リプレイ
逆叉・オルカ
第三次調査……か。神奈川の敵がどのようなもの方は、大変気になる。
できる限りの情報を持って帰ろう。
ただ、今はまだ東京にこれ以上敵勢力を招きたくはないが…。
冥界の使者をつかい、シャチに変身して海底を調査。水中適応を使う
前回(第二次調査)の際の経験も活かしつつ、周囲を警戒、広い範囲を調査
この数か月で変わったことがあれば見つけ、仲間と共有していこう。
……敵の武器や残骸があればいいんだけどな。
どんな戦力なのか図るのに使えるかもしれない。
神奈川が戦国ディヴィジョンなら、船の他に甲冑もありそうだが……?
持ち帰れるものは持ち帰る。回収は人の姿のが良いだろうか
特に真新しいものには注目
水上は、どうなってるかな
冰室・冷桜
第三次ってーと中々大掛かりってー感じがしてきましたねぇ
敵の正体は勿論だけど、ジェネラル級一体が常駐して侵攻を抑えられているのも謎よねぇ
ドイツに平安、エジプトよりも余程ディビジョンの状況もやばいし、規模も小さめに見えるんだけど
ま、そういうのも調査で少しは掴めるといいんだけど
だいふくを召喚して、【水中適応】を発動
砲撃で攻撃してくるなら海に落ちてそうなのは砲弾?
あとは実際に近寄ってきてるなら船の残骸とかもあるかもだ
水中ライトに水中カメラも用意して、海底を歩きながらだいふくと手分けして、何かないか探索しましょう
持ち帰れそうなもんなら持ち帰ったりもしたいけど
ネリリ・ラヴラン
ただでさえ二勢力ある所に追加はちょっと困るけど
いざって時に敵が解ってたほうが安心だものね
移動は海底より高めくらいが良いかしら
【水中適応】をお借りしつつ【完全視界】で海底を広く見下ろして探すよ
マスターテリオンさんの探知になるかが解らなくても
お隣さんの正体を確かめる為に遺留物は見つけておきたいわ
時間制限も特にないみたいだからじっくりいこう
以前の様子だと大砲とかで戦っていたし
砲弾の残骸くらいは見つかるかも?
誘き寄せる時は
一度境界側に向かってから海上を戻るのが良いんじゃないかな
海中で気づかれて無ければ
向こうから紛れ込んで来た誰かかもって一応の警戒は引けるかもって思うの
アドリブや連携は歓迎だよ
百鬼・運命
アドリブ絡み歓迎
最初に攻略旅団で神奈川方面の探索を提案してから三回目。
出来ればそろそろケリをつけてしまいたい所だが…今は少し時期が悪いか?
とりあえずは探索に専念して様子見だ。
まず【水中適応】を借りて残骸を探すとしよう。
第一回の調査で戦闘があった大体の位置は覚えているが…
ろくな目印も無いし、広範囲を探索する必要がありそうだ。
【パラドクス通信】を用意しておこう
探索はマスターテリオンに見つかることがないように慎重に。
探索に有用そうな残留効果はしっかりと活用していこう
残骸の他にも砲撃を行っていたから大砲や砲弾が残っていそうだな。
砲弾の形状や技術でどのくらいの年代のディヴィジョンかが推し量れるだろうか?
