【獣神王朝エジプト奪還戦】鎧骨の禍(作者 月夜野サクラ
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#獣神王朝エジプト  #【獣神王朝エジプト奪還戦】緑雷冠ボルレオニス  #獣神王朝エジプト奪還戦  #ファーストアタック  #巨獣大陸ゴンドワナ 

 ズンと腹の底から響くような地鳴りとともに、森が、大地が震え上がる。
 それは、白い獣だった。鬱蒼と茂る密林をまるで名もなき雑草のように踏み潰しながら前進するビルのような獣。全身を鎧のような外骨格に覆われた、大型爬虫類型の巨獣――名を、『骨鎧獣カルジネス』と云う。
 歩くだけですべてを蹂躙する白い群れに、動物達は恐れ慄き逃げ出した。しかし彼らが必死に走っても、鈍重な巨獣の一歩にさえも及ばない。伸縮自在の白骨の矛で逃げ惑う動物達を貫き、喰い荒らして、『巨獣大陸ゴンドワナ』の白い災厄は北上する。人も、獣も、道なき道の先に息づくすべてを喰らうまで、その進撃は止まらない。

●CAUTION!
 痛いほどの冷気が、ちりりと肌を差すような朝だった。けれどこの張り詰めたような物々しい空気は、寒さのせいだけではない。
「揃ったな」
 色めき立つ新宿駅グランドターミナルの一角に復讐者達を迎えて、ハルトヴィヒ・レーヴェンブルク(殲滅のカノーネ・g03211)は言った。一見すると冷ややかな氷晶の瞳には、侵略者達への変わらぬ憎悪がぎらぎらと燃えている。
「エジプトを取り返す『歴史の奪還戦』の始まりだ。当然、準備はできてるだろうな」
 奪われた歴史を、世界を、この最終人類史に取り戻す戦い――『歴史の奪還戦(ディアボロス・ウォー)』。今度の舞台は、アフリカ大陸北部の広大な大地を支配下に置く『獣神王朝エジプト』だ。
 知っての通り、獣神王朝エジプトのクロノヴェーダ達は、一般人のリターナー化によって見せかけの『死者の復活』を演出することで、人々から絶大な信仰のエネルギーを収奪していた。そのエネルギーから生み出した強力なクロノ・オブジェクトの数々によって、彼らは断片の王の戦いとされる『七曜の戦い』に備えていたわけだが、エンネアド『大いなるトート』を始めとしたジェネラル級の撃破、巨大砂上船『スフィンクス』の奪取、果てはエジプトのクロノヴェーダ信仰の礎であった『死者の書』の破壊といった復讐者達の活躍によって、結局は人々の信仰を失うに至った。
 そして千載一遇のこの好機を逃すわけにはいかないと百門の都テーベに攻め寄せた復讐者達は、ルクソール会戦に勝利し、テーベの城壁を破壊。出撃してきた『神域の守護神』マフデトをも撃破し、断片の王『クフ王』を追い詰めたのである。
「クフ王は、元々七曜の戦いってヤツのために準備してたはずの『太陽の船』や、ジェネラル級マミーを何体も解放して、決戦に臨むつもりだ。けど、敵は奴らだけじゃない――例によって他のディヴィジョンの連中も、エジプトの土地を奪うために群がってきやがる」
 排斥力の弱まったエジプトの大地を奪取するために攻め寄せる隣接ディヴィジョンの勢力は、四つ。『幻想竜域キングアーサー』、『断頭革命グランダルメ』は言うに及ばず、今回はそれに加えて南の『巨獣大陸ゴンドワナ』、東の『蹂躙戦記イスカンダル』といった新たな勢力が参戦しようとしている。当然、現地のエンネアドやマミーだけでなく、巨獣や亜人も含めたさまざまなクロノヴェーダと刃を交えることになるだろう。そしてその戦力を少しでも削るために仕掛ける一大作戦が、このファーストアタックなのである。
「お前らには、『巨獣大陸ゴンドワナ』の巨獣の相手をしてもらう。ノロマだが、デカい上に頑丈な化け物だ。一匹でも二匹でもいい――仕留めて、潰してくれ」

 これまでの戦いによって、敵は大きく弱体化していると見て間違いはない。だが過去三回の歴史の奪還戦と大きく異なるのは、獣神王朝エジプトでは断片の王『クフ王』が健在であるということだ。断片の王不在の『TOKYOエゼキエル戦争』、直前の決戦で断片の王を倒した『機械化ドイツ帝国』、断片の王が隣接ディヴィジョンへの降伏を目論んだ『平安鬼妖地獄変』――これらの戦いと比べても、激しい戦闘は避けられないだろう。
 だが――退くという選択肢は、絶対にない。籠手を填めた拳を打ち合わせて、ハルトヴィヒはぎろりと空を睨んだ。
「どこから来たどんな敵だろうと、クロノヴェーダは殺すだけだ。代償は必ず払わせる……奴らが踏み躙った、人間の手でな」
 熱砂の大地を制するのは、侵略者かそれとも、復讐者か。戦いは、既に始まっている。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
2
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【泥濘の地】
3
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【トラップ生成】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【過去視の道案内】
1
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【アクティベイト】LV1 / 【ドレイン】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

