【獣神王朝エジプト奪還戦】スタンピード(作者 つじ
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#獣神王朝エジプト  #【獣神王朝エジプト奪還戦】陸塞龍バルギュラス  #獣神王朝エジプト奪還戦  #ファーストアタック  #巨獣大陸ゴンドワナ 

 砂漠の果ての密林に、獣の咆哮がこだまする。大気を震わせ地を揺るがす、それはアフリカ側の別ディヴィジョンから襲来した巨獣の雄叫びだった。
「バルギュラァァァス!!」
 群れを率いる『陸塞龍バルギュラス』の声が響く中、多数の牛型巨獣が密林を駆けていく。鬱蒼とした木々も、彼等の体躯に比べれば細かな茂みと変わらない。踏み荒らされ、なぎ倒された木々は、瞬く間に食い潰されていく。
 密林が一つ消えてなくなったところで、巨獣たちはまだ少しも満足してはいないらしい。飢えるまま、ただの荒れ地と化した森を蹴り、次なる餌場へと進撃を開始した。

●巨獣の襲来
「エジプトの攻略もいよいよ佳境ですね。皆さん、準備は万全でしょうか?」
 パラドクストレインへの乗車を控えて、盾祀・楓(人間の風塵魔術師・g03193)が一同にそう問いかける。
 一般人のリターナー化による『見せかけの死者の復活』を利用し、一般人から絶大な信仰のエネルギーを収奪していた『獣神王朝エジプト』。獣頭の神、エンネアドを名乗るクロノヴェーダの支配していたこのディヴィジョンでは、信仰のエネルギーから生み出した強力なクロノ・オブジェクトにより、断片の王の戦いである『七曜の戦い』に備えて盤石の態勢を整えていた。
 しかしディアボロスの活躍によりその仕組みは徐々に、確実に力を失い、今では人々の信仰心さえ失うに至った。この機を逃さず、百門の都テーベに攻め寄せたディアボロスは、ルクソール会戦に勝利して、テーベの城壁を破壊、クフ王を守護するべく出撃して来た『神域の守護神』マフデトも撃破し、断片の王である『クフ王』を追い詰めた――というのがここまでの流れだ。
 追い詰められた『クフ王』は、七曜の戦いに勝利する為に準備していた『太陽の船』を始め、歴代のファラオであるジェネラル級マミーを解き放ち、決戦態勢に入った。が、それに乗じて他の多数のディヴィジョンからも刺客が入り込み、このエジプトの地はかなり複雑な状況となっている。
「ここにお集まりいただいた皆さんには、南方にある『巨獣大陸ゴンドワナ』からの刺客、巨獣の群れを相手取っていただきます」
 迫り来るのは、体高20mを超える巨大な牛達。彼等は道中にある密林を破壊し、喰らい尽くしながら北上してきている。こんなものと正面からぶち当たるなど考えたくもないが、ディアボロスにはそのための切り札が存在している。
「この暴力の塊とやり合えるのは、アブ・シンベル神殿で手に入れた巨大神像のみ……と言いたいところなのですが、あれはまだ最終調整が終わっていません」
 というわけで、最終調整が終わるまでの時間稼ぎと、敵戦力を少しでも削っておく。それが今回の任務である。
「彼等の進軍ルートは大まかに予想が付きます。進路上の密林で待ち受けていれば、群れを成してやってくるはずです」
 そこを迎え撃ち、何とか――可能な限り時間を稼ぐか、敵を減らす努力をしてほしい、と彼は言う。
「真っ向勝負に行きたい方を止めはしませんが……皆さんの実力をもってしても、正面から当たれば苦戦は免れません。本命は巨大神像を駆使できる状態になった後と割り切り、挑んでいただければと思います」

 これまでの作戦で力を削いできたとはいえ、未だ強力な力を持つ『クフ王』、そして四つものディヴィジョンからの侵入者達。今回の戦争はそれらが入り乱れる、難しい戦いとなるだろう。
「ここまでの道のりも大変なものでしたが、後一歩。少しでもこの先の戦況を有利にするため、お互い手を尽くしましょう」
 それでは、よろしくお願い致します。そう言って、楓は一同を送り出した。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【迷宮化】
1
洞窟や家屋、砦などの内部を迷宮に変化させる。迷宮化により、敵は探索や突破に必要な時間が「効果LV倍」される。
【泥濘の地】
2
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV1 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