【水中適応】を用い、東京湾の海底へと降り立ったディアボロス達。何にせよまずは、ディヴィジョン境界近くまで到着しなければ始まらない。
「第三次調査……か。神奈川の敵がどのようなものかは、大変気になるな」
出来る限りの情報を持って帰りたいものだと、決意と共に呟く逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)。かつての第二次調査にも参加した彼は、そのルートを思い出しながら、仲間達を先導していく。
まあ、海底にはあまり目印もないが、前と同じなら、危険も特に無い。おおよその方向さえ合っていれば、特に問題はないだろう。
「ただ、今はまだ東京にこれ以上敵勢力を招きたくはないが……」
「そうね、ただでさえ二勢力ある所に、追加はちょっと困るけど。でも、いざって時に敵が解ってた方が、安心よね」
オルカの呟きにネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)も同意すると、【完全視界】で暗所までしっかりと見渡していく。相変わらず、警戒するのが馬鹿らしくなるほどに穏やかな海だ。だからこそ、先の事にまで意識が向かう。
果たして侵入を図っているのは、天正大戦国か、それとも別のディヴィジョンか。藪をつついて蛇を出したくはない、と言うのが2人の共通認識だ。
「俺は、出来ればそろそろケリをつけてしまいたいが……」
一方で百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)の方は、2人とは逆に、むしろ外敵を招き入れたい側だ。第一次・第二次の双方の調査に参加している彼にしてみれば、ディヴィジョン境界に向かうのはこれで三度目だ。
「これ以上手を取られるのは、それなりに負担だからな。……だが、エジプトの情勢を考えれば、今は少し時期が悪いか?」
「しかし、第三次ってーと中々大掛かりってー感じがしてきましたねぇ」
その三度目、と言う事実にしみじみ呟くのは、冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)。この調査には初参加ではあるが、これまでの情報は当然、頭に叩き込んでいる。
「敵の正体は勿論だけど、ジェネラル級一体が常駐して侵攻を抑えられているのも謎よねぇ」
その上で、神奈川方面をマスターテリオンのみで抑えている、と言う現状には、どうにも疑問が抑えられない。ドイツや平安、そしてエジプトは、排斥力低下に伴って外敵の侵入を招いたが、TOKYOの状況はそれよりも遥かに悪く感じられる。
「……ま、そういうのも調査で少しは掴めるといいんだけど」
「そうだな。とりあえずは探索に専念して様子見だ」
ともあれ、全ては調査の結果次第だ。ディアボロス達は平穏な海を、沖へと進んでいく。
「……さて、前回マスターテリオンが現れたのはこの辺りだったか?」
「ええ、多分だけどね」
そうして本当に何事もなく、ディアボロス達は沖へと辿り着いた。第一次調査の参加者である運命とネリリは、記憶を辿りながら周囲を見回す……と言ってもあの時は海上だったし、海底ではやはり目印もない。ここから先は、地道な探索だ。
「持ち帰れそうなもんがあれば、持ち帰りたい所だけど」
「敵の武器や残骸があればいいんだけどな……と」
一旦手分けして探索すべく、周囲に散っていくディアボロス。冷桜はメーラーデーモンのだいふくと共に泳ぎ、オルカはパラドクスで鯱に姿を変えて。他のディアボロス達も、それぞれに散って海底を探索していく。運命が【パラドクス通信】を用意していたので、特に分散する事へのリスクも少ない。
幸い、マスターテリオンはそれなりに広い範囲で戦っていたようで、目的の品が見つかるのにそう時間はかからなかった。各々の発見したそれらをなんとか持ち寄り、再び集合して――。
「まあ一応、船の残骸……かな?」
「天魔武者の甲冑はなかったな……その残骸だけだ」
その遺留品を前に、ディアボロス達は真剣な、そして深刻な表情で、頭を突き合わせる。冷桜が予想していた通り、特に目立ったのは船の残骸だ。逆にオルカの予想した甲冑は、どこにも存在しなかった。
そして、何より。
「……まあ船と言うより、艦艇だな、これは。それにしては小さいが……」
遺留品の時代を鑑定していた運命が、そう言って顔をあげる。彼が口にするように、この残骸は、艦艇の装甲板や砲塔だ。一見する限りはおそらく、世界大戦期の艦船。正確に言えば、それを1m~数m程度に縮小したものだが。
少なくとも、戦国時代の船の残骸ではあり得ない。
「それにクロノ・オブジェクトよね、これ」
そんな装甲板をコツコツと叩きながら、首を傾げるネリリ。長く海に沈んでいただろうに、錆びたり劣化した様子はない。クロノ・オブジェクト――と言っても特別な力はなく、ただの装備品の残骸――である事は間違いない。
これらの情報を、総合すると。
「……『外敵』は、天魔武者じゃない。他のディヴィジョンのクロノヴェーダだ、って事ね」
そう考える以外に、有り得ない。冷桜の口にした結論に、ディアボロスの間に緊張が走る。
既存のディヴィジョンであるならば、時代的に考えて吸血ロマノフ王朝か機械化ドイツ帝国。そうでなければ、全く未知のディヴィジョン。
「これはますます、なんとしても情報を持ち帰らないとな……」
「ああ。そのためにはマスターテリオンを探し出そう」
この先に待っているのは、ディアボロスにとって全く予想のつかない何かである。この残骸は、そう告げている。オルカも運命も改めて意気込み、真剣な表情で頷いて。
「一度境界側に向かってから、海上を戻るのが良いんじゃないかな?」
ネリリの提案した作戦に乗ると、ディアボロス達は境界――海底の抉り取られた場所へと向かって。
そこから、海上へと浮上していく……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV2が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
呉守・晶
さて、神奈川にいる勢力がなんなのか、これで明らかになるかね?
