リプレイ
クィト・メリトモナカアイス
んんんー、多い!
ちょっと前にだいぶ減らしたと思ったけれど。多い。
んむ、けれど我らがいれば安心。サフィーナ・ミウには近づけさせぬ。
じゃあ我はあっちに行ってくる。モナカ衝撃型、いくぞー。
サフィーナ・ミウの側面。砂埃とか砂嵐がひどいあたりに向かう。
こっちに攻撃してくるようなら黄金猫拳打棒でかみつきを防御。
砂ばかりで敵がいなそうならモナカ衝撃型をふよふよと投下。
なんとなく目が離せないモナカ衝撃型のかわいさとカウントダウンですなおばけの注目をサフィーナ・ミウからモナカ衝撃型に集めさせたら「衝撃のコラット」。モナカ衝撃型の周囲に広がる衝撃波ですなおばけもふっとばす。
我のモナカのかわいさには抗えぬ。どやぁ。
穂村・夏輝
「ああいう、熱を入れ過ぎずに飄々としたタイプの指揮官って視野が広そうで注意した方がいい気になってくるんだよね」
相手は地中に潜んでいるみたいだけど……炙り出せるかやってみようか
「騙すようで気がひけるけど……アンジェ」
【聖花光臨】でオラトリオフラワーを降らす。【光使い】でピカピカと光らせて思わず手を伸ばしたくなる感じにする。それで触れた途端に【浄化】の力が炸裂するという寸法
後は味方のフォローとかできるようなら、そちらに回る
近衛・悠
この世界の戦いも大詰めだな。凄く頑張ってる人達知ってるからな。少しでも手助けが出来れば。
とりあえず正面から突撃してくる集団は別動隊に任せてと。結構何も考えてなさそうなのが案外怖いんだよな。余計な念が無い分、迷いがないし。なので油断せず確実に仕留めるぞ。
敵の城に飲み込まれる前にアヌビスウィスプを発動。ジャッカル、獲物はあの砂の化け物達だ。存分に喰らい尽くしてやれ!!喰い残すんじゃないぞ!!
手数が多い分反撃も覚悟しないとな・・一応【残像】で致命傷は避けれるようにしておく。
嵐柴・暁翔
少数で本隊を抑えている間に本命の別動隊を先に叩く
戦術としては単純ではあるけど嵌れば効果的だな
【パラドクス通信】を使用して別動隊を迎え撃つ方々と連携してすなおばけ達を探します
合わせて本体と戦っている方々とも状況を共有しておきます
戦場での情報伝達能力の重要性がよく分かるな
【飛翔】の残留効果が使えるなら上空から、無ければ地上からすなおばけ達を探します
そう簡単に見つからなさそうなら《うにうに召喚》を発動
良くも悪くも目立つうにうにで適当に砂地を攻撃しながら進みます
美味しそうなプリンを食べにむこうから出てくるに違いない…なんてな?
理由はどうあれすなおばけ達を見付けたなら【パラドクス通信】で他の方々へも伝達
「んんんー、多い! ちょっと前にだいぶ減らしたと思ったけれど。多い」
巨大砂上船「サフィーナ・ミウ」の上から、前面に展開するトループス級エンネアド『転がす者ども』の大群を見やって、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が素直すぎるぐらい素直な感想を述べる。
それに対して、穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)が難しい表情で応じる。
「そうだね。でも、あの見えてる大群は本命じゃない。本命は、こっそり身を隠して近づいてくる。常道と言えば常道の牽制作戦だけど、対応を誤ると危ないよね」
時先案内人さんの幻視があるから、出し抜かれないで済むけど。シェメウアトとか言ったっけ、ああいう、熱を入れ過ぎずに飄々としたタイプの指揮官って、視野が広そうで注意した方がいい気になってくるんだよね、と、夏輝は半分独言のように呟く。
そして嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が、軽く肩をすくめて応じる。
「少数で本隊を抑えている間に、本命の別動隊を先に叩く。戦術としては単純ではあるけど、嵌れば効果的だな」
とはいうものの、別働隊を叩くのに手間取って、敵本隊に強行突破を許したりしたら目も当てられないけどな、と、暁翔は声には出さずに付け加える。
そしてクィトが「サフィーナ・ミウ」から飛び降りながら宣言する。
「んむ、けれど我らがいれば安心。サフィーナ・ミウには近づけさせぬ。じゃあ我はあっちに行ってくる。モナカ衝撃型、いくぞー」
そう言って、クィトはパラドクス「衝撃のコラット(ショウゲキノコラット)」を発動。不思議な力と絶妙にゆるい表情でなんとなく目が離せない「浮遊球形ガジェット『モナカ』衝撃型」を呼び出し、サフィーナ・ミウの側面、砂埃とか砂嵐が激しい方向へと動き出す。
「ある程度、散開して索敵するべきかな?」