月夜野サクラ
お世話になっております、月夜野です。
以下依頼の補足となります。
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●選択肢について
 集団戦①のみのシナリオとなります。
 目的は『巨獣大陸ゴンドワナ』からやってきた『骨鎧獣カルジネス』の撃破ですが、敵の数が多く、すべてを倒すことは不可能なため、ある程度の損害を与えたら撤退してください。
 集団戦ではありますが、戦争の前哨戦ということで、エジプト奪還にかける皆様の想いなどがあれば積極的に描写していきたいと思います。

※注意※
・プレイング中に「巨大な敵と戦うための工夫」がない場合、苦戦します。
・各種技能は、「その技能がなくても成功しうる行動の、成功率を上げるもの」とお考え下さい。
・武器(アイテム)や技能のみで、パラドクスのような超常的な効果(敵へのダメージ、敵からの攻撃の回避を含む)は得られませんのでご注意ください。
・森の上空での【飛翔】は敵から見つかりやすく、狙われやすくなります。

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●時間帯と場所
 時間帯は日中。
 場所は、カルジネスの集団が踏み荒らしながら北上中の密林となります。

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●諸注意
・必要成功数を大幅に上回る場合、プレイングの内容に問題がなくても採用できない場合がございます。
・プレイングの受付状況については、MSページも合わせてご確認ください。
・「個別採用」か「まとめて採用」かは、プレイングを見てから考えます。特定の同行者以外の方との絡みがNGの場合は、お手数でもプレイング中でお知らせ下さい。
==================

それでは、皆様のご参加をお待ちしております!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


レイ・シャルダン
【蛍光】

うわぁ…。
でっかい…。
こんなのが沢山いるディヴィジョンってちょっと想像…難しいですね。

いつか本格的に戦う可能性がある敵です、
威力偵察も兼ねてぶつかってみましょうか。

戦いに出る前に蛍さんの手の甲に手の甲を重ねて
――では、いつも通りに。

『アクロヴァレリア』を点火して【飛翔】
右手に『シュトライフリヒト』
左手に『シャルダント』
我が頭脳に『Boeotia』

人機一体の近接戦闘術で敵に張り付きながら【空中戦】を展開

流石に硬い…。
このままじゃ斬れない、蛍さん――狙いましょう!
入れ替わり立ち代わりのコンビネーションで一ヶ所を集中攻撃。
渾身の一撃はここぞの時に。

撃破後は無理せず
状況を見つつ継戦、撤退を。


朝比奈・蛍
【蛍光】
そうだね、これほどか……
さすがに威圧感がすごいな

とはいえ――でかければいいというわけじゃない
威力偵察なんて謙遜はしないよ
ここで斬り伏せてしまおう
それでいいよね、レイ?

手の甲を合わせながら不敵に笑って彼女の言葉に頷いて

両手に構えるは翆風と縷紅
二刀一対の現代科学とパラドクスが融合した現代にうまれた最新の魔剣

ああ、一刀両断なんて都合よくはいかないみたいだ
だけど僕の得意分野だ
死ぬまで斬り続ければ死ぬ――どんな化け物だろうと例外はない

【追影別刃】により斬撃を強化し無数に複製する
レイと一点集中のコンビネーション斬撃を行う

一振りで駄目なら百、百で駄目なら一万、一万で駄目なら――
レイ、止めはまかせるよ


ナディア・ベズヴィルド
【ヒラール】
あの密林の奥で見つけた巨大な骨…こ奴らを見たら納得ですね…大きいわ
ふふ、感慨にふけるにはまだ早いですよテクトラムさん

あんなのがたくさん来たら木も大地も何もかも踏み潰されて荒らされてしまう、冗談じゃない
いっぺんに駆逐できないけれども少しでも数を減らさないと

硬い外殻に覆われている生物って腹部が柔らかいってイメージがあるけどどうでしょう
物は試しにやってみましょう
テクトラムさんの【泥濘の地】を張った所に私の【トラップ生成】で作った落とし穴に嵌めて
体のバランスを崩し体勢を整えようとした瞬間をパラドクスで攻撃
弱点を見つけられれば次の攻撃に有利に動けるから楽になるわね

キリの良い所で撤退を


テクトラム・ギベリオ
【ヒラール】

我々のエジプトを取り戻す、ついにこの時が来た。
悲願ではあるがあの砂漠の地に赴く事がなくなると思うと…。
と、そうだな戦争はこれからだった。呆けたことを言わずに気合を入れよう。

