西江東江(作者 絵琥れあ
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#大戦乱群蟲三国志  #陳留大攻囲戦  #魏  #魏王『曹操』  #鈴鳴りの計略家『荀彧』  #陳留 

 曹丕、戦死。
 その事実を、荀彧は曹操と、将らへと告げる。心波立たせた様子もなく、淡々と。
「ディアボロスがこの陳留へ侵攻を開始するのも、最早……時間の問題でしょう」
 だが、曹操はその理由に察しがついている。
 荀彧ほどの男が、その間ただ手を拱いていた筈はないと。
 そして、まさしく曹操の読み通りであることが、荀彧自身の口から告げられた。
「迎撃の態勢は充分に整いました。これにより、ディアボロスがこの陳留に辿り着くことは不可能と断じます」
 個々の防衛拠点は破られるだろう。
 だが、そのようなことは些末な問題だと。
「残念ながら、陳留を取り巻く防衛ラインは堅牢とは言えません。しかし、それを補うに足るだけの精緻なる布陣で以て、ディアボロスを迎え撃ちます」
 そしてそれすら、時間稼ぎ。
 全ての拠点を攻略したとてもう遅い。
 ディアボロスが陳留へと到達したその時こそ、真の地獄、真の絶望が、その眼前に広がるだろうと。
「四ヶ月。そう、四ヶ月保たせればよいのです」
 ディアボロスには、この防衛ラインの四ヶ月以内の攻略は不可能。
 それが、荀彧が下した判断。
「準備が整った暁には、ディアボロスも、残る蜀も、物の数ではございません」
 荀彧は、迷いなく宣した。
「必ずや、この大戦乱群蟲三国志の全ては、曹操様の物となるでしょう」


「皆様、次なる拠点へと向かうパラドクストレインを特定いたしました。是非今回も、皆様のお力添えをお願いいたします」
 大戦乱群蟲三国志からの時先案内人が一人、蒋・綱月(待宵之蜜・g08567)。
 先日も彼女は、陳留攻略に陥落が必須となる防衛拠点への案内を行っていた。今回は、それに連なる別の拠点への案内だろう。
「既にこの作戦へ参加された皆様には、再度の説明となってしまいますこと、平にご容赦いただきたく存じます」
 そう前置いてから、綱月は作戦の概要を語り始める。
「ジェネラル級蟲将『曹丕』の撃破に成功したことで、私たちは魏王として君臨する『曹操』が籠城する『陳留』を攻略することが可能になりました。ですが敵もその間、陳留の周囲に多数の防衛拠点を築き、迎撃の布陣を敷いていた様子……」
 史実でも魏は優秀な軍師を多く擁していた国だ。こうなることを、ある程度見越していたと言えよう。
「これらの拠点を攻略せずに通過した場合、陳留の城壁との挟撃に遭うことは必至。何よりそれ以上に問題となるのが、陳留を制圧した際にこの防衛拠点が健在であれば、そこから曹操は勿論のこと、有力なジェネラル級蟲将の撤退が可能となってしまうという事実……」
 防衛ラインとしての機能だけでなく、退路としての役割も果たしているようだ。
「放置する手はございません。長く厳しい戦いになるでしょうが、拠点の各個制圧を。皆様にしか、果たせぬことです」
 ですから、どうか、と。
 綱月が、再び頭を下げる。

「幸いにして、個々の拠点の規模は大掛かりなものではございません。しかし、近隣の拠点との連携が非常に緊密です」
 拠点としての防衛力そのものの薄さを、人的要因で補っているというわけか。
「どこかひとつの拠点で戦火が上がれば、即座に増援が送り込まれます。それは近隣の拠点であったり、陳留からであったり。陳留からの援軍であっても、ジェネラル級の蟲将が送り込まれることはないようですが……」
 それでも、防衛に特化した拠点兵と、その備え。加えて、確実に相手取ることになるであろう援軍。
 どちらも迅速に突破し、戦場を離脱する。それがこの作戦においては肝要だ。
「より攻略を早めるためには工夫も必要。是非、一計を案じていただければと」
 そしてそのためには、敵を知る必要もありますよねと綱月は継ぎ。
「拠点を守るのは、宝石蜂の蟲将です。毒は一突きで対象を蝕み、意のままに操れるとか。そして援軍として現れるのが……取り巻きの参謀を引き連れた『狂奔将軍・徐福』」
 魏の蟲将で、その地盤強化に貢献しているという。今回も荀彧の策を成すべく、援軍を率いる将として立ちはだかることだろう。
「本来は奇襲を得意とし、白兵戦においても的確に急所を狙い深手を与える術に長けているようです。充分にご注意を」

 そこまで言い切って、ひとつ綱月の口から零れる溜息。
「何とも、気の遠くなるような戦いでございます。しかし本来、戦とはそういったもの。華々しく大勝を……といったことは、本来稀であり、容易く覆るようなことではないのだと」
 以前まではそう考えておりました、と。
 綱月は、ディアボロスたちをまっすぐに見据えて。
「ですが、世界の法則すら捉えることの叶わぬ皆様であれば。心挫けそうになる戦いの中にも、希望の光を見出すような何かを、見せてくださるのではないかと、そう思うようになったのです」
 だからどうか、かの大地にも、希望をと。
「何卒、よろしくお願いいたします」

「うふふ」
 その拠点は、異様な空気を醸し出していた。
 拠点を守る将兵の全てが女性だから、というだけが理由ではあるまい。
「攻め寄せてくるディアボロスのことは、最終的に殺せば好きにしていいのよね」
「確実に殺せとは言われているけれど、その手段は問われなかったものね」
 狂気を孕んだ盗み笑いが、陣容からは漏れていた。
「強いディアボロスを捕らえられれば、その肚から生まれる次の私はもっと強くなれる……」
「楽しみね。それはそうと、飛んでくる相手も見つけ次第、撃ち落としてしまっていいのよね?」
「後は動物もね。化けていたり、使役していたりするらしいから」
 ディアボロスの奇襲や偵察への対策も、抜かりないというわけだ。
「援軍も来てくださることだし、私たちは存分に狩りを楽しみましょう」
 トーチカこそないものの、多数のバリケードで守りの敷かれたこの拠点。
 果たしてどう攻略するか。ディアボロスたちの、腕の見せどころだ。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
2
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【ドレイン】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