初回はマスターテリオンの存在とパラドクスではない近代的な砲撃してる勢力がいるというのが判明して、二回目は海底の境界に亀裂があってそもそも調査らしい調査も出来なかったしな
【水中適応】を借りて海底を移動するぞ
二回目の調査から奪還した区が増えて、また排斥力は落ちてるだろうし時間も経過してる。どう変化してることやら
遺留物を調査してから海上に出て【飛翔】するぞ
海上から周辺情報、陸地や船なんかの情報を魔導機械スマートフォンで撮影しながら集めてからシースバスターライフルを神奈川方面に撃って神奈川の勢力とマスターテリオン双方への威嚇にして誘き寄せるぜ
ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に
第三次って、随分労力を割いてるんだね。今回で状況が進めばいいけれど
結社エージェントとして、微力ながらお手伝いするね
必要そうな残留効果はだいたい持ち込まれてるかな
この先撤退が必要になるなら【防衛ライン】、用意しとこっと
じゃあ僕は後半の捜索やってみよう
残留効果は全部お借りしちゃうけれど……【水中適応】で海底を移動
【パラドクス通信】で他ディアボロスから遺留物などの情報を集め、
ある程度の当たりを付けながら【飛翔】
量産型“魔槍”のうち小振りの“魔槍”を宙に浮かべ挑発目的で神奈川方面に定期的に射出、
捜索役の味方と連絡を取り合いながら効率的に【偵察】へ従事。マスターテリオンを探すよ
八栄・玄才
余所のディヴィジョンから敵を招くか否か、難しい局面だな
たーいえ、オレは強いヤツと闘えりゃあ文句はねぇ
ただ、やるからには全力で倒しにいくだけさ
さて、遺留物が見つかったらそこから≪飛翔≫
聞くところによるとマスターテリオンは赤い獣だっていうから、海にポツンといたら目立つだろう
≪完全視界≫を使ってる人がいたら効果に便乗して、高空から敵を捜索
できれば先にこちらが相手を補足したいので目視で見つけられればイイが、難しそうならヤルダバオートの譴雷やパラドクスを海に放とう
電気を海に流せば、こっちの戦闘の意思も向こうに伝わるだろ(【電撃使い】)
敵からの奇襲には警戒し、いざという時は静電硬気で身を守れるように注意
「第三次って、随分労力を割いてるんだね。今回で状況が進めばいいけれど」
「そうだな……神奈川にいる勢力がなんなのか、これで明らかになるかね?」
この辺りは初めてのロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)の言葉に、二度の調査に参加した経験を思い出す呉守・晶(TSデーモン・g04119)。
「最初の調査から半年も経ったし、奪還した区が増えて、おそらく排斥力も落ちてる。状況にも変化がある、か」
第一次調査で目撃した、近代的な砲撃。先程海底で発見した、大戦期の艦船の残骸。かつては謎であった情報が、繋がっていくのが感じられる。今回は、過去二度の調査よりも、大きな成果を得られると言う予感がある。
「だが、余所のディヴィジョンから敵を招くか否か、難しい局面だな」
もっとも八栄・玄才(井の中の雷魔・g00563)が言うように、その成果がディアボロスに、そしてTOKYOエゼキエル戦争に何をもたらすかは、まだ分からないが。……と、考えていても仕方ないと、右拳を左の手のひらに打ち付ける。
「たーいえ、オレは強いヤツと闘えりゃあ文句はねぇ。まずはマスターテリオンからだな」
「そうだね、結社エージェントとして、微力ながらお手伝いするよ」
とにかく、全てはマスターテリオンに遭遇してからだ。ロキシアも頷くと、『魔槍』と名付けられた量産型兵器を構えた。そして狙いを定めつつ、仲間達に視線を向ける。
「えーと……こっちはやめといた方が良い、かな?」
「そうだな。ディヴィジョンの端じゃ何が起こるか分からない。一挙両得、ってのは危険過ぎるか」
ロキシアは、そして晶も、神奈川方面に攻撃を行おうとしたが、他のディアボロスとも相談し、思い留まる。今回の目的はあくまで偵察であり、そのためのマスターテリオンの発見だ。全体の総意ならばともかく、個人の意志のみでディヴィジョンの外を不用意に刺激するのは、攻略旅団の方針に反する。