「そうだな。敵が出現したらすぐに、パラドクス通信で伝えることにしよう」
暁翔が夏輝に告げて、パラドクス「うにうに召喚(ウニウニコーリング)」を発動。動くプリンのような謎の存在『うにうに』を召喚し、夏輝は思わずドン引くが、暁翔は頓着せずにクィトとは別方向に向かう。そして、このパラドクスの副次効果として【パラドクス通信】が発動。周囲のディアボロス全員…別働隊を索敵する者も、本隊阻止に向かう者も含め、専用小型通信機が行き渡る。
「それじゃ【飛翔】…は、まだ誰も発動してないんだな。翼飛行を使うとしよう」
そう言って、夏輝はクィトとも暁翔とも違う方向へ飛ぶ。
「エジプトだもの、砂地はそこらじゅうにあるのが当たり前……だけど見たところ、特に妖しい感じはしないな」
地中を進んでいるのかな、と、夏輝は適当な場所でパラドクス「聖花光臨」を発動させる。
「騙すようで気がひけるけど……アンジェ」
夏輝はサーヴァントのオラトリオ『アンジェローザ』に命じて、聖なる光の花を空から降らせる。きらきら、ぴかぴか、思わず手を伸ばしたくなるような美しい煌めきに、砂地の中からにゅっと手が出る。
「わーい! きれいだ! きれいだ! きれいだよ!」
浄化の力でダメージを受けるのも構わず、トループス級エンネアド『すなおばけ』たちは、嬉しそうに歓声をあげて光の花を取り込む。その姿を見て、夏輝は即座に【パラドクス通信】で告げる。
「別働隊発見! 急いで…うわっ!」
光の花を得ようとして次々に集まってきた『すなおばけ』たちが、反撃…というつもりは多分ないだろうが、パラドクス「おしろつくるよ」を発動。飛行する『アンジェローザ』を取り込もうとする。
そこへ真っ先に駆けつけてきた近衛・悠(黄昏のフラメント・g02300)が、パラドクス「アヌビスウィスプ」を発動させる。
「結構何も考えてなさそうなのが、案外怖いんだよな。余計な念が無い分、迷いがないし……ジャッカル、獲物はあの砂の化け物達だ。存分に喰らい尽くしてやれ!!喰い残すんじゃないぞ!!」
悠の号令に応じ、輝く霊的エネルギーで形作られたジャッカルの群れが一斉に『すなおばけ』たちに襲いかかる。砂の城を形成していた『すなおばけ』たちは、攻撃を受けて崩れそうになるが、更に砂の中から新たな個体が出てきて「おしろつくるよ」を発動。城を補強し巨大化する。
「たーのし! たーのし! まけないぞー!」
「…本気の本気で楽しそうだな」
ちょっとうらやましいぞ、と小声で呟きながら、駆けつけてきた暁翔が、引き連れている『うにうに』をけしかける。
「そーれ、おいしいプリンが来たぞー!」
「わーい! プリン! プリン! わーい!」
歓声とともに砂の城が崩れ、『すなおばけ』たちはパラドクス「おばけだぞ」を発動。『うにうに』にがぶがぶとかぶりつく。『うにうに』はいくらかじられても動じることなく再生するが、暁翔に相応のダメージが跳ね返る。
そして更に「『モナカ』衝撃型」を引き連れたクィトがやってくると、『すなおばけ』たちは興味の対象をそちらへ移す。
「3……2……」
「なにそれ! なにそれ! おもしろい!」
ずさささーと、流れるように『すなおばけ』たちが寄ってきたところで、「『モナカ』衝撃型」はカウントダウンを終わらせ、強烈な衝撃波を放つ。
「1……0。どかーん」
「きゃっほー!」
衝撃波に吹っ飛ばされて、『すなおばけ』たちは微塵に散るが、最後に楽しげな声を響かせる。
「あー、たのしかった! またいつか、あそんでねー!」
「……ああ、またいつか、な」
嫌な戦いではなかったが、続けざまでは身がもたないな、と、暁翔が溜息まじりに呟いた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
鳩目・サンダー
【飛翔】【飛行】の残留効果があるなら便乗する。……手持ちに無いんだよね。
デジタルディバイドの【光学迷彩】を使用して砂に隠れながら接近、不意打ちを狙う。囲まれても反撃狙いで暴れまくる。
正直そうでもしないと手数が足らんだろう。殴った分だけ殴り返せる逆説連鎖戦の特徴を生かすべきだ。
少なくとも技能修正では負けないようにしてきたしな。
それでも数に押されそうになったら鉾を納め、また敵の影や砂の中に「隠れて」【光学迷彩】で敵の目をくらまし離脱、再度奇襲、という繰り返し。
個人が大群に出来る搦手は……あたしにはこのくらいしか思いつかなかった。
アドリブ、連携歓迎です。
一里塚・燐寧
このスカラベ頭もそろそろ馴染み深くなってきたころだねぇ?
ま、だからって情けなんかかけないけどねぇ
きみ達の太陽を地の底まで沈めたげるよぉ!