つじ
 どうも、つじです。
 こちらは獣神王朝エジプト奪還戦に先立つ、1章構成のシナリオです。

●目的
 敵の足止め、もしくは戦力を削り、生還すること。

●『撃森牛フォルノクス』
 20mを超える草食の巨獣です。足止めならば群れ全体を、討伐を狙うなら孤立させた一体を狙うのが有効かも知れません。
 なお、彼等は全てクロノヴェーダであり戦闘は逆説連鎖戦になります。飛翔しようが遠間から仕掛けようが轢かれる時は轢かれますので油断なさいませんよう。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


シャナオウ・ナラシャ
・墨染

くはっ♪
随分とでっけーな!!おいっ!!
声もデカい!!そして煩い…でもまぁ、なんとなく馴染深い…気もする

ま、当たり前か…相手は20mの巨獣だしな
いいねいいね、猛牛と言えば
赤い旗でも準備すればいいか…ねぇ?

流石に20mもあると足元の俺たちは見えない気もしないが…
取り合えずこれでも喰らってろ!≪ツール、インパクトォォオオッ!!≫
(闘気を籠めたデストロイガントレットをうおりゃぁあっ!っと地面に叩きつける)
【泥濘の地】で多少の足止めになるといいな…
ついでに毒使いでも仕込んでおくか?

なぁ、師匠…
アレ、倒せないかな?
もしくは欲しい…面白そうだぜ?
(それはさておいて、師匠に引っ張られていく

連携アドリブ可


吉祥天・華瑞月
【墨染】
で、でかいのでささんす(ちょっとだけワクワク)
じゃ、じゃが…こんな忙しい時に、来んでもよいのざんしよ!
しかし何故に今なのじゃ…(まったくもう

余計なことしくさっては…(糞ドラゴンどもめ!!おっと、失礼)
足止めと討伐、どちらが有効かの

とりあえず足止めじゃろうか
あやつが作った【泥濘の地】と【迷宮化】で少しは足止め出来ぬかの?
あーでも壊されるじゃろうか…むぅ

なんっつう力なのじゃ!?
くぬっ…ぬぬっ!! 結界術と闘気を纏って・フェイント・残像で、躱す…
のは無理じゃな…。この隙に撤退なのじゃ

紗那!
一旦引くのじゃ!!

えっ?倒すじゃと?
無理じゃろあれは。とりあえず退くぞ!!

アドリブ連携はお任せするのじゃ


●大山鳴動
 固い蹄が地面を叩いて、密林の木々が衝撃に揺れる。彼方から迫る足音は一つに留まらず、連続したそれはもはや地鳴りのようにも感じられた。森林をひとのみにしてしまう牛型の巨獣。体躯はもとよりその嘶きさえも規格外で、一頭が吠えればびりびりと震える空気が全身に伝わる。
 雄大なそれにどこか馴染み深い感覚を覚えて、シャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)は思わず笑みを零した。
「随分とでっけーな!! おいっ!!」
「で、でかいのでささんす」
 負けじと怒鳴るシャナオウに対し、吉祥天・華瑞月(姫神 -ヒメガミ-・g02230)の声はあっという間に掻き消されてしまう。迷惑な話だが、これでは会話するのも一苦労だ。
「ま、当たり前か……相手は20mの巨獣だしな」
「じゃ、じゃが……こんな忙しい時に、来んでもよいのざんしよ!」
 華瑞月もまた声量を上げて、どうにか文句を口にする。決戦を控えたこのタイミングで横やりとは厄介極まりない。誰とは言わないが余計な事をしてくれたものだと口を尖らせつつ、彼女は迫り来る巨獣に対する手段を吟味する。
「とりあえず足止めじゃろうか」
「猛牛と言えば赤い布……といきたいとこるだが、なぁ」
 近づいてくるにつれ、ちょっとした岩山のような敵の全容が明らかになり、シャナオウが彼等の頭部の位置へと視線を上げる。
「俺達のこと見えてんのか?」
「さあのう……」
 良くも悪くも、彼等にとっての『足元』である森の中に居ては気付かれるかどうかも怪しい。だがしかし、それはそれで好都合だと思い直し、シャナオウはガントレットで包んだ拳を固める。
「取り合えずこれでも喰らってろ! ツール、インパクトォォオオッ!!」
 溢れ出る闘気をその手に纏わせ、真っ直ぐ地面に叩きつける。敵のたてる地響きに負けじと撃ち込まれたそれは、森の木々に隠された地面を崩した。木々の根付く大地を一瞬で泥濘へと変える。
「ふむ、ついでにこういうのはどうじゃ?」
 氷の塊を、水流を、華瑞月はそれに重ねて時間稼ぎのための仕掛けを試みる。即席の罠、ほどなく巨獣の群れはその中へと突っ込み――。
「おお……案の定もたんかったか!」
 ぬかるんだ足元でその突進の勢いは僅かに緩んだが、迷宮は一瞬で蹴散らされ、地を打ち付ける脚部と共に衝撃波が二人を襲う。むぅ、と小さく唸りながらも彼女は結界を張り、それに備えた。
「――なんっつう力なのじゃ!?」
 襲い来るそれの重さに驚嘆する。まともに受け止めるのは無謀と察し、咄嗟に受け流す形で対処はしたが、そう何度も捌き続けられるものではない。
「紗那! 一旦退くのじゃ!!」
 冷静な判断のもとにそう呼びかけ、シャナオウの方を振り返ると。
「なぁ、師匠……アレ、倒せないかな?」
「えっ?」
 倒すじゃと? 地響きの合間で聞き間違えてしまったか。あの「わくわくしてきた」とでも言わんばかりの表情も、多分見間違いだろう。
「もしくは欲しい……面白そうだぜ?」
 どうやら本気で言っていたらしい。溜息を一つ吐いてから、華瑞月は彼の首根っこを引っ掴んだ。
「無理じゃろあれは。とりあえず退くぞ!!」
 相手をするなら準備をしっかりと整えてからだ。そう言い含めながら、撤退する。
 再度ぶつかるその時には、あれらに対抗するための巨大神像が、最終調整を終えているだろう。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【迷宮化】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