もっとも仮に神奈川側を攻撃しても、何か反応があるかどうかは怪しい所ではあるが。ディヴィジョンの排斥力を越えるのは、これまでの例を見ても容易な事ではない。
「って事でこっちに……いくよーっ!」
ともあれ改めて小型の量産型魔槍を思いきり、海へと投じていくロキシア。……しばらく様子を伺うが、海にぽちゃんと沈むのみで、何の反応もない。
「うーん……気付いてないのかな?」
「どうだろうな……ま、地道に続けていこうぜ」
晶も大剣の鞘でもあるバスターライフルを構え、辺りを射撃していく。何度か撃ち込んだ後、改造スマートフォンで周囲を撮影するが、一面ただの海では大した情報も集まらない。
「やっぱり反応がないな。そっちはどうだ?」
「こっちからも見えんな……」
玄才は【飛翔】の最高高度――2レベルなので100m――へと上昇して周囲を見回すが、やはり簡単には見つからない。【パラドクス通信】で下の2人と連絡し、連携を取りつつ探索を続ける。
「出来れば先に捕捉したいが……隠れる場所もないしな、難しいか。だったら……」
こちらがあちらを見つければ、あちらもこちらを見つけるだろう。そう判断した彼は、パラドクスの力を引き出し、魔力の弾丸を放って海面を叩いていく。
しばしその攻撃を続けながら、海域をいくらか移動していき――。
「っ!? 来たかっ……」
「ディアボロス……懲りずに姿を現したか」
そして、おそらくはパラドクスに反応したか。海面が揺れ動いたかと思うと、海を割るように巨大な魔物が姿を現す。7つの頭を持つ赤き怪物と、その上に乗った女。あるいは、女を上に乗せた赤き怪物か。
ジェネラル級アークデーモン、『黙示録の大悪魔マスターテリオン』。TOKYOエゼキエル戦争の断片の王・大天使ヘルヴィムからこの神奈川方面の外界の守りを任された、強大なる大悪魔だ。
「この海を侵す者は、等しく我が敵だ」
「まあ予想はしてたが、やっぱり只者じゃないな……!」
第一次調査の遭遇ではすぐに撤退したが、こうして対峙してみれば分かる。単身この海を守って来た大悪魔の力は、区の支配者にさえ勝るとも劣らない。以前の殺気とは比べ物にならないと、警戒を強める晶。
「ああ。楽しめそうだぜ」
玄才は上空から降り立ちながら、強敵を前に血を疼かせる。ロキシアも各種の決戦兵器を用意しながら、仲間達に呼びかけて。
「とにかく、こいつを――!」
「死ね、ディアボロス」
そしてマスターテリオンは強烈な殺気を放ちながら、ディアボロスに攻撃を開始する。
強大な大悪魔との戦闘……だが、今回の第一目的は撃破ではない。このマスターテリオンに手傷を負わせる事で、『外敵』の介入を招く事だ。果たして、ディアボロスの前に姿を現すのは何か。
もっとも、大悪魔に敗れてしまえば、皮算用にしかならないが。倒さずに良いとしても、決して油断は出来ない――!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV2が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
ロキシア・グロスビーク
鬼と蛇が一緒に出てきたね
下手に退くところまで頭に置いとくよりは、
一撃与えることに集中しよう。一意専心っ
【飛翔】で飛び回り、隙を探すも後手に回り
くうっ、そ!液体の処理に掛かり切りじゃ一発当てるのも……!
一瞬でも、伝承開放さえできれば……
こうか!“比翼連理”、迎撃態勢!
念動力を用い周囲に展開した四振で塊を切り払うも減じ切れないと判断して
“魔槍”を持ったまま攻撃を受け水中へ落下
づっ……!ゲイ・ボルグはさ!
【水中適応】。水中で構えた“魔槍”の穂に剣呑なオーラを灯し
水場での逸話が多いんだ。きみに痛手を与えるなら、
うってつけってこと!5種、伝承開放!
禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)っ!
必殺の槍撃を放つ!