絵琥れあ
 お世話になっております、絵琥れあと申します。
 西へ東へ。東奔西走。今回はその狂奔のひとつ。

 まずは、拠点の防衛を担当する『名も無き宝石蜂』の殲滅を。
 その後、現れる『魏軍拠点参謀』と、それを率いる『狂奔将軍・徐福』を退け脱出、という流れになります。

 注意すべきことが二点ほど。
 今回もまた、選択肢②を完了しなければ、他の選択肢に取り掛かることが出来ない上、無策で突破を試みようとしても、目覚ましい戦果は得られないでしょう。
 寧ろ、敵の備えを逆手に取るくらいの工夫が必要になります。

 それでは、ご縁がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。
32

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


アルメア・グラウプナー
「荀彧殿も味な事をしてくれるじゃないか。こうも重厚な布陣を敷いてくるという事は、それだけ我々を歓迎する事に意味があると思っているのだろう?」
「ならば私もその期待にしっかり応えなければなるまい。明晰な頭脳を持つ軍師の鼻を明かしてやろうじゃないか、はっはっは!」

・行動
成程、確かに防柵に囲まれた堅牢な拠点だ。ならばそこを利用させて貰うか。
特殊炸裂弾を拠点の中にバラ撒く様に撃ち込んで【爆破】、炎で燻し、囲んでいる防柵をそこから逃げ難くする壁にしてしまおう。
ついでに柵の一部を【破壊】し、そこから逃げ出る敵を各火器で狙い撃っていくとしようか。
もし接近されたら峨嵋刺を義手で受けつつ爆裂鉄球で叩き伏せてやる。



 急増とは言え、出来うる限りの防御を固めた拠点群。
 骨の折れる戦いになるだろう。だが、ディアボロスたちの意思はいざその様相を目の当たりにしてなお、折れることはない。突破するのだ、その決意に変わりはない。
「はっはっは、荀彧殿も味な事をしてくれるじゃないか」
 アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)も、その一人だった。舞台上の如く大胆不敵に笑い、鋭く陣容を睨めつける。
「こうも重厚な布陣を敷いてくるという事は、それだけ我々を歓迎する事に意味があると思っているのだろう?」
 荀彧が真にディアボロスを取るに足らない者たちだと思っているのであれば、ここまでの備えはすまいとアルメアは考えていた。
 で、あるならば。
 見せつけてやろう、荀彧の想定すら上回る、ディアボロスの本気を!
「私もその期待にしっかり応えなければなるまい。明晰な頭脳を持つ軍師の鼻を明かしてやろうじゃないか、はっはっは!」
 その名の本来の持ち主は、王佐の才とまで謳われた男。その名を冠する知恵者と策との、真っ向勝負だ!
(「さて。成程、確かに防柵に囲まれた堅牢な拠点だ」)
 力技で攻めるばかりでは、日が暮れてしまうだろう。いや、疲弊したところを狙われる方が先か。
 ならば、逆にその守りを利用してやるまでだ。
「さあ、陳留という名の舞台への道を開けて貰おうか!」
 高らかに宣すると同時、天へと向かう火砲が吼える!
 放物線を描いて、拠点にばら撒かれたのは手製の特殊炸裂弾だ。輝くように弾ければ、爆破の余波で散った火薬がバリケードから煙を上げさせた。
「っ! 襲撃……!?」
 流石に宝石蜂たちも、ディアボロスの仕業であるとすぐに察したようだ。しかし、予想外の奇襲方法に対処が遅れる。
 そんな中、宝石蜂の一体が、拠点を取り囲む柵の一部が壊れていることに気がついた。人一人が通れそうな大きさの穴だった。
 外に出れば犯人を特定出来るかも知れない。だが、彼女らの目的はあくまで拠点の防衛……その逡巡があれば、アルメアには充分だった。
「隙を見せたな」
 穴を覗いたその額を目掛け、アルメアは構える。
 それに気づいた宝石蜂が、翠の爪先をアルメアへと向けるも。
「!」
 敢えてその掌、左の義手で受ける。衝撃はある、だが、この程度なら何も問題ない!
「跪きたまえよ」
 皮肉げに笑んで。
 そのまま、叩き伏せる!
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎

幾度か宝石蜂らと対峙してきたが
錬度が高いからか、今までと雰囲気が違うように感じる

油断は禁物だな

仲間の攻撃に連動するように沛雨を降らせ
ばりけーども巻き込み破壊していく

無残に食い散らかされたばりけーどは敵の動きを阻害する
それに空からのソラス殿に気を取られた隙と合わせ
<ダッシュ>で拠点に接近
偃月刀に朱殷の闘気を纏わせ、刃を一回り大きく<武器改造>すれば
勢いそのままに拠点に切り込み敵陣を<撹乱>していく