『巨獣大陸ゴンドワナ』とは聞いたことがないが、こんな生き物が居るのか?
頑丈そうではあるが、案外アルマジロやハリネズミなんかも腹側は柔い。
やってみよう。

【泥濘の地】で動きをさらに鈍くさせ、数体ナディアのトラップの方へ誘導させる。
こういった硬い敵は「溶かす」に限る。さあ退くも進むも地獄だぞ。
トラップで体勢を崩し敵の腹に向けてパラドクスを。

と、さすがに数が抑えられんか…。やれることはやった。
ナディアと共に撤退しよう。


「うわぁ……でっかい…………」
 パラドクストレインを降りていざ目の当たりにした『それ』は想像の範疇を超え過ぎて、驚くほど率直な感想しか出てこなかった。『骨鎧獣カルジネス』の巨体はずっと見上げていると首が痛くなりそうで、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は観察を諦め、既に固くなり始めた肩をこきこきと鳴らす。
「こんなのがたくさんいるディヴィジョンって、ちょっと想像しづらいですね……」
「そうだね……さすがに威圧感がすごいな」
 零れた言葉に頷いて、朝比奈・蛍(二撃一閃・g00404)は白い短髪をくしゃりと掻いた。密林の青い梢を貫いてそびえる獣の威容は、圧巻の一言である。
 呆れとも感嘆ともつかぬ吐息と共に、ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)は大きな狐耳を倒した。
「あの密林の奥で見つけた巨大な骨も……こ奴らを見たら納得ですね」
 突き立つ巨体は、これまでに相対したどんな敵とも違う。赤い眼ばかりが
爛々と光るそれはクロノヴェーダではあるものの、意思疎通すらできないただの獣だ。
「ねえ、テクトラムさん……?」
 声を掛けても返事がないことを不思議に思い、ナディアは傍らの男を振り返る。思索に耽る様子に首を傾げつつもう一度名を呼べば、テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)ははっと褐色の肩を跳ね上げ、その腕に停まっていた白い球体――もとい、白くふくよかなスフィンクスがぱたりと翼を羽ばたかせる。
「考えごと、ですか」
「ああ、いや……ついにこの時が来たのだと思うと、妙な気分でな」
 森の向こうに広がる砂漠を胸に想い描いて、テクトラムは拳を握り込んだ。故国奪還を目前に控えたその表情は、言葉では言い表すことのできない複雑な感情を包含しているようにも見える。
「エジプト奪還は、悲願ではあるが……これでもうあの砂漠の地に赴くこともなくなると思うと……」
 それはそれで少し、物寂しいような気もする。率直な心情を口にすれば、ナディアは口許を覆った夜色のヴェールの裏、くすりと小さく笑み零した。
「感慨に耽るには、まだ早いですよ」
「……そうだな。戦争はこれからだった――呆けたことを言わずに気合を入れよう」
 取り返せないことには、何も始まらない。そうですねと朗らかに応じて一転、ナディアは金色の双眸で巨大な敵を睨み据える。
(「あんなのがたくさん来たら、木も大地も、何もかも踏み潰されてしまう……そんなこと、冗談じゃない」)
 一度に駆逐するのは不可能とはいえ、ここで少しでも数を減らさなければエジプトの地は獣達の巨体に蹂躙されるだろう。いずれ正しき歴史に還る世界だとしても、そんなことは許せない――許さない。なぜならここは、彼女達にとって掛け替えのない場所なのだから。
「他のディヴィジョンからの尖兵……とはいえ、いつか本格的に戦う可能性がある敵です」
 青いグラスのゴーグルに高速で映し出されるデータを読みながら、レイが言った。
「威力偵察も兼ねて、ぶつかってみましょう」
「なんでもでかければいいというわけじゃないんだけどね。威力偵察なんて謙遜はしないで、ここで斬り伏せてしまおう」
 それでいいよねと相棒の少女を振り返って、蛍は勝ち気な笑みを浮かべる。頷く代わりににこりと口角を上げて、レイは応じた。
「では、いつも通りに」
 どちらからとなく差し出した手の甲を重ね合えば、それが開戦の合図。右手に青い細剣を、左手には機械式のガントレットを嵌めて、少女は瞬時に加速する。正に人機一体の動きでぴったりと敵の足元に張り付きながら、レイは蒼く輝くレイピアを手に斬り掛かった――が。
「っ!」
 突き立てんとした刃は、カンと硬質な音を立てて白骨の表面を滑るのみ。さすがに硬いと舌を巻いて、レイは言った。
「このままじゃ斬れません! 蛍さん、狙いましょう!」
「ああ、僕の得意分野だ」
 両手に構える二刀一対の剣は、『翆風』そして『縷紅』。現代科学とパラドクスが融合して生まれた、唯一無二の魔剣だ。一刀両断とまでは行かなくとも、その矜持に掛けてやり遂げよう――二振りの刃をきつく握り直して、蛍は言った。
「死ぬまで斬り続ければいつかは死ぬんだ。どんな化け物だろうと、例外なくね」
 白い獣が倒れるまで、この手は止めない。敵の前脚に狙いを定め、レイと蛍は入れ替わり立ち代わりのコンビネーションで挑み掛かる。一振りで駄目なら百、百で駄目なら一万――斬撃を無数に複製する蛍のパラドクスは、怒濤の連撃で獣の脚を攻め立てる。しかしその外骨格の硬さは、想像を遥かに上回るようだ。
「……硬い外殻に覆われている生物って、腹部が柔らかいイメージがあるんですけど……どうでしょう」
「言われてみれば、アルマジロやハリネズミなんかも腹側は柔いな。……やってみよう」
 物は試しと頷き合って、ナディアとテクトラムは白い巨獣に向き直る。指先に色のない滴を生み出して、褐色の青年は言った。
「硬い敵は、『溶かす』に限る」
 放出する溶解液の効果は、覿面だった。それは小さな瑕から獣の骨に沁み込んで、硬い外殻は元よりその足下の地面までもを融かし始める。足を取られた巨獣の身体が傾いたら、好機だ。
「さあ、退くも進むも地獄だぞ」
 確かな足場を求めて敵が歩き出したなら、今度はナディアの手番。絡め、そして離す指先が生み出すのは、敵を縛る呪いの鎖だ。
「繋ぐ漆黒、囁く呪いは死を紡ぎ、四方を望む。生死の境を嘲笑い、顕れよ――不浄の鎖!」
 よろけた敵の腹を目がけて、ナディアは影の鎖を放つ。もがけばもがくほどに喰い込む黒い影は、獣の巨体をぐるりと巻いて地面に引きずり倒した。爆ぜる骨の粒を掻い潜ってテクトラムがその懐へ潜り込んだかと思うと、溶解液に触れた骨がシュウシュウという嫌な音と白煙とともに融けていく。
「今です!」
 重ねた行動はすべて、次の攻撃につなげるため。叫ぶナディアの声に応じて、蛍が言った。
「レイ、とどめは任せるよ」
「はい、お任せを! てやあ――!」
 流星の如き加速で戦場を貫いて、レイは獣の腹に輝く細剣を突き立てる。すると口からごぽりと血を噴いて、巨獣は密林の中に崩れ落ちた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【神速反応】LV1が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