守都・幸児
【鳳】
※アドリブ歓迎

おー、でかい牛だな
はは、群れもでかい
ちょいと肉は硬そうだが
牛狩りといくか

足止め狙いで群れ全体を攻撃する
俺が使う技は「成」
敵の足元を狙い闇の棘を、出せるだけ出現させる
棘一本一本もなるべくでかくしねえとな
敵が走るために勢いよく大地を踏みしめるその勢いを逆に利用して
蹄に棘を刺してやる
それで一匹でも転んでくれりゃ
続く群れも転んでくれるだろうよ

角の攻撃は武器の鉄骨で受け止め少しでも衝撃を紛らわす
鉄骨は杭代わりにも使うぞ
仲間が吹き飛ばされそうになったらその体を掴んで離れ離れになるのを防ぐ

ただでかいだけの獣なら別に敵とは思わねえが
森を踏み潰しちまうような奴なら話は別だ
てめえらは獣じゃねえ


逆叉・オルカ
轢かれるのか、楽しそうだな(見るのは)
だが俺が吹き飛ばされるのはごめんだ!
神像(ロボ)の準備が整うまでは足止めしてやろう
アレ直すの凄く大変だったんだからな!!!(本音)

氷の弾丸で敵と周囲を凍らせて足止めを図る
勿論それで止まるサイズじゃない事は把握済みだ
狙うのは転倒。雪崩れ式に敵が倒れたり、倒れない為に群れがばらけたりしないか試みる
ロストエナジーで少しでも衰弱させよう
突進は回避…する!

しかし、本当に馬鹿力だな。この牛どもは
バルギュラスの顔も拝めるなら拝みたいが…引き出せないか?

適度に時間を稼いだら素早く撤収。もちろん情報収集も欠かさないさ


ジズ・ユルドゥルム
大きいな…大きすぎて遠近感が狂う。
群れを成して歩くだけで、通り道は天災に見舞われたような有様だ。
あれでトループス級とは恐れ入る。

集団の進路上に【トラップ生成】で足に巻き付く形状の罠を作り、進軍を阻害しよう。
あの巨体そのものに、仲間の進行を阻む壁になってもらおうか。
【泥濘の地】があれば罠を隠せるし、抜け出すのをより困難にできそうだ

