リプレイ
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
視界に広がる雪景色、これはなかなか…絵になるとはこういう事を言うのでしょうね。
生憎とスキーはやった事がないですし道具もありませんが【フライトドローン】に乗ってスノーバイクのように楽しむのも良いかもしれません。
バイク程スピードは出ないですけれど速さだけが楽しむ要素ではありませんからね。
どこまでも続く白い景色に適度に風を切る感覚…いつもなら一気に飛んで行ってしまうような場面かもしれませんがこれくらいの速度でしか味わえない風情がありますね。
思った以上に楽しいです、新年から良い体験ができました。
少しはしゃぎ過ぎたかもしれませんね、此処からは敵地ですし気を引き締めなければ。
アーリィ・ウォンマー
アドリブ連携◎
●心情
紀伊山地から見る景色はどんなものかしら…
思ったより雪が積もっていて、長靴だけじゃ足りないかも?
●行動
一応パラドクストレインに乗る時にロープを持ってくる
周囲の景色を眺めつつ、足元をきちんと確認して登山
「これがヤーパンの山々から見る下界…」
感心しながら、後続の人たちが急な道を登りやすいように目星を付けた木と木を登りながらロープで結んでおく
…後で敵に利用されないように全員登ったら上のロープ解いておこう…
そういう訳で全員登り切ったら殿を務める
眺めの良いところで少し休憩
出発前に兄さんが作ってくれたスープが水筒に入ってるから少し飲む
下り道も気を付けましょうね
大和・恭弥
いつもはすぐ戦場に赴いていたから、不思議な気分だな。
山登りはあまり経験がないけれど、前に……特別な人とキャンプに行くのに勉強したことがある。いざとなれば【寒冷適応】もあるし、大丈夫だろう。
いつもの闇衣のコートは適応してるから、特に服装は変えずに。雪山や登山に必要な最小限の荷物で行こう。クダギツネの晴彦と共に。
優美な景色を眺めながら、この風景を現代に取り戻せるよう意志を強めながら進む。
竹管がコンコン、と音をたてるので晴彦を呼び出せば解放されたように雪と戯れる姿を見て和まされる。
純白に俺の足跡が着くのが申し訳ないが。雪で遊ぶ晴彦を見ながら
敵陣の気配が察知できる範囲になったら、藍雪花染を構えておこう
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
雪山登山は初めてだけどちょっと楽しみね。
登山に適した服装で雪山登山に臨む。
【スーパーGPS】で仲間の位置を共有してはぐれたり迷子にならないように気をつけながら進んでいく。
時々休憩も挟んだり雪で遊んだりしながらも周囲への警戒は怠らないようにしつつ雪山登山を楽しむ。
それにしても結構来た気がするけどまだあるのかしら?雪景色だからあまり代わり映えないからよくわからないわね。
んー?そろそろ敵陣の近くになるかしらね?遊びは終わりにしてここからはちゃんと復讐者モード突入していかないとよね?
喩・嘉
幸児(g03876)と一緒に雪山を登る
寒いところは苦手だが、幸児が【寒冷適応】を使ってくれたから
安心して進めるな
山には幸児の方が慣れてるから、案内や判断は任せる
進むのが難しいところに差し掛かったら「風塵外計」を使用して風を起こし【飛翔】を使用
翅を広げ、幸児を連れていくようにして飛ぶ
気が向いたように雪をかき集め、雪の兎を作ってみせる
幸児、見て。可愛くできた
今年は卯年だから
険しい場所ではあるんだが……ああ、すごく綺麗だ
幸児は生き生きしてる感じがするよな
一緒に山に来られてよかった
守都・幸児
喩嘉(g01517)と一緒に雪山に登るっ
喩嘉が寒くならねえように
【寒冷適応】でしっかり守るぞ
雪の深い山に登るのは久しぶりだ
俺は山育ちだから山道を見て先導する
あの頃の冬は厳しくてひもじかったが
今はあったかくてわくわくするぞ
雪深くて危ねえところを見つけたら
喩嘉の【飛翔】の力を借りて飛び越えるぞ
道中ちょっと雪遊び
わあっ
喩嘉の兎すごいぞ、かわいいなあっ
俺も真似して作ってみるが
不思議な生き物になったぞ、はは
雪兎を並べて
喩嘉と一緒に山地の風景を眺めて一息つく
綺麗だなあ
山と雪の匂いが、懐かしい
やっぱり俺、山が好きだ
喩嘉と一緒に来られてよかった
こんないい山に敵の城なんざ築かせるわけにはいかねえな
さあ、行こうっ
神山・刹那
雪山は危ないんだが、まぁ、いいか
そう言う危険に遭いたい訳でもないし、いや、違う危険は期待しちまうけどよ
そもそもパラドクスが通じるような野生動物、が居ないとも限らないがまず無いだろうな
とりあえず、のんびり雪山登山を楽しむか
雪山を登って風光明媚な理由を知る
「成程な。これだけ綺麗な自然が残ってるならわかる。しかし、俺らがここを取り返したらここも俺らの時代になるんだよな。俺らの時代にこれだけ綺麗な自然が残ってるかねぇ?自然に興味ない、クロノヴェーダ様様だな。とは言え、俺らも負ける気はねぇ。あんまり気を悪くしないでくれよ」
●雪景色の行軍
「視界に広がる雪景色、これはなかなか……絵になるとはこういう事を言うのでしょうね」
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は何もかもが真っ白に染まった山の景色を見て感嘆する。
「生憎とスキーはやった事がないですし道具もありませんが、フライトドローンに乗ってスノーバイクのように楽しむのも良いかもしれません」
【フライトドローン】を使いそれに乗って安全に白銀の世界を眺めることにした。
「バイク程スピードは出ないですけれど、速さだけが楽しむ要素ではありませんからね」
どこまでも続く白い景色を見渡し、適度な速度で冷たい風を切る感覚を楽しむ――。
「いつもなら一気に飛んで行ってしまうような場面かもしれませんが、これくらいの速度でしか味わえない風情がありますね」
観光気分でマイペースに雪山を進んでいく。いつもの大急ぎの事件とは違い、今日は余裕をもっての行動で、まだ誰も足を踏み入れていない美しい雪景色を眺めることができた。
「思った以上に楽しいです、新年から良い体験ができました」
白い息を弾ませ寒さも忘れたように、新年から清々しい気分で楽しめると裕樹が微笑んだ。
「紀伊山地から見る景色はどんなものかしら……思ったより雪が積もっていて、長靴だけじゃ足りないかも?」
アーリィ・ウォンマー(元一般人・現吸血の復讐鬼・g08274)はパラドクストレインから降りて真っ白に染まった山の風景を視界一杯に収めて息を飲む。
「これがヤーパンの山々から見る下界……」
美しい景色に見惚れながらも、足首までずぼっと嵌る深い雪に気を付け、しっかりと足元を確認して山を着実に登り始める。
「この辺でいいかしら……」
険しい箇所を登ると、準備しておいたロープを使って木に結び付け、雪山で足を滑らせ滑落などしないように下へと垂らし仲間の補助とする。
「……後で敵に利用されないように全員登ったら上のロープ解いておこう……」
念のために使い終わったロープは回収しようと、アーリィは山を越える高い位置で立ち止まり殿を務めることにした……。
「いつもはすぐ戦場に赴いていたから、不思議な気分だな」
大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)も途中下車して雪山に足を踏み入れる。獣すら歩かぬような道に足跡が刻まれた。