朔・璃央
双子の妹のレオ(g01286)と

小さな一歩の積み重ねで大きな一歩の奪還戦だ
四度目ともなると慣れた気もするし
こんな戦いに慣れたくない気もするね
早く全部ぶっ飛ばして、戦わなくていい日に戻さないとだ

しかし巨獣ってドラゴンとは別なのかぁ
何が違うんだろう
空飛べないと別扱いだったりかな?
違いを気にしても仕方ないか

一匹でも確実に仕留めたいね
密林の木々の中に隠れて孤立している奴を側面から奇襲
まずは一息に近づいての足狙い
立てなくなるまでヒット&アウェイ
敵の攻撃は正面から受けないように
木々を盾にしつつ立ち回ろう

頭が殴れる位置に来たら頭を殴ろう
流石に目なら柔いんじゃないかなぁ

あとは無理せず撤退だね


朔・麗央
双子の兄リオちゃん(g00493)と

また一つクロノヴェーダから取り戻せるかもって思うと
すっごく嬉しいと思うんだ
そうだね、早く全部取り戻して戦わなくて良い日々も取り戻そう

前にエジプトに行った時は苦しんでいる人がたくさんいたもの
その人達の少しでも心が軽くなる様に
私たちは今できることを精一杯頑張ろう

殲滅は無理でもできるだけ多く倒したいのは確かだね
孤立していたり単独で動く敵を狙って確実に減らしていこ
リオちゃんとタイミングを合わせてせーので奇襲
スイートクラッカーで攻撃して
大きいからちょっとずつ存在を壊していっちゃお
少し攻撃を当てては離れ、当てては離れの繰り返しで

ある程度数を減らしたら無理せず撤退だね


椿・朔那
◆アドリブ連携歓迎

いやァ、こいつはデカい。こっちの横槍はまた派手なモノだね!
正面からやりあうのは…僕は無理だなぁ!
デカければ鈍いと侮らないが…少なくとも行動と行動の合間は大きいと思うんだよねぇ
ということで絡め手だ。座し、人に模す呪符を一枚。灯火を二つ。北斗に向け並べ符を手で覆い。
星――即ち目標を観る視点を歪め。予測を狂わせる呪法を用いる
森のざわめき、枝の折れる音。其処に敵がいるという錯覚を与える
……一発、無駄な動きがあれば……お仲間が上手く突いてもらえないもの、かね?
バレるまで頑張って……【撹乱】が関の山だろうが、うん。後は頼むよ!