更に「蛛網の糸」を起動
敵が主に攻撃に用いる足と角に巻き付け、
生命力の糸で焼き切り、部位の損耗を狙いたい
撃破よりも、敵の足止めと消耗を目的に攻撃しよう

仲間とは適宜連携
深追いはせず、頃合いを見て撤退を

ただ踏み荒らし壊すだけの貴様らは、獣とは言え大地の毒
これ以上進ませはしない


クーガ・ゾハル
すごくでかいウシだ
いい肉に、なりそうだけど
……もし、あいつらも、ずっといたら
だれかの墓も、めちゃくちゃになるだろうな

のぼれそうな木か岩の上でタイキ
耳をすませて、シンドーにも気をつけておく
近づいてくる音、ケハイに気付いたら、すぐにしかける
ウシたちのすすむ先に、先回り
緑にまぎれて、ジグザグにダッシュでかけぬけながら<樹葬>
しなる木をけって、イチゲキリダツ、だいじ――と

これ以上は、行かせてやらないぞ
【泥濘の地】で土をドロドロにして
おもいあいつらの、転んだ体がジャマして
うまく進めないようにしておこう

……みんなのものは、みんなのものだ
おれのカゾクはもう、だれもいないけど
それでも、こわされたくは、ないんだ


ジュダ・シンケル
森を…
森を蹂躙することを、俺は赦さない
例えそれが俺の故郷とは別の森であっても
大地の恵みを、慈悲を、俺の前で踏み荒らし、ただで済むと思うな愚鈍な牛ども

とはいえ感情に駆られ猪突猛進するのは忍の名折れ
俺はまだ修業が足りない
一体を相手取り時間を掛けて討伐するより、他の復讐者たちが動きやすいよう敵の足止めに注力するのが良いだろう
樹木の精霊たちに声を掛け、手を貸してもらう(フェアリーコンボ)
行こう、皆で自分の森を守るんだ