反撃は大籠手と護紋で弾き返し刃で首を容赦なく<両断>
もし毒を受けたら素早く自分で傷口を刺し
必要以上に毒が回らないように処置

毒には慣らされた身とは言え、蟲の毒は遠慮したいところだ


ソラス・マルファス
錬晏が雨を降らせるなら、紛れるように飛翔で敵拠点へ近づくぜ
無論すぐに見つかるだろう

「ディアボロスだ、この拠点、落とさせて貰う」
見つかって開き直ったと見せ掛けるように声を張り、敵の視線を上空に集中させれば味方が攻め込みやすくなるだろう

矢の代わりに空輝石を拠点へ投げ込み、空気を圧縮後に破裂させて爆発を引き起こす
バリケードの1つくらいは壊せるだろうさ

矢や針は空輝石を投げて突風を起こし、可能な限り反らし落とす
対応しきれなければバリケードにワイヤーを巻き付け、巻き取ることで地上へ高速移動し避ける

地上に着いたら大剣に呪詛を纏い、壊したバリケードの合間を縫うように地面スレスレを飛翔で飛んで敵へと攻め込むぜ



「予々、幾度か宝石蜂らと対峙してきたが……」
 蟲将らから故郷の地を取り戻すべく、この大戦乱群蟲三国志で戦い続けている夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は、それゆえに彼女らと相対することも多かった。
 だが、これまでの例を鑑みても、この拠点を守る者らはどこか異様だった。
「錬度が高いからか、今までと雰囲気が違うように感じるな」
「ああ、薄気味は悪いが……やるか」
 ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)がその陣容に向ける視線も鋭い。油断ならぬ相手と、肌に貼りつく空気がひりついて告げるのだ。
「油断は禁物だな」
「解ってるさ。……じゃあ、行ってくるぜ」
 ソラスが風を巻き上げる。そしてその姿は錬晏の前から消えた。
 それを合図に錬晏も動く。敵の拠点へと意識を集中させれば、その遥か上空に暗雲が立ち込める。
「今度は何……?」
 落ちる影に宝石蜂たちも反応し、警戒を強める。
 そして、その影に己の影を潜ませ現れたのがソラスだった。両翼を羽ばたかせ、躍り出る。
 当然ながら、空を仰いだ宝石蜂らの視界へと入り込むことになる。
 向けられる視線の棘に、こうなっては仕方がないと、ソラスは開き直った様子を見せて。
「ディアボロスだ、この拠点、落とさせて貰う」
 堂々と、真っ向からそう告げる。
 対する宝石蜂が、不敵に嗤った。
「奇襲のつもりかしら? 貴方たちが空から仕掛けてくること、知れ渡っていないとでも思って?」
 そう、既に敵に知れ渡った手の内だ。
 だと言うのに敢行するなど、悪手でしかない。
 ……それをカバー出来る味方がいなければ、の話だが!
「呑まれろ」
 密やかに、錬晏の声が風に溶けて世界に混ざる。
 翠の針千本、宝石蜂らの無数の脚がソラスへと向いたその瞬間。
 降り注いだ雨が荒れ狂う龍の牙の如く、バリケードも巻き込み破壊して、宝石蜂らの細身を裂いてゆく!
「っ!?」
 怯んだ衝撃で照準がぶれる。
 針の如き爪先の群れを辛くも往なして、ソラスは風を喚ぶ空輝石を握り締めて。
「上手く気は引けたみたいだな。俺も続くぜ!」
 バリケードに近い個体を狙って、それを投げ込む。
 石を中心に風が爆ぜるように、爆発。衝撃に耐えきれず、バリケードが壊れてゆく。
 既に拠点は突風に巻かれ、龍に食い散らかされた跡のような有様だ。本来の役割を果たさなくなったバリケードは、動きを阻害する障害物でしかない。
 錬晏は既に接敵を開始していた。そのための隙を、ソラスが作ってくれている。
「……ふっ!」
 短く空気を吐いて、一息に飛び込む。朱殷の闘気を纏わせた刃が敵陣を薙ぎ、撹乱する。
 宝石蜂も無数の針を繰り、踊るように応戦するが、その間にも雨の刃は降り注ぎ、彼女らから着実に力を奪ってゆく。
「おっと!」
 それでも、宙に陣取る限りは格好の標的だと、狙いを改めてソラスに切り替える個体もあった。それすらソラスは風で弾きながら、バリケードのひとつにワイヤーを巻きつけ、巻き取ることで突き刺すように地上へと加速した。
「錬晏、毒は!」
「大丈夫だ、処置の手段も講じてある」
 錬晏自身、毒には慣らされた身だ。傷口を刺すことで毒の周りを妨げる方法も知っている。
 だが、それでも。
(「蟲の毒は遠慮したいところだ」)
 みすみす喰らってやる義理もないと言うもの!
 拒絶と共に毒針を弾き返して、雨の刃に合わせて振るう黒龍を閃かせれば女の首がひとつ飛んだ。
 その勢いに、ソラスも奮起する。負けていられないとばかりに大剣を構え、その刀身に呪詛を宿して。
「谷風よ、ここで吼えろよ!」
 見るも無残なバリケードの間を潜り抜け、時には飛び越え、風の勢いで振るう太刀筋で、翠の身体を両断する!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!


 既に拠点を守る宝石蜂らは一網打尽、バリケードも全て圧し折りその役割を放棄させた。
 後は撤退するのみ。ディアボロスの誰もがそう思い、しかし、そうはならないことを、誰もが悟っていた。
 果たして。
 収まらぬ砂塵の中から、ゆらりと影が現れる。
「ははあ、派手にやってくれたものだな。だが、このまま勝ち逃げさせてやるわけにはいかんな」
 顔の大半を覆うは蟲のそれ。
 しかし覗く口元は人のように、不敵に弧を描く。
 翻る薄い翅に硬質化してくすんだ四肢。無骨な黒衣に細身の剣。
 間違いない、奴こそが『狂奔将軍・徐福』!
 取り巻きの参謀を引き連れて、ディアボロスたちの前に立ちはだかる。
 易々と撤退させてくれるつもりはないらしい。
 望むところだ。奴を討ち取り、完全なる勝利でこの戦いを終えるのだ。
「狂奔将軍、徐福。参る」
 鈍色の切っ先が、ディアボロスたちを捉えている。
 幾重にも連なる黒眼がぎらりと光る。
 だが臆するな、ディアボロス。
 その首を、落とすのだ!
シル・ウィンディア
武人タイプかな?こんな状況じゃないなら、じっくり戦いたいんだけどね。
でも、今はお相手できないからっ!
それじゃ、いっくよーっ!!

狙いは取り巻きのトループスっ!
横槍されるとちょっとめんどくさいしねっ!!

飛翔の効果は使うけど、低空飛行でほかの敵からの射線が取れないように移動!
そのまま敵陣に突撃すると見せかけつつ、高速詠唱からの闇精地縛陣!
闇と大地の精霊に惹かれて、そこでやられておきなさいっ!!
突撃前に、着地してからサイドステップで正面から離脱を図るよ。

敵攻撃は、創世の光剣で致命箇所を重点的に見て防御だね。
そうすれば、防御の薄いところへ誘導できると思うしね
手や足なら深手じゃないならなんとかなるなるっ!