今回は敵と距離を取って砲撃戦っ
≪DCブラスター≫を腰だめに構えて姿勢を安定させ、迫る群れに砲口を向ける
世界に漂うクロノヴェーダの犠牲者の怨念と、復讐を果たす契約を結び
そうして生まれるエネルギーを高速詠唱で速やかにチャージしていくよぉ
よーし、バッチリ満タン!『闇雷収束咆・猛爆砕』──いっくよぉ!
炸裂する火球を敵の陣容に真っすぐぶつけて切り崩していくよぉ
火球の爆破で吹き飛ばし、協力して大きな球を作りづらいように
そして撃って砂埃を立て、それに紛れて反撃を避けるねぇ
有栖川宮・永遠
この世界は凄い熱心な人が多いですからね。大詰めみたいですのでお手伝いしましょう。とりあえず向かってくる敵を蹴散らせばいいんですね。このスカラベ頭、大分この世界に多く群がっているようで。私は初めて見るんですが、最早見慣れたという方が多いような。
何か悪い気配がするので【飛翔】で空へ。容赦無く【高速詠唱】【全力魔法】で【氷雪使い】でカチンカチンに冷やした氷の輪を【連続魔法】で投擲。
反撃はきっちり受けると思うので、【残像】で回避の準備と【オーラ操作】【結界術】でダメージ軽減の防御壁を張るなど対策はしっかりしておきます。
「このスカラベ頭も、そろそろ馴染み深くなってきたころだねぇ? ま、だからって情けなんか、かけないけどねぇ。きみ達の太陽を、地の底まで沈めたげるよぉ!」
軽い調子で嘯きながら一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が一見無雑作に、しかし実際は敵本隊トループス級エンネアド『転がす者ども』の大群と「サフィーナ・ミウ」との間合いを測りながら、慎重に素早く前進する。
そして、最近できたと思われるクレーターの縁で足を止めて≪DCブラスター≫を腰だめに構えて姿勢を安定させ、パラドクス「闇雷収束咆・猛爆砕(プラズマ・ダーク・ハウリング・ノヴァ)」を発動させる。
「怨み募りし魂よ、群がり集いて荒れ狂え。汝ら、燻る火種にあらず。憤怒の炎となりて焼き尽くせ……な~んてね、ズガガーンっていくよぉ!」
世界に漂うクロノヴェーダの犠牲者の怨念と、復讐を果たす契約を結び、そうして生まれるエネルギーを高速詠唱で速やかにチャージし、フルチャージになった瞬間にぶっ放す。
「き、きゅう〜
!!!!!!」
炸裂する火球に直撃された『転がす者ども』は一瞬にして蒸発するが、そこは転がってもクロノヴェーダのエンネアド。執念で反撃のパラドクス「巨大なる黄金色のかたまり」を発動。念力で作成した巨大な黄金球を燐寧に向かってぶん投げる……が、燐寧は既に全速後退しており、黄金球はクレーターの縁に当たって底の方へ転がり落ちる。
そして、大損害にもめげず「サフィーナ・ミウ」に向かって前進を再開する『転がす者ども』を、パラドクス「希望への飛翔(キボウヘノヒショウ)」を発動して副次効果【飛翔】を得た有栖川宮・永遠(玲瓏のエテルネル・g00976)と、永遠の【飛翔】効果を共有した鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)の二人が空襲する。
「私は諦めない!! やるべきことはやらないと!!」
眩き光を放ちながら、永遠が気合を籠めて氷輪を飛ばし、『転がす者ども』の先鋒部隊をなぎ倒す。続いてサンダーがパラドクス「デジタルディバイド」を発動し、急降下して剣を振り回す。
「あたしなりの『なんでも切れる剣』だ。綺麗にバッサリ切断出来たらお慰み!」
「き、きゅう〜!!」
万物をデジタルデータに変換する力を吹き込まれた剣は、敵を空間ごと切り払いモザイク状に分解して散逸させる。そのまま剣をかざして突っ込もうとするサンダーに、永遠が警告する。
「深入りは危ない! 反撃が来ますよ!」
「くっ!」
分解散逸させられたトループス級が、執念で発動させた反撃のパラドクス「圧倒せし黄金色のかたまり」によって、四方八方から等身大の黄金球に襲われたサンダーは、やむなく空中へ飛んで逃げる。一方、永遠にもパラドクス「巨大なる黄金色のかたまり」による反撃が及び、巨大な黄金球が対空砲火の如く打ち上げられるが、素早く後退して躱す。
「あの大群の進軍を止めるには、手が足りない……もう一度、突入しないと」
「いえ、無理をする必要はないです。既に敵の別働隊は潰したとのことで、すぐに増援が来ます」
ダメージを負いながら目を据えて唸るサンダーに、永遠が冷静な口調で告げる。
「私たちの強みは、個の頑張りよりも連携です。ここはいったん、下がりましょう」
「……わかった」
サンダーがうなずき、二人は回避機動を行いながら飛翔後退した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