移動時はエアライドで木の上を
高所から敵の偏り等を力ある同胞(復讐者)に伝え、敵を食い止める足掛かりにしてもらう

木々の若芽一つでも護りきれたのなら俺の勝ちだ
森はまた甦る
必ず


●激震
 彼方より迫る巨獣の群れ、地響きと土煙の向こうに見える『撃森牛フォルノクス』の威容を目にして、守都・幸児(祥雲・g03876)が溜息を零す。
「おー、でかい牛だな……」
「ああ、すごくでかいウシだ」
 それを聞いていたクーガ・ゾハル(墓守・g05079)もそれに同意する。
 この光景をそんな言葉で形容してしまっていいものかわからないが、そうとしか言いようがないのもまた事実。ちょっとした岩山のようなそれが、群れを成しているのだから、スケールの違いに、幸児は思わず笑みを浮かべてしまう。
「本当に大きいな……遠近感がおかしくなりそうだ」
 ジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)の方もそれは同じようで、どこか呆然と、その光景を見遣った。
「いい肉に、なりそうだけど」
「そうか? 食うにはちょいと硬そうに見えるけどな」
 クーガと幸児がそんな言葉を交わす内に、巨獣達の接近に応じてその足元の光景も明らかになってくる。
「――歩くだけで、これか」
 いかに密林であろうと、あの巨体を前にすれば無力、といったところか。圧し折られ、踏みしめられ、食い荒らされた森の様子に、ジズが顔を顰める。彼等が通ったというそれだけで、その経路は天災に見舞われたような有様だ。
「森を……」
 破壊され、踏み躙られたその様子に、ジュダ・シンケル(森を憂う者・g08629)が歯噛みする。
「森を蹂躙することを、俺は赦さない」
 エルフとして、森の護り人として育った彼にしてみれば、これは耐えがたい光景だ。護ると誓った故郷の森とは別の場所であったとしても、見過ごすわけにはいかない。
「大地の恵みを、慈悲を、俺の前で踏み荒らし、ただで済むと思うな愚鈍な牛ども……!」
 静かな怒りを裡に秘し、森の枝々を伝うようにして敵の眼前へ。感情のままに飛び込んだところで結果は見えている。忍びとして、修行の至らなさを自覚し、彼は精霊達に呼び掛けることを選んだ。手を貸してほしい、そう助力を乞えば、応じるように木々がざわめく。
「では、おれも」
 少しばかり手を貸してもらおう。クーガもまた木の上にのぼり、樹皮を撫でるようにして身を支える。耳を澄まし、感覚を研ぎ澄ませば、こちらに迫る轟音の気配は色濃く感じられた。
 この足音、重圧、これほどの存在が居座るようなことがあれば、そこはもうめちゃくちゃに蹂躙されることになるだろう。少しだけ先を想像して、クーガは僅かに眉根を寄せる。きっとその中には、だれかの墓も含まれることになるはずだ。
「――行こう、皆で自分の森を守るんだ」
 接触のその瞬間に、ジュダの声に応えた精霊が木々を操り、突進の衝撃を受け止める。僅かに勢いの緩んだそこへ、しなる枝を蹴り付けて、クーガが飛び掛かった。
「もらうぞ」
 右目から溢れ出る樹冠。熱く燃えるそれが巨獣の肉体へと喰らい付き、焼く。しかしながら、固く巨大なその表面は、それに晒されながらも灼き切るには至らなかった。それでもダメージはあったか、轟々と吠える巨獣の様子に、深追いはせずクーガは駆け抜け、一撃離脱の構えで挑む。双角に捉えられぬよう、それだけは心がけながら。
 その間に、一歩引いた位置で敵を観察していたジュダが後方の味方へと情報を回す。
「敵は間もなくここに来る。まともにやると轢き潰されるかも」
「なるほど、それは楽しそうだな!」
 まあ、勿論見るだけならば、という注釈が入るが。端的な報告に、逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)はそう頷く。もちろん、自分が吹き飛ばされるのはごめんだけど。
「神像の準備が整うまでは、何とか足止めしてやろう」
 何しろ、アレを直すのにはかなりの手間を食った。修復に手を貸した者としては、是非とも活躍の場を作ってやりたいところだろう。
「凍てつけ!」
 そのためにも、ここで敵を好きにさせておくわけにはいかない。ガジェットライフルを展開した彼は、向かい来る巨獣へと氷の弾丸を発射する。鼻先に命中し、貼り付いた氷は頭の一振りで剥がされ、足を狙った一撃も、その力強く巨大な筋肉を停止させるには至らない。
「馬鹿力だなこの牛どもは……!」
 半ば予想はついていたが、とにかく巨大で固い。ダメージ自体はあるのだろうが、敵はそれを感じさせない勢いで走り来る。
「これ以上は、行かせてやらないぞ」
 突破されようという寸前に、駆け付けたクーガが大地に泥濘を生み出し、フォルノクスの前足をその中へと誘い込むことに成功した。再度突進の勢いが緩む。その間に待ち受けていたジズも泥濘の中に潜ませていた罠を駆使し、敵の行動阻害に手を貸していた。
「ただ踏み荒らし壊すだけの貴様らは、獣とは言え大地の毒――これ以上進ませはしない」
 まともにやれば罠程度であの巨体はびくともしないだろうが、泥との組み合わせがあればある程度の成果は見込めるか。しかしそれでも足りないと見て取って、ジズは『蛛網の糸』を展開する。蜘蛛の姿に変じたジンがそれを紡ぎ、彼女はその先端を敵の足へ、角へ、素早く巻き付けた。
 生命力で撚った糸は熱持つ刃と化す。それを以て敵の部位を焼き切り――。
「……ん?」
 切れない。敵の皮膚に食い込み傷は負わせたものの、分厚く固い敵の巨体を両断するには至らず、返しの一撃、地を打ち付ける衝撃波に、ジズの身体が浮いた。
「おお――!?」
 そのまま駆け出した巨獣に引っ張られ、彼女は宙に浮いたまま移動していく。
 負傷しながらも駆け出した巨獣は目指すのは、当然泥濘の先である。この森もまた餌場に変えて、消費して、次なる場所へと駆け抜けるのだと、彼等はきっとそればかり考えているのだろう。
 だが、そんな巨獣達の前に立ち塞がったのは、幸児だった。
「それじゃ、牛狩りといくか」
 迫り来る巨体と、踏み鳴らされ揺れる大地。それらを恐れることなく、むしろしっかりと見据えたまま、彼はその力を振るう。
「ただでかいだけの獣なら別に敵とは思わねえが、森を踏み潰しちまうような奴なら話は別だ」
 さあ、成し遂げろ。その声と共に地より生じたのは、闇の棘。鋭いそれらを束ねるように巨大な形にすると、巨獣が強く踏み込み、跳躍する一瞬に合わせて解き放った。こちらから突き刺す力をかけてやる必要はない、地を踏みしめ、駆ける――戦うものとして自然なその動きこそが、針を突き刺す隙となるはず。
 彼の狙ったその一瞬に、鋭い一撃が巨獣の蹄とカチ合った。棘が踏み砕かれるその前に、隙間にそれが突き刺さる。
 上がる悲鳴と同時に、フォルノクスは反撃……というか、ここまで駆けてきた勢いを乗せてぶちかましをかける。大質量のそれを、幸児は鉄骨を盾に受け止め、少しでもと勢いを殺す。それでもなお衝撃に宙を泳いだ彼は、今度は鉄骨を杭代わりに、どうにかその場に留まった。
「おっと……?」
 ついでに、糸と一緒に空中を引っ張られていたジズを捕まえる。
「――今だ!」
 その間に、オルカの冷凍光線が一部の泥濘を凍らせて、ジズの糸が素早く複数の足に絡む。
 足の一本を貫かれ、もう一本の足が泥に踏み込む。崩れた体勢を立て直そうとした別の足も、糸で絡め捕られ、氷で滑らされ、巨獣はついに成す術無く転倒した。勢いの付いた20mを超える巨体が転ぶ様など、そうそう見れるものでもない。大きく大地を揺らしながら、巨獣の身体が倒れ込む。
「これだけやれば、そううまくは進めないだろう」
 衝撃と共に舞う土煙と、暴風。それらに煽られながらクーガが呟く。
 他のちゃちな障害物ならいざ知らず、転んだ巨獣の身体であれば、後続の連中も無視できるものではない。不満げな、怒り混じりの嘶きを上げて、突進する巨獣の群れは大混乱の中その歩みを止めた。
 これで少しは、みんなのものを守ることができただろうか。クーガはそう自問する。
「おれのカゾクはもう、だれもいないけど――」
 それでも、壊されたくはないのだ。
「とりあえず、時間は稼げそうだな」
 そんな内心を察したのか、収まりかけた土煙の中を見通してジズが言う。
 足止め成功。先頭の個体を転倒させたことで行軍を乱れさせ、群れの進撃速度を大きく減退させた彼等の元に、しかし一際大きな足音が響く。猛々しい雄叫び、そして迫る圧力は、撃森牛の群れを遥かに超えていた。
「――ジェネラル級、か」
 陸塞龍バルギュラス、その接近を察知して、オルカが複雑な表情を浮かべる。
「顔くらいは拝んでおきたいが……」
「さすがにそこまでの余力はねえな」
 幸児の言葉に、オルカが「そうだな」と首肯する。こちらには巨大神像という切り札があるのだ。ここで無理に危ない橋を渡る必要はないだろう。
「――退くしかないのか」
 敵の動きは食い止めた。しかしここまでの戦いの時点でこの森は大きく傷つき、後続には本命の巨獣も控えている状態だ。ここでの撤退は、ジュダにとっては苦い選択でもある。
 若芽の一つでも護り切れれば、必ず森は蘇る。けれどここではまだ、その『勝利』を確信するには至れないらしい。