 現れた援軍、その中心に陣取り構える男の姿を、シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)がじっと見据えている。
(「武人タイプかな? こんな状況じゃないなら、じっくり戦いたいんだけどね」)
 だが、今は時間がない。
 一刻も早い突破を。
 猛る気持ちはぐっと飲み込んで、速攻を!
「今はお相手できないからっ!」
 まずは、取り巻きを蹴散らすのだ。
 大将たるアヴァタール級、徐福は間違いなく強敵だ。そこに横槍を入れられては堪らない。
「それじゃ、いっくよーっ!!」
 滑るように低空を往き、向けられるであろう攻撃の斜線を予測し、切りながら敵陣へと迫る。
「は、猪武者か。返り討ちにしてくれるわ」
 小馬鹿にしたように鼻で嗤う参謀ら。
 だが、シルの描くその『先』も読めないような相手なら、その智謀とやらもたかが知れていると言うもの!
「まさか魏の参謀が、このくらい想定してないなんてことないよねっ!」
「なっ!?」
 突撃、と見せかけての急停止!
 詠唱は済ませた。後は発動するだけだ!
「闇と大地の精霊に惹かれて、そこでやられておきなさいっ!!」
 着地して、同時、大地を貫き蔦の如く生え伸びる、闇の鎖が参謀らの動きを絡め取る!
 縛りつけられ、呻きながらも術を放つ者もいる。だが、華麗にサイドステップで退避。距離を取り、碧の刃で狙いを逸らす。
 自身の弱点は、シル自身がよく解っている。そこを重点的に庇うことで、攻撃の誘導を図る。
(「手や足なら深手じゃないならなんとかなるなるっ! ……まぁでも、」)
「く……っ」
 身動き取れず、苦悶の声を漏らす参謀ら。
「余裕もそんなにない感じかなっ?」
 ならば遠慮はいらない。このまま、纏めて一網打尽にしてやろう!
 叩きつけられ、地面へと伏した敵には最早目もくれず、標的を次の対象にシフトし、シルは果敢に攻め上げる!
「夜を司る闇よ、母なる大地よ、我が声に集いて、我が前の敵を捕縛し叩き落せっ!」
 大地から迫る闇が、シルの、ディアボロスたちの道を阻む敵を、喰らい尽くす!
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【傀儡】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

ソラス・マルファス
守りの崩れた防衛拠点に多数の参謀、優勢と考えたいが油断は禁物か。
錬晏たちが徐福を狙うなら、その道を斬り開こう。

大剣に風を纏い、敵の動きを良く見て、矢や敵を錬晏たちに寄せ付けねぇよう立ち回るぜ。手近なところは大剣の風で直接弾き飛ばし、遠いところはバリケードを怪力無双で投げて牽制しよう。

……アイツの過去に何があったか知らねぇが、前に約束したからな。生きるための戦いだと信じるぜ。
「行ってこい」
聞こえねぇよう呟く。無事帰って来て欲しいからな。

見送りは一瞬、あとは敵との戦いに集中だ。バリケードの残骸や拠点内に潜むヤツもいるだろう。不意打ちを受けねぇよう気を付けつつ、1体ずつ確実に仕留めていくぜ。



(「守りの崩れた防衛拠点に多数の参謀、優勢と考えたいが……」)
 ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)は鋭く戦場を睨め回し、大剣を構え直す。
(「油断は禁物か」)
 幸いにも、取り巻きは荒事に向いているとは考えにくい。だが、あの援軍を率いる徐福なる蟲将、只者ではない。
 だが、どうやら『彼』は、あの蟲将と因縁があるようだ。その視線が、ただ一点を、徐福だけを射抜いているのが解る。
 ならば、ソラスのすべきことはひとつだ。
「その道を斬り開こう」
 彼らの刃を、届かせる。
 この剣は今、そのために振るう!
「風纏い、旋風……来い!」
 吹き荒れる風を大剣が纏う。
 敵の動きを抜かりなく見定め、放つ矢ごと叩き折る、その勢いで、風の刃で敵陣を両断する!
「ぐわっ」
「怯むな! 矢を絶やさなければ……うっ」
 号令を出す敵を狙って、引き抜いたバリケードの残骸を投げればその動きが一瞬止まった。
 その一瞬の隙で充分だ。次の敵へと獲物を振り抜きながら、脳裏に過るのはやはり戦友のこと。
(「……アイツの過去に何があったか知らねぇが、前に約束したからな」)
 命を削って、宿願を遂げるためではなく。
 生きるために戦うのだと、信じるのだと決めたから。
 だから彼に告げるのは、一言だけ。
「行ってこい」
 その呟きは、風に攫われ彼の耳には届かないだろう。
 だが、それでよいのだ。無事の帰りを願う、それだけでいい。きっと、彼にとっても。
 ソラスはただ、戦友の背を見送り目の前の敵に集中する。
 彼が万全の状態で戦えるよう、力を尽くすのみだ。
「さ、ここから気合入れ直すとするか」
 気を引き締めて、再び駆ける。
 僅かに根本が残ったバリケードの影に伏せる者も、見逃さずに着実に、仕留めてゆく。
「アイツの邪魔はさせねぇ」
 残しておけば、憂いになる。
 何より、この地を蹂躙するクロノヴェーダだ。
 一体たりとも逃しはしない。ここで全て、討ち取るのみだ!
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!

アルメア・グラウプナー
「残念ながら我々はまだ『勝った』とは思っておらんよ、大将。貴殿がこの舞台に上がってくる事までが、そちらの戦略の内である様にな」
「そう、貴殿を討ち果たす事で初めて我々の勝利となる。だからそれまで――逃げてくれるんじゃあないぞ?」

・行動
さて、後は敵軍を策もろとも食い破ってやるのみだ!
火砲とガトリングによる【砲撃】【制圧射撃】、ミサイルによる【爆破】【誘導弾】で中距離から火力で制圧していくとしよう。
射線が開いていれば大砲火も積極的に使用し、敵の数を一気に減らしていく。
弓兵掃射には此方も火器群による【弾幕】で対抗し撃ち落としていくか。
ある程度敵の数が減ったら後は爆裂鉄球にて接近戦に持ち込み終わらせる。


プターハ・カデューシアス
アドリブ・連携歓迎
残存・技能は適宜利用

基本は名前+様付けの丁寧口調
賽の河原団員呼び捨て・ナディアさん付

錬晏
「名」を知る敵なのですね?
詳しくは後で
今は、皆で此処を切り抜けましょう!