「山登りはあまり経験がないけれど、前に……特別な人とキャンプに行くのに勉強したことがある。いざとなれば寒冷適応もあるし、大丈夫だろう」
【寒冷適応】があれば寒さにやられることもない。キャンプっで学んだ知識もあれば遭難もしないだろうと、いつもの闇衣のコートで暖を取りながら、最小限の荷物を背負い雪山を進み始める。
「ロープを使わせてもらおう」
急斜面に上の木から垂らされたロープを握り、登山路を進むように登っていると、太陽に反射した真っ白な景色を眺める余裕が生まれる。
「この風景を現代に取り戻さないとな……」
優美な景色を他の大勢の一般人にも見せてあげたいと思い、戦いへの意志を改めて恭弥は力強く雪山を踏みしめた。
「雪山登山は初めてだけどちょっと楽しみね」
桜・姫恋(苺姫・g03043)は雪山の冷気にも耐えられるようにしっかり防寒の効いた登山服で列車から降りる。そこに映る景色は白一色で、すぐにでも迷子になりそうなほど目印にできるものがなかった。
「真っ白でもスーパーGPSがあるから仲間の位置を共有しておけば、はぐれたり迷子になる心配はないわね」
地図を見ながら現在位置が分かるなら迷うことはないと、真っ直ぐ仲間に続いてロープを手に雪道を進む。
「雪山は危ないんだが、まぁ、いいか」
神山・刹那(梟雄・g00162)は危険な雪山をハイキングのように楽しそうに歩く仲間達を見て危機感を覚えたが、ディアボロスならそこまで心配せずともいいかと思い直した。
「そう言う危険に遭いたい訳でもないし、いや、違う危険は期待しちまうけどよ」
ざっくざっくと雪を踏みしめながら歩き出す。
「そもそもパラドクスが通じるような野生動物、が居ないとも限らないがまず無いだろうな」
辺りを見回すが、動物など一匹も見当たらない。そもそも雪が深く積もり餌になりそうなものがないのだ。動物も冬眠したり巣に籠もっているのだろう。
「とりあえず、のんびり雪山登山を楽しむか」
落ち着いて見渡せば、人の手が入っていない自然そのままの姿が目に入る。それは現代ではなかなか見られない光景だった。
「成程な。これだけ綺麗な自然が残ってるならわかる。しかし、俺らがここを取り返したらここも俺らの時代になるんだよな。俺らの時代にこれだけ綺麗な自然が残ってるかねぇ?」
現代ではどこもかしこも人の手が入り、殆どの場所は人が通れる道が出来て人工的な景観になっているだろうと想像できた。
「自然に興味ない、クロノヴェーダ様様だな。とは言え、俺らも負ける気はねぇ。あんまり気を悪くしないでくれよ」
今この景色が見れるのはクロノヴェーダのお蔭だが、それでも取り戻すことに変わりはないと刹那は軽快に雪山を登っていった。
「雪の深い山に登るのは久しぶりだ」
列車を降りた守都・幸児(祥雲・g03876)は懐かしそうに雪山を眺めながら、続いて降りて来る喩・嘉(瑞鳳・g01517)を守る為に【寒冷適応】を使って寒さを和らげた。
「寒いところは苦手だが、幸児が寒冷適応を使ってくれたから、安心して進めるな」
喩嘉は凍える寒さを感じずに歩くことができると、雪に深々と足跡を刻む。
「向こうは深くなってるから気を付けてな」
「そうなのか、気を付けよう」
山育ちで慣れている幸児が、歩いても問題のない場所を先導し、喩嘉は素直に頷いて案内に従って幸児の後ろを歩いて雪山を進む。
「幸児は雪山でどんな生活をしていたんだ?」
「あの頃の冬は厳しくてひもじかったが、今はあったかくてわくわくするぞ」
喩嘉が尋ねると、幸児は当時は大変だったと思い出し、ディアボロスとなった今なら雪山で暮らすのも楽しそうだと笑みを零した。
「っと、この先は雪が深くなってるぞ」
「では俺の出番だな」
幸児が足を止めると、喩嘉が風を起こして翅を広げる。
「それじゃあ頼むとするぞ」
幸児は喩嘉の手を掴み引き揚げられて【飛翔】し、足場の悪い場所を飛び超えた。
「かなり短縮できたな。少し遊んでいこうか」
喩嘉は他の仲間達を後方に見ながら着地すると、周囲の雪をかき集め雪の兎を作ってみせた。
「幸児、見て。可愛くできた。今年は卯年だから」
「わあっ。喩嘉の兎すごいぞ、かわいいなあっ」
それを見て幸児が目を輝かすと、喩嘉は作った甲斐があったと微笑みを浮かべた。
「俺も作ってみるぞ」
幸児はそれを真似て雪兎を作って並べるが、丸くはあるが兎とは呼べない何かになった。
「不思議な生き物になったぞ、はは」
「だがそれもなかなか可愛いよ」
子供のように無邪気に笑う幸児に、喩嘉も笑みを深めて楽しそうに笑い返した。
――コンコン。
「晴彦?」
恭弥が汗ばみながら雪道を登っていると、クダギツネの『晴彦』が立てる音に気付いて呼び出す。すると解放されたように晴彦が飛び出し、元気一杯に雪に突っ込んで戯れ始めた。
「遊びたかったのか」
そんな様子を見て恭弥は気を抜いた笑みを浮かべて和やかな気分になる。
「敵陣まではもう少しありそうだ。今の内に遊んでおくといい」
雪で遊ぶ晴彦を見ながら一度足を止めて休息に入った恭弥は周囲の気配を窺い、まだ敵の気配を感じないことからもう少し雪中行軍が続きそうだと、しんしんと雪の降る山を見上げた。
「はぁー……息も真っ白ね」
姫恋は吐く息は白く雪景色に溶け込んでしまう。少し休憩しようと立ち止まり、しゃがみこむと雪を丸めて小さな雪だるまを作った。すると近くまで来たクダギツネの晴彦が雪だるまを見つめる。
「ふふ、可愛いわね。それじゃあ……」
そんな様子を見た姫恋はひとつ思いつき、雪でデフォルメされた可愛いクダギツネを作って並べた。
コンコンとご機嫌な晴彦は大きく尻尾を振ってその周りを回り、元気に駆け出して戻っていった。
「ユキギツネ気に入ってもらえたみたいね。さて、休憩も終わり。進みましょうか」
元気をもらったように笑顔で立ち上がった姫恋は登山を再開する。
「それにしても結構来た気がするけどまだあるのかしら? 雪景色だからあまり代わり映えないからよくわからないわね」
注意して見れどもどこも同じ景色に見える。スーパーGPSが無ければ迷子になっていただろうと仲間を見失わないように注視した。すると遠目に白い景色に他のものが映った。それはトループス級の作る防衛線だった。
「んー? そろそろ敵陣の近くになるかしらね? 遊びは終わりにしてここからはちゃんと復讐者モード突入していかないとよね?」
そろそろ真面目にしなくてはと、姫恋は戦いに意識をシフトして足を踏み出した。
「雪山で飲むスープが美味しい……」
アーリィは仲間が進むのを待つ間、眺めの良い場所で休憩し、出発前に兄が持たせてくれたスープを水筒からカップに入れ、お腹が膨れ過ぎないよう少しばかり飲んでいた。
「身体も温まるし、兄さんに感謝しないと」
ほっと白い息を吐き、仲間が進み終わったのを確認するとロープを回収して仲間に声をかける。
「下り道も気を付けましょうね」
呼びかけながら、アーリィは自らも下り坂にざっくざっくと足跡を刻んでいった。
「あそこか、それじゃあ向かうとするか」
気負いなく刹那は防衛線の前、地雷原がある場所を目指して歩き出した。
「少しはしゃぎ過ぎたかもしれませんね、此処からは敵地ですし気を引き締めなければ……」
裕樹もそろそろ任務の時間だと、新年早々の任務を失敗しないように気を引き締めて仲間と共に地雷原へと向かった。
「綺麗だなあ」
「険しい場所ではあるんだが……ああ、すごく綺麗だ」
幸児が景色を眺めて一息つくと、肩を並べる喩嘉は普段なら寒さでこんな雪景色をゆっくり眺める心の余裕などないが、今は音を吸い込む静かな白銀の世界にただただ感動できた。