嵐柴・暁翔
別動隊を片付けた後は本隊の迎撃に向かいます
【パラドクス通信】を活用して他の方々や先に本隊と交戦していた方々にも適時状況を伝えておきます
本隊と会敵したならまず【防衛ライン】を発動
今更隠れる意味もないので『青龍偃月刀』の柄で自分の後ろに線をひいてここから先は通行止めだと伝えます
勿論やってみたかっただけです
サフィーナ・ミウへ向かうのを妨害しておきます
指揮官もこっちにいるみたいだし、相手の目的を考えれば交戦するより強行突破しようとする可能性は充分あるだろうからな
後は《幻想舞踏》を発動させて本隊へ切り込んで『青龍偃月刀』で斬るだけだな
黄金色の球…略して金玉を転がして突撃してくれば【飛翔】で上空へ逃げます
大和・恭弥
いよいよエジプトも佳境か。
少なからず関わらせてもらった身だ、重要な局面、尽力するよ。
仲間が一方に集中している間、隙を狙ってくる残りの敵を迎撃するよ
妖刀「藍雪花染」を抜刀、呪詛を解放し、一時的にダメージ軽減対策として結界を展開。
晴彦を召喚して二手にわかれ、飛翔の効果で挟みうちしてみる。
相手の呼吸を見ながら光学迷彩で周りに紛れ、襲いくる瞬間に藍雪花染を横一文字に振り抜いて虚無の空間を切り拓き奴らを呑み込む。
仲間がいれば密に連携し、敵からの攻撃を迎撃できる体制を常に保とう。不意打ちが必要なら縦横無尽に移動し、離脱を繰り返して確実にダメージを蓄積させていく。
レグル・ファングス
「俺は早く大将を殴り倒してやりたいんだが、お前らが邪魔するなら仕方ねぇ…害虫駆除といくか!」
まずは敵が巨大な玉を転がして来たらギリギリまで玉を引きつける。そして、反復横跳びの要領で真横に全力で【ジャンプ】を使用
「転がしてくるなら直線は強いが、曲がるのは苦手だろうよ!」
回避に成功したら敵が方向転換を行う隙を突いてオブシディアン・スピアを使ったオスクロウ・ウェーブで複数の敵を【薙ぎ払い】と【連撃】で攻撃
「どうだフンコロガシ共!俺の攻撃で逆に地面に転がされる気分はよ?」
※アドリブ&連携OK
「予想以上に減ってるな。先行隊が随分頑張ってくれたようだ」
敵の別働隊を倒し…どちらかというと『すなおばけ』が満足するまで身を削って遊んでやったような気もするが…【飛翔】して本隊迎撃に向かった嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、トループス級エンネアド『転がす者ども』の群れを俯瞰して見ながら呟いた。正面から見ると、まだまだ相当の数がいるように思えるが、上空から見ると隊列が薄くなっているのが如実にわかる。
「このまま空中から斬り込んでもいいが…ちょっと格好つけさせてもらおうか」
呟くと、暁翔はパラドクス「幻想舞踏(トレース)」を発動。『転がす者ども』前衛の正面に降下すると、手にした青龍偃月刀の柄で自分の後ろに線をひく。
「ここから先は通行止めだぜ」
「何を抜かすか! 貴様一人で我ら大軍勢をを止められるわけが……ぎゃあっ!」
応じて喚きかかる、ちょっとリーダーっぽいトループス級を、暁翔は素早く飛び込んで青龍偃月刀をぶん回し、周囲の連中もろとも叩き斬る。斬られた『転がす者ども』は、倒れながらも執念で反撃のパラドクス「圧倒せし黄金色のかたまり」を発動。四方八方から襲ってくる等身大の黄金球を、暁翔は即座に【飛翔】して躱す。
そして、暁翔がこじ開けたトループス級隊列の断裂部に、「サフィーナ・ミウ」から直行してきたレグル・ファングス(死せる喧嘩屋・g03807)と大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)が飛び込む。
「俺は早く大将を殴り倒してやりたいんだが、お前らが邪魔するなら仕方ねぇ…害虫駆除といくか!」
威勢よく言い放つと、レグルはパラドクス「オスクロウ・ウェーブ」を発動。オブシディアン・スピアから漆黒の斬撃波を広範囲に放ち『転がす者ども』をなぎ倒す。
「きゅう〜!!!」
呪詛を伴う衝撃波で身体を両断されたトループス級は、叫びながらばたばた倒れるが、やはり執念で反撃のパラドクス「巨大なる黄金色のかたまり」を発動し、レグルに向かって勢いよく転がす。
「へっ、転がしてくるなら直線は強いが、曲がるのは苦手だろう…おわっ!」
ぎりぎりまで巨大黄金球を引き付け、横っ飛びに大きくジャンプして躱そうとしたレグルを、巨大黄金球は物理法則を完全無視したパラドクス攻撃ならではの動きで追いかけ、どかっとぶつかる。危うく巻き込まれて潰されそうになるところを、レグルは懸命に跳び躱したが、はっと気づいてそのまま【飛翔】で空中へ脱出。ダメージは受けたが何とか事なきを得る。