鬼歯・骰
人の命を弄ぶような真似ばかりすんのも
そろそろ年貢の納め時だな
次できっちり決着つけれるように
今目の前にいる戦力もなるべく削いでいきたいところだ

他の奴らから突出し過ぎないような位置は常に気をつけて動きたい
しかし馬鹿でけぇ上に頑丈そうだな
あっちの骨折る前にこっちの骨が折れそうだ
足の一本を重点的に鬼の腕で砕くようにして
体勢を崩すように出来れば良い
動きが鈍くなったならそのまま頭を狙ってトドメをさそう

槍が形成される様子を見たら
直ぐにその場から離れて攻撃の回避を優先
間に合わねぇでも致命傷はなるべく避けて
戦いの続行が出来るように動こう

暴れるだけ暴れて相手の戦力が削げたら
名残惜しいが退路がなくなる前に撤退しよう


「いやァ、こいつはデカい」
 文字通り見上げるような巨体を仰いで、椿・朔那(flatline・g08046)は感嘆の声を洩らした。
「こっちの横槍はまた派手なモノだね! 『巨獣大陸』――だっけ?」
「だな……馬鹿でけぇ上に頑丈そうだ。あっちの骨折る前にこっちの骨が折れちまう」
 竜域のドラゴンを目の前にした時でさえこれほどではなかったと、鬼歯・骰(狂乱索餌・g00299)は舌を巻いた。敵はまだこちらには気付いていないようだが、あの速度で進んでくるのならば、ぶつかるのは時間の問題だろう。
 どうしたものかと周囲を見渡して――ふと、傍らの少女が淡く微笑んだことに気がついた。
「なんかいいことでもあったか」
「えっ? あ、ううん……全然、そういうわけじゃないんだけど」
 そんなに、顔に出ていただろうか――尋ねる骰の声にはっとして、朔・麗央(瑞鏡・g01286)は慌てて胸の前で手を振り、応じた。
「また一つクロノヴェーダから取り戻せるかも、って思うと……なんだか、すっごく嬉しくなっちゃって」
 ちょっと気が早いけど、とはにかむように少女は笑った。その気持ちは分からなくもないもので、骰は厳めしい表情を少しだけ緩める。
「人の命を弄ぶような真似ばっかりの連中も、そろそろ年貢の納め時だ。次できっちり決着つけてえところだな」
 しかし、せっかくエジプトのクロノヴェーダ達を下しても、取り返した土地がそのまま巨獣に占拠されたのでは洒落にもならない。そんな結末を回避するためにも、まずは目の前の戦力を削ぐことが肝要だ。
「エジプトの人達も、クロノヴェーダのせいでたくさん苦しんできたんだもんね。だったら、そういう人達の助けになれるように頑張らなくちゃ。ね、リオちゃん! ……リオちゃん?」
 呼べど、返る答えはない。黙りこくった兄――朔・璃央(昊鏡・g00493)を振り返って、麗央はこてんと首を傾げた。
「どうしたのリオちゃん」
「別に、どうもしないよ。――ただ」
 こんな戦いに慣れたくない気もするね、と、少年はぽつりと言った。
 小さな一歩の積み重ねで辿り着いた、奪還戦という大きな一歩。だが、四度目ともなればさすがに慣れも出てくるし、心は思ったよりも落ち着いている。けれどそんな自分が少し、嫌だとも璃央は想うのだ。
「早く全部ぶっ飛ばして、戦わなくていい毎日に戻さないとだ」
「……そうだね。早く世界中取り返して、戦わなくていい日々も取り戻しちゃお!」
 妹の言葉にこくりと頷いて、璃央は前へと向き直る。容赦なく薙ぎ倒される木々の向こう側にようよう見え始めた白い巨体は一見するとトカゲのように見えるが、遥かに凶暴で、かつ醜悪である。
「しかし巨獣ってドラゴンとは別物なのかぁ。何が違うんだろう……空飛べないと別扱いだったりするのかな――なんて、気にしても仕方ないか」
「殲滅は無理かもしれないけど、できるだけ多く倒したいよね」
「いやあいいね、勇ましいねえ」
 口々に言い交わす双子を一瞥し、朔那はへらりと笑って言った。
「あー……別に茶化してるわけじゃないよ。でも、正面からやりあうのは僕には無理だなぁ!」
 だから――絡め手を使う。
 そう言って、気だるげな吸血鬼は一枚の呪符を取り出すや口許に添えた。
「デカければ鈍いとは侮らないが、少なくとも、行動と行動の合間は大きいと思うんだよねぇ」
 人に模した呪符を一枚、灯火を二つ。北斗に向けて並べたら、手で符を覆う。何をしているのかと思う者もあるだろうが、これはれっきとした呪法だ。儀式めいた作法を粛々と済ませて、朔那は言った。
「正しく観ようとする程に、『彼』の世界は歪んでいく。森のざわめき、枝の折れる音――そこに敵がいると、錯覚すれば」
 がさり、樹々の葉の鳴る音がした。それは薙ぎ倒された密林の巨樹が上げた、最後の悲鳴に過ぎなかったけれど――。
「ウガァァァァ!」
 耳を劈くほどの怒声を上げて、白い獣が猛り狂う。どういう仕組みかはさっぱり分からないが、全身の外骨格が身体の上部へと移動していき、頭頂部に集まって巨大な槍を成すのが見えた。後は頑張って、と笑う朔那を目掛けて突き入れられた槍の先は、復讐者達の手足を薄らと裂いて密林の土を抉り取る。
 回避で崩れた体勢を立て直しながら、骰が言った。
「一人で突出し過ぎるなよ」
「鬼歯さんもですよ」
 慣れた口ぶりで交わして、璃央と骰とはほとんど同時に飛び出した。狙うのは、こちらに注意を向けた一匹――樹々を踏み荒らして進むその足下へ、復讐者達は折れた樹の幹を隠れ蓑にして近づいていく。
「せーので行くよ! せーのっ!」
 麗央の声に呼吸を合わせ、繰り出す攻撃は三者三様。遥か頭上に輝く赤い目がじろりと地上を睨むより早く、骰は鬼の腕を振り被った。鋭い爪で狙うのは、獣の白い前脚だ。
「やっぱり、遅ぇな」
 だがしかし、硬い。表面を薄く削った爪の先を一瞥して、鬼人は小さく舌打ちする。とはいえ一撃で穿つことが叶わないのなら、何度でも繰り返すだけだ。
「立てなくなるまで、行きますよ」
 しなやかな身のこなしで骨槍の一撃を逸らし、璃央は骰の攻撃で削れた脚部に力いっぱい拳を叩きつけた。しかしまだ、及ばない――瞬き一つせずその光景を見つめて、麗央はその手にクラッキングコードを紡いでいく。
「いくら硬くたって、根っこから書き換えられたら敵わない。でしょ?」
 花色の電子コードをまとわせれば、岩のような強度を誇った骨が見る間に脆く変わっていく。自重に耐え切れなくなった脚が一本、崩れたならば好機――いくらか地上に近づいた敵の頭部を目掛けて、骰と璃央は跳躍する。
「頭ぁ狙うぞ」
「じゃあ、私は目で」
 せえのと息を合わせて振り下ろす拳は、白い頭骨を打ち砕いた。ぐらりと傾いだ巨体が地響きとともに地に伏せり、骰はその背に降り立つと、わずかに乱れた前髪を後頭部へ撫でつけた。
「もうひと暴れできそうだな」
 見渡す森の向こうにはまだ、塔の如き白い巨体がそびえている。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV2が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!