…参謀ばかり集めたところでどうなるのかとも思いますが
攻撃で弓兵を呼ぶのですね、数が増えるとは厄介な

桜散春風で【通信障害】を指示者との通信を分断
それぞれの陣を孤立化させ、手薄になった所を集中攻撃
仲間が首魁へと向う道を開く
反撃の弓兵の矢も、桜吹雪で軌道を変える試みを

さあ、ここを通して貰いますよ
アヴァタールまでの道、開きましょう
皆、首魁をお願いします!

彼らを送り出せば
後は…戦闘の邪魔をさせないよう「大掃除」と参りましょうか!



「さて、徐福と言ったか」
 アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)は、援軍の将を前にしても、その不敵な笑みを崩さない。
「残念ながら我々はまだ『勝った』とは思っておらんよ、大将。貴殿がこの舞台に上がってくる事までが、そちらの戦略の内である様にな」
 勝ち逃げ、と奴は言った。
 だが、それは否だ。アルメアの、ディアボロスたちの戦いは、まだ終わっていないのだから。
「そう、貴殿を討ち果たす事で初めて我々の勝利となる。だからそれまで――逃げてくれるんじゃあないぞ?」
 侮ったこと、後悔させてやるとしよう!
(「『名』を知る敵なのですね?」)
 プターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)は、ただまっすぐに敵将を見据える『彼』へと視線を向けた。
 その横顔には、憤怒と辛苦が綯交ぜになったような昏さが滲み出ている。
 因縁、浅からぬものに違いない。だが、それを問うべきは今ではない。
「詳しくは後で。今は、皆で此処を切り抜けましょう!」
 横顔が一瞬、はたとした表情を微かに浮かべた。
 この地でなすべきこと、その全てが終わった時には、彼もその宿縁を語ってくれるだろう。
「そちらも話は済んだようだな。後は敵軍を策もろとも食い破ってやるのみだ!」
 火砲の接続を済ませ、破壊の爆炎を宿す鉄球を構えるアルメアに倣い、プターハもまた鞭を振るい撓らせ、大地に鋭い音を響かせた。
(「……参謀ばかり集めたところでどうなるのかとも思いますが」)
 敵の背後には、いつの間にやら弓兵が控えていた。個々の実力はそう高くなさそうだが、手数を増やされるのは確かに厄介だ。
 或いは、徐福本人が余程己の戦いぶりに自信を持っているということなのだろうか。確かめる術は、今はない。
 ただ、今は殲滅を。
「桜散りて恵み与えよ」
 風を呼び、あえかな雷光纏った桜が敵陣を纏めて包み込む。蟲将と増援の兵の間に花の壁を築き上げ、分断する。
 そこへ、嵐の如く無数の弾幕が襲いかかる!
「Feuerッ!!」
 砲弾、誘導弾、銃弾、果ては光線に至るまで。
 ありとあらゆる銃火器の咆哮が戦場を蹂躙し、花弁の中に赤を散らせてゆく!
 味方の奮戦により、斜線もある程度開かれている。アルメアの本領を発揮するには、充分すぎるほどだった。
「くっ……急ぎ立て直すのだ!」
「させませんよ」
 陣が崩れる。それでも討ち漏らされた敵が立ち上がるのををプターハは目敏く察知した。射出された矢を桜吹雪で往なしながらも敵へと再び向け。戦線を混乱させてゆく。
 仲間が敵の首魁へと向かう、その道を開くために!
「冗長な引き伸ばしほど退屈なものはない。さっさと場面を転換させようじゃないか!」
 アルメアの追撃も突き刺さり、参謀らの敷いた布陣が瓦解するのも最早時間の問題。飛来する矢も幾重にも張られた弾幕の前では児戯に等しい。
「さあ、ここを通して貰いますよ」
 敵群を薄紅の風が薙いで吹き飛ばし、戦線をこじ開ける。
 徐福への道、阻む者はなくなった!
「皆、首魁をお願いします!」
 プターハの檄が響く。
 それを合図に、仲間たちが一斉に仕掛け始める!
「くっ、いかん! お守りするのだ!」
「おっと、行かせると思うか?」
「ぐあっ!」
 アルメアの武装が火を噴き、残存兵すら縫い留める。
 桜吹雪がまたその勢いを強め、敵の後退すら許さない。
「彼らの邪魔をさせないよう『大掃除』と参りましょうか!」
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎

声のする方へ視線を向ける
よくよく知る名を名乗った目の前の蟲
その名が蟲将のものになったのなら
师傅はもう――…

静かに偃月刀を向ける
感情を押し殺すのに精一杯で
反動のように朱殷の闘気が暴れ龍を模した

友らが並び立つ気配を感じれば
深呼吸をひとつ、ふたつ
何てことはない、ただ討ち取るだけだ

仲間の援護を信じていつも通り【飛翔】と<地形の利用>で素早く接近し偃月刀で渡り合う

大籠手と護紋で反撃の針は最小限に
それでも身に受けた針に強烈な既視感を感じ
反射的に徐福からも仲間からも距離を取る

ああ、腹ただしい
俺はこの蟲を
知っているのか

怒りのまま偃月刀を振るう
暴龍の牙がその首を穿いて切り捨てよう


ナディア・ベズヴィルド
アドリブ・連携可

そう易々と離脱はさせて貰えぬか…まあ、当たり前と言えば当たり前か
――(錬晏さんの様子を見て眉を潜めた。普段の彼と違う、ぴりりとした空気を纏っている)
何らかの…縁があるようね
なれば為すべき事は一つだとソレイユさん達に目配せ一つ

お任せを!取り巻きの抑えは任せました、プターハさん!