一方、レグルを追ってとんでもない動きをする巨大黄金球の巻き添えにされてはたまったものではないと、生き残っている『転がす者ども』は逃げるように後方へ下がる。そこへ追い討ちを仕掛ける感じで、パラドクス「秘技「虚無剣・花染雪ノ抹消」(ヒギ・キョムケン・ハナソメユキノマッショウ)」を発動させた恭也がサーヴァントの クダギツネ『晴彦』とともに斬り込む。
「―死してなお、存在まで滅された者たちの感情を思い知れ…!」
「きゅう〜
!!!!」
前進している時は黄金球を押す勢いで戦えるが、後退したところを襲われると『転がす者ども』は脆い。こちらもまた呪詛を含んだ恭也の攻撃を受け、残っていたトループス級は反撃もできないまま存在を抹消されて消えていく。
するとそこへ、溜息混じりの声が流れる。
「あ〜あ、全部やられちまったか。まあ、しょせん蟲合の衆だもんな。烏合の衆より更に弱いよな」
肩をすくめ、首を横に振って、アヴァタール級マミー『『アメンの声』シェメウアト』は苦笑する。
「もはやこれまで、三十六計逃げるが勝ち、と決め込みたいところだけど、さすがに背後に控えた皆さんが許してくれないよな。ま、逃げようにも逃げる先もないし、ここは一丁、柄にもなく頑張ってみますか」
愚痴とも開き直りともつかない口調で嘯くと、『シェメウアト』はディアボロスたちを見据えて身構えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV2になった!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV3になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
逃げるどころか命令には逆らえないアヴァタール級の立場で、指揮官自らが無謀な突撃をするしかないのは悲惨だとは思いますがきっちり仕留めます
得物を『長剣』に持ち替えて《悪魔合体》を発動
剣技と魔法攻撃を駆使して中距離で間断なく攻撃を続けて演奏を妨害します
衛士達が召喚されれば間合いを取りつつ、口を動かすのは無料なので弱体化しないかと現状を並べてみます
……獣神王朝エジプトの未来は輝かしいと、本気で思っているのか…?
もしこの後復讐者達を退けたとしても、既にジェネラル級も次々に討ち取られていて、民衆の信仰心も離れている上に、他の改竄世界史から侵略まで受けているこの状況で、か…?
クィト・メリトモナカアイス
それは間違い。
我は蟲合の衆にも烏合の衆にも羊合の衆にも獅子合の衆にも負けぬ。
相手が誰だろうと。我は負けぬので全部倒す。
んんーむ。んんんんーむ。
んむ、とりあえず。
今の気分はそんな音楽ではない。
おっきいモナカ突撃型を呼び出して騎乗。「突撃のラガマフィン」。
動くのは我ではないので身体能力低下は気にならぬ。
我はモナカ突撃型にしがみついて、モナカ突撃型は蛇行して真空の刃を避けながら接近。シェメウアトを体当たりでふっとばす。
汝が何を思い、何を成したかは知らぬけれど。
立ちふさがるのであれば倒すのみ。
我は強いし我は負けぬ。
穂村・夏輝
「損切りが得意なタイプだと思うよ、正直アンタは。逃げ道がないことに同情はするけど、ここで倒させてもらおう」
【アヌビスウィスプ】で攻撃するよ。
「アヌビスもそうだけど、多くのジェネラル級が討たれた。自分に任されていた部下達も期待できないようで、王朝の輝かしい未来は信じられるのかな?」
熱くならないタイプはこちらの挑発にも乗らないだろうし厄介な相手だけど、熱く『なれない』タイプなら、こうした窮地にどこまで踏ん張れるやら
「いや、逃げ道はあったね。『自分が死んでもクロノス級の自分はまだ無事』って言うね。その逃げ道が在って、アンタはガムシャラになれるタイプかい?」
一里塚・燐寧
いやー、ペラペラと言い訳が出て来るもんだねぇ?
あたしもそーゆーテキトーなとこがあってねぇ、親近感が湧くよぉ
だから同類のよしみで一つだけ教えたげる
きみが負けるのは、自分の部下を虫けら扱いする無能クソ野郎だからだよぉ
チェーンソーの尾を持つ巨大恐竜型ネメシス形態に変貌
禍々しい巨体を揺らしながら、強靭な脚で駆けて一気に敵に迫るよぉ
立ちはだかる獣頭人身の衛士たちの足元に【泥濘の地】を広げる
そして尾に力を込めて発動する『呪式:爛離骨廃』
怒りの咆哮を上げながら身を捻って、呪いのオーラを纏った尾を全力で振るうよぉ!
動きが鈍った衛士と、シュメウアト本人を一纏めに斬り払っちゃおう
羊が恐竜に勝てるわけないでしょぉ!
「いやー、ペラペラと言い訳が出て来るもんだねぇ?