「山と雪の匂いが、懐かしい」
幸児は大きく深呼吸し、冷たいが異物の混じらぬ澄んだ空気を吸う。
「やっぱり俺、山が好きだ。喩嘉と一緒に来られてよかった」
「幸児は生き生きしてる感じがするよな。一緒に山に来られてよかった」
幸児には山の自然が似合っていると、喩嘉も寒い冬山が少しは好きになれる気がした。
「こんないい山に敵の城なんざ築かせるわけにはいかねえな。さあ、行こうっ」
「そうだな。この自然を取り戻しに行こう」
幸児と喩嘉は他の仲間達が進むのに合わせて行軍を再開し、真っ白な地雷原へと向かった……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【寒冷適応】LV2が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
●雪原の地雷原
上り坂である山道に情報通りながらば地雷が埋められているはずだが、雪が積もり地雷がどこに設置されているのか見た目では判断がつかない。
そして地雷原の向こう側にはトループス級『織田鉄砲隊』が決死隊となって防衛線を築いていた。
空を飛んでもクロノ・オブジェクトである地雷は起爆してしまう。それに空に出れば目立って鉄砲隊の射撃の的になるだろう。
だがここを突破しなくては松永久秀の築く城には辿り着けない。
何とか地雷原を突破しようと、ディアボロス達はあれこれ作戦を思案し、または何も考えずに身体能力頼りで行動を開始する――。
アーリィ・ウォンマー
連携◎
●心情
登り道っていうのが厄介ね…でもしらみつぶしに探すのも面倒…
範囲をぶっ飛ばすならあれだけど
●行動
まずビームガトリング「"制圧の"レクイエム」を地雷原に放ちまくって爆発するか様子見、爆発してくれれば御の字で撃ち続ける
その程度で爆発しないようだったら手榴弾「殺気爆弾」をなるべく中央に投擲して殺気を飛ばして爆発させる
ちょっと雪がえぐられるぐらいだし、きっと誘爆されるわ
それでも爆発しなそうだったら最終手段、兄さんの水筒を用意
さっきの登山に使ったロープを持って来て、縛って投擲のち一直線になるよう引っ張る
水筒まだ中身入ってたし重みで爆発すると信じて…
爆発したらごめん兄さん、排斥力で消えても許して
黄泉王・唯妃
アドリブ&連携歓迎
クロノオブジェクトの地雷原……。
飛翔も意味を成さぬなら正面から参りましょう。
【未来予測】、積んである効果で2秒先が見えるならディアボロスの身体能力で地雷を避ける、身体能力で無理やり突破することも可能なはず。
ある程度のダメージも覚悟しても無理やり突破すれば後続が楽になるでしょうから。
「あまりこういう役回りは得意ではないですが、まあ致し方ないでしょう」
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
大丈夫、任務の事は忘れていませんから。
皆さんが真面目に登山している中、別にただ遊んでいた訳ではありません…本当ですよ?
【フライトドローン】が雪山でも動かせるのか確認していたのです。
【フライトドローン】を正面から先行させ囮にしてみます、敵方も謎の飛行物には目を引かれるのではないでしょうか。
地雷も反応してくれると良く目立って囮としては満点ですね。
【フライトドローン】が頑張ってくれている間に【光学迷彩】で目立たず地雷原の突破を目指します。
【未来予測】で地雷を踏む未来を何とか回避して行きましょう。
味方の突破が順調そうなら私は囮役に専心した方が良いかもしれませんね、そこは臨機応変に。
御森・白露
アドリブ連携歓迎
く、はは。成程、成程。
宙に浮けども起爆する埋火とは、まこと奇妙なものよな。
そして、ふむ。
空を征くは下策、か。
まァ、多少踏んでも死にはせんだろうが……
無駄な負傷なぞしたくもなし。
ここは一つ、我が児戯でもお見せしようか――刃景水面月。
さァ地に満ちるがいい、呪いと穢れの黒水よ。
真白を染めよ、黒で塗り潰せ。
地雷原を水面が覆い尽くし、無数の斬撃が其処を襲う。
それが我がパラドクスよ。無論、地に埋められた地雷なぞひとたまりもあるまい。
やれやれ、折角の雪原が台無しじゃのう。
白雪に埋もれ消え去る。残骸を晒さぬ程度の情けはあったのだが……ああ、確か自爆するのだったか?
ならば無用の心配か。くははは!
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
んー、なんとも厄介なクロノオブジェクトね?
まぁ、多少手荒に行っても大丈夫と思いたいけれどね?
【未来予測】にて多少未来見た上で避けるようにしつつ魔力の波を打ちながら爆発するものがあれば先に爆発させて進む
もし避けれず気づかずに地雷を踏んだりした時には【神速反応】にて瞬時に避けるようにし、ダメージを最低限にできるようにする。
多少の爆破ダメージぐらいなら耐えれると思うからいざとなれば盾になりましょうか
周りと上手く連携取りつつ突破できれば一番いいけれどね?
神山・刹那
地雷ね。普通は踏んだら爆発するもんだが、空を飛んでいくのもダメとか赤外線センサーでもついてんのか?
まぁ、いい。あれやこれやと策を考えるのは苦手だ
男らしく真正面から突破させてもらうぜ
地雷原の中を、残像を残す速さで一気に駆け抜ける
踏んでから爆発するまでタイムラグがあると思うので神速反応で爆発するよりも早く反応し、一直線に一気に駆け抜ける
「地雷があろうが一直線なら、速さには自信がある」
●強行突破
「登り道っていうのが厄介ね……でもしらみつぶしに探すのも面倒……」
アーリィ・ウォンマー(元一般人・現吸血の復讐鬼・g08274)は雪に埋もれているだろう地雷原を見渡す。
「範囲をぶっ飛ばすならあれだけど」
いちいち調べていては進めないと、右腕に装着するビームガトリング〈"制圧の"レクイエム〉を雪原に撃ちまくる。すると命中した地雷が反応して爆発が起こった。雪が空に吹き上げられて辺りに降り注いだ。
「上手く爆発したようね」
さらに弾丸を撃ちまくるが、ピタリと地雷に命中しなくては爆発しないようで、思ったように道を確保できない。
「範囲攻撃の方が良さそうね」
アーリィは手榴弾〈殺気爆弾〉をまだ綺麗な雪原に投擲した。
「ちょっと雪がえぐられるぐらいだし、きっと誘爆されるわ」
そして殺気を飛ばして爆発させ、雪が吹き飛びその下の地雷も反応して爆発を起こした。
「大丈夫、任務の事は忘れていませんから」
地雷原の外で野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が【フライトドローン】に乗って低空に浮かんでいた。
「皆さんが真面目に登山している中、別にただ遊んでいた訳ではありません……本当ですよ?」
遊んでいるように見える姿に言い訳しながら、フライトドローンから降りる。
「フライトドローンが雪山でも動かせるのか確認していたのです」
そしてフライトドローンを先行させて囮に使う。
「敵方も謎の飛行物には目を引かれるのではないでしょうか」
飛行物を見た防衛ラインの敵兵が鳥一羽であろうと通すつもりはないと、銃を構えて発砲する。それが狙い違わずドローンに命中して撃墜した。
「ああ、あの距離でもパラドクスなら簡単に当ててきますね。空からの進行が危険なのがよくわかります」