《砂使い》《風使い》で砂嵐を巻き上げ視界を阻害
呪縛の影戯で奴の動きを止めよう
互いの隙を補うように仲間と連携を取りながら
幾重にも連なる鎖で縛り付け仲間の攻撃が次に繋がるように立ち回る

錬晏さん!今です!

反撃の針は【飛翔】にて回避を
のこのことこの場に出てきた事、後悔なさい

仲間へのWIZ攻撃はディフェンスを


ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎

援軍の将は奇襲を得意としている者だとか
十分に気をつけて当たりましょう

錬晏の普段とは違う激情の気配に
相手の蟲将とただならぬ縁というのは分かります
ならば申し分なく力を振るえるように援護するのも弟分の努めというもの
プターハ達が取り巻きを抑えて下さるなら頼もしく

宙に展開した鍵盤で「鐘」を演奏
不可視の死者を喚び、攻撃を指揮します
相手も奇襲が得意との事
出来るだけ錬晏の戦いを援護し
攻撃後の隙や死角をカバーするように
ナディア達とも協力して戦えれば幸い

反撃は魔力障壁で軽減し
攻撃の手は緩めません
仲間へのW・S攻撃はディフェンス

相手が点の力で攻めるなら、此方は面で
戦い方は一つではありません


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎

防衛線突破に感謝を
……敵陣に策あり、か
一つずつ制圧だな
用意周到な援軍を倒し、防衛線の戦力を削いでいこう

友に縁ある敵の姿に、馳せ参じた次第
錬晏さんの様子に、静かに敵に銃を向ける
因果は知らねど……
手加減はしない

戦場を偵察、敵の動きを観察し
味方と逆側の位置へ入り、敵の死角を押さえあう
動きに【飛翔】で立体軌道を交え、フェイントかけつつ
攻防で生まれる隙を看破し、狙い澄まし一撃を穿つ
彼の援護を

反撃には飛び下がって距離を取り
魔力障壁を展開し、暴風を軽減し飛散物を払い
土石流は飛翔で飛び退いて、霧は完全視界で見通す
サイキックオーラを二重に重ね防御を
戦闘中は針の動きも注意し、急所を狙われぬよう注意


一・百
※アドリブ連携歓迎


普段の錬晏と空気が違うような…
縁ある相手か…
友であり恩人の錬晏の様子を気にかけつつ
抑えにプターハが向かってる間に攻撃へ

紅玉姫を抜きパラドクスを発動
シャムスの攻撃に合わせ隼の光に紛れ
光に透過する氷刃を四方八方より相手に飛ばす
突き刺さった刃が華のように鋭く咲き凍らせる
隙を付き背後へ回り込み
パラドクスの妖気を帯びた刀で斬りつけ手足の1本断ち動きを削ぎ
錬晏の攻撃へ繋がるように

標本針は耳飾りより九尾の銀狐姿をとったジンのキューコンを呼び出し防がせ自分への直撃をさせない
ダメージには耐える

仲間やシャムスへのSPD攻撃にはジンを向かわせディフェンスを
終われば錬晏に帰ろうと普段通りに声をかける


シャムス・ライラ
仲間と情報共有、連携
バリケードを破壊してくれた仲間に感謝を
そして、次なる敵の討伐の手助けを
錬晏、いつもと様子が違うのは因縁の相手ということか
では、取り巻きは他の仲間に任せ
私達は錬晏の援護に回ろう

地形の利用、情報収集で戦闘に有利な位置取り
完全視界の力も借り
敵の動きを良く見て
仲間に合わせ
暁の一片で黒い靄を切り裂き
不規則な軌道で飛んで攪乱しつつ貫通撃を
仲間の攻撃に繋げられれば幸い
お互いに隙や死角を補いつつ戦う
身を乗っ取られそうな仲間がいれば
意識を取り戻すよう声がけを
「気をしっかり持て!
自分を強く意識するんだ」

敵の攻撃は飛翔、ジャンプ等で間合いを取りつつ
損害を可能な限り減らす

アドリブ等歓迎



「そう易々と離脱はさせて貰えぬか……まあ、当たり前と言えば当たり前、」
 ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)の唇から零れ落ちた呟きは、しかし肌を刺す張り詰めた空気に喉奥へと押し戻された。
 夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)の視線が、眼前の蟲将を突き刺したまま、動かない。
 その名は、徐福の名は、彼のよくよく知るものだ。それが今、何故か蟲のものになっている。
 何故……嗚呼、そんなこと。答えなど、ひとつしかないじゃないか。
 その名が、かの人でなく、蟲将のものになったと言うのなら。
(「师傅は、もう――」)
 息を呑む。
 それきり呼吸が、上手く出来ない。
 己の内から湧き上がる熱が、灼き切りそうになる理性を繋ぎ止めるので精一杯だ。
(「何だ……普段の錬晏と空気が違うような……」)
 一・百(気まぐれな狐・g04201)も聡く、昏い憤怒の気配を察する。
 それは錬晏の内に燻り、爆発の時を待っている。友であり恩人である彼のその姿が酷く危ういものに見えて、百は掛ける言葉を失った。
「錬晏、いつもと様子が違うのは因縁の相手ということか」
 シャムス・ライラ(極夜・g04075)のその言葉は、ここに集った者たち皆が一様に悟ったことだろう。
 彼の故郷を踏み躙る如何なる蟲も、かの非情なる呉王でさえも、狂おしいほどの憤怒に錬晏を陥れることは叶わなかった。
 だが、今はどうだ。
 ゆらり、音もなく現れる黒龍。
 静寂の中に切っ先が光る偃月刀。
 押し殺した感情が、堰き止め切れず荒れ狂うように朱殷の闘気が噴き上がる。
 錬晏を土台として、象るのは暴れ龍。
 琥珀の眼は瞬きを止め、渇いていた。
 ああ、その姿こそが、何よりの答えではないか。誰の目にも明らかだ。
 ナディアがひとつ、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)を始め仲間たちへと目配せを。
 ソレイユは、彼女の言わんとするところを正しく察し、短く頷いた。
「あの蟲将とただならぬ縁というのは分かります。ならば……」
 平素とは違う激情の気配に、今の自分たちがなすべきことを理解する。
「申し分なく力を振るえるように援護するのも、弟分の努めというもの」
 信じられる仲間が、取り巻きを抑えてくれている。
 自分も、今ここで出来ることをするのだ。皆の思いも、当然同じく、そのひとつだ。
「友に縁ある敵、か」
 エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が、静かに銃を構える。銃口で敵の姿を捉え、逃さぬように。
「因果は知らねど……手加減はしない」
 グリップを握るその手にも、力が籠る。
 宣誓のように口にした、その時だった。
「皆、首魁をお願いします!」
 仲間の声。顔を上げる。
 徐福へと続く道が、開けている。
 仕掛けるならば、今しかない!
「お任せを! 取り巻きの抑えは任せました!」
「感謝する。私達は次なる敵の討伐の手助けを……錬晏の援護に回ろう」
 ナディアが仲間の名を呼び、シャムスもすれ違いざまに短く礼を告げて。
 最後の戦いへと、駆け出してゆく!