あたしもそーゆーテキトーなとこがあってねぇ、親近感が湧くよぉ。だから同類のよしみで一つだけ教えたげる。きみが負けるのは、自分の部下を虫けら扱いする無能クソ野郎だからだよぉ」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が罵言を投げつけると、アヴァタール級マミー『『アメンの声』シェメウアト』は肩をすくめてべらべらと言い返す。
「そんなこたぁない。俺は今までずっと、自分の部下が虫のエンネアドなら虫、鳥のエンネアドなら鳥、魚のエンネアドなら魚扱いしてきたけど、それで負けたことは一度もない。俺が無能クソ野郎かどうかは正直わからんが、今までずっと勝ってきた。俺たちが負けるのは、俺たちのせいじゃなくて、お前らがクソみたいに強いからだ。ちなみにエジプトじゃクソは聖スカラベの再生に関わる尊いものだから、お前らがどう思うかは知らんが、罵ったわけじゃないぜ。悪しからず」
「はっ、そうかい、そうかい。じゃあきみも、尊いクソみたいに潰してやるねぇ」
言い返すと、燐寧はパラドクス「呪式:爛離骨廃(ヘクスアーツ・ティアーアサンダー)」を発動。チェーンソーの尾を持つ巨大恐竜型ネメシス形態に変貌し、凶々しい巨体を揺らしながら、強靭な脚で駆けて一気に『シェメウアト』に迫る。
「どんなにかったーい装甲も、ドロドロのバラバラにしちゃうよぉ!」
「そりゃおっかねーけど、俺は装甲なんかつけてねーっつーの!」
恐竜型燐寧が振り回すチェーンソーの尾を『シェメウアト』は危うく躱し、両断は免れたものの呪詛で大ダメージを負う。それでも、軽くてもチャラくてもアヴァタール級はアヴァタール級。屈せず反撃のパラドクス「獣神王朝に栄えあれ、永久に!」を発動。音楽を奏でて剣や槍を手にした獣頭人身の衛士達を顕現すると、その連中を盾にして恐竜型燐寧から必死に距離を取る。
「ったくもー、噂にはきいてたけど、ディアボロスって奴らは無茶苦茶だな」
「そうだね。アヌビス神を始め、多くのジェネラル級エンネアドやマミーが、俺たち無茶苦茶なディアボロスに討たれた。アンタはこの期に及んでまだ、王朝の輝かしい未来を信じられるのかな?」
落ち着いた口調で穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)が訊ね、『シェメウアト』はぼりぼりと頭を掻きながら応じる。
「そりゃまあ、信じるしかねーだろ。現実が絶望的であればあるほど、奇跡の大逆転を信じるぐらいしか道はねーからな。人間なら絶望して座り込むってのもありかもしんねーけど、あいにく俺たちはそういうふうにはできてない」
「だけどさ『自分が死んでもクロノス級の自分はまだ無事』って言う希望はあるんじゃないか? その逃げ道が在って、アンタはガムシャラになれるタイプかい?」
夏輝の問いに『シェメウアト』は苦笑して問い返す。
「クロノス級? ああ、俺の作り主か。それじゃあんたは、親兄弟姉妹が生きてれば、血統は続くから自分は死んでも希望はあると思うタイプか?」
「…それはないね」
ちょっと憮然として夏輝が応じると『シェメウアト』は肩をすくめて応じる。
「ないだろ? 俺が絶望しないのは、クロノス級がいるとかじゃなくて、俺がクロノヴェーダだから。ま、たとえ死んでも滅びても、仲間の誰かがまた時間ひっくり返してくれれば何とかなるかもしれねー、って淡い期待はあるぜ」
「……それだけは御免被りたいな」
夏輝の声に凄みが乗り、いけね、余計なことを言ったか、と、『シェメウアト』は顔を顰める。
そして夏輝はパラドクス「アヌビスウィスプ」を発動。ほとんど同時に『シェメウアト』は反撃のパラドクス「獣神王朝に栄えあれ、永久に!」を発動し、輝く霊的エネルギーで形作られたジャッカルの群れと剣や槍を手にした獣頭人身の衛士達が激突するが、衛士は一瞬のうちに押し負け消失。『シェメウアト』は必死になってジャッカルを躱しながら逃げ回る。
「たはは、いけねぇ、勢いが違いすぎる」
「うむ。我は蟲合の衆にも烏合の衆にも羊合の衆にも獅子合の衆にも負けぬ。相手が誰だろうと。我は負けぬので全部倒す」
淡々とした口調でクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が告げ、パラドクス「突撃のラガマフィン(トツゲキノラガマフィン)」を発動する。
「『モナカ』突撃型、行くぞー」
「とほほ、もうカンベンしてくれよ、お嬢ちゃん。こちとら、今にも死にそうなんだよ」
意外に素直に『シェメウアト』は弱音を吐いたが、もちろんクィトがそれで手加減などするわけもなく、「『モナカ』突撃型」に乗って容赦なくアヴァタール級をぶっ飛ばす。ぶっ飛ばされた『シェメウアト』は、反撃のパラドクス「見えざる神よ、我らの敵を滅ぼしたまえ」を発動。身体能力低下の楽曲を奏で真空の刃を飛ばすが、クィトは「『モナカ』突撃型」を盾にとって回避機動で躱し、真空の刃に掠められて小ダメージを受ける程度に被害をとどめる。