あっさりと撃墜されたドローンが雪原に落ちるのを眺めていると、雪に落ちる前に埋まっていた地雷が飛翔体に気付いて起爆し、爆発を起こして吹き飛ばした。
「ですが地雷も反応してくれましたね。囮としては満点です」
その間に裕樹は【光学迷彩】を使い、白い雪に紛れて移動を開始していた。
「クロノオブジェクトの地雷原……」
黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)は雪で隠された地雷原を見る。仲間が攻撃によって地雷を爆破しているが、確実に全てを排除できたかどうかはわからない。
「飛翔も意味を成さぬなら正面から参りましょう」
ならば実際に確かめればいいと、唯妃は地雷原に踏み出し【未来予測】によって数秒先の未来を見ていく。
すると爆発する未来を見た瞬間にその場を飛び退いて直撃を避ける。
爆発が遅れて起こり、爆風に吹き飛ばされそうになるのをディアボロスの身体能力で耐える。
「あまりこういう役回りは得意ではないですが、まあ致し方ないでしょう」
強引な方法だが、確実に地雷を処理し後続が楽になる方法だった。
「では続けましょう」
唯妃は真っ直ぐ山を登り、次々と残った地雷を爆発させて、我が身が多少傷つくことも厭わずに道を作った。
「んー、なんとも厄介なクロノオブジェクトね?」
桜・姫恋(苺姫・g03043)は空中に居ても爆発するという地雷のクロノオブジェクトにどう対処しようかと考える。
「まぁ、多少手荒に行っても大丈夫と思いたいけれどね?」
【未来予測】を使って少し先の未来を見ながら歩き出す。すると足元が爆発して吹き飛ばされる未来が見えた。
「爆発させられるなら、先に爆発させておくのが安全ね」
後退すると魔力の波を雪原にぶつける。その衝撃が雪の下に伝わり地雷が爆発を起こした。
「よかった、これくらいでも爆発するようね。それじゃあ仲間と連携して進みましょうか」
バラバラに進むより皆で一本の道を作る方が効率的だと、姫恋は仲間と交代して地雷処理をしていくことにした。
「く、はは。成程、成程。宙に浮けども起爆する埋火とは、まこと奇妙なものよな」
御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)は愉快そうに笑う。
「そして、ふむ。空を征くは下策、か。まァ、多少踏んでも死にはせんだろうが……無駄な負傷なぞしたくもなし。ここは一つ、我が児戯でもお見せしようか――刃景水面月」
パラドクス『二ノ刻崩型 刃景水面月(ニノコククズシノカタ・ジンケイミナモヅキ)』を発動して、呪詛を変換した水を生み出し周囲を覆い尽くす。
「さァ地に満ちるがいい、呪いと穢れの黒水よ。真白を染めよ、黒で塗り潰せ」
白が黒に穢され、地雷原を水が覆い尽くし、水面から三日月状の氷の斬撃が無数に放たれ、辺り一帯の雪原を襲う。その衝撃に次々と地雷が反応して爆発を起こし、一面の雪が吹き飛んでいった。
「それが我がパラドクスよ。無論、地に埋められた地雷なぞひとたまりもあるまい」
爆音が鳴り響き、騒々しく地雷が起爆していくと穴の開いた地面を剥き出しにした。
「地雷ね。普通は踏んだら爆発するもんだが、空を飛んでいくのもダメとか赤外線センサーでもついてんのか?」
神山・刹那(梟雄・g00162)はその原理を考えるが、ぴんとくるものは思いつかなかった。そもそもクロノオブジェクトなら超常的な原理で動いていている可能性も高い。
「まぁ、いい。あれやこれやと策を考えるのは苦手だ。男らしく真正面から突破させてもらうぜ」
細かいことはいいと、真っ直ぐ仲間の作った道を進んでまだ雪の積もった地雷原に向かって足を踏み出す。そして雪を蹴って駆け出すと、残像を残す速さで一気に駆け抜けた。
(「爆発するまでのタイムラグを駆け抜ければいい」)
足元の雪の下でカチッと音がすると、【神速反応】で爆発する前に反応しその場を蹴って加速する。すると背後で爆発が起こり、その爆風を背に受けて速度を上げた。
「地雷があろうが一直線なら、速さには自信がある」
足を止めずに爆発させ、真っ直ぐに雪の吹き飛んだ道を築いていった。
「しかし、長いな――」
刹那は全速力で駆け続けているが、雪の積もった山道を登り続けるには脚に強い負荷が掛かる。その速度に僅かな陰りが生じると、地雷に対する反応が遅れてしまう。
「ここまでかっ」
前に出れば爆発の直撃を受けると悟った刹那は、咄嗟に後方に跳んで腕をクロスする。そこで爆発が起こり爆風に吹き飛ばされた。刹那は空中で回転して衝撃を逃し、受け身を取って雪の積もった地面に着地した。
「危ないところだったぜ。だがかなり前進できたな」
後ろを振り返れば随分と道が出来ている。そこを通って仲間達が安全に追いついて合流した。
「まだ地雷があるのね。最終手段に出るわ」
アーリィが兄さんの水筒を用意し、さっきの登山に使ったロープで縛って進行方向に思い切り投擲し、ぽすっと雪の上に落ちると一直線に手元に引っ張る。
「水筒まだ中身入ってたし重みで爆発してくれれば……」
ずりずりと水筒が近づいてくると、雪の下でカチリと地雷が反応して爆発した。
「ごめん兄さん。水筒は壊れたけど、道は開けたから許して」
アーリィは吹き飛んだ水筒を見上げ、出来た道を進んでいった。
「待って……そこに地雷があるみたいよ」
姫恋は地雷が爆発する映像を脳裏に描き、アーリィを止めて後退させる。
「しかし、びっしりと地雷が敷かれてるね。これじゃあ避けて通ると相当時間がかかりそう」
やはり爆発させて通るのが一番早く進めると、姫恋が魔力を浴びせて起爆した。
「ディアボロスが地雷原を突破している!」
「土御門久脩様に報告を――」
地雷原の近くで歩哨をしていた織田鉄砲隊が戻ろうとする。だが水の刃が地雷を爆発させてその衝撃で吹き飛んだ。
「やれやれ、折角の雪原が台無しじゃのう」
ゆるりと歩く白露は爆発で雪が剥がれ、土と混じって汚れた雪原だった場所を見渡す。
「白雪に埋もれ消え去る。残骸を晒さぬ程度の情けはあったのだが……ああ、確か自爆するのだったか? ならば無用の心配か。くははは!」
そして地雷に巻き込まれ倒れ伏した歩哨を見下ろして笑い声をあげた。
「この辺りはまだ地雷が残ってますね」
裕樹が【未来予測】で踏み出した足元が爆発する未来を見て、上げたままピタリと足を止めた。そして仲間に報せるとすぐに処理され爆破される。
「この調子で敵が来る前に地雷原を突破してしまいましょう」
その間も辺りの様子を窺う裕樹は、敵がこちらに向かって動き出しているのに気付き、早々に地雷原を突破してしまおうと仲間に呼びかけ前進した。
「どうやら地雷原を抜けたようです」
唯妃は辺りに足を踏み出しても、爆発する未来が見えなくなったと仲間に伝える。
「しかし汚れてしまいましたね」
地雷を踏んで爆発させていった唯妃の身体は、全身が雪や土で汚れてしまっていた。だがそれは危険を冒してでも仲間の進む道を作った勲章でもあった。
「さて、汚れを落としたいところですが、ゆっくりしている暇はなさそうです」
その視界には、この先には行かせないと防衛ラインを展開している敵兵の姿が映った。
「防衛ラインが見えたね。地雷原処理はここまで、次は戦闘よ」
姫恋は仲間に呼びかけ、自爆覚悟で城ヘの道を守ろうとするトループス級『織田鉄砲隊』との戦闘に備えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV2が発生!
【未来予測】がLV3になった!
【迷宮化】LV1が発生!