 決着は必ず、『奪還戦』の時に。それぞれに決意を固め、一同はその場を後にする。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【泥濘の地】がLV2になった!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!

鉄・暁斗
※アドリブ・連携歓迎

『巨獣大陸ゴンドワナ』…大きな動物は、気になるけれど…
でも、侵略される訳にはいかないからね

【飛翔】を維持
敵の動きを見て[臨機応変]に高速移動
真っ向から立ち向かうのは危険だろうから、群れの側面を狙ってみる

目に向かって氷結輪を飛ばす
傷付けることはできないだろうけれど、少しでも気を引いて足並みを崩せるといいな
アフリカスイギュウに似ているけれど、寒さへの耐性はどうだろう
「走り続けて疲れたでしょ?少し眠るといいよ」
この【ベディヴィアスノウ】が効いてくれるといいけれど

【グロリアス】の効果で粘りたいところだけれど、長居は危険だね
頃合いを見て撤退
この群れと巨大神像の戦いか…どうなるんだろう


咲樂・神樂
あは!
猪突猛進、とはこの事ね
ぶっ飛ばされたら痛そ…
本当は桜蘭号で弾き飛ばしてやりたいけどチャリじゃあちょっと心許ないわね
それにちゃんと帰らないとかぁいい妹が哀しむからな
幸せそうに笑えば、集中も完了