「……獣神王朝エジプトの未来は輝かしいと、本気で思っているのか…? もしこの後復讐者達を退けたとしても、既にジェネラル級も次々に討ち取られていて、民衆の信仰心も離れている上に、他の改竄世界史から侵略まで受けているこの状況で、か…?」
「いや、だから、現実が絶望的なのは、言われなくてもわかってるって。こっちはもう、奇跡とか時間逆行とか全部なかったことにするとか、そういう理外の反則技を期待するしかないの」
パラドクス「悪魔合体(フュージョン)」で攻撃しながら訊ねかける嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)に、反撃のパラドクス「獣神王朝に栄えあれ、永久に!」を発動して剣や槍を手にした獣頭人身の衛士達を顕現して対抗しながら、『シェメウアト』はさすがに疲労の色が濃い口調で応じる。
「俺が粘れば時間稼ぎになるのか、意味があるのかないのか、そんなもん知らん。だけど、俺はクロノヴェーダだ。劣勢だろうが絶望的だろうが、クロノヴェーダは死ぬまで全力で戦う。それだけだ」
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【断末魔動画】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
鳩目・サンダー
ネメシスモード使用。
正直こういう奴が一番恐ろしい。
負けるはずないと驕る奴も追い詰められて冷静さを無くす奴もアヴァタール級には居たが、そういう本音を見せない奴はなかなかいない。
本気で行く。リアライズペイントでシェメウアト自身を描く。
あたしからみた奴は快楽主義者。
笑いながら本気で楽しみ音楽を奏でパラドクスを放つシェメウアト。
ついでに頑丈さに頼って盾にする。
「第一印象で失礼だけどさ、あんた楽しむの好きだよね?」
ゲーム感覚ってのは、命がけって意味だ。いやいやしぶしぶじゃなく、貪欲に楽しみを貪る。
久しぶりに、ゲーヲタモードで笑って怒って必死になってみようかい。
アドリブ、連携歓迎です。
「第一印象で失礼だけどさ、あんた楽しむの好きだよね?」
鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)の問いかけに、満身創痍のアヴァタール級マミー『『アメンの声』シェメウアト』は、口元を小さく歪めて応じる。
「そりゃ好きさ。こう見えても、俺は楽人だからな。てか、何を楽しみにするかはそれぞれだろうが、楽しむのが好きじゃない奴なんているのかい?」
「ああ、そうだな」
うなずくと、サンダーはパラドクス「リアライズペイント」を発動。笑いながら本気で楽しみ音楽を奏でパラドクスを放つ『シェメウアト』を描く。
「おやおや、だいぶズタボロになってるようだが、手加減してくれとか言うのかな?」
描かれた『シェメウアト』が嘲笑混じりに訊ねると、アヴァタール級は皮肉っぽく笑って応じる。
「バカ吐かせ。お前が俺なら、手加減してくれと言われてするはずがねーだろ。しっかしまあ、よりにもよって俺に俺をけしかけるたぁ悪趣味なこって」
そして二人の『シェメウアト』は、同時にパラドクス「獣神王朝に栄えあれ、永久に!」を放つ。剣や槍を手にした獣頭人身の衛士達が多数顕現し、互いに激しく戦い合う。そしてなぜか、疲労困憊しているはずのアヴァタール級が呼び出した衛士が、ダメージを負っていない描かれた『シェメウアト』が顕現した衛士を圧倒する。
「…ちっ。術の選択を誤ったか」
やがて、描かれた『シェメウアト』が顕現した衛士は全滅し、残った衛士の一斉攻撃を受けた描かれた『シェメウアト』は、舌打ちともに消滅する。同時に残った衛士も消滅し、アヴァタール級は荒い息を吐きながらサンダーを見据える。
「……たいしたダメージは与えられなかったようだが、とりあえず一応俺の勝ちだな」
「…なんで……」
確かに跳ね返ったダメージそのものは小さかったが、負けはないと読んでいたサンダーは愕然として唸る。
すると『シェメウアト』は、皮肉っぽく告げる。
「奴が言った通り、術の選択が悪かったな。衛士どもの強さは、呼び出した奴が獣神王朝の輝かしい未来を信じるかどうかで決まるんだ。お前が描いた俺が、そんなもの信じるわけがあるまい?」
俺も、もう信じるしかないから半分ヤケクソで信じてる程度だが、それでも奴よりマシだったってことさ、と『シェメウアト』は笑った。
成功🔵🔵🔴
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
シル・ウィンディア
死ぬまで全力で、ね…。
その覚悟は認めるけど…
でも、その覚悟は無駄になるよ。
だって、ここであなたは落ちるからっ!!