雪定・千草
百合さん(g05341)と

随分と騒がしいですね
こんなに自然を踏み荒らして…
少しでも大人しくさせないと

百合さん、パンツスタイルもとてもお似合いです
普段は見られないような動きも見れる…という事でしょうか?
うう、気になりますが戦闘に集中します

無闇に進まず後追いせず、近くの敵を狙います
百合さんや他の仲間達と離れず連携
欲張りは禁物ですね
百合さんの狩りが成功するように、俺も助太刀します
絡めとる泥濘で、悪い子は逃しません

百合さんが縛り上げた敵は火砲で攻撃
派手に放ち、立ち上がろうとする気概すら
撃ち砕いてみせましょう

退路は常に意識を
危なくなる前に下がりましょう
俺達も大分荒らしました
いつかまた緑が芽吹きますように


犬神・百合
千草ちゃん(g03137)と

爬虫類…どちらかといえば好きだけれど
もっと可愛らしい子が良いわ

みてみて、千草ちゃん
くるりとステップ

こういう場所だし新しいお洋服にしてきたの
とっても動きやすいのねパンツスタイルって
ふふ、気合も十分よ

よく周りを見て一体ずつ確実に数を減らせる様にしましょうね
周りにはたくさんの木もあるし
脚元だって使えそうなものがいっぱい
罠を張って捕まえるのが狩りの基本なのでしょう?
泥濘に鋭い枝が沢山の落とし穴はどう

捉えてしまえばこちらの物
先ずは暴れる悪い子の脆い部分、急所を縛り上げて
千草ちゃん好きなだけ撃って平気よ
あら、まだ息をしてるの?
暴れない方が痛くもないしきっと楽

それじゃあ御機嫌よう


リューロボロス・リンドラゴ
敵から見つかりやすく、狙われやすくなる、か……。
忠告しておいてもろうたのに、すまぬな、ハルトヴィヒよ。
我は敢えて【飛翔】しようぞ。
見つかりやすく狙われやすくなるということは盾と囮になれるということ。
我が囮になれるのなら足元への注意が疎かになる。
仲間たちが戦うにせよ、潜み仕込むにせよやりやすくなるであろうよ。
もっとも我は竜なのでな。囮といえどむざむざ墜とされるつもりはないぞ!
敵の注意を引き付けられるよう、数多の視界に入るよう《空中戦》で振り回そう。
巨大な腕や伸びる骨が邪魔だの……。
避けるよりは最初からそれらを狙って突撃するほうが戦いやすいか。
囲まれぬよう《一撃離脱》を繰り返すぞ。
引き際は誤らぬ。


フルルズン・イスルーン
見事に骨、ボーン。
調査してる時にも思ったけど、巨獣って死んでも骨とか残るんだよね。
どーゆーことだろうねぇ。

ま、何事も足回りを抑えるものさ。ファブリケイト・ゴーレム!