少しばかりでも、数を減らしておきたいところね
呪詛の毒で精神を撹乱して乱し、或いは笛を演奏して気を引き惹き付けて孤立させましょう
近くにひとがいれば協力してもいい

真正面からは分が悪い
なれば撹乱しつつ臨機応変に、脚を狙って動けぬようにしていこうか
視界を抉り奪うのもいい

結界術で衝撃を和らげなが駆けて
朱華・妖華爛漫──衝撃波と共に放つ斬撃で両断する
弱らせられただけでも良し

巨体同士がぶつかるのを見る時が
楽しみだわ


ソレイユ・クラーヴィア
【鳳】
連携アドリブ歓迎

ネフェルタリ戦ではマミー、ジャングル探検の時は骨でしたから
ようやく生きている巨獣とご対面なのですが
想像以上に野生溢れるタイプの様で…

どの程度通用するかは未知数ながら、やれるだけの事はやってみましょう
あの神像を壊されるわけには行きませんし

宙に展開した鍵盤でヒロイックシンフォニーを演奏
幻想の英雄を喚び、突進してくる巨獣の足止めに向かいます
正面から当たるのは避けて
側面から足を狙い、多少でも勢いを殺せれば僥倖
仲間と狙いを揃えて、突出せぬように気をつけておきます

反撃は魔力障壁で多少なりとも軽減できれば幸い
吹き飛ばされたら、背の翼を操り空中で受け身を取り
程よい所で撤退しましょう


●大いなる狩猟
 一部足止めに成功したためか、進撃を続けていた敵の群れに乱れが生じ始める。単純な一方向ではなく、堰き止められた川の水のように、分かれて散るようなその動きは、とても統制が取れているようには思えない。特に一部の巨獣は、わけもわからずでたらめに突進しているようにも見えた。
「あは! 猪突猛進、とはこの事ね」
 止まらぬその流れに対して、咲樂・神樂(離一匁・g03059)が艶やかに笑う。どうせながら愛車の桜蘭号でぶち当たり、弾き飛ばしてやりたいところだが、サイズ差を思えば少々心許ないか。間違って怪我でもしようものなら、可愛い妹が哀しむだろう。そんな顔は見たくない……いや、それはそれで可愛いのは変わらないのだろうが。そんな夢想の中で幸せに笑う彼を他所に、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は巨獣の群れを感心したように眺めていた。
「ようやく生きている巨獣に会えたかと思えば……」
 想像以上に野生に溢れている、とソレイユが溜息を吐く。ネフェルタリ戦ではマミー化されたもの、ジャングル短剣の際は骨と、それぞれ対面したが、死する前の実態がこれだ。エンネアド達が巨大神像とか作り始めるのも納得してしまえるようなその威容。生身でどこまで通用するかはわからないが、やれるだけのことはやってみようと、彼は宙に展開した鍵盤に指を置いた。
「あの神像を壊されるわけには行きませんし、ね」
 紡ぎ出されるのは、英雄を讃える雄々しき楽曲。ヒロイックシンフォニーの音色によって、幻想の英雄達が喚び出される。
「少しばかりでも、数を減らしておきたいところね」
 ようやく落ち着いたらしい神樂が、手中力を増したその眼で敵の流れを見遣る。一時的なものかも知れないが、敵陣に生じたこの混乱は、『はぐれた個体』を作り出すにはうってつけの状況だ。意図を察して、ソレイユが英雄達をそちらへ差し向ける。
「側面から足を狙い、勢いを殺してみましょう」
「そうだね、真っ向から立ち向かうのは危険だろうから……」
 同様に鉄・暁斗(鉄家長男・g07367)も、低空を飛ぶようにして、迫り来る巨獣の一体に狙いを定めた。
 大きい動物、とあらば気にせずにはいられないが、今は任務に徹するべきだと自らを戒める。このまま放置し、侵略を見過ごすわけにはいかないのだから。
 轟音と共に猛スピードで駆ける巨体へ、ディアボロス達は並走するようにして、仕掛ける。勇壮なピアノの音色に英雄達が武器を振り上げ、大地を蹴立てる脚部へと刃を突き立てていく。逆の側面からは神樂が、その歩みをさらに乱すように腱を狙う。巨大な分だけ重い肉体を支えるその足は、そう簡単に傷付けられるものではないが、さりとて斬撃を受けて平気であるはずもない。
「ついでに視界も奪えるかしら?」
「そっちは任せて」
 暁斗の放った氷結輪が、フォルノクスの目元を掠める。頭を振ってそれを弾いた巨獣は、苛立ち紛れに大きな嘶きを上げた。
 途端、振り下ろされる前脚。地に叩きつけられたそれは周囲の木々ごと大地を抉り、衝撃波が周囲を襲う。
「くっ……!?」
 暁斗が大きく弾き飛ばされ、同じように吹き飛んだソレイユが翼を広げ、どうにか体勢を整える。そのまま捩った体で体当たりを喰らった神樂は、結界術でそれを和らげながらも前方へとぶっ飛ばされる羽目に陥った。怒り狂った巨獣の暴走は止められない、かに思われたが。
「アフリカスイギュウに似ているけれど、寒さへの耐性はどうかな?」
 敵の攻撃をどうにか耐えた暁斗が、パラドクスによる雪を降らせた。円卓の騎士、氷のベディヴィア卿が用いたその雪は、全てを等しく眠らせる。
「走り続けて疲れたでしょ?少し眠るといいよ」
 速やかに気絶、とはいかないまでも、白い雪はその動きを徐々に抑え、鈍らせ始めた。
 ふらつき、項垂れ始めた首を狙って、神樂が血桜の太刀を抜き放つ。『朱華・妖華爛漫』、朱に染まった刃は衝撃波を伴い、ぱっと鮮やかな華を咲かせた。固く、刃を通さぬ岩のような肉体を持つ巨獣ではあったが、その斬撃は確かに届いた。
 これまでの蓄積もあるだろう。致命的な一太刀を受け、巨獣はどうと音を立てて森の中に倒れ伏した。地響きと、それに伴う風がディアボロス達の頬を撫でる。しぶとく強力な巨獣ではあったが、敵戦力を削るという目的は確実に果たせただろう。
「長居は危険、かな?」
「ええ、この辺りで撤退しましょう」
 暁斗の言葉にソレイユが頷く。生身でもある程度通用することがわかったのは、今後のことを考えれば大きな収穫である。とはいえ、奪還戦で正面からやり合うのなら、やはり巨大神像の力が必要となりそうだ。その瞬間へと思いを巡らせ、暁斗が呟く。
「この群れと巨大神像の戦いか……どうなるんだろう」
「巨体同士がぶつかることになるのよね」
 それはきっとスケールが大きく、激しい戦いとなるに違いない。「楽しみだわ」と口にして、神樂は踵を返した。