リオーネ・クア
マスターテリオンは弱らせるに留める
【飛翔】しつつ<双翼魔弾>を撃つ
反撃、もしくは攻撃で向かってくる武器はパラドクスをぶつけて軌道を逸らしたり【飛翔】しながら高速移動で躱すのを試みたい
少しでも数を減らせたらラッキーだ、止められない攻撃は「魔力障壁」を展開して軽減して受ける
[連続魔法]技能を活かしてひたすら攻撃を行うことで敵に思考する暇を与えず、味方の攻撃が成功しやすくなるようにしたい
その分反撃を受けることになるから自分の体力も考えておく
こっちが攻撃の手を止めても敵に攻撃される可能性を考えると、猛攻を仕掛けるのは体力半分程度まで
それを下回ったら手を止め、危険な状態の味方を守るときだけ攻撃行動を行う
八栄・玄才
感じるぜ……、"全力"だッ!
こいつは"全力"でやらねぇといけない相手だ!
拳士としては踏み締める大地がねぇってぇのはやりにくいが、海中戦よりはマシか
時速100キロか、効果が重なればそれ以上の全力《飛翔》で鋭角ターンを決めながら赤き武器軍をブッちぎる
それでもかわしきれない分は【オーラ操作】で静電硬気を展開してダメージを最小限に
ああも顔が沢山あったら死角を突くのは難しそうだ
攻めに転じる時は正面から【突撃】
魔骸連刃で雷の悪魔の鋭爪を生やして攻撃
顔のひとつでも【解体】してやりたいな
(基本的に全力で倒しにかかるが、仲間の多くがマスターテリオン撃破を望まない場合、トドメを踏み止まるくらいの理性は持っている)
「感じるぜ……、“全力”だッ! こいつは“全力”でやらねぇといけない相手だ!」
マスターテリオンから迸る殺気に、好戦的な笑みを浮かべる八栄・玄才(井の中の雷魔・g00563)。ディアボロスは今回、予定通りにマスターテリオンを倒さぬ事を選択した。だがこの相手は、安易な手加減など許してはくれまい。
「細けぇ事調節なんざ、後ですりゃあ良い。まずは全力でぶん殴るっ!」
「何を企んでいるのかは知らんが。死ね」
戦意を滾らせる彼に対し、赤き獣がその口を開く。7つの口から溢れ出すのは、血のように赤い、数多の武器。
剣が、槍が、矛が、斧が――視界を埋め尽くす程の殺意が、ディアボロスへと迫る。
「はっ、やべぇなこいつはっ!」
「避けきれない、か……少しでも数を減らすっ!」
玄才も、リオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)も、それらの武器の雨を高速の【飛翔】で回避しようとする。だが、武器は執拗にこちらを追尾し、同時に進路を塞ぐように取り囲んでいく。
数多の武器の一本一本を、マスターテリオンは完璧に制御し、操っているようだ。ジェネラル級の規格外の力を感じながらも、魔力の弾丸で懸命に迫る武器の数を減らしていくリオーネ。
「ああも顔が沢山あったら、死角を突くのは難しそうだな……!」
「くうっ、そ! 一発当てるどころか、攻撃する余裕もっ!」
飛び回りつつも相手を見据えて隙を伺う玄才だが、なかなか攻めに転じるタイミングがない。それは、別方向から立ち向かうロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)も同じだ。
彼女へと迫るのは、巨大な漆黒の液体。女の杯から溢れ出した泥濘が、ロキシアの小さな身体を呑み込まんとする。
「全く、鬼と蛇が同時に出て来た感じだよっ……“比翼連理”、迎撃態勢っ……!」
一瞬でも隙を見いだせれば、と思う物の、泥濘をかわし、四刀で捌くので精一杯。いや、全力を費やした所で、避けきれない。その身体が蝕まれ、圧倒的な物量に蹂躙されていく。
「っ、だったら、こうかっ……!」
このままではジリ貧だ。そう判断したロキシアは、【飛翔】を切り、自ら海へと落下する。墜落でダメージを受ける事はないが、それでも衝撃が全身に走って。
「ゲイ・ボルグはさ! 水場での逸話が多いんだ。きみに痛手を与えるなら、うってつけってこと!