【泥濘の地】設置。
大きいからどれくらい効くか分かんないけど、
片足だけでも入れて、鈍い動きをさらに鈍くするのは悪くない筈さ。
数がいるから散らばられても困ると言うのもある。ただで大きいのに。
で、後ろとか横の死角に回って溶解粒子の放射である!

しかしまあ、紀元前一万年くらい遡ってもキミらみたいなのが居る余地がないと思うんだけど。
神話存在? 伝承知識的にも聞いたことないよ?
ともあれ、獣は人域に踏み込むことなかれ。過去にお帰り願おうか!


「随分と騒がしいですね。こんなに自然を踏み荒らして……」
 何が起ったのかも分からぬままに踏み躙られ、喰い殺されたのだろう森と動物達のことを思うと、雪定・千草(霞籠・g03137)の心は傷む。少しでも大人しくさせなければと思うものの――『あんなもの』を一体、どうすればいいのやら。
 溜息を禁じ得ずにいると、傍らでおっとりと呟く声がした。
「爬虫類ねえ。どちらかといえば好きだけれど……どうせならもっと可愛らしい子の方がいいわ」
 添えた指で右頬を突いて、犬神・百合(ラストダンス・g05341)は心なしか不服そうに言った。密林探索、ということでそれなりに準備したのか、その姿は見慣れないパンツスタイルだ。
「百合さん、パンツスタイルもとてもお似合いですね」
「ほんと? ありがと、千草ちゃん――こういう場所だし、新しいお洋服にしてきたの。これ、とっても動きやすいのね」
 その場でくるりと回ってみせて、百合は言った。何しろ相手は未知の巨獣だ――意思疎通すらままならない敵を前にしては、美も貞淑も何ら役には立たないのである。
「それは――つまり、普段は見られないような動きも見られる……と……?」
「? 何か言った?」
「あ、いえ、なんでもありません……!」
 戦いを前に何を言っているのかと自身を叱咤して、千草はふるふると首を振る。その様子に首を傾げつつ、百合は前方に目を向けた。道なき道の先には、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)とリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)の二人の背中が覗いている。
「いたよ」
 しい、と後続の仲間達に静寂を促して、フルルズンは言った。密集した木々の向こうにちらつく白いもの――それは、骨に覆われた巨獣の下半身に相違なかった。
「いやあ、しかし見事に骨、ボーン。調査してる時にも思ったけど、巨獣って死んでも骨とか残るんだよね」
 樹々を薙ぎ倒して進む巨体をまじまじと見つめて、フルルズンは続けた。
「あの骨、伸び縮みするみたいだけど、どーなってるんだろうねぇ」
 未知の生き物に対する探求心は尽きないが、手始めに重要なのはあの巨体とどうやって渡り合うか、ということだ。
 青空に突き立つ巨頭のような獣を睨んで、リューロボロスが言った。
「森の上空での飛翔は敵から見つかりやすく、狙われやすくなる……ということであったな。ならば……」
 ターミナルを出る前に聞いたことを一つ一つ胸の中に反芻し、少女はしばし思案する。そしてややあって、不敵な笑みをともに仲間達を振り返った。
「忠告してもろうてなんだが――我は敢えて、空を翔けようぞ」
 勿論、ただ的になりにいくわけではない。見つかりやすく狙われやすくなる、ということは、裏を返せば盾にも囮にもなれるということだ。
「我が囮になれば、彼奴らも足元への注意が疎かになろう。そうなれば懐に潜りこむにせよ、罠を仕込むにせよ、やりやすくなるであろうよ」
 後のことは任せるぞと言い置いて、身体の割に大きな竜翼をひと打ち、少女は空へと舞い上がる。その姿は小さくとも、青空の中に飛び出した黒い翼は獣の目にもよく見えた。
「もっとも我は竜なのでな。囮といえどむざむざ墜とされるつもりはないぞ!」
 高らかに告げて、リューロボロスは敢えて獣達の目につくようにその眼前を飛び回る。
(「あの腕や骨が邪魔だの――しかし、避けるよりは」)
 邪魔ということは、的として狙いやすいということだ。獣達の目線よりもさらに上空へと翔け上がり、少女は咆哮した。
「天を仰ぎ見よ。影落とすは竜である!」
 墜ちるように貫く竜翼の強襲が、行く手を阻む白骨の壁を打ち砕いた。すぐさま襲い来る骨槍の一撃は少女の翼を貫いたが、それも含めて思惑の内だ。
「勝ったと、思うな」
 それは負け惜しみではなく、ただの事実だった。逆さまになって落ちながら、リューロボスは地上に目を配る。するとその視線の先で、フルルズンがぱちりと片目を瞑った。
「何事も足回りを抑えるものさ。行くよ――ファブリケイト・ゴーレム! じっとしてておくれよ!」
 ダンと踏み締めたエナメル靴の下から、人型らしきゴーレムがむくむくと起き上がる。巨体ゆえどれほどの効果が見込めるか不安はあったが、獣の片足を飲み込んだ泥濘は触れたものを分解し、架空元素と結合して粒化する。それによって動きが鈍れば、しめたものだ――あんな巨体で好き勝手に歩き回られては、こちらも堪ったものではない。
 身のこなしも軽く獣の側面に回り込んで、百合が言った。
「罠を張って捕まえるのが狩りの基本なのでしょう?」
 そして数人がかりで大きな獲物を捉えるための技術と連携も、また。暴れる獣の手足を見えない細糸で縛り上げ、少女は唇を噛み締める。さすがに身体が大きいだけあって抵抗力も段違いだが、ここで圧し負けるわけにはいかない。
「千草ちゃん! 好きなだけ撃って平気よ!」
「はい、百合さん!」
 きびきびと返事をして木陰から飛び出し、千草は泥濘でもがく巨獣に躍り掛かる。
「悪い子は、逃がしません」
 放つのは重力砲。広範囲に放出する見えざる波動は、触れた敵をいかようにも捻じ曲げる。そうして動きを封じてしまえば、いかに巨大な獣とて立ち上がる気概は残るまい。轟音、と言って差し支えない獣の悲鳴にぎゅっと片目を瞑りつつ、フルルズンは言った。
「しかしまあ、紀元前一万年くらい遡っても、キミらみたいなのがいる余地ないと思うんだけど……神話存在? 伝承知識的にも聞いたことない」
 思うように動かない足に戸惑う獣を見上げて、フルルズンは冷静に言った。 
「ともあれ、獣は人域に踏み込むことなかれ。過去にお帰り願おうか!」
 泥に塗れた足を引きずって、巨獣がずるずると動き出す。しかし、ここまで追い詰めて逃がしはしない。ゴーレムの肩で腕を振り翳し、フルルズンは命じた。
「溶解粒子、放射!」
 白骨がぐずぐずと融けてゆき、地に伏した巨獣の動きが緩慢になる。その瞳が覗けるように頭の位置まで移動して、百合は言った。
「あら、まだ息をしてるの? ……暴れない方が痛くもないし、きっと楽よ」
 それじゃあ、御機嫌よう――。
 凄絶に微笑む少女が何者であるかも識らぬまま、巨獣は静かに目を閉じる。やれやれとゴーレムの肩から飛び降りてリューロボロスを助け起こし、フルルズンは言った。
「こんなのがうようよしてるなんて、ゴンドワナというところは考えがたいなまったく」
「ああ。だが今は、エジプトの奪還についてのみ考えるべきだろうな……」
 引き際は弁えるべきだと、痛めた肩を摩りながらリューロボロスは言った。その言葉に頷いて、千草が続ける。
「危なくなる前に下がりましょう。……俺達も、大分荒らしました」
 最終人類史に取り戻した暁には、この地に再び豊かな緑が芽吹きますように。ささやかな願いをかけて、復讐者達は密林を後にした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【泥濘の地】がLV3になった!
【トラップ生成】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ドレイン】がLV3になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2022年12月15日