 想像に過ぎぬその光景を、遠くから見ることになるのか、それとも操縦席から見ることになるのか、今はまだわからない。しかし、その時――このディヴィジョンを奪還するための戦いは、もうすぐそこまで迫っていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2022年12月14日

【獣神王朝エジプト奪還戦】陸塞龍バルギュラス

 このシナリオは【獣神王朝エジプト奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 獣神王朝エジプトのジェネラル級及び、排斥力の低下した獣神王朝エジプトに攻め込んできた、幻想竜域キングアーサー、断頭革命グランダルメ、蹂躙戦記イスカンダル、巨獣大陸ゴンドワナの4ディヴィジョンの軍勢に対して、戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、巨獣大陸ゴンドワナから侵攻してきた『陸塞龍バルギュラス』率いる巨獣の群れです。
 体長20mを越える草食の巨獣『撃森牛フォルノクス』と戦闘を行います。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、「㉖陸塞龍バルギュラス」の敵残存率を低下させます。

!注意!
 アブ・シンベル神殿の『巨大神像』は、ディアボロス・ウォー当日に向けて調整中である為、残念ながらファーストアタックには使用できません。


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#獣神王朝エジプト
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#【獣神王朝エジプト奪還戦】陸塞龍バルギュラス
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#獣神王朝エジプト奪還戦
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#ファーストアタック
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#巨獣大陸ゴンドワナ


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選択肢👾巨獣との戦闘『撃森牛フォルノクス』のルール

 獣神王朝エジプトの南方のディヴィジョン『巨獣大陸ゴンドワナ』の巨獣との戦闘を行います。
 巨獣の体長は20mを越えており、その体躯に相応しい強靱な耐久力を誇っています。
 攻撃時には、敵が巨体である事を利用して、敵の背中を駆け上ったり、敵の口の中に飛び込んで内側から攻撃したりといった、工夫を行う必要があるかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。