そして泥濘はもちろん、構わずこちらを追いかけて来る。だが、それでも僅かに稼げた時間で、魔槍の機能を解放する。その穂先に宿る、赤く禍々しきオーラ。
「5種、伝承開放! 禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)――っ!」
「っ……ぐ、ぅっっ!?」
海を裂くように放たれた必殺の投擲が、泥濘を貫き、下からマスターテリオンに突き刺さった。機槍は伝承の権能を模し、赤き獣を内部から破壊する。女の口から呻きが漏れ、その身体が硬直して。
「そこっ……!!」
「ぬ、ぅっ、ディアボロスめ……」
ダメージによってか、武器の追尾も僅かに鈍る。その隙を逃さず、マスターテリオンに魔弾を解き放つリオーネ。悪魔の赤き翼をはためかせながら、アークデーモンの力を可能な限り引き出し、パラドクスとして撃ち出していく。
当然、一度は動きを鈍らせた武器達が、すぐに殺到して来て。身の内の魔力でなんとかそれに耐え、攻撃を続行する。
「ぐ、ぅ……さあ、今だっ!」
「おうっ、いくぜ!」
そうして放つ魔弾は、だが牽制と割り切って。マスターテリオンをその場に釘付けにしつつ、声を張り上げる。その呼びかけに応え、いや、それより早く、玄才は真正面から間合いを詰めた。
「――邪魔だっ!!」
当然その行く手を無数の武器が阻むが、回避などしている暇はない。強行突破で真っ直ぐに、己の肉体と体内に流れる電流だけで受けきっていく。
当然それだけで防ぎきれはせず、血が溢れ出す。だが動きを止める事はなく。
「喰らえっ!!」
「……ガアアッ!!」
腕から生やした魔骸の刃を、七頭の一つに叩きつける。電撃を纏った一撃を喰らい、獣の口が苦悶の叫びを迸らせた。
だが、獣はすぐにその口を開き、再び赤い武器を吐き出そうとしてくる。
「そう簡単に解体出来ねぇか、なら……」
「っ、待って!」
そんな相手と殴り合いの覚悟を決める玄才――だがそれを、海から上がったロキシアが制止した。玄才もまたその声に、すぐに『異変』に気づいて後退する。
「こいつは……?」
「この霧は……知ってる。別のディヴィジョンに繋がる霧だ!」
怪訝そうに周囲を見渡す玄才に、ロキシアは緊迫した表情で応える。そう、戦場を包み込むように立ち込めるのは、濃霧。ロキシアは、そしてリオーネは、この霧を知っている。
平安の戦争、その追討戦。あの戦場で、見たことがある。
「おのれ……まだ懲りずにこの海を侵そうとするか……!」
「来るのか……!?」
マスターテリオンが怒りを周囲に放つのを感じながら、リオーネもすぐさま様子を伺う。だが、この場にいる者達以外の気配は、今の所感じられない。
だが、霧がこのタイミングで生じた事は、偶然ではあるまい。
「どこかで、様子を見ているのか。この戦場を……!」
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【浮遊】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!
一里塚・燐寧
テリオンちゃんは今後も神奈川相手の肉壁にし続けたいねぇ
ただまぁ、ここまで来たら謎の敵の正体にちょっと迫りたくもあって……
よっし、死なせない程度にほどよく殴ろっと!
≪DCブラスター≫を担いで出動
【飛翔】で海面スレスレの低空を飛びながら敵を射程に捉えるよぉ
高速詠唱でチャージ時間を最小限にした上で
『闇雷収束咆・猛爆砕』を、仲間の攻撃後の隙をカバーして畳みかける形で発射!
これがあたしの全力全開、ってねぇ。殺す気ないけど本気だよぉ!
『赤き穢れ』は、砲撃による爆風で出来るだけ遠く神奈川側に吹き飛ばし
【飛翔】で後退なり【水中適応】で海中に逃げるなり、使える手は全部使ってダメージを軽減するよぉ
今回は安全第一っ
逆叉・オルカ
マスターテリオン、流石の迫力だ。闘えるのは嬉しいところだ、が……ここでは倒さない
あくまで目的は、神奈川勢の視察なのだから
飛翔と完全視界を併用
溟海残響による音響弾で攻撃を行う
(一時とは言え)大悪魔と戦えるとはな
全力でいかせてもらおう!
敵の動きや弱点を看破できないか試みる
防御ガジェットで水の盾を作り穢れからのダメージを少しでも緩和
守護者の強さは千葉側の調査で思い知った
軽んじはしない、まずは一撃いれてやろう
神奈川勢の出現を感知しだい、攻撃を停止
情報収集後、撤退
神奈川勢…大正時代か?
過去の調査ではクロノオブジェクトを得た一般人かと思ったが、今回はどうだろう
船にクロノヴェーダがいないか確認したいところだ
呉守・晶
黙示録の大悪魔とは皮肉な名だな
なにせ、お前が斃されたらTOKYOエゼキエル戦争に他ディヴィジョンの侵攻っていう黙示録が訪れるんだからな!
