児は、大きく跳び下がる。
「あぶない、あぶない!」
「何度戦っても、油断ならぬ相手ですね」
グローブを両手に着けたソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)が、左手の甲を撫でる。するとVR楽器が起動し、宙には鍵盤が現れた。
「あぁ。『以前戦ったとき』と同じく、強敵であることは間違いない」
シャムス・ライラ(極夜・g04075)は銀の刃を持つ曲刀を構え、前髪の隙間から敵将を見据えた。
ソレイユが人差し指で鍵盤を叩くと、軽やかな音が鳴る。
「ち」
敵将はその対峙を嫌ったように、跳び下がった。
徐福は身体の前に剣身を立て、そして天へと突き上げた。すると、敵将の周りでたゆたう靄が明確な意図を持って蠢き始め、周囲の土砂を巻き上げ始めたではないか。
「手強いんだよなぁ、こいつ。でも、だからこそ挑み甲斐があるってもんだ!」
敵将に向けて突きだした幸児の拳が、砕けて割れる。そこから立ち昇った闇は丸く渦を巻いて幸児の手中に収まった。
「断ちて、絶ちて、立ち昇れ!」
盾の形となって。
「凄まじい威力……お前がどれほど強い相手かということは、承知しているよ。
しかし……」
土を踏みしめて暴風に耐えつつ、羽扇で口元を隠す喩嘉。
「アヴァタールってのは不便だな。戦えば戦うほどに、手の内を晒していくことになる!」
喩嘉が羽扇を振るうと、どこからともなく生じた白い霧が、辺りを満たしていく。それは徐福が放った黒い靄と相争うようにうねりながら絡み合う。
「まるで、お前の攻撃の鏡写しのようだろう」
「むむ……!」
吹きすさぶ暴風と、巻き上げられる土砂の奔流。無軌道に荒れ狂うそれらは「おぉおおお!」と亡者のごとき唸りを上げて、喩嘉と幸児とに襲いかかる。
拳ほどの石塊が立て続けに飛来し、幸児の構える盾を揺さぶった。防ぎきれない石塊が幸児の肩にぶつかり、そして喩嘉のこめかみを割る。
その頬に、一筋の血が流れた。
「喩嘉!」
それでも喩嘉は、案じる幸児を手で制し、前へと進む。
「違うのは、俺には仲間がいるということだ!」
風の隙間をすり抜けて飛び込む喩嘉。そして徐福の首筋に突き立つ、『鳳凰爪』の針。
すぐに抜き取った徐福だが、毒はすでに体内に入り込んでいる。敵将はよろめき、膝をついた。
「そう、こちらには頼もしい仲間がいますから」
ソレイユは激しく、情熱的に中空の鍵盤を叩く。
「戯れ言を……」
徐福が再び立ち上がり、流れる旋律を嫌うように首を振った。
高らかに響き渡るそれは、勝利の『凱歌』。その旋律に乗って、白馬の騎士が現れる。
「高らかに謳え、その歌を」
幻想の騎士は荒れ狂う暴風をものともせず、敵将を目がけて一直線に進む。
繰り出される馬上槍が、徐福の肩を抉った。しかしそれは致命傷にはならなかったようで、
「丸見えだ」
徐福の飛ばした石塊が、ソレイユを打つ。
だが、ソレイユは穏やかな笑みを浮かべ、
「ただの愚直な正面攻撃に見えましたか? ならば貴方は、何も見えていないのですね」
「なにッ!」
「来たれ、日の隼ッ!」
騎士の後に続いていたシャムスが宙を蹴って間合いを詰め、曲刀の切っ先を突きつける。
闇を払う曉の白光は空を斬り裂く隼の姿となって、一直線に徐福を襲う。それは騎士が抉った敵将の肩をさらに深々と貫いた。
第1楽章を弾き終えたソレイユは、細く長く息を吐く。
「私が正面から攻めれば、味方はその隙を突きやすくなるというもの。これが、ディアボロスの戦いかたですよ」
「これが我らの、絆の力です。
対して、其方はひとり。一連の動きを読み切って対応するには、手数が足らぬとみえます」
嘯くシャムスに、敵将は、
「黙れ!」
と、暴風を叩きつけた。
ソレイユとシャムスは暴風を避けて退く。次々と飛んでくる石塊を、シャムスの曲刀が弾き落とした。
「さすが、『変わらない』強さだが……」
幸児は舌を巻きつつも、敵将に肉薄した。
「皆の力を借りれば、進めるんだ!」
叩きつけられる暴風を、渾身の力で押し返す幸児。闇へと変じて反射したその力に、敵将は吹き飛ばされた。
「俺を押し返そうとすればするほど、闇の勢いは増すぞ!」
幸児は声を張り上げて敵将を威圧するが、徐福は怯みもせず、立ち上がる。
「描き甲斐のある相手だな」
肩をすくめつつ、サンダーは忙しなくペンを動かす。
「バックスタブに飛び道具、さらに天候を操る術とくれば、こりゃもうニンジャだな!
ハチ・チャイナ・ニンジャのエントリーだ!」
「ふん、やる気十分じゃねェか」
萬が鼻を鳴らし、躍りかかる。
重々しいブーツで地を踏みしめ、逆手に構えたナイフを突き込んだ。激しく火花が散る。起き上がった徐福は、剣の腹でその切っ先を受け止めたのだ。
その徐福の剣が、千々に砕け散った。
いや、砕けたのではない。無数の針へと変じたのだ。雲霞の群れとも思える針は萬に襲いかかり、その腱に、筋肉に食い込んだ。
「ぐ……これは……!」
「おい、しっかりしな!」
サンダーが、さすがに顔色を変えて声を上げた。萬はかぶりを振り、
「大丈夫だ。さすがにちょいと疲れちゃいるが……あいつをツマミに一杯やりゃア、治んだろうよ!」
と、朦朧とする意識を保とうとする。
「この感覚……この身体を、好き勝手に使おう……っての……か!」
肩を落とし、頭を垂れて徐福へと近づく萬。
敵将がニヤリと笑い、元の形に戻った剣を繰り出そうとした、その時。
「……残念だったなァ。この身体は、まだ俺のモンだ!」
「ぐおおッ!」
萬の全身から噴出した呪詛の靄が、仲間たちのつけた傷から敵将へと食い込んでいく。
「さぁ、出来た!」
サンダーが声を上げたのはその時である。
彼女の傍らに立つのは、なんと徐福。
いや、『本物の徐福』よりも、体格は二回りほどは巨大であり、翅は大きく柔らかで、首に巻いた外套からは大小様々な針が飛び出している。さらには、もう2対の腕が生やされていた。
「せっかく蟲なんだからな。これが、あたしが勝手に思うパーフェクト徐福だ」
「勝手な真似を……!」
靄の漂う傷口を押さえながらも、徐福はサンダーを睨みつけた。だが、サンダーは平然とした顔で鼻を鳴らす。
「人の名前を勝手に名乗ってる奴に、言われたくはないね。満足するまで描いてやる!」
「ちッ!」
徐福は舌打ちし、暴風と土砂の濁流を以て襲いかかってきた。
しかし。サンダーの描いた『徐福』は大きな翅を広げてふわりと舞い上がり、暴風さえも突き抜けて、敵将の腹に深々と剣を突き込んだ。
「『この戦い』……私たちの、勝利です」
地に伏した徐福だけのことではなく。陳留を守っていた防衛戦だけのことではなく。
ソレイユは魏軍の大軍が控える北方の視線を向け、強く言葉を発した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV2になった!