【獣神王朝エジプト奪還戦】緑雷冠ボルレオニス

 このシナリオは【獣神王朝エジプト奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 獣神王朝エジプトのジェネラル級及び、排斥力の低下した獣神王朝エジプトに攻め込んできた、幻想竜域キングアーサー、断頭革命グランダルメ、蹂躙戦記イスカンダル、巨獣大陸ゴンドワナの4ディヴィジョンの軍勢に対して、戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、巨獣大陸ゴンドワナから侵攻してきた『緑雷冠ボルレオニス』率いる巨獣の群れです。
 体長20mを越える肉食の巨獣『骨鎧獣カルジネス』と戦闘を行います。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、「㉔緑雷冠ボルレオニス」の敵残存率を低下させます。

!注意!
 アブ・シンベル神殿の『巨大神像』は、ディアボロス・ウォー当日に向けて調整中である為、残念ながらファーストアタックには使用できません。


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#獣神王朝エジプト
🔒
#【獣神王朝エジプト奪還戦】緑雷冠ボルレオニス
🔒
#獣神王朝エジプト奪還戦
🔒
#ファーストアタック
🔒
#巨獣大陸ゴンドワナ


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選択肢👾巨獣との戦闘『骨鎧獣カルジネス』のルール

 獣神王朝エジプトの南方のディヴィジョン『巨獣大陸ゴンドワナ』の巨獣との戦闘を行います。
 巨獣の体長は20mを越えており、その体躯に相応しい強靱な耐久力を誇っています。
 攻撃時には、敵が巨体である事を利用して、敵の背中を駆け上ったり、敵の口の中に飛び込んで内側から攻撃したりといった、工夫を行う必要があるかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。