(「防衛線突破に感謝を」)
 エトヴァもまた、胸中で仲間たちの奮戦に感謝の念を送り。
 そして、再び前を見据える。後ろは振り返らずに。
「援軍の将は奇襲を得意としている者だとか。十分に気をつけて当たりましょう」
 ソレイユの注意喚起に、皆が頷く。
 次いでちらと、百は再び錬晏の横顔へと視線を向けた。
(「縁ある相手か……」)
 だが今、その宿縁に囚われすぎるのは危険だ。
 何事も起こらなければいいが。今は、信じて支えるしかない。
 そう、百が考えた、まさにその時。
(「……あ、」)
 錬晏が、視線だけで百を見ていた。
 目が合う。その双眸に、ちゃんと理性の光は在った。
(「何てことはない、ただ討ち取るだけだ」)
 錬晏のためにと、集ってくれた友が、仲間がいる。
 その事実が、彼を『こちら側』に引き戻してくれる。
 深呼吸。ひとつ、ふたつ。心を凪がせ、研ぎ澄ます。
 確実に、勝ちに行く!
「顕れよ、不浄の鎖! 簒奪者へと代償を!」
 砂塵吹き荒れる中、ナディアの声が風をも裂いて凛と、木霊する。
 影から幾重にも伸びる鎖が意思持つように鎌首もたげ、暗殺の手を絡め取らんと殺到する!
「ちっ」
 短く低く舌打ち一つ、動きを阻害されようとも分かたれた針が地へと縫い留め返さんと、ナディアへと迫るも。
「させません」
 魔力障壁を展開したソレイユが、間に割って入り込む。
 針の勢いを殺しつつ、宙に展開した鍵盤で奏でるのは幻想独奏曲。
 響く音は裁きの時を告げるもの。密やかに、人知れず降臨する存在へと指揮するのは『鐘』の聲。
 天使か悪魔か、その姿。不可視の死者が暗殺者へと暗殺の刃を向けるのだ!
(「相手も奇襲が得意との事。敵に付け入る隙を与えぬよう、援護しましょう」)
 錬晏へと、仲間たちへと。
 誰も欠けさせはしない。勝利を収めるのは、皆で一緒にだ!
「続くぞ」
 短く告げて、死者たちと敵を挟むように飛び込んだのはエトヴァだ。
 天翔けて翻弄しながら向かうは敵の死角。そのまま一撃……と、見せかけて旋回。敵の動きを見極め、決定的な一撃を放つのだ!
「見えた。……其処か」
「ぐっ……!」
 狙い澄ました一撃は、確実に守りの浅い一点を零距離から貫き穿つ!
「まだまだッ!」
 黒い靄の奔流が、押し流す如くエトヴァへと差し向けられる。
 エトヴァは飛び退いて距離を取り、その間にも黄金の荊を張り巡らし、縦横無尽に流れを変える悪意を打ち落としてゆく。
 靄の中でも冴えた視界が、はっきりと敵の影を捉えた。
 そして烟る黒を裂く、清き白光、一条。
「来たれ、日の隼」
 シャムスの手から飛び立つ、暁の隼。闇をも貫いて、払うようにくるり、靄の中を飛び回り、撹乱しながら嘴の如き鋭さで追撃を加えていくのだ。
 繋がれ。次へと、仲間へと。敵に息吐く暇など与えるな。
「舞え、紅玉姫……」
 応えたのは百だ。抜き放たれた紅玉姫は、刀身をその冠する名の通りに紅く妖しく煌めかせて。
 シャムスの攻撃にタイミングを合わせる。隼の光に氷刃を眩ませて、殆ど不可視の包囲網にて敵を狙う。
「華と散れ」
 全身へと突き刺さる氷片が、花弁の如く敵の身体を透明な花へと変えてゆく。
 それに紛れて敵の背へと肉薄し、妖気を纏った追撃の刃を犀利に閃かせれば、獲物を持たぬ左腕を断つ。
 全ては友へ、錬晏へと繋げるために!
「なかなかやる……ッ、だが!」
「!」
 再び、徐福の掲げた獲物がぶれて。
 針千本。百へと襲いかかる。
「キューコン!」
 蒼より出でよ、ジン!
 銀狐の姿を取ったひとつの生命が、その九尾を振りかざして針を払い退けた。
 防ぎ切れず掠めた痛みも、この程度なら堪えられる。
 問題は、この身に流れ己を奪おうとする敵意だ。
 まだ弱い。抗っていられる。だがこれを何度も受けるようなことがあればと考えると……!
「気をしっかり持て! 自分を強く意識するんだ」
 芯を持って通り広がるシャムスの声が、百の意識をぴしゃりと叩いた。
 頭が冴える。足元から這い上がってくるような敵意が消えていく。
 大丈夫だ。錬晏も、シャムスも、仲間たちもここにいる。
 それを忘れなければ、自分でいられる!
「……群れられると厄介なものだな……!」
「其方が点の力で攻めるなら、此方は面で。戦い方は一つではありません」
 ソレイユは確かに見た。
 徐福の口元から、あの余裕を含んだ不敵な笑みが消えている。
 引き結ばれた一文字。先刻までとは打って変わって、余裕は余りないようだ。
 ここまで緻密な連携で奴に迫ってきた、皆の奮闘があってこその成果。
 無傷ではない。皆、それぞれが互いを庇い、深くはないが誰もが傷を負っている。けれども一人として欠けず、ここに揃って立っている。そしてここまで追い詰めた。
 あと一押し。皆が確信した。
 さあ、仲間の手により舞台は整った!
「錬晏さん! 今です!」
 始まりを告げるはナディアの声。
 今こそ昇れ、黒龍よ。
 今こそ登れ、錬晏よ!
 飛ぶように戦場を突き抜けて、黒き偃月の連撃を。
 我知らず、一手一手に力が籠る。確殺の意志に鈍く煌めくその大振りの一閃を、……しかし!
「……右脇が空いたな!」
「!」
 徐福を名乗るその蟲が、仰け反り反転。
 幸いにして味方が潰した左腕は振るえない。そこに遅れが出る。
 身体を捻って刺し込まれた、右の手に閃く無数の針。
 咄嗟に黒橡の大籠手を無理矢理動かし、位置を下げる。菖蒲の花紋を広げて迎え撃つ、が。
 手数が余りに多すぎる。その全てを防ぎ切れない!
「錬晏!!」
 名を呼んだのは、誰だったか。
 しかしその時、錬晏の脳裏を支配したのは強烈な既視感。
 無意識の内に敵から、味方から、その別なく距離を取る。
 力任せに、荒々しく引き抜いた針は、……ああ、嗚呼。
 腸が煮えくり返る。身体の内が、赤く、そして黒く、燃え盛ってゆく……!
(「ああ、腹ただしい」)
 復讐者を突き動かすは、怒り。
(「俺は、この蟲を」)
 衝動。本能。
 灼き切れた。