まぁまだ暫く此処で番人してもらうが
神奈川の敵の偵察が最優先だが、こいつの情報も得ておきたいな
上と下、どっちが本体だ?
【飛翔】と【完全視界】使って、アークイーターを黄金処刑剣に変異させ斬りかかるぜ、呪いに反応するのは反応どっちだ?
反撃には腕や脚を盾にして喰わせてやるよ
神奈川の奴らが来てもギリギリまでポケットの魔導機械スマートフォンで撮影しつつ殿になるぜ
神奈川から来るのは帝国海軍かアメリカ軍か、どっちだ?
スマホは撤退する味方に投げ渡すか、俺と新宿島に流れ着くかだな
ネリリ・ラヴラン
マスターテリオンさんと戦うのが目的でもないのだし
あっちの敵さんに気づいて貰えないといけないんだよね?
なら、わたしは戦いが始まった時点で
【飛翔】を使って急上昇かつ境界側に位置を取って
PDの魔法陣を【高速詠唱】で展開するね
大音量の歌を海上に響かせると共に
魔法陣を遠くから見た時に目印にできればと思うよ
勿論、敵視するのはマスターテリオンさんね
避けようのない音の攻撃で圧迫して皆を援護するわ
境界側に姿を発見できたら【完全視界】の力も借りて確認
可能だったら撮影とかもしておきたいけど
戦闘中だから状況によりけりかな
逃げる時は海に飛び込んで【水中適応】と【水中戦】を駆使して泳ぎ去りたいかな
アドリブ・連携は歓迎だよ
「状況が変わった。ディアボロス、疾く、死ぬがいい」
戦場を満たす濃霧。幸いにしてディアボロスは【完全視界】を発動しているため、戦いの問題とはならない。
だがマスターテリオンから生み出される殺気は、さらに強く膨れ上がった。赤き獣から鮮血のような『穢れ』が滴り落ち、海を汚染していく。
「流石の迫力だな。これほどの大悪魔と闘えるのは嬉しいところだ、が……」
「テリオンちゃんは今後も、神奈川相手の肉壁にし続けたいねぇ」
逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)や一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は、そんな相手の様子を慎重に伺う。仮にここで全力で立ち向かっても、マスターテリオンを倒す事は出来ないだろう。
だが他ディヴィジョンからの介入を防ぎ続けたいなら、可能な限り余計なダメージは負わせたくはない。ならばここから先は、より慎重な戦いが求められる――この、強大なジェネラル級を相手に、だ。
「ただまぁ、ここまで来たら謎の敵の正体にちょっと迫りたいからねぇ」
「ああ。全力でいかせてもらう……!」
そんな困難さを恐れる事なく、オルカはパラドクスによってガジェットを具現化する。展開されるのは大型の音響兵器、指向性を持った波紋の如き音波が、マスターテリオンへと突き進み。
「ふ、んっ……貴様らの意図など関係ない。ただ、死ね」
「っ!」
それを迎え撃つように、穢れた海が赤い竜の形を取った。音波の壁を無理やり突き進み、こちらを噛み砕かんばかりに迫り来る。咄嗟にガジェットで防御してダメージを軽減するも、触れられた部分から肉体が蝕まれて。
「ぐ、ぅ……っ、千葉側でも思い知ったが、やはり守護者は強いな……!」
あちらにもダメージは与えられはしたが、弱点を探るどころの話ではない。そもそも、弱点があるのかどうか。それでも多少は動きが鈍ったと見るや、海面すれすれの低空から迫る燐寧。
「これがあたしの全力全開、ってねぇ。殺す気ないけど本気だよぉ!」
「ぐ、むっ……」
自身の――死体の身体に怨念を集め、そのエネルギーを凝縮して、構えた巨砲に装填する。強大なる相手へも怯まず、砲塔から放つのは巨大な火球。巨大な爆発が赤き獣の体表で生じて。
「退け。そして死ね」
「わわわっ!?」
そして反撃として繰り出される穢れの獣が、燐寧へと殺到する。爆風で神奈川側に吹き飛ばす……などと言う余裕は一切ない。全力で【飛翔】してさらに水中に逃れるが、当然のように水中にも追いかけて来る。せめて致命傷を避けながら、可能な限り後退して。
「今回は安全第一っ」
「黙示録の大悪魔とは、皮肉な名だな」
代わって間合いを詰めるのは、呉守・晶(TSデーモン・g04119)。魔晶の剣を携えて、マスターテリオンに空中から斬りかかった。剣の封印を解除して、黄金の輝きを迸らせる。