【神速反応】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
●決死兵
「報告! ディアボロスが地雷原を突破しました!」
「何? もう突破されたというのか!」
織田鉄砲隊が報告を上げると、指揮官の土御門久脩が驚き声を荒げた。
「はっ! どうやらディアボロスは地雷原を真っ直ぐに突破した模様!」
「無謀な、あの地雷原を強行突破したというのか? それならばかなり消耗しているはず。すぐに迎撃せよ! 命を賭して進行を阻止するのだ! 久秀様の元には絶対に行かせるな!!」
「はっ!!」
自爆装置が内臓されている織田鉄砲隊は、決死の覚悟でディアボロスの迎撃に向かった。
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
何とか地雷原を抜けられましたね、とはいえ爆発とはまだまだ縁が切れなさそうです。
次は自爆する相手、戦闘では爆発に巻き込まれないように間合いを意識して【未来予測】で離脱する時機を見逃さないようにしましょう。
小地獄変改『剣樹』の巻物から雷光刀『雷花』を召喚、これを武器に戦いを。
自爆対策の為、刀に纏った雷光にて刀身を延長し離れた間合いから攻撃を加えていきます。
自爆する兆しが見えたら【飛翔】で一気に退きましょう。
地雷原の突破、戦闘、そして自爆への対応と消耗が気になりますが【グロリアス】で少しでも消耗を抑えていきたいですね。
【グロリアス】は他のお味方も活用していただければと思います。
大和・恭弥
仲間とは密に連携、残留効果は使えるものを適宜
仲間が地雷原の対応を請け負ってくれていた分、俺は体力が残ってる。
積極的に動きつつ、単純に接近して攻撃するのではなく戦況を共有しながら連携を意識して効率的に対応していこう。
すぐに妖刀「藍雪花染」を抜刀して呪詛を解放。秘技「虚無剣・花染雪ノ抹消」を発動し、空間ごと斬りひらいて虚無に返す。
【未来予測】が3秒使えれば十分に敵の呼吸を読める。反撃や自爆は【神速反応】で間合いを取り【飛翔】で回避。
一時的な結界も展開し致命傷を避けてダメージの軽減を図り戦闘を。
そちらも決死の腹積もりだろうが、こちらにも譲れない心積もりがある。生きて通らせてもらうよ。
アーリィ・ウォンマー
アドリブ連携◎
●心情
そこの鉄砲隊どもは爆発させるか倒してやる…私が相手だ!!
(対クロノヴェーダのきつい口調になる)
●行動
【未来予測】を意識した行動を徹底、爆発しそうな輩が見えたら【神速反応】または【飛翔】で回避
ヒット&アウェイしつつパラドクスの力で消滅させていく
「…消え失せろ!」
シルバーブレイド「銀血の鋭刃」での「斬撃」を合間に挟みながらダメージを与えていく
防御はビームシールド「動線上のアリエッタ」から出したバリアの「結界術」でダメージを軽減する
「雑魚共は殲滅の時間だ、覚悟しろ!!」
神山・刹那
自爆してでも足止めするか
その覚悟は見事としか言いようがない
が、俺たちも負けられないんでな。お前らの屍を越えて行かせてもらう
陣笠ブレヱドで斬ろうと接近してきたら、フェイントで惑わしながら残像が残る速さで移動し、相手を斬り捨てたら、自爆するより早く神速反応で反応し、距離をとりながら手近な敵に近づき、斬り捨てる
「自爆してでも止めるか。見上げた忠義だ。世が世なら、兵士のあるべき姿だったろうな」
御森・白露
アドリブ連携歓迎
くはは!決死、決死ときたか。
心持ち一つで決する程戦は甘くなど無いが、その覚悟には敬意を表そう。
最早貴様らは雑兵に非ず、故に我も慢侮は捨てようぞ。
征くぞ死兵共。六文銭は握りしめたか?
疾、走ッ!
パラドクスで生み出した残影と共に、【フェイント】で【攪乱】しながら片っ端から叩き斬ってくれようぞ。
高速回転する陣笠の刃は【早業】で刃を合わせ回転を受け流し、斬り付けた後は【未来予測】で自爆に巻き込まれぬ位置を測り【飛翔】で退避する【一撃離脱】、そして次なる敵兵に仕掛ける流れじゃな。
案ずるな、汝らの主君もいずれ冥途に送ってやる。
それまで地獄に城の一つでも築いておくのだな。
●自爆部隊
「ディアボロスだ!」
「銃構え!!」
ディアボロスを迎え撃とうと織田鉄砲隊が火縄銃の見た目をした魔導銃を構える。
「何とか地雷原を抜けられましたね、とはいえ爆発とはまだまだ縁が切れなさそうです」
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は火縄銃を構える死兵を観察する。悲壮に覚悟を決め、自爆によって足止めしようと待ち構えていた。
「次は自爆する相手、爆発に巻き込まれないように間合いを意識していく必要がありますね」
倒しても道連れにされては堪らないと、【未来予測】で爆発のタイミングを読み取ろうと目を凝らしながら〈小地獄変改『剣樹』〉の巻物から〈雷光刀『雷花』〉を召喚する。
「ならばこれで対処しましょう」
パラドクス『雷生炎花・百合車(ライショウエンカ・ユリグルマ)』を発動し、刃に纏う雷光で刀身を長く伸ばす。
「離れた間合いから攻撃を加えれば自爆に巻き込まれる可能性も減ります」
間合いに踏み込み横一閃に振るうと織田鉄砲隊の胴をまとめて断ち切った。傷口から花のような炎が生じて燃え上がる。
「ぐはっ!」
「おのれ……死なば諸共……!」
這うように前に出て織田鉄砲隊が自爆していく。だがそれを予測していた裕樹は【飛翔】して一気に後方に距離を取っていた。強烈な爆風と飛び散った雪を浴びるが、刃を振るって払い除ける。
「地雷原の突破、戦闘、そして自爆への対応と消耗が気になりますがグロリアスで少しでも消耗を抑えていきたいですね」
【グロリアス】の効果で敵を倒す度に肉体が癒され、まだまだ戦えると雷花を構えた。
「仲間が地雷原の対応を請け負ってくれていた分、俺は体力が残ってる」
大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)がここからは自分が前に出ようと、〈妖刀『藍雪花染』〉を抜刀してその刃に宿る呪詛を解放する。
「隊列を乱すな!」
「弾幕を張って動きを止めるぞ!」
決してここから先には行かせないと織田鉄砲隊は並んで銃を構えた。
「先手を打つ」
その呼吸を読み取った恭弥は、踏み込んでパラドクス『秘技「虚無剣・花染雪ノ抹消」』を発動し、碧の気を帯びる妖刀を真一文字に振るう。まだ刃が届く距離ではない。しかし呪詛が刃の如く放たれ空間ごと前列に居た織田鉄砲隊の上半身がずれていく。
「あ?」
「なにが……」
そのままどさりと雪の上に倒れ込むと、その存在が抹消され牡丹雪のように儚く消え去った。
「攻撃か!」
「撃て撃て! これ以上攻撃させるな!」
織田鉄砲隊が火炎弾を連射しながら前進する。
「弾幕が厚い」
【神速反応】で恭弥は素早く動いて【飛翔】も交ぜ狙いを定めさせない。そうして致命傷となる弾を減らし、危険な弾丸を妖刀で弾いた。
「覚悟!!」
突撃してきた兵が自爆して爆発を起こす。それに対して恭弥は後退しながら爆風に逆らわず衝撃を軽減した。
「そちらも決死の腹積もりだろうが、こちらにも譲れない心積もりがある。生きて通らせてもらうよ」
着地すると恭弥は妖刀を構え、決して引くつもりはないと駆け出した。
「止めろ!!」
「脚を狙え!」
織田鉄砲隊が恭弥の足を狙って銃を構える。
「そこの鉄砲隊どもは爆発させるか倒してやる……私が相手だ!!」
アーリィ・ウォンマー(元一般人・現吸血の復讐鬼・g08274)はクロノヴェーダを前に厳しい顔となって声を荒げ、敵が発砲する前にパラドクス『Radieren(ラディーレン)』を発動する。
「……消え失せろ!」
改竄の意思の力を増幅させ、言葉を発すると言霊となって敵を呑み込み、それが現実に干渉して言葉通り銃を構えていた織田鉄砲隊の姿が消滅した。