 ――知って、いるのか。

 錬晏の内に燃え盛る憤怒が、今度こそ、理性ごと、その身を巻いて呑み込んだ。
 言葉はなく。叫換もなく。躊躇もなく。ただ純粋なその怒りだけが、赫々と黒龍に宿る。
 刃が虚空に赤黒き月を描き出す。その鋭さと来たら宛ら剥き出しの牙、まさに怒れる暴龍の。
 龍の顎門猛々しく、喰らいつく如く。
 その首を、穿つ。
 誰かが上げた声すらも、意識の外へと爆ぜて消える。
 ただ、捉えて、薙いで、斬って捨てる。それだけだ。
 宙に投げ出された蟲のそれは、その表情を窺えず、断末魔すら上げることはなく。
 地に堕ちる、その前に塵となって、掻き消えた。


 静寂が、戦場だったその地を支配する。
 戦いは、終わった。それでも誰も、言葉を発しなかった。
 この地での決着は、確かに着いた。
 だが、終わりではないのだ。
 少なくとも、錬晏にとっては。
 彼はその手に黒龍を、その鋭き月の刃を携えたまま、ただ、ただ、佇んでいた。
 万感の思いが今、彼の中を渦巻き、駆け巡っているのだろう。その胸中を、誰にも慮れぬほどに。
 それでも、今は振り切り前に進まねばならぬ。
「……帰ろう」
 普段通りを努めて、百がその背に声をかけた。
 錬晏は振り返らない。
 代わりにひとつ徐に、小さく静かに頷いた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【神速反応】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ドレイン】がLV3になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2022年12月31日

陳留大攻囲戦

!重要連絡!

 攻略旅団の集中提案により、2月末日まで、必要成功数が大幅に減少中です(24→12)。
 必要成功数は、3月1日の朝8時30分に元の数値(24)に戻ります。
 攻略旅団の提案を生かすのならば、2月末までに陳留大攻囲戦を成功させる必要があります。

 陳留防衛線のジェネラル級蟲将『曹丕』を撃破したディアボロスは、魏王『曹操』の拠点『陳留』に攻め寄せる態勢を整えました。
 しかし、魏の計略家『荀彧』は、曹丕が防衛ラインで稼いだ時間を使って、陳留周辺に多くの防衛拠点を用意し、万全の迎撃態勢を整えていたのです。

 防衛拠点を残したままで陳留に攻め掛かった場合、陳留を攻めるディアボロスの後背を扼されてしまいます。
 そればかりか、陳留の制圧に成功したとしても、防衛拠点を利用して曹操をはじめとしたジェネラル級に脱出されてしまう事が予測されます。

 陳留から撤退させずに、魏王『曹操』と決着をつける為には、陳留を包囲した上で、場外に用意された防御拠点を1つづつ潰していく必要があるのです。
 防衛拠点の戦いでは、時間と共に陳留からの増援が現れるため、短期間で防衛ラインを破壊しつつ、増援を撃破して撤退する必要があるでしょう。

!注意!
 このシナリオタイプは、攻略旅団提案による期限延長の対象外となります。
 なんらかの方法で、魏の作戦を妨害した場合、期限延長が提案可能になったり、必要成功数が変更されたりする可能性があります。

魏王『曹操』

鈴鳴りの計略家『荀彧』


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#大戦乱群蟲三国志
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#陳留大攻囲戦
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#魏
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#魏王『曹操』
🔒
#鈴鳴りの計略家『荀彧』
🔒
#陳留


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選択肢👾護衛するトループス級『魏軍拠点参謀』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾トループス防衛ライン『名も無き宝石蜂』のルール

 ディアボロスの侵入を防ぐ為に、トループス級クロノヴェーダ(👾)による防衛ラインが引かれています。
 防衛ラインは、都市を守る城壁や、道を塞ぐバリケード、関所の検問や、秘密基地の監視所などがありますが、この防衛ラインをクリアしなければ、事件の核心に迫る事は出来ません。
 防衛ラインを守るクロノヴェーダは、防衛拠点を利用して戦う為、戦闘で有利になります。
 なんの工夫も無く漠然と戦うだけでは、苦戦(🔴を得やすくなる)してしまうので注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは他の選択肢のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『狂奔将軍・徐福』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「夏候・錬晏」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。