低空を飛翔して陸戦の機動力として使っていくよ。
そして、世界樹の翼type.Bにしてから、誘導弾を敵には当てず、敵の目を惹くように連射していくよ。
その隙に、高速詠唱を開始。
横にロールして機動を行いつつ…
敵の側面につけたら、着地してからの全力魔法の七芒星精霊収束砲っ!
…ディアボロスに喧嘩を撃ったことを後悔させてあげるよ
さぁ、わたしの全力、遠慮せずに持っていけーーっ!!
敵の攻撃や反撃は、創世の光剣で致命箇所への防御を行って軽減を試みるね。
…さようなら、わたし達はあなたを越えて先に行くから
一里塚・燐寧
おっとっと、シルちゃんに美味しい所は掻っ攫わせないよぉ!
こいつ羊だからほんとに美味しそうだしねぇ?
にしても敵のこと、ちょっとナメ過ぎてたかも
のらりくらりと振る舞いながら、どーしよーもない現実に抗う敵を見据える
……ちっ、やっぱビミョーに同類っぽいじゃんか。あたしとさぁ!
湧き上がる激情のまま咆哮し、恐竜姿での更なる猛攻──『絶技:廻刃竜顕現』を仕掛けるよぉ!
巨体が疾走することで巻き起こる衝撃波で衛士たちを吹き飛ばし進撃
シュメウアトに肉薄したら、噛みつきによって捕縛だよぉ
そのまま思い切り顎に力を入れ、咬合力で解体し──捕食しちゃうねぇ
きみは侮れない敵だった……せめて血肉にして、死を無駄にはしないよぉ
「こいつのこと、ちょっとナメ過ぎてたかも」
のらりくらりと振る舞いながら、どーしよーもない現実に満身創痍でしぶとく抗うアヴァタール級マミー『『アメンの声』シェメウアト』を見据え、巨大恐竜型ネメシス形態の一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が唸る。
「……ちっ、やっぱビミョーに同類っぽいじゃんか。あたしとさぁ!」
言い捨てると、燐寧はパラドクス「絶技:廻刃竜顕現(フェイタリティ・フォームオブザダイナソー)」を発動。湧き上がる激情のまま咆哮し、恐竜姿での更なる猛攻を仕掛ける。
「見せたげるよぉ、あたしの本気……チェーンソーザウルスをねぇ!!」
「ああ、見たとも。イヤというほど見たさ。アンタは強ぇえよ。無茶苦茶にな」
唸りながら『シェメウアト』は懸命に身を躱そうとするが、恐竜型燐寧は凄まじい勢いで殺到し、ぐわっと口を開いて牙で噛みつく。そのまま噛み砕いて飲み込むか、と、見えた瞬間。
「だがなぁ。どんなにアンタが強かろうが、喰われて死ぬのは御免こうむる!」
まさにぎりぎりのタイミングで、『シェメウアト』は反撃のパラドクス「獣神王朝に栄えあれ、永久に!」を発動。恐竜型燐寧の口の中いっぱいに剣や槍を手にした獣頭人身の衛士達を顕現し、彼らに全力で抵抗させて得た一瞬を利用。魔法の如く口の中から飛び出し逃れる。次の瞬間、恐竜型燐寧は衛士達を噛み砕いて召喚主の『シェメウアト』にダメージを与えるが、息の根を止めるには至らない。
「ちっ! せめて血肉にして、死を無駄にしないようにしたかったのにねぇ」
「そんなご厚意はきっぱり辞退するぜ。あんた、もしも自分がクロノヴェーダに殺される時が来たら、死を無駄にしないように、自分の死骸を喰ってもらいたいか?」
唸る恐竜型燐寧に『シェメウアト』は苦しげに息を吐きながら言い返す。そして燐寧が応じるより先に、高空からシル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)が高速急襲を仕掛ける。
「死ぬまで全力で、ね…。その覚悟は認めるけど…わたし達はあなたを越えて先に行く! さぁ、わたしの全力、遠慮せずに持っていけーーっ!!」
パラドクス「七芒星精霊収束砲(ヘプタクロノス・エレメンタル・ブラスト)」を発動し、シルは超高出力型複合魔力砲撃を瀕死のアヴァタール級に叩きつける。
「六芒星に集いし世界を司る6人の精霊達よ、過去と未来を繋ぎし時よ…七芒星に集いて虹の輝きとなり、すべてを撃ち抜きし光となれっ!!」
「……どーしろってーんだ、クソったれが…って、これ罵言じゃねーからな」
エジプトでは糞は聖スカラベの再生に関わる尊いもの、などと言いながら『シェメウアト』は反撃もできないまま、微細片も残さず蒸発する。
(「やれやれ、結局、シルちゃんに美味しい所掻っ攫われちゃったかぁ……」)
デーモンイーターでもないのにクロノヴェーダ喰おうってのは、やっぱり無謀だったかなぁ、と、恐竜型燐寧は声には出さずに呟いた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!