「なにっ!?」
「消えただと!!」
驚き織田鉄砲隊の動きが止まると、アーリィは敵陣に斬り込んでシルバーブレイド〈銀血の鋭刃〉を振るう。パラドクスでない攻撃で致命傷は与えられないが、敵の隊列を乱し混乱させる。
「接近されたならこのまま爆殺してしまえ!」
「……よし、やるぞ! 爆散!!」
覚悟を決めた織田鉄砲隊が次々と自爆していく。それに対してアーリィはビームシールド〈動線上のアリエッタ〉でバリアを張って防ぐ。
「どうだやったか!」
仲間が自爆して吹き飛ぶと織田鉄砲隊は目を凝らして煙の中を見る。ゆらりと煙が揺れると中からアーリィが飛び出してきた。
「雑魚共は殲滅の時間だ、覚悟しろ!!」
止まることなくアーリィが敵陣を突っ切っていく。
「通すな!」
織田鉄砲隊は慌てて背後に振り返り銃口を向けた。
「いいのか? 正面にはまだこちらの仲間がいるぞ」
アーリィはこちらに釣られた敵を見て笑みを浮かべた。
「くはは! 決死、決死ときたか」
御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)が愉快そうに笑う。
「心持ち一つで決する程戦は甘くなど無いが、その覚悟には敬意を表そう」
相手が命を賭して来るのならば、こちらも相応の態度を示そうと笑みを消した。
「最早貴様らは雑兵に非ず、故に我も慢侮は捨てようぞ。征くぞ死兵共。六文銭は握りしめたか?」
パラドクス『月玲燐殿・七ノ刻 弦月・裂帛(ゲツレイリンデン・シチノコク・ゲンゲツ・レッパク)』を発動し、呪詛で実体を補完した残像を生み出すと共に駆け出す。
「疾、走ッ!」
「正面からディアボロスが――」
「速い!!」
接近する白露に気付いた織田鉄砲隊が前を向いて銃を構えようとするが、時すでに遅し――。白露は一瞬にして間合いを詰めて敵陣に突っ込んでいた。
「じば――」
「させるものかよ」
白露は自爆する前に妖刀〈荒魂・忌椿〉を一閃して敵の首を刎ねる。そして残像と共に刃を振るい片っ端から敵を叩き斬っていった。
「近接戦だ!」
織田鉄砲隊が陣笠状の頭部を高速回転させ、鋭い刃と化して斬り掛かる。
「面白い技だが、面白いだけではな」
それを白露は刃を合わせて受け流した。
「自爆せよ!」
「応!!」
陣笠で倒せぬとすぐに織田鉄砲隊が自爆する覚悟を決めて爆発を起こした。
それを予測していた白露は【飛翔】して退避し、爆風に煽られながらも墜落せぬよう体勢を保った。
「む、ねん……」
それを頭部だけとなって転がった織田鉄砲隊が見上げ、目の光が消える。
「案ずるな、汝らの主君もいずれ冥途に送ってやる。それまで地獄に城の一つでも築いておくのだな」
白露はそう告げると、次の敵に向かって斬り込んだ。
「射撃で止められぬなら、残った我々で自爆特攻を行う!」
「必ずここで止めてみせる!!」
残り少なくなった織田鉄砲隊が駆け出し、銃は牽制程度に撃って距離を詰めて来る。
「自爆してでも足止めするか。その覚悟は見事としか言いようがない」
神山・刹那(梟雄・g00162)は主君の為に次々と自爆していく敵兵を見てその覚悟を称賛する。
「が、俺たちも負けられないんでな。お前らの屍を越えて行かせてもらう」
こちらにも負けられない理由があると、迎え撃つべく日本刀〈覇龍〉を抜き放った。
「うぉおおおおお!!」
気合を入れて織田鉄砲隊が頭部を高速回転させて陣笠状の刃で斬り掛かる。
「気合は十分だが、近接戦ではこちらが上だ」
刹那はパラドクス『朱雀』を発動し、紅蓮の翼を持つ朱雀のように高速で動き、残像を残して敵を惑わせる。
「どこ――だ?」
気付けば織田鉄砲隊の身体が胴から上下に別れてぐらりと雪の上に落ちた。
「後ろだ」
背後に回り込んだ刹那が刀を振るい両断していた。刹那は返す刀で次の敵を斬り捨て、次々と織田鉄砲隊を斬り倒していく。
「止められん! 覚悟を決めろ!」
「後はお任せします!」
「我等死して松永久秀様の為に礎となろうぞ!」
残っていた織田鉄砲隊が一斉に自爆し、大爆発を起こして辺りの雪を吹き飛ばし地面を大きく抉った。煙が晴れると織田鉄砲隊だった破片だけが辺りに散らばっている。そこから少し離れたところで吹き飛ばされて溜まった雪が盛り上がり人が出て来る。積もった雪を払って姿を見せたのは刹那だった。
「自爆してでも止めるか。見上げた忠義だ。世が世なら、兵士のあるべき姿だったろうな」
刹那は自爆するより早く【神速反応】で反応し、距離を取って伏せて直撃を免れていた。
自爆部隊を破ったディアボロスは【グロリアス】によって傷を癒し、最後に残った指揮官と向き合った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV4になった!
【神速反応】がLV4になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダブル】がLV4になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
●決死の覚悟
「まさか決死隊を用いても止められぬとは……」
自爆でも止められぬディアボロスに、指揮官の土御門久脩が驚愕の声を漏らす。
「これは止められぬ……だが一人でも数を減らし久秀様をお守りせねばならぬ!」
戦力差を冷静に判断し、負けると思いながらも久脩は立体映像の陰陽符を投影して構えた。
「我が術で一人でも多く道連れとする! 死ぬ覚悟のある者だけが掛かって来るがいい!」
決死隊を率いる指揮官もまた命を賭して戦う者の一人。決死の覚悟で以ってディアボロスの前に立ち塞がる!
零識・舞織
これはまた…断片の王であった安倍晴明に良く似た天魔武者ですね。土御門久脩が安倍晴明の末裔だったとはいえ異様な姿ですね。
仮に彼の王が無事亡命したらこんな姿に改造されていたのだろうか?
さて無駄話はこれまで。
【完全視界】で視界は良好ゆえ闇からの一突きと行きます。
敵の攻撃は【未来予測】や【神速反応】をお借りして可能な限り回避します。
自分の命すら勘定に入れないその姿勢は見事ではありますが、だからこそここで討伐させて頂きます。
アーリィ・ウォンマー
アドリブ連携◎
●心情
また随分と派手な砲台を…全部斬ってやるから覚悟しろ!!
●行動
残留効果は充分溜まっているので【未来予測】【神速反応】を駆使して敵の動きを読み取り回避行動は【飛翔】で取る
命中力が上がった今、「斬撃」を仕掛けるフリをしてパラドクスを発動する
Heiligtumより先はパラドクスによる「斬撃」でとにかく斬る、斬る、斬る
「この数の差で敵うと思ったか!!」
味方と連携を取りつつ、適度にヒットアンドアウェイをしていく
出来れば十二個ある増幅装置を率先して斬って味方への攻撃を阻止したい
【ドレイン】も交えて適度に回復
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
その出で立ち、手にした陰陽符、各所に見られる晴明桔梗…
天魔武者にも陰陽師は存在したのですね。
降伏は…流石にしてくれませんか。
少し似ていても『安倍晴明』ではないのですからそれはそうですよね。
決死の覚悟に応えましょう、参ります。
自らを顧みない戦いに怖気づいてはいられません、陰陽符で何かしてくるかもしれませんが距離を詰め、刀の間合いで戦いましょう。
陰陽符を持つ手の動きを警戒、攻撃の回避を意識し舞うようにステップして右から左からと斬撃を仕掛け隙を伺います。
道連れを増やす為に必ずどこかで無理をして攻撃を仕掛けてくる筈です、防御の甘くなった時を狙い《鉄蝕閃》で目論見ごと断ち切ります。
大和・恭弥
武士の心得、か。心身を懸ける生き様には共感を覚えるよ。
ただ、決死とはいうが、死して主が護れると思うのか?