「なにせお前が斃されたら、TOKYOエゼキエル戦争に、他ディヴィジョンの侵攻っていう黙示録が訪れるんだからな!」
「私が倒れる事はない。死ぬのはお前だ」
輝きがもたらす呪いの光は、だが大悪魔相手に容易に通じるものでもない。反撃として海から舞い上がる、穢れた竜の頭。牙を剥くそれが、晶へと迫り。
「良いぜ、くれてやるよっ!」
「ガァッ……!?」
その頭へと躊躇う事なく、左腕を差し出す晶。噛み砕かれながらも赤き獣を相手に剣を振り下ろし、鼻っ面の一つに叩きつける。衝撃を受けた赤き獣は後退し、晶の腕を吐き出して。
「あっちの敵さん、そろそろ来てくれると良いけれどっ……」
それを上空から見下ろすのは、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)。パラドクスで空に魔法陣を描き、アイドルらしく派手に目立ってアピールする。
だが、敵が出てくる気配はない。気づいているとしても、マスターテリオンが弱るまでは出て来ないだろう。
「どこかで聞いてるのなら……しっかり聞いててよね、わたしの歌っ! ~~~~♪」
「耳障りな歌だ。消えろ!」
そうして響かせる、テクノポップの歌声。それに乗せて放たれるパラドクスが、マスターテリオンへと降り注ぐ。阻む者の心を圧迫する、希望と未来の歌声。獣の上の女はそれを見上げると、穢れの竜をけしかけて来る。
「っ、んっ……わたしの歌は止まらないよっ!」
その竜に喰らわれ、心身を蝕まれ苦悶しながらも、ステージを止めるものかと歌い続けるネリリ。ならばとマスターテリオンは、さらなる穢れを広げようとして。
「……ぐぅっ!!」
――その身体へと降り注ぐ砲撃が、爆発を起こした。竜の口が開くと、その間に逃れつつ周囲を見回すネリリ。
「今のは誰が……!?」
「あたしじゃないよぉっ」
先程パラドクスで爆発を起こした燐寧が、海から顔を出し、首を横に振る。すぐさま、周囲に視線を向けるディアボロス。
そして。
「おのれ……現れたか……!」
マスターテリオンが憎悪の声を零すと共に、『それ』は姿を現した。
ディアボロスが見たことのない姿をした、クロノヴェーダの群れ。
おそらくはトループス級だろう。艦船から上半身を生やしたような、異形の姿。
「甲冑着てないし、天魔武者……じゃないよね?」
「ゾルダート……でもない。あれは改造された訳ではなく、元から『ああいう生物』のような……」
それを観察し、各々の分析を呟くネリリやオルカ。トループス級はマスターテリオンのみを狙っており、マスターテリオンの方もあちらの迎撃を優先しているようだ。その間に敵の姿を撮影し、記録を残していく。
「あの艦船は……帝国海軍、か? いや、一種類だけ見て結論を出すのは早計か……」
晶は『艦船』の部分をより念入りに確認し、その雰囲気を感じ取る。とはいえもちろん、たまたまこのトループス級がそうであるのか、あちらの同種族が皆そうであるのかは、全く別の話。そしてそれは現時点では、探りようもない。
「もっと近づければ……」
「今回の作戦目的は完了っ。撤退だよぉ!」
粘って近づこうとする晶だが、それを制止しつつ撤退を促す燐寧。
今回の目的はあくまで、『外敵が天正大戦国か調査する』と言うものだ。それ以上の調査は作戦目的ではない。
そして、出すべき結論はすでに出ている。あれは、天正大戦国のクロノヴェーダでは、ない。
「とにかく、この情報を新宿島に持ち帰るよぉ!」
「海に逃げましょうっ。飛んで逃げるよりは見つかりにくい筈!」
それに、敵の矛先がいつディアボロスにも向くか分からない。燐寧やネリリの提案に従い、【水中適応】で海へと潜っていくディアボロス。
追撃は無く、無事に戦場の離脱に成功した。マスターテリオンへのダメージは、最小限に抑えている。未来に渡っては分からないが、すくなくとも現時点では、あの大悪魔が敗れる事はないだろう。
――そうしてディアボロス達は、新たなクロノヴェーダの情報を手に、新宿島へと帰還した。
この情報が何を意味するのか。何をもたらすのか。どう活かすのか。それらは全て、今後のディアボロス次第である――。
苦戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