甚大な被害を周りに齎す上に、逃した敵が主将を討ち取るかもしれないという不安や悔いを抱えながら、本当に命を捨てられるのか。
問いかけながらも「藍雪花染」を抜刀し、悲哀の呪詛を解放。
剣技・風雨凄凄を発動して刀が宿してきた怨念の魂を心身に纏い、奔流のごとき瘴気とともに飛翔で敵に肉薄。仲間ともタイミングを図り確実に一閃する。
民を盾に使うとは兵士の風上にも置けない。縦横無尽に飛翔や神速で動き回り注意を逸しながら精神を集中させ確実に敵を斬る。
お前が幻影で映した民はわかるはずだ、死とその先の絶望を。
守都・幸児
地雷だの自爆だの城造りだの
どんだけ山を荒らす気だ、てめえらは
主のために命をかける覚悟は立派なもんかもしれねえが
てめえらを捨て駒にした松永久秀は守るに値する主なのか
歩きやすい強化ブーツを履いて【雪中戦】といくぞ
陰陽符には陰陽符で対抗してやる
俺の技は見様見真似だが
平安を生きた本物の陰陽師たちを見て、真似たんだ
あいつの作り出す偽物の符には負けねえぞ
俺が使う技は「執」
喩嘉の幻影の兵士たちと連携して攻撃する
紙符の式を鳥の群れに変えて
四方八方から久脩にぶつけるぞ
敵の業火をくらっても気にしねえ
ちょうど雪で冷えてたんだ、あっためてくれてありがとうよ
あんまり騒がしくするんじゃねえ
冬眠してる獣たちが起きちまうだろ
喩・嘉
配下いなくなっても、己の任務をまっとうしようとするか
その心意気は良いな、なかなか戦っていて気持ちの良い者かもしれない
クロノヴェーダはどうあっても敵だがな
敵の攻撃などを観察
その様子では、お前も術者のようだな
だが、お前が呼び出すのは、お前たちに恨みを抱いた者の魂
反して俺に力を貸してくれるのは、俺たちの同胞だ
正面から術者の力の差を思い知るといい
羽扇を振るい「幻鶴翼陣」を使用。幻影の兵士たちを召喚し、指揮する
敵の式神軍団をさらに包囲するようにして戦わせ
仲間に手出しをさせないようにし、幸児の攻撃を支援する
神山・刹那
お前が敵将か
なんと言うか、歌舞伎役者みたいな奴だな
まぁいい。お前の首、貰っていくぞ
十二天将砲での砲撃は軌道が読みづらく、回避もしにくいので、残像を残す速さで動きつつ、フェイントを織り交ぜて錯覚させ、受ける覚悟を決めて飛び込み、神速反応で次弾を装填されるより早く上空に飛び、雲を裂き、大地よ砕けよと言わんばかりの渾身の一太刀を打ち込む
「チェェストォォォォォッ!」
●命懸けて
「これはまた……断片の王であった安倍晴明に良く似た天魔武者ですね。土御門久脩が安倍晴明の末裔だったとはいえ異様な姿ですね」
零識・舞織(人間の妖怪博士・g06465)は良く似た姿をしていた安倍晴明を思い出す。
「仮に彼の王が無事亡命したらこんな姿に改造されていたのだろうか?」
そうなっていたらどんな存在になっていただろうかと興味を持って思案する……。
「さて無駄話はこれまで」
妖怪博士としてついついあれこれ考えてしまうが、今は戦いが先決だとパラドクス『妖怪写夜道聖闇攫(ヨウカイウツシヤドウヒジリヤミサライ)』を発動する。
「妖と見做されし僧侶よ。その嘆きを暗闇に変え敵を消せ」
〈妖怪伝承書〉に記された法師が、妖怪と見做された夜道怪の闇に潜み、人を攫う様を再現することで、周囲を暗闇に包み視界を塞いだ。
「暗闇を呼ぶ術か!」
土御門久脩は辺りを見渡し、攻撃に備えて身構える。
(「闇夜を作り出すだけではありません」)
舞織は【完全視界】で闇を見通し、背後に回り込むと法師が持つ剛力を自らに写して拳打を放ち背中を打ち抜いた。
「ぐあっ! 背後に回られていたか!」
よろめく久脩が振り返って舞織の存在を捉える。
「自分の命すら勘定に入れないその姿勢は見事ではありますが、だからこそここで討伐させて頂きます」
そう言い放ち舞織が追撃してさらに拳を脇腹に打ち込み、装甲を砕きながら吹き飛ばした。
「……闇を払え」
地面を転がった久脩が後背部の十二の増幅装置を輝かせ、光線が歪曲して舞織を狙って飛ぶ。
「反撃が来ましたね。しかし予測済みです」
舞織は【未来予測】で軌道を読み、【神速反応】で身を捻って回避行動を取り直撃を避けた。
「また随分と派手な砲台を……全部斬ってやるから覚悟しろ!!」
アーリィ・ウォンマー(元一般人・現吸血の復讐鬼・g08274)は敵が背負った十二の砲身のようなものを見て、それを潰してしまおうと駆け出した。
「来るか!」
久脩はすぐに反応し、背中から十二の歪曲する光線を放つ。
「これだけの残留効果の力があれば直撃は避けられる!」
【未来予測】と【神速反応】で光線を見切り、【飛翔】して回避しようとする。
「当てる!」
「しつこい!」
だが光線はそれに容易く追いつき、アーリィは振り返りながら〈銀血の鋭刃〉を振るって直撃コースの光線を幾つか弾き、残りは掠めて飛び過ぎて致命傷を避けた。
「今度はこちらから行くぞ!」
「耐えてみせよう!」
アーリィは敵に向かって飛び込み、斬撃を浴びせるフリをして敵に身構えさせパラドクス『Heiligtum(ハイリヒトゥーム)』を発動し、ファンファーレが鳴り響く中、ワルツを踊るように刃を振るい胴を抜き、背後に回って連続で斬りつける。振るう度に十二の増幅装置が切断されていった。
「剣舞か、このままでは拙い!」
久脩は駆けて距離を取り、まだ残っている増幅装置を使って光線を放ち牽制する。
「お前が敵将か、なんと言うか、歌舞伎役者みたいな奴だな」
神山・刹那(梟雄・g00162)は敵の姿から歌舞伎役者を連想する。
「まぁいい。お前の首、貰っていくぞ」
見た目が何であろうと、クロノヴェーダは斬るだけだと日本刀〈覇龍〉を抜刀して光線の中に構わず踏み込む。
「消し飛べ!」
久脩が光線を放つが、刹那は残像を残す速さで動き、フェイントを織り交ぜて相手に位置を錯覚させ、致命傷を避けて身体に少々当たるのも構わず前に出る。
「式神軍団よ! 我が身を護れ!」
指先に陰陽符を投影した久脩が式神軍団を召喚して守りを固める。
「そんなもので俺を止められるものか」
【神速反応】でパラドクス『月閃虚光(ゲッセンキョコウ)』を発動し、目の前の式神を月の孤の様に下段から斬り上げる刃で両断し、そのまま跳び上がると軍団を飛び越え、上段に構えた刃を久脩の頭上から渾身の力を込め、唐竹割りに振り下ろさんとする。
「必殺の一撃か、これを凌げば反撃もできよう……」
久脩は少しでも下がって式神を割り込ませ必殺の一撃に耐えようとする。
「この数の差で敵うと思ったか!!」
そこへアーリィが背後からヒットアンドアウェイで攻撃して増幅装置を斬り裂き押し戻す。
「チェェストォォォォォッ!」
刹那が裂帛の気合が乗った、雲を裂き、大地よ砕けよと言わんばかりの一撃を放つ。
「凌いでみせようぞ!」
久脩は式神を割り込ませて防ごうとする。だが鋭い刃は容易く式神を破り、その刃は久脩に届き左肩から深々と腰にまで達した。
「浅いか」
着地した刹那は刀を引く。刃は内部にまで達しているが、断ち切るには至らなかった。
「我が身を容易く裂くとは、やはりディアボロスには勝てぬか
…・・・」
傷口からバチバチと火花を散らしながらも久脩は式神軍団を突っ込ませ、刹那とアーリィが切り結んでいる間に距離を取った。
●陰陽術合戦
「地雷だの自爆だの城造りだの、どんだけ山を荒らす気だ、てめえらは」
歩きやすい強化ブーツで雪道を踏みしめた守都・幸児(祥雲・g03876)が、山を滅茶苦茶にする敵に声を荒げる。
「主のために命をかける覚悟は立派なもんかもしれねえが、てめえらを捨て駒にした松永久秀は守るに値する主なのか」
「主君を守るは家臣が役目。その身で確かめてみるか!」
久脩は指先が立体映像の陰陽符を投影する。
「配下いなくなっても、己の任務をまっとうしようとするか。その心意気は良いな、なかなか戦っていて気持ちの良い者かもしれない」
喩・嘉(瑞鳳・g01517)は一人になっても逃げずに踏み止まり、命を懸ける敵に心地よいものを感じる。
「クロノヴェーダはどうあっても敵だがな」
しかしそれでも倒すべき敵であるのには変わりないと戦意を高めた。
「その様子では、お前も術者のようだな」
立体映像の符を見て判断し、喩嘉は油断なく出方を窺う。
「然り、我が軍勢を見よ!」
久脩が符を放つと、圧政により死した民の幻影を忠実な式神軍団として召喚する。
「だが、お前が呼び出すのは、お前たちに恨みを抱いた者の魂。反して俺に力を貸してくれるのは、俺たちの同胞だ」
喩嘉は羽扇〈瑞鳳凰扇〉を振るいパラドクス『幻鶴翼陣(ゲンカクヨクジン)』を発動し、過去に消えた兵士達の幻影を召喚して鶴翼陣を敷く。
「私と似た術を使うか! ならばどちらが上か勝負!」
「正面から術者の力の差を思い知るといい」
久脩と喩嘉は同時に指示を出し、互いの軍勢がぶつかり合い激しい戦闘が積もった雪を散らす。
「陰陽符には陰陽符だ」
幸児もまたパラドクス『執(トル)』を発動し見様見真似の紙符の式を手にする。
「貴様も陰陽術を使うか!」
「俺の技は見様見真似だが、平安を生きた本物の陰陽師たちを見て、真似たんだ。てめえの作り出す偽物の符には負けねえぞ」
式が鳥の姿の群れとなって飛び上がり、上空から襲い掛かる。
「所詮は物真似よ!」
久脩も新たな陰陽符から紅蓮の業火を噴出させ、その鳥の群れを焼き払う。
「二つの術を行使すれば集中力が削がれる。そして数の利でこちらが勝っているなら押し切るのみ」
喩嘉は羽扇を敵に向けると、一気呵成に歩兵が攻勢に出て式神軍団を押し込む。
「何をしている! 押し留めよ!」
それを止めようと久脩が指示を出して守りを固める。
「喩嘉のお蔭で隙ができたぞ」
幸児は自分への注意が逸れた隙に、式を鳥の群れが頭上から久脩に強襲を仕掛け、嘴や爪でその身体を抉っていった。
「ええい! 術者を倒さねばならぬか!」
久脩が符を打ち炎を幸児に向けて放った。
「ちょうど雪で冷えてたんだ、あっためてくれてありがとうよ」
幸児は構わず式を維持し、四方八方から鳥が久脩を啄み破損して内部からバチバチと漏電を始めた。
「術者の力の差もあるが、仲間の有無が最も大きい勝因だ。簡単に自爆させて消耗させたのは悪手だったな」
喩嘉は命令が耐えた敵兵に歩兵を突撃させて薙ぎ払い、喩嘉の元まで刃を届かせた。
「くっ、我が軍勢が破れるとは! ならば何もかも燃えてしまえ!」
身体のあちこちを貫かれた久脩は盛大に業火を燃やし周囲の歩兵の幻影を消し飛ばした。
「あんまり騒がしくするんじゃねえ。冬眠してる獣たちが起きちまうだろ」
幸児はその炎を縫って式の鳥達を飛び込ませ、符を手にしていた右腕を肩から千切って爆発させた。
●命尽きて
「ディアボロス、想定以上の力を持っているな。しかしここを容易く通す訳にはいかぬ」
満身創痍の久脩はいつ機能停止してもおかしくない傷を負いながら、それでも戦おうとしていた。
「その出で立ち、手にした陰陽符、各所に見られる晴明桔梗……天魔武者にも陰陽師は存在したのですね」
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)はこの世界にも陰陽師がいたのだと認識する。
「降伏は……流石にしてくれませんか。少し似ていても『安倍晴明』ではないのですからそれはそうですよね」
上に従うアヴァタール級に同じような反応は期待できないと、この場で討つべく〈妖刀『鐵喰』〉を抜き放った。
「決死の覚悟に応えましょう、参ります」
そして刀の間合いに入るべく駆け出し、アーリィに注意が向いている隙に接近した。
「くっ――!」
慌てて久脩が陰陽符を裕樹に向ける。それを裕樹は横にステップして射線から外れ右に左にと斬撃を浴びせる。
「この距離で直撃させればディアボロスとて塵も残らぬ」
攻撃を受けながら久脩はじっとタイミングを見計らう。
「ここまで負傷しては長くは持たぬ。黄泉路への道連れとなってもらう!」
あちこちから放電し、今にも爆発しそうな久脩が命懸けでディアボロスを道連れにしようと前に出る。
「武士の心得、か。心身を懸ける生き様には共感を覚えるよ」
大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)は死しても主を守ろうとする敵に共感する。
「ただ、決死とはいうが、死して主が護れると思うのか?」
そう言って敵に問いかけながら〈妖刀『藍雪花染』〉を抜刀する。
「甚大な被害を周りに齎す上に、逃した敵が主将を討ち取るかもしれないという不安や悔いを抱えながら、本当に命を捨てられるのか」
そして悲哀の呪詛を解放し妖刀が碧の気を帯びた。
「この命に懸けて護ってみせよう!」
久脩は即座に言い返す。そこに迷いはなかった。圧政によって死亡した民の幻影を忠実な式神軍団として召喚して展開する。
「民を盾に使うとは兵士の風上にも置けない」
怒りを込めて恭弥はパラドクス『剣技・風雨凄凄(ケンギ・フウウセイセイ)』を発動し、刀が宿してきた怨念の魂を心身に纏うと、奔流の如く漏れ出る瘴気と共に【飛翔】して縦横無尽に動き回って攪乱する。
「ええい! どこだ!」
久脩が翻弄されて視線が切れる。その隙に一気に敵に肉薄すると恭弥は藍雪花染を一閃し敵の左腕を斬り落とし、黒雨の奔流に包み込んだ。
「まだ死ねぬ。ディアボロスを道連れにするまでは!」
両腕を失っても久脩は諦めずに式神軍団を使って突撃し捨て身の攻撃を仕掛ける。
「お前が幻影で映した民はわかるはずだ、死とその先の絶望を」
恭弥は自らが苦しめ殺した人々と同じ場所へと送り出さんと刃を振るう。首を刎ねんとした一撃は上体を逸らした久脩の頭部を裂き、内部で小爆発を起こす。
「これ以上は身体が持たぬ。この命燃やし尽くしてくれようぞ!」
ぼろぼろの久脩が突撃して至近距離から相討ち覚悟で全身から紅蓮の業火が噴き出し、辺りの雪を溶かし炎が燃え上がる。
「自らを顧みない戦いに怖気づいてはいられません」
敵が自爆のような攻撃に転じて隙が生じるのを待っていた裕樹は、覚悟を決めて炎の熱を浴びながらも踏み止まり、パラドクス『妖刀覚醒・鉄蝕閃(ヨウトウカクセイ・テッショクセン)』を発動し、鐵喰の力を開放し刀身を巨大化させ、大きくずしりと重くなった妖刀を、呼吸法とオーラを纏い肉体を強化することで頭上に持ち上げる。
「嚙み砕け、「鐵喰」」
全身の力を使って振り下ろすと、炎を裂きながら久脩の身体を真っ二つに両断し、捨て身の目論見ごと断ち切った。
「一人も、道連れにできぬとは……無念………」
久脩の身体が二つに別れて倒れて大爆発を起こし、破片が雪に飛び散った。
爆発で舞い上がった雪がちらちらと降り、それに誘われたように分厚い雲から雪が降り始め、戦いで荒れた大地を覆うように白く染めていく。
ディアボロスは地雷原を使った防衛線を突破し、松永久秀の元に通じる道を切り開いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【未来予測】がLV5になった!
【エイティーン】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
【避難勧告】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